1 :◆hAKnaa5i0.:2018/09/24(月)15:52:56 ID:zIA(主) ×
(事務所)

未央「それでは始めましょう! 第1回! チキチキ栃木ロシアンたこ焼き対決ぅ~♪」パチパチパチ

凛「イェーイ」シャカシャカシャカシャカ-

美波「はぁ…」パチパチ

夕美「うぅ…」パチパチ

文香「…」パチパチ

柚「嫌だなぁ…」パチパチ

慶(ルーキートレーナー)「帰りたい…」パチパチ

未央「おやおや。みんなテンション低いね? どったの?」

柚「『どったの?』じゃないよ。どったのもなにもないよ。暗い顔を見て察してよ。いきなり監禁されて、逃走経路を絶たれて、こんな『デスゲーム』をやらされることになってテンション上がる人なんているわけないでしょ」

凛「血に飢えた殺人鬼なら喜ぶよ」

慶「それはもはや人ではないのでは?」


【早期購入特典あり】THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 21	(ジャケ柄ステッカー付)
歌:中野有香、水本ゆかり、椎名法子
日本コロムビア (2018-09-19)
売り上げランキング: 377
2 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)15:53:18 ID:zIA(主) ×
美波「ところで未央ちゃん。凛ちゃん。いくら払えばここから出してもらえるのかしら?」キリッ

夕美「私。2000円くらいならあるよ」ウム

文香「私も…3000円分の図書カードが…」スッ

凛「ふざけないでよ! アイドルがお金で解決するだなんてプライドがないの!?」バンッ!

美波・夕美・文香「「「…すみません」」」

柚「凛ちゃんのキレるポイントがわからないや…」

慶「というより。キレたいのはこちらの方ですよ。いきなりこんな目に遭わされて」

未央「負けないでもう少し♪」

凛「最後まで走り続けて♪」

柚「んもぉぉぉ! 本当にどうしたの!? 2人とも! テンションもノリも頭もおかしくない!?」

未央「ソンナコトナイヨ」ハイライトオフ

凛「フツウダヨ」ハイライトオフ

慶「ハイライトが消えてます!」

柚「未央チャーン! 凛チャーン!!! 目を覚ましてェ!」ユサユサユサ
3 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)15:53:40 ID:zIA(主) ×
(しばらくして)

未央「では、まず。なぜロシアンたこ焼きをやらなければならないのか、という話をします。よろしくお願いします」ペコリ

一同「「「よろしくお願いします」」」ペコリ

未央「実はね…信じられないかもしれないけど、ロシアンたこ焼きをしないと世界が滅んでしまうんだよ…」キリッ

一同「「「…」」」

美波「柚ちゃん。そこの棒取ってくれる?」ニコリ

柚「よしきた。どうぞ」スッ

未央「す、ストップゥ。気持ちはわかるけどストップゥ。ていうかその棒で何するの!?」

美波「突くのよ」シャキッ

未央「怖いから下ろして。とりあえず下ろしてよ。真面目な話だから」

美波「頭にふり下ろせばいいのかしら」ヒュンヒュンヒュンヒュン

未央「違うよ!」

美波「ちぇい! ゴールデン中華三昧!」ドスドスドス

未央「痛い! 結局突かれてる!」ヒ-ン!
4 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)15:59:15 ID:n2K ×
【ゴールデン中華三昧】
シャーマンキングに登場するキャラクター・道蓮の必殺技。最初期は薙刀で相手を一刀両断する「中華三昧」。派生して薙刀で相手を突きまくる「ゴールデン中華三昧」になる。後半は蓮が電気使いになってしまったため見ることはなくなってしまった。
5 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:00:13 ID:n2K ×
夕美「ねえ未央ちゃん。逆にロシアンたこ焼きをすると世界は救われるの?」

未央「あいたたた…うん。そうだね。世界が破壊されるのは防ぐことができるよ」

凛「ふふふ。さっきから何を馬鹿なことを言ってるのさ。未央」

未央「渋谷ァ。お前はこっち側だろォ」

文香「たこ焼きと世界平和…両者に因果関係があるようには思えませんが…」

未央「ところがどっこい。右手のカプセルをご覧ください」

【宇宙船サイズのカプセル】ジャ-ン!!

一同「「「何これ!」」」ガ-ン!

未央「こちら晶葉博士が開発致しました。『ぜったいあんぜんカプセル』のレプリカです」
6 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:03:03 ID:n2K ×
【ぜったいあんぜんカプセル】
MOTHER3に登場するカプセル。中に入れば外からの攻撃を一切受け付けなくなる絶対安全な装置。
だが本当のところは、入った者が二度と外に出られなくなり「危険な人間を中に閉じ込めて外の人間を安全にする」ことを目的につくられている。MOTHER3ではほぼ不老不死のポーキー・ミンチが中に閉じ込められた。
7 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:03:36 ID:n2K ×
夕美「あ、よく見ると中に誰か…」

卯月『りりりりりりりりりりりんりんりんりんちゃりんりりりりりみみみみおみおちゃんみみみみお』ブイィィィィ!

美波「卯月ちゃん!?」ガ-ン!

慶「どうして『バグったゲームソフト』みたいになっているんですか!?」ガ-ン!

柚「笑顔が怖い! ピースサインが怖いィィィ!」ガクガクガク

未央「埼玉公演から帰ってきた日に『私は破壊神です♪』っていきなり暴れ始めて…」

凛「このままだと事務所だけじゃなくて世界を滅ぼしかねないと思って泣く泣くカプセルに閉じ込めたんだ」

文香「埼玉に一体どんな魔力があるというのですか…」ジ-

柚「埼玉出身だからって柚を見られても困るよ。あれは例外だよ」

未央「で、あのしまむーを元に戻したいと思って、全知全能たるよしのんに聞いたら『ロシアンたこ焼きをやるしかないのでしてー』って言われちゃったからもう藁にもすがる思いでやるしかないだろうと」

美波「なるほど…」
8 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:03:57 ID:n2K ×
未央「理解してくれたみたいだね」

美波「ええ。それじゃあ未央ちゃん。凛ちゃん。あとは頑張ってね」ニコリ

夕美「私たちは見守ってるからね♪」ニコ-

文香「ふぁいと…」オ-

未央「何さりげなく逃げようとしてるのさ!」ガシッ!

慶「いやいや。私たち関係ないでしょう!? 特に私! アイアムルーキートレーナー! いくら可愛いといってもアイドルですらないのですよ!」

柚「(さりげなく自分は可愛いってアピールしてる…!)」

凛「ごめん。でも芳乃曰く『そなたたち2人が参加しては破壊神が悲しみのあまりかえって力を増してしまうのでしてー』って話だから」

未央「うん。私としぶりんは参加したくても参加できないんだよ」

凛「ふふふ。卯月は優しいね」

柚「その優しさを1%でも柚たちにも向けて欲しかったなあ」
9 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:04:15 ID:n2K ×
美波「横暴よ! 断固反対するわ!」カッ!

夕美「そーだ! そーだ! せめてプロデューサーさんに『あーん』してもらって食べたいよ!」カッ!

文香「…」クワ-

柚「柚も嫌だよ!」カッ!

慶「私も不参加です! 確固たる意志を持って抵抗します!」カッ!

ギャ-ギャ-!
ワ-ワ-!

未央「…うるさいなぁ。ていうか皆。ロシアンたこ焼きやってくれないとここのドアも開かないから。うだうだ言っても外には出さないよ」ハイライトオフ

一同「」
10 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:04:40 ID:n2K ×
(しばらくして)

未央「それでは始めましょう。あ、そうそう。念のためみんなの身体はベルトと足枷で椅子に固定させてもらったよ」

美波「離してェ!」ジタバタジタバタ!

夕美「逃げないから! 逃げないから許して!」ジタバタジタバタ!

文香「…わっふ」スパァン!

未央「はい。そこの本。力任せにベルトを引きちぎらないの」ギュッ

文香「…また拘束されてしまいました」ム-

柚「もうね。諦めたよ。柚は」ハイライトオフ

慶「き、希望を持ってください! 柚ちゃん!」ギシギシ

凛「じゃあルールを説明するね。これからみんなの前に5つのたこ焼きが運ばれてくるよ。みんなはそこから好きなものを1つ選んで一斉に食べる。中にはハズレがあるから気を付けてね」 

未央「簡単だね!」

柚「未央チャンはスカイダイビングの説明で『飛ぶだけの簡単な遊びだよ』って言われて何も感じない人間なの?」

美波「やることは簡単でも、それに伴う精神的苦痛が計り知れないわ!」

未央「弊社はクレームを一切受け付けておりません」ピッ

慶「コンプライアンスを遵守してください。企業責任ですよ」
11 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:05:16 ID:n2K ×
未央「それでは第1回戦! 今回のテーマは…ずばり! 『たこ焼きの生地』です!」カッ!

慶「たこ焼きの…生地?」

凛「たこ焼きの生地ってさ。基本は小麦粉と水と卵で作るでしょ?」

柚「うん」

凛「ここの部分をアレンジしたんだ」キラ-ン

柚「もう嫌な予感しかしないよォ」

凛「というわけで出来たのがこちら」ジャ-ン

【カラフルなたこ焼き】テテ-ン!

美波「仕事が早いわね!?」ガ-ン!

夕美「それより色が凄いよ!?」ガ-ン!

文香「赤…青…黄色…紫…褐色…どこの戦隊シリーズたこ焼きなのですか…」

凛「『たこやきマントマン』ってアニメ昔やってたよね」

美波「懐かしいわ…」

未央「ごほん。では皆さん。早い者勝ちです。お好きなたこ焼きを選」

柚「アタシ。赤!」ピッ!

慶「あ! ずるいです! 私は黄色で!」ピッ!

美波・夕美・文香「「「!?」」」

夕美「え、えーと、じゃあ紫は絶対嫌だから、私はーーー」

美波「褐色で」ピッ!

文香「青を…」ピッ!

夕美「みんな酷い! 消去法で紫しかないよ!」ガ-ン!

文香「青もかなりリスクが高そうですけどね…」
12 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:05:43 ID:n2K ×
凛「ちなみに中は全部タコだよ」

未央「これは嬉しい安全ポイントだね!」

柚「嬉しくないですけど。全然嬉しくないですけど」

未央「それでは張り切っていきましょう! たこ焼きを食べてください!」

美波「…行くわ!」パクッ

慶「うぅ…どうか外れますように…」パクッ

夕美「美味しいといいなぁ…」パクッ

柚「神様仏様ぴにゃこら太様どうか善良なる柚をお助けください。お願いします」パクッ

文香「…」パクッ


モグモグモグ...
13 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:06:03 ID:n2K ×
柚「やった! 美味しい♪ 紅生姜が混ぜ込んであるやつだ」モグモグ

慶「私のは何でしょう…まずくはないのですが…ほんのり甘い…あ、わかりました。これ『ホットケーキミックス』の生地です」モグモグ

美波「グゥゥゥ」ジタバタジタバタ

文香「…着色料を使ったたこ焼きのようですね。見た目は奇抜ですが…味は変わりなく美味しいものです」モグモグ

夕美「…私のはあんまり美味しくない。『柴漬け』みたいな味がする」モグモグ

美波「グェェェェ」ジタバタジタバタ

柚「さっきからのたうちまわってるけど、美波チャン大丈夫!?」ガ-ン!

凛「絶頂かな」

柚「悶絶だよ!」

美波「うぅぅ…青臭い…苦い…甘い…おまけに酸っぱくて辛い…その割には旨みが薄い…地獄のようなたこ焼きよ…」ウゥゥ

文香「な、何を生地に練りこんだらこうなるのでしょう…」

凛「それはありすが作ったたこ焼きだね」

柚「橘ァ」
14 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:06:27 ID:n2K ×
(10分前)

ありす「橘シェフのクッキング教室です!」バ-ン!

ありす「さて…今日はお願いされたのでたこ焼きを作りますが…凛さんに『生クリームといちご』を禁止されているので材料が限られています」

ありす「しかし問題ありません。料理は科学です。ロジックを構築して進めれば必ず正解に辿り着きます」フンス!

ありす「まず、美味しいものに欠かせないのは『コク』でしょう。コクとは味の深み。単に甘いだけではダメです。しょっぱいだけでもダメです。苦みや甘味、辛味や酸味。味覚への刺激の強さと幅広さによって生み出されるものなのです」

ありす「すなわち。『たくさんの材料を使う』ことが求められるはずです」キラ-ン

ありす「というわけで。まずはたこ焼きの粉に『青汁の粉』をブレンドします」サラサラサラ

ありす「これを赤い野菜ジュースで混ぜて…と。ふふふ、あっという間にたくさんの素材を使いつつ、甘味と苦味がたこ焼きに追加されました♪」カシャカシャカシャ

ありす「ソースでしょっぱさは確保できます。後は絡みですが…具のタコをキムチで和えてみましょうか♪」ヨイショ

ありす「あとは油を多めにひいて…焼いて…と。完成です♪」

【青汁野菜ジュースのキムチ和えタコ焼き】ジャ-ン!!

注:赤い野菜ジュースに緑色の青汁の粉を溶かすと泥色になります。味はどうしようもなく不味い。青汁が元々不味い。
15 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:07:02 ID:n2K ×
(現在)

美波「ぷひゅぅ…ふ、ふふふふふふふふ」オェッ 

夕美「美波ちゃん。しっかり! 笑ってる場合じゃないよ!?」サスサス

美波「ふふふふ…あまりにも不味いものを食べると…人間笑うしかなくなるものね…」ウゥ

慶「お、お口直しにささみをどうぞ」スッ

美波「ありがとう…うん。この素朴な味わいが落ち着くわ…」モグモグ

慶「まだまだありますよ♪」ドサッ

柚「おふぅ…特大サイズのタッパーにみっちりささみが詰められてる…」

慶「柚ちゃんもどうぞ」スッ

柚「あ、うん。ありがとう。美味しい」ムシャムシャ

未央「コラコラ。これからまだたこ焼きを食べて心も胃袋も満たしてもらうんだから余計なものを食べないの」プンスカ

柚「たこ焼きが心にも胃袋にも余計なものなんだよ」

卯月『たこ焼き…余計なものですか?』メリメリメリ

夕美「『ぜったいあんぜんカプセル』にヒビが入ったよ!?」ガ-ン!

柚「なにゆえ!?」ガ-ン!
16 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:07:28 ID:n2K ×
凛「卯月落ち着いて。柚も本心から言ってるわけじゃないから」

卯月『柚ちゃん。たこ焼き大好きですか?』ハイライトオフ

未央「(いいかいパッツン。言葉には気を付けけたまえ)」ボソリ

柚「」

柚「…だ、大好きダヨー」

卯月『ロシアンたこ焼きのスリルは?』

柚「だ、大好き!」

卯月『みんなでのご飯は!』

柚「大好き!」

卯月『ふたについたヨーグルトを舐めることは!』

柚『大好き!』

卯月『プロデューサーさんのことは!』

柚「大好きー!」

美波「柚ちゃん。後で呼び出しね」ハイライトオフ

夕美「話し合いをしようか」ハイライトオフ 

文香「…」クワ-

慶「私。柚ちゃんの肉体がギリギリ耐えられる程度のトレーニングを課しますよ」ハイライトオフ

柚「嫌ァ」
17 :◆xdzsAQ.Z/3h2 :2018/09/24(月)16:07:52 ID:n2K ×
卯月『みんな仲良しですね!』ブイッ 

凛「ふふふ。そうだね」

未央「あ、きたみーが無理矢理『余ったたこ焼き』を食べさせられてる」

凛「文香が拘束具を引きちぎって歩き回ってるけどいいの?」

未央「まー、逃げなきゃ何しててもいいよ」

文香「覚悟…」グイ-

柚「ムグァァァァ。口の中にたこ焼きを押し込まないでェ」
18 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:08:13 ID:n2K ×
(しばらくして)

未央「それでは2回戦いってみよー♪」パチパチパチ-

凛「イェーイ」ドンドンドンパフパフパフ-

美波「いつまでやるのかしら。これ」

凛「卯月が満足するまでだよ。多分、4回くらいじゃないかな?」

夕美「4回かぁ。多くはないね」

文香「確率的には…1人1回程度は当たる計算になるのでしょうね」

慶「逃げたい…」

柚「柚だけは絶対に回避してやる。もうこんな理不尽は許されない」ハイライトオフ

未央「きたみーが燃えている」

柚「未央チャン…これは負の力だよ。ダークサイド・キタミと呼んでくれたまえ」フフフ

未央「ダークサイド・キタミは普通のきたみーと何が違うの?」

柚「目つきと態度が悪い」キッ

凛「それでは2回戦のたこ焼きはこちら」

柚「スルーはひどい!」
19 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:08:37 ID:n2K ×
【タコ以外の具】テテ-ン!

美波「王道といえば王道ね…」

夕美「甘いものとかなら意外に合うんじゃないかな。ぶどうとか」

文香「普通にタコで食べたいものですが…」

凛「はい。用意したから好きなの選んでよ。匂いを嗅ぐのは禁止ね」スッ

慶「今回はぱっと見、どれも同じですね」

柚「そうだね。適当でいっか」

美波「そうね。恨みっこなしよ」


凛「決まったみたいだね。それじゃあどうぞ」

一同「「「いただきます」」」パクッ

モグモグモグ...

23 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:11:39 ID:n2K ×
美波「美味しい! 中身はチーズとベーコンだったわ♪」モグモグ

夕美「ニャァァァ!」ジタバタジタバタ

文香「」

柚「『じゃこ』が入ってたよ。うん。まあ、悪くない味」モグモグ

慶「私はイカでした。タコより美味しいかもしれません♪」モグモグ

夕美「」プシュゥゥゥ

文香「」チ-ン

美波「…えっと。夕美ちゃん。文香さん?」

夕美「ニャンチュウ...」

文香「ハッチポッチステ-ション...」

慶「謎の呪文を唱えています」

柚「夕美サーン。文香サーン。プロデューサーサンがやってきたよー」ユサユサ

夕美「…無理。起き上がれない…」

文香「ふぐぅ…おにちくしょう…」

柚「プロデューサーサンを餌にしても起き上がらない…これは重症だ…!」

未央「何なのさその判定方法」
24 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:12:05 ID:n2K ×
慶「2人とも何が入っていたのですか?」

夕美「超すっぱいうめぼち…」ヒ-ン

美波「シンプルゆえにダメージが大きそうね」

凛「塩分濃度20%の大粒を丸ごと使ってるよ」フフフ

柚「で、文香サンは?」

文香「わかりません…ザラメのような…トロトロのような『科学的な甘み』が口一杯に広がっています…」オェッ

未央「ふみふみのは『ねるねるねるね』の魔法の粉だね。水に溶かしてないやつ」

慶「知育菓子の意味! あれは色が変わる過程を楽しむものでしょう!」

美波「毒ではないのかもしれないけど、食べ物に分類されるのか疑問ね」

文香「シャリシャリする上に…水分が奪われます…そして単純に美味しくないです」オェッ

卯月『みなさん! 辛い時こそ笑顔です♪』ブイッ

夕美「泣いたっていいじゃない。にんげんだもの」クスン
25 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:12:31 ID:n2K ×
(しばらくして)

未央「さてさて! さあさあ! お待ちかね! 第3ラウンド行きましょう!」カッ!

凛「ふふふ。今度はどんなたこ焼きに会えるか楽しみだね」

柚「凛チャンは食べないでしょ。何ふざけたことをぬかしてるのさ」

凛「タコとタコとの出会いは一期一会」

美波「もう意味がわからないわ」

凛「第3回目のテーマはずばり。たこ焼きの具だよ」キラ-ン

夕美「第2回目と同じじゃない?」

未央「もうネタが尽きたの。具だけに」

慶「上手くもないしネタ切れが早すぎます」

文香「ねるねるねるねのトラウマが…」ウプッ

凛「安心して。今回はもしかしたら全部当たりかもしれないから」

夕美「どういうこと?」

凛「うん。今までは(外れを除いて)主に私と未央で適当にたこ焼きを作ってたんだけど」

柚「2人が作ってたんだ…」

凛「今回は事務所の人に作ってもらおうと思って『美味しいたこ焼きを自由に作って』ってお願いしてきたんだ」

慶「嫌な予感しかしません。フレデリカさんや志希さんに頼んでいたら全部爆弾ですよ」

未央「そこは配慮したよ。100人中100人が『あのアイドルには悪意がない』って人を5人選んだから」

夕美「本当? よかった♪」ニコ-

美波「…」

夕美「…」

柚「…」

慶「…」
26 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:13:16 ID:n2K ×
凛「夕美以外、みんな疑いの目を向けてきてるね。酷いよ。そんなに私が信じられないの?」

夕美「そ、そんなことな」

一同「「「うん」」」コクリ

夕美「みんないくらなんでも酷くない!?」ガ-ン!

柚「夕美サン。信じちゃいけないよ。奴は悪魔だよ」

夕美「ち、違うよね。凛ちゃん?」

凛「もちろん。今回のたこ焼き作りの様子もちゃんと撮影してきたから見てよ」ピッ

ウィ-ン

未央「はい。こちらのスクリーンに注目してください。ムービー再生!」ピッ!
27 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:13:52 ID:n2K ×
【事務所キッチン】

未央『…というわけで。みんなには美味しいたこ焼きを作ってもらいまーす』

薫『はーい! がんばってつくりまー♪』ピッ!

仁奈『やるでごぜーます!』グッ!

晴『オレ。料理なんてしたことねーぞ』ポリポリ

友紀『だいじょーぶ。晴ちゃん。教えたげるからあたしにドーンと任せてよ!』キラ-ン

晴『友紀。料理できんのかよ』

友紀『普段はあんまりやらないけど、今ならできる気がする!』カッ!

晴『やる気だけあってもしょうがねえんだよなぁ…』

楓『ふふふ。料理もアイドル活動もリョーリつしちゃいますよ♪』ニコ-

凛・未央『『では、張り切っていきましょう』』
28 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:14:14 ID:n2K ×
一同「「「キッズしかいない!」」」ガ-ン!



美波「確かにみんな悪意はないけれども!」

文香「…あれはたちが悪いですね…全員まともな料理が出来るとは思えません」

慶「恐ろしいのは成人が2人もいるのにまったく安心できないことですよね。友紀さんも楓さんも自活能力ゼロじゃないですか」

柚「夕美サン。あの人選を見てなお、凛チャンを信じられるの?」

夕美「…ごめんなさい」シュ-ン

凛「信じる者は救われる」

美波「救われてないじゃない」

未央「ほらほら。それよりムービーはまだ続いてるよ」
29 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:14:35 ID:n2K ×
仁奈『楓おねーさん! 仁奈、たこ焼きにチョコボール入れてみたでごぜーます!』キラキラ

柚「早速あかん」

楓『まあ…美味しそうですね。仁奈ちゃん♪』ニコ-

文香「あれは…本心なのでしょうか?」

美波「違うわね。楓さんの味覚はまとも…おそらく『褒めて伸ばす母親』の気質だからよ!」カッ!

夕美「『美味しくないからやめなさい』とは言わないのね」

柚「いいお母さんだなぁ。でも、止めて。お願いだから止めて」

薫『楓おねーちゃん! 薫ね! 薫ね! ぷっちょたこ焼きと、ミートボールたこ焼き作ったよ!』

楓『まあ…どっちも素敵です。ミートボールだけ食べようかしら♪』ニコ-

一同「「「やっぱりお菓子シリーズは食べたくないんだ…」」」

晴『友紀。タコは入れちゃ駄目なのか?』

友紀『ルールだから駄目らしいよー。ほら、ここにある具を適当に入れてみようよ。奈良漬けとか、ビーフジャーキーとか、塩辛とか、ポテチとか、色々あるよ♪』

晴『全部酒のつまみじゃねーか』

柚「全部酒のつまみじゃん!」

美波「ツッコミが被ったわね」

晴『んー、やっぱ食えるもんは作りたいよな。オレ、肉好きだし味濃いやつ詰めてくよ』

友紀『えー? 面白くなくない?』

晴『いいよ。こういうの面倒くせーし。ほら、試しに牛の時雨煮を詰めてみたんだけど、食ってみろよ』

友紀『ほほう…あ、美味しい〜♪』モグモグ

晴『へへっ。だろ?』
30 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:15:19 ID:n2K ×
慶「肉…ささみも入れないでしょうか」

美波「小学生はあんまり好きじゃないと思うわよ」

文香「やはり…晴さんは安心して見ていられますね…唯一の良心です…」

柚「晴ちゃんのたこ焼き食べたいなぁ」

夕美「私も〜」

凛「はい。ムービーはここまで」ピッ

ブツッ

一同「「「あ」」」

未央「それでは先ほどの5人が作ってくれたたこ焼きがこちらです」スッ

【ぱっと見普通のたこ焼き】テテ-ン

未央「ちなみに『誰が作ったのか』はそれぞれわかってるからね。そして今回は5人でジャンケンをして、指名制でたこ焼きを選んでいってもらうよ。さっきのムービーから当たりと外れを予想して決めてね」

美波「ジャンケンで勝てば晴ちゃんのたこ焼きが食べられるのね」グッ

未央「イエス」

文香「…勝たねば」グッ

夕美「勝てばほぼ確実に回避できるね」グッ

柚「…万が一晴ちゃんが外れても楓さんは大丈夫カナ」グッ

慶「負けません!」グッ

凛「それでは張り切っていってみようか」

未央「せーの。じゃーんけーん…」

一同「「「ポーン!!!!」」」
31 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:15:35 ID:n2K ×
【結果】ジャン!

美波→晴のたこ焼き
夕美→薫のたこ焼き
文香→友紀のたこ焼き
柚→楓のたこ焼き
慶→仁奈のたこ焼き
32 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)16:15:48 ID:n2K ×
文香「終わった…終わりました…」ズ-ン

夕美「ふふふ…チョコ系のお菓子ならマシな味かなぁ」ズ-ン

慶「仁奈ちゃん…私は信じてますよ!」ズ-ン

柚「あたしはちょっぴり怖いナー」

美波「大勝利よ!」ピ-ス!

未央「はいはい。まだ食べてないんだから喜ばないの。それでは一斉にどうぞー」

文香・夕美・慶「「「ふぐぅ…」」」ズ-ン


一同「「「いただきます」」」パクッ

モグモグ...
33 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:03:14 ID:n2K ×
文香「…本当に奈良漬を具にしていましたね…あの無自覚スケべ野球…決して美味しくはない味です」モグモグ

夕美「あ、ひまわりの種だ〜。結構、美味しいよ♪」モグモグ

慶「ヘブンズゲート!」ブフ-!

柚「ん〜。美味しい。クリームチーズとコンビーフが和えてある〜♪」モグモグ

美波「ドゥァァァァァァ」ジタバタジタバタ!

凛「ふーん。外れは2人みたいだね…全員クリティカルヒットすると思ってたのに」

柚「やっぱり5人とも変な具を入れると思ってたんだ!?」

凛「…」ピュ-ピュ-

夕美「口笛が露骨過ぎるゥ。もう誤魔化す気ないよね!」

美波「ドゥァァァァァァァ」ジタバタジタバタ!

慶「」

文香「それよりも…美波さん…慶さん…大丈夫でしょうか?」

美波「ナゼ...」ガクッ

柚「果てたァ」

美波「」

慶「」

未央「えー。2人がダウンしてしまったので正解のVTRをご覧ください」

ピッ
34 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:03:39 ID:n2K ×
晴『…あのさ。うまいもん作ろうかと思ってたけど、これオレが食うわけじゃねーんだろ?』

友紀『みたいだね』ウン

晴『だったら。好きに作ることにする』キラ-ン

友紀『いいね。いいね〜。そのノリ最高だよ〜♪』キラ-ン

晴『だろ。で、中身は…と。わさびといちごの組み合わせとかどうだ?』

友紀『あはは。エグいなぁ。それならいちごより桃とか皮付きのぶどうの方が面白くない?』

晴『ぶどう採用。皮の渋さがいい味出しそう』

友紀『じゃあ。ぶどうとわさび。それとワンポイント欲しいね』

晴『生クリーム』

友紀『それだ!!』ピッ!
35 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:04:05 ID:n2K ×
一同「」


ピッ

未央「と、いうわけで! 直前になって『男子小学生のノリ』を発揮してしまった晴ちんのたこ焼きは『わさびぶどう生クリームたこ焼き』でしたー!」

美波「」

柚「しどい…」

夕美「美波ちゃん…生きてる?」

美波「…」プルプル

文香「死にそうになりながら手を上げてます…」

慶「」

柚「ところで慶サンは何を食べたのカナ…」

凛「それはこっちのVTRでどうぞ」
36 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:04:28 ID:n2K ×
ピッ

仁奈『楓おねーさん! ガムがチョコでとけるって本当でごぜーますか!』キラキラキラ

楓『ええ、消えますよ。私も最近、瑞樹さんに教えてもらったんです。驚きですよ』

仁奈『すげー! まほうみてーだ! なら、たこ焼きにいれて、たべた人をびっくりさせてやります!』キラキラキラ

楓『ふふふ。きっと驚くでしょうね』ニコリ


ピッ

凛「はい。仁奈たこ焼きの正解はガムチョコでした。チョコは日本製高級GODIVAのフランボワーズチョコにフーセンの実を混ぜたものだよ」

文香「おふ…せっかくの素材(チョコ)の味を殺しきりましたね…」

【フランボワーズチョコ】
フランボワーズはラズベリーのこと。要は甘酸っぱいラズベリーソースの入ったチョコ。チョコの表面をパリパリになるよう工夫しつつ中にソースとムースを詰めることで舌触りと食感がよいものに仕上がっている。言うまでもなくチョコレートとラズベリーの相性は最高。すごく美味しい。
37 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:05:13 ID:n2K ×
柚「びっくり…うん。びっくりしただろうけど、違う部分でびっくりしただろうね。慶サン」

文香「なんでしょう…このやるせない仕打ちは…」

夕美「無邪気さって残酷だよね」

美波「…鼻が…ツーンって…鼻がぁ…」シクシク

慶「」
38 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:06:59 ID:n2K ×
(しばらくして)

未央「それではいよいよ最後! 4回戦始めるよ!」カッ!

柚「やっと終わる…」

凛「名残惜しいね」

柚「ざっけんなぁ」

美波「もう当たらない。絶対当たらないわ」

慶「ささみでお口直しです…」ムシャムシャ 

夕美「このまま平和に終わりたいなぁ」

文香「…柚ちゃんはまだ当たっていないのですね」

柚「うん。と、言っても最初に外れたこ焼きの余りを無理やり食べさせられたけどね」ハイライトオフ

美波「誰がそんな酷いことを」

柚「自分の胸に聞きなよ!」

卯月『皆さん! 最後まで頑張ってください!』ブイッ!

柚「あらあら。卯月チャン、かなりフツーになったんじゃない?」

卯月『普通とは一体何でしょう。平均的な特徴を捉えた人間像が普通なのでしょうか。しかし、例えば容姿においては顔の各パーツが平均的である人間の顔が美男美女の基準となっており、平均的であることがかえって普通ではない理想の姿であると証明されています。

卯月『であるならば平均的であることは決して普通であることと同義ではなく…』

柚「あ、やっぱり壊れてる」

卯月『早く出してください!!』ダンダンダンダンダン!

未央「しまむー落ち着いて! あんまり叩くと壊れる! 壊れるからァ!」

卯月『元気があればだいじょうブイっ♪』ピ-ス!

美波「もう何が何だかわからないわね」
39 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:07:31 ID:n2K ×
文香「さっさとたこ焼きを食べて出ましょう…皆さん。ここから出たらどこかへ口直しに行きませんか…?」

一同「「「賛成」」」

夕美「私。ハーゲンダッツ食べたいなぁ」

慶「ふふふ。それは家でも食べられるじゃないですか」

柚「柚。パフェ食べたい」

美波「ならサイゼリアでも行きましょうか」

夕美「いいね♪」

凛「決まりだね」

未央「行こう行こう!」

柚「2人は何さらっと打ち上げに参加しようとしてるのさ!?」

凛・未央「「だって仲間はずれは寂しい…」」シュ-ン

柚「もぉぉ…ま、いいか。とりあえず終わらせようか」

美波「大丈夫よ。あれだけの試練を乗り越えたんですもの」

夕美「もう怖いものはないね」

文香「そうですね…楽に乗り越えます」

慶「ええ。頑張りましょう!」

アハハハハハハ♪
40 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:08:02 ID:n2K ×
柚「じゃ、最後のたこ焼きよろしく♪」

未央「了解! それでは4回戦のテーマはこちら!」ジャン!

【1/5 志希博士のたこ焼きロシアン】テテ-ン!

一同「「「最後にとんでもないものを!」」」ガ-ン!

凛「確率は1/5で外れ。1個だけ薬入りのたこ焼きだよ」

美波「こ、効果は?」

未央「食べた人は味覚が変化するんだってさ。甘いものが苦く感じるようになったり。酸っぱいものが辛く感じるようになったり」

夕美「当たったらサイゼリア行けなくなっちゃうよ!」ガ-ン!

慶「そ、そんな薬…当たったらささみが楽しめなくなってしまいます…!」ガ-ン!

文香「…絶対に回避します」クワ-

柚「無論だね」

美波「覚悟を決めたわ…さあどこからでもかかってきなさい!」カッ!

凛「うん。じゃあたこ焼きを選んでもらおうかな」

未央「見た目は全部同じだね。じゃ、最後にいきましょう。どうぞー!」


一同「「「いただきます」」」パクッ

モグモグモグ...ボンッ!
41 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:08:22 ID:n2K ×
美波「助かったわ…」ホッ

夕美「よかった…」ホッ

文香「…命拾いしました」フゥ

慶「あー…怖かった」ホッ

柚(9)「ねえ! 味覚は変わってないんだけど! 何これ!」ガ-ン!

慶「柚ちゃんが小さくなってます!?」ガ-ン!

美波「何この子。可愛いわ」ヨシヨシ

夕美「柚ちゃん。小ちゃくなってる〜♪」ヨシヨシ

柚「な、撫でないでよ! もー!」ジタバタジタバタ

文香「…まさか子供になるとは」ヨスヨス

柚「柚も予想外だったよ。てゆーか、服ぶかぶか」ダラ-ン

未央「薬。間違えちゃったみたいだね」

凛「ちぃ」

柚「蒼ォ。聞こえてるぞ」
42 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:08:37 ID:n2K ×
未央「では、本日のロシアンたこ焼きはこれにて終了。みんなお疲れ様でしたー♪」

柚「え! これで終わり!? こんなラストでいいの!?」

凛「うん。卯月も元に戻ったみたいだからね」

カチャ!

美波「あ! ぜったいあんぜんカプセルが開いたわ!」

卯月「戻りました♪」テテ-ン!

柚「お、お帰りなさい。卯月チャン。もう大丈夫なの?」

卯月「はい! そ、それより柚ちゃんの方が…小さくなっちゃって大丈夫ですか?」オロオロ

柚「うーん。さっきまでの卯月チャンを見てたから、普通に心配されると違和感がすごいなぁ」
43 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:37:19 ID:n2K ×
未央「みんなー。じっとしててねー」

カチャカチャカチャ...

美波「ベルトを外されたわ!」

夕美「わーい。自由の身だ♪」

ふみ「肩が凝りました…」コキコキ

慶「ようやく解放です…」

柚「ねぇ。ところで柚はいつ戻るの?」

凛「そのうち」

柚「そのうちって?」

未央「そのうち」

柚「ちゃんと答えてェ」
44 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:37:55 ID:n2K ×
(しばらくして)

美波「電話をしたけど、プロデューサーさんもサイゼリア一緒に行けるらしいわ。今からこっちに来るから待ってましょう」

夕美「本当? やった♪」ニコ-

文香「…デスゲームを乗り越えた後だと喜びもひとしおですね」

慶「ですね!」

柚「柚はこのままの格好かぁ」チョ-ン

美波「仁奈ちゃんの服を着てもらったけど、サイズはどう?」

柚「うん。ぴったりだよ。アリガト」

未央「ちっこいきたみーは可愛いなぁ♪」ツンツン

柚「ほっぺを〜…つつくなァ!」ガブッ

未央「痛い! 噛まれた!」

柚「おらァ!」ガジガジ

未央「痛たたた…ちょ! 本当に痛い!」

凛「ふふふ。仲睦まじいね」

柚「どこがなのさ。今日の未央チャンには恨みしかないよ」ガジガジ

未央「痛い痛い。指が痛い」

卯月「柚ちゃん。人の指をあまり噛んではいけませんよ」メッ

柚「…はーい」パッ

未央「あー…涙目になった」クスン
45 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:38:31 ID:n2K ×
カチャ

P「お疲れ様ー。みんなもう揃ってる?」

一同「「「はーい」」」

P「よし。じゃ、行こうか」

柚「その前にプロデューサーサン。みてみてー」テチテチ

P「うおっ! なんだ柚!? ちっこくなってる!」ガ-ン

柚「へへん」ドヤッ

美波「志希ちゃんの薬のせいで…」

P「あ、うん。もう慣れたわ。それより…肌モチモチだなぁ」ツンテン

柚「んもー、ほっぺツンツンしないでよ〜♪」ニコニコ

文香「…浅ましい」

夕美「柚ちゃんずるい!」ガ-ン!

慶「後で上四方固です!」

未央「てゆっか。未央ちゃんと反応違くない?」

柚「んふふ。お好きなだけツンツンしたまえ♪」ニコ-
46 :◆hAKnaa5i0. :2018/09/24(月)17:39:25 ID:n2K ×
美波「あ、元に戻って」

夕美「服が弾け飛んで」

文香「…全裸に」

柚「」

P「」

イャァァァァァァァァ!!

【この後、サイゼリアでめちゃくちゃご飯食べた】

終わり