ふくろう小屋
ロン「あぁハニー、クラムと同点だなんてやっぱりハニーは素晴らしいよ、知ってたけどねだってそれって僕ら豚の合言葉だもんね!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、知ってるわ。高貴で可憐で儚げで伝説的な私だもの。そうでしょ?」
ハーマイオニー「もう、そういう話は後にして。シリウスに手紙を書きましょうよ」
ロン「あぁ、僕が邪魔しっちまったせいで奴さんはハニーのことが気が気じゃないだろうからね。僕もだったけど。おかげで何度胃に穴があいたことか。マーリンの髭!」
ハーマイオニー「自業自得だわ……ほら、えーっと。あなたの豆ふくろうに頼みましょう?ピッグウィジョンに」
ロン「あぁ、ハニーの豚にね」
ハニーの豚「ピィヒン!」
ハーマイオニー「あなたたちってふくろうにかわいそうな名前をつける趣味でもあるの?」
ハニー「私の豚だなんて、この上ない光栄じゃない……」
ロン「あぁ、そうだねハニー!でもねハニー!手紙の最初に親愛なるをつけるかどうかウンウンいいながら悩まれる件の相手ほど光栄な奴はいないと思うね僕ぁ!」
ハニー「ロン」
ロン「なんだいハニー!」
ハニー「向こう脛を蹴飛ばされるのと、ヒンヒン啼くの。どっちがいいかしら」
ロン「どっちもさ!もちのロンでね!ヒンhありがとうございまヒーーーン!」
ハーマイオニー「もう!ハニー、最初の試練は終わったけど、先はまだまだ長いのよ?ほら、早く手紙を書いて次の試練に備えなくっちゃ……」
ハニー「いらない心配だわ、ハーマイオニー。私を誰だと思っているの? 何がこようと、受けて立つわ」
ロン「腰が抜けてなきゃnありがとうございまヒンヒーーーーン!!!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359854679
ロン「あぁハニー、クラムと同点だなんてやっぱりハニーは素晴らしいよ、知ってたけどねだってそれって僕ら豚の合言葉だもんね!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、知ってるわ。高貴で可憐で儚げで伝説的な私だもの。そうでしょ?」
ハーマイオニー「もう、そういう話は後にして。シリウスに手紙を書きましょうよ」
ロン「あぁ、僕が邪魔しっちまったせいで奴さんはハニーのことが気が気じゃないだろうからね。僕もだったけど。おかげで何度胃に穴があいたことか。マーリンの髭!」
ハーマイオニー「自業自得だわ……ほら、えーっと。あなたの豆ふくろうに頼みましょう?ピッグウィジョンに」
ロン「あぁ、ハニーの豚にね」
ハニーの豚「ピィヒン!」
ハーマイオニー「あなたたちってふくろうにかわいそうな名前をつける趣味でもあるの?」
ハニー「私の豚だなんて、この上ない光栄じゃない……」
ロン「あぁ、そうだねハニー!でもねハニー!手紙の最初に親愛なるをつけるかどうかウンウンいいながら悩まれる件の相手ほど光栄な奴はいないと思うね僕ぁ!」
ハニー「ロン」
ロン「なんだいハニー!」
ハニー「向こう脛を蹴飛ばされるのと、ヒンヒン啼くの。どっちがいいかしら」
ロン「どっちもさ!もちのロンでね!ヒンhありがとうございまヒーーーン!」
ハーマイオニー「もう!ハニー、最初の試練は終わったけど、先はまだまだ長いのよ?ほら、早く手紙を書いて次の試練に備えなくっちゃ……」
ハニー「いらない心配だわ、ハーマイオニー。私を誰だと思っているの? 何がこようと、受けて立つわ」
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ハリー・ポッターシリーズ全巻セット
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10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 10:42:19.42 ID:CalXGw+q0
グリフィンドール談話室
ワァアアアアアア!
ハニー!ハニー!ハニー!
ヒンヒーーン!
ロン「おいやめろよ!ハニーの足元に跪くのは僕だぞ!おい!そうだろハニー!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、あなたは私の一番の豚だものね」
ハーマイオニー「この数週間やっていたことはその地位も剥奪ものだったと思うわ、まったくもう」
ジニー「豚定例会議でも賛否両論だったわ。あぁおねぇさま!おねぇさまってステキ!常識だけど!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、世界中あますところなく知れ渡っているでしょうね。当然だけれど」
ネビル「ハニーが許すなら僕らに異論なんてないけどね。ヒンヒン!ハニー、その卵にヒントがあるの?」
フレッド「開けろよハニー!僕らみんなでそいつをトントン拍子に解いてやろうじゃぁないか」
ジョージ「そうだぜハニー!この豚どもじゃぁトンチンカンな答えしか出ないかもだけどな!」
ロン「ハニー以外が豚って言うのはやめろよ!マーリンの髭!」
ハーマイオニー「あなたも割りと言ってるじゃないの。それに、フレッド、ジョージ!そんなのだめよ!ヒントは選手一人で解くことになっているの!」
ハニー「あら、あなたはとっても私の力になってくれたと思うのだけれど?」
ハーマイオニー「私なんてあなたの一部みたいなものでしょ」
フレッド「意味深だなぁおい」
ジョージ「いやそのものだろ」
ロン「ハーマイオニーばっかりずるい!ずるいぞ!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「試練が終わってからずっとハニーの下にいるあなたが言うわけ?」
そうだぞローーーン!
そこ代われーーーー!死ねー!!
ロン「HAHAHA、やだねっ!!!!!
ワァアアアアアア!
ハニー!ハニー!ハニー!
ヒンヒーーン!
ロン「おいやめろよ!ハニーの足元に跪くのは僕だぞ!おい!そうだろハニー!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、あなたは私の一番の豚だものね」
ハーマイオニー「この数週間やっていたことはその地位も剥奪ものだったと思うわ、まったくもう」
ジニー「豚定例会議でも賛否両論だったわ。あぁおねぇさま!おねぇさまってステキ!常識だけど!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、世界中あますところなく知れ渡っているでしょうね。当然だけれど」
ネビル「ハニーが許すなら僕らに異論なんてないけどね。ヒンヒン!ハニー、その卵にヒントがあるの?」
フレッド「開けろよハニー!僕らみんなでそいつをトントン拍子に解いてやろうじゃぁないか」
ジョージ「そうだぜハニー!この豚どもじゃぁトンチンカンな答えしか出ないかもだけどな!」
ロン「ハニー以外が豚って言うのはやめろよ!マーリンの髭!」
ハーマイオニー「あなたも割りと言ってるじゃないの。それに、フレッド、ジョージ!そんなのだめよ!ヒントは選手一人で解くことになっているの!」
ハニー「あら、あなたはとっても私の力になってくれたと思うのだけれど?」
ハーマイオニー「私なんてあなたの一部みたいなものでしょ」
フレッド「意味深だなぁおい」
ジョージ「いやそのものだろ」
ロン「ハーマイオニーばっかりずるい!ずるいぞ!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「試練が終わってからずっとハニーの下にいるあなたが言うわけ?」
そうだぞローーーン!
そこ代われーーーー!死ねー!!
ロン「HAHAHA、やだねっ!!!!!
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 11:01:52.05 ID:CalXGw+q0
ハニー「それじゃ、開けてみましょうか……開けてほしい?豚のみなさん?」
ヒンヒーーーーーン!
ヒンヒーーーーン!
ロン「僕らの心はキミに開きっぱなしだけどねハニー!ヒンヒン!」
ハニー「それじゃぁ……そうしてあげるわ」
金の卵「……」
パチンッ
ハニー「さぁ、なにが……っ!?!?」
金の卵「キィヤアアアァァァァァァァアァアアアアアアァァァァアアアアアアァアアアアアアアァァァァァアァァアァアァアァアアアアアァアァァアアアアァアアフォイァアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
フレッド「うわっなんだよ!?俺達まだ何もしてねーぞ!?」
ジョージ「ちげぇよ相棒よく聴け、あの卵野郎の断末魔だ!」
ハニー「な、なんなの!?耳をふさいでも、聞こえてくるくらい……ハーマイオニー!もっと抑えて、頂戴!」
ハニー「これでも精一杯、よ!ハニーの方こそ、ちゃんと私の耳、塞いで……く、口を塞ごうとしなくてもいいの!違うったら!誘ってなんて、あぁ、そんな、こんな状況じゃ私、プロテゴできない、じゃない……」
ジニー「なんてうるさいのかしらつづけて!」
ネビル「まるでハニーを讃える僕らの声みたいだどうぞ!」
ロン「! 卵めさてはハニーの魅力に歓声をあげてるな!負けてらんないぞおい豚ども!ヒンヒーーーーーン!」
ヒンヒーーーーーーン!
金の卵「キヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァアアアアアァァァァァ!!!」
ヒンヒーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
金の卵「キィヤアアアアアアアアアアアアァァァァァアアアアァァァァアァァアアアアアアアァァァ……?」
ヒンヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーィン!
金の卵「キ、キヤアアアアアアアアアアアァァァアアァァァァアアアア!!!!キャアアアアアアアアアアァァァァァァアアアア!!」
ヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
金の卵「……」
パチンッ
フレッド「……豚どもの喧騒に黙って」
ジョージ「勝手に、閉じっちまったな」
ロン「やったぜ!あぁハニー!僕らはハニーのためなら喉が張り裂けたってあんな声には負けないってことさ!ヒンヒン!ヒーン!」
ヒンヒーーーン!!
ハニー「……」
ハーマイオニー「……えぇ、そうねハニー。あなたの大事な豚がよかれと思ってしたことだから、あなたは怒れないわね。代わるわ。 ヒ ン ト に張り合ってどうするの!!!!!!」
ロン「あんなうるさいのが何がヒントさ!ヒンヒン鳴いてればいいのさ、もちの僕でね!」
ヒンヒーーーーーン!
ヒンヒーーーーン!
ロン「僕らの心はキミに開きっぱなしだけどねハニー!ヒンヒン!」
ハニー「それじゃぁ……そうしてあげるわ」
金の卵「……」
パチンッ
ハニー「さぁ、なにが……っ!?!?」
金の卵「キィヤアアアァァァァァァァアァアアアアアアァァァァアアアアアアァアアアアアアアァァァァァアァァアァアァアァアアアアアァアァァアアアアァアアフォイァアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
フレッド「うわっなんだよ!?俺達まだ何もしてねーぞ!?」
ジョージ「ちげぇよ相棒よく聴け、あの卵野郎の断末魔だ!」
ハニー「な、なんなの!?耳をふさいでも、聞こえてくるくらい……ハーマイオニー!もっと抑えて、頂戴!」
ハニー「これでも精一杯、よ!ハニーの方こそ、ちゃんと私の耳、塞いで……く、口を塞ごうとしなくてもいいの!違うったら!誘ってなんて、あぁ、そんな、こんな状況じゃ私、プロテゴできない、じゃない……」
ジニー「なんてうるさいのかしらつづけて!」
ネビル「まるでハニーを讃える僕らの声みたいだどうぞ!」
ロン「! 卵めさてはハニーの魅力に歓声をあげてるな!負けてらんないぞおい豚ども!ヒンヒーーーーーン!」
ヒンヒーーーーーーン!
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ヒンヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーィン!
金の卵「キ、キヤアアアアアアアアアアアァァァアアァァァァアアアア!!!!キャアアアアアアアアアアァァァァァァアアアア!!」
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金の卵「……」
パチンッ
フレッド「……豚どもの喧騒に黙って」
ジョージ「勝手に、閉じっちまったな」
ロン「やったぜ!あぁハニー!僕らはハニーのためなら喉が張り裂けたってあんな声には負けないってことさ!ヒンヒン!ヒーン!」
ヒンヒーーーン!!
ハニー「……」
ハーマイオニー「……えぇ、そうねハニー。あなたの大事な豚がよかれと思ってしたことだから、あなたは怒れないわね。代わるわ。 ヒ ン ト に張り合ってどうするの!!!!!!」
ロン「あんなうるさいのが何がヒントさ!ヒンヒン鳴いてればいいのさ、もちの僕でね!」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 11:18:43.44 ID:CalXGw+q0
フレッド「いいじゃぁないかハーマイオニー。ただのうるさい卵野郎だったんだし万々歳さ。ヒントだかなんだかは僕らの知ったこっちゃないね」
ジョージ「僕ら以外が騒ぎを起こすのは我慢できないしな、よくやったぜ豚の野郎ども。へいハニー、キミの勝利祝いのご馳走はどうだい?」
ハーマイオニー「確かに選手一人で考えるってことは守れたかもしれないけど……ダメよハニー、この双子から食べ物を受け取るのは」
ハニー「何にせよこの私がこんな時間に食べることはありえないわ。お世話様、二人とも。好意だけ受け取ってあげる」
フレッド「これは失敬獅、子寮の女王様。そんで失礼だぜハーマイオニー、僕らが差し出す食べ物の何がいけすかないってぇのさ」
ジョージ「そうだぜハーマイオニー。そりゃぁそっちのロングボトムが食べた失敗作はカナリアに変身しちまうおまけつきだがね」
ネビル「うわぁああああああん!!!……ケェーーーーッ!ヒン!ヒン!」
アハハハハハハハハハ!
ゲラゲラゲラゲラ
フレッド「カナリア・クリーム!食べた奴をカナリアに変えっちまうすぐれもの!いてっ!」
ジョージ「つっつくなよネビル、なーに、一分で元通りの安心安全設計さ!もちのロニーで」
ハーマイオニー「安全要素より危険が目白押しじゃないの!」
ロン「それにネビルは『カナリアよりなんで豚にしてくれなかったのさ!』って言ってるぜ」
フレッド「……見上げた根性だな」
ジョージ「……尊敬はしねぇけど」
ハニー「私の豚だもの、当然じゃない」
ロン「僕は見上げるよりハニーに見下ろされる方が万倍いいけどね!ヒンヒン!ヒン!」
ジョージ「僕ら以外が騒ぎを起こすのは我慢できないしな、よくやったぜ豚の野郎ども。へいハニー、キミの勝利祝いのご馳走はどうだい?」
ハーマイオニー「確かに選手一人で考えるってことは守れたかもしれないけど……ダメよハニー、この双子から食べ物を受け取るのは」
ハニー「何にせよこの私がこんな時間に食べることはありえないわ。お世話様、二人とも。好意だけ受け取ってあげる」
フレッド「これは失敬獅、子寮の女王様。そんで失礼だぜハーマイオニー、僕らが差し出す食べ物の何がいけすかないってぇのさ」
ジョージ「そうだぜハーマイオニー。そりゃぁそっちのロングボトムが食べた失敗作はカナリアに変身しちまうおまけつきだがね」
ネビル「うわぁああああああん!!!……ケェーーーーッ!ヒン!ヒン!」
アハハハハハハハハハ!
ゲラゲラゲラゲラ
フレッド「カナリア・クリーム!食べた奴をカナリアに変えっちまうすぐれもの!いてっ!」
ジョージ「つっつくなよネビル、なーに、一分で元通りの安心安全設計さ!もちのロニーで」
ハーマイオニー「安全要素より危険が目白押しじゃないの!」
ロン「それにネビルは『カナリアよりなんで豚にしてくれなかったのさ!』って言ってるぜ」
フレッド「……見上げた根性だな」
ジョージ「……尊敬はしねぇけど」
ハニー「私の豚だもの、当然じゃない」
ロン「僕は見上げるよりハニーに見下ろされる方が万倍いいけどね!ヒンヒン!ヒン!」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 11:30:49.80 ID:CalXGw+q0
ロン「それにしても、ハニーの祝勝会いやハニーを讃える宴を催すのは当たり前というか僕ら豚の義務だけどさぁ。だってハニーってすんばらしいからね」
ハニー「えぇ、飲み物だけ受け取ってあげているけれど」
ロン「そこさ。よくこんな時間にこんなたくさんの食べ物が用意できたよな。ハニーの前じゃ僕ら豚なんてローストどころか消し炭レベルに心焼かれてるけどね!ヒンヒン!」
ハニー「それは美味しくいただけそうね、えぇ。お菓子ならまだ、あの抜け道だとわかるけれど……これって、いつもの大広間で出てくるお料理みたいだわ」
ハーマイオニー「……あなたたちが用意したの?」
フレッド「いーんや、僕らはちょこーっと愚痴をこぼしただけさ、こんな風に」
ジョージ「ちーっとばっかり腹が空いたなー、ってね。厨房のど真ん中でさぁ」
ハーマイオニー「つまり、屋敷しもべ妖精に!というわけ!?呆れるわ、まったく!ハニーのためとはいえそんな手段は不当よ!『S.P.E.W』の会員が黙ってないわよ!ねぇ!?グリフィンドール支部のみんな!」
……
ハーマイオニー「……沈黙は肯定と受け取るわ!さぁ二人とも、厨房の行き方を教えてもらうんだから!」
ロン「あぁ言えばこう言うね、ハーマイオニーはさぁ。まったく、奴さんたちのこととなると興奮するんだから」
ハニー「一番は寝室にいるときでしょうけれどね」
ハニー「えぇ、飲み物だけ受け取ってあげているけれど」
ロン「そこさ。よくこんな時間にこんなたくさんの食べ物が用意できたよな。ハニーの前じゃ僕ら豚なんてローストどころか消し炭レベルに心焼かれてるけどね!ヒンヒン!」
ハニー「それは美味しくいただけそうね、えぇ。お菓子ならまだ、あの抜け道だとわかるけれど……これって、いつもの大広間で出てくるお料理みたいだわ」
ハーマイオニー「……あなたたちが用意したの?」
フレッド「いーんや、僕らはちょこーっと愚痴をこぼしただけさ、こんな風に」
ジョージ「ちーっとばっかり腹が空いたなー、ってね。厨房のど真ん中でさぁ」
ハーマイオニー「つまり、屋敷しもべ妖精に!というわけ!?呆れるわ、まったく!ハニーのためとはいえそんな手段は不当よ!『S.P.E.W』の会員が黙ってないわよ!ねぇ!?グリフィンドール支部のみんな!」
……
ハーマイオニー「……沈黙は肯定と受け取るわ!さぁ二人とも、厨房の行き方を教えてもらうんだから!」
ロン「あぁ言えばこう言うね、ハーマイオニーはさぁ。まったく、奴さんたちのこととなると興奮するんだから」
ハニー「一番は寝室にいるときでしょうけれどね」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 11:48:36.54 ID:CalXGw+q0
フレッド「とにかくさ、行くのはいいけど無駄だと思うぜ。美味い話だなんてあいつらは思わないからな」
ジョージ「やかましくするなよな。奴さんたちが上手く料理を作れなきゃ、この城にとっちゃ大損害だぜ」
ハーマイオニー「やかましくなんてしないわ。ただ彼らに少しお話をするだけ。分かってくれるはずだわ。ね?」
ハニー「私が話せば万物ひれ伏すのは当然だけれど……彼ら自身のため、ってなるとどうかしら」
ロン「耳を覚ませったら、ハーマイオニー。僕はハニーの声の一言一句も聞き逃さないけどね」
ハーマイオニー「いいえ!絶対に彼らも自らの不当な扱いに気づくはずだわ!私、立ち向かうんだから!奴隷労働!」
ロン「また出たよ……その金の卵でももう一回開いて黙っててもらうかい?今度はヒンヒン言わせよう」
フレッド「それよりその卵、バグマンの耳に突っ込んでやろうぜ」
ジョージ「あぁ、そりゃいいや。おっもしろいこと請け合いだぜ」
ハニー「あなたたちバグマンさんになんの恨みがあるのよ」
フレッジョ「「さぁね」」
ジョージ「やかましくするなよな。奴さんたちが上手く料理を作れなきゃ、この城にとっちゃ大損害だぜ」
ハーマイオニー「やかましくなんてしないわ。ただ彼らに少しお話をするだけ。分かってくれるはずだわ。ね?」
ハニー「私が話せば万物ひれ伏すのは当然だけれど……彼ら自身のため、ってなるとどうかしら」
ロン「耳を覚ませったら、ハーマイオニー。僕はハニーの声の一言一句も聞き逃さないけどね」
ハーマイオニー「いいえ!絶対に彼らも自らの不当な扱いに気づくはずだわ!私、立ち向かうんだから!奴隷労働!」
ロン「また出たよ……その金の卵でももう一回開いて黙っててもらうかい?今度はヒンヒン言わせよう」
フレッド「それよりその卵、バグマンの耳に突っ込んでやろうぜ」
ジョージ「あぁ、そりゃいいや。おっもしろいこと請け合いだぜ」
ハニー「あなたたちバグマンさんになんの恨みがあるのよ」
フレッジョ「「さぁね」」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 11:55:37.92 ID:CalXGw+q0
十二月
『魔法生物飼育学』
ハグリッド「大きくなったろ、え?スクリュートは食いしん坊だからな!」
ロン「僕らの指とかな」
ハニー「私の愛とかかしら」
ロン「ヒンヒン!僕らにとっては何よりの餌に違いないねハニー!」
ハーマイオニー「どういう生命体なのよ……本当、大きくなったわね。共食いの果てに生き残った10匹……2メートルくらい?」
ハグリッド「ハニー、すぐにドラゴンぐれぇでっかく、それにおめぇさんくれぇ綺麗になるにちげぇねぇな!ヒンヒン!」
ハニー「それは楽しみね、えぇ。私に並ぶことなんて未来永劫ありえないけれど」
ハーマイオニー「私達からすればこれを好意的に見れるあなたたちがありえないのだけどね……あぁ、また爆発したわ」
ロン「ネビル!そっちだ!ちっくしょうマーリンの髭!こいつ、同胞のくせに大人しくしろよ!ヒンヒン!」
ネビル「さ、散歩用の紐が木箱ごと火がついちゃった!は、ハニーの前で無様なまねなんて……す、素手で!」
ロン「漢だ、漢だぜネビル豚の中で!でも傷つくことはやめとけよ。ハニーが泣いて……」
ハニー「ロン」
ロン「爆発豚とったぞーーーー!ヒンヒ……いてっ!刺すなよこんちくしょう!マーリンの髭!」
ハグリッド「うんうん、生徒とも仲良くなっていいこっちゃ。豚との交流も上手くいっとるしなぁ」
ハーマイオニー「ハグリッド流のスキンシップは絶対に教育要綱にそくしてないと……」
スキーター「はみ出し者のアウトロー教師!記事の予感ざんす!」
ハニー「! あなた……」
スキーター「はぁいハニー!会えて光栄ざんすわ!」
『魔法生物飼育学』
ハグリッド「大きくなったろ、え?スクリュートは食いしん坊だからな!」
ロン「僕らの指とかな」
ハニー「私の愛とかかしら」
ロン「ヒンヒン!僕らにとっては何よりの餌に違いないねハニー!」
ハーマイオニー「どういう生命体なのよ……本当、大きくなったわね。共食いの果てに生き残った10匹……2メートルくらい?」
ハグリッド「ハニー、すぐにドラゴンぐれぇでっかく、それにおめぇさんくれぇ綺麗になるにちげぇねぇな!ヒンヒン!」
ハニー「それは楽しみね、えぇ。私に並ぶことなんて未来永劫ありえないけれど」
ハーマイオニー「私達からすればこれを好意的に見れるあなたたちがありえないのだけどね……あぁ、また爆発したわ」
ロン「ネビル!そっちだ!ちっくしょうマーリンの髭!こいつ、同胞のくせに大人しくしろよ!ヒンヒン!」
ネビル「さ、散歩用の紐が木箱ごと火がついちゃった!は、ハニーの前で無様なまねなんて……す、素手で!」
ロン「漢だ、漢だぜネビル豚の中で!でも傷つくことはやめとけよ。ハニーが泣いて……」
ハニー「ロン」
ロン「爆発豚とったぞーーーー!ヒンヒ……いてっ!刺すなよこんちくしょう!マーリンの髭!」
ハグリッド「うんうん、生徒とも仲良くなっていいこっちゃ。豚との交流も上手くいっとるしなぁ」
ハーマイオニー「ハグリッド流のスキンシップは絶対に教育要綱にそくしてないと……」
スキーター「はみ出し者のアウトロー教師!記事の予感ざんす!」
ハニー「! あなた……」
スキーター「はぁいハニー!会えて光栄ざんすわ!」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 12:09:36.00 ID:CalXGw+q0
ハグリッド「おぉ?おめぇさんは……リータ・スキーターか?え?おめぇさんは、もう城に入っちゃなんねぇってダンブルドア校長に言われたはずだが?」
ネビル「あいたたた。ハニー!観てたかいハニー!僕ら豚で勇敢に、あぁキミのドラゴン相手の勇敢さの後じゃ霞んじゃうか!ごめんよヒンヒン!」
ロン「まったくキミは漢だったぜ……あれ?なんだ、また悪趣味ババアが僕ことハニーの豚またの名をヤギたる僕が餌にもしない記事を書きにきたのかい」
スキーター「失礼極まりないざんすわねあなたは! オホン。今日は三大魔法なんちゃら~とは関係ない取材なんざんす」
ハニー「それじゃ私について正しく正確にあますところなく取材するの?ヒンヒン啼いて跪けば考えてあげるわ」
ロン「ヒンヒン!教えてくださいハニー!どうしてキミはそんなに美しいんだい!ヒンヒン!」
スキーター「そっちはそのうちでかでかと取り上げてやるざんす! オォッホン!あー、素敵な生き物ざんすわね?名前はなんというの?」
ハグリッド「『尻尾爆発スクリュート』だ。爆発豚でも、同胞でもえぇ」
スキーター「最後二つよくわからんざんすけど。へぇ?観た事もないざんす……どこから来たのかしら?アジアの方?ふん……マンティコアのような鋏、火蟹のような甲羅に火柱……?」
ハグリッド「あー、うん!こいつらはあー、俺の家の床しtゲフンどっか遠いとぉーーーいところから来おってなぁ!あぁ!そうにちげぇねぇ!ハニーの美しさくれぇ果てないところからな!ヒンヒン!」
ロン「……ハグリッド。キミってやつはさぁ」
ハニー「……出来る豚なのだけれどね」
ネビル「あいたたた。ハニー!観てたかいハニー!僕ら豚で勇敢に、あぁキミのドラゴン相手の勇敢さの後じゃ霞んじゃうか!ごめんよヒンヒン!」
ロン「まったくキミは漢だったぜ……あれ?なんだ、また悪趣味ババアが僕ことハニーの豚またの名をヤギたる僕が餌にもしない記事を書きにきたのかい」
スキーター「失礼極まりないざんすわねあなたは! オホン。今日は三大魔法なんちゃら~とは関係ない取材なんざんす」
ハニー「それじゃ私について正しく正確にあますところなく取材するの?ヒンヒン啼いて跪けば考えてあげるわ」
ロン「ヒンヒン!教えてくださいハニー!どうしてキミはそんなに美しいんだい!ヒンヒン!」
スキーター「そっちはそのうちでかでかと取り上げてやるざんす! オォッホン!あー、素敵な生き物ざんすわね?名前はなんというの?」
ハグリッド「『尻尾爆発スクリュート』だ。爆発豚でも、同胞でもえぇ」
スキーター「最後二つよくわからんざんすけど。へぇ?観た事もないざんす……どこから来たのかしら?アジアの方?ふん……マンティコアのような鋏、火蟹のような甲羅に火柱……?」
ハグリッド「あー、うん!こいつらはあー、俺の家の床しtゲフンどっか遠いとぉーーーいところから来おってなぁ!あぁ!そうにちげぇねぇ!ハニーの美しさくれぇ果てないところからな!ヒンヒン!」
ロン「……ハグリッド。キミってやつはさぁ」
ハニー「……出来る豚なのだけれどね」
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 12:27:57.15 ID:CalXGw+q0
図書館
ロン「スキーターの奴、『魔法生物についてのコラムの題材にしたい』なーんて、ハグリッドをおだてちゃってさぁ」
ハニー「後日の取材に応じてしまったわね。まったく素直な豚なんだから」
ロン「キミの前じゃどんなに意固地な奴でも素直でないといられなくなるけどね!ヒンヒン!あと意地張った後窓から飛び降りたりね!死ぬかと思った!」
ハニー「懲りたら二度とやめなさい。爆発豚が違法なんだとしたら……連れて行かれてしまうのね。可愛いもの、きっとどこかでペットにされるのだわ」
ロン「どっかズレてるハニーも……あれ?」
ザワザワザワ
キャー!クラムサンカッコイーーーー!
クラム「……」
ロン「! ハニー、クラムだ!クラムがいるよ!キミには遠く及ばないけど現代最高の乗り手の一人、クラム!」
ハニー「えぇ、そうみたいね……こちらを伺っているわ」
ロン「なんだろ、ハニーの豚になりたいのかな。うわっ、そうなると僕はクラムの先輩豚ってことになっちまう!うひゃぁ!光栄すぎて恐れ多いよ!あぁハニー!キミの豚になってから僕は良い事づくめさ!ヒンヒン!」
ハニー「その時はしっかりおやりなさい、私の豚として。でも……きっと、違うと思うわ。悔しいけれどね」
ロン「? ハニーの豚になりたいわけじゃないって?ハニー、ちょっと待っててくれよ。いくらクラムでもちょっと話をつけてくるよ。ついでにサインももらおう、あっ、色紙がないや。君のサインでびっしりだし」
ハニー「そうだけど、そうじゃないわ。ねぇ、ハーマイオニーは午後の授業で別れた後、それっきりよね?」
ロン「あぁ、僕らは『占い学』で彼女は『数占い』だったからね。大方居残って質問攻めでもしてるんだろうさ。ハニーとの勉強会だなんて尊い物ほかにないのにな。狂ってるよ」
ハニー「そうね。それなら、あの人が帰るまで……あー」
ロン「うん?どうしたんだい? あ、ハーマイオニーが駆けてくるね。君に会いたすぎて狂ったのかな」
クラム「! …………」
ロン「スキーターの奴、『魔法生物についてのコラムの題材にしたい』なーんて、ハグリッドをおだてちゃってさぁ」
ハニー「後日の取材に応じてしまったわね。まったく素直な豚なんだから」
ロン「キミの前じゃどんなに意固地な奴でも素直でないといられなくなるけどね!ヒンヒン!あと意地張った後窓から飛び降りたりね!死ぬかと思った!」
ハニー「懲りたら二度とやめなさい。爆発豚が違法なんだとしたら……連れて行かれてしまうのね。可愛いもの、きっとどこかでペットにされるのだわ」
ロン「どっかズレてるハニーも……あれ?」
ザワザワザワ
キャー!クラムサンカッコイーーーー!
クラム「……」
ロン「! ハニー、クラムだ!クラムがいるよ!キミには遠く及ばないけど現代最高の乗り手の一人、クラム!」
ハニー「えぇ、そうみたいね……こちらを伺っているわ」
ロン「なんだろ、ハニーの豚になりたいのかな。うわっ、そうなると僕はクラムの先輩豚ってことになっちまう!うひゃぁ!光栄すぎて恐れ多いよ!あぁハニー!キミの豚になってから僕は良い事づくめさ!ヒンヒン!」
ハニー「その時はしっかりおやりなさい、私の豚として。でも……きっと、違うと思うわ。悔しいけれどね」
ロン「? ハニーの豚になりたいわけじゃないって?ハニー、ちょっと待っててくれよ。いくらクラムでもちょっと話をつけてくるよ。ついでにサインももらおう、あっ、色紙がないや。君のサインでびっしりだし」
ハニー「そうだけど、そうじゃないわ。ねぇ、ハーマイオニーは午後の授業で別れた後、それっきりよね?」
ロン「あぁ、僕らは『占い学』で彼女は『数占い』だったからね。大方居残って質問攻めでもしてるんだろうさ。ハニーとの勉強会だなんて尊い物ほかにないのにな。狂ってるよ」
ハニー「そうね。それなら、あの人が帰るまで……あー」
ロン「うん?どうしたんだい? あ、ハーマイオニーが駆けてくるね。君に会いたすぎて狂ったのかな」
クラム「! …………」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 12:37:40.97 ID:CalXGw+q0
ハーマイオニー「あぁ!ハニー、ここにいたのね!会いたかったわ!」
ロン「やっぱりね、皆まで言うなよハーマイオニー。ハニーの顔を見ずに一時間でも過ごしっちまうと発作が出るよな」
ハニー「どの口が言うのかしらまったく。ハァイ、ハーマイオニー。ふふっ、私もよ」
ハーマイオニー「あのね、とっても凄いことがおきたの!私、すぐにあなたに見せたくって!さぁ、こっちに来て!」
ハニー「? 凄いって、なぁに?私を讃える記念碑でもできたのかしら」
ロン「目下設計中さ」
ハーマイオニー「聞き捨てなら無いけど聞き逃してあげるわ!さぁ、こっち!ねっ! えっ?ちょっと、ハニー?そっちじゃないわ、そっちの、人気のない書架のほうじゃなくて図書館から……きゃぁ!?」
ハニー「えぇ、そうね。魅せてくれるのでしょう?ハーマイオニー……?」
ハーマイオニー「あっ、ち、ちがう、違うわ!そういう、意味じゃ……ああ、そんな、よく見えるように、ルーモス、だなんて。あぁ……」
ロン「つづけて」
クラム「……」
キャーーー!クラムさん今何か言いましたかーーーー!?
キャーーキャーーーー!
クラム「……」
ロン「やっぱりね、皆まで言うなよハーマイオニー。ハニーの顔を見ずに一時間でも過ごしっちまうと発作が出るよな」
ハニー「どの口が言うのかしらまったく。ハァイ、ハーマイオニー。ふふっ、私もよ」
ハーマイオニー「あのね、とっても凄いことがおきたの!私、すぐにあなたに見せたくって!さぁ、こっちに来て!」
ハニー「? 凄いって、なぁに?私を讃える記念碑でもできたのかしら」
ロン「目下設計中さ」
ハーマイオニー「聞き捨てなら無いけど聞き逃してあげるわ!さぁ、こっち!ねっ! えっ?ちょっと、ハニー?そっちじゃないわ、そっちの、人気のない書架のほうじゃなくて図書館から……きゃぁ!?」
ハニー「えぇ、そうね。魅せてくれるのでしょう?ハーマイオニー……?」
ハーマイオニー「あっ、ち、ちがう、違うわ!そういう、意味じゃ……ああ、そんな、よく見えるように、ルーモス、だなんて。あぁ……」
ロン「つづけて」
クラム「……」
キャーーー!クラムさん今何か言いましたかーーーー!?
キャーーキャーーーー!
クラム「……」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 12:55:14.67 ID:CalXGw+q0
厨房
ワラワラワラワラ
ワラワラ
ロン「おったまげー。この城ってこんなにたくさん屋敷しもべ妖精がいたんだ。ハニーの豚よりは少ないけどね」
ハーマイオニー「奴隷労働の実態だわね。それより!」
「ハニー・ポッター!ハニー・ポッターさま!!!」
ハニー「あら、この私のことを知っているだなんて懸命な……ど、ドビー!?」
ドビー「はいっ!ドビーめにございます!ハニー・ポッターさま!あぁ!ドビーは貴女様に会いたくて会いたくて!そうしたら、ハニー・ポッター様の方から会いに来てくださるなんて!ドビーは豚失格にございます!」
ハニー「えぇ、全くだわ。っふふ。うれし涙を流す暇があったら、ヒンヒン鳴きなさい?私の可愛い妖精豚」
ドビー「ヒンヒン!ヒンにございますっ!!!」
ロン「僕が見たのはフォイの父を奴さんがぶっ飛ばした時っきりだから、あんまり覚えてないけどさ。あー、なんだかヘンテコな格好をしてるよな」
ハーマイオニー「そうね……ほかの妖精たちは、校章の入ったキッチンタオルを身体に身につけているけど……」
ハニー「あー、ドビー?素敵な服を着てるわね。ティーポッド・カバーの帽子?」
ドビー「はい!それに、ドビーめが拾いましたバッジをたくさん!にございます!」
ハニー「ほんとこの城の人たちバッジの類好きね……あー、サッカー用のパンツは、寒くないのかしら」
ロン「それよりなにより上半身がネクタイだけってのが寒そうだね。ハニーを想えば心はあったか、ってことか。そりゃそうか」
ハーマイオニー「靴下、左右でちぐはぐだわ」
ドビー「はいっ!生徒の方々が処分なすったものを、ドビーめがいただいているのでございます!ドビーは靴下が好きです!ハニー・ポッター様にいただいた初めての贈り物ですので!ヒンヒン!」
ハニー「そう、お下がりを……靴下といわず、そうね。今度私のいらなくなったブラウスを、あなたのサイズに仕立ててあげるわ」
ドビー「!! あぁハニー・ポッター様!あなたはなんとお優しい!それにお美しく、高貴で可憐で儚げでございましょう!ヒンヒン!」
ハニー「伝説的も付け加えさせてあげるわ」
ロン「ヒンヒン!君は裁縫まで完璧なんだねハニー!完璧を越えたらなんていえばいいのかな!ハニーそのものだね!」
ハニー「必要にせまられただけよ。それよりドビー、どうしてここに?」
ワラワラワラワラ
ワラワラ
ロン「おったまげー。この城ってこんなにたくさん屋敷しもべ妖精がいたんだ。ハニーの豚よりは少ないけどね」
ハーマイオニー「奴隷労働の実態だわね。それより!」
「ハニー・ポッター!ハニー・ポッターさま!!!」
ハニー「あら、この私のことを知っているだなんて懸命な……ど、ドビー!?」
ドビー「はいっ!ドビーめにございます!ハニー・ポッターさま!あぁ!ドビーは貴女様に会いたくて会いたくて!そうしたら、ハニー・ポッター様の方から会いに来てくださるなんて!ドビーは豚失格にございます!」
ハニー「えぇ、全くだわ。っふふ。うれし涙を流す暇があったら、ヒンヒン鳴きなさい?私の可愛い妖精豚」
ドビー「ヒンヒン!ヒンにございますっ!!!」
ロン「僕が見たのはフォイの父を奴さんがぶっ飛ばした時っきりだから、あんまり覚えてないけどさ。あー、なんだかヘンテコな格好をしてるよな」
ハーマイオニー「そうね……ほかの妖精たちは、校章の入ったキッチンタオルを身体に身につけているけど……」
ハニー「あー、ドビー?素敵な服を着てるわね。ティーポッド・カバーの帽子?」
ドビー「はい!それに、ドビーめが拾いましたバッジをたくさん!にございます!」
ハニー「ほんとこの城の人たちバッジの類好きね……あー、サッカー用のパンツは、寒くないのかしら」
ロン「それよりなにより上半身がネクタイだけってのが寒そうだね。ハニーを想えば心はあったか、ってことか。そりゃそうか」
ハーマイオニー「靴下、左右でちぐはぐだわ」
ドビー「はいっ!生徒の方々が処分なすったものを、ドビーめがいただいているのでございます!ドビーは靴下が好きです!ハニー・ポッター様にいただいた初めての贈り物ですので!ヒンヒン!」
ハニー「そう、お下がりを……靴下といわず、そうね。今度私のいらなくなったブラウスを、あなたのサイズに仕立ててあげるわ」
ドビー「!! あぁハニー・ポッター様!あなたはなんとお優しい!それにお美しく、高貴で可憐で儚げでございましょう!ヒンヒン!」
ハニー「伝説的も付け加えさせてあげるわ」
ロン「ヒンヒン!君は裁縫まで完璧なんだねハニー!完璧を越えたらなんていえばいいのかな!ハニーそのものだね!」
ハニー「必要にせまられただけよ。それよりドビー、どうしてここに?」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 13:15:30.60 ID:CalXGw+q0
ドビー「ドビーめは、ハニー・ポッター!貴女様に自由にしていただいてから目が覚めたのでございます!ドビーは自由が好きです。貴女様ほどではありませんがヒンヒン!」
ハニー「誰もが愛してやまないわね。知ってるわ。それで?あなたのお友達から聞いたのだけれど、お給料をいただこうとしたんですって?」
ドビー「はい!ドビーは自由なハウス・エルフですので、お給料を溜めて、靴下は新しい物を買いたいのでございます」
ハーマイオニー「素晴らしいわ、ドビー!」
ロン「あぁ。周りの屋敷しもべ妖精の病人を見るような目とかもね。すんばらしいね」
ドビー「たくさんたくさんお仕事を探しました。ですがどこも受け入れていただけず、ほんの、一週間前に!あぁ、ハニー・ポッター様!あなたがおっしゃったドビーめのお友達、ウィンキーとここの城で働きだしたのでございます」
ハニー「ウィンキー?ウィンキーも、ここにいるの?」
ドビー「はいっ、ハニー・ポッター!ウィンキーも主人からお洋服をいただき、自由になっていましたので、あなた様の話題からこのホグワーツに行くことを思いついたのでございます!」
ロン「ハニーってどんな時でも僕らの希望の道しるべだよな……あー、あそこの、暖炉の前でうなだれてるあいつかい?」
ハーマイオニー「……ヘンテコだけど綺麗にしてるドビーと違って、ブラウスもスカートもしみだらけだわ……えー、っと。ウィンキー?こんにちわ……落ち込むことはないわ。あの、あなたは自由に……」
ウィンキー「……キーーーーーィ、キーーーーーィオイオイオイオイオイウワアアアアンワンワンワン!!」
ロン「ハーマイオニー、君って時々滅茶苦茶気が利いて優しい人だよな。涙が出るね、ウィンキーと同じくらい」
ドビー「ウィンキーは中々慣れないのでございます。ハニー・ポッター!お茶はいかがですか?ドビーのお仲間が貴女様のためにご用意しています!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、戴いてあげるわ。ありがとう?可愛い妖精さんね?ヒンヒン鳴いてみる?」
屋敷しもべ妖精「ヒンヒン!」
ハーマイオニー「すぐ落ちるだろうことは分かっていたけど広めるのはやめて!!」
ロン「今の待遇よりも君の反吐よりもよっぽど建設的じゃないか、屋敷しもべ妖精豚化計画」
ハーマイオニー「S.P.E.W!反吐じゃないったら!!!」
ハニー「誰もが愛してやまないわね。知ってるわ。それで?あなたのお友達から聞いたのだけれど、お給料をいただこうとしたんですって?」
ドビー「はい!ドビーは自由なハウス・エルフですので、お給料を溜めて、靴下は新しい物を買いたいのでございます」
ハーマイオニー「素晴らしいわ、ドビー!」
ロン「あぁ。周りの屋敷しもべ妖精の病人を見るような目とかもね。すんばらしいね」
ドビー「たくさんたくさんお仕事を探しました。ですがどこも受け入れていただけず、ほんの、一週間前に!あぁ、ハニー・ポッター様!あなたがおっしゃったドビーめのお友達、ウィンキーとここの城で働きだしたのでございます」
ハニー「ウィンキー?ウィンキーも、ここにいるの?」
ドビー「はいっ、ハニー・ポッター!ウィンキーも主人からお洋服をいただき、自由になっていましたので、あなた様の話題からこのホグワーツに行くことを思いついたのでございます!」
ロン「ハニーってどんな時でも僕らの希望の道しるべだよな……あー、あそこの、暖炉の前でうなだれてるあいつかい?」
ハーマイオニー「……ヘンテコだけど綺麗にしてるドビーと違って、ブラウスもスカートもしみだらけだわ……えー、っと。ウィンキー?こんにちわ……落ち込むことはないわ。あの、あなたは自由に……」
ウィンキー「……キーーーーーィ、キーーーーーィオイオイオイオイオイウワアアアアンワンワンワン!!」
ロン「ハーマイオニー、君って時々滅茶苦茶気が利いて優しい人だよな。涙が出るね、ウィンキーと同じくらい」
ドビー「ウィンキーは中々慣れないのでございます。ハニー・ポッター!お茶はいかがですか?ドビーのお仲間が貴女様のためにご用意しています!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、戴いてあげるわ。ありがとう?可愛い妖精さんね?ヒンヒン鳴いてみる?」
屋敷しもべ妖精「ヒンヒン!」
ハーマイオニー「すぐ落ちるだろうことは分かっていたけど広めるのはやめて!!」
ロン「今の待遇よりも君の反吐よりもよっぽど建設的じゃないか、屋敷しもべ妖精豚化計画」
ハーマイオニー「S.P.E.W!反吐じゃないったら!!!」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 13:25:49.48 ID:CalXGw+q0
ハーマイオニー「でも、ドビー。あなたのような子がいるのはとってもいいことだわ。お給料は、どのくらい支払われているの?」
ドビー「一週間に1ガリオンと、月に一度のお休みをいただいています、お嬢さま!」
ハーマイオニー「1ガリオン!?少なすぎるわ!」
ロン「ヘイハーマイオニー、喧嘩なら買うぜもちの僕で……僕もここで働こうかなぁ」
ハニー「あら。あなたは私の一番の豚として1ガリオンの価値もその身にうけていないのかしら」
ロン「ヒンヒン!ごめんよハニー僕がどうかしてた!君の魅力はファイアボルト1ダース売ったってまだまだ足りないよ!ヒンヒン!」
ドビー「ダンブルドア校長は週に十ガリオンと週末をお休みにする、とおっしゃってくださいました。ですが、お嬢さま!ドビーはそれだと困るのでございます!ドビーはお給料を値切りました。お休みも少なくていいと、ドビーからお願いしたのでございます!」
ハーマイオニー「ど、どうして?あなたの正当な権利を主張するなら、そのくらい……」
ドビー「ドビーは自由が好きでございます。ですが、お嬢さま、ドビーは働くほうが大好きなのです」
ハーマイオニー「……」
ドビー「何よりこのお城で働くことは、ハニー・ポッター様のためになるのでございます!これ以上の幸福がありましょうか、ドビーは幸せ者にございます!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、そうでしょうとも。私の豚になった瞬間から確定していたことだけれどね」
ロン「耳覚めたかい、ハーマイオニー」
ハーマイオニー「……ドビーは特殊なケースだわ!問題ないわ!」
ロン「うん、君の耳は特殊どころかとっくの昔に修復不能みたいだね、あぁ」
ドビー「一週間に1ガリオンと、月に一度のお休みをいただいています、お嬢さま!」
ハーマイオニー「1ガリオン!?少なすぎるわ!」
ロン「ヘイハーマイオニー、喧嘩なら買うぜもちの僕で……僕もここで働こうかなぁ」
ハニー「あら。あなたは私の一番の豚として1ガリオンの価値もその身にうけていないのかしら」
ロン「ヒンヒン!ごめんよハニー僕がどうかしてた!君の魅力はファイアボルト1ダース売ったってまだまだ足りないよ!ヒンヒン!」
ドビー「ダンブルドア校長は週に十ガリオンと週末をお休みにする、とおっしゃってくださいました。ですが、お嬢さま!ドビーはそれだと困るのでございます!ドビーはお給料を値切りました。お休みも少なくていいと、ドビーからお願いしたのでございます!」
ハーマイオニー「ど、どうして?あなたの正当な権利を主張するなら、そのくらい……」
ドビー「ドビーは自由が好きでございます。ですが、お嬢さま、ドビーは働くほうが大好きなのです」
ハーマイオニー「……」
ドビー「何よりこのお城で働くことは、ハニー・ポッター様のためになるのでございます!これ以上の幸福がありましょうか、ドビーは幸せ者にございます!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、そうでしょうとも。私の豚になった瞬間から確定していたことだけれどね」
ロン「耳覚めたかい、ハーマイオニー」
ハーマイオニー「……ドビーは特殊なケースだわ!問題ないわ!」
ロン「うん、君の耳は特殊どころかとっくの昔に修復不能みたいだね、あぁ」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 13:38:55.89 ID:CalXGw+q0
ウィンキー「ドビー、あなたは不名誉な屋敷しもべ妖精です!ウィンキーはあなたのように落ちぶれてはいらっしゃいません!ぐすっ、ウィンキーは自由になったことをキチンと恥じてらっしゃいます!」
ロン「泣き止んだと思ったらまた頭の痛くなるねこいつ……ハニーの名前が頭の中でガンガン鳴り響いてるみたいだ」
ハーマイオニー「どうして恥じることがあるの、ウィンキー!あなたは不当な理由で解雇されたんじゃない!恥じるのは、クラウチさんのほうで……」
ウィンキー「旦那様を侮辱しないで!お嬢さま、クラウチさまは良い魔法使いでございます!本当です!良い魔法使いで、悪い魔法使いと関わりなんて滅相もございません!あたしはお知りになっています!クラウチさんは……!」
ロン「パーシーと馬が合いそうだね君」
ドビー「未だに前の主人を忘れられないのでございます。しもべ妖精は主人の名誉と秘密を守るのが誇りにございますので……ハニー・ポッター様、ドビーめの心の主人は貴女様ですが!ヒンヒン!」
ハニー「永久にね、えぇ。形式上は、ここで働いているということは。主人はあの人なの?」
ドビー「はい、ダンブルドア校長先生にございます。ですがダンブルドア校長先生は、ご自分の名誉だのにこだわらなくてよいとおっしゃいました……そう呼びたければ、偏屈な老いぼれと呼んでもよい、とまで!」
ハニー「ふふっ、そうね。今度腹黒豚と呼んであげればいいわ」
ドビー「ヒンヒン!ドビーはあの腹黒豚様が好きでございます、ハニー・ポッター様の次に!あの方のためにこのお城の名誉と秘密を守るのは誇りに思います!」
ロン「へぇ、じゃぁ君は前の主人のことはいくらこぼしてもいい、ってわけだ」
ドビー「あの闇に落ちた魔法使いだらけのフォイフォイうるさいクズですか?」
ロン「……ヒューッ、エッジが利いてるね、おったまげー」
ハーマイオニー「ほら!ほら!やっぱり不満が溜まるものなのだわ!」
ハニー「ドビー、汚い言葉を使う子は嫌いよ。ヒンヒン鳴いてなさい」
ドビー「ヒンヒン!ヒン!」
ロン「泣き止んだと思ったらまた頭の痛くなるねこいつ……ハニーの名前が頭の中でガンガン鳴り響いてるみたいだ」
ハーマイオニー「どうして恥じることがあるの、ウィンキー!あなたは不当な理由で解雇されたんじゃない!恥じるのは、クラウチさんのほうで……」
ウィンキー「旦那様を侮辱しないで!お嬢さま、クラウチさまは良い魔法使いでございます!本当です!良い魔法使いで、悪い魔法使いと関わりなんて滅相もございません!あたしはお知りになっています!クラウチさんは……!」
ロン「パーシーと馬が合いそうだね君」
ドビー「未だに前の主人を忘れられないのでございます。しもべ妖精は主人の名誉と秘密を守るのが誇りにございますので……ハニー・ポッター様、ドビーめの心の主人は貴女様ですが!ヒンヒン!」
ハニー「永久にね、えぇ。形式上は、ここで働いているということは。主人はあの人なの?」
ドビー「はい、ダンブルドア校長先生にございます。ですがダンブルドア校長先生は、ご自分の名誉だのにこだわらなくてよいとおっしゃいました……そう呼びたければ、偏屈な老いぼれと呼んでもよい、とまで!」
ハニー「ふふっ、そうね。今度腹黒豚と呼んであげればいいわ」
ドビー「ヒンヒン!ドビーはあの腹黒豚様が好きでございます、ハニー・ポッター様の次に!あの方のためにこのお城の名誉と秘密を守るのは誇りに思います!」
ロン「へぇ、じゃぁ君は前の主人のことはいくらこぼしてもいい、ってわけだ」
ドビー「あの闇に落ちた魔法使いだらけのフォイフォイうるさいクズですか?」
ロン「……ヒューッ、エッジが利いてるね、おったまげー」
ハーマイオニー「ほら!ほら!やっぱり不満が溜まるものなのだわ!」
ハニー「ドビー、汚い言葉を使う子は嫌いよ。ヒンヒン鳴いてなさい」
ドビー「ヒンヒン!ヒン!」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 14:03:10.44 ID:CalXGw+q0
ウィンキー「恥をお知りになりなさい、ドビー!ご主人様のことをそんなに悪く言うなんて、あたしは大変憤慨なさっています!」
ドビー「あの人たちは、ウィンキー!もうドビーの主人では お あ り に なりません!」
ウィンキー「まぁ、ドビー!あなたはなんと義理薄いしもべ妖精でいらっしゃるのでしょう!あぁ、旦那様!それにご主人様は今頃どうなすっているのか、ウィンキーはいてもたってもいらっしゃられません!」
ロン「特に変わってなかったよ、相変わらず品行方正で規則の体現者、って感じでさ。ハニーは希望の体現者だけどね。ヒンヒン!」
ハーマイオニー「でも、少し顔色が優れなかったかしら……あっ!た、大したことは……」
ウィンキー「やっぱり!やっぱりあたしがいらっしゃらなくなって旦那様は苦労してらっしゃっているのです!ご主人様を世話する方がいなくなって!なんて嘆かわしい!あぁ!たったお二人であのお屋敷に……!」
ロン「あれ?クラウチってたしか奥さん亡くなってるんだってパーシーがまるで自分のことのように大泣きしながら言ってたような……」
ウィンキー「ウォッホンゲホン!!!! あなたさまがたは、でしたらこの城でクラウチさまにお目にかかったのですか!?」
ロン「話の変え方雑だね君……そりゃそうさ」
ハニー「あの人はバグマンさんと一緒に審査員をしているもの。何度かこの私の姿を見に来ているわよ、幸運なことに」
ウィンキー「バグマン!ルード・バグマンまでクラウチさんのお傍にいらっしゃる!バグマンさまはとても悪い魔法使い!クラウチさんあぁクラウチさんバグマンさんは悪い悪い魔法使い!!」
ハニー「!? バグマンが、悪い?それってどういうこと?もしかして、黒豚の……?」
ウィンキー「クラウチさんが前にお話になったことがございます!ですがウィンキーは秘密を守ります!あぁ旦那様、ご主人様!!」
ロン「ダメだこりゃ……おっと、ハニー。もうこんな時間だよ」
ハニー「あら、本当……ドビー、会えてよかったわ。それに、ほかの子達も」
ハーマイオニー「本当、とっても勉強に……あ、いいえ。お土産なんていらないわ、いいのよ。あの、そんなにお辞儀をしないで、私とあなたたちは平等なのよ。だから……あー」
ロン「もらえるもんはもらっとけよハーマイオニー。それに、好意を無碍にするのがこいつらのためになるのかい?」
ハーマイオニー「……ハァァ」
ドビー「ハニー・ポッター様。今度はドビーの方から貴女様のところに伺ってもよろしいでしょうか……?」
ハニー「えぇ、そうさせてあげるわ。うれし涙は次に私に会い見えられたときのためにとっておきなさい?いいわね?」
ドビー「ヒンヒーン!」
ドビー「あの人たちは、ウィンキー!もうドビーの主人では お あ り に なりません!」
ウィンキー「まぁ、ドビー!あなたはなんと義理薄いしもべ妖精でいらっしゃるのでしょう!あぁ、旦那様!それにご主人様は今頃どうなすっているのか、ウィンキーはいてもたってもいらっしゃられません!」
ロン「特に変わってなかったよ、相変わらず品行方正で規則の体現者、って感じでさ。ハニーは希望の体現者だけどね。ヒンヒン!」
ハーマイオニー「でも、少し顔色が優れなかったかしら……あっ!た、大したことは……」
ウィンキー「やっぱり!やっぱりあたしがいらっしゃらなくなって旦那様は苦労してらっしゃっているのです!ご主人様を世話する方がいなくなって!なんて嘆かわしい!あぁ!たったお二人であのお屋敷に……!」
ロン「あれ?クラウチってたしか奥さん亡くなってるんだってパーシーがまるで自分のことのように大泣きしながら言ってたような……」
ウィンキー「ウォッホンゲホン!!!! あなたさまがたは、でしたらこの城でクラウチさまにお目にかかったのですか!?」
ロン「話の変え方雑だね君……そりゃそうさ」
ハニー「あの人はバグマンさんと一緒に審査員をしているもの。何度かこの私の姿を見に来ているわよ、幸運なことに」
ウィンキー「バグマン!ルード・バグマンまでクラウチさんのお傍にいらっしゃる!バグマンさまはとても悪い魔法使い!クラウチさんあぁクラウチさんバグマンさんは悪い悪い魔法使い!!」
ハニー「!? バグマンが、悪い?それってどういうこと?もしかして、黒豚の……?」
ウィンキー「クラウチさんが前にお話になったことがございます!ですがウィンキーは秘密を守ります!あぁ旦那様、ご主人様!!」
ロン「ダメだこりゃ……おっと、ハニー。もうこんな時間だよ」
ハニー「あら、本当……ドビー、会えてよかったわ。それに、ほかの子達も」
ハーマイオニー「本当、とっても勉強に……あ、いいえ。お土産なんていらないわ、いいのよ。あの、そんなにお辞儀をしないで、私とあなたたちは平等なのよ。だから……あー」
ロン「もらえるもんはもらっとけよハーマイオニー。それに、好意を無碍にするのがこいつらのためになるのかい?」
ハーマイオニー「……ハァァ」
ドビー「ハニー・ポッター様。今度はドビーの方から貴女様のところに伺ってもよろしいでしょうか……?」
ハニー「えぇ、そうさせてあげるわ。うれし涙は次に私に会い見えられたときのためにとっておきなさい?いいわね?」
ドビー「ヒンヒーン!」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 14:16:27.16 ID:CalXGw+q0
廊下
ハーマイオニー「S.P.E.W.の重要な第一歩になったわ。万々歳ね」
ロン「あぁ、後ろに向かって盛大なね」
ハーマイオニー「茶化さないの! ドビーの存在に刺激されてきっとみんなが気づくはずだわ」
ハニー「ウィンキーの方に刺激されないといいのだけれど。その前に私がみんな刺激してしまう?」
ロン「あぁハニー!君はいつだって刺激的だから敢えてやる必要もないよ!男子トイレが埋まっちまうさヒンヒン!」
ハニー「?どういう理屈かしら……それにしてもクラウチさんは、よくしつけていたのね」
ハーマイオニー「奴隷扱いしていた、ってことよね。早く忘れるといいのだけど」
ロン「どうだかな、パーシーと同じくらいのクラウチフリークだぜあれは。僕らはハニーズピッグだけど」
ハニー「……バグマンのことを嫌っていたのは、どういうことかしら」
ハーマイオニー「あんまりいい部長じゃない、とか、そういうことを零していたんじゃないかしら。だってそれって、あー、そうじゃない?」
ロン「クラウチみたいな偏屈な奴のとこで働くくらいなら僕は断然バグマンの方がいいね。ユーモアがあるし。ハニーには高貴さも可憐さも儚げも伝説もあるからもちのロンでハニーの下のがいいけど」
ハニー「今みたいにね。あなたは使える豚だわ」フーッ
ロン「ヒンヒン!ありがとうございます! ほら、急がないとマクゴナガルあたりに見つかったら大目玉だぜ。君も手ぇ離すなよ?」
ハーマイオニー「……ありがとう。だけど別に手を引かれなくったって、一人でも走ることは出来るわよ」
ハニー「……ロン?もっとゆっくりでいいわよ?ふふっ」
ロン「なんだかご機嫌だねハニー!了解さ!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「S.P.E.W.の重要な第一歩になったわ。万々歳ね」
ロン「あぁ、後ろに向かって盛大なね」
ハーマイオニー「茶化さないの! ドビーの存在に刺激されてきっとみんなが気づくはずだわ」
ハニー「ウィンキーの方に刺激されないといいのだけれど。その前に私がみんな刺激してしまう?」
ロン「あぁハニー!君はいつだって刺激的だから敢えてやる必要もないよ!男子トイレが埋まっちまうさヒンヒン!」
ハニー「?どういう理屈かしら……それにしてもクラウチさんは、よくしつけていたのね」
ハーマイオニー「奴隷扱いしていた、ってことよね。早く忘れるといいのだけど」
ロン「どうだかな、パーシーと同じくらいのクラウチフリークだぜあれは。僕らはハニーズピッグだけど」
ハニー「……バグマンのことを嫌っていたのは、どういうことかしら」
ハーマイオニー「あんまりいい部長じゃない、とか、そういうことを零していたんじゃないかしら。だってそれって、あー、そうじゃない?」
ロン「クラウチみたいな偏屈な奴のとこで働くくらいなら僕は断然バグマンの方がいいね。ユーモアがあるし。ハニーには高貴さも可憐さも儚げも伝説もあるからもちのロンでハニーの下のがいいけど」
ハニー「今みたいにね。あなたは使える豚だわ」フーッ
ロン「ヒンヒン!ありがとうございます! ほら、急がないとマクゴナガルあたりに見つかったら大目玉だぜ。君も手ぇ離すなよ?」
ハーマイオニー「……ありがとう。だけど別に手を引かれなくったって、一人でも走ることは出来るわよ」
ハニー「……ロン?もっとゆっくりでいいわよ?ふふっ」
ロン「なんだかご機嫌だねハニー!了解さ!ヒンヒン!」
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 14:35:12.66 ID:CalXGw+q0
数日後
大広間
ザワザワザワザワ
ガヤガヤガヤガヤ ヒンヒン
ロン「クリスマスがもうじきだからみんな浮かれてるな。僕はハニーが背中にいる状況に浮かれっぱなしだけど」
ハニー「つまりは私が座る時は毎回ということになるわね、えぇ」
ロン「それに限らずいつだって、さ!もちの僕で!ヒンヒン! ハーマイオニーのやつ、午後の授業の後にまた図書館に直行だっけ?」
ハニー「えぇ、S.P.E.W.についてもっと具体的に決めたいから、ですって。私にも手伝わせてくれないんだもの……今夜は知らないんだから」
ロン「あー、なんで僕って女の子じゃなかったんだろ。まったく……あ、ハーマイオニーだ」
ハーマイオニー「……」
ハニー「ハァイ、ハーマイオニー。この私を置いていくなんて覚悟は……ハーマイオニー?」
ハーマイオニー「……ぁっ、あぁ。こんばんわハニー、会いたかったわ」
ロン「? どうしたんだよ、君にしてはとっても珍しいことに心此処にあらずって感じじゃないか」
ハーマイオニー「あなたはいつだって浮かれっぱなしでどこにあるのかしらね……なんでもないのよ、なんでも」
ハニー「ハーマイオニー?」
ハーマイオニー「ほ、本当だったら……あぁ、そ、そんな目で見な、あの……あっ、マクゴナガル先生がいらっしゃったわ」
ロン「なんだろう、クリスマスの夜にハニーを讃える聖歌でも歌うことが決まったのかな」
ハニー「楽譜なら古いものがたくさんあるから提供するわよ、グリフィンドールにふさわしいものが」
マクゴナガル「みなさん、静粛に!お知らせすることがあります!静粛に!」
フレッド「そうだぜグリフィンドールの諸君!マクゴナガル女史が僕らにあっりがたーいお言葉があるらしい!」
ジョージ「座して待とうじゃぁないか!そうでないとこのクリームを口に放り込んで黙ってるしかない姿に……」
マクゴナガル「そうですね、あなたがたの姿を変身させて皆が黙るしかない惨状にしましょうか?」
フレッジョ「「ごめんなさい先生」」
マクゴナガル「よろしい。お知らせというのは――クリスマス・ダンスパーティのことです」
ザワザワザワザワ
ガヤガヤ
ロン「ダンス、パーティ?」
ハニー「……ああ、ローブは、こういう」
ハーマイオニー「…………」
大広間
ザワザワザワザワ
ガヤガヤガヤガヤ ヒンヒン
ロン「クリスマスがもうじきだからみんな浮かれてるな。僕はハニーが背中にいる状況に浮かれっぱなしだけど」
ハニー「つまりは私が座る時は毎回ということになるわね、えぇ」
ロン「それに限らずいつだって、さ!もちの僕で!ヒンヒン! ハーマイオニーのやつ、午後の授業の後にまた図書館に直行だっけ?」
ハニー「えぇ、S.P.E.W.についてもっと具体的に決めたいから、ですって。私にも手伝わせてくれないんだもの……今夜は知らないんだから」
ロン「あー、なんで僕って女の子じゃなかったんだろ。まったく……あ、ハーマイオニーだ」
ハーマイオニー「……」
ハニー「ハァイ、ハーマイオニー。この私を置いていくなんて覚悟は……ハーマイオニー?」
ハーマイオニー「……ぁっ、あぁ。こんばんわハニー、会いたかったわ」
ロン「? どうしたんだよ、君にしてはとっても珍しいことに心此処にあらずって感じじゃないか」
ハーマイオニー「あなたはいつだって浮かれっぱなしでどこにあるのかしらね……なんでもないのよ、なんでも」
ハニー「ハーマイオニー?」
ハーマイオニー「ほ、本当だったら……あぁ、そ、そんな目で見な、あの……あっ、マクゴナガル先生がいらっしゃったわ」
ロン「なんだろう、クリスマスの夜にハニーを讃える聖歌でも歌うことが決まったのかな」
ハニー「楽譜なら古いものがたくさんあるから提供するわよ、グリフィンドールにふさわしいものが」
マクゴナガル「みなさん、静粛に!お知らせすることがあります!静粛に!」
フレッド「そうだぜグリフィンドールの諸君!マクゴナガル女史が僕らにあっりがたーいお言葉があるらしい!」
ジョージ「座して待とうじゃぁないか!そうでないとこのクリームを口に放り込んで黙ってるしかない姿に……」
マクゴナガル「そうですね、あなたがたの姿を変身させて皆が黙るしかない惨状にしましょうか?」
フレッジョ「「ごめんなさい先生」」
マクゴナガル「よろしい。お知らせというのは――クリスマス・ダンスパーティのことです」
ザワザワザワザワ
ガヤガヤ
ロン「ダンス、パーティ?」
ハニー「……ああ、ローブは、こういう」
ハーマイオニー「…………」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 14:51:10.90 ID:CalXGw+q0
ザワザワザワザワ
ヒン
マクゴナガル「三大魔法学校対抗試合の開催期間は、クリスマスの夜にダンス・パーティを行うことが伝統です」
ザワザワザワ ヒン
ヒンヒン
マクゴナガル「外国からのお客様と知り合う機会でもあり、参加は四年生以上となっていて――」
ザワザワ ヒンヒン
ヒン ヒンヒンヒン
マクゴナガル「下級生を招待することは可能ですので、四年生未満全員が参加してはいけないというわけでは――」
ヒンヒンヒン!
ヒン! ヒンヒンヒンヒン!!!
マクゴナガル「ですので――静粛になさい!!!本当に尻尾を生やしたいのですか!!!」
ロン「ヒン!ヒンヒンヒン!ヒン!!……ふーっ、なんとかまとまった」
ハーマイオニー「……あまり聞きたくないのだけど、何を話し合っていたの?」
ロン「もちのロンで、抜け駆けした豚は首輪剥奪の上全豚による屠殺っていう話し合いをね。誰かを選んだなら恨みっこなしだけど……ハニー?」
ハニー「ローブ、ローブっと……こんな大事になるなんて思っていなかったから、まだ何も……何よこれ、こんなにたくさん。自分で作ったほうが早いんじゃないかしら……」
ハーマイオニー「……おばさまからのカタログに釘付けだわ」
ロン「考え事をしてると回りの声があんまり聞こえなくなくハニーおもしr可愛い。でもそれで何度か迷子になってちゃかなわないけどさ」
ヒン
マクゴナガル「三大魔法学校対抗試合の開催期間は、クリスマスの夜にダンス・パーティを行うことが伝統です」
ザワザワザワ ヒン
ヒンヒン
マクゴナガル「外国からのお客様と知り合う機会でもあり、参加は四年生以上となっていて――」
ザワザワ ヒンヒン
ヒン ヒンヒンヒン
マクゴナガル「下級生を招待することは可能ですので、四年生未満全員が参加してはいけないというわけでは――」
ヒンヒンヒン!
ヒン! ヒンヒンヒンヒン!!!
マクゴナガル「ですので――静粛になさい!!!本当に尻尾を生やしたいのですか!!!」
ロン「ヒン!ヒンヒンヒン!ヒン!!……ふーっ、なんとかまとまった」
ハーマイオニー「……あまり聞きたくないのだけど、何を話し合っていたの?」
ロン「もちのロンで、抜け駆けした豚は首輪剥奪の上全豚による屠殺っていう話し合いをね。誰かを選んだなら恨みっこなしだけど……ハニー?」
ハニー「ローブ、ローブっと……こんな大事になるなんて思っていなかったから、まだ何も……何よこれ、こんなにたくさん。自分で作ったほうが早いんじゃないかしら……」
ハーマイオニー「……おばさまからのカタログに釘付けだわ」
ロン「考え事をしてると回りの声があんまり聞こえなくなくハニーおもしr可愛い。でもそれで何度か迷子になってちゃかなわないけどさ」
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 15:09:01.82 ID:CalXGw+q0
マクゴナガル「パーティには夏休みに必需品として示したとおり、各々のダンスローブを着用して出席なさい」
マクゴナガル「パーティはクリスマスの晩餐から夜中の十二時まで行われます。それ以降は寮に戻ること」
フレッド「オーケー先生、そういうことにしておきますよ」
ジョージ「野暮な事言わないでくださいよ、分かってるさ」
マクゴナガル「言葉通り以上の事を勝手に解釈すれば罰則が待つとお思いなさい。ですが、オホン。確かに、クリスマス・ダンスパーティーは――あー――若いみなさんにとって羽目を外すチャンスでしょう、えぇ」
ザワザワザワザワ
にゃんこー!
マクゴナガル「黙りなさい黙らせますよ!? だからと言って!よいですか!?決して、千年もの間尊敬を集めてきたグリフィンドールの品位を貶めることがないように!」
ロン「ハニー一人で大体カバーできますよ、先生」
マクゴナガル「それは結構。皆さんもはしたなくはしゃいで、羽目を外したりしないこと」
フレッド「おい、今のを三回言ってみろよ。はしたなくしゃいではめはすず!」
ジョージ「はしたなくはしゃいで羽目外す、はしたにゃ、まるで早口言葉だな」
マクゴナガル「ついでに下を丸めておきますか?」
フレッジョ「「とんでもありません、先生」」
マクゴナガル「パーティはクリスマスの晩餐から夜中の十二時まで行われます。それ以降は寮に戻ること」
フレッド「オーケー先生、そういうことにしておきますよ」
ジョージ「野暮な事言わないでくださいよ、分かってるさ」
マクゴナガル「言葉通り以上の事を勝手に解釈すれば罰則が待つとお思いなさい。ですが、オホン。確かに、クリスマス・ダンスパーティーは――あー――若いみなさんにとって羽目を外すチャンスでしょう、えぇ」
ザワザワザワザワ
にゃんこー!
マクゴナガル「黙りなさい黙らせますよ!? だからと言って!よいですか!?決して、千年もの間尊敬を集めてきたグリフィンドールの品位を貶めることがないように!」
ロン「ハニー一人で大体カバーできますよ、先生」
マクゴナガル「それは結構。皆さんもはしたなくはしゃいで、羽目を外したりしないこと」
フレッド「おい、今のを三回言ってみろよ。はしたなくしゃいではめはすず!」
ジョージ「はしたなくはしゃいで羽目外す、はしたにゃ、まるで早口言葉だな」
マクゴナガル「ついでに下を丸めておきますか?」
フレッジョ「「とんでもありません、先生」」
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 15:21:44.96 ID:CalXGw+q0
ザワザワザワザワ
マクゴナガル「静粛に!まだ話は終わっていません。あー、オホン。みなさんの一部、いえ、大部分かもしれませんが、気になっていることについて」
ハニー「クラシカルタイプ……うーん……ミニも可愛いわ」
ロン「自分に目が行ってるのに気づかないハニー、あぁ、いつものことだから気にかけることでもないってわけさ!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ねぇハニー、後でゆっくり二人で話しましょう?今は先生のお話を……」
ダンブルドア「ここからはわしが引きつごうかのう、ミネルバ」
マクゴナガル「ダンブルドア!えぇ、そうしてもらえると……私は酷く頭痛がしそうなので」
ダンブルドア「それはいかん、レモンキャンデーはどうじゃね?これは中々美味しくて……」
マクゴナガル「アルバス」
ダンブルドア「うぉっほん!諸君、紳士淑女が集まった生徒諸君。みなはこう思っておることじゃろう」
ダンブルドア「ダンスパーティとは、常識として男女のペアでゆくものじゃ、と」
ザワザワザワザワ
ザワザワヒン ザワヒンヒン
ロン「ま、まさか……!」
ダンブルドア「ほっほ、愚問じゃミスター・ウィーズリー。わしを誰だと思っておるね」
ダンブルドア「此度のダンス・パーティに関しては――」
ダンブルドア「同性を誘うのを――」
ダンブルドア「許可する!!!!!」
ヒンヒンヒーーーーーーーーーーーーン!!!
センセーーーーーーーーー!!!ダンブルドアセンセーーーーーーーーーー!!
ヒンヒンヒーーーーーーーン!!! 腹黒ーーーーーー!!
ダンブルドア「ほっほっほ、喜んでもらえて何よりじゃ。ヒンヒン」
マクゴナガル「……はぁぁぁぁ」
ハーマイオニー「……そんな」
ハニー「……なんだか騒がしいわね。ロン、私の豚?なんの騒ぎ?私の存在を讃えているの?」
ロン「あぁ、それはいつもだけどねハニー!あのねハニー!ダンスのパートナーを、同性だ、って、うぉおおおおおお!校長信じてたよヒンヒーーーーーン!」
ヒンヒンヒーーーーーン!
ハニー「……えっ?」
マクゴナガル「静粛に!まだ話は終わっていません。あー、オホン。みなさんの一部、いえ、大部分かもしれませんが、気になっていることについて」
ハニー「クラシカルタイプ……うーん……ミニも可愛いわ」
ロン「自分に目が行ってるのに気づかないハニー、あぁ、いつものことだから気にかけることでもないってわけさ!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ねぇハニー、後でゆっくり二人で話しましょう?今は先生のお話を……」
ダンブルドア「ここからはわしが引きつごうかのう、ミネルバ」
マクゴナガル「ダンブルドア!えぇ、そうしてもらえると……私は酷く頭痛がしそうなので」
ダンブルドア「それはいかん、レモンキャンデーはどうじゃね?これは中々美味しくて……」
マクゴナガル「アルバス」
ダンブルドア「うぉっほん!諸君、紳士淑女が集まった生徒諸君。みなはこう思っておることじゃろう」
ダンブルドア「ダンスパーティとは、常識として男女のペアでゆくものじゃ、と」
ザワザワザワザワ
ザワザワヒン ザワヒンヒン
ロン「ま、まさか……!」
ダンブルドア「ほっほ、愚問じゃミスター・ウィーズリー。わしを誰だと思っておるね」
ダンブルドア「此度のダンス・パーティに関しては――」
ダンブルドア「同性を誘うのを――」
ダンブルドア「許可する!!!!!」
ヒンヒンヒーーーーーーーーーーーーン!!!
センセーーーーーーーーー!!!ダンブルドアセンセーーーーーーーーーー!!
ヒンヒンヒーーーーーーーン!!! 腹黒ーーーーーー!!
ダンブルドア「ほっほっほ、喜んでもらえて何よりじゃ。ヒンヒン」
マクゴナガル「……はぁぁぁぁ」
ハーマイオニー「……そんな」
ハニー「……なんだか騒がしいわね。ロン、私の豚?なんの騒ぎ?私の存在を讃えているの?」
ロン「あぁ、それはいつもだけどねハニー!あのねハニー!ダンスのパートナーを、同性だ、って、うぉおおおおおお!校長信じてたよヒンヒーーーーーン!」
ヒンヒンヒーーーーーン!
ハニー「……えっ?」
104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 15:34:12.06 ID:CalXGw+q0
ヒンヒンヒーン!
ザワザワザワ ザワザワ
ロン「すっごいことになったねハニー!あぁ!君の存在ほどじゃないけどね!ヒンヒン!」
ハニー「あー、話があまり、見えないのだけれど。そう、それじゃ私は……」
ハーマイオニー「ごめんなさい、ハニー」
ロン「あぁハニー!そうだねハニー!つづけて……えっ」
ハニー「えっ」
ハーマイオニー「あぁ、こんなことになるだなんて。知っていたら私、あぁ……ごめんなさい。私、もうお誘いを受けて……オーケーの返事をしてしまったの」
ロン「」
ハニー「……そう。ふーーーーーん。だぁれ?」
ハーマイオニー「……いえないわ。言っても、信じないでしょうから」
ハニー「ふーーーーん、そう。そうなの。それじゃ、私、ドレスローブを選ぶので忙しいから」
ロン「おいおい、おい。冗談はよせよハーマイオニー。君は何を考えてんだ。とち狂ってるのか」
ハーマイオニー「だ、だって仕方ないじゃない。こんな発表がされるだなんて思わなかったし、それに……」
ロン「つまり、誰かこの報せを前もって知ってた野郎に誘われたって?ハッ、だから冗談はよせよ。どこの物好きがそこまで君に……あれ?」
ハーマイオニー「」
ロン「ハーマイオニー、君、なんだかいつもより前歯……あれ?そういやここ最近、なんだkぎゃぁああああ!」
ネビル「うー、どうし、どうしよう。僕、ねぇロン、君の妹ttロン、ローーーーーーン!?ハーマイオニー、ダメだ!ダメだよ!いくらロンでも目玉を杖でえぐられたら死んじゃうよーーーーー!ハニー!気づいて!真下で行われている大惨事一歩手前に気づいてよーーーーーーー!?!?!?」
ザワザワザワ ザワザワ
ロン「すっごいことになったねハニー!あぁ!君の存在ほどじゃないけどね!ヒンヒン!」
ハニー「あー、話があまり、見えないのだけれど。そう、それじゃ私は……」
ハーマイオニー「ごめんなさい、ハニー」
ロン「あぁハニー!そうだねハニー!つづけて……えっ」
ハニー「えっ」
ハーマイオニー「あぁ、こんなことになるだなんて。知っていたら私、あぁ……ごめんなさい。私、もうお誘いを受けて……オーケーの返事をしてしまったの」
ロン「」
ハニー「……そう。ふーーーーーん。だぁれ?」
ハーマイオニー「……いえないわ。言っても、信じないでしょうから」
ハニー「ふーーーーん、そう。そうなの。それじゃ、私、ドレスローブを選ぶので忙しいから」
ロン「おいおい、おい。冗談はよせよハーマイオニー。君は何を考えてんだ。とち狂ってるのか」
ハーマイオニー「だ、だって仕方ないじゃない。こんな発表がされるだなんて思わなかったし、それに……」
ロン「つまり、誰かこの報せを前もって知ってた野郎に誘われたって?ハッ、だから冗談はよせよ。どこの物好きがそこまで君に……あれ?」
ハーマイオニー「」
ロン「ハーマイオニー、君、なんだかいつもより前歯……あれ?そういやここ最近、なんだkぎゃぁああああ!」
ネビル「うー、どうし、どうしよう。僕、ねぇロン、君の妹ttロン、ローーーーーーン!?ハーマイオニー、ダメだ!ダメだよ!いくらロンでも目玉を杖でえぐられたら死んじゃうよーーーーー!ハニー!気づいて!真下で行われている大惨事一歩手前に気づいてよーーーーーーー!?!?!?」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 15:50:30.00 ID:CalXGw+q0
翌日
ザワザワヒソヒソ
クスクス ザワザワヒンヒン
ロン「あーぁ。女の子たちは方々で固まってクスクスやってら。なんなんだ女の子って。ハニーを除く」
ハニー「私はいつだって例外的で規格外だものね……」
ロン「悩んでるねハニー、誰を誘おうかって」
ハニー「……それはそうよ。でも、正直ね?本当は、腹黒豚の言うことを聞くまでは、ハーマイオニーを誘えないわ、って思ってたの」
ロン「!? ど、どいうことだいハニー、どうしよう、豚に激震がはしるよ。コリンが目を丸くして写真を取り捲るよ」
ハニー「だって、ハーマイオニーはきっとあなた……あっ」
チョウ「ドレスローブね、私、ミニのチャイナドレスにしてみたの。似合うかな」
レイブン生徒「チョウ、またあなたはそういうのを……わざとじゃないからおそろしい」
チョウ「?」
ロン「あー、チョウだねハニー」
ハニー「……」
ロン「今日も友人にたくさん囲まれてるね、ハニー。でもさぁハニー、君は君だと僕は思うなぁ。何度も言うけどね。何度だってね」
ハニー「……」
ロン「そりゃチョウは表裏がなくて天然で、とかなんとか言うけどさ。だから何さ。少なくとも君にだって僕とハーマイオニーっていう、あー」
ハニー「……大事な、お友達がいるわね。えぇ。ありがとう……別に落ち込んだりなんてしないわ。でも、ね」
ロン「憧れるってわけだねハニー」
ハニー「……ドラゴンにくらべれば、軽いわ。このくらい」
ロン「もちのロンさ!さぁ、ハニー!いってらっしゃい!この辺で見てるよ、僕ぁ」
ハニー「えぇ……チョウ!」
チョウ「でもね、それでも少し大きかったからスリットとか……あらハニー!こんにちわ!」
ザワザワヒソヒソ
クスクス ザワザワヒンヒン
ロン「あーぁ。女の子たちは方々で固まってクスクスやってら。なんなんだ女の子って。ハニーを除く」
ハニー「私はいつだって例外的で規格外だものね……」
ロン「悩んでるねハニー、誰を誘おうかって」
ハニー「……それはそうよ。でも、正直ね?本当は、腹黒豚の言うことを聞くまでは、ハーマイオニーを誘えないわ、って思ってたの」
ロン「!? ど、どいうことだいハニー、どうしよう、豚に激震がはしるよ。コリンが目を丸くして写真を取り捲るよ」
ハニー「だって、ハーマイオニーはきっとあなた……あっ」
チョウ「ドレスローブね、私、ミニのチャイナドレスにしてみたの。似合うかな」
レイブン生徒「チョウ、またあなたはそういうのを……わざとじゃないからおそろしい」
チョウ「?」
ロン「あー、チョウだねハニー」
ハニー「……」
ロン「今日も友人にたくさん囲まれてるね、ハニー。でもさぁハニー、君は君だと僕は思うなぁ。何度も言うけどね。何度だってね」
ハニー「……」
ロン「そりゃチョウは表裏がなくて天然で、とかなんとか言うけどさ。だから何さ。少なくとも君にだって僕とハーマイオニーっていう、あー」
ハニー「……大事な、お友達がいるわね。えぇ。ありがとう……別に落ち込んだりなんてしないわ。でも、ね」
ロン「憧れるってわけだねハニー」
ハニー「……ドラゴンにくらべれば、軽いわ。このくらい」
ロン「もちのロンさ!さぁ、ハニー!いってらっしゃい!この辺で見てるよ、僕ぁ」
ハニー「えぇ……チョウ!」
チョウ「でもね、それでも少し大きかったからスリットとか……あらハニー!こんにちわ!」
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 16:00:34.16 ID:CalXGw+q0
空き教室
チョウ「ごめんね、私のお友達たちったら騒がしくって」
ハニー「いいえ、いいのよ。私が目の前に現れたら卒倒せずにはいられない、そうでしょ?」
チョウ「そうね、あなたってステキだもの。『獅子と鷲の百合!!』って叫んで鼻血を噴出してた子、平気かしら……何のことなのかしら」
ハニー「さぁ……あー、チョウ?」
チョウ「えぇ、そうね。お話がある、そうなんでしょ?」
ハニー「えぇ。あの……」
チョウ「あなたとグレンジャーさんのお話?ふふっ、とっても面白そうだわ!」
ハニー「あー、そうじゃないの。むしろハーマイオニーとは一番遠い話題だわ……そうよ、もう。知らないんだから。もう」
チョウ「? 喧嘩?」
ハニー「別に。あー、あのね。チョウ」
チョウ「うんっ」
ハニー「っ。あの。私、あなたと」
チョウ「うんっ、なぁに?」
ハニー「私と、ダンパティたい?」
チョウ「?」
ハニー「~~~っ!!っ!!っ!!!!」
チョウ「えっと、ハニー?今なんて言ったの?あー、顔があなたの髪の色と同じになってるわよ?」
ハニー「言わないで頂戴、自分の不甲斐なさにとことん腹が立っているのだから、もう!」
チョウ「ごめんね、私のお友達たちったら騒がしくって」
ハニー「いいえ、いいのよ。私が目の前に現れたら卒倒せずにはいられない、そうでしょ?」
チョウ「そうね、あなたってステキだもの。『獅子と鷲の百合!!』って叫んで鼻血を噴出してた子、平気かしら……何のことなのかしら」
ハニー「さぁ……あー、チョウ?」
チョウ「えぇ、そうね。お話がある、そうなんでしょ?」
ハニー「えぇ。あの……」
チョウ「あなたとグレンジャーさんのお話?ふふっ、とっても面白そうだわ!」
ハニー「あー、そうじゃないの。むしろハーマイオニーとは一番遠い話題だわ……そうよ、もう。知らないんだから。もう」
チョウ「? 喧嘩?」
ハニー「別に。あー、あのね。チョウ」
チョウ「うんっ」
ハニー「っ。あの。私、あなたと」
チョウ「うんっ、なぁに?」
ハニー「私と、ダンパティたい?」
チョウ「?」
ハニー「~~~っ!!っ!!っ!!!!」
チョウ「えっと、ハニー?今なんて言ったの?あー、顔があなたの髪の色と同じになってるわよ?」
ハニー「言わないで頂戴、自分の不甲斐なさにとことん腹が立っているのだから、もう!」
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 16:08:47.92 ID:CalXGw+q0
ハニー「あー。もう、どうしてこの私が、この程度で。もう一度、ちゃんと言うわ」
チョウ「えぇ、ゆっくり深呼吸してからどう?待ってるから」
ハニー「ありがとう……あのね、チョウ。私と、ダンスパーティに行ってくれない?」
チョウ「まぁ……!ほ、ほんとに!?ハニー、私が、あなたと!?」
ハニー「えぇ、よければ、だけれど」
チョウ「よければ、だなんて!そんな、もちろん……でも、あー……本当に、本当にごめんなさい」
ハニー「……」
チョウ「もう他の人と、行く約束をしてしまっているの……あぁ、本当に」
ハニー「そう。オーケー、いいのよ。仕方ないわ」
チョウ「でもね、ハニー。あの、私もしも――」
ハニー「いいんだ、ってば。その人と一緒に楽しんでね? 私は他にあてがあるもの、心配いらないわ」
チョウ「そう……?でも、そうね。あなたはお友達も多いみたいだし、そうよね……」
ハニー「……それじゃ。ねぇ、一つ聞いてもいいかしら」
チョウ「もちろん。何でも聞いて?」
ハニー「……誰と行くの?」
チョウ「……セドリック」
ハニー「…………」
チョウ「セドリック・ディゴリーよ」
チョウ「えぇ、ゆっくり深呼吸してからどう?待ってるから」
ハニー「ありがとう……あのね、チョウ。私と、ダンスパーティに行ってくれない?」
チョウ「まぁ……!ほ、ほんとに!?ハニー、私が、あなたと!?」
ハニー「えぇ、よければ、だけれど」
チョウ「よければ、だなんて!そんな、もちろん……でも、あー……本当に、本当にごめんなさい」
ハニー「……」
チョウ「もう他の人と、行く約束をしてしまっているの……あぁ、本当に」
ハニー「そう。オーケー、いいのよ。仕方ないわ」
チョウ「でもね、ハニー。あの、私もしも――」
ハニー「いいんだ、ってば。その人と一緒に楽しんでね? 私は他にあてがあるもの、心配いらないわ」
チョウ「そう……?でも、そうね。あなたはお友達も多いみたいだし、そうよね……」
ハニー「……それじゃ。ねぇ、一つ聞いてもいいかしら」
チョウ「もちろん。何でも聞いて?」
ハニー「……誰と行くの?」
チョウ「……セドリック」
ハニー「…………」
チョウ「セドリック・ディゴリーよ」
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 16:21:05.24 ID:CalXGw+q0
放課後
グリフィンドール談話室
ハーマイオニー「……どういう惨状?」
ネビル「あぁ、ハーマイオニーおかえり。あー、ハニーが、あのね。チョウに誘いを……」
ハーマイオニー「ちょっとレイブンの談話室に行って来るわ。大丈夫、すぐだから。ハニーを十二時に帰さなかった場合それ相応の報復を受ける覚悟をしておきなさいって釘をさすだけで……」
ネビル「ちが、ちがうんだよ。ハニーがチョウを誘って、でももうチョウは他に相手がいるから、って。断っちゃったんだって」
ハーマイオニー「ちょっとレイブンの談話室に行って来るわ。大丈夫、すぐだから。明日の寮対抗の得点がごっそり減っていたらごめんなさい」
ロン「君が言うなよ。それで、すっかり拗ねちゃったハニーをね……」
ハニー「誰が拗ねているですって、ロン。絨毯の毛は身体に良さそうじゃない?私色だもの」
ロン「なんでもないよヒンヒン! あぁそうか!気づかなかったなんてことだムシャムシャムシャ」
ネビル「……こんな風に、豚たちがハニーの周りで励まそうとしてチョウへの憎まれ口を叩くたびに、ハニーから」
ハーマイオニー「……ポロッと一言が出てそれに従った結果、燦々たるありさまというわけね」
ヒン……ヒン
ヒンヒン
シェーマス「本望さ……ヒンヒン」
ディーン「まったくだ……ヒンヒン」
ハーマイオニー「もう……ねぇ、ハニー?」
ハニー「……」
ハーマイオニー「こっちを向いて頂戴よ。ねぇ?」
ハニー「知らないわ。誰かさんのためにおめかしすればいいじゃない。誰かさんのために。一層ステキになった笑顔でね」
ハーマイオニー「だ、だから私の笑顔なんて、あなたといる時が一番だったら!もう!」
ネビル「ハーマイオニーの前歯、前は少し出ていたのに引っ込んでたんだよね」
ロン「ぜーんぜん気づかなかったけど、前にドラコの呪いがあたった後余分に戻したんだとさ。あー、ハニー?ハーマイオニーのことはともかく、元気だしなよ」
グリフィンドール談話室
ハーマイオニー「……どういう惨状?」
ネビル「あぁ、ハーマイオニーおかえり。あー、ハニーが、あのね。チョウに誘いを……」
ハーマイオニー「ちょっとレイブンの談話室に行って来るわ。大丈夫、すぐだから。ハニーを十二時に帰さなかった場合それ相応の報復を受ける覚悟をしておきなさいって釘をさすだけで……」
ネビル「ちが、ちがうんだよ。ハニーがチョウを誘って、でももうチョウは他に相手がいるから、って。断っちゃったんだって」
ハーマイオニー「ちょっとレイブンの談話室に行って来るわ。大丈夫、すぐだから。明日の寮対抗の得点がごっそり減っていたらごめんなさい」
ロン「君が言うなよ。それで、すっかり拗ねちゃったハニーをね……」
ハニー「誰が拗ねているですって、ロン。絨毯の毛は身体に良さそうじゃない?私色だもの」
ロン「なんでもないよヒンヒン! あぁそうか!気づかなかったなんてことだムシャムシャムシャ」
ネビル「……こんな風に、豚たちがハニーの周りで励まそうとしてチョウへの憎まれ口を叩くたびに、ハニーから」
ハーマイオニー「……ポロッと一言が出てそれに従った結果、燦々たるありさまというわけね」
ヒン……ヒン
ヒンヒン
シェーマス「本望さ……ヒンヒン」
ディーン「まったくだ……ヒンヒン」
ハーマイオニー「もう……ねぇ、ハニー?」
ハニー「……」
ハーマイオニー「こっちを向いて頂戴よ。ねぇ?」
ハニー「知らないわ。誰かさんのためにおめかしすればいいじゃない。誰かさんのために。一層ステキになった笑顔でね」
ハーマイオニー「だ、だから私の笑顔なんて、あなたといる時が一番だったら!もう!」
ネビル「ハーマイオニーの前歯、前は少し出ていたのに引っ込んでたんだよね」
ロン「ぜーんぜん気づかなかったけど、前にドラコの呪いがあたった後余分に戻したんだとさ。あー、ハニー?ハーマイオニーのことはともかく、元気だしなよ」
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 16:28:58.82 ID:CalXGw+q0
ハニー「元気を出す?誰にものを言っているのかしら、ロン?私の豚?私はいつだって最高よ、そうでしょう?」
ロン「もちのロンさ。でもさぁ、今回のはあれだよ!タイミング!」
ハーマイオニー「そ、そうよ!私のも、だってあなたが先に申し込んでいたら私、絶対に……!」
ハニー「ハーマイオニーは私に嘘なんてつかないのは当たり前だけれど。だって、チョウは!嘘ついて、断ったのよ?落ち込む?違うわ!私、怒ってるんだから!」
ロン「いや、強がりは……あれ?こりゃマジで怒ってら」
ハーマイオニー「う、嘘?ハニー、どういうこと?」
ハニー「だって、そうでしょう?チョウは相手が、あのディゴリーだって言ったのよ!?」
ロン「うん、そりゃ奴さんは改めて豚定例会議の上何かしらしてやろうと思うけど、あー?」
ハーマイオニー「彼だと、どうして嘘だ、ってことに……」
ハニー「同性じゃ、ないじゃない!」
ロン「…………」
ハーマイオニー「…………」
ハニー「あれだけ私が、ゆうk、いいえ、ちょっと気まぐれで声をかけてあげたのに!あんな嘘までついて、行きたくないならそう言えばいいじゃない!何よ、見損なった、いいえ!別に評価なんてしていなかったけれど!」
ロン「……ごめん、僕のせいだ」
ハーマイオニー「……それもあるけど、思い悩むと周りが見えないハニーも、だわ」
ハニー「だから私、ダンス・パーティには……ちょっと、何ニヤニヤ、いいえ、なんで呆れているの!ちょっと!」
ロン「もちのロンさ。でもさぁ、今回のはあれだよ!タイミング!」
ハーマイオニー「そ、そうよ!私のも、だってあなたが先に申し込んでいたら私、絶対に……!」
ハニー「ハーマイオニーは私に嘘なんてつかないのは当たり前だけれど。だって、チョウは!嘘ついて、断ったのよ?落ち込む?違うわ!私、怒ってるんだから!」
ロン「いや、強がりは……あれ?こりゃマジで怒ってら」
ハーマイオニー「う、嘘?ハニー、どういうこと?」
ハニー「だって、そうでしょう?チョウは相手が、あのディゴリーだって言ったのよ!?」
ロン「うん、そりゃ奴さんは改めて豚定例会議の上何かしらしてやろうと思うけど、あー?」
ハーマイオニー「彼だと、どうして嘘だ、ってことに……」
ハニー「同性じゃ、ないじゃない!」
ロン「…………」
ハーマイオニー「…………」
ハニー「あれだけ私が、ゆうk、いいえ、ちょっと気まぐれで声をかけてあげたのに!あんな嘘までついて、行きたくないならそう言えばいいじゃない!何よ、見損なった、いいえ!別に評価なんてしていなかったけれど!」
ロン「……ごめん、僕のせいだ」
ハーマイオニー「……それもあるけど、思い悩むと周りが見えないハニーも、だわ」
ハニー「だから私、ダンス・パーティには……ちょっと、何ニヤニヤ、いいえ、なんで呆れているの!ちょっと!」
135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 16:46:01.74 ID:CalXGw+q0
ハニー「……紛らわしいのよ!あの腹黒豚!まさか分かっててこんな、あの豚!ただじゃおかないわ!」
ロン「全くだぜハニー!奴さんは豚剥奪ものさ!あぁ!」
ハーマイオニー「あれだけ賞賛していたくせに、もう……えぇ、相手は男の子でも女の子でも、どちらでもいいのよ。ハニー。というか、周りを見ればそういう光景が今日一日中……」
ハニー「……分かってたわよ!!!!」
ロン「ネビル、君なんか今日の色々な騒ぎ覚えてるかい?ハニーの美しさ以外で」
ネビル「うん?何のこと?あれ?僕昨日ダンブルドアがヒンヒン言ってから記憶がないや、ハニーの素晴らしさ以外は」
ハーマイオニー「あなたたちの忘却術の匠さには舌をまくわ。それで、ハニー?」
ハニー「ええ、ハーマイオニー。ちょっとお話しましょうか。あれだけあの人の近くでは、って言ったのにあなたったら……」
ハーマイオニー「な、なに?そんなっ、あなた急に、えっ?誰か分かって、あぁ、あれってそういう……あぁ、だから私あなたの前が、って!もう!それ、それどころじゃないでしょう!? さぁ、誰を誘うの?」
ハニー「? 何を言ってるの?」
ロン「そ、そそそそそそうだぜハーマイオニーそういうのは僕がいないとこで話してくれよいやねあの犬っころさんだかのことはもう折り合いがついたけども改めてまたそういう場面を観るとなると僕ぁもうね……」
ハニー「? あなたがいないと意味がないでしょ。えっと、ハーマイオニーはもう相手がいる、そうよね?」
ハーマイオニー「? えぇ」
ハニー「じゃぁ、決まってるじゃない。ロン、行くわよ」
ロン「っ!オーケーさ、ハニー!さぁ、どこの寮だい!?そ、それともどこか、この中の……」
ハニー「そうじゃなくて。ダンス・パーティよ」
ロン「……へ???」
ハーマイオニー「」
ハニー「あなたは私の一番の豚でしょう? 私と行くに決まっている、そうよね?……ちがうの?」
ロン「も、ももっ、もちの、もちの、あの、あぁハニー!もちのロナルドビリウスウィーズリーで、えっと!!??えっ、い、いいいいいいのかい!?」
ハニー「いいも何も、返事ははヒンヒン一つだけじゃないの」
ロン「ヒンヒン!ヒーーーーーーン!あ、あっはは、は……」
ハーマイオニー「……」
ネビル「……」
……
ロン「……ネビル、ちょっと。ちょっとさ、まだ夢じゃないかって思うんだ。頼m」
ネビル「オーケー、くたばれ!!!!!!!」ゴシャァアアアアアアアア!!
ローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
いっけぇええええええええネビルーーーーーーーーーーーーーー!!
ヒンヒン、ヒーーーーーーーーーーン(怒)!!!!
ロン「全くだぜハニー!奴さんは豚剥奪ものさ!あぁ!」
ハーマイオニー「あれだけ賞賛していたくせに、もう……えぇ、相手は男の子でも女の子でも、どちらでもいいのよ。ハニー。というか、周りを見ればそういう光景が今日一日中……」
ハニー「……分かってたわよ!!!!」
ロン「ネビル、君なんか今日の色々な騒ぎ覚えてるかい?ハニーの美しさ以外で」
ネビル「うん?何のこと?あれ?僕昨日ダンブルドアがヒンヒン言ってから記憶がないや、ハニーの素晴らしさ以外は」
ハーマイオニー「あなたたちの忘却術の匠さには舌をまくわ。それで、ハニー?」
ハニー「ええ、ハーマイオニー。ちょっとお話しましょうか。あれだけあの人の近くでは、って言ったのにあなたったら……」
ハーマイオニー「な、なに?そんなっ、あなた急に、えっ?誰か分かって、あぁ、あれってそういう……あぁ、だから私あなたの前が、って!もう!それ、それどころじゃないでしょう!? さぁ、誰を誘うの?」
ハニー「? 何を言ってるの?」
ロン「そ、そそそそそそうだぜハーマイオニーそういうのは僕がいないとこで話してくれよいやねあの犬っころさんだかのことはもう折り合いがついたけども改めてまたそういう場面を観るとなると僕ぁもうね……」
ハニー「? あなたがいないと意味がないでしょ。えっと、ハーマイオニーはもう相手がいる、そうよね?」
ハーマイオニー「? えぇ」
ハニー「じゃぁ、決まってるじゃない。ロン、行くわよ」
ロン「っ!オーケーさ、ハニー!さぁ、どこの寮だい!?そ、それともどこか、この中の……」
ハニー「そうじゃなくて。ダンス・パーティよ」
ロン「……へ???」
ハーマイオニー「」
ハニー「あなたは私の一番の豚でしょう? 私と行くに決まっている、そうよね?……ちがうの?」
ロン「も、ももっ、もちの、もちの、あの、あぁハニー!もちのロナルドビリウスウィーズリーで、えっと!!??えっ、い、いいいいいいのかい!?」
ハニー「いいも何も、返事ははヒンヒン一つだけじゃないの」
ロン「ヒンヒン!ヒーーーーーーン!あ、あっはは、は……」
ハーマイオニー「……」
ネビル「……」
……
ロン「……ネビル、ちょっと。ちょっとさ、まだ夢じゃないかって思うんだ。頼m」
ネビル「オーケー、くたばれ!!!!!!!」ゴシャァアアアアアアアア!!
ローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
いっけぇええええええええネビルーーーーーーーーーーーーーー!!
ヒンヒン、ヒーーーーーーーーーーン(怒)!!!!
154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 17:03:22.56 ID:CalXGw+q0
数日後
ハグリッド「おーいロン、ちょっとすまねぇがスクリュートを頼んだぞ。すまんな、ほんとすまん。なぁネビル。俺達は本当にすまんと思っちょる、そうだよな?」
ネビル「そうだねハグリッド。だろう、ディーン?僕ら全員、手が空いてないことを申し訳なく思っているよね」
ディーン「もちのハニーの一番豚さ。シェーマス、俺達も加勢できたらよかったのになあ」
シェーマス「あぁ、ごめんよロン。俺達君と同じ班は今忙しいから、スクリュート3匹は君が一人で捕獲するほかないんだよなぁ」
ロン「マーリンの髭!髭!おい豚ども約束が違うぞ!もしもハニーに選ばれることがあったなら憎みっこなしって、マーリンの髭!!!!!」
ハニー「意地悪はそのくらいにしなさい。ふふっ、私がたくさんいればよかったのだけれどね?」
ハーマイオニー「騒動が今の苦労の何倍になるか分かったものじゃないからダメだ、って前にも言ったわ……『~~~』」
ロン「おいハグリッド!なんだよこいつ!なんだかいきなり大きくなっ髭!髭!!!負けないぞ!僕はハニーとダンスパーティにいける世界一ついてる豚なんだから!!!」
ハニー「あなたもこっそり可愛い爆発豚を大きくするのはやめなさい……ねぇ、ハーマイオニー?」
ハーマイオニー「なにかしら」
ハニー「……ふふっ。どっちが羨ましいの?」
ハーマイオニー「あの得ばかりしてるあなたの一番の豚に、に決まってるじゃないの。なに、なによ!ニヤニヤしな……きゃぁ!?」
ハニー「えぇ、そうね。ニヤニヤじゃ収まらないわ……あなたにはすこーし、素直になってもらいましょう……?」
ハーマイオニー「あっ、ぁあ、ダメ、ダメよそんなの……そんなこと、ハニー、私の思考が、ステューピファイで、しびれてしまうわ……」
ハグリッド「つづけて」
ロン「どうぞーーーー!ヒンヒン!髭!髭!!」
ハグリッド「おーいロン、ちょっとすまねぇがスクリュートを頼んだぞ。すまんな、ほんとすまん。なぁネビル。俺達は本当にすまんと思っちょる、そうだよな?」
ネビル「そうだねハグリッド。だろう、ディーン?僕ら全員、手が空いてないことを申し訳なく思っているよね」
ディーン「もちのハニーの一番豚さ。シェーマス、俺達も加勢できたらよかったのになあ」
シェーマス「あぁ、ごめんよロン。俺達君と同じ班は今忙しいから、スクリュート3匹は君が一人で捕獲するほかないんだよなぁ」
ロン「マーリンの髭!髭!おい豚ども約束が違うぞ!もしもハニーに選ばれることがあったなら憎みっこなしって、マーリンの髭!!!!!」
ハニー「意地悪はそのくらいにしなさい。ふふっ、私がたくさんいればよかったのだけれどね?」
ハーマイオニー「騒動が今の苦労の何倍になるか分かったものじゃないからダメだ、って前にも言ったわ……『~~~』」
ロン「おいハグリッド!なんだよこいつ!なんだかいきなり大きくなっ髭!髭!!!負けないぞ!僕はハニーとダンスパーティにいける世界一ついてる豚なんだから!!!」
ハニー「あなたもこっそり可愛い爆発豚を大きくするのはやめなさい……ねぇ、ハーマイオニー?」
ハーマイオニー「なにかしら」
ハニー「……ふふっ。どっちが羨ましいの?」
ハーマイオニー「あの得ばかりしてるあなたの一番の豚に、に決まってるじゃないの。なに、なによ!ニヤニヤしな……きゃぁ!?」
ハニー「えぇ、そうね。ニヤニヤじゃ収まらないわ……あなたにはすこーし、素直になってもらいましょう……?」
ハーマイオニー「あっ、ぁあ、ダメ、ダメよそんなの……そんなこと、ハニー、私の思考が、ステューピファイで、しびれてしまうわ……」
ハグリッド「つづけて」
ロン「どうぞーーーー!ヒンヒン!髭!髭!!」
166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 17:23:24.70 ID:CalXGw+q0
ハグリッド「学期最後だし、みーんなクリスマスで浮かれてるからな。残りの時間は自由時間にして正解だ、ハニーとお茶もできるしよお!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「先生としてはどうなのかしら……ねぇハグリッド、あの女のインタビューはどうだったの?」
ハニー「もう随分経つけれど、何もあなたにも爆発豚に関することも記事になっていないわね」
ロン「ハニーは毎朝前面に載せるべきだけどね。あることないこと聞いてきたのかい?」
ハグリッド「あー、魔法生物に関することはとんと聞かれんかったな。ハニー、おめぇさんのことばーっかり聞いてきおった」
ハニー「いつだって世間の注目を集めている、っていうこと?」
ハグリッド「お前さんだからなぁ。そんで、俺は『マグルんとこから連れ出してからずーっと俺はハニーの一番最初の豚だ!』って言ってやってんだ」
ロン「くそ!なんで僕はバカみたいに図体がでかくて髭もじゃじゃなかったんだ!マーリンの髭もじゃ!」
ハーマイオニー「さり気に酷いわよロン」
ハグリッド「奴さん、俺にハニーの憎まれ口をきかせようとしおってな。『一度も叱ったことはないのか?』だの聞いてきおったから、『ハニーに褒めるとこ以外存在するわけねぇだろ!』って言ってやったわい」
ハニー「出来る豚ね、ハグリッド」フーーッ
ハグリッド「おっほー!ヒンヒン!ありがとうございます!ヒンヒン!」
ロン「スキーターの奴、新しい切り口がほしいんだろうな。無駄な努力してるぜ」
ハーマイオニー「全くだわ。ハニーについて悪く書いたらどうなるかも知らず」
ロン「夜道に気をつけるどころじゃないよな、あぁ。虫けら以下にしてやろう……あれ?なんだろあのコガネムシ、変な飛び方してら」
ハニー「ハグリッド。あなたはマダム・マクシームと一緒にパーティに来るの?」
ハグリッド「お、おぉ。ちょっと顔だして……ち、ちげぇ!マダムは、あの!ハニー!ちげぇぞ!?俺ぁ別にだな、あのマダムんことなんて!あー、俺ぁお前さんがいればそれで!!ヒンヒン!」
ハニー「何を言ってるのよ。ほら、頑張って伝えてきなさい。この私が応援しているのに、聞けないと言うつもり?」
ハグリッド「そりゃいけねぇ!うぉおおおお!」
バターン!
マクシーム「おーぅ、あーぐりっど。うーまのことでお話があるのでーs」
ハグリッド「好きだあああああああああああああああああ!!!!」
マクシーム「」
フラー「おぉーう、ブラーボォ」
ハニー「……えぇっと」
ハーマイオニー「……あーぁ」
ロン「やったぜハグリッド!豚卒業おめでとさん!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「先生としてはどうなのかしら……ねぇハグリッド、あの女のインタビューはどうだったの?」
ハニー「もう随分経つけれど、何もあなたにも爆発豚に関することも記事になっていないわね」
ロン「ハニーは毎朝前面に載せるべきだけどね。あることないこと聞いてきたのかい?」
ハグリッド「あー、魔法生物に関することはとんと聞かれんかったな。ハニー、おめぇさんのことばーっかり聞いてきおった」
ハニー「いつだって世間の注目を集めている、っていうこと?」
ハグリッド「お前さんだからなぁ。そんで、俺は『マグルんとこから連れ出してからずーっと俺はハニーの一番最初の豚だ!』って言ってやってんだ」
ロン「くそ!なんで僕はバカみたいに図体がでかくて髭もじゃじゃなかったんだ!マーリンの髭もじゃ!」
ハーマイオニー「さり気に酷いわよロン」
ハグリッド「奴さん、俺にハニーの憎まれ口をきかせようとしおってな。『一度も叱ったことはないのか?』だの聞いてきおったから、『ハニーに褒めるとこ以外存在するわけねぇだろ!』って言ってやったわい」
ハニー「出来る豚ね、ハグリッド」フーーッ
ハグリッド「おっほー!ヒンヒン!ありがとうございます!ヒンヒン!」
ロン「スキーターの奴、新しい切り口がほしいんだろうな。無駄な努力してるぜ」
ハーマイオニー「全くだわ。ハニーについて悪く書いたらどうなるかも知らず」
ロン「夜道に気をつけるどころじゃないよな、あぁ。虫けら以下にしてやろう……あれ?なんだろあのコガネムシ、変な飛び方してら」
ハニー「ハグリッド。あなたはマダム・マクシームと一緒にパーティに来るの?」
ハグリッド「お、おぉ。ちょっと顔だして……ち、ちげぇ!マダムは、あの!ハニー!ちげぇぞ!?俺ぁ別にだな、あのマダムんことなんて!あー、俺ぁお前さんがいればそれで!!ヒンヒン!」
ハニー「何を言ってるのよ。ほら、頑張って伝えてきなさい。この私が応援しているのに、聞けないと言うつもり?」
ハグリッド「そりゃいけねぇ!うぉおおおお!」
バターン!
マクシーム「おーぅ、あーぐりっど。うーまのことでお話があるのでーs」
ハグリッド「好きだあああああああああああああああああ!!!!」
マクシーム「」
フラー「おぉーう、ブラーボォ」
ハニー「……えぇっと」
ハーマイオニー「……あーぁ」
ロン「やったぜハグリッド!豚卒業おめでとさん!ヒンヒン!」
168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 17:38:23.44 ID:CalXGw+q0
地下牢教室
ロン「なんだか逃げるみたいに後にしたけどさ。あの二人どうなるかな」
ハニー「なるようになるんじゃないかしら」
ハーマイオニー「これに懲りたら無責任に後押ししないの。分かった?」
ハニー「どの人のこと?」
ハーマイオニー「ハ グ リ ッ ド の こ と よ !」
ロン「なんだよ、でかい声だすなよハーマイオニー」
スネイプ「左様。授業中に歓談とはいいご身分ですな、ポッター一味?グリフィンドールから5点減点」
ドラコ「ハッハ!ざまぁみろ!」つ「汚いぞ、ポッター!」
ロン「いるよな、あぁいうとっくに廃れた流行りものをいつまでも捨てきれずたまにドヤ顔で見せてくるやつ」
ドラコ「うるさいぞウィーズリー!フォしィかい!?残念だったなこいつはもう品切れさ!」
ロン「だから流行ってないって言ってんだろ頭だけじゃなくて耳も腐ってんのか」
ネビル「性根もだと思うんだ」
スネイプ「何度も言わすな、静かにしろウィーズリ。5点減点」
ディーン「スネイプの奴は、最後まで授業するだろうなぁ」
シェーマス「ちぇっ、学期末だってのにさ。遊ばせてほしいよな」
スネイプ「学徒にあるまじき台詞で5点減点。遊ばせる?グリフィンドールには随分とふざけた輩が多いことですな、知っていたが。そんなことをするくらいならば、グリフィンドール生全員と握手でもしたほうがマシですな。目隠しして」
ハニー「こちらが死んでもごめんですわ、先生」
スネイプ「ロングボトム、さぁ。一気だ」
ネビル「なんで僕が!?」
スネイプ「先ほどミスター・マルフォイに対して言った一言に対する罰則、以上。さぁ」
ネビル「う、うわあああああああん!!」
ロン「なんだか逃げるみたいに後にしたけどさ。あの二人どうなるかな」
ハニー「なるようになるんじゃないかしら」
ハーマイオニー「これに懲りたら無責任に後押ししないの。分かった?」
ハニー「どの人のこと?」
ハーマイオニー「ハ グ リ ッ ド の こ と よ !」
ロン「なんだよ、でかい声だすなよハーマイオニー」
スネイプ「左様。授業中に歓談とはいいご身分ですな、ポッター一味?グリフィンドールから5点減点」
ドラコ「ハッハ!ざまぁみろ!」つ「汚いぞ、ポッター!」
ロン「いるよな、あぁいうとっくに廃れた流行りものをいつまでも捨てきれずたまにドヤ顔で見せてくるやつ」
ドラコ「うるさいぞウィーズリー!フォしィかい!?残念だったなこいつはもう品切れさ!」
ロン「だから流行ってないって言ってんだろ頭だけじゃなくて耳も腐ってんのか」
ネビル「性根もだと思うんだ」
スネイプ「何度も言わすな、静かにしろウィーズリ。5点減点」
ディーン「スネイプの奴は、最後まで授業するだろうなぁ」
シェーマス「ちぇっ、学期末だってのにさ。遊ばせてほしいよな」
スネイプ「学徒にあるまじき台詞で5点減点。遊ばせる?グリフィンドールには随分とふざけた輩が多いことですな、知っていたが。そんなことをするくらいならば、グリフィンドール生全員と握手でもしたほうがマシですな。目隠しして」
ハニー「こちらが死んでもごめんですわ、先生」
スネイプ「ロングボトム、さぁ。一気だ」
ネビル「なんで僕が!?」
スネイプ「先ほどミスター・マルフォイに対して言った一言に対する罰則、以上。さぁ」
ネビル「う、うわあああああああん!!」
174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 17:50:31.30 ID:CalXGw+q0
『闇の魔術に対する防衛術』教室前
ロン「新学期になったらまた解毒剤をテスト、だってさ。まったく、マーリンの髭」
ネビル「もう懲り懲りだよ……うっぷ」
ロン「今日のはスネイプが作ったやつだから良かったけど、今度こそネビルはおっちんじまうじゃないかな」
ハニー「私がいつものように完璧に仕上げるから余計な心配よ。しっかり復習しておくわ」
ロン「ヒンヒン!僕も君に遅れないようにしっかり宿題を片付けるよハニー!ヒン!」
ハーマイオニー「その割には毎日溜まりっぱなしのようですけどね、まったく……でもね、ハニー?あなたにはもっとやるべきことがあるんじゃない?」
ハニー「? なぁに?屋敷しもべ妖精たちに跪かせるのはあなたが止めたじゃないの」
ハーマイオニー「そっちじゃなくって! 卵よ、金の卵!あなた、まだあのヒントが何なのか、全然解いていないのでしょう!?」
ロン「おいおいハーマイオニー、次の試練までどれだけあると思ってるのさ。丸々三ヶ月はあるんだぜ?ハニーの素晴らしさを語ってたら光陰スニジェットの如しかもしれないけどさ」
ハーマイオニー「だから言っているんじゃないの!どうするの、何も計画たてられずに試験を迎えて、怪我でもしたら……」
ガチャッ!
ムーディ「何事だ!?え!?計画!?怪我!?なるほど!学期末まで暖めたわしの暗殺計画か!こい!!!呪い返しを身を持って教えてやるぞ!!!!!!!」
ロン「新学期になったらまた解毒剤をテスト、だってさ。まったく、マーリンの髭」
ネビル「もう懲り懲りだよ……うっぷ」
ロン「今日のはスネイプが作ったやつだから良かったけど、今度こそネビルはおっちんじまうじゃないかな」
ハニー「私がいつものように完璧に仕上げるから余計な心配よ。しっかり復習しておくわ」
ロン「ヒンヒン!僕も君に遅れないようにしっかり宿題を片付けるよハニー!ヒン!」
ハーマイオニー「その割には毎日溜まりっぱなしのようですけどね、まったく……でもね、ハニー?あなたにはもっとやるべきことがあるんじゃない?」
ハニー「? なぁに?屋敷しもべ妖精たちに跪かせるのはあなたが止めたじゃないの」
ハーマイオニー「そっちじゃなくって! 卵よ、金の卵!あなた、まだあのヒントが何なのか、全然解いていないのでしょう!?」
ロン「おいおいハーマイオニー、次の試練までどれだけあると思ってるのさ。丸々三ヶ月はあるんだぜ?ハニーの素晴らしさを語ってたら光陰スニジェットの如しかもしれないけどさ」
ハーマイオニー「だから言っているんじゃないの!どうするの、何も計画たてられずに試験を迎えて、怪我でもしたら……」
ガチャッ!
ムーディ「何事だ!?え!?計画!?怪我!?なるほど!学期末まで暖めたわしの暗殺計画か!こい!!!呪い返しを身を持って教えてやるぞ!!!!!!!」
178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 18:06:41.52 ID:CalXGw+q0
放課後
グリフィンドール談話室
フレッド「へーぃ獅子寮の女王様弟豚それに才女様。ムーディの最後の授業はどうだったい?」
ジョージ「僕らの時はムーディに一撃でも加えられたら授業即終了っていう無茶ブリだったぜ」
ロン「相変わらず身を持って熱い授業をされたよ、お世話様。眉毛が焦げっちまった」
フレッド「そりゃいいぜ、君のダンスローブにぴったりだろうさ、その色合いはね」
ジョージ「ハニーの豚を借りていいかい?あぁ、ロニーのフクロウ的な意味の方の」
ハニー「残念だけど無理ね。私の手紙を運んでいるから。私の可愛い豚だもの」
ハーマイオニー「あなたたち、この前マクゴナガル先生に学校のフクロウを飛ばしすぎだ、って怒られていたけど……」
ロン「そんなにたくさん、どこの誰に送ってるのさ?」
フレッド「ハーマイオニーもロニーも嘴を突っ込んでくれるなよ、フクロウになりたいなら叶えるぜ?」
ジョージ「ちょいと野暮用だよ、あぁ。時にハーマイオニー、相手は誰だい?大穴はドビーなんだけど」
ハーマイオニー「賭けの対象にしないでいただけるかしら」
ハニー「あなたたちの方こそ、どうするの?パートナーは決まった?」
ロン「僕はハニーの豚としてハニーと行くけどね!ヒンヒン!」
フレッド「いんや、決まっていないなぁ。でもさ、そんなもん悩むこともないだろうよ。おーい、アンジェリーナ」
アンジェリーナ「? 何、フレッド」
ジョージ「アンジェリーナはグリフィンドールの次期クィディッチキャプテンでおまけに魅力的、競争率高いけど」
フレッド「俺とダンスパーティに行くかい?」
アンジェリーナ「あなたと?……えぇっ、いいわよ。ふふっ」
ジョージ「相棒にかかっちゃ、こんなもんさ」
ロン「……マーリンの髭!」
ハニー「あら、私といける名誉を手にしたあなたが何を言うのかしら?」
ロン「だよねハニー!君の前じゃどんな子だろうと霞んじまうさ!」
ハーマイオニー「……」
グリフィンドール談話室
フレッド「へーぃ獅子寮の女王様弟豚それに才女様。ムーディの最後の授業はどうだったい?」
ジョージ「僕らの時はムーディに一撃でも加えられたら授業即終了っていう無茶ブリだったぜ」
ロン「相変わらず身を持って熱い授業をされたよ、お世話様。眉毛が焦げっちまった」
フレッド「そりゃいいぜ、君のダンスローブにぴったりだろうさ、その色合いはね」
ジョージ「ハニーの豚を借りていいかい?あぁ、ロニーのフクロウ的な意味の方の」
ハニー「残念だけど無理ね。私の手紙を運んでいるから。私の可愛い豚だもの」
ハーマイオニー「あなたたち、この前マクゴナガル先生に学校のフクロウを飛ばしすぎだ、って怒られていたけど……」
ロン「そんなにたくさん、どこの誰に送ってるのさ?」
フレッド「ハーマイオニーもロニーも嘴を突っ込んでくれるなよ、フクロウになりたいなら叶えるぜ?」
ジョージ「ちょいと野暮用だよ、あぁ。時にハーマイオニー、相手は誰だい?大穴はドビーなんだけど」
ハーマイオニー「賭けの対象にしないでいただけるかしら」
ハニー「あなたたちの方こそ、どうするの?パートナーは決まった?」
ロン「僕はハニーの豚としてハニーと行くけどね!ヒンヒン!」
フレッド「いんや、決まっていないなぁ。でもさ、そんなもん悩むこともないだろうよ。おーい、アンジェリーナ」
アンジェリーナ「? 何、フレッド」
ジョージ「アンジェリーナはグリフィンドールの次期クィディッチキャプテンでおまけに魅力的、競争率高いけど」
フレッド「俺とダンスパーティに行くかい?」
アンジェリーナ「あなたと?……えぇっ、いいわよ。ふふっ」
ジョージ「相棒にかかっちゃ、こんなもんさ」
ロン「……マーリンの髭!」
ハニー「あら、私といける名誉を手にしたあなたが何を言うのかしら?」
ロン「だよねハニー!君の前じゃどんな子だろうと霞んじまうさ!」
ハーマイオニー「……」
183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 18:24:16.05 ID:CalXGw+q0
冬休み
女子寮
ハニー「……ローブはこれで、決めましょうか。ジニー、流石のおばさまもあなたのは新しいものにしてくれてよかったわね」
ジニー「うん、おねぇさま。女の子だから、って。あと私、自分の持ち物は何から何まで今までお下がりだったからご褒美にって」
ハニー「偉いわね、ジニーは。褒めてあげる」ツツーッ
ジニー「ヒンヒン!おねぇさま!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ふーっ、ふーっ、……ダンス・ローブをどれにするか相談会をするのはいい、けど!どうして私をひんむく必要が、あった、のよ!!!!!現物はここにないのにっ!!!」
ハニー「だって、あなたがどうすれば可愛くなれるのか、なんて悩んでいたから。たまらなくって」
ジニー「だって、おねぇさまがすることだもの。私は静かに、つづけて、どうぞ」
ハーマイオニー「もういいのっ!まったく……それで、これなら……私も、少しはマシになる?」
ハニー「あら、まだ分かっていないのねハーマイオニー。あなたは元からとってもとってもステキだし、それに、あとはあぁすれば……見返してやれるわよ?ふふっ、誰を、かしらね?」
ハーマイオニー「一緒にダンスに行く人を、よ!あなたかもしれないわね!認めてあgきゃぁ!?」
ハニー「あぁハーマイオニー、私、あなたたちが何でニヤニヤしていたのかようやく気持ちがよーく分かったわ……別に私はあの人にそういうのではないけれど。えぇ、そうでしょ?分からせてあげないと、ね……?」
ハーマイオニー「なっ、ちょ、ちょっと、もうさっき、あぁ、あっ、ハニー、一等星の話で煌くのはあなたの方で、あぁ、せめて暗く、灯りをノックス、して……」
ジニー「つづけて、どうぞ」
ロン「おはよう!突然だけどネビル!僕ってなんで女の子じゃないのかな!」
ネビル「男の子だからじゃないかな」
女子寮
ハニー「……ローブはこれで、決めましょうか。ジニー、流石のおばさまもあなたのは新しいものにしてくれてよかったわね」
ジニー「うん、おねぇさま。女の子だから、って。あと私、自分の持ち物は何から何まで今までお下がりだったからご褒美にって」
ハニー「偉いわね、ジニーは。褒めてあげる」ツツーッ
ジニー「ヒンヒン!おねぇさま!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ふーっ、ふーっ、……ダンス・ローブをどれにするか相談会をするのはいい、けど!どうして私をひんむく必要が、あった、のよ!!!!!現物はここにないのにっ!!!」
ハニー「だって、あなたがどうすれば可愛くなれるのか、なんて悩んでいたから。たまらなくって」
ジニー「だって、おねぇさまがすることだもの。私は静かに、つづけて、どうぞ」
ハーマイオニー「もういいのっ!まったく……それで、これなら……私も、少しはマシになる?」
ハニー「あら、まだ分かっていないのねハーマイオニー。あなたは元からとってもとってもステキだし、それに、あとはあぁすれば……見返してやれるわよ?ふふっ、誰を、かしらね?」
ハーマイオニー「一緒にダンスに行く人を、よ!あなたかもしれないわね!認めてあgきゃぁ!?」
ハニー「あぁハーマイオニー、私、あなたたちが何でニヤニヤしていたのかようやく気持ちがよーく分かったわ……別に私はあの人にそういうのではないけれど。えぇ、そうでしょ?分からせてあげないと、ね……?」
ハーマイオニー「なっ、ちょ、ちょっと、もうさっき、あぁ、あっ、ハニー、一等星の話で煌くのはあなたの方で、あぁ、せめて暗く、灯りをノックス、して……」
ジニー「つづけて、どうぞ」
ロン「おはよう!突然だけどネビル!僕ってなんで女の子じゃないのかな!」
ネビル「男の子だからじゃないかな」
189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 18:46:09.59 ID:CalXGw+q0
校庭
ロン「今日は寒いね、ハニー!君はあったかいけどね!ねぇハーマイオニー誰と行くんだい?」
ハニー「クリスマスももうすぐ、だものね」
ハーマイオニー「だからって、朝食までこんなに豪勢にする必要はないと思うわ!彼らがどれだけ大変か!」
ロン「そりゃ、連中嬉々としてお料理してるだろうさハーマイオニー、誰と行くんだい?」
ハーマイオニー「それを当然のこととして見過ごすのがいけないと言っているの!それに、ロン!しつこいわよ!」
ロン「なんだよ、減るもんじゃなし。当日になればどうやったってバレっちまうんだぜ?S.P.E.W.しちまえよ」
ハーマイオニー「そこは反吐でしょいい加減になさい!教えないわ、だってあなたどうせからかうだけだもの」
ドラコ「おーや、からかうのはウィーズリーだけじゃないかもしれないな、グレンジャー!」
ハニー「なんだかローブ選びで疲れていたようだわ。幻聴?」
ロン「疲れてるのは君というよりハーマイオニーだろうけどね。あぁ、胸糞悪い悪夢みたいな声だねハニー」
ハーマイオニー「どこまでお見通しなのよあなた。えぇ、なんだか聞きたくも無い人の声が聞こえるわ」
ドラコ「失礼千万だな君達は!はんっ、グレンジャー。強がりも大概にしたらどうだい。君を誰かが誘った?ハッハ、こりゃお笑いだ!ほら、笑え笑え!はっはッフォイ!」
クラップ・ゴイル「「ゲラゲラゲラゲラ!」」
ロン「相手がいなくてお前達二人で来るんだろう肉ダルマは黙ってろよ」
ドラコ「な、何が悪い!相手は同性だろうがどうだっていいってあの老いぼれが言っただろ!ちがうぞ!僕だってパンジーと行くが、こいつらのパートナーを探してやらなかったわけじゃないんだからな!!!」
ロン「ドラ子にでもなって君が行けよ笑ってやるから」
クラップ・ゴイル「「ゲラゲラゲラゲラ!!」」
ドラコ「うるっさ……おいお前達もう笑わなくていい!やめろ!こら!」
ハニー「いらない情報はいいのよ。あなた何が言いたいの?」
ドラコ「そんな穢れた血の出っ歯なんてもの、誰が誘うんだって言ってるんだ」
ロン「出っ歯?何言ってるんだよ君、目まで腐ったか」
ハーマイオニー「つい最近まで気づかなかったあなたが言うの?あら、目と言えば。こんにちわ、ムーディ先生!」
ドラコ「フォイッ!?!?な、なんだ、だ、誰も後ろにいないじゃないか……あっ」
ハーマイオニー「小さなイタチがピックピクだわね、マルフォイ」
ドラコ「~~~~~っ!!!ふん!戻るぞお前達!試合でくたばるまでの残りの時間を楽しめるものなら楽しむことだな、ポッター!」
ハニー「あなたこそ、目の前にいるムーディ先生に気をつけなさい」
ドラコ「フォイイッ!?な、なんだ、いな……黙るフォイ!!!!!!!」
ロン「今日は寒いね、ハニー!君はあったかいけどね!ねぇハーマイオニー誰と行くんだい?」
ハニー「クリスマスももうすぐ、だものね」
ハーマイオニー「だからって、朝食までこんなに豪勢にする必要はないと思うわ!彼らがどれだけ大変か!」
ロン「そりゃ、連中嬉々としてお料理してるだろうさハーマイオニー、誰と行くんだい?」
ハーマイオニー「それを当然のこととして見過ごすのがいけないと言っているの!それに、ロン!しつこいわよ!」
ロン「なんだよ、減るもんじゃなし。当日になればどうやったってバレっちまうんだぜ?S.P.E.W.しちまえよ」
ハーマイオニー「そこは反吐でしょいい加減になさい!教えないわ、だってあなたどうせからかうだけだもの」
ドラコ「おーや、からかうのはウィーズリーだけじゃないかもしれないな、グレンジャー!」
ハニー「なんだかローブ選びで疲れていたようだわ。幻聴?」
ロン「疲れてるのは君というよりハーマイオニーだろうけどね。あぁ、胸糞悪い悪夢みたいな声だねハニー」
ハーマイオニー「どこまでお見通しなのよあなた。えぇ、なんだか聞きたくも無い人の声が聞こえるわ」
ドラコ「失礼千万だな君達は!はんっ、グレンジャー。強がりも大概にしたらどうだい。君を誰かが誘った?ハッハ、こりゃお笑いだ!ほら、笑え笑え!はっはッフォイ!」
クラップ・ゴイル「「ゲラゲラゲラゲラ!」」
ロン「相手がいなくてお前達二人で来るんだろう肉ダルマは黙ってろよ」
ドラコ「な、何が悪い!相手は同性だろうがどうだっていいってあの老いぼれが言っただろ!ちがうぞ!僕だってパンジーと行くが、こいつらのパートナーを探してやらなかったわけじゃないんだからな!!!」
ロン「ドラ子にでもなって君が行けよ笑ってやるから」
クラップ・ゴイル「「ゲラゲラゲラゲラ!!」」
ドラコ「うるっさ……おいお前達もう笑わなくていい!やめろ!こら!」
ハニー「いらない情報はいいのよ。あなた何が言いたいの?」
ドラコ「そんな穢れた血の出っ歯なんてもの、誰が誘うんだって言ってるんだ」
ロン「出っ歯?何言ってるんだよ君、目まで腐ったか」
ハーマイオニー「つい最近まで気づかなかったあなたが言うの?あら、目と言えば。こんにちわ、ムーディ先生!」
ドラコ「フォイッ!?!?な、なんだ、だ、誰も後ろにいないじゃないか……あっ」
ハーマイオニー「小さなイタチがピックピクだわね、マルフォイ」
ドラコ「~~~~~っ!!!ふん!戻るぞお前達!試合でくたばるまでの残りの時間を楽しめるものなら楽しむことだな、ポッター!」
ハニー「あなたこそ、目の前にいるムーディ先生に気をつけなさい」
ドラコ「フォイイッ!?な、なんだ、いな……黙るフォイ!!!!!!!」
192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 19:01:50.25 ID:CalXGw+q0
ロン「あいつも懲りないよな。どこまでも小者な台詞がピッタリなフォイフォイめ」
ハニー「もはや存在意義のようなものね、えぇ」
ロン「僕ら豚はハニーのために存在しているって言っても過言じゃないけどね」
ハーマイオニー「私の歯がこうなったのはある意味○フォイのおかげだし、少しは感謝してもよかったかもしれないわ……あら?」
ハニー「どうしたの?私に見惚れた?……あの、階段のてすりのてっぺんにいるのって」
ハニーの豚「ピィヒンヒン!」
「うんうん、へぇ。あんた、頑張って荷物を運んだんだね。偉い偉い。ちっちゃいのにその荷物、すっごく大きいもン。うん?手紙なの?へーぇ、面白いね」
ロン「あっ、あんのバカフクロウ!ハニーの豚の名を汚してんじゃないよ、まったく!おいそこの君、そいつ僕んだから!お世話様!」
「? そうなんだ。あんがとって言っといて、久々に楽しくお喋りできたから暇つぶしになったよ」
ロン「はぁ?君、フクロウと喋れるのかい?」
「そんなわけないじゃん。あたし人間だもン。あんた面白いね。それじゃ……計り知れぬ英知こそ~レイブンクローの宝なり~♪」
ロン「はぁ……なんだい、ありゃ」
ハニー「変わった子、だったわね。それより、ロン!それに、私の豚!あなたが帰ってきた、ってことは!」
ハーマイオニー「興味は既にこっちなのね、ハニー。えぇ、そうでしょうとも。この……ハニーの豚に不釣合いなくらい大きな手紙は」
ハニー「シリウスからの返事だわ!」
ハーマイオニー「興奮するのは分かったからできれば声を抑えて頂戴、もう」
ハニー「もはや存在意義のようなものね、えぇ」
ロン「僕ら豚はハニーのために存在しているって言っても過言じゃないけどね」
ハーマイオニー「私の歯がこうなったのはある意味○フォイのおかげだし、少しは感謝してもよかったかもしれないわ……あら?」
ハニー「どうしたの?私に見惚れた?……あの、階段のてすりのてっぺんにいるのって」
ハニーの豚「ピィヒンヒン!」
「うんうん、へぇ。あんた、頑張って荷物を運んだんだね。偉い偉い。ちっちゃいのにその荷物、すっごく大きいもン。うん?手紙なの?へーぇ、面白いね」
ロン「あっ、あんのバカフクロウ!ハニーの豚の名を汚してんじゃないよ、まったく!おいそこの君、そいつ僕んだから!お世話様!」
「? そうなんだ。あんがとって言っといて、久々に楽しくお喋りできたから暇つぶしになったよ」
ロン「はぁ?君、フクロウと喋れるのかい?」
「そんなわけないじゃん。あたし人間だもン。あんた面白いね。それじゃ……計り知れぬ英知こそ~レイブンクローの宝なり~♪」
ロン「はぁ……なんだい、ありゃ」
ハニー「変わった子、だったわね。それより、ロン!それに、私の豚!あなたが帰ってきた、ってことは!」
ハーマイオニー「興味は既にこっちなのね、ハニー。えぇ、そうでしょうとも。この……ハニーの豚に不釣合いなくらい大きな手紙は」
ハニー「シリウスからの返事だわ!」
ハーマイオニー「興奮するのは分かったからできれば声を抑えて頂戴、もう」
200: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 19:22:26.24 ID:CalXGw+q0
談話室
ハニー「……とっても文字が乱れているわ」
ロン「おいハニーの豚!寄り道した挙げ句濡らしっちまったのか?え???」
ハニーの豚「ピィヒン!ヒン!」
ハーマイオニー「大方、ハニーにアドバイスできなかったことを悔やんで急いで書いたか泣きながら悔しがったかじゃないのかしら」
ロン「ハーマイオニー、君、いつの間に豚語を」
ハーマイオニー「私のは至極単純な推察だからあなたたち非常識と一緒にしないで」
ハニー「そういうことね……『ハニー、おめでとう。いや、君のやり方はすごい。関心したよ』……当然だわ、私だもの」
ロン「ハーマイオニー、ハニーが気持ちよく読めるように僕らは顔を伏せておくことにしようぜ」
ハーマイオニー「回避不能だものね、えぇ。ニヤニヤが」
ハニー「『炎のゴブレットに君の名前を入れた誰かさんはきっとがっかりしていることだろう!それにしても箒とは、流石ジェームズの子供だ。いつか君の飛びっぷりをまた見てみたいものだ』……いつだって見られるじゃない、こんな言いかたしなくたって」
ロン「ハニーが飛ぶのを間近で見られるのは光栄だろうなぁ」
ハーマイオニー「クィディッチ選手にでもなればいいじゃない、あなたも」
ハニー「『私は<結膜炎の呪い>を使えと言うつもりだったのだ。ドラゴンの一番の弱点は目だからね』」
ハーマイオニー「! クラムはそれを使ったのよ! 同じことを言ってたわ、弱点さえ狙えれば有効だから、って!」
ロン「? それ何のインタビューでさ。僕も知らないよ」
ハニー「『ハニー、とても関心するが、気を抜いてはいけない。課題はまだひとつしか終わっていないのだ。油断せずに、しっかりと目を開けて、身体に気をつけて、寝る時はおなかを出さず――ジェームズの子供の君のことだ、きっと寝るときはこんな癖があることと思う――身体を暖めてゆkk』だから、あなたは何の話をしているの!!」
ロン「すっかり保護者だよなぁ」
ハーマイオニー「その目線で保たれる事を願うわね、えぇ」
ハニー「……とっても文字が乱れているわ」
ロン「おいハニーの豚!寄り道した挙げ句濡らしっちまったのか?え???」
ハニーの豚「ピィヒン!ヒン!」
ハーマイオニー「大方、ハニーにアドバイスできなかったことを悔やんで急いで書いたか泣きながら悔しがったかじゃないのかしら」
ロン「ハーマイオニー、君、いつの間に豚語を」
ハーマイオニー「私のは至極単純な推察だからあなたたち非常識と一緒にしないで」
ハニー「そういうことね……『ハニー、おめでとう。いや、君のやり方はすごい。関心したよ』……当然だわ、私だもの」
ロン「ハーマイオニー、ハニーが気持ちよく読めるように僕らは顔を伏せておくことにしようぜ」
ハーマイオニー「回避不能だものね、えぇ。ニヤニヤが」
ハニー「『炎のゴブレットに君の名前を入れた誰かさんはきっとがっかりしていることだろう!それにしても箒とは、流石ジェームズの子供だ。いつか君の飛びっぷりをまた見てみたいものだ』……いつだって見られるじゃない、こんな言いかたしなくたって」
ロン「ハニーが飛ぶのを間近で見られるのは光栄だろうなぁ」
ハーマイオニー「クィディッチ選手にでもなればいいじゃない、あなたも」
ハニー「『私は<結膜炎の呪い>を使えと言うつもりだったのだ。ドラゴンの一番の弱点は目だからね』」
ハーマイオニー「! クラムはそれを使ったのよ! 同じことを言ってたわ、弱点さえ狙えれば有効だから、って!」
ロン「? それ何のインタビューでさ。僕も知らないよ」
ハニー「『ハニー、とても関心するが、気を抜いてはいけない。課題はまだひとつしか終わっていないのだ。油断せずに、しっかりと目を開けて、身体に気をつけて、寝る時はおなかを出さず――ジェームズの子供の君のことだ、きっと寝るときはこんな癖があることと思う――身体を暖めてゆkk』だから、あなたは何の話をしているの!!」
ロン「すっかり保護者だよなぁ」
ハーマイオニー「その目線で保たれる事を願うわね、えぇ」
202: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 19:34:48.85 ID:CalXGw+q0
ハニー「『トラブルに巻き込まれないよう、十分気をつけること。あぁ、君が巻き起こすこともあるだろう、分かっているよ。その時は思い切り楽しみなさい』」
ハーマイオニー「何たきつけてるのよあの人」
ロン「トラブルメーカーだったんだろうからなあ、ハニーのお父さんとシリウスたち」
ハニー「『何か変わったことや思ったこと、私への質問、両親の話、夢のこと、一昨日の晩御飯のことでもなんでもいい。必ず知らせなさい。連絡を絶やさないように――君の家族、シリウスより』……家族!」
ハーマイオニー「えぇ、ツッコミどころはそこなのねハニー」
ロン「ハニーの言葉は僕らの全ての指標さ。あー、シリウスはまるでムーディと同じことを言ってるよ、かいつまむと。油断大敵!そういうことだろ?」
ハニー「いつだって私は完璧だから、いらない心配だけれどね。そう、連絡を絶やさない、そうね。家族だもの、そうでしょ!?」
ロン「もちの」
ハーマイオニー「彼だわ、えぇ。ニヤニヤってなに?」
ハニー「何かしらね。さっ、そうとなったら、返事……クリスマスの後にだしたほうがいいかしら。でも、色々と伝えたいこともあるし……」
ロン「……あー、待った。ハニー、できればダン、ダンパティのことはあの、伏せる方向で……」
ハニー「……クリスマスにダ ン ス パ ー テ ィがあって、私はロンと行く事になったわ、っと」
ロン「あぁハニー!ま、待ってお願い!どうしてちょっと怒って、あぁそんな君もステキすぎて涙が出るよハニー!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ロン、短い間だったけど……」
ロン「よ、よせよ!あの人もいい大人だし、い、いくらなんでも……なんでもあり、だろうなあ、あぁ。マーリンの髭」
ハニー「それで、パパとママの馴れ初めを聞いても……ふふっ、これは会った時に直接聞きましょう。きっととっても素敵だもの、ね」
ハーマイオニー「何たきつけてるのよあの人」
ロン「トラブルメーカーだったんだろうからなあ、ハニーのお父さんとシリウスたち」
ハニー「『何か変わったことや思ったこと、私への質問、両親の話、夢のこと、一昨日の晩御飯のことでもなんでもいい。必ず知らせなさい。連絡を絶やさないように――君の家族、シリウスより』……家族!」
ハーマイオニー「えぇ、ツッコミどころはそこなのねハニー」
ロン「ハニーの言葉は僕らの全ての指標さ。あー、シリウスはまるでムーディと同じことを言ってるよ、かいつまむと。油断大敵!そういうことだろ?」
ハニー「いつだって私は完璧だから、いらない心配だけれどね。そう、連絡を絶やさない、そうね。家族だもの、そうでしょ!?」
ロン「もちの」
ハーマイオニー「彼だわ、えぇ。ニヤニヤってなに?」
ハニー「何かしらね。さっ、そうとなったら、返事……クリスマスの後にだしたほうがいいかしら。でも、色々と伝えたいこともあるし……」
ロン「……あー、待った。ハニー、できればダン、ダンパティのことはあの、伏せる方向で……」
ハニー「……クリスマスにダ ン ス パ ー テ ィがあって、私はロンと行く事になったわ、っと」
ロン「あぁハニー!ま、待ってお願い!どうしてちょっと怒って、あぁそんな君もステキすぎて涙が出るよハニー!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ロン、短い間だったけど……」
ロン「よ、よせよ!あの人もいい大人だし、い、いくらなんでも……なんでもあり、だろうなあ、あぁ。マーリンの髭」
ハニー「それで、パパとママの馴れ初めを聞いても……ふふっ、これは会った時に直接聞きましょう。きっととっても素敵だもの、ね」
208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 19:50:30.14 ID:CalXGw+q0
クリスマスの朝
ドビー「…………」
ハニー「んんっ、もう、朝……キャァア!?」
ハーマイオニー「んっ!ちょっ、とハニー、そんな、いきなり乱暴……キャァアアアア!?」
ドビー「おはようございまヒンお嬢様がた……あわわ、あわわわ!も、申し訳ありません!ドビーは悪い子!悪い子のドビーは後ろを向き壁に頭を叩きつけます!!悪い子!悪い子!!」
ハニー「ど、どうしてあなたがここにいるの、ドビー!」
ドビー「ドビーがごめんなさいなのですハニー・ポッター様!ドビーめはクリスマスのプレゼントをお渡ししただけでしたのに、よもや貴女とお嬢様がシーツ以外は何もお召しになっていなかったとは!ドビーは悪い子!!!」
ハニー「聖夜なのよ!?当たり前でしょうこの豚!!」
ハーマイオニー「そ、そうよ……そうじゃないわよ!?普通はそうじゃないんだったら、もう!また私ったら流されて……もう!」
ドビー「お洗濯したものはそちらにございますので!あー、ど、ドビーは振り向いてもよろしいですか?」
ハニー「……えぇ、そうさせてあげるわ。まったく、どうして黙ってベットの脇に立っていたりなんてしたのよ」
ドビー「ですがハニー・ポッター様。ドビーめは、貴女様の安眠の邪魔をしたり驚かせまいと……」
ハニー「起き抜けあなたの目が目の前にあるほうがびっくりするわよ、もう。今度からは少し身体を揺するなりしなさい、いいわね?」
ドビー「ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ほんと、そうして頂戴。あー、扉を開けてロンに報告しないと……」
女子寮入り口付近
ダダダダダッ、ズサァァァァァ! ダダダダダッ、ズサァアアアアアアアアア!
ロン「さっきのハニーの叫び声はなんなんだなんだってんだちくしょうこの階段め!階段め僕を上に行かせろ僕はハニーの一番の豚だぞマーリンの髭!!」
ドビー「…………」
ハニー「んんっ、もう、朝……キャァア!?」
ハーマイオニー「んっ!ちょっ、とハニー、そんな、いきなり乱暴……キャァアアアア!?」
ドビー「おはようございまヒンお嬢様がた……あわわ、あわわわ!も、申し訳ありません!ドビーは悪い子!悪い子のドビーは後ろを向き壁に頭を叩きつけます!!悪い子!悪い子!!」
ハニー「ど、どうしてあなたがここにいるの、ドビー!」
ドビー「ドビーがごめんなさいなのですハニー・ポッター様!ドビーめはクリスマスのプレゼントをお渡ししただけでしたのに、よもや貴女とお嬢様がシーツ以外は何もお召しになっていなかったとは!ドビーは悪い子!!!」
ハニー「聖夜なのよ!?当たり前でしょうこの豚!!」
ハーマイオニー「そ、そうよ……そうじゃないわよ!?普通はそうじゃないんだったら、もう!また私ったら流されて……もう!」
ドビー「お洗濯したものはそちらにございますので!あー、ど、ドビーは振り向いてもよろしいですか?」
ハニー「……えぇ、そうさせてあげるわ。まったく、どうして黙ってベットの脇に立っていたりなんてしたのよ」
ドビー「ですがハニー・ポッター様。ドビーめは、貴女様の安眠の邪魔をしたり驚かせまいと……」
ハニー「起き抜けあなたの目が目の前にあるほうがびっくりするわよ、もう。今度からは少し身体を揺するなりしなさい、いいわね?」
ドビー「ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ほんと、そうして頂戴。あー、扉を開けてロンに報告しないと……」
女子寮入り口付近
ダダダダダッ、ズサァァァァァ! ダダダダダッ、ズサァアアアアアアアアア!
ロン「さっきのハニーの叫び声はなんなんだなんだってんだちくしょうこの階段め!階段め僕を上に行かせろ僕はハニーの一番の豚だぞマーリンの髭!!」
212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 19:59:46.51 ID:CalXGw+q0
ドビー「ハニー・ポッター様!ハニー・ポッター様!あなたからもらったお洋服、ドビーは似合っておいででしょうか!?」
ハニー「えぇ、ドビー。部屋中クルクル回らなくっても大丈夫よ、何せ私の手づくりだもの。当然でしょう?」
ドビー「ヒンヒン!」
ハーマイオニー「えーっと、それでドビーからハニーへのプレゼントも、手づくり、なのよね?」
ドビー「はい、お嬢さま!ドビーめはお給料で毛糸を買って、大好きな靴下をハニー・ポッター様に差し上げようと!」
ハニー「あー……赤地に箒の模様?ファイアボルトね」
ハーマイオニー「それで、もう一足……じゃなくて、もう片方の足用のは緑色で、スニッチ模様」
ドビー「お店で買うと何故か両足同じものを渡されるのでございます、ハニー・ポッター様!ちゃんちゃらおかしく思うのでございます!」
ハニー「とっても、素敵ね!えぇ、履いてあげるわ……私、あの時片方しかあげてなかったわ。確か」
ハーマイオニー「……あなたのせいじゃないわよ。多分」
ドビー「気に入っていただけて光栄です、ハニー・ポッター様!ヒンヒン!ドビーはもう行きませんと!厨房はクリスマスディナーのために大忙しですので!ドビーはよく働きたまに遊ぶのです!それでは!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、じゃぁね……まぁ、とってもちぐはぐだけれど。あの子が一生懸命頑張ったんだもの。履いておくわ」
ハーマイオニー「とっても優しいのね、あなた。嫌味じゃなくって」
ハニー「えぇ、知ってるわ」
ハニー「えぇ、ドビー。部屋中クルクル回らなくっても大丈夫よ、何せ私の手づくりだもの。当然でしょう?」
ドビー「ヒンヒン!」
ハーマイオニー「えーっと、それでドビーからハニーへのプレゼントも、手づくり、なのよね?」
ドビー「はい、お嬢さま!ドビーめはお給料で毛糸を買って、大好きな靴下をハニー・ポッター様に差し上げようと!」
ハニー「あー……赤地に箒の模様?ファイアボルトね」
ハーマイオニー「それで、もう一足……じゃなくて、もう片方の足用のは緑色で、スニッチ模様」
ドビー「お店で買うと何故か両足同じものを渡されるのでございます、ハニー・ポッター様!ちゃんちゃらおかしく思うのでございます!」
ハニー「とっても、素敵ね!えぇ、履いてあげるわ……私、あの時片方しかあげてなかったわ。確か」
ハーマイオニー「……あなたのせいじゃないわよ。多分」
ドビー「気に入っていただけて光栄です、ハニー・ポッター様!ヒンヒン!ドビーはもう行きませんと!厨房はクリスマスディナーのために大忙しですので!ドビーはよく働きたまに遊ぶのです!それでは!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、じゃぁね……まぁ、とってもちぐはぐだけれど。あの子が一生懸命頑張ったんだもの。履いておくわ」
ハーマイオニー「とっても優しいのね、あなた。嫌味じゃなくって」
ハニー「えぇ、知ってるわ」
219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 20:14:04.91 ID:CalXGw+q0
大広間
ハニー「今年もセーターをありがとう、とおばさまに伝えておきなさい、ロン。ドラゴンの刺繍入りのとっても素敵な力作だわ」
ロン「ママも泣いて喜ぶよハニー!僕は君に何かあったんじゃないかって涙涙だったけどね!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「大げさよ、というかあなたどうやって察知するのよ、あぁ、聞いてないわ深くは。聞きたくないわ」
ハニー「おじさんおばさんからのティッシュペーパー一枚っていう歴代最低記録と比べるまでもないわ、ほんとにね。夏に電気暖炉が壊されたこと、まだ怒っているのかしら」
ロン「ごめんよハニー!僕らのせいでそんなことに、あぁ、同胞に頼んでヒンヒン言わせようか!」
ハニー「やめておきなさい、あれ自身が今頃ヒンヒン鳴いているころでしょうから」
ハーマイオニー「……ねぇ、ハニー?」
ハニー「なぁに?さぁ、ロン。あーん?」
ロン「あ、ありがとうハニー!わぁー!ハニーからこんな風に食べさせてもらえるなんて光栄すぎて豚の視線が痛いや!あ、あと痛い目にあわないといいな、なんてね!なんて!ハニーの手先の器用さは信じてるけどね僕ぁ!!」
ハーマイオニー「シリウスからもらったペンナイフが嬉しいのは分かるけど、日常的に持ち歩くのは危険だと思うわ」
ハニー「『何でもこじ開けられてどんな結び目もほどける機能付きだから肌身離さず、闇の力(笑)に落ちた後のうのうと暮らすドブ水のようなクズに乱暴されそうになったら使いなさい』だそうだもの」
ロン「モグモグモグこじ開けるのは僕の口だったってわけだねハニー!あぁいつでも開いてるか」
ハニー「今年もセーターをありがとう、とおばさまに伝えておきなさい、ロン。ドラゴンの刺繍入りのとっても素敵な力作だわ」
ロン「ママも泣いて喜ぶよハニー!僕は君に何かあったんじゃないかって涙涙だったけどね!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「大げさよ、というかあなたどうやって察知するのよ、あぁ、聞いてないわ深くは。聞きたくないわ」
ハニー「おじさんおばさんからのティッシュペーパー一枚っていう歴代最低記録と比べるまでもないわ、ほんとにね。夏に電気暖炉が壊されたこと、まだ怒っているのかしら」
ロン「ごめんよハニー!僕らのせいでそんなことに、あぁ、同胞に頼んでヒンヒン言わせようか!」
ハニー「やめておきなさい、あれ自身が今頃ヒンヒン鳴いているころでしょうから」
ハーマイオニー「……ねぇ、ハニー?」
ハニー「なぁに?さぁ、ロン。あーん?」
ロン「あ、ありがとうハニー!わぁー!ハニーからこんな風に食べさせてもらえるなんて光栄すぎて豚の視線が痛いや!あ、あと痛い目にあわないといいな、なんてね!なんて!ハニーの手先の器用さは信じてるけどね僕ぁ!!」
ハーマイオニー「シリウスからもらったペンナイフが嬉しいのは分かるけど、日常的に持ち歩くのは危険だと思うわ」
ハニー「『何でもこじ開けられてどんな結び目もほどける機能付きだから肌身離さず、闇の力(笑)に落ちた後のうのうと暮らすドブ水のようなクズに乱暴されそうになったら使いなさい』だそうだもの」
ロン「モグモグモグこじ開けるのは僕の口だったってわけだねハニー!あぁいつでも開いてるか」
225: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 20:32:02.63 ID:CalXGw+q0
校庭
ネビル「死ね!!」
シェーマス「死ね!!ロンは死ね!!!」
ディーン「くたばれ!!!代われ!!!死ね!!!」
ロン「おい!敵味方無しに投げ合うだけの雪合戦なのになんで僕をみんなして狙うんだよ!やめろよ!マーリンの髭!」
ハニー「元気ねぇ、流石私の豚だわ……シリウスもきっと今頃元気にしてるかしら」
ハーマイオニー「犬基準で想いを馳せてあげるのはやめてあげて」
ジニー「おねぇさま、ハーマイオニー!もう5時だから、そろそろ……」
ハニー「ハァイ、ジニー。そうね、もうそんな時間……ロン!私達はパーティの準備があるから、先に寮に戻るわ」
ロン「ヒンヒン……って、ハニー!?まだ三時間もあるyぶっへぇ!マーリンの髭!」
ハニー「色々あるのよ、つべこべ言わないの。8時に談話室、いいわね?この私をエスコートするのだから、光栄に思いなさい?」
ロン「もちのロナルドだよハニー!ハニー!僕のハニーぐへっ!おい!おいやめろよ今石なげたろ君たち……おい!違うだろ!杖を出すのは違うだろこら!それじゃただの合戦じゃないか!やめろよ!マーリンの髭!ひ、ぎゃぁ!!」
ジニー「荒れてるわ、当たり前だけど。それじゃ、おねぇさまは私の寝室で着替えるのよね♪」
ハニー「えぇ、お邪魔するわ」
ハーマイオニー「ねぇ、どうしてわざわざそんなことを?えーっと、私も、あなたのメイクとか色々……」
ハニー「だってそんな場にいたら、あなたがちゃんとローブ着てられないじゃない」
ジニー「それは是非とも見たいわ」
ハーマイオニー「我慢して頂戴よそのくらい!」
ハニー「無理よ。というか、ね……ふんだ。あんな人と行くあなたにしてあげるメイクなんてないの。自分で頑張りなさい。ほとんど必要、ないでしょうけど!行くわよジニー!」
ジニー「どこまでだっておねぇさま!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「……ふふっ。精一杯、頑張るわ」
ロン「げっほ、げほ。おーいハーマイオニー、だーれと行くんだよー!?」
ハーマイオニー「さぁね! お楽しみになさいな。あなたが雪に埋もれていなければ」
ネビル「死ね!!」
シェーマス「死ね!!ロンは死ね!!!」
ディーン「くたばれ!!!代われ!!!死ね!!!」
ロン「おい!敵味方無しに投げ合うだけの雪合戦なのになんで僕をみんなして狙うんだよ!やめろよ!マーリンの髭!」
ハニー「元気ねぇ、流石私の豚だわ……シリウスもきっと今頃元気にしてるかしら」
ハーマイオニー「犬基準で想いを馳せてあげるのはやめてあげて」
ジニー「おねぇさま、ハーマイオニー!もう5時だから、そろそろ……」
ハニー「ハァイ、ジニー。そうね、もうそんな時間……ロン!私達はパーティの準備があるから、先に寮に戻るわ」
ロン「ヒンヒン……って、ハニー!?まだ三時間もあるyぶっへぇ!マーリンの髭!」
ハニー「色々あるのよ、つべこべ言わないの。8時に談話室、いいわね?この私をエスコートするのだから、光栄に思いなさい?」
ロン「もちのロナルドだよハニー!ハニー!僕のハニーぐへっ!おい!おいやめろよ今石なげたろ君たち……おい!違うだろ!杖を出すのは違うだろこら!それじゃただの合戦じゃないか!やめろよ!マーリンの髭!ひ、ぎゃぁ!!」
ジニー「荒れてるわ、当たり前だけど。それじゃ、おねぇさまは私の寝室で着替えるのよね♪」
ハニー「えぇ、お邪魔するわ」
ハーマイオニー「ねぇ、どうしてわざわざそんなことを?えーっと、私も、あなたのメイクとか色々……」
ハニー「だってそんな場にいたら、あなたがちゃんとローブ着てられないじゃない」
ジニー「それは是非とも見たいわ」
ハーマイオニー「我慢して頂戴よそのくらい!」
ハニー「無理よ。というか、ね……ふんだ。あんな人と行くあなたにしてあげるメイクなんてないの。自分で頑張りなさい。ほとんど必要、ないでしょうけど!行くわよジニー!」
ジニー「どこまでだっておねぇさま!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「……ふふっ。精一杯、頑張るわ」
ロン「げっほ、げほ。おーいハーマイオニー、だーれと行くんだよー!?」
ハーマイオニー「さぁね! お楽しみになさいな。あなたが雪に埋もれていなければ」
271: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 22:23:11.48 ID:CalXGw+q0
談話室
ロン「なんだよ、これ、なんでこんなところに馬鹿げたフリルやら、レースが!ちっくしょう!マーリンの髭!」
ネビル「あー、伝統的だよ、ロン」
ジニー「そうよそうよ。テシーおばさんみたいな臭いで落ち着くわ」
ロン「それがダメだって言ってんだろ!ちっくしょう、ハニーの横を歩くのにこんなんじゃ申し訳が立たないや……」
ハニー「誰の何が、ですって?堂々としなさい、今日は私のパートナーなんですから。そうでしょう?」
ザワザワザワザワザワ!
ヒンヒン!ヒンヒーーーーン!
ロン「ハニー! あー、ハニー、なんて、あぁ、僕はこれほどまでに生まれよかったと思った日はありまヒン、あぁ、ハニー。まさか、まさかのミニですかそうですかありがとうございます!!ヒンヒン!!!」
ネビル「背中ざっくりですかなんて素晴らしいありがとうございます!!ありがとうございます!!!!!ヒン!」
ハニー「? 動きやすそうで、素敵でしょう?」
ジニー「真っ赤な生地がおねぇさまの髪に生えますありがとうございます!!ヒン!ヒンヒンヒン!」
ヒンヒンヒーーーーン!
ハニー「大げさね、まるで日頃の私が冴えないようじゃない?」
ロン「そんなことあもちのロンでないんだけどね、日頃隠されてるなんていうかそういう部分、とか、あー、僕トイレに行っていいかなごめんよ。すぐ戻るから」
ネビル「遅いよロン、もう一杯みたいだ」
ハニー「? みんな緊張しているのかしら」
ロン「なんだよ、これ、なんでこんなところに馬鹿げたフリルやら、レースが!ちっくしょう!マーリンの髭!」
ネビル「あー、伝統的だよ、ロン」
ジニー「そうよそうよ。テシーおばさんみたいな臭いで落ち着くわ」
ロン「それがダメだって言ってんだろ!ちっくしょう、ハニーの横を歩くのにこんなんじゃ申し訳が立たないや……」
ハニー「誰の何が、ですって?堂々としなさい、今日は私のパートナーなんですから。そうでしょう?」
ザワザワザワザワザワ!
ヒンヒン!ヒンヒーーーーン!
ロン「ハニー! あー、ハニー、なんて、あぁ、僕はこれほどまでに生まれよかったと思った日はありまヒン、あぁ、ハニー。まさか、まさかのミニですかそうですかありがとうございます!!ヒンヒン!!!」
ネビル「背中ざっくりですかなんて素晴らしいありがとうございます!!ありがとうございます!!!!!ヒン!」
ハニー「? 動きやすそうで、素敵でしょう?」
ジニー「真っ赤な生地がおねぇさまの髪に生えますありがとうございます!!ヒン!ヒンヒンヒン!」
ヒンヒンヒーーーーン!
ハニー「大げさね、まるで日頃の私が冴えないようじゃない?」
ロン「そんなことあもちのロンでないんだけどね、日頃隠されてるなんていうかそういう部分、とか、あー、僕トイレに行っていいかなごめんよ。すぐ戻るから」
ネビル「遅いよロン、もう一杯みたいだ」
ハニー「? みんな緊張しているのかしら」
285: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 22:44:28.17 ID:CalXGw+q0
玄関ホール
ザワザワザワザワ ガヤガヤ
ヒンヒーーーーン! ザワガヤヒンヒーーーーーン!
ハニー!ハニー!僕らのハニー!!!
ハニー「ハァイ、ごきげんよう。まったく、みんなクリスマスにはしゃいでいるわね」
ロン「あぁみんなテンションが振り切ってるのは君の存在も大いに影響してるけどね。僕は君が一緒で有頂天だけどさハニー!いつもだけどね!ヒンヒン!」
ロン死ねーーーーー!!
ダサローブーーーーーーー!!
ロン「HAHAHAHA!やだね!あとうるさい!ダサいとか言うな!マーリンの髭!」
ハニー「堂々としていなさい、ったら。レースを取ったら少しはマシになったじゃない?」
ロン「あぁ、少なくとも女性用っぽくはなくなったかな。まぁ僕なんてどうでもいいのさ!みんなの視線は君に釘付けだからねハニー!ぼくなんておまけもいいとこさ!」
マクゴナガル「ポッター、ポッター。探しましたよ。まぁ、若いのは素晴らしいということで何も言いません。あー、ウィーズリー。あー、粋ですね?」
ロン「どうも、先生。優しさに泣けてきますよ」
ハニー「先生、探していたというのは?」
マクゴナガル「当然、代表選手は先に踊ることになっているからです。それが伝統ですから。伝えていましたね?」
ハニー「……いいえ?」
マクゴナガル「では、今伝えました。さぁ、こっちにいらっしゃい。ミスター・ウィーズリー。あなたの中の雄雄しき獅子で、しかとミス・ポッターをリードするのですよ?」
ロン「リードを着けられたい僕に重過ぎる責任だけど頑張ります……おっ、おいおいセドリックだ」
ディゴリー「……わぁ」
チョウ「ハァイ、ハニー。とっても素敵ね!」
ハニー「えぇ、あなたこそ。そうね、ミニがいいわよね?」
チョウ「うん。だって動きやすいもの!シーカーの、職業病?なんて!」
ハニー「違いないわ。シーカーと言えば……クラムは?」
ディゴリー「まだ、のようだ。あー、ハニー。あー、あの。とても……」
フラー「ボング・スーワー、ほっぐわーつのみなさーん!オォーゥ、とてもとてもすてーきでーすね?」
ブヒィーーーーブヒィーーーーーー!!
フラー!私達のフラーーーー!ブヒィーーーー!
ザワザワザワザワ ガヤガヤ
ヒンヒーーーーン! ザワガヤヒンヒーーーーーン!
ハニー!ハニー!僕らのハニー!!!
ハニー「ハァイ、ごきげんよう。まったく、みんなクリスマスにはしゃいでいるわね」
ロン「あぁみんなテンションが振り切ってるのは君の存在も大いに影響してるけどね。僕は君が一緒で有頂天だけどさハニー!いつもだけどね!ヒンヒン!」
ロン死ねーーーーー!!
ダサローブーーーーーーー!!
ロン「HAHAHAHA!やだね!あとうるさい!ダサいとか言うな!マーリンの髭!」
ハニー「堂々としていなさい、ったら。レースを取ったら少しはマシになったじゃない?」
ロン「あぁ、少なくとも女性用っぽくはなくなったかな。まぁ僕なんてどうでもいいのさ!みんなの視線は君に釘付けだからねハニー!ぼくなんておまけもいいとこさ!」
マクゴナガル「ポッター、ポッター。探しましたよ。まぁ、若いのは素晴らしいということで何も言いません。あー、ウィーズリー。あー、粋ですね?」
ロン「どうも、先生。優しさに泣けてきますよ」
ハニー「先生、探していたというのは?」
マクゴナガル「当然、代表選手は先に踊ることになっているからです。それが伝統ですから。伝えていましたね?」
ハニー「……いいえ?」
マクゴナガル「では、今伝えました。さぁ、こっちにいらっしゃい。ミスター・ウィーズリー。あなたの中の雄雄しき獅子で、しかとミス・ポッターをリードするのですよ?」
ロン「リードを着けられたい僕に重過ぎる責任だけど頑張ります……おっ、おいおいセドリックだ」
ディゴリー「……わぁ」
チョウ「ハァイ、ハニー。とっても素敵ね!」
ハニー「えぇ、あなたこそ。そうね、ミニがいいわよね?」
チョウ「うん。だって動きやすいもの!シーカーの、職業病?なんて!」
ハニー「違いないわ。シーカーと言えば……クラムは?」
ディゴリー「まだ、のようだ。あー、ハニー。あー、あの。とても……」
フラー「ボング・スーワー、ほっぐわーつのみなさーん!オォーゥ、とてもとてもすてーきでーすね?」
ブヒィーーーーブヒィーーーーーー!!
フラー!私達のフラーーーー!ブヒィーーーー!
287: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 22:53:44.67 ID:CalXGw+q0
ハニー「あら、こんばんわ。いつかは私の豚がどうも?」
フラー「オッオー、こわいこわーいかおしないでくださーい。わたーしの子豚にしてもいいでーす?」
ロン「間に合ってるよ、お世話様」
ハニー「その通りだわ」
フラー「ふーふーん?わったーしほどではありませんが、綺麗綺麗な子が多いみたいでーす」
デイビース「ち、違いないよフラー!あの、フラー!僕達のフラー!ブヒィ!」
チョウ「キャプ……他校の生徒と、仲良しなのね!凄いわ!」
ロン「一部侵食されてら。ったく、ハニーの豚じゃない奴らはこれだから」
ハニー「全生徒豚化計画の邪魔をするならあなたでも容赦ないわよ?」
フラー「おっおー、おっかなーいでーす。でもー、わったーしのうつくしーさには……うつくし……おぉーう、シュペー(ル)!!」
ザワザワザワザワ
ガヤガヤガヤガヤ
チョウ「?フランス語?誰を見て……まあ」
ハニー「あら、クラムのご到着ね……ふーーーーん」
ロン「」
クラム「ハーム―オウン―ニニイ。あー。ヴぉくと来てくれて、ありがとう」
ハーマイオニー「こちらこそ、ビクトール……ごきげんよう、ハニー、ロン!」
フラー「オッオー、こわいこわーいかおしないでくださーい。わたーしの子豚にしてもいいでーす?」
ロン「間に合ってるよ、お世話様」
ハニー「その通りだわ」
フラー「ふーふーん?わったーしほどではありませんが、綺麗綺麗な子が多いみたいでーす」
デイビース「ち、違いないよフラー!あの、フラー!僕達のフラー!ブヒィ!」
チョウ「キャプ……他校の生徒と、仲良しなのね!凄いわ!」
ロン「一部侵食されてら。ったく、ハニーの豚じゃない奴らはこれだから」
ハニー「全生徒豚化計画の邪魔をするならあなたでも容赦ないわよ?」
フラー「おっおー、おっかなーいでーす。でもー、わったーしのうつくしーさには……うつくし……おぉーう、シュペー(ル)!!」
ザワザワザワザワ
ガヤガヤガヤガヤ
チョウ「?フランス語?誰を見て……まあ」
ハニー「あら、クラムのご到着ね……ふーーーーん」
ロン「」
クラム「ハーム―オウン―ニニイ。あー。ヴぉくと来てくれて、ありがとう」
ハーマイオニー「こちらこそ、ビクトール……ごきげんよう、ハニー、ロン!」
292: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 23:06:59.78 ID:CalXGw+q0
ザワザワザワザワ
ガヤガヤガヤガヤ
ヒンヒン!ブヒィー!
フレッド「さぁさぁ張った張った!このダンスでいっちばん素敵な子はだーれだい?おーっとアンジェリーナ、もちロニーで僕の中じゃ君がいっちばんだけどね」
ジョージ「魅惑の女帝デラクール嬢に我らが女王ポッター嬢、レイブンのお姫様チャン嬢に、大穴グレンジャー嬢と大熱戦だぜ!さぁさぁ張った張ったぁー!!」
ロン「マーリンの髭!」
ハニー「さっきからそればかりね、あなた。ほら、睨んでないで。入場のようよ。しっかり手を」
ロン「あ、あぁ。ハニー、ごめんよ。あー、あんにゃろ……なんて奴を、まったく」
ハニー「ふふっ、綺麗でしょ?ハーマイオニー」
ハーマイオニー「ハー、マイ、オニー、よ?」
クラム「? ハーム、オウン、ニニイ?」
ロン「べ、ベタベタするなよ!マーリンの髭!」
ハニー「あら、それはどっちに対して言っているのかしらね……さっ、ロン。腰に手を」
ロン「あぁ、そうだね。君の腰に手でマーリンの……こ、腰!?あ、あわわ、あわわわ、僕はこんなに幸運でいいんだろうかあれ僕こんなに幸運でいいのかなもうこれ僕明日死んじゃっても……あれ?ハニー、なんか君、震え……」
ハニー「……ダンスなんて、初めてだもの。しっかり、リードしてね? ロン?」フーーッ
ロン「」
ロン「ふぅ。 任せてよ、ハニー。僕はキミの一番の豚だぜ?ダンスくらいできなくてどうするのさ」
~~~~~~♪
~~~~~~~~♪
ロン氏ね!
ディゴリー死ね!! デイビースくたばれ!!!
キーーーーッ!グレンジャー!キーーーーーーッ!!
ガヤガヤガヤガヤ
ヒンヒン!ブヒィー!
フレッド「さぁさぁ張った張った!このダンスでいっちばん素敵な子はだーれだい?おーっとアンジェリーナ、もちロニーで僕の中じゃ君がいっちばんだけどね」
ジョージ「魅惑の女帝デラクール嬢に我らが女王ポッター嬢、レイブンのお姫様チャン嬢に、大穴グレンジャー嬢と大熱戦だぜ!さぁさぁ張った張ったぁー!!」
ロン「マーリンの髭!」
ハニー「さっきからそればかりね、あなた。ほら、睨んでないで。入場のようよ。しっかり手を」
ロン「あ、あぁ。ハニー、ごめんよ。あー、あんにゃろ……なんて奴を、まったく」
ハニー「ふふっ、綺麗でしょ?ハーマイオニー」
ハーマイオニー「ハー、マイ、オニー、よ?」
クラム「? ハーム、オウン、ニニイ?」
ロン「べ、ベタベタするなよ!マーリンの髭!」
ハニー「あら、それはどっちに対して言っているのかしらね……さっ、ロン。腰に手を」
ロン「あぁ、そうだね。君の腰に手でマーリンの……こ、腰!?あ、あわわ、あわわわ、僕はこんなに幸運でいいんだろうかあれ僕こんなに幸運でいいのかなもうこれ僕明日死んじゃっても……あれ?ハニー、なんか君、震え……」
ハニー「……ダンスなんて、初めてだもの。しっかり、リードしてね? ロン?」フーーッ
ロン「」
ロン「ふぅ。 任せてよ、ハニー。僕はキミの一番の豚だぜ?ダンスくらいできなくてどうするのさ」
~~~~~~♪
~~~~~~~~♪
ロン氏ね!
ディゴリー死ね!! デイビースくたばれ!!!
キーーーーッ!グレンジャー!キーーーーーーッ!!
303: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 23:20:03.78 ID:CalXGw+q0
パチパチパチパチパチパチ!
ヒンヒーーン!ブヒィー!
ハニー「ふぅ、一曲目が終わったわね。あとは、参加するも食事するも自由のようだわ」
ロン「あぁハニー、クルクル周りながら考えてたんだけどやっぱり君って女神だよな、知ってたけどさ。えーっと、どうする?」
ハニー「動くのは楽しいけれど、あんまりダンスの面白さは分からないわ。飲み物を取りに行きましょう?」
ロン「もちの僕さ……あっ」
ハーマイオニー「ふーっ。あなたって、見かけよりずっと繊細な動き、出来るのね。それに、笑うと優しいわ」
クラム「カルカロフ校長は、ヴぉくは笑うと弱く見えるから睨んでおくように言ったんです。あー、もう一曲、お願いしていいですか?」
ハニー「……」
ディゴリー「は、ははっ。あー、チョウ?座るかい?」
チョウ「どうして!とっても楽しいわ、セドリック!あら、ハニー!ハァイ、楽しんでいる?」
ハニー「上々よ。 座りましょう、ロン」
ロン「合点さハニー、さぁ!」
ハニー「ええ、そうね。あなたの座り心地に比べれば、誰の手を取ろうと一緒だわ」
ロン死ねーーーー!!
ロン「やだねっって言ってんだろ!あーぁ、まったく……」
パーシー「おやおや、おや。こんな時こそ君達なら大騒ぎして楽しむと思っていたけど、どうしたんだい?」
ロン「!? ぱ、パーシー?どうしてこんなとこに」
パーシー「昇進したんだ! クラウチさんの個人の補佐官にね!クラウチさんの体調が良くないから代理で僕があぁクラウチさん大丈夫だろうかクラウチさんたらクラウチさん!」
ハニー「相変わらずそのめがねなのね……クラウチ、さんが?」
ヒンヒーーン!ブヒィー!
ハニー「ふぅ、一曲目が終わったわね。あとは、参加するも食事するも自由のようだわ」
ロン「あぁハニー、クルクル周りながら考えてたんだけどやっぱり君って女神だよな、知ってたけどさ。えーっと、どうする?」
ハニー「動くのは楽しいけれど、あんまりダンスの面白さは分からないわ。飲み物を取りに行きましょう?」
ロン「もちの僕さ……あっ」
ハーマイオニー「ふーっ。あなたって、見かけよりずっと繊細な動き、出来るのね。それに、笑うと優しいわ」
クラム「カルカロフ校長は、ヴぉくは笑うと弱く見えるから睨んでおくように言ったんです。あー、もう一曲、お願いしていいですか?」
ハニー「……」
ディゴリー「は、ははっ。あー、チョウ?座るかい?」
チョウ「どうして!とっても楽しいわ、セドリック!あら、ハニー!ハァイ、楽しんでいる?」
ハニー「上々よ。 座りましょう、ロン」
ロン「合点さハニー、さぁ!」
ハニー「ええ、そうね。あなたの座り心地に比べれば、誰の手を取ろうと一緒だわ」
ロン死ねーーーー!!
ロン「やだねっって言ってんだろ!あーぁ、まったく……」
パーシー「おやおや、おや。こんな時こそ君達なら大騒ぎして楽しむと思っていたけど、どうしたんだい?」
ロン「!? ぱ、パーシー?どうしてこんなとこに」
パーシー「昇進したんだ! クラウチさんの個人の補佐官にね!クラウチさんの体調が良くないから代理で僕があぁクラウチさん大丈夫だろうかクラウチさんたらクラウチさん!」
ハニー「相変わらずそのめがねなのね……クラウチ、さんが?」
315: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 23:34:50.28 ID:CalXGw+q0
パーシー「当然、働きすぎですね。冴えは衰えていないけど、もう高齢だし、あのブリンキーだかの屋敷しもべ妖精がいなくなってからは生活も快適ではなくなったんでしょう」
ハニー「ウィンキー、よ。ハーマイオニーが聞いたら怒るわ」
パーシー「あぁ、そのハーマイオニーですがね。なんだか、少し見ない間にとても素晴らしいレディになったみたいじゃないか。あぁ、君がどうと言っているわけではないよ、ハニー。イメージの話さ」
ロン「ハニーはいつだって最高で崇め奉られてるからな、あぁ。ハーマイオニーは……ヘラヘラしちゃってさ」
パーシー「ともかくクラウチさんは静かに休暇を過ごされているよ。あのうるさい記者も色々かぎまわっているし、この試合はあるしで働きづめすぎたのさ。まぁ、頼れる者がいることをご存知なのは、僕としても嬉しいですね」
ハニー「そう、お大事にと伝えていて頂戴……曲が終わったわ」
ロン「あー、なんだっけ?演奏してるのは、マクベスの魔女達だか妖女シスターズだかなんかなんだよ、ハニー。君の前じゃどんな演奏でもかすむけど……あっ」
クラム「ヴぉくが飲み物をとってくるから、ここで待っていてください」
ハーマイオニー「えぇ、お願い……ハァイ、あー、熱いわね!あ、パーシーこんばんわ。素敵な眼鏡ね」
ハニー「ハァイ、ハーマイオニー。ばっちり決められたじゃない、素敵よ」
ハーマイオニー「あぁ、ハニー!あなたのおかげだし、あなたにそういわれたら私……ロン?」
ロン「……マー髭」
ハーマイオニー「目くらいあわせなさいよ。なぁに、その態度」
ロン「敵とベタベタする僕らの敵はあっちいけよ、マーリンの髭」
ハーマイオニー「っ、あなた、自分が彼がここに来た時どれだけ騒いだかお忘れなわけ!?クラムクラムって騒いでいたのはどなた!?」
ロン「彼?愛しのビッキーだろ?ほーら、戻ってきたぜ。さっさとダンスにでも戻りなよ」
ハーマイオニー「そんな名前で呼ばないでっ!~~~っ、ビクトール!踊りましょう!なぁに?身体には自信があるんでしょ!?さぁ!!」
ギュッ
ハニー「……」
ハニー「ウィンキー、よ。ハーマイオニーが聞いたら怒るわ」
パーシー「あぁ、そのハーマイオニーですがね。なんだか、少し見ない間にとても素晴らしいレディになったみたいじゃないか。あぁ、君がどうと言っているわけではないよ、ハニー。イメージの話さ」
ロン「ハニーはいつだって最高で崇め奉られてるからな、あぁ。ハーマイオニーは……ヘラヘラしちゃってさ」
パーシー「ともかくクラウチさんは静かに休暇を過ごされているよ。あのうるさい記者も色々かぎまわっているし、この試合はあるしで働きづめすぎたのさ。まぁ、頼れる者がいることをご存知なのは、僕としても嬉しいですね」
ハニー「そう、お大事にと伝えていて頂戴……曲が終わったわ」
ロン「あー、なんだっけ?演奏してるのは、マクベスの魔女達だか妖女シスターズだかなんかなんだよ、ハニー。君の前じゃどんな演奏でもかすむけど……あっ」
クラム「ヴぉくが飲み物をとってくるから、ここで待っていてください」
ハーマイオニー「えぇ、お願い……ハァイ、あー、熱いわね!あ、パーシーこんばんわ。素敵な眼鏡ね」
ハニー「ハァイ、ハーマイオニー。ばっちり決められたじゃない、素敵よ」
ハーマイオニー「あぁ、ハニー!あなたのおかげだし、あなたにそういわれたら私……ロン?」
ロン「……マー髭」
ハーマイオニー「目くらいあわせなさいよ。なぁに、その態度」
ロン「敵とベタベタする僕らの敵はあっちいけよ、マーリンの髭」
ハーマイオニー「っ、あなた、自分が彼がここに来た時どれだけ騒いだかお忘れなわけ!?クラムクラムって騒いでいたのはどなた!?」
ロン「彼?愛しのビッキーだろ?ほーら、戻ってきたぜ。さっさとダンスにでも戻りなよ」
ハーマイオニー「そんな名前で呼ばないでっ!~~~っ、ビクトール!踊りましょう!なぁに?身体には自信があるんでしょ!?さぁ!!」
ギュッ
ハニー「……」
320: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 23:53:28.54 ID:CalXGw+q0
パーシー「あー……修羅場ってやつなのかな?」
ロン「さぁね。けっ、マー髭……あー、あの。ハニー、ごめんよ。あー、君を不快にさせたなら」
ハニー「謝る相手が違うでしょう、と言いたいけれど。そうね……私もいい加減に、イライラしてきたわ。どうして私が一緒に選んだローブの隣にいるのが、百歩譲ってロンでもなくわたしでもないのよ」
ロン「……あー、ハニー?ハニー、あの……」
ハニー「……ダンス用の演奏が終わって、ロックバンドらしい彼らの曲をやるようね。ロン。私の豚。さぁ、仕事よ」
ロン「なんだいハニー!僕のハニー!」
ハニー「あのステージまで連れて行って頂戴」
「オーケー、準備はいいか!?」
イェーーーーーー!
キャーーーーキャーーーーー!!
ザワザワザワザワ
「それじゃ、のってくzおい!?なんだお前!オォーウ、脚丸出しの女を背負って舞台に上るなんて、ロックじゃねぇか!」
ロン「僕かい?僕はハニーの豚さ!ヒンヒン!」
ハニー「マイクを貸しなさい、ギターもね。一時期無駄にそういう教室に通わされたから、お手の物よ。さぁ、今ならこのあなたの衣装にぴったりの首輪もあげるわ。ヒンヒンお鳴き?」
「……ヒンヒーーーーン!!!」
ザワザワザワ
ヒンヒン? ザワザワザワザワザワ
ハニー「えぇ、いい子ね……『ディフィンド、裂けよ!』。これでよし、っと。ロン、髪飾りもっていなさい」
ロン「は、ハニー!?ただでさえ短いスカートをそんなあられもないそんなありがとうございます!」
ザワザザワザワザワ
ハーマイオニー「あ、あそこにいるの、ハニー!?何を……」
ハニー「オーケー、準備はいいわね?」
「「「「「ヒンヒン!!!」」」」」
ロン「僕が言うのもなんだけど、ちょろすぎるよなバンドメンバー」
ロン「さぁね。けっ、マー髭……あー、あの。ハニー、ごめんよ。あー、君を不快にさせたなら」
ハニー「謝る相手が違うでしょう、と言いたいけれど。そうね……私もいい加減に、イライラしてきたわ。どうして私が一緒に選んだローブの隣にいるのが、百歩譲ってロンでもなくわたしでもないのよ」
ロン「……あー、ハニー?ハニー、あの……」
ハニー「……ダンス用の演奏が終わって、ロックバンドらしい彼らの曲をやるようね。ロン。私の豚。さぁ、仕事よ」
ロン「なんだいハニー!僕のハニー!」
ハニー「あのステージまで連れて行って頂戴」
「オーケー、準備はいいか!?」
イェーーーーーー!
キャーーーーキャーーーーー!!
ザワザワザワザワ
「それじゃ、のってくzおい!?なんだお前!オォーウ、脚丸出しの女を背負って舞台に上るなんて、ロックじゃねぇか!」
ロン「僕かい?僕はハニーの豚さ!ヒンヒン!」
ハニー「マイクを貸しなさい、ギターもね。一時期無駄にそういう教室に通わされたから、お手の物よ。さぁ、今ならこのあなたの衣装にぴったりの首輪もあげるわ。ヒンヒンお鳴き?」
「……ヒンヒーーーーン!!!」
ザワザワザワ
ヒンヒン? ザワザワザワザワザワ
ハニー「えぇ、いい子ね……『ディフィンド、裂けよ!』。これでよし、っと。ロン、髪飾りもっていなさい」
ロン「は、ハニー!?ただでさえ短いスカートをそんなあられもないそんなありがとうございます!」
ザワザザワザワザワ
ハーマイオニー「あ、あそこにいるの、ハニー!?何を……」
ハニー「オーケー、準備はいいわね?」
「「「「「ヒンヒン!!!」」」」」
ロン「僕が言うのもなんだけど、ちょろすぎるよなバンドメンバー」
330: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 00:03:05.55 ID:HyqlkFOu0
The Weird Sisters - Do The Hippogriff
http://www.youtube.com/watch?v=9tNUAumvfzg
ジニー「あっ、これって妖女シスターズの曲……えっ!?でもあそこにいるの!」
ネビル「ハニーだ!ヒンヒン!あぁハニー!すっごい!カッコイイ!」
ザワザワザワザワザワ
ハニー「……Move you body like a hairy troll Learning to rock and roll」
ヒンヒーーーーーーーン!!
ロン「君ってすっげぇやハニー!知ってたけどね!ヒンヒン!!」
ハニー「Spin around like a crazy elf Dancing by himself」
キャーーーー!キャーーーー!
ハニー「Boogie down like a unicorn No stopping till the break of dawn」
ハニー「Put your hands up in the air Like an ogre who just don't care……」
ジャンジャンジャンジャン!!!
ハニー「Can you dance like a Honey's Pig!?」
ヒヒーンヒヒーンヒヒーーーーーーーーーーン!!
ロン「ナイスアドリブにナイス連携だぜ豚ども!!ハニー!ハニー!僕のハニー!ヒンヒーーーーーン!!!」
ハーマイオニー「あぁ、やっぱりハニーって……あっ、あぁ!ご、ごめんなさいビクトール、あの、忘れていたわけじゃ……」
クラム「……けて」
ハーマイオニー「?」
クラム「……なんでもないです」
http://www.youtube.com/watch?v=9tNUAumvfzg
ジニー「あっ、これって妖女シスターズの曲……えっ!?でもあそこにいるの!」
ネビル「ハニーだ!ヒンヒン!あぁハニー!すっごい!カッコイイ!」
ザワザワザワザワザワ
ハニー「……Move you body like a hairy troll Learning to rock and roll」
ヒンヒーーーーーーーン!!
ロン「君ってすっげぇやハニー!知ってたけどね!ヒンヒン!!」
ハニー「Spin around like a crazy elf Dancing by himself」
キャーーーー!キャーーーー!
ハニー「Boogie down like a unicorn No stopping till the break of dawn」
ハニー「Put your hands up in the air Like an ogre who just don't care……」
ジャンジャンジャンジャン!!!
ハニー「Can you dance like a Honey's Pig!?」
ヒヒーンヒヒーンヒヒーーーーーーーーーーン!!
ロン「ナイスアドリブにナイス連携だぜ豚ども!!ハニー!ハニー!僕のハニー!ヒンヒーーーーーン!!!」
ハーマイオニー「あぁ、やっぱりハニーって……あっ、あぁ!ご、ごめんなさいビクトール、あの、忘れていたわけじゃ……」
クラム「……けて」
ハーマイオニー「?」
クラム「……なんでもないです」
343: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 00:13:48.94 ID:HyqlkFOu0
ダンスホール脇
ロン「あぁハニー!やっぱり君って最高だよハニー!ロックの世界の女王も夢じゃないというか現実だよハニー!ヒンヒン!」
ハニー「夢より素晴らしいで売っていけそうね、えぇ。飲み物をくださる? あら」
バグマン「やぁ、ハニー!素晴らしいステージだったね、え?」
ハニー「バグマンさん。あー、高官同士、パーシーとお話を?」
パーシー「はっはっは、高官だなんてハニー、褒めても僕の眼鏡が光るだけだよ、はっはっは。ありがとう」
バグマン「バーティのことでつもる話もあったからね。あー、ところでハニー?あいつはどうだね?あれは」
ハニー「? 回りくどいのは嫌いだわ」
バグマン「おぉっと失礼。あの、金の卵のことさ」
ハニー「……どう、っていうのは?正直に言うと、まだ何も手付かずというところだけれど」
バグマン「そうか、そうか。あー、パース?ちょいと俺に食い物をとってきてくれるかい?」
パーシー「合点ですバグマンさん!つきましてはバーサ・ジョーキンズのこと頼みますよ!」
バグマン「任された。なぁ、ハニー。君さえよければだがね。私は君に、あー。さらにヒントを教えてあげたいんだが」
ハニー「……はぁ?」
ロン「あぁハニー!やっぱり君って最高だよハニー!ロックの世界の女王も夢じゃないというか現実だよハニー!ヒンヒン!」
ハニー「夢より素晴らしいで売っていけそうね、えぇ。飲み物をくださる? あら」
バグマン「やぁ、ハニー!素晴らしいステージだったね、え?」
ハニー「バグマンさん。あー、高官同士、パーシーとお話を?」
パーシー「はっはっは、高官だなんてハニー、褒めても僕の眼鏡が光るだけだよ、はっはっは。ありがとう」
バグマン「バーティのことでつもる話もあったからね。あー、ところでハニー?あいつはどうだね?あれは」
ハニー「? 回りくどいのは嫌いだわ」
バグマン「おぉっと失礼。あの、金の卵のことさ」
ハニー「……どう、っていうのは?正直に言うと、まだ何も手付かずというところだけれど」
バグマン「そうか、そうか。あー、パース?ちょいと俺に食い物をとってきてくれるかい?」
パーシー「合点ですバグマンさん!つきましてはバーサ・ジョーキンズのこと頼みますよ!」
バグマン「任された。なぁ、ハニー。君さえよければだがね。私は君に、あー。さらにヒントを教えてあげたいんだが」
ハニー「……はぁ?」
349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 00:24:19.33 ID:HyqlkFOu0
ハニー「だって、あなた。『魔法ゲーム・スポーツ部』の部長で……この試合を公正に進めるための審査員でしょう?」
バグマン「あぁ、あぁ!そーんな肩書きは今はいいのさ。なぁに、別に省として君に肩入れするわけじゃぁない。私個人としてだね、ハニー。君を気に入ったのさ」
ロン「悪いけどバグマンさん、顔を15センチ以内に近づけるのは豚になってからで頼みますよ。もちの僕で」
バグマン「おっとこりゃ失礼。なぁ、ハニー。みんなホグワーツに勝たせたいんだ。私を味方につけて、どうだね?だーれも文句は言わないよ」
ハニー「その持ちかけは、ディゴリーには?」
バグマン「ディゴ、あぁ、エイモスの息子かい?いいや、さっきも言ったがね。私は個人的に君を気に入ったから……」
ハニー「それじゃぁ聞くまでも無いわ。結構よ」
バグマン「えぇっ!?だ、だがねハニー!?あー、言ってはなんだが今度のはとてもとても」
ハニー「この私がどんな試練にも臆するはずがないじゃない。私が恐れるのは退屈と体重計だけ」
ロン「そいうことなんで、バグマンさん。あー、恐れるって言えば、なんだか珍しくおっかない顔してるうちの双子が後ろにいますけど?」
バグマン「そんな……なっ!あっ!?」
フレッド「ご機嫌麗しゅう、バグマンさん」
ジョージ「僕達から、飲み物はどうだい?」
バグマン「あっ、あっはは。よ、よお、よお二人とも。元気にしていたかい……」
パーシー「こら、こら!フレッド、ジョージ!バグマンさんになんて態度だ!」
フレッジョ「「黙れよウェーザビー!!」」
ハニー「ロン、行きましょう。いらない騒ぎに巻き込まれるのはごめんだわ」
ロン「あぁハニー!あの人の忠告だしね!ヒンヒン!さぁ僕の背中に。外の空気でも吸おうよ」
バグマン「あぁ、あぁ!そーんな肩書きは今はいいのさ。なぁに、別に省として君に肩入れするわけじゃぁない。私個人としてだね、ハニー。君を気に入ったのさ」
ロン「悪いけどバグマンさん、顔を15センチ以内に近づけるのは豚になってからで頼みますよ。もちの僕で」
バグマン「おっとこりゃ失礼。なぁ、ハニー。みんなホグワーツに勝たせたいんだ。私を味方につけて、どうだね?だーれも文句は言わないよ」
ハニー「その持ちかけは、ディゴリーには?」
バグマン「ディゴ、あぁ、エイモスの息子かい?いいや、さっきも言ったがね。私は個人的に君を気に入ったから……」
ハニー「それじゃぁ聞くまでも無いわ。結構よ」
バグマン「えぇっ!?だ、だがねハニー!?あー、言ってはなんだが今度のはとてもとても」
ハニー「この私がどんな試練にも臆するはずがないじゃない。私が恐れるのは退屈と体重計だけ」
ロン「そいうことなんで、バグマンさん。あー、恐れるって言えば、なんだか珍しくおっかない顔してるうちの双子が後ろにいますけど?」
バグマン「そんな……なっ!あっ!?」
フレッド「ご機嫌麗しゅう、バグマンさん」
ジョージ「僕達から、飲み物はどうだい?」
バグマン「あっ、あっはは。よ、よお、よお二人とも。元気にしていたかい……」
パーシー「こら、こら!フレッド、ジョージ!バグマンさんになんて態度だ!」
フレッジョ「「黙れよウェーザビー!!」」
ハニー「ロン、行きましょう。いらない騒ぎに巻き込まれるのはごめんだわ」
ロン「あぁハニー!あの人の忠告だしね!ヒンヒン!さぁ僕の背中に。外の空気でも吸おうよ」
353: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 00:45:01.17 ID:HyqlkFOu0
校庭
ロン「あー……は、ハニー?一度あの、降りるかい?」
ハニー「? どうしてよ。私を背負うことは光栄でしょう?豚ならヒンヒンおとなしく鳴きなさい?」
ロン「そりゃヒンヒン!なんだけど、さ。あー、何と言うか。外の空気、って言ってもさぁ」
イチャイチャ
イチャイチャ イチャ
ミッチー ヨシリン……
ロン「あー、そいうやつらがそこかしこの、茂みとか柱の影……マーリンの髭!!!」
ハニー「? みんなきっと、寒いのね」
ロン「きみハーマイオニーでさんざんやっておきながら……あれ?あっちから、歩いてくるのって」
ハニー「……」
スネイプ「イゴール。我輩には君が何故そこまで騒ぐのか、理解できませんな」
カルカロフ「セブルス!この数ヶ月でますますはっきりしてきたこいつを見て、何も起こっていないフリなどできないだろう!」
ロン「ありゃぁ、スネイプとカルカロフ?おったまげー、奴さんたちってそう言う仲だったのかよ」
ハニー「下の名前で呼び合ってるわね……お友達だったのかしら」
ロン「うん、僕が汚れてるのは分かったからハニーはあまり考えなくていいよ」
カルカロフ「ほら、見ろ!こんなになっているというのに、君はまだ否定するというのか――」
スネイプ「なら、逃げろ。我輩が何かしらの言い訳を考えてダンブルドアに報告しておこう。しかし、我輩はホグワーツに残る。残らねばならん――さて」
ビュン!!バサバサッ!キャーーー!
スネイプ「ミス・ブラウン。ミス・パチル。そこの茂みで何をしている」
ラベンダー「ちょ、ちょっとお二人の姿をスケッチ、して」
パーバティ「し、新刊はスネ×カルでいこう、って」
スネイプ「不愉快極まりない思考回路に二十点減点! そこの茂み!!」
バサッ!キャーーーーーー!!
スネイプ「フォーセットにステビンズ!不純異性交遊でレイブンとハッフルパフから十点ずつ減点!そこ!そしてそこ!!グリフィンドール十点レイブンクロー十点ハッフル十点スリ五点グリ十点グリ二十点減点!!この脳内ピンク色どもめ!!!」
ロン「……軽く僻みはいってるよな。やっぱ君の言う通り●●らしいや」
ハニー「?そこで●●は意味がちがうのじゃないかしら」
ロン「あぁ、やっぱり君分かってなかったんだね……あ」
スネイプ「それで、おまえたち二人は何をしているのだ?」
ロン「あー、歩いてるだけです。規則違反ではありませんよね?」
スネイプ「歩いているだけか?」
ロン「えぇ、先生」
スネイプ「本当に歩いているだけか?」
ハニー「そうだと言っているわ、先生」
スネイプ「これからどこぞに連れこんで目隠しの上愛の妙薬なぞしでかしたらその身に何が起こるか保障できんが、歩いてるだけなのだな?」
ロン「しつっこいな。その通りです、先生」
スネイプ「ならばそのまま歩き続けろ! 傲慢な態度にグリフィンドールから二十点減点! ふんっ」
ロン「なんなんだよあいつ」
ハニー「生徒が、というより私が嫌いで仕方ないのでしょう。放っておきましょう」
ロン「あー……は、ハニー?一度あの、降りるかい?」
ハニー「? どうしてよ。私を背負うことは光栄でしょう?豚ならヒンヒンおとなしく鳴きなさい?」
ロン「そりゃヒンヒン!なんだけど、さ。あー、何と言うか。外の空気、って言ってもさぁ」
イチャイチャ
イチャイチャ イチャ
ミッチー ヨシリン……
ロン「あー、そいうやつらがそこかしこの、茂みとか柱の影……マーリンの髭!!!」
ハニー「? みんなきっと、寒いのね」
ロン「きみハーマイオニーでさんざんやっておきながら……あれ?あっちから、歩いてくるのって」
ハニー「……」
スネイプ「イゴール。我輩には君が何故そこまで騒ぐのか、理解できませんな」
カルカロフ「セブルス!この数ヶ月でますますはっきりしてきたこいつを見て、何も起こっていないフリなどできないだろう!」
ロン「ありゃぁ、スネイプとカルカロフ?おったまげー、奴さんたちってそう言う仲だったのかよ」
ハニー「下の名前で呼び合ってるわね……お友達だったのかしら」
ロン「うん、僕が汚れてるのは分かったからハニーはあまり考えなくていいよ」
カルカロフ「ほら、見ろ!こんなになっているというのに、君はまだ否定するというのか――」
スネイプ「なら、逃げろ。我輩が何かしらの言い訳を考えてダンブルドアに報告しておこう。しかし、我輩はホグワーツに残る。残らねばならん――さて」
ビュン!!バサバサッ!キャーーー!
スネイプ「ミス・ブラウン。ミス・パチル。そこの茂みで何をしている」
ラベンダー「ちょ、ちょっとお二人の姿をスケッチ、して」
パーバティ「し、新刊はスネ×カルでいこう、って」
スネイプ「不愉快極まりない思考回路に二十点減点! そこの茂み!!」
バサッ!キャーーーーーー!!
スネイプ「フォーセットにステビンズ!不純異性交遊でレイブンとハッフルパフから十点ずつ減点!そこ!そしてそこ!!グリフィンドール十点レイブンクロー十点ハッフル十点スリ五点グリ十点グリ二十点減点!!この脳内ピンク色どもめ!!!」
ロン「……軽く僻みはいってるよな。やっぱ君の言う通り●●らしいや」
ハニー「?そこで●●は意味がちがうのじゃないかしら」
ロン「あぁ、やっぱり君分かってなかったんだね……あ」
スネイプ「それで、おまえたち二人は何をしているのだ?」
ロン「あー、歩いてるだけです。規則違反ではありませんよね?」
スネイプ「歩いているだけか?」
ロン「えぇ、先生」
スネイプ「本当に歩いているだけか?」
ハニー「そうだと言っているわ、先生」
スネイプ「これからどこぞに連れこんで目隠しの上愛の妙薬なぞしでかしたらその身に何が起こるか保障できんが、歩いてるだけなのだな?」
ロン「しつっこいな。その通りです、先生」
スネイプ「ならばそのまま歩き続けろ! 傲慢な態度にグリフィンドールから二十点減点! ふんっ」
ロン「なんなんだよあいつ」
ハニー「生徒が、というより私が嫌いで仕方ないのでしょう。放っておきましょう」
366: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 01:02:27.63 ID:HyqlkFOu0
噴水
ロン「城の中の飾りも凝ってたけどさ。こんなもんまでこしらえてたんだね。あぁハニー!君をこんな石でできた縁に座らせられないよ豚としてね!」
ハニー「えぇ、出来るクッションねあなたは。とっても綺麗だわ、彫刻も……ふふっ、牡牝の鹿に、犬に、狼。腹黒豚のくせになんだか粋なことするじゃない」
ロン「ダンブルドア様様だよねハニー、君には遠くおよばないけどさ」
ハニー「当然ね。ところでさっきの二人……何の話をしていたのかしら」
ロン「ラベンダーたちの腐った案は捨て切るとして。なんだか心配そうだったよな、カルカロフは。というか、怯えてた」
ハニー「何かを見せていたし、一体……あっ」
ズンッ、ズンッ、ズンッ
ハグリッド「こ、このへんで少し休もうや、マダム。あー、ちょっとまっちょれ。ハンカチがどこかに、あった!水玉だし使い古しでわりーが、どうぞ。座っちょくれ」
マクシーム「ありがとうございまーす、あーぐりっど」
ロン「う、わ。ハグリッドとマクシームのエレファントカップルだ……あー、気まずい、まずいよハニー。もしもハグリッドがこのままマダムへの心中を吐露し始めたらさぁ」
ハニー「私達に聴かれたと知ったら、ハグリッドは顔から火を噴くでしょうね……あっちに、ああ、でも今立ち上がったら二人からどうやっても見えてしまうわ」
ロン「静かにしてやりすごそうか、ジーッとね。そこの鹿の象の根元にいるコガネムシみたいに。なんだか最近コガネムシをよく観るなあ」
ロン「城の中の飾りも凝ってたけどさ。こんなもんまでこしらえてたんだね。あぁハニー!君をこんな石でできた縁に座らせられないよ豚としてね!」
ハニー「えぇ、出来るクッションねあなたは。とっても綺麗だわ、彫刻も……ふふっ、牡牝の鹿に、犬に、狼。腹黒豚のくせになんだか粋なことするじゃない」
ロン「ダンブルドア様様だよねハニー、君には遠くおよばないけどさ」
ハニー「当然ね。ところでさっきの二人……何の話をしていたのかしら」
ロン「ラベンダーたちの腐った案は捨て切るとして。なんだか心配そうだったよな、カルカロフは。というか、怯えてた」
ハニー「何かを見せていたし、一体……あっ」
ズンッ、ズンッ、ズンッ
ハグリッド「こ、このへんで少し休もうや、マダム。あー、ちょっとまっちょれ。ハンカチがどこかに、あった!水玉だし使い古しでわりーが、どうぞ。座っちょくれ」
マクシーム「ありがとうございまーす、あーぐりっど」
ロン「う、わ。ハグリッドとマクシームのエレファントカップルだ……あー、気まずい、まずいよハニー。もしもハグリッドがこのままマダムへの心中を吐露し始めたらさぁ」
ハニー「私達に聴かれたと知ったら、ハグリッドは顔から火を噴くでしょうね……あっちに、ああ、でも今立ち上がったら二人からどうやっても見えてしまうわ」
ロン「静かにしてやりすごそうか、ジーッとね。そこの鹿の象の根元にいるコガネムシみたいに。なんだか最近コガネムシをよく観るなあ」
372: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 01:14:33.92 ID:HyqlkFOu0
ハグリッド「俺は、あなたを見た時から分かっちょったんだ。一目で分かった、そうだとも」
ロン「……」
ハニー「……」
マクシーム「なにがわかったの。アグリッド……?」
ロン「おいおい、まんざらでもなさそうだよ、マダム」
ハニー「しっ、静かに。ほら、ハグリッドが喋りだすわ。上手くいくかしら。頑張りなさい……!」
ロン「あぁハニー!胸を抑えながらハラハラしてる君は真上の月くらい綺麗だよヒンヒン」
ハグリッド「あぁ、一目だ。一目で分かった……あんたは俺の、俺と……同じだ、ってよお」
マクシーム「同じ、というのはなにかしら、聴かせてちょうだーい、アーグリッド。もう一度、きちーんと」
ロン「ヒン、ヒンヒン!」
ハニー「っ!」
ハグリッド「あぁ、もちの同胞さな。オリンペ、あんたは……俺と同じ、半巨人なんだ。そうだろう?」
マクシーム「えぇ、わたーしも同じ……っ!!??」
ロン「…………おったまげー」
ハニー「?」
ロン「……」
ハニー「……」
マクシーム「なにがわかったの。アグリッド……?」
ロン「おいおい、まんざらでもなさそうだよ、マダム」
ハニー「しっ、静かに。ほら、ハグリッドが喋りだすわ。上手くいくかしら。頑張りなさい……!」
ロン「あぁハニー!胸を抑えながらハラハラしてる君は真上の月くらい綺麗だよヒンヒン」
ハグリッド「あぁ、一目だ。一目で分かった……あんたは俺の、俺と……同じだ、ってよお」
マクシーム「同じ、というのはなにかしら、聴かせてちょうだーい、アーグリッド。もう一度、きちーんと」
ロン「ヒン、ヒンヒン!」
ハニー「っ!」
ハグリッド「あぁ、もちの同胞さな。オリンペ、あんたは……俺と同じ、半巨人なんだ。そうだろう?」
マクシーム「えぇ、わたーしも同じ……っ!!??」
ロン「…………おったまげー」
ハニー「?」
373: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 01:25:24.08 ID:HyqlkFOu0
ハグリッド「俺の場合はおふくろだ。イギリス最後の一人だった、とか父ちゃんが話してくれたけどよお」
マクシーム「…………」
ハグリッド「俺が三つの時に出ていっちまったから、俺はとんと覚えてねぇんだ。いや、いや。俺のことはまぁ、えぇ。あなたはどうなんですかい?どっち片なんで?」
マクシーム「……冷えまーす。わたーし、中にもどりまーす」
ハグリッド「は? ま、待っちょくれ!マダム、俺が何ぞ怒らせっちまったならすまねぇ!いっつもハニーにも迷惑かけっぱなしなんだ、すまねぇ!許しちょくれ!行かないでくれ、俺、俺ぁ今まで同類の人に会ったことがねぇんだ!だから、話をききてぇんだ、おふくろのこととか――」
マクシーム「離してくださーーーい!!同類!?おーおう!なんというこーとを!!」
ロン「……」
ハニー「……」
マクシーム「わたーしは、あん巨人なーんかではありませーん!こーんなに侮辱されたのは、あじめてでーす!あん巨人!?わたくしが!わたくしはただ――骨が太いだけでーーーーーす!!!」
バチーーーーン!ドシャアアアアアアアア!!
マクシーム「そこで頭を冷やしてくーださーい!もう、顔も見たありませーーーーん!」
ハグリッド「……」ポタッ、ポタッ、ポタッ
ロン「……」
ハニー「……」
ハグリッド「……」
バシャァアアアアア バシャッ、ピチャッ、ピチャッ、ピチャッ……
ロン「……行っちまった」
ハニー「……ねぇ、どうしてマダムはあんなに怒っていたの?」
ロン「あー……まぁ、ありゃ確実に図星だったからなんだろうけどさ。そりゃそうさ。骨が太い?マダムより太いのは鯨くらいのもんだろうよ……ハニー、中に入ろう。ゆっくり説明するから」
マクシーム「…………」
ハグリッド「俺が三つの時に出ていっちまったから、俺はとんと覚えてねぇんだ。いや、いや。俺のことはまぁ、えぇ。あなたはどうなんですかい?どっち片なんで?」
マクシーム「……冷えまーす。わたーし、中にもどりまーす」
ハグリッド「は? ま、待っちょくれ!マダム、俺が何ぞ怒らせっちまったならすまねぇ!いっつもハニーにも迷惑かけっぱなしなんだ、すまねぇ!許しちょくれ!行かないでくれ、俺、俺ぁ今まで同類の人に会ったことがねぇんだ!だから、話をききてぇんだ、おふくろのこととか――」
マクシーム「離してくださーーーい!!同類!?おーおう!なんというこーとを!!」
ロン「……」
ハニー「……」
マクシーム「わたーしは、あん巨人なーんかではありませーん!こーんなに侮辱されたのは、あじめてでーす!あん巨人!?わたくしが!わたくしはただ――骨が太いだけでーーーーーす!!!」
バチーーーーン!ドシャアアアアアアアア!!
マクシーム「そこで頭を冷やしてくーださーい!もう、顔も見たありませーーーーん!」
ハグリッド「……」ポタッ、ポタッ、ポタッ
ロン「……」
ハニー「……」
ハグリッド「……」
バシャァアアアアア バシャッ、ピチャッ、ピチャッ、ピチャッ……
ロン「……行っちまった」
ハニー「……ねぇ、どうしてマダムはあんなに怒っていたの?」
ロン「あー……まぁ、ありゃ確実に図星だったからなんだろうけどさ。そりゃそうさ。骨が太い?マダムより太いのは鯨くらいのもんだろうよ……ハニー、中に入ろう。ゆっくり説明するから」
380: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 01:43:39.83 ID:HyqlkFOu0
大広間
ロン「……ってわけで、連中は野蛮で凶暴な性質だから、手に負えないんだ」
ハニー「そんなの……ハグリッドは何も悪くないじゃない!彼は優しいし、親切な私の豚だわ!わたしの……」
ロン「あー、分かってる。分かってるよハニー。僕らは奴さんを知ってる、でも世間体が悪いから、ハグリッドも黙ってたんじゃないかな……僕はてっきり子供の頃に悪質な『太らせ呪文』にでもあたったのかとばかり」
ハニー「……巨人はもう、この国にはいないの?さっきハグリッドが、そんなことを言っていたわね」
ロン「あぁ、英国じゃそもそも絶滅寸前だったけど、『闇払い』に最後のダメおしで殺されつくされた、とか。外国にはいるって聞くよ。大体山の中に隠れてる、って」
ハニー「……マダムが怒ったのは」
ロン「今までずーーーっと、誰にも言わずに隠してきたんだろうな。まぁ、そういう筋の人が見れば気づいてたのかもしれないけどさ……ほら、ムーディとか」
ハニー「……マダムも何かたくらみがあるかもしれない、そういうこと?」
ロン「そこまでは。でも、あーぁ。ハグリッドの奴、ヘマをしたよなぁ。普通に告白しっちまえば、あのままゴールインも夢じゃなかったのにさぁ」
ハニー「……そうね。今度元気付けにいきましょう……あら。十二時だわ」
ロン「演奏が終わったね。お開きってことか。ハニー、談話室に戻ろう。さぁ、僕の背中に」
ハニー「えぇ、そうさせてあげる……あっ」
ディゴリー「チョウ、今日はありがとう……あっ」
チョウ「こちらこそ、セドリック。あらハニー、いい宵だったかしら。あなたの演奏、とってもかっこよかったわ!ふふっ、ファンになっちゃうかも」
ハニー「そう、良かったわ。さぁ、ロン」
ディゴリー「あー、チョウ、ちょっと待っていてくれるかい。ハニー、あー、少しいいかな。話があるんだ」
ロン「ハニーと話ならこの一番豚の僕を通してもらって……」
ディゴリー「代表選手として、なんだ。悪いね。すぐに帰すよ」
ハニー「……ロン、先に戻っていて。大丈夫よ、何、その目は。何年生だと思っているの。寮への道くら覚えているわよ、もう」
ロン「……ってわけで、連中は野蛮で凶暴な性質だから、手に負えないんだ」
ハニー「そんなの……ハグリッドは何も悪くないじゃない!彼は優しいし、親切な私の豚だわ!わたしの……」
ロン「あー、分かってる。分かってるよハニー。僕らは奴さんを知ってる、でも世間体が悪いから、ハグリッドも黙ってたんじゃないかな……僕はてっきり子供の頃に悪質な『太らせ呪文』にでもあたったのかとばかり」
ハニー「……巨人はもう、この国にはいないの?さっきハグリッドが、そんなことを言っていたわね」
ロン「あぁ、英国じゃそもそも絶滅寸前だったけど、『闇払い』に最後のダメおしで殺されつくされた、とか。外国にはいるって聞くよ。大体山の中に隠れてる、って」
ハニー「……マダムが怒ったのは」
ロン「今までずーーーっと、誰にも言わずに隠してきたんだろうな。まぁ、そういう筋の人が見れば気づいてたのかもしれないけどさ……ほら、ムーディとか」
ハニー「……マダムも何かたくらみがあるかもしれない、そういうこと?」
ロン「そこまでは。でも、あーぁ。ハグリッドの奴、ヘマをしたよなぁ。普通に告白しっちまえば、あのままゴールインも夢じゃなかったのにさぁ」
ハニー「……そうね。今度元気付けにいきましょう……あら。十二時だわ」
ロン「演奏が終わったね。お開きってことか。ハニー、談話室に戻ろう。さぁ、僕の背中に」
ハニー「えぇ、そうさせてあげる……あっ」
ディゴリー「チョウ、今日はありがとう……あっ」
チョウ「こちらこそ、セドリック。あらハニー、いい宵だったかしら。あなたの演奏、とってもかっこよかったわ!ふふっ、ファンになっちゃうかも」
ハニー「そう、良かったわ。さぁ、ロン」
ディゴリー「あー、チョウ、ちょっと待っていてくれるかい。ハニー、あー、少しいいかな。話があるんだ」
ロン「ハニーと話ならこの一番豚の僕を通してもらって……」
ディゴリー「代表選手として、なんだ。悪いね。すぐに帰すよ」
ハニー「……ロン、先に戻っていて。大丈夫よ、何、その目は。何年生だと思っているの。寮への道くら覚えているわよ、もう」
390: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 01:57:43.43 ID:HyqlkFOu0
ハニー「……それで?」
ディゴリー「あー、ハニー。あれの調子はどうだい?卵、金の卵のことだけど」
ハニー「……」
ディゴリー「特になにも、という感じかな。うん、僕もさっぱりだったんだけどね、ある人から……オホン」
ディゴリー「あー、ハニー。時に君は、あー。風呂に入るのは好きか?」
ハニー「……」
ディゴリー「へ、変な意味じゃないんだ!と、言っても女の子の君にこんなこというのはおかしいね、ごめんよ」
ハニー「嫌いじゃないわ、とだけ答えてあげる。小さいときは毎日入らせてもらえなかったもの……何でもないわ」
ディゴリー「? えーっと、それでさ。六回の『ボケのボリス』の象の左側、四つ目のドアに。監督生用の風呂場があるんだ。『パイン・フレッシュ、松の香爽やか』って合言葉の」
ハニー「えぇ、それが?」
ディゴリー「そこで、あー。湯船に使って、あの卵も持って行くといい。いいアイディアが浮かぶかもしれないよ……それだけだ」
ハニー「……???」
ディゴリー「長々とごめんよ。あー、えーっと。ハニー、その格好……あっ」
ムーディ「ほれほれ、さっさと帰れ、帰れ!どこぞの教授に見つかるとうるさいぞ、後ろから呪いをかける輩はわしが丸めてやるがな!はっはっは!む?ポッター、面白いものをポケットに入れているが、それは靴下か?」
ハニー「えっ。ああ、合わないことに気づいて咄嗟にしまったのだけれど。えぇ、ここの屋敷しもべ妖精で、私の豚のドビーからのプレゼントだわ、先生」
ムーディ「ふむ、連中は役にたつ。わしは自分の手で作った料理や薬以外は口にせんがな!ほれ、帰れ帰れ!あまり残っていると何かしらの企みがあると思っておくぞ?え?クリスマスくらいわしに血を見させてくれるな」
ハニー「あなた次第じゃないのよ。じゃあね、ディゴリー。先生、穏やかな年末を」
ディゴリー「あっ、あぁ……先生」
ムーディ「むっ、早く帰るんだな。なぁに、みなまで言うな。ほら!さっさと行け!呪うぞ!」
ディゴリー「あー、ハニー。あれの調子はどうだい?卵、金の卵のことだけど」
ハニー「……」
ディゴリー「特になにも、という感じかな。うん、僕もさっぱりだったんだけどね、ある人から……オホン」
ディゴリー「あー、ハニー。時に君は、あー。風呂に入るのは好きか?」
ハニー「……」
ディゴリー「へ、変な意味じゃないんだ!と、言っても女の子の君にこんなこというのはおかしいね、ごめんよ」
ハニー「嫌いじゃないわ、とだけ答えてあげる。小さいときは毎日入らせてもらえなかったもの……何でもないわ」
ディゴリー「? えーっと、それでさ。六回の『ボケのボリス』の象の左側、四つ目のドアに。監督生用の風呂場があるんだ。『パイン・フレッシュ、松の香爽やか』って合言葉の」
ハニー「えぇ、それが?」
ディゴリー「そこで、あー。湯船に使って、あの卵も持って行くといい。いいアイディアが浮かぶかもしれないよ……それだけだ」
ハニー「……???」
ディゴリー「長々とごめんよ。あー、えーっと。ハニー、その格好……あっ」
ムーディ「ほれほれ、さっさと帰れ、帰れ!どこぞの教授に見つかるとうるさいぞ、後ろから呪いをかける輩はわしが丸めてやるがな!はっはっは!む?ポッター、面白いものをポケットに入れているが、それは靴下か?」
ハニー「えっ。ああ、合わないことに気づいて咄嗟にしまったのだけれど。えぇ、ここの屋敷しもべ妖精で、私の豚のドビーからのプレゼントだわ、先生」
ムーディ「ふむ、連中は役にたつ。わしは自分の手で作った料理や薬以外は口にせんがな!ほれ、帰れ帰れ!あまり残っていると何かしらの企みがあると思っておくぞ?え?クリスマスくらいわしに血を見させてくれるな」
ハニー「あなた次第じゃないのよ。じゃあね、ディゴリー。先生、穏やかな年末を」
ディゴリー「あっ、あぁ……先生」
ムーディ「むっ、早く帰るんだな。なぁに、みなまで言うな。ほら!さっさと行け!呪うぞ!」
391: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 02:14:34.13 ID:HyqlkFOu0
談話室
ハニー「……あー」
ロン「マーリンの髭!髭!!敵とベタベタしてる君なんかマー髭さ!!」
ハーマイオニー「クラムのお人形にキャーキャー言ってらっしゃったのはだぁれ!?サインを欲しがったのは誰なの!?言ってごらんなさいよ!」
ロン「マー髭!大方、図書館にでもいる時にお誘いがあったんだろうね!」
ハーマイオニー「っ、そうよ!悪い!?」
ロン「なんだい?反吐にでも入れようと声をかけたってところか?反吐が出るような甘い声でも出して!?」
ハーマイオニー「そんなんじゃないわ!!本当に、知りたいなら教えてあげる!あの人――図書館に通っていたのは、私に会うことが目的だったんだ、って!ずっと話したかったけどその勇気がなくって、って!誘われるときに初めて、大声で話しかけられたのよ!」
ロン「へぇ!奴さんの言い分はそうだろうけどさ!いいかいハーマイオニー、耳を覚ませ!奴さんがどこの学校の人だか分かってるのかい!?ダームストラング!カルカロフの生徒!ほーら!どうせ君をダシにしてハニーの情報を掴もうってぇ魂胆なのさ!!違いないね!!」
ハーマイオニー「~~~っ!!言っとくけど、あの人は私に一言だって!!!ハニーの事を聞いたりしなかったわ!良い所はたくさん語ったけど!!」
ロン「そりゃハニーを目にしたら口から自然に出ちまうもんな、あぁ!それじゃあれだ!金の卵の謎を君に解いてほしかったんだろ!そうさ!君の頭でっかちさをどこかで聞いて!これだ!」
ハーマイオニー「私が、この私が!あの人が謎を解くのに手助けなんてするはずないじゃない!!私はハニーに勝ってほしいのよ!当たり前でしょう!?」
ロン「それにしちゃ、おかしなやり方で応援してるじゃないか!」
ハーマイオニー「大体、この試合の目的は親善も含めているはずじゃない!私があの人と友達になって何がいけないの!?」
ロン「親善?違うね!勝つことが目的さ!!」
ハーマイオニー「~~~~っ、呆れた!!ええ、ええ!そんなにお気に召さないんでしたらね、解決方法は分かっているでしょう!?」
ロン「なんだよ、お聞かせ願いたいねハームオウンニニイ!」
ハーマイオニー「次は、今度は!誰かが申し込む前に私を誘えばいいじゃない!それで、一言でいいから褒めて!!それだけじゃないの!バカ!!私、もう寝るわ!!ふんだ!!!」
ロン「……」
ハニー「……」
ロン「……あー、えっと。ハニー、あー。戻ってたのかい。あー、今の聞いてた?まったく、ほら。ハーマイオニーらしくない、まったく検討外れのさあ。いきなりあんな、何も関係無い話に、まったく、的外れもいいとこさ。マーリンの髭」
ハニー「ロン」
ロン「なんだいハニー!ヒンヒン!」
ハニー「朝までそこで正座。しっかり反省しなさい」
ロン「…………もちの僕さ」
ハニー「……あー」
ロン「マーリンの髭!髭!!敵とベタベタしてる君なんかマー髭さ!!」
ハーマイオニー「クラムのお人形にキャーキャー言ってらっしゃったのはだぁれ!?サインを欲しがったのは誰なの!?言ってごらんなさいよ!」
ロン「マー髭!大方、図書館にでもいる時にお誘いがあったんだろうね!」
ハーマイオニー「っ、そうよ!悪い!?」
ロン「なんだい?反吐にでも入れようと声をかけたってところか?反吐が出るような甘い声でも出して!?」
ハーマイオニー「そんなんじゃないわ!!本当に、知りたいなら教えてあげる!あの人――図書館に通っていたのは、私に会うことが目的だったんだ、って!ずっと話したかったけどその勇気がなくって、って!誘われるときに初めて、大声で話しかけられたのよ!」
ロン「へぇ!奴さんの言い分はそうだろうけどさ!いいかいハーマイオニー、耳を覚ませ!奴さんがどこの学校の人だか分かってるのかい!?ダームストラング!カルカロフの生徒!ほーら!どうせ君をダシにしてハニーの情報を掴もうってぇ魂胆なのさ!!違いないね!!」
ハーマイオニー「~~~っ!!言っとくけど、あの人は私に一言だって!!!ハニーの事を聞いたりしなかったわ!良い所はたくさん語ったけど!!」
ロン「そりゃハニーを目にしたら口から自然に出ちまうもんな、あぁ!それじゃあれだ!金の卵の謎を君に解いてほしかったんだろ!そうさ!君の頭でっかちさをどこかで聞いて!これだ!」
ハーマイオニー「私が、この私が!あの人が謎を解くのに手助けなんてするはずないじゃない!!私はハニーに勝ってほしいのよ!当たり前でしょう!?」
ロン「それにしちゃ、おかしなやり方で応援してるじゃないか!」
ハーマイオニー「大体、この試合の目的は親善も含めているはずじゃない!私があの人と友達になって何がいけないの!?」
ロン「親善?違うね!勝つことが目的さ!!」
ハーマイオニー「~~~~っ、呆れた!!ええ、ええ!そんなにお気に召さないんでしたらね、解決方法は分かっているでしょう!?」
ロン「なんだよ、お聞かせ願いたいねハームオウンニニイ!」
ハーマイオニー「次は、今度は!誰かが申し込む前に私を誘えばいいじゃない!それで、一言でいいから褒めて!!それだけじゃないの!バカ!!私、もう寝るわ!!ふんだ!!!」
ロン「……」
ハニー「……」
ロン「……あー、えっと。ハニー、あー。戻ってたのかい。あー、今の聞いてた?まったく、ほら。ハーマイオニーらしくない、まったく検討外れのさあ。いきなりあんな、何も関係無い話に、まったく、的外れもいいとこさ。マーリンの髭」
ハニー「ロン」
ロン「なんだいハニー!ヒンヒン!」
ハニー「朝までそこで正座。しっかり反省しなさい」
ロン「…………もちの僕さ」
396: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 02:20:52.00 ID:HyqlkFOu0
ダンパティまで済んだのでここらで小休止
風呂までいかんかったか
朝八時から再開、夕方にかけて風呂、出来れば第二の課題まで終わらすで
じゃあの
風呂までいかんかったか
朝八時から再開、夕方にかけて風呂、出来れば第二の課題まで終わらすで
じゃあの
424: ◆GPcj7MxBSM 2013/02/04(月) 08:16:03.29 ID:HyqlkFOu0
再開
430: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 08:29:53.93 ID:HyqlkFOu0
クリスマス翌日
談話室
ハーマイオニー「スリーク・イージーの直毛薬は毎日使うには不便すぎるわ……簡単にこの癖毛をどうにかできる方法があればいいのに」
ハニー「いいじゃない、私好きよ?顔をうずめたら暖かくって」
ハーマイオニー「私が何一つ得しないじゃないそれ……いやしてるのかしら。それで、この人はどうするの?」
ロン「むにゃむにゃ……キャノンズが……むにゃむにゃ」
ハニー「反省しなさいと言っていたのだけれどね。ロン!私の豚!」
ロン「おはようハニー!!!君はやっぱりおめかししてなくったって絶世の存在だねあぁなんてこった君が目の前に現れた瞬間に飛び起きないなんて僕は豚失格だおはようございます!」
ハニー「えぇ、おはよ」
ロン「それで、っと」
ハーマイオニー「……どうもおはよう、ロナルド?」
ロン「おはようございますハーマイオニー。今日もハニーと仲がよくてうらやましい限りだね」
ハニー「……互いの争点には触れないということで了解したのね?」
ハーマイオニー「なんのことかしら」
ロン「ごめんよハニー、僕でもなんのことだか」
ハニー「なんでもないわ。さぁ、朝食に行きましょ? ハーマイオニーには話もあるの。ハグリッドのことで」
談話室
ハーマイオニー「スリーク・イージーの直毛薬は毎日使うには不便すぎるわ……簡単にこの癖毛をどうにかできる方法があればいいのに」
ハニー「いいじゃない、私好きよ?顔をうずめたら暖かくって」
ハーマイオニー「私が何一つ得しないじゃないそれ……いやしてるのかしら。それで、この人はどうするの?」
ロン「むにゃむにゃ……キャノンズが……むにゃむにゃ」
ハニー「反省しなさいと言っていたのだけれどね。ロン!私の豚!」
ロン「おはようハニー!!!君はやっぱりおめかししてなくったって絶世の存在だねあぁなんてこった君が目の前に現れた瞬間に飛び起きないなんて僕は豚失格だおはようございます!」
ハニー「えぇ、おはよ」
ロン「それで、っと」
ハーマイオニー「……どうもおはよう、ロナルド?」
ロン「おはようございますハーマイオニー。今日もハニーと仲がよくてうらやましい限りだね」
ハニー「……互いの争点には触れないということで了解したのね?」
ハーマイオニー「なんのことかしら」
ロン「ごめんよハニー、僕でもなんのことだか」
ハニー「なんでもないわ。さぁ、朝食に行きましょ? ハーマイオニーには話もあるの。ハグリッドのことで」
434: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 08:41:24.09 ID:HyqlkFOu0
図書館
ハーマイオニー「半巨人……そうね。きっとそうだろう、とは思っていたわ」
ロン「あぁ、聡明な君のことだからこっちこそそうだろうとお思いになっていらっしゃいました!おっとごめんよ、ブリンキーみたいになっちまった」
ハーマイオニー「あまり過ぎると彼らのところに食材としてお送りするわよ本物の豚のように」
ハニー「どっちも言い合いはやめて。検討づいていたの?」
ハーマイオニー「えぇ、もちろん純巨人でないことは分かっていたわ。本物の巨人なら六メートルにもなるもの……マダムはヒステリーになった、そう言った?」
ロン「あぁ、あのハグリッドの巨体が宙に舞うくらいの特大の一発をかましてたよ。ハニーなら手なんて振らずに僕らを昇天させてくれるけどさ」
ハニー「茫然自失ね私の前では。もうハグリッドには本当に、会わないつもりかしら」
ハーマイオニー「呆れるわ、ほんと。巨人だって、全部が全部恐ろしいわけでもないのに――狼人間に対する思い込みと一緒ね。単なる偏見だわ」
ロン「オーケー、続けてやるよ。屋敷しもべ妖精もだわ!だろ?え?」
ハーマイオニー「よく分かってらっしゃるじゃない。あなたをS.P.E.W.の特別顧問に就任させてあげたいくらいだわ」
ロン「ワーオ、光栄だね」
ハニー「……あんまり続けるなら私帰るわよ」
ハーマイオニー「半巨人……そうね。きっとそうだろう、とは思っていたわ」
ロン「あぁ、聡明な君のことだからこっちこそそうだろうとお思いになっていらっしゃいました!おっとごめんよ、ブリンキーみたいになっちまった」
ハーマイオニー「あまり過ぎると彼らのところに食材としてお送りするわよ本物の豚のように」
ハニー「どっちも言い合いはやめて。検討づいていたの?」
ハーマイオニー「えぇ、もちろん純巨人でないことは分かっていたわ。本物の巨人なら六メートルにもなるもの……マダムはヒステリーになった、そう言った?」
ロン「あぁ、あのハグリッドの巨体が宙に舞うくらいの特大の一発をかましてたよ。ハニーなら手なんて振らずに僕らを昇天させてくれるけどさ」
ハニー「茫然自失ね私の前では。もうハグリッドには本当に、会わないつもりかしら」
ハーマイオニー「呆れるわ、ほんと。巨人だって、全部が全部恐ろしいわけでもないのに――狼人間に対する思い込みと一緒ね。単なる偏見だわ」
ロン「オーケー、続けてやるよ。屋敷しもべ妖精もだわ!だろ?え?」
ハーマイオニー「よく分かってらっしゃるじゃない。あなたをS.P.E.W.の特別顧問に就任させてあげたいくらいだわ」
ロン「ワーオ、光栄だね」
ハニー「……あんまり続けるなら私帰るわよ」
436: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 08:52:04.21 ID:HyqlkFOu0
ハーマイオニー「さぁ、宿題を片付けてしまいましょうよ。クリスマスまで無視し続けていたのは私らしくなかったわね」
ハニー「その前に片付けるものがたくさんあったもの、仕方ないわ」
ロン「すんばらしいおめかしとかね」
ハーマイオニー「えぇそうね、レースの上手な剥ぎ取り方とか?」
ハニー「あなたち言い争うならネチネチやらずに一気に終わらせて。私は帰るけれど」
ハーマイオニー「私が悪かったわ!」
ロン「僕こそマーリンの髭! さぁ、宿題、そうだったね。小鬼の反乱?なーんでハニーの豚になって丸くおさめなかったのかなぁ奴さんたちは」
ハーマイオニー「まだハニーが生まれてなかったからでしょうよ」
ハニー「……」
ハーマイオニー「……ねぇハニー?あなたなら、宿題は後回しでも大丈夫だと思うし。今は他に、片付けるものがあるのじゃない?」
ハニー「回りくどいのは嫌いだわ」
ハーマイオニー「あなたなら分かってるでしょ。あなたこそはぐらかさないの……金の卵のことよ」
ロン「おいおいハーマイオニー、まだ年も明けてないんだぜ?あれ?そうなると新学期までだって随分と時間があるや。まだ宿題なんて放っておいてハニーとゆっくりすごしても……分かった、分かったよ、あんまり睨むなよ怖いなぁもう」
ハニー「……ヒントはもらったわ。とってもとっても有意義な、ね」
ハーマイオニー「本当?」
ハニー「……試すかどうかは、別問題だけれど」
ハニー「その前に片付けるものがたくさんあったもの、仕方ないわ」
ロン「すんばらしいおめかしとかね」
ハーマイオニー「えぇそうね、レースの上手な剥ぎ取り方とか?」
ハニー「あなたち言い争うならネチネチやらずに一気に終わらせて。私は帰るけれど」
ハーマイオニー「私が悪かったわ!」
ロン「僕こそマーリンの髭! さぁ、宿題、そうだったね。小鬼の反乱?なーんでハニーの豚になって丸くおさめなかったのかなぁ奴さんたちは」
ハーマイオニー「まだハニーが生まれてなかったからでしょうよ」
ハニー「……」
ハーマイオニー「……ねぇハニー?あなたなら、宿題は後回しでも大丈夫だと思うし。今は他に、片付けるものがあるのじゃない?」
ハニー「回りくどいのは嫌いだわ」
ハーマイオニー「あなたなら分かってるでしょ。あなたこそはぐらかさないの……金の卵のことよ」
ロン「おいおいハーマイオニー、まだ年も明けてないんだぜ?あれ?そうなると新学期までだって随分と時間があるや。まだ宿題なんて放っておいてハニーとゆっくりすごしても……分かった、分かったよ、あんまり睨むなよ怖いなぁもう」
ハニー「……ヒントはもらったわ。とってもとっても有意義な、ね」
ハーマイオニー「本当?」
ハニー「……試すかどうかは、別問題だけれど」
438: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 09:05:26.13 ID:HyqlkFOu0
新学期
大広間
ガヤガヤガヤ ザワザワザワ
ロン「おかしい、ついさっきまで僕は年明けのカウントダウンヒンヒンをしていたはずなのに、もう新学期だなんて信じられない。何より信じられないのは僕のこの何教科にも渡る手付かずの宿題とハニーの美しさだよヒンヒン!」
ハーマイオニー「だからあれだけ言ったじゃない、計画的にって。その点私とハニーはばっちりね……ハニー?もう一つの問題はどうなの?」
ハニー「平気よ。私を誰だと思っているの?」
ハーマイオニー「私の大事な大事なお友達ですけどね、私はあなたと同じ寝室なのだから、あの卵をあなたがあれ以来ベッドの下にしまいっぱなしだって知ってるの。もう」
ロン「やめろよハーマイオニー、それよりお願いだから手伝ってくれよ、僕はご飯も食べる余裕がないよマー髭」
ハニー「あら、それなら手は休めずにいなさい。はい、あーん」
ロン「! ヒンヒン!百人力だよハニー!あぁ百豚力かないいや百じゃまだ足りないかヒンヒンもぐもぐ」
ハーマイオニー「まったく……朝食、といえば。あれからハグリッド、一度も城に来なかったわね」
ハニー「そうね……今日も授業があるのに、職員テーブルにいないもの」
ロン「もぐもぐもぐ、失恋ってのはハグリッドのマーリンの髭が生えた心臓も張り裂けちまうくらいきっついもんなんだろうさ」
ハニー「……授業があるから、会えるわよね。さっ、行きましょう?かわいいスクリュートにも久々に会いたいわ」
ハーマイオニー「……一体どれほど大きくなっているかしらね」
ロン「最悪の場合、ハグリッドが餌をやってなくて共食いで減ってるかもな。あ、失礼。僕最悪って言った?最善のいい間違いさもちのロンで」
ハニー「ロン」
ロン「なんだいハニー!ヒンヒン!」
ハニー「マクゴナガル先生に今すぐ『宿題は白紙で出してもマーリンの髭でしょうか!』って言ってきたら、どうなるのかしら」
大広間
ガヤガヤガヤ ザワザワザワ
ロン「おかしい、ついさっきまで僕は年明けのカウントダウンヒンヒンをしていたはずなのに、もう新学期だなんて信じられない。何より信じられないのは僕のこの何教科にも渡る手付かずの宿題とハニーの美しさだよヒンヒン!」
ハーマイオニー「だからあれだけ言ったじゃない、計画的にって。その点私とハニーはばっちりね……ハニー?もう一つの問題はどうなの?」
ハニー「平気よ。私を誰だと思っているの?」
ハーマイオニー「私の大事な大事なお友達ですけどね、私はあなたと同じ寝室なのだから、あの卵をあなたがあれ以来ベッドの下にしまいっぱなしだって知ってるの。もう」
ロン「やめろよハーマイオニー、それよりお願いだから手伝ってくれよ、僕はご飯も食べる余裕がないよマー髭」
ハニー「あら、それなら手は休めずにいなさい。はい、あーん」
ロン「! ヒンヒン!百人力だよハニー!あぁ百豚力かないいや百じゃまだ足りないかヒンヒンもぐもぐ」
ハーマイオニー「まったく……朝食、といえば。あれからハグリッド、一度も城に来なかったわね」
ハニー「そうね……今日も授業があるのに、職員テーブルにいないもの」
ロン「もぐもぐもぐ、失恋ってのはハグリッドのマーリンの髭が生えた心臓も張り裂けちまうくらいきっついもんなんだろうさ」
ハニー「……授業があるから、会えるわよね。さっ、行きましょう?かわいいスクリュートにも久々に会いたいわ」
ハーマイオニー「……一体どれほど大きくなっているかしらね」
ロン「最悪の場合、ハグリッドが餌をやってなくて共食いで減ってるかもな。あ、失礼。僕最悪って言った?最善のいい間違いさもちのロンで」
ハニー「ロン」
ロン「なんだいハニー!ヒンヒン!」
ハニー「マクゴナガル先生に今すぐ『宿題は白紙で出してもマーリンの髭でしょうか!』って言ってきたら、どうなるのかしら」
441: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 09:20:20.41 ID:HyqlkFOu0
ロン「いたた、いたっ。あぁ、マーリンの髭。まさか変身術を使うんじゃなく顔を引っかかれるなんて、なんてにゃんこだマクゴニャガルめ」
ハーマイオニー「今の聞かれたらもう一度やられると思うわよ。自業自得よ」
ハニー「変身術の最初の授業が明日なことが不幸中の幸いね……あら?ハグリッドの小屋の前にいるのって……だぁれ、あれ」
ロン「あれ?ハグリッド、じゃないのは背も性別も歳も違うよな一目瞭然で。どうしたんだろう」
プランク「さぁ、さぁ!早くおし!始業の鐘はもう鳴っとるよ!わたしゃクランプリー・プランク先生!代用教師さね」
ハーマイオニー「代用、って。ハグリッドはどうなさったんですか、プランク先生?」
プランク「気分が悪くてね。さぁ、さぁ集まりな!こっちにおいで、少し森の入り口まで入ろう」
ハニー「……スリザリンの連中が、嬉しそうにしてるわ」
ロン「フォイのやろうが真ん中でニヤニヤしてるけど、まぁた何でも知ってるんだって言いたくてたまらなそうだ……ハグリッドはどこか悪いんですか、先生?」
プランク「気にしなくて良い、余計なお世話はやめなさい」
ハーマイオニー「でも、気になります。私達、彼の友達なんです」
ハニー「大事な豚だわ!」
プランク「だから……あんたあれかい、ジェームズ・ポッターの関係者かい。へぇ、よく見たら……頼むからこれから見せる連中に下剤なんて飲ませるんじゃないよ?連中繊細だからねぇ……ほら、あれさ」
オォォオオオーーーーー!
ザワザワザワ キャーキャー
ラベンダー「! 一角獣だわ!」
パーバティ「きれい……!」
ハニー「……それはあれも可愛いけれど、スクリュートの時とどうしてこんなに反応が違うのかしら。納得できないわ」
ロン「まったくだよねハニー、君の至高すぎる嗜好はきっと凡人には追いつけないのさきっと!僕ら豚以外はね!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「今の聞かれたらもう一度やられると思うわよ。自業自得よ」
ハニー「変身術の最初の授業が明日なことが不幸中の幸いね……あら?ハグリッドの小屋の前にいるのって……だぁれ、あれ」
ロン「あれ?ハグリッド、じゃないのは背も性別も歳も違うよな一目瞭然で。どうしたんだろう」
プランク「さぁ、さぁ!早くおし!始業の鐘はもう鳴っとるよ!わたしゃクランプリー・プランク先生!代用教師さね」
ハーマイオニー「代用、って。ハグリッドはどうなさったんですか、プランク先生?」
プランク「気分が悪くてね。さぁ、さぁ集まりな!こっちにおいで、少し森の入り口まで入ろう」
ハニー「……スリザリンの連中が、嬉しそうにしてるわ」
ロン「フォイのやろうが真ん中でニヤニヤしてるけど、まぁた何でも知ってるんだって言いたくてたまらなそうだ……ハグリッドはどこか悪いんですか、先生?」
プランク「気にしなくて良い、余計なお世話はやめなさい」
ハーマイオニー「でも、気になります。私達、彼の友達なんです」
ハニー「大事な豚だわ!」
プランク「だから……あんたあれかい、ジェームズ・ポッターの関係者かい。へぇ、よく見たら……頼むからこれから見せる連中に下剤なんて飲ませるんじゃないよ?連中繊細だからねぇ……ほら、あれさ」
オォォオオオーーーーー!
ザワザワザワ キャーキャー
ラベンダー「! 一角獣だわ!」
パーバティ「きれい……!」
ハニー「……それはあれも可愛いけれど、スクリュートの時とどうしてこんなに反応が違うのかしら。納得できないわ」
ロン「まったくだよねハニー、君の至高すぎる嗜好はきっと凡人には追いつけないのさきっと!僕ら豚以外はね!ヒンヒン!」
445: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 09:34:30.87 ID:HyqlkFOu0
プランク「女の子は前に出な。一角獣は女性の感触の方が好きなのさ。変なところを触られても怒るんじゃないよ?いいね?」
ザワザワザワ キャーキャー!
ロン「ハニー、僕に止める権限はないけどさできればあの生き物に君は近づけたくないなと進言させてください豚として」
ハニー「そうね、遠目に見るので十分だわ。聞いてあげる」
ハーマイオニー「私、少し見てくるわ!だって一角獣ってとっても捕まえるのは難しくって……あとでね!」
ハニー「えぇ、あとでゆっくり聞かせてもらうわ」
プランク「さぁ近くに!説明をしっかり聞くんだよ?あとであっちに残った連中にあんた達から解説してもらうからねぇ?」
ハニー「……スクリュートが見れると思ったのに。それよりなにより、ハグリッドだけれど」
ロン「あぁ、本当に病気なのかな。ハグリッドが寝込むとなっちゃとんでもない病原菌だから、君を一歩も近づけるわけにはいかないよ」
ドラコ「おーっとウィーズリー。見当違いはいつものことだが、今度のは大はずれさ」
ロン「君こそ君の人生大はずれだよな」
ドラコ「ふざけろ僕は誇りっぱなしの最高さだ。あのでかぶつはその真逆のようだけどねぇ。でかくて醜い顔を出したくないんだろうさ」
ハニー「あなた人のことをいえる面なわけ?」
ドラコ「うるさいな僕は母上そっくりといつも言われる。うるさいな!ほーら、これを見ろよ。今日の朝刊さ。クラップとゴイルには読み聞かせたからな、もう僕には必要ない。やるよ」
ロン「なんだよ、ハニーの特集でも……『ダンブルドアの「巨大な」過ち』!?」
ハニー「……『半巨人のイカれた教師の実態!』……」
ザワザワザワ キャーキャー!
ロン「ハニー、僕に止める権限はないけどさできればあの生き物に君は近づけたくないなと進言させてください豚として」
ハニー「そうね、遠目に見るので十分だわ。聞いてあげる」
ハーマイオニー「私、少し見てくるわ!だって一角獣ってとっても捕まえるのは難しくって……あとでね!」
ハニー「えぇ、あとでゆっくり聞かせてもらうわ」
プランク「さぁ近くに!説明をしっかり聞くんだよ?あとであっちに残った連中にあんた達から解説してもらうからねぇ?」
ハニー「……スクリュートが見れると思ったのに。それよりなにより、ハグリッドだけれど」
ロン「あぁ、本当に病気なのかな。ハグリッドが寝込むとなっちゃとんでもない病原菌だから、君を一歩も近づけるわけにはいかないよ」
ドラコ「おーっとウィーズリー。見当違いはいつものことだが、今度のは大はずれさ」
ロン「君こそ君の人生大はずれだよな」
ドラコ「ふざけろ僕は誇りっぱなしの最高さだ。あのでかぶつはその真逆のようだけどねぇ。でかくて醜い顔を出したくないんだろうさ」
ハニー「あなた人のことをいえる面なわけ?」
ドラコ「うるさいな僕は母上そっくりといつも言われる。うるさいな!ほーら、これを見ろよ。今日の朝刊さ。クラップとゴイルには読み聞かせたからな、もう僕には必要ない。やるよ」
ロン「なんだよ、ハニーの特集でも……『ダンブルドアの「巨大な」過ち』!?」
ハニー「……『半巨人のイカれた教師の実態!』……」
446: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 09:59:26.82 ID:HyqlkFOu0
ハニー「……『本誌の特派員リータ・スキーターは――』また、あの女!」
ロン「悪趣味ババアめ」
ハニー「『――ホグワーツ魔法・魔術学校の変人校長ダンブルドアは、常日頃から問題のある人間を教員として採用してきた、との記事をよせた』」
ロン「『前年度は狼男、そして今年度は呪い好きで悪名高い奇人のマッド-アイを呼び寄せた。この人選は魔法省の多くが眉をひそめたが――』まぁ、個性的な人選ではあるけどさ。その前のあいつに触れないのはどういうことだよこの出来損ないめ」
ハニー「ロックハートは最後にはヒンヒン言っていたけれど、どうしてるのかしら……つづきを」
ロン「もちロンさ……『――先の二人も「魔法生物飼育学」の教師に任命された半ヒトに比べればまだ責任感あるやさしい人物だと言えよう』あぁ、お前にくらべれば誰だって優しいだろうよあのババア!」
ハニー「『三年生でホグワーツを退校処分となったと自ら認めるこのハグリッドの凶暴性は、多くの生徒が悲痛な叫びをあげている……』」
ロン「『匿名、フォイ君によると「僕は凶暴なヒッポグリフをけしかけられましたし、今年はなんだか意味の分からない気色の悪い生き物の世話をさせられてます。みんなその生き物に食われかけていますよ。勘弁してフォしィ。困るフォイ」と――』おいこのフォイフォイ」
ドラコ「さーて、誰だろうな全く検討がつかないね」
ハニー「『本誌の取材の席において件の生き物のことを聞くと「俺はちょいと楽しんどるだけだ」と意地の悪い笑みをうかべて話題を変えた――本誌の調査によれば、あれはマンティコアと火蟹を掛け合わせた非合法の新種であるとみられ――』スクリュート!」
ロン「あー、やっぱりあの時のこともここで利用されるのか……『――「魔法生物規制管理部」に問い合わせたところ、本当ならばこれは厳重な処罰の対象に』そりゃそうだ」
ハニー「『彼がここまで危険で粗暴で暴力的極まりない素養を見せるのは、育った環境や誰のせいでもなく彼の生まれ持っての性根である。なんと彼は純ヒトではなく、母親は女巨人のフリドウルファだったのだ』」
ハニー「どういうこと!?どうして、あの女がハグリッドのそのことを知っているの!?だって、あの女はもうこの城に入っちゃいけないはずだ、って!」
ロン「『巨人族が「例のあの人」の側に仕えていたことは周知であることだろう。そしてあろうことか、この凶暴な半巨人はあのハニー・ポッターと近しい間柄だと言うのだ。無知な彼女を騙して、何を企んでいるのか。それは想像容易い悲劇であることだろう』」
ロン「ふざけんな!ハグリッドを何だと思ってんだ!ハニーの豚だぞ!ヒンヒン!ヒン!」
ロン「悪趣味ババアめ」
ハニー「『――ホグワーツ魔法・魔術学校の変人校長ダンブルドアは、常日頃から問題のある人間を教員として採用してきた、との記事をよせた』」
ロン「『前年度は狼男、そして今年度は呪い好きで悪名高い奇人のマッド-アイを呼び寄せた。この人選は魔法省の多くが眉をひそめたが――』まぁ、個性的な人選ではあるけどさ。その前のあいつに触れないのはどういうことだよこの出来損ないめ」
ハニー「ロックハートは最後にはヒンヒン言っていたけれど、どうしてるのかしら……つづきを」
ロン「もちロンさ……『――先の二人も「魔法生物飼育学」の教師に任命された半ヒトに比べればまだ責任感あるやさしい人物だと言えよう』あぁ、お前にくらべれば誰だって優しいだろうよあのババア!」
ハニー「『三年生でホグワーツを退校処分となったと自ら認めるこのハグリッドの凶暴性は、多くの生徒が悲痛な叫びをあげている……』」
ロン「『匿名、フォイ君によると「僕は凶暴なヒッポグリフをけしかけられましたし、今年はなんだか意味の分からない気色の悪い生き物の世話をさせられてます。みんなその生き物に食われかけていますよ。勘弁してフォしィ。困るフォイ」と――』おいこのフォイフォイ」
ドラコ「さーて、誰だろうな全く検討がつかないね」
ハニー「『本誌の取材の席において件の生き物のことを聞くと「俺はちょいと楽しんどるだけだ」と意地の悪い笑みをうかべて話題を変えた――本誌の調査によれば、あれはマンティコアと火蟹を掛け合わせた非合法の新種であるとみられ――』スクリュート!」
ロン「あー、やっぱりあの時のこともここで利用されるのか……『――「魔法生物規制管理部」に問い合わせたところ、本当ならばこれは厳重な処罰の対象に』そりゃそうだ」
ハニー「『彼がここまで危険で粗暴で暴力的極まりない素養を見せるのは、育った環境や誰のせいでもなく彼の生まれ持っての性根である。なんと彼は純ヒトではなく、母親は女巨人のフリドウルファだったのだ』」
ハニー「どういうこと!?どうして、あの女がハグリッドのそのことを知っているの!?だって、あの女はもうこの城に入っちゃいけないはずだ、って!」
ロン「『巨人族が「例のあの人」の側に仕えていたことは周知であることだろう。そしてあろうことか、この凶暴な半巨人はあのハニー・ポッターと近しい間柄だと言うのだ。無知な彼女を騙して、何を企んでいるのか。それは想像容易い悲劇であることだろう』」
ロン「ふざけんな!ハグリッドを何だと思ってんだ!ハニーの豚だぞ!ヒンヒン!ヒン!」
447: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 10:11:43.70 ID:HyqlkFOu0
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ハーマイオニー「あぁ!プランク先生って良い先生だわ!私、一角獣について先生のおっしゃっていたことの半分も知らなかった……」
ロン「あぁ、先生ばんざーい、さ。いいからこの新聞読めよ。これでも先生にずっと教わりたいってのかい?」
ハーマイオニー「……あの女!なんてことなの! ああ、でもどうして……ハグリッドが自分から話したはず、ないわよね?」
ハニー「この私にも一言も話していなかったんだもの。ありえないわ」
ロン「ハニーの悪口を引き出せなかったから仕返ししてやろうと思ってかぎまわってたんだろうな……でもどうやったんだろ。あの悪趣味から手足が生えたような女が城にいたら、誰だって気づくよな?第一、入っちゃいけないはずだ」
ハニー「『透明マント』でも持っていたのかしら……でも、ムーディ先生の前じゃ無駄ね」
ハーマイオニー「想像もつかないわ……ハグリッドの小屋、灯り一つついてないわね」
ハニー「……」
ドンドンドンッ
ハニー「ハグリッド?いるんでしょ?ハグリッド!開けなさい!」
……
ハニー「……全く、呆れた。百歩譲って授業に顔を出さないのは分かってあげるけれど、どうして、この私をムシするわけ!?」
ハーマイオニー「……もしかして、私達が、ハグリッドが半巨人だってことを気にするって思っているのかしら」
ロン「奴さん、繊細だからな……ヒンヒン!!ヒン!!ヒンヒン!!……これで大体伝わったと思うよ。さぁ、授業が始まるから行こうよハニー!あぁハニー、寒いし背中にどうだい?顔をうずめたっていいぜ、寒いからね。寒いから、仕方ないさ。もちのロンでね」
・
・
・
・
・
ハーマイオニー「あぁ!プランク先生って良い先生だわ!私、一角獣について先生のおっしゃっていたことの半分も知らなかった……」
ロン「あぁ、先生ばんざーい、さ。いいからこの新聞読めよ。これでも先生にずっと教わりたいってのかい?」
ハーマイオニー「……あの女!なんてことなの! ああ、でもどうして……ハグリッドが自分から話したはず、ないわよね?」
ハニー「この私にも一言も話していなかったんだもの。ありえないわ」
ロン「ハニーの悪口を引き出せなかったから仕返ししてやろうと思ってかぎまわってたんだろうな……でもどうやったんだろ。あの悪趣味から手足が生えたような女が城にいたら、誰だって気づくよな?第一、入っちゃいけないはずだ」
ハニー「『透明マント』でも持っていたのかしら……でも、ムーディ先生の前じゃ無駄ね」
ハーマイオニー「想像もつかないわ……ハグリッドの小屋、灯り一つついてないわね」
ハニー「……」
ドンドンドンッ
ハニー「ハグリッド?いるんでしょ?ハグリッド!開けなさい!」
……
ハニー「……全く、呆れた。百歩譲って授業に顔を出さないのは分かってあげるけれど、どうして、この私をムシするわけ!?」
ハーマイオニー「……もしかして、私達が、ハグリッドが半巨人だってことを気にするって思っているのかしら」
ロン「奴さん、繊細だからな……ヒンヒン!!ヒン!!ヒンヒン!!……これで大体伝わったと思うよ。さぁ、授業が始まるから行こうよハニー!あぁハニー、寒いし背中にどうだい?顔をうずめたっていいぜ、寒いからね。寒いから、仕方ないさ。もちのロンでね」
451: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 10:24:36.52 ID:HyqlkFOu0
数週間後
土曜日
ハニー「……」
ロン「あー、ハニー!あいもかわらず引き篭もっちまってるハグリッドに腹がたってるのは分かるけどね!楽しくいこうよ、折角のホグズミート休暇じゃないか」
ハニー「……そうね。あなたたちと堂々と過ごせるんだもの……それに、ばったりとハグリッドと会えたりするかもしれないわ」
ハーマイオニー「その時は目一杯怒ってあげましょう? でもハニー、本当にいいの?」
ハニー「なぁに?あなたはホグズミート、いきたくないの? マダム・パディフットのお店、今日こそ行こう、って、思ったのだけれど?」
ハーマイオニー「あっ、それ、それはもちろん……そう、そうじゃなくて!真剣な話よ!もう! 折角談話室が静かなのだから、あの卵のことに取り組んだらどうか、って思っていたの」
ハニー「……平気よ、もう大体、分かっているから」
ハーマイオニー「……本当?ほんとの本当なのね?」
ハニー「さぁロン、急ぎましょう?寒いわね、一周回って汗をかくくらい」
ロン「わかる、わかるよハニー。僕は君がいれば年中春まっさかりだしね」
ハーマイオニー「もう、寸前でドタバタしたドラゴンの時と同じになっても知らないわ……あら、ダームストラングの船の先端……ビクトールだわ」
ロン「……あいつ、ばっかじゃないのか!?こんな季節に海パン一丁!?心にハニーの笑顔でもあるのかなあぁなるほどそれで……湖に飛び込んだ!?狂ってる!!」
ハーマイオニー「どうせあなただってハニーに言われたらやるでしょ。きっとこれでもあたたかいくらいなのよ。やっぱりずっと北の方から来たそうだから」
ハニー「えぇ、そうね。でもこっちには、大イカもいるわ」
ロン「よーしやっちまえイカ公!」
ハーマイオニー「物騒なこと言わないの! ほんと、あの人良い人よ?ダームストラング生だけど、ここの方がずっと好きだって私に言っていたもの」
ロン「当たり前だろ、ここにはハニーがいるんだから」
土曜日
ハニー「……」
ロン「あー、ハニー!あいもかわらず引き篭もっちまってるハグリッドに腹がたってるのは分かるけどね!楽しくいこうよ、折角のホグズミート休暇じゃないか」
ハニー「……そうね。あなたたちと堂々と過ごせるんだもの……それに、ばったりとハグリッドと会えたりするかもしれないわ」
ハーマイオニー「その時は目一杯怒ってあげましょう? でもハニー、本当にいいの?」
ハニー「なぁに?あなたはホグズミート、いきたくないの? マダム・パディフットのお店、今日こそ行こう、って、思ったのだけれど?」
ハーマイオニー「あっ、それ、それはもちろん……そう、そうじゃなくて!真剣な話よ!もう! 折角談話室が静かなのだから、あの卵のことに取り組んだらどうか、って思っていたの」
ハニー「……平気よ、もう大体、分かっているから」
ハーマイオニー「……本当?ほんとの本当なのね?」
ハニー「さぁロン、急ぎましょう?寒いわね、一周回って汗をかくくらい」
ロン「わかる、わかるよハニー。僕は君がいれば年中春まっさかりだしね」
ハーマイオニー「もう、寸前でドタバタしたドラゴンの時と同じになっても知らないわ……あら、ダームストラングの船の先端……ビクトールだわ」
ロン「……あいつ、ばっかじゃないのか!?こんな季節に海パン一丁!?心にハニーの笑顔でもあるのかなあぁなるほどそれで……湖に飛び込んだ!?狂ってる!!」
ハーマイオニー「どうせあなただってハニーに言われたらやるでしょ。きっとこれでもあたたかいくらいなのよ。やっぱりずっと北の方から来たそうだから」
ハニー「えぇ、そうね。でもこっちには、大イカもいるわ」
ロン「よーしやっちまえイカ公!」
ハーマイオニー「物騒なこと言わないの! ほんと、あの人良い人よ?ダームストラング生だけど、ここの方がずっと好きだって私に言っていたもの」
ロン「当たり前だろ、ここにはハニーがいるんだから」
452: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 10:41:06.85 ID:HyqlkFOu0
ホグズミート・三本の箒
ロン「あぁ、まるでハニーを一目見たときの豚の心の中くらいあったかいや。ハグリッド、どこの店にもいなかったね」
ハニー「そうね……まだ小屋の中で、一人なのかしら」
ハーマイオニー「ファングの世話をちゃんとしているといいのだけど……えーっと、バタービールを三つくださる?」
ロスメルタ「ハイハイ、あら!あなたハニー・ポッター?まぁまぁ、本当あの人そっくりだわ」
ハニー「ハァイ。それは私の両親どちらのことを言っているの?」
ロスメルタ「見た目はリリー、雰囲気はジェームズというところかしら。ねえ、ジェームズがキープしていたボトルがまだあるのだけどいかが?」
ハニー「……遠慮するわ」
ロン「……あれ?ハニーのお父さんたちがここにきてたのって学生の頃じゃ」
ハーマイオニー「深く聞かないでおきましょう」
ロスメルタ「バタービール、すぐに持ってくるわね。あぁそれと、奥の方が雰囲気悪いけど気にしないで頂戴」
ハニー「奥?……あの人って、ほんと。いつ仕事をしているのかしら」
ロン「あー、まーたバグマンだ。それに、あの周りにいるのって小鬼かい?」
ハーマイオニー「そのようね。なんだか本当、物々しい雰囲気だわ……バグマンさんの方は、顔が青いけど」
ハニー「ワールドカップの夜に森の中で見た顔と一緒ね……こっちに気づいたわ」
バグマン「! すぐ、すぐだから!本当だ、ほんとだって!」
バグマン「ハニー、元気か?君にばったり会えたらいいと思っていたよ! 座っても?」
ハニー「いいけれど、あなたはお忙しいのじゃない?なんだかお連れの小鬼たちがこちらを睨んできているし」
バグマン「あー、あっはは。気にしないでくれ。あぁママさん、私にもう一杯頼みますよ……連中は気難しくてね。おまけに中々言葉が通じない。私は連中の言葉といったら『ブラトヴァック』しか知らないんだ」
ロン「それって、どういう意味なんです?」
バグマン「『つるはし』だね、あぁ」
ハーマイオニー「……意志の疎通を図るつもりはおありなの?」
バグマン「あー、だからまた私が喋るたびになんだか連中を怒らせてしまうようでね……」
ロン「そんなあなたに素敵な言語がありますよバグマンさん」
ハーマイオニー「仮にも魔法省の高官さんを勧誘するのはやめなさい」
ロン「あぁ、まるでハニーを一目見たときの豚の心の中くらいあったかいや。ハグリッド、どこの店にもいなかったね」
ハニー「そうね……まだ小屋の中で、一人なのかしら」
ハーマイオニー「ファングの世話をちゃんとしているといいのだけど……えーっと、バタービールを三つくださる?」
ロスメルタ「ハイハイ、あら!あなたハニー・ポッター?まぁまぁ、本当あの人そっくりだわ」
ハニー「ハァイ。それは私の両親どちらのことを言っているの?」
ロスメルタ「見た目はリリー、雰囲気はジェームズというところかしら。ねえ、ジェームズがキープしていたボトルがまだあるのだけどいかが?」
ハニー「……遠慮するわ」
ロン「……あれ?ハニーのお父さんたちがここにきてたのって学生の頃じゃ」
ハーマイオニー「深く聞かないでおきましょう」
ロスメルタ「バタービール、すぐに持ってくるわね。あぁそれと、奥の方が雰囲気悪いけど気にしないで頂戴」
ハニー「奥?……あの人って、ほんと。いつ仕事をしているのかしら」
ロン「あー、まーたバグマンだ。それに、あの周りにいるのって小鬼かい?」
ハーマイオニー「そのようね。なんだか本当、物々しい雰囲気だわ……バグマンさんの方は、顔が青いけど」
ハニー「ワールドカップの夜に森の中で見た顔と一緒ね……こっちに気づいたわ」
バグマン「! すぐ、すぐだから!本当だ、ほんとだって!」
バグマン「ハニー、元気か?君にばったり会えたらいいと思っていたよ! 座っても?」
ハニー「いいけれど、あなたはお忙しいのじゃない?なんだかお連れの小鬼たちがこちらを睨んできているし」
バグマン「あー、あっはは。気にしないでくれ。あぁママさん、私にもう一杯頼みますよ……連中は気難しくてね。おまけに中々言葉が通じない。私は連中の言葉といったら『ブラトヴァック』しか知らないんだ」
ロン「それって、どういう意味なんです?」
バグマン「『つるはし』だね、あぁ」
ハーマイオニー「……意志の疎通を図るつもりはおありなの?」
バグマン「あー、だからまた私が喋るたびになんだか連中を怒らせてしまうようでね……」
ロン「そんなあなたに素敵な言語がありますよバグマンさん」
ハーマイオニー「仮にも魔法省の高官さんを勧誘するのはやめなさい」
456: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 10:56:23.71 ID:HyqlkFOu0
ハニー「小鬼と何を話していたの?お仕事のこと、ではなさそうね」
ハーマイオニー「今週は試合もないから、三大魔法学校対抗試合のことでもないでしょうし」
バグマン「あー、そうだな。私はすこし、連中の、あー。相談に乗っていてね。連中、バーティ・クラウチを探しているんだ。そうだとも」
ロン「クラウチ?パーシーがぞっこんなあのクラウチ?」
バグマン「あぁ、うん。パースはよくやってるよ。そのうち一気に俺も追い抜かれるんじゃないかな」
ハニー「それはいいの。どうしてこんなところで?だってあの人がいるのは、ロンドンの魔法省でしょう?」
バグマン「あー、それがだね。実はどこにいるのか、分からなくなったのだ」
ハニー「……えっ!?」
バグマン「いや、いや。消えてしまったとか、そういうことじゃないのだがね。仕事に出てこなくなった。もう二、三週間も欠勤しているよ」
バグマン「パーシーによると、それでもふくろう便で仕事をこなしているらしい。『絶対に確実に間違いなくクラウチさんの筆跡です!僕のこの眼鏡に賭けてあぁクラウチさん直筆の報告書や指示の手紙なんてなんて光栄だろうあぁクラ……』まぁ後は分かるね?」
ロン「相変わらず、変わっちまったなぁパースのやつ」
バグマン「それでも小鬼の連中は、ほら。連中の言葉を完璧に喋られる役人もそう多くないから、バーティがいないと仕事に支障が出るんだ、とね」
バグマン「あー、このことは頼むから内密に頼むよ? リーター・スキーターがまだそこかしこに鼻を利かせているし、ついででバーサのことまで探り当てかねない」
ハニー「バーサ・ジョーキンズも。まだ見つかっていないのね」
バグマン「あぁ、もちろん捜索は初めているがね」
ハーマイオニー「……遅すぎじゃありませんか?」
バグマン「そう言わないでおくれお嬢さん、省も忙しくって……アルバニアのいとこの家からパタリと消息が途絶えるんだ。まったく不思議だ。駆け落ちするようなタイプでもないし、一体……」
バグマン「あー、何だね私は。バーでバーティやバーサの話をして。バーつながり?上手くない上手くない。オホン、ハニー、本題だがね」
バグマン「金の卵の方はどうだい?え?」
ハニー「……」
ハーマイオニー「今週は試合もないから、三大魔法学校対抗試合のことでもないでしょうし」
バグマン「あー、そうだな。私はすこし、連中の、あー。相談に乗っていてね。連中、バーティ・クラウチを探しているんだ。そうだとも」
ロン「クラウチ?パーシーがぞっこんなあのクラウチ?」
バグマン「あぁ、うん。パースはよくやってるよ。そのうち一気に俺も追い抜かれるんじゃないかな」
ハニー「それはいいの。どうしてこんなところで?だってあの人がいるのは、ロンドンの魔法省でしょう?」
バグマン「あー、それがだね。実はどこにいるのか、分からなくなったのだ」
ハニー「……えっ!?」
バグマン「いや、いや。消えてしまったとか、そういうことじゃないのだがね。仕事に出てこなくなった。もう二、三週間も欠勤しているよ」
バグマン「パーシーによると、それでもふくろう便で仕事をこなしているらしい。『絶対に確実に間違いなくクラウチさんの筆跡です!僕のこの眼鏡に賭けてあぁクラウチさん直筆の報告書や指示の手紙なんてなんて光栄だろうあぁクラ……』まぁ後は分かるね?」
ロン「相変わらず、変わっちまったなぁパースのやつ」
バグマン「それでも小鬼の連中は、ほら。連中の言葉を完璧に喋られる役人もそう多くないから、バーティがいないと仕事に支障が出るんだ、とね」
バグマン「あー、このことは頼むから内密に頼むよ? リーター・スキーターがまだそこかしこに鼻を利かせているし、ついででバーサのことまで探り当てかねない」
ハニー「バーサ・ジョーキンズも。まだ見つかっていないのね」
バグマン「あぁ、もちろん捜索は初めているがね」
ハーマイオニー「……遅すぎじゃありませんか?」
バグマン「そう言わないでおくれお嬢さん、省も忙しくって……アルバニアのいとこの家からパタリと消息が途絶えるんだ。まったく不思議だ。駆け落ちするようなタイプでもないし、一体……」
バグマン「あー、何だね私は。バーでバーティやバーサの話をして。バーつながり?上手くない上手くない。オホン、ハニー、本題だがね」
バグマン「金の卵の方はどうだい?え?」
ハニー「……」
459: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 11:15:41.60 ID:HyqlkFOu0
ハニー「上々よ。もうあと少しで全部解決、当然じゃない」
バグマン「本当かい?ハニー、私が前に言ったことを覚えているかね。君が援助を求めるなら喜んで……」
フレッド「おーっとバグマンさん。それなら俺達の相談にも乗ってほしいもんですね。喜んで乗ってくれるでしょう?」
ジョージ「その通りさバグマンさん。俺達ちょーっと困ったことがあるんですよ。あんたしか解決できないんですが?」
バグマン「ひぃっ! あー、お二人かね。あー、すまないね!私はあの、小鬼の連中といま、ひぃ!睨んでる!あー、ハニー!また会おう、いつでも連絡したまえ!えーっとそっちの二人はあの、また!またゆっくり!」
フレッジョ「「ああ、いつでも連絡してやるよ糞野郎」」
バグマン「ははっ、ははは!そ、それじゃ! 遅れーて、ごめーんよ。あー……ブラトヴァック?」
小鬼「喧嘩売ってんのか」
バグマン「!?ふ、普通に英語喋れるのじゃないかぁ!!」
ハニー「騒がしい人ね……あなた達には負けるけれど」
ロン「おい二人とも、なーんの話をしてたんだ?」
フレッド「一々つっかかるなよ、ロニー。なぁに、ほら。悪戯グッズの流通を紹介してくれる、ってぇ前に話してたろ」
ジョージ「そのことについて、相談をってね。奴さん中々返事をくれないもんだから、俺達ちょびっと頭にきてたのさ」
ハーマイオニー「それにしては、随分な悪態だったようね」
フレッド「なーんのことさ。僕らは生まれてこのかた聖なるお言葉しか反吐してないぜ?」
ジョージ「そうそう、S.P.E.W.だかなんだかの創設者のキミには負けるけどなぁ」
ハーマイオニー「バッジを額に突き刺してさしあげるわよ?」
フレッド「怖い怖い……っと。おいおい。本格的に悪態をつきたい奴がまた現れたぜ」
ジョージ「おーやおや、よくもまあ堂々と表を歩けるよな、あのババアめ……ケッ!」
ハニー「? 誰のこと……っ!!」
スキーター「相変わらず寂れた旅籠ざーんす。潰してやろうかしら……おーっと?ねぇボゾ、あすこを御覧なさいな。バグマンが小鬼と一緒だわ。さて、何をしてるかあんた分かる?ちょっとほじくってみようか?『魔法ゲーム・スポーツ部、不名誉な元クィディッチ選手高官の、屈辱的な会合』あとはあたしのもってるネタでいーい記事が……」
ハニー「また、誰かを破滅させるつもり!?」
スキーター「うひゃぁ!?なんざんす今の大声……あーらあら、あら!ハニー!すてきざんす、さぁこっちで一緒にどうざんしょ――」
ハニー「ふざけないで!あなたとなんて一切かかわりたくないわ!間に三メートルのスネイプを挟んでだって嫌よ!」
ロン「確かに」
ハーマイオニー「色んな意味で悪夢ね」
バグマン「本当かい?ハニー、私が前に言ったことを覚えているかね。君が援助を求めるなら喜んで……」
フレッド「おーっとバグマンさん。それなら俺達の相談にも乗ってほしいもんですね。喜んで乗ってくれるでしょう?」
ジョージ「その通りさバグマンさん。俺達ちょーっと困ったことがあるんですよ。あんたしか解決できないんですが?」
バグマン「ひぃっ! あー、お二人かね。あー、すまないね!私はあの、小鬼の連中といま、ひぃ!睨んでる!あー、ハニー!また会おう、いつでも連絡したまえ!えーっとそっちの二人はあの、また!またゆっくり!」
フレッジョ「「ああ、いつでも連絡してやるよ糞野郎」」
バグマン「ははっ、ははは!そ、それじゃ! 遅れーて、ごめーんよ。あー……ブラトヴァック?」
小鬼「喧嘩売ってんのか」
バグマン「!?ふ、普通に英語喋れるのじゃないかぁ!!」
ハニー「騒がしい人ね……あなた達には負けるけれど」
ロン「おい二人とも、なーんの話をしてたんだ?」
フレッド「一々つっかかるなよ、ロニー。なぁに、ほら。悪戯グッズの流通を紹介してくれる、ってぇ前に話してたろ」
ジョージ「そのことについて、相談をってね。奴さん中々返事をくれないもんだから、俺達ちょびっと頭にきてたのさ」
ハーマイオニー「それにしては、随分な悪態だったようね」
フレッド「なーんのことさ。僕らは生まれてこのかた聖なるお言葉しか反吐してないぜ?」
ジョージ「そうそう、S.P.E.W.だかなんだかの創設者のキミには負けるけどなぁ」
ハーマイオニー「バッジを額に突き刺してさしあげるわよ?」
フレッド「怖い怖い……っと。おいおい。本格的に悪態をつきたい奴がまた現れたぜ」
ジョージ「おーやおや、よくもまあ堂々と表を歩けるよな、あのババアめ……ケッ!」
ハニー「? 誰のこと……っ!!」
スキーター「相変わらず寂れた旅籠ざーんす。潰してやろうかしら……おーっと?ねぇボゾ、あすこを御覧なさいな。バグマンが小鬼と一緒だわ。さて、何をしてるかあんた分かる?ちょっとほじくってみようか?『魔法ゲーム・スポーツ部、不名誉な元クィディッチ選手高官の、屈辱的な会合』あとはあたしのもってるネタでいーい記事が……」
ハニー「また、誰かを破滅させるつもり!?」
スキーター「うひゃぁ!?なんざんす今の大声……あーらあら、あら!ハニー!すてきざんす、さぁこっちで一緒にどうざんしょ――」
ハニー「ふざけないで!あなたとなんて一切かかわりたくないわ!間に三メートルのスネイプを挟んでだって嫌よ!」
ロン「確かに」
ハーマイオニー「色んな意味で悪夢ね」
463: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 11:27:23.55 ID:HyqlkFOu0
スキーター「うーん?ハニー、どうしてそんなに怒っているざんす?」
ハニー「ハグリッドのことよ。どうして、いったい何のためにあんな記事を書いたわけ?」
スキーター「あらあら、ハニー!読者には知る権利があるざんす!真実を明るみに出し、悪しきをさらけ出す!それが私達の使命ざんす」
ハニー「悪しき?ハグリッドがどんな悪いことをしたと言うの、言ってごらんなさいよ。半巨人?だから何!?彼は私の可愛い豚よ!大事な、大事なお友達だわ!」
シーーーーン
スキーター「あー、ハニー!それじゃ、あなたの知ってる彼の素顔についてインタビューさせてもらう、なーんてどうざんしょ!ほらボゾ、写真とって」
パシャッ、ボンッ!!
ハニー「……この」
スキーター「見出しはこうざんす!『生き残った女の子、衝撃告白! 筋骨隆々な彼は私の父親代わり!』」
ロン「やめろよどこぞの犬まで暴れだすから」
スキーター「すてきざんすわ!聞かせて頂戴、ハニー!あなたの知ってる彼の意外な友情とその裏事情について!さぁ……うん?なんざんす、あー、ハニーのハニーちゃんざんすね?」
ハーマイオニー「……」
スキーター「あらあら、バタービールを奢ってくださるざんす? えーえ、それはそれはあなたとハニーの話に関しては世の殿方はたまた奥様方から熱狂的な投書g」
バッシャァァァァアアアアアア
スキーター「」
ハニー「……
ロン「……」
フレッド「ヒューッ、やるねぇハーマイオニーは」
ジョージ「バタービール顔面バシャァときた」
ハニー「ハグリッドのことよ。どうして、いったい何のためにあんな記事を書いたわけ?」
スキーター「あらあら、ハニー!読者には知る権利があるざんす!真実を明るみに出し、悪しきをさらけ出す!それが私達の使命ざんす」
ハニー「悪しき?ハグリッドがどんな悪いことをしたと言うの、言ってごらんなさいよ。半巨人?だから何!?彼は私の可愛い豚よ!大事な、大事なお友達だわ!」
シーーーーン
スキーター「あー、ハニー!それじゃ、あなたの知ってる彼の素顔についてインタビューさせてもらう、なーんてどうざんしょ!ほらボゾ、写真とって」
パシャッ、ボンッ!!
ハニー「……この」
スキーター「見出しはこうざんす!『生き残った女の子、衝撃告白! 筋骨隆々な彼は私の父親代わり!』」
ロン「やめろよどこぞの犬まで暴れだすから」
スキーター「すてきざんすわ!聞かせて頂戴、ハニー!あなたの知ってる彼の意外な友情とその裏事情について!さぁ……うん?なんざんす、あー、ハニーのハニーちゃんざんすね?」
ハーマイオニー「……」
スキーター「あらあら、バタービールを奢ってくださるざんす? えーえ、それはそれはあなたとハニーの話に関しては世の殿方はたまた奥様方から熱狂的な投書g」
バッシャァァァァアアアアアア
スキーター「」
ハニー「……
ロン「……」
フレッド「ヒューッ、やるねぇハーマイオニーは」
ジョージ「バタービール顔面バシャァときた」
467: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 11:40:49.79 ID:HyqlkFOu0
ハーマイオニー「あなたって最低の女ね。ハニーと同じ性別にカテゴリされていることさえこのうえない侮辱だわ」
スキーター「」
ハーマイオニー「記事を書くためならなんにも気にしないのね。同じ人間であることさえ嫌になるわ。あなたのような人がいるから!偏見や差別を助長するようなあなたのような、~~~っ!マダム!もう一杯!!!」
ロスメルタ「は、はいっ!」
ロン「ハーマイオニー、ハーマイオニー、オーケー、ストップストップ。スカッとしたよ、ありがとう」
ハニー「それ以上はダメよ、ほら。スキーターが呆然としている間に退散しましょ?ほら」
ハーマイオニー「は、な、し、て!!!こんな女に私とあなたについて書かれるなんて鳥肌が立つわ!それならまだ自分から濃密で濃厚に描写したものを自費出版したほうがマシよ!ラベンダーたちにでも頼もうかしら!!!」
ロン「分かった、分かったから暴走はそのくらいにして。あー、マダム。お騒がせしました。お世話様」
ハニー「ほかのお客も、私のハーマイオニーがごめんなさい。しっかり言って聞かせるから。良い午後を」
ハーマイオニー「離して、ってば!ちょっと、ちょ、は、ハニー?ちょっと、どこを掴んで、んっ、せ、せめて運ぶなら普通に!やめ、や、あぁ、ハニー、私の意識まで、モビリコーパスされてしまうわ……」
カランカラーーン バタンッ
スキーター「……ハッ」
ボゾ「……リータ?あー……平気か?え?」
スキーター「……あんの、小娘えええええええええええええええええええええええ!!」
フレッド「おーやおや、穏やかじゃないよな。俺達にまで火の粉がかかる前に退散するか」
ジョージ「取り合えず、あのババアの飲み物にピッグクリーム入りのを流し込んでからな」
スキーター「」
ハーマイオニー「記事を書くためならなんにも気にしないのね。同じ人間であることさえ嫌になるわ。あなたのような人がいるから!偏見や差別を助長するようなあなたのような、~~~っ!マダム!もう一杯!!!」
ロスメルタ「は、はいっ!」
ロン「ハーマイオニー、ハーマイオニー、オーケー、ストップストップ。スカッとしたよ、ありがとう」
ハニー「それ以上はダメよ、ほら。スキーターが呆然としている間に退散しましょ?ほら」
ハーマイオニー「は、な、し、て!!!こんな女に私とあなたについて書かれるなんて鳥肌が立つわ!それならまだ自分から濃密で濃厚に描写したものを自費出版したほうがマシよ!ラベンダーたちにでも頼もうかしら!!!」
ロン「分かった、分かったから暴走はそのくらいにして。あー、マダム。お騒がせしました。お世話様」
ハニー「ほかのお客も、私のハーマイオニーがごめんなさい。しっかり言って聞かせるから。良い午後を」
ハーマイオニー「離して、ってば!ちょっと、ちょ、は、ハニー?ちょっと、どこを掴んで、んっ、せ、せめて運ぶなら普通に!やめ、や、あぁ、ハニー、私の意識まで、モビリコーパスされてしまうわ……」
カランカラーーン バタンッ
スキーター「……ハッ」
ボゾ「……リータ?あー……平気か?え?」
スキーター「……あんの、小娘えええええええええええええええええええええええ!!」
フレッド「おーやおや、穏やかじゃないよな。俺達にまで火の粉がかかる前に退散するか」
ジョージ「取り合えず、あのババアの飲み物にピッグクリーム入りのを流し込んでからな」
469: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 11:51:31.87 ID:HyqlkFOu0
校庭
ロン「スカッとしたけどさぁ。ありゃマズイよハーマイオニー。あの女、今度は本格的に君を標的にするかもしれない。あぁハニーのことは世界中みんなが虜になっちゃってるけどさ」
ハーマイオニー「やってみればいいわ!私の両親は『予言者』を読まないから、なんにも気にしないもの!」
ハニー「あなたが悪く言われるのは、私が気にするわ」
ハーマイオニー「だったらその時はあなたで分からせて!さっきみたいに!」
ロン「どうぞ」
ハーマイオニー「頭にきたわ!いいわ、やってみればいいのよ!返り討ちにしてやるんだから!それに、ハグリッド逃げ隠れなんてしていちゃダメよ!あんな、ヒトの出来損ないみたいな女の書いたことで!」
ロン「辛辣だなぁ、暴走ハーマイオニー」
ハニー「一時大人しくなったのに……あぁ、こんなに足、速かったのね」
ロン「おぶさるかいハニー!ヒンヒン!」
ハニー「いいわ、もう着いたもの……ハグリッドの小屋に」
ハーマイオニー「ハグリッド!!」
ドンドンドンッ!!!
ハーマイオニー「いい加減にして!そこにいるのは分かってるわ!いい!?あなたのお母さんが巨人だろうと何だろうと、私達は少しも気にしてなんかないの!!ハグリッド!あんな腐った女にやられっぱなしなんてダメよ!あなたは私達のハニーの友達でしょ!!ハグリッド!!!!」
ガチャッ
ハーマイオニー「あぁ、やっと――ぁ」
ダンブルドア「こんにちわ、ミス・グレンジャー。ほっほ、老いぼれのわしの耳にはありがたいノックの音じゃったのう」
ハニー「……あなたって人は」
ロン「スカッとしたけどさぁ。ありゃマズイよハーマイオニー。あの女、今度は本格的に君を標的にするかもしれない。あぁハニーのことは世界中みんなが虜になっちゃってるけどさ」
ハーマイオニー「やってみればいいわ!私の両親は『予言者』を読まないから、なんにも気にしないもの!」
ハニー「あなたが悪く言われるのは、私が気にするわ」
ハーマイオニー「だったらその時はあなたで分からせて!さっきみたいに!」
ロン「どうぞ」
ハーマイオニー「頭にきたわ!いいわ、やってみればいいのよ!返り討ちにしてやるんだから!それに、ハグリッド逃げ隠れなんてしていちゃダメよ!あんな、ヒトの出来損ないみたいな女の書いたことで!」
ロン「辛辣だなぁ、暴走ハーマイオニー」
ハニー「一時大人しくなったのに……あぁ、こんなに足、速かったのね」
ロン「おぶさるかいハニー!ヒンヒン!」
ハニー「いいわ、もう着いたもの……ハグリッドの小屋に」
ハーマイオニー「ハグリッド!!」
ドンドンドンッ!!!
ハーマイオニー「いい加減にして!そこにいるのは分かってるわ!いい!?あなたのお母さんが巨人だろうと何だろうと、私達は少しも気にしてなんかないの!!ハグリッド!あんな腐った女にやられっぱなしなんてダメよ!あなたは私達のハニーの友達でしょ!!ハグリッド!!!!」
ガチャッ
ハーマイオニー「あぁ、やっと――ぁ」
ダンブルドア「こんにちわ、ミス・グレンジャー。ほっほ、老いぼれのわしの耳にはありがたいノックの音じゃったのう」
ハニー「……あなたって人は」
475: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 12:07:00.20 ID:HyqlkFOu0
ハーマイオニー「私達、あの――ハグリッドに、会いたくて」
ダンブルドア「おぉ、そうじゃろうと思っていましたぞ。さぁ、お入り。ミスター・ウィーズリー。それにミス・ポッター。ヒンヒン」
ハーマイオニー「あ……あの、はい」
ハニー「今はヒンヒンうるさいわ」
ロン「よーし一時豚言語禁止だね了解さハニー……うわっ!ようファング久しぶり、飛びつくのはいいけどローブをよだれだらけにするのはやめてくれよな」
ハニー「……ハァイ、ハグリッド」
ハグリッド「……よ、ぉ。ハニー……あぁ、酷ぇ顔ですまねぇ。すまねぇ。本当に……ヒン」
ダンブルドア「もっと紅茶が必要じゃの。それに、ケーキもじゃな」
クルクルッパッ
ロン「ワーオ、おったまげー。ケーキが五つにあったかそうな紅茶まで」
ハーマイオニー「……あら?え?『ガンプの元素変容の法則の五つの例外』って確か食べ物……どうし、え????」
ダンブルドア「細かいことじゃよミス・グレンジャー。さて、ハグリッド。もしやさっきのミス・グレンジャーが叫んでおったことが、お前の耳にも届いておったかね」
ハグリッド「……へぇ、ダンブルドア先生」
ダンブルドア「おぉ、そうじゃろうと思っていましたぞ。さぁ、お入り。ミスター・ウィーズリー。それにミス・ポッター。ヒンヒン」
ハーマイオニー「あ……あの、はい」
ハニー「今はヒンヒンうるさいわ」
ロン「よーし一時豚言語禁止だね了解さハニー……うわっ!ようファング久しぶり、飛びつくのはいいけどローブをよだれだらけにするのはやめてくれよな」
ハニー「……ハァイ、ハグリッド」
ハグリッド「……よ、ぉ。ハニー……あぁ、酷ぇ顔ですまねぇ。すまねぇ。本当に……ヒン」
ダンブルドア「もっと紅茶が必要じゃの。それに、ケーキもじゃな」
クルクルッパッ
ロン「ワーオ、おったまげー。ケーキが五つにあったかそうな紅茶まで」
ハーマイオニー「……あら?え?『ガンプの元素変容の法則の五つの例外』って確か食べ物……どうし、え????」
ダンブルドア「細かいことじゃよミス・グレンジャー。さて、ハグリッド。もしやさっきのミス・グレンジャーが叫んでおったことが、お前の耳にも届いておったかね」
ハグリッド「……へぇ、ダンブルドア先生」
478: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 12:31:53.12 ID:HyqlkFOu0
ダンブルドア「それなら分かっておろうな?ハーマイオニーもロンもハニーも。お前と今でも親しくしたいと思っているようじゃが」
ハニー「当たり前だわ。ハグリッド……ハグリッド。こっちを見なさい」
ハグリッド「……ぐすっ。ハニー……あぁ、天使だ」
ロン「女神だっつってんだろ」
ハニー「私を誰だと思っているの。あなたは私の――わたしの何だと思っているの。あなたの優しさも、いいところもみんな知ってるわたしが。お友達のあなたを、嫌うはずがないでしょう?」
ハグリッド「うくっ、ぐすっ」
ダンブルドア「まさに、わしの言ったことの生きた証じゃな、ハグリッド。ほれ、三人ともこの手紙を見てみなさい」
ロン「うわっ、ほんとだ。なんですか、あー、この封筒の山」
ダンブルドア「生徒の親からきた、数えきれないほどの手紙じゃ。自分達が学生時代に、お前にどれだけ親切にされていたか覚えておって。もしもわしがハグリッドを首にしようものなら一言言わせてもらう、と。はっきり書いておる」
ハーマイオニー「すごい……素晴らしいことじゃない。ねぇ、ハグリッド。みんな、あなたが好きなのよ?」
ハグリッド「でも、でもよぉ。ハーマイオニー。ダンブルドア、先生様。みんながみんなじゃ、ねぇです。これよりもっと、先生様んとこには、苦情の手紙も来たはずでさぁ……俺、俺が残ることを、みんなが望んでるわけじゃ」
ハニー「……」
ハグリッド「俺は、俺はダメな先生だ……だーれにも」
ハニー「顔をあげなさい。ハグリッド」
ハグリッド「ダーメだ、ハニー。おめぇさんにももう、顔向けでき……」
パシンッ!!
ハグリッド「?……あっ。あぁ……」
ハニー「っ、ビンタしたこっちが痛いだなんてね。ハグリッド。ちゃんと聞きなさい」
ハニー「あなたは世界中みんなに愛されたいの?誰もが愛してやまない存在になりたいの?」
ハニー「だったら、だったら!!こんなところで閉じこもっていてどうするの!!胸を張りなさい、前を見なさいっ!!!わたしをみなさい、ハグリッド!!少なくともここにはあなたを心から愛してる人がいるわよ!?どうなの!?」
ハグリッド「ハ、ニー」
ハニー「わたし達と一緒に立ちなさい!みんなに愛されるように、わたしが支えてあげる!あなたはなぁに!私の豚でしょ!?大事なわたしの友達じゃないの!」
ハニー「戻ってきなさい、ハグリッド。みんなに分からせてあげましょう、あなたのとっても優しいところを……ねぇ、ハグリッド。あなたがいないと、わたしは、とても寂しいわ」
ハグリッド「うぐっ、ぐすっ、っ、ハニィ、ハニィーーィイイイイイイイ!うおおおおおおおおんおんおんおん!俺は、俺はなんてバカだったんだ、うわぁああああああああん!!」
ダンブルドア「……人間、どんなに素晴らしいとされる者にもダメなところがあるものじゃ。わしの弟のアバフォースなんぞはヤギに不適切な呪いをかけて、あー、やんちゃしたが、今でも普通に暮らしておる。ハグリッド、お前の場合はお前になーんにも罪のないことなんじゃ。ハニーの言う通り、胸を張りシャンとしておれ。辞表は受け取らんぞ」
ロン「僕が食べっちまいますよ、先生」
ダンブルドア「うむ、頼もしいのう。ハグリッド、明日は朝八時半に大広間で朝食、月曜からは授業じゃからの。言い訳わ許さん。それではみんな、元気での。ヒンヒン」
ガチャッ バタンッ
ハニー「当たり前だわ。ハグリッド……ハグリッド。こっちを見なさい」
ハグリッド「……ぐすっ。ハニー……あぁ、天使だ」
ロン「女神だっつってんだろ」
ハニー「私を誰だと思っているの。あなたは私の――わたしの何だと思っているの。あなたの優しさも、いいところもみんな知ってるわたしが。お友達のあなたを、嫌うはずがないでしょう?」
ハグリッド「うくっ、ぐすっ」
ダンブルドア「まさに、わしの言ったことの生きた証じゃな、ハグリッド。ほれ、三人ともこの手紙を見てみなさい」
ロン「うわっ、ほんとだ。なんですか、あー、この封筒の山」
ダンブルドア「生徒の親からきた、数えきれないほどの手紙じゃ。自分達が学生時代に、お前にどれだけ親切にされていたか覚えておって。もしもわしがハグリッドを首にしようものなら一言言わせてもらう、と。はっきり書いておる」
ハーマイオニー「すごい……素晴らしいことじゃない。ねぇ、ハグリッド。みんな、あなたが好きなのよ?」
ハグリッド「でも、でもよぉ。ハーマイオニー。ダンブルドア、先生様。みんながみんなじゃ、ねぇです。これよりもっと、先生様んとこには、苦情の手紙も来たはずでさぁ……俺、俺が残ることを、みんなが望んでるわけじゃ」
ハニー「……」
ハグリッド「俺は、俺はダメな先生だ……だーれにも」
ハニー「顔をあげなさい。ハグリッド」
ハグリッド「ダーメだ、ハニー。おめぇさんにももう、顔向けでき……」
パシンッ!!
ハグリッド「?……あっ。あぁ……」
ハニー「っ、ビンタしたこっちが痛いだなんてね。ハグリッド。ちゃんと聞きなさい」
ハニー「あなたは世界中みんなに愛されたいの?誰もが愛してやまない存在になりたいの?」
ハニー「だったら、だったら!!こんなところで閉じこもっていてどうするの!!胸を張りなさい、前を見なさいっ!!!わたしをみなさい、ハグリッド!!少なくともここにはあなたを心から愛してる人がいるわよ!?どうなの!?」
ハグリッド「ハ、ニー」
ハニー「わたし達と一緒に立ちなさい!みんなに愛されるように、わたしが支えてあげる!あなたはなぁに!私の豚でしょ!?大事なわたしの友達じゃないの!」
ハニー「戻ってきなさい、ハグリッド。みんなに分からせてあげましょう、あなたのとっても優しいところを……ねぇ、ハグリッド。あなたがいないと、わたしは、とても寂しいわ」
ハグリッド「うぐっ、ぐすっ、っ、ハニィ、ハニィーーィイイイイイイイ!うおおおおおおおおんおんおんおん!俺は、俺はなんてバカだったんだ、うわぁああああああああん!!」
ダンブルドア「……人間、どんなに素晴らしいとされる者にもダメなところがあるものじゃ。わしの弟のアバフォースなんぞはヤギに不適切な呪いをかけて、あー、やんちゃしたが、今でも普通に暮らしておる。ハグリッド、お前の場合はお前になーんにも罪のないことなんじゃ。ハニーの言う通り、胸を張りシャンとしておれ。辞表は受け取らんぞ」
ロン「僕が食べっちまいますよ、先生」
ダンブルドア「うむ、頼もしいのう。ハグリッド、明日は朝八時半に大広間で朝食、月曜からは授業じゃからの。言い訳わ許さん。それではみんな、元気での。ヒンヒン」
ガチャッ バタンッ
485: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 12:55:10.45 ID:HyqlkFOu0
ハグリッド「ぐすっ、ぐすっ、偉大なお方だ、ダンブルドアは。ハニーと同じくれぇに。お前さんたちと一緒で」
ハニー「えぇ、そういうことにしてあげるわ」
ロン「元気だせよ、ハグリッド。さぁ、このケーキでも食べてお茶にしよう。君とずーーっと話したかったんだぜ?ヒンヒン」
ハグリッド「あぁ、そうさな。あんがとよ、ロン。ん。お前さん達がみんな正しい。ハーマイオニー、ありがとうよ。俺はバカだった――父ちゃんがもしも俺がこんなことをしてるのを見たら、恥ずかしいと思うに違ぇねぇ」
ハーマイオニー「その意気だわ、ハグリッド。あなたのお父様は、立派な魔法使いだったの?」
ハグリッド「おぉ、ちっこかったがな」
ロン「そりゃ君から見たら僕でさえマッチ棒みたいなもんだろ」
ハグリッド「いんや、いや。小柄でよお、ダンブルドア先生は俺が父ちゃんそっくりだーっちゅうが、おれにはよく……どれ、写真を見せよう。そういえば父ちゃんの話をすんのは初めてだな?え?」
ハニー「……ハグリッドの肩に担がれてる、この人ね。えぇ、クシャクシャした真っ黒な目が、あなたそっくりだわ」
ハグリッド「おぉ、こんときゃ俺は十一だが、とーっくに父ちゃんの背なんざ越えとってなぁ」
ハーマイオニー「えーっと、横にあるりんごの木からすると、二メートルはありそう?」
ロン「おったまげー。でもさ、髭も髪ももじゃもじゃしてないから随分若いじゃないか、ハグリッド」
ハグリッド「ホグワーツに入ってすぐの頃だからなあ。親父は飛び上がって喜んでよぉ。俺はほら、おふくろの血があるからあんまり魔法が上手じゃねぇ。入れるとは思っとらんかったんだ――退学になっちまったがなぁ。まぁ、親父はそれより前に死んじまったから知らずにすんだがよぉ。二年生のときに」
ハグリッド「親父が死んでからは、ダンブルドア先生様がずーっと支えてくださった。退学になってからも、森番の仕事をくれた。あの方は人を信じなさる、誰にでもやりなおすチャンスがあると……それがあの人のすばらしいところだ」
ハグリッド「そうだ、どんな家柄でもな。そう、そうなんだ。父ちゃんもよく言っとった。『自分は自分だ。恥ずかしくなんかねぇ』って。『そのことでおまえを叩く奴がいても、そんな奴はこっちが気にする価値もない』ってよぉ」
ハグリッド「父ちゃんの言う通り、お前さんたちの言う通りだ……俺がバカだった。もう気にせんぞ。あの女のこともだ。約束する、なあにが骨が太いだ、よく言うわい」
ハニー「あー。なんのことかしら?」
ロン「えっ。ハグリッド、マダムと何か上手くいってないのかい」
ハーマイオニー「棒読みすぎよあなたたち」
ハグリッド「ちょーっとな。なぁ、ハニー。お前さんのお父さんお母さんもなぁ、俺によくしてくれた。もちろんその友達たちも。面倒をかけられたが、同じくれぇ笑わせられた。俺を友達だといってくれた。ほかの生徒もだ。そうだ、俺ぁずーっと、ここの子供達に支えられとったんだ」
ハグリッド「ハニー。お前さんを、初めて見た時なぁ。リリーにそっくりだ、ジェームズみてぇだって思うのと一緒に、俺とおんなじだ、守ってやんなきゃなんねぇ、そう思ったんだ」
ハニー「……」
ハグリッド「俺はお前さんと友達でいようってな。どんな時でもだ。もちろん、豚であることには変わらねぇが。ヒンヒン!ああ、ハニー。ほんのこんくらいの赤ん坊だったお前さんが、今じゃホグワーツの代表だ! 絶対に勝つに決まってる。何せ、俺達のハニーだ」
ハニー「……そうね」
ハグリッド「ハニー、あの卵はどうだ?え?うまくいっとるか?」
ロン「……」
ハーマイオニー「……」
ハニー「……えぇ。上手くいく、当然じゃない……何としてでも、あなたに誓って、ね」
ハニー「えぇ、そういうことにしてあげるわ」
ロン「元気だせよ、ハグリッド。さぁ、このケーキでも食べてお茶にしよう。君とずーーっと話したかったんだぜ?ヒンヒン」
ハグリッド「あぁ、そうさな。あんがとよ、ロン。ん。お前さん達がみんな正しい。ハーマイオニー、ありがとうよ。俺はバカだった――父ちゃんがもしも俺がこんなことをしてるのを見たら、恥ずかしいと思うに違ぇねぇ」
ハーマイオニー「その意気だわ、ハグリッド。あなたのお父様は、立派な魔法使いだったの?」
ハグリッド「おぉ、ちっこかったがな」
ロン「そりゃ君から見たら僕でさえマッチ棒みたいなもんだろ」
ハグリッド「いんや、いや。小柄でよお、ダンブルドア先生は俺が父ちゃんそっくりだーっちゅうが、おれにはよく……どれ、写真を見せよう。そういえば父ちゃんの話をすんのは初めてだな?え?」
ハニー「……ハグリッドの肩に担がれてる、この人ね。えぇ、クシャクシャした真っ黒な目が、あなたそっくりだわ」
ハグリッド「おぉ、こんときゃ俺は十一だが、とーっくに父ちゃんの背なんざ越えとってなぁ」
ハーマイオニー「えーっと、横にあるりんごの木からすると、二メートルはありそう?」
ロン「おったまげー。でもさ、髭も髪ももじゃもじゃしてないから随分若いじゃないか、ハグリッド」
ハグリッド「ホグワーツに入ってすぐの頃だからなあ。親父は飛び上がって喜んでよぉ。俺はほら、おふくろの血があるからあんまり魔法が上手じゃねぇ。入れるとは思っとらんかったんだ――退学になっちまったがなぁ。まぁ、親父はそれより前に死んじまったから知らずにすんだがよぉ。二年生のときに」
ハグリッド「親父が死んでからは、ダンブルドア先生様がずーっと支えてくださった。退学になってからも、森番の仕事をくれた。あの方は人を信じなさる、誰にでもやりなおすチャンスがあると……それがあの人のすばらしいところだ」
ハグリッド「そうだ、どんな家柄でもな。そう、そうなんだ。父ちゃんもよく言っとった。『自分は自分だ。恥ずかしくなんかねぇ』って。『そのことでおまえを叩く奴がいても、そんな奴はこっちが気にする価値もない』ってよぉ」
ハグリッド「父ちゃんの言う通り、お前さんたちの言う通りだ……俺がバカだった。もう気にせんぞ。あの女のこともだ。約束する、なあにが骨が太いだ、よく言うわい」
ハニー「あー。なんのことかしら?」
ロン「えっ。ハグリッド、マダムと何か上手くいってないのかい」
ハーマイオニー「棒読みすぎよあなたたち」
ハグリッド「ちょーっとな。なぁ、ハニー。お前さんのお父さんお母さんもなぁ、俺によくしてくれた。もちろんその友達たちも。面倒をかけられたが、同じくれぇ笑わせられた。俺を友達だといってくれた。ほかの生徒もだ。そうだ、俺ぁずーっと、ここの子供達に支えられとったんだ」
ハグリッド「ハニー。お前さんを、初めて見た時なぁ。リリーにそっくりだ、ジェームズみてぇだって思うのと一緒に、俺とおんなじだ、守ってやんなきゃなんねぇ、そう思ったんだ」
ハニー「……」
ハグリッド「俺はお前さんと友達でいようってな。どんな時でもだ。もちろん、豚であることには変わらねぇが。ヒンヒン!ああ、ハニー。ほんのこんくらいの赤ん坊だったお前さんが、今じゃホグワーツの代表だ! 絶対に勝つに決まってる。何せ、俺達のハニーだ」
ハニー「……そうね」
ハグリッド「ハニー、あの卵はどうだ?え?うまくいっとるか?」
ロン「……」
ハーマイオニー「……」
ハニー「……えぇ。上手くいく、当然じゃない……何としてでも、あなたに誓って、ね」
491: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 13:10:55.65 ID:HyqlkFOu0
深夜
ハニー『「パイン・フレッシュ、松の香さわやか」』
ギィィィィィッ
ハニー『……念を入れて「忍びの地図」に「透明マント」まで持ってきたけれど、ここまで誰にも出くわさなかったわね』
ハニー『……監督生用の、大浴場。へぇ、随分と良いご身分じゃないの。白大理石で、プールみたいに長い浴槽……私の寝室にはこのくらいのものをつけるべきだと思うわ』
ハニー『……ハーマイオニーも、連れて来たかったわね』
ハニー『でも、ダメよ。ハグリッドと約束したんだもの……卵の謎だけは、私がなんとかしてみせるわ』
ハニー『っと。マントを、っと』
バサッ
ハニー「ふぅ。えぇっと、蛇口は……こっち側に、百個くらいたっくさん並んでるわね。すごい……」
ハニー「取っ手の一つ一つに違う色の石が嵌められているけれど、何か違いがあるのかしら」
ハニー「……この私と同じ、赤い石ね。っと」
キュッキュッ ザバァァァァァァボボボボボボボボボボボボボ
ハニー「! すごい、サッカーボールくらいあるブルーとピンクの泡……こっちは?」
キュッキュッ ザバアァァァァァブクブクブクブクブクブクブク
ハニー「雪みたいにしっかりした泡ね。なるほど、蛇口によって色々な泡が……ふふっ」
キュッキュッ ザバアアアアアアアアアボワアアアアアアアアア
ハニー「紫色の、いい香りがする雲のような泡。素敵ね」
キュッキュッ ザバァァァァァァァジャッジャッジャッジャ
ハニー「泡が水切りみたいに飛んでいくわ!凄い! ほんと、楽しいところね。毎日入りたいくらい」
ハニー「興味がなかったけれど、これのために監督生を目指してもいいわね。堂々とハーマイオニーとも来られるし」
ハニー「さて、こっちの緑の石の蛇口は?ふふっ、どんな泡が……」
キュッキュッ
フォオオオイフォォォォォオf
ギュッッ!!! ポタッ、ポタッ
ハニー「……どういうことよ!!!!!!」
ハニー『「パイン・フレッシュ、松の香さわやか」』
ギィィィィィッ
ハニー『……念を入れて「忍びの地図」に「透明マント」まで持ってきたけれど、ここまで誰にも出くわさなかったわね』
ハニー『……監督生用の、大浴場。へぇ、随分と良いご身分じゃないの。白大理石で、プールみたいに長い浴槽……私の寝室にはこのくらいのものをつけるべきだと思うわ』
ハニー『……ハーマイオニーも、連れて来たかったわね』
ハニー『でも、ダメよ。ハグリッドと約束したんだもの……卵の謎だけは、私がなんとかしてみせるわ』
ハニー『っと。マントを、っと』
バサッ
ハニー「ふぅ。えぇっと、蛇口は……こっち側に、百個くらいたっくさん並んでるわね。すごい……」
ハニー「取っ手の一つ一つに違う色の石が嵌められているけれど、何か違いがあるのかしら」
ハニー「……この私と同じ、赤い石ね。っと」
キュッキュッ ザバァァァァァァボボボボボボボボボボボボボ
ハニー「! すごい、サッカーボールくらいあるブルーとピンクの泡……こっちは?」
キュッキュッ ザバアァァァァァブクブクブクブクブクブクブク
ハニー「雪みたいにしっかりした泡ね。なるほど、蛇口によって色々な泡が……ふふっ」
キュッキュッ ザバアアアアアアアアアボワアアアアアアアアア
ハニー「紫色の、いい香りがする雲のような泡。素敵ね」
キュッキュッ ザバァァァァァァァジャッジャッジャッジャ
ハニー「泡が水切りみたいに飛んでいくわ!凄い! ほんと、楽しいところね。毎日入りたいくらい」
ハニー「興味がなかったけれど、これのために監督生を目指してもいいわね。堂々とハーマイオニーとも来られるし」
ハニー「さて、こっちの緑の石の蛇口は?ふふっ、どんな泡が……」
キュッキュッ
フォオオオイフォォォォォオf
ギュッッ!!! ポタッ、ポタッ
ハニー「……どういうことよ!!!!!!」
497: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 13:17:26.26 ID:HyqlkFOu0
ぷかぷかぷか
シュワワワワワワワワ
ハニー「大分浴槽が満たされたわね……あのおかしな蛇口から出かけた泡はすくったから平気、の、はず、よ」
ハニー「えーっと、それで……」
金の卵「」
ハニー「……」
パチンッ
金の卵「キヤァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアフォイァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ハニー「っ!」
バチンッ!
金の卵「」
ハニー「……何も変わりないわね。ってことは、やっぱりお湯の中で何か、ということ?」
ハニー「……まぁ、丁度いいわ。今日はまだシャワーを浴びていないし」
ハニー「それに、せっかくこんなに気持ち良さそうな泡のお風呂なんだものね」
ハニー「さて、っと。卵は脇に置いておくとして……」
ハニー「……誰も入れないのよね、ここ。閂はきちんとかけたし……」
ハニー「……」
シュルシュルッ
シュルッ トサッ
シュワワワワワワワワ
ハニー「大分浴槽が満たされたわね……あのおかしな蛇口から出かけた泡はすくったから平気、の、はず、よ」
ハニー「えーっと、それで……」
金の卵「」
ハニー「……」
パチンッ
金の卵「キヤァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアフォイァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ハニー「っ!」
バチンッ!
金の卵「」
ハニー「……何も変わりないわね。ってことは、やっぱりお湯の中で何か、ということ?」
ハニー「……まぁ、丁度いいわ。今日はまだシャワーを浴びていないし」
ハニー「それに、せっかくこんなに気持ち良さそうな泡のお風呂なんだものね」
ハニー「さて、っと。卵は脇に置いておくとして……」
ハニー「……誰も入れないのよね、ここ。閂はきちんとかけたし……」
ハニー「……」
シュルシュルッ
シュルッ トサッ
508: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 13:34:38.18 ID:HyqlkFOu0
ザパァァァ
ジャパッ、ジャパッ、ジャパッ
ハニー「凄い泡だわ、ほんとに。やっぱりこの浴槽かなり深いわね。足をつくのでやっとだもの」
ハニー「……泳いでみたり、していいのかしら」
ザパッ バシャバシャバシャバシャ、バシャ
ハニー「……ふふっ、ほんといいところね。つくづく一人なのが悔やまれるわ」
ハニー「……泡があるせいもあるのだけれど、私、泳ぐの遅いわね……あー」
ハニー「そういえば昔、テムズ川に落とされてからあまり泳いだりは……やめましょう、せっかくのいい気分なのに」
ハニー「……ディゴリーは、風呂に入ればいい、それだけしか教えてくれなかったわね」
ハニー「……まったく、回りくどい。読み解いたヒントそのものを教えてくれたって……きっと聞かなかったでしょうけれど」
ハニー「……」
チャプッ、ザパァァ
金の卵「」
ハニー「……」
パチンッ
金の卵「キヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァアァアァアァアァアァア!!!」
バチンッ!
ハニー「やっぱり、なにも……」
「私なら、それを水の中で開けてみるけど」
ハニー「っ!?んっ、っぷ、ぷはっ!? な、なに!?誰!?ど、どこから……あっ!」
「珍しくフォイの蛇口を開ける人がいたみたいだから誰かなぁと思って見にきたの。そしたら、んっふふ。ハァイ、ハニー」
ハニー「……マートル。いつからあなた、そこにいたの」
マートル「ゴーストに時間なんて聞かないで!そうねぇ、あなたが服をシュルシュルしだす頃かしら」
ハニー「……じゃあ」
マートル「……でも!!!でも!!!!どうして!!!!どうしてよ!!!!私の眼鏡もゴーストなのになぜかいきなり曇っちゃうし、拭いてかけなおしたら謎の湯気があなたの姿を隠すし!!!やっと晴れたと思ったらどこからか泡が飛んできて遮るわ謎の光が横切って大事なところ!大事なところは見えないしでなんなのよ!!!!!なんなのよ!!!!!返してよトイレ憑きゴーストの特権を!!!!!!!」
ハニー「……煙や霞まで私の豚、そういうことよね」
ジャパッ、ジャパッ、ジャパッ
ハニー「凄い泡だわ、ほんとに。やっぱりこの浴槽かなり深いわね。足をつくのでやっとだもの」
ハニー「……泳いでみたり、していいのかしら」
ザパッ バシャバシャバシャバシャ、バシャ
ハニー「……ふふっ、ほんといいところね。つくづく一人なのが悔やまれるわ」
ハニー「……泡があるせいもあるのだけれど、私、泳ぐの遅いわね……あー」
ハニー「そういえば昔、テムズ川に落とされてからあまり泳いだりは……やめましょう、せっかくのいい気分なのに」
ハニー「……ディゴリーは、風呂に入ればいい、それだけしか教えてくれなかったわね」
ハニー「……まったく、回りくどい。読み解いたヒントそのものを教えてくれたって……きっと聞かなかったでしょうけれど」
ハニー「……」
チャプッ、ザパァァ
金の卵「」
ハニー「……」
パチンッ
金の卵「キヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァアァアァアァアァアァア!!!」
バチンッ!
ハニー「やっぱり、なにも……」
「私なら、それを水の中で開けてみるけど」
ハニー「っ!?んっ、っぷ、ぷはっ!? な、なに!?誰!?ど、どこから……あっ!」
「珍しくフォイの蛇口を開ける人がいたみたいだから誰かなぁと思って見にきたの。そしたら、んっふふ。ハァイ、ハニー」
ハニー「……マートル。いつからあなた、そこにいたの」
マートル「ゴーストに時間なんて聞かないで!そうねぇ、あなたが服をシュルシュルしだす頃かしら」
ハニー「……じゃあ」
マートル「……でも!!!でも!!!!どうして!!!!どうしてよ!!!!私の眼鏡もゴーストなのになぜかいきなり曇っちゃうし、拭いてかけなおしたら謎の湯気があなたの姿を隠すし!!!やっと晴れたと思ったらどこからか泡が飛んできて遮るわ謎の光が横切って大事なところ!大事なところは見えないしでなんなのよ!!!!!なんなのよ!!!!!返してよトイレ憑きゴーストの特権を!!!!!!!」
ハニー「……煙や霞まで私の豚、そういうことよね」
518: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 13:47:32.05 ID:HyqlkFOu0
マートル「随分長いこと会ってくれなかったじゃない、ハニー。私、寂しかったわ」
ハニー「何を言ってるの。ついこの間だって用を足しによったでしょう。もう」
マートル「そうだったかしら。それで、最近配管にへんな薬が流れているの。あなたたちまた、ポリジュース薬でも作ってるの?またあそこを使ってくれればいいのにぃ」
ハニー「? 覚えがないわ、本当なの?」
マートル「えーぇ、あなたたちが一昨年流したものそーっくりだったもの」
ハニー「そう……その話はいいわ。で?水の中で開ければいいって言った?」
マートル「セドリックは、そうやってたわ」
ハニー「……あなたいっつも監督生の入浴を覗き見しているわけ?」
マートル「時々、ほんの時々ね。セドリックは毎回黄色→紫色→赤の順番で捻るからはずさないわ」
ハニー「癖まで研究してるんじゃないのよ常習でしょうあなたちょっと、何だったのよ一昨年あのトイレで一人で寂しくと言っていたのは!」
マートル「最近出来た趣味なの。あなたっていうお友達ができて、私、自信がついたの!」
ハニー「…………そう」
マートル「ホグワーツの水道管は任せて!」
ハニー「えぇ。あー、水つまりなんかが起きたら、呼ぶわ。ありがとう」
ハニー「何を言ってるの。ついこの間だって用を足しによったでしょう。もう」
マートル「そうだったかしら。それで、最近配管にへんな薬が流れているの。あなたたちまた、ポリジュース薬でも作ってるの?またあそこを使ってくれればいいのにぃ」
ハニー「? 覚えがないわ、本当なの?」
マートル「えーぇ、あなたたちが一昨年流したものそーっくりだったもの」
ハニー「そう……その話はいいわ。で?水の中で開ければいいって言った?」
マートル「セドリックは、そうやってたわ」
ハニー「……あなたいっつも監督生の入浴を覗き見しているわけ?」
マートル「時々、ほんの時々ね。セドリックは毎回黄色→紫色→赤の順番で捻るからはずさないわ」
ハニー「癖まで研究してるんじゃないのよ常習でしょうあなたちょっと、何だったのよ一昨年あのトイレで一人で寂しくと言っていたのは!」
マートル「最近出来た趣味なの。あなたっていうお友達ができて、私、自信がついたの!」
ハニー「…………そう」
マートル「ホグワーツの水道管は任せて!」
ハニー「えぇ。あー、水つまりなんかが起きたら、呼ぶわ。ありがとう」
521: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 14:04:28.13 ID:HyqlkFOu0
ハニー「これを水の中で開けると、なんになるというの?」
マートル「私が湖にまで流れ着いたときに会う、いやーな奴らの声になるわ」
ハニー「……そんなことまであるの」
マートル「よく、ね。えぇ。ほら、試してみてよ」
ハニー「そうね」
ジャプッ
パチンッ
金の卵「~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪」
ハニー「! あの断末魔のような声じゃ、なくなったわ!これって……歌!?」
マートル「ほら、あなたも顔ごと水の中につっこんで!さぁ!よし!これで!よし!私も水の中に入れば、さすがに水中じゃ何の邪魔も……あぁ!なにこれ!!眼鏡のレンズに何か文字が浮き出て!なにこれ!?ふぉ、フォイっ!?しまった!!!!!」
ハニー「おぞましい泡だったのね、少しだけど救いきれてなくて幸運だったのか、悪いのか……さて」
ハニー「……顔をつけるのは、苦手だけれど」
ハニー「……っ!」
ザパッ!
金の卵「 探せ声を頼りに 地上では歌えない ~♪
探せよ一時間 我らが捕らえし大切なもの ~♪
一時間のその後は もはや望みはありえない ~♪
遅すぎたならそのものは 二度と戻らない ~~♪ 」
ザパッ!
マートル「あっ、もう!えーっと、どうだったの?聞こえた?」
ハニー「えぇ……これは、つまり……水の中でしか歌えない生き物……水中人。あの湖には、彼らがいるの?聞いたことはなかったけれど」
マートル「正解よ、さすがねぇハニー。セドリックはそこに行き着く間に泡がほとんど消えかけちゃってたわ。おかげで、きゃっ♪」
ハニー「……我らが捕らえしもの。つまり、私がやらなくちゃいけないのは」
ハニー「制限時間一時間の間に、水中人が私から奪った何かを奪い返す……」
ハニー「……湖に、潜って、っていうこと?」
マートル「正解よ、ハニー!」
ハニー「……」
マートル「?」
ハニー「……死ねっていうの!?!?!?」
マートル「!?」
マートル「私が湖にまで流れ着いたときに会う、いやーな奴らの声になるわ」
ハニー「……そんなことまであるの」
マートル「よく、ね。えぇ。ほら、試してみてよ」
ハニー「そうね」
ジャプッ
パチンッ
金の卵「~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪」
ハニー「! あの断末魔のような声じゃ、なくなったわ!これって……歌!?」
マートル「ほら、あなたも顔ごと水の中につっこんで!さぁ!よし!これで!よし!私も水の中に入れば、さすがに水中じゃ何の邪魔も……あぁ!なにこれ!!眼鏡のレンズに何か文字が浮き出て!なにこれ!?ふぉ、フォイっ!?しまった!!!!!」
ハニー「おぞましい泡だったのね、少しだけど救いきれてなくて幸運だったのか、悪いのか……さて」
ハニー「……顔をつけるのは、苦手だけれど」
ハニー「……っ!」
ザパッ!
金の卵「 探せ声を頼りに 地上では歌えない ~♪
探せよ一時間 我らが捕らえし大切なもの ~♪
一時間のその後は もはや望みはありえない ~♪
遅すぎたならそのものは 二度と戻らない ~~♪ 」
ザパッ!
マートル「あっ、もう!えーっと、どうだったの?聞こえた?」
ハニー「えぇ……これは、つまり……水の中でしか歌えない生き物……水中人。あの湖には、彼らがいるの?聞いたことはなかったけれど」
マートル「正解よ、さすがねぇハニー。セドリックはそこに行き着く間に泡がほとんど消えかけちゃってたわ。おかげで、きゃっ♪」
ハニー「……我らが捕らえしもの。つまり、私がやらなくちゃいけないのは」
ハニー「制限時間一時間の間に、水中人が私から奪った何かを奪い返す……」
ハニー「……湖に、潜って、っていうこと?」
マートル「正解よ、ハニー!」
ハニー「……」
マートル「?」
ハニー「……死ねっていうの!?!?!?」
マートル「!?」
524: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 14:18:04.64 ID:HyqlkFOu0
廊下
ハニー『……取り乱してしまったけれど、そうよね。きっと、水中でも息ができる方法があるのだわ』
ハニー『いくら困難な課題だからといって、無理なことはさせないはずだもの。えぇ』
ハニー『さぁ、明日からは……水中で呼吸する方法を、探さなくっちゃ』
ハニー『……あと一ヶ月弱、ね。余裕、よね。大丈夫、私には、二人が……』
ハニー『……』
ハニー『……まただわ。ここ、どこかしら』
ハニー『……いい加減、考え事をしながら歩くのはやめましょう。まったく……「地図」を見なきゃ』
ハニー『ここはどこで……あら』
ハニー『こんな夜中なのに、またこの子がフラフラしてるわね。「ルーナ・ラブグッド」』
ハニー『ロンのお家のご近所さん……よく名前をみるけれど、見つからないのかしら……今度話を』
ハニー『……』
ハニー『ルーナは、まだいいわ。レイブンクローの談話室に続く廊下を、歩いているようだから』
ハニー『でも、これ。ここって……スネイプの研究室よね?』
ハニー『なのに、そこを歩き回っているのは……スネイプどころか、この城の人でも、ないわ』
ハニー『……バーテミウス・クラウチ』
ハニー『……職場にも姿を現していないはずのクラウチが、どうしてこんなところに。それに、あの●●教師のところへ』
ハニー『……』
ハニー『確かめ、なくっちゃ』
ハニー『……取り乱してしまったけれど、そうよね。きっと、水中でも息ができる方法があるのだわ』
ハニー『いくら困難な課題だからといって、無理なことはさせないはずだもの。えぇ』
ハニー『さぁ、明日からは……水中で呼吸する方法を、探さなくっちゃ』
ハニー『……あと一ヶ月弱、ね。余裕、よね。大丈夫、私には、二人が……』
ハニー『……』
ハニー『……まただわ。ここ、どこかしら』
ハニー『……いい加減、考え事をしながら歩くのはやめましょう。まったく……「地図」を見なきゃ』
ハニー『ここはどこで……あら』
ハニー『こんな夜中なのに、またこの子がフラフラしてるわね。「ルーナ・ラブグッド」』
ハニー『ロンのお家のご近所さん……よく名前をみるけれど、見つからないのかしら……今度話を』
ハニー『……』
ハニー『ルーナは、まだいいわ。レイブンクローの談話室に続く廊下を、歩いているようだから』
ハニー『でも、これ。ここって……スネイプの研究室よね?』
ハニー『なのに、そこを歩き回っているのは……スネイプどころか、この城の人でも、ないわ』
ハニー『……バーテミウス・クラウチ』
ハニー『……職場にも姿を現していないはずのクラウチが、どうしてこんなところに。それに、あの●●教師のところへ』
ハニー『……』
ハニー『確かめ、なくっちゃ』
531: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 14:36:47.98 ID:HyqlkFOu0
階段
ハニー『あの人は品位を着て歩いてる私と同じくらい規則を背負って立ってるような人だわ』
ハニー『そんなあの人がこの城に、こんな時間に、あんな場所にいるのはどう考えてっておかしい』
ハニー『……何か、スネイプを疑っているのかしら。それは、あの人は怪しさしか感じられない人だけれど』
ハニー『さぁ、急がないと。急いで、この階段を……あら?そういえば、ここの階だ――』
ズブッ!!
ハニー『! 仕掛け階段、だったわ!あぁ、足が片方、埋もれて、このっ、あっ!!』
金の卵「」ズルッ バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!
ハニー『た、卵が!ちょ、っと、っ!マントがずれて、引っ張らないと、あぁ!』
忍びの地図「」スルッ スーーーッ
ハニー『パパたちの地図!まって、待ちなさい、ってば……!』
金の卵「」バンッ、バンッ、ドンッ! パカッ
ハニー『あっ……!』
金の卵「キィィィィヤアァッァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァアアア!!」
ハニー『あぁ、あぁ!卵が、もう!足、を……!?誰か来る……あぁっあもう!!』
フィルチ「なんだ!なんの騒ぎだ!!!どこの小僧どもだ!出て来い!?うん?なんだ……こりゃ、卵か?」
パチンッ!
フィルチ「……代表選手の持ち物!さぁどこだ、こいつを面白がって階段から落としおったのは!それとも選手本人か!?え!?見つけてやる、見つけてやるぞ!!」
ハニー『(お願い、私には触れずにとおりすぎて……あぁ、でもあの猫、ミセス・ノリスがジーッと、こっちを見てるわ)」
ハニー『(お願い、このまま……)」
スネイプ「……フィルチか。何をしている?」
フィルチ「! スネイプ教授!お聞きください、どこぞの馬鹿者がこいつを階段から落としおったのです!」
スネイプ「ほぉう? そんな愚かな者に我輩の研究室に侵入する能などないと思うのだがな」
フィルチ「? この卵はスネイプ教授の研究室にあったのでありますか?」
スネイプ「ちがう。我輩の研究室もつい今しがた、誰かに荒らされていたのだ。呪文で封印しているからして、破ったのは魔法使いしかありえん。その卵の騒動と同じ人物かは分からんが、ついてこいフィルチ。証拠が残る我輩の研究室を見ろ、お前のその手で示す能力はかっているのだ」
フィルチ「で、ですが……」
ムーディ「なぁんの騒ぎだ? パジャマパーティか、それともわしをおびき出すための算段だったか?」
ハニー『!』
ムーディ「おぉ、お誂え向きに君もいるしなぁ、スネイプ。え?」
スネイプ「……杖を下ろしていただきたいものですな、ムーディ」
ハニー『あの人は品位を着て歩いてる私と同じくらい規則を背負って立ってるような人だわ』
ハニー『そんなあの人がこの城に、こんな時間に、あんな場所にいるのはどう考えてっておかしい』
ハニー『……何か、スネイプを疑っているのかしら。それは、あの人は怪しさしか感じられない人だけれど』
ハニー『さぁ、急がないと。急いで、この階段を……あら?そういえば、ここの階だ――』
ズブッ!!
ハニー『! 仕掛け階段、だったわ!あぁ、足が片方、埋もれて、このっ、あっ!!』
金の卵「」ズルッ バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!
ハニー『た、卵が!ちょ、っと、っ!マントがずれて、引っ張らないと、あぁ!』
忍びの地図「」スルッ スーーーッ
ハニー『パパたちの地図!まって、待ちなさい、ってば……!』
金の卵「」バンッ、バンッ、ドンッ! パカッ
ハニー『あっ……!』
金の卵「キィィィィヤアァッァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァアアア!!」
ハニー『あぁ、あぁ!卵が、もう!足、を……!?誰か来る……あぁっあもう!!』
フィルチ「なんだ!なんの騒ぎだ!!!どこの小僧どもだ!出て来い!?うん?なんだ……こりゃ、卵か?」
パチンッ!
フィルチ「……代表選手の持ち物!さぁどこだ、こいつを面白がって階段から落としおったのは!それとも選手本人か!?え!?見つけてやる、見つけてやるぞ!!」
ハニー『(お願い、私には触れずにとおりすぎて……あぁ、でもあの猫、ミセス・ノリスがジーッと、こっちを見てるわ)」
ハニー『(お願い、このまま……)」
スネイプ「……フィルチか。何をしている?」
フィルチ「! スネイプ教授!お聞きください、どこぞの馬鹿者がこいつを階段から落としおったのです!」
スネイプ「ほぉう? そんな愚かな者に我輩の研究室に侵入する能などないと思うのだがな」
フィルチ「? この卵はスネイプ教授の研究室にあったのでありますか?」
スネイプ「ちがう。我輩の研究室もつい今しがた、誰かに荒らされていたのだ。呪文で封印しているからして、破ったのは魔法使いしかありえん。その卵の騒動と同じ人物かは分からんが、ついてこいフィルチ。証拠が残る我輩の研究室を見ろ、お前のその手で示す能力はかっているのだ」
フィルチ「で、ですが……」
ムーディ「なぁんの騒ぎだ? パジャマパーティか、それともわしをおびき出すための算段だったか?」
ハニー『!』
ムーディ「おぉ、お誂え向きに君もいるしなぁ、スネイプ。え?」
スネイプ「……杖を下ろしていただきたいものですな、ムーディ」
533: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 14:50:07.73 ID:HyqlkFOu0
フィルチ「ムーディ教授!この卵がここの階段から何者かによって落とされていて、それで、スネイプ教授はご自分の研究室に何者かが侵入したのを発見され――」
スネイプ「黙れ、フィルチ!」
ムーディ「ふむ、なるほど。ここの階段…………」
ハニー『……』
ムーディ「……なーにをやっとるんだ」
フィルチ「まったく不届き千万な輩です!えぇ!」
ムーディ「それで、本当かねスネイプ。誰かが、え?君の研究室に押し入ったと?」
スネイプ「……たいしたことではない。あなたの手をかりずとも結構」
ムーディ「いいや、大したことだ。スネイプ、君の研究室に好き好んで入り込む動機があるのは誰だ?」
スネイプ「おそらく、生徒の誰かだろう。前にもこういうことがあった、つい最近も材料がくすねられていて。おそらく禁じられた薬品でも作ろうなどという愚かしい目でもとじておればよい生徒が……」
ムーディ「薬の材料、それだけか?え?スネイプ、君が研究室に隠しておるものというのは!」
スネイプ「……あなたが先だって、我輩のみならず全ての教授の研究室を徹底的に調べていたはずだが?」
ムーディ「その通り、『闇払い』の特権でね。疑わしいところは全て警戒する必要がある、そうだろうが?」
スネイプ「我輩が疑わしいと?ムーディ、我輩の身はダンブルドアによって信用されているはずなのですがね?」
ムーディ「うむ、アルバスはそういう奴だ。人を信用して、やり直すチャンスをくれる。だがなセブルス、わしの自論は違う。洗っても決して消えないシミというものは必ずあるのだ……見に覚えがあるだろうが?」
スネイプ「っ!!」
ムーディ「おぉ、どうしたね。左腕を突然押さえて。わしはそんなところに呪いをかけようとはしておらんぞ。わしは、な……ハッハハハハハハハ!!!」
スネイプ「~~~~っ!!!」
スネイプ「黙れ、フィルチ!」
ムーディ「ふむ、なるほど。ここの階段…………」
ハニー『……』
ムーディ「……なーにをやっとるんだ」
フィルチ「まったく不届き千万な輩です!えぇ!」
ムーディ「それで、本当かねスネイプ。誰かが、え?君の研究室に押し入ったと?」
スネイプ「……たいしたことではない。あなたの手をかりずとも結構」
ムーディ「いいや、大したことだ。スネイプ、君の研究室に好き好んで入り込む動機があるのは誰だ?」
スネイプ「おそらく、生徒の誰かだろう。前にもこういうことがあった、つい最近も材料がくすねられていて。おそらく禁じられた薬品でも作ろうなどという愚かしい目でもとじておればよい生徒が……」
ムーディ「薬の材料、それだけか?え?スネイプ、君が研究室に隠しておるものというのは!」
スネイプ「……あなたが先だって、我輩のみならず全ての教授の研究室を徹底的に調べていたはずだが?」
ムーディ「その通り、『闇払い』の特権でね。疑わしいところは全て警戒する必要がある、そうだろうが?」
スネイプ「我輩が疑わしいと?ムーディ、我輩の身はダンブルドアによって信用されているはずなのですがね?」
ムーディ「うむ、アルバスはそういう奴だ。人を信用して、やり直すチャンスをくれる。だがなセブルス、わしの自論は違う。洗っても決して消えないシミというものは必ずあるのだ……見に覚えがあるだろうが?」
スネイプ「っ!!」
ムーディ「おぉ、どうしたね。左腕を突然押さえて。わしはそんなところに呪いをかけようとはしておらんぞ。わしは、な……ハッハハハハハハハ!!!」
スネイプ「~~~~っ!!!」
535: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 15:02:45.73 ID:HyqlkFOu0
ムーディ「ベッドの戻るのだな、スネイプ」
スネイプ「我輩には、あなたに指図される覚えはない!」
ムーディ「あぁ、今はな。ところで、その羊皮紙は誰のものだ?落し物か?」
ハニー『っ!』
スネイプ「羊皮紙?…………ほう、ほーう?卵に、あれは……ほーぉ?」
ムーディ「む……?」
ハニー『(私、のっ!わたしの、なのっ!!)』
ムーディ「ふむ……」
スネイプ「分かったぞ……これは」
ムーディ「『アクシオ、羊皮紙よこい』」
スーーッ パサッ
スネイプ「!?」
ムーディ「すまん、勘違いだ。わしのものだ。さっき杖を取り出すときに、落としていたらしい。新しい闇探知機の設計図でな」
スネイプ「……ポッターだ」
ムーディ「なんだ?ボソボソ言うな呪う気か」
スネイプ「ポッターだ!その羊皮紙、我輩は見覚えがある!ポッターのものだ!その卵も!その、地図も!ポッターだ、ポッターがいる!!!憎らしい『透明マント』か!!!!」
ハニー『(! こっちに、来る! あぁ、でも今動いたら絶対にマントがめくれて……どう、どうすれば)』
ムーディ「……そこには何もないぞ、スネイプ!しかし校長には謹んで伝えておこう!君の考えがいかに早くハニー・ポッターに飛躍したのかを!」
スネイプ「……どういう意味ですかな?」
ハニー『(……あと、ほんの、十センチ……)』
ムーディ「ダンブルドアは誰があの娘に恨みを持っているのか、非常に関心がある! あぁ、内部だろうとだ!それにわしもだ、スネイプ。興味があるぞ……大いにな」
スネイプ「……」
ムーディ「……」
スネイプ「我輩は、ただ。規則破りの傾向にある、ポッターの。あー。安全を思って」
ムーディ「ふむ、なるほど。そうとは思えん鬼の形相だったが、まずまず納得できよう」
スネイプ「そうでしょうな……我輩は、失礼させていただく。もう遅い」
ムーディ「今晩の君の考えの中では最良だろうな。よろしい!フィルチ、その卵はわしが預かろう、ほれ。わしから代表選手に返しておこう。お前も帰れ、ほれほれ」
カツッカツッカツッカツ……
ムーディ「……」
ツカッツカッツカッツカッ バサッ
ムーディ「危なかったな、ポッター」
ハニー「あ……ありがとうございます、先生」
ムーディ「なに、あのままスネイプがマントを剥げば、目を固く閉じたお前さん+湯上り+足元で大惨事になろうと思ったまでだ、あぁ」
スネイプ「我輩には、あなたに指図される覚えはない!」
ムーディ「あぁ、今はな。ところで、その羊皮紙は誰のものだ?落し物か?」
ハニー『っ!』
スネイプ「羊皮紙?…………ほう、ほーう?卵に、あれは……ほーぉ?」
ムーディ「む……?」
ハニー『(私、のっ!わたしの、なのっ!!)』
ムーディ「ふむ……」
スネイプ「分かったぞ……これは」
ムーディ「『アクシオ、羊皮紙よこい』」
スーーッ パサッ
スネイプ「!?」
ムーディ「すまん、勘違いだ。わしのものだ。さっき杖を取り出すときに、落としていたらしい。新しい闇探知機の設計図でな」
スネイプ「……ポッターだ」
ムーディ「なんだ?ボソボソ言うな呪う気か」
スネイプ「ポッターだ!その羊皮紙、我輩は見覚えがある!ポッターのものだ!その卵も!その、地図も!ポッターだ、ポッターがいる!!!憎らしい『透明マント』か!!!!」
ハニー『(! こっちに、来る! あぁ、でも今動いたら絶対にマントがめくれて……どう、どうすれば)』
ムーディ「……そこには何もないぞ、スネイプ!しかし校長には謹んで伝えておこう!君の考えがいかに早くハニー・ポッターに飛躍したのかを!」
スネイプ「……どういう意味ですかな?」
ハニー『(……あと、ほんの、十センチ……)』
ムーディ「ダンブルドアは誰があの娘に恨みを持っているのか、非常に関心がある! あぁ、内部だろうとだ!それにわしもだ、スネイプ。興味があるぞ……大いにな」
スネイプ「……」
ムーディ「……」
スネイプ「我輩は、ただ。規則破りの傾向にある、ポッターの。あー。安全を思って」
ムーディ「ふむ、なるほど。そうとは思えん鬼の形相だったが、まずまず納得できよう」
スネイプ「そうでしょうな……我輩は、失礼させていただく。もう遅い」
ムーディ「今晩の君の考えの中では最良だろうな。よろしい!フィルチ、その卵はわしが預かろう、ほれ。わしから代表選手に返しておこう。お前も帰れ、ほれほれ」
カツッカツッカツッカツ……
ムーディ「……」
ツカッツカッツカッツカッ バサッ
ムーディ「危なかったな、ポッター」
ハニー「あ……ありがとうございます、先生」
ムーディ「なに、あのままスネイプがマントを剥げば、目を固く閉じたお前さん+湯上り+足元で大惨事になろうと思ったまでだ、あぁ」
542: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 15:21:31.44 ID:HyqlkFOu0
グイッ ドサッ
ハニー「いた、た。ありがとう、本当に」
ムーディ「ふむ。それで、ポッター。こいつはなんだ?え?この羊皮紙は」
ハニー「あぁ、それは……ホグワーツの地図よ。見てのとおり」
ムーディ「……たまげた。ポッター、こいつは……こいつは大した地図だ!」
ハニー「えぇ、最高の作り手が手がけたものだもの。私の次に、だけれど」
ムーディ「うむ、あらゆる抜け道、それに、あらゆる人間。なんともはや……ポッター、お前はこの地図でもしや、スネイプの研究室に入り込んだという奴を見なんだか?え?」
ハニー「あぁ……えぇ、見たわ。だから私、こんなところまで降りてきたんだもの……クラウチさん、だったわ」
ムーディ「……バーテミウス・クラウチ?確かか?」
ハニー「えぇ、そのクラウチさん。魔法省の、『国際魔法協力部』の」
ムーディ「ふむ、よく知っていた。よろしい! だが、いまこの地図にはやつの名はない……なるほど、なるほど。それは、面白い。なるほどな」
ハニー「……」
ムーディ「……聞きたいことがあれば聞けばいいぞ、ポッター。今のわしはすこぶる上機嫌だ」
ハニー「……それじゃ、一つだけ。どうしてスネイプの研究室をあの人が探し回っていたら、面白いのかしら」
ムーディ「それはな、ポッター。あのクラウチという男が……わしなんぞとは比べ物にならんほど! 闇の輩の逮捕に取り憑かれておるからよ」
ハニー「……それは最近起きている、色々な……『闇の印』とか、『死喰い人』とか。失踪した人とかの、関係しているのかしら」
ムーディ「ふむ、お前は聡いな、ポッター。なるほど、そうかもしれん。クラウチもその線を追っているのだろう、どうにも人身が動揺しっぱなしだ……何より憎いのは、野放しになっておる『死喰い人』!そういうことだろう」
ハニー「……それって」
ムーディ「さて、よろしい。ポッター、それでは次はわしがお前に質問する番だ」
ハニー「っ、えぇ……そうさせてあげるわ。でも、一つだけ。それを作った人に関してだけは、何も……」
ムーディ「なーに、難しいことじゃない。わしにこいつを、貸してくれんか?」
ハニー「……えっ?」
ハニー「いた、た。ありがとう、本当に」
ムーディ「ふむ。それで、ポッター。こいつはなんだ?え?この羊皮紙は」
ハニー「あぁ、それは……ホグワーツの地図よ。見てのとおり」
ムーディ「……たまげた。ポッター、こいつは……こいつは大した地図だ!」
ハニー「えぇ、最高の作り手が手がけたものだもの。私の次に、だけれど」
ムーディ「うむ、あらゆる抜け道、それに、あらゆる人間。なんともはや……ポッター、お前はこの地図でもしや、スネイプの研究室に入り込んだという奴を見なんだか?え?」
ハニー「あぁ……えぇ、見たわ。だから私、こんなところまで降りてきたんだもの……クラウチさん、だったわ」
ムーディ「……バーテミウス・クラウチ?確かか?」
ハニー「えぇ、そのクラウチさん。魔法省の、『国際魔法協力部』の」
ムーディ「ふむ、よく知っていた。よろしい! だが、いまこの地図にはやつの名はない……なるほど、なるほど。それは、面白い。なるほどな」
ハニー「……」
ムーディ「……聞きたいことがあれば聞けばいいぞ、ポッター。今のわしはすこぶる上機嫌だ」
ハニー「……それじゃ、一つだけ。どうしてスネイプの研究室をあの人が探し回っていたら、面白いのかしら」
ムーディ「それはな、ポッター。あのクラウチという男が……わしなんぞとは比べ物にならんほど! 闇の輩の逮捕に取り憑かれておるからよ」
ハニー「……それは最近起きている、色々な……『闇の印』とか、『死喰い人』とか。失踪した人とかの、関係しているのかしら」
ムーディ「ふむ、お前は聡いな、ポッター。なるほど、そうかもしれん。クラウチもその線を追っているのだろう、どうにも人身が動揺しっぱなしだ……何より憎いのは、野放しになっておる『死喰い人』!そういうことだろう」
ハニー「……それって」
ムーディ「さて、よろしい。ポッター、それでは次はわしがお前に質問する番だ」
ハニー「っ、えぇ……そうさせてあげるわ。でも、一つだけ。それを作った人に関してだけは、何も……」
ムーディ「なーに、難しいことじゃない。わしにこいつを、貸してくれんか?」
ハニー「……えっ?」
544: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 15:36:41.27 ID:HyqlkFOu0
翌日
『呪文学』の教室
ロン「それじゃ、あの地図はムーディのところってわけかぁ。残念だねハニー。僕には君さえいればいいけどね!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「でも良かったわよ、抜け出した理由とか、あの地図の経緯を根掘り葉掘り聞かれなくって。だって聞こうと思えば、あの人なら簡単だったはずでしょう?」
ハニー「えぇ、どうでもよかったんじゃないかしら。とてもあの地図に興奮していたようだもの。これぞ求めていたものだ、って。流石パパたちね」
ロン「あぁ、僕のハニーのお父さんだもんな……うわっ!?あいたたた、大丈夫ですかフリットウィック先生」
フリットウィック「受け止めてくれて、どうも。ミスター・ウィーズリー……ミスター・ロングボトム!『追い払い呪文』は先生でなくクッションに!豚仲間に何の恨みが!泣きますよ!」
ハニー「泣くくらいならヒンヒン鳴きなさい」
フリットウィック「ヒンヒン!」
ネビル「ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ネビルは先生に謝るのが先じゃないかしら、って……あぁ、分かったわ。もう言ったのね、はいはい」
ロン「分かってきたじゃないか君も。そんでさ、ダンブルドアはスネイプにも『やり直すチャンス』をやった、そう言ったよね?」
ハニー「えぇ。一体あの●●教師は何をやらかしたのかしら」
ロン「いーや、それよりさハニー。あの野郎もしかして、君の名前を入れた犯人なんじゃないか!?よし、今すぐ豚総出でぶっとばしてやる!ヒ――あいた!」
ハーマイオニー「やめなさい。ダンブルドアが信じてらっしゃる、って言ったのでしょう?それにこれまで何度スネイプ黒幕説が話題に上って濡れ衣だったと思ってるの?」
ロン「じゃあ、なーんで闇の輩を嫌う連中がこぞってスネイプの研究室を怪しむのさ」
ハーマイオニー「クラウチさん、ちょっとおかしくなっているのじゃないかしら。きっとそうよ、えぇ」
ロン「ああ、君ほどじゃないけどね。ウィンキーはいっくら君が同情したって、クラウチがやってきてら泣いて喜ぶだろうよ」
ハニー「あの人が今、は別にそれほど気にしていないわ、私。腹黒豚は腹黒だけれど、目は確かだもの。気になるのは……一体あの人が昔、なにをやったのか。それだけよ」
『呪文学』の教室
ロン「それじゃ、あの地図はムーディのところってわけかぁ。残念だねハニー。僕には君さえいればいいけどね!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「でも良かったわよ、抜け出した理由とか、あの地図の経緯を根掘り葉掘り聞かれなくって。だって聞こうと思えば、あの人なら簡単だったはずでしょう?」
ハニー「えぇ、どうでもよかったんじゃないかしら。とてもあの地図に興奮していたようだもの。これぞ求めていたものだ、って。流石パパたちね」
ロン「あぁ、僕のハニーのお父さんだもんな……うわっ!?あいたたた、大丈夫ですかフリットウィック先生」
フリットウィック「受け止めてくれて、どうも。ミスター・ウィーズリー……ミスター・ロングボトム!『追い払い呪文』は先生でなくクッションに!豚仲間に何の恨みが!泣きますよ!」
ハニー「泣くくらいならヒンヒン鳴きなさい」
フリットウィック「ヒンヒン!」
ネビル「ヒンヒン!」
ハーマイオニー「ネビルは先生に謝るのが先じゃないかしら、って……あぁ、分かったわ。もう言ったのね、はいはい」
ロン「分かってきたじゃないか君も。そんでさ、ダンブルドアはスネイプにも『やり直すチャンス』をやった、そう言ったよね?」
ハニー「えぇ。一体あの●●教師は何をやらかしたのかしら」
ロン「いーや、それよりさハニー。あの野郎もしかして、君の名前を入れた犯人なんじゃないか!?よし、今すぐ豚総出でぶっとばしてやる!ヒ――あいた!」
ハーマイオニー「やめなさい。ダンブルドアが信じてらっしゃる、って言ったのでしょう?それにこれまで何度スネイプ黒幕説が話題に上って濡れ衣だったと思ってるの?」
ロン「じゃあ、なーんで闇の輩を嫌う連中がこぞってスネイプの研究室を怪しむのさ」
ハーマイオニー「クラウチさん、ちょっとおかしくなっているのじゃないかしら。きっとそうよ、えぇ」
ロン「ああ、君ほどじゃないけどね。ウィンキーはいっくら君が同情したって、クラウチがやってきてら泣いて喜ぶだろうよ」
ハニー「あの人が今、は別にそれほど気にしていないわ、私。腹黒豚は腹黒だけれど、目は確かだもの。気になるのは……一体あの人が昔、なにをやったのか。それだけよ」
548: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 15:49:30.69 ID:HyqlkFOu0
図書館
ロン「シリウス宛の手紙、出してきたよハニー。ちょいと重そうだったから、学校のふくろう二羽借りたよ。君の魅力は地球が二つあっても足りなさそうだけどね」
ハニー「世界に溢れんばかりね、えぇ。ムーディに聞いた、スネイプやクラウチのことについて書いていたら。また長くなってしまったわ」
ハーマイオニー「あと、シリウスへの学生時代とかの質問攻めね、ええ」
ハニー「……さぁ、あっちの問題はひとまずシリウスからの返事を待ちましょう。私達は……水に!入って!一時間も! 生き残る方法を、探さなきゃ」
ロン「今度のシリウスからの手紙も、凄そうだなぁ」
ハーマイオニー「まったくだわ……ねぇ、『変身術』はどう?理想的だと思うの。あなたが潜水艦か何かに……あぁ、でもヒトを変身させるのは六年生からだから私も教えられないわ。生半可にやってしまえば……」
ハニー「私の頭から潜望鏡が生えたままになったり、してしまうわけね」
ロン「そんなものなくったって僕らはハニーをどっからでも見つけるけどね。ねぇ、また『呼び寄せ呪文』はどうだい?」
ハーマイオニー「あなた、私がアクアラングの説明をしてからずーっとそれを推しているけど。無理よ。一番近くのマグルの町で何キロ先にその一式が揃っているか、わかったものじゃないわ」
ハニー「どこだろうと私の手の中に呼んでみせるけれど、そんなに長距離を飛んでくる間にマグルに見つからないわけがないわね」
ロン「ダメかあ。じゃあ……閃いた!ハニーの豚たちみんなで、湖の水を飲み干す!これだ!」
ハニー「水もなくなるし、いい案かもしれないわ」
ハーマイオニー「現実を見なさい……干上がらせる、って方向はいいかもしれないわ。やっぱり『呪文集』を中心に探しましょう。さぁ、時間が無いわ。ここの本を全部読み干すくらい、探し回らなくっちゃ」
ロン「シリウス宛の手紙、出してきたよハニー。ちょいと重そうだったから、学校のふくろう二羽借りたよ。君の魅力は地球が二つあっても足りなさそうだけどね」
ハニー「世界に溢れんばかりね、えぇ。ムーディに聞いた、スネイプやクラウチのことについて書いていたら。また長くなってしまったわ」
ハーマイオニー「あと、シリウスへの学生時代とかの質問攻めね、ええ」
ハニー「……さぁ、あっちの問題はひとまずシリウスからの返事を待ちましょう。私達は……水に!入って!一時間も! 生き残る方法を、探さなきゃ」
ロン「今度のシリウスからの手紙も、凄そうだなぁ」
ハーマイオニー「まったくだわ……ねぇ、『変身術』はどう?理想的だと思うの。あなたが潜水艦か何かに……あぁ、でもヒトを変身させるのは六年生からだから私も教えられないわ。生半可にやってしまえば……」
ハニー「私の頭から潜望鏡が生えたままになったり、してしまうわけね」
ロン「そんなものなくったって僕らはハニーをどっからでも見つけるけどね。ねぇ、また『呼び寄せ呪文』はどうだい?」
ハーマイオニー「あなた、私がアクアラングの説明をしてからずーっとそれを推しているけど。無理よ。一番近くのマグルの町で何キロ先にその一式が揃っているか、わかったものじゃないわ」
ハニー「どこだろうと私の手の中に呼んでみせるけれど、そんなに長距離を飛んでくる間にマグルに見つからないわけがないわね」
ロン「ダメかあ。じゃあ……閃いた!ハニーの豚たちみんなで、湖の水を飲み干す!これだ!」
ハニー「水もなくなるし、いい案かもしれないわ」
ハーマイオニー「現実を見なさい……干上がらせる、って方向はいいかもしれないわ。やっぱり『呪文集』を中心に探しましょう。さぁ、時間が無いわ。ここの本を全部読み干すくらい、探し回らなくっちゃ」
556: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 16:08:00.55 ID:HyqlkFOu0
第二の課題 前日
ハニー「……」
ロン「……」
ハーマイオニー「……」
ハニー「……水中人を、私の、豚に」
ハーマイオニー「最終手段だし効き目がありそうだけどダメよ、ハニー。それ魔法使いたる腕を見せてないじゃない、ダメよ」
ロン「あぁ、ハニーの前じゃ生きとし生けるものどころか無生物まで跪くからなぁ……なんにもないよ、なーーんにも」
ハーマイオニー「そんなはずないの!不可能なことなんて、だって、ここにはこんなにたくさん本があるのに!」
ハニー「えぇ、そうね……そうだわ、私早くからシリウスに『動物もどき』になる方法を教えてもらえばよかったのよ、きっと」
ロン「人魚になった君は美しすぎて水中に引き込まれても満面の笑みだろうなぁ」
ハーマイオニー「それって変身したといえるの……?」
ハニー「……何か、何か……あぁ、空なら簡単なのに。空……あっ!」
ロン「どうしたんだいハニー!君に何かあったら豚総出で……あのふくろう!手紙をだしたやつだ!」
ハーマイオニー「シリウスからの返事ね! 図書館にふくろうは禁止でしょうけど、窓を開けて!」
ロン「もちのロンさ!よし!……あれ?一羽だけ?」
ハニー「? そのようね。それに……今までで一番、薄い……というか、足に括りつけられた切れ端、だけ?」
ハーマイオニー「ど、どういうことかしら……ハニー、読んでみて。さぁ」
ハニー「……」
ハニー「『ハニー、これは手紙で教えるにはあまりにも長いし危険が伴う。今度のホグズミート休暇の日を教えてくれ。直接会って話そう。君の反応もみながらジェームズたちのことは話したいしな――シリウス』」
ロン「……」
ハーマイオニー「……」
ハニー「……」
ハーマイオニー「……課題のことは?」
ハニー「…………スネイプやクラウチの、ことで……頭が、一杯で……パパ達のことは、前もって書いていたものだった、から……」
ロン「……落ち込むなよ、ハニー。ほら、えーっと。シリウスもさ、あんなだし。水の中は苦手だろうよ、うん」
ハーマイオニー「あー、あなたのせいじゃないわ。ほら、あと丸一日くらい、あるもの。あー、だから」
ネビル「ハニー!ロン、ハーマイオニー!やっとみつけたよー!」
ドビー「ハニー・ポッター!ハニー・ポッター様!ドビーめがお夜食をお持ちしました!!」
ハニー「……ネビル?ドビー?」
ハニー「……」
ロン「……」
ハーマイオニー「……」
ハニー「……水中人を、私の、豚に」
ハーマイオニー「最終手段だし効き目がありそうだけどダメよ、ハニー。それ魔法使いたる腕を見せてないじゃない、ダメよ」
ロン「あぁ、ハニーの前じゃ生きとし生けるものどころか無生物まで跪くからなぁ……なんにもないよ、なーーんにも」
ハーマイオニー「そんなはずないの!不可能なことなんて、だって、ここにはこんなにたくさん本があるのに!」
ハニー「えぇ、そうね……そうだわ、私早くからシリウスに『動物もどき』になる方法を教えてもらえばよかったのよ、きっと」
ロン「人魚になった君は美しすぎて水中に引き込まれても満面の笑みだろうなぁ」
ハーマイオニー「それって変身したといえるの……?」
ハニー「……何か、何か……あぁ、空なら簡単なのに。空……あっ!」
ロン「どうしたんだいハニー!君に何かあったら豚総出で……あのふくろう!手紙をだしたやつだ!」
ハーマイオニー「シリウスからの返事ね! 図書館にふくろうは禁止でしょうけど、窓を開けて!」
ロン「もちのロンさ!よし!……あれ?一羽だけ?」
ハニー「? そのようね。それに……今までで一番、薄い……というか、足に括りつけられた切れ端、だけ?」
ハーマイオニー「ど、どういうことかしら……ハニー、読んでみて。さぁ」
ハニー「……」
ハニー「『ハニー、これは手紙で教えるにはあまりにも長いし危険が伴う。今度のホグズミート休暇の日を教えてくれ。直接会って話そう。君の反応もみながらジェームズたちのことは話したいしな――シリウス』」
ロン「……」
ハーマイオニー「……」
ハニー「……」
ハーマイオニー「……課題のことは?」
ハニー「…………スネイプやクラウチの、ことで……頭が、一杯で……パパ達のことは、前もって書いていたものだった、から……」
ロン「……落ち込むなよ、ハニー。ほら、えーっと。シリウスもさ、あんなだし。水の中は苦手だろうよ、うん」
ハーマイオニー「あー、あなたのせいじゃないわ。ほら、あと丸一日くらい、あるもの。あー、だから」
ネビル「ハニー!ロン、ハーマイオニー!やっとみつけたよー!」
ドビー「ハニー・ポッター!ハニー・ポッター様!ドビーめがお夜食をお持ちしました!!」
ハニー「……ネビル?ドビー?」
559: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 16:24:21.97 ID:HyqlkFOu0
ロン「? どうしたのさネビル、僕らを探してたって?あぁ、僕ら豚もハーマイオニーみたいにハニーの髪の臭いで追えたらいいのにな。マーリンの髭」
ネビル「うん、そうなんだ。ハニーにはただ会いたくて、あぁいつでももちろんなんだけど。ロンとハーマイオニーを、マクゴナガルが呼んでたんだ」
ハーマイオニー「? 私達を? ハニーではなく?」
ネビル「うん、何度も聞いたから確かだよ。それで、探しにいこうとしたらさぁ」
ドビー「お坊ちゃんはドビーめと鉢合わせたのでございます、ハニー・ポッター様!ドビーめは、む、オット、ある教授のお願いでハニー・ポッターさまにお夜食を差し上げろとご命令を受けたのでございます!」
ハニー「へぇ?見上げたサービス精神だけれど、誰かしら」
ロン「マクゴナガルじゃないかな?でもネビルに頼んだのはあの人だって言うし……まぁいいや。ハニー、ちょっと行ってくるよ。あぁハニー!君とひと時でも一緒にいられないなんて僕はどうになかりそうでヒンヒン!」
ネビル「!任せてよヒンヒン!僕が代わりに調べ物手伝うよ!」
ハーマイオニー「お願いするわ、ネビル。こんな暗いところじゃ、ハニーは……なんでもないわ」
ハニー「そうでしょうとも。二人とも、行ってらっしゃい……すぐ戻ってね?」
ハーマイオニー「もちの」
ロン「僕さ。ヒンヒン!」
ハニー「……」
ネビル「さぁ、ハニー!何から調べる!?あ、っと。その前にさ」
ドビー「お食事をどうぞ、ハニー・ポッター!」
ハニー「えぇ、ありがと。でもね、この私がこんな夜更けに食べるだなんて……」
ドビー「大丈夫にございます、ハニー・ポッター!スープは海草を使ったヘルシーなものだそうなので!厨房長しもべ力作にございます!さぁ!ヒンヒン!」
ハニー「……そう? そうね、まだ少し寒いし。ありがたく、いただくわ……美味しい」
ネビル「よかったよ、ハニー!ヒンヒン!海草かぁ。ねぇハニー、僕、前にムーディから水中魔法植物についての本を借りたって言ったろう?あれもね、食べられないけど面白い効果がある薬草が、一杯あったんだ!」
ハニー「そう……あぁ、そうね。もしも水中で息ができるようになる海草なんかがあれば、私も是非とも借りたいところで……」
ネビル「? あるよ!『鰓昆布』だよね!やっぱりハニーは物知りだ!ヒンヒン!」
ハニー「……えっ」
ドビー「!それでしたら以前、スネイプ教授のお洗濯物を返しに行きましたとき!材料棚の上にあるそれのことでお話しているのをドビーは聴きましてございます!!」
ハニー「……」
ハニー「えっ」
ネビル「うん、そうなんだ。ハニーにはただ会いたくて、あぁいつでももちろんなんだけど。ロンとハーマイオニーを、マクゴナガルが呼んでたんだ」
ハーマイオニー「? 私達を? ハニーではなく?」
ネビル「うん、何度も聞いたから確かだよ。それで、探しにいこうとしたらさぁ」
ドビー「お坊ちゃんはドビーめと鉢合わせたのでございます、ハニー・ポッター様!ドビーめは、む、オット、ある教授のお願いでハニー・ポッターさまにお夜食を差し上げろとご命令を受けたのでございます!」
ハニー「へぇ?見上げたサービス精神だけれど、誰かしら」
ロン「マクゴナガルじゃないかな?でもネビルに頼んだのはあの人だって言うし……まぁいいや。ハニー、ちょっと行ってくるよ。あぁハニー!君とひと時でも一緒にいられないなんて僕はどうになかりそうでヒンヒン!」
ネビル「!任せてよヒンヒン!僕が代わりに調べ物手伝うよ!」
ハーマイオニー「お願いするわ、ネビル。こんな暗いところじゃ、ハニーは……なんでもないわ」
ハニー「そうでしょうとも。二人とも、行ってらっしゃい……すぐ戻ってね?」
ハーマイオニー「もちの」
ロン「僕さ。ヒンヒン!」
ハニー「……」
ネビル「さぁ、ハニー!何から調べる!?あ、っと。その前にさ」
ドビー「お食事をどうぞ、ハニー・ポッター!」
ハニー「えぇ、ありがと。でもね、この私がこんな夜更けに食べるだなんて……」
ドビー「大丈夫にございます、ハニー・ポッター!スープは海草を使ったヘルシーなものだそうなので!厨房長しもべ力作にございます!さぁ!ヒンヒン!」
ハニー「……そう? そうね、まだ少し寒いし。ありがたく、いただくわ……美味しい」
ネビル「よかったよ、ハニー!ヒンヒン!海草かぁ。ねぇハニー、僕、前にムーディから水中魔法植物についての本を借りたって言ったろう?あれもね、食べられないけど面白い効果がある薬草が、一杯あったんだ!」
ハニー「そう……あぁ、そうね。もしも水中で息ができるようになる海草なんかがあれば、私も是非とも借りたいところで……」
ネビル「? あるよ!『鰓昆布』だよね!やっぱりハニーは物知りだ!ヒンヒン!」
ハニー「……えっ」
ドビー「!それでしたら以前、スネイプ教授のお洗濯物を返しに行きましたとき!材料棚の上にあるそれのことでお話しているのをドビーは聴きましてございます!!」
ハニー「……」
ハニー「えっ」
563: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 16:39:05.19 ID:HyqlkFOu0
翌日
湖
ワァアアアアアアアアアアアアアア!!ワアアアアアアアアアアアア!!!
ヒンヒンヒーーーーン! ブヒィーーーーーーー!
フレッド「はいはーい、賭けた賭けた!どっちが水も滴るいい男かの投票はこっちこっちー!」
ジョージ「女帝と女王様!水着が似合ってるのはどっちだい!?鼻の下より手をのばせよな!」
ブヒィイイイイイ!
ヒィイイイイイイン!
シェーマス「ビキニじゃないのかーーー!!」
ディーン「あんまりだーーーーー!!!」
デイビース「訴訟だ!!これは訴訟ものだーーーーーー!!」
リー「バカヤロウどもが!!!!レオタードタイプのあのラインがいいんだろうが!!!!」
ワァアアアワアアアアアア
ガヤガヤガヤガヤ
ハニー「またあの二人はあぁいう……全く。ハーマイオニーがいたら怒っているところかもしれないわ」
ネビル「そうだね、ハニー。あー、ロンとハーマイオニー、結局戻らなかったね……で、でも!僕がついてるよ、ハニー!ヒンヒン!」
ドビー「ドビーもにございます!ヒンヒン!ヒン!」
ハニー「えぇ、ありがと。ネビル……あなたがいなかったら鰓昆布のことは知りえなかった。本当に、ありがと。それに、ドビー……危険なまねさせて、ごめんね?」
ギュッ
ネビル「いやー僕なんてほんと偶々……あふぁぁ!?は、ハニーあの!そんな!そんな格好で抱きしめられると僕ぼっぼぼくの僕の中の豚ならぬポークビッツがあわわわわ!!!」
ドビー「ドビーめはお友達のハニー・ポッターのためならなんでもするのでございまひゃぁ!?身に余る光栄にございま、は、ハニー・ポッターさ、ドビーは悪い子!ドビーは悪い子ぉおおおおヒンヒーーーン!」
ネビルゥウウウウウウウウウウウ!!!
代われぇええええええええええええええええ!!!!
ネビル「は、ははっ!や、やだね!」
湖
ワァアアアアアアアアアアアアアア!!ワアアアアアアアアアアアア!!!
ヒンヒンヒーーーーン! ブヒィーーーーーーー!
フレッド「はいはーい、賭けた賭けた!どっちが水も滴るいい男かの投票はこっちこっちー!」
ジョージ「女帝と女王様!水着が似合ってるのはどっちだい!?鼻の下より手をのばせよな!」
ブヒィイイイイイ!
ヒィイイイイイイン!
シェーマス「ビキニじゃないのかーーー!!」
ディーン「あんまりだーーーーー!!!」
デイビース「訴訟だ!!これは訴訟ものだーーーーーー!!」
リー「バカヤロウどもが!!!!レオタードタイプのあのラインがいいんだろうが!!!!」
ワァアアアワアアアアアア
ガヤガヤガヤガヤ
ハニー「またあの二人はあぁいう……全く。ハーマイオニーがいたら怒っているところかもしれないわ」
ネビル「そうだね、ハニー。あー、ロンとハーマイオニー、結局戻らなかったね……で、でも!僕がついてるよ、ハニー!ヒンヒン!」
ドビー「ドビーもにございます!ヒンヒン!ヒン!」
ハニー「えぇ、ありがと。ネビル……あなたがいなかったら鰓昆布のことは知りえなかった。本当に、ありがと。それに、ドビー……危険なまねさせて、ごめんね?」
ギュッ
ネビル「いやー僕なんてほんと偶々……あふぁぁ!?は、ハニーあの!そんな!そんな格好で抱きしめられると僕ぼっぼぼくの僕の中の豚ならぬポークビッツがあわわわわ!!!」
ドビー「ドビーめはお友達のハニー・ポッターのためならなんでもするのでございまひゃぁ!?身に余る光栄にございま、は、ハニー・ポッターさ、ドビーは悪い子!ドビーは悪い子ぉおおおおヒンヒーーーン!」
ネビルゥウウウウウウウウウウウ!!!
代われぇええええええええええええええええ!!!!
ネビル「は、ははっ!や、やだね!」
568: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 16:48:56.48 ID:HyqlkFOu0
ハニー「行ってくるわ……あぁ、ハグリッドがあっちで、手を振ってるわね」
ハグリッド「ハ・ニ・イ!そーれ!ハ・ニ・イ!!ヒンヒーーーン!!」
ヒンヒーーーーーン!
ハニー「ふふっ、可愛い豚たちね……そうよ、きっとロンとハーマイオニーも。姿は見えないけれど、私が勝つのを信じてるはず。最後まで支えてくれた二人なら……最後、の最後は。ふふっ。とられてしまったけれど」
ハニー「頑張るんだから。だって……ねえ、腹黒豚?」
ダンブルドア「おぉーう、ハニー。とても似合っておるよ、うん。なんじゃね?」
ハニー「……よくもまぁ私の大切な人を二人も沈めてくれたわね。ただじゃおかないわよこの豚!!!」
ネビル「えっ!?じゃ、じゃあ奪われたもの、って!ロンと、ハーマイオニー!?」
ダンブルドア「ち、違うんじゃハニー、偶然ナンジャホントジャヨー」
ハニー「白々しいのよこの豚!!腹黒豚!!!
リー「レディース・アーンド・ジェーントルメーン!みんな、盛り上がってるかい!?いぇー!」
リー「今日はなんだか元気が出ないというバグマンさんに代わってわたくしリー・ジョーダンが実況を仰せ仕りました!解説は、今日はこの方をお呼びしています!スネイプせんせーーーー!」
スニベルスーーー!
スネイプ「どこの馬鹿者だどういうことだその呼び方はぁあああああああ!」
リー「いやお前が時々口走ってんだろ頭沸いてんのか」
ハグリッド「ハ・ニ・イ!そーれ!ハ・ニ・イ!!ヒンヒーーーン!!」
ヒンヒーーーーーン!
ハニー「ふふっ、可愛い豚たちね……そうよ、きっとロンとハーマイオニーも。姿は見えないけれど、私が勝つのを信じてるはず。最後まで支えてくれた二人なら……最後、の最後は。ふふっ。とられてしまったけれど」
ハニー「頑張るんだから。だって……ねえ、腹黒豚?」
ダンブルドア「おぉーう、ハニー。とても似合っておるよ、うん。なんじゃね?」
ハニー「……よくもまぁ私の大切な人を二人も沈めてくれたわね。ただじゃおかないわよこの豚!!!」
ネビル「えっ!?じゃ、じゃあ奪われたもの、って!ロンと、ハーマイオニー!?」
ダンブルドア「ち、違うんじゃハニー、偶然ナンジャホントジャヨー」
ハニー「白々しいのよこの豚!!腹黒豚!!!
リー「レディース・アーンド・ジェーントルメーン!みんな、盛り上がってるかい!?いぇー!」
リー「今日はなんだか元気が出ないというバグマンさんに代わってわたくしリー・ジョーダンが実況を仰せ仕りました!解説は、今日はこの方をお呼びしています!スネイプせんせーーーー!」
スニベルスーーー!
スネイプ「どこの馬鹿者だどういうことだその呼び方はぁあああああああ!」
リー「いやお前が時々口走ってんだろ頭沸いてんのか」
572: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 17:00:15.31 ID:HyqlkFOu0
ガヤガヤガヤガヤ
リー「さぁ、さぁ!第二の課題がいよいよスタートです!ここまで長かった!えぇ長かったですとも泣きたくなるほどに!」
ナニガーーーー!?
リー「さあね!さてさて先はまだまだ長いですが!ともあれ今は第二の課題!集中していきましょうじゃぁありませんか!」
リー「わたくしリー・ジョーダン、ぶっちゃけ実況がこのスタート直後しかやれないのでありまして!割と自暴自棄に口走っておりますごめんなさいね!」
リー「さぁさぁまずは選手のご紹介!トップは二人、まずはダームストラング代表!世界最高峰のシーカー、ビクトール・クラム!」
ワァアアアアアアアア!
クラム!クラム!クラムクラムクラム!!
リー「そんでもって同点首位!正直一位は満場一致で彼女だったでしょう、我らがグリフィンの女王様、ハニー・ポッター!」
ヒンヒィイイイイイイン!
ハニィイイイイイイイイ! オネーサマーーーーーーー!
リー「つづいてつづいて我らが友!爽やかイケメン・ザ・主人公ソウルなセドリック・ディゴリーーーーー!!」
セドリーーーーーーーーック!!
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
リー「そして最後は!ボーバトンが誇る妖艶な女帝!フラー・デラクーーーール!」
ブヒィイイイイイイイイイイイイ!
フラーーーーーーーーーーー!
リー「以上、四人の代表選手がただいまより一時間!この湖で競い合うことととなります!いやー、どうですかスネイプ先生。十文字以内で感想をどうぞ」
スネイプ「……目を」
リー「はい時間切れ!!さぁさあみなさんおまたせしました!いよいよ競技の開始です!」
スネイプ「……」
リー「さぁ、さぁ!第二の課題がいよいよスタートです!ここまで長かった!えぇ長かったですとも泣きたくなるほどに!」
ナニガーーーー!?
リー「さあね!さてさて先はまだまだ長いですが!ともあれ今は第二の課題!集中していきましょうじゃぁありませんか!」
リー「わたくしリー・ジョーダン、ぶっちゃけ実況がこのスタート直後しかやれないのでありまして!割と自暴自棄に口走っておりますごめんなさいね!」
リー「さぁさぁまずは選手のご紹介!トップは二人、まずはダームストラング代表!世界最高峰のシーカー、ビクトール・クラム!」
ワァアアアアアアアア!
クラム!クラム!クラムクラムクラム!!
リー「そんでもって同点首位!正直一位は満場一致で彼女だったでしょう、我らがグリフィンの女王様、ハニー・ポッター!」
ヒンヒィイイイイイイン!
ハニィイイイイイイイイ! オネーサマーーーーーーー!
リー「つづいてつづいて我らが友!爽やかイケメン・ザ・主人公ソウルなセドリック・ディゴリーーーーー!!」
セドリーーーーーーーーック!!
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
リー「そして最後は!ボーバトンが誇る妖艶な女帝!フラー・デラクーーーール!」
ブヒィイイイイイイイイイイイイ!
フラーーーーーーーーーーー!
リー「以上、四人の代表選手がただいまより一時間!この湖で競い合うことととなります!いやー、どうですかスネイプ先生。十文字以内で感想をどうぞ」
スネイプ「……目を」
リー「はい時間切れ!!さぁさあみなさんおまたせしました!いよいよ競技の開始です!」
スネイプ「……」
578: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 17:10:23.59 ID:HyqlkFOu0
リー「選手の四人はそれぞれ大事なものを湖のそこに奪われました!」
リー「それぞれが前もって準備した手段を使って、このほの暗い湖の底へとアタックしてもらいます!」
リー「一時間!制限時間が過ぎると……さぁさあ生き残るのは誰になるやら!」
リー「大砲が合図です!あれ?スネイプ先生あなた何しにきたんでしたっけ!?」
スネイプ「……」
ネビル「ハニー、そろそろあれを食べて。大丈夫、淡水性のものを選んだから一時間もつよ 多分」
ハニー「多分までの溜めの長さがとても不安なのだけれど……信じるわ。んぐっ」
ドビー「お水にございます、ハニー・ポッター!」
ハニー「えぇ、ありがと……っ!なに?喉の、あたり……」
ネビル「鰓だよ、ハニー!やった!成功だ!それにほら、水かきも……あー、なんだか肌がちょっと緑かかってるけど、あの、素敵だよ!」
ハニー「……」
ハニー「すごい! カッコイイ!」
ネビル「!?」
ドビー「!?」
ハニー「それに、そうね。肌の色……まるで」
ドーーーーーーンッ!!
ハニー「ママの目の色みたいで、素敵だわ!」
バシャァアアアアン!!!
リー「ハニーもいったぁああああ!あー、一応聞いておきましょう。クラムは頭に杖を向けて形を変化させていて、ディゴリーとデラクール嬢は金魚鉢みたいなのを被ってましたね。んでもってハニーはなんだか口にして、ありゃなんですか?スネイプ先生?」
スネイプ「……鰓昆布、ほぉーう、ポッターめ……またも我輩の材料棚を」
リー「聞いてません、誰だよこの人解説に呼んだの。やっぱこっちだな!マクゴニャガルせんせーーーー!」
にゃんこーーー!
マクゴナガル「余計なことをするんじゃありません!!」
リー「それぞれが前もって準備した手段を使って、このほの暗い湖の底へとアタックしてもらいます!」
リー「一時間!制限時間が過ぎると……さぁさあ生き残るのは誰になるやら!」
リー「大砲が合図です!あれ?スネイプ先生あなた何しにきたんでしたっけ!?」
スネイプ「……」
ネビル「ハニー、そろそろあれを食べて。大丈夫、淡水性のものを選んだから一時間もつよ 多分」
ハニー「多分までの溜めの長さがとても不安なのだけれど……信じるわ。んぐっ」
ドビー「お水にございます、ハニー・ポッター!」
ハニー「えぇ、ありがと……っ!なに?喉の、あたり……」
ネビル「鰓だよ、ハニー!やった!成功だ!それにほら、水かきも……あー、なんだか肌がちょっと緑かかってるけど、あの、素敵だよ!」
ハニー「……」
ハニー「すごい! カッコイイ!」
ネビル「!?」
ドビー「!?」
ハニー「それに、そうね。肌の色……まるで」
ドーーーーーーンッ!!
ハニー「ママの目の色みたいで、素敵だわ!」
バシャァアアアアン!!!
リー「ハニーもいったぁああああ!あー、一応聞いておきましょう。クラムは頭に杖を向けて形を変化させていて、ディゴリーとデラクール嬢は金魚鉢みたいなのを被ってましたね。んでもってハニーはなんだか口にして、ありゃなんですか?スネイプ先生?」
スネイプ「……鰓昆布、ほぉーう、ポッターめ……またも我輩の材料棚を」
リー「聞いてません、誰だよこの人解説に呼んだの。やっぱこっちだな!マクゴニャガルせんせーーーー!」
にゃんこーーー!
マクゴナガル「余計なことをするんじゃありません!!」
583: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 17:16:14.58 ID:HyqlkFOu0
ゴポゴポゴポゴポ
ハニー「すごい……私がこんなに速くおよげるようになるなんて」
ハニー「水かきのおかげで推進力が段違いね、ほんと、ネビルには感謝しなくちゃ。ドビーにも」
ハニー「さて、湖の中……幻想的ではあるけれど、そんなに綺麗ってわけでもないのね」
ハニー「岩や海草ばかり……どこにいるのかしら」
ハニー「……」
~~♪
ハニー「……あの歌が、どこかから」
ハニー「この方向に進めばいい、ということね」
ハニー「もう少し、耳を澄ませて確認しましょう」
ハニー「……」
マートル「ふーーーっ♪」
ハニー「っ!!?? ま、マートル!!もう!!!!」
マートル「来ちゃった♪」
ハニー「すごい……私がこんなに速くおよげるようになるなんて」
ハニー「水かきのおかげで推進力が段違いね、ほんと、ネビルには感謝しなくちゃ。ドビーにも」
ハニー「さて、湖の中……幻想的ではあるけれど、そんなに綺麗ってわけでもないのね」
ハニー「岩や海草ばかり……どこにいるのかしら」
ハニー「……」
~~♪
ハニー「……あの歌が、どこかから」
ハニー「この方向に進めばいい、ということね」
ハニー「もう少し、耳を澄ませて確認しましょう」
ハニー「……」
マートル「ふーーーっ♪」
ハニー「っ!!?? ま、マートル!!もう!!!!」
マートル「来ちゃった♪」
586: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 17:27:39.21 ID:HyqlkFOu0
マートル「上手くいってる?あー、なんだかすんごいことになってるのね、首とか」
ハニー「水道管の中を流れるとか言ってたあなたに言われたくないけれど……ねぇ、水中人の集落のようなものはあるの?」
マートル「あっちよ、あっち。私があんまり近づくと、銛をもって追いかけてくるんだ。ベロベロバーしてやるけどね」
ハニー「あぁ、刺さりっこないものねあなた……ありがと!今度また、トイレに会いにいくわ」
マートル「待ってるわ! あぁでも、そのうちグリフィンドールのシャワールームの水道管も見つけ――行っちゃった。可愛い♪」
ハニー「どんどん危なくなっていってる気がするわ……私のせいだけれど」
ハニー「…………それよりなにより、ふと思ったんだけれど。トイレで流されてここに行き着くことがある、って」
ハニー「……この湖って」
ハニー「……」
ハニー「考えない!なによ、似たような汚さのところだったじゃない、テムズ川……さぁ」
ハニー「声を頼りに……あっちね」
ゴポゴポゴポ……
~~~~♪
ハニー「近くなってるわね……マートルの言ったとおりだったみたい。ほんと、今回の私はついてるわ」
ハニー「いつもだけれどね、えぇ。世界中が私の味方よね」
ハニー「……」
ハニー「でも、今回は……なんだか、不自然すぎない?」
ハニー「それは、この私だもの。奇跡くらい、やろうと思えばいつだって」
ハニー「でも……あっ!」
ハニー「たくさん、水中人……あの真ん中……」
探せ声を頼りに 地上では歌えない ~♪
探せよ一時間 我らが捕らえし大切なもの ~♪
一時間のその後は もはや望みはありえない ~♪
遅すぎたならそのものは 二度と戻らない ~~♪ 」
ハニー「歌いながら、囲ってる! ロン!ハーマイオニー!それにチョウと……あのシルバーブランドは、フラーの妹??」
ハニー「水道管の中を流れるとか言ってたあなたに言われたくないけれど……ねぇ、水中人の集落のようなものはあるの?」
マートル「あっちよ、あっち。私があんまり近づくと、銛をもって追いかけてくるんだ。ベロベロバーしてやるけどね」
ハニー「あぁ、刺さりっこないものねあなた……ありがと!今度また、トイレに会いにいくわ」
マートル「待ってるわ! あぁでも、そのうちグリフィンドールのシャワールームの水道管も見つけ――行っちゃった。可愛い♪」
ハニー「どんどん危なくなっていってる気がするわ……私のせいだけれど」
ハニー「…………それよりなにより、ふと思ったんだけれど。トイレで流されてここに行き着くことがある、って」
ハニー「……この湖って」
ハニー「……」
ハニー「考えない!なによ、似たような汚さのところだったじゃない、テムズ川……さぁ」
ハニー「声を頼りに……あっちね」
ゴポゴポゴポ……
~~~~♪
ハニー「近くなってるわね……マートルの言ったとおりだったみたい。ほんと、今回の私はついてるわ」
ハニー「いつもだけれどね、えぇ。世界中が私の味方よね」
ハニー「……」
ハニー「でも、今回は……なんだか、不自然すぎない?」
ハニー「それは、この私だもの。奇跡くらい、やろうと思えばいつだって」
ハニー「でも……あっ!」
ハニー「たくさん、水中人……あの真ん中……」
探せ声を頼りに 地上では歌えない ~♪
探せよ一時間 我らが捕らえし大切なもの ~♪
一時間のその後は もはや望みはありえない ~♪
遅すぎたならそのものは 二度と戻らない ~~♪ 」
ハニー「歌いながら、囲ってる! ロン!ハーマイオニー!それにチョウと……あのシルバーブランドは、フラーの妹??」
593: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 17:36:16.53 ID:HyqlkFOu0
ゴポゴポゴポ
ロン「」
ハーマイオニー「」
チョウ「」
フラー妹「」
ハニー「四人……まだ誰も、たどり着いていないのね」
ハニー「……」
ハニー「……いつ、来るのかしら」
ハニー「今はどれくらい、経ったの?あ……腕時計止まってるわね」
ハニー「……」
ゴポゴポゴポ……
ハニー「まだ、誰の影もない……もし、もしも三人とも、何か障害があって立ち往生していたら?」
ハニー「一時間に、間に合わなかったら……みんな」
遅すぎたならそのものは 二度と戻らない ~~♪
ハニー「……とにかく、ロンを助けなきゃ」
ハニー「シリウスのナイフで、紐を……解けたわ」
ロン「」ユラ~ッ
ハニー「……まだ、来ない」
ハニー「……答えは、一つよね。そうでしょ?」
グイッ
ハーマイオニー「」
ハニー「待ってて、すぐに……いたっ!な、なに!?」
水中人『人質は、一人だけだ!!自分の人質だけをつれていけ!』
ハニー「っ、うるさいわ!この子だって、私のたいせつな人!それに、こっちの二人も……別の誰かにとっての、とっても大切な人よ!」
ハニー「見逃せるはず、ないじゃない! みんなみんな、私が救うんだから!」
水中人『……』
ロン「」
ハーマイオニー「」
チョウ「」
フラー妹「」
ハニー「四人……まだ誰も、たどり着いていないのね」
ハニー「……」
ハニー「……いつ、来るのかしら」
ハニー「今はどれくらい、経ったの?あ……腕時計止まってるわね」
ハニー「……」
ゴポゴポゴポ……
ハニー「まだ、誰の影もない……もし、もしも三人とも、何か障害があって立ち往生していたら?」
ハニー「一時間に、間に合わなかったら……みんな」
遅すぎたならそのものは 二度と戻らない ~~♪
ハニー「……とにかく、ロンを助けなきゃ」
ハニー「シリウスのナイフで、紐を……解けたわ」
ロン「」ユラ~ッ
ハニー「……まだ、来ない」
ハニー「……答えは、一つよね。そうでしょ?」
グイッ
ハーマイオニー「」
ハニー「待ってて、すぐに……いたっ!な、なに!?」
水中人『人質は、一人だけだ!!自分の人質だけをつれていけ!』
ハニー「っ、うるさいわ!この子だって、私のたいせつな人!それに、こっちの二人も……別の誰かにとっての、とっても大切な人よ!」
ハニー「見逃せるはず、ないじゃない! みんなみんな、私が救うんだから!」
水中人『……』
594: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 17:46:31.67 ID:HyqlkFOu0
ハニー「他に言う事がないのなら退いて!私は忙しいの!あなたを豚にする暇もないくらいに!」
水中人『っ……? !』
ハニー「? 離れていったわ……諦めたのかしら……あぁ!」
ディゴリー「っはぁ、はぁ、おく、れた。君が、一番かい?えーっと、なんだか、その、すt」
ハニー「いいから、チョウを!さぁ!」
ディゴリー「あ、うん。ナイフ?用意がいいね……」
ブチッ
チョウ「」ユラ~ッ
ディゴリー「クラムもじきに来るはずだ!途中まで一緒だった、つけられていた気もするけど……フラーは分からない。それじゃ!」
ゴポゴポゴポゴポ……
ハニー「……空気の塊のようなものが、頭を覆っていたわね。なんとなく、単純そうな呪文に見えるのだけれど……運がいいのか、悪いのかわからないわね。私」
ザワゴポザワゴポザワゴポザワ
水中人『ギャーーーーッ!?』
ハニー「? 何?私の美しさに今さら驚いて……きゃぁっ!?」
鮫ム「……!ハームオウンニニイ!」ゴポゴポゴポゴポゴポゴポ
ハニー「あぁ……クラム、なのね。頭が鮫に……ちょ、ちょっと!その牙じゃ、ハーマイオニーまで危ないわ!これ、使って!」
鮫ム「……ヴぉくは、敵だぞ?」
ハニー「だからなに!あなたが助けようとしてるのは私のものなの!少し預けているけれど、粗末に扱ったら承知しないわ!さぁ!」
鮫ム「……」
ブチッ
ハーマイオニー「」ユラ~ッ
鮫ム「……とう」
ゴポゴポゴポゴポゴポ!
ハニー「……行ってしまったわ。さぁ、て」
フラー妹「」
ハニー「……フラーは、間に合うのかしら」
水中人『っ……? !』
ハニー「? 離れていったわ……諦めたのかしら……あぁ!」
ディゴリー「っはぁ、はぁ、おく、れた。君が、一番かい?えーっと、なんだか、その、すt」
ハニー「いいから、チョウを!さぁ!」
ディゴリー「あ、うん。ナイフ?用意がいいね……」
ブチッ
チョウ「」ユラ~ッ
ディゴリー「クラムもじきに来るはずだ!途中まで一緒だった、つけられていた気もするけど……フラーは分からない。それじゃ!」
ゴポゴポゴポゴポ……
ハニー「……空気の塊のようなものが、頭を覆っていたわね。なんとなく、単純そうな呪文に見えるのだけれど……運がいいのか、悪いのかわからないわね。私」
ザワゴポザワゴポザワゴポザワ
水中人『ギャーーーーッ!?』
ハニー「? 何?私の美しさに今さら驚いて……きゃぁっ!?」
鮫ム「……!ハームオウンニニイ!」ゴポゴポゴポゴポゴポゴポ
ハニー「あぁ……クラム、なのね。頭が鮫に……ちょ、ちょっと!その牙じゃ、ハーマイオニーまで危ないわ!これ、使って!」
鮫ム「……ヴぉくは、敵だぞ?」
ハニー「だからなに!あなたが助けようとしてるのは私のものなの!少し預けているけれど、粗末に扱ったら承知しないわ!さぁ!」
鮫ム「……」
ブチッ
ハーマイオニー「」ユラ~ッ
鮫ム「……とう」
ゴポゴポゴポゴポゴポ!
ハニー「……行ってしまったわ。さぁ、て」
フラー妹「」
ハニー「……フラーは、間に合うのかしら」
595: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 18:03:01.40 ID:HyqlkFOu0
ゴポゴポゴポゴポ
ハニー「時間だけが過ぎていくわね……迷ってる暇はない」
ハニー「……まだ、邪魔をする?」
水中人『……』
ハニー「そう。それでいいわ。あなたたちの餌が無くなるのは嫌でしょうけれど、我慢して頂戴」
ハニー「腹黒豚からなにか届けさせるから……さぁ」
ブチッ
フラー妹「」ユラ~ッ
ハニー「……二人も、抱えて。大丈夫かしら……足の水かきしか効かないし」
ハニー「……やるしかないのよ。さぁ……行くわよ」
ゴポゴポゴポゴポゴポ
ゴポゴポゴポ
ゴポゴポゴポゴポ
湖 岸
ザワザワザワザワ
ヒーーーン!!ヒンヒーーーーーン!
ザワザワザワザワ
リー「えー、みなさん静粛に!静粛に!あー、もうじき制限時間の一時間ですけどね、ほら!僕らのハニーだぜ!心配してたら豚失格、さ!ひ、ヒンヒーン!」
リー「えー、失格といえばフラー・デラクール嬢は途中水魔に襲われて棄権したわけですが……」
フラー「ガブリエーーーール!ガブリエーーーール!」
ネビル「……意識が戻ってからずっと、妹?の名前呼んで、今にもまた飛び込んじゃいそうだね」
ハーマイオニー「あの人にもあんなに必死になる相手がいたのね……あぁ、ハニー!ハニー!ロン、お願い……!」
クラム「あー、ハームオウンニニイ?髪にコガネムシが、ついてるよ?あー、寒くないですか?もっと毛布を……」
ハーマイオニー「いい、いいったら!熱いくらいですもの、あぁ!ハニー、どうしましょう、もう、一時間はとっくに……あら?」
ドドドドドドドドドド
ネビル「?なんだろ……なんだか、地響き?違うね……水面が揺れてる?」
ドドドドドドドドドド
ゴポゴポゴポゴポゴポ
クラム「これは、ヴぉくらの船が水の底から、せり上がってくるときの、ような」
ゴポゴポゴポゴポゴポゴポ
ドドドドドドドドドドドド
ザワザワザワザワ ガヤガヤガヤガヤ ヒンヒン?
リー「な、何事でしょう!なにか、何かが湖のそこから!何か巨大な……あーーーーーーぁっ!!!」
ザパアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
リー「大イカの足場!水中人の矢倉に担がれた……ハニーだぁあああああああああああああああああああああああ!!!ヒンヒーーーーーーーン!」
ワァアアアアアアアアアア!! ヒンヒンヒーーーーーーーーーン!!
ハニー「けほっ、けほっ。なぁに、その、心配そうな顔は。私を観る目は尊敬と羨望だって、何度言わせるのよ。そうよね?ふふっ、最後の最後で助けてくれた……水豚?」
水豚『キィヤヒン!!キャヒーーーーーーン!!』
ハニー「時間だけが過ぎていくわね……迷ってる暇はない」
ハニー「……まだ、邪魔をする?」
水中人『……』
ハニー「そう。それでいいわ。あなたたちの餌が無くなるのは嫌でしょうけれど、我慢して頂戴」
ハニー「腹黒豚からなにか届けさせるから……さぁ」
ブチッ
フラー妹「」ユラ~ッ
ハニー「……二人も、抱えて。大丈夫かしら……足の水かきしか効かないし」
ハニー「……やるしかないのよ。さぁ……行くわよ」
ゴポゴポゴポゴポゴポ
ゴポゴポゴポ
ゴポゴポゴポゴポ
湖 岸
ザワザワザワザワ
ヒーーーン!!ヒンヒーーーーーン!
ザワザワザワザワ
リー「えー、みなさん静粛に!静粛に!あー、もうじき制限時間の一時間ですけどね、ほら!僕らのハニーだぜ!心配してたら豚失格、さ!ひ、ヒンヒーン!」
リー「えー、失格といえばフラー・デラクール嬢は途中水魔に襲われて棄権したわけですが……」
フラー「ガブリエーーーール!ガブリエーーーール!」
ネビル「……意識が戻ってからずっと、妹?の名前呼んで、今にもまた飛び込んじゃいそうだね」
ハーマイオニー「あの人にもあんなに必死になる相手がいたのね……あぁ、ハニー!ハニー!ロン、お願い……!」
クラム「あー、ハームオウンニニイ?髪にコガネムシが、ついてるよ?あー、寒くないですか?もっと毛布を……」
ハーマイオニー「いい、いいったら!熱いくらいですもの、あぁ!ハニー、どうしましょう、もう、一時間はとっくに……あら?」
ドドドドドドドドドド
ネビル「?なんだろ……なんだか、地響き?違うね……水面が揺れてる?」
ドドドドドドドドドド
ゴポゴポゴポゴポゴポ
クラム「これは、ヴぉくらの船が水の底から、せり上がってくるときの、ような」
ゴポゴポゴポゴポゴポゴポ
ドドドドドドドドドドドド
ザワザワザワザワ ガヤガヤガヤガヤ ヒンヒン?
リー「な、何事でしょう!なにか、何かが湖のそこから!何か巨大な……あーーーーーーぁっ!!!」
ザパアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
リー「大イカの足場!水中人の矢倉に担がれた……ハニーだぁあああああああああああああああああああああああ!!!ヒンヒーーーーーーーン!」
ワァアアアアアアアアアア!! ヒンヒンヒーーーーーーーーーン!!
ハニー「けほっ、けほっ。なぁに、その、心配そうな顔は。私を観る目は尊敬と羨望だって、何度言わせるのよ。そうよね?ふふっ、最後の最後で助けてくれた……水豚?」
水豚『キィヤヒン!!キャヒーーーーーーン!!』
612: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 18:17:52.83 ID:HyqlkFOu0
ザワザワザワザワザワ
ヒンヒーンヒーーーン!キィヤヒーーーーン!
バシャバシャバシャバシャ
ロン「やっぱり君は君だよね、ハニー。大方予想はつくよ、あぁ。この子がいる時点でさぁ。みんな助けようとした、そんな感じだろ?」
ハニー「なぁにその態度は。もう、ほら、フラーの妹をしっかり背負って泳ぎなさいこの豚」
ロン「言われなくたってもちの僕さ。君こそ肩は離さないでくれよ?ヒンヒン!あぁハニー!バタ足のしすぎで疲れたんだよね!分かってるよ僕は!」
ハニー「つべこべ言わないの。あー、あなた?名前は?」
フラー妹「……ガブリエル、でーす」
ハニー「そう。良かったわね、助かって」
ガブリエル「あ、あぁ……ヒン?」
ハニー「あー、いいのよ別に。彼らのまねをしなくっても」
ロン「ウエルカムだぜガブリエル、でもちょっと待っておこうか。ハーマイオニーが泣き笑い怒りしてるからそっちを先にすませっちまおうよ。あぁハニー!君の素晴らしさは一言じゃ済まされないけどね!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、生涯かけて唱え続けなさい……ハーマイオニー、良かった。無事だったのね?」
ハーマイオニー「あぁ、ハニー!ハニー!あなたこそ!あぁ、良かった!私、あなたが心配で、眠ってしかいられなかった自分がどれだけ悔しかったか!さぁ、手を。引っ張りあげるから……きゃぁ!?!?」
ハニー「えぇ、そうね。湖から上がったあと、ろくに乾かしていないのでしょう?こうなることは分かっていたわよね?ねぇ、ハーマイオニー。体が冷えてるわ、私もあなたも。暖めましょう……?」
ハーマイオニー「あぁ、ハニー、ああ、そんな、こんな大観衆の中、ダメよ、あ、毛布でバリケード、どうしてそうあなたたちって無駄に連帯感、あぁハニー、乾かすなてそんな、どうやったって、アグアメンティじゃない……」
ロン「つづけて」
クラム「……うぞ」
ロン「あぁ、君も毛布貸してくれてありがとう。君……うわっ!クラムだ!!!」
クラム「……」
ヒンヒーンヒーーーン!キィヤヒーーーーン!
バシャバシャバシャバシャ
ロン「やっぱり君は君だよね、ハニー。大方予想はつくよ、あぁ。この子がいる時点でさぁ。みんな助けようとした、そんな感じだろ?」
ハニー「なぁにその態度は。もう、ほら、フラーの妹をしっかり背負って泳ぎなさいこの豚」
ロン「言われなくたってもちの僕さ。君こそ肩は離さないでくれよ?ヒンヒン!あぁハニー!バタ足のしすぎで疲れたんだよね!分かってるよ僕は!」
ハニー「つべこべ言わないの。あー、あなた?名前は?」
フラー妹「……ガブリエル、でーす」
ハニー「そう。良かったわね、助かって」
ガブリエル「あ、あぁ……ヒン?」
ハニー「あー、いいのよ別に。彼らのまねをしなくっても」
ロン「ウエルカムだぜガブリエル、でもちょっと待っておこうか。ハーマイオニーが泣き笑い怒りしてるからそっちを先にすませっちまおうよ。あぁハニー!君の素晴らしさは一言じゃ済まされないけどね!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、生涯かけて唱え続けなさい……ハーマイオニー、良かった。無事だったのね?」
ハーマイオニー「あぁ、ハニー!ハニー!あなたこそ!あぁ、良かった!私、あなたが心配で、眠ってしかいられなかった自分がどれだけ悔しかったか!さぁ、手を。引っ張りあげるから……きゃぁ!?!?」
ハニー「えぇ、そうね。湖から上がったあと、ろくに乾かしていないのでしょう?こうなることは分かっていたわよね?ねぇ、ハーマイオニー。体が冷えてるわ、私もあなたも。暖めましょう……?」
ハーマイオニー「あぁ、ハニー、ああ、そんな、こんな大観衆の中、ダメよ、あ、毛布でバリケード、どうしてそうあなたたちって無駄に連帯感、あぁハニー、乾かすなてそんな、どうやったって、アグアメンティじゃない……」
ロン「つづけて」
クラム「……うぞ」
ロン「あぁ、君も毛布貸してくれてありがとう。君……うわっ!クラムだ!!!」
クラム「……」
620: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 18:36:34.08 ID:HyqlkFOu0
フラー「ガブリエーーーール!もうダメかと思ったわ!本当に、良かった!あぁガブリエル、愛してる!ごめんなさい、もうダメかと、あぁ……!(※全部フランス語なので訛りを省略しています)」
ガブリエル「あの人たちの、おかげでーす」
フラー「えぇ、そうね!そうだわ……あぁ!あなたたち!私、あなた達にとっても酷いことをしたのに!どうして私の人質だったガブリエルまで!?(※全部フランス語なので訛りを省略しています)」
ハニー「えーっと……?」
ハーマイオニー「わたーし、ひどいことしたのになんでたすけまーしたか? じゃないかしら」
ロン「君通訳になれるぜ」
ハニー「あー、そうね。だってこの子は、あなたの大切な人なんでしょ?」
ガブリエル「……」
ハニー「当然じゃない。まぁ、時間が過ぎてしまったもの。私はきっと、ビリでしょうね」
フラー「おぉーう、とんでも、とんでもありませーん!あなたは、貴女はわたーしの中のチャンピオンでーす!あぁ、あぁー……メルシー、メルシーボク!ん~っ、まっ!」
ハニー「……おでこは嫌いなのだけれどね」
ハーマイオニー「……」
ロン「君あの程度じゃ怒れないくらいさっきハニーとよろしくしてたじゃないか」
フラー「あなたもでーす!ガブリエールを背負って泳いでくてまーした!ん~、まっ!」
ロン「……オォーウ、メルシー……ハッ!ネビル!」
ネビル「合点!飛び込め!!」ゴシャァァァァァ!
バシャァァァアアアア!
ハニー「あれは私の豚なのよ、って何度言えば分かるのよ、あなた。もう。ふふっ」
フラー「オッオー。わたーし、自分に正直なんでーす。それで、わたーし、あなたとお友達になりたいでーす。おーけー?」
ハニー「えぇ、そうね。そうしてあげるわ」
フラー「メルシー、アニー!」
ハニー「ハニー、よ。フラー」
ヒンヒーーーーン!!ブヒィブヒィーーーー!
ネビル「わぁ、女帝と女王の同盟だぁ。そして、ロン、ローーーーン!なんで急に溺れて、あぁ!ハーマイオニーちょっと!ダメだよ!水に落ちたロンに足縛りをこっそりかけるのはやめてあげようよ!!ハーマイオニーーーーー!!」
ガブリエル「あの人たちの、おかげでーす」
フラー「えぇ、そうね!そうだわ……あぁ!あなたたち!私、あなた達にとっても酷いことをしたのに!どうして私の人質だったガブリエルまで!?(※全部フランス語なので訛りを省略しています)」
ハニー「えーっと……?」
ハーマイオニー「わたーし、ひどいことしたのになんでたすけまーしたか? じゃないかしら」
ロン「君通訳になれるぜ」
ハニー「あー、そうね。だってこの子は、あなたの大切な人なんでしょ?」
ガブリエル「……」
ハニー「当然じゃない。まぁ、時間が過ぎてしまったもの。私はきっと、ビリでしょうね」
フラー「おぉーう、とんでも、とんでもありませーん!あなたは、貴女はわたーしの中のチャンピオンでーす!あぁ、あぁー……メルシー、メルシーボク!ん~っ、まっ!」
ハニー「……おでこは嫌いなのだけれどね」
ハーマイオニー「……」
ロン「君あの程度じゃ怒れないくらいさっきハニーとよろしくしてたじゃないか」
フラー「あなたもでーす!ガブリエールを背負って泳いでくてまーした!ん~、まっ!」
ロン「……オォーウ、メルシー……ハッ!ネビル!」
ネビル「合点!飛び込め!!」ゴシャァァァァァ!
バシャァァァアアアア!
ハニー「あれは私の豚なのよ、って何度言えば分かるのよ、あなた。もう。ふふっ」
フラー「オッオー。わたーし、自分に正直なんでーす。それで、わたーし、あなたとお友達になりたいでーす。おーけー?」
ハニー「えぇ、そうね。そうしてあげるわ」
フラー「メルシー、アニー!」
ハニー「ハニー、よ。フラー」
ヒンヒーーーーン!!ブヒィブヒィーーーー!
ネビル「わぁ、女帝と女王の同盟だぁ。そして、ロン、ローーーーン!なんで急に溺れて、あぁ!ハーマイオニーちょっと!ダメだよ!水に落ちたロンに足縛りをこっそりかけるのはやめてあげようよ!!ハーマイオニーーーーー!!」
622: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 18:47:29.12 ID:HyqlkFOu0
ザワザワザワザワ
ヒンヒンブヒィーーヒン! キィヤーヒン!
ロン「なんだか審議が長引いてるなぁ」
ハニー「私のビリで決定でしょうに。いいのよ、美しさじゃ独走だったでしょうもの」
ハーマイオニー「あと最後の派手さとか、その他諸々よね、もう」
フラー「オッオー、聞き捨てなりませーん。アニー?あなたはかーわいーでーす、でもわたーし、負けてませーん」
ハニー「はいはい、途中棄権の人は黙ってなさい」
フラー「むーっ!」
ザワザワザワザワ ブヒィーブヒィーー!?
ロン「むくれるフラーなんてものをつい昨日まで想像できただろうか、これは子豚界の革命だ、って騒いでるね」
ハーマイオニー「……一応聞いてあげるわ。どうしてあの人たちのまでわかるわけ?」
ロン「そりゃ、もちのロンで僕がハニーの一番の豚だからに決まってるよ。あぁハニー!たとえ点数が低くたって君は僕らの一番星だよハニー!ヒンヒン!大犬座の一等星あたり!」
ハニー「そう?そうね、まるで私そのものね。おお犬座の……」
ロン「……」
ハーマイオニー「……」
フラー「フーフーン、ミニョンでーす!」
ハニー「嬉しくないわ!ちょっと、もう!ニヤニヤしないの!!」
ヒンヒンブヒィーーヒン! キィヤーヒン!
ロン「なんだか審議が長引いてるなぁ」
ハニー「私のビリで決定でしょうに。いいのよ、美しさじゃ独走だったでしょうもの」
ハーマイオニー「あと最後の派手さとか、その他諸々よね、もう」
フラー「オッオー、聞き捨てなりませーん。アニー?あなたはかーわいーでーす、でもわたーし、負けてませーん」
ハニー「はいはい、途中棄権の人は黙ってなさい」
フラー「むーっ!」
ザワザワザワザワ ブヒィーブヒィーー!?
ロン「むくれるフラーなんてものをつい昨日まで想像できただろうか、これは子豚界の革命だ、って騒いでるね」
ハーマイオニー「……一応聞いてあげるわ。どうしてあの人たちのまでわかるわけ?」
ロン「そりゃ、もちのロンで僕がハニーの一番の豚だからに決まってるよ。あぁハニー!たとえ点数が低くたって君は僕らの一番星だよハニー!ヒンヒン!大犬座の一等星あたり!」
ハニー「そう?そうね、まるで私そのものね。おお犬座の……」
ロン「……」
ハーマイオニー「……」
フラー「フーフーン、ミニョンでーす!」
ハニー「嬉しくないわ!ちょっと、もう!ニヤニヤしないの!!」
627: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 18:59:13.86 ID:HyqlkFOu0
ダンブルドア「しずまれーーーーーい!厳正な協議のもと、順位に変動があったので発表する!」
ザワザワザワザワヒン
ダンブルドア「まず、第一位はセドリック・ディゴリー!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
ダンブルドア「見事な『あぶく頭呪文』じゃった!文句なし!」
ダンブルドア「そして、ハニー・ポッターじゃが。彼女の使用した『鰓昆布』は実に効果的じゃ!稀少であるからして、諸君らの殆どが聞いたこともないじゃろう!」
ダンブルドア「ミス・ポッターはそれにより、誰より早く人質のもとにたどり着いた!じゃが、水中人ならびに大イカの証言によると!全ての人質を無事に帰そうとしたために残ったそうじゃ!たった一人、湖の底へ!」
ザワザワザワザワザワ
ヒンヒーーーン!ヒーーーーン!キィヤヒーーーン!
ディゴリー「……そうか、あぁ、そうだよな。僕なんて、考えも」
クラム「……」
ダンブルドア「そこで、この道徳的な行為に敬意を評し!ハニー・ポッターを……第二位とする!!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
ヒンヒーーーーンヒーーーン! キィヤヒィィイイイイン! バシャバシャバシャッ!
ハニー「……嘘でしょ?」
ロン「やったぜ!やったよ、ハニー!君の正しさが、勝ったんだ!あぁハニー!君はいつだって素晴らしいけどね、ハニー!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「あぁ、あなたってほんと、なんでそんなに素敵なの、もう!ハニー!」
ハニー「あっ、えぇ。えーっと……うん、抱きしめられるのは嬉しいけれど。ほ、ほんとに?あなたたちは、それでいいの?」
フラー「んーふん?とーぜんの結果でーす。アニー?」
クラム「……ヴぉくも、そう思う」
ヒンヒーーーン!ヒーーーン!
ダンブルドア「ビクトールクラムは効果的な変身術を用いたが半端じゃったことと制限時間を越えたことにより、第三位!フラー・デラクール嬢はこれまた見事な『あぶく頭呪文』じゃったが惜しくも水魔に襲われたため、第四位とする!」
ダンブルドア「みな、よく戦った!みなのしゅう、もう一度盛大な拍手を!」
ワァアアアアアアアアアア!!
パチパチパチパチパチパチ!!
ハニー!ハニー!! ヒンヒーーーーーン!
ザワザワザワザワヒン
ダンブルドア「まず、第一位はセドリック・ディゴリー!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
ダンブルドア「見事な『あぶく頭呪文』じゃった!文句なし!」
ダンブルドア「そして、ハニー・ポッターじゃが。彼女の使用した『鰓昆布』は実に効果的じゃ!稀少であるからして、諸君らの殆どが聞いたこともないじゃろう!」
ダンブルドア「ミス・ポッターはそれにより、誰より早く人質のもとにたどり着いた!じゃが、水中人ならびに大イカの証言によると!全ての人質を無事に帰そうとしたために残ったそうじゃ!たった一人、湖の底へ!」
ザワザワザワザワザワ
ヒンヒーーーン!ヒーーーーン!キィヤヒーーーン!
ディゴリー「……そうか、あぁ、そうだよな。僕なんて、考えも」
クラム「……」
ダンブルドア「そこで、この道徳的な行為に敬意を評し!ハニー・ポッターを……第二位とする!!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
ヒンヒーーーーンヒーーーン! キィヤヒィィイイイイン! バシャバシャバシャッ!
ハニー「……嘘でしょ?」
ロン「やったぜ!やったよ、ハニー!君の正しさが、勝ったんだ!あぁハニー!君はいつだって素晴らしいけどね、ハニー!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「あぁ、あなたってほんと、なんでそんなに素敵なの、もう!ハニー!」
ハニー「あっ、えぇ。えーっと……うん、抱きしめられるのは嬉しいけれど。ほ、ほんとに?あなたたちは、それでいいの?」
フラー「んーふん?とーぜんの結果でーす。アニー?」
クラム「……ヴぉくも、そう思う」
ヒンヒーーーン!ヒーーーン!
ダンブルドア「ビクトールクラムは効果的な変身術を用いたが半端じゃったことと制限時間を越えたことにより、第三位!フラー・デラクール嬢はこれまた見事な『あぶく頭呪文』じゃったが惜しくも水魔に襲われたため、第四位とする!」
ダンブルドア「みな、よく戦った!みなのしゅう、もう一度盛大な拍手を!」
ワァアアアアアアアアアア!!
パチパチパチパチパチパチ!!
ハニー!ハニー!! ヒンヒーーーーーン!
631: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 19:08:05.51 ID:HyqlkFOu0
フレッド「よーぉうおつかれミス・道徳!」
ジョージ「やっぱりすげぇやミス・道徳!」
ハニー「えぇ、品位と道徳が歩いているような私だけれどね。それはやめなさい」
ロン「ハニーってやっぱすごいよな!やることなすこと僕らの幸せ、あぁ!随分前から知ってたけどね!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「えぇ、私達のハニーだもの。そ、れ、で。あなたはどこまでついてくるの?」
フラー「ふーふん?ガブリエールと一緒に人質になった子たちは救護テントにいくだけでーす。おっおー、カリカリしないでくださーい。わたーし、っふふーん?レズビアンじゃありませーん」
ハーマイオニー「私だって、別に!ハニーが特別だってだけよ!」
ロン「いやそれ別くないからね、ハーマイオニー」
ハニー「ふふっ、あとでゆっくりそのあたりを聞きましょうか……あら」
ドラコ「……ふーん、大した努力もしないのに仲良しこよしで得をするってわけかい、ポッター?」
ロン「なんだ、君か。水面に浮かんだ同胞たちの抜け毛かなんかかと思った」
ドラコ「うるさいぞウィーズリー!誰が抜け毛だ誰が黙れ!!!ふん、おい目立ちたがり屋のポッター、グリフィンドールの傲慢女王様。ほーら、僕がインタビューしてやろう」
ハニー「なによ、子供みたいに枝がマイク代わり?まるっきり●●ね……虫を近づけないでよ、もう」
ドラコ「どうだい?これまでなんとかズルやら汚い手をつかって勝ち進んできたけど。第三の課題はこうはいかないだろう。怖いかい?それとも今からでも尻尾を巻いて逃げるフォイ?」
ハニー「……逃げる?冗談はフォイだけにしなさいよこのフォイフォイ」
ハニー「何がこようと、受けてたつわ。この私がね」
つづく
ジョージ「やっぱりすげぇやミス・道徳!」
ハニー「えぇ、品位と道徳が歩いているような私だけれどね。それはやめなさい」
ロン「ハニーってやっぱすごいよな!やることなすこと僕らの幸せ、あぁ!随分前から知ってたけどね!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「えぇ、私達のハニーだもの。そ、れ、で。あなたはどこまでついてくるの?」
フラー「ふーふん?ガブリエールと一緒に人質になった子たちは救護テントにいくだけでーす。おっおー、カリカリしないでくださーい。わたーし、っふふーん?レズビアンじゃありませーん」
ハーマイオニー「私だって、別に!ハニーが特別だってだけよ!」
ロン「いやそれ別くないからね、ハーマイオニー」
ハニー「ふふっ、あとでゆっくりそのあたりを聞きましょうか……あら」
ドラコ「……ふーん、大した努力もしないのに仲良しこよしで得をするってわけかい、ポッター?」
ロン「なんだ、君か。水面に浮かんだ同胞たちの抜け毛かなんかかと思った」
ドラコ「うるさいぞウィーズリー!誰が抜け毛だ誰が黙れ!!!ふん、おい目立ちたがり屋のポッター、グリフィンドールの傲慢女王様。ほーら、僕がインタビューしてやろう」
ハニー「なによ、子供みたいに枝がマイク代わり?まるっきり●●ね……虫を近づけないでよ、もう」
ドラコ「どうだい?これまでなんとかズルやら汚い手をつかって勝ち進んできたけど。第三の課題はこうはいかないだろう。怖いかい?それとも今からでも尻尾を巻いて逃げるフォイ?」
ハニー「……逃げる?冗談はフォイだけにしなさいよこのフォイフォイ」
ハニー「何がこようと、受けてたつわ。この私がね」
つづく
640: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/04(月) 19:12:14.81 ID:HyqlkFOu0
ハリー・ポッターシリーズ
一巻~七巻
世界的大ヒット発売中!
2014年後半、USJにて
ハリポタアトラクション建設決定!!
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JR西日本ゆめ咲線にて運行中!!!
次回 ハニー・ポッター「いつか必ず、来るものは来るのよ」
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