1: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:07:43 ID:UlC
――事務所

唯「千枝ちゃん、プレゼントは持ったカナ?」

千枝「はいっ!可愛い髪留めと編みぐるみです!」

智絵里「それじゃあ、天気もいいし歩いて行こうか」

芳乃「賛成でしてー。では、桜餅とー」



ピカッ

引用元: 【モバマス】唯「未来の世界からはるばると」千枝「ち、千枝の娘ですか?」 



2: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:08:56 ID:UlC
ゴロゴロゴロ

唯「ひゃんっ!」

千枝「ち、近かったですね……」

智絵里「雷……――――違う!!」

芳乃「そこにいるのは誰でしてー」



ガサゴソ

?「ふぇ……ここは?」

?「事務所の中……かな?」



千枝「え……」

唯「そんな……たしか、もう死んじゃって……」

智絵里「っ!」

「我が名は緒方智絵里。国父倭の赤子にして、皇軍の兵士なり……」スチャッ

?「わわわっ!まって下さい、智絵里さんっ!」

?「昔の智絵里さんも攻撃的なんだ……」



智絵里「昔……?」



芳乃「どういうことでして……」

3: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:13:09 ID:UlC
はい、過去作

【モバマス】3月26日花爽やかに開く日【masherBadNameLash&Knot】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522070794/

の一年後のお話ということのご理解を

こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

4: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:23:12 ID:UlC
パンパン

?「申し遅れました。私は佐々木千歳……佐々木千枝さん。あなたの娘です」

千枝「え……ち、千枝の……ですか?え……えと?」

唯「千枝ちゃん、お、おつついて!」カミカミ

智絵里「唯さんも……で、そちらは?」

?「はい、旧姓白坂唯。今は養子元の苗字をいただいて、高坂唯と名乗っています」

芳乃「ではー、あのー唯殿でー?」

高坂唯「はい、本来この時空の私は……たしか今日一歳になる予定ですが」

千枝「は……はい。唯さんは去年お生まれになりまして」シドロモドロ

智絵里「まだダメージが取れてないね」

千歳「母ですから……」

6: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:30:43 ID:UlC
高坂唯「……で、どうして16年前の世界に来たかといいますと」

智絵里「へぇ、じゃあ唯ちゃんは17歳なんだ」

大槻唯「じゃあ、千歳ちゃんは13歳くらいかな?」

千枝「いえ……その」





「16歳……なんです」

千枝「ふぇ?」

智絵里「あれ?……計算が合わない?」

芳乃「十月十日の原則を無視してましてー?」

千歳「はい、そこでご相談なんですが……」

「今すぐといいますか、父と」





「モバPさんと○交渉して私を生んでください!」

千枝「ぶぶぅ!!」

智絵里「え……千枝ちゃんって」

唯「まだ11歳……だよね?」

7: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:33:01 ID:UlC
ガチャ

モバP(今回は千枝P以下P)「おぅ、みんな行かなくて……お客さんか?」

由愛「え…………嘘……」

朋「唯……ちゃんが?」





大槻唯「メンゴ、また説明よろしくー!」

高坂唯「はい……」

8: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:44:51 ID:UlC
――説明中

千歳「というわけなんですよ」

P「うぅむ……タイムパラドックスが発生して本来なら千枝は19歳になっているはずというわけか……」

朋「サザエ○ん空間とも言うわね」

由愛「えっと……千枝ちゃんと……Pさんが……その……」

智絵里「まぐわって、着底して妊娠して出産するのはどうするのかな?」

芳乃「あとはー、本人達の気持ちの問題もありましてー」

千歳「それなら問題ありません……えっと、池袋博士と一ノ瀬先生の開発した」

大槻唯(名前は出なくても誰かわかるねー♪)

朋(あの二人なら納得だわ)

千歳「このバイオチップにすべてのデータが入ってますので……」

高坂唯「この手袋を装着してください」ゴソゴソ

コトッ

由愛「手袋の真ん中に……丸い……モニターですか?」

菜々「まるでゾイドフューザーズのZiユニゾンに使うグローブ、もしくはレンズマンみたいですね」ニュッ

智絵里「菜々さん……年がバレますよ」

菜々「失礼しましたーっ」ピュー

千歳「えっと……今のはウサミンさんで?」

高坂唯「あー、今と変わらないんだ……」

みんな(……いったい何歳だよ!?)

9: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:49:35 ID:UlC
カチャカチャ

P「付けたけど……」

千枝「千枝もです……」

高坂唯「それじゃあ、カメラに向かって、変身のポーズを!」

智絵里「なんでやねん!」ビシッ

高坂唯「あいたっ!」

大槻唯「もー!智絵里チャンってば唯ちゃんに手を出すと、ゆいがゲキオコだからね☆」

智絵里「ご、ごめんね……」

千歳「と、とりあえずスイッチを入れて……」

ポチッ



ピカッ

P「うわっ!」

千枝「え、えと、何が!!」

10: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/26(火)22:56:29 ID:UlC
シュウゥゥゥ

モクモク

P(ダンディ)「うぅ……なんだ?」

千枝(27歳)「えっと……」

智絵里「うわ……今のPさんが少し年取ってクールになった人と」

芳乃「千枝殿が背が大きくなりましてー……その……」

千枝(身長155cm B90)「ん?」タユンタユン

芳乃「……少し殺意を覚えましてー」ハイライトオフ

朋「偶然だね……私もだよ」ハイライトオフ

由愛「千枝ちゃん……そんなに……大きくなるんだ……」ハイライトオフ



大槻唯「あは……あははは……」

12: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)22:54:19 ID:mYc
千歳「じゃ、じゃあお父さんとお母さんは、今からデートに行ってくればいいと思うよ」アセアセ

(うぅ……皆さんが恐い)

千枝「え、いいのかな?」ウキウキ

「あ……でも唯ちゃんの誕生日が……」

高坂唯「それなら、私が直接行きますので大丈夫です」

智絵里「ん?そういうのって大丈夫なのかな?たしか昔の本人に会うと、存在が消えちゃうとかなかったかな?」

P「SF小説によくある設定だな」

由愛「そういえば……そんな話を……」

千歳「そうならないように、池袋博士に頼んで防護シールドも……24時間しか持ちませんが……もらってきてます」

朋「どういう原理なんだろう……」

大槻唯「よくワカンナーイ☆」

13: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:04:36 ID:mYc
千枝「な、なら……」

グイッ

P「お、おぉ……」

千枝「久しぶりにデートに行きましょうか」

「あなた」

由愛「っ?!」

P「あぁ、千歳がそう言ってくれるなら安心だからな。じゃあ、頼んだぞ」

千歳「はーい、遅くなってもいいからね」フリフリ

千枝「まぁ、この子ったら」

アハハ

ウフフ



バタン

14: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:05:42 ID:mYc


大槻唯「ね、ねぇ……今の千枝ちゃん、何かフンイキが……」

智絵里「なんて言うのかな……見た目と変わらない喋り方だったね」

千歳「……バイオチップの効力ですね」

芳乃「ほー?」

由愛「それって……」

高坂唯「簡単に言いますと、カーボンヒューマンの技術同様、本人の記録と身体データを元に肉体と記憶を調整するモノです」

朋「っ!!……そんなことしたら、千枝ちゃんとプロデューサーが――」

千歳「…………」

「すみません……どうしても……」

クラッ

「おっと……」

高坂唯「っ!!千歳ちゃん……足が消えかかって」



芳乃「……お手伝いできることなどー、ございませんでしょうかー」

15: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:13:55 ID:mYc


千歳『父と母が……所謂夫婦活動をするかだけ……』

大槻唯『夫婦活動…………って!?』

高坂唯『はい、●●●……

智絵里『すとー――っぷ!ここには未成年ばかりで……』

由愛『えっと……その……今日するだけで……そんなに簡単に妊娠できるんでしょうか?』

朋『意外に慣れてる?』

千歳『あ、由愛さんは、知ってる中では一番の家庭持ちですから』





朋「といって、簡単に引き受けたけど……」

芳乃「簡単には待合には行かないものでしてー」

高坂唯「まぁ、たしかに……」

大槻唯「とりあえず、ゆいと唯ちゃんは予定通りに誕生日プレゼントを届けに行ってから、また合流するね☆」

朋「由愛ちゃんと智絵里ちゃんは心配だからって置いてきたけど、大丈夫かなぁ……」

芳乃「おやー、二人の様子がー」

16: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:23:15 ID:mYc
トコトコ

泉「さくら、開けていいのは明日だからね」

さくら「わかってるよー。でも焼きシューは今日食べてもいいよねっ」ウキウキ

亜子「わかってないな……お、Pちゃんによく似た人?」

泉「あ、本当だ。でも若干老けてるね」

さくら「だけど、なんていうかカッコイイねー」

亜子「さくらはああいうのが好みなん?……って」



P(30代後半)「よぉ。三人して買物か?」

千枝(27歳)「ふふっ、この頃もさくらさんは可愛いかったんですね」

泉「え……えっと……?」

(誰?この綺麗な人……)

さくら「どちら様……ふごっふごごご」

亜子「なんやPちゃんもエライダンディーになりおーてからに!」ムギッ

P「ははっ、亜子にもそう言われるとはな」

千枝「あっ、そうか。さくらさんの誕生日は明日でしたね」

P「おっ、そうか。でも明日はライブがあったからな」

泉「う、うん……だから今日誕生会を三人で……」

P「俺からNWPに頼んで明日、時間を作ってやるからまたやればいいさ」

千枝「そうですね。年に一度のお祝いですから」

さくら「あはははー」

17: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:27:34 ID:mYc
P「おっと……じゃあ千枝、行こうか」ギュッ

千枝「あ……えへへ、はい。あなた」ギュッ

キャッキャウフフ

NW「ポカーン」

泉「今のは……千枝……なの?」

亜子「どっかのケミカルアイドルの薬で、おっきくなったんちゃうか?」

さくら「そーだねー、きっとそうだねー」

泉「じゃ、じゃあ、一度帰ろうか……」

亜子「賛成や……」

さくら「うん……」

トボトボ



朋「ごめん、今は説明をしてる暇がないの」

芳乃「追い掛けましてー」

18: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:33:30 ID:mYc
――事務所

智絵里「もう一度聞くよ……」

由愛「……」

千歳「……」





智絵里「まだ……隠して何かやることがあるよね」



千歳「…………すみません。あるとは言いますが、決して……間違っても言えないことです」



智絵里「多分……――――――じゃないかな?」

千歳「っ!…………どうしてそれを…」

由愛「やっぱりですか……」

智絵里「大丈夫……ちひろさんに、まゆちゃんやマキノさんが常設しる隠しマイクとは潰してあるから」

由愛「……三人だけの秘密ですよ」

千歳「……(グスッ)ありがとう……ございます」

19: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:39:35 ID:mYc
――ホテル街

朋「(///)」

芳乃「(///)」

朋「は、入っていったね……」

芳乃「で、でしてー」

朋「……」

芳乃「……」

朋「えと……唯ちゃん家に行こうか……」

芳乃「はい……」







――なお、Pは千枝がまだ処女なのを忘れて、おもいっきりしようとしたのは別の話である

20: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:49:07 ID:mYc
――高坂家

大槻唯「おー、久しぶりの唯ちゃん家だね♪」

高坂唯「はい……というか、お母さんが高坂家に養子に入ってるので、実質私の家でもあります」

大槻唯「えっと……そっかゆい、唯ちゃんをあの時の唯ちゃんだとばっかり思っていたから……」

「ごめんね」

高坂唯「い、いえ……その……おぼろげですが、唯さんの記憶もあるみたいなんですよ……」

「家の間取りとか、道筋とか、唯さんのお友達とか……」

大槻唯「唯ちゃん……」

高坂唯「だから……そんなに気を使わなくても……」

ガチャ

白坂千絵「唯ちゃん?いらっしゃーい…………いっ!?」

大槻唯「あ、こんちはー☆」

高坂唯「あ、お母さん……まだ若いね」





千絵「きゃー――――っ!!」

大槻唯「……あ、そっか」

高坂唯「?」

(作者注意。この時点では知らないが成長した自分の娘が、自害した自分の親友そっくりという状況です)

21: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/27(水)23:58:29 ID:mYc
――事情は説明しました

千絵「ふぅ……そうだったんだ。去年、唯が来たときぐらいびっくりしたよ」

大槻唯「めんごめんご☆」

千絵「それにしても……」

白沢唯「あんまぁ、ちゅーくりーむぅ」

千絵「この子がこんなになるのか……」

高坂唯「はいっ」

千絵「……どう?幸せ?」

高坂唯「うんっ。……あんまり詳しくは言えないけど、お母さんもいろいろ苦労かけちゃったからね」

千絵「……うん」

高坂唯「……」





千絵「じゃあ、もう行きなさい」

高坂唯「でも……そのおじいちゃんやおばあちゃん達に……」

千絵「それはまたいつでも会えるでしょ。まだ生きてるって言ってたし」

高坂唯「うん……」

「あ……なら、お線香だけ」



チーン

高坂唯(これが……)



(私の……)

22: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/28(木)00:03:14 ID:5M6
高坂唯(……初めて見た……高坂唯さん)

no title


高坂唯(お母さんと皆さんを結び付けた人……)



(そして……今も私の心の底で見守ってくれる人)

(……ありがとう)

23: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/28(木)00:08:44 ID:5M6
高坂唯「じゃあ……」

千絵「うん……」

高坂唯「また……16年後に」

千絵「必ず会えるから心配しないで……ね」

「あ……でも、唯には会えないから、ここでさようならしようか」

白沢唯「あんまぁ、あんまぁ」



高坂唯「ふふっ、こんにちは。過去の私」ナデナデ

白沢唯「ふわぁ?」

高坂唯「わかったのかな?」

白沢唯「……ゅぃ」

千絵「え……」

高坂唯「っ?!」



白沢唯「ゆい……唯……」

「さようなら……」

高坂唯「嘘……」

大槻唯(もしかして……唯ちゃん?)ハッ



高坂唯「うん……さようなら」

24: ◆Vysj.4B9aySt 2019/03/28(木)00:17:58 ID:5M6
――次の日

――事務所

千枝「おは……おはようございます(///)」

P「お、おはよう(///)」

智絵里「あ、おはよう!」

由愛「あれ?千枝ちゃん、お股の辺に違和感はないのかな?」

千枝「うぅ(///)……その朝起きたらその……ホテルでプロデューサーさんと……全裸で(///)」

P「その(///)身に覚えがなくてな……どうやら過ちは起きてないみたいだが……」

芳乃「ほー、時空が自分で直したみたいでしてー」

智絵里「そういえば、千歳ちゃんも帰るときに、ちゃんと足が直っていたしね」

千枝「千歳……?それは誰でしょうか?」

P「あー、そういえば近日中に入る新人にちとせってのがいたな……」

バタン

あかり「また新人が入るんご!?」

あきら「#またネタキャラ?」

りあむ「Pサマが新人さんに構ってばかりでボクがやむ未来しか……」

P「あー、そんなことしないから安心しろって」





智絵里「まぁ、何はともあれ」

芳乃「一件落着でしてー」





千枝「ちっとも落着してませんよぉ!」

終?