1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:07:03 ID:84q5fxXA
紬「澪ちゃんが『今度は博物館を題材の歌詞にしたい』って言ってたから頼んじゃった♪どう?」
澪「うん…いい歌詞が浮かびそうだよ…ありがとうムギ」
唯「みんな!入ろ!」
梓「ちょっと先輩!待ってください」
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2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:07:51 ID:84q5fxXA
従業員「こちらの扉からお入りください、第2エリアを抜けると案内係がございますので」
紬「はーい♥みんなーこの扉からだってー」
第1エリア
澪「なんか…足に力が入らない…」
律「うん…なんか…四つん這いになったほうが良いな」
唯「えーなんかやだよー」
梓「そんなこと言ってられませんよ…」
紬「なんでなのかしらね…」
澪「膝が痛い…」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:08:47 ID:84q5fxXA
唯「あ、スイッチあるよ、スイッチ」
澪「押してみよう」
律「うわぁ!?…生き物…?」
紬「なんだか…不思議ね…」
梓「見てるとワクワクしますね」
律「…なんかあやしいな、先行こう、先」
唯「あーりっちゃんまってー」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:09:23 ID:84q5fxXA
第2エリア
澪「あ、少し体が軽くなった気がす…うわっ…」
律「足元が不安定なのか…?」
紬「うーん…アトラクションにしても…やりすぎね…」
梓「あ、これなんでしょう」
澪「なんだろう…宗教かな?」
唯「ぜーんぜんわかんないよぉ」
律「安心しろ唯!私もだから」
唯「だよねぇ~♪」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:10:06 ID:84q5fxXA
澪「ふぅ…揺れも治まってきたな」
梓「そうですね」
紬「でも長いわね…出口はどこかしら」
唯「みんなー!」
律「ん?どうした唯」
唯「ここの紙に書かれてるの、さっきのと一緒だよ!」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:10:42 ID:84q5fxXA
澪「”禅”…本当だ」
律「凄いな唯!」
唯「えへへ~だってここの絵がギー太っぽいんだもーん」
律「え…うーん…見えん…」
紬「その横のは確か…やっぱり…”道(タオ)”についてだからさっきと一緒よ」
梓「どういうことなんでしょう…」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:11:13 ID:84q5fxXA
澪「貸して、その紙と似てるけど…ちょっと違うことが書いてあるみたいだ」
ピーッピピッ…
ブィーン
ビビビビビビッ
梓「あ・・・」
唯「扉が出たー」
律「もうわけわかんないな…」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:11:47 ID:84q5fxXA
第3エリア
紬「あれ?案内係が居るって聞いたんだけど…」
唯「あー!車だー」
澪「これに乗ればいいのかな」
律「よーし、乗ろう!」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:12:18 ID:84q5fxXA
スゥー
唯「スゴイスゴイ!東京ディ○ズニーランドみたい!」
梓「(か…隠せていない…)」
「イラッシャイマセ」
澪「ひぃ…!」
律「大丈夫だよ澪、あんたが案内係?」
「ソノトオリデス」
紬「アナウンスだけなのね」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:12:47 ID:84q5fxXA
「ミナサマノゼンポウヨリ、ブラフマン」
梓「ぶ…ブラフマン…?」
「ブーツストラップ素粒子」
律「す、すとらっぷ…?」
「ロシアンテトリス」
唯「テトリスー?面白いよね!」
「オルゴン・ボックス」
澪「へ…?」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:13:20 ID:84q5fxXA
「オテモトノアカシックレコードヲシッカリトオシメクダサイ」
紬「とにかく、締めておきましょう」カチッ
スゥー
律「うわ…早くなった」
梓「どんどん早くなってますね」
キィー
澪「は、早い早い!!」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:13:58 ID:84q5fxXA
キィィィィィィイィィイ
唯「すごーい!!」
梓「なにか見えますよ!!」
律「うわ…生き物が何度も…生まれて…死んでく…」
「「「「さーいしょはシーンクロ」」」」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:14:35 ID:84q5fxXA
紬「ん…あれ?みんな、起きて!」
澪「あれ…私…」
律「何だったんだあれ…おーい、唯、梓、起きろー」
唯「もー食べられません…」
律「な~に寝ぼけてんだ」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:15:10 ID:84q5fxXA
梓「あ、すいません、寝てたみたいで」
澪「大丈夫だよ、さっきまで私達も…アレは気絶って行ったほうがいいのかな」
紬「そうかも、さ、みんな、次で最後だって!行こう!」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:15:40 ID:84q5fxXA
第3エリア
唯「あ…足と腰が痛い…」
律「なんでだろ…ずっと座ってたからかぁ…?」
梓「なんかこうしてると…おばあちゃんになったみたいですね…」
澪「おいおい…不吉なこと言うな…」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:16:44 ID:84q5fxXA
紬「あ、アレ見て」
律「アレって…一角獣か?」
澪「一角獣って言い方可愛くないから、ユニコーンって言おうよ」
律「メルヘンねぇ~澪ちゅわん」
澪「うるさい!」
梓「模型のはずなのに…凄くリアルですね…」
17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:17:08 ID:84q5fxXA
紬「・・・・・・・・・・・・」
唯「どうしたの?ムギちゃん」
紬「もしかしたら…本物なのかも…」
澪「えっ…」
律「どういうことだよムギ」
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:17:47 ID:84q5fxXA
紬「よく考えたら…最初に私達が見た生き物って私達見たことあるわよね」
澪「え…あ、確かに…」
梓「なんで…不思議なんて思ったんでしょう…」
紬「きっと、最初にいろんな生き物を見つけた人たちは、不思議に思ったの」
紬「でも、今ではみんな見たことある…不思議に思えないの…だから」
澪「まさか…自分たちで新しい生き物を作ろう…って」
紬「そう…」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:18:52 ID:84q5fxXA
律「でもさ!そんなことできるわけないじゃん!」
紬「そうね、今は」
梓「今は…ってことは…」
紬「うん…今後の未来、もしかしたら新しい生き物を創りだそうとする人たちが現れるかもしれない…」
紬「でも、そんなことしてはいけないわ」
澪「生態系が…崩れるから」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:19:23 ID:84q5fxXA
紬「うん、さっき私達が車に乗ってみた映像、アレは生き物は最初は生まれて最後は必ず死んでしまう、それを暗示しているのよ」
紬「もしも、必ず死なないのに、増え続ける生き物が生まれてしまえば…」
律「地球が、その生き物に埋め尽くされて大変なことになる」
唯「うーん…うーん…」
律「あ、唯がパンクしそう」
梓「つまり、今いる場所がその生き物に乗っ取られちゃうんです」
唯「なーるほど!って、えぇー!!」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:20:18 ID:84q5fxXA
紬「でも、大丈夫よ、だれもそのことを望むはずないもの」
澪「そうだな」
唯「あ、出口!」
律「よーし!出よう!」
唯「ねぇねぇ!帰りにアイス食べていこう!」
律「いいねー!!」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/08(水) 20:20:55 ID:84q5fxXA
梓「なんだか、すごく疲れましたね」
澪「うん、でも…すごく勉強になったよ」
紬「そうね、とっても…」
終
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