1: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)19:46:40 ID:K3a
シャニP(以下、P) 「よし……後はアルストロメリアの皆との打ち合わせくらいか」
P 「三人とも最近よく頑張ってくれてるしな……お休みにしてもいいんだけど」
P 「……よし、打ち合わせ早めに終わらせるか」
ガチャリ
P 「ただいま戻りましたー」
大崎甘奈(以下、甘奈) 「お帰りなさいませ、ご主人様っ♪」ニコッ
大崎甜花(以下、甜花) 「お、お帰りなさい……ませ」カァ
甘奈 「ひゃー☆甜花ちゃんメッチャかわいー♪」ダキッ
甜花 「な、なーちゃん……恥ずかしいよ」カァ
甘奈 「あー隠しちゃダメだってばー!」
P 「…………」
バタン
P 「おかしい、俺疲れてるのかな」ゴシゴシ
P 「三人とも最近よく頑張ってくれてるしな……お休みにしてもいいんだけど」
P 「……よし、打ち合わせ早めに終わらせるか」
ガチャリ
P 「ただいま戻りましたー」
大崎甘奈(以下、甘奈) 「お帰りなさいませ、ご主人様っ♪」ニコッ
大崎甜花(以下、甜花) 「お、お帰りなさい……ませ」カァ
甘奈 「ひゃー☆甜花ちゃんメッチャかわいー♪」ダキッ
甜花 「な、なーちゃん……恥ずかしいよ」カァ
甘奈 「あー隠しちゃダメだってばー!」
P 「…………」
バタン
P 「おかしい、俺疲れてるのかな」ゴシゴシ
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20: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:06:02 ID:K3a
甘奈 「甜花ちゃん、ケチャップとって!」
甜花 「うん……はい、なーちゃん」
甘奈 「ありがとー甜花ちゃん!よーし、それじゃあ……」スッスッ
千雪 「わぁ……甘奈ちゃん、上手に書くのね?」
甘奈 「えっへへ……そうかな?褒められるとちょっと照れちゃうかも」
甘奈 「……よし、でーきたっ!ご主人様、どうかな?」
P 「お、おぉ……ハートか、メイドさんっぽいな」
甘奈 「でしょー?一度やってみたかったんだ☆」
P 「……じっくり見ると、なんだか照れるな」ハハ
甘奈 「甘奈のたーっぷりの愛情、込めたつもりだよっ!」ニコッ
21: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:06:50 ID:K3a
甜花 「…………」モジモジ
甘奈 「甜花ちゃん、どうかしたの?」
甜花 「……甜花、なんもやってない」ショボーン
千雪 「あら……」
甘奈 「大丈夫だよ甜花ちゃん!最後にとーっておきのおまじないするんだから!」
甜花 「お、おまじない……?」
甘奈 「うん!えっとね……」ゴニョゴニョ
22: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:07:46 ID:K3a
甜花 「ふぇっ、でも……恥ずかしい」
甘奈 「甘奈も一緒にやるから、ね?」
甜花 「な、なーちゃんも……?」
甘奈 「うん、最後の仕上げ☆」
甜花 「わ、分かった……甜花も、頑張る!」グッ
P 「……俺食べていいか?冷めるとアレだし」
甘奈 「まーだ!行くよ、甜花ちゃん!」
甜花 「う、うん!……せーのっ」
23: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:09:37 ID:K3a
甘奈 「萌え萌え~?」ニコニコ
甜花 「きゅ、きゅん?」カァ
24: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:10:05 ID:K3a
甜花 「あぅ……や、やっぱり恥ずかしかった」
甘奈 「そんな事ないよ、甜花ちゃんホント可愛かったー!」ダキッ
P (二人ともウチに来てくれたりしないかな)ボーッ
甘奈 「……もしもーし、ご主人様―?」
甜花 「……ひょっとして、嫌だった?」シュン
P 「はっ!そ、そんな事ないぞ!?ただ驚いてただけだからな!」ドキドキ
25: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:10:31 ID:K3a
甘奈 「ホントかな~……?」ズイッ
P 「か、顔を近づけるんじゃあない!」
P (ダメだ、なんか緊張する!?)ドキドキ
甘奈 「あっ、照れてる~……」
甘奈 (いつもとちょっと違うプロデューサーさん……ちょっと可愛いかも♪)
千雪 「甘奈ちゃん、どうかしたの?」
甘奈 「なんでもないよー♪」
26: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:11:38 ID:K3a
P 「……よ、よし!それじゃ食べ」
甘奈 「えっ、ダメだよ?」
P 「えっ?」キョトン
P 「……え、なんかゲームに勝たなきゃいけないとかか?」
甘奈 「まっさか、そんなイジワルしないってー!」アハハ
P 「それじゃ、一体どうして……」
甘奈 「メイドさんといえば、これでしょ?」スッ
甘奈 「はい、あーん♪」
P 「……は、恥ずかしいからやめとかないか?」
甘奈 「それじゃ練習にならないでしょ!?そ、それに……」
P 「?」
甘奈 「あ、甘奈も恥ずかしいんだから……」カァアアア
P 「…………」ゴクリ
27: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:12:41 ID:K3a
甘奈 「ほら、ご主人様!あーんして!」
P 「あ、ああ……」
甘奈 「あー……ん」
P 「あ、む……」モグモグ
甘奈 「……どう、かな?」ドキドキ
P 「……滅茶苦茶美味いじゃないか!こんな美味いオムライス初めて食べたよ!」パァアアア
甘奈 「!そ、そっか……」カァ
28: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:13:14 ID:K3a
P 「俺が作ったとしてもこんな美味くならないぞ……なにか隠し味とかあるのか?」
甘奈 「へっ、隠し味?」
P 「……ないのか?」
甘奈 「……えっへへ、あるよ!でも、ナイショ!」
P 「良いじゃないか、教えてくれよ」
甘奈 「ダーメ、時間かけて考えてみてね☆」ニコニコ
甘奈 (いっぱいの『愛情』、詰まってるもん♪)
29: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:14:20 ID:K3a
甜花 「…………」ジーッ
甘奈 「……甜花ちゃん、どうかしたの?」
甜花 「て、甜花もあーん、したい……」ムスー
甘奈 「ご、ゴメンね!はい、スプーン」スッ
P 「甜花、無理しなくても良いんだぞ?」
甜花 「だ、大丈夫……」スーハー
甜花 「……はいっ、あーん」プルプル
P 「あ、あーむ……」パクリ
甜花 「ひゃぅ!」ピクッ
千雪 「甜花ちゃん、大丈夫!?」
甜花 「ちょ、ちょっと驚いちゃっただけ……大丈夫」
30: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:15:38 ID:K3a
P 「…………」モグモグ
甜花 「……ご主人様、どう?」ジッ
P 「……ああ、美味しいよ」
甜花 「な、なーちゃんのおかげだから……」
P 「確かに、このオムライスだけでも凄く美味しいけどな……」
P 「甜花が食べさせてくれたから更に美味しく食べれたんだぞ?」
甜花 「そ、そうなの?」
P 「そう、だから甜花のおかげでもあるんだ」
甜花 「そ、そっか……にへへ」テレテレ
31: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:16:06 ID:K3a
甘奈 「…………」プクー
P 「……甘奈?なんで膨れてるんだ」
甘奈 「……甘奈の時はそんな事言ってくれなかったじゃん」ムスッ
P 「!?いや、言い損ねただけで思ってない訳じゃ」
甘奈 「甜花ちゃん、もう一回スプーン貸して!」
甜花 「う、うんっ」スッ
P 「ほら、甘奈落ち着いて!な?」
甘奈 「『甘奈が食べさせてくれたから美味しかった』って言わせてみせるから」
甘奈 「……覚悟してよね、甘奈のご主人様♪」ニッコリ
32: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:16:41 ID:K3a
―――――
P 「ふぅ、食った食った……」
甘奈 「ペロっといっちゃったねー?」
P 「まぁ、お腹も空いてたし……それに」スッ
P 「可愛いメイドさんが食べさせてくれたしな」ナデナデ
甜花 「にへへ……♪」
千雪 「…………」
P 「この調子なら文化祭も順調じゃ……って、千雪?」
千雪 「なんですか?」
P 「……ちょっと怒ってないか?」
千雪 「別に、怒ってないですよーだ」プクー
P 「ふぅ、食った食った……」
甘奈 「ペロっといっちゃったねー?」
P 「まぁ、お腹も空いてたし……それに」スッ
P 「可愛いメイドさんが食べさせてくれたしな」ナデナデ
甜花 「にへへ……♪」
千雪 「…………」
P 「この調子なら文化祭も順調じゃ……って、千雪?」
千雪 「なんですか?」
P 「……ちょっと怒ってないか?」
千雪 「別に、怒ってないですよーだ」プクー
33: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:17:02 ID:K3a
P 「本当か?それなら良いんだが」
千雪 「本当です!私、お皿洗ってきますね」スッ
甘奈 「えっ、そんな悪いよ千雪さん」
千雪 「良いのよ、練習続けて?」
甜花 「いいの……?」
千雪 「ええ、頑張ってね」ニッコリ
甘奈 「千雪さん、ありがとう!」
34: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:17:53 ID:K3a
甘奈 「……って言っても、何しよう?」
P 「他に何かやる事とか決まってないのか?」
甜花 「ううん……メイド喫茶するって、決まっただけ」
P 「そうか……」
甘奈 「うーん……何かメイドさんとしたい事とかないの?」
P 「したい事?」
甘奈 「ほら、男の人ってメイドさんとか好きなんでしょ?」
P 「そりゃ……嫌いじゃないけどさ」
甘奈 「でしょ?だからメイドさんが居たらやりたい事とかないのかなーって!」
35: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:18:50 ID:K3a
P 「やりたい事、なぁ……」
P 「……でもさ、メイド喫茶って癒される為に行くもんだろ?」
P 「そういう事なら……うん、俺としては癒しが欲しいかな」
甘奈 「癒し……癒しかー」
甜花 「どういう風に……ご主人様は、癒されたいの?」
36: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:19:54 ID:K3a
P 「そうだなぁ……耳掃除、とか」
甘奈 「へっ?」
P 「あ、悪い……忘れてくれ」
P 「最近してないだけなんだ、気にするな」
甘奈 「でも、して欲しいんでしょ?」
P 「……そりゃ、まぁ」
甘奈 「ふっふーん……それじゃ、ちょっと待ってて!」
P 「…………?」
37: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:20:23 ID:K3a
甘奈 「えーっと……確か、この辺に」
甘奈 「あった☆」スッ
P 「なんで今耳かき持ってるんだ!?」
甘奈 「んー、甜花ちゃんにしてあげたら気持ち良いかなーって思って」
甘奈 「でも丁度良かった、そういう事ならしてあげられるよね☆」
P 「とはいえ、アイドルに耳掃除なんてお願いするのは……」
甘奈 「もー、違うでしょ?甘奈はメイドさんなんだよ?」
P 「……分かった、お願いするよ」
甘奈 「はーい☆」
38: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:21:37 ID:K3a
甘奈 「ほら、プロデューサーさん!こっち寝っ転がって!」ポンポン
P 「……え?」
甘奈 「どうかしたの?」
P 「……いや、なんでもない」
P (膝枕……嫌じゃないのか?)
甘奈 「ほーら、早く早く!」
P 「……それじゃ、失礼するぞ」
甘奈 「ひゃっ……」ピクッ
P 「……やっぱりやめとくか?」
甘奈 「う、ううん!全然大丈夫☆」
39: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:22:40 ID:K3a
P (……膝枕なんて、何年ぶりだろう)
P 「……ん?」
甜花 「…………」ジーッ
P 「……じっと見られてると落ち着かないんだけど」
甜花 「あぅ……ご、ごめんなさい」
P 「……でも、そうか。耳掃除の間やる事ないもんな」
P 「何かいい案は……ふわぁ」
甜花 「……ご主人様、眠いの?」
P 「あ、ああ……仕事の疲れでも出たのかな」
甘奈 「耳掃除されながら寝ちゃっても良いんだよー?」
P 「そりゃまた、魅力的な提案だな……」
40: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:23:33 ID:K3a
甜花 「……よし」スクッ
P 「甜花?」
甜花 「なーちゃん……後、お願いね」
甘奈 「甜花ちゃん?どこか行くの?」
甜花 「うん……甜花にしか出来ない事」
甜花 「……終わったら、呼びに来るね?」スタスタ
41: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:24:01 ID:K3a
P 「何しに行ったんだ?」
甘奈 「甜花ちゃんにしかできない……あっ、そっか☆」
P 「?甘奈には心当たりがあるのか?」
甘奈 「まーねー☆」
P 「……教えてくれたりとか」
甘奈 「ダーメ!甜花ちゃんが折角用意してくれるんだから楽しみに待ってて!」
P 「用意?……まぁ、分かったよ」
42: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:24:48 ID:K3a
甘奈 「ほら、甘奈たちも始めよっか!」スッ
P 「……ん?それ、さっきの耳かきか?」
甘奈 「違うよ~、最初は綿棒から」
P 「綿棒ならいつも使ってるんだが……それとは違うのか?」
甘奈 「白い奴でしょ?それとはまたちょっと違うんだって」
P 「へぇ……?」
甘奈 「動いちゃダメだよ……?」スッ
ペトペト
P 「……っ!?」ビクッ
甘奈 「あっ、もうダメだって言ったでしょ~?」プクー
43: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:26:23 ID:K3a
P 「ちょ、ちょっと待ってくれ甘奈」
P 「その綿棒、なんかベトついてないか!?」
甘奈 「そだよ~?ちっちゃいのならこれで取れるでしょ☆」
P 「耳かきも奥深いんだな……」
甘奈 「……ホントは膝枕じゃない方が取れやすいらしいんだけど」ボソ
P 「え、そうなのか?それなら体勢変えて……」
甘奈 「い、良いから!このままで!」アワアワ
44: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:27:02 ID:K3a
P 「いや、だが……」
甘奈 「あ、甘奈はこっちの方がやりやすいの!」
P 「そうか……分かった、続きも頼むな」
甘奈 「まっかせて☆」
甘奈 (本当は、ちょっとだけやりづらいけど……)
甘奈 「……膝枕、してあげたかったんだもん」
P 「どうかしたか?」
甘奈 「……ううん、なんでもないよ♪」
45: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:28:06 ID:K3a
ペタ ペトペト
甘奈 「……おー、ご主人様溜まってますねー♪」
P 「そ、そんなにか……?」
甘奈 「うん、一本じゃ足りないかも」
甘奈 「もっと普段から掃除しないとダメだよ?」
P 「は、はーい……」
甘奈 「うん、よろしいっ♪」
46: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:30:46 ID:K3a
P 「……なんか、メイドさんってか母親みたいだな」
甘奈 「もう、甘奈そんな年じゃないのにー」プクー
P 「悪い、そんなつもりで言ったんじゃないんだ」
P 「なんというか……安心感があるっていうか」
甘奈 「……そっか♪」
P 「なんで嬉しそうなんだ?」
甘奈 「えっへへ……なんでだろーねー?」ニコニコ
P 「?」
47: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:31:19 ID:K3a
甘奈 「……よし、これでオッケー!」
甘奈 「それじゃ、今から耳かき使うねー」
P 「あ、ああ……」
甘奈 「……今度は本当に動いちゃダメだよ?」
P 「わ、分かった……」
甘奈 「すー、はー……よし」
カサカサ
P (耳の中になにか……?)
甘奈 「……っ」クイッ
P 「……っ」ピクリ
甘奈 「あっ、痛かった!?」
P 「だ、大丈夫だ……続けてくれ」
48: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:32:16 ID:K3a
甘奈 「痛かったらすぐ言ってね?」
P 「ああ、分かった」
甘奈 「……よし」コリコリ
P (さっきより力が強くなった……!)
甘奈 「力抜いててねー……」スッ
カサ ペリッ
P 「!」
甘奈 「ふー、とれたー……プロデューサーさん、もう起きていいよ☆」
P 「ああ……どうなったんだ?」
甘奈 「うん、こーんなおっきいの取れちゃった☆」
P 「げっ、道理で聞こえづらかったわけだ……」
49: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:33:48 ID:K3a
甘奈 「少しはマシになった?」
P 「ああ、バッチリだ」
甘奈 「……良かった♪」
甘奈 「それじゃ、反対側やるからこっち向いて寝転がって」
P 「いや、でもそれだとお腹に顔が」
甘奈 「大丈夫だから、ね?」
P 「……分かった、任せるよ」ドサッ
甘奈 「わっ……」ドキ
P 「…………」
P (……これ俺も恥ずかしいな!?)
50: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:34:02 ID:K3a
甘奈 「あ、あんまり匂いとか嗅いじゃダメだからね?」カァ
P 「嗅がないから!じっとしておく!」
甘奈 「…………」カァアア
P (……でも、こうしてるとなんだか)ウトウト
甘奈 「プロデューサーさん?」
P 「………すぅ」スヤスヤ
甘奈 「……おやすみ、プロデューサーさん」ナデナデ
51: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:34:20 ID:K3a
―――――
甘奈 「……終わったよ、プロデューサーさん♪」ポンポン
P 「…………ん」
甘奈 「気持ちよさそうだったねー?」ニヤ
P 「悪いな……重かったか?」
甘奈 「ううん、ぜーんぜん☆」
甘奈 「でも、折角寝てたなら……」
甘奈 (……もう少しだけ、このままでも良かったかな)シュン
甘奈 「……終わったよ、プロデューサーさん♪」ポンポン
P 「…………ん」
甘奈 「気持ちよさそうだったねー?」ニヤ
P 「悪いな……重かったか?」
甘奈 「ううん、ぜーんぜん☆」
甘奈 「でも、折角寝てたなら……」
甘奈 (……もう少しだけ、このままでも良かったかな)シュン
52: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:35:27 ID:K3a
P 「……甘奈?」
甘奈 「ひゃっ!?ど、どうかしたの?」
P 「甘奈こそどうかしたのか、心ここにあらずって感じだったけど」
甘奈 「べ、別にそんな事ないから!」
P 「?そうか……」
P 「それにしても、甜花は何処に行ったんだ?呼びに来るって言ってたが……」
甘奈 「甜花ちゃん、きっと寝ちゃってるんだよ」
P 「寝て……?」
甘奈 「うん、こっちこっち☆」グイグイ
53: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:35:51 ID:K3a
―――――
甜花 「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
P 「仮眠用のベッドで寝てるな……布団潜ってないけど」
甘奈 「きっと用意してる間に寝ちゃったんじゃないかな」
甘奈 「あんまり起こしたくないけど……甜花ちゃーん?」ユサユサ
甜花 「あぅ……あ、なーちゃん」
甘奈 「おはよう、甜花ちゃん☆」
P 「甜花、おはよう」
甜花 「あっ、ご主人様……おはよう、ございます」ペコリ
甜花 「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
P 「仮眠用のベッドで寝てるな……布団潜ってないけど」
甘奈 「きっと用意してる間に寝ちゃったんじゃないかな」
甘奈 「あんまり起こしたくないけど……甜花ちゃーん?」ユサユサ
甜花 「あぅ……あ、なーちゃん」
甘奈 「おはよう、甜花ちゃん☆」
P 「甜花、おはよう」
甜花 「あっ、ご主人様……おはよう、ございます」ペコリ
54: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:37:55 ID:K3a
P 「何してたんだ?」
甜花 「お、お昼寝の用意……してた」
P 「お昼寝……え、昼寝?」
甘奈 「甜花ちゃんなりのベッドメイキングだもんねー☆」
甜花 「う、うん……甜花、気持ちいいお昼寝にできるように用意してたんだけど」
甜花 「て、甜花が寝ちゃってた……ごめんなさい」シュン
P 「俺の方こそ待たせて悪かったな……別に寝てても良かったんだけど」
甜花 「でも、なーちゃんも頑張ってるし……甜花も、頑張らないと」
P 「……そっか、よく頑張ったな」ナデナデ
甜花 「にへへ……」
55: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:38:28 ID:K3a
P 「それで、お昼寝の環境は用意できたのか?」
甜花 「うん……ばっちり」ドヤッ
甘奈 「甜花ちゃん、さっすがー☆」ダキッ
甜花 「……それじゃ、ご主人様も寝てみる?」
P 「甜花お手製のお昼寝スポットは気持ちよさそうだけど……」
56: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:38:40 ID:K3a
甜花 「気にしなくていい、から……あふ」
甘奈 「甜花ちゃん、眠い?」
甜花 「ん……」コクリ
甘奈 「そっか……」
P 「そういう事なら、甜花がこのベッドで寝れば――」
甘奈 「そうだ!そういう事なら――」
57: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)20:39:25 ID:K3a
後もう少しなんですけど離脱
おーぷん初めてなので不備があったら申し訳ない
おーぷん初めてなので不備があったら申し訳ない
58: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:17:56 ID:K3a
帰ってきたので続き投げます
59: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:18:10 ID:K3a
―――――
甜花 「にへへ……なーちゃんもプロデューサーさんも一緒」
甜花 「……あっ、呼び方間違えちゃった」シュン
甘奈 「もう良いんじゃない?甘奈たち、メイドさんっぽい事は十分したもん☆」
P 「……それで文化祭は大丈夫なのか?」
甘奈 「大丈夫、何となくだけど分かったから♪」
P 「……それなら、良いけど」
甜花 「にへへ……なーちゃんもプロデューサーさんも一緒」
甜花 「……あっ、呼び方間違えちゃった」シュン
甘奈 「もう良いんじゃない?甘奈たち、メイドさんっぽい事は十分したもん☆」
P 「……それで文化祭は大丈夫なのか?」
甘奈 「大丈夫、何となくだけど分かったから♪」
P 「……それなら、良いけど」
60: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:18:38 ID:K3a
甜花 「プロデューサーさんも……甜花たちのお店、見に来てね?」
P 「ああ、見に行くよ」
P 「……俺入れるよな?」
甘奈 「どうだろ……頼んでみる!」
P 「不審者扱いされなきゃ良いんだけどな……」
甜花 「……あのっ、プロデューサーさん」
P 「どうした?」
甜花 「も、もうちょっとだけ……そっち寄っても、良い?」
P 「俺は構わないが……」
甜花 「や、やった……♪」ポスッ
61: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:18:57 ID:K3a
甜花 「にへへ……あったかい」ホクホク
P 「……リラックスできるなら良かったよ」
甘奈 「甘奈もやーろっと☆」ダキッ
P 「おいおい……」
甘奈 「……だ、ダメ?」ジッ
P 「……良いよ」
甘奈 「えっへへ、やった♪」スリスリ
P 「……甘奈、最初から聞く気なかったろ」
甘奈 「プロデューサーさんなら許してくれると思ったんだもーん♪」
62: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:19:39 ID:K3a
P 「……まったく、これじゃ落ち着いて眠れないじゃないか」
甘奈 「プロデューサーさん、ドキドキしてるの?」
P 「そりゃ、俺も男だしな」
P 「可愛い現役アイドル二人に抱きつかれたらドキドキするに決まってる」
甜花 「か、可愛い……にへへ」ニヤニヤ
甘奈 「……良かったぁ」ホッ
P 「……良かったってなんだ?」
甘奈 「なんでもないよー☆」
63: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:20:05 ID:K3a
甜花 「……♪」スリスリ
P 「甜花はリラックスしてるな……昼寝するつもりなんだから当たり前か」ナデナデ
甘奈 「…………」ジーッ
P 「……甘奈も寝て良いんだぞ?」
甘奈 「ふぇっ?」ポカン
P 「だって、さっきから眠そうじゃないじゃないか」
P 「折角ベッドに潜ってるんだ、ゆっくり寝た方が疲れも取れる」
甘奈 「むぅ……それは、そうなんだけど」
甘奈 「……プロデューサーさんとこうする機会なんて、滅多にないんだもん」ボソリ
P 「機会……すまん、良く聞こえない」
甘奈 「良いの!気にしないで!」
P 「そうか?そういう事なら、追求はしないけど」
64: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:20:45 ID:K3a
甘奈 「そのうち甘奈もちゃんと寝るって、大丈夫だよ☆」ニッコリ
P 「……ん、いい子だ」ナデ
甘奈 「えっへへ……♪」テレテレ
P 「……それにしても、懐かしいな」
甘奈 「懐かしい?」
P 「あぁ、親子3人川の字で寝た事を思い出してな」
P 「あの時はまだ小さかったんだけどな」ハハ
甘奈 「へぇ……甘奈、プロデューサーさんの子供の頃の話なんて初めて聞いたかも」
P 「面白い話じゃないからな、特にする機会がなかっただけだ」
65: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:21:19 ID:K3a
甘奈 「……甘奈、聞いてみたいなー」
P 「……ホントに面白みのない話だぞ、良いのか?」
甘奈 「それでも、聞いてみたい事ってあるでしょ?」
P 「……分かった、また時間が合ったらな」
甘奈 「……うんっ!」
甜花 「すぅ……」スヤスヤ
P 「……娘二人、俺には勿体ないな」ナデナデ
甘奈 「へっ、娘……?」
P 「…………ぐぅ」スヤスヤ
甘奈 「……寝ちゃった」
66: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:21:34 ID:K3a
甘奈 「娘、娘かぁ……」
甘奈 「……甘奈、お嫁さんが良かったなー」ツンツン
P 「んくっ……」
甘奈 「ふふっ、変な顔……」
甘奈 「……これからもよろしくね、プロデューサーさん」
67: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:22:36 ID:K3a
―――――
七草はづき(以下、はづき) 「すみません、千雪さん~手伝わせてしまって」
千雪 「いえいえ……このくらいはお安い御用ですよ」
千雪 「私とはづきさんの仲じゃないですか」
はづき 「そう言って貰えると助かります~」ニッコリ
はづき 「でも、良かったんですか?さっき、何かユニットで打ち合わせをしてたんじゃ……」
千雪 「大丈夫ですよ、プロデューサーさんがいますから♪」
はづき 「……それもそうですね~」ニッコリ
七草はづき(以下、はづき) 「すみません、千雪さん~手伝わせてしまって」
千雪 「いえいえ……このくらいはお安い御用ですよ」
千雪 「私とはづきさんの仲じゃないですか」
はづき 「そう言って貰えると助かります~」ニッコリ
はづき 「でも、良かったんですか?さっき、何かユニットで打ち合わせをしてたんじゃ……」
千雪 「大丈夫ですよ、プロデューサーさんがいますから♪」
はづき 「……それもそうですね~」ニッコリ
68: ◆SESAXlhwuI 2018/10/01(月)21:22:54 ID:K3a
千雪 「それじゃ、私そろそろ戻りますね」
千雪 (甘奈ちゃんも甜花ちゃんも……上手くやれてるかしら)
千雪 「……あら?誰も居ない?」
千雪 「どこ行ったのかしら……」
千雪 「お昼寝でもしてるのかしら」トコトコ
ガチャリ
千雪 「プロデューサーさ――」
P 「……ぐぅ」スヤスヤ
甜花 「にへへ……♪」ダキッ
甘奈 「えっへへー……♪」ダキッ
千雪 「…………」ポカーン
千雪 「……もう、仲良しなんだから」クスッ
おしまい
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