1: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/25(火) 00:41:29.25 ID:eG2ObYlHo
真姫「キャビンマイルド1つ」

店員「アジャッシター」





花陽(ど、ど、どどうしようあ、あれってタバコ?だよね?)

花陽(真姫ちゃん……どうしてタバコなんて……どうしよう……)




花陽「ダレカタスケテェ……」


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引用元: 真姫「キャビンマイルド1つ」 



2: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/25(火) 00:44:55.06 ID:eG2ObYlHo
~翌日朝~

凛「おっはようだにゃー!!」


花陽「お、おはよう凛ちゃん……」

凛「かよちんどうしたのー?なんだか元気ないにゃー」

花陽「え?な、なんでもないよぉ…」

花陽(昨日のこと……凛ちゃんには言えないよね……)


凛「??    あっ!真姫ちゃーん!おっはようだにゃー!」タッタッタ

花陽「!?」ビクッ

3: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/25(火) 00:46:54.96 ID:eG2ObYlHo
凛「真姫ちゃん真姫ちゃーん」スリスリ

真姫「あ、朝からいったいどうしたのよ!」イミワカンナイ

凛「なにって朝の挨拶だにゃー!!! って、ん?なんか真姫ちゃんからいつもと違うニオイが…?」」

花陽(!?)

凛「なんかチョコレートっぽいような焦げたニオイのような…」

花陽「ソ、ソウカナァ?イツモノ真姫ちゃんのにおいダヨォ」

凛「そうかにゃ? うーん……そういわれると凛の気のせいな気がしてきたにゃ」


真姫「あんあたち朝から元気ね、早くいかないと朝練に遅刻するわよ」

花陽「そうだよ、早くいかなきゃ遅刻しちゃうよ」

凛「それもそうだにゃ!凛が一番乗りにゃー!!」ダーッシュ

花陽(……どうしよう、みんなに相談するべきなのかな……)

花陽(誰に相談すればいいんだろう……)



安価↓1相談相手 決まらなかったら適当に考えます

6: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/25(火) 00:59:18.02 ID:eG2ObYlHo
海未「朝の練習はこれぐらいにしておきましょうか」

みんな「お疲れさま(です)」

にこ「あ"ー…朝から結構ハードな練習ね……」

凛「づがれだにゃーこれは一時間目から夢の中行きにゃ……zzz」

にこ「ちょ!ちょっとあんたここで寝始めないでよね!」




花陽(真姫ちゃんのことが心配で全然集中できなかったよぉ……)

にこ「花陽?あんたなんか今日練習中ずっと上の空みたいだったけど大丈夫なの?」

花陽(にこちゃんなら真姫ちゃんとも仲良い?し話しても大丈夫かな…?)

にこ「ちょっと花陽?聞こえてる??」

花陽「じ、実は……」

7: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/25(火) 01:04:07.64 ID:eG2ObYlHo
必要ないかと思ったけどトリ一応つけます

花陽「じ、実は相談にのって欲しいことがあって……」

にこ「相談? それならこの悩める乙女の救世主!にこにー様にどん!と泥船に乗ったつもりで話してみるにこ!」

花陽(本当に大丈夫カナァ…?)

花陽「実は……かくかくしかじか」

にこ「うんうん」

9: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/25(火) 01:21:29.97 ID:eG2ObYlHo
にこ「まっきーがタバコぉ? 本当なの?花陽」

花陽「はい……吸ってるかどうかまではわかりませんが今朝はなんか変なニオイが……」

にこ「そうなのね……。本当だとしたら許せないわ……」プルプル

花陽「にこちゃん……」

にこ「アイドルたるもの喉を壊すタバコなんて言語道断にこ!」

花陽(あっ大事なのはそこなんだ)

にこ「それにしても……あの声に自信あり歌の上手な真姫ちゃんがタバコねぇ……」

にこ「花陽、あんたを疑ってるわけじゃないけど、にわかには信じがたいわね」

花陽「で、でも!見たんですよ!買ってるところを」

にこ「そ!こ!で! よ、この天才にこにー様にいい考えがあるにこ」

花陽(??)

10: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/25(火) 01:40:02.49 ID:eG2ObYlHo
にこ「その名も!お花畑作戦だにこ!」

花陽「お花畑?」ナンダロウ?

にこ「そうよ、お花畑よ!真姫ちゃんだって人の子。お花を摘みに行きたくなることだってあるわ!」

にこ「そ!こ!で!真姫ちゃんがお花畑にお花を摘みに行ってる最中にカバンの中を捜すにこ!」

花陽「あー、お花畑ってそういう……って!カバンを漁るのぉ!?!?バレたらきっと真姫ちゃん怒っちゃうよぉ…」

にこ「タバコは中毒性があるっていうわ。もし真姫ちゃんがスモーカーなら学校にも持ち込んできている可能性が高いはずよ!」

花陽(ソ、ソウカナァ?)

花陽「そ、それでもやっぱりやっぱりカバンを漁るのはダメだよぉ……」

にこ「花陽は真姫ちゃんに正直に聞いて言ってくれると思うの?」

花陽「それは……」

花陽(ドウシヨウ……確かに正直に聞くよりは確実…でも…真姫ちゃんを疑いたくはないし……けどもし吸ってるなら止めなきゃだよね……)

花陽「ダレカタスケテェ!」

安価下
真姫のカバンの中を捜すor捜さない

12: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/25(火) 02:03:46.89 ID:eG2ObYlHo
花陽(こういうのはハッキリさせておかなきゃダメ!ウジウジしてても何も始まらない!)

花陽「さ、サガシマショウ!」

にこ「よく言ったわ花陽 作戦は放課後の練習後に決行するわ」

花陽「は、はい!」

13: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/25(火) 02:04:56.84 ID:eG2ObYlHo
~放課後練習後~

海未「今日はこれぐらいにしておきましょうか」

みんな「お疲れ様でしたー」


にこ「いい?花陽、にこが真姫ちゃんをトイレに誘うわ。あんたはその隙に急いで真姫ちゃんのカバンを捜すのよ」

花陽「は、はひ!」



にこ「真姫ちゃーん。にこお花摘みに行きたいにこー☆一人じゃいけないからついてきてほしいにこー☆」

真姫「ちょ、急にどうしたのよ。トイレぐらい一人でいけるでしょ」

にこ「えぇーにこ一人じゃいけないのー。お願い真姫ちゃぁん」

真姫「……」

にこ「まきちゃあん……」上目使い

真姫「しょ、しょうがないわね……」

にこ「やったぁにこ真姫ちゃんだいすきー」

にこ(花陽!ちゃんとやりなさいよ!)

14: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/25(火) 02:15:34.02 ID:eG2ObYlHo
花陽(ゴクリ……にこちゃんが作ってくれたチャンス……つぶすわけにはいきません!)

花陽「えぇっと……真姫ちゃんのカバンは……」ガサゴソ



花陽「!見つけた!真姫ちゃんのカバン スクールバッグなのになぜかすごい触り心地いい……高いのかな」

花陽「そ、そんなこと考えてないで早く探さなきゃ!!ええっとええっと」


がさごそがそごそ

がさごそがさごそ

花陽(ええっと教科書 ノート 筆箱 手帳 ipod とイヤホン それと小物が入ってるポーチ)

花陽(筆箱 ポーチの中にも特に不審なものは見つからず)

花陽(よかったぁ…やっぱりあの時コンビニで見かけたのは別人だったのかな?真姫ちゃんごめんなさい!)

19: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 01:35:16.01 ID:yMcVT1ndo
花陽(やっぱり友達を疑うなんてしちゃダメだよね!あとで真姫ちゃんに謝らなきゃ…!)

ガラッ

花陽(あっ真姫ちゃん戻ってきた!)

花陽「あ、あのね真姫ちゃん…」

真姫「!!……ッ」ダッ

花陽「ア、アレェ?どうしたんだろ真姫ちゃん急いでたのかな……?」

ガラッ

にこ「ハァ…・ハァ…ちょ、ちょっと!真姫ちゃん来なかった?」ハァハァ

花陽「へ?来てましたよ?なんだか急いでたような…」

にこ「あちゃー逃げられたか・・・・…」

花陽「??」(ドウイウコトナノォ…?)

20: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 01:39:14.38 ID:yMcVT1ndo
~ちょっと前の女子トイレ~

にこ「真姫ちゃん真姫ちゃーん にこハンカチ忘れちゃったにこちょっと貸してほしいにこ」

真姫「ったくしょうがないわねぇ えっと確かこっちのポケットに……」ガサゴソ


ポロッ

真姫「あっ」


21: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 01:44:19.20 ID:yMcVT1ndo
にこ「ちょっ!あんたこれって……」


にこはキャビンマイルドボックスを手に入れた


真姫「こ、これは……アノ……ソノ……」

真姫「こコンナモノ、シラナイワ!」 

ダッタッタ

にこ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!逃げる気ね!!」

22: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 01:46:53.50 ID:yMcVT1ndo
にこ「ってことがあったのよ」

花陽「アワワワ……やっぱり真姫ちゃん……」ドウシヨドウシヨ

にこ「どうするもこうするもないわよ!逃げったってことはそういうこと!追いかけるわよ!!!」

花陽「は、はひぃ!」

23: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/26(水) 01:56:07.84 ID:yMcVT1ndo
花陽「追いかけるって言っても真姫ちゃんどこに行ったんだろう……」

にこ「闇雲に探してもしょうがないわね、二手に分かれましょう」

にこ「にこは左を捜すわ、花陽は右をお願い」

花陽「わ、わかりました!」

花陽(真姫ちゃんにもきっと何か事情があるんだよね?私に話してくれるかなぁ……?)




24: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 02:03:26.24 ID:yMcVT1ndo
花陽(あっ真姫ちゃん!!)

花陽「真姫ちゃん!チョットマッテヨォォ!!!」

真姫(!!・・・・…)タッタッタ

花陽「真姫ちゃん……待ってよぉ……」

真姫(……)タッタッタ

花陽「真姫ちゃぁん……」

真姫「……・」ハァハァ

真姫(ハァハァ……私ってこんなに体力なかったっけ……)

花陽「はぁ……はぁ……真姫ちゃん捕まえた!」

真姫「……・」


25: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 02:14:38.23 ID:yMcVT1ndo
真姫「さ、最初は出来心だったのよ!!!親が吸ってて……それで……」

そうだ、最初は出来心だった。医者というストレス過多な職業についてる親は酒もたばこも欠かせなかった

四六時中吸ってる親を見て育った私はタバコというものに抵抗感がなかった。もちろんそれが毒であることは知っていたし吸うこともないと思っていた

真姫「それで……つい一本……」

最初はむせて、こんなもの二度と吸うかと思った。けど吸ってるうちに良さがわかってきた。

それから徐々に歯止めが利かなくなっていった。一日一本、二本、といったように私の喫煙時間は増えていった。

ニコチン脳なのはわかっていた。それでも吸うのを止めることはできなかった。

花陽「真姫ちゃん……」

27: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 02:23:36.96 ID:yMcVT1ndo
真姫「……なによ」

花陽「タバコは体に毒だよぉ…?」

真姫「わ、わかってるわよ!そんなの!」

花陽「だ、だったらもう吸うのやめよ……?今ならまだ間に合う、よ 花陽もにこちゃんも誰にも言わない!」

真姫「……」

真姫(そうよね、花陽の言う通りだわ。最近体力も落ちて来たし。これもたばこのせいなのかな)

真姫(それにこのままではμ'sに迷惑をかけるかもしれないし……)

花陽「……」ウルウル

真姫(大好きな友達がここまで親身になってくれてるなら……)

真姫「……わ、わかったわよ!もう吸わないわ!花陽に約束する!」

28: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 02:30:40.50 ID:yMcVT1ndo
花陽「ほ、ほんとにぃ??」

真姫「ほんとよほんと、体力が落ちてきたのは自覚してたしね。迷惑かけるのも…あれだし」

花陽「やったぁ!!」

真姫「な、何よそんなに喜ぶことでもないでしょ!」


花陽「えへへぇ……
   あっ!にこちゃんのこと忘れてた……にこちゃんどこにいるんだろう……」

真姫(それに、こんなに私のことを思ってくれてる友人を無碍にできるわけないじゃないの)



29: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 02:40:07.69 ID:yMcVT1ndo
花陽(あれから真姫ちゃんはにこちゃんにも事情を説明しました)

花陽(にこちゃんはちょっと怒ってましたが、それでも最後には納得してくれたみたいです。)

花陽(μ'sはいつもと変わらず、9人で仲良く活動しています)


穂乃果「さぁーって!今日も頑張るぞー!!」

にこ「朝っぱらから元気ねー……」

穂乃果「だってこんなに天気良いんだよ!!れんしゅーれんしゅー!」

希「穂乃果ちゃんはほんとに元気やなぁ μ'sの太陽みたいやわ」

穂乃果「えへへーそれほどでもないよー///」

花陽「あはは……」

真姫「……」

花陽「?真姫ちゃん?」

真姫「……あ、ちょっとお腹痛いからちょっとお花摘みにいってくるわね……」

花陽「うん?大丈夫ナノォ?」

真姫「大丈夫・・・・…大丈夫だから……」

30: ◆7MbFUbDr4k 2014/03/26(水) 02:42:01.50 ID:yMcVT1ndo
真姫「ふぅ……なんとか抜け出してこれたわ」



真姫「……一本ぐらい……・いいよね?」



おわり