モバP「1レス今日は何の日」 前編

306: 6月11日 2014/06/10(火) 09:46:55.79 ID:2b2wLsI2O

< 128 >


奈緒「ったく…なんで二人で傘に入ってるんだよアタシたちは」

P「仕方ないだろ?俺の傘は奈緒が困ってるお姉さんにあげちゃったんだから」

奈緒「別にコンビニで買えばいいだろっ?
それ位ちひろさんも経費で落としてくれるって」

P「奈緒はまだあの人のことをよくわかってないからな…」

P(「善意は素晴らしい美徳です。
でも、まさか自分の善意が他人に依存してるなんて思ってませんよね?」
…目に浮かぶようだぜ )

P「まぁ、いいじゃないか。
俺が奈緒と相合傘したかったんだよ」

奈緒「なっ、なな何云ってんだよPさん!
あーもう、こういうとこが本当に…」

P「……」ニヤニヤ

奈緒「…なんか云えよっ!生暖かい目してんじゃねぇっ」

P「新ドラの映画観た?」

奈緒「ああ、声も慣れたし原作寄りで……て、生暖かい目には拘ってねぇよ!」

P「おう、あんまり騒ぐと肩濡れるぞ。ほら」グイッ

奈緒「き、気安く肩を抱くなァ!」カァァ…

P「まったく…愉快なやつだな奈緒」

奈緒「アタシは全く愉快じゃねぇ!」



【傘の日】

引用元: ・モバP「1レス今日は何の日」 



307: 6月11日 2014/06/10(火) 09:47:54.17 ID:2b2wLsI2O

< 129 >


智絵里「私…この日のために頑張ってたんですよ?」

P「お、大袈裟じゃないか?
仕事に真面目なのはいいことだけど」

智絵里「いいえ…普段はPさん人気だから…全然私には構ってくれないし…」

P「いやー…気にしすぎだよ、うん。
最近は仕事が忙しかったしなぁ」

智絵里「でも、今日だけは…誕生日だけは、私の日だから。
Pさんが私だけを見てくれる日だから…」

P「お、おう…。いや、済まなかったな。
仕事ってのは言い訳だった」

智絵里「ううん…私、あんなこと云ったけど、分かってるんです。
別に無視されてるわけじゃない。
ただ、私の独占欲が強いだけなんだって。
迷惑なら……私は」

P「迷惑なんかじゃないさ。
……それに独占したいってことは智絵里が俺のことを大事に思ってるってことだろ?
むしろ、嬉しいよ」

智絵里「はい…想ってます」

P「ん、それに今日は智絵里が云った通り智絵里の日だからな。
独り占め、させてあげられる」

智絵里「私……無理云っちゃうかもしれませんよ?」

P「どんとこいだよ。
…さ、行こうか智絵里 。
今日という一日は短いんだから」ギュッ

智絵里「はいっ」ギュッ



【緒方智絵里 、誕生日】

311: 6月12日 2014/06/11(水) 21:27:40.95 ID:4mksJYzFO

< 130 >


ナタ-リア「オッハヨー!P、待ったか?」ギュ-

P「ゥオ……いや、俺もさっき来たとこだ。
それよりナターリア」

ナタ-リア「ン?」

P「いくら事務所前でも抱き付くな。
誰かに見られるかもしれないだろ?」

ナタ-リア「大丈夫大丈夫。なんとかなる。
それにPはいい匂いするからナ!」スリスリ

P「ッァ……意味わかんないぞ。
それに、これからフォトフレーム買いに行くんだろ?な?」

ナタ-リア「ンー…もうちょっと」ギュ-

P「ンァッ……暑いから、な?そろそろ行こうぜ?」

ナタ-リア「…仕方ないナ」スッ

P「はぁ……助かった」ボソッ

P(ただでさえやばいカラダしてんのに、
薄いキャミソールと短すぎるショートパンツってなんだよ。
しかもスリスリすんなちくしょう柔らかい )

ナタ-リア「じゃあ、行こっか。
デートだゾ!デート!」ギュッ

P「お、おい…結局腕は絡めるのかよ」

ナタ-リア「恋人なら当然だヨ?Pは嫌か?」

P「嫌じゃないです!」

ナタ-リア「それなら問題ないナ!フォトフレーム買いに行くゾ。
…写真も一緒に沢山撮ろうナ!」

P( あぁ…しまった…反射的に返事を。
だってふにょんふにょんに腕が…腕が… )

ナタ-リア「それにしても暑いナー。
Pは大丈夫?」パタパタ

P「…あんまり胸元扇ぐな。
その…見えてる」

ナタ-リア「ン?別にPならナターリアはいいゾ?もっと見る?」グイ-

P「おおう……ハッ」

ナタ-リア「ンー♪ カワイイなPは」



【恋人の日】

312: 6月12日 2014/06/11(水) 21:28:08.45 ID:4mksJYzFO

< 131 >


沙織「Pさんが、一緒に来てくれるなんで…」

P「沙織のご両親には契約以来会ってなかったしな。
沙織の故郷にも来てみたかったんだ」

沙織「なんもねぇとこだけんど…心の中にはいつも故郷があって。
嬉しいです」

P「何もないってわけじゃないと思うけどな。
でも、その何もないのが沙織を作ったんだから俺はその何もなさに感謝するよ」

沙織「何もないのに、何かがある。
不思議ですね」

P「ああ。そうだな。ま、兎に角おめでとう。
故郷で誕生日を迎えるってのはやっぱり嬉しくないか?」

沙織「ありがとうございます。
…でも、そうですかね?
わだすは殆ど村でしか生活してこなかったですし…。
東京さいても皆が祝ってくれるから」

P「んー…歳取ればわかるかな。
どこでも変わらないような気もするけど、落ち着くんだ。
自分の過去に見守られてる感じっていうかさ」

沙織「ほえー…Pさんって割と詩人ですよね」

P「そうかな?いや、率直な感想なんだが」

沙織「率直な感想でそんな言葉が出るなんて凄いです。
わだすは普通な言葉しか出ないし、
未だに訛りも抜けないし…」

P「さっきも云ったけどそれがいいんだよ。
素朴で暖かい沙織が俺は好きだから」

沙織「……」カァァ…

P「ん?どうした?」

沙織「…やっぱり、Pさんさ詩人です。
それも、卑怯な…詩人」



【奥山沙織、誕生日】

315: 6月13日 2014/06/12(木) 21:37:47.40 ID:wweDH3TBO

< 132 >



Radio「……以上、今週のランキングでした!」

飛鳥「……カーラジオというのは普通とはまた違ったモノなんだね」

P「ああ、飛鳥はラジオ聴くんだったな」

飛鳥「自分の部屋で聴くのと内容は同じ。
でも、何かが違う。まるでこれは……」

P「ん?」

飛鳥「いや、何でもないよ。
もしかするとキミと一緒に聴いているからかもしれないね。
何にせよ雰囲気に当てられたか」

P「うーん…ライヴハウスとスタジオみたいなもんかな」

飛鳥「キミがそう思うならそうなんだろうね。
ボクとキミ。何かで結ばれていてもそれはイコールではない」

P「そりゃな。俺がエクステなんてやっても仕方ない。
飛鳥にプロデュースさせるわけにもいかないしな」

飛鳥「ボク程度の小娘には任せられないかい?」

P「いや、俺が飛鳥をプロデュースするのが好きだから。
それに居場所を探しにきた女の子に余計なことをさせるわけには、な」

飛鳥「そう……それにしてもキミも中々痛いヤツだね」

P「嫌か?」

飛鳥「いいや?
今のところキミは事務所に続く四番目の居場所たりえてる。
嫌なわけないさ」

Radio「……こんばんはー。
さとみんの~『甘党ラジオ』の時間ですぅ~」



【FMの日】

316: 6月13日 2014/06/12(木) 21:38:31.24 ID:wweDH3TBO

< 133 >


のあ「……帰還、ね。
猛獣に追われ、力を喪い…それでも私たちは帰ってきた」

P( 仲間のハンバーグを奪った報いと、
ライヴで声が涸れただけである )

P「まぁ…地方巡りでしたからね。
普段よりは長い間住み慣れた街を離れていたのは確かです」

のあ「私の住処はやはりここね。
温泉宿もいいけれど」

P「卓球ではしゃぐのあさん可愛かったですよ」

のあ「貴方は私の胸元ばかり見ていたような気がするのだけど?」

P「……別にどこか一点を注視していたわけではありませんよ」

のあ「そう…別に構わないのだけど……ん」

カチャ…ガチャ

のあ「んー…やはり私の住処は匂いも違うわね」

P「俺の部屋ですけどね。
ナチュラルに入ってますけど」

のあ「合鍵を持たせたのは貴方でしょう?」

P「そりゃ、雨の日にオートロック開けられなくて熱出す人には渡しますよ」

のあ「あ、あれは貴方が眠りこけていたのが悪かったのよ。
そうでなければ、私は…」

P「無茶云わないでください。
…ま、いいですけどね。俺ものあさんといるのは楽しいですから」

のあ「あ…」

P「はい?」

のあ「おかえりなさいませ!ご主人様♪ 」

P「……真顔じゃなければ嬉しいんですけどね……ただいま」



【2010年、はやぶさが地球に帰還】

320: 6月14日 2014/06/13(金) 21:07:51.89 ID:FxRWb9jdO

< 134 >


楓「まさか私のお酒が売り出されるなんて思いませんでした」

P「俺もですよ。アイドルをイメージしたグッズにしては、ね」

楓「そうですねぇ。
せめてシャンパンとかなら」

P「日本酒ですからね。あ、どうぞ」スッ

楓「んふ、ありがとうございます。
はぁーっ…やっぱお酒はいいですね」

P「……実はさっきのはただの水だったり」

楓「…えっ?」

P「まぁ、嘘ですけどね」

楓「あー!プロデューサーがいぢめるー。
いーけないんだーちひろさんに」

P「やめてください。しんでしまいます。
ただでさえ梅雨時に有給使ってイライラさせてるんですからね。
しかも、担当アイドルと温泉だなんて」

楓「だからお土産買おうって云ったのに」

P「木刀なんて買ってどうするんですか。
修学旅行中の高校生じゃないんですから。
饅頭で十分ですよ」

楓「そうですか。……それにしても」

P「月が…綺麗ですね」

楓「感謝してるんですよ?
私のために休みを使ってくれて」

P「他ならぬ貴女のためですから」

楓「うふふっ…温泉に浸かりながら月見酒なんて最高ですね。
しかもプロデューサーと。焼酎を推奨中でーす♪ 」

P「……取りに行くなら自分で行ってくださいね」



【高垣楓、誕生日】

325: 6月15日 2014/06/14(土) 21:36:08.42 ID:DWePZ0UXO

< 135 >


菜々「……」プルプル

P「……」

菜々「……ど、どうしてですかっ!」

P「いやぁ…どうしてだろうね」

菜々「ナナは…ナナはウサミン星出身だとあれ程……」

P「でも、ほら。選挙で二位だっただろ?
純粋に知名度でオファーされたかもしれないだろ?な?」

菜々「……他にゲストで呼ばれている子は誰ですか?」

P「えーと、資料によると…。
神谷奈緒、太田優、本田未央、矢口美羽…安部菜々」

菜々「共通点はなんなんでしょうねぇ…」

P「さぁ?わからないなー」

P( 無論全員が千葉県出身である )

菜々「お仕事だから仕方ありませんけど…これからはせめてもう少し配慮してくださいね」

P「了解。あと、イベント当日は屋外だから音響とか気をつけろよ。
トーク含めて屋内とは勝手が違うから」

菜々「はい。やるからにはウサミン星をさらに広めていきますよーっ!」

P「ミミミンミミミン…」

菜々「ウーサミン!キャハ☆」



【千葉県民の日】

326: 6月15日 2014/06/14(土) 21:36:40.46 ID:DWePZ0UXO

< 136 >


肇「私、思うんです。人生って時間を楽しむものなんだって。
なるべく流れに逆らわずに生きるのが最高なんじゃないかなって」

P「そうだなぁ。釣りも間を楽しむものっていうしな」

肇「はい。流れを読み、身を任せる。
そのおかげで私は今日という日を迎えることができました」

P「じゃあ、俺も知らないうちに選んでたってことかな」

肇「はい?」

P「肇と出会えて、肇と毎日を生きて、今日この日にそれを祝う。
これはとても幸せなことだから」

肇「!…そ、そうですね。
私もPさんと誕生日を過ごせるなんて…幸せです」

P「これからもいい流れを見つけられればいいなぁ」

肇「そう…ですね。
もし私が危ない流れに身を取られたら、
Pさんには導いてもらわないといけませんし」

P「肇が助けてくれるならな。
むしろ俺は今まで肇に助けられてばっかりだ」

肇「……でも、一緒なら…どんな苦境でも耐えられ気もしますね」

P「そんなところには行かせないさ。
同意はしとくけどさ」

肇「ふふっ…堂々巡り…ですかね?

P「かもな」

肇「たまには流されず川岸で溜まっているのも…いいものですね」



【藤原肇、誕生日】

329: 6月16日 2014/06/15(日) 08:21:56.86 ID:bnSchm6TO

< 137 >



P「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、
うちでは紗枝に一番相応しいかな?」

紗枝「おおきに、プロデューサーはん。
やて、うちもまだまだ…」

P「そうか?周子なんて絶賛してたけどな」

紗枝「そないなことを…周子はんも人が悪おすねぇ」

P「ま、賛辞は素直に受けとっとけ。
別に悪い意味じゃないんだから」

紗枝「そうどすなぁ。
周子はんもあれでいて素直な人どすから。
ま、受け取っておきまひょ」

P「おう。
…それにさ、紗枝といると自分まで落ち着いた気分になるんだよ。
その辺も俺は凄いことだと思うよ」

紗枝「そうどすか?
うちはプロデューサーはんと一緒におると落ち着かなくなるんに」

P「そうなの?」

紗枝「ふふ…いや、どうどすやろねぇ」



【誕生花、芍薬の花言葉ははにかみ・慎ましやか】

330: 6月16日 2014/06/15(日) 08:22:24.18 ID:bnSchm6TO

< 138 >


周子「はぁん…疲れたー」ボフッ

P「おう、お疲れ。
午後からは出番少ないから頑張ってくれ」

周子「はいよ。いやーそれにしてもドラマの撮影って長いんだね。
普通に放送分の何倍もかかるし」

P「まぁな…機材とかセットの修正もあるし、
撮り直しすることもあるから」

周子「じゃあ、今回はNG少ない方なのかな?」

P「ああ、かなり少ないはずだ。
……関係ない話だけどロケ弁のおまけ、たい焼きだな」

周子「そうなん?」

P「ロケ弁の隣の袋に入ってる。
そう、それそれ」

周子「んー…これクリーム味じゃーん。
邪道たい焼きめ」

P「まぁ、ある意味日本の凄いところだよな。
現代の和風ってやつは色んなもののハイブリッドだし」

周子「そうだねー。
個人的には複雑な気分なんだけど。
…ま、美味しいことには変わりないんだけど…うーん」

P「俺のは普通の粒あんだな。
交換するか?」

周子「じゃあ、半分こずつしよっか。
あたし、どっちも食べたいし。
Pさんもクリームいけるよね?」

P「ああ、大丈夫だ。まぁ、先に弁当かな」

周子「そだね。おなかすいたーん♪」

P「……周子って割と食べるの好きだよな、うん」



【和菓子の日】

334: 6月17日 2014/06/16(月) 21:14:28.10 ID:PB0tnIAEO

< 139 >


P「……まぁ、そういうわけだから。
基礎トレはもう終わりだ。
これからは仕事も選んでくぞ。
ライヴの方を少し減らして、
映画やテレビの露出を上げる」

亜季「はいっ!地盤を固め後顧の憂いも断ったと。
ついに、堂々の前進でありますね!」

P「おう。亜季は基礎しっかりしてくれたからなぁ。
俺やトレーナーも少し長く取りすぎたかもしれない」

亜季「そんなことはありませんよ。
決して慢心ではないつもりですが…私は若いですからね。
むしろ基礎を積んだおかげで、
この世界に長くいられると思うであります」

P「そっか。まぁ、亜季がそう云ってくれるならいいんだけどさ。
…ただ、少しだけ遅れたからな。
これからは巻いてくぞ」

亜季「イエッサー!胸が躍ります!
電撃作戦ですね」

P「あれ程鮮やかにいければいいけどな。
ただ、あれと同じくらいの準備はしたつもりだ」

亜季「つまり、私とP殿の力が試されるわけですね。
大丈夫です。私たちなら行けますよ、どこまでも」

P「ある意味これが新しいスタートだ。
これからもよろしくな、亜季」

亜季「はいっ!P殿がへばっているときは容赦無く叩き起こしますので!」

P「おう。お手柔らかにな」

亜季「ただ、私に力が足りないときは助けてくださいね?
…プロデューサーさん?」

P「もちろん。俺は亜季のためにいるんだからな」

亜季「それでは始めましょうか!
私こと大和亜季とP殿の鮮やかな行進を!」



【1888年、H・グデーリアン誕生】

338: 6月18日 2014/06/17(火) 21:41:37.79 ID:Kh+8uJJYO

< 140 >


P「美里は、旅行しててそこに住みたくなったりしないのか?」

美里「うーんとぉ…そんなにないかなぁ」

P「そうか。イタリア行ったときとかははしゃいでたからさ」

美里「それは単に旅行気分だっただけだと思うのぉ。
それに国外と国内って大分違わない?」

P「そっかなー。
俺は小さい頃から海外移住って憧れだったけどな」

美里「んー…やっぱり、自分のホームがあってこその旅行だと思うのよねぇ。
地方のお仕事で事務所を空けても帰ってくれば落ち着くみたいなぁ?」

P「なるほど」

美里「あ、でもでもぉ…プロデューサーが連れてってくれるなら考えてもいいよ?」

P「いやー…今はとりあえず移住は考えてないな。
海外ならなおさら」

美里「……まぁ、どっちにしろ移住といえば移住だものねぇ。
寮からマンションでも」ボソッ



【海外移住の日】

339: 6月18日 2014/06/17(火) 21:42:37.57 ID:Kh+8uJJYO

< 141 >


ア-ニャ「サマヴァール……あー、サモワールというのは給茶器というか…」

P「ティーポット?」

ア-ニャ「を、温めるものですね。
直訳すると自分で温める…でしょうか」

P「で、それが実家から送られてきたと」

ア-ニャ「ダー…はい。事務所には紅茶が好きな子が多いという話をしたら」

P「まぁ、そうだな。 雪乃に桃華に…他にも喜ばれるだろうな」

ア-ニャ「ただ、結構扱いが難しくて。
銀器で古いものだし、
私は使ったことがありませんから」

P「だから、俺と一日練習がしたい、と。
いいぞ、俺も珍しいものだから見てみたいしな」

ア-ニャ「では、明日待ってますね」

P「おう、茶菓子でも持ってくよ」

ア-ニャ「楽しみにしてますね。
……あと、父と母は由緒あるものなので大事な人にしか触らせるなと云っていました」

P「……ああ、わかったよ」



【1901年、ロマノフ朝公女アナスタシア誕生】

342: 6月19日 2014/06/18(水) 21:46:16.62 ID:Jswkn1LqO

< 142 >


礼子「恋愛遍歴…?」

P「ええ。貴女のことだからさぞや波乱に満ちた人生を辿っているのかと思って。
洒落て云うならロマンスって感じですかね」

礼子「普通、そんなこと女性に訊くかしら?」

P「はっ…済みませんね。俺は普通じゃないもので」

礼子「もう…拗ねないでよ。謝ったじゃない」

P「別に、謝る必要はなかったんじゃないですか?
俺がガキなだけでですね…」

礼子「はぁ…それならPくんはどうしてほしいのよ」

P「さぁ…?また、パーティにでも行って楽しんでくればいいんじゃないですか?」

礼子「そう…それならカッコいい男性でも探してこようかしら」

P「……」

礼子「……?」

P「はぁ…やめてください。俺が悪かったです」

礼子「嫉妬してくれるのは嬉しいものよ?」

P「男の嫉妬なんて醜いだけです。
…まぁ、頻発にパーティなんて行かれたらどうかわかりませんがね」

礼子「はいはい。今度からはPくんも連れて行けばいいんでしょう?
自分で私に近付いてくる人から守ってみせて」

P「いいでしょう。
売られた喧嘩は買う主義ですからね」

礼子「ふふっ……それにしてもPくんもピロートーク、慣れてきたんじゃない?」

P「…知りませんよ、そんなこと」ギュッ

礼子「……そうね。私もまだ足りないかも。……ん」



【ロマンスの日】

343: 6月19日 2014/06/18(水) 21:46:56.39 ID:Jswkn1LqO

< 143 >


P「……」カタカタ

凛「ここにコーヒー置いとくから。
一段落したら飲んでね」コトッ

P「ん?あぁ、さんきゅー。
済まないが、今飲むから取ってくれないか?」

凛「ッ……はい、熱いから気をつけてね」

P「ああ、ありがとう。
……そんなに熱いか?」ズズ-

凛「熱いよ。プロデューサーは鈍感だから気付かないかもしれないけど」

P「それでも、袖掴んで持つ程か?
かえって持ちにくいような……」

凛「そんなことないよ。
…猫舌だから皮膚も薄いのかもね」

P「猫舌なんて初めて聞いたけどな。
まぁ、猫耳も付けてたしなぁ…うん」

凛「あれは、忘れてくれていいよ。
あれは私じゃないから」

P「ほーん…?この引き出しにあのときの写真があってだな…」ガチャ

凛「ちょっと!」バッ

P「おい、そんな勢いよく…ちょっと待て。手、どうした」

凛「…あっ…最悪」

P「荒れてる。なんかあったか?」ギュッ

凛「……実家の手伝いしたから。
花って水が命だからさ」

P「だから、袖掴んでたのか。
…別に怒らないから隠したりすんなよ」

凛「別にそんな理由じゃ…」

P「うん?」

凛「プロデューサーに見せたくなかったから。
綺麗じゃない自分なんて見せたくなかったから、だからっ」

P「…お、おう。いや、済まないな。
気が利かなくて」

凛「はぁ…いいけど。
それよりさ…」

P「何だ?」

凛「いつまで私の手握ってるの?
恥ずかしいんだけど」

P「あ」



【誕生石、サファイアの石言葉は茶目・機転・積極】

349: 6月20日 2014/06/19(木) 22:03:04.77 ID:6JEnSg4uO

< 144 >



千秋「ん……こういうのもたまには」コトッ

P「ウイスキーなんて普段は飲まないからな。
うちはワインも日本酒もビールもよく飲まれてるけど」

千秋「ほとんどの人は皆といるためのツールとして飲んでるように見えるけど。
ま、確かに普通じゃ云えないことも云えそうね」

P「そうかい。
傅いて手の甲にキスでもするか?」

千秋「別に自分を失うわけじゃないわ。
この場合なら…Pさんが私にそれをすることを許す、といったところかしら」

P「……それでもいいけどな」

千秋「まったく…折角実家から普段飲まないお酒が届いたのに、
私たちは何をやっているのかしら」

P「俺は千秋とくだらないこと話すの好きだよ。
……ドラマになる記念だっけ?」

千秋「ええ。来期の朝のドラマね。
先々代に縁があったんだとか。
…単に娘にお節介を焼きたいだけよ」

P「いい親じゃないか」

千秋「そうかしら。
私には早く戻ってこいと命じてきてるようにしか感じられないわ。
…こんなドラマに出られてから自立したと云え、って」

P「……それなら、誓おう。
俺が必ず千秋を同じ枠のヒロインにしてみせる」

千秋「そう……このグラスに掛けて」スッ

P「…千秋のパートナーとして誓う」スッ


「「未来へ」」



【1894年、竹鶴政孝誕生】

350: 6月20日 2014/06/19(木) 22:04:23.32 ID:6JEnSg4uO

< 145 >


P「…っふう。……やけに疲れた」ボスッ

音葉「お疲れ様。ごめんなさいね。
父も母も今日を楽しみにしていたみたいで、
はしゃぎ過ぎたみたい」

P「んー…まぁ、俺も楽しかったけどな。
クラシックのコンサートも食事も。
ただ、ツイードなんて普段着ないしさ」

音葉「…とても似合ってる。
それに父たちも普段はむしろ物静かなのよ?」

P「まぁ、娘の誕生日だしな。
着飾った娘と一日を過ごせたらハイにもなるさ」

音葉「貴方もいたし、ね」

P「それはわからないけどな」

音葉「……そういえば、父たちが是非自分たちの演奏会に来てほしいと。
食事がよほど…楽しかったみたいね」

P「ん?…いやー…自分の音楽的知識の無さに情けなかったけどな。
ま、呼んでいただけるなら、な」

音葉「いえ…貴方の雰囲気…貴方の声…どれも素晴らしいものよ。
技術でなく、知識でなく。
私たちは純粋に貴方に和声を届けたいの」

P「音葉もか?」

音葉「当然……そうでなければ、いくら父たちが望んでも特別な日に招待したりはしない。
私にとって…旋律と日常の基準はイコールなのよ」

P「そうか…嬉しいな。
しかし…」

音葉「…?」

P「……スウィートに二人きりにされるっておかしくないか?」



【梅木音葉、誕生日】

352: 6月21日 2014/06/20(金) 21:15:28.10 ID:Uz8vIAarO

< 146 >


あい「幾らか前に美しいものに差などないと云っただろう。
それと同じさ。
音楽の美しさに差などない。
木管楽器でも金管楽器でも…それがたとえ歌声でも」

P「あるのは人間の好みだけ、ですか」

あい「ああ、それを否定する気はないけどね。
ただ、私の旋律に対する評価にはときに苛立つこともあるんだ」

P「……ある程度のブランドや地位も必要とされますからね。
あまり好きな表現ではありませんが上手ければ評価される、
というわけではありません」

あい「そうだね。私にとってサックスは趣味としか云いようがないのは確かさ。
だけど、決して職業音楽家には負けているつもりはない。
技術も、気持ちも」

P「彼らには彼らのプライドがあります。
それまでにあいさんがさらに高みにいればいいだけのことです」

あい「フフッ…そう、だね。
なかなか簡単なことではないが…。
君が云うならやってみようじゃないか」

P「期待、してますから。
俺の東郷あいは仕事も趣味も手を抜かない…隙のない麗人ですから」

あい「俺の、ね。
……隙のない生活を心掛けるのもなかなか疲れるんだよ?」

P「だから、たまにこうして俺の部屋で寛いでいるんでしょう?
報酬としては安すぎますがね」

あい「いや、今はこれで満足さ。
ただ、私が君の求める水準まで至ったときは…わかるね?」

P「ま、それくらいの甲斐性は持ち合わせてますよ」

あい「フッ…任せたよ。
私のプロデューサーさん?」



【世界音楽の日】

354: 6月22日 2014/06/21(土) 21:02:29.12 ID:C/crRTASO

< 147 >


さくら「どうしよ……」


ガチャ、バタン


P「ん?どうしたんだ、さくら」

さくら「あ、プロデューサーさぁん。
ちょっとイズミンと喧嘩しちゃってぇ。
アコちゃんは宥めてくれたんですけど」

P「喧嘩かぁ。理由は聞いてもいいやつ?」

さくら「あのぉ、笑わないで聞いてくれますかぁ?」

P「おう、任せろ」

さくら「レッスンが終わったあとにイズミンが楽しみにしてた…」

P「してた?」

さくら「プリンをわたしが食べちゃったんですぅ!」

P( そんなことかよ!
さくらよりむしろ泉的に驚きだよ )

P「ま、まぁ…レッスン後だと気が立ってるしな」

さくら「しかも、イズミンにわたしは努力が足りないとか云われちゃってぇ…んう…」

P「そっか。
でもさくらは本気で泉がそんなこと云ったとは思ってないだろ?」

さくら「…うん」

P「ならさ、今から買いに行って一緒に謝りに行こうぜ。
寮で泉も後悔してるはずさ」

さくら「アコちゃんもいいですかぁ?」

P「おう、いいぞ。今日は俺の奢りだ」

さくら「わぁ…!ありがとうございますプロデューサーさぁん!」

P「さ、行こうか」

ガチャ

さくら「ま、待ってくださぁい」トトト

バタン



【誕生石、サンストーンの石言葉は一生懸命】

355: 6月22日 2014/06/21(土) 21:03:24.36 ID:C/crRTASO

< 148 >


まゆ『貴方にも…私だけがいればいいって…おしえてさしあげます』

P「……」

まゆ『さぁ…貴方は何も考えなくてもいい。
私のことだけを想えるように。
一度空っぽにしちゃいましょう』


P「んー…なーんか違うんだよなぁ。
普段のまゆの方がそれらしいっていうか」

まゆ「当たり前じゃないですかぁ。
いくらお仕事でもまゆはPさん以外を好きになるなんてげきません」

P「久々にオーディション出ようかと思ったんだけどな。
うーん…」

まゆ「別にいいじゃないですかぁ。
まゆもアイドルとしてそれなりに安定してきました。
わざわざ別の方向性を探さなくても」

P( いや、方向性は至ってまゆらしいだろ。
むしろ、普段のまゆならノー演技でOK )

P「まぁ、嫌がる仕事入れるわけにもいかないしな。
今回は見送るかな」

まゆ「そうですよぉ。
まゆの喜びはPさんの幸せですから♪
……そうですよね?」

P( 少しだけ不安気なまゆ…いいな )

P「うーん…どうかな。
商品の嫌がることはできないし」

まゆ「…Pさんも意地悪ですねぇ。
まゆのこと困らせるの楽しいですか?」

P「なんのこと?」

まゆ「……ほ、本気ですかぁ?」

P「…いや、冗談だよ。ごめんな、まゆ。
やりすぎた」

まゆ「よかったぁ。
Pさんが無機質仕事人間だったら事務所が大変なことになってました」

P( ちひろさん…印象よくないみたいですよ )

P「それは困る。おいで、まゆ」

まゆ「はぁい」ギュッ

P「まゆは暖かいなぁ。
ずっと抱き締めてたいくらいだ」

まゆ「それでもまゆはいいですけどぉ。
Pさんのお顔が見れないのは嫌ですねぇ」

P「あすなろ抱きの欠点かな」ギュ-

まゆ「悪くはないんですけどねぇ」

P( これをオーディションでできればなぁ。
一世を風靡レベルなんだけど。
ま、俺は幸せだからないいかなぁ )

まゆ「貴方のことが大好きです…Pさん…うふ」



【誕生花、忘れ草の花言葉は愛の絆】

356: 6月22日 2014/06/21(土) 21:04:21.78 ID:C/crRTASO

< 149 >


真奈美「隣のブースのコーラスに入ってくれ?」

P「はい。アレンジのスタッフに頼まれまして。
どうやら、一人急病でいないみたいですね」

真奈美「こちらは予定を終わらせているから問題ないが。
しかし、いいのか?」

P「ええ。少し恩を売っておきたい相手なので。
今日で収録も一段落して余裕もありますからね」

真奈美「スタジオボーカリストの仕事をしていたとはいえ、
喉を酷使したばかりなんだがね」

P「できませんか?」

真奈美「誰にものを云っている。
こと声の仕事に関して私にできないことは滅多にない。
私も精々君に恩を売っておくよ」

P「やれやれ…強かですね。
……明日の夜でいいですか?」

真奈美「ああ、構わないよ。
…よし、じゃあやってくるか」スッ

P「お願いします」


ガチャ


真奈美「ああ、そうだ」クルッ

P「何か?」

真奈美「……明日のこと、期待しているよ」


バタン



【誕生果、梅(鶯宿種)の果物言葉は行動力・有能】

357: 6月22日 2014/06/21(土) 21:05:30.12 ID:C/crRTASO

< 150 >


カッコーン!


蓮美「やりました!ストライクです!」

P「おおう…!上手いな蓮美」

蓮美「私、ボウリングにはちょっと自信がありますから」

P「俺も学生時代は結構遊んでたんだけどな。
やっぱ鈍ってる」

蓮美「それは仕方ありませんよ。
私たちのために毎日お仕事してるんですから」

P「仕事してるのは蓮美もだけどな。
……そんなのとは別に女の子の前ではカッコつけたいものなんだよ」

蓮美「Pさんは普段からカッコいいですよ。
ほらほら、投げましょう?」

P「ああ…スプリットなんだよなぁ。6番と7番か…結構きついな」

蓮美「大丈夫ですよ!
私応援してますから」

P( 気分は中山律子ってか。
仕方ない…覚悟を決めて )

P「とーう!」


ゴロゴロ……ポーン


P「…6番だけか…ははっ」

蓮美「…一本倒れましたよ!」

P「まぁ、倒れないよりは、うん」

P( 一本とか一番微妙じゃねーか )

蓮美「じゃあ、私が代わりに7番ごと倒しちゃいますよ!
そーれ!」


ゴロゴロ…カッコーン!



【ボウリングの日】

360: 6月23日 2014/06/22(日) 21:38:18.78 ID:wjZbFax2O

< 151 >


幸子 「やれやれ…ボクが残念な子の役ですか。
Pさんはボクのプロデューサーである自覚が足りませんねぇ」

P「じゃあ、どんな役がいいんだよ」

幸子「そうですね…お姫様扱いすら足りないですし。
それはもう、砂糖菓子を何年も煮込み続けて、
さらにシロップで味を整えたぐらいは甘やかされるキャラですかね」

P「普段はそうだからいいだろ?」

幸子「甘やかされてたらダイビングなんてさせられませんよ!
Pさんの頭は帽子かけですか?
空っぽなんですか?」

P「幸子のことで一杯だよ」

幸子「なっ…ま、まぁいい心掛けですね!」カァァ…

P「ふーん」

幸子「カワイイボクのプロデューサーなら当然のことですけど」

P「そっか。
…それに可愛い子には旅をさせよっていうだろ?」

幸子「ボクはカワイイなんて枠には収まりませんからね。
旅なんて必要ないんですよ」

P「意味が違う…まぁ、いいや。
じゃあ仕事は任せたぞ。
収録は来週からだから」

幸子「ま、Pさんが必死に取ってきた仕事ですからね。
仕方ないのでやってあげますよ。
次はもっとカワイイ役にしてくださいね!」

P「へいよ。
赤くなってる幸子、可愛いかったぞ」

幸子「あ、当たり前です!
ボクはどんなときでもカワイイので。
ふ、ふふーん♪ 」



【1989年、竹達彩奈誕生】

362: 6月24日 2014/06/23(月) 21:59:08.17 ID:3Drrlhn8O

< 152 >


美波「秘密…ですか?」

P「ああ。なんかないか?
再来週のバラエティでVTRにできそうなレベルの秘密がないかなって」

美波「それ、難しいと思うんですけど」

P「俺もそう思う」

美波「……秘密、秘密ですよね。
うーん…普通は秘密なんて暴露できませんよ」

P「だよなー。いや、俺も云ったんだよ。
うちの新田は暴露したりするキャラでは売ってないって」

美波「……Pさんにだけはおしえてもいい秘密ならありますけどね」

P「ん?」

美波「いえ、じゃあ一緒に考えてみません?
何か思い出すかもしれませんし」

P「そうだなぁ…美波って確か弟さんいたよな?
やっぱ家族ネタは鉄板でーー」



【誕生花、弟切草の花言葉は秘密】

363: 6月24日 2014/06/23(月) 22:01:23.08 ID:3Drrlhn8O

< 153 >


P「……」ムス

礼子「…そんなに気に入らない?」

P「…はい。礼子さんの役はあの作品なら絶対に姉にするべきでした。
いくらギャップを演出したくても妹にすべきでは…」

礼子「まぁ、私もそう思ったけど。
でも、あの場では簡単に引き下がってたじゃない。
こんなにくだを巻くまでいくとは思わなかった」

P「そりゃあ、仕事中でしたから。
ましてや礼子さんの担当がガキっぽいなんて思われたくなかったですから」

礼子「今はいいの?」

P「お酒の場ですからね。
…それに、礼子さんは今更俺に幻滅するようなこともないでしょう」

礼子「それはどうかしら。
私だってPくんのこと、
全部知ってるわけじゃないし」

P「それでもです。
貴女には不思議な包容力がありますから。
母親ともまた違った」

礼子「…そう」

P「そうです。
だから、尚更あの作品ではー」

ギュッ

P「ん、なんですか」

礼子「もう、いいのよ。
私のために貴方がこれ以上怒る必要なんてないから」

P「だって、礼子さんが怒らないから。
貴女が自分を抑えてるようにしか見えないから!
だから俺が代わりに…!」

礼子「いいの。
Pくんが代わりに怒ってくれるから。
私は理想の私を目指せるのよ」

P「……卑怯だ」

礼子「Pくんが自分が無力だからって自分を責めてるのも知ってる」

P「……」

礼子「それを否定はしない。
だけど……私はそんな貴方を認めているから」

P「…礼子、さん」

礼子「今日は……私が代わりに貴方を守ってあげる」



【誕生果、麗王(ネクタリン)の果物言葉は包容力・魅惑】

365: 6月25日 2014/06/24(火) 21:19:14.95 ID:Gj+X5+c3O

< 154 >


菲菲「Pさーん!ゴハンできたヨー!」

P「おう、ありがとな」

菲菲「お仕事もいいけど、
ゴハンの時間はゴハンに集中するネー」

P「ん、ああ…そうだな。
折角、菲菲がつくってくれたんだしな」

菲菲「そうだヨ!
ふぇいふぇいがPさんのことを考えてつくった特製料理だヨ!」

P「いただきます」

菲菲「召し上がれ ♪
んー、ふぇいふぇいもいただきます!」

P「…おう…相変わらず美味いなぁ」

菲菲「ありがとネ!
アナタがいてくれるから、
ふぇいふぇいの料理がどんどん美味しくなるヨ!」

P「そっか。
うん、菲菲はいつも前向きでいいなぁ」

菲菲「そうカ?」

P「ああ、だから俺も元気をもらえるんだよ」

菲菲「ゲンキンがあればなんでもできる?」

P「いや、それはなんか違う。
…まぁ、でもそんな感じかな。
菲菲のためならなんでもしてあげたくなっちゃうんだ。
不思議だよな」

菲菲「そう?
ふぇいふぇいもPさんに同じこと思うカラ。
不思議じゃないヨー?」

P「そっか……食べようか」

菲菲「そうだネー。
今日も元気にいかないとだからネ!」ニコニコ



【誕生果、楊桃の果物言葉は優しい愛情】

366: 6月25日 2014/06/24(火) 21:20:24.75 ID:Gj+X5+c3O

< 155 >


紗南「……ふわぁ…頭痛い」

P「……そりゃな。仕事終わりから不眠不休でゲームしてりゃこうなる」

紗南「も、もう一回遊べる…ドン」

P「遊べねーよ。
しかもそんな平和なゲームやってなかったじゃねーか。
…俺なんて視界がぼやけてるし」

紗南「Pさんは軟弱だなー。
あたしはまだ二、三周くらい余裕だけど?」

P「やめなさい。
その歳で廃人化とか洒落にならないから」

紗南「でもさ、誕生日の前日からゲーム三昧とかまさに廃人!
って感じだよね」

P「誕生日のお願いで、
前日か翌日に有給取ってくれなんて云われると思わなかったよ」

紗南「Pさんもゲーム好きじゃん?
普段仕事してる時間に堕落するのってサイコーだしねー」

P「どこぞの妖精ニートみたいなことを…」

紗南「あはは…あそこまでじゃないよ。
…ね、あたし六時間前くらいから誕生日なんだけど」

P「……わかったよ。
やればいいんだろやれば。
やれやれ」

紗南「やったね!
次は何にしようかなー」ガサガサ

P「おめでとう、紗南」

紗南「…うん、ありがとね。
Pさんだけだから、“ この ”あたしに付き合ってくれるのは」

P「そうそう紗南みたいなやつがいてたまるかよ。
お、懐かしいのあるじゃん」

紗南「それ難易度がおかしいやつだよね。
……いつか、恩返し、するよ」

P( もうしてもらってる、とは云わない。
それは少女の想いを無駄にすることだから )

P「難易度なんて俺たちには関係ないだろ?」

紗南「そう、だね。
うん、これにしよっか!」



【三好紗南、誕生日】

370: 6月26日 2014/06/25(水) 21:51:35.17 ID:tNWyWcb9O

< 157 >


クラリス「P様」

P「は、はい!」

P( 威圧感パネェ。
これで開眼したりしたらどんなヤバさが )

クラリス「ジュニアの子たちを怖がらせたようですね」

P「い、いやー…そんな気はこれっぽっちもなかったんだけどな。
ははは……」

クラリス「気があるかないかではありません。
レッスン中に怯えていたではありませんか!
一体何をしたんです」

P「……今日音楽をやったり鼠を虐めたらヤバイかもなーって。
少ーしだけ脚色したハーメルンの笛吹き男の話を」

クラリス「まったく…だからですか。
マーチングバンドのレッスン中だから本当に酷かったんですよ。
涙目になってる子までいましたし」

P「誰?」ガタッ

クラリス「はい?」ジロッ

P「……明日ケアしておきます、はい」

クラリス「P様もいい大人なのですからね。
話すならもう少し愉快な話をお願いします」

P「はい……ところでクラリス」

クラリス「何でしょう?」

P「俺のアレンジしたハーメルン、聞きたくないか?」

クラリス「やれやれ…お話をしたいなら最初から云えばいいのです。
喜んでお聴きすりものを」


………


クラリス「……P様ぁ」プルプル

P( どんだけだよ。
クリスチャンからしたら異教てきな話だろ…かわいいから許すけど」



【1284年、ハーメルンで子供たち失踪】

374: 6月27日 2014/06/26(木) 21:50:06.16 ID:y9gErrKrO

< 158 >



惠磨「いやー!料理が美味い!
ケーキが美味い!酒が美味い!」

P「持ち込みOKなせいで阿鼻叫喚の地獄絵図だけどな」

惠磨「まぁ…アタシが楽しけりゃいいよ!」

P「主役が云うなら。
…つーか楽しくないわけじゃないしな」

惠磨「うんうん。
やっぱイベントはパーッと盛り上がらなきゃ!
誕生日なんて一年に一回だしね!」

P「そうだな」

P( 我が事務はその限りじゃないけどな )

惠磨「それにしてもプロデューサーに年齢忘れられてるとは思わなかった。
まさか、ビール止められるとは」

P「いやー…済まんな。
どうも見た目と挙動と年齢が一致する奴の方が不自然に感じてな」

惠磨「まったく…毒されすぎだっつーの!
アタシは成人してるから!
わかった?」

P「おう。理解した。誕生日に済まんな」

惠磨「若く思われたんならいいんだけどね。
よし、一緒に飲もうプロデューサー!
明日は皆で二日酔いだー!」

P「程々にな…ははっ」



【仙崎惠磨、誕生日】

377: 6月28日 2014/06/27(金) 21:16:14.92 ID:Z2o60rUyO

< 159 >



P「“ パリスの審判 ”ですか?」

志乃「ええ、知ってる?」

P「ギリシア神話の一節でしょう?
不和の林檎と三美神の話」

志乃「誰が最も美しいのか。
それは、ローマで名を変えても、
人々が神を信じなくなっても紡がれるストーリー」

P「パリスは結局女と愛を欲したのでしたね。
勝利も権力も彼には魅力的ではなかった」

志乃「んく……貴方も同じよねPさん。
私たちを結局は一人に選ばなければいけない」コトッ

P「…酔いましたか?」

志乃「どうかしらね。
……その時は是非フィーリングで選らんで頂戴。
1976年に再び行われたワインの、
“ パリスの審判 ”のように」

P( ブランドがなくてもカリフォルニアワインが選ばれたように、か。
フランスは他国に負けた理由を理解していただろうか )

P「志乃さんにとっては年齢はむしろブランドですけどね。
ん…お注ぎします」スッ

志乃「私は……林檎よりもブドウの方が好きだけれどね」

P「ま、そのときくらいは林檎を貰ってください」



【1577年、リュベンス誕生】

380: 6月29日 2014/06/28(土) 21:20:02.23 ID:geDDPxv3O

< 160 >



ナタ-リア「P!これナイショだヨ?」

P「ん?ケーキ?さっき皆で食べたのじゃなくて?」

ナタ-リア「違うゾ。ナタ-リアの故郷では誕生日には主役がケーキを作るんダ!
今日は皆がくれたけど…Pには作ってあげたかったから」

P「へぇ…習慣の違いってやつか。
ありがとな」

ナタ-リア「ウン!久しぶりにつくったから美味しいかわかんないケド」

P「見るからに美味そうだよ。
ほら、味みてみるか?」スッ

ナタ-リア「んん…アーンはいいけど、
一口目はPにあげたいナ!
はい、アーン」スッ

P「おっと…多いような…アーン」ング

ナタ-リア「どうカナ?」

P「美味いよ。間にフルーツ入れたんだな」

ナタ-リア「甘すぎなのは苦手だと思ったんダ!
アクセント?になったデショ?」

P「うん、甘すぎず、でも味もしっかりしてる」

ナタ-リア「よかっタ。
実はナターリア緊張してて」

P「じゃあ甘味が必要だな。
ほい、アーン」スッ

ナタ-リア「あむ…んー!美味しいナ♪
はい、オカエシー」スッ

P「ああ、んむ…俺もお返しだ」スッ

ナタ-リア「んむ…ナターリア今すっごい幸せだゾ!
ありがとな、P!」

P「ん、こちらこそ…ほらお口が留守だぞー」



【ナターリア、誕生日】

383: 6月30日 2014/06/29(日) 22:15:51.89 ID:CXtWLTKFO

< 161 >



李衣菜「私、Pさんに着いてきてよかったです」

P「なんだよ、改まって」

李衣菜「今日は改まってもいい日じゃありません?」

P「まぁ、そうだけどさ。
珍しくて」

李衣菜「最初は全ッ然ロックなお仕事ありませんでしたけど。
最近はライヴのゲストに呼ばれたりして。
すっごいロックですからね」

P「最初の頃はロックどころか、
ポップスすら怪しかっただろ?」

李衣菜「む……ま、まぁ…?
今が良ければいいんですよ、ははは…」

P「おう、そうだよ。
今の李衣菜がロックできてればそれでいい」

李衣菜「ですよね?今の私がロックできていればそれで十分ですよね?」

P「ま、コード覚えられなくて泣きそうになってた李衣菜は最高に可愛かったけどな」

李衣菜「もうっ!忘れてください!
アレはアレなんです!アレ!」

P「アレとはなんだ、アレとは。
…それにこれからだぞ?
これからはさらに俺に着いてきてよかったと思わせてやる」

李衣菜「はい!
私もPさんが私のプロデューサーになってよかったと思えるように頑張りますね!」

P「ああ、期待してる」

李衣菜「アイドルリーナはロックもこなせるアイドルですからね!
あなたの心を二重に惹きつけるちゃいますよ!」

P( もう、李衣菜の虜だよ。
出逢ったときから、今この瞬間までずっと見てきた。
そして、願わくばこれからも )

P「ああ…本当に、期待してる」

李衣菜「はいっ!」



【多田李衣菜、誕生日】

389: 7月1日 2014/06/30(月) 19:17:51.02 ID:dAyS4EJbO

< 162 >


朋「誕生日にお仕事かぁ…」

P「済まんな。
六月も終わりだってのに」

朋「んーん…いいのよ。
あたしが好きでやってるお仕事だし」

P「本番の撮影じゃないのにな。
六月が終わってすぐウェディングの下見ってのも変な話だし」

朋「男の人の考え方ね。
結婚って一年くらい前から考え始めるものじゃない?
身近な人にお知らせしたりしなくちゃいけないし」

P「そんなもんか。
結婚はまだ憧れって感じだからな。
現実だとは思えないよ」

朋「そう…ま、そういうのは奥さんになる人に任せといてもいいし。
ウェディングは女の子の方が積極的だもの」

P「ふむ…」

朋「……あたしも恋愛運に掛けてよかったし。
それにしても、お仕事はいいのよ、お仕事は」

P「だから、済まないって云ってるだろ?」

朋「新郎役はPだって云ってたのに!
どうしてドレスだけ着て一人なのよ」

P「まぁまぁ…あとで埋め合わせはするから、な?」

朋「誕生日なんだから普通のじゃ許さないわよ?」

P「へーい…奥様。
仰せの通りに」

朋「ふんっ…それでいいの、よ」



【藤井朋、誕生日】

390: 7月1日 2014/06/30(月) 19:18:51.49 ID:dAyS4EJbO

< 163 >



P「奏、なんか欲しいものてかないのか?」

奏「今それを訊く?
私たちパーティ前で正装なのよ?」

P「だからだよ。約束くらいしか要求できないだろ?」

奏「まったく……女の子にとって約束の方が思いってことわかってる?」

P「さてな」

奏「ふぅん…じゃあ、キスして?
唇とは云わない。
Pさんが私に思うものを頂戴」

P「……」

P( 奏はやっぱなかなか切り崩せないな。
少しくらいは動揺するかと思ったんだが )

奏「私は唇でも構わないのよ?
それとも私からしてほしい?」

P( ペロリ…ゆっくりと唇を舐める下は高校生とは思えない程艶かしい )

P「…後ろ、向いてくれ」

奏「ん…」

P「……」スッ

奏「!……んん」

P「満足か?」

奏「そう、ね。背中は…何を確認したかったのかしら」

P「それこそ何とも云えんな。
奏がわかってくれないと」

奏「それにしても、カクテルドレスの背中にキスね。
Pさんって以外と大胆?」

P「…別に跡はねーよ」

奏「私、肌白いから。
ねぇ…本当に大丈夫?」

P「……もし」

奏「もし?」

P「印があっても俺は構わねぇよ。
奏が俺のだって確認になるからな」

奏「ふぅん…?私もお返しすべき?」

P「今はいらないさ。
…ほら、いくぞ。パーティの主役がいなきゃな」スッ

奏「…エスコートありがとう。
いつか、またこんな日がくることを祈ってるわ」



【速水奏、誕生日】

396: 7月2日 2014/07/01(火) 21:47:28.46 ID:FEa8vg0ZO

< 164 >


P「『天使な堕天使、神崎蘭子』は我ながら良いセンスだと思うんだよな」

蘭子「我が友Pよ、
その節はまことに大義であった」

P「おう。だからだな、今回はそれの派生で女神な堕女神でいこうかと」

蘭子「ダ、ダメガミ…?」

P「駄目、って意味じゃないぞ。
ディジェネレイティングとかディセントの方」

蘭子「そのようなことは些事だ。
しかし、私が女神であるか」

P「まぁ、キャッチフレーズだしな。
そんなに根を詰め過ぎなくていい」

蘭子「だが、女神といえば我らが魔窟には相応しき美神たちが他にいると思うが」

P「あくまで仕事の依頼があって俺がプロデュースした結果なんだ。
本来は蘭子を名指しで指名してきてるんだよ」

蘭子「ま、まことか」

P「おう、まことまこと。
それに、蘭子は一度覚醒した魔王だし?
軽くいけるってば」


蘭子『フハハハハッ!我こそは……』


蘭子「ハッ……」カァァ…

P「そうだ!また、蘭子が衣装のデザインできるようにしようか?」

蘭子「い、いや!いいです、プロデューサー!」

P「ん?そう?」

蘭子「オ、オホン……私の心象世界を写すには期が熟していないのでな。
此度は我が友がデザインした装いに袖を通そう」

P「はいよ。まぁ、女神っていってもまた天使な蘭子にしてやるよ。
期待しといてくれ」

蘭子「よかろう。
必ずや私を満足させよ」

P「ま、蘭子のデザインを流用しようと思ってるんだけどな、」

蘭子「!」

P「ん?」

蘭子「……ッ……ッ」ポカポカ

P( やっぱり天使じゃないか。
赤くなった蘭子はかわいいなぁ…
って痛い痛い! )



【誕生果、パームハートの果物言葉は天使】

400: 7月3日 2014/07/02(水) 21:59:55.75 ID:vBB6G0kYO

< 165 >



P「改めて……おめでとう、芳乃」

芳乃「ほー…まことにありがたいことですー」

P「にしても芳乃って結構食べるんだな。
あんなに食べるとは思わなかったよ」

芳乃「お食事は日々の活力なのでしてー。
それに催事とはそういうものでしょうー?」

P「まぁなー。ついつい食べ過ぎちまう」

芳乃「しかもーそなたが手を加えたとなればーわたくしも箸が進むものでしてー」

P「そっか。別に無理しなくてもよかったんだぞ?」

芳乃「無理などはー。
しかし、そなたはお料理も得意なのですねー」

P「一人暮らしだしな。少しはできないと。
芳乃はしないのか?」

芳乃「人並みにはしますがー。
できればそなたにはまだ食べてもらいたくはー」

P「ま、いつかを期待してるさ。
ましてや今日は芳乃が主役だからな。
……ん、着いたぞ。ご希望の丘だ」バタン

芳乃「ん、感謝致しますー」

P「よくこんな場所知ってたな。
歩いて来られる位置にはないだろ」

芳乃「ふふ…女には秘密がつきものでしてー」

P「ふむ……いい景色だな」

芳乃「はいー…そなたと二人で見るここは普段とはまた違った色で見れるのですねー」

P「星空なんて普段見ないし。
ありがとな、秘密の場所なんだろ?」

芳乃「いえー…そなた様には知っておいていただかないとー。
まだまだ序の口ですよー?」

P「なーにが始まるんだか」

芳乃「なんでしょうねー ♪ 」



【依田芳乃、誕生日】

403: 7月4日 2014/07/03(木) 21:33:05.00 ID:E7lyPAwgO

< 166 >


ガチャ、バタン

優「はぁい☆」

P「……おう、おはよう」グデ-

優「Pくん、どーしたの?」

P「さっきまで黒光りするやつらと格闘しててな。
発見した途端ちひろさんとかアイドルの子たちは逃亡してさ。
おかげで孤軍奮闘してたんだよ」

優「うへー…そんなにいたの?」

P「……うちってお菓子好きな子が沢山いるだろ?
給湯室は念の為バルサン必須だ」

優「うわぁ…今日は遅めにきて正解だったかー。
ちょっとこの子のトリミング…あれ?」

P「あん?アッキーどっかいったのか?」

優「バッグにいたはずなんだけど…」

P「ま、この事務所内にいるなら大丈夫だろ。
…八犬伝読んだか?」

優「読んだ読んだ!すっごい面白かったぁ!」

P「よかったよ。犬士がいちいちかっこよかったり、
偽物がいたり。
中二要素満載なんだよな」

優「たださー…あたしが犬好きだからって楽しめる作品だと思う?」

P「いや、まったく」

優「ちょ、それ酷くない?
あたしはてっきりかわいい子が出てくるのかと…。
あ!アッキーもそう思うでしょ?
Pくんったらあたしのことただの犬バカだと思イヤァァァァァァ!」ダダッ

P「なんだ?……おおう…アッキーよGを仕留めるのはいいが優に見せるのはやめなさい」

アッキー「くぅーん?」モグ



【1767年、曲亭馬琴誕生】

407: 7月5日 2014/07/04(金) 21:17:58.91 ID:e4/D2AuZO

< 167 >


沙理奈「プロデューサー?」

P「なんだ?」

沙理奈「ちょっとりぼ結んでほしいんだけどー」

P「…ビキニの?」

沙理奈「ビキニの」

P「別に構わないんだけどさ、
絶対変なことするなよ?絶対だぞ?」

沙理奈「んー?変なことって?」

P「まぁ、いいよ。じゃあ、入るぞ」


ガチャ、バタン


P「…ッ…リボンって背中じゃなくてフロントかよ」

沙理奈「アタシのこれおっきいじゃない?
カップの下のリボンだから見えないのよね」

P「……じっとしてろよ」

沙理奈「手、震えてるよ?」

P「うっさい…ほらよ、これでいいか」

沙理奈「おー!こんなカンジだよ!
ありがとね、プロデューサー」

P「おう、撮影行ってこい。俺もすぐ行く」

沙理奈「控え室でなんかやることあるのかなー?」

P「……いいから、行け」

沙理奈「ふふっ…じゃあ、行ってきまーす」ギュッ

P「ひぃ…やめろ抱きつくなバカ」

沙理奈「おほ…?ふふふ。
ありがとうのハグくらい受け取ってよ!
じゃあ、ホントに行ってくるね」

P「おうよ」


ガチャ、バタン


P「……はぁ」

P( 沙理奈に●ってんの見られた…… )



【ビキニスタイルの日】

412: 7月6日 2014/07/05(土) 21:36:44.74 ID:ncIhcTC0O

< 168 >



久美子「ちっがーう!そこはこうじゃなくてこーう」

P「お、おう…済まんな」

久美子「Pは音楽のセンスないわけじゃないんだから。
もっと真面目にやればできるはずなのに」

P「そうか?」

久美子「じゃないとプロデューサーなんてできないじゃない」

P「いや、そうでも……でもさ本当に俺が弾けるようになる必要あるのか?」

久美子「当たり前じゃない!
私のプロデューサーなんだから簡単な曲くらい弾けないと」

P「そっかぁ…たださ、月に何度もご自宅にお邪魔するのは悪いし」

久美子「なんだ、そんなこと?
いいのよ、お母さんもPのこと気に入ってるんだから」

P「うーん…でも、いつも夕食まで戴いてるし…」

久美子「いいからいいから!
好意は素直に受け取っときなさいよ。
申し訳ないなら早く上達することね」

P「んー…まぁ、悪いことじゃないしな。
仕事の幅も広がるし、うん」

久美子「……ま、下手なままでもいいんだけどね。
家に呼べるし」

P「ん?何か云ったか?」

久美子「んーん、何でもない。
ほら、ここはね……」

P「ち、近いって」

久美子「気にしなーい。
ほーら、こうだよこーう」

P「……仕方ないな」



【ピアノの日】

415: 7月7日 2014/07/06(日) 21:39:22.72 ID:jOU8vcD0O

< 169 >


紗枝「東京を夜空もなかなかどうして……。
いいもんどすなぁ」

P「そうか?明るすぎて風情もなにもあったもんじゃないような」

紗枝「風情は“ ある ”もんじゃありまへん。
それぞれが感じるもんどす」

P「そっか」

紗枝「プロデューサーはん。
あんさんと一緒に見てはる夜空はうちにとっては最高に風情があるもんどす」

P「まぁ、そうだな。
俺も紗枝と見てると思えば違って見えるかもしれない」

紗枝「ときには輝く星を見るんもなかなか…」

P「……」

紗枝「プロデューサーはんにとってうちはどないな星どすか?」

P「……どうだろうなぁ。
ま、目が離せないとは思ってるよ」

紗枝「そうどすか……。
牽牛みたいに離れたりせいでおくれやすね」

P「……ああ」

P( もう、離れられないさ )



【七夕/棚機祭り】

416: 7月7日 2014/07/06(日) 21:39:54.79 ID:jOU8vcD0O

< 170 >


愛結奈「じゃーん!どう、プロデューサー?」

P「えっろ」

愛結奈「うーん?なぁに?」

P「いや、なんでもない。
ただ、歩く不健全を目の当たりにしてビビっただけだ」

愛結奈「なによそれ。
どこ見て云ってんのー?」ムギュ-

P「…そこだよ、そこ。
浴衣は谷間を強調する衣装じゃねぇ」

愛結奈「まぁまぁ、ワタシにはこれが一番合うんだから!
プロデューサーも好きでしょ?」

P「……」

愛結奈「もうっ、おっとこの子ねー。
こういうときは大人しく遊ばれときなさい!」ギュッ

P「……んぇ」

愛結奈「んぇ…って。変な声ねー。
我慢できなくなったら遠慮しなくていいんだからね?」

P「……ふん」

愛結奈「ま、イイケド…。
お祭りだもの、楽しまなきゃ!ね?Pクン!」

P「……ああ、そうだな」

愛結奈「さ、グズグズしないで行くわよ!」



【ゆかたの日】

417: 7月7日 2014/07/06(日) 21:40:44.56 ID:jOU8vcD0O

< 171 >


あずき「今日は一生の思い出ができちゃった!
ありがとね、プロデューサー」

P「恥かしい思いしてよかったよ、ははは…」

あずき「プロデューサー真っ赤だったもんね」

P「まさか、一緒にケーキのロウソク吹き消すとはな。
いや、うん…思い出したらまた顔が」

あずき「あずきは嬉しかったけどね。
プロデューサー普段クールだから今日みたいなのは新鮮だったし」

P「イベントには思いっきり乗っかるタイプなんだよ。
普段はそう見えないかもしれないけどな」

あずき「ふーん。その割にあずきの作戦にはあんまり参加してくれないね?」

P「多すぎるんだよ…全部参加してたら身がもたない」

あずき「…でも、今日はいいよね?」ズイッ

P「……無理なこと以外なら」

あずき「どうしよっかなー。
今日は普段会えない二人が会える日だしね。
今日の特別な作戦はーー」



【桃井あずき、誕生日】

418: 7月7日 2014/07/06(日) 21:41:48.80 ID:jOU8vcD0O

< 172 >


瑛梨華「お祝いきたーっ!Pちゃん、A・RI・GA・TO☆」

P「おう、おめでとう。
瑛梨華も一つ年とったんだな」

瑛梨華「ちょっとー!女の子にそんなこと云っちゃDA・ME・DA・ZO!」

P「いやぁ…うん、わかってるんだけどさ。
瑛梨華のテンションはいつになれば下がるのかなって。
実は年齢上がってないんじゃないかなーっと」

瑛梨華「Pちゃんはアタシのテンション嫌い?」

P「いや、嫌いじゃないぞ?
ただ、二十歳超えてもそれだと辛くないか?」

瑛梨華「んー?わっかんない!
まだまだアタシには時間があるしね」

P「いや、うん…瑛梨華がいいならいいんだけどさ。
瑛梨華には長く続けてほしいから」

瑛梨華「うん?」

P「アイドル続けるためにそのテンション維持してるなら申し訳ないからさ。
無理してたら続くものも続けられないだろ?」

瑛梨華「なーんだ、そんなことか!
だいじょーぶだいじょーぶ!
アタシとPちゃんの仲だよ?
思ったことはすぐ云っちゃうから」

P「うん、まぁらしくないことだったかな。
誕生日に悪いな」

瑛梨華「んーん、Pちゃんがプロデューサーとしてアタシのこと考えてくれてるってわかって嬉しいよ。
これも誕生日プレゼントかな?」

P「そりゃ、な。俺には瑛梨華に対して責任があるし」

瑛梨華「こんなに沢山貰っちゃっていいのかなー。
アタシ幸せすぎてKO・MA・RU!」

P「普段から瑛梨華には貰ってばかりだからな。
今日くらいは貰ってくれよ」

瑛梨華「うんうん!Pちゃんからくれるものはなんでもウェルカムだよ。
これからもYO・RO・SHI・KU☆」



【赤西瑛梨華、誕生日】

421: 7月8日 2014/07/07(月) 21:48:18.60 ID:7/mVcp7XO

< 173 >


キャシ-「やっぱ朝は白米とお味噌汁だよね!」

P「とんだ黒船もいたもんだなぁ」

キャシ-「ん?」

P「学校で習わなかったか?」

キャシ-「ミシシッピー号とペリーでしょ?
知ってるよー」

P「まぁ、日本育ちだしな」

P( フレデリカとかは知らない気が…… )

キャシ-「でも、あたしは黒船じゃないよね。
最初から日本にいるし」

P「まぁな。
ただ、その見た目で和贔屓ってのもなかなか、な。
今日日、日本人でも白米と味噌汁なんて少ねーよ」

キャシ-「友達も皆そう云ってるよー。
あたしの家が特殊なのかな?」

P「まぁ、悪いことじゃないし。
……ただ、今度からは自分でつくれるようにな?」

キャシ-「えぇ…Pさんのご飯美味しいんだもーん」

P「たまにはつくるからさ。
…今度は俺にも食べさせてくれよ」

キャシ-「そっかぁ…ママにおしえてもらおっかな。
ま、期待しといてよ!」

P「おう……おかわりいるか?」

キャシ-「いるいるー!はい、お茶碗っ」

P「へーい。食べっぷりまで江戸っ子かよ…」



【1853年、黒船来航】

422: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 21:49:36.97 ID:7/mVcp7XO

台風がなかなか凄い様ですね…

八日は他に池田屋事件の日であり、
イラクにて世界最高気温の58.8℃が記録された日でもあるそうです

423: 7月9日 2014/07/07(月) 21:51:08.19 ID:7/mVcp7XO

< 174 >


美優「女性誌のインタヴュー…ですか?」

P「はい。特に今回は仕事についてと…恋愛観を」

美優「アイドルなのに?」

P「まぁ、世間は不平を叫ぶ割にはその手の話が好きなものです。
美優さんは女性誌などは?」

美優「あまり…アロマの雑誌は購読してるんですけど」

P「まぁ、お勧めはしません。
……純愛ではなくても構いません。
いっそリアルな女性の考えの方がいいかもしれませんし。
読者は女性ばかりですから」

美優「この歳で純愛っていうのも……なんだか変ですものね」

P「いや、そうは思いませんが」

美優「そうですか?
私の年齢ならお子さんがいらっしゃる方もいるのに。
そろそろ現実を見ないと」

P「俺は美優さんみたいか人がむしろ純粋な愛ってやつを……恥ずかしいこと云ってますね。
……そういうのを求めてしかるべきかと」

美優「私みたいな…ですか?」

P「ええ。男にとっては貴方のような人は守ってあげたいと同時に、
貶めてやりたいと思うこともありますから。
ま、そんな雰囲気を感じるってだけですが」

美優「Pさんなら…」

P「はい?」

美優「Pさんならどちらですか?
私を汚したいと、思いますか?」

P「どうでしょうね?いや、冗談でなく。
ただ、プロデュースしているということは何某かの強い想いがあるのは確かです」

美優「ふふっ…私たち、恥ずかしいこと云ってますね」

P「……恋愛観、お願いしますね。
俺的には純愛を求める人であってほしいです」

美優「難しいことを……努力は、しますけど」

P「ええ」

美優「笑わないで、くださいね?」



【誕生果、グーズベリーの果物言葉は純愛】

427: 7月10日 2014/07/09(水) 21:36:39.99 ID:zaOTS6i1O

< 175 >


伊吹「納豆ォ…?」

P「うん」

伊吹「いや、別に嫌いではないよ?
むしろ、地元的にたべてる方かもしれないよ?」

P「そういうオファーだ」

伊吹「でもさ、納豆のイメージキャラにアイドルってどうなのさ」

P「別に食べて美味い!とか云うんじゃないぞ。
パッケージに付属される期間限定のポップに写真が印刷されるだけだ」

伊吹「うーん?それならいいの、か?」

P「そんなにイメージ崩れたりはしないと思うけどな。
第一茨城限定だし」

伊吹「それならい…地元ってことは友達も見かけるってことかな」

P「かもな」

伊吹「うわー…すっごい複雑。
ダンス仲間とかにも見られるのかー」

P「嫌ならやめても構わないが」

伊吹「いや、やらないとは云わないよ。
アタシ、こう見えて真面目なの。
Pが持ってきた仕事だしね」

P「じゃあ、そういう方向で」

伊吹「はーい」

P「…ありがとな」

伊吹「いいってことよ。
アタシとPの仲じゃない!
まっかせなさいよね」

P「おう、頼りにしてる」

伊吹「その代わり、アタシも助けてよね!
プロデューサーさん?」



【納豆の日】

428: 7月10日 2014/07/09(水) 21:37:22.59 ID:zaOTS6i1O

< 176 >


美羽「今年は誕生日ライヴかー。
わたしもこんなとこまできたんですね」

P「今年は去年みたいなのはやめてくれよな」

美羽「あははは…きょ、去年なんかしましたっけ?」

P「まぁ、ファンはむしろ喜んでたけどな。
……バースディ、とばすでーい」ボソッ

美羽「うわっ…」カァァ…

P「ライヴの後は事務所でパーティだからな。
何人かオフの人も来てるはずだ」

美羽「えっ、そんなの聞いてない。
ど、どうしましょう?すっごい緊張してきちゃいました!」

P( 正直緊張してるときの方が、
余計なこと考える余裕なくてよさそうだけどな )

P「気にすんな。
去年をネタにして、さらに今まで着いてきてくれたファンだ。
なんとかなる」

美羽「無責任なっ!
Pさんはわたしが失敗したらどうするんですか!」

P「そんな心配してないんだよ。
美羽ならできると思ってる。
いつも通りでいいんだからな」

美羽「そ、そうですか?」

P「おう」

美羽「信じますからね?
わたしを信じるPさんを信じますから!」

P「そうか、ほら行ってこい」

美羽「はーい!Pさんも楽しんでってくださいね!
それでパーティはわたしを楽しませてください!」

P「おう。期待しといてくれ。
バースディをとばーすでい!」」

美羽「ちょっ!もうっ…そんなこともう云いませんからっ。
新しいの考えてきたんですからね」


ガチャ、バタン


P「……はぁ。新しいの、ね」



【矢口美羽、誕生日】

431: 7月11日 2014/07/10(木) 22:04:12.82 ID:kEWqAmeaO

< 177 >


千秋「黒真珠、ね。
Pさんって仕事とリンクさせたプレゼント好きよね」

P「好きってほどでもないが…。
千秋を一番魅力的に飾るものを選んでるから。
仕事もプライヴェートもかぶるのかもな」

千秋「そう……私、アナタのそういうところ好きよ。
私自身を預けてもいいと思える」

P「光栄なことで。
ところで、ブラック・パールの石言葉って知ってるか?」

千秋「…静かな、力強さ」

P「ああ。俺は千秋にそういうものを見てる」

千秋「ふぅん?」

P「ただ…もし、千秋自身ではどうしようもないとき。
そんなときは俺を頼れ」

千秋「……」

P「…なんだよ。恥ずかしいこと云ったんだから反応くらいはだな」

千秋「いいえ」フルフル

P「ん?」

千秋「ありがとう。
私、本当にアナタに会えてよかったと思う」

P「……そうか」

千秋「ただ、ね」

P「?」

千秋「黒真珠のうちでも、
あこやのブルー珠は一般的には弔辞用よ?
次があるなら黒蝶真珠でお願いね」

P「…………済まんな」

千秋「ま、Pさんらしいけど」



【真珠記念日】

435: 7月12日 2014/07/11(金) 21:06:30.71 ID:NschcmEvO

< 178 >


飛鳥「自分が出演してみるとこう…勝手が違うものだね」

P「そうだな。いつかは飛鳥の番組を始めたいものだが」

飛鳥「ああ。でも、中々に難しいね。
間を空けずに喋り続けるというのは」

P「そうなのか?」

飛鳥「今回は里美さんの番組だったからよかったけどね。
ボクはまだ彼女の水準に到達してないよ」

P「好きなこと喋り倒すだけってわけにもいかないしな」

飛鳥「ラジオでラジオの話でもするかい?」

P「漫画でもヘアアレンジでもいいが」

飛鳥「ま、それはまたの機会にだね。
それよりーー」

P「俺はもういらんぞ。
俺だって沢山プレゼントされたんだからな」

飛鳥「ボクはそんなに甘いものが好きでは……」

P「中二病」

飛鳥「いや、否定はしないけどさ。
里美さんも好意はありがたいけど、量が……」

P「あれで太らないのっておかしいよな」

飛鳥「まったくだよ。
これはもう堪能とかじゃなく消費のレベルだし」

P「……事務所で分ければ一気に減るぞ」

飛鳥「そうするしかないか。
……里美さんにはいつかボクのラジオに呼ぶことで返そう」

P「そうだな……はぁ」



【ラジオ本放送の日】

437: 7月13日 2014/07/12(土) 21:13:49.58 ID:B3TZ/DGxO

< 179 >



むつみ「うわぁっ…色んな生き物がいるんですね、Pさん」

P「そうだな。
今の地球に残された二つの未開のうちの一つだし。
やっぱ、珍しいよな」

むつみ「二つ?深海ともう一つはどこですか?」

P「グンマー…といいたいところだが、宇宙だ。
宇宙は地球内じゃないから海が最後の未知かもな」

むつみ「若葉さん……。
でも、そうですね!私もこの一年で色んなところに行きましたし。
いつかはガラス張りの船底からじゃなくて、
本当に深海に行ってみたいものです」

P「さすがに誕生日でもきついかなぁ…。
いや、むつみ次第ではあるけど」

むつみ「でも、ここでも十分嬉しいですよ?
こんな体験、普段は絶対できませんし」

P「喜んでくれたなら嬉しいよ。
さ、甲板に行こう。
ケーキはないが乾杯でもしようぜ」

むつみ「そうですね。
何を頼んでみましょうか」

P「冒険してみるか?」

むつみ「私、食べ物については保守的なんですよね」

P「そうか?海が近いと色んなものがだなーー」



【氏家むつみ、誕生日】

439: 7月14日 2014/07/13(日) 22:00:42.05 ID:zXI31cG6O

< 180 >


晴「サッカーは戦争なんだよっ!」ユサユサ

P「……ほえっ」グラグラ

晴「おい、なんとか云えよP」

P「……とりあえず、揺らすな。
話はそれからだ」

晴「お、おうわりぃな。
つい熱くなっちまった」

P「ん、んん…今度からはもう少し穏やかにな。
それで何だって?戦争だって?」

晴「ああ。なのにどうしてこの事務所はこんな無関心なんだよ。
こえーよ」

P「ナターリアとかは死ぬほどローテンションだったじゃねーか」

晴「…いや、ナターリアは、うん。
オレにはなんも云えねぇよ」

P「テンションがヤバかったからな。
……まぁ、確かにフレデリカあたりは無関心だよな」

晴「まぁ、興味ないってのはわかるぜ。
オレだって最初はアイドルなんてそんなもんだったし。
ただ、観たあとに感想ないとかどうなんだよ」

P「あー…まぁ、日本人の気質というか、なんというか」

晴「しかも選手貶すとか今の日本はどうなってるんだ」

P「……メディア側としても済まないとは思うが」

晴「それによーオレは今年こそ仕事したかったぜ。
折角四年に一度だったのによ」

P「さすがにブラジルに行かせるわけにはな…。
次…は飛ばして八年後ならなんとかするぞ」

晴「つまり、それまでアイドルをしろ、と」

P「やりたくないか?」

晴「いーや。やってやるよ。
売られた喧嘩は買う主義なんだ。
その頃にはアイドルも極めてやるぜ。
見てろよP!」



【1969年、サッカー戦争開戦】

440: 7月14日 2014/07/13(日) 22:01:37.65 ID:zXI31cG6O

< 181 >


雑誌『今回のリポーターはアイドルの及川雫ちゃんです!』


P「oh……だいなまーいつ」

P( おっかしーなー…グラビア誌とかじゃないんだけどなぁ。
旅行雑誌が健全じゃないんだけど… )

雫「あ、Pさん何見てるんですかー?」

P「ん?ああ、今度発売の雫が出てる雑誌のチェックだよ。
別に温泉リポートには必要ないだろうが、仕事だからな」

雫「お疲れ様ですー」

P「いや、仕事好きだし、うん。
それにしてもこれは……うーん」

雫「どうかしたんですかー?
私のコラムとかに何か変なところとか」

P「雫はちゃんと書けてたよ。
地元が本当に好きなんだな」

雫「はいー。私を育ててくれたところですからねー。
沢山恩返ししたいんですー」

P「いいところだよな。
普段コンクリートジャングルにいるから尚更」

雫「ですよねー。Pさんとまた帰りたいですー」

P「そのうち、な。
で、内容なんだけど温泉特集の雑誌で、
一ページまるまるグラビア写真ってのはどうなのかなーっと」

雫「あははは……カメラマンさんとか気合入ってましたからねー」

P「うーん…まぁ、でも文句があるわけじゃないしな。
…雫が問題ないならいいか」

雫「私は大丈夫ですよー」

P「じゃあ、いっかな」

雫「そういえばこの温泉いいところなんですけど、Pさんも一緒に行きません?
実は女将さんと仲良くなって」

P「また、来てください、と。
いいよ。たぶん少しくらい夏休みくれるだろうし」

雫「内風呂もいい雰囲気ですからー。
楽しみにしてますねー」


ガチャ、バタン


P「おう、楽しみ楽しみ…ん?」

P( 一緒に入ろう……みたいな? )



【1867年、ノーベルによるダイナマイトの発表】

442: 7月15日 2014/07/14(月) 21:23:59.06 ID:8FJShhLfO

< 182 >


杏「はぁ……だるぃ……」ピコピコ

P「休みの日の早朝に他人を叩き起こしてゲームに呼んだやつの言い草がそれかよ」ピコピコ

杏「たまには杏を助けてもいいと思うんだよね。
普段はこき使っちゃってくれてるんだから」ピコピコピコ

P「休みたいなら休めよ。
なぜに朝からゲームが休みになるのか」ピコピコピコ

杏「休みってのは心の安らぎも含まれるんじゃない?
だからこれは休みなの。
やってしまった……あぁ……休憩かな」カチャカチャ

P「まぁ、間違っちゃいないが。
…にしてもこんな旧型とはな。
俺はてっきり厳選でも手伝わされるのかと」

杏「やりたい?」

P「いやだ」

杏「杏だって少しは考えてるんだよ?
折角プロデューサーを休日に呼んだのに厳選だけじゃね。
だからーー」

P「だからといって休みは増やさんが」

杏「……チッ」

P「アイドルがそんなことすんな」

杏「プロデューサーの前でまで“ みんなのアイドル ”ではいたくないんだよね」

P「俺のイメージはいいのかよ」

杏「今更イメージよくしたって休みは増えないし」

P「俺の前でもアイドルでいてほしいんだが。
俺が最初のファンのはずだし。
別にトイレに行くなとかは云わなねぇからさ」

杏「はぁ……ある意味でアイドルに近いのにね。
そんな贅沢なこと云うのは私のプロデューサーだけだよ」

P「私の、ね。
俺のアイドルよりは贅沢じゃないつもりだが」

杏「そう?
杏は特等席でゲームができて飴があれば満足する子だよ?」

P「はいはい飴な」

杏「あーん……まぁ、事務所内だけでみればかなりの贅沢かもしれないけど」

P「俺の胡座の中の何がいいんだか。
硬いだけだろ」

杏「……ゲームだって売れればいいってもんじゃないんだよ」ピコピコ

P「……再開か。
価値は個人が決めるもの、ね。
人気勝負の俺には耳の痛い話だよ」ピコピコ

杏「杏もこれと同じくらい売れなきゃ勝てないってことか。
……やれやれ、柄じゃないなぁ」



【1983年、ファミコンの日/ファミコン発売】

444: 7月16日 2014/07/15(火) 21:09:27.67 ID:LW61283GO

< 183 >


P「そういや、あっちの方では新年だよな」

ライラ「あー…確かにそうでございますねー」

P「……まぁ、ライラはアイス食べてる様子しか思い浮かばないけど」

ライラ「そんなことはないでございます。
日本にきてからですよ、こんなにアイスが好きになったのは」

P「種類は豊富って聞くな。
そんなに違う?」

ライラ「ドバイはそうでもないですけどねー。
日本に来るまでは…はい」

P「いや、何があったんだよ」

ライラ「……聞きたいでございますか?」

P「…んー…いや、いいわ。
……にしても暑いな」

ライラ「そうでございますねー。
暑さでアイスが進みますです」

P「それは暑さ関係ないだろ。
……でも、さすがに同じのは飽きるな。
かき氷マシーンでも出してくるか」スッ

ライラ「おー!かき氷でございますか。
楽しみでございます」

P「氷は冷蔵庫にあるし、シロップは…お菓子作り好きたちの練乳でも借りるか」

ライラ「それにしてもこの事務所はなんでもあるのですね」

P「まぁ、謎が多いのは確かだな。
それを云ったらライラ自体がそうなんだが」

ライラ「…わたくしのこと、知りたいですか?」

P「いや、今はとりあえずいいよ。
さーって、氷削るかーっと」グルグル


氷< ガリガリガリガリガリ


ライラ「……氷が刻まれる。
神秘でございますねぇ」



【ヒジュラ暦元年】

445: 7月16日 2014/07/15(火) 21:10:24.02 ID:LW61283GO

< 184 >


泰葉「……」

P「……」

泰葉「……」

P「……だんまりしてどうしたんだ?」

泰葉「ふふっ…Pさんだって」

P「俺は泰葉が喋らないから、さ」

泰葉「私もですけどね。
…今までを思い出してたんです」

P「今まで?」

泰葉「はい。この世界に入ってきて…
自分を見失ってしまって…
Pさんに見つけてもらって…
それから今までは時間が経つのが本当に早くて」

P「泰葉の選択が悔いのないものてまあることを願うよ」

泰葉「Pさんこそ、ですよ。
私、大して面白みのない人間ですから。
実は飽き飽きしてるんじゃないかなって今でも思います」

P「そんなことないさ。
俺は泰葉ほど一緒にいて楽しい人間とは会ったことないよ」

泰葉「本当ですか?無理してない?」

P「ああ。
なんていうかな、別に悪い意味じゃなくて“ ただの女の子 ”って感じがするからさ。
別に派手だったり特殊な技能は要らないんだ」

泰葉「そう、ですか」

P「俺にとって泰葉は定規と同じでさ」

泰葉「定規?」

P「物事の尺度なんだ。
このワンピースは泰葉に合わないからダメだ。
このパンプスは泰葉に似合いそうだから覚えておこう。
人も、物も、景色も全部泰葉を基準に考えてる」

泰葉「それは…ありがとうございます?」

P「ま、兎に角。
俺の世界は泰葉で保ってる。
そんな存在を要らなく思うなんてないってこと」

泰葉「……私も、同じですよ。
気付けばPさんのことを、考えてます」

P「うん……来年もまたこんな風に話せればいいな。
でさ、いつかは正装して、シャンパンでも空けて…そのまま」

泰葉「ふふっ…まだ、早いですよ。
私には…私たちにはまだやり残したことが多すぎます」

P「ふっ…そうかな。
まぁ、時間はまだまだあるはずだ。
…とりあえずまた一年よろしく」

泰葉「はい…こちらこそお願いしますねっ!」



【岡崎泰葉、誕生日】

448: 7月17日 2014/07/16(水) 21:38:18.89 ID:0d2hOQHHO

< 185 >


P「さーってと…愛梨のレッスンは終わったかなー」キョロキョロ


ガチャ、バタン


愛梨「あわわわわー!ドリンクが!」ドン

P「…おふっ」

愛梨「あ、ごめんなさい!
ってPさん来てたんですか?」

P「…おう、久々にケーキバイキングでも行こうかと」

愛梨「わぁっ!いいですね。
最近自分でつくるのもマンネリで。
新しいアイディアが浮かぶといいなぁ」

P「まぁ、それはいいんだけどさ。
…ドリンクってこれか?」スッ

愛梨「ありがとうございます!
これですこれ」

P「頂点に立っても天然なのは治らないな。
…いや、治ったら天然じゃないか」

愛梨「うーん…気をつけてはいるんですけど」

P「暑がりと脱ぎ癖もな。
今はそうでもないようだが」

愛梨「まぁ、タンクトップとショートパンツだけですしね」

P「最近は特に暑いからな。
気をつけてくれよ?
…っと、シャワーは浴びた後か」

愛梨「はいっ、それでドリンク飲もうとしたんですけど…」

P「それで取りにきた、と。
…シャワー浴びてすぐ?」

愛梨「頭にタオル有りますよね?」

P「あ、ああ…。
あー…愛梨早く早く着替えてこい。
その……透けそうだ」

愛梨「はわわっ…み、見えちゃいました?」

P「ど、どうかなー?ほら、早く着替えて」

愛梨「じゃ、じゃあ少しだけ待っててくださいね!
着替えてきまーす!」


ガチャ、バタン


P( 頂点は目指しても、そっちの頂点は見せるな。
……うん、つまらんな )

P「……しかもよく考えたら風呂上がりみたいなもんじゃねーか」



【誕生果、キング・デラウェアの果物言葉は頂点】

449: 7月17日 2014/07/16(水) 21:39:47.49 ID:0d2hOQHHO

< 186 >


晴「うぉー!すっげー!」


Cake< ドドーン!


P「……なんかうちのお菓子チームって店出せそうだよな。
最近は比奈とかあいさんとかデザイン方向も加わってるし」

晴「まぁ、そりゃそうだろ。
最低でも月一で大作つくってるし」

P「今回はクリームとチョコでサッカーボールか」

晴「なぁ、これ上から見てみろよ」

P「ん?…うわぁ…立体的にボールに見えやがる」

晴「この技術なんなんだろうな」

P「いや、ほら…好きこそ物の上手なれ、とか?」

晴「サッカーもそうならいいんだけどな」

P「ははは。まぁ、まだ時間はあるさ。
…知ってるか?今日ってなでしこがW杯優勝した日なんだぜ」

晴「へぇ…次は出れるといいなぁ」

P「んー…次ってよりは次の次な気がするけどな。
ま、応援はしとく」

晴「おう。…感謝してるんだぜ?
無理矢理アイドル始めさせられたときはムカついたけど、
サッカー止めろとは云われなかったこととか」

P「晴はサッカーやってないと輝けないと思ったからさ。
好きなことやって上に行きたいだろ?」

晴「ああ、そうだな」

P「だから今日からもよろしくな。
ゆっくりだが前には進んでるから。
サッカーも、仕事も。
…誕生日、おめでとう」

晴「ありがとな。事務所でもこんなケーキもらえるし。
たださ…」

P「ん?」

晴「好きなことして上に行くんならもう少しカッコいい衣装にしてくんないか?
オレ最初から云ってるよな」

P「……ケーキ分けるか。
みんなくるぞー」

晴「おい」

P「ほら、チョコでかい部分だぞー」

晴「……ちくしょぉぉぉぉぉ!」



【結城晴、誕生日】

452: 7月18日 2014/07/17(木) 21:49:59.94 ID:TcsgESgkO

< 187 >


卯月「えへへー♪ 」

P「うん、いい笑顔」

卯月「ピースピース♪ 」

P「だからいい笑顔だってば」

卯月「……普通の笑顔ですよね?」

P「まぁ…色んな意味で卯月らしいというか」

卯月「巷ではですね」

P「うん」

卯月「これをエヘ顔って呼んでるらしいんですよ。
しかも、ピース付きだとエヘ顔ダブルピースとか」

P「ああー…うん、それで?」

卯月「私、普通に笑ってるつもりなんですよ。
なのにエヘ顔って云われてばかりで、
普通の笑い方忘れちゃったのかなって」

P「いや…うーん…別に全部が全部それなわけでは」

卯月「じゃあ、プロデューサーさんは明確な違いわかりますか?」

P「……わからん」

卯月「深夜に呼吸が気になって眠れないとか、
瞬きの回数が気になるとかみたいでなーんかイヤなんですよね」

P「卯月はエヘ顔って云われるの嫌なのか?」

卯月「…アレ?別にイヤってわけでは…」

P「なら、いいんじゃないか?
別に笑顔に文句つける人なんていないだろうし」

卯月「そうですね。
なんか気付いたらそんなに引っかかりもしませんし。
相談に乗ってくれてありがとうございましたっ」

P「いいや。笑顔も可愛かったしなー」

卯月「またまたー。プロデューサーさんも云いますねー」


P( 島村卯月……今日も普通にかわいいのであった )



【誕生石、月長石の石言葉は笑顔・流行】

453: 7月18日 2014/07/17(木) 21:50:38.83 ID:TcsgESgkO


< 188 >


P「……」カタカタ

頼子「……」ニコニコ

P「……んん?」カタカタ

頼子「……?」

P「…なぁ、すっげぇ視線を感じるんだけど。
俺なんか見てて楽しいか?」

頼子「あの…私、そんなに見ていましたか?」

P「うん、かなり」

頼子「そんなつもりはなかったんですけど…お嫌でしたか?」

P「嫌ではないんだけどさ。
集中できなくて」

頼子「済みません…本当に」

P「あー…いや、別に謝ることはないよ。
嫌じゃないし、うん」

頼子「そう…ですか」

P「ただ、こう見てみると…」

頼子「……?」

P「頼子の目ってなんか嫌じゃないな。
見つめても圧迫感とか感じない」

頼子「は、はぁ」

P「うん、やっぱ見ててもいいよ。
その目ならなんだか見られてても集中できる気がする」

頼子「はい、じゃあ見てますね♪ 」
ニコニコ

P( こう…ニコニコ見られるとやっぱり…ま、いいんだけどさ )



【誕生花、モナルダの花言葉は安らぎ】

458: 7月19日 2014/07/18(金) 21:42:10.17 ID:jw+WbABcO

< 189 >


愛海「あたしね、北から登頂しようと思うんだ」

P「ん?…んん?」

愛海「最初のお仕事も北海道からだったしね。
初心に返って全国制覇しようかなって」

P「……俺の…男の胸板まで踏破した結果がそれか」

愛海「柔らかいとこはね、白米みたいなものなんだよ」

P「お、おう…」

愛海「ラーメンもいい。
パンやスイーツも素晴らしい。
だけどね、最後はやっぱり白米に回帰するんだ。でしょ?」

P「あくまで白米はだけどな」

愛海「まぁ、ラーメンも悪くなかったけどね」

P( 俺の胸板はラーメン扱いかよね )

愛海「だからね、プロデューサーには伝えておこうかなって。
厳しい戦いになると思う。
もしかしたら道半ばで倒れるかもしれない。
だけど…誰かにはあたしの存在を知っていてもらいたいから」

P「いやー…俺も男だから気持ちはわかるんだけどさぁ」

愛海「プロデューサーは男の人だからね、まだいいんだよ。
あたしは女の子だからさどうしても百合とかになっちゃう。
あたしはただ柔らかい部分が大好きなだけなのに!」

P「いや、俺もアイドルに手は出せねぇよ」

愛海「でも、あたしは決めたから。
じゃあ…行ってくるね」

P「……骨は拾うよ」

愛海「きっと…帰ってくるから!」


ガチャ、バタン


P「……」


スマホ「……ピッ」


P「……済まない愛海。
俺も…締め付けが酷くてな…あはははは」



【北壁の日】

462: 7月20日 2014/07/19(土) 21:36:02.73 ID:sYH+ZzsPO

< 190 >


ちひろ「プロデューサーさーん。
今日飲みに行きませんかぁ」グデ-

P「構いませんけど。
…そんなちひろさんはアイドルの子たちには見せられませんね」カタカタ

ちひろ「ええ、まぁ」

P「俺だけにそんな姿を見せてくれるなんて感動ですよ、ははっ」

ちひろ「…えっ」

P「いや、そんな顔しないでくださいよ。
単に銭婆とか云われてるちひろさんが他人に隙を見せるなんて、
くらいの意味ですから」

ちひろ「……プロデューサーさんが今考えた感じですよね」ジ-

P「まぁ、そうですけど。
最近あそこの映画が再放送されてたので思いだしまして」

ちひろ「そんなに私ってゼニゼニしてます?」

P「ゼニゼニ…?
…まぁ、さすがに投資とかで荒稼ぎしてるとこを見ると」

ちひろ「単に将来を考えた堅実な備えをしてるだけなんですけどねぇ。
そういえば、この前社長もですねーー」

P「ストップ。それ以上は飲み屋で話ましょう。
俺だって愚痴はありますからね」

ちひろ「あの、誰にも靡かないと噂のプロデューサーさんが私にだけ…まさか」

P「何云ってんですか、まったく。
とりあえず仕事やらないと」カタカタ

ちひろ「……それなりに優越感ありますけどね」



【2001年、『千と千尋の神隠し』公開】

463: 7月20日 2014/07/19(土) 21:38:12.54 ID:sYH+ZzsPO

< 191 >


加蓮「……うーん、これは平均以下な感じかな」モグ

P「どんだけジャンクフード食べればその境地に達するんだよ。
好きにも限度があるだろ?」

加蓮「好きに限度がある?本気で云ってる?」ジッ

P「お、おう……少なくとも食べたことないバーガーが殆どないのはいきすぎだ」

加蓮「…そっ、まぁ体調とかは大丈夫だし」

P「信じてるからな?
…でもさ、あとはほら…体重とか」

加蓮「女の子にそれ云う?」

P「今のは女の子の加蓮じゃなくて、
アイドル加蓮に云ってるからいいんだよ」

加蓮「ダイジョウブ、アナタノソダテタアイドルダヨ」

P「棒読みじゃねーか」

加蓮「あー…でも、ほら。
私って食べた分は大体ココに付くし?」

P「おい!持ち上げんな、バカ。
振る振るしろとも云ってねぇ!」

加蓮「Pさんって、●●●●好き?」

P「いや、そういう問題じゃなくてだな」

加蓮「あっ、一緒に運動すればいいんじゃない?」

P「いやいやいや…俺がよくないから」

加蓮「ふふっ…私から逃げられるかな?」



【ハンバーガーの日】

464: 7月20日 2014/07/19(土) 21:39:39.03 ID:sYH+ZzsPO

< 192 >


レナ「Pさんもなかなかやるじゃない」

P「まぁ、学生の頃はそれこそ何でも試しましたからね。
大学の近くには麻雀もビリヤードもありましたよ」

レナ「ふーん…やり方は誰かにおしえてもらったの?」

P「見よう見真似ですね。
むしろ友人を引き込むタイプでした」

レナ「その習性?治らなかったのね」

P「別に悪いことではないでしょう?」

レナ「そうだけど。
…独学なのね?だから握り方変だったんだ」

P「えっ、なんかおかしかったですか?」

レナ「うん、ええとね…握りがこう……後ろに回って説明していい?」

P「はぁ、どうぞ」

レナ「んーとね、Pさんはキューの握り方がスタンダードよりきついのよ。
だからどうしても小回りのきくショットが出ない」

P「そんなもんですかね」

レナ「握りはこれくらい。いい?」ギュ

P( ふぁ……よく考えなくても利き手側にレナさんがいて密着してるから顔近すぎぃ。
つーか、二の腕に重量感あるモノが載ってるぅ )

レナ「私が上から握ってるからこの状態で打ってみて。
力加減覚えればたぶんもっと上手くなるから」

P「……」コツッ


ボール< ミス!


レナ「あらら…やり直しね…ふふっ」

P( わかってやってんだろ…。
集中できねぇよ )



【ビリヤードの日】

465: 7月20日 2014/07/19(土) 21:41:07.67 ID:sYH+ZzsPO

< 193 >


P「誕生日おめでとう、薫」

薫「せんせぇ、ありがとっ!」

P「でも、ごめんな?
薫が喜ぶものがわからなくてさ」

薫「んーん!かおるはせんせぇと一緒にお買い物するのすっごい楽しみだよ!」

P「ありがとう。俺も楽しみだよ」

薫「ねっ!手ぇつなごっ?」

P「あー…んー…まぁ…いいかな」

薫「やった!」ギュ

P( 大丈夫だよな?な?今日の午後は薫の両親含めてパーティだからな。
…よし、大丈夫だ、うん )

薫「えへへ…かおるたちカップルに見えるかな?」

P「ど、どうかなーあははは。
よし、そろそろ行こっか」ギュ

P( 洒落になんねぇよ、畜生 )

薫「せっんせぇとおっかいーものー♪ 」



【龍崎薫、誕生日】

466: 7月20日 2014/07/19(土) 21:42:32.45 ID:sYH+ZzsPO

< 194 >


P「おめでと、海」

海「うん、ありがと」

P「でもよかったのか?事務所でやってもよかったのに」

海「気持ちは嬉しいんだけどさ、
自分の誕生日は寛ぎたかったんだ。
弟たちの分で騒いでるから」

P「そっか。
でも俺がいてもいいのかって」

海「もちろん。Pさんていると尚更寛げるっていうか…。
甘える相手がいると…うん」

P「お、おう…。
じゃあ、はい、ケーキ」スッ

海「えっと…あ、あーん?」

P「遠慮せずにほら」

海「…むぐ」

P「普通のケーキだけどな。
結構美味そうだ」

海「んくん…うん、美味しいけど。
唐突なのはやめてよね」

P「ははは、気をつけるよ」

海「前も唐突にウィンドサーフィンの仕事持ってきたよね?
まさか、海外で乗れるとは思わなかった」

P「サプライズ派なんだよ、うん」

海「…の割に自分もサプライズとかアクシデントに弱いくせに」

P「ん?そうか?」

海「うふふ…えーい!」

P「うおっ…」ドサッ

海「女の子の部屋に一人でくるなんて、
そーいうことでしょー?」

P「いや、ちげーから。
それたぶん俺のセリフ!」

海「とりあえずケーキだよ!
ほら、あーん」スッ

P「いや、そんな口入らなむごわぁ」



【杉坂海、誕生日】

469: 7月21日 2014/07/20(日) 21:39:12.88 ID:aZWggtFkO

< 195 >


P「麻理菜さんって老後にどこで暮らそうかとか考えてますか?」

麻理菜「えーっと…それは遠回しに歳のことを云ってるのかな?」

P「は?…いや、そういう意味じゃなくてですね。
最近、昔読んだ本を読み返してたらふと思ったわけですよ」

麻理菜「ふーん…例えば?」

P「『老人と海』とかですね。
ヘミングウェイとかもそうですけど、
海に近い人は悠々自適な余生を送るイメージがあるんですよ」

麻理菜「そっかぁ…もう、お婆さんだからやめろって云われるのかと思っちゃった」

P「まさか。
そのときは俺もやめてますよ」

麻理菜「へぇ…?
…でも、そうね…海辺に家を買って、
なんてのはやっぱり夢よね」

P「それじゃあ、故郷に帰るのはたまにになりますね」

麻理菜「別に私の故郷じゃなければ帰れるかもしれないけどね」

P「?」

麻理菜「それで猫とかいれば最高ね。
大型犬とかでもいいかもしれない」

P「はぁ…ヘミングウェイは六足の猫を世話してたらしいですね」

麻理菜「そうなんだ?
ま、でも今はやっぱり考えられないかな、将来のこと。
今が楽しいから」

P「そうですね。
俺もまだまだ目先のことで手一杯です」

麻理菜「でも…そんな未来を掴めるように引っ張っていってよね?
期待してるんだから!Pくん?」

P「ええ、もちろんですよ」



【1899年、ヘミングウェイ誕生】

472: 7月22日 2014/07/21(月) 21:13:26.25 ID:OsjeAE1FO

< 196 >


夏美「ナッツねぇ…別に嫌いではないけれど」

P「ま、パッケージとメーカーのHPに載るだけだし。
嫌いでも構わないんだけどな」

夏美「そういうことじゃなくて」

P「?」

夏美「もしかして…私の名前とかけてるの?」

P「えっ」

夏美「えっ」

P「……」

夏美「え、違うの?全然関係ない?」

P「今回の商品って最近就航した便とのコラボで、
空と同じ味が部屋で食べられるって、
キャッチフレーズなんですよね」

夏美「で、でもほら!メーカー側が」

P「俺が売り込んだ企画なんですよねぇ」

夏美「……」カァァ…

P「さすがに25歳児みたいな考え方で仕事取ってきたりはしませんよ、夏美さん」

夏美「…ええ、そうよね…うん。
久々にこれは」

P「ま、夏美さんにも可愛らしいとかろがあって嬉しいですよ。
あんまり隙見せてくれませんから」

夏美「こ、こんなとこ見られても!
…まぁ、Pさんの恥ずかしいとこも知ってるから?」

P「ばらさないでくださいよ?
…で、まぁ撮影は来週からでですねーー」

P( 真っ先に25歳児が反応してきたのは内緒である )



【ナッツ日】

473: 7月22日 2014/07/21(月) 21:14:17.17 ID:OsjeAE1FO

< 197 >


心「はあぁぁぁ…つっかれたー…」グデ-ン

P「それでいいのか、アイドル」

心「皆祝ってくれるのはいいんだけどぉ、
元気ありすぎ☆」

P「今日は特にティーンばっか残ってる日だったしなぁ。
パッション多めだったし」

心「はぁとにも限界ってものがあるの」

P「そうっすか。
…車回してきたから帰りますよ佐藤さん」

心「ちょー…もう、やめてよね。
はぁとって呼んで…呼べ☆」

P「覇気がないなぁ。
ほら、とりあえず車まで」グイッ

心「やめっ!急に動いたらこ、腰が」

P「……」

心「……」

P「…済みません」

心「いや、そんな素で…。
…仕方ないなぁ…それ!シュガシュガ☆」スッ

P「そんなんで元気出んのかよ」

心「プロデューサーにもわけてあげよっか♪ 」

P「いらん、ほら車いくぞ」

心「はいはーい。今日くらい優しくしてくれてもいいのにねー」

P「……してるだろ。
それに今夜はまだ終わってねーよ」

心「ドライブにでも連れてってくれるのかな?
はぁと楽しみ☆」

P( 誕生日に変に落ち込まないあたり大人物だよな。
いや、割とマジで )



【佐藤心、誕生日】

475: 7月23日 2014/07/21(月) 21:16:20.89 ID:OsjeAE1FO

< 198 >


若葉「むぅ……」


ガチャ、バタン


P「ただいまですー。
…どうした若葉。難しい顔して」

若葉「はわっ…私、そんな顔してましたか~?」

P「まぁ、割と。
眉間に皺寄っちゃって」

若葉「これを飲み切れるかどうか考えてたんですぅ~」

P「ん?あぁ、コーヒーね。
なんでまた」

若葉「最近読んだ小説によくコーヒーを飲む人が出てきたんです。
それが渋くてカッコよくて」

P「中二病かなんか…ってのは違うか。
別にコーヒー飲めたから大人ってわけじゃないぞ」

若葉「でもですねぇ~…やっぱり憧れが」

P「つーか、何読んだんだ?
それによるぞ」

若葉「レイモンド・チャンドラーの『さら」

P「無理だ、やめとけ」

若葉「えっ、酷くないですか~?」

P「人間向き不向きがあるんだよ。
それは明らかに若葉には不向きだ。
それより、料理とかしようぜ」

若葉「お料理…ですか~。
それもいいかも」

P「確実にこっちの方がいいぞ。
ここには沢山手本がいるしな」

P( フィリップ・マーロウなアイドルとか誰と…いや、イケるか? )



【1888年、レイモンド・チャンドラー誕生】

476: 7月23日 2014/07/21(月) 21:17:12.71 ID:OsjeAE1FO

< 199 >


P「文香」

文香「はい、なんでしょう?」クル

P「手紙とか書かないか?」

文香「手紙……ですか。
暑中見舞いなど節目には書きますね。
実家や叔父くらいなものですが」

P「じゃあ、便箋いらないか?
実家の俺の私物を整理してたら見つかったらしくてさ。
親が送ってきたんだ」スッ

文香「いいんですか?
上質な紙のようですが。
……Pさんは、手紙を書かない?」

P「まぁ、大体は仕事関係だからな。
プリンタで印刷してコメント書くくらいだよ」

文香「では…ありがたくもらっておきますね。
紙は……なんとも云えない匂いがします」

P「本とはまた違った匂いだよな。
…和便箋なんてどこで見つけてきたんだか」

文香「あの…Pさんに書いてもいいですか?
もらってばかりというのも…」

P「俺に?まぁ、いいよ」

文香「言葉には表せないことも……手紙ならきっと落ち着いて伝えられると、思うのです」

P「そっか。まぁ、期待しとくよ。
じゃあ、仕事行くかーっと」

文香「……でも、いつかは…必ず言葉で」



【ふみの日/文月ふみの日】

477: 7月23日 2014/07/21(月) 21:17:58.44 ID:OsjeAE1FO

< 200 >


夏美「Pさんオススメのカフェ、
なかなかいいわね」

P「でしょ?夏美さんが店内にいても騒ぎが起きないくらいには奥まったところにある。
休日もたまに来てるんですよ」

夏美「へぇ…じゃあ、ここに来ればPさんに会えるかもしれないんだ」

P「かも、ですけどね。
料理は口に合いましたか?」

夏美「もちろん。雰囲気も味も最高。
ケーキまでくるんだっけ?」

P「ええ…あ、きたみたいですよ」

スタッフ「こちら、お誕生日ケーキでございます」コトッ

夏美「えっ、嘘っ…」


ケーキ『Happy Birth Day Natsumi』


P「予約すればこんなサービスもしてくれるんですよ。
どうです?もっと、気に入ったでしょう?」

夏美「え、ええそうね。
ちょっとPさんカッコよすぎじゃない?」

P「そうですか?じゃないと夏美さんに釣り合わない気がして」

夏美「……これはまだまだ自分を磨かなきゃならないわね。
Pさんの隣に立つために」

P「ま、今日くらいは忘れていてください。
今日は俺が貴女ね前に立って手を引く日ですから。
……いつもやってるとは云わないでくださいよ?」

夏美「……そうね。
Pさんのエスコート楽しみにしてる」

P「とりあえずケーキですね。
あーん…しますか?」

夏美「ふふっ…どうしようかしら?」



【相馬夏美、誕生日】

480: 7月24日 2014/07/21(月) 21:20:58.72 ID:OsjeAE1FO

< 201 >


時子「まったく…わかっちゃいないわね」

P「とか云いながら割と楽しんでるだろ」

時子「アァン?その口から何か垂れ流すのは私の許可を得てからにしてくれる?」

P「いや、そんな涎じゃねーんだからさ」

時子「フンッ、ようやく私の椅子を卒業した程度で生意気ね」

P「あれの所為でスーツの膝破れたんだからな」

時子「それ以上に貴方の懐も暖まったでしょう?
私のお・か・げでね」

P「まぁ、そうだが。
それにしても意外だな。
時子って本なんて読まないと思ってたよ」

時子「私は尊敬する人物は尊敬するのよ。
単に貴方たちがあまりにも愚かだからそういう対象じゃないだけで」

P「俺も学生の頃読んだなぁ、谷崎。
確かに時子みたいな人も出てくるっちゃ出てくるか」

時子「むしろ貴方のような人間でしょう?
というか、私の言葉を無視とはいい度胸ね」

P「いや…はい、愚かですとでも云えばいいのかよ」

時子「そうよ。また、椅子になって立場をわからせる必要があるようね」

P「……もう、勘弁してくれ」

P( 割と楽しかったけどな。
うん…尻の感触とか )

時子「へぇ…?私…知ってるのよ?色々と」

P「…は?」

時子「ふふっ…楽しみね」



【1886年、谷崎潤一郎誕生】

482: 7月25日 2014/07/21(月) 21:22:36.99 ID:OsjeAE1FO

< 202 >


P「な、なぁ法子」

法子「はい?」

P「きゅ、休憩の差し入れだが、かき氷でい、いいか?」

法子「はぁ…いいですけど。
どうかしたんですか?」

P「いや、スタッフさんにもらったから持ってきたんだけどさ。
ドーナツ以外でもよかったかと」

法子「むっ…あたし別にドーナツないと死んじゃうとかないからね?」

P( いや、それは疑わしい )

P「いやぁ…そうだよな、ははは」

法子「ドーナツはね特別なものなんだよ。
いつも食べてもいいけど、
時には他のものも食べてみる。
そして、次にドーナツを食べたときのあの気持ちといったらっ!」

P「お、おう…。
あ、かき氷溶けちゃうぞ」

法子「おおっと、それはまずい。
…んーっ…プールの仕事にかき氷なんて最高だねっ」

P「俺はスーツだけどな」

法子「あははっ、プロデューサー浮いてるねぇ」

P「仕方ないだろ。
そんなこと云うんなら帰りにドーナツ買わねーぞ」

法子「そ、そんな…あたしに死ねって…云うんだ」

P「いや、冗談だよ冗談」

法子「だ、だよね?プロデューサーが鬼畜じゃなくて安心だよぉ」シャリシャリ

P( ドーナツないと死ぬんじゃねーか。
どーなっつんだよまったく )

法子「むむっ…今ドーナツを侮辱しなかった?」

P「」



【かき氷の日】

483: 7月25日 2014/07/21(月) 21:23:34.11 ID:OsjeAE1FO

< 203 >


P「プレゼントだ、藍子。
事務所のみんなでつくったんだぜ?」

藍子「え?わわっ!アルバム、ですよね?」

P「ああ、デコレーションから材質まで拘った一品物ってやつだ。
俺が写真も何枚か入れといた」

藍子「えっ…これデビューライヴのときの?しかも舞台袖。
こんなの撮ってたんですか?」

P「藍子のスタートだからな。
やっぱ形に残しときたいなと思って」

藍子「Pさん……」ウル

P「ま、殆ど空だからな。
できれば皆でも撮ってやってくれ」

藍子「Pさんも…みんなも…優しすぎます」ポロポロ

P「ん?おおう…泣くなよ藍子。
そんな、泣くことか?」

藍子「だって、私、私…なんでも遅いからっ…。
みんなとずれてるんじゃないかって」ポロポロ

P「そんなことないさ。
みんな藍子のことを仲間だと思ってるはずだよ。
じゃなきゃこんなものつくらないだろ?」

藍子「はい…そう、ですね…。
私、嬉しくて泣いたのなんて、初めてです…」グス

P「今、俺と二人で撮ろうと思ってたんだけどなぁ。
ちょっと撮れないよなぁ」

藍子「ちょ、ちょっと待ってくれますか?
す、すぐ大丈夫になりますから」

P「時間はあるし大丈夫だ。
ゆっくりしときなよ。
…ま、喜んでくれたようでよかった」

藍子「こんなの喜ばないわけないじゃないですかぁ…。
こんな…こんな…あぁ、また」ポロポロ

P「ははは…ほらハンカチ」


P( そのあと彼女と撮った写真は結局、
涙の痕が残ったままだった。
それでも…その藍子の笑顔は俺が見た中で最高の笑顔だったと思うのだ )



【高森藍子、誕生日】

486: 7月26日 2014/07/25(金) 22:12:54.59 ID:3o4NwzUrO

< 204 >


P「なぁ、SFって好きか?」

晶葉「SF?まぁ、それなりには好きだよ。
眉唾なものであればあるほどロマンがあるとも思う」

P「なんか意外だな。
別に科学信者だとは思ってないけど」

晶葉「練りに練った設定があるとする。
ケチをつけるのもそれはそれで一つの楽しみだよ。
だが、その人間が考えた将来のうちでもかなり先鋭的でプリミティブな部分だろ」

P「そうだな。
普段は人に見せない部分だろう」

晶葉「技術は人間の核とも云っていい。
だから、人間の根源に触れることは夢そのものだと思うんだ」

P「そっか。
今度さ、SF映画の吹き替えの仕事があるんだ」

晶葉「だから、か」

P「吹き替えと、
現代の技術について対談があるんだ。SF作家代表とのな」

晶葉「14の小娘にか?」

P「向こうは14歳らしさを求めてるってことなんじゃないかな。
できるならムキになってほしいみたいな」

晶葉「……私は天才だ」

P「知ってる。
14歳らしさ、なら他の子を推すさ。
晶葉を選んだ理由……わかるだろ?」

晶葉「ふふっ…わかってるP。
無駄なことはさせないって。
期待しておけ」

P「ああ、頼んだぜ?博士」



【1894年、オルダス・ハクスリー誕生】

490: 7月27日 2014/07/26(土) 21:47:00.49 ID:U3+Y9rh5O

< 205 >


拓海「よっと…これで全部か?」

P「おう、悪いな。
事務所で海に来るなんて思わなかったからさ」

拓海「ああ、構わねぇよ。
スイカくらい単車押すのに比べたらなんでもねぇ」

P「いや、両脇にスイカ挟んで持ち運べるアイドルはそういないと思うが」

拓海「あァ?なんか文句でもあんのかよ」

P「いや、全くないぞ。うん」

P( ビキニの両サイドから押さえつけてるわけだからな。
汗が滴るのと合わせて非常に楽しい )

P「スイカが四つ並んでる光景なんて滅多にぶほあっ」

拓海「おい、P……それが目的か?おう」ギチギチ

P「へッ…ヘッドルォックわぁ…やめてくれぇ…こ、こきゅう」

P( でも、スイカが…くへへ )

拓海「はっ…目当てのモノは楽しいかよ。
ほらよっ!」ギュウッ

P「おご…悪かっ…悪かったから。
ギブギブッ」

拓海「ったく。遊びなのに水着指定されるから何かと思ったら。
案の定かよ」

P「いやぁ…フリルない水着の拓海も見たいじゃん?」

拓海「じゃん?じゃねーよ。
明らか面積が減ってるじゃねーか」

P「……中身がおっきくなったからそう見えるんじゃないか?」

拓海「あ?スイカじゃなくてテメェのを割ってやろうか?
今なら特別に“ 手でして ”やるぜ」

P「おう、勘弁してくれ。
さっ、他の荷物取ってこないとなーあははは」

拓海「チッ…まぁ、仕方ねぇから許してやるよ」

P「おーい拓海ー!来てくれよ!
まだまだスイカ沢山あるんだからな」

拓海「わぁーたよ!ったく…」

P( 俺が先を行けば拓海は急ぐ!
急ぐなら走る!
ふははは!俺の勝ちだ拓海ィ )



【スイカの日】

491: 7月27日 2014/07/26(土) 21:47:33.19 ID:U3+Y9rh5O

< 206 >


美波「やっぱり…Pさん呼んでよかったです」

P「うん、俺も楽しかったよ。
弟くんとも仲良くなれたしな」

美波「パパたちも楽しかったって云ってましたよ?」

P「そっか。でも、悪いな。
ホームパーティの後にライヴなんて入れちゃって」

美波「いえ…ファンの皆さんも祝いに来てくれるんですから。
むしろ、精一杯返したいです」

P「にしても…これで酒が飲めるのか」

美波「イイところ、連れて行ってくれますか?」

P「もちろん。なんなら今夜打ち上げ代わりにでも行こうか?
丁度明日はオフだしな」

美波「ふふっ…一気にオトナになっちゃう日ですね」

P( まぁ、元からそんな雰囲気なような気もするけどな )

美波「それにしても…暑いですね…はふ」パタパタ

P「クーラー上げすぎても身体に悪いしな…アイスかなんか買いに行くかな」

美波「汗がびっしょり…Tシャツも張り付いちゃって。
私……溶けちゃいそうです」

P「……」

P( 別に露出が高いわけじゃないんだけどなぁ。
なんでこう……○○いんだ? )

P「……やっぱり、アイス買いに行く前にトイレ行くかな」スタスタ

美波「まだ時間はありますよ……ふふ」



【新田美波、誕生日】

495: 7月28日 2014/07/27(日) 21:31:42.14 ID:Ft+3Y1ZWO

< 207 >



早苗「うげぇ……きもちわるーい」グテ-

P「まったく…早苗さんもいい大人でしょう。
死にたくなるほどの二日酔いになるまで飲まないでください」

早苗「うーん…二重の意味で頭が痛い…」

P「大体ですね、俺の部屋に来たのも忘れてるってどういうことです。
あまつさえ深夜に酔っ払いを収容した善人を締め上げるなんて」

早苗「あはは…ほんとごめんね。
てっきり連れ込まれて食べられちゃったのかと思って」

P「食べたのはそっちの方でしょうが。
他人の朝食綺麗に平らげて」

早苗「うんうん、P君いいお嫁さんになるよねぇ。
胃に染み渡るお味噌汁なんて素人にはつくれないよ」

P「そりゃ、早苗さんたちが無茶振りしてきますからね。
慣れましたよ。はい、お茶です」

早苗「ありがとー…んぐ」コトッ

P「……休肝日つくらないと本格的にやばいですよ。
今回はオフでしたから仕事に問題はありませんでしたけどね」

早苗「アイドルのやることじゃないわね…。
P君がもらってくれればなぁ。
お酒も減るのになぁ…」チラッ

P「……露骨な視線には負けませんよ。
俺はまだ業界で鼻つまみ者にはされたくないですから」

P(つーか、それって結局アイドルやめてるじゃねーか )

早苗「帰ってきてあたしがいる生活に憧れない?
あーんなこともこーんなこともできるよ?
なんなら婦警コスでプレ」

P「あんたそれでも元公僕かよ!
憧れとかじゃねーんだよ、畜生!」

早苗「いやー…元だし?」

P「はぁ……ま、別に憧れないとは云いませんよ。
ただ、俺はもう少し貴女と仕事がしたいんです」

早苗「もう少し、ね。
この歳で制服プレイとかもできるのって貴重だよ?」

P「……貴女まだ酔ってません?」

P( この人こんなキャラだったか? )


【世界肝炎デー】

497: 7月29日 2014/07/28(月) 22:21:01.27 ID:3WDz9OPmO

< 208 >


ケイト「……oh……ブライダル、ですカ?」

P「まぁ…うん。割と定期的にくるんだよね、この仕事。
今回は英国と日本のハーフのデザイナーだから、
ケイトが指名されたんじゃないかなって思ってるけど」

ケイト「……日本ではケッコン前にドレスを着ると、
婚期が遅れるんだとカ」

P「いや、大丈夫じゃないか?
ケイトなら引く手数多だよ、うん」

ケイト「そんな無責任ナ…」

P「どうする?別に避けられないわけじゃないけど」

ケイト「イエ…もらった仕事はこなすのが日本人だと聞きましタ。
えーと…これを日本のコトワザで…」

P「郷に入りては郷に従え?」

ケイト「ソウッ!ソレネ」

P「じゃあ、オッケーでことで伝えとくよ」

ケイト「OK…まぁ、いざとなればプロデューサーが…」

P「んん…?」

ケイト「プロデューサーには一つ知っておいてもらいたいネ。
引く手数多と自分が欲しい人は必ずしも一致しないっテ」

P「お、おう…覚えとくよ…はははっ…」

ケイト「フフッ…忘れていたら…わかってますネ?」



【1981年、チャールズとダイアナが結婚】

500: 7月30日 2014/07/29(火) 21:18:41.19 ID:Rx55b9tfO

< 209 >


ブロロロロロロ……


莉嘉「Pくんもやるねぇ。
これはアタシも女の子としてお返ししてあげなきゃかな☆」

P「今日は莉嘉の日だからな。
そんなこと考えなくていいぞ」

莉嘉「まぁまぁ、アタシがしてあげたいんだからいーの!」

P「んん…そうかな」

莉嘉「アタシのお眼鏡?に叶うプレゼントくれたんだから自慢できるよ?
さすがアタシのプロデューサーだよねっ!」

P「おう…いや、そう云われると嬉しいよ」

莉嘉「んふふー、アタシが嬉しいならPくんも楽しいはずだもんね」

P「そうだな。ん、家着いたぞ。
今日一日俺も楽しかったよ。
莉嘉と色んなとこ行けてさ」

莉嘉「そっか。トーゼン、アタシも楽しかったよ☆
ね、ちょっとこっち寄って?」

P「ん?」スッ

莉嘉「オ・カ・エ・シ☆」チュッ

P「ふぇ…?」

莉嘉「今日はほっぺにしとくけどいてかはクチビルにしてあげるから☆
楽しみにしててねっ」


ガチャ、バタン


P「お、おう…期待してる、ぜ?」

P( ……果たして姉は同じことを思いつくだろうか )

P「……今は13歳にときめいても仕方ないよな、うん」



【城ヶ崎莉嘉、誕生日】

503: 7月31日 2014/07/30(水) 21:38:26.24 ID:tE/26NUxO

< 210 >


ありす「今日で……また一つ夢に近付きました」

P「夢?今日パーティと収録以外なんかあったか?」

ありす「パーティ…というか私の誕生日でしたから。
あと、数年で……ね?Pさん」

P「お、おう…」

ありす「それは夢で、だけど私は現実に生きています。
だから、もちろん努力はしますけど。
でも、期待ぐらいはしてもいいと思うんです」

P「なんか難しいこと云ってるなぁ」

ありす「一つ階段を登ったわけですからね。
らしくない、なんてすぐに云えなくなりますよ」

P「いや、別に年不相応とは思ってないよ。
ありすみたいな子は沢山いるさ」

ありす「む……それはそれでイヤですね」

P「ん?」

ありす「どこの世界に『どこにでもいるタイプだよな』、
なんて云われて喜ぶ女の子がいますか。
Pさんはやはりどこか抜けてますね」

P「そんなつもりじゃなかったんだけどな。
うん、悪かったよ」

ありす「……別に気にしてませんけどね。
“ まだ ”だって知ってますし」

P「お、おお?」

ありす「ただ…Pさんが待ってくれるってのは信じてますからね?
裏切ったり…しないでくださいね?」



【橘ありす、誕生日】

507: 8月1日 2014/07/31(木) 21:42:03.82 ID:swAQ/QdTO

< 211 >


愛海「な、なんで…?
今日なら許されると思ったのに…」

P( 誕生日記念に●●●●○○せろとか意味わかんねぇ。
愛海はマジで師匠だよ )

P「早苗さんがそんなん許すかよ。
喜々として締め上げてたじゃねーか」

愛海「今日なら…今日ならイケると思って楽しみにしてたんだけどなぁ…うぅ」

P「いや、見通し甘すぎんだろ…。
まだ、早苗さんを堕として引きずり込む方が可能性あるぐらいだ」

愛海「あのね、何度か云ったけど違うんだよ。
あたしはね」

P「柔らかい部分、だろ?
可能性の話だよ」

愛海「……あたしだって好きなのは男の人なんだからね」ボソッ

P「おい、聞こえてるぞ。
アイドルがそんな発言すんな」

愛海「あーあー聞こえないなー。
いっそプロデューサーので満足できるようになろうかなぁ」

P「アブノーマルレベル上がってんじゃねえか…」

愛海「うひひっ…プロデューサーもいいかもよ?
あたしのテクでしかイケな」

P「おーっと!ア・イ・ド・ル!」

愛海「あたしたち二人しかいない事務所なんだしさぁ…」

P「女の子としてもだな…。
大体、俺は書類整理中だ」

愛海「……」ソロ-ッ

P「…ん?ひぇっ、やめろ愛海ぃ!」

愛海「ほれほれー、あたし誕生日を機に転向しよっかなー」

P「ひぃぃぃ…引きずり込むな!はぅっ!」



【棟方愛海、誕生日】

508: 8月1日 2014/07/31(木) 21:42:55.81 ID:swAQ/QdTO

< 212 >


シュ……スパッ


渚「よっし!スリーポイントッ!」

P「おーう…さすがっすねキャプテン」

渚「ま、私は元々こっち側だったしね。
これでも仕事ばっかやってるから少し鈍ったんだよ」

P「そっか…そうだよな」

P( 俺が連れ出したんだもんな、うん )

P「それにしても1on1がやりたいんだなんて変わってないか?」

渚「やっぱ私といったらこれしかないからさ。
一度でいいからプロデューサーとやってみたかったんだ」

P「バスケなんて高校の体育以来のおっさんにはきつかったよ」

渚「って云う割にはイイ動きだったけどねッ」

P「ありがとな。…ほい、スポドリ」スッ

渚「さんきゅッ!んー…やっぱ運動した後は気持ちいいなッ!」ゴクゴク

P( 健康的な誕生日に健康的な渚、か。
いや…不健全な渚って想像できないけど )

渚「じゃ、行こっか。プロデューサーの部屋」

P「ん。なんもないけどな。
ケーキは買ったけど」

渚「私とプロデューサーがいれば…それでいいんだよ」

P「……そうだな」

P( 絶対に不健全じゃないぜ? )



【愛野渚、誕生日】

511: 8月2日 2014/08/01(金) 21:51:34.59 ID:AK1p4u5nO

< 213 >


愛結奈「んー…あっつーい…」パタパタ

P「まぁ、仕方ねぇよ。
クーラー下げすぎると、
節約がどうのってちひろさんが云うからな」

愛結奈「プロデューサーはいいのよ、オトコだから。
女は服とかにも気を使わなくちゃいけないから、
薄着すればいいってもんじゃないし」

P「俺だってワイシャツ以外の選択肢がないんだけどな、仕事着みたいなもんだし」

愛結奈「まず君はブラが透けないじゃない?
キャミって割と暑く感じるのよねぇ」

P「そっかぁ…まぁ、透けさせろとは云えないな」

愛結奈「別にプロデューサーに見せつけて遊んでもいいんだけどね。
品がないのは嫌いだし」

P「遊ぶんじゃねぇよ」

愛結奈「精々がショーツくらいなのよね。
Tかせめてタンガタイプなら暑くはないし」

P「フルバックは暑そうだもんな。
いや、男と変わらないような気もするけど」

愛結奈「ちなみに今のワタシは紫の紐」

P「……だからどうしたんだよ」

愛結奈「見たくない?」

P「それどう答えても負けじゃねぇか。
遊ぶならオモチャにしとけ。
俺は人間だ」

愛結奈「オモチャってオト」

P「いや、違うから。そっちの方に持ってくなよ」

愛結奈「正直に云えば見せてあげたのに」

P「……愛結奈にはランジェリーショップ連れてかれた恨みがあるからな。
暫くはいらん」

愛結奈「ふふっ…目線はさっきからフトモモなのに?」

P「…………暑いからだよ」

愛結奈「どんな理由?うふっ…」



【パンツの日】

514: 8月3日 2014/08/02(土) 21:38:30.56 ID:kEaks3wmO

< 214 >


菜帆「あら~?じーっと見て、気になりますか~?
Pさんも、食べたいなら素直に云ってくださいよ~。
はい、あ~ん♪ 」スッ

P「んお…おう、あーん…」モグ

菜帆「このケーキ美味しいですよね~。
フルーツが入ってて甘すぎないし」

P「おう…そうだな」

菜帆「それにPさんが探してきてくれたお店のだから、
なおさら美味しいです~」

P「うん、気に入ってくれたらよかったよ。
有名な店のだったら菜帆は食べたことありそうだったし」

菜帆「最高の誕生日です~。
もちろん、今日は泊まっていくんですよね~?ね?」

P「えっ」

菜帆「はい?」

P「いや…そんな…部屋には…」

菜帆「どうしてですかぁ~?
Pさんはなにもしませんよね~?」ズイッ

P「あ、うん…そうだけどさ。
そんなわけには」

菜帆「えぇ~…私、今日は帰ってほしくないなぁ」

P「そんなこと云われてもだな…。
部屋に二人ってのも」

菜帆「Pさんは嫌なんですか~?」ギュッ

P「…なぁ、わかってやってるだろ?なぁ?」

菜帆「なんのことやら~」ムギュ-

P( ピチピチのUネックの時点でそんな気はしてた。
テーブル挟んであーんばっかしてたのも、うん )

菜帆「誕生日だから、ね?」



【海老原菜帆、誕生日】

518: 8月4日 2014/08/03(日) 21:37:41.08 ID:imjvi51LO

< 215 >


P「うぇへへー…茜と熱くなることしたいなぁ…」ギュウ

茜「プ、プロデューサー!
酔ってますよね?絶対にっ!」

P「茜はしたくない?ねぇねぇ」

茜「私もしたくないと云えば違うというかなんというか!
いやっ、でもですね?
プロデューサーがそんなままではっ」

P「茜も女の子だねぇ、うん。
いや、俺も冗談だよ?
さすがに未成年でかつアイドルに手は出せないし、うん」

茜「な、ならですね?
あのー…手を回すのは、あの…」

P「んー?これくらいはいいじゃん?
茜あったかくて気持ちいいんだよねー」ギュウッ

茜「わ、私もイヤではないですけど…」

P( やっべぇ…誕生日パーティで酒飲んだのがまずかった。
気付いたら茜の部屋でセクハラしてる。
なんか恥ずかしくて云いだせねぇし )

茜「誕生日に…ってのはいいんですけど…。
プロデューサーが…酔ったままってのは…イヤです」

P( かわいいなぁ、んもうっ。
あぁ…なんか色々クラクラしてきた )

P「茜が悪いんだぜ?
普段の熱さと乙女な今のギャップが…可愛すぎんだよ!」

茜「そんなこと耳元で叫ばないでください!
は、恥ずかしいですっ」

P「そういうとこが可愛いいんだよ、はぁ…」ギュウ-

茜「は、はわぁ…私もプロデューサーに酔っちゃいそう…」



【日野茜、誕生日】

522: 8月5日 2014/08/04(月) 22:09:01.68 ID:gQnK8IwPO

< 216 >


桃華『Pちゃまはわたくしの横に座るの!』

桃華『今夜はわたくしが…傍にいてあげますわ!』

桃華『いい、これからは服装には気を使いなさい?』


P「……母親かッ!」

桃華「はい?突然叫んでどうしたんですの?」

P「あ、ああ…いや、今までの桃華を思い出してな」

桃華「はぁ…それで母親ですか。
わたくし、いつの間に手のかかる子供を持っていましたの?」

P「いやぁ……ははは、済まんな」

桃華「まぁ、それも母親だと思った場合ですわ。
レディの立場からすると、
それぐらいを容れる器量は備えているつもりですし」

P「……レディは膝の上で紅茶を飲まないと思うが」

桃華「それはそれ、これはこれ。
Pちゃまにもわたくしを容れる器量が必要ですわね」

P「お、おう?」

桃華「時には母親のように包み込むこともしますが…。
Pちゃまにも期待しているんですのよ?」

P「むぅ…善処しよう」

桃華「ふふっ…期待、していますわよ?」



【誕生果、黒部西瓜の果物言葉は母性愛】

523: 8月5日 2014/08/04(月) 22:12:19.27 ID:gQnK8IwPO

< 217 >


里美「ほわぁ…さっきのラジオで紹介した石…べっこう飴みたいで甘そうですぅ」

P「…いや、そうか?うーん…」

里美「ということは猫さんの目は甘い…?」

P「いやいやいや…君は何を云っているんだ?」

P( そういや、まんま猫目石とかもあったな… )

里美「えへへぇ…冗談ですよぉ?
でも、Pさんの目は時々舐めてみたくなるかも」

P「えっ」

里美「ほえっ?」

P「いやぁ…随分アブノーマルなんだな…ははは…」

里美「Pさんの瞳は綺麗ですからぁ。
いつも私を見てくれてるおにいちゃんの目ですぅ~」

P「……里美の目ほどじゃないさ」

P( こんな純粋な瞳も珍しいよなぁ。
いや、眼球に欲求感じるような…違うよな )

里美「はわぁ…でも、Pさんなら私の瞳、いいですよぉ?」

P「な、なにが?」

里美「私、結構敏感なんですよぉ?
感じやすい…だと少し●●●ぃ…ですけどぉ」

P「お、おう…」

P( ばれてーら。
案外初心じゃないんだな。
…っと思ったけど眼球舐めとかディープ過ぎんだろ… )

里美「Pさんのためならぁ…いいんですよぉ?ふふっ…」



【誕生石、日長石の石言葉は愛・敏感】

526: 8月6日 2014/08/05(火) 21:10:09.90 ID:v+23Fw3kO

< 218 >


奈緒「……」

P「……」

奈緒「なぁ…Pさん」

P「…なんだよ」

奈緒「アタシら何してんだろうな」

P「……カラオケオール?」

奈緒「いや…まぁ、そうなんだけどさ。
ただでさえ二人なのに、
なんで叫ぶのとかキーが高すぎるやつばっかチョイスしたんだ?」

P「奈緒が『アンインストール』とか入れたのが間違いだったんだよ」

奈緒「でも、観たアニメの曲ってすぐ入れたくならないか?」

P「なるけども」

奈緒「PさんだってSee-Sawとか入れてたじゃんか。
男であれはきついんじゃないかな」

P「いやぁ…流れにはノる主義なんだよ」

奈緒「それにしても……顔、近いよ」

P「仕方ないだろ。
声出ないから顔近付けないと聞こえないんだし」

奈緒「……アタシら…何してんだろうな」

P「まぁ……若いってことだよ、うん」



【1965年、梶浦由記誕生】

527: 8月6日 2014/08/05(火) 21:11:01.08 ID:v+23Fw3kO


< 219 >


P「七海ー、今回の仕事は水族館と釣りの仕事だぞー」

七海「わぁ…それは嬉しいのれす~」

P「で、場所は…北海道の小樽か。わかるか?」

七海「わかりますよ~。
水族館のある地域は大体わかるのれす」

P「すげぇな……ってのはいいか。
で、特番なんだけどさ、もう一人のゲストがあの人なんだよ」

七海「あの人?」

P「ほら…ハコフグの人」

七海「なるほろ~…七海の目標の一人れす~」

P「それでだな、あんまりディープすぎる話はしないでほしいんだよ。
七海とあの人しかいないから誰も止める人がいなくてな」

七海「そうれすか~…一割位でいいれすかね~」

P「それがどれくらいかわからんが、頼むぜ?」

七海「……その代わりプロデューサーは一日付き合ってくらさいね~♪ 」

P「えっ」

七海「?」

P( キョトンとすんじゃねーよ。
……かわいい )

P「……仕方ないなぁ……程々ににするんだぞ」



【1975年、さかなクン誕生】

528: 8月6日 2014/08/05(火) 21:11:44.05 ID:v+23Fw3kO


<220 >


かな子「私ってそんなに食べてるイメージなんですかねぇ…」

P( はい。少なくとも甘味は )

P「まぁ、そこまで悪いイメージじゃないしさ。
男は沢山食べる女の子好きだぜ?」

かな子「うーん…そう云いますけど。
私の名前を検索すると……」

P「あー…いや、云い方は悪いけど本当に太ましかったら、
もっと酷い言葉が並ぶと思う。
かな子のはアイドルらしいレベルのだと思うけど」

かな子「最近は消えたみたいですけど、
一時期は“ ハム ”とかありましたからね…はぁ」

P「俺は好きなんだけどなぁ…やっぱ気になるか?」

かな子「ええ…お仕事続けていくならスタイル絞らなきゃいけないのかなーっ…とか」

P「まぁ、なんとも云えないんだよなぁ。
かな子自身の気の持ちようとしか。
あと、絞らせないからな」

かな子「結構辛いんですよ?
痩せすぎず太りすぎずって。
気付いたら最近は減るんですからね?」

P「仕事もハードだし運動量あるもんな。
…よし、じゃあスイパラでも行くか。
食って忘れようぜ、うん」

かな子「そう、ですね。
応援してくれるファンのことを信じればいいんですよね。
もちろん、Pさんも」

P「ああ…じゃ、行くか」



P( かな子が俺の倍以上食べたことは秘密である。
かな子が幸せそうならいいのだ。
……たとえ明日のトレーニングで泣を見ても )



【ハムの日】

535: 8月7日 2014/08/06(水) 21:27:00.76 ID:q6xTK/xVO

< 221 >


P「ココナッツって甘すぎず美味いよな」ズズ-ッ

風香「夏だなーって思いますねー」ズズ-ッ

P「まさか撮影で使ったココナッツを貰えるとはなー」

風香「それを何事もなく処理して楽しんでるこの事務所は一体…」

P「色んなのがいるからわなぁ」ズズ-

風香「それにしても暑いですねー」パタパタ

P( ノースリーブワンピだから風香のココナッツががが… )

風香「ん……蒸れてる……」

P( 胸とカップの間か。
……風香のココナッツミルク…むむっ )

風香「すみません、見苦しくて」パタパタ

P「そんなことはねぇ!むしろ飲ませてくださいっ!」

風香「…飲む?」

P「あ、いや…忘れてくれ。
俺も暑さで頭がな…ははは」



【誕生果、ダブルココナッツの花言葉は熟した愛】

536: 8月7日 2014/08/06(水) 21:29:36.23 ID:q6xTK/xVO

< 222 >


拓海「オイッ…云ったじゃねぇかよ。
変なとこ触んなってよぉ!」

P「い、いや…仕方ねーだろ。
単車なんて普段乗らないし。
怖くて掴んじゃったんだよ…」

拓海「それでもよォ…こう…鷲掴みってのはやりすぎなんじゃねぇのかよ」

P「本当悪かったとは思ってるよ。
折角誕生日のお返しに乗せてくれたのに」

拓海「……場所考えろってことだよ」ボソッ

P「ん?」

拓海「なんでもねぇよ。
……単車乗ってるときは危ねぇからやめろよな。
ほら、乗れよ。まだまだ行くからな」

P「おう、気を付けるよ」

P( やべぇ…意識して緊張する。
手にまだ感触残ってるし )

拓海「ただ、手はしっかり回せよな。
離れたら不安になるんだからよ」

P「お、おう…じゃ、失礼して」ギュ

拓海「……それ以上上げるなよ?
わかってるよな?」



【向井拓海、誕生日】

538: 8月8日 2014/08/07(木) 23:23:17.97 ID:6ChExHgIO

< 223 >


ブロロロロロ……ガタッ


P「今日はお疲れ様でした。
自分が主役とはいえ関係者との会食なんて退屈だったでしょう?」

真奈美「いや?中々に面白いものを見ることができたよ」

P「そうですか?まぁ、楽しんだ分には構いませんけどね」

真奈美「しかし…ドレスコードのある場でのエスコートなんて、
いつの間に覚えたんだ?
可愛いらしい君が見られると思っていたんだがね」

P「俺だって恥ずかしい姿は見せたくないですから。
それに真奈美さんもパートナーが情けないのは嫌でしょう」

真奈美「そうだね。確かに私も君に無意識に求めていたかもしれない」

P「無意識、ですか。
これからも気が抜けませんねぇ」

真奈美「ふふっ…そうかい?
よし…まだ、宵の口だし私の部屋に招待しよう。
頑張った君には報酬が必要だ」

P「……駐車は地下ですか?」

真奈美「ああ、来客用のスペースがあるはずだ」

P「でも、俺ばかり貰っても悪い気がします」

真奈美「なに、君には普段から貰っているさ。
それに……」

P「はい?」

真奈美「今夜はまだ始まったばかりだからな」



【木場真奈美、誕生日】

542: 8月9日 2014/08/08(金) 23:35:32.06 ID:aglgiZoAO

< 224 >


早苗『イヤァァァァ…!もう、イヤァァァァ!』

P『まぁまぁ、すぐにキモチよくなりますよ、はははっ』

早苗『そんなのいらないからぁ…。
もう、許してぇ』

P『へへっ…今までの恨みを、ね』



P「いやぁ……凝ってましたね」

早苗「痛い……身体に力入らないし」

P「早苗さんが泣き叫ぶ姿なんて…。
珍しいもの見ちゃいましたね」

早苗「これは責任取ってもらわないとね。
あんな顔見られちゃったんだもの」

P「飲みにでも行きますか?
俺の奢りで」

早苗「……まぁ、それでいっか。
でも、しばらくは無理ぃ。身体動かない」

P「今こそ完全に無防備…。
なんでもできちゃいますねぇ」

早苗「…えっ」

P「……失言でした」

早苗「もしかしてさっきもそんな気持ちで…?
大臀筋のマッサージなんて際どいどころじゃないじゃない!」スッ

P「ちょっ…立ってんじゃねーか!
おい、何をするきさまーっ!」

早苗「P君にも体感してもらおうかなーって。
ふふふ…まずは肩甲骨ねっ」

P「馬乗りはいいのかよ、おいぐへぇっ!」



【はり・きゅう・マッサージの日】

544: 8月10日 2014/08/09(土) 21:43:20.78 ID:vMPKPxxgO

< 225 >


響子「Pさーん、花火始まるみたいですよー?」

P「うん…お、中々いいとこだな。
こんな林の中からも見えるんだな」

響子「友達におしえてもらったんです。
邪魔されずに綺麗に見えるって」

P「そっか。
人混みの中ってのも夏祭りらしいけどな」

響子「そうですけど……今はPさんと居たかったんです」

P「……うん、始まるみたいだよ、花火」


ヒューン…ドンッ


響子「ッ……綺麗ですね」

P「ああ、そうだね。
……今は」

響子「はい?」

P「今はダメなんだ。
響子から受け取るのも、本当は。
それを受け取ったままなのは、
俺の弱さだ…でも」

響子「いい…ですよ」ギュッ

P「ッ……うん、済まない」

響子「でも、今だけ…今だけは。
誕生日ぐらいは、許してください」

P「……誰も、いないしな」

響子「ええ、そうです。
今ここには私とPさんしか、いません」

P「……意識、させんなよ。
俺も腕回したくなるだろ?」

響子「ふふっ…いいんですよ?」

P「今、誘惑に負けたらさ。
もう止まれない気がするんだ」

響子「それは……困りますね。
浴衣、汚せませんから」

P「だから今は、花火を見ていよう。
俺たちだって祝われたいだろ?
花火だって見てもらいたい、はずだから」

響子「…………はい」ギュウ



【五十嵐響子、誕生日】

545: 8月10日 2014/08/09(土) 21:43:53.40 ID:vMPKPxxgO

< 226 >


凛「ありがと、プロデューサー」

P「うん?会ってそうそうなんだよ」

凛「今日は私がもらう日だろうからさ。
感謝くらいは先に云おうと思って」

P「そうか…いや、俺がなにも覚えてなかったらどうすんだよ」

凛「そんなことありえないし。
考える必要ある?」

P「む……まぁ、ないな。
……今日は一日付いてやれないが、わかってるな?」

凛「うん、ソロも加蓮たちの方もいつも通り」

P「で、大体20:00くらいだな。
局まで迎えに行く。
…着るもの持ってきてるよな?」

凛「プロデューサーのデスクに置いといたから。
夜、持ってきて」

P「おう、わかった」

凛「何回目かな、ドレスコードが必要な場所に行くの」

P「さあな。回数が重要じゃない、そうだろ?」

凛「そうだね、うん。
……じゃあ、私は仕事行くよ」

P「ああ、夜は待ってろ」

凛「うん。また、一年の魔法…掛け直してね」

P「俺は魔法使いじゃないけどな。
ま、期待してろ」

凛「ふふっ……それどういう意味?」

P「さぁて…ほら、時間ないぞ」

凛「……夜、期待してるから」

P「おう」

凛「私の期待を初めて裏切るのが今日なんてこと…ないようにね」


ガチャ、バタン


P「……仰せの通りに、お姫様」



【渋谷凛、誕生日】

549: 8月11日 2014/08/10(日) 21:22:46.84 ID:uVbzLRDZO


< 227 >


雫「うーん…やっぱり海は陽射しを感じますねー」

P「まぁな。グアムは南半球だし」

雫「いえー、グアムは北半球ですよー」

P「え、マジで?
南十字星が見れるのは全部北半球かと思ってたよ」

雫「あっ、昨日はソレを見てたんですかー」

P「あー.…起こしちゃってたか。
気をつけたつもりなんだけど」

雫「いきなり温かみがなくなっちゃいましたからねー。
でも、近くにPさんがいて安心しましたー」

P「そっか…それにしても凄い陽射しだな」

雫「休暇ですからいいですけど撮影だと辛いかもしれないですねー…。
あの、日焼け止め塗ってくれませんか?」

P「……まぁ、いいけどさ」

P( また、登頂するのかな…?
いや、物凄く楽しいんだけどさ、
それで終われるかな……)

雫「それとも……日焼け跡があった方が……好きですか?」

P「いや、塗らせてもらうよ。
割とどちらも捨てがたいけど」

雫「ふふっ…しっかり塗り込んでくださいねー?…………奥の方まで乾かないくらい」



【山の日( 2016年~ ) 】

551: 8月12日 2014/08/11(月) 20:33:32.73 ID:l8nUe3LxO

< 228 >


P「や、やっと着いた…」

幸子「Pさんがこんな仕事取ってくるからですよ…」

P「いやぁ…凄いな。
よく、今までダイビングとかやってたよ」

幸子「まぁ、ボクはカワイイですから!」

P「理由に…なってる気がするから困る。
だけどもう太平洋横断なんてしたくねぇ」

幸子「ボク的にはまだ簡単な方でしたけどね。
またやりたいわけじゃないですけど」

P「逞しくなったもんだ。
……とりあえずホテル行こう、うん。
揺れないベッドが恋しい」

幸子「そうですね。
Pさんのせいでフトモモが凝ってる気がします」

P「済まんな、別に放っておいてよかったんだが」

幸子「フフーン!ボクはカワイイ上に慈悲深いですからね。
膝枕くらいは構いませんよ。
別にやってみたかったとかではなく」

P「ふーん…?」

幸子「ま、まぁそれなりに楽しかったのは事実ですよ」

P「いや、何も云ってないが」

幸子「……まったく。相変わらずイジワルですね」

P「幸子はカワイイからな」

幸子「なんでもカワイイって云ってればいいわけじゃないんですよ?」

P「……どんな基準だよ」



【太平洋横断記念日】

554: 8月13日 2014/08/12(火) 19:32:52.20 ID:PbpCwjADO

< 229 >


千秋「はふっ…」

P「欠伸多いな。眠いか?」

千秋「そうね…それに酔っているのかも。
こんな夜景を貴方と二人で見ている、
この状況に」

P「酒ではなく、ね。俺、部屋に戻ろうか?」

千秋「いいえ…もう少し、もう少し…」

P「じゃあ、もう一杯いいかな。
確か、ジンがまだ…」

千秋「ええ、もちろん。私にも頂戴」

P「ああ、やっぱりあった。
……ほい、一気に呷ったりするなよ」スッ

千秋「……ありがとう。ふふっ…わからないものね。
Pさんと二人きりでお酒を飲むなんて最初は思ってなかった」

P「まぁ、そうだな。
それに予想というか予定されていても困る。
そんな子は危なくてアイドルにさせられない」

千秋「それなら…」

P「うん?」

千秋「それなら、今の私はアイドルには不向きかも。
不純な想いがないとは云えないもの」

P「…………そうか」グイッ

千秋「そんなに勢いよく大丈夫?」

P「弱くはないからな。
それに……今更醜態がどうのっていう関係じゃない」

千秋「ええ、確かに」

P「……部屋、帰らなくてもいいか?」

千秋「……お好きなように」



【函館夜景の日】

556: 8月14日 2014/08/13(水) 21:54:27.42 ID:VR1xG32vO

< 230 >


みく「うにゃーん…PチャンPチャン」ギュ

P「なんだ駄猫。俺は仕事に忙しいんだが」

みく「むむっ…ちょぉーっといただけないにゃあ。
こんなに可愛い猫チャンに抱きつかれた反応じゃないにゃ」

P「アホほど暑いのに毎日抱きつかれれば、そうもなる」

みく「まったく…夜だと構い倒してくる癖に。
気まぐれはみくの専売特許なのににゃあ」

P「いや、誰が決めたんだそれ。
大体、これは気まぐれじゃなくて職業意識ってやつだ」

みく「知らんにゃ、そんなの」

P「……今夜は焼き魚にすっかなぁ」

みく「にゃあ……ちょっとのワガママくらい許してほしいにゃ。
ね?ね?Pチャン?」

P「どうすっかな。とりあえず離してくれたら考えてやる」

みく「それとこれとは別。
みくは今、Pチャンにくっついてたいの」

P「はぁ…猫は気まぐれ、ね」

みく「でも、みくはいつでも撫でられる猫チャンだからね?」

P「うん…そうだな」

みく「……あぁ…なんか暑く…熱くなってきたにゃ」

P「そんなん知るか。俺は仕事するからな。絶対だぞ」

みく「んん……付き合って…ね?」ギュウ



【専売特許の日】

560: 8月15日 2014/08/14(木) 21:49:21.65 ID:aNFJH5q9O

< 231 >


ケイト「ンン…なかなか、イイ味」モグ

P「ま、まぁよかったよ」

P( 明らかな白人さんが和風パフェってのは違和感が凄いな。
いや、特製パフェ自体が違和感だけど )

ケイト「プロデューサーも食べてくださいヨ?
私だけじゃ食べられませんカラ」

P「うん、食べてるよ。
…しっかし、デカイな」

ケイト「前からずっと気になってたのデス。
この、カップルパフェ」

P「…は?」

ケイト「oh……私とカップル、イヤでしたカ?」

P「ん、いやそれはいいんだよ。
…これが、このサイズがカップルサイズ…?」

パフェ< ドーン!

ケイト「ネットではそう書いてありましタ。
ほら、メニューにも」

P「あ、確かに…いや、まぁ食べられないこともないけどさ」

ケイト「フフッ…イイじゃないですカ。
今日はゆったり二人でいると決めたのデス。
はい、アーン」スッ

P「あ、あーん?」カシャッ

ケイト「どうですカ?」

P「ほ?ほ、ほるなひょ」

ケイト「冷たいデショ?それに、いい顔?」

P「むむっ…ああもう…どうせなら一緒に撮ろうぜ。
食べさせあいっこしながらな。
あの、すみませーん」

ケイト「……フフッ」ニコニコ



【ケイト、誕生日】

562: 8月16日 2014/08/15(金) 22:04:45.62 ID:NfLwvWAWO

< 232 >


美波「んー…来週は…」

P「どうした?大学で遊びに行くとか?」

美波「あ、Pさんっ…そうなんですよ。
ラクロスの友達と遊びに行こうかなって」

P「そっかぁ…大学生のうちだけだからな。
仕事もあるけど今のうちに遊んどいてくれよ」

美波「はい、でも合コンとかに呼ばれるのはちょっと困るんですよねぇ」

P( まぁ、高嶺の花ってやつだしなぁ。
俺も大学生のときに知り合いに美波がいたら…やばいなぁ )

P「俺も少し困るな」

美波「ですよね?でも、何度も何度も断りにくくて」

P「ま、なんかあったら云ってくれよ。
しつこく誘われるくらいは許してやってくれ」

美波「……実はPさんも呼ばれてるんですよ?」

P「え、なんで?」

美波「あの、私がちょっと喋りすぎちゃって…」

P「うーん…別に俺は行ってもスキャンダルにはならないしな…」

美波「わ、私が来てほしくないんですっ」

P「えっ…」

美波「あっ、別にPさんに来てほしくないわけではなくて…。
Pさんカッコいいですから」

P「うーん…?ま、まぁ今は仕事あるしな。
でも、なんかあったら絶対云ってくれよ?」

美波「それは、もちろん。
……ただ、女子大生って怖いですからね」

P「美波見てればわかるよ、うん。
末恐ろしい」

美波「…はい?」



【女子大生の日】

566: 8月17日 2014/08/16(土) 19:04:44.31 ID:Qivgt1OMO

< 233 >


櫂「こっちこっち!次はイルカショーだよっ!」

P「お、おい…イルカは逃げねぇよ。時間も十分だし」

櫂「そ、そう?
いやー、最近水族館なんて来れなかったからさ、楽しくて」ギュ

P「おう、済まんな。
それはそれとして抱きつくな。
水族館デートとかすっぱ抜かれたら洒落にならない」

櫂「まぁまぁ。帽子も被ってるしさ。
きっと大丈夫だよ」

P「でもなぁ…」

櫂「プロデューサーもデートって認識だったんだ?
なんだかんだ誤魔化すのかと思ってた」

P「いや、そこまで甲斐性無しじゃねぇよ。
……誕生日くらいはな」

櫂「ふぅん?
誕生日だから今日は来てくれたの?」

P「違うとは云えないけどさ…。
そういう言い方はないんじゃないか?」

櫂「うん、ごめんね?
すっごい楽しいからさ。
ちょっと意地悪したくなっちゃった」

P「ふん…ほら、遅れるぞ」グイッ

櫂「きゃっ…もうっ、引っ張りすぎ!」

P「……いっそ、カップルらしい方がばれないかと思ってな」

櫂「ふふっ…そうだね。
まったく、不器用なんだから♪ 」



【西島櫂、誕生日】

567: 8月17日 2014/08/16(土) 19:05:38.50 ID:Qivgt1OMO

< 234 >


P「……プレゼントなんて」

裕美「え?」

P「裕美との最初の誕生日にさ。
“ プレゼントなんてもらえない ”って云われたの思い出した」

裕美「そ、そんなこともあった、かな」

P「これは難しい子だな…ってのが正直な感想だった」

裕美「あのときは…もらえなかったの。
私、贈り物は対等な関係じゃないと意味がないと思うから」

P「別にそんなことはないと思うけどなぁ」

裕美「私が、だから。
あのときPさんにもらっていたらそれは“ 施し ”だった。
そんな関係嫌だもの」

P「……それで、あのときは結局もらってくれなかったからな。
今日はいいんだよな?」

裕美「私に見切りをつけたわけじゃないのなら」

P「そんなことはないが…」

裕美「本当はまだ対等だとは思えないけど…。
さすがに私が私を抑えられないから」

P「ま、これから頑張ってくれ。
俺は待ってるよ」

裕美「そんな安易に云って大丈夫?」

P「ああ、裕美以上の子はいないって断言できる。
……改めて、おめでとう」

裕美「…………ありがと。
絶対に、追いつくから」



【関裕美、誕生日】

571: 8月18日 2014/08/17(日) 21:17:59.93 ID:G++VuW6EO

< 235 >


P「いやぁ…こんなに御馳走になってしまって…。
忙しい時期に大変だったんじゃないのか?」

葵「んーん、プロデューサーはあたしの大事なお客様だから。
ウチの皆も大変だとは思わなかったんじゃないかな?」

P「ふむ…まぁ、料亭の一日ってわからないけどさ。
朝は早いんだろ?
こんな時間まで付き合ってもらっちゃって」

葵「あたしがお酒飲めればね…。
プロデューサーに付き合ってあげられたのに」

P「でも、お酌してもらったし。
それに、葵が飲めてもやっぱり飲んでたと思うね、
あのお父さんの様子だと」

葵「うん、すっごい楽しみにしてたから。
あたしが誕生日に男の人連れてくるって」

P「ふ、ふーん?」

葵「それに…この部屋見て、ね?
わからない?」

P( 箪笥、押入れ、窓、書き物机、ライト、布団が二組み……二組み? )

P「あぁ……なるほどな」

葵「でも、プロデューサーはまだ仕事続けたいんでしょ?
困ったもんだよねー」

P( いや、そんな問題か?
論理の飛躍というかなんというか?
葵は13だっけ?いや、今日誕生日だったんだから… )

葵「眠い?なんか反応もゆっくりだし」

P「…飲んだしなぁ」

葵「ほらほら、着替えて?」スッ

P「う、うーん?」

葵「そういえば、プロデューサーの私服ってあんまり見ないから新鮮だったよ。
もちろん、カッコよかったけど。
あ、これねウチの紋が入ったやつでーー」

P( あぁ……なんか色々とダメな気がする。
明後日の仕事休もっかな。
いやいやいや…… )

葵「じゃ、あたしはこっちで着替えるけ。
……振り向かないでね?」

P「…………はぁ」



【首藤葵、誕生日】

574: 8月19日 2014/08/18(月) 21:01:23.58 ID:nHWGpis0O

< 236 >


P「いい風だなぁ」

夏樹「だろ?だから、酒なんて飲まない方がいいって云ったんだよ」

P「そう、だな。いや、歳なのかも。
祝い事には酒って考え方が染み込んでるっつーか」

夏樹「まぁ、気持ちはわからないでもないよ。
でもさ、アタシはまだ付き合えないから」

P「だよな。いや、憑いてきてよかったよ。
海も、星も、山もこんなに綺麗なのは見たことない」

夏樹「アタシ的にはPさんがバイク乗りだったって方が驚いたけどね」

P「そうか?俺は夏樹の趣味が音楽関係じゃなくてツーリングだけって方が意外だけどな」

夏樹「あー…音楽、っていうかロックはアタシそのものだからさ。
Pさんも毎日やってるからって呼吸が趣味だったりはしないだろ?」

P「なるほど。確かに俺も夏樹のプロデュースが趣味ってわけじゃないしな」

夏樹「ッ……おう、いきなりすぎるってアンタ」

P「特別な場所をおしえてもらったささやかなお返しだよ」

夏樹「……無性に掻き鳴らしたい気分だぜ。
こんな、こんな…こんな夜には、アタシは……」



【木村夏樹、誕生日】

578: 8月20日 2014/08/19(火) 22:34:12.30 ID:WPn+rGKrO

< 237 >


杏「……だるー」グデ-

P「おい、なんて格好してんだ。
下着でぐうたらすんじゃねぇよ」

杏「えぇ…ここ杏の部屋だし」

P「曲がりなりにも俺は客だろ。
……まぁ、もてなしには期待してないけどさ」

杏「なんだとー?乙女の柔肌を鑑賞できてるじゃないかー」

P「乙女になってから云え。
大体そんなもてなしは普通じゃねぇ」

杏「ま、いいじゃん。
今年は蚊も少ないらしいし。
楽でいいよねー」

P「いや、そんな少ないか?」

杏「去年はこの部屋大量発生だったし。
今年は全然見ないもん」

P「それ、もしかしなくても俺とかきらりが片付けしてるからだろ。
ゴミに集る蚊とか蝿は別物だ」

杏「現象は変わらないんだし、
同じだと思うけどね。
ま、感謝してるよ」

P「随分と余裕かましてるな…。
ほら、早く着替えてこい、出かけるぞ」

杏「えぇ…なんで仕事以外で外出なくちゃなんないの?
ここは私の安住の地なのにー」

P「安住の地ィ?俺のマンションを勝手に私物化すんじゃねぇよ。
そういや、さっきも“ 杏の部屋 ”とか云ってたし、まったく」

杏「だってプロデューサーがこっち連れてきたんじゃん。
いちいち仕事に連れ出すの面倒だからって」

P「だからといってだな…杏のご両親が来るんだよ。
だから、今日だけは帰れ」

杏「まったく……報酬は弾んでよね」グデ-

P「一歩も動いてないやつが何云ってんだ」

杏「…………ていうか、なんで杏の親もプロデューサーに連絡してるわけ?
私まったく知らなかったんだけど」

P「信用を身に付けるんだな。
…ほら、いーくーぞー」

杏「うえぇ…着替えさせてー…」



【蚊の日】

582: 8月21日 2014/08/20(水) 22:01:57.58 ID:Q7kUGR45O

< 238 >


周子「なんかさー、あたしの血が誰かの身体に流れてると思うと妬けない?」

P「…は?唐突になんだよ」

周子「シューコちゃんの趣味はー?」

P「ダーツと……献血だな」

周子「Pさんはさ、大事なモノに対する独占欲とかないワケ?」

P「はぁ…いや、俺が嫌って云ったらやめるのか?」

周子「んーどうかなー。
別に積極的な趣味じゃないしねー。
で、どう?」

P「別に妬かない。
血液にまで周子を感じるほど感受性高くねぇよ」

周子「ふぅん?世の中には好きな人のワイシャツの匂いに、
執着する人もいるって聞いたんだけど」

P「俺は異常者じゃないからな。
周子がいればそれでいい」

周子「そーだね、うん。
あたしもPさんだけでいいかな。
それに、ワイシャツだけじゃ満足できないし」

P「……っていいながら俺のワイシャツ着てるじゃねぇか。
いい加減返せよ」

周子「んーそれはそれ、これはこれ」

P「まったく…わかんねぇな」



【献血の日】

583: 8月21日 2014/08/20(水) 22:02:19.20 ID:Q7kUGR45O

< 238 >


周子「なんかさー、あたしの血が誰かの身体に流れてると思うと妬けない?」

P「…は?唐突になんだよ」

周子「シューコちゃんの趣味はー?」

P「ダーツと……献血だな」

周子「Pさんはさ、大事なモノに対する独占欲とかないワケ?」

P「はぁ…いや、俺が嫌って云ったらやめるのか?」

周子「んーどうかなー。
別に積極的な趣味じゃないしねー。
で、どう?」

P「別に妬かない。
血液にまで周子を感じるほど感受性高くねぇよ」

周子「ふぅん?世の中には好きな人のワイシャツの匂いに、
執着する人もいるって聞いたんだけど」

P「俺は異常者じゃないからな。
周子がいればそれでいい」

周子「そーだね、うん。
あたしもPさんだけでいいかな。
それに、ワイシャツだけじゃ満足できないし」

P「……っていいながら俺のワイシャツ着てるじゃねぇか。
いい加減返せよ」

周子「んーそれはそれ、これはこれ」

P「まったく…わかんねぇな」



【献血の日】

587: 8月22日 2014/08/21(木) 20:25:23.10 ID:e6gzCYIXO

< 239 >


奈緒「……」ジ-ッ


ガチャ、バタン


P「ふぃー、疲れたーっと。
…ん?どうした奈緒。眉間ぬ皺寄ってるぞ」

奈緒「ひゃ、ひゃうっ」

P「いや、どんな驚き方だよ。
つーか、何か見てたんだな。何だ?それ」

奈緒「あ、ああ…これは…んー…まぁ、いっか」スッ

P「む?瓶?錠剤でも入ってんのか?」


瓶『素奈緒ニナール』


P「……ジョークグッズか何か?」

奈緒「わかんねーよ…なんか事務所帰ってきたら目立つとこに置いてあってさ」

P「ははぁん…凛か加蓮か両方か」

奈緒「なぁ、これって無言の訴えとかじゃないよな?
ジョークだよな?」

P「ん?まぁ、そうだろ。
あいつらはそんな陰湿じゃないし。
……むしろ、奈緒の“ 素直さ ”を気に入ってるしな」

奈緒「は?」

P「おおっと……で?どうする?
素直になってジョーク返しでもするの?」

奈緒「できるかな…あたし、すぐ顔に出るし」

P「最近は演技もやってるしいけるだろ。
よし、じゃあ俺も協力しよう」

奈緒「お、Pさんも協力してくれるのか。
でも、素直になるってどんなだよ?」

P「そりゃまぁ、その錠剤飲んでなんとかしよう」

奈緒「なんとかって…」

P( この作戦、慌てふためく二人を見れるだけではないッ!
なんと素直になろうとする奈緒も見ることができるッ! )

P「ふははははは!勝った!俺の勝ちだぜッ!」

奈緒「お、おう…なんなんだいきなり」



【誕生石、白珊瑚の石言葉は素直・優しさ】

589: 8月23日 2014/08/22(金) 21:09:31.34 ID:UIR9mlIsO

< 240 >


ガチャ、バッタ-ン!


P「はぁはぁ…済まないまゆ。
仕事が、仕事が終わらなくて」

まゆ「うふ…いいんですよぉ。
まゆはただ嫉妬深い女の子じゃありませんから。
遅くまで待ち惚けを食らうくらいは」

P「あぁ…いや、でも本当に済まなかった。
今日は俺から誘ったのに」

まゆ「はい、でもだから信じられました。
まゆの信じる人は約束を…自分の結んだ約束を絶対に破りませんから」

P「そ、そうだな。
……あー、電気点けていいか?」

まゆ「もちろん」


パチッ


P「なぁ、何で電気点けてなかったんだ?
結構暗かっただろ」

まゆ「気付きませんでした」

P「…は?」

まゆ「気付かなかったんですよぉ。
ずっと、ずぅっとPさんのことを考えてたのでぇ」

P「お、おう…」

P( ……やはり危うい。
こんな他人に存在を依存した状態では、いつか…… )

まゆ「あなただけ…Pさんだけですよぉ」スッ

P「…えっ?」

まゆ「Pさんのことを想わせてください。
それだけで、それだけで幸せなんです」ギュッ

P「……」

まゆ「それだけで、あなただけで…。
まゆはまゆになれるんですから」



【誕生果、ルビーオクヤマの果物言葉は“ あなただけ ”】

592: 8月24日 2014/08/23(土) 21:14:11.39 ID:iMXY80Z+O

< 241 >


P「亜里沙、おめでとう。
今まで色々なことがあったが、
これからもよろしく頼む」

亜里沙「……はい。Pさんと一緒だからできたことばかりでした。
こちらこそ、よろしくお願いします」

P「うん……ま、それにしても色々あったなぁ」

P( 夜のレストランで二人きりってのは色々あり過ぎな気もするけどな )

亜里沙「それが全部今日このときのためのものなんですよね…感慨深いというか」

P「そうだな。
そういえば“ アレ ”いないってのも珍しいな」

亜里沙「アレ…?あぁ、ウサコちゃんですか。
……自分一人に、自分一人で進まなきゃいけないときもあるかなって」

P「ふぅん?まぁ、いいか。
…それなりに飲めたよな?」スッ

亜里沙「人並みには」スッ

P「乾ぱ…うーん…」

亜里沙「どうしたんです?」

P「いや、いいんだ。少し迷ったんだ、何に乾杯するかね」


P「持田亜里沙の誕生日記念と、
俺たち二人の明日に」

亜里沙「…明日に」


キン


P「アペリティフってのも悪いもんじゃないな…。
今日は何も考えずに飲んでもいいぞ。
普段は結構遠慮してるだろ?」

亜里沙「あらあら…よく、観てますね」

P「プロデューサーだから、な」

亜里沙「でも、飲み過ぎには注意しないと。
今日を曖昧にはしたくありませんから」

P「……なるほど」

亜里沙「それに……お持ち帰りされるわけにはいきませんから」

P「…む、信用がないんですね」

亜里沙「あるから、ですよ。
Pくんより先に落ちるわけには、ね?」



【持田亜里沙、誕生日】

594: 8月25日 2014/08/24(日) 22:03:02.17 ID:9vMRdtsNO

< 242 >


P「死ぬ、死ぬよ、もう…。
なんか冴えすぎて眠れもしない」


コトッ


P「んあ?」

比奈「ご苦労様でス、プロデューサー。
今日の報酬でス」

P「徹夜作業の報酬が即席麺か…。
この、鳥野郎の顔が腹立つ」

比奈「まぁまぁ…ちゃんと卵も入ってまスから」

P「おう、いやそういう問題ではないんだが」

比奈「これでも感謝してるんスよ?
自分の私用に付き合ってくれるなんて」

P「ん、まぁ日時は知ってたのにいきなり仕事入れたわけだからな。
少しくらいは返さないと」

比奈「そうでスか。はい、割り箸でス」スッ

P「ありがとう。
…比奈、もしかしてこの時期はいつもカップ麺か?」

比奈「んー…大体レトルト系ですかね。
立ち上がるのも勿体無いんで」

P「はぁ…そのうち本当に立ち上がれなくなるぞ」

比奈「そのときはお願いしまスね」

P「まったく、何をだよ。
ん、そろそろいいかな?タイマーは?」

比奈「あ」

P「ん?」

比奈「あの…お湯入れただけで満足して…」

P「……」

比奈「……」

P「…ま、食えるだろ、うん」



【即席ラーメン記念日】

598: 8月26日 2014/08/25(月) 21:37:14.49 ID:u3OSn+c/O

< 243 >


クラリス「……」ソワソワ

P「クラリス、どうした?
なんか落ち着かないようだが」

クラリス「P様は、今日が何の日かご存知では御座いませんか?」

P「うーん…あ」

クラリス「!」

P「マザー・テレサの誕生日だな」

クラリス「た、確かにそうですね…。
偉大な方です。私も見習いたい。
しかし、他には…?」

P「他ァ?……マコーレー・カルキンも確か」

クラリス「……お留守番の方ですか。
他には?」

P「あぁぁぁぁぁ!内海賢治さんの!」

クラリス「……は?P様…私とて何も無理難題を押し付けてるわけではないのですよ?」

P( くわばらくわばら… )

P「わーお、笑顔がこわーい。
わかったわかった。クラリス、本当はわかってるから」

クラリス「本当に…?」

P「んん…もちろん、貴女の誕生日ですよ、シスター。
俺が忘れるわけないじゃないですか」

クラリス「…普段の行いを鑑みてもそのように?」

P「い、いやー…ははは。
…ま、クラリスに関することと普段は同じようで違うからな。
ちゃんとわかってる。
からかってみたくなっただけだよ」

クラリス「まぁ。軽い人ですこと」

P「……これから事務所に帰りますが…しっかりとエスコートして見せますよ。
あっちでは皆が待ってます」

クラリス「…?」

P「今日は我が事務所のシスターを祝う日ですから。
皆、集まってますよ」スッ

クラリス「…なるほど、お導きに感謝せねばなりませんね。
……離さないでくださいね?」ギュ

P「仰せのままに」



【クラリス、誕生日】

601: 8月27日 2014/08/26(火) 22:35:47.71 ID:n/ae7F6hO

< 244 >


雪菜「Pさん、私ほんっとに感謝してますからっ」

P「ん、そうか。
まぁ、俺が巻き込んだわけだからな。
疎かにする理由がない」

雪菜「家族はアイドルの私をあまり知らない。
逆にファンは素の私を知らない」

P「……うん」

雪菜「アイドルの私も、素の私も知ってるのはPさんだけなんです」

P「…買い被りだよ。
雪菜の瞳が綺麗だからそういう風に見えるだけだ」

雪菜「いえ…心と同じで瞳はメイクができない…着飾れませんから」

P「うん?」

雪菜「きっと…私の瞳が綺麗に見えるのはPさん自身が輝いてるからですよ。
私の瞳、いっつも写してますから」

P「ははは…ありがとな。
……でも、雪菜の瞳は…雪菜は綺麗だよ。
いつも、自分を磨く姿も含めてな」

雪菜「ありがとうございますっ。
この日よりその言葉の方が嬉しかったりして」

P「……ファンの一人としては最高の気分だよ。ファンの一人としては、な」

雪菜「いつかは…はい。まだまだ私を磨かなきゃいけませんねっ」



【井村雪菜、誕生日】

602: 8月27日 2014/08/26(火) 22:36:50.61 ID:n/ae7F6hO

< 245 >


乃々「うぅ…目立つのとか苦手なんですけど…」

P「いや、さすがに今日はなんとかなるだろ…。
自分の誕生日パーティ怖いってなんだよ」

乃々「べ、別に怖いわけじゃないんですけど…。
怖いと苦手は違うと思うんですけどっ…」

P「まぁ…そうだけどさ。
ほら、みんなわざわざレストランに集まってんだし」

乃々「代わりにプロデューサーさんが行けばいいじゃないですか…。
きっとその方が皆さんも喜ぶんじゃ」

P「そんなことな…乃々」

乃々「な、なんですか」

P「もしかして照れてる?」

乃々「……」

P「……」

乃々「……うぅ」

P「あぁぁぁぁ!もう、可愛いなぁ…!
ほら、いいから行くぞ。
あっちで存分に照れろ」

乃々「あぁ…もりくぼの安住の地が…」ズルズル

P「俺のデスクの下じゃねぇか。
皆が待ってるぞー!」

乃々「うぅ…いぢめですかぁ…」



【森久保乃々、誕生日】

603: 8月27日 2014/08/26(火) 22:37:51.00 ID:n/ae7F6hO

< 246 >


ブロロロロロ…キィッ…

P「ん、着いたな。
里美?ちゃんと起きてるか?」

里美「ほえぇ…起きてますよぉ~。
まだまだ寝るような時間じゃないですし」

P「あぁ、疲れてるかと思って。
バースデーライヴってのもなんか本末転倒な気がするけど」

里美「ライヴ自体は普段と変わりませんからぁ~。
それに私、Pさんといるときに居眠りなんてしませんよぉ」

P「そうか…そういえば家族に連絡とかしたの?
今日は一日忙しかったけど」

里美「してます~?お母様にもお父様にも。
……当然、お兄様にも」

P「ふーん、できてなかったら申し訳なかったけど、うん」

里美「ふわぁ…Pさんが気にすることじゃないですよぉ~。
私の好きでやってることですし~」

P「うーん、でも里美って結構お兄さんっ子じゃん?
だから、寂しくないかなって」

里美「ふふっ…今は代わりに…代わりではありませんけど。
お兄様もその人も別ですけど、
頼りになる人が身近にいますから~」

P「へぇ、そいつは幸せなやつだな。
……うん、じゃあ部屋の前まで送るよ。
絶対安全ってわけじゃないしな」

里美「はわぁ…ありがとうございますぅ~♪ 」



【榊原里美、誕生日】


608: 8月28日 2014/08/27(水) 23:57:29.81 ID:Eo5PuEKGO

< 247 >


星花「ねぇ…もう少し…もう少しだけお願いします」

P「ん…まぁ、少しだけだぞ?」

星花「はい…紅茶どうでしたか?」

P「うん、美味しかった。
普段はあんまり淹れてるとこ見ないし新鮮だったし」

星花「今日は特別な日で、
とっておきの時間でしたからね。
もちろん茶葉もとっておきです」

P「ま、その日ももう少しで終わりだけどな。
…あと、二十秒くらいか」

星花「……」ニコニコ

P「……ん?」

星花「……もう、過ぎましたか?」

P「あ、ああ…うん、過ぎたみたいだが」

星花「そう…では、玄関までお送りしますわ。
本当に…こんなに遅くまでいていただいて」

P「いや、俺も星花とゆっくり喋るのは楽しかったよ。
……で、なんだったんだ?この微妙な時間は」

星花「わたくしの感傷ですわ。
まだまだ、わたくしには幾つもの資格が足りませんが…。
せめてわたくしに一日P様を引き止めておきたかった」

P「ん、そうか。星花にもそんな感傷が、な」

星花「わたくしも感傷ぐらい…。
P様が悪いのですよ?」

P「ははは…いや、悪者は逃げるとするよ」


ガチャ


星花「それでは、また。
いつか盗みに来てくださいね?悪者さん」



【涼宮星花、誕生日】

610: 8月29日 2014/08/28(木) 21:10:36.83 ID:DREHEfQWO


< 248 >


杏「……死ぬ」

P「何云ってんだ。
プレゼント買いに行きたいって引っ張ってきたのは杏じゃねぇか」

杏「まぁ、部屋出て速攻後悔したけどね。
よく考えたらきらりなら杏がいるだけで満足してくれた気がするし」

P「その代わり暫く離してもらえないと思うが」

杏「だよね……はぁ、なんなの誕生日って。
こんなの誰も得しないのにどうしてあるかなぁ」

P「自分のときは貰うだろ?」

杏「でもさぁ、最近は誕生日ライヴばっかやってる気がするんだよね。
誰の所為とは云わないけど」

P「ま、まぁ…きらりには世話になってるだろ。
来月頭が楽しみだなーははは」

杏「……間違いなく被害もあるけどね」

P「ははは……ほら、飴やるから」



【1986年、諌山創誕生】

613: 8月30日 2014/08/30(土) 15:44:21.51 ID:uus7OcDHO

< 250 >


智香「ひゃっほーぅ☆」

P「いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁ!」



智香「だ、大丈夫ですかっ?」

P「あぁ、いや問題ない。
…た、たださ次は大人しめの乗ろうぜ?な?」

智香「はい!アタシはPさんとならどこでもっ!」

P「おう…ジェットコースタこんなに怖かったかなぁ。歳はこえぇな」

智香「そうと決まったらゆっくり行きましょう?
お水でも買いましょうか」

P「おう、そうだな。
…クレープでも食べるか」

智香「はい、ここは食べさせっこの流れですねっ?」

P「うん、智香は何が好き?」

智香「Pさんが好きな味…でしょうか」

P「かわいいこと云うな。
なら、俺も智香が好きな味が好きだよ。何頼もうか?」

智香「もうっ…いぢわるしますねぇ」

P「ははは…智香だから、だよ」



【若林智香、誕生日】

618: 8月31日 2014/08/30(土) 21:24:35.29 ID:ZcMwmRP4O

< 251 >


伊吹「……ッ…はっ………ハ…」キュッ キュッ

P「……うん、もういいよ。
今日はこれでおしまい」

伊吹「…はぁ…はぁ…どう?イケるかな」

P「ん、大丈夫。ほい、タオル」

伊吹「ありがと…んー、あっせくさいなぁ」

P「まぁ、それだけ頑張ってるってことだよ」

伊吹「そうかな?うん、そうかも。
スポドリ取ってもらっていい?」

P「ん、タオル寄越せ」

伊吹「いやー…それはちょっと…」

P「別に気にしねぇよ」

伊吹「むしろ?」

P「いや、それはない」

伊吹「そう?」

P「変なこと云ってるとレッスン追加すんぞ」

伊吹「うぇー…アタシはいいけどね、うん」



【1949年、リチャード・ギア誕生】

620: 9月1日 2014/08/31(日) 21:10:35.22 ID:2FiYFB1vO


< 252 >


P「きらり、誕生日おめでとーぅ!かんぱーいっ!」

「「「おめでとー!」」」

きらり「うきゃー☆ありがとー!
きらりとってもとってもうれすぃ☆」

P「よし、じゃあ皆とりあえず騒いどけよー。
少しの間きらりは俺のものだからなー」

「「「えぇー!」」」

P「まぁまぁ…うん、改めておめでとう、きらり」

きらり「うぇへへへ☆ありがとねー!
Pちゃんにお祝いしてもらえるなら明日もお誕生日にしよっかなぁ」

P「いやー…割とそれは困る。
毎日こんな馬鹿騒ぎしたら身体がついて来れねぇ」

きらり「うゆ?毎日お祝いしてくれゆ?」

P「ああ、もちろん。
だけど、まぁ仕事もあるしな。
ファンにもきらりを見せてやらないと」

きらり「……そだね」

P「うん。まぁ、でも大体は一緒にいるからさ。
なんかあったら云ってくれよな」

きらり「……うん」

P「じゃ、俺は下がるかな。
皆、きらりと話したいだろうし」

きらり「あ、あのっ!」

P「ん?」

きらり「……感謝してるから。
きらりはこんなだけど、いっつも一緒にいてくれて、感謝してるから」

P「うん」

きらり「だから、これからもよろしくね?」

P「こちらこそ。じゃ、またな」

きらり「まったねー☆うきゃー、はっずかすぃー☆」ブンブン


ヤ、ヤメロ ! キラリ…フゲッ


P( おおう…災難だったな。
今日くらいは許してくれよ? )



【諸星きらり、誕生日】

621: 9月1日 2014/08/31(日) 21:12:43.94 ID:2FiYFB1vO

<253 >


沙理奈「イイ感じのお店知ってるんだね。
アタシ見直しちゃった」

P「……どうも」

沙理奈「でもぉ、貴方がアタシの事ずっと見てるからなんかアツくなってきちゃった」

P「そりゃ、二人でいればな。
沙理奈しか見えねぇよ」

沙理奈「んもうっ…そういうことじゃな・く・て」

P「まぁ、待て。
締めはジンって決めてるんだ。
いい気分で飲ませてくれよ」

沙理奈「まったく…今日はアタシの日なんだからね?」

P「もう、終わるけどな。
どうせなら先に行っとくか?」

沙理奈「シャワーでも浴びてきましょうか?」

P「質問に質問で…いや、いいよ」

沙理奈「そうね、アタシも違う気分かな。
今の……貴方が見ているアタシを、うん」

P「よし、出るか。
沙理奈の日の内に少しくらいは二人きりになりたいしな」

沙理奈「…ん」スッ

P「おっと失礼…」スッ

沙理奈「……ギャップが凄いよね。
普段と全然違う」ギュウ

P「ま、雰囲気に中てられたかな。
もしくは…酔ってるのか」

沙理奈「顔色はあんまり変わってないけど?」

P「酒じゃねぇよ、沙理奈にだ」

沙理奈「ふふっ…なるほど。
それならアタシなんて毎日酔ってるようなもの、ね」

P「ふん、云うじゃねぇか」

沙理奈「貴方も、ね」

P「ま、夜はまだまだ残ってるからな。
しっかり借りは返してやるよ」

沙理奈「アタシに飲まれないようにね?
お酒には折角勝ったんだから、ふふ……」



【松本沙理奈、誕生日】

623: 9月2日 2014/09/01(月) 21:39:28.08 ID:sNuYnnugO

< 254 >


杏「……」グデ-

P「……うーん…?」

杏「はあぁ…ねむねむ」グデ-

P「凄まじい誕生日の浪費だな。
部屋で何もしないとかニートかよ」

杏「プロデューサーがいなければそうなってたからね。
間違ってはいないんじゃない?」

P「いやいやいや…さすがにそれは」

杏「大体さぁ…杏の誕生日ってきらりの次の日じゃん。
二日連続とか杏に死ねって云ってるのと同じだよ」

P「うーん…でも、きらりは祝いたがってただろ」

杏「今日はプロデューサーに独占されたかったんだよ」

P「したかったじゃないのか?
いや、自意識過剰みたいな言い方だけどさ」

杏「……私は自分で変われない天邪鬼だから、さ。
認めてほしいんだよ」

P「まぁ、認めて……ああ、いや…オフ倍増は認めないが」

杏「えぇ…杏史上屈指の乙女オーラ出したのにぃ」

P「乙女ならせめて倦怠感を出せ。
さっきのは怠惰なだけじゃねぇか」

杏「……無理でしょ。
ベッドでゴロゴロしてるときに怠惰以外の何を出せと」

P「…………飴いるか?」

杏「しばらくいいよ。
……プレゼントが飴各種ダンボール詰めってなんなのさ」

P「……抱きしめていい?」

杏「脈絡……ん」ギュウ



【双葉杏、誕生日】

626: 9月3日 2014/09/02(火) 21:34:44.58 ID:9V8tRfrfO

< 255 >


P「礼子さーん、いい加減帰してくださいよー」

礼子「だーめ、もう少し枕になってなさい」ギュッ

P「まったくもう…このベッド付属の枕あるじゃないですかー…ふわぁぁ…」

礼子「どこにいってしまったのかしら…?
それにPくん眠そうじゃない?
丁度新しいベッド貰ったんだから寝ていきなさい」

P「いやー…そんなわけにもですね…。
でもこのベッド凄いですね。
これは礼子さんのCMとあいまってバカ売れ間違いなしでふね」

礼子「ふふっ…そうかしら?」

P「そうですよぉ…露出なしであそこまで●●いCMはなかなかないですからぁ」

礼子「Pくんが欲しくなっちゃっただけじゃないの?
ベッドじゃなくて、わ・た・し・を」

P「……もう、礼子さんは俺のものでしょう?」

礼子「……そうね、ええ…やっぱり今日は泊まっていくでしょう?」ギュウ

P「そうですね…ベッドと枕の性能を調べなくちゃ」ギュッ

礼子「ふふ…わかってる癖に」



【ベッドの日】

629: 9月4日 2014/09/03(水) 23:03:14.80 ID:oasU9pB4O

< 527 >


千秋「そう…そんな感じ…なかなかなものね」

P「そうか?でも、この櫛かなり上等なものだろ?
俺なんかが使っていいのか?」スッ…スッ…

千秋「ええ…それに櫛も使わなければただの置物だもの。
折角母から送られてきたんだから、
扱いが上手い人に使ってもらった方がいいわ」

P「上手いとは思わないけどな」スッ…スッ…

千秋「相当なもの…だと思う。
私とアナタの相性がいいのか、それとも…」

P「それとも?」

千秋「……遊んでいる人ほど女性の髪の扱いが上手いって思うの」

P「い、いやぁ…相性がいいと思うぜ?
俺が遊びに行く暇ないの知ってるだろ?」

千秋「そうね…他のアイドルの子、とか」

P「……済まんな」

千秋「…いえ、言いすぎね。
私が立ち入る領分ではないわ」

P「……」スッ…

千秋「ただ…母からの櫛を渡せる相手だってことは知っていてもらいたいわね、Pさん?」



【くし(櫛)の日】

631: 9月5日 2014/09/04(木) 19:40:30.80 ID:lyfUviOmO

< 257 >


加蓮「……終わった」ドサッ

P「お疲れ」

加蓮「うん、Pさんもありがとね」

P「これが仕事だからな。
それに引き込んだ責任がある」

加蓮「でも、今回は特に無理してもらったから。
私の我儘のために」

P( バースデーライヴに特別席を設ける。
……加蓮が招待した難病患者のために )

加蓮「偽善とか売名とか…そういうのを抑えたり、
席の設営で変わる収支考えたり。
本当に感謝してるんだから」

P「……誕生日だからな。
プレゼントは幾つあってもいいものだろ?」

加蓮「ふふっ…そうだね。
さて…Pさんは何をくれるのかな?」

P「さぁ?ま、とりあえず行こうか。
がっかりさせないことは保証する」

加蓮「……本当はなんでも嬉しいんだけどね。
うん、期待しちゃおっかなー♪ 」

P「……通報されないことを祈っててくれよな」

加蓮「…えっ」



【北条加蓮、誕生日】

633: 9月6日 2014/09/05(金) 23:38:25.16 ID:dFNBSmyOO

< 258 >


里美「……」Zzz

P「……」ナデナデ

里美「……Zzz……んぅ…………はわぁ…?」

P「お、起きたか」

里美「ほえぇ…ここ…どこでしょう?」

P「どこって、里美の部屋だけど」

里美「でも、Pさんが…ほわぁ…」

P「んん…里美に呼ばれてきたんだけどな」


里美『今日は…私、甘えても…よろしいでしょうか…?』


里美「あぁ…そういえばそんなことがあったようなぁ~」

P「俺もさ、里美みたいな妹が欲しいと思っててさ。
いや、実の妹に膝枕とかするものかどうかは知らないけど」

里美「お兄様…お兄ちゃん…はわっ…」モゾモゾ

P「あぁ…はいはい」ナデナデ

里美「もう一度寝てもいいですかぁ?」

P「ああ、もちろん」ナデナデ

里美「はわぁ…ねむねむ…んはー…」



【妹の日】