1: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:43:39.70 ID:5qN0FSLvO
美優「わぁ…綺麗なイルミネーション…」

P「そうですね…まさにクリスマスって感じですね」

美優(嬉しい…Pさんと一緒にクリスマスを過ごせるなんて…)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1545680619

引用元: 三船美優「聖夜の贈り物」 


2: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:44:13.44 ID:lTKPm8ZL0
美優「これ…私からのプレゼントです」

美優「私は買い物下手ですから…心さんや瑞樹さんが選ぶの手伝ってくれたんですよ」

P「美優さん…これ…俺に?」

美優「はい、メリークリスマス、です…Pさん」

3: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:44:40.79 ID:lTKPm8ZL0
P「ありがとうございます、美優さん」

P「でも申し訳ないです…俺、プレゼント、なにも用意できてなくて…」

美優「いいんですよ、Pさんがこの時期忙しかったのは分かっていますし、それに」

美優「こうしてPさんとクリスマスを一緒に過ごせるだけで…胸が一杯なんです」

美優「もう…たくさん大切なものを頂きました…」

P「美優さん…」

美優「溢れちゃうくらいに…」

4: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:45:30.96 ID:lTKPm8ZL0
P「美優さん、必ず、必ずお返しを用意しますから」

P「待っててください」

美優「あら…」

美優「ふふっ、楽しみに待ってますね」

美優「私、待つのは得意ですから」

美優「Pさんのこと、いつでも、いつまでも待ってますよ」

美優「あ、でも…」

美優「ずっと待ちぼうけ、ってのは…嫌ですよ…?ふふっ」


5: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:45:59.52 ID:lTKPm8ZL0
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美優「こうしてると…思い出します…」

美優「覚えてますか…私達が…初めて出合った日です」

美優「ヒールが折れて…歩けなくなってたところを…貴方が助けてくれたんです」

美優「…今でも怖くなるんです」

美優「あの時あの場所へいなかったら」

美優「ヒールが折れることがなかったら」

美優「Pさんと…出会うがなかったら…私は…」


6: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:46:36.45 ID:lTKPm8ZL0
P「美優さん」

P「大丈夫ですよ」

P「俺と美優さんはちゃんと出合えた」

P「きっとあの夜、俺と美優さんが出合えることは決まってたんですよ」

P「運命だったんです…って、クサすぎますね」

美優「運命…」

美優「Pさんも同じふうに想ってくれていたんですね…」

美優「嬉しい…貴方と、おんなじ想いだったってことが…」

7: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:47:05.35 ID:lTKPm8ZL0
P「きっとこれからも…一緒に過ごせますよ」

美優「きっと、じゃ駄目です」

美優「ずっと、ずっと…Pさんと一緒なんです」

美優「私は、これからも、Pさんと同じ時間を刻んでいくんです」

美優「あ…でもその前に」

美優「来年の…クリスマスも…私と…一緒に…」

P「分かりました。約束しますよ」

8: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:47:35.14 ID:lTKPm8ZL0
美優(周り…カップルばかりですね…)

美優(私達も…周りからはそう見えるのかしら…)

美優(……………)

美優(手なんか、握ってみたりして…)きゅっ

P「美優さん…」

美優「Pさん…」

美優&P「……………」

美優(Pさんの手…あったかい…)

9: ◆Kr.22uZI4M 2018/12/25(火) 04:48:08.62 ID:lTKPm8ZL0
美優「Pさん、私…」

美優「Pさんとこうして過ごしたクリスマス、忘れませんから…」


☆おしまい☆