誠凛サイド
日向「よし!点差は14点!まだいけるぞ!」
オウ!!!!
伊月「青峰以外のメンバーも曲者だが桜木がかき回してくれているお陰で上手く機能していない!青峰さえ止めればなんとかなるぞ!」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
桜木「なぁテツ」
黒子「? どうかしましたか桜木君」
桜木「お前さっきだいきの幼馴染にテツ君って呼ばれたけど知り合いか?」
黒子「まぁ中学の頃のマネージャーだったので」
桜木「成る程…って…ん?」
青峰『その幼馴染が俺の一番仲が良い友達のことめっちゃ好きでよ…』
桜木「おま…お前まさか…」メラメラメラメラ
黒子「え、どうして桜木君そんな燃えているんですか、僕何か…」
桜木「あんな…あんな美人で優しそうな人にアタックされても無表情だと…テメェ…ナメてんのか…男かそれでも!!!」メラメラメラメラ!
黒子「何の話…
桜木「問答無用!テメェは俺がギタギタにしてやる!」
黒子 ピューっと逃げる
桜木「待てコラァァ!!」追いかける
リコ「ちょっとアンタら休憩くらいちゃんと…!」
日向「よくもまぁあんなに…あの体力と張り合える青峰も恐ろしいな…やっぱキセキの世代って奴か…」
リコ「あ、そういえば青峰君に関してなんだけど…」
引用元: ・桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!」
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井上 雄彦
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405: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/07(火) 11:25:05.86 ID:Hu28M5X1O
桐皇サイド
青峰「早く…早く…さっさとコートに…
ドサッ
桃井「!? ちょっと大丈夫なの青峰君!?」
青峰「離せさつき…テメェに心配されるくらい俺もまだ落ちぶれちゃ…
桃井「この頃の青峰君おかしいよ!どうしてあんなに初めから飛ばすのよ!それじゃあフルタイム持つわけないじゃない!」
青峰「うるせぇよ…俺にも目的があんだ…それに何より…」
青峰「今は花道と闘うのが楽しくて仕方ねえ…手なんか抜いてられるかよ」
桃井「だからって…!中学時代にも言われていたじゃない!青峰君達キセキの世代は能力が身体を上回っているから酷使すれば身体が潰れちゃうって!」
青峰「ああ…そんなこと言われてたな…だからそれを克服するためのあの練習だろ、安心しろ、ちょっとやそっとじゃ今の俺は潰れねえよ、それに…」
青峰「俺が全力でバスケしてるとこ好きだろさつき?だから見ててくれよ」ニッ
桃井「だいちゃん…」
若松「……」少し離れたところから
408: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/07(火) 13:49:00.78 ID:cI/upilP0
審判「第3Q始めます!」
日向「よっしぁ!勝つぞテメェら!」
オウ!!!
今吉「14点差あるんや!落ちついてこのクォーターウチのペースにするで!」
オウ!!!
ピピィーーー!!!
諏訪「っらぁぁぁ!」
桐皇ボールだ!!
桜木「なっ…!?」
若松「よっしゃ!青み…
バチッ!
青峰「……!」ボールが手に当たり外へ
審判「アウトオブバウンズ白!」
青峰「ハァ…ハァ…何やってんだ俺は…!」
リコ「やっぱり予想通りね…青峰君はもう体力は殆ど残っていない!元々体力は多めじゃない上に桜木君と前半全力で勝負していたなら必然的にこうなる!」
黄瀬「青峰っちがあんな初歩的なミスをするなんて…」
緑間「当たり前なのだよ、今の青峰がああなることは必然だ 」
409: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/07(火) 13:52:16.40 ID:cI/upilP0
火神「腐っても青峰って奴はキセキの世代のエースだろ?前半でバテるくらいヤワな奴だったのか?」
?「別に大輝のスタミナが少ないわけではない常人の体力が100だとすれば大輝は250はある」
火神「二倍以上かよ…それでなんであんなバテてんだ?」
?「身体の使い方だよ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
黄瀬「身体の使い方?」
緑間「俺たちは確かに本気でプレイして身体を全力で動かしているように思えるが実はそうじゃない、留めるところはちゃんとセーブしているのだよ」
黄瀬「まぁそりゃ一つ一つの動作にずっと全力なんて出せないっすけど…」
緑間「たがしかしだ、今の青峰はそれをやっている」
ーーーーーーーーーーーーーーー
?「あれではいくら体力があっても関係ない、身体を鍛えてどうにかなる問題ではない」
火神「でも走り込みとかそういうのは全部スタミナを上げるための練習じゃねぇか!意味ねぇってことは…」
?「大我にも分かりやすく説明しよう。つまりは全力疾走で長距離走を走り抜こうとしているようなものだ」
火神「あぁ…そりゃいくら体力付けても無理だな…」
ーーーーーーーーーーーー
緑間「だから"工夫"するのだよ、どれくらいの配分で走るかを考えいつから全力を出すのかと…そうではないと長距離を走り抜けることはできん」
黄瀬「成る程…それだと今の青峰っちがあんなにバテてるのも納得っすね…」
緑間「しかし意図がわからん…青峰は自らのタイミングで"ゾーン"に入れるはずなのだよ…ああやって自分を追い詰める必要は皆無…なのに何故…あれでは器に入ってる水を空にしようとしているのと一緒ではないか…」
410: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/07(火) 13:56:10.76 ID:cI/upilP0
青峰「(あと少し…あと少しなんだ…!あと少しで…!)」
若松「ったく仕方ねえな」
若松「テメェはコートの隅で寝てろ青峰」
青峰「テメェなんだと!」
今吉「若松の言う通りや、青峰休んどれ」
青峰「ふざけんな!俺はまだ…!」
桜井「すいません!俺が全然シュート決めないから青峰さんに負担掛けちゃって!すいません!」
青峰「良…」
諏訪「話は若松から聞いた。今は休んでろ」
今吉「このままボロ雑巾みたいになってもらわれるとワシらの面子も潰れるし何よりや最強は青峰、お前や」
今吉「だから今はワシらに任せ」
青峰「……」
今吉「桐皇は青峰がおらんでも全然強いと言うことを見せたろうやないか!」
オウ!!!
桐皇補欠「青峰は限界だ!このクォーターはベンチで休まして第4Qから投入すれば…!」
桃井「ダメです」
桐皇補欠「どうして!?今の青峰を出してても意味は…!」
桃井「青峰君が新たな扉を開けるにはフルで出るしかないんです…例え今ボロボロになっても…」
411: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/07(火) 14:02:27.26 ID:cI/upilP0
リコ「青峰君を休ませるつもりね…なら好都合!今のうちに畳み掛ける!」
伊月「(成る程…)皆いくぞ!」シュッ
水戸部「!」シュッ 受け取ってすぐにパス
今吉「なっ…!?これは…!」
諏訪「ラン&ガンか…!ここで一気に点差を縮めてくるつもりか!」
今吉「舐められたもんや!ワシらも速攻専門のチームや!そういうのには慣れとる!させるか!」
伊月「ただのラン&ガンじゃない!」シュッ!
今吉「(誰もおらん!パスミスや!」
バシィィ!ボールが曲がる
水戸部「…!」ボールキャッチしてそのままシュートへ
シュッ
42-54
ワァァァァァァァァ!!!
今ボールが曲がらなかったか?
んなわけねえだろ!ボールが消えたり曲がったりしてたまるかよ!
伊月「誠凛式"変則的"ラン&ガンだ!」
今吉「(なんや…?どないなってるねん…!?)」
412: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/07(火) 14:08:27.94 ID:cI/upilP0
ーーーーーーーーーーーーーー
桜木「さぁ行くぞ!」ダムダム!
若松 諏訪「「させるか!」」
若松と諏訪のダブルチーム!
これじゃパスが出せねえ!
桜木「フンッ!」
若松「ヘッ!どこ投げてんだ!そこには誰も…
バシィィ!またボールが曲がる
諏訪「!?」
日向「よし!」ボール受け取る
シュッ!
47-56
ワァァァァァァァァ!!!
ついに9点差だ!
誠凛追いついてきやがった!
ーーーーーーーーーーーー
その後も
日向「抜かせてもらうぜキノコ野郎!」
桜井「抜かせない!」
シュッ!
バシィィ! ボールのパスコースが曲がる
桜井「また!?どうなって…」
桜木「よっしゃこれで…!」ボール受け取ろうとする
バシィィ!
桜木「なっ…!?だいき…!」
青峰「ハァ…馬鹿かテメェら…ハァ…」桜木より前でボールをキャッチ
青峰「さつきに散々教えてもらってただろうが!これはテツのミスディレクションだ!」
今吉「そうや…桃井ちゃんに嫌なほど11番の特徴は叩き込まれたはずや…やのになんでさっきで忘れてもうてた…?」
諏訪「そりゃそれよりも10番が脅威だったから…」
若松「いやむしろ青峰と10番について行くのでやっとだったっすからね」
今吉「…!そうか…ハハッ…そういうことかいな…」
桜井「そういうことって一体どういう…」
今吉「11番…黒子…お前…」
今吉「桜木と青峰の光に隠れとったんか…!」
418: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 06:13:14.57 ID:jyUPuRWI0
今吉「そうや…今振り返れば黒子…ちょこちょこボールの軌道変えたりパスカットしたりようやってたわ…でもそんなん気づかんやろ…」
諏訪「第1Qは青峰の独断での大量得点に…第2Qでは10番の消えるシュート…」
若松「それに加えて青峰と10番の競り合いか…」
今吉「せや、こいつらのインパクトが強すぎて観客はおろかワシらでさえ青峰達の行動にばかり目が言ってた…!クソッ!」
リコ「フフッ、元々桜木君一人がコートに立つだけで黒子君のミスディレクションはフルで使えるように伸びる!それに加えて中学時代の青峰君もコートにいるのならば黒子君の影の薄さは増す!光が多ければ多いほどにね!」
桜木「ハーハッハッハ!どうやら目立っているようだなテツ!」
黒子「僕の性質上目立つとダメなんですけどね」
桜木「構わん!この後も俺が目立ってお前の存在も活躍も消してやる!だから今目立ってる間に宣戦布告してこい!」
黒子「わかりました」
トコトコ
若松「あ?なんだよ?」
黒子「この試合勝ちます」
419: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/08(水) 06:33:42.22 ID:jyUPuRWI0
ーーーーーーーーーーーー
桜木「さぁ行くぜ!」ダムダム
若松「させるかよ!(青峰の分まで…!)」
桜木「フンッ!」パス
若松「不味い…!(さっき注意したばっかだろ…!なのに…!)」
黒子「……」バシィィ! パスコースを変える
若松「クソッ!ディフェンス!(10番…桜木の存在感のせいで黒子のことが頭から離れちまう…!)」
日向「ナイスパスだ!」
シュッ
桜井「させない!」チッ 指かする
ガコンッ
日向「ちくしょう!リバウンド!」
桜木「任せろメガネ君!」
諏訪「させるか!」
ビヨーーーン!
諏訪「!?(もう第3Qだぞ…!まだこんな…!?)」
桜木「フンッ!」バシィィ! ボール取る
桜木「メガネ君!」シュッ!
日向「サンキュー桜木!」スッ
桜井「させないって言ってるだろ!」ブロック体制に
日向「若いな一年」バシュ!
桜井「パス…!?」
水戸部「……」シュート
バスッ!
54-60
ワァァァァァァァァァ!!!
420: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 06:36:29.86 ID:jyUPuRWI0
ーーーーーーーーーーーーーーー
青峰「これ以上させるかよ!」
桜木「悪いなだいき、今のお前じゃ俺は止めれん!」
桜木「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン!」
降旗「出た!フンフンドリブル!」
青峰「馬鹿野郎!それはさっき俺が攻略しただろうが!もう喰らうわけが…!」
桜木「今のお前にそんな集中力があるのか?」
青峰「ッ…!(クソッ!元々立ってるだけでもう限界近えのに…今これをされたら…!)」グラッ
桜木「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン!」
黒子「……」
青峰「…!」バタッ 青峰倒れる
ワァァァァァァァァァ!!!
出た!赤頭のアンクルブレイク!
青峰ももう体力の限界か!?
青峰「ちくしょう…(こんな悔しいのはいつ頃だったか…)」
桜木「オラァァァァァァ!!!」ダァァン!!!
60-65
ワァァァァァァァァァ!!!
ついに5点差!
勝てる!勝てるぞ誠凛!
青峰「(懐かしいな…この…ぜってぇ勝ちてえって気持ちは…)」
421: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 06:54:00.96 ID:jyUPuRWI0
ーーーーーーーーーーーーーー
リコ「残り10秒!ここ入れたら逆転よ!」
桜木「任せろリコさん!」
若松「次は止めんだよ!」
桜木「さっきからテメェうるせぇんだよ!黙ってバスケできねえのか!」
若松「テメェにだけは言われたくねえ!」
桜木「ほらよキューティー!」目配せしながらパス
伊月「…!(成る程桜木…"アレ"をお披露目というわけだな!)」
今吉「アホか!全員マークに付けとる!誰にパスしてもシュートは打たせん!」
伊月「止めれないシュートを打つ奴がいてもか?」
今吉「は…?」
バシィィ!
黒子「……!」パスを受け取る そのままシュート体制へ
青峰「なっ…!?(テツがゴール下でボールを持つだと…!?)」
黄瀬「黒子っちがシュート体制に!?」
緑間「それに黒子の性質上ボールは長く持たないはず…!いやそれ以前に…」
青峰「なんだそのシュートフォームは!?」
黒子「行きます、青峰君」
青峰「舐められたもんだ…!テツにまでシュートできると思わせるとはな…!だがテメェ止めれるくらいの余力は残ってんぞ!」
バシィィ!
桜井「完全にコースは塞いだ!これなら…!」
スッ ボールが青峰のブロックをすり抜ける
今吉「はぁ!?」
青峰「…!?」
若松「ボールが手をすり抜けた…!?」
バスッ
81-80
ワァァァァァァァァァァ!!!
ついに誠凛逆転だぁぁ!!!!
それにプラスさっきのシュートなんだ!?
11番も消えるシュートかよ!?
ピピィー!
審判「第3Q終了!」
日向「よっしゃあ!!!ナイス黒子!」
水戸部「……」嬉しそうに頷く
伊月「決まったな!ファントムシュート!」
黒子「はい、皆さんの…桜木君のおかげです」
桜木「自分だけでなく味方にも必殺技を与えるとは流石天才!………ん?ファントムシュート…?テツお前何そんなカッコいい名前付けてんだ!だったら俺のも…」
黒子「桜木君のはフンフンダンクで」
桜木「なぁーーーーーーー!!!???」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
424: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 07:20:23.73 ID:jyUPuRWI0
青峰「……」
審判「第4Q始め!」
今吉「このまま逆転を許すわけないやろ!皆ここ気張るで!」
オウ!!!
青峰「(何も聞こえなくなってくる…不思議と身体の疲れを全部感じなくなってきた…)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
桜木「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン!」
諏訪「クソッ!また消えるダンクか…!?」
青峰「(いい感覚だ…こりゃ『ゾーン』に入る感覚だ…)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
黒子「……」スッ
若松「お前も消えるシュートか…!?クソッ!消えるシュートが打てる奴が二人いるなんて反則だろ!」
青峰「(それにどうしようもなく悔しい…相手を心の底からぶっ潰して勝ちてえって思う…これは『野生』が入る時のスイッチだ…)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
桜井「青峰さんの為にも…!」シュッ
日向「クソッ!シュートモーションが速い…!」
青峰「(だが本来この二つは相反するもの…両立することなんて出来ねぇ…だから器を空にした…『ゾーン』も『野生』も注げるように…)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
桜木「トウオウは…」
桜木「俺がぶっ倒す!」ガコォォン!!!!!!
100-90
ワァァァァァァァァ!
これで10点差だぁ!!!
青峰「(ゾーンに入った時さらに奥にもう一つ扉があった…)」
青峰「(そこには門番みてえのが立ってて俺をその奥には行かせようとはしなかった…だから…)」
ガン!
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!
青峰「(門番なんてどうでもいい…!この扉は…!)」
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!
青峰「(自分でこじ開ける!)」
バギィィィィィィィィィィィィィ!!!!
青峰「さぁ…行くか…」
425: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 07:25:11.60 ID:jyUPuRWI0
ーーーーーーーーーーーーーーー
誠凛 桐皇
100-90
10点差!完全に誠凛ペースだ!!!
もうこりゃ誠凛の勝ちだろ!
リコ「残り5分!このまま行けば…!」
今吉「行かすか!この試合絶対ワシらが勝つんじゃ!」
桜木「どいてろ!」力で抜く
今吉「ッ…!クソッ…!」
桜木「これでトドメだトウオウ!」ダッダッダッ!
バシィィ!!!
桜木「あ…???(いつの間にボールが…?)」
ガコォォン!!!!!!!!!
100-92
シーン…
え…?どうなってんだ?
いや…わからねえ…?
リコ「え…?今ウチの攻撃だったでしょ?なんで相手ゴールの方からダンクの音が…?」
?「ほう…これはもう手が付けられないとかそういう次元を超越してしまったようだな」
今吉「ハハッ、ハハハハハッ!やっとか青峰!やっと来たんか!」
青峰「良い気分だ…ここまで迷惑かけたな…さっきのお返しだ。テメェら座って休んでていいぜ」
若松「(なんだこれ…落ち着いてるようで闘志むき出し…自分で何言ってるかわからねえけど今の青峰はスゲェ…)」
桜井「青峰さん!ついにできたんですね!」
諏訪「遅すぎるんだよ」
今吉「遅いもへったくれもあるか!こうなったら青峰は最強どころやない!今の青峰は…」
今吉「無敵や!」
432: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 13:25:18.94 ID:OL4BxDuHO
リコ「さっきのプレイ…たしかに試合開始直後も似たようなことを青峰君はやってのけた…でも頭が追いつかないだけで目では見えてた…今のは…」
青峰「お返しはテメェらにもしねぇとな」
日向「ッ…!(なんだこの威圧感…!10点差なんてあってないようなもんだぞ…!)」
伊月「(今の青峰は不味い…!俺なんかでもわかる…!誰に渡せば…)」
黒子「……」目配せ
伊月「(黒子…!黒子なら…!)」シュッ
バシィィ!
黒子「…!?」
青峰「遅ぇんだよ」ボールをスティール
伊月「…!?(待て…!?さっきまでゴール下に…!?まるで瞬間移動したみたいに…!)」
青峰「おらよっ!」ボールを放り投げる
ガコンッ!
100-95
ワァァァァァァァァ!!!
はぁ!?ほぼセンターラインから打って入ったぞ!?
緑間と一緒じゃねぇか!?
いやあんな簡単そうに投げて入るなら緑間以上だろ!?
433: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 13:28:02.30 ID:OL4BxDuHO
ーーーーーーーーーーーーーーー
日向「(ヤベェ…!このままじゃ…!)」
青峰「遅えな、早くボールよこせ」グアッ! と詰め寄る
日向「ッ…!?」シュッ
日向「(不味い…!本能的にボールを放しちまった…!なんて威圧感だ…!)」
黒子「……!」ボールの方へ
日向「(ボールの先に黒子が…!ツイてる…!)」
バシィィ!
黒子「…!?」
青峰「おう、あんがとよ」またスティール
日向「なっ…!?(俺がボールを黒子の先に投げたのは故意じゃなくて"偶然"だろ!?なのに何故反応できる…!?)」
ダッダッダッ!
青峰レイアップへ
桜木「打たせん!」ジャンプしてブロック
桜井「速い…!?今の青峰さんのスピードに付いていけるのか!?」
青峰 ボールを持ち直す
日向「(ダブルクラッチダンク…!?そんなもん高校生ができんのか!?)」
桜木「…!(ルカワがじいにやった技か…!それならば…!)」姿勢を変えダンクに備える
今吉「(はぁ!?空中で姿勢変えるってどうなってんねん!?)」
青峰「(流石花道…無茶苦茶だな…でも関係ねえや…)」
スッ 青峰さらにボール持ち直す
桜木「なっ…!?」
ダァァン!!!
100-97
ワァァァァァァァァ!!!
どうなってんだアレ!?
ダブルクラッチダンクを囮にしてダンク…!?どういうことだ…!?
つまりはトリプルクラッチダンク…!?はぁ!?なんだそれ!?
NBAでもあんなん観たことねぇぞ!
黄瀬「なんすかあれ…無茶苦茶どころって話じゃ…」
緑間「無理だ、誠凛は100%勝てないのだよ…今の青峰は止めることは愚か…」
緑間「ボールを手から離すことすら許してくれないだろう」
437: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 13:50:45.37 ID:OL4BxDuHO
桜木「テツ!だったら"アレ"だ…!」ダッダッダッ!
若松「自軍へ…!カウンターか…!」
黒子「…!ハイ…!」
黒子 グルっと回る
バシュン!!!
小金井「緑間対策のサイクロンパス…!これな…
バシィィ!!!
青峰「おうおう…もっと速く投げてくれねぇとな?テツ?」片手でキャッチ
黒子「…!そんな…!?」
青峰「これで1点差と…」
桜木「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」ダッダッダッ!
今吉「あっちのエンドラインから戻ってきよった!なんつー体力しとるんや!?」
桜木「やらすかぁぁぁぁ!!!」後ろからシュートをブロックしようとする
日向「よし!ナイス桜木!」
青峰「ええと…どうやってやんだっけ…?」シュート体制に
黒子「…!?」
桜木「テメェ!?それは…!」
伊月「黒子の『ファントムシュート』!?」
バシィィ!!! ボールを打ち上げる
日向「ファントムシュートってことは必然的に…!」
スッ 桜木の手をすり抜ける
桜木「クソッ…!」
バスッ!
100-99
ワァァァァァァァァ!!!
黄瀬「マジすか…あれじゃあまるで…」
緑間「あの研ぎ澄まされた状態だと見た技は全て『コピー』してしまうのか…黄瀬、まるでお前のようにな…」
火神「おいおい…なんだよアレ…あんなんどうやって…」
?「ゾーンを越えたゾーン…僕が思っていたその先とはまた違う進化をしたようだな」
439: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/08(水) 14:06:28.40 ID:OL4BxDuHO
黒子「ファントムシュートが…」
桜木「馬鹿野郎!何落ち込んでんだ!お前には専売特許のあれが残ってんだろ!」
伊月「桜木!」ビシュ!
青峰「だから遅ぇって!」反応する
伊月「それはどうかな?」
黒子「(このボール…!必ず桜木君へ…!)」ヌッと現れる
青峰「テツか、完全に頭から抜けてたわ」
伊月「(青峰!いくらお前でも桜木とお前で薄まった黒子には反応できないはず!ファントムシュートもサイクロンパスがやられてもまだ黒子には『ミスディレクション』がある!)」
黒子「(右へ…!)」バシッ!
バチッ!
桜木「なっ…!?」
黒子「そ…そんな…どうして…」
青峰「まぁお前のこと忘れててもボールに反応すりゃいいんだから別に意味はないんだわ」悠々とボールキャッチ
桜木「この野郎…!」ダッダッダッ!
桜木「だいき!テメェは俺が止める!」回り込む
青峰「よう花道、そういえば…」
ダン!ダン!ダン!
青峰「まだお前には仕返ししてなかったな!」
桜木「(なんだこの足捌きとドリブルは…!?これじゃあ…)」
へニャアと倒れこむ
桜木「俺のと同じ…!?」
青峰「馬鹿野郎」
ダァァン!!!!
100-101
青峰「テメェのとは格がちげぇよ格が」
ワァァァァァァァァ!!!!
桐皇逆転だぁぁぁぁぁ!!!
あいつアンクルブレイクもできんのかよ!?
しかもここまでの点数全部青峰一人だぁぁぁぁ!!!
ピピィーー!!!
審判「誠凛タイムアウト!」
441: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 14:30:32.86 ID:OL4BxDuHO
リコ「まだ1点差よ皆!元気出して!」
誠凛ベンチ「「……」」
日向「そりゃよ…1点差だけど今の1点はいつもの50点差が付いてるよりもキツイぞ…」
伊月「青峰…あいつをなんとかしない限り…どうすれば…」
水戸部「……」
黒子「ちくしょう…」
リコ「(黒子君がこんな表情を…余程悔しいのね…)」
桜木「……」
リコ「(桜木君も…)」
桜木ガバッと立ち上がる
桜木「リコさん!」
リコ「はっハイ!」
桜木「どうすれば俺もだいきと同じ領域にいくことができる?」
緑間「誠凛もよく頑張ったが終わりだ。後は青峰に蹂躙されるのみなのだよ」
黄瀬「でも桜木っちなら…!…なんて言える次元じゃないっすもんね…今の青峰っちなんて俺たちキセキの世代全員でも止めれるかどうか…」
緑間「野生とゾーンで掛け合わせた瞬発力と集中力での100%ボールスティールにゾーンに入っている時以上のシュート力…まず絶対外さないだろう」
緑間「プラス黄瀬以上のコピー…どうすることもできないのだよ」
黄瀬「桜木っちも野生とゾーンに入れば…!」
緑間「馬鹿を言うな黄瀬、元々この二つを両立することなどできないのだよ…それにゾーンはまだ桜木には入れん」
黄瀬「なら野生を…!」
緑間「黄瀬、お前もあいつと対戦して薄々感じているだろう」
黄瀬「それは…」
緑間「桜木という男は常時『野生』状態だ。その状態でさっきの結果ということはつまりそういうことなのだよ」
444: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 16:21:49.69 ID:OL4BxDuHO
審判「タイムアウト終了!」
桜木「……」
リコ『ゾーンっていうのは余計な思考感情が全てなくなりプレイに没頭する…ただの集中を超えた極限の集中状態のことよ、これに入るには相当の実力を持った選手じゃないと…』
桜木「フッ、ハッハッハッ!」
若松「なんだあいついきなり笑い出しやがって…」
今吉「まぁあの青峰相手しとったらおかしくなるのも納得がいくけどな」
桜木「相当の実力を持たないとゾーンには入れん…つまり!」
桜木「この桜木花道!ゾーンにはいとも容易く入ることができる!」
ーーーーーーーーーーーー
青峰だ!
ここから速いぞ!
桜木「さぁだいき!このゾーン桜木が止めてやる!」
青峰「なんか今のオメェを見てると金髪にもなってねえのにスーパーサイヤ人になったとほざいてたベジータ思い出すわ」
桜木「なんだとこの野郎!この俺をあんなヘタレM字と…!」
青峰「だったら止めてみろよ…!」跳ぶ
桜木「なんの!」同じく跳ぶ
フワッ
桜木「なっ…!?(これは小坊主の…!?)」
バスッ
100-103
ワァァァァァァァァ!!!
445: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 16:23:34.55 ID:OL4BxDuHO
ーーーーーーーーーーーーーーー
伊月「(青峰がどんなボールでもスティールするなら短くパスをして盗られないように…!)」シュッ
青峰「そっちにパス出すのはわかってんだよ」青峰ボールをスティール
伊月「(これも盗られるのか…!?だったらどうすれば…!)」
青峰「さぁこのまま…!
ポロッ
青峰「あ…?」
日向「ル、ルーズボールだ!取ってくれ!」
水戸部「…!」素早くボールを拾う
シュッ そのままシュート
102-103
青峰ボールを落とした!
体力の限界か!?
青峰「……成る程な」
青峰「(あんだけ練習したのにまだ身体が追いつかねえとはな…残り1分半…それまではなんとかなんだろ)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
桜木「(ゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーンゾーン!)」メラメラメラメラメラメラメラメラ
青峰「そんな状態で入るわけねえだろ」バシッ
桜木「ぬわあああああああああ!?またボールを!」
黒子「……(さっき青峰君は…)」
青峰『まぁお前のこと忘れててもボールに反応すりゃいいんだから別に意味はないんだわ』
黒子「(青峰君は僕に気づいてボールをスティールできたわけじゃない…ボールに青峰君の並外れた瞬発力とスピードで追いついただけ…だったら…!)」
日向「行かすか!!!」
伊月「絶対に入れさせない!」
水戸部「……!」
リコ「日向君達三人がかりのブロック…!お願い止まって…!」
青峰「テメェら如きで止めれるわけねぇだろうが!」
ダァァァァァァァン!!
102-105
ワァァァァァァァァ!!!
桐皇また突き放した!
残り1分!逆転は厳しいか!?
446: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 16:26:47.75 ID:OL4BxDuHO
ーーーーーーーーーーーーー
桜木「(クソッ…!どうすりゃゾーンに入ることができる…このままじゃ…!)」
黒子「桜木君頭冷やしてください」背中をバチンと叩く
桜木「痛ってぇ!テツテメェ…!」
黒子「今の桜木君は絶対ゾーンに入れませんし入ったとしても今の青峰君を止めることなんてできません」
桜木「なんだと…!だったらどうすりゃ…!」
黒子「青峰君は僕が倒してきますので桜木君はシュートをお願いします」
ーーーーーーーーーーー
日向「止めろ!ここで入れられたら終わりだ!」
水戸部「……!」
二年コンビのダブルチームで青峰をブロックだ!
でも今の青峰は止めれねえだろ!
青峰「さっきも言っただろテメェら如きじゃ…」
ダッダッダッ!
黒子「その『テメェら如き』は…」
バチッ!
青峰「なっ…!?(まさか今の俺からボールを…!?)」
黒子「僕も入っていますか?」
447: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/08(水) 16:31:42.56 ID:OL4BxDuHO
すげぇ!青峰からボール奪ったぞ!
まだわからねえぞ!
青峰「テツ…!」
黒子「青峰君…君を倒します…!」
青峰「勘違いするんじゃねぇ!テメェが俺からボールを取れたのは"影の薄さ"のおかげだ!実力じゃ俺は倒せねえよ!」
黒子「そんなことない!今の僕は桜木君と…」
黒子「誠凛の皆と成長している今の黒子テツヤは影の薄さだけじゃない!」シュートモーションに入る
青峰「(馬鹿野郎…ここはセンターラインより後ろだぞ…入るわけが…いや違うこれは…!)」
黒子「桜木君!」バシュン!!!
青峰「クソッ!」ブロックに入る
スッ とすり抜ける
青峰「(テツの野郎消えるシュートの角度を変えてパスに…!)」
桜木「信じてたぜテツ!」パスを受け取る
諏訪「俺たちを忘れてもらっては困る!」
若松「中にさえ行かせなければテメェはダンクできねぇだろ!」
諏訪と若松のダブルチーム!これじゃ中にはいけねぇ!
桜木「何中を固めてんだ」
若松「あ?」
桜木「(そうだテツ…俺はゾーンになんか入らなくていい…)」
水戸『一週間でここまで入るようになるとはな花道』
大楠『俺たちの努力も無駄じゃなかったってわけだ』
野間『練習に付き合った分飯おごれよな!』
高宮『ま、流川にはまだまだ追いつかねえけどな!』
大楠『確かに!』
桜木軍団『『ナーハッハッハッ!!』』
晴子『すごいよ桜木君!これなら桜木君全国で活躍間違いなしだよ!』
桜木「バスケは皆でやるもんだ…!俺は一人じゃねぇ!」
若松「なっ!?」
諏訪「こいつシュート打てるのか…!?(このままじゃ間に合わん!)」
桜木「喰らえ!」
桜木「合宿シュート!」
バスッ
104-105
ワァァァァァァァァ!!!!
まだわからねえぞ!
青峰「テツ…!」
黒子「青峰君…君を倒します…!」
青峰「勘違いするんじゃねぇ!テメェが俺からボールを取れたのは"影の薄さ"のおかげだ!実力じゃ俺は倒せねえよ!」
黒子「そんなことない!今の僕は桜木君と…」
黒子「誠凛の皆と成長している今の黒子テツヤは影の薄さだけじゃない!」シュートモーションに入る
青峰「(馬鹿野郎…ここはセンターラインより後ろだぞ…入るわけが…いや違うこれは…!)」
黒子「桜木君!」バシュン!!!
青峰「クソッ!」ブロックに入る
スッ とすり抜ける
青峰「(テツの野郎消えるシュートの角度を変えてパスに…!)」
桜木「信じてたぜテツ!」パスを受け取る
諏訪「俺たちを忘れてもらっては困る!」
若松「中にさえ行かせなければテメェはダンクできねぇだろ!」
諏訪と若松のダブルチーム!これじゃ中にはいけねぇ!
桜木「何中を固めてんだ」
若松「あ?」
桜木「(そうだテツ…俺はゾーンになんか入らなくていい…)」
水戸『一週間でここまで入るようになるとはな花道』
大楠『俺たちの努力も無駄じゃなかったってわけだ』
野間『練習に付き合った分飯おごれよな!』
高宮『ま、流川にはまだまだ追いつかねえけどな!』
大楠『確かに!』
桜木軍団『『ナーハッハッハッ!!』』
晴子『すごいよ桜木君!これなら桜木君全国で活躍間違いなしだよ!』
桜木「バスケは皆でやるもんだ…!俺は一人じゃねぇ!」
若松「なっ!?」
諏訪「こいつシュート打てるのか…!?(このままじゃ間に合わん!)」
桜木「喰らえ!」
桜木「合宿シュート!」
バスッ
104-105
ワァァァァァァァァ!!!!
455: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/08(水) 19:28:46.91 ID:OL4BxDuHO
諏訪「(残り7秒!これならボールを回しておけばウチの勝ちだ…!)」
青峰「早くよこせ!こんな終わり方で納得できるわけねぇだろうが!」
諏訪「青峰…任せたぞ!」シュッ
桜木「(考えろ…!ゾーンになぞ入らななくていい…!いつも通りの…!いつも通りのプレイからだいきを止めれる方法を考えろ…!)」
桜木「今まで戦ってきた奴を思い出せ…!」
野辺『させないよ赤坊主』
桜木「(ポール…ポールの倒し方じゃ倒せねぇ!)」
河田兄『むかってくるなら手加減はできねえ男だ、俺は』
桜木「(丸ゴリでもねぇ…!)」
牧『おもしろい 10番オレがマークしてやる!』
桜木「(ジイ…また気合いで…違う…!そうじゃねぇ…!)」
花形『これで桜木はファウル4つだ』
桜木「(メガネの時みたいにファウル覚悟で…!無理だ…!今のだいきはそれじゃ止まらねえ…!)」
仙道『オレを倒すつもりなら…死ぬほど練習してこい!』
桜木「(センドー…む?そういえばオレはどうやってセンドーを…違う今考えるべきことではない!)」
桜木ィィィィィィィィィィィ!!!!
桜木「む?」
赤木『桜木ィィィィィィィ!!!この馬鹿者が…!!!!』
桜木「ゴリ…」
桜木「…!そうか…!ゴリなら…!」
456: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/08(水) 19:48:52.18 ID:OL4BxDuHO
青峰「これで終いだ!」
桜木「待ちやがれぇぇ!!!」ダッダッダッ!
桜木「追いついたぞ!だいき!」回り込む
若松「まだあいつ…あんなに…!」
桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!」
青峰「最後の最後まで大したもんだ…だがな…!」ザッ!
桜井「やった…!抜いた…!」
桜木「(ここまでは予定通り…だいきがいくらシュートを外さないが関係ねえ…!ここは抜かせて油断させて…!)」
青峰「ここまでよくやった花道!テメェには感謝するぜ…!」ジャンプしてシュートへ
桜木「(動け…!勝つんだ!ぜってぇ勝つ!だから動け!!!)」バチッ
バッ!
また回り込む
火神「あいつ…!また回り込んで…!」
桜木「ぜってぇ勝つ!!!!!」
青峰「(花道…!だが今から跳んでも遅い…!俺の勝ちだ…!)」
桜木「(何も考えるな…!勝つこと…!だいきのボールに追いつくことだけ考えろ…!)」バチバチッ!
ダンッ!
青峰「…!?」
今吉「なっ…!?(あいつは後に跳んだんやぞ!?やのになんで青峰に追いつく…!?)」
?「…ほう…彼もまた…」
桜木「覚悟しろだいき…!ゴリ直伝…!」
青峰「(どこまで食らい付いて…!だが花道のブロックを避けてシュートすりゃ…!」
桜木「(ボールを離す前よりも早く"叩き落とす"!)」
桜木「ハエ叩き改!!!!!」
バチィィィィィィィ!!!!!
466: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 00:30:18.15 ID:E8lqVAvcO
青峰「(だが残り3秒…!どちらにせよ…!)」
桜木「ハエ叩き"改"って言っただろ!ただ弾いただけじゃねぇ!」
ダァァン! ボールが跳ねる
桜木「弾いたボールはそのままパスになる…!」
青峰「なっ…!?」
桜木「テツ…!」
黒子「…!」バシィィィィィ!!!っと受け取る
今吉「(アホ!なんでお前がそんなところに…!?)」
桜木「フリーだ!決めろ!テメェのシュートで…!」
リコ「決めて黒子君…!」
誠凛ベンチ「「黒子ーーー!!!」」
黒子「はい…!」ファントムシュートの構えへ
青峰「待ちやがれテツ…!」ダッ…!
リコ「そんな…!?一瞬で黒子君の前へ…!?」
青峰「三度目はねぇ…!次こそは…!」
小金井「残り一秒!」
黒子「(桜木君…)」
桜木『何言ってんだ!バスケット選手ならシュートを打ちたいと思う気持ちは当たり前だ!』
黒子「決める…」
日向『お前と桜木が来てから思うんだ…全国制覇は夢じゃなくなったって』
黒子「決める…!」
誠凛一年「「「黒子ーーーーー!!!!」」」
黒子「絶対に決める…!!!」バシュン!!!!
青峰「止める!!!」
桐皇「「「「青峰!!!!」」」」
スッ
青峰「…!?(クソッ!最後の最後まで…!)」
日向「よし!」
桜木「これで…!」
ヒュー…
ガコン…!
コロコロコロコロコロ…
ピピィーーーーーーーーーーーーーー!!!
審判「試合終了!!!!」
104-105
468: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 00:49:33.63 ID:Z0KthL020
ワァァァァァァァァ!!!
桐皇の勝ちだ…!!!
すげぇ試合だったな!
ああ!俺感動しちまったよ!!!
若松「よっしゃあああああ!!!!」
今吉「なんとか勝てたな…まぁほぼ青峰のお陰やけど」
諏訪「俺たちもよくフルタイムであいつに食らい付いた、そこは自分を褒めてもいいだろう」
桜井「やりましたね青峰さん!!」ポンと肩を叩く
青峰「あ…?ああ…」フラッ…
バタッ!!!!! 勢いよく倒れる
桜井「青峰さん!?すいません!俺のせいで…!」
青峰「(緊張の線が切れたか…マジで指一つにも力が入らねぇ…というか指が痛ぇ…なんでだ…)」
血のついた爪を見る
青峰「(ハハッ…成る程な…タネはわからなかったが最後のテツのシュートに触れることはできたのか…)」
471: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 00:56:47.32 ID:Z0KthL020
黒子「………」
日向「黒子…」
黒子「まだ大丈夫です…1点差…逆転できます…」
水戸部「……」
黒子「青峰君は僕の影の薄さには気付くことはできません!それを攻略の糸口にして逆転を…!」
伊月「黒子…」
黒子「先輩の皆さんも頑張ってくれた!桜木君なんで青峰君を止めてシュートも入れた…!だから僕も…!」
桜木「テツ…試合は終わったんだ。整列すんぞ」
黒子「何言ってるんですか桜木君!諦めるんですか!?僕がパスを渡すので桜木君は…!
桜木「テツ!!!!!」叫ぶ
黒子「…!」
スタスタスタスタ
ガッ!
桜木「負けちまったもんは仕方ねぇよ」黒子の頭を鷲掴みしながら
黒子「…!さくら…桜木君…僕…僕…!」ブワッと涙が出る
桜木「泣くな、整列だ」
477: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 01:14:17.99 ID:Z0KthL020
あざっしたーーーー!!!!
桜木「おいだいき、オメェちゃんと整列くらいしろよ…」
青峰「いやマジで身体動かねえんだって…」コートで大の字
桜木「ほう…」ニヤリ
ツンツン
青峰「ギニャーーーーーー!!!!花道テメェ!!!」
桜木「ヌフフフ!負けた恨みをもう晴らせるとは…!」ツンツン
青峰「やめろ!やめろ花道!それでもテメェ人間か!」
桜木「おいテツ!テメェもやってやれ!」
黒子「……」
青峰「頼むテツ…マジで身体中が悲鳴を上げてんだ…勘弁してくれ…」
黒子「そうですね、負けた雪辱はインターハイ本戦で借りを返します」
青峰「テツ…」
黒子「でもこれとそれとはまだ別です」ツンツン
ギャーーーーーーーーーーーー!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
?「今日は来た甲斐があったようだな、帰るぞ大我」
火神「おいおいもう帰るのかよ!もう少しゆっくりしても…」
?「大輝のゾーン2に誠凛高校の10番の最後のプレイ…これを見て今年のインターハイが静かに収まると思っているのか?
火神「そりゃそれは…」
?「僕たちは負けることは許されないんだ。今日のことを踏まえてこれからは練習の内容をさらにハードにする」
火神「マジかよ…死人出るぞ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
黄瀬「本戦ではあの二人と…考えるだけでも変な汗出ちゃうっすね…」
緑間「桐皇は一勝に誠凛はまだ0勝だ、まだ本戦に出れると決まったわけではないのだよ」
黄瀬「またまたぁ!あの二人が他の高校に負けると思うっすか!?あるわけないっすよ!」
緑間「黄瀬の言う通りだが人生は何が起こるかわからないからな、用心するに越したことはないのだよ」
480: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 01:24:00.16 ID:Z0KthL020
おまけ
?「おいおい…桐皇と誠凛の試合マジぱねぇな…予選リーグまで秀徳と正邦に当たらなくてラッキー!って思っていたのによ…」
?「安心しろ、誠凛と桐皇…解剖は済んだ…後はボロボロに崩していくだけだ」
?「ホントにいけんのかよ?」
?「誠凛に関しては"去年"通り潰せばいいだけのこと…少し趣向を変えるがな、クハハッ!」
?「ホントお前はバスケしてる時より悪どいこと考えている時の方が楽しそうだよな…」
?「Zzz…Zzz…」
?「手段はどうでもいい、勝てばいいんだからな『無冠の五将』と呼ばれたコイツがいればキセキの世代であろうが怖くはないだろう」
?「『悪童』…花宮 真がいればな」
490: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 09:05:16.58 ID:Z0KthL020
後日
リコ「確かに桐皇には負けちゃったけどまだ二試合残ってる!もう負けることは許されないわよ!」
オウ!!!!
黒子「青峰君にはインターハイで借りを返します…絶対に負けません」
桜木「その勢いだテツ!さてこの天才桜木はゾーンに入る練習を…
黒子「だから入れませんって、無駄な努力なので諦めてください」逃げながら
桜木「テメェ…!この野郎!」追いかける
日向「黒子の奴思ってたより元気あんな」
リコ「いや…桜木君が昨日なだめてくれたから今はああだけど昨日は凄かったのよ…負けた責任に坊主にするとか言い出して…」
伊月「それは危なかったな…」
小金井「ミスディレクションが使えなくなるとこだったな…」
日向「黒子が坊主…ブフッ…!想像するだけで笑っちまう…!」
リコ「ほら!馬鹿なことで笑ってるんじゃなくて早く練習するわよ!」
491: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 09:27:09.63 ID:Z0KthL020
第2試合
118-82
ワァァァァァァァァ!!!!
誠凛圧倒的だ!!!!
泉真館も正邦 秀徳と並ぶ強豪校だろ!?なのにここまで差が出るのか!?
敵「ハァ…ハァ…あの一年コンビを止めろぉ!」
桜木「テメェら如きで俺が止めれるわけねぇだろ!」
ダァァァァァァァァン!!!
120-84
ーーーーーーーーーーーーーー
敵「(クソッ…!確かに去年も一年だけのチームとは思えない強さだった…!だがそれは無冠の五将の"アイツ"がいたのもデカかった…!なのに…!)」
敵「他の奴は構わない!10番だ!10番に付け!」
伊月「困るな」シュッ
敵「…!?そっちは…!」
日向「ダアホウが!!!!」パスを受け取り シュッ
123-84
日向「誠凛は桜木だけじゃねぇぞ!毎日あいつのバケモン染みた体力が枯れるまで一緒に練習してる俺たちが弱いわけねぇだろうが!」
ーーーーーーーーーーーーーー
132-90
ピピィーーーー!!!!
審判「試合終了ーーーーーー!!!!」
桜木「よし!まずは一勝!」
黒子「やりましたね桜木君」拳を出す
桜木「ああ!」拳を合わせる
リコ「ほら皆!桐皇の試合が別のところでやっているから今から観に行くわよ!」
日向「待て…ちょっと休憩を…」
桜木「だいきの試合か!観に行くぞ!!!」ダッダッダッ!
伊月「試合後だぞ…よくまぁ走れて…」
小金井「そういや予選リーグ今年も"アイツ"らが出てるのか」
水戸部「……」
日向「"アイツ"の為にも今年は完膚無きまで叩き潰してやる…」
日向「霧崎第一!!!」
492: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 09:49:19.06 ID:Z0KthL020
少しして
霧崎第一 桐皇
92 170
日向「おいおいこりゃまた派手にやってんな桐皇…」
伊月「いま思えばよくこのチームに競り合えたな…」
水戸「よう、遅かったな花道!」
桜木「洋平!どうだだいきは?」
大楠「始めは良い感じだったけど青峰が出てからこの有様よ」
高宮「青峰は後半からしか出てないな、それでも今で52点目だけど」
野間「アイツにボールが渡ったら全部入ってるしな」
桜木「流石だいき…そうでなくては倒し甲斐がないからな!」
ーーーーーーー
青峰「まぁこんなもんか…(これ勝ってさっさと本戦に…)」
花宮「青峰大輝…まさか君がここまで強いとは…まぁこれも予定通りなんだがな」
青峰「負けることが予定だと?お前バスケ辞めた方がいいんじゃねぇか」ダッダッダッ
走って去って行く
花宮「いやいやバスケは辞めるわけないだろ…」
ガコンッ!
今吉「リバウンド!」
霧崎二人掛かりでリバウンドだ!!
青峰「(これ取って残り5分…やっぱ全力出せる相手じゃねぇとアレには入れねえか)」
花宮「ククッ…!」パチン!
原「頑張ってリバウンドっと!」
ガンッ!
青峰「ガッ…!」思わず空中でよろける
日向「おい…!今の…!」
伊月「肘で溝うちを…!」
古橋「キセキの世代ってもてはやされる気持ちってどんな気持ちなんだろうな…まぁいいや…」よろけている青峰に被さるように
肘に全体重を掛けて青峰のふとももを
グンッッ!!!!!!
青峰「ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
花宮「バスケなんかに青春懸けてる奴らを潰せんだからバスケってのはやめれねえよなぁ!」
494: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 10:02:27.70 ID:Z0KthL020
ピピィーーーー!!!!
青峰「ガッ…!」太ももを痛そうに抑える
桃井「だいちゃん!!!」
審判「タイム!大丈夫かね君!?」
古橋「すいません…まさかよろけて落ちた先に選手がいるとは…」
若松「テメェ嘘つけ!今のはワザと…
桜木「テメェェェェェェェェェェ!!!!」
ドシッ!!!!
桜木「この野郎……」着地
なんだ…?誰かが観客席から降りてきたぞ
あれ誠凛の10番だよ!
いいのかよ選手がいきなり割り込んできて…?
桜木「おいそこの麻呂眉毛!」ガシッっと掴む
桜木「今テメェなんかサイン出しただろ…!」
花宮「なんのことかな…?僕はただ全力で大好きなバスケをしていただけだよ」
桜木「ふざけんじゃねぇ!テメェは俺が一番嫌いな卑怯モンだ…!ここで俺が…!」拳を振りかざそうとする
審判「君何をしているんだ!他校の選手なら出場禁止にするよ!」
桜木「知るかそんなもん!!!喰らえ!!!」
495: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 10:14:00.89 ID:Z0KthL020
青峰「何やってんだ花道」
倒れた姿勢のまま足を掴み桜木を倒す
ガコンッ!
桜木「ブベラッ!」倒れる
桜木「何しやがるだいき!俺はテメェの仇打ちを…!」早々に起き上がって
青峰「いるかそんなもん、こんなもん唾つけときゃ治る」
桜木「だがその足では…!」
青峰「安心しろ、インハイまでには治る。自分の身体は自分が一番理解してる、それにだ…」
青峰「インハイの本戦でお前ともう一度戦うことが俺の楽しみなんだよ。こんなところで出禁になり掛けてんじゃねぇよ花道」
桜木「…!だいき…」
審判「もういいかね君!次こういうことをしたら次こそ出場禁止にさせてもらうからね!」
桜木「チィース…」
桜木「麻呂眉毛…」
桜木「テメェはぜってぇ許さねぇ…次の試合ぶっ潰してやる…」
花宮「おー怖い怖い…だったら俺からも一つ忠告しておこう」
花宮「せいぜい夜道には気をつけるんだな」
498: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 10:56:09.92 ID:Z0KthL020
マジバーガー
桜木「あ…?なんで俺マジバーガーに…」
黒子「ここは本編と繋がっているようで繋がっていない、ここはそういう世界です」
桜木「何言ってんだテツ…」
桜木「俺はさっき霧崎第一に闘志を燃やしてたところだろ!こんなところなんぞに…!」
黄瀬「ウィース!モデルの仕事早々に切り上げて来たっすよー黒子っち!」
桜木「男女!?なんでお前がここに…!?」
緑間「まったく…こんなことをするとは…読者に『こんな下りいらねえからさっさと続きを書け』と言われかねないのだよ」
桜木「読者…?何言って…っていうかシュートメガネ…!?」
青峰「仕方ねえだろ…>>1が試合ばっかだと頭が追いつかない馬鹿なんだからよ、羽休めってところだ」
桜木「だいき…!?足は…!?」
青峰「花道今回はそういうのじゃねぇんだ、な?テツ」
黒子「はい、今日集まってもらったのは他でもありません」
黒子「お喋りでもしましょう」
499: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 11:06:43.11 ID:Z0KthL020
桜木「お喋りだぁ!?>>496では間髪入れずに試合するって言ってるじゃねぇか!」
黒子「フンフンドリブルを正邦戦の途中で思い付いてトリックも考えず書いちゃう馬鹿なんですからそういうこと期待出来るわけないじゃないですか」
桜木「グヌヌ…早く試合を…」
緑間「ところで黒子、お喋りをすると言っても何をするのだよ?」
黒子「皆さんからのコメントに僕たちが反応するって感じで進めていこうかなと」
桜木「コメント…?」
黒子「質問でも感想でもリクエストでもなんでもいいです。今日来たコメント全てに僕たちが反応します。本編に差し支えなければメタ的なことでも大丈夫です」
黄瀬「おおっ!大盤振る舞いっすね!」
青峰「つまりは今日本編には戻らねえのかよ…」
桜木「もしコメントが一つも来なかったらどうするんだよ」
黒子「その時は…」
黒子「さて、やっていきましょうか」
桜木「考えてねえのかよ!」
508: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 12:55:31.66 ID:E8lqVAvcO
『アメリカ編までやりますか?』
黒子「アメリカ編まではわかりませんがアメリカ編はやると思います」
桜木「? どういうことだ?」
緑間「元々原作通りの流れで進めるつもりだったが桜木、お前の成長スピードでウィンターカップをメインにしてしまうと伸び代が未知数だからお前の原作と同じインターハイをメインにすることにしたのだよ」
桜木「長い、よくわからん」
緑間「……」
黒子「つまり桜木君に成長する期間を与えるとスキルや能力が別人になり兼ねないのでインターハイをメインにしたというわけです」
桜木「成る程、つまり俺が天才すぎて困らせてしまったと…!ナーハッハッハッ!流石天才!」
黄瀬「えぇー!じゃあウィンターカップはやらないんすか!?」
黒子「それもまだわかりません、ウィンターカップの間にアメリカ編を挟んで終わりにするのか僕たちの原作通りウィンターカップの後にアメリカ編かそこはまだ考えていないらしいです」
青峰「まぁやるとしたらウィンターカップはあくまで花道達誠凛をメインにするんじゃなくて原作で見れなかった対戦とかを書きたいんだとよ、まぁお祭りみたいなもんだ」
黒子「とか言って>>1のことですからまた僕たち誠凛をメインにしてガッツリ書くかもしれませんけどね」
桜木「とりあえずウィンターなんたらはともかくアメリカ編とやらは書く気があるらしい!この桜木の大活躍楽しみにしててくれよな!」
509: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 13:02:33.41 ID:E8lqVAvcO
『ネタバレになるからこれには答えなくていいけど木吉は出てくるのか気になる、このまま出ないのか復帰のタイミングを原作より早めるのか』
桜木「木吉…?誰だそれは…?」
黒子「僕らの先輩です」
桜木「なっ…!?では誰が抜けるんだ…!無口君か…!」
黒子「原作ではインターハイには間に合ってませんでしたのでここでどうなるかはもう少ししたら本編の方で言及されると思うので楽しみしててください」
桜木「もうどういう扱いするのか決めてるのか?」
黒子「名前だけ出てくるだけか登場するけど一癖つけて登場するかの二択で悩んでいるらしいです」
緑間「一癖…それはまた含みを持たせた言い方なのだよ黒子」
黒子「まぁ漫画&SS特有のご都合主義って奴ですね。」
桜木「不味い…!新しいメンバーが入るとするとこの天才の活躍が…出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな!」ブツブツブツブツ
青峰「必死だな花道…」
510: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 13:07:31.07 ID:E8lqVAvcO
『テストの成績はどうなんですかね…小説とかだと一部は絶望的だが』
青峰 桜木「「よし、次に行こう」」
緑間「ちゃんと答えるのだよ…」
青峰「うるせぇ!勉強がなんだってんだ!ここはバスケ漫画の世界だぞ!バスケ出来たらそれでいいんだよ!」
桜木「だいきの言う通りだ!どうせ勉強の辺りはなんとかなるから大丈夫なんだよ!」
緑間「お前らここぞとばかりにメタメタしいな…」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ!
黒子「そういえば黄瀬君は勉強大丈夫なんですか?」
黄瀬「ま、俺は基本的に万能なので!」
黒子「(といって単行本では頭は青峰君と同じくらいでしたが…)」
518: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 17:09:41.94 ID:Z0KthL020
『スラダン勢はほかにも出てくるか気になるなー』
『>>1に花道と桜木軍団だけってあるで』
『そうだったスマン』
『(……>>1で火神君は出てこないと書いてあるのに出てきているしワンチャンあっても良いんちゃうか ?ただ世界観あくまで黒子側だからキセキや無冠の価値がいたずらに下がるような展開は避けるべきだろうし裁量難しそうやね)』
黒子「最後の人が言うように火神君を出さないって言っていたのに堂々と出ていることから>>1がいかに無計画で馬鹿なのかが分かりますね」
桜木「ということは他にも出るのか?」
緑間「一応桜木が俺達の世界へ迷い込んだというのがコンセプトだから出す予定は今のところはないのだよ」
黄瀬「初めは愛知の星だとか大阪の土屋君とかをゲスト出演で出そうと思っていたらしいっすけどオレたちや無冠の五将とのパワーバランスが崩れてしまいそうと思ったらしくてやめたらしいっす」
青峰「元々花道だけじゃなくて湘北全員が迷いこんだ設定にしようとしてたらしいしな」
桜木「なっ…!?ゴリ達が…!いやルカワもか…!」
黒子「でもそうしてしまうとリアルバスケに寄ってにわかの>>1が書けないということで桜木君だけになったそうです」
桜木「ナイス判断だ!!!ルカワなぞいらん!!」
緑間「まぁ結論から言うと今はスラムダンクからキャラを出す予定はないのだよ」
520: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 17:16:03.97 ID:Z0KthL020
『花道が赤司にハサミで斬られそうになるシーンは出てくるの?』
桜木「誰だその切れ痔と言う奴は」
緑間「切れ痔じゃない!赤司だ!どういう耳をしているのだお前は!」
黒子「僕たちの中学の頃のキャプテンですね、本編では隠していたのですが…」
黄瀬「まさかオマケの方で先に言及されるとは…この後も名前の表記が『?』だとシュールすぎて笑っちゃうかもしれないっす」
黒子「まぁ元々バレバレですけどね」
青峰「馬鹿野郎!誰か分かってても顔が影で隠れてたら強そうだろジョジョのDIOみたいによ!」
緑間「それは置いといて赤司が桜木にハサミをか…」
黄瀬「桜木っちの場合ハサミで済みますかね…」
桜木「ぬ?どういうことだ…?」
黒子「最悪赤司君と桜木君が対峙した時がこのSSの終わりかもしれないと言うことです」
桜木「意味がわからん…」
521: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 17:27:01.65 ID:Z0KthL020
『黄瀬は前の席の人の手の動きを完全コピーすれば大丈夫だろ
中忍試験のペーパーテストの時のサスケみたいに』
『でもあれって用紙のどこを書いてるかちゃんと把握しないと解答欄ずれちゃわない?』
黄瀬「いやいや!俺のコピーそこまで万能じゃないっすよ!」
青峰「ホントかお前?実は写輪眼とか持ってんじゃねぇのか?」
黄瀬「写輪眼持ってバスケ無双する漫画なんて何が面白いんすか!」
青峰「そうだな、黄瀬は噛ませキャラの方がお似合いだしな」
黄瀬「なっ!?」
緑間「だがお前のコピーを持ってすれば可能ではないのか?」
黄瀬「いや…オレのコピーの仕方って見たら大体あんな感じでやればできるんだなって感じてそのイメージ通りに身体が動いてくれるって感じなんすよ」
桜木「だったらそれでカンニングもやりたい放題だろ」
黄瀬「書いてる姿なんてイメージもクソもないでしょ…」
青峰「なんだよ使えねえな」
桜木「聞いて損した」
黄瀬「なんでオレが攻められないといけないんすか!?」
522: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 17:34:04.33 ID:Z0KthL020
『花道赤ボーズにすんの?』
黒子「しますよ、はい次に…」
桜木「待てぇ!!!俺がまた坊主だと…!?ふざけんな!」
黒子「>>497に言い当てられました。坊主にする理由変えようかと思いましたがそろそろ頃合いなので別にいいかなと」
桜木「頃合いってなんだ!!!」
黒子「正直桜木君って坊主で試合出てる時の方が印象強すぎて脳内再生する時もそっちになっちゃうんですよね」
桜木「クソォ…テツが坊主にすりゃいいだろ…」
黒子「水色髪の坊主なんて目立って仕方ないでしょ、ミスディレクションが効かなくなるので却下です」
桜木「だったら…シュートメガネが…」
黒子「成る程…それは面白そうですね」
緑間「やめろ!俺に飛び火するのではないのだよ!」
523: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 17:37:14.29 ID:Z0KthL020
『バッシュはどうすんの?原作だと二回買い替えてたけど』
桜木「バッシュは一緒にこっちの世界でもあったんだよな」
黒子「ご都合主義ですね」
青峰「あんな良いバッシュ履いてたらチームの奴が騒ぐだろ、その話も書かねえとかな」
桜木「靴一つでごちゃごちゃうるせぇ!いいだろ別に!だがそろそろ替え時だな」
緑間「ということは…」
黄瀬「バッシュイベントはあるんすね!」
524: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 17:41:45.96 ID:Z0KthL020
黒子「思っていたよりバッシュの話はまだか?バッシュは買いに行かなくていいの?ってコメントが多くてビックリしたことを覚えています」
桜木「あれは神イベントだからな!(晴子さんと二人きりでデートできるからな!)」
緑間「後は桜木の身体能力についてのコメントも多かったイメージがあるのだよ」
黄瀬「まぁ正直桜木っちも十分バケモンっすからね」
緑間「オレ達が超次元バスケ…お前らがリアルバスケと言われてるがお前達も大概なのだよ」
桜木「テメェだけには言われたくねえ!」
526: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 17:53:40.86 ID:Z0KthL020
『原作でウィンターカップから出てきた面々の出番があるのか気になりますね、たとえば氷室とかアレックスとか灰崎とか。』
黒子「多分皆夏のインターハイの間に出てきますよ」
黄瀬「氷室って人に関してはもう登場することを仄めかしてる場面があるのでよかったら探してくださいっす!」
黒子「後灰崎君は好待遇されるでしょうね」
青峰「あ?どうしてあいつが?原作じゃ散々強キャラアピールしてたのに噛ませだったからか?」
黒子「いえ単純に>>1が原作でなら一番好きなキャラらしいので」
青峰「はぁ!?あいつが…!?キセキの世代の誰かを選ぶならともかくなんであいつが…!」
黒子「曰く『持て余してる感が凄い』らしいです。元々灰崎君一本でSS書こうとしてたくらいですからね」
青峰「なんだそれ…」
黒子「でも物語に絡ませるのは難しいので早々と噛ませポジションなることド安定です」
黄瀬「まさかのここでのネタバレ!?」
532: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 18:37:11.83 ID:Z0KthL020
『意外とテストの成績のいい紫
ホントに残念な成績の緑』
緑間「なぜ俺が残念なのだよ…!こいつらと比べれば…!」
青峰「そりゃお前がメガネ掛けてるメインキャラの癖に作中で一番頭よくねえからだよ、何のためにメガネ掛けてんだ」
桜木「メガネを掛けてんならIQ200くらいないとな」
黄瀬「そうっすよ緑間っちはシュート打つよりも絶対メガネクイっとしながら『予想通りなのだよ』とか言いながら相手のボールを全てスティールするキャラの方が良かったっす!」
緑間「なんなのだよお前らは!」
黒子「安心してください緑間君、僕は君の味方です」
緑間「黒子…!」
黒子「メガネからビームでるんですよね?」
緑間「……」
533: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 18:45:36.27 ID:Z0KthL020
『緑間がスラダン世界に行ったら最強だろうな、こいつだけバランスおかしい』
緑間「何故今になって俺に集中攻撃なのだよ!?」
青峰「この世界でも十分チートなんだよ、なんだよどこでもシュート打てるって、バスケのルール守れよ」
緑間「守っているのだよ!」
黄瀬「俺も完全模倣した時に青峰っちとか黒子っちのファントムシュートをコピーした時は成る程と納得されたっすけど緑間っちのは『え…?それで模倣できんの?まぁ緑間が元々おかしいんだけども』って反応されたっすよ」
緑間「それは…」
黒子「緑間君の場合元々がチートすぎて緑間君だけゾーンに入れてないですもんね」
緑間「別に俺はゾーンに入れないと言うわけでは…」
青峰「ホントか?バスケだって勉強の片手間に始めたんだろ?ホントにゾーンに入れるのかよ?」
緑間「入れるのだよ!」
黄瀬「じゃあ緑間っちがゾーンに入ったらどうなるんすか?これ以上強くなったら流石にギャグ漫画っすよ」
緑間「……」
確かに…と自分で思ってしまった緑間であった
535: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 18:57:10.95 ID:Z0KthL020
『正直灰崎と花宮のタッグなんかも面白そうではあったかもね
ただどこで出してどことぶつけるかが浮かばない』
黒子「>>1曰く灰崎君は性格がひん曲がってるだけでプレイはまともなので性格もプレイも汚い花宮さんは汚いゲスキャラで区分しているけど灰崎君はゲスキャラには区分していないらしいです」
青峰「そうか?でもあいつ単独でプレイしてたし先輩の頭ど突いてただろ」
桜木「だいきはスタイルが1on1だしガサツ野郎にヒザ蹴りしてたじゃねぇか」
青峰「……」
『花道に霧崎第一のラフプレー効くのかな肉体的な意味で
精神的な意味では間違いなくキレるから効きそうだけど』
黒子「これに関しては本編でのお楽しみですね」
桜木「フッ!あんな奴らなんぞに絶対に負けん!」
青峰「でも肉体的なラフプレーが多いだけで精神的にはそこまで追い詰めてこなかったよな」
緑間「>>1は『ええキャラしとるやんけ!もっとエグいことしてくれや!』と期待していたのに思ったよりラフプレーがショボくてガッカリした思い出があるらしい」
青峰「まぁ確かに花道には効かなさそうだよなあ」
黒子「モップで殴られても大丈夫ですもんね桜木君」
539: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 19:27:04.13 ID:Z0KthL020
『スラムダンク単行本の一コマ漫画も面白いよな』
黒子「ああいうオマケいいですよね、好きです」
青峰「まぁでもお前んとこのカントクと木吉って奴が付き合ってたとか単行本で見たときは驚いたけどな」
緑間「確かに…何故本編で使えそうな題材をサラリとオマケで…流石俺たちを作った創造主としかいいようがないのだよ」
桜木「フッ!オマケのクオリティではウチの勝ちらしいな!それは仕方あるまい!何故ならこの俺がいるからな!」
黒子「>>1が好きなのは三井さんの『うん うそ』らしいですけど」
桜木「なぁーー!!?」
『スラダンはよく現実的って言われてるけど黒子のバスケの世界並みにバケモノ多いんだよなぁ』
黒子「確かに桜木君の世界でも強い人沢山いますよね」
桜木「ま!俺ほどじゃないがな!」
黄瀬「なんかキャラ補正で実力は勝ってたとしても仙道と牧って人には負けそうな気がするっす…」
青峰「山王の奴らには勝てるだろうがワンチャン負けそうまであるって思っちまう辺り花道もスゲェのと戦ってんだな」
桜木「まぁな!」
黄瀬「青峰っちもなんだかんだ沢北さんと河田さんに負けてそうっすけどね、そんな凄みを感じるっす!」
青峰「それ(キャラ補正)ズルくない?」
桜木「口調おかしいぞだいき」
540: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 19:32:58.01 ID:Z0KthL020
『キセキレベルは成長性込みで花道くらいじゃない?
キセキ以下五将以上だと結構いそうだが』
黒子「確かに青峰君達キセキの世代に到達している人達は厳しそうですね」
桜木「俺は到達するがな!」
緑間「しかし黄瀬もさっき言った通り実力が下だろうと敗けてしまうかもしれないと思う者が何人もいることから到達はしていなくても苦戦を強いられることは間違いないだろう」
青峰「流川って奴もまだ成長すんだろ?正直花道よりそいつが来た方が盛り上がってたかもな!」
桜木「なんだとだいき!」
青峰「冗談だっての、でも流川って奴とは戦えるもんなら戦ってみてえな」
桜木「フッ!あんな奴なんぞ俺の足元にも及ばん!」
541: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 19:40:42.94 ID:Z0KthL020
『花道軍団と桜木以外のバスケ部の面子と交流あるのかな
スラダンだと春子とかと喋ったりしてたけど』
黒子「その話もまた書かないとダメですね」
桜木「でもあいつら応援はくるがそれ以外はあんま出んからな、期待はできんぞ?」
黒子「僕達の世界でも三井さんが襲撃してきた時みたいにカッコいい桜木君軍団の皆さん見たいですけどね」
桜木「ないない、テツ達の世界はいい子ちゃんばっかだからな」
緑間「フラグにしか聞こえないのだよ…」
『正直花道は坊主になってからの方が好き』
桜木「まぁ正直俺もあっちの方がしっくりくる」
黒子「好き以前にインパクトが凄そうです」
青峰「花道が坊主か…全然予想出来ねえな…」
黄瀬「よく桜木っちを坊主にしようと思い切りましたよね、俺なら叩かれそうでできないっすよ」
緑間「黄瀬、それもフラグか?」
黄瀬「違うっすよ!」
542: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 19:47:31.14 ID:Z0KthL020
『桜木が黄瀬のことを男女という素敵なあだ名で呼んでるけどこの先、レオ姐という真の意味で男女なお方が出るけどあだ名かぶりません?』
黒子「桜木君はその場のノリであだ名付けてますもんね」
桜木「被るとかそんなもん考えたことねぇからな」
黄瀬「というか酷くないっすか桜木っち!青峰っちと黒子っちは下の名前で緑間っちがシュートメガネでしょ!なんでオレだけ男女なんすか!」
緑間「安心しろ、今は昇進したものの俺も初めはクソメガネと呼ばれていたからな、精進すればお前もランクアップできるのだよ」フフッ
黄瀬「なんでちょっと嬉しそうなんすか!というか男女って呼ばれている理由が聞きたいっす!」
桜木「ん?第一印象でだな…」
黄瀬「第一印象…成る程…!オレが男か女か区別が付かないくらい美形だから男女なんすね!それなら納得…
桜木「いや、ナヨナヨしてて女みてえな奴だと思ったからだぞ」
黄瀬「……」
黒子「まぁ多分桜木君のことですからその人にはまた違うあだ名考えると思います」
543: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 19:52:48.51 ID:Z0KthL020
『小説版みたいなワイワイする幕間はあるのです?』
黒子「>>1が小説を読んでいない馬鹿なので詳しくはわかりませんが話と話の間のような話ならリクエストすれば書くと思いますよ」
青峰「まぁ今回のこれも予想以上なコメントきて喜んでいるからな」
緑間「お陰で展開は考えられたらしい、協力感謝するのだよ」
黄瀬「じゃあ次が最後っすかね!」
桜木「よっしゃ!最後だからなんでもいいぞ!ラストワン賞だ!」
黒子「景品は何も無いですけどね、それでは最後行きましょうか」
>>544
548: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/09(木) 20:14:16.68 ID:Z0KthL020
『桜木花道は元の世界に帰れるんですか?』
黒子「桜木君…」
青峰「別にいいんじゃねぇか戻らなくても、こっちでずっと俺たちとバスケすればいいじゃねぇか!」
緑間「そうだ、戻れる確証もないのだろう?」
桜木「それはダメだ」
黄瀬「どうしてなんすか!こっちの世界の方がきっと楽しいっすよ」
桜木「理屈はよくわからんが俺は戻らないといけねえ、待ってる奴もいるし何よりだ…」
流川『……』バッ!!これ見よがしに日本代表のユニフォームを見せつける
桜木『!!!』
桜木「俺には越えねえといけない奴があっちにいるからな…!」
青峰「…!そうか…だったらまずやるべきことは…」
桜木「ああ…決まってる…!」
ーーーーーーーーーーーーー
桜木「待ってやがれ霧崎第一!!!」ガバッと起き上がる
チュンチュン!
桜木「む…?俺はマジバーガーに…」
桜木「夢オチかよ…」
554: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 20:28:33.54 ID:Z0KthL020
桜木「さてと…」鏡を見ながら
桜木「やっぱりこの頭じゃねぇとな」頭を坊主に
桜木「昨日リコさん達に迷惑掛けちまったからな、これくらいすりゃ誠意も伝んだろ」
桜木「……」正直この頭にしたかっただけと気付く
桜木「ぬわあああああ!!!違う!これはリコさん達の為であって決して俺の為では!!そもそもこんな頭似合ってねえ!」
ピンポーーーン
桜木「テツ…来たか」
ーーーーーーーーーーーーーー
ガチャ
黒子「桜木君おはようございます。今日はインターハイ出場がかかった試合ですけどよく寝れ…
黒子「……」
桜木「なんだよ」
黒子「な…何ですか…その頭…ブフッ…!」
桜木「笑うんじゃねぇ!」
黒子「ダメです…直視できません…どうしてくれるんですか桜木君…笑っていては…フフッ…!存在感を…ハハッ…!抑えられないじゃないですか!」
桜木「オメエそんな顔できたんだな…」
桜木「俺は昨日のメガネ君の話を聞いて改めて思った、あいつらはぶっ飛ばさないといけねえ」
黒子「僕もです。彼らのバスケは許せない」
桜木「だから今日は二人じゃねえ、誠凛全員でぶっ飛ばすぞ」
黒子「はい…でも桜木君…」
桜木「どうしたテツ?」
黒子「その頭はやっぱり…反則です…」笑いを堪えながら
桜木「だから笑うんじゃねぇ!」
555: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 20:38:58.95 ID:Z0KthL020
待ち合わせ場所
桜木「ウィース」
黒子「おはようございます皆さん」
日向「ようお前ら…」
桜木「(ここからの展開は読めた気がする)」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
桜木「どうだ笑い切ったか」
日向「正直…まだ…ブハハッ!ダメだ…!桜木…!テメェのその頭マジで笑えんぞ!」
伊月「桜木ズルいぞ!そんな頭にされては俺のギャグも…!プッ!」
水戸部「www」
小金井「スゲェ!普段喋らない水戸部が草生やしてる!」
土田「まぁそれくらい…フフッ!今の桜木は面白い」
誠凛一年 笑ったら殺されると思ってるので必死に堪えてる
桜木「(この野郎…全員頭突きで眠らしてやろうか…む?)」
桜木「おいメガネ君、リコさんはまだなのか?」
日向「あいつのことだからまた俺たちの為に徹夜で相手のこと分析してくれてんだろ、遅刻くらいは許してやらねえと」
伊月「待つと逆に『早く行って試合場の空気に慣れておきなさいよ!』とか言われかねないからな」
小金井「まぁカントクなら一人でも来れるだろうし先行っておこうぜ!」
桜木「お、おう…(なんだこの嫌な胸騒ぎは…)」
557: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 20:50:39.40 ID:Z0KthL020
試合会場
ざわ…ざわ…
おいあの赤頭坊主になってんぞ!
スゲェ迫力…
怖ぇ…
日向「もう噂されてるじゃねぇか桜木、良かったな」ニヤニヤ
桜木「良くねえ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
緑間「まさか霧崎第一に青峰がやられるとは…試合には勝ちはしたが俺の悪い予感が当たってしまったのだよ…それにしても…」
緑間「何なのだよあの頭は…!」プルプル震えながら笑いを堪える
ーーーーーーーーーーーーーーーー
原「おいおい見ろよあの頭!チョーおもしれぇ!」
山崎「なんだよあの頭…馬鹿だろあいつ…」
古橋「そんなもの気にするな…俺たちはいつも通りにするだけだ」
原「まぁあっちは"いつも通り"プレイできるかわからねえけどな!ハハハッ!」
瀬戸「Zzz…Zzz…」
花宮「まったく呑気な奴らだ。去年選手を潰されたことも忘れたらしいな…まぁ今回潰す奴は…」
花宮「選手じゃないんだけどな…!」
559: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/09(木) 21:02:25.01 ID:Z0KthL020
コートで練習中
日向「遅い…いくらなんでもこの時間まで来ないのはおかしい…」
伊月「寝坊か?」
日向「いや…寝坊なら俺たちのことを知ってくれている景虎さん(リコのパパ)が起こしてくれるはずだ…どうして…」
花宮「おうおう、どうしたんですか誠凛キャプテンさん?」
日向「花宮…!まさか…まさかお前…!」
花宮「いやあ…誠凛さんは優しいなあ!俺たちが監督いないからってそっちも監督無しで来てくれるとは…!フェア精神とはまさにこういうことを…
日向「テメェ!!!!」花宮に掴みかかる
花宮「おいおいなんだよ」ギラッ
日向「カントクを…リコをどうした!!!」
花宮「そんなの俺が知ってるわけねえだろ、キャプテンのお前がしっかりしてないから悪いんだろうが」
日向「ふざけんな!早くリコをどうしたか言え!!!」
伊月「おい日向やめろ…!」
日向「これが冷静にいられるわけねぇだろ!!!」
花宮「去年は木吉鉄平が怪我で抜けて今年はなんだ?監督の相田リコが抜けるのか?ハハッ!またお前だけが残ってな!!!」
日向「テメェ…!!!」殴りかかろうとする
小金井「やめろ!!!日向!!!」
バチィィィィィ!!!!!
587: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/10(金) 21:24:08.60 ID:DLRGnQK90
桜木「メガネ君、それ以上はダメだ」日向の拳を手で受け止める
日向「桜木…」
桜木「これじゃあまるで昨日の俺と同じだぞ、メガネ君も坊主にするか?」
日向「でもよ…でも今は試合どころじゃねぇだろ!」
桜木「バカモノ!!!!!!」平手をかます
パチン!!!!!!
日向「ッ……!」
桜木「試合どころじゃねぇだと!?それをリコさんの前でも言えんのか!」
日向「…でもよ…」
桜木「気持ちはわかる、メガネ君はリコさんにほの字だからな」
日向「な…バカっ…!ちげぇよ!」
桜木「俺も晴子さんがおんなじ目にあったらそこにいる麻呂眉毛は原型を留めてないだろ」
桜木「だがそれをしても晴子さんは喜ばねえしリコさんも喜ばねぇ!」
日向「桜木…」
桜木「おい洋平!」
水戸「へいへい、わかってるよ」
高宮「こういう時はいっつも俺たちだ」
野間「まぁストレス解消にはなるだろ、昨日から散々こいつらのことでイライラしてたからな」
大楠「俺たちの応援がなくても勝てんのか花道~?」
桜木「お前らの応援なんぞいらん!」
高宮「だったらさっさと見つけて帰ってきて花道煽ってやるか!」
野間「ついでにカントクも一緒に参加してもらうか!」
大楠「そりゃいい!」
高宮達「「「ガーハッハッハッ!!!」」」
野間「そうと決まればさっさと行くぞ!」
高宮「ま、俺は原付があるけどな!」
大楠「馬鹿!ズルいぞ!」
ダッダッダッ! 会場から出て行く
水戸「ってことだ主将さん、カントクのことは俺らに任せな」
日向「お前ら…」
水戸「おい花道!!!」
水戸「そいつら叩き潰せよ」
桜木「フッ、愚問を…」
桜木「当たり前だ!!!!」
588: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/10(金) 21:51:46.80 ID:DLRGnQK90
福田「先輩!俺たちも行ってきます!」
日向「馬鹿野郎!お前らは選手だろうが!」
降旗「確かに俺たちはベンチで応援して先輩を支える方が良いのかもしれない!だけど…!」
河原「バスケ部でもないのに桜木のダチがカントクの為に助けに行ったんだ…!俺たちも力になりたいんです…!」
伊月「しかし…」
桜木「行ってこい!」
降旗「桜木…!」
土田「おい何勝手に…!」
桜木「あいつらは女性の扱い方を心得てないからな、リコさんに無礼を働くかもしれん。お前ら付いて行ってやってくれ」
桜木「だが絶対帰ってこい!お前らも選手だからな…!」
福田「…桜木…!」
河原「おう!絶対帰ってくるぜ!」
ダッダッダッ!
桜木「そういうことだ」
桜木「お前の企みなんてこんな程度なんだよ麻呂眉毛!テメェは俺直々に…!」
花宮「桜木軍団…」
桜木「…!」
花宮「水戸洋平…高宮望…大楠雄二…野間忠一郎…中学では無敗を誇る不良軍団…1人で3人に勝てるほど喧嘩が強い…」
桜木「何故洋平達のことを…!」
花宮「クハッ!お前達のことは調べ上げたんだよ…!お前らがそういう行動に出ることは予測済みだ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
試合会場から少し離れたところ
不良がワラワラと出てくる
水戸「おいおいこりゃまた…」
大楠「何人いるよコレ?」
野間「ひーふーみーって動くんじゃねぇよ!数えれねえだろ!」
高宮「ザッと10人くらいはいるな」
ゾロゾロ…
水戸「はぁ…マジかよ…ザコが群がってきやがってた」
大楠「こりゃ花道を煽るグッズを買いにいく暇はねぇな」
野間「さぁ次は動くなよ…ひーふーみー…
ーーーーーーーーーーーーーーーー
花宮「1人で3人に勝てるなら15人くらいいれば勝てるだろうが俺は用心深いんでね…」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
野間「28…29…30!数え終わった!30人いるわこれ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
花宮「30人もいれば確実に潰せるだろ!」
591: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/10(金) 22:05:38.90 ID:DLRGnQK90
降旗「なんだよコレ…」
福田「不良が沢山…ヤベェって!」
河原「馬鹿野郎!俺たちも加勢済んだよ!」
水戸「その必要はねぇよ」
河原「でも!」
高宮「こんな下らないことでお前らに怪我させたら俺たちが花道に殺されちまうよ」
福田「桜木が…?」
大楠「花道が言ってたぜ」
野間「ハタ坊のゲームメイクはノロノロしててウザいけどヤスを思い出す。坊主は弱ぇけどガッツはある。短髪は人一倍努力してるから好きだってな」
降旗「…!」
水戸「ここは俺らに任せてお前らはカントク探してこい」
降旗「…ああ!」
ダッダッダッ!
不良「おいおいここを通すわけにはいかねえんだよ!俺たちは花宮さん直々に頼まれて…
バキィ!!!
不良「ガハッ…!」バタッ
不良2「テメェ…!不意打ちなんてズリィぞ!」
水戸「うるせぇよ、グダグダ喋ってんじゃねぇよ」ペッ
水戸「こちとら花道のインターハイの出場がかかってんだ。邪魔は…
ズキッ…!
水戸「あ…?花道がインターハイ…?」
野間「あいつ一回行ったことなかったか…?」
高宮「中学の頃にか…?いや違うな…」
大楠「いやでも俺たち一回練習付き合わされたくねぇか?」
不良2「テメェらこそウダウダ喋ってんじゃねぇぞ…!」
ゾロゾロ!
水戸「この話はとりあえず後だ!今はこいつらだ…!」
596: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/10(金) 22:34:01.51 ID:DLRGnQK90
審判「第1Q始めます!」
ピピィーーー!!!
桜木「オラッ!!!」バシィィィィ!!!
誠凛ボールからだ!
伊月「(クソッ…練習を見ていたが日向はカントクのこともあって全然集中できていない…!どうする…!というか本当にカントクは大丈夫なのか…!)」
バシィィ!!!
伊月「(しまっ…!
原「何?寝てんの?遅すぎだっての」ボールスティール
そのままレイアップへ
水戸部「…!」ブロックへ
原「おーすげぇ…こりゃ入れられんわ…だったら…」
バチン!!! ボールを思いっきり叩きつける
水戸部「…!」
ガンッ!!! 跳ね返ったボールが水戸部に当たる
原「ありゃーゴメンねー」
日向「テメェ今のワザとだろ!」
原「違う違う、ボールを水戸部君の裏へ回してパスしようと思っただけだって!ホントだって!」ガム膨らましながら
日向「こいつ…!」
ガシッ 日向の肩を持つ
水戸部「……」首を横に振る
日向「水戸部…」
花宮「クハッ…!ホントバスケは楽しいなぁ…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
霧崎第一のダブルチームだ…!
伊月「(クソッ…!こいつら…!)」
山崎「おいおいどうしたよ!」ガンッ!ガンッ!伊月の足を蹴る
古橋「まぁ実際桜木とかいうやつ以外はこんなもんだろ」ガンッ!肘で伊月を突く
伊月「この野郎…!」ガッ!
ピピィーーー!!!
審判「5番!オフェンスチャージング!」
伊月「なっ…!?待ってくれ…!その前にこいつらもファウルを…!」
審判「?」
伊月「(クソッ!これ以上言ってもテクニカルファウルになるだけだ…!こいつらラフプレーをバレずにするのが上手い…!)」
花宮「バスケが好きであればあるほど地の深くまで叩き落とせるんだからよ!」
598: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/10(金) 22:42:41.48 ID:DLRGnQK90
ーーーーーーーーーーーー
日向「よしっ…!(このままシュートを…!)」シュート体制に
花宮「おい、シュート入れんじゃねぇぞ」
日向「ふざけんな…!誰がテメェの…!
花宮「愛しの"カントク"がどうなってもいいのか?」ニヤリ
日向「…!」シュートを止める
桜木「む?」
花宮「ありがとさんよ!」ボールをスティール
そしてそのまま…
シュッ!
0-2
ワァァァァァァァァ!!!!!!
初得点は霧崎第一だぁ!!!
でもなんで4番は打つのやめたんだ…!?
日向「テメェ…!」
花宮「今の時代は便利だよなぁ、遠くの相手でも電話一本で指示できんだからよ」
伊月「お前どこまで腐って…!」
花宮「ハハハハッ!試合は始まる前から決まってんだよ、お前らはこのまま俺にひれ伏すことしか出来ないんだよ」
599: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 22:59:50.67 ID:DLRGnQK90
ーーーーーーーーーーーー
水戸部「……!」ディフェンスへ
原「おいおい何頑張ってディフェンスしてるわけ?カントクちゃんどうなってもいいわけ?」
水戸部「…!」ディフェンスを止める
原「ハハッ!こりゃ楽チンだ!」シュッ フリーでシュート
0-6
おいおいなんだよ…誠凛の奴やる気ねぇのかよ…
いくら王者の秀徳や正邦に勝ったからって舐めすぎだろ
緑間「表しか見れん馬鹿どもめ…何故誠凛側に監督がいないことに誰も違和感は抱かん…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
伊月「(…!こいつらまた…!)」
古橋「ブラフだと思ってるならその考えはやめた方がいい、花宮はホントにやる男だ」
山崎「あの女色気ねぇからな、でも穴はあるんだしアイツらも満足すんだろ!ギャハハ!」
伊月「…!キサマ…!」ボールを離し胸倉を掴む
ピピィーーー!!!
審判「君!何しているんだ!」
伊月「違う!コイツらが…!ちゃんと見てくれよ!それでも審判なのかよ!」
審判「……」
ピピィーーー!!!
審判「白5番!テクニカルファウル!」
伊月「…ッ!?」
あーーーーー!!!これで誠凛5番ファウル3つだ!!!
まだ第1Qでこれはキツイぞ!!!
花宮「おいおい、お前んとこのPG躾がなってねぇな、交代してくれよ」
日向「ふざけんな…!そんなことができるわけ…!」
花宮「やれよ、相田リコがどうなってもいいのか?」
日向「……!わかった…」
スタスタスタ
審判「誠凛交代!」
伊月「なっ…!?俺と小金井を…!?何考えてたんだ日向…!」
日向「うるせぇよ伊月、さっさと下がってベンチで頭冷やしてろ」
伊月「日向…!お前いい加減に…!」
日向「頼む…今は下がってくれ…」プルプルと拳が震えてる
伊月「日向…」
607: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/10(金) 23:13:18.01 ID:DLRGnQK90
若松「アイツらなんてバスケを…!俺がぶっ飛ばして…!」
今吉「あの冷静沈着な5番君があそこまで逆上したんや、相当変なことを言われたんやろ…」
若松「そもそもなんで審判もアイツらの反則をファウル取らないんすか!まさか審判もグルで…!」
今吉「アホか、審判を買収するなんて高校生ができるわけないやろ、アイツらはラフプレーが上手いんや」
若松「だからって…!」
今吉「ワシらがどうこう見えてようがコートでは審判が全てや、審判がファウルやと思ったらファウル、審判がファウルやないん言うたらそれはファウルやないんや」
若松「クソッ!青峰の件然り今回の試合然りホントムカつくぜアイツら…!」
今吉「まぁインハイに出てもう一度ワシらと当たることも予想して青峰を潰そうとしたんやろ、ホント悪知恵しか働かんで…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0-12
ワァァァァァァァァ!!!!!
霧崎第一圧倒的だぁ!!!
誠凛今日はどうした!?
花宮「ザマァねえな誠凛!このまま100-0でもやってもいいなぁ!?いや、"アイツら"みたいに111-11にしても面白そうだな!」ダムダム
桜木「テメェは俺がぶっ倒す!」
花宮「お前聞いてなかったのか?俺に指一本でも触れりゃその時点でお前らの監督がどうなるか…
桜木「うるせぇ!!!!!」
バシィィ!!!! ボールを花宮から奪う
花宮「…!」
日向「桜木…!」
桜木「テメェらなんぞ…!」ダッダッダッ!
ダァァァァァァァン!!!!
2-12
桜木「俺一人で充分だ!!!」
609: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/10(金) 23:28:14.50 ID:DLRGnQK90
コロコロ…
日向「桜木…」
桜木「どうだメガネ君、これで点差は縮んだぞ」
日向「どうだじゃねぇ!テメェアイツらに歯向かうとリコが…!
桜木「リコさんが!!!!!!」被せるように
桜木「こんなヒキョー者達に本気でやられると思ってんのか!!!!」
日向「…!」
桜木「しっかりしろメガネ君、今メガネ君がすることはコイツらに従うことなんかじゃねぇだろ!!!」
桜木「勝ってリコさんを胴上げすんだろうが!!!!」
日向「……!」
リコ『日向君ならきっといけるわよインターハイ!それに私もついているんだからね!』
木吉『俺は手術でしばらく日本を離れるけどその間リコを頼んだぞ、というか優勝しろよな!』
日向「……」
日向「俺は……」涙ツー…
日向「俺は何やってんだよ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日向「……」ダムダム
花宮「まぁさっきのは一年坊主がしたことだから許してやる。お前がちゃんと従えば身の保証は…
日向「うるせぇんだよ…」ボソッ
花宮「あ…?」
日向「うるせぇって言ってんだろうが!!!」シュッ!
バスッ!!!
5-12
ワァァァァァァァァ!!!!
誠凛スリーポイント!!!
なんだよ4番調子悪いわけじゃないのかよ!!!
花宮「テメェ…相田リコがどうなっても…!」
日向「俺はテメェに負けねえしリコもテメェらなんぞに負けねえ!今からテメェら全員ぶっ殺してやるから覚悟しとけ!!!」
花宮「ッ…!」
土田「出た!日向のクラッチタイム…!」
611: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/10(金) 23:43:38.99 ID:DLRGnQK90
ピピィーー!!!
審判「霧崎第一タイムアウト!」
花宮「クソッ!アイツらまさか俺に歯向かうとは…!」
原「どうすんのよ正直マジメに試合しても"巣"できるまでは勝てる気しないんだけど」
古橋「契約は不成立…いいじゃないかアイツらの好きなようにさせても」
山崎「おいマジかよ…ブラフだったんじゃ…」
古橋「誠凛に女が酷い目にあっている写真でも見せれば試合どころじゃなくなるだろう。動揺させるには一番の手だ」
花宮「そうするとするか、おい携帯貸せ」
山崎「でもホントに上手くいくのかよ?桜木軍団ってのがいるんだろ?そいつらにもう…」
花宮「そりゃねぇよ、アイツらが相田リコを探す前に不良30人の相手にボコボコにされてるだろうからよ」
山崎「(30人って…4人相手に仕向ける数じゃねぇだろ…)」
花宮「まぁいい、そっちから確認取っとくか」
プルルルルルルルル
花宮「どうだそっちは?楽しく料理できたか?」
水戸「ああ、何とぞ材料が沢山あったんでな、楽しく料理させてもらったよ」
613: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/11(土) 00:00:49.25 ID:vu6tgrYJ0
花宮「…ッ!?水戸洋平…!?何故お前が電話に…!?」
水戸「お前らの"友達"と俺も仲良くなってよ、ちょっと携帯貸してもらってんだわ」
花宮「ふざけるな!30人はいたんだぞ…!どうやってお前らだけで…!」
水戸「鉄男や堀田番長みたいな奴らならともかくテメェが連れてきた奴ら弱すぎんだよ、あれなら何人束になって向かってきても一緒だ。ん…?堀田…?」
花宮「クソッ!まさか俺の計算に狂いが生じるとは…!」
水戸「ええと…なんだっけ?麻呂眉毛君だったっけ?まだ第1Qが終わってる時間でもねぇのに今電話掛けてきてるってことはタイムアウトっていうやつの間か?」
花宮「…!」
水戸「わかったぞ。お前多分花道達にやられて焦って強行手段に出ようとしただろ?」
花宮「ッ…!」
大楠「おいおい花道なんかにもうやられてるって今までの敵で一番弱いんじゃねぇのか?」遠くから聞こえる
高宮「如何にもって顔してた癖にな」同じく遠くから
野間「もしかして俺よりもバカなんじゃねぇのか?」遠くから
高宮「あり得る!!!」
3バカ「「「ガーハッハッハッ!!!!」」」
水戸「ってことだ。テメェの馬鹿な作戦は…
ブチッ!
ツー…ツー…ツー…
花宮「クソッ!あいつらッ…!!!」
621: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/11(土) 07:00:54.28 ID:vu6tgrYJ0
高宮「それでこれからどうすっか、俺らもカントク探しに行くか?」
大楠「そうだな、アイツらだけじゃ見つけることできなさそうだしな」
野間「おい」
不良「は…はい!」
野間「カントクってのは何処にいんだ、教えろ」
不良「確かーーってところに…!でも行かない方がいいっすよ!」
水戸「? なぜだ」
不良「あっちに配置された4人はめちゃくちゃ強いんだ…誰が来ても追い返せるように…」
水戸「…!(不味い…だったらアイツらが…!)」
水戸「おい!テメェらもその配置された4人ってのは知ってんだろ!電話して今すぐ止めろ!」
不良「無茶言わないでくださいよ…俺なんかが…」
水戸「貸せ…!」携帯を取る
プルルルルルルルル
水戸「(ここは慎重に対応しねえとカントクは愚か出くわした1年もヤバイ…どうしたもんか…?)」
ガチャ
水戸「よう、アンタらが…
リコ「もしもしー?アンタ達馬鹿なことはやめて引き返しなさい!ボス命令よ!」
水戸「カントク!!??」
622: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/11(土) 07:17:13.95 ID:vu6tgrYJ0
リコ「あれ?その声水戸君?どうして貴方が電話に出るのよ」
水戸「それはこっちのセリフなんすけど…」
リコ「ちょっと友達になってね!電話貸してもらって水戸君達と相手してる子たち止めようと思って!」
水戸「それはありがたいんすけどどうやって…」
降旗「それは俺から説明するよ水戸君…」電話代わる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
遡ること少しして
降旗「ここら辺が不良の溜まり場らしい…!カントクがいるならココ一帯が濃厚だ!」
河原「成る程…!流石降旗!」
福田「でも見つけたところで俺ら喧嘩勝てるのかな…」
降旗「なんでもいい!とにかくカントクを会場へ連れ戻すことが第一だ!俺たちも桜木達の力になるんだ!」
河原「おい!あれカントクじゃねぇか!?」
福田「周りに強そうなのが4人も…!カントク!」
リコ「ん?あら降旗君達じゃない?迎えに来てくれたの?もう!アンタらのせいで迷惑かけてるじゃないの!」
ボス格不良達「「「「すいませんでしたボス!!!」」」」
誠凛一年「「「へ…???」」」
624: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/11(土) 07:26:46.06 ID:vu6tgrYJ0
さらに遡ること少し
ボス格不良1「ま、お前には恨みもなんもねぇんだけどここで大人しくしてもらおうか」
ボス格不良2「俺たちも手荒な真似はしたくねぇからな、女らしく静かにしときな」
リコ「ちょっとどきなさいよアンタら!私は行かなきゃいけないところがあるのよ!(まさか会場に行く前に不良達に足止めされるなんて…!)」
ボス格不良3「その行かないといけないところへ行かせないのが俺たちの仕事だから」
ボス格不良4「まぁどう転んでもお前は今日試合会場にはいけないよ」
リコ「(試合会場…!私が試合会場へ向かうって知ってるってことはまさか霧崎第一の差し金…!?アイツらホントに汚い…!)」
ボス格不良1「それにしてもどうせなら俺もあっちに行きたかったわ、桜木軍団…どんなもんか試してみたかったぜ」
ボス格不良2「まぁ、そういうなよ」
リコ「………」ジロー…
ボス格不良2「な、なんだよ…ジロジロ見やがって」
リコ「貴方達…」
ボス格不良3「なんだやるってか!?」
リコ「良い身体してるわね!」
626: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/11(土) 07:42:24.04 ID:vu6tgrYJ0
ボス格不良1「は…?」
ボス格不良2「ま、まぁそれ程でもあるかな!」
ボス格不良3「喜んでじゃねぇよ!」
リコ「貴方相当鍛えているわね、フィジーク(ボディビルみたいなもの)目指してる?」
ボス格不良2「お!わかるか!?そうなんだよ!俺レベルじゃまだまだだけどいつかフィジークに出るんだ!」
ボス格不良4「おいお前…!」
リコ「でも服の上からだと分かりづらいかも…ちょっと服脱いでくれる?」
ボス格不良2「ウス!」ヌギヌギ
ボス格不良1「おい!」
リコ「んー成る程…君いくつ?」
ボス格不良2「17っす!」
リコ「17歳でこれか…相当魅せる筋肉を育てているようね」
ボス格不良2「あざっす!」
リコ「確かに上半身は素晴らしいけど下半身がまだまだね、貴方足のトレーニングサボってるでしょ」
ボス格不良2「…!」ギクリ
リコ「多いのよねそういう人、足は鍛えても成長してるのが目に見えにくし鍛える部位の中で一番トレーニングキツイしね」
ボス格不良2「…!そうなんすよ…ダンベルスクワットがめっちゃキツくて…でも成果は見えないし上半身だけを…」
リコ「足は筋肉の部位で一番大きい筋肉だし鍛えて損は絶対ないし貴方の今の上半身だと少しオーバーワーク気味だからこれから下半身中心のトレーニングをすればバランスの良い身体になると思うわ」
ボス格不良2「了解っす!!!!!!」90度でお礼
ボス格不良3「……」
ボス格不良4「あのさ…」
ヌギヌギ
ボス格不良3.4「俺たちの身体も見てくれないっすか!」
ボス格不良1「おい何言って…!花宮さんからの依頼忘れたのか!」
ボス格不良3「うるせぇな、アイツの命令なんてどうでもいいだろ今は」
ボス格不良4「この人はマジで"眼"を持ってる…!こんなチャンスねぇんだぞ!」
ボス格不良1「……」
629: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/11(土) 08:11:04.33 ID:vu6tgrYJ0
ーーーーーーーーーーーーーーー
リコ「つまり貴方は満遍なく身体が仕上がっているけどプロテインを摂りすぎかも、プロテインは摂りすぎると逆効果だから適切な量を適切な時間帯に飲む!これ大切よ!」
ボス格不良3「ウス!!!!」90度でお礼
リコ「貴方ボクサー目指してるなら喧嘩とかは金輪際やめたほうがいいわよ、無闇に身体動かす喧嘩と必要な筋肉を動かすボクシングは別物だからね、鍛える一環として喧嘩を始めたかもしれないけどちゃんと適切な筋肉を育てたいならジムに行くべきよ」
ボス格不良4「成る程…!為になります!」メモを取りながら
リコ「さてと…そろそろ試合会場まで連れていってくれない?今なら第2Qには間に合いそうだし」
ボス格不良2「ウス!!!!」
ボス格不良3「迷惑掛けてすいませんでした!」
リコ「私がいなくても第1Qはなんとかしてるだろうし許してあげる、その代わりこれから私が困った時があったら助けてよ?」
ボス格不良2 3 4「「「ハイ!!!!」」」
ボス格不良1「ふざけんな!!!」
リコ「つまり貴方は満遍なく身体が仕上がっているけどプロテインを摂りすぎかも、プロテインは摂りすぎると逆効果だから適切な量を適切な時間帯に飲む!これ大切よ!」
ボス格不良3「ウス!!!!」90度でお礼
リコ「貴方ボクサー目指してるなら喧嘩とかは金輪際やめたほうがいいわよ、無闇に身体動かす喧嘩と必要な筋肉を動かすボクシングは別物だからね、鍛える一環として喧嘩を始めたかもしれないけどちゃんと適切な筋肉を育てたいならジムに行くべきよ」
ボス格不良4「成る程…!為になります!」メモを取りながら
リコ「さてと…そろそろ試合会場まで連れていってくれない?今なら第2Qには間に合いそうだし」
ボス格不良2「ウス!!!!」
ボス格不良3「迷惑掛けてすいませんでした!」
リコ「私がいなくても第1Qはなんとかしてるだろうし許してあげる、その代わりこれから私が困った時があったら助けてよ?」
ボス格不良2 3 4「「「ハイ!!!!」」」
ボス格不良1「ふざけんな!!!」
630: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/11(土) 08:15:12.72 ID:vu6tgrYJ0
ボス格不良1「お前らが花宮さんを裏切ったって俺は…!あの人の命令を完遂すんぞ…!」
ボス格不良1「何がスポーツだ!何が青春だ!!!下らないんだよそんなもん!!」
リコ「貴方…さっきから思ってたけど野球してたでしょ」
ボス格不良1「…!何故それを…!」
リコ「服の上からでもわかるくらいの野球に特化した身体してるもの、わかるわよ」
ボス格不良1「うるせぇ!肩を痛めた俺はもうピッチャーとしてやってはいけないんだよ!だったら俺には何が残る!?力しかねぇだろ!だからこの力を認めてくれた花宮さんに…
リコ「貴方肩治ってるわよ」
ボス格不良1「…!!嘘つけ…!!!治るわけが…!」
リコ「リハビリの形跡がある…相当頑張ったそうね、それに右腕の方が左腕より若干太いわね、ボールを投げはしてないけど相当鍛えてる証拠よ」
ボス格不良1「違う…これは…!」
リコ「野球に未練タラタラじゃないの、こんな下らないことしてる暇あるならサッサと練習してきなさいよ」
ボス格不良1「馬鹿野郎…!今更…今更…野球なんて…」
リコ「貴方まだ1年でしょ?若い若い!それに貴方伸び代あるわよ!」
ボス格不良1「…!ホントか…?」
リコ「大マジよ!私が保証してあげる!」
ボス格不良1「…!」
医者『んー…最善は尽くしますがもう一度野球ができる保証はないですな』
監督『推薦枠で入ってきたらしいがお前の肩が治る保証もないしな、席を空けておくのは厳しいな』
花宮『お前んとこの野球部にお前の席を設けれる保証はないがそれでも俺はお前の力を買っている、俺に付いて来い』
ボス格不良1「……(そうか…俺は誰でも良かったんだ…)」
ボス格不良1「俺はただ…」
ボス格不良1「(誰かにもう一度野球ができるって胸を張って言ってほしかっただけなんだ…)」涙ツー…
リコ「よし!これで全員終わり!これからも私に相談あれば聞いてあげるから今はとりあえず試合会場まで連れていって!」
ボス格不良達「「「「ウス!!!!」」」」
リコ「ん?あら降旗君達じゃない?迎えに来てくれたの?もう!アンタらのせいで迷惑かけてるじゃないの!」
ボス格不良達「「「「すいませんでしたボス!!!」」」」
そして今に戻る
631: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/11(土) 08:15:41.91 ID:vu6tgrYJ0
今回はこの辺で
634: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/11(土) 19:35:15.29 ID:vu6tgrYJ0
会場戻って
桜木「オラァァァァァァ!!!!」
ガコォォン!!!
21-14
また赤坊主だぁ!!!!すげぇ!!!
花宮「テメェら何やってんだ!バレてもいい!もっとアイツを痛めつけて…!」
原「いや…それがやってるんだけどよ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桜木「さぁ!もう一本だ!!!」ダッダッダッ!
原「いかせるかよ!!!」
古橋「止める」
ガッ!ガッ!
若松「あいつらまたラフプレーを…!」
今吉「いや…どうやら桜木には…」
桜木「か…」ダムダム
原「は…?"か"…?」
桜木「蚊が飛んでるようだな」
古橋「(コイツ俺たちの攻撃を食らってなんともないのか…!?)」
桜木「だから言っただろ…テメェらヒキョー者の相手なんて」ダッ! 跳ぶ
原「そう何回もダンクが決まるとでも…!」
桜木「俺だけで充分なんだよ!!!!」
ガコォォン!!!!
23-14
原「ガッ…!」吹っ飛ばされる
ピピィーーーーーーーーー!
審判「第1Q終了!」
635: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/11(土) 19:48:14.38 ID:vu6tgrYJ0
花宮「チクショウ!何やってんだお前ら!アイツを[ピーーー]気で潰せよ!」
山崎「無理だって…さっき古橋のプレイの"アレ"見ただろ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リバウンドだぁ!!!
誠凛水戸部が取ったぁ!!!
桜木『ナイス!無口君!!!』
古橋『(よし…このまま落下するフリをして桜木の顔に肘を…)』
桜木『ぬ?』
ヒョイ
古橋『は…?何故俺は宙に…?』
桜木『テメェ…』古橋を担ぎながら
桜木『危ねぇだろうが!!!』バシン!!!と叩きつける
古橋『ッ…!!!!』叩きつけられる
ピピィーーーーー!!!!
審判『コラ!!!!君何をやってるんだ!』
桜木『ぬわーーーーー!?なんてことを…!おい大丈夫かゾンビ!』
古橋『』チーン…
山崎『おい!バスケで選手を叩きつけるなんて退場だろうが!!』
桜木『待ってくれ!!!コイツが俺のところに落ちてこようとしたから咄嗟にだな!』
審判『んー…』
桜木『ホントだ!!信じてくれ…!』
審判『確かに君の言うことも一理あるがそれでも危険行為だ。今のはファウルだよ』
桜木『なーーーーーー!?』
山崎『なっ…!?』
桜木『クソォ…ファウル一つとは…俺は何も悪くないのに…』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
山崎「あれで傷一つ付けることが出来ねえんだぞ…どうやったら潰せるんだよ…」
花宮「クソッ!役立たずめ!もういい…!俺が直々に潰してやる…!」
640: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/11(土) 20:08:31.70 ID:vu6tgrYJ0
第2Q
花宮「ここからは俺が相手だ桜木君」
桜木「ぬ?麻呂眉毛か、ちょうどいい、だいきの仇を取ってやる!」
花宮「一つ聞きたいんだが桜木君、どうして俺が悪いんだい?」
桜木「そんなもんお前らがヒキョー者だからに決まってんだろ、だいきの脚もテメェが…、」
花宮「アレは何回も言っているが偶然なんだよ、僕たちも悔やんでも悔やみきれなくて…」涙ポロリ
桜木「(な…こいつホントに…いやしかし…)テメェらはリコさんを襲っただろうが!」
花宮「だから初めから知らないって言ってるだろう!?僕はただ君達と純粋にバスケが…!」
桜木「…!だったら最初からヒキョーなことすんじゃねぇよ!」
花宮「僕はどうしても倒さないといけない敵がいるんだ…!中学の頃に味わった雪辱を何としてでも相手にも味あわせたいんだ!」
桜木「中学の頃?」
花宮「ああ…僕は決して強豪校とは言えないチームに所属していた…でも皆と力を合わせて僕は全国大会に出て決勝まで行ったんだ!」
桜木「それで決勝には負けたんだろ?そりゃテメェの力不足なだけじゃねぇか」
花宮「ただ負けたならよかったさ…スコアは11-111…最後は相手のオウンゴール…これがどういう意味かわかるかい?」
桜木「…?相手も点の入れすぎで疲れていたんだろ」
花宮「違う!そんなものじゃない!アイツらは…!アイツらはただ遊んでいただけなんだ!」
桜木「…!」
641: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/11(土) 20:13:30.09 ID:vu6tgrYJ0
花宮「俺たちが汗水垂らして頑張ってきた努力を踏みにじるように…!スコアをキリの良い数字にして遊んでいただけなんだ!」
桜木「なんて野郎達だ…」
花宮「最後は『ちゃんと見せ場作ってやったんだから最後くらい決めろよ』なんて言われたんだぞ!」
桜木「そんなひでぇ奴が…」
花宮「バスケが好きな君ならわかるだろ!この悔しさが!この行為がどれだけ相手を侮辱する卑劣な行為なのかが…!」
桜木「ああ…(だからコイツ…ズルしてもこんなに必死に…)」
花宮「これが原因で二度とバスケができなくなった奴もいた!バスケそのものに関わらないようにしようとした奴もいた…!これが…!これが許せるわけないだろ!」
桜木「お前…そんな辛い目に…」
花宮「僕らも今までのプレイは少し手荒だったかもしれない…今から正々堂々と勝負するよ、だけど約束してくれないかい?」
桜木「何をだ?」
花宮「君達が勝ってインターハイに出たら僕の代わりにそいつを倒してくれないか?」
桜木「任せろ!この桜木そんな人の努力を踏みにじるサイテー野郎は必ずぶっ潰す!」
花宮「本当かい…!ありがとう…!」ウルウル
桜木「天才だからな、それくらいお茶の子さいさいだ、ところでそいつはなんて名前なんだ?」
花宮「(ククッ…馬鹿が!)…みね」
桜木「ん?よく聞こえなかったぞ?」
花宮「青峰…青峰 大輝…桜木君の大嫌いなヒキョー者の名前だよ」
655: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/14(火) 22:22:38.27 ID:574j/ETR0
桜木「は…?テメェ…何言って…」
花宮「おおっと、ゴメンね桜木君」パスを受け取りそのままシュート
桜木「しまっ…!」ブロックするも追いつかない
バスッ
23-16
花宮「ククッ…こんな作り話に引っかかりやがって、馬鹿なんじゃねぇかお前」
桜木「作り話…!そうだ!だいきがそんなことをするはずが…」
花宮「ああ、"俺"が帝光中に決勝で舐めプされたってことは嘘だぜ?」
桜木「"俺"…?」
花宮「お前本当に何も知らないんだな、青峰大輝に関しては本当のことだ」
桜木「嘘を付くな…!お前みたいなヒキョー者が言うことなんて誰が…!」
花宮「そうか?だったら周りの選手誰にでもいい、聞いてみな、帝光中の頃の青峰のことを」
桜木「…!メガネ君…!違うよな!?だいきはそんなひでぇする奴じゃないって…!」
日向「……」
桜木「メガネ君…!」
日向「悪いが桜木…それについては擁護できねえ…」
桜木「そんな…だいきが…あのだいきがそんなことをするわけが…!」
日向「そりゃ初めからああだったわけじゃない…だが力が完全に付いた3年からは顕著にそれが出ていたぜ…」
伊月「高校生になった俺たちの耳にも入るほどだった…その中でも青峰の悪い噂はキリがなかった…」
原「俺さ、中学の頃の一回帝光と試合したことあんのよ?その時は酷かったぜ?」
原「中学最後の試合が懸かった試合だ…俺も仲間も皆内心勝てるなんて思ってなかった。それでも正々堂々バスケをすることが大切だと思った…なのにだ…!」
原「あいつらと来たらまるでゲーム感覚…!俺たちの気持ちなんてまるで汲み取りもせずに…!誰が一番点数を取れるかで競い合ってた…!」
656: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/14(火) 22:23:38.34 ID:574j/ETR0
桜木「…!メガネ君…!違うよな!?だいきはそんなひでぇする奴じゃないって…!」
↓
桜木「…!メガネ君…!違うよな!?だいきはそんなひでぇことする奴じゃないって…!」
↓
桜木「…!メガネ君…!違うよな!?だいきはそんなひでぇことする奴じゃないって…!」
657: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/14(火) 22:35:21.49 ID:574j/ETR0
桜木「馬鹿な…そんなわけが…」
山崎「まぁ俺ら私立で頭良い学校行ってるけどよ、それでもココ(霧崎第一)には中学の頃ある程度名をあげた強い奴らが集まってくる。そいつらが入部してまず集まって何を話すかお前知ってるか?」
桜木「? 一体何を…」
山崎「キセキの世代と試合した時どれだけ酷いことされたかってことだ」
桜木「…!」
古橋「俺の後輩達が3年になった時青峰達と試合したらしい、その時何をされたと思う?点の競り合い?ハンデ…?そんな生易しいものではなかった」
古橋「青峰は終始"後ろ歩き"でプレイしていた…それでもその試合の得点数は63…バスケが好きなアイツらは皆バスケを辞めた…」
桜木「……」
古橋「これに比べたら審判に"バレない"程度のプレーの何が悪い?勝つ手段を必死に模索し最善を尽くす俺たちの何が悪い…!」
桜木「それは…」
花宮「(ククッ…もう少しだ…)桜木、何故青峰の足を俺たちが怪我させちまった時そこまで騒がれなかったと思う?」
桜木「…?」
花宮「偶然にせよ故意にしてもだ、これから高校バスケを盛り上げてくれる天才プレイヤーを怪我させちまったんだ。非難轟々されてもおかしくない…なのに何故誰も俺たちを責めない?」
花宮「皆スカッとしてんだよ!憎き青峰大輝が潰れたことになぁ!!!」
658: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/14(火) 22:45:51.93 ID:574j/ETR0
花宮「そりゃそうだ!今この高校バスケで活躍してる選手はもれなく中学時代に"一度"は青峰大輝に敗北している!それも散々なやり方でな!」
花宮「その青峰が怪我をした?なら皆はどう思う?『ザマァみろ』『自業自得だ』『俺たちみたいにバスケを辞めろ』…そう思う奴が少なからず…いや多くいるんだよ…!」
桜木「……」
花宮「桜木花道!お前が青峰と気が合うのは相性ではない!力があるからだ!」
花宮「たとえ趣味や性格の方で相性がよくても力が無ければお前も他の奴と…!"俺たち"と同じ扱いをされていただろう!」
花宮「青峰大輝がお前を気に入ってるのはお前ではない!自分の力を最大限に引き出してくれているお前の力だ!」
花宮「結局青峰大輝はお前ではない!そうやって最大限に引き出した自分の力を気に入っているだけだ!」
花宮「謂わばお前は青峰の才能をさらに開花させる"鍵"だ!青峰の才能という箱を開けたお前はもう用済みだ!もし今度会うことが会ったとしてもそこらへんの凡人と同じ扱いを受けるだろう!」
桜木「……」
花宮「まぁ二度とお前が青峰と戦うことはない…何故ならここで俺たちがお前らを倒すからだ!」
花宮「もうすぐ"巣"も完成する!フーハッハッハッ!愛しの青峰君のことを思って"楽しく"バスケをするがいい!まぁこの話をきいて楽しくプレイできればの話だがな!」
桜木「そんなだいき…俺は…俺は…」
669: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/15(水) 19:07:17.28 ID:9mJvwbg80
ーーーーーーーーーー
日向「おい桜木!」
桜木「…!しまっ…!
原「あらよっと」
シュッ
25-20
おいおいさっきから赤頭どうしたんだよ
動きが悪りぃな
桜木「クソォ…!(初めてだぜ…こんなモヤモヤしながらバスケするのは…!)」
桜木「落ち着け!今は麻呂眉毛達に勝つことが先決だろうが!だいきの頃は後回し…!
青峰『花道…!』
桜木「…!だいき…!何故…何故お前が…」
ーーーーーーーーーーー
原「ヘヘッ…今なら…!」
ガンッ!ガンッ!見えないようにラフプレー
桜木「テンメェ…!ヒキョーなことすんじゃねぇ!!!」
ガンッ!!!
伊月「桜木…!」
ピピィーーー!!!
審判「白10番!プッシング!!!」
桜木「…!クソォ…」
672: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/15(水) 19:29:14.02 ID:9mJvwbg80
桜木「このままじゃ…このままじゃ…」
黒子「何やってんですか桜木君」
桜木「ぬわああああああ!!!??テツ!?お前いたのか!?今回に限っては本当にいないと思ったぞ!!」
黒子「その桜木君の反応にももう慣れました」
桜木「…!そうだテツ!だいきは中学の頃どうだったんだ…!麻呂眉毛達が言ってたようなことなんて…!
黒子「していましたよ」
桜木「…!」
黒子「青峰君だけではなく皆にそのような傾向がありました。僕はそれが原因で一度バスケを嫌いになりました」
桜木「テツ…」
黒子「僕らは彼らのバスケが間違っていると思った。だから僕はここへ来た…だけど…」
黄瀬『この勝負は俺が…いや!海常が勝つ!』
緑間『確かにこの"シュート"は入らんだろう…だが"ボール"は入れてみせる…!どんなことがあろうと…!』
青峰『早くよこせ!こんな終わり方で納得できるわけねぇだろうが!』
黒子「彼らは間違いなく桜木君と出会って変わりました。その彼らを僕は否定しようとは思わない」
675: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 19:31:48.71 ID:9mJvwbg80
桜木「テツ…」
黒子「彼らには反省してもらいます。ですが今からは…」
スタスタスタスタ
黒子「桜木君…?」
花宮「なんだアイツ…何をしようと…」
桜木「おいよく聞けテメェら!!!!!」大声で
ざわ…ざわ…
なんだ?
いきなり叫び出して…
桜木「お前らの中に中学時代にキセキの世代にヒデェことされた奴がいるかもしれねぇ…!!!キセキの世代が嫌いな奴が沢山いるかもしれねぇ…!!!だが…!」
桜木「そいつらは全員この天才桜木花道が試合で叩きのめて敵を討ってやる!!!そして後に制裁をこの桜木が下す!!!!だから俺に免じて一度あいつらを許してやってくれ!!!」
今吉「ハハッ!なんやそれ、むっちゃオモロイやん」
緑間「俺は桜木に何をされるのだよ…」
シーーーーン…
桜木「なっ…!?この天才の演説が響かないだと…!」
ワァァァァァァァァァァ!!!!
おもしろれぇ!なんだよそれ!
あの赤頭がキセキの世代を!?倒せるもんなら倒してみろよ!
おうおう!無理だろうけど一応敵討ち任せたわ10番!
桜木「思っていた反応と違う…」
黒子「でもこれで意地でもインターハイに出場しないといけないようになりましたね。そんな喝の入れ方をするなんて流石桜木君です」
桜木「……」そんなことは計画してなかったみたいな顔
桜木「そ…その通り!これが天才流の追い込み方よ!ナーハッハッハッ!」
黒子「(いつもの桜木君に戻りましたね)」
676: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/15(水) 19:38:52.10 ID:9mJvwbg80
桜木「さぁ!もうテメェらの策は尽きた!!!こっからは俺達のターンだ!!!」
古橋「おいおい…もうフェイズ2は失敗か…」
山崎「内心を揺さぶるのは結構効いたみたいだけどまさかあそこまで早く立ち直るとは…」
花宮「構わん」
原「お、ってことは…!」
花宮「巣は完成した。これでアイツらも終わりだ」
ーーーーーーーーーーーー
桜木「オラァァァァァァァ!!!!気合い入れてくぜ!!!」
桜木「ゴリラダンク!!!」
ドゴォォォォォン!!!!
30-24
ワァァァァァァァァ!!!!
審判「霧崎第一選手交代!」
日向「なんだ…?このタイミングで…?」
瀬戸「俺を出すタイミング早くない?巣は後半からじゃないの?」
花宮「アイツらのチームは"特殊"なんでな、いつもより早くできた」
花宮「ここからはパスの一つすら通さん…!」
685: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/25(土) 20:35:36.66 ID:ObKH/mcb0
日向「テメェらの汚い手は全て封じた!これでお終いだ!」
花宮「フフッ…だといいな…」
伊月「日向!」パスをする
花宮「瀬戸!」
瀬戸「ほいよー」パスボールをスティール
伊月「!?」
瀬戸「よいしょっと」そのままシュート
30-26
ーーーーーーーーーーーー
伊月「(次こそは…)」
伊月「(桜木へ…!)」バシッ!
花宮「パスありがとさんよ」スティール
伊月「(何故だ!?また…!)」
ーーーーーーーーーーーー
桜木「キューティーがダメなら俺が…!」
古橋「行かせないよ桜木」
原「お前の相手は俺らよ!」
山崎「抜けるもんなら抜いてみな!」
桜木「グヌヌ…こいつら…!」
日向「桜木へ三人…!これじゃあ…!」
ーーーーーーーーー
桜木「クソッ!お前らなんざ!」
ガン!ガン!ガン!
霧崎三人「」チーン…
ーーーーーーーーー
桜木「(ってこいつらに頭突きして抜けるならどれだけ楽なことかぁ~!)」涙流しながら
黒子「…」ダッダッダッ!
桜木「テツ…!(これなら…!)」シュッ
瀬戸「それも把握済みだ」またスティール
桜木 黒子「「…!」」
シュッ
30-32
霧崎第一逆転だーー!!!!!
誠凛の攻撃は全部スティールしてやがる!!!すげぇ!
花宮「クハッ!あとは蜘蛛の巣にかかった獲物を少しずついたぶるだけだ!」
686: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/25(土) 20:45:27.44 ID:ObKH/mcb0
桜木「どうなってやがる…!コイツらに全部俺らのボールが取られんぞ!」
伊月「まさか俺たちの攻撃パターンを全て分析したと言うのか!?」
日向「ありえねえ!そんなことできるわけが!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
今吉「できるんやなあ、それが」
若松「でも相手のことを分析したからって全部のボールをスティールできるなんていくらなんでも…」
今吉「あいつは試合の内容を全部トレースできるくらい頭が良い…それにあの瀬戸って奴も相当賢いんやろ、奴がカバーについて花宮の手足となれば…」
今吉「100%スティールできる」
若松「マジかよ…だったらゾーン2に入ってる時の青峰と一緒じゃないですか…」
今吉「せやなあ…というかそう言われてみればそれを一人でやってのける青峰って…」
今吉 若松「「本間バケモンやなあ(だな)…」」
ーーーーーーーーーーーーーーー
桜木「残り2分!このまま点を取らないまま終わってたまるか!」
原「まぁそう粋がってくれるのはいいけどさ!」
古橋「お前にボールは渡さないよ!」
ガンッ!ガンッ!
桜木「(こいつらまたヒキョーなことを…!)」
伊月「(不味い…!あれじゃ桜木に渡せないし黒子のパスコースも封じられた…!ならば…!)」
ダッ!
おーー!誠凛5番自ら!
花宮「馬鹿が」
バシィィ!!!
伊月「…!」
花宮「勘違いすんな、実力でもテメェらウジ虫
687: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/25(土) 20:52:50.28 ID:ObKH/mcb0
途中で投稿してしまいました
花宮「勘違いすんな、実力でもテメェらウジ虫よりは勝ってんだよ」
桜木「んだとテメェ!」花宮の元へ行こうとする
原「だから行かせないって!」桜木の進路を断とうとする
桜木「うるせぇ!」ガンッ!
ピピィーーー!!!
審判「白10番ファール!」
これで赤坊主ファール3つだぁ!!!!
桜木「クソッ!」
伊月「桜木…!何してるんだ…!」
桜木「すまねえ…(クソッ…!少しでも血がのぼるとファールをもらっちまう…元々俺ファールよくもらってたからな…)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
日向「ここ最後決めるぞ!」
花宮「無駄無駄ァ!お前らはこのまま無様に負けるんだよ!」
?「何やってるの!」
日向「!」
花宮「なっ…!?」
リコ「この攻撃で点決めれなかったら明日の練習量3倍にするわよ!」
花宮「勘違いすんな、実力でもテメェらウジ虫よりは勝ってんだよ」
桜木「んだとテメェ!」花宮の元へ行こうとする
原「だから行かせないって!」桜木の進路を断とうとする
桜木「うるせぇ!」ガンッ!
ピピィーーー!!!
審判「白10番ファール!」
これで赤坊主ファール3つだぁ!!!!
桜木「クソッ!」
伊月「桜木…!何してるんだ…!」
桜木「すまねえ…(クソッ…!少しでも血がのぼるとファールをもらっちまう…元々俺ファールよくもらってたからな…)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
日向「ここ最後決めるぞ!」
花宮「無駄無駄ァ!お前らはこのまま無様に負けるんだよ!」
?「何やってるの!」
日向「!」
花宮「なっ…!?」
リコ「この攻撃で点決めれなかったら明日の練習量3倍にするわよ!」
688: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/25(土) 21:03:26.58 ID:ObKH/mcb0
花宮「何故お前がココへ…!」
不良達がリコの後ろへ
花宮「(アイツら…!裏切ったのか…!)」
日向「余所見してんじゃねぇ!」ダッ
花宮「しまっ…!
日向「ワリィが練習量3倍はゴメンだ!それに…!」
シュッ
日向「アイツの目の前でダセェ格好は見せられねえ!」
バスッ
33-42
ピピィーーー!!!
審判「第2Q終了!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
伊月「よかった!大丈夫だったかカントク!」
リコ「えぇ、私にかかればこんなもんよ!」
小金井「(一体何をしたんだ…)」
日向「お前らも危ない中よくリコを向かいに行ってくれた!」
降旗「いえ…俺たちは全然…」
リコ「ところでどうして負けているのよ!」
日向「それが…かくかくしかじかで…」
リコ「成る程…こっちの攻撃パターンを全て見切っているから全てのパスをスティールされるわけね…」
伊月「正直これに関しては防ぎようがない…どうして突破すればいいか…」
リコ「そうね…時間があれば皆に別パターンを叩き込めるけど時間が足りないわ…」
桜木「良い方法があるぜリコさん」
リコ「え?」
桜木「時間を確保しつつ尚且つアイツらをぶっ飛ばせるこの天才が考えた作戦だ。間違いなく成功する!」
降旗「嫌な予感しかしない…」
689: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/25(土) 21:17:49.54 ID:ObKH/mcb0
原「いやあ、それにしても今回は早く巣が出来上がったね」
古橋「どうしてあんなに早く出来たんだ?」
花宮「それはアイツらのチームがよく練習してるからだ」
原「は?どういうこと?」
花宮「あいつらには黒子とかいうパスのスペシャリストがいる。となると攻撃のパターンは必然的に個人戦ではなくチームプレイが中心となる」
花宮「確かに敵の俺たちからすれば黒子のパスは奇々怪界なものかもしれないがアイツらの中では洗練されて生まれたもの…そうなると次第に癖が出てくる…」
花宮「そして精密で正確なPGの伊月に初心者丸出しの桜木…こいつらは非常に読みやすい」
古橋「成る程…伊月は正確が故に動きを読むことができればほぼ完璧にスティールができる…」
瀬戸「あとあの桜木って奴は面白いほど単調だから読みやすい」
花宮「ま、そういうことだ。最後はあっちの監督が戻ってきたことが意外で点を決められちまったがここからは一点もやらん」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桜木「行くぞ!」
降旗「桜木…やっぱりこれは…」
桜木「何を言ってるハタ坊!この天才が考えた作戦だ!上手くいくに決まってる!」
福田「まさかこんなことになるなんて…トホホ…」
黒子「何言ってるんですか福田君、君なら大丈夫です」
花宮「なっ…!?コイツら…!?」
河原「そうだぜお前ら!ここで役に立たないでどうする!」
桜木「その調子だ坊主!さぁ見せてやろうか!」
花宮「お前ら…ふざけてんのか…」
桜木「テメェらより"コイツら"の方が100倍強いからな」
花宮「ふざけるな…インターハイ出場がかかった試合だぞ…なのに…」
花宮「日向や伊月を抜いて一年全員に総入れ替えだと!?」
698: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 13:52:33.16 ID:Vu90Yemp0
桜木「どうだ!これでテメェらからボールを取られることはねぇぞ!」
原「確かにこれじゃせっかく作った巣は意味ないけど…」
古橋「巣を潜り抜けたはいいものの戦力がガタ落ちしてるじゃないか、楽できるし有難いな」
リコ「そうだといいわね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桜木「ハタ坊!」ボールをパス
バチン!
降旗「あっ!」ボールを弾く
原「ハハッ!何これイージーモード?チュートリアルより楽かも!」こぼれたボールを拾う
シュッ
33-45
降旗「ごめん桜木…俺のせいで…」
桜木「心配すんな!天才の俺ならともかく凡人のハタ坊がミスするのは当たり前だからな!」
降旗「…!」
桜木「そう緊張すんな!せっかくの試合なんだから活躍しろよハタ坊!そして俺だけにボールを集めろ!ナーハッハッハッ!」と言いながら去る
降旗「桜木…」
黒子「桜木君は馬鹿だから緊張しませんが僕には降旗君の気持ちよくわかります」
降旗「黒子!(いたのか…)」
黒子「僕も中学の頃一軍昇格試合の時緊張し過ぎてチャンスを逃しかけました」
黒子「でもキャプテンが僕に言ってくれました『自分の役割を全うしろ』とそれだけ考えていたら不思議と緊張はしなくなりました」
降旗「自分の役割…」
黒子「降旗君達は霧崎第一の方たちより強い。僕はそう思っています。ですので絶対勝ちましょう」
降旗「…お、おう!」
699: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 13:59:03.21 ID:Vu90Yemp0
降旗「俺の役割…」ダムダム
原「ほらほら!そんな弱気だとまたすぐボール取っちゃうよ!」
桜木「おいハタ坊!早く俺にボールを渡せ!」
降旗「…!(桜木にボールを集めれば…!いや違う…!)」
原「(桜木にボール渡そうとしてるな…まぁ今は桜木のワンマンみたいなもんだし…
降旗「福田!」パス
福田「おうよ!」受け取る
原「なっ…!?」
降旗「(俺の役割…!それはこのチームの個性を最大限に生かすこと…!確かに桜木はプレイも凄いけどそれ以上に"存在感"が凄い!それに…!)」
福田「よし!」シュート体制に
古橋「行かせないよ!」ブロックへ
福田「しまっ…!
シュッ
瀬戸「あれじゃ入らん!リバウンド!」
ガコン
桜木「どりゃああああああああああ!!!!」
バシィィィィィィィィィィ!!!!
桜木「リバウンド王桜木!!!!」
降旗「桜木のリバウンドがあれば緊張してる俺たちでも強気にシュートへいける!」
700: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 14:08:26.74 ID:Vu90Yemp0
ーーーーーーーーーーーー
山崎「メンバーが変わろうと意味はねえ!やることはただ一つ…!」
ガッ!ガッ!
河原「(こいつ…!)」
山崎「ほらほら!早くボールを離しな!」
桜木「フッ!そんなもんが坊主に効くわけないだろ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桜木『おらぁぁ!!!!』ガコン!!!!
河原『クソッ!桜木!もう一度だ!』
桜木『何度やっても同じだ坊主、お前じゃ俺に勝てん』
河原『馬鹿野郎!勝つまでやるんだよ!今日は一回でもいいからお前に勝つことが自分ルールなんだ!』
桜木『ほうこの天才に一度でも勝つとな?』
河原『今日勝てれば明日は二回、その次は三回!そうやってお前に段々と近づいていきたいんだ!』
桜木『…!成る程…だがこの天才から初めの一勝利をもぎとることは至難の技だぞ?』
河原『わかってらぁ!だからこうやって居残り練習までお前に付き合ってもらってんだろうが!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
河原「おらぁ!!!」
山崎「なっ…!?(こいつ無理矢理…!)」
シュッ
37-45
河原「よっしゃああああああああ!!!」
桜木「あいつのガッツがテメェらみたいなヒキョー者に負けるわけねぇだろ」
701: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 14:23:22.91 ID:Vu90Yemp0
福田「グッ…!」
瀬戸「君ほんとにセンター?弱すぎるんじゃないの?」
福田「その言葉…そっくりそのまま返してやるよ!」
瀬戸「?」
福田「お前なんか…!」
瀬戸「なっ…!?(これは…!?)」
シュッ!
バスッ!
おお!ティアドロップショートだ!
福田「毎日練習でボコボコにされてる桜木なんかに比べたら絶全然マシなんだよ!」
瀬戸「こいつ…!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
降旗「桜木!一度戻して!」
桜木「ぬ!仕方ねえな…」シュッ
降旗「よし!一度落ち着いて冷静になろう!」
桜木「フッ…(こいつのプレイはホントヤスを思い出すな…)」
花宮「何をやってるお前ら!こいつらは急ピッチで作ったチーム!だったら緻密な連携が必要な11番を警戒する必要はない!もっと強気にいけ!」
降旗「急ピッチ?よく言ってくれるよ」シュッ
黒子「……」現れる
バシィィ!
花宮「なっ…!?(何故こいつらでも11番が機能する…!?コイツのパスは味方でさえ失えかけない上に急なパスコースの変更で対応するのが難しいと言うのに…!)」
桜木「ナメてんじゃねえぞ麻呂眉毛、そりゃテツが誰ともでも連携できるに決まってんだろ!」
ダァァァァン!!!!!!
57-50
桜木「俺たち誠凛にいらねえ奴なんて一人たりともいないからな!!」
702: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 14:27:54.52 ID:Vu90Yemp0
リコ「さてと…」
桜木「お、やっと終わったかリコさん!」
リコ「ええ、今までに一度も披露してない攻撃パターンをコイツらに叩き込んだわよ」
日向「早く試合に出さしてくれ…頭からこぼれる…」
伊月「今頭の中作戦のことしかない…」
桜木「ハーハッハッハ!流石リコさん!」
リコ「まぁ私が戻ってきてこの第4Q私の知将っぷりを見せたかったけど貴方達一年でもどうにかなりそうね」
日向「なっ…!?俺たちの努力は!?」
リコ「でもコイツらには散々やられたからね…たぁ~っぷり礼をしてあげないとね」ニコッ
リコ「第4Q貴方達でボコボコにしてきなさい」
703: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 14:35:21.00 ID:Vu90Yemp0
相田リコの誘拐 ラフプレイ 桜木への精神攻撃 そしてクモの巣
これらを全て看破された霧崎第一にもはや成すすべはなかった
79-57
ワァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
残り1分!
これで誠凛のインターハイ出場はほぼ確定だぁぁ!!!!
花宮「(ふざけるな!このままコイツらの勝ちで終わってたまるか!せめて桜木…!テメェを潰してやる…!)」
ダッダッダッ
花宮!あいつダンクできんのか!?
桜木「行かせるか…!」
花宮「フッ、ゴールにまで届くわけねえだろ」
桜木「?」
花宮「だがテメェの"頭"にならできるかもなぁ!」
日向「(アイツ…!最後の最後まで…!)」
伊月「不味い桜木!」
花宮「病院で青峰と仲良くしときな!!!桜木ィィィィィ!!!!」
ガンッ!!!!!!!!!!!!
707: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 14:51:12.72 ID:Vu90Yemp0
高宮「あいつ馬鹿だな」戻ってきてた
野間「やっぱ俺より馬鹿だなアイツ」
大楠「花道の頭へ攻撃するなんてな」
水戸「ああ、なんせアイツの得意技は"頭突き"だからな」
バチン!!!!
花宮「なっ…!?(コイツの頭に喰らわしてやったボールが空中へ…!?コイツどんだけ石頭してんだ…!?」
桜木「テメェ…この野郎…」メラメラメラメラ
バシィィィィィ!!!! 空中でボールキャッチ
桜木「人の頭にダンクとはそれでもバスケット選手か!!!!!!」ゴリラダンクを花宮の頭へ
バチィィィィィィィィィィィ!!!!!!
花宮地面に叩きつけられる
シーーーーーーーーーーーン
審判「…10番退場」
桜木「な…?なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
花宮「」チーン…
日向「大丈夫かコイツ…頭が凹って文字みたいになってんぞ(ザマアミロ)」
伊月「いくらなんでもやりすぎだぞ桜木!(よくやった)」
桜木「違う今のはコイツが先に…!皆も見ただろ!」
小金井「だからってやり返す馬鹿がいるか!(正直スカっとした)」
桜木「違う!今のはつい手が出て!」
水戸部「…」^^
土田「おい水戸部!気持ち隠しきれてないぞ!」
審判「いいから早く君はコートから出なさい」
桜木「せっかくこの頃主人公っぽかったのに~!!!!」ズルズルと引っ張られていく
708: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 15:10:39.29 ID:Vu90Yemp0
その日の夜
桜木「なんだよリコさん達…『貴方は退場したから祝勝会も退場!』って…リコさん達も麻呂眉毛の凹んだ頭の写真見てゲラゲラ笑ってたくせに」
桜木「まぁキヨシって奴が去年アイツらに怪我させられたから気持ちはわかるが…いや、それにしてもヒデェな…」
桜木「…何が祝勝会だ!天才とは孤高であるもの!一人家で…
黒子「何悲しいこと言ってんですか桜木君」
桜木「ぬわあああああ!?テツ!?お前祝勝会はどうした!?」
黒子「桜木君いないと意味ないので、僕が抜けても皆気付かないでしょうし抜けてきました」
桜木「テツ…!嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか!」
黒子「それに次からは全国です。ここからが本番ですよ」
桜木「(全国…そうか、インハイ出場は決まったもんな)」
桜木「(もうそろそろ時期が時期だ…どうする…?テツにホントのことを言うか?)」
黒子「どうしたんですか桜木君?いつになく真剣な顔して、らしくないですよ」
桜木「誰がらしくない顔だ!!!ほら!俺の家で酒飲んで祝勝会すんぞ!!」
黒子「桜木君僕ら未成年でジャンプの主人公ですよ?そんなことしちゃ…
桜木「ジャンプ?何意味わからねえこと言ってんだ!ほら行くぞ!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
チュンチュンチュンチュン!
桜木「もう朝か…昨日のことが思い出せん…」
黒子「Zzz…」
桜木「テツ?そうか昨日テツと二人で呑んでたのか…」
コンコンコン!
?「桜木君!」
桜木「誰だこんな朝から…ん?今の声は!?」
?「桜木君!」
桜木「まさか!」ガチャ
晴子「おはよう桜木君!リハビリの調子はどう?」
715: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 21:53:57.29 ID:Vu90Yemp0
桜木「は…晴子さん!?!?何故ここに…!?」
晴子「桜木君がリハビリ頑張ってるって聞いてお兄ちゃんに桜木君の住所教えてもらったんだ!」
桜木「いえ!そういうことでは…
晴子「もしかしてお邪魔だったかな…」しょんぼり
桜木「いえいえいえ!そんなことあるわけないじゃないですか!むしろ毎日ウェルカム!いえ!毎秒ウェルカムですとも!」
桜木「(何故だ!?何故晴子さんがここに…!?まさか晴子さんも俺と一緒で違う世界へ…!?いやしかしテツもいる…!だったら戻ってこれたのか…!?いやしかし待て…!テツがいるということは…)」ブツブツ
晴子「私桜木君の為にお弁当作ってきたんだ!」
桜木「……(どうでもいいや)」感涙
716: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 22:05:35.82 ID:Vu90Yemp0
晴子「それにしても桜木君また髪切ったの?」
桜木「ええまぁこれは気分転換のようなもので!」
晴子「そうなんだ、それに身長も少し伸びた?」
桜木「(ギクリ)そ、育ち盛りですから!」
晴子「そうだよね!桜木君はまだまだ伸び代あるもんね!」ヒョコっと部屋を覗く
桜木「ぬわあああああ!ダメです晴子さん!こんな汚い僕の部屋を見るなんて!」
晴子「そんなことないわよ!桜木君の部屋なんだから…
酔い潰れてはだけている黒子を見つける
晴子「///!?」遠目なので女の子と間違えている
晴子「あのゴメンね桜木君…///まさか女の子を連れ込んでいるとは思っていなかったから///お邪魔だったね…」
桜木「女の子?ち…違います!晴子さん!あいつは男ですよ!」
晴子「ホントに?」
桜木「その証拠に…」
ダッダッダッ
桜木「おい起きろテツ!この桜木人生最大の危機だ!頼む起きてくれ!」ブンブンブンと黒子を振り回す
黒子「ん…桜木君…?おはようございます…」
桜木「ほら見てください!テツは男ですよ!」猫のように持ち上げる
晴子「テツ…?桜木君のお友達?」
桜木「そんなところですね!」
黒子「初めまして黒子 テツヤと申します」
晴子「初めまして赤木 晴子です!」
黒子「まさか桜木君にこんな可愛い人とお知り合いなんて…これも夢ですか?」
桜木「なんだとテツ!」
晴子「アハハッ、テツ君と桜木君は仲良いんだね!ってもうこんな時間!ゴメンね桜木君!これからバスケ部の朝練があるからもう行くね!」
桜木「ハイ!頑張ってください晴子さん!」
ダッダッダッ
桜木「(さて…テツになんて説明すれば…)」
黒子「ここが桜木がいた"元"の世界ですか?」
717: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 22:06:50.78 ID:Vu90Yemp0
黒子「ここが桜木がいた"元"の世界ですか?」
↓
黒子「ここが桜木君がいた"元"の世界ですか?」
↓
黒子「ここが桜木君がいた"元"の世界ですか?」
718: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 22:14:26.55 ID:Vu90Yemp0
桜木「なっ…!?何故それを…!?」
黒子「昨日桜木君が言ってくれたじゃないですか、酔いながらでしたが」
桜木「(俺の馬鹿野郎!)だからってテツ…そんな話信じるのか…」
黒子「ええ、桜木君のことですから」
桜木「…!テツ…」
黒子「それに晴子さんなんて綺麗な人が桜木君の家に来てくれる時点でここは僕のいた世界じゃないでしょうし…」
桜木「この野郎テツ!テメェはいつも一言多いんだよ!」
黒子「それにしてもどうしましょうか」
桜木「そうだな…まさかテツまでこっちに来ちまうなんて」
黒子「まぁなんとかなるでしょう、それよりも桜木君がいたバスケ部の皆さんに会ってみたいです」
桜木「お前って結構ポジティブなんだな…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
体育館
桜木「チーーース」
宮城「遅えぞ花道!って花道!?」
桜木「おおー!リョーちん!久しぶりだな!」
宮城「そりゃオメェはリハビリで来れてなかったけども…って髪切ったのか?」
桜木「(この下りあと何回かやるんだろうな)」
719: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/28(火) 22:20:50.30 ID:Vu90Yemp0
三井「おぉ!桜木じゃねぇか!久しぶりだな!」
桜木「ミッチー!ミッチーは相変わらずだな!」
三井「そりゃどういうことだ!」
宮城「それにしてもオメェ怪我はいいのかよ?リハビリまだあるんだろ?」
桜木「治った」
三井「嘘つけ…完治には時間がかかると安西先生が…
桜木 めっちゃ動いて完治したことを伝える
三井「こりゃ治ってるな…」
宮城「薄々感じていたがやはり人間じゃなかったか…」
桜木「どういうことだ!まぁいい!久しぶりにリョーちんとミッチーに会えたんだ!2対2でもしようではないか!」
宮城「俺と三井さんのコンビに戦いを挑むなんて大きく出たな花道」
三井「そりゃいいが2対2だと?お前一人じゃねぇか」
黒子「いえ、僕もいます」
三井 宮城「「ぬわあああ!?いつの間に!?」」
桜木「なんか懐かしいなこの感じ」
728: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/29(水) 18:44:56.52 ID:p1trCIJF0
三井「おい誰だ桜木、このちっこいのは」
桜木「え、えーと…それはだな!(不味い…!違う世界から来たなぞ口が裂けても言えん!)」
黒子「桜木君がリハビリしてる病院で知り合ったんです」
三井「成る程、だから桜木と一緒にいるわけか」
桜木「そ、そうなんだよミッチー!テツとは病院でバスケの話で意気投合して友達になったのだよ!」
宮城「バスケの話?ってことはこのチビもバスケやるのかよ?」
黒子「貴方だって僕と同じくらいの背丈じゃないですか」
宮城「……」
宮城「おい早くテメェらコートに入れ!メタメタにしてやる!何してるんすか三井さん!早くコイツらコテンパンにしましょうよ!」
三井「お前中々素質あるな、気に入ったぞ」ヒソヒソ
黒子「? ありがとうございます」
三井「じゃあすまねえがマネージャー!審判頼むわ!」
晴子「はぁーい!」
桜木「なっ!?(久しぶりに晴子さんの前でプレイ!?絶対に良いところを見せてやる…!)」
桜木「おい早くテメェらコートに入れ!晴子さんが審判をしてくれるのだぞ!何してんだテツ!ボーッとしてんじゃねぇ!」
黒子「…桜木君とあの人って似てますよね」ヒソヒソ
三井「まぁあいつら(恋愛)残念コンビだからな」
729: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/29(水) 18:55:36.67 ID:p1trCIJF0
晴子「それでは先に10点先制した方が勝利ということで、試合始め!」
ピピィーー!
桜木「ああ…晴子さん…久しぶりに見たがやはり天使だ…」じーん…
宮城「よそ見してんじゃねぇよ花道!」バチィィ!
ボールスティール
桜木「なーーー!?ズリィぞリョーちん!」
宮城「ヘッ、試合中に女なんかに見惚れてんじゃねぇよ」
ダムダムダムダム
桜木「あ、彩子さん」指差す
宮城「え!?彩ちゃん!?」指差す方を向く
桜木「馬鹿め!」バチィィ!
ボール奪い返す
宮城「だーー!テメェ卑怯だぞ!試合中に嘘付きやがって!」
桜木「今のはお返しだ!」
宮城「何がお返しだ!俺は本当のことを言っただけでテメェは嘘付いただろうが!」
桜木「いいや同じことだろうが!」
ガヤガヤガヤガヤ
黒子「いつもあんな感じなんですか…」
三井「馬鹿だからなアイツら」
桜木 宮城「「いやミッチー(三井さん)には言われたくない」」
三井「おいそりゃどういう意味だ!!」
三井も加わり言い争い再開
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
黒子「……(もし僕がこの人達と同じチームだと味方からも忘れられてボールもらえなさそうですね…)」
730: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/29(水) 19:06:02.98 ID:p1trCIJF0
宮城「言い争いはこの辺にしてそろそろ実力で叩き潰してやる!」
桜木「無論この天才もそうするつもりよ!」
宮城「……」ダムダム
ダッ!
桜木「なっ…!?」
黒子「(凄い…!桜木君をいとも容易く抜くなんて…!)」
宮城「テメェの怪我が治って早々ボコボコにするのは可愛そうだが彩ちゃんを使って俺を黙した罪は重いぜ!」レイアップへ
桜木「なんのこれしき…!」ブロックへ
宮城「なっ…!?(追いつくのか…!?元から化け物染みた運動能力してたが上がってねぇか!?)」
バチィィ!!! ボール弾く
桜木「よし!!!」
三井「ナイス桜木」弾いたボールをキャッチ
桜木「なぁーーーーーーーー!!??」
三井「よっしゃこれで3点…」
バチィィィ!!!
三井「あ?」
黒子「桜木君!」
三井「(コイツいつの間に…!?俺が試合中に選手のことを見失うだと?)」
桜木「よっしゃ!!!ナイステツ!」
桜木へパス
桜木「そしてナイスパス!そして喰らえ合宿シュート!」
シュッ
2-0
晴子「凄い桜木君!前より精度上がってるんじゃないの?」
桜木「いえいえそれ程でも!天才ですから!」デレデレ
三井「ムカつく…」メラメラメラメラ
宮城「思いっきり恥かかせてやる」メラメラメラメラ
735: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 21:01:20.21 ID:QqWZ6+si0
宮城「三井さん!」
三井「ほらよ!」パス
宮城「覚悟しろよ花道」ダムダム
桜木「フッ、今の俺を抜くことができるかなリョーちん?」
宮城「馬鹿言ってんじゃねぇ、さっき抜いたばかりだろうが!」ダッ!
桜木抜かれる
桜木「なぁーーーーーーーー!!??……なんてな!」
黒子「……!」宮城からボールを奪おうとする
宮城「うおっ…!?いつの間に…!?だが…!」シュッ!
黒子「(…!僕に気づいてからボールを放すまでの時間が短い…!)」
三井「よっしゃ次こそ!」
そのままレイアップへ
2-2
三井「へっ、ザマァみろ」
桜木「グヌヌ…ミッチーめ…」メラメラメラメラ
736: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 21:08:54.37 ID:QqWZ6+si0
桜木「仕方ねえ…アレやるぞテツ…!」
黒子「分かりました」
宮城「あれ?何する気だ?」
桜木「よく見ておけよリョーちん…これが天才桜木が編み出した究極奥義…」
桜木「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン!」ダムダムダムダム
宮城「うおっ!?なんだこのドリブル…!?」
三井「また馬鹿の桜木が変なことおっ始めやがったか」
桜木「さぁこの天才のドリブルに付いてこれるかな?」
桜木「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン!」ダムダムダムダム
宮城「……」
桜木「フンフンフンフンフンフンフンフンフン…
バチィ! ボールを弾かれる
桜木 黒子「「……!?」」
宮城「その大道芸みたいなん冬の大会でやんなよ、恥かくから」取ったボールを指で回しながら
三井「ごもっともだ」
桜木「なっ!?俺のフンフンドリブルが…!?何故効かないリョーちん!?」
宮城「多分ドリブルと目のフェイクでなんか企んでたんだろうが甘いな花道」
宮城「誰がテメェにフェイクのイロハ教えたと思ってんだ。そんなもん効くわけねぇだろ」
桜木「ちくしょう…」
737: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 21:15:21.50 ID:QqWZ6+si0
4-7
宮城「ま、こんなもんよ花道、新キャプテンの力思い知ったか!」ガハハッ!
桜木「グヌヌ…」
宮城「さてとサクッと終わらして…」
桜木「リョーちんが新キャプテンなら覚えておかねえとな」
宮城「ん?」
桜木「この世には"曲がるパス"があるってこともな」
宮城「曲がるパス?んなもん野球じゃねぇんだから…
桜木「フンッ!」横へ思い切りボールを投げる
三井「何やってんだ桜木、そっちは誰も…
バシィィ!!!! ボールの軌道が曲がる
宮城 三井「「…!?」」
桜木「ナイス!」ボールを受け取る
ダァァァァァァァン!!!!
4-7
桜木「よっしゃあああああああああ!!!」
宮城「どうなってんだ…今のボール…」
三井「桜木がまた変な…いや待て…(よく考えたらあのチビ俺のマークからいつの間に外れた…?)」
738: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 21:24:40.09 ID:QqWZ6+si0
三井「どうなってやがるテメェ…」
黒子「僕はいつも通りやってるだけですけど」
三井「(クソッ…宮城と桜木が目立つ分少しでも気抜いたらコイツのことが頭から離れちまいそうだぜ…)」
前を見ると黒子がいない
三井「…!?(嘘だろ…!?少し考え事してただけだぞ…!?なのにいつの間に目の前から…!?)」
桜木「テツ…!」シュッ!
黒子「行きます…!」ボール受け取る
宮城「俺がチビだからってナメてんじゃねぇぞチビ!」ブロックへ
桜木「相変わらず跳ぶなリョーちんは」
黒子「チビでもありませんしナメてもいません」シュート体制へ
宮城「…!?(なんだそのフォームは…!?花道のフリースローの投げ方よりデタラメじゃねぇか!?)」
シュッ!
宮城「だがブロック範囲内…!チビ対決はもらったぁ!」
三井「(身長へのコンプレックスが凄いな)」
スッ 宮城の手をすり抜ける
宮城「はぁ…!?(なんだこのシュート…!?ふざけんな!ここは巨人の星の世界じゃねぇぞ…!?)」
バスッ
6-7
739: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/30(木) 21:34:26.07 ID:QqWZ6+si0
三井「成る程な、流石桜木と連んでるだけあって変なことばっかしやがる」ダムダム
三井「だが俺は宮城のように甘くはねぇし弱くはねぇぞ、二人でかかってきな!」
宮城「見失ってたくせに」
桜木「しかも何回も」
三井「うるせぇ!」
桜木「だが確かにミッチーは"俺ほど"じゃないがやる男だ。気をつけろテツ」
黒子「桜木君がそう言うってことはこの人桜木君より強いってことですね」
三井「桜木のダチのくせによくわかってんじゃねぇか」
桜木「なっ…!違うぞ…!ミッチーなんていつもバテバテで後半は役に立ってねぇんだぞ!」
三井「テメェの体力がおかしいだけだ!…まぁいい、見せてやろうじゃねぇか」ゴゴゴゴゴゴゴ
桜木「…!」気を引き締める
黒子「…!(1対2でこの余裕…相当ドリブルに自信を…
三井「よいしょっと」ヒョコっと後ろへ下がって3Pラインへ
三井「ほいっ」シュッ
バスッ
6-10
桜木「……」
黒子「……」
三井「勝ーー利!!」
746: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 22:55:42.00 ID:QqWZ6+si0
桜木「ズリィぞミッチー!今のは完全に俺達と勝負する流れだったろうが!」
黒子「見損ないましたミッチーさん」
宮城「そうだぞミッチーさん」
三井「その呼び方なんかムカつくからやめろ!」
黒子「これが桜木君のチームですか、良いですね」
宮城「まだ濃ゆいのが二人残ってるけどな」
三井「まぁアイツらなんぞいなくても」
桜木 三井「「俺たちだけで充分だがな」」
赤木「ほう、言ってくれるな」
宮城「ダンナ!」
三井「なんだよ赤木、朝練見にきたのか」
赤木「暇だったんでな、それよりも…
桜木「ゴリィ!!!」
赤木「桜木何故ここに…お前リハビリ中じゃ…」
桜木「ノープロブレム!この天才怪我くらいチョチョイのチョイよ!」
小暮「桜木リハビリ頑張ってたもんな、それに桜木のことだしすぐに治るのもなんだが納得がいくよ」
桜木「メガネ君!!!」
桜木「メガネ君だ…キャプテンでもシュートでもなく元祖メガネ君だ…」涙流しながら
小暮「なんだそれは…」アハハッ
桜木「ゴリ!せっかくきたんだ!久しぶりに一勝負しようぜ!」
赤木「……!」ピクッ
赤木「バカモン…俺は受験中…バスケなど…」プルプル
小暮「(すっごい抑えてる…)」
桜木「この天才に負けるのが怖いのか?少し見ない内にゴリも弱くなっちまったなぁ!」
赤木「……」プルプル
小暮「(これは無理そうだな…)」
桜木「まぁ湘北はこの桜木に任せろゴリ!ゴリなんぞいなくてもこの俺が…
赤木「たわけが!!!!その舐め腐った態度今一度叩き直してやる!着替えてくるからそこで待ってろ桜木!!!」
小暮「(バスケやりたくて仕方なかったんだろうな)」
748: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 23:05:36.33 ID:QqWZ6+si0
それから少しして
桜木「ヘヘッ、懐かしいなゴリ」
赤木「フン、何を嬉しそうに」
桜木「俺とゴリが初めて戦ったのもここだったな」
赤木「その頃のお前はまだ髪があった頃だったな」
桜木「うるせぇ!バスケットマン桜木はこっちの方が性に合うんだよ!」
赤木「一丁前にバスケットマンを名乗るようになりおって…まだまだお前は初心者だ」
桜木「何を…!もうこの俺がゴリを超えたということを見せてやる!」
晴子「それじゃあ先にゴールを決めた方が勝ちね!」
ピピィー!
赤木「頭にダンクだけはもう勘弁してくれよ」
桜木「するかそんなこと…!」
桜木「…!(流石ゴリ…!プレッシャーが他の奴とは桁違いだ…!)」
赤木「(ほう…リハビリばかりでバスケの技術の方は衰えたと思ったが前より基礎が固まっている…一体誰がこのバカにこんなきっちりとした指導を…)」
桜木「よし!」ゴール下シュートへ
赤木「(だが…)」
赤木「まだ甘いわ!!!!」バシィィィィィィ!!!!
宮城「おお、ダンナ十八番のハエ叩き」
三井「野郎…受験勉強だとか言って
750: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 23:11:10.68 ID:QqWZ6+si0
三井「野郎…受験勉強だとか言って家でなんかしてただろ」
小暮「そんなことないさ、赤木はずっとバスケをせずに勉強してたんだ」
三井「まぁ体育館の前通るたびプルプルして我慢してたからな」
小暮「まぁさっきのお前らのプレイを見て我慢できなくなったんだろう、久しぶりに桜木も来てたことだしな」
小暮「それに今の赤木は…」
桜木「仕返しだゴリィィィィィィ!!!!」バシィィィィ!!!
赤木「グッ…!」
桜木「フッ、甘いなゴリ!この天才を前にそう易々とゴールができるわけなかろう!」
赤木「怪我が治ったばかりのお前を気遣って力を抜いてただけだ!そんなこともわからんのか!」
桜木「あー!分かりやすい嘘付くんじゃねぇ!」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
小暮「最高に楽しいそうだ」
752: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 23:26:48.89 ID:QqWZ6+si0
それから10分後
桜木「しつけぇぞゴリ!そろそろ諦めやがれ!」
赤木「貴様なんぞにギブアップするほど腑抜けておらんわ!」
桜木「フンッ!だったらこうだ!」
ビュン!
赤木「バカモン!誰がそんなデタラメなシュートを教えた!」
桜木「違ぇだろゴリ、やっぱ俺達と言えば」
ガコン!
桜木「ゴール下で競り合ってなんぼだろうがぁ!」
赤木「…!フッ、お前と言う奴は…」
桜木「リバウンドはこの俺が制する!!!」跳ぶ
赤木「お前にまだゴール下を譲った覚えはないわ!!!」跳ぶ
バシィィィィィィィィィィィィィ!!!!
三井「どっちだ…!?」
桜木「ハァ…ハァ…」ボールを掴んでる
赤木「ハァ…ハァ…」同じくボールを掴んでる
桜木「ヘヘッ…どうやら前と一緒でドローのようだな」
赤木「たわけが…受験なぞしてなければ軽く捻っていたわ」
桜木「あー!受験なぞって言いやがった!他の受験生に謝りやがれ!」
赤木「受験生から一番掛け離れてるお前に言われたくないわ!」
ガヤガヤガヤガヤ
三井「ホントあいつらはいつもあんな感じだな」
宮城「あれ見てるとやっぱダンナが抜けた湘北は何かイメージ湧かねえなあ」
小暮「そう言うなよキャプテン、これから湘北を引っ張っていくのはお前なんだぞ」
三井「桜木と流川とかいう問題児も抱えてな」ニヤニヤ
宮城「胃に穴空きそう…」
小暮「まぁ三井もその一人だがな」
三井「おい小暮!そりゃどういうことだ!」
小暮「違う!今のは口が滑ったというか!」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
黒子「(これが桜木君のチーム…)」
753: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 23:35:46.16 ID:QqWZ6+si0
河川敷を歩きながら
黒子「いいですね桜木君のチーム」
桜木「あ?あんな奴らがか?」
黒子「はい、リョーちんさんは桜木君のフンフンドリブルの奇抜さに惑わされず最善の手で看破してきました。あれは誰が相手でも気を抜かず常に格上の方々と戦ってきた証拠です」
桜木「確かにリョーちんって案外頑張ってたな(じいとかセンドーとか)」
黒子「帝光の頃のキャプテンとはまた違ったPGですがそれでも諦めず喰らいついてる姿が目に浮かびます」
桜木「リョーちんがいればキセキの世代なんぞイチコロよ!なんせリョーちんのパスはこうなんというかアガるからな!」
黒子「そうですか(昔の彼と似てますね…)」
桜木「ミッチーはどうだったよ」
黒子「あの人にマークされてたから分かりましたけ
754: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/30(木) 23:47:40.24 ID:QqWZ6+si0
黒子「あの人にマークされてたから分かりましたけど凄い強いですよね?」
桜木「中学エムブイピーとからしいからな一応」
黒子「運動能力で言えばキセキの世代とも…少し動きにムラがありましたが…」
桜木「ミッチーは2年間グレてたからな」
黒子「あれでブランクあるんですか!?」
桜木「ああ…(テツの驚いているところとかレアだな)」
黒子「ミッチーさんのポジションはどこなんですか?」
桜木「キャプテンメガネ君とシュートメガネと一緒だ」
黒子「あれでシューターなんですか…緑間君とはタイプは違えどミッチーさんもまた凄いシューターなんですね…」
桜木「(正直ミッチーはスリーポイント打ってるイメージ強すぎてその他のプレイ全部覚えてねえけど…)」
桜木「まぁシュートメガネとミッチーが対峙したらめんどくさそうだな」
黒子「それは反論しかねます…」
緑間『三井寿…お前にはブランクがあると聞く…人事を尽くさないものに勝利の女神は微笑まないのだよ』
三井『なにが何処からでもシュートが打てるだ…デタラメもほどほどにしやがれ…だがな…スリーポイントで負けるわけにはいかねえんだよ!』
桜木「こんな風に」
黒子「これはこれで見てみたいですけどね」
755: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/31(金) 00:03:25.63 ID:/1ikTlys0
黒子「ゴリさんは良いキャプテンですね。あの人が守ってくれるゴール下はきっと心強いと思います」
赤木『ん?誰だお前は?』
黒子『(僕に気付いた?)えと…桜木君の友達です。バスケで知り合いました』
赤木『桜木と友達…お前もまた一癖ありそうだな』
赤木『あの馬鹿のことだ。これなら迷惑をかけるだろうがよろしく頼む』
桜木「ま!俺がいっつもゴリを助けてやってんだけどな!」
黒子「僕はあの人をさっきの桜木君との勝負でしか見ていないから分かりませんがあの人のバスケは温かい…そんな気がします」
?『バスケは才能なんだって、小さい黒ちんが活躍できてんのもミスディレクションっていう才能のお陰なんだしそういう才能もない君はバスケ部辞めたら?』
黒子「僕が知ってる一番強いセンターより良いセンターです」
桜木「おお!流石ゴリ!キセキの世代もゴリラダンクでノックアウトか!」
黒子「実力は分かりませんが、ゴリさんがいるチームなら…
桜木「なっ…!?あれは…!?」
黒子「どうしたんですか桜木君?」
流川「……」音楽聴きながら走り込み
桜木「ルカワ…!!!!!!!」
761: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/31(金) 13:07:06.54 ID:/1ikTlys0
ピタッ
流川「……」桜木の方を向いて止まる
桜木「よう久しぶりだなルカ…
流川「……」何ごともなかったかのように走り込みを続ける
桜木「おい待てルカワ!!!!!今俺の方を見ただろ!」
流川「イヤホンをしてるから聞こえん」
桜木「聞こえてるじゃねぇか!」
ガヤガヤガヤガヤ
黒子「あれが流川君…」
黒子『呑みすぎですよ桜木君…大丈夫ですか?』
桜木『この天才が酒なぞに負けるわけなかろう!そしてルカワは俺が倒す!』
黒子『ルカワ…?』
桜木『俺がこの世で一番嫌いでムカついてキツネで大嫌いな奴だ!そして…!』
桜木『一番ぶっ倒してえ相手だ』
桜木「ナメた態度取りやがって…!俺と勝負しやがれ!」
流川「断る」
桜木「なんだとテメェ!俺に負けんのが怖いのか!」
流川「…」ヤレヤレ
桜木「この野郎…(やっぱりコイツが一番ムカつく…!)」メラメラメラメラ
黒子「僕も見てみたいです流川君のバスケ」ヒョコ
流川「ん?」ダレダコイツ
黒子「桜木君をボコボコにするところ見せてほしいです」
桜木「おいテツテメェ!」
流川「…じゃあ準備運動で 」
桜木「この桜木を捕まえておいて準備運動で済めばいいがな!」メラメラメラメラ
黒子「(この二人性質は違えど乗せやすいですね…)」
762: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/31(金) 13:16:20.07 ID:/1ikTlys0
黒子「ちょうどバスケットゴールもあるのであそこで」
桜木「ホントに都合がいいな」
流川「ご都合展開」
ーーーーーーーーーーーーーーー
準備終えて
桜木「さぁルカワ!進化したこの桜木をとくと堪能するがいい!」ダムダム
流川「ど素人から素人へか?」
桜木「この野郎今に見てやがれ…」メラメラ
桜木「(この天才が倍の時間を掛け練習しキセキの世代の奴らとも勝負してきたんだ…!今の俺ならルカワくらい赤子同然…!そうすれば…)」
晴子『凄い桜木君!流川なんて私目に入らない!もうカッコよくて凄い天才バスケットマン桜木しか目に入らないわ!』
桜木『ハハハ、やめてください晴子さん。それほどでも…』
桜木「あるかな!ナーハッハッハ…
シュッ
バスッ
流川「今ので一点」
桜木「なーーー!?ズリィぞルカワ!」
流川「ボーッとしてるお前が悪い」
桜木「なんだと!おい審判!」
黒子「今のは一点です」審判してた
桜木「グヌヌ…この無口コンビめ…」
763: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/31(金) 13:29:03.22 ID:/1ikTlys0
ーーーーーーーーーーー
0-1
バチィィィィ!!
流川「甘い」ボールスティール
桜木「なっ…!?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
0-4
流川 切り込む
桜木「(クソッ…速い…!)」出遅れてブロックへ
流川「……」シュッ
バスッ!
桜木「クソッ…!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
0-8
桜木「見やがれフンフン…
流川「どあほうが」バチン
桜木「なーーーーーーーーーーー!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
0-13
桜木「今度こそ…!」
流川「……」ダンクへ
桜木「馬鹿めルカワ!コースは完全に防い…
流川 ボールを持ち直す
桜木「なっ…!?(それはじいにやった…!?というかボールのの扱いがだいきと同じくらいに…!
ダァァァァァァァァァァァァン
黒子「(凄い…これは青峰君と…しかしまだ青峰君の方が…)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
0-19
流川「これで終わりだ」
桜木「クソォ…!次こそは絶対止めてやる…!」
流川 切り込む
桜木「行かすか!」ディフェンスへ
流川「…!ウザったいな…」
桜木「この勝負もらった…!」ボールへ手を伸ばす
流川「…」黒子へパス
黒子「え」
桜木「え」
流川「シュート」
黒子「は、はい…」
シュッ
バスッ
0-20
0-1
バチィィィィ!!
流川「甘い」ボールスティール
桜木「なっ…!?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
0-4
流川 切り込む
桜木「(クソッ…速い…!)」出遅れてブロックへ
流川「……」シュッ
バスッ!
桜木「クソッ…!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
0-8
桜木「見やがれフンフン…
流川「どあほうが」バチン
桜木「なーーーーーーーーーーー!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
0-13
桜木「今度こそ…!」
流川「……」ダンクへ
桜木「馬鹿めルカワ!コースは完全に防い…
流川 ボールを持ち直す
桜木「なっ…!?(それはじいにやった…!?というかボールのの扱いがだいきと同じくらいに…!
ダァァァァァァァァァァァァン
黒子「(凄い…これは青峰君と…しかしまだ青峰君の方が…)」
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0-19
流川「これで終わりだ」
桜木「クソォ…!次こそは絶対止めてやる…!」
流川 切り込む
桜木「行かすか!」ディフェンスへ
流川「…!ウザったいな…」
桜木「この勝負もらった…!」ボールへ手を伸ばす
流川「…」黒子へパス
黒子「え」
桜木「え」
流川「シュート」
黒子「は、はい…」
シュッ
バスッ
0-20
764: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/31(金) 13:38:28.45 ID:/1ikTlys0
桜木「おいテメェどういうことだルカワ!審判にボール渡す奴があるか!!!」
流川「誰もアイツが審判だとは言ってない。勝手に点数付けてただけだ」
桜木「言い訳してんじゃねぇ!」
流川「……」イヤホンを耳に刺して聞いてない
桜木「聞け!!!!」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
黒子「(流川君…青峰君と同じタイプの選手なのにパスを…これはもしかしたらキセキの世代の皆さんよりも…)」
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桜木「ったくルカワの野郎!イライラするぜ!」
黒子「僕は楽しかったですよ、湘北の皆さんと会えて。それにヒントももらいました」
桜木「アイツらにか?ろくでもないヒントじゃなければいいが…」
黒子「それにしてもどうやって戻りましょうか…」
桜木「そんなもんわかれば苦労は…とりあえず家で飯を…」ガチャ
ワープホール的なものが桜木の部屋に
桜木 黒子「「……」」
黒子「ホントご都合展開ですね…」
桜木「他に何か思い浮かばなかったのかよ…」
黒子「まぁいいじゃないですか戻れそうですし。というか桜木君はいいんですか?ここが桜木君の世界ですし桜木君は戻らなくても。」
桜木「そうはいかねえ!」
桜木「お前と約束しただろうが!それに…」
桜木「さっきルカワと勝負してわかった!俺はもっと強くならないといけねえ!その為にはまず…!」
桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!」
第1部完
768: ◆YkpwaPEbXM 2018/08/31(金) 13:59:07.86 ID:/1ikTlys0
おまけ
桜木「さ、戻るとするか」
黒子「そうですね」
晴子「桜木君ー!!」
桜木「晴子さん!?何故ここに!?」
晴子「久しぶりに桜木君がバスケしてるの見たら色々話したくなっちゃって!今ダメかな?」
桜木「えと…今、今ですか…今はですね…」
晴子「ん?何それ桜木君?」ワープホール的なものを指しながら
桜木「これはですね…あのなんというか…これは最新技術のゴミ箱というか…その…」
晴子「もしかしてワープホール!?なんてね!」ワープホールへ飛び込む
桜木「なっ…!?(流石晴子さん察しが良い!ってそんなこと言ってる場合じゃねぇだろ!)」
晴子「あれ?ホントに潜り抜け…」ワープホールの向こう側へ
桜木「晴子さーーーーん!!!!!」勢いで飛び込む
黒子「桜木君!」こちらも便乗して
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チュンチュンチュンチュン
桜木「ぐっ…ここは…?」
黒子「どうやら戻ってこれたようですね」
桜木「戻ってこれたのはいいが…」
晴子「Zzz…Zzz…」
桜木「晴子さんまで連れて来ちまったじゃねぇか!!!!!」
次こそホントに第1部完
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