1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:00:38 ID:b4o/ol4.
鈴「やっほー、一夏いるー?」
一夏「おう、居るぞー じゃあなー」
鈴「せいせいせいせい」
一夏「なんだよ」
鈴「なんでナチュラルに閉め出そうとするのよ!」
一夏「なんで夜中の一時にナチュラルに俺の部屋にくるんだよ」
2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:01:45 ID:b4o/ol4.
鈴「そ、そんなことあたしの口から言わせないでよ馬鹿ぁっ!///」
一夏「あれれー 俺が悪いのかなー」
鈴「ともかく早く開けなさいよ 寒いじゃない」
一夏「部屋に帰ればいいと思うんだ」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:02:27 ID:b4o/ol4.
鈴「なによ、あたしなんか部屋に入れたくないってわけ!?」
一夏「寝たいんですけど」
鈴「入れてくれたらよく眠れる抱き枕あげる!」
一夏「間に合ってます」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:05:53 ID:b4o/ol4.
鈴「…… フンッ!」バキャァッ!
一夏「」
ギィー……
鈴「えへへ、こんばんわ♪」
一夏「こんな可愛いと思えないえへへは初めてだよ」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:06:27 ID:b4o/ol4.
鈴「あたし、あんまり焦らされるのって好きじゃないのよね」
一夏「焦らしてるつもりは無かったんですけど」
鈴「あ、で、でもね? あ、あんたにならそういう事されても……///」
一夏「今の会話の何処に頬を染める要素があったんだよ」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:07:31 ID:b4o/ol4.
鈴「やだ、女の子にそんなこと言わせないでよぉ!///」
一夏「だめだこいつ」
鈴「あ、シャワーは大丈夫よ 浴びてきたから」
一夏「何が大丈夫なんだよ」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:07:58 ID:b4o/ol4.
鈴「え、浴びないほうが好みだった?」
一夏「何のだよ いや、いい、聞きたくない」
鈴「何よ、変な一夏」
一夏「え、俺が変なの?」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:08:25 ID:b4o/ol4.
鈴「まぁいいわ、はい♪」
一夏「……?」
鈴「ほらぁ、遠慮しなくていいから、はい♪」
一夏「いや、何が『はい』なんだ?」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:08:52 ID:b4o/ol4.
鈴「入れてくれたらよく眠れる抱き枕あげるって言ったでしょ?」
一夏「押し入られたというほうが正確だと思うんだけど」
鈴「だからぁ……はい♪」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:09:17 ID:b4o/ol4.
一夏「……」
鈴「……♪」
一夏「……ハグして寝ろと?」
鈴「 な意味での抱き枕でも……その……やぁん、もぉ、何言わせるのよぉ♪///」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:09:47 ID:b4o/ol4.
一夏「……」
鈴「……(ドキドキ///」
一夏「いや、しないぞ?」
鈴「え?」
一夏「え?」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:10:45 ID:b4o/ol4.
鈴「ごめん、よく聞き取れなかったわ」
一夏「だから、抱き枕はNo Thank You」
鈴「え?」
一夏「え」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:11:22 ID:b4o/ol4.
鈴「ごめん、ちょっとまって」
一夏「おう」
鈴「え……しないの? 鈴ちゃん抱き枕」
一夏「しねーよ」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:11:46 ID:b4o/ol4.
鈴「暖かいわよ?」
一夏「いらない」
鈴「シャワー浴びて来たから石鹸と女の子のにおいが混じって甘いアロマが」
一夏「間に合ってるから」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:12:11 ID:b4o/ol4.
鈴「え……えぇーー?」
一夏「俺はなんでそんな心底不思議な顔できるのかが分かんないんだけど」
鈴「え? あんたって思春期の男よね?」
一夏「そうだな」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:12:47 ID:b4o/ol4.
鈴「あたしの事好きよね?」
一夏「……まぁ、嫌いではない」
鈴「将来は子供三人くらいでいいわよね?」
一夏「良くねぇよ」
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:13:30 ID:b4o/ol4.
鈴「あ、野球チームとか組みたい?」
一夏「違う」
鈴「一夏ってサッカー派? でも二桁は流石にちょっと大変かなぁって///」
一夏「ちげーよ」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:13:52 ID:b4o/ol4.
鈴「……やっぱり……」
一夏「?」
鈴「やっぱり……弾が好きなの!?」
一夏「え」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:15:34 ID:b4o/ol4.
鈴「あ、あんたがそうなら……あたし……グスッ、お、応援ずるから゛……エグッ」
一夏「せいせいせいせい」
一夏「いいか鈴、弾はいい奴だよな」
鈴「ぅ……う゛んっ、グズッ」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:16:00 ID:b4o/ol4.
一夏「だから、友達として大切だ 友達として」
鈴「……グスッ、とも……だちと……して?」
一夏「YesYesYes」
鈴「本当……?」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:16:27 ID:b4o/ol4.
一夏「嘘だったら千冬ねぇにxxxx xxxっ てやってやる」
鈴「……ん、信じる」
一夏「むしろ何でそう思ったんだよ……」
鈴「中学のころから割りと噂はあったわ」
一夏「ねぇ、なんでみんな俺のこと にしようとするの?」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:17:16 ID:b4o/ol4.
鈴「そういう需要があるのは確かね 学園でも同人誌とか出回ってるし」
一夏「ねぇ、それ訴えていい? 訴えたら勝てるよねソレ?」
鈴「まぁいいじゃない、あんたは じゃ無いわけだし」
一夏「なんかすごい納得いかないんだけど」
24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:17:44 ID:b4o/ol4.
鈴「まぁ、あんたの 疑惑も晴れたところで改めて……はい♪」
一夏「ループすんな」
鈴「もぉっ、いったい何が不満なのよ!?」
一夏「行為そのものだよ」
25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:18:16 ID:b4o/ol4.
鈴「やっぱり胸!? 胸が不満なの!? そんなに脂肪のたっぷり詰まった が好き!?」
一夏「やだ、この子メンドクサイ……」
鈴「ちくしょーー がなんだ、でかけりゃ良いってもんじゃないのよ!」
一夏「……」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:18:40 ID:b4o/ol4.
鈴「ぅぅ……希少価値だもん……みんなに愛を分け与えてるから小さいんだもん……」
一夏「……なぁ」
鈴「は!! 逆転ホームラン!」
一夏「いやな予感しかしねぇ」
27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:19:08 ID:b4o/ol4.
鈴「一夏、ランドセルって好き!?」
一夏「おい」
鈴「あたしのは引っ越すときに処分しちゃってると思うから、千冬さんの小学生の頃のとか残ってないかしら」
一夏「お前ソレ使って俺と何する気だ」
28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:19:34 ID:b4o/ol4.
鈴「ナニに決まってんでしょ!」
一夏「ぶっちゃけちゃったよ しかもなんでちょっとキレてんだよ」
鈴「んっふっふっふ、自分の弱点を長所に変える作戦よ」
一夏「どうしてその作戦内容で清々しい程のドヤ顔になれるのか」
29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:21:41 ID:b4o/ol4.
鈴「あ、ひょっとして……」
一夏「わかってくれたか」
鈴「スモッグとか涎掛けとおむつとかの方が良かった……?///」
一夏「わかってくれてなかった」
30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:22:35 ID:b4o/ol4.
鈴「さ、流石にマニアックすぎると思うから、出来れば最初はランドセル位で……///(モジモジ」
一夏「お前は俺をどういう目で見てるんだよ 恥らうポイントがおかしいだろ 突っ込みが追いつかねーよ」
鈴「出会った頃と同じ格好をした幼馴染と するって しない?」
一夏「いきなりそんなレベルの高い は出来ねーよ」
32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:23:00 ID:b4o/ol4.
鈴「やだ、ありのままのあたしが好きだなんて……///」
一夏「そうだけどそうじゃねーよ」
鈴「もぉ、あたしにどうしろって言うのよ!」
一夏「普通に部屋に戻って寝ればいいと思うな」
33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:23:38 ID:b4o/ol4.
鈴「やっぱりセクシー系が好きなの?」
一夏「まあ嫌いじゃないけどさ」
鈴「は、恥ずかしいけどあんたになら られたりしても……///」
一夏「セクシーな部分なのは認めるけど ないから」
34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:24:30 ID:b4o/ol4.
鈴「チャイナドレスなら持ってるわよ スリットの深い奴」
一夏「そうか」
鈴「下半身の曲線には自信あるのよねぇ♪」
一夏「ああ、健康的な太ももしてるよな、けどいいです」
35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:25:05 ID:b4o/ol4.
鈴「お尻が半分見えてるみたいなやつだけど、見たくない?」
一夏「みた……くない」
鈴「一夏はお尻 と……(メモメモ」
一夏「おいやめろ」
鈴「いーやーでーすー」
36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:25:29 ID:b4o/ol4.
一夏「てか、いい加減寝たいんだけど」
鈴「え……、あ、うん……///(モゾモゾ」
一夏「なんで俺のベッドに潜り込むかな」
鈴「寝るんでしょ?」
37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:27:36 ID:b4o/ol4.
一夏「ああ、英語で言うとsleepの方でな 比喩とか一切無く睡眠をとる方で寝たい」
鈴「まぁ、それでもいいわよ じゃあ、はい♪」
一夏「だから抱き枕は間に合って「あんたがやっぱり だったって二組に広めるわよ」
一夏「…………」
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:28:09 ID:b4o/ol4.
鈴「ニヤリ」
一夏「……手出すなよ」
鈴「出さないってば♪」
一夏「手も足も口も舌も体も禁止な」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:28:40 ID:b4o/ol4.
鈴「あんたが抱きしめてくれるならいいわよ?」
一夏「……」
鈴「ニヤニヤ」
一夏「…………わかった」
鈴「にひひ、やった♪」
40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:29:15 ID:b4o/ol4.
一夏「ほれ、これでいいか(ギュ」
鈴「ん、よろしいー♪」
一夏「どーしてこんな幼馴染になってしまったんだ……」
鈴「恋は女を変えるのよ」
41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:29:46 ID:b4o/ol4.
一夏「出来れば真っ当な方向で変わって欲しかったよ……」
鈴「でも、暖かいでしょ?」
一夏「まぁな……」
鈴「良い匂い、する?」
一夏「…………まぁな」
42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:30:28 ID:b4o/ol4.
鈴「あたし、可愛い?」
一夏「………………」
一夏「……まぁ……な」
鈴「えへへ~~///(スリスリ」
43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:30:55 ID:b4o/ol4.
一夏「早く寝なさい///」
鈴「顔、赤くなってるわよ?♪」
一夏「うるさい///」
鈴「なによ~、真っ赤っかにして~♪」
一夏「だあもう!はよ寝れっ!!///」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/30(金) 03:31:24 ID:b4o/ol4.
とりあえずおわり
55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 04:51:55 ID:ptDQ5jhw
一夏「スピー……」
……ガチャガチャ……
カチャ……カチャッ、カチャン……
ガチャ……
一夏「ん……んぅー……」
56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 04:52:31 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「嫁よ、邪魔するぞ」
一夏「ん……スピー……」
ラウラ「ふふ、あどけない寝顔だな……(モゾモゾ」
一夏「ん……ン?」
57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 04:52:53 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「ゴソゴソ)……ん、暖かいな……」
一夏「……」
ラウラ「そして寝床の中ならではの濃厚な嫁の香り…………クンカクンカ///」
一夏「…………」
58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 04:55:23 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「おっと……いかんいかん、こんなことをしていては……」
一夏「(良かった、ラウラは割とまとも……)」
ラウラ「ふふ、はやく嫁の劣情を処理してやらねば///」
一夏「デデーン、ラウラ、アウトー」バサッ
59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 04:55:45 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「むっ……?///」
一夏「おはようラウラ」
ラウラ「おはよう嫁よ 起きていたのか」
一夏「ベッドに潜り込まれた辺りからな」
60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:03:04 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「ふむ、すまない、起こしてしまったか」
一夏「いや、休みでも丁度いい時間だし気にしないでくれ」
ラウラ「そうか、では改めて……///」
一夏「せいせいせいせい」
61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:03:25 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「?」
一夏「なんでパジャマを脱がそうとするんだ」
ラウラ「着たままではやり辛いではないか」
一夏「なにをやる気だ」
62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:04:15 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「私の で溜まった を発散させてやろうと」
一夏「うん、ド直球で言われすぎてなんて言ったらいいのかちょっと考え中」
ラウラ「ふむ……嫁よ」
一夏「?」
63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:04:48 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「被っていても気にすることはないぞ」
一夏「は?」
ラウラ「 が なのが気になって私に見せるのが恥ずかしいと感じているのだろう?」
一夏「……」
64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:05:23 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「日本人は七割程が だそうだ しかし、 ならばきちんと洗浄していれば特に問題はない」
一夏「……」
ラウラ「どうした? もしや の方だったか……? 大丈夫だ、手術は保険が利く、それほど費用は……」
一夏「せいせいせいせい」
65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:06:04 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「?」
一夏「ラウラ、いろいろ言いたいことはあるが、とりあえず俺が だという前提で話すのはやめてくれ なんか凄くいやだ」
ラウラ「ふむ……」
一夏「そしてその 云々の話は誰に聞いた」
66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:07:03 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「クラリッサにだ 男心を理解するための一環で」
一夏「一度本気でクラリッサさんとやらと話をしないといけない気がしてきた」
ラウラ「男心をくすぐる言葉も色々と教えてもらったぞ」
一夏「嫌な予感しかしないけど一応どんなのか聞いておいていいか 嫌な予感しかしないけど」
67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:07:45 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「なぜ二度言うのだ」
一夏「そのくらい悪い予感しかしないんだよ」
ラウラ「例えば……ゴホン、『一夏にーさま、ラウラのお口に、にーさまの な をごちそ「せいせいせいせい」」
ラウラ「どうした嫁よ 妹キャラは苦手だったか?」
一夏「そういう問題じゃないから」
68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:08:12 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「ならば、『ご主人様の ○○○、ラウラの○○で させて「せーいせいせいせいせい」」
一夏「違うからね?そういう問題じゃないって『言い方が好みと違う』、とかって意味じゃないからね?」
ラウラ「メイドは基本ではないのか?」
一夏「なんの基本だよ」
69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:08:42 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「む、なら・・・『ふふ、こんなに を ませてイケナイ子だな……♪』とか上から言った方がいいのか? 私はそれもアリ「せいせいせいせいせーーーい!!!」」
一夏「今言ったやつ全部男心をくすぐる言葉じゃないよね むしろ下半身しかくすぐってないよね?」
ラウラ「フフン、 したか?」
一夏「なんでそんな得意げな顔なんだよ 女の子が平然と とか言うなよ むしろそこの言い方工夫した方がよっぽど男心くすぐれるよ」
70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:09:18 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「ひょ、ひょっとして……その、元気に……なってしまったのか?///」
一夏「飲み込み早いよ早すぎるよ、その学習能力を他で発揮してくれよ ていうか、ドヤ顔から一瞬で顔赤らめてもじもじするとか演技力高いなおい」
ラウラ「気に入ったか?」
一夏「余りの演技力に女性不信になりそうだよ」
71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:10:05 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「ふむ……異性の心とは難しいものだな」
一夏「今の会話の流れだと凄く同意し辛いんだけど」
ラウラ「ところで嫁よ、クラリッサに会いたいのか」
一夏「まぁ、さっきも言ったけど、一度しっかり話をしないといけない気がしてしょうがない」
72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:10:35 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「そ、それはつまり私との結婚の挨拶にという事か?///」
一夏「うーん、全然理由に掠りもしてないな」
ラウラ「では他にどんな理由があるのだ?」
一夏「俺、男心より先にその理由を理解できるようになってほしいな」
73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:11:14 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「ふむ、やはり人の心の機微とは難しいな」
一夏「いや、ものすごく簡単だと思うぞ 特に今は」
ラウラ「しかし、嫁よ妙に疲れていないか?」
一夏「心配してくれるのは嬉しいんだけどなー 何で疲れているのかも察してほしかった」
74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:12:21 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「よし、ではわたしの身体で癒してやろう///」
一夏「ここ押し倒すとこじゃないよね 普通はマッサージとか抱きしめるとかに止めておくとこだよね?」
ラウラ「大丈夫だ、イメージトレーニングは毎日している///」
一夏「出来れば押し倒すのもイメージにとどめておいてほしかった」
75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:12:55 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「なに、天井の染みを数えている間に終わる///」
一夏「どこでそんな言い回しを覚え……いや、教えたの一人しか居ないな」
ラウラ「ふふ、では始め「あ、あそこに丁度染みがあるわ 数えるぞー 1、2……うん、二つだな はい、終わり」ムクッ
ラウラ「むぅ……なぜやめるのだ」
76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:13:30 ID:ptDQ5jhw
一夏「むしろどうして朝からそんなに じめる気満々なのか聞きたい」
ラウラ「つまり夜にしようというわけか」
一夏「しないからな とりあえず朝飯食いにいこうぜ、ラウラもまだだろ?」
ラウラ「そうだな、言われて見れば大分空腹だ」
77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:13:54 ID:ptDQ5jhw
一夏「じゃあちょっと外で待っててくれ」
ラウラ「なぜ出る必要があるのだ?」
一夏「いや、着替えるから」
ラウラ「ああ、早くするといい」
79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:14:21 ID:ptDQ5jhw
一夏「……」
ラウラ「……(ムフームフー///」
一夏「ラウラ」
ラウラ「どうした、早く脱ぐがいい」
一夏「出てけ」
80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:15:08 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「断る 夫婦が同じ部屋に居るのに問題など無いのだからな」
一夏「夫婦でもそんな鼻息荒くして着替えを見られてたら出てけって言うと思うぞ」
ラウラ「やれやれ、わがままな嫁だ……」
一夏「うーん、どうして俺が悪いみたいに言われるのかなあ」
81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:15:34 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「仕方が無い では条件を一つ呑めば大人しく出て行こう」
一夏「俺、そんな対価が要求されるようなお願いしてるかなぁ」
ラウラ「今晩ベッドの中でお前の をわたしの胎内「 方面だったら問答無用で部屋から放り出すからな」」
82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:15:58 ID:ptDQ5jhw
ラウラ「……」
一夏「……」
ラウラ「……食事の時にわたしを膝に乗せて『あーん♪』してくれるというのはどうだ?」
一夏「まぁ、それ位ならいいぞ」
83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 05:21:01 ID:ptDQ5jhw
とりあえずラウラ編終わり
94 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 20:54:52 ID:ptDQ5jhw
セシリア「あら、一夏さん♪」
一夏「よう、セシリア いい天気だなそれじゃ」
セシリア「せいせいせいせい」
一夏「……」
95 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 20:56:31 ID:ptDQ5jhw
セシリア「どうして挨拶をした瞬間、早足で立ち去ろうとするのですか?」
一夏「えー……」
セシリア「えーではありません」
一夏「今までの流れからして嫌な予感しかしないんだけど」
96 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 20:57:32 ID:ptDQ5jhw
セシリア「だからと言って女性に対して出会った瞬間逃げるなんて失礼ですわ」
一夏「まぁ、それもそうか……悪かった」
セシリア「だーめ、タダでは許してあげませんわ♪」
一夏「ぇえー……」
97 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 20:58:34 ID:ptDQ5jhw
セシリア「……そこまで露骨に嫌そうな顔をしなくても良いじゃありませんの」
一夏「だって、これまでの流れだと婚姻届へのサインとか既成事実とか子供とか求められそうだし……」
セシリア「そっ、そのようなもの、わたくしが求めるわけありませんわ、おほほほ♪」
一夏「何で目逸らすんだよ その冷や汗は何だよ」
98 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:00:38 ID:ptDQ5jhw
セシリア「まぁまぁ、細かいことを気にしてはいけませんわ」
一夏「細かくないよね 割りと俺の残りの人生全てがかかってるよね?」
セシリア「と、とにかく私が求めているものはですね! え、えーと……えーと」
一夏「早く決めてくれよ」
99 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:01:45 ID:ptDQ5jhw
セシリア「そ、そうですわ! お茶をご一緒してくださいまし!」
一夏「お茶?」
セシリア「ええ、実家のチェルシーからパイが送られてきましたので、ご一緒にいかがです?」
一夏「……まぁ、その位なら付き合うけど」
100 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:02:15 ID:ptDQ5jhw
セシリア「決まりですわね! それでは後ほど一夏さんのお部屋にお邪魔しますわ」
一夏「ああ、待ってるよ」
セシリア「はい♪」
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101 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:03:21 ID:ptDQ5jhw
コンコン……イチカサァーン、イラッシャイマスカー?
一夏「はーい、いらっしゃいセシリア」ガチャ
セシリア「お邪魔しますわ一夏さん」
一夏「……」
102 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:04:12 ID:ptDQ5jhw
セシリア「……? 一夏さん?」
一夏「いや、まともに人を招きいれたのが妙に新鮮に感じてな……」
セシリア「はい?」
一夏「最近ピッキングされたり鍵壊されたりが続いたんだ」
103 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:04:50 ID:ptDQ5jhw
セシリア「まぁ、そんなことをする方が居るんですの?」
一夏「割と身近にな」
セシリア「非常識ですわねぇ……」
一夏「そのせいでセシリアが物凄いいい子に見える」
セシリア「ロックされている一夏さんのお部屋にお邪魔するときは、ちゃんとスペアキーを使いませんと」
一夏「ごめん物凄く気のせいだった」
104 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:06:22 ID:ptDQ5jhw
一夏「なんで? なんでセシリアが合鍵持ってんの? 俺が持ってるのと学校が管理してるので全部のはずだよね?」
セシリア「ふふ、じつは以前お邪魔したときに型を取らせていただいていましたの♪」
一夏「すっごい上品な笑顔で犯罪の告白されても困るんだけど」
105 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:06:56 ID:ptDQ5jhw
セシリア「だって、わたくしがお邪魔するたびに鍵を直すなんて大変でしょう?」
一夏「なんでお前らは揃いも揃って気の使い方が方向音痴なんだよ」
セシリア「あ、一夏さん申し訳ありません」
一夏「わかってくれたか」
106 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:07:31 ID:ptDQ5jhw
セシリア「ご一緒にお茶をするのが楽しみでついシャワーを浴びてくるのを忘れてしまいましたわ」
一夏「わかってたよ わかってくれたんじゃないって、わかってたよ」
セシリア「というわけでシャワーを借していただけます?」
一夏「うん、浴びる必要ないよね?」
107 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:08:12 ID:ptDQ5jhw
セシリア「そ、それは…… 確かに毎日お風呂は入っていますけれどやはり気になるといいますか///」
一夏「いや、お茶するだけだよね? 特にシャワー浴びる必要性が無いよね?」
セシリア「で、でも一夏さんが『むしろそれが良い』とおっしゃるのでしたら……///」
一夏「お願いだから1/10でもいいから俺の話を聞いてくれないかな」
108 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:09:18 ID:ptDQ5jhw
セシリア「一夏さんがわたくしの匂いを たいというのでしたらわたくし……///」
一夏「もういいよ、浴びたければ好きなだけ浴びてこいよ」
セシリア「では、お借りしますわね あ、一夏さん」
一夏「?」
109 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:09:47 ID:ptDQ5jhw
セシリア「覗かないで下さいね?///」
一夏「あ、はい」
セシリア「絶対に! ぜーーーったいに覗かないで下さいね!?///」
一夏「はい」
110 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:10:09 ID:ptDQ5jhw
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セシリア「なんで覗きに来て下さらないんですの!!」
一夏「ごめん、なんで俺怒られてんの?」
111 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:10:38 ID:ptDQ5jhw
セシリア「あれだけの前振りをされて覗かないなんて、日本人の風上にも置けませんわ!」
一夏「ねぇ、俺の記憶が間違いじゃなければお前イギリス人だよね?」
セシリア「こんな美人が無防備にシャワーを浴びてて覗かないなんて、一夏さんはマナーがなってませんわ!」
一夏「セシリア、自分の祖国がマナーの国って呼ばれることもあるって知ってるか? 知ってるなら謝った方がいいと思う」
112 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:11:38 ID:ptDQ5jhw
セシリア「まったく、まぁいいですわ……喉も渇きましたし、お茶にしましょう」
一夏「やっと当初の目的に戻ったな」
セシリア「パイはどの位お切りします?」
一夏「アップルパイか…… 美味しそうだな、大きめにお願いできるか?」
113 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:12:36 ID:ptDQ5jhw
セシリア「はい、分りましたわ チェルシーのパイは絶品ですわよ♪」
一夏「パイの本場で本物のメイドさんが焼いたパイとか、食べる機会なかなかないもんな ありがたくいただくよ」
セシリア「一夏さんは紅茶はストレートでしたわよね」
一夏「ああ」
114 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:12:57 ID:ptDQ5jhw
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115 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:13:22 ID:ptDQ5jhw
一夏「なぁセシリア」
セシリア「はい」
一夏「パイも紅茶も凄く美味しかったよ、ありがとうな」
セシリア「一夏さんに喜んで頂けたのならわたくしも嬉しいですわ♪」
116 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:13:55 ID:ptDQ5jhw
一夏「でもさ」
セシリア「?」
一夏「何を盛った」
セシリア「あら、嫌ですわ……盛ったなんて人聞きの悪い 紅茶に入れたのはただの隠し味ですわ」
117 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:14:20 ID:ptDQ5jhw
一夏「頭がはっきりしてるのに首から下がほとんど自由が利かなくなるものは毒って言うと思うんだけど」
セシリア「頭がはっきりしてるのに首から下がほとんど自由が利かなくなる隠し味ですわ♪」
一夏「そんな隠し味はねぇよ」
118 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:14:55 ID:ptDQ5jhw
セシリア「一夏さん、世界には自分の知らないものが沢山あるものですわよ」
一夏「こんな事で世界の広さを知りたくなかったよ」
セシリア「世界は、ンッ、驚きに、チュッ、満ちてチュゥ、いまふンッ、わねチュッ///」
一夏「動けないチュッ、俺にチュッ、抱きついてチュパッ、唇をチュゥッ、貪るのチュッ、止めてくんないかなチュゥゥッ」
119 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:15:47 ID:ptDQ5jhw
セシリア「ん、もうしますの?///」
一夏「ごめん、なにが言いたいのか俺は理解したくない」
セシリア「そんなにがっつかなくてもわたくしは逃げたりしませんわよ?///」
一夏「逆だよね 俺ががっつかれてるよね? 捕食者はセシリアの方だからね」
120 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:16:14 ID:ptDQ5jhw
セシリア「もぉっ、まるでわたくしが無理やりしているような口振りですわ」
一夏「え、それ正解じゃないの?」
セシリア「わたくしは一夏さんの心の奥にある願いを叶えているだけですわ」
一夏「女の子に毒盛られて無理やり純潔奪われたい願望とか絶対持ってないからね」
121 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:16:53 ID:ptDQ5jhw
セシリア「私の心には確かに聞こえましたわ」
一夏「心にも空耳ってあるんだな 本当に世界は知らないものが沢山あるもんだ」
セシリア「そうですわね、ところでそろそろ一発キメちゃってよろしいですわよね?」
一夏「ごめん、俺それに対してOKだと思えるようなアクションしちゃってた?」
122 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:17:48 ID:ptDQ5jhw
セシリア「もぅっ、何なんですの一夏さんは!」
一夏「それどう考えても俺の台詞だと思う」
セシリア「一昨日はシャルロットさん、昨日は鈴さん、朝はラウラさんと他の方ばかり構って」
一夏「あれは俺が構ってたというより俺が絡み付かれてたって感じなんだけど」
123 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:18:30 ID:ptDQ5jhw
セシリア「わたくしにはつれない態度ばかり」
一夏「常識的な対応と言って欲しいな」
セシリア「わたくしにだって構ってもらう権利はあるはずですわ!」
一夏「俺は平和に生きる権利が欲しいなー」
124 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:18:50 ID:ptDQ5jhw
セシリア「構ってくれないならこのまま無理やりにでもわたくしのものにしますわ」
一夏「無理やりしたら凄く怒るし一生口利かないしで本気で嫌いになるからな」
セシリア「うう゛ぅぅぅ~~~……」
一夏「…………はぁ」
125 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:19:50 ID:ptDQ5jhw
一夏「わかったよ、セシリアの事確かにちょっとないがしろにしてたかもしれない 謝るよ」
セシリア「……本当ですの?」
一夏「本当に ちゃんと訓練にやお茶にも付き合うし、なんならデートしてもいい」
セシリア「キスもよろしいですの?」
一夏「それはダメ」
126 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:21:00 ID:ptDQ5jhw
セシリア「その……朝までコースは?///」
一夏「ダメ」
セシリア「じゃあ結婚してくださいます?」
一夏「お前調子に乗るなよ」
127 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:21:49 ID:ptDQ5jhw
セシリア「ぅぅ……では、しばらくこのままでもよろしいですか?」
一夏「最初からその位にしておいてくれると俺の血圧が無駄に上がらないんだけどな」
セシリア「ダメ……ですか?」
一夏「ダメもなにも俺動けないだろ 動けるようになるまでだからな」
128 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:22:17 ID:ptDQ5jhw
セシリア「!! ……はいっ♪」
一夏「ハグ以上のことは禁止な」
セシリア「……どうしてもですの?」
一夏「どうしてもです」
129 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:22:45 ID:ptDQ5jhw
セシリア「は~い……」ギュッ
一夏「ところでコレどのくらいで治るんだ」
セシリア「三時間くらいですわ」
一夏「……地味になげぇ」
130 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/01(土) 21:23:34 ID:ptDQ5jhw
セシリア編終わり
136 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:40:05 ID:liXtudVI
一夏「あいつらもー少し自重してくれないかなぁ……」
箒「む、一夏」
一夏「……よう」
箒「……妙に疲れていないか?」
137 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:40:34 ID:liXtudVI
一夏「いや、ちょっと精神が磨り減る出来事が続いて……」
箒「おい、大丈夫か?」
一夏「肉体的にはいたって健康だから大丈夫だよ これ以上疲れることもないだろうし」
箒「ふむ、ならいいが……洗濯か?」
138 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:41:23 ID:liXtudVI
一夏「ああ、洗濯物って油断するとすぐ溜まっちゃうよな 箒もか?」
箒「ああ、道着はすぐに洗わないとまずいからな」
一夏「あー……」
山田「あ、丁度よかった こんにちは織斑君、ちょっといいですか?」
139 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:41:57 ID:liXtudVI
一夏「あ、こんにちはです山田先生 なんかありました?」
山田「ええ、ちょっと織斑君本人のサインが必要な書類がありまして」
一夏「え」
山田「申し訳ないんですけど今すぐに必要なもので、職員室まで来てもらえませんか?」
140 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:42:16 ID:liXtudVI
箒「行って来い一夏、お前の分は私が洗っておいてやる」
一夏「そ、そうか? じゃあ色柄物とかはないから全部入れちゃっておいてくれ」
箒「わかった 出来上がったらお前の部屋に置いておけばいいか?」
一夏「ああ、んじゃ……ほい、鍵」
141 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:42:36 ID:liXtudVI
箒「うむ」
山田「それじゃ織斑君、行きましょうか」
一夏「はい、じゃあ箒、悪いけど頼むな」
箒「任せておけ」
142 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:43:15 ID:liXtudVI
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一夏「思ったよりかかっちゃったな、箒に頼んでおいてよかった」ガチャッ
箒「スンスン……ああ新鮮な一夏の香り、略して一香がこんなにも……ンンッ///」
一夏「」
一夏「……」
143 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:43:51 ID:liXtudVI
……カチャン
一夏「うん、幻覚だ 疲れてるんだな」
一夏「もう一度ドアを開ければきっとそこには何時もどおりの俺の部屋に違いない」ガチャッ
箒「んっくぅ……ぅン/// ふふ、これは良いものだ……私のコレクションに加えよう///」
一夏「」
144 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:44:16 ID:liXtudVI
箒「さて、次の獲物…………は……?」
一夏「……」
箒「……」
一夏「…………」←見てはいけないものを見てしまった
箒「…………」←見られてはいけないものを見られてしまった
145 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:45:09 ID:liXtudVI
箒「………………」
一夏「……………」
一夏「なにやってんだほう「 、 マーン!(ズボッ」」
箒「わ、わたしは箒などという清楚な黒髪ポニテ 巫女の幼馴染ではない! 私は マンだ!」
146 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:45:45 ID:liXtudVI
一夏「そうですか、どうみても女性なので『マン』じゃないと思うんですけど」
箒「せ、正確には マンレディーというのだ!」
一夏「デビルマンレディーってよく考えるとネーミングとしておかしいよな 語呂いいけど」
箒「わたしは……え~と……、そうだ、 を綺麗にするために使わされた平和の使者なのだ!」
一夏「ウルトラマンゼアスみたいだな」
147 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:46:11 ID:liXtudVI
箒「そ、そういうわけでこの汚れた たちは私が責任を持って綺麗にしよう! ではサラバだ凛々しき青年よ!」ダッ
一夏「…………」
ガチャッ、キィィー……バタン……
一夏「………………」
148 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:46:35 ID:liXtudVI
ガチャ!
箒「おい、一夏! 今ここに私が来なかったか!」
一夏「……」
箒「来たんだな!? ばかもの!そいつがルパンだ! 追えー!!」
一夏「…………」
149 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:46:59 ID:liXtudVI
箒「お、追えーーー!」
一夏「………………」
箒「ぉ……ぉぇー…………」
一夏「……………………」
150 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:47:35 ID:liXtudVI
箒「……」
一夏「箒」
箒「……はい」
一夏「無理がある」
箒「…………はい」
152 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:48:45 ID:liXtudVI
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一夏「で? 何やってたんだ」
箒「……な、なんのことだ?」
一夏「そうか、清楚な黒髪ポニテ 巫女の幼馴染(自称)の箒さんは素直に話す気はないと」
箒「ごめんなさい気が動転してたんです本気でその呼び方は許してください」
153 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:49:20 ID:liXtudVI
一夏「じゃあキリキリ吐けよ清楚な黒髪ポニテ 巫女の幼馴染(自称)の箒さん」
箒「ち、ちがうんだ!」
一夏「なにが」
箒「こ、これはその……り、鈴がやれって!」
一夏「ほー」
154 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:49:54 ID:liXtudVI
箒「り、鈴が『あたしの一夏コレクション"小学校高学年シリーズ"のダブリ分けてあげるから取ってきて』って!! そ、それで私はしかたなく!!」
一夏「ごめん、どこがどう仕方ないのか理解できない ていうかしたくない」
箒「ぅぅぅ」
一夏「とりあえず一つずつ突っ込むぞ 1.何してたんだ 2.本当に鈴に言われたのか 3.一夏コレクションってなんだ」
箒「あの……その……」
155 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:50:20 ID:liXtudVI
一夏「まぁまぁ、一つずついこうか で、清楚な黒髪ポニテ 巫女の幼馴染(自称)の箒さんは一体俺の部屋で何をしてたんだ」
箒「あの……ぱ、 を……収集していました」
一夏「なんで」
箒「趣味……です」
156 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:50:44 ID:liXtudVI
一夏「鈴に言われたって言うのは」
箒「そ、そうだ! 鈴がやれって……」
一夏「……(ピッポッパッ トゥルルルル」
鈴『もしもし、一夏どうしたの? あたしの声が聴きたくなっちゃったの? もぉ、このぉ♪』
157 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:51:12 ID:liXtudVI
一夏「なぁ、鈴 お前箒に何かと引き換えに俺の 取ってこいって言ったか?」
鈴『は? 何それ知らないわよ あ、でもあんたが をくれるって言うなら喜ん(ピッ」
一夏「おっかしぃなー 鈴は知らないって言ってるんだけどなぁぁぁ」
箒「わ、私よりも鈴の言うことを信じるのか!?」
158 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:51:47 ID:liXtudVI
一夏「最近の鈴なら、頼むなんてまどろっこしい事せずに直接俺に 要求しに来るわ」
箒「ぅ……す、すまん……嘘をついた…… 100パーセント私の趣味だ……」
一夏「お前、どの面下げて清楚な黒髪ポニテ 巫女の幼馴染って名乗ったんだよ」
箒「ど、どこからどう見てもそうだろう!?」
一夏「少なくとも清楚ではねーよ 世の中の清楚キャラが謝罪を要求するレベルだよ てか恥ずかしがる割に自信満々だな」
159 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:52:42 ID:liXtudVI
一夏「で、一夏コレクションってのはなんだ、あれも嘘か? でも をコレクションに加えるのなんの言ってたよな?」
箒「い、一夏に関係するもののコレクションの総称だ…… 主にお前が使用したものや身に着けたものだな」
一夏「偶に やシャツが無くなるのは箒の仕業か……」
箒「ぜ、全部ではない! 半分以上は他の四人の仕業だ!」
160 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:53:18 ID:liXtudVI
一夏「あいつらもコレクターかよ もう少し健全なものコレクションしてくれよ」
箒「特に鈴の持っている"小学校高学年~思春期"シリーズと私の"幼少~小学校中学年"シリーズはレアものなんだ」
一夏「それを聞いて俺はどうすればいいんだよ なんで幼馴染が二人そろってこんな変 になっちゃったのかだれか教えてくれよ」
箒「私のリボンはお前から直接もらったものだからな、コレクションの中でも最高のモノとして名高いぞ(フフン」
一夏「うん、喜んでくれてるところ悪いけど今『あげなきゃよかった』って本気で思った」
161 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:54:43 ID:liXtudVI
箒「ちなみに次点はお前が昔稽古上がりに汗を拭いていたタオル(未洗浄・生写真付き)だ」
一夏「無くしたと思ってたら犯人はお前か ていうか昔学校や部屋でなくした 着やら服やら道具やらの犯人はお前らか」
箒「こ、コンプリートしているのは千冬さんだけだから全てではないぞ! ……鈴と私はお互いにないものをトレードして「せいせいせいせい」」
一夏「ごめん、今ものすごく知りたくなかった家族の一面知っちゃったからちょっと待って」
162 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:55:05 ID:liXtudVI
箒「……一夏」
一夏「なんだ」
箒「その……すまなかった」
一夏「いや……まぁ、お前らが本当は良いやつなのは知ってるから謝ってくれるならまぁ……」
163 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:55:32 ID:liXtudVI
箒「こ、今度からは収集したらきちんと報告する!///」
一夏「あー、そっち行っちゃったかー」
箒「新しいものもちゃんと用意してから持っていくことにする、嘘もつかない、迷惑をかけてすまなかった……」
一夏「いや、そういうことじゃなくて……いや、うん……なんかもぉ、それでいいや」
164 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:56:21 ID:liXtudVI
箒「と、ところで一夏」
一夏「なんだよ」
箒「その……じつはさっきから気になっていたんだが……そこにある を……か、嗅がせてくれないだろうか!///」
一夏「……(ポイッ」
箒「すまん/// んっ、スゥーーーー……ハァーーー/// スゥーーーー……ハァーーー///」
165 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 02:57:05 ID:liXtudVI
一夏「すっごい満ち足りた貌で俺の を嗅ぐ幼馴染を前にして俺はどうすれば良いんだ……」
ガチャッ
鈴「一夏、 貰いに来たわよ!♪ 今履いてるのをくれるのよね!?/// 」
シャル「鈴から聞いたんだけどほんと!? ほ、ほんとに!? ほんとに一夏が履いてたの手渡ししてくれるの!?///」
セシリア「一夏さん! わたくしはシャツが! 先ほど一緒だった時に着ていたシャツを所望しますわ!!///」
ラウラ「わたしは服はいらん、代わりにこの の中に一発……」
一夏「お前ら本気で帰れーーーーーーーッ!!!」
167 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/02(日) 03:00:25 ID:liXtudVI
おわり
おわり
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