1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 12:14:45 ID:Nv5l82o2
男「っあぁ~…」ハァ

女「オヤジ臭いわね」

友「まぁ、言いたくなる気持ちはわかる」

幼馴染「みかんみかん」ムキムキ

男「こうしてならんで見ると、4人てコタツに最適な人数だよな」

友「まあ、テーブルが四角形だし」

女「ということは、6角形のコタツテーブルを作れば…」

友「6人用だな」

女「12画形とかの作ったら…」

男「もう円でいいだろそれ」

幼馴染「みかんみかん」ムキムキ 


いい男論 ~本物と呼ばれる人は、何を大切にしているのか?
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2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 12:20:44 ID:Nv5l82o2
友「でも、足の数で決まってくるよな」

男「確かに」

女「机の足を無くせばいいんだ!」

男「無茶言うなよ…」

友「浮かせるのか…」

友「天井から吊り下げたらどうだ」

男「今度は上に仕切りが出来ちまうよ」

女「真ん中に一本とか…」

男「どんなバランスゲームだよ」

幼馴染「みかんみかん」ムキムキ 

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 12:26:25 ID:Nv5l82o2
友「でもまあ、この形が至高だと思うよ」

女「確かに」

男「まあな」

幼馴染「…みかんが無くなった」ボソッ

3人「「なん…だと?」」

友「…誰が行く?」

男「そりゃ、1番食べた奴だろ」

女「あたし2個」

友「1個」

男「0個」

幼馴染「6個」

3人「「お前だっ」」

幼馴染「でも、正確に言うと食べてない」 

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 12:31:16 ID:Nv5l82o2
男「…そういえばもうストック無いぞ」

幼馴染「そんなっ」

友「買いに行かないといけないのか…」

女「嫌だよ寒いし」

4人「「…」」

幼馴染「あっ」ガタッ

男「びっくりした」

幼馴染「誰か呼べば良いんだよ」

友「ああ、ついでに買ってこさせると」

女「おつまみはこの間の残りあるし、飲み物とみかんね」

男「でもそんな都合の良い奴…」 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 12:32:01 ID:Nv5l82o2
男「あ、兄を呼ぼう」

女「賛成」

幼馴染「となると弟と姉と妹も来るね」

男「暖房つけとこう」ピッ

友「おまっ…初めからそうしろや」

男「時代はエコなのだよ」

幼馴染「そうと決まれば電話だぁ」

女「あたし電話するね」

男「よろしこ」 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 12:35:13 ID:Nv5l82o2
女「あ、もしもーし」

女「うん、こっちこそありがとうね」

女「それでさ、今からまたこない?」

女「…うん、皆で」

女「やったー!できたらみかんと飲み物買ってきて欲しいなぁなんて…」

女「本当?ありがとー!」

女「うん、じゃあ後でね~」ピッ

女「みかんと飲み物を確保した」

男「ナイス」

友「よし、あとは待つだけだな」

幼馴染「みーかーんっみーかーんっ」

男「その塔食べろよ?」

幼馴染「うん、明後日には食べるよ」

男「腐る!」 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 13:07:25 ID:Nv5l82o2
友「うーん、待つ間なにする?」

女「何もしなくていいんじゃない?」

友「それもそうか」グテーッ

男「だからね?いくら冬でもよくないよね?」

幼馴染「私のアート…」

男「カピカピになるからね?食べようよ」

幼馴染「アート…」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 13:13:43 ID:Nv5l82o2
ピーンポーン

友「?早くないか」

女「誰が出る?」

幼馴染「1番近い人」

男「…俺じゃん」

ピーンポーン

男「はいはい…」

男「はーい」ガチャ

狐娘「たたたたたすけてくれ!」

男「どうした急に」

狐娘「とととにかく匿ってくれ!」

男「いいけど…」

狐娘「恩に着る!」ステテテテ

ア、イラッシャーイ
フゥ…タスカッタ 

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 13:14:11 ID:Nv5l82o2
ピーンポーン

男「また?」

男「はいはーい」ガチャ

●魔「きききききき狐娘は!?」

男「…どうしたよ」

●魔「あああああいつ、わわわ私の」 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 13:14:22 ID:Nv5l82o2
男「寒いなら上がれよ」

●魔「ああああありりりり」

男「そしてビキニアーマー辞めろ」

●魔「私のアイデンティティです」キリッ

男「まあ、あったまってこい」

●魔「ありがとう」ガタガタ

アッ!
アンタココニ!
キャーーーーーッ

マテッ
ゴメンナサイイイイイ!!!

男「騒がしいな…」

ピーンポーン

男「そろそろ寒いんだけど」

男「はいはい」ガチャッ 

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 13:16:13 ID:Nv5l82o2
妹「やあ」

男「やあ」

妹「…」

男「一行は?」

妹「おいてきた」

男「…なぜ?」

妹「狐娘が走ってくのが見えたから」

男「モフるために?」

妹「そう、モフるため」

男「どうぞお上がりください」

妹「ありがとー」 


14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 17:03:08 ID:bciYq87A
男「さびぃ」ゴソゴソ

友「お疲れさん」

男「ん」モソモソ

妹「モフーーー!」

狐娘「ぎゃああああああっ」

●魔「妹!狐娘は抑えた!」

妹「モーフモフ、モーフモフ」ジリジリ

狐娘「や、やめろおおおおっ」

女「…元気だねぇ」

幼馴染「みーかーんー」

ピーンポーン


16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 17:06:21 ID:bciYq87A
友「男ぉ、誰か来た」

男「…今は俺よりお前の方が近い」

友「し、しまった…」

女「早く行きなさいよ」

幼馴染「そーだそーだ」

友「で、でも…」

ピーンポーン

男「早くほら」

友「く、くそっ」モソモソ

ハァ…シッポアッタカーイ
ヤメロ!ダキツクナ!
モフーーーッ
ウギャア! 

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 18:01:23 ID:bciYq87A
友「はいはい」ガチャッ

兄「…」ガタガタ

姉「…」ブルブル

友「…」

姉「おおおおおおそそそそそそ」

友「…あとで謝るから入ってくれ」

姉「ああああい」ブルブル

兄「…」ガタガタ

友「あれ?弟は?」

妹「あ!弟は今出演中だから暫らくしたら来ると思うよ」

友「そっか」

ドドドウシタンダオマエラ!
コタツ!コタツハイッテ!
アアアアリリリリガガガガガ 

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 23:49:31 ID:j42pv3jI
・・・・
・・

兄「ふうー…」グテン

姉「ぬくぬく」ヌクヌク

男「口で言ったらダメだろそれ」

女「はぁ~差し入れありがとねぇ」

幼馴染「…ねえ男狭い」

男「仕方ないだろ5人入ってるんだから…」

幼馴染「男が出ればいい」

男「鬼畜っ!」 

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 23:50:47 ID:j42pv3jI
友「お前らな…帰ってきたら場所がない俺の身にもなれよ」

女「弱肉強食」

友「人のために尽くしたのに!?」

男「たまたま近かっただけじゃん」

友「…」 

20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 23:53:14 ID:j42pv3jI
狐娘「…どこか入れてくれ」フラフラ

姉「あ、あたしんとこおいでー」

狐娘「ありがとう…」モソモソ

兄「合法的にモフろうとしている!」

幼馴染「策士だ!」

●魔「あたしらどうしようか」

妹「うーん、あたし女の所行こうかな」

女「おー、おいでー」

●魔「じゃああたしは…」

兄「…」プイッ

●魔「目ぇ逸らすなや」 

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 23:56:15 ID:j42pv3jI
●魔「ねーぇ?いいじゃなぁい」

兄「辞めろ!辞めろってば入ってくんな!」

●魔「隙ありっ!」サッ

兄「きゃーーーーっ」

●魔「はぁ…ぬくい」

兄「…」ヘイジョウシンヘイジョウシンヘイジョウシンヘイジョウシン

友「…ハブられた」

男「あ、毛布あるぞ」

友「んー、まあそれでいいか」

男「2階に」

友「…」

狐娘「フローリング地獄だ」

女「つめたいぞぉ」

友「…」グスン 

22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 23:58:28 ID:FpMAe3xo
友「いいもんいいもん!トイレ行くついでに持って来るからっ」

妹「わー開き直ったぁ」

友「ふんっ」スタスタスタスタ

男「3」

女「2」

幼馴染「1」

ツメテエエエエエエェェエッ

●魔「情けないわねぇ」

兄「…」ヘイジョウシンヘイジョウシンヘイジョウシンヘイジョウシン 

23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/24(土) 00:37:18 ID:wIx6Fzwg
ピーンポーン

男「あ、誰か来た」

妹「弟にしては早いな…」

男「近いのは…」

姉「あたしか…」

男「いてら」

姉「あたしは文句言わないよ、うん」スタスタ

狐娘「…ハッ、姉のナデナデが気持ち良過ぎた」

妹「じゃあ次はわたしg」

狐娘「遠慮する」

ガチャ

エ、チョ、ナンデ?
ヨイデハナイカヨイデハナイカ
サケクサッ!

魔法使い「いーやふーっ!」 

24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/24(土) 00:37:29 ID:wIx6Fzwg
女「…なんか出た」

幼馴染「このテンション…危険だね」

魔法使い「なによー!あんたら冷たいわねぇ!外の風並みに冷たいわっ」

姉「なんであんた酒臭いんだ…」

魔法使い「それがさぁ…聞いてよぉ」

友「さみぃぃい」ドタドタ

魔法使い「あ、毛布ありがとー」サッ

友「え?は?」

魔法使い「あったかーい」モソモソ

友「え?俺の…」

魔法使い「入る?」ピラッ

友「…」 

25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/24(土) 00:39:59 ID:wIx6Fzwg
男「友が究極に悩んでいる」

女「まるで生と死の決断みたいね」

姉「これだから●●は…」

友「や、役によっては違うもんっ!」

狐娘「そこには食いつくのかえ」

姉「あ、またナデナデする?」

狐娘「お願い」

姉「はいはーい」ナデナデ

狐娘「///」モキュ 

26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/24(土) 13:38:45 ID:2TuaJPfw
ピーンポーン

姉「来客が絶えんなぁ」

姉「はいh」ガチャ

勇者「…」

戦士「…」

僧侶「…」

魔法使い「…」

魔王「…」

姉「…まあ、上がったら?」

5人「「お邪魔しまーす」」

エ?ナンカメッチャコエガ…
ソンナダンタイハイレルノカ?
タブンナントカ…

オース
オマエラナンデキタ?
スイショウノゾイテタラタノシソウダッタノデ
マホウノランヨウダァ!

姉「騒がしくなるなこりゃ…」 

27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/24(土) 22:11:03 ID:XqRLhH6Y
魔法使い「あ」

狐娘「げっ」

魔法使い「妹!」

妹「はっ!」サッ

狐娘「は、はなせえええぇぇえ!」ジタバタ

魔法使い「あったかーい」モフモフ

狐娘「ぬわぁぁあっ」

勇者「コタツに空きがない」

戦士「…部屋はあったかいけどな」

男「文句言うなよ」

僧侶「そうですよ、折角通してもらったのに…」 

28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 00:31:02 ID:jLqD/bJ6
男「ふぅ…この流れだと…」

ピーンポーン

男「全員集合フラグだな」

女「…あたし出てくる」モソモソ

男「珍しいな自分からなんて」

女「気まぐれよ気まぐれ」

ガチャ

犬娘「よっ」

弟「遅れてすまんな」

女「男ぉ!予想当たったよ!」

ヤッパリカァ

弟&犬娘「???」 

29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 00:33:02 ID:jLqD/bJ6
メインキャラ達の夜は続く

時に憎み合い、時に愛し合う
そんな数奇な人生を
楽しく生きる彼らの姿

彼らの未来はまだまだ続く
彼らの夜はまだまだ続く


おわり