1: ◆K7qLUv4H.Lbp 2018/11/03(土) 20:33:20.88 ID:XWYMGZ/DO
―数日前、ハロウィンの日

―事務所

モバP(以下P)「まいったなぁ……用意してあったお菓子が全部無くなってしまった」

イタダキマー

オカシタイリョウデゴゼーマス

アメクレー

P「元来の意味で用意した蕪と、南瓜も持っていかれたし」

リョウリスルッチャ

ウフゥ、マユモリョウリシマスネェ

P「あと残るはポケットにあるクッキーと……」ポンポン



P「誕生日にあいつに渡したいこれぐらいか」

つ【名前入り指輪】

P「……今はまだ13歳だけどいいよな?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1541244800

引用元: 【デレマス】半熟娘、蜜の味はいかが? 


 

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Trust me
歌:安部菜々、一ノ瀬志希、佐久間まゆ、北条加蓮、鷹富士茄子、鷺沢文香、本田未央、南条光、喜多日菜子
日本コロムビア (2018-10-31)
売り上げランキング: 41
2: ◆K7qLUv4H.Lbp 2018/11/03(土) 20:36:56.35 ID:XWYMGZ/DO
P「とりあえず指輪は見つかったらマズイから、左のポケットに入れて」ゴソゴソ

タッタッタッ

P「おっ、帰ってきたか?」



由愛、美穂、千枝「「「うららかリズム、ただいま帰りました。あーんど」」」



三人「「「とりっくおあとりーと!」」」

3: 11月3日は明治節 ◆K7qLUv4H.Lbp 2018/11/03(土) 20:39:27.48 ID:XWYMGZ/DO
某Twitterで、由愛の名前の由来が「自『由』と平和を『愛』する」という話がありましたので今回のネタに繋げました

あと、入間航空祭にいった方お疲れ様でした

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 20:47:17.32 ID:XWYMGZ/DO
P「ほいほい、待ってな」

ポケットゴソゴソ

P「ほい、みんな今日はお疲れ」

千枝「わーい、ありがとうございます!」

美穂「チョコレートですね。ありがとうございます」

由愛「……?……」

由愛「……」

由愛「(///)」ポポッ

P「どうしたんだ、由愛?」

千枝「由愛さん?」

美穂「急に真っ赤に……風邪ですか?」

由愛「え、えっと……その……あの……」シドロモドロ

P「どれどれ、熱は」

―何気なく自分のおでこを、少女のおでこにくっつけ

P「……うーん、少し感じるぐらいだが、由愛の平熱はやや低めだからな」

由愛「な、な、なんで……わ、私の平熱を……その」

P「そりゃ(アイドルだから)知ってるのは当然さ」

由愛「当然……ですか」

由愛「うぅ……」

千枝「とりあえず今日は休みましょう」

美穂「そうだね。ひとまず寮に帰りましょう」

由愛「は……はい」

千枝「それじゃあ、プロデューサーさん。お疲れ様でした」

P「おう、気をつけて帰るんだぞ」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 20:51:22.18 ID:XWYMGZ/DO
―帰り道

由愛「……」

由愛(今日……プロデューサーさんがくれたのって)

由愛(これって……その)



つ【明るい家族計画】



由愛(こ、●●●●●だよね?)

由愛(ど、どうしよう……やっぱり泰葉さんが言ってたように、芸能界ってそんなことが……)

由愛(でも、プロデューサーさんは……好きだし……でも……)

由愛(うぅ……どうしたらいいのかなぁ)

由愛(さすがに……千枝ちゃんや美穂さんには相談できないよ)

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 20:55:40.46 ID:XWYMGZ/DO
―寮

美穂「それじゃあ、由愛ちゃんは暖かくして寝てね」

千枝「お大事にー」

由愛「う、うん……」

バタン



由愛(どうしよう……)

由愛(好きだけど……好きなのに……こんな……)

由愛(もし……これで受けちゃったら……)

ポヤボヤポヤ

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:06:24.19 ID:XWYMGZ/DO
~~~~~

P「由愛、さぁおいで」

由愛「あ、あの……やっぱり困ります……」

P「やっぱりってなぁ。ここまで来てそれは無いんじゃないかなぁ?」タンッ

由愛「ご、ごめんなさい……」ビクッ

P「だーめ」ガバッ

由愛「きゃっ!」

バサッ



由愛「や、やだ……こんな……」

P「由愛だって、こうなることをわかっててアレを受け取ったんでしょ?違う?」

由愛「ち、違い……ます」

P「またまたぁ~」

由愛「か、帰ります……」

P「おっと。だーめ、今日は今から大人の相手をしてもらうからね」

プチップチッ

由愛(嘘……ブラウスが……)

由愛「あ……ダメ、この服は……ママに買ってもらった」

P「由愛が言う事を聞かないからだよ」

由愛「いや……いゃああ……」

グイッ

P「ほら、こんなに汗をかいて」

由愛「だって……プロデューサーさんが……その……」

P「嘘ばっかり。じゃあこれから何をするのかわかるよね」ヌギヌギ



由愛(まずいよ……こんな……)

由愛(助けて……ママ……美穂さん……千枝ちゃん……)



由愛「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:11:57.42 ID:XWYMGZ/DO
~~~~

由愛「……」

由愛(な、なんてことになったら……)

由愛(ど、どうしよう……)

由愛(でもこれって……そういうことだよね?)

由愛(……ロマンチックなのならともかく、これって身体だけ……)

ポロッ

由愛「あ……」

由愛(……自然に涙が落ちてきた)

由愛(それは、私とプロデューサーさんの間の想いを流すように流れてきました)

由愛(そう……今までの関係を洗い流せと言わんばかりに……)

由愛(でも……)

由愛(好きだって……この想い、この感情、そのことだけは伝えたかった)



由愛(だから私は……)

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:15:04.69 ID:XWYMGZ/DO
比奈「えっ?恋人同士がすること全部の本っスか?」

由愛「その……そういうのも知識に入れたくて」

比奈「んー……なら貸すっスけど、ちひろさん達には内緒っスよ」

由愛「あ、ありがとうございます」





由愛「ふわ……や、やっぱり●●●です(///)」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:21:19.57 ID:XWYMGZ/DO
みりあ「それでね、みりあがセクシーな下着をしていただけで、プロデューサーはすっごい激しくなったんだよー」

薫「わかりまー!せんせぇも薫がまいくろびきにですか?あれを着た時はすごかったよー」

仁奈「ことばぜめもゆーこーでごぜーますよ!」

桃華「シュチュエーションも大事ですわ。夏でしたら浴衣。冬ならコートにストッキング等も効果ありですわ」

由愛「ふぇぇ……年下なのに進んでます……」ドキドキ





舞「あれ……大丈夫なんですか?」

悠貴「た、多分?」

ほたる「見つからないといいんすが……」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:27:39.08 ID:XWYMGZ/DO
―●●●な下着ショップ

由愛(う、うわ……)

由愛(すご……)

由愛(こっちなんて……見えちゃう)



美嘉(ん?あれは……)



「あー、アイドルの成宮由愛ちゃんだ!」

由愛「っ!」ビクッ

由愛「その……違います!あの……これは」ドギマギ

「えへへへ」

美嘉「ウ・ソ!」

由愛「え……み、美嘉……さん?」

美嘉「どうしたの?こんなところで」

由愛「じ、実は……」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:33:29.18 ID:XWYMGZ/DO
…………
……

美嘉「ふーん。そうなんだ」

由愛「はい……」

美嘉「それってさ、ただ単に間違えてってことはないのかな?」

由愛「間違えて……ですか?」

美嘉「こういうのって、単に見栄とかで持ってる場合があるからね」

美嘉「アタシだって、実は莉嘉に馬鹿にされたくないってことだけで」ゴソゴソ

美嘉「じゃーん★」

つ【●●●●●】

由愛「ふ……ふわぁ」

美嘉「ま、実は学校の授業でもらったヤツだけどね★」

由愛「そ、そうなんですか?」

美嘉「でも……まぁ、●●●な下着ぐらいは持っててもいいかもね」

由愛「えっ……と」



美嘉「大人っぽいのをナイショで持ってるのって、何かクルでしょ★」

由愛「あ……は、はい!」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:34:59.75 ID:XWYMGZ/DO
由愛「誕生日に……撮影でプロデューサーさんと一緒にホテルで宿泊するから……」

由愛「……その日が……私の……」



由愛「恐いけど……もしかすると……もしかして……」

由愛「……その時のために……」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:37:15.57 ID:XWYMGZ/DO
―そして11月3日

P「誕生日おめでとう」

由愛「あ……ありがとうございます」

P「本当はゆっくりお祝いしたいけど、今日は撮影があるから……」

由愛「は……はい」ドキドキ



由愛(い、いよいよ……今日……)

由愛(頑張れ、私……)

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:44:57.12 ID:XWYMGZ/DO
―ホテル

P(撮影の間中、由愛はなんかそわそわしていたな)

P(まぁ、俺と二人っきりだからだろうが)

P(……いよいよか)

P(今日のために二人になるように撮影の仕事をねじ込んでわざわざホテルも取って……)

P(これで夜景が綺麗なレストランで告白して指輪を……ベタすぎたかな?)

P(……そりゃ、ロリコンとしか思われても仕方がないが、今は婚約という形であと4年待ってもらって)

ピロロロロー

P「ん?」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:49:28.13 ID:XWYMGZ/DO
―由愛の部屋前

P(部屋に来て欲しいって、部屋に問題でもあったのか?)

P(事前に調べたけど何かあったのかな?)

コンコン

由愛「は、はーい」

P「由愛?俺だけど」

由愛「ど、どうぞ……は、入ってください」

P「それじゃあ……」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 21:54:52.58 ID:XWYMGZ/DO
P「真っ暗?電気の故障か?」

由愛「あ、その……か、鍵を閉めてください……」

P「あ、そうだね。アイドルの部屋に……」

パッ

P(急に明かりがついて)

P(目が慣れたと思ったら……そこには)

由愛「ぷ、プロデューサーさん……お、お待ちしていました……」プルプル

P(そこには……真っ白のベビードールを身に纏った……最愛の女性がいた)

P(少し、身体を震わせながら……)

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 22:04:37.98 ID:XWYMGZ/DO
P「由愛……?」

P(ドキっとした……この子はこんな姿を見せることもできるのかと)

P(しかし、同時に何が彼女をこうしたのかという疑問ばかり湧いてくる)

P(もしかして……彼女をこう駆り立てたのは俺か?)

P「由愛……?その恰好は……」

由愛「そ、その……わ、私を……好きして……」プルプル

由愛「ください……」

P(そんな……身体を震わせながら……)

P「由愛っ!どうした!?なんで、そこまで無理して……」

由愛「む、無理じゃ……ないです」

由愛「プロデューサーさんが……」



由愛「好きですから……」

P「っ!」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 22:10:58.63 ID:XWYMGZ/DO
P(由愛……今……俺を……)

P(好きって)

P(でもなら……なんでそんな恰好を……)

由愛「だから……おっ」

由愛「おし……っ、おしえて……ください」

由愛「私に……これの」

P(そういって由愛が取り出したのは、どこかで見たことのある)

由愛「つ、使い……かかか、方を……」

ピリピリッ

由愛「…………っ!」

P(●●●●●を……破きながら、口にくわえて)

P「由愛……それは……俺の……」

由愛「こ、この間……ぷ、プロデューサーさんが……その」

由愛「私に……わ、渡して」

P「えっ?」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 22:20:36.36 ID:XWYMGZ/DO
P「……」

P(短い時間で考えろ!今この場でベストな回答を!)

由愛「…………」

P「ゆ、由愛……まず聞いてほしい。ハロウィンにそれを由愛に渡したこと……それは間違いだ」

P「てっきり残っていたチョコだと思った俺のミスだ。すまない」

由愛「っ!」

由愛「……」

由愛「……」ポロポロ

由愛「やっぱり……美嘉さんが言うように……」ポロポロ

P「み、美嘉も知ってるのか!?」

由愛「はい……どうしていいか……わからなかったので、その…」

P「こうやって誘ったのもアイツのアドバイスってワケか……」

由愛「い、いえ。それは……みりあちゃんに桃華ちゃんに薫ちゃんに仁奈ちゃんに聞いて」

P「」

由愛「プロデューサーさん?」

P「いや、き、聞き間違いじゃないよな?そのメンツは?」

由愛「あ……は、はい」

P「まぁ今はそれはいい」

由愛「やっぱり……ダメだったんですね……」

P「あ……そのな……そんな恰好されるとな……その」



P「プロデューサーでなくて、その……ただの由愛が好きなロリコンになっちまうから」

P「っ!!」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 22:23:44.33 ID:XWYMGZ/DO
由愛「今……その……」

P「…………」



P「今日、わざわざ二人で宿泊するようにしたのはだな……その……」

ゴソゴソ

P「これを……渡したくて」

パカッ

由愛「……指輪?……私の……名前……」





由愛「嘘……私……」

P「由愛……4年後でいい。結婚を前提に付き合ってくれ」



由愛「は……はい」ポロッ

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 22:26:26.20 ID:XWYMGZ/DO
由愛「どうしよう……嬉しいのに……涙が……」ポロポロ

由愛「こんなに……こんなに嬉しくて……幸せになった気分になったのは初めてです……」ポロポロ

P「由愛……その差し支えなければ」

由愛「はい……私もいっぱい、プロデューサーさんと幸せになれるよう……がんばりますね」

P「ありがとう」

ギュッ

由愛「あ……あったかいです」

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 22:30:39.54 ID:XWYMGZ/DO
由愛「それでその……」

P「ん?」

由愛「プロデューサーさんの手で……つ、つけてもらえませんか?」

P「お、おおう」

スッ

キュキュ

由愛「わぁ……」





P「ん、サイズもぴったり……あ、そういえば4年先だったな」

由愛「そ、そうですね。でも……」

由愛「これで、私はプロデューサーさんのお嫁さんですね」

P「あぁ」

由愛「……」

由愛「い、今頃になって恥ずかしくなってきました……」

P「そういえば……」

由愛「だから……」

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 22:31:54.80 ID:XWYMGZ/DO














由愛「プロデューサーさんの手で、私をプロデューサーものにしてください!」

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/03(土) 22:36:46.82 ID:XWYMGZ/DO
~~~~

「こうして、お嫁さんは幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」

「お母さん、そのゆめって人っておばあちゃんのこと?」

「うん。おばあちゃんが絵本作家だったころに、お母さんの結婚祝いにって、わざわざ書いてくれたんだ」

「ふーん」

「あ、この子ってば」

「そんならぶらぶの空気に当てられてお母さんも大変だったでしょ?」

「そんなことないわよ」

「だって」





「お母さんも、同じ方法でお父さんを攻略しちゃったからね」

「うわぁ……」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー
(*>△<)<ナーンナーンっっ