1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:36:08 ID:7pfStSqQ
METAL GEAR RISING REVENGEANCE「BLADE WOLF」と進撃のクロスです、
ネタバレは恐らく無いはずです、
METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES + THE PHANTOM PAIN - PS4
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2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:36:55 ID:7pfStSqQ
ハッ... ハッ... ハッ...
バシャ バシャ バシャ
エレン「くそっ、早く見つけてやらないと...」
ガサッ
エレン「!!」バッ
ビュン
エレン「くそっ 一体何だ!?」
カシュ...
エレン「!」サッ
カカカ!
エレン「(ナイフがさっき居たとこに!)」
エレン「なんなんだよ!出てこい!」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:37:27 ID:7pfStSqQ
シトシトシト...
???「“いいセンスだ、少年”」
エレン「(誘拐犯の仲間か!?)」
キュゥゥゥ
エレン「んなっ!?」
ギュィイイイイイイイイ!!
エレン「ひぃっ!?」ヘタッ...
バキバキバキバキッ... ガサザザザザザ ドスゥゥン...
エレン「(木が真っ二つに!?)」
???「“よく避けたな”」
ガサガサ... ベシャ... ベシャ... ベシャ...
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:38:01 ID:7pfStSqQ
エレン「(光る... 犬?)」
???「“すまない、お前を試させて貰った”」
その“犬のようなもの”は言葉を発する度に口の中の目のような場所を点滅させている
エレン「おっ、お前は!?」
???「“LQ-84i、対話インターフェイス搭載型無人機だ”」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:39:28 ID:7pfStSqQ
-5分前-
ミストラル「LQ-84i、訓練の時間よ」
LQ-84i「“あぁ”」
ミストラル「そうそう、今日のVRミッションは匿名で送られてきた物をを使うわ、せいぜい気をつけなさい」
LQ-84i「“外部?”」
ミストラル「ウイルス検査は済ませてあるから安心して、ただ訓練内容は今は教えられないわ、」
LQ-84i「“そうか、なら始めてくれ”」
ミストラル「随分素直ね?」
LQ-84i「“機械の俺に死の恐怖はない”」
ミストラル「・・・?」
LQ-84i「“意図的に隠されたデータに安全を求めるほど愚かではない、と言う事だ”」
ミストラル「カワイクないわね、・・・始めて頂戴」
仔月光「プゲラ!」カチッ
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:40:23 ID:7pfStSqQ
キュィィィィィィイイン
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=============
======
シトシトシトシト...
LQ-84i「“雨の森か”」
LQ-84i「“随分と凝ったVRマップだ、ミストラル、ミッション内容は”」
LQ-84i「“・・・? どうした、ミストラル”」
[ミストラル]『(・・・へぇ、・・・ふふっ、面白くなりそうじゃない)』
[ミストラル]『ミッション内容を説明してあげるわ...』
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―――――――――
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:41:48 ID:7pfStSqQ
現在
エレン「つまり、ここはVRなんとかって場所で?お前は人助けをするためにここへ?よくわかんねぇ...」
LQ-84i「“理解する必要はない”」
エレン「って、こんなことしてる場合じゃねぇ!遠くに移されちゃう前に早くミカサって子を助けないと!」
エレン「じゃあな!」
LQ-84i「“エレン、何処へ行くつもりだ”」
エレン「どこってミカサを助けにだよ!」
LQ-84i「“無闇に走り回るのは得策とは言えないな”」
エレン「じゃあどうすればいいって言うんだよ!」
LQ-84i「“俺が手伝おう、今回のミッション内容に合致する”」
エレン「手伝ってくれるのか!」
LQ-84i「“俺は俺に与えられた権限を行使した結果、お前に協力することにした、礼は必要ない”」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:42:27 ID:7pfStSqQ
LQ-84i「“対象と思われる集団の拠点は既に把握済みだ”」
エレン「・・・見つけてたんだったらなんで助けてあげなかったんだよ」
LQ-84i「“すまない、この設定下での善悪の判別は俺には出来ない、これよりその判断はお前から学習する”」
エレン「はぁ?」
LQ-84i「“・・・お前がどうするか判断を下せということだ”」
エレン「お、おう... じゃあ、その場所へ案内してくれ!」
LQ-84i「“了解した、歩行速度はお前に合わせよう、ついて来てくれ”」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:43:12 ID:7pfStSqQ
-とある小屋-
ミカサ「(お母さん... 私は何処へ逃げればよかったの?)」
ホントウニヒツヨウダッタノハハハオヤノホウダッタノニ
ダッテヨ、テイコウサレチャ...
LQ-84i「“現在建物内にいる人間は三体、二人は男で一人は少女だ、”」
LQ-84i「“会話の内容からお前が探しているミカサという少女の特徴とも合致する”」
エレン「よし、それじゃ一気に突入して!」
LQ-84i「“一人で戦うのは愚かだ”」
エレン「はぁ?協力してくれるんじゃなかったのかよ?」
LQ-84i「“すまない、俺に与えられた権限では現在人間を殺傷するこことは出来ない”」
エレン「・・・なんかよくわからねぇけど、俺一人でやるしかないってことか...」
LQ-84i「“奴らの会話の内容から、訓練を受けた形跡は見受けられない、大丈夫だエレン、お前でもやれる”」
LQ-84i「“作戦を立案する、最終判断はお前にまかせる”」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:44:12 ID:7pfStSqQ
―――――――――――――――――――
――――――――――――――
―――――――――
コンコン
ならず者A「ん?なんだぁ?」
ならず者B「おい、お前見てこいよ」
ならず者A「んだよ...」
ギィィ...
[LQ-84i「“まずは、お前が子供であることを利用しろ”」]
エレン「あ、あの森で迷っちゃって、それで明かりがみえて...」
ならず者A「(何だこのガキ)あぁ、もう大丈夫だよ」
[LQ-84i「“所詮はならず者だ、お前の姿と、その態度次第では相当な隙が出来るはずだ、”」]
エレン「ありがとう、おじさん」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:44:46 ID:7pfStSqQ
ならず者A「!?」
エレン「しんじゃえよ...」
ならず者A「あ゛、あぁぁ...」ドサッ...
ならず者B「なんて事しやがるこの糞ガキ!」
[LQ-84i「“次に重要なのは不利な状況に突っ込まないことだ、”」]
エレン「・・・・」ギィィ...
ならず者B「まてぇ!」バンッ
[LQ-84i「“お前の体格では広い室内では不利だ、一度廊下まで戻れ、”」]
ならず者B「!?」
[LQ-84i「“そして二人目を経験の浅いお前が相手をするのにもっとも重要なのは・・・”」]
エレン「」ズンッ
ならず者B「グヘッ!?」
[LQ-84i「攻撃方法を毎度変えることだ、それだけで相手はとっさの対応がしにくくなる」]
エレン「死ね!死んじゃえ!お前なんか!」ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:45:42 ID:7pfStSqQ
―――――――――――――――――――
――――――――――――――
―――――――――
エレン「お前がミカサか?まってろ、今縄を切ってやる、」
ミカサ「・・・・」
エレン「よし、切れt」
ミカサ「三人... 三人いた」
エレン「へっ?」
ガチャ...
リーダー「・・・これお前がやったのか?」
ガッ カラン... ピシッ...
エレン「ぐぁっ!」
リーダー「てめぇ!よくも畜生!」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:46:30 ID:7pfStSqQ
エレン「ぐっ.. おいっ...戦え!」
ミカサ「(はっ)」
エレン「生きたければ戦え!戦って、勝てば生きる!戦わなければ勝てない!」
シュゥゥゥゥ... カッ!
ピシッ バリッ
ミカサ「うおぉぉぉぉぉおお!!」
―――――――――――――――――――
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―――――――――
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:47:48 ID:7pfStSqQ
エレン「憲兵団がくるまで待てなかった、待ってたら逃げられてた」
グリシャ「ガミガミガミガミ!」
エレン「(・・・あれ?そういえばあのビン、何処へやったんだろ...)」
[LQ-84i「“しかし不測の事態というものは何時でも起こりえるものだ、だからエレンこれを渡しておこう”」]
[エレン「なんだよ、これ」]
[LQ-84i「“脳に作用するナノマシンだ、意図的に筋肉のリミッターを解除できるようになる”」]
[LQ-84i「“いざという時がきたら割って中から出てきた煙を吸え”」]
[エレン「そっか、いろいろありがとな、それじゃ行って来る」]
エレン「(せっかく試してみようと思ってたのに...)」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:50:03 ID:7pfStSqQ
ミカサ「イェーガー先生、私は何処へ行けばいいの?」
エレン「・・・」
[LQ-84i「“待て、エレン、一つ忠告だ”」]
ミカサ「寒い...」
ふぁさ...
ミカサ「!」
[LQ-84i「“俺が学習した本によると、ヒロインを助けた後に何かかプレゼントをすればその後の展開が良くなるらしい”」]
[エレン「・・・?ヒロイン?とりあえず何かあげれば良いってことか?」]
エレン「やるよ、暖...かいだろ?」
[LQ-84i「“・・・、恐らくそんなところだ、”」]
ミカサ「・・・うん」ジワ...
LQ-84i「・・・」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:51:31 ID:7pfStSqQ
憲兵「(なんだあれ?赤く光って... 狼?)」
LQ-84i「“光学迷彩、起動...”」キキッ スゥゥゥ...
憲兵「(俺の疲れてんのかな...)」
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-------------------
17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:52:38 ID:7pfStSqQ
リザルト
アラート―0
殺傷―0
気絶―0
気遣い―2
経過時間―64:32
評価----------------------B
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:53:46 ID:7pfStSqQ
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=======
LQ-84i「“ミストラル、聞きたいことがある”」
ミストラル「なにかしら」
LQ-84i「“あの子供達の脳は何処だ”」
ミストラル「さぁ?あの子達の頭蓋骨のなか、としか言いようが無いわね、」
LQ-84i「“あの行動パターンは機械では不可能だ、ならばサイボーグ手術を行われている可能性が高い”」
ミストラル「残念だけど、その推測は外れ、間違いなく言える事実は... あの子達は実在してるってことと、」
ミストラル「あの空間は私達の住む世界とは別の場所って事かしらね」
LQ-84i「“・・・まさかパラレルワールド、とでも言うつもりか?”」
ミストラル「さぁ?自分の知性で考えなさい、」
カン.. カン.. カン.. カン..
プシュゥ... シュッターン...
LQ-84i「・・・」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 01:56:29 ID:7pfStSqQ
ミストラル「(それにしても、一体何処からあんなものを見つけてきたのかしら、)」
ミストラル「(アブハジアの一件に片が付いたら... 一度詳しく解析してみる価値もありそうね)」
カンッ カンッ カンッ カンッ....
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 02:06:34 ID:7pfStSqQ
―五年後―
―巨大な壁の見える中世風の研究所―
兵士「・・・ンジ分隊長!妙な文字の書かれた箱を発見いたしました!」
???「・・・」
兵士「なにやら見たことのない文字か書かれていまして、」
兵士「恐らく外の世界にかかわる物かと、」
???「ん~ あんまり興味ないな~ 倉庫にでも置いといて」
兵士「は、はぁ、」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/09(日) 02:07:30 ID:7pfStSqQ
兵士「ちぇっ、せっかく見つけてきたのに... 」
兵士「やっぱり何処をどういじっても空かないな、」
兵士「それにしても... 」
[P.W. Interferencer “BLADE WOLF”]ゴゴゴゴゴゴゴゴ...
兵士「どういうシロモノなんだ?これは...」
-the END〔鳥篭の走狗〕-
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