1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 00:46:14 ID:aqmKXNXA
男「知らない」

女「知らないの?」

男「うん、」

女「病的に人を好きになっちゃって、止まらない人のことを言うんだよー」

男「へぇ、初めて知ったわ」

女「賢くなったねぇ」

男「いいねぇ、それぐらい愛されてみたいわー」

女「ホントに?」

男「うん」

女「後悔しない?」

男「うん」


2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 00:52:04 ID:aqmKXNXA
女「では早速」テジョウガチャ

男「おいおい、ちょうど背中かこうとしたのにかけない

じゃないか」

女「じゃあ私がかいてあげるよ」

男「いや、それよりも手錠とってくれよ、それが一番早

い」

女「駄目だよ、ただでさえ鈍い男君をこうやって捕まえ

たのに、外したらもう一生わかってもらえないもん」

男「?どういうこと?」

女「いいから前向いて、」グイ

男「待って、ほんと、背中かゆいねんて」ソラシ

女「後で」グイ

男「無理無理」ソラシ

女「怒るよ?」グイ 

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 00:55:39 ID:aqmKXNXA
男「よいしょっ」カキカキ

女「?!え、あれ?」

男「ふぅ、あ、これ返すよ」ジャラ

女「え?え!?」

男「じゃあ俺夕飯買いに行かなきゃいけないから変えるね?」

女「待って待って!」

男「ん?」

女「手錠!どうやって外したの?!」 

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 00:57:06 ID:aqmKXNXA
男「え?あー、はっはw」

女「はっはwじゃないよ!」

男「まぁ、いいじゃない、じゃあまた今度な!」

女「ちょっ、男君!、、、、、、わざわざ本物買ったのに、、、」 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 01:00:46 ID:aqmKXNXA
男「う~さむっ、早くコンビニ行って帰ろう」

幼「男ー!」

男「おう、幼、どうした?」

幼「いやぁ、なんか男が前歩いてたからさぁ、走ってきちゃった☆」

男「お前も買い物か?」

幼「ううん、ところで男もうご飯食べちゃ、、、クンクン」

幼「女のにおいがする、男、今、どこいたの?」 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 01:06:55 ID:aqmKXNXA
男「え?あ、女のとこだよ?」

幼「ふーん、なんで?どうして?」

男「いや、どうしてって宿題を教えて、」

幼「どうして男はそうなのかなぁいつも私が傍にいるって言葉が話せるようになった時から
ずっとずっと言ってると思うんだけどなぁねぇ言ってない?言ってるよねぇあ、気づいてないふり?
そういうの意地悪だと思うよ?うん、ひどいと思うなぁ」

男「いや、ひどいのか?」

幼「ひどいよ?ひどすぎてほんとだったらそのにおいの主を消さなきゃいけないとこだけど
見た感じ何もなかったようだから許してあげるよ寛大な私に感謝してね?ということでご飯
食べてないならうちにこない?一緒に食べよう?まさか断らないよね?」

男「何がまさかかわからないけど、腹減ってるしいいよ、」

幼「うん♪男なら来てくれるとおもったよ!」

男「じゃあ行くか」 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 01:15:23 ID:aqmKXNXA
男「久々に幼の家に来たなぁ」

幼「適当に座ってていいよ、今お茶出すから」

男「じゃあ遠慮せず」

男「独り暮らしかぁ、いいなぁ」

幼「」チラ

幼「はい、お茶でーす」

男「おう、悪いな」ゴクゴク

幼「美味しいでしょ?」トケイチラッ

男「っはぁ、一気飲みしちまったよ、さんきゅ」

幼「えっと、冷たかったけど、なんか体調とかなんともない?」トケイチラチラ

男「ん?、なんともないぞ?」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 01:19:08 ID:aqmKXNXA
幼「え、あのーなんとも?」

男「おう、なんとも」

男「なんで?」 

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 01:24:37 ID:aqmKXNXA
幼「ううん、なんでもないよ!」

男「そうか、あ、飯ってそういえば何?」

幼「え、あ、ご、ご飯ね!;」
(やばい、眠らせることしか考えてなかった!!)

男「おいおい、まさか何もないのに呼んだのか?」

幼「え、いや、何言ってんのー?あるよー今作ってくるから待ってて」

男「お、そうか、期待して待ってるわw」

幼「どうしよう、睡眠薬はまだあるけど薄めなさいって書いてあるし、、、」ブツブツ 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 01:32:28 ID:aqmKXNXA
妹「お兄ちゃん!」ドアバンッ

男「妹!?」

幼「ちっ、」

妹「もー、こんな魔界にいちゃだめだよ?ね?私と家でシチュー食べよ?」

男「あ、幼がなんかごちそうしてくれるらしんだよ」

妹「、、、、幼さん、いい加減お兄ちゃんにつきまとうのやめて欲しいんですけど?」

幼「あなたはそろそろ兄離れした方がいいんじゃないのかなぁ?」

妹「彼女でもないあなたに言われたくないです、それにどうせごちそうなんて作れないじゃないですか」

妹「くんくん、、、、料理のにおいもしないし、用がないならお兄ちゃん連れて帰りますけどいいですか?」

男「え?ご飯ないの?」 


15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 14:52:58 ID:aqmKXNXA
幼「え?あ、あるよ?」

妹「じゃあ何作る予定だったんですか?」

幼「あ、えっと、か、カレーだよ!」

妹「へぇ、カレーなのにお米炊かないんですか、新しいですね」

幼「はっ!?」

男「え?ルーだけなの?それはちょっとなぁ」

妹「ね?お兄ちゃん、今日ハンバーグなんだ!帰って一緒に食べよ?」 

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 14:58:14 ID:aqmKXNXA
男「おっ、ハンバーグか、じゃあ今日は帰るわ幼、また今度な!」

幼「あ、男まっ!」バタン

幼「あー行っちゃった・・・・・」

ー男宅ー

男「腹減ったぜー」

妹「お兄ちゃんの為にいっぱい作ったんだよ!」

男「いいねぇ、たらふく食べるぜ!」

男「ん?なんか生臭くないか?」

妹「え?!そ、そんなことないと思うよ・・・・?」

男「ん?妹、指怪我したのか?」

妹「これは血を出そうじゃなくてうん!ちょっと切っちゃったw」

男「そうかぁ、そんなに頑張って作ってくれたのかぁ」

男「でも、なんかところどころ赤いんだが」 

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 15:06:08 ID:aqmKXNXA
妹「ほ、ほら!ステーキとかも肉汁とか血とかでるでしょ?」

男「これハンバーグじゃんwあと、なんかこの血黒いというか生生しいというか」

妹「いいから食べてよ!美味しいから!」

男「生焼けなんじゃないか?」

妹「違うよ!私の血、じゃなくてそういう感じなんだよ!」

男「どういう感じだよ、流石に食中毒にはなりたくねえから冷凍食うわ」

妹「え、ちょっとお兄ちゃん!」 

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/03/03(日) 15:09:02 ID:aqmKXNXA
男「って昨日は感じだな」

友「お前すげぇな」

男「最終的に病んでれってなんだったんだ」

友「よし、じゃあもう一回最初から話してみようか?」


完