2: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 20:44:56.60 ID:ICmvxEgu0
百合子「くっ……！」ｸﾞｸﾞｯ

ピヨオオオオオオ…！！

P「大丈夫か、百合子！」

百合子「ま、まだいけます……！」

P「気をつけろ、相手は一筋縄じゃいかないからな」

百合子「ええ、それにしても…どうしてこんなところに……」

P「ああ、伝説の妄想魔神・コトリエルが現れるとはな…！！」

引用元: ・七尾百合子「レジェンドヒーロー」　



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4: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 20:48:37.96 ID:ICmvxEgu0
百合子「倒し方は分からないんですか！」

P「古代の文献には妄想が好きだと書いていたが…」
P「それ以外のことは全く分からない……！」

百合子「そんな……」

P「デストルドーめ、とんでもない奴を復活させやがって……！」

5: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 20:50:56.25 ID:ICmvxEgu0
百合子「！！プロデューサーさん、誰か近づいてきます！」

P「あ、あの影は……」



美奈子「ここは私に任せてください！」ｻﾞｯ

P「美奈子！！」
百合子「美奈子さん！！」

美奈子「ふふ、私が来たからにはもう安心ですよっ！」

P「………」
百合子「………」

6: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:02:22.45 ID:+L4aEzbW0
美奈子「…？どうしたんですか？」

百合子「美奈子さん、それって……」

美奈子「これ？中華鍋とお玉だよ！」

P「それを使って何をするつもりだ？」

美奈子「ふふっ、簡単ですよ。あの怪物を料理してやるんです───文字通り、ね！」ﾀﾞｯ

P「ま、待て、無茶だその装備じゃ！！」

7: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:10:59.65 ID:WMvFb+Jo0
美奈子「……あ、そうそうプロデューサーさん」ﾋﾟﾀｯ

P「な、なんだ？」

美奈子「私、この戦いが終わったら地元で小料理屋を開きた───」ﾄﾞｵｵﾝ

\ﾜｯﾎ-ｲ!!/

P「美奈子おおおおお！！」
百合子「美奈子さああああん！！」

9: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:14:36.03 ID:T8wRr0kM0


百合子「一番の料理上手の美奈子さんがやられるなんて…」

P「くっ……ここまでか…！」



志保「……ﾊｧ、情けないですね全く」ｻﾞｯ

P「志保！！」
百合子「志保ちゃん！！」

志保「誰が志保ですか？私はエージェント・S。CIA所属の女エージェントです」

P「……そうだったな、エージェント・S」

志保「私にかかればあんなデカブツ、相手にもなりませんよ」

10: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:20:08.53 ID:zPO9fWe30
百合子「志保ちゃん、すごく頼もしい…！」

志保「エージェント・Sよ」

百合子「あ、はい」

志保「さて……CIA銃を『KILL』にセット！」ﾀﾞｯ

P「おい、前に出過ぎだ！！」

志保「喰らえっ！国家機密ビーム！！」ｺﾞｼｬ

百合子「え、殴るの！？」

11: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:24:02.49 ID:zPO9fWe30

ピ、ピヨ………！？

P「やったか！？」

志保「フッ…これがCIAのちか───」ﾄﾞｵｵﾝ

\ｺﾞｼｭpｻﾏ-‼︎/

P「志保おおおおお！！」
百合子「志保ちゃああああん！！」

12: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:29:17.39 ID:zPO9fWe30


百合子「特攻隊長の志保ちゃんまで……！」

P「くそっ……！」

ピヨッ！

P「なっ」ｶﾞｼｯ

百合子「プロデューサーさん！？」

P「うわあああああ！！」

ピヨヘヘヘヘ！！

百合子「そんな……プロデューサーさんまで……」ﾍﾟﾀｯ

13: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:32:29.26 ID:zPO9fWe30


───何してるの？プロデューサーさんを助けないと！


百合子「ダメだよ……私じゃなんにも出来ない…」

14: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:34:07.58 ID:zPO9fWe30


───ちょっと、しっかりしなさいよねっ！


百合子「………でも…」

15: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:35:49.35 ID:zPO9fWe30


───貴方ははこのままでいいの？


百合子「え……？」

16: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:37:18.26 ID:zPO9fWe30


───百合子ちゃんがどうしたいか、だけでいいんだよ。


百合子「！………うん！！」



カッ！！

17: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:39:35.49 ID:zPO9fWe30

ピ……！？

P「あ、あれは、もしかして……！？」



ｽﾀｯ

百合子「このマイティセーラーが来たからには、もう誰も傷つけさせない！！」ﾊﾞ-ﾝ

P「マイティセーラー！」

18: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:42:52.67 ID:zPO9fWe30
百合子「行くよ……！拘束解除、キネティックパワー解放！！」

ピヨ……！？

百合子「くらえええええ！コトリエルうううう！！」ｺﾞｷｬｱ

ピ、ピ、ピヨオオオォォ！！

ドーン

19: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:46:48.03 ID:zPO9fWe30



P「助かったよマイティセーラー、いや、百合子」

百合子「そ、そんな、私なんて…」

P「………百合子、お前に言いたいことがある」ｶﾞｼｯ

百合子「えっ…？」ﾄﾞｷｯ

P「俺と───」

・
・
・

20: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:50:41.74 ID:Q7K1gXXa0
～～～～～～～～～～～～～～

百合子「っていうSFラブストーリーをですね！ね！」ﾌﾝｽﾌﾝｽ

P「………なあ百合子」

百合子「なんですか？」

P「なんでも聞くって言ったけどな……」

百合子「ええ、ですから…」

P「妄想を垂れ流しても良いとは言ってねえだろおおおお！！」

百合子「きゃっ！」ｷ-ﾝ

21: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 21:56:46.94 ID:jaEX2+gB0
P「見ろ！志保を！！」

志保「…エージェントS……国家機密ビーム……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

P「黒歴史ほじくり返してどうするんだよ！」

百合子「で、でも美奈子さんはほら！！」

美奈子「え？あ、あはは…」

百合子「こんなにも受け入れて」

P「明らかにドン引きしてるだろがあああ！！」

百合子「ひゃっ！？」

22: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 22:02:07.83 ID:jaEX2+gB0
P「全く………ほら、ここに座ってくれ」

百合子「わぁ……！すごい飾り付け……！」

P「綺麗だろう？5時間もかかったんだぞ、これ」ﾄﾞﾔ

百合子「はい、本当に綺麗……」

百合子「………(……この一年間、私は色んな人に支えられてきた)」

23: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 22:06:45.53 ID:qnye2RrU0
P「さあ、美奈子は志保をそろそろ起こしてくれ」

百合子「(…ファンの皆さんや、事務所のみんな)」

美奈子「はーい♪……ほら、志保ちゃん」ﾄﾝﾄﾝ

百合子「(…ユニットのメンバーを優しく引っ張ってくれた美奈子さん)」

志保「…ごしゅPさ……ﾊｯ!?」

百合子「(…厳しいけどしっかり練習に付き合ってくれた志保ちゃん)」

24: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 22:09:46.79 ID:qnye2RrU0
P「おはよう、エージェント・S」ﾆﾔﾆﾔ

百合子「(…そして、プロデューサー)」

志保「っ！……おはよう、ございます…///」ｶｱｧ

P「よし、全員揃ったな。じゃあ改めて……」

百合子「(…今まで出会った人全てが──)」

25: ◆cL65.x30Bs 2014/03/18(火) 22:13:32.54 ID:qnye2RrU0


「「「百合子(ちゃん)、誕生日おめでとう！！」」」


百合子「……ありがとう！！」
百合子「(──私にとってのヒーロー！)」



おしまい

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