前回 澪「ぽ…ぽけもん?」

1 :ぽけもん :2010/09/11(土) 18:46:38.98 ID:LmoJhQAO
紬梓編
今回はシンオウ地方が舞台(ナナシマも少し)
4 :ぽけもん :2010/09/11(土) 21:12:19.73 ID:LmoJhQAO
マサラタウン


こんこん

紬「入って」

斎藤「失礼いたします」

紬「何か用かしら?」

斎藤「澪様は無事ホウエンにお送りいたしました」

紬「そう、よかったわ」

紬(澪ちゃん、頑張って!)
5 :ぽけもん :2010/09/11(土) 21:18:07.39 ID:LmoJhQAO
斎藤「そして、旦那様が」

紬「お父様がどうかしたの?」

斎藤「すぐにシンオウ地方のコトブキシティに来い…と」

紬「?
…そう、分かったわ
すぐに行くわ
斎藤、ヘリを用意して」

斎藤「かしこまりました、紬お嬢様」
6 :ぽけもん :2010/09/11(土) 21:21:04.16 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
シンオウ地方


マサゴタウン


???「梓!梓はいるか!?」

梓「はいはい!います!」たたっ

???「返事は一回でいい!」

梓「すみません…
ロリk…ナナカマド博士」
7 :ぽけもん :2010/09/11(土) 21:24:36.84 ID:LmoJhQAO
ナナカマド「まあよい
ほら、あんみつでも食べなさい」

梓「あ…はい
いただきます」

ナナカマド「」ぱくぱく

梓「……」

ナナカマド「」ごくん!

梓「……」
8 :ぽけもん :2010/09/11(土) 21:29:51.48 ID:LmoJhQAO
ナナカマド「…なんだ、食べないのか?」

梓「いや、その…
私を呼んだのって、あんみつのことだったんですか?」

ナナカマド「…む、いかんいかん!
そうだ、梓に頼みたいことがあったのだ!」

梓「なんですか?」

ナナカマド「ナナシマというところがあるんだ」

梓「ナナシマ?」
9 :ぽけもん :2010/09/11(土) 21:37:28.23 ID:LmoJhQAO
ナナカマド「ああ、そこでな
ルビー・サファイアという宝石をとってきてほしいんだ!」

梓「まあ、いいですけど」

ナナカマド「よし、よろしく頼むぞ!
そうだ、梓」

梓「はい?」

12 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:00:54.32 ID:LmoJhQAO
ナナカマド「ナナシマでの経験も今後の研究に役立つかもしれん
ポケモン博士になるには色んなポケモンに触れ合ったり色んな地方に行くのがよい!」

ナナカマド「頑張りなさい!」

梓「…はい!」

―プロローグ完―

14 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:06:53.95 ID:LmoJhQAO
―――――――――――――――――
ナナシマ


梓「ふう…
やっと着いたあ」

梓「ここがナナシマかな?1の島だって…
いい所だな…
……ん?あれってポケモン?」

たっ

???「ふ、ここはいつ来ても落ち着くな」

梓「って喋ってる!?」

???「ん?」
15 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:09:50.73 ID:LmoJhQAO
梓「あ、あの!あなたお名前は!?」わくわく

???(なんだこの娘は…)

ミュウツー「我が名はミュウツー」

梓「なんで喋れるの!?」わくわく

ミュウツー「……初対面の相手に対して失礼だとは思わないか?」

梓「へ…?」

ミュウツー「……」
16 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:13:10.85 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
梓「す、すみません…
ちょっと取り乱しちゃって…」

ミュウツー「ふ、珍しいポケモンに興味があるようだな」

梓「はい!私、これでもポケモン博士を目指してますから!」

ミュウツー「博士か…」

梓「?」

ミュウツー「いや、なんでもない」
17 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:18:15.27 ID:LmoJhQAO
梓「それより、ミュウツーさんって本当になんで喋れるんですかね?」

ミュウツー「…それは私にも分からん」

梓「そうなんですか?」

ミュウツー「ああ、それ以前に私は自分が何かも分かっていない
なんのために生まれたかも分からない」
18 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:21:57.19 ID:LmoJhQAO
梓「なんのために…って?」

ミュウツー「私は生まれてこなかったほうが良かったのかもしれない」

梓「!?
そ、そんなことないですよ!」

ミュウツー「!」

梓「今はそう思っててもいずれは生まれた意味が分かりますよ!
そんな悲観的にならないでください!
それを見つけるのが人生ですし!」

ミュウツー「……!」
19 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:26:39.65 ID:LmoJhQAO


ニャース『今のオミャーは心が死んでるニャ!
こんな所で拘束されて生きちゃダメなのニャ!
外の世界で生きていけニャ!自由に生きるのニャ!』


ミュウツー「……」

梓「ミュウツーさん…?」

ミュウツー「…お前は、私の旧友に似ている」

梓「へ?」

ミュウツー「私のことを真剣に考えてくれた奴は久しぶりだ
…名を何と言うんだ?」

梓「…あ、申し遅れました!私、中野梓と言います!」

ミュウツー「梓か…
よろしくな、梓」

梓「はい、よろしくお願いします!ミュウツーさん!」

ミュウツー「…ミュウツーでいいぞ」

梓「!
…はい!」
20 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:29:04.66 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
コトブキシティ


紬「ただいま参りました」

紬父「おお、よく来たな
カントーの旅は終わったんだったな?」

紬「はい、ジムバッジも8個集めました」

紬父「それでこそ私の娘だ」

紬「……それで、お父様
今日呼んだのはどんな御用で?」

紬父「実はだな…」
21 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:38:21.39 ID:LmoJhQAO
―――――――――――――――
紬「琴吹家の試練?」

紬父「ああ、琴吹家の人間は代々、シンオウで8個のジムバッジを集めねばならないんだ
お前も12歳になり、世間的には立派な大人……そろそろだと思ってな」

紬「ふぁぁぁ…」きらきら

紬父「紬…?」

紬「いいです!ぜひやりたいです!!」

紬父「そうか
ならば今すぐ準備をして行ってきなさい!」

紬「はい!」
22 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:41:03.27 ID:LmoJhQAO
―――――――――――――――――
ミュウツー「ほう…
ルビーとサファイアか……」

梓「うん、ナナシマにある宝石みたいなんだけど…」

ミュウツー「…知らないな」

梓「そっか…」しゅん

ミュウツー「だが…」

梓「?」

ミュウツー「このミュウツーに見つけれないものなどない
すぐに見つけだしてやろう」

梓「本当!?」
23 :ぽけもん :2010/09/11(土) 22:54:29.28 ID:LmoJhQAO
―――――――――――――――――
灯山


梓「あ、あった!ルビーだ!」

きらあん

梓「すごいね、ミュウツー!」

ミュウツー「当然だ
…次はサファイアか」うぃぃぃん
24 :ぽけもん :2010/09/11(土) 23:09:07.94 ID:LmoJhQAO
―――――――――――――――――
フタバタウン


紬「まずはロリ…?うーんと…ナナカマド博士に会いに行けって言われたんだけど…」

紬「あ、あったわ!研究所!」たたっ

ぴんぽーん

ナナカマド「はい、なんだね?」がちゃ

紬「あの…琴吹紬というものですけど、お話があって…」

ナナカマド「む…話?
とりあえず、入りなさい」
25 :ぽけもん :2010/09/11(土) 23:14:46.53 ID:LmoJhQAO
紬「お邪魔しまぁす」

ナナカマド「座りなさい」

紬「はい!」

ナナカマド「……」がさがさ

紬「…クッキーですか?」

ナナカマド「ああ、甘いものが好きでな
君もどうだね?」

紬「あ、はい」
26 :ぽけもん :2010/09/11(土) 23:17:23.97 ID:LmoJhQAO
ナナカマド「」ばりばり

紬「……」

ナナカマド「」ばりばり

紬「あの…」

ナナカマド「なんだね?」

紬「お茶いれましょうか?」

ナナカマド「む?」

紬「」とぽとぽ

紬「はい」すっ

ナナカマド「…悪いな」

28 :ぽけもん :2010/09/12(日) 06:10:30.62 ID:mTKKaYAO
―――――――――――――――――
6の島


ミュウツー「ここだな」

きらあん

梓「あ!サファイア!」

ミュウツー「これでいいんだな」

梓「うん!ありがとうね、ミュウツー!」

ミュウツー「ふ、これぐらい安い用だ」
29 :ぽけもん :2010/09/12(日) 06:17:43.95 ID:mTKKaYAO
梓「むー…」

ミュウツー「どうした?」

梓「私はもうシンオウ地方に帰るけど、ミュウツーはどうするの?」

ミュウツー「私も帰るさ
ハナダ洞窟という所にな」

梓「じゃあ、お別れだね…」

ミュウツー「……」
30 :ぽけもん :2010/09/12(日) 06:29:32.84 ID:mTKKaYAO
梓「…あ!このお礼はいつかするからね!」

ミュウツー「ふ、別に構わないが…いつになるのだ?」

梓「分からないけど…
きっとまた会えるよ!」

ミュウツー「…ふ、そうだな」

梓「それじゃあね」

ミュウツー「待て」

梓「?」

ミュウツー「私の超能力で帰還させてやろう」

梓「え、でも…」

ミュウツー「遠慮などいらない
それにすぐに済むさ」

梓「…ありがと♪」

ミュウツー「…サイコキネシス・タイプ:ムーブメント」うぃぃぃん

梓「」しゅん!
31 :ぽけもん :2010/09/12(日) 06:31:53.73 ID:mTKKaYAO
ミュウツー「……」

ミュウツー「…ふ、私が人間に心を許すなど珍しい」

ミュウツー「……さて、私も帰るか」たっ
32 :ぽけもん :2010/09/12(日) 06:39:42.73 ID:mTKKaYAO
―――――――――――――――――
ナナカマド研究所


ナナカマド「紅茶おかわりだ」

紬「はーい♪」

ナナカマド「……」ぴた

紬「?」

ナナカマド「…っとそうじゃない!
君は私に用があるんだろう?」

紬「あ…そうでしたね」

ナナカマド(こうゆう時はいつも梓がツッコんでくれるから、うっかりしていた)
33 :ぽけもん :2010/09/12(日) 07:02:32.51 ID:mTKKaYAO
紬「あの、私…」

ぴんぽーん

ナナカマド「……む?」

紬「あ…」

ナナカマド「誰かきたようだな」

紬「出てください」

ナナカマド「すまないな」かつかつ
34 :ぽけもん :2010/09/12(日) 07:35:51.86 ID:mTKKaYAO
がちゃ

どん!!

ナナカマド「む!?」ばた

紬「大丈夫ですか!?」たった

どん!!

紬「きゃっ!」ばた

???「なんだってのよー!」

紬「いたた…って佐々木さん!?」

純「鈴木です!
鈴木純!!」
35 :ぽけもん :2010/09/12(日) 07:45:19.30 ID:mTKKaYAO
―――――――――――――――――
ナナカマド「まったく純、いつもお前は騒々しいな!」

純「ごめんなさいぃ…」

ナナカマド「まあいい、何の用だ!」

純「いや、梓に用があって」

ナナカマド「梓なら留守だぞ」
36 :ぽけもん :2010/09/12(日) 07:58:33.78 ID:mTKKaYAO
紬「梓ちゃん…?」

ナナカマド「む?梓を知っているのかね」

紬「はい、まあ…」

紬「でもなんで梓ちゃんが?それに純ちゃんも」

純「あれ、知りませんでしたっけ?
私と梓はシンオウ地方出身なんですよ」
37 :ぽけもん :2010/09/12(日) 08:17:31.91 ID:mTKKaYAO
紬「あら、そうなの?」

がちゃ

紬「!」

純「あ、噂をすれば帰ってきたんじゃ?」

梓「今帰りましたー!
ってムギ先輩!?」

紬「久しぶりね、梓ちゃん」

梓「お、お久しぶりです!」
38 :ぽけもん :2010/09/12(日) 08:24:29.19 ID:mTKKaYAO
純「おかえり梓ー」

梓「あれ?純も…」

ナナカマド「随分と早かったな
ルビーとサファイアはとれたのか?」

梓「はい」すっ

ナナカマド「おお!よくやったぞ!」

梓「いえいえ」

純「なんですか、それ?」

ナナカマド「これにはホウエン地方の風土の……
って何か忘れているような?」

紬「あっ!私の用事!」

ナナカマド「おお、そうだった!」
39 :ぽけもん :2010/09/12(日) 08:32:41.44 ID:mTKKaYAO
――――――――――――――――――
ナナカマド「ふむ…君が琴吹家の者だったか
話は聞いているよ」

紬「はい、私はここに行けとしか言われてないんですけど」

ナナカマド「ああ、君にポケモンを渡すように言われているんだ
今はポケモンを一匹も持っていないんだろう?」

紬「ポケモンを預けるように言われましたから」
40 :ぽけもん :2010/09/12(日) 08:40:49.88 ID:mTKKaYAO
ナナカマド「ふむ
なら…」すっ

紬「ありがとうございます♪」

ナナカマド「早速出してみなさい」

紬「はい!」ぽん!

???「リン!」

梓「あ、コリンクですね」

ナナカマド「そうだ」
41 :ぽけもん :2010/09/12(日) 08:49:45.36 ID:mTKKaYAO
純「いいな~!」

ナナカマド「お前にはもう渡してあるだろう!」

純「また欲しがるのが人間なんですぅ~」

ナナカマド「まったく…」

紬「かわいいわぁ~」

コリンク「リン!」

紬「ニックネームは…リンね!」

梓「センスいいですね!」

紬「ふふ♪褒めてもなにもでないわよ♪」

純「いいな~」

ナナカマド「……」
42 :ぽけもん :2010/09/12(日) 09:14:42.30 ID:mTKKaYAO
―――――――――――――――――
ナナカマド「それでもう行くのかね」

紬「はい!試練ですから、一刻もはやく!」

ナナカマド「…私に提案があるのだが」

紬「?」
43 :ぽけもん :2010/09/12(日) 09:27:05.61 ID:mTKKaYAO
―――――――――――――――――


ナナカマド『梓と一緒に行かないか?
梓はポケモン博士を目指していてな、色んなポケモンに触れ合わせたいのだ
何より一人旅は心細い
君にとっても悪い話ではないはずだ』


44 :ぽけもん :2010/09/12(日) 09:32:54.72 ID:mTKKaYAO
紬「まさか、梓ちゃんと一緒に旅できるなんてね
嬉しいわあ♪」

梓「私もですよ
できれば純もと思ったんですけど…」


純『三人だとじれったいよ!私は先行くね!ばいばい!』


梓「……」

紬「まあ、頑張りましょう!」

梓「そうですね」

―1章完―

50 :ぽけもん :2010/09/12(日) 13:42:03.57 ID:mTKKaYAO
紬「まず、どこに行こう?」

梓「ん~……この先を進んでコトブキシティに行きましょうか」

紬「また戻るのね」

梓「仕方ありませんy」

どん!

???「!」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [<news4gep>sage]:2010/09/12(日) 13:43:28.04 ID:aQOmyRg0
今全部読み終わったw
乙!
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 13:44:13.08 ID:aQOmyRg0
始まってた支援
53 :ぽけもん :2010/09/12(日) 13:47:23.12 ID:mTKKaYAO
梓「にゃ!?」どた

紬「あ、梓ちゃん大丈夫!?」

梓「だ…大丈夫です」

???「……」たっ

梓「す、すみません!私の不注意で…」

???「別に構わない
それより君達、ここらへんは草むらからポケモンが出てくるから気をつけたほうがいいぞ」

梓「は…はあ」
54 :ぽけもん :2010/09/12(日) 13:51:30.02 ID:mTKKaYAO
紬「あの…あなたは?」

???「名乗るほどの者ではないさ
では」ざっ

ざっざっ

梓「……」

紬「なんだったのかしら?」

梓「さあ…」

紬「あの胸のGってマークも気になるわね」

梓「……まぁとりあえず行きましょうよ」

紬「そうね」
55 :ぽけもん :2010/09/12(日) 13:54:32.13 ID:mTKKaYAO
――――――――――――――――――
コトブキシティ


わーわーわーわー

梓「コトブキシティ、着きましたけど…
なにやら騒がしいですね」

紬「なにかしら?」

???「げっ!警察だ、やばい逃げろ!!」だだだ

警察「待てー!!」だだだ

梓「なにか事件みたいです!」

紬「追いましょう!」
56 :ぽけもん :2010/09/12(日) 13:57:40.93 ID:mTKKaYAO
―――――――――――――――――
警察「はあ…はあ…
逃げられたか…」

たったった

梓「あのー!すみませーん!」

警察「!」ささっ

梓「へ…?」

紬「なんで隠れるのかしら?」

警察「なんだね、君達は」

梓「えっと」
57 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:01:03.39 ID:mTKKaYAO
警察「!」ささっ

梓(また隠れた!)

紬「私達はトレーナーなんですけど、なにか事件みたいで追ってきたんです」

警察「ふむ、そうだったか
君の言葉を信じよう」すっ

梓(やっと出てきた…)
58 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:05:00.34 ID:mTKKaYAO
梓「なにがあったんですか?」

警察「まあまあ、話す前に挨拶をするのが礼儀だ
しようじゃないか」

梓「えと…私は中野梓です」

紬「琴吹紬です♪」

警察「梓くんに紬くん…ね
覚えておこう」めもめも

梓「その…で、あなたは?」

警察「ああ、見てのとおり国際警察なのだが」

梓「……そうですね」

梓(不審者にしか見えなかったけど)
59 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:09:33.08 ID:mTKKaYAO
警察「むむ!この格好で国際警察とばれてしまうとは…!改良の余地ありだな…」

梓(ばれてないし
そのままでいいです)

警察「いや、どのみち私のオーラで分かってしまうか!はっはっは」

梓(そしてナルシスト!)

警察「っと、長く話しすぎたな
まだ名前も言っていない
私は……
……コードネームでいいな
コードネームはハンサムだ!」

梓(コードネームもアレだな…)

紬(コードネームってなんかいい響きだわ~!)

紬「カッコイイですね!」

ハンサム「はっはっは、そうだろう?」

紬「ええ、とても♪」

梓(なんか二人とも噛み合ってないっぽい)
60 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:13:04.67 ID:mTKKaYAO
梓「あの、それで…なにがあったんですか?」

ハンサム「あ、そうだったな!挨拶も終わったから質問に答えよう!」

ハンサム「実はさっきの奴らはとても悪い奴らなのだ!」

梓紬「悪い奴ら?」

ハンサム「ああ!奴らはシンオウ地方で暗躍している悪の組織、ギンガ団と言うんだ!」

梓「ギンガ団…」

ハンサム「ギンガ団はどこにでも現れて悪事を働く!
さっきもコトブキシティにいたから追いかけたんだ!」

梓(いただけで!?)
61 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:20:09.62 ID:mTKKaYAO
紬「そうだったんですか」

ハンサム「私は奴らギンガ団の悪事を止めるために活動している!」

紬「すごいですね!」

ハンサム「今こうしてる間もギンガ団が悪事を働いているかもしれない!
奴らを止めに行かなくては!」だだっ

ぴたっ

ハンサム「そうだ、君達トレーナーならこの先にあるクロガネシティに行くといいよ
では、また会う日まで!」だだっ

さっさっさっ だだっ さっ

梓(木に隠れながら走ってる…)

梓「なんか、変な人ですね」

紬「でも面白い人ね~」

梓「……そうですか?」
62 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:26:31.62 ID:mTKKaYAO
―――――――――――――――――
クロガネゲート


梓「ここを抜ければクロガネシティですね」

紬「ジム戦、がんばらなくっちゃ!」

紬「…そういえば、梓ちゃんってどんなポケモン持ってるの?」

梓「あ、私はですね」

ばさばさっ!

梓「!」
63 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:33:15.84 ID:mTKKaYAO
紬「野生のズバットだわ!」

ズバット「ズバー!」

梓「ちょうどいいですね」

紬「?」

梓「私のポケモンはこの子です!」ぽん!

???「ミミー!」
64 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:46:05.66 ID:mTKKaYAO
紬「!
ミミロルね?」

梓「そうです!
ミミちゃん、ピヨピヨパンチ!」

ミミちゃん「ミミー!」ぽかすか

ズバット「ズバッ!?」

ズバット「ズバー!」ばさばさっ

梓「よくやったよ、ミミちゃん!」

ミミちゃん「ミミー!」
65 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:49:03.01 ID:mTKKaYAO
紬「可愛いわね~♪」なでなで

ミミちゃん「ミミー♪」

紬「うふふ♪」

梓「ミミちゃんはポケモン博士を目指し始めた時からのパートナーなんです」

紬「そうなの
ずいぶん懐いてるものね」

梓「いやー//」

梓「って、早くここを抜けましょうよ!」

紬「あ、そうだったわね」

梓「もう…」

ミミちゃん「ミミー!」
66 :ぽけもん :2010/09/12(日) 14:55:52.70 ID:mTKKaYAO
――――――――――――――――――
クロガネシティ


クロガネ炭坑


???「イワーク、いわくだき!」

イワーク「」どがん!

ぱらぱら…

???「これで掘り進めれるよ」

従業員「ありがとうございます!ヒョウタさん!」

ヒョウタ「いやいや」

従業員「それにしても今日は一段と張り切っているように見えますが、どうしたんですか?」

ヒョウタ「うん、近いうちにジムの挑戦者が来るんだ
多分今日になると思うけど」

従業員「それなら、今日はこれでおかえりください!」

ヒョウタ「え、いいのかい?」

従業員「はい!いつもお父様にお世話になっていますし、これぐらいは!」

ヒョウタ「ありがとう!
じゃあ後は頼んだよ!」たっ
67 :ぽけもん :2010/09/12(日) 15:13:29.98 ID:mTKKaYAO
――――――――――――――――――
ざっ

梓「ここですね、クロガネシティ」

紬「なんか変な匂いがするわね」

梓「石炭じゃないですか?ここは炭坑がありますし」

紬「そうなの?面白そうね」

梓「面白くはないと思いますけど」

だだだっ

梓「?」
68 :ぽけもん :2010/09/12(日) 15:18:03.20 ID:mTKKaYAO
どん!!

梓「いだっ!」

純「なんだってのよー!」

紬「あら、純ちゃん」

梓「もう、そそっかしい…」

純「あ、梓とムギ先輩!」
69 :ぽけもん :2010/09/12(日) 15:21:13.20 ID:mTKKaYAO
紬「急いでたみたいだけど
もう次の町に行くの?」

純「はい!クロガネシティはもう見回りましたし
ジムバッジも……ほら!」きらっ

紬「わぁ!すごいわね」

純「へへ、当然ですよ!」

梓「純はナナカマド博士にポッチャマ貰ったんだっけ?」

純「そうだよ」

梓「相性が良かったから勝てただけじゃないの?」

純「なにそれー!私の実力じゃないみたいな言い方ー!」

梓「そんなこと言ってないよ~♪」

純「むー」
70 :ぽけもん :2010/09/12(日) 15:30:18.57 ID:mTKKaYAO
紬(二人とも仲いいわね~♪)

純「じゃあ、私の実力を見せてあげるよ!ポケモンバトルだ梓!」

梓「望むところだよ!」

紬(あれ?なんかバトルが始まるわ)
71 :ぽけもん :2010/09/12(日) 15:33:26.25 ID:mTKKaYAO
純「よし、行け!ラプンーソ!!」ぽん!

ラプンーソ(ポッチャマ)「ポチャー!」

梓「……」

純「どうしたの?」

梓「いや、なにそのどこぞのラスボスみたいな名前…」

純「へへ、カッコイイでしょ!」

梓「……まあいっか
ミミちゃん、お願い!」ぽん!

ミミちゃん「ミミー!」
72 :ぽけもん :2010/09/12(日) 15:48:09.12 ID:mTKKaYAO
純「先手必勝!
ラプンーソ、つつく!」

ラプンーソ「」たたたっ

梓「ミミちゃん、とびはねる!」

ミミちゃん「」ぴょん

ラプンーソ「!」すかっ

ミミちゃん「ミミー!」どか

ラプンーソ「ポチャ!?」よろ

梓「かみなりパンチ!」

ミミちゃん「ミミー!」ばちいい!

ラプンーソ「」ばた

ラプンーソは倒れた

純「ああ~!」

梓「やった!」

紬「すごいわ、梓ちゃん!」

純「むむ……
つ、次は負けないからね!じゃあ!」だだっ

紬「あ…」

梓「ほんと、そそっかしい…」

―2章完―

79 :ぽけもん :2010/09/13(月) 19:13:59.83 ID:6vnrzQAO
梓「ジムはムギ先輩が挑戦するんですよね?」

紬「ええ、そうじゃないと試練の意味がないと思うし」

梓「ですね」

紬「今回はリンに頑張ってもらうわ」

リン「リン!」

梓(相手は岩タイプだけど、大丈夫…だよね)
80 :ぽけもん :2010/09/13(月) 19:23:53.56 ID:6vnrzQAO
――――――――――――――――――
クロガネジム


うぃーん

紬「お邪魔しまーす」

梓「お邪魔します」

???「よく来たな、挑戦者!」

紬梓「!」

紬「?
声が聞こえたけど…
どこ…?」

梓「人はいませんけど…」

???「こっちだ、こっち!」

紬梓「へ?」
81 :ぽけもん :2010/09/13(月) 19:27:35.96 ID:6vnrzQAO
???「……」

紬梓「……」

梓「像が喋ってる!?」

像「」びくっ

紬「わぁ~♪」きらきら

梓「なにここ恐い…」

紬「こんな珍しいものがあるなんて~」

像「まてまて!
今の時代、像が喋るなんて普通なことだぞ!」

梓「ええ!」
82 :ぽけもん :2010/09/13(月) 19:35:12.18 ID:6vnrzQAO
紬「どうやって喋ってるのかしら~」

像「…挑戦者が来ると応対するようプログラムしてあってだな
会話も成り立つようにしてあるんだ」

紬梓「??」

像「本当に何も知らないのか…
君達はどこ出身なのだ?」

紬「マサラタウンです!」

像「違う地方か…
なら仕方ないか
…君は?」

梓「マサゴタウンです」
83 :ぽけもん :2010/09/13(月) 19:39:05.51 ID:6vnrzQAO
像「ロリk…ナナカマド博士の研究所がある所じゃないか!なぜ知らないのだ!?」

梓「そこでポケモン博士になるようにナナカマド博士を手伝っています!」

像「なおさら知れ!」

紬(今のも全部プログラム?されてるのかしら)
84 :ぽけもん :2010/09/13(月) 19:56:27.65 ID:6vnrzQAO
像「まあいい!
これをきっかけに知っていきなさい!」

紬梓「はぁーい」

像「私は君達の先生じゃないぞ!?
それに君達、もう立派な大人じゃないか!恥をしれ恥を!」

紬「おいっす!」

像「」

梓(なんか恥ずかしくなってきた…)
85 :ぽけもん :2010/09/13(月) 20:02:02.74 ID:6vnrzQAO
―――――――――――――――――
像「それで君達、挑戦者なのだろう?」

紬「はい、そうです!」

像「あ、君が挑戦者か」

紬「琴吹紬です!」

像「名前は言わなくてもいいのだがな…」

梓(恥ずかしい…)
86 :ぽけもん :2010/09/13(月) 20:05:59.71 ID:6vnrzQAO
像「こほん!気を取り直して、このジムでのバトルのルールを説明するぞ!」

紬「はい!」

像「説明が終わったらジムリーダーとバトルしてもらう!
このジムでは互いに2体のポケモンを…」

紬梓「えっ」

像「…どうした?」

紬梓「……」
87 :ぽけもん :2010/09/13(月) 20:11:33.42 ID:6vnrzQAO
―――――――――――――――――
紬「…2体かあ」

梓「あの、ミミちゃん貸しましょうか?」

紬「ん~…気持ちはありがたいけど、それじゃダメな気がするの
私の試練だから」

梓「そんなものですかね」

紬「どうしよう…」

梓「とりあえずポケモンを捕まえましょう」

紬「そうね」
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/13(月) 20:12:25.18 ID:sIWNkgDO
持ってなかったwwwwwwwwww
89 :ぽけもん :2010/09/13(月) 20:17:03.34 ID:6vnrzQAO
紬「よさそうなポケモンいるかしら?」きょろきょろ

???「バオバオ!」

紬「ん?なにかしらこの子…」

梓「ゴマゾウですね」

ゴマゾウ「バオバオ!」

紬「可愛いわね!この子をゲットしよう!」

梓「頑張ってください!」

紬「行くわよ!」

ゴマゾウ「バオ?」

紬「リン!」ぽん!

リン「リン!」
90 :ぽけもん :2010/09/13(月) 20:30:09.20 ID:6vnrzQAO
ゴマゾウ「バオ!」きっ

紬「リン、たいあたりよ!」

リン「」だだっ

どん!

ゴマゾウ「バオ!?」ざざっ

ゴマゾウ「バオバオ!」ぴょんぴょん

紬「効いてないわ!」
91 :ぽけもん :2010/09/13(月) 20:44:48.17 ID:6vnrzQAO
梓「ゴマゾウは防御が固いんです!」

紬「あら、そうなの?
なら…」

ゴマゾウ「バオバオ!」だだっ

ごろごろごろ

リン「!?」どがっ

紬「!
リン、大丈夫!?」

リン「リン…」

梓「……まずいですね」

紬「えーと、そうね…
雨乞い!」

リン「リーン!」ざあああああ
92 :ぽけもん :2010/09/13(月) 20:48:12.59 ID:6vnrzQAO
ゴマゾウ「!?」ぶるっ

紬「あなたは地面タイプ!これだけでもダメージはあるんじゃない?」

ゴマゾウ「バオ…」

紬「リン、氷の牙!」

リン「リン!」こああ

ゴマゾウ「!」

リン「」がきいい!

ゴマゾウ「」ばた

ゴマゾウは倒れた
93 :ぽけもん :2010/09/13(月) 20:58:04.69 ID:6vnrzQAO
梓「今です、ムギ先輩!」

紬「ええ!
モンスターボール!」すかっ

梓「」

紬「……あ、今ボールがないわ」

梓「」がくっ
94 :ぽけもん :2010/09/13(月) 21:19:28.46 ID:6vnrzQAO
紬「ど、どうしましょう…」

梓「…しょうがないですね
私のボールあげますよ」

紬「いいの!?」

梓「はい、だから早く投げてください」

紬「わかったわ!
行け、モンスターボール!」ぽん!

ころ ころ ころ ぴん!

紬「やったわ!♪ゴマゾウゲットよ!」

梓「やりましたね!」
95 :ぽけもん :2010/09/13(月) 21:26:08.57 ID:6vnrzQAO
紬「ありがとう梓ちゃん♪
それ!」ぽん!

ゴマゾウ「バオバオ!」

梓「どうしたんですか?」

紬「ニックネームを決めようと思ってね♪」

梓「はあ、どんなニックネームに?」

紬「んー……
リン……ラン……ルン……」

紬「!」はっ

紬「レンがいいわ!」

梓(安直!!)

紬「よろしくね、レン♪」

レン「バオバオ!」

梓「…とりあえず、ジムに戻りましょうか」
96 :ぽけもん :2010/09/13(月) 21:32:33.20 ID:6vnrzQAO
―――――――――――――――――
クロガネジム


紬「たのもー!」

梓「恥ずかしいからやめてください…」

紬「そう?」

梓「はい…」

像「クロガネジムにようこそ!」

紬梓「!」
97 :ぽけもん :2010/09/13(月) 21:35:03.52 ID:6vnrzQAO
紬「さっきと台詞が違うわね」

梓「そうですね」

像「!
なんだ、君達か」

紬「ポケモンは捕まえましたよ!」

像「そうか
なら、改めて…
ここのバトル形式は2対2の交替戦!
そして、彼がクロガネジムジムリーダーだ!」

ぱっ

紬梓「!」
98 :ぽけもん :2010/09/13(月) 21:40:15.77 ID:6vnrzQAO
ヒョウタ「やあ、ようこそクロガネジムへ」

紬「…ジムリーダーさんの台詞を盗んだのね」

像「こほん!」

ヒョウタ「僕はヒョウタ
君が来るのは聞いていたよ」

紬「え?」

ヒョウタ「君のお父様から連絡があって」

紬(お父様……そんなことしなくていいのに)

ヒョウタ「?」
99 :ぽけもん :2010/09/13(月) 21:43:07.56 ID:6vnrzQAO
梓「…」こんこん

像「?」

梓「コールを」ぼそっ

像「あ、ああ
それではバトル開始!!」

ヒョウタ「イワーク!!」ぽん!

イワーク「イワー!」

紬「リン!」ぽん!

リン「リン!」
100 :ぽけもん :2010/09/13(月) 21:45:19.51 ID:6vnrzQAO
ヒョウタ「先攻は君からでいいよ!」

紬「じゃあ遠慮なくいかせてもらいます!
リン、氷の牙!」

リン「」だっ

イワーク「!」

リン「」がきいい!

イワーク「」ばたん!

イワークは倒れた

ヒョウタ「!」

紬「やったわ!リン!」

リン「リンリン!」
101 :ぽけもん :2010/09/13(月) 21:53:16.98 ID:6vnrzQAO
ヒョウタ「すごいパワーだね、物理技でイワークを一撃で倒すなんて…
でも、コイツは一筋縄ではいかないよ!
ズガイトス!」ぽん!

ズガイトス「ガア!」

紬「!」

ヒョウタ「ズガイトス、ずつき!」

ズガイトス「」だっ

紬「リン、かわして!」

リン「」さっ

ズガイトス「!」

紬「たいあたり!」

リン「」どがっ

ズガイトス「ガア!」ざっ
102 :ぽけもん :2010/09/13(月) 22:03:40.07 ID:6vnrzQAO
ヒョウタ「うーん…ただ力でいってもダメか
…なら」

ズガイトス「」しゅしゅしゅしゅ

リン「!?」

紬「なにっ?」

梓「かげぶんしんです!ムギ先輩!」

紬「かげぶんしん…!」

ヒョウタ「その通り!
一匹は本物のズガイトス、あとは偽物だ!
どれが本物か分かるかな?」

リン「リン!」だっ

すかっ

リン「!?」

紬「やみくもに攻撃してもダメよ、リン!」

リン「!」
103 :ぽけもん :2010/09/13(月) 22:06:50.32 ID:6vnrzQAO
紬「……困ったわ、これじゃあ攻撃が当たらないわ
それに、攻撃が当たらないだけじゃない…」

ヒョウタ「そう!
この数だ!一斉攻撃したらどうなるか!?偽物の攻撃は当たらないけど、どれが本物か分からないと避けれない!
ズガイトス、ずつき!」

ズガイトス達「ガア!!」だっ

リン「!?」

どがああん!

リン「」ばた

リンは倒れた

紬「リン!」
104 :ぽけもん :2010/09/13(月) 22:19:08.27 ID:6vnrzQAO
ヒョウタ「これで1対1だね」

紬「…戻って」しゅうう

きらっ

紬「…!」

梓「大丈夫ですか?先輩」

紬「梓ちゃん…
大丈夫よ!
いいこと思い付いちゃったから♪」

梓「?」
105 :ぽけもん :2010/09/13(月) 22:28:40.77 ID:6vnrzQAO
紬「レン!」ぽん!

レン「バオバオ!」

ヒョウタ「ゴマゾウか!
どんなポケモンが来ようとこのかげぶんしんは破れない!
ずつきだ!」

ズガイトス達「」だっ

レン「!」

ヒョウタ「もらったぁ!」

どがああん!

107 :ぽけもん :2010/09/14(火) 05:34:57.81 ID:3DEcagAO
ヒョウタ「ふ、君の負け…
!?」

ズガイトス「」ぐたり

ズガイトスは倒れた

ヒョウタ「な…なぜ!?」

紬「これです!」さっ

ヒョウタ「ひかりのこな…?」

紬「ええ、これで攻撃をかわしたんです」

ヒョウタ「…かわしてもズガイトスに攻撃は…」

紬「いえ、影っていうのを利用したんです」

ヒョウタ「影…?
!あ、そうか…!」
108 :ぽけもん :2010/09/14(火) 05:43:52.23 ID:3DEcagAO
紬「はい、ひかりのこなの光りで影を照らして、本物を見分けたんです」

ヒョウタ「なるほど
いや、でもゴマゾウは最初からそんなものは持ってなかったはずだ」

紬「ものひろいです」

ヒョウタ「あ…」

紬「さっき偶然光ってるのを見つけて」

ヒョウタ「それをゴマゾウが拾ったのか」

紬「そうです
拾ってくれてありがとう、レン
おかげで勝てたわ♪」なでなで

レン「バオ!」
109 :ぽけもん :2010/09/14(火) 05:48:31.91 ID:3DEcagAO
ヒョウタ「……
いやはや、驚いたな
まさかものひろいをバトルで活用するとはね
…僕の負けだよ
受け取ってくれ、コールバッジだよ」すっ

紬「あ、ありがとうございます!!」ふかぶか

ヒョウタ「はははっ
次のジムも頑張ってくれ」

紬「はい!」
110 :ぽけもん :2010/09/14(火) 05:54:00.99 ID:3DEcagAO
くるっ

紬「梓ちゃ…」

梓「おめでとうございます!ムギ先輩!」

紬「あら…ありがとう♪」

紬「レンもありがとね♪」

レン「バオバオ!」

ぽん!

紬「!」

リン「リン!」

紬「ふふ♪リンも頑張ってくれたわ、ありがとう♪」

リン「リン!」

梓「次も頑張りましょう!」

紬「ええ!」
111 :ぽけもん :2010/09/14(火) 05:59:01.07 ID:3DEcagAO
――――――――――――――――――――――――
トバリシティ


???「えー、ではこれから月に一度の地方合同の四天王集会を始めます」

ゴヨウ「私はシンオウ四天王の長、ゴヨウと申します」

???「んな改めなくていいんだって!何回もやってるんだし
なあデンジ!」

デンジ「……
オーバは礼儀を知った方がいい」

オーバ「なんだと!?」
112 :ぽけもん :2010/09/14(火) 06:03:23.14 ID:3DEcagAO
???「ウーハー、それよりも出席率が随分悪いようだが」

ゴヨウ「んー、ホウエン四天王の方は来ていませんしね」

???「俺が四天王に就いた頃は欠席者などほとんどいなかったのに、まったく…嘆かわしいことだ!」

???「まあまあシバさん落ち着いて」

シバ「……」

ゴヨウ「リョウさん、キクノさんがお見えにならないですが?」

リョウ「さあ?あの人は忙しいですからねえ」
113 :ぽけもん :2010/09/14(火) 06:09:09.00 ID:3DEcagAO
???「遠路はるばる私もカントーから来ているのに、ただ忙しいという理由で欠席なんて納得いかないわね」

リョウ「まあまあ、ナツメさん
あの人も色々大変なんですよ」

ナツメ「ふん」

???「それにあなたは僕の付き添いなんですから、あまり偉いことを言うものじゃありませんよ」

ナツメ「お前まで言うか」

ゴヨウ「というかイツキさん、付き添いがOKというわけではないんですが」

オーバ「まあいいじゃないか、ただでさえ人数が少ないんだからよお」

ゴヨウ「あなたも付き添いがいるんですがね」

オーバ「うぐ…」

119 :ぽけもん :2010/09/14(火) 21:15:37.74 ID:3DEcagAO
和「今日みなさんに集まっていただいたのは…」

オーバ「おいおい!」

和「!」

オーバ「ゴヨウさんよ、人に言っといて自分は付き添いはいいのかよ?」

デンジ「……オーバは本当に空気が読めないな」

ゴヨウ「いえ、彼女は私の秘書ですから」

オーバ「……秘書なら仕方ねえ」

イツキ「んっふ
シンオウ四天王の長たるもの、秘書ぐらいいて当たり前ですからね」
120 :ぽけもん :2010/09/14(火) 21:40:49.71 ID:3DEcagAO
シバ「とりあえず、話が進まないから続けてくれ」

和「はい」こほん!

和「今日みなさんに集まっていただいたのは、集会のためだけじゃありません
近頃のシンオウについて話をするためでもあるんです」

シバ「なにか変わったことがあったのか?」

和「はい、なにやら怪しい組織が動いているそうで」

オーバ「怪しい組織?」
121 :ぽけもん :2010/09/14(火) 21:42:44.88 ID:3DEcagAO
イツキ「それなら聞いたことがありますね
ギンガ団……と言いましたか」

ゴヨウ「ご名答です」

シバ「そのギンガ団とはどんな組織なんだ?」

和「詳しくは分かりませんが、宇宙がなんとかかんとか…」

シバ「宇宙?」

和「そして、新しい世界を創る……など」

シバ「新しい世界…」

オーバ「どういうことだよ?」
122 :ぽけもん :2010/09/14(火) 21:51:59.65 ID:3DEcagAO
イツキ「つまり、今の世界は壊して新しく世界を創りなおすこと……それが彼らの目的でしょう」

皆「!?」

オーバ「今の世界を壊す…だと…?」

デンジ「……」

リョウ「そんな無茶苦茶な!」

シバ「……」

ナツメ「……」
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/14(火) 21:53:06.43 ID:HZ.EN6AO
イツキつながりか
支援
124 :ぽけもん :2010/09/14(火) 21:56:40.09 ID:3DEcagAO
和「…そこで皆さんに、皆さんの力でギンガ団を止めてほしいんです」

リョウ「まあ、世界を危機に脅かすのなら止めないといけませんよね」

オーバ「つうか、小さい組織だろ?俺達が力を合わせれば余裕だって!」

シバ「…というより、問題はそいつらの居場所を特定できているかどうかだな」

和「それは…今の所は……」

皆「……」

???「それなら問題なかろう」

皆「!!」
125 :ぽけもん :2010/09/14(火) 21:58:59.17 ID:3DEcagAO
すたっ

???「隠れる敵を見つけるなら忍に任せよ
盗っ人には盗っ人というやつだ」

和「あ、あの…あなたは?」

キョウ「私はカントー・セキチクジムジムリーダー兼ジョウト四天王の一人……キョウと申す」
126 :ぽけもん :2010/09/14(火) 22:04:40.99 ID:3DEcagAO
――――――――――――――――――
クロガネシティ


紬「次の町はどこかしら?」

梓「えと…次にジムがある町は……ハクタイシティですね」

紬「じゃあそこに行きましょう
どっちに行けばいいかしら?」

梓「こっちに……ってあ!サイクリングロードか…
ちょっと遠回りになりますけど一旦コトブキシティに戻って、北に進んで行きましょう」

紬「コトブキシティに戻ってばかりね~」
127 :ぽけもん :2010/09/14(火) 22:23:57.38 ID:3DEcagAO
―――――――――――――――――
コトブキシティ


紬「とおちゃ~く♪」ぴょん

梓「子供ですか…
ん?」

???「おいおい、じーさん!人にぶつかっておいてそれはないだろう?」

ナナカマド「お前達からぶつかってきたんだろう!うつけめ!!!」

???「ひえっ!?」

???「な、なんだ…このじーさん」
128 :ぽけもん :2010/09/14(火) 22:32:00.92 ID:3DEcagAO
梓「ロリk…ナナカマド博士、どうしたんですか?」

ナナカマド「む?梓、それに紬もいいところに来たな
こいつら、人の話を聞かなくてな
バトルでこらしめてやってくれ」

梓「ええ?」

???「なんだ、俺達とやる気かよ」

ギンガ団員1「ギンガ団をなめるなよ」

梓「ギンガ団?」
129 :>>126修正 南×北○ :2010/09/14(火) 22:42:51.90 ID:3DEcagAO
紬「あ!ハンサムさんが言ってた…」

梓「!」

ギンガ団員2「…どうした?」

梓「気が変わりました…
やってやるです!」

梓「いきますよ、ムギ先輩!」

紬「ええ!リンお願い!」ぽん!

リン「リン!」

ギンガ団員2「後悔しても知らねえぜ!
ズバット!」ぽん!

ズバット「ズバッ!」

ギンガ団員1「スカンプー!」ぽん!

スカンプー「プー!」

132 :ぽけもん :2010/09/14(火) 22:53:09.79 ID:3DEcagAO
ギンガ団員2「ズバット噛み付く!」

ズバット「」がっ

紬「リン、受け止めて!」

リン「」がしっ

ギンガ団員2「ぐっ…」

ギンガ団員1「甘いぜ!
スカンプー、ひっかく!」

スカンプー「」だっ

紬「!」
133 :ぽけもん :2010/09/14(火) 22:58:55.50 ID:3DEcagAO
梓「ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「」だっ

ばしっ

スカンプー「!?」

ギンガ団員1「!」

梓「2対1なんて卑怯ですよ」

ギンガ団員1「ちっ…
だが、2対2でも余裕なんだよ!
スカンプー、みだれひっかき!」
134 :ぽけもん :2010/09/14(火) 23:02:26.58 ID:3DEcagAO
梓「ミミちゃんメロメロ!」

ミミちゃん「」ぱちっ☆

スカンプー「プー!?///」

ギンガ団員1「しまったあ!」

梓「とびげり!!」

ミミちゃん「ミミー!」げしっ!

スカンプー「プー…///」ばた

スカンプーは再起不能だ!

ギンガ団員1「ああっ!」

137 :>>136ありがとうございます♪ :2010/09/15(水) 05:16:30.21 ID:44tSeUAO
梓「今です、ムギ先輩!」

紬「ええ!リン、スパークよ!」

リン「」ばりり

ズバット「!」

びりりりり!!

ズバット「ズバ…」ばた

ズバットは倒れた

ギンガ団員2「ぐあ…!」

ギンガ団員1「くそう…逃げろ!」たたた

ギンガ団員2「追いてかないでくれ~!」たたた
138 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:24:28.32 ID:44tSeUAO
梓「ふう」

紬「初めてのダブルバトルだったけど、良かったわね!」

梓「はい!」

ナナカマド「よくやってくれたぞ、二人とも!」

梓「いえ」

ナナカマド「梓、お前はだいぶ強くなったな」

梓「そうでもないですよ」

紬「私はコールバッジをゲットしました!」

ナナカマド「おお!すごいじゃないか!」

紬「ふふふ♪」
139 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:27:47.95 ID:44tSeUAO
ナナカマド「時に、お前達はさっきの奴らをギンガ団と呼んでいたが、ギンガ団とはなんだ?」

梓「よくは分からないんですけど…悪い人達みたいです」

ナナカマド「まったく、人にぶつかっておいて謝りもせんとは!」

紬「まあまあまあまあまあまあ」

ナナカマド「それでこれからどこに行くんだ?」

梓「とりあえずここを北に」

ナナカマド「…ソノオタウンか」

ナナカマド「まあ、頑張りなさい
では私は行くよ」

梓「はい!」

紬「お気をつけて~♪」
140 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:32:14.99 ID:44tSeUAO
――――――――――――――――――
四天王集会


シバ「キョウ、遅いぞ!」

キョウ「ファファファ、申し訳ない」

ゴヨウ「まあ来ていただいて良かったですよ」

和「あの…この人は?」

ゴヨウ「彼はキョウさん
忍者の末裔です」

和「忍者…?」
141 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:35:59.72 ID:44tSeUAO
イツキ「もう忍者などこの世にはいないと思われがちですが、密かに忍者をやっておられるんです」

キョウ「ファファファ、そんなことより話を続けようじゃないか」

和「そ、そうですね」

イツキ「キョウさん、さっきおっしゃっていた盗っ人には盗っ人というのは?」

キョウ「ファファファ、私は忍、隠れるのは得意
得意であればその逆も然り」

イツキ「なるほど…
隠れた敵を見つけることはたやすいと」

キョウ「ファファファ、その通り」
142 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:42:06.26 ID:44tSeUAO
ゴヨウ「ではギンガ団の居場所はキョウさんに見つけてもらうということで」

キョウ「ファファファ、任せるがいい」

和「…見つけた後のことはまた後で考えましょう
今日は解散です」

ゴヨウ「みなさんお疲れ様です」

オーバ「うぃーす、んじゃ帰るかデンジ」

デンジ「ああ」
143 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:47:36.14 ID:44tSeUAO
シバ「俺も帰るか…
キョウ、頼んだぞ」

キョウ「ファファファ、帰るとかいって
お前はこのあとシンオウ観光地巡りだろう?」

シバ「……悪いか?」

キョウ「ファファファ」

リョウ「僕も帰りますね」たっ
144 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:52:01.05 ID:44tSeUAO
ゴヨウ「では和さん、私達も…」

ざっ

イツキ「ゴヨウさん、少しお話が…」

ナツメ「……」

ゴヨウ「…和さん
先に帰っていてください」

和「分かりました」
145 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:57:08.11 ID:44tSeUAO
―――――――――――――――――
ゴヨウ「それで、なんでしょうか?」

イツキ「もちろんギンガ団のことについてですよ」

ゴヨウ「……」

イツキ「んっふ、単刀直入に言いましょう
…あなたは何かを隠している」

ゴヨウ「何を言ってるんです?」

イツキ「おや、否定はしないんですね」

ゴヨウ「……」
146 :ぽけもん :2010/09/15(水) 05:59:30.17 ID:44tSeUAO
ナツメ「というより、あなた何でも見透かしてそうでムカつくわ」

ゴヨウ「ふ、別に私は私の知っていることしか知りませんよ」

ナツメ「……」

イツキ「んっふ、まあそのことはいいでしょう」

ゴヨウ「まだ何か?」

イツキ「彼女…真鍋和はあなたの秘書ではないでしょう?
一体何者ですか?」

ゴヨウ「ふ、あなたは勘がいいお方だ」

イツキ「……」
147 :ぽけもん :2010/09/15(水) 06:06:59.43 ID:44tSeUAO
ゴヨウ「でも彼女は本当に私の秘書ですよ
まあ、四天王候補でもありますが…」

イツキ「!
四天王候補…ですか」

ゴヨウ「はい、彼女には四天王になる才能がありますから
私の下で秘書としと四天王になるため修業をさせているんです」

イツキ「そうでしたか」
148 :ぽけもん :2010/09/15(水) 06:10:03.31 ID:44tSeUAO
ゴヨウ「他には何もありませんよね?」

イツキ「はい、ありませんね」

ゴヨウ「それでは私はこれで失礼しますよ」たっ

イツキ「……」

ナツメ「……」
149 :ぽけもん :2010/09/15(水) 06:17:12.21 ID:44tSeUAO
―――――――――――――――――
ソノオタウン


梓「ここがソノオタウン…ってすごい!!」

紬「わあ~!町一面お花畑ね!!」

梓「綺麗ですね!」

???「なんだってのよー!!」

紬「ん?」

梓「この景色に合わない雑音が…
ていうかこの声は……」

梓「純!!」紬「純ちゃん!!」

純「へ…?」

―4章完―

158 :ぽけもん :2010/09/15(水) 19:20:28.66 ID:44tSeUAO
純「梓!ムギ先輩!」

紬「久しぶり、純ちゃん」

梓「こんなところで何してるのよ?」

純「いや、なんか変な人達がさ」

梓紬「変な人達?」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/15(水) 19:27:49.91 ID:BN.mJag0
支援た
けいおんが終わっても書き続けてください
160 :>>159ありがとうございます♪そのつもりです :2010/09/15(水) 19:40:41.51 ID:44tSeUAO
純「うん
さっき私がここを通りかかったら、そいつらが急に来てここで買ったあまいミツってのを盗まれてさ」

紬「悪い人達ね」

梓「どんな人達だったの?」

純「確か…ギンガ団とか言ってたけど」

梓紬「!!」
161 :ぽけもん :2010/09/15(水) 19:43:43.23 ID:44tSeUAO
―――――――――――――――――
フラワーショップ いろとりどり


???「……これ、ください」

店員「グラデシアの花ですね
○○○円になりま~す」

???「……」すっ

ちりんちりん

店員「ありがとうございました~」
162 :ぽけもん :2010/09/15(水) 19:58:42.85 ID:44tSeUAO
???「……グラデシアの花、きれい」

???「!」

梓「純!その人達はどこへ行ったの!?」

純「えと…あっちのミツを売ってた所かな…?」

紬「すぐに行きましょう!」

梓「はい!」だっ

純「ちょ、ちょっと待ってよ~!なにがどうなって…」

だだだだだ

純「あう……もう~
なんだってのよー!!」だっ

???「…なに、あの子達」

???「……」

???「…気になる」たっ
163 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:01:40.68 ID:44tSeUAO
――――――――――――――――――
ギンガ団員1「おっさん!俺達は客だぞ!?あまいミツをくれないなんておかしいだろ!」

おじさん「そ、そんな…お金も払わずに……」

ギンガ団員2「うるせえな!さっさとあまいミツ全部よこせ!!」

おじさん「そ、そんな…」

梓「そこまでですよ!」

ギンガ団員2「ん?」

紬「純ちゃんから盗んだあまいミツを返しなさい!」

ギンガ団員1「なんだお前ら?」

純「はあはあ……二人とも速い…」ぜえはあ
164 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:05:05.11 ID:44tSeUAO
ギンガ団員1「なんだかよく分からねえが、俺達の邪魔をするみたいだな!
返り討ちに…」ぐいっ

ギンガ団員1「!」

ギンガ団員2「おい、流石に3対2はキツイって…」

ギンガ団員1「…それもそうだな」

ギンガ団員2「だからここは…」

ギンガ団員1・2「逃げるが勝ちだぜー!」だだっ

梓「あ!
待てー!!」だっ

紬「待ちなさい!」だっ

純「あっ!また……
って、ん?」

こと…
165 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:17:32.48 ID:44tSeUAO
純「あ!私のあまいミツだ!
…さっきの奴らが落としていったのかな?」

純「……」

純「まっ、後は梓達に任せよう!
私は先に進もうっと」たった

???「……」たっ
166 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:20:45.56 ID:44tSeUAO
―――――――――――――――――
風力発電所


梓「えっと…ここらへんに逃げたと思いますけど……」

紬「あの中じゃない?」

梓「!
かもしれませんね、他は隠れる場所はなさそうですし」

紬「じゃあ入ってみましょう」

がちゃ
167 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:23:41.72 ID:44tSeUAO
???「あまいミツを奪えなかったですって~!?」

ギンガ団員1「す、すみません…」

???「まったく、あんたたちは使えないわねー!!」

ギンガ団員2「す、すみません…」

梓紬「……」

ギンガ団員1・2「あっ!!」

???「ん?だれ?」

ギンガ団員1「あ、あの…あいつらにあまいミツを奪うのを邪魔されて…」

???「ふうん」
168 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:28:31.16 ID:44tSeUAO
ギンガ団員2「あのマーズ様…」

マーズ「ちょっと、気安く呼ばないでよ!」

ギンガ団員2「す、すみません!」

マーズ「あんたたちはもう帰ってなさい!」

ギンガ団員1・2「は、はい!」たたっ
169 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:35:09.30 ID:44tSeUAO
梓「マーズ…」

マーズ「ふふ♪そうよ、私の名前
まったく、人の前で名前呼ぶなって言っておいてるのに…使えない奴らよね」

紬「あなた…さっきの人達より偉い感じですけど…どういう立場で?」

マーズ「幹部よ、ギンガ団の幹部」

梓「幹部…!」

マーズ「そうよ♪だから立場上…あんたたちを始末しないとねえ!!」

マーズ「ブニャット!」ぽん!

ブニャット「ニャー!」だっ

梓紬「!」

梓「ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「ミミー!」

ブニャット「ニャー!」どがっ

ミミちゃん「!?」どさっ

梓「ミミちゃん!」
170 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:40:46.96 ID:44tSeUAO
紬「レン!」ぽん!

レン「バオバオ!」だっ

マーズ「!」

紬「とっしん!」

レン「バオー!」だっ

マーズ「ブニャット、きりさく!」

ブニャット「ニャー!」ざしゅっ!

レン「バオ!?」どたっ

紬「レン!」

マーズ「ふふ…♪」

ブニャット「ニャー!」

紬「つ…」

梓「強い…!」
171 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:45:06.20 ID:44tSeUAO
マーズ「ていうか~、2対1って卑怯じゃな~い?」

マーズ「まっ、それなら私も2体出しちゃうけどね!
ドーミラー!」ぽん!

ドーミラー「うぉーん」

紬「!」

梓「ブニャットだけでも強いのに、また…!」

マーズ「ドーミラー!
ジャイロボール!!」

ドーミラー「」ぎゅううう…

レン「!?」どがっ

レン「」ばた

レンは倒れた

紬「あっ…!」
172 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:49:03.43 ID:44tSeUAO
梓「!」

紬「ごめんね…レン、休んでて…」しゅうう

マーズ「ふふ♪どう?あんたたちじゃ敵わないわよ」

梓「く…」

マーズ「諦めなさい、今なら見逃してあげるけど~?」

紬「諦めないわ!!」

梓「!
ムギ先輩…」
173 :ぽけもん :2010/09/15(水) 20:53:57.99 ID:44tSeUAO
紬「頑張ろう、梓ちゃん!
この前みたいな私達のコンビネーションなら勝てるわ!」

梓「…はい!」

マーズ「…ふふ
そうこなくっちゃ♪」

マーズ「でも私には勝てないけどね!
ドーミラー!ブニャット!」

ドーミラー「うぉーん」

ブニャット「ニャー!」

紬「リン!」ぽん!

リン「リン!」

梓「ミミちゃん!」

ミミちゃん「ミミー!」
174 :ぽけもん :2010/09/15(水) 21:00:36.82 ID:44tSeUAO
マーズ「ブニャッt」

梓「ミミちゃん、電光石火!」

ミミちゃん「ミミ!」しゅっ

どがっ

ブニャット「!?」

マーズ「!」

紬「今よ!リン、雷の牙!」

リン「」ばりばり…

がぶっ

ブニャット「ニャッ!?」びりりっ!
175 :ぽけもん :2010/09/15(水) 21:05:02.52 ID:44tSeUAO
マーズ「ちっ!
でも甘いわね、後ろががら空きよ!ドーミラー、ジャイロボール!!」

ドーミラー「うぉーん」ぎゅううう…

紬・リン「!」

梓「てだすけ!」

ミミちゃん「ミミ!」さっ

リン「!」ぴりっ

紬「放電よ!」

リン「」びりりりり!!

ブニャット「ニャー!?」びりり…

ドーミラー「うぉーん…」びりり…

マーズ「なっ!?」
176 :すみません、寝てました :2010/09/16(木) 05:44:55.55 ID:8gRVDMAO
紬「ありがとう、梓ちゃん」

梓「いえ、リンの放電すごかったですよ」

紬「ふふ♪」

マーズ「さっきとは比べものにならないぐらい強いじゃない…!」

紬「これが私達二人の力よ!」
177 :ぽけもん :2010/09/16(木) 05:49:27.83 ID:8gRVDMAO
マーズ「…結束の力ってやつ?
ふん、くだらないわね
でも負けちゃったわ~
ブニャット、ドーミラー戻って」しゅうう

紬梓「!」

マーズ「目的も果たしたし、今回は見逃してあげるわ
ゴルバット!」ぽん!

ゴルバット「キシャー!」

マーズ「じゃあね~」

がちゃ

ばさばさ
178 :ぽけもん :2010/09/16(木) 05:52:12.83 ID:8gRVDMAO
紬梓「……」

紬「ふう、勝てて良かったわ~」へなへな

梓「ですね…
強い相手でした」

紬「そういえば、目的って何かしら?」

梓「ん~……」

がたっ

紬梓「!」

???「あ…連中はいなくなったのか…」

梓「あの…?」

所長「ああ…私はここの所長をやっているんだ
君達が奴らを?」

紬「はい」
179 :ぽけもん :2010/09/16(木) 05:57:16.02 ID:8gRVDMAO
所長「そうか…ありがとう」

梓「あの、詳しくきかせてもらえませんか?」

所長「ああ、今日突然奴らがここに現れてね
ここの電気を奪いに来たんだ」

梓「電気を?」

紬「それがギンガ団の目的だったのね」

所長「でも、不幸中の幸いで君達がきてくれて電気が全部盗まれなかった
助かったよ」

梓「いえ」

所長「それにしても、奴らはあの大量の電気を盗んで、何をする気なんだ?」

紬梓「……」

梓「…それは、分かりません
でも、何かよからぬことをしようとしているのは確かです」

紬「……」
180 :ぽけもん :2010/09/16(木) 05:59:18.10 ID:8gRVDMAO
――――――――――――――――――
がちゃ

梓「ふう、なんだか疲れましたね」

紬「そうね」

???「……」ざっ

紬梓「!」

マイ「私はマイ」

梓「え?」

マイ「あなたたちの活躍みせてもらったの」
181 :ぽけもん :2010/09/16(木) 06:09:44.38 ID:8gRVDMAO
紬「えと…」

マイ「私はマイ」

紬「いや、それは分かってるんだけど…」

マイ「…なに?」

紬「何か用…かしら?」

マイ「……ただ気になっただけ」

紬「?」

マイ「……それだけだから、じゃあ」

紬「え…」

マイ「」ぴた

マイ「…また会うかもしれない」てくてく

紬「…?不思議な人ね」

梓「そうですね…
まあ、先に進みましょう」

紬「ええ」
182 :ぽけもん :2010/09/16(木) 06:12:13.80 ID:8gRVDMAO
―――――――――――――――――
ハクタイの森


???「ふんふふ~ん♪」

???「うう~ん、草花や木の香り!森のフレーバー!いい香りィ!
こんな晴れた日は森に来るのがいいよね~
って、ん?」

???「ううう~…」めそめそ

???「どうしたの?」

???「あ、ううあえ…ああうえ~」

???「と、とりあえず落ち着いて?」
183 :ぽけもん :2010/09/16(木) 06:14:28.94 ID:8gRVDMAO
―――――――――――――――――
???「落ち着いた?」

???「はい…すみません…」

???「で、どうしたの?」

モミ「はい…私、モミというんですが、道に迷っちゃって…」

???「そうゆうことなら」

モミ「へ…?」

ナタネ「そうゆうことなら、このハクタイジムジムリーダー・ナタネ様に任せなさいっ!」

―5章完―

188 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:06:57.94 ID:8gRVDMAO
モミ「ほ、本当ですか…?」

ナタネ「もっちろん!
それにここは私にとって庭みたいな…って、今日は挑戦者がくるんだった!!」

モミ「え…?」

ナタネ「ど、どうしよう…困ったわ」
189 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:11:04.68 ID:8gRVDMAO
ナタネ「!」

梓「ここを抜ければハクタイシティですね」

紬「頑張ろー!」おー

ざっ

ナタネ「あなたたち!
頼みたいことがあるの!」
190 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:18:48.41 ID:8gRVDMAO
梓「ってあなた誰ですか?」

ナタネ「私はナタネ!
あなたたち、この人を出口まで送ってあげて!
じゃあ!」だっ

梓「え!?ちょ、待っ」

梓紬「……」

梓「」ちら

モミ「」おろおろ

梓紬「……」
191 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:22:37.66 ID:8gRVDMAO
―――――――――――――――――
梓「それでモミさんは迷子になったと…」

モミ「お恥ずかしい…」

紬「私達も出口を目指してるからお安い御用よ!」

モミ「あ、ありがとうございます!」ぺこ

梓「じゃあ行きましょうか」
192 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:25:49.31 ID:8gRVDMAO
――――――――――――――――――
森の洋館


???「あなたたち、早く見つけなさい!!」

ギンガ団員1・2「はっ!ただちに!
ジュピター様!」

ジュピター「気安く呼ぶんじゃないわ!!」

ギンガ団員1・2「す、すみません!」

ジュピター「だから早く探しに行きなさいって!!」

ギンガ団員1・2「はっ!」たたっ

ジュピター「…さて、ロトムちゃんはどこにいるのかしら?」
193 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:31:49.06 ID:8gRVDMAO
――――――――――――――――――
梓「もう日が暮れてきましたね」

紬「そうね」

ざっ

梓「…なんでしょうか?この館」

紬「さあ…」

モミ「聞いたことがあります…
ここは森の洋館というところで…
夜には、ゆゆゆ幽霊が……」がくがくぶるぶる

梓「無理に言わなくていいですから」
194 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:35:24.85 ID:8gRVDMAO
紬「幽霊!?」

モミ「ひえ!?」

紬「面白そう!入りましょう!」がちゃ

梓「ってムギ先輩!?」

紬「早く早く!」たった

梓「待ってください!」たった

モミ「あ……」

モミ「お、置いていかないでください~!!」たたっ
195 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:44:04.68 ID:8gRVDMAO
――――――――――――――――
ギンガ団員1「ジュピター様、見つけましたよー!」

ジュピター「だから気安く……って見つけた!?」

ギンガ団員2「はい!」さっ

ロトム「ムー…!」ばたばた

ジュピター「よくやったわ
さあ、帰りましょう」
196 :ぽけもん :2010/09/16(木) 20:54:15.77 ID:8gRVDMAO
ばったり

紬梓「……」

ジュピター「……」

紬梓「ギンガ団!!」

ギンガ団員1・2「げっ!お前ら…」

ジュピター「……?
だれよ?」

ギンガ団員2「いやこいつらはですね…」

紬「また悪さをしてるのね!」

ギンガ団員1・2「ぎくっ!」
197 :ぽけもん :2010/09/16(木) 21:06:30.83 ID:8gRVDMAO
ジュピター「って、別に悪いことなんてしてないわよ」

梓「じゃあなにをしてるんですか?」

ジュピター「この子を捕まえてたのよ」すっ

ロトム「ムー…!」ばたばた

紬梓「!!」

ジュピター「このロトムってのは電力がプラズマ級だからねー
利用させてもらうのよ」

梓「ひどいことを…!」

ジュピター「ん~?なんてえ?
ひどい?なんでよ?」
198 :ぽけもん :2010/09/16(木) 21:09:14.77 ID:8gRVDMAO
梓「ポケモンを一方的に利用するなんていけないですよ!」

ジュピター「なにいってるの
ポケモンは道具でしょ?」

紬梓「!!」

梓「……」ぎり

梓「ポケモンと人間は対等な立場でいるべきです!ポケモンを利用するなんて以っての外です!間違ってますよ!!」

ジュピター「なら、私を止めてみれば?
スカタンク!!」ぽん!

スカタンク「グオー!」

梓「ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「ミミー!」

梓「…」ぎり

紬「!」

紬(そっか、梓ちゃんはポケモンを研究するものとして許せないのね…
……私もだけど)

紬「レン!」ぽん!

レン「バオバオ!」

梓「!」

紬「梓ちゃん、サポートするわ!」

梓「…お願いします!」
199 :ぽけもん :2010/09/16(木) 21:11:54.90 ID:8gRVDMAO
ジュピター「スカタンク、つじぎり!」

スカタンク「グオー!」だっ

梓「ミミちゃん!」

ミミちゃん「」しゅっ

スカタンク「!?」

ジュピター「速い!?」

梓「冷凍パンチ!」

ミミちゃん「」どがっ

スカタンク「グオッ!」ぱきぃ

梓「炎のパンチ!」

ミミちゃん「」どがっ

梓「雷パンチ!」

ミミちゃん「ミミー!」どがあん!

スカタンク「グオー…!!」ざざざざ

スカタンク「」ばたっ

スカタンクは倒れた

ジュピター「!?」

紬「!!」
200 :ぽけもん :2010/09/16(木) 21:15:44.69 ID:8gRVDMAO
梓「……早くロトムを置いて逃げてください
次は手加減しません…!」きっ

ジュピター「!!」

ジュピター「い、行くわよ!」だっ

ギンガ団員1・2「は、はい!」だだっ

梓「……」

紬「あ、梓ちゃん…」

梓「すみません、驚かせてしまって…」

紬「ううん」

梓「今のは、剛の奥義っていうものを使った戦い方なんです」

紬「剛の奥義…」

梓「ある人が教えてくれて…」

紬「梓ちゃんの師匠?」

梓「はい」

梓「その人に剛の奥義はあまり使っちゃいけないって言われたんですけど、ギンガ団が許せなくて……すみません」

紬「謝らなくてもいいわよ
かっこよかったわよ、梓ちゃん♪」

梓「!」

梓「えへへ…」
201 :ぽけもん :2010/09/16(木) 21:18:38.62 ID:8gRVDMAO
がちゃ

紬梓「!」

モミ「みなさん、どこに行って……
って、あ!」

紬「あ、モミさん」

梓「す、すみません!置いていっちゃっt」

がばっ

モミ「ふえ~ん!!」

梓「ふぇ!?」

モミ「恐かったですよ~!!」ぽろぽろ

梓「……」

紬「ふふ♪」

梓「ふふ」

モミ「…!
ふふふふ♪」
202 :ぽけもん :2010/09/16(木) 21:21:08.40 ID:8gRVDMAO
―――――――――――――――――
ハクタイの森出口


モミ「本当にありがとうございました!」

梓「いえ」

紬「気をつけてね♪」

モミ「はい!」たった

紬梓「」ひらひら

梓「じゃあ…ジム行きます?」

紬「そうね」



ここで一旦終わりです

見てくださった人ありがとうございました~♪
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/16(木) 21:28:49.52 ID:XqCI0iYo
乙!

モミがみくるで再生される……
204 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:02:21.75 ID:CR/s22AO
続き投下


――――――――――――――――――
ギンガハクタイビル


キョウ「ファファファ、この街での聞き込みによるとここにギンガ団がよく出入りしているらしい」

シバ「……」

キョウ「というより、何故貴様もいるのだ?」

シバ「ふん、観光地巡りをしただけで帰れるか」

キョウ「ファファファ、早速入ろうぞ」

シバ「……」
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 03:06:46.89 ID:IUkc4QAO
毎日お疲れ様です
206 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:11:21.70 ID:CR/s22AO
がちゃ

キョウ「」しゅばっ

キョウ「早く上がってこい
まず見つからないようにするには天井だからな」

シバ「忍者らしいな」たっ

しゅたっ

キョウ「では行くぞ、足を引っ張るなよ」

シバ「ふん」
207 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:14:08.01 ID:CR/s22AO
―――――――――――――――――
ハクタイジム


紬「たのもー!」

梓「だからそれ止めてくださいって…」

像「ようこそハクタイジムへ」

梓「あ」

紬「クロガネジムでも会ったわ!」
208 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:17:41.14 ID:CR/s22AO
像「む…君達か」

梓「あれ?同じ人ですか?」

像「ああ、シンオウ全てのジムに像があるが全て同一人物だよ
記憶も繋がっている」

紬梓「へえ~」

像「まあそんなことはどうでもいい
君達、ジム戦に来たんだろう?」

紬「はい、もちろんです!」

像「ならばここのルールを…」

紬「お願いします!」

像(…なんか調子狂うな)
209 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:26:57.27 ID:CR/s22AO
像「こほん!
このハクタイジムは2対2の交替戦でバトルを行う
そして、ジムリーダーは草タイプの使い手・ナタネだ!」

梓(ん?ナタネ…?)

ぴかっ

紬梓「!」

ナタネ「どうも!私がハクタイジムジムリーダーの……って」

紬梓ナタネ「あああああああああ!!」

像「」びくっ
210 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:31:21.77 ID:CR/s22AO
――――――――――――――――――
ナタネ「まさかこんなところで会うとはね
っていうかあなたが琴吹紬さんとは…」

紬「ふふ」

ナタネ「この前はごめんなさいね、勝手に押し付けちゃって」

梓「いいですよ
無事送りましたし」

ナタネ「そう?ありがとうね」

紬「それよりもバトルです!」

ナタネ「…そうね」

ナタネ「じゃあ、改めて名乗らせてもらうわ
私はハクタイジムジムリーダー・ナタネよ!
ロズレイド!」ぽん!

ロズレイド「ロー」

ナタネ「さあバトルスタートよ!」
211 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:37:02.51 ID:CR/s22AO
―――――――――――――――――――
ゴヨウ書斎

ゴヨウ「和さん、例の書類ですが…」

和「はい、これでしたよね」すっ

ゴヨウ「そうです
ご苦労様です」

和「いえ」

ゴヨウ「そうだ、あなたになら分かるかもしれません」

和「なにがですか?」

ゴヨウ「ハクタイシティにある銅像がありましてね
それについているプレートが削れて字が所々読めなくなっているんですよ
それを解読してほしいんです」

和「……分かりました、できるか分かりませんがやってみます」

ゴヨウ「お願いしますね」

和「はい、じゃあ行ってきます」がちゃ

ゴヨウ「……」

ゴヨウ「さて、と…」がさっ

《重要書類:シンオウ神話について》
212 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:42:09.10 ID:CR/s22AO
――――――――――――――――――
ギンガハクタイビル


ジュピター「はあ、この前は大変な目に遭ったわ~」こきこき

ギンガ団員1「ジュピター様!
ギンガ爆弾ですが、着々と製作が進んでおります!」

ジュピター「気安く呼ばないで……って、あらそう
それはいいわ
頑張ってね」

ギンガ団員1「はっ」たっ
213 :ぽけもん :2010/09/17(金) 03:47:41.28 ID:CR/s22AO
ジュピター「やっと完成するわね、ギンガ爆弾」

キョウ「ギンガ爆弾…
それがなんなのか教えてもらおうか」しゅたっ

シバ「……」しゅたっ

ジュピター「!
あなたたち、どこから…!」

キョウ「ファファファ、ゴルバット!」ぽん!

ゴルバット「キシャー!」ばささっ

ジュピター「ちっ!
スカタンク!」

スカタンク「グオー!」
214 :ぽけもん :2010/09/17(金) 04:01:40.12 ID:CR/s22AO
ジュピター「つじぎり!」

スカタンク「グオー!」ざき!

ゴルバット「」ばたり

ゴルバットは倒れた

キョウ「ぬ!?」

ジュピター「……あら、呆気ないわね」

キョウ「」

シバ「キョウお前は相変わらず、バトルの腕はからっきしだな
毎日鍛練を欠かさずにしている俺を見習え!
サワムラー!」ぽん!

サワムラー「ダーイライ!」
215 :ぽけもん :2010/09/17(金) 04:04:01.99 ID:CR/s22AO
シバ「はあああああ…
はあ!!とびひざげり!!!」

サワムラー「」たっ

ジュピター「!」

サワムラー「」しゅおっ!

スカタンク「!?」

どがあん!!

サワムラー「」たっ

スカタンク「」ばたん!

スカタンクは倒れた

ジュピター「い、一発で!?」
216 :ぽけもん :2010/09/17(金) 04:08:42.50 ID:CR/s22AO
シバ「さあ、ギンガ爆弾とは…」

ジュピター「ちっ、逃げるが勝ちよ!」だっ

シバ「あっ、待て!」

たたっ

シバ「……逃げられたか」

キョウ「ファファファ、結局奴らに話は聞けなかったな」

シバ「くそっ!」
217 :ぽけもん :2010/09/17(金) 04:12:18.37 ID:CR/s22AO
キョウ「…それにしても、そのサワムラーずいぶん強いじゃないか」

シバ「ん?ああ、俺が鍛えてやったからな
だが俺のポケモンではないんだ」

キョウ「ぬ?」

シバ「弟子のを預かっているだけだ」
218 :ぽけもん :2010/09/17(金) 04:26:12.32 ID:CR/s22AO
キョウ「ぬ、弟子か…
貴様が弟子を持つのも珍しいな
そうとう才能があると見た」

シバ「ああ、私の元で修行をさせていた頃は四天王に育てようとも思っていたぐらいだ」

キョウ「ほう」

シバ「剛の奥義もある程度教えた
だが、いきなりポケモン博士になりたいと言ってな…
修行をやめていったよ…
俺は反対だったが止めなかった
あいつ自身で決めることだ」
219 :ぽけもん :2010/09/17(金) 04:36:28.77 ID:CR/s22AO
キョウ「…貴様にとっては唯一無二の弟子だろう
応援してやるがいい」

シバ「ふ、もちろんその気さ
だがこうしてあいつのサワムラーを鍛えてしまっている……未練がましいのかもな」

キョウ「ファファファ、まあお前の気持ちも分かるさ」

シバ「…それで、お前はこのあとどうするんだ?」

キョウ「ファファファ、まだギンガ団のことを調べきってはいないからな
奴らの後を追うさ」

シバ「そうか
まあ俺は遠慮しておく」

キョウ「ファファファ、それは残念だな
ではさらばだ」しゅっ

シバ「……」

シバ「さて、ここの観光地のポケモン像でも見ていくか」

―6章完―

226 :ぽけもん :2010/09/17(金) 20:16:52.22 ID:CR/s22AO
7章投下!


ハクタイジム


紬「レン、転がるよ!」

レン「バオ!」ごろごろ

ナタネ「受け止めて!」

ロズレイド「ロズー!」がばっ

ききっ

レン「!」

紬「止められた…!」
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 20:25:35.92 ID:ITYOnEAO
228 :ぽけもん :2010/09/17(金) 20:25:37.93 ID:CR/s22AO
ナタネ「ギガドレイン!」

ロズレイド「」じゅわあああ

レン「バオオオ!」

効果は抜群だ!

紬「うっ…
一旦戻って!」しゅうう

ナタネ「いい判断ね」

紬「…リン!」ぽん!

リン「リン!」
229 :ぽけもん :2010/09/17(金) 20:36:24.55 ID:CR/s22AO
ナタネ「じゃあ私も交替しよっかな
ロズレイド、戻って」しゅうう

ナタネ「チェリンボ!」ぽん!

チェリンボ「チェリー」

ナタネ「んじゃ第2ラウンド開始!
チェリンボ、にほんばれ!」

チェリンボ「チェリー」

かっ

日差しが強くなった

紬「!」
230 :ぽけもん :2010/09/17(金) 20:53:03.85 ID:CR/s22AO
ナタネ「さあどうしたの?かかってきなさい」

紬「じゃあ遠慮なく…
リン、たいあたり!」

リン「リーン!」だだっ

チェリンボ「」しゅっ

紬「かわされた!?」

ナタネ「マジカルリーフ!」

チェリンボ「チェリー!」しゅしゅっ

リン「!?」どがっ

紬「なんてスピードなの!」
231 :ぽけもん :2010/09/17(金) 20:56:06.23 ID:CR/s22AO
ナタネ「チェリンボの特性、葉緑素…
天気が晴れの時、本来の素早さの二倍のスピードを出せるのよ」

紬「そんな特性が…」

ナタネ「天気が晴れている限り、あなたのコリンクは私のチェリンボのスピードについてこれないわ!」

紬「…ッ!」
232 :ぽけもん :2010/09/17(金) 20:59:07.36 ID:CR/s22AO
ナタネ「さあ決めるわよ…マジカルリーフ!」

紬「!
ひかりのかべ!」

リン「リン!」うぉん

がきがきぃ!

チェリンボ「!」

ナタネ「ひかりのかべか…
でも、二回目は…」

紬「フラッシュよ!」

リン「」ぴかっ

チェリンボ「チェリ!?」くら…

ナタネ「しまった…!」

紬「今よ!シグナルビーム!」

リン「」びゅおおお

チェリンボ「!?」どがっ

チェリンボ「」ばたっ

チェリンボは倒れた
233 :ぽけもん :2010/09/17(金) 21:03:40.21 ID:CR/s22AO
紬「やったわ!」

ナタネ「そうか、ひかりのかべにフラッシュを反射させて…」

紬「はい
角度が問題だったけどうまくいってよかったわ」

ナタネ「…なかなかやるじゃない
でも本番はここからよ!
ロズレイド!」ぽん!

ロズレイド「ロー」

紬「リン、休んでて」しゅうう

紬「レン、またお願い!」ぽん!

レン「バオバオ!」
234 :ぽけもん :2010/09/17(金) 21:21:35.90 ID:CR/s22AO
紬「とっしんよ!」

レン「バオ!」だだっ

ナタネ「瀕死寸前のゴマゾウなんか相手にならないわ!
シャドーボール!」

ロズレイド「ロズー」どっ

レン「バオ!?」どがっ

レン「」ばた

レンは倒れた

紬「レン!
…ごめんね、戻って」しゅうう

紬「後は任せたわ、リン!レンの分も頑張って!」ぽん!

リン「リン!」

ナタネ「ラストバトルよ!」
235 :ぽけもん :2010/09/17(金) 21:26:55.44 ID:CR/s22AO
ナタネ「ロズレイド、ソーラービーム!」

ロズレイド「」きゅおお…

紬(ソーラービームは放つまで時間がかかるわ
その隙に…)

ロズレイド「ロズー!」どぎゅん!

リン「リン!?」ばあああん!

紬「!?」
236 :ぽけもん :2010/09/17(金) 21:33:32.83 ID:CR/s22AO
ナタネ「ふふ、なんでソーラービームをこんな早くに?って顔ね」

紬「……」

ナタネ「それは…あれよ」びっ

紬「!
まだ、にほんばれの効果が…!」

ナタネ「そう!
にほんばれの効果は持続するからね
だからソーラービームを溜めずに撃てたのよ」

紬「そんな…
なら勝ち目は…」

ナタネ「ないわ
だって、この一撃で終わりだもの
……ソーラービーム!!」
237 :ぽけもん :2010/09/17(金) 21:37:32.91 ID:CR/s22AO
紬(持続……にほんばれ……)

紬「!」

ロズレイド「ロズー!」どぎゅん!

ばあああん!!

ぱらぱら…

ナタネ「……」
238 :ぽけもん :2010/09/17(金) 21:43:51.73 ID:CR/s22AO
紬「……ふふ♪」

ナタネ「!?」

リン「リン!」たっ

ナタネ「倒れてない!?なんで!?」

紬「さっきのにほんばれの持続効果のことで思い出したの
他にも持続効果を持ったものがあるって」

ナタネ「なにそれ…
って、そうか!ひかりのかべ!」

紬「そうよ
それでソーラービームの威力を半減させたの」
239 :ぽけもん :2010/09/17(金) 21:46:23.25 ID:CR/s22AO
ナタネ「でもそれもただの時間稼ぎよ!
こっちは何にもダメージを受けない!あなたは勝てないわ!」

紬「ううん
あなたが力をくれたの
…リン、炎の牙!」

リン「」たっ

ナタネ「!」

ぼわあ!がきいいいん!!

ロズレイド「!!」

ロズレイド「」ばた

ロズレイドは倒れた
240 :ぽけもん :2010/09/17(金) 21:56:54.42 ID:CR/s22AO
ナタネ「!!
負けた…?」

紬「あなたのにほんばれで炎の牙の威力が上がったおかげで勝てたわ」

ナタネ「ああ…
まさか知らない間に自分の首を絞めてたなんて……
私の負けよ、受けとって
フォレストバッジ!」すっ

紬「ありがとうございます♪」

紬「♪
フォレストバッジゲットよ!」

梓「やりましたね!ムギ先輩!」
241 :ぽけもん :2010/09/17(金) 22:01:11.17 ID:CR/s22AO
――――――――――――――――――
ポケモン像前


和「これね」

和「……」

《うみだされし ディア……
わたしたちに じかんを あたえる
わらっていても なみだを ながしてい……
おなじ じかんが ながれ……
それは ディア……の おかげだ》

《うみだされし パル……
いくつかの くうかんを つくりだす
いきていても そうでなく……
おなじ くうかんに たどりつ……
それは パル……の おかげだ》
242 :ぽけもん :2010/09/17(金) 22:04:06.70 ID:CR/s22AO
和「……《ディア……》、《パル……》ってディアルガ・パルキアのこと?
時間と空間を生み出した神ってシンオウ神話には…
それにもうひとつのプレートは全く読めないし…」

和「というより、ゴヨウさんにこれが解読できないわけがないわ
だったら、何のために私をここに行かせて…」

???「」ざっ

和「!」
243 :ぽけもん :2010/09/17(金) 22:13:47.43 ID:CR/s22AO
???「時のディアルガ、空間のパルキア
どちらもアルセウスにより生み出された
結果、この世界はアルセウスに創られたのだ」

和(アルセウス…?)

???「……」ぎろ

和「!」

???「貴様は神話に詳しそうだな
だが、あまり深く入り込まない方がいい」

和「あの…あなたは?」

???「名乗るほどの者ではないさ」たっ

和「……」

和「…なんだったのかしら?」
244 :ぽけもん :2010/09/17(金) 22:25:50.37 ID:CR/s22AO
梓「あれ…和先輩?」

和「!
あ、梓ちゃん?」

紬「あら、和ちゃん久しぶりね!」

和「久しぶり
ってムギまで…どうしてこんなところに?」

梓「私達はややあって、シンオウを旅することになったんです」

和「そうだったの」

紬「旅の目的は私がシンオウのジムバッジを制覇することで、梓ちゃんが色々なポケモンに触れ合うことよ」
245 :ぽけもん :2010/09/17(金) 22:28:52.80 ID:CR/s22AO
和「色々なポケモンに触れ合うって?」

紬「うん!梓ちゃんはポケモン博士を目指してるの♪」

和「梓ちゃんが博士にね…」

梓「なんか、恥ずかしいです…」

和「そんなことないわよ
立派な夢だと思うわ
頑張って」

梓「…はい!」
246 :ぽけもん :2010/09/17(金) 22:31:32.81 ID:CR/s22AO
紬「それで和ちゃんはなにをしているの?」

和「私はね、ゴヨウさんって人の秘書をしてるのよ」

梓「!
ゴヨウさんって…シンオウ四天王の!?」

和「あら、知ってたのね」

梓「はい!もちろんですよ!」

紬(私しらない…)

梓「ねえ、ムギ先輩!」

紬「えっ…あ、うん…そうね」
247 :ぽけもん :2010/09/17(金) 22:35:54.27 ID:CR/s22AO
梓「四天王の秘書なんて、さすが和先輩ですね!」

和「ふふ、そうでもないわよ」

紬「そ、それにしても久しぶりね!」あせあせ

梓「?」

和「え?さっきも言った気がするけど…
でも、何年ぶりかしらね」

紬「卒業したのが10歳だから2年ぶりね!」
248 :ぽけもん :2010/09/17(金) 22:38:59.23 ID:CR/s22AO
梓「懐かしいですね~
唯先輩や律先輩、澪先輩はどうしてるんですか?」

和「私も気になるわ」

紬「唯ちゃんとりっちゃんは二人でカントーを旅してるみたいよ
澪ちゃんは今ホウエンにいるわ」

梓「唯先輩、大丈夫かな…」

和「律がついてるんだし……」

梓和(逆に心配!!)
249 :ぽけもん :2010/09/17(金) 23:52:12.99 ID:CR/s22AO
梓「というより、澪先輩は一人なんですか?」

紬「……」

紬「はっ…!」

梓「…今気づいたんですか」

紬「ど、どうしよう…
澪ちゃん一人で…」

和「澪なら強い子だから大丈夫よ」

紬「……そうね」

梓「とりあえず、今は自分達の旅に集中ですよ!」
250 :ぽけもん :2010/09/17(金) 23:55:32.38 ID:CR/s22AO
紬「梓ちゃんだって唯ちゃんの心配してたくせに~」つんつん

梓「し、心配なんてしてないですよ!」

紬「うふふふふふふふふふ」

和「ちょっとムギ、その笑い方やめなさいって」

紬「え~?」

梓「…ふふ」
251 :ぽけもん :2010/09/17(金) 23:58:12.06 ID:CR/s22AO
シバ「これがポケモン像か!」

紬梓和「?」

シバ「シンオウに来たかいがあるな!いいものが見られた!」

梓「ってシバ先生!?」

紬「えっ」

シバ「…ん?
って梓!?」

和「えっ」

梓「お久しぶりです!」

シバ「ああ!2年ぶりか?」

和「ってシバさんじゃない」

紬「なに?どゆこと?」
252 :ぽけもん :2010/09/18(土) 00:01:36.99 ID:N3XmQoAO
――――――――――――――――――
シバ「申し遅れてすまないな
俺はシバだ」

紬「あなたが梓ちゃんが前に言ってた師匠ですね!」

シバ「ああ、そうだ」

和「シバさんが梓ちゃんの師匠だなんて」

シバ「ふ、俺もゴヨウさんの秘書、和が梓の友達だとは驚いたがな」
253 :ぽけもん :2010/09/18(土) 05:38:00.71 ID:N3XmQoAO
紬「私は琴吹紬です!」

シバ「いつも梓が世話になっているな」

梓「父親ですか」

シバ「はは……そうだ!
梓、お前に返すものが…」

梓「?」

シバ「コイツだ」ぽん!
254 :ぽけもん :2010/09/18(土) 05:42:19.80 ID:N3XmQoAO
サワムラー「ダーイライ!」

梓「あ!さわちゃん!」

さわちゃん「ダーイライ!」

シバ「サワムラーは鍛えておいたぞ
お前に会った時に渡そうと思ってな」

梓「ありがとうございます!」
255 :ぽけもん :2010/09/18(土) 05:45:06.26 ID:N3XmQoAO
シバ「…まあ、バトルなどしないか」

梓「すみません…いきなりポケモン博士なんて……」

シバ「いやいいんだ
お前の道はお前が決めるべきだ」

梓「……でも」

シバ「?」

梓「トレーナーは続けますから!」

シバ「…ふ、それはよかった」

prrr
256 :ぽけもん :2010/09/18(土) 05:51:52.64 ID:N3XmQoAO
シバ「!
すまない」ぴっ

シバ「シバだ
キョウか?
…ああ、わかった」ぴっ

シバ「梓、久しぶりの再会をもっと喜び合いたいが急用ができた
すまないな
俺は行く」

梓「はい!また会いましょう!」

シバ「ああ!
それから、和と紬!梓をよろしくな!」

紬和「はい!」

シバ「」たっ
257 :ぽけもん :2010/09/18(土) 05:57:00.80 ID:N3XmQoAO
紬「行っちゃったわね」

梓「……観光地巡り」

和「なに?」

梓「いえ、なんでもないです」

和「?」

梓(変わってないなあ…)
258 :ぽけもん :2010/09/18(土) 06:11:50.53 ID:N3XmQoAO
――――――――――――――――――
和「じゃあ私も帰るわね」

紬「もうちょっといたいのにね」

和「そうもいかないわよ」

梓「割り切ってください、ムギ先輩」

紬「…うん」

和「それじゃあね」

紬「ばいばい!」

梓「またいつか!」

和「ええ」
259 :ぽけもん :2010/09/18(土) 06:19:32.72 ID:N3XmQoAO
――――――――――――――――――
ヨスガシティ


純「ふふ~ん♪マネネゲットしちゃった~」

マネネ「マネネ!」

純「ふむ…ニックネームはドルアゲスにしようかな
よろしくね、ドルアゲス!」

ドルアゲス「マネネ!」

純「ふふん♪…よし!」

ざっ

純「ここがヨスガシティだね!早速ジムだ!」

たたっ

純「ええと……ジムリーダーは、キャサ…リン?
外国人かな?」

純「まあなんでもいいや
お邪魔しまーす!」うぃーん

純「」

純「きゃああああああああ!!」

―7章完―

265 :ぽけもん :2010/09/19(日) 17:43:54.04 ID:DZDcS.AO
ヨスガジム


???「おいおい、人の顔みて叫ぶたぁ
どういう了見だぁ!?あぁ!?」

純「ひ、ひいい!」

???「ちっ…んな恐がらなくてもいいだろ
一応ジムリーダーだぜ?」

純「へ…?」
266 :ぽけもん :2010/09/19(日) 18:02:57.93 ID:DZDcS.AO
キャサリン「ヨスガジムジムリーダー、ワイルドビューティウーマン・キャサリンとは私のことよ!」

純「あ、あなたがキャサリンさんなんですか…」

純(想像と全然違う
そして、なんか会った気がする?)

キャサリン「私もさぁ
こんな見てくれだけどジムリーダーと兼ねてトレーナーズスクールの特別講師とかもやってるんだぜ?」

純「トレーナーズスクール…?
……まさか」

キャサリン「ん?」

純「さわ子…先生?」

キャサリン「!!」
267 :ぽけもん :2010/09/19(日) 19:44:28.95 ID:DZDcS.AO
――――――――――――――――――
クロガネシティはずれ


紬「また戻ってきたわね」

梓「まあサイクリングロードは通れませんし、ここから進むしかありませんから」

紬「この洞窟を抜ければヨスガシティに着くのよね?」

梓「はい
あと、ここは洞窟じゃありませんよ」

紬「え?」

梓「これはテンガン山の一部ですよ」
268 :ぽけもん :2010/09/19(日) 19:51:41.74 ID:DZDcS.AO
紬「テンガン山?」

梓「このシンオウ地方を真っ二つに分けている山のことです」

紬「そんな大きな山があるのね~、すごいわ~」

梓「とりあえず、入りましょう」

紬「ええ」
269 :ぽけもん :2010/09/19(日) 19:59:16.72 ID:DZDcS.AO
――――――――――――――――――
テンガン山


???「……」

???「世界の終わり
新しい世界の始まり…
ここがその舞台となるのだ
シンオウを二つに分けるテンガン山…シンオウの中心
そこが全ての始まりとなるのだ」

???「!」
270 :ぽけもん :2010/09/19(日) 20:31:46.52 ID:DZDcS.AO
梓「暗いですね…」

紬「…そうだ!
リン!」ぽん!

リン「リン!」ぴかあああ

紬「フラッシュを使えたんだったわ」

梓「でも大袈裟ですよ」
271 :ぽけもん :2010/09/19(日) 20:59:25.85 ID:DZDcS.AO
紬「…あら?」

梓「どうかしました?」

紬「あの人…」

???「……」

梓「あ!旅の初めに会った人!」

???「……」ざっざっ

梓紬「!」
272 :ぽけもん :2010/09/19(日) 21:30:20.41 ID:DZDcS.AO
???「お前達はこの山をどう思う?」

梓「え…」

???「なにかを感じないか?
新しくなにかが始まる予感が…」

紬「なんのことかさっぱり…」

???「ふ、子供には分かるまい
だが私には手にとるように分かる
このテンガン山により世界は変わる
そして変えるのは……」

???「……」

???「ふ、さらばだ」ざっざっ

紬梓「……」

紬「世界が変わる?
なにを言っているのかしら…」

梓「さあ…」
273 :ぽけもん :2010/09/19(日) 21:34:38.46 ID:DZDcS.AO
梓「……」

梓「あの…」

紬「なに?梓ちゃん」

梓「次のジム戦…私に戦わせてくれませんか?」

紬「えっ、でも…」

梓「試練なのは分かってます、無茶なのは分かってます…でも私、トレーナーとしての誇りを忘れたくないんです!
シバ先生にはトレーナーは続けるって言いましたけど、ポケモン博士になったら…トレーナーはあまりできなくなっちゃいますし…
それなら今、トレーナーとしてできる限りのことをしたいんです!」

紬「梓ちゃん…」

梓「わがままなのは承知です!でも、お願いします!」
274 :ぽけもん :2010/09/19(日) 21:43:15.83 ID:DZDcS.AO
紬「…顔を上げて、梓ちゃん」

梓「!」

紬「梓ちゃんの気持ちは分かったわ
一緒に頑張りましょう、シンオウ制覇♪」

梓「……ありがとうございます!!」

――――――――――――――――――
ヨスガジム


キャサリン「……」がたっ、どたっ、ぼたっ

純「…やっぱり、さわ子先生だったんですね
その衣装で気づきませんでしたけど」

キャサリン改めさわ子「こんなところで会うなんて奇遇ね、佐々木さん」

純「鈴木です!」
275 :ぽけもん :2010/09/19(日) 21:47:55.09 ID:DZDcS.AO
さわ子「梓ちゃん達はなにをしてるの?」

純「梓は…もうすぐ来ると思いますけど」

紬「たのもー!」うぃーん

純「ほら…」

梓「だからムギ先輩…って…!」

梓紬「さわ子先生!?」

さわ子「…久しぶりね、梓ちゃんムギちゃん
あと、純ちゃん」

純「おまけみたいに言わないでください!」

梓「な、なんでさわ子先生がここに…?」

紬「キャサリンさんは…?」

純「ふふ~ん♪それがねぇ」

さわ子「私がキャサリンで、ここのジムリーダーなのよ!」

紬梓「……」

紬梓「えっ」
276 :ぽけもん :2010/09/19(日) 22:40:41.21 ID:DZDcS.AO
――――――――――――――――――
梓「そういえば、どこかのジムからの特別講師って言ってましたね
まさかシンオウとは…」

さわ子「梓ちゃんと純ちゃんはシンオウ出身だったわよね」

梓「はい」

純「そんなことよりジム戦やりましょうよ~!」

梓「まったく、純は空気読めないね」

さわ子「でもここはジムだしね
やりましょうか」

純「おっしゃー!」

像「ではルールを説明するぞ」

紬「あっ、像さん」

梓「いたんですか!?」

像「当たり前だ!全てのジムにいると言っただろう!」
277 :ぽけもん :2010/09/19(日) 22:45:47.97 ID:DZDcS.AO
純「ルール早く早く!」

像「む…また君か
君はせっかちだな、まったく」

梓(純、像さんにも迷惑かけてるのか)

像「こほん!
えー、ここのバトル形式は2対2の交替戦だ!」

梓(全部2対2の気がする…)

像「ジムリーダーはキャサ…」

純「じゃあバトル開始い!!」

像「」

梓「……」
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 23:08:28.81 ID:wiW.VIDO
支援
ポケモン買ってねぇwwww

DSさえ……俺にもDSさえあれば……
279 :ぽけもん :2010/09/19(日) 23:27:04.19 ID:DZDcS.AO
――――――――――――――――――
純「ドルアゲス頼むよ!」ぽん!

ドルアゲス「マネネ!」

梓「……」

純「なによ、梓?」

梓「……いや、なんでもないけどさ」

純「むー…」

さわ子「マネネね…
デビル!」ぽん!

デビル(デルビル)「ガアア!」

紬「相性は先生が有利ね…」
280 :ぽけもん :2010/09/20(月) 00:03:06.19 ID:0jajH6AO
純「ドルアゲス、ねんりき!」

梓「えっ」

ドルアゲス「」うぉぉん

デビル「……」

さわ子「……」

純「あれっ?」

紬「純ちゃん…
デルビルは悪タイプだからエスパータイプの技は効かないのよ」

純「ええ~!?」

さわ子「デビル、かみつく!」

デビル「」がぶっ

ドルアゲス「マネ!?」ばた

効果は抜群だ!

ドルアゲスは倒れた

純「あ、あ~!ドルアゲス~!」

梓紬「……」
281 :ぽけもん :2010/09/20(月) 00:10:07.93 ID:0jajH6AO
さわ子「…え、えと早く次のポケモンを出しなさい」

純「むー…
ラプンーソ!!」ぽん!

ラプンーソ(ポッタイシ)「ポッタ!」

梓「あ、これなら…」

純「ふふ~ん♪
ラプンーソ、バブル光線!」

ラプンーソ「」ばばばばばば

さわ子「にほんばれよ!」

デビル「」かっ

日差しが強くなった

じゅわあああ

純「あれ!?バブル光線が!?」

さわ子「ソーラービームよ!」

デビル「」ぎゅおおおん!!

ラプンーソ「ポッタ!?」

効果は抜群だ!

ラプンーソ「」ばた

ラプンーソは倒れた
282 :ぽけもん :2010/09/20(月) 00:29:58.73 ID:0jajH6AO
純「な、な…」

さわ子「あ、あの…純ちゃ」

純「なんだってのよ~!!」だだっ

梓「あっ!純!」

純「梓!あんた負けたら罰金100万円だから~!!」だだっ

梓「あ…」

紬「ど、どうしよう…」

梓「大丈夫ですよ、立ち直るのも早いですから」

紬「なら…いいのかしら?」

梓「いいですよ
さあ、さわ子先生
今度は私が挑戦しますよ!」

さわ子「受けて立つわ!」

紬「頑張って~♪」
283 :ぽけもん :2010/09/20(月) 00:48:13.53 ID:0jajH6AO
―――――――――――――――――――
梓「ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「ミミ!」

さわ子「マーシーお願い!」ぽん!

マーシー(ゲンガー)「キシシシ」

梓「ゲンガー…!」

さわ子「マーシー、ヘドロ爆弾!」

マーシー「キシシシ!」どだだだだ

ミミちゃん「ミミ!?」

梓「ミミちゃん、とびはねる!」

ミミちゃん「」ぴょん

さわ子「!」

梓「雷パンチ!!」

ミミちゃん「ミミー!」

マーシー「!?」

ばちいいい!!

マーシー「」ばた

マーシーは倒れた

梓「よし!」

ミミちゃん「ミミー!」
284 :ぽけもん :2010/09/20(月) 01:00:13.76 ID:0jajH6AO
さわ子「マーシー、戻って!」しゅうう

さわ子「なかなかやるじゃない
次はこの子よ!
マリア!」ぽん!

マリア(ムウマージ)「マージ!」

梓「ミミちゃん、続けて頼むよ!」

ミミちゃん「ミミ!」

さわ子「今度は簡単にはいかないわよ
マリア、サイコウェーブ!」

マリア「」うおおおおん

梓「ミミちゃん、よけて!」

ミミちゃん「」たっ
285 :ぽけもん :2010/09/20(月) 01:13:12.52 ID:0jajH6AO
さわ子「無駄よ!
マリアには広角レンズを持たせてるわ」

うおおおおん!

ミミちゃん「!?」どんっ

梓「ミミちゃ…」

さわ子「エナジーボール!」

マリア「マージィ!!」ぼわっ

ぴしゃん!

ミミちゃん「ミミ…」ばた

ミミちゃんは倒れた

さわ子「これで梓ちゃんも残り1体ね」

梓「…う、ミミちゃん戻って」しゅうう
286 :ぽけもん :2010/09/20(月) 01:30:58.06 ID:0jajH6AO
梓「……」

さわ子「…どうしたの?早く出しなさい」

紬(…確か、梓ちゃんの最後のポケモンは)

梓「さわちゃん、お願い!」

さわ子「あらやだ、さわちゃんだなんて」

梓「先生のことじゃないですよ!
この子です!」ぽん!

さわちゃん「ダーイライ!」

さわ子「…サワムラー?」

紬(また梓ちゃんに不利な勝負ね…)
287 :ぽけもん :2010/09/20(月) 01:47:08.08 ID:0jajH6AO
さわ子「ノーマルタイプに続いて格闘タイプ…
それに対して、私はゴーストタイプ使い
相性が悪かったわね」

梓「まだ負けたわけじゃないですよ」

さわ子「じゃあかかってきなさい」

梓「やってやるです!
さわちゃん、とびげり!」

さわちゃん「ダーイライ!」びゅっ

さわ子・紬「!?」

さわちゃん「テイ!」しゅばっ

マリア「マージ!」すかっ

効果がないみたいだ…
288 :ぽけもん :2010/09/20(月) 01:53:53.15 ID:0jajH6AO
さわ子「梓ちゃんらしくないわね
ゴーストタイプに格闘技が効かないことは分かってるでしょ?」

梓「……」

梓「けたぐり!」

さわちゃん「テイ!」ぶんっ

マリア「マージ!」すかっ

効果がないみたいだ…

さわ子「だから効かないって…」

梓「メガトンキック!」

さわちゃん「テイ!」びゅっ

マリア「マージ!」すかっ

効果がないみたいだ…
289 :ぽけもん :2010/09/20(月) 02:02:39.36 ID:0jajH6AO
さわちゃん「いい加減にしなさい!
シャドーボール!」

マリア「ムー…マージ!!」どぱん!

梓「まわしげり!」

さわちゃん「テイ!」ばしぃん!

さわ子「!」

梓「やっと、掴めた…」

さわ子「…?」

梓「さわちゃんはシバ先生に預けてたからね
でもさわちゃんの呼吸、やっと掴めたよ」なでなで

さわちゃん「ダーイライ!」
290 :ぽけもん :2010/09/20(月) 02:20:49.07 ID:0jajH6AO
さわ子「ふふ、ここからが本番ってわけね」

梓「はい!」きっ

さわ子「いいわ
…来なさい!
そして私に見せなさい!
あなたがトレーナーズスクールを卒業してから今までの培ってきた力を!」

梓「では行きます!
さわちゃん、前は失敗しちゃったけどあの技…もうできるよね?」

さわちゃん「ダーイライ!」

さわ子「こっちも本気で行くわよ!
マリア、サイコウェーブ!」

マリア「マージ!」うおおおおん

さわちゃん「!?」どたっ

梓「大丈夫!?さわちゃん!」

さわちゃん「ダーイライ!」たっ
291 :ぽけもん :2010/09/20(月) 02:48:03.53 ID:0jajH6AO
梓「よかった…
って、ん!?」

~♪

マリア1「マージ!」

マリア2「マージ!」

マリア3「マージ!」

~♪

梓「ムウマージが…3体!?しかもこの声はなに?」

~♪

さわちゃん「!?」きょろきょろ
292 :ぽけもん :2010/09/20(月) 02:57:11.71 ID:0jajH6AO
梓「落ち着いて、さわちゃん
……そうか
ムウマージは実際に見たのは初めてだけど、聞いたことがある…
呪文を唱えて相手に幻覚を見せる…つまり」

梓「これは幻覚!
そうと分かれば…」

マリア1・2・3「マージ!」

梓「さわちゃん、みやぶる!」

さわちゃん「!
ダーイライ!」かっ

さわちゃんはマリアの正体を見破った!

しゅうう

マリア「マージ!?」

梓「本物はあれね!」

さわ子「流石ね、梓ちゃん
でも攻撃が効かないなら意味ないわよ」
293 :ぽけもん :2010/09/20(月) 03:11:56.95 ID:0jajH6AO
梓「いえ、心配ないですよ
さわちゃん!」

さわちゃん「ダーイライ!」

梓「行くよ!とびひざげり!」

さわちゃん「」たっ

さわ子「また…格闘技?」

さわちゃん「テイ!」しゅばっ

さわ子「効かないわよ!」

梓「その心配もいりませんよ!!」

さわ子「え…?」

さわちゃん「テイテイテイテイテイ!!」しゅううううう…

ばちばちっばちばちっ

さわ子「!?
火花が!?
まさか…!」
294 :ぽけもん :2010/09/20(月) 03:19:53.88 ID:0jajH6AO
梓「そのまさかです!
とびひざげりで空をきることにより、摩擦熱が生まれて違う技となる…」

梓「さわちゃん、ブレイズキック!!」

さわちゃん「テイ!!!」ぼわっ!

マリア「マージ!?」

どがああああああん!!

ぱらぱら…
295 :ぽけもん :2010/09/20(月) 03:24:03.86 ID:0jajH6AO
マリア「……」

さわちゃん「……」

マリア「」よろっ

ばたん!

マリアは倒れた

梓「や…やった!!」

さわちゃん「ダーイライ!」

梓「ブレイズキック、できたね!さわちゃん!完璧だったよ!」

さわちゃん「ダーイライ//」
296 :ぽけもん :2010/09/20(月) 03:39:27.19 ID:0jajH6AO
さわ子「負けたわ、梓ちゃん
強く…なったわね」ぐす

梓「ってなんで泣いてるんですか」

さわ子「だって教え子がこんなに強くなったなんて…」

梓「だからって泣かないでくださいよ…」

さわ子「うう…」ぐす
297 :ぽけもん :2010/09/20(月) 03:51:12.93 ID:0jajH6AO
さわ子「とりあえず、バッジは渡しておくわ…」すっ

梓「どうもです」

さわ子「これからも…頑張りなさい」

梓「…はい!」

紬「やったわね!梓ちゃん!」

梓「ありがとうございます!」

さわ子「ふふ…
あ、そうだ」

梓「?」
298 :ぽけもん :2010/09/20(月) 04:01:57.10 ID:0jajH6AO
さわ子「梓ちゃん、お節介かもしれないけど…ミミロルとサワムラーじゃあこの先大変でしょ?だから…」ぽん!

デビル「うぉーん!」

さわ子「私のデルビル、連れていきなさい!」

梓「え…いいんですか?」

さわ子「もちろんよ!」

梓「じゃあ…
ありがとうございます!」

さわ子「どういたしまして!」

梓「あ…でもニックネームは変えますね」

さわ子「ええ!?どうしてよ!」

梓「それはまあ…
ははっ」

さわ子「はっきり言いなさいよ!」

紬「まあまあまあまあまあまあ」
299 :ぽけもん :2010/09/20(月) 04:10:16.74 ID:0jajH6AO
――――――――――――――――――
さわ子「デビル、可愛がってあげてね」

梓「はい!…まあデビルではなくなりますが」

さわ子「う…」

紬「じゃあ先生、私達はこれで」

さわ子「ええ、二人とも頑張ってね」

梓紬「はい!」

うぃーん
300 :ぽけもん :2010/09/20(月) 04:15:48.83 ID:0jajH6AO
さわ子「ふう……
変わってないわね~二人とも」

prrr

さわ子「あら、電話…誰からかしら?」かちゃ

さわ子「もしもし?」

???『やあ、さわ子
久しぶりだね』

さわ子「……キクコさん?」

キクコ『フェフェフェ
そうだよ、私さ』
301 :ぽけもん :2010/09/20(月) 04:20:42.72 ID:0jajH6AO
―――――――――――――――――――
ゴヨウ書斎


和「……」かちゃ

ゴヨウ「おかえりなさい、和さん」

和「……」

ゴヨウ「…どうしました?」

和「いえ、なんでもありません」

ゴヨウ「そうですか」

和「……」
302 :ぽけもん :2010/09/20(月) 04:26:29.93 ID:0jajH6AO
――――――――――――――――――
???「……」

ギンガ団員3「プルート様、ボスがお呼びです」

プルート「…わしは忙しいんだ
適当に断っておけ」たっ

ギンガ団員3「ちょっと、プルート様!?」

ばたん!
303 :ぽけもん :2010/09/20(月) 04:31:21.44 ID:0jajH6AO
プルート「……急がねばならん
ギンガ団が世界を壊す前にわしが世界を壊す
そしてわしが新世界の神となるんじゃ」

プルート「そのためにはお前達が必要不可欠じゃな
のう?」

???「……ギギ」

???「……ピガ」

???「……ビガガ」

―8章完―

では9章投下します
309 :ぽけもん :2010/09/20(月) 21:34:07.44 ID:0jajH6AO
ズイタウン


梓「ここがズイタウンです」

紬「…のどかなところね~」

梓「まぁコトブキシティなどの大都市と違って、自然で構成された町ですから」

紬「でも…なにもないわね」

梓「そうですね…
先に進みましょうか」

紬「ええ」
310 :ぽけもん :2010/09/20(月) 21:37:08.28 ID:0jajH6AO
――――――――――――――――――
コダック達「グァッグァッ」

紬梓「……」

梓「道は二通りありますけど
こっちは通れないみたいですね」

紬「じゃああっちに…
あっちの道の先にはどんな町があるの?」

梓「トバリシティ、コトブキシティに次ぐ大都市です!」

紬「楽しみね♪」
311 :ぽけもん :2010/09/20(月) 21:43:36.75 ID:0jajH6AO
―――――――――――――――――――
トバリシティとある民家


イツキ「んっふ、みなさんお久しぶりです」

ナツメ「……」

シバ「……」

オーバ「で、何の用だよ?」

デンジ「……ゴヨウさん達はいないみたいだけれど」

イツキ「ええ、ちょっと連絡がとれなかったものですから
リョウさんもね」

イツキ「そして、今日集まってもらったのは他でもなく、ギンガ団のことですよ
ねえ、キョウさん?」

キョウ「ファファファ
ギンガ団について分かったことがあるのだよ」

皆「分かったこと?」

キョウ「貴様達、シンオウ神話を…」

がちゃん!

皆「!」

???「その話…詳しく聞かせてもらえないかしら?」
312 :ぽけもん :2010/09/20(月) 21:51:56.94 ID:0jajH6AO
――――――――――――――――――
トバリシティ

紬「着いたわ!
よおーし、早速ジム戦よ!!」

梓「はりきってますね」

紬「梓ちゃんのバトルみてて燃えてきたの!
次は私が頑張るわ!」

梓「ファイトです!」

紬「おー!」
313 :ぽけもん :2010/09/20(月) 22:00:13.57 ID:0jajH6AO
――――――――――――――――――
トバリジム


うぃーん

紬「たのもー!」

梓「……」

像「挑戦者よ!
ようこそ、トバリジムへ!」

紬「あら、像さん」

像「…なんだ、君達か」

梓「本当にどこにでもいますね」

像「もちろんだとも
ジムの挑戦者を迎えることが私の仕事だからな
ではここのルールを説明しよう」

像「ここトバリジムは1対1のバトル!小細工なしの一発勝負だ!
では…」

ぱっ
314 :ぽけもん :2010/09/20(月) 22:08:55.65 ID:0jajH6AO
像「彼女がジムリーダーのスモモだ!」

スモモ「どうも、こんにちは
私がトバリジムジムリーダーのスモモです」

スモモ「…私、いつの間にかジムリーダーになったんですけど
イマイチ、ジムリーダーって分からないんです
でも、バトルは全力で行かせてもらいますよ」

像「では、バトル開始ぃ!!」
315 :ぽけもん :2010/09/20(月) 22:15:09.22 ID:0jajH6AO
紬「リン!」ぽん!

リン「リン!」

スモモ「ルカリオ!」ぽん!

ルカリオ「コアー!」

スモモ「行きますよ!
ルカリオ、電光石火!」

ルカリオ「」しゅっ

どがっ

リン「リン!?」ざざっ

紬「リン、こっちも攻撃よ!
スパーク!」

ばりばり…

リン「リンリンリンリン…」だだだだだ

リン「リーン!!」

ばちいいい!
316 :ぽけもん :2010/09/20(月) 22:24:42.16 ID:0jajH6AO
ルカリオ「コアー!?」ばりり

スモモ「なかなかファイトな攻撃です!
私、燃えてきました!」

紬「私もよ♪」

スモモ「…この勝負、ガチンコでいきましょう!
お互いの技は全部受け、最後まで立っていたほうが勝ちです」

紬「いいわね
そうしましょう!」

スモモ「オーケーです
ルカリオ、メタルクロー!」

ルカリオ「」しゃきん

紬「アイアンテールよ!」

リン「」しゃきん

ルカリオ・リン「」だっ

がきいいいいいいん!!
317 :ぽけもん :2010/09/20(月) 22:29:50.43 ID:0jajH6AO
――――――――――――――――――
とある民家


オーバ「シロナさんじゃないか!」

シロナ「ええ、オーバくん久しぶりね」

イツキ「どなたですか?」

オーバ「ああ、この人はシンオウリーグチャンピオン・シロナさんだ!」

イツキ「そうでしたか」

シロナ「私のことはいいわ
話を続けてください」

キョウ「ファファファ、承知」
318 :ぽけもん :2010/09/20(月) 22:36:21.45 ID:0jajH6AO
キョウ「では、話を戻すぞ
…貴様達、シンオウ神話なるものを知っているか?」

シバ「?」

デンジ「……」

オーバ「それなら、シロナさんに聞いたほうが早いと思うぜ?
そういうの詳しいからよ」

シロナ「はい、シンオウ神話については人よりは知っているわ」

キョウ「ファファファ、そうか
なら話やすいな」

キョウ「シンオウ神話である神がでてくる
…時と空間を司る神」

シロナ「ディアルガとパルキアのことね」

キョウ「ファファファ、そうだ」
319 :ぽけもん :2010/09/20(月) 22:43:16.19 ID:0jajH6AO
シバ「待て待て、さっきから神話の話をしているがそれとギンガ団になんの関係があるんだ?」

キョウ「ファファファ、まったく貴様は脳みそまで筋肉だな
ここまでくれば答えは分かるだろう」

シバ「…?」

キョウ「ギンガ団はディアルガ・パルキアを使い、時と空間を歪ませてこの世界を壊そうとしている」

皆「…!!」
320 :ぽけもん :2010/09/20(月) 22:49:35.02 ID:0jajH6AO
――――――――――――――――――
トバリジム


スモモ「りゅうのはどう!」

ルカリオ「」ごああああああ

紬「シグナルビーム!」

リン「」びゅおおおおおお

ぴしゃん!!

しゅううううう

スモモ「……」

紬「……」

スモモ「さっきからこれの繰り返し…
なかなか勝負が着きませんね」
321 :ぽけもん :2010/09/20(月) 23:02:08.73 ID:0jajH6AO
スモモ「でも次で最後です
ルカリオ!はどうだん!!」

ルカリオ「コアー…」きゅおお

ばん!

紬「10まんボルト!」

リン「リンー!」びりびり!

ぎぎいいいい…

ばちばちばちばちっ

リン「リン…!」ががっ

紬「頑張って!リン!」

スモモ「もう一回!」

ルカリオ「」ばん!

紬「くるわよ!」

リン「!?」どがん!

リン「リン…」よろっ
322 :ぽけもん :2010/09/20(月) 23:11:54.68 ID:0jajH6AO
紬「大丈夫?」

リン「!」

紬「大変かもしれないけど、頑張って二人でこの勝負…勝ちましょう?
あなたを信じてるわ」

リン「リン!」ぴかっ

紬「!?」

リン「」ぶるぶる

紬「こ、これは…?」

梓「進化です!ムギ先輩!」

紬「進化…」

ぴかあああ

リン(ルクシオ)「ルーク!!」
323 :ぽけもん :2010/09/20(月) 23:28:18.05 ID:0jajH6AO
紬「や、やったわ!リン!
進化したのね!」

リン「ルーク!」

ぱちぱちぱち

紬「!」

スモモ「すばらしいです
トレーナーとポケモンの絆…」

きっ

スモモ「さあ!
あなたたちの絆、見せてください!」

紬「ええ!」

スモモ「でも、勝つのは私達…
ルカリオ、はどうだん!」

ルカリオ「」ばん!

リン「」だっ
324 :ぽけもん :2010/09/20(月) 23:36:00.61 ID:0jajH6AO
スモモ「!?」

どがん!

リン「」だだっ

スモモ「はどうだんを弾き飛ばした!?」

紬「炎の牙!!」

リン「ルーク!」こあ…

ばああん!!

ルカリオ「コアー…」くらっ

ルカリオ「」ばた

ルカリオは倒れた

たっ

リン「ルーク!」
325 :ぽけもん :2010/09/20(月) 23:51:01.18 ID:0jajH6AO
紬「頑張ったわね!リン!」

リン「ルーク!」

梓「おめでとうございます!!」

スモモ「いやー、完敗です
ガッツのあるコリンク…いや、ルクシオですね
気持ちのいいバトルでした
これだからポケモンはやめれませんね
さあ、バッジ…受け取ってください」さっ

紬「ありがとう♪」

紬「よおーし!これで半分ゲットよ!」

梓「目指せ、8個です!」
326 :ぽけもん :2010/09/20(月) 23:55:02.70 ID:0jajH6AO
――――――――――――――――――
とある民家


オーバ「どういうことだよ?」

デンジ「……」

シバ「時と空間を歪める…?」

キョウ「ディアルガとパルキアがこの世界を創ったのだ
壊すのも然り、創り直すのも然り」

イツキ「んっふ、なんにせよ
ギンガ団を止めないといけないということですね」
327 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:00:46.30 ID:akwuGIAO
シバ「…キョウ、ギンガ団の居場所は分かったのか?」

キョウ「ああ、ここトバリに奴らのアジトがある」

オーバ「なら、今から行こうぜ」

キョウ「いや、慎重に動いた方がいいだろう
世界がかかっているのだ」

オーバ「……」

イツキ「……みなさん、シンオウ神話以外のシンオウの伝説を知ってますか?」

シロナ「…大陸を創ったポケモンと人に悪夢を見せるポケモンの話かしら?」

イツキ「そうです
まあその他にもあるのですがね…」

シロナ「その話がなにかしら?」

イツキ「いえ…
少し気になって…
僕の考えすぎならよいのですが…」

シロナ「?」

ナツメ「……」

イツキ「まあとりあえず、今日のところは解散しましょうか
ギンガ団に動きがあればまた…」
328 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:05:31.34 ID:akwuGIAO
――――――――――――――――――
シバ「……」ざっざっ

シバ「ディアルガ・パルキアか…」

梓「あれ?シバ先生?」

シバ「む?」

梓「おーい、シバ先生ー!」

シバ「おお、梓じゃないか!
こんな所で会うとは…」

梓「偶然ですね!」
329 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:10:45.23 ID:akwuGIAO
シバ「ジムに挑戦か?」

紬「もう挑戦してきました!」さっ

シバ「勝ったのか!」

梓「シバ先生はなにを?」

シバ「俺は四天王会議で…」

シバ「…!!」

梓「?」

シバ「梓、紬」

梓紬「はい?」
330 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:13:25.72 ID:akwuGIAO
シバ「ギンガ団…という奴らを知っているか?」

梓紬「!!」

梓「はい!知ってm」

???「今、ギンガ団と言ったな!」

梓紬シバ「!」

紬「あ…ハンサムさん」

ハンサム「んん!?なぜ私のコードネームを…
って君達はいつかの…」

シバ「知り合いか?」

梓「はい、国際警察の方みたいで」

ハンサム「そう!
改めて名乗ろう!私はハンサム!ギンガ団を追う国際警察だ!
…そうだ!さっきギンガ団のことを話していたんじゃないですか?」

シバ「ああ、そうだ」

ハンサム「私にも聞かせてください
奴らのことを!」

シバ「じゃあ…話すぞ」
331 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:16:03.29 ID:akwuGIAO
――――――――――――――――――
ハンサム「ふむ…ディアルガとパルキアか」

シバ「奴らはそいつらを使って世界を壊そうとしているんだ」

梓紬「……」

シバ「どうした?梓、紬」

紬「いや、その…」

梓「私達、ギンガ団の幹部と戦ったことがあるんです」

シバ・ハンサム「!」
332 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:18:24.04 ID:akwuGIAO
シバ「どこでだ!?」

梓「えと…
風力発電所と森の洋館です」

ハンサム「そこで奴らはなにを?」

紬「発電所では電気を盗みに、洋館ではロトムを捕まえに…」

ハンサム「二つの共通点は………電力!!」

シバ「だがそんなに電気を集めてなにをする気なんだ?」

ハンサム「……」

ハンサム「電気を集めてできることか…
電気ポケモンのパワーアップ…
いや、膨大な電力を使うのは…」

梓「研究…とか?」

ハンサム「それだ!
そうと分かれば!
では、私はこれで!」だっ

梓「あ…」
333 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:20:45.58 ID:akwuGIAO
紬「忙しい人ね…」

シバ「確か…奴らはギンガ爆弾というものを作ったと言っていた」

梓紬「ギンガ爆弾?」

シバ「俺もそれが何かは知らん
だが爆弾と名がついてる限り、安全なものではないだろう
そして、奴らがそれを何に使うかが問題だ」

梓紬「……」

梓「…止めますよ」

シバ「!」
334 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:22:40.98 ID:akwuGIAO
梓「ギンガ団が悪さをするなら私が止めます!
今までだって止めてきた!
ですよね、ムギ先輩!」

紬「梓ちゃん…」

紬「ええ、そうね!
ましてや世界を壊す人達を放っておくわけにはいかないわ!」

シバ「…ふ、流石は俺の弟子
そしてその友人だな
ギンガ爆弾の件はお前達に任せた!
ギンガ団がいたらとっちめてやれ!
じゃあ俺も色々あるのでな
さらばだ!また会おう!」だっ

梓紬「はい!」
335 :ぽけもん :2010/09/21(火) 00:28:55.87 ID:akwuGIAO
梓「ムギ先輩…」

紬「頑張りましょう、梓ちゃん!」

梓「…はい!」

紬「……それで、ギンガ団ってどこにいるのかしら?」

梓「」がくっ

紬「あれ?」

梓「ま、まあ…
今は今まで通り、ジムを巡っていきましょう
次はノモセシティです」

紬「レッツゴー!」

――――――――――――――――――
ノモセ湿原


ギンガ団員2「マーズ様、ギンガ爆弾設置完了しました」

―9章完―

341 :ぽけもん :2010/09/22(水) 20:21:21.16 ID:iKCcgkAO
ぴぴっ

マーズ『あら、そう
ならさっさとやっちゃいなさい』

ギンガ団員2「はっ」ぽちっ

ギンガ団員2「っと、俺は離れなきゃな」

――――――――――――――――――
紬「梓ちゃん」

梓「はい?」

紬「梓ちゃんは手持ちはもう三体なのよね?」

梓「はい
ミミちゃんとさわちゃんとデルビルですね」

紬「私も三体にしたいわ!」

梓「は、はあ」
342 :ぽけもん [sage]:2010/09/22(水) 20:24:25.44 ID:iKCcgkAO
紬「ということでポケモンをゲットしましょう!」

梓「まあいいですけど
でも何か目的のポケモンとかはいるんですか?」

紬「いるわ」

梓「なんですか?」

紬「スモモちゃんと戦ってる時に思ったの
ルカリオって私とても好みだわ」

梓「じゃあルカリオを探します?」

紬「ええ!」

梓「でも、そう簡単に見つからないですよね」

ルカリオ「クルー」たっ

紬梓「」
343 :ぽけもん :2010/09/22(水) 20:43:43.65 ID:iKCcgkAO
紬「いたわー!」

梓「なんたる強運!
さあムギ先輩、ゲッt」

紬「行けー!」ぽいっ

梓「はやっ!
というか弱らせないで大丈夫なんですか!?」

紬「大丈夫よ♪
今投げたのはクイックボール!すぐに投げたら捕まりやすい性能を持つわ!」

ルカリオ「!」

ばしゃん!

ぽん! ころ ころ ころ ぴん!
344 :ぽけもん :2010/09/22(水) 20:50:52.40 ID:iKCcgkAO
紬「やったわ、ルカリオゲットよ!」

梓「おめでとうございます!」

紬「早速出しましょう」ぽん!

オクタン「オークタン」

紬梓「!?」

ルカリオ「クルー!」たたっ

紬梓「……」

オクタン「オークタン」

紬「……」

紬「なぜに?」
345 :ぽけもん :2010/09/22(水) 20:54:49.57 ID:iKCcgkAO
――――――――――――――――――
ノモセシティ


どがあああああああん!!!!

???「な、なんだあ!?」だだっ

???「大湿原が…!!
だ、誰がこんなことを!?」

――――――――――――――――――
紬「」orz

梓「……」

紬「」orz

梓「……あの、ムギ先輩?
いつまでもそんなことしてても…
間違って捕まえちゃったんだから仕方ないですし」

紬「うう…」
346 :ぽけもん :2010/09/22(水) 21:02:38.24 ID:iKCcgkAO
梓「ムギ先p…」

紬「そうよね、いつまでも引きずってちゃダメよね
この子にも失礼だし」

オクタン「?」

梓「ムギ先輩…」

紬「ニックネームを付けてあげなきゃね
なにがいいかしら…
ルカリオ……ルカで決まりね」

梓(引きずってる!!)
347 :ぽけもん :2010/09/22(水) 21:06:30.89 ID:iKCcgkAO
紬「まぁこんな風な形で捕まえちゃったけど…
よろしくね、ルカ♪」

ルカ「オークタン!」

梓「……」ふう

梓「三体目も捕まえたことですし、行きましょうか」

紬「そうね
あ…そうだ、梓ちゃんはデルビルのニックネーム決めたのかしら?」

梓「そうですね…決めなきゃいけませんね」ぽん!

デルビル「うぉーん」
348 :すみません、寝てました :2010/09/23(木) 03:29:50.33 ID:CJ3eLEAO
紬「確か、さわ子先生はデビルって呼んでたわね」

梓「んー…全部変えるのはさわ子に申し訳ないですから、そこからとりましょうか」

梓「えと…デビルだから、デビちゃん!
デビちゃんだね」

デビちゃん「うぉーん!」

梓「ふふ♪よしよし」なでなで

デビちゃん「うぉーん」
349 :ぽけもん :2010/09/23(木) 03:33:45.00 ID:CJ3eLEAO
―――――――――――――――――――
ノモセシティ


紬「ここね、ノモセシティ」

梓「ジムいきましょうか」

紬「!
梓ちゃん、あれ…何かしら?」

梓「へ?
って煙!?」

紬「火事かもしれないわ!いきましょう!」

梓「はい!」
350 :ぽけもん :2010/09/23(木) 03:37:49.31 ID:CJ3eLEAO
―――――――――――――――――
ノモセの大湿原


紬梓「」たたっ

???「!
なんだ、君達は?」

梓「!
私は中野梓です」

紬「琴吹紬です」

???「!
琴吹紬…!君がか」

紬「え?」

マキシ「俺はノモセジムジムリーダー・マキシだ
君のことは聞いているよ」

紬「!
ジムリーダー…」
351 :ぽけもん :2010/09/23(木) 03:47:02.77 ID:CJ3eLEAO
マキシ「だが、すまない
今はジム戦どころじゃないんだ」

梓「何かあったんですか?」

マキシ「ああ…」

――――――――――――――――――
紬梓「爆発…」

マキシ「そうだ、俺が音を聞いて来たんだが…」

梓「このタイミングは…
まさか…」

紬「ええ、多分ギンガ団…!」

紬梓「……」
352 :ぽけもん :2010/09/23(木) 04:00:10.59 ID:CJ3eLEAO
梓「マキシさん、この件は私達に任せてもらえませんか?」

マキシ「…む?」

紬「犯人に心当たりがあるんです」

梓「まだ近くにいるかもしれません!」だだっ

マキシ「ま、待たんか!」

梓「あと、解決したらジム戦挑戦しにくるんで
では!」だっ

マキシ「……」
353 :ぽけもん :2010/09/23(木) 04:10:10.46 ID:CJ3eLEAO
―――――――――――――――――――
梓「急ぎましょう!」

紬「ええ!」だだっ

びゅおっ

純「!」

純「梓、ムギ先輩…?」

――――――――――――――――――
ギンガ団員2「はっはっは
気持ちいいもんだ!あそこまで爆発が大きいとは」

ギンガ団員2「…でもまだ完全ではないな
今度はもっと完全なものを作るか」
354 :ぽけもん :2010/09/23(木) 04:14:15.77 ID:CJ3eLEAO
紬梓「見つけた!!」ざっ

ギンガ団員2「!?
お、お前達はいつかの…!」

梓「また悪さをしたんですね!」

ギンガ団員2「いやいや違うんだよ!
ただギンガ爆弾の威力を試そうとしてだな…」

紬「やっぱりギンガ爆弾ね!」

ギンガ団員2「しまった!ギンガ爆弾のことは黙っておくように……って何で知ってんだよ!?」

梓「ある人に教えてもらったんですよ」

ギンガ団員2「ある人ォ?」

梓「まあ教える気はないですけど」

ギンガ団員2「別に聞いてないよーだ!
んじゃ俺は帰るぜ、じゃあな!」だだっ
355 :ぽけもん :2010/09/23(木) 04:18:57.46 ID:CJ3eLEAO
梓「あっ…」

紬「待ちなさい!」

純「梓!ムギ先輩!」

紬梓「!」

梓「純!」

紬「純ちゃん、どうしたの?」

純「いや、さっき先輩達を見かけたんで」

梓「もう、純はタイミング悪いね
逃げられちゃったじゃん」

純「む…、それはごめん
でもさっきの人って、ソノオタウンの?」

紬「そうよ」

純「一体何者?」

梓「あ、そっか
純は知らなかったっけ」
356 :ぽけもん :2010/09/23(木) 04:24:20.05 ID:CJ3eLEAO
―――――――――――――――――――
純「ギンガ団ね~…」

梓「とにかく悪い人達なんだよ!」

純「でも四天王って人達がギンガ団をやっつけようとしてるんでしょ?
私達は梓達や私はなにもしなくてもいいんじゃない?」

梓「純は実際に被害に遭ってないからわかんないんだよ」

純「ええー、あまいミツ奪われたし」

梓「じゃあギンガ団をどうこうしようとは思わないの?」

純「んー…あの後すぐにミツは見つかったからねー
まあ四天王に任せればいいよ」

梓「なんて人任せ…」
357 :ぽけもん :2010/09/23(木) 04:42:55.08 ID:CJ3eLEAO
純「んじゃ私は行くよ
ムギ先輩、ジム戦頑張ってください」

紬「ええ」

梓「純、ノモセジムには行ったの?」

純「ふふ~ん♪」さっ

紬「バッジだわ!
勝ったのね!」

純「当然ですよ」

梓「……」

純「梓?」

梓「信じられない…」

純「なんだとー!?」

梓「だってさわ子先生にはボロ負けだったじゃん」

純「あれはちょっとヘマしただけだよ!
本当は実力あるんだから!」
358 :ぽけもん :2010/09/23(木) 04:51:29.87 ID:CJ3eLEAO
梓「えー…」

純「むー、なにその目?
よし、分かった!私の力見せてあげるよ!バトルだ、梓!」

梓「いいよ!
じゃあ3対3のバトルね!」

純「なんでもいいから始めるよ!」

梓「もう、せっかちなんだから…」

紬(やっぱり仲いいわね~♪)
359 :ぽけもん :2010/09/23(木) 04:56:18.86 ID:CJ3eLEAO
―――――――――――――――――――
純「行け!ドルアゲス!」ぽん!

ドルアゲス「マネネ!」

梓「……」

純「どうしたの、梓?」

梓「いや、純にはキツイかなって」

純「なにが?」

梓「これだよ!」ぽん!

デビちゃん「うぉーん!」
360 :ぽけもん :2010/09/23(木) 05:03:26.68 ID:CJ3eLEAO
純「そ、そいつは…!」

梓「うん、さわ子先生のデルビルだよ
もらったんだ」

純「な、なんだってのよー!そんなのズルい!罰金だー!」

梓「はいはい
なんでもいいから」

純「むー…じゃあ先手必勝!
マネネ、おうふk」

梓「デビちゃん、不意打ち!」

デビちゃん「」どがっ

マネネ「!?」どたっ

マネネ「」ばた

マネネは倒れた

純「ああ~!」

梓「よし!」
361 :ぽけもん :2010/09/23(木) 05:07:15.07 ID:CJ3eLEAO
純「もう、なんだってのよー!?
でも、次はこうはいかないからね!
ノモセジムでも活躍したこのポケモン!
エヌターク!!」ぽん!

エヌターク(ストライク)「ストライー!」

梓「……」

純「…なによ?」

梓「相変わらずだなーって」

純「むー」

梓(というかまだタイプわかってないの?)
362 :ぽけもん :2010/09/23(木) 05:21:52.67 ID:CJ3eLEAO
純「へへ」

梓「!」

純「今、相性が悪いとか思ってんじゃない?
でも相性なんて関係ないんだよね
こいつは強いから!
エヌターク、連続斬り!」

エヌターク「ストライー!」しゅばっ

梓「!
デビちゃん、かわしt」

デビちゃん「キャン!」ざきいっ

梓「しまった…!」
363 :ぽけもん :2010/09/23(木) 05:51:23.06 ID:CJ3eLEAO
純「もう一度!!」

エヌターク「」ざきいっ

デビちゃん「キャイン!!」

デビちゃん「」ばたっ

デビちゃんは倒れた

純「やりー!!」

梓「まさか純に倒されるなんて…」

純「あんた私のこと下に見すぎでしょ…」
364 :ぽけもん :2010/09/23(木) 05:56:33.14 ID:CJ3eLEAO
梓「じゃあ次は…ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「ミミー!」

純「む…
なら私は交替しよう
ラプンーソ!」しゅうう

ぽん!

ラプンーソ(ポッタイシ)「ポッタ!」

梓「ミミちゃん、とびはねる!」

ミミちゃん「」ぴょん

梓「雷パンチ!」

ミミちゃん「ミミー!」ばちばち

純「甘い甘い!
アクアジェット!」

ラプンーソ「」しゅばっ

どがん!

ミミちゃん「ミミ!?」

ミミちゃん「」たっ

ラプンーソ「」たっ
365 :ぽけもん :2010/09/23(木) 06:00:40.08 ID:CJ3eLEAO
純「残念だったね、梓」

梓「そうかな?」

ラプンーソ「ポッタ…!」びりり

純「!!」

梓「水は電気をよく通すからね
攻撃してきた時にも雷パンチの電気が流れたんだよ」

純「ふふん、なかなか楽しませてくれるじゃん!」

梓「そっちもね!」

純「でも勝つのは私!
ラプンーソ、ハイドロカノン!」
366 :ぽけもん :2010/09/23(木) 06:27:31.94 ID:CJ3eLEAO
ラプンーソ「」どわあああああああ!!!

ミミちゃん「!?」どがん!

梓「ミミちゃん!」

ミミちゃん「ミミ…」ばたっ

ミミちゃんは倒れた

梓「も、戻って…」しゅうう

純「ふふ~ん♪どう?今の技」

梓「すごい技…」

純「でも出したあとは暫く動けないのだ!」

梓「えっ」

純「えっ?」
367 :ぽけもん :2010/09/23(木) 06:52:18.71 ID:CJ3eLEAO
梓「さわちゃん!
まわしげり!」ぽん!

さわちゃん「ダーイライ!
テイテイ!」しゅらっ

ラプンーソ「ポッタ!?」どだっ

ばたん!

ラプンーソは倒れた

純「ああ~!」

梓「これで1対1だよ!」

純「むー…動けない所を攻撃してくるとは」

梓「自分で言うからだよ」

純「ふふん、でもそっちは分が悪いんじゃない?」

梓「へ?」

純「エヌターク!」ぽん!

エヌターク「ストライー!」
368 :ぽけもん :2010/09/23(木) 07:21:21.88 ID:CJ3eLEAO
純「虫対格闘じゃあそっちは不利じゃない?」

梓「あ、タイプ解ってたんだ」

純「なにそれー!?」

梓「あ、ごめん
声に出てた?」

純「むー、もう頭来た!
エヌターク、連続斬り!」

エヌターク「」ざきっ

さわちゃん「!?」ずざっ

梓「さわちゃん、とびげり!」

さわちゃん「テイ!」しゅばっ

エヌターク「!」どがっ
369 :ぽけもん :2010/09/23(木) 07:27:00.27 ID:CJ3eLEAO
エヌターク「」きっ

さわちゃん「!」

エヌターク「ストライー!」ざきいっ

さわちゃん「!?」

さわちゃん「」よろっ

梓「さわちゃん!」

純「だから不利だって言ったのに」

梓「やっぱりあの技しかないか…
さわちゃん、とびひざげり!」

さわちゃん「」ぴょん
370 :ぽけもん :2010/09/23(木) 07:39:35.41 ID:CJ3eLEAO
純「!
なんか決め技がきそうだね
よし、こっちも本気でいくよ!
エヌターク!」

エヌターク「ストライー!」しゃきん

しゅたっ

さわちゃん「テイテイテイテイテイテイ!」しゅぼっ

梓「ブレイズキック!!」

純「シザークロス!!」

がきいいいいいいん!!!!

さわちゃん「……」

エヌターク「……」

梓純「……」ごくっ
371 :ぽけもん :2010/09/23(木) 07:50:13.31 ID:CJ3eLEAO
さわちゃん・エヌターク「」ばたばたっ

さわちゃん・エヌタークは倒れた

梓純「!」

梓「引き分け…?」

純「うあー!勝てるかと思ったけどなー!」

梓「純と引き分けるなんて…」

純「いい加減泣くよ!?」

梓「このままじゃダメだ……もっと頑張らないと!!」ぐっ

純「納得いかない決意表明!」
372 :ぽけもん :2010/09/23(木) 08:02:04.82 ID:CJ3eLEAO
純「もう、なんだってのよー!」

紬「まあまあまあまあまあまあ
二人とも良いバトルだったわよ」

梓純「!」

純「いや~…//」

梓「えへへ…//」

紬「うふふふふふふ」
373 :ぽけもん :2010/09/23(木) 08:17:22.14 ID:CJ3eLEAO
――――――――――――――――――
純「んじゃ私は行くから」

梓「あれ、一緒に行かないの?」

純「なに~?一緒に行ってほしかった~?」

梓「なわけないから」

純「はっきり言わないでよ…」
374 :ぽけもん :2010/09/23(木) 08:21:44.73 ID:CJ3eLEAO
紬「次はどこに行くの?」

純「んーと、ミオシティですね」

紬「ミオ…シティ」

梓「コトブキ…シティ」

純「?
まあとにかく私はこれで
ばいばーい」たっ

梓「うん」

紬「またね~」

梓「じゃあ、ノモセシティに戻りましょうか」

紬「ええ」

―――――――――――――――――――
マサゴタウン


ナナカマド「さて、梓達はどこまで進んだかな?
ふむ…ミオシティに行ってから連絡をとるか」

―10章完―

391 :ぽけもん :2010/09/26(日) 21:27:58.57 ID:2YRzLUAO
ノモセジム


うぃーん

紬「たのもー!」

梓「た…たのもー」

像「ようこそ、ノモセジムへ
…っと、君達ということは分かっていたぞ」

紬「エスパー!?」

像「…まあ、あんな第一声は君達しかいないからな」

梓「あー…」
392 :ぽけもん :2010/09/26(日) 21:30:50.93 ID:2YRzLUAO
像「こほん!
今回はどちらが挑戦するんだ?」

梓「えと…」

紬「前回は私だったから梓ちゃんね」

梓「じゃあ、私で…」

像「分かった
それではルールを説明しよう
ここは3対3の交替戦でバトルするぞ!
そして、彼がマキシだ!」

ぱっ
393 :ぽけもん :2010/09/26(日) 21:33:45.67 ID:2YRzLUAO
マキシ「……」

紬「あっ」

梓「さっきはどーも」

像「?」

マキシ「…それでどうだった?」

梓「すみません…
犯人には逃げられてしまいました…」

マキシ「そうか…
というより、犯人とは一体?」

紬「ギンガ団っていう悪い人達です!」

マキシ「ギンガ団?」
394 :ぽけもん :2010/09/26(日) 21:37:44.22 ID:2YRzLUAO
梓「あの、マキシさん
思うんですけど、ジム戦をやっている場合じゃないんじゃ…」

マキシ「……」

マキシ「…いや、これは俺の都合だ
ジム戦には関係ないさ
なんせ俺はジムリーダー!ジム戦が優先だ!
さあ、バトルを始めようじゃないか!!」

梓「…はい!」

像「バトル、スタートぉお!!」
395 :ぽけもん :2010/09/26(日) 21:51:40.22 ID:2YRzLUAO
マキシ「俺から行くぞ!
出でよ、ハリーセン!」ぽん!

ハリーセン「ハリー!」

梓「さわちゃん、お願い!」ぽん!

さわちゃん「ダーイライ!」

梓「ブレイズキック!」

さわちゃん「テイ!」ぶおっ

ハリーセン「!?」どがっ

マキシ「むっ!?」

ハリーセン「」ざざっ
396 :ぽけもん :2010/09/26(日) 21:53:32.21 ID:2YRzLUAO
マキシ「すごいキレのあるキックだ…
だが効果はいまいち!
ハリーセン、雨乞いだ!!」

ハリーセン「」ざああああああ

ハリーセン「」ごくごく

梓「!」

梓(確かハリーセンは大量の水を含むと…)

梓「さわちゃん気をつけて!どくばりがくるよ!」

マキシ「!
よく分かったなあ!
だが…」

ハリーセン「」ぼんっ!
397 :ぽけもん :2010/09/26(日) 22:16:01.35 ID:2YRzLUAO
マキシ「分かっていても、この無数のどくばりを避けきれるかな!?
いけえ!どくばりぃ!!」

ハリーセン「」どぎゅぎゅぎゅぎゅ

梓「さわちゃん、頑張って!」

さわちゃん「テイ!」しゅっしゅっ

梓「いいよ、さわちゃん!」

マキシ「ほう……」
398 :ぽけもん :2010/09/26(日) 22:56:15.72 ID:2YRzLUAO
どぎゅ!

さわちゃん「!?」ちくっ!

さわちゃん「」どたっ

梓「!?
さわちゃん!」

さわちゃん「ダーイ…ライ」よろっ

梓「大丈夫!?毒が…」

マキシ「はっはっは!その体力ではまともに戦えまい!」

梓「……それはそちらも同じですよ」

マキシ「?
……!!」

ハリーセン「ハリー……」よろよろ
399 :ぽけもん :2010/09/26(日) 23:34:41.25 ID:2YRzLUAO
マキシ「ど、どうしたあ!?なにがあったあ!!」

梓「最初のブレイズキックが効いてきたみたいですね」

マキシ「!!
…やけどかあ!」

梓「効果は今ひとつの技でも、こういう使い方もあるんです」

マキシ「ぐ……
なんのこれしきっ!!
ハリーセン、リベンジだあっ!!」

ハリーセン「!
ハリー!」だっ

梓「!」

どがあん!
400 :ぽけもん :2010/09/26(日) 23:39:38.54 ID:2YRzLUAO
さわちゃん「」ばたっ

さわちゃんは倒れた

梓「あっ…!」

マキシ「まずは一体…
まあ、こちらもだが」

ハリーセン「」ばたっ

ハリーセンは倒れた

紬「引き分けね…
頑張って、梓ちゃん!
気持ち切り替えて!」

梓「…はい!」

マキシ「仕切りなおしかあっ!
では次はコイツだ!ギャラドス!!」ぽん!

ギャラドス「ギャラー!!」

梓「…!!
ぎゃ、ギャラドス…!」

マキシ「どうしたあ!?次を出さんかあ!」

梓「うぐ……」

紬「梓ちゃん、怯んじゃダメよ!」

梓「は、はい!
ミミちゃん!!」ぽん!

ミミちゃん「ミミー!」

ギャラドス「」ぎろっ

ミミちゃん「み、ミミ~!」ぶるぶる

梓「み、ミミちゃん…」
401 :ぽけもん :2010/09/26(日) 23:42:56.52 ID:2YRzLUAO
マキシ「はっはっは!
小型ばかりのメンバーだな
それに比べ、こちらは大型…しかも凶暴なギャラドスだ
勝ち目はあるのかな?」

梓「く……」

ミミちゃん「」ぶるぶる

梓(ミミちゃんは怯えて戦えない…)

梓「…ミミちゃん、戻って!」しゅうう

マキシ「!」

梓「デビちゃん!」ぽん!

デビちゃん「うぉーん!」

マキシ「む…!」

マキシ「はっはっは!
あえて炎タイプでくるのか!面白い…
かかってこおーい!!」
402 :ぽけもん :2010/09/26(日) 23:47:35.06 ID:2YRzLUAO
――――――――――――――――――
トバリシティ


四天王専用ホテル


イツキ「…ふう」

シバ「……」ざっざっ

イツキ「おや?シバさん…それにキョウさんまで」

キョウ「ファファファ」

イツキ「どうしたんですか?こんな所で」

シバ「…話がある」

イツキ「んっふ、なんでしょう?」
403 :ぽけもん :2010/09/26(日) 23:52:51.97 ID:2YRzLUAO
―――――――――――――――――――
ノモセジム


ざああああああ

マキシ「ギャラドス、かみつく!」

ギャラドス「ギャラー!」どがっ

デビちゃん「」たっ

マキシ「ほう、素早いな…」

梓「デビちゃん、かえんほうしゃ!」

デビちゃん「」ぼわああああああ

マキシ「……」

ギャラドス「……」

ざああああああ

しゅうっ

梓「ああっ!」
404 :ぽけもん :2010/09/26(日) 23:54:28.78 ID:2YRzLUAO
マキシ「先程のハリーセンの雨乞いはまだ持続している!
炎技は通らんぞ!」

梓「なら、あくのはどう!」

デビちゃん「ガウー!」どぴゅん!

ギャラドス「!」どん!

梓「どうだ!」

ギャラドス「」ぎろっ

梓「!?」

マキシ「効かぬわあ!
アクアテール!!」

ギャラドス「」ぶおっ

デビちゃん「!」

ばしゃああん!!

デビちゃん「キャン!」どだっ

梓「デビちゃん!」

マキシ「ふふ…」

406 :ぽけもん :2010/09/27(月) 05:52:37.83 ID:qjpLLMAO
梓(やっぱり強い…!)

マキシ「小型ポケモンにはギャラドスには勝てないぞお!!」

梓(…確かに、あんな凶暴な……
ん?凶暴…?
………そうか!)

梓「ムギ先輩!」

紬「へっ?」

梓「マイク貸してください!」

紬「えっ、あ…うん!」さっ

梓「ありがとうございます!」ぱしっ

紬(ってなんで私、持ち合わせてるんだろ…)
407 :ぽけもん :2010/09/27(月) 06:27:52.53 ID:qjpLLMAO
梓「……」すぅーはー

マキシ(なにをする気だ…?)

梓(デビちゃんはさわ子先生のポケモンだった……なら)

梓「甘い言葉にご用心wow
あんま そんなの慣れてない」

デビちゃん「」ぴくっ

マキシ「…?」
408 :ぽけもん :2010/09/27(月) 06:35:09.78 ID:qjpLLMAO
梓「出来るつもりで無理してwow
ああ 強がって
計算してgetの予定
振り回されfail!」

デビちゃん「グルル…」

マキシ「む…!」

紬「こ、これは…!」

梓「でも
恋に落ちちゃ負けって嘘さ
ホントは負けじゃない
もう小悪魔より 誘惑より
マジでマジで天使になりたいよ
愛の味はどんなって言うけど
もうすぐ解りそう」

梓「シンプルすぎるほど
自分に正直な欲望
愛の未来をCYO-DIE!!!!」

デビちゃん「うぉーーーーん!!」ごごごごご…

マキシ「な…なんだあ!?
デルビルのパワーが先程とは比べものにならないほどに膨れ上がって…!!」
409 :ぽけもん :2010/09/27(月) 06:39:35.67 ID:qjpLLMAO
しゅばっ!

マキシ「!?」

デビちゃん「」がきいいい!!

ギャラドス「ギャラ…」くらっ

ばたーん!!

ギャラドスは倒れた

マキシ「な…なにが起こったあ!?」

紬「す、すごいわ!梓ちゃん、デビちゃん!」
410 :ぽけもん :2010/09/27(月) 06:41:56.49 ID:qjpLLMAO
梓「ま、まさか私もこんなことになるとは…
勢いでやっただけなのに…」

デビちゃん「うぉん!」

梓「!
次も頑張って、デビちゃ」

どたん!

梓「へ?」

デビちゃん「」ぴくぴく

デビちゃんは倒れた
411 :ぽけもん :2010/09/27(月) 06:44:07.21 ID:qjpLLMAO
梓「で、デビちゃん!?
な、なんで…」

紬「…どうやら、あれをした時は大幅に体力を奪われるみたいね」

梓「そんな…
ううん、デビちゃんは頑張ってくれた
戻って休んでて、デビちゃん」しゅうう

マキシ「はっはっは!!」

梓「!」
412 :ぽけもん :2010/09/27(月) 07:15:56.75 ID:qjpLLMAO
マキシ「はっはっは!
とてもユニークな戦い方だな!
そして何より強い!気に入ったぞ!
…だがそれと勝負は別
最後まで本気で行くぞー!!
ラストバトルだあ!!
フローゼルぅ!!」ぽん!

フローゼル「ブルルー!」

梓「ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「ミミー!」

マキシ「冷凍パンチぃ!」

フローゼル「」しゃきん

梓「受け止めて!」

がきん!

ミミちゃん「ミミー…!」ざざっ

フローゼル「ブルルー!」どがん!

ミミちゃん「ミミ!?」ばん!

梓「くっ…!」
413 :ぽけもん :2010/09/27(月) 07:20:21.45 ID:qjpLLMAO
梓(しょうがない…)きっ

梓「ミミちゃん、行くよ!
剛の奥義!!」

ミミちゃん「ミミ!」

梓「はああああああ……
はあ!!!
雷パンチ!!」

ミミちゃん「ミミー!」ばちばち

びゅん!

マキシ「!」

梓「いけええ!!」

ばちいいいい!!

フローゼル「ブルルー!」がちっ

ミミちゃん「!?」

梓「なっ…止められた!?」
414 :ぽけもん :2010/09/27(月) 07:45:41.72 ID:qjpLLMAO
マキシ「パンチがなっとらんな
これではフローゼルに攻撃は届かんぞ!」

梓(やっぱり、シバ先生のマネじゃダメか……
だったら…我流で!)

梓「ミミちゃん、とびはねる!」

ミミちゃん「」ぴょん!

マキシ「こんな室内ではとびはねることなど…」

梓「天井からとびはねる!」

ミミちゃん「」びゅおっ

マキシ「なにい!?」

どがっ

フローゼル「ブルル…」
415 :ぽけもん :2010/09/27(月) 08:08:42.39 ID:qjpLLMAO
梓「そのまま四方八方からとびはねるだよ!」

ミミちゃん「ミミー!」びゅびゅびゅびゅ…

フローゼル「ブルル!?」きょろきょろ

マキシ「ぐ…
室内だからこそできる戦法か!」

ミミちゃん「」びゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅ

どがっ どがっ どがん!

フローゼル「ブル……」よろっ

梓「今だよ、雷パンチ!」

ミミちゃん「ミーミ、ロール!!」

ばちいいいい!!
416 :ぽけもん :2010/09/27(月) 08:11:38.80 ID:qjpLLMAO
フローゼル「ブル…」ばたん!

フローゼルは倒れた

梓「や…やった!」

マキシ「はーっはっは!
こりゃたまげた!小型ポケモンばかりなのにこの強さ!
実力を認めよう!
ほら、フェンバッジだ!持ってけい!」すっ

梓「ありがとうございます!」

紬「おめでとう♪梓ちゃん」

梓「はい!
今度はムギ先輩ですよ」

紬「よし!
…ミオシティだったっけ?」

梓「はい、そうです
目指せ、ミオシティ!」

紬「おー!」
417 :ぽけもん :2010/09/27(月) 12:50:07.74 ID:qjpLLMAO
―――――――――――――――――
トバリシティ


四天王専用ホテル


シバ「……」

イツキ「それで、話とは?」

シバ「ゴヨウさんについてだ」

イツキ「ふむ」

シバ「連絡をとれなかった、というのは嘘だろう」

イツキ「……」

シバ「どうなんだ?」

イツキ「…んっふ、ええ、そうですとも」
418 :ぽけもん :2010/09/27(月) 13:16:31.25 ID:qjpLLMAO
シバ「なぜあんな嘘を?」

イツキ「僕の勘ですよ」

シバ「む…?」

イツキ「…まあ、これについてはまた後ほど話しましょう」

シバ「……」

キョウ「ファファファ、イツキよ
リッシ湖・エイチ湖・シンジ湖に住んでいると云われる伝説のポケモンを知っているか?」

イツキ「ええ、知っていますよ」

シバ「なんだそれは?」

キョウ「ギンガ団がディアルガ・パルキアを出現させるために狙っている伝説ポケモン、アグノム・ユクシー・エムリット」

シバ「ディアルガとパルキアを出現させるために?」
419 :ぽけもん :2010/09/27(月) 13:19:08.18 ID:qjpLLMAO
イツキ「湖の伝説ポケモンを使って、赤い鎖というものを創って、それでディアルガ・パルキアを出現させるみたいですよ」

シバ「…では、湖のポケモンを助けなくては」

イツキ「もちろん、そのつもりですよ」

キョウ「だが、ギンガ団が動きを見せないかぎりはな」

イツキ・シバ「……」

イツキ「…まあ、今は動けない
考えても無駄でしょう
ギンガ団に何らかの動きがあれば、また集まりましょう」

シバ「ああ」

キョウ「承知」
420 :ぽけもん :2010/09/27(月) 14:17:11.71 ID:qjpLLMAO
――――――――――――――――――
ミオシティ


紬「コトブキシティに久しぶりに戻って、やっと着いたわね~」

梓「だいぶ時間くっちゃいましたね」

紬「まあ気を取り直して、ジム戦頑張りましょう!」

梓「頑張ってください!」

純「梓ー!ムギ先輩ー!」

梓「あ、純」

紬「久しぶり、純ちゃん」

純「お久しぶりです!
梓、久しぶりー!」

梓「うん
どうしたの?」
421 :ぽけもん :2010/09/27(月) 15:16:28.99 ID:qjpLLMAO
純「ちょっと用事があるからさー
ジム戦終わったら図書館にきて!
んじゃ!」たたっ

梓「あっ」

紬「嵐のように去っていったわね」

梓「まったく…」

紬「とりあえず、ジムに行こう?」

梓「はい」
422 :ぽけもん :2010/09/27(月) 15:21:35.91 ID:qjpLLMAO
――――――――――――――――――
ギンガトバリビル


???「マーズ、ジュピター、サターン
準備はできたか?」

マーズジュピターサターン「はっ」

???「マーズ、ギンガ爆弾の方は?」

マーズ「ばっちりです
湖なんて軽く吹っ飛びますよ」

???「そうか
ならば使ってくれ」

???「では、これより
湖の伝説ポケモン捕獲作戦を施行する
行ってこい!」

マーズジュピターサターン「かしこまりました、アカギ様」

アカギ「頼んだぞ」
423 :ぽけもん :2010/09/27(月) 15:48:06.04 ID:qjpLLMAO
――――――――――――――――――
ミオジム


梓紬「えー!いないー!?」

像「ああ、すまない
この時間帯は鋼鉄島に行っているんだ」

紬「鋼鉄島?」

像「ああ、ちょっと離れた孤島でね
外の船で行けるよ」

梓「じゃあ、行きます?」

紬「そうね
その方が手っ取り早いわ」

像「すれ違いにならなければいいがな」

梓「不安になること言わないでくださいよ」

――――――――――――――――――
鋼鉄島


???「カバルドン!」ぽん!

カバルドン「ガバー!」

すなあらしになった

???「あとでキクコとはロストタワーで集合だったね」

カバルドン「ガバー!!」ぶおおおお

???「…いよいよだね」

―11章完―

429 :ぽけもん :2010/09/29(水) 17:14:02.74 ID:zq1Lp6AO
鋼鉄島


紬「ここが鋼鉄島ね!」

梓「……」

紬「どうしたの?梓ちゃん」

梓「いや、船酔いで…」

紬「大丈夫?」

梓「大丈夫です…」

???「君、船酔いかい?ならこれを使うといい」

梓「へ?」
430 :ぽけもん :2010/09/29(水) 17:24:10.65 ID:zq1Lp6AO
???「ほら、飲みなさい
これはキズぐすりを元に調合した薬だ
なんにでも効くよ」

梓「は、はい」ごく

ぱあああ

梓「あっ」

紬「どう?」

梓「だいぶよくなりました」

紬「よかった~♪」

???「まだあるから持っておくといい」

梓「あ、ありがとうございます
あの…あなたは?」
431 :ぽけもん :2010/09/29(水) 17:42:32.89 ID:zq1Lp6AO
ゲン「私の名はゲン
そして…」ぽん!

ルカリオ「コアー!」

ゲン「コイツは相棒のルカr」

紬「ルカリオ!!」

ゲン「!?」びくっ
432 :ぽけもん :2010/09/29(水) 17:54:36.76 ID:zq1Lp6AO
――――――――――――――――――
ゲン「そうか、そんなことが…
それは災難だったね」

紬「はい…
でもいいんです
ルカ……オクタンも可愛いげがあって」

ゲン「まあ…気を落とさないで」

梓(なにこの空気)

梓「あの、とりあえず先程はありがとうございました
私、中野梓といいます」

紬「あ、私は琴吹紬です」

ゲン「やあ、よろしく」

紬「こちらこそ~♪」

梓「よろしくお願いします!」
433 :ぽけもん :2010/09/29(水) 17:58:15.43 ID:zq1Lp6AO
ゲン「それで君達はこの鋼鉄島に修行をしにきたのかい?」

梓紬「修行?」

ゲン「ん…違うのかい?
この鋼鉄島は修行の場として有名なんだが」

梓「私達はある人を探してまして」

ゲン「誰だい?」

紬「ミオジムジムリーダーのトウガンさんです!」

ゲン「トウガンさん?
トウガンさんならさっき洞窟の中にいたけど」

梓「本当ですか!?」

紬「じゃあ早速いきましょう!」

梓「はい!」たっ

たたたっ

ゲン「……」

ゲン「…面白い子達だ」
434 :ぽけもん :2010/09/29(水) 18:13:49.72 ID:zq1Lp6AO
――――――――――――――――――
???「カバルドン!
地震!」

カバルドン「ガバー!」どどどど…

???「貴様ぁ!なにをやっている!」だだっ

???「!
…あんたは」

トウガン「俺はミオジムリーダーのトウガン!
鋼鉄島を汚すやつは許さん!」

???「汚すって…
ただ特訓をしてるだけじゃないか」

トウガン「なにを!
地震なんぞして、洞窟が崩れたらどうしてくれる!?
それぐらい心得てるだろう!」

???「ふん、別にこんな洞窟崩れてもいいさ」

トウガン「なにをー!?」
435 :ぽけもん :2010/09/29(水) 18:26:07.40 ID:zq1Lp6AO
???「どうせ世界全てが崩れるんだし…」

トウガン「?
なんの話だ?」

???「なんでもないさ
とにかく、あんた目障りだよ!消えなあ!!
カバルドン、ストーンエッジ!」

カバルドン「ガバー!」

がががっ

トウガン「む!?」

どがん!

紬「危ないっ!
レン!」
436 :ぽけもん :2010/09/29(水) 18:30:39.12 ID:zq1Lp6AO
レン(ゴマゾウ)「バオバオ!」たっ

がしっ

トウガン「!」

どだだだだ!

トウガン「ふー…助かった
誰かは知らんが助かったぞ」

紬「いえ、大丈夫ですか?」

トウガン「ああ」

???「……」

紬「なにか、ピンチみたいですけど」

トウガン「…頼みがある
一緒にあいつを倒してくれ」

紬「…はい!」
437 :ぽけもん :2010/09/29(水) 18:38:27.54 ID:zq1Lp6AO
――――――――――――――――――
鋼鉄島


洞窟内、別の場所


梓「はあはあ」ぜえぜえ

梓「ムギ先輩速い…」

――――――――――――――――――
???「ん~?なんか私が悪者にされちゃってるね」

トウガン「当たり前だ!
自然を破壊することがどれだけ大罪か!」

???「ふん、正義感が強いねえ
…じゃあ私を止めてみせな!
カバルドン!」

カバルドン「ガバー!」だっ

トウガン「!
トリデプス!」ぽん!

トリデプス「グアー!」

がきいい

カバルドン「……」

トリデプス「……」じり…

カバルドン「ガバー!」どがっ

トリデプス「!?」

どがん!

トウガン「!?
トリデプスう!」
438 :ぽけもん :2010/09/29(水) 18:40:56.34 ID:zq1Lp6AO
紬「ルカ、頼むわ!」ぽん!

ルカ「オークタン!」

紬「オクタン砲!」

ルカ「」ぼんっ!

カバルドン「!?」どがっ

???「!」

トウガン「いいぞ!
トリデプス、ラスターカノン!」

トリデプス「」ききききいん!!

カバルドン「ガバー!?」
439 :ぽけもん :2010/09/29(水) 18:43:57.48 ID:zq1Lp6AO
???「…ちっ
一度に二人相手はきついね…」すっ

トウガン「!」

???「私はキクノ!
覚えておきな!」ぽいっ

もわあああああ…

トウガン「!?」

紬「げほげほっ
な…なに?」

トウガン「けむりだまか…!
くそっ、エアームド!煙を吹き飛ばせ!」ぽん!

エアームド「エアー!」ばさばさばさばさ

ぼわああああああ

紬「げほげほっ、あれ…いない?」

トウガン「まあ…逃げただろうな」
440 :ぽけもん :2010/09/29(水) 18:49:32.82 ID:zq1Lp6AO
梓「あ!いた、ムギ先輩!」

紬「梓ちゃん!」

梓「もう!速いですよー!」ぷくーっ

紬「ご、ごめんね…」

トウガン「君、名前をなんという?」

紬「あ、琴吹紬です」

トウガン「琴吹…!
そうか、君がか!
ふ、なかなかいい戦いだったぞ!」

紬「へ…?」
441 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:02:55.31 ID:zq1Lp6AO
トウガン「俺はミオジムジムリーダー・トウガン!
ジムに挑戦しにきたのだろう?聞いているぞ!
では、待っているぞ!」たたっ

紬「あっ…」

梓「…?」

紬「ジムリーダー…だったのね」

梓「あの…全然話が読めないんですけど」

紬「とりあえず、ジムに行けばいいのよ!」

梓「は、はあ」

紬「いきましょう!」たっ

梓「あっ、また…
置いてかないでくださいー!」
442 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:06:37.84 ID:zq1Lp6AO
――――――――――――――――――
ミオジム


うぃーん

紬「たのもー!」

梓「もう、二回目でしょう?」

像「待っていたぞ!
トウガンはもう用意は整っている!」

紬「あ、像さん」

像「今回はどっちだ?」

紬「私です!」

像「では、ルールを説明する!
3対3の交替戦!それだけだ!
では…」

ぱっ
443 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:09:41.71 ID:zq1Lp6AO
トウガン「……」

紬「!」

像「バトル開始ぃ!!」

トウガン「エアームドお!」ぽん!

エアームド「エアー!」

紬「!」

トウガン「いきなりですまんな
だが俺も君と戦いたくてうずうずしている!
さあ、君もポケモンを!」

紬「…リン!」ぽん!

リン(ルクシオ)「ルーク!」

梓「頑張ってください!」

紬「ええ!」
444 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:16:17.47 ID:zq1Lp6AO
トウガン「エアームド、エアスラッシュ!」

エアームド「エア!」しゅきっ

リン「…」かきん!

効果はいまひとつのようだ…

トウガン「む…!効かぬか!」

紬「鋼タイプも飛行タイプも電気タイプのリンには効かないわ!
でも…」

紬「リン、10まんボルト!」

リン「」びりりりり!

エアームド「!?」

紬「そっちは電気技、効果抜群よ!」

効果は抜群だ!

エアームド「」ばた

エアームドは倒れた

トウガン「!」

紬「おっし!」

梓「いいですよ!ムギ先輩!」

紬「ふふ♪リンのおかげよ」
445 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:21:26.37 ID:zq1Lp6AO
トウガン「やはりやるな!
だがコイツはどうだ!
ボスゴドラ!」ぽん!

ボスゴドラ「ギシャー!」

紬「!
ボスゴドラね…
リン、戻って!」しゅうう

紬「レン、いって!」ぽん!

レン「バオバオ!」

トウガン「ほう…ゴマゾウか」

梓(ゴマゾウは地面タイプ…対してボスゴドラは岩鋼タイプ!またムギ先輩が有利だ!)

紬「レン、ころがる!」

レン「バオバオ!」ごろごろ
446 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:24:13.63 ID:zq1Lp6AO
トウガン「れいとうビーム!!」

ボスゴドラ「」びゅおおお!!

レン「!?」どたっ

紬「!
れいとうビームを使えるなんて…」

トウガン「驚いたか?
本来ボスゴドラは物理向けだが、俺は特殊技を重視して育てた!
こういうのもアリってことだ!」

紬「でも、相性では勝ってるわ!
レン、とっしん!」

レン「バオー!」だだだっ

トウガン「こちらもとっしんだ!」

ボスゴドラ「ギシャー!」だだだっ
447 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:26:42.96 ID:zq1Lp6AO
どん!

レン「バオ…」よろっ

紬「レン!」

トウガン「ふ…俺のボスゴドラの特性はいしあたま!
ぶつかり合いなら分があるのさ!」

ボスゴドラ「ギシャー!」

紬「うぐ…」
448 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:32:58.30 ID:zq1Lp6AO
トウガン「さあ、トドメだ!
メタルバースト!!」

ボスゴドラ「」かっ

どぎゅううん!!

レン「バオ!?」

ばああん!!

レン「」ばた

レンは倒れた
449 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:43:23.38 ID:zq1Lp6AO
紬「!!
ごめんね…戻って、レン」しゅうう

トウガン「ふ、これで2対2!
次に先に1体倒した方が有利となる
次のポケモンは慎重に選ぶことだな!」

紬「……」

梓(ムギ先輩の残りの2体はリン…ルクシオとルカ…オクタン
相性的にはオクタンだけど、あのボスゴドラは特殊型…
ここは…)

紬「リン、また頼むわ!」ぽん!

リン「ルーク!」
450 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:46:22.05 ID:zq1Lp6AO
トウガン「ほう…そうきたか」

紬「リン、10まんボルト!」

リン「」ばりばり

ばちいい!

トウガン「かわせ、ボスゴドラ!」

ボスゴドラ「」さっ

ばちいい!

トウガン「ふ、地面に当たったところでなにも影響しない!
ボスゴドラ、だいもんじ!」

ボスゴドラ「」ぼわああああああ!

リン「!?」どんっ

ばた

リンは倒れた

紬「リン!」
451 :ぽけもん :2010/09/29(水) 19:54:54.49 ID:zq1Lp6AO
トウガン「ふ、さっき言った通り…2対1になった瞬間、君の負けは決定するんだ!
まだまだだったな!」

紬「まだよ!
ルカ、頑張って!」ぽん!

ルカ(オクタン)「オークタン!」

トウガン「…水タイプか!
だが、水タイプ対策ならすでにしてある!
ボスゴドラ、10まんボルト!」

ボスゴドラ「」びりりりり

ばちいい!!
452 :ぽけもん :2010/09/29(水) 20:03:03.41 ID:zq1Lp6AO
トウガン「やったか!?」

ルカ「オークタン!」しゃきん

トウガン「…ん!」

紬「オクタン砲!」

ルカ「」ぼんっ

ボスゴドラ「ギシャー!?」

ばたん!

ボスゴドラは倒れた

トウガン「な…
一発だと!?しかも、電気技の一撃を食らってピンピンしてるとは…!」

紬「それはこれです」さっ

トウガン「ん!
…ソクノのみか!なるほど、それでダメージが半減したのか…」

紬「はい♪」
453 :ぽけもん :2010/09/29(水) 20:06:45.65 ID:zq1Lp6AO
トウガン「大した戦術だ
だが、ソクノのみは使い捨て!
次の攻撃は防げまい!
さあ、トリデプス出番だ!」ぽん!

トリデプス「グアー!」

トウガン「10まんボルト!」

トリデプス「」びりりりり

ばちいい!

紬「!
ルカ、よけて!」

ルカ「」さっ

ばちいい!

トウガン「む!
かわされたか!」
454 :ぽけもん :2010/09/29(水) 20:14:26.41 ID:zq1Lp6AO
紬「トリデプスも10まんボルトを…!」

トウガン「がっはっは!
コイツも水対策はバッチリだ!
次はかわせるかな?
トリデプス、10まんボルト!」

トリデプス「」ばりばり

紬「まずいわ…
次当たったら……」

ルカ「オークタン…」おどおど

紬「落ち着いて、ルカ」
455 :ぽけもん :2010/09/29(水) 20:19:49.61 ID:zq1Lp6AO
紬(私がしっかりしなきゃ…
でも、どうしたら…)

紬「!」

紬(トリデプスやボスゴドラは本来得意じゃないスタイルで戦って…
ならこっちも…)

紬「そっか…
ちょっと皮肉だけど、やるしかないわね」

トウガン「?」

紬「ルカ!
全力でダッシュよ!」

ルカ「オークタン!」だだだっ

トウガン「む?」

紬「しんそく!」びしっ

トウガン梓「!?」

ルカ「」しゅばっ

トリデプス「!」ずざざっ
456 :ぽけもん :2010/09/29(水) 20:30:45.30 ID:zq1Lp6AO
梓(なんだ、しんそくじゃなくてただのすてみタックル…
ってこれは…?)

トウガン「怯むな、トリデプス!
ラスターカノン!」

トリデプス「グアー!」きききき

紬「ルカ、かげぶんしん!」

ルカ「」しゅしゅしゅしゅ

すかっ

トリデプス「!?」

トウガン「どれだ!?」

ルカ「オークタン!」ばっ

トリデプス「!」
457 :ぽけもん :2010/09/29(水) 20:34:25.14 ID:zq1Lp6AO
紬「ちきゅうなげ!」

ルカ「」ばっ

どがああん!

トリデプス「グアー!」どさっ

トウガン「む…物理型だと!?」

紬「次の一撃で決めるわ!
ロックオン!」

ルカ「」かちゃっ

トウガン「なんの!
トリデプス、鉄壁だ!」

トリデプス「」がちーん
458 :ぽけもん :2010/09/29(水) 20:38:32.05 ID:zq1Lp6AO
トウガン「がっはっは!
どうだ、物理型ならこれで止められ…」

紬「はどうだん(オクタン砲)!」

ルカ「オークタン!!」ぼんっ

トリデプス「!?」ばしゅっ

よろ…

トリデプス「」ばたーん!

トリデプスは倒れた

トウガン「二刀流…だと…?」

紬「やったあ!かてたわあ!」

梓「おめでとうございます!」
459 :ぽけもん :2010/09/30(木) 01:31:36.77 ID:7MU6/kAO
トウガン「だが、オクタンが物理型…いや二刀流とはな」

梓「というかムギ先輩、しんそくやはどうだんって…」

紬「ええ、皮肉だけどルカリオの戦いのスタイルを取り入れたの~♪」

梓「やっぱりですか」

紬「咄嗟だったからルカも焦ってたけどね」

ルカ「オークタン!」

トウガン「しかし、咄嗟にそんな思い付きがよく出たな?」

紬「トウガンさんのボスゴドラやトリデプスの戦い方からヒントを得たんです♪」

トウガン「なんだ?」

紬「普段とは違った戦い方ってことで、マネさせてもらったんです♪」

梓「なるほど」
460 :ぽけもん :2010/09/30(木) 01:34:34.49 ID:7MU6/kAO
トウガン「ふ、がっはっは!!
俺のトリデプス達の戦法をな!
これはしてやられた!
だがこれもポケモンバトルの醍醐味!
いい戦いだったぞ!!
さて、君の実力を認め、ジムバッジを授けよう!
マインバッジだ!」すっ

紬「ありがとうございます♪」

梓「これで6個目ですね!」

紬「ええ、あと2個!
がんばりましょう!」

梓「はい!」

紬「……」

梓「どうしました?」

紬「なにか…忘れてない?」

梓「え?……あ」

梓「……純」
461 :ぽけもん :2010/09/30(木) 01:40:25.99 ID:7MU6/kAO
―――――――――――――――――
ゴヨウ書斎

和「失礼します」がちゃ

和「!
…あら?」

和「ゴヨウさん、どこへ行ったのかしら?」

こんこん

和「!」

―――――――――――――――――――
ギンガトバリビル


アカギ「……」

アカギ「来ているんだろう?ゴヨウ」

ゴヨウ「ふ、気づいていたか」
462 :ぽけもん :2010/09/30(木) 01:55:23.02 ID:7MU6/kAO
アカギ「それにしても、四天王がこんなことをしていいのか?」

ゴヨウ「何を今更
二人で世界を手に入れる……そう誓っただろ?」

アカギ「ふ…
そのためにも、お前にも働いてもらおう」

アカギ「先程ジュピターはエイチ湖に、マーズとサターンはシンジ湖に向かった
ゴヨウ、お前にはリッシ湖にいるアグノムを捕まえてもらう」

ゴヨウ「お安い御用だ」

アカギ「頼んだぞ」

ゴヨウ「それじゃあ今すぐ…」

アカギ「ともに世界を手に入れよう」

ゴヨウ「…ああ」
463 :ぽけもん :2010/09/30(木) 01:59:11.53 ID:7MU6/kAO
――――――――――――――――――
ミオ図書館


純「おっそーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!」

梓「うるさっ…」

純「もう!なにやってたのー!?ずっとここで待ってたんだよ!?遅すぎでしょ!罰金、罰金、罰金だー!!」

梓「まあ、待たせたのはゴメンゴメン
すっかり忘れちゃっててね」

純「ひどい!」

紬「ごめんなさいね…」

純「いやいや、ムギ先輩はいいんですよ!
問題は梓です!」

梓「なんで!?」

紬「まあまあまあまあまあまあ」
464 :ぽけもん :2010/09/30(木) 02:02:57.93 ID:7MU6/kAO
純「とにかく、ロリk…ナナカマド博士が待ってるんだから!
さっさと行くよ!」たたっ

梓「あっ、待ってよ!」たっ

紬(やっぱり仲良しね~♪)たっ

梓「ていうか、ここ図書館でしょ!静かにしないと…
それにそんなに走ったら…」

どん!!

純「あふっ!」どてっ

???「きゃっ!」どたっ

梓「ほらっ!」
465 :ぽけもん :2010/09/30(木) 02:05:34.28 ID:7MU6/kAO
紬「大丈夫ですか?」

???「あぁ…うん
大丈夫よ」

紬「すみませんでした」

梓「すみません…
ほら、純も!」

純「すみませんでしたー!」

???「いえ、本当にいいのよ
ん?…もしかしてあなたたちが?」

紬梓純「へ?」

ナナカマド「おお、シロナ君!来てくれたか!」

梓「あ」
466 :ぽけもん :2010/09/30(木) 02:08:24.67 ID:7MU6/kAO
シロナ「あら、ロリk…ナナカマド博士
お久しぶりです」

ナナカマド「ああ
梓達も久方ぶりだな」

梓「はい!」

紬「お久しぶりです~♪」

純「そんなことよりこの人だれなんですかー?」

ナナカマド「まったく…純、お前は相変わらずだな
まあいい
彼女はシロナというんだ
このシンオウのリーグチャンピオンだぞ」

紬梓純「リーグチャンピオン!?」
467 :ぽけもん :2010/09/30(木) 02:15:25.62 ID:7MU6/kAO
シロナ「そう、私がシンオウリーグチャンピオンのシロナ
よろしくね」

梓「あ、はい!
私は中野梓です!」

紬「琴吹紬です♪」

梓「そしてこっちが佐々木純です」

純「鈴木だっつの!
てかなんで梓が私の紹介してるのさ!?」

梓「別にいいじゃん
誇れる名前でもないし」

純「親に謝れ!」

シロナ「ふふ、梓ちゃんに紬ちゃん、佐々木純ちゃんね」

純「鈴木です!」

梓「そんなことより」

純「そんなこと!?」

梓「どうしてチャンピオンがこんなところに?」
468 :ぽけもん :2010/09/30(木) 02:19:04.34 ID:7MU6/kAO
ナナカマド「私が呼んだんだ」

梓「?」

ナナカマド「お前達が言っていたギンガ団…
それについてシロナ君は調べていてな」

梓紬「ギンガ団…!」

純「」ぽけー

シロナ「四天王は知っているわよね?」

梓「え、あ…はい」

シロナ「四天王と私が今、ギンガ団を調べてるの
あなた達はギンガ団と実際に戦ったと聞いたわ
それを詳しく教えてくれないかしら」

梓「…はい、わかりました」
469 :ぽけもん :2010/09/30(木) 02:40:11.71 ID:7MU6/kAO
―――――――――――――――――――
シロナ「ギンガ爆弾?」

梓「はい、ノモセの大湿原を爆破して…」

ナナカマド「まったく、けしからん奴らだ!」

シロナ「……」

紬「どうしたんですか?」

シロナ「…ギンガ団、彼等はね
湖の伝説ポケモンを捕まえようとしているの」

紬純「湖の伝説ポケモン?」
470 :ぽけもん :2010/09/30(木) 02:42:19.64 ID:7MU6/kAO
梓「…聞いたことがあります
シンオウの3つの湖、リッシ湖・エイチ湖・シンジ湖…
そこに棲んでいる伝説ポケモン…」

ナナカマド「アグノム・ユクシー・エムリット」

シロナ「そう…
彼等はそのポケモン達を使って、赤いk」かっ

どがあああああん!!!!!

皆「!?」

―12章完―

13章ですが、ちょっと投下してまた朝来ます
475 :ぽけもん :2010/10/01(金) 03:17:02.76 ID:vErcrkAO
ロストタワー


さわ子「ええと…キクコさんとはここで待ち合わせのはずだけど…まだかしら?」

たっ

キクコ「私ならここだよ」

さわ子「!
…相変わらず神出鬼没ね、キクコさん」

キクコ「フェフェフェ、褒め言葉として受け取っておくよ」
476 :ぽけもん :2010/10/01(金) 03:19:15.59 ID:vErcrkAO
さわ子「それで、なんの用なの?」

キクコ「まあ急かすな
直にキクノとリョウも来るからね」

さわ子「キックーノとリョウも?」

キクコ「ああ」

さわ子「4人揃うなんて久しぶりね」

キクコ「久しぶり…って一体何年前の話をしてるんだい」

さわ子「私がまだポケモンを持ちはじめた時だから…ええと」

キクコ「お互い歳をとったもんだ」

さわ子「それを言わないでよ」

キクコ「フェフェフェ」

さわ子「でもキクコさんの方が歳じゃない」

キクコ「減らず口は変わらずだね」

さわ子「ふふ、どういたしまして♪」

キクコ「ふん」
477 :一旦終わります :2010/10/01(金) 03:21:35.20 ID:vErcrkAO
???「また二人で言い合ってるのかい?」

さわ子「!」

キクコ「キクノ、遅かったじゃないか」

キクノ「ちょっと邪魔が入ってね」

さわ子「久しぶりね、キックーノ」

キクノ「ああ、久しぶり
あとコイツも」ひょい

???「お久しぶりです、皆さん!」

さわ子「リョウ!」

リョウ「やあ、さわ子さん!」
478 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:30:32.54 ID:vErcrkAO
さわ子「いやー、懐かしいわねー
全員揃うと」

リョウ「なんかおばさんっぽいですよ」

さわ子「うるさいわね…!」きっ

リョウ「ひいっ!!」

キクコ「フェフェフェ、そっちの顔も相変わらずかい」

キクノ「それの時はキャサリンって呼んだほうがいいかい?」

さわ子「もう、恥ずかしいからやめて…」
479 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:33:40.23 ID:vErcrkAO
リョウ「そういえば、さわ子さんはヨスガのジムリーダーをやってるんでしたっけ?」

さわ子「そうよ
そういうリョウは四天王…ってことは私以外全員四天王じゃな~い!
……私だけ落ちこぼれみたいだわ」

リョウ「いやいや、ジムリーダーで落ちこぼれって充分すぎますから」

キクコ「それに四天王っていっても、ただの強豪達が集まっただけで
ジムリーダーみたいなちゃんとした職じゃないからね」

キクノ「職より名誉だね、称号なら自慢できるさね」
480 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:36:44.57 ID:vErcrkAO
さわ子「それにしてもリョウが四天王になるなんてね…意外だったわ」

リョウ「えー、なんでですかー?」

キクノ「まあ、あの時はまだぺーぺーだったからね」

キクコ「虫ポケモンなんて私達と全然違うタイプを育てだすしね」

リョウ「虫ポケモンはいいじゃないですかー!
それにキックーノだって地面タイプだし!」

キクノ「まあ私は昔から地面タイプだったししょうがないのさ」

さわ子「そういうこと」

リョウ「ええー!」

キクコ「…じゃあ再会を喜ぶのもここらで終わりにしといて、今日全員を集めたわけを話そうかね」
481 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:39:26.57 ID:vErcrkAO
―――――――――――――――――――
ギンガ団倉庫


???「……」がっちゃがっちゃ

???「よっ、プルート!」

プルート「んん?
来たか、ジンダイ」

ジンダイ「ああ」

プルート「あの3体はあちらの部屋に保管してあるぞ」

ジンダイ「おお、サンキュー」たたっ

がちゃ

ばたん

プルート「……」
482 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:42:49.67 ID:vErcrkAO
がちゃ

ばたん

ジンダイ「へっへっへ、3体とも元気そうだな」

プルート「わしが改良した回復システムだからな、当然だ」

ジンダイ「へっ、プルートも腕は鈍ってないようで何よりだぜ」

プルート「ふん、まあバトルの腕はからっきしだがな」

ジンダイ「へっへっへ、俺がいなきゃコイツらも捕まえれなかったんじゃねえか?」

プルート「ああ、かもしれん
感謝しておる」
483 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:45:39.12 ID:vErcrkAO
ジンダイ「へっ、まあ俺でも手こずったがな」

プルート「フロンティアブレーンでも手こずるとは、流石はホウエンに伝わる伝説のポケモン…」

プルート「レジアイス・レジロック・レジスチル」

ぽん!

レジアイス「じゃきー!!」

レジロック「ざざ ざり ざ……」

レジスチル「じ・じ・ぜ・じ・ぞ」
484 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:48:23.06 ID:vErcrkAO
―――――――――――――――――――
ミオ図書館


どがあああああん!!

ナナカマド「な、なにごとだ!?」

ぐらぐらぐら…

シロナ「いけない!
みんな、とりあえず机の下に隠れて!」

梓紬純「は、はい!」さっ

ぐらぐら…

シロナ「……」
485 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:51:40.46 ID:vErcrkAO
ぐら…

シロナ「もう…大丈夫のようね」

梓「いったいなにが…」

ナナカマド「ポケギアだ!
ラジオを聞いてみよう!」ぴっ

がが…

『こちら…リッシ湖です
先程、大きな爆発が起…ました
近辺に…るトレーナーはすぐに避難して…ださい
リッシ湖では今も煙が…』び…がが

ナナカマド「ダメだ!電波が…」
486 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:54:42.73 ID:vErcrkAO
紬「今リッシ湖って…」

シロナ「そう
さっき言ってた湖の伝説ポケモンが棲んでいる湖のひとつよ」

梓「じゃあ…これはギンガ団が!」

シロナ「おそらく、そうね」

純「許せない!湖を爆破するなんて!罰金だあ!
今すぐ私が行って…」

ナナカマド「待て!純!!」

純「!」

ナナカマド「…確かに今はまずい状況だ
だが早まってはいかん
準備が必要だ」

純「……」
487 :ぽけもん :2010/10/01(金) 06:59:23.70 ID:vErcrkAO
ナナカマド「役割分担だ
先程言った通り、湖は3つある
リッシ湖が爆破されたんだ、他の湖にもギンガ団はいるだろう」

ナナカマド「シンジ湖には梓、シロナ君が行ってくれ」

梓シロナ「…はい!」

ナナカマド「続いてリッシ湖には紬に行ってもらおう」

紬「わかりました」

ナナカマド「そして…エイチ湖には純、お前が行ってくれ」

純「わ、私はリッシ湖に…」

ナナカマド「エイチ湖はテンガン山を越えなければならない、1番過酷な道だ
だから実力のあるお前に行ってもらうんだ」

純「!
わ、わかってるじゃん!博士!
よし、そうなったら目指せ!エイチ湖!」だだっ

紬「あっ…」
488 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:03:31.72 ID:vErcrkAO
梓「大丈夫かな…?」

ナナカマド「ふ…大丈夫だ
アイツならな
それにこういう状況で実力が発揮できるタイプだ」

ナナカマド「…まあ、とにかく
みんな、急いでくれ!
こうしている間にもギンガ団が湖の伝説ポケモンに手を出しているかもしれん!
頼んだぞ!」

梓紬シロナ「はい!」
489 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:11:25.50 ID:vErcrkAO
――――――――――――――――――――
がちゃっ

梓紬シロナ「」たっ

シロナ「梓ちゃん、ごめんね
私は先に行っているわ!」

梓「わ、わかりました!」

シロナ「」たたっ

紬「梓ちゃん、頑張りましょう!
私も頑張るわ!」

梓「…はい!」
490 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:13:05.19 ID:vErcrkAO
――――――――――――――――――
ゴヨウ書斎


がちゃ

和「!
イツキさん」

イツキ「和さん、いきなりですみませんが…大変なことが起きました」

和「え…?」

―――――――――――――――――――
リッシ湖


ゴヨウ「ふふふ、なんといい景色だ
湖の面影もないほどに見事に爆発したな」

ゴヨウ「…これで湖を渡る手間も省けた
あとはアグノムを捕まえに…」
491 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:17:18.53 ID:vErcrkAO
和「ゴヨウさん!」

ゴヨウ「!
和さん…それにイツキさんも」

和「なにを…しているんですか?」

ゴヨウ「……」

イツキ「……んっふ、答えられませんか」

ゴヨウ「……」

イツキ「では僕が代わりに…」

イツキ「あなたはギンガ団に協力している」

和「……」
492 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:19:12.77 ID:vErcrkAO
イツキ「ギンガ団が湖の伝説ポケモンを捕まえようとしているのは分かっています
あなたがアグノムを捕まえにきたことも」

ゴヨウ「……クク」

イツキ「なにがおかしいんですか?」

ゴヨウ「あなたのいうとおり、私はギンガ団に協力……いえ、むしろ幹部として働いています」

和「…どうしてですか」

ゴヨウ「はい?」

和「あなたはいい人だったのに!
私を…シンオウに来て間もない私の面倒を見てくれて…バトルの修行も…」

イツキ「……」
493 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:22:04.10 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「別にギンガ団に入れさせることを前提に鍛えさせただけですが
面倒をみたのも…ね」

和「…!!」

イツキ「和さん…」

イツキ「ゴヨウさん、あなたは許せないです
人の気持ちをなんとも思ってないあなたは!」ぽん!

ネイティオ「トゥートゥー」

イツキ「ネイティオ、つばめがえし!」

ネイティオ「」しゅばっ

ゴヨウ「ドータクン!」ぽん!

ドータクン「クオー」

ネイティオ「!?」がきっ

効果はいまひとつのようだ…

イツキ「くっ…」
494 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:31:15.06 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「別に許さなくても勝手ですが…あなたでは私に勝てませんよ」

ゴヨウ「…さて、それではアグノムを」

紬「待ちなさい!」

ゴヨウ「!?」

紬「リン、炎の牙!」

リン(ルクシオ)「ルーク!」ぼわっ

がきいっ!

ドータクン「!?」

効果は抜群だ!
495 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:36:32.66 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「何者です!」

和「ってムギ!?」

紬「!
和ちゃん!?」

和「どうしてムギがここに…」

紬「それは…」

イツキ「いえ、この際そんなことはいいですよ
目的は同じようですし」

イツキ「…さて、ゴヨウさん
3対3ですが…どうします?」

和「バネブー!」ぽん!

バネブー「ブー!」

リン「ルーク!」

ネイティオ「トゥートゥー」
496 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:39:49.48 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「……ふ、ずいぶん強気ですが
先程の攻撃で弱点をついたとでも?
残念ですね…ドータクンの特性、耐熱
炎技は思ったほど効きませんよ」

紬「……」

ゴヨウ「仕上げに…トリックルーム」ぴっ

イツキ「!?
うごけな…」

和「いえ、私達が遅くなってるんです!
トリックルームは速さを逆転する技!」

ゴヨウ「ふふ…
ではアグノムも捕まえて…」がしっ

アグノム「きゅー!?」

紬「あっ!」
497 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:42:45.03 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「目的も果たしましたし
では、みなさんごきげんよう
ジャイロボール!!」

ドータクン「クオー!」ぎゅばばばばん!!

紬「!」

イツキ「くっ…!」

和「……!」

しゅうう…

イツキ「ぐ…」くらっ

イツキ「逃げられて…しまいましたか…」
498 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:45:01.40 ID:vErcrkAO
―――――――――――――――――――
エイチ湖


ジュピター「さあて、ユクシーちゃんはどこかしら?」

ユクシー「きゅう~」ぶるぶる

ジュピター「い・た・わ♪」

ジュピター「スカタンク!」ぽん!

スカタンク「グアー!」

ユクシー「き、きゅう…」ぶるぶる

ジュピター「つじぎり!」

スカタンク「グアー!」ざっ
499 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:47:58.62 ID:vErcrkAO
純「エヌターク!」

エヌターク(ストライク)「ストライー!」ばっ

ジュピター「!」

がきいいい!

スカタンク「グルル…」ぎろっ

エヌターク「ストライー!」きっ

ばっ

スカタンク「」だんっ

エヌターク「」すたっ
500 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:49:49.35 ID:vErcrkAO
純「恐がってるじゃん!やめなよ!」

ジュピター「あなた、だれ?」

純「自分が先に名乗りなよ!」

ジュピター「生意気ね…
私はジュピターよ」

純「案外素直じゃん!
私は鈴木純!」

ジュピター「佐々木純ね」

純「鈴木!!
まったくどいつもこいつもフランスもー!」

ジュピター「あら?私、なにか気に障ること言っちゃった?」

純「言った!
でも、もっと気に食わないことは…お前達ギンガ団だよ!
エヌターク、シザークロス!」

エヌターク「ストライー!」ごあっ
501 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:51:54.39 ID:vErcrkAO
ジュピター「受け止めなさい、スカタンク!」

スカタンク「グア!」

がきいいい!

エヌターク「!」

スカタンク「」にや

純「む…」

ジュピター「ふふ♪」
502 :ぽけもん :2010/10/01(金) 07:53:31.30 ID:vErcrkAO
―――――――――――――――――――
シンジ湖


サターン「マーズ、下っ端ども
邪魔する奴は始末しておけ」

ギンガ団員1・2「はっ!」

マーズ「はーいはい
あんたもちゃんとやりなさいよー」

サターン「ふん」かつかつ

マーズ「はあ…
だっるいわねー」

ばささっ

マーズ「ん?」

たっ

シロナ「あなた達がギンガ団ね」

マーズ「だーれ?」

シロナ「私はシロナ
あなた達を止めにきました」

マーズ「ふーん…面白いじゃない」

―13章完―

515 :ぽけもん :2010/10/03(日) 03:23:41.35 ID:d1mKp2AO
シロナ「ガブリアス!」ぽん!

ガブリアス「ギャオー!」

マーズ「ふーん、ずいぶん強いポケモンを持ってんのね
まあそれが勝利に結び付くとは限らないけどね
エレキブル!」ぽん!

エレキブル「エレキブー!」

シロナ「……」

マーズ「ふふ、地面タイプに電気タイプ?って思ってる~?
でも甘いわよ
エレキブル、冷凍パンチ!」
516 :ぽけもん :2010/10/03(日) 03:26:18.40 ID:d1mKp2AO
エレキブル「エレキブー!」こあっ

どんっ!

ガブリアス「!?」かきいっ

効果は抜群だ!

シロナ「!」

ガブリアス「ガ…」かきいっ

マーズ「どんな強いポケモンにも弱点はある
氷の一撃を喰らっちゃ仕方ないわよね~
さあ、ポケモンを替えたら?」

シロナ「…そうね、凍って動けないようだし…
戻って、ガブリアス!」しゅうう

シロナ「ロズレイド!」ぽん!

ロズレイド「ローズ!」
517 :ぽけもん :2010/10/03(日) 03:30:43.85 ID:d1mKp2AO
マーズ「ふふ、草対策もしてるのよ♪
炎のパンチ!」

エレキブル「エレキブー!」ごあっ

シロナ「ロズレイド!」

ロズレイド「ローズ…」しゅしゅしゅ

マーズ「なにをしても無駄よ!
エレキブル、そのまま…」

エレキブル「ブル…」くらっ

ばたっ

マーズ「え、エレキブル!?
どうし…」

エレキブル「ZZz…」

マーズ「眠ってる…
ちっ!ねむりごなか!」

シロナ「ロズレイド、リーフストーム!!」

ロズレイド「ローズ!!」ぶあああああ!!

エレキブル「ZZz…」どんっ!

エレキブルは倒れた
518 :ぽけもん :2010/10/03(日) 03:34:59.22 ID:d1mKp2AO
マーズ「…ふーん、強いじゃない」しゅうう

マーズ「でも本番はここからよ!
ブニャット!」ぽん!

ブニャット「ニャー!」

どん!

ギンガ団員1「お、お前!これ以上こっちには…」

シロナ「!」

マーズ「どーしたの?」

ギンガ団員2「マーズ様!この前の奴が!」

梓「デビちゃん、かえんほうしゃ!」

デビちゃん「」ごあああああ!

ギンガ団員1「うわあ!」

ギンガ団員2「ひええ!」

梓「どいてください!
あなたたちギンガ団の思い通りにはさせません!」

マーズ「あんたは…」
519 :ぽけもん :2010/10/03(日) 03:41:33.44 ID:d1mKp2AO
シロナ「梓ちゃん!来てくれたのね!」

梓「はい!
遅くなってすみません!
それでエムリットは…」

シロナ「この先に…」

マーズ「いるけど、サターンがいるから行っても無駄よー」

梓「!」

マーズ「まあその前に私が行かせないけどね!
ブニャット!」

ブニャット「ニャー!」だっ

ぽん!

シロナ「トゲキッス、はどうだん!」

トゲキッス「」どぎゅん!

ブニャット「ニャ!?」どがっ
520 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:03:58.98 ID:d1mKp2AO
マーズ「ん…」

シロナ「あなたの相手は私よ!」

マーズ「ふーん…」

シロナ「梓ちゃん!エムリットは頼んだわ!」

梓「はい!」たっ

ギンガ団員2「行かせねえぜ!」

ギンガ団員1「スカンプー!」ぽん!

スカンプー「プー!」しゅっ

梓「!」

???「貴様らァ!!!」どんっ!

ギンガ団員1・2「!?
な、なんだぁ?」
521 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:06:36.02 ID:d1mKp2AO
ナナカマド「また悪さをしおって…」

梓「ロリk…ナナカマド博士!」

ギンガ団員2「げっ!
あん時の恐いじーさん!!」

ナナカマド「貴様達みたいな奴らは私が許さん!
ムクバード!」ぽん!

ムクバード「ムックバー!」

梓「な、ナナカマド博士…戦えるんですか!?」

ナナカマド「少しな…
つばめがえし!」

ムクバード「ムックバー!」しゅばっ

ギンガ団員2「ひええ!」

ナナカマド「さあ、ここは私に任せなさい!」

梓「ありがとうございます!」たっ
522 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:09:48.62 ID:d1mKp2AO
―――――――――――――――――――
シンジ湖最奥部


???「…エムリットよ」

エムリット「きゅう…」

???「アカギ様のためにお前が必要なのだ…
さあ…」

???「…!
だれだ…?」

梓「!」
523 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:14:40.42 ID:d1mKp2AO
梓「あなた…サターンという人でしょう?」

サターン「いかにも
私はサターン
貴様は?」

梓「…中野梓です」

サターン「ここへなにをしにきた?」

梓「エムリットを助けにきました」

サターン「…そうか
さて、エムリット捕獲に邪魔が入った…
今から私はなにをすると思う?」

梓「邪魔者の排除…」

サターン「そうだ、その通り」ぽん!

ドクロッグ「グエー!」

525 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:18:41.32 ID:d1mKp2AO
梓「…ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「ミミー!」

サターン「ドクロッグ、かわらわり!」

ドクロッグ「グエー!」だっ

梓「ミミちゃん、ピヨピヨパンチ!」

ミミちゃん「ミミ!」ぶんっ

どがん!

ドクロッグ「」ぎろっ

ミミちゃん「!」

どがっ

ミミちゃん「ミミ!?」どさあ!

梓「ミミちゃ…」

サターン「ドクロッグ、ダストシュート!」

梓「!
デビちゃん、交替して!」ぽん!
526 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:24:17.66 ID:d1mKp2AO
デビちゃん「ガルル…」

ドクロッグ「」ぼん!

梓「かえんほうしゃ!」

デビちゃん「」ごあああああ!

ドクロッグ「グエッ…!」

サターン「…む」

ドクロッグ「グエー…」どさっ

梓「いいよ、デビちゃん!」

デビちゃん「うぉーん!」
527 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:27:03.55 ID:d1mKp2AO
サターン「私のドクロッグの特性はかんそうはだ…ここは分が悪い
戻れ!」しゅうう

サターン「いけ、ヨノワール!」ぽん!

ヨノワール「ヨノワー」

梓「相性が逆転しましたね」

サターン「相性など関係はない
バトルでは強いか弱いか…その二択だ!
ヨノワール、あやしいひかり!」

ヨノワール「」みょーん

デビちゃん「グルッ…」くらっ

梓「デビちゃん!」

サターン「シャドーボール!」

ヨノワール「ヨノワー!」どん!

デビちゃん「キャン!?」

ばたっ

デビちゃんは倒れた
528 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:32:21.81 ID:d1mKp2AO
梓「うっ…
デビちゃん戻って!」しゅうう

梓「さわちゃん、お願い!」ぽん!

さわちゃん「ダーイライ!」

梓「一気にキメるよ!
ブレイズキック!」

さわちゃん「テイ!」ごあっ

サターン「鬼火だ!」

ヨノワール「」ぼわあっ

さわちゃん「!!」

ごあああっ

梓「!?
ブレイズキックの炎よりも大きっ…」

さわちゃん「ダーイライ!?」じゅわっ

さわちゃんはやけどを負った!

梓「大丈夫!?さわちゃん!」
529 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:36:14.96 ID:d1mKp2AO
さわちゃん「ダーイライ…」じゅわわ

サターン「かげうち!」

ヨノワール「」しゅっ

さわちゃん「!」

ヨノワール「」ばっ

ヨノワール「ヨノワー!」どがん!

さわちゃん「ダーイ、ライ…」ばたっ

さわちゃんは倒れた

梓「ああっ…!」
530 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:40:12.36 ID:d1mKp2AO
サターン「ギンガ団を邪魔しにきたというからどれだけのものかと思えば…
この程度か、呆れるな
貴様じゃ我ら…いや、アカギ様率いるギンガ団には敵うまい」

梓「アカ…ギ…?」

サターン「我らの首領(ボス)だ
…まあ貴様に教えたところで意味はないがな」ばっ

がしいっ!

エムリット「きゅう!?」

梓「!」

サターン「さらばだ…」しゅん!

梓「……くっ」
531 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:44:14.72 ID:d1mKp2AO
―――――――――――――――――――
リッシ湖


紬「アグノムが…」

イツキ「……んっふ、そう気を落とすことはありませんよ
それよりも今は…他のユクシーやエムリットに気をかけた方が賢明でしょう」

紬「……」

紬「…そうだ
純ちゃん…!梓ちゃんはシロナさんがいるけど純ちゃんは一人…
やっぱり心配だわ
エイチ湖に行かないと…」
532 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:48:35.26 ID:d1mKp2AO
イツキ「僕はあなたがどなかは存じません
…ですが、あなたの目的は僕の目的と一致している
それだけ分かれば充分ですよ
行くのでしょう?では、また会うと思いますので
その時はまたよろしくお願いしますね」

紬「はい!ありがとう!
知らない人!」

紬(純ちゃん…!)たたっ

イツキ「……んっふ、面白い人だ」

和「……」

イツキ「…さて」

イツキ「和さん、僕達も…」

和「すみません、私…ちょっと行く所があるんです
ここで失礼します」たっ

イツキ「!」

イツキ「……」

イツキ「まあ僕に止める権利はない」

イツキ「…やれやれ、困ったものです」
533 :ぽけもん :2010/10/03(日) 04:51:49.29 ID:d1mKp2AO
―――――――――――――――――――
シンジ湖


ナナカマド「梓!」たたっ

シロナ「梓ちゃん!」たたっ

梓「!
ナナカマド博士、シロナさん…」

ナナカマド「大丈夫か?」

梓「負けちゃいました…
エムリットも…」ぐす

シロナ「梓ちゃん…」
534 :ぽけもん :2010/10/03(日) 05:00:12.19 ID:d1mKp2AO
ナナカマド「泣いている暇などないぞ、梓!」

梓「……」ぐす

ナナカマド「紬から連絡があった
紬も、アグノムは捕られてしまったようだ」

梓「……」

ナナカマド「こうなると、心配なのは純だ
…私が送り出したのでなんだが、おそらく純も…
梓、行ってやってくれ
このままではまずい」

梓「……はい!」たっ

梓(純…!)
535 :ぽけもん :2010/10/03(日) 05:03:11.46 ID:d1mKp2AO
ナナカマド「梓、頼んだぞ…」

シロナ「ナナカマド博士」

シロナ「心配ですけど…私達も彼女達の手助けをできるかぎりやりましょう」

ナナカマド「もちろんだ」

シロナ「とりあえず、トバリシティへ」

―――――――――――――――――――
エイチ湖


ジュピター「ふふ…」

スカタンク「グアー!」

エヌターク(ストライク)「ストライ……」

純「うぐ…」

―14章完―


540 :ぽけもん :2010/10/04(月) 21:45:27.12 ID:JmxAPQAO
キッサキシティ


紬「道に迷っちゃったわ…
ここはキッサキシティっていうところみたいだけど」

???「どーしたの?」

紬「えっ?」

???「もしかしてジム戦挑戦者?」

紬「え?私は…」

???「だったら早く早くー!」たたっ

紬「え?ええ!?」
541 :ぽけもん :2010/10/04(月) 21:48:05.86 ID:JmxAPQAO
――――――――――――――――――
キッサキジム


うぃーん

???「うぃーっす!」

像「帰ったか、スズn…ん?」

紬「あ、像さん」

像「君か」

???「?」

像「今回は一人か?」

紬「えっと…」

像「まあいい
挑戦しにきたのだろう?
ルールを説明しよう」

紬「あ…」
542 :ぽけもん :2010/10/04(月) 21:54:25.68 ID:JmxAPQAO
像「形式は2対2の交替戦
そして、君の隣にいる彼女がジムリーダーのスズナだ」

紬「え?あ…この人が」

スズナ「うん、そうだよ!
じゃあ始めよっか!」

紬(純ちゃん…大丈夫かな…)

―――――――――――――――――――
テンガン山


梓「はあはあ」たった

梓「早く…エイチ湖に行かなきゃ…」

ばっ

ゴローン「ゴロー!!」

梓「!
まず…」
543 :ぽけもん :2010/10/04(月) 21:58:26.04 ID:JmxAPQAO
???「ドガース、どくガス!」

ドガース「ドッドッドガースドドッガド」ぶわああ

ゴローン「ゴロッ!?」じゅわ

ゴローン「ゴロー!」だだっ

ゴローンは逃げ出した!

梓「あ…」へたっ

???「ふう、危なかった
大丈夫かい、お嬢さん」
544 :ぽけもん :2010/10/04(月) 22:01:13.78 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
キッサキジム


像「それでは試合開始ぃ!!」

紬(結局始まっちゃったわ…)

スズナ「よーしっ!いっくよー!
出てきて、ユキノオー!」ぽん!

ユキノオー「ゴオオ!」

びゅおおおお…

紬「!」

あられが降り始めた

スズナ「ユキノオーの特性、ゆきふらし!
あられを降らせて、私が有利になる!」

紬(私の手持ちに氷タイプはいない…)

紬「ルカ、頼むわ!」ぽん!
545 :ぽけもん :2010/10/04(月) 22:04:02.13 ID:JmxAPQAO
ルカ(オクタン)「オークタン!」

スズナ「オクタンね…
フィールドも相性もこっちが有利!
勝たせてもらうよ!
ユキノオー、はっぱカッター!」

ユキノオー「」しゅばばば!

紬「タネマシンガン!」

ルカ「」しゅぷぷぷぷ!

ばちばちばち!

しゅうう…
546 :ぽけもん :2010/10/04(月) 22:09:56.07 ID:JmxAPQAO
スズナ「わあ!すごい威力のタネマシンガンだね!
スズナ、テンション上がってきたよ!
でも、オクタンじゃ相性の壁は越えられないよ!」

紬「それはどうかしら?」

スズナ「?」

紬「ロックオンから
ダストシュート!」

ルカ「」かちゃ

ルカ「オークタン!」どぴゅ!

どがん!

ユキノオー「!?」くらっ

効果は抜群だ!

スズナ「なっ…」
547 :ぽけもん :2010/10/04(月) 22:13:48.28 ID:JmxAPQAO
スズナ「だ、ダストシュートを撃つオクタンなんて初めてみたよ!
そのオクタン、物理型だね!」

紬「……違うわ」

スズナ「え?」

紬「大文字!」

ルカ「」ぼわあああ!!

じゅわあああん!

ユキノオー「ゴオオ…!!」

効果は抜群だ!!

紬「…両刀よ!」

ユキノオー「」ばたっ

ユキノオーは倒れた

スズナ「!!」

紬「ちょっと癖があるけど…ごめんなさいね」
548 :ぽけもん :2010/10/04(月) 22:15:43.45 ID:JmxAPQAO
スズナ「ユキノオー、戻って」しゅうう

スズナ「すごいねー
まさか水ポケモンのオクタンにやられるとは…
分かった!それを踏まえて次のポケモン!」ぽん!

スズナ「ユキメノコ!」

ユキメノコ「メノー」

紬「この調子で行くわよ、ルカ!」

ルカ「オークタン!」

紬「さあ、ロックオ…」

紬「…あれ?
ユキメノコがいないわ…」

スズナ「シャドーボールよ!」

どぴゅん!!

ルカ「!?」どがっ

紬「!」

ルカ「」ばたっ

ルカは倒れた

紬「え…?
い…一体、どうしたの…?」

スズナ「…ふふ」

…あられが降っている
549 :ちょっと風呂入ってきます :2010/10/04(月) 22:18:59.90 ID:JmxAPQAO
――――――――――――――――――
テンガン山


???「偶然通り掛かったんだが…危ないところだったね」

梓「あ…あなたは?」

???「ふふ…よくぞ聞いてくれた!」

ミナキ「私の名はミナキ!
この世の女性、全てを愛し尊敬する紳士であり
そして、スイクンハンターだ!」びしっ」

梓「」ぽかーん
550 :再開 :2010/10/04(月) 22:54:19.34 ID:JmxAPQAO
ミナキ「……」

梓「あっ、とりあえず助けていただいてありがとうございました」

ミナキ「あ、ああ…」

梓(なんだろう、この人)

ミナキ「それで、ついでに聞きたいことがあるのだが…」

梓「はい、なんでしょう?」

ミナキ「スイクン…というポケモンをご存知かい?」

梓「あ…知っています
確か、ジョウト地方のエンテイ・ライコウに並ぶ伝説ポケモンでしたよね」

ミナキ「おお!?」
551 :ぽけもん :2010/10/04(月) 22:56:18.03 ID:JmxAPQAO
梓「」びくっ

ミナキ(初めてこの手の質問で知っている人が…!!)

梓「あ…あの?」

ミナキ「私はな、そのスイクンを探しているんだ!」

梓「あ…はあ、そうなんですか」

ミナキ「……」

梓「……」

ミナキ「む…
君のような少女達を3人ばかり見てきたが…
君だけがスイクンを知っていた!
これも何かの縁だ!
どうだい?一緒にスイクンを…」

梓「あ…すみません
私、急いでるんで
じゃっ」たたっ

ミナキ「……」

ミナキ「名前を聞くのを忘れていたな
……唯・律、澪…ついでにニャース
元気でやっているかな…」
552 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:00:11.88 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
キッサキジム


紬(ユキメノコの姿がない…?)

びゅおおおお…

あられが降っている

スズナ「さあ、次のポケモンを出しなよ」

紬(確か…あられが降っていると、電気は不利と聞いたわ…)

紬「なら、レンお願い!」ぽん!

レン(ゴマゾウ)「バオー!」
553 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:02:30.18 ID:JmxAPQAO
スズナ「…ユキメノコ、シャドーボール!」

どぴゅん!

どがっ

レン「バオ!?」

紬「また…!」

スズナ「…ふふ」

スズナ「もう一回シャドーボール!」

どぴゅん!

どがっ

レン「バオー!?」

紬「レン!」たっ

紬「…大丈夫?」

レン「バオ…」
554 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:04:42.11 ID:JmxAPQAO
紬「どうしたら…」

紬「!」

ユキメノコ「」さっ

紬(今…一瞬だけど姿が見えた?
……あられが降ってる…ユキメノコの特性って…)

紬(そうだわ!)

紬「レン、すなあらし!」

スズナ「!」

レン「バオー!」ぶおおおお!

すなあらしになった

ユキメノコ「メノー…」

紬「やっぱり…!
姿が見えなかったのはユキメノコの特性、ゆきがくれのせいね!」

スズナ「うっ…しまった…!」
555 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:06:43.06 ID:JmxAPQAO
紬「レン、だいちのちから!」

レン「バオー!」ごごごごご…

どん!

ユキメノコ「メノッ!?」どたっ

紬「よしっ!」ぐっ

スズナ「…よく見破ったね」

スズナ「でも、タイプ相性ではこっちが断然有利!
れいとうビーム!」

ユキメノコ「」びゅわあああ!

紬「げんしのちからよ!」

レン「バオー!」ぶん!

どがああん!
556 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:09:08.89 ID:JmxAPQAO
スズナ「!
パワーは互角だね
でも、これならどうかな!?
ふぶき!」

ユキメノコ「」びゅおおおお!!

レン「!」

スズナ「ほーら、こおりづけだよ!!」

レン「」かきいっ

レンはこおりついた

スズナ「勝負はついたね、私の勝ちだよ!」

紬「……」

スズナ「どうしたの?言葉もでな…」

紬「わかってたわ
ふぶきがくること…」

スズナ「え…」
557 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:11:17.44 ID:JmxAPQAO
紬「こおりづけになることも予想していたわ」

スズナ「で、でも対策は…」

紬「レン、ころがるよ!」

レン「」ぎゅる…ぎゅる…

スズナ「!
ま…まさか…!」

紬「ええ、ころがるの回転を利用して氷を破壊する…!」

スズナ「でも…ゴマゾウの小さな体じゃ…」

紬「……」
558 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:14:58.02 ID:JmxAPQAO
レン「バオ…!」ぶるぶる

紬「!」

ぴかあああああ!

レン(ドンファン)「バオー!!」どんっ!

スズナ「し、進化した…!?」

紬「…よし、これならすぐに氷を破壊できるわ!
ころがる!」

レン「バオー!!」ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる…

スズナ「う、そうだ!
壊される前に倒せば…
ユキメノコのスピードなら…
ユキメノk」

紬「それも計算済みよ!」
559 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:16:48.08 ID:JmxAPQAO
レン「バオー!」ばがーん!!!

紬「こおりのつぶて!」

しゅしゅしゅ…

かきかきかきいいん!

ユキメノコ「!?」

ユキメノコ「メノ…」よろっ

ばたっ!

ユキメノコは倒れた

スズナ「!!
こおりのつぶて…先制攻撃技か…
破壊した氷のかけらを利用したんだね…」
560 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:18:46.60 ID:JmxAPQAO
スズナ「いや、それよりも…
こおりづけにされることを分かってて、あえて攻撃を受けるなんて…大した覚悟…」

スズナ「ゴマゾウ…ドンファンもあなたを信用してるから成しえた作戦って訳だね」

レン「バオー!」

紬「照れるわね」

スズナ「ふふ、あなたたちの実力…見せてもらったよ
これ、受けとって
グレイシャバッジ!」すっ

紬「ありがとう♪」

紬「おーっし!これであと残り1個よ!
……って」ぴたっ

スズナ「ん?」

紬「あ、あー!!
え、エイチ湖って場所わかる!?」

スズナ「へっ?」
561 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:21:10.21 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
エイチ湖の前


梓「ふう…ここを登ればやっとエイチ湖だね」

紬「おーい!」

梓「!
ムギ先輩!」

紬「はあはあ…
あ、梓ちゃんも純ちゃんを…?」

梓「はい、ムギ先輩もですか?」

紬「ええ、とりあえず早く行きましょう」

梓「はい」
562 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:24:02.69 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
エイチ湖


梓紬「」だっ

梓紬「!」

ジュピター「どくづき!」

スカタンク「グアー!」どん!

ラプンーソ(ポッタイシ)「」ばた

ドルアゲス(マネネ)「マネ…」ぐたっ

エヌターク(ストライク)「スト…ライ…」よろっ

純「う…」

ジュピター「あなた弱いわね~
相手にならないわ~
私が強すぎるのかしらね~」

ジュピター「まっ、ユクシーはもらっていくわ
恨むなら自分の弱さを恨むことね」がしっ

ユクシー「きゅー!?」

純「…!!」

ジュピター「んじゃあねえ~♪」

梓「待っ…」

紬「梓ちゃん、今は…」

純「う…」ばたっ

梓「!
純!」

紬「純ちゃん!」
563 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:30:37.63 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
紬「大丈夫…?」

純「は…はい、ありがとうございます…」

純「情けないとこ…見せちゃいましたね」

紬「そんなこと…」

純「私…負けちゃった…」

純「悔しくて…
あのユクシーっていうポケモン…とても嫌がってた…!!
それを黙って見ることしかできなくて、悔しくて…私……」

梓「純…」
564 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:33:22.07 ID:JmxAPQAO
紬「ううん、純ちゃん、私も同じよ」

純「え…」

紬「私も…リッシ湖でアグノムを守れなかったもの…」

梓「私も…完敗だった…」

純「…………よし」

紬梓「?」
565 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:35:46.58 ID:JmxAPQAO
純「私、強くなりたい!もっともっと!
こんな思いするのはもう嫌だ!」

梓「…うん」

紬「ええ」

純「修行しよう!強くなるために!」

紬「おー!」

梓「……なんか」

純「ん?」

梓「やっぱり立ち直り早いよね、純って」

純「なにを今更~」
566 :ぽけもん :2010/10/04(月) 23:38:17.01 ID:JmxAPQAO
梓「まったく、忙しないっていうか…」

純「なにー!?」

梓「でも…それが純の良いところでもあるんだよね」ぼそっ

純「ん?なに?」

梓「な、なんでもない!」あたふた

純「?」

紬「ふふ♪」

―15章完―

571 :ぽけもん :2010/10/06(水) 01:41:26.64 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
キッサキシティ


ポケモンセンター


梓「…それで、寒いからとりあえずポケモンセンターに来ましたけど
修行ってなにをやればいいんでしょう?」

紬「そうねえ…」

純「まあ適当にやればいいんじゃない?」

梓「さっきまでのやる気はどこに!?」
572 :ぽけもん :2010/10/06(水) 01:46:56.09 ID:dadS/MAO
紬「ん?」

???「うう~…寒…いや、寒くない寒くない」

紬「あ!」

???「ん?
あ、紬さん!」

紬「スモモちゃん、久しぶりね」

スモモ「はい、お久しぶりです!
梓さんと純さんも!」

梓「どうもです」

純「…ああ、トバリジムの」

紬「それより、どうしてキッサキシティに?」

スモモ「ちょっとスズナさんに稽古をつけてもらおうと」

紬「頑張り屋さんね~」
573 :ぽけもん :2010/10/06(水) 01:50:14.99 ID:dadS/MAO
スモモ「あ、紬さんはもうグレイシャバッジを?」

紬「このとおりよ!」ばんっ!

スモモ「おおー!」

梓「ってええ!?
いつの間に!」

紬「成り行きでね」

純「へへーん、実は私もゲットしているのだ!」ばんっ!

梓「あー、はいはい
すごいね」

純「私だけ冷たくない!?」

スモモ「あ、そうだ
ここに来る前にシロナさんにトバリシティであなたたちへの伝言を頼まれまして」

紬「なにかしら?」

スモモ「“トバリシティに来て”ですって」
574 :ぽけもん :2010/10/06(水) 01:52:51.81 ID:dadS/MAO
梓「トバリシティ?
なんでまた…」

スモモ「さあ…私は伝えるように言われただけですから」

純「とりあえず、すぐに行った方がいいんじゃない?」

紬「そうね
あ…スモモちゃん、ありがとうね♪」

スモモ「はい!」

梓「じゃあ行きましょうか」

うぃーん
575 :ぽけもん :2010/10/06(水) 02:06:12.98 ID:dadS/MAO
純「遠いなあ…」

紬「頑張りましょう♪」

梓「こうゆう時こそ速く行こうよ」

純「むー…」

純「ん?」

ざっ

プルート「あれがキッサキ神殿か」

ジンダイ「そのようだな」
576 :ぽけもん :2010/10/06(水) 02:09:02.47 ID:dadS/MAO
プルート「あそこに大陸の王が眠っているのか…」

ジンダイ「今すぐ行くか?」

プルート「いや…わしに考えがある
時期が来たら、また来るさ」

ジンダイ「時期ねえ…」

プルート「そういうことだ
今日のところは一旦帰るぞ」

ジンダイ「へいへい」

ざっざっ

純(なんだろう…
なんか怪しいな…)

梓「純?どうしたの?」

純「あ、いやなんでもないなんでもない!」

梓「まったく…ボーッとしてないで、早く行くよ」

純「わかってるって」
577 :ぽけもん :2010/10/06(水) 02:18:43.27 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
ギンガトバリビル


アカギ「……」

ギンガ団員3「アカギ様!」

アカギ「なんだ?」

ギンガ団員3「赤い鎖ですが…まだ時間がかかりそうです」

アカギ「そうか…
どのくらいだ?」

ギンガ団員3「一週間ほどかと…」

アカギ「一週間か…」
578 :ぽけもん :2010/10/06(水) 02:24:17.06 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
トバリシティ


紬「着いたけど…どうすればいいのかしら?」

梓「んー…」

ばっ

紬梓純「!」

キョウ「ファファファ、よくぞ来た
付いてくるがよい」

純「に…忍者?」

紬「忍者…!」

梓「忍者…」
579 :ぽけもん :2010/10/06(水) 02:29:56.76 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
トバリシティ、とある民家


キョウ「ファファファ、連れて来たぞ」

紬梓純「お邪魔しまーす」

シロナ「よく来てくれたわ」

梓「シロナさん!
ナナカマド博士も」

ナナカマド「ああ」

梓「!
シバ先生も…?」

シバ「ああ、他にも右からオーバ」

オーバ「うぃっす」

シバ「デンジ」

デンジ「……よろしく」

シバ「イツキ」

イツキ「どうも」

シバ「ナツメ」

ナツメ「…初めまして」

シバ「そして、キョウだ」

キョウ「ファファファ」
580 :ぽけもん :2010/10/06(水) 02:46:28.33 ID:dadS/MAO
紬「!
イツキさんっていうんですね」

イツキ「んっふ、リッシ湖で会いましたね
あなたのことはシロナさんから聞いていますよ
紬さんですね?」

紬「はい」

梓「知り合いなんですか?」

紬「ええ、ちょっとね…」

紬「そういえば…和ちゃんはどうしたんですか?」

イツキ「それが…どこかに行かれてしまわれて」

紬「そう…なんですか」

イツキ「…まあ、どこに行ったかは大抵予想はつきますがね」

紬「?」

イツキ「おっと、とりあえず今は…
シロナさん、お願いします」

シロナ「ええ」
581 :ぽけもん :2010/10/06(水) 02:51:13.36 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
シロナ「紬ちゃん、梓ちゃん、純ちゃん
あなたたちも知っている通り、アグノム・エムリット・ユクシーがギンガ団の手に渡ったわ」

紬「……」

梓「……」

純「……」

シロナ「それで、これではまずいの…
ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出してしまうわ」

純「ディアルガ、パルキア…?」

梓「純、めんどくさいから今は黙ってて」

純「えー!?」
582 :ぽけもん :2010/10/06(水) 03:00:43.52 ID:dadS/MAO
シロナ「…ギンガ団を止めなきゃいけないの
だから今からギンガ団のところへ…」

梓「い、今からですか?」

紬「いくらなんでも早過ぎるんじゃ…」

ナナカマド「……」

シロナ「いいえ、事は一刻を争うの
ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出す前に…」

がたっ

イツキ「そう急かすことはありませんよ、シロナさん」

シロナ「!」
583 :ぽけもん :2010/10/06(水) 03:16:27.47 ID:dadS/MAO
イツキ「僕も彼女達と同じ意見です」

シロナ「…でも」

イツキ「それに、皆さんに悪い知らせがあります」

ナツメ「……」

イツキ「ゴヨウさんが、ギンガ団に付いています」

シロナ「!?」

オーバ「どういうことだ…?」

デンジ「ゴヨウさんが…?」

シバ「……」

キョウ「……」
584 :ぽけもん :2010/10/06(水) 03:35:53.66 ID:dadS/MAO
シロナ「イツキさん、一体どういう…」

イツキ「どうもこうもありません
ただ単純にゴヨウさんは敵だということです」

イツキ「それを踏まえて、僕に提案があります」

シロナ「…なにかしら?」

イツキ「ギンガ団を止めるのは、ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出した後がいいと思います」

シロナ「そんなことしたら…」

イツキ「もちろん、手が付けられないかもしれません
ですが、考えてみてください
今からギンガ団のところへ行ってみて、戦ったとしても…ユクシー・エムリット・アグノムを盾にされたらどうします?」

シロナ「!」
585 :ぽけもん :2010/10/06(水) 03:38:52.44 ID:dadS/MAO
イツキ「攻撃できますか?
…梓さん、紬さん、純さん?」

梓「で、できません…」

紬「わたしもできないです…」

純「わたしも…」

イツキ「でしょう?
だから、ギンガ団がユクシー達を解放したあと…つまりディアルガとパルキアを呼び出した後に戦うしかないのです」

シロナ「…なるほどね
でも、ギンガ団がユクシー達を解放しなかったら?」
586 :ぽけもん :2010/10/06(水) 03:53:59.75 ID:dadS/MAO
イツキ「…まあ、そこまでは対策もできませんが
…それより、ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出すまでの間になにをするかが問題です」

シロナ「……」

梓「あ…あの」

イツキ「はい?」

梓「それについては、私達からお願いがあるんですけど…」

イツキ「なんでしょう?」

梓「じゅ、純!」ぐいっ

純「わ、私!?」
587 :ぽけもん :2010/10/06(水) 04:09:29.45 ID:dadS/MAO
梓「純が最初に言い出したんでしょ」

純「う…分かったよ
えと…私達、修行をしたいんですけど…」

シロナ「修行…?」

紬「はい
私達、アグノム達を助けられなくて…それが悔しくて、もっと強くなりたい…って」

ナナカマド「……」

イツキ「…厳しいことを言うようですが、あなた方3人がこの中で1番実力が下なのは明白…」
588 :ぽけもん :2010/10/06(水) 04:27:09.60 ID:dadS/MAO
イツキ「それに、あなた方が世界を救う…と」

紬梓純「え?」

イツキ「んっふ、いえいえ、僕の勘ですよ
気にしないでください」

紬梓純「?」

イツキ「さて、と…
僕は大賛成ですが
皆さんはどうでしょう?」
589 :ぽけもん :2010/10/06(水) 04:31:40.09 ID:dadS/MAO
シバ「俺は構わん」

キョウ「ファファファ、私も賛成ぞ」

オーバ「いいと思うぜ」

デンジ「……賛成」

ナツメ「私も賛成よ」

ナナカマド「構わない」

シロナ「ええ、いいわよ」

イツキ「んっふ、では修行をするということで」

梓「ありがとうございます!」

紬「お世話になります~♪」

純「お願いします!」
590 :ぽけもん :2010/10/06(水) 04:36:01.65 ID:dadS/MAO
オーバ「でも、誰が誰を修行するかってどうやって決めるんだ?」

ナツメ「それなら心配ないわ
ユンゲラー!」ぽん!

ユンゲラー「ユンー」

キョウ「なにをする気だ?」

ナツメ「見てなさい
ユンゲラー、アレを配って」

ユンゲラー「ユン!」ぱっ

皆「!」ぱしっ

オーバ「スプーン…?」
591 :ぽけもん :2010/10/06(水) 04:44:49.44 ID:dadS/MAO
ナツメ「それを今からユンゲラーの技で曲げるわ
それで曲がった方向がお互い向き合った人がペアよ」

イツキ「んっふ、なるほど」

ナツメ「じゃあ始めるわね
“運命のスプーンまげ”!!
ユンゲラー、スプーンまげ!」

ユンゲラー「ユン!」ばっ
592 :ぽけもん :2010/10/06(水) 04:53:08.57 ID:dadS/MAO
ばきっ

紬「あ!」

イツキ「!
…んっふ」

デンジ「!
……」

ばきっ

純「曲がった…!」

キョウ「!
ファファファ」

ナツメ「!
……」

ばきっ

梓「あっ…!」

シバ「!
む…」

オーバ「!
おっ…」

ナツメ「…決まったわね」
593 :ぽけもん :2010/10/06(水) 05:03:31.53 ID:dadS/MAO
―紬・イツキ・デンジ―

―純・キョウ・ナツメ―

―梓・シバ・オーバ―

ナツメ「これで修行を行うわ」

シロナ「私とナナカマド博士のスプーンが曲がらなかったわ」

ナツメ「それは、スプーンが修行以外に違うことをするように命じてるんだと思うわ」

シロナ「違うことを?」

ナナカマド「……?」

シロナ(修行以外のこと…)
594 :ぽけもん :2010/10/06(水) 05:10:31.10 ID:dadS/MAO
イツキ「まあ、とにかく早速修行を始めましょうか」

デンジ「…待ってくれ」

イツキ「?」

デンジ「修行できる時間はどのくらいなんだ?
ギンガ団が動き始めるまでの時間はそんなに長いのか?」

オーバ(珍しくデンジが長い台詞を!)

キョウ「ファファファ、それなら大丈夫だ
私がギンガ団について調べていたところ、赤い鎖を作るには丸一週間はかかるそうだからな」

デンジ「…なら、大丈夫か」

イツキ「んっふ、では改めまして…
修行、開始です」

598 :ぽけもん :2010/10/06(水) 22:34:06.40 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
イツキ「さて、それではよろしくお願いします
紬さん」

デンジ「…よろしく」

紬「はい、こちらこそ~♪」ぺこっ

イツキ「んっふ、それで修行のことですが…
まずどこでやるか、場所を決めましょうか」

デンジ「なにかあてがあるのか?」

イツキ「ええ、そうですとも
お二人とも、こちらに来て下さい」
599 :ぽけもん :2010/10/06(水) 22:37:47.77 ID:dadS/MAO
デンジ紬「」ざっざっ

イツキ「すみませんが、僕を真ん中にするように手をつなぎ、しばしの間目を…」

デンジ「待ってくれ」

イツキ「!
なんでしょう?」

デンジ「場所を移すというなら、その前に…」かち

紬「!」ぽん!

リン(ルクシオ)「ルーク…?」

紬「え…、なにを…?」

デンジ「……君が電気タイプを持ってることが分かってね
なぜなら、俺は電気タイプのエキスパートだから」
600 :ぽけもん :2010/10/06(水) 22:40:58.61 ID:dadS/MAO
デンジ「…俺がこのルクシオ、特訓させておいてあげるよ」

紬「!」

デンジ「どうだい?その方が効率はいいと思うが…」

紬「ぜひよろしくお願いします!」

イツキ「僕にもその方がありがたいですね」

デンジ「よし、わかった
では俺は一旦ナギサシティに戻るね」

紬「リンをよろしくお願いします!」

デンジ「ああ」たたっ
601 :ぽけもん :2010/10/06(水) 22:44:01.36 ID:dadS/MAO
イツキ「…では、先程の続きを」

イツキ「僕と手をつなぎ、しばしの間目を閉じていてください」

紬「はい…」

たっ たっ たっ

ぴたっ

イツキ「もうけっこうです」

紬「」ぱちっ

紬「!?」

イツキ「…驚きましたか?
ここは、次元断層の隙間で僕達の世界とは隔絶された…閉鎖空間という場所です」

紬「閉鎖空間…?」
602 :ぽけもん :2010/10/06(水) 22:51:55.47 ID:dadS/MAO
イツキ「ええ、説明している時間はありませんが…それに詳細は不明
僕達が住む世界とは少しだけズレたところにある違う世界……とでも言いましょうか」

紬「よくはわかりませんけど…
とりあえずここで修行をするんですね」

イツキ「はい」

紬「それで、どのような修行を?」

イツキ「それはですね…」

ずうううん…ずうううん…

紬「?」

ずうううん…!

???「ゴオオオ!!」

紬「!?
お、大きいゲンガー…!?」
603 :ぽけもん :2010/10/06(水) 22:58:05.63 ID:dadS/MAO
イツキ「いえ、あれは神獣と呼ばれる生き物です」

紬「神獣?」

イツキ「神獣は戦うことだけを本能にここにいます
ですが、閉鎖空間には誰もいない…
それもあり、僕のようなエスパータイプの専門家が神獣と戦い、修行をするようにしてましてね」

紬「じゃああの神獣を倒すことが修行ですね!」

イツキ「はい
…別の世界の閉鎖空間では神人なるものがいるみたいですが、それはまあいいでしょう」

紬「?」
604 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:00:18.12 ID:dadS/MAO
イツキ「それで、どうやって倒すかですが…
フーディン!」ぽん!

フーディン「フー!」

イツキ「行きますよ!」だっ

フーディン「」だっ

イツキ「きあいだま!」

フーディン「」しゅうう…

イツキ「ふんもっふ!!」
605 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:03:48.00 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
ちかつうろ


純「うわ~、ここがシンオウ全体に広がるちかつうろ!
一回行ってみたかったんだよね~」

キョウ「ファファファ、遊びにきたのではないぞ」

純「分かってますって
修行…ですよね?」

キョウ「分かっているならよいが」

ナツメ「それで、ちかつうろでする修行内容って?」
606 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:13:06.18 ID:dadS/MAO
キョウ「ファファファ、私は忍者だ」

純(ホントに忍者だったんだ)

キョウ「ここ、巨大なちかつうろで忍の極意を佐々木純、お前に教える」

純「鈴木純です!
純でいいですよ」

純「ていうか忍者になれるんですか!?」

キョウ「愚か者、一週間で忍者になれるわけがなかろう
忍者の卵程度だ」

純「えー…」
607 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:26:04.89 ID:dadS/MAO
キョウ「つべこべ言わず、修行をするぞ」

ナツメ「…忍者ってことは、私は何も教えれないわね」

ナツメ「純、あなたエスパータイプを持ってる?」

純「あ…はい、マネネを…」

ナツメ「じゃあ私が預かって鍛えておくわ」

純「あ、お願いします」さっ

ぱしっ

ナツメ「……」たったっ
608 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:28:30.08 ID:dadS/MAO
キョウ「純、他にはどんなポケモンを持っている?」

純「えっと…
出てきて!」ぽん!

ラプソーン(ポッタイシ)「ポッタ!」

エヌターク(ストライク)「ストライー!」

キョウ「ポッタイシにストライクか…」

キョウ「…まずは戦ってみて実力をみようか
ストライクを使うがよい」

純「はい!
エヌターク!」

エヌターク「ストライー!」

キョウ「では…ベトベトン!」ぽん!

ベトベトン「ベートベトー!」
609 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:31:02.92 ID:dadS/MAO
純(よおーし、相手は鈍足…
エヌタークのスピードなら…)

純「エヌターク、こうそくいどう!」

エヌターク「ストライ!」しゅばっ

ベトベトン「!」

純「きりさく!」

エヌターク「」ざきいい!

ベトベトン「!」

純「よし!」

キョウ「ファファファ、よく見てみるがよい」

純「え…?」
610 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:35:09.34 ID:dadS/MAO
ベトベトン「ベートベト!!」ぼん!

エヌターク「!?」

キョウ「ベトベトンの体の弾力性は物理攻撃を吸収する!
どんなに攻撃しても無意味ということだ!
ベトベトン、ヘドロこうげき!」

ベトベトン「ベートベトー!」ぶんっ!

エヌターク「ストライ!?」じゅわあ…

純「エヌターク!」

キョウ「ファファファ、このぐらいだな…
戻れ、ベトベトン」しゅうう

純「!」
611 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:38:14.77 ID:dadS/MAO
キョウ「今度はポッタイシだ
準備をしろ」

純「…エヌターク、戻って」しゅうう

純「ラプソーン!」

ラプソーン「ポッタ!」

キョウ「コンパン!」ぽん!

コンパン「コン、パン」

キョウ「コンパン、しびれごな!」

コンパン「」しゅしゅ!

純「うずしおで吹き飛ばせ!」

ラプソーン「」ぶしゃああ!

キョウ「!」

純「つつく!」

ラプソーン「」つきっ!

コンパン「!?」

効果は抜群だ!

純「よし!」
612 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:44:03.88 ID:dadS/MAO
キョウ「…ほう、なかなかのつつくだ
だが…」

キョウ「これはどうかな?
サイケこうせん!」

コンパン「」うおおおん!

ラプソーン「!」きいいん…

純「大丈夫?ラプソーン
…ちょっと効いたみたいですけど、大ダメージには至りませんでしたね
ラプソーン、またつつく!」

ラプソーン「ポッタ…」びりり

純「!?」

キョウ「ファファファ」

純「!」
613 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:49:10.58 ID:dadS/MAO
キョウ「先程のサイケこうせんにはしびれごなを混ぜていたのさ
こんな技の使い方もあるのだ」

ラプソーン「ポッタ…」びりり

純「うぐ…
ま、まいりました…」

キョウ「ファファファ、負けはしたがなかなかのバトルセンスだったぞ」

純「ありがとうございます!」

キョウ「少なくとも私よりはな…」

純「へ?」

キョウ「いや、なんでもないさ」

純「?」
614 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:53:21.01 ID:dadS/MAO
キョウ「さて…ポッタイシ・ストライク、何を重点的に教えたらいいかは把握した」

キョウ「まずポッタイシは、合成技…
そしてストライクには忍法を教えよう」

純「ごうせいわざ?
にんぽー?」ぽかーん

キョウ「まあ、聞くより実際にやってみることだ
始めるぞ」

純「はい!」
615 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:56:55.47 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
トバリジム


オーバ「かーっ!
ジム貸し切りなんてすげーなあ、おい」

梓「本当ですよね…
どうしたんですか?」

シバ「ああ、ここのジムリーダー・スモモとは修行仲間だからな
キッサキに出掛ける際に断っておいたのさ」

梓「え…でもその時は修行のこと知らなかったんじゃ…」

シバ「いや、元々自主トレーニングをする気だったんだ」

梓「そうだったんですか」
616 :ぽけもん :2010/10/06(水) 23:59:44.93 ID:dadS/MAO
シバ「…というより梓、またお前に教える時がくるとはな」

梓「はい
私も予想してませんでしたよ」

シバ「剛の奥義…
あの時はお前は幼かったから仮にしかできなかったが…
ついに真に教える時が来たな」

梓「…!!」

シバ「梓、お前に俺の全てを授ける」

梓「はい、お願いします…!」

オーバ(俺、なにすりゃいいんだろ…)
617 :ぽけもん :2010/10/07(木) 00:06:30.17 ID:DmFVJsAO
―――――――――――――――――――
ロストタワー


さわ子「キクコさん、私達全員を集めたわけって?」

キクコ「フェフェフェ、悪夢を見せるポケモンって聞いたことがないかい?」

リョウ「なんですか、それ」

さわ子「私は知ってるかも…
確か悪タイプのポケモンで、名前は…ええと」

キクコ「…ダークライだよ」

さわ子「それ!」
618 :ぽけもん :2010/10/07(木) 00:08:53.32 ID:DmFVJsAO
リョウ「ダークライって?」

キクノ「さっきキクコが言った通り、悪夢を見せるポケモンさ」

リョウ「悪夢を…見せる?」

キクコ「ダークライの特性、ナイトメア
ダークライの技、あくむ…
どちらも眠っている人やポケモンに悪夢を見せるものだよ
それでダークライは悪夢を見せるのさ」
619 :ぽけもん :2010/10/07(木) 00:17:41.27 ID:DmFVJsAO
さわ子「それでダークライと私達を集めたわけになんの関係があるの?」

キクコ「フェフェフェ
さわ子、リョウ…世界を手に入れてみたいと思わないかい?」

さわ子・リョウ「え…?」

さわ子「今なんて…」

キクコ「世界を手に入れてみたいと思わないかい?と言ったんだよ」

リョウ「それってどういうことですか…?」

キクコ「……世界中の人々に悪夢を見せたらどうなると思う?」

リョウ「え…」
620 :ぽけもん :2010/10/07(木) 00:21:11.28 ID:DmFVJsAO
キクコ「夢というのは影響力が大きくてね
それを操作するだけで世界を征服できてしまうのさ」

リョウ「……」

キクコ「……つまり、ダークライを使って世界を征服しないか?って聞いているのさ」

さわ子・リョウ「!!」

―16話完―

631 :ぽけもん :2010/10/09(土) 00:13:08.03 ID:DjJorIAO
リョウ「世界征服って…」

さわ子「…なんでそんなこと」

キクコ「……」

さわ子「…冗談でしょ?悪い冗談よ…」

キクノ「冗談じゃないさ
私達は本気さ」

さわ子・リョウ「……」

キクコ「あんた達と会う前から決めていたことだよ」

さわ子「嘘…」
632 :ぽけもん :2010/10/09(土) 00:15:42.04 ID:DjJorIAO
リョウ「そ、そんなの…そんなの嘘だ!」

キクコ「なんだい?
あんた達…私達の仲間じゃないのかい?」

さわ子「……」

キクノ「ずっと昔からの付き合いじゃないか」

リョウ「無理ですよ…
僕は四天王なんですよ
悪の味方なんて…」

キクノ「ほう、私達を裏切るってわけかい」

リョウ「裏切るなんて…裏切ったのはそっちの方でしょ…」

キクコ「大体、悪って決め付けるなんてひどいじゃないか
偏見じゃないかい?」

リョウ「世界を征服するなんて、悪に決まってる!
僕は悪を許さない!たとえそれが…信頼してた人だとしても!」かちゃ
633 :ぽけもん :2010/10/09(土) 00:19:59.83 ID:DjJorIAO
リョウ「ドラピオン!」ぽん!

ドラピオン「ギヤー!」

キクコ「…私達とやり合おうっていうのかい
かーっ、泣けてくるね
慕ってくれた後輩が私に牙を剥くとは
………面白いじゃないか」

キクコ「ゲンガー!」ぽん!

ゲンガー「ゲーンガー!」

キクノ「ドサイドン!」ぽん!

ドサイドン「ガオー!」

リョウ「さわ子さん!一緒に戦ってください!」

さわ子「え…あ、ええ…
…マリア!」ぽん!

マリア(ムウマージ)「マージ!」

さわ子「……」

さわ子「……」ぎゅっ
634 :ぽけもん :2010/10/09(土) 00:25:27.23 ID:DjJorIAO
――――――――――――――――――
ギンガ団倉庫


ジンダイ「でよー、いつになったら動くんだよ?」

プルート「わしはギンガ団の研究員だ
ギンガ団の研究のことは全て知っている」

ジンダイ「?」

プルート「…やつらが今作っている赤い鎖というもの、それを作るには一週間はかかるんだ
だから一週間後に動くぞ」

ジンダイ「はあ?一週間後って、間に合わねえじゃねえか!ギンガ団が世界を崩壊させるのに!
お前、ギンガ団が新世界を創る前に世界を崩壊させるって言ってなかったか!?」
635 :ぽけもん :2010/10/09(土) 00:31:45.49 ID:DjJorIAO
プルート「ふん、だからわしには考えがあると言ったじゃろう
ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出す…ならそれを倒せばいいだけのこと
……大陸の王・レジギガスでな」

ジンダイ「…くく、なるほどな」

―――――――――――――――――――
カンナギタウン


ナナカマド「懐かしいな、長老は元気か?」

シロナ「ええ、相変わらず元気ですよ
でもまあ、今は会うより優先するべきことがありますけど」
636 :ぽけもん :2010/10/09(土) 00:42:26.63 ID:DjJorIAO
ナナカマド「ああ
それで、分かったのか?
私達がなにをすればよいか」

シロナ「はい
…みんなが行った後、スプーンが突然曲がったんですよ
このカンナギの方向に」

ナナカマド「……」がさがさ

ナナカマド「今は、カンナギにいるから曲がってはいないか…
ん?」ばきっ

ナナカマド「!」

シロナ「…やっぱり、そうなんだ」

ナナカマド「む?」

シロナ「そのスプーンが向いている方向…
そこに、カンナギの遺跡が…」

ナナカマド「ふむ」

シロナ「シンオウ神話をもっと知ることがスプーンに導かれた私達の運命じゃないのかと」

ナナカマド「確かに、シロナ君はともかくとして博士の私がバトルの運命などおかしいものだ
博士の私と神話を研究しているシロナ君、この二人だからこその運命と言ってもいいのだろうな」

シロナ「…とりあえず中へ入ってみましょうか」
637 :ぽけもん :2010/10/09(土) 03:20:36.42 ID:DjJorIAO
―――――――――――――――――――
閉鎖空間


どおおおん!

神獣「ギャアアア…」しゅうう

フーディン「」たっ

イツキ「…まあ、こんなものですね」

紬「」ぽかーん

イツキ「どうしました?」

紬「ふんも…?」

イツキ「…えー、あれはその掛け声みたいな感じです」
638 :ぽけもん :2010/10/09(土) 03:56:33.23 ID:DjJorIAO
紬「……」

イツキ「…今度はどうしました?」

紬「……です」

イツキ「はい?」

紬「すごいいいです!」ぱああ…!

紬「ぜひ!教えてください!!」ずいっ

イツキ「あ…はい、まあ最初からそのつもりでしたがね」

紬「わ~っ♪
ふんっ!ふんもふ!ふんもふ!」ぶんっ ぶんっ

イツキ「もう少し腕の角度をこうして…
そして“ふんもふ”ではなく、“ふんもっふ”ですね」

紬「ふんっ!ふんもっふ!!」ぶんっ

イツキ「んっふ、“ふんっ”は要りませんよ
でもいい調子ですよ」

紬「はい!」
639 :ぽけもん :2010/10/09(土) 04:02:01.71 ID:DjJorIAO
イツキ「…そういえば、紬さんはどのようなポケモンをお持ちでした?」

紬「ルクシオは今はいませんけど…
あとはこの2匹です!」ぽん!

レン(ドンファン)「バオー!」

ルカ(オクタン)「オークタン」

イツキ「…ふむ、オクタンならあの技(ふんもっふ)をできそうですが
ドンファンはどうしましょうか…」

イツキ「せめてエスパータイプがいればよいのですが…」
640 :ぽけもん :2010/10/09(土) 04:17:50.01 ID:DjJorIAO
???「マネネ、サイコキネシス!」

マネネ「マーネネ!」うおおおん

神獣「ゴオオオ…!」しゅうう

イツキ「!」

???「ふう…
いいわよ、マネネ…ええと、ドルアゲスだったっけ?」

ドルアゲス「マーネネ!」

イツキ「…ナツメさん!」

ナツメ「ん?
あら、イツキじゃない」

ナツメ「紬さんも」

紬「紬でいいですよ♪」

ナツメ「そう」
641 :ぽけもん :2010/10/09(土) 04:35:34.68 ID:DjJorIAO
イツキ「どうも、ナツメさん
あなたも修行を?」

ナツメ「ええ、純のマネネを鍛えてるのよ」

紬「わあ、ホントね♪純ちゃんのマネネ!」

ドルアゲス「マーネネ!」

ナツメ「あなた達もここで?」

イツキ「ええ、そうですとも」

ナツメ「…そういうこと、なら手を貸せるわ」

紬「?」
642 :ぽけもん :2010/10/09(土) 05:04:16.10 ID:DjJorIAO
イツキ「んっふ、流石ナツメさんですね」

紬「?」

ナツメ「エスパータイプなら私があげるわ
必要なんでしょ?」

紬「??
なんでそのことを…?」

イツキ「おっと、言い忘れてましたね
ナツメさんはエスパータイプのエキスパートでありながら、自身も超能力者なんです」

紬「そうなんですか!?」

ナツメ「ふふ、驚いた?
だから私は相手の考えてることが分かるのよ、ちょっとだけね」

紬「わあ~…」ぱああ…!

ナツメ「随分嬉しそうね」

紬「私、一度超能力者さんに会うのが夢だったんです~♪」

ナツメ「そうだったの」
643 :ぽけもん :2010/10/09(土) 05:07:05.44 ID:DjJorIAO
紬「あれ?これは分からなかったんですか?」

ナツメ「私が知ろうとしたものしか知れないのよ」

紬「そうなんですか?」

イツキ「話はここまでにしましょう
ナツメさん、エスパータイプのポケモンをくださる…とは?」

ナツメ「そのままの意味よ」かちゃ

ナツメ「ユンゲラー、あなたにあげるわ」すっ

紬「え!?い、いいんですか?」

ナツメ「もちろん、それに遠慮するほど事態はいいものじゃないわ」
644 :ぽけもん :2010/10/09(土) 05:18:44.79 ID:DjJorIAO
紬「で、でも…」

ナツメ「…しょうがないわね」ぽん!

ユンゲラー「ユン…!」

ナツメ「これを見て」

紬「?」

ユンゲラー「」ばきっ

紬「!
スプーンが…?」

ナツメ「ええ、曲がってるわね
あなたの方に」

紬「それって…」

ナツメ「スプーンが示しているのよ
ユンゲラーをあなたに授けなさいってね
ユンゲラーも運命もそれを望んでるのよ」

紬「……」
645 :ぽけもん :2010/10/09(土) 05:36:58.22 ID:DjJorIAO
ナツメ「これは決められたことなのよ
するべきじゃなくて、しなければならない」

イツキ「んっふ、どうします?紬さん」

紬「……
じゃあ……喜んで♪」

ナツメ「ふふ…
イツキが言ったことは確かかもね」

紬「?」

ナツメ「あなたと純、梓…3人が世界を救う
ユンゲラーのことからも分かるわ
…楽しみにしているわ、頑張ってね
じゃあ私はこれで」

紬「ありがとうございました♪」

イツキ「……んっふ」
646 :ぽけもん :2010/10/09(土) 05:40:00.20 ID:DjJorIAO
―――――――――――――――――――
イツキ「では、ユンゲラーももらったことですし修行を再開しましょうかね」

紬「んー…」

イツキ「どうなされました?」

紬「…ユンゲラーのニックネームを決めようと思って~」

イツキ「ほう、それで決めたんですか?」

紬「ユリゲr」

イツキ「却下で」
647 :ぽけもん :2010/10/09(土) 05:42:37.96 ID:DjJorIAO
―――――――――――――――――――
ちかつうろ


キョウ「まず、合成技とは…」

純「ふむふむ」かきかき

キョウ「……」

純「?」

キョウ「メモするとは意外だな」

純「どういう意味ですか!?
私はこう見えて、大事なことはメモするんです!
もうメモ帳なんて3冊にまで及びましたよ!」

キョウ「威張るほどでもないではないか
というか何をそんなに書いているのだ?」ぱらっ…

純「ああ!?見ちゃダメですって!!」
648 :ぽけもん :2010/10/09(土) 05:54:31.27 ID:DjJorIAO
キョウ「…」ぴらっぴらっ

キョウ「…落書きばかりだな」

純「うっ…」

キョウ「…」ぴらっ

キョウ「む!?」じっ

純「…?」

キョウ「これは…?」

純「ん?
ああ、トレーニング内容ですよ」
649 :ぽけもん :2010/10/09(土) 06:11:16.34 ID:DjJorIAO
キョウ「これを毎日やっているのか?」

純「…やってないですけど」

がくっ

キョウ「やってないのか!!
メモの意味がないだろう!」

純「いや~、書いとけって言われてしかたなく」

キョウ「…誰にだ?」

純「父親にですけど…」

キョウ「父親?
お前の父は何者なのだ?こんなしっかりとしたトレーニングを考える者など…」

純「ええと…よく分からないんですけど、フロンティアブレーン?って聞いてますけど」

キョウ「!!」
650 :ぽけもん :2010/10/09(土) 06:33:49.25 ID:DjJorIAO
キョウ(フロンティアブレーン…!
ポケモンバトル専門の実力者!
なるほど…だからこのバトルセンス…)

キョウ「純!」

純「はい?」

キョウ「今からこのトレーニングを実行するぞ!」

純「ええ!?」
651 :ぽけもん :2010/10/09(土) 06:41:59.33 ID:DjJorIAO
――――――――――――――――――――
トバリジム


梓「はあああああ…
はあ!!ピヨピヨパンチ!」

ミミちゃん「ミミー!」しゅっ

シバ「……」

どおおおん!!

カイリキー「カイ…」ぐぐ…

ミミちゃん「!?」

カイリキー「」ぶんっ

ミミちゃん「ミッ…!」

どがん!!

梓「ミミちゃん!」

ミミちゃん「ミミ…」
652 :ぽけもん :2010/10/09(土) 06:49:38.62 ID:DjJorIAO
シバ「…今のはあてみなげだ
あてみなげは相手の力を利用して投げ飛ばす
言わば、柔の奥義」

梓「柔の奥義…?」

シバ「剛の奥義と対をなすものだ
まあ、今は剛の奥義に集中しろ」

シバ「休憩に入るぞ
ほら、キズぐすりだ
ミミロルに使ってやれ」

梓「ありがとうございます!」

シバ「……」ざっざっ

梓「大丈夫?ミミちゃん
今治してあげるからね」

ミミちゃん「ミミ…」

しゅうううう
653 :ぽけもん :2010/10/09(土) 06:52:06.96 ID:DjJorIAO
オーバ(暇だ……
……何か俺にできることはないのか?俺、ただここにいるだけだし…
というより今は空気…
誰も気に留めないぜ?
くそ……
!…そうだ!
よし、とりあえず修行が終わったら…)たっ

オーバ「シバ!」

シバ「ん?」

オーバ「あのな…」

――――――――――――
シバ「なるほど…
よし、分かった」

シバ「梓は飲み込みが速い
すぐに修行も終わるだろう」

オーバ「オッケー!
あとは俺に任せときな!」
654 :ぽけもん :2010/10/09(土) 07:09:58.97 ID:DjJorIAO
――――――――――――――――――――
カンナギ遺跡


ナナカマド「ふむ…特に知らないことはないな」

シロナ「そうですね…」

???「おや?ナナカマドにシロナじゃないか」

ナナカマド「!」

シロナ「おばあちゃん!」

ナナカマド「お久しぶりですな、長老」

シロナ婆「ああ
…こんなところでなにをしてるんだい?」

シロナ「実は、シンオウ神話についてね」

シロナ婆「神話?」

―――――――――――――――――――――
シロナ婆「なんだ…そういうことなら早く言えばいいのにね」

ナナカマド「知っておられるんですか?もっと詳しく」

シロナ婆「ああ、もちろん」

シロナ婆「…アルセウスって知っているかい?」

―17章完―

663 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:00:12.10 ID:UpMzIQAO
三日後


―――――――――――――――――――
梓「ふう…」

シバ「よくやったぞ
剛の奥義、会得したな!」

梓「え…?もう修行は…」

シバ「オーバから何かあるようだぞ」

梓「?」

オーバ「さあ、行こう!第二の修行の場へ!」
664 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:04:20.20 ID:UpMzIQAO
―――――――――――――――――――
サバイバルエリア


梓「サバイバルエリア…ですか?」

オーバ「そうだ
ここは強い野生ポケモンがよく出るから特訓するには持ってこいだ」

梓「ここで修行をするんですか?」

オーバ「いいや、違う
修行場所はまた違うところさ」
665 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:08:26.23 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――
ハードマウンテン


梓「あ…あつい…」

オーバ「へっへ、そりゃあここは噴火で流れでた溶岩のすきまが巨大な洞窟となっているハードマウンテンだからな!
溶岩の熱気だろ!」

梓「こんなところで修行するんですか…?暑すぎますよ…寧ろ熱すぎです…」

オーバ「まあまあ、すぐ慣れるって!」

梓(慣れるの…?)
666 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:10:25.42 ID:UpMzIQAO
オーバ「ん?あ、いたいた!
おーい!」

???「!
あ、オーバさん!」

オーバ「久しぶりだな!」

梓「あのオーバさん、この人は…?」

オーバ「ああ、こいつはバク!
今回、このハードマウンテンを案内してくれる!」

バク「よろしくな!」

梓「あ、はい」
667 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:14:26.90 ID:UpMzIQAO
オーバ「んじゃ、俺はこれで」

梓「ええ!?
オーバさん、帰るんですか!」

オーバ「まー俺いる意味ねーし?
んじゃあな!」

梓「ちょっと待っ…」

梓「……」

バク「あ~、んじゃあ…行こうか?」

梓「……はい」
668 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:17:21.22 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――――
梓「……」てくてく

バク「……」ざっざっ

梓「……」てくてく

梓(無言……!
どうしよう…)

バク「あのさあ」

梓「は、はいっ!?」

バク「今から、あるお方に会いにいくんだけどさ
そのお方、実力認めた奴にしか修行してくれなくてなー
実際、あんた強いわけ?」

梓「え…えっと…」
669 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:24:33.29 ID:UpMzIQAO
ばっ!

マグカルゴ「マグウ!!」

バクーダ「ゴアアア!!」

梓「!!」

バク「よおし、ちょうどいい!
あんたの実力、見せてもらおうか!
俺と組んでこいつら倒すぞ!」ぽん!

ネンドール「ネーン」

梓「そういうことなら…」ぽん!

梓「さわちゃん、頼むよ!」

さわちゃん「ダーイライ!」
670 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:30:21.71 ID:UpMzIQAO
マグカルゴ「マグウ!」ぼん!

バク「!
気をつけろ!マグカルゴのふんえんだ!」

梓「さわちゃん、まわしげり!」

さわちゃん「テイテイ!」ぶんぶん!

げしっ!げしっ!

マグカルゴ「マグウ!?」

バク「!」

バク(まわしげりでふんえんを蹴り飛ばして…!)

バク「へっ!
なかなかやるじゃねえか!」

梓「えへへ…」

バクーダ「ゴアアア!!」だだだだだ!

梓「!?」
671 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:32:31.15 ID:UpMzIQAO
バク「ネンドール、リフレクター!」

ネンドール「」うぃん

きいいん!!

バクーダ「!?」どざあっ

バク「よそ見はいけねえぜ!」

梓「あ、ありがとうございます!」

マグカルゴ「マグウ…!」

バクーダ「グルル…!」

バク「よし、決めるぜ!」

梓「はい!」
672 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:35:14.87 ID:UpMzIQAO
バク「いわなだれ!!」

ネンドール「ネーン!」

どどどどどどどど!!!

梓「さわちゃん!いわくだきから、まわしげり!」

さわちゃん「テイ!」だっ

ばきっばきっ!

さわちゃん「テイテイテイテイ!!」ぶんぶん!

どががががががが!!

マグカルゴ「マグウ!?」

バクーダ「ゴアアア!!」

梓「インファイト!!」

さわちゃん「テイテイテイテイ!!」どだだだだだだだ…

どがああああああん!!

バクーダ「」ばたっ

マグカルゴ「」ばたっ

バクーダとマグカルゴは倒れた

梓「よしっ!」
673 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:42:40.22 ID:UpMzIQAO
バク「へへっ!強いなあ、あんた!」

梓「いえ、そんなことないですよ…
それにバクさんだって」

バク「俺が強いのは当たり前だ!」どんっ

梓「」

バク「でも、これならあのお方も認めてくれるかもな」

梓「あの…さっきから言ってるあのお方って?」

バク「へへ…
このハードマウンテンを牛耳る伝説ポケモン、ヒードランのことだ!」

梓「ヒードラン?」
674 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:50:04.74 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――――
閉鎖空間


紬「今よ、ユリ!
きあいだま!!」たっ

ユリ(ユンゲラー)「ユン!」こお…

紬「ふんもっふ!!」

ユリ「」どんっ!

神獣「ゴオオオオオ…!」しゅうううう…

紬ユリ「」たっ

紬「ふう…」

ぱちぱちぱち

紬「!」
675 :ぽけもん :2010/10/11(月) 10:56:11.59 ID:UpMzIQAO
イツキ「いいですよ、紬さん
だいぶ物にしてきましたね」

紬「ありがとうございます!」

イツキ「それで、次は…」

紬「ユリ、やったわ!褒められたよ♪」

ユリ「ユンユン!」

紬「♪」

イツキ「……あの」

紬「え?あっ!す、すみません!」

イツキ「いや、まあいいのですが」

紬「それで、なんですか?」
676 :ぽけもん :2010/10/11(月) 11:09:25.73 ID:UpMzIQAO
イツキ「はい
ふんもっふもだいぶできてきましたし、次の技を教えようかと」

紬「お願いします!」

イツキ「では…」

紬「」わくわく

イツキ「……」

イツキ「フーディン!」ぽん!

フーディン「フー!」

イツキ「バリアー!」

フーディン「」うぃん

イツキ「」ばっ

イツキ「…」きっ

紬「」わくわく

イツキ「……」

紬「」わくわく

イツキ「…終わりです」

紬「えっ」
677 :ぽけもん :2010/10/11(月) 11:16:46.84 ID:UpMzIQAO
イツキ「…」

紬「これだけ…ですか?」

イツキ「これだけです」

紬「他に…もっとこう、アクションとか…」

イツキ「ありませんね」

紬「……」

イツキ「……」

イツキ(…なんかすみません)
678 :ぽけもん :2010/10/11(月) 11:27:16.19 ID:UpMzIQAO
イツキ「ではやってみましょう」

紬「はい、ユリ!
バリアー!」

ユリ「」うぃん

紬「……これでいいんですか?」

イツキ「ふむ…
僕の手本を見ていてください
違いがわかるはずです」

イツキ「バリアー!」

フーディン「」うぃん

イツキ「」ばっ

イツキ「…」きっ

紬「あ…」
679 :ぽけもん :2010/10/11(月) 11:35:37.73 ID:UpMzIQAO
イツキ「分かりましたか?」

紬「バリアーをすると同時に両手を上げて…最後に恐い顔をしてます!」

イツキ「んっふ、その通り…正解です
ではまたやってみましょう」

紬「はい!
バリアー!」

ユリ「」うぃん

紬「」ばっ

紬「…」きっ

イツキ「いいですよ、できてます」

紬「…」

紬「あの…これにはどういう意味が?」

イツキ「意味はありません」

紬「ないんですか?」
680 :ぽけもん :2010/10/11(月) 11:48:41.73 ID:UpMzIQAO
イツキ「気分です
あとは…お察しください」

紬「?」

イツキ「まあこれについてはここまでです
次にいきましょう」

イツキ「では、ドンファンを出してください」

紬「はい!」ぽん!
681 :ぽけもん :2010/10/11(月) 11:59:09.02 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――――
ちかつうろ


純「はあはあ…」たった

エヌターク(ストライク)「ストライ…」たった

ラプンーソ(ポッタイシ)「ポッタ…」たった

キョウ「ほら、もっと走らんか!」

純「ふええ~…」
682 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:02:06.88 ID:UpMzIQAO
――――――――――――
純「はあはあ…」ぜえぜえ

キョウ「よし、まあ走りはここら辺でいいだろう」

純「ていうか…いつまで…このトレー…ニング…続けるんですか…?」

キョウ「…そうだな
もう一週間の半分ほど…そろそろ忍の修行をしてもいい頃かな」

純「本当ですか!」

キョウ「嬉しそうだな」
683 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:08:24.47 ID:UpMzIQAO
純「だって忍者になれるんですよ~♪」

キョウ「だから卵だと言っておろうが」

純「まあまあ
じゃあ早速、よろしくお願いします!」

キョウ「ファファファ、今までよりもキツイことになるが…覚悟しておけよ」

純「えっ」
684 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:13:11.08 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――
ロストタワー


キクコ「ゲンガー、さいみんじゅつ!」

ゲンガー「」うおおおん

ドラピオン「」くらっ

リョウ「ドラピオン!」

ドラピオン「Zzz…」

リョウ「くっ…戻れ!」しゅうう
685 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:16:34.12 ID:UpMzIQAO
キクコ「どうしたんだい?しばらく会わないうちに弱くなったかい?」

リョウ「ぐっ…」

さわ子「マリア!シャドーボール!」

マリア(ムウマージ)「マージ!」どぴゅん!

キクコ「!」

さわ子「私がいることを忘れないでね!」

キクノ「ドサイドン、メガホーンでシャドーボールなんて吹き飛ばしな!」

ドサイドン「ガオー!」ぶおおおお!!

ぎゅおっ!

さわ子「!?」

キクノ「私がいることも忘れないでほしいね」

さわ子「…!!」
686 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:21:17.76 ID:UpMzIQAO
キクノ「もう一回メガホーン!」

ドサイドン「ガオー!」ぶおおおお!!

さわ子「エナジーボール!」

マリア「マージ!」どぴゅん!

どおおおん!!

キクノ「…ふ、思い出すじゃないか!
昔は4人でよくこうやってバトルをしたもんだね!」

さわ子「…もう、戻れないわ」

キクコ「フェフェフェ
昔みたいな遊びじゃないからねえ!今は!」

キクコ「ゲンガー、サイコキネシス!」

ゲンガー「」うおおおん!

マリア「!?」
687 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:26:22.42 ID:UpMzIQAO
さわ子「!」

キクノ「リョウもそろそろ次のポケモンを出したらどうだい?」

リョウ「言われなくともそうしますよ!
アゲハント!」ぽん!

アゲハント「きゅるるる!」

キクノ「ふ…まだそんな弱いポケモンを持ってるのかい
ドサイドン、ストーンエッジ!」

ドサイドン「ガオー!」どどっ

どががががががが!!

アゲハント「!?」

効果は抜群だ!!

アゲハント「」ばたっ

アゲハントは倒れた

キクノ「…ふ」

リョウ「ぐ…」しゅうう
688 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:33:03.23 ID:UpMzIQAO
リョウ「ヘラクロス!」ぽん!

ヘラクロス「ヘラクロ!」

さわ子(ドラピオン・アゲハント・ヘラクロス…
スコルピとケムッソをキクコさんとキックーノにもらっと、初めてゲットしたポケモンがヘラクロス…
リョウ……)

リョウ「ストーンエッジ!」

ヘラクロス「ヘラクロー!」どががががががが!!
689 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:37:07.85 ID:UpMzIQAO
―――――――――――――――――――
ハードマウンテン


バク「ああ、そうさ!ヒードラン!」

梓「どんなポケモンなんですか?」

バク「それはな…」

がさっ

梓「!」

ざっ

???「呼んだか?」
690 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:49:22.03 ID:UpMzIQAO
バク「!
ヒードラン!」

梓「え…」

ヒードラン「わしに何か用か?」

バク「あー、そのことなんだけどな」

梓(これが…ヒードラン!?)

バク「実はヒードランに修行をしてもらいたいっていう奴がいて…」

ヒードラン「なに?」

バク「コイツだよ
梓!」
691 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:51:56.78 ID:UpMzIQAO
梓(もっとドラゴンみたいな感じだと思ってたなあ)

バク「梓!」

梓「え?あ、はい!?」

バク「紹介する
コイツは中野梓、今回ヒードランに修行を頼みにきたのさ」

ヒードラン「ほう…こやつが…」

梓「えと、中野梓です
よろしくお願いします」

ヒードラン「ふんっ
見るからに弱そうだな」

梓「ええっ!?」がーん!
692 :ぽけもん :2010/10/11(月) 12:55:06.27 ID:UpMzIQAO
バク「いやいや、これが見かけによらず強いんだよ」

梓「見かけによらずってなんですか!」

ヒードラン「ふんっ
疑わしいな」

バク「まあバトルしてみなって!」

ヒードラン「…ふんっ
力試しぐらいやってやろう」

梓「え…バトルするんですか?」

―18章完―

698 :ぽけもん :2010/10/13(水) 20:46:20.03 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「もちろんだ!
他に何か力を試す方法でもあるというのか?」

梓「…ないですけど」

ヒードラン「ではバトルをしようではないか
さあ、わしと戦うポケモンはどいつだ!?」

梓「……」

梓(どうしよう…
ヒードランなんてポケモン知らないしな…
見るからに炎タイプっていうのは分かるんだけど…)

ヒードラン「どうした?早くせんか」

梓(ミミちゃんやさわちゃんじゃあきっと火傷しちゃう…
なら、ここは…)

梓「デビちゃん!」ぽん!

デビちゃん(デルビル)「うおおおん!」
699 :ぽけもん :2010/10/13(水) 20:49:01.40 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「ほう…
デルビルか」

梓「デビちゃん、かえんほうしゃ!」

デビちゃん「」ごおおおお!

ヒードラン「!」

ぼわああああ!!

梓「やった…?」

ヒードラン「ふんっ!」ぼんっ!

梓「!?
全然効いてない!?」

バク「ヒードランの特性はもらいびだからな」

梓「!
それで…」
700 :ぽけもん :2010/10/13(水) 20:52:53.40 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「ふんっ、わしの特性も知らんで挑もうとは…」

梓(挑む気はなかったんだけど)

ヒードラン「この程度の知識も持ち合わせておらんとは、実力がない証拠だな!
では今度はこちらからいくぞ!
マグマストーム!!」ぼんっ!

ぎゅおおおお!!

梓「!」

ぼわああああ!

ヒードラン「ふ…わしを甘く見ないことだ」

ばっ!

梓「あくのはどう!」

デビちゃん「うおおおん!」しゅばっ

どんっ!

ヒードラン「むっ…!?」
701 :ぽけもん :2010/10/13(水) 20:57:43.13 ID:2tFcYAAO
梓「あなたこそ、私のデビちゃんを甘く見ないでください!」

デビちゃん「がるるる…!」

ヒードラン「ぬ…!そうか、お前のデルビルもまた特性はもらいび!」

梓「ご名答です」

ヒードラン「ふんっ
わしを炎タイプとみて、あえて同じタイプのデルビルを選んだのか…
なかなかの洞察力だな」

ヒードラン「…いいだろう
このヒードラン、全力をもって相手をしよう!!」

梓「やってやるです!
私達も全力でいくよ、デビちゃん!」

デビちゃん「うおおおん!」
702 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:00:03.63 ID:2tFcYAAO
梓「にほんばれ!」

デビちゃん「うおおおん!」かっ!

ひざしがつよくなった

ヒードラン「!」

梓「ソーラービーム!」

デビちゃん「」ぴかっ

どがああん!

ヒードラン「ぬうっ!」ぐらっ
703 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:03:02.93 ID:2tFcYAAO
梓「ほのおのうず!」

デビちゃん「」ぼわっ!

バク「!?
なんで炎技をやって…」

梓「はい、効きませんよ
でもダメージを与えることが目的じゃありません!」

ヒードラン「!」ぼわああああ!

ヒードランは身動きがとれない!

バク「!
動きを封じた!?」

梓「そうです!
そして、これを次の攻撃に繋げる!
ふくろだたき!」ぽん!

梓「ピヨピヨパンチ!」

ミミちゃん「ミミー!」どがっ

ヒードラン「!?」

梓「メガトンキック!」

さわちゃん「テイ!」しゅっ

ぼがっ!!

ヒードラン「ぐっ…!」
704 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:08:41.28 ID:2tFcYAAO
梓「かみくだく!」

デビちゃん「うおおおん!」

がぶっ!

ヒードラン「ぐはっ…!」どたっ

バク「す…すげえラッシュ…」

梓「よしっ!」

梓(これはシバ先生に教えてもらったコンビネーション技!
うまくできた!)

ヒードラン「ぐ…」よろっ
705 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:11:46.55 ID:2tFcYAAO
梓「さあ、トドメです!
デビちゃん、かみくだく!」

デビちゃん「うおおおん!」だっ

ヒードラン「……ふっ」しゅっ!

デビちゃん「!?」

梓「消えた!?」

バク「違うな…」

ヒードラン「」しゅっ!

梓「!
消えるほどに速いだけっ!?」

ヒードラン「ふっ…」しゅしゅしゅっ

ヒードラン「げんしのちから…!」どっ

ばん!

デビちゃん「!?」

梓「デビちゃん!」
706 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:19:13.87 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「…」しゅしゅしゅっ

梓「くっ…
なら…」

ヒードラン「」だっ

梓「ふいうち!」

デビちゃん「うおおおん!」だっ

ヒードラン「ふんっ」しゅっ

デビちゃん「!」

梓「ふいうちも当たらない!?」

ヒードラン「むしくい!」がっ

デビちゃん「きゃん!」

梓「……!!」

ヒードラン「…」しゅしゅしゅっ

バク(ヒードラン本気だな…
これじゃあ梓も勝てないだろ…)
707 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:22:37.46 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「…」しゅしゅしゅっ

梓(……こうそくいどうじゃない…?
ただ純粋に速いだけ…?
それに合わせてかげぶんしんもしてる…)

ヒードラン「…」しゅしゅしゅっ

梓(どうしたら…)

ヒードラン「…もう終わりか?」しゅしゅしゅっ

梓「!
デビちゃん…」こそっ

ヒードラン「…?
残念だな、この程度とは」

梓「……」
708 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:27:18.38 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「…ふんっ
そろそろ終わらせるぞ!」だっ

梓「デビちゃん、スピードスター!」

デビちゃん「うおおおん!」しゅらっ!

ヒードラン「!
…必中か!だが、そんな弱い技など!」

どがっ

ヒードラン「…!?」ぐらっ

だんっ!

ヒードランは倒れた

バク「!?」

ヒードラン「ぬうっ……!この…パワーは……!?」

梓「わるだくみですっ」

ヒードラン「…!
なるほど…
先程デルビルに指示していたのはそれか…」

梓「はい!スピードスターも必中ですし!
よくやったね、デビちゃん!」

デビちゃん「うぉん!」

梓「えへへ…」なでなで

デビちゃん「きゅう」
709 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:31:55.88 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「…お前の力は、その知識を活かした戦略とポケモンへの信頼によるものか…
……ふっ」

ヒードラン「いいだろう
お前の望み、特訓をしてやろうではないか」

梓(別に望んではないんだけど…でも)

梓「お願いします!」

梓(強くなれるのなら…!)

ヒードラン「ふんっ、ついて来い」

梓「はいっ!」

バク(俺は帰ったほうがいいのかな?)
710 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:37:56.50 ID:2tFcYAAO
――――――――――――――――――――
ロストタワー


ヘラクロス「ヘラクロー!」どがっ

ドサイドン「!?」どたっ

ドサイドンは倒れた

キクノ「……!」

さわ子「マリア、エナジーボール!」

マリア(ムウマージ)「マージ!」どぴゅん!

ゲンガー「!」どんっ!

さわ子「いいわよ、マリア!」

マリア「マージ!」
711 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:40:25.64 ID:2tFcYAAO
キクコ「面倒くさいねえ…」

さわ子「!」

キクコ「もう終わりにしようか
…ゲンガー、さいみんじゅつ!!」

ゲンガー「」うおおおん

さわ子「!?」

リョウ(さわ子さんに…!)

リョウ「さわ子さん!その目を見ちゃダメだ!」

さわ子「」くらっ

リョウ「!!」
712 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:46:53.98 ID:2tFcYAAO
キクコ「サイコキネシス」

ゲンガー「」ぶおん

さわ子「」ゆら…

リョウ「さわ子さんを返s」

キクノ「おっと、自分の立場わかってんのかい?」

ゲンガー「」ぎゅっ

さわ子「!
う…あ……!」ぎぎぎ…

リョウ「くっ……!!」
713 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:51:17.78 ID:2tFcYAAO
キクノ「さわ子がどうなろうといいならいいけど」

リョウ「腐ってますね…!」ぎりっ

キクノ「成熟してると言ってもらいたいね」

キクコ「フェフェフェ
さあ、モンスターボールを床に置きな」

リョウ「……」こと…

キクノ「ストーンエッジ!」

ドサイドン「ガオー!!」どががががががが!

リョウ「…ッ!!」

キクコ「じゃあね、リョウ」しゅん!

リョウ「……くそ…」
714 :ぽけもん :2010/10/13(水) 21:56:08.00 ID:2tFcYAAO
三日後


―――――――――――――――――――
カンナギタウン


カンナギ遺跡


ナナカマド「アルセウス…
これがシンオウ神話のすべてか…!」

シロナ「こんな話があったなんて…」

シロナ婆「お前達が言っていたギンガ団とかいう連中はきっと…」

ナナカマド「……」

シロナ「…伝えなきゃ!みんなに!」

ナナカマド「ああ
行こう、シロナ君!
トバリシティへ!」

シロナ「はい!」
715 :ぽけもん :2010/10/13(水) 22:01:20.31 ID:2tFcYAAO
――――――――――――――――――――
トバリシティ


紬「…」とことこ

紬「今日で一週間だけど、みんな来てるかしら?」

イツキ「来ているはずですよ」

梓「ムギ先輩!」

紬「!
梓ちゃん!」

梓「お久しぶりです!
修行、どうでした!?」

紬「ふふ♪一週間会ってないだけよ?
修行は…」

イツキ「んっふ、大成功です」

梓「楽しみです!」
716 :ぽけもん :2010/10/13(水) 22:13:46.01 ID:2tFcYAAO
紬「梓ちゃんは?」

梓「私もバッチリですよ!
剛の奥義を正式に会得できましたし!」

紬「んっふ、よかったわね♪」

梓(んっふ…?)

イツキ「やあ、オーバさんにシバさんもお久しぶりです」

シバ「ああ」

オーバ「よっ!
…っと、デンジはどうしたんだ?」

イツキ「もうすぐ来ると思いますけど…
おや?来たみたいですね」
717 :ぽけもん :2010/10/13(水) 23:00:32.74 ID:2tFcYAAO
デンジ「……」ざっざっ

オーバ「おー!デンジ!」

デンジ「…オーバか、相変わらずだな」

紬「デンジさん」

デンジ「やあ、君のルクシオ…いやレントラー、逞しくなったよ」ぽん!

紬「え…」
718 :ぽけもん :2010/10/13(水) 23:10:45.94 ID:2tFcYAAO
リン(レントラー)「リーン!」

紬「!!」ぱああああ…!

紬「し、進化したとですか!?」ふんすっ

梓「落ち着いてください、ムギ先輩」

デンジ「……ふ、頑張ってくれ」

紬「はい!」

紬「うふふ~♪リン、逞しくなったわね~♪」

リン「リーン!」

紬「うふふふふ♪」
719 :ぽけもん :2010/10/13(水) 23:14:18.78 ID:2tFcYAAO
梓「……あ、そういえば純は来てますか?」

ナナカマド「純なら先に行ったぞ」

梓「!
ロリk…ナナカマド博士!」

シロナ「久しぶりね、梓ちゃん 紬ちゃん イツキさん オーバさん シバさん デンジさん」

梓「シロナさん!」

イツキ「んっふ、どうも」

オーバ「よっ!シロナさん」

シバ「久方ぶりだな」

デンジ「……久しぶりです」

紬「お久しぶりです、シロナさん!」

シロナ「ふふ、久しぶり」
720 :ぽけもん :2010/10/13(水) 23:28:34.99 ID:2tFcYAAO
梓「ナナカマド博士、純が先に行ったって?」

ナナカマド「ギンガ団のアジトへだ
いつものことだ、聞いた途端に飛び出して行ったんだ
…まったく、成長してないな純は」

キョウ「ファファファ、そんなことはなかろうぞ」

ナナカマド「!」

シバ「キョウ!」

キョウ「ファファファ、性格は変わってはいまいが、純は私が鍛えてやった
確実に成長はしていようぞ」

梓「…」

梓(純もちゃんと修行してたんだ…)

紬「あれ?キョウさんは一緒に行かなかったんですか?」

キョウ「ファファファ、変わりに頼もしいパートナーがついているさ」

梓「パートナー?」
721 :ぽけもん :2010/10/13(水) 23:33:44.78 ID:2tFcYAAO
―――――――――――――――――――
ギンガトバリビル


ギンガ団員4「なんだお前達は!?」

ギンガ団員5「怪しい奴らめ!
ニャルマー!」ぽん!

ギンガ団員4「グレッグル!」ぽん!

???「ドルアゲス、サイコキネシス!」

???「モルフォン、ぎんいろのかぜ!」

ドルアゲス(マネネ)「マーネネ!」うおおおん

モルフォン「モルフォー!」ぶおおおお!
722 :ぽけもん :2010/10/13(水) 23:38:31.01 ID:2tFcYAAO
どがああん!!

ニャルマー・グレッグル「!?」だんっ!

ニャルマーとグレッグルは倒れた

ギンガ団員4「ひええ!」

ギンガ団員5「つ、強い!!」

純「へへっ」

ナツメ「ふふ…」

純「ギンガ団、年貢の納め時だ~!!」

―19章完―

726 :ぽけもん :2010/10/20(水) 20:26:15.80 ID:METNk6AO
――――――――――――――――――――
ギンガ団員1・2「マーズ様!」たっ

マーズ「だから気安く呼ばないでって言って…」

ギンガ団員1「侵入者です!」

マーズ「……!」

―――――――――――――――――――
純「広いなあ…」たった

ナツメ「でも私の超能力にかかれば、迷うことは決してないわ」

きいいいん…
727 :ぽけもん :2010/10/20(水) 20:29:32.15 ID:METNk6AO
ナツメ「…こっちよ!」

純「」ばんっ!

ジュピター「!
あら、久しぶりね
エイチ湖の弱いお嬢ちゃん?」

純「ジュピター…!」

ジュピター「あの時私に惨めに負けたくせに、よくこんな所これたわね?」

純「私は強くなった!
今ならお前に負けない!」

ジュピター「ふふっ、いいでしょう
スカタンク!」ぽん!

スカタンク「グオー!」

純「エヌターク!」ぽん!

エヌターク(ストライク)「ストライー!」
728 :ぽけもん :2010/10/20(水) 20:38:03.95 ID:METNk6AO
ナツメ「純、あなたなら勝てるわ
頑張って」

純「…はい!」

ジュピター「また惨めに負けなさい!
スカタンク、つじぎり!」

スカタンク「グオー!」だっ

純「エヌターク、こうそくいどう!」

エヌターク「」しゅっ!

スカタンク「!」

純「れんぞくぎり!!」

エヌターク「」ざきいいいい!!

スカタンク「!?」
729 :ぽけもん :2010/10/20(水) 20:40:27.39 ID:METNk6AO
スカタンク「」ばたっ

スカタンクは倒れた

ジュピター「!?
な……!」

純「へへ…だから言ったでしょう?私は強くなったって!」

ジュピター「く……!
でもまだ終わってないわ!」かちゃ

サターン「ジュピター!」
730 :ぽけもん :2010/10/20(水) 20:50:55.39 ID:METNk6AO
ジュピター「!
…サターンじゃない、どうしたのよ?」

純「!」

サターン「もう赤い鎖は完成した
早く来い!」

ジュピター「完成した?
…ふふ、お嬢ちゃん、そういうことだから…それじゃあね」

純「ま、待て!」

ナツメ「やめなさい!」

純「!」

ナツメ「今はそれよりも……来たみたいよ」
731 :ぽけもん :2010/10/20(水) 20:55:31.66 ID:METNk6AO
たたっ

梓「純!」

紬「純ちゃん!」

純「梓!ムギ先輩!
それにみなさん!」

梓「まったく、純は…
心配したんだからね!」

紬「一人で先に行っちゃダメよ?」

純「すみません…
なんかいてもたっても居られなくて」

梓「まあ別に…いつものことだし」

純「おや?梓ちゃんは心配してくれたみたい?」

梓「し、してない!」

純「へへ…変わってないね、梓も」

梓「純…
えへへ…純もね」

紬「うふふ♪」
732 :ぽけもん :2010/10/20(水) 20:59:10.09 ID:METNk6AO
イツキ「ナツメさん、お久しぶりです
それで、赤い鎖の方は?」

ナツメ「もう完成したそうよ」

イツキ「!!」

シロナ「じゃあ、早く行かなくちゃ!」

イツキ「行きましょう!」
733 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:03:02.34 ID:METNk6AO
――――――――――――――――――――
集会所


梓紬純達「」たったっ

???「待ちなさい!」

梓紬純達「!!」

紬「ハンサムさん!」

ハンサム「ここから先にはギンガ団員が数え切れないほどいるぞ!
それに、集会を開いているそうだ」

梓「集会?」
734 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:06:45.47 ID:METNk6AO
――――――――――――
アカギ「」ざっ

アカギ「ギンガ団の諸君!
改めて名乗ろう、私がアカギである」

わあああああああ!!アカギ様ああああ!!!

アカギ「さて、我々はこの不完全な世界で苦しみながら生きてきた」

アカギ「この世界に生きる人もポケモンも不完全であるがために醜く争い傷つけ合う…」

アカギ「私はそれを憎む!
不完全であることを全力で憎む!!
世界は完全であるべきだ!!!」
735 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:11:28.73 ID:METNk6AO
アカギ「世界は変わらなければならない…」

アカギ「では変えるのはだれか?
それは私、アカギであり君たち、ギンガ団である」

アカギ「我がギンガ団は神話を調べ、伝説のポケモンを捕らえた
そして我がギンガ団は世界を変えるエネルギーを!
夢の力を手に入れたのだ!!」
736 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:16:25.10 ID:METNk6AO
アカギ「そうとも諸君!
私が夢に描いてきた世界が現実のものとなる
テンガン山に行くもの、ここアジトに残るもの、それぞれ為すべきことは違えどもその心はひとつである」

アカギ「我々、ギンガ団に栄光あれ!」

わあああああああ!!!!!!!!

――――――――――――
ハンサム「なんと凄い…
27歳という若さで、ギンガ団の首領となっている男…アカギ!」

梓「あの人がギンガ団の…」
737 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:19:24.20 ID:METNk6AO
紬「…?
梓ちゃん、あの人…どこかで会ったことなかった?」

梓「え…?
あ!言われてみれば…旅の初めやテンガン山で見ました!」

紬「…あの人だったなんて」

ハンサム「!
連中はもういなくなったぞ!」

イツキ「では、急ぎましょう」たたっ

梓「!」

梓「ハンサムさんは行かれないんですか?」

ハンサム「ああ、私はこのアジトをもっと調べるつもりだ
それに…四天王やジムリーダー、チャンピオンまでいるとなると私の出番はないだろう」

梓「そうですか…」
738 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:23:08.58 ID:METNk6AO
紬「じゃあまた会いましょう!」

ハンサム「ああ!」しゅっ

ばっ しゅしゅっ しゅばっ だだだっ ききっ しゅっ

梓「やっぱり怪しい…」

紬「ふふ♪
さあ行きましょう、梓ちゃん」

梓「はい!」
739 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:35:41.15 ID:METNk6AO
―――――――――――――――――――
アカギ「…」

アカギ「知識の神、ユクシー」

ユクシー「」ごぽぽ…

アカギ「意思の神、アグノム」

アグノム「」ごぽぽ…

アカギ「そして…感情の神、エムリット」

エムリット「」ごぽぽ…

アカギ「3体すべてを揃え、できる赤い鎖…
あとはこれを“やりのはしら”に持って行くだけだ」
740 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:41:57.10 ID:METNk6AO
アカギ「サターン、ジュピター、マーズ」

サターン・ジュピター・マーズ「はっ」

アカギ「先に行っていろ」

サターン「?」

アカギ「私は…」

ばん!

純「見つけた!」

サターン・ジュピター・マーズ「!!」

アカギ「…私は、邪魔者を排除しよう」
741 :ぽけもん :2010/10/20(水) 21:47:09.94 ID:METNk6AO
サターン「…」

サターン・ジュピター・マーズ「はっ」たっ

梓「!」

イツキ「行かせませんよ!」ぽん!

ネイティオ「トゥートゥー!」

アカギ「クロバット、エアスラッシュ!」

クロバット「」しゅばっ

どんっ!

ネイティオ「!?」

イツキ「!」

アカギ「邪魔されるわけにはいかない
早く行け!」

サターン・ジュピター・マーズ「はっ」たっ

イツキ「くっ…」
742 :ぽけもん :2010/10/20(水) 22:01:51.58 ID:METNk6AO
アカギ「クロバット、どくどくのキバ!」

クロバット「」ぐおっ

ネイティオ「!」

イツキ「!
しまっ…」

シロナ「ガブリアス!」ぽん!

ガブリアス「グオー!」

シロナ「ストーンエッジ!」

ガブリアス「」ごごごごごごごご…

どがん!

クロバット「!!」だんっ

クロバットは倒れた

アカギ「!」

では20章続き投下していきます
748 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:02:43.28 ID:TBnJp6AO
シロナ「よくやったわ、ガブリアス」

ガブリアス「グオー!」

アカギ「…ふ、リーグチャンピオンか
なかなかのポケモンさばき…だが」ぽん!

マンムー「マンムー!」だっ

シロナ「!」
749 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:06:18.55 ID:TBnJp6AO
アカギ「相性の壁は越えられるか!?」

シロナ「…大丈夫よ
大文字!!」

ガブリアス「」こあっ

アカギ「ふっ、まだまだ甘い!
マンムー、こおりのつぶて!」

マンムー「マンムー!」どっ

きいいいん!

ガブリアス「!?」

効果は抜群だ!

シロナ「…速い!!
ガブリアス!」

ガブリアス「」ばた

ガブリアスは倒れた

シロナ「…!」
750 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:12:45.64 ID:TBnJp6AO
アカギ「ふ…
さあ、次は誰が相手だ?」

ざっ

シバ「俺が相手をしよう」

シロナ「!
シバさん…」

アカギ「いいだろう!」ぽん!

シバ「ウー、ハー!」ぽん!

ボスゴドラ「ガオー!」

エビワラー「シェイ!」

シバ「かみなりパンチ!」

エビワラー「」ぼすっ!

ボスゴドラ「!?」びりりっ
751 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:15:36.79 ID:TBnJp6AO
シバ「ほのおのパンチ!」

エビワラー「」ぼあっ!

ボスゴドラ「!!」ぶああ

アカギ「…!!」

シバ「どうだ!エビワラーの強力なパンチ!
そして…極めつけは、このフットワーク!」

エビワラー「」しゅっしゅっ

シバ「れんぞくパンチ!」

エビワラー「」どどどどどどどど!!

ボスゴドラ「ガオー…!」ぐら…

シバ「ふ、もう戦う力残ってないんじゃないか?」
752 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:29:27.62 ID:TBnJp6AO
アカギ「…それで勝ったつもりか?」

シバ「なに…?」

アカギ「自分のポケモンをよく見てみろ」

シバ「…?」ちら

エビワラー「シェイ…」じゅわあ…

シバ「!?
体力の消耗が激しい!これは…毒!?」

アカギ「そうとも
だが、毒ではない…猛毒だ」

シバ「どくどくをあのラッシュの中で打っていたとは…気づかなかった…クソッ!」

エビワラー「」ばたっ

エビワラーは倒れた
753 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:40:45.91 ID:TBnJp6AO
アカギ「…四天王と言ってもこの程度か?
相手にならないな」

ざっ

キョウ「ファファファ、図に乗るな
貴様程度のトレーナーなど四天王の敵ではないわ!
ゴルバット!」ぽん!

ゴルバット「キシャー!」

アカギ「ジバコイル、かみなり!」ぽん!

ジバコイル「ジーバー!」かっ

ぴしゃあああああん!!

ゴルバット「」ばたっ

ゴルバットは倒れた

キョウ「ぬう…!!」

アカギ「…ふん」
754 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:47:44.27 ID:TBnJp6AO
オーバ「ブーバーン!」ぽん!

ナツメ「ルージュラ!」ぽん!

デンジ「エレキブル!」ぽん!

ブーバーン「ブーバーン!」

ルージュラ「ジュラジュラー!」

エレキブル「ブルー!」

オーバ「遠慮はしねえ!」

デンジ「一気に3体で…」

ナツメ「勝負をつけるわ!」

アカギ「…ゴローニャ!」ぽん!
755 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:56:27.11 ID:TBnJp6AO
オーバ「いけえ!!」

ブーバーン・ルージュラ・エレキブル「」だっ

アカギ「だいばくはつ!!」

ゴローニャ「」かっ!

オーバ「!」

どがああああああああああん!!!!

ナツメ「!?」

デンジ「ぐ…」

ブーバーン・ルージュラ・エレキブル「」

ブーバーンとルージュラとエレキブルは倒れた
756 :ぽけもん :2010/10/21(木) 20:59:20.30 ID:TBnJp6AO
梓「そんな…みなさんがこうも簡単に…」

アカギ「お前達が不完全である限り、例えチャンピオンであろうと」

シロナ「…」

アカギ「四天王であろうと」

イツキ・キョウ・シバ「…」

アカギ「多勢でかかってこようと」

オーバ・デンジ・ナツメ「…」

アカギ「完全なる私には勝てん」
757 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:02:08.63 ID:TBnJp6AO
紬「不完全、完全…?」

アカギ「さあ、私はもうテンガン山に行こう
追ってくるのならば、こい
どうせ止めることはできないがな
…せめてもの哀れみだ、そこのボタンを押せば、エムリット達は解放できる
さらばだ…!」しゅん!

ナナカマド「消えた…!」
758 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:07:55.27 ID:TBnJp6AO
純「いや、今はそれよりも…ユクシー達を!」ぽちっ

がー…うぃーん

ユクシー・アグノム・エムリット「きゅるる!」ばっ

しゅばっ

紬「よかった…解放、されたのね」

梓「とりあえずこれで後はテンガン山に行って、ギンガ団を止めるだけです!」

純「この人数でいけば大丈夫だよね!」

イツキ「…!
それはどうでしょう?」

紬「え…?」
759 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:10:52.07 ID:TBnJp6AO
たたたっ

???「はあはあ…」

オーバ「リョウ!?」

リョウ「」よろっ

オーバ「!」

がしっ

オーバ「大丈夫か!?
一体なにがあって…」

リョウ「大変…なんだ…
キクノさんが…キクコさんが…」

オーバ「キクノさんがなんだって!?」

デンジ「オーバ、落ち着いて」

オーバ「!
すまん…」

シバ(キクコ…?)
760 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:14:14.16 ID:TBnJp6AO
リョウ「それと…ヨスガジムリーダーのキャサリンさんが…」

紬「キャサリン…!
さわ子先生がどうかしたんですか!?」

リョウ「!
そうか…君達はさわ子さんの教え子達か…
さわ子さんはキクコさんとキクノさんにさらわれ、て…」かくっ

オーバ「!!
おい、リョウ!」

ゆさっ

リョウ「」

オーバ「駄目だ…気を失っちまった」
761 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:34:08.79 ID:TBnJp6AO
梓「…さわ子先生がさらわれた?」

紬「本当だったら大変だわ!」

純「…あのさ、キクコさんとキクノさんって誰なんだろ?」

オーバ「キクノさんは俺と同じシンオウ四天王さ」

シバ「キクコはカントー四天王だ」

梓「!?
そんな人達がなんで…?」

ナナカマド「!?」ばっ

シロナ「どうしたんですか?ナナカマド博士」
762 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:37:32.39 ID:TBnJp6AO
ナナカマド「みんな、あれを見ろ!」

ごおおおお……

オーバ「な…なんだ?
あっちの方…とても暗い…」

デンジ「暗いというより、どす黒い?
まるで悪夢を見ているような…」

リョウ「ダーク、ライ…」よろっ

皆「!!」
763 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:45:03.70 ID:TBnJp6AO
オーバ「リョウ、気づいたか!」

シバ「ダークライというのは?」

リョウ「人やポケモンに悪夢を見せるというシンオウの幻のポケモン…
キクコさんとキクノさんはダークライを使って世界征服をしようとしているんです…!」

皆「!?」
764 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:53:43.36 ID:TBnJp6AO
ナナカマド「世界征服…だと?」

ぐらぐらぐら…

皆「!?」

純「今度はなにー!?」

ぽん!

ナマズン「ナーマ」

イツキ「!
ナマズン、どうして勝手に…」

ナマズン「ナーマ!」くいくいっ

イツキ「…!
震源があちらの方向だ、と?」
765 :ぽけもん :2010/10/21(木) 21:56:51.31 ID:TBnJp6AO
紬「この先は…キッサキシティ?」

イツキ「そのようですね」

梓「キッサキシティでもなにか異変が!?」

イツキ「かもしれません
ナマズンを見てください」

ナマズン「」ぶるぶる
766 :ぽけもん :2010/10/21(木) 22:08:30.00 ID:TBnJp6AO
オーバ「どうしたんだ?」

イツキ「ナマズンの特性、きけんよち…危険を1番に察知する特性です
元々ナマズンは地震に敏感ですが…
それ以上に!先程の地震、そしてキッサキの方から危険を察知しているんです」

シロナ「それって…」

イツキ「ええ、梓さんの言ったとおりキッサキでなにか異変があるんでしょう
…止めなければならないなにかが」
767 :ぽけもん :2010/10/21(木) 22:12:41.00 ID:TBnJp6AO
オーバ「つうことはよ
テンガン山でギンガ団が、あっちの海の方でキクノさんとキクコさんが、キッサキシティでなにかが…
3つの事を全て止めなければならないってことだよな?」

イツキ「ええ、そうなりますね」

純「も~!ギンガ団だけでいっぱいいっぱいなのに、他のことなんか面倒みきれないっ!」
768 :ぽけもん :2010/10/21(木) 22:15:49.98 ID:TBnJp6AO
梓「三手に別れるしかないですね…」

イツキ「はい
…ナツメさん」

ナツメ「ええ
紬、ユンゲラーを出して」

紬「え?あ、はい!
ユリ!」ぽん!

ユリ(ユンゲラー)「ユン!」

純「?
なにを…?」

梓「あ…そうか
運命のスプーンまげ…」

純「なるほど!」
769 :ぽけもん :2010/10/21(木) 22:18:04.25 ID:TBnJp6AO
ナツメ「そう、これで誰がどこへ行くか決めるわよ
さあ、紬」

紬「はい
ユリ、スプーンを配って」

ユリ「」ゆん!

ぱしっ

紬「スプーンまげ!」

ばきっ
770 :ぽけもん :2010/10/21(木) 22:21:44.06 ID:TBnJp6AO
―――――――――――――――
ナツメ「決まったわね
組み合わせはこうよ」


純・キョウ―キッサキシティ

紬・イツキ―ダークライ

梓・シバ・シロナ―テンガン山

771 :ぽけもん :2010/10/21(木) 22:28:13.62 ID:TBnJp6AO
オーバ「おいおい、俺とデンジとリョウとナナカマド博士とあんたのスプーンが曲がってないぞ!?」

ナツメ「それはここにいろ、とスプーンが命じてるのよ」

オーバ「待機ってことかよ!」

ナツメ「違うわ
このアジトにいるギンガ団を鎮めるのよ」

デンジ「…なるほどね」

ナツメ「じゃあ…みんな、運命の針は動き出したわ!
自分に与えられた使命!しっかり果たしてきて!」

―20章完―
772 :ぽけもん :2010/10/21(木) 22:31:44.64 ID:TBnJp6AO
20章終わりです!

776 :ぽけもん :2010/10/22(金) 21:16:18.64 ID:fICh9oAO
――――――――――――――――――
テンガン山


和(ゴヨウさん…見失ったけど、ここにいるのは間違いないわ
ゴヨウさん特有の…エスパー使い特有の気を感じる…)

和「キルリア!」ぽん!

キルリア「キュルー!」ぴかあああ
777 :ぽけもん :2010/10/22(金) 21:20:22.17 ID:fICh9oAO
和「…」

和(キルリアの角が光ってる…
やっぱりゴヨウさんはこの先にいるのね)

和「行こう、キルリア」

キルリア「キュルー!」

和「」たっ

キルリア「キュルー」たっ

和(私が初めて手にしたポケモン、キルリアをくれたのもゴヨウさんだったっけ)

和「…」
778 :ぽけもん :2010/10/22(金) 21:27:12.27 ID:fICh9oAO
和(私が初めてシンオウに来た時…)

―――――――――――――――――――――――――
二年前


シンオウ地方


バトルファクトリー


和「サクラビス、みずのはどうよ!」

サクラビス「ビース!」びゅおっ!

サイドン「」ばたっ

サイドンは倒れた

審判「挑戦者、和の勝ち!」

和「やった!」しゅうう
779 :ぽけもん :2010/10/22(金) 21:33:02.71 ID:fICh9oAO
審判「ポケモンを回復いたします」

てんてんてこてん!

和「ありがとうございます」

審判「次はいよいよファクトリーヘッド・ネジキ様との戦いです
頑張ってください」

和「はい」

どろろん!

和「!」

???「ワーオ!君が挑戦者かい?
僕まで辿り着けたのはこれで2人目かな?」

和「…」

ネジキ「おっと…僕がファクトリーヘッドのネジキだよ!」

和「あなたが…
じゃあバトルを」
780 :ぽけもん :2010/10/22(金) 21:39:38.93 ID:fICh9oAO
ネジキ「ちょっと待ってね」ぴぴぴぴ

ネジキ「…ふむ」ぴぴぴぴ

和「?」

ネジキ「ワーオ!
なるほど、君の選んだポケモンは…サクラビス・ガブリアス・バクーダだね!」

和「!」

ネジキ「…これじゃあ36パーセントってところかな?」

和「はい?」

ネジキ「まあまあ、じゃあバトルを始めようか!」
781 :ぽけもん :2010/10/22(金) 21:46:28.96 ID:fICh9oAO
――――――――――――――
審判「カイリュー戦闘不能!サクラビスの勝ち!
よって勝者は挑戦者、和!」

ネジキ「そんな…僕が負けるなんて…!」

審判「これは勝者に与えられるシンボルです
どうぞ受けとってください」すっ

和「ありがとうございます」
782 :ぽけもん :2010/10/22(金) 21:50:53.39 ID:fICh9oAO
ネジキ「…いやー、なかなかの知識を持ってるようだね
でも次に戦う時は負けないからね」

和「はい」

――――――――――――
うぃーん

和「…」とことこ

ぱちぱちぱち

和「!」

???「ふふ、いいバトルでしたよ
ネジキさんを倒すとはね」
783 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:03:57.19 ID:fICh9oAO
和「…だれですか?」

ゴヨウ「これは失礼
私はゴヨウと言います」

和「真鍋和です」

ゴヨウ「和さんですか…
いやはや、大変豊富な知識をお持ちで」

和「そんなことは…」

ゴヨウ「いえいえ、謙遜なさらずに
しかし…このような公共の施設のバトルだけで終わらせるのもいかがなものかと思いますね」

和「?」
784 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:08:57.26 ID:fICh9oAO
ゴヨウ「どうです?
その才能…もっと違うことに活かしてみませんか?」

和「え…?」

ゴヨウ「実は私、このシンオウで四天王をやらせてもらってましてね」

ゴヨウ「…四天王はご存知ですよね?」

和「はい、各地方にいるその地方の選ばれた4人の実力者…ですよね?」

ゴヨウ「その通りです」

和「…でも私、シンオウに来たばかりなのでシンオウ四天王のことはあまり知りませんけど」

ゴヨウ「…!」
785 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:15:46.39 ID:fICh9oAO
ゴヨウ(シンオウに来たばかりなら、シンオウのポケモンも知らないはず…
それなのにファクトリーでしかもネジキさんに勝つとは…)

ゴヨウ「…四天王を目指す気はないですか?」

和「え…?」

ゴヨウ「私としても、いつか自分を継いでくれる弟子が欲しいものでね
和さんなら大歓迎なのですが」

和「で…でも、私…まだ10歳だし、自分のポケモンを持ってないですし」
786 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:23:17.06 ID:fICh9oAO
ゴヨウ「なら問題ありません
10歳なら世間的にもう大人ですし、それに手持ちのポケモンも」ぽん!

ラルトス「ラール」

和「!」

ゴヨウ「ラルトスです
あなたに差し上げましょう」

和「でも…」

すっ

和「!」

ゴヨウ「さあ、私と一緒に行きましょう」

――――――――――――――――――――――――――――
787 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:30:10.14 ID:fICh9oAO
和「…」たった

和(そして私は四天王を目指し、修行をした…
いや、今も修行中)

和(最初は四天王なんて乗り気じゃなかったけど…)

ざっ

和「!」

ゴヨウ「こんなところに何の用でしょうか?…和さん」

和「ゴヨウさん…」
788 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:35:02.75 ID:fICh9oAO
――――――――――――――
トバリシティ


イツキ「ではみなさん、ここでまた一旦お別れですね」

オーバ「せっかく合流できたってのになー
俺は待機だしよ」

ナツメ「あなたの運命よ」

シバ「というより今はそんな場合じゃない
シンオウ…いや、世界の危機!
俺たちがなんとかしないといけない!」

デンジ「そうだよオーバ」

オーバ「ぐう…」
789 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:39:42.41 ID:fICh9oAO
シロナ「とにかく、みんな頑張りましょう」

皆「おー!!!」

キョウ「行こうぞ、純」

純「はい!」

シバ「行くぞ、梓」

梓「はい!
シロナさんも!」

シロナ「ええ」

イツキ「さあ僕達も行きましょう、紬さん」

紬「…」

イツキ「…どうしました?」

紬「…私達、どこへ行けばいいんでしょうか?」

イツキ「……あ」
790 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:44:15.43 ID:fICh9oAO
―――――――――――――――――
新月島


キクコ「現れたね!ダークライ!!」

ダークライ「…」ばっ

キクノ「ヌオー!」ぽん!

ヌオー「ヌオー!」

キクノ「ヌオー、みずでっぽう!」

ヌオー「」ぷしゅうう!

ばしゃっ

ダークライ「」ぶるるっ
791 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:50:43.21 ID:fICh9oAO
キクノ「どうだい!」

ダークライ「…」うぃん

キクノ「……?」

ヌオー「Zzz…」

キクノ「!!
ダークホールか!」

ダークライ「…」ばっ

ヌオー「!?」ぐぐぐ…

キクノ「!?どうした、ヌオー!」
792 :ぽけもん :2010/10/22(金) 22:53:34.84 ID:fICh9oAO
ダークライ「…」にや

ヌオーはあくむにうなされている!

キクノ「!
ナイトメアにあくむ…!」

ヌオー「」ぐたっ

ヌオーは倒れた

キクコ「…さがっていな、キクノ」

キクノ「!」

キクコ「私が相手だよ!ダークライ!!」

ダークライ「…」
793 :ぽけもん :2010/10/22(金) 23:02:08.82 ID:fICh9oAO
キクコ「カゲボウズ!」ぽん!

カゲボウズ「カゲボー!」

ダークライ「…」うぃん

キクノ「!
またダークホール!?」

カゲボウズ「カゲボー!」きっ

ダークライ「…!?」

キクコ「フェフェフェ
私のカゲボウズは進化前でレベルは低いが、それ相応の特性を持っていてね」
794 :ぽけもん :2010/10/22(金) 23:05:43.68 ID:fICh9oAO
キクコ「ふみん…それが私のカゲボウズの特性!
文字通り、眠らないのさ!
お得意のダークホールは無駄なんだよ!」

ダークライ「…!」

キクコ「カゲボウズ、シャドーボール!」

カゲボウズ「カゲボー!」どぎゅん!

ダークライ「…!?」ゆらっ

キクコ「今だ!」ぽいっ!
795 :ぽけもん :2010/10/22(金) 23:08:47.09 ID:fICh9oAO
ダークライ「」かちっ

ころ ころ ころ ぴん!

キクコ「フェフェフェ…」にや

キクコ「ダークライゲットだよ…!!」
796 :ぽけもん :2010/10/23(土) 08:46:30.59 ID:fXyeVwAO
―――――――――――――――――
トバリシティ


イツキ「…」

紬「ど、どうしよう!?」

イツキ「落ち着いてください」

紬「!」

イツキ「僕達だけサボれるじゃないですか
ハッハ、シバさん・キョウさんざまあみろ」

紬「ええ!?」

「それなら大丈夫です」

紬イツキ「!」
797 :ぽけもん :2010/10/23(土) 08:53:30.56 ID:fXyeVwAO
リョウ「場所は僕がわかります」

イツキ「リョウさん!」

紬「場所が分かるって、本当ですか!?」

リョウ「うん…」

リョウ(思い出した…
ずいぶん昔にキクコさんとキクノさんが言ってた気がする…
『ダークライってポケモンがいて、そいつは新月島ってところに現れる』って…)

イツキ「その場所とは?」

リョウ「新月島です!」

紬「しんげつじま?」

イツキ「…ハクタイシティ沖の遠方に存在する島、ですか」

リョウ「はい」
798 :ぽけもん :2010/10/23(土) 09:00:04.77 ID:fXyeVwAO
紬「早速行きましょう!」

イツキ「はい」

リョウ「あ…」

紬「?」

リョウ「その…僕も一緒に…」

ナツメ「駄目よ!」

リョウ「!!
ナツメさん!
な、なんでですか!?」

ナツメ「あなたの運命とは違うからよ」

リョウ「そんな…」
799 :ぽけもん :2010/10/23(土) 09:07:13.49 ID:fXyeVwAO
ナツメ「あきらめなさい」

リョウ「う…運命なんてくそくらえだ!」

ナツメ「!」

リョウ「新月島には…僕の友達がさらわれているんです
大切な人達にも異変があって…」

リョウ「運命より友達の方が優先だ!
友達の為になら運命にだって、逆らってやる!!」

ナツメ「…」
800 :ぽけもん :2010/10/23(土) 09:21:07.66 ID:fXyeVwAO
ナツメ「…ふ、逆らわずに済んだわね」

リョウ「…?」

ナツメ「自分のスプーンをみてみなさい」

リョウ「」さっ

ばきっ

リョウ「あっ…」

ナツメ「あなたの強い意思が運命を変えたのね
スプーンが命じてるわ
行きなさい、新月島へ」

リョウ「…はい!!」

イツキ「…んっふ」

紬「行きましょう!リョウさん!」

リョウ「うん!!」

たたたっ

ナツメ「…」

オーバ「かーっ、いいのかよ?行かせて」

ナツメ「…スプーンが決めたことよ」

オーバ「へっ、そんなこと言ってあんたはエスパー、スプーン曲げくらい楽勝だろ?」

ナツメ「…」

オーバ「…んまあ、とりあえず俺達はここのギンガ団の奴らをとっちめようぜ
運命とやらに従ってな」

ナツメ「…ふん」
801 :ぽけもん :2010/10/23(土) 09:27:56.89 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
キッサキシティ


キッサキ神殿


ぐらぐらぐら…

レジギガス「ズッ…ズッ…」

プルート「むう…収まったか…?
無事か、ジンダイ!」

ジンダイ「ああ!」たっ

ジンダイ「…それにしても、目覚めてすぐにじしんとはやってくれるぜ」

プルート「ああ、油断できない
慎重にいけよ、ジンダイ」

ジンダイ「わかってるっつの
レジアイス、頼むぞ!」ぽん!

レジアイス「じゃきー!!」
802 :ぽけもん :2010/10/23(土) 09:33:57.36 ID:fXyeVwAO
ジンダイ「れいとうビーム!」

レジアイス「」びびー!

ごあっ

レジギガス「ズッ…」

ジンダイ「ちいっ!全然効いてねえぜ!」

レジギガス「ズッ…」びゅおっ

ジンダイ「!?」

プルート「気をつけろ!レジギガスのにぎりつぶすだ!」

どおおお!!

レジアイス「」ばたっ

レジアイスは倒れた

ジンダイ「…!!
ちっ…レジアイス、戻れ」しゅうう
803 :ぽけもん :2010/10/23(土) 09:38:12.44 ID:fXyeVwAO
ジンダイ「おいおい、冗談じゃねえぜ
にぎりつぶすっつうよりふきとばすじゃねえかよ…」

プルート「怖じけづいたか?」

ジンダイ「へっ!まさか!
レジロック!!」ぽん!

レジロック「ざざ ざり ざ」

ジンダイ「ストーンエッジ!」

レジロック「」ごごごごごごごご!!
804 :ぽけもん :2010/10/23(土) 10:03:19.58 ID:fXyeVwAO
どがん!

ジンダイ「どうだ!これは効いただろ!」

レジギガス「ズッ…ズッ」

ジンダイ「!
ぐっ…これも効かないとはな」

レジギガス「」だだっ

プルート「まずいぞ!またにぎりつぶすだ!」

ジンダイ「へっ、やられる前にやる!
レジロック、だいばくはつ!!」

レジロック「」かっ!!

レジギガス「!」

どがああああああああああああああん!!!!!
805 :ぽけもん :2010/10/23(土) 10:22:35.85 ID:fXyeVwAO
レジロック「」がくっ

レジギガス「…」よろっ

ジンダイ「へっ、さすがにこれは…」

レジギガス「ズッ…」

ジンダイ「!?
かろうじて瀕死じゃない!?馬鹿な…!」

ジンダイ「レジギガス…なんて強いポケモンだ!
レジロックのだいばくはつをもってしても倒れないとは…!!
俺の負けだ…!!
………なーんてな」にや

レジロック「」びゅっ

レジギガス「!」
806 :ぽけもん :2010/10/23(土) 10:29:49.93 ID:fXyeVwAO
ジンダイ「ストーンエッジ!!」

どおおおん!!

レジギガス「!?」

どさっ!

レジギガス「」ばたっ

レジギガスは倒れた

ジンダイ「いけえ!」ぽいっ

レジギガス「」かちっ

ころ ころ ころ ぴん!

ジンダイ「ふ…」がしっ
807 :ぽけもん :2010/10/23(土) 10:33:41.20 ID:fXyeVwAO
プルート「ニョロボン、戻れ」しゅうう

プルート「…いい演技だったぞ」

ジンダイ「プルートこそな」

プルート「お前のレジロックがだいばくはつすると同時にわしがニョロボンをだし、ニョロボンの特性しめりけでだいばくはつができなかった…
レジギガスは何が起こったのか分からない」

ジンダイ「その隙を狙い、ストーンエッジと…
まあ即席にしてはいい作戦だったぜ」

プルート「ふん」

ジンダイ「とりあえず、これでレジギガスをゲットだ」

プルート「くくく…」

810 :ぽけもん :2010/10/23(土) 21:04:54.90 ID:fXyeVwAO
プルート「ついに…ついにこの時がきた!!
ジンダイよ!わし達が世界を手に入れる時がきたのだ!!!」

ジンダイ「ふっ、ずる賢いなプルートは
まさかギンガ団と同時に動き出して他の注意を反らすなんてな
…だが一つだけ聞きたい」

プルート「なんじゃ?」

ジンダイ「注意を反らす…って誰の注意をだ?
俺達を邪魔する奴らがいるのかよ?」

プルート「…」
811 :ぽけもん :2010/10/23(土) 21:07:05.15 ID:fXyeVwAO
プルート「ギンガ団の幹部や下っ端たちが言ってたことでな…
“ギンガ団の計画を邪魔する奴らがいる”とな」

ジンダイ「…ほう」

プルート「しかし、先程の地震で奴らが感づいたかもしれんな
わし達の計画に」

ジンダイ「だが奴らはギンガ団を止めようとしてるんだろ?
じゃあ俺達には…」

がちゃあああん…

ジンダイ「!」

プルート「…やはり来たようじゃな」
812 :ぽけもん :2010/10/23(土) 21:13:41.01 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
キッサキ神殿入口


純「ここだね!」ばん!

がちゃあああん…

キョウ「馬鹿者、もう少し静かに開けんか
敵に気付かれるだろう」

純「えー?やっぱり、ばああーん!っていった方がカッコイイじゃないですかあ」

キョウ「…またお前はそんなことばかり気にして」
813 :ぽけもん :2010/10/23(土) 21:16:25.19 ID:fXyeVwAO
純「いいじゃないですかあ
ヒーローは颯爽とかっこよくがいいんですよ!」

キョウ「さっきのお前のどこが颯爽としていたんだ」

純「んー、でもカッコイイって点では忍者もいいですよねー
しゅばっ!しゅっしゅ!って感じが」

キョウ「意味がわからん」
814 :ぽけもん :2010/10/23(土) 21:19:45.21 ID:fXyeVwAO
純「やっぱり忍者になれて良かったですよ!」

キョウ「だから卵だと言っておろう」

純「卵でもいいですよ!
忍者は忍者です!」

キョウ「…とりあえず喋っていないで早く行くぞ」

純「はい!」
815 :ぽけもん :2010/10/23(土) 21:24:53.44 ID:fXyeVwAO
―――――――――――――――――――
ハクタイシティ


イツキ「この先の海ですが…」

紬「行けそうにないですね」

リョウ「見事にギンガ団のビルが邪魔していますね」

イツキ「…ふむ、どうしたものでしょう」

紬「…あっ」

イツキ「?」

紬「ミオシティの船はどうでしょう?」

リョウ「その手があったね」
816 :ぽけもん :2010/10/23(土) 21:31:26.67 ID:fXyeVwAO
イツキ「んっふ、それでは早速行きましょうか
ネイティオ!」ぽん!

ネイティオ「トゥートゥー」

リョウ「バタフリー!」ぽん!

バタフリー「フリーフリー!」

紬「…」

イツキ「おっと、紬さんは空を飛べるポケモンがいませんでしたね」

紬「あ、はい」

イツキ「では僕のポケモンを貸しましょう
ネイティオ!」ぽん!

ネイティオ2「トゥートゥー」

紬「ありがとうございます♪」

イツキ「では、急ぎましょう」

ばささっ
817 :ぽけもん :2010/10/23(土) 21:47:17.36 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
テンガン山


たった

梓「ふう」

シバ「大丈夫か?梓」

梓「あ、はい
すみません」

シロナ「…少し休みましょうか
ずっと走りっぱなしだったし」

シバ「そうだな」

梓「…」すたっ
818 :ぽけもん :2010/10/23(土) 22:04:14.72 ID:fXyeVwAO
シロナ「…実は大事な話があるの
ちょっと話す暇がなかったから他のみんなには言ってないんだけど…」

シバ「む…?」

梓「?」

シロナ「ナナカマド博士とシンオウのことを調べてたんだけど、それでいくつかギンガ団に関係していそうなことが分かったの」

シロナ「…この世界とは違う世界があるって知ってるかしら?」
819 :ぽけもん :2010/10/23(土) 22:06:27.94 ID:fXyeVwAO
梓「なんですか、それ?」

シロナ「反転世界…というのかしら?この世界とは反対側の世界のことよ
その反転世界を支配しているギラティナというポケモンがいるの」

シバ「…ギラティナか」

シロナ「そのギラティナは反転世界にたった一匹で住んでるわ
ギラティナはね、反転世界をずっと守ってるの
多分、ギンガ団がディアルガとパルキアを使い、この世界を壊すというなら反転世界にも当然影響が出てくる…
反転世界を荒らされたギラティナはどうすると思う?」
820 :ぽけもん :2010/10/23(土) 22:18:52.21 ID:fXyeVwAO
シバ「…当然、怒り狂うだろうな」

シロナ「そう、そして暴れ回った結果世界を崩壊させちゃうわ」

梓「…どちらにしろギンガ団の思う壷ですね」

シロナ「そう、それは阻止しなければならない
…でもね、もっと重要視するべきことがあるの」

梓「なんですか?」

シロナ「ディアルガ・パルキア・ギラティナがぶつかり、世界の秩序が乱れたその時、現れるポケモンがいるの」
821 :ぽけもん :2010/10/23(土) 22:23:09.79 ID:fXyeVwAO
シロナ「…世界を創造した、世界の秩序を守るポケモン……アルセウス」

シバ「世界を創造したポケモンだと…?」

梓「で、でも世界の秩序を守るポケモンなら世界を守ってくれるんじゃ…」

シロナ「確かにそうね
でもね、アルセウスはポケモン…もしボールに納められたら従うしかないわ」

シバ「…」
822 :ぽけもん :2010/10/23(土) 22:30:26.76 ID:fXyeVwAO
シロナ「そして、ギンガ団がアルセウスのことを知っていて、アルセウスを捕まえたのなら…大変なことになるわ」

シバ「世界の創造神が破壊神となるわけか…」

シロナ「…私が調べたことは全て話したわ
休憩も終わりね
そろそろ行かないと」

シバ「ああ」たっ

梓「はい」たっ
823 :ぽけもん :2010/10/23(土) 22:52:22.98 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
ミオシティ


リョウ「なんでダメなんですか!?」

船乗り「うーん…そう言われましても…」

リョウ「…」

イツキ「…困りましたね」

紬「どうしよう…」

船乗り「すみませんが、お引き取りくだs」

???「おい、どうしたんだ?」
824 :ぽけもん :2010/10/23(土) 23:11:41.44 ID:fXyeVwAO
船乗り「あっ、トウガンさん!」

紬「え?」

トウガン「む?」

紬トウガン「あっ」

―――――――――――――――――――
トウガン「ほう、新月島か!」

紬「そうなんです、一刻も早く行かないといけなくて」

トウガン「いいだろう!
鋼鉄島の礼もまだしてなかったからな!
おい、今から新月島に行くぞ!」

船乗り「えー!?」
825 :ぽけもん :2010/10/23(土) 23:45:33.74 ID:fXyeVwAO
トウガン「さっさとせんか!」

船乗り「は、はい!」

紬「あの…いいんですか?」

トウガン「かまわん!
むしろこちらから頼みたいぐらいだ!はっはっは!」

紬「ふふ…ありがとうございます♪」
826 :ぽけもん :2010/10/23(土) 23:48:22.60 ID:fXyeVwAO
トウガン「なんの!
では、乗ってくれ!」

紬「はい!」

イツキ「んっふ、運が良かったですね」

リョウ「助かったあ」

紬「ふふ♪」

イツキ「…」

イツキ(やはり…僕の勘に間違いはないようですね)
827 :ぽけもん :2010/10/23(土) 23:54:08.09 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
テンガン山


ゴヨウ「久方ぶりですね」

和「…」

ゴヨウ「ふ…
なにもないようでしたら、私は行きますね
急いでいるもので」

和「…ですか?」

ゴヨウ「はい?」

和「私を…最初からギンガ団に入れるために鍛えたっていうのは本当ですか?」

ゴヨウ「…ふ、さて?」ざっ
828 :ぽけもん :2010/10/24(日) 00:30:51.31 ID:m//CjcAO
和「!
キルリア!」ぽん!

キルリア「キュルー!」

ゴヨウ「!
…なんのつもりでしょう?」

和「行かせません
あなたが悪いことをしようとしているのなら…!」

ゴヨウ「…ふっ、いいでしょう」

ゴヨウ「エーフィ!」ぽん!

エーフィ「フィー!」
829 :ぽけもん :2010/10/24(日) 00:34:11.08 ID:m//CjcAO
和「キルリア、マジカルリーフ!」

キルリア「キュルー!」しゅしゅしゅ

ゴヨウ「エナジーボール!」

エーフィ「フィー!」どぴゅん!

どがああああん!!

和「バネブー!
サイケこうせん!」ぽん!

バネブー「ブー!」びゅびゅびゅ!

ゴヨウ「!
ドータクン、ひかりのかべ!」ぽん!

ドータクン「ゴオオオ」うぃん

きいん!

バネブー「!?」
830 :ぽけもん :2010/10/24(日) 00:53:43.46 ID:m//CjcAO
和「!」

ゴヨウ「ふ、随分好戦的ですね
なかなかの勢いですよ
ですが、ひかりのかべであなたのポケモンの攻撃は私のポケモンに届きませんよ」

和「バネブー、とびはねる!」

バネブー「」ぴょん!

しゅっ

バネブー「ブー!」どがっ

エーフィ「フィ!?」

ゴヨウ「!
やはり物理攻撃できましたか…」

ゴヨウ「ですがそれも対策済み!
ドータクン、リフレクター!!」

ドータクン「ゴオオオ」うぃん

和「…!」
831 :ぽけもん :2010/10/24(日) 00:57:43.93 ID:m//CjcAO
ゴヨウ「これで物理攻撃も封じましたよ」

和「く…」

ぴかっ!

和「!?」

バネブー「ブー…!?」めきめき…

ゴヨウ「!」

ぴかああああ!

ブーピッグ「ブー!」

和「進化…!!」

ブーピッグ「ブー!」くいっ

和「!
そうか…!
ブーピッグ、お願い!」

ブーピッグ「」だっ
832 :ぽけもん :2010/10/24(日) 01:11:24.69 ID:m//CjcAO
ゴヨウ「無駄ですよ!
ドータクン、あやしいひかり!」

ドータクン「」ひゅううん!

ブーピッグ「ブー!」ぷいっ

和「ブーピッグの特性、マイペース!
混乱はしませんよ!
ブーピッグ今よ!かわらわり!!」

ブーピッグ「ブー!」ぱああああん!!

ゴヨウ「!!
リフレクターとひかりのかべが…!」

和「かわらわりはリフレクターとひかりのかべを壊し、相手に攻撃ができる!
いけえ!!」

ブーピッグ「ブー!」ばああああん!!

ドータクン「!?」くらっ

ばたっ

ドータクンは倒れた

ゴヨウ「くっ…!」
833 :ぽけもん :2010/10/24(日) 01:17:00.17 ID:m//CjcAO
和「よし!」

和(ゴヨウさんの手持ちで1番強いドータクンを倒せた!あとは…)

ゴヨウ「ふ…ドータクン程度を倒せただけで勝ち誇ってませんか?」

和「え…」

ゴヨウ「いいでしょう
見せてあげましょう、私の切り札を!」ぽん!

???「クルース!」

和「!?
なに…?あのポケモン…」
834 :ぽけもん :2010/10/24(日) 01:27:43.30 ID:m//CjcAO
ゴヨウ「サイコキネシス!!」

???「」ういいいいん!!

ブーピッグ・キルリア「!?」

和「…!!」

どがあああああん!!

ゴヨウ「戻りなさい!」しゅうう

ゴヨウ「ふ…」ざっざっ
835 :ぽけもん :2010/10/24(日) 01:30:04.06 ID:m//CjcAO
――――――――――――――――――
やりのはしら

ざっざっ

アカギ「……」

サターン「!
アカギ様!」

アカギ「赤い鎖は?」

ジュピター「今準備しています」

アカギ「そうか」

サターン「もうすぐでこの世界ともお別れですね」

マーズ「そしていよいよ始まりますね!私達の世界が!時代が!!」

アカギ「ふ、そうだな」

ざっ

アカギ「!
やっと来たか、ゴヨウ」

ゴヨウ「ああ、少し邪魔が入ってな」

アカギ「…これで全員揃ったな」

アカギ「さあ…不完全な世界とはおさらばだ
完全なる世界の始まりだ…!!」

―21章完―

843 :ぽけもん :2010/10/25(月) 22:10:57.83 ID:4Is.wMAO
アカギ「…」

サターン「?」

アカギ「邪魔者は…奴らはまた我々を邪魔しにくるだろう」

アカギ「サターン、マーズ、ジュピター
奴らが来たら…わかってるな?」

サターン・マーズ・ジュピター「はっ」
844 :ぽけもん :2010/10/25(月) 22:31:09.61 ID:4Is.wMAO
―――――――――――――――――――
テンガン山


たった

梓「!」ぴたっ

シロナ「どうしたの?」

梓「?
誰かいる…?」

シバ「?」

シロナ「トゲキッス、フラッシュ!」ぽん!

トゲキッス「」ぴかっ!
845 :ぽけもん :2010/10/25(月) 22:33:11.59 ID:4Is.wMAO
和「!」

梓「和先輩!?」

和「梓ちゃん…」

シバ「!」

梓「どうしたんですか!?こんなところで…」ちらっ

ブーピッグ・キルリア「」ぐたっ

梓「ポケモン達もこんなに傷ついて…」

和「…」
846 :ぽけもん :2010/10/25(月) 22:46:21.35 ID:4Is.wMAO
シバ「…ゴヨウさんか?」

和「!」

シバ「ゴヨウさんがギンガ団に協力していることは聞いた
お前はゴヨウさんを追っていたらしいし
ゴヨウさんと戦ったのか?」

和「そうです…」

和「ゴヨウさんを追いかけても意味ないって分かってた…
なのに追いかけて…ポケモン達も傷つけて…
なにをやってるんですかね、私…」

シバ「……」

梓「和先輩…」
847 :ぽけもん :2010/10/25(月) 22:55:29.40 ID:4Is.wMAO
和「…でも私、どんなに傷ついてもゴヨウさんの気持ちを確かめたいんです
そして、ゴヨウさんがなにを思っていようと、改心させてみせます」

シバ「ふ、いい目だ
…和、ゴヨウさんがどうあろうと今止めるべきはギンガ団
ギンガ団を止めればゴヨウさんも変わるかもしれん」

梓「一緒にギンガ団を止めましょう!」

和「…ええ!」

梓「はい、掴まってください!」すっ

ぐいっ

しゅたっ

和「ありがとう」

梓「いえ…」

梓「さあ、目指すはテンガン山頂上…やりのはしらです!」
848 :ぽけもん :2010/10/25(月) 22:58:15.93 ID:4Is.wMAO
―――――――――――――――――――
キッサキ神殿


純「むー…」

キョウ「……」

純「本当にここでいいんですか?
人っ子ひとりいませんよ」

キョウ「…ぬ
しかしこの街の住人に聞いたことが確かなら、ここで合ってるはずだがな」

純「むー…」
849 :ぽけもん :2010/10/25(月) 23:05:06.42 ID:4Is.wMAO
きらっ

キョウ「!」

キョウ「危ないっ!」だっ

純「えっ?」

ぶおおおおお!!

純「きゃっ!?」

キョウ「ぬう!!
これは…ふぶき!?」

どがああん!!

レジアイス「じゃきー!!」

キョウ「ぬう…!?あのポケモンは…レジアイス!」
850 :ぽけもん :2010/10/25(月) 23:09:37.50 ID:4Is.wMAO
ジンダイ「へっ、本当に邪魔しに来やがったな!」

プルート「まったく、簡単にはいかないな何事も」

キョウ「!
何奴っ!?」

ジンダイ「俺はジンダイ!」

プルート「わしはプルート」

ジンダイ「お前達は俺達を邪魔しに来たんだろ?」
851 :ぽけもん :2010/10/25(月) 23:14:58.66 ID:4Is.wMAO
キョウ「お前達、何が狙いだ!」

ジンダイ「ふ…
一言で言うと、そうだな……世界征服!!」

レジアイス「じゃきー!!」

キョウ「!?」

ぶおおおおお!!

純「う…なんて強い風なの…!?」

ジンダイ「はっはっは!
どうだ、伝説のポケモンの力は!!」

純「ぐ…」
852 :ぽけもん :2010/10/25(月) 23:19:19.15 ID:4Is.wMAO
キョウ「甘いわ!!」

ジンダイ「あん?」

キョウ「アリアドス、いとをはく!」

アリアドス「」ぷしゅうう!

レジアイス「!?」

ぶおおおおお……

純「ふぶきが収まった!」

キョウ「いけえ、純!!」

純「はい!
エヌターク、かまいたち!!」ぽん!

エヌターク(ストライク)「ストライー!」

ぶああああ!!

きいいいん!!!

レジアイス「じゃきー!?」ぐらっ

ジンダイ「!?
…ちぃっ!!」
853 :ぽけもん :2010/10/25(月) 23:24:15.40 ID:4Is.wMAO
たっ

キョウ「いい攻撃だったぞ、純!」

純「はい!」

ジンダイ「くそっ、いつの間にふぶきを逃れたんだ…」

キョウ「ふ、知りたいか?
あれだ!」

こと…

ジンダイ「…?
なんだあれ、木…?」

キョウ「変わり身の術!
それでかわしたのさ!」

ジンダイ「変わり身の術だと?」

プルート「…なるほど
おぬし、忍者の末裔か」

キョウ「その通り」

ジンダイ「忍者~?
そんなの今の時代にいるのかよ」

プルート「目の前にいるだろう
今の変わり身の術…本物じゃないか」

ジンダイ「…よくわかんねえけど、まあとりあえず…
こいつらを除けば、俺達の夢は叶うんだから叩き潰しゃあいいな!?」

プルート「ああ」

キョウ「ふん、やれるものならやってみろ」

純「私達もそれなりだから簡単にはいかないよ!」
854 :ぽけもん :2010/10/25(月) 23:26:08.69 ID:4Is.wMAO
すみません、寝ます

見てくださった人ありがとうございました~♪
855 :再開 :2010/10/26(火) 05:31:48.09 ID:TNu9oIAO
―――――――――――――――――――
新月島


紬「ありがとうございました♪」

トウガン「ああ、困った時はいつでも呼んでくれ」

イツキ「では急ぎましょう」

紬「はい!」
856 :ぽけもん :2010/10/26(火) 05:36:45.47 ID:TNu9oIAO
―――――――――――――
キクコ「さあて…
ゲンガー!」

ゲンガー「ゲーンガー」

さわ子「…」

キクコ「まずはさわ子で試してみるかい
ダークライ!」ぽん!

ダークライ「…」

キクコ「あくむ!」

ダークライ「…」

さわ子「…!?」

さわ子「~~~っ!」がたがた
857 :ぽけもん :2010/10/26(火) 05:40:53.57 ID:TNu9oIAO
キクノ「随分うなされてるね」

キクコ「ナイトメアも加わってとても苦しいだろうねえ」

キクノ「このパワーなら世界征服…やはり夢じゃないね」

キクコ「ああ
フェフェフェ、あとは世界をダークホールで包んじまえば目的遂行だね」

キクコ「それをするには膨大な力が必要…
そのためにあくむとナイトメアで力を吸い取っちまいなあ!」
858 :ぽけもん :2010/10/26(火) 05:43:21.75 ID:TNu9oIAO
ダークライ「…」きっ

さわ子「!!」がたがた

リョウ「やめろおー!!」ばっ

キクコ・キクノ「!!」

リョウ「うおおお!!」ぶんっ

キクコ「!」ぱしっ

さっ

リョウ「!?」どさあっ
859 :ぽけもん :2010/10/26(火) 05:49:19.48 ID:TNu9oIAO
キクコ「リョウか…
いきなり殴り掛かってくるとはね
トレーナーはトレーナーらしく、ポケモンでかかってきなあ!!」

リョウ「ぐ……
ヘラクロス、かわらわりぃ!!」ぽん!

ヘラクロス「ヘラクロー!」ぶんっ

ダークライ「…」ゆらっ

ヘラクロス「!?」どさあっ

リョウ「!」

キクコ「同じ手でかわされるとは…
リョウ、あんた昔からちっとも変わってないね
感情に身を委ねると負けるよ?」

リョウ「うるさい!」
860 :ぽけもん :2010/10/26(火) 05:53:31.25 ID:TNu9oIAO
紬「リョウさん!」たたっ

リョウ「!」

キクコ・キクノ「!」

紬「大丈夫ですか?」

イツキ「どうやら彼女達が敵のようですね」

リョウ「さわ子さんをさらったのもあいつらですよ」

紬「…!
さわ子先生!?」

さわ子「」

ゲンガー「キシシシ!」
861 :ぽけもん :2010/10/26(火) 05:56:21.84 ID:TNu9oIAO
紬「さわ子先生に何があったんですか!?」

リョウ「ゲンガーの催眠術で眠らされているんだ」

イツキ「…ダークライもゲットされてしまったようですね」

リョウ「…みたいですね」

イツキ「とりあえず、さわ子さんを解放させるのが優先でしょう
そのためにはゲンガーを倒さなければなりません」
862 :ぽけもん :2010/10/26(火) 05:59:34.77 ID:TNu9oIAO
キクコ「フェフェフェ、丸聞こえだよ
さわ子は解放させないさ」

キクノ「…」

ダークライ「…」

イツキ「3対3…
頭数では合っていますが」

紬「でもそれじゃあさわ子先生を解放できないわ!」

イツキ「…」

イツキ「まあやってみるしかありませんね
この間にもさわ子さんの容態が悪くなるかもしれません」
863 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:03:28.69 ID:TNu9oIAO
リョウ「じゃあ僕はダークライを引き付けましょう!その間に…」キクコ「つべこべ言ってんじゃないよ!いけえ、ヤミラミ!」ぽん!

ヤミラミ「ヤミー!」だっ

紬「!」

イツキ「ネイティオ!」ぽん!

ネイティオ「トゥートゥー!」ばっ

ヤミラミ「!」
864 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:08:41.65 ID:TNu9oIAO
イツキ「あなたはさわ子さんを!」

紬「はい!」

キクコ「ちい!行かせないよ!
ダークライ!!」

ダークライ「…」ゆらり

紬「!」

リョウ「メガホーン!」

どがああん!!

ダークライ「!?」

ヘラクロス「ヘラクロー!」

リョウ「お前の相手は僕だ!」

ダークライ「…」

紬「」たっ
865 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:11:26.41 ID:TNu9oIAO
キクノ「私を忘れてないかい!
行かせないよ!!」ぽん!

ドサイドン「ガオー!」

イツキ「ふんもっふ!!」

どおおおおおん!!

ドサイドン・キクノ「!?」

フーディン「フー!」ばんっ

イツキ「僕のフーディンは指示がなくても戦えるよう指示してあります!」
866 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:13:44.83 ID:TNu9oIAO
リョウ「全員抑えました!早くさわ子さんを!」

紬「ありがとうございます!」たっ

キクコ「させるかあ!!」

ヤミラミ「ヤミー!!」だっ

イツキ「つばめがえし!」

ネイティオ「トゥートゥー!」どすっ

ヤミラミ「ヤミー!?」どさあっ

キクコ「ぐう…!!」
867 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:18:24.65 ID:TNu9oIAO
紬「」たたっ

ゲンガー「ゲッ!!」

紬「レン!」ぽん!

レン(ドンファン)「バオー!」

キクコ「ゲンガー!させるなあ!!」

紬「レン、転がる!」

レン「」ごろごろ…

キクコ「かわせ、ゲンガー!」

ゲンガー「キシシシ!」しゅっ
868 :>>867です、すみません :2010/10/26(火) 06:23:28.64 ID:TNu9oIAO
キクコ「よしっ!」

イツキ「…んっふ」

キクコ「!
なにが可笑しい!?」

イツキ「いえ何も…
ただ、紬さんのドンファンの転がるを舐めてはいけませんよ」

キクコ「…?」
869 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:26:04.80 ID:TNu9oIAO
紬「ユリ!」ぽん!

ユリ(ユンゲラー)「ユン!」

紬「サイコキネシス!」

ユリ「ユン!」うぃん!

レン「」ふわっ

ユリ「」くいっ

キクコ「!」

紬「まっがーれ!!」

レン「バオー!!」どがああん!!

ゲンガー「!?」
870 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:30:09.85 ID:TNu9oIAO
――――――――――――――――――
テンガン山頂上


やりのはしら


梓・シバ・シロナ「」たんっ

梓「着いた…!!」

和「…ここがやりのはしら!!」

シロナ「…妙ね」

シバ「ああ…随分と静かだな」
871 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:33:09.13 ID:TNu9oIAO
シロナ「…」すっ

ひゅんっ!

シロナ「!
ガブリアス!」ぽん!

ガブリアス「グオー!」

ひゅっ!

ガブリアス「!?」ざざっ

シロナ「…!
さっさと姿を現しなさい!
ガブリアス、だいもんじ!」

ガブリアス「~~っ!」ぶるぶる

シロナ「!
怯んでる!?」
872 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:38:07.46 ID:TNu9oIAO
???「今のはこの子のねこだましよ」

ブニャット「ニャー!」

シロナ「ブニャット!」

???「はあ~い、また会ったわね
金髪の女と黒髪ツインテールの女」

梓「!!
マーズ…!」

マーズ「あら覚えててくれたんだ~光栄ね~」
873 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:41:03.76 ID:TNu9oIAO
梓「あなたたちの首領はどこですか!」

マーズ「ふっ…いきなりアカギ様に会わせるわけないでしょ~」

マーズ「まあこの奥にいるんだけどさ~
でも…私が行かせないからねえ!!」

ブニャット「ニャー!」だだっ

梓「さわちゃ…」シロナ「トリトドン!」ぽん!

トリトドン「ぽわ~!」ぐちょぐちょ

梓「!」
874 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:45:25.02 ID:TNu9oIAO
シロナ「ここは私に任せて!
一人一人相手にしてたらキリがないわ!
先に行ってて!」

梓・和「はい!」たっ

シバ「すまんな」だっ

マーズ「あ~らら、逃げられちゃった~」

シロナ「…また戦えるわね
あの時は勝負がつかなかったから」
875 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:47:08.23 ID:TNu9oIAO
マーズ「エムリットを捕らえることが目的だったからね~
別にあんたとのバトルに興味なかったし~」

シロナ「そう…
トリトドン、だいちのちから!」

トリトドン「ぽわ~!」どどどど…!!

どおん!!

ブニャット「ニャー!?」

シロナ「じゃあ今度は、私とのバトルに興味を持たせてあげる…!!」

マーズ「…ふ~ん」
876 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:49:18.71 ID:TNu9oIAO
――――――――――――――――――
シバ「梓!和!
お前たちは首領を追え!」

梓「え!?シバ先生は…」

サターン「ドクロッグ!」

ジュピター「スカタンク!」

ドクロッグ「グエー!」

スカタンク「グオー!」

梓和「!!」
877 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:51:45.87 ID:TNu9oIAO
どがあああああん!!

梓「し、シバ先生!」

ぱらぱら…

カイリキー「リキー!」がしいっ

ドクロッグ・スカタンク「!」

シバ「あてみなげ!!」

カイリキー「」ばちいいいん!!

ドクロッグ・スカタンク「!?」

サターン・ジュピター「…!!」

シバ「大丈夫だ!早くいけ!!」

梓「…はい!!」だっ
878 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:54:57.59 ID:TNu9oIAO
―――――――――――――――――――
キッサキ神殿


ジンダイ「レジアイス、もう一回かましてやれ!
ふぶき!!」

レジアイス「じゃきー!!」

ぶおおおおお!!

純「!」

キョウ「ぬ…!
だが…」
879 :ぽけもん :2010/10/26(火) 06:58:05.22 ID:TNu9oIAO
プルート「ノズパス、とおせんぼう!」ぽん!

ノズパス「ノーズ!」

ばちいい!

キョウ「!!
く…しまった!」

ジンダイ「逃げられねえぜ!
レジアイス、もっと強くふぶきだ!!」

レジアイス「じゃきー!!」

ぶおおおおおおおおお!!!!

純「うっ…」

キョウ「ぬう…!」
880 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:02:36.90 ID:TNu9oIAO
ジンダイ「はっはっは!
勝負ありだ!レジロック!」ぽん!

レジロック「じじ ぜじ ぞ」

ジンダイ「ストーンエッジ!」

レジロック「」どどどどどど!!

ばああああん!!

純キョウ「!?」

エヌターク「ストライッ!?」

効果は抜群だ!

純「!
エヌターク!」

エヌターク「ストライ…」
881 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:04:45.74 ID:TNu9oIAO
ジンダイ「はっはっは!
見たか!これが古代の力だ!!」

純「…くっ」

キョウ「純!」しゅたっ

純「!」

キョウ「混乱するな
相手は伝説ポケモン…
だが、修行の通りやれば絶対に勝てる
純、お前ならやれる!」

純「…はい!」
882 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:06:34.29 ID:TNu9oIAO
ジンダイ「なにやっても無駄だぜ?」

純「エヌターク戻って!」しゅうう

純「ラプンーソ!」ぽん!

ラプンーソ(エンペルト)「エーン!」

純「修行の末、ついに最終進化!
新たな姿のラプンーソの力、見せてあげる!」

ジンダイ「へっ、レジロック!軽くいなしてやれ!」

レジロック「じじ ぜじ ぞ」

純「アクアジェット!」

ラプンーソ「」しゅばっ!
883 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:08:34.46 ID:TNu9oIAO
ジンダイ「へっ!アクアジェット程度受け止めてやれ!」

純「アクアジェット程度?
ただのアクアジェットだと思わないことだね!」

ジンダイ「?」

ラプンーソ「エーン!」しゅっ

どがっ!

レジロック「!」

かきいいいっ!

レジロック「」かちっ

ジンダイ「なに!?
凍っただと!?」
884 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:10:52.41 ID:TNu9oIAO
ラプンーソ「エーン!」たっ

純「へへっ、やったね!上手くできた!」

ジンダイ「なにをやったあ!」

純「ふふん、今のは合成技!」

ジンダイ「合成技?」

純「アクアジェットとれいとうビームを合わせた合体技なのだ!」

ジンダイ「合体技だと?」

プルート「なるほど…
なかなか考えられておるの」
885 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:13:19.41 ID:TNu9oIAO
純「レジロックは凍ってしまって動けない!
今がチャンス!ラプンーソ、ハイドロポンプ!」

ラプンーソ「」ぶしゅううううう!!

レジロック「」ばしゃあああん!!

効果は抜群だ!

レジロック「」ばたっ

レジロックは倒れた

ジンダイ「!!」

純「ふふん、どんなもんだい!」
886 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:16:41.30 ID:TNu9oIAO
キョウ「いいぞ、純!その調子だ!」

純「はい!」

プルート「…ふ、なるほど
伊達にわし達を邪魔しにきたのではないな」

プルート「ジンダイ、舐めてかかるとお前でも敵わんぞ」

ジンダイ「わーってるよ
レジアイス!」

レジアイス「じゃきー!」

純「次はレジアイスか!
負けないよ!」
887 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:18:50.76 ID:TNu9oIAO
プルート「…」

しゅたっ

プルート「!」

キョウ「ファファファ、私達も戦おうぞ」

プルート「…ふん」
888 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:21:38.77 ID:TNu9oIAO
――――――――――――――――――――
新月島


ゲンガー「ゲン…」ばたっ

ゲンガーは倒れた

キクコ「!!」

さわ子「」ふらっ

紬「!
リン、さわ子先生を受け止めて!」ぽん!

リン(レントラー)「リン!」たっ

ぼすっ
889 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:24:09.78 ID:TNu9oIAO
さわ子「う…ん?」ぱちっ

紬「さわ子先生!」

さわ子「ん…ムギちゃん?」

リョウ「ヘラクロス、インファイト!」

ヘラクロス「」だだだだだだだ!!

ダークライ「!?」

リョウ「」だっ
890 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:27:10.17 ID:TNu9oIAO
リョウ「さわ子さん!」

さわ子「リョウまで…
ん?」ちらっ

キクコ・キクノ「…」

さわ子「!
そっか…私、キクコさんとキックーノに…」

キクコ「まったく…」

リョウ「!」
891 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:29:34.00 ID:TNu9oIAO
キクコ「計画が狂っちまったじゃないか
迷惑な連中だねえ…」

イツキ「……」

キクコ「いいだろう、ダークライ!」

ダークライ「…」

キクコ「ダークライの真の力…見せてあげるよ!!」

キクコ「さあダークライ、こいつらを蹴散らし…」

ゆらああああっ!!ぎゅうううう!!

キクコ「!?」
892 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:33:33.38 ID:TNu9oIAO
キクノ「ぐ…」

紬「な、なに…?」

リョウ「ま、まるで空間が歪んでいるような…なんだ、これは!?」

さわ子「なにが…起こってるの……?」

イツキ「……っ!」

ぎゅるぎゅる…

イツキ(時計の様子もおかしい…
まさか…!)
893 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:38:26.50 ID:TNu9oIAO
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やりのはしら


アカギ「……」

梓「…やっと追いつきました」

和「…」きょろきょろ

和(ゴヨウさんは…?)

アカギ「……」くるっ

梓「……」
894 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:40:38.45 ID:TNu9oIAO
アカギ「これからこの世界は消える…
今一度問おう、この山を見て…すべての終わりとなり始まりとなるこのテンガン山を見て、何かを感じないか?」

梓「……」

アカギ「感じないのなら、お前はその程度ということだ
私は感じる…」

アカギ「山の声、音、鼓動…すべてが私が完全であると言っている
完全なる私が創る完全なる世界…」
895 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:43:19.22 ID:TNu9oIAO
梓「…あなたはどうして世界を壊そうとしているんですか?」

アカギ「この世界が不完全だからだ」

梓「不完全?」

アカギ「そう、この世界は不完全だ
人間もポケモンもいつまでも醜く争いあい、互いを傷つけ、苦しみ、悲しみ、嘆き、それを繰り返す
無意味だと思わないか?愚かだと思わないか?
私はこの不完全である世界を憎む、全力でな
だからこそ、完全なる世界を創るのだ
争いのない、苦しみのない、悲しみのない、愚かな人間も、野蛮なポケモンもいない、完全なる世界を!…この今の世界を壊してな」
896 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:45:08.71 ID:TNu9oIAO
アカギ「さあ、いよいよだ」

アカギ「ユクシー・アグノム・エムリットを捕まえ、ようやく完成した赤い鎖…」

???「これを使い、ディアルガとパルキアを呼び起こす…」

アカギ「そうとも」

和「ゴヨウさん…!」

ゴヨウ「赤い鎖は設置完了だ」

アカギ「……」ばっ

アカギ「現れよ!!
時を司るディアルガよ!!!空間を司るパルキアよ!!!」

ごごごごごご……
897 :ぽけもん :2010/10/26(火) 07:48:05.33 ID:TNu9oIAO
???「ギイイヤアアアアアアア……!!」

???「グオオオオオオオオオオ……!!」

梓和「!!」

ゴヨウ「くく…」

アカギ「現れたな!ディアルガ!!パルキア!!」

ディアルガ「グギュグバァッ!!!」

パルキア「ガギャギャァッ!!!」