1: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:03:55 ID:0GE
ポテポテと思いついてしまったので。

引用元: 加蓮「イモ掘ったら何か食いついてきた」ぷちかれ「ポテエエ」 



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2: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:04:14 ID:0GE
P「ぷちかれが5匹くらい集まってポテトの取り合いしてたんだよ、Sサイズの」

加蓮「え、あれ、今日事務所に5匹もいたの?もっと買っとけばよかったかな…」

P「一つしかないから取り合いも熾烈を極めてなあ、最後には」

加蓮「ど、どうなったの…?」

P「仲良くお残しして俺にくれたんだけどな」

かれ「ポテップ…」ケフッ

加蓮「少食過ぎでしょ」

3: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:04:30 ID:0GE
加蓮(事の発端はPさんの唐突な発言からだった)

P『よし、芋を育てるか!!!』

加蓮『!?』

加蓮(なんだかよくわからないうちに、「加蓮Pだから芋育てるくらいしなくちゃな」って言い出して、レンタルの家庭菜園で芋を育て始めたんだ)

加蓮(なんか、他の加蓮Pさんも芋を育ててるから、とか何とか…私のPさんってPさんだけなのにね、変なの)

加蓮(で、それはまあ、Pさんがおかしなこと言い出したりやり出すのは今に始まったことじゃないからそこはいいとして)

加蓮(育てていた芋の収穫時期であるところの、梅雨直前。事件は起きた)

4: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:04:46 ID:0GE
~芋畑~

P『ほら見ろ、立派に育ったろ、ジャガイモ』

加蓮『凄いねPさん…まさかホントに作っちゃうなんて…』

加蓮『これで私もポテト食べ放題かぁ』

P『まぁ流石にフライドポテトばっかり食べさせるわけにはいかないけどな、偏る』

加蓮『え~、大丈夫だよ、美味しいし、栄養もあるんだよ、ポテト』

5: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:05:05 ID:0GE
P『お前な、フライドポテトのカロリーと塩分どんだけだと思ってるんだ』

加蓮『え、芋だよ?』

加蓮『芋って野菜だよね?』

加蓮『ケチャップ、トマトだよね』

加蓮『油も植物性の使えば、もう実質全部草じゃん』

加蓮『カロリーないよ』

P『本気で言っているのか…?』

6: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:05:36 ID:0GE
加蓮『とりあえずさ、このおイモ全部抜いちゃうんでしょ?』

P『そうだな、梅雨になって腐らす前に、ありったけ抜いておこうか』

加蓮『よし、じゃあこのツルを……ひゃっ!』ズテッ

P『な、なんだどうした加蓮、尻もちついて』

加蓮『い、イモが……』

P『ん……?』

P『ああ、こりゃ穴だらけだな…もぐらでも出たかな…?』

加蓮『っていうかあれもこれも全部すっかりかじられてる…ええ…』

7: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:05:54 ID:0GE
P『イモが美味すぎたか、もぐらが食い意地張ってたかどっちかだなぁ』

モゾモゾ

加蓮『今!そこのウネのあたり動いたっ!』

P『何?』

加蓮『あそこのツタ…また食べる気だよきっと!』

P『あ、おい加蓮』

加蓮『こら、芋泥棒、出てきな、よっ!』グイッ

ズポズポッ

P『な……』

加蓮『芋に何かかぶりついてる…』

もぐら(?)×5「ジタバタジタバタ」

8: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:06:19 ID:0GE
で。


P『しかしちっこい加蓮が5匹も食いつくとはなあ…』

ぷちかれ『ポテテテ』『ポテ』『ポー…』『ポテエエ』『ポッポッ』

加蓮『ポテポテ言ってる……私こんなにポテトポテト言わないよ』

P『そうだな、一時間あたり2回くらいだな』

加蓮『とりあえずこの子達、このままにしとくとまた他の野菜も食べちゃうし、連れて帰った方がいいよね』

P『いやあ、多分ポテトしか食べないと思うけど…まあ、そうだな』

加蓮『帰ってフライドポテト食べようねー』

ぷちかれ『『『『『フライドポテテ』』』』』

P加蓮(惜しい…)

9: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:06:39 ID:0GE
~で、現在。~


かれ「ポトテ」「ポテエ」クイクイ

加蓮「あれ、もうお腹すいたの?」

P「少食のわりにすぐ復活するんだよなぁ、おかげでイモが減るわ減るわ」

加蓮「イモが減る……そうだよ私のポテトは!?」

P「いや、そりゃこの子らが食べたらその分減ってくよ、仕方ないだろ」

10: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:06:59 ID:0GE
「ポテポ?」「フラポ?」「トポテト?」

加蓮「く……っ……負けてられない…せっかくあんなにポテト食べられるチャンスなのに…っ」

加蓮「Pさん、フライドポテト!すぐ用意して!」

P「お、おう…ぷち達も食べるのか?」

「ポテエエ工エエェェェェエエ工」

P「元気だな…わかった、なら適当にイモ2個くらいで…」

11: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:07:12 ID:0GE
加蓮「何いってんのPさん、足りないよ!」「ポテポテ?」

P「いやだってお前……残すでしょ」

加蓮「これがイモを残す人の顔に見える!?」「ポポテ?」

P(見えるなあ…)

12: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:07:36 ID:0GE
数秒後。

加蓮「Pさん……もう無理……おイモ……強い……」「ポテン…」「プスン」「モーイーポテ」

P「ほら見ろ…」

13: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:08:03 ID:0GE
ーおまけー

P「最近は雨が多いし、いよいよ梅雨って感じだなあ……」

P「芋は無理でも花なら育つだろ、と密かに屋上に鉢植え置いといたんだが」ガチャリ


鉢植え「………」

P「お、咲いてる咲いてる…しかしこれ何の花だっけ…」

鉢植え「アイバユミダヨッ」

P「What?」

鉢植え「アメアガリノマドヲー♪」ルンルン

P「うおお、花が、ひとりでに花が歌いだしたっ!?」

14: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)04:08:26 ID:0GE
ユミラウネ「ミズトヒカリヲクレタライッパイウタウヨ-」

P「ほう……」




ステージ上で歌う一輪の花、ユミラウネ。


P「アイドルにスカウトしてみた」

ユミラウネ「リコッタチーズパンケーキ♪」ユラユラ

李衣菜「……なんかアレ、すごくロックじゃないですか…?飼いたい……」キラキラ…

P「歌ってるのはロックじゃなくアイドルソングだがな」

ユミラウネ「フラワーロック-」



おわれ。

21: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:18:29 ID:aif
その日の私は、どうも調子がおかしかった。

調子と言っても体調だとかそういうのじゃなくて、なんて言うか、そわそわして落ち着かなかった。

そこにあるはずのものが、欠けている感覚……とでも言えばいいのか

とにかく、原因に思い当たる節も見当もつかないまま、事務所の扉を開けて、いつも通りに挨拶をして………

「あれ加蓮、髪切ったのか?」

「へ?」

出合い頭、プロデューサーさんに怪訝な顔で指摘されて。

22: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:18:49 ID:aif
「いや、随分思い切ったイメチェンだなと思って……加蓮?」

髪? 髪が何かおかしいのだろうか。
そう思って手を触れてみる。

今日の髪型はカントリースタイルのツインテールに巻きを加えた所謂コロネヘアーで、小さい頃からわりとよくこの髪型で過ごしていたのもあってか、個人的には収まりがいい部類だ。

この髪型でソワソワするなんてこと、ないハズだけどな…と触ってみて、違和感。

いや、違和感と言えばもう一つある。

TVが警報音を鳴らしながら臨時ニュースを伝えているのである。

23: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:20:13 ID:aif
「依然として原因は謎のままですが、突如として発生したこの巨大竜巻は…」


けたたましい警報音と、私の髪の違和感。
もう一度、そこにあるはずのものを撫でようとして、でもやっぱり。

「コロネが………ない…まさか……」


そう。

私のコロネは。


竜巻になっていた。

24: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:20:36 ID:aif

「それでは現場から中継です。現場の輿水幸子ちゃーん」

ニュースキャスターの合図で中継先へと映像が切り替わる。

聞き覚えがありすぎる名前を聞いたような気もしたが置いておくとして。


○LIVE

フギャー? メガマワリマスネェ?

デスガコノテイドノカワイクナイタツマキデボクガ

ボクガドウニカナルトオモッテイルナラオオキナマチガイデスヨ

ボクハタツマキヨリカワイイデスカラネエ??


「以上、竜巻の内部より中継でした」


どうやら事は一刻を争うらしかった。

25: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:20:52 ID:aif
「やべえ…やべえよ……このままじゃ…とばされる……」

見れば、プロデューサーさんも顔を青くして震えていた。

当然だ。もしかすればあの竜巻は事務所に接近する可能性だってある。

コロネが落ちたか外れたか、何かの拍子で竜巻になってしまったのだから、現場はこの付近。
少なくとも都内の私の自宅から事務所までの間に落としたことになるわけで。


「とばされる……不始末の責任で……ちひろさんにとばされる……」ガタガタ

いよいよもってのっぴきならない状況だった。

26: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:21:14 ID:aif
あの竜巻をどうにかする事はできるだろうか。
考えるだけバカげている。
本来風の力はそこらの爆弾など問題にならない威力なのだ。人一人にどうにかできるわけもない。

考えるだけムダ…なのかな
半ば諦めて頬に手をつく。

すると、何かが手に触れた。

「あれ……これ…片方まだ残ってる…」

もう片方のコロネが、所在なさそうにぷらぷら佇んでいた。

27: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:21:36 ID:aif
「このコロネも、落とせば竜巻になったりするのかなぁ…」


ぼんやり呟いて窓から外を見ると、竜巻は事務所の前まで迫ってきていた。



「あぁ…終わった…俺は飛ばされるんだ……飛ばされてちひろさんにWILDWINDGIRLされてしまうんだ…」

Pさんは涙目でわけのわからないことを言い始めた。

部屋の隅ではぷちかれ達が仲良くハリケーンポテトをかじっていた。

どうせ食べきれないのになぁ、と思っているとすぐに

「ハリケーンポテポ」「ポテテ」

ちょこちょことそのポテトを押し付けに来た。皮肉にも、私のコロネそっくりのポテトである。

28: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:22:00 ID:aif
「いや……違うか…巻き方が逆じゃん」


そのポテトは私のコロネと巻き方が正反対で、むしろ今竜巻と化した方のコロネと同じ方向に…………


「……あ」

「そう言えば今日のコロネ……右と左で巻き方逆だったっけ……」

「ポテエ?」「ポテテ?」

「うん、アンタ達、お手柄!」

「ポテテテ?」「ポッテー?」「ポーイ!」

キャッキャキャッキャと喜ぶぷち達を尻目に、私は事務所の屋上へ飛び出した。

「待っててよ…あの竜巻、なんとかできるかも…!」

29: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:22:18 ID:aif
「モットツヨーク モットヤサシークー」

屋上に上がると吹き散らされそうな風の中、元気にユミラウネが歌っていた。

いざとなったらこの子も避難させなきゃいけなかったのだが、あまりの事態に文字通り頭から吹っ飛んでいた。

「けど……これでその心配も、終わりっ!」

ブチッ。
最後一つのコロネを引きむしり、私は。

「いっ………けえええええっ!!」

「イキノコレー」

にこにこユミラウネの応援歌を受けて。

私のコロネは竜巻と化し。

逆回転によって、2つの竜巻は無事、相殺されたのだった。

30: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:22:34 ID:aif
余談であるが、竜巻に逆回転の竜巻をぶつけてそう簡単に消えるものか、と言われればそれは確かに疑わしくもあるのだけど。

そもそも、あの竜巻は私のコロネなのだ。

コロネが竜巻に変わる世界に、常識など通用しないのである。悪しからず。

31: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:22:54 ID:aif
「消えました!竜巻が突如として現れたもう一つの竜巻と衝突し……あ、はい、現場から映像が届いています、現場の幸子ちゃん?」


「いやー、まったくカワイくない竜巻でしたねえ、ボクに正面から挑むなんて」

「竜巻にも勝るボクのカワイさ、特番で放送してくれてもいいんですよ、今なら…」

「フフーン!」

「そう、フフーンと………え?」

「カワイイ!カワイイ!フフーン!」

「な、なんですこのちっちゃい生き物は!?」

「フフン」

「も……もしやこれって前代未聞の大発見なのでは……!それもボクに似てこんなにもカワイイ生き物が…」

「そうです、これで特集を組みましょう!題して輿水幸子のカワイさ100本勝…」

ぷつん。

「以上、頭に男性用ブリーフパンツを乗せたカワイイ輿水幸子ちゃんからの中継でした。」

32: 名無しさん@おーぷん 2018/06/03(日)17:23:08 ID:aif
「………増えたね」

「ああ、増えたな、ぷち…」

「乗ってたね、頭に」

「ああ、俺のブリーフだったな……」


おわれ。

35: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:18:17 ID:MmW
先に書いたように、新スレ建てるのもあれなのでぷち関連はこっちで更新します。

3話目

響子「ポテトばっかりじゃ体によくないですよっ」ぷちかれ「ポテェ?」

ちまちまと。




36: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:19:11 ID:MmW
P「……今、何て?」

加蓮「うん、ぷちかれ達がね、飛び出していっちゃったんだけど」

P「大丈夫なのかそれ、車に轢かれたりとか踏まれたりとかさ…」

加蓮「ああ、それなら平気、穴掘って地下からうろちょろするみたいだし」

P「あぁ…そういやもぐらだったっけ、ぷちかれ」

加蓮「うん、自分のコロネちぎって手にハメてドリルしてたよ」

P「もうお前らのコロネそれ何なんだよ」

37: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:19:33 ID:MmW
~地中~


「ポテテテテテテ」「ポテテテテテテ」「ポテテテテテテ」

※今日は3匹で出かけているようです。

「ポテ?」クンクン  「ポテ」「トテポテ」

※地上から何かが匂う!と言っているようです。

「ポテエエエ」キュイイイーン 

「ポテテ!」「ポテテ!」ピョンピョコ

※上へ参ります。

38: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:20:12 ID:MmW
~商店街~


響子「じゃあ玉ねぎを2カゴと…あと、じゃがいももお願いしますっ」

八百屋「あいよ。今日は肉じゃがかい?」

響子「はい、皆喜んで食べてくれますから、ちょっとくらい多めに作ってもあっという間で…」

八百屋「そりゃあ響子ちゃんの気持ちがこもってるからなぁ…ほい、これはほんの気持ちだけど」

響子「わ、いいんですか、こんなに頂いて…!」

八百屋「いつも贔屓にしてくれるからねぇ、ホント、気持ちだから」

響子「ありがとうございますっ、えと、じゃあお財布を……あれ?」

「ポテ…テッ」「ポテポテ」「ポフー」

※穴からよじよじ、3匹が出てきました。

響子「ちっちゃい加蓮さん…?」

「ポテテ?」「ポテテ?」「ポテテ?」

※八百屋さんの芋に興味津々です。

39: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:20:53 ID:MmW
響子「あ、だ、だめですよ食べちゃ!これは売り物で、お金を払ってお買い物をしなきゃ泥棒になっちゃいます!」バッ

「ポテ?」「ポテポー?」「ポテェ?」

響子「はい、ダメですっ」

「「「ポテェ……」」」

※しょんぼりしちゃいました。

八百屋「おやおや、噂のもぐらさんじゃないかい」

「「「ポテテ-」」」

響子「八百屋さん、知ってるんですか?」

八百屋「お宅のプロデューサーさんがね、お芋が足りないからってよく買いに来てくれるんだけど」

響子「そっか……加蓮ちゃん、確かフライドポテトが好物で……」ハッ!

響子「もしかして、あなた達、フライドポテトしか食べてないなんて事は…」

「フライドポテテ」「ハリケーンポテテ」「ナマイモ」

響子「それもうほとんどフライドポテトじゃないですか!あぁあ、もしかして加蓮ちゃんもポテト続きで偏ってたり……」

響子「うん!こうしちゃいられませんっ!ぷちかれちゃん達!!」メラメラメラ

「ポテ?」

響子「ちょっとだけ、手伝ってくれませんか?」

40: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:21:22 ID:MmW
~事務所~

加蓮「ふうん……気になるカレは胃袋からわしづかみ、か…なんか凄いね、このキャッチコピー」

P「見本誌か……そう言えば腹減ってきちゃったな」


加蓮「外、雨降りそうだし、あの子達も早く戻ってこないと泥だらけになっちゃうなあ…」


響子「すみませーん、これ、お裾分けに来たんですけど、今大丈夫ですか?」

P「おお……この匂いは……いつものアレだな?」

響子「はい、得意料理ですから」

加蓮「なになに、肉じゃが?」

響子「はい、肉じゃがですっ。あ、加蓮さんにはこっちを…ぷちかれちゃんっ」

加蓮「へ?」

ぷちかれ「コロケ」「ジャガニク」「ジャガジャン」

>>3匹でコロッケの乗ったお皿を運んできました。

※ちょっとだけかじられているのは大目に見ておきましょう。

41: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:21:43 ID:MmW
響子「肉じゃが、コロッケにしてみたんですけど…もしよかったら、おやつに」

加蓮「いいの?ありがとうわざわざ…肉じゃが作るのだって結構手間なのに…」

響子「いえ、ぷちかれちゃん達がですね、おいもを潰したりパン粉をつけてくれたり、色々手伝ってくれまして」

ぷちかれ「「「ポテン」」」

※胸を張る3匹でした。



響子「あ」

加蓮「え」

ぷちかれ「「「ポテ?」」」

※胸を張ったので、担いだコロッケのお皿が傾いて…

42: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:22:06 ID:MmW
加蓮「わわわ!コロッケ落ちる、落ちるって!」

響子「えっ、あっ、もったいないっ!」

「モッタイナイッ」ピュン

加蓮「!?」

P「うおっ、なんだ今横切ったちっこいの」

響子「おそろしく素早かったです…」

ぷちきょこ「フー」

P「…今更驚きはしないが…」

響子「ちっちゃい私ですか!?」

43: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:22:23 ID:MmW
ぷちきょこ「タニタニ?」プンスコ

ぷちかれ「「「ポテンナサイ」」」

P「また賑やかになりそうだなあ…」

加蓮「ちっちゃい響子かぁ…掃除とか洗濯とか、色々やってくれそうだよね」

響子「……いけませんよ……」

P「響子?」

響子「私の獲物を奪う気ですか……汚れ物……たたむもの……洗い物ぉ……」ガクブル

P「アイドルがしていい顔じゃない」

44: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:22:40 ID:MmW
ーおまけー


晴「あーあ、雨ばっかでつまんねーな…外出て思っきしボール蹴りたいぜ」

みりあ「う~……」

晴「みりあもつまんねーよな、ずっと雨ばっかだとさあ…ん、それ宿題か?」

みりあ「解けないし、お外で遊べないし……」

みりあ「みりあ…モヤるぅ……」

晴「やべえな、あのみりあがここまで壊れるか……梅雨、侮れねえぞ…」

45: 名無しさん@おーぷん 2018/06/14(木)17:22:56 ID:MmW
~おまけ2~

響子「揚げ物ばっかりじゃがいもばっかりじゃ偏りますから、しばらくは私、加蓮ちゃんのお昼も作っちゃいますね」

加蓮「え、嬉しい…けどいいの、手間じゃない?」

響子「いえいえ、油断するとぷちきょこが仕事全部やっちゃうので、多いほうがちょうどいいですし」

響子「それに…どうせもうひとり分、はじめから作ってますし…ね…」

加蓮「へ?」

P「お…今日は豆腐ハンバーグだ」モグモグ


おわれ。

47: 名無しさん@おーぷん 2018/06/24(日)18:17:37 ID:fxt
短いですが思いついてしまったので4話目。

加蓮「ミント食べさせたら爆発しはじめた」ぷちかれ「ミント?」

48: 名無しさん@おーぷん 2018/06/24(日)18:17:43 ID:fxt
事務所・真夏日。


扇風機の前で陣取る一輪の花・ユミラウネ。

ユミラウネ「アツーイ」ピョンピョコ

ユミラウネ「ワレワレハー」ピョンピョコ

P「首振る扇風機に追従する花って宇宙人よりよっぽど脅威なんだが」

49: 名無しさん@おーぷん 2018/06/24(日)18:18:08 ID:fxt
P「なぁ、考えてみたらお前さ」

ユミラウネ「ナァニ?」

P「他のぷち達と違ってわりと……喋るよな」

ユミラウネ「ソウカナ?ミンナモワリトシャベレルトオモウケドナッ」

P「そうか…?ぷちかれなんか大概ポテポテ言ってるだけな気がするんだがな…」


加蓮「…そっか…教えたら案外喋れるようになったりして…」

ぷちかれ「ポテ?」

50: 名無しさん@おーぷん 2018/06/24(日)18:19:26 ID:5EX
加蓮「はい、取り出しましたるは『あなたも作ろう芋料理百選』…このレシピ本で言葉の特訓だよ」

P「何、そんなもん常備してるのキミ」

加蓮「はーい、それじゃいくよ。これな~んだ?」

「フライドポテテ-」

加蓮「言えてないし…まあわかるからいっか、バンバン行こう」

加蓮「はいこれ(ポテトチップス)」

「ポテテチプス-」

加蓮「これ(ジャーマンポテト)」

「ジャマポテテー」「ジャマジャナイヨ」「オイシイヨ」

加蓮「…確かにたまに喋るね」

ユミラウネ「デショー」

P「何か……和むような、余計に暑くなるような…ダメだ、アイス食べようアイス」

51: 名無しさん@おーぷん 2018/06/24(日)18:19:58 ID:5EX
加蓮「アイスあるの?私食べるー!」

ユミラウネ「タベルー?」

ぷちかれ「ポィ?」

P「はいはいちゃんとたくさん買ってあるから…ぷちかれも食べるか、冷たいぞ」

ぷちかれ「ポィ」「ポテ」「ポトテ」ゴニョゴニョ

加蓮「アイス、食べたことないからわかんないみたい。試しに私のあげよっか」

P「加蓮のは……いつものだな、ほい、チョコミントのカップアイス」

加蓮「ありがと。おーい、一口食べてみる?」

「ポテ?」パクッ

P「ど、どうだ…?」

ユミラウネ「イキナリミントッテイウノモヒトヲエラブキガスルナア」ペロ

P「言いつつ平然とスイカバーを舐める花な、お前な」

ぷちかれ「…………!」

加蓮「あ、あれ? 固まっちゃったけど……これ、大丈夫かな」

52: 名無しさん@おーぷん 2018/06/24(日)18:20:18 ID:5EX

P「文字通りフリーズしたか……やっぱりいきなりミント味のアイスは……」


ぷちかれ「ミ」

P「み?」

ぷちかれ「ミミミミミミミ」

加蓮「お、おーい…?」

ぷちかれ「ミント?」ボウン?

P「うおおう!?」

加蓮「何今の爆発音」

ぷちかれ「ミント?」ボウン 「ミント?」ボウン

53: 名無しさん@おーぷん 2018/06/24(日)18:20:40 ID:5EX
ちひろ「帰ってきたら事務所がやたら騒がしくなってるんですけど」

P「いやぁ…なんかミントのアイス食べさせたら爆発しちゃって…」

加蓮「…ああ、そっか、薄荷-ハッカ-かぁ…」

P「何、薄荷がどうした」

加蓮「ミントの香りがはじけるような~♪」

加蓮「で、はじけたんだよ」

P「この暑い日に発火-ハッカ-する必要はないだろうに!」

ぷちかれ「ミント?」キャッキャッ

ぷちかれ「ミント?」キャッキャッ

ユミラウネ「コレ…タブンダケドヨッパラッテルカモ」

P「ミントで!?」

加蓮「あぁ…猫のマタタビ的なね、もぐらにミント的な」

P「ミントでもぐらは酔わないしそもそもやかましい!」

54: 名無しさん@おーぷん 2018/06/24(日)18:20:57 ID:5EX
ぷちかれ「ミントオカワリ?」「ミント?」「ミント?」

加蓮「気に入ったみたいなんだけど…」

P「余計に暑くなるから勘弁してくれ…」




P「しかしこの暑さ…真夏日にしても尋常じゃない気がするんだが、何が原因なんだ…?」



~同ビル・トレーニングルーム~


茜「まさかこの私に張り合える相手がいようとは!!これは私もさらにさらに気合を入れてかからなければ!!」ドドドドド

ちーあか「ボンバーーー」ドドドドド


未央「室温がここだけサウナ並みなんだけどどうなってんの!?」



おわれ。

58: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:33:53 ID:DiK
5話目、掘り下げ回をば。

幸子「ちょっと暑くないですかねぇ」みにさち「フフーン」

59: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:34:05 ID:DiK
~どっかの亜熱帯な森中~

幸子「【~どっかの亜熱帯な森中~】て、バカじゃないですか?」

番組D「のっけからメタいねえ幸子ちゃん」

幸子「ただでさえ暑い時期にわざわざこんな場所に来させますか普通!!!」

60: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:34:30 ID:DiK
幸子「常々思うんですけどね、アイドルのやる仕事じゃないと思うんですよねホント」

番組D「そうは言うけどホラ、幸子ちゃん出ると出ないとで全然違うのよねぇ、コレ、数字」

幸子「それはまぁ……カワイイボクが出るからには高視聴率なのは間違いないと思いますよ、えぇ…でもですね、いくらなんでも…」

番組D「やっぱさあ、今をときめく天下一カワイイアイドル輿水幸子ちゃんがね、時に涙し、時に汗を流しながらひたむきに頑張る姿にボクら胸を打たれるんじゃないかなあって思うんだ」

番組D「こんなにカワイイのに打たれ強い!こんなにカワイイのに諦めない!ボクらの幸子ちゃんですよぉ、ねえ?」

幸子「フ……フフーン!まぁそこまで言われちゃうとカワイイボクとしても引き下がれないですよねえ、何せ数字で証明されちゃってるんですから!」

61: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:35:13 ID:Deo
幸子「それで、テンプレートはこのくらいにして、今日は何やるんです、こんなジャングルで…暑いんですけど」

番組D「冷めてるねえ…いや、まぁアレよ、いわゆるゲテモノ食いのね、アイドルがキャ~キャ~言っとけばまぁ、撮れ高としては充分なんだけど…でも、さ」ポン

幸子「はい?……この手は何ですかこの手は」

番組D「大丈夫、幸子ちゃんならイケるから」グッ

幸子「わかってましたけど!!!でも丸投げはないんじゃないですか!!?」


番組D「大丈夫大丈夫、ちゃんと毒は抜いて、きちんと加熱してあるし、ねえ」

幸子「まず毒があるものを食べさせようとしないでくれませんかねぇ…わかります?仮にもボク、ア・イ・ド・ル!」

番組D「大丈夫だって、幸子ちゃんほら、肝が太いからオオアナコンダくらいなら丸飲みいけそうじゃない」

幸子「こんなに小さいボクのどこに入ると思うんですか!!アナコンダ!!」


参考:オオアナコンダの体長は4.6m。

62: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:35:36 ID:Deo
番組D「さ、四の五の言わないで食べないとこの後のスケジュール遅れちゃうでしょ、マイてマイて」

幸子「うう……覚えといてくださいよまったく……それで、何の蛇を食べさせられるんです、もうこうなったらヤケですからね、カワイイヤケですから」

番組D「何って、そこに置いてあるでしょ、大きな……あれ?」

幸子「何にもないですけど…まさかこのお皿を食べろなんてムチャ言いませんよねぇ?」

番組D「変だな、逃げたのか…そういやまだちょっと動いてたかも…」

幸子「ちょっと、ホント泣きますよ?何だったんです?ねぇ」グスグス

スタッフ「ありました、ディレクター!あれ、あそこに!」

番組D「んん、あれは…」

幸子「ふぇぇっ!?ちょっと!!」

みにさち「アガアガ」ガブガブ

みにさち「ゴクン」

みにさち「フフーン」

63: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:35:51 ID:Deo
番組D「あらぁ丸飲み……こんなに小さいのに…」

幸子「あ、あああ……」ガタガタ

みにさち「フフン」

幸子「こんなにカワイイのに…こんなにボクソックリなのに……あんなモノを……丸飲み……」


幸子「ブクブクブク…」


みにさち「フフン?」

番組D「あわわあ撮影中止!!誰か、幸子ちゃんに氷持ってきて氷~!」



この日、幸子に新たなトラウマが増えたとか。

64: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:36:19 ID:Deo
かいせつ。

※みにさちです。

さち「フフン」

※いつもドヤ顔です。

※何でも食べられます。鍛えられていますね。

さち「フッフーン!」

※因みに、カミナリが苦手です。

ゴロゴロゴロ…ピシャアアア

さち「フギャーーー」アワアワアワ

※カミナリの日は抱きしめて撫でてあげると良いでしょう。

65: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:36:53 ID:Deo
ここからおまけ。

~~~~~



P(事務所にぷち達が現れてしばらく経った。相変わらずよくわからん生き物だ。)

ぷちかれ「ポヒュ……ポヒュ…」

加蓮「あ、こんなとこで寝て…風邪ひくよ~」

響子「何か、そうしてると加蓮さん、すごくお母さんっぽいですよね」

加蓮「え、そ、そう…?……あ~、誰かさんの過保護がうつったりしたのかな、あはは…」

幸子「どちらかと言うと子煩悩で親ばかって感じしますけどね」

加蓮「この口かそんなこと言うのは」ムニーッ

幸子「ふぉんほのほほひゃないひぇすかあ」ジタバタ


ユミラウネ「オクジョウノオハナニミズヤリシテキタヨッ」

加蓮「お、お疲れ~」

P(もうツッコむまい……)

66: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:37:36 ID:Deo
P「さて、今日の予定はと……あ、そうだ…例のブーブーエスの特番、幸子のおかげで視聴率凄かったらしいな」

幸子「まぁ、ボクですからね!」フフーン

加蓮「どんな番組?」

響子「えっと、確かあちこち海外を飛び回る…?」

幸子「皆さん忙しいですからねぇ、チェックできないのは仕方ないですよ」

P(その割に事務所でのんびりしてるのは……まぁSSだ、細かいことはいいんだ…)

加蓮「Pさん、メタい」


P「メタついでだからぶっちゃけるけど、バトルものもいいと思うんだよ、能力持ちのぷちもいるんだし」

幸子「あぁ……まぁ茜さんのぷちとか凄そうでしたしねぇ」

響子「私のぷちは今のところやたら素早いだけですね」

加蓮「私なんかぷちどころか竜巻だよ」

P「…………」

響子「………」

幸子「…まぁ、よくありますよ」

加蓮「よくあってたまるかっ」ベシ

幸子「あう」

P「けどな~、気分次第だな」

加蓮「あまり大風呂敷広げちゃうと大変だしね」

P「そしたら夢オチで」

幸子「スローライフ・ファンタジーですね」

P「というか、やるとは言ってないからな、今の雰囲気を壊すのもアレだし」


67: 名無しさん@おーぷん 2018/06/26(火)21:37:56 ID:Deo
加蓮「人の頭から竜巻出させといて言うセリフ?」

P「…………」

響子「…………」

幸子「あ、今日はスイカバー入ってないですね」

ユミラウネ「エー、タネガオイシイノニ」

加蓮「…はぁ」

ぷちかれ「ミント!」ボウン

加蓮「誰!食べさせたの!!!」

おわれ。

69: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:44:48 ID:Qga
思いつき次第更新、予定は未定、熱いうちに打て。

短いですが6話目。

加蓮「風邪引いたかな……」ぷちかれ「ポテン!」

70: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:45:12 ID:Qga
・ある朝、加蓮の部屋

ぷちかれ「ポテン」「ポテン」

加蓮「おはよ、今日も元気だね~」

ぷちかれ「ポテテ-」

加蓮「さてと、準備できたし、ちょっと早いけど行こっか、事務所」

ぷちかれ「ポテ」ビシッ

※ぷちかれ達は毎朝加蓮を起こしに来るようです。

※でも加蓮は早起きなので、そのまま一緒に出かける事が多いみたいですね。

71: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:45:26 ID:Qga
・別の朝。


ぷちかれ「ポテン」「ポテン」

加蓮「……ん……あれ、朝……」ボーッ

ぷちかれ「ポテェ?」「ポテポーテポテ」

加蓮「そっか、行かなきゃ……事務所…」フラッ

バタン

ぷちかれ「ポテエエエ」「ポテエエエ」「ポテエエエ」

※ぷちかれ、突然の事態に大混乱です。

72: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:45:50 ID:Qga

~事務所~


P「いつも一番乗りの加蓮がまだ来てないのか…何かあったかな…?」

プルルルルル 

P「電話…もしかして加蓮からか?」ガチャ

『ポテポテ』

P「はいもしもし、どうした?」

『ポテ……ポーテ………アガッタポテテ』

『アゲタテアツアツ』

『ポテン』

P「……え~と……?」

P(こんな朝早くに芋が揚がったからって電話しないよな…そもそも何でぷちかれが電話してるんだ)

P(揚げたて…アツアツ……ポテンって何だ……芋以外で……)

『アツアツコロネー』『コロネー』『ポテエエエン』

P「コロネが熱々…………?」

ユミラウネ「カレンチャンガドウカシタノッ?」

P「加蓮」

P「そうか加蓮か!!??」


『ポテエエエン』『アツアツ』『ポテエエエン』

73: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:46:06 ID:Qga
~で、加蓮の部屋~

P『とりあえず今日は無理せず休んでていいからな…ああ、何かいるものがあったら…』

加蓮「んーん、平気…多分一日寝てればよくなるやつ、だから……」

P「くれぐれも無理するなよ、キツかったら誰かに…」

加蓮「大丈夫だって。心配かけてごめんね、じゃ…」



加蓮「あの子達泣いてた…悪い事しちゃったかな」

74: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:46:16 ID:Qga
ぷちかれ「ポテン…」「ポテン」「ポテエエン」グスグス

※穴の中で泣いているようです。

ぷちかれ「ポテ!」「ポテ?」「ポテ?」

※一匹が何かを閃いたようです。

ぷちかれ「ポテエエエ」「ポテエエエ」「ポテエエエ」

※どこかへ向かって堀り進み始めました。

75: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:46:31 ID:Qga
~商店街~

響子「加蓮さん、心配だな…何か作りに行って……でも、突然お邪魔したりして迷惑にならないかな」

響子「うーん……」

ボコッ

ぷちかれ「ポテテ」

響子「わっ、ぷちかれちゃん?どうしたの、すごい顔して…」

ぷちかれ「ポテン」「アツアツ」「ゲンキ」

ぷちかれ「オカユ!」「オカユ!」「オカユ!」

響子「おかゆ、作りたいの?…そっか、加蓮さんのためだもんね……よし、それなら」

響子「一緒に作っちゃいましょう、加蓮さんが元気になれるように!」

「ポテエエエン」 

76: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:46:58 ID:Qga
~夕方・加蓮の部屋~

加蓮「うん、少しだけ楽になってきたかも…何かお腹すいたな…」

ピーンポーン

加蓮「誰だろ、お母さん今いないんだよね……出なきゃ…」


ガチャ


響子「加蓮さん!」「ポテン」「ポテン」

加蓮「響子……と、ぷちかれ達…? 珍しい組み合わせ……でもないか、前にもあったね、こんなの」

響子「その、熱は…」

加蓮「もうだいぶ楽。…お腹すいちゃってさ、目が覚めちゃって」

響子「…チャンスですよぷちかれちゃん」

ぷちかれ「ポテン!」

加蓮「ん?」

ぷちかれ達「「「「「オカユ」」」」」

加蓮「……これ、もしかして」

響子「作り方とかは教えながらでしたけど。かなり筋が良かったです」

ぷちかれ「タベテ」「ゲンキ」「ポテン」

加蓮「……ポテンじゃないよ、加蓮」

ぷちかれ「ポテ?」

加蓮「わかるよ、何が言いたいかくらい…ありがとね、皆」

ぷちかれ「ポテ」「ポテン」「カテン」

77: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:47:14 ID:Qga


「「「「「カレン」」」」」

78: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:47:38 ID:Qga

加蓮「……なんか、このおかゆ……ちょっとしょっぱいね、なんでだろ」グスッ


響子「…加蓮さん」


「カレン」「カレン」「カレン!」ワチャワチャ

※こうして、ぷちかれ達はまたひとつ成長したのでした。






~翌日~


P「いい話だなあ…ぷちかれ達も頑張ったんだな」

「ポッテン!」フンス

加蓮「うん、そこまではいい話なんだけどね、そこからがね」

P「そこから…? 何かあったのか?」


加蓮「気持ちは嬉しかったんだけどね」

79: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:47:51 ID:Qga
~あの後。~

「ポテテ!」

※学ランを着たぷちかれ達が。

「ポテポテポテポーシ」

※三三七拍子を。


「ポテテ!」「ポテテ!」「フライドポテテ!」


加蓮「眠れない………」ゲンナリ

80: 名無しさん@おーぷん 2018/06/27(水)13:48:06 ID:Qga
~おまけ~


奏「ねぇ 見て ほら」

有香「セヤァッ!」ブンッ

P「あべしっ!」

奏「綺麗な『突き』だね」

P「こんの……お返しだぁ!うおおお!」

奏「そう 今 から 判定なくなる」

P「あれえ!?あれえ!?」スカスカスカスカ

有香「セヤァッ!!!」ズムッ

P「ぴにゃあ!!」


おわれ。

82: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:07:35 ID:94m
7話目更新します。

響子「ぷちきょこ止まってえええ!」ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニ」

83: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:11:44 ID:94m
~バーガーショップ~

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

加蓮「えっと…何にする?」 

未央「私フライドチキン!あとチーズバーガーね!」

李衣菜「じゃあ私は……フィッシュバーガー下さい、あとアイスコーヒーも」

加蓮「私は……ポテテ下さい、Mサイズの」

店員「はい?」

未央「ポテテ?」

李衣菜「加蓮ちゃん…」

加蓮「ポ、ポテト!ポテトだから!聞き間違えたんじゃないの!?」

ぷちかれ「ポテテ-」

※うつったようです。

84: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:12:06 ID:94m
~ある日の事務所~

歌鈴「はわわわわ……どうしよう……これじゃ事務所に入れない~っ…!」

P「歌鈴?事務所の前で何してるんだ…?」

歌鈴「あっ、あっ、Pさん、あのですね、今、私、事務所に入れないんですよーっ」

P「へ、何で」

歌鈴「全ての原因は私のドジにあるんですけど……今事務所の床をぷちきょこちゃんがお掃除してましてですね、その、見事にピッカピカで、顔まで映るくらいキレイになってまして…」

ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニ!」スタタタタ

ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニ!」フキフキ

P「ふむ……? 事務所がキレイなのはいいことじゃないか、何も問題は…」

歌鈴「あるんですよぉっ!私、絶対に滑ってこけちゃうじゃないですかぁっ!!」

P「あー……成程」

85: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:12:28 ID:94m
歌鈴「多分どう足掻いてもズッコケちゃうと思うんです……だからその、御用があるならここで聞きますっ!お仕事でもレッスンでも、一生懸命頑張ります!!」

P「意気込みはわかるが、自社のアイドルに立番させるわけにもいかないしな……よし、こうしよう」スッ

歌鈴「ふぇっ?ぷ、プロデューサーさん、どうして急にかがんで…」

P「おぶさりな、ソファまで乗せていくから」

歌鈴「うぇええええ!?そそ、そんな滅相も、そんな、だって、いつもお世話になってるプロデューサーさんに乗っちゃうなんて、罰が当たりますよぉ!」

P「担当アイドルをこんなとこに立たせとく方がよっぽど罰が当たるって。ほら、そんな気負わなくても目と鼻の先なんだから」

歌鈴「うう……それじゃその…お、お願いしましゅっ………」

P「………」

歌鈴「…噛んだぁ……///」

P「よし、行こうか」

歌鈴「スルーしてくれる優しさがありがたくも痛いです…」

86: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:12:46 ID:94m
~で、歌鈴を下ろして事務所内~

P「しかしぷちきょこはどうしてこんなに張り切ってるんだ? 何かあったのか」

響子「あ~……それ、多分原因は私なんですけど…その」

P「?」

響子「出来心で、寮の家事、私がいつもやってる分、全部片付けちゃったんです…」

響子「そしたら、こんなことに…」

ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニ」ポスポス

P「…確か、普段は公平に半分ずつだったよな、家事の役割分担」

響子「はい…私もぷちきょこも、家事ができないと禁断症状になっちゃいますし…」

P「さらっと物凄いこと言うね…」

87: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:12:59 ID:94m
P「しかしまあ、事務所が綺麗になるのはいいことだよ、実際なかなかこう大掛かりな掃除もできてないからなあ」

響子「はい、この事でぷちきょこを責めるつもりはなくて、褒めてあげたいくらいなんですけど」

ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニ!」ズオオオ

ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニ!」バシャバシャ

P「……でももう充分キレイじゃないか?」

響子「かれこれ5時間です…」

P「5時間!?」

響子「どうにかして止められないでしょうか……」

P「んー…何かで少し熱を冷ませれば、疲れて止まるんじゃなかろうか…」

P「問題は何で止めるかだが……」ヒラッ

P「ん…?何だこの紙」ピラッ

P「……この絵は……!」

88: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:13:37 ID:94m
ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニ」サッサッサ

P「ぷちきょこ~、ちょっとこっち見て」

ぷちきょこ「タニ?」

P「ほい」ピラッ

つ響子画伯の絵

89: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:15:13 ID:94m
no title

90: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:16:24 ID:94m
ぷちきょこ「」ピタッ


ぷちきょこ「????」


P「よし、敵は混乱したな」

響子「何か納得がいきません!!」

91: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:16:41 ID:94m
おまけ。

~事務所のテーブルの上~

ポテチの袋「」ガサゴソ ズルズル

李衣菜「うわあ、ポテチの袋がひとりでに動いてるっ!!」

加蓮「あぁ、どうせあの子でしょ、おーい」

袋「ポテテチプス!」ズルズル

加蓮「中にぷちかれがいるんだよ」

李衣菜「だ、ダイナミックな食べ方するね…ロックだ…」

92: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:16:57 ID:94m
おまけその2。

ぶくかれ「ボテテ」ウーップ

P「でかっ!?」

加蓮「何かやたら食が進んでさ、気がついたらこんなになってて」

ぶくかれ「ボテボテエエ」

P「すごい弾力だなしかし…」

加蓮「ダメだよー、もっと痩せないと」

ぶくかれ「ボテェ?」

P「うん、加蓮、お前はもうちょい太れ」

加蓮「女の子に太れとか言う!?」

P「いや、お前の場合普通に心配なんだよ…」


おわれ。

93: 名無しさん@おーぷん 2018/06/28(木)22:18:45 ID:94m
no title


というわけで画伯回。

ついでなので描いてみました。

お目汚し、失礼をば。

98: 名無しさん@おーぷん 2018/07/04(水)22:03:12 ID:rRo
続き、いきますね。

8話目
加蓮「いちごポテトサラダ!?」ぷちかれ「オイシイヨ」

99: 名無しさん@おーぷん 2018/07/04(水)22:04:03 ID:rRo
P「おやつだぞ~」

加蓮「あ、今日はスイートポテトかぁ」

響子「私、お菓子作りまだ初心者で……こんな簡単なものしかまだ作れないんですけど……ど、どうですかね、ちゃんと作れてます?」

加蓮「心配しなくても大丈夫、ちゃんと美味しいから」

ぷちかれ「ポテテ!」

P「お。来たな。…じゃがいもじゃなくてサツマイモだけどなこれ」

ぷちかれ「ハムッ」

響子「ど、どう…?」

ぷちかれ「スイートポテテェ…」トローン

P「かつてないほどとろけた顔になった」

響子「わっ、わっ、それよりぷちかれちゃん、溶けてます!!」

ぷちかれ「ポーテーェ…」トローリ

加蓮「そりゃこんな美味しいと溶けもするよねえ、わかるわかる」

P「ツッコミ放棄か…」

100: 名無しさん@おーぷん 2018/07/04(水)22:04:26 ID:rRo
~別な日の事務所。

ありす「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ………」

ありす「おかしいです」

P「ようやく気付いたか……パスタにいちごを乗せるのがおかしいと言うことに」

ありす「そうじゃありません!それにいちごパスタは橘流イタリアンのメインディッシュなんですから!食べもせずに味を語るのはやめてくれませんか!」

P「いや、まぁ……うん、それは悪かった」

加蓮「ありすちゃん、何がおかしいの?」

ありす「あ、加蓮さん……その、いちごが足りないんです……」

加蓮「え、ええっ!?」

P「どうしたんだでかい声出して……橘の数え間違いじゃないのか?」

ありす「ありすです。…数え間違えるはずないと思うんですけど…」

加蓮「Pさん…あのいちご、普通のいちごとはちょっと違うやつなんだよ」

P「っていうと」

加蓮「ジュエリーベリーっていうブランド物で、一粒1000円以上の超高級品とかなんとか…」

P「そんなものをパスタに乗せようとしていたのか!??」

ありす「問題はそこじゃありませんからね!!」

101: 名無しさん@おーぷん 2018/07/04(水)22:04:45 ID:rRo
~別室~

ぷちりす「~♪」

※大きないちごを、うきうき運んでいるようです。


ぷちりす「エヘヘ、イチゴ…」ルンルン

ぷちかれ「ポテ」

ぷちりす「ビクウッ」

ぷちかれ「ポテテ?」

ぷちりす「イチゴ!」

ぷちかれ「ポテ…」シュン

ぷちりす「エッエッ」アタフタ

ぷちりす「イチゴ…イチゴヲ…」

ぷちかれ「ポテエエエエ」ビエエエン

加蓮「ぷちかれ、どうしたの?……あ」

102: 名無しさん@おーぷん 2018/07/04(水)22:04:59 ID:rRo
ぷちりす「フェェン…」

ぷちかれ「コレポテテ?ポテテ?」ヒックヒック

ぷちりす「イチゴオオオ」エーン

加蓮「あー、お腹空いてたんだね…」

ありす「そ、そのいちご!それですジュエリーベリー!!」

ぷちりす「フェッ…?」ウルッ

ありす「うっ……!?」ドキッ

P「取り上げるのは偲びないなあこれは…」

ぷちかれ「ポテテェ…ポテテェ…」グスグス

加蓮「って言うかこっちはこっちで収拾つかないんだけど…」

103: 名無しさん@おーぷん 2018/07/04(水)22:05:20 ID:rRo
~その後しばらくして~

ありす「と言うわけで」コトッ

ぷちりす「ワアイ」ぷちかれ「ポテポテ」

P「……これは何て料理で?」

ありす「仕方ありませんし、いちごポテトサラダです」

加蓮「あ、普通に美味しいこれ」パクパク

ぷちかれ「イチゴポテテ」パクパク

ぷちりす「イチゴポテトサラダ…」パクパク

ぷちかれ「ポテテェ♪」

ぷちりす「エヘヘ…♪」

104: 名無しさん@おーぷん 2018/07/04(水)22:05:40 ID:rRo
P「ひとまずは一件落着、か…ところでこのポテトサラダ、ぷち達だけで食べるにしては量が多くないか?」

ありす「何言ってるんですか、ちゃんと皆さんの分も作ってるからにきまっているじゃありませんか」

P「……えっ」

ありす「加蓮さんは美味しそうに食べていましたよ。さあ、プロデューサーさんも食べてください、後悔はさせません、味には自信がありますから!」

P「勘弁してくれよぉぉ」

ぷちりす「イチゴ…ポテト…オイシイ…エヘヘ」

ぷちかれ「ポテテ スキ?」

ぷちりす「?」

ぷちかれ「ナマイモ」ハイッ

ぷちりす「クレルンデスカ?」

ぷちかれ「オイシイヨ」ナマイモパクパク

ぷちりす「ヒェッ」

加蓮「…いや、生で食べられるのアンタ達だけだからね…?」

ぷちかれ「ポテェ?」



おわれ。

107: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:16:30 ID:6Go
9話目更新。妄想垂れ流し。

李衣菜「あ、噂のもぐらちゃんだ」ぷちかれ「プチカレ!」

108: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:16:59 ID:6Go
ある朝。


P「さて、そろそろ出発しないとな」

ぷちかれ「ポテ?」

加蓮「うん……よし、準備オッケーだよ、Pさん」

ぷちかれ「ポテテテ?」

P「今日はぷちかれ達の分も席を用意してあるから、派手にやってくれよ、加蓮」

加蓮「ふふ、もしかしたらぷちかれ達も病みつきになっちゃうかもしれないね」

加蓮「じゃあ……いきますか!サマーライブフェス!」





~ライブ会場~


加蓮「~~~♪」

ぷちかれ「「「「「ポテエエエ……」」」」」

ぷちかれ「アイドル」「カレン」「カッコイイ」

ぷちかれ「アイドル」「アイドル」「アイドル!」



ぷちかれの好きなものがまた増えました。

109: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:17:29 ID:6Go
~それから数日後、事務所屋上~

ユミラウネ「アイドル?」

ぷちかれ「スゴイ」「カワイイ」「キラキラ」

ユミラウネ「ソウダネー オウタヲウタウノタノシイシネ」

ぷちかれ「ポテエエエ~♪」

李衣菜「お、今日も屋上で日向ぼっこ?」

ユミラウネ「リーナチャン」

ぷちかれ「ポテ?」

李衣菜「あぁ、噂のもぐらちゃんだ」

ぷちかれ「モグラ」「チガウ」

李衣菜「へ?もぐらじゃないの?」

ぷちかれ「「「「「プチカレ」」」」」

110: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:17:51 ID:6Go
李衣菜「あぁ、そういう事か……えと、私は多田李衣菜、ロックなアイドル目指してます…っていうか、もう既に私の存在がロックっていうかアイドルっていうか…」

加蓮「嘘教えないの」ポコッ

李衣菜「いたっ」

李衣菜「ちょっと、いきなり来ていきなりぶたないでよ~」

加蓮「ぷちかれ達純粋なんだから、変なこと教えたら影響されちゃうの!」

ぷちかれ「ポテテ?」

ユミラウネ「アッチイッテヨッカ」

ぷちかれ「ポテエ」

李衣菜「影響されるも何も変なこと言った覚えないし、いいじゃん、ロックなぷちになっちゃえばさ~」

加蓮「自分のぷちにやってよ、そういうのは!」

111: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:18:13 ID:6Go
李衣菜「いないもんそんなの!加蓮ちゃんのとこだけじゃないの?」

加蓮「他にも結構あちこちで出てきてるから!よくわからないうちに増えてるから多分今回は出るよ李衣菜のも!」

李衣菜「そ、そうかなぁ?…そうだといいなあ…そっかあ…」

加蓮「…急に嬉しそうだけどどしたの?」

李衣菜「いや~、もしそうならさ、私のぷちって事でしょ?つまり、私がロックならぷちだってきっとロックじゃん!」

李衣菜「ロックの証明になるっていうかさ~、そしたら伝説のスーパーロックアーティストリーナって呼んでくれても……」

加蓮「李衣菜………そう思い通りにいくと思わない方がいいよ」ポン

李衣菜「な、何さ急に真顔で」

加蓮「私のぷち……あんなだよ?」

李衣菜「え……あー………加蓮ちゃんだけじゃ……」

加蓮「響子のぷちも幸子のぷちも色々アレなんだよ」

加蓮「かわいいけどさ…夢は見ないほうがいいよ」

李衣菜「お、おう………なんか……ごめん…」

112: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:18:30 ID:6Go
ぷちかれ「ポテテー」クイクイ

加蓮「ん、どしたの」

ぷちかれ「ポテテ……」キュルル

加蓮「あ、そっか、お昼まだだっけ」

加蓮「よし、李衣菜のオゴリでポテト食べに行こっか」

李衣菜「ちょっと!そこは自分で出してよ!一緒には行ってあげるけど」

加蓮「フライドポテトー♪ポーテートー♪」ルンルン

ぷちかれ「フライドポテテー♪ポ-テーテー♪」

加蓮「置いてくよー」

李衣菜「ああもう仕方ないなぁ……ポテトだけだからね、まったく…」

加蓮「次私奢るからさ、ポテトだけなら」

李衣菜「絶対だよ、もう」

113: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:18:48 ID:6Go
~その頃、事務所~

ちーな「ロックダナー」

智絵里「お散歩してたら拾っちゃいました…」

まゆ「ちっちゃい李衣菜ちゃんですか…やっぱりロックロック言うんですねぇ…」

ちーな「ロック!」

まゆ「大事そうに石を抱えていますけど…」

楓「まぁ!これは見込みがありますねぇ♪」

智絵里「うわっ、か、楓さん…びっくりしました」

楓「ほら、石でロックですから」

まゆ「あぁ……それは確かに、見込みがあるかもしれませんねぇ」

智絵里「え、えっ?石がロックって……あ、あぁ…確かに、ロックですね、石ですから」

114: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:19:04 ID:6Go
ちーな「ロック!」ピョン

楓「まぁ!この子、鍵まで持ってます!」

まゆ「筋金入りですねえ」

智絵里「鍵をかけるのもロックですもんね、なるほど…」

楓「ちっちゃいだりーなちゃん、もしかしたらいずれ私の座を脅かすかもしれませんね…」

智絵里「石と鍵だけなのに、強いですね…」

ちーな「ロックロック-」

楓「36ですね」

まゆ「今のはちょっとわかりにくいですねえ…」



115: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:19:24 ID:6Go
おまけ。


ぷちかれ「ポテテー」

P「本当にひたすらポテポテ鳴くよなぷちかれは」

加蓮「私こんなにポテト脳じゃないんだけどなー…」

P「それならポテテー以外にも何か喋らせるしかないな」

加蓮「ぷちかれ、ポテテー以外にも喋れるよね?」

ぷちかれ「ポプテ」

P「ん?」 加蓮「え」

ぷちかれ「ポプテピピッ」

加蓮「奈緒ぉ!!奈緒のバカはどこ!!?」

P「いや待て、荒木か大西かもわからんぞ…」

116: 名無しさん@おーぷん 2018/07/07(土)20:19:41 ID:6Go
おまけ2

P「久々に芋の様子を見に畑に来たら……穴ボコだらけになってるな……」

ぷちかれ「ポテポ」ヒョッコリ

P「やいこら、今日という今日は懲らしめてやるぞ」

ぷちかれ「ポテェ?」

P「持参したのだピコピコハンマー」スッ

ぷちかれ「ポテポテ……!」ガタガタ

P「いざ勝負だぷちかれ共!」ポコン

ぷちかれ「ポテ」ヒョコ

P「うりゃ!でりゃ!そりゃ!」ポコポコポコ

ぷちかれ「ポテェ」「ポテェ」「ポテテー♪」

加蓮「絶対どっちも楽しんでるよねアレ…」


おわれ。

119: 名無しさん@おーぷん 2018/07/13(金)13:31:24 ID:349
10話目。

茜「夏こそカレーですよっ!!」ぷちかれ「カレン!?」

120: 名無しさん@おーぷん 2018/07/13(金)13:31:51 ID:349
茜「あああっっついですねえええ!!!」ボオオウ

ちーあか「ボボボンバー!!!」ボオオウ

P「燃えるんじゃない!!!!」


茜「こんな暑い日にはやっぱりカレーだと思うんですよ!ええ!!」

茜「カレーを食べて汗を流しましょう!!そして元気に夏を乗り切ろうではありませんか!!!」

ちーあか「ボンバー!!!」ボオオウ

P「その前に君たちのせいで上がった室内の温度で倒れそうなんだが…」

121: 名無しさん@おーぷん 2018/07/13(金)13:32:14 ID:349
茜「はい、というわけでですね!!出来上がったものがこちらになります!!」ゴトン

ぷちかれ「ポテテ!」

P「そうだな、ゴロッとじゃがいもが入ってるな」

茜「ぷちかれちゃんの分もたくさんありますから、おかわりがほしければ言ってくださいね!!」

ぷちかれ「ポテエ…」ジーッ

P「…ぷちかれ?」

ぷちかれ「ポテテ」「チャイロ」「トロトロ」

※誰かの髪の色を思い出したようです。

茜「みなさ~ん!!カレーができましたよ~っ!」

ぷちかれ「カレン」「カレン」「カレン」ゾゾッ


※鍋に入れられる加蓮を想像したようです。

122: 名無しさん@おーぷん 2018/07/13(金)13:32:33 ID:349
ぷちかれ「カレエエエン……」グスグス


加蓮「やった~、お昼は茜ちゃんのカレーカレー♪」ルンルン

茜「たくさん作りましたからね!たくさん食べてくださいね!」

ぷちかれ「ポテ?」


加蓮「ん?なんで泣いてるの?」

123: 名無しさん@おーぷん 2018/07/13(金)13:32:54 ID:349

茜「なんと今日は牛ですよ、ビーフカレーです!!」

ぷちかれ「「「「「ビーフカレン」」」」」グスッ

加蓮「…察した。違うからね?」

ぷちかれ「「「「「カレエエエン」」」」」

加蓮「よーしよしよし、怖かったねー…ほら、一緒にカレー食べようねー」

P「カレーと加蓮を勘違いしたのか…じゃがいももゴロゴロ入ってたしな」

124: 名無しさん@おーぷん 2018/07/13(金)13:33:13 ID:349
P「……って事はアレか、加蓮お前じゃがいもだと思われて」

加蓮「シャラップ」

P「…はい」

125: 名無しさん@おーぷん 2018/07/13(金)13:33:43 ID:349
おまけ。


みく「最近皆がかわいいぷちを連れてるの、正直みく羨ましいにゃあ」

P「みくのぷちはどんなだろうなぁ」

みく「そりゃ、みく本人がこんなにかわいいアイドルなんだもん、とってもかわいくてにゃんにゃん鳴くに決まってるのにゃ」

みく「というわけだから見かけたら優しく捕まえて連れてきてほしいにゃ!にゃふふ…楽しみだにゃー」




P「……などと頼まれたのが3日ほど前の話」

ぷちみく「………」

P「捕まえて事務所につれてきたはいいものの…これ、みくに見せるべきか…」

みく「ぷちが見つかったって本当!?」バタン

P「来てしまったか…」

みく「わぁ、これがみくのぷちなんだぁ……きっとにゃんにゃん鳴いてかわいいに決まって…」


ぷちみく「マゲナイヨ マゲナイヨ」

みく「…なんでやねん」

P「見つけた時には既にそんなだったよ」

126: 名無しさん@おーぷん 2018/07/13(金)13:34:46 ID:349
おまけその2。

有香「ど、どどっ、どうしましょう…どうすれば……!」

ぷちなかの「おす。」

P「声がでかいぷちだなぁ…」

有香「プロデューサーさん…あたし、いまだかつてないくらい葛藤してるんです」

P「葛藤って、何にだ」

有香「このぷち……自分で言うのもなんですが、とんでもなくかわいいと思うんですよ」

P「確かにな」

ぷちなかの「おす?」

有香「ですから……あたしはものすごく……ぎゅーってして、もふもふしてすりすりしたいんです…」

P「すればいいじゃないか」

有香「ダメです!そんなことして潰れたらどうするんですか!あぁ、今だけ非力な普通の女の子になれたなら…」

ぷちなかの「おす!」ギューッ

有香「うおおおおお!?向こうから抱きついて来ました!?これは一体…!」

P(ぷちから見た有香が多分可愛かったからじゃないかなあ……)


おわれ。

129: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:15:22 ID:Zgr
11話目。ちょっと長いよ。

加蓮「今日は夏祭り!」ぷちかれ「「「「「ポテエエエエエエ」」」」」

130: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:16:19 ID:Zgr
ぷちきょこ「タニタニタニタニタニ」パタタタタ

※今日もぷちきょこが掃除中のようです。

ぷちきょこ「タニタニタニタニタニ」ポフポフ

あつみに「ヤマヤマヤマヤマヤマ」

ぷちきょこ「タニ?」

あつみに「オヤマ!」

ぷちきょこ「タニタニタニタニタニ!」プンスコ

あつみに「オヤマァァァ」ズルズルズル

※ぷちきょこに連行されました。

131: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:16:43 ID:Zgr
~事務所・夕方~

加蓮「Pさん、見て見て~」

P「おお…」

加蓮「じゃーん、浴衣だよっ」

P「似合ってるじゃないか加蓮…そうか、今日だったな花火大会」

加蓮「えへへ…浴衣なんてほとんど着たことないし、どうかな、変じゃないといいけど」

響子「全然そんなことないですよ、よく似合ってます!ですよねプロデューサーさん?」

P「あぁ、バッチリだ。…しかし、一緒に行けないのは残念だな…」

ぷちかれ「ポテテ」

P「おう、加蓮のことは頼んだぞ、ぷちかれ達」

ぷちかれ「「「「「ポテエエエエェ」」」」」

P「…相変わらず元気いいよな…」

132: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:17:09 ID:Zgr
※河川敷で花火大会が開かれるため、沿道は出店や見物客で賑わっているようです。

※少しだけ早めに着いた加蓮達。
まずは出店を回ることにしてみたのですが……





加蓮「……よし、これなら……狙って……当てるっ!」パシュン


スカッ


射的屋「あー、惜しい、惜しいねえ…はい、残念賞そこからどれか取ってって」

加蓮「むー…じゃあこの風車にしよ…」

ぷちかれ「ポテ……」ユラッ

※サングラスを装着したぷちかれが現れました。

ぷちかれ「ポテ-テ…」フーッ

※棒付きキャンディーをくわえています。やる気のようです。

133: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:17:27 ID:Zgr
ぷちかれ「ポテ!」パシュン

スカッ

ぷちかれ「ポテェ?」

※そう簡単にはいかないのでした。

134: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:17:51 ID:Zgr
ぷくかれ「ムスーッ」

加蓮「膨れない膨れない」

李衣菜「も~仕方ないなぁ二人して…」クルクルクル

加蓮「李衣菜?」

李衣菜「狙った獲物は外さない!ここはこのスナイパーリーナと相棒チーナに任せておくといいよ…!」ガシャッ

ちーな「ロックオンダナー」ジャキッ

加蓮「おお……見るからに……外しそう…」

李衣菜「ちょっと!?」バシュン

コンッ

李衣菜「ああ、手元狂って引き金引いちゃった…!今のナシ、今のは私の実力じゃあ…」

射的屋「大当たり~っ!!!!」カランカラン

李衣菜「えっ」

ちーな「エモイナー」

135: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:18:04 ID:Zgr
加蓮「べ、別な意味でちょっとすごいかも…ぷっ…」

李衣菜「ま、まぁ……ほら、運も実力のうちって言うし…こういうのもロックっていうか、ほら、当たりの方が私を選んだっていうかさ?」

射的屋「2等賞は熊のぬいぐるみだね、はい、おめでとさん!」

李衣菜「ちょ、でかっ……持ち歩くにもちょっとこれは……」

ぷちみほ「クマシャンダー♪」ギュムッ

李衣菜「しかもなんかくっついてるしー!」


136: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:18:23 ID:Zgr
李衣菜「係の人が荷物預かってくれてよかったよ、後で取りに行くの忘れないようにしないと……」

ぷちみほ「クマシャン……」シュン

李衣菜(って言うか、部屋に置いても持て余しちゃう気が……別にかわいいのは嫌いじゃないけど…でもなぁ…)

美穂「あ、加蓮ちゃん達いたーっ!」

加蓮「美穂~」フリフリ

美穂「えと、私のぷちが見つかったって聞いたから来てみたんだけど……元気、ない?」

ぷちみほ「クマシャン」シュン

李衣菜「あー、ぬいぐるみのおっきな熊にずっとしがみついてたみたいで」

美穂「そうなんだ…じゃあ私の部屋のぬいぐるみともすぐに仲良くなれるかな」

ぷちみほ「クマシャン?」

美穂「うん、くまさんもいるよ、それから……」

李衣菜「そうだよ、美穂ちゃんにあのぬいぐるみ引き取って貰えばいいんじゃん!」

美穂「えっ?い、いいの!?」

加蓮「あの大当たりのぬいぐるみを!?」

ちーな「ロックダナー」

137: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:18:54 ID:Zgr
李衣菜「い、いやほら…あそこまで大きいと場所も取るし、もしよければなんだけど……ぷちみほも気に入ってるみたいだしさ」

ぷちみほ「クマシャン!」パァァァ

美穂「いいのかな……私は嬉しいけど、李衣菜ちゃん…」

李衣菜「たまに遊びに行ったら撫でさせてよ、それで充分だからさ」

美穂「な、ならありがたく頂いちゃおうかなっ。あの、いつかお返しさせてね?」

李衣菜「気にしなくていいのにー」

加蓮「…ほんっとこういうとこ…だから面白いんだけどさ」

ぷちかれ「ポテ?」クンクン

※向こうの方からいい匂いをかぎつけたぷちかれ。

※でかでかと、フライドポテトと書かれた屋台が。

138: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:19:24 ID:Zgr

ぷちかれ「フライドポテテエエエエエ……!」パァァァ

加蓮「え、何?どうしたの?向こう?」

加蓮「………ポテトの屋台……!」パァァァ

「「「「ポテテエエエエ」」」」ポコッ ピョイーン

※地下に待機していたぷちかれ×4も飛び出しました。

李衣菜「うわっまぶしっ」

加蓮「ポーテートー!」「ポテテエエエエ」ダダダダダダ

美穂「……人って、あんなに輝けるんだね李衣菜ちゃん」

李衣菜「あ、アイドルだもん、あれくらい……多分……普通に……」

ちーな「カガヤカシーナー」

139: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:20:28 ID:Zgr
その頃。

射撃屋「いらっしゃい………あんた達は」

清良「今年もこの季節がやってきましたね……銃の手触り……手に馴染みます」ギュッ

亜季「トリガーが我々を呼んでいるであります……!さぁ、今宵の狩りを愉しむといたしましょう!」

ぷちあき「ニンム ニンム」

ぷちきよ「アラアラ…」キュッ

射的屋「キヨラ13に軍曹大和……この界隈で名を知らぬ者はいないという伝説の射的屋潰し……終わった……うちの店もこれまでか…!」





清良「あら、なかなか当たりませんね…」スカッ

亜季「清良殿の射撃は実戦向きでありますからなー、標的が無機物だとやはりイメージし辛いのではありませんか?」

清良「そうね、ぬいぐるみやおもちゃのロボットに急所や臓物はないものね…」シュン

射的屋「良かった…首の皮一枚繋がった…」

清良「あ、店員さんなら…」

射的屋「!!?」

亜季「いやいや清良殿、流石に人に向けるのはルール違反では…」

清良「大丈夫ですよ、これはコルクですし、撃たれても私、元看護師ですし♪」



ぷちきよ「アラアラ…」ハァ…

ぷちあき「テッタイ テッタイ-」アタフタアタフタ


射的屋「ひええええええ…………」


ヒエエエエエエ

ヒエエエエ

ヒエエ……

140: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:21:36 ID:Zgr
~少しして。~


隣の屋台店主「おう射的屋、調子はどうだ……射的屋?」

射的屋「清良さぁん………」ホワワ

隣の屋台店主「射的屋!どうした射的屋!しっかりしろ!おいっ!」


※ハートを撃ち抜かれたようです。
流石キヨラ13ですね。


清良「うふっ♪」パチン

141: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:21:57 ID:Zgr
~一方その頃、とある焼きそば屋~


茜「さああああ焼き上がりましたよおおお!!!ファイヤアアアアアア」

ちーあか「ファイヤアアアアア」ボオオウ

裕子「いやー……まさか今年も焼きそば屋でバイトしているとは思いませんでしたよ」

茜「なんていうか!成り行きですね!!!」

ちーあか「ファイヤアアアアア」ボオオウ

裕子「まぁ、楽しそうで何よりですっ。今年は私はじっくり屋台を回るつもりですけどね」

裕子「何かこう……この辺りを回っていると……インスピレーションと言いますか……ぎゅんぎゅん湧いてくるものがありましてですね……」

142: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:22:21 ID:Zgr

茜「ほう、ぎゅんぎゅんと!それは興味深い!!」

裕子「そうなんですよ……大変に興味深い……そう……いーい匂いですねぇ……」ギュンギュン

茜「はて?それはもしやユッコちゃんは単にお腹が減っているだけなのでは?」

裕子「今日のユッコは食べますよー……来てます……来てます……ムムムーン!」ジリジリ……

茜「ユッコちゃん?おーい、焼きそばならすぐに出せますよ~」

ちーあか「サンダアアアアア」バリバリバリ

143: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:22:46 ID:Zgr
かな子「んーっっ♪」

志保「んむっ……んん、このクリーム……」

「「最高………」」ホワッ

かな子「志保さん志保さん、向こうにも何か甘い匂いが漂ってます…!」

志保「くんくんくん……確かに…!何か、焼き菓子の様な……綿菓子の様な……かき氷の様な……」

かな子「ど、どうします!?」

志保「今日だけはやるしかないですよっっ!!それに……屋台のたこ焼き……フランクフルト………焼きもろこし……」

かな子「そ、そんなに食べて大丈夫ですかね?」

志保「かな子ちゃん……あのね、甘いモノはね……別腹なんだよ………」

かな子「…………!そ、そっかあ………!」

かな子「別腹だから別なところに入るんですもんね……じゃあ私も気にしないでもっと色々試してみようかなあ……向こうの屋台にも美味しそうなもの、たくさんありましたけど……」

かな子「美味しいから大丈夫ですよね、志保さんっ」

志保「その通りですよかな子ちゃん!お祭りは今日、今しかないんです!!」ドオオン

かな子「よーっし、張り切って行きましょう!」

志保「おーっ♪」

144: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:23:03 ID:Zgr
アヤ「…とんでもない理屈が聞こえた気がしたんだが……」

こずえ「アヤも食べよ~……」

アヤ「そうだな…あっちはあっちでもう止められそうにないし、まぁ大丈夫だろ…多分…」

こずえ「わたあめ~……ふわふわぁ……」

ぷちこず「フワフワー…」

こずえ「アヤー……この子も、わたあめ~……」

アヤ「うおう!?どっから出てきたんだ…!?……つか、ちっちゃいこずえとか…マジ反則だろオイ……」ニマー

こずえ「もふもふ~…」

ぷちこず「モフー…」

145: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:23:21 ID:Zgr
莉嘉「あーっ!お姉ちゃんお姉ちゃん、アレ見てアレ!カブトムシ売ってるーっ!」


美嘉「うええっ、な、なんでお祭りでカブトムシ…!だ、ダメだかんね莉嘉!ウチで買っても忙しくて面倒見きれないんだからっ」

莉嘉「えー、かわいいのにー…ぶー」

美嘉「……今日のところはカブトムシのカタチしたぬいぐるみとか、おもちゃとかで我慢しときな。そのうち暇があったら、お母さんと一緒に見に行けばいいでしょ?」

莉嘉「ん…じゃあそうしよっと…でも、じゃあ何にしよっかなー…」

奏「こんな雑踏だと、生き物は荷物になってしまうものね…」

周子「あー、誰にも気付かれずに忘れられたまんまの金魚の袋とか、逃げ出したヒヨコとか、たまに聞くけどね」

奏「一口に生き物を飼うと言っても、子供一人の力じゃなかなか難しいものなのよね…」

146: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:23:42 ID:Zgr

奏「で、かわいい周子ちゃんに質問なのだけど」

周子「ほいほい、かわいいかわいい周子ちゃんに、なんの質問だい?」

奏「その頭に乗ってる小さな周子ちゃんにはあなた、気づいているのかしら」

周子「ほえ?」

ぷちしゅー「モグモグ」

周子「うわ、頭にシュークリームみたいなんおるやん」

奏「プチシュークリームではないわよ周子…」

周子「しかも私らのたい焼きかじってるし…あ、でも結構見込みあるかもこの子」

美嘉「なになに、見込みってなんの話?」

莉嘉「あ、ちっちゃい周子ちゃんだー!」

ぷちしゅー「オナカスイターン」モグモグ

周子「現在進行系で食うとるやないかーい」

美嘉「それで、見込みって?」

147: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:23:58 ID:Zgr
奏「大方、食べてるたい焼きがクリームじゃなくあんこの入ったスタンダードなものだから、じゃないかしら」

周子「そそ、クリームも別にナシとは言わないけど、邪道だよねー」

美嘉「えー、アタシはクリームのたい焼きも栗とかチョコとか入ってるのも結構好きだけどな」

莉嘉「アタシもアタシもー!あ、でもあんこのたい焼きも美味しいよねっ☆」

周子「異端主義者はゆるさーん!がおーっ」

莉嘉「ひゃー!周子ちゃんが怒ったー!」

美嘉「……ぷっ。ホント、飽きないよね」

奏「たい焼きみたいなものなのかもね」

ぷちしゅー「コンコーン」

148: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:24:13 ID:Zgr
美羽「焼きもろこしだーっ!!」

未央「お祭りだーっ!!!」

二人「「わーっ!!」」

久美子「はーしゃーがーなーい。まぁ、わかるけどね?」

未央「みうみう、あれを見るんだ……あそこにおわすは祭り太鼓だよ!」

美羽「おおー、あれを叩けば一躍ぴょ~んとスターダムだね未央ちゃんっ!」

未央「その通りだよみうみう!さぁわれわれで一躍お祭りのトップスターに名乗りを上げてしまおうじゃあないかね!」

久美子「ちょっと未央……って、あれは太鼓叩くの体験させて貰えるのね…」

久美子「……私も叩いてみたりなんかして」ボソッ

未央「くみちー、はーやーくー」

美羽「早くしないと順番来ちゃいますよ~」

久美子「あーもう、ちょっとくらい落ち着きさないって、もー」クスッ

149: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:24:27 ID:Zgr
加蓮「太鼓に笛の音……いかにもな夏祭りって感じだね」

李衣菜「花火大会だけど、ついででお祭りまで便乗しちゃうのがなんかロックだよね」

加蓮「お祭り、かぁ……」

響子「加蓮さん?」


加蓮「ううん、別に…ただ、こうしてお祭りに来られるなんて、思わなかったなって」

150: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:24:44 ID:Zgr
響子「……また来ましょう、お祭りに」

李衣菜「そうだよ、また来ようよ、皆で、浴衣着てさ」

ぷちきょこ「タニタニ」

ちーな「マタキタイナー」

ぷちかれ「「「「「カレン」」」」」

加蓮「ん」

151: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:25:16 ID:Zgr
ぷちかれ「「「「「フライドポテテー」」」」」ハイッ

加蓮「くれるんだ?…そっか。……アリガトね」

ぷちかれ「「「「「ポテエエエ♪」」」」」

加蓮(……そうだね、そうだよね)

P「おーい!」

ユミラウネ「オマタセー」

ちひろ「全く、ちょっとくらい休んで貰わないと困りますからねPさんは」

響子「わあっ、ちひろさん浴衣似合ってます!」

李衣菜「ユミラウネも来たの?花火を見る花って………」

ユミラウネ「ロックデショー」

李衣菜「え、いや、多分…そうなのかな?」

ユミラウネ「マダカナー マダカナー」ルンルン

P「加蓮、疲れてないか?」

加蓮「うん、平気。昔より体力ついたんだよ?」

P「そうだな…けどやっぱ、な」

加蓮「ねえ、Pさん」

P「ん?」

加蓮「今ね……すごく楽しいよ」

152: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:25:34 ID:Zgr
P「そっか。…それは、何よりだ」

加蓮「…ふふ。照れたでしょ」

P「うるせーやい。…自分だって真っ赤な癖して」

加蓮「何それ、見間違いでしょ?」

P「お前なあ…」

ぷちかれ「「「「「ポテ」」」」」

P「ん」加蓮「あ…」

153: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:25:46 ID:Zgr
ヒュルルルル







ドオオン…………!!

154: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:26:04 ID:Zgr
ぷちかれ「ポテエ………」

ドオオン  ドオオン……


響子「わぁ……」 「タニタニ…」


李衣菜「おー……」「ロックダナー」



155: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:26:22 ID:Zgr
茜「たーまーやー!!!」「ファイヤアアアアア」

裕子「あああ私の焼きそば焦げてますよ茜ちゃんっ!!」



こずえ「おおー………」「フワァ…」

アヤ「ヒュウ……♪ アツいじゃんか」


かな子「流石に食べ過ぎたでしょうか……」

志保「たあまあやあー!!」ドオオン

かな子「し、志保さん?」

志保「さ、叫べばカロリー消費するよ、きっと…!」

かな子「たーまやー!!!」

志保「かーぎやー!!!」

かな子「たーまやー!!!」

156: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:26:43 ID:Zgr
清良「一食あたりのカロリーがこれだけだから、運動量に換算すると多分……」

亜季「清良殿、情けも時には必要ですぞ……」

ぷちきよ「アラアラ…」 

ぷちあき「シングン シングン-」



ぷちしゅー「スヤア」

周子「この花火の音でよー寝れるなあ」

奏「誰かさんに似たんでしょ、きっと」

周子「誰かさんて……一人しかおらんやないのー…」ハッ!

周子「そうか、それでぷちもこんな美人なんやね、合点いったわ~」

美嘉「白々しい…」

莉嘉「おねーちゃん……おんぶ…」

美嘉「あー、こっちもか…まぁあれだけはしゃげばそうなるよねー」

久美子「あれ、皆も来てたんだ」

奏「あら、久美子さん。奇遇ね。」

久美子「あ、そっちももうおネムなのが…実はこっちもなのよね」

美羽「みうさぎ…は……夜行性じゃ……ないですから……もうおやすみう……です……」

未央「いやー、みうみうも重くなりましたなぁ…お姉さんは嬉しいぞよ、うんうん」

美嘉「そっちは未央がおぶってるんだね、一緒一緒」

未央「あはは、ホントだ」

莉嘉「えへへ……お姉ちゃんの背中……暖かい……」

157: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:26:57 ID:Zgr

美嘉「……ったく」フゥ


未央「お互い苦労が絶えませんなあ」

美嘉「ま、望むところだけどね★」

158: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:27:17 ID:Zgr
美穂「えっと、熊ちゃんのぬいぐるみを取りに来たんですけど……」

係員「あー、ついでにアレも引き取ってくれんかね」


美穂「はい?」ぷちみほ「シャン?」


楓「いや~、お祭りはいいですねえ……」

智絵里「楓さん、そろそろ帰りますよ、楓さんってば…」

美穂「か、楓さんに智絵里ちゃん?」

智絵里「美穂ちゃあん……」ウルッ

楓「お祭りですから……皆さんを、待つ、理由に、お酒をですね、ヒック」

美穂「祭り、待つ、理由……あっ」

智絵里「ダジャレはいいですから、早く行きましょうよ~っ」グイグイ

楓「もう一杯~、もう、いっぱーい」

美穂「わ、私プロデューサー呼んできた方がいいかも……ちょっと行ってくるねっ」バタバタ

159: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:27:41 ID:Zgr
P「今度は今日来れなかった皆とも来たいよな」

加蓮「そうだね、そしたらまた賑やかに…ふぁ……」

加蓮「流石に眠いかも……」

ぷちかれ「「「「「ポヒュー……ポヒュー……」」」」」

P「ぷちかれ達も寝てしまったしな、そろそろ引き上げるか、送って……」

美穂「プロデューサーさーん!楓さんが、楓さんがーっ」アタフタ


加蓮「休む暇もないねー、敏腕プロデューサーさん」

P「どうせろくなことじゃないと思うんだがなあ…仕方ないな」

加蓮「じゃ、大きな荷物引き取って帰るとしますか……ぷちかれ、おーい」ポンポン

ぷちかれ「「「「「ポテ」」」」」パチクリ

加蓮「帰るよ!」

ぷちかれ「ポテテー!」ビシッ

160: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:27:59 ID:Zgr
※ぷちかれ達5匹、そして加蓮達。


それぞれに思い出を刻み込み、夜はふけていく……

おまけ。

幸子「夜はふけていく……じゃなくてですよ」

番組D「相変わらずメタいねえ幸子ちゃん」

161: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:28:36 ID:Zgr
幸子「なんであんないい雰囲気なのに、このボクがいないんですか!おかしいじゃないですか、ねえ!」

番組D「いや、だから、ね?プロデューサーさんにも了解を得て今回の企画なわけですよ、お祭りだよ、海外で」

幸子「世界の何祭りとかそういうのはろくな目に合わないって相場が決まってるんですよ!!!」

幸子「で、何を食べるんですか、どこから飛ぶんですか、何を競わされるんですか!」

みにさち「フフーン!」

番組D「それがうっかり手違いでみにさちちゃんが大会に参加して優勝しちゃったのよねえ」

幸子「もうなんなんですかあの子!!!」


162: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:28:53 ID:Zgr
おまけ2

~明くる日の事務所~

裕子「さあさあ、お立ち会い…これよりお見せするサイキックイリュージョン……この先割れスプーンを稀代のサイキック美少女堀裕子が見事に曲げ…」

ぷちみく「マゲナイヨ マゲナイヨ」

裕子「曲げますよぉっ!!もーっ!!」



~別の部屋~


P「プリンター、故障かな……印刷した字がエラい曲がるんだが……」

163: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:29:12 ID:Zgr
おまけ3

志保「うわああああああ!!!」ダダダダダダ

かな子「待ってください志保さーん!!」


志保「今月分のカロリーを大幅に上回ってしまった……このままじゃ今月パフェ食べられないーーっ!」ダダダダダダ

かな子「志保さーん!」



~甘味の大秘宝、超盛マカロンパフェ~


志保「あの看板は!!!!」キキキーッ



志保「よし!」パフェーン

かな子「食べる気ですか!!??」


しほみに「パフェパフェ-」パクパク

志保「ほら、この子もいますし!」

かな子「理由になってませんからね?」

164: 名無しさん@おーぷん 2018/07/15(日)22:29:27 ID:Zgr
おまけ3

~祭りの夜~

係員「次に太鼓叩く方は……君か、ちっちゃいけど、大丈夫?」

ちぇり「…………」コクン



ドコドコドコドコドコドコドドカカドドカカドンドカドンドン

智絵里「……!」

美穂「ち、智絵里ちゃん?」

智絵里「太鼓が呼んでる」

美穂「太鼓が呼んでる!??」







おわれ。

166: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:14:42 ID:AZ9
12話目です、よろしくどうぞ。

幸子「暑いですねえ…」ユミラウネ「ナツダネッ」

167: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:15:29 ID:AZ9
幸子「はぁ……今日も暑いですねえ……」

~放課後・事務所~

幸子「よかった…今日は事務所ですね…亜熱帯でも世界のお祭りでもなく……」

みにさち「フフン?」

168: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:15:51 ID:AZ9

幸子「流石に事務所でくらいゆっくりしたいですからねぇ……しかし……」


~「エアコン・故障中」の張り紙~

P『それが今朝からどうも調子が悪くてさあ……ここ数日ツバ吐くわ変な音はするわで怪しかったんだがついに壊れたぞ、ハッハッハ』

幸子「ハッハッハじゃありませんよまったく………」

幸子「Pさんは撮影の付き添いで出ていっちゃいましたし…たまたま悪い時に居合わせちゃいましたかねえ………それにしても……」

幸子「あっついですねえ……いくら汗をかくボクがカワイイと言っても、こんなに汗だくだと干物になっちゃいます……流石にそれはカワイく……ない……」

幸子「ちょっと~…聞いてるんですか、あなたですよ、そこの、太陽!少しは加減ってものをですね…」ツカツカツカ

169: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:16:09 ID:AZ9
ユミラウネ「ワーーーイ!」ヒューーーン

みにさち「フギャーー」ビクウッ

幸子「ユミラウネ!??」

※あまりにお日様がパッションしていたので、ユミラウネも屋上から飛び降りるパッションぶりなのでした。

170: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:16:27 ID:AZ9
~地上~


ユミラウネ「アソビニイコーット!」ピョコピョコ

幸子「ちょ、ちょっとちょっと待ってくださいよ!」バタバタバタ

みにさち「フフーン!フフーン!」ワタワタ

ユミラウネ「アッ サチコチャンダー」

幸子「幸子ちゃんだー、じゃなくてですね……ハァ…ハァ…あのですね、屋上から飛び降りるなんて危ないじゃないですか!」

ユミラウネ「ソウカナァ」

幸子「そうに決まってますよ!怪我でもしたらどうするんですか!…いや、怪我で済まない可能性もですね……」

ユミラウネ「デモ コンナニイイテンキ!」ペカーッ

幸子「天気はこの際どうでもいいんです!!!」

171: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:16:40 ID:AZ9
で。


幸子「はぁ……叫んだら余計にクラクラしてきちゃいましたよ」

ユミラウネ「コンドカラキヲツケテオッコチルネッ」

幸子「気をつけても落っこちたら意味ないですってば…あぁ、もう日陰、事務所に避難しましょう、暑いです…」

172: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:16:56 ID:AZ9
~事務所~


ユミラウネ「アイスハナイノカナッ」

幸子「そうですね、冷凍庫に少しくらい余ってるでしょうしね、貰いましょうか」

みにさち「フッフーン♪」

幸子「あー……この子はほっとくとガバガバ丸のみしちゃうんで……一本だけですよ、いいですね」

みにさち「フフン」コクン

ユミラウネ「スイカバー スイカバー♪」


※と言うわけで。事務所の冷蔵庫を開けると…

幸子「…一本もないですね?」

ユミラウネ「ナイネー」

みにさち「フー」ムー

173: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:17:10 ID:AZ9
ちひろ「アイスの買い置きですか?そう言えば……」

幸子「お忙しいでしょうから、よかったら、ボクが買ってきてあげましょうか」

ちひろ「いいんですか?助かります♪でしたら領収書、ちゃんと貰ってきて下さいね」

幸子「了解ですっ。では行きましょうか」

ユミラウネ「アイスアイス-」ピョンピョン

みにさち「フフーン!フフーン!」ピョンピョン

174: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:17:31 ID:AZ9
~近場のスーパーマーケット~

幸子「こんなところでしょうか」ドッサリ

ユミラウネ「ワーーーイ!」

みにさち「フフーン!」

幸子「ああ、でも…困りましたねえ…運ぶ方法までは考えてませんでした」

ユミラウネ「タベレバヘラセルヨッ」ジリ…

みにさち「フフーン…」ジリ…

幸子「いけませんよ、これは事務所の皆さんの分でもありますから」

幸子「…でも、運ぶうちに溶けちゃいますねこれ…氷があっても焼け石に水、いや、氷……」

ブリッツェン「ブモッ?」

幸子「え?」

イヴ「あっ、皆さ~ん」フリフリ

175: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:17:48 ID:AZ9
幸子「イヴさん、ブリッツェンも…って、いいんですか店内に動物連れ込んで」

イヴ「大丈夫ですよ~、ブリッツェンは悪さしませんし、一緒にアイス選ぼうと思ったので~」

ブリッツェン「ブモッブモッ」

イヴ「大荷物みたいですね~」

みにさち「フフーン…」

ユミラウネ「コマッチャッタネッ ソリニノラナイカナア」

幸子「ソリ………あっ、そうですよ、イヴさんのソリで運んでもらえばいいじゃないですか」

幸子「…お願いできますかね」

イヴ「大丈夫ですよぉ~。それじゃ行きましょう~」

ブリッツェン「ブモモー」

176: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:18:11 ID:AZ9
~上空~

ユミラウネ「ワーーーイ♪ タカーイッ」

幸子「やっぱり空の上は涼しいですねえ…こういう乗り物でなら、ずっとぷかぷか空中散歩でもしていたいですよ」

イヴ「そうですね~、高いところは気持ちいいですよね~。ね、ブリッツェン?」

ブリッツェン「ブモブモッ」

幸子「まあ、そういうわけにもいかないんですけどね、買ってきたアイス、溶けちゃいますし」

みにさち「フフーン…」

幸子「ああ、ダメですよそんな身を乗り出したら……景色が気になるのはわかりますけどね、よいしょと」

※みにさちを膝に乗せる幸子。すっかり保護者ぶりが身についているようです。

ユミラウネ「アッ トリサンダッ オーイッ」フリフリ

177: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:18:29 ID:AZ9
幸子「にしてもこの暑い中、大変じゃないですかイヴさん、海外の方ですし」

イヴ「そんなことないですよ~、ここに来る前は極寒のグリーンランドですし、それに…身ぐるみはがされたりもしましたから」

イヴ「寒い思いをたくさんした分、暖かいのは平気なんですよ。ね、ブリッツェン?」

ブリッツェン「ブモッ……ブモッ……」

幸子「いや、いい話ですけどブリッツェン虫の息ですよ」

イヴ「暑いなら毛皮脱いだら~?」

ブリッツェン「ブモッ!?」

幸子「サラッととんでもないですね!?」

ユミラウネ「スプラッターダー」

イヴ「ほぇ?」

178: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:18:48 ID:AZ9
~事務所~

幸子「ただいまです~…あれ、涼しいですね?」

ユミラウネ「アッ エアコンウゴイテルヨッ」

P「おう、お帰り。エアコンな、業者さんが来てちゃちゃっと直してくれたよ」

P「流石に熱中症とか怖いからな、アイドルも人間、健康第一だ」

幸子「直すんならそう言ってほしかったですよまったく…そしたらわざわざ暑い中…」

ボコッ

ぷちかれ「ミントー」「ミント」「ミント!」

※ぷちかれ、ミント味のアイスを求めてご到着です。

179: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:19:02 ID:AZ9
幸子「う…ダメですよ、あなた達、ミント味食べたら爆発しちゃうじゃありませんか」


※解説。

ぷちかれはミント味のアイスを食べると薄荷の歌詞に倣って爆発します。

加蓮『ミントの香りが弾けるような~』

ぷちかれ『ミント!』ボウン


※ぷちかれ達は爆発するのも楽しいようですが……因みに爆発しても破裂したりはしません。体から煙が出るだけです。

180: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:19:20 ID:AZ9
ぷちかれ「「「「「ポテェ?」」」」」

幸子「ダメぇ?じゃないですよ、加蓮さんの真似して上目遣いしたってそうはいきませんからね」

ぷくかれ「「「「「ポテー」」」」」プクー

ユミラウネ「ミントシカタベタコトナイカラダヨッ」

幸子「ああ、成程…なら、ミント味以外を食べさせてみたらいいんじゃないですかね、これとか……あ、でも冷やさないと溶けかけですね…」

李衣菜「ただいまー、プリンプリン~♪」

ぷちかれ「プリン」「ププリン」「プクリン」ギクッ

181: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:19:41 ID:AZ9
李衣菜「あれ?レッスン後に食べようと思ってたんだけど…誰か食べちゃったのかな……?」 

幸子「多分ぷちかれ達ですね」

ユミラウネ「アカラサマダモンネッ」

ちーな「ワカリヤスイナー」

李衣菜「あ、そうなんだ?まぁプリン美味しいし、食べたくなるのわかるから仕方ないよ、うん」アハハ…

幸子「アレは無理してますね」

ユミラウネ「シテルシテル」

ちーな「ワカリヤスイナー」

李衣菜「う……」

ぷちかれ「オワビ」「アゲル」「タベテ」

李衣菜「えっ、いいよそんなお詫びなんて……でもくれるって言うなら……」

ぷちかれ「「「「「ミント-」」」」」ハイッ

李衣菜「いっ!??」

※多田李衣菜、ミントや激辛スナック等刺激の強いモノは食べられないのである。

182: 名無しさん@おーぷん 2018/07/22(日)11:19:55 ID:AZ9
ぷちかれ「「「「「ミント-」」」」」ダダダダダ

李衣菜「うわーん!私ミント系無理なんだってば~!」ダダダダダ

ぷちかれ「「「「「オイシイヨ」」」」」ダダダダダ

李衣菜「だから無理なんだってばー!」ダダダダダ

幸子「…見てるだけで………暑いですねえ……」

ユミラウネ「ナツダネー」


おわれ。

186: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:33:32 ID:UYp
思いついてしまったので連日更新いきまっす。

13話

美穂「ぬいぐるみから離れなくて…」ぷちみほ「クマシャンダー♪」

187: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:34:00 ID:UYp
~事務所~

P「ふむ…」カタカタカタ

加蓮「じゃあ次、こっちの芋は」

ぷちかれ「ジャマイモ」

加蓮「じゃがいもね…うーん、なかなか覚えてくれないなぁ…」

美穂「おはようございますっ」

P「お、美穂。おはよう……って」

加蓮「え、美穂だよね…?ほとんど熊のぬいぐるみで見えないんだけど…」

ぷちみほ「クマシャンダー」スリスリ

美穂「それが……この子がぬいぐるみから離れてくれないんですよ~…」

P「それで抱えてきたのか、そのでっかいぬいぐるみ…」

188: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:34:22 ID:UYp
美穂「はい、寮に置き去りにするのもかわいそうだと思って…」

ぷちみほ「クマシャンダクマシャンダー」スリスリモフモフ

P「まぁそれはわかるが……学校とか行くときどうしてるんだ?まさかそのぬいぐるみを持っては登校できないだろ」

美穂「いえ、根性で抱えて通ってます」

P「熊本の女は強いなあ」

美穂「別にずっとすりすりしてるだけで、邪魔にもなりませんから。むしろクラスの皆も癒やされるって」

P「それにしたってこのぬいぐるみ、美穂の背丈の半分くらいあるだろ」

加蓮「李衣菜も大変なもの当てちゃったよねえ、射的」

美穂「いえ、そんな!私、部屋にこんなおっきな熊さんがいてくれると、それだけで安心できるというか…とにかく、全然迷惑だなんて思ってないですよ」



190: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:36:52 ID:UYp
加蓮「美穂は優しいから……普通なら李衣菜はちょっと恨まれるとこだよ」

P「まあまあ、悪気があったわけじゃないし、当面の問題は通学だけなんだろ?」

P「なら、そうだな……抱えていくより背負っていくようにしたほうが楽じゃないか? 大きめのベビーキャリアみたいので」

加蓮「それか、乳母車だね。結構大きいけどぎりぎり収まるんじゃない?」

P「よし、それなら事務所の備品があるぞ、乳母車」

加蓮「えっ……Pさんそういう趣味…?」

P「やめろ、そんな目で俺を見るんじゃない」

191: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:37:19 ID:UYp
~倉庫~

P「うん、まだ新品だな」

美穂「わわ、すっぽり入りますっ」

ぷちみほ「クマシャンダー♪」ギュ-

美穂「わぁっ、すごく楽ちんですっ♪」コロコロ

加蓮「よかったねーぷちみほー。」

P「…………」

加蓮「Pさん、そんなとこで突っ立って何見てんの?」

P「おしゃぶり、よだれかけ、哺乳瓶……ホントに何でこんなもんが大量に置いてあるんだ、うちの事務所は…」

加蓮「うわあ」

P「俺をそんな目で見るなぁ!」

192: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:37:35 ID:UYp
プツン


P「おわ、停電か!?」

加蓮「よりによってこんなごちゃごちゃしたとこで停電…?」

美穂「ぶ、ぶつかったりしたらいろいろ崩れちゃいません?」

P「多分……手探りでそーっと行くしかないか……」

ぷちみほ「クマシャンダー」スリスリスリ パリ

P「ん…今何か音がしなかったか」

美穂「私も聞きました、パリって」

加蓮「っていうかちょっと薄明かり……乳母車光ってない?」

193: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:38:09 ID:UYp
ぷちみほ「クマシャンダー」パリパリパリパリ

美穂「ぷ、ぷちみほ!?」

加蓮「そっか……ずっとぬいぐるみもふもふしてるから静電気が…」

P「いや、静電気ってこんなに光るもんだっけか…?」

ぷちみほ「シャンダー♪」パリパリピカピカ


※無事脱出できました。

194: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:38:25 ID:UYp
おまけ。



加蓮「じゃあテスト!ぷちかれがどれだけ言葉を覚えたか、試すよ。」

ぷちかれ「ポテェ…」ドキドキ

P「頑張れー」

加蓮「はい、この写真見て、答える!」 

※里芋

ぷちかれ「ナマイモ!」

※さつまいも

ぷちかれ「ナマイモ!」

※山芋

ぷちかれ「ナマイモ!」

※じゃがいも

ぷちかれ「ゼンブナマイモ!」


加蓮「…泣いちゃってもいい?」

P「いや…頑張ったよ、うん」

ぷちかれ「ポッテン!」フンス

195: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)15:38:36 ID:UYp
おまけその2。


~朝、事務所~


P「ふぁあ……そろそろ仮眠するかなあ…」カタカタカタ

ユミラウネ「オハヨー」ピョコピョコ

P「お、おはようユミラウネ…そうか、もうそんな時間か……」

ユミラウネ「ヨイショ ヨイショ」ヨジヨジ

シャワー

ユミラウネ「ンーー♪」

P「水の出し方を教えたら毎朝自分で蛇口ひねって浴びるようになった」

P「……実は賢いよな、ユミラウネって…」

おわれ。

197: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:56:58 ID:UYp
14話更新します。
彼女だからぶち当たる壁。

加蓮「アイドルの、北条加蓮です!」ぷちかれ「アイドル!」

198: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:57:20 ID:UYp
ベテトレ「ワン・ツー・スリーフォー……北条、少し走り気味だ、周りをよく見ろ!」

加蓮「はいっ!」

ベテトレ「五十嵐は周りを気にしすぎだ、周りから見た自分を意識しろ」

響子「は、はいっ、気をつけます!」

ベテトレ「輿水!…は特にないな」

幸子「は、はいっ!……ってないなら何で呼んだんですか」

ベテトレ「気分だ。……よし、それまで!」パンパン

幸子「気分て…いや、まぁ構いたくなるカワイさなのはわかりますけど」

ベテトレ「各自ストレッチと水分補給、しっかり行うように。今日のレッスンはこれまで!」

「「「ありがとうございましたー!」」」

199: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:57:39 ID:UYp
~廊下~


P「あ、聖さん、お疲れ様です」

ベテトレ「プロデューサー殿。…ちょうど良かった、少し、時間を頂けないだろうか」

P「構いませんけど……何か問題でも?」

ベテトレ「ここでは何だから…他の者に聞かれない場所に」

P「なら今の時間は……面談室ですね、行きましょうか」



200: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:58:00 ID:UYp
~面談室~


ベテトレ「私が個人の事に公で口を出すと、贔屓をしているととられかねないからな…」

P「何か、あったんですね…」

ベテトレ「ああ、ここ最近…北条のテンポが他と比べて走り気味でな」

P「加蓮が?」

ベテトレ「何かこう、微妙な差でしかないのだが……恐らくは無意識でずれているんだろうな…」

P「ふうむ……」

ベテトレ「元々、北条は他と比べてもどこか危うさと言うか……ともすれば悪い意味で、どこか生き急ぐようなパフォーマンスをする事が多かったように思うんだ、昔から」

ベテトレ「最近はそれも落ち着いてきてたのだが……ここに来て、どうも…ぶり返したようだな」

P「…まさか、加蓮の身に何か…」

ベテトレ「いや、恐らくだがそれはない。……と、断言するにも私では些か畑違いだが…それでも、長くトレーナーをしている者の勘によるところだが」

P「と、なると……」

ベテトレ「心当たり、ありませんか、プロデューサー殿」

P「………以前と違う、という点でなら一つ心当たりがあります」

P(もしかすると、アイツ……)

201: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:58:32 ID:UYp

~事務所~

※ぷちかれ達がライブ映像を見ているようです。


ぷちかれ「アイドル…」「アイドル…」「ポテェ…」


P「今日も見に来たんだな、ぷちかれ達」

ちひろ「食い入るように見てるんですよ、1日。加蓮ちゃんが出てくると、ぽてーっ、て大騒ぎなんですから、ふふ。」

P「そうですか…加蓮がホントに大好きなんだなあ、ぷちかれは」

ぷちかれ「カレン!」「カレン」「ポテエエエエ」

ちひろ「加蓮ちゃん出たみたいですね、今」

P「ははは、わちゃわちゃしてて和むなぁ…」

P(けど……恐らくは…)


ガチャリ

加蓮「ただいま戻りました~」

202: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:58:50 ID:UYp
P「お、お疲れさん。冷蔵庫にスポドリ入ってるよ」

加蓮「うん、ありがと……あ……」

ぷちかれ「カレン」「アイドル-」「キラキラ…」

加蓮「…………」

P「加蓮」

加蓮「え、あ、うん……何、どうかした?」

P「…よしよし」ナデナデ

加蓮「あ……」

加蓮「Pさん…私……」ジワッ

P「ちひろさん、もう少しだけぷちかれ達、お願いします」コソッ

ちひろ「廊下、突き当りの部屋なら今オッケーです」コソッ

P「加蓮、行くぞ」

加蓮「うん……ごめん…」

P「大丈夫だから。ほら、手」スッ

加蓮「ん…ありがと…」ギュ

203: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:59:12 ID:UYp

~別室~

P「とりあえず…お茶でも飲んでさ」コトッ

加蓮「…こうやって話すの、結構久々だよね…ちょっと役得かも…へへ」

P「…無理して、笑わなくていいんだぞ」

加蓮「…バレたか。バレるか。だよね。」

P「こないだのサマーライブからだよな、ぷちかれ達がアイドルにドハマリしたのって」

加蓮「うん、凄く嬉しかった。もっともっと頑張ろうって、思えたんだ、あの時」

加蓮「けど……気ばかり焦ってさ、何ていうのかな……足元見えてない感じって言うか……うかれてるつもりはないんだよ、だけど」

P「怖く……なったんじゃないか、間近で好意を向けられて」

加蓮「……ううん、違う」

加蓮「ただ、私さ、言ったよね、昔…病院のベッドで、TVで見たアイドルに憧れたって話」

P「ああ」

加蓮「別にさ、有名なアイドルに憧れたわけじゃないんだ。けど、何ていうか……私には、生きる意味だったの」

加蓮「あのアイドルに憧れて、どこかで人生を諦められずにいた。しがみついて生きてこられた。それは、間違いなく…あのアイドルがいたからなんだ」

204: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:59:28 ID:UYp
加蓮「なんて、引くよね、重いよね、アタシ……けど、ホントにさ」

P「大丈夫だ、引かないさ。俺だって業界人だ、それは軽んずべきものじゃないとわかってる」

加蓮「……Pさん、さ……アタシ……大丈夫かな……あのアイドルみたいにさ……まだまだ、全然、足りないって……わかってるの、アタシっ………!」ポロ…ポロ…

P「加蓮…」

加蓮「いいのかな……アタシで……あんなふうに憧れて貰えるアイドルで……アタシ………うっ………あぁぁ……」


P(ずっと、弱さを見せられなかったんだな)

P(憧れられている、その相手が近くにいる事で、加蓮は……)

205: 名無しさん@おーぷん 2018/07/23(月)23:59:45 ID:UYp
P「加蓮、大丈夫だ。ぷちかれ達はお前を見限ったり、冷めたりなんてしないよ」

加蓮「本当…? でも、だってまだ……」

P「憧れていたアイドルに追いつけていないから、か。でもな、加蓮」

P「憧れとか理想とか、夢とか希望とか……目的とか、存在理由なんてものはさ、きっと完成されたものじゃない。……一つきりじゃないんだよ」

加蓮「………ぐすっ」

P「あるべき姿とか、確かにそれを目指して走ることは大事だし、そうやって成長するからこそ見つけられるものも、見つけてもらえるものも、ある」

P「俺だってまだまだ未熟だし……ちひろさんだって、ベテランのセイさんだって間違いも犯すし、つまずくことだってある」

加蓮「Pさん、達でも…?」

P「当たり前だ、俺なんてうっかりミスはしょっちゅうだし、アイドルに置き換えても……楓さんなんか酒癖凄いし」

加蓮「楓さんに言いつけるよ?もう」クスッ

P「完璧な人なんていやしないって事さ、それに…」

206: 名無しさん@おーぷん 2018/07/24(火)00:00:13 ID:zZ5
P「間違えたら、それを正して導いてやれる。倒れたら、手をとって助け起こしてやれる」

P「そんな仲間が…お前にはたくさんいるじゃないか、加蓮」

加蓮「……一人じゃ、ない?」グス

P「……少し前にさ、ぷちかれ達がおかゆ作って、持ってきてくれたんだろ?」

加蓮「あ………あっ……」ポロッ

P「大丈夫だ、憧れられることを、怖がらなくていい。」

P「胸を張ろう、加蓮。顔を上げて、ぷちかれ達にも、皆にも、ありのままの北条加蓮をさ…見せて、いいんだ」


ぷちかれ「カレン」「ナカナイデ」「ゲンキ」ボコッ

加蓮「わっ……だ、ダメでしょ、アンタ達、そんなとこ穴掘ったりしたら……もう、ぐすっ……あはは……」

泣きながら笑顔を浮かべる加蓮。

その表情は、嘘も、偽りも、諦めも、寂しさも、曇りもなく。

P(きっと、大丈夫だ。そうだろ?)

未来の、トップアイドルなら!

207: 名無しさん@おーぷん 2018/07/24(火)00:00:50 ID:zZ5
~ライブ会場~

加蓮「じゃあ、まずはこの曲で!…皆、見えてる? 私、北条加蓮の……全力のステージ!」

ワアアアアアアア……

加蓮「今日は覚悟してよ?……忘れられなくしてあげるから」ニヤッ

「いくよ!皆!BEYOND THE STARLIGHTっ!!」


ゴールはない世界に。

P「さあ、お前達も行って来い、ぷちかれ軍団!」

「「「「「ポテエエエエ」」」」」ダッ

加蓮「誰よりも!光れ…………っ!」


私の。生きている証をー!




つづく。

214: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:20:32 ID:zZ5
15話。

ユミラウネ 夏の一日

215: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:21:21 ID:zZ5
~屋上、酷暑~

ユミラウネ「アツーイ」

ユミラウネ「ナカデスズモウット」ピョコピョコ

216: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:21:38 ID:zZ5
~事務所~

P「ひゃぁ……見ろよニュース、今年の暑さ、とうとう災害認定されたんだと」

加蓮「道理で……ちょっと異常だもん、この暑さは」

P「熱中症で倒れないように気をつけないとな……可能な限り行き帰りは車出すよ」

ユミラウネ「アツイヨー」ピョコピョコ

加蓮「うわ、あのユミラウネが避難してきたよ」

P「晴れの日はいつもものすごい元気なのになぁ…まぁほら、冷凍庫にスイカバーあるし、水も好きなだけ飲んでいいから」

ユミラウネ「アリガトー…コレジャソトニデラレナイヨッ」 

P「うーむ…せめてもう少し涼しくなればなぁ」

217: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:22:06 ID:zZ5
~そして、夕方~


P「日が落ちると、少しはマシになるな…」

ユミラウネ「オサンポッ」ピョコン

P「今からか?薄暗いから車に気をつけるんだぞ」

ユミラウネ「ハーイッ」ピョコンピョコン

218: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:22:26 ID:zZ5
~公園~


ユミラウネ「カダンノオハナガシオレソウ…」

ユミラウネ「オミズ オミズアゲナキャッ」ピョコン

ピョコン ピョコン ピョコン ジャーッ

※近くにあったバケツに水を入れています。

ユミラウネ「ヨイショ ヨイショ」ズリズリ ズリズリ

ユミラウネ「フー」

ユミラウネ「ヨイショ ヨイショ」ズリズリ ズリズリ

ユミラウネ「アトチョットッ」ズリズリ

ユミラウネ「ヒャッ」ズテッ バシャッ

ユミラウネ「ウー…」

ユミラウネ「モウイッカイヤリナオシッ」ピョコン

219: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:22:47 ID:zZ5
ちぇり「アノ」コソッ

ユミラウネ「ナァニ?」

ちぇり「オテツダイシマスッ」パタパタ

ユミラウネ「ワー アリガトウッ」

※四葉を探しに、ちぇりも公園にやってきていたようです。

ちぇり「ヨイショ ヨイショ」パタパタ パタパタ

ユミラウネ「ヨイショ ヨイショ」ズリズリ ズリズリ

※ちぇりには羽があるので飛べます。

※力を合わせてバケツを運び、花壇の前まで来ることができました。

※ですが、困りましたね。じょうろがないのでお水をうまくあげられません。

ちぇり「ドウシマショウ」

ユミラウネ「ドウシヨッカ」

藍子「あらっ?」

※お散歩中の藍子が現れました。

220: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:23:08 ID:zZ5
藍子「なるほど、じょうろが…でも、小さいのに花壇のお花にお水をあげようとするなんて、偉いね、頑張ったね」

ユミラウネ「エヘヘッ」

ちぇり「フフッ…」

藍子「ええと……どこかにホースとかなかったかなぁ…あっ!」

※物置きの脇に、ありました、ホースです。


ユミラウネ「コレ ナァニ?」

ちぇり「スッゴクナガイデスネ」

藍子「これはね、こうやって、水道の蛇口に取り付けて…」

藍子「えいっ」ジャーッ

ユミラウネ「スゴーイッ」ピョコピョコ

ちぇり「オミズガイッパイデテキマスッ」ピョコピョコ

221: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:23:25 ID:zZ5
藍子「ふふっ、使い方は簡単だから、ふたりにも使えると思うよ」

ユミラウネ「カシテカシテッ」ピョコピョコン

ちぇり「コレデオハナタチモオミズガノメマスネッ」パタパタ

藍子「そうだね、ホントによかったよね。二人が頑張ったから、私もお水をあげなきゃって思ったんだよ」

藍子「きっとお花達も二人に、ありがとうって…感謝してくれてると思うよ」ニコッ

222: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:23:46 ID:zZ5
ユミラウネ「アイコチャン」

藍子「何かな?」

ユミラウネ「アリガトネッ」ペカーッ

ちぇり「ハイッ スゴクスゴクタスカリマシタ」ペコッ

藍子「お礼なんて…私こそ、ありがとうって言いたいし……あっ」

※ホースの水で小さな虹がかかりました。

ユミラウネ「ニジダー」

ちぇり「ワァア……トッテモ、キレイデスッ」

藍子「本当……夕方でも、虹ってかかるんだね…あ、そうだ」

藍子「ふたりとも、そのまま笑って笑ってっ」

ユミラウネ「ニコーッ」

ちぇり「ニ、ニコーッ」

藍子「……ぱしゃりっ」

カシャッ

223: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:24:03 ID:zZ5
~数日後、事務所~

藍子「ほら、この前撮った虹の写真っ」

ユミラウネ「ウワアイ」

ちぇり「キレイデスッ」

加蓮「え、何これ、すごくかわいい…」

ありす「ユミラウネとちぇりがいますね、いい笑顔です」

ちーな「キレイダナー」

ぷちりす「ミセテ ミセテクダサイ」ピョンピョン

P「ひゃー暑い暑い暑い」ガチャリ

P「アイス、まだ残ってるかな…お、麦茶が冷えてるじゃないか」

茜「お疲れ様です……!」ガチャリ

224: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:24:20 ID:zZ5
P「うお、茜? いつもの勢いがないじゃないか」

藍子「もしかして、外走ってきたの?」

茜「ええ、まぁ……しかし……流石の私でも……この暑さは……!」

ちーあか「ヒノ…ヒノ…」

加蓮「ちーあかの鳴き声初めて聴いたんだけど」

ありす「い、いつも叫んでますしね…」

P「ほら、まぁ二人もアイス食べて落ち着いてごらん」

茜「これは…ありがとうございます…!んんんーっ!」

ちーあか「ヒヤアアア♪」

茜「冷たくて……!  実に……! 美味しいですね……癒やされます……!」

225: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:24:33 ID:zZ5
ユミラウネ「……キョウモアツイネー」

※窓ぎわから空を仰ぐ一輪の花、ユミラウネ。

藍子「今日も行くなら、お手伝いさせてね、ユミラウネ」

ユミラウネ「…ウンッ!」ペカーッ


※暑い暑い夏。

ユミラウネに、新しいお友達ができたのでした。

226: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:24:44 ID:zZ5
おまけ。


~事務所~

ぷちかれ「ポテテ!」ボコッ

「ポテ」「ポテテ」「ポテェ」「ポポテ」ヨジヨジ


「「「「「ポテエエエエ」」」」」


※朝9時。ぷちかれ、事務所に到着。

227: ◆6RLd267PvQ 2018/07/24(火)23:25:14 ID:zZ5
P「お、まーた穴空けて来たのか?」

「「「「「ポテェ?」」」」」

P「まぁ、不思議なことにいつの間にか消えるんだよな、この穴……」

P「とは言え、事務所に穴があくのなんてウチくらいなもんだろなぁ」ハッハッハ




~765プロ~



雪歩「ひとつ掘っては父のため…人を呪わば穴ふたつ~みっつ見かねた悪党を~よっつ四葉のクローバー~♪」ザッザッ

百合子「…深淵の闇に続きそうな程深い穴……はっ………もしかしてこの先に、徳川の埋蔵金が……」

765P「事務所に穴があくのなんてウチくらいなもんだろなぁ」ハッハッハ




おわれ。

230: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:56:08 ID:kLz
16話。

ぷちかれ はじめてのおつかい。

231: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:56:33 ID:kLz
~キッチン~

ぷちきょこ「タニタニ-タニタニ-」ストトトトト

※ぷちきょこが野菜を刻んでいるようです。


ぷちきょこ「タニ?」キョロキョロ

ぷちきょこ「タニニ…」

※どうやら何か足りないようですね。


ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニ」タタタタ

※一度火を止めて、買い物に………おや


ぷちきょこ「…タニタニタニタニタニタニ」タタタタ

※戻って来てしまいました。

ぷちきょこ「タニー…タニー…」

※どうやら外は暑かったようです。

232: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:56:55 ID:kLz
~女子寮・談話室~


加蓮「ごめんね、私まで晩ごはんごちそうになるなんて」

響子「一人二人増えても全然問題ないですよ、いっぱい作りますから」

ぷちかれ「ナマイモー♪」ムグムグ

加蓮「そっか。でも楽しみだな、ぷちきょこの手料理かぁ」

響子「毎日当番制で、お互いかわりばんこに家事を受け持ってるんです。今日は私がお掃除、お洗濯で」

加蓮「ぷちきょこが料理、か。でも大丈夫なの?」

響子「それが、私もびっくりするくらい手際がいいんです、すごく美味しいですし、栄養のバランスも…」

ぷちかれ「ナマイモ?」「コレポテテ」「ポテー」パクパク

233: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:57:12 ID:kLz
加蓮「……ちょっと気になったんだけどさ、今日の料理、メニューって」

響子「はい、肉じゃがですけど……あ、もしかして何か食べられないものとかありましたか?」

加蓮「……あはは、いや、うん、多分だけどね、このままだとそれ、作れない、かも」

響子「へっ?」

ぷちかれ「「「「「ナマイモー」」」」」パクパク

ぷちきょこ「タニ…タニニ…タニタニ…」プンスコ

ぷちかれ「「「「「ポテェ?」」」」」

加蓮「私が叱るより効果ありそうなのが来た…」

234: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:57:31 ID:kLz
ぷちかれ「「「「「ポテンナサイ」」」」」シュン

加蓮「ごめんね、いっつも芋があれば食べちゃうの、この子ら」

加蓮「せーっかく美味しい肉じゃが食べられるんだからさ、我慢しなきゃだめでしょ、まったく」

ぷちかれ「ジャガニク!」「ジャガジャン」「ジャンジャガジャンジャン」「ジャガジャガジャガジャガジャガ」「ポテエエエエ」

加蓮「やかましい!!!」

響子「あ、そう言えば以前…加蓮さんにおやつの肉じゃがコロッケ作ったとき…」

響子「ぷちかれちゃん、美味しそうな顔でコロッケかじってましたっけ、確か」

加蓮「あー、あのちょっとかじられたコロッケ……そっか、実はちゃんと肉じゃが食べたことないのか、この子達」

235: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:57:50 ID:kLz
ぷちかれ「ポテテ…」

加蓮「あんた達が食べちゃったから、ぷちきょこ困っちゃったじゃない」

ぷちきょこ「ターニニ…」ハーッ

響子「ま、まぁまぁ…お芋なら、私が買いに…」

加蓮「まだ外暑いって、行くならもう少し…」

ぷちかれ「ポテテ」「ポテポテテ」クイクイ

加蓮「ん?」


ぷちかれ「「「「「オツカイ」」」」」

236: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:58:13 ID:kLz
※お金を貰ったぷちかれ、涼しい地下から潜行開始です。


「ポテテテテ」「ポテテテテ」「ポテテテテ」「ポテテテテ」「ポテテテテ」


「ポテ」クンクン

※匂いを嗅ぎつけました。

「ポテエエエエ」ホリホリホリ




~商店街~

聖「ふふ……また買いに来ちゃった、コロッケ……はむっ……」

聖「あひゅっ、はふ……んふふ……♪」

「ポテテエエエエ」ボコッ

聖「んむっ!」ビクウッ

ぷちかれ「ポテテ…」「ポテェ」「ポテ?」

237: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:58:28 ID:kLz
聖「えっと………もしかして、これ、ですか……?」

ぷちかれ「コロケ」「コロケダ」「ポテテ」

ぷちかれ「ジャガニク」「コロケ」「チガウ」

ぷちかれ「「「「「ポテンナサイ」」」」」ペコリ

聖「え、えっと……どういたしまして…?」

※聖、いきなりの出来事にテンパっています。

238: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:58:42 ID:kLz
聖「八百屋さんなら確か……」テクテク

ぷちかれ「ポテテ」「イモ ナマイモ」「チガウ ジャマイモ」「ジャマイモ!」「……ポテェ?」


聖「あ。ありました、あそこ……」

ぷちかれ「ポテエエエエ」ダダダダダ

聖「え、そっちじゃない…」

※ぷちかれ、突如逆走。

239: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:58:56 ID:kLz
志保「いやぁ…ついつい手が出ちゃうんですよね、チョコポテチって…!」

伊吹「志保さぁ……大概にしないと太るよ流石に」

志保「な、なんてこと言うんですか!まだ大丈夫ですよ、今月の規定パフェ摂取量は越えていませんから!」

しほみに「パフェパフェ!」

ぷちかれ「ポテポテ!」

しほみに「パフェ?」

240: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:59:14 ID:kLz
伊吹「あ、ぷちかれだ。どうしたの?」

ぷちかれ「ポテテ」「ポテテ」「ポテテ」

志保「ほっほーう……さては嗅ぎつけましたね、この危険な誘惑の香りを……」

ぷちかれ「ポテテチプス!」

志保「そうです、ポテトチップスです、しかも、チョコレート付きです……!」

ぷちかれ「チョポテチプス…!」「オイシイヨ」「ポテテ…!」

聖「待って……ぷちかれさん…!八百屋さんなら、向こう…!」タタタタ

ぷちかれ「「「「「ポテ?」」」」」

志保「聖ちゃんまでチョコポテチ狙いですか!?」

伊吹「どう見ても違うでしょ」ベシッ

241: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:59:36 ID:kLz
~女子寮~


ぷちかれ「ポテテ-」「カテキタ」「ジャマイモ」

加蓮「うわ、こんなにたくさん…どしたの、これ」

聖「八百屋さんが、こんなに小さいのにおつかいなんて偉いねって…たくさんおまけをくれて……」

伊吹「あんまりたくさんだったから持ってきてあげたってわけ。」

志保「チョコポテチは私のですよ…!」ガルルル

しほみに「グルルー♪」

加蓮「志保ちゃん…誰も取らないから…そんな警戒しないでいいよ…?」

響子「さ、もう時間も遅いですし、テキパキ作って皆でいただきましょう!志保さん達も良ければ召し上がって行ってくださいっ」

伊吹「お、ラッキー。実はお腹空いててさ~」

志保「チョコポテチが一枚…チョコポテチが二枚……」

聖「さ、皿屋敷……?」

響子「ぷちきょこー。何か手伝えるー?」

ぷちきょこ「タニタニ-」

242: ◆6RLd267PvQ 2018/07/26(木)02:59:52 ID:kLz
ぷちかれ「ポテテ-」「ポテポテ」タタタタ

加蓮「こらこら」グイッ

ぷちかれ「ポテ?」

加蓮「外から帰ったら、まずどうするんだっけ?」

ぷちかれ「ポテ…」「ポテェ…」

加蓮「ん、洗面所、そっち。」


ぷちかれ「「「「「オテテ!」」」」」

加蓮「はい、よくできました。しっかり洗ってきな」

「「「「「ポテエエエエ」」」」」ダダダダダ

加蓮「ったくもー…今度は勝手に芋取らないように教育しないとなぁ…」


※まだまだ、加蓮ママの戦いは続くのでした。



おわれ。

249: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:16:55 ID:oXO
さて、17話…ですかね。

凛「ついニヤけちゃうのなんとかならない?」ぷちみお「リューセー☆」

250: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:17:19 ID:oXO
~事務所~

未央「あれー、おかしいな…もしかして、レッスン室に忘れてきちゃったかなぁ」

凛「忘れ物?」

未央「あ、しぶりん。うん、けどさ、レッスン室で出し入れした覚えないんだけどな…」

凛「何忘れたの?」

未央「うん、眼鏡なんだけどさ……普段使いっていうか、変装用?いつもかけて帰るから…」

凛「なら無いと困るよ。早く取りに行かないと、鍵閉めちゃうよ、トレーナーさん」

未央「うん、ちょっと行ってくる。しぶりん悪いけど荷物見ててもらっても…」

凛「どうせ帰りは一緒でしょ。いいよ。」

未央「ありがとしぶりん、ポテト奢るからー」タタタタ

凛「…私より加蓮に奢るやつでしょ、それ」

251: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:17:36 ID:oXO
凛「さて、と……それじゃこの後未央に奢らせてその後は……」

「シブリン♪」

凛「未央?さっき出てったんじゃ…」クルッ

凛「いない…でも今確かに声が…」

「シブリンシブリンシーブリン♪」

凛「……? ちょっと未央、隠れてないで……ん?」


「シブリン♪」ピトッ スリスリ

凛「………!!!」キュンッ

252: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:17:52 ID:oXO
未央「いやー、焦った焦った…もう少しでトレさん鍵閉めちゃうとこで…」ガチャリ

凛「未央っ!」ドンッ

未央「うおおおおい、しぶりん!?どどど、どしたのいきなり壁ドンなんかしちゃって…」

凛「こ、これ……」

「リューセー♪エヘヘー」

未央「ややっ、私のぷちが出たかー。どっから入り込んだんだぃチミィ」ツンツン

「ヒャー☆」

凛(無理……ッ////)ガクンッ

未央「わわ、しぶりんおーいっ!?ちょっと、大丈夫、しっかりしてーっ」

「ナンテジダイダ ナンテジダイダ」アタフタアタフタ

253: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:18:11 ID:oXO
※解説。


ぷちみおです。

「リューセー♪」

とにかくニコニコしています。元気。

やたらと人懐っこく、すぐにすり寄って甘えてきます。

「シマムー♪」スリスリ

卯月「うわぁ…っ、未央ちゃんがちっちゃくなったみたいで可愛いですっ」

未央「でしょ~、なんてったってこの私のぷちだもんね、ふんっ」フンス

凛「おはよう」

未央「おはようしぶり………マスク?」

卯月「風邪ですか?」

凛「いや、そうじゃないけど…ちょっとね…」

254: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:18:52 ID:oXO
「シーブーリーン」ピトッ

凛「はうっ」キュンッ

卯月「凛ちゃん、どうしたんでしょう」

未央「さぁ…?あ、ほら、エアコンって乾燥しちゃうしさ」

卯月「おおー!なるほどぉ!」

凛(違うの……かわいいの……顔がね、にやけちゃうの……)

「シーブーリン」

凛「はぐっ……」ガクン…

加蓮「…アレはイジリに行くべきか、否か…うーむ…」

P「馬に蹴られたくなきゃやめとけやめとけ」

加蓮「蹴られるやつなのかまだわからないから悩んでるんじゃん?」クスクス

P「はは……たち悪いなお前も…」

255: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:19:27 ID:oXO
今回は二本立て。
以下地の文アリ。

256: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:19:41 ID:oXO
凛「アイスカフェオレ1つ。とりあえずそれで。」

「かしこまりました、すぐお持ち致します」


馴染みの喫茶店の、窓側から離れた壁際の席。

1人気分転換したい時に、読みかけの本を持ってここでのんびりするのが結構好き。

「お待たせしました、アイスカフェオレです。ごゆっくりどうぞ。」

凛「どうも。」

257: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:19:59 ID:oXO

意外に思われるかもしれないけど、私はブラックのコーヒーやビターな味のチョコ、あまり好きじゃない。

少なくとも、進んで食べたり飲んだりする方じゃない。

凛「ん、いい感じ」

一口啜って、口の中に甘みと涼しさを感じる。

誰に気兼ねするでもなく、自分の好きなものに素直になれる時間。

「いらっしゃいませー。」

加蓮「アイスカプチーノ下さい。あ、あとクッキーも」

「ポテテ」

だから、見慣れた顔がやってきても、お互い特に声をかけたりはしない。

加蓮「大人しく食べてなね」シーッ

「ポテ」シーッ

258: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:20:15 ID:oXO
お互い、息抜きが必要な時もある。
あの子達だって、いつもポテトばっか食べてるわけじゃないのだ。


加蓮「…あ、デレぽにまゆ発見…ふーん、そっかそっか」フフッ

「ムシャムシャ♪」

加蓮「よしよーし」ナデナデ

「ポテー」


259: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:20:33 ID:oXO
与えられたイメージの中でしか生きられないなんて、誰が決めたのだろう。

たまに、そんなイメージが息苦しくなる時がある。

誰かの心の中に、私達は住まわせて貰っている。

だから、その心の中で、イメージはどんどん固まって。

たまに過保護だったり、束縛だったり。

それが、嬉しいときもあるし、重荷になるときもある。

260: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:20:47 ID:oXO
加蓮「美玲ちゃんネイル気に入ってくれたんだ、自撮りアップしてる♪」ヤタッ

凛「…増えたね、友達」

加蓮「いいでしょ、あげないよ♪」

「アゲナイヨ♪」ムシャムシャ

凛「はいはい。」クスッ

わざわざ顔を向けたりしない。
ただ、言葉を投げかけるだけ。

同じ空間で、たまたま同じ空気を共有する。

仲がいいのって、べたべた馴れ合う事とはイコールじゃないよねって、思うから。

261: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:21:03 ID:oXO



「「増えたね、笑顔」」

262: ◆6RLd267PvQ 2018/07/31(火)02:21:25 ID:oXO
不思議と、同じ事を考えていたみたい。

それがなんだか可笑しくて、気付いたらまた、笑ってたんだ。

~おわれ。


270: ◆6RLd267PvQ 2018/08/02(木)02:56:51 ID:zVU
18話

ぷちかれに色々餌付けしてみたの巻。

271: ◆6RLd267PvQ 2018/08/02(木)02:57:17 ID:zVU
ぷちかれ「トマケチャ♪トマケチャ♪」

※ぷちかれ、ケチャップをお皿に絞り出してご満悦です。

ぷちかれ「ポテテ♪」ペチャペチャ 

※ポテトにケチャップをつけようとして…

ぷちかれ「ポテ?」スベッ

ポッテンコロリン ベチャッ


加蓮「ただいまー…今日のレッスンも疲れ……」

真っ赤なぷちかれ「カーレーンー」

加蓮「ひゃああああああ!?!?」

P「小梅が見たら喜びそうだなあ」

272: ◆6RLd267PvQ 2018/08/02(木)02:57:28 ID:zVU

加蓮「もう、びっくりして心臓止まったよ…」フキフキ

P「止まったのかよ」

ぷちかれ「ポテテテテ」ケラケラケラ

加蓮「笑い事じゃないって」ペチッ

ぷちかれ「ポテー」

加蓮「でも私もお腹空いたなー。ねえPさん」

P「戸棚にカップ麺ならあるけど、残念ながら俺は仕事でな」カタカタ

加蓮「一緒に食べには行けないか。一人で行ってもつまんないし、カップ麺貰おっかな。」

ぷちかれ「ポテ?」

273: ◆6RLd267PvQ 2018/08/02(木)02:57:41 ID:zVU
加蓮「できた、タラマヨパスタ~♪」

ぷちかれ「タラマヨ」「マヨ…」「マヨヨ」

加蓮「アンタ達も食べてみる?はい、あーん」

ズルズルル

モキュモキュ

ゴクン


加蓮「どう、お味は」

ぷちかれ「「「「「タマランヨ」」」」」ニパッ

加蓮「そっかー、美味しかったかぁ」ニヘラー

P(娘を甘やかすヤンママみたいだ)

274: ◆6RLd267PvQ 2018/08/02(木)02:58:00 ID:zVU
※別な日。


ぷちかれ「ポテテ-」「ポテポテー」

P「今日もわちゃわちゃ元気だなあ…お、こんなところにポテトチップスが…」

ぷちかれ「ポテテチプス!?」「ポテェ!」

P「食べ残し…加蓮だな?食べきれないのに大袋で……ちょっといただいておくか」

ぷちかれ「ポテテエエエ」ダダダダダダ

P「ん?」


ぶつかれ「ポテンドーン!」ドカカッ

P「ぶべらっ!?」

275: ◆6RLd267PvQ 2018/08/02(木)02:58:09 ID:zVU
加蓮「ぷちかれのご飯なんだよ」

P「先に言ってくれ…」ヒリヒリ

ぷちかれ「ポッテン!」

※意外と強いぷちかれ。

276: ◆6RLd267PvQ 2018/08/02(木)02:58:21 ID:zVU
※さらに別な日。


P「へえ、缶入りビシソワーズなんてあるのか、珍しいな」

加蓮「何故か事務所の自販機に入ってたんだよね、因みに冷たいやつ」

ぷちかれ「ビッシャ?」「ビッシャポテテ」

P「例によって嗅ぎつけてきたな…」

加蓮「はい、スープ皿に出したよ、こぼさないでね」

ぷちかれ「ビッシャー♪」バシャバシャ

P「も、物凄いダイナミックな飲み方だな…顔ごとスープにつけて吸い込んでるぞ」

加蓮「どうして毎度こうベタベタにするかなあ…」

ぷちかれ「ビッシャポテテオイシイヨ!」

加蓮「わかったから拭くよほら…」フキフキ

277: ◆6RLd267PvQ 2018/08/02(木)02:58:36 ID:zVU
※そして別な日。


P「コンビニでも結構色々買えるんだな、ハッシュポテトとか売ってるんだ今」

加蓮「何、ポテト買ってきてくれたの?」

ぷちかれ「ハッシュ?」「ハシュポ」

P「来るのは読めてたからぷちかれの分もあるぞ、皆で分けなさい」

加蓮「たまにはこういうのもいいね、美味しっ」サクッ

ぷちかれ「ハムッ」サクッ

ぷちかれ「…ポッポー!」ボーウ

P「え、煙噴いたぞ!?」

ぷちかれ「ハッシュ ポッポー」シュシュポポシュシュポポ

加蓮「ハッシュポテト食べると汽車になるのかぁ…新発見だねー」サクサク

P「全く動じていない…慣れとは恐ろしい…」



「ポッポー!」


※オチはないの巻。

283: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:11:14 ID:0xr
19話。

志保「冷凍庫に大量のじゃがいもが…」しほみに「パフェ-!?」

284: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:11:51 ID:0xr
ぷちきょこ「タニニー♪」ウィーン


※ぷちきょこです。 
珍しく、走り回っていないようです。


ぷちきょこ「ターニタニー」ウィーン


~八百屋~

志保「ふんふふ~ん♪ あ、それからその夏苺を……」

しほみに「パッフェパッフェ-」

志保「夏の苺は酸味がありますからね~、パフェ以外にも色々…じゅる…」

ぷちきょこ「タニタニー」ウィーン

しほみに「パフェ?」

志保「あ、ぷちきょこちゃんもお買い物ですか?今日も暑いですねー」

ぷちきょこ「タニニ」ウィーン


志保「さっきからウィーンって……何の音だろ?」

しほみに「パフェ-」ジーッ

ぷちきょこ「タニタニタニー♪タニタニタニー♪」ウィーン  

志保「…ぷちきょこちゃん何でルンバに乗ってるんですか!?」

ぷちきょこ「タニ?」ウィーン

しほみに「パッフェ?」

285: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:12:12 ID:0xr
~少し前、女子寮~



ぷちきょこ「タニタニタニ……」パタパタ

※ぷちきょこが掃除をしていますが……暑さでバテ気味です。

ルンバ「ウィーン」

※おや。

ぷちきょこ「タニタ?」

286: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:12:24 ID:0xr
ルンバ「ウィーン…」

ぷちきょこ「タニ!」ピョンッ

※ルンバに乗るぷちきょこ。

ルンバ「ウィーン」

ぷちきょこ「タニタニタニ」パタパタ パタパタ

287: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:12:37 ID:0xr
ぷちきょこ「タニタニタニ」パタパタ 

ぷちきょこ「タニニ」

※そういえば、買い物に行かないといけません。

ルンバ「ウィーン」

ぷちきょこ「タニ タニタニ」ペシペシ

ルンバ「ウィーン」ピポパピポパ

ぷちきょこ「ターニニ」コクン

ルンバonぷちきょこ「タニー」ウィーン

※と、言うわけなのでした。

288: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:12:55 ID:0xr

志保「ルンバってそんな広範囲を動くものでしたっけ…まぁなんにせよ、事故に遭うと危ないですから、外で乗り回したらいけませんよっ、ぷちきょこちゃん」ヒョイッ

しほみに「イケマセンヨッ」

ぷちきょこ「タニー」

※ぷちきょこを抱え上げて説得する志保なのでした。

289: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:13:14 ID:0xr
~その後、事務所~

※ぷちきょことルンバを女子寮に返し、そのまま事務所へやってきた志保。


志保「よし、苺は使うぶんだけ取って、後は刻んで冷凍保存しましょ」

しほみに「パッフェ-♪」

志保「あぁ……何に使おうかなぁ…やっぱりパンケーキかなぁ、ううん、夏だしアイスのトッピング?それとも……」ガチャ


志保「……んん?」

しほみに「パフェ?」


志保「冷凍庫に……何故じゃがいもが?」

しほみに「パフェ-?」

290: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:13:31 ID:0xr
ぷちかれ「プチカレノナマイモ!」ピョンピョン

志保「わっ、びっくりしたっ」

しほみに「パフェ-」

ぷちかれ「アイスナマイモー」パクパク

ぷちかれB「アイシクルポテテ」

ぷちかれC「ヒエタイモ」

ぷちかれD「レイトウフラポテ!」シャリシャリ

ぷちかれE「ヒヤアアア♪」キーン


志保「あ、揚げましょうか…? お腹壊しません…?」

291: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:13:47 ID:0xr
~別室~


P「対策だよ」

志保「はぁ、対策」

P「ほら、ミントのアイスだと爆ぜるからさ、ぷちかれは…」

志保「それで試しに冷凍庫にじゃがいもを放り込んでみた、と」

P「効果てきめんだったけど、なんか逆にかわいそうになってきてな。今度また買ってやるかな、チョコミント」

志保「それにしてもすごい食欲ですよね……あの、お芋代大丈夫ですか?」

P「いや、実際問題ないんだなこれが」

志保「?」

292: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:13:59 ID:0xr
~夜中、Pの芋畑~

モゾモゾモゾ モゾモゾモゾ


ポテエエエ………


ぷちかれのウワサ

夜中、退屈になったぷちかれが畑の中を泳ぎ回るため、畑の土壌がよくなり芋が大量にできるらしい。


293: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:14:16 ID:0xr
おまけ。

~市民プール~


P「ぷちかれはあんなに泳げるのに…加蓮ときたら…」

すね加蓮「いいもん、こどもプールでぷちかれと遊ぶもん」パシャパシャ

うきわ装備ぷちかれ「ポテテー」パシャパシャ

P「泳ぎの練習がしたいんじゃなかったのか、全く……ん?」


ユミラウネ「ワーーイ!」ヒューーーン

P「…ウォータースライダー滑る植木鉢なんて、俺はじめて見たよ」

加蓮「来てたんだ、ユミラウネ…」

P「鉢植えなのに……」

294: ◆6RLd267PvQ 2018/08/08(水)22:14:30 ID:0xr
おまけ2。

~夜・事務所~

ユミラウネ「アイスダイスキッ」ペロパクパク

ユミラウネ「ナクナッチャッタ…」シュン

ユミラウネ「ネルマエノアイス…タリナイヨー」

悪魔ユミラウネ「モウイッポンクライダイジョウブダヨッ」

天使ユミラウネ「オイシイデスヨネッ…アイス…」

ユミラウネ「ムー」

ユミラウネ「モウイッポンターベヨッ♪」ピョコンピョコン

P「天使も悪魔もろくなもんじゃねえ」


おわれ。

306: ◆6RLd267PvQ 2018/08/10(金)18:59:07 ID:41A
P「はぁ、代役ですか…」

番組D「えぇ、何でもねえ、熱中症で倒れちゃったらしいのよ、呼んでたアイドルが」

P「うーん…お受けしたいのは山々なんですけど…急な案件ですし…」

ユミラウネ「オチャダヨッ」ピョンピョン

P「お、ユミラウネ、ありがとな」

番組D「…ユミラウネちゃん、いいんじゃないの、代役」

P「え」

ユミラウネ「ナンノハナシ?」

307: ◆6RLd267PvQ 2018/08/10(金)18:59:22 ID:41A
数日後・テレビに映るユミラウネ。



ユミラウネ『リコッタチーズパーンケーキッ』

P「前にも一度舞台に立たせた事はあるけど…まさか代役とは言えオファーが来るなんてなぁ…」

P「なんか、反応も良かったみたいだし…本格的にプロデュースしてみるのもアリ…なのか?」

P「プロデュースと言うか…栽培と言うか…うーむ…」

308: ◆6RLd267PvQ 2018/08/10(金)18:59:46 ID:41A
~喫茶店~



藍子「でもビックリしちゃったな、TVを付けたらユミラウネちゃんが映ってて。ふふっ♪」

ちぇり「タノシソウデシタ…イイナァ」

ユミラウネ「ウタヲウタウノハスキダカラネッ!ミズトヒカリヲクレレバイッパイウタウヨー」ルンルン

ちぇり「トコロデキョウハドウシテキッサテンナンデスカ?」

藍子「それはね……そろそろ持ってくると思うけど…」

店員「お待たせしました。こちら、ご注文のリコッタチーズのパンケーキ、それとミントティーになります」コトッ

ユミラウネ「ワアアア…」

ちぇり「イイカオリ…ココロガオダヤカニナリマスネ…」

藍子「ユミラウネちゃん、ひょっとしたらリコッタチーズのパンケーキなんて食べたことないんじゃないかなって。折角歌ってるんだし、一緒に食べられたらなぁって思ったの」

ユミラウネ「タベテモイイノッ?」キラキラキラ

藍子「うんっ、勿論だよ。ちぇりちゃんも良かったら、いっぱい食べてくださいね」

ちぇり「ワァ…ワタシコンナノハジメテデスッ」

ユミラウネ「イタダキマースッ」

ちぇり「アノ イタダキマスネッ」

藍子「はい、どうぞ召し上がれ♪ 私も少しだけ貰っちゃおうっと」

309: ◆6RLd267PvQ 2018/08/10(金)19:00:16 ID:41A
ユミラウネ「ハムッ」

ユミラウネ「…………!」

ユミラウネ「ンーー♪♪♪」ピョンピョコピョン

ちぇり「オイシイデスネ…スゴクオイシイデス…♪」パタパタ

ユミラウネ「コンナニオイシイノハジメテダヨッ…ハァァァァ…」

藍子「よかった、気に入ってくれて♪たくさんあるから、どんどん食べていいからね。私、そんなに食べられないし…」

ユミラウネ「オイシイナァ…シアワセダナァッ…」パクパクパク

ちぇり「コノミントティーモ…オチツキマスネ…ハフ…」

藍子(かわいいなぁ…♪連れてきて良かったっ)

310: ◆6RLd267PvQ 2018/08/10(金)19:00:35 ID:41A
さらに数日後。


喫茶店

店員「ええ、ユミラウネ様でしたら、奥の席に」


ユミラウネ「ビスケットモオイシイナァ…♪」パクパク

P「探したぞ、ユミラウネ。まさか一人……いや、一輪で食べに来るとは…」

ユミラウネ「アッ Pサンッ」

P「喜べ、また仕事だ。歌ってくれってオファーが凄い数舞い込んでるぞ。あ、コーヒー1つ」

店員「かしこまりました。こちら、食器お下げしますね」

ユミラウネ「ウレシイナァ♪」パクパクパク

311: ◆6RLd267PvQ 2018/08/10(金)19:00:48 ID:41A
P「…しかしまぁ…すごい皿の山だったな…パンケーキ何枚食べたんだ…?」

ユミラウネ「モットタクサンタベラレルヨウニ アイドルガンバルカラネッ」

P「お、おう……些か動機不純な気もするが…まぁ、しっかりな、ユミラウネ」

ユミラウネ「ハーイッ」パクパクパク




店員「では、お代はこちらで…」

ユミラウネ「コレデタリルカナッ」

店員「はい、ありがとうございました。またのご来店を。」

P「しかしとうとう店で飲み食いして支払いまでできるようになったか…下手すると俺より賢いかもしれん…」

312: ◆6RLd267PvQ 2018/08/10(金)19:01:14 ID:41A
おまけ。

P「エアコンだけじゃ人数もいるし、扇風機も回して風の流れを作ろうかな」カチッ

ちぇり「ヒャアアアアア」ピューッ

P「しまった、強にしてた」

ちぇり「ワタシガトンデルトキハキヲツケテクダサイッ!」プンプン

P「すまん…」

※扇風機の「中」でもちょっと飛ばされるそうです。

313: ◆6RLd267PvQ 2018/08/10(金)19:01:43 ID:41A
おまけ2

ぷちきょこ「タニタニタニ」ジュージュー

ぷちかれ「ポテェ…」ジュルリ

ぷちきょこ「タニ?」

ぷちかれ「ポテー…」キュルル

ぷちきょこ「フー フー」

ぷちかれ「ポテ?」

ぷちきょこ「アーン」

ぷちかれ「アーン」パクッ

ぷちかれ「ポテポテエエエ…♪」

ぷちきょこ「タニニー♪」




おわれ。

324: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:19:56 ID:56n
21話更新。
まったりやっていきましょ。

泰葉「持って帰りたい…」ぷちしゅー「オナカスイターン」

325: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:20:33 ID:56n
ぷちりん「……フーン」

※ボイスレコーダーを眺めるぷちりん。

ぷちりん「……」ポチッ



『蒼の剣を受けよ!!アイオライトブルーッ!!』

ぷちりん「アイオリャブリュー」ブンブンシャキーン


凛「……くっ……やるね……!」

加蓮「え、待って、恥ずかしいとかじゃないの…?」

326: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:20:53 ID:56n
~事務所~

ぷちりん「フーン」キョロキョロ

※初めてやって来た事務所。まずは探検です。


ぷちりん「…クンクン」ヒクヒク



文香「ふんふーん……♪」コトコト

※ホットチョコレートを作っているようです。読書のお供でしょうか。

327: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:21:08 ID:56n
ぷちりん「フンフン……」ヒクヒク

文香「……?」

ぷちりん「チョコ…」

文香「飲みたいの…ですか?」

ぷちりん「ハッハッハッハ…」フリフリフリ

※引きちぎれんばかりにしっぽを振っています。

文香「わかりました…小さめのカップに…少し冷ましてから持っていきますね」

ぷちりん「ワフゥ♪」スリスリ

※ぷちりんは、チョコレートが大好きなようです。

328: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:21:26 ID:56n
~少しして。事務所内のソファーに腰掛けて本を読む文香。


文香「………」ペラリ ペラリ


ぷちふみ「………」トテトテトテ

ぷちふみ「…………」ジーッ

※どうやら本が気になるようです。

329: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:21:42 ID:56n
P「ん…あれは…」

ぷちふみ「………」ジーッ

P「おーい泰葉ー。ちょっと」チョイチョイ

泰葉「はい?お呼びですか、Pさん」

P「ほら、あれ」

泰葉「?」

ぷちふみ「………」ジーッ

文香「………」ペラリ ペラリ

泰葉「……か、かわいい……」

330: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:21:55 ID:56n
P「泰葉さ、持ってるだろ、ああいうの」

泰葉「え?…あ、はい、持ってますね、ああいうの」

P「大至急」

泰葉「ラジャ」ビシッ

ぷちふみ「……?」

331: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:22:13 ID:56n
泰葉「ドールハウス用のミニチュアですけど…これで良いですか?」

ぷちふみ「………!」コクンコクン

ぷちふみ「……」ペラリ ペラリ

P「夢中で読んでるけど……ああいうのってそんなにきっちり文字とか書いてないよなぁ、ミニチュアだし」

泰葉「文香さんの真似がしたかったんじゃないですかね…」

P「なるほど」


文香「ふう……」パタン

ぷちふみ「……」ピクッ

ぷちふみ「フゥ……」パタン

文香「…?」


P「ホントだ、真似してるなアレ」

泰葉「持って帰りたい……持って帰って着せ替えたい……」

P「ど、どうどう…」

332: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:22:30 ID:56n
~数日後~


周子「それで、よりによってあたしんとこ来たん?物好きだねー泰葉も」

泰葉「着せ替え欲がちょっと危ないところまで高まりそうなので……お願いします周子さん、ぷちしゅーちゃんを…」

ぷちしゅー「オナカスイターン」

周子「うちのシュークリームちゃんはちょっと手ごわいよー、頼み事あるならとりあえず出すもん出してもらわんとねー」

泰葉「山吹色の菓子でございます」ドヤッ

周子「うわー…用意良すぎて怖いわこの子…」

333: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:22:49 ID:56n
ぷちしゅー「オマンジュ!」ピョン

ぷちしゅー「ハグハグハグハグ」

泰葉「と、言うわけなので」ドヤァ

周子「まぁいいけど、あたしにはそーゆーのないわけ?一つくらい何か美味しいもの貰えたら言うことないんだけど♪」

泰葉「シュークリームなら冷蔵庫に入れてますよ」

周子「ほほー、和菓子に飽きてるあたしに洋菓子とは…抜かりないねぇ…」

泰葉「それはどうも。(だって周子さん和菓子の味にちょっとうるさいんですもん)」

周子「和菓子の味にうるそうて悪うございましたー」パクパク

泰葉「誰も言ってませんよ?」シレッ

周子「うそやん絶対思てたやん」

334: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:23:01 ID:56n
ぷちしゅー「オナカスイターン」

泰葉「え…あれだけお饅頭食べたのにもうですか?」

周子「見通しがみたらし団子並に甘かったねー、そんな事じゃぁうちのシュークリームちゃんは…」

泰葉「まぁもう一箱あるんですけどね」ドヤァ

ぷちしゅー「オマンジュ!」ピョコン

周子「ほんま怖いわぁこの子…」

335: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:23:46 ID:56n
おまけ。

風鈴「チリーン」

ぷちかれ「ポテー…」

P「聞いてると涼しくなるだろ?」

ぷちみお「ホホーウ」


~別な日~

凛「今日も暑いね…」

ぷちみお「!」ピーン

ぷちみお「シブリーン♪」←風鈴のつもり


凛「…?」

ぷちみお「シブリーン♪」

336: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:24:02 ID:56n
おまけ2

ぷちきょこ「タニニー」ウィーン


加蓮「またルンバ乗ってる…気に入ったのかな、あれ」

ぷちかれ「ナマイモ」

加蓮「ん?」

ぷちかれ「ポテテ」ピョイン

ぷちかれ「ポテエエエ」(生芋玉乗り)

加蓮「謎の対抗意識……」

※まけずぎらい。

337: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)17:24:23 ID:56n
おまけ3


ぷちかれ「フライドポテテ!」シャキン

ぷちかれB「ハリケーンポテテ!」シャキン

ぷちかれC「ジャマポテテ!」 シャキン

ぷちかれD「ビッシャポテテ!」 シャキン

ぷちかれE「コロケ!」 シャキン


E以外「「「「ポテェ?」」」」

E「ポテ!?」ガーン

E「ポテ…ポテ!」ピーン


E「ジャガニクジャガジャン♪」 シャキン


E以外「「「「ポテテェ」」」」


E「ポテー??」


おわれ。

341: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)19:35:00 ID:56n
ぷちかれシリーズ キャラ紹介

・ぷちかれ
芋掘ったらその芋に食いついてきた5匹のもぐらっぽい生き物。
うまく舌が回らないのか独特の言葉を話す。
通称ぷちかれ語。
ミントのアイスを食べると発火爆発する。
頭についてるコロネは手につけてドリルとして使用する。
加蓮が歌う姿を見た事でアイドルが大好きになり、憧れるも、それが加蓮本人の葛藤を産んでしまう。
加蓮はそれをも乗り越え、母親役としてぷちかれ達を微笑ましく見守っている。


・ユミラウネ
ある日突然生えてきた。
水と光を与えればいっぱい歌うお花。
あふれでるパッションで屋上から飛び降りてみたりアイスやパンケーキを食べまくるフリーダムフラワー。
事務所唯一の「アイドルフラワー」でもある。
知能指数高めなのか、ちゃんと喋れるほか教えれば大概のことはできるようになる。


・みにさち
ちっちゃい幸子。
鍛えられているのかゲテモノだろうとなんだろうとたいらげてしまう。
雷は苦手。


342: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)19:38:40 ID:56n
・ぷちきょこ
響子と家事の分担をしている。
あまりにやることがないと家事の禁断症状に見舞われてしまう。(響子も含み)
やたらすばしっこく、タニタニタニタニ言いながら動き回る。
誰かがお腹が空いてるのを見るとご飯を作ってくれたりと優しい性格だが、一方で家事の邪魔をするものにはものすごく怒る。

最近、乗り物を手に入れたらしい。ピポパ

343: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)19:42:07 ID:56n
・ちーあか
ちっちゃい茜。いるだけで室温が上がり、酷いときには部屋がサウナと化す。
ファイヤーと叫びながら燃え上がり、サンダーと叫びながら放電したりする。

・ぷちりす
ちっちゃいありす。賢いので喋れる。
いちごを見ると自分を抑えられなくなり持っていこうとするものの、他のぷちよりさらにひとまわり小さいため、いちごを持ち運ぶだけでもかなり苦労していたりする。
ありすの話し相手になってたりするらしい。

344: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)19:44:23 ID:56n
・ちーな
ちっちゃい李衣菜。ロックダナー
石を見ると飛びつく。鍵を見ても飛びつく。
石はストーンでロックではないのだが、ちーなにとっては岩は山なので石がロックになるのである。

ぷちみく

死んだ魚のような目で「マゲナイヨ」と鳴く。

345: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)19:48:57 ID:56n
・ぷちなかの
声がでかいので半角でなく全角で「おす。」と鳴く。
かわいいものを見ると抱きついてくるので有香にも抱きつく。
力が強い。

・あつみに
ちっちゃい愛海。ヤマヤマヤマヤマ。

・ぷちしゅー
ちっちゃい周子。食いしん坊。

・ぷちきよ
アラアラと鳴く、ちっちゃい清良さん。

・ぷちあき
シングンシングン-なちっちゃい亜季。
銃をもたせると百発百中。

・しほみに
ちっちゃい志保で甘味に限らずとにかく食べたがり。パッフェパッフェ鳴く。










346: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)19:51:18 ID:56n
・ぷちみほ
李衣菜が射的でゲットした巨大な熊のぬいぐるみにくっついて離れない。
ひたすらすりすりしてるので静電気で光る時がある。
クマシャンダー シャンダー

ちぇり
会話が可能なちっちゃい智絵里。
太鼓を前にすると性格が変わる。
基本的に歩きではなく羽で飛んで移動するので強風には弱い。



347: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)19:54:26 ID:56n
・ぷちこず
フワフワーと鳴く。何故かちょっとふわふわ浮いている。

・ぷちみお
リューセーとかナンテジダイダとか聞いたことのあるフレーズで鳴くほか、未央があだ名をつけている相手にはあだ名で呼ぶ人懐っこい子。

・ぷちりん
ちっちゃい凛で犬耳犬しっぽ。
若干色々と蒼い。チョコ好き。

・ぷちふみ
あまり喋らない。文香のまねっこをする。




349: ◆6RLd267PvQ 2018/08/13(月)20:01:17 ID:56n
おまけ。

ぷちかれ「ポテェ」「ポテェ」「ハリケーン…」

※本日の天気。台風。


加蓮「あーあ、台風にコロネぶつけたら相殺できないかなー」

P「加蓮、こないだの竜巻はたまたまお前のコロネから生まれたもので、規模が同じだから相殺できたんだろ」

加蓮「言ってみただけだよ」

354: ◆6RLd267PvQ 2018/08/15(水)23:57:58 ID:T7k
22話
李衣菜「理由もなくナーバスな日も」ちーな「ロックダナー」

355: ◆6RLd267PvQ 2018/08/15(水)23:58:24 ID:T7k
~夕方・河川敷~


李衣菜「……落ち込んだ時はさ、よく来るんだよね、ここ。」

李衣菜「何ていうか、特にやな事あったから、とかそういうのじゃなくて……たまにだけど、皆の前でロックなアイドルのリーナとして振る舞うのが……ちょっとだけ、疲れちゃう時がさ」

李衣菜「……へへ、贅沢だよね、わかってる。不満があるとかじゃないんだよ?アイドル、楽しいし…」

李衣菜「………愚痴ってばっかじゃ、何も変わらない、か」スクッ

356: ◆6RLd267PvQ 2018/08/15(水)23:58:44 ID:T7k
ちーな「ロックダナー♪」コロコロ

李衣菜「その石、気に入ったんだ?持って帰っちゃおっか」

ちーな「ロックダー」ワーイ



李衣菜「………」


李衣菜「夕焼けのスポットライト、キラキラ光る、水面のサイリウム…」

李衣菜「どれくらい跳ねるかな…久しぶりに、投げてみよっかな」

ちーなが抱えてる石とは別に、良さそうな石を拾って、水切り。


李衣菜「よっ!」

パシャ パシャ パシャ パシャ……ポチャン

357: ◆6RLd267PvQ 2018/08/15(水)23:59:06 ID:T7k
李衣菜「ありゃ、4回……そこはロックに6回跳ねようよ~」

パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ ポチャン…

李衣菜「え…?」

夏樹「よっ、こんなところで夕涼みか?」

李衣菜「なつきち……」


夏樹「たまたま通りがかったら、だりーが懐かしいことやってたもんだから、ついな。…飲むか?」

李衣菜「たまたま通りがかったのに私の分の缶コーヒー買ったりする?飲むけどさ」

夏樹「ははは、まぁ気にすんなって。だりーが元気なさそうにしてたのが見えたから、な」

李衣菜「…ありがとね。美味しい。」

夏樹「そうかい。そりゃあ良かった。」

358: ◆6RLd267PvQ 2018/08/15(水)23:59:22 ID:T7k
ちーな「イーナー」

夏樹「お、ちっこいだりーもいたんだったな。そら、ストロー付きの紙パックでいいか?」

李衣菜「あ、コーヒー牛乳だ。私そっちも好きだなぁ」

夏樹「だりーのはちゃんとあるだろ、それ微糖だぞ」

李衣菜「いや、飲むよ、好きだし缶コーヒー」

ちーな「アマイナー♪」チュー

359: ◆6RLd267PvQ 2018/08/15(水)23:59:46 ID:T7k
夏樹「もうトンボが飛んでるのか…季節が過ぎるのもあっという間だな」

李衣菜「あはは、なつきちの頭に止まってる~。よーし、ぐるぐるやって捕まえて…」

夏樹「やめとけだりー、こいつらだって飛びまわるばかりじゃ疲れちまうだろ」スッ

そう言いながら近付けた夏樹の指に止まるトンボ。

李衣菜「あ…」

夏樹「誰にだって、止まり木が必要なときもある。わけもなくナーバスになるときだって、な。」

李衣菜「なつきちはずるいよ、やっぱ」クスッ

夏樹「ん?」

360: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:00:14 ID:tV6
李衣菜「なんでもお見通しなんだもん、なんか悔しい」

夏樹「まぁ付き合い長いから自然とな。ここに来たのだって、半分は勘頼みだし…それに」

なっつ「ロックジャネーカ」

李衣菜「わわっ、ちっちゃいなつきち!?」

夏樹「なんとなく、ここにいる気がしたんだよな。それこそ勘だけどな、はははっ」

ちーな「アマイナー♪」チュー

なっつ「ヘェ…」

夏樹「よぉ、お前ならコイツの良さ、わかってるよな?」

李衣菜「あ、コーラのキャンディ」

なっつ「ワカッテンジャネーカ♪」ペロ

361: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:00:29 ID:tV6
夏樹「どうやら、また賑やかになるみたいだな、だりー」

李衣菜「そうみたいだね。ふふ、あははっ」

夏樹「おい、どうしたんだだりー、急に笑いだして」

李衣菜「なんでもなーい♪」 

夏樹「そっか、なんでもないか、ははっ」

李衣菜「あー……こういうの、ロックだなー!」

ちーな「ロックダナー♪」

362: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:00:42 ID:tV6
~別な日・事務所~

彩華「思ったんだけどぉ、ぷちかれちゃん達のネイルはやってあげないのぉ?」

加蓮「あー…絶対訊かれると思った…いや、あの子達さ、すぐ汚してきちゃうんだよね…爪なんか穴掘りでいつもボロボロだし」

久美子「あれ?でもこの前一緒にステージ立ってた時はネイルしてたよね」

363: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:01:00 ID:tV6
加蓮「それはそれだよ、私だってなるべくならぷちかれにもオシャレしてほしいし?どうせならかわいく綺麗にしてあげたいし」

ぷちかれ「カレンー」ドロンコ

加蓮「はいはい、向こうで泥落とそうねー。ほら、こんなだよ?」ヒョイッ

ぷちかれ「ポテテェ」


久美子「…ぷっ、でもなんか」

彩華「えー、加蓮ちゃん何かママみたーい」

加蓮「マっ……!? いやいやいや、そんな歳じゃ…」

364: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:01:16 ID:tV6
P「16歳の母か……そういう売り方も……ふむ」

加蓮「Pさん?」

P「はい、撤回しますはい」

久美子「尻に敷かれてるねぇ」ヒソヒソ

彩華「苦労するかもねぇ」ヒソヒソ

365: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:01:30 ID:tV6
おまけ

ぷぉー

P「また芳乃か…事務所内で法螺貝は…ん?」

ぷちのん「ぷぉー♪」

P「こいつブブゼラ吹いてやがる…」

ぷちのん「ぷぉー♪」

366: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:01:42 ID:tV6
おまけ2

ぷちかれ「モグモグ」

P「何食べてるんだ?また芋か?」

加蓮「違うの、あれお腹すいてるときのサインだよ」

加蓮「何も食べてないけどもぐもぐしてるの」

ぷちかれ「モグモグ」

367: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:02:01 ID:tV6
おまけ3

由愛「あ……お絵かきしてる……何の絵だろ…」ソーッ

ぷちかれ「フライドポーテーテー♪」 ※かなり上手いポテトの絵が。

由愛(わわわ……私より、ひょっとして……!?)

※愛です。


亜子「……これはお金になるかもしれんね……」

泉「亜子?」ジトー

亜子「いやほら、世界一小さい画伯とかでその」

さくら「ゲージュツはお金じゃないって思うなぁ」

亜子「さくらの好物のいちごタルトならアレどれくらい買えるかなー」

さくら「どれくらい買えるかなぁ!」

泉「さくら…」

368: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:02:16 ID:tV6
ぷちきょこ「ガハク?」

ぷちきょこ「タニタニタニタニタニタニタニタニ」ヌリヌリ

ぷちきょこ「タニニン」フンス

P「うん、画伯で間違いないな、うん」

369: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:02:42 ID:tV6
おまけ4

P「お、面白そうな事やってるな」

加蓮「楽しいよねこれ、ポップコーン作るの」

パンパンパンパン

ぷちかれ「ポテ…?」ビックリ

P「そろそろじゃないか?」

加蓮「そうだね、もういいかも」

ぷちかれ「コレ ミント??」

P「いや…」

加蓮「ミントは爆発物じゃないっての…」

おわれ。

370: ◆6RLd267PvQ 2018/08/16(木)00:05:17 ID:tV6
夕日と李衣菜、なんとなく情景が浮かんだので文字に起こしてみたのでした。

お目汚し失礼をば 

ぷちかれ「ポテ」クイクイ

…ん?

ぷちかれ「ポプコンオイシイヨ♪」ハイッ

おや、これはありがとう。

可愛い贈り物を貰ったところで、ひとまず失礼をば。

373: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:43:36 ID:d2v
23話

ネネ「ニンジンオレンジ小松菜リンゴ…」ちびネネ「マッテチガウ」

374: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:44:00 ID:d2v
※ぷちかれに芋を与えます。

ぷちかれ「ポテテー!」ハグハグハグ

ぷちかれ「ポテップ…」ポテン

※すぐに満腹になります。

ぷちかれ「ポヒュー ポヒュー」

※寝ます。

ぷちかれ「ポテ」パチ

※起きました。芋を与えます。

ぷちかれ「ポテテー♪」ハグハグハグ

※最初に戻ります。

P「みるみるうちに芋が減る…」

375: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:44:26 ID:d2v
~給湯室~

ネネ「ニンジン、オレンジ、小松菜、リンゴ~♪」ガーッ

悠貴「か、加蓮さん…」

加蓮「大丈夫、ネネちゃんならそうそう凄いのは出してこないはず……多分…」

ネネ「ゴーヤ、ピーマン、オクラにニンニク~♪」

悠貴「よ、用事を思い出しましたっ!!」

加蓮「救急車待たせてるから私行くねっ!!」

376: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:44:45 ID:d2v
ネネ「冗談ですよ、飲めるものしか入れてませんから安心してください」

悠貴「だってぇ……何か冗談に思えないんですよう…」

加蓮「心臓に悪過ぎるからね…?」

ネネ「二人とも食生活が偏ってるからいけないんですよ?ちゃんと生のお野菜も食べて、バランスよくですね…」

星花「ネネさん、お客様がいらしてますけれど」

ネネ「はい?私にですか?」

ちびネネ「マッテチガウ」ワタワタ

ネネ「えっ私!?」

悠貴「わわっ、ちっちゃなネネさんですっ」

加蓮「また増えたかぁ…」

377: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:45:12 ID:d2v
ちびネネ「コレガナイトチガウ」ヒョイ

ネネ「あ、レモン……確かに、一味足りないと思ってたんですよね」

亜季「流石にネネ殿はちっちゃくてもネネ殿でありますなー」

ぷちあき「レーション!」ビシッ

悠貴「へ、ヘルシーサバイブの皆さん、勢揃いですねっ」ソローリ

加蓮「皆仲良しで妬けちゃうよね~、全くさ~」ソローリ

378: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:45:29 ID:d2v
ちびネネ「マッテニゲル」

ネネ「ふぇっ?二人とも!?」

悠貴「走る青春の一ページっ!!」ダッ

加蓮「走れTO BE A STAR!!!」ダッ

ネネ「ちょっと待って下さいーっ!ホントに飲めるものしか入れてませんからーっ!」タタタタ…

亜季「いやー、二人とも良い走りですなぁ…」

星花「ネネさんのドリンクの賜物、ですわね…」

ぷちあき「ケイレイ ケイレイ-」

379: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:45:48 ID:d2v
おまけ。

ミーンミンミンミン…

P「読書感想文?」

未央「夏休みの宿題でさ、皆のお薦め本聞いてみようと思って♪」

ぷちみお「オモッテ!」

P「聞くのはいいが、それ全部夏休み中に読むのは無理なんじゃないか?」

ぷちみお「ジャナイカ?」

未央「それは確かにそうかもだけど…ほら、私って読書家っぽい名前じゃん、本だ、見よう!」

P「…………」

ぷちみお「ホンダミヨー!」

P「…………暑いなぁしかし今日も」

ぷちみお「アツイナァ」

未央「笑ってよー!」

P「どうしたんだ未央、顔真っ赤だぞ?」

未央「ふぇぇぇん!」

ぷちみお「マケヌカラ-!」

380: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:46:07 ID:d2v
おまけ2。

※かくれんぼ中。


※鉢植えが3つ置いてある壁際。

ユミラウネ「ココナラミツカラナイネッ」

※花のふりをするユミラウネ。でも。


P「…どう思う?」

ネネ「えっと…隠れてるつもりなんですよね、アレ…」

ユミラウネ「…………」ペカーッ

P「顔、丸見えだし…そもそも鉢植えの真ん前にいるし…」

ネネ「い、一応後回しにしましょうか……」

ユミラウネ「…………」ニコーッ

381: ◆6RLd267PvQ 2018/08/18(土)13:46:23 ID:d2v
おまけ3

P「またもアイスが足りない…まぁ人数いるし仕方ないか…」

ユミラウネ「ジャアカイニイッテクルネッ トリサーンッ」ピーッ

バサッバサッバサッ…

P「鳥を使役して飛んでいった…食べられたりしないのかアレ…」



~店の前~

ユミラウネ「ハイ ゴホウビ ヒマワリノタネ!」

鳥さん「~~♪」パクパク


※帰りはブリッツェンに頼みました。

385: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:40:47 ID:PNV
24話。

みく「みくは…みくはお魚には……」ぷちみく「マケナイヨ」

386: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:41:11 ID:PNV
~事務所~

みく「ぐぎぎぎぎ………」

李衣菜「アイドルにあるまじき声出てるよみくちゃん…」

ちーな「ロックダナー」

みく「この勝負……この腕相撲だけは負けるわけにはいかないのにゃあ……!じゃないと…じゃないとみくは……」

387: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:41:41 ID:PNV
藍子「ええと、それじゃあみくちゃんが負けると晩ごはんがお魚になっちゃうんですか?」

ユミラウネ「セイカクニハ オサカナリョウリガイッピンダケツイカダッテ」

響子「栄養、偏っちゃいますもんね…」

李衣菜「おとなしく観念して、一口だけでも食べてみなって」グググ…

みく「イヤにゃ!みくはお魚は食べないったら食べないの!みくは自分を曲げないのにゃあ!」グググ

ぷちみく「マケナイヨ マケナイヨ」

388: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:41:57 ID:PNV
李衣菜「うげ、ぷちみくまでなんかやる気だし…もしかしてぷちみくも魚嫌いとか…?じゃあ食べられるように生臭くなくすると……」

みく「隙ありにゃあ!!」

藍子「あっ」

ユミラウネ「ウワー」

※勝者みく。

響子「今の隙を突くのは流石に…」

みく「勝ちは勝ちだもん!えっへん!」

ぷちみく「マゲナイヨ マゲナイヨ」

389: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:42:15 ID:PNV
響子「……でも今日の晩ごはん、もう支度できてるので作っちゃいますけど、煮魚ですよ…?」

みく「……は?…え?」

李衣菜「いや、さっきの勝負は『次に夜食べられないくらい遅かったら作るやつ』をどうするかの賭けだったんだけど……今日作るとは一言も……」

みく「え、えええええ!?そんにゃー!!」

ぷちみく「ソンニャー!!」

みく「……あ、ぷちみくが今にゃーって」

ぷちみく「マゲナイヨ」

みく「……気のせいかにゃぁ」

390: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:42:29 ID:PNV
~別な日の事務所~

忍「うーん……あと1つなんだけど…またダブらせちゃったなぁ…」

忍「うちの事務所と食玩のコラボって言うから、勇んで全種類コンプリートするぞ!って買ってみたはいいものの、シークレットのだけいつまでたっても出ないんだよね…」

忍「一体誰の人形なんだろ…卯月ちゃんとか…楓さん…か…?」

391: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:42:42 ID:PNV
柚「ふんふふんふんふ~、パリラパッションっ♪」ガサガサ

柚「あれ?これ箱に書いてない!シークレット当たっちゃったカモ!?」

忍「ウソ、誰、何!?」ガタガタ

「ピニャア」

柚「………うん」

忍「あのブサイク………だと……」

柚「忍チャン…いる?」 「ビニャアア」

392: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:42:55 ID:PNV
忍「コンプリートは……したい……したいけど……ぴにゃこら太かぁ……そっかぁ……どうしよう……ううう……」

柚(すごい葛藤してる…)

393: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:43:14 ID:PNV
「ピニャァ」

※ぴにゃです。
食玩のソフビ人形サイズです。

「ピニャピ」トテトテトテ

※シークレットなので生きています。

穂乃香「とうとう見つけました……あなたが……私のぷちですね…!」

「ピニャァ?」

あずき「いや、違うとおも……」

ぷちほの「ピニャ…」

あずき「えっ」

394: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:43:29 ID:PNV
穂乃香「ぴにゃああああ……!」キラキラキラ

あずき「ほ、穂乃香ちゃん? おーい?」

柚「わわっ、何コレどうしたの!?」

「ピニャッ ピーニャッ」

ぷちほの「ピニャッ……ピニャッ……」

穂乃香「ぴーにゃぴ、ぴーにゃぴーにゃ~♪ うふふふふふ……」

あずき「これはぴにゃこら太パンデミックだよ!大変なことだよこれは!!」アワアワ

忍「み、見かけはかわいいのに鳴き声がブサイク仕様…」

ぷちほの「ピニャー…♪」


395: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:43:46 ID:PNV
おまけ。

ぷちかれ「ポテテ スキ?」

ぷちりん「……フンッ」ツーン

ぷちかれ「ポテェ……」シュン

ぷちかれ「チョポテチプス スキ?」

ぷちりん「チョコ…!」フンスフンス

ぷちかれ「オイシイヨ」ハイッ

ぷちりん「ハグハグハグ…!」

ぷちりん「ワルクナ! ワルクナ-♪」

ぷちかれ「ポテテー!」


※懐きました。

396: ◆6RLd267PvQ 2018/08/21(火)01:44:12 ID:PNV
おまけ2

ぷちかれ「ポテテー」

ぷちかれB「ポテテー」

ぷちかれC「ポテテー」

ぷちかれD「ポテテー」

ぷちかれE「ポテトー」

E以外「チガウ ポテテ」

E「ポテテー!」ハッ!

加蓮「違わない!!違わないからね!?」

ぷちかれ「「「「「ポテェ?」」」」」


おわれ。

400: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:23:02 ID:tjf
25話。

茜「雨にも負けず風邪にも……はっくしゅ!」ちーあか「ヒノー!?」

401: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:23:22 ID:tjf
~ある朝、玄関。

茜「さぁぁあああ朝ですよぉぉぉぉお!!」

ちーあか「ファイヤー!」ボウッ

今日は待ちに待った登校日!いいですか、いきますよ、いいんですね!走り出す足は右か左かなんて事はこの際どうでもいい!走りながら考えろいや走ってしまえばなんとかなるさの精神で日野茜!日野茜は今日も全力トラ……」ガチャ


ザアアアアアアアアア ビュゴォォ ピッシャアアアン

茜「ふむ」バタン

ちーあか「ヒノ」

402: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:23:36 ID:tjf
茜「流石の私でも台風には敵いませんね、多分!ここは頭を使いましょう!きっと学校から連絡が……」

チッチッチッチッ


~3分後~


茜「こうなったらもう学校に乗り込んで直接聞いてきたほうが早いに違いないですよね、そうですよね!!為せば成る、為さねばならぬ、日野茜ぇぇ!うおおおおおおーっ!」ドドドドド

ちーあか「ボボボンバー!!!」ドドドドド


>>5分ともちませんでした。

403: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:24:12 ID:tjf
~事務所~

P「で……事前の連絡は昨日のうちに入っており、それをうっかり聞きそびれた茜は休校トラーイしてしまい……」


茜「ヘークション!!!!」

ちーあか「フィクション!!!」

茜「アークション!!!」

P「はいはいカットカットこれで鼻かんで」

茜「あ、ありがとござま、コングラッチュレーション!!!」

ちーあか「アブダクション!!!」

文香「あの、ホットミルク……よかったら」

ぷちふみ「………」オズオズ

※文香のマネをしてマグカップ(ドール用)のホットミルクを差し出すぷちふみ。

茜「あ、これは、どうも、お気遣いを」ズズッ

文香「あ、まだ……」

茜「アチッ」

P「おぉ……茜でも舌火傷したりするんだな…」

茜「むっ、プロデューサー、私だって人間ですからね!お風呂だって長湯はしません!のぼせますから!!」

ちーあか「ヒノヒノ!」コクコク

P「その前にこの風で外に出ようとするお前達に驚きだけどな、俺は」

404: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:24:29 ID:tjf
茜「…はて? しかしプロデューサーと文香ちゃんは事務所に残って……」


P「ギクッ」

文香「ドキッ」

ぷちふみ「……ドキッ」←真似した

405: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:24:50 ID:tjf
茜「はぁ……つまり本を読んでたらいつの間にか台風で出られなくなっていたと!成る程……プロデューサーはお仕事で気付けなかったと……成る程成る程…」

茜「………何もないですよね?」ジトッ

P「うぉぉう…茜からそんな目で見られる日が来るとは思わなかったよ……ないよ、何もしてない」

文香「はい…体のどこも、違和感はありませんし……プロデューサーさんなら、そんなことよりまずはお仕事を優先するのではないかと…」

P「急な天気で色々リスケとかだろ、そんな暇ないってホント……何でうちこんな人員足りてないんだか…」

P(そもそもちっこい文香もいるのにんな事できるか…教育に悪い…)

ぷちふみ「……?」キョトン

※ぷちふみは純粋な眼差しを向けてきます。

P「ね、絶対無理。」

文香「何が…無理なのですか?」キョトン

P「ううん何でもないよ何でも」

406: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:25:13 ID:tjf
茜「しかし……ズズッ……すごい風です…クシッ……ねぇ……」

ちーあか「ヒノー…」

P「こんな風だと、ちぇりとかは吹き飛ばされないか心配だなぁ…」




~その頃・智絵里の部屋~


ちぇり「シバッテクダサイッ」ガタガタガタ

智絵里「えっ……ええっ、でも私、そんな、そういうのの縛り方とかよく…」

ちぇり「チガイマスヨウ! トバサレナイヨウニハシラニデモナンデモシバリツケテホシインデスヨー!」グスッ

智絵里「あっ……あぁ……そっち……」ポンッ

ちぇり「ハヤクシテクダサイイイ」ブルブル


※ちぇりは強い風が大の苦手なのでした。

407: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:25:30 ID:tjf
おまけ。


~台風が去ってしばらく後の事務所~


コンポ「ガーリッシュ パンキッシュ キリトッテミロッ コノイッシュン!」


P「リトルリドルもどうにか発売できたな……何度聴いても良い曲だ……」


ぷちかれ「ポテェ…」


408: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:25:50 ID:tjf
※別な部屋に集まったぷちかれ。


ぷちかれA「プチカレ ラップ!」

他4匹「「「「ナマイモー」」」」(掛け声)

ズンチャ ズンチャ ズンチャ←謎メロディ




ナマイモー ポテテー フライドポテテ-

ポテテ ポテテ ハリケーンポテテ

ビッシャ ポテテ ジャマポテテ

コロケ ジャガニク ジャガジャンジャン

イチゴ ポテテ ハッシュ ポッポ

アゲタテアツアツ オイシイヨ

ポテテ♪


「「「「「ポテテー♪」」」」」ビシッ


加蓮「かわっ………」ズキューン


P「加蓮が撃たれたァ!!おのれ救急車ァ!」


幸子「いや救急車にあたってどうするんですか」ビシッ

409: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:26:08 ID:tjf
おまけ2

みにさち「フフーン!フフーン!」

ぷちきょこ「タニタニタ タニニー」

ルンバ君「ピパポパ…ピパ……」オロオロ

幸子「あぁぁもう、喧嘩の原因は何なんですか一体…」

ぷちきょこ「タニニ!」

みにさち「フフン!」

幸子「誰か~、通訳のできる方~!一人だけならまだしも2人もはキャパオーバーですよ~」

「ふっふっふ、それはつまり!」

幸子「おお、あなたは……」

410: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:26:26 ID:tjf
みりあ「みりあの出番だよねっ!お話聞かせて聞かせて~!」

みにあ「キカセテキカセテ-♪」

幸子「どんな言語だろうと即座に理解、そして誰とでも和解してしまうことから海外遠征には必ずお呼びがかかる若干11歳ながらに我が事務所のホープと呼び声高いみりあさん!」

みりあ「わーい、説明ありがとー!」

みにあ「アリガトアリガト-!」

幸子「そ、それで早速なんですけどね、喧嘩の原因は一体…」


みりあ「あ、幸子ちゃん、今日ゲテモノ食べたい?普通のがいい?」

幸子「普通一択ですねえ!!??」

みにさち「フギャー!?」

ぷちきょこ「タニニタタニタ」

みりあ「それ見たことか!だって~」

幸子「あ、つまりみにさちがゲテモノ食いをしたかっただけなんですね、要は…」

みにさち「フフーン!」

411: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:26:43 ID:tjf
みりあ「でも食べられるならどっちでもいいみたい。あんまり変わらないって」

みにあ「スゴイネー」

幸子「その一つの差でこっちは天国か地獄なんですよ!」

412: ◆6RLd267PvQ 2018/08/22(水)19:26:57 ID:tjf
※みにあです。レッサーパンダのような耳としっぽがあります。

「アソボアソボー!」

※すぐじゃれてきます。そして…


みにあ「サソウノランチアノメガネダンシー♪」

ぷちかれ「ポテ!?」

みりあ「ふっふっふ~、みりあ達も負けないもんね~、ね~みにあ~。」

みにあ「ミニアモヤルー♪」


※どうやら一筋縄ではいかないようです。


おわれ。

415: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:25:48 ID:JQY
26話。

歌鈴「バナナの皮が……ひとりでに……!」どみょ「ホワー♪」

416: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:26:08 ID:JQY
P「ぷちかれが事故った!?」

加蓮「うん…たまたま地下から顔出したら酔っぱらい運転のトラックを見かけたらしくて」

加蓮「バーガー店に突っ込みそうだったトラックに正面衝突して弾き飛ばしたって」

ぷちかれ「ポテテー!!」プンスコ

P「弾力凄え」

※因みに損害や怪我はなかったそうです。


417: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:26:26 ID:JQY
~ある日の事務所~

歌鈴「むむむむむ………」

P「歌鈴?どうした事務所の前で」

歌鈴「あっ、ぷ、プロデューサーさんっ、お疲れ様でつっ!」

歌鈴「……噛んだぁ」

P「聞かなかったことにしといてやるから…で、どうした?……待てよ、前にもあったよな、こんな事」

歌鈴「あ、はい、ありましたね…ぷちきょこちゃんがひたすらお掃除を頑張ってて…私、事務所に入れませんでした…あはは」

P「って事は、またぷちきょこか?」

歌鈴「いえ、それが……」ユビサシ

P「?」

418: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:26:42 ID:JQY
※事務所の扉を少しだけ開けて覗き見ると…


バナナの皮「……」チョコチョコ

P(バナナの皮が生きてる…!?)

ルンバ君「ピポパ」

P(何故か生きてる掃除機もいたわ)

419: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:26:55 ID:JQY
ルンバ君「ピポパッパー」ズオオオ

バナナの皮「ヒャワアアア」テチテチテチ

P「あっ、アレちっこい歌鈴だ」

歌鈴「え、うええっ!?私、バナナの皮なんですかぁ!?」

P「いや、歌鈴がじゃなく……あのちっこいのがな?」

歌鈴「あ、はい……」

420: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:27:17 ID:JQY
※バナナの皮改め、「どみょ」です。

「シャンシャン……ホワー♪」

※バナナが好物で、いつも頭にバナナの皮を乗っけています。

「アマアマ…」パクパク

歌鈴「うひゃわあああっ!!?」

ドンガラガッシャーン!

珠美「おお……見事な受け身です…!」

あやめ「歌鈴殿は転ぶ姿も様になっていますねえ……」

仁美「いやいや…あやめっちも珠美っちも見てないで手を貸してあげようよ…」

あやたま「「あっ、すみませぬ」」

421: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:27:32 ID:JQY
仁美「それにしても見事な傾(かぶ)き………いや、傾(かたむ)きっぷり、だねぇ…」

葵「うまいこと言わんと、はよ手ぇ貸しちゃらんね…」

歌鈴「もう自分で立ちましたうおっとっと!」

どみょ「アマアマ♪ホワー♪」パクパク

歌鈴「うう……どこからともなく現れるバナナの皮の出処が自分の分身からだなんて~…いくらなんでもあんまりですよ~!」

あやめ「今分身の話」

仁美「どうどう」

422: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:27:46 ID:JQY
おまけ。

P「たまには古いマリオ遊ぶのも楽しいなぁ……お、地下に入った」

ぷちきょこ「タニタニタニ タニタニタニ」←地下BGM

ぷちきょこ「タニタニタニ タニタニタニ」

ぷちかれ「ポポ ポテテテ テテ ポテテ」

ちぇり「テレッ テレッ///」

P「暇かお前ら」

※皆で遊びました。

423: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:28:03 ID:JQY


みにさな「ワンナップ イチアップ レンコインレンコイン!」

P「しかも増えてるし」

424: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:28:17 ID:JQY
おまけ2。

TVCM「何と今なら!フライドポテト全サイズ100円です!」

ぷちかれ「フライドポテテ!?」

ぷちかれB「ポテテ!!」

CDE「ポテテ!!」

「「「「「ポテエエエエエエエ」」」」」


P「やかましい!!!」


※買ってあげました。

425: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:28:32 ID:JQY
おまけ3。

P「お、おお?加蓮のポテンシャルが開放できそうだ」←デレステ中

ぷちかれ「ポテン?」

ぷちかれ「ポテン」「シャル」「カイホー」


「「「「「ポテエエエ」」」」」ピョンピョコ

P「お、おお…?」

「「「「「ポーテムポール」」」」」 ジャーン


P「わーすごいすごい(墓標じゃねえか縁起でもない)」パチパチパチ

426: ◆6RLd267PvQ 2018/08/24(金)20:28:59 ID:JQY
※ぷちかれ組体操、トーテムポール。

※五段重ねになったぷちかれが可愛らしい、とっておきの技である。

※なお、他の技があるかは不明とのこと。

ぷちかれ「……ポテ」キュルル

P「ん?」

ぷちかれ達「「「「「フライドポテテ カテキテ」」」」」

P「さっき食べたよな!?」


※買ってあげました。


おわれ。


次回 加蓮「イモ掘ったら何か食いついてきた」ぷちかれ「ポテエエ」 後編