提督「安価でなおもみんなと遊ぶ」 前編

471: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/24(土) 03:12:43.37 ID:lv6VWSKF0
金剛チームVSウォースパイトチームのクリケット対決

引用元: 提督「安価でなおもみんなと遊ぶ」 



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472: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 02:11:59.85 ID:1HnQM33Io
―公園―

金剛「今日こそ引導を渡してやるデース!」

ウォースパイト「ええ、こちらも負けませんよ」


青葉「今日はいいクリケット日和ですね。さて、実況は私青葉と解説は司令官でお送りします」

提督「よろしくお願いします」

青葉「ご覧になられているのは金剛さんのチームとウォースパイトさんのチームによるクリケットです」

提督「メンバーはそれぞれの対象に任せたが、意外にもバランスはとれている感じだな」

青葉「メンバー紹介をしますと、金剛型四姉妹、一航戦と二航戦。人数の都合で雲龍型ですね」

提督「どうして空母組を入れたのかは分からんが、まあ赤城たちも実力派だからな」

青葉「あれ、もしかしてクリケットの御経験が?」

提督「赤城たちは無いんじゃないか。そもそも、クリケット自体知ってるかどうか」

青葉「ええ……まずいんじゃないですか?」

提督「いや、さすがに勝負前にルール位把握してるだろ」

青葉「そうであって欲しい物です。さて、ウォースパイトさんの方のチームは海外艦と呼ばれる選手ですね。イタリア艦の六人、アイオワさん、ドイツ艦からはビスマルクさん、プリンツ・オイゲンさん、グラーフ・ツェッペリンさんです」

提督「あー、いや、ビスマルクじゃないな。改造してヴェールヌイとの名も持つ響じゃないか」

青葉「どうしたことでしょうかね。怪我等の情報は入っていないんですが」

提督「最近ドイツ艦との距離感は縮まっていたと思うが……もしかすると、単純に響の方が強いんじゃないか」

青葉「それは……ありえますね」

473: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 02:12:35.88 ID:1HnQM33Io
~~~~~~~~

青葉「さて、普通にクリケットをやると時間が掛かるので、今回は特殊ルールとなります」

提督「具体的に説明すると、本来10アウト又は50オーバーのところをそれぞれ半分にして進める」

青葉「半分ですか、出番のない選手も出てきそうですね」

提督「とはいえ、公園を長い間占拠するわけにもいかないだろう」

青葉「ですね。さて、投手はウォースパイトさんです」

提督「ウォースパイトの持ち味はやはり、しなやかな肢体から繰り出される軌道の読めない球だな」

青葉「そうなんですか。見た事が?」

提督「いや、適当に言っただけだ」

青葉「……あ、アウトですね。金剛さん手も足も出てなかったみたいです」

提督「戸惑っているようにも見受けられるな」

青葉「さて、次に出てくるのは比叡さんです」

提督「あいつはこういう場面では良い切り返しが期待できる。特に金剛が落ち込んでいるときにはな」

青葉「おっと、一球目投げて……打った!」

提督「さっきと同じ球とはいえ、よく撃てたと思う」

青葉「あ、喜びのあまり金剛さんの下へ行っています!」

提督「ルールを理解していなかったみたいだな。それなりに飛んだが、位置を読んでいた響によって捕球されてる」

青葉「ああ、比叡さん怒られてますねー」

提督「当然だな」

474: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 02:13:01.83 ID:1HnQM33Io
~~~~~~~~

青葉「さて、ウォースパイトさんの攻撃です。投げるのはやはり金剛さん」

提督「碌に点が入らなかったからか、大分気合入ってるな」

青葉「ここからの流れが重要ですね」

提督「正直一巡されただけで厳しい点差だから、ここで撃たれないようにするのが一番なんだが」

青葉「おーっと、打った!」

提督「もはや目も当てられんな」

青葉「飛龍さん飛び込むも届かない!」

提督「と思ったら加賀が後ろでフォローしてるな。チームワークはやはり混合チームの方が上みたいだな」

青葉「しかし、いいんでしょうかね」

提督「何がだ?」

青葉「料理の時もそうだったんですけど、本人達の会話が一切入らないのって」

提督「あー……まあ、クリケットはしょうがないだろ。選手同士も離れてるし」

475: 今日も(ry 2016/09/25(日) 02:13:31.92 ID:1HnQM33Io
―執務室―

提督「聞けばウォースパイトチームは経験者がいたとか。それならしょうがないね」

提督「あと、次からインカムでもつけようかなー。実況解説も機能してないし」

↓2

477: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 02:19:33.38 ID:IeyRJZ3Go
叢雲の頭上ユニットを焼き芋に換装する

478: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 23:35:19.38 ID:1HnQM33I0
提督「叢雲はいつもきつい表情をしているから、あまり新人には好かれないよな」

叢雲「余計なお世話なんだけど」

提督「そこでだ、そんな叢雲にユーモアを与えようと思っている」

叢雲「いらないわ」

提督「遠慮はいらんぞ」

叢雲「いらない」

提督「……ツンデレ?」

叢雲「前々から思ってたけど、あんたってアホよね」

提督「なんだと、上司に向かって失礼な奴め」

叢雲「そもそも敬られることをしてないじゃないの」

提督「ええい、もう我慢ならん。仕置きだ、こっちへこい」

叢雲「結局そういうオチなのね」

479: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 23:35:46.04 ID:1HnQM33I0
~~~~~~~~

叢雲「……なにこれ」

提督「これぞ通称焼き芋ユニットだ」

叢雲「あんたアホね」

提督「またアホって言ったな! これは焼き芋として非常食にもなる優れものだぞ」

叢雲「どうでもいいわよ!」

提督「ふん、何にもならないいつもの謎ユニットよりマシだろう」

叢雲「確かに何かに使えるってわけじゃないけど……でも頭に焼き芋を付けるより全然ましでしょ!」

提督「なんだと、焼き芋を馬鹿にするか!」

叢雲「あんたを馬鹿にしているのよ!」

提督「もう我慢ならん! 全身焼き芋漬けにしてやる!」グイッ

叢雲「きゃあっ! 何するのよ!」

480: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 23:36:12.68 ID:1HnQM33I0
ガチャ

吹雪「すみません、こちらに叢雲ちゃんが……」

提督「あ」
叢雲「あ」

吹雪「……すみません、ごゆっくり」

バタン

叢雲「ちょっと待って! 何か誤解したわよね!?」

提督「やれやれ、吹雪はそそっかしいな」

叢雲「元はといえばあんたのせいでしょうが!」

提督「なんだと、上司に向かって生意気な……これはお仕置きだな」

叢雲「パワハラか! それはもういいわよ!」

481: 今日も(ry 2016/09/25(日) 23:36:50.68 ID:1HnQM33I0
~~~~~~~~

提督「結局叢雲はダッシュで出て行った」

提督「まあ、吹雪のことだから別に誤解とかしてないと思うんだけどな」

下2

476: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/25(日) 02:17:34.78 ID:s4I550NB0
はっちゃん達と本屋さんへ

485: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/26(月) 23:19:42.42 ID:ieGpukuso
―本屋―

提督「本屋なんて久しぶりだ」

8「欲しい物があれば、明石さんが仕入れてくれますからね」

168「そうなのよね。それでも、わざわざ本屋まで来たのは何でなの?」

8「此処の本屋は大きくて、同人誌とかも売ってるの」

168「同人誌……」

呂500「どーじんしってなに?」

58「知らなくても良い事でち」

呂500「えー、でっち意地悪だよ」

58「でっちと呼ぶなっていつもいってるよね」

19「同人誌って言うのは、一般の人が刊行した本のことをいうの」

26「自費出版ってやつだね」

8「ちょっと違う。自費出版は出版社を介してるから、同人誌より全国的に売られてる」

486: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/26(月) 23:20:09.10 ID:ieGpukuso
提督「とりあえず本の一種だな。で、はっちゃんは何を買いに来たんだ」

8「同人誌の話をしましたよね。それです」

168「同人誌って、ま、まさか、●●●なものじゃ……」

8「イムヤ、それは偏見。同人誌といってもいろいろ種類はあるよ」

提督「つまり、はっちゃんが求めているのは漫画みたいなのじゃなくて、廃線写真集とか、ヒロインの髪の色の統計みたいな本か」

8「なにそれ……」

58「そんなもの誰が買うんでち」

168「ちょっと気になるんだけど……」

19「廃線も趣があって良いのね」

58「マジでちか」

487: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/26(月) 23:20:35.09 ID:ieGpukuso
呂500「ろーちゃんでも読める本あるかな?」

提督「そうだな。一緒に探してみるか」

呂500「はーい!」

58「……ちょっと気になるからついていくでち」

提督「信頼無いな……」

168「私はファッション雑誌かしら……ちょっと気になってる奴があるのよね」

19「アイドル雑誌でも見ておくのー」

168「同じ場所なら一緒にいきましょうか」

19「そうするの」

8「じゃあ、私はあっちだから」

8(まあ、あれだけは見られる訳にはいかないから……)

488: 今日も(ry 2016/09/26(月) 23:21:07.14 ID:ieGpukuso
―執務室―

提督「俺のオススメがことごとく却下されていった……」

提督「ちなみにはっちゃんはダンボールで宅配してた。あれだけの量の何を買ったんだろう……」

↓2

490: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/26(月) 23:39:45.53 ID:N74nvv4M0
第七駆逐隊と秋刀魚釣り道具の買い出し

492: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 00:53:31.51 ID:pWOcvNQno
―綾波型の部屋二号室―

提督「今年も秋刀魚釣りをしたいと思うんだ」

漣「ご主人様も唐突ですね」

朧「昨年のがあるんじゃ?」

提督「残念だが、あれは妖精さんの遊び道具としてあげてしまったため、買い直さなければならない」

曙「いや、何であげるのよ」

潮「妖精さんだって、お魚さんを釣りたいときがあるかもしれないよ」

曙「そんなのあるわけ……無いとは言えないわね」

提督「妖精さんの生態は今でも解明されてないからな……」

漣「それでご主人様は、両手両足の花でデートをしたいって事ですか」

提督「両足の係は漣と曙な」

曙「なんで私が足なのよ!」

朧(デートの方はツッコまないんだ)

493: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 00:53:57.58 ID:pWOcvNQno
―釣具屋―

提督「いやー、久しぶりに来たな」

朧「あれ、司令官は釣りも趣味じゃなかったですか?」

提督「いやー、餌も買わないし、道具もそれなりに大切に扱ってるつもりだから、買い直したりって無いんだよね」

曙「貧乏人みたいね」

提督「ふん、釣りの良さも分からない子供の癖に」

曙「なんですって!」

潮「お、落ち着いて曙ちゃん」

提督「やーいやーい、子供ー」

曙「子どもみたいな煽り方をしてるのはあんたじゃないの!」

潮「もうっ、二人共っ」

漣「うーん、二人とも楽しそうですなー」

朧「いや、まずは道具買おうよ」

494: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 00:55:11.08 ID:pWOcvNQno
~~~~~~~~

曙「サビキが良いって聞いたわよ」

提督「お、もしかして調べてくれたのか」

曙「そ、そういうつもりじゃないから!」

漣「じゃあどういうつもりなのかね~このこの~」

曙「今日は弄られてばっかりね!」

朧(この流れはいつも見ている気がするけどね)

潮「エサはどうしますか?」

提督「サビキなら要らないが……まあ、一応まき餌は買っておくか」

漣「餌が要らないなら、ご主人様でもスタンスを崩さずに釣りが出来ますね!」

提督「仕掛けの時点で餌ではあるんだがな……というより、釣りするのはお前等だろ」

朧「そういえばそうですね」

漣「ほうほう、つまりぼのちゃんは釣りが楽しみでわざわざ調べたってこと」

提督「無駄に反論してきたと思ったらそういうことか」

曙「う、うるさい!」

495: 今日も(ry 2016/09/28(水) 00:55:42.72 ID:pWOcvNQno
―執務室―

提督「適当に買って来たけど、誰が釣るんだろうか」

提督「……いや、置いておけば勝手に誰かが釣りに行くか。沖に出れるなら釣りやすいし」

↓2

497: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 01:07:18.68 ID:yy0B79cN0
人を集めて焚き火で焼き芋を楽しむ

498: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/29(木) 01:28:07.08 ID:iHyam9UR0
―庭―

提督「焼き芋出来たぞー」

天龍「一番乗り!」ズボッ

提督「おま、そのまま突っ込むと」

天龍「あつっ!」

提督「いや当たり前だろ」

武蔵「ふん、この程度の熱さ、何ともないな」ズボッ

提督「だから棒使えって!」

大和「す、すみません……」

提督「いや、わざとだろうからいいんだが……」

ビスマルク「あれ、そのまま手を入れてもいいの?」

プリンツ「い、いえ、ビスマルク姉様、入れちゃダメ……ああ」

提督「やっぱマネする奴が出るから禁止にしろ」

499: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/29(木) 01:28:33.63 ID:iHyam9UR0
隼鷹「焼き芋にはやっぱ酒だな」

ポーラ「同感です~」

ザラ「合うわけないでしょ!?」

千歳「いえ、これが意外と……」

ザラ「千歳さん?」

千歳「なな、なんでもないですよ」

提督「酒飲むのは勝手だが、暴れるなよ」

響「酒は飲んでも飲まれるなってやつだね」

提督「そうそ……響、さすがにウォッカは合わないと思うぞ」

500: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/29(木) 01:28:59.74 ID:iHyam9UR0
島風「ねえ提督ー、まだ焼けないの?」

提督「もうちょっと待て。生焼けになるぞ」

島風「ううー、おっそーい」

天津風「島風、それが言いたいだけにわざわざ話しかけたでしょ」

島風「おっそーい」

天津風「雑な誤魔化し方ね……」

雪風「あれ、まだ早かったですか?」

提督「ああいや、雪風が取ったなら大丈夫だろ」

雪風「そうですか? では、いただきます! ……中までほっこりです!」

島風「なーんだ、大丈夫じゃん! 島風、いっきまーす!」

提督「いや、あれは多分雪風のだけ……」

島風「うう、焼けてない……」

天津風「雪風のだけたまたま中まで火が通ってたってことね。本当、運ってすごいわね……」

501: 今日も(ry 2016/09/29(木) 01:30:18.97 ID:iHyam9UR0
―執務室―

提督「他数十名。芋の方が足りなくなるかと思った」

提督「たまにたき火で焼くのは良いが、いかんせん準備やら後片付けがな」

下2

503: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/29(木) 01:40:55.84 ID:RxQsB4ADO
球磨型とゆるキャラトーク

505: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/30(金) 01:06:40.01 ID:wEB8dNbXo
―談話室―

『○○市では新たにゆるキャラとしてむつりたかを――』

球磨「今更クマ」

提督「ブームはもう過ぎ去ったしな」

球磨「居ないよりかはましなのかもしれないけど、わざわざ作るほどでもないクマ」

提督「なんだか辛辣だな。あれか、くまもんとキャラが被ってるからか」

球磨「被ってないクマ」

提督「ふーん。でも、悪い物でもない気がするけどな」

球磨「提督はゆるキャラ好きクマ?」

提督「それなりに。おみやげとか悩まなくて済むだろ」

球磨「打算的クマ」

506: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/30(金) 01:07:24.54 ID:wEB8dNbXo
提督「そんなものじゃないか。ゆるキャラはアイドルを一般の趣味の人にも受けるようにしたものだろう」

球磨「ご当地アイドルっぽくはあるクマ」

提督「だから、行った場所を伝えやすくて、かつそれなりに喜ばれるものといえば、ゆるキャラが描かれているおみやげ」

球磨「つまんない答えクマ」

提督「って、秘書官が言ってた」

球磨「全部受け売りクマ!? いや、確かに言いそうではあるクマ」

提督「実は俺もゆるキャラを作ろうと思ってたことがあるんだ」

球磨「いきなり話が変わったクマ」

提督「だって、全面的に受け入れられてる訳じゃ無いだろう」

球磨「全面的? ……ああ、球磨達のことクマね」

提督「だから、妖精さんをマスコットにしたり、瑞雲のゆるキャラ化を考えたりしたわけだ」

球磨「球磨達と関係無いクマ。目的から逸脱してるクマ」

提督「……あ」

507: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/30(金) 01:08:33.52 ID:wEB8dNbXo
球磨「もしかして今気づいたクマ!?」

提督「い、いや、結局実現はしてない! ほら、うちから全国的なアイドルが出ただろう。あいつのお蔭で地位向上は図れたわけだから」

球磨「そうだけど……アイドルが出てよかったクマ」

提督「そんなこんなでブームに乗り遅れた俺は特に何もせずにいるわけだけど……って、何の話をしてたんだっけ」

球磨「ゆるキャラクマ」

提督「ああ、そうそう。ちなみに球磨は何のゆるキャラが好きだ?」

球磨「知らないクマ? うちではせ○とくんが人気クマ」

提督「…………マジ?」

球磨「球磨はあんまりゆるキャラに興味無いから、詳しい事は知らないクマ」

提督「そもそもせん○くんってゆるキャラなのか? どう考えてもゆるくないだろ……」

球磨「本人がゆるいと思えばゆるキャラなんじゃないかクマ」

提督「まあ、過去に色々やばそうなゆるキャラもいたからな……」

508: 今日も(ry 2016/09/30(金) 01:09:15.15 ID:wEB8dNbXo
―執務室―

提督「せ○とくんが人気とか、鎮守府内の闇を見た」

提督「いや、あの絶妙なアンバランスさは逆に癖になるというのも分かるが……」

↓2

463: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/23(金) 00:55:29.03 ID:tOOVXjs9O
天龍VS龍田の白兵戦を近くで観戦

512: >>511球磨しかみてませんでした 2016/10/01(土) 01:50:05.91 ID:H6QfoRUt0
―球磨型の部屋―

球磨「そういえば、なんでせ○とくんが人気クマ?」

多磨「え、あんなのが人気なのかにゃ」

北上「あー、それ聞いたことあるけど、半分ガセだよ」

球磨「そうなのかクマ?」

北上「えっと、たしか一部の子が気に入ってるのは本当だけど、そんな噂が流れたのはー……なんだっけ?」

大井「明石さんのお店に入荷されるからだったと思います」

北上「そうそう、それそれ」

球磨「あんなものを買う奴なんているんだクマね」

木曾「案外悪いもんでもないと思うけどな」

多磨「多磨はちょっとセンスを疑うにゃ……ん?」

513: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/01(土) 01:50:33.29 ID:H6QfoRUt0
―トレーニング場―

提督「試合?」

天龍「提督、強いんだろ。だったらやってみようぜ」

提督「そのネタは何年前にやったか……艦娘に勝てるほど強いわけないだろ」

天龍「でも武蔵さんたちは強いって」

提督「人間基準でだろ。そんなに試合したいなら、龍田とやってろ」

天龍「龍田と? そういや、あんまりやったことなかったような……」

提督「そういうわけで龍田ー、話聞いてただろ」

龍田「私は見ている方が好きなんですけど~」

天龍「えー、いいじゃん龍田。やってみようぜ」

龍田「……しょうがないわね。ちょっとだけよ」

天龍「やりい」

514: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/01(土) 01:51:03.52 ID:H6QfoRUt0
提督「そうと決まったら俺が審判するから。武器は竹刀で、相手に参ったって言わせたら勝ち」

天龍「よし、いいか龍田。普段はしてやられてるが、白兵戦でオレに勝てると思うなよ」

龍田「あらあら、それはどうかしら」

天龍「へっ、行くぞ龍田!」

龍田「うふふ、いつでもどうぞ」

天龍「おらぁ!!」シュッ

提督(さすがに言うだけあってかなり早い振りだな。それでかつ、鋭い一撃も併せ持っている。対する龍田は……)

龍田「天龍ちゃんったら、いきなり本気なのね~」

提督(余裕そうにかわしてるな。ただ、天龍は一見どころか普通に馬鹿だけど、戦闘に関する技術は持っている。つまり……)

天龍「ここだ!」シュッ

龍田「……!」ガンッ

天龍「どうした龍田、本気出さなきゃ何もできずにやられるぜ」

龍田「さすが天龍ちゃんね。相手の一瞬のスキを逃さないんだから」

515: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/01(土) 01:51:37.36 ID:H6QfoRUt0
提督(完全に隙をついたと思ったんだが、さすがにそれは龍田か。しかし、やはりこうした直接対決には天龍に分があるか)

龍田「じゃあ、こっちも本気を出そうかしら」ゴソゴソ

天龍「? 武器は竹刀のみだろ」

龍田「わかってるわ~。私が出すのは、こ・れ」

天龍「……? ……!」

提督「お、なんだその日記帳」

天龍「おいまて龍田! それはやめろ!」

龍田「天龍ちゃん、普通の白兵戦は剣道と違ってルールなんてないのよ」

天龍「まいった! まいったからやめてくれ!」

龍田「うふふ、じゃあ私の勝ちね~」

提督「汚い勝ち方だな……」

516: 今日も(ry 2016/10/01(土) 01:52:18.86 ID:H6QfoRUt0
―執務室―

提督「武器は竹刀なんだから、やっぱ反則負けだったかも」

提督「というより、なんで天龍の日記帳なんか持ち歩いているんだ」

下2

518: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/01(土) 01:54:06.92 ID:crMr1RSw0
入賞者にはご褒美ありのスポーツテストを実施(ご褒美は艦種毎に有り)

521: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 00:08:53.75 ID:rToeXx6+o
―公園―

提督「スポーツテストをするぞコラ!」

ザワザワ

提督「質問ある奴は挙手をしろ!」

吹雪「はい!」

提督「元気いいな。吹雪、質問を言ってみろ」

吹雪「スポーツテスト自体は前から知らされていたので良いんですけど……」

提督「どうした、遠慮なくいってみろ」

吹雪「そのー、ご褒美って書いてあったんですけど、どんなご褒美なんでしょうか?」

提督「ご褒美に跳び付くなんて、吹雪もがめついな」

吹雪「が、がめつい!? 皆さん気になってる事ですから、代表して聞いただけですよ!」

提督「そうかそうか。そういうことにしておこう」

吹雪(信じてるけど面白そうだからそう言っておく目だ……)

522: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 00:10:36.19 ID:rToeXx6+o
提督「そうだな、いろいろ考えたんだが、それぞれ好みがあるだろうから……俺が一つだけなんでも言う事聞いちゃう券だ」

『なんでも!!?』

提督「お、おう。なんだお前等、なんか怖いな……」

「デパートを買収してって言ったらしてくれる?」

提督「金額を考えろ! 出来ないことは叶えられません!」

「これから真面目に仕事してって言ったらしてくれるの?」

提督「そういうのは一日だけ」

「結婚してって言ったら!?」

提督「一日だけごっこ遊びしてやる。さっきから誰が言ったか分かりずらいからって、好き勝手言いすぎだろ!」

金剛「でもこれは燃えてきましたネー」

比叡「お姉さまは何をしてもらうつもりなんですか? まさか提督と……」

金剛「私の口調をオンリーワンにしてもらいマース」

霧島「そこまで気にしていたんですか……」

523: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 00:11:02.31 ID:rToeXx6+o
清霜「……うー」

夕雲「あら、どうしたの?」

清霜「戦艦のお姉さま方に勝てる気ががしないの」

夕雲「力じゃ私達じゃ遠く及ばないものね」

提督「お困りのようだが、心配には及ばない」

夕雲「提督ったら、淑女の会話を盗み聞き?」

提督「たまたま聞こえて来ただけだ。それで褒美だが、一応艦種ごとに分けられる。人数少ない所は別のと組み合わせられるが、お前等には関係ないだろう」

朝霜「へえ、んじゃあたいらにもチャンスはあるって訳か」

提督「比較的な。艦種ごとでも勝てそうにない奴はいるが……」

阿賀野「……? なぁに、提督さん。阿賀野に何か用?」

能代(阿賀野姉、工廠に篭ってる夕張さんやデスクワークの大淀さんより可能性が無いと思われてるんだ……)

矢矧(軽巡はよく運動している子も多いから、誰が勝つか分からないところはあるけれどね)

524: 今日も(ry 2016/10/02(日) 00:11:28.34 ID:rToeXx6+o
―執務室―

提督「結果は後で纏められるそうだ」

提督「内容としては……まあ、褒美の所為かいつもいじょうに真面目にやる奴が多い感じだったな」

↓2

526: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 00:14:08.71 ID:YoHBnNvf0
薄着で寒そうな娘の衣替えを

528: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/03(月) 02:15:03.66 ID:+WOQF/UN0
―母港―

提督「ふー、最近は寒くなってきたなー」

島風「わーい、島風がいっちばーん!」

天津風「はぁ……はぁ……なんでいきなりかけっこしようって話になったのよ……!」

島風「だって寒いでしょ?」

天津風「島風~!」

提督「そんなに寒いなら服を着ろ!」

島風「わあ! 提督、いたの?」

提督「いたよ! 島風、寒いと思うならなんでそんな服を着ている!」

島風「えっと……これしかないから?」

提督「貧乏か! ちょっとこっちにこい」

島風「お、おう」

天津風「……私は放置?」

529: >>528呼称ミス。島風は提督呼びです 2016/10/03(月) 02:17:30.50 ID:+WOQF/UN0
~~~~~~~~

提督「わかりやすくパーカーを勧めておいた。島風はちょっと嫌そうにしておいた」

雲龍「今日もいい天気」

提督「……」

雲龍「でも少し寒い……」

提督「なら服を着ろ!」

雲龍「提督、こんにちは」

提督「こんにちは。挨拶はいい、まずはその間違った服装を正してやろう」

雲龍「あいさつしてる……間違った服装ですか?」

提督「寒いって言ってるやつに限って露出多いんだよ! なぜだ!」

雲龍「服がないから?」

提督「嘘つけ! 島風はありそうだけどお前は絶対嘘だ! さあ、こっちにこい」

雲龍「強引ですね……」

530: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/03(月) 02:18:56.74 ID:+WOQF/UN0
~~~~~~~~

提督「適当にセーターをすすめておいた。雲龍はなぜか不思議そうった」」

まるゆ「はー、今日はきちんと潜れました」

提督「……」

まるゆ「でも、ちょっと肌寒いです」

提督「寒いなら服を着ろ!」

まるゆ「た、隊長!」

提督「そろいもそろってお前らは……冬なのに出かける短パン小僧並みに馬鹿だ!」

まるゆ「た、例えがよくわかりません……」

提督「こっちへこい、どうせ服がそれしかないんだろう」

まるゆ「いえ、さすがにまるゆにも服はありますよ!」

提督「……マジで?」

まるゆ「これしか服がない人はいないですよ。他の潜水艦の皆さんの方が、おしゃれですけど……」

提督「まるゆ、それをほかの奴にも聞かせてやりたかった」

まるゆ「?」

531: 今日も(ry 2016/10/03(月) 02:19:23.90 ID:+WOQF/UN0
―執務室―

提督「しょうがないのでコートをプレゼントした。初めてうれしそうな顔をされた」

提督「どうせならもっといいのを見繕いたかったが、部屋に女物なんてほとんど置いてないしな……」

下2

533: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/03(月) 02:20:17.26 ID:G4mvOklt0
金剛VSウォースパイトのゴルフ対決 アイオワ等も参戦

534: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/03(月) 21:51:24.88 ID:+WOQF/UN0
―廊下―

金剛「今日という今日は許しまセーン!」

ウォースパイト「その、何か気に障る事を申しましたか?」

金剛「天然を装えば許されると思うなデース!」

提督「またか……なんで一番仲良くなりそうな奴らが一番喧嘩しているんだ」

金剛「むむ、いくら提督でもこれだけは譲れないデース!」

提督「はいはい。……いっそあれだ、もう気がすむまで勝負しろ。そこから生まれる友情もあるだろう」

ウォースパイト「それでしたら、ゴルフをしませんか?」

金剛「ごるふ?」

提督「何でゴルフ」

ウォースパイト「大人の嗜みだって聞きましたけど」

提督「今やそんなものを嗜んでいるのは……ああいや、どうせ出所はアイオワだな」

ウォースパイト「分かるんですか」

提督「そこでアイコンタクトを取って来てるからな……」

535: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/03(月) 21:51:51.27 ID:+WOQF/UN0
―ゴルフ場―

金剛「絶対に負けませんからネー!」

ウォースパイト「はい、お手柔らかにお願いします」

提督「どっちが年上なのか分からなくなるな……」

アイオワ「でもこの二人、面白くてサイコーよ」

提督「そう思うのは傍観者だからで……アイオワ? なぜここに」

アイオワ「あら、わたしが来ちゃダメかしら?」

提督「駄目だろ」

アイオワ「ワオ、冗談一切なしね」

提督「当たり前だろ。どうせ廊下の出来事も一枚噛んでるんだろ」

アイオワ「それはどうかしらね?」

提督「はいはい。お、金剛が売ったみたいだな」


金剛「砂場に嵌まりましター……」

ウォースパイト「これは私がもらいましたかね」

金剛「一打で抜け出して見せますからネー!」

ウォースパイト「ふふ、では私も……」カンッ

ポチャ

金剛「見事なイケポチャデース」

ウォースパイト「か、艦娘ですから、水の中はホームですよ」

536: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/03(月) 21:53:40.02 ID:+WOQF/UN0

提督「……あれは仲良くなっているのか?」

アイオワ「パーフェクト!」

提督「傍から見ると面白いって点はパーフェクトだな」

アイオワ「さーて、私も打ってみようかしら」

提督「打てるのか?」

アイオワ「打つだけなら誰にでもできるでしょ?」

提督「ははは、それは確かに。どうせなら、足止めを喰らってる二人に目に物見せてやりな」

アイオワ「オーケイ」

カーン

カランッ

提督「おー、ホールインワン」

金剛「!? す、すごいですネー」

ウォースパイト「あれ、アイオワ? いつの間に来たのでしょうか……」

537: 今日も(ry 2016/10/03(月) 21:54:07.65 ID:+WOQF/UN0
―執務室―

提督「ゴルフで中を深める作戦は失敗ではないが、特に成功とも言えなかった」

提督「というより、アイオワが接待の背の字も無いから……」

↓2

491: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/27(火) 02:13:05.97 ID:3FU8oX3Q0
響、浦風、浦波と「ウラー」のみで意思疎通を図ってみる

541: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/05(水) 01:00:57.51 ID:ha6LAqBbo
提督「響さん響さん」

響「響きだよ。何かな?」

提督「ごにょごにょごにょ……」

響「なるほど、それは面白そうだ」

提督「じゃあ、響は通訳で」

響「まかせた」


―談話室―

響「やあ、何をしているんだい」

浦波「こんにちは」

浦風「ちいと料理についてのアドバイスをな。そっちこそ、二人でどうしたん?」

542: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/05(水) 01:01:31.83 ID:ha6LAqBbo
響「司令官とお話ししようと思ってね」

浦風「二人共仲ええのう」

響「何年もの付き合いだからね」

浦波「浦波はきたばかりだから、二人の絆は羨ましく思います」

浦風「なら、混ぜて貰えばええじゃろ」

浦波「混ぜて? いいんですか?」

響「私は構わないよ。ねえ、司令官」

提督「ウラー」

響「ほら、司令官もこう言ってる」

浦波「わ、分かるんですか!?」

浦風(またおかしなことをしとるのう)

543: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/05(水) 01:01:58.68 ID:ha6LAqBbo
提督「ウラー」

浦波「え?」

提督「ウラー」

浦波「えーと……」

提督「ウラー」

浦波「……あ、あのー」

浦風「こっちに助けを求めても、うちもさっぱりじゃけえ」

提督「ウラー」

浦風「だから分からん言うとろーが」

響「司令官は、絆は時間じゃない、質が大事って言ってるよ」

浦風「分かるん!?」

響「? 分からないの?」

浦風「分かる方がおかしいじゃろ……」

浦波「一応、フォローしてくれたって事ですよね?」

提督「ウラー」

浦波「ありがとうございます」

浦風「うちの方が古参のはずなのに、適応できとらんのんじゃけど……」

544: 今日も(ry 2016/10/05(水) 01:05:02.89 ID:ha6LAqBbo
―執務室―

提督「通訳頼むって言ったら本当に通訳できた響の方がおかしいんだよなぁ」

提督「俺が分かりやすいって事でもあるのかもしれないけど……」

↓2

546: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/05(水) 01:07:24.67 ID:z47rxF750
スポーツテストの入賞者達のご褒美に付き合う

548: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 00:31:00.34 ID:kpaT9YmHo
提督「この前のスポーツテストの結果が出た。集められた面子から察しているとは思うが、艦種別トップおめでとう」

大鳳「私が一番ですか。艦種別なら妥当ですかね」

武蔵「他が軟弱なだけかもしれんがな」

妙高「あら、もしかしたら僅差で一位だったかもしれませんよ?」

五十鈴「まあ、私の所は間違いなく接戦だったと思うけど……」

不知火「はあ、私が一番ですか……」

速吸「な、なんだか恐縮しちゃいますね」

提督「潜水艦はその他に入れて速吸が一番だ。大鳳もその他か悩んだが、二鶴が装甲にも改装できるから空母組だ」

速吸「なんだか申し訳ないですね……」

大鳳「……そういえば、軽空母の人たちはどうなんですか? ここに居ませんけど」

提督「店を優先するそうだ」

549: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 00:31:47.81 ID:kpaT9YmHo
不知火「ということは鳳翔さんですか……なかなか侮れません」

提督「どこも圧倒的というほど差はついてないけどな。大鳳は除く」

大鳳「人を脳筋みたいに言わないでください」

提督「とりあえず、何かしてほしい事があったら叶えてやるぞ。今すぐじゃなくても良いけどな」

武蔵「なら私は保留しておこう」

妙高「私も少し考えさせてください」

不知火「では、私もそうします」

五十鈴「私も何も考えてなかったし、時間を貰うわ」

速吸「すみません、私もそうさせてもらいます」

提督「なんだなんだ、皆して。残りは大鳳だけだが」

大鳳「皆さんがそうするなら、私もそうしましょうか」

提督「おいおい……しょうがないな、とりあえずは別に何か褒美出しておくか」

550: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 00:33:21.89 ID:kpaT9YmHo
妙高「ご褒美が二つになりますけど、いいんですか?」

提督「全員なにも無しっていうのもなんとなくな。それじゃあ……ほい、マフィン」

五十鈴「あなたにしては可愛らしい物が出て来たわね」

速吸「でも、たしかお菓子とか作るの好きだって聞いた事ありますよ」

提督「色々なやつには配ってるから。おまけみたいなものだ、受け取れ」

武蔵「私は甘い物が苦手なのだがな」

妙高「でも、これ美味しいですよ」

武蔵「む」

不知火「……間宮さんには劣りますけど、まあ……」

五十鈴「あら、本当に良い感じじゃない」

武蔵「…………ふん、悪くは無いじゃないか」

提督「武蔵からも好評価を得たなら上々だ。それじゃあ、なにか決まったら知らせてくれ」

速吸「あの、特になければ作り方を教えて貰うというのも良いですか?」

提督「気持ちはありがたいが、そういう褒美抜きでもしてやれることなら普通に頼んだ方が良いぞ」

大鳳「あれ、提督が優しいですね。尼にでもなるつもりですか」

提督「脳筋引きずってるのか……というか、尼じゃなくて僧だろう」

大鳳「あっ」

551: 今日も(ry 2016/10/06(木) 00:33:57.59 ID:kpaT9YmHo
~~~~~~~~

提督「ひとまずは何もないが、また何か無茶振りされるのかもしれないのか」

提督「……なんでもは言い過ぎた気がする」

↓2

552: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 00:34:48.34 ID:PMT4S6AFO
雷を肩車して鎮守府内の切れた電球交換の旅

555: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 23:31:32.08 ID:kpaT9YmH0
霞「そろそろ業者を呼ぶ時期かしらね」

提督「なぜだ? まだ老朽化もそこまでじゃないだろう」

霞「そっちじゃなくて、電気の方よ。蛍光灯も切れかかってるでしょ」

提督「そういえばそうか。工廠とかはどう頑張っても手が届かんしな……しかし、切れかかってるのは別だろう」

霞「この際だから一斉に取り換えるの。それとも、あんたが変えるの? この広い鎮守府の分」

提督「そうしようか」

霞「は?」

ガチャ

雷「しれいかーん! 何か手伝えることはないかしら?」

提督「タイミングいいな! よし、一緒に蛍光灯を変えに行くぞ!」

雷「任せて!」

霞「……自分で取り換えたところは後でまとめて報告しなさいよ」

556: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 23:31:59.52 ID:kpaT9YmH0
―廊下―

提督「さあて、この長い廊下、逐一脚立を立てて取り換えていくのは大変だぞ」

雷「そうね……あ、投げて取り付けるのはどう?」

提督「仮にそれができたとしても、取り外すのはどうする?」

雷「あっ。確かにそうね」

提督「だが着眼点は悪くないな」

雷「そう? 無理を言ったと思うんだけど……」

提督「いや、意外な案から別の案が生まれることは珍しくない」

雷「司令官が言うなら、そうなのね」

提督「二人で取り付けるのも……うーん、ダメだな」

雷「……司令官、いいこと思いついたわ!」

提督「お、なんだ?」

雷「私を肩車して取り付けていけばいいのよ!」

提督「……それだ!」

557: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 23:32:28.82 ID:kpaT9YmH0
~~~~~~~~

雷「司令官、もうちょっと前に動いてもらっていい?」

提督「ほいほい」

雷「よいしょ……」

提督「いやー、雷がいてくれて助かったよ」

雷「もっと頼ってもいいのよ!」

提督「今日は十分すぎるほどだ」

雷「これくらいじゃまだまだよ」

提督「頑張り屋さんだな。とりあえず今は、この長い廊下を終わらせることにするか……」

雷「そうね……」

558: 今日も(ry 2016/10/06(木) 23:33:27.84 ID:kpaT9YmH0
―執務室―

提督「できるところまでやった。といっても、そんなに量はないけど」

提督「そもそも最後の方は遊んでいたような気も……」

下2

560: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 23:37:24.47 ID:BE7rx73f0
赤城が投稿してるSSを秋雲がコミカライズ化して冬の祭りで売ろうと画策

561: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/08(土) 01:55:12.97 ID:zisIqF+60
秋雲「提督、冬にある例のイベントに参加してもいい?」

提督「経費では落ちんからな」

秋雲「わかってるって。よし、許可も得たし、続きの作業に入ろうかなー」

提督「あ、待て、ハード系のR18とかは出すなよ。責任問題になりかねん」

秋雲「どうして?」

提督「いや、なんか見た目的に……」

秋雲「えー、でも今更だよ?」

提督「いちいち今回許可を取りに来たっていうのが怖い。いつもは勝手に書いてるのに」

秋雲「今回に関しては、憂いなくちゃんと書きたいからね」

562: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/08(土) 01:56:03.19 ID:zisIqF+60
提督「そうなのか? それならいいが……ちなみに、どんなのだ?」

秋雲「んー、すごく面白い小説を見つけたから、許可をもらって書くことにしたの」

提督「ほうほう、して、内容は」

秋雲「これ見たほうが早いかも。ほい」

提督「どれどれ……ん……んんん?」

秋雲「どうかした?」

提督「いや、既視感が……というか、確実に見たことあるし……」

秋雲「ありゃ、秋雲が最初に見つけたわけじゃなかったのか。でも、面白いっしょ」

提督「ああ、この作品は大好きだ。俺も秋雲のやつを楽しみにしておくよ」

秋雲「おっけー! 楽しみにしててよ!」

提督(さて……)

563: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/08(土) 01:56:50.65 ID:zisIqF+60
― 一航戦の部屋 ―

赤城「え、秋雲さんが、ですか」

提督「そうだ、知ってて許可出したわけじゃないんだな」

赤城「はい。なんだか、身内に書いてもらうのって気恥ずかしいですね」

提督「作者だって伝える気はないのか?」

赤城「いえ、前にも言ったように、あんまり褒められるものだと思ってませんので」

提督「ふうん、秘密って約束したし、赤城がそういうならこっちからは何も言わないけど」

赤城「でも、うれしいですね、だれかが私の作品を書いてくれるのって」

提督「赤城……でも、実際に買いに行くなら姿見せなくちゃいけなくないか」

赤城「さ、作者だってばれなきゃ大丈夫ですよ!」

提督(赤城は抜けてるところもあるし、自分から墓穴を掘りそうなんだが……)

564: 今日も(ry 2016/10/08(土) 01:57:32.67 ID:zisIqF+60
―執務室―

提督「どのイベントかは知らないけど、楽しみにしておこう」

提督「同人から有名になったりして。なんて、そんなわけないか」

下2

566: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/08(土) 02:21:44.68 ID:cbw+hOp70
詳しそうな子達とキノコ狩りに出かける

567: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/09(日) 00:48:04.64 ID:AoATMdCZo
―山―

提督「本当にそこらの山にキノコなんて生えているのか」

鬼怒「キノコは生えてるよ。ほら、そこに小さな幹があるでしょ」

提督「木の子ってか」

鬼怒「あははは! 面白いでしょー!」

提督「はっはっは! 寒」

鬼怒「えっ」

球磨「で、何しに山に来たクマ」

提督「キノコ狩りだよ」

球磨「それは本気クマね」

鬼怒「提督がキノコ狩りって、なんだか●●な響きだね!」

提督「お前●●って意味知ってんのか」

鬼怒「知らない!」

提督「俺もだ!」

球磨「馬鹿やるだけなら帰るクマ」

568: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/09(日) 00:48:33.92 ID:AoATMdCZo
提督「待て待て、球磨だって可愛い妹達に美味しいキノコを食べてもらいたいと思わないか?」

球磨「それならデパートに行くクマ」

提督「分かってないな。自分で採取するから良いんだろ」

鬼怒「最初に採取した物なんて、最高だよね」

球磨「素人が山菜を取ったところで危ないだけクマ」

提督「だからこその球磨さんだ! ほら、名前だけに詳しそう」

球磨「リアルの熊と一緒にするなクマ」

鬼怒「提督、つまり鬼怒にも期待しているって事だね」

提督「いや、鬼怒はキノコとなんとなく語呂が似ているから連れてきた」

鬼怒「きしかあってないけど……いや、鬼怒、こ……きぬこ……はっ!」

提督「ふっ、似ているだろう」

鬼怒「確かに……これならきっと通用する!」

球磨「漫才をするなら舞台でやれクマ」

569: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/09(日) 00:49:20.23 ID:AoATMdCZo
~~~~~~~

提督「球磨ー、これは?」

球磨「それは止めておいた方が良いクマ。死にはしないけど、一日中嘔吐下痢が止まらなくなるクマ」

提督「それ死ぬんじゃ……」

鬼怒「これはどうなのー?」

球磨「美味しいらしいけど、強い幻覚作用があるクマ」

鬼怒「ならセーフだね」

球磨「アウトクマ」

提督「いやー、でも球磨さん意外と判別できるんだな」

球磨「このくらいは朝飯前クマ」

鬼怒「もうお昼すぎたよ?」

球磨「……」

鬼怒「無視された!?」

570: 今日も(ry 2016/10/09(日) 00:49:47.71 ID:AoATMdCZo
―執務室―

提督「でも、やっぱそんなに生えてないもんだ」

提督「食べれる物があっただけましということにしておこう」

↓2

572: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/09(日) 00:54:09.05 ID:wXAGVtee0
金剛VSウォースパイトのパーラメンタリーディベート

573: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 02:46:40.47 ID:XptjO41q0
―会議室―

提督「さーて、流石にそろそろ正面から言い合いをしてもらおうと思って、こういう場を用意した」

金剛「テートク……」

ウォースパイト「ディベート、ですよね。議題は貰いましたが」

提督「その議題を考えたらわかるだろ。別に本気でやれというわけじゃない。ただ、やっぱこういう席が一番確実と思ったんだ」

金剛「それで、口調を真似することは良いか悪いかって議題になるんですネー」

提督「うむ。それで、かなり簡易的ではあるが、パーラメンタリーディベートだ。結論はお前らが決める必要もない」

ウォースパイト「考えてますね」

提督「まあな。それで進行は青葉に任せる。いいな」

青葉「もちろんです! では、今より始めるので、口調について賛成側、お願いします!」

574: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 02:47:10.83 ID:XptjO41q0
金剛「……口調くらい真似しても、その人の本質がなくなるわけではありまセーン! 模倣したところでそれは贋作にすぎないのデスから、本人自体に悪影響はないデース」

提督(だったらそんなに怒らなきゃいいのに)

金剛「ですから、口調の模倣について問題はないと思いマース」

ウォースパイト「悪影響がないと断じられる根拠はなんなのでしょうか」

金剛「体験談デース」

ウォースパイト「なるほど」

青葉「では、反対側の意見です」

ウォースパイト「なににおいても、口調などはその人を構成する一部分です。表面上を真似されただけでアイデンティティはすぐに唯一のものではなくなります」

提督(うーん、一時期パクったとは思えない人の台詞だ)

ウォースパイト「また模倣したほうも、模倣された人のパクリやモノマネなどのように扱われ、とても推奨出来る行為ではありません。よって、私は反対です」

青葉「では、次は反対側の反論になります」
金剛「だったらパクるなデース!」

青葉「金剛さん?」

金剛「うぐ、な、なんでもないデース」

575: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 02:48:10.52 ID:XptjO41q0
ウォースパイト「本人に悪影響はないというのは本当にそうでしょうか?」

金剛「どういうことネー」

ウォースパイト「独特の口調であるほど、それは本人を表します。しかし、それを変なことに使われると、自分の口調を汚されたように感じませんか?」

金剛「……」

提督(あ、図星みたいな顔してる)

青葉「次が賛成側の反論です」

金剛「……口調に関してのアイデンティティといいましたが、本当に世の中に唯一の口調なんてありまセーン」

ウォースパイト「と、言いますと?」

金剛「大体の口調はすでに使われていマース。球磨のクマや私のデースもすでに使われていマース」

提督(それがわかっているのにキレるのか……)

金剛「それに、意見にあったようにパクリやモノマネに扱われるだけで本人のキャラには全く影響がないデース」

青葉「ほほう、問題を起こした人とは思えない意見ですね。……おっと、失礼。ざっと終わったので結論に入りたいと思います」

提督「あとは見ている人が結論付けるが……いや、お前ら自分でわかってるじゃん」

金剛「……はぁ、テートクには迷惑をかけっぱなしデース」

ウォースパイト「私はコンゴウと仲良くしたいと思っているんですよ」

金剛「最初からわかってたデース。……今後は、絶対にやめてくれたら、仲良くできると思いマース」

ウォースパイト「はい!」

提督(一件落着かな)

576: 今日も(ry 2016/10/10(月) 02:48:43.98 ID:XptjO41q0
―執務室―

提督「流石にそろそろ終わらせたかったし、うまくまとまってよかった」

提督「結論は反対側の勝ちで……まあ、金剛の心情からして妥当の結果か」

下2

578: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 03:00:58.63 ID:0MbWNR+PO
睦月如月と焼き芋

579: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/11(火) 01:21:02.34 ID:HgXE4Qmc0
―庭―

睦月「提督! 落ち葉集め終わりました!」

提督「でかした睦月! では早速芋を用意しよう!」

睦月「はい!」

如月「うふふ、二人とも元気ね」

提督「その台詞は年寄り臭いぞ……」

如月「と、年寄り……」

睦月「ああっ、如月ちゃんが落ち込んだ!」

提督「す、すまん」

如月「いえ……最近確かにお肌のお手入れも念入りにやってないし、そういう手抜きから生まれるのかしらね……」

睦月「如月ちゃんが遠くを見てる……」

提督「いや、如月はまだまだ若いからな。ほら、とある重巡を頭に思い浮かべてみろ、全然いけるだろ?」

如月「……そうですね、すみません司令官、取り乱して」

睦月(さりげなく如月ちゃんも失礼だにゃー)

580: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/11(火) 01:21:29.01 ID:HgXE4Qmc0
提督「さてと、焼き芋自体はもはや手慣れたもんだ」

睦月「にゃしし、提督はよく作ってるよね」

提督「そうだな。いや、なんかこの季節は焼き芋が異様に食べたくなって」

如月「ん……」

睦月「およ、どうかしたの?」

如月「その、ちょっと煤が……」

提督「気になるなら後ろに来い。ちょっとは防げるだろう」

如月「はい、ありがとうございます」ギュッ

提督「……別にくっつかなくてもいいんだぞ?」

如月「あら、でもこうしたほうが当たらないと思いませんか?」

提督「うーん……言われてみればそうか」

睦月「如月ちゃんは本当に提督のことが好きだね」

如月「好きって……え、と……え、ええ」

睦月「恥ずかしがってる如月ちゃん可愛いにゃー! ぎゅー!」

如月「む、睦月、苦しい……」

提督「ははは、いいじゃないか。今日は寒い、焼き芋ができるまでくっついて温まろうじゃないか」

如月「司令官まで……」

睦月「にゃー、如月ちゃんと提督暖か~い」

581: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/11(火) 01:21:56.60 ID:HgXE4Qmc0
~~~~~~~~

提督「そろそろ焼き芋ができるぞ」

睦月「暖かくて離れたくないにゃしぃ……」

提督「猫みたいだな。それじゃあ、如月も離れられないし、俺がとるか」

如月「すみません、司令官」

提督「寒いからな、仕方ないさ。でも、きっとこれで温まるぞ。ほれ」

如月「本当です……はい、睦月、半分こ」

睦月「ありがと如月ちゃん。はむ……はぅー、美味しい~」

如月「ええ、とても甘くて、美味しい」

提督「今日のはいい芋が手に入ったからな。だからこそ呼んだんだが……ん、確かに一段とうまい」

睦月「これは三人で食べてるから美味しいのかもしれませんよー」

提督「なるほど、それはあるな。二人と食べてると、なんでも美味しく感じられそうだ」

睦月「だって、如月ちゃん、えへへ」

如月「ふふ、司令官、これからも遠慮なく私たち二人を呼んでくださいね」

582: 今日も(ry 2016/10/11(火) 01:22:43.70 ID:HgXE4Qmc0
―執務室―

提督「なんか今回の焼き芋はすごく暖かかった」

提督「こういう日常はいいものだ。たまにははっちゃけたいけど」

下2

584: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/11(火) 01:27:36.50 ID:7nsyUH/u0
那珂ちゃんが鎮守府にいる子を全員覚えてるか抜き打ちテスト

586: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/12(水) 00:01:37.43 ID:Z340HKXc0
提督「那珂ちゃん那珂ちゃん」

那珂「なあに?」

提督「那珂ちゃんはファンの皆を大事にしているよな」

那珂「もちろん!」

提督「じゃあさ、うちの鎮守府のメンバーを全員言えるか?」

那珂「……も、もちろん!」

提督「うんうん、流石アイドルの鏡だ」

那珂「でしょ! アイドルとしての意識なら、だれにも負けないよ!」

提督「じゃあ言ってみて」

那珂「……う、うん?」

587: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/12(水) 00:02:03.31 ID:Z340HKXc0
提督「覚えてるんでしょ? じゃあ、言ってみてくれない」

那珂「あ、あー、那珂ちゃん用事を思い出しちゃったー」

提督「さっき神通から那珂ちゃんはいま暇してるってお墨付きをもらったぞ」

那珂「きゅ、急用なんだよ」

提督「あと一時間後に出撃だぞ。今急用入れたらダメだろ」

那珂「ね、狙った?」

提督「さあて、何のことかわからんな」

那珂「意地悪! もう、那珂ちゃん知らない」

提督「おっと、どさくさに紛れて逃げるのは許さんぞ」

那珂「……うう」

588: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/12(水) 00:02:29.76 ID:Z340HKXc0
提督「さあて、まずは戦艦からだ」

那珂「敬称はなくていいよね?」

提督「それくらいはな」

那珂「大和、武蔵、金剛、比叡、榛名、霧島……ビスマルク…………長門、陸奥…………」

提督「……航空戦艦も入れろよ?」

那珂「……伊勢、日向…………ま、まだいる?」

提督「ええ……」

那珂「ま、まって! 那珂ちゃんはファンを大事にしてるんだから!」

提督(ウォースパイトはまだ仕方ないにしても、扶桑と山城を忘れるのはかわいそうではないだろうか……)

那珂「……あっ、思い出した!」

提督「ほう、では誰だ?」

那珂「加賀!」

提督「うちにいる加賀は空母だ」

589: 今日も(ry 2016/10/12(水) 00:03:31.20 ID:Z340HKXc0
~~~~~~~~

提督「厳密にはファンじゃないとはいえ、戦艦すらいえないのはまずいだろう……」

提督「今後の那珂ちゃんアイドル活動が心配である」

下2

527: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 00:36:25.58 ID:NEESQjqV0
親潮&子日と親子丼を楽しむ

593: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/13(木) 00:49:09.56 ID:6cBtVcXA0
―提督私室―

提督「もう少し待ってろよ。そろそろできるから」

親潮「は、はい」

子日「そんなに緊張しなくてもいいんだよ?」

親潮「そ、そういわれましても、部屋に御呼ばれしたのは初めてのことでして……」

子日「子日だってそうだよ」

親潮「そうなんですか? それにしても、ずいぶん慣れているようですけど」

子日「そりゃあ、今日は子日だからね!」

親潮「そ、そうなんですか?」

提督「いや、日の干支でみても子日じゃないんだが」

親潮「子日さん、今日は子日ではないみたいですが」

子日「日の干支?」

親潮「知らないんですか……」

594: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/13(木) 00:49:37.63 ID:6cBtVcXA0
提督「子日は子日の口癖でもあるからな」

子日「子日にとって、毎日が子日だからね!」

親潮「ゲシュタルト崩壊しそうですね……」

提督「さて、それはともかく親子丼ができたぞ」

親潮「あ、ありがとうございます」

子日「美味しそうだね。食べていいの?」

提督「そのために用意したんだからな」

親潮「その、何か裏があるわけではないですよね?」

提督「失礼な奴だな」

親潮「すみません。姉妹からよく警戒を怠るなといわれていて……」

提督「ハラスメント上司じゃないんだから……ああ、でも言いそうな奴は特定できるわ」

親潮「そうですよね。司令が深くものを考えてるなんてありませんよね!」

提督「そうそう。……ん? それってフォローになっているのか」

595: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/13(木) 00:50:25.49 ID:6cBtVcXA0
子日「もう、細かいことはいいんだよ! 今日が子日じゃなくても子日だってことくらいにはね!」

提督「子日じゃなかったら子日ってことにはならんだろ」

親潮「ふふ……あれ、それで元々の話はなんでしたか」

子日「親子丼美味しいってことじゃなかったっけ」

親潮「そうでしたか? ……ああ、でも本当に美味しいですね」

子日「うんうん、このふんわり卵に柔らかくて味がしっかりしている鶏肉。さらに白米もふっくら炊き上げていて、卵と鶏肉を優しく支えているかのような……まさに子日だね!」

親潮「途中までしっかりしていたのに、最後で一気に伝わりにくくなりましたね」

提督「いや、子日にとって子日という言葉は最上級の褒め言葉だ。ありがたく受け取っておこう」

親潮「は、はあ……ところで、どうして親潮たちに親子丼を?」

提督「簡単なことだ。親潮、子日。さあ、頭の文字を取ると」

親潮「親……子?」

子日「あはは、提督おもしろーい!」

提督「そうだろうそうだろう」

親潮「なんとなく、みんなの言っていたことが分かりました」

596: 今日も(ry 2016/10/13(木) 00:50:54.33 ID:6cBtVcXA0
―執務室―

提督「なんだか思い返してみると無駄会話ばかりのような……」

提督「まあいっか。そんなものだろう」

下2

598: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/13(木) 00:54:45.48 ID:KaG9MlST0
名前が「も」で終わる娘を厚着させてもふもふした状態にする

599: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/14(金) 01:35:48.36 ID:wdKlzWbT0
『必殺、仕事人!』ダダダダン

提督「なに、依頼?」

A「はい。どうやら季節が変わるというのに皆さん衣替えも行わない様子。これにはさすがのあお……私も我慢の限界が来ました」

提督「なるほど……いくら出せる」

A「チュッ○チャップスをこのくらい」

提督「足りんな。両手だ」

A「わ、わかりました!」

『そうして依頼を請け負った提督。しかし、その依頼はとても簡単なものではなかった』

叢雲「何そのカンペ。は? 簀巻き?」

提督「叢雲か……だが、こちとらプロ、このくらいなんでもないさ」

叢雲「いや、意味わかんないし――」

『――十分後、そこには簀巻きにされた叢雲さんの姿があった――』<オボエテナサイヨー!

600: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/14(金) 01:36:25.81 ID:wdKlzWbT0
『次に現れたのは朝雲山雲姉妹。二人の連携に、さしもの提督も容易にはいかなかった』

提督「グハァ!」

朝雲「なんでいきなり倒れたの!?」

山雲「あら~、カメラ~?」

提督「ふっ、ずいぶん余裕そうだな。だが、その一瞬の油断が命取りになる」

朝雲「いや意味が分からないし、一瞬どころか別に警戒してすらいないけど……えっ」

山雲「朝雲姉~、冬の雪山に上る格好はさすがに厚いと思うの~」

朝雲「警戒していないとはいえ、どうやってこんな服を一瞬で……山雲まで!?」

山雲「あら?」

初霜「提督……あれ、なんだか急に動きづらくなったような……」

『その動きは二人と援軍一人をも容易に打ち砕いた』

601: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/14(金) 01:37:20.25 ID:wdKlzWbT0
提督「次は夕雲姉妹か……」

夕雲「何かの撮影ですか? あら、カンペ……」

巻雲「きょうてきを、えんしゅつ……ですか? そのあと着ぐるみを着る……」

風雲「意味がさっぱり分からないんだけど、付き合った方がいいの?」

朝霜「特段珍しいことじゃないからな……」

早霜「私は付き合う……」

清霜「戦艦の着ぐるみもある! 私はこれね!」 

『次々来る強敵相手に奥義を使わなければならない状況、そんな状態が長く続くはずもなかった』

提督「くっ、ここまでか……」

秋雲「一枚書けばいいの? 最後の一枚絵にするんだ、わかった」

『ついに力尽きる提督。はたして彼は、最後の一人をもふもふ状態にすることができるのか――!』

―談話室―

提督「ってのを作った。予告編視聴、協力をありがとう」

叢雲(あまりにくだらなすぎて、罵倒の言葉すら出ないのだけど)

朝雲(どこで公開するつもりなのかしら……駄作にしかならなそうなのに)

夕雲(自分用の映画かしら。今度見せてもらえないか聞いてみましょう)

602: 今日も(ry 2016/10/14(金) 01:37:46.41 ID:wdKlzWbT0
―執務室―

提督「むらくもふもふとか言いたかったけど、言える場面が作れなかったのが唯一の悔いか」

提督「ちなみに自分でもなんでこんなの作ったかよくわかっていない。なんとなくやりたくなった」

下2

597: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/13(木) 00:54:28.24 ID:WEJ42WnDO
北上のほっぺぷにぷに
大井がつっかかってきたら大井のほっぺぷにぷにする

605: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/15(土) 00:03:21.46 ID:wWskzX46o
―球磨型の部屋―

提督「へいへーい、相手してくれよー」

北上「えー、めんどう……」

提督「いいじゃんいいじゃん、ほれほれー、ぷにぷにー」プニプニ

北上「やめろって……」

提督「ほれほれー」プニプニ

北上「うざー……」

提督「相手してくれるまでやめないぞー」プニプニ

北上「あ゛ー……」

606: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/15(土) 00:03:54.72 ID:wWskzX46o
ガチャ

大井「きったがっみさーん! 今日は何と……」

提督「あ」

北上「大井っち?」

大井「あああ、あなたは何をしているんですか!!」

提督「ぐへぇ、面倒なことになった……助けて北上」

北上「自業自得じゃないかなー」

大井「北上さんのほっぺを触るなんて、万死に値します」

提督「そこまで!?」

大井「ココロの準備はいいですか……?」

提督「北上っち北上っち、なんとか策を!」

北上「しょうがないなぁ……ゴニョゴニョ」

提督「ナイスだ北上!」

607: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/15(土) 00:04:26.45 ID:wWskzX46o
大井「提督、北上さんと二人で内緒話も絶対に許しません!」

提督「……! 今だ!」ガバッ

大井「きゃっ! な、なんですか!」

提督「ぷにぷにー」プニプニ

大井「んんっ! や、やめてくだひゃい!」

提督「へっへっへ、このままぷに殺してやるぜ」プニプニ

大井「……! ふっ!」ゴッ

提督「ぐふっ」

北上「おー、膝蹴りが綺麗に入ったね」

大井「はぁ……はぁ……次やったら、へし折りますから……!」

提督「へ、へい」

608: 今日も(ry 2016/10/15(土) 00:04:52.18 ID:wWskzX46o
―執務室―

提督「くそ、予想通りだったが北上のほっぺたが柔らかかったではないか!」

提督「大井は……むしろあれで済んだのが幸運というべきか」

下2

610: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/15(土) 00:07:16.67 ID:OvGvQb9n0
大人組と協力してハロウィンのジャックオランタンを作成や飾りつけ

611: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 01:43:37.44 ID:qaaEV6ky0
―会議室―

提督「さて、みんなの集まってもらったのは他でもない、ハロウィンの準備のためだ」

大和「それはまた、大変ですね」

長門「大変というより、なぜそれくらいで会議室に呼んだのだ」

提督「それくらいとは言うがな、それなりの人数で集まれてかつ物を置きっぱなしにできるところは数少ないのだよ」

長門「ふうむ、確かにそういう条件であればここが適しているのか」

陸奥「普段は使わないものね」

武蔵「しかし、ただ遊ぶためなら私は戻らせてもらうぞ」

提督「武蔵だって関係ない話じゃないぞ」

武蔵「どういう意味だ」

612: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 01:44:54.62 ID:qaaEV6ky0
提督「おそらく今年も何人かの子がお菓子をもらいに回るだろう。その時に何の準備をしていなければ、落胆されるかもしれないぞ」

武蔵「落胆か……大和が準備をして私がしないのも変な話か。いいだろう、付き合おう」

ウォースパイト「日本のハロウィンは何をするんですか?」

提督「そもそも日本ではあまりハロウィンはやらないことが多い」

ウォースパイト「そうなんですか?」

ローマ「一般家庭では何もしないことが多いみたい」

提督「だが、一応我が鎮守府ではハロウィンはきちんと行う。そのために……」ドン

大和「大きいかぼちゃですね……」

提督「ああ、間宮と鳳翔からもらった。中身はくりぬいてあるから、その工程は必要ない」

長門「つまり、何をすればいいんだ?」

提督「このかぼちゃに穴をあけたいと思う」

613: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 01:45:31.28 ID:qaaEV6ky0
陸奥「かぼちゃって固いのに、よくこんなにきれいに切り抜けたわね」

提督「これがプロのなせる業ってやつだな」

大和「さて、何か注意とかありますか?」

提督「とくにはないけど、強いて言うならあんまり無理矢理穴をあけようとしないように」

大和「でも、穴空けないとだめなのでは……」

提督「最悪穴はなくても何とかなるが、ケガだけは勘弁だからな。この後は装飾も考えたいし、時間が足りなければ途中でもいいから」

大和「はい」

ローマ「……ところで、これはどういった理由で集めたんですか?」

提督「聞き分けのいい大人組だから」

ローマ(つまり、ここにはいない何人かは……)

614: 今日も(ry 2016/10/16(日) 01:49:11.02 ID:qaaEV6ky0
―執務室―

提督「スプーンで無理矢理開けようとして飛んでくるのはお約束」

提督「でも、自分で作るのもひとしおだし、このままやってもらうか」

下2

592: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/12(水) 02:27:48.29 ID:/mGLhQEJ0
単艦で演習に挑む暁を他の第六駆逐隊と共に影でバレないようにサポートする

617: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/17(月) 01:18:26.94 ID:4ll5NTFu0
提督「ははは、ほれほれー」ナデナデ

暁「頭をなでなでしないでったら!」

提督「でもいい子には褒めてあげなきゃ」

暁「子ども扱いしないで! 私は一人前のレディーなんだから」

提督「ホントかなぁ」

暁「私だって一人でできるんだから!」

提督「ふむふむ、ではこうしようか」

暁「……え?」

618: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/17(月) 01:20:51.41 ID:4ll5NTFu0
―演習場―

長門「ふむ、今日の相手は一人だけか?」

龍驤「どちらかといえば、向こうの演習って感じやなぁ」

26「い、いいんでしょうか?」

長門「提督も何か考えがあるのだろう」

龍驤(それはないと思うで)


暁「……あ、あの、司令官? さすがの私でも、一人で三人は無理だと思うんだけど」

提督『ははは、さっきは余裕って言ったじゃないか』

暁「まさか本当にするとは思わなかったし……」

提督『仕掛けは説明しただろ。うまく使えば最後まで無事でいられるから。きっとその姿は大人の風格を醸し出してくれるぞ!』

暁「大人の……えと、それはいいなって暁も思うけど、やっぱり……」

提督『おっと、そろそろ開始だな。じゃあがんばれよ』

暁「あっ、しれ……! ……ど、どうしよ……」

619: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/17(月) 01:21:20.46 ID:4ll5NTFu0
―少し離れた場所―

提督「というわけで、せめて無傷で終わらせてやろうと思う」

響「司令官もなかなかあくどいね」

電「最低なのです」

提督「いやぁ、あんなこと言われるとついからかってやりたくて」

雷「か、からかいで済むのかしら」

提督「そのために、三人に頑張ってもらおうと思って」

電「できると思っているのですか?」

響「……司令官のことだから、何か策があるね」

提督「実は演習場に機雷を撒いておいた。こいつを遠隔操作してうまく難を逃れさせようと思っている」

雷「それって大丈夫なの?」

提督「許可は取っている。遠隔操作ってところは黙っているが……とにかく、電には装置の方を渡すから三人で戦場の様子を見ながらうまく起爆させていくんだ」

電「なんで電なのですか」

提督「え、いや、なんとなく」

電「……」

雷「あっ、ほら、始まるわよ!」

620: 今日も(ry 2016/10/17(月) 01:21:50.95 ID:4ll5NTFu0
―執務室―

提督「演習場がどっかんどっかんしていく状況はなかなか見ごたえがあった」

提督「でも、本当に無傷で終わらせられるとは思わなかった。爆破タイミングが完璧すぎたな」

下2

615: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 01:53:02.31 ID:/tHPfo2vO
寝ている雲龍にイタズラ

623: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/17(月) 23:53:23.85 ID:4ll5NTFuo
―雲龍型の部屋―

提督「(おはようございまーす。今日は雲龍型に寝起きドッキリを敢行したいと思いまーす)」

雲龍「zzz……」

提督「うむ、雲龍は寝ている……が、他の二人がいないな」

提督(そういえば、今日は朝早くから演習場が騒がしかったな。練習でもしてるのかも)

提督「そういうことなら仕方ないか。さーて、どうしてやろうかな」

雲龍「zzz……」

提督「……しかし、こんなに独り言をしてるのに起きる気配が無いな。じゃあ、まずは王道である額に肉の字を書くか」キュキュッ

雲龍「zzz……」肉

提督「……本当に起きなかったらそれはそれで面白くないな。次は鼻ティッシュでもしてやろう」

雲龍「zzz……」肉:鼻ティッシュ

624: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/17(月) 23:54:32.33 ID:4ll5NTFuo
提督「やばい、反応無くて超つまらん。しょうがない、耳に息を吹き込んで反応を見るか。ふっ」

雲龍「んんっ……」肉:鼻ティッシュ

提督「お、ようやく反応をみせてくれたな」

雲龍「んー……zzz」

提督「反応はあったけどまだ起きないか。最終的には死者の目覚めをするからいいとして、次は何をしようか」

雲龍「うーん……提督……」

提督「俺を呼ぶって、どんな夢を見ているんだ。……そうだ、耳元で囁いてみるか」

雲龍「……」

提督「雲龍……雲龍……」

雲龍「ん……」

提督「雲龍……聞こえますか……ついに魔王が目覚めたのです……」

雲龍「ぅ~……魔王……」

625: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/17(月) 23:54:59.49 ID:4ll5NTFuo
提督「魔王を倒すためには貴女の持つクラウドドラゴンソードが必要なのです……」

雲龍「クラウド……長い……」

提督「さあ、雲龍よ、今こそ出陣の時……」

天城「何しているんですか?」

提督「あ、天城! どっからみてた?」

天城「雲龍って言ってた辺りでしょうか」

提督「なんという恥ずかしい事を……!」

天城「慣れてますから気にしなくて良いですよ」

提督「そうか、それなら良かった……いいのか?」

天城「姉様も起きてますよね。ふふ、二人共仲が良くてうらやましいです」

提督「え、起きてる?」

雲龍「天城、ばらさないで欲しかった」

提督「ほげー! 何処から起きてた!?」

雲龍「耳に息をかけられたら誰だって起きます」

提督「な、なんという……くっ、今回は失敗だ!」

天城(よくわかりませんけど、悪戯し返されたって事ですかね。姉様の顔からしても……)

626: 今日も(ry 2016/10/17(月) 23:55:33.88 ID:4ll5NTFuo
―執務室―

提督「逆イタズラってやつをくらってしまったか。まだまだ詰めが甘い」

提督「次があればもっと注意をしておこう」

↓2

628: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/18(火) 00:00:17.97 ID:3C3WWav40
大鳳と遊ぶ

629: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/19(水) 03:44:20.83 ID:b+uVtci90
―大鳳の部屋―

提督「大鳳、遊ぼうか」

大鳳「私の部屋に来る時はいつも唐突ですね」

提督「大鳳携帯もってても見ないだろ?」

大鳳「それをいわれると……確かにそうとしかいえませんけど」

提督「だろう。持ってるやつにもわざわざ連絡なんて入れたことないけどな」

大鳳「提督は本当に勢いだけですね」

提督「照れるなぁ。でも、大鳳だって同じようなものだぞ」

大鳳「褒めたつもりないんですけど。……分かってて返しましたね!」

630: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/19(水) 03:44:49.82 ID:b+uVtci90
提督「遊ぶにしてもゲームはあまり趣味じゃないだろ」

大鳳「付き合い程度にはやりますし、苦手じゃないですけど」

提督「前にやったことあるしな。でだ、そんな大鳳のことも考えて、とてもエキサイティングな遊びを持ってきた」

大鳳「エキサイティング?」

提督「バト○ドォーム!」

大鳳「え、なんですかこれ」

提督「エキサイティンできるゲームだ」

大鳳「全然わからないんですけど……ほかにはないんですか」

提督「じゃあ……ジェンガ?」

大鳳「それはしばらくはいいです」

提督(あ、なんかトラウマになってる)

631: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/19(水) 03:45:52.57 ID:b+uVtci90
―庭―

大鳳「やはり遊ぶなら外に出るべきです」

提督「大鳳ならそうなるだろうと思った。だから、コーフボール、カバディ、インディアカ、ペタンク、ハイアライ好きなのを選べ」

大鳳「なんでマイナーなスポーツしかないんですか!?」

提督「全部知ってる大鳳もなかなかだな」

大鳳「詳しいルールとかは全然ですけどね!」

提督「二人だしどうせまともなルールじゃできないものもあるけど、どれがいい?」

大鳳「え、本当に選ぶんですか……では、ハイアライで」

提督「高速球技だな。ふっふっふ、この俺の弾を見切れるかな」

大鳳「そういうゲームでは……いえ、そういうゲームでしたね。いいでしょう、艦娘として、身体能力じゃ負けられませんから」

提督「こっちにだって上司の意地があるのだ。行くぞ――!」

632: 今日も(ry 2016/10/19(水) 03:46:29.75 ID:b+uVtci90
―執務室―

提督「あれから庭の木をなぎ倒してしまったので急いで解散した」

提督「倒れた木は適当な資源にしておこう。多分ばれてない。うん、多分」

下2

634: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/19(水) 03:56:04.07 ID:qGI9xP7V0
那珂ちゃんとうさぎつながりの艦娘達を連れてなか卯へ

636: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/20(木) 00:57:23.11 ID:LVVm7wTc0
―なか卯―

提督「なか卯に来たぞ」

叢雲「これが牛丼チェーン店の一つね。始めてきたわ」

漣「違う、違うのだよ。なか卯は親子丼とうどんの店なのだよ」

叢雲「そうなの?」

潮「ど、どうなんだろう……」

提督「牛丼三店舗と比べられることはまずないな。親子丼の店だし」

叢雲「ああ、あんたも同じ評価なんだ」

巻雲「でも美味しそうですよ? カツカレーとか」

提督「カツは……そもそも揚げ物が当たり外れあるイメージだな……」

637: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/20(木) 00:57:49.57 ID:LVVm7wTc0
島風「お腹すいた、何でもいいから早く食べたいー」

提督「それじゃあ、食券買って頼むとしようか」

那珂「それで、那珂ちゃんを連れてきた意味は?」

提督「アイドルだって食レポする機会があるかもしれないだろ。その時の練習さ」

那珂「そっか! よーし、那珂ちゃん頑張っちゃうぞー!」

提督(ちょろい)

卯月「……」

漣「あり? うーちゃん大人しいね」

卯月「食券に何とか細工ができないか考えてるぴょん」

叢雲「やめなさい」

638: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/20(木) 00:58:15.26 ID:LVVm7wTc0
~~~~~~~~

提督「うん、これがなか卯の親子丼だな」

叢雲「確かに美味しいわね。親子丼の卵って結構難しいものなのに」

巻雲「でも鎮守府で食べる親子丼の方がおいしいですー」

漣「プロと比べたら酷ってものよ」

潮「私はおいしいと思います」

提督「それなりに評価は高いか……では那珂ちゃん、美味しいからさらにグレードアップした評価をどうぞ」

那珂「え、えーっと……た、卵のぷるぷる感とか、まさに那珂ちゃんのほっぺたみたい」

島風「一点」

提督「流石島風、早い採点だ」

那珂「那珂ちゃんの感想そんなにひどかった!?」

卯月(なか卯……うーちゃんの漢字が入っていて、とても他人事とは思えないぴょん!)

639: 今日も(ry 2016/10/20(木) 00:59:08.85 ID:LVVm7wTc0
―執務室―

提督「今回は唐揚げとかはあたりだったかな。みんなそれなりに喜んでくれたようでよかった」

提督「しかし、誰も那珂ちゃんとうさぎ関連でなか卯!みたいなことを言うやつがいなかったな……ギャグとしては失敗か」

下2

641: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/20(木) 01:02:57.43 ID:XjX5b5540
瑞鳳と一緒に卵焼きを作って瑞鳳・祥鳳と3人で遠足に行こう

644: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 01:23:37.08 ID:GQh7wkTRo
提督「今日もいい天気だ」

祥鳳「そうですね」

提督「こんな日は外にピクニックに行きたいと思わないか」

祥鳳「それは良い考えですね。こんな日に外に出ないのはもったいないですから」

提督「祥鳳もそう思ってくれるか! よし、ならばさっそく準備をしよう! 瑞鳳、台所を貸してくれ」

瑞鳳「は、はい、いいですけど、どうするつもりなんですか?」

提督「ピクニックと言えばお弁当だろう! そうだ、瑞鳳も手伝ってくれ」

瑞鳳「いいの?」

提督「もちろん。瑞鳳の卵焼きも期待してるぞ」

瑞鳳「はい!」

645: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 01:24:02.63 ID:GQh7wkTRo
―公園―

提督「うーん、外で食べるご飯は格別だ」

祥鳳「食堂とはまた違った感覚が味わえますよね」

瑞鳳「風も丁度良い……なんだか時間がゆっくり流れているみたい」

提督「瑞鳳よ、ポエマーにでもなったか?」

瑞鳳「い、いいじゃないですか。そう思ったんだから」

提督「ははは、それもそうだ。おっと、そういえばお茶を持ってくるのを忘れていた」

祥鳳「ちゃんと用意をしていますよ。はい、どうぞ」

提督「おお、悪いな。ずず……うん、この程よい熱さ、気が利いているな。祥鳳はいい嫁さんになれそうだ」

祥鳳「そんな、お嫁さんだなんて……」

646: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 01:24:40.76 ID:GQh7wkTRo
瑞鳳「むぅ、ねえねえ、私の卵焼きは食べてくれました?」

提督「もったいないからと残していたよ。そうだな、いただくとするか」

瑞鳳「それなら……あ、あーん」

提督「……外でやってて恥ずかしくないのか?」

瑞鳳「どうしてこういうときだけ冷静なんですか!」

提督「はっはっは、こっちは気にしないからいただくよ。パクッ」

瑞鳳(それはそれでちょっと複雑な気分……)

提督「……いや、相変わらず卵焼きにおいて右に出る者は居ないな」

瑞鳳「そ、それなら、私も良いお嫁さんになれると思いますか?」

提督「もちろん。スピーチは任せておけ!」

瑞鳳(それってどっちの意味? ……とは聞けない……)

祥鳳(あら、瑞鳳ったら)

647: 今日も(ry 2016/10/21(金) 01:25:06.50 ID:GQh7wkTRo
―執務室―

提督「三人で出かけたのはほとんどないけど、周りからどう見られていたんだろうかね。似てない兄妹、なんて」

提督「そろそろ寒くなってきたし、ピクニックをするには最後のチャンスだったかな」

↓2

649: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 01:28:20.42 ID:ZC36cJul0
川内と夜戦

650: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 22:58:33.53 ID:GQh7wkTR0
―鎮守府近海・夜―

提督「そんなわけで、突然だけど敵影があったとのことだ」

川内「いやー、ひさびさの夜戦だね。わくわくしてきた!」

提督「おや、川内は毎日夜戦に出かけていたと思うのだけど」

川内「提督との夜戦は、だね」

提督「なるほど、そういわれてみれば久々か。なら、ここいらでちょっくら暴れるとするか」

川内「うん!」


神通「またあの二人は……」

那珂「ふわぁ……那珂ちゃんおねむ中だったのに~」

神通「……那珂ちゃん、装備は?」

那珂「……あっ」

651: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 23:01:45.23 ID:GQh7wkTR0
川内「それで、敵はどっちの方角にいるのかな」

提督「どっちというより、目撃証言はこのあたりだ。そう遠くには言ってないと思うが……」


カ級「今年はアサリがいっぱいとれた~」


提督「発見!」

川内「相手は潜水艦……不足はないね!」

提督「まて川内、相手は潜水艦だ、まずは作戦を立てよう」

川内「作戦?」

提督「ああ、前はハマグリしか持ってなかったから戦闘に入ったが、今回はそうとは限らないだろう」

川内「確かに……だったらどうするの?」

提督「左右から囲んで、包囲だ!」

川内「さすがだね提督!」


神通「それは包囲とは言いませんから! しかも内容も作戦とすら呼べない代物ですよ!?」

那珂(こんな時間なのにみんな元気だねー)

652: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 23:02:16.72 ID:GQh7wkTR0
提督「よーし行くぞー!」

川内「おー!」

カ級「アッサリーアッサリー♪ ……だ、誰か近づいてる!?」

提督「もう遅い! くらえ、モンゴリアンチョップ!」

カ級「ひえー」
神通「提督!!」

提督「じ、神通!」

川内「神通……もしかして夜戦に行きたかった?」

神通「二人だと心配だからある意味そうだけど! とにかく、また前みたいなことは――!」

カ級「えっと、今回は一応装備してるよ?」

神通「……では、会敵からやり直しましょうか」

カ級「今日はアサリも食べたいから帰らせてほしいんだけど……」

川内「じゃあ、今回も演習で満足しよっか」

提督「だな」

那珂(なんかおかしい! 大本営が見たら絶対に軍法会議物の光景だよ!)

653: 今日も(ry 2016/10/21(金) 23:02:45.26 ID:GQh7wkTR0
―執務室―

提督「演習楽しかった」

提督「でも夜戦独特の雰囲気はやはりいい。川内がやめられない理由もわかる」

下2

642: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/20(木) 01:03:08.60 ID:A7/8Xf5p0
お騒がせ組と鎮守府中にハロウィンようのホラーな仕掛けを増設しまくる

658: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:05:02.09 ID:GSgHlHKho
―会議室―

提督「さて、ハロウィン会議第二段だ」

アイオワ「へえ、裏ではこんなものを用意してたのね。私も呼んでくれたらよかったのに」

卯月「こんな楽しそうなことを独り占めはずるいぴょん!」

提督「まあまあ、適材適所って言葉もあるだろう。お前達にはやってもらうことがある」

川内「昨日の夜戦で眠いんだけどー」

比叡「お姉様が部屋で待っているんですけど」

ポーラ「お酒飲みながらで良いですか~?」

提督「うん、見事に不安になるメンバーだな」

アイオワ「でも、分かってて呼んだんでしょ?」

提督「もちろんだ」

659: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:05:43.37 ID:GSgHlHKho
卯月「それで、うーちゃんたちは何をすればいいぴょん?」

提督「ハロウィンの飾りつけをやってもらおうと思って」

川内「えー」

比叡「お姉様と一緒で良いのなら……」

ポーラ「お酒飲みながらでも良いですか~?」

提督「本当にぶれないな。その辺りは好き好きにしてくれていいぞ」

アイオワ「あら、本当にそれだけ?」

提督「察しが良いな。飾りつけは普通の物では無く、ホーンテッドハウスみたいな感じが良い」

卯月「ほーんてっど? お化け屋敷みたいなものぴょん?」

提督「そんなところ。各人のこれと思う物でびっくりする物や怖いと思う物を用意してほしい」

比叡「怖い……なんとなく司令から失礼な事を言われた気がします」

提督「気のせい気のせい。因みにこのことは内密に」

660: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:06:10.78 ID:GSgHlHKho
~後日~

提督「で、何か出来たか?」

川内「夜戦禁止の証明書を作ったよ。……うわああああああ」

提督「何で自分でダメージ受けてるものを作った」

ポーラ「……禁酒……令……」

提督「顔が青いけど大丈夫か!?」

比叡「比叡カレーで良いって言われましたけど、さすがに駄目ですよね」

提督「いや、完璧だ」

比叡「ひえっ!?」

アイオワ「私は会議室にあったカボチャが勝手に動くようにしたわ。妖精さんのお蔭で、マントから蝙蝠も出てくるのよ!」

提督「すげぇ! あ、でもここで見せるのは止めて。本当に蝙蝠が出てきたらあとが困る」

卯月「ふっふっふ、なら、このイタズラの伝道師うーちゃんはなんと、お菓子をくれないと手が噛まれる道具を手に入れたぴょん!」

提督「真実の口みたいだな!」

アイオワ「見事に大粒ぞろいね。これらで怖がらない子なんていないんじゃないかしら」

提督「そう……か?」

661: 今日も(ry 2016/10/23(日) 03:06:38.83 ID:GSgHlHKho
―執務室―

提督「ハロウィンとは……いや、あながち間違ってないような……なんかイメージと違うような」

提督「ま、まあより多くの奴らが怖がればそれでいいよな。うん」

↓2

663: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:20:33.89 ID:AQiqaaUR0
秋刀魚漁に全力で取り組む

664: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/24(月) 01:40:24.37 ID:vg+Z6bGn0
提督「そんなわけで、今から全力で漁にでかける」

長門「提督、さすがにそれは私たちがするものではないのではないか」

提督「そんなことはない。これは漁師の支援をすることで――」

陸奥「とりあえず、意味はあるってことね」

提督「そういうことだ」

磯風「ふむ、では今年こと美味しい秋刀魚を焼き上げて見せようか」

提督「え……」

磯風「なんだ、その顔は」

提督「いや、なんでも……そ、その前にちゃんと漁師の手伝いをしてくれよ」

磯風「それはわかっている」

665: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/24(月) 01:43:27.53 ID:vg+Z6bGn0
―海―

提督「ではA班はここから南東の方に。B班はこの周辺で準備をしてほしい」

神風「本当にこれだけで獲ることができるの?」

提督「誘導灯などを適切に使うことにより、意外と集められるものだ」

長波「釣れない釣りばかりしているくせに」

提督「悪いか!」

長波「別に悪くはないけど」

夕雲「それでも、提督がこうして本気になるのは珍しいと思います」

提督「さすがに公的に依頼されたら動かざるを得ないからな」

神風「つまり、司令官は乗り気じゃないってこと?」

666: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/24(月) 01:43:54.41 ID:vg+Z6bGn0
提督「そういうわけじゃないが、うーん……言われてやるのは好きじゃないというか」

神風「司令官らしいわね」

提督「ええー、褒められた気がしない」

神風「褒めてないわよ」

長波「相変わらずだよな、提督は」

夕雲「でも、そんなとkろおもまた素敵だと思いますよ?」

提督「そんなフォローはいらん。とにかく、人数はいるんだから結果は出るだろう」

夕雲「うふふ、指示は任せました」

提督「やるからには全力だ。よし、そろそろ行くぞ!」

667: 今日も(ry 2016/10/24(月) 01:45:08.11 ID:vg+Z6bGn0
―執務室―

提督「動員数百人ちょっと。人数だけなら全力だな」

提督「本来ならもう少し人数は少なくてもいいけど、上に報告するなら過程もいるからな」

下2

669: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/24(月) 01:46:10.34 ID:LAzZIGm80
ほっぽちゃん達に秋刀魚を御裾分け

670: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/24(月) 22:59:02.52 ID:vg+Z6bGno
霞「獲りすぎよ」

提督「ですよねー」

霞「私もあれで許可を出したわけだから、あんたに責任を押し付けるわけじゃないけど、過分した秋刀魚の処分は任せるわ」

提督「押し付けるわけじゃないって言う割には、後処理を任せるんだな」

霞「じゃあ、漁業会の相手がいいかしら」

提督「もしかして、クレーム処理?」

霞「どちらかというと、釈明かしら。向こうもそんなに怒ってないらしいけど……」

提督「……当てがあるので、秋刀魚の処理に行ってきます」

671: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/24(月) 22:59:30.38 ID:vg+Z6bGno
―???―

提督「ということがあったからあげる」

北方棲姫「わあい」

ヲ級(久しぶりに来た用事がそれ……)

北方棲姫「みんなでわけてもいい?」

提督「もちろんだ」

レ級「あれー、人間、久しぶりだね!」

北方棲姫「れきゅー、おさかなをもらったよ!」

レ級「本当だ、ありがとう!」

提督「……いやぁ、この満面の感謝の笑みを受け取るために漁に力を入れたんだなって思うよ」

ヲ級「貴方は本当に敵側なのか疑わしくなる時があります」

672: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/24(月) 23:00:25.12 ID:vg+Z6bGno
北方棲姫「ねえー、もうたべてもいい?」

提督「生で? うーん、深海棲艦って生で食べる物なのか?」

ヲ級「わざわざ調理なんてしないですけど、しましょうか?」

提督「ヲ級料理できるの!?」

北方棲姫「うん、をきゅうのりょうりはおいしいんだよ!」

レ級「うん。じゃあヲ級、この秋刀魚で料理をつくってきてよ」

ヲ級「はい。少し時間を貰いますね」

提督「はー、どこでどうやって料理をするのかは知らないけど、料理するんだなぁ」

レ級「なんだか人間を理解するためっていてたね」

北方棲姫「うん」

提督「変わり者も居るもんだな」


ヲ級(今、お前が言うな的発言をされたような)

673: 今日も(ry 2016/10/24(月) 23:02:07.42 ID:vg+Z6bGno
―執務室―

提督「あちらにも喜んでもらえてよかったが、料理が美味しかったのはビックリした……」

提督「いや、でも艦娘も料理することを考えるから普通か」

↓2

648: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 01:28:18.01 ID:FIMM2KEA0
夕張とゲーム対決

676: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/25(火) 23:03:46.25 ID:Vaab+syF0
提督「夕張、一つゲームをしないか」

夕張「ゲームですか」

提督「ルールは簡単。ここにトランプがある。このトランプをシャッフルして、ランダムに一枚だけとる」

夕張「……どこかで聞いたことのあるルールですね」

提督「別にオリジナルってわけじゃないからな」

夕張「そのあとは、相手にだけ数字がわかるようにして、2が最小でAが最大の数値で勝負するってことですね」

提督「ああ。勝てば三点、降りた場合は相手に一点でどうだ。十回くらいやってポイントが大きい方が相手の欲しいものをなんでもプレゼントで」

夕張「へぇ、そんなこと言っていいんですか?

提督「ああ」

夕張「いいでしょう、受けて立ちます」

677: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/25(火) 23:04:16.91 ID:Vaab+syF0
~~~~~~~~

提督「さて、まずは一回目」

夕張(提督の数字は6……中心より下ですが、2~5を私が取っていたら負けですね)

提督「俺は普通に勝負する。夕張は?」

夕張(即答!? と、いうことはもしかして私の数字はそれほど低いと……いえ、もしかしたらブラフかもしれません……が)

夕張「いえ、おります」

提督「じゃあ俺に一点と……俺の数字は……ふうん、6だったか、確かに勝負に出るには難しい数字だな」

夕張「その口ぶり、もしかして……あっ、私の数字、10じゃないですか!」

提督「即答した時点で、適当かそれとも低い数字かっていうのはすぐに判断しないと」

夕張「適当だったんですか! これはしてやられましたね……」

提督「やれやれ、こんなんじゃ軍人としてやっていけないな」

夕張「軍人は軍人でも、私は最近工兵の仕事しかやってませんし」

678: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/25(火) 23:04:42.29 ID:Vaab+syF0
提督「それじゃあ、二回目だ。はい」

夕張(今度の提督の数値は9……降りるか悩むところですね)

提督「あー……どうしようかなぁ」

夕張「……! 私は勝負しますよ」

提督「いいのか?」

夕張「はい」

提督「……やれやれ、そう簡単に表に出ると思ってもらわれてるのは心外だな」

夕張「と、いうことは……」

提督「はい勝負。お前の数字は3。それでこっちの数字は……9。ふふん」

夕張「あー! またやられました!」

提督「ははは、お前なぞ顔に出ない奴らや運のいいやつに比べれば赤子の手をひねる様なものだ」

夕張「その言い方腹がたちますね! 次やりますよ、次!」

679: 今日も(ry 2016/10/25(火) 23:05:09.26 ID:Vaab+syF0
~~~~~~~~

提督「16-4。いや、圧倒的だったな」

提督「これの面白いところは心理戦がほとんどなところだからな。慣れてないとボロ負けはよくある」

下2

633: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/19(水) 03:55:54.95 ID:jYUkakqU0
夜が怖い艦娘達と夜通し散歩する

685: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/26(水) 23:57:31.60 ID:oTTSpgQWo
―山道―

提督「街灯一つないこの静かな公園。でもそんな余計な光が一切ないからこそ星空がより一層輝く。なあ、そう思わないか?」

萩風「そうですね、今日は星が綺麗です」ギュッ

山雲「朝雲姉と~見れたら~、とっても素敵だと~思うの~」ギュッ

提督「口頭じゃ普通の反応なんだが、そう裾を掴まれているとなぁ……」

萩風「すす、すみません……っ!」

嵐「萩は夜苦手だからな。俺が言えることじゃねえけど」

照月「私も夜戦は大丈夫なんですけど、夜自体は少し、ですね」

神風「私は平気よ。……平気なんだから」

提督「夜が怖いって難儀だよな。駆逐艦は夜戦が本番っていうのに」

嵐「俺は川内さんに連れられて馴れるようにしているけど、どうしても恐怖感は出るんだよな」

686: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/26(水) 23:58:00.18 ID:oTTSpgQWo
提督「そうなのか、神風」

神風「平気って言ってるでしょ! もう……でも、いつも以上に緊張するのは確かよ」

照月「その気持ち、すごく共感できる……あの提督、手をお借りしても良いですか?」

提督「暗い山道は足を取られそうになるからな。いいぞ」

照月「ありがとうございます……」

萩風「私の方もすみません……本当は離れた方が良いと分かっているんですけど」

山雲「山雲の方は~なんとな~く離れたくないな~」

提督「萩風と山雲はしょうがない。それでも、夜の良さを少しくらいわかってもらおうと思って連れ出しているんだから」

神風「それで無理やり連れだしたんだ」

嵐「珍しい提督真面目モードってやつだな」

提督「真面目モードとかたまに聞くけど、何、やっぱ不真面目の方がデフォルトなのか」

687: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/26(水) 23:58:28.24 ID:oTTSpgQWo
嵐「しかし、こう駆逐艦五人をくっつけてたら、道すがらですれ違った人に通報されたりして」

提督「馬鹿、フラグ立てるな」

嵐「そんな事が起こるわけ無いだろ。時間的に――」


通行人「えっ……事案だ! もしもし警察ですか――」ダッ


提督「フラグ回収早すぎだろ! 萩風、山雲……は抱えるから三人は自分の足で逃げてくれ!」グッ

萩風「きゃっ、しし、司令!?」

山雲「司令さん~速いですね~」

嵐「ははは、ある意味夜戦だな!」ダッ

照月「嵐さん結構余裕ありますね!」ダッ

神風「え、あ……お、置いて行かないで!」ダッ

688: 今日も(ry 2016/10/26(水) 23:58:55.73 ID:oTTSpgQWo
―執務室―

提督「次の日の新聞見たら不審者情報が……後で釈明しておいてもらおう」

提督「しかし、余裕があればなにか驚かそうと思ってたけど、さすがに無理だな。やってもゴーヤくらいにしておこう」

↓2

684: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/25(火) 23:43:56.11 ID:19x0ivGW0
ジャックオランタンを株で作る

693: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:59:22.12 ID:VjeBPEooo
―会議室―

提督「数年前、とあるゲームをやっていたんだ」

大和「はあ、回想ですか」

提督「そこまではいかない。そのゲームはファンタジー生活ゲームでな、強制イベントで主人公が倒れるんだ」

大和(今は静かにしておいた方が良いですかね)

提督「その次の日がたまたまハロウィンで、主人公がベッドから起きるとそこにはカボチャを被った住民と、一人だけカブを被った住民の姿があったんだ」

ローマ「さすがにドイツでもカブを被る人なんてみたことないわ」

ウォースパイト「……あっ、かぶを、かぶる……ふふふ」

提督「ウォースパイトの座布団全部没収」

大和「座布団じゃないですけど……」

694: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/28(金) 00:00:05.31 ID:9GGDBjuUo
提督「とにかく、あの光景を一遍実現したいと思って、今回はカブで被り物を作る」

長門「しかし、難しくはないか。まずそんな大きさのカブなんてあるのか」

提督「とある農家の株主優待ででかいカブを送ってもらったんだ。色々お世話になっているところだが……と、そこはいいか。とにかく、そこに関して問題無い」

大和「つまり、後は中身を抜く工程ですか」

提督「実はそれも鳳翔に頼んである」

陸奥「……それって、もうやる事無くないかしら」

提督「いや、一番大事な事が残っている。だれが被るかだ」

大和「……」

長門「……」

陸奥「……」

提督「なぜ黙る」

695: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/28(金) 00:00:38.60 ID:9GGDBjuUo
ウォースパイト「あら、みなさん、いやなの?」

ローマ「好き好んでカブを被る人なんていないと思うからね……」

ウォースパイト「……ふふっ」

ローマ「何処がツボるの……」

大和「提督が被ったらいかがですか?」

提督「それでもいいが、光景を眺めてみたいという願いを成就させるには、少しは誰かに被ってもらわなければならん」

ローマ「……じゃあ、そこで笑ってるウォースパイトで良いんじゃない」

提督「ほう、やってくれるか」

ウォースパイト「ふふっ……はい、いいですよ。面白そうですから」

大和(なんだか、アイオワさんと知り合ってからウォースパイトさんも性格が変わりましたかね)

提督(悪影響ばかり受けてる気がするなー……本国に怒られないよな、俺)

696: 今日も(ry 2016/10/28(金) 00:01:30.06 ID:9GGDBjuUo
―執務室―

提督「製作過程は殆ど無いけど、カボチャと違って形を作るのが難しいからしょうがない」

提督「とりあえずお礼を考えておこう。ハロウィンの面白スナップで良いかな」

↓2

656: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/21(金) 23:04:14.94 ID:RC0WmXI9O
吹雪白雪と一緒にクラムチャウダー作って喰らう

703: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 00:22:07.13 ID:eEHG+ismo
吹雪「司令官は料理が上手でしたよね」

提督「うちの二大巨頭には及ばんがな」

吹雪「あの人達と比べられるだけでも凄いと思いますが」

白雪「にだいきょとう? 間宮さんと鳳翔さんのこと?」

吹雪「巨頭って言えるのはその二方だけだね」

提督「それで、どうしてそんな事を聞く?」

白雪「あの、料理を教えてほしいんです」

提督「料理を? それは構わないが、随分と急だな」

吹雪「えぇ、それを司令官が言うんですか」

提督「俺は何時ものこと。白雪は珍しい。それだけ」

白雪「大層な理由は無いんです。その、料理位は上手に作れるようになりたいって、そう思っただけなんです」

提督「そうか。それじゃあ、部屋に行くか」

704: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 00:22:32.93 ID:eEHG+ismo
―提督私室―

提督「白雪の実力は分からないから、クラムチャウダーを作ろうと思う」

白雪「くらむちゃうだーってなんですか?」

提督「材料に牛乳を適当に入れて完成する料理だ」

吹雪「なんですかそれ」

白雪「随分簡単なんですね」

提督「料理がそんなに得意じゃない人でも簡単に作れるところがミソだ」

白雪「具体的に、材料は何を入れるんですか?」

提督「貝はいるな。玉ねぎやじゃがいも、にんじんやベーコンもいれるか」

吹雪「なんだか、普通の料理みたいですね」

提督「本当に適当に言っただけだしな。でも、実際に作ってみると簡単だ。ちょっと貝を用意してくるから材料を切っておいてくれ」

白雪「はい!」

吹雪「フライパンの準備もしておきますね」

705: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 00:23:03.02 ID:eEHG+ismo
~~~~~~~~

提督「特に何事も無く完成したな」

吹雪「司令官もいて、失敗する要素は皆無でしたね」

提督「おお、そうか? 照れるな」

白雪「はい。間違えそうなところはちゃんと指摘して頂いて、凄く助かりました」

提督「……いや、ここで調子に乗るな的ツッコミしてくれた方がありがたかったが……ええと、それじゃあそろそろ食べてみるか」

吹雪「はい。いただきます」

白雪「いただきます。……あ、美味しい」

吹雪「うん。なんだか口に濃厚な味が広がって、身に沁み渡るような感じ」

提督「作ったのは殆ど二人だし、それだけ上手に作れたって事だ」

白雪「やっぱり司令官に聞いてよかったね」

吹雪「そうだね」

提督「うん? やっぱり何か別に理由があったのか」

白雪「あ、その、料理をしてみたいと言ったのは本当です。そう思ったのは、みんなに料理をふるまってみたいって思いもありましたから……」

吹雪「一人じゃ恥ずかしいからって、私も一緒に来たんですよ」

提督「なるほど。予想以上に真面な理由でこっちは逆に驚いたよ」

706: 今日も(ry 2016/10/29(土) 00:23:39.91 ID:eEHG+ismo
―執務室―

提督「吹雪と白雪の名前からして白いイメージのクラムチャウダーを選んだとはいえんな」

提督「クラムチャウダーは実際に簡単に作れる料理だから、実際に作ってみるのもおすすめ」

↓2

683: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/25(火) 23:16:13.86 ID:tdkDvJYY0
ビス子・プリンツ・グラ子にしりとりを教えて一緒にやってみる

714: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 01:38:32.57 ID:i8lSjDAOo
―ビスマルクの部屋―

提督「ビスマルク、しりとりをしよう」

ビスマルク「ヒップ……バード?」

提督「違う。というよりせめてドイツ語で訳せ」

プリンツ「シリトーリって、たしか日本語の最後の言葉で別の言葉につなげる遊びでしたよね」

グラーフ「そういえば赤城たちが暇潰しにしていた気がするな」

提督「それだよ。日本語を覚えるいい勉強にもなるし、いいだろ」

ビスマルク「ふふ、このビスマルクは一番早くに日本へ来たのよ。アドミラールはともかく、二人には負けられないわ」

プリンツ「私だって、ここに来てから一杯勉強しましたから!」

グラーフ「私は意気込みという程も無いが、少しはやってみるさ」

提督「じゃあまず最初。しりとり」

ビスマルク「リボン」

提督「すまない! ビスマルクはしりとりの言葉すらわかっていなかったな!」

715: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 01:38:58.40 ID:i8lSjDAOo
ビスマルク「な、何なにか駄目だった?」

プリンツ「ビスマルク姉さま、『ん』が最後に付くと負けなんです」

ビスマルク「へ? あ、そ、そうなの。うん、忘れていたわ」

グラーフ(あれは本気で分かっていなかった顔だったと思うのだが)

ビスマルク「とにかく再挑戦よ! むしろここからが本番よ!」

提督「しりとり」

ビスマルク「リントフライッシュ」

提督「……リントフライッシュってなんだっけ?」

プリンツ「日本語で牛肉って意味です」

提督「ビス! ドイツ語は禁止だ! しりとりにならんだろ!」

ビスマルク「せめてビス子にしてくれない!?」

グラーフ「とりあえず、次はオイゲンでどうだろうか」

提督「進まないしな……オイゲン、りだ」

プリンツ「り……リフト」

ビスマルク「リフトもドイツ語じゃないかしら」

提督「外来語として日本に浸透しているからセーフだ」

ビスマルク「な、なにそれ!」

716: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 01:39:39.01 ID:i8lSjDAOo
グラーフ「ビスマルクはルールを本当に知らないのだな」

ビスマルク「うぐ……」

提督「しりとりしそうな奴は……戦艦には少ないからな。しょうがないだろう」

グラーフ「……さて、そういえば私だったな。トキ、でどうだ」

提督「うむ。切り盛り」

ビスマルク「り? り……り……リュージョー……」

グラーフ「りゅはありなのか?」

提督「ルールにもよるが、今回はありで良いだろう」

プリンツ「う、ですよね。ウイスキー」

グラーフ「き、キク、はどうだ」

提督「……鎖」

ビスマルク「またり!? り、り、りー……りー……」

提督「ビスマルクが考えている間に言っておくが、おそらくグラーフも人のことは言えんぞ」

グラーフ「ばれていたか。次からは気を付ける」

プリンツ「?」

717: 今日も(ry 2016/10/30(日) 01:40:47.01 ID:i8lSjDAOo
―執務室―

提督「予想通りビスマルクは最初に撃墜。グラーフもある意味駄目だが」

提督「うーん、でもしりとりって意外と普段喋っている言葉がでなかったりするときがあるからな」

↓2

697: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/28(金) 00:01:52.22 ID:dRWmxyo00
間宮・伊良湖・鳳翔・赤城とハロウィンモチーフのお菓子作り

722: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 22:54:46.06 ID:i8lSjDAOo
―提督私室―

提督「いよいよ明日はハロウィンとなった。その最後の段階として、お菓子を作ろうと思う」

間宮「お菓子ですか。いいですね、皆さんも喜ぶと思います」

鳳翔「ハロウィンでしたら、それにちなんだお菓子が良いですね」

伊良湖「そうですね、どんなものがありますかね……」

赤城「ハロウィンといえば、カボチャで作るお菓子が有名ですね。形が作れるならばクッキーやタルト、盛り付け次第ではケーキなんかも雰囲気を出せると思います」

提督「いつになく真面目に答えてくれるな」

赤城「幾多の食べ歩きを越えて、こういうのに詳しくなったんですよ。提督も行きましたよね」

提督「そういえばそんなこともあったっけ」

赤城「むう、忘れていたなんてひどいですね」

提督「すまんすまん」

723: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 22:55:13.07 ID:i8lSjDAOo
間宮「材料は大体揃っているみたいですし、何を作りましょうか」

提督「人数もいるし、どうせなら色々作ってみないか。赤城が言ったクッキータルトは当たり前にして、プリンやマフィン、パンなんかも面白いかもな」

伊良湖「た、大変じゃありませんか?」

提督「何を言う、ここに揃うは料理上手殿堂入り組だぞ。むしろ朝飯前ではないか」

鳳翔「でも時間はかかりますね……私は休んでも大丈夫ですが、間宮さんの方はどうでしょうか?」

間宮「そうですね……少し、食堂の方は手伝いを募りましょうか」

提督「んじゃ、それはこっちで手配しておく。事情を内緒にしてくれそうかつ、料理上手な子の心当たりは多いしな」

間宮「はい、頼みます」

赤城「私は見たところお菓子の装飾部分がないので、追加で探してきます」

伊良湖「間宮さんと鳳翔さんが厨房に並ぶ……が、頑張ります」

鳳翔「ふふ、緊張しなくても良いですよ。私はただ趣味で居酒屋を開いているだけの人ですし」

間宮「あら、鎮守府内とはいえお店を開けるのですから、十分凄いと思いますよ」

提督「はいはい。三人共そんな気張らなくて良いから。気軽に作ればいいんだ。いつも通りな」

伊良湖「は、はい!」

赤城「……なんだかんだ、提督もなかなか提督ですよね」

提督「どういう意味だ」

724: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 22:55:52.46 ID:i8lSjDAOo
~~~~~~~~

伊良湖「焼き上がりにばらつきが出来てしまいましたね……すみません」

鳳翔「これも手作りの良さですよ」

伊良湖「そう、ですかね」

鳳翔「一生懸命に作った人の手が分かる、というのはマイナスにはなりませんから」

伊良湖「そういうものですか……」

間宮「まるで師匠が鳳翔さんみたいね」

提督「お、良い雰囲気で作ってるじゃないか。伊良湖も馴れているみたいだし」

赤城「やっぱり心配はいらなかったみたいですね。まるで姉妹のようです」

間宮「おかえりなさい。何も問題は無かったみたいですね」

提督「ああ。さて赤城、俺達も入るぞ。といっても、作るのは三人に任せておけば間違いないから飾りつけの方になるが」

赤城「味で楽しまて目でも楽しめるのがイベントのお菓子ですからね。微力ながら、頑張ります」

725: 今日も(ry 2016/10/30(日) 22:56:35.20 ID:i8lSjDAOo
―執務室―

提督「後は時間が掛かる物をぽつぽつって感じだな。冷蔵庫の中もお菓子で一杯だ」

提督「うーん、やっぱりあのメンバーはすごい。どんな料理でも対応できる気さえしてくる」

↓2

713: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:02:07.12 ID:ZRJANSv70
不知火とにらめっこ
照れた方が負け

729: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/01(火) 00:42:48.68 ID:QAECV7H60
―陽炎型の部屋一号室―

提督「ハロウィンだぞ不知火」

不知火「そうですね」

提督「ハロウィンだからにらめっこしよう」

不知火「そう……今何と言いましたか?」

提督「にらめっこしよう」

不知火「ハロウィンとの関係性ゼロですよね」

提督「まあいいじゃないか。俺は今日までの準備につかれた。当日ぐらいは遊びにいそしんでもいいじゃないか」

不知火「それはいいんですが、不知火は相手をしませんよ」

提督「なぜだ!」

不知火「むしろなぜ付き合わなければならないんですか」

提督「……そうか、ルールがダメなんだな」

不知火「そういう意味ではありませんが」

730: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/01(火) 00:43:43.37 ID:QAECV7H60
提督「笑ったらではなく、照れて目をそらした方が負けにしよう」

不知火「今日の難聴はより一層酷いですね」

提督「そういうな。勝ったらご褒美があるぞ」

不知火「ご褒美、ですか」

提督「昨日間宮達料理上手組が作ったお菓子がある。欲しくないか」

不知火「………………やりましょう」

提督「ふふん、そうこなくてはな」

不知火「では今から始めでいいですね。ええ、始めましょう」

提督「そんなに早く俺と見つめ合いたいのか……」

不知火「……」ゲシッ

提督「痛っ! ちょ、今本気で蹴ったな」

不知火「すみません、ちょっと本気でむかついたので」

提督「冗談なのに……」

731: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/01(火) 00:44:16.45 ID:QAECV7H60
不知火「では始めましょうか」

提督「うむ」

不知火「……」ジー

提督「……」ジー

不知火(……あれ、これ終わらなくないですか)

提督(不知火はポーカーフェイスが上手だからな……ここで服脱いだとしてもまた無言で蹴られるだけだろうし)

不知火(司令は確かこういうのに耐性がありましたよね……しかも、こういう勝負には本気になりますし)

提督(これが硬直状態というやつか)

不知火「……」

提督「……」

陽炎「……何してるの、二人とも」

不知火「! こ、これは……」

提督「あ! 今不知火目線をそらしたな!」

不知火「今のは不可抗力です!」

提督「否定はしないんだな」

不知火「くっ……」

陽炎「……状況がわからないから私から言えることが何もないわね」

732: 今日も(ry 2016/11/01(火) 00:44:44.36 ID:QAECV7H60
―執務室―

提督「結局魔法の言葉トリックオアトリートでお菓子は取られた」

提督「元からあげる予定だったからいいんだけど」

下2

728: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/31(月) 23:27:55.85 ID:6EA/vnXG0
瑞鶴・瑞鳳とあの踊りを踊る ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ

737: ※いつもよりキャラ崩壊注意 2016/11/01(火) 23:26:52.15 ID:XFFrqCt40
―鳳翔の店―

鳳翔(ハロウィンの成功に当日遊べなかったとのことで空母組の子が集まったのが今から三時間前。皆さんタガが外れたのか次々と飲んでいったせいで……)

提督「どんどんもってこーい!」

隼鷹「絶えず持ってきても全部飲みきってやるー!」

赤城「このお芋の煮っ転がし美味しいですねー。お酒にもあいますよ」

翔鶴「おさけがおいしいんれすよー」

加賀「……」

飛龍「どーしたのよかがー。もうよった? ちなみにわたしゃ酔ってまセーン!」

蒼龍「酔ってる人はみんなそういうんですよ。わたしは酔ってないですけどね!」

加賀「……いっこーせんかが、うたいます!」

千歳「いいわねー、やっちゃえ!」

加賀「あかぎさん!」

赤城「あの曲ですか? はい、カセットテープです」

瑞鶴「なにこれ、たべれるの?」

瑞鳳「たまごやきよりおいしくなさそうれすー……」

鳳翔(どこかで止めておいたほうが良かったでしょうか)

738: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/01(火) 23:27:17.57 ID:XFFrqCt40
提督「レコードセットオーケー。ミュージックスタート!」

飛龍「……おー、かがの十八番のうたじゃーん!」

加賀「このてによせるふくさしゅのいろ~」

赤城「上手ですねー」

瑞鶴「……ごこーせんずいかく! おどります!」

隼鷹「ヒューヒュー! やれやれー!」

提督「なんだと、まけてたまるか!」

瑞鶴「ていとくさんにはまけないわよ」

提督「こっちのセリフだ」

加賀「わたしとあなたいかければー」

瑞鶴「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」

提督「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」

千歳「これは……すごいたたかいですね」

翔鶴「いっしゅんでも、ゆだんしたほうが、ごーちんですね」

赤城「面白い宴会になってきましたね」

739: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/01(火) 23:27:45.90 ID:XFFrqCt40
瑞鳳「……おもしろそうですー。わたしもまざります!」

提督「ライバルだと、かかってこい!」

蒼龍「これが三つ巴のたたかい……」ゴクリ

加賀「こーんやのしょーうーぶーは」

瑞鶴「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」

提督「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」

瑞鳳「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」

飛龍「あはははははは!!」

隼鷹「こんな面白い出し物、めったに見られないね!」

千歳「うー……わたしもまざります!」

翔鶴「わたしもいきます!」

飛龍「いっちゃえいっちゃえ!」

加賀「むーねーひーめたー」

瑞鶴「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」
提督「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」
瑞鳳「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」
千歳「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」
翔鶴「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」

鳳翔(これ、さすがの私でも異様な光景に感じますね……)

赤城「今日はみなさん楽しそうでいい日ですね」

740: 今日も(ry 2016/11/01(火) 23:28:11.60 ID:XFFrqCt40
―執務室―

提督「昨日を覚えている人が一人もいないとは……あたまいた……」

提督「鳳翔ですら目をそらすということは、相当ひどい状態だったんだろうけど」

下2

720: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 01:46:33.03 ID:Bn7rcEOQO
龍田に柿の皮を剥いてもらって天龍と一緒に食べまくる

744: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/02(水) 22:40:56.61 ID:EeUov4GOo
―天龍型の部屋―

提督「柿をいっぱい買ってきたぞ」

天龍「ダンボールかよ。本当にたくさん買ってきたな」

提督「大セールしていたもので。ほら、食べろ食べろ」

天龍「しゃあねえな。えーと……」

龍田「天龍ちゃんは不器用なんだから、私が剥いてあげるわ」

天龍「サンキュー龍田」

提督「あ、ついでに俺のも」

龍田「提督は自分で剥く事が出来ますよね」

提督「龍田に剥いてもらいたいなーなんて」

龍田「……」

提督「だ、駄目ならいいぞ。うん、無理にとは言わん」

龍田「別に、それくらいならいいですよ。天龍ちゃんのおまけ、ですけど」

提督「お、おう」

745: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/02(水) 22:41:55.58 ID:EeUov4GOo
天龍「龍田も甘いな。自分でやらせればいいのに」

提督「天龍も甘え過ぎだろう。自分でやれば良いのに」

龍田「天龍ちゃんは不器用だから、最後にはそのままかぶりついちゃう人なのよね~」

提督「天龍ならやりかねんな」

天龍「い、いいだろ!」

龍田「はい、天龍ちゃん。おまけに提督の分も」

天龍「サンキュー。さすが器用だな」

提督「おまけという割にはちゃんと等分にしてくれてるし。いやー、龍田は優しいなぁ」

龍田「褒めてもなにもでませんよ。はい、次の分です」

天龍「早くね」

龍田「そうかしら。次の分も剥けたけど」

提督「……おい天龍、これは」

天龍「ああ。多分、今かなり機嫌が良い」

龍田「なあに~?」

提督「いや、なんでも」

746: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/02(水) 22:42:22.10 ID:EeUov4GOo
~~~~~~~~

龍田「~~♪」

天龍「ちょ、ペースを落としてくれ……」

提督「なんだか知らないが今かなり調子が良いみたいだな」

天龍「さすがにダンボールひと箱このペースは無理だぞ。パク……」

提督「最悪周りに配ればいいだろ。とりあえず今は机が埋まらないように減らすぞ」

天龍「そうだな。んー……美味しいんだけどな」

提督「俺の目利きも馬鹿にならんだろう」

天龍「ああ……おい、提督。さっきからオレだけ食べてないか」

提督「バレたか」

天龍「おい!」

龍田(天龍ちゃんを困らせるのは楽しいわね~)

747: 今日も(ry 2016/11/02(水) 22:42:48.46 ID:EeUov4GOo
―執務室―

提督「龍田は分かっててやってた。間違いなく」

提督「余っても適当におすそ分けに行けば、何とかなるからあんなに買ったんだけど」

↓2

749: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/02(水) 22:45:16.30 ID:g/UHcg+c0
日独伊英米露の代表に自国の文化を紹介してもらう

753: () 2016/11/03(木) 23:29:28.14 ID:oZTY3LdCO
―提督私室―

提督「戦と博打と女が好きなのは日本男児だけど、他の国ってどんな感じだ」

アイオワ「ニッポンがそれなら、ヤクとギャングとパッシングね」

リットリオ「なるほど、そんな文化が……」

ウォースパイト「いえ、そんな文化がある国はないと思いますが」

ビスマルク「え、そうな……と、当然よね。うん、わかってたわ」

響「それで、この集まりはなんなのかな」

提督「わざわざ聞いてくれてありがとう。理由は省くが、今ここに様々な国の艦娘が集まった」

ウォースパイト「理由が一番大事だと思うのですが」

提督「えー、だってただ駄弁ろうってだけの集まりだぞ」

ビスマルク「身もふたもないわね」

提督「まじめな話をするなら、それこそ金剛とローマとオイゲン呼ぶし」

ウォースパイト「えっ、いえ、確かに私はまだ日本には慣れてませんけど……」

リットリオ「まあ、確かにローマの方がいいかも」

ビスマルク「私は異議を言うわよ!」

754: (出先なのでほぼただの駄弁りで許してください) 2016/11/03(木) 23:31:02.37 ID:oZTY3LdCO
提督「冗談だ。んで、そろそろ誰かこたつから出ないか。今日は寒い日だってのに」

アイオワ「よっ、日本男児!」

提督「関係ないぞ」

響「私と羽織では不満かい?」

提督「そもそも二人羽織している状況が変だろ」

アイオワ「ワーオ、これがジャパン式、冬場での過ごし方ね」

ビスマルク「ドイツでは家全体を暖かくするから、日本の文化は面白いわね」

提督「これは文化か……?」

響「お酒で体を温める文化もあるわけだからね」

リットリオ「いえ、それもおかしいと思うのですが……」

755: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/03(木) 23:31:28.57 ID:oZTY3LdCO
ウォースパイト「ドイツに限らず日本以外ではだいたい家を暖かくしますから」

提督「ふーん。こたつを珍しがる人はおかしくないわけか」

響「暖房に関する知恵があるくらいロシアでも暖房器具は死活問題だからね」

ビスマルク「あら、ドイツだって冬はかなり寒いわよ」

リットリオ「自慢げに話すことですか?」

ウォースパイト「暖房事情は国ごとに種類は違いますが、大まかに変わらないといった具合ですね」

提督「かもなぁ。こたつだけはレアだな。おかげで部屋全体は寒々しいけど」

ウォースパイト「この部屋にも全体を温めるものがあるのなら、それを使えばどうですか?」

提督「まだそこまで寒くはないと思うが……もしつけるならこたつ止めるぞ。もったいないし」

アイオワ「却下」

リットリオ「このままでいいですー」

ビスマルク「私も……」

ウォースパイト「皆さんが言うのであれば」

提督「なんだよこたつハマってるじゃん……」

756: 今日も(ry 2016/11/03(木) 23:31:57.85 ID:oZTY3LdCO
―執務室―

提督「第一回終了。まだこたつにハマるのは早いと思うのだが」

提督「急に寒くなったから暖をとりたい気持ちはわかるけど」

下2

743: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/01(火) 23:34:40.91 ID:k54LlfJa0
赤城と一緒に加賀さんがバイトしてるコンビニへ行く

763: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/05(土) 02:19:44.06 ID:8SdZVhQW0
―コンビニ―

赤城「やっぱりコンビニといえばおにぎりですよ」

提督「いや、レジ横にある揚げ物だろう。あれはコンビニの味が出るんだぞ」

赤城「それならおにぎりだってそうですよ。意外と全然違うものなんですよ」

提督「だがなぁ……」

「いらっしゃいませー」

赤城「じゃあ、食べ比べてみますか。おにぎりとレジよ……」

加賀「あ、赤城さん……」

提督「え、加賀?」

加賀「提督まで……」

提督「……」

赤城「……」

加賀「……」

764: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/05(土) 02:20:30.31 ID:8SdZVhQW0
提督「(赤城、これどうするよ)」

赤城「(まさか知り合いのバイト先にたまたま入って気まずくなることが現実に起こるとは思いませんでしたね)」

提督「(明らかに加賀も狼狽してるぞ)」

赤城「(ですね)」

加賀「……」

提督「(とりあえず、見て見ぬふりをするか)」

赤城「(そうしましょう)」

加賀「……」

765: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/05(土) 02:20:58.36 ID:8SdZVhQW0
~~~~~~~~

加賀「……」ピッ

提督(まあ、買うときに顔は合わせなきゃならんよなぁ)

赤城「……あの、唐揚げ串を二つください」

加賀「……はい」

提督(赤城ですら少し遠慮してるし)

加賀「……あの」

提督「な、なんだ?」

加賀「このことは、どうか内密に」

提督「うむ」

提督(副業禁止だし、いいふらせんわなぁ)

赤城(あ、加賀さんったら、顔を赤くして可愛い)

766: 今日も(ry 2016/11/05(土) 02:21:47.98 ID:8SdZVhQW0
―執務室―

提督「知ってるところにいくぶんには盛り上げられるが、突然だとなぁ」

提督「しかもそれが真面目なキャラだとなおさら」

下2

768: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/05(土) 02:24:21.27 ID:yvD9HUGG0
長良型と鬼怒の改二祝い

771: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/05(土) 23:16:16.77 ID:8SdZVhQW0
―長良型の部屋―

長良「鬼怒の改二を祝って!」

『かんぱーい!』

提督「五十鈴阿武隈に続いて鬼怒も改二か。感慨深いな」

長良「このまま私達も改二になれればいいよね」

阿武隈「はい、どうぞ」

鬼怒「おー、ありがとねー」

提督「鬼怒鬼怒、ちょっとあれやってみてくれよ」

鬼怒「あれ?」

提督「いつものやつ。改二になった記念としてさ」

鬼怒「……パナマ島は、まじパナイ!」

提督「ヒューヒュー!」

772: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/05(土) 23:16:42.74 ID:8SdZVhQW0
五十鈴「これは改二になっても変わらなさそうね」

由良「五十鈴だってそうじゃなかった?」

五十鈴「それは……うん」

名取「それに嫌じゃないよね?」

五十鈴「もう、ちょっと言っただけじゃない」

長良「五十鈴も、嬉しいなら嬉しいって言っていいんだよ」

五十鈴「あーもう、みんなして! 妹が成長するのに嬉しくないわけないでしょ!」

鬼怒「ツンデレっぷりを発揮中だね!」

五十鈴「誰がツンデレよ!」

提督「そうだな、ツン自体あまりないもんな」

773: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/05(土) 23:17:12.51 ID:8SdZVhQW0
五十鈴「なんで私が矢面に立たされてるの! 鬼怒を祝う席でしょ」

提督「そうだったそうだった」

阿武隈「そうだ、わたし、プレゼント用意してきたの」

鬼怒「ホント? いやぁ、嬉しいな」

阿武隈「とある人に相談して選んだんだけど……はい、瑞雲の模型」

鬼怒「……あ、ありがとう」

提督「誰に相談したのか一発でわかるな」

由良「相談する相手としては間違ってるよね」

長良「えーっと、じゃあ、一区切りとして、改装した感想を一言お願い」

鬼怒「うん。改装した鬼怒もマジパナイ!」

774: 今日も(ry 2016/11/05(土) 23:17:45.04 ID:8SdZVhQW0
―執務室―

提督「改装してからもあれを言い続けるのだろうか」

提督「いや、あれを言わない鬼怒は夜戦しない川内並みに異様な気もするが」

下2

776: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/05(土) 23:21:50.47 ID:LBQx+Jug0
高雄型と温泉

778: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/07(月) 00:14:09.92 ID:pHTZRqvm0
―温泉―

提督「さて……今回は温泉に来ました」

高雄「そうですね」

提督「確か予約は愛宕に任せていたよな。忘れてないよなー?」

愛宕「あら、心配性ね。ちゃーんと、しておいたわ」

提督「そうか、それなら安心だな」

鳥海「……」

摩耶「どうかしたのか?」

鳥海「いえ、どことなく不安が押し寄せてきて」

摩耶「心配しすぎじゃねえ」

鳥海「そうだといいんですけど……」

779: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/07(月) 00:14:35.32 ID:pHTZRqvm0
~~~~~~~~

愛宕「家族だからいいかな~って」

高雄「家族はいいです。が、提督も一緒にしていたのが大きく間違いでしょう」

愛宕「そうかしら~」

摩耶「だめだ、押しても本人に羞恥心が一切ないぞ」

愛宕「あら、私でも羞恥心はあるわよ」

鳥海「この中じゃ一番気にしてないみたいだけど……」

提督「なんでもいいけど、この目隠しはいつまでつけていればいいんだ」

高雄「なんでもよくないです」

摩耶「外したらぶっ飛ばす」

鳥海「確かに提督は悪くないですが、外すと万死に値します」

提督「えぇ……」

780: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/07(月) 00:15:05.87 ID:pHTZRqvm0
愛宕「あらあら、なら私はサービスしちゃおうかしら」

提督「は、サービス?」

愛宕「ええ、背中流してあげるわ~♪」

提督「それは助かるけど、目隠しは……」

愛宕「それは私が怒られちゃうから駄目よ♪」

提督「ううむ、予約を任せたとはいえ、なんだか理不尽な」

高雄「しょうがないですね……私も手伝います」

愛宕「じゃあ、二人でお世話しましょうね~」

高雄「足元を気を付けてください」

提督「なんだか、介護されるおじいちゃんの気分だ」


摩耶「……なんか、提督が慌てないと張り合いないよな」

鳥海「ある意味わかっていたことなんだけど」

781: 今日も(ry 2016/11/07(月) 00:15:34.25 ID:pHTZRqvm0
―執務室―

提督「温泉の気持ちよさを感じている暇はなかったな……」

提督「風呂場で目隠しって湯の感触は味わえるけどさぁ」

下2

759: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/03(木) 23:36:46.23 ID:VXJ7fcMZ0
鈴谷と原宿デート

784: 昨日更新できなかったので夜にまた来ます 2016/11/08(火) 15:58:46.96 ID:DlS24ul+o
鈴谷「提督、デートしよっ♪」

提督「……は?」

鈴谷「じゃあ、原宿の駅で待ってるから!」ダッ

提督「いや、ちょ……原宿の駅って大雑把すぎだろ」


―原宿―

鈴谷「提督遅いー」

提督「すまん……って、そっちがついてから指定してきたんだから遅れずに来るのは無理だろう」

鈴谷「ごめんごめん、じゃあどこいこっか?」

提督「どこって言われても、表参道にラフォーレ、代々木公園とかか」

鈴谷「えー、ちょっとありきたりじゃん」

提督「そう言うなら、せめて前日に言って欲しかったところだ」

鈴谷「アハハ、思い付いたら即実行が提督でしょ。それに見習ってみたの」

提督「見習うところ違うくない」

鈴谷「ま、いいじゃん。……それで、提督?」

提督「ん? ……ああ、えっと……その服、似合ってるぞ」

鈴谷「よしっ」

785: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/08(火) 15:59:13.30 ID:DlS24ul+o
―ラフォーレ原宿―

提督「最先端ファッションショップとも知られるこのラフォーレ原宿。デートスポットとしては女性からは大人気。俺自身、偶にファッション誌を買うくらいには服に興味はある。だが」

鈴谷「だが?」

提督「三時間同じ場所にいるのは流石に辛い」

鈴谷「えー、だってすっごく悩んでるの。提督、どっちがいい?」

提督「右も左も鈴谷に似合っているってさっきから言ってるだろう!」

鈴谷「提督だってそう言ってるじゃん」

提督「確かに俺も決めきれてなかった!」

鈴谷「うーん、どっちもは、さすがにねぇ……最近使い過ぎてるし……」

提督「……しょうがないな、少し貸せ」

鈴谷「おっ、買ってくれんの? さすが、ふとっぱら!」

提督「それ言うとデート的に台無しだと思わないか!?」 

787: 786はミスです。一つ抜けてました。 2016/11/08(火) 16:01:07.55 ID:DlS24ul+o
―代々木公園―

提督「ふー、ようやく休める」

鈴谷「もうお疲れ? 体力無いわねー」

提督「体力というか、精神的に。……何を見ている」

鈴谷「鈴谷、クレープ食べたいなー」

提督「はいはい、買って来るからここでちょっと待ってな」

鈴谷「……一人にしてナンパされたらどうする?」

提督「なんだ、一人になるのは嫌か」

鈴谷「そうじゃなくて! どうするのかなって」

提督「どうするって鈴谷のことだろうに……適当に、相手がいるから、て返せばいいんじゃないか」

鈴谷「それなりの返しで、五十点ね!」

提督「ええ、何その点数……」


―執務室―

提督「結局何のために誘われたのだろうか、よくわからなかった」

提督「全体的に内容を評価されていたような……ううん、謎だ」

↓2

789: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/08(火) 16:44:50.03 ID:tcUYZ+P30
青葉撮影ハロウィンの面白スナップをウォースパイトに贈呈

791: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/09(水) 00:18:44.65 ID:QEt2nfRco
―ウォースパイトの部屋―

提督「ヘイ、ウォースパイト」

ウォースパイト「どうしましたアドミラル」

提督「この前のハロウィンの写真が出来たぞ」

ウォースパイト「あら、知らせに来て下さったのですか? すみません」

提督「ああいや、一緒に見てみようと思っただけだ。ほら、色々あるぞ」

ウォースパイト「いろいろ……あ、コンゴウも写ってる」

提督「こっちの金剛は比叡に思いっきりイタズラする姿を捉えてるぞ」

ウォースパイト「イタズラ……なの? カレー鍋に煮込まれてるけれど」

提督「正直俺も青葉から貰っただけだから良く分からん。こっちはビスマルクが泣いてる姿だ」

ウォースパイト「な、なんだかこういうのを見たら気が抜けるわ」

792: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/09(水) 00:19:24.48 ID:QEt2nfRco
提督「気持ちは分かる。ウォースパイトも面白いと思った写真は無いか?」

ウォースパイト「そうね……あ」

提督「ん? ……おお、カブを被ってる姿の写真じゃないか!」

ウォースパイト「カブをかぶ……ふふっ」

提督「まだツボってるのか」

ウォースパイト「って、そうじゃないです。恥ずかしいので撮らないでほしいと言いましたよね」

提督「俺じゃない。青葉が撮った」

ウォースパイト「理屈ではアドミラルと関係無いけど……」

提督「まあまあ、次次。ほら、ビスマルクが失神している写真があるぞ」

ウォースパイト「本当に気が抜けるわ……これ、後ろにアイオワとアドミラルが見えるけど」

提督「アイオワが本気で驚かせてみないって提案してくるものだから」

ウォースパイト「二人でお腹を抱えて笑っているみたいだけど。ノリノリじゃない」

793: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/09(水) 00:19:50.37 ID:QEt2nfRco
提督「ははは、こうしてみると面白い写真が一杯じゃないか。お。こっちは仮装の写真じゃないか」

ウォースパイト「……いいですね、こういうの」

提督「だろう。よし、そんなウォースパイトにはこれらを進呈しよう」

ウォースパイト「え、えっ?」

提督「心配しなくても、データはある。自分用の写真もあるし、欲しい写真があったら後で青葉に頼む」

ウォースパイト「でも、いいのですか?」

提督「ウォースパイトはあまり写真を撮ってなかったみたいだからな。イベントごとに記録を取ってないと、この先勿体ないぞ」

ウォースパイト「はあ……もしかして、アドミラル、そのために?」

提督「いや、写真を見て一緒に笑える奴が欲しかっただけだ」

ウォースパイト「……アドミラルは読めませんね」

提督「そうか? ああほら、こっちではお菓子を頬張る駆逐艦の写真もあるぞ!」

794: 今日も(ry 2016/11/09(水) 00:20:17.93 ID:QEt2nfRco
―執務室―

提督「個人的に一番面白かったのはカボチャの被り物がなぜか三つくらい飛んでいる写真だろうか」

提督「さて、追加の現像を青葉に頼んでくるか」

下2

790: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/08(火) 18:51:53.72 ID:0ukKDoYp0
陽炎型全員と鬼ごっこ(鬼:陽炎型、提督がひたすら逃げる)

799: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 00:29:11.18 ID:N+atjZ2Wo
提督「鬼ごっこしようぜ」

陽炎「はい?」

提督「お前ら全員鬼で、俺は一人で逃走者」

陽炎「わざわざ呼んだと思ったら……またいつもの?」

提督「いつものとはなんだ。最近は真面目だったろう」

不知火(真面目……?)

黒潮(真面目という言葉の意味わかってないんやろなぁ……)

初潮(言っている意味が解りません)

提督「ちょっとそこ、何不思議な顔しているんだ」

陽炎「それで、どうして鬼ごっこをしようと思ったの」

提督「特に理由は無いんだが……強いて言うならば、逆境を感じてみたいから、かな」

時津風「しれー、頭大丈夫?」

浜風「医務室まで連れて行きましょうか?」

提督「ええい、まずは話を聞いてからにしろ!」

800: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 00:29:47.95 ID:N+atjZ2Wo
~~~~~~~~~

提督「くそ、あいつらご褒美があると言ったらノリ気になって……」

提督(一時間の制限時間とはいえ恐らく楽勝だと思っているんだろう。だが、何も準備をせずに無謀な戦いを仕掛けるはずがないだろう)

提督「そう、ここは鎮守府の屋根。こんなところに隠れているとはだれも思うまい。はーっはっはっは!」

磯風「甘いな司令よ」

浦風「その魂胆はお見通しじゃ」

提督「むっ! ばれてはしょうがない。脱出を……」

野分「すみませんが、こちらの窓は封鎖しておきました」

谷風「こっちからも絶対に逃がさないよ」

提督「ちっ、だが、室内に入る道を閉ざしたからといって、逃げ場を塞がれた訳では無い」

磯風「なに……司令、そっちは何もないぞ」

提督「何も無い? いや、地面がある。というわけでさらば!」バッ

浦風「うえぇ!? 落ちよったぞ!」

野分「……いや、パイプを伝って降りたみたい」

谷風「かーっ、忍者みたいなことするねぇ」

801: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 00:30:22.85 ID:N+atjZ2Wo
~~~~~~~~

天津風「待ちなさい!」

提督「待てと言われて待つ奴が居るか!」

嵐「このまま追い詰めれば、すぐそこにフェンスがあったはずだ」

天津風「なるほど、逃げ道を塞がれるわけね」

萩風「あれは有刺鉄線ですね、司令も超えられません!」

提督「有刺鉄線? 甘いわ!」ガシャッ

天津風「よじ登った!? まさか無理矢理超えるなんてこと……」

嵐「うわ、なんて奴だ! 有刺鉄線部分は飛んで躱しやがった!」

萩風「二人共あまりの驚きに説明口調になってる」

雪風「雪風にお任せください! むむ……えいっ!」

ガシャーン

提督「どわっ! いきなりフェンスが壊れた!? エスパーかよ!」

天津風「良く分からないけど普通にぬけられるようになったわ! 鬼ごっこの続きと行きましょうか!」

提督「くそっ、そう簡単には捕まらんぞ!」

802: 今日も(ry 2016/11/10(木) 00:31:53.82 ID:N+atjZ2Wo
―執務室―

提督「一時間、何とか逃げ切った……人数は脅威だ」

提督「しかし体力と走力とやる気で負けて無ければそうそう捕まらないはず。逆に言うとそれらが負けていると……」

下2

795: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/09(水) 00:21:08.38 ID:pAI9yMbA0
弥生とにらめっこ

810: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:04:17.65 ID:64JHRF05o
―睦月型の部屋―

提督「俺はにらめっこで最強を目指したい」

弥生「はあ……」

提督「だから我が鎮守府でも最強格の弥生、勝負だ」

弥生「弥生、そんなに強くないですよ……?」

提督「はっはっは、その顔で言っても説得力ないぞ」

弥生「……」

提督「お、怒るな。冗談だから」

弥生「怒ってないですよ、怒ってないです……」

提督「お、おう。図星っぽかったが……」

弥生「怒ってないです」

811: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:04:43.40 ID:64JHRF05o
提督「はい。んで、勝負してくれる気になったか」

弥生「いい、ですよ」

提督「ならばさっそく戦いに入ろうではないか」

弥生「戦い……」

提督「にらめっこしましょ」

弥生「あっぷっぷ……」

提督「……」

弥生「……」

提督「……弥生、表情変わって無いぞ」

弥生「そう……?」

提督「もしかして、実は乗り気じゃないとか」

弥生「そういうわけじゃ、ないです……けど……」

812: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:05:19.29 ID:64JHRF05o
提督「……分かったぞ、そうやって表情を変えないことで、相手に自分のやっている事のおかしさで笑わせるつもりだろう」

弥生「そういうつもりでも……」

提督「なるほど、さすが最強格といわれるだけはある」

弥生「考え過ぎ、です……」

提督「しかしこっちの表情でも笑わないということは勝負がつかない……ならば、言葉も交えるぞ」

弥生「もう会話しています……」

提督「……細かすぎて伝わらないモノマネ! 弥生だと知らずに悪戯を仕掛けた卯月」

弥生「……」

提督「イタズラだっぴょ~ん! ……あ、やよ……イタズラ大成功だぴょ~ん! ……ぴょん?」

ガシャーン

弥生「落ちていった……」

卯月「流石司令官だぴょん。悪戯した後に逃げていって、あの最後に弥生だと再認識して怒ってないか確認するところまで完璧に再現していたぴょん」

弥生「いつから見ていたの……?」

813: 今日も(ry 2016/11/11(金) 01:05:55.24 ID:64JHRF05o
―執務室―

提督「滑っても良いように廊下に細工をしておいて良かった。当たり前のように怒られたけど」

提督「あのままでは勝負の付きそうにも無かったからしょうがない」

下2

815: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:23:19.69 ID:dTF8CH1Y0
クマ艦隊で酉の市へ

819: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 00:33:22.68 ID:yuXXrmuNo
―酉の市―

阿武隈「今日は酉の市を楽しみに皆で浅草神社にやってきました!」

三隈「どうして説明口調?」

球磨「どうでもいいけど、提督はどこにいったクマ」

熊野「まさか早速迷子ですの?」

筑摩「提督なら、さっき熊手を納めに行くって言ってました」

阿武隈「熊手を、納めに?」

球磨「昨年もきちんと来ていたって事クマね」

熊野「わたくしには良く分からないのですけど……」

提督「買った熊手は一年後に納めに行くのが礼儀だ。もちろん、納めるのが無理なら捨てても構わないといえば構わないが」

三隈「いきなり置いていくなんてひどいです」

球磨「行くならちゃんと要件を言ってから行くクマ」

提督「すまんすまん」

820: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 00:33:52.66 ID:yuXXrmuNo
阿武隈「でも、こんなに盛況なんですね。えっと、どういうお祭りなんですか?」

提督「簡単に言えば熊手を買って一年の縁起を祈る祭りだ」

筑摩「本当に簡単にまとめましたね」

提督「阿武隈にはこのくらいの方が良いかと思って」

阿武隈「私のこと馬鹿だと思ってませんか!?」

熊野「それでその、熊手?でしたか。どこで買いますの?」

提督「どこって、そこらにあるだろう。後ろにあるのもそうだ」

熊野「へえ、なるほどこれが……思っていたのよりきれいですのね」

筑摩「さすがこのお祭りの目玉ですね」

三隈「さっそく買います?」

提督「いや、まずは祭りを楽しんでからだ! 行くぞ!」

阿武隈「あっ、待ってください!」

筑摩「私も利根姉さんのお土産も見繕わないと」

球磨「球磨も妹達に何か買うクマ」

熊野「三隈、行きましょうか」

三隈「うーん、目移りしちゃう……」

821: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 00:34:20.79 ID:yuXXrmuNo
~数時間後~

提督「へい店主! これ頂戴!」

店主「おおう、こりゃまたでっけーもんを欲しがるなぁ! 兄ちゃん、こりゃ相当なもんだぞ!」

提督「ほうほう、相当な物、いったい幾らだい?」

店主「そりゃほら、ゴニョゴニョ万円だよ」

提督「ほほう! そりゃとんでもない値段だ!」

熊野「え、それくらいですの?」

筑摩「熊野さん、少し値段の基準がずれてると思います!」

店主「いやいや! 連れのその審美眼は大したものだよ!」

熊野「当然ですわ!」

提督「……いやぁ、でもまいった! 今日は連れの分を用意していなかったせいで、皆の分これではこりゃあ厳しい! ちょいと店主さん、一つまけてはくれないかな?」

店主「確かにそれだけの連れを連れたなら足りるもんも足りなくなるかもなぁ」

提督「分かってるねえ! そこでひとつ提案なんだが、こちらにあるもっとおっきいもんだが、これをみんなの分として一つ欲しいと思うんだよ」

店主「なんと! ははあ、もしかして兄ちゃん、こっちの分をこの値段で買い取ろうというのかい?」

提督「そりゃあ流石に声がでかい! でも、ちょいちょいっと見れる値段にはならないか?」

店主「うまいねえ兄ちゃん! そうだなぁ、ならこのぐらいならどうだい?」

提督「それは眩しい! まだ全然眩しいよ! 其処からもう少しまけてくれたら、きちんと見れると思うんだ!」

店主「ええい、ならば一本さげてやろう! もう一声は聞かないぞ!」

提督「全然見れる数だ! ああ、そういえば店主さん、実はここにいる子はみんな艦娘で、名前に『クマ』が付く子なんだけれどね、この子達のためにとその熊手が手に渡れば、凄く縁起が良くなると思わないかな?」

店主「軍人さんだったか! しかも、そう言われちゃあ、しょうがない! これでどうだ、もってけドロボー!」

提督「ひゅー! さっすが店主! 気が利いてる、よっ、太っ腹!」

店主「まけたまけた! はっはっは!」

阿武隈「って、待ってください! これ本来の値段の半額以上じゃないですか!? 駄目ですって!」

球磨「阿武隈はいい子クマね。でも大丈夫クマ」

提督「んー……おっと、細かいものをもっていなかった! ならしょうがない、大きなものも含めて御祝儀として受け取ってくれい!」

阿武隈「えええ!?」

筑摩「上手いこと回ってるのねー」

三隈「くまりんこ分かりました! これがお互い気持ちよく祭りを楽しむコツなんですね!」

熊野「すごく珍しい光景だと思いますけれどね」

822: 今日も(ry 2016/11/12(土) 00:34:46.85 ID:yuXXrmuNo
―執務室―

提督「やっぱ浅草の酉の市は賑やかだわ。みんなで行くならああいう場所もいいかな」

提督「まあ最後のがやりたかっただけで呼んだというのも嘘ではないが」

下2

798: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/09(水) 00:21:28.61 ID:2aIJ1A+10
炬燵で加古、多摩、望月、初雪とダラダラ

826: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 23:28:52.07 ID:yuXXrmuNo
―談話室―

望月「あー……炬燵出したんだ」

提督「ちょっと前からな。どうだもっちー」

望月「どうだって、入るところなくない?」

初雪「んー?」

加古「zzz……」

多摩「多摩はぜったいどかないにゃー」

提督「うーん、じゃあ膝の上にでも乗るか」

望月「膝? うーん……いいぞ」

提督「なら、ほらどうぞ」

望月「お邪魔しまーす。はー……」

827: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 23:29:38.73 ID:yuXXrmuNo
初雪「みかんなら……ここ……」

望月「ありがと」

提督「つか、望月がここまで来るの珍しいな」

望月「漫画をここに忘れて……面倒だけど、たまには」

多摩「それ分かるにゃ。多摩もなんとなく良い事がある気がしたにゃー」

初雪「こたつ……みかん……」

提督「今年もまた大量に買って来てさ。ここに置いておけばだれか食べるかなって」

加古「まだ倉庫に一杯あるよね」

提督「起きてたのか。そういうわけで、みかんは好きに食べてもいいぞ」

望月「はーい」

828: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 23:30:11.93 ID:yuXXrmuNo
多摩「でもこんなところでのんびりして怒られないにゃ?」

初雪「今日は何も無い……はず……」

加古「何かあれば古鷹が言ってくるはず」

提督「何かあっても逃げるのみ」

望月「あたしが言えることじゃないけど、大丈夫なのか……?」

提督「へーきへーき」

加古「この時間は何にも変えられないよ」

初雪「もっちーも……同じ、でしょ……」

望月「そうだけどねぇ」

多摩「こたつにみかん美味しいにゃ~」

提督「もはや使い古されたネタではあるが、同感だ」

望月「あたしも今日はここでだらだらしとこ……」

829: 今日も(ry 2016/11/12(土) 23:31:06.92 ID:yuXXrmuNo
―執務室―

提督「気付けば日が落ちていたとは……なんというおそろしい時間だ」

提督「たまにはこんな日もあっていいね、とか秘書官に言ったらぶっ叩かれたけど」

下2

816: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:23:25.49 ID:txsyeU+DO
千歳千代田に片方ずつ膝差し出して同時膝枕

839: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 00:13:51.85 ID:5LzjgKpu0
―庭―

提督「うーん、今日もいい天気だ。こんな日は何かいいことが起きそうな予感」

「提督! 提督!」

提督「ん? どこからか声が……」

「上よ、上!」

提督「上? ……何やってるんだ、千代田。木登りか」

千代田「好きで登ったわけじゃないから!」

提督「好きで登ったわけじゃないなら、どうしてそんなところに?」

千代田「い、いいません」

提督「そんなに恥ずかしい理由なのか……いや、なに。そういうときもある」

千代田「何か誤解してない!? 千歳お姉からもらったアクセサリーが木に引っかかっただけ!」

840: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 00:14:26.14 ID:5LzjgKpu0
提督「なんでそうなったかが聞きたいが、まあいいか。アクセサリーが引っかかって、ねぇ」

千代田「降りられなくなって……は、はしごか何か持ってきてくれない?」

提督「いいぞ……っと、地震か」グラグラ

千代田「わ、あっ……!」

提督「千代……っ!?」ゴンッ

~~~~~~~~

千歳「あら」

提督「……」

千代田「」

千歳「千代田とお昼寝ですか。膝枕もしているなんて珍しいですね」

提督「昼寝っていうか気絶だけどな」

千歳「何かあったんですか?」

提督「まあ、少し」

841: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 00:15:08.36 ID:5LzjgKpu0
千歳「……あの、私もいいですか?」

提督「いいって……ああ、昼寝か。別にいいぞ」

千歳「では、失礼します」スッ

提督「……ええと、どうして千代田の頭の位置を移動させたんだ」

千歳「私も膝枕をされてみたいです」

提督「酔ってる? 酔ってるよな?」

千歳「うふふ、どうでしょう。では、今度こそ失礼しますね」

提督「あー、もう勝手にしろ」

千歳「はい、勝手にさせていただきます」

千代田(千歳お姉が来てから起きてたけど、これどうしよう……)

千歳「……ふふ」

千代田(……お姉もうれしそうだから、今日のところはいっか)

842: 今日も(ry 2016/11/14(月) 00:19:42.05 ID:5LzjgKpu0
―執務室―

提督「今日は日が照ってたからいいけど、寒くなってきたから外で昼寝はあんまりなぁ」

提督「……いやでも、風邪ひいても修復材で直ったりするのか? むう……」

下2

844: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 00:19:52.77 ID:E5gOjxWE0
コタツトラップに耐えられる海外艦がいるか調査する

850: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 22:31:10.21 ID:5LzjgKpuo
―提督私室―

アイオワ「あら、こたつじゃない」

提督「アイオワも入るか?」

アイオワ「ええ、失礼させてもらうわ」

提督「外は寒いもんなー」

アイオワ「それに、このこたつってのはいいわ。ニホンのワビサビを感じるの」

提督「ふーん、そういえばみかんを持って来てなかった……アイオワ、とって来るか」

アイオワ「ミカン……ええ、もちろんよ!」バッ

提督(アイオワ、問題無し)

851: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 22:31:39.16 ID:5LzjgKpuo
~~~~~~~~

ビスマルク「それは……」

プリンツ「コタツ、ですね。もうそんな季節なんですね」

グラーフ「あれは恐ろしいものだ……」

レーベ「何かあったの?」

グラーフ「きっとアトミラールに無理矢理引きはがされなかったらずっと入り浸り続けていただろう……」

マックス「そういえば、春先までずっとこたつを出してましたね」

提督「そういえばそんなこともあったか。どうだ、入ってみるか」

グラーフ「いや……遠慮しておこう」

ビスマルク「私は……私は……!」


プリンツ「ビスマルク姉さま、動きませんね」

提督「完全に浸ってるな」

マックス「いえ、表情死んでますけど……ハマる人はハマる物なんですね」

852: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 22:32:07.08 ID:5LzjgKpuo
~~~~~~~~

リットリオ「提督、失礼します」

提督「おう。今度はイタリア艦ね……」

ローマ「前にも誰かが?」

提督「いや、そんなことよりどうだ? 入っても良いんだぞ」

リットリオ「こたつ……これは駄目なものです」

ローマ「まあ、なかなか出られなくなりますよね」

リベッチオ「リベはけっこう好きだよ?」

ザラ「うーん、私もそれなりかなぁ」

ポーラ「お酒でもあったかくなれますよ~」

提督「へー、イタリア艦はこたつに耐性ありそうだな。リットリオ以外」

リットリオ「私だけ!? アクィラも危ないと思います!」

提督「そういやアキラはどうした? 五人居て一人だけってのも珍しいな」

ザラ「様子を見て来たんだけど、こたつに丸まって出ないって……」

提督「訂正、リットリオとアキラは駄目だな」

リットリオ「アクィラ程じゃ無いですよー!」

ローマ(こういうのをニホンのことわざで五十歩百歩っていうのね)

853: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 22:32:37.06 ID:5LzjgKpuo
~~~~~~~~

ウォースパイト「失礼します……ごほっ」

提督「あれ、もしかして風邪か」

ウォースパイト「はい……すみません、今日の出撃なんですが……」

提督「分かった。ゆっくり休んでおけ」

ウォースパイト「はい……こほっ……」

提督「ちなみに、風邪ひいた理由はなんだ? そう簡単に風邪をひかないと聞いたが」

ウォースパイト「……」

提督「言いたくないならいいが」

ウォースパイト「その……こたつをつけたまま寝てしまって……」

提督「お前も引っ掛かるタイプだったか……」

854: 今日も(ry 2016/11/14(月) 22:33:06.32 ID:5LzjgKpuo
―執務室―

提督「ビス子とグラ子にリットリオとアキラ、あとウォースパイトか」

提督「意外と少ないとみるべきか、ハマってる奴はがっつりとハマり過ぎてやばいとみるべきか」

下2

818: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:23:41.47 ID:Wi7yL7aY0
にらめっこ対決3連戦:ヴェールヌイ・初月・U-511

859: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/15(火) 23:52:15.41 ID:V/287U+70
弥生「そういえば……どうしてにらめっこで一番を……?」

提督「いきなり来たかと思えばそんなことか。そうだな、あれはある風が吹くときだった」

~回想~

提督「ゆーちゃん、ここで一つ勝負をしないか」

U-511「勝負、ですか?」

提督「にらめっこといって、顔で相手を笑わせたほうが勝ちだ」

U-511「えと……?」

提督「やってみれば早い。にらめっこしましょ、あっぷっぷ!」

U-511「!? ふふっ……!」

提督「笑うの早いな」

U-511「突然そんな顔をされたら、笑っちゃいます。あはは」

860: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/15(火) 23:52:42.31 ID:V/287U+70
初月「ふうん、ユーを倒したみたいだね」

提督「む、お前は初月!」

初月「ユーの次は僕が勝負だ。そう簡単にはいかないよ」

提督「俺だって、ゆーちゃんの屍を背負っているんだ。ここで負けられない!」

U-511「しかばね……あのあの、ユーは死んでませんよ」

初月「いくよ、提督」

提督「にらめっこしましょ」

初月「あっぷっぷ」

提督(……確かに、すごい顔力だ。だが、これが全力なら……!)

初月(!? 提督の顔がいきなり変わって……! この技は、繁華街のネオンサイン! これはさすがの僕も……)

初月「ぶふっ……はははははっ!!」

提督「勝った!」

861: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/15(火) 23:53:10.13 ID:V/287U+70
響「二人に勝ったくらいで勝ち誇るべきじゃないよ」

提督「お前は……ロシアのぬいぬい!」

響「響と呼んでくれないかい。そう、にらめっこチャンピオンの響とね」

提督「にらめっこチャンピオンだと……!? いいだろう、相手にとって不足なし!」

響「その意気込み、青いね。所詮井の中の蛙だったということを教えてあげるよ」

提督「いくぞ、響!」

響「いいよ、受け止めてあげる」

~回想終了~

提督「あの時だけだ、俺が一瞬で破顔してしまったのは」

弥生「……嘘ですよね」

提督「さて、どうだろうな。意外と本当かもしれないぞ」

弥生「……ううん、聞いてきます」

862: 今日も(ry 2016/11/15(火) 23:53:50.58 ID:V/287U+70
バタン

提督「まあ、ゆーちゃんの時期と初月の時期を考えると嘘っぽいが」

提督「うちには便利な明石と夕張がいるからなぁ」

下2

864: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/15(火) 23:57:41.96 ID:el4hSKCdo
初春の頭上ユニットをおでんのコンニャクに換装する

868: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/16(水) 22:34:50.31 ID:dl/57GP+0
―初春型の部屋―

提督「初春、ちょっとおもしろいことを思いついたんだ」

初春「面白いことってなんじゃ。不安しかないがの」

提督「そういうな、初春にユーモアをつけ足そうと思っているだけだ」

初春「いらぬ」

提督「遠慮はいらんぞ」

初春「これが遠慮だと思うのか」

提督「遠慮だったら押せばいいからな」

初春「悪いが、心の底からお断りじゃ」

提督「なら、上司としての命令ならどうかな?」

初春「そこまでして、その思い付きとやらを実行したいのじゃな……」

提督「その通りだ。さあこっちへ来るといい」

初春「なんという無理矢理じゃ……」

869: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/16(水) 22:35:17.46 ID:dl/57GP+0
~~~~~~~~

初春「……なんじゃこれ」

提督「これぞ通称おでんユニットだ」

初春「おでんとは……」

提督「なんだ、おでんを知らないのか? おでんというのは……」

初春「そうではない!」

提督「ちなみにこのおでんユニットの利点はユーモアだけでなく非常食にもなる点でな」

初春「非常食を頭につけて出撃が本気でいいと思うのかや?」

提督「ほら、士気向上にも役に立つかも」

初春「立つわけないじゃろう」

提督「浮いてるから、戦闘中の目印になったり」

初春「目立つかは知れんが、あまりにも滑稽すぎるだけじゃろ」

870: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/16(水) 22:35:48.75 ID:dl/57GP+0
提督「むむ、何が気に入らないというんだ」

初春「これを気に入る人なんているわけないじゃろう!」

提督「ええ!?」

初春「何を本気で驚いているのじゃ!」

提督「俺だったら頭につけてもいいと思うんだけどなー」

初春「……」ガサゴソ

提督「ちょっと、どこに電話をしようとしている」

初春「妾の手におえそうにない。貴様にとっての天敵を呼ぼうかと思うてな」

提督「天敵て、俺に天敵がいるわけ」

初春「……おお、秘書官の仕事の途中申し訳ないのじゃが」

提督「やめて! また無駄遣いしたって怒られる!」

871: 今日も(ry 2016/11/16(水) 22:36:22.90 ID:dl/57GP+0
―執務室―

提督「ちくわとこんにゃくで悩んで、せっかくこんにゃくにしたのに」

提督「……もしかして、ちくわの方がよかった!?」」

下2

823: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/12(土) 00:37:50.61 ID:76vuEvdA0
初月、三日月、レーベと読書会

876: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/17(木) 23:00:41.14 ID:65f31JLxo
―談話室―

提督「もう秋も終わりだし、読書に興じようと思う」

三日月「いいですね、読書。司令官はどんな本を読むんですか?」

提督「ドラ○もん」

初月「それは……読書なのか?」

レーベ「ねえ、僕が持ってきたのもマンガなんだけど、駄目なの?」

初月「駄目かと聞かれると……やはりありなのだろうか」

提督「本なら何でもいいだろう。読書とはなにも小説を読むことではなく、本を読むことで何らかの知識を蓄えるたり学んだりする事だろう」

三日月「例えばドラ○もんでどんなものがありますか?」

提督「自然に対する思い、未来への渇望、異種間での友情、仲間の大切さ、冒険のロマン」

初月「……提督が意外としっかりと見ていて驚いたよ」

提督「なんだ、いつもの奇行とでも思ったか。本に対しては敬意を払うぞ俺は」

レーベ「じゃあ、この本からはどんなことを学べると思う?」

提督「レーベが持ってきた本か。どれどれ」

『彼○島』

提督「別のにしなさい」

レーベ「えー」

877: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/17(木) 23:01:07.20 ID:65f31JLxo
~~~~~~~~

提督「……」パラ

三日月「……」

初月「……へぇ」ペラ

レーベ「……おー」パタン

提督「読み終わったか?」

レーベ「うん! ねえねえ、これって続きある?」

提督「全巻そろってるからあるぞ。どれ、ちょっと取りに戻るか」

初月「提督、そろそろ僕のも読み終わりそうなんだ。何かお勧めの本があれば持ってきてほしいんだけど」

提督「ああ。もしかしたら被るかもしれないから、何冊か持ってくるよ」

初月「ありがとう」

提督「三日月は特に何も無いか?」

三日月「……」

提督「あら、集中してら。まあ、初月用に持ってきた物から選べばいいか」

878: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/17(木) 23:03:17.14 ID:65f31JLxo
~~~~~~~~

三日月「……はぁー……」

提督「読み終わったか」

三日月「良いですね、恋愛……色々な恋の形があるって、素敵です……」

初月「一体何を見ていたんだい?」

三日月「えっと、恋愛小説のアンソロジーです。男性作家の話を集めたってありますね」

初月「そうなんだ。恋愛小説といえば女性のイメージがあるけれど」

提督「イメージとしてはそうかもしれないが、意外と沢山あるもんだぞ」

レーベ「……ねえ、僕も見せて貰っていい?」

初月「僕もちょっと気になるね」

三日月「は、はい、いいですよ。そのかわり、二人のオススメも教えてください」

初月「僕のオススメは向日葵の咲かない夏でね」

提督(うんうん、やはり読書会とはこうしてお互いの好きな小説を分かり合っていくというのも醍醐味だよな)

879: 今日も(ry 2016/11/17(木) 23:04:16.69 ID:65f31JLxo
―執務室―

提督「久しぶりに読書をした気がする。やはり本は良いものだ」

提督「それが例え漫画でもラノベでも。本に貴賤は無い」

下2

881: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/17(木) 23:05:27.60 ID:Dcn7ZroWo
球磨型たちと猫舌談義

887: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/19(土) 02:06:12.62 ID:M770DM3ao
―球磨型の部屋―

大井「おでんが出来ましたよ」

球磨「待ってたクマ」

多摩「アツアツにゃー……」

提督「まさか大井がご馳走してくれるとはな」

大井「北上さんがおでんを食べたいといったのですから、当然じゃないですか」

提督「当然て」

北上「何となく口にしただけなんだけどね~」

木曾「ま、いいじゃないか。飯は美味しいしな」

大井「当然じゃないですか。北上さんに美味しく無い物なんて食べさせられません」

提督「大井は一貫してるな」

888: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/19(土) 02:06:41.20 ID:M770DM3ao
球磨「さて、まずは何から食べようかクマ」

多摩「こんにゃくと大根を救出するにゃ」

提督「救出って何」

球磨「多摩は熱いの苦手だから、いつも熱が篭る物は早めにとってるクマ」

提督「猫舌ってやつだな」

多摩「多摩は猫じゃないにゃ!」

木曾「猫舌ってそういう意味じゃないぞ」

北上「でも聞いた話だけどさー、猫舌ってただのわがままらしいよ」

提督「ほー、まさか北上からそういう豆知識が聞けるとは」

大井「は? 北上さんを侮っているんですか?」

提督「いやいや、ただ珍しいってだけだから」

889: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/19(土) 02:07:44.08 ID:M770DM3ao
多摩「別に多摩はわがままじゃないにゃ」

北上「えーっと、なんでそう言われてるんだっけ?」

大井「舌の先は熱さを感じやすく、奥は感じにくいんです。だから、ただ舌の使い方が下手くそで、我慢が出来ないってだけなんですよ」

北上「そんな感じ」

提督(なんだ、やっぱり大井が知ってただけか)

多摩「でも、熱い物を食べると舌がひりひりするにゃ」

球磨「それならただのやけどクマ」

北上「猫舌って火傷になりやすいんじゃないの?」

球磨「猫舌は熱さを感じるかクマ。火傷は猫舌じゃなくても起こるし、なりやすさは関係無いクマ」

北上「そうなんだ。大井っちよりも物知りだね」

大井「!!」ガーン

提督「なんだか大井がすごくショックを受けてる」

木曾「いつもどおりだな。さて、そろそろ食べ始めるか」

提督「そうだな」

890: 今日も(ry 2016/11/19(土) 02:08:09.38 ID:M770DM3ao
―執務室―

提督「おでんは美味しかった。作った本人は寝込んだけど」

提督「球磨はあれで意外と物知りだからなー。いや、なんでそんな知識あるんだろう……」

下2

875: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/17(木) 20:48:08.28 ID:CEK4df5a0
比叡特製さんまカレーを比叡が提督にアーンで食べさせてくれる

910: 最近になって速くなっただけなのでとりあえず安価のやり方は様子見します 2016/11/19(土) 21:41:26.99 ID:M770DM3ao
比叡「司令! さんまカレーですよ!」

提督(何言ってんだこいつ)

比叡「あれ、反応ないですね」

提督「反応ないって、お前普通のカレーすら作れないのに、なに派生料理作ってんの」

比叡「なっ! いくら司令といっても聞き捨てなりませんね。あれから私も金剛お姉様やファンのみなさんの為に練習したんですよ!」

提督「比叡の料理のファンって、研究職とか、人生に絶望している人とかか」

比叡「えっと……?」

提督「すまん、伝わり難い例えだったな……」

比叡「え、え、どうして悲しい顔で見てくるんですか!?」

911: 継続して人が多そうなら次のスレからは少し考えます 2016/11/19(土) 21:42:17.06 ID:M770DM3ao
提督「……まあ、一応どんな劇物なのか拝見させてもらおうか」

比叡「劇物って、その言葉、後悔しますよ!」

提督(させて欲しいなぁ)

比叡「はい、これが比叡特性さんまカレーです!」

提督「うっ……う? あれ、普通?」

比叡「当たり前じゃないですか!」

提督「色も紫ってことはないし、変な粘りもない。……刺激臭がするわけでもない。ペロ……これは普通のカレー!」

比叡「ふふーん! 私だってやる時はやるんですよ!」

提督「これは吃驚仰天、驚天動地、大驚失色だわ……」

比叡「意味は良く分かりませんけど、とんでもなく驚いているのは分かりました!」

912: (安価を下2で近くしてるのも人が居ない場合を見越してだし) 2016/11/19(土) 21:44:07.50 ID:M770DM3ao
提督「ここまでちゃんと作られているのなら食べられ……ん?」

比叡「どうかしたんですか?」

提督「なんかでかい物が……おい、これ」

比叡「さんまですね」

提督「それは見ればわかる。そうじゃなくて、なんでそのまま入っているんだ」

比叡「? さんまカレーですから」

提督「……そもそも、さんまカレーをどこで知った」

比叡「知った? いえ、あの時のさんまが余っているので、入れたらおいしくなるかなと思って」

提督「しかも大分前の奴かよ! 腹壊すわ!」

比叡「ではどうぞ、司令。きっと美味しいですよ!」

提督「味見もしてないんかい! 誰が食べるか!」ダッ

比叡「あっ、司令! どうして逃げるんですか!」ダッ

提督「絶対食べんぞ!!」バッ

パリーン

比叡「窓ガラス割って逃げるほどですか!?」

913: 今日も(ry 2016/11/19(土) 21:44:34.19 ID:M770DM3ao
~~~~~~~~

提督「ふう、嵐は去ったか」

提督「今回のは普通に腹を壊しそうなものだし、絶対に食べるのはごめんだ」

下2

846: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/14(月) 00:20:02.40 ID:OOXn81Oh0
シアーハートアタック(おもちゃ)に攻撃された海風を介抱する

923: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/20(日) 23:35:02.23 ID:Yo4RGv8Xo
―母港―

海風「今日も風が気持ちいいですね……」

<ロー

海風「……? なんだか後ろの方から音が……」

「コッチヲミロー!」

海風「ひゃっ!?」

ドゴーン

~~~~~~~~

江風「ってことがあって」

提督「ラジコンでぶつかって気絶ねぇ……最後の効果音的に爆発しただろ」

江風「ばれたか」

提督「元ネタ的にそうだろうし……あと台詞は正しくは『コッチヲ見ロッ!』だぞ」

江風「元ネタ? 夕張さんから渡されたものだから、よくわかんないんだけど」

提督「はあ、じゃあ誤植か。そうだ江風、この後遠征だぞ」

江風「そうだっけ。あー……じゃあ、姉貴は提督に任せる」

提督「任せるって。しょうがない、後はやっておいてやるから、遠征の方は頼んだぞ」

江風「ん、改白露型駆逐艦江風、出るぜ!」

924: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/20(日) 23:35:38.05 ID:Yo4RGv8Xo
―白露型の部屋―

提督「他の奴はいないか。そういえば、新しく姉妹が着任するから歓迎の準備とか言ってたっけ。とりあえず、海風はベッドに寝かせて」

海風「……」

提督「放っておくのは……はばかられるな。原因のやつもジョークアイテムだろうし、大丈夫だと思うけど」

海風「……」

提督「……」

海風「……」

提督「起きてるだろ」

海風「……気付いてましたか」

提督「唾をのみ込む動作。結構有名だぞ」

925: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/20(日) 23:36:04.02 ID:Yo4RGv8Xo
海風「う……さすが提督ですね。気付いたときにはお姫様抱っこをされていたので、起きるに起きれなかったんです」

提督「ま、でも謎の爆発をくらったみたいだし、今は寝ておけ」

海風「はい……」

提督「どんな子が来るかわからんが、あんまり無茶はするなよ」

海風「あれ、提督はいきなりドライブに行ったって噂とかありますけど」

提督「すみません」

海風「本当だったんですか……」

提督「あー、何か欲しい物があれば持ってくるぞ? してほしい事でもいいぞ」

海風「雑な話題の変え方ですね。でも、こうして何かしてもらうということが今までなかったもので……」

提督「じゃあ、何か思いつくまでここにいてやろう。暇つぶしに話しでも交えながらな」

海風「提督……ありがとうございます」

926: 今日も(ry 2016/11/20(日) 23:38:59.64 ID:Yo4RGv8Xo


―執務室―

提督「そういえば今回の着任で白露型は十人か……」

提督「改白露型で部屋分けようか。うーん、本人達がいいならいいか」

下2

885: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/18(金) 23:02:19.86 ID:x0CcrBqA0
お嬢様な熊野の間違った知識の揚げ足をとっていちいち訂正してあげる

930: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/21(月) 23:33:47.97 ID:Y/ttEV4Io
―談話室―

提督「ふーん、色々あるんだな」

熊野「あら、何を見ていますの?」

提督「熊野か。いや、ちょっと雑誌が置いてあってな」

熊野「提督はそういうのお好きなんですね」

提督「いや、どちらかというと実物を見て決める派だな」

熊野「でも、通販の方が楽でしょうに。オーダーメイドとかいかが?」

提督「オーダーメイドって滅茶苦茶お金かかるだろ」

熊野「その分いいのが作られますのよ」

提督「なんつーかお金持ちの思考だな」

熊野「なっ」

931: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/21(月) 23:34:14.11 ID:Y/ttEV4Io
提督「まあいいや。いろいろ見ていたんだけど、意外と調理器具が良くてな」

熊野「そうなんですの」

提督「特にこの包丁十種類セットが気になってるんだ」

熊野「十種類? 包丁って包丁じゃありませんの?」

提督「お前、一種類しか無かったら麺を切るのも綺麗じゃ無くなるし、果物切るのも難しいし、魚を切るのも大変だぞ」

熊野「どういうことです?」

提督「牛刀、出刃包丁、麺切、ペティ……まあ、色々な種類があるんだ。それぞれに適した包丁がな」

熊野「はぁ、なるほど……」

932: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/21(月) 23:34:40.32 ID:Y/ttEV4Io
提督「ある程度はそろってるから様子見するが……ん、お、重曹安いな。これは買っておこう」

熊野「重曹って工廠にありますけど、あれじゃいけませんの?」

提督「あれを口にするのは止めておいた方が良いだろう」

熊野「それは当り前ですわ……つまり、提督は重曹を食べるつもりでお買いに?」

提督「もちろん」

熊野「……」

提督「お前今度から手作りのパンやケーキを食べるの禁止な」

熊野「どうしてですの!」

提督「重曹はお菓子とかに入れるとふっくらさせる効果があるんだ」

熊野「初めて知りましたわ……」

提督「馴れてきたって言っても、まだまだお嬢様だなぁ、熊野は」

熊野「いえ、そういう知識はお嬢様じゃなくても知らないと思うのですが」

933: 今日も(ry 2016/11/21(月) 23:35:09.84 ID:Y/ttEV4Io
―執務室―

提督「え家にあるのはだいたい万能包丁とかみんな知ってると思うんだけどな……」

提督「重曹に関しては、仕事柄勘違いしている奴も居るかもしれないけど」

下2

893: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/19(土) 02:08:22.77 ID:16RygAsao
末っ子で姉トーーク!して貰う

939: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/22(火) 23:39:36.44 ID:iNEkCZsso
―談話室―

霧島「そんなことがあったんですか。比叡お姉様も困りものですね」

提督「だろ。霧島からも言っておいてくれよ」

霧島「比叡お姉様は言い出したら止まりませんからね……」

木曾「お、提督と霧島か。なんだ、お喋りちゅうか」

提督「霧島と姉についてな。そういや木曾も末っ子か。姉のことで何か困った事ってあるか?」

木曾「姉か……強いて言えば、最近夜がうるさいことか」

提督「川内関連じゃなくてか」

木曾「ああ、大井関連でな」

霧島「夜がうるさい……も、もしかして?」

木曾「期待と違って悪いが、どこかで買って来たカメラでな……」

提督「あー、想像できる」

霧島「行くところまで行ってますね……」

940: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/22(火) 23:40:05.13 ID:iNEkCZsso
提督「で、そこにいる羽黒も何か面白い話とか無いか?」

羽黒「わ、私ですか!? そ、そうですね……景気づけ、気力あげのために、お酒を飲んでいる事でしょうか……」

霧島「いいじゃないですか。私の所でも、金剛お姉様が紅茶を振舞ってくれますよ」

木曾「俺のところはいつも通りだな」

提督「羽黒、それの何が問題なんだ?」

羽黒「……三人共、この前泥酔しちゃいまして、部屋が……」

提督「妙高までもか! ちょっと待てよ、そういえばいつしか響がウォッカを大量に持っていたが……そうでもないと、妙高が飲み過ぎるとは……」

羽黒「そ、そこまでたいした話でもないですよ? ただ、三日ぐらい部屋に入れなかっただけですから」

木曾「こっちも前にそうなりかけたことがあったような気がするな」

霧島「比叡お姉様がなにかしでかせば、私達の部屋も入れなくなるかもしれません」

提督「うちの鎮守府じゃ日常茶判事だな」

羽黒「で、ですよね」

阿武隈「そんな日常はあたし的に嫌なんですけど……」

提督「ほほう、じゃあ阿武隈は……やっぱいいや」

阿武隈「どうして!?」

提督「メンバー考えたらそんなに面白い話無いなって」

阿武隈「酷いです提督!」

941: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/22(火) 23:40:31.52 ID:iNEkCZsso
提督「まあ、なんだかんだシスコン集団に負けないくらいには話題はあるよな」

霧島「シスコン集団って……言い得て妙ですけど」

木曾「俺のところは確かに話題が尽きないな」

阿武隈「あたしも! あたし……はでも運動の事が半分くらいですけど……」

羽黒「確かに話題はありますけど、あまり話せる内容では……」

提督「……濃さがあるよな! シスコン集団に負けないくらい!」

霧島「それフォローになってないです。いえ、認めますけど」

木曾「こっちもアレと一緒にされるのは勘弁して欲しいんだが」

羽黒「いい姉なんですよ! お酒が絡まなければですけど……」

阿武隈「改二になったのに相変わらずついていくのがやっとで……うー……」

提督「それ一つで凄く分かりやすい反応だな」

942: 今日も(ry 2016/11/22(火) 23:41:03.91 ID:iNEkCZsso
―執務室―

提督「しかし、こうしてみると……姉妹は見事に常識枠とツッコミ枠とトラブルメーカー枠がいるよな」

提督「三姉妹のところは何故か偏ってる場合が多いが……」

下2

934: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/21(月) 23:50:22.84 ID:viz2dUgA0
語尾をつけて話す艦娘を去勢する

946: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/23(水) 22:52:09.67 ID:zLkCYJFwo
―食堂―

提督「語尾つけてキャラ付って間違ってる気がするんだよ」

秋津洲「それってあたしに言ってるかも?」

提督「もちろん秋津洲だけではない!」

球磨「今食事中クマ。静かにするクマ」

多摩「にゃー」

提督「そうだな。……とでもいうと思ったか!」ガシャーン

秋津洲「テーブルひっくり返したかも!?」

提督「大丈夫だ。俺のは食品サンプルだから」

秋津洲「あたしのはひっくり返ったかも!」

提督「……うるさい! 今はとにかくこの話題についてだ!」

秋津洲「無茶苦茶かも」

947: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/23(水) 22:52:35.36 ID:zLkCYJFwo
提督「というわけで、ここにサンプルを用意した」

球磨「サンプルクマ?」

提督「へいサンプル!」

卯月「はい、お呼びですか」

秋津洲「!?」
球磨「!?」
多摩「?」

提督「うーちゃんは俺の尽力によりあるべき姿を晒したのだ」

球磨「どう考えても魔改造だクマ!」

秋津洲「絶対に間違いかも!」

提督「何を言う。このうーちゃんをみろ!」

卯月「私は睦月型駆逐艦四番艦の卯月です。以後お見知りおきを」

提督「ちゃんとキャラが立っているだろう」

球磨「あくまで今までの対比でキャラが立ってるだけクマ!」

948: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/23(水) 22:53:27.99 ID:zLkCYJFwo
提督「ふっ、そんなことはない。卯月だって黙っていれば十分美少女だ。これはこれで強烈な個性を手に入れていると言えるだろう」

卯月「もう司令官ったら、一言余計ですよ♪」

球磨「はぁ……頭が痛くなったクマ……部屋に戻る……」

多摩「あっ、待つにゃー」

提督「さて、秋津洲はどうだ?」

秋津洲「あ、えーと……あたしも頭が痛いから休むかも……」


提督「……ふむ、そろそろいいぞ」

卯月「ぴょーん! ぷっぷくぷ~……はぁ、なんだか疲れたぴょん」

提督「でも面白い反応が見れただろう」

卯月「あれはしれーかんの勢いに押されただけぴょん……」

提督「なんだ、すっかり去勢されているようだが」

卯月「ぴょんを封印されただけで、なんだか、うーちゃんとしての存在が薄れていくような感じがしたぴょん……」

提督「……な、なんか悪かったな。ゆっくり休め」

卯月「ぴょん……」

949: 今日も(ry 2016/11/23(水) 22:54:00.03 ID:zLkCYJFwo
―執務室―

提督「なんだろう、キャラにとって語尾って大事なものなのかもしれんな。アホ毛も生きてるって話があるくらいだし、生命にかかわる弄りは極力やめておくか」

提督「……あ、ひっくり返った料理はスタッフがおいしくいただきました。結局大層怒られたけど

下2

938: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/21(月) 23:52:40.99 ID:rV+Tz8GZ0
雲龍型にたわわチャレンジをさせる

955: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:07:23.15 ID:7CAaN1QDo
―雲龍型の部屋―

提督「四人で囲むこたつってのもいいよなー」

天城「そうですね」

雲龍「……」

葛城「みかんもって何やってるの、雲龍姉……って」

雲龍「たわわチャレンジ」スッ

葛城「乗った……!」

天城「はしたないですよ、もう」

提督「そもそも、たわわチャレンジってなんだ?」

雲龍「ツイッターで有名な試みです」

天城「雲龍姉様がやっているように、こう、胸の上に携帯などをおくような遊びなんです」

956: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:07:49.40 ID:7CAaN1QDo
提督「ふーん。雲龍はチャレンジ成功だな」

雲龍「天城もやってみる?」

天城「え、それは……」

提督「やってみればいいんじゃね。何の問題も無いと思うけど」

天城「そうでしょうか……?」

提督「やれやれー」

雲龍「やれやれー」

天城「姉様まで……で、では携帯で……」

提督「おー、天城もきちんと乗っているじゃないか」

雲龍「我が妹ながら素晴らしいわ」

天城「そ、そうでしょうか……」

957: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:08:15.01 ID:7CAaN1QDo
雲龍「提督もやってみます?」

提督「俺? ははは、じゃあやってみようかな。それ」ゴスッ

天城「もう、出来るわけ無いじゃないですか」

提督「そりゃそうだ」

雲龍「仰向けになれば……」

提督「それ、たわわじゃねーだろ」

雲龍「ですね」

天城「……あれ、そういえば葛城は」

葛城「ブクブク」

天城「!!? ふ、二人共! 葛城が泡を吹いて倒れてます!」

雲龍「えっ」

提督「……まさか、二人のたわわを見てそれほどまでにショックを受けたのか」

958: 今日も(ry 2016/11/24(木) 23:08:44.94 ID:7CAaN1QDo
―執務室―

提督「たわわチャレンジは恐ろしいな。轟沈の可能性も秘めている」

提督「ま、まあ鎮守府内で流行っているわけでもないし大丈夫でしょう」

下2

960: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:09:46.65 ID:nXMyMP4bo
前回出てない型の長女で妹ーーク!して貰う

964: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 23:07:43.78 ID:j7/0Pm3to
―談話室―

提督「――みないな話をしてな」

最上「姉妹にもいろいろあるんだね」

高翌雄「でも楽しそうですね」

提督「二人ともそういうのは無いのか?」

最上「僕の所はそれぞれに趣味があるからね。姉妹での関わり、というとそこまではないかな」

提督「仲良さそうな鈴谷と熊野でもギャルっぽいとお嬢っぽいだもんなー」

高翌雄「そういう意味でしたら、私の所もですね。仲は勿論良好ですけど」

提督「二人共面白い話題ないのかー。まあ比較的真面目組だもんな」

最上「比較的、というのがどういう意味かは聞かないでおくよ」

965: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 23:08:12.41 ID:j7/0Pm3to
提督「と、すると……そこの置いてあるおやつをこっそり取ろうとしている阿賀野さーん!」

阿賀野「はっ、はうっ! なんでしょうか!」

提督「そっちも四姉妹だよな。何か面白い事無いの?」

阿賀野「ええ、阿賀野型は優秀なんだよ。そんなこと、あるわけないじゃない、ふふん」

提督「……」
高翌雄「……」
最上「……」

阿賀野「どうして三人共疑惑の目で阿賀野を見るの?」

提督「はあ、阿賀野型は優秀については否定はしない。が、もう夜なのにお菓子を食べようとするのはいかがなものか」

阿賀野「……の、能代達はちゃんと優秀だもん!」

最上「自分を外すことに抵抗は無いんだね」

高翌雄「馬鹿め…と言って差し上げますわ」

966: 忘れてた。貼り直し 2016/11/25(金) 23:09:41.42 ID:j7/0Pm3to
―談話室―

提督「――みないな話をしてな」

最上「姉妹にもいろいろあるんだね」

高雄「でも楽しそうですね」

提督「二人ともそういうのは無いのか?」

最上「僕の所はそれぞれに趣味があるからね。姉妹での関わり、というとそこまではないかな」

提督「仲良さそうな鈴谷と熊野でもギャルっぽいとお嬢っぽいだもんなー」

高雄「そういう意味でしたら、私の所もですね。仲は勿論良好ですけど」

提督「二人共面白い話題ないのかー。まあ比較的真面目組だもんな」

最上「比較的、というのがどういう意味かは聞かないでおくよ」

提督「と、すると……そこの置いてあるおやつをこっそり取ろうとしている阿賀野さーん!」

阿賀野「はっ、はうっ! なんでしょうか!」

提督「そっちも四姉妹だよな。何か面白い事無いの?」

阿賀野「ええ、阿賀野型は優秀なんだよ。そんなこと、あるわけないじゃない、ふふん」

提督「……」
高雄「……」
最上「……」

阿賀野「どうして三人共疑惑の目で阿賀野を見るの?」

提督「はあ、阿賀野型は優秀については否定はしない。が、もう夜なのにお菓子を食べようとするのはいかがなものか」

阿賀野「……の、能代達はちゃんと優秀だもん!」

最上「自分を外すことに抵抗は無いんだね」

高雄「馬鹿め…と言って差し上げますわ」

967: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 23:10:09.53 ID:j7/0Pm3to
提督「でも実際阿賀野の妹達はしっかりしてるよな。姉より」

阿賀野「そんな強調しなくても!」

高雄「でも、私も二人の妹が改二になっているので、理解は出来ますよ」

提督「そういえばそうか。やっぱ、姉としては複雑か」

高雄「いえ、妹が皆さんのお役にたてているのに、誇りに思わない以外ありませんわ」

阿賀野「うんうん、やっぱりお姉ちゃんはそう思うよね。妹が良く出来た子なら、嬉しい以外ないよね」

提督「阿賀野は改二とか関係無いんだし、もっとちゃんとするべきだろう」

阿賀野「提督さん、人には向き不向きがあるんだよ」

提督「阿賀野に諭されるとなんか自分もダメ人間のように感じて来るよ」

968: 今日も(ry 2016/11/25(金) 23:10:34.77 ID:j7/0Pm3to
―執務室―

提督「姉より優れた妹もいっぱいいるよな。逆もまた多いと思うけど」

提督「やっぱ、色々な姉妹があって面白いよな」

下2

971: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 23:12:21.23 ID:b8xYa/cm0
大鳳と書初め練習

972: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 22:58:01.82 ID:nd79dpwfo
―大鳳の部屋―

提督「そろそろ年賀状の時期だな」

大鳳「そうですね。提督は誰かに送るんですか?」

提督「そりゃあ、家族やら友人、はたまた気を使うべき人物とか」

大鳳「大変そうですね」

提督「そういうわけで、書道の道具を準備した」

大鳳「書道、ですか?」

提督「筆で書くとなんかそれっぽいだろ。気持ちが篭っているような感じがして」

大鳳「それを言うと台無しですけどね」

提督「大鳳もどうだ?」

大鳳「私もですか。はい、新年の書初めもありますし、少し書いてみましょうか」

973: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 22:58:59.21 ID:nd79dpwfo
提督「書初めか、書く文字は決まっているのか?」

大鳳「いえ、まだですね。でも、練習ついでに考えてみます」

提督「だな。さて……」ズリズリ

大鳳「固形墨ですか。なかなか本格的ですね」

提督「本番用ならもっといい墨を使うけどな。大鳳も使うか?」

大鳳「いえ、自分用がありますので」

提督「そっか。なら俺も今年の初もうでの文字も考えてみるかな」

大鳳「年賀状はいいんですか?」

提督「筆と墨の確認もしておきたいから、今はいいの」

大鳳「そうですか」

974: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 22:59:24.76 ID:nd79dpwfo
提督「さて、書初めは一年の抱負を書くという。まずは望みを書いてみればいいんじゃないか」

大鳳「……」

『幸運』

提督「あぁ……切実だな」

大鳳「はい……」

提督「じゃあ俺は……」

『勝利』

大鳳「なるほど。それもまたいいですね」

提督「だろう。しかし、大鳳も字が上手じゃないか」

大鳳「提督こそ。意外と基本をしっかりと押さえていますね」

提督「そうでもない。久しぶりに書いたせいか、字のバランスが悪いからな」

大鳳「なるほど、提督から見れば、これでは十分ではないと……私ももっと精進しなければ」

975: 今日も(ry 2016/11/26(土) 23:00:08.26 ID:nd79dpwfo
―執務室―

提督「ふう、今回は真面目に書いてしまった」

提督「……隣で切実な願いを綴っている人が居たら、そりゃあねえ」

下2

977: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 23:00:22.99 ID:sAAR/xB40
新年に向けて幸運艦を全員呼んで不幸艦の厄払いをする

981: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 22:53:59.47 ID:0nxN2P5C0
提督「黙祷」

扶桑「……」

山城「……」

大鳳「……」

陸奥「……」

瑞鶴「待って」

提督「なんだ、どうかしたのか」

瑞鶴「それはこっちのセリフなんだけど!? 雪風も状況がわからなくて目を白黒させてるわよ!」

雪風「ゆ、雪風は沈みません!」

初霜「沈むような場所じゃないですよ!」

982: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 22:54:25.22 ID:0nxN2P5C0
提督「ふむ、一応説明をすると、かくかくしかじかなことがあってな」

瑞鶴「それ久しぶりに聞いたわね……でも、だいたい分かったわ」

初霜「でも、私達にお願いしても運を分けることはできませんよ?」

扶桑「それでも、叶えたい願いがあるの」

大鳳「私に足りないものは多くあります。幸運は、もっとも足るものです」

陸奥「わらにもすがりたい気持ちってあるわよね」

瑞鶴「辛い! ここまで本気で願われるとそれはそれで辛い!」

山城「はっ、苦しみを感じているということは、もしかして幸運を吸い取れているのでは!」

大鳳「なんだか、運が良くなってきているような気がしてきます」

陸奥「もっとよ! もっと思いに力を籠めるの!」

983: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 22:55:04.47 ID:0nxN2P5C0
瑞鶴「なんだか目が怖いんだけど……提督さん、なんとかしなさいよ!」

提督「しょうがないな……雪風、これをもって、この紙に書いてある手順通りに言ってあげてくれ」

雪風「はい!」

初霜(大幣ですね。自分で作ったんでしょうか)

雪風「高天原に神留まり坐す――」

扶桑「あ、あぁ……」

山城「心が洗われるようだわ……」

大鳳「……」

陸奥「これで来年は安泰ね」

瑞鶴「……変な始めかたせずに、初めからこれをすればよかったんじゃ」

984: 今日も(ry 2016/11/27(日) 22:55:30.89 ID:0nxN2P5C0
~~~~~~~~

提督「雪風にはご褒美に間宮券をプレゼントしておいた。一週間分くらい」

提督「いや、不幸艦じゃないけど、なんか効果出そうな感じあったし……」

下2

985: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 22:56:01.62 ID:5Ac6xrixO
凍結した海面の危険講座

990: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/28(月) 23:42:33.07 ID:Us37OJcjo
提督「真冬の北方航海は危険がつきまとう」

霞「すごく今更な話ね」

提督「普通の航海であれば、海氷をさけ、流氷に気を付けなければならない」

霞「そこは問題無いわ。船と違って私達は小回りが利くから」

提督「さらに磁気嵐も無視できない要素だ」

霞「そこは妖精さんの謎テクノロジーで効果は受けないわよ」

提督「……急な気候の変化や霧の多さはさすがに嫌だろう!」

霞「まあ、そこは……」

提督「ほーれみろ! やっぱり冬場は危険なんだ!」

霞(相変わらずこいつのこういうところはうざいわね)

提督「よーし、今から皆にも話に行くぞー!」

霞「……今回はまだマシかしらね」

991: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/28(月) 23:42:58.64 ID:Us37OJcjo
―食堂―

提督「そういう訳で、冬の海は気を付けてくれ」

大鳳「……どうしてそれを私に」

提督「最近特に運が悪そうだから」

大鳳「否定はしませんけど、図星なだけにすごく喧嘩を売られている気分です」

提督「そんなことはない。ただ純粋な気持ちで注意を促しているだけだ」

大鳳「確かに、北方の流氷にはたまに当たることがありますから、気を付けなければなりませんけど」

提督「だろ」

瑞鶴「あら、提督さんと大鳳じゃない。二人で食事?」

大鳳「はい。あ、ここいいですよ」

瑞鶴「ありがと」

992: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/28(月) 23:43:38.69 ID:Us37OJcjo
提督「瑞鶴も冬場の北方は気を付けろよ」

瑞鶴「いきなり何の話よ。でも、氷が流れて来たりすることは確かにあるわね」

提督「足を取られると危険だから、気を付けろって話だ」

瑞鶴「氷が流れている場所で戦いなんてほとんど起きないわよ。相手も避けるわけだし。それでも接触するのはルートを間違えたか運が悪いくらいのものじゃない?」

提督「ふうん、ルートか、運ねぇ」

大鳳「……」

瑞鶴「そういえば、この前北方海域に行ったとき、オーロラが見えたの!」

提督「へえ、良かったじゃないか」

瑞鶴「ええ、そこまで観測されるものじゃないから、運が良かったわ」

提督「へえ……」

大鳳「……」

提督(ここまで運の話をされたことについても運が悪いと言うべきか)

大鳳(やはり来年は開運を願うべきですね……)

993: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/28(月) 23:44:09.91 ID:Us37OJcjo
~深夜・母港~

提督「なーんて、やっぱオーロラの話をしたら見たくなるよなぁ! というわけで、誰も見ていない内にボートに乗り込んで……」

提督「……」

提督「なんだ、何かがいつもと違うような……」


―執務室―

霞「もしかして気付いた? このまま戻ってくれれば何もしないんだけど」

夕張「いえ、提督でしたらそのまま行きますよ。提督でしたらね」

明石「念押しの意味は分かるんだけど、変な信頼よね」

霞「……はぁ、二人共、あれを」

夕張「はい! ボートの自爆スイッチです!」

明石「このために周囲の物を片付けておいたんだけど……気付いてもやっぱり行くわよね」

霞「はい、ぽちっと」

994: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/28(月) 23:45:26.04 ID:Us37OJcjo



                               ヽ`
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<ナンジャコリャー!!


夕張「あ、提督が空高く舞っていますね」

明石「多分大丈夫でしょ」

霞「普段なら見逃すけど、流石に作戦中は許されるわけ無いでしょうに。ほんとバカなんだから」



次回 提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」 前編