1: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)18:59:06 ID:yio
モバP(以下P)「は?」

かな子「だから、お菓子人間なんですってば」

P「おかし…………」







「担当アイドルに●されるぅ!!」ガクガクブルブル

かな子「まってちがう」

引用元: 【モバマス】かな子「私、実はおかしにんげんなんですよ」 



3: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:02:38 ID:yio
P「えっと……すると」





「笑わせたりするのが得意で」

かな子「可笑しいわけでもありません!!」

P「唐突だが、ここでクイズ。当時、東大よりも難関と言われた学校の試験だ」

かな子「あわわわ……いきなりなんですか?」

4: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:06:23 ID:yio
P「ここに六個、箱に入った菓子がある」

かな子「うんうん」

P「これを五匹いる猿に平等にわけなさい」

かな子「え?」

「えっと……中は何が入っているんですか?」

P「そういうのも含めた問題だ。あと、その学校は理系だ」

かな子「えっと……ええっと……」

P「早くしないとうさぎ亭の焼きシューを食べてしまうぞ」

かな子「わわわっ、それはひどいですよぉ!」

P「じゃあ、答は?」





かな子「ふぇーん、降参ですよぉ」

5: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:07:36 ID:yio
P「答は」

かな子「うんうん」







P「『むつかしいござる』だ」

かな子「……」



「は?」

6: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:08:55 ID:yio
P「だから、『六菓子い五猿』と」

かな子「……」







かな子「なんなんですかーっ!」ポカポカポカ

P「ははっ、痛くないぞぉ」

7: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:13:07 ID:yio
P「まぁ、ようするにカチコチの頭が固い人間はお断りだ。もっとフレキシブルに動かせということさ」

かな子「なるほど……常識の概念に捕われたらいけないというわけですね」

P「その通りだ。だから何かアイドル活動や、一般的な生活で困ることがあれば、押すだけではダメだ」

「引いたり押し倒したりするぐらいでないとな」

かな子「はいっ!三村かな子、頑張ります!」ニコッ

P「うむっ、いい笑顔だ」

かな子「それじゃあ、レッスンに行ってきますね」

P「応、頑張ってけよ」

8: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:14:17 ID:yio
――3時間後

9: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:17:36 ID:yio
バタバタバタバタバタ



バタン

かな子「そうじゃなくてぇ~!!」

P「お、レッスンお疲れ」

かな子「あ、はい。ただいま終わりました」

P「疲れただろう。俺も一段落したから、一緒に帰ろうか」

かな子「わわっ、いいんですか?プロデューサーさんも疲れているのに」

P「何、途中まで一緒の方向だろ?」

かな子「そうでしたね。えへへ……私だけの特権です」

P「それじゃあ、着替えてこい。車を温めてくるから」

かな子「はーい」

10: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:21:57 ID:yio
ブルルルルゥ

バタン

P「よし、今日も無事故無違反でかな子の家に到着だ」

かな子「ありがとうございます。よかったら……」

P「あ……いや、また今度にさせてもらうよ」

かな子「やっぱり……まだお仕事があるんですね」シュン

P「すまんな。また今度の金曜日なら空いてるぞ」

かな子「えっ…………じゃあ、その日ケーキを焼いておきますね」

P「おっ、かな子のケーキか。楽しみだな」

かな子「えへへ、そうと決まったら頑張らないと」

P「おいおい、仕事の方も頼むぞ」

かな子「はぁい……それじゃあ、おやすみなさい」

P「おやすみ。また明日な」

11: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:23:37 ID:yio
――キッチン

かな子「えへへ……ケーキかぁ」



――風呂

かな子「どんなのがいいかなぁ……」



――自室

かな子「バレンタインの前に節分があるし、ロールケーキにしようかな?」

12: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:24:27 ID:yio
――ベッド

かな子「ふぁぁぁ……おやすみなさい」









かな子「って、違ー――――う」

13: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:38:00 ID:yio
――次の日

――事務所

バタバタバタバタバタ

バァン

かな子「プロデューサーさん!!」

P「おう、かな子おはよう」

かな子「おはようございます……じゃなくて!!」

P「そうか、やっとわかったか」

かな子「はい?」

P「自分がおかしなことを言っているという自覚をだな」

かな子「違います!そのおかしいでもありません!」

P「おかしいな?全裸さんも

『過ちを気に病むことはない。ただ認めて次の糧にすればいい。それが大人の特権だ』

と言ってるのに」

かな子「だーかーらー!」

14: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:44:11 ID:yio
かな子「ちょっと待っててくださいね」

上着ヌギヌギ

P「ちょ!かな子!こんな所で!」

かな子「でも、こうしないと……」←上はブラのみ

P「わかったから!話を聞くから、せめて上だけでも!」

かな子「えっと……コップは」

「あ、それ借りますね」

P「ん?もう冷めてしまったブラックコーヒーしか入ってないぞ」

かな子「はい、それで……えと、さ、さすがに恥ずかしいので後ろ向いてやりますね」

ゴソゴソ

ポヨン

シューシュー

P「……何をやってるか気になるが、さすがに見るのは犯罪だろうな」



かな子「お待たせしました。はい、どうぞ」クルッ

P「あぁ……ん?」

(ブラックだったはずなのに、ミルクが入ってる??)

15: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:45:30 ID:yio
P「な、なぁ……まさかお前……」

かな子「どうぞ、飲んでください」ズッ

P「このミルクは……」

かな子「飲んでください」ズズッ





P「……はい」

16: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:47:40 ID:yio
ズッ

P「……甘い。砂糖なら5杯は入れた甘さだ」

かな子「どうですか?やっとお菓子人間って認めてくれましたか?」

P「だが、今のって母にゅ……」

かな子「認めてくれましたか?」ズッ





P「ハッ、ハイ」

17: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:49:35 ID:yio
P「でもいくらなんでも甘すぎるな」

かな子「身体が砂糖とお菓子でできてますからね」

「私だけじゃなくて、愛梨ちゃんや里美ちゃんも出ますよ」



P「なんか納得できちまう自分が嫌だなぁ」

18: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:52:02 ID:yio
かな子「あ、でも礼子さんはブランデーとかのお酒入りですし、千枝ちゃんはコンデンスミルクしか出ませんけどね」

P「詳しく」

19: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:53:20 ID:yio
P「つか、なんで今更そんなことを俺に?」

かな子「それは……」



クラッ

P「ん……何か頭がクラクラしてきたな」

かな子「……」

「」ジュル

20: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:54:54 ID:yio
かな子「それはですね……」

ガサゴソ

P「待て……なんで、ズボンを脱がせにかか……」

「ダメだ……力が…………」





かな子「ふふふっ」

21: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:58:12 ID:yio
かな子「それは……」



「私のミルクの虜になって」



「元の世界へは……」





「ふふっ……還って来れなくしちゃうためですよ」

22: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)19:59:31 ID:yio
……………………
………………
…………
……



チュンチュン

P「うわっ!」ガバッ



「ゆ、夢か……」

「あ、由愛じゃないよ」

23: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)20:05:17 ID:STa
――事務所

P「不思議な夢を見たものだなぁ……」



バタン

かな子「おはようございます」

智絵里「お、おはようございます」

杏「ふぁ……なんで朝って来るんだろうね」

P「よぅ、おはよう」

「……」ジー

かな子「え……プロデューサーさん?」

智絵里「か、かな子ちゃんの……●●●●を?」

杏「プロデューサーぁ、セクハラだぞう」

P「い、いや、それはだな」アタフタ

智絵里「え、えい!●●●な人はおしおきです」ペチペチ

P「智絵里はカワイイなぁ」

智絵里「はぅ……(///)」シュゥゥゥ

杏「あー、セクハラプロデューサーはほっといて、レッスン行くよー」

智絵里「あ、杏ちゃん待って……」

かな子「それじゃあ、行ってきますね」

P「あぁ……頑張ってこい」

24: ◆Vysj.4B9aySt 2019/01/30(水)20:07:25 ID:yio
かな子「あ、そうだ、プロデューサーさん」

P「なんだ…………やっぱり気持ち悪かったか?すまん」

かな子「いいんですよ。それよりも」









「今度は直に飲ませてあげますし、●●●●も食べさせてあげますね」

P「え?」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー