1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:22:33 ID:W3UezjF.
女「見て分かんない?」
男「はぁ、何でおれの部屋で煮玉子食べてんだよ……」
女「だって………美味しいよ?」
男「うわぁ………きもっ」ボソ
女「…………え?」
男「ん?どうかしたか?煮玉子、美味しそうだな」
女「でしょでしょー!食べる?」
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2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:26:19 ID:W3UezjF.
男「うおお………どっと疲れが…」
男「帰らすのにどんだけだよ、あいつ…」
…………………………………………
………………………………
……………
女「ほら、食べなよ」つ煮玉子
男「いらねーよ………うぜーな」ボソ
女「……………ん?あr」
男「煮玉子食べたら、帰るか?」
女「うん!ほらほらー、私の食べたところね」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 22:33:25 ID:W3UezjF.
女「でね……最近男が変なのだよ…」
女友「あ、なんかその喋り方好きー」
女「話してる途中でね、いきなりきもいだの…うざいだの…言うのだよ」
女友「ん?それって、男くんがそう思ったからじゃないの?」
女「いんや、んー再現するとこんな感じ」
…………………………………
………………
……
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 22:44:13 ID:W3UezjF.
再現ね
女「今日の卵焼きおいしいね!」
「そうだね、女が作ったからね」
女「ふふ、ありがと」
「最近ニュースとか多いね」
女「んー、殺人事件とか多いよねー…」
「ぇ…………きもっ」
再現おわり
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 22:49:04 ID:W3UezjF.
女「…はぁ………はぁ………こんな、感じ…」
女友「ごめん……全く理解ができなかった」
女「ええー……まぁ、何の前触れもなく悪口言ってくるん…くるのだよ」
女友「そっか…でも、初めの卵焼きのくだり、いらなくない?」
女友「それに、事件っていったら殺人!みたいなのがきもいって思ったんじゃ……」
女「」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 22:54:46 ID:W3UezjF.
女「もう再現のダメ出しはいいよ……」
女友「それにここのとk「ああああああああ聞こえなーい聞こえない!」
女友「wwwwww」
女「こっちは真剣なん……なのだよ」
女友「おれの気持ちもいつだって本気さ!愛してるよ……」(男声)
女「はいはい、私も愛してますよ……」
女友「始まる前から倦怠期!?」
女「もぉー……こっちは真面目なの!」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 23:01:39 ID:W3UezjF.
女友「で……何の話だっけ?」
女「え……………えええー?」
女友「いやごめんて、ほんと…ごめん!」
女「ん…で、男がいきなり悪口言う…って話だよ」
女友「それって……そう思ったからじゃないの?」
女「それは先程も言われましたー……」
女友「www…いやいや、冗談だってww」
女「まったく……本当に悩んでるの…」
女友「フォッフォッフォ……そういうことなら私に任せなされ」
女「………………誰だよ!!」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 23:08:22 ID:W3UezjF.
女友「精神病の一種かと思われますな…」
女「あ、それ続けるんだ……」
女友「男くんは普段おとなしい感じなのが原因かと思われまふぐぉ…ゴホッ……ゴホッ」
女「むせるぐらいならやめときなって……」
女友「ですから、ちょっとした弾みでそうなったのかと思われますぢゃ」
女「ころころ変えると、わけわかんなくなるよ……」
女友「要するに、男くん最近なんかあったんじゃないの?」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 23:12:47 ID:W3UezjF.
女「んー……悩み事かー…」
女友「女がなんか言ったんじゃないのー?www」
女「え……ぇー…あぁ、ん……ない…ね」
女友「そっか…じゃあ、他の女の子かもよ?」
女「ちょ、ちょっと冗談に聞こえないよ…あはは」
女友「まぁ、直接聞いてみたら?」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 15:24:48 ID:4UW/ajKw
夜だよ夜分かったか?夜だよ
男「…………………何してんの?」
女「んー?ああ男だ、やっと帰ってきた」
男「お前いつからいたんだよ…」
女「ひ…み…つ!」
男「使う場面おかしいだろ!」
女「wwwwww」
男「お前………煮玉子好きだな」
女「まぁ、そこはいいの。男に聞きたいことがあってね」
男「………うざ」
女(結構はっきり言われた……)
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 15:29:35 ID:4UW/ajKw
男「その前にさ、なんでおれの部屋にいるんだよ」
女「んとね、おばさんに言ったら……」
「やー!青春ね!じゃあ、男の部屋に居てねー!」
女「……っていわれて」
男「母さん誤解してんじゃねぇか!」
女「まぁまぁ、そんな怒らないで……」
男「ったく………きめぇんだよ」ボソ
女(あ……また言った)
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 15:39:53 ID:4UW/ajKw
女「………きもいとか…そんなこと言わないでよ……」
男「………………………」
女「ねぇ…………聞いてる?」
男「……それよりさ!マリオカートやろうぜ!」
女「ねぇ!真面目に聞いてよ!……………」グスッ
男「…………い、今準備するからさ!ほら……やろうぜ?」
女「もういいよ……………」ボソ
男「……ん?なんて言ったの?」
女「………………」タッタッタ ガチャ
男「あぁ………帰っちゃった……」
男「…………………はぁ…」
男「………………」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 20:13:12 ID:4UW/ajKw
~次の日の学校~
女「もう心が挫けそうだったよ」
女友「何言われたのよ?www」
~少女説明中~
女友「はっきり言われたね…」
女「うう…どう思う?」
女友「まずさ、なんで煮玉子持ってるの?」
女「美味しいでしょ?」
女友「お、おう…。まぁ、男の事ね、私が思うには…」
女「思うには…?」
女友「男は女のこと好きなのですよ」
女「ブホォッ」
女友「吹いたwwwww」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 20:18:35 ID:4UW/ajKw
女「そ、そんな………男が…///」
女友「まぁ冗談として…」
女「」
女友「予想通りの反応だねwwww」
女「もぉ…今のはひどいよ…」
女友「ごめんねww…で、ぶっちゃけどうなの?」
女「なんのこと?」
女友「女は男のこと好きなの?」
女「……え?」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 20:24:28 ID:4UW/ajKw
女「わ、私は…男のこと……す、すk」
女友「まぁいいや、話ズレてるしね」
女「…………もぉ!///」
女友「ほとんどぶっちゃけたねwww」
女「は、早く男のことを……///」
女友「はいはい、わかりましたぞ」
女「また喋り方変えるんだ…」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 20:35:50 ID:4UW/ajKw
女友「まぁ初めの、うざっは煮玉子押しすぎてるからですぞ」
女「本当に思ったってこと?」
女友「思ってるだけですぞ、声に出すのは男くんの問題のせいですぞ」
女「いや、フォローになってないよ…」
女友「ぶっちゃけわざとですぞ」
女「もぉいいから続き!」
女友「怒ったら駄目ですぞwwwww」
28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 20:47:25 ID:4UW/ajKw
女友「まぁ、次の悪口はいつもどおりのですぞ」
女「なんか分かりづらいね…」
女友「男の症状?……ん、なんか名前付けようぞ」
女「そうね……んー…“悪口は突然に”なんてどう?」
女友「えー…“悪口エクスタシー”のほうがいいよ!」
女「新しい世界を開いてるみたいじゃない!」
女友「こういうのは安価ですぞ」
女「これで最後だからね……」
女友「どっちかですぞ>>29」
37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/24(土) 00:14:30 ID:riNICUR6
女友「で、二回目の悪口は悪口エクスタシーね」
女「長くて言いづらいね…」
女友「悪口は突然によりはましよ…ましですぞwwww」
女「ですぞ、って忘れる人に言われたくないよ」
女友「か、関係ないでしょ!……ですぞ」
女「また忘れてるwww続き聞きたいですぞwww」
女友「真似しないの…で、続き。なんで二回目の悪口エクスタシーにだけ反応したの?」
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/24(土) 00:19:53 ID:riNICUR6
女「そ、それは………」
女友「はっちゃけたの?」
女「あ、話し方戻すの?」
女友「話し逸らすなんてありえないwww」
女「はっちゃけた…っていうか、限界っていうか」
女友「ほーん、じゃあ、もう私の話は必要ないですぞ」
女「え!?……どういうこと?」
女友「だから…今日、男の家に行ってはっちゃけてきな。ってこと」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/24(土) 00:25:07 ID:riNICUR6
女「んー…まぁ分かったよ、ありがとね!」
女友「よろしくやれよ!」
女「わかったぁ!」タッタッタ
女友「………やっと終わりか…」
女友「煮玉子持ってくなって言ったほうが良かったかな……」
女友「まぁ、男がうまくやればいいか……心配だな」
女友「あいつヘタレだしな」
42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 01:07:41 ID:kMVjpP3g
男「………何でまた居るんだよ」
女「男…今日はね、話があるの」
男「………今日は煮玉子ないのか」
女「ねぇ、真面目に聞いてよ!」
男「ああ、いつだって真面目ですよ…」
女「もう……それで話っていうのは…」
男「………………」
43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 01:13:51 ID:kMVjpP3g
女「私ね…男のことが好きなの……」
女「なのに最近、男は悪口言って……」
女「だから、もう悪口を言うのはやめて!」
男「……話っていうのはそれだけか?」
女「え?」
男「おまえの話は、悪口を言わないで…ってことだけか?」
女「ち、ちがう……それだけじゃない…」
男「ほら、言ってみろよ」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 01:18:51 ID:kMVjpP3g
女「私…男のことが好き!……大好き!」
男「……………ああ、ありがと」
女「………ねぇ、返事はどうなのよ」
男「ん、返事…か。悪いがおまえの気持ちには答えられない」
女「え…それってどういう…?」
男「おれはおまえとは付き合えない…って言ったんだ。」
女「な…なんでよ!…なんで駄目なの?」
45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 01:24:20 ID:kMVjpP3g
男「おれにだって好きな人の一人や二人…」
女「二人いたら駄目でしょ…」グスツ
男「……めんどくせ」ボソ
女「ねぇ…その悪口、なんでいうのよ!」
男「さぁ…そう思ってるからじゃないの?」
女「……もういいわよ」
男「……………そうか」
女「…………………………」タッタッタ ガチャ
46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 01:29:59 ID:kMVjpP3g
~次の日~
女「………女友」
女友「どうしたの?…ってひどく顔がやつれてるよ」
女「そうかな……えへへ」
女友「……振られた?」
女「あー………うん」
女友「そっかぁ…………」
女「もう…わたし……やだよぉ…」グスツ
女友「大丈夫だよ…大丈夫。」
女「女友ぉ……………」グスッ
女友「●●ぉ、みたいに言わないの」
47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 01:32:50 ID:kMVjpP3g
~しばらくしてぇー~
女友「もう大丈夫なの?」
女「うん…ありがとね。それと、今日の放課後どっか遊びいかない?」
女友「ごめんね。今日は彼氏とね……」
女「そっかぁ……うらやましいな…」
女友「あははは…」
48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/25(日) 01:38:53 ID:kMVjpP3g
~放課後~
女「じゃあね…よろしくやんなよ!」タッタッタ
女友「もう………また明日ね!」
男「行ったか……」
女友「うまくやったの?」
男「ああ………それなりになww」
女友「すごい泣いてたよ?」
男「おいおい。おれのせいかよ……」
女友「当たり前でしょ?」
女友「それで…今からどこ行こうか?」
おわり
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