1: ◆2lMgyKZsp2 2011/03/29(火) 17:11:01.83 ID:lIIuvXKeo
試験官「それではあなた方の名前を教えて下さい」

イカ娘「海からの使者、イカ娘でゲソ!」

インデックス「私の名前はインデックスっていうんだよ」

キュアマリン「海風に揺れる一輪の花、キュアマリン!」

試験官「ありがとうございます」

試験官「皆さんがここに集められた理由はお分かりですね?」

イカ娘「ここを人類侵略の拠点にするためにでゲソ!」

インデックス「お腹いっぱいご飯を食べさせてくれるために決まってるんだよ!」

キュアマリン「最先端をいくファッションの発表会があるんでしょ?」

試験官「残念ながら違います、あなた方三人から一番を決めてもらいます」

イカ・イン・マリン「え?」

引用元: 試験官「あなた方三人から一番を決めてもらいます」イカ・イン・マリン「え?」 




侵略!イカ娘 22 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店 (2016-05-06)
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:11:45.58 ID:lIIuvXKeo
試験官「三人とも面識は?」

マリン「ないっしゅ」

インデックス「ないんだよ」

イカ娘「こんな奴ら知らないでゲソ」

試験官「結構です、ではこちらからそれぞれの紹介を簡単に行います、まずイカ娘さんから」

試験官「海を汚す人類を侵略するために深海からやってきた海からの使者」

イカ娘「うむ」

試験官「頭の10本の触手はスピード、パワー、リーチを兼ね備えた武器であり、どんな獲物も逃すことはない」

試験官「また、説明書なしで今まで触ったことのない携帯電話やデジカメなどを使いこなすなど適応力は高い」

試験官「高校の数学問題を説明されただけで簡単に解いたり、英語を短時間教えただけで話せるようになるなど学習能力はかなりのものだと思われる」

マリン「へ~、無茶苦茶凄いじゃん!」

              ´/       \\
               // -―……─-ミ, \
           / //           \ \
             く_/   / ∧   ∧\   \__>
           /イ  /V⌒\/⌒Vヘ  /⌒
            |\∧x.=ミ   ==ミ∧/| っ    えへへ
            | (f爪///   /// 爪八 っ、  そ、そんなことないでゲソよ
              j ∧ \ マ::::::フ / ∧ 、
              / / ム-、 )><( __ム{ {
             / 人 >‐、_){{  }}(_, ‐く八 ヽ
         / / /∨  /  \_/ ∧  ∨\ \
          / / / /  /|        ∧  \ ,  \
 ______{_{_{   /八ノ⌒)_(⌒ヽ\   }ヽ_}____
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー 'ー一'´ ̄ ̄`ー‐一'^ー'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:12:56.08 ID:lIIuvXKeo
試験官「子供からはかなり慕われていて、彼女の回りは侵略者に対する彼女にも好意的な人間ばかりである」

試験官「現在は海の家「れもん」でアルバイト中、エビが大好物で、置いてあるエビに手をだし罠にかかることも」

マリン「侵略者なのになんでアルバイトしてんの?」

インデックス「拾い食いするなんて食い意地張りすぎなんだよ」

イカ娘「う、うるさいでゲソ!」

試験官「次、キュアマリンさん」


                   rf⌒ ⌒1┐
                  l⌒\  /⌒l
                 /レ'⌒ Y ⌒ヽJ\
                /            ヽ
                ,  /    ハ   ヽ   !
          r n   |! l   l_」 | | 」_ | l |
          | l |  ./ }」 | |ゞ'´トト| |ノノ``| l |
      r 、  | l | / /// ,レ=、   ィ=、| l |   はいはーい!
       \ヽJ l し' // |  Yl|ヒノ|    |ヒノlY | |
        l     |/ |   |弋ツ_'_弋ツl | |
        r|    ⌒二つ |ゝ  ∨  ノ  イ :! |
      rく人__  イ_,./  | `>―‐<  !  ! ヽ
      レヘ _/// /  人_人三人_ |  |⌒ヽヽ
    ./   / (^V |  | //_」⌒V⌒L. |  |   |_ \


試験官「伝説の戦士プリキュアの一人で本名は来海えりか、彼女が変身した海の戦士」

イカ娘「海の戦士!?お主も仲間だったのでゲソね!」ガタ

マリン「いや違うと思うけど」

イカ娘「じゃあこの大量のわかめはなんでゲソ?」

マリン「これは髪の毛だよ!」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:13:52.30 ID:lIIuvXKeo
試験官「中学二年生、ファッション部の部長で裁縫が得意、服を一からデザインし作るなど手先はかなり器用」

試験官「誰に対してもフレンドリーで心の垣根を作らない、が思ったことを口に出すタイプなので意図せず傷つけてしまうことも」

試験官「夏休みは完全にだらけ、朝食がアイスクリームだったり宿題をしていないとの理由で学校を壊すよう敵にお願いしたことがある」

試験官「私用で変身したり、戦闘中蟹股で寝るなどプリキュアとは思えないことばかりする」

マリン「ぐぬぬ」

インデックス「プゲラ」

イカ娘「ぷ、とんだオマヌケ野郎でゲソ」

試験官「だが運動神経は良いほうで、勉強が出来ないというわけではなく、数学の公式を教えることもあった」

試験官「リーダーシップもあり、部員を引っ張り文化祭をおおいに成功させた」

試験官「相手を思いやり、共感して悲しみを分かち合うなど涙もろい一面もある」

試験官「もう一人の自分との闘いでは、コンプレックスの自分を否定するのではなく、それも自分だと受け入れるなど成長した姿が見られた」

試験官「戦闘面でも攻撃を避ける場面が多く、技も豊富、空中からのとび蹴りは音速を超え衝撃波が発生したほどである」

試験官「シリアスな場面でもキャラがぶれない、最終戦でもそれがみんなを励ます形になり、その行動が世界を救う鍵となった」

インデックス「キャラのわりにはすごい人生を送っているんだよ」

マリン「世界を救ってしまった」

マリン「にへへ」

イカ娘(うぬぬ…こんな奴が地上にいたなんて…ん?)

イカ娘(こいつを下僕にすれば侵略の範囲が一気に拡がるんじゃなイカ、我ながらナイスアイディアでゲソ!)

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:14:45.31 ID:lIIuvXKeo
試験官「最後、インデックスさん」


             / |  _______  |   \
          | /:`7 /-lハ: :∧: : |\トヽ: `\   |
          |,厶: :Ⅳx=ミ∨ \|x≠く|∧: :_>  |
          | {:人{ f'人ヽ    f'人ヽ }八:}:  八   うんうん!
          人  |: }弋Yソ     弋Yソ |: : |    ヽ、 やっと私の番がきたんだよ!
            {  /|:(//)  、__, _,  (//) : |\    \
          / こ}ヽ|:人   {   }   /_ス⌒\    |
       /{  ⌒し'|: : |>   、 _ノ  イ:/ ヽ丶 人    |
      ./ >、_フ :|: : | {{下-孑 }}/ 人_ イ|  \.  〉


試験官「イギリス清教のシスターであり魔術師で、一度見聞きしたものは忘れない完全記憶能力の持ち主」

試験官「その脳には常人が見れば発狂する10万3000冊の魔道書が記憶されている」

インデックス「うんうん!」

試験官「以上です」

インデックス「へ?」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:15:11.54 ID:lIIuvXKeo
試験官「それじゃあ試験の説明を」

インデックス「ちょっと待ってほしいんだよ!どうして私だけ説明が短いの!?」

試験官「最初に言いましたよ、簡単に、と」

インデックス「いくらなんでも簡単すぎるんだよ!性格についてとか色々話して欲しいんだよ!」

試験官「常に腹ペコ」

試験官「それじゃあ試験の説明をします」

インデックス「ぐぬぬ」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:15:54.87 ID:lIIuvXKeo
試験官「最初に言った通り、あなた方三人から一番を決めてもらいます」

インデックス「もう一番にはなれない気がするんだよ」

イカ娘「なんで一番を選ぶでゲソ?」

マリン「ていうかなんであたし達なの?」

試験官「あなた方三人の力が大きすぎて、世界が破滅へと向かっているからです」

イカ・イン・マリン「なんと!」

試験官「誰が一番なのかを決め、パワーバランスを保たなければなりません」

試験官「どちらかが影を潜め、どちらかが残らなければ世界は終わりです」

インデックス「メインヒロインがいなくなったらみんな困るんだよ!」

イカ娘「侵略完了していないでゲソ!」

マリン「みんなの心の花を枯らすことなんて絶対に許さない!」

試験官「あなた方の強い意志が見えて大変うれしいです」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:16:49.41 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「で、何をやればいいのでゲソ?」

試験官「あなた方の行動が点数となります」

試験官「今から私達が色々な場面を用意します」

試験官「そこであなた方がどう行動するかによって点数がつけられます」

試験官「行動による間違いなどはありません」

試験官「あなた方の率直な行動でかまいません、あまり深く考えず行動してください」

インデックス「わかったんだよ」

試験官「ではこちらの装置の中へ、あなた方三人を同じ場所に転送します」

マリン「テンション上がってきた!」

インデックス「なんだか楽しそうかも!」

イカ娘「この機械欲しいでゲソ!」

試験官「ではお気をつけて」

ピシュン

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:17:28.37 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「ここどこでゲソ?」

えりか「さあ?」

インデックス「あれ?色が変わってるんだよ?」

えりか「あ、本当だ、変身解けてるよ、まぁいいか」

イカ娘「元の姿の名前はたしかえりイカだったでゲソね」

えりか「えりかだよ!え・り・か!」

三人「レイク!」

インデックス「とりあえず人を探すんだよ」

えりか「お、第1村人はっけーん!とつげーき!」

インデックス「あの人車の影でなにかやってるんだよ」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:18:09.08 ID:lIIuvXKeo
カイジ「へへへ…」シャキーン

グサ プシュー

イカ娘「お主、こんな所でなにやってるでゲソ?」

カイジ「おおわ!?なんだよおまえら!?」

インデックス「この人ナイフ持ってるんだよ」

えりか「パンク…あーあー、お兄さん、これはちょっと良くないんじゃないかな?」

カイジ「くっ…、なんだよ、通報するのか!」

イカ娘「えりか、こやつは一体なにをしていたのでゲソ?」

えりか「車のタイヤをパンクさせてたんだよ、ぶっちゃけ犯罪だねこりゃ」

イカ娘「犯罪…お主、今やったことをどうやるか教えてくれなイカ?」

カイジ「えっ?いや…何って、普通にナイフで刺して…」

イカ娘「ふむ、こうでゲソか?」

グサ プシュー

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:18:39.82 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「ほおおおおお…!なんだかすごく悪いことをしている気がするでゲソ!」

えりか「ウズウズ…あたしにもちょっとだけやらせて!」

グサ プシュー

えりか「ふぉぉぉぉ…!クセになるね!」

インデックス「私もちょっとやってみたいんだよ!」

グサ プシュー

インデックス「初めてなんだよこの経験は!」

ワイワイキャッキャ

カイジ「狂ってるっ……きさまらっ…それでも………人間かっ……!?」

カイジ「ていうか早く逃げなきゃ」

ピューン

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:19:06.10 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「ガラスを割るでゲソ!」

インデックス「ボディを凹ませるんだよ!」

えりか「ボンネットを引き剥がすっしゅ!」

ドカバキズンドコズンダカ


遠藤「Oh My Car」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:19:56.36 ID:lIIuvXKeo
遠藤「あのな、どこの世界に変な帽子被った少女が恍惚とした表情で窓ガラス割ったり」

遠藤「シスターの恰好した女の子が笑顔で車のボディにショルダータックルしたり」

遠藤「女子中学生がすっげーやる気まんまんの顔で車体からボンネット切り離したり」

遠藤「なぁ?」

イカ娘「ごめんなさいでゲソ」

インデックス「出来心なんだよ」

えりか「すいませんでした」

遠藤「弁償しろ、俺の心の花枯れそうだ」

イカ娘「またバイトが増えるでゲソ」

遠藤「バイトじゃねえ、ギャンブルだギャンブル」

遠藤「この船に乗れ、そんで俺に金払え畜生、借金の保証人のとこ行く予定だったけどそんなもん忘れた」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:20:29.01 ID:lIIuvXKeo
希望の船 エスポワール

イカ娘「おっさんばかりでゲソ」

えりか「すっごいマイナスオーラだねここ」

インデックス「タバコくさいんだよ…」

黒服「とりあえず皆様には軍資金として下限100万、上限1000万円借りていただきます」

黒服「金利は10分1、5%、1000万借りたらクルーズが終わるころには1400万円で返さなければなりません」

乗船者「ふざけんなー!そんな暴利あるかー!」

乗船者「俺達からまだ毟り取ろうってか!」

黒服「いやなら船を降りても構いません、まぁ降りて借金を返せるというのなら」

乗船者「ぐぬぬ」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:21:13.17 ID:lIIuvXKeo
乗船者「…くそ、じゃあ100万…」

黒服「次、イカ娘さん」

イカ娘「1000万でゲソ!」

乗船者「!!」

インデックス「私も1000万なんだよ」

えりか「あたしも1000万」

乗船者「こいつら…正気か…!?」



イカ娘「やったでゲソ!ただでこんなに沢山お金を貰えたでゲソ!」キラキラ

イカ娘「このお金で弁償して余ったお金で兵器と兵士とエビを買うでゲソ!」

インデックス「これでお腹一杯おいしいものが食べられるんだよ!」キラキラ

えりか「いやこれ貰ったんじゃなくて借りたお金なんだけど」

イカ・イン「え?」

えりか「だめだこりゃ」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:22:18.50 ID:lIIuvXKeo
-ルール説明終了-

えりか「つまり、この12枚のカードを使ってジャンケンしろってことなんだよね」

インデックス「大体分かったんだよ」

イカ娘「ところでなんでお主は1000万借りたのでゲソ?」

えりか「いやー、あたしの尊敬する人がさ、『大きく使わないと大きく稼げない』って言うもんだからノリで、にへへ」

インデックス「よかった、同じ馬鹿なんだよ!」

えりか「どういう意味!?」

             _
         -─ヽ ` v '⌒ ゝ
         /          \
        /        ∧.    ヽ
      i    , ,イ/  ヽト、!  N
       │r‐、 ノレ'-ニ」  Lニ-'W
       |.| r、|| ===。=   =。==:!
       │!.ゝ||. `ー- 1  lー-‐' |   こんにちは、お嬢ちゃん達
     /|. `ー|! r   L__亅 ヽ|
   /  |  /:l ヾ三三三三ゝ|
 ‐''7    | ./  `‐、, , , ,ー, , ,/ヽ_
  7   ./K.     ` ー-‐ 1   ヽ-
 /   / | \       /|ヽ   ヽ

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:23:05.27 ID:lIIuvXKeo
えりか「誰?」

インデックス「知らないんだよ」

船井「なあ嬢ちゃん達、俺と手ぇ組まへんか?」

イカ娘「なんで私たちと手を組むでゲソ?」

船井「さっきの軍資金調達のとき、嬢ちゃん達だけ抜きん出てたで、ほかの連中と違う」

船井「嬢ちゃん達にはなにか光るもんがあったやんや!」

インデックス「ちょっと照れるかも」

船井「実はな、この限定ジャンケン、必勝法があるんよ」

             -――‐
    人    .  ´: : ; : : : : : : : :
  Σ   /. : : :/〈: : : : : ハ: :
      /: : : :/  |: : : :_:/ |: : ←えりか
    〃.:.|: : /    |: : :/` |: : 
   /: : ∧:」_     ノ/    lノ
   ,' | :/ ∧|    ´    ●     マジで!?
   | :N
   | : :} ●

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:23:52.84 ID:lIIuvXKeo
船井「ルールは聞いたやろ?胸につけている星を三つ以上集めカードを使い切る」

船井「三つ!三つちゅうとこがミソや!最初俺らに渡された星は三つ、現状維持でええんや」

船井「運になんか任せなくていい、あいこでええんや!仲間内であいこを使い切ればいい、それで終わり、勝ち抜けや!」

イカ娘「そこに気づくとは…やはり天才でゲソか」

えりか「じゃああたしとイカ娘でやるからおじさんとインド人のペアね」

インデックス「インデックスなんだよ!」

船井「俺は船井や、よろしく…ククク…」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:24:55.95 ID:lIIuvXKeo
船井「それじゃあ嬢ちゃん、よろしくな」

インデックス「よろしくなんだよ」

イカ娘「じゃあ私達は見学させてもらうでゲソ」

船井「え、な、なんで?嬢ちゃん二人も同時進行でやればいいやん!?」

えりか「一応どんな風にやるか確認したいしさ」

船井(ぐぬぬ…!…まぁいい、いかにも馬鹿みたいな顔しとるからなコイツら)

船井(奪うだけ奪ってごっそさんするだけや!)

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:25:47.63 ID:lIIuvXKeo
船井「じゃあいくで嬢ちゃん、グー、チョキ、パーの順番や、間違えんで欲しいで」

インデックス「わかったんだよ!」

船井「チェック!」

インデックス「セット」

船井「オープン!」

船井のカードはグー!それに対しインデックスは…

船井「ああ!?」

ざわ…

インデックス「ご、ごめんなさいなんだよ!間違えたかも!」

インデックスはパー!グーを[ピーーー]、パー!

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:26:25.98 ID:lIIuvXKeo
船井「ぐ…お前…!」

インデックス「わ、わざとじゃないんだよ!?ゆ、許して欲しいんだよ…」

イカ娘「インドネシア!何やってるでゲソか!」

えりか「あーもう!船井さん困ってるじゃん!」

船井(くそ…はめられた…!?いや…待て…)

船井(きっと本当にミスったんや…!そう…きっとそうや…!)

船井(いかにも馬鹿って顔しとるからな…次は絶対ミスらんやろ…)

船井(この礼は倍にして返してもらうからな…シスターはん…!!)

船井「ま、まぁ、これぐらい大丈夫や、心配せんでええって」

船井「次で合わせればいいんやから、俺がパーを出して嬢ちゃんがグーを出せば星はあいこになる、な?」

インデックス「ごめんなさい…次は絶対間違えないんだよ!」

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:27:41.61 ID:lIIuvXKeo
船井「チェック!」

インデックス「セット」

船井「オープン!」

船井のカードはパー!そしてインデックスは…

船井「なぁ!!?」

ざわ…ざわ…

インデックス「あ」

インデックスはチョキ!パーを刈るチョキ!!

船井「こんのクソガキ!最初っから騙す気満々だったんやな!!えぇ!?」

インデックス「違うんだよ!本当の本当に間違えたんだよ!」

船井「くそ!」

えりか「まぁまぁ船井さん、落ち着きなって」

船井「落ち着いていられるか!」

えりか「じゃああたしとやろうよ!インデックスよりは信用できると思うよ!」

えりか「一回の勝負でインデックスとあたしの星2つずつあげるから、それで許して、ね?」

イカ娘「まったく、お主のせいでめんどくさくなったじゃなイカ!」

インデックス「…ごめんなさい…」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:28:17.77 ID:lIIuvXKeo
船井「…くそ…!じゃあ俺はチョキを出すからお前は絶対パーやぞ!いいな!?」

えりか「おっけー!」

船井「チェック!お前本当にパー出せよほんま!」

えりか「大丈夫大丈夫!セットっしゅ!」

船井「オープン!」

えりか「あ、これグーだった」

船井「がああああああああっ!?」ぐにゃ~

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:29:12.84 ID:lIIuvXKeo
船井「お前ら、グルになって俺を騙したんやな!?くそ、返せ!俺の星返せ!!」

えりか「騙す気なんか本当になかったんだって!」

イカ娘「まぁ何度見ても経験しても失敗する人間のことを馬鹿って言うでゲソからね、ぷぷぷ」

えりか「イカのくせにうるさいよ!」

イカ娘「ムキー!」

船井「おいこら馬鹿シスター!元はと言えばお前のせいなんや!」

インデックス「悪気はなかったんだよ!」

船井「くそぉ!返せ!俺の星ぃ!」

バシ

船井「ぐぅぅ!?」

黒服「戦場で後ろから撃たれたと騒ぎ立てる兵士がどこにいる!?」

黒服「戦場では不意打ちが日常、お前は今後ろから刺されただけだ!」

船井「そんなぁ…ぐぅ~~~……!」

船井、別室行き!

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:29:52.91 ID:lIIuvXKeo
えりか「なんか悪いことしちゃったね」

イカ娘「まぁしょうがないでゲソ、これが自然の摂理なんでゲソよきっと」

インデックス「だけどこの余ったカードはどうするの?」

イカ娘「食べればいいんじゃなイカ、お主が」

インデックス「私はそんなに飢えていないんだよ!」

えりか「さっきトイレに流そうとして捕まった人がいるからそういうのはダメなんじゃない?」

イカ娘「んー…、そうでゲソ!二人とも私にカードを全部預けてくれなイカ?」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:30:35.91 ID:lIIuvXKeo
30分後

イカ娘「ただいまでゲソー!」

えりか「ぶふっ!?」

インデックス「すごい星の数なんだよ!」

イカ娘のプレートには、星、星、星…!多すぎて収まりきれていない…!

イカ娘「千鶴に比べれば全然楽勝でゲソ!」

イカ娘「…でもまだ遊び足りないでゲソ…カードも全部使い切ってしまったし…」

イカ娘「…お主達、お金も全額私に預けて欲しいでゲソ」

インデックス「なにするの?」

イカ娘「このお金でカードを買い占めるでゲソ!」

えりか「いいのかなそんなことしちゃって」

イカ娘「イカの常識と人間の常識を一緒にしないで欲しいでゲソ」

イカ娘「あ、このプレート預かってもらえなイカ?お主の星の少ないプレートを貸して欲しいでゲソ」

えりか「はいどーぞ」

イカ娘「じゃあ行ってくるでゲソ!」

インデックス「すっごく楽しそうなんだよ」

えりか「若いねー」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:31:08.93 ID:lIIuvXKeo
カードを買い占め勝負するイカ娘

                 _,. -- 、_
             ,. ´/ ____ \` 、
            / /, . : ´: : : : ` : .、\ \
          /  // : : : : : : : : : : : : \ヽ \
           \ /: : : ;ハ‐人 :__: 人‐ハ: : :\/
            /: : : : /         ‘,: : :ヽ    どうしたでゲソ
              ⌒iヽ/ | ,x:=ミ    ,x=ミ、∧;/个    早くカードをセットしなイカ
                |:{ |: |.:.:.:.  __  .:.:.:.|: | }:|
           /: `|: |   {    }   |: |'|: :|
          /: :/|:|: |\ 丶  ノ /:|: |:|: :|
         /: :/ |:|: |: }: >┬┬<: i: :|: |:{ : :,

バランス(4枚チョキだけは絶対にない…!勝つ…!今度こそ…!)

この男の思考

ギャンブルでは こういう考えが一番危ない

まさに地獄に直結する道

チョキ チョキ チョキと来たから

もうチョキがない などという読みは

まさに泥沼

ましてや相手が

イカとなると…!

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:31:53.26 ID:lIIuvXKeo
ゲーム終了

カードを買い占め、そのカードでまた勝負に出たイカ娘…

その胸のプレートには多くの星が輝いていた!

イカ娘「こんなに沢山貼れないでゲソ、お主達にも分けるでゲソ」

だがしかし、三人のプレートにも収まらない!

黒服が予備のプレートを3人に5枚ずつ貸すという異例の事態になった!

イカ娘「大勝利でゲソ!」

インデックス「やったんだよ!」

えりか「いよっしゃー!」

そして始まる星売買タイム

乗船者「売ってくれ!星を売ってくれ!」

乗船者「馬鹿野郎、俺が先だ!」

インデックス「どうするの?」

えりか「うーん…一個500万ぐらいでいいんじゃない?」

イカ娘「じゃあそうするでゲゾ」

カードを使いきったが星が三つに及ばないもの達

というより、イカ娘の手によって星三つ以下になった者たちばかりが

生存のために手を伸ばす…!

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:32:41.47 ID:lIIuvXKeo
えりか「あたし達、世界一の大金持ちぃ!」

3人が手にした金額は

希望の船史上、最大の額となった!

リピーターの4分の3以上が黒字とならずに船を降りることとなった

イカ娘のせいで…!

乗船者「ちくしょぉ…ちくしょぉ…!」

乗船者「俺たちゃもう終わりだ…!」

イカ娘「…負けたもの達はどうなるのでゲソ?」

えりか「聞いた話だと…借金を背負わされて、一生過酷な環境で働き続けることになるって…」

インデックス「…ちょっと二人に相談があるんだよ」

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:33:21.84 ID:lIIuvXKeo
黒服「静粛に!静粛に!」

乗船者「え…?なんだ…?」

乗船者「どうしたんだ…?」

黒服「これから別室行きになるもの、また今回初参加の別室にいる者たちすべて…!」

黒服「この3人が買い取ることになった!」

乗船者「え…じゃあ俺たち…」

乗船者「この船を降りられる…!?」

乗船者「うぉおお!!やったぞぉぉおお!!」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:33:57.00 ID:lIIuvXKeo
インデックス「迷える子羊を助けるのはシスターとして当然なんだよ」

乗船者「うぉぉおおお!ありがとうシスター!!」

イカ娘「ただし条件付きでゲソ!」

イカ娘「全員私の下僕となるこどが条件でゲソ!」

イカ娘「べ、別にお主たちに同情したとかそんなんじゃないでゲソよ!」

乗船者「ゲッソゲソーォオ!!」

えりか「あたしも条件付き!今度会ったら牛乳おごってもらうから!」

えりか「みんなの心の花が枯れるのは見たくないもん!」

乗船者「神様仏様えりか様ぁぁぁぁああああ!!!」

こうして3人の長い夜……

狂気と策略の交差する4時間余が終わった

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:34:52.94 ID:lIIuvXKeo
遠藤「お前たちのおかげで前よりいい車買えたわ、サンキュー」

えりか「じゃあ、あたし達もう行くねおじさん」

イカ娘「いたずらされないように気を付けるでゲソよ!」

インデックス「もう車にタックルはしないんだよ」

遠藤「ふふ、あばよ」

イカ娘「それじゃあ戻るでゲソ」

ピシュン


ピシュン

インデックス「もとの場所に戻ってきたんだよ」

試験官「おつかれ様でした、本日はこれにて終了です」

試験官「明日もありますので遅刻せず来てください」

えりか「はーい」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:36:09.21 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「んー、結構キツかったでゲソ」

えりか「それにしても意外だったね、まさかインデックスがあんなに献身的だとは」

インデックス「へへーん」

イカ娘「ノータリンじゃなかったようでゲソ」

インデックス「あんまりそんなこと言うと食べちゃうんだよ!」

イカ娘「じょ、冗談でゲソ」

えりか「ねえ、どっか遊びに行かない!?」

インデックス「おいしいもの食べれるお店に行きたいんだよ!」

イカ娘「エビ!エビが食べられるお店がいいでゲソ!」

インデックス「ジョイフル!ジョイフルがいいんだよ!」

えりか「あージョイフルはちょっと」

インデックス「どうして?」

えりか「いやーあたしの先輩達がさ、店内で反復横跳び繰り返してたらマークされちゃって」

えりか「それでなんか入りづらいんだよね」

えりか「そうだ!くら寿司行こうよ!あたしプリキュアだからタダなんだ!」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:36:44.23 ID:lIIuvXKeo
店員「っしゃっせー!」

マリン「いらっしゃったよ、プリキュアサービスね!」

店員「お連れさんもですね、わかりやっしゃー」

インデックス「いいなープリキュア、タダでお寿司食べ放題なんて羨ましいんだよ」

イカ娘「さすがは海の戦士、私も誇らしいでゲソ!」

マリン「いやいやいや」ニヨニヨ


インデックス「んー!お寿司おいしいんだよ!」

イカ娘「うむ、これは中々じゃなイカ!」

マリン「卵焼きうまうま」

インデックス「あー、とうまにも味合わせたかったんだよ」

イカ娘「そいつは誰でゲソ?」

インデックス「一緒に住んでる男の子なんだよ」

マリン「え、じゃあなに、付き合ってんの?」

インデックス「そ、そんなんじゃないんだよ!」

イカ娘「じゃないけどなんでゲソ?」

インデックス「…ただ、とっても大切な人…かも…」カァァ

マリン「うわー甘酸っぺー!」

イカ娘「よくわからないでゲソ」

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:37:33.51 ID:lIIuvXKeo
インデックス「そ、そういうマリンはどうなの!?」

マリン「へ、あたし?うーん」

マリン「…特にそういうのは…つぼみ達と仲良くできればいいって感じかな」

インデックス「友達?」

マリン「うん、一緒にフォルテッシモした仲だからね!…すごかったなつぼみってば」

マリン「ああ…愛ってクセになるね…ほわわわわ~ん」

インデックス「ぉぉお…!」ドキドキ

マリン「イカ娘はどうなの?」

イカ娘「何がでゲソ?」

マリン「誰かのことが気になるー、とか、好きなあの人を狙っているとか」

イカ娘「ふ…私はいつも狙われているでゲソよ…深海のときも地上に上がってからも…」

インデックス「二人ともすごく大人に見えて、すごいんだよ!ちょっと尊敬しちゃうかも!」

マリン「え、大人?えへへ~…そう?」ニヨニヨ

イカ娘「ま、まぁ侵略者としてこれぐらいの風格は当然でゲソ!」

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:38:12.46 ID:lIIuvXKeo
インデックス「イカむすめのその帽子はどこの宗教のものなの?」

イカ娘「宗教じゃないでゲソ!これはイカとしての立派な証で帽子なんかじゃないでゲソ」

マリン「へー、最近のイカってこんな帽子被ってるんだ、流行り?」

イカ娘「帽子じゃないと言ってるじゃなイカ!」

インデックス「とったらどうなるの?」

イカ娘「死ぬでゲソ」

マリン「一回取ってみようよ!」

イカ娘「だから死ぬと言ってるじゃなイカ!」

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:38:39.14 ID:lIIuvXKeo
マリン「実は黙ってたけどあたしもこの髪飾りも取ったら死ぬんだ」

インデックス「なんですとぉ!?」

イカ娘「ふん、どうせ私を騙そうとしているんじゃなイカ?バレバレでゲソ」

マリン「嘘だと思ってるなら取ってみてもいいよ」

イカ娘「ハッ、こんな子供騙し通用するわけないでゲソ、イカでもない限り死ぬことなんて」ヒョイ

ドサ

マリン「  」

イカ娘「え」

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:39:10.11 ID:lIIuvXKeo
インデックス「マリン?マリン?どうしたの?はっ」

インデックス「――大変なんだよ!マリンが息していないんだよ!?」

イカ娘「ど、どうせ冗談に決まって」

インデックス「本当なんだよ!ほら!!」

マリン「  」

イカ娘「う、うそに決まってるじゃなイカ…」

店員「どうなされました!?」

インデックス「マリンが息してないんだよ!ピクリとも動かないんだよ!」

店員「大変だ!おい、救急車呼べ!」

イカ娘「う、嘘でゲソ…なにかの間違いでゲソ…」

インデックス「うわぁぁぁぁん!」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:39:42.93 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「あ、ああああ…」

イカ娘「お…おい…しっかりするでゲソ…」

マリン「  」

イカ娘「う、うぅ…うあああああああ!」

イカ娘「目を覚ますでゲソ!息を吹き返さなイカ!?」

イカ娘「ヒック…うぇ……わ、私は一体どうすれば…」

イカ娘「うぇっ…うわぁぁあああああああん!」

マリン「はい復活」

イカ娘「のわぁぁ!?」

マリン「あー息止めるのしんどかった!」

イカ娘「ど、どういうことでゲソ!?」

インデックス「くら寿司限定のプリキュアショーなんだよ、壁のちらしに書いてあったんだよ」

マリン「今回は特別マリンバージョンで行ってみたっしゅ」

なんとくら寿司の店員、客全員が仕掛け人

これにはさすがのイカ娘も苦笑い

イカ娘「もう髪飾りは取ったりはしないでゲソ」

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:40:21.57 ID:lIIuvXKeo
インデックス「はむはむ、トロがお口の中でとろけるんだよ」

イカ娘「エビが口の中でプリプリと弾んでブイスリャァ」

マリン「ぷはー、コーラうめー!」

マリン「ところで思ったんだけどさ」

インデックス「んー?」モグモグ

マリン「インデックスって障害者なの?」


    /   レ'////////////////|
    ,'     ,'≧========xl}
   i    {ノ/j__//jノ l:l: }_} ハl|  人  ピ
   |  -=彡イノ __`  从ノ∨}人ミ≧ー  て ク
   |    ,'l ィfア行 } ::::::::::f'孖ヽノV|    >
   }   ,' | ヽ竺ノソ ::::::::::以ノ/,':i |
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41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:40:52.68 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「障害者ってなんでゲソ?」

マリン「えーと、あれだよ、生まれつき脳の機能が弱いとか筋肉が麻痺してるとか同じ顔とか」

イカ娘「ほー、そんな人間もいるのでゲソね」

イカ娘「で、そうなのでゲソか?」

インデックス「…だよ…」

マリン「なんだって~?よく聞こえんな~?」

インデックス「ちがうんだよっ!!」バンッ

イカ・マリン「!?」ビク

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:41:21.70 ID:lIIuvXKeo
インデックス「もう…いやなんだよ…」

インデックス「顔の筋肉が弱いとか…よだれが口に溜まってるとか…」

インデックス「メインヒロインなのに空気すぎるとか…」

インデックス「空気だから名前も間違えられて…」

インデックス「むしろ空気すぎて空気じゃなくね?とか…」

インデックス「空気じゃなくなったけどあえて名前間違って呼ぼうぜみたいな雰囲気とか…」

インデックス「そんなだからとうまに他の女の子が寄りついて…」

インデックス「空気だからそれを払いのけることもできなくて…」

インデックス「…いやなんだよ…こんなの…うぇ…ひっく…」

イカ娘(ど、どうするでゲソ!お主のせいで泣いたじゃなイカ!)ボソボソ

マリン(え、あ、あたしなの!?なんか悪いこと言った?)ボソボソ

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:42:20.23 ID:lIIuvXKeo
マリン「あの、その…なんか本当にごめん」

イカ娘「ほ、ほら、寿司でも食べて元気を出すでゲソ!」

インデックス「うぇ…うぇぇぇん…」

マリン「あ、あたしは!インデックスが美味しそうに食べてる姿、可愛いと思うよ!」

インデックス「うぇぇぇ…え?」

マリン「なんていうかさ、インデックスが一生懸命食べてる顔見てると、こっちまで幸せな気分になっちゃうんだよね」

インデックス「ほ、ほんと…?」

イカ娘「私もそう思うでゲソ!お主の食べている姿にはもの凄い力強さがあるでゲソ」

イカ娘「自然の凄み…捕食側に回ったあの時の記憶がフラッシュバックされるでゲソ…」

インデックス「えへ…えへへ…よくわかんないんだけど…ありがとうなんだよ!」

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:42:50.33 ID:lIIuvXKeo
カ娘「…ところでお主達、私の仲間にならなイカ?」

インデックス「なんで?」

イカ娘「海を汚す人類を制圧するには人手がいるでゲソ」

イカ娘「聞くところによるとマリン、お主は中々の戦闘能力があるそうじゃなイカ」

イカ娘「インデックスには完全記憶能力、なんか響きがカッコイイでゲソ!」

イカ娘「私について来れば幹部としてお主達を迎え入れてもいいでゲソよ!」ザパーン

マリン「いいよ」

イカ娘「へ?」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:44:30.42 ID:lIIuvXKeo
マリン「友達になれってことでしょ?いいよ!」

インデックス「私もいいんだよ!イカむすめはなんだか頼りがいがあって頼もしいかも!」

イカ娘「と、友達じゃなくて部下でゲソ!」

マリン「もぅ、照れなくていいって!」

インデックス「んふふ、おいしそうに可愛いんだよ」

イカ娘「…ま、まぁお主達がそう言うんだったら友達になってやってもいいでゲソ」

店員「良い子たちだ」

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:45:00.55 ID:lIIuvXKeo
マリン「インデックス、その頭のフードちょっと貸してー」

インデックス「はいどーぞ」

カポ

マリン「へへー、似合う?」

インデックス「違和感ないんだよ、似合ってるかも!」

マリン「ありがとー!そーだ、あたしの髪飾り貸してあげる!きっと似合うよ!」

ポン

インデックス「えへへーん、どう?」

マリン「あーごめん、やっぱなんかイメージと違うわ」

インデックス「貴様」

マリン「イカ娘も早くそれ取ってよ」

イカ娘「だから帽子じゃないと言ってるじゃなイカ!」

キャッキャ

店員「羨ましい」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:45:25.75 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「至福」

インデックス「おなかいっぱいなんだよ」

マリン「じゃあ今日はもう帰ろっか、明日も早いしさ」

マリン「ごちそーさまー!美味しかったよ、また来るね!」

店員「ありがとうございやししゃー」

ウィーン



店員「イカは基本的に同じ仲間と群れで行動すると聞いたんだが…」

店員「しかしどうみても他の二人はイカじゃないよな…?」

店員「それに話を聞いてる限りじゃ今友達になったばかりみたいだし…イカの子は今まで一人で行動していたのか?」

後輩「先輩、あのイカみたいな子、普通にイカ食ってましたけど」

店員「知らないのかお前?イカは飢えてると共食いしたり自分の足を食べるんだぞ」

店員「だから養殖は難しいんだ」

後輩「へー、そうなんですか」

店員「仲良くなっても飢えれば自分の意思にかかわらず仲間を喰らう、自然ってのは厳しいからな」

店員「それがイカの本能、そしてイカとしての悲しい性(さが)だ」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:45:58.48 ID:lIIuvXKeo
翌日

試験官「おはようございます、それじゃあ本日も試験の続きです」

イカ娘「今回はなにをやるでゲソ?」

試験官「今から転送する場所で、ある男の手助けをしてください」

イカ娘「どんなやつでゲソ?」

試験官「すぐにわかります、彼と協力して目的を達成してください」

えりか「はーい」

インデックス「あれ?今日は変身してないんだよ?」

えりか「変身するの面倒臭いからパヒューム(変身アイテム)置いてきちゃった」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:46:30.76 ID:lIIuvXKeo
えりか「思ったんだけどさ、どうやって点数つけてんの?」

試験官「秘密です、が あなたたちの行動が点数です、良い悪い、間違いなどはありません」

インデックス「よくわからないんだよ」

試験官「それでいいのです」

イカ娘「この試験とやら、一番になれなかったらどうなるのでゲソ?」

試験官「…影を潜めるだけです、別に死ぬというわけではありません」

インデックス「頑張って一番にならなくても誰かが一番であればいいってこと?」

試験官「結果的にはそうなりますね」

えりか「じゃあ会えなくなるってことじゃないんだ!」

イカ娘「よかったじゃなイカ!」

インデックス「またくら寿司食べ放題できるんだよ!」

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:47:02.04 ID:lIIuvXKeo
試験官「見ていると大分仲が良くなったように窺えますが」

イカ娘「へ?何か問題あるでゲソ?」

試験官「いいえ」

試験官「それでは装置の中へ移動してください」

試験官「では、お気をつけて」

ピシュン



ピシュン

ガヤガヤ

イカ娘「お?人が沢山いるでゲソ」

えりか「ここどこ?外国?日本じゃないよね?」

インデックス「この建物…多分12世紀ぐらいのイスラエルあたりだと思う」

えりか「イスラエル!?」

イカ娘「イスラエルってどこでゲソ?」

えりか「えーと…わかんない」

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:47:43.61 ID:lIIuvXKeo
インデックス「それにしても人が多いんだよ」

イカ娘「地上にもこんな場所があるのでゲソね」

えりか「見て見て!この建物すっごく高いよ!」

イカ娘「おお…人間はこんなものまで作れるのでゲソか…」

イカ娘「しかも本当に日本以外にも地上があったのでゲソね…」

イカ娘「…侵略がまた一歩遠のいた気がするじゃなイカ…」

インデックス「さてさて、ここにはどのようなB級グルメが待っているのでしょうか」

インデックス「…ん?」

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:48:14.94 ID:lIIuvXKeo
兵士A「おい貴様!今俺のサイフをスったな!ええ!?」

市民「な、何もしておりません!私ではありません!!」

兵士A「嘘をつけ!お前、ずっと俺の後をつけていたんだな!?そうだろ!」

市民「言いがかりは止めてください!私はただの年寄りです!」

兵士B「正直に言えよじいさん、どこの回し者だ、盗ったんだろ?」

市民「何もしておりません!うぅっ…ゴホゴッホ…」

53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:48:43.22 ID:lIIuvXKeo
兵士C「へ、汚いジジイだ」

兵士A「どうやらこいつで切られたいようだな…ふん、年寄り一人殺してもかまわんだろ」

インデックス「やめるんだよ!」バッ

兵士A「ああ?」

インデックス「おじいさん相手に三人で寄ってたかってみっともないんだよ!」

えりか「早く逃げて!」

市民「ぁあ…ありがとう…!」

イカ娘「まったく、なんとも治安の悪そうな所でゲソね」

女市民「あの子達…可哀相に…」

男市民「兵士達に目をつけられたら終わりだぞ…」

54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:49:21.49 ID:lIIuvXKeo
兵士B「なんだこのガキ達は?」

兵士A「おい、そこをどけ!」

インデックス「いやだよ!」

兵士A「このガキ!」

イカ娘「おおーっと、待つでゲソ!」

イカ娘「こやつは私の下僕でゲソ!話があるなら私を通してからにしなイカ?」

兵士A「うるせー!!」バキ

イカ娘「ゲソブッ」

ズサー

えりか「イカ娘!?なんてことするのさ!」

兵士A「うるさいガキを黙らせただけだ」

イカ娘「うぅ…痛いでゲソ…」

インデックス「大丈夫!?」

兵士C「見ろよこいつの間抜けな顔!鼻血まで出てるぜ!あれ、なんで黒いの」

えりか「あぁーもう!パヒュームがあったらパヒュームで殴り返してるのにぃ!」

55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:49:53.89 ID:lIIuvXKeo
兵士B「しかしこのガキ達、中々整った顔をしているな」

兵士C「ここで[ピーーー]のはもったいないよなぁ…えぇ?」

兵士A「くくく…そういうこった…!」

イカ娘「うぅ…なにされるでゲソ…」

えりか「プリキュア卒業になっちゃう…!」

インデックス「…へへん…いいんだよ…」

兵士A「ああん?」

インデクス「あなたたちが何でも自分の思い通りに出来るって言うんなら…」

インデックス「まずはその幻想をぶち[ピーーー]んだよ!!」

56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:50:32.43 ID:lIIuvXKeo
インデックス「拳は軽く握って息を吐くと同時に突き出す!」

インデックス「シュ、シュシュ、シュッシュッ!落ち葉10枚キャッチで合格なんだよ!見ててとうま!」

兵士B「はッ、何だコイツ、馬鹿か?気でも狂ったのか?」

兵士C「…!?お、お、おい、待て!このガキのフード…!」

兵士A「どうした?」


               _. ─  ´ ̄ ̄ ̄  ー 、
              / ̄                   \
               /                     ヽ
           / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ     ',
            ,′!               |    |
.            j |   _________.」     |
          |<千 ̄_/|: :人: :|ヽ_,.斗<: : :\  |    「こいつ、アサシンじゃないのか!?」
          | ∠:/ソ _ノ ュ、 \| ´_.二、∨l: : :ト_>|
          |  /!:トイfてハ     fてハV从 j     |
          | ./: :小弋_.ノ      弋_ソ´ ノ: ハ    |   へ?
          | l: : : |       '        |: .|ノ!    |
         / j: : l人   ┌ ─‐ 、  U |: :|: ヘ.   |
          / /: :/{ :lへ、 レ   ノ    イl: :|: :∧  |
           | ,': :/: | :|: : > 、  ̄ _. イrヽ|: :| : : ハ   \
          〃: /: :_! :ト'´ト、   `チ   _ノ  |: :ト-、ハ    \
         /〈 /: /ミ|:..|ヘ  \f⌒ヽ/  |リ  ミl|     |
          ! /: /l |:| \   \/   /仏   | ト、    ト、

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:51:13.57 ID:lIIuvXKeo
兵士A「た、たしかに…この白いフード…」

兵士B「ああ…聞いた話とそっくりだ!」

インデックス「え、ええと、多分人違いだと思うんだよ?」

兵士A「知らばっくれる気か!?この辺りにアサシンが紛れ込んだってのは本当だったみたいだな」

インデックス「違うんだよ!今日ここには本当に初めて来たんだよ!」

イカ娘「アサシンってなんでゲソ?」

えりか「んー、消毒するやつ?」

58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:52:20.73 ID:lIIuvXKeo
兵士B「うるせー!お前を倒して金一封受け取ってやる!ついでにお前らもだ!」シャキン

インデックス「ギャーとうまー!」

イカ娘「えいこー!」

えりか「つぼみー!」

兵士B「喰らえーッ!!」

「やってみろ…」

ザン

兵士B「うぅ!?……」

兵士C「おい、どうし…なぁ!?」

兵士B「……」ドサ

イカ娘「お、倒れたでゲソよ?」

えりか「…!この人、血が出てるよ!?」

インデックス「死んでる…」

えりか「ぅうっ、おえぇ…」ボタボタ

イカ娘「おわ、汚いでゲ…ゲボォ…」ボタボタ

インデックス「おえぇぇ…」ボタボタ、ビチャ、ビチビチ

59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:54:50.23 ID:lIIuvXKeo
アルタイル「………」シャキン

兵士A「こ、こいつぅ!」

兵士C「アサシンめ!!」

グサ

兵士C「ぐぅう…!?」ドサ

市民「人殺しだァー!!」

ウワーニゲロー

兵士A「く…、このぉ!!」

カンカン、キン

ブシュ

兵士A「ア…アァ…」

ドサ

60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:55:56.26 ID:lIIuvXKeo
インデックス「オェェェ…カアーッペッ」

えりか「しっかりしなよぉ」サスサス

イカ娘「ごめんなさいでゲソ…もう侵略なんてしないでゲソ…」ブツブツ

アルタイル「おい」

三人「ひぃ!?」

アルタイル「お前らも早く逃げろ、すぐに噂を聞きつけた番兵が来るぞ」

えりか「お、おじさんは?」

アルタイル「俺は一足先に逃げる」

タタタ シュタ タタン

えりか「!すご!速攻で壁登っていったよ!?」

イカ娘「祖先が宇宙人かなにかじゃなイカ?人間があんなに動けるなんて聞いていないでゲソ!」

インデックス「!待って、きっとあの人が試験官の言ってた人かも!」

61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 17:56:25.00 ID:lIIuvXKeo
えりか「えぇ!?あの人が!?人殺しだよ!?」

インデックス「でも私たちのこと助けてくれたし、きっとあの人だよ!」

イカ娘「でもどうやって追いかける…あ」

イカ娘「なんてことでゲソ…私には人間の蛇足を超える触手があるじゃなイカ!」

イカ娘「ちょっと失礼するでゲソ」

シュルシュル

インデックス「わわっ」

えりか「おお!?」

イカ娘「しっかり捕まるでゲソ!」

ザン ザン ザン

イカ娘「どうでゲソ!私の触手は!?」

インデックス「うははーい!すごいんだよ!」

えりか「うっひゃー!とばせとばせー!」

イカ娘「こやつらには恐怖心というものがないのでゲソか?」

えりか「あれだね、スパイダーマンの映画のタコの博士を想像させる動きだねこれは」

62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:08:11.17 ID:lIIuvXKeo
シュタ シュタタタ タタン

アルタイル「…ん?」

イカ娘「おーい!待つでゲソー!」

ザンザンザンザン

アルタイル「!?」

インデックス「待って欲しいんだよー!」

えりか「おじさーん、ちょっとお話しよーよー!」

アルタイル「なんなんだお前ら…?」

イカ娘「怪しいものではないでゲソ」

アルタイル「怪しすぎる、付いてくるな」

えりか「でもおじさんと協力しろって!」

アルタイル「協力?じゃあお前たちが」

ズル

アルタイル「あ」

ボシャン

63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:08:40.26 ID:lIIuvXKeo
インデックス「川に落ちたんだよ」

アルタイル「がぼ、がぼぼ」バシャバシャ

えりか「溺れてるみたいだけど」

イカ娘「まったく、しょうがないでゲソね」

シュルシュル

アルタイル「すまない」ポタポタ

えりか「いいっていいって!」

インデックス「あれだけ動けるのに溺れるなんて…」

イカ娘「変わった奴でゲソ」

えりか「おじさん泳げないの?」

アルタイル「……」

64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:09:33.89 ID:lIIuvXKeo
アルタイル「自己紹介がまだだったな…俺の名はアルタイル」

アルタイル「そうか…お前たちが協力者か…」

アルタイル「まさかこんな子供だったとは…」

イカ娘「イカ娘でゲソ!」

えりか「あたしえりか!」

インデックス「インデックスだよ!」

インデックス「さっきは助けてくれてありがとう」

アルタイル「礼はいい」

イカ娘「たいした身体能力じゃなイカ!」

えりか「ところでアルタイルさん」

アルタイル「なんだ」

えりか「…どうして…その…殺したの…?」

65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:10:18.66 ID:lIIuvXKeo
えりか「ほら!話せば分かるかもしれなかったじゃん!?」

アルタイル「話してわかる人間ならお前らを殺そうとは思わない」

アルタイル「だから殺した、それに俺はアサシンだ」

えりか「そんな…!」

イカ娘「さっきから疑問だったのゲソがアサシンってなんでゲソ?」

インデックス「暗殺者のことなんだよ」

イカ娘「暗殺者ってなんでゲソ?」

インデックス「そっからかよ」

66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:11:47.99 ID:lIIuvXKeo
えりか「いくらなんでも、やりすぎじゃ…!」

アルタイル「じゃあ貴様は死にたかったのか?」

えりか「で、でも…だからって…」

アルタイル「俺にも奴らにも、死ぬ覚悟はあった」

えりか「う……」

アルタイル「…『安全と平和』…」

アルタイル「これがアサシンの目的だ」

えりか「言ってることが噛み合ってないじゃん!」

えりか「安全と平和って言っときながらなんで人殺しなんかするのさ!?」

アルタイル「そうだ、噛み合ってなどいない」

えりか「ほら!」

アルタイル「真実は無く、許されぬ事など無い」

えりか「…?」

インデックス「神の前では善悪なんてものはない」

インデックス「この世のすべての行為は間違っていないってこと」

えりか「意味わかんない…」

インデックス「暗殺自体の正当化なんだよ」

67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:12:15.24 ID:lIIuvXKeo
えりか「アサシンってさ…どうしても人を殺さなきゃダメなの?」

アルタイル「それがアサシンだからだ」

えりか「そんなの辛すぎるよ…」

アルタイル「そう考えている人間がいるだけで嬉しい」

えりか「え?」

アルタイル「許されぬことなどないと言った」

アルタイル「が、俺は人々を不安にさせたくなどない」

アルタイル「ましてや人々を不安や不幸に陥れている本人は」

アルタイル「神がどう言おうと絶対に許されなどしない」

68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:13:00.36 ID:lIIuvXKeo
えりか「……」

えりか「…ああああああもう!!」

えりか「わかったよ!あたしもみんなの心の花が枯れるのなんか見たくない!」

えりか「協力してあげる!」

アルタイル「そうか」

インデックス「あー、置いてけぼりでつまんないんだよー」

イカ娘「助けてあげたのにこの仕打ちはないんじゃなイカー?んー?」

えりか「ということでアルタイルさんには一発芸をしてもらいます」

アルタイル「なん…だと…?」

三人「いっ・ぱつ・げい!いっ・ぱつ・げい!!」

アルタイル「ぐぬぬ」

アルタイル「…わかった、では教団の忘年会で披露した技を」

三人「ヒュー!」

アルタイル「ここにリンゴがありますね?このリンゴを浮かせてみせます」

イカ娘「はっはっは!そんなことできるわけないでゲソ!」

インデックス「ぷーww、魔術師でもないのにできるわけないんだよ!」

69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:13:50.05 ID:lIIuvXKeo
アルタイル「いきます…はぁ!」

ザン

アルタイル「はい浮きました!」

イカ娘「暗殺者のくせに超能力使いなんて聞いていないでゲソ…」ガクガク

インデックス「あぁ…ああ…」ジョ~…

えりか「いやこれマギー審司のネタじゃん」 

70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:14:37.73 ID:lIIuvXKeo
えりか「良く見なよ、左手首から刃物が伸びてるでしょ?」

インデックス「本当だ」

イカ娘「騙したでゲソね!ん?この刃物…」

アルタイル「アサシンブレードだ、小指にかけたリングを引っ張ることで刃が出る」

インデックス「じゃあこれでさっきの人達を?」

アルタイル「そうだ、これがあれば気づかれず敵を排除できる、アサシンの友だ」

イカ娘「その武器、私にも譲ってくれなイカ?」

71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:15:24.22 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「ふっふっふ…これがあれば千鶴だって…侵略者としてやってやるでゲソ…!」

アルタイル「薬指を詰めることになるがいいか?」

えりか「本当だ、薬指がないよ」

アルタイル「刃の出し入れの妨げになる、切り落とした」

インデックス「アウチ」

アルタイル「それでも使いたいか?」

イカ娘「やっぱりいいでゲソ、安全と平和を、私にはこの触手があるでゲソ」

えりか「手足は蛇足って言ってたじゃん」

インデックス「へたれ侵略者」

72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:15:55.79 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「ところで私たちはなにをやればいいでゲソ?」

アルタイル「他のアサシンと協力して情報を集めてくれ、市民からの情報もだ」

アルタイル「今回のターゲットはこの区域を支配する商人」

アルタイル「武器の密売、違法な◯◯…なんでもやっている」

アルタイル「兵士も従えてすっかり王の気分だ」

アルタイル「その兵士達も権力を振り回し、町の住人も不安とともに生活している」

インデックス「ひどい人なんだよ…!」

イカ娘「◯◯ってなんでゲソ?」

73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:16:23.85 ID:lIIuvXKeo
えりか「他のアサシンもアルタイルさんみたいな格好?」

アルタイル「ああ」

インデックス「じゃあ私たちもアサシンの協力者だってことを表す格好にしなきゃ」

アルタイル「そうだな、仲間は全員それで判断している、そう簡単に情報は教えんだろう」

えりか「よし、ちょっと待ってて!」

10分後

えりか「どう?フードの部分だけでも作ってみたけど」

イカ娘「お主中々やるじゃなイカ!」

えりか「ちなみにリバーシブル加工です」

インデックス「裏面が動物さんプリントなんだよ!」

アルタイル「素敵」

アルタイル「それじゃあ行動開始だ、俺は向こうで、お前たちは協力して情報を集めろ」

三人「アイアイサー!」デゲソ

74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:16:58.36 ID:lIIuvXKeo
インデックス「で、最初はなにをやるの?」

えりか「一応アサシンっぽい人探そうよ」

イカ娘「お、あれじゃなイカ?」


アサシン「かぁーっ!うわーやっべーマジどうしよー」

イカ娘「どうしたでゲソ?」

アサシン「おぉ仲間か、いや実はな、さっき大事な旗を10旗ほど落としてしまって」

えりか「落ちてるなら拾いにいけばいいじゃん」

アサシン「いやそれがさ、全部建物の上に落しちゃったんだよねー、かぁーっ!」」

アサシン「見てよー、全部建物の上だよー?」

アサシン「もーなんで俺建物の上なんかに落しちゃったんだろー、もーマジ勘弁なんだけどー」

インデックス「めんどくせぇ…」

75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:17:33.30 ID:lIIuvXKeo
アサシン「落ちてる旗全部回収してくれたら例の商人の情報やるよ」

えりか「しょうがない、やるっしゅ」

インデックス「でも探すとなると大変なんだよ」

イカ娘「私にまかせるでゲソ!ここより高い建物に移動しようじゃなイカ!」


イカ娘「着いたでゲソ!」

えりか「あ、旗あったよ!」

イカ娘「1、2、3、…うむ、10旗確認できたでゲソ」

インデックス「どうするの?」

イカ娘「こうするでゲソ!」シュルシュル

旗GET

インデックス「ほぉお!すごいんだよ!」

イカ娘「ま、まぁ大したことじゃないでゲソ!旗が10旗あったのが命取りだったってだけでゲソ」

えりか「うわーチョー便利!あたしにも一本頂戴!」

インデックス「私も欲しいんだよ!ジュルリ」

イカ娘「人にあげれるものじゃないでゲソ!」

76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:18:06.30 ID:lIIuvXKeo
アサシン「おお!サンキュー!いやーこれで上司に怒られずに済むわ」

イカ娘「情報が欲しいでゲソ」

アサシン「ああそうだったな、今回のターゲットの情報だが…」

アサシン「奴の住居の建物の屋上には弓兵がいる、そいつらをどうにかしないと侵入は難しいぞ」

イカ娘「なるほどでゲソ、どうもありがとうでゲソ!」

アサシン「おう、こっちこそ、お前たちも頑張れよ!」

インデックス「ばいばーい!」

えりか「よし、次いこー!」

77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:18:32.27 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「お、アサシン発見でゲソ」

アサシン「くそ…どうすれば…!」

インデックス「どうしたの?」

アサシン「ああ!助けてくれ!追われてるんだ!あいつらが…商人の雇った兵士が俺を探している!」

アサシン「家族だっているのに…死にたくない…!」

インデックス「大変なんだよ…!そいつをとっちめて来るから待ってて!」

アサシン「すまない…礼は必ずする…追手の人数は二人だ」

インデックス「わかったんだよ!」

78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:19:15.13 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「といっても追手なんてどうやって探すでゲソ?この人込みじゃ…」

えりか「あら大変!!こんな所に追われているアサシンがいるわ!!」

追手達「なんだと!どこだ!?」

えりか「ほら」

イカ娘「お主中々機転がきくでゲソね」

インデックス「モンゴリアンチョップ!!」

追手達「モルスァ×2」

ドサ

インデックス「ふぅ、イカむすめ、海にでも捨てておいて」

イカ娘「領海でゲソ、海の怒りを喰らうでゲソ」

ボチャン

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:20:01.39 ID:lIIuvXKeo
アサシン「ありがとう!これは礼だ」

インデックス「なにこれ?」

アサシン「ターゲットの住居の間取り図と番兵の位置だ、力になるといいが」

インデックス「ありがとう!」

アサシン「いやいやこちらこそ!君の活躍を家内に話すよ!」

80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:21:16.68 ID:lIIuvXKeo
えりか「んー、あんまりアサシン見つかんないね」

インデックス「…しッ!」


兵士「あのお方の屋上の床が脆くなってきている」

大工「修理ですね?お安い御用です」

兵士「代金は多く払う、急いで修繕しろ、脆くなっている場所はこの紙にかいてある」

大工「わかりました、それじゃあ準備して参りますので」


インデックス「あの人の待ってる紙に書いてあること、役立つかも!」

イカ娘「まかせるでゲソ!」

シュルシュルシュル…

キャッチ

えりか「お、ナイス!」

インデックス「やった!」

大工「…あ、あれ?紙がない!?おかしいな…スられたのか…!?」

イカ娘「ほおおお…なんだかすごい罪悪感を感じるでゲソ…!」

81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:21:51.77 ID:lIIuvXKeo
えりか「あー疲れた!ちょっと休憩しよー」

インデックス「いいベンチ発見」

イカ娘「ちょいと一服でゲソ」

えりか「にしても大変なとこに来ちゃったね」

インデックス「ちょっと新鮮かも」

イカ娘「私もでゲソ、地上にもこんな所があったのでゲソね、景色に圧巻されてるでゲソ」

インデックス「…アルタイルもきっと大変だと思う」

えりか「へ?」

82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:22:17.57 ID:lIIuvXKeo
インデックス「アサシンとして生きるために指まで切り落として…」

インデックス「それにあの身のこなし…きっと今まで想像もできないような厳しい世界にいたんだと思う」

えりか「……」

イカ娘「指を切り落とすって…痛いでゲソよね?」

えりか「当たり前じゃん、無茶苦茶痛いに決まってるよ!」

インデックス「それぐらいの覚悟がなきゃ生きていけないってことなんじゃないかな?」

えりか「……あたし、何も知らないのにアルタイルさんにひどいこと言っちゃったかな…」

インデックス「……」

83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:22:45.47 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「切り落とした指は生えないでゲソよね?」

えりか「生えないよ、ていうかさっきからどうしたのイカ娘?」

イカ娘「い、いや…なんでもないでゲソ…」

えりか「?」

イカ娘「そうでゲソか…痛いのでゲソか…」

イカ娘「……」

えりか「…よし、休憩終わり!早く次の情報探しに行こ!」

84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:23:24.55 ID:lIIuvXKeo
演説人「市民の諸君!もう怯え、嘆く日は終わりだ!」

インデックス「ん?」

演説人「あのお方の支配下にある今、他国との争いは二度と起きない!」

演説人「天才的な政治手腕を持ち、多くの資産を持つ彼の手にかかれば」

演説人「この町もより大きな成長を遂げ、平和と慈愛に満ちたものとなるだろう!」

えりか「なにあの人、言ってることと現実が違うじゃん」

インデックス「きっと商人の使い回しかなにかだよ」

イカ娘「どいつもこいつも冷めた目であやつを見てるでゲソね」

インデックス「私達の見た通り、慈愛なんてあるようには見えないんだよ」

インデックス「あるのは、兵士に対する恐怖と商人に対する不満だけ」

イカ娘「長として失格でゲソ」

85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:23:52.61 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「あやつから何か情報は得られないでゲソかね?」

えりか「たぶん関係者っぽいしなにか知ってるかも!」

インデックス「尾行してみるんだよ!」

演説人「テクテク」

イカ娘「人通りのすくない物陰にいったでゲソ!」

インデックス「今だよ!」

86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:24:44.92 ID:lIIuvXKeo
ザ

演説人「ん?」

えりか「えりかパンチ!」ポコ

演説人「痛っ」

イカ娘「イカソバット!」ズビシ

演説人「ふぐぅッ!!?」

インデックス「ウエスタンラリアット!!」

演説人「オフッ」

ドサ

三人「ウィィィイ!!」

87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:25:24.25 ID:lIIuvXKeo
演説人「や、やめてくれ!!命だけは…!」

インデックス「ここを支配している商人の居場所を吐くんだよ!」

演説人「そ、そんなこと、俺が知るか!」

インデックス「喋らないとあなたの◯◯◯に肘まで手を突っ込むよ!」

イカ娘「血が出るまでかき回してやるでゲソ!」

えりか「牛乳流し込むよ!」

演説人「わ、わかった、話す!あの方は向こうに見えるあの建物だ!」

えりか「あの建物のどのあたり!?」

演説人「上のほうにいる!それ以外は知らん!顔が近いぞ!!」

88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:26:05.46 ID:lIIuvXKeo
演説人「なぁ、もういいだろう!?知ってることは話した!解放してくれ!」

イカ娘「えりか、解放してやるでゲソ」

えりか「くくく…そうだね…でもあたし、今は仮にもアサシンのお手伝いだからね…」

演説者「な、なに!?アサシン!?ま、まさか」

えりか「つぼみ直伝、おしりパンチ!」

ぱふ

演説者「  」

えりか「ついでに喰らえ!おしりビンタ!おりゃおりゃおりゃあ!!」グリグリ

ぷぅ

えりか「あ」

インデックス「にほうんだよ」

イカ娘「香ばしから近寄るなでゲソ!」

えりか「いやーゴメンゴメン!」パタパタ

インデックス「この人、倒れちゃったけど?」

イカ娘「面倒だから放っておくでゲソ」

89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:26:53.97 ID:lIIuvXKeo
えりか「そろそろアルタイルさんと合流しよっか」

インデックス「大分情報も集まったんだよ」

イカ娘「でも道が入り組んでいるから歩いて移動はちと面倒臭いでゲソ」

えりか「そーだ!あたし達も建物の上をジャンプして移動しようよ!」

イカ娘「ナイスアイディアじゃなイカ!」

インデックス「そのほうが一直線に効率的に移動できるんだよ!」

90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:27:22.52 ID:lIIuvXKeo
えりか「じゃあこっちからあっちの建物にジャンプね!」

インデックス「一人だけ触手使っちゃダメなんだよ!」

イカ娘「わかってるでゲソ!」

えりか「じゃあ行くよ、せーのっ!」

ジャンプ

トン

えりか「なんだ案外簡単じゃん!」

インデックス「スリリングでたまらないんだよ!」

イカ娘「難易度あげてあっちの建物まで跳ぼうじゃなイカ!」

ワイワイキャッキャ

市民「何やってんだあの子たち?」

市民「良いガキがまるでガキじゃ」

91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:27:59.12 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「アルタイルみたいに助走つければ遠くに跳べるでゲソ!」

えりか「じゃあ今度はどんどん行ってみようよ!ぽぽぽぽーんって連続でさ!」

インデックス「それじゃあみんなで行くんだよ!」

シュタタタタ

三人「とぉ!!」

バキ

三人「ゲベ」

ドサ



インデックス「……ohー…」

イカ娘「ぉー……」

えりか「……ぃってぇー……」

インデックス「ぅー…、っー……」

えりか「アゴ打った……」

イカ娘「痛い……」

インデックス「口切った……ぁー……」

92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:28:33.85 ID:lIIuvXKeo
アルタイル「情報は集まったか」

インデックス「はいこれ、商人に関する情報を書き写したんだよ」

アルタイル「…なるほど、この人数と配置なら俺一人で充分だ」

アルタイル「お前たち血が出てるぞ、どうした」

イカ娘「何でもないでゲソ」

アルタイル「そうか」

えりか「で、いつ行くの?」

アルタイル「俺のつかんだ情報によると今日の正午すぎあたりが絶好の機会と聞いた、すぐに向かうぞ」

93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:29:06.49 ID:lIIuvXKeo
アルタイル「着いた、ここだ」

インデックス「門に二人警備がいるんだよ」

アルタイル「あの門から入らないと建物には登れない」

イカ娘「お主の武器でチャッチャと倒せばいいじゃなイカ」

えりか「あたしはあんまり見たくないな…」

アルタイル「人が多い、すぐ騒ぎになって侵入どころじゃなくなる」

アルタイル「ブレードが二つあれば出来たかもしれないが…」

イカ娘「二つ……」

インデックス「こうなったら色仕掛けしかないんだよ!」

94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:29:50.10 ID:lIIuvXKeo
警備兵「…ん?」

インデックス「ヘーイ、シャッチョサーン、アソンデカナーイ?」

えりか「イマナラ、センエンポッキリヨー」

イカ娘「ダイジョーブデゲソ、ビョーキナンカモッテナイデゲソー」

えりか(うわぁああなにこの格好、無茶苦茶見られてるし恥ずかしい!)

イカ娘(こんなので本当に気を引けるのでゲソか?)

インデックス(羞恥心は捨てるんだよ、今は役を演じ切るのが一番かも)

アルタイル「………」

インデックス「シャッチョサーン、ドウネー?」

警備兵「帰れ」

95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:30:15.91 ID:lIIuvXKeo
警備兵「俺にガキと遊ぶ趣味はない、邪魔だ」

インデックス「ぐぬぬ」

アルタイル「大変だー!あっちで美女が水に濡れてるぞぉー!!」

警備兵「おいマジかよ!門番している場合じゃねぇ!!」

ピューン

えりか「最初っからこうやれば…」

インデックス「水に濡れてればよかったのかも」

イカ娘「どいつもこいつも馬鹿ばかりでゲソ」

アルタイル「………」

96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:30:54.82 ID:lIIuvXKeo
アルタイル「まぁいい、これで侵入できる」

イカ娘「本当に登っていくのでゲソか?」

アルタイル「中にも兵はいる、壁をよじ登るほうがいい」

えりか「でも結構高いよ?」

アルタイル「心配するな、それともう一つ頼みがある」

アルタイル「門の外、できればあのあたりに干し草を盛っておけ」

インデックス「肉牛でも飼うの?」

アルタイル「違う」



えりか「うおー、本当に登っていったよ」

イカ娘「手足だけで…見てるこっちがヒヤヒヤするじゃなイカ!」

インデックス「股間がヒュンってするんだよ」

イカ娘「じゃあさっさと干し草集めるでゲソ」

5分後

えりか「こんなもんでいいんじゃない?」

イカ娘「結局なにに使うものでゲソ?」

97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:31:42.19 ID:lIIuvXKeo
15分後

インデックス「なんだか上が騒がしくなってきたんだよ」

イカ娘「お、アルタイルでゲソ」

えりか「本当だ、屋上にいるよ、おーい!」

えりか「…ん?」


ピジョーン


三人「と、と、とととと飛び降りたァー!!」




ヒュー…














バサッ

98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:32:25.50 ID:lIIuvXKeo
インデックス「干し草に落ちたんだよ!」

えりか「あああああアルタイルさん、無事なの!?」

アルタイル「痛っ…くねー 全然痛くねえ 見た目ほど痛くねえわ でもちょっと追手いるし逃げるわ」

イカ娘「商人を始末したのでゲソか?」

アルタイル「大勝利」

99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:33:02.79 ID:lIIuvXKeo
追手「待てールパ~ン!」

えりか「追手が来たよ!」

アルタイル「逃げるぞ!」

追手「アサシンめ!追え!追えぇー!」

自警団「行かせるかよ!」

追手「くそ、邪魔だ!」

自警団「行きな嬢ちゃん達!聞いたぜ、うちの爺さんが世話になったな!」

インデックス「あのときのお爺さんの?」

自警団「ああ、俺たちはこの時をずっと待ち焦がれていた!」

自警団「誰もが笑って、誰もが望む最高なハッピーエンドってやつを!さぁ逃げろ!」

アルタイル「すまない、行くぞお前ら」

三人「ウィィィ!!」

100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:33:39.83 ID:lIIuvXKeo
こうして町に平和が訪れた

アルタイル「…そうか、もう行くのか…色々と世話になったな」

インデックス「でも、ここは本当に大丈夫?」

アルタイル「心配はいらないだろう、現にに良くしようと思う人間が俺達を助けてくれた」

えりか「ごめんね、アルタイルさん、あたし…何も知らないのにアルタイルさんのこと…」

アルタイル「気にするな」

えりか「お詫びといっちゃなんだけど、これ」

アルタイル「?」

えりか「アサシンの衣装のデザイン画!」

アルタイル「なるほど…左肩にマントを羽織ることでアサシンブレードを自然に隠すことが出来る…」

アルタイル「機能性と見た目の神秘性の演出を兼ね備えて非常にCOOLだ」

101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:34:29.90 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「わ、私もお主に渡したいものがあるでゲソ」

アルタイル「今度はなんだ」

イカ娘「指を切り落とさないですむアサシンブレードの設計図でゲソ」

イカ娘「どうでゲソ?これで痛い思いをしなくて済むじゃなイカ!」

イカ娘「勘違いするなでゲソ!お主のためじゃなくてこれから誕生するアサシンのためにでゲソ!」

イカ娘「ま、まぁ、これがあれば右手の指を切らずにもう一つブレードが装着できるから…」

イカ娘「二人同時に倒すことも夢じゃなくなるじゃなイカ!私に感謝するでゲソ!」

アルタイル「天才かよお前」

インデックス「いいの?侵略者なんだから自分のものにしたら?」

イカ娘「いいんでゲソ、武器なんかなくても私にはこの立派な触手があるでゲソ」

102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 18:35:14.99 ID:lIIuvXKeo
アルタイル「すまないな、何からなにまで」

えりか「こっちこそ!良い観光になったよ!」

インデックス「ばいばーい」

イカ娘「子孫にしっかりお主の技を伝えるでゲソよー!」

ピシュン




ピシュン

試験官「お疲れさまです、大変いい結果が出ました」

えりか「はぁ~、つかれた~」

インデックス「くたくたなんだよ~」

イカ娘「エビ食べたいでゲソ~」

試験官「今日はこれで終わりです、ゆっくり休んで明日に備えて下さい」

三人「あ~い」

106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:20:44.52 ID:lIIuvXKeo
えりか「お腹空いたー!」

インデックス「空きすぎてイライラするんだよ!」ドカ

イカ娘「エビー!!」

インデックス「ハンバーグ食べたい食べたい食べたーい!!」

イカ娘「エビ食べたいでゲソ!エビフライ食べたいでゲソォ!!」

えりか「くら寿司にはハンバーグとエビフライ置いてないしなー…うーん…」

えりか「しょうがない、ジョイフル行こっか!」

イン・イカ「わーい!!」

107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:21:11.24 ID:lIIuvXKeo
店員「いらっしゃいませ、3名様でよろしいでしょうか?」

えりか「はい、あと、すいませんが…」

店員「?」

えりか「プリキュアサービスって…できますか?あたし一応プリキュアで…」

店員「はい、プリキュアは大歓迎ですよ!」

えりか「よかったぁー!」

店員「お席を案内しますね」

店員「こちらです、御注文がお決まりになったら呼んで下さい」

三人「はーい!」

108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:21:37.50 ID:lIIuvXKeo
えりか「ふぅー怖かった!出禁になってたかと思ったよ!」

イカ娘「プリキュア偉大でゲソ!またエビがタダで食べれるなんて!」

インデックス「早く注文決めてウェイトレスさん呼ぶんだよ!」

えりか「あたしロースカツカレー!」

インデックス「チーズハンバーグ!」

イカ娘「エビフライつきハンバーグ!」

109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:24:19.91 ID:lIIuvXKeo
えりか「ハフハフ」

インデックス「チーズがふわふわお肉がジューシーなんだよ」

イカ娘「エビフリャァ最高でフリャァ」ポロポロ

インデックス「泣きながら食べてるんだよ」

えりか「しっかし今回はきつかったね」

インデックス「歩き回って疲れた」

110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:25:22.94 ID:lIIuvXKeo
えりか「イカ娘、お主も結構人思いじゃのぉ」

インデックス「痛くさせないためにわざわざ考えたなんてすごいんだよ」

イカ娘「わ、私は優しくなんかないでゲソ!あれは今後の侵略計画の踏み台にすぎないでゲソ!」

えりか「もぉー照れなくていいのにー」

イカ娘「照れてなんかいないでゲソぉ!」

111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:26:44.33 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「そんなことより疑問だったのでゲソが◯◯ってなんでゲソ?」

インデックス「  」

えりか「  」

イカ娘「黙ってちゃわからないでゲソ!」

えりか「えーと…◯◯ってのは…その…」

インデックス「その…つまり…」

イカ娘「早く答えるでゲソ!気になって仕方がないじゃなイカ!」

イカ娘「あぁぁあもう知りたいでゲソ!!!!」ジタバタ

えりか「お、大きい声出さないでよ!」

112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:27:17.55 ID:lIIuvXKeo
インデックス「◯◯ってのはつまり…◯◯◯をしてお金を得ることなんだよ」

えりか「うわ言っちゃったよ」

イカ娘「◯◯◯ってなんでゲソ?」

インデックス「言うと思った」

えりか「イカで言うところの交尾になるんじゃない?」

イカ娘「交尾って言葉は聞いたことあるでゲソ、でもどんなものかは知らないでゲソ」

113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:27:50.31 ID:lIIuvXKeo
えりか「ん~…なにかいいもの…あ!」

えりか「ほらイカ娘、外見てよ、駐車場に犬がいるでしょ、あれが交尾!」


雄犬「ハッハッハ」カクカク

雌犬「……」


インデックス「ここ最近じゃ滅多に見ることのないワンシーンなんだよ」

えりか「犬だけにね」

114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:28:35.55 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「あれが交尾でゲソか、交尾をするとどうなるのでゲソ?」

インデックス「赤ちゃんが生まれるんだよ」

えりか「子孫を残すための行為だね」

イカ娘「子孫を残す…はっ!」ガタ

イカ娘「なんてことでゲソ…こんな所でジョイフってる場合じゃないでゲソ!」

イカ娘「同胞を増やせば侵略もたやすくなるじゃなイカ!なんで今まで気づかなかったのでゲソ!」

イカ娘「ちょっとあの犬達と一緒に混ざって交尾してくるでゲソ!!」

115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:29:02.77 ID:lIIuvXKeo
インデックス「ストップ!」

イカ娘「止めないで欲しいでゲソ!私も交尾したいでゲソ!」

えりか「説明が足りなかった!同じもの同士でしか交尾はやっちゃいけないんだよ!」

イカ娘「じゃあお主達と交尾するでゲソ、女同士だからできるでゲソ!」

イン・えりか「え」

イカ娘「ん?女同士だと交尾できないでゲソか?」

えりか「いや…できるっちゃできるけど…」

えりか「…やるっしゅ?」

インデックス「やらないんだよ!」

116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:30:50.28 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「交尾交尾交尾交尾ぃ!交尾して子孫増やすでゲソォー!!」

インデックス「どんだけおバカなのさ!同じ種族、異性でやるものだよ交尾は!」

イカ娘「そうなのでゲソか…、残念でゲソ…」

えりか「ま、まぁあたし達にはまだ早いと思うしさ、あははは」

インデックス「そうなんだよ、もっとナイスバディになってからでも遅くは…」

インデックス「…はっ!」

インデックス「良く見るとイカむすめだけ胸が少し大きいんだよ!?」

えりか「なに!?」

117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:31:31.59 ID:lIIuvXKeo
えりか「えりかスカウター!」

説明しよう
ファッション部部長来海えりかは
目測でスリーサイズを測ることができるのだ

えりか「同じ海産物なのに裏切ったね…!」

インデックス「一番身長低いくせに生意気なんだよ!」

イカ娘「なんのことでゲソ!?というか身長は関係ないでゲソ!!」

えりか「胸だよ胸!一人だけ一丁前にでかくなっちゃって…!」

イカ娘「胸が大きいとなにかあるのでゲソか?」

インデックス「小さいよりはマシなんだよ!」

インデックス「キー!なんか腹立つんだよ!」ドカ

店員「すみませんお客様、出来れば壁を叩くのは…」

インデックス「あ、ごめんなさい…」

118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:32:19.25 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「話を戻すでゲソが、交尾をしてお金を貰うのでゲソね?」

イカ娘「なんでお金を貰うでゲソ?」

えりか「う…それは…」

インデックス「……」

イカ娘「?お主達でもわからないでゲソか?」

イカ娘「そうでゲソ!あの犬の交尾のマネをやれば何かわかるかもしれないじゃなイカ!」

イカ娘「それじゃあえりか、テーブルに手をついて四つん這いみたいになるでゲソ」

えりか「えぇ!?嫌だよ恥ずかしいじゃん!」

イカ娘「いいからだまってスルメイカ!」シュルシュル

えりか「触手で束縛されちゃったよ、まいったね、はは」

えりか「ごめんね…つぼみ…」

119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:32:56.04 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「ええと、こう後ろに覆い被さって相手の腰に手をまわして…」

イカ娘「こうでゲソか?」

カクカク

えりか「……」

カクカクカク

イカ娘「うーん…わからないでゲソ…本当にこれであってるのでゲソか…?」

イカ娘「もう一度犬達を見ればわかるかも…あ!!」

イカ娘「あの犬達、今度はお尻とお尻をくっつけてるでゲソ!」

イカ娘「今度はお主で試すでゲソ!」シュルシュル

インデックス「触手にはあらがえないんだよ」

インデックス「ごめんね…スフィンクス…」

120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:33:32.72 ID:lIIuvXKeo
イカ娘「お尻とお尻をくっつけて…」

ぷに

インデックス「……」

イカ娘「なにもない…じゃあ擦り合わせるでゲソ!」

スリスリ

インデックス「ひぁっ」

スリスリスリ

イカ娘「むぅぅ…!なにも分からないじゃなイカ!」

イカ娘「きっとあの犬達にまだ秘密があるのに違いないでゲソ…私の見えない部分で…」

イカ娘「ちょっとあの犬達のお尻引き剥がしてくるでゲソ!」

121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:34:13.88 ID:lIIuvXKeo
えりか「あんまり交尾のことは深追いしちゃダメだから!」

イカ娘「でも気になるでゲソ!探究心と好奇心が騒いでいるでゲソ!」

インデックス「大人になればきっとわかるようになるんだよ!私も実はよくわからないし…」

イカ娘「…わかったでゲソ…帰って栄子たちにでも聞いてみるでゲソ…」

えりか「ああ…うん…頑張ってね」

インデックス「交尾のことは忘れてエビを食べればいいんだよ!」

イカ娘「そうでゲソね、せっかくタダで沢山食べれるのに食べないと損でゲソ!」

えりか「よしじゃあ次なに食べる?あたしアイス食べたい!」

インデックス「ライス付きでサイコロペッパーステーキ!!」

イカ娘「エビフライだけ食べたいでゲソ!」

ワイワイキャッキャ

122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:34:46.17 ID:lIIuvXKeo
店員「ありがとうございましたー」

ウィーン

えりか「ぷぁー!食った食った!」

イカ娘「二日連続エビ死にしそうでゲソ!」

インデックス「お腹一杯だよー、また来ようね!」

イカ娘「お、さっきの犬達でゲソ」

インデックス「まだお尻がくっついたままなんだよ」

えりか「…あたしさ…さっきはあんなこと言っちゃったけど…」

えりか「あのお尻とお尻がくっついてる時引き剥がしたらどうなるか興味あるんだよね」ウズウズ

えりか「といか剥がれたところを見たことないよ!」

123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:35:31.51 ID:lIIuvXKeo
インデックス「私も実は…興味あるかも…ゴクリ」

インデックス「あの見えないお尻の部分でナニがどうなってるかすっごく気になるんだよ!」

イカ娘「じゃあ私はこっちの犬を抑えるでゲソ!」

えりか「あたしとインデックスでもう一匹を引っ張るっしゅ!」

インデックス「よし!じゃあいくんだよ!せーのっ!」

ググッ

124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:36:03.34 ID:lIIuvXKeo
犬達「キャインキャイン!!」

ガブ

イカ娘「ぎゃあ!噛まれたでゲソ!」

えりか「くっそ~!だめだ剥がれないよ!」

インデックス「この力…まさか魔術…!?でもこんな魔術は…」

インデックス「とうまのイマジンブレイカーならこの力を打ち消せるかも!」

インデックス「ちょっと待ってて!とうまに連絡してくるんだよ!」

125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:36:46.61 ID:lIIuvXKeo
上条「大丈夫かインデックス!」

インデックス「とうま、こっちなんだよ!早くこの子羊たちを助けてあげて!」

上条「犬じゃねーか!て、あれ?このお二人は昨日話してたお知り合い?」

えりか「来海えりかです!」

イカ娘「イカ娘でゲソ!」

上条「よろしくな、俺は上条当麻」

インデックス「そんなことより早くこの子たちを解放してあげて!」

上条「ああわかった!まずはそげぶ!」

126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:37:24.26 ID:lIIuvXKeo
上条「…あれ?なにも起きないぞ…?」

上条「ってよく見たらお犬さんたちは交尾の真っ最中じゃねーか!」

上条「あのなー…これは魔術でもなんでもなくてただの生理現象」

インデックス「そうなの?」

イカ娘「でもどうやっても離れないでゲソよ?」

上条「時間が経てばそのうち離れるって、まぁ見てな」

127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:37:52.38 ID:lIIuvXKeo
犬達「ハッハッ」

えりか「あ、離れた!」

ズルッ

ブルン

三人「!!?」

上条「おーよしよし、可哀相に、こいつらに引っ張られて痛かったろう?」

犬達「ワンワン!ハッハッ」

上条「はは、ほどほどにな、ほらもう行けって」

犬達「ワン!」

タタッタタッタタッ…

えりか「…今の…なに…!?」

インデックス「大きいのがズルッって!」

イカ娘「犬にも触手があるなんて聞いていないでゲソ!」

128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 21:38:33.61 ID:lIIuvXKeo
上条「よし、インデックス、俺達はもう帰るか」

インデックス「うん!」


<ネェートウマー、サッキノイヌノコカンノオオキイノナニー?

<エェット、アレハダナー…


えりか「じゃああたし達も帰ろっか」

イカ娘「そうでゲソね、日も暮れてきたし今日の侵略はここまででゲソ」

えりか「また明日!ばいばいイカ娘!」

イカ娘「ばいばいでゲソー!」

えりか(イカ娘の帽子も引き剥がしたらブルンってなにか出てくるのかな?)

137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:02:12.37 ID:nLiaXS03o
翌日

試験官「おはようございます、疲れは取れましたか?」

インデックス「ぜーんぜん問題ないんだよ!」

イカ娘「ジョイフルエビパワーで全開でゲソ!」

えりか「昨日の反省を生かし今日はちゃんとパヒューム持ってきたよ!」」

えりか「言うの忘れてたけどちゃんとコフレからプリキュアの種貰ってきてるからね毎回しかも無理矢理量産!」

138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:02:44.60 ID:nLiaXS03o
試験官「今回は前回より比較的楽に終わると思います」

インデックス「前はハードすぎてせっかく食べたご飯吐いちゃったんだよ!」

試験官「そのお詫びと言えば聞こえはいいですが…」

試験官「今回の試験では色々食べる機会が多いと思われます」

インデックス「マジで!?」

えりか「おっしゃああああ!」

イカ娘「エビィィィ!!」

インデックス「そうと決まればさっさと行くんだよ!」

えりか「よっしゃあ待ってろ山の幸!!」

イカ娘「エビィィィ!!エビィィィ!」

試験官「お気をつけて」

ピシュン

139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:03:44.65 ID:nLiaXS03o
ピシュン

インデックス「着いた!」

えりか「あ、結構普通の場所だね」

イカ娘「エビィィィ!!エビィィィ!エビィィィィ!!!」

インデックス「イカむすめの様子がさっきからおかしいんだよ」

えりか「もしかしてイカ娘ってさ、本当は普通の女の子で…」

えりか「その頭の変な帽子のせいで自分はイカだと思い込んでるんじゃない?」

140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:04:47.19 ID:nLiaXS03o
インデックス「ありえるかも…魔術にもその類の暗示は多いし…」

インデックス「…はっ!だとしたらイカむすめの身が危ないんだよ!」

えりか「ん?なんで?」

インデックス「暗示系の魔術は副作用があって…」

インデックス「最終的には自分の体を刃物で傷つける自傷行為に走ってしまう…」

インデックス「このままじゃイカむすめがセルフ切り身しちゃう!!」

イカ娘「エビィィィ!!エビィィィ!エビィィィィ!!!」

インデックス「とうまのイマジンブレイカーがない今、私が助けるしか」

インデックス「イカむすめ!今楽にしてあげる!」

ピリッ

141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:05:33.54 ID:nLiaXS03o
イカ娘「ありがとうでゲソ、エビという劇薬が私をおかしくさせていたでゲソ」ツー

えりか「なんか垂れてる」

インデックス「これで峠は越えられたかも」

イカ娘「正気に戻ったところだし、これからなにやるでゲソ?」

インデックス「ん~…」

えりか「その前にちょっと準備させて」

えりか「プリキュア!オープンマイハート!」

142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:06:49.84 ID:nLiaXS03o
マリン「海風に揺れる一輪の花、キュアマリン!」ピシューン

マリン「これでいつ襲われても大丈夫!」

イカ娘「用意周到でゲソ」

グ~…

インデックス「美味しいもの食べられると思ったらお腹空いたんだよ」

イカ娘「少しがっつきすぎでゲソ」

インデックス「エビエビうるさいイカちゃまには言われたくないんだよ!!」

イカ娘「ムキー!お主に言われるとなんか腹が立つでゲソ!」=3プンプン

マリン「まぁまぁ落ち着きたまえ、そんな君たちにいいものをあげよう」

マリン「じゃじゃーん!プリキュアパンだよー!」

イカ・イン「わーい!」デゲソ

143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:14:23.72 ID:nLiaXS03o
イカ娘「ん~♪」

インデックス「あまあまのふわふわでおいしいんだよ♪」

マリン「にへへ、でしょー?」

インデックス「メロンパンはクッキー生地がサクサク♪」

イカ娘「お、プリキュアのシール付きとは、一つで二度美味しいじゃなイカ!」

マリン「にへへへへへ~、どうもー!」

山岡「このパンは出来損ないだ、食べられないよ」

144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:15:04.85 ID:nLiaXS03o
マリン「!?」

山岡「やれやれ、こんなパンをうまいと言っているようじゃ、味覚を疑いたくなるね」

イカ娘「だ、誰でゲソお主は!?」

インデックス「酷いんだよ!マリンがせっかく持ってきてくれたのに!」

山岡「明日もう一度ここに来てください」

山岡「こんな子供が作ったようなパンよりずっとうまいパンをご覧に入れますよ」

145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:15:33.02 ID:nLiaXS03o
翌日

イカ娘「う、うまい…」

インデックス「美味しい…!」

マリン「そ、そんな…!?」

山岡「小麦粉は香りのいい北海道産のものを使用」

山岡「卵にもこだわり、自然の光を浴びながら育った鶏が産んだものを」

山岡「水は比較的クセの少ないクリスタルガイザー」

山岡「そして最後に太陽の手を持つ職人の手によって生地を生成、焼き上げられました」

山岡「どうです?」

マリン「ぐぬぬ」

146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:16:46.83 ID:nLiaXS03o
山岡「あんたが犯したミスは二つ」

山岡「まず一つはこのパッケージのイラスト、ここに描かれてるのはお前さんの絵だろ?」

マリン「そ、そうだけど?」

山岡「青や水色といった寒色系の色は食欲を失わせる、もう少し温かい色を使うべきだった」

マリン「かれんさんや美希タンが言っていたのはこのことだったんだ…」

山岡「そして二つ目の大きなミス」

山岡「なんなんだこの歯が痛くなるような甘ったるい味は?」

山岡「まるで子供向けに作られたお菓子だ、舌が麻痺してしまう」

147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:17:49.19 ID:nLiaXS03o
マリン「ちくしょぅ…」ガク

インデックス「マリーン!」

山岡「俺は間違った調理法や料理を見ているといてもたってもいられなくてね」

山岡「食通もどきが下手な料理をもちあげるのも許せない」

山岡「そのためににぎり寿司のシャリをCTスキャンで輪切り撮影したこともあった」

山岡「それじゃあな」

栗田「ちょっと、山岡さん!」

148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:18:52.77 ID:nLiaXS03o
マリン「うぇ…グス…」

イカ娘「な、泣くなでゲソ…」

インデックス「プリキュアパン、私はすっごく大好きだよ?」

マリン「グス…ありがと」

マリン「そうだ、こういう気分が落ち込んだ時は…」ゴソゴソ

マリン「ココロノタネー!」

インデックス「なにそれ?」

マリン「これを使うと嫌なことも全部忘れられるんだ!二人もどう?」

イカ娘「ちょっとやってみて欲しいでゲソ!」

マリン「ブルーの光の聖なるパフューム、シュシュッと気分でクリアになーれ!」

149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:19:31.22 ID:nLiaXS03o
イカ娘「ほおおおおおおおおおおおおおおお」

インデックス「ぶひゅうううううううううううううううう」

イカ娘「こいつぁしゅごいでげしょぉおおおおお」

マリン「うひゅううううそうでひょぉぉぉぉ?」

インデックス「ほぁぁっぁっぁとぶんだよぉおおおぉおお?」

マリン「ひゃぁぁはぁぁああぜんぶうぅぅわれれりゅうううううう」

イカ娘「しょあかかすしゅhす9はうsjd」

インデックス「おおdc@おいじゃうへtfcvjmhwwjぺkでお」

マリン「しうえうはxhうぇhくえおえおcjgふいdhfの」

150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:20:55.34 ID:nLiaXS03o
一時間後

インデックス「にしても許せないんだよ!まるであの言い方じゃ私達の味覚がおバカみたいに聞こえるんだよ!」

イカ娘「まことにイカんでゲソ!あやつは何様のつもりでゲソ!」

マリン「復讐してやるっしゅ…!」




   ̄ヽ、   _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     `'ー '´
      ○
        O
          。
           
         ((⌒'⌒))_ニZ
          .Z ´ ∞
      /  ./〈    ハ
      /  ./  |   _/ |
    〃 | /    |  /` |
   /  ∧.」_    ノ/    lノ
   ,' | ./ ∧|    ´    ●    ということで弟子にしてください
   | .N
   |  .} ●


雄山「よかろう」

151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:22:02.70 ID:nLiaXS03o
美食倶楽部で雄山の指導のもと(色々食いながら)修行をした三人
そして勝負の日がやってきた

雄山「今回は至高VS究極ではなく…」

雄山「この娘たちが士郎に用があると申すので連れてきた」

マリン「今度はギャフンと言わせてやるよ!」

山岡「やれやれ、わかってはいたが結局は料理対決か、いいだろう」

山岡「それじゃあ俺の料理からだ」

栗田「これは…おにぎり?なんの変哲もない…」

山岡「新潟産コシヒカリを使い、宮古島で取れた雪塩で握ったおにぎりだ」

富井「おお、こりゃうまい!」

京極「シンプルながらも素材の味を生かしとるな!奥が深いわ山岡さん!」

インデックス「いただきまーす!ハムハム、おかわり!」

152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:25:20.42 ID:nLiaXS03o
雄山「続いてはこの子たちの料理だ」

栗田「なにこの真っ黒な麺?」

山岡「…これは…」

マリン「イカ娘の墨を使ったイカスミスパゲッティっしゅ」

イカ娘「海の家れもん限定の料理でゲソ!とくと味わうといいじゃなイカ!」

マリン「麺は芯一本分の歯ごたえを残すアル・デンテで仕上げました」

153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:26:35.97 ID:nLiaXS03o
パク

栗田「…すごい!」

山岡「…!」

富井「夏の海水浴場を沸騰させる味だね!」

山岡「そんな…!イカスミだけでこんな深い味に…!?」

栗田「芯一本残すアル・デンテのおかげでいい噛み心地だわ!」

インデックス「麺がお口の中でシャッキリポンと踊るんだよ!」


             , -───- 、
        ,..‐'´         `ヽ、
       /::              ヽ
      /:::::::::  ,,:‐'''"゙´     `゙''‐、 i
.      l ::::::::::.                  l
     |..::::::::::::... ,. -─- 、  , -─- 、|
    ,r'⌒ヽ====i r' @ } l⌒i (@ ヽ }^i       r'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ! ::`ヽ :::::::::::ヽ,~ '~_ノ __ヽ ~し、ソ、ノ     | なんちゅうもんを 食わせてくれたんや…
     ヽ::::(:::::::::::::::;ィ  ̄,J    `ヽ ̄j )ヽ     ,ノ  なんちゅうもんを…
     {. :::::::::::::::r'´ ,u'~    、__,丿・! (、 l    '⌒i
  _,.. ‐'`iー'!:::::j  ( 。  ノ ,ゝj~`U ヽ ~:J |     |  これに比べると山岡さんのおにぎりはカスや
‐''´:!::::::::l::|:::::l:::::) ん' ゚ / (,'´ __   ,)( 、l      ヽ、_________
:::::::::|:::::: l: l:::::ノ´j  、(  ´ (~ ,><〈  ソ~。‐.、
:::::: |   ! l ~ 。        、´ ,  ` ノ' |。   `‐
    |   l ヽ       __   ̄_,. イ/   !
    :l   ヽ.ヽ       ,.、 , ̄ -‐'//   |
    l    ヽ ヽ.   // / 〉   ://     |
     !    ヽ ヽ// ./ /   ://      !

154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:30:22.05 ID:nLiaXS03o
山岡「ぐ…」

雄山「士郎、お前の失敗はわかるか?」

山岡「え?」

雄山「簡単に言うとおにぎりは普通の主婦に握らせればよかったのだ」

山岡「くそ…!」

マリン「へへーん!」

イカ娘「大人しく跪けでゲソ!」

栗田「でも…ちょっと待って」

栗田「このスパゲッティに使われている材料…国産なの?」

155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:31:41.10 ID:nLiaXS03o
マリン「麺は近所のスーパーで」

イカ娘「墨は私から生まれたでゲソ」

栗田「そんな!国産じゃないの!?」

富井「ひえー!」

京極「じゃあわし達、騙されて食っていたんか!?」

栗田「一体これじゃ、何のための安全基準なの!?」

その他「オセンガー」

その他「ノウヤクガー」

その他「ホウシャセンガ゙ー」

山岡「でも、日本人も悪いんですよ」

156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:32:46.69 ID:nLiaXS03o
山岡「安く材料を揃えようとした結果、こんな少女に頼らざるをえなくなった」

山岡「日本人の全体的な意識の低下ですよ」

マリン「まるであたし達が悪いみたいな言い方だね」

イカ娘「なんか泣きそうになってきたでゲソ」

栗田「食べても影響がないと言われても国産じゃないかぎり不安…」

栗田「いくらなんでも、こんなのこれ以上食べられないわ!」

インデックス「いい加減にするんだよ!このおバカ達!!」バンッ

美味しんメンバー「!?」

157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:40:53.30 ID:nLiaXS03o
インデックス「さっきから聞いていれば…」

インデックス「日本人が悪い…?怖くて食べられない…?」

インデックス「なんであなた達はお腹一杯普通に食べられることに感謝しないの!?」

インデックス「そこに温かいご飯があって…、食べるものがあって…」

インデックス「見てよ…さっき食べてたおにぎりもこんなに余らせて…」

インデックス「マリン達が作ったスパゲッティも、みんなに食べてもらいたくてイカむすめが一生懸命ひり出したのに…」

インデックス「すべてのものに命が宿るっていうのが日本人の信条じゃなかったの?」

インデックス「いただきますって、そういう意味じゃなかったの!?」

インデックス「難癖つけて食べ物をカス呼ばわりなんて、どういう神経してるの!?」

美味しんメンバー「……」

雄山「この勝負、勝敗は言うまでもない」

158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 09:42:35.43 ID:nLiaXS03o
こうして料理対決は
三人の勝ちという結果で終わった

マリン「ありがとね!おかげでむしゃくしゃが晴れたよ!」

雄山「礼ならその子にするのだな」

インデックス「へ?私?」

雄山「彼女のおかげで士郎達が汚染された野菜を買い取り食べるようになった」

雄山「一部の農家も大助かりだ」

イカ娘「汚染された野菜は食べても平気なのでゲソか?」

雄山「国が大丈夫と言っているのだから大丈夫なのだろう、なにより国産だ」

マリン「そっか、じゃあバイバイ!」

インデックス「元気でねー!」

ピシュン

164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 13:53:45.51 ID:nLiaXS03o
ピシュン

マリン「ただいまー!」

試験官「お疲れさまです、今日はこれで終わりです」

インデックス「まだ試験はあるの?」

試験官「次の試験が最後です、明日は休みで明後日行います」

イカ娘「もう終わるのでゲソか、案外短く感じるでゲソ」

試験官「それでは本日はこれにて解散、明後日はしっかり来てください」

三人「はーい」デゲソ

165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 13:54:53.55 ID:nLiaXS03o
いつものようにくら寿司へ

マリン「ねぇ、明日はさ、みんなそれぞれの生活をお邪魔するってのはどう?」

イン・イカ「?」

マリン「簡単に言うと、あたしがインデックスの生活を」

マリン「インデックスがイカ娘の生活を」

マリン「イカ娘があたしの生活を」

マリン「どう?ここで会ったのもなにかの縁だしさ」

166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 13:56:26.13 ID:nLiaXS03o
インデックス「キュアくら寿司様には逆らえないんだよ」

イカ娘「いいでゲソが条件付きでゲソ」

マリン「なに?条件って?」

イカ娘「もう一回しゅっしゅして気持ち良くさせて欲しいでゲソ!」

マリン「んもう、しょうがないなー」

シュッシュ

イカ娘「おひょおおおお…最高にハイッてやつでゲソ」

インデックス「でもこれやったあと体の震えが止まらなくなるんだよ」

マリン「それが難点なんだよね」

インデックス「あ、私も条件付き!」

インデックス「…とうまに変なことしないでよ?」

マリン「大丈夫だって、あたしプリキュアだから!」

167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 13:57:50.72 ID:nLiaXS03o
翌日

インデックス「よろしくお願いします!」

栄子「ああ、イカ娘から聞いてるよ、でも本当にいいの?」

インデックス「いいんだよ、私でもしっかり働けるってとうまに教えないと!」

千鶴「ふふ、可愛いシスターさんだこと、はいこれ」

インデックス「これは?」

千鶴「海の家れもんTシャツ、このお店の制服みたいなものよ」

インデックス「へー」

渚(よかった…イカの人の知り合いっていうからてっきり…)

早苗「あれ?イカちゃんは!?イカちゃんは何処!?」

168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 13:59:56.74 ID:nLiaXS03o
えりか「よろしくお願いしまーす!」

上条「ああ、インデックスから聞いてるよ、ゆっくりしていってくれ」

えりか「昨日頑張ってインデックスの修道服真似て作ってみたんだけど、どう!?」

上条「へー、手作りにしちゃ良く作れてる…、器用なんだな」

えりか「えへへー、で、あたしは何をすれば?インデックスはいつもなにしてるの?」

上条「あー、いつも留守番してるよ、その猫と、名前はスフィンクス」

スフィンクス「ニャー」

上条「じゃあ俺ちょっと用事があるし、適当に過ごしててくれ、昼までには帰るから」

バタン

えりか「よーし、何して遊ぼっかクレオパトラ」

スフィンクス「ニャー」

169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:00:38.81 ID:nLiaXS03o
ヒソヒソガヤガヤ

ブロッサム「えぇーと…どちら様でしょうか…?」

イカ娘「海からの使者、イカ娘でゲソ!えりかから話は聞いているはずでゲソ」

イカ娘「今日はえりかの変わりにお主達の力になるでゲソ!」

ブロッサム「へ?えりか何も言っていませんでしたよ?」

イカ娘「へ?」

170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:02:02.06 ID:nLiaXS03o
メロディ「あれが来海先輩…?」ヒソヒソ

リズム「想像通り…なのかな…?」ヒソヒソ

イカ娘「ま、まぁいいでゲソ、えりかからだという証拠は…あったでゲソ!」

ブロッサム「あ、パヒューム!えりかになにかしたんですね!?私堪忍袋の緒が切れました!」

イカ娘「拳を下げるでゲソ!本当に本人から借りたでゲソ!」

サンシャイン「このパヒューム…ブロッサム、どうやら本物みたいだよ?」

ブロッサム「もー…なにやってるんですかえりかぁ…」

ムーンライト「まったく…本当にあの子ったら」

ベリー「だから言ったのよアクア!あの子に青キュアは危険だって!」

アクア「変身アイテムの貸し借りなんて予想の斜め上だったわ…」

171: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:03:45.87 ID:nLiaXS03o
ブロッサム「でもパヒュームがあっても変身は…」

イカ娘「プリキュア、オープンマイハートでゲソ!」

一同「へ?」

キュアムスメ「磯の風に揺れる一杯のイカ、キュアムスメ!」ピシューン

キュアムスメ「おお!本当に変身できたでゲソ!」

アクア「…うそ…?」

ベリー「どうなってるのよ…?」

ブロッサム「一杯のイカってことは水揚げされているんですね」

172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:07:36.68 ID:nLiaXS03o
キュアムスメ「ふむ…この姿になると力が増すようでゲソね」

キュアムスメ「にしても…よく見渡すとプリキュアってこんなに沢山いたのでゲソね」

ブロッサム「新メンバーのメロディとリズムを迎え入れて合計21人です」

キュアムスメ「ふっふっふ…そうでゲソか…全員が私の部下に…」ウネウネ

ブロッサム「?」

キュアムスメ「お主達、全員聞くでゲソ!」

キュアムスメ「さっきはお主達の力になると言ったがあれは嘘でゲソ!」

キュアムスメ「今からお主達プリキュア全員は、私の忠実な僕として働いてもらおうじゃなイカ!」

キュアムスメ「私はこの地上を侵略するためにやってきた海からの使者!!」

キュアムスメ「文句があるやつはこのパワーアップした触手で握り潰すまででゲソ!」ザパーン

一同「……」

キュアムスメ「ふっふっふ…恐怖で言葉が出ないようでゲソね」

173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:08:17.06 ID:nLiaXS03o
サンシャイン「…ブロッサム…一応「アレ」言っておいたほうがいいのかな」

ブロッサム「そうですね」

キュアムスメ「そこ!なにコソコソ話しているでゲソ!」

サンシャイン「そのパヒュームはえりかから借りたんだよね?」

キュアムスメ「そうでゲソ」

ブロッサム「正式なプリキュア以外が変身して変身を解くと体が灰になって崩れ落ちるんですよ?」

キュアムスメ「え」

ムーンライト「そのうえ変身も長くはもたないわ、そうね…」

ムーンライト「せいぜいあと20分…ってところかしら」

174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:09:41.10 ID:nLiaXS03o
キュアムスメ「そ、そんなの嘘でゲソ!この間もあやつに騙されて大恥かいたでゲソ!」

キュアムスメ「プリキュアは大嘘つきでゲソ!もう騙されないでゲソよ!!」

ムーンライト「わかったわ、サンシャイン、例の映像を」

サンシャイン「はい」

ムーンライト「この映像に映っている彼はキュアカイザ、プリキュアになれなかった者よ」

『グアァァァァァ…』ボロボロ

キュアムスメ「うあああああああああああああああ!!!」

175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:10:10.55 ID:nLiaXS03o
キュアムスメ「ごめんなさいでゲソぉ!!もうプリキュア辞めるゲソ!お主達を部下になんかにしないでゲソ!!」

キュアムスメ「グス…ごめんなさいでゲソ…まだ死にたくなんかないでゲソ…グス…」

ムーンライト「でも貴方はもう変身してしまったわ」

ブロッサム「現実と戦わなきゃダメです!」

キュアムスメ「うわああああああああん…」

176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:11:39.32 ID:nLiaXS03o
敵「ぬはは!見つけたぞプリキュアァ!」

キュアムスメ「な、なんでゲソ!?」

敵「そこの一番ちっこいのから倒す!覚悟しろプリキュア!」

キュアムスメ「ひぃ!?」

ブラック&ホワイト「プリキュア!マーブルスクリュー!マーックス!!」

ルミナス「ルミナス!ハーティエル・アクション!」

ブルーム&ウィンディ「プリキュア!スパイラルハート・スプラーッシュ!!」

ドリーム「プリキュア!シューティングスター!」 

ルージュ「プリキュア!ファイヤーストライク!」 

レモネード「プリキュア!プリズムチェーン!」

ミント「プリキュア!エメラルドソーサー!」 

アクア「プリキュア!サファイアアロー!」

ローズ「ミルキィローズ!ブリザード!」

ピーチ「プリキュア!ラブサンシャイン・フレーッシュ!」

ベリー「プリキュア!エスポワールシャワー・フレーッシュ!」

パイン「プリキュア!ヒーリングプレアー・フレーッシュ!」

パッション「プリキュア!ハピネスハリケーン!」

ブロッサム「プリキュア!ピンクフォルテウェーイブ!」

サンシャイン「プリキュア!ゴールドフォルテバースト!」

ムーンライト「プリキュア!シルバーフォルテウェイブ!」

敵「ぐあああああああああああ!!」ドゴーン

177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:13:00.21 ID:nLiaXS03o
メロ&リズ「すげぇ…」

ブロッサム「大丈夫ですか?」

キュアムスメ「…お、お主達を乗っ取ろうとした私を助けてくれるのでゲソか…?」

キュアムスメ「私はお主達を騙そうとした侵略者なのでゲソよ!?」

ブロッサム「あなたが侵略者であってもそんなこと関係ありません」

ブロッサム「あなたがえりかのお友達なら、私のお友達でもあるんです、それに…」

ブロッサム「プリキュアは全員…友達…ですよ?」

キュアムスメ「う……」

キュアムスメ「うわぁぁぁぁぁぁん」

ブロッサム「よしよし♪」

178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:14:13.84 ID:nLiaXS03o
海の家れもん

千鶴「じゃあこのビールとしょうゆラーメンは4番テーブル、ヤキソバ、カレーライス、チャーハンは2番」

千鶴「かき氷とあんかけそばを6番、コーヒーとメロンソーダ、から揚げ、刺身定食は1番」

千鶴「エビチャーハン、コーラ、みそラーメンは3番、ウーロン茶とカツカレーは5番ね」

インデックス「わかったんだよ」

179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:15:09.76 ID:nLiaXS03o
栄子「おいおい、そんなに沢山覚えられるのかい?」

インデックス「だいじょーぶ!」

インデックス「お待たせしましたー!」

客「お、新しいバイトの子か、可愛いね、頑張って!」

インデックス「あ、ありがとお!」

栄子「へー、初めてにしてはすごく仕事できてるじゃん」

千鶴「欲を言うならスピードかしらね」

渚(…はっ!?きっとイカの人は私達の見えないところでなにかとんでもないことを…)

早苗「イカちゃんがいない…」

180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:16:30.37 ID:nLiaXS03o
上条宅 正午

上条「ただいまー」

えりか「あ、おかえりなさいあなた!ご飯にする?お風呂にする?それとも…」


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          |  .::l ::::::::ヽ:::;斗‐气 ̄¨ト     |::/   l/,=-‐气ミk|ノ::::::::::: !_::::::::::::::::::::::::: i
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          ノ  .:::l :::::::::::{  `>テ弌=ミ、_          i::ゝ._ノ゙;::::|:::゙::::::::::: i }:::::::::::::::::  ,'
.       /  ..::::::! :::::::::| / ,イ   `ァヾ`          Vフ:;:::::::::;'::::!::::::::::::::: ! /:::::::::::__ (_人
     /  ..:::::::::::! ::::::`十{ !::廴_ノ;:::゙,        ヾ:::`ー'::::/!::::::::::::::: !/ ̄7¨フ /ヽ.......::/    あ・た・し?
   〈    .:::::::::::::::i ::::::::::|:.  Vフ::;::::::::;:::::!          `゙ー-‐"_j::::::::::::::: l'  / / /  } 匕_ノ!
     \  ::::::::::::::i ::::::::::!ヘ  \:`ー'::::/    .::{        ̄ ̄ |:::::::::::::: | / / /   |::::::::::::: / /|
      ヽ  :::::::/´i ::::::::::| ヽ 、`二ニ´       '      /////.. 小:::::::::::: | / / /   |:::::::-=ニィ´.::::  上条「キュン」
       〉 ::::::l  i ::::::::::|  \ /////  、_ _. -―'     / ,':::::::::::::. |/ / /    |:::::::::::........::::::/
        / .:::::::l   ! :::::::::|\  >- _       _ -ァ<   ,'::::::::::::::. i' / /    |::::::::::::::::::::/
     / .::::::::::i  l :::::::::|\\      ̄了 ̄ ̄   /     ,':::::::::::::.. く / /     l:::::::( ̄ ̄
      〈 ::::::::::::::!   l :::::::::|\\\     l ̄ ̄ ̄ ̄/     〈::::::::::::::::::.. \/      !:::::::::)
.       ヽ∧:::::::::l  ノ .::::::::::|  \\\     l     /     ,入:::::::::::::::::... \   ∧::::::/
         _.>-‐'" .::::::::::::::|   \\\    l   /    //入:::::::::::::::::: /   / }/

181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:17:29.89 ID:nLiaXS03o
えりか「冗談だって!お昼ご飯作っておいたよ!」

上条「おお!サンキュー!いやーこの寮で生活して初めて人が作ったご飯食べることができた」

えりか「ん?インデックスはご飯作らないの?」

上条「ああ、あいつはむしろ食べること専門だからな」

上条「おかげでうちの家計は赤字…不幸だ…」

上条「でも毎日こんな子がご飯作ってくれたら上条さん幸せ」

えりか「それは無理だよー、あたしはつぼみのものだもん」

上条「はは、そうだよな」

182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:18:17.82 ID:nLiaXS03o
えりか「ねぇ、他にやることないの?あたし暇で死にそう」

上条「そうだな…じゃあ」ゴソゴソ

上条「しゃぶれよ」

えりか「え」

183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:19:16.61 ID:nLiaXS03o
えりか「アイスバーうまー♪」

上条「インデックスには秘密だぞ?」

上条「ただでさえ食い意地張ってるのにアイスの隠し場所ばれたらまた噛みつかれるからな」

えりか「あーい♪」

184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:20:16.73 ID:nLiaXS03o
海の家れもん業務終了

千鶴「今日は本当にありがとう、はいこれ」

千鶴「頑張った分のお給料よ」

インデックス「ありがとう!とうまに早く見せたい!」

栄子「本当にありがとね、またよろしく」

インデックス「うん!」

渚(うわぁあこうしている間にもイカの人は侵略計画を実行しているに違いない)ガクブル

早苗「イカちゃん…イカちゃんッ…」シコシコ

185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:31:41.28 ID:nLiaXS03o
翌日
                  ,  -──‐- 、
               ,  -‐=====. .、  \
             /. : : : : : : : : : : : : : : \  \
        , -- 、 イ: : : : : /: : : : /\: :.}: : : \ ヽ\
      {     `ヽ|: : :/lメ、ヽ/   , -メ<: : : ヽ |  \-─ 、
      l     \ |/〇x=ミ  ーィz==ミヽ: : : :.ヽ|  /    ′
      l     ヽ // / / / / / / / /  〇。/ ヽ|/    /   くぅ~…!
      ヽ      V   ,    ´ ̄ `ヽ  . : : :l: : /    /    またお主達プリキュアに騙されて
         \     ハ 〈/           | |: : : :l )    /     大恥かいたじゃなイカ!
           \  /: :.ヽ ヽ        | |: : : :レ    /
           V: : : : / \       ノ ノ: : :.:l      ′
           l: : : /   ヽ>r─ < __」: : : :l    イ
           |: : :.|   / {     / /l: : : :.l  イ: :i


えりか「あはは、灰になんかなるわけないじゃん!」ゲラゲラ

インデックス「とうまに変なことしなかったよね!?」

えりか「ん?してないよ?あ、それとあの家の冷凍庫の奥にアイス隠してあったよ」

インデックス「ありがとう&愛してる」

試験官「おはようございます、それでは最終試験を行います」

186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:33:13.60 ID:nLiaXS03o
試験官「試験の内容は…」

試験官「あなた達に3対3のタッグバトルで戦ってもらいます」

えりか「へへ…最後の最後で試験っぽくなってきたじゃん!」

イカ娘「どっからでもかかってこいでゲソ!」

インデックス「血が騒ぐぜ!」

イカ娘「で、戦う相手は誰でゲソ?」

試験官「今から案内する場所で紹介します、ついてきてください」

187: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:34:23.98 ID:nLiaXS03o
インデックス「ずいぶん広いところなんだよ」

イカ娘「だれもいないでゲソ」

えりか「戦う相手はだれなのー?」


ナレーション『さぁあ!始まった最後の試験、タッグバトォゥ!!』

ナレーション『イカ娘、インデックス、来海えりかの対戦相手はこの3人だぁッ!!』

188: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:35:22.34 ID:nLiaXS03o
         |. \                 | | |
         ∨ ∧     __     | | |
        ∨ ∧.  , く   `ー- 、  レ' j
.          ∨ ∧/   \  __\ \| .|
            ∨ ∧      >'´ ∧`ーrォ、|
            .∧ ∧ , ィf´    { } _j |. ヽ              『千の偽り万の嘘!
          「¨¨¨¨´ /:.:`¨¨ヽ/∨v': : `ヽ|               良太郎の◯◯を奪ったある意味張本人!
.   /\     ├===7:.: .: .: .: .:Y´`! : : : : ||               電王初のライダーキックを放ったカメ野郎!』
 /   __ \   ∨   {: : : : : : : .:|  |: : : : .:||
く  ィ´ `, \.  ∨  \: : : : : :ナ=弌.: : .:/.|               『仮面ライダー電王・ロッドフォーム!!』
 \ 乂__ノ   \. \__/ >‐<___.>r' ./
   \  __/  _}`X´{__} |ト--‐|| ./¨´        <女の子を殴るのは僕の趣味じゃないんだけどなー
.     >'´x─‐ \厂 `ー、\.  |ト--‐|レ フL_____ 
.  f´ ̄`ヽ/ ̄¨フ\   ` `ニニニニニ´イ /───‐ `ヽ
 _V   ヘ.  f´__」____fニニニヽ--┴───‐ォ┐
.´  V    |  ト、        \ニニニ\      //
    ∨   |  |\\   _ .-…|[二二]|¬…-、 .//
    }ニニニニ}  \\f´    .|[二二]|     |//
    /     /   .\j       .|[二二]|     レ'

189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:36:35.53 ID:nLiaXS03o
                 V',              /〉
                 V',                //
                      ∨',     ||      〈ア}
                    ∨',  ___ ||     //´
                        ',ハ \  {_} `ヽ ./^}
                  /∧  廴n 八__n/ .′
                    /  ∧_   {!  _/、
                  /\.〃: : : : :ヽ o 〃 : : マハ
           x=ミ、 { ー‐{: : : : : : : ', {!,': : : : : l! |
.            {(  )}::}  Ⅵ八: : : : : : : }:‐{: : : : : :} :|
         __  }エ´}}、 ',\_ゝ、: : : :ノ}_八: : : ノc「
      . <//´|Y⌒Yl:::{ ̄}.\┴ノ厂|ー─‐‐7´厂               『G3ユニット出動!
.   / .xヘ ̄{! |{::C:::}|:八_ノ .「`マ八 :lニニニニ/ /      __          劇場版は彼の映画と言っても過言ではないぐらいカッコイイ!
   //./>\\l::>‐<::|:::::7 {三三\ └─‐ ' ∧ \─<    \        歯科矯正前だからなにを言っているかたまに聞き取れないぞ!!』
   \</ //|:廴..}::l厂Y \\}\ `¨¨マ¨´  } /ハヽ\`マ¨¨¨⌒\
.    {\/./{⌒`}_{´二{⊃_.}  ', ̄\\ \  |//∧| {⌒} |`¨¨¨¨⌒ヽ     『仮面ライダーG3-X!!』
.     | :|::: ∧ V{二二{二{⊃  r=ミ. ∨厂}──/三}三ア>─ト{コ.lニ^l 〈∨}
.    Ⅵ:::,} { V}二{二{⊃、\乂ノ 丿r " ̄ ̄ ̄\//⌒\}┐r‐:| ロ 〉 :|    <サ行が言えないときがありましゅ
      ∨ |八\  ノ}:::::::ノ:::}:::::`T¨´ | {{         }} {{ rf⌒マ}!」 コ」 〈//
      {廴}  `マ匸:::/:::/::::/:::i|   | .||        || || `乂ノ:|!    //
      \{\  \}::::/::::/ ::::i|   | {{        .|| ||     :|! ̄ ̄ /
       \_ア¨¨´`ヽ:::::::::::::::/  / \、     }} .{{    ./ ̄厂
         {八\::::::::::::\::::::/ / \  \、___/ ∧\、__/_/
        ',  \ `¨¨¨¨¨´/:::\  /}ト.     /  \__/ ̄} }

190: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:37:48.84 ID:nLiaXS03o
                 ,. 、
                / .| |
       ,..、       | | `7
       | ヽ      |  7 |
       |  |      /┌ |
        |  |     / 7 |,............、
          |  |   ,〆/   |    `` へ、
        |  | /,、ゝゝ  ヽへ       \             ┌i i
         | ,/´/  ,    / ヽ ヽ       ヘ      ____| U
         | ´´ヽ |   /   ゝヽ  ,,..- 、,.....ゝ───´〆\\  |
         ) | 8 | /   / ,....〆〆  |┌´´       |((;;;;;) ヽ|  |
         |∧=´  /  i_,.....-┐i /......------7   | ヽ、...丿 |  |
         |Lヽ_.../     _....┘i |       |   |      |  |    『ワームはすべて、俺が倒す!
         |┘ /ヽ    i二__  ,..|     ,....〆   | ,.-- ヽ |  |     変身すらしていない第1話ですでにかませ犬状態!
       ,.....ゝ v ヽ ∟     /   i |,...〆       || ;;;;;;;) | |  |     主人公にいい所をすべて持って行かれる戦いの神!』
     /  / |< 7 〟、`ヽ´ ヽ    <      ,..--´  |\_,..ノ |  |
   / ,.〆´  | ゝ | |ミ,/,/|.| |    |   ,..-´ ヽ ,-〆|    ,../  |    『仮面ライダーガタック!!』
  / //   | ヽ | |ヽミ,/,/|  |   /|ヽ-´    ,/ / ̄~,..-〆 ̄
  |   | |     ..|  ヽ\,-─┘|  |/ |  |   ,...-   ヽ─´
^`´| └───´ \  |\__,..-| ,...-´ |/-―´  |
─- |_____〆\ | ̄| |   / ,/,..─ ̄ ̄┘ |          / ̄
/  _,...-─ ̄ヽ    |  | |,.〆┘´/´     / /|         /      <よっしゃあ!!
/-´´ < ̄ ̄/ | ヽ /,..〆 ///      / /  |        /  /
    └─´  / /   // <       / /   |        /  /
       / / ,...--´/    \   / /     |     ,./  /
     /  / ,....――´        `v/ /      |_‐─ ̄_/´
    /   `´          ,, ─´´~  \     \__〆´
  /               /´       \     |

191: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:38:56.49 ID:nLiaXS03o
ナレ-ション『果たして彼女達はこの三人に勝つことはできるのかぁ!?』

イカ娘「お主達!張り切っていくでゲソよ!」

インデックス「ふぉぉぉぉぉぉお!」

えりか「やるっしゅ!プリキュア、オープンマイハート!」

ナレーション『それではいくぞぉ!レディ…ファイッ!!!』

192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:40:08.64 ID:nLiaXS03o
マリン「じゃああたしがあの青いのと戦うから二人は他の青いのと!」

インデックス「わかったんだよ!」

イカ娘「合点招致の助でゲソ!!」

ナレーション『おぉーっと!早速一対一の形式へと別れたぁ!!』

ナレーション『イカ娘はG3-Xと!キュアマリンは電王!インデックスはガタックとだァ-ッ!!』

193: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:42:23.24 ID:nLiaXS03o
インデックス「覚悟するんだよ!」

ガタック「キャストオフ!」キャストゥ オゥフ

バシュン

インデックス「おぼぉぉぉ!!?」ドガガ

194: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:43:25.82 ID:nLiaXS03o
                     /》    《\
                   /  E"    ゝ \
                  / /,r-'"    `-、i .`、
                  /  ヽi、      /  i、
                 i  i- r"  _____   `キ-、||
                 ii i i、'V=^i"   `テヽノ ノ,||
                 ゝii `-ヘ i: : : : : i  i/ /i|
                 i'ミ  ,-=、 t: : : :/ ∠,,_ 彡}
                 ト、 /: : ::\ヾ-"/: : :ヽ /
                  ヘ i: : :o: : :|  |: : : : : | /
                  i  i、: :゚ : :i"´`|: : : : ://
                  i◎、ヾ/,, _-_-,,\ノ,,◎
     ,,_      ,-、    __ゝ-"==ミ 彡=ゝ/
   / i : : ^=--<ニ/ \-、  /  ~^ヘi 三ミニヲ/ー,, ____   ,,,、   _    ,,_/^^i--、
  / __i ; ; oo//// i i  i _,,,i : : : : : i\__/iiーi i/  --,,-^^~\;;::~^¨¨ ヽ"///i i  ; ; ; ;i
  /  i __   ; ////_,o i,,/、       \; ; ; ;/ / ^\_  i    i;; ;; ;;  ;_,----=^\_i""
 / i、iマ_i、ii ii i ̄ ̄ヽ/  |ヽ、        \/     ^i i    ,,i、 。。 /
 i テソ  \___|ノ\     |  |          ,,、     ∨  / `ヽ---"
/ ,,_i    i     `ヽ≧__|; ; ;|        _/--、ヽ-、 ,,i;_/i
i  セ    i ヽ   ,,=-^"; ; ; ; ; ;i i~^=----""     ~^`ヽ" i ; ; i
i ナ     i-" ,/: ; ; ; ; ; ; ; ; ; /、 i、      ,,===、、  /; ; i
| /     ,,ゝ-"ニフ; ; ; ; ; ; ; ; ;/ /Tt二ミヽ_,,-彡、  /ミ、/ |; ;i |
i/     / / ; ; ; ; ; ; /_,,/ | | |  ヽ-"   ヽ,,"   ^ |' ; ;i |
     / /; ; ; ; ; ; ; ;/i、"   | ,| |        ≡    /; ; ;i |     <チェンジ・スタッグビィートォゥ
     / /; ; ; ; ; ; ;,/ └、   | | |       ≡i    ,/; ; ; ;ヘi、
     i^^; ; ; ; ; ; ;/    i、 ̄`^ ; | |、      ≡i   /; ; ; ; ; ; i、
    /; ; ; ; ; ; ; ;;/     i、; ; ; ; ; ;ヽ, 、  __,,,====、/  \; ; ; ; ; \
   /; ; ; ; ; ; ; /       i、; ; ; ; ; ; ; ヾ--"; ; ; ; ; ; " |   \; ; ; ; ; ;\


ナレーション『ガタックのキャストオフ機能!!』

ナレーション『それにより秒速2000㍍で弾け飛んだマスクドアーマーがインデックスを吹き飛ばす!!』

インデックス「い…痛いんだよ…」

195: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:44:17.21 ID:nLiaXS03o
マリン「インデックス!?」

電王R「おおっと、自分の心配はしなくて大丈夫かい?」

マリン「くっ!」


G3-X「フゥ!ハァ!!」

イカ娘「お主、中々やるじゃなイカ!一体何者でゲソ!」

G3-X「ただの人間だ!」

196: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:45:49.75 ID:nLiaXS03o
ガタック「はぁ!は!は!はぁ!!はぁあ!!」

ザシュザシュザシュザシュン

インデックス「い、痛いんだよ!」

ナレーション『すごい勢いで切り刻まれているぞインデックス!』

ガタック「クロックアップ!」クロックアァップ

シュン

インデックス「おぼぼぼぼぼぼ!!」ドガガガガガガガガガガ

ナレーション『目には見えない速さで攻撃するガタックにインデックス、なす術なし!』

197: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:47:33.68 ID:nLiaXS03o
電王R「ほらほら、足元がお留守だよ子猫ちゃん?」

マリン「強い…!」

電王R「腕に毛虫ついてるよ?」

マリン「ギャアー!!」

電王R「嘘だっよッ!」

ドカ

マリン「ぎゃっ!騙したね!?卑怯だよ!」

電王R「よく言われるよ」

198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:48:42.68 ID:nLiaXS03o
G3-X「ハァ…ハァ……」

イカ娘「ハァ…ど…どうしたでゲソ…もう…体力切れでゲソか…ハァ…」

G3-X「…!」

プシュー

ナレーション『おおっと!?G3-X、マスクを脱いだぞ!!』

G3-X「僕は人間…氷川誠として戦う!!」

199: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:49:15.45 ID:nLiaXS03o
    /  /   /: : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :、: : : : : \
   /   /  /: : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : : : : : : : : : |: :、: : : : : : \         ..  ・
 /    ;  /: : : : : : : : : : : :.ト、: /\: : : : : : : : : : : : リ: : |: : : : : : : ハ      ::・’.
/      ! /: : : : : : : : : : : : :|: へ  \: : : : : : : : : :/\j: : : : : : : :|ヽ)   .  ・.::  ・
、      | /: : : : : : : : : : : : /∨  \  \: : : : : : / /、: : : : : : :;  ’ ....:::'    ・ ・....::
\丶、   イ:/: : : : : : : : : : ::/ _.........._`丶、N、: : //   !、: : : : :/  ,::'....... …...::::::'  '´¨
  `丶 ̄Y: :|: :、: : : : : : : : :/ セx…─-ミヾ   ヽ´ __...._ u| ヽ,・/ ・ッ::::::::ゝ':::/´’.  .     喰らうでゲソ!
    |\|: ::|:ノ、: : : : : : : /              ´ ̄`ヾ }::’‥::::::::::::::::::::::::)´  ・   ‥     イカスミ攻撃!!
    ゚。 !: : : : : 、: : : : /|∧            ノ⌒) /:::::::::::::::::::::::::::∠ ̄__.   ・
     ∨|: : : /´`|、: :/: :!、_')             ノ:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::_三ヲ ̄ ̄’・......_
      ノ: : : | ヾj: V: : ::i               ヽ:::::::( ̄`ー:::::::::::ゝ ・  _  ..
     。゚: : : :八ゝ|: : : : : ゚。             ゝノ  ̄─≦ ̄::::::::::::::::::::::::::::≧  ¨     ブー
  _ノ: : : : : : :ゝ、゚。: : : : :、                  ノ ヽ、─、,…::::(´¨  ,….....
<: : : : : : : : : ノ: : : : V: : : : ヽ                <゚。      ・.\.::....   、.`¨
: : : : : : : : ://: : : ノ´ヽ: : : : : }、___           イ’!: : : ::、       ’ .    ):::::::\
>── イ ノ: ://   }: : : : : ゚。::、¨  ィ──<'}: : ::| 、: : : : ::.、           .・`ー^ヽ::
  _....<: : :/ /    !: : : : : :l、:::、 /:/ }::/  ∨: : ::! ヽ: : : : :、
イ: : ≦ ̄ノ   ,    l: : : : : ::| 、::V::/ //   V: : ノ  }: : : : : 、

200: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:50:11.57 ID:nLiaXS03o
G3-X「な、なんだ!?目が見えない!?」オロオロ

イカ娘「イカヒレアタック!」

バチンッ

G3-X「ぐあぁあ!!」

ナレーション『イカ娘のビンタが炸裂!勝負ありだ!!』

201: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:51:32.79 ID:nLiaXS03o
インデックス「おぼぼぼぼぼ!」ドガガガガガ

ナレーション『インデックス!まだ殴られている!!』

マリン「どうすれば…そうだ!」

マリン「イカ娘!あたしちょっと忘れ物したからその間インデックスを!」

イカ娘「ちょ、ふざけるなでゲソ!」

電王R「あらあら」

202: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:52:58.10 ID:nLiaXS03o
インデックス「うう…」

ガタック「終わりだ!」

ライダー・カッティング!

ガタック「ハァ!!」

イカ娘「ええぃ!こなくそーッ!!」

ガキョン

ナレーション『おお!イカ娘がガタックのライダーカッティングを触手で止めに入ったぁぁ!!』

203: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:54:35.78 ID:nLiaXS03o
ガタック「ハァァ…!」ジジジ

イカ娘「くぅ…!!」

ガタック「ハァァッ!!」バチン

イカ娘「うわああああああ!!」ブシュゥ

ナレーション『なんと!ガタックが上回ったようだ!そしてイカ娘の触手は切れてしまったぁ!!」

ガタック「よっしゃあ!!強いぜぇぇ!俺!!」

204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:56:21.56 ID:nLiaXS03o
イカ娘「う…うぅ…」

電王R「さぁーて…そろそろ三枚に下ろさないとね」フルチャージ

電王R「とりゃ!」ビュン

ナレーション『投げた武器がイカ娘を通過した!』

イカ娘「な、なんでゲソ!?体が動かないでゲソ!?」

インデックス「イカむすめ!」

205: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:57:29.81 ID:nLiaXS03o
電王R「はぁぁぁ…ハァーッ!!」

イカ娘「く…!」


マリン「マリィンシュート!!」

ボゴン

電王R「くっ!?」

イカ娘「マリン!」

マリン「へへ、お待たせ!」

206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:58:48.84 ID:nLiaXS03o
マリン「二人とも大丈夫!?」

インデックス「くたばりそう…」

イカ娘「触手は…4本まで減ったけど大丈夫でゲソ」

マリン「よーし、反撃開始!」

207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 14:59:30.53 ID:nLiaXS03o
マリン「ちょっと!そこの青いの!」

ガタック「?」

マリン「よくもインデックスをボコボコのケチョンケチョにしてくれたね!」

マリン「一緒にお寿司を食べに行った仲間をひどい目に合わせるなんて…」

マリン「海より広いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!」

インデックス「うぅ…マリン…」

208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:00:44.61 ID:nLiaXS03o
マリン「レッドの光の聖なるパフューム! シュシュッと気分でスピードアップ!」シュッシュ

マリン「ハァッ!!」

シュン

ガタック「!?」

マリン「たぁ!!」ドカ

ガタック「ぐあぁ!!」

209: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:01:29.56 ID:nLiaXS03o
ガタック「くそ!クロックアップ!」クロックアァップ

シュンシュンッドガガガガ

ナレーション『なんとマリン!ココロの種を使うことによってガタックのクロックアップと対抗している!』

電王R「えぇ!?彼女あんなに速く動けたの!?」

イカ娘「よそ見している場合でゲソか!?よくも怖い思いをさせてくれたでゲソね…!」

210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:05:26.33 ID:nLiaXS03o
電王R「ま、まぁまぁ怒らないで、可愛い顔が台無しだよ?どうだい?僕に釣られて一緒に浜辺の散歩でも?」

イカ娘「馬鹿にするなでゲソ!そろそろ私も本気を出すでゲソ!」イカチャージ

イカ娘「はぁ!!」

バシュン

ナレーション『ななななんと!!イカ娘、切れた触手が復活したァー!!!!」

イカ娘「…大型テレビは…」シュルシュルシュル…

電王R「え、ちょっと…」

グッ

イカ娘「私のものでゲソ!!」

電王R「うぁぁぁあ!!」

ドゴォンッ!

211: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:06:32.85 ID:nLiaXS03o
ガタック「ハァ…ハァ…!」

マリン「マリィーン…ダイブ!」グオン

ガタック「ぐあぁ!」

ドサ

マリン「次で決めるよ!」


         /   :ー=彡'´: : : : : : : : : : : : : : : : :`ヾト           /丶. __,/ \
          / . / : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : !!         . /    /    \ハ
       / : : / . : /  :/ : : : : : : ∧: : : : :l: :l: : :|: :||      .: /. -‐= \____/゙ヽ〉 .
      /. : :/ . : :|: /l: : /|: . /  ヽ: : :ハ: |l: : !: :!l      .:  l      /    '. / .:
     /. : :/ . : : : :/! :/ l: /  l: :/    l: :/ j八: |: :|:ヽ、    ::  |      /     V  .:
-‐  . : : / . : : : :/八'ト v{_  ヽ:l    l:/∠、 N: :l:. . .\   ::  |      /      / .:
. . : : : :/ . : : : /ヘ 〃⌒ヾミメ、 `   彳'⌒ヾ Yi´: :ヽ:/´ ̄ ̄`\    /    /-、::
: : : / . : : : : :/{⌒ハ`{卜- くl:|      '卜-イl|/ |: : : /        \  .'   /    |―     集まれ!花のパワー!
:/  . : : : : : :/: :`Y::::. 入ヘ='_ノ       {辷ン ∧: : {     . -― 、 | /   // ̄`V: : .
  . : : : : : : /: : : : し人 '¨´      〈!   `` /ノハ: : V   /      〈ー=彡ィ   /: : : :     マリンタクト!
. : : : : : : :/: :, <  ̄ ̄ ̄ `>、/´ ̄ V   /―-、:\:\ 〈    ノ-、 l / ,(_/―――
: : : : : /: :/           ヽー ' . イ     \:.\}≧ァ<   }/' /: : ___ . . . . . .
: : :/: : : /      , -‐ 、    マフ壬,二、、 /l   V⌒〉 |      /): / ,つ、\ : : : :
/: : : : : l   、  ∨   }  ノ  |/   | 卜/  |     |  //  ,/ ∠/イ´ イ  ヽ\)、: : :
: : : : : : : {   \  {   /´ ̄`ヽ |. \   /  ,    乂_// ///  ゞニゝ-r'^¬'´゙\)': : :
: : : : : : : :〉  f⌒丶ゝ ノヘ.___∠」 >ーy‐《   /     l/// ///フ  /  / : : : : : : : : : : :
: : : : : :/ ヘ  ゝ __,ノ     \ _){⌒`⌒l!ー〈    ,/// /' /(__/ヽ._/ ´ ̄ ̄`ヽ: : : :
-‐  ´    /  ,|         \ヽ\..:::::/  〉  ,///    /             |: : : :

212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:09:04.05 ID:nLiaXS03o
マリン「花よ煌け!プリキュア!ブルーフォルテウェーィブ!!」

ガタック「ぐ…!」



\ . ,, .ドーーーーーーーーン '// ., /
\\ . -‐- . :: .  -‐- 、 // . ,  / _ ヽ
\\( ⌒  ⌒  ´   ' .. 'ヽ..  /  ´   )
 ;: ( ⌒ )=)´_ ⌒;: ⌒ .. ) ) // ニ==-     「ぐああああ!!」
(  ( nヽー‐'__;:  _,、__ // `ヽ    )
二` - i l  / 。 i /   ゚ ヽ   ; .)  ) .  .─-
 )( ((.ゝ',:  ヽ_ノ  、__ワ ノ  )  二=- )       ウンメイノゲートトイカテイルー
ξ ⌒, ; (, __,-、_,,、   ̄  )  ) )      )
ゝ//'.. .(> >__,ノ ) )) ) =]3   二=‐-
lー-、. ; ゝ ., :   Lヽ ノ, ; .: ., ) ) ノ  ノ     ナレーション『勝負あり!!!』
 ̄, :. ,//. , ;ー─ - - '. , \\\ -'

213: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:09:56.72 ID:nLiaXS03o
マリン「か…勝った…!」

イカ娘「やったでゲソ!」

インデックス「わーい!」

試験官「おめでとうございます」

試験官「これにてすべての試験を終了します」

試験官「…と言いたいところですが実はまだもう一つ」

イカ娘「まだあるのでゲソぉ?」



試験官「あなたたち三人で殺し合いをしてください」

214: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:10:55.54 ID:nLiaXS03o
イカ娘「は…?」

インデックス「な…なにを言って…」

マリン「冗談…でしょ…?」

試験官「冗談ではありません」

インデックス「じゃあなんで!?」

試験官「答えは簡単、あなたがたの点数が同じだからです」

試験官「これでは甲乙つけられません」

マリン「そんな……!」

215: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:11:36.14 ID:nLiaXS03o
試験官「できませんか?」

イカ娘「できるわけないじゃなイカ!」

試験官「そうですか…純一」

純一「はい」カツカツ


              /. : /⌒ヽ ∨,.≦三==:.、ヽ. \
             ,.イ. : /∠⌒ヽヽ_彡' ⌒ヽ`ヽ ヽ ':, ヽ
            //.:: /: :/´ ⌒` ー '´    ヽミ、 ',  :. :丶
        //.:: /: :/ .: .              ヽミ、 ', :. : .丶
       〃.: : .: :〃 .: .            ',ミ;、 :. :. : . ヽ
       〃.:: : .: .:i| :.: .            ミハ :. ヽ. : . ヽ
       ,' .: : : : : :儿_,.-='≧:.    .;≦三ニ:.ヽ'ミ人. :. . ヽ、._ ',_
     、i .: : : : : ;レ'イ'´_,..,_`ヽ.   .:  _,..,_ `ヾ\:.≧==ニ二 > 、
     ヽ._彡.: : : リ ;'_イ'じノヘ ';:. . : ∠じリ>.、_ \≧==ニ ='⌒ヽ  
     ._,.イ.:: : ノ.: .:`¨¨⌒ ;:':; . : ::. . .::⌒     :乂 ー-=彡ヘ ':.   申し訳ございません、このようなAAで
     ≧=ー .:彳.:: .:      ,' .:; .: :  .:: .      .:从':.、: : .ヽ、)
     三:._彡'.::从:: .:    .イ:::;'  .:   , 、: .      :|lヽヽ`:.、: . 〉
     /.:/.: ;厂ヘ.: : :. / `'ヘ、_ , -:'  \     :リ ヽ \`:.、
      乂 .:: :人__八 : .′ _,..,_    _,,..、 〉    从_ .ノヽ冫〉
      ヽ: ;' .: : : :∧  : <L.T^Y^レイ:/     .:////イ′
       ヽ\ : :/. :ト、 .   \`'┴ イ/   . :,イ|// . : : :/
        \|l : : :ノ| ';.丶   `¨¨ ´   , : , '  |/, : : ; ;'
            〃: :〈│: '; .ヽ: .        ,.:' :/  .:|八: :ノノ
          八:、;ゝノ: : : : . ヽ、: : . ._.; .;' : : '   . : |、彡'
            ` 爪: : : : : : : : : : : : : :      . : ;ハ、
            ,イ│\: : : : : .            . :/  |:.\

216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:12:18.57 ID:nLiaXS03o
イカ娘「な、なにするでゲソ」

ドゴォ

イカ娘「カハッ」

ガク

217: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:13:18.63 ID:nLiaXS03o
インデックス「イカ娘!なんてことするの!?」

純一「良い台詞だ、感動的だな」

ドゴォ

インデックス「うッ」

ガク

純一「だが無意味だ」

218: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:14:41.58 ID:nLiaXS03o
マリン「この!…あ、あれ…!?」ショワショワ

シュパン

えりか「そんな!変身が解けた!?」

純一「どうした?変身しないのか?」

ドゴォ

えりか「あ…」

ガク

219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/30(水) 15:16:11.08 ID:nLiaXS03o
試験官「閉じ込めておきなさい」



        __ ,.,.,. -‐==ミ            x==‐- .,.,., __
       /.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::}         {::::::::::::::::::::::::.:.:.`ヽ
.      /''"´ ̄ ̄   ```: .、      〃´´´     ̄ ̄`ヽ
     /    _, ==ミ     ::ヽ           , ==ミ,_      ヽ
        〃_xく(:::じ::)`ヽ   .:::       ,ィ (:::じ::)`ヾx_
        ^ニ二二ニ''^ ノ .::}      ^ニニ二二ニ´
          ⌒>‐--   彡 .::|      ヾ..   --‐<⌒
        /           .:::|                   ヽ     はい
                    .::::|  i
               /^ヽ.:::::|  i    ヽ
                 {  〃 .:       }
           /   ー-、      .-‐ ''     \
              /       ヽ. __ ,ノ          ヽ
          {           、_              }
             ::__.:.:.:.:.:.:.:.J.:.:.:.:.:.:.:.__;:
             ヽ i^Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y^i .ノ
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                      、:::::::::::::::::::::::::::,
                    `二二二二´

231: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:29:56.54 ID:zzjdAOHXo
イカ娘「出すでゲソー!ここから出すでゲソー!!」ドンドン

インデックス「私達…騙されていたのかも…」

えりか「……」

イカ娘「きっと世界が破滅するなんて嘘だったのでゲソ!」

えりか「あたし達を外国かどっかに売り飛ばすためにこの試験で弱らせたんじゃ…」

インデックス「そんなの…いやなんだよ…グス…」

イカ娘「うぅ…グス…」

えりか「…うぇ…ヒック…グス…」

イカ娘「栄子ー!」

インデックス「とうまー!」

えりか「つぼみー!」

232: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:30:55.00 ID:zzjdAOHXo
インデックス「う…」

イカ娘「大丈夫でゲソか?お主ひどく殴られていたんじゃなイカ…?」

インデックス「殴られたのは平気なんだけど…」

インデックス「体の力が抜けていく感じがするんだよ…」

えりか「あたしも…」

イカ娘「お主達もでゲソか…?」

インデックス「多分…誰かが私達になにか力をかけているのかも」

えりか「もしかしたら…あの男の人かな…」

えりか「あの人が近づいてきたら変身も解けたし…」

イカ娘「本気を出せばこんな壁壊せたかもしれないのに…悔しいでゲソ…」

233: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:31:48.69 ID:zzjdAOHXo
インデックス「…ん?」

「おい!ちょっと!?離せって!!うわぁ!?」

ドサ

試験官「あなたもここで大人しくしていてください」

「いてててて…」

えりか「大丈夫!?」

「ああ…大丈夫…くそー、こうなったら!」

234: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:32:23.68 ID:zzjdAOHXo
カチャ

カチャ

ギューン ギューン

キンキンキン

映司「変身!!」

シャチ!ウナギ!タコ!

シャッシャッシャウタ!シャッシャッシャウタ!!

オーズ「はぁ!!」

235: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:33:01.08 ID:zzjdAOHXo
試験官「熱線攻撃」

オーズ「うああああああああ!!」

チャリンチャリン

試験官「ふん」

映司「く…」

試験官「まだメダルを隠し持っていたようですね、没収させてもらいます」

映司「あ、待て!!」

映司「くそぉ…!」

236: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:34:43.53 ID:zzjdAOHXo
イカ娘「お主も変身できるのでゲソか?」

映司「え?あ、うん、そうだよ」

映司「ちょっと待ってて!君たち閉じ込められてるんだよね?必ず助けるから!」

映司「他のメダルは…」ゴソゴソ

映司「ダメだ…トラしか持ってねぇ」

237: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:35:36.43 ID:zzjdAOHXo
映司「ところで君たちはなんでこんなところに?」

イカ娘「騙されたでゲソ…」

映司「騙された?」

えりか「あたし達三人の力が強すぎて世界が消滅するって言われて…」

インデックス「それで…一番を決めるための試験を受けてたんだよ…」

イカ娘「誰かが一番であればいいとあいつは言っていたでゲソ…」

インデックス「最後の試験が終わったはずなのに、点数が同じだってことで…」

えりか「三人で殺し合いをしろって…それで…嫌だって言ったら…」

映司「ここに閉じ込められた…ひどいな…」

238: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:37:07.45 ID:zzjdAOHXo
イカ娘「お主はなぜここに?」

映司「ヤミー…ええっと、怪物が出たって聞いて…」

映司「それでもう一人のアンクってやつと一緒にその怪物探してたんだけど」

映司「廃墟に人影が見えたから入ったんだ」

映司「そしたらいきなり誰かに殴られて、アンクから預かってたメダルまで奪われて…」

映司「そしてここに入れられたって感じだけど…」

イカ娘「お主も大変でゲソね…」

映司「あ、名前言うの忘れてた、俺は火野映司!」

イカ娘「イカ娘でゲソ」

インデックス「インデックスだよ」

えりか「来海えりか」

映司「よろしく、とりあえずここから脱出しないと!」

239: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:37:39.31 ID:zzjdAOHXo
映司「えい!このッ!!」ドンドカ

えりか「どんなにやっても開かなかったよ…」

映司「どうやってここから出るか…」

イカ娘「もう無理でゲソ…きっと私達は殺されるに決まってるでゲソ…」

インデックス「力が入らないんだよ…お腹すいたんだよ…」

えりか「うぇ…ちゅぼみ…たしゅけて…」

240: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:38:05.72 ID:zzjdAOHXo
映司「俺が助けるから、絶対!」

インデックス「無理に決まってるんだよ…」

映司「無理じゃない!手が届くのに伸ばさなかったら死ぬほど後悔する!」

映司「それが嫌だから手を伸ばすんだ!」

241: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:39:03.00 ID:zzjdAOHXo
イカ娘「手が届くのに…」

インデックス「伸ばさなかったら…」

えりか「後悔する…」

イカ娘「…ふ…私としたことが…なにを弱気になっているのでゲソか…」

インデックス「へへへ…こんな所とうまに見られたらまた鼻で馬鹿にされちゃう…」

えりか「あたしも…プリキュアなのに…なにをこんなにウジウジしてるんだろう…」

242: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:39:53.05 ID:zzjdAOHXo
イカ娘「まだれもんすら侵略していないのになにを諦めているでゲソ!ここで終わってスルメイカ!」

インデックス「お腹一杯になってからじゃないと死ぬわけにはいかないんだよ!」

えりか「つぼみはあたしがいないとダメなんだから…!あたしがつぼみの傍にいなきゃダメなんだ!」

イカ娘「そうとわかれば力を合わせてこんな所さっさと脱出するでゲソ!!」

インデックス「帰って冷凍庫の奥のアイス食べてやるんだから!!」

えりか「またみんなでくら寿司に食べに行くよ!よっしゃあテンション上がってきた!」

243: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:41:02.23 ID:zzjdAOHXo
映司「ははは」

えりか「どしたの?」

映司「いや…なんていうか…君たちって結構似たもの同士なんだなって」

イカ娘「そうでゲソか?」

インデックス「私は頭にこんな変なの生えていないんだよ?」

イカ娘「変なのとはなんでゲソ!失礼じゃなイカ!」

えりか「あたしもこんなイカじゃないよ?どこが似てるの?」

イカ娘「似てなくて結構でゲソ!お主達こそただのバカじゃなイカ!」

イン・えりか「うるさいよ!」

244: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:41:36.68 ID:zzjdAOHXo
映司「そっくりさんとかじゃなくて…こう…雰囲気かな?」

映司「君たちの元気な声聞いてたら、なんだか俺も元気湧いてきた!」

映司「よし!明日のパンツのためにもちゃっちゃと行動しよっか!」

三人「おー!」

245: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:42:10.29 ID:zzjdAOHXo
カツカツ

映司「誰か来た!」

キィ


              /. : /⌒ヽ ∨,.≦三==:.、ヽ. \
             ,.イ. : /∠⌒ヽヽ_彡' ⌒ヽ`ヽ ヽ ':, ヽ
            //.:: /: :/´ ⌒` ー '´    ヽミ、 ',  :. :丶
        //.:: /: :/ .: .              ヽミ、 ', :. : .丶
       〃.: : .: :〃 .: .            ',ミ;、 :. :. : . ヽ
       〃.:: : .: .:i| :.: .            ミハ :. ヽ. : . ヽ
       ,' .: : : : : :儿_,.-='≧:.    .;≦三ニ:.ヽ'ミ人. :. . ヽ、._ ',_
     、i .: : : : : ;レ'イ'´_,..,_`ヽ.   .:  _,..,_ `ヾ\:.≧==ニ二 > 、
     ヽ._彡.: : : リ ;'_イ'じノヘ ';:. . : ∠じリ>.、_ \≧==ニ ='⌒ヽ  
     ._,.イ.:: : ノ.: .:`¨¨⌒ ;:':; . : ::. . .::⌒     :乂 ー-=彡ヘ ':.   お体の調子はどうですか?
     ≧=ー .:彳.:: .:      ,' .:; .: :  .:: .      .:从':.、: : .ヽ、)
     三:._彡'.::从:: .:    .イ:::;'  .:   , 、: .      :|lヽヽ`:.、: . 〉
     /.:/.: ;厂ヘ.: : :. / `'ヘ、_ , -:'  \     :リ ヽ \`:.、
      乂 .:: :人__八 : .′ _,..,_    _,,..、 〉    从_ .ノヽ冫〉
      ヽ: ;' .: : : :∧  : <L.T^Y^レイ:/     .:////イ′
       ヽ\ : :/. :ト、 .   \`'┴ イ/   . :,イ|// . : : :/
        \|l : : :ノ| ';.丶   `¨¨ ´   , : , '  |/, : : ; ;'
            〃: :〈│: '; .ヽ: .        ,.:' :/  .:|八: :ノノ
          八:、;ゝノ: : : : . ヽ、: : . ._.; .;' : : '   . : |、彡'
            ` 爪: : : : : : : : : : : : : :      . : ;ハ、
            ,イ│\: : : : : .            . :/  |:.\

246: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:43:04.57 ID:zzjdAOHXo
インデックス「最悪なんだよ」

イカ娘「お主に殴られたせいでお腹がまだ痛むでゲソ」

純一「申し訳ございません」

えりか「あたしのパヒュームは?」

純一「こちらに、どうぞお返しします」

えりか「あ、あれ?意外と素直に返すんだね…でも騙されないよ!」

247: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:45:12.88 ID:zzjdAOHXo
映司「なぁ、なんで俺達ここに閉じ込められたんだ?」

純一「あなた方はあのお方に危険因子として認定されたからです」

純一「あの青いライダー達も」

えりか「あのお方って…試験官のこと?」

純一「はい」

えりか「ん?ていうことは…」

インデックス「つまり…私達、潰し合いされたってこと?」

純一「そういうことになります」

248: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:48:15.90 ID:zzjdAOHXo
映司「でもなんで危険因子に?俺達が?」

純一「あのお方は、この世界を乗っ取ろうとしています」

一同「なんと!」

純一「そこで自分の脅威となる邪魔なものは閉じ込めようとしていました」

イカ娘「あの試験は?」

純一「優秀な者は自分の配下に置こうとしていたからです」

純一「優秀な者、私もその一人です」

249: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:49:28.25 ID:zzjdAOHXo
えりか「ねぇ、あたし達をここから出してよ!」

純一「いいですよ」

一同「え?」

純一「私は世界を平和にしたい、だからあのお方の部下となった」

純一「あの人が望むのは世界の統括、曲がりなりにも私の目的と一致していました」

純一「だがあなた達の試験の様子をモニタリングして気が付きました」

純一「あなた達3人の笑顔、そこで救った人々の笑顔…」

純一「私はやっと目が覚めました」

250: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:50:08.34 ID:zzjdAOHXo
イカ娘「じゃあなんで殴ったでゲソか!痛かったでゲソよ!」

純一「すみません、ああでもしないとあの人からあなた達を遠ざけられなかったので」

純一「…あのお方の力は見ましたよね?」

映司「ああ…コンボでも簡単に倒された…」

純一「それがあの人の実力です」

純一「あの人の力が働いて、あなた方も今はうまく力が出ないはずです」

251: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:51:33.83 ID:zzjdAOHXo
えりか「おじさんいい人なんだね…疑ったりしてごめんなさい…」

純一「謝らないでください」

イカ娘「でも裏切ったりして大丈夫なのでゲソか?

純一「いいんですよ、自分の行為に正直ウンザリしていました」

純一「あのお方を倒してここを脱出する、いわば…」




        __ ,.,.,. -‐==ミ            x==‐- .,.,., __
       /.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::}         {::::::::::::::::::::::::.:.:.`ヽ
.      /''"´ ̄ ̄   ```: .、      〃´´´     ̄ ̄`ヽ
     /    _, ==ミ     ::ヽ           , ==ミ,_      ヽ
        〃_xく(:::じ::)`ヽ   .:::       ,ィ (:::じ::)`ヾx_
        ^ニ二二ニ''^ ノ .::}      ^ニニ二二ニ´
          ⌒>‐--   彡 .::|      ヾ..   --‐<⌒
        /           .:::|                   ヽ  反逆です
                    .::::|  i
               /^ヽ.:::::|  i    ヽ
                 {  〃 .:       }
           /   ー-、      .-‐ ''     \
              /       ヽ. __ ,ノ          ヽ
          {           、_              }
             ::__.:.:.:.:.:.:.:.J.:.:.:.:.:.:.:.__;:
             ヽ i^Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y^i .ノ
                    \!._{__|__}_.!/
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                    `二二二二´

252: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:52:24.03 ID:zzjdAOHXo
純一「でもあのお方の力は絶大だ、私一人では倒せません」

純一「映司さん、イカ娘さん、インデックスさん、えりかさん」

純一「あなた達の力をかしてください」

イカ娘「大技使って触手が攣ってるでゲソ…」

えりか「あたしも…プリキュアの種が…」

映司「メダルがトラしかない…」

インデックス「戦闘能力がないんだよ…」

253: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:53:16.55 ID:zzjdAOHXo
純一「大丈夫です、私に任せて下さい」

純一「私の力を使えばあなた達をサポートできるかもしれません」

えりか「…おじさん…本当は何者なの?」

純一「通りすがりの仮面ライダーです、覚えておいてください」

254: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:54:13.77 ID:zzjdAOHXo
試験官「…様子はどうでした?」

純一「はい、大分衰弱していました」

試験官「ふふ…そうですか…」

ドガァァンン

試験官「今の爆発音は!?」

純一「申し訳ございません、時限爆弾が作動したようです」

試験官「なに!?…いや…待て…どうして爆弾だと!?」

純一「ニヤニヤ」

映司「ふー、よいしょ」

試験官「あなたは!!」

255: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:55:01.87 ID:zzjdAOHXo
映司「ありがとう純一ニーサン!おかげで脱出できたよ!」

試験官「純一!あなた裏切ったのですか!?」

純一「申し訳ございません、このような裏切りで」

試験官「…あなた一人…他の三人は!?」

映司「さぁーて、一体どこかなー?」

チャリーン

パシ

映司「へへっ」

試験官「まさか…そのメダル…!」

256: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:55:41.12 ID:zzjdAOHXo
映司「…あっちこち旅してきたけど、簡単に生き残れないのは…」

映司「どこも一緒だな!!」

カチャ

カチャ

ギューン ギューン

キンキンキン

映司「変身!」

257: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:56:32.89 ID:zzjdAOHXo
イカ!禁書!マリン!

Ah~カワイイナ~mow♪

オーズ「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ゴォォォォォォォォォ…

試験官「うぅ…!」

オーズ「はぁッ!!やるっしゅ!!」

258: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 00:59:25.97 ID:zzjdAOHXo
試験官「ぐぅぅ…!この力は!?」

オーズ「一気にケリを着けてやるゲソ!!」

キンキンキン

スキャニングチャージ!

シュルシュルシュル

試験官「触手が!?」


オーズ「ハァァァァァァァァァァァァ…!!」


オーズ「セイヤァァァァァァなんだよ!!!!」


試験官「ぐぁあああああああああああああああ!!」


チュドーン


純一「良い蹴りだ、感動的だな」

259: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:00:34.39 ID:zzjdAOHXo
えりか「あー窮屈だった!」

インデックス「ファイナルフォームなんとかだったけ?」

イカ娘「体があらぬ方向に曲がってびっくりしたじゃなイカ!!」

純一「申し訳ございません」

試験官「ぐ…うぐ…!」

映司「まだ立ち上がるぞ!?」

試験官「あなた達…!」

260: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:01:20.19 ID:zzjdAOHXo
純一「……」

試験官「純一…よくも…!」

ドゴォ

試験官「ガハッ」

純一「もう…お休みになって下さい…」

試験官「ぐぅ…」

ガク

261: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:07:10.66 ID:zzjdAOHXo
映司「さっきの力は一体…同じ種類のコンボでもあんなには…」




えりか「……あたし達ってさ、たしかにちょっと似てるところあるかもね!」

インデックス「えへへ!」

イカ娘「ま、まぁそういうことにしておいてやるでゲソ!」





こうして…

三人の長い試験が終了した…

262: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:07:46.37 ID:zzjdAOHXo
イカ娘「ただいまでゲソー…」

栄子「遅かったなイカ娘…ってどうしたんだ?ボロボロだぞ?」

千鶴「おかえりなさい、今日はイカ娘ちゃんの大好きなエビのフルコースよ」

たける「イカねーちゃん、おかえり!」

イカ娘「う…」

栄子「?」

イカ娘「栄子ー!」ボロボロ

栄子「ど、どうしたんだよ!?抱き着いてきて?」

イカ娘「栄子ー栄子ー!」ギュウ

栄子「…ほらほら…早く風呂入ってご飯食べよう…な?」

263: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:09:00.21 ID:zzjdAOHXo
インデックス「ただいまー…」

上条「遅かったなインデックス…ってどうしたんだ?転んだのか?」

インデックス「ヒグ…ヒック…」

インデックス「とうまー!」

上条「おぉわ!?インデックスさん!?どうしたんですか?」

インデックス「とうまー…とうまー…」ボロボロ

上条「…なんだ…怖い目にでもあったのか?おーよしよし」

インデックス「冷凍庫の奥にアイス隠してるでしょ?」

上条「なぜそれを!?」

264: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:10:13.45 ID:zzjdAOHXo
つぼみ「えりかー!」

えりか「つぼみ…」

つぼみ「もぉーどこ行ってたんですか?」

いつき「こんな遅い時間まで…」

ゆり「ももかも心配しているわよ?」

えりか「……うぇ…」

えりか「ちゅぼみー!いちゅきー!ゆりしゃーん!」

えりか「会いたかったよぉー!」ボロボロ

つぼみ「えりか、どうしたんですか!?」

えりか「うぇぇぇぇぇぇん…」ボロボロ

つぼみ「もう、えりかの泣き虫さん、ふふ…よしよし…」

265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:11:25.70 ID:zzjdAOHXo
数日後

              ,  -──‐- 、
            /      `ヽ \
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         / . : :´: : : : : : : : :`ヽ、 ヽ \
        /: : : : /: /: : : : : : :_: : i: :`ヽノ  /
        イ: : : : レ'⌒ヽ: : / `メ、 : : :\/
        |: : : :イ          ヽ: : : ∧
        ヽイ ハ   ⌒    ⌒  |\/ハ   エビメニュー全種類制覇するでゲソ!
            l/: i '''゙゙゙ r─‐┐゙゙゙'' |: :l ノ: i
           /: :∧   ヽ   ノ    ノ: :lヽ: :\
         //: :/: : >  __  イ rl: :l: :\: :\
      /: /: :/⊂「l二7 `V´ リ  ̄l:lつ.:.:.:| \: :\
    _/: : /: :/: : l l: :l/     L: |\\\|  ヽ: : )_
   _/: : r‐‐': /: : :/  l:/       ヽ| L: :\\_  ヽ : :L
  く: : く: : :( `ノ: :「  「/        \  ): : )ヽ: \ ヽ: :l
   \: :\: く: : : > く `ー-------‐' >〈: : :〉く: : :ノ く: :ノ
      ̄    ̄    > r─r‐r一'´
              し   し

266: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:12:44.46 ID:zzjdAOHXo
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         r‐'、_ノ 厶:-v、‐:v=イゝ xく)
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         |::::::::/ 从" 「  フ ノ:|  }::::::〉
          \/  }:}>rz< }:! __j/
           /V:\_i/ V|V j丁\     インデックスさんに任せれば
            ∨レヘ:八 /::∧ {:ノ/      エビ以外の制覇も夢じゃないかも!!
              /  /::∧:ヘ ∨
               /  /::/  '::::. '.
           /  /::/   :';:::. '、
            /  /::/    ';:::. ヽ
             /  /::/       ';:::.  ヽ
.         /{. /::/       :';:::.
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          ー─-、______j_;;j/

267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:14:33.48 ID:zzjdAOHXo
        _,、
       /、ヽ_)
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       |;':::/   丶 _ヽ |:::::|::|      よーし!
      lニ|::::|          |:::::|::l      それじゃあ張り切って入店しちゃうよー!
      / |::::|ゝ.      _/::::/:::\
      {/:::r'人 」 〔三≦{:::::ヽ::::::::)
      /l>::::)o。。 ̄ \ く:::::くl::ト、(ノ}
      丶-‐' 8   8⌒7 {_ 丶二ノ::ノ








「「「「おー!!」」」」

268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/31(木) 01:15:45.50 ID:zzjdAOHXo
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    /´ r__,ヽ  /¨>、 '´  ̄`ヽ
     { ィ|irwnト| 厶/ww ,! ( wハw)!
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   ヽ、,ノリ.史リ、,っ.と|以|つ.とく},}苑},}、ゞ
    く_ノ 八ヽ ↓∠下>↓ くム_ム>    ..┼ヽ  -|r‐、. レ |
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