1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/07(金) 08:14:54 ID:l0Tn.XX2
男「と、思うわけだがぁ……? 友」
友「素直になれないっ娘……? 聞いた事ないな」
男「イッメ~~~~ジッ!」ホワァァ~ッ
友「ダニィ!? イメージが頭に流れ込んでくる……」
ほわほわほわ~ん……
井地さんちは素直になれない 1 (バンブーコミックス)
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2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/07(金) 08:19:11 ID:l0Tn.XX2
友(ここは――男のイメージが作り出した空間か? ――学校の教室みたいだが)
女「友っ! 帰りましょ」
友(!? 美少女!)
友「か、帰る?」
女「何よ、何か用事でもあるの?」
友「……」
友(適当に話合わせるか……)
友「…いや、ないよ」
女「そ。じゃあ帰るわよ」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/07(金) 08:22:12 ID:l0Tn.XX2
―帰路
友「あ、参考書買ってかえらなきゃ」
友(なぜかそんな気がする)
女「あなたが勉強するの?」
友「悪いかよ?」
女「別に? 珍しいと思って」
女「……」ソワソワ
友「……」スタスタ
友「女? お前の家はそっちだろ?」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/07(金) 08:26:10 ID:l0Tn.XX2
女「!? わ、私もこっちに用事があるのよ!」
友「そうなのか。お前も買い物か何かか?」
女「えっ!?」
女(ど、どうしよう……友についていく事ばっかり考えて、そこまで気が回らなかったわ)アセアセ
女「あ……」
友「ん?」
女「あんたの参考書選びを手伝ってあげようと思っただけよ! だめ!?」
友「……いや? ありがとう、助かるよ。女なら良いやつ知ってそうだし」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/07(金) 08:30:39 ID:l0Tn.XX2
女「そ、そうね。私に任しておきなさい」フンス
友「ああ、頼む」
―商店街
友「どれがいっかな―…」
女「これなんかいいんじゃない?」
っ分かりやすい参考書!
女「あなたにぴったりね」
友「分かりやすそうだな(棒」パラパラ
友(お…中身は結構まともだな…)
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/07(金) 08:34:27 ID:l0Tn.XX2
友「じゃあこれにするか」
女「あっさり決めるのね」
友「せっかく女が選んでくれたんだしな」
女「へっ///!?」
―購入後
友「今日はありがとな」
女「べ、別にあなたのためじゃないわよ! またテスト前に泣き付かれるのが面倒なだけなんだから!」
女(まぁ……テスト前に頼られるのも悪くないんだけど……)
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/07(金) 08:40:38 ID:l0Tn.XX2
友「分かった分かった……」クラッ
ぐにょんぐにょ~ん
――
友「……!」ハッ
男「どうだ、素直になれないっ娘の良さは分かったか?」
友「ようするに……現在テンプレなツンデレね」
男「ぬ……少々気に入らん解釈だがそれで間違いない。まぁ……~なんだからね!? とだけ言っていればいいものではない。それに萌えるのは確かだが、そのキャラの個性に加えて素直になれない属性がついているのがグッドだな。俺が好きなのはまずちょっと痛くて――」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/07(金) 08:47:27 ID:l0Tn.XX2
友「長ぇよ」
男「ぬ……」
友「てかいきなりどうした? ……まぁ突然萌え談義が始まるのはいつもの事だが……」
男「いや……やはり我が国の女神は激萌えっちゅ! って思ってな」
友「そうか」
終
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