［エテルノ］


真央「…という訳で今月の新コスはこのゴシックドレスです！」


香澄「真央ちゃん可愛い～」


明佳里「わぁい！ゴスロリだぁ～！」


真央「ロリは余計です！」


真央「えー、今月の新コスイベの目的はオブリによって奪われた光を取り戻す為に、この"ともしび"を集める事です」


真央「この"ともしび"を100ボウッ集める事で１人分のゴシックドレスと交換出来るそうですよ」


薫「ボウッって」


渚「どんな単位だよ」


真央「真央に聞かれても困ります」


真央「じゃあ逆に聞きますけどボウッ以外であります？」


渚「ボウッだな」


薫「ボウッだねぇ」

～１時間後～


［境界］


明佳里「こうして私は問題のオブリがいる境界に行ってみよう！という事になりまして～」


薫「ちょっと心配になってきたなぁ…」


渚「もうかれこれ３０分近く境界をさまよってるからな…」


真央「だ、大丈夫ですよ！もう少しで着きますから！」


香澄「真央ちゃん、本当にこっちで合ってるの？」


真央「はい、地図によるとこの辺りのハズなんですが…」


渚「境界に地図…？そんなのあったか…？」


明佳里「…というかその地図、世界地図じゃないの？」


真央「いやいや、そんなハズあるわけ…」ﾍﾟﾗｯ


真央「…」


真央「コレ世界地図じゃないですか！？」ｶﾞｰﾝ!


薫「何で今まで気付かなかったのぉ！？」

香澄「だ、大丈夫だよね！？エテルノには帰れるんだよね！？」


香澄「もうちょっとしたらコラボイベントもあるんだよ！？」


渚「落ち着け香澄！」


渚「こういう時は深呼吸して星を数えるんだ！」


渚「ほら、アレがデネブ・アルタイル・ベガ…」


香澄「えっ…！このタイミングで告白…！？///」ﾄｩﾝｸ


薫「２人共落ち着いてぇ！」


薫「…って星！？」


明佳里「本当だ！星が見えるって事は…！」


真央「どこかのチャンネルに着いたんですね！」

［とあるチャンネル］


渚「どこかのチャンネルに着いたならエテルノにも帰れそうだな」


香澄「良かった～」ﾎｯ


真央「ホッとしたら喉渇きました…」


明佳里「あっ！じゃあこれミネラルウォーターどうぞ！」ｽｯ


真央「明佳里先輩ありがとうございます！」ｺﾞｸﾘ


渚「…しかし薄暗いな」


渚「それに…ここは廃墟か？」


香澄「崩れかけの建物がいっぱいあるね…」


真央「ここもオブリによって滅ぼされたチャンネル…なんでしょうか？」


薫「う～ん…他のチャンネルだと廃墟が植物に覆われてる事が多いんだけど、ここはちょっと雰囲気が違うような…」

香澄「それに霧も濃いし不気味…」


明佳里「なんだかオブリよりお化けとか出そうな雰囲気だよね…」


真央「「お、お化けなんて出るわけないですよ！怖い事を言わないでください！」」


香澄「…あれ？」


真央「「香澄先輩、どうかしましたか？」」


香澄「えっと…真央ちゃん？」


香澄「それ誰？」


真央「「はい？ 」」


真央「「…」」


真央「「…うぇぇ！？真央がもう１人居ますよ！？」」


薫「うわぁい、ステレオ音声だぁ」

明佳里「どっちかが、このチャンネルの真央ちゃん？」


真央「真央はエテルノの真央です！」


真央「真央もエテルノの真央です！」


香澄「大丈夫？緑色のキノコでも食べた？」


真央「誰が配管工のヒゲオヤジですか！」


真央「真央は真央です！」


渚「あー…とりあえずややこしいから、こっちが真央１、そっちが真央２な」


真央２「何で真央が２なんですか！」


真央３「まったく失礼な」


薫「区別した先から増えてる！増えてるよ真央ちゃん！」


真央１「どうなってるんですか！？」


香澄「こっちの台詞かな～」

真央４「これもオブリの仕業なんでしょうか？」


明佳里「レス跨いだだけでまた増えてるよ！」


渚「アレか、階段で亀の甲羅でも踏んづけたか？」


真央２「踏んでません！」


薫「じゃあ財布の小銭が百枚貯まったとか？」


真央１「そんなジャラジャラさせてませんよ！」


香澄「あっ！課金…」


真央２「してませんよ！っていうか何にですか！」


明佳里「はっ！さっき水飲んだからじゃ…」


真央３「誰がグレムリンですか！」


薫「とりあえずこれ以上増える前にエテルノに帰らないと…」


ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…


明佳里「うわっ！地震！？」


渚「…いや！地震じゃないぞ！」


ﾊﾞｺﾝ!


？？「キシャァァ！」ｽﾞｼﾝ


薫「地面から何か出てきたよぉ！？」

香澄「あの大きさ…まさかレイドオブリ！？」


明佳里「まだ月末じゃないのに！？ 」


真央２「しかもあの赤と黒の体色…恐らく超級レイドオブリです！」


薫「超級！？私達だけで何とか出来るのぉ！？」


渚「くっ…！レイドオブリを連れたままじゃエテルノには帰れないぞ！」


明佳里「なら倒すか撃退するしかないね！」


明佳里「変身！」ｼｭｲｰﾝ


明佳里「行くよ！みんな！」


渚「ああ！それしかないな！」ｼｭｲｰﾝ


香澄「みんな気をつけてね！」ｼｭｲｰﾝ


薫「…よし！頑張るよ！」ｼｭｲｰﾝ


真央１「はいっ！頑張りましょう！」ｼｭｲｰﾝ

明佳里「そうと決まったら…」


明佳里「くらえ！灯り照らすよ！」ﾎﾞﾎﾞﾎﾞｯ


？？「！」ﾎﾞｼｭ


明佳里「効いてない！？」


薫「だったら！」ﾀﾞﾗﾗﾗｯ


？？「！」ﾊﾟｷｭﾝ


薫「こっちも駄目！堅すぎるよぉ！」


渚「ならこれでどうだ！」ｼｬｷﾝ


？？「！」ｶﾞｷﾞﾝ


渚「くっ…！レイピアじゃ正面装甲は抜けないか！」


真央１「これならどうですか！」ﾌﾞｵﾝ


？？「キシャァァ！！！」ﾒｷｯ


真央２「やった！効いてます！」


香澄「真央ちゃんの攻撃した場所を狙って…！」ﾊﾞｼｭｰ


？？「シャァァァ！！！」ｼﾞｭｯ


香澄「これならなんとか出来そう！」

渚「よしっ！私と薫で真央の動線を確保する！」


渚「香澄は真央の攻撃にいつでも合わせられるように待機してくれ！」


明佳里「渚ちゃん！私は？」


渚「明佳里は…その爆発攻撃だと私達が巻き込まれるから隅っこでみんなを激励だ！」


明佳里「それ遠回しに邪魔だって言ってないかな！？」


真央２「真央達はどうしますか！？」


真央３「くっ…！真央達にもパトリがあれば…！」


真央４「…明佳里先輩、パトリ使いませんよね？」


明佳里「えっ」


……………………………


……………………


……………

？？「」ﾍﾞｯｺﾍﾞｺ


薫「うわぁ」


渚「途中から私達のパトリも使って真央達によるリンチになってたからな」


香澄「でも倒せて良かった～」


真央「これでエテルノに帰れますね！」


明佳里「あれっ？他の真央ちゃん達は？」


真央「おや？さっきまでそこに居たんですが…」


渚「パトリを使い終わったと同時に消えた…のか？」


薫「あの真央ちゃん達はなんだったんだろうねぇ」


香澄「まだまだ私達の知らない世界があるんだね～」


ﾋﾟﾘﾘﾘ ﾋﾟﾘﾘﾘ


渚「…ん、先生から通信だ」


渚「もしもし…はい…ええ…分かりました」


渚「先生の方で私達の座標を捉えたそうだ」


渚「これでエテルノに戻れるな」


明佳里「良かったぁ～！」

渚「よし、そろそろ帰るぞ」


香澄「みんな、忘れ物は無い？」


真央「大丈夫です！」


薫「ようやく帰れるねぇ」


明佳里「じゃあエテルノへ帰還するよ！」


ｼｭｲｰﾝ


…


…


ｼｭﾀｯ


？？「姉さん、反応のあった場所に着いたよ」


？？「ああ、姉さんの言う通り、ヌシかそれに匹敵する大型のムシを見つけた」


？？「…が、既に処理されていた」


？？「そういえば、ここに向かう途中でりな達の声が聞こえた気がするけど…」


？？「…いや、気のせいだな」


？？「もう少し周りを見てみる」


？？「大丈夫、霧が濃くならない内に帰るよ」

［エテルノ］


明佳里「ただいま～！」


ティエラ「皆さん無事に帰ってこられて何よりです」


渚「ウチの真央がご迷惑をおかけしてすみません」


真央「次からは迷わないようにします…」


ティエラ「いえいえ、むしろイレギュラーなレイドオブリを討伐して頂いたとの事なので結果オーライです！」


薫「なら良かった…のかな？」


香澄「それじゃあお茶でも飲んで少し休憩しようね～」


真央「良いですね！ちょうど真央も喉が渇いていたところなんです！」


明佳里「真央ちゃん…また増えないよね？」


真央「増えませんよ！」


真央「…多分！」


END

マリオかと思った？

残念！ケムリクサでした！

ケムリクサは鷲見友美ジェナさんの声が沢山聴けて良いですね

ではまた