1: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:18:22 ID:IIf
・「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSSです
・描写について、複数のコンテンツの要素や独自の解釈を含むことがあります
佐久間まゆ「さぁ、今回も始まりました。机の下が舞台のトークバラエティ、『もりくぼカケル!』」
早坂美玲「不定期放送だからって、見逃しちゃダメなんだからなッ!」
まゆ「MCはお馴染み、あなたに愛を届けたい、佐久間まゆと」
美玲「あ、愛ッ!? えぇと、愛とかはよく分かんないケド……は、早坂美玲でお送りするぞッ!」
まゆ「うふふ。美玲ちゃん、可愛いですねぇ♪」
アイドルマスターシンデレラガールズ 早坂美玲 メイク★インパクト
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2: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:19:09 ID:IIf
3: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:19:38 ID:IIf
まゆ「今日もこちらの森久保乃々ちゃんには、アイドル仲間の皆さんとおしゃべりを楽しんでもらおうと思います♪」
美玲「……ま、本物のノノは今日もすみっこで座り込んでるから、ここにあるのはいつも通り、等身大パネルだけどな」
まゆ「このパネルは……インディヴィジュアルズで撮影したときの衣装ですねぇ」
美玲「フフン! この緑のコート、三人でお揃いなんだ。イケてるだろッ!」ドヤァ
まゆ「そうですねぇ。乃々ちゃんのキメ顔と合わさって、とーっても、格好いいですよぉ♪」
<アノキメガオ、5ビョウシカモタナイノデ……
美玲「まったく、アイツは持久力が足りないよなッ」
まゆ「でも、素敵ですねぇ。アンダーザデスクは、まだお揃いのユニット衣装が無いから、羨ましいです」
美玲「マユ達のユニット衣装も、ウチ、楽しみにしてるぞッ!」
まゆ「ありがとうございます♪ ……あら、少し話しすぎたでしょうか? そろそろ本題の、乃々ちゃんのトークに移りましょう」
美玲「おうッ! VTR、スタートッ!」
???
美玲「……ま、本物のノノは今日もすみっこで座り込んでるから、ここにあるのはいつも通り、等身大パネルだけどな」
まゆ「このパネルは……インディヴィジュアルズで撮影したときの衣装ですねぇ」
美玲「フフン! この緑のコート、三人でお揃いなんだ。イケてるだろッ!」ドヤァ
まゆ「そうですねぇ。乃々ちゃんのキメ顔と合わさって、とーっても、格好いいですよぉ♪」
<アノキメガオ、5ビョウシカモタナイノデ……
美玲「まったく、アイツは持久力が足りないよなッ」
まゆ「でも、素敵ですねぇ。アンダーザデスクは、まだお揃いのユニット衣装が無いから、羨ましいです」
美玲「マユ達のユニット衣装も、ウチ、楽しみにしてるぞッ!」
まゆ「ありがとうございます♪ ……あら、少し話しすぎたでしょうか? そろそろ本題の、乃々ちゃんのトークに移りましょう」
美玲「おうッ! VTR、スタートッ!」
???
4: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:21:50 ID:IIf
PHASE 22
『森久保乃々×佐々木千枝』
佐々木千枝「佐々木千枝です。今日は、よろしくお願いしますっ」ペコリ
森久保乃々「こ、こちらこそ……ご丁寧に、どうも」ペコリ
千枝「えへへ……」ソワソワ
乃々「千枝ちゃん……?」
千枝「あっ。その……こうやって二人で机の下に入ると、お互いの距離がとても近くて……なんだか、ドキドキしますね」
乃々「あぅ……そう言われると、なんだかもりくぼも緊張してきたような……」
乃々「いえ、カメラの前で緊張するのは、いつものことなんですけど」
千枝「千枝もです……。でも、側にいるのが優しい乃々さんだから、ドキドキもするけど、安心もしてますよっ」ニコッ
乃々「うぅ、千枝ちゃんの純真なまなざしが眩しい……もりくぼ、消滅の危機……」
千枝「乃々さん……?」キョトン
乃々「……で、でも、今回は年上ですし、ちゃんと自分から、トークっぽいことをしなければ……!」
乃々「えぇと……ち、千枝ちゃんは、何か好きなものとか、ありますか……?」
千枝「好きなもの、ですか? う~ん……」
乃々「……我ながら、ものすごく平凡な話題を振ってしまいました……こんなんで、よかったんでしょうか……?」
千枝「千枝は、うさぎさんが好きですっ。この間、動物園でのお仕事でだっこさせてもらったんですけど、ふわふわで、あったかくて……とっても可愛かったです!」
乃々「うさぎですか……いいですね。可愛いものはいいです……心が穏やかになります」
乃々「そういえば、千枝ちゃんはいつもうさぎのヘアピンをしてますよね。今も……可愛らしくて、よく似合ってると思います」
千枝「本当ですか? 嬉しいな……! これ、千枝が作ったんですっ」
乃々「て、手作りだったんですか……? 器用なんですね」
千枝「あのっ。千枝、小物作りとか、裁縫も好きなんです。ボトルカバーとか、他にも、いろいろ……ついつい、うさぎさんのデザインにしちゃうんですけど……」テレテレ???
5: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:24:08 ID:IIf
乃々「もりくぼも、刺繍とかは出来なくもないですけど……千枝ちゃん、すごいですね。尊敬、します……」
千枝「そんな、尊敬だなんて……なんだか、くすぐったいです」
乃々「お仕事でも、いつもしっかりしてますし……あれ? もしかすると、もりくぼのほうが年上だと思ったのは、実は気のせいだったのでは……?」
千枝「そ、そんなことないですっ! 乃々さんは中学生ですし……千枝よりも、ずっとオトナっぽいと思います」
乃々「た、例えば、どんなところが……?」
千枝「えぇと……髪型とか、普段の服装とか……おしゃれで、素敵だなって」
乃々「それは、単なる見た目の話なので……もりくぼ本体には、大人っぽい要素は微塵も無いかと……」
乃々「……というか、千枝ちゃんにそんなフォローをさせている時点で、もうかなりだめくぼ……」ズーン
千枝「あぁ、どうしよう……千枝、何か失礼なことを言っちゃったのかな……?」オロオロ
乃々「……大人って、何なんでしょう……? どうすれば、大人になれるんですかね……?」トオイメ
千枝「えっ……それは、その……千枝も、知りたいです……。きっとオトナになれば、今よりももっと、いろんなことに挑戦できると思いますし」
乃々「大人になれば……プロデューサーさんに見つからず、逃げ切れるようにもなるでしょうか……?」
千枝「逃げるって、お仕事からですか? 千枝は、新しいお仕事って、ドキドキするけど、同じくらいワクワクするから、好きですけど……」
乃々「もりくぼも、馴染めそうなジャンルのお仕事なら、それなりに前向きに出来るんですけど……あのプロデューサーさんは、どんな突拍子もないお仕事を持ってくるか、分かりませんし……」
乃々「この間、プロポーズされた時なんて……正直、働き過ぎで頭がどうにかなったのかとすら思ったんですけど……」
千枝「ぷ、プロポーズですか……!?」ビックリ
乃々「あっ、違います。そうじゃなくて……あれは、撮影の一環で、たまたまプロデューサーさんが相手役を……」ワタワタ
千枝「ふわぁ……! 中学生になると、そういうこともあるんだ……やっぱり、小学生よりもオトナっぽい……!」ドキドキ
乃々「あの、千枝ちゃん……? その、何か勘違いしてませんか……?」
???
千枝「そんな、尊敬だなんて……なんだか、くすぐったいです」
乃々「お仕事でも、いつもしっかりしてますし……あれ? もしかすると、もりくぼのほうが年上だと思ったのは、実は気のせいだったのでは……?」
千枝「そ、そんなことないですっ! 乃々さんは中学生ですし……千枝よりも、ずっとオトナっぽいと思います」
乃々「た、例えば、どんなところが……?」
千枝「えぇと……髪型とか、普段の服装とか……おしゃれで、素敵だなって」
乃々「それは、単なる見た目の話なので……もりくぼ本体には、大人っぽい要素は微塵も無いかと……」
乃々「……というか、千枝ちゃんにそんなフォローをさせている時点で、もうかなりだめくぼ……」ズーン
千枝「あぁ、どうしよう……千枝、何か失礼なことを言っちゃったのかな……?」オロオロ
乃々「……大人って、何なんでしょう……? どうすれば、大人になれるんですかね……?」トオイメ
千枝「えっ……それは、その……千枝も、知りたいです……。きっとオトナになれば、今よりももっと、いろんなことに挑戦できると思いますし」
乃々「大人になれば……プロデューサーさんに見つからず、逃げ切れるようにもなるでしょうか……?」
千枝「逃げるって、お仕事からですか? 千枝は、新しいお仕事って、ドキドキするけど、同じくらいワクワクするから、好きですけど……」
乃々「もりくぼも、馴染めそうなジャンルのお仕事なら、それなりに前向きに出来るんですけど……あのプロデューサーさんは、どんな突拍子もないお仕事を持ってくるか、分かりませんし……」
乃々「この間、プロポーズされた時なんて……正直、働き過ぎで頭がどうにかなったのかとすら思ったんですけど……」
千枝「ぷ、プロポーズですか……!?」ビックリ
乃々「あっ、違います。そうじゃなくて……あれは、撮影の一環で、たまたまプロデューサーさんが相手役を……」ワタワタ
千枝「ふわぁ……! 中学生になると、そういうこともあるんだ……やっぱり、小学生よりもオトナっぽい……!」ドキドキ
乃々「あの、千枝ちゃん……? その、何か勘違いしてませんか……?」
???
6: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:28:04 ID:IIf
PHASE 23
『森久保乃々×クラリス』
乃々「あうぅ……か、神様、ごめんなさい……もりくぼは、この間の撮影の仕事が嫌で、また逃げ出してしまいました……」
クラリス「乃々さん、貴方の正直な懺悔を聞き届けました。神は貴方をお許しになるでしょう」
乃々「あ、ありがとうございます……!」
乃々「……でも、プロデューサーさんには許してもらえませんでした……。ものの数分で見つかって、現場に連行されてしまったんですけど……」
クラリス「ふふっ……プロデューサー様にはお見通し、というわけなのですね」
乃々「最近では、もりくぼが隠れる前に、机の下に先回りしていることすらあって……本当、何なんですか、あの人は……」
クラリス「お嫌、ですか?」
乃々「あぅ……べ、別に、嫌というほどでは、ないんですけど……」
クラリス「そうですか」クスッ
クラリス「……実は私も最近、似たような経験をしていまして……」
乃々「えっ……クラリスさんも、机の下に……?」
クラリス「いえ、そういう意味では……」
クラリス「私の場合は、プロデューサー様と事務所で顔を合わせると、決まって何か食べ物を差し出されるのです……。焼き芋だとか、コンビニのプリンだとか……」
乃々「あ……そういえば、前にデレぽでプリンのお話、していましたよね」
クラリス「ありがたいといえば、ありがたいのですが……。私、いつもお腹を空かせている女だと思われているのでしょうか……?」タメイキ
乃々「そ、そんなことは……! もしかすると、神様への貢物みたいなノリかもしれませんし……」
クラリス「神様だなんて、そんな……どちらかというと、神に仕える側の人間だったのですが……」<グキュルルルゥ
乃々「……? い、今の音は……?」
クラリス「…………///」カァァ
乃々「あ……」
乃々「……その……チョコレートでよければ、持ってますけど……いりますか……?」???
7: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:28:18 ID:IIf
クラリス「……」
乃々「……」
クラリス「……お恵み、感謝致します……」
乃々「あ、あの……あまり、気にしないでいいと思います……。腹が減ってはなんとやら、と言いますし」
クラリス「そう言っていただけるのは幸いですが……うぅ、お恥ずかしい……穴があったら入りたい、とはこのことですね……」
乃々「この机でよければ、いくらでも入っていってください……。もりくぼは、歓迎しますので……」
クラリス「……アイドルになってからというもの、お仕事や差し入れで美味しいものを頂く機会が多くなり……だんだん、誘惑に打ち克つことが難しくなっている気がします……」
乃々「だ、大丈夫ですよ。お仕事を頑張ったご褒美だと思えば……神様もきっと、許してくれるはずです……たぶん」
クラリス「ふふ……ありがとうございます、乃々さん。少し気が晴れましたわ」
クラリス「もしかしたら、乃々さんにはシスターの素質があるのかもしれませんね」
乃々「ひぁっ!? そ、そんなことは無いかと……!」ブンブン
乃々「クラリスさんが優しくて、聞き上手だから、もりくぼも今回は、普段より話やすいだけなんです……!」
クラリス「まぁ。ふふ、教会でもよく子供たちとお話をしていたので、その経験が役に立っているのかもしれませんね」
乃々「それに……クラリスさん、目を閉じたまま話しかけてくれるので……。人の視線が苦手なもりくぼは、非常に助かっています……」
クラリス「……? どういうことですか? 私、ずっと目を開けているのですが……」
乃々「……え?」
クラリス「……え?」
???
乃々「……」
クラリス「……お恵み、感謝致します……」
乃々「あ、あの……あまり、気にしないでいいと思います……。腹が減ってはなんとやら、と言いますし」
クラリス「そう言っていただけるのは幸いですが……うぅ、お恥ずかしい……穴があったら入りたい、とはこのことですね……」
乃々「この机でよければ、いくらでも入っていってください……。もりくぼは、歓迎しますので……」
クラリス「……アイドルになってからというもの、お仕事や差し入れで美味しいものを頂く機会が多くなり……だんだん、誘惑に打ち克つことが難しくなっている気がします……」
乃々「だ、大丈夫ですよ。お仕事を頑張ったご褒美だと思えば……神様もきっと、許してくれるはずです……たぶん」
クラリス「ふふ……ありがとうございます、乃々さん。少し気が晴れましたわ」
クラリス「もしかしたら、乃々さんにはシスターの素質があるのかもしれませんね」
乃々「ひぁっ!? そ、そんなことは無いかと……!」ブンブン
乃々「クラリスさんが優しくて、聞き上手だから、もりくぼも今回は、普段より話やすいだけなんです……!」
クラリス「まぁ。ふふ、教会でもよく子供たちとお話をしていたので、その経験が役に立っているのかもしれませんね」
乃々「それに……クラリスさん、目を閉じたまま話しかけてくれるので……。人の視線が苦手なもりくぼは、非常に助かっています……」
クラリス「……? どういうことですか? 私、ずっと目を開けているのですが……」
乃々「……え?」
クラリス「……え?」
???
8: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:30:00 ID:IIf
PHASE 24
『森久保乃々×喜多日菜子』
喜多日菜子「悪い人たちに追われて逃げ込んだのは、今は使われていない古い部屋の中……」
日菜子「ほっとしたのも束の間、近づいてくる足音に、咄嗟に机の下に隠れます……」
日菜子「息を潜めてじっとしていると、部屋の扉は開けられ、人の入ってくる気配が……もう駄目か、と諦めかけたその時!」
乃々「そ、その時……?」ゴクリ
日菜子「駆けつけてくれたのは、悪人ではなく王子様! 助けに来たよと、優しい声と一緒に手を差し伸べられ……むふっ、むふふ……♪」
乃々「な、なるほど……えぇと、その、日菜子さん。そろそろ妄想は一旦終わって、現実に戻ってきてもらえると助かるんですけど……」
日菜子「あぁっ、白馬に乗った王子様に抱き抱えられて、日菜子姫はそのまま愛の逃避行へ! むふふふ~♪」
乃々「あうぅ、聞こえてない~……」
乃々「というか、室内に馬で乗り込んできたんですか、その王子様……意外とアグレッシブなんですけど」
日菜子「~~……はっ」ピクン
乃々「あっ……帰ってきましたか、日菜子さん」
日菜子「乃々ちゃん……? ごめんなさい、日菜子、ただいま戻りました~」
日菜子「むふふ、この机の下っていうシチュエーションで妄想していたら、もう溢れて止まらなくなってしまって……♪」
乃々「日菜子さんの妄想ぱわー……噂には聞いていましたが、すごいですね……」
日菜子「普段から妄想力を鍛えているので~」
乃々「もりくぼ、アイドルを初めてからしばらく経ちますが、そんなレッスン聞いたことがないんですけど……」
日菜子「乃々ちゃんも、やってみませんか? 自分がお姫様になって、王子様と……むふふ、な妄想を♪」
乃々「ふぇっ!? ももも、もりくぼがお姫様とか……お、おこがましいというか、似合わないと思うんですけどっ」
日菜子「そんなことはないですよ~? いいじゃないですかぁ、もりくぼ姫♪」
乃々「もりくぼなんか、お姫様というよりは、使用人とか、近所に住む一般人とか……モブくぼがちょうどいいです……」???
9: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:30:17 ID:IIf
日菜子「……あっ。そういえば……むふふ♪」
乃々「な、なんですか……?」
日菜子「ごめんなさい。乃々ちゃんはお姫様じゃなくて、王子様、でしたね~♪」
乃々「ひぃぃ! 日菜子さん、どうしてそれを……!?」
日菜子「どうしてもなにも、乃々ちゃんが王子様役をやったステージ、日菜子も参加してたじゃないですか~」
乃々「あ……そうですね。そうでした」
日菜子「ファンの皆さんの声援、凄かったですよねぇ」
乃々「……お願いです。もりくぼ王子の件は、一刻も早く忘れてください……! あんな大役、もう二度とむーりぃー……」
日菜子「むふふ……♪ 実はあれ以来、妄想の中で白馬の王子様と、もりくぼ王子様が私を取り合っていて……」
乃々「えぇぇ……ど、どうしてそんなことに……!?」
日菜子「あぁっ、日菜子のために、争わないでください~! むふ、むふふふ♪」
乃々「あぁっ、言ってるそばから妄想が……! ひ、日菜子さん。争いは、何も生まないと思うんですけど……」
日菜子「あぁ、争いを嫌う優しいもりくぼ王子は、苦悩しながらも、身を引く決意を……」
乃々「はい、平和が一番です……」
乃々「あぁ、あの、日菜子さんのことが嫌だとか、そういうわけではないので……!」ワタワタ
日菜子「ところがどっこい!」カッ!
乃々「ひぃっ!?」ビクゥ
日菜子「一度離れることで自分の本当の気持ちに気付いたもりくぼ王子様は、想いを伝えるため、颯爽と馬を駆って姫を迎えに行くんです……!」
乃々「えぇと、もりくぼは乗馬なんて無理なので……せめて、自転車とかにしていただけると……」
日菜子「むふ、むふふ、むふふふふ……♪」ポワワン
乃々「か、完全に入り込んでしまってるんですけど……! あうぅ、日菜子さん、戻ってきてください~……!」ユサユサ
???
乃々「な、なんですか……?」
日菜子「ごめんなさい。乃々ちゃんはお姫様じゃなくて、王子様、でしたね~♪」
乃々「ひぃぃ! 日菜子さん、どうしてそれを……!?」
日菜子「どうしてもなにも、乃々ちゃんが王子様役をやったステージ、日菜子も参加してたじゃないですか~」
乃々「あ……そうですね。そうでした」
日菜子「ファンの皆さんの声援、凄かったですよねぇ」
乃々「……お願いです。もりくぼ王子の件は、一刻も早く忘れてください……! あんな大役、もう二度とむーりぃー……」
日菜子「むふふ……♪ 実はあれ以来、妄想の中で白馬の王子様と、もりくぼ王子様が私を取り合っていて……」
乃々「えぇぇ……ど、どうしてそんなことに……!?」
日菜子「あぁっ、日菜子のために、争わないでください~! むふ、むふふふ♪」
乃々「あぁっ、言ってるそばから妄想が……! ひ、日菜子さん。争いは、何も生まないと思うんですけど……」
日菜子「あぁ、争いを嫌う優しいもりくぼ王子は、苦悩しながらも、身を引く決意を……」
乃々「はい、平和が一番です……」
乃々「あぁ、あの、日菜子さんのことが嫌だとか、そういうわけではないので……!」ワタワタ
日菜子「ところがどっこい!」カッ!
乃々「ひぃっ!?」ビクゥ
日菜子「一度離れることで自分の本当の気持ちに気付いたもりくぼ王子様は、想いを伝えるため、颯爽と馬を駆って姫を迎えに行くんです……!」
乃々「えぇと、もりくぼは乗馬なんて無理なので……せめて、自転車とかにしていただけると……」
日菜子「むふ、むふふ、むふふふふ……♪」ポワワン
乃々「か、完全に入り込んでしまってるんですけど……! あうぅ、日菜子さん、戻ってきてください~……!」ユサユサ
???
10: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:31:39 ID:IIf
美玲「今回の三人は、わりと乃々が話しやすそうなメンバーだったんじゃないか?」
まゆ「ではそのあたり、本人に聞いてみましょうか。乃々ちゃーん、こっちに来てくださぁい」テマネキ
乃々「うぅ……やっぱり呼ばれてしまうんですね……」トボトボ
美玲「そりゃそうだろ。ノノの番組なんだからさ」
乃々「とはいえ、美玲ちゃんの言う通り、今回は穏やかにお話することが出来ました……。まぁ、日菜子さんの妄想わーるどに付いていくのは、少し大変でしたけど」
まゆ「日菜子ちゃん、さすがでしたねぇ」
乃々「これでカメラが回っていなかったら、言うことが無いんですけどね……」
美玲「いやダメだろッ! そんなの、ただプライベートでだべってるのと変わらないじゃんか!」
まゆ「でも考えてみれば、おしゃべりがメインの番組ですから、映像は撮らずにラジオ放送で、とかでも成り立ちそうではありますよねぇ」
乃々「……! た、確かに……! い、今からでもそうしませんか……? もりくぼ的には、そのほうがいくらかマシなんですけど……!」
まゆ「でも、乃々ちゃんの笑顔や照れ顔、いろんな表情を見たいファンの方が多くいらっしゃるでしょうから、やっぱり却下です♪」
乃々「あぅっ……ぬ、ぬか喜びぃ~……」
美玲「マユ……意外と容赦無いな……」
まゆ「ごめんなさいね、乃々ちゃん。でも、私たちも乃々ちゃんの素敵なところ、もっとたくさんの人に見てもらいたいから」
美玲「そうだなッ。ノノの百面相、時々見てて面白いし」
乃々「うぅ……むーりぃ~……」チーン
美玲「あ、ノノの魂が抜けかけてる」
まゆ「あら、大変。それでは今回はこのへんで、お開きにしましょうか」
美玲「次はどんなヤツらがゲストに来るか、楽しみだなッ!」
乃々「いっそゲストの方を10人くらい呼んで、もりくぼはどさくさに紛れて隠れている、というのは……?」
まゆ「それも却下です♪」
おわり
???
11: 名無しさん@おーぷん 2019/02/14(木)03:32:41 ID:IIf
次回 ほたる「もりくぼカケル!」心「バッチリキメるぞ☆」
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