1: 名無しさん@おーぷん 2018/10/12(金)21:30:29 ID:44i
仁奈「いくでごぜーますよー!」

タタタタタッ!

ちひろ「ちょっ、ちょっと仁奈ちゃん!?」

仁奈「ふふふっ! あははははっ!」ニコニコ!

タタタタタッ!


バッファローマン「クックック!……何ィ、本物はどこに居やがる!?」


仁奈「えいっ!」

ぎゅうっ!

バッファローマン「ハッハッハッハ! こいつはやられた! 降参だ!」


https://www.youtube.com/watch?v=UTSEe0NiWSs


引用元: 市原仁奈「ゼブラの気持ちになるでごぜーます!」 



25: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)00:47:11 ID:aqK
   ・  ・  ・

ちひろ「……ごめんなさい」

ちひろ「仁奈ちゃん、今は二人に会いたくない……って」


バッファローマン・ゼブラ「……」


ちひろ「あっ、か、勘違いしないでくださいね!?」

ちひろ「二人のことが、嫌いになったんじゃなくて……ですね」


バッファローマン「……」


ちひろ「今は、上手く笑えないから……って」

ちひろ「笑うと、変な顔になっちゃうから……」

ちひろ「それで……二人に嫌われたくない、って」

ちひろ「……そう言ってるんです」


ゼブラ「……」

26: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)01:01:59 ID:aqK
ゼブラ「……フン」

ゼブラ「なら、オレはもう行くぜ」

ゼブラ「傷ももう癒えた――此処に居る理由も無い」


バッファローマン「何!?」

バッファローマン「おい、シマウマ野郎!」

バッファローマン「この状況を放っていこうってのか!?」


ゼブラ「――オレには関係無い!」

ゼブラ「下らんセンチメンタリズムに巻き込むな!」


バッファローマン「何ぃ~~~っ!?」


ゼブラ「……やるか?」…スッ


ちひろ「けっ、ケンカはやめて――」



「グロロロロロ~~~ッ!!!」



ゼブラ・ちひろ「!?」

バッファローマン「こ……この声は……!?」

27: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)01:03:19 ID:aqK
CMタイミングなので寝ます
おやすみなさい

29: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)10:52:25 ID:aqK
   ・  ・  ・

仁奈「……」

仁奈「!」グニャッ!

仁奈「……」

仁奈「!」グニャァッ!


仁奈「……やっぱり……上手く笑えねーです」

仁奈「こんな変な顔してたら、二人に嫌われちまいます……」



「グロロロロロ~~~ッ!!!」



仁奈「!?」

仁奈「今の声は……なんでごぜーますか……?」

仁奈「……そうだ! キグルミを……」

ゴソゴソッ!


ウサギ仁奈「これで、仁奈の顔は見えねーですよ!」

30: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)11:01:30 ID:aqK
  ・  ・  ・
346プロ 正門前


ネプチューン・キング「――まさか、こんな所に下等超人が居たとはなーっ!」


バッファローマン「お前は、死んだはずのネプチューン・キング!」

バッファローマン「テメエ~っ! 何をしに迷って出やがった!」


ネプチューン・キング「グロロ……何をしに、だと?」

ネプチューン・キング「――決まっておる!」

ネプチューン・キング「我が新たな力――マグネット・パワー・オブ・スマイル!」

ネプチューン・キング「それを盤石なものとするため……」

ネプチューン・キング「……笑顔を完全に吸い取るため!」

ネプチューン・キング「直接、此処まで出向いてきたのよーっ!」


バッファローマン「何ぃ~っ!?」

バッファローマン「それじゃあ、全部テメエの仕業だったのか!?」


ネプチューン・キング「ヒャ――ッハッハッハッ!」

ネプチューン・キング「ワシの力となれるのだ!」

ネプチューン・キング「光栄に思って貰いたいものだなぁ!」


バッファローマン「……!」

31: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)11:08:32 ID:aqK
バッファローマン「うおおおおおっ! 許せねえ!」

タンッ! タンッ! タンッ…!


ネプチューン・キング「ほう! 許さんだと?」

ネプチューン・キング「下等超人如きが、つけあがるなーっ!」


バッファローマン「抜かせーっ!」

バッファローマン「ハリケーン・ミキサ――ッ!」

ダダダダダダッ!


ネプチューン・キング「グロロ……つけあがるなと言った筈だ!」

ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ・スマイル!」

バババババババ!


バッファローマン「うっ、おおおっ!? か、体の自由がきかねえ!」

…フワァッ


ネプチューン・キング「そうらっ! 地面に叩きつけてくれる!」

バッ!


バガァァンッ!

バッファローマン「ぐおおおっ!?」

32: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)11:14:30 ID:aqK
  ・  ・  ・

ゼブラ「力の差は歴然……勝負にならんな」

ゼブラ「全く、みっともねえ牛野郎だぜ」


ウサギ仁奈「ああっ!?」

ウサギ仁奈「バッファローマンが、やられてるでごぜーますか!?」


ゼブラ「! お前……」


ウサギ仁奈「あっ、見っ、見ないでくだせー!」

バッ!

ウサギ仁奈「笑ったら、変な顔になっちゃうから……」

ウサギ仁奈「キグルミで、顔を隠してるでごぜーますよ……」


ゼブラ「……」

33: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)11:25:55 ID:aqK
ウサギ仁奈「二人共……ビックリしてやがりました……」

ウサギ仁奈「だから、仁奈は……仁奈は……」


ゼブラ「――お前は、オレの命の恩人」

ゼブラ「余計なお世話だと思ったが、その事実は変えられん」


ウサギ仁奈「……えっ?」


ゼブラ「そして、どうやら……その借りは――」

ゼブラ「いくら金を積んだ所で、返せない」


ウサギ仁奈「ゼブラ……?」



ゼブラ「――戦ってしか、返せんものらしい!」



ウサギ仁奈「なっ、何を言ってるでごぜーますか……?」


ゼブラ「……フッ!」

ゼブラ「オレとした事が、厄介な相手に借りを作っちまったもんだと――」

34: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)11:32:00 ID:aqK
  ・  ・  ・

バッファローマン「ぐ……おおおっ……!」

グググッ…!


ネプチューン・キング「グロロ……さあ、どいて貰おうか!」

ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ――」


???「スリャアア――ッ!」

ヒュッ―


ネプチューン・キング「むううっ!?」

ガシイッ!


ゼブラ「――それだけの話よ!」

トンッ―


―スタッ!

ゼブラ「こんな所でおねんねとは、行儀の悪い牛だぜ」

バッファローマン「ぜ、ゼブラ……!」


ネプチューン・キング「グロロ…」

35: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)11:43:31 ID:aqK
ゼブラ「さっさと立ったらどうだ?」

ゼブラ「まさか、メシを食ったばかりで眠いなんて言うんじゃあるまいな?」

バッファローマン「……バカなことを言うんじゃねえ!」

バッファローマン「外道を前にして、血が滾ってしょうがねえぜ!」


ゼブラ・バッファローマン「……!」


ネプチューン・キング「フハハハハ、面白い!」

ネプチューン・キング「キサマらには、新たな力の実験台になって貰おうか!」

ネプチューン・キング「そして此処は、それに格好の場!」


ゴゴゴゴゴゴゴッ…!


ネプチューン・キング「346プロダクションは、芸能プロダクションとして存在していたのではない!」


ネプチューン・キング「遥か古来より、下等超人を――粛清するための場!」


ネプチューン・キング「その本来の名は――Missing law(ミッシング・ロウ)プロダクション!」


ネプチューン・キング「あの屋上に現れたリングで、お前達を血祭にあげてくれる!」

36: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)12:01:27 ID:aqK
  ・  ・  ・

吉貝「さあて! 遂に始まります、粛清の超人デスマッチ!」

吉貝「良い子も見るため、ソード・デスマッチではありません!」

中野「最近は、そういうのに厳しくなりましたからね~っ」

吉貝「実況は私、吉貝と」

中野「解説は、おまたせシマウマ~! 待たせたゼブラ!」

中野「世界に羽ばたく、アデランスの中野さんです~!」

吉貝「――で、お送りします!」


ゼブラ「オレの足を引っ張るなよ、牛ヤロウ」

バッファローマン「ハッ! それはこっちの台詞だ、ヘボシマウマ!」


ネプチューン・キング「グロロ……戦いの前に仲違いとは、所詮は下等超人!」


ネプチューン・キング「この処刑方法は、一人で複数を相手に出来る……!」


ネプチューン・キング「下等超人程度に、一対一の勝負をするまでもないからなーっ!」


ネプチューン・キング「ヒャ――ッハッハッハッハッハッ!!」

37: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)13:29:28 ID:aqK
ゼブラ「だが……ヤツを倒せば、全て元通りになるのか?」

バッファローマン「ああ、パワーの扱いに関しちゃオレも覚えがあるからな」

バッファローマン「しかし……ヤツから感じる気配……!」


ネプチューン・キング「グロロ……!」


バッファローマン「キサマーっ! どうやって――」

バッファローマン「――誰の力で、復活しやがったーっ!?」


ネプチューン・キング「バッファローマン、お前も知っているだろう」

ネプチューン・キング「偉大なる魔王――サタン様を!」


バッファローマン「ゲエエ――ッ!? さ、サタンだとぉ――ッ!?」



カ――ンッ!


吉貝「なな、なんと! 衝撃の事実が明らかになりました!」

吉貝「その衝撃の中、開始のゴングが鳴った――っ!」

38: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)13:38:43 ID:aqK
ネプチューン・キング「ワシは、サタン様に憎しみの心を認められ……」

ネプチューン・キング「――在りし日の、若々しい肉体を取り戻し!」

ネプチューン・キング「――新たな力を得る機会を授かったのだーっ!」


バッファローマン「な……なんて事だ……!」

バッファローマン「ヤツの背後には……大魔王サタンが居るだなんて……!」


ゼブラ「――それがどうした」

トンッ…! トンッ…!


ネプチューン・キング「何ぃ……?」


ゼブラ「キサマは、このオレが一人で相手をしよう」

ゼブラ「そこのヤツは、サタンの名を聞いてブルっちまったようだからな」

トンッ…! トンッ…!


バッファローマン「まっ、待て! ヤツを侮るな!」


ゼブラ「うるせえ! すっこんでいろ、このヘボ牛がぁ――ッ!!」

ダダダダダッ!


吉貝「キン肉マンゼブラ! 物凄い勢いでネプチューン・キングとの距離を詰めるーっ!」

39: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)13:46:09 ID:aqK
ネプチューン・キング「フン! そんな直線的な動きなど!」

グワッ!

ゼブラ「そいつはどうかな?」

ダダダダダッ――キュッ!

ネプチューン・キング「むおっ!?」


吉貝「ああ――っと! ゼブラ、待ち構えるネプチューン・キングの前で急停止!」

吉貝「タイミングを外していく――っ!」


ゼブラ「セリャア――ッ!」

ボグウッ!

ネプチューン・キング「ぐおっ!?」


吉貝「そして! 強烈なボディブロー!」


ゼブラ「フンッ! ハアッ! ウオリャア――ッ!」

ガッ! ドガッ! ズドォッ!

ネプチューン・キング「がっ! ごっ! おああっ!?」


吉貝「ボディ! ボディ! ボディ――っ! ボディブローの嵐だ――っ!」

40: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)14:02:32 ID:aqK
ネプチューン・キング「ええい! つけあがるな、下等超人が!」

ガシィ!

ゼブラ「!」


吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キング、ゼブラの腕を掴んだ!」

中野「さすがは、嘘っぱちだったとは言え自称完璧超人軍の首領」

中野「それに、ネプチューンマンの師匠でもあるわけですからね~っ」


ゼブラ「へっ、ロックが甘いぜ!」

パシッ!

ネプチューン・キング「むおっ!?」

ゼブラ「トアアッ!」

トンッ―


吉貝「ゼブラ、腕の拘束を難なく外し、ネプチューン・キングの背後へと跳躍!」

吉貝「そのまま両足で相手の腕を取り、締め上げるこの体勢は――」


ゼブラ「ゼブラ・ヘルズサブミッション!」

グワァキィッ!

ネプチューン・キング「ぐおお……っ!?」


吉貝「決まった――っ! ゼブラの、高等な立ち関節だ――っ!」

中野「あの技、自分の背中の方が痛そうですよね~っ」

41: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)14:15:30 ID:aqK
ネプチューン・キング「グロロ……さすがは、超人界随一のテクニック……!」

ネプチューン・キング「――だがっ!」

グアッ!

ゼブラ「むおおっ!?」


吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キング、力だけで強引に技を外したーっ!」

中野「おかしいですね~っ、私の目には完璧にきまっているように見えましたよ」


ゼブラ「そうだ……確かに、完璧に決まっていたはず……!」


ネプチューン・キング「完璧? フハハハッ! 何が完璧なものか!」

ネプチューン・キング「確かに、テクニックは優れているかもしれん!」

ネプチューン・キング「だが、お前の攻撃は全て生っちょろいのよーっ!」


ゼブラ「何だと……!?」


ネプチューン・キング「グロロ……残念だが、ここまでのお前の攻撃」

ネプチューン・キング「ノーダメージだ!」


ゼブラ「……!」


吉貝「なな、なんと! ネプチューン・キング、まるで効いていないとアピール!」

中野「むむむっ! 確かに、動きにぎこちなさは微塵も見られませんね~っ!」

42: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)14:35:34 ID:aqK
ゼブラ「オレの攻撃が生っちょろいだと……?」

ゼブラ「――ならばっ! お前には地獄を見せてやろう!」

トンッ―


吉貝「ゼブラ、背後のロープに跳び乗り――」


ゼブラ「とあっ! はっ! とうっ! せあっ!」

バウンッ、バウンッ、バウンッ、バウンッ!


吉貝「リングの四辺を渡っていく――っ!」

中野「おおっ、ゼブラが何人にも見えますよ~っ!」

中野「皆さん、こちらはテレビの故障ではありませんので、チャンネルはそのままで」



ゼブラ「トアア――ッ!」

ネプチューン・キング「ぬ……おおっ……!?」

グワアアッ!


吉貝「ゼブラ! ネプチューン・キングの背後から襲いかかり、その体を蹴り上げ上昇!」


ゼブラ「キン肉族、三大奥義の一つ!」

ガァキィッ!

ネプチューン・キング「ぐ、うおっ!?」


吉貝「そして! 空中で体勢を入れ替え、右足でネプチューン・キングの右腕をロック!」

吉貝「加えて、左手で両脚を抱え込み! 隣に立つビルへと突っ込んでいく――っ!」


ゼブラ「真・マッスル・インフェルノ――ッ!!」

ガガァンッ!!

ネプチューン・キング「……!」

43: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)14:49:57 ID:aqK
ゼブラ「どうだ? 地獄の炎に焼かれた気分は!」

ネプチューン・キング「……ぬるい」

ズボ!

ネプチューン・キング「ぬるすぎて、アクビが出るわ――っ!」

ゼブラ「なっ、何……!?」


吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キング、未だ健在!」


ネプチューン・キング「フハハハハハ――ッ!」

ボワァァァ…!


吉貝「むしろ! 私の目には先程よりも力が増しているように見えます!」

中野「私の記憶では、マスクに攻撃を受けると回復をしますからね」

中野「ネプチューン・キングにとっては、むしろ手助けになったのではないでしょうか」


ネプチューン・キング「これが――本当の必殺技だったら、回復する暇は無かった」

ネプチューン・キング「しかし! 何のことはない!」

ネプチューン・キング「三大奥義が聞いて呆れる、ただの欠陥技よーっ!」


ゼブラ「ま……マッスル・インフェルノが……!」

ゼブラ「キン肉族三大奥義の一つが……欠陥技だと……!?」

44: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)14:57:20 ID:aqK
ゼブラ「ばっ、バカな! そんな事があってたまるか!」

ゼブラ「ならばオレは! キッドは、何のために!」


ネプチューン・キング「ワシの命を刈り取れなかったのが、その証拠よ」


ゼブラ「……!?」


ネプチューン・キング「見せてやろう!」

ネプチューン・キング「完璧な、真の必殺技というものをな――ッ!」


ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ・スマイル!」

ババババババ!


ゼブラ「う、おおおおおっ!?」

フワァァ…


吉貝「ああ――っと! ゼブラの体が、リングの真上!」

吉貝「頭を下に向けた状態で、垂直に固定された――っ!」

45: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)15:07:02 ID:aqK
ネプチューン・キング「とあっ!」

タンッ!

ゼブラ「むうおっ!?」


吉貝「ネプチューン・キング、逆さまのゼブラの足裏に、自分の足を乗せた!」


ネプチューン・キング「グロロ……ワシの必殺技に――」

ネプチューン・キング「――この力を更に上乗せし!」

バババババ!


吉貝「な、なんと! 上空の二人から、リングへと向けて!」

吉貝「まるで、エレベーターのようにエネルギーの線が伸びている――っ!」

中野「ひええっ!? 私のカツラが! あっ、ちょっと待って!」


ネプチューン・キング「全開! マグネット・パワー・オブ・スマイル!」

ゴゴゴゴゴゴ!

ゼブラ「う、おおおおっ!?」


吉貝「ああ――っと! 物凄い速さで、急降下していく――っ!」


ネプチューン・キング「マグネティカ・メガトン・キング落とし!!」

ゼブラ「うおおおああっ!?」

46: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)15:21:05 ID:aqK
――ガガァァンンッ!!


吉貝「ももっ、物凄い衝撃音です!」

中野「普通に落下するだけでなく、マグネット・パワーを利用したわけですからね~っ」

中野「当然、落ちた時の威力は跳ね上がりますです、はい」


ネプチューン・キング「グロロ……邪魔が入ったか」

ネプチューン・キング「だが――その代償は、大きかったようだなぁ!」


吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キングの下敷きになっているのは――」



バッファローマン「ウゲハァッ!?」



吉貝「バッファローマン! バッファローマンです!」



ゼブラ「……!?」



吉貝「一体、何がどうなっているのでしょうか!?」

吉貝「先程の攻防を超スーパースローカメラで再生してみましょう!」

47: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)15:28:08 ID:aqK
  ・  ・  ・

ネプチューン・キング『全開! マグネット・パワー・オブ・スマイル!』

ゴゴゴゴゴゴ!

ゼブラ『う、おおおおっ!?』


バッファローマン『ちいいっ!』

バッファローマン『あれを食らっちゃ、ひとたまりもねえ!』

タンッ、タンッ、タンッ…!


ネプチューン・キング『マグネティカ・メガトン・キング落とし!!』


バッファローマン『オリャアアア――ッ!』

ダダダダダッ!

バッファローマン『ハリケーン・ミキサ――ッ!』

ドンッ!

ゼブラ『うおおおああっ!?』

ヒュッ―


――ガガァァンンッ!!


ネプチューン・キング『……!』

バッファローマン『……!?』

バッファローマン『ウゲハァッ!?』

48: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)15:42:50 ID:aqK
  ・  ・  ・

吉貝「なっ、ななな、なんと!」

吉貝「バッファローマンは、ハリケーン・ミキサーでゼブラを吹き飛ばし!」

吉貝「代わりに、ネプチューン・キングの下敷きとなっていた――っ!」

中野「本人の分の体重がかかっていないとは言え、あの音ですからね~っ」

中野「超強力なフライング・スタンプと言った所でしょうか」


バッファローマン「ゲエッ……ハバァッ!」


ゼブラ「なっ、何をしている! 余計な真似をしやがって!」

ゼブラ「お前は、一体何を考えているんだ!?」


バッファローマン「そっ……そりゃあ、こっちの台詞だぜ……!」

ヨロヨロッ…

バッファローマン「お前は……何のために、リングに上がったんだ……!」


吉貝「ああ――っと! バッファローマン、立ち上がった!」

中野「しかし、やはりダメージは大きいようですね~っ」

中野「あの磁気の中取れないとなると、良いカツラ使ってますね~っ!」


ゼブラ「……!」

49: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)19:42:54 ID:aqK
バッファローマン「ゴチャゴチャと考え事をするためか! ええ!?」

バッファローマン「だったらさっさとリングから降りやがれ!」

バッファローマン「目障りなんだよ! このクソシマウマが――ッ!」ジワァァ…


ゼブラ「ふっ、ふざけるな――っ! お前に何がわかる!?」

ゼブラ「オレの友との……キッドの命を犠牲にしてまで会得した技!」

ゼブラ「マッスル・インフェルノを侮辱されて、黙っていられるか――ッ!」ジワァァ…


ネプチューン・キング「グロロ……やはり、所詮は下等超人」

ネプチューン・キング「バッファローマンよ!」

ネプチューン・キング「お前は、何も学んで居なかったようだなーっ!」


バッファローマン「何だと!?」ジワァァ…

バッファローマン「ゲエエ――っ!? こ、これは……」ジワァァ…

バッファローマン「アイアン・スェット!」ジワァァ…


ゼブラ「な、何だ……!? 体の自由が……!」ジワァァ…


吉貝「ああ――っと! バッファローマン、そしてゼブラの体から汗が滲んでいる!」

中野「あれは、アイアン・スェットですね」

中野「正義超人同士が憎しみ合ったり、傷つけ合ったりすると体内のバランスが崩れ」

中野「はぁ……はぁ、ちょっと休憩」

中野「体内のバランスが崩れ、鉄分を含んだ汗が出てしまうのです!」

50: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)20:15:52 ID:aqK
ネプチューン・キング「グロロ……アイアン・スェット!」

ネプチューン・キング「それが出た今!」

ネプチューン・キング「お前達には、最早一欠片の勝機も無いわ――ッ!」


バッファローマン「……」ジワァァ…


ゼブラ「くっ……!」ジワァァ…


吉貝「アイアン・スェットが鉄分を含んでいるということは!」

吉貝「バッファローマンと、キン肉マンゼブラの体は鉄も同然!」

吉貝「マグネット・パワー・オブ・スマイルで良いように操られてしまいます!」

中野「しかも、あのアイアン・スェットはどんどん固まっていきますからね~っ」

中野「しまいにゃ、二人共鉄の塊になってしまいますよ!」


バッファローマン「……」ジワァァ…

バッファローマン「クッ……ククク……!」ジワァァ…

バッファローマン「ハァーッハッハッハ! ワッハハハハハッ!」ジワァァ…


吉貝「なっ、何でしょう!? 笑っている! 笑っています!」

吉貝「バッファローマン、ピンチだと言うのに笑っています!」

51: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)20:25:28 ID:aqK
ネプチューン・キング「どうした、恐怖のあまりおかしくなったか」

ネプチューン・キング「これだから、精神面が未熟な下等超人は」


バッファローマン「うるせぇ――ッ!」ジワァァ…

バッファローマン「テメエなんぞに、オレの笑いの意味がわかってたまるか!」ジワァァ…


ネプチューン・キング「笑いの意味……だと?」


バッファローマン「ゴッハァ~ッ……!」ジワァァ…

バッファローマン「アイアン・スェット……上等じゃねえか!」ジワァァ…

バッファローマン「そこのシマウマ――」ジワァァ…


ゼブラ「ぐっ……!」ジワァァ…


バッファローマン「――いやさ! キン肉マンゼブラが!」ジワァァ…

バッファローマン「リングに戻ってくる前に、片を付けてやるぜ!」ジワァァ…

バッファローマン「このオレ様の――ド迫力パワーでなぁ――ッ!」ジワァァ…


バッファローマン「ウウウオオアア――ッ!!」ジワァァ…


吉貝「バッファローマン、吠えた――っ!」

中野「あれは、物凄い気合ですよ~っ!」

52: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)20:38:03 ID:aqK
ネプチューン・キング「ならば、お前から先に血祭りにあげてくれる!」

ネプチューン・キング「グロロ……そうさな……」


ネプチューン・キング「ジャスト10分!」

ネプチューン・キング「マスク狩り――いや、顔面の皮を剥ぎ取ってなーっ!」


吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キングの予告だーっ!」

中野「ひええ~っ! 10分後に、刺激の強い映像が流れるかもしれませんね!」


ネプチューン・キング「もっとも……10分保つかわからんがな!」

ネプチューン・キング「その場合は、死体から顔面を剥ぎ取ってくれる!」

ネプチューン・キング「ヒィ――ッハッハッハッ!!」


バッファローマン「そいつはどうかな!」ジワァァ…

バッファローマン「ドリャアア――ッ!」ジワァァ…

ダダダダダッ!


吉貝「バッファローマン、怒涛の勢いでネプチューン・キングに迫り!」


バッファローマン「おらあああっ!」ジワァァ…

ネプチューン・キング「ぬおおおおっ!」

ガシィッ!


吉貝「リング中央! がっぷりと組み合った――っ!」

53: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)20:49:07 ID:aqK
ネプチューン・キング「バカな……!?」

ネプチューン・キング「下等超人……しかも、アイアン・スェットを滲ませて!」

バッファローマン「ゴッハァァ……!」ジワァァ…

ネプチューン・キング「これだけのパワーを発揮するだと……!?」

グッ…ググググッ…!


吉貝「ああ――っと! パワー勝負はバッファローマンが優勢か!」

吉貝「しかし! いつにも増して凄い迫力ですね!」

中野「そうですね~っ! これならば、女房を質に入れてでも見に来る価値があります!」


バッファローマン「グゴラァ~ッ!」ジワァァ…

ググググッ…!

ネプチューン・キング「……ええい! 鬱陶しいわ――ッ!」

ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ・スマイル!」

バババババ!

バッファローマン「うっ、おおおっ……!?」

フワッ―


吉貝「おお――っと! バッファローマンの体が、宙に浮かび上がった――っ!」

54: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)20:56:04 ID:aqK
バッファローマン「ぬううおっ……!?」ジワァァ…

フワァァ…

ネプチューン・キング「とあっ!」

トンッ!


吉貝「ネプチューン・キング、それを追って跳躍!」


ネプチューン・キング「ぬんっ!」

ガシィ!

バッファローマン「……!」ジワァァ…


吉貝「そのまま、バッファローマンの体を抱え込み――」


ネプチューン・キング「地獄へ落としてくれるわ――っ!」

ネプチューン・キング「磁気嵐ドライバ――ッ!!」

ズシィィッ!

バッファローマン「……!」

バッファローマン「グハァッ!?」


吉貝「強烈なツームストンドライバーで、リングに叩きつけた――っ!」

55: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)21:04:44 ID:aqK
ネプチューン・キング「まだまだ――っ!」

ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ・スマイル!」

バババババ!


吉貝「続いて、リングに突き立ったバッファローマンにパワーを照射!」


ズボ!

バッファローマン「う……おおっ……!?」

フワ…ァ…


吉貝「バッファローマンの巨体が、ゆっくりと浮かび上がっていく――っ!」


ネプチューン・キング「……なんだ?」

ネプチューン・キング「引き寄せる勢いが弱いだと……?」


バッファローマン「へ……へへへ……!」

バッファローマン「それは、今のテメエの一発で――」


バッファローマン「オレの中にあったわだかまりの心が!」

バッファローマン「汗と共に、キレイサッパリ吹き飛んだからよ――ッ!」

56: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)21:13:36 ID:aqK
ネプチューン・キング「グロロ……だが、もう遅い!」

ガシィ!

バッファローマン「ぐうっ!?」


吉貝「ネプチューン・キング! バッファローマンの体を後ろから抱え込み――」


ネプチューン・キング「磁気スープレックス!!」

ゴガァンッ!

バッファローマン「……!」

バッファローマン「グボハァッ!?」


吉貝「ジャーマン・スープレックスで再度リングに叩きつけた――っ!」

中野「この連続技は、相当な威力がありますよ~っ!」

中野「見てるこっちまで頭がクラクラします……あっ、クラクラ!」


バッファローマン「ぐ……おおっ……!」

…ドサッ!


吉貝「バッファローマン、たまらずダウ――ンッ!!」

57: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)21:22:54 ID:aqK
ゼブラ「くっ、あのヤロウ……!」ジワァァ…

ゼブラ「オレへのわだかまりが無いだと……!?」ジワァァ…

ゼブラ「バカな! そんな事があってたまるか!」ジワァァ…


ゼブラ「オレは、金のために友を犠牲にし……」パキ……パキ……


ゼブラ「キン肉星の大王の座を狙い……」パキ…パキッ…


ゼブラ「そして今も、体が動きやしない……」パキパキッ!


ゼブラ「何がテクニックだ……オレは……」パキーンッ!


ゼブラ「何の役にも立たない、ダメ超人だ……」ビキィ!



ウサギ仁奈「バッファローマ――ンッ!!」



ゼブラ「!」ビキィ!


吉貝「ああ――っと! ここでリングサイドに乱入者が!」

中野「むむっ、あれは……ウサギのキグルミを着た、誰ですかね?」

58: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)21:34:23 ID:aqK
ウサギ仁奈「頑張れ、バッファローマン!」

ウサギ仁奈「バッファローマ――ンッ!!」


バッファローマン「く……ぐぐっ……!」

ググッ…!


ネプチューン・キング「ば、バカなっ!?」

ネプチューン・キング「何故、そのダメージで立ち上がれる!?」


バッファローマン「テメエには、聞こえねえのか……?」

グググッ…!



ウサギ仁奈「バッファローマ――ンッ!!」



バッファローマン「声援がオレのエネルギーよ!」

バッファローマン「ウォオオ――ッ!!」



吉貝「立った! 立ち上がりました、バッファローマン!」

59: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)21:44:11 ID:aqK
バッファローマン「ゴッハァァ……!」

バッファローマン「さあ、勝負はここからだぜ!」


ネプチューン・キング「グロロ……ほざけ、下等超人が!」

ネプチューン・キング「……ヒィーッハッハッハ!」

ネプチューン・キング「そうだな、まずは――」チラッ!


ウサギ仁奈「バッファローマ――ンッ!!」


バッファローマン「!?」

バッファローマン「おい! 何を考えてやがる!?」


ネプチューン・キング「ハ――ッハッハッハッ!」

ネプチューン・キング「全開! マグネット・パワー・オブ・スマイル!」

バババババババ!


…ゴロゴロゴロゴロッ…!


吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キング、空に向けてエネルギーを照射!」

吉貝「リングの上空に、巨大な雷雲が発生した――っ!」

中野「むむっ、これはいけませんよ!」

吉貝「どういう事ですか、中野さん!?」

中野「急いでおヘソを隠さにゃなりません」

60: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)22:02:06 ID:aqK
ネプチューン・キング「ワシも、まだこの力に慣れていなくてなぁ!」

ネプチューン・キング「うっかり……そう、うっかり」

ネプチューン・キング「迷い込んだウサギを殺してしまうかもしれん」ニタァッ!


バッファローマン「何ぃ!? や、やめろぉ――ッ!」

ヨロヨロッ…

バッファローマン「ぐうっ!? あ、足が言うことを聞きやがらねえ!」


ネプチューン・キング「ヒャ――ッハッハッハッハッ!」

ネプチューン・キング「さあ! 降り注げ!」

バババババババッ!


ゴロゴロゴロゴロッ!


ネプチューン・キング「サンダー・サーベル!!」


ピカッ! バリバリィィッ!


吉貝「む、無数の雷が降り注いできます!」

中野「あわっ、わわわっ! 危ない危ない!」

61: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)22:10:13 ID:aqK
バリバリィィッ!


ウサギ仁奈「かっ、雷が落ちてきやがります!」


ゼブラ「……!」ビキィ!

ゼブラ(ぐうっ! 体が固まって、まるで動かん!)

ゼブラ(……)

ゼブラ(フン……これが、ゼブラ様の最期とはな……)


ウサギ仁奈「っ、ゼブラっ!」


ゼブラ「……」ビキィ!

ゼブラ(……悪いが、助けてはやれん)

ゼブラ(オレは……所詮――)


ウサギ仁奈「早く逃げてくだせーっ! 早く!」

ぐいぐいっ!


ゼブラ「!?」ビキィ!

ゼブラ(なっ、バ、バカなっ!?)

ゼブラ(何故だ!? 何故、一人で逃げない!?)

62: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)22:16:59 ID:aqK
ウサギ仁奈「うーん! うーん! 重てー!」

ぐいぐいっ!


ゼブラ「……!?」ビキィ!

ゼブラ(コイツは、自分が危険だと言うのに……!)

ゼブラ(こんな……オレのために……!)

ゼブラ「……!」…ピシッ!


バリバリィィッ!


吉貝「ああ――っと! 雷が、ウサギの少女へと降り注いだ!」

中野「ひええ~っ! ナンマイダーナンマイダー!」


ウサギ仁奈「ゼブラ! ゼブラ――ッ!」

ぐいぐいっ!

ゼブラ「――!」ピシピシピシピシッ!


…パキィ――ンッ!

63: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)22:26:53 ID:aqK
ゼブラ「セリャアア――ッ!」

トンッ―


吉貝「ああ――っと! 鉄の固まりとなっていたゼブラ!」

吉貝「その殻を破り、跳び上がった――っ!」


ゼブラ「セイント・マッスルパンチ――ッ!!」

ヒュガッ! ガッ! ガツッ!


吉貝「ななな、なんと! キン肉マンゼブラ、パンチで!」

吉貝「パンチで、降り注ぐ雷を叩き落としていく――っ!」

中野「むむっ! あれを見てください!」


バリバリバリィィッッ!!


吉貝「こ、これは大きい! 巨大な稲妻のサーベルだ――っ!」


ゼブラ「ウオオラァァ――ッ!!」

ドグシャアッ!


吉貝「しかししかし! それすらも撃ち落とす――っ!」

中野「ですが、今の音……拳が砕けたんじゃないでしょうか!?」

64: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)22:38:14 ID:aqK
ゼブラ「……」

―スタッ!


ウサギ仁奈「ぜ、ゼブラ……ゼブラっ!」

ウサギ仁奈「手が……お手々が……!」


ネプチューン・キング「フ……フハハハッ!」

ネプチューン・キング「バカめ! 冷静な判断すら出来んとは!」

ネプチューン・キング「いくら超人ボクシングのスーパー・ヘビー級チャンピオンとはいえ!」

ネプチューン・キング「拳が砕けてしまっては、ただの木偶の坊よ!」


ウサギ仁奈「ゼブラっ……!」

ゼブラ「……オレには、夢があったんだ」

ウサギ仁奈「何を言ってやがるですか……!?」

ゼブラ「そのためなら、何でもやった」

ゼブラ「人が嫌がる事も……何でもやった」

ゼブラ「だから、今回も……そうしたまでだ」


ウサギ仁奈「夢……ゼブラの、夢って……何?」


ゼブラ「……超人に――」


ゼブラ「――偉い超人になる事さ!」

66: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)22:48:11 ID:aqK
ゼブラ「――バッファローマン!」


バッファローマン「……へっ! モタモタしやがって!」


ゼブラ「……すまんな」

ゼブラ「ここからは、オレも全身全霊を――命を賭けよう!」

ゼブラ「さあ、タッチだ! バッファローマン!」


バッファローマン「おうよ!」

バッファローマン「任せたぜ、ゼブラ!」


パァンッ!


吉貝「おお――っと! キン肉マンゼブラと、バッファローマン!」

吉貝「今、交代のタッチを! 戦いのバトンを繋げた――っ!」

中野「いえ……私にはあのタッチが――」


ゼブラ「ああ、任された」

バッファローマン「頼むぜ、相棒」


中野「――固く結ばれた、握手に見えますよ」

67: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)22:53:27 ID:aqK
ウサギ仁奈「いっ、命はダメでごぜーます!」

ウサギ仁奈「ダメ! ぜーったい、ダメ! ダメ!」

ぐいっ!

ゼブラ「おっ、おい! 離してくれ!」

ウサギ仁奈「死んじゃダメです! ダメ――ッ!」

ぐいぐいっ!

バッファローマン「だ、だが……ヤツを倒すには……!」


ウサギ仁奈「二人が居なくなったら、仁奈は悲しいでごぜーます!」

ウサギ仁奈「そんなんじゃ、笑顔になんてなれないもん!」

ウサギ仁奈「だから……だからっ!」

バサッ!

仁奈「あっ! き、キグルミのフードが……!」


ゼブラ・バッファローマン「……」


仁奈「み、見ないで……見ないでくだせー……!」

68: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)23:01:44 ID:aqK
バッファローマン「こう言ってるが……どうするよ、ゼブラ?」

ゼブラ「そうだな……じゃあ、オレの頼み事を聞いてくれるか?」

仁奈「た、頼み事……?」

ゼブラ「ああ、そうだ」

仁奈「な、何でごぜーますか?」


ゼブラ「オレにも……力を」

ゼブラ「笑顔の力をわけてくれ」


仁奈「で、でも……今、仁奈は笑うと……」


ゼブラ「頼む」ニコリ


仁奈「……!」

仁奈「はいっ♪」グニャアァッ!


バッファローマン「へへっ! どうだ?」

ゼブラ「――ああ」



ゼブラ「こんな最高の笑顔を向けられたら!」



ゼブラ「頼みを聞かん訳にはいかんなぁ――ッ!!」

69: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)23:11:36 ID:aqK
https://www.youtube.com/watch?v=Jugt7mldTRc



ゼブラ「――待たせたな」


ネプチューン・キング「グロロ……! 別れの挨拶は済んだか?」

ネプチューン・キング「拳が砕けたお前に、何が出来る!」

ネプチューン・キング「ハァ――ッハッハッハッ!」


ゼブラ「――必殺技だ」

ゼブラ「オマエを倒すためのなぁ――ッ!!」

トンッ―


吉貝「ぜ、ゼブラ! 先程破られた――マッスル・インフェルノの体勢に入った!」


ゼブラ「はあっ! たっ! ふっ! とあっ!」

バウンッ、バウンッ、バウンッ、バウンッ!


ネプチューン・キング「フハハハハ――ッ!」

ネプチューン・キング「またその欠陥技か!」

ネプチューン・キング「下等超人は、考えることを知らんらしい!」


ゼブラ「はっ! とっ! せいっ! せあっ!」

バウンッ、バウンッ、バウンッ、バウンッ!

70: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)23:18:31 ID:aqK
ネプチューン・キング「ええい! チョロチョロ鬱陶しいわ!」

ババババババ!

ネプチューン・キング「ふんっ!」

ガシッ!

ネプチューン・キング「サンダー・サーベル!」

ヒュッ―


―スパァッ!


吉貝「ああ――っと! サンダー・サーベルによって、ロープの一辺が切断!」

中野「ややっ! これでは、マッスル・インフェルノの体勢が崩れますね!」


ネプチューン・キング「グロロ……! さあ、悪あがきもこれまでだ!」


ゼブラ「……!」


バッファローマン「――そうはさせねえぜ!」

ダダダダダッ!


グァシッ!

ゼブラ「バッファローマン!」

バッファローマン「ゼブラよ! オレの体をロープの代わりにしろ!」

ゼブラ「――おおっ!」

バウンッ、バウンッ、バウンッ、グァシッ!


吉貝「間一髪! バッファローマンが体を滑り込ませた――っ!」

71: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)23:30:28 ID:aqK
ネプチューン・キング「ええい、小癪な真似を!」

ネプチューン・キング「ならば、飛び回るハエを直接――」

ババババババ!


ゼブラ「そうはいくかな?」


ネプチューン・キング「何っ!?」


バッファローマン「ウオオオ――ッ!!」

ダダダダダッ!


ネプチューン・キング「!?」


バッファローマン「ハリケーン・ミキサ――ッ!!」

ドガァァッ!!

ネプチューン・キング「ぐおおおおっ!?」

ギュルギュルギュルギュルッ!


吉貝「ああ――っと! バッファローマン、ハリケーン・ミキサ――っ!」

吉貝「ネプチューン・キングの巨体が、錐揉みしながら跳ね上がった――っ!!」


ゼブラ「セリャアア――ッ!!」


吉貝「そして! ゼブラも――あ、あれは!?」


ゼブラ「オオオオオッ!!」

バッファローマン「ゴッハァ――ッ!!」

グワアアッ!


吉貝「な、なんと! バッファローマンと共に、空へ上っていく――っ!!」

72: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)23:42:06 ID:aqK
ゼブラ「この技は――友情によって、会得した技!」

ボォォォッ!

バッファローマン「オレに遠慮することはねえ! ぶちかませ!」

ボォォォッ!


吉貝「きっ、キン肉マンゼブラとバッファローマンが!」

吉貝「ほっ、炎に! 燃え盛る炎に包まれていきます!」

中野「……キン肉族三大奥義が描かれた壁画」

中野「それは、全て未完成の状態で描かれていたと聞いています」

吉貝「つまり、マッスル・インフェルノとは……まさか!?」

中野「解説の私如きでは、わかるはずもありませんよ!」

中野「ですが――あれも、一つの完成形なのかも知れません」


ゼブラ「くらえいっ! オレの――オレ達の炎を!」

ボォォォッ!!


ネプチューン・キング「う、おおおっ!?」


ゼブラ「完全! マッスル・インフェルノォォ――ッ!!」

ズドオォォッ!!


ネプチューン・キング「ぐおあああっ!?」

73: 名無しさん@おーぷん 2018/10/13(土)23:52:52 ID:aqK
  ・  ・  ・

キン肉マン「ええい、離せ! 離さんか、ミート!」

ミート「ダメです! どこへ行こうって言うんですか!」

キン肉マン「そんなもの、地球に決まっておるだろうが!」

ミート「決まってません! ワガママ言わないでください!」

キン肉マン「ワガママなものか! 見ろ、テレビを!」


『あははははっ!』


キン肉マン「あ~んな良い笑顔、テレビで見るんじゃ勿体無いわい!」

キン肉マン「私は行く! 止めんでくれ、ミート!」

ミート「あっ、ちょっと! も~っ!」

ミート「どうせ行くなら、僕も連れてってくださいよーっ!」


https://www.youtube.com/watch?v=jLiyCYcjZ8s





おわり