1: 以下、名無しにかわりましてVIPサービスがお送りします 2011/05/17(火) 17:14:41.47 ID:gD7+iVa00
 本日20発目の爆雷針を命中させたほむらは仕上げのシビレ罠の設置に取り掛かる。

まどか「ほむらちゃん・・今のは酷いかも・・・」

 後衛のまどかが苦い笑みで呟く。落雷と雷鳴の後の海岸に響くガノトトスの悲鳴を打ち消したのは少女の怒声。

さやか「アンタわざとやってんの!!髪の毛焦げちゃったじゃないの!」

 落雷に巻き込まれたのだから怒りもするだろう。もっともタフさがウリのさやかは雷の直撃くらいならば耐えられる。つまり合理主義のほむらの爆撃には悪意もないが遠慮もないのだ。

ほむら「愚痴なら後にして頂戴、敵を此方に誘導して」

 さやかが渋々指示に従う。弱りきったガノトトスを罠まで誘導しようとしたその時。

マミ「あとは私に任せて」

 勝利を確信したマミが考える事は一つ「如何にして華麗なる勝利を演出してやろうかしら」その浅慮が取り返しのつかない事態を招く展開はもはや規定路線とも言える

ほむら「巴マミ!待ちなさい!」

 ほむらの制止は届かない マミのヘビーボウガンの照準はガノトトスの顔面に合わされた もう間に合わないだろう ガノトトスが大口を開ける

マミ「ティロ・フィナーレ」

まどか「マミさんっ!」ーーーーー


 ーーーと言う感じの まどマギ×モンハン です。


引用元: ほむら「ガノトトスには爆雷針が有効なのよ」 




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8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/17(火) 21:36:46.60 ID:5kXS5A8V0
 30分後
ほむら「やはり、バカだったのね・・・・・」

さやか「マミさんを悪くいうな!」

まどか「マミさん・・・」

マミ「あのう、えっと・・ゴメンナサイ・・・」

 マミはほむらに叱られている。いわゆるお説教タイムだ。今回のマミのミスは極めて重大で、パーティー全員に夕食を奢っても赦されない程のミスlevel4にランクされた。

ほむら「巴マミ、貴方はアレをどうするつもり?」

 ほむらは彼方の水面を漂流中のガノトトスの骸に目を向ける。本来なら捕獲可能であり最低でも浜辺に引き揚げ競売にかけられるはずだったターゲットだ。
 マミは充分な経験を積んだ優秀なハンターだ。彼女のへビーボウガンの火力は尋常ではなく文字道理に最終兵器クラスと言える・・・例えるなら巨大なモンスターを海の彼方に吹き飛ばせる程に・・・

マミ「ううぅっ、本当にゴメンナサイっ」

まどか「ほむらちゃん・・もうその辺で・・・」

ほむら「そうね、あまり続けると・・・しつこい女だと誤解されそうだし」 (困惑顔のまどかも可愛いわ)

 ようやく解放されたマミがさやかに慰められている。一応パーティーのリーダーはマミなのに・・・。小休憩を挟んで採取に出ていた別動隊と合流した。

杏子「おーいさやかー此方は大漁だぞー」

QB「特産キノコも大豊作だったよ」

 杏子は戦利品を自慢気に持ち上げながら海面を漂うガノトトスを見つけ邪悪に微笑んだ。

杏子「なあ、あれはまたマミがティロ・フィナってエリア外にぶっ飛ばしたのか?」


まどか「ああ・っえっと」

マミ「うううっ・ゴメンナサイ・・・」

QB「これは落ち込むと言う感情表現と解釈して良いのかな」


 そして取り敢えずクエストをクリアした一行は村に戻りキノコ料理を楽しんだと言うことじゃ、めでたしめでたし。



 一話目はこんな感じです。ちなみにQBはどんぐりメイルを装備しています。(どーでもいいっていわないでね)

 次回は青い熊ちゃん書く予定です。気が向いたら読んでください。

 一話目を読んでくれた方、本当にありがとうございます。

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 00:23:42.42 ID:/GFhuuVg0
 定食屋にて

 マミとほむらが馴染みの店で食事をしながら、次の仕事について相談している。

マミ「それじゃあ暁美さんと鹿目さんには特に希望するクエストは無いのね?」

ほむら「ええ、貴方に選ばせてあげるわ・・・ガノトトスでもいいわよ?」

マミ「くっ・・オホンっ・・美樹さんと佐倉さんの希望は聴いたかしら?」

ほむら「聴いたかもしれないけど忘れたわ」

マミ「・・・あっ、そうなの・・・」(鹿優先主義者の鑑ね・・・)

 マミは、うーんと首を傾げ考える仕草をした。イメージ道理の仕草ではあるが少し滑稽にも見える無粋な者ならば間違いなく突っ込む所だ。

マミ「それなら今回はリオレウs・・」

杏子「マミ&ほむらー、アオアシラ狩に行くぞー」

マミ「・・・・・・・」

ほむら「異存は?」

マミ「・・・アリマセン・・・」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 00:28:02.27 ID:/GFhuuVg0
 ギルドにて

 杏子の提案によりアオアシラの討伐クエストを受注したマミパーティーがギルドに集合した。

さやか「オッス、まどか・マミさん・QB・ついでにほむらー、やっぱアタシが最後か」

杏子「・・・・・・・」

杏子「・・・・・・おい・・・」(グスッ)

さやか「おっおい、泣くなっアタシが悪かった」

杏子「ばっ馬鹿っなくわけねーだろ」

ほむら「・・・私は・・ついで・・別に・・・どうでもいい事よね・・」

 他愛のない挨拶を交わし装備とアイテムを確認中、特に攻撃力の低いほむらにとって爆弾その他のアイテムは必需品となり、その確認にはそこそこの時間がかかる。待ち時間は大概雑談タイム。

さやか「つーか何で今更アオアシラ?杏子が言い出しっぺ?何で?青あしら?青いから?そーか?そーなのか?」

 さやかが杏子を問いただす。実際ソコソコのレベルのマミパーティーが今更アオアシラを狩るのも変な話だ。

ほむら「確かに不可解な点があるわね・・・・チェックも済んだし、美樹さやかに話す・・・ついで・・・に、私にも理由を教えて欲しいわ」

まどか(ほむらちゃん、さっきの気にしてるんだ・・・)

杏子「うーあ~~しょうがね~~」

 杏子は余り話したくは無いようだ。しかしさやかに加え、ほむらにまで説明を要求された今彼女に拒否権は無かった。

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 06:15:05.12 ID:/GFhuuVg0
道中

杏子「ハチミツが足りないんだ」

 杏子曰く、アオアシラが山から降りてきた→アオアシラはハチミツが好き→危なくてハチミツを採取出来ない→ハチミツが品不足→ホットケーキが美味しくない・・・・との事。

さやか「アンタどこまて食いしん坊キャラなの?つーかメープルシロップ使えってのよ、大して味変わんないでしょ」

杏子「お前今何てった?ハチミツとメープルシロップが同じだと?聞き捨てならねえなあ、お前みたいな奴がこの国をダメにするんだ。謝れ!ハチミツとメープルシロップに謝れ!!」

まどか「杏子ちゃん・・落ち着いて・・」

杏子「止めるなまどか!食い物を冒涜する奴にはバチをアテテヤルンダー」

ほむら「ここにもバカがいたわね・・・」

 ほむらは無表情のまま溜め息をついて、初代バカは貴方よと言わんばかりにマミを見た・・しかし
 ほむらの目に映るマミは何故か聖母の様な笑みを杏子に向けている。

ほむら(何?この笑顔は何?可愛い?いえ美しい?まさか麗しい?どういう事?コレはマミよ?私にもバカが感染したの?助けて・・・・まどかっーーー)

マミ「あら?暁美さん、どうかしたの?」

 視線を感じたマミに声を掛けられ、ほむらは我に返った。そして平静を装い・・・

ほむら「何でもないわ」(私はまどか一筋だもの)

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 06:21:12.84 ID:/GFhuuVg0
 キャンプにて

まどか「マミさん・・今日は私・・採取に回って良いですか・・?」

 キャンプでの最終打ち合わせで、まどかが役割分担の変更を申し出た。本来このタイミングでの予定変更は褒められたものではない。例え相手がアオアシラといえどもだ。

マミ「あら、鹿目さんが我が儘を言うなんて珍しいわね?」

 マミが立場上この要求をすんなりと受け入れる訳にはいかない事は皆よく解っていた。しかし・・・

ほむら「巴マミ、死にたいの?話も聴かずに拒否するの?まどかに恨みでもあるの?それともバカなの?だから貴方はマミなのよ!!」

マミ「暁美さん・・・落ち着いて・・・」(て言うか最後の何???)

さやか「あ、ハハハっ、アタシが説明するよ」

 つまりこーゆーコト・まどかは可愛い物が好き→まどかは熊のぬいぐるみが好き→まどかは熊がすき?→アオアシラってぶっちゃけ熊だろ→まどかアオアシラ好きかも→アオアシラ血塗れ→まどかショック

マミ「そう言う事ならまあ~~仕方ないわね(暁美さんも恐いし・・)分かったわ、今回は特別よ。美樹さんと交替して採取に回って貰うわ」

まどか「有り難うございます!マミさん」

マミ「お礼は要らないわ。但しこれだけは覚えておいて、狩を舐めてはダメ。例え相手がアオアシラでも、ザクでも、つかみ男でもよ。あのウォーズマンでさえステカセキングに負けることがあるのだから」

まどか「はい!分かりましたっ」(つかみ男って誰だろう?)

ほむら(狩の最中に踊る女の台詞とは思えないわね)

まどか「ごめんね、杏子ちゃん。でも私ハチミツも大好きだよ」

杏子「気にすんなよまどか。それとアタシもアオアシラの事ケッコー好きだぞ」(青いしな)

まどか「QB採取頑張ろうね」

QB「うん!まどか 僕と協力して タケノコを掘ってよ」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 07:59:23.67 ID:/GFhuuVg0
 キャンプにて2

さやか「でもさあ、アオアシラの一匹や二匹でハチミツ採れね~~ってのもカッコ悪いよね。もっと鍛えろよってカンジ」

まどか「さやかちゃん、それは言い過ぎだよ。世の中にはハンター以外の人も沢山いるんだし」

杏子「そうだぞ、それに一匹や二匹じゃねえしな」

ほむら「それはどう言う事かしら?」

杏子「五頭以上はいるらしい」

マミ「・・そう言う事はもっと早く言いなさい・・・」

ほむら「・・このバカは・・・」

さやか「いいじゃん、所詮アオアシラだもん」

まどか「でもどうしてそんなに増えたのかなあ?」

杏子「そりゃ~~あ~~えーー」ゴニョゴニョ

ほむら「どうしてソコで赤くなるの」

マミ「山奥にジンオウガがーーーーー」

 十代の少女達の会話 束の間の休息そして出発

まどか「ほむらちゃんタケノコ楽しみにしててね」

ほむら「ええ、期待しているわ」

QB「マミ僕のタケノコも食べてね」

マミ「・・・・・・・・」

さやか「・・・・ハハハ」

まど・杏子「・・・???」

QB「暁美ほむら何故僕を睨むんだい?」

ほむら「・・・・・別に」

QB「わけがわからないよ」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 12:22:29.24 ID:/GFhuuVg0
 渓流

 ほむらがまどかにもどり玉を渡す。二人が別行動を取る場合の必須行事だーー危なくなったら逃げるのよキャンプに隠れてタイムアップ迄動いちゃ駄目よーー素質に恵まれたまどかがイマイチ成長しない原因の80%はほむらの過保護によるものだ。
 調査によると付近のアオアシラは七頭いる。群れている訳では無いが、一頭の有力なボスが実質的に他の六頭を支配し服従させているらしい。


ーーーー調査ー甘ーったーー知らーかったーーーボスーー前なんてーーー袈ー懸けーー北のーー馬鹿ーねーーー笑ーーハハーーーー


杏子「さて、始めますかね」

さやか「では、狩るとしますか」

ほむら「狩らないわよ」

マミ・さや・杏子「はあ?」

ほむら「アオアシラは殺さない・まどかを泣かせたりはしない」

さやか「ちょっと待ってよ、アンタの気持ちもちょっとだけ分かるけどさあ、杏子とハチミツはどうすんのよ」

杏子「そうだぞ、ここまで来ていきなりリタイアは無しだろう」

ほむら「リタイアする訳ではないわ。仕事はちゃんとこなすわよ」

マミ「じゃあアオアシラを山奥へ追い返すつもりかしら?」

ほむら「良い答えね巴マミ。異存のある人は手を挙げて」

杏子「ある分けないだろ」


 アオアシラを殺さない

 アオアシラを殺さない

 アオアシラを殺さない

 アオアシラを舐めている

 アオアシラを舐めている

 アオアシラを舐めている

 行き当たりバッタリ

 行き当たりバッタリ

 行き当たりバッタリ

 ーーー甘かったーーー

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 12:26:16.30 ID:/GFhuuVg0
 渓流2

ほむら「アオアシラは馬鹿ではないの、自分より強い相手や危険な場所には近付かないわーーーーーつまりーーーーー」


 ほむら立案の作戦

アオアシラを殺さない 音と光で威嚇 爆弾で威嚇 毒攻撃 近接組は怪我をさせない程度に熊をいたぶる マミは散弾と毒弾をメイン仕様 他の弾は当てない(音のみ) ティロフィナったらしばく なるべく邪悪な顔で戦う


 期待出来る効果

熊→人間恐い→お山に帰る  熊→光・音が恐い→村人に閃光玉・音爆弾支給→村人は恐い日も安心 熊→毒キライ→蜂の巣付近で毒テングダケ栽培→熊ちゃんショック ティロフィナ禁止→熊死なない→まどか泣かない


ほむら「以上が作戦の概要よ。質問は?」

杏子「・・・・説明が手抜きッポイ件について・・・」

ほむら「台詞で説明してたら何時までたっても熊に出会えない事に気が付いたのよ」

杏子「・・・了解・・了解・・・」

さやか「質問その2 これ絶対大赤字やっべ~~になる件について」

ほむら「愛はお金で買えないの・・・次」

マミ「・・・あの・・しばkー」

ほむら「却下 会議終了 どうやら皆納得してくれたみたいね始めるわよ」

 会議が滞りなく終了しその直後、杏子がアオアシラの気配を察知した。
四人の少女が今武器を取る

アオアシラ駆逐作戦開始!!!


 てな感じのアオアシラ前編でした。と言うかまだ熊出て来てなかったですね。ミスりました・・・
 感想書いてくれたら嬉しいです。
 読んでくれて有り難うございました。

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 15:23:20.29 ID:/GFhuuVg0
 アオアシラ

さやか「熊ちゃんめっけ~~」

 浅瀬で二頭のアオアシラを発見。まだマミ達には気付ていない、ほむらはポーチを握りしめーーーーー

ほむら「戦闘開始」

 ほむらが投げた音爆弾が二頭のアオアシラの間で炸裂する 行動不能のアオアシラ達の中間に大樽爆弾を設置して走り去る

ほむら「マミ 散弾」

マミ「ラジャー」

 マミの散弾で大樽爆弾が起爆 アオアシラの青い毛が燃える匂い 怒るアオアシラにほむらが閃光玉を投げる

さやか「よっしゃあー」

杏子「いくぜっ」

 近接組がアオアシラをいたぶる 殺さないように小さな傷ばかりを増やす

杏子「さやか 邪悪分が足りてないぞ」

さやか「えーっと、ナケー・ワメケー」

杏子「アンタ古いよ・・・」

さやか「次 マミさん」

マミ「えっっ、あ~っと、ホーッホッホホーッこの熊め私に膝まずきナサイ」

さやか「・・・・・・・・」

マミ「ううっ グスッ 次よ きょっ 杏子ちゃん」

杏子「ううーん ハァ?この熊キモい?あんたマジウザイんだケドー」

杏子「ううっ 二度とやんねえからな ラスト ほむら」

ほむら「私はやらない」

 息の合ったチームワークと無駄に光り無駄に弾け無駄に爆発するアイテム 悪質な近接攻撃とマミのステップがアオアシラを怯えさせる

さやか「マミさん あと一発」

マミ「了解」

 マミが毒弾を撃ち込む 毒状態のアオアシラが渓流を後にする 一頭 二頭 そしてマミ達は別のアオアシラを探し出し駆逐を続けてゆく

 殺さない 生きている 殺さない 殺すよりまし いたぶる 殺すよりまし

 自己弁護 理論武装 弱肉強食 自然界の掟 
ハンターってなんだろうな ハンターも自然の一部 私は食べる側 私を食べないで 私を恨むかな ゴメン ゴメンね 野生 家畜 感情 エントロピー わけがわからないよ

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/18(水) 16:44:40.61 ID:/GFhuuVg0
 QB

僕には感情と言うものが無いんだ 僕はQB アイルーだよ 本当だよ 証拠? この毛色を見てよ 僕がメラルーの筈が無いじゃないか

 採取組の会話

QB「タケノコはもう充分かな」

まどか「うん・・そうだね・・」

QB「まどか、気が付いたようだね」

まどか「うん、あれはおかしいよ。ほむらちゃんの戦い方じゃない」

QB「心当たりもあるようだね」

まどか「うん・もどり玉を貰った時・・・様子が変だったし・・・」

QB「嫌な感じたね 何かが起きる 悪いことが」

まどか「えっ、どうして?何で分かるの?」

QB「僕がQBだからかな」

まどか「QB 分からないよ 説明してよ」

QB「ゴメンねまどか 君には知られたくない」

まどか「・・・そんな・・・」

 QB ぼくは QB QB だよ

QB「・・・まどか 急いで村に戻ってハンターとお医者さんを連れて来て欲しいんだ・・・」

まどか「えっ、何で?どういうこと?」

QB「分からないんだ でも必要なんだよ お願いだよ僕を信じて欲しい アレはきっとヤバイものなんだ」

まどか「QB? QB!!」

 まどか任せたよ ぼくはマミの所へ行くよ 僕はQB そう僕はQB 只のQBなんだ



39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/19(木) 17:01:18.77 ID:KBy3egx30
 ボス?

 六頭目かなり大きめのアオアシラが火傷した顔を抑えながら退場する パワーだけならそこいらのジンオウガに匹敵する強敵だった

さやか「・・・スンマセン ・・・アオアシラ・・・舐めてマシタ・・・」

 さやかが凹んでいる 馬鹿にしていたアオアシラからのおもてなし ベアハッグ→高い高い→熱過ぎる口付け→川の中へドボン まともに喰らった もう少し水流が速ければマジでヤバかった

マミ「あれはイレギュラーよ運が悪かったわ」

 マミの苦笑い お気に入りの妃竜砲のシールドが破損している 納得がいかないとでも言うように破損箇所を弄くる

ほむら「たった一撃でこうなるとはね・・・・保険金・・でるんじゃない?」

杏子「でもあいつアオアシラ名乗って良いのか」

ほむら「少なくとも自分からは名乗ってなかったわよ」

 杏子の疑問箇条書き

1 コイツちょっとデカスギ下手なジンオウガよりデカイ

2 コイツなんでこんな速いの?ティガレックスのハーフ?

3  なんだあの叫び声 疑似バインドボイス?やっぱりハーフか?

4 コイツ人相悪っ まどかでもこれ見て可愛いとか言わないよな?

 想定外の怪物は様々な憶測と誤解を残して退場している

さやか「はーっ しっかし疲れたよ ほむらのせいで目がチカチカ耳がキンキンするしさあ ボス追い返したんだからもういいじゃん 帰ってタケノコたべようよ」

マミ「そうね 満点には程遠いけれど其れなりの効果は期待出来そうだし・・・佐倉さん お菓子屋さんのお婆ちゃんに宜しくね」

杏子「うわぁあ~って 知ってたのかよ・・・」

さやか「どゆコト」

 杏子のハチミツの真相は 大好きなお菓子屋さんのお婆ちゃんがハチミツ不足で困ってる→よっしゃアタシに任せてくれよ→アオアシラ狩りにいこうぜー

さやか「ちょっとアンタを見直したよ でもアタシに隠し事は赦せない」

ほむら「佐倉杏子 ほむらポイントを上げておくわ」

杏子「わーっ うるせーっ」

マミ「・・・・・・・・・・?」

さやか「? マミさん?どうかしたの?」

マミ「・・・・・QBの声が・・したような気がしたんだけど」


QB(マミ 今すぐ そこから 逃げて 逃げて)
 

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/20(金) 12:01:33.96 ID:9OSUS8OI0
 真ボス

ほむら「まどかのタケノコが楽しみだわ」

杏子「・・・鹿優先主義」

 他愛ない会話をしながら帰還の準備をする 先にマミが言った言葉 満点には程遠い この時迄なら・・・その表現でも良かった・・・

さやか「ふーっ 当分は熊さん見たくないわ」

 先の戦闘が少なからずさやかのトラウマになっているようだ

杏子「まどかの部屋(クマチャンイッパイ)に入れないぞ?暫くアタシんとこ根城にするか?」

さやか「マジでそれ考えるわ」

杏子「・・・・・・・・」ポッ

ほむら「何を考えるてるのやら・・・・」

マミ「さあ そろそろ帰りましょう」

 予想外のトラブルもあり皆一応に疲れている 長居は無用速やかに帰還するべき状況だが・・・

QB(マミ 逃げて ダメだ 間に合わない ・・・)

杏子「んっ?」(何だこれ?なんか・・・・!!!)

 杏子が気付いた 全く気配を感じさせずに接近する巨体に イレギュラー さっきのアオアシラが陳腐に思えるほどのイレギュラー あれはヤバイもの

ほむら「杏子?」(・・・・・!!)

ほむら「敵よ!構えて」

 ほむらが杏子の異変に気付く 同時に敵の接近を知る 有り得ない事が起こった 奇襲だ 気配を感じさせずあの巨体を動かすアレは 間違いなく化け物

ほむら「さやか!!」

 さやかの反応が遅い ダメージの残った身体に真後ろからの奇襲を受ける

杏子「悪ィ」

さやか「えっ?」

マミ「!」

 金属音がした 杏子のファインプレー 盾を大きく振ってさやかを弾きとばすーーーしかしーーーー

さやか「!ーーー杏子っーーーー!!!」

 さやかを弾いた杏子にバランスを崩した体勢を立て直す余裕は無かった 防御姿勢をとる前にーーーーーーー ダンプカーに轢かれたように杏子は吹き飛んだーーーーー

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/20(金) 20:27:52.10 ID:9OSUS8OI0
 袈裟懸け

さやか「・・おい・・・嘘だろ」

 杏子は動かない さやかが杏子に駆け寄る

さやか「何・ふざけてんの・・・死んだ振りとか趣味悪いから・・・」

 さやかとモンスターの間に移動したマミがボウガンの照準を合わせる 幸いモンスターはまだ攻撃を仕掛けてこない モンスターはアオアシラ 確かにコイツはアオアシラだ だだしコイツはデカイ さっきのイレギュラーよりも更にデカイ そしてもう一つの特徴はーー胸の白斑ーー

 最恐のアオアシラ 異名はーー袈裟懸けーー


『注・袈裟懸け設定』

モデルはそのまんま袈裟懸けです。銀牙のケサガケじゃなくてエグイ記録の残る「固有名詞の袈裟懸け」です。きょーみねーって方は「すんげ~~熊ちゃん」と思ってください。


 ほむらが杏子の具合を診る 袈裟懸けは妃竜砲を睨みマミを警戒している

ほむら「死んではいないわ でも内臓がマズイかも知れない」

 絶望的な場面 最優先すべきは杏子の命 狼狽するさやか インキュベーターが近くにいれば確実に契約を迫る場面

マミ(・・落ち着け・・わたし・・・今すべき事を考えるのよ・・・・)

 袈裟懸けはまだ動かない ラストチャンスだ コイツが暴れ出せば恐らく 思考する時間さえ与えてもらえない

マミ「佐倉さんをキャンプに送りましょう 誰かもどり玉持ってる?」

 誰も持っていなかった ほむらの物は既にまどかに譲渡された後 後の三人は持ち込んですらいなかった アオアシラを舐めていたが故に

ほむら「悔やんでも時間の無駄よ さやか 杏子をキャンプまで運んで コイツは私達が足止めしておくわ」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/20(金) 20:32:19.80 ID:9OSUS8OI0
 熊の復讐?

 人を恐れた熊は山へ帰る それ故熊に苦痛を与える 後味は悪いが有効な策 何処かの国でもやっている 当然問題点もある 例えば熊ちゃんが人間を恨む事ーーーー

 ほむらは さやかを撤退させた さやかはマミ程ではないがメンタル面が弱い いまのさやかは戦力外だ 幸い袈裟懸けはまだ動かない 杏子の容態は深刻だが少なくともさやかは助かる 袈裟懸けの存在をギルドに報告する事さえ出来れば 私達の死も無駄ではない もちろん大人しく死ぬ気は無いが

マミ「ここまで大人しいのは逆に気味悪いわね」

ほむら「何を考えてるかわ解らないけど 頭が良い事だけは確かよ 油断しないで」

マミ「命乞いすれば見逃して貰えるかしら?」

ほむら「本気で言っているのなら 試してみなさい」

 足止めとしての時間は充分に稼いだ 後は自分達の撤退だ 案外物分かりの良い熊かも知れない そう考えた矢先ーーーー

マミ「・・・・・・・・最悪ね」

ほむら「・・・・・・・これを待ってたのね・・」

 嫌なものを見た 此方に向かう六頭のアオアシラ

 『人間を恨む事を学んだばかりのアオアシラ』

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 06:52:48.50 ID:n+zmCVU10
 撤退

 時間は無い 律儀に六頭のアオアシラを待つバカはいない 撤退開始その直前の一コマ

マミ「ほむらさん これプレゼントよ」

ほむら「こんな時に・・・えっ!マミ・・・」

 マミが渡したのは彼女のポーチ 中には普段彼女が滅多に使わない物 所謂ほむら向きのアイテム一式が詰め込んである

ほむら「貴方こんなの持ち歩いてたの?」

 駆逐作戦で無駄にアイテムを浪費したほむらにとってこれ以上の贈り物はない そしてマミがこの自分に向かないアイテムを持っている理由は只一つーーー

マミ「わたしはあなたのリーダーよ」

ほむら「マミ・・・上出来よ・・ほむらポイントを上げておくわ」

 撤退開始 ほむらが煙玉を投げると同時にマミが走り出す 煙の中のほむらがシビレ罠を設置 六頭のアオアシラが速度を上げて接近する ボスと誤認されていた「別格」が急接近している そして袈裟懸けが動き出す

マミ「ほむらさん 無理はしないで」

 煙の中ですれ違いながらの会話 ほむらは大樽爆弾を設置中

ほむら「ボンバーマンの名は伊達じやないのよ」

 袈裟懸けが煙の中に入る ほむらは素早く後方に跳んだ

ほむら「ここが私の正念場ね」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 06:56:43.62 ID:n+zmCVU10
 ほむらのターン

 煙の中でほむらと袈裟懸けが対峙する 袈裟懸けの動きが止まる 只のアオアシラではない ほむらが罠を仕掛けた事を理解しているようだ

ほむら(やりにくいわね もう少し馬鹿なら可愛いげもあるのに)

 膠着している暇はない 六頭のアオアシラが迫っているのだ しかも一頭「別格」がいる

ほむら「大きななりして一人じゃなにもできないの?」

 苛ついたほむらがおもわず袈裟懸けを挑発する 勿論言葉は通じない

ほむら「いい加減動きなさい!」

 ほむらはペイント ボールを投げた 意味は無い 強いて上げれば嫌がらせだ ややサイドスロー気味に投げられたペイントボールはシュート方向へ変化しながら袈裟懸けの顔面を直撃した 流石に変化球を見たことは無いようだ 馬鹿にされたと感じたのかもしれない 袈裟懸けが右手を振りかざす

ほむら(やってみるものね)

 幸運だった 袈裟懸けの右腕が大樽爆弾に触れた あたえたダメージには期待出来ないが音に怯んだ袈裟懸けは警戒していたはずのシビレ罠を踏んでしまった

ほむら「ゆっくりしていってね」

 ほむらは素早く強走薬を飲み逃走を開始 所々に空樽を置きながら袈裟懸けから離れてゆく 爆弾を置く必要はない 全てのアオアシラが爆弾の恐怖を知った それっぽい物さえ置けば其れなりの時間を稼げる 本物を置くのはもう少し後 マミの射程に入ってからで良い

ほむら(上手くやってよ マミ)

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 07:00:12.06 ID:n+zmCVU10
 マミのターン

 マミは渓流に架かる吊り橋を越えた所で立ち止まり 乱れた息を整えている

マミ「ほむらさん 悪いけど橋を落とす気は無いわよ」

 普通大型モンスターは吊り橋を渡れない つまりこの時点でマミの生還がほぼ確定した 後はこの安全地帯からの砲撃でほむらを援護しながら 彼女と合流するだけだ

 「私が死んだら橋を落として」 ほむらが最悪の場合を想定した指示だ まさか袈裟懸けが吊り橋を渡る事は無いだろうが台詞としてはカッコヨカッタ

マミ「ちょっとだけキュンとしちゃったわよ 責任取って貰おうかしらね」

 ほむらがマミの視界に到着した 手際のよいボンバーマン活動をしながら近付いて来る

マミ「巴マミ いきます!!」

 シールドの破損した妃竜砲を構えたマミが自分の世界に入った

 砲撃 誘爆 威嚇 撹乱 すべて上手くいっている 普通のアオアシラ五頭は 既に怯えて戦力外通告ものだ ほむらももうじき到着する

マミ「命拾いしたみたい」

 撤退戦ではあるものの マミが勝利を確信したーーーーー

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 07:03:43.51 ID:n+zmCVU10
 勝利?

袈裟懸けは苛ついていた 部下が命令を聴かないことに 破裂する謎の武器に 猪口才な黒髪に 安全圏の卑怯者に

( オマエラ ゼンブ コワス )

 普段冷静な袈裟懸けが理性を失いつつある ほむらがこれ見よがしにおいた大樽爆弾を大きく迂回する 煙の中に入った

( ナンドモヒッカカルカバカ )

 ほむらが袈裟懸けの進路を確認する

ほむら「勝ったわね」

 袈裟懸けが落とし穴に掛かった 迂回用の爆弾→煙玉→落とし穴 三重トラップだ ほむらは袈裟懸けが 障害物を右に避ける事を見抜いていた

マミ「ほむらさん お疲れ様」

ほむら「別に疲れていないわよ」

 ほむらが吊り橋に到着した ミッションクリアだ 後は橋を渡るだけ

マミ「ほむらさん ちょっとだけお仕置きしておかない?」

 悪魔の囁きーーーーー

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 07:06:54.94 ID:n+zmCVU10
 覚醒

 安全地帯のガンナーは質が悪い 特にランゴスタやブナハブラがいない場所では増長してしまう様だ 彼らに為す術なく円環の理に導かれたモンスター達の冥福を祈る

 魔が差した 杏子の仕返しの意味もあった このまま逃げるのも癪だった

 袈裟懸けはまだ落とし穴から抜けていない 何もしないのは確かに勿体無かった

ほむら「マミ 許可するわ」

 マミの火炎弾が袈裟懸けを焼く 脳内設定は陸の女王だ

 ほむらは橋の前に最後の罠を仕掛けた 回避される可能性の方が高いが成功すれば谷を挟んで至近距離から射ち放題だ 出来ればこれに懲りて山奥に帰って欲しい

マミ「そろそろ罠から抜けるわ 橋を渡って」

ほむら「了解しtーーーー

ーーーー『ガァガーーゴーーグワァラゴワガキーンーーガゴラァーーーー』ーーーー

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ーーーーー袈裟懸けが壊れたーーーーー

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 火炎弾で右眼を焼かれた 熱い痛い 頭が腕が 身体全身で怒りを表現する 袈裟懸けが叫ぶ バインドボイスではない もっと質が悪いもの 恐怖感で相手の心を縛る声 敵味方関係無くーーーーーーーーー

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 13:57:04.65 ID:n+zmCVU10
 恐怖

 ーー何がおきたの?ーーあれは何?ーーーアオアシラーーーー殺されたのもーーアオアシラ?ーーーアオアシラーーーー?

 袈裟懸けが暴れている 力業で落とし穴を抜け出し 暴れ狂う 理不尽な暴力だ 二頭のアオアシラが絶命している 手負いの熊 見境のない破壊 恐怖の対象

ほむら「何なの アレ 有り得ないわーーー」

 目の前の光景が信じられない 袈裟懸けの圧倒的な戦闘力 スカウターがあれば確実に爆発している

マミ「ーーほむらさん!橋を渡って!!」

 ほむらが我に帰る ーー逃げろーー 分かっている 此処は橋の手前 アイツのテリトリーだ

ほむら「ええ・・・了解」

 大丈夫 アイツは只暴れているだけ 敵も味方も分かっていない 私は橋を渡るだけで良い

 ほむらが避難を開始する しかしーーーーー

 ーーーーアオアシラは馬鹿ではないのーーーー

 袈裟懸けの意外な行動 袈裟懸けは先程ほむらが自身を誘導する為に仕掛けた大樽爆弾を持ち上げてーーーーーーーーーーーー

マミ「ーーーほむらさん!!!」


 ほむら 行動不能


 狙って投げたのかほむらの運が悪かったのかは分からないが事実は一つ 爆弾はほむらを直撃 ご丁寧にほむらが仕掛けた罠や爆弾を巻き込んで大惨事を引き起こした

58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 14:01:01.99 ID:n+zmCVU10
 王子様登場?

 ほむらが動かない 私のせいだ 勝ってたのに 無事に逃げられたのに 私は馬鹿だ

 マミが自分を責める 橋を渡りほむらに駆け寄り 瀕死のほむらを抱き抱える

マミ「ほむらさん しっかり!」

 意識がある 治療すれば助かる しかし

ほむら「・・・・逃げて・・・・橋を・・落としt・・」

 ほむらの方が冷静だった マミは気付いていなかった 袈裟懸けとはまだ距離があるが 六頭目 「別格」のアオアシラが間近まで接近している

マミ(!!ーーダメ 逃げられないーー)

 コイツは素早い 杏子がティガレックスとのハーフ説を出した程に パワーもある マミのシールドを一撃で破損させた程だ

 ほむらを庇い 壊れたシールドで防御姿勢になる 無意味だ 確実に力負けをする 下手をすれば一撃で楽になれる

マミ( こんなものなのかな )

 マミは迫り来る死を実感した

 走馬灯 本当にあるのね 楽しかったわ 少しイジワルもされたけど それも含めて・・・・ゴメンねQB タケノコ食べられなくなっちゃったわ・・・・

マミ「・・・・サヨナラ・・・QB・・」

ーーーーーーーーーーーーーーー

QB 「マミ! 伏せて」

マミ「えっ?えっ!QB?ーー」

 どんぐりメイルにツインテール マミの王子様登場

59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 14:06:34.20 ID:n+zmCVU10
 こんがりQB

 マミを死なせはしないよ 運命なんて変えればいいんだ

 救世主っぽく登場したQBがマミと「別格」の間に割って入る 物騒な物を抱えている 大樽爆弾? QBが「別格」に突撃したーーーーー

マミ「ちょっーー! QB!」

 「別格」が燃えている 喚きながら転げ回るが火が消えない ただの大樽爆弾ではなかった QBが何か細工をしたようだ QBは稀にこの世界に存在しない知識を披露する事があるからーーーーー

 「別格」が煙を上げながら退散する QBの大金星だ ただ・・・・問題点が一つだけ・・・・・・・

・・・・QBが焦げている件について・・・・

マミ「キュっ Q B!!」

マミ「ッー熱っ熱ッーー」

 マミが こんがりQB を抱き上げようとするが熱くて触れない

 すっかり放置されたほむらが叫ぶ

ほむら「マミッ 来たわよ!!」

 こんがりQBの芳ばしい香りに誘われた袈裟懸けが突進を開始

KQB「マミ・・・ティロ・フィナーレだ・・・・いけるかい?」

マミ「KQB大丈夫よ 最高のティロ・フィナーレを見せてあげるわ」

 マミは妃竜砲に火炎弾を装填し狙いを定める

 照準を合わせたのは「胸の白斑」

マミ「いくわよ ティロ・フィナーレ 火炎弾バージョンっ」

ーーーーーーーーーつづく

フザケスギマシタスイマセン

65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 16:35:48.51 ID:n+zmCVU10
 スローカーブ

ーーーー火炎弾バージョンっ」ーーーーー

 マミの渾身の一撃だ。ガノトトスを吹き飛ばした破壊力を其のままに、火属性まで備え付けた究極奥義。

マミ「円環の理にmーーーーーーーえっ?」

 妃竜砲が悲鳴を上げた。破損箇所はシールドだけではなかった様だ。嫌な音が聞こえ、装填された火炎弾から黒煙が立ち上ぼった。

 ぼーん → 妃竜砲はお亡くなりになりました

マミ「なっ 何で?・・・」

爆発音と同時にマミが黒煙に包まれ、そして袈裟懸けが黒煙に迫る。

ほむら「マミ!右に跳んで」

 ほむらが最後の気力を振り絞り、マミから渡されたポーチの中の最後の閃光玉を握りしめた。

袈裟懸けは障害物を右に迂回する。咄嗟の場合は右によれる癖のある可能性が高い、これが本当にラストチャンスだ。失敗すれば二人+一匹の命はない。

ほむら「この一球に命を賭けるわ」

 ほむらの瞳が燃えている。まどかのいない世界に旅立つわけにはいかない!!。ゆっくりとサイドスローのモーションに入る。

ほむら「勝負よ!バケモノ」

 運命の一球はほむらの決め玉。

 『 スローカーブ 』

 内角高めの閃光玉が袈裟懸け目前で軌道を変更する。

 力を使い果たしたほむらは、結果を見届ける事無くその場で気を失っていた。

66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 18:17:14.54 ID:n+zmCVU10
何となくほむほむが『左サイドスローor左アンダースロー』の軟投派に思えるんです。イレギュラーな感じがしますし。
故にこーゆーの書きたくなって ↑ の悪のりになりました

『キャッチボール』

まどか「えいっ」 ↑ すとれーと

ほむら「すごく上手になったわ」 ↑ ストレート

まどか「えへへ、ほむらちゃんのおかげだよ」 ↑ すとれーと

ほむら(イジワルしたくなったわ) ← シュート3

まどか「わあっ、もうっイジワルしないでよ」 ↑ すとれーと

ほむら「またいくわよ」 ← シュート3

まどか「もうひっかからないよっ」 ↑ すとれーと

ほむら(さらにイジワルしたくなったわ)  スローカーブ4

まどか「うわあっ!?こんなの酷いよ、あんまりだよ」

ほむら「ああっゴメンナサイまどか、泣かないでっ」

以上妄想タイムでした。

67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/21(土) 22:07:52.28 ID:n+zmCVU10
 QBが潰れている件について

 超巨大アオアシラ通称袈裟懸け、胸の白斑が名前の由来だ。後に元弟分の北海太郎(六頭目・別格、現在推定年齢一歳半、戦闘能力赤丸急成長中)と共に北の大地の覇王と呼ばれる事になる究極のイレギュラー。

 本格化する前とはいえ、二頭を同時に相手にしながら生き延びた十代の少女がいたと言っても、おそらく誰にも相手にされないだろう。

 巴マミは今伝説の中にいる
 
 ほむらの投げた閃光玉が袈裟懸けに迫る。袈裟懸けは顔面にペイントボールをぶつけられた屈辱を忘れていない模様。くどい様だがアオアシラは馬鹿ではない、袈裟懸けに至っては寧ろ異常に知能が高い。

 変化球の軌道に興味を持った袈裟懸けは、隻眼になった左目で閃光玉の動きを追っていた。球種は初めて見るスローカーブだ。閃光玉は外角高めから袈裟懸けの正面に切り込んで来る。そして炸裂ーーーーー

 袈裟懸けの視界が白くなり進行方向がぶれた。ほむらの予測道理右側に、黒煙の中のマミが跳び袈裟懸けを回避した。

QB「ーーーーーグエッ」

ーーーーーQBは踏まれた。

68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 01:15:48.07 ID:RalHuRhJ0
 フィナーレ?

 閃光玉をくらった袈裟懸けは、更に右側によれながら暴走している。おおむねほむらの狙い通りに事が進んでいるようだ。QBが踏まれた以外は・・・・・

QB「・・・・・・・・・・」

マミ「QB!!」

マミ「QBっしっかりして」

QB「・・まみ・・・つりば・し・・・」

マミ「えっ?吊り橋・・・!」

 『吊り橋』袈裟懸けの進路にあるのは渓流に架かる吊り橋、つまりそこにあるものは『崖』だ。

 橋を落としなさい→変更→熊を落としなさい

マミ「流石ほむらさんね」

 ほむらには敵わない、マミはつくづくそう思う。

マミ「借りるわよ、美味しい所もらうわね」

 マミは気絶したほむらのヒドゥンゲイズを手に取る。

マミ「ライトボウガン・・・久しぶりね・・」

 暴走する袈裟懸けの背後から狙いを定め、無駄に華麗なポーズのマミが叫ぶ。

マミ「ネオ・ティロ・フィナーレ・ライトバージョン」

 即席の長いネーミングとともに発射された弾丸は非力なものだったが、今はそれでも充分だった。

 最恐のアオアシラ袈裟懸けは、視力を失い崖っぷちで暴れている所を背後から華麗に砲撃され、谷底へ消えていった。

72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 10:59:44.17 ID:RalHuRhJ0
 その後?

 杏子・ほむら→入院中 まどか・さやか→看病中

 袈裟懸け→放浪中 後の北海太郎→修行中

 妃竜砲→修理中

 マミとQB→会話中・・・・・・・・・・

 場面はQBの病室

QB「・・・そう・・みんな・助かったん・・だね・よかった・」

マミ「ええ、貴方のおかげよ、有り難うQB」

QB「・・これで・・思い残す・・ことも・ない・・かな?・・・・・」

マミ「バカ、縁起でもないこといわないで、えっ?QB!QB!」

QB「・・ゴメン・マミ・・冗談だよ・・僕は大・・丈夫・・知ってるだろ?・・アイルーは・・そう簡単には・・死なないんだ」

マミ「なに言ってるのQBしっかりして!それに貴方アイルーじゃないじゃない!」

QB「あ、ハハ・・バレてたんだ・・・悔しいな?・・アレ?変だね・・・・感情なんて・・ない・はずなのに・・ね」

マミ「・・・・・QB」

QB「ゴメンね・・マミ・タケノコ全部・・置いてきちゃった」

マミ「もう!こんな時までふざけないで」

QB「マミ・・今まで・有り難う・・・僕・マミの匂い・・大好き・・・なんか・・眠く・・なってきたよ」

マミ「QB!QB!しっかりして、QB」

QB「・・・マミ・ハプルポッカ・・・には・・・
近づちゃ・・・ダメ・・・だ・・よ・」

マミ「・・QB・・QBーーーーーーーーーーー」


74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 11:27:47.30 ID:RalHuRhJ0
 更にその後

 杏子の病室

杏子「ハプルポッカか・・」

さやか「QBそんなこと言ってたんだ」

マミ「・・・・・・・・・」

杏子「アイツ時々変な事言ってたよな」

ほむら「初対面でイレギュラー呼ばわりされたわ」

まどか「私は神様になれるって言われたよ」

さやか「不思議なヤツだったね」

ほむら「不思議と言うより不気味だったわ」

まどか「ほむらちゃん、それはちょっと酷いかも・・・」

杏子「・・アイツ、アイルーじゃなかったんだな」

まどか「うん、そうみたいだね」

さやか「って言うか、あの重症だよ?アイルーなら確実に死んでたよ」

ほむら「そうね、アイルーなら死んでたわね」

75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 11:57:10.77 ID:RalHuRhJ0
 更に更に続き

さやか「そういえばマミさんの妃竜砲どうなったの?」

マミ「修理中だけど、かなり時間がかかるみたいで・・・・」

ほむら「新しいの欲しいとか言ってなかったかしら?」

マミ「武器屋さんに中古のユプカムトムルが置いてあったんだけど・・・・」

杏子「それ、マジ買いだろ!」

マミ「先立つものがね・・・・・」

まどか「すごい赤字出しちゃったもんね・・・・」

ほむら「・・・・・・・・」

マミ「QBが怪我が治ったらバイトするって言ってくれてるんだけど」

さやか「いやー愛ですねー」

マミ「もう?」

ほむら「インキュベーター辞めたから暇なんだよ、とかほざいてたわ」

まどか「いんきゅべーたーって何?」

ほむら「教えてくれなかったわ」

76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 13:06:39.90 ID:RalHuRhJ0
 みのふりかた

杏子「アタシさあ、退院しても当分狩りにいけそうにないだろ?その間農場でバイトしようと思ってんだ」

マミ「あなたらしいわね」

ほむら「どうして農場なの?」

まどか「お菓子屋さんのおばあちゃんの息子さんの農園だったよね?孫の嫁にもらうから修行させとくよって言ってたもん」

さやか「却下!却下!却下!却下!却下!」

ほむら「落ち着きなさいばか」

杏子「・・・・・なんで知ってんだよ?」

まどか「えへへ」

さやか「私は認めない!」

杏子「なんでさやかの許可がいるんだよ」

ほむら「素直に嫁には行かないから安心しろって言っときなさい、五月蝿くてしょうがないわ」

マミ「ほむらさんはどうするの?」

ほむら「私はまどかの側にいる。それだけよ。」

まどか「ほむらちゃん・・・・・」

さやか「・・・・・・」

杏子「?、どうかしたか、さやか?」

さやか「いやさあ、やっぱアンタにちゃんとお礼言いたくてさあ」

杏子「へっ?別にかまわねえよそんなの」

マミ「ウフフ」

ほむら「杏子が死んでたら、今頃さやかが主人公だったわね」

さやか「・・・・・」

杏子「おまえ、今ちょっと考えたな?」

まどか「それ、ちょっと酷いよ・・・・」

78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 16:38:22.45 ID:RalHuRhJ0
 小ネタ

 白い詐欺師

ほむら「QB貴方の正体を教えなさい」

QB「僕はアイルーだよ?白いメラルーなんているはず無いじゃないか」

さやか「いや、・・・それはもういいよ・・・」

マミ「・・・・・・」

まどか「ねえ、QBはどうして嘘をつくの?」

杏子「やっぱり、何か企んでるのか?」

QB「こっまったなあ、どうすれば納得してくれるのかなあ・・・・・・・ニャ」

ほむら「・・・・・・・・」

QB「ほむら、どうしたんだい?・・ニャ」

ほむら「・・・・・・・別に」

まどか「QB、・・・無理があるよ・・」

QB「・・・・ニャ」

マミ「・・・・カワイイ・・」(キュン)

さやか「何か証拠でもないわけ?」

杏子「アイルーである証拠なんかあるのかよ?」

QB「そうだ、ちょっと待ってて・・だニャ」

さやか「いや、もうニャはいいから・・」

ーー五分後ーー

QB「証人をつれてきたよ」

ほむら「証人?」

QB「うん!パトリシアちゃんだよ」

パトリシア「QBさんは正真正銘のアイルーですニャ、保証するのニャ」

杏子「・・・・・・・モブ猫連れてこられてもなあ」

QB「まだダメなのかい?じゃあグラハムくんも連れてくるよ」

まどか「QB、絶対わざとやってるよね?」

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 17:02:40.22 ID:RalHuRhJ0
 小ネタ

 フルネーム

ほむら「マミ、借りていたポーチを返すのを忘れていたわ」

マミ「あら、そうだったわね、バタバタしていたから私もすっかり忘れていたわ」

ほむら「マミ、感謝しているわ。あなたは最高のリーダーだったわ」

マミ「ほっほむらさん!どっどうしたの急に?」

ほむら「気まぐれよ、忘れて」

マミ「えっ、ええ私はなにも聴いていないわ」(どきどき)

ほむら「一つ質問があるんだけどいいかしら?」

マミ「?ええ、なんでも聴いてちょうだい」

ほむら「ポーチの底にあったアレはなに?」

マミ「あれ?アレ?・・・アレっ!!」

ほむら「そう、あれよ」

マミ「ほむらさんっ、忘れて!ワスレテ下さい!」

ほむら「・・・わかったわ」

マミ「ううっ有り難う」

ほむら「巴マミ、ほむらポイントを下げておくわ」

マミ「ううっ、フルネームに戻っちゃったの?」

80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 17:29:46.37 ID:RalHuRhJ0
 小ネタ

 嫉妬

マミ「QBどうしたの?念入りに毛繕いして?」

QB「パトリシアちゃんと釣りにいくんだ」

マミ「・・・・・・・・」ガチャーン

QB「マミ、どうしてカップを落とすんだい?」

マミ「えっ、ちょっと手が滑ったのよ」

QB「ふうん?気をつけてね、じゃあそろそろ出かけてくるよ」

マミ「まって、帰りは何時になるのかしら?」

QB「うーん、わからないよ、気分次第だね夕飯は多分いらないよ」

マミ「・・・・・そう」プルプル

QB「マミ?なんでプルプルしてるのかな」

マミ「・・・・プルプル踊りが流行っているのよ」

QB「ふうん?人間は不思議な生き物だね」

マミ「そうね、感情を理解するには時間が必要よね」

QB「マミ?どうしてペイントボールを持って来たんだい」

マミ「それは貴方にぶつけるためによ」

QB「わけがわからないよ」

81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 17:53:49.72 ID:RalHuRhJ0
 小ネタ

 「・・・・・・」モグモグ

杏子「さやかー蟹食いてー」

さやか「今は辞めたほうがいいよ」

杏子「なんでだよ?」

さやか「蟹食いながら会話するのか?」

杏子「台詞以外も書きやがれ」

82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 18:45:09.91 ID:RalHuRhJ0
 小ネタ

 サーカス

まどか「わーアオアシラだかわいいね」

アオアシラ「くまーっ」

ほむら「そうね」(まどかは袈裟懸けを見ていないのよね)

まどか「ほむらちゃんケルビだよかわいいね」

ケルビ「けるびー」

ほむら「ええそうね」(まどかのほうが可愛いわよ)

まどか「あーっポポさんだっ」

ポポ「ぽぽっ」

まどか「わーいみんなかわいいな」

ほむら「まどかが一番かわいいわ」

まどか「もうほむらちゃんてば、あっブルファンゴちゃんだ」タッタッタ

ブルファンゴ「ぶるぶるふぁーんご」

ほむら「・・・・ブルファンゴに負けた・・・」

まどか「えーっウルクススさんお休みなんだ」

ほむら「残念だったわね」(可哀想なまどか)

まどか「わっババコンガだっ、あーんかわいいよー」

ババコンガ「ばーばーこんがーっ」

ほむら「・・そっそうね?」(まどか?)

まどか「ほっほむらちゃん!!あれっアレ見て凄いっギギネブラだよっ!凄い可愛い可愛いよっ感動的だよ」

ギギネブラ「ぎーぎーねえーぶらー」

ほむら「・・・え・・ええ、そうね・・感動的・・ヨネ・・」(あっあの・・・マドカサン?・・)

まどか「あっ、ゴメンねほむらちゃん・・えへへほむらちゃんも同じくらい可愛いよっえへへ」

ほむら「あっ、有り難う・・・まどか・・」(ギギネブラと同じ・・・・・?喜んでいいのかしら?・・・)

91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/22(日) 22:30:14.86 ID:RalHuRhJ0
 小ネタ

 主人公?の存在感

マミ→ガンランス装備中

マミ「ティロ・フィナーレ」どーん

マミ「アリよね」

さやか「うん、カッコイイ、でもマミさん近接に転向したら遠距離はほむら1人でしょ?バランス悪いしほむらはボンバーマンとかもやらないとーーーーーーー」

まどか(私、弓使いなんだけどな、あんまりだよね)

99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/23(月) 08:47:51.82 ID:c0eziDqW0
 小ネタ

 ほむガノ特別企画 念願の蟹 

 サブタイトル ありがとう私にも─────が引けた

杏子「ムシャムシャ」

マミ「じ──────っ」

杏子「ムシャコラ」

まどか「じ─────────」

杏子「モグモグ」

さやか「ジロ─────リ」

杏子「ングング?」

ほむら「ジロ─────────」

杏子「プハ─────────ッ」

杏子「くうかい?」

QB「それぼくのだよ」

100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/23(月) 08:59:04.12 ID:c0eziDqW0
 小ネタ

 毒テングダケ

杏子「くうかい?」

ほむら(・・・・・喧嘩売ってるのかしら?)

107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/23(月) 19:55:18.70 ID:c0eziDqW0
 小ネタ挟みすぎて影の薄くなった本編ちょっと再開

 再スタート

まどか「・・・・そのアオアシラ、そんなに凄かったんだ」

マミ「ええ、強かったわ、でも一番大きな問題は私たちが油断していた事よ」

杏子「潮干狩りでヤオザミ弄ってる時にダイミョウサザミに会うみたいなもんさ、ついでにシェンガオレンもついてきたゾーのレベルだったけどな」

さやか「あんた、ホントに蟹好きだよね、わたしヤオザミ狩ってこよっか?」

ほむら「今はやめておきなさい、何故か死亡フラグの匂いがするわ。本当にシェンガオレン出て来ても知らないわよ」

マミ「うふふふっ」

まどか「マミさんどうしたの?」

マミ「じゃーん!おみやげでーす」

杏子「うおっ、蟹缶!密林産ダイサザゴールドラベルっ!すげえっ、初めて見た!!!マミっ愛してるぞ」パカッ・モガモガ

さやか「・・・さすがマミさんデスネ・・」(・・・完敗?・・KO負け?)

マミ「QBの大好物なのよ」

杏子「あいつ、イイモン食ってんだな」(シアワセ────)

まどか(小声)「・・・ほむらちゃん、缶詰に猫の絵が・・・」

ほむら(小声)「大丈夫よ、多分杏子は気にしないわ」

杏子(・・ほむらのやつどうしたんだ?食いたいのかな?)

杏子「くうかい?」テンシノエガオ

ほむら「・・・・・・いらない」

まどか「あはは・・・・・」

さやか「まあとにかく、とっとと怪我治しなさいよね」

杏子「ああ、こんなのすぐ回復するさ」モガモガ

ほむら(・・・・・杏子は強いわね、私も見習わないと・・・ちがう・私だけじゃダメなんだったわ・・・)

ほむら「まどか、話があるの」

まどか「何?ほむらちゃん」

ほむら「私が退院する迄に充分体を鍛えておいて」

まどか「えっ?」

ほむら「私はあなたの為に鬼になるの、甘えは許さない」

マミ「本気?」

ほむら「・・・・・・・・多分」

さやか「・・・・・・・・自信は無いんだね」

110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/23(月) 20:38:12.78 ID:c0eziDqW0
 もんもんと

 夜です。

ほむら「ふうっ、勢いで言っちゃったけどアレで良かったのよね?」

 私がまどかを甘やかしすぎたのよね?まどかには充分な素質があるのに、未だに戦力に数えられるレベルにならないのは。

 まどかは私が守るのよ。とか言ってたけど、実際に強敵の前でまどかを守る自信を無くすなんて。


 あの化け物に最初にやられたのがまどかだったら、私もその場で戦闘不能よ。さやかのメンタルを馬鹿にするのわ滑稽よね。

 それに考えたくないけど、さやかと杏子以外ならおそらく、あの一撃目の奇襲で即死していたかもしれない。私も含めて・・・・・・・・


 ガンナーの打たれ弱さ以前にハンターの体が出来ていない。


 良い機会だと前向きに考えましょう。遊びでない事を再確認できたのは収穫よ。なまじっか幸せな日が続きすぎてたのよ。

 まどか、ごめんなさい。


 私は鬼になるわ・・・ならなきゃ・・・・・・・なる・・・かも?・・・・・・いやだ・・いやだ・けど・・グスッ

111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/23(月) 21:36:06.84 ID:c0eziDqW0
 ほ──む────ら──────帰ってこ──────い

杏子「・・・・・・・・すまん」

さやか「・・・・・あんたねえ」

マミ「ほむらさんになにしたの?」

杏子「・・・・コレ・・・・・飲ませた」

まどか「・・・・何なの?その謎の白い液体?」

ほむら「ふふっ、大丈夫よちょっぴり、楽しくなって、ふふっ愉しいわね、うふふ、ふふえへっ、まーどかっ」

杏子「・・・・菓子屋のばーちゃんがくれたどぶろく・・・・・・・」

さやか「・・・・何でそんなもん飲ませたの」

杏子「そんなもんはないだろ、そんなもんは」

マミ「そう言う問題じゃないの」

さやか「絶対ほかになんか入ってそうだけど」

杏子「ばーちゃんはそんなことしねーよ」

まどか「ほむらちゃん寝ちゃったよ?」

さやか「ちょっとほむら、起きろ!」

杏子「しばらく寝させといてやれよ、朝まで泣いてやがったんだ」

まどか「えっ?」

さやか「昨日の鬼になるってやつ?」

杏子「多分それだろ?武士の情けな!詮索してやんなよ?」

まどか「・・・・・ほむらちゃん・・」

マミ「ほむらさんも色々抱えてるのよね、無理してクールビューティーしてるけど・・・・」

まどか(・・・・ほむらちゃん・・)

マミさ「・・・私達はなにもみていません、わかった?」

さやか「了解です、マミさん」

杏子「どぶろくのことも知りませーん」

さやか「・・あんたズルい」

まどか(ゴメンね心配させて、私強くなるよほむらちゃん)

112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/23(月) 22:18:02.56 ID:c0eziDqW0
 小ネタ

 ポリシー

杏子「見損なったぞさやか、お前がそんなやつだったなんて」

がちーん どーかーん

さやか「そんなこといったって、しょうがないじゃん」

ごーん どどど

マミ「ちょっと、いい加減にして早く戦闘に復帰して」

泡・泡・泡・あわ・アワー

さやか「砥石忘れたあんたが悪いんでしょうが!」

ダイミョウサザミ「だっいみょ────んっさざ
み──ん」

杏子「うるせーっ、サカナは食うもんだっ!キレアジで槍なんか研いでたまるかってんだ」

ダイミョウサザミ「かにカニ~蟹光線~~~~~~~」

マミ「きゃ─────っ」泡あわアワ─────キュー

まどか「キャーっ、まみさんっ!」

ほむら「・・・・・あのバカは」

116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/23(月) 23:57:24.71 ID:c0eziDqW0
 契約

さやか「QBもう動き回ってるの?」

マミ「ええ、流石にヨタヨタしてるけど案外元気なの」

まどか「なんか、凄いよねQBって」

ほむら「やっぱり魔物の類いじゃないの?どっかから勇者召喚しようかしら?」

杏子「いや・・・一応・・アタシら命助けられてんダゾ?」

まどか「うん、QBがいなかったら私、なんにもできなかったよ」

ほむら「冗談よ、利用価値があるうちは利用するわよ」

さやか(・・・・・これも冗談だよな?)

まどか「そうだっ、私あのとき、タケノコ置いてきちゃったんだよ。みんなゴメンね」

ほむら「ばかね、気にすることじゃないわよ」

マミ「ふふっ、QBと同じこといってるわよ」

────────?????───────

????「────────とくに問題はないようだなぁ」

QB「うん、それじゃあ契約成立だね。ありがとう」

121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 06:03:14.60 ID:d9WZOCws0
マイノリティの未来を憂いつつ早起き投下。

 トレーニング 

 注意・ギャグ色強いけど本編

 場面 ほむらちゃん退院→合同トレーニング初日

ほむら「今からポポミルクの配達よ」ガチャガチャ

まどか「はいコーチ」ガチャガチャ

ほむら「ここはジグザグに走るの」ジグザグ~~~

まどか「はいコーチ」ジグザグ~~~

ほむら「素手で鶏を捕まえて」タタタッガシッ

まどか「はいコーチ」タタタッガシッ

ほむら「冷凍室でガウシカの肉を叩くのよ」ブルブルパンチパンチ

まどか「はいコーチ」ブルブルパンチパンチ

ほむら「ガノトトスのいる池で泳ぐ・・・・のは次の機会に・・・」ハアハア

まどか「はいコーチ」ハアハア

ほむら「焼肉屋さんでアルバイト」ハイッヨロコンデ

まどか「はいコーチ」ハイッヨロコンデ

ほむら「最後はバブルスくんと鬼ごっこよ」ゼエゼエ

まどか「はいコーチ」ゼエゼエ

QB「僕はQBだよ」

ほむら「明日からは20㎏の甲羅を背負うわ」ゼエゼエハアハア

まどか「はいコーチ」ゼエゼエハアハア

マミ「・・・・ほむらさん・・・・・えらいわ」

さやか「・・・・マミさん・・・・・ちゃんとツッコンデ」

124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 07:30:15.88 ID:d9WZOCws0
 ひとりぼっちは・・・・・・

杏子「そうか、あいつら頑張ってるんだな」

さやか「うん、最初はアホかよとか思って見てたんだけど、すごい効果でてんのよ」

マミ「実は○○○な仙人さんとか、長靴の国のイケメンさんとかがやっていた、伝説的なトレーニングだったそうよ」

さやか「えっ?マミさんそれ私も初耳だよ?」

マミ「QBがほむらさんに教えてあげたって言ってたの。背に腹は代えられないのよって言いながら首を絞められたよって・・・・」

杏子「・・・・・・ほむららしいな・・・」

マミ「それで・・・・私も混ぜてもらおうかな?ってね」

さやか「えっ!マミさん甲羅背負うの?」

マミ「・・・・確かに、抵抗はあるけど・・ねえ、さやかさんも一緒にどう?四人で背負えば恐くないわよね?」

さやか「・・あハハ・・うーん」

杏子(へへっ、おいてかれちまいそうだな・・・・・・見てやがれよ、ひとりぼっちにはなってやんねーぞ、すぐ追い付いてやる・・・・・)

さやか「どうしたの?杏子」

杏子「・・・なんでもねえよ、ガウシカ食いたくなっただけだよ」

125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 07:50:26.99 ID:d9WZOCws0
 小ネタ

 贔屓

さやか「私の見せ場がない件について」

ほむら「ツッコミも大事な仕事よ」

126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 10:31:48.51 ID:d9WZOCws0
 小ネタ

 カルチャーショック

まどか「・・・・ほむらちゃん・・・どうしよう?」

さやか「ほむら・・あんたのせいよ?」

マミ「QBも、グラハムくんからプレゼントされてたわ・・・・・」

ほむら「・・・流行ってしまったなら仕方がないわよ。・・・どうせ直に飽きるわよ・・・・・多分」


───────────アイルーの八割が甲羅を装備しています。

130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 13:06:03.56 ID:d9WZOCws0
 小ネタ

 ニャ

まどか「マミさん、こっちこっち」

マミ「どうしたの?」

QB「あっ、マミ」→甲羅装備中

マミ「!!!!!アリだわ!!」すとらい~~くっ!!

さやか「QBあれやって」

QB「うん、マミ似合ってる?・・・かニャ」

マミ「はううっ・・」ばきゅーんっ

QB「・・・・・ニャ?」

マミ「はわうううっー」ぱきゅーんばきゅーん

マミ「ええっモチロンよ!!!これで後十年は戦えるわ!!!」(こんなに幸せで良いのかしら)

QB「ふうん、人間は不思議な生き物だね」

131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 14:52:31.80 ID:d9WZOCws0
 小ネタ

 設定? 注意・邪悪な魂が憑依しています

ほむら「マミがマミられるシーンが見たくなったの」

マミ「ちょっと!ほむらさん!!」

さやか「確かにニーズは有りそうだよね?」

マミ「さやかさん!!?」

まどか「せめて最終話の直前までは待つべきだよ」

マミ「まどかさんまでっ?」

QB「二回までなら死ねる設定で契約してもいいよ?」

杏子「おっ!それ採用お得じゃないか?」

マミ「コンナノヒドイワ、アンマリダワ」

132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 17:07:24.16 ID:d9WZOCws0
 暗躍

QB「密猟者は脅かしておいたよ。あの集落はもう大丈夫さ」

????「そうかい、ご苦労さんだったなぁ」

QB「約束の報酬をもらいたいんだ」

????「おやおや、せっかちなアイルーは女の子に嫌われるんじゃないかえ?」

QB「からかわないでよ」

????「悪かったワルかった、情報だったなぁ、ソレは袈裟懸けで間違いないようだなぁ」

QB「・・・・やっぱりそうか、ありがとう」

????「おやおや、待ちなさいなあんたオトコマエだからオマケするわなぁ」

QB「オマケ?」

????「袈裟懸けの下に馬鹿みたいに、はしこい子熊がおってなぁ、一年前だがなぁ?」

QB「はしこい、子熊?・・・!」

????「そういうことだなぁ」

QB「あり得ないよ、あの爆弾を食らって生きてたのが一歳そこらの若熊だなんて・・・・・・・」

????「まあ判断は自由だなぁそれだけだなぁ」

QB「ありがとう、悪いけどそれとなくマミに伝えておいてよ」

????「ヤレヤレ、この歳で女の子を騙す片棒かつがされるかなぁ?たいしたジゴロになったなぁ」

QB「そういう契約じゃないか、たのんだよ」

????「ヤレヤレ、話し相手ぐらいしてくれてもバチはあたらんと思うがえなぁ」

133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 17:10:50.46 ID:d9WZOCws0
 元インキュベーター

QB「やあまどか、ほむらも残酷な試練を考えたもんだね」

まどか「・・・QB、ちがうよほむらちゃんは・・・」

QB「うん、わかってるよ、だだほむらがここまで出来るとは思わなかったんだ」

QB「ほむらは君が大好きなんだね」

まどか「・・・グスッ・・・QB・・・」

QB「まどか、僕は今から独り言をいうよ。つまらないと思うなら『スキップ』してほしい」


 ほむらは君にウルクススを狩れといったね、可愛い生き物が好きな君には辛い事だとは分かるよ。

 君の肉体は短期間でハンターと呼べるレベルに進化した。でも精神面はなにも変わっていないよね?

 君の優しさを否定するつもりはないよ。むしろそれを大事にして欲しい。でもそれでは君がつらいんだよね?

 せめて、理屈だけでも理解出来れば、少し楽になれるんじゃないかな?上位の生命体が下位の生命体を利用して生きることはある程度当たり前の事なんだ。

 それに君達はギルドに所属しているよね、実はこの世界のギルドは異状なほど優秀なんだ。特定種のモンスターが絶滅したとか言う話をほとんどきかないだろう?

 ほとんどの星ではそう言ったバランスを意識するレベルの文化を持つ前に、自然に深刻なダメージを与えてしまうものなんだ。

 でもここは違う、ギルドが上手く機能して絶妙なバランスを保っている。この世界の科学や文化のレベルでは本来出来るはずのない事をしているんだ。

 僕は本当はそれを調べるためにここに来たんだ。話がそれちゃった、忘れてね、悩むなとは言わないよ。

 話しすぎたね、後は君次第だよ。安心しなよ君が何を考えても、それは君の自由じゃないか。


QB「おやすみ、まどか」
 

134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 18:14:16.26 ID:d9WZOCws0
 小ネタ

 好感度

さやか「納得いかない」

QB「どうしたんだい?さやか」

さやか「同じトレーニングしてるのに、まどかとほむらみたいに急成長出来てない」

QB「当たり前じゃないか、二人をよく見ててごらん」

さやか・マミ「じ───────っ」

まどか・ほむら「ジグザグジグザグ」シャキーン

さやか「!今のシャキーンって何?」

QB「友情タッグさ」

マミ「友情タッグ?」

QB「うん、だいたい好感度120ぐらいで発動するよ」

さやか「知らなかった」

QB「さやかは杏子が復帰したら試してみなよ」

さやか「うん、杏子はやく退院しないかな~」

マミ「QB、わたしと練習しない?」

QB「ごめん、疲れてるんだバブルスくんまで休憩させて」

マミ「・・・・・・・・グスッ」

135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 20:56:13.70 ID:d9WZOCws0
 小ネタ

 優先順位

杏子「ピッケル~ピッケル~フフーン」

まどか「杏子ちゃん、ご機嫌だね」

杏子「おう、ジエン・モーランだからな、一山当てて大儲けだぜ」

さやか「あちゃ~ピッケル忘れちゃったよ」

杏子「なにやってんだよ、ちょっと待ってろ作ってやんよ」カチャカチャ

マミ「調合素材まで持ってきたのね」

杏子「供えあればウレシーナーってな」

まどか「うれいなし?」

ほむら「ほっときなさい、ハイになってるのよ」

杏子「ほれ、デキタゾ」

さやか「サンキュ、持つべきものは杏子だね、私の嫁にしてやろう」(第二婦人ゲット)

杏子「ナナナッなにいってんだもー、ほら急ぐぞ一刻を争うんだ」今日はイイヒダナ~

まどか「あれ?杏子ちゃん?ランスどうしたの?」

杏子「へ?・・えっ?・・・・あーっ?────ワスレタ?」

ほむら「・・・・・・・・・・プッ」

さやか「・・・・・・ゴメン、さっきのナシ」

136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/24(火) 22:39:17.72 ID:d9WZOCws0
 階段

場面 杏子退院当日 まどか演習中

杏子「おいさやか、あのまどか本物なのか?」

さやか「あはは、まあ毎日みてた私でもちょっとそう思うよ」

杏子「パワーハンターボウⅡか、まどかにピッタリだな」

さやか「・・・・・・・・地味?」

杏子「・・・・無難かつ汎用性にとみある程度の攻撃性能をかねそなえ──────────」

さやか「・・・・降参・・降参・」

杏子「くっそーっ、さやか、ちょっとその甲羅貸してくれよ」

さやか「ん?なにすんの?ってあんたまだ早いって無理すんな」

杏子「ちくしょーっ、・・・なあ、あいつ上位ロアくらいならもう1人で狩れるだろ?攻撃力ならほむら越えたんじゃないか?」

さやか「あまいね、ほむらも急成長中、取り残されるは・・・・・わたしとマミさん・・・・・」

杏子「・・・・あたしも足しといてくれよ・・・」

さやか「それと、上位ロアなら多分狩れるよ。ただ下位ウルクススは狩れそうにないね」

杏子「あ──────そう言うことか、見た目で判断するのも殺生な話だな、わからんでもないけど」

さやか「・・・・・・・・近いうち下位ウルクスス狩り試すんだって」

杏子「えっ・・・・おいそれって・・・・・」

さやか「ほむらが・・・最終試験よ出来るまで他の狩りには連れていかない・・・とかいってさ」

杏子「なんでそんな、原住民の成人式みたいなことになってんだよ・・・・バカほむら」

さやか「ばかだよね、涙目で格好つけてさ・・」

杏子「馬鹿だよな、イイヤツだけどさ・・・・」

さやか「・・・・うんそうだね」

137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/25(水) 00:21:47.87 ID:BCnuhv1d0
 試練

 P3rd 凍土エリア2

ほむら「分かってると思うけど邪魔はさせないわよ、私はもどり玉を持って来ているわ。もちろん調合素材もね、つまらない事をすれば強制的にキャンプに帰還してもらうわよ」

 私は邪魔な三人に釘をさしておいた、ゴメン邪魔は言い過ぎた。彼女達が見学を希望したのも当然だわ。でもせめて病み上がりの杏子だけは遠慮して欲しかったわ。いざという時に、手荒なことがやりにくいから。

 彼女達は表向きは納得してくれた。隠してたはずの私の苦悩がだだ漏れだった事が幸いしたのかもしれない。

 まどかはあっさりとウルクススを発見した。そして滑走中に音爆弾を命中させた。わたしが教えた通り無駄のない動きによる勝利への近道を歩いている。

 まどかは天才かもしれないと思った。罠とアイテムの使い方は確実に私の次に上手くなっている。さすが自慢の弟子だわ、でもその後がマズイわ。

さやか「まどか、何やってんの!ウルクススひっくり返ってるでしょ?一発で勝負決まるとこじゃん」

 さやかが私の言いたい事を先に言ってくれた。こう言うときは助かるわね、でもこれは予想通りのことよ。さやかも分かってるだろうけど。

 まどかなら足止めくらいなら確実にこなすのは当たり前よ。実力的にはもう上位ハンターだもの。問題は優しすぎる事だけ、ウルクススに怪我をさせられない。まして殺すことなんかね・・・・・・

 ────────────────────やっぱりダメ、足止めしてにらめっこ、この繰り返し。アイテムの無駄使いばっかり、でも使用したアイテムはすべて命中なり起動なりをさせているのは立派だわ。

 でももう限界、ふうっ、やるしかないみたいね、絶対邪魔されるわよね。1人目はだれだろう?出来れば杏子以外でたのむわ。・・・・さやか・・・・そうね、あなたを指名したいところね。

138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/25(水) 09:18:36.82 ID:BCnuhv1d0
 試練2

 鬼になるのよ!・・確かに私は決意したのよ。今さらなにを迷っているのかしらね全く。

 私は大神ヶ島「出雲」にペイント弾を装填した。

 先日購入したばかりの新品のライトボウガン・・・・・・デビュー戦で最悪の思い出を刻んじゃうわね・・・・・・

 深呼吸しておこう・・・なにを泣いてるのよ私は・・・まだなにもしてないのに・・・

 マミが見てる?見ないでよ全く!邪魔するなら本気で爆弾ぶつけるわよ!タフなさやか以外なら怪我させちゃううわよ!!

 さあ、追い詰めるわよ。ゴメンねまどか後で好きなだけ殴って頂戴・・・・・・・・

 わたしはボウガンの照準をまどかの左胸にあわせて引き金を引いた・・・・・・命中・・・・・

ほむら「まどかこれは遊びじゃないのよ、何度いえば分かるの?」

まどか「・・・・・・ほむらちゃん?」

 ペイント弾でマーキングされたまどかが呆然としてる・・・・

ほむら「余所見してたら怪我するわよ、耳以外はウルクススに向けておいて」

 わたし無茶言ってるよね?親友に狙撃されたら誰でも余所見のひとつくらいするわよね。

さやか「ほむら、あんた・・」

ほむら「五月蝿い!!黙りなさい、邪魔させないって言ったはずよ。あなたから先に徹甲榴弾撃ち込むわよ」

 私はボウガンをさやかに向けた。おかしいわね?さやかが意外に大人しいのよ、マミも杏子も同じ?

 予想外ね、でもこれなら彼女達に爆弾をぶつけないですみそうだわ。少しだけ気持ちが楽になる、ありがとう。

ほむら「まどか今のは警告よ、格下相手だからって舐めてたら・・・・・次は徹甲榴弾撃ち込むから・・・・・・」

140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/25(水) 11:14:49.79 ID:BCnuhv1d0
 試練3

QB「ほむら、よく頑張ったね」

ほむら「!QB」

さやか「QB・・・・・いたんだ?」

QB「酷い扱いだね」

ほむら「QB、さっきもう終わったみたいな言い方したわよね?」

QB「うん、まどかはもう大丈夫だよ」

杏子「どうして分かるんだよ?」

QB「QBだからさ」

さやか「わけがわからない」

QB「僕が嘘を言った事があるかい?」

杏子「・・・・いや、あるだろ?」

さやか「・・・・・ニャ・・・ってやつな」

マミ「ふふっ、でも、・・・予言っぽいものは全部あたってるわよね?」

さやか「・・・・・マジでまどかのこと狙撃したしね」

ほむら「!えっ??」

杏子「まあ、知ってたおかげでほむらの爆弾うけずにすんだしな?」

QB「そう言うことだよ、まどかはもう大丈夫、モンスターを狩ることへの罪悪感が消えたわけではないけど、少なくとも平常心で戦えるようになるはずさ」

ほむら「・・・・あなたほんとに何者なのよ?」

QB「アイルーだよ?」

さやか「・・・・ニャ・・・ってね」

杏子「今夜はウルクスス鍋な?しっかり食ってやるのがアイツへの最高の供養だしさ」

マミ「!・・・見て」

ほむら「・・・・・・まどか・・」

さやか「・・・・凄い・・・」

杏子「・・・オイ・・・アタシ完全に・・抜かれちまってるよ・・」

QB「彼女は本来神になれる存在だしね」

まどか(ゴメンねウルクスス人間の・・・私のワガママゆるしてね・・・・ゴメンねほむらちゃん・・・心配かけて・・・・わたし強くなるよ・・・だから・だから・・ずっと・・・・・・)


 ある程度は当たり前さ、神様もきっと許してくれる。

 憎しみで殺すわけじゃないんだ、生きるための糧なんだよ。

 でも今なら少し君の気持ちがわかるんだ、ぼくは人間を家畜として見れなくなった、元インキュベーターだから────────────────

145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/25(水) 21:48:35.28 ID:BCnuhv1d0


 小ネタ

 明松さんちのほむらちゃん

まどか「ばとらーちゃんが引退してたよね」

マミ「さむそんくんのお嫁さんとか言ってたかな?」

さやか「元気な赤ちゃんできるといいな」

杏子「ほむらが母父(おじいちゃん)になるんだな」

QB「もうすぐダービーだよね」

ほむら「私の名前で遊ばないで」


注意・メイショウホムラ→おうまさん(男の子)です

146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 07:57:33.49 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ

 なじむ

パトリシア「QBさん捨てないでニャ。2号さんでもいいのニャ」

QB「パトリシアちゃん飲み過ぎだよ」

マミ「・・・・・・・・・・・・・・」プルプルプルプルプルプル

まどか「QBアイルーに馴染んでるよね」

ほむら「そうね」

パトリシア「私のほうが若いのニャ。ぴちぴちニャ」

QB「しかたないなあ・・・・・家まで送るよ」

マミ「!?!・・・・・・・・・」プルプルプルプル───ガシャーン

まどか「わあっマミさんっ」

ほむら「・・・・・・・・大変ね」

──────────────しばらくして──────────────

マミ「・・・・・・・フフッ、フフフ」プルップルッ

まどか「あっ、さやかちゃん?」

ほむら「・・・・様子が変ね?」

さやか「ハァハァっ悪いほむら、水もらうから」ングっングっ

まどか「・・・何か、あったの?」

さやか「・・・・・・・杏子が・・・」

ほむら「・・・・・・・杏子が?」

さやか「・・・・・杏子がチャチャブーの宴で楽しそうに踊ってた!!」ガクガクブルブル

ほむら「・・・・・・・・・・そう・・・・・」(・・多分気が合うのね・・)

147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 08:52:09.23 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ

 Q仙人の入門テスト?

 ほむら退院前日

ほむら「まどか覚悟しておきなさい、明日からは地獄の日々が続くわよ」

まどか「はいっ、コーチ」

Q仙人?「それじゃあ、入門テストだよ」

まどか「テスト?」

ほむら「どういう事?」

Q仙人?「しきたり、と言うやつかな?ほら、この古文書に書いてあるんだ」

ほむら「古文書にしては新しいわね?可愛らしい絵で威厳がないし?」

Q仙人?「まだ主人公が子供だからね、じゃあテストをはじめるよ」

まどか「うんっ」ドキドキ

Q仙人?「ぴちぴちギャルを連れてきてよ」

ほむら「・・・・・・・・・・・・・」

まどか「ぴちぴちぎゃる?」

────────── 一時間まってね ────────────────

早乙女和子「・・・・・・・・・・・・・・・?」

Q仙人?「・・・・・まどか・・・・・君は優しすぎるんだね」

まどか・ほむら「・・・・・・・・・・・」

Q仙人?「・・・・・・・・チェンジ・・・」

154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 09:58:01.30 ID:RZIbKsX/0


 小ネタ

 悪意は微塵もないんだよ?

QB「マミが部屋から出てこないいんだ」

ほむら「辛いことでもあったのかしら?」

まどか「可愛いプレゼントで元気にならないかな?」

杏子「しゃーねーな、つきあってやんよ」

───コレ──────ソレモ───────イイネ───────コレダワ────コンナモンカナ─────────


マミ「?!キャーッツ!!キャーッツ!!キャーッツ!!」ピクピクピク


ぬいぐるみセット口の大きなモンスターいっぱい

158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 12:14:12.37 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ

 マミられダービー・ファンファーレ

マミ「・・・・・QBのリクエストなの・・・」

 こんにちは、巴マミです。私は今、非常に露出の高い装備、三眼シリーズを身に付けています。

 QBが望むなら・・・・と思ってドキドキしながら装備したのに・・・・当のQBときたら・・・・・

QB「じゃあ頑張ってね、今日はヤマツカミだったね?ぼくはメラルーの長老によばれてるから」

 と言って、走り去っていっちゃったの・・・・・しかも集会所の目の前で・・・・・」

ほむら「私に対する当てつけかしら?」

 なんか、ほむらさん怒ってる?なんでボウガンが私の胸にあわされてるの?

ほむら「もし私が愚か者なら、ホルスタインの絶滅を条件に悪魔と契約して魂を差し出してるところよ」

 ほむらさん・・・怖いわよ・・・・・

マミ「あの、ほむらさん?」

ほむら「なに?巴マミ」

マミ「どうして、ド【凶】(ガルルガの顔つきの、おちゃめなライトボウガンだよ)をもってきたの?自慢の神ヶ島ワ───っ、ヤメテ───」

ほむら「それは貴女をマミるためによっ!!」

さやか「アハハっ、なかいいなぁ─────」


─────────────────つづく

159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 13:21:11.38 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ

 こっそりマミってね

 ううっ、ひどい目にあったわね、どうしてそんなに怒っているの?確かに見た目は狩りに出る格好には見えないけど、これって結構優秀な装備よ?

 そうだわ、もしかしたら、乙女のつつしみに欠けた行為だって、注意してくれてるのかもしれない。

 きっとそうだわ!もうわたしったら、もう少しでほむらさんを逆恨みしちゃうところだった、もうっダメなわたしね。

マミ「ほむらさんごめんなさい、私が悪かったわ」

ほむら「・・・・・巴マミ・・・」

マミ「私、貴女がそこまでツツマシイ女性だとは思わなかったの」ニッコリ

ほむら「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ほむらの変換・そこまで→究極に・ツツマシイ→胸の無い・ニッコリ→勝ち組の余裕

ほむら「・・・・・フフフ・フッ」

 ほむらさんが笑ってくれた、許してくれたみたい。そうよね、私たちお友達ですものね。

ほむら「マミ、あそこにオオナズチがいるわよ」ヒュンヒュンヒュンヒュン・くいっ

マミ「えっ、みんなっ気をつkグオァッツ」ヒュンヒュンヒュン・ぱこーん

杏子「・・・スゲエ・・・対面会話中のマミの延髄に、死角からブーメランあてやがったよ・・・」

まどか「凄いね、こんど教えてもらおうかな」

マミ「ぐっうっt、オオナズチはどこ?」

ほむら「・・・・・・逃げられたわ、残念ね」

さやか「・・・・・・・・今日のほむらは黒い」

160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 13:46:38.84 ID:RZIbKsX/0
 小ネタと言うにはながくなっちゃったけど小ネタでいいかな?
 
 マミレまみれ

 今日はなにかがおかしいわ、誰かが意図的に私の頭部に危害を加えようとしてるとしかおもえない!!

モノブロス「も~~~~のぶ~~~ろすっ」(か~~~~きご~~~おりっ・をイメージしてね)

マミ「きゃああっ・・・」

イビルジョー「いびるぞ!!!」

マミ「イヤァ、ちよっとタンマよっ」

ドボルベルク「むーろーふーし~~~~~~~」

マミ「ひぃぃっ、きゅう~~~~~~~~」

 なんなの?私なにか悪いコトしたの?神様っていないの?ほむらさんは全然援護してくれないし。

 いつになったらヤマツカミがでてくるの?

 こんなの読みたい人いるの?ニーズはあるの?ないわよね?

161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 14:19:10.12 ID:RZIbKsX/0
 小ネタと言うには、以下略

 のるまがあるの?

ほむら「マミ立ちなさい、まだノルマが残ってるわよ」

マミ「そんなっ、もう無理よっウウっグスグスグス」

まどか「マミさん、諦めたらそこでゲームオーバーだよ、頑張ってノルマをフルコンプしようよ」

さやか「・・・・・良いこと言ってるみたいに聞こえる自分がチョッと嫌かも」

杏子「・・・・・・・毒されんなよさやか、ある程度常識残しとかねえと、イイツッコミ出来なくなるぞ」

 絶対納得できないわ、私は理想の先輩設定の優秀なキャラじゃなかったの?こんなのって酷いわよね?おかしいわよね?

ほむら「QBの顔を立ててハプルボッカは免除してあげるわ、次はそうね、さやか貴女ちょっとゲリョスくん呼んできて頂戴」

さやか「うん、了解いってくる」

杏子「・・・・・・あっさり引き受けちまったよ・・・手遅れなのか?・・・」

マミ「・・・・・誰でもいいから・・・・味方が欲しいの・・・・」

162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 15:13:41.26 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ以下略

 立て立つんだマミさん

 私はもう限界だったわ、蓄積された疲労と心労は過去最高レベルに達していたし。今はもう地面に量膝をついて、今にも崩れ落ちそうな身体をささえるのが精一杯。

 もうやめちゃいたいな、疲れちゃった。

ほむら「マミ、甘えないで遊びはおわりよ。さっさと回復薬なり秘薬なりを飲みなさい、次はヤマツカミ、本命よ。」

 ほむらさんに、気合いをいれられちゃった。言ってる事は正しいかも知れないけど納得できない。一番悪ノリして私を虐めてたくせに・・・・。しかも事もあろうに乙女の顔面にペイント弾撃ち込んどいてカッコいい事言ってるし・・・・・・

マミ「・・・・・ほむらさん、反省してますか?」

ほむら「・・・・・・・・ごめんなさい・・してる」

 笑っちゃった、思わず笑っちゃった。素直に謝られるとわ思わなかったもの。

 ほむらさんが照れ隠しにペイント弾を乱射してきた。巻き込まれた杏子ちゃんが憤慨してるのが可愛い。

さやか「そいじゃ、ヤマツカミ討伐、いっちょやりますか」

 塔に入ってぐるぐる登って、この部屋越えたらヤマツカミね、ここからはチョッと真面目にしないとね。

164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 16:23:27.09 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ以下略

 ほむまどスゲー

 トンネルを抜けるとそこはヤマツカミ・・・・という分けでわないわよね。ヤマツカミは穴の底でふよふよしてる、遠距離武器の見せ場よ。

 実を言うとまどかさんが一人前になった今、私は本気でガンランスへの転向を考えているの。

 だって────────────

ほむら「まどか、左側お願い」

まどか「うん、ほむらちゃん」

 ほむまど師弟コンビのチームワークと・・・・・

まどか「ごめんね、ヤマツカミさんっ」

ほむら「徹甲榴弾くらいなさいっ」

 あの攻撃翌力・・・・・・・・・・・・

 あれっ今気が付いたけどほむらさん、「出雲」装備してたわよね?なんで?確かモノブロスの時は既に「出雲」使ってた?あの禍々しい鳥さんボウガン本気で私に噛み付く為だけのネタだったの?

 まあ、それはさておきこの二人凄いのよ、私の存在が霞むこと霞むこと・・・・・・・

 特にまどかさんはすごい、ごめんねっていいながらの容赦のない連続攻撃は見事のひとことよ。

 たまたま目撃した中堅層のハンターさんが、『ユクモにはピンクの悪魔がいる!!』って宣伝しちゃったくらいにね・・・・・・・・・

 モチロン最高最大の破壊力を誇るのは私のティロ・フィナーレだけどね・・・・・場所を選ぶというか・・・・・隙が多いというか・・・・・かわされると危険とか・・・・・

 コホン、とにかく私はガンランス転向について真剣に悩んでる。

 巴マミの華麗なる運命はガンランスとともにあるかもしれないのよ。

165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 16:58:01.44 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ以下略

 そしてヤマツカミは雑魚になった・・・・・

 そう言えば私は解説だけしてた訳じゃないわよ?ちゃんと戦ってます。お姉さんはサボったりしませんよ。

 私の装備は妃竜砲、憧れのリオレイアの化身とも言える一品よ。ただ、修理に出した後なのにどうも調子が悪いのよね、ゴキゲンナナメ?

 それでもさすがは私の相棒、攻撃力は十分にあるの。浮上途中のヤマツカミを三人で頭上からの集中攻撃中よ。私の火炎弾であなたのハートを焦がしちゃう?

 うっ、近接組で暇そうにしてた杏子ちゃんと目が合っちゃった。今考えてたこと顔に出てなかったわよね?

 ヤマツカミがそろそろ近接組の武器の射的に入るかなーと考えてたら───────────────────

さやか「えっ?ウソ、もう墜落?私達する事ないじゃん」

 ヤマツカミさん、ここでまさかの一度目の墜落 ・・・・・・まどほむ恐るべし。

 でもこれじゃあ弱いもの虐めの袋叩きっぽいわね・・・・相手ヤマツカミなのに・・・・・

166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 17:31:54.55 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ以下略

 フラグ立ったの?

 墜落したヤマツカミを追跡して近接の二人が飛び降りたところで私は少し休憩。でもほむらさんとまどかさんはヤマツカミの再浮上後に備えてトラップ設置中。

 なんか差をつけられた感じがして悔しいな。まどかさんのトラップは既に一流の域に入ってるの。私なんかがこんな化け物パーティーのリーダーで良いのかしら?モチロン誰にも譲る気は無いけど。

─────────────────────────────

 ヤマツカミが三回目の浮上をしてる。さやかさんと杏子さんは階段がめんどくさいと言って下の階で待機中。

マミ「さて、あと一回やっちゃいますか」

 多分ヤマツカミの体力はほとんど残っていないはずね。これはもう、アレをするしかないわよね?だって今日はさんざん虐められたんだもん。最後は良いとこ持って行こう、わたしはそのチャンスをまっていた。

 決めちゃうわよ『ティロ・フィナーレ』華麗に導いてあげる────────────────

 

168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 18:20:06.01 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ

 最後のティロ・フィナーレ?

QB、嘘でしょ?ヤマツカミよ?ハプルボッカじゃ無いわよ?

────────────────三分前─────────────────────

 さて美味しいところ持っていくわよ。私はウズウズしている。だってこんな分かり易いチャンスはそうそう転がってないものね。

 ヤマツカミの浮上を待つ間思わずステップ踏んじゃった。あっまどかさんと目があっちゃった、笑ってる?

まどか「・・・あはっ、ステキですマミさん」

 うん、わかってるわね、やっぱり理想の後輩よね。わたしの教育の賜物だわ。

ほむら「・・・・今日は好きにしなさい・・私も色々わるかったし」

 うそっ、ほむらさん公認?そっかそっか分かったぞ。素直じゃないなあ、見たい見せて下さいって言えばいいのになあもう。

 そこまで言われたらしかたないわよね?うふふふ見せてあげるわよ。ヤマツカミちゃん、はやく上がってらっしゃいね。

 出来れば真正面からがいいわね、こっちこっち、そうだ!ついでだから火炎弾バージョンいってみようかしら。ウーン楽しい、あと20秒ってとこかな?

 よし!来たわね、ちゃんと口まで開けてくれてる。なんていい子なの!わかったわよ優しく円環の理に導いてあげるわよ。

 近接の二人は本当に可愛いそうねこんな名場面をあんな遠くから見るなんて・・・

 よし、いくわよヤマツカミくん

 これが私の生きている証よ

 ─────『ティロ・フィナーレー!!!』─────

 

170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 20:14:58.41 ID:RZIbKsX/0
 小ネタ

 一部残酷なシーンがあるかな?あるの?そう・・・あるみたい?

─────『ティロ・フィナーレ!!!』─────

─────「下の階」─────

さやか「あーっやっぱマミさんだね」

杏子「おい、避難するぞ、下敷きになったらただの馬鹿だ」

────「上の階」────

ほむら「満足した?」

まどか「ヤッパリ・・・凄いです・・・・」

 キモチイ───────っ、きもちいい、気持ちイイわ──────っ。

 今なら断言出来るわ、わたしはこの瞬間のために生きているのよ。

 あれだけ成長したまどかさんが、目を輝かせて私をみてる。やっぱりガンランス転向は見送りね?

 そうだ!下の二人はどうかしら?さやかさん、インタビューしたくてうずうずしてるわよね?今いくわ。

 うーん、階段めんどくさいなあ、いいわ、飛び降りちゃおう!!──────

─────下の階────

ズズ──────ズ──ン

さやか「ふうっ意外とらくだったね、まあ、私らオマケみたいダッタケド」

杏子「?!まて!、さやか!!」

さやか「へっ?」

杏子「そいつ、今動いた!!!」──────────


───────飛び降りちゃおう!!───────────


 ふうっ気持ちいい感じ、今夜QBにじまんしちゃおう。

 やっぱり、こうでなくちゃね?

 あれ?今のなに?

 えっ?うごいたの?

 こっち向いて、口をあけてるの?

 あははっ、うそ

 ウソダヨネ

 QB

 ──────────────シャク───シャク───────


                   BADEND?

173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 21:00:31.01 ID:RZIbKsX/0
 もはや小さなネタじゃないような気持ちもするけど小ネタ?

 ちゃんちゃんでおわったら怒ったかな?

さやか「マミさん!!」

杏子「クソッ、あの馬鹿!!油断しやがって!」

 マズイな、いやまだだ、上手に呑み込まれてたらまだ生きてる。待ってろマミ、腹かっさばいて助け出してやる。

杏子「おい、お前ら速く降りてこい、飛ぶなよ!階段使え!!」

 チクショウ、こいつの腹ん中どうなってんだ?マミのやつ何処に入ってんだ?

さやか「まって杏子、中にマミさんいるんだよ!!今攻撃しちゃ・・・」

杏子「五月蝿い、わかってんだよ。いいか良く考えろ、こいつの腹んなかにゃあ、ガスやら虫やらが入ってんだ。それにコイツは馬鹿デカイ、マミに当たる確率考えろ」

 しっかりしろさやか、お前もマミを助けたいんだろうが・・・・・・落ち着けどうせコイツはもう瀕死だ
ほっといてもマミは助かるくらいだ絶対そうだ!!

 ────────────────まどか・ほむら到着

ほむら「杏子っ」

杏子「来たか?アタシが正面おさえとく、お前ら手持ちの爆弾全部あいつのケツにぶつけてやれ!」

まどか「でも・・・・・・中にマミさん・・・」

杏子「馬鹿かよ、さやかとおんなじ事いいやがって、心配すんなアタシが責任取ってやる」

ほむら「・・・・いくわよ・・・まどか」

まどか「・・・・でも・・・でも」

ほむら「・・・・大丈夫、わたしが保証するわ」

174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/26(木) 21:41:20.48 ID:RZIbKsX/0
 しつこいようだけど小ネタにまとめ損ねたもと小ネタ?

 私がマミさんを本気でマミらせる訳がないじゃないか

??「マミ、マミ、聴こえる?聴こえてるね?まだ返事はできないかな?」

マミ「・・・・QB?・・・QB・・・私・・・・死んだ?・・・」

QB「よかった、繋がったみたいだね」

マミ「ねえ?私死んだんじゃないの?」

QB「大丈夫、君は生てるよ。今ほむらが秘薬をつかったよ、直に意識も戻るはずさ?」

マミ「・・・でも・・・・クシャっ・・・・」

QB「ゴメン、もっとスマートに助けられればよかったね」

マミ「どう言うことなの?」

QB「マミはぼくが○○○な目的で三眼シリーズをリクエストしたとおもってるの?心外だな」

マミ「えっ、ちがうの?」

QB「この世界には理不尽なほど便利なスキルがあるんだよ?」

マミ「スキル?」

QB「そう、君向けのスキルがね」

マミ「そうなの?」

QB「もうじき目が覚めるね、スロットを確かめてごらん。・・・・・・・ぼくのマミ」

           ─────────────HAPPYEND?─────────────

183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 07:20:20.21 ID:WkR+76QD0
 今日もがんばろ~ね~

 小ネタ 

 ころころ

マミ「・・・・ラングロトラ流ダイエット?いいかも・・」

マミ「えーっと、三角座りでっ」ゴロリン

マミ「前々右で左で後ろとっ」ゴロゴロコロリゴロンゴロッ

マミ「ちょっと楽しいかな?」コロッコロゴロクルン

マミ「うふふっいいかも?」ゴロリンゴロゴロコロリン

マミ「アハハっ、ウフッウフフ」コロゴロコロンコーロコロ

杏子「マミぃ遊びに来たゾ──────────?」

杏子「・・・・・・・・・・・・・・・・邪魔したな・・・」

───────マッテ─────チガウノヨ──────ソウソウ────────────

杏子「・・・・・トレーニング?」

マミ「・・ええっっと三半規管が─────────で、目眩耐性でえーっと────────回避速度も───────ごはんが美味しくなるとか?」

────────────キョウコチャンモ─────────ソウソウ───────タノシイ───────

杏子「イイナこれ」ゴロリンコロコーロ

マミ「そうでしょ?」コロッコロゴロクルン

杏子「アハハっ、アハハハハハっ」ゴロンコロコロクルクルン

マミ「上上右右左右上下ABウロオボエ?あってる?」コロコログルグルコーロコロ

杏子「今度さやかにも教えてやろう~」ゴロリンコロコーロクルクルン

QB「ただいま~~~」~~~?~~~?~~~!~~~~~!!~~~~~!!!~~~プチッ~~~~~~~

186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 10:48:22.18 ID:WkR+76QD0
 小ネタ

 タフだからつい

杏子「なあ、ほむら?」

ほむら「なにかしら?杏子」

杏子「オマエ、まどかの胸にペイント弾撃ち込んだよな?」

ほむら「・・・・・ええ、あれは辛かったわ・・・・・」

杏子「マミの顔面にペイント弾撃ち込んだよな?」

ほむら「ええ、あれは面白かったわ」

杏子「・・・・・・・そうか・・まあいいや・・」

ほむら「・・・・・・・本題は?」

杏子「・・・・・なにゆえさやかの尻には徹甲榴弾なんだ?」

ほむら「・・・・・・・・・アレは事故よ」

杏子「・・・・・怒らねえから目をみて話せ・・・・・」

189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 14:30:43.18 ID:WkR+76QD0
 小ネタ

 やつあたり (八巻見かけたからつい・・・)

QB「異世界のハンターが侵入してきて、メラルーを虐待しているだって?」

????「んだぁなぁ、ちぃいと見逃せんのだあなぁ
、黒い猫さに強い執着でもある様子だなぁ」

QB「許せないね、例えアイルーに手を出さないとしても」

????「QBさん気いつけてぇなぁ、相手にゃあ理屈通じんみてえだからなぁ」

──────────メラールー村──────────

QB「八つ当たりは止めるんだ!!メラルー達に罪はないじゃないか!!」

桐?「うっさい、アンタ関係ないし!このっコノッ邪気眼、電波っ!!」ゲシゲシ,ガスガス,バキバキ

メラルー達「ニャー、ギニャー、フニャー、ギニャニャー」

桐?「ああっムカツクっ!!黒いのも、あのシスコンもっ!!」ドカドカ,バシバシ,ゴンゴン

QB「・・・そうか、この娘に理屈は通じないんだ・・・」

192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 15:46:13.36 ID:WkR+76QD0
 小ネタ

 なにげに凄くねぇか?

さやか「・・・・杏子って意外と頭いいのかな?」

マミ「・・・・・あれは結構凄かったわよね?」

──────農場内──────

杏子「よう、ブルース」

ブルース「ニャー、杏子さんニャ」

杏子「オッス、シンバル」

シンバル「杏子さん、おはようニャ」

杏子「シュガー、風邪なおったか?」

シュガー「もう大丈夫ニャ」

メルル「ニャー、会いたかったニャ」

杏子「大げさだぞ、メルル」

ムサシとサンチョ「杏子さん、遊ぶニャ、ニャ、」

杏子「ははっムサシとサンチョ、なかいいなあ」

杏子「よう、ポン結婚おめでとうな」

ポン「ありがとうなのニャ」

テムジン「杏子さん僕と結婚してほしいのニャ」

キンチャク「待つのニャ僕のお嫁さんになるのニャ」

スコット「お前ら邪魔だニャ杏子さんは僕のものニャ」

杏子「コラっ、テムジン、キンチャク、スコット、仲良くしねーとあそんでヤンネーゾ」

───サスケ──ゴエモン──ジャスミン──タン───ロボ──ジム──コジロ─────ボンド──シュンギク───ギンガム───スコーピオン────テリー─

杏子「サボんなよ?レウス」

レウス「ニャー、見つかってしまったのニャ」─────────────────


まどか「・・・・・・・いいものみたね・・・・」

ほむら「・・・・ええ、そうね・・・ほむらポイント・・上げておくわ・・・」

196: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 18:04:46.49 ID:WkR+76QD0
 小ネタ

 プーギーレース

マミ「QB、本当にその子でレースにでるの?」

QB「うん、そうだよ」

ほむら「反則じゃないの?」

QB「グレーゾーンだね、でも他にもモスやブルファンゴで出る子がいるよ?」

さやか「・・・・それドスファンゴだよ・・・」

杏子「・・・・・・・・真っ黒だろ・・・」

197: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 18:28:38.14 ID:WkR+76QD0
 小ネタ

 続・プーギレース

アナウンス「───────大外からは、マミマミキューべ、マミマミキューベ、物凄い足で──────」─────────

マミ「・・・QB、頑張って──────」

アナウンス「─────────が逃げ切ったー、そして二着はマミマミキューベ、マミマミキューベです。」──────────

まどか「・・・・・QB残念だったね・・」

マミ「・・・・・失格になっちゃうなんてね・・」

QB「しかたないよ、審議の結果ドスファンゴだって言われたからね」

さやか「・・・・・・・・それ、走る前に分かれよ」

杏子「・・・・・・・・わざわざ、検査したのかよ・・」

198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 20:18:06.84 ID:WkR+76QD0
 小ネタ

 目立ちたい

さやか「目立ちたい!!」

ほむら「魔女化すれば?」ヤレヤレ

さやか「それは嫌」

ほむら「杏子殺せば?」フーッ

さやか「もっと嫌」


 優先度 自身の魔女化<杏子の命


杏子「・・・・アタシ、愛されてんだな・・・・・」テレテレ

199: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 20:20:01.00 ID:WkR+76QD0
 小ネタ

 黒い歴史がまたひとつ

さやか「うわぁァ─────ン、エグッ、エグッ」

まどか「・・・・・・・・・さやかちゃん・・・・」

さやか「ううぇェ────────ン、グスグスグスっ」

マミ「・・・・・・・さやかさん・・・・・・・」

さやか「エーン、エーン、グスグスグス」

杏子「・・・さやか、もう忘れろよ・・・な?過ぎた事だよ」

QB「可哀想に、きみのプライドはボロボロにされたようだね」

さやか「エグッエグッ、グスグスグス、エグッエグッ」

ほむら「・・・・・・何があったの?」

QB「集会所の女ハンターに負けたんだ」

杏子「みんなの前でイャンクックのモノマネさせられたんだ・・・・」

さやか「ウウっわ────っ、エグッグスグスグス」

ほむら「・・・・・・・同情・・する・・・・わ・・・」(・・目立つことはできたようね・・)

QB「ソウルジェムが無くてよかったよ」

200: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 21:48:12.96 ID:WkR+76QD0
 さやかが書きたくなったので~~~

 さやかの出番がきたよ~~~

 どーもさやかちゃんです。いやーようやく一人称で語りができたよ。ちょっと私の扱い酷かったよね?

 まあいいや、とりあえず話はじめるよ。じつは私の使用武器、メインは片手剣なんだ、知ってた?ドウデモイイとか言わないでよね。

さやか「う~~~む、だめだわ差が開きっぱなしだよ」

 最近のまどかは凄いんだわ、世の中には天才がいるってのは知ってたけど、あれはそんなレベルじゃないよ。

まどか「・・・ごめんね、ギギネブラちゃん・・」

ギギネブラ「・・・ぎぎぎ・・・ね・・ぶ・・r────」サヨナラー

 まどかの「ごめんね」はマミさんの「ティロ・フィナーレ」に相当する決め台詞でさあ、これ聞いて生き延びたモンスターはいないのよ。

中堅ハンターA「おおっ、あれが噂のピンクの悪魔」

中堅ハンターB「ううむ、すばらしい、是非息子の嫁にもらいたい」

 うおっ、あんたらどっからわいてでた?

まどか「えええっと、あのっ・・・・」

 まどか、かまわん、射ってしまえい・・・・・とわいかんよね?しゃーない。

さやか「はいはーい、うちの嫁さんに手出しせんで下さいね~~~~~」

 まどかは相変わらず押しに弱いんだよね、その内つまらん男に引っ掛かるよこれ。忘れるな?まどかは私の嫁になるのだ~。

さやか「いって!?ナンダっえっ徹甲榴弾?はあっ?」ブスッシュ──────────ッ・ぼ~~~~~んっ

さやか「・・だあうぉっ・・・・・・・・ほ・・む・・ら・・?」

 ・・あいつ・・・人のオシリに、なにじでぐでんの~~

 あのバカがっ!普段冷静なくせに結構危ないやつなんだよなあいつ。

さやか「ほむら!!いくらアタシが頑丈でも痛いもんは痛いんだよ!!」

ほむら「・・・・ごめんなさい・・・事故よ・・」

 どんな事故なら仲間のオシリに徹甲榴弾撃ち込むのよ!大体もうギギネブラ円環の理状態だろうが!!

 あーっ、アイツとは相性悪いわ、まあいいやつだけどさあ。

201: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 22:56:35.59 ID:WkR+76QD0
 さやかが以下略

 さやかちゃん悩む

 あーあ酷い目にあった、まあ私はタフさが売りだから大した問題じゃ無いんだけどさあ。

 なに話してたっけ?えーとまどかがすごい、差をつけられた、わたしは片手剣?そうこれだった。

 重大発表!!なんと!さやかちゃんはメインの使用武器をチェンジしようと考えているのだ!!!って、おどろかないかな?

 マミさんのマネじゃないよ?私なりに考えあってのこと。

 つうか、わたし武器に関してこれまで結構いい加減だったのよ。あれこれ手を出して飽きたら別のに乗り換えるぞって感じでさ。

 おかげで、大剣、太刀、片手剣、ハンマーの四つなら人並みに使えんのよ、凄いでしょ?取って付けたみたいに凄いでしょ?

 だからまあ、マミさんほど深刻なもんじゃないの。私にとったら大問題だけどね。

 うーん、話長くなるなあ、いいや、こう言うときはこうだっ。

まどか強くなった→さやかいらない子?→さやかショック
さやか考えた→さやかは丈夫→さやかに盾いらない→片手剣やめる→さやか武器変更
さやか考えた→ネオさやかのスタイル→攻撃的さやか→さやか強くなるはず→さやかカッコイイ→今ここ

 つまり、私に防御はいらないのよ。攻めて攻めて攻める。10点取られても11点取れば勝ちってね。

 うん、私にしちゃあよく考えたよ。でも他人の意見も聴いておいたほうがいいよね?

 よし、まずは近接仲間の杏子の意見でも聴きにいきますか。

202: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/27(金) 23:38:35.02 ID:WkR+76QD0
 さやかが以下略

 杏子の意見

杏子「言いたい事は分かったよ」ポリポリ

さやか「うん、そこで杏子先生のご意k・・・・・」

杏子「やめとけ」

さやか「・・・・・へっ?」

 即答でやめとけってなんだ?私かなり考えたつもりだけど?

さやか「ちょっと、やめとけってなによ」

 わたしちょっとむかついたよ、いきなり止めとけはないじゃんねえ。

杏子「・・・・お前なにしにきたんだ?」

さやか「はあ、ケンカうってんの?」

杏子「違うよ馬鹿、ここには何をしにいらっしゃったんでございますか、さやかさんって言ってんだ」

 なに、変な日本語つかいやがって?アレ日本?何処だそこ?きになる?まあいいや。

さやか「・・・・相談・・・」

杏子「お前、相談って何か知ってんのか?」

さやか「馬鹿にしないでよ」

杏子「じゃあアタシが反対しても理由ぐらいは黙って聴けよ。お前がしようとしたのは相談じゃなくて報告じゃないのか?」

さやか「ぐうっ」

 悔しい・・・馬鹿に正論で返された。

杏子「おまえは人の話を聴かないんだよな、いっぺんマミにでも絞られてこいよ」

さやか「・・・・・・・いまマミさん関係ないじゃん」

 杏子の言いたいことはわかったよ。確かにマミさんに優しく「やめておきなさい」とか言われたら素直に話聴くもんね。スマン杏子。

さやか「・・・・話なさいよ、聴いたげるからさ」フンダ

杏子「・・・・・・・何で偉そうなんだよ」ヤレヤレ

203: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 00:08:17.88 ID:JjL5uXoE0
 さやかが以下略

 適性

杏子「攻撃はもうまどかに任せとけよ」

杏子「お前は守りに特化しろ!私はお前にランス持たせたいくらいだ」

杏子「適性考えろよ、なんかあったろ?馬は卵産めなくて鶏は荷物運べないとかな?」

 なんか色々言われたよ、でも私がいちばん気になったのは。

さやか「杏子、あんた馬鹿じゃなかったんだ?」

杏子「・・・・・・お前喧嘩売ってんのか?」

 杏子、重ね重ねスマン・・・・・

さやか「うん、アンタの言うこともわかったよ。でももうちょっと考えてみるわ・・・・ゴメン」

杏子「いや、かまわねえよ、決めんのはお前の自由だろ?あたしは自分の意見言っただけだよ」

さやか「・・・・・・・うん、ありがと」

杏子「素直になるな調子が狂う!ったく、とにかく好きにしろ言いた事はいった。太刀なりガンナーなり好きにしろ」

さやか「アハハ、さすがにガンナーはなかったわ」

 サンキュー杏子、やっぱ親友だわ、アンタ

204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 00:38:38.91 ID:JjL5uXoE0
 さやかが以下略

 話を聴くのだ

 知らなかったよ、杏子馬鹿じゃなかったんだ。これ大ニュースだよね?あとでまどかに報告報告~~~

 ってふざけるのはこんくらいね。ハアー、忘れてたっけ、私人の話聴かないんだよね?初めて会ったころQBが────────────────

QB「美樹さやか、君はもっと他人の話に耳をかさないと大変な災いに襲われる事になるよ」

 とか言ってたんだよ。あの頃は白い耳毛猫の戯言だって思ってたけど・・・・・・・・

 つうか、QBってなんだ?やたら不思議ちゃんで美味しいとこ持ってって?実は主人公?もしくはラスボス?いっぺん確かめとかないとね。

 あー混乱してきた。解んないなあもう・・・・・・

 話を聴け・・・・・か、やっぱアイツか?アイツだよな?ポジション的に軍師様だし・・・・・・嫌いじゃないんだぞ?イイヤツなのはわかってる。

 ああああああああああああああああもう!!!

 いくよ!!あいつのとこいくよ!!

205: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 01:28:06.16 ID:JjL5uXoE0
 さやかが以下略

 イイヤツ?

さやか「・・・・・・・・・相談に乗ってください!!」

ほむら「・・・・・・・・・・・手ぶらできたの?」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ほむら「・・・・・冗談よ、待っててお茶いれるわ」

 やりにくいなあ、でもなんか機嫌良さそうだなあ?なんか良いことあったの?まあいいわ仕切り直してと───────────────────────

ほむら「・・・私は反対」

さやか「・・・・・・私・何も言ってないよ?」

 ほむらは先に杏子から聴いてたらしいわ。本当に来るとは思わなかったとかいってる。

ほむら「私はあなたにランスかガンランスを装備してもらいたいけど」

さやか「杏子と同じ意見だね?」

ほむら「頼まれた訳じゃないわよ?以前から考えてたわ。どうせ転向するなら良い機会じゃない?」

 うーん、嫌じゃないよ。でも使える武器が他にも四つあるのに今更ゼロからランスもねぇ?それにマミさんもAGガンス勧められてたよね?異世界の紳士さんにさあ。

さやか「・・・・・・ねえ、どうしてランスなの?」

ほむら「・・・・それがお互いに一番安全だからよ」

さやか「そりゃあ、ランスの防御性能はたかいけど」

ほむら「・・・・・・・・正直に言うと丈夫な囮がいるとガンナーが楽なのよ」

さやか「・・・・・ぶっちゃけた?」

ほむら「貴女は世界一の囮になれる素質を秘めているの」

さやか「・・・・・・・・それ嬉しくないし・・・」

206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 03:12:39.75 ID:JjL5uXoE0
 さやかが以下略

 薙刀杏子?

 うーん?もう動きのない地味な話飽きた?でも続く。うーんマミさんどうしよう?私がランスするかもって言ったら遠慮しちゃうんじゃないかな?マミさん耐える女っぽいしさあ?

 まどかなら~~さやかちゃんのやりたいようにすればいいよ~~かな?もしくは既にほむらに丸め込まれてるとかさあ?くそうほむらめ、いつの間に私の嫁を!!

 もっぺん杏子んとこいくかな?なんか話したいし、別にどうしてもって訳じゃないケドさぁ。

杏子「・・・・そんでまたここにきたと・・」シャクシャク

さやか「なんかもうワケワカンナイよどうすりゃいいの?」

杏子「くうかい?」シャクシャク

さやか「・・・・・・もらう」シャクシャク

杏子「マミの話だけどさあ」シャクシャク

さやか「うん」シャクシャク

杏子「ランス三人にはならないぞ」シャクシャクシャクシャク

さやか「えっ?」

杏子「あたしが薙刀(っぽい太刀)出来んの忘れたのかよ?」シャクシャクシャクシャク

さやか「はあ、ソウデスカ」シャクシャクシャクシャク

杏子「・・・・・・さやかが囮になったら確かにガンナーは楽だよ」シャクシャク

さやか「それは、私も理解した」シャクシャク

杏子「アタシがランス勧めた理由は他にあるけどな」シャク

さやか「どう言うこと?」

杏子「馬鹿が傷だらけになるの見てても面白くねえんだよ」シャク

さやか「・・・・・・・・馬鹿っていうな」シャク

杏子「ランスやりたくなったらアタシの貸してやるよ。器用貧乏一つ増えても邪魔になんねえだろ」シャクシャクシャクシャクシャクシャク

さやか「ありがと、あとアンタ食べ過ぎ」シャク

207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 08:18:09.56 ID:JjL5uXoE0
 さやかが以下略

 御姉様

さやか「マミさん、これ杏子からです。(りんごさしだす)調子どうですか?」

マミ「ありがとう、さやかさん大丈夫よ。でも・・・」

さやか「でも?」

マミ「もう少し早く相談して欲しかったな」プンプン

さやか「・・・スイマセン」(情報筒抜け?さすが田舎だ!とか言うべき?)

マミ「冗談よ、待ってて、今お茶を~」

さやか「あっ、マミさんやすんでて下さい私やります」カチャカチャ

マミ「さやかさんは私に遠慮しなくてもいいのよ?」

さやか「・・・・・えっ?」リンゴムキマス

マミ「確かにパーティーのバランスも大事だけど、何時までも今のメンバーでやっていくって訳じゃないでしょ?」シャク、オイシイ

さやか「・・・・・・マミさん?」

マミ「ゴメンね、でもちょっと現実を見ちゃうとね・・・」

さやか「・・・・・・・・・・」キマズイ

マミ「・・・・・・・・・・・・」シャクオイシー

さやか「・・・・えっと、マミさん戦場のヴァルキュリ・・・・」ワダイカエタイ

マミ「さやかさん、確かに私AGガンス狙ってるけど、ヘビーボウガン捨てるっていった?」シャク

さやか「・・・・へっ?・・・」

マミ「サブポジション持ってると便利よね?」ニッコリ

さやか「・・・・・マミさん」

マミ「・・・・えっと、それでね、えーと」テレテル?

さやか「・・・・・・・・・・?」

マミ「・・・あの・・コスプレしたら・・QB喜んでくれる・・と思う?」

さやか「・・・・・スンマセン、そっち方面疎いデスノデ・・・」

208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 09:04:26.85 ID:JjL5uXoE0
 さやか以下略

 これがさやかの進む道

さやか「・・・・あの?まどかさん?」オコッテマスカ?

まどか「怒ってないよ」

さやか「・・・・なんか冷たいし・・・」

まどか「冷たくないよ」

さやか「そうなの?」

まどか「そうだよ」

 アカンワ、来るのがおそかったみたい・・・・つーか何でも情報筒抜けってなに?プライバシーってないの?この分だとパトリシアとかグラハムまで情報伝わってんじゃないの?

────スマン─────ベツニ─────ゴメン──────イイヨ────────キゲンナオッタ──~~~~~~~~~~~~

まどか「ゴメンね大人げなっかったよね?」

さやか「いいって、それにまどかまだ子どもじゃん?」

まどか「酷いよさやかちゃん、反省してないよね?」

さやか「アハハ、ごめんねまどか」─────────────

まどか「さやかちゃんのやりたいようにやればいいんじゃないかな?」

さやか「・・・プププ・・・・・、アハハっアハハハハ」ヤッパリソウイッタ

まどか「???さやかちゃん???」

さやか「いや、ヤッパリまどかは私の嫁になる運命なんだよ」ヒユンヒュンヒュン?

まどか「!さやかちゃん!!!」

──────ヒユンヒュン・ぱこ───んっ──────

ほむら「・・・・まどか気をつけてよね、その女は浮気症だから」

さやか「・・・・・・・・アンタねぇ・・・」ブーメランヤメロヨ

ほむら「・・・それで・・・結果はでたの?」

さやか「・・・うん・・・・まあね」

まどか「じゃあ、武器は何を使うの」

さやか「全部」

ほむら「・・・・・・・馬鹿なの?」

さやか「・・・・今のところ地味な器用貧乏だけどさ、そのうちチームを救う『いぶし銀』になってやるからさ」

ほむら「・・・・・好きにしなさい」ヤレヤレ

 メデタシメデタシでしょう、杏子?


────────────────────────おわったよ─────────

213: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 13:00:57.10 ID:JjL5uXoE0
 小ネタ

 最強の敵?

『モブ猫オールスターズ』

1 中 サスケ

2 二 ジャスミン

3 一 レウス

4 三 グラハム

5 DH テリー

6 左 スコーピオン

7 遊 パトリシア

8 右 ポルカ

9 捕 ゴエモン
────────────────
先発投手 ロック
────────────────
 監督  ネコバァ
────────────────

 解説 山菜ジイさん
────────────────

監督コメント・アイルーをなめちゃあいけないなぁ。

選手代表コメント・パトリシア・QBさんはアイルーニャ、どうして向こうにいるのニャ?

──────────── 一回表ほむら投手まさかの8人連続四球 ───────────

ほむら「・・・・・・・クッ、屈辱的だわ・・・・・・ストライクが入らない・・・・・・・」


────────── アイルーのストライクゾーンは狭いよね? ──────────── 終

214: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 14:40:58.68 ID:JjL5uXoE0
 小ネタ

 杏子の報告

 オッス、オラ杏子・・・・・すまねぇ、やりなおす・・・

 よお、アタシが杏子だ、ちゃんと覚えとけよ?テストにデルゾ?なんか話せって言われてんだけど特に話すこともないんだなこれが。まあ暇だってんならちょっとだけ付き合ってくれよ。

 最近の出来事?特になしだな、さやかが大剣でガード意識しはじめたくらいかな?そうだ、あとこいつ・・・・・・・・

ほむら「・・・はっ・・・・ふっ・・・」ヒュン・・・ヒューン・・・

 こないだの連続四球がかなりこたえたんだろうな。最近スピードを落としてコントロールを上げる練習ばっかりしてやがる。

 ほむら「・・・ダメね、これじゃあまどかをコーシエンに連れていけない・・・」ハアハア

杏子「心配すんな、まどかは一言も行きたいっていってねぇから」

ほむら「・・・ハアッ・・・・・フンッ・・・・・」ヒュッ・・・・ピュー・・・

 スルーしやがったか・・・・、ちなみにコーシエンってのは西の方にあるトラトラ教の聖地さ、なんか往年の名選手ばーすとか詢子とかの聖像で有名な所さ。

ほむら「ハアッハアッ、聖母詢子様、お導きを・・・・」オイノリノポーズ

 投手にはトラトラ教徒が多いんだよな、ほむらもそうだ。伝説のキャッチャーのリードに憧れるんだろうさ。

 そうだ、こないだのアイルー戦だけどちゃんと勝ったぞ。スゴイだろ?実はアイルーの奴ら野球のルールしらなかったんだよ。

 今回はこれくらいだよ。またな。
 


216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 16:33:52.16 ID:JjL5uXoE0
 小ネタ

 無邪気

杏子「よしっ、サシミウオだっ」

 正直コイツを釣り上げた時が一番うれしいよ。アロワナや古代魚も悪かぁないけどさ、やっぱ魚の王者はサシミウオだ。アタシが決めた異論は許さないぞ。

 見てたら分かるよな?私はいま釣りしてんだ。遊んでんじゃねえよ、これも仕事だ。最近農場のアイルーが良く働いてさあ、杏子さんはゆっくり釣りを楽しめばいいニャとか言ってくれるんだ。

杏子「仕事は、楽しくやらないとなっと」ヒュッ

 あと、三匹ほどサシミウオが欲しいな、あっこっちくんな小金魚!お前はいらん、いらねえって。

 あーあ釣っちまったよ、まあ仕方ない持って帰るか?

────カサカサ────────ゴソゴソ───────チャチャ───────

 何かいやがるな?木陰から気配がするんだ。メラルーがサシミウオ狙ってんのか?杏子サマをなめんなよ。

────ガサガサ──────タタタ─────ソコダ─────キィー────ハァ─────キュイ────オイ────?

杏子「・・・・・オイお前・・・・・チャチャブー?」

 これはちょっとだけ予想外だったよ。メラルーだとばっか思ってたらチャチャブーのガキだったってさぁ。

杏子「オマエなんで人里にいんだよ?」

子チャチャブー「チャイっ、チャチャ、ちゃっ」ウルウル,ウルウル

杏子「そんな顔すんなよ、取って食いやしねえって」

子チャチャブー「チャッ、チャチャ、チャブチャブ」ガタガタブルブル

杏子「・・完全に怯えてやがるな・・・!そうだ、くうかい?」ホレッコガネウオダ

子チャチャブー「!チャッ、チャチャ、チャブチャブー・・・チャブー」キョトンキヨロキョロシュタッ

杏子「良いからくえよ、アタシはコッチ食うからさ」サシミウオ、ウマウマ

子チャチャブー「チャーハ、チャーッ、チャチャっ、チャブ」ウルウル、ムシャムシャ、ウマウマ、ムシャムシャ

杏子「腹へってたのかよ?でもガキのうちは人間様に近づくなよ?今日はアタシの機嫌が良かっただけだぞ」ウムウマムシャムシャ

子チャチャブー「チャチャっ、チャブ、チャブーチャ」ウルウル,ペコペコ,ニコニコ,ペコペコ

杏子「もう食ったのか?しゃあねえな贅沢なガキめ、くうかい?」ホレ,トクベツニ,サシミウオダ

子チャチャブー「チャーチャー、チャアーチャ、チャチャチャブー」ピクッ,ウルウル,シュタタ,アマアム,ウマウマ

杏子「アハハ、こらっなついてんじゃねえよ。それ食ったらカーチャンとこへ帰れよ。迷子ってわけじゃねえよな?」ウマウマ、ムシャムシャ

子チャチャブー「チャーチ、チャーブ、チャッブ、チャチャ」ウルウル,ウマウマ,ペコペコ,ウマウマ

────────────────────夜だよ──────────────────

さやか「お帰り杏子、なんか面白い事あった?」

杏子「・・・別にいつも通りだよ、ほれっ土産だ」サシミウオ,クウカイ?

─────────────────────────────おわり

217: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/28(土) 20:40:01.62 ID:JjL5uXoE0
 小ネタ

 深層心理

ほむら「こんな夢をみたの」↓

─────────────────────────────────

♪ちゃららら~~~~

くるぺっこがあらわれた

まみのこうげき

♪ドカッ

くるぺっこに17のだめーじをあたえた

さやかはみをまもっている

くるぺっこのこうげき

くるぺっこはなかまをよんだ

♪チャカチャカチャン

なんときゅうべえがあらわれた


─────────────────────────────────

まみ「・・・・・・・・・・・・・・」

QB「ほむらが何を言いたいのかわからないよ」

218: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/29(日) 09:21:45.38 ID:A7Z/Q5kv0
 まどかとさやかでポッケにきたよ。

 今日は、さやかです。えーと今回は出張でまどかと二人でポッケ村にきています。村に所属してるハンターさんが新婚旅行とかでその間の代理ってかんじ。ふっふっ居残りのほむらよざまあみろ。

 ほむらは本当はまどかとコッチに来たかったんだけどさあ、マミさん本調子じゃないから遠距離組のまどかとほむらはどうしても分けなきゃならんのよ。当然私と杏子もね。

 そんで、マミさんと杏子とほむらがユクモ。私とまどかがポッケってなったのだ。まあ戦力分けてもピンクの悪魔がいればなんの問題もないやね?

さやか「ううっ、熱いさすがわ火山だわ」

 火山いわゆ火の山あたりまえだけど熱いわ。今グラビモス追いかけてる。しかし高台探して狙撃してたまどかが懐かしくおもえるよ。

 おっと、ひとつ報告だよ。わたし今大剣装備中ね、杏子から聞いた?私はガードに目覚めたのだ。そんでほむらの言った囮の大切さも十分理解してるつもり。他人の話しを良く聞くさやかちゃん、えらいでしょ?

さやか「よっしゃまどか、しばらく壁役やっとくからどんどんいってよ」

 アタシはグラビモスの正面でガードポーズしてるだけ。だけってもわりとしんどいんだよ?地味だけど重要な任務なんだなこれが。こないだまでそれが分かんなかったのよ。子供だったんだなさやかちゃんは。

 やっぱグラビモスには爆弾だよね?私が足止めしてる間にまどかが大樽爆弾二つを設置したよ。うまいなあボンバーマン二世め、私もほむらに習おうかなあ?

 どかーんって音がしてグラビモスの胸部部位破壊に成功だよ。おっ?まどかのやついつの間に落とし穴用意してたのよ。グラビモスが半分埋まってジタバタしてるよ。

さやか「ちゃーんすっ、覚悟せいやっ」

 うーん、この瞬間好きだね、耐えて耐えてガードしてたから無抵抗のモンスターに反撃するチャンスにはどうしても力はいっちゃうよ。

さやか「いくぜグラビモス、さやかちゃん、のドラゴン殺しをくらってもらおう」

 大剣上段に構えて気分はもう黒い剣士だよ、ストレス解消だっ!!

 ───カチーン───

「うおっ、弾かれたっカーマインブレイドなのにっ・・・」

 あーあ残念、ハイハイ砥石砥石と・・・・・・シャコシャコ

まどか「さやかちゃん、後ろっ!!」

さやか「ほえっ、ぐわっ、カハっ───~─」イッテー

ブルファンゴ「ぶるぶるふぁんっ」ドドドダダドドドダダ

 あの馬鹿猪めーっ、先に掃除しときゃよかったよ。あーっもうグラビモス出てくるしさあ。

さやか「まどかごめん、落とし穴一つ無駄にしちゃったわ」

まどか「さやかちゃん!次くるよ!」

ブルファンゴ2号「ぶるるふぁーん」ダダドダダダドド

さやか「げっ、タンマっっぐああっ」ウウァー

 あかん、今のわ効いたよ・・・・・

まどか「さやかちゃん、一度逃げようよ」

さやか「・・・了解・・戦略的・・撤退・開始ってね・・」マジイテー

 そうだよな、いつもはほむらが神経質に雑魚掃除してくれてんだよな・・・・・・・

 地味な仕事も大事なんです。はい、ヨクワカッテオリマス。

さやか「ふーっ、油断してたよ」

 でも、確かに痛かったけどアタシはの回復力ならとくに問題もないのよね。じゃあちょっと休憩してから二回戦といきますか?

まどか「さやかちゃん・・・あれ・・どうしよう?」

さやか「えっ、ははっウソ?厄日ってやつ?」

221: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/29(日) 09:54:02.44 ID:A7Z/Q5kv0
 ほむらちゃんお留守番

ほむら「さみしい」

 私の大事なまどかが、さやかに連れ去られてから既に2日が経過しているのね。2日もまどかに会っていないなんて耐えられないわよ。

 ふう、このままでは頭がおかしくなってしまいそう。気分転換にマミでも苛めてこようかしらね。

ほむら「マミお見舞いにきたわよ、気分はどう?」

マミ「あら、ほむらさん有り難う。すごく調子いいわよ」ニコニコ

ほむら「それはよかったわ、悪いけど今すぐまどかと交代してきてくれるかしら?」ニッコリ

マミ「・・・・・・・・・・・・・」グスッ

ほむら「・・・・・・冗談よ」

マミ「・・・ウフフっ・・・わかってるわよ」

ほむら「・・・・実はお土産を持って来たのよ」ゴソゴソ

マミ「・・・・まあたのしみね、何かしら?」

ほむら「・・・・・・これよ」ジャーン

─── ド【凶】(ガルルガの顔がついたお茶目なやつね)───

マミ「・・・・・・・・・えっと?」アハハ

ほむら「・・・・・・・・・・・・ウフフ」ニッコリ

マミ「・・・参考までにきいておきます。・・・・なにする気?」ヒヤヒヤ

ほむら「・・・・・・・勿論、貴方をマミるのよ」ニッコリ

───────────────キャー─────アレー─────

杏子「・・・・・・・・邪魔しちゃ悪いよな・・」カエルワ

222: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/29(日) 10:23:34.01 ID:A7Z/Q5kv0
 まどかとさやかで以下略

 まどかの弱点

さやか「あちゃー、これはマズイな」

 うん、まずい非常にまずい。グラビモス討伐中のアタシ達の前に表れた強敵。

──────ランゴスタの大群──────

 冗談で言ってんじゃないよ?ほらアタシは大剣カーマインブレイドでまどかはパワーハンターボウⅡだよ?ランゴスタは相性最悪の組み合わせの一つだよ。

さやか「まどかさーん、毒けむり玉持ってる?」

まどか「・・・・ごめんね、もってないよ」

 やっぱね、ほむらなら常備してたよな。スマン、別に比べるつもりはなかったわよ。

まどか「・・・・素材玉あるんだけど」

さやか「・・・・・火山で毒テングダケ探すのもナンセンスだね」

 これはあれだね、このままランゴスタの相手するよりはブルファンゴのいるエリアでグラビモスの相手する方がマシだよね。

さやか「・・・まどかさーん、にげますよーっ」

まどか「・・・だめっ、さやかちゃん、囲まれてるよ」

 オイ!!ランゴスタ!?なんだよそのチームワークは?

さやか「しゃーない、適当に数減らしてから退却するよ」

まどか「うん、わかったよ」

 って流れになったんだけどさあ。

さやか「くそーウザイ、全然当たらない」

まどか「私もサッパリだよ」

 あーっ、マジ腹立つなあ、最近ブナハブラ相手にしてたからかな?ランゴスタの動きが予測できないよ。

さやか「あああ─────っ、頭きたっオマエラ皆殺しダー」

 私ばかだったよ。おかげでほむらにシバカレたしね。

まどか「!さやかちゃん!?あれっ!」

さやか「?なに、ええっ」

──────────もんすたあのきしゅうをうけた・グラビモス君の攻撃・熱線なぎ払い──────────────────

 マズイ、ガード出来ないっ、あっ熱っ────、体力三分の一になっちゃったよ。ってそれどころじゃないって、まどかも巻き込まれてんだよね?

さやか「まどかっ・・・・・」

まどか「・・・・さや・か・ちゃん・・・・」

 うわっ、直撃?ちがう?違うよねまどか?

さやか「まどかっ、うごける?」

まどか「・・・ごめん・・・無理みたい・・」

グラビモス「ぐらビームッー」ゴア────ガァ────ゴア────

さやか「!やべっ、熱線二発目?死ぬってソレ、まどか撤退!!もどり玉あるよね?」

まどか「・・・うん、了解だよ・・」─ポン──シューッ───

 うおーっ間に合ってよねっ───ポン─────シューッ───


───────────────────────────────────────

皆さんはこんな状況で正しい判断が出来ますでしょうか?

私はよく間違って変な物投げたり肉食べたりしちゃうんですけど・・・・・

225: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/29(日) 12:53:54.61 ID:A7Z/Q5kv0
 ほむらがポッケにやって来た

 うーん、凄いもん見たよ。

ほむら「今のはまどかの分よ、そして次が私の分・・・後悔しても手遅れよ・・・死になさいグラビモス・・・」

 最恐のキャラはほむらだね、間違いないよこれは。

 QBのおかしな能力でまどかの負傷を知ったほむらが独断でポッケ村にやって来ちゃったんだな。杏子は絶対お怒りでしょうなあ。しかし酷い目にあった、あいつグラビモスより恐かったんだもん・・・・・・

─────昨夜─────

ほむら「・・・・まどかの事は任せなさい・・・っていったわよね?」ジロリ

さやか「・・・・・言いました・・・」ウウッ

ほむら「・・・・楽勝・・怪我ひとつさせない・・・?」ギロリ

さやか「・・・・・・イイマシタ・・・」ガクガク

ほむら「・・・私の嫁は、私が守る・・・?」ゴゴゴーッ

さやか「・・・マジ、スイマセンデシタ・・・」ガタガタブルブル

──────────うーあーっ思い出すのやめとこ、心臓に悪いもんね。

ほむら「さやかサボらないで、次はこの当たりのランゴスタを絶滅させてやるのよ」

 ほむらさんやりすぎ・・・・・ランゴちゃんに同情しちゃうよ・・・・・・・

──────────────────────

まどか「・・ごめんね、迷惑かけて」

ほむら「・・・気にしないでゆっくり休んで」

さやか「でも意外に軽症でよかったよ。うわっ睨むなよほむら」

まどか「・・・・・・・・・・・・・」

ほむら「・・まどか、どうかしたの?」

まどか「・・うん・・実は私あの時、さやかちゃんの後ろに立ってたんだよ」

ほむら「・・・そうなの、お手柄ねさやか」

まどか「・・・ごめんねさやかちゃん、盾に使っちゃって」

さやか「いや・・いいって、むしろ嬉しいよ。私の仕事ってそう言うやつじやん。ちょっとカッコイイよねアタシ」

ほむら「さやか、調子に乗らないで。まどかはこれからも遠慮なくさやかを盾にしなさいよ」 

まどか「アハハッ・・」


 そっか、私役に立ってたんだよね。よっしゃっこれで目標の『いぶし銀』に一歩近付いたわ。よーしやる気出て来たゾ。

さやか「さやかちゃんは永久に不滅ですって気分だわ」

ほむら「・・・・・・・まどかに馬鹿感染したら殺すわよ」

──────おわりだよ──────

228: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/29(日) 21:58:58.93 ID:A7Z/Q5kv0
 小ネタ

 感情移入 注意・本編と全く関係ありません

ほむら「まどかには、べホイミ二回ね」ピコピコ♪~~

まどか「えへへっ」

ほむら「きょうこはべホイミ一回にしておくわ」♪ピコパコ~~

杏子「まあ妥当なとこだな」

ほむら「仕方がないわね、まみにもホイミよ」ピポパポ♪~~

マミ「・・・・・・ちょっと不安が残るわね」

ほむら「さやかは……薬草で充分よね」ピポパ♪~~

さやか「アタシの扱い酷くない?」

ほむら「きゅうべは……どうでもいいわね」カチ

QB「酷いよほむら」

杏子「きゅうべ一撃で死んじまうぞ?」

ほむら「死んだらザオリク唱えてあげるわ」カチカチ

QB「・・・・・死ぬ前にホイミ唱えてあげてよ」

237: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/30(月) 09:21:17.20 ID:SuGTbePo0
 マミさんと杏子ちゃん

マミ「ふうっ、退屈」

ほむらさんがまどかさんを追いかけてポッケ村にいっちゃったの。

QBがまどかさんの怪我はもう大丈夫だって言ってたから安心したんだけど………

マミ「ほむらさん絶対暫く帰って来ないわよね」

ほむらさんは多分このままポッケ村に逗留するつもりだと思う。

マミ「あと十日くらいかな?」

最近毎日何か理由をつけて私を苛めに来てくれてたから会えないと寂しいわ。

マミ「QBもこんな時くらいバイト休んでくれてもいいのにね」フウッ

実は私……この前…死にかけちゃってね、ちょっとだけ怪我してるのよ……。それであんまり外出できないの。あーあ誰かとおしゃべりしたいなぁ。

杏子「よう、マミ調子どうだ?」アムアム

マミ「あら杏子ちゃん、ありがとう」ニッコリ

やった!杏子ちゃんだわ。丁度寂しかったのよね~~~

───クウカイ──アリガト───マドカ───ダイジョブ───バカホムラ──────クスクス──モヒトツ───フトッチャウ───タイヤキ─────────

マミ「有り難う杏子ちゃん、気を使わせちゃって」

杏子「アタシはそんな器用な事しねえよ」ハムハム

マミ「それで、何か大事な話?」

杏子「へっ、やっぱバレバレかよ?」アムアムポリポリ

こう言うのってなんとなく分かるものなのよね、長い付き合いだし。お姉さんをなめないでほしいわ。早くそのあからさまに伝説のアイテムが入ってそうな箱の中身をみせなさい。

杏子「アタシは今日から薙刀(ぽい太刀)使いだ。これ見せに来た」

マミ「えっこれ……スゴイっどうしたの?」

びっくりしたわよ。杏子ちゃんが見せてくれたのは「断牙刀【一太刀】」かなり古いけどすごい業物よこれ。

杏子「山の中のダチに貰ったんだ。けっこういいだろ?」

けっこう所か目茶苦茶いいじゃない!!だれよ山の中のお友達って??ステキなオジサマでもいるのかしら?

杏子「さやかは多分大剣メインで固定だよ。アタシは機動力で勝負する、バランスいいだろ?」アムアム

マミ「・・・・・それって・・・」

杏子「どっかの誰かがサブポジにAGガンス持ってたら、アタシは楽出来そうなんだがなー」ハグハグ

マミ「・・・・・いいの?」

杏子「アタシは自分のやりたく無い事はしないよ」モグモグ

有り難う杏子ちゃん、いつか絶対お礼するわね。うん、まずは早く怪我を治しちゃいましょう─────────────────

238: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/30(月) 12:11:05.12 ID:SuGTbePo0
 杏子ちゃんとマミさん

杏子「マミ……これがオマエの大事な話なのか?」パリパリ

多分本気だと思うが一応確認しておくか……うちのリーダーがそこそこ常識人だって信じたいしな。

マミ「・・・・・・・・・・・・・・?」キョトン

あーあ、本気だな。期待したアタシが馬鹿だった 。わかったよ、オマエとほむらには常識期待すんのやめるよ。

マミ「……あの……杏子ちゃん?」

マミがガランスについて大事な相談が・・・・とかいいやがったんだがな……………まあコレ見てくれや。

─────────────────────────────────────
  巴マミ新必殺技名候補一覧 1/10

1 グレート・ティロ・フィナーレ

2 スーパー・ティロ・フィナーレ

3 ビューティー・ティロ・フィナーレ

4 ティロ・フィナーレ・ヴェルサイユ

5 ティロ・フィナーレ・花鳥風月

6 ティロ・フィナーレ・女神の鉄槌

7 ティロ・フィナーレ・魔貫光殺砲

8 フルスイング・ティロ・フィナーレ

9 ティロ・フィナーレ・アルハンブラ

10 スマイル・ティロ・フィナーレ

─────────────────────────────────────

杏子「マミ………オマエの趣味にケチつけるつもりはねえよ」パリポリ

マミ「うん、それで杏子ちゃんの意見は?」キラキラ

うおっ……なんだよ…その純真な目は…アタシに何を期待してんだ。

マミ「えっと……気に入ったのとか………無いかな?」ウルウル

うっ、ダメだそんな顔しても甘やかさねえぞ。ここはガツンと言ってやるのがマミのためでもあるんだ。

マミ「…杏子ちゃん…………」ウルウルキラキラウルウル

クソッ……言うぞ!!

杏子「あっあぁっ、どれも悪くねよ。好きなの選べよ………」パリポリパリ

あーぁ、何時からこんなヘタレになったんだよアタシは……────────────────────────────────

─────おわり─────

239: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/30(月) 13:10:44.74 ID:SuGTbePo0
 小ネタ

 AGガンサーの宿命

マミ「ううっ……どんぐりっ……どん…ぐりがっ……」ウーンウーン

まどか「……マミさんまたうなされてるね…」カワイソウ

ほむら「仕方がないわ、これが宿命だもの」

マミ「イヤッ、こないでっ、ドングリはイヤッ……」タスケテー

杏子「しゃーねえな、なんとかしてやろうぜ?」モグモグ

───────────────翌日──────────────

─────アレハ─────ダメダロ────コレ?────バカカヨ─────ジャア────!ソレダヨ────────

杏子「やるじゃねえかさやか、その手があったか」エライゾ

─────────────────夕方────────────────

マミ「そうだったわ!これってQBとおそろいなのよね!!もう馬鹿よね私どうして嫌がったりしたのかしら」ウフフフフッ

まどか「よかったね、マミさん」ホントヨカッタヨー?アレ?

QB「ただいま~~。ねえこれ見て、似合ってる?パトリシアちゃんにもらったんだ」ドウカナ?

─── QBがネブラSシリーズを装備しています ───

杏子「・・・・・・・・・・・・・・・オイ・・・」

ほむら「・・・・・・・・・・・悪魔ね・・・」

マミ「うわ~~~んっ、えぐっエグッ、グスグス、うええーん……」モウイヤヨー

QB「………僕、何かしたのかな?………」

240: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/30(月) 20:50:25.90 ID:SuGTbePo0
 イャンクックだよー

 ── ポッケ村食堂 ──

ほむら「この辺りはイャンクックの生息地域ね……」

さやか「ゴメン……悪いけどあたしの前で、そげぶとイャンクックの話やめてほしい……」ココロノキズガ

まどか「…さやかちゃん、もう忘れようよ……」

丈夫な身体にノミの心臓というやつね。何時まで引きずる気かしらね。

ギルドからのお使いの人(女)「スイマセーン、イャンクック大発生シマシター~~」タノンマス~~

ほむら「・・・・・了解・・・」ジロリ、サヤカ

さやか「うおっ・・・・了解………了解………」ツイテネー

まどか「アハハッ、頑張って…さやかちゃん……」

多分ポッケ村での仕事はこれで最後ね。明後日には村所属のハンターさんが帰ってくるはず。上手くやれば……

ほむら「さやかを1人でユクモに帰らせたら、まどかと新婚旅行ごっこが楽しめるわね」チャンスネ

さやか「ほむらさーん、声に出てマスケドー」マッタク

まどか「もう、ほむらちゃん冗談言って……」

食堂のお姉さん「ハーイ、お待たせしましたー。ポポの生姜焼き定食デース」

ほむら「……有り難う………?」アムアム?

さやか「・・どしたの?ほむら」ソレウマソダネ

ほむら「………いえ、別に……」(ポッケのポポってこんな味だったかしら?)

まどか「・・・・・・?」

─── 一時間後 ───

まどか「ごめんね、迷惑かけちゃって……」オルスバンシテルネ

ほむら「いいのよ、今は休むのが貴女の仕事なの」ニッコリ

さやか「うんっ、あとはさやかちゃん達にまかせときなさいって」マカセロ

相変わらず口だけは頼もしいわね。

242: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/30(月) 22:22:17.16 ID:SuGTbePo0
 イャンクックさまだぞー

── 森丘 ──

ほむら「さやか、同じミスをするのはただの馬鹿よ。ちゃんとブルファンゴを狩りなさい」

さやかはやっぱり馬鹿なのかしら?私が狩場の下見をしている横でもくもくとキノコの採取を始めるなんて………しかもこのエリアにはブルファンゴがいるのよ。

さやか「だってこんなにあるんだよ?もったいないじゃん」ブーブー

ほむら「採取するなとは言わないわよ、後にしなさい……あっ」キタワヨ

ブルファンゴ「ぶるるブルファンっ」ドタドタドタ

さやか「うわっ、あぶなっ、フーッ」ギリギギセーフ

ほむら「いわんこっちゃないっわね、全く」ズキューン、バキューン

ブルファンゴ「ぶるるーん………ファン」バイバーイ

さやか「ううっ、しかたないわね、いくぞ猪軍団」トリャア

なんだか子守りでもしてる気分だわ。さっさと終わらせたいものね。

─────ドーン────ザシュ────アブネ────ウシロ─────サンキュ────グサッ───ヨシ─────

ふうっ、ブルファンゴはこんなとこね。これだけ騒がしくすれば、そろそろイャンクックが出て来るはずよ。

さやか「来たよ、ほむら」アッチ

今日一頭目のイャンクック、かなり小さいわね。いいわ着地前に撃ち落としましょう。

ほむら「さやか、速攻かけるわよ。怒りモードに入る前に片付けるわ」ドキューン、ズキューン

飛行中のイャンクックに二発の徹甲榴弾を撃ちこんで墜落させたわ。次はさやかの番よ。

さやか「しゃーっ、覚悟せいイャンクック!!」ザシュ、バキッ

なかなか気合いが入ってるみたいだわ。イャンクックも災難ね。

ほむら「さやか離れて、拡散弾で止めをさすわ」ドーン、ゴーン

さやか「りょーかいっ、っとー」ニゲロー

イャンクック1号「いゃんいゃんっ!!」ぼがーん、どごーん、バイバーイ

さやか「ふーっ、一分かからなかったね。楽勝っ」ブイッ

ほむら「調子に乗らないで、まだ一頭目よ」マッタク

相変わらずの馬鹿だわ、でも実力はかなり上がってるわね。私も戦い易かったし、もう杏子のオマケは卒業したみたいね。

ほむら「さやか目標はあと五頭よ、役に立ったら褒めてあげるわ」

さやか「なんか偉そうだなあ……そこのほむら先生……」ヤレヤレ

243: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/30(月) 23:08:11.02 ID:SuGTbePo0
 イャンクックなのだ~~

イャンクック3号「いゃんやんイャーン」ヤーラーレーター

さやか「うっし、いい感じっ」ドヤッ

この娘は本当に気分屋さんだわ、調子の良い時は本当に頼りになるでしょうね。

さやか「おっ次きたよ、また小さいのが二頭だわ。まとめていっちゃおっか?」

ほむら「止めときましょう、時間はあるんだし。一頭ずつ狩るのがセオリーよ。安全に、楽に、確実に、横着せずによ、覚えておいて。

さやか「えーっ、テンション下がるなぁ~~~」ブーブー

ほむら「ほらっ油断大敵!」ウシロ

さやか「へっ?のわっ!!」ドンッ

モスくん「もすもす?」タタタタタ

ほむら「…プッ…………ほら、隣のエリアで休憩するわよ」ウププッ

さやか「うーっ了解、つーか笑うなーっ」クソーッ

ふうっ、不覚だわ。ちょっと楽しいじゃない、さやかも意外と可愛いのね。まあまどかと比べれば月とラングロトラだけど…………

さやか「………なんか失礼なこと考えてない?」アヤシー

ほむら「……気のせいよ」イガイニスルドイ

さやか「……ふうん、ところでさあなんか小さいのばっかだったじゃん、何でかなあ?」ワカル?

ほむら「………………食料不足かしらね?」ワリトヨクミテルワネ

さやか「そっか、ちょっと可哀想かな………でもしゃーないやね。ソロソロ仕上げにいきますか?」ヨイショ

ほむら「…………そうね……」フフッ

ほむらポイント赤丸上昇中ね、感謝しなさいよ。

244: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/31(火) 00:04:28.87 ID:L3XfSXbK0
 サラバ愛しのイャンクック

イャンクック6号「イャンくっくくっく」カエンクラエー

さやか「うおっ、ガードガード」セーフ

イャンクック6号「くっくイャーン」シッポクラエ

さやか「あまいよ、ガードだっ」トメタッ

やっぱり力をつけてるわ。壁としても囮としても充分通用するレベルね。おそらく相手がリオレウスでも大丈夫だとおもう。

さやか「コラっ、ホム仙人!はやく援護しろっ。弟子の成長見守りモードやってんじゃないわよ!!」バカヤロ

バレてた。しかたないわね、もう少しテストしててもよかったのに。

ほむら「しかたないわね………イャンクック…サヨウナラ……さやかの成長を見せてくれて有り難う………」ヒュン

閃光玉を投げてやったわ。やや低めのシュートよ。

イャンクック6号「クックいやーん」チカチカ

さやか「くらえっ!!ドラゴン殺しじゃっ!!!」ザザシュグサッ

イャンクック6号「イャンくっ……く……ク…」オカーサーン……ガクッ

────ナニ───ドラゴン?─────キブンダヨ───チュウニ?───ウルサイ───フフフ─────ワラウナ───────

さやか「ねえ、役にたったでしょ?」ドヤッ

ほむら「………まずまずね……」マダマダダケド

さやか「…褒めてくれんじゃなかった?」ニヤニヤ

ほむら「…………性格悪いわね……」フウ

さやか「……ほれほれ…」ホメロホメロ

ほむら「……………………イイコイイコ…」…………ナデナデ……

──!!!───オワリ──イマノナニ?────ホメタノヨ────イヤチョット───ウルサイ────ヘンダロ────キノマヨイ────ホムラサン?─────ワスレナサイ────オーイ───カエルワヨ!!───


─────終わり─────

246: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/31(火) 08:18:37.24 ID:L3XfSXbK0
まどか「おはよう、チビクック」ニコッ

チビクック「くっく~~」マドカ~~

まどか「今日も元気だね」エヘヘ

チビクック「くっくゥ~~」アソボ~~

チビチャチャブ「ちゃぶチャ」キョウコ~~

杏子「よう、来てたのか」サシミウオクウカイ?

チビチャチャブ「ちゃぶチャブ」ワーイアリガト~アムアム

マミ「すっかり仲良しになったわね」ウフフ

ほむら「あなたも、遊んであげなさい」ポイッ

チビクック「くっくクック」イクゾキューベー

チビチャチャブ「ブーチャブー」キューベーカクゴー

QB「わあっ、耳を引っ張らないで、地味にイタイんだよ」マイッタナア

247: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/31(火) 08:57:09.39 ID:L3XfSXbK0
 小ネタ

 食品偽装問題

──────── ユクモへの帰路 ────────

さやか「いや~~ポッケのポポ肉ホントうまかったよ」ウマカッタ

まどか「ユクモのとは全然違う味付けだったね」コイクチショウユ?

ほむら「…………アレは……多分偽物よ?」オミヤゲニカッタケド

──────── お土産食べてるよ ─────────

杏子「・・・ああ 、これランポス肉だな・・・」ウマウマハフハフ

マミ「ほむらさん、よく気が付いたわね」ウマウマモグモグ

さやか「酷いなあ、アタシ騙されてたんだ」モゴモゴウマウマ

QB「おかわりちょうだい」アムアムハグハグ

まどか「悪い人がいるんだね」オイシイヨ~モグモグ

杏子「………でも栄養豊富で安くてウマイぞ、問題ないだろ?」ウマウマハフハフウマウマ

ほむら「……………私、間違ってるの?……」…タシカニオイシイケド……

252: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/31(火) 13:15:54.55 ID:L3XfSXbK0
 小ネタ

 フィクションだよ、こんな悪い子はいないよ。

QB「鳥の肉を牛の肉に偽装していたのは君達だね」

悪い錬金術師「ななっ、なんの事でしょうか?失礼ですがどちら様ですか?」ヒヤヒヤ

QB「ただのアイルーだよ。ランポスの皮、雷光虫、生焼け肉、ポポの肉…………」ニッコリ

悪い錬金術師「…………いったい……なにをお望みで?」ブルブル

QB「怒ってはいないよ、美味しかったしね」ニッコリ

悪い錬金術師「はっ、はぁ?」エッ?

QB「だから、美味しかったんだ」ニッコリ

悪い錬金術師「…………好きなだけ……お持ち帰り下さい」ドウゾッ

────────────────────────────────

杏子「QBやるじゃねえか、愛してるゾ」アムアム

ほむら「………外にやり様もあったでしょ………」アムアム

256: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/31(火) 16:51:22.42 ID:L3XfSXbK0
 小ネタ

 オラもっと強くなりてえ

さやか「ふわーっ、アレ見たらユクモに帰って来たって実感するよ……」ヤットルネー

まどか「アハハ、まだ流行ってたんだ……」カワイイネ

ほむら「まどかの火傷も治ったし、明日から修行再開するわよ」

──────────────── アイルーの六割がまだ甲羅を装備しています─────────────────

257: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/31(火) 19:05:04.04 ID:L3XfSXbK0
 小ネタ

 最強のモンスター?

ほむら「……そろそろデータをまとめておくべきね……」

落とし穴・シビレ罠は無効→つまり捕獲不能?

知能は高めで罠肉は通用しない。

毒・シビレ状態の目撃情報は無し。

爆弾攻撃は有効?爆雷針は調査段階。

異常な回復力を持っている。

閃光玉・音爆弾共に無効。

こやし玉命中時の反応→嫌そうな顔をした(有効かもしれない)

耳を引っ張られる事を嫌う→耳が弱点の可能性あり。

ほむら「……こんなとこかしらね……」

マミ「……これは……新種のモンスターの情報かしら?」ツヨソウネ

ほむら「……まあ、そんなとこね……」(貴女の部屋に住んでるわよ)

258: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/31(火) 20:56:49.20 ID:L3XfSXbK0
 おおなずちゃん

やっほーっ、さやかちゃんでーす。今日の相手はオオナズチくんだよー。

そこユクモじゃね?なんでオオナズチいんの?とか言うのはナシだかんね。可愛いさやかちゃんが泣いちゃうよ。

いやーいいよねオオナズチ、ステルスだよすてるす。私も透明人間やってみたいよ。

何するか?ニッシシ~~イタズラすんにきまってんじゃん。ターゲットはモチロンほむらだね。

夜中にコッソリ寝室にしのびこんで………………

額に『肉』って書いてやるんだ!!あーっやってみたい!!

杏子「さやか何ニヤケてんだ!来るぞっ、ガードしとけ」

さやか「えっ?うおっとーォ」ドドドガキーン

ふーっ、危なかった。サンキュね杏子、ここで説明いっとこう。杏子ってやたら勘がよくてね、ステルス状態のオオナズチが見えてんのかよ!って感じなんだわ。

つまりアタシが透明人間になれても杏子にはイタズラ出来そうにないのよ。ちょっと残念だね。

杏子「マミっフルバースト、もうちょっと右だ」

しかし何でわかんの?第三の目とかあんの?野性の勘で説明つかんぞ、実はチャチャブー族のハーフとか?

マミ「え~~と、まだ名前のない必殺技よーっ」ザザッ・ギューン・ドッゴーンッ

今ので分かった?そうマミさん復活オメデトーってこと、そんでガンランス使ってんの。ついでに言っとくと杏子は薙刀(っぽい太刀)使ってる。

オオナズチ「おおっなーず~~?」クラクラヘロヘロ

さやか「おっ、見えた見えた」チャーンス

オオナズチが姿を見せたよ。やっとアタシも攻撃できるってね。

さやか「おりゃっ、そりゃっ、うりゃ、うおっとぉ」ザン,ガス,ザシュ,カキーン

マミ「えいっ、やっ、はあっ」グサッ、ザシュ、ドーン

杏子「そりゃ、てりゃ、はっ、ヤッ、やーっ」サク,ザシュ,ザッ,ザッ,バサッ

今の編成の近接のバランスって最高じゃないかな?アタシが囮でマミさんの破壊力と杏子の機動力……完璧じゃんね。そんで次は当然ユクモ最恐の女の出番だね……

ほむら「……こっち側は爆弾祭り開催中よ、……参加するのかしら?さやか」

さやか「……いや、するわけないっしょ……」ヒナンヒナン

────────────── ドーン・ドゴゴゴーンオオナズチ炎上中 ──────────────

よーし順調だね、このあとはもちろんアレだよ。ユクモが誇るピンクの悪魔だ……

さやか「まどかーっ、ゴメンねオオナズチって……アレ?」マドカサン?

まどか「ううっ、ゴメンっ今ムリだよっ………」ジタバタ

アハハ、ランゴスタに囲まれてらっしゃるのね…………

杏子「………しかたねえな…マミお前がやれ」ヤッテシマエ

マミ「ええっ?……でも…技の名前が決まってないのよ?」オロオロ

杏子「アホかお前は!!そんなもんいらねえダローガ!!」バカカヨ

……ゴメンねマミさん……アタシも……そう思うよ………

ほむら「全く……ティロ・フィナ改で充分!!早く撃ちなさい」バカマミ

マミ「ううっ、仕方ないわね。もっと華麗にデビューさせたかったのに」スチャッ,ステップ,ステップ,ポーズ

……やっぱり踊るんだね……マミさん…………

259: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/31(火) 21:19:40.78 ID:L3XfSXbK0
 おおなずちゃんちゃん

マミさんがポーズきめてるよ。うーん確かに華麗でカッコイイ気もするんだケド…………

マミ「いくわよオオナズチ、ガンチャリオットの輝きに………………………………」サッ、ババッ、ビシッ

ほむら「………………………まだかしら?」ヤレヤレ

………マミさん、私は味方だからね……………

マミ「燃えよ!ガンランス!!」ギュイーン

杏子「ハイハイ、もえろ、モエロ~~」アーア

………ミカタダヨ………

マミ『───ティロ・フィナーレ改───』

───────── ドドドドゴゴゴゴバゴーン ────────

───────オオナズチはお亡くなりになりました───────

…………お疲れさま、マミさん…………

……………………………………………………………………

ほむら「……威力だけは褒めてあげる……威力だけ……」ジトー

杏子「…………ずいぶん……派手に吹き飛ばしたな……素材の回収……どーすんだ?…」アーア

マミ「……あのっ、えっと、まだ…力加減が……ゴメンナサイ………」シュン

………マミさん……アンマリ………悪くないよね?

でも本当にすごいよマミさんは。ちょっとシュールな笑い持ち込んで来たりするけどヤッパ理想の先輩、私達の憧れだよね、まどか。

うん?まどか?やっべ忘れてた……………

まどか「…さやか……ちゃん……助けて………」ピリピリ

あの娘ランゴスタとブナハブラだけはダメなんだ………スマン…まどか……


─────ホムラチャン──ゴメンネ───イイヨ───サヤカノセイヨ────ナンデ───モウイイヨ───ゼツメツサセル────ヤリスギ───ヤメテ───トメナイデ───ホムラチャン───ホットケ──カエリタイ──────

─────── おわり ────────

261: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/01(水) 17:30:03.61 ID:v4s5GT9a0
 僕はアイルーだよ

ネコバァ「QBさん、アイルーになったそうだなぁ」フフッ

QB「うん、そうだよ。誰からきいたの?」

ネコバァ「パトリシアが喜んどってなぁ、QBさんがアイルーになったニャー、言うてなぁ」フフッ

QB「ネコバァは信じてくれるの?」

ネコバァ「アイルーがアイルーじゃ言うんなら間違いないなぁ。QBさんはアイルーだなぁ」

QB「僕はアイルーでいいんだね?」

ネコバァ「問題ないなぁ」

QB「有り難うネコバァ」

ネコバァ「アイルーは賢くてなぁ、頭は騙せても心は騙せんのだなぁ、あんた立派なアイルーだなぁ」フフッ

QB「ネコバァ、僕立派なアイルーになるよ」

ネコバァ「いい心がけだなぁ、さてどんどん働いてもらうかなぁ」フッフッフ

QB「ずるいよ、ネコバァ」

有り難う、喜んでいいよね。出来損ないのインキュベーターが、アイルーになれたんだから。

これもマミのおかげだね。残りの時間は君のために使うよ。マミ………

264: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/01(水) 20:29:33.29 ID:v4s5GT9a0
 ????

こんにちは……ほむらよ……。

マミ「…特に希望が無いのなら……リオレウスかリオレイアでいいかな?」

マミはやたらにレウスとレイアにこだわるのよね……まあいいけどね………

ギルドの女の子「イビルジョー出たの~~後ヨロシクね~~」ジャーネー

────────渓流──────────

まどか「見つからないね…」

さやか「もう居ないんじゃないの?」ダリー

杏子「新しいブルファンゴの残骸があったろ?」マダイルハズダ

………おかしいわね、イビルジョーが居るならもう罠肉に反応しているはずなのに。

QB「ほむら、これはおかしいよね」

QBも異常を感じているみたいね、イヤな予感がするわ。

マミ「少し休憩しましょうか?」ツカレタワ

……そうね、少し落ち着いて考えた方が………

杏子「………居たよ…」

えっ?全然気配がしないわよ?

まどか「ねえ……寝てるんじゃないよね?」

マミ「ええ……あれはもう死んでるわね………」

265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/01(水) 22:14:41.75 ID:v4s5GT9a0
 犯人

杏子「………アオアシラ……」

杏子の考えも同じみたいね、この爪痕はアオアシラ……すこし……いえ、かなり大き過ぎるけれど。

杏子「早めに目と鼻を潰されて…後はなぶり殺しって所だな。エゲツナイことしやがって」

まどか「でも爪の痕が大きすぎるよ?アオアシラにしては……」

さやか「……デカイのもいたでしょ。思い出したくないけどね……」

多分マミとQBも同じ考えのはずよね。直接見ていないまどか以外ならそう考えるわよ。

マミ「………どっちの方かな?……」

数年前に遭遇した二頭のアオアシラは……既にハンター達の間で伝説になりつつあるのよね……。

QB「……おそらく……太郎…若い方だね。袈裟懸けは北の雪山に居るらしいから……」

放浪熊「太郎」…以前QBに焼かれたアオアシラ……当時推定で一歳半の若熊だったのよね……今はどんなバケモノに成長してるのかしら……。

QB「帰ろう…イビルジョーはもう死んでるんだしね」

ほむら「……そうね……ギルドへの報告も必要な事だし……」

268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/02(木) 08:25:12.07 ID:u0fZpDaI0
 ギルドの方針

ギルドの偉い人「了解、ご苦労、後この娘に聴いて」メシイッテクル

ギルドの女の子「は~~い、説明しま~~す。これ読んでね」ペラッ

─────────────大型アオアシラ太郎について────────────

デカくて速いアオアシラがいまーす→通称は「太郎」くんね。

太郎くんは放浪癖のある天才的くまちゃんだよ。

全国を行脚しながら旅先で大型モンスターを血祭りにあげているらしいね、カッコイイ?

獣人族の集落がよく襲われてるみたいだね。アイルー達が冬の蓄え奪われたよ~~って被害届出してたわ。

意外と人間への被害は少ないのよね~~。せいぜい討伐に行ったハンターが返り討ちにあうくらいかな。

以上の調査結果からギルドが導いた太郎くん対策は……

『どうせ一~二カ月で余所に行くんだしその辺り立ち入り禁止にしてほっとこう』

ってことだね。オワカリかな?

──────────────────────────────────────

ほむら「………………………そうですか……」コノフザケタシリョウナニ?

まどか「………………………わかりました……」ギルドハユウシュウッテキイテルヨ?

杏子「…………………………………………」…ピクッ…

マミ「……………………………?」キョウコチャン?

さやか「……………………………」キョウコ?……

QB「……適切な対応だと思うよ。無駄に太郎を刺激する理由は無いしね………」

そうね、怨恨で動くのもナンセンスだわ。忘れましょう、それがきっと正解よね……………。

269: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/02(木) 08:34:08.35 ID:u0fZpDaI0
 小樽爆弾Q

QB「ほむら…ぼくを信じて欲しい」

ほむら「……真面目な話なの?…」

朝からQBが顔を見せにきたのよ。からかってやろうと思ったけど、少し様子がおかしいの。

QB「これを使えるようになって欲しいんだ。作り方も教えるよ」

QBが私に見せたのは……

ほむら「…小樽爆弾?」

見た目はだだの小樽爆弾だけど、QBがわざわざ私に見せたと言うことは………

QB「うん、僕が時々使ってたでしょ。アレだよ」

正直驚いたわ。以前何度か質問したけど、はぐらかされていたし。

ほむら「…歴史や運命への干渉は最小限……とか言ってたわよね?」

QB「価値観が変わったんだ。君達のせいだし……責任とってよ」

ほむら「…アイルーモドキのくせに……偉そうに」

QB「それに君なら使いこなせるよ。まどかにはまだ無理だろうけどね」

ほむら「まどかにこんな物騒なもの持たせたら殺すわよ」ギロリ

この爆弾の威力は知っているわよ。例え小樽でもクリーンヒットさせれば、大型モンスターを一撃で行動不能にする破壊力がある……

QB「まどかに教える気はないよ、きみも他の人には教えないでほしい。そうすれば建前上は最小限の歴史的干渉と言えるしね」

ほむら「……建前上…ね…。白い詐欺師に騙されてやってもいいけど……」

QB「……騙すつもりはないよ……」

様子がおかしいわね…相変わらずの無表情なのに哀しそう……

ほむら「……私も最小限の情報が欲しいわね……貴方…何かあったでしょ?」

270: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/02(木) 12:19:21.13 ID:u0fZpDaI0
 デート?

太郎を無視するのには賛成だよ…さわらぬ神になんとやら……だしさ。

杏子「……仕方ねえよな……でも確認ぐらいは勝手にさせてもらうよ」パリパリ

ちょっと山の方に行ってくるかな、まあ大丈夫だと思うけどさ……───────────────

───────村の出口付近─────────

さやか「やっほー杏子、お出かけデスカ~~」レレレ~~♪ッテネ

あーあ、馬鹿に見つかったか…………

さやか「遊びに行くならつれてってよ」ヘヘヘ

連れていけるかよ……馬鹿さやか……

杏子「……悪いなさやか…今日はデートなんだ。また今度遊んでやんよ」カエレカエレ

さやか「………………………」ジ────ッ

杏子「……何だよ……」パリパリ

さやか「アンタ…デートに薙刀もってくんだね?」バレバレ

杏子「ウルセーヨ、あたしの勝手だろソンナノ。さやかにゃ関係ないこった」パリポリ

さやか「関係あんだなコレが」フフフ

なに考えてんだこのアホーは?……

さやか「アタシには第二夫人の浮気現場を確認する義務があんのよ」ムフーッ

誰が第二夫人だ誰が!! せめて第一にしろよ!!

杏子「……………帰れ……」ポリッ

さやか「………やだ……」

杏子「………しばくぞコラ……」(無理のある関西弁風に)

さやか「…無理してキャラ変えるな……」アホキョウコ

………こいつ気付いてんのか……悪いな……さやか……

杏子「…アタシの負けだよ……」ヤレヤレ

さやか「素直じゃん、アタシの勝ちね。アンタの彼氏っての見せてもらうよ」エヘヘ

──────── 『ドカッ!』 ────────

すまねぇ……さやか……

さやか「……きょう…こ……?」ドサッ

──ヨイショ───オーイサスケ───ニャ?───サヤカミテテクレ───ワカッタニャ────オコスナヨ────リョウカイニャ────クウカイ───アリガトニャ──………─────

ゴメンなさやか…今度……飯奢るからさ……………。

274: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/02(木) 16:50:23.22 ID:u0fZpDaI0
 仲間達の行方

多分アイツラなら大丈夫だ、別に気にする必要はねえと思うよ。

杏子「……アタシが神経質なだけだよな……」パリパリ

さっきまで……そう思ってたんだ…………。

─── チャチャブーの集落 ───

杏子「………嘘……ダロ………」ポロッ

…何だよこれ……滅茶苦茶じゃねえかよ……なんの恨みがあんだよ………。

…もともとボロ屋敷だったけど……もうそんなレベルじゃねえぞこれ……。

杏子「……チビーっ、ワルガキーっ、……オッサンっ、いねえのカヨーっ」クソッ

何で返事しねえんだよ!からかってんなら赦さねえぞ……

杏子「……オッサン、チビ助っ、ふざけてんじゃねえぞ!早く出て来やがれよ」グスッ

……なんだってんだよ、遅かったのかよ……もう喰われちまったのかよ………。

……なんでこんななってんだ……ここだけ台風通ったのかよ……。

……なに散らかしてんだよ……コレお前らの宝物ダロ……アタシが…ガラクタって言ったら……

………おまえら……スゲエ怒ったじゃねえかよ……そんな大事なモンが……なんで転がってんだよ……。

杏子「クソッ……何処に隠れてんだよ。頼むから……顔ミセロ……ヨ……」グスッ,グスッ……エグッ,エグッ

──チビー────オッサーン────デテコーイ───エグッ────キョウコガキタゾー───カオミセロ───グスッ────タノムヨ───カオミセロヨ────グスッ────エグッ──グスッ──ウワ─────ッ……………。

─────────────捜索終了─────────────

ヒック,グスッ,待て……落ち着けアタシ……まだ死体も見てねえんだよな……グスッ……どっかに避難してるかも知れねえだろ……きっとそうだ………。

杏子「……ずっとここに居ても……仕方ねえよな……グスッ…帰ってさやかの機嫌もとらねえとな…グスッ」……………?

──────────────────ゴソッ───ガサッ───

杏子「!!誰かいんのか……チビ助か?オッサンか?」ササッ

──────────────ガサッ────ザザザザザ───バキッ───バサッ─

277: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/02(木) 19:09:05.19 ID:u0fZpDaI0
 太郎(巨大アオアシラ)

────バキッ──────バサッ──────ガサガサッ──────── !!!

チクショウが……オマエかよ、村を壊したのはオマエかよ !!!

杏子「……テメェ……よくアタシの前に出て来れたなあ…………」

馬鹿デカイアオアシラだよ……今は太郎って呼ばれてんだよな。

恐怖は無かったよ、怒りで頭の中一杯だったんだろうな……。

杏子「チビ助どこにやったんだよ?腹ん中とか言うなよ……」

太郎「…………グーグルルー………」ジリジリ

杏子「……まあいいよ……後で腹ん中調べてやんよ……」ジリジリ

──── ヒューッ ─── ドドゴーン ──── グオアガー ──────逃げるよ !!! 杏子

……一瞬訳が分からなかった……飛んできて…爆発して…なんかが燃えて……QBの声がしたんだ……。

QB「逃げるよ !!! 杏子…今は勝てない」

太郎が燃えてるよ……QB?……勝てない?そうだな……勝てないよな………。

QB「杏子!シッカリするんだ。逃げなきゃ死ぬよ、殺されるよ !!!」

死ぬ…殺される…アタシが…コイツに?………。

アタシの頭に判断力やら恐怖心やらが帰ってきたんだ……死ぬって言われたからだとおもうよ……。

杏子「ちっ、わかったよ、戦略的撤退だ」サッ,ダダダタ

アタシとした事が頭に血が登ってたよ……確かに勝てる相手じゃない、無駄死にするとこだった。

杏子「お前なんでここに居るんだ?」ダダダダダ

QB「…メラルーの村を見てきたんだ……手遅れだったけどね………」タタタタタ

そうか…コイツもアタシと同じかよ………

QB「……マズイね、追って来るよ」タタタ,ポイッ,タタタ,ドカーン

…そうだったな、アイツはやたら速いんだったよ……。

QB「杏子、足止めのアイテムはあるかな?」タタタ,ポイッ,ドゴーン,タタタ

杏子「……煙玉と……生肉……気休めだな」ダダダ,ポイッ,シュー,ダダダ

QB「!!? 杏子、左 !!」タタタ,スタッ

杏子「えっ?…うわあっ、なんだよっ !!」ダダタ,ドカッ,ドンッ

ブルファンゴ「ブルルブルル」ドダダタドダダダダダ

あの馬鹿イノシシがっ、空気読みやがれよ !!!

QB「杏子、危ない !!! 太郎が !!」

えっ…マズイ…マジで死んじまうぞコレ………

282: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/02(木) 20:14:02.95 ID:u0fZpDaI0
 オッサン

クソッもう回避は無理だな…せめて相討ちで深手の1つくらいは決めてやるか……。

……マッタク……最期にブルファンゴに足すくわれるってなんだよ……何年ハンターやってたんだよ……。

────ドンドコ──────ドンドコ────ドドドド───ドドドド──

?! んっ、あの音?

杏子「オッサン!?」マジ?

太郎「────ガガッ──ウガーゴアーッ」ザザッガサッ

???「ギャッチャブー」ブンブンボンボッ

──────ドンッ────ボンッ─────ボンッ───ドンッ─────

杏子「オッサン、生きてたのかよ」ポカーン

へへっ、生きてやがった。そうだよな…あのオッサンが死ぬわけねえよな。

QB「……あの人が杏子の彼氏さんなのかな?」

この偽アイルー本気で聴いてんのか?

杏子「アイツはダチだよ、キングチャチャブーのオッサンだ。後で紹介してやんよ」トリアエズシネブルファンゴガスッ

オッサンが太郎を爆撃してくれたおかげで死なずにすんだよ。

アリガトな今度サシミウオ山程釣ってくるぜ。

杏子「……さて、次の一手を考えねえとな」ヘヘッ

さっきは勝てねえって思ったけどオッサンがいるなら話は別だ。やりようによっちゃあ充分勝てるはずだよ。

QB「足止めしてもらってる間に逃げろ……って言っても無駄だね?」

杏子「当たり前だ、そんな不義理なこと出来ないね」イクゾッ

QB「仕方ないな、でも無理はしないでよ…もうすぐマミ達が来るみたいだしね」

杏子「 !! マジか?なんで分かんだよ?」

QB「QBだからね」

杏子「またソレかよ」マアイイヨ

QB(……昔は……もっと早く…詳しく…分かったのに……)

285: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/02(木) 20:55:30.67 ID:u0fZpDaI0
 援軍

─── 援軍と太郎との距離=ほむらの射程圏 ───

マミ「…太郎くん……大きくなったのね……」ハアハア(袈裟懸けといい勝負ね…)

ほむら「…ステキな彼氏さんね、さやかに勝ち目なさそうだわ……」ハアハア(…杏子…恐ろしい娘……)

まどか「……えっと、私チャチャブー語わからないよ……挨拶……どうしよう?」ハアハアゼエゼエ(……仲良くなれるかなあ……)

さやか「…ちょっと…ふざけてないで……援護してやってよ…ほむら…」ゼエゼエ(…馬鹿杏子…アタシの回復力なめんなっつーのよ…)

──────── 最前線 ────────

杏子「オッサン、無理すんなよ。時間稼ぎで充分だからさ」ザシュ,カンッ,ササッ

信じられねえよ、あのオッサンが追い詰められてるんだ……素手でラージャン絞め殺す達人なんだぜ……。

太郎「ウガッ、ガガッ、ゴゴアッ」ブン,ブン,ガキーン

正直ここまでのバケモンに成長してるとは思わなかった…この体格でこのスピードは反則だ……。

オッサン「ギユィーチャブー」ドドボン,ボンッ,ダダダ

さすがのオッサンも疲れてきてる……攻撃が当たってないよ……アタシも同じだけどさ……。

予言外したらQB殺してやる……生きてたらだけどな……。

QB「着いたみたいだね」タタタ,ポイッ,ドカーン

そうか……惜しかったなQB……もう少しでこんがり肉になれたのにな………。

────────ヒューッ・ドゴーン……ヒューッ・ドゴーン……ヒューッ・ドゴーン────────

拡散弾三発か……ほむらの「出雲」だな……もうこっちのもんだよ。

太郎「ガアッ、ゴアアアッ、グルルルッ」ブンブン

さやか「────馬鹿杏子っ、怪我とかしてたら殺すわよ───」

馬鹿が馬鹿なこと叫んでるよ……馬鹿のくせに人の事馬鹿って言いやがってさ。

ホントに馬鹿だよ……………でもアリガトな…………さやか。

─────── ヒュン・ヒュン・ヒューッ・サクッ・サクッ・サク ─────────

まどかの弓矢だな……まだちょっと遠い…試し射ちだな。

マミ「───杏子ちゃん、後でお仕置きですからね───」

おいマミ……勘弁してくれよ……テンション下がんダロ………。

でもこれで……へへっ、ザマーミロだ。反撃開始だコノヤロウ !!!

杏子「おい太郎、残念だったな、お前の勝ち目は無くなったよ」ガスッ,ササッ,ババッ

オッサン「ギユィ、ブーッ、ギィー」ドンドドンド,ダダダ,ボンッ,ボム,ボンッ,ボムッ,ブルンブルン

オッサンも超本気の復讐鬼モードだぞ運の悪い熊だな。

杏子「よくも村ぶっ壊してくれたよな、慰謝料代わりに自慢の毛皮でも置いていけや」ザザッ,ザクッ,サササッ

瓢箪から駒って言うのか?よくわかんねケドサ……途中から上手く行きすぎだよなこれ……。

QB「……杏子、太郎は馬鹿じゃないみたいだよ……」アレミテヨ

杏子「えっ?オイオイっ、そりゃないだろっ……ちょっとまてよ !!! 」ナンダヨソレ

286: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/06/02(木) 21:18:47.01 ID:u0fZpDaI0
 肩透かし

ほむら「……逃げられたわね……」フウ

杏子「……まだ充分余力があったみたいだけどな」

マミ「……せめて砲撃の一発くらい撃ち込みたかったわね……」カチャン

さやか「…アタシもなんにもしてないよ。肩透かしだよ」アーア

杏子「肩透かしも立派な決まり手だ。こっちの負けだよ」

さやか「こっちの勝ちだよ、熊逃げたじゃん」ブーブー

ほむら「勝ちゲームを引き分けにされたら気分的には負けなのよ」ヤレヤレ

マミ「でもあのスピードで逃げられたら打つ手ナシだわ」ハヤスギルワヨ

杏子「次に出会ったら真っ先に脚を潰してやるよ」

QB「……もう太郎には関わらないべきだよ……」

オッサン「……………………………………?」ポリポリ

まどか「……えっと、はじめまして……まどかと申します……」オドオド

オッサン「………!………チャブ……チャブ………」ウンウン,ナカマ

杏子「そうだった……紹介しとくよ、コイツはオッサンな」イイヤツダゾ

マミ「………それは……名前なの?……」オッサン?

ほむら「……はじめまして……ほむら……です…」ドキドキ

オッサン「……ギュイ……チャブ……」ウンウン,トモダチ

ほむら「……あなたの彼氏……いい人ね……」オニアイヨ

──チガウ───テレナイデ────ダカラナ───チャブチャブ───イイヤツ───ヨメニ────ウルサイ───ナカイイ──ヨロシク───ナカマー───イッショニ──────

────────チャチャブーの集落────────

オッサンが大声だして踊ってたら避難してたチャチャブー達が少しずつ帰ってきやがった。

チビ助は無事だったけど怪我してるやつも多くてさ、マミ達が手当てしてくれてるよ。

残念だけど……全員帰って来るかは分かんねえな……。

村長に話つけるからしばらくユクモに避難しろって言ったらやっぱ断られたよ。

無駄にプライド高くてさ、先祖の魂がうんぬんって……どうせアタシには分からねえんだ。

理由や説明なんてのは、嫌だから嫌で充分なんだよ。

マミ「杏子ちゃん…ソロソロ……帰るわよ…」

うわぁ……帰りたくねえ……。マミの小言に…ほむらの嫌味に……さやかとも気まずいしよぉ……。

まどかに助けてもらうか?いや、今一つ頼りないしなあ……。

杏子「……なあ、アタシ今晩ここに泊まってくよ………」ツカレタシサ

──ダメ───ダメデス───ダメヨ──ナンデ──ダメダカラ──ソウヨ─────ヒドイゾ───ウルサイ───

アーア、最悪だよ……………。


────────熊ちゃん編 第二部 太郎 完────────



次回 ほむら「ガノトトスには爆雷針が有効なのよ」 その2