1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:00:12.63 ID:PQnqZVCD0

P「俺の名はP! これからこの346プロで働くことになった新人プロデューサーだ」


P「夢は担当アイドルをトップアイドル―――アイドルマスターにする事!」


P「そして今日は俺の初出勤日! これから担当するアイドルと初対面するというわけだぁ!」


P「くぅ~~! 心が躍るぜ!」


P「俺は一体どんなアイドルの子を担当するのかな? 楽しみだぜ!」



P「と、期待を膨らませたのだけれど――」



P「寝坊したぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」




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引用元: モバP「晴ちゃん!! キミに決めた!!」 


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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:01:14.81 ID:PQnqZVCD0

P「ヤバいヤバい! 初出勤で遅刻とか社会人としてシャレにならん!」


P「くぅ~~間に合え――ッッ!!」


タッタタタタタタッ!!!


P「すみません! 遅れました!!」

美城「遅い!! 一体何をしていたのだ!?」

P「も、申し訳ございません!」

美城「初日から重役出勤とは恐れ入る。他の新人プロデューサー達はちゃんと来たというのにな」

美城「まったく先が思いやられる………まぁいい」


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:02:00.87 ID:PQnqZVCD0
美城「では自己紹介をしよう。私の名は美城。君達新人プロデューサーにアイドルを渡す役目を担っている者だ」

美城「この346プロには役200人程のアイドルが在籍しており。各人がそれぞれトップアイドルになるべく活動をしている

美城「我が346プロからトップアイドルを輩出する。それが私の夢だった………」

美城「だが私はすでにBBA。自らがプロデューサーとしてアイドルを育成するのは厳しい」

美城「そこで君達新人プロデューサーに私の夢を託したい!」


美城「私の代わりにトップアイドル―――アイドルマスターを輩出してくれ」


P「はい!! 必ずや専務の期待に応えてみせます!」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:03:12.31 ID:PQnqZVCD0

美城「では、早速キミが担当するアイドルを選んでもらうとしよう」

美城「新人プロデューサーは必ず次の三人のアイドルの内一人を選んでもらうことになっている」


美城「まず、キュートタイプの島村卯月さん」

卯月「島村卯月です! 頑張ります!」


美城「クールタイプの渋谷凛さん」

凛「ふーん、あんたが私のプロデューサー? まぁまぁかな」


美城「パッションタイプの本田未央さん」

未央「みおちゃんでーす! よろしくねー♪」



美城「さぁ、これと思ったアイドルを一人選ぶといい」


P「はい。もうすでに決めてあります!」



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:04:49.39 ID:PQnqZVCD0

P「俺が最初に選ぶのは――――渋谷凛さん、キミに決めたッ!!」

P「俺は昔クールでイケてる男と陰で言われてたような気がしますので、クールタイプのキミに決めた!」

美城「ホッホッ、キミは渋谷凛さんを選んだか」

美城「彼女はとても生きのいいアイドルだぞ。きっと良きパートナーになってくれるはずさ」


P「はい! これからよろしくお願いします! 渋谷さん!」


美城「………だが残念ながら」

P「えっ?」


美城「渋谷さんは先に来た変態のCoP君が担当することになった」

P「ダニィ!?」


CoP「すまんな」

凛「ふーん、CoPが私のプロデューサー? まぁまぁかな」



6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:05:48.90 ID:PQnqZVCD0

P「ぐぬぬ、とられたか………だったら!」

P「キュートタイプの島村卯月さん! キミに決めた!!」


美城「残念ながら島村さんも先に出社した○○のCuPくんが担当することになった」

P「ダニィ!? ダニィ!?」


卯月「よろしくお願いします! ○○のCoPさん!」

CuP「○○ってよく言われるけど、男よりも可愛い女の子の方が好きです(半ギレ)」


P「そ、そんな………」


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:07:30.80 ID:PQnqZVCD0

P「ならばパッションタイプの本田未央さん! キミに決めた!!」

美城「――彼女も、先に出社したハゲのPaPくんが担当することになった」

P「デスヨネー」


未央「あー………その、ごめんね?」

PaP「ハゲじゃないです。フサフサです(憤怒)」



P「そ、そんな………それじゃ俺の担当するアイドルは………?」

美城「フン、初日から遅刻なんてする方が悪い」

P「うわああああああああああぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:08:43.28 ID:PQnqZVCD0

P「ううっ、担当するアイドルがいないなんて………」

P「早くも新人プロデューサーとしての俺の人生、何もかもお終いだぁ!」

P「わひゃひゃひゃひゃひゃひゃはwwwwww(○○顔号泣)」


美城「………ふふっ、なーんてな」」

P「えっ」ピタリ


美城「私もそこまで鬼ではない。ちゃんと君のためのアイドルも用意してある」

P「ほ、本当ですか!?」


美城「君が担当するアイドルは………さぁ、来たまえ。彼女だ!!」


晴「チーッス」


P「!!」


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:10:56.63 ID:PQnqZVCD0

P「か、可愛い………! なんて可愛い女の子なんだ!!」


美城「彼女の名前は結城晴さん。12歳のサッカーが大好きな女の子だ」

美城「前の三人よりも少し幼いが、潜在能力は引けをとらないぞ」

美城「君が上手くプロデュースしてくれるのなら、きっと大成するだろう」


P「ありがとうございます美城専務! 必ずやこの子をトップアイドルにしてみせます!」


P「これからよろしくね結城晴ちゃん。俺の担当アイドルはキミに決めた!!」


晴「言っておくけど、オレはアイドルなんてやる気ねぇから」

P「えっ?」


晴「この事務所にいるのだって、親父が勝手に応募したのが原因だし」

P「いや、でも………」

晴「フン!」プイ


P「あ、あの………これは?」


美城「………彼女をその気にさせるのもプロデューサーの役目だ」

P「えええぇぇぇぇッッッ!!??」





10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:13:29.66 ID:PQnqZVCD0

――こうして俺は結城晴ちゃんの担当プロデューサーとなった――

――しかし、当の彼女はアイドルになる気は更々にないという状況であった――



P「お待ちください、結城晴ちゃん!」

晴「ついて来るなっての」

P「キミなら将来必ず、全国にその名を轟かす優秀なアイドルになるはずです!」

晴「だから、オレはアイドルになんかなる気ねぇっての」

P「そこをなんとか! 思い止まってください!」ガシッ

晴「ああもう! 離せって!!」


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:15:52.76 ID:PQnqZVCD0

P「君は間違いなくいいアイドルになれる! だからせめて話だけでも!」

晴「だから何回も言ってるけど、オレにそんな気はねぇての!」

晴「それにオレみたいな可愛くない奴にアイドルなんてできるわけないだろ………」

P「何を言ってるんだ! 君は現時点でも滅茶苦茶可愛いじゃないか!!」

晴「お、お世辞なんか言うなよ………」

P「お世辞などではございません! 君は可愛い! 最高に可愛い!!」

晴「お、おい………///」


P「担当アイドルでなきゃ今すぐキスして抱きしめてベッドの上に押し倒してるとこだ!」

晴「おい」


P「そういう訳だから晴ちゃん! 俺と一緒に目指せアイドルマスターをしよう!!」

晴「誰がするか!!」


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:18:02.63 ID:PQnqZVCD0

晴「この変態が!! もうこれ以上付き合ってられっか!」

P「ああっ、待って!!」


P「ええい、絶対に逃がしてなるものか! そらぁ!!」抱きっ

晴「何すんだよこの野郎! 離せって!!」

P「キミがアイドルになると言うまで離しやしないぞ!!」

晴「ああもう、しつこいな! これ以上つきまとうってなら通報するぞ!」

P「するならすればいい!! だが、その程度の事で俺が諦める事などできぬぅ!!」

晴「ああ、そうかよ………なら――」スーッ



晴「おまわりさ―――ん!!!」 

P「げっ、本当に呼びやがった!?」


婦警「どうかしましたか?」

P「わー! しかもすぐ来やがった!?」



13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:19:00.26 ID:PQnqZVCD0

晴「このおっさんがオレに無理矢理――」

P「やめろ――ッ! やめろーッ! このご時世、冗談は通じないんだど――!!」


婦警「君ィ、ちょっと交番行こうか?」ガシッ

P「ひっ! こ、こうなったら――」


P「避難するだぁ―――ッッ!!!」タッタタタタタタッ!!!

婦警「あっ、こら! 待て!!」


晴「………ふん」


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:21:01.68 ID:PQnqZVCD0
――――――――――

―――――――

――――


晴「やれやれ、しつこいおっさんだったぜ」

晴「でも、これでようやくサッカーの練習ができるな。よし、まずはリフティングを―――」


P「――と思っていたのか?」

晴「うわぁぁ!!?」


P「俺から逃げられたなどと、その気になってた晴ちゃんの姿はお笑いだったぜ」

晴「くっ、あの婦警さんから逃げ切ったというのかよ!?」

P「俺はこれでも100メートルを5秒台で走れる足を持っている!」

晴「チッ、変態のくせに運動神経無駄にいいな」

P「俺は変態などではない! プロデューサーだ!」


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:23:05.72 ID:PQnqZVCD0

P「さぁ、晴ちゃん! どうか俺と一緒に目指せアイドルマスターをしてくれ! お願いだ!」

晴「だからオレはアイドルになんかなる気ねぇよ!!」

P「そんな事言わずに考えて欲しい。キミはきっといいアイドルになれる。ティンと来たんだ!」


晴「もういい加減諦めろよあんたも」

晴「オレはこの通りやる気なんかないんだ。さっさと見切りつけて他の奴探せよ。その方がいいって」

晴「オレよりも可愛くてアイドルになりたがってる奴なんてたくさんいんだろ?」

晴「だいたい、あんただって最初はオレをプロデュースする気なかったじゃないか? 他にいなかったから仕方なく―――」


P「それは違うぞ晴ちゃん!!」

晴「えっ………」



17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:25:06.17 ID:PQnqZVCD0

P「確かに俺は最初、島村さん、渋谷さん、本田さんの中から選ぶ気でいた」

P「君の担当になったのも確かに成り行きの上だ。それしか選択肢がなかったのも事実だ」


P「でも、俺は君こそトップアイドルになれる存在だと思ってる!!」

晴「!!」


P「君は島村さん達にも引けをとらない逸材だと信じている。だから俺は君をプロデュースしたいと思ってるんだ!!」

P「君の担当プロデューサーになりたい。君でなきゃ駄目なんだ」


P「俺は、キミに決めたんだ!!!」


晴「………ッ!///」トゥンク


P「だから頼む晴ちゃん………俺のパートナーになってくれ!!」


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:27:06.49 ID:PQnqZVCD0

晴「………チッ、わかったよ」


晴「そこまで言うなら………少しだけアイドルに付き合ってやるよ」

P「ほ、本当かい晴ちゃん!?」

晴「ただし! つまらなかったらすぐやめるからな!」

P「それで構わないよ。でも、きっと、君にとってサッカーと同じぐらい―――いやそれ以上に楽しいものになるはずさ!」


晴「フン、そうかよ。まぁ期待はしないけどな」


P「よーし! それじゃあアイドル活動頑張るぞ!!」


P「目指せ、アイドルマスター!!」

晴「フン………」



P「では早速、このミニミニなスカートの衣装を着て――」

晴「いきなりそれかよ!!」ドゴッ

P「ぐはぁ!?」


20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:30:52.59 ID:PQnqZVCD0

――こうして結城晴ちゃんはとりあえずアイドル活動をしてくれることになった―――


――それからというもの、俺達は何をする際も常に一緒だった――


   
    ―――仕事する際も――



P「さーて、晴! モデルの仕事が来たぞーッッ!!」 

P「じゃけん、このウェディングドレスを着ましょうねー♪」

晴「いきなりウェディング!?」


晴「最初の仕事がウェディングとか何考えてんだよ! オレみたいな子供に………これ絶対ファウルプレーだろ?」

晴「しかもこれへそが丸見えじゃねぇか!! 太ももも露出するようなやつだし!」

P「その方が動きやすいでしょ?」

晴「うるせぇ! やっぱりお前は変態だ!!」


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:32:13.24 ID:PQnqZVCD0

P「何か誤解してるようだが、これはプロデュースする上でちゃんと考えのあってのことさ」

晴「嘘つけよ!」

P「本当だって! 晴は12歳にしては綺麗な顔立ちしてるし、スタイルもいい」

P「だからわざとこの手の過激な衣装を着る仕事を選んだんだ。その方が映えると思ってね」

晴「き、綺麗って………///」

P「そういうわけだからほら、頼むよ! ね?」

晴「………チッ、わかったよ」



晴「一応信じておいてやる」

P「ありがとう! では早速撮影開始だ! この後も予定溜まってるしね」


P「へそ出しウェディングドレスの次は、スク水、巫女服、ナースに動物etc………」

晴「やっぱり変態じゃねぇか!!」ドゴッ

P「ぐはぁ!」


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:35:10.59 ID:PQnqZVCD0

―――休日の時も―――


P「お前って本当にサッカー好きだよなぁ………こんな暑い中で練習だなんて」

晴「ほら、約束したろ。アイドル活動もすんだからPもサッカー付き合うって」

P「だけども俺ぐらいの歳になると、運動するのも中々つらい………」

晴「それ、行くぞ! バナナシュートッ!」

P「ひー!」

晴「そして高速ドリブル!!」タッタタタッ

P「うおっ!? 速い!?」


晴「へへっ、どうしたどうした! アッサリ抜いちまうぜ!」

P「ぐおおおっ! 行かせるかぁぁぁぁ!!」抱きっ


晴「うわっ! 何抱き付いてんだよ! ファウルだファウル!!」

P「うおおおぉぉぉぉッッッ!!!」モミモミモミ

晴「ひゃん!?///」ビクッ


晴「こら、お前! ドサクサに紛れてどこ触ってんだ!!///」

P「ん? この感触は………」モミモミッ


P「まさか君は………女!?」

晴「知ってただろ!!」ドゴッ

P「ぐはぁ!」


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:37:19.63 ID:PQnqZVCD0

―――時には困難にぶつかる時も―――



P「次の仕事はこのバニー衣装を着ての撮影だ! そして『晴ぴょんだぴょん♪』って言って可愛くポーズを決めてくれ!」

晴「ふざけんな! やっぱりお前は変態じゃねぇか!!」


P「いや、これもお前の魅力を引き出すための仕事なんだよ。だからほら、この○○○なバニーちゃんを着て―――」

晴「誰がするか! このロリコン野郎!!」


晴「カッコイイ衣装ならともかく、ここずっとこんな○○○衣装ばっかじゃないか!!」

晴「もうこんなのはゴメンだ! これ以上そんなレッドカードな衣装ばっかり着せるってんならコンビは解散だ!」

P「そ、そこを何とか………」

晴「お前が何言おうと絶対に着ないからな!!」


晴「フン!」プイ

P「ぐぬぬぬぬ!」



25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:38:57.99 ID:PQnqZVCD0

―――しかし、それを二人で乗り越えていき―――


晴「なぁ、P。なんでオレをこんな建物に連れて行こうとすんだよ?」

晴「こんな汚い城みたいな建物にさ」


P「ほら、ここでその、深夜の特別レッスンをだな」

晴「特別レッスン?」

P「なんていうか、普段のレッスンやらサッカーやらで酷使した筋肉をマッサージしようかと思ってな」

晴「レッスンなのかマッサージなのかハッキリしろよ」


P「まぁまぁ、取り合えず入ろう。な?」グイグイ

晴「お、おい………」


26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:39:49.43 ID:PQnqZVCD0

―――そして絆が芽生えた―――



P「さぁ、晴。バニー衣装、着てくれるかな?」ニマリ

晴「ッ!///」ビクッ


晴「………………」


晴「う、うん………///」ドキドキ



28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:42:57.00 ID:PQnqZVCD0


P「よし。それじゃあ、例の台詞も言ってくれるかな?」

晴「う、うっ……」ドキドキドキ


晴「う、ウサミミ晴ぴょんだ……ぴょん///」カァァァァ!



P「いよっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


P「あー可愛い! マジ可愛い!!」


P「可愛すぎて死ねるわー!! 某死んだ! はい、死んだ――!!」


晴「うぅ……///」

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:43:56.03 ID:PQnqZVCD0


―――こうして俺と晴は見事ダイヤモンドよりも固い絆を築き―――


    ―――様々な仕事を経験していって―――


―――アイドルとその担当プロデューサーとして互いに成長していった―――


        ―――そして―――




30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:45:33.64 ID:PQnqZVCD0

P「晴、誕生日おめでとう!」


晴「へへっ、ありがとうなP♪ こうして祝ってくれてさ」


P「なーに、これもプロデューサーとして当然の事をしたまでさ」


P「さぁ、ケーキにプレゼントも用意してある。今日は二人で存分に祝おうな!」


晴「ああ!」

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:47:06.47 ID:PQnqZVCD0

P「それにしても、俺がお前の担当になって結構経ったな………いやぁ~時が経つのも早い早い」

P「最初晴は全然仕事にやる気起こしてくれなかったなよな~」

晴「あ、あれはしょうがないだろ! あの時マジでアイドルなんかになりたくなかったし」

P「はははっ、まぁそうだよな」


P「でもいつからか素直に仕事に取り組むようになってくれたよな」

晴「あ、あれは………」


晴「お前がオレに対し………夜にあんなレッスンして来たからだろう///」

P「ああ、そういやそうだったなー(すっとぼけ)」

晴「うぅ~~!/// この変態め………///」


32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:48:26.54 ID:PQnqZVCD0

P「とにかく誕生日おめでとうな晴! これでお前も一歩大人に近づいたな」

晴「ああ。これでオレも12歳から12歳になったぜ!」

P「はははっ、そうだな。晴ももう12歳から12歳になるのか………」


P「ん? 何か凄い矛盾を感じたような?」


P「まぁ、気のせいだな。あはははははっ」


33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:50:12.18 ID:PQnqZVCD0

P「さてと、今日はめでたいお前の誕生日ということで―――」抱きっ

晴「お、おい!?///」ビクン!



P「これからお城みたいな建物に………行こうか?」

晴「結局そうなるのかよ!!///」



34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:51:44.68 ID:PQnqZVCD0

P「いいだろう? 晴?」ギュウウッ

晴「お、オレみたいなガキにそんな事言うのはファウルプレイなんだぞ………///」

晴「いや、即レッドカードもらいだ! そしたら退場なんだぞ、おい!」


P「なら、俺はもう数え切れないぐらいに退場処分受けてるな」チュッ

晴「んっ………///」ブルッ


P「晴………じゃあ、行こうか」ニヤリ

晴「………///」コクン


P「やったぜ!」




美城「ふふっ、見事アイドルと絆を結べたようだな」

P「あっ、専務」


35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:52:58.76 ID:PQnqZVCD0

美城「私からも祝らせてもらおう。結城さん、誕生日おめでとう」

晴「あ、うん。ありがとう………」

美城「始めてプロデューサーと対面した時と比べ、本当に逞しくなったな」

美城「うん、結城さんは大人になった」

晴「そ、そうかな………へへっ♪」


美城「これも全てキミのおかげなのかな?」

P「いえ、俺一人の力ではございません! 晴の協力もあったからです!」

美城「ふふっ、そうか」


36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:53:58.76 ID:PQnqZVCD0

美城「これから先、アイドル活動を行う上で様々な問題や困難が発生するだろう」

美城「だが、君達ならばきっと大丈夫」

美城「互いに信頼し合ってるキミ達ならば、この先何が来たって乗り越えられる」

美城「私はそう信じている」


P「あ、ありがとうございます専務! 俺、必ずや晴をトップアイドルにしてみせます!!」

美城「ふふっ、期待しているぞ♪」










美城「―――なんて言うとでも思ってたのか?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


P「!?」


37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/17(月) 00:56:55.44 ID:PQnqZVCD0

美城「アイドルに手を出した―――しかも12歳の女の子相手にだと!? 何を考えている!!」

美城「346の看板に泥を塗る真似をしおって! このハゲがぁぁぁぁぁぁl!!!!!!!!!!!!」

P「ひぃ! 真由子議員!?」


美城「許せん!! 君は絶版だ!!」



美城「サイトォォォォォッッッ!!!! Zワザを食らわせろぉぉぉッッッ!!!!!!」

サイトー「七星奪魂腿ッッ!!!」

P「お前がするのかギャアアアアアァァァァァァッッッッ!!?!?!?」


ドガドガドガドガドガドガッ バキバキバキバキッ!!


ギャアアアアアアアアア!!??

アアアァァァァァァァ

ァァァァァ



晴「結局こうなるのかよ………」





おわり