1: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:25:12 ID:tV6
再び、某所に上げていたSSを。
ヒヤシンスは春の花なので些か時期外れではありますが…
ごゆるりと、お付き合いの程を。
ヒヤシンスは春の花なので些か時期外れではありますが…
ごゆるりと、お付き合いの程を。
引用元: ・夕美「Yellow Hyacinth」
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2: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:25:54 ID:tV6
ーCGプロ・屋上庭園ー
P「やっぱここにいたか。お疲れ、夕美」
夕美「プロデューサーさん。お疲れ様ですっ。プロデューサーさんもお花を見に来たの?」
P「ん、それもあるが…たまには晩飯でも一緒にどうかと思ってな。」
夕美「わあっ、嬉しいなっ♪ あ、それじゃあちょっと待っててくれるかな。ここのお花のお手入れだけ…」
P「お前ほんと花が好きだよなぁ。ほっといたってここはちゃんと手入れされてんのに」
夕美「うん。だから、そこまで私が手を加える必要はないみたい。こうして元気に咲いてるのがその証拠だねっ」
P「やっぱここにいたか。お疲れ、夕美」
夕美「プロデューサーさん。お疲れ様ですっ。プロデューサーさんもお花を見に来たの?」
P「ん、それもあるが…たまには晩飯でも一緒にどうかと思ってな。」
夕美「わあっ、嬉しいなっ♪ あ、それじゃあちょっと待っててくれるかな。ここのお花のお手入れだけ…」
P「お前ほんと花が好きだよなぁ。ほっといたってここはちゃんと手入れされてんのに」
夕美「うん。だから、そこまで私が手を加える必要はないみたい。こうして元気に咲いてるのがその証拠だねっ」
3: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:26:41 ID:tV6
P「やれやれ、何言ってもすぐには離れそうにないなこりゃ…。どれ、何かやれる事はないのか?」
夕美「えっと、じゃあそこの肥料なんだけど…そう、そのスプレー。」
P「これか。…へえ、こういうのも肥料なんだな…」
夕美「初めて見るの?」
P「肥料のイメージなんて何かしらのフンとか匂う奴だけだと思ってた」
夕美「あはは…確かに、養分が多いからねっ。けど、最近のは匂いも少ないんだよ?」
P「へえ…っと、これくらいでいいのか?」
夕美「うん、ちょっとずつで大丈夫だよ。…綺麗に咲いてくれるといいなぁ…」
P「……そういやお前、今日は珍しく遅れて来てたよな。何かあったか?」
夕美「あ、それは…あはは…つい、公園のお花のお手入れに夢中になっちゃって…ごめんなさい。」
P「いや、遅刻したわけじゃないしそれはいいんだけどな。そっか…まだボランティアの方も続けてるんだっけか」
夕美「えっと、じゃあそこの肥料なんだけど…そう、そのスプレー。」
P「これか。…へえ、こういうのも肥料なんだな…」
夕美「初めて見るの?」
P「肥料のイメージなんて何かしらのフンとか匂う奴だけだと思ってた」
夕美「あはは…確かに、養分が多いからねっ。けど、最近のは匂いも少ないんだよ?」
P「へえ…っと、これくらいでいいのか?」
夕美「うん、ちょっとずつで大丈夫だよ。…綺麗に咲いてくれるといいなぁ…」
P「……そういやお前、今日は珍しく遅れて来てたよな。何かあったか?」
夕美「あ、それは…あはは…つい、公園のお花のお手入れに夢中になっちゃって…ごめんなさい。」
P「いや、遅刻したわけじゃないしそれはいいんだけどな。そっか…まだボランティアの方も続けてるんだっけか」
4: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:27:07 ID:tV6
夕美「うん。やっぱり途中で投げ出したりするのはよくないって思って。それにね」
P「?」
夕美「ちゃんと育てたら、綺麗に咲いてこたえてくれるからっ。それが嬉しくてね、それで…」
P「……ふふ」
夕美「あぁっ、ごめんね、私、また一人で熱が入っちゃって…」
P「いや、いいんだよ。何ていうか、そういうとこ見てると安心するし」
夕美「安心…?」
P「?」
夕美「ちゃんと育てたら、綺麗に咲いてこたえてくれるからっ。それが嬉しくてね、それで…」
P「……ふふ」
夕美「あぁっ、ごめんね、私、また一人で熱が入っちゃって…」
P「いや、いいんだよ。何ていうか、そういうとこ見てると安心するし」
夕美「安心…?」
5: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:27:30 ID:tV6
P「いつも咲いてる花がそこにあるって事。急に枯れたら、やっぱり寂しいよ、俺は」
夕美「それじゃあ、私が落ち込んだ時は、プロデューサーさんが励ましてくれる?」
P「…俺でいいのか?」
夕美「うん。プロデューサーさんは私にとって、太陽みたいな人だから。枯らさず、ずっと照らしててねっ」
P「お前、俺の頭見て言ってないかそれ」
夕美「大丈夫だよっ。もし枯れちゃった時は、私がお世話してあげるからっ」
P「あのな、花は植えれば咲くけどな、これはそうそううまくいかないの。手間暇かなりかかるし…」
夕美「じゃあ、お世話すればずっと一緒にいられるよねっ」
P「……お前、わりと毒持ってるよな…?」
夕美「ふふ、綺麗な花にはトゲがあるんだよっ」
夕美「それじゃあ、私が落ち込んだ時は、プロデューサーさんが励ましてくれる?」
P「…俺でいいのか?」
夕美「うん。プロデューサーさんは私にとって、太陽みたいな人だから。枯らさず、ずっと照らしててねっ」
P「お前、俺の頭見て言ってないかそれ」
夕美「大丈夫だよっ。もし枯れちゃった時は、私がお世話してあげるからっ」
P「あのな、花は植えれば咲くけどな、これはそうそううまくいかないの。手間暇かなりかかるし…」
夕美「じゃあ、お世話すればずっと一緒にいられるよねっ」
P「……お前、わりと毒持ってるよな…?」
夕美「ふふ、綺麗な花にはトゲがあるんだよっ」
6: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:28:06 ID:tV6
~お洒落なレストラン~
P「ほう……このかぼちゃのスープ意外といけるな…もうちょい甘いのかと思ってた」
夕美「プロデューサーさん、こういうお店来たことないって言うから、お口にあうか不安だったけど」
P「うん、美味い。このパンもここで焼いてんのかな?…あ、窯焼きピザなんてのもあんのか…美味そうだな」
夕美「私のオススメは、こっちの…これ。スパイスやハーブが効いてて美味しいんだよっ」
P「へえ…あ、確かに美味そうだな…ジャガイモか…ふむ」
ーーーーーー
P「ほう……このかぼちゃのスープ意外といけるな…もうちょい甘いのかと思ってた」
夕美「プロデューサーさん、こういうお店来たことないって言うから、お口にあうか不安だったけど」
P「うん、美味い。このパンもここで焼いてんのかな?…あ、窯焼きピザなんてのもあんのか…美味そうだな」
夕美「私のオススメは、こっちの…これ。スパイスやハーブが効いてて美味しいんだよっ」
P「へえ…あ、確かに美味そうだな…ジャガイモか…ふむ」
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7: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:28:25 ID:tV6
P「あー、結構食ったなぁ…はは、これは明日あたり肌とかツヤッツヤになってるかもな」
P「……あ、俺の場合肌ってか頭…いやいやいや」
夕美「あ、プロデューサーさん、向こうの公園、ちょっと行ってみない?」
P「向こうの?……ああ、そっか…ここ、あの公園の近くなんだっけか」
夕美「ね、いこっ? ほら、はやくはやくっ」
P「はいはい、食ったばっかなんだからゆっくりな、ゆっくり。」
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P「……あ、俺の場合肌ってか頭…いやいやいや」
夕美「あ、プロデューサーさん、向こうの公園、ちょっと行ってみない?」
P「向こうの?……ああ、そっか…ここ、あの公園の近くなんだっけか」
夕美「ね、いこっ? ほら、はやくはやくっ」
P「はいはい、食ったばっかなんだからゆっくりな、ゆっくり。」
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8: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:28:54 ID:tV6
夕美「やっぱり綺麗だなあ…」
P「これは確かに凄いな…どれ、記念に一枚」カシャッ
夕美「写真?」
P「ああ、昔ちょっとだけかじってな…つっても、これはスマホのカメラだからな」
P「本格的なカメラで、また改めて写真撮りに来ないとな…」
夕美「私も、写真とか趣味にした方がいいのかな?…あ、でもそれならドライフラワーとかも…」
夕美「うーん…悩むねっ」
P「はは、好きなようにやれば良いさ。極めなきゃやっちゃダメ、なんてことないんだし」
夕美「じゃあ、もしカメラの事、お勉強したいなって思った時は、プロデューサーさん、先生になってねっ」
P「ん? まあいいけど…俺より、カメラなら藍子とかのがいいんじゃないのか?聞きやすいだろう、話も合うし」
P「これは確かに凄いな…どれ、記念に一枚」カシャッ
夕美「写真?」
P「ああ、昔ちょっとだけかじってな…つっても、これはスマホのカメラだからな」
P「本格的なカメラで、また改めて写真撮りに来ないとな…」
夕美「私も、写真とか趣味にした方がいいのかな?…あ、でもそれならドライフラワーとかも…」
夕美「うーん…悩むねっ」
P「はは、好きなようにやれば良いさ。極めなきゃやっちゃダメ、なんてことないんだし」
夕美「じゃあ、もしカメラの事、お勉強したいなって思った時は、プロデューサーさん、先生になってねっ」
P「ん? まあいいけど…俺より、カメラなら藍子とかのがいいんじゃないのか?聞きやすいだろう、話も合うし」
9: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:29:15 ID:tV6
夕美「藍子ちゃんにも聞くつもりだけど…それはそれだよ。プロデューサーさんは、迷惑かな…?」
P「いやいや、それはないって。俺なんかで良ければ喜んでレクチャーさせて貰いますよ」
夕美「うん、じゃあ…お願いします、先生っ」
P「たはは、なんかそう呼ばれると薫みたいだな…薫もいつかこんなでかくなんのかなぁ…」
夕美「プロデューサーさんは、薫ちゃんのせんせぇ、だもんね。けど、私のこともちゃんと見ててね?」
夕美「プロデューサーさんの周りにはたくさんのお花があるけど…私の事も、枯らさないようにしてほしいなって。」
P「分かってるさ。お前のプロデューサーなんだぞ?あんだけ花の面倒見まくってるのが横にいたらさ」
P「そりゃ俺だって負けてられないさ。どの花もしっかり綺麗に咲かせてみせる」
夕美「うん。よろしくね、プロデューサーさんっ」
P「いやいや、それはないって。俺なんかで良ければ喜んでレクチャーさせて貰いますよ」
夕美「うん、じゃあ…お願いします、先生っ」
P「たはは、なんかそう呼ばれると薫みたいだな…薫もいつかこんなでかくなんのかなぁ…」
夕美「プロデューサーさんは、薫ちゃんのせんせぇ、だもんね。けど、私のこともちゃんと見ててね?」
夕美「プロデューサーさんの周りにはたくさんのお花があるけど…私の事も、枯らさないようにしてほしいなって。」
P「分かってるさ。お前のプロデューサーなんだぞ?あんだけ花の面倒見まくってるのが横にいたらさ」
P「そりゃ俺だって負けてられないさ。どの花もしっかり綺麗に咲かせてみせる」
夕美「うん。よろしくね、プロデューサーさんっ」
10: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:29:32 ID:tV6
ー数日後ー
P「おはようござい…あれ、夕美今日は早いんだな?」
夕美「あ、おはようっ。プロデューサーさん、ほら、綺麗に咲いたんだよっ」
P「あれ、この花瓶の花…こないだの?」
夕美「うん、そうだよっ。ちょっとだけ分けてもらえたから、こっちでも飾っておこうかなと思って。」
P「黄色いヒヤシンス…か」
P「おはようござい…あれ、夕美今日は早いんだな?」
夕美「あ、おはようっ。プロデューサーさん、ほら、綺麗に咲いたんだよっ」
P「あれ、この花瓶の花…こないだの?」
夕美「うん、そうだよっ。ちょっとだけ分けてもらえたから、こっちでも飾っておこうかなと思って。」
P「黄色いヒヤシンス…か」
11: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:29:54 ID:tV6
夕美「ふふ、プロデューサーさんなら気付いてくれるかなって。言葉にするのは、まだちょっと照れちゃうから」
夕美「な、なんてねっ!…あ、歌の練習しなくっちゃ!屋上のお花に聞かせてくるねっ」たたた…
P「………はあ。どっちにしろ照れてるじゃんか…ったく」
藍子「おはようございます。」
P「お、藍子。おはよう。floweryで収録あるからな。…ったく、なのにあいつときたら」
藍子「あの、プロデューサーさん、さっき夕美さんが、すごく真っ赤な顔で走っていきましたけど……あれ?」
藍子「そのお花、いつもお散歩する公園の…」
夕美「な、なんてねっ!…あ、歌の練習しなくっちゃ!屋上のお花に聞かせてくるねっ」たたた…
P「………はあ。どっちにしろ照れてるじゃんか…ったく」
藍子「おはようございます。」
P「お、藍子。おはよう。floweryで収録あるからな。…ったく、なのにあいつときたら」
藍子「あの、プロデューサーさん、さっき夕美さんが、すごく真っ赤な顔で走っていきましたけど……あれ?」
藍子「そのお花、いつもお散歩する公園の…」
12: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:30:11 ID:tV6
P「ああ、夕美が手塩にかけて育てたやつだな。…あいつも回りくどい事する割にはわかりやすいっつーか…」
藍子「?」
P「ああ、いや。なんでもないさ。……ふふふふーん…♪」
藍子(何だか、プロデューサーさんったら嬉しそう。口では色々言ってるのに…わかりやすいのはそっくりですね♪)
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藍子「?」
P「ああ、いや。なんでもないさ。……ふふふふーん…♪」
藍子(何だか、プロデューサーさんったら嬉しそう。口では色々言ってるのに…わかりやすいのはそっくりですね♪)
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13: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:30:28 ID:tV6
夕美「~♪~♪~♪」
夕美(お花も、歌を聴かせてあげると綺麗に育つんだよ、プロデューサーさん)
夕美(あなたに貰ったこの歌で…私も、ここにあるお花も他にもみんな、全部…)
夕美(綺麗に咲かせてみせるから、見ててね、プロデューサーさん)
夕美(お花も、歌を聴かせてあげると綺麗に育つんだよ、プロデューサーさん)
夕美(あなたに貰ったこの歌で…私も、ここにあるお花も他にもみんな、全部…)
夕美(綺麗に咲かせてみせるから、見ててね、プロデューサーさん)
14: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:30:54 ID:tV6
黄色いヒヤシンスの花言葉は…
「あなたとなら幸せ」
「あなたとなら幸せ」
15: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)04:34:51 ID:tV6
はい、以上になります。
花言葉は複数あるので解釈次第なのですが、黄色いヒヤシンスだと他には「嫉妬」「勝負」なんてのも。ふふふ。
普段ぷちかれの方では鉢植えの姿でぴょんぴょこさせてますが、正統派にして正糖派アイドル相葉夕美をよろしくお願いしますね。
ではでは、お目汚し、失礼をば。
花言葉は複数あるので解釈次第なのですが、黄色いヒヤシンスだと他には「嫉妬」「勝負」なんてのも。ふふふ。
普段ぷちかれの方では鉢植えの姿でぴょんぴょこさせてますが、正統派にして正糖派アイドル相葉夕美をよろしくお願いしますね。
ではでは、お目汚し、失礼をば。
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