NARUTOに異物が紛れ込みました Part.3 前編

562: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 17:55:33.63 ID:xhR+KTTTo
シカマル「……つまんね」

アスマ「お前に比べたら将棋が弱いのはわかるけど、つまんねはないだろ」

シカマル「いやすんません。今のはアスマとの将棋がつまらないんじゃなくて、こうなんすかね? つまんねえなって」

シカマルは中忍試験の監督をしたあと、その仕事が終わったので中忍試験が終わるまでは休みになっていた

もしいのやチョウジがいたら任務に駆り出されただろうが、二人は今砂へ中忍試験に行っている

手の空いてない班の担当上忍の代わりに、ランクの低い任務の引率をすることになったかもしれないが、下忍は砂に行っているのでいない

故にやることがないのでシカマルは休みになっていた

いのチョウジの担当上忍のアスマがここにいるのは、中忍試験で臨時で組んでいるサクラの担当上忍のカカシが行っているためだ


引用元: NARUTOに異物が紛れ込みました Part.3 



第五百六十四話 オビトとマダラ
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563: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 18:04:25.51 ID:xhR+KTTTo
アスマ「……ははーん。お前はいつもめんどくせえめんどくせえ言ってるけど、いのやシカマルたちがいないとやっぱり物足りないのか」

シカマル「……そうなんすかね。もう王手ですけど、いいっすか?」

アスマ「……待った! さっきの手を変えればもう少しできるよな?」

シカマル「ええ。それならまだ詰まないと思いますよ」

シカマルはアスマの言葉について考えていた

いのはうるさいし、最近のチョウジは修行にもとてもやる気が出ているので微妙にめんどい

だがそれが全くなくなると、それはそれでつまらなくなるんだなと初めてわかった

シカマル「……二人とサクラが中忍試験合格したら奢る焼肉の賭けをやってるじゃないっすか」

アスマ「ああ。賭けをしてるのにもう負けみたいなもんだけどな。待てしちまったし」

シカマル「俺が二人、まあサクラもおまけで食わしてやりたくなったんで、俺が払いますよ」

アスマ「本当か! いや、中忍試験にやる気を出すためとかいう焼肉でいつものようにチョウジが食ったから金欠だったんだよ」

シカマル「知ってますよそんなこと。まあたまにはいいっすよね。自分から面倒に走るのも」

シカマルはそう言いながら、新たに思いついた手を数手打ち

シカマル「王手」

シカマルはもう少し面倒な方が自分には合っていると思いながら、アスマの待ったを拒否した

564: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 18:15:49.94 ID:xhR+KTTTo
猿魔「……猿山序列1位、猿猴王猿魔」

チョウズメ「猿山序列2位、チョウズメ。よろしくお願いします」

チョウズメと猿魔の戦いが始まった

この山で老衰から猿山序列から抜けた猿たちを抜いて一番強い猿とチョウズメは仙人モードで戦う

猿魔は森林のある場所までチョウズメを誘い込んで本気で戦う

猿魔は猿としての特性も完全に利用して、本気で挑戦者を打ち倒そうとする

チャクラ量や術に関してはチョウズメの方が圧倒的に有利だが、これは猿組手を使った戦闘だ

チョウズメの何倍も生きている猿魔との戦いは苦戦を強いられる


コンマ
下1
50以上で勝利(ゾロ目と00なし)

570: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 18:29:56.26 ID:xhR+KTTTo
戦場で恋人や女房の名前を呼ぶのは死ぬのでNG



技量は猿魔の方が上

だが勢いや体力、なにより若さではチョウズメの方がはるかに上回る

猿魔「最後に聞く! チョウズメ、お前は力を手に入れて、どうするつもりだ!」

チョウズメ「ただみんなを、フウを、紅さんを、ヒナタを、ハナビを。みんなみんな守りたいだけです!」

猿魔/チョウズメ「ふん!」

チョウズメは技量で負けるが体力と勢いで押す

猿魔は体力や勢いで負けるが、それを技量で圧倒する


二人が同じ拳で別の思いを抱きながら殴り合い、最後に二人はクラスカウンターで互いの顔面を殴り

猿魔「ぐっ」

チョウズメ「僕の勝ちですよね?」

猿魔が先に膝をついた

572: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 18:38:10.99 ID:xhR+KTTTo
猿魔「ああ、チョウズメ、お前の勝ちだ。お前がこれからは猿猴王を名乗るがいい」

チョウズメ「ありがとうございました!」

猿魔「ああ、こちらこそ久しぶりに熱い戦いが出来たな」

チョウズメは猿魔の横に座り込んだ

チョウズメも結構きつかったので、なんとか最後の攻撃で倒せてよかったと思っている

猿魔「これよりお前は猿猴王チョウズメを名乗ること。名を聞かれれば、猿猴王を必ず名乗ること」

チョウズメ「はい!」

猿魔「そしてお前が最強の猿を目指すのなら、四尾を尋ねるがいい。四尾は最強の猿であるから、あやつを倒せれば最強を名乗れる」

チョウズメ「いえ、僕は人間ですから」

チョウズメが最強の猿になるには、自然エネルギーを過剰摂取して猿化しないといけないので、流石にそこまではしたくない

猿魔「……そうだったな。チョウズメがこの猿山にいない間に挑戦者が来たとしても、儂がぶっ飛ばしておいてやるから安心しろ。チョウズメを倒して再び猿猴王を襲名するのは儂だからな」

チョウズメ「猿魔さんよろしくお願いします。」

猿魔「儂よりも序列が上なのだから、さん付けなぞするな!」

チョウズメ「はい!」

チョウズメはこの日猿山のトップになった

573: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 18:49:28.11 ID:xhR+KTTTo
フウ「ぐぬぬぬぬ」

重明『猿化を防げる猿魔殿がいないのだから、無理をするのは見逃せぬ』

フウ「……はぁ。これすっごい難しいっすね」

重明『仙人モードの状態で更にバージョン1になるには、今までの慣れ以外のものが必要である』

フウ「これは今後の課題っすね」

フウは仙人モードが安定してきたので、次は仙人モードと尾獣チャクラによるバージョン1の同時発動を練習していたがうまく行かなかった

重明『フウ、この猿山に籠る気はないか?』

重明はいくら力を得ても心配なものは心配だった

ここは暁すらまともにたどり着けないほどの秘境

まずこんな所にいるなどとは考えないだろう

だからこそ、重明はフウの安全を考えてそう聞いた

フウ「チョウズメをここにずっと縛り付けておくことは出来ないっすよ。そしてあっしはチョウズメがいないなんて嫌っすから残る選択肢はないよ」

重明『やはりそうか。無粋であったな』

フウ「いいっすよ。重明は心配してくれただけっすからね」

フウはこの場所でお世話になった場所へ行き、挨拶回りをしようと、修行の場から猿山の家屋のある場所へと歩みを向けた

574: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 18:56:17.94 ID:xhR+KTTTo
●●を覚えてから1年半以上同じ家で暮らしてるんですよねこの二人



安価
下1
幕間で行動を知りたいキャラ(この時期にやっているであろうことを考えて書きます)
なおハナビとサスケェとシカマル、当然ですがフウや猿魔は除く

あとナルトは原作からさほど変わらないと思います

576: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 19:19:37.28 ID:xhR+KTTTo
ヒナタ「よかったねシノくん、キバくん」

シノ「ああ。なんとか中忍になれそうで安心した。なぜならこれ以上置いてかれるわけにはいかないからだ」

キバ「余裕だよ余裕。そんじゃあ、またな! いくぞ赤丸」

赤丸「ワン!」

いの「ヒナタまた今度ね!」

ヒナタ「うん、いのちゃんばいばい」

中忍試験を終えて、木の葉の忍びは帰ってきた

サクラ、チョウジといの、ヒナタとシノ、ネジとテンテンとリーは皆中忍試験を合格し、晴れて中忍になることが出来た

ヒナタ「今回は合格者が多かったね」

シノ「俺たちは前回の中忍試験に比べて、格段に成長している。中忍試験は力だけでなく、その他様々な実力を要求されるが、それも俺たちは突破していた。故に合格は必然だった」

ヒナタ「巻物争奪戦はちょっと大変だったけどね」

シノ「あれは慣れない連携故にだ。では次はチョウズメが帰ってきたら会おう」

ヒナタ「そうだね。シノくんまた今度」

ヒナタは皆と別れたあと、チョウズメにお願いされていることをしに行くことにした

578: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 20:17:58.74 ID:xhR+KTTTo
ヒナタ「こんにちは……まだ帰ってきてないよね」

ヒナタはチョウズメから借りた家の鍵を使って、チョウズメの借りている家に入る

ヒナタ「中忍試験でいなかった間にホコリが溜まってるから、頑張ってお掃除しないと!」

ヒナタはチョウズメの家で掃除を始めた


これはチョウズメが猿山に行く前、ヒナタはチョウズメに頼まれたのだ

正確にはヒナタはチョウズメが家を長い間空けると聞いたので、自分から買って出て、チョウズメがお願いした

ヒナタ「チョウズメくんいつ帰ってくるのかな……もう2年以上になるのに」


ヒナタはアカデミーの入学式から中忍試験までほぼずっとチョウズメといた

こんなに長い期間会わないということはなかったのでヒナタは掃除をしたあと、ベッドに座って倒れる

ヒナタ「チョウズメくんいつ帰ってくるんだろう。それにフウさんはチョウズメくんと一緒に暮らしてるんだよね、いいなぁ」

ヒナタは掃除をしている時、あちこちから女のものと思われる物品を見つけた

そしてその中にはヒナタがフウにあげたものもあったし

ヒナタは砂から中忍試験を終えて、すぐに帰ってきて掃除をしていた

チョウズメの気配がもうないベッドで横になり、疲れのためか寝てしまった


安価
下1
チョウズメは今帰って
1 くる
2 こない

581: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 20:28:49.76 ID:xhR+KTTTo
ゾロ目完全に見逃していました

次回のヒナタが選ばれたらゾロ目イベントにしたいと思います(その時の居るかどうかのコンマがゾロ目なら00へ)





ヒナタ「……そんなに都合よく帰ってこないよね」

ヒナタはもう慣れ親しんだチョウズメの家から出て鍵を閉める

ヒナタ「チョウズメくんに追いつけるように頑張らないと。帰ったらお父さんに稽古をつけてもらわなきゃ!」

最近娘達が自分たちから更にやる気になり稽古をつけてほしいと言われて嬉しいヒアシだった

583: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 20:54:17.96 ID:xhR+KTTTo
ぽーん

綱手は執務をしていると、いきなり猿魔から預かった猿が地面に巻物を置き出した

そのあとすぐに口寄せ特有の煙が出て

チョウズメ「ただ今帰りました!」

綱手「無事みたいだな。おか、えり……なぜ滝のくノ一が一緒にいる?」

チョウズメ「一緒に行ったからです」

綱手「……そういう事は先に言え!!」

チョウズメ「げふっ!」

フウの横に立っていたチョウズメは、怪力を使った綱手の拳に吹き飛ばされ、火影の執務室の窓から外に飛んでいった

猿魔「綱手よ。チョウズメは猿猴王を名乗ることになった。それではまた」

綱手「待て!」

綱手の声が聞こえる前に、猿魔はまた煙をあげて帰っていった

フウ「チョウズメを迎えに行ってくるっす」

綱手「滝のくノ一も待ってぇええ!」

誰も綱手の言葉に従わなかった

584: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 21:07:11.21 ID:xhR+KTTTo
チョウズメ「……」

フウ「……」

綱手「……」ピキピキ

綱手はチョウズメとフウを正座させた

綱手は滝の長シブキより、人前じゃなければフウのこともしっかり怒ってもらって構わないと言われているので、容赦なく正座をさせた

綱手「お前らはこう言いたいと。フウにはある事情があり、チョウズメが常に見ていたかった。そして年頃の異性が同じ家で2年ほど暮らしてましたと。お前ら本当に修行してきたのか?」

綱手はこの時点でフウにどんな事情があるのかをなんとなく察した

綱手だって暁に関してチョウズメから伝えられて知っているのだ


あもシブキからもうひとつの手紙も来ていた

「うちのフウが異性関係で迷惑をかけるかもしれませんので、どうかよろしくお願いします」

娘を嫁に出す父親みたいな感じで、綱手に手紙が来ていた

チョウズメ「ちゃんとやってきました!」

フウ「やったっすよ!」

綱手「嘘をつけ! 年頃の男女が同じ屋根の下にいて、●●●をしていないわけがないだろ! お前らの態度を見ていればわかる。できているし、そんな若者がやることといえば、家に引きこもって●●まくるに決まっている!」

綱手は若い頃の自来也を思い出して、溜息をつきながら断言した

そしてその言葉にフウは顔を真っ赤にして、チョウズメは何ともなさげにしている

綱手「……まあいい。猿魔がチョウズメのことを猿猴王と名乗らせると言っていたから、やること自体はやっていたんだろう。ヤることもやっていたんだろうけどな! チョウズメはどんな修行をしてきたか報告しろ。これは姉弟子としての命令だ!」

またため息を吐いている綱手が報告を求めてきた



安価
下1
1 木遁(木遁の制御ができるようになったので、親しい人と火影になら言えます)
2 仙術
3 フウと付き合うことになったこと
4 木遁と仙術を報告
5 全部

588: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 21:12:27.09 ID:xhR+KTTTo
3+4=5ですね

あと忍宗とカグヤに関しては基本的に火影にも言いません
親しい人限定です

言うとしても選択肢を出すことですかね

カグヤのことで言うとしたら無限月読に関することくらいです
十尾=カグヤのことは言っても理解されないでしょうし

589: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 21:19:54.90 ID:xhR+KTTTo
チョウズメ「僕はこの滝のくノ一のフウと結婚を前提にお付き合いしています」

綱手「……見ればわかる」

綱手(確かに日向の娘(ヒナタ)はチョウズメを好いているんじゃなかったか? 可哀想に。あと紅はもうそろそろ行き遅れに……やめよう、悲しくなる)

綱手はチョウズメのことを少しだけ調べたが、少し調べただけでヒナタの好意に関するが出てくるくらいなので同情したが

チョウズメ「そして他にもあと何人かと結婚を前提にお付き合いする予定です」

綱手「……は? おい、ちょっと待て。まず木の葉にそんな制度はない。それにフウ、君はいいのか!」

フウ「ひとりじゃ、持たないっす」

綱手「……」

綱手は制度の話もあるが、フウという少女のことを思って聞いたが、そのフウはとても疲れた顔をしていた

綱手「そ、それはおいおい話をするとして、修行の内容の説明をしろ」

チョウズメ「分かりました」

チョウズメは驚いて大声をあげないように言ってから、チョウズメは口を開く

590: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 21:28:29.34 ID:xhR+KTTTo
チョウズメ「木遁は木遁・皆布袋の術、木遁・榜排の術、木遁・木人の術、木遁・木龍の術がしっかり使えるようになりました」

綱手「……は?」

チョウズメ「仙術チャクラもちゃんと練れるようになり、仙人モードもちゃんと使えるようになりました。仙人モードでなんとか猿魔さ……猿魔を倒して猿猴王の名を頂きました」

綱手「……」

チョウズメ「あと綱手さんが渡してくれた龍弾上位の火龍炎弾なども覚えました」

綱手「」

チョウズメ「……」

フウ「……あれ? 火影様気絶してませんか?」

チョウズメ「そんなまさか……うん、気絶してるね」

綱手はゲンドウポーズのまま気絶していた

中忍試験も終わり、その後処理も終わりやっとストレスから開放されると思った綱手だったが、最後に弩級のストレスがきて意識が負けた

593: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 21:44:25.94 ID:xhR+KTTTo
そのあとチョウズメは綱手を起こして説明した

ヤマトと握手した時、自分が大樹に包まれたこと

その中で柱間とマダラが戦っている夢を見たこと

起きたらもくとんがつかえるようになっていたこと

綱手「……訳が分からん」

仙術は最初は自然エネルギーすら感じ取れなかったけど、ある時にコツを掴み、あとはそのまま一気にできるようになったと説明した

綱手「……自来也の才能がないだけなのか?」

自来也ですら10年以上かかっているのに、仙人モードになると蛙っぽくなるのをこの前自来也がいる時に聞いた

それなのに目の前の少年はそれを2年と少しで習得し終えたらしい




そして最後にチョウズメは綱手ならしないと思うが、念押しをしておく

チョウズメ「僕はこの力を手に入れてから、忍術による暴力を極力振るいたくなくなりました」

綱手「それらの力を簡単に振るわれたらたまらん」

チョウズメ「僕は思うんです。世界の皆が平和を望めば、世界は自ずと平和になっていくのではないかって」

綱手(やべえ、こいつ修行のしすぎで壊れたか)

綱手は目の前のチョウズメが色々頑張りすぎて、精神的に少しおかしくなっていると結論づけた

行く前はこんなことを言うやつではなかったのでしょうがないと言えばしょうがない

チョウズメ「僕は争いを対話で解決ができるなら対話で解決したい。でもそれが出来ず襲ってくる相手なら容赦なく忍術を使います。綱手さんは僕を他国へ侵略するための兵器として使いますか? 木遁に氷遁に仙術を持っていますけど」

綱手は先程思ったことを訂正しようと思った

綱手「強い力を手に入れれば自重してしまうのが常だ。だがチョウズメはその力を手に入れた結果、力を使わない平和を求めるようになったのか」

綱手は正座している二人の間に立ち、二人の頭を優しく撫でる

綱手「私はチョウズメを、お前達を兵器として使わなくて済むなら、絶対に使いたくない。」

綱手は膝立ちになり、あまりにも巨大な力を持ってしまったであろう二人を優しく抱きしめる

綱手「私が何があっても守ってやる。ガキがそんな心配するんじゃないよ」

594: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 21:54:46.96 ID:xhR+KTTTo
疾風伝にすぐに移行みたいな感じに書いてましたが、軽く交流してからナルトを帰還させます

595: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 21:57:00.14 ID:xhR+KTTTo
チョウズメは綱手と時間が空いたら飲む約束をしてから、家に帰ってきた

フウ「あれ?なんか綺麗っすよ?」

チョウズメ「ヒナタがやってくれるって言ってくれたからお願いしたんだよ」

フウ「……ヒナタっすか」

フウが二人に出会った時からヒナタはチョウズメに好意的に接していた

それなのに自分は先に色々結ばれてしまって申し訳なくなった

チョウズメ「挨拶は明日にして、今日はゆっくりしよう。猿山ではのんびりした時間なんてなかったからね。それとも滝に報告に行く?」

フウ「ほ、報告っすか!?……いや、いいっす。暁のことが終わるまでは」

チョウズメ「わかった」

チョウズメとフウはその日ゆっくりしようとしたが、ある人が訪ねてきた

596: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 22:09:57.56 ID:xhR+KTTTo
ハナビ「こんばんは、チョウズメさんおかえりなさい」

帰って少ししたら懐かしの白眼による透視を感じていたので、誰が来たのかは玄関に行かなくてもわかっていた

チョウズメ「ただいま。明日にでも挨拶に行こうと思ってたのに」

ハナビ「たまたま見てみたらいたので。それにチョウズメさんに早く会いたかったから」

ハナビはそう言うと、チョウズメに抱きついた

チョウズメはそのハナビの頭を優しく撫でる

チョウズメ「僕も会いたかったよ。2年くらいで身長も結構伸びたね。服も前よりも更にオシャレになってるし」

ハナビ「分かりますか! 気がついてもらえて嬉しい! チョウズメさん、私はあと数年でアカデミーを卒業します」

ハナビがチョウズメと出会ったのが7歳。

あの後から大体3年ほど経ち、今ではハナビも2桁の年齢にまでなった

チョウズメ「昔に言った言葉を撤回する気は無いよ。ハナビが忍者になったら、もう一度ハナビの気持ちを聞くね」

もし別の奴をハナビが好きになったら……チョウズメはやばい思考に行きそうになったのでそこでやめた

ハナビ「待っててくださいね!」

チョウズメ「うん」

チョウズメは軽く抱き合ってから、ハナビは笑顔で帰っていった

598: ヒナタゾロ目1 ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 22:20:12.46 ID:xhR+KTTTo
(疾風伝まで2/2、ナルト帰還まで1/1)

フウ「それじゃあ、木の葉に出来ているはずの滝の事務所に行ってくるっす」

チョウズメ「いってらっしゃい。僕は挨拶に行こうかな」

フウとチョウズメは共に朝食を食べ、フウは2年半前に建築を始めたはずの滝の事務所に向かった


安価で会いに行かなくても挨拶自体はします

安価
下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定) 
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)(ゾロ目以上確定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
11 綱手に会いにいく(低難易度判定)
12 アスマに会いにいく(中難易度判定)
13 自由安価(人物によってはコンマ判定)
14 フウに会いにいく(低難易度判定)

600: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 22:22:48.79 ID:xhR+KTTTo
ヒナタが用事でいない可能性
下1
確定成功(ゾロ目引き継ぎ)
ゾロ目以上で00へ

603: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 22:29:13.72 ID:xhR+KTTTo
ヒナタ「本当!?」

ハナビ「うん。今朝帰ってきたみたいだよ。フウさんもいたけど」

チョウズメが帰ってきた次の日、ヒナタはハナビからチョウズメの帰還を聞いた

だが、そこで聞きたくない情報を聞いた

どうやら自分の友達でもあるフウが一緒に帰ってきていたそうだ

ヒナタ「後でチョウズメくんに会いに行ってくるね」

ハナビ「いってらっしゃい」

ヒナタ「……」

ヒナタは悩んだ

フウに負けないようにするにはどうすればいいか


ヒナタは覚悟を決める
コンマ下1
30以上でヒアシの元へ

606: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 22:40:59.93 ID:xhR+KTTTo
滝はこのあと描写します




ヒナタ「……」

ヒナタはヒアシのところに向かわずに、チョウズメの元へ向かった


ヒナタ「チョウズメくん!」

チョウズメ「ヒナタ! 久しぶり」

チョウズメとヒナタはチョウズメの家の近くで出会った

ヒナタ「大丈夫だった? 怪我はない?」

チョウズメ「もちろんだよ! ヒナタは服装変えたんだね」

性を意識するようになったチョウズメからすると、ヒナタの紫パーカーはタイミングによっては上半身のラインが出たりしているので、色々と気が気じゃない

ヒナタ「うん、あの格好じゃ、その」

胸が大きくなったから、前の服装(1部)は出来なくなったとはヒナタは言えなかった

チョウズメ「こっちも僕は好きだよ」

ヒナタ「あ、ありがとう!」

ヒナタの真っ赤になりながらも微笑むその顔に、やはりヒナタのことも愛しているのだとチョウズメはわかる

チョウズメがカグヤに特に感謝していることは、好きと愛するの違いを理解出来るようになったことだ

チョウズメ「あのさ【安価】」


安価
下1
1 大事な話がある
2 お話をしよう?(告白は別の機会へ)

608: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 22:47:32.63 ID:xhR+KTTTo
チョウズメ「あのさ、大事な話があるんだ。いつもの公園に行かない?」

ヒナタ「……うん、いいよ」

チョウズメはアカデミーの頃のように、ヒナタの好物なシナモンロールを買って、公園へと向かう


ヒナタは泣きそうだった

大切な話がある

ハナビが言うにはどうやらチョウズメはフウと共に修行へと言ったらしい

友達であるヒナタだからわかる

フウはその間に絶対にチョウズメと結ばれたであろうことが

あの積極性、一緒にいると何だかんだ笑顔にしてくれるあの可愛さ、そしてスリム(自分比)

そんな親しい女の子が2年以上一緒の場所で修行をしていたら、きっとヒナタが男だったら惚れるだろうと思う

だから、これは自分の気持ちに薄々気がついているチョウズメの最終勧告なんだろうと、ヒナタは泣きそうになった

609: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 23:02:48.15 ID:xhR+KTTTo
チョウズメは昔を思い出しながら、ヒナタを公園に誘って、ヒナタの好きなシナモンロールを食べたあとに告白をしようとした

だがヒナタは不安で泣きそうになっていることが、忍宗を使わなくてもわかる

ヒナタは自分が愛されていないと思っていることがわかる

ならば公園での予定を繰り上げ、証明をしてから告白をすることにした


ヒナタ「……その、お話って何かな?」

チョウズメ「ヒナタ、こっちを向いて」

ヒナタは下を向いて俯いてしまっているので、チョウズメは言葉をかけるが下を向いたままだった

なので、チョウズメはヒナタの顎を軽く上に持ち上げて

チョウズメ「好きだよヒナタ」

ヒナタ「……んんっ!?!」

紅に習った大人のキスをした


チョウズメ「僕は一般的に言ったら屑だと思う。僕は四人の女の子が好きで、しかも全員を手放す気は無い。みんなに愛されたいし、愛したい。フウにも既に告白をしている。でもやっぱりヒナタのことを諦めるなんて無理だった。僕は日向ヒナタさんのことが好きです。結婚を前提にお付き合いしてください」

ヒナタ「……あれ?痛い」

ヒナタは約三年前には見たことないほどの凛々しい真面目な顔で自分に告白してきたチョウズメが見える

まずチョウズメが異性を異性として見ている

ヒナタはわかった

これはいつもの夢だと

だが、頬をつねっても痛い

ヒナタ「チョウズメくん、これって夢?」

チョウズメ「ううん。これは現実だよ。もう一回証明する?」

ヒナタ「お、お願いします」

二人は公園であることを忘れて、し合った


チョウズメ「改めて言うね? 僕と結婚を前提にお付き合いしてください」

ヒナタ「不束者ですがよろしくお願いします」

ヒナタは涙を流しながら笑顔でそう答えた

612: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 23:23:33.18 ID:xhR+KTTTo
その日の夜

フウ「ヒナタにもちゃんと言ったんですね」

チョウズメ「うん。ごめんね? 僕のわがままばっかりで」

フウ「本当はあっしだけを愛してほしいっすよ? でもチョウズメのその部分を変えるのなんて無理っす……でも、ちゃんと愛してくれなかったらキレますから。革命しますから」

チョウズメ「うん。分かってるよ」

ヒナタは日向邸に帰った

チョウズメはヒナタにも一緒に暮らす?と聞いたが

ヒナタ「ま、まだ覚悟がね? その、女ののは色んな覚悟があるから、もううちょっと待ってください」

との事だったので、ヒナタはちょこちょこ泊まりに来ることになった

フウ「さて、あっしの彼氏は色々と抜けてるところがあるっすから指摘してあげるっす」

チョウズメ「なんかあった?」

フウは重明の助言を参考にして、チョウズメに指摘する

フウ「まず木の葉では重婚が出来ないっす。チョウズメは誰かひとりと結婚して、ほかとは結婚しないとか、全員と結婚しないとかは嫌なんすよね? あっしは結婚したいっす」

チョウズメ「好きな子とちゃんと結婚して夫婦になりたい。それでちゃんとした父親になりたい」

フウ「まず四人を●ませようとしてる時点でちゃんとしてないっすよ?」

チョウズメ「……」

チョウズメは黙りこくった

猿魔に言われたことがきっかけとはいえ、猿山と人間社会が違うことくらいわかっている

とりあえず綱手と今後話そうとチョウズメは心のメモ帳に書いた

フウ「2つ目が家が小さいっす。ハナビちゃんのことは聞いたっすけど、紅さんに受け入れられた場合、すぐに一緒に暮らすよね? でも、ここは二人でしか住めないっす。生活スペースにゆとりを持てないのはストレスになるっすよ? 付き合ったり結婚してもプライベートスペースは大事っす」

チョウズメ「引っ越します。大きな家を買います」

チョウズメはプライベートスペースの重要性をあまり理解していないが、とりあえず頷いた

長い時は四六時中ハナビに見られているので感覚が麻痺している

フウ「3つ目これも結構大きな問題っす」

チョウズメ「……?」

フウ「日向の宗家の子供二人を日向から取ろうとしてるっすよ? 無理じゃないですか?」

チョウズメ「……なんとかします」

チョウズメは宗家とかそこら辺の事なんて全く考えてなかった

フウ「他にも色々あると思うっすけど、これくらいですかね?」

チョウズメ「改善出来るように頑張ります。あとお金も積極的に稼ぎます」

フウとの第一回家族会議はこれにて閉廷

616: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 23:37:06.59 ID:xhR+KTTTo
日向についての詳しいことは家庭で教えてもらうと思うんですがチョウザに教育されておらず(母親が日向についてをあの家庭環境で教えるのか?と思った)
常に見られているからプライベートに関することが麻痺していて
ちゃんとした家族というものを分かってません
ちぐはぐな感じなので多分こんな感じかなと

繋がり最優先男ですから



次は角都と飛段はチョウズメに干渉されていないので原作通り滝にいる時の描写

617: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/27(火) 23:59:04.47 ID:xhR+KTTTo
飛段「角都! 意気込んできたのにどういう事だ!」

角都「黙ってろ馬鹿」

飛段と角都、特に角都はイラついていた

二尾を捕獲したあと、続けて七尾を捕獲しに来た

七尾は角都のよく知る故郷である滝隠れの里にいるはずだった

なのにその七尾の人柱力がいなかった

飛段「居なかったとしても何かしらの情報は手に入れてきたんだろ?」

角都「黙ってろ!!」

飛段「なんだよこええな」

角都は昔に作った裏道から里に侵入し、里の主要な施設に潜入した

七尾の人柱力がいないのであれば、場所を突き止め行けばいいだけ

角都(なのに何故誰も七尾の人柱力の居場所を知らない!)

ノルマ期間まであと少しなのに、七尾の人柱力の所在が一切わからないのだ

何人かを秘密裏に拷問したが、誰も本当に知らないっぽいのだ

619: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 00:10:04.11 ID:QAtgAQJDo
角都(里長のシブキなら知っているだろうが、言う前に自害するだろう

暁はもう存在を隠していないが、もし人柱力狩りを公表されるような何かがあっては困る

各国は人柱力が死に、尾獣を奪われたとしても公開はしないだろう

当然だ、そんなことを言ったら国力が大幅に下がっていると公言しているようなものだからだ

だがまだ自分の里の人柱力が死んでおらず、目的を知られた場合、ひたすら隠されてしまうだろう

角都(この馬鹿のおかげで少し頭が覚めた。七尾は現在所属不明。ペインに報告後賞金首狩りをしながら、情報収集をすればいいだけの事)

角都が七尾を狩ると決めたのはイタチがあることを言っていた

イタチ「自分は七尾以降を狩る」

角都はイタチに拒否されてから嫌っており、ならとりあえず七尾を狩ってやろうと思った迄

更に七尾は滝の尾獣なので、自分なら楽だと思ったからだ

角都(八尾か九尾。雲より木の葉の方が近いか。イタチは九尾が担当だったな。それなら七尾の情報を集め、賞金稼ぎ狩りをしつつ、九尾が可能なら狩るか)

几帳面な角都はノルマを満たせないというのは絶対にありえない

もし七尾が見つからなければ九尾を狩ろうと決めた

角都は拷問した何人かの人間のうち、ビンゴブックに乗っている多少安いヤツらの死体二つを持ち上げた

角都「換金所によってから、元・守護忍十二士の地陸を狩るために火ノ寺に行く」

飛段「角都のノルマはどうすんだよ」

角都「七尾を捜索し、駄目なら九尾を狩る」

飛段「あいあい。とりあえず道端でばったり会った人間でジャシン様へのお祈りをしねえとな」

角都と飛段は火ノ寺へと向かった

625: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 00:29:31.41 ID:QAtgAQJDo
ご指摘があったので説明追記
原作では二部開始直前に七尾が狩られてからの二尾ですね

ですがこの世界の七尾は砂の中忍試験に出てこず、木の葉の中忍試験以降はほぼ木の葉にいて手が出せず、そのあと三年は音沙汰がありませんでした

全く持ってどこにいるか分からない

まず逆口寄せで秘境入りとか想定外でしょうし、それなら分かっているはずの二尾から先に行くのかなと思いました

ですから原作では
七尾(滝近く)→二尾→地陸
ですがこの作品では七尾に行こうとしたけどいないから
二尾→七尾→地陸

になりました

627: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 00:39:02.37 ID:QAtgAQJDo
チョウズメ「お願いします」

綱手「土下座したって無理だ!」

チョウズメ「頑張って功績をあげても?」

綱手「……それならわからんでもないと思うが、だからって暁を倒しに行くのはやめろ!」

チョウズメ「……駄目?」

綱手「駄目だ」

チョウズメは火影の執務室で土下座をしていた

綱手は気持ちはわからんでもないが、一人のために特別ルールを作るわけにもいかないので却下している

その時、扉がノックされた

綱手「とりあえず立ち上がれ。私が恥をかくだろ。入っていいぞ」

チョウズメ「はい」

ヤマト「こんにちは」

チョウズメ「ヤマトさん!」

ヤマト「あのさ、この仮面見える? 僕は暗部の忍び、テンゾウね?」

ヤマトが暗部の使者として火影の執務室に現れた

630: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 00:46:08.28 ID:QAtgAQJDo
綱手「……なんだヤマトか」

綱手はヒルゼンがヤマトにテンゾウという名を与え、比較的火影よりだけどダンゾウにも重宝されているのを知っている

ヤマト「……もういいです。ダンゾウ様から言伝です」

ヤマトがダンゾウという名前を出して瞬間、綱手は酸っぱそうな顔をした

綱手「……手短に頼む」

ヤマト「ダンゾウ様は許可を出すそうです」

綱手「なんのだ?」

ヤマト「チョウズメくんの重婚です。御意見番も既に丸め込ん……説得したようですよ」

綱手「はああああああ!?」

綱手は勢い余って執務机をぶっ壊した

633: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 00:58:22.23 ID:QAtgAQJDo
ヤマト「ダンゾウ様はチョウズメくんの氷遁を知っています」

なお仙術も木遁も知らない模様

チョウズメ「書類整理手伝います」

チョウズメは散らばった書類を見て、ヒルゼンと共にした書類整理を思い出した

ヤマトの言葉に耳を傾けつつ、整理を手伝う

綱手「ああ、知ってる。助かる」

ヤマト「ダンゾウ様は言っておられました。氷遁を使える子を一人でも多く輩出するのなら、認めてやらないことも無い。というより、チョウズメくんが●●りに拒絶的な子であった場合、薬で無理やりやらされていたと思います」

ヤマトは具体的なことを言い出した

女性を一人娶るのならまだいい

だが男色や両刀は論外だとダンゾウは言っていたそうだ

綱手「ダンゾウは氷遁を増やしたいから、肯定的なのか」

ヤマト「はい」

綱手「……前向きに処理をすると伝えろ」

ヤマト「それでは」

ヤマトは伝えるだけ伝えて、執務室をあとにした

チョウズメ「そこ間違ってますよ」

綱手「おい、チョウズメ。姉弟子からの命令だ。これを早く終わらせて、飲みに行くぞ。お前の奢りだ」

チョウズメ「え?」

綱手「飲まなくちゃやってられないって言ってんだ! ジジイは影分身をたくさん出させてやらせてたんだろ? 手伝え。考えるから」

チョウズメ「はい!」

予想外の援護攻撃により、チョウズメはいっぽ進んだ

635: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 01:14:42.84 ID:QAtgAQJDo
チョウズメは重婚を考えるという餌に釣られて、柱間細胞を吸収したことによるチャクラ増大の効果もあり、たくさんの影分身を出して、書類仕事を一気に終わらせた

チョウズメ「ひ、久しぶりで疲れました」

綱手「ああ、そうか。それじゃあ行くぞ」

チョウズメ「知りませんよ?」

綱手「私が小僧に酒飲みで負けるわけないだろ」

綱手はチョウズメを連れて、少し高めの居酒屋に向かった

綱手「店長!これとこれとこれを瓶で!」

店長「綱手様か。そんなに飲めるのか?」

綱手「こいつと飲み比べをするからいいんだよ」

店長「まだ子供じゃねえか……知りませんからね」

その店の店長はそい言いながらもお酒をどんどん持ってきた

チョウズメ「本当に大丈夫ですか? 僕強いですよ?」

綱手「余裕だわ。私が勝ったらここの支払い全部を払ってもらえればいい」

チョウズメ「僕は【セリフ安価】」

綱手「負けないからなんでもいいがな。さて、飲み比べを始めるぞ!」


コンマ
下1
5以下で綱手に飲み比べで負ける

安価
下3
チョウズメが飲み比べに勝った時に要求すること

641: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 01:31:45.60 ID:QAtgAQJDo
比較的軽いことなので二ついきます




チョウズメ「新しい大きな家が欲しいので紹介して欲しいです」

綱手「そんな事か。私の○○○○をとかでもいいんだぞ? 自来也ならそう言ってたな」

チョウズメ「いえ、べつにそれはいいです。フウのがいますし。あと比較的報酬のいい任務をお願いします」

綱手「女のためか?」

チョウズメ「好きな人達のためです」

綱手は大きな声で笑ったあとに、酒をついだ

チョウズメ/綱手「乾杯!」


そして1時間ほどが経った

綱手「……うっぷ。なんでそんなに酔いが回ってないような感じなんだ! おかひいらろ!」 

チョウズメ「僕の体は異常に酒に強いみたいなので」

チョウズメはケロッとしていた

それに対して綱手は頭を机につけて、呂律が回っていない

チョウズメ「家の件お願いしますね」

チョウズメはそれだけ言うと、店の会計に向かった

店長「掛けてたんだろ? なら半分だね。綱手様は安心してくれていいよ。もうすぐシズネさんがきて連れて帰るから」

チョウズメ「わかりました。ありがとうございます」

チョウズメは綱手に約束を事を書いた巻物を胸の間に放り投げてから、その場をあとにした

642: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 01:38:51.24 ID:QAtgAQJDo
フウ「くっさ! 酒くっさ! どんだけ飲んだんすか?」

チョウズメ「これくらい?」

フウ「チョウズメは酒飲みまでおかしいレベルなんすね」

綱手と飲んだ日、チョウズメはフウに臭いと言われて落ち込んだ


チョウズメは綱手と飲んでから少し日がたった

その日、朝から外に出ていたフウが戻ってくると言った

フウ「九尾の子が帰ってきたらしいっすよ? 確かナルトでしたっけ?」

チョウズメ「修行終わったんだね。料理の腕が上がってたりするのかな?」


安価
下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 ナルトに会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
11 綱手に会いにいく(低難易度判定)
12 アスマに会いにいく(中難易度判定)
13 自由安価(人物によってはコンマ判定)
14 フウに会いにいく(低難易度判定)

645: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 01:42:51.40 ID:QAtgAQJDo
紅が別の仕事でいない可能性
下1
10以下で会えない

653: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 21:04:27.40 ID:QAtgAQJDo
ヒナタに告白した数日後、二人に紅にも愛を伝えることを言った

ヒナタ「……チョウズメくん、本当にハナビもなの? 紅先生は何となく分かってたけど」

チョウズメ「うん。僕はヒナタが好きだけど、これだけは止められたって止まらないよ。ハナビも好き」

フウ「最初にキスされて告白されたら惚れるって最高にちょろいっすよねチョウズメって」

チョウズメ「……友達になって一番初めにお風呂に連行した人がそれを言うの?」

ヒナタとフウは二人で話があるらしく、チョウズメを二人は家から見送った

654: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 21:14:16.75 ID:QAtgAQJDo
紅はチョウズメから告白される前、ヒナタがチョウズメの告白を了承し、その事をヒナタは紅に報告した

そしてヒナタはまだチョウズメがもう一人にも告白するみたいであることを紅に言った

ヒナタは口に出さなかったが、紅へ告白してくるという事は暗に言っていた


それを聞いた紅は、ヒナタと別れたあと、全力ダッシュである場所へ向かった

紅「綱手様! 相談があります!!」

綱手「私は火影であって、相談を聞くためにここに座っている訳では無い!……早く座れ」

火影の執務室だった

最近くノ一の噂話ネットワークで綱手に相談したらうまくいったという報告が数多く寄せられていた

綱手は見た目は若いが、既に自来也並の年齢だ

その人生経験や旅をして得た様々な知識を使って、綱手は最初に何気なく相談に乗り、それに対して回答した

そのあとその事を聞いた人が、相談しに行き、うまく行き、その事がまた広まりとどんどん綱手は相談回答マスターとして名を馳せていた


綱手「それで紅は何を相談しに来たんだ?」

紅「チョウズメくんに告白されそうなんです」

綱手「ぶっふー!」

綱手は持っていたお茶を吹きこぼした

655: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 21:21:08.78 ID:QAtgAQJDo
綱手(チョウズメは確かに日向の上の方(15歳)と下の方(10歳)と親密な仲だったはずだ。滝のフウもヒナタと同じくらい。ここまではまだ……ハナビがおかしいが分かる)

綱手「紅は今年でいくつだ」

紅「30くらいです……」

綱手「倍違う人に告白する気なのかあいつは」

もし綱手が幼少期に会っていて、紅のような立場だったら告白されていたので、年齢はさほど関係ないのだが、流石にそこまでは分からなかった

紅「あ、あの、私はどうすればいいでしょうか?」

綱手「まず、紅はチョウズメに手を出してないんだよな?」

ここ3年は木の葉にいなかったので、紅がもし手を出していたら12歳

それよりも前からそういうことをしていたのなら、色々とまずい

警察が動く

紅「…………」

紅は大人なキスをしたことを思い出し、何も言えなかった

綱手「うーん、はぁ……」

綱手は弟弟子のせいで絶対にいくつか年取ったわと思った

656: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 21:25:58.90 ID:QAtgAQJDo
綱手「上忍である紅には言っておくが、チョウズメの重婚は多分認められる」

紅「……え? な、なんでですか?」

綱手「暗部との色々があり、認めなければいけなくなった。きっと周りの目は冷たいものにかるかもしれないが、紅が好きな方を選べ」

紅「……好きな方を選んでもいいんですか?」

紅は怖かった

自分だけ若くなく、更に責任ある上忍なのだ

自分で自制して断らなければいけないと思っていた

だが、火影から許可が出た

紅「ありがとうございます……あのもう1ついいですか?」

綱手「なんだ?」

紅「ほかの子と比べて私は若くありません。ど、どうすればいいでしょうか!」

綱手「そんなこと知らん!!…………はぁあああああ。紅は医療忍術を習得する気は無いか?」

紅「医療忍術ですか?」

紅はそのあと不安な色々が解決し終わるまで綱手に相談し続けた

657: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 21:39:37.36 ID:QAtgAQJDo
紅「2倍も歳が離れていてもいいのなら、末永くよろしくお願いします」

チョウズメの告白はヒナタの時のような感じだったが、紅は綱手に背中を押された(押してない)ので、覚悟を決めて言葉に答えた




そして綱手の酒の飲み比べの約束が果たされた?


フウ「でかいっすね」

ヒナタ「日向のお屋敷と比べたら小さいけど、一般家庭としては大きすぎるような?」

紅「この家を綱手様が?」

チョウズメ「……そ、そうですかね?」

最終的に五人家族(妻4)になる予定で更に子供も増えるのだが、それを考慮しても大きい家をチョウズメは頂いた

紹介されたではない、頂いたなのだ

チョウズメはこの建物に来る道中、ある木遁使いに手紙を渡された

「子は最低でも5人は作れ。そのための先行投資である。氷遁の血を増やすために、任務よりも●●りをせよ。金儲けよりも血筋を増やせ。木の葉の力を強靭にするために、●ませよ。 志村ダンゾウ」

チョウズメ「……子供できなかったら暗部に狙われるのかなこれ」

チョウズメはダンゾウに物凄く目をつけられた

658: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 21:57:56.72 ID:QAtgAQJDo
ナルトが木の葉に帰っています


我愛羅は人柱力と打ち解けることが出来る可能性をこの時点で知っています

そして改心後我愛羅なら何度も対話をするでしょうし、九尾関連以外なら真摯に向き合えば守鶴(一尾)は割と答えてくれるやつのはず


守鶴が我愛羅との対話に答えたか
コンマ
下1
50以上で守鶴は我愛羅と対話をし始めていた

662: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 22:09:37.74 ID:QAtgAQJDo

どの程度我愛羅と守鶴は親しくなった?
コンマ
下1
80~  仲良し
51~80 積極的に声をかけてくる+力が必要な戦いでは貸してくれる(バージョン1と寝れるようになる)
21~50 危なくなったら力を貸してくれるくらい(寝れるようになる)
~20  一応話す程度

ゾロ目は重明とフウみたいな感じで最高の友

668: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 22:31:46.93 ID:QAtgAQJDo
我愛羅「暁か……どう思う?」

守鶴『本来なら単独で忍びだろうと、俺たちが憑いてる人間に勝てるわけがねえ! だが、それを承知で俺たちを狙ってんだ。クソ狐のいる里の言う警戒レベルよりももっと上げとけ!』

我愛羅「了解した」

守鶴『あと、お前が寝ている間は俺が周囲警戒をしておいてやる。安心して寝ろ』

我愛羅「いつも助かる」

守鶴『てめえの為じゃねえ。居心地のいい器が死なれると俺が大変なんだよ、分かってるだろうな!』

我愛羅「ああ、ありがとう」

我愛羅はそのあとすぐにベッドで寝た

一尾を封印している封印術は人柱力が寝てしまうと封印が弱まり、そして一尾、守鶴に体を本来なら乗っ取られてしまう

現在も我愛羅の体は守鶴に主導権が移っているが、

我愛羅(守鶴)「……」

守鶴は暴れることなく、我愛羅の体を休ませるために、体を休ませている

669: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 22:39:40.17 ID:QAtgAQJDo
我愛羅はサスケ奪還作戦のあと、チョウズメにあることを聞いていた

それは人柱力の中に尾獣と対話ができる空間があるという

そしてチョウズメはある人柱力の中にいる尾獣と仲良くなったとも言っていた

尾獣と仲良くなる

そんなことは一度も考えたことなかった

尾獣、一尾とは自分の体を奪おうとする化け物であり、自分が化け物と呼ばれる原因とだけ考えていた

だが、仲良くなれる、話すことが出来ると言うのを知った時

我愛羅「俺はもしや、俺がされてきた事と同じことを一尾にしていたのか?」

それから我愛羅は一尾に何度もしつこく声をかけ続けた

そしてある時、我愛羅は一尾のいる精神空間に呼び出された

そこで我愛羅は一尾に様々な方法で脅されたが、その時の我愛羅はその脅しの意味がわかっていた

どうせ拒絶され、恐怖されるから自ら化け物になっているだけだと

昔の自分と同じだと

そのあとも何度も一尾の元に足を運び、そしてある時一尾は言った

守鶴「一尾一尾うっせえんだよ。俺には守鶴っていう名前があんだ」

我愛羅「わかっていると思うが、俺は我愛羅というよろしく頼む」

守鶴「ふん」

それから守鶴と我愛羅は少しずつ話すようになった

671: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 22:55:12.50 ID:QAtgAQJDo
サソリ「その程度で大丈夫なのか?」

デイダラ「おいらの術は全て芸術だ……それにちゃんと十八番も持ってきているしな、うん。なんせ相手は、一尾だからな、うん」

サソリ「だからこそ聞いた。十八番ありのその程度で済むのかと」

デイダラ「俺の芸術を舐めすぎじゃないか……うん。一尾は八尾と違って、尾獣と連携が取れない人柱力だと聞く……。なら余裕だな……うん」

サソリ「そうか……ならばいい」

暁のデイダラとサソリは砂の里に侵入した

673: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 23:02:24.04 ID:QAtgAQJDo
会話に入れ忘れたのでここで補足



我愛羅はテマリとカンクロウ以外には守鶴と仲が良くなったことを言っていません

どうせ言っても信じませんし、守鶴は我愛羅は信じても他人は信じないからです

我愛羅がどうしてもと言うので守鶴はこの二人に伝えるのは認めました


守鶴『おめえ! 隈取り忘れてんじゃねえよ!』

我愛羅「すまない、助かった」

寝れるようになった我愛羅は当然クマが無くなってしまったので、メイクで一々付けています

674: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 23:18:11.34 ID:QAtgAQJDo
守鶴『…………おい、なんか入ってきたぞ。赤い雲、暁が侵入してきてんぞ! 何をやってんだ! 上空を飛んでるから早く殺せ!』

我愛羅「助かる」

デイダラが里に侵入し、空を飛んですぐにその存在がバレた

守鶴が一度我愛羅の体の主導権を握り、第三の目をいくつか作り、守鶴の目と繋げていた目がそれを捉えた

デイダラは上空の見張り三人に向けて、隠密殺人用の蜘蛛起爆粘土を投下した

しかし

ズズズ!

砂の塊がその粘土を潰した

我愛羅「貴様が暁か」

デイダラ「ほう、気がつくのが異常に早いじゃんか、うん」

デイダラはすぐに巨大な鳥型起爆粘土に飛び移り、我愛羅の砂を避けながら空中へと退避した




砂は同盟里であり、綱手の要請でサスケの時に来たりしています
綱手は砂の里自体は信じてなくても、我愛羅という若き芽は信じている可能性がある


コンマ
下1
70以上ならチョウズメのイタチから聞いた暁の情報を全て渡していた(デイダラの戦い方を情報として知っている)
69以下なら原作の通り、暁の存在と人柱力狩りの情報のみ渡されていた

677: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 23:31:52.54 ID:QAtgAQJDo
デイダラ「しかしおいらのこと良くわかったな」

我愛羅「そんな目立つ格好をしているのに何を言っているんだ?」

デイダラ「へっ、隠密行動は失敗だな、うん。だが、おかげでてめえを探す手間が省けた……うん」

我愛羅はデイダラが勝手に喋っている間に、里の周りから砂を操作して集める

本来なら我愛羅だけなら一方向から砂を持ってくるくらいしか戦闘をしながら維持出来ないのだが

守鶴『もっと持ってこい! これだから人間は……』

守鶴も手伝い、里の周り全方位からデイダラに向けて砂が殺到する

デイダラ「おいおい、流石にこの地の利はズルすぎるな、うん」

デイダラは全方位からくる、砂で出来た巨大な鋭い手を避け続ける

678: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 23:37:09.40 ID:QAtgAQJDo
デイダラ(次のは早いぜ、うん)

デイダラは素早いスバメのような起爆粘土を我愛羅に向けて放つ

だが

守鶴『早いなら押し潰せばいいんだよ。あはははははは!!』

我愛羅「いや、それよりも…………頼む」

守鶴『死ぬなよ!』

我愛羅「俺には母さんがいる」


守鶴が素早い起爆粘土を質量による囲い込みで潰そうとしたが、我愛羅は別のことを頼んだ

そして我愛羅の近くに来た起爆粘土が

デイダラ「喝!」

爆発した

679: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/28(水) 23:48:48.31 ID:QAtgAQJDo
我愛羅は目の前まで来た爆発物が爆発する前に、砂の球体で体を包み、爆発からを守った

そしてデイダラの周りにはいくつもの砂で出来た目が浮かんでいる

デイダラ「まるで中身を守る卵の殻だな、うん」

デイダラはそんなことを言っていたが、状況は緊迫していた

守鶴『砂縛牢! 死ねぇぇぇぇ!』

我愛羅が操るよりも十数倍の多さの砂にデイダラは囲まれていたのだ

尾獣は人柱力の中にいても、チャクラを外に放出できる

バージョン1などで人柱力が尾獣のチャクラを纏っているからそれも分かるだろう

そして一尾、砂の守鶴は尾獣の中で唯一、人間の忍術すらも使う

我愛羅とは別の視覚を砂の目で作り、守鶴は我愛羅の中で術を発動させた

デイダラ「これ、ガチでやべえな、うん」

デイダラは砂の包囲網から逃げるために、鳥の起爆粘土を急かす



コンマ下1
81~  デイダラは潰れる
61~80 デイダラの両足と片腕が潰れる
41~60 デイダラの両足が潰れる
21~40 デイダラの片足が潰れる
~20  鳥の起爆粘土だけ潰れる(原作)

682: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 00:04:45.91 ID:4bvNsILRo
デイダラハードモード


デイダラは鳥の起爆粘土を爆発させて、その勢いで何とか砂縛牢から抜け出した

だが、その代償に右足が持ってかれていた

そしてまだデイダラの劣勢は続く

今さっきの砂縛牢は我愛羅が発動させた訳ではなく、守鶴が発動していた

なら手の空いている我愛羅はというと

我愛羅「砂縛柩」

周りから集めた砂を先に先行させておき、デイダラを砂漠の柩が御出迎えした



我愛羅が砂縛牢を使わずに砂縛柩を使ったため+10
コンマ下1
61~  デイダラは体を砂縛柩
41~60 全ての四肢が損失する
21~40 腕と残りの足を持っていかれる
~20  腕を一本持っていかれる

686: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 00:15:08.85 ID:4bvNsILRo
デイダラ「!!」

デイダラは見えた

砂の卵から顔を少しだけ覗かしている我愛羅の顔を

その顔の目の周りの黒いクマが若干ズレていることに

デイダラ(ゼツの野郎、一尾と人柱力は協力関係にないってのは間違えじゃねえかよ、うん)

一尾が非協力的なら人柱力は寝れないはずなのだ

その目の周りのクマがズレているという事は、あえて作ったということ

クマがないということは寝れている、一尾に寝ても体を奪われないということ

デイダラ(あーあ、最高の芸術で死ぬ前に、)

グチャり

我愛羅の砂縛柩に完全に潰されてデイダラは死んだ

688: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 00:19:57.13 ID:4bvNsILRo
完全体の姿ですら砂を使う守鶴ですので、我愛羅と同じように砂を操れると考察

ただ単に砂の動かせる量が十数倍になった我愛羅の戦闘方法とかこの時点で勝てるのは暁ではペインと須佐能乎使ったイタチ、鬼鮫ワンチャンくらいですかね


あとデイダラは呪印完全解放前のサスケの速度すら早いと思う程度の速度
ちなみに暁最遅は飛段

689: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 00:23:15.37 ID:4bvNsILRo
砂の里の忍び及び我愛羅及び第三の目守鶴から見つからずに、あの姿のサソリが逃げ出せる可能性

コンマ
下1
5以下でサソリは逃げ出せた

694: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 00:40:52.06 ID:4bvNsILRo
サソリは元砂の忍びだから分かる

サソリ「あの量の砂を人間だけ、人柱力だけでは操作なんて出来ない。一尾が人柱力に手を貸しているなら……デイダラは今の粘土では無理だな。俺は先に一時撤退をしよう」

サソリは乗り込んでいる傀儡ヒルコの速度では、砂のあるこの場所で我愛羅と戦うことになる

サソリ自身の戦い方では我愛羅との相性は激烈に悪いので、ヒルコを捨てて、砂漠を駆ける

695: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 00:43:28.26 ID:4bvNsILRo
サソリ「デイダラめ、時間稼ぎすら出来ないのか」

守鶴『だからこっちにいると言ったろ! まあ、ここなら俺たちは最強だああああ!』

我愛羅「逃がすと思うか、暁」

360度砂に囲まれた砂漠で、サソリは我愛羅に追いつかれてしまった

しかも既にサソリは浮遊する砂の包囲網の中にいた

サソリ「チッ」

696: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 00:55:02.96 ID:4bvNsILRo
我愛羅「流砂瀑流」

我愛羅はサソリの周りの砂を大量に使って、サソリを捕らえようとする

守鶴『砂縛大牢! うあははははははは! さっきよりも更に多くの砂を使って、確実に殺してやるぅぅううう!!』

守鶴はここに来るまでに回収した大量の砂で、空中からサソリを捕らえる砂の牢獄を狭めていく


サソリは飛べるが、デイダラのような鳥による飛行程度の速度しか出ない

そして360度上下左右から砂が迫ってくる

飛行と殺傷に使えるプロペラでも、腹部に仕込んだ毒付きワイヤーでも、火でも水でも対抗できない

サソリ「赤秘技・百機の操演!」

やばいと思って即口寄せした百を超える傀儡に体を守るように指示を出した




ゾロ目補正+フィールドが砂漠+守鶴がノリノリ
コンマ
下1
5以下でサソリは死を偽装して、なんとか逃げられた

703: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 01:10:07.77 ID:4bvNsILRo
サソリ(……これは駄目だ。コアすら残らず、)

サソリは我愛羅の流砂瀑流と守鶴の砂縛牢によって、傀儡も含めて全てが砂に飲み込まれた

そして尾獣と人柱力は共に術を発動させる


我愛羅/守鶴「『砂瀑大葬!』」


一国を落とした傀儡群も

コアさえ残ってればなんとでもなる人傀儡サソリも

そんなもの関係ないとばかりに質量という名の暴力によって全てが砕かれ、その場には何も残らなかった

守鶴『なんだよ、俺たち人柱力を狩るっていうから本気出したのに、全然じゃねえか! ものたりねええええ! 尾獣化まで用意しておいたんだぞ、ごらあああ!』

我愛羅「……守鶴が手を貸してくれなかったら、下手したら負けていたかもしれない。ありがとう、我が友守鶴」

守鶴『へっ! おら、早く帰らねえとじじい共がまた悪巧みすんぞ!』

我愛羅「ああ、そうだな」

この我愛羅は何事もなく、里に戻っていった






チヨバア「……あれ?私の出番は?」

706: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 01:30:07.76 ID:4bvNsILRo
ペイン「……」

小南「……」

鬼鮫「……ふむ」

イタチ「……」

飛段「……おせえな」

角都「……チッ」

トビ「……いやー、デイダラ先輩もサソリさんも遅いっすねー! まさか負けちゃったりー?」

ペイン「そう軽口を叩くな……ゼツ、砂を見に行け」

ゼツ「ワカッタ」(白黒ゼツはカタコトカタカナ表記だが、見づらいのでこれ以降普通に表記)

707: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 01:41:02.60 ID:4bvNsILRo
そして数十分後


ゼツ「デイダラは砂の里の中で、サソリは砂漠で一尾の人柱力に殺されたらしい」

ペイン「指輪は?」

ゼツ「粉々よりもひどい状態だから捨ててきた」

ペイン「……そうか。この集合は一尾の人柱力を確保してくる想定で行われた。一尾の人柱力が来ないのなら、この場で待っても意味が無い。解散とする」

その言葉で暁のメンバーは思い思いに動き出した

小南(三日三晩同じポーズは辛いからよかった……良くないか)

鬼鮫「無駄骨でしたね。それじゃあ、猿の人柱力を捕らえに行きますか」

イタチ「……」

鬼鮫(イタチさん、最近好物の団子を食べていませんから、口が寂しくて喋るのが億劫になってますね)

飛段「あー、三日三晩ジャシン様へのお祈りお預けされなくて良かったぜ」

ペイン「喋ることは考えてから話せ。一尾が取れなかったことは計画に支障をきたすことだ」

角都「その馬鹿に何を言っても無駄だ。早く火ノ寺に行けぞ」

トビ「もしかして僕って二段階も昇進しちゃいました? やっほー!」

708: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 01:47:50.88 ID:4bvNsILRo
サイ「もしかして僕がナルト達を理解しようとするあのイベントがなくなってしまった?」



ダンゾウはサスケを殺したいので、大蛇丸のアジトを発見している可能性

コンマ
下1
10以下でダンゾウは優秀でサスケのいるアジトを見つけている

710: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 02:15:50.41 ID:4bvNsILRo
ダンゾウ「大蛇丸め、完全に我々との契約を切りおったな……うちはサスケを抹殺される前にうまく動きおって」

サイ「……カカシ班に入り、もし遭遇したら始末します」

ダンゾウ「それでいい。ヤマト、あやつの女に子は出来たか?」

ヤマト「流石にまだです」

ダンゾウ「氷遁は木の葉の血継限界と言わしめるほど増やさねばな。あの術は使える」





カブト「……来ない。どうやら本当にサソリは殺されたようですね、大蛇丸様」

大蛇丸「それならそれでいいわ。邪魔者がいなくなったのだからね」



アジト

サスケ「……ハハハ、これであいつの氷遁はどうにかなる。そして草薙の剣に雷遁なら、あいつの部分倍加と怪力であっても、切り裂ける」

712: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 02:30:20.21 ID:4bvNsILRo
チョウズメ「……」

紅「どうしたの? 手が止まってるわよ」

チョウズメ「なんか、なんだろう? 多分大丈夫かな?」

チョウズメは何かしらに乗っ取られそうになる気配がしたが、全くそんなことは無かった

白目化した目が疼いた気もしたが、この目はカグヤが魂の混在していた影響なのでもう何も無い

もしカグヤが混在し続けていたら、何かがあったかもしれない(尾獣が封印される度に浸蝕されるイベントがお披露目せずに終わった)

713: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 02:31:58.71 ID:4bvNsILRo
紅「ならいいわ。何かあったら言うのよ?」

チョウズメ「うん。みんなを悲しませるようなことは極力したくないからね」

フウ「今日の予定はなんかあるっすか? ヒナタが今日はお泊まりするそうっすけど……あっ、まだ手を出しちゃダメっすよ? ヒナタにもタイミングがあるんだから」

チョウズメ「その節はいきなり襲ってしまってすみませんでした」

チョウズメは●●の解放をした時、フウの静止を聞かずにやり続けたことがあるため、その事では頭が上がらない

紅「大きすぎるから初めてだと辛いのよね……確か、今日からうずまきナルトが新術の練習を始めるそうよ」

チョウズメ「ふーん。僕ももっとちからをつけないとね。氷遁で周りの空間を瞬時にマイナス数十度にしたり、腕に属性チャクラを纏わせて殴ったりは出来るようになったけど、もっと強くならないと」

チョウズメがそんなことを言っている間、女性二人は話していた

紅「チョウズメは本当に戦いたくないのよね? なんかどんどん物騒な術を会得しているけど」

フウ「対話が通じない相手には問答無用っすからね。忍者的には対話をしようとしている分、平和なんじゃないっすか?」


714: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 02:45:27.07 ID:4bvNsILRo
紅もフウも仕事をしに行った

チョウズメ「……なんか最近僕の仕事が尽く別の人に取られちゃうんだよね」

暗部のトップが木の葉から出したがらないので、チョウズメに回ってくる仕事が減っていた

しかも極力木の葉を出るなと言われてしまっている

チョウズメ「修行もいいけど、せっかくだし誰かと会えないかな? あれ?次の中忍試験の第一試験監って僕のはずなのに抜かされた? シカマルはやったのになぁ」



(二十小隊が地陸を殺したい暁を探しに行くまで1/1)
安価
下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 ナルトに会いにいく(判定なし)(修行中)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(低難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(低難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(判定なし)
10 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
11 綱手に会いにいく(低難易度判定)
12 アスマに会いにいく(判定なし)
13 自由安価(人物によってはコンマ判定)
14 フウに会いにいく(低難易度判定)

723: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 07:45:49.16 ID:4bvNsILRo
寝落ちする前の私は何をやっているんだ

ナルトは無視しても風遁習得イベントなので5割でナルト自身が来ます
風遁でナルト自身が知っている人とカカシの進める人のどちらかに来ますので

あと動揺したりしている時じゃなければ九尾にもう勝手に会いませんね
忍宗を認識したのでオンオフくらいならついてるでしょうし

サスケに関しては勝手にサスケが絡んできますが、ナルトは勝手に発生するイベントは一つくらいしかないですね今のところは

724: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 14:14:19.99 ID:4bvNsILRo
1時間か2時間くらいだけど少し更新



綱手が忙しい可能性
コンマ下1
10以下で会えない

726: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 14:23:38.40 ID:4bvNsILRo
チョウズメ「失礼します」

綱手「今度はどんな問題を持ってきた!?」

綱手は開口一番、聞きたくないとばかりにため息をつく

チョウズメ「相談とかじゃなくて、綱手さんとお話がしたいなって」

綱手「はぁ? なんの話がしたいんだ? まず私は火影、仕事があるから無理だ」

綱手はそれだけいうと、チョウズメをしっしっと手で出ていくように指示を出した

チョウズメ「影分身の術」

綱手「は?」

チョウズメ「この机使いますね。あと火影様の使う机の引き出し上から三段目のハンコ入れ貸してください。火影様の印が必要だけど、火影様自体が見る必要は無いもの、確認が必要なだけなもの、必要項目にチェックが入ってるのかの三重確認をするものを貸してください」

綱手「……お、おい!」

チョウズメは勝手にどんどん用意して、影分身にも指示をして作業を分担していく

チョウズメ「師匠に教えられたので出来ます。これを僕が負担すれば、話すくらいはできますよね?」

綱手「あ、ああ。じじいは15じゃなく、12歳以下の餓鬼に火影の仕事の一部をやらせてたのか」

チョウズメ「一応僕のためって事でしたけど。実際に中忍になっても、書類では全く苦労してませんし。多分上忍くらいまでの書類なら処理できますよ?」

綱手「……まーいっか。ミスるなよ?」

チョウズメ「もうミスはしません。ミスるとドヤされていたので」

そのあと綱手とチョウズメは無言でどんどん仕事を終わらせていく

728: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 14:32:10.60 ID:4bvNsILRo
綱手「ふー、チョウズメがいるとここまで楽になるとな。ジジイもいい仕事したよ」

チョウズメ「それでお話いいですか?」

綱手「ああ、何が聞きたいんだ?」

チョウズメが持参した団子とお茶を話の潤滑油にして、チョウズメが話を切り出す

チョウズメ「僕って師匠のことをあまり知ってなかったと思ったんです」

綱手「師匠って三代目火影のヒルゼンのジジイの事だよな?」

チョウズメ「はい。ですから、教えて欲しくて。昔はどうだったのか?とか、あと初代様の話も聞きたいです」

綱手「木遁を使うからか」

チョウズメ「それもありますけど、忍びの神と呼ばれた人の話なら誰でも聞きたいと思いますよ?」

綱手「確かにそうだ。じゃあ、まずはヒルゼンのジジイからだ。あの人は自来也と同じくスケベな人だった……」

それから綱手は語る

ヒルゼンは50になったくらいでプロフェッサーと呼ばれるほどの忍びになったこと

それ以前も名が知られていたが、綱手からしたら担当上忍の自来也と同じスケベ野郎

だが言っていることは正しく、そして

綱手「優しかったんだろうな。特に私たちの時代はまだ戦争をしていたから、仲間が死ぬことなんて日常茶飯事だった。でもあの人は私たち三人、三人が悲しんでいると側に立って話を聞いてくれたんだよ」

綱手「三人って」

綱手「大蛇丸もだよ。あいつが泣いたのはいつだったっけか? 確か両親が死んでしまってからは表情を全然変えなくなったな。あの時だったんだろうな、大蛇丸が変わってしまったのは」

そのあとも綱手は楽しそうに、辛そうに、ヒルゼンや他の三人についても話していった

729: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 14:37:28.57 ID:4bvNsILRo
綱手「私はギャンブルが好きだ」

チョウズメ「知ってます。そしてものすごく弱いって」

綱手「……うっせぇ」

チョウズメは先程、綱手が踏み倒した貸し金屋への支払いに関する書類も処理した

火影が借金を踏み倒したままなのは流石に不味い

綱手「私のギャンブル好きは初代火影、柱間から教わったことなんだ。あの人は駆け引きのギャンブルは滅法強いのに、金の絡む遊びのギャンブルには滅法弱かった」

チョウズメ「同じなんですね」

綱手「ああ。それで柱間の弟扉間に毎回グチグチ怒られてたな。やれ火影としての仕事をしろ。やれ俺に仕事を押し付けるな。やれ子供に変なことを教えるなってな」

チョウズメ「……それ二代目様が正しくないですか?」

綱手「あの人は固かったからな。そして強固で考えを変えず……故にうちはとの確執も広がった」

綱手は次に柱間とついでに扉間の話も始めた

話が終わりに近づくと、綱手は少し考え込んだ


コンマ
下1
70以上で綱手が何かをくれる

732: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 14:45:59.16 ID:4bvNsILRo
うろ覚えですけど大蛇丸が不老にこだわり始めたのは両親が死んだ時ですからね
その時に白蛇の脱皮の白蛇は幸運と再生の象徴とヒルゼンが両親はいつかどこかで生まれ変わる?的なことを言っていた気がします

両親が不審死を遂げなければ闇落ちをしなかったというのもある意味うちはみたいなもんですよね

733: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 14:56:04.51 ID:4bvNsILRo
綱手は考えがまとまったのか、チョウズメに少し待っているようにと言って、火影の執務室を出ていった

そのあと数時間綱手は帰ってこず、出来上がって書類を受け取りに来た忍びにチョウズメが対応した


綱手「遅れて済まない。うちの蔵を漁ってたから時間がかかった」

綱手は大きめの巻物を持ってきた

チョウズメ「それは?」

綱手「柱間のジジイが残したものの一つだ。いいか、チョウズメはきっとこれから戦いに巻き込まれるだろう。力を持つものは戦いたくなくても、戦いの場に引きずり出される」

綱手は柱間が語った友と本気で戦った話を思い出す

綱手「チョウズメは木遁を会得し、術を色々と知っているようだが、人形のドームを作る榜排の術以外はどれも攻撃のための術なのは分かっているな?」

チョウズメ「……はい」

木龍は完全な九尾だからこそ拘束だけに使っていたが、忍びの戦いであの龍を出せばそれだけで決着がつく

綱手「これは柱間のジジイがよく使っていた木遁の術が書いてある。樹海降誕という術で、樹海を呼び出し、相手を拘束する術だ。いいか、これは相手を捉える為の術だ。戦いの場に引きずり出されても、対話ができるかもしれない術だ」

綱手は座っているチョウズメに目線を合わせて立ち、目を合わせて話す

綱手「チョウズメは出来れば戦いたくなく、対話がしたいと言っていた。だから、私はこれをお前に託す」

チョウズメ「いいんですか? そんな大切なものをもらっても」

綱手「ああ。だが忘れるなよ? チョウズメが極力戦闘を回避し、友好的に終わらせる覚悟があり続ける限りは貸しておいてやる。でももしその覚悟がなくなったら返せ。そして樹海降誕は一生使うな」

チョウズメ「はい!」

チョウズメは綱手から樹海降誕を継承した

735: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 15:57:39.30 ID:4bvNsILRo
ナルトは自分だけの術を完成させるために、自分のチャクラ属性である風を使えるように修行をしていた

ナルト「あのさあのさ……あー、一人は居たってばよ」

カカシ「何がだ?」

ナルト「木の葉に風の性質変化を持つ人はいないかって」

カカシ「誰を思い浮かべなのさ」

ナルト「チョウズメ」

カカシ「あーあ。コツを教えてもらおうとしているんだよね? それなら聞きに行けばいいじゃない」

ナルト「友達よりももっと悔しく教えてくれる人がいるかもしれないじゃないか! 誰か知ってるなら教えて欲しいってばよ」

カカシ「今日は任務じゃなかったし、将棋でも打ってるかな?」

カカシはそう言いながら、アスマの名前を出した

そしてナルトは


コンマ
下1
30以上でチョウズメのところに来る

742: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 21:17:51.86 ID:4bvNsILRo
ナルト「やっと見つけた!」

ナルトは扉を勢いよく開けて中に入ってきた

綱手「ノックをしろ!」

ナルト「あっ、ごめんだってばよ、綱手のばあちゃん」

チョウズメはまた綱手の事務の手伝いをしていた

チョウズメ「僕?」

ナルト「そうそう!……それでなんで影分身しながら書類仕事を手伝ってるんだってばよ」

チョウズメ「最近色々あって里から出るなって言われてるから任務に出れないんだよ。でもお金は必要でしょ? それで綱手さんが事務能力を認めてくれて、任務として雇ってくれてるんだ」

ナルト「へぇ……こんなのぜってえやりたくねえ」

チョウズメ「慣れだよ慣れ。料理みたいなもん」

ナルト「……それならなんかできそうな気がするってばよ」

チョウズメは影分身に執務を任せて、本体がナルトと話している

743: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 21:23:49.70 ID:4bvNsILRo
綱手「なんだお前、カップラーメンばっかり食ってそうなのに、料理ができるのか」

ナルト「アカデミーの頃にチョウズメに習ってからはずっとやってるからな! ○○仙人との修行の時も俺が作ってたし」

チョウズメ「腕前は上がった?」

ナルト「おう、やっとうずまきナルト流一楽ラーメンが出来たんだ!」

チョウズメ「僕もチョウズメの一楽ラーメンが出来てるからまた今度品評会しよう」

ナルト「負けないってばよ!」

ナルトとチョウズメは料理の話で盛り上がっていたが、綱手が咳払いをした

ナルト「あっ、そうだそうだ。チョウズメ! 風遁のコツを教えて欲しいってばよ!」

チョウズメ「風遁のコツ?」

ナルト「そう! ここは影分身がいるから大丈夫だな。こっちこっち」

チョウズメ「ちょっ、綱手さん行ってきます!」

綱手「影分身は消すなよー」

チョウズメ「はい!」

ナルトはチョウズメを引っ張って火影の執務室から出ていった

745: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 21:29:59.99 ID:4bvNsILRo
チョウズメ「あっ! ○○本の上忍の人と、ヤ、テンゾウさん!」

カカシ「だーかーらー、これは○○本じゃないって言ってるでしょ君」

ヤマト「今僕が仮面つけてないの見えてるよね? ヒルゼン様のそういう所は真似しなくていいから!」

チョウズメ「あははは、こんにちはカカシさん、ヤマトさん」

チョウズメが上忍二人と挨拶している間も、影分身何百といるナルトが挨拶してきているが、返しきれないので一言挨拶した

ナルト「それで風の性質変化のコツを教えてくれ!」

チョウズメ「……うーん、ならラーメンとは別に、また今度何か料理を作ってよ。旅先で食べた料理とか」

ナルト「そんなんでいいのか! それなら○○仙人に連れられて美味いモン食ってきたから期待していいってばよ」

ナルトに性質変化のコツを教える代わりに、ナルトに旅先の美味しかった料理の再現で手を打った

746: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 21:40:04.85 ID:4bvNsILRo
チョウズメ「そうだね。僕がアスマ先生に習った時は、チャクラを二分割にして擦り合わせるイメージって言ってたよ」

ナルト「……」

チョウズメ「二つのチャクラで薄く研ぐ感じ?……」

ナルト「……薄く研ぐような感じかぁ」

チョウズメは今のナルトが理解度5割にすら達していないことが理解出来る

料理を教え始めた最初の時にこんな反応をしていたのを思い出す

チョウズメ「まずね、火は炎そのもののイメージだし、水も流れる水。でも風は想像しずらいよね。ナルトは包丁研ぐでしょ?」

ナルト「当たり前だってばよ! 道具をちゃんと管理しないと、うまい食材も不味くなるからな」

チョウズメ「ちゃんと研いでないなまくらな包丁で大根を切るのと、物凄く細くて切れ味最高の包丁で大根を切る。風の性質変化はとにかく細く鋭く……ここまでは分かる?」

ナルト「それなら分かるってばよ……あとは千切りとかにすればいいのか?」

チョウズメ「イメージとしてはそれかな? 風の術は大抵鋭さとかで敵を攻撃して切り刻むから。アスマ先生は武器に風のチャクラを纏わせてるよ」

ナルト「普通の包丁がものすっごい高い包丁みたいな切れ味になるってことか! 何となく分かったってばよ! お前らもわかったよな!」

影分身「「「「「「「おう!」」」」」」」

ナルト「サンキューな! 予定が空いてる日をまた後で教えてくれ! その日までに仕込みをしておくからな!」

チョウズメ「うん、頑張ってねー」

749: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 21:48:33.82 ID:4bvNsILRo
ヤマト「チョウズメくん、ナルトくんは料理できるのかい? そんな感じはしないけど」

カカシは何度か見たことあるが、ヤマトはナルトの性格で料理ができるようには見えなかった

チョウズメ「みんなに食べてもらって美味しいって認めてもらえるのも、ナルトの認められるの目標に近づく一歩ですから、逆にすごくやる気でしたよ」

ヤマト「そうなのか。確かに美味しい料理は人を幸せにして、その腕前は美味しかったら認めてもらえる」

カカシ「タズナさんの所でも手伝ってたなそういえば。野宿の時も何故か調味料持ってたし」

カカシもやっと腑に落ちたようで、○○本を閉じて会話に加わっている

チョウズメ「ナルトは初めは食材すら売ってもらえない程だったんですけどね」

最近は昔のような露骨なことはされない

中忍試験で活躍したからなのもある

それ以前はナルトお得意の変化の術で行けばいいじゃんというのをアカデミー卒業前に気が付き、変化して買いに行っていた

チョウズメ「それじゃあ、僕は戻りますね」

ヤマト「ダンゾウ様が催促してるから頑張ってね」

チョウズメ「……いや、今フウとヒナタは流石にまだ早いですから。紅さんだって……いやなんでもないです」

チョウズメはヤマトの言葉に逃げるように去っていった

カカシ「なあヤマト。さっきのなに?」

ヤマト「秘密です」

751: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 21:57:35.19 ID:4bvNsILRo
チョウズメがいない時、火影の執務室にある坊主が来た

綱手「そうか、あの地陸まで……」

火ノ寺の地陸が暁に殺されたという報告を巡回していて、たまたまいなかった坊主が綱手に報告していた

シズネ「ついに来ましたね」

綱手「火の国から逃がすな。新編成した二十小隊にただちに連絡しろ!」




チョウズメは綱手とダンゾウが外に出したがっていないため、小隊に入っているかのコンマすら出来ません

ただ綱手様はチョウズメのヒルゼン直伝影分身事務処理の術にハマってしまっているので、頻繁に出入りしている

二十小隊が出撃する前に知れる可能性は綱手による情報封鎖があるためきつめ
コンマ
下1
80以上でチョウズメはアスマ達が木の葉を出る前に暁が来たことが分かります

758: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 22:10:36.52 ID:4bvNsILRo
原作では出撃前に恋人関係にあった紅のことを遠くから見てますから、このアスマは弟子であるチョウズメや仲の良い友人である紅を遠くから見ているかもしれない


コンマ
下1
70以上でチョウズメはアスマが見ていたのに気がついた

下2
70以上で紅はアスマが見ていたのに気がついた

762: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 22:22:56.92 ID:4bvNsILRo
アスマがちょうど木の葉を出た時

チョウズメ「……ねえ、紅さ、紅。なんか今」

紅「チョウズメも?」

チョウズメ「アスマ先生が見てませんでした?」

紅「何かしらね?」

チョウズメの関係者であったため、紅は暁が火ノ寺を襲撃したことを知らない

もちろんチョウズメも知らされてない

チョウズメ「……ヒナタ、向こうを白眼。アスマが任務に出たのか見て」

ヒナタ「もう見てるよ。うん、四人で組んで出て行ってるよ……しかも、ほかの人も別の方向に向かってるね。4人一組が数班はあるかな?」

チョウズメは考える

アスマが今まで任務前に自分たちに声をかけずに、しかし遠くから眺めてから任務に行ったことはあっただろうか?

そしてもう暁は動いているはずだ

チョウズメはわかる。イタチの説明によると、アスマが戦って勝てる相手は少ないと

チョウズメ「……嫌な予感がする」

白目化している目が疼く

紅「私もよ」

チョウズメ「ヒナタが遊びに来てくれてるのにごめんね。ちょっと綱手さんのところに行ってくる」

ヒナタ「うん、いってらっしゃい。気をつけてね」

フウ「服は用意したっすよ。着替えて早く行く!」

チョウズメはすぐに家を出た

763: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 22:27:22.51 ID:4bvNsILRo
アスマ達が火ノ寺まであと少しの所でやっとチョウズメは綱手のいる火影の執務室に来れた

何故か妨害をされたり、綱手が相談を受けているとかで入るのに時間がかかった




チョウズメは綱手が何かを隠しているのかもしれないと思っています
コンマ
下1
70以上で会話の初めから忍宗で綱手の思いを汲み取る

766: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 22:35:38.13 ID:4bvNsILRo
チョウズメ(流石に綱手さんの事を初めから読むのは駄目だよね)

チョウズメは忍宗による個が他と繋がる力をオフにして部屋に入った


綱手「なんだチョウズメか。手伝いにでも来たのか?」

チョウズメ「……アスマ先生とかが今木の葉から出ていきましたよね? 小隊なんて組ませてどこに行かせたんですか?」

綱手「ちょっと問題が起きたから、いってもらっただけだよ。たまたま同じ方向へ行っただけじゃないのか?」

綱手はあくまでしらを切る気のようだ


チョウズメ(時間をかけてもいいけど、もし暁でアスマ達が交戦に入ったら死んじゃうかもしれない。うちはマダラなんかと当たったら確実に死んじゃう)

チョウズメは綱手を説得するための行動やセリフを考える



安価
下1、下2
綱手を説得するための行動やセリフ

769: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 23:00:34.49 ID:4bvNsILRo
樹海降誕の時の約束の言葉、殺したくないし殺されないの言葉があったため自動成功



チョウズメ「綱手さん」

綱手「なんだ?」

チョウズメ「僕を、偉大な三代目火影、ヒルゼン師匠の弟子、綱手さんの弟弟子である僕を信じてください」

綱手「チョウズメのことは信じているから樹海降誕を託したんだぞ?」

チョウズメ「僕は暁の誰が相手でも死なない自信があります。僕はアスマさんを死なせたくないし、死なせないだけの力をもってます」

綱手「……」

チョウズメ「綱手さんがそこまで意地になって話さない時点で暁か大蛇丸のことだって分かります。そして今の時期に動くならきっと暁。大蛇丸が動いたらきっとサスケに関する何かがあるはずですから」

綱手「……はぁ。暁の事だが、私が言ったことは忘れていないようだな」

チョウズメ「はい! ちゃんと樹海降誕を託してくれた時のことは覚えてますよ」

綱手「元守護人十二士の火ノ寺にいた地陸が殺された。アスマに行かせているが、相手の服装から暁であることが分かった」

そこから綱手は話した

チョウズメがイタチから聞いた情報は正しかったと

風影である我愛羅が暁に襲われ、起爆粘土を使うデイダラと傀儡使いのサソリに襲われたが、無事倒したとのこと

綱手「この情報は出処が出処だから、今向かっているヤツらにすら言えていない。そして今回の敵は容姿からして、飛段と角都。不死身でジャシン教の男と情報不明の男だ」

チョウズメ「……分かりました。綱手さん、後出しみたいで悪いんですけど、対話をしようとして、樹海降誕でも捕まえられなかった。本気を出しますからね?」

綱手「ああ。駄目そうだと分かったらすぐに出し惜しみせずに倒していい。だが、あの覚悟だけは忘れるな!」

チョウズメ「はい!」

チョウズメはすぐに猿魔を呼び出し、影分身をしてもらい、フウ達の警護についてもらう

もし襲われたら速攻で空間に穴を開けて繋げる黄泉比良坂で戻ってくるのでなんとでもなる……はずだ




チョウズメはどうやって火ノ寺に行く?(方法によっては戦闘前にも戦闘後にもなる)
安価
下1、下2、下3

出た意見で多数決
なお使った手段によって、周りの反応、てかダンゾウが裏で動くかも知れません(ダンゾウや暗部でもわからない方法から特に何もなし)

770: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 23:16:02.19 ID:4bvNsILRo
特に安価いらない感じだったかもしれないですね



黄泉比良坂で火ノ寺に飛ぶか飛ばないかに変えます
考えていた方がいたらすみません

下5まで
火ノ寺へ黄泉比良坂でワープしますか?

1 する
2 しない

774: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 23:29:31.44 ID:4bvNsILRo
半数を超えたので進行します

チョウズメ「では、行ってきます」

綱手「……?」

綱手は頭に疑問符が浮かんだ

チョウズメは窓から出ていくわけでもドアから出ていくわけでもなく、カーテンの近くで体で隠しながら何かをやっている

チョウズメ「すぐに戻ってきますね」

綱手「……は?」

チョウズメの目の前の空間に穴が開き、チョウズメはその中に入っていった

綱手「……時空間忍術が使えるなんて聞いてないぞ!」



コンマ
下1
50以上でアスマ達と火ノ寺で合流出来る(ファーストアタック前に敵の情報を共有出来る)
49以下ならアスマ達との合流はファーストアタックが終わって、角都が出てくる前

776: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/29(木) 23:45:31.23 ID:4bvNsILRo
ファンタジーで自由テレポートは最終章にしないと物語が壊れるって一番言われてるから




アスマ達は火ノ寺に残っていた住職にお祈りをしてもらった

アスマ「ありがとうございます」

住職「その腰布、あなたも地陸と同じ元守護人十二士の賞金首。気をつけてくだされ」

その言葉にアスマは軽口を叩こうとしたが、住職の後ろの空間がいきなり開いた

アスマは空間が開くというのがイマイチ分からなかったが、これは高等忍術であることは感覚でわかる

アスマ「散開しろ!」

住職だって火ノ寺に務めている男、ある程度は動けるので、アスマの言葉にそのまま従い、その場を離れた

チョウズメ「……あの、なんか驚かせちゃってごめんなさい」

シカマル「チョウズメ!?」

チョウズメ「あっ、シカマルもいる……アスマ先生やっぱり疲れてる?」

チョウズメは空間の穴からするりとその場に現れた

782: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 00:04:55.67 ID:CoFg3XnOo
コテツ「チョウズメって火影様の秘書みたいなことをやってる?」(つんつん頭の方)

イズモ「今のもしかして時空間忍術か!?」

チョウズメ「……誰ですか? まあいいや。えっと火ノ寺の方も今の僕の忍術は秘匿でお願いします。火影様からも後日言われると思いますが」

チョウズメは知らない人とかさほど興味が無いので、素早くやり取りをする

住職「はぁ……」

住職は暁に襲われるわ、時空間忍術をまだ子供が平然と使ってるわで何が何だか分からなくなった

シカマル「チョウズメ、今のはなんだ? 黙ってるから教えてくれよ」

チョウズメ「それは後でね。それじゃあまず、現在襲撃してきた暁の敵の情報を言います。一度しか言いませんし、出処は火影様より秘匿とされていますので、文句を言わないでください」

アスマ「はぁ!?」

そうして、チョウズメは飛段の事を集中的に話し、角都は特に情報がわからないと教えた

784: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 00:13:53.72 ID:CoFg3XnOo
シカマル「不死身で、ダメージを共有できるれ!? トリガーは血液か。初見殺しひでえな」

チョウズメを詳しく知らないコテツとイズモはチョウズメを物凄く怪しんでいるが、アスマもシカマルも何も言わないので黙っている

アスマ「……チョウズメがびっくり箱なのはもういいが、その情報は正しいのか?」

チョウズメ「今のところ何人かの暁に関する情報を得ている方がいますが、その人の情報のうち、砂を襲った暁のメンバー二人は一致していました」

アスマ「……わかった。なら」

アスマが仕切ろうとしているが、チョウズメは待ったをかけた

チョウズメ「アスマ先生じゃ死んじゃう相手だから、僕がメインで戦う」

コテツ「おいおい、数年前に中忍試験を通ってここ数年で上忍にならない程度の忍びがアスマさんを雑魚呼ばわりとはよくやるな」

チョウズメ「事実ですから」

忍宗を使わなくなってから、口だけで相手に理解させる難しさをチョウズメは知っていたが、やはりうまくことが運ばない



チョウズメはこのあとこの四人と戦うわけですが、どこまでチョウズメの情報を開示しますか?(複数選ぶのも可能)
戦う時に見られるので(初手樹海降誕)秘密とかを考えなくて良い

コンマ
下1
1 氷遁
2 木遁
3 仙術
4 全部

790: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 00:24:30.12 ID:CoFg3XnOo
チョウズメ「……分かりました。これから言うことを漏らしたら、多分ダンゾウさんや綱手さんに殺されると思うので、秘匿にしてください」

シカマル「やっぱりなんかまだ隠しがあったのか」

アスマ(氷遁を言ってもいいのか?)

木遁のことを知っているのは恋人たちとハナビと綱手だけであり、アスマにはまだ言われていなかった(はず)

チョウズメ「僕は初代火影様が使っていた仙術、それに木遁が初代様と同じくらい使えます。仙術を使わないと木遁の連続使用はきついですが。あと僕が背負っているのはただの如意棒じゃなくて、猿猴王猿魔です」

チョウズメはそう言いながら仙人モードになり、手から少しだけ木を出現させた

猿魔「今の猿猴王はお前だって言ってんだろ!」

チョウズメ「あっ、ごめんなさい」

コテツ「……」

イズモ「……」

シカマル「……」

アスマ「……」

四人は開いた口が塞がらなかった

793: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 00:30:16.81 ID:CoFg3XnOo
作戦フェイズ

チョウズメにとって重要な戦いじゃなければコンマを使うのは面倒なのでしません(サスケや君麻呂みたいな奴のこと)

多少使うかも知れませんが、ガチガチは必要な戦いのみにします

そしてこの戦いは手順さえ間違えなければ仙術木遁を使うチョウズメは被害を出さずに戦えます


原作では飛段が外にいましたが、角都も最初っから外に出ていても良い




最初にどちらを狙う?
最初に狙った方は樹海降誕で確実に拘束できます(抜けられるかはその人次第)

多数決下5まで
1 飛段
2 角都

798: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 00:45:57.58 ID:CoFg3XnOo
原作通り一人の所に樹海降誕します

チョウズメ「……ねえ、シカマル。なんかやばい人が来た時の雰囲気なんだけど」

シカマル「木遁と仙術が使えるって、まず仙術ってなんだよ。自然エネルギー? 理解できないものを恐怖するのはしょうがねえだろうな」

チョウズメ「ならなんでシカマルは怖がらないの?」

シカマル「友達が強かったら頼もしいだけじゃんか」

チョウズメ「そうだね」

アスマ(……おかしい。3年前は氷遁だけだったはずだ。もしかして猿山には木遁を会得できる何かがあるのか?)

アスマは考えても絶対に答えが出てこない問題に頭を悩ませていた

そんなことをしているうちに、アスマたちが目星をつけた換金所にきた

そして

チョウズメ(イタチさんの情報通りの容姿、不死身の飛段を確認)

チョウズメはほか四人に頷いて、先制攻撃?を仕掛けた

799: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 00:52:13.30 ID:CoFg3XnOo
飛段「……角都、おそ、はあああ!?」

飛段は背後で音が鳴ったので、角都かと思い振り向いたら、地面から樹海が生まれだし、飛段をきつく拘束した

暁一遅い男にとってヒルゼンを拘束しそうになった樹海降誕を避けれるわけもなく

飛段「おい角都! 助けろ!!」

チョウズメ「樹海降誕。こんにちは暁の飛段。暁の中でもあなた達には対話が通じないことは既に知っています。故に対話をすることなく殺します」

巨大な樹海でギチギチに拘束されている飛段の真横に五人は着地した

チョウズメは忍宗で一応繋がって試そうとしたが、ジャシン教というものの内容を何となく理解した時点で、オフにした

この飛段とかいうのに対して、絶対に対話が不可能だと理解出来た




そして異変に気がついた角都は急いで外に出ると、昔に見た、もう死んでいるはずの奴が使う術の名残(樹海)が見えた

角都「初代火影、柱間ああああああああぁぁぁ!!」

角都は吠えた

802: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 01:18:02.17 ID:CoFg3XnOo
未知とは怖い

チョウズメはイタチとの月読での修行の時にそれを学んだ

猿山での小猿たちにボコボコにされたことでそれを再認識した

そして詳細不明の角都を少しでも知ろうと忍宗で繋がったが

『柱間柱間柱間柱間柱間柱間、貴様のせいでどれだけ俺がああああああああぁぁぁ!! 柱間殺す殺す殺す殺す殺す…………』

チョウズメ(僕のことが柱間に見えているんだね)

対話も不可能、そして未知の相手。

チョウズメは本気で捻り潰すことにした

角都がマントを脱ぎ、背中から何かを出そうとしている

チョウズメ「仙法・皆布袋(ほてい)の術!」

九尾を挟み込めるくらいの巨大な木遁の手が、角都を挟み込むように、地面から生えてきて

合掌をする様に角都を潰した

804: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 01:27:36.17 ID:CoFg3XnOo
チョウズメ「……」

角都「はし……ら、ま」

角都はそのまま地面に倒れた

チョウズメ「……」

チョウズメ(あれ?)

チョウズメは混乱していた

飛段はその特異性で暁にいるのであろうことが分かる

角都は柱間を知っているという事は、100歳くらいであり、あのマダラや柱間のいた時代を生きていたはず

そして柱間を恨んでいるということは、柱間と戦って負けたなりしたのだろう

あの柱間から生きて逃げおおせる程の強さなら、皆布袋の術をぶち壊して、マダラの如く笑いながら駆けてくると思った

角都「甘いぞ柱間ああああああああぁぁぁ!!」

こう来ると思った

尾獣並の何かを召喚し、自分はそれに対して木人や木龍、果ては氷遁や木遁、その他全てを使って戦うつもりだった

角都「……」

角都の周りには壊れたお面がいくつかあり、黒いもやのようなものが溶けている

チョウズメ「……」

ここでやっとチョウズメは自分の間違いに気がついた

柱間とマダラがまじでガチでおかしいほどぶっ壊れているだけであること

尾獣とタイマンを張ってなお余裕で戦えるのはあの二人くらいなものであるということ

そして木遁の本気を笑ってぶち壊せるマダラがキチっているのだとやっと気がついた

チョウズメ「……マダラ基準はやめよう」

また一つチョウズメは賢くなった?

806: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 01:35:37.45 ID:CoFg3XnOo
そのあと騒ぐ飛段をチョウズメの綱手の手助けで会得した、周囲や対象の空間を凍りつかせる『氷遁・絶対零度』により凍結させた

肉から血液まで完全に凍らせたあと、部位ずつに切り分けて、様々な封印術で封印した

飛段の心臓はチョウズメが黄泉比良坂で空間に穴を開け、カグヤの所有世界のひとつ、マグマが永遠に地面に広がっている世界にポイ捨てした

コテツ「……」

イズモ「……」

シカマル「まあ、しゃあねえよ」

アスマ「弟子がいつの間にか俺を何十倍も超えていたわ。はぁ、辛い」

シカマルはコテツとイズモに化け物を見る目で見られているチョウズメを励まし、アスマは遠い目をしながらタバコを吸っていた

807: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 01:40:40.16 ID:CoFg3XnOo
デイダラすら数レスあったのに角都が一レスで終わってしまった

弁解及び説明

チョウズメは暁にマダラ(を名乗るもの)がいることを知っています
そのせいで暁の基準がマダラ(柱間サイコ●●の方)になっていました

イタチはそこまで強くないのになんで?とお思いでしょうが、イタチはアカデミー時代に月読で強くするためにチョウズメにトラウマを植え付けました
子供の頃に半殺し何千回とされたせいで勝てない相手=マダラ=イタチになっています

そしてマダラ並(だと思っている相手)の角都に対して完全九尾レベルの敵への術を行使してしまったというわけです

809: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 01:55:51.50 ID:CoFg3XnOo
本日はここまでにします

本来ならもう少し進めたかったんですけど、角都飛段デイダラサソリがいないので、漫画を少し読まないと書けなくなりました

特にデイダラサスケとかなくなってしまったのでそこら辺をどうするか考えないといけませんし



あとそれとは別に判定
コンマ
下1
75以上(25%)で紅は……
ゾロ目や00はなし、きたらストック

811: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 02:06:23.77 ID:CoFg3XnOo
ダンゾウ「氷遁の血を引く子はまだか?」

ヤマト「しっかりやることをやっているみたいなんですけどね。さらに言いますと、二人はまだ十代前半ですから、母体に問題が出る可能性があります」

ダンゾウ「もう一人がいるであろう」 

ヤマト「子は焦っても生まれないかと」

ダンゾウ「……チョウズメを里から出さずに●●●のみをさせよ」

ヤマト(そんなの無理に決まってるじゃないですかー! 今回だってどこかに消えたんだし。ああ、板挟みのこの位置いやだあああああ)

818: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 22:03:09.30 ID:CoFg3XnOo
綱手「そ、そうか。皆、ご苦労だった。だが暁はまだいる……これからも気を抜くんじゃないよ。チョウズメ及びアスマ、シカマル、コテツ、イズモは執務室に来い!!」

暁捜索のための二十小隊はその犯人を討伐できたので、解散となった

そんな中、チョウズメとその戦いを見た忍びはまた別に火影の執務室に呼び出された

綱手「まずアスマ、シカマル、コテツ、イズモ。四名は今日見たチョウズメの事は秘匿せよ。もしこれが破られれば、相応の罰があることを理解しておけ? それだけやばいことだって分かっているだろうがな。以上、退室しろち」

チョウズメはコテツとイズモからチョウザと似た恐怖に近い感情を向けられているが、どうでもいいので無視

これがもし友のシカマルや師匠のアスマだったら、チョウズメは深く傷ついていたかもしれない

四人が退室してから綱手はチョウズメに話し始めた

819: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 22:05:00.91 ID:CoFg3XnOo
綱手「まるで尾獣を相手にするくらいの規模の術を使ったと聞いた。なぜそんな威力の術を使った?」

チョウズメ「まず綱手さんは僕が木遁を……」

チョウズメは一度説明した、柱間の追体験の話をした

そのあと暁にはマダラがいて、相手が柱間マダラ時代の人間だったから、本気で当たらないとやばいと思ったと話した

チョウズメ「もちろん対話を試みましたよ? でも一人はジャシン教以外の考えがなく、もう一人は僕を柱間様だと思っていたみたいで、憎悪にまみれていたので無理だと判断しました」

綱手「……わかった。本来なら対話なんてしないで速攻で殴った方がいいが、チョウズメの志からしたらその考えは忘れないように。あとそのじじいと戦ってたマダラ基準だけはやめろ」

チョウズメが自分の言葉に頷いたのを見て、綱手はチョウズメに近づき、ガキの頭を撫でるようにガシガシと撫でててくる

チョウズメ「痛いですって! 怪力入れないで!」

綱手「コテツとイズモは普通の反応だ。あまりにも強すぎる力は恐怖を産む。私たち三忍だって、柱間のじじいだってヒルゼンのじじいだって、一部の仲間に恐怖されていた。慣れろとは言わない。それだけじゃないという事を分かってやってくれ」

そのあと綱手は強者故に向けられる様々な目についての説明をチョウズメにした


コンマ
下1
70以上で見られていない

822: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 22:20:42.86 ID:CoFg3XnOo
ペイン「遅いぞ」

鬼鮫「ちょうど人柱力を狩っていた所でしてね。縛っていたら遅くなったんですよ」

ペイン「よし……全員集まったな」

鬼鮫「ん? まだ飛段と角都が見えませんが」

ペイン「二人はやられた」

鬼鮫「……そうですか、クク。あのゾンビコンビでも死ぬんですね。やったのは?」

ゼツ「木の葉の連中だ。連中と言ったが、実質一人にやられた」

鬼鮫「おや? あの二人を単独で倒せる忍びなんていましたかな?」

鬼鮫はチラリとイタチを見たが、イタチはやはり無反応だった

ゼツ「秋道に生まれ、その名を捨てたチョウズメという15の餓鬼だ」

鬼鮫「ほうほう、その餓鬼はどうやって?」

ゼツ「……尾獣にすら純粋な物理攻撃として通るのではないか?という規模の木遁の手によって、角都は一撃で殺された。飛段は油断している所を確保され、不死身であることを知っていたのか、部位ごとに封印されていた」

トビ「…………。木遁ですかー! これは驚きだー。それにしても化け物ですね! 尾獣を相手にできるほどの術なんて」

イタチ「ふっ」

イタチはいつもは笑ったりしないのに、トビの演じているキャラに何故か笑ってしまった

昔懐かしい弟の親友の名前が聞けたからかもしれない

鬼鮫「どうしました?」

イタチ「いや、なんでもない」

ペイン「このチョウズメという奴は人柱力と同じく討伐対象とする。どうやら九尾と懇意にしているようだ。確実に邪魔になる」

鬼鮫「……なら私が行きましょうかね」

イタチ「いいや、俺が行く」

トビ「……。そっすかー、なら僕は遠慮します」

そのあと引き続き、暁の会議は続いた

大蛇丸がサスケに殺されたなどの情報もあったが、木遁使いの話のインパクトに負け、すぐに流れた

823: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 22:31:18.25 ID:CoFg3XnOo
暁がそんな会議をしている時、サスケはうちはの使っていた武器屋に来ていた

サスケの周りには水月、香燐、重吾という仲間を引き連れている

サスケ「恩に着るよ、猫ばあ」

サスケは商品を広げて、不足がないかを確かめる

猫ばあ「やっぱりイタチの所にいくんかいな?」

サスケ「……だけじゃない」

サスケは黙ってようとしたが、それだけではないので口を開いた

猫ばあ「ん?なんだって?」

サスケ「うちはイタチの前に、切り殺さねばならない縁がある」

猫ばあ「その縁ってどんな縁よ」

サスケ「……親友だ」

サスケは少し考えてから、そう呟いた

猫ばあ「今や二人しかいないうちはが殺し合い、親友も切り殺さないといけないのかね」

サスケ「もう行く。今まで世話になった」

サスケは多めに金を出して、皆の準備が終わり次第その場をあとにした

824: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 22:46:33.29 ID:CoFg3XnOo
その頃ナルトたちは大蛇丸がサスケに殺されたことを知る

だが

自来也「サスケは復讐に取り憑かれておる。サスケは兄であるうちはイタチを殺す為に、暁に近づく気だのぉ」

自来也の推察では、サスケは確実にイタチに復讐するために動くと言う

そしてそれならばと、サスケ捜索隊が結成された

だが、そのチームにはチョウズメもヒナタの名前もなかった

綱手はチョウズメがサスケを親友と呼んでいたのを聞いている

今のチョウズメがサスケを理解してしまったら、大変なことになるかもしれないので、紅にもきつく言って、チョウズメを家から出さないように言った

紅も一人の抜忍捜索よりも一人の好きな男が壊れてしまう可能性を考えてしまい、綱手の作戦に乗った



コンマ
下1
60以上で うちはは木の葉にて最強

830: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 22:55:36.40 ID:CoFg3XnOo
(イベント【うちはサスケ】まで1/1)

チョウズメ「……また何かやってるのかな?」

紅が家から出ようとしたチョウズメを押さえつけ、寝室へ連れていくということがあった

チョウズメとしては嬉しいのだが、外に出ようとしたのに無理やり誘ってきたのがとても気になる

チョウズメ「暁関係だったらなんかを言ってくると思うし……まあいいのかな?」



現在、カカシ、ヤマト、ナルト、サクラ、サイ、シノ、ネジ、キバは木の葉にいません

安価
下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
11 綱手に会いにいく(低難易度判定)
12 アスマに会いにいく(中難易度判定)
13 自由安価(人物によってはコンマ判定)
14 フウに会いにいく(低難易度判定)

832: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 23:00:39.62 ID:CoFg3XnOo
アスマが死んでいないため普通に任務でいない可能性
コンマ
下1
20以下でチョウジに会えない

837: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 23:13:57.08 ID:CoFg3XnOo
チョウジ「はぐ、はぐはぐ、チョウズメももっと食べないと無くなっちゃうよ」

チョウズメ「僕とヒナタが物凄く食べるからお肉のストックなら解凍すればあるから、どんどん行っていいよ」

ちなみにヒナタはまだ住んでいないし、ハナビも同じくそうだが、女性陣4人とチョウズメだと、一番食べるのがヒナタだったりする

チョウジ「そう? ならどんどん行こうかな……とか言いながら、なんでチョウズメも食べてるのさ!それ僕が育てたやつ!」

チョウズメ「チョウジが育てたならきっと美味しいだろうと思っ、それ僕が育てたやつじゃん!」

チョウジ「ふふふ、僕の肉を生贄に、チョウズメの肉を四枚奪う! 変わりミートの術!!」

二人は昼間っからチョウズメの家で焼肉をしていた

チョウジとチョウズメは任務の休みが被ったら一緒にご飯を食べようと約束をしていた

そしてチョウズメが暇をしているのを知ったチョウジはお土産を持ってチョウズメの無駄にでかい家に来ていた

843: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 23:29:33.06 ID:CoFg3XnOo
チョウズメ「はい、飲む?」

チョウジ「なにこれ……ビールだよね?」

チョウズメ「綱手さん……火影様との賭けに勝って貰った火影様の秘蔵のビール。結構高いらしいよ? 双子なのにまだお酒すら呑みあったことなかったなって思ってね」

チョウズメは既に特別上忍として、綱手の秘書をシズネやほかの人に押し付けられている

その時にギャンブルに逃げようとした綱手とある賭けをしている

チョウズメとのカードなどのギャンブルに勝ったら、遊んできていいけど、負けたら駄目という簡単な勝負だ

チョウズメも掛け金を出しているので、綱手は物で支払っている

なおチョウズメは火影がギャンブルで身を崩すのはまずいと思っているし、綱手以外に変わって重婚を禁止されたら堪らないので、忍宗まで使って連勝している

チョウズメ(これも木の葉の平和のため……うん。大丈夫、綱手さんにも色んな奉仕をしてるし……うん)



チョウジ「そうだね……アスマはまだ駄目って言ってたけど、このくらいならいいよね? 乾杯!」

チョウズメ「乾杯!」

チョウズメとチョウジは容姿や体の色すら違うが、それでも仲良くお酒を飲み始めた

チョウジ「そういえばなんでチョウズメは髪を白く染めたの? 目も白いし」

チョウズメ「これは忍術の失敗の代償? 君麻呂との戦いでちょっとやり過ぎちゃって」

チョウジ「ふーん。気をつけなよ」

チョウズメ「うん」

チョウジ「そういえばこの前アスマが飛車金角落ちでシカマルの将棋で負けたんだってさ」

チョウズメ「……アスマ先生弱すぎ」

二人はこれまで話せなかったたわいもない話をして時間が過ぎた

845: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 23:42:09.92 ID:CoFg3XnOo
先生付け忘れちゃったけど許して?
呼び捨てはシカマルなのに間違えた

846: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 23:45:46.86 ID:CoFg3XnOo
ある時チョウジは何度か口を開くが、何も言わずに閉じる

意を決したようで、チョウジは話し始める

チョウジ「やっぱりチョウズメは羨ましい。チョウズメはなぜかお嫁さんを複数娶れるんでしょ? 僕はそんな器用なことは出来ないけど、あの紅さんもそうなんでしょ? 男として羨ましいよ」

チョウズメ「うーん、まあこれは僕が決められなくて、たまたま暗部がプッシュしてくれたからなんだけどね」

チョウジ「暗部?なんで暗部が?」

チョウズメはチョウジにならいいかと、氷遁の話をした

流石に木遁や仙術はチョウジに危険が及ぶのでやめた

チョウジ「この年で血継限界のために子供を作れって命令されてるの? それは嫌だな」

チョウズメ「好きな人だからまだいいけどね。もし僕が男好きとかだったら、無理やり薬でやらされてたらしいよ」

チョウジ「……え?」

チョウズメ「違うからね?」

チョウジは半歩距離を開けてから話を再開した

847: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 23:46:43.18 ID:CoFg3XnOo
チョウジ「僕が今秋道の家を出て、一人暮らしをしているのは知ってるよね?」

チョウズメ「……え! チョウジ家事出来ないじゃん!」

チョウジ「やらなかっただけで出来ないわけじゃない!」

チョウジは若干酔っ払っているのか、声を張り上げて反論した

チョウジは声を張り上げながら、話を続ける

お酒をさらに飲みながら話す

チョウジ「僕がいるから父さんは駄目何じゃないかって思ってさ。まあチョウズメが一人暮らししてて羨ましかったってのもあるんだけどね?」

チョウズメ「僕はあまり一人暮らししてないけど」

チョウジ「モテモテだも……ん、ねチョウズ、
メ」

チョウジは初めての酒が急に回ってきて、意識が落ちそうになっているのか、腕で枕を作りながら最後に呟いた

チョウジ「父さんに何度も言ったんだ。チョウズメをもっと見てあげてって。でも父さんはチョウズメの事が怖いんだって。ごめんね、チョウズメ、僕が何とかするって……言った、の、に」

チョウズメ「……チョウジは気にしなくていいって言ったのに。強者故の孤独でしたよね綱手さん。無理なのかな、父さんに認めてもらうのはやっぱり」

チョウズメはチョウジの耳に絶対に入んないように呟いてから、チョウジを抱き上げて、客間へと連れていく

850: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/30(金) 23:58:50.78 ID:CoFg3XnOo
イベント【うちはサスケ】


チョウズメは紅や綱手が木の葉から出て欲しくないみたいなので、今回は暁などではないっぽいので家でゆっくりしていた

フウ「チョウズメにお手紙っすよ!」

チョウズメ「ありがとう」

フウ「友からお手紙? いいなー、あっしも欲しいなー」

チョウズメ「明日届くんじゃない?」

フウ「そうっすか! それなら嬉しい!」

フウの露骨なアピールに対して返事をする

どうやら手紙は蝋で固めてあるので、自室に向かい、その蝋を綺麗にはがす

特に模様がついていないが、誰からだろうと思いながら、少し重みのある封筒をあけた

そこには黒星の書かれた木製のクナイが入っていた

853: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 00:04:47.39 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ「……」

チョウズメはすぐに忍び装束に着替える

チョウズメがドタバタしているので、様子を見に来た紅が声をかけようとしたが、チョウズメの顔を見て、落ち込む

紅「……チョウズメ、止めても無駄なのね?」

チョウズメ「親友を殴りにいかないといけないから」

紅「今のチョウズメの顔は止めても絶対に譲らない顔をしているわ。だから止めない。でも、絶対に無事に帰ってきて」

チョウズメ「はい! 綱手さんにだけは報告しておいて欲しいな。それ以外の人には体調不良で寝てるってことにして」

紅「わかったわ」

紅は服を着終わって、姿勢を直したチョウズメに近づいて、おまじないのキスをした

チョウズメ「行ってきます」

紅「行ってらっしゃい」

チョウズメは部屋を出た

フウ「どっかに行くんすね」

チョウズメ「男の親友を殴りに」

フウ「わかったっす。紅さんにも言われたと思うっすけど、無事に帰ってきて下さいっすよ?」

フウは扉の前で待っていたのか、部屋から出るとすぐに声をかけてきた

チョウズメ「うん、行ってきます。キスして?」

フウ「甘えん坊さんっすか?んっ」

チョウズメは行ってらっしゃいのキスを堪能してから、玄関へ向かう

855: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 00:13:43.05 ID:9n4ARJs2o
ええんやで?


チョウズメが必要なものをキッチンから取り終わると、玄関がいきなり開き、二人の少女が入ってきた

それはハナビとヒナタであり、チョウズメは同じ説明をした

ヒナタ「サスケくんに会いに行くんだね」

ハナビ「ぶっ飛ばしてすぐに戻ってきてね!」

日向二人「「いってらっしゃい」」

二人もチョウズメにキスをした


そしてチョウズメは四人に再度行ってきますを言ってから、黄泉比良坂である場所へとワープした


チョウズメ「僕達が忍者ごっこをしてた時の木製クナイ。それに黒い星はサスケの唯一の黒星。ここだよね」

木の葉の中にある、未だ整理が終わっていないうちは区画の近くの広場に来ていた

この場所は昔にチョウズメとサスケが本気で殴りあった場所だ

そしてその場所の決着がついた大きな木の前には

チョウズメ「木の棒とうちわ?」

意味深に置かれている、木の棒とうちわがあった

チョウズメ「……木の棒じゃなくて、木の柱? 柱間とマダラ? もしかして終末の谷かな? サスケはまだこういうカッコつけをやってるのか。変わらないな」

チョウズメは木の棒とうちわを回収して、次は終末の谷の近くに黄泉比良坂で空間を繋げた


864: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 00:24:41.04 ID:9n4ARJs2o
チョウズメは谷の近くに出て、歩いて谷に向かっていると、前方に三人の人がいた

水月「はい、ストップ。あんたがチョウズメ?」

チョウズメ「はい、初めまして。チョウズメです。サスケの仲間ですか? うちのサスケがお世話になってます」

重吾「……なんだこいつ?」

香燐「なんだこいつ? それにうちのだって!? サスケはてめえのじゃねえ! うちのだ!」

水月「……は?」

香燐「ご、ごほん。なんでもない」

水が滴っている男がメガネの女にジトミしている

チョウズメはとりあえず一番話がしやすそうな大柄の男の前に行く

チョウズメ「サスケが僕を呼んでるんですよね? 多分殺すとかで」

重吾「お前はサスケの友達なんだろ? いいのか?」

チョウズメ「僕がサスケをボコればいいだけですから」

重吾「そうか……!? サスケは滝の前にいる」

重吾は今のサスケなら問題なく勝てるだろうと思ったが、なぜかチョウズメから自分に似た気配を感じた

それが自然エネルギーによるものだったのだが、自然エネルギーを天然で扱える重吾にはそれが何かがわからなかった

チョウズメ「ありがとうございます。これ戦いの間暇だと思うのでどうぞ」

重吾「あ、ああ?」

チョウズメはサスケ用に多めに持ってきておいたお土産を重吾に手渡してからサスケの元へと駆けた

866: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 00:29:38.50 ID:9n4ARJs2o
チョウズメは滝の前まで行く前に、猿魔を口寄せした

チョウズメ「猿魔、サスケと戦う。仙人モードも使う気だから頼む」

猿魔「ああ。頼まれた」

チョウズメは猿魔を背負い、いつでも仙人モードになれるようにして、滝壺へ飛び出した



サスケ「久しぶりだな、チョウズメ」

チョウズメ「服のセンスが変わったね、サスケ」

滝の前には、白い着物を着崩したサスケがいた

867: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 00:38:56.80 ID:9n4ARJs2o
サスケ「お前は秋道の服を着ていたはずなのに、白い忍び服を着るようになったんだな」

チョウズメ「心境の変化があってね」

サスケ「片目が日向のようになり、髪の一部も白くなっているのにか?」

チョウズメ「愛を理解出来たからね」

サスケ「そうか……」

サスケがそれだけ言うと、戦闘モードに移行しそうだったので、チョウズメはお土産を投げた

チョウズメ「お土産! これ食べてからね」

サスケ「……煎餅とおかかのおむすび、水筒、お茶か」

サスケはうちは煎餅に似ている煎餅と、自分の昔の好物であるおかか、それにお茶が風呂敷に入っているのがわかった

チョウズメ「うちは煎餅をなんとか再現しようと頑張ったんだよ?」

チョウズメが食べてという前に、サスケはそのせんべいを食べ始めた

サスケ「50点だ。木の葉のまずい煎餅ばかり食べているから、うちは煎餅の再現から離れている」

チョウズメ「手厳しいね」

サスケ「だが美味い」

サスケはおにぎりも煎餅をお茶を全て食べた

870: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 00:43:31.00 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ「あのさサスケ。僕が木の葉で重婚できるようになったよ? 紅さんにヒナタ、ヒナタの妹に、中忍試験にいたフウっておんなのこ。みんなにプロポーズしたんだ」

サスケ「あはははは、女の心が全くもってわからなかったあのチョウズメがやっとか」

チョウズメ「そんなに笑うことないじゃん。それにさ、今の僕って特別上忍なの。五代目火影様の秘書をやってるんだよ? すごくない?」

サスケ「ああ、お前は頭が特によかったからな」

チョウズメは久しぶりにサスケと話せるのが嬉しく、いろんな話をした

だが、もう話す話題がなくなり始めた

チョウズメ「サスケはずっと復讐のために修行?」

サスケ「……ああ。せんず大蛇丸を殺して俺が飲み込んだ」

チョウズメ「そうなんだ。まだやっぱりイタチさんが自分の意思で殺したと思ってる?」

サスケ「お前はまだそんな下らないことを言っているのか……うちはイタチは己の糧とする為に、うちはを皆殺し、更なる高みへと行く為に、俺に憎悪を込めて生き延びさせた」

チョウズメ「イタチさんはなにか理由があってしょうがなくだよ」

サスケ「……もういいだろ。話は終わりだ」

サスケはチョウズメを見る目が親友を見る目から、敵、それも宿敵を見る目に変わった

871: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 00:58:38.75 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ「サスケはやっぱり僕のことを殺すの?」

サスケ「お前には言っておく。うちはイタチは俺に親しき友を殺させようとしていた。万華鏡写輪眼を開眼するにはそれが条件のようだ。だが、俺はうちはイタチの考えに乗るのが嫌で、ナルトを生かした」

チョウズメ「……うん」

サスケ「だが、お前を殺すことによって万華鏡写輪眼が開眼してしまったとしても、俺はそれでもいいと思っている。お前は俺に初めて泥を塗り、俺の先を行っていた。そして俺の憎悪をさらに焚き付けた。俺はお前によって万華鏡写輪眼を開眼してもいい、いやしたい」

チョウズメ「僕はサスケなんかに殺されないよ。何たって僕は勝ち越してるし」

サスケ「ああ、だがそれも塗り変わる」

チョウズメ「約束してよ。これでサスケに僕が勝ったらもう無視しないって。僕を殺そうとはしないって」

サスケ「いいだろう。だが、その約束が果たされることは無い」

サスケは刀、それも草薙の剣を抜いた

チョウズメは猿魔は仙人モードのためにいてもらっているだけなので、サスケとの戦いでは使う気は無い

サスケ「お前を殺す」

チョウズメ「僕は負けない」

二人の戦いが始まった




(一回ダメージを喰らうまでは氷遁は使えません)
(二回ダメージを喰らうまでは仙人モードは使えません)
(三回ダメージを喰らうまでは木遁は使えません)
(チョウズメの耐久が7以上削れると覚醒します)

耐久 チョウズメ7(+5)  サスケ12

草薙の剣+雷遁 補正-10

コンマ下1
81~  優勢(サスケ2ダメ)
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 拮抗
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

875: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 01:11:27.16 ID:9n4ARJs2o
サスケは草薙剣に雷遁を纏わせてチョウズメに斬りかかる

チョウズメは大蛇丸が草薙剣という斬れ味の極端にいい刀をヒルゼンとの戦いで使ってきていたことを猿魔から聞いている

チョウズメ「風拳、その攻撃はなんとなく分かる!」

チョウズメは拳を握り、千鳥のみたいにその拳に性質変化させたチャクラを纏わせた

草薙剣を正面から迎撃せず、風のチャクラを纏わせた拳で殴って弾く

サスケ「その受け方は正解だ」

サスケはそれだけ言うと、少し背後に下がり、チョウズメも知っている術の印を結び始める

チョウズメもその印を遅れながら結び、サスケはチョウズメが作り終わるのを待っていたのか、同じタイミングで術を発動させた

サスケ/チョウズメ「「火遁・豪火球の術!」」

互いの術は同じ技で相殺された




(一回ダメージを喰らうまでは氷遁は使えません)
(二回ダメージを喰らうまでは仙人モードは使えません)
(三回ダメージを喰らうまでは木遁は使えません)
(チョウズメの耐久が7以上削れると覚醒します)

耐久 チョウズメ7(+5)  サスケ12

草薙の剣+雷遁 補正-10

コンマ下1
81~  優勢(サスケ2ダメ)
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 拮抗
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

877: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 01:18:10.48 ID:9n4ARJs2o
サスケ「その豪火球の術を誰に習った」

チョウズメ「イタチさん」

サスケ「そうか……」

二人はどちらかが動くまで、動かない気なようで、草薙剣と風の拳での近接戦闘が続く

サスケ「……はぁ!」

チョウズメ「ふぅ!」

チョウズメは草薙剣の横腹を綺麗に殴らないと腕が斬れてしまう

だがそれでも一度始めたこのやり取りはチョウズメからは中断する気は無い

そしてサスケの草薙剣をギリギリで受け流した時、チョウズメの攻撃はサスケに当たった

チョウズメ「飛べ!」

サスケ「なっ!」

チョウズメの拳の風のチャクラは塊のまま、チョウズメの拳から発射された

ギリギリの距離で近接戦闘を行っていたため、サスケはその攻撃に頬を軽く殴られた




(一回ダメージを喰らうまでは氷遁は使えません)
(二回ダメージを喰らうまでは仙人モードは使えません)
(三回ダメージを喰らうまでは木遁は使えません)
(チョウズメの耐久が7以上削れると覚醒します)

883: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 01:24:10.34 ID:9n4ARJs2o



耐久 チョウズメ7(+5)  サスケ11

草薙の剣+雷遁 補正-10

コンマ下1
81~  優勢(サスケ2ダメ)
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 有利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)



888: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 01:36:59.85 ID:9n4ARJs2o


有利
チョウズメ7(+5)  サスケ11→10



チョウズメの攻撃は続く

チョウズメは知っている

サスケは優秀すぎるが故に、殴られ慣れていない

チョウズメの場合はイタチに殴られ、ヒルゼンに殴られ、猿魔に殴られ、猿に殴られ、猿魔に殴られ、綱手に殴られているので、すぐに対応できる

しかしサスケはセンスが良すぎるからこそ、攻撃をくらったあとにほんの少しだけスキができる

そこにチョウズメは近づいて、ひたすら連打をする

サスケ「くっ!」

チョウズメ「あああああ!」

サスケは近すぎる故に振るえない草薙剣を持ちながら、チョウズメの連撃を何とかいなしていたが

サスケ「ごはっ!」

サスケは後ろに飛んで衝撃を吸収したが、それでも顔面に拳をくらった





889: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 01:44:54.36 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ7(+5)  サスケ10→8
(サスケが9以下になったので、次判定から呪印状態2になります)


サスケは焦っていた

チョウズメに少しだけ殴り飛ばされたのだ

この少しの距離は本来なら近接攻撃の来ない範囲であり、忍術戦になる距離だ

だが、サスケはチョウズメをよく見ていたからわかる

この距離はチョウズメの最大の近接攻撃にとって、最も良い位置であり、自分の今の体勢ではその攻撃を避けれないことも

チョウズメ「部分倍加の術!」

サスケ「グハァ!」

サスケはある力を使ってガードをしながら、滝の横の岩場に巨大な拳で殴り飛ばされた






耐久 チョウズメ7(+5)  サスケ8

草薙の剣+雷遁&呪印状態2 補正-20

コンマ下1
81~  優勢(サスケ2ダメ)
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 有利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

894: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 02:01:08.00 ID:9n4ARJs2o
劣勢
耐久 チョウズメ7(+5)→5(+5)  サスケ8
(チョウズメが攻撃を1回食らったため、氷遁が解禁されました)



サスケ「あの野郎の力だとか考えてたら、こっちが殺されちまう。ここからは本気だ」

サスケが殴り飛ばされた岩の壁から出てくると、肌は黒になっていて、背中から手のような翼が生えていた

チョウズメ「何その姿。趣味良くないよ?」

サスケ「……死ね」

チョウズメから見て、あまりカッコイイ姿には見えなかったが、その姿の威力は絶大だった

あっという間にサスケはチョウズメの元まで来て体術戦を始めた

極力チョウズメは強い力を使わないで戦おうなんて慢心にも似た傲慢な考えで戦ってしまったが故に、今回は足元を救われた

チョウズメ「くっ、その力、もしかして仙人モードじゃないよね!?」

サスケ「は? なんだそれ」

呪印は元々自然エネルギーを天然で吸収できる重吾の体液から作られている

故に呪印状態はある意味仙人モードとも言えなくもない

サスケの攻撃を防ぐのが精一杯になり、チョウズメは何とか隙を見つけて反撃しようと、サスケの連撃を弾く

サスケ「千鳥……」

チョウズメ「風拳!」

チョウズメはその千鳥を起点に反撃に出ようと、対抗術を発動させたが

サスケ「……流し!」

チョウズメ「なっ! くううう」

黒い雷のような千鳥は手元から範囲を拡大させ、サスケの周囲を雷で焼いた

もちろんチョウズメは拳で対抗しようとしたため、千鳥流しをもろに食らってしまった



耐久 チョウズメ5(+5)  サスケ8

対策火遁+呪印状態2 VS 氷遁 補正-10


コンマ下1
81~  優勢(サスケ2ダメ)
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 不利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

897: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 02:16:20.01 ID:9n4ARJs2o
有利
耐久 チョウズメ5(+5)  サスケ8→7


チョウズメは千鳥流しで体が痺れてしまったため、無理やりなチャクラコントロールでサスケから離れる

サスケはそれを追ってこない

サスケ「出し惜しみをして死ぬ気か? 出せよ氷遁を」

チョウズメ「……すーはー。知ってたんだ」

サスケ「研究も済んでいる」

サスケは過去に一度だけ氷遁使いと戦ったことがある

故に対処法は分かっている……と思っていた

チョウズメ「そう、なら死なないでね?」

サスケは火遁の印を結ぶ準備を頭の中でしていたが

チョウズメ「はぁ!」

先程までと同じようにチョウズメは殴りかかってくる

氷遁を使うのではなかったのか?とサスケは思うが、呪印状態2ならチョウズメにスピードもパワーも勝っているので、そのまま殴り合いに付き合うことにした

チョウズメが致命傷を避け、無駄にダメージを喰らう殴り合いをし始めて少し経った時、サスケは何かを感じた

サスケ(寒い?)

それを感じ取った瞬間、サスケの片足が全然動かなくなった

チョウズメは近接戦闘をしながら、自分の周囲の気温をゆっくりと下げていた

そしてそれに気が付かないサスケの動きをさらに止めるべく、一気にマイナス数十度までサスケの足の周りの大気を凍りつかせていた

チョウズメ「氷拳!」

身体すら凍らせるほどの冷気を纏った拳を、チョウズメは隙の出来たサスケに向けて放つ

サスケ「させるか!」

サスケは片翼でその攻撃を防ぎ、動くもう片方の足で背後に飛んだ

しかしその代償で片翼は凍りつき、そして砕け散った




耐久 チョウズメ5(+5)  サスケ7

対策火遁+呪印状態2 VS 氷遁 補正-10


コンマ下1
81~  優勢(サスケ2ダメ)
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 不利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

900: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 02:33:16.94 ID:9n4ARJs2o
不利
耐久 チョウズメ5(+5)→4(5)  サスケ8
(攻撃を二回受けたので、仙術が解禁されました)



チョウズメは砕けたサスケの翼から、白い蛇がこちらを見ている気がした

チョウズメ「え!?」

チョウズメの体にいつの間にか杭が撃ち込まれていて、体の自由が聞かない

サスケは翼がもがれた時、魔幻・枷杭の術を蛇や写輪眼を使って嵌めていたのだ

チョウズメはそれが幻術だと気がついた時には時すでに時間切れ

サスケ「千鳥光剣」

チョウズメ「うぐっ」

チョウズメは体を何とか捻ったおかげで、サスケの手から伸びていた千鳥の剣状にする形態変化、千鳥光剣で少し体を焼き切られるだけで済んだ

チョウズメ(無理だ。使おう)





耐久 チョウズメ4(+5)  サスケ8

呪印状態2 VS 氷遁+仙人モード 補正+10

コンマ下1
81~  優勢(サスケ2ダメ)
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 不利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

904: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 02:45:35.86 ID:9n4ARJs2o
サスケは7ですね
すみません

次はちゃんと書きます

906: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 02:55:50.32 ID:9n4ARJs2o
優勢
耐久 チョウズメ5(+5)  サスケ7→5



チョウズメ「猿魔!」

猿魔『おうよ!』

チョウズメはあの呪印状態というサスケの状態と戦うには、自分も自然エネルギーを使わないと勝てないと理解した

仙人モードはずるいかもと思っていたが、相手も自然エネルギーを使っているのならいいだろう

チョウズメは千鳥光剣をマイナス何十度の氷チャクラを纏った手で掴み取り、それを凍らせて砕いた

チョウズメ「サスケ、僕が本当の自然エネルギー、仙術チャクラの使い方を教えてあげる」

サスケ「それが仙術……」

サスケには隈取ができただけに見えるが、写輪眼で見ると、今で見たこともないチャクラがチョウズメの中に現れた

チョウズメ「そう、仙人モード。行くぞ!」

サスケは今さっきまでパワーでもスピードでも勝っていた

それなのにチョウズメは見た目的には赤い隈取が浮かび上がっただけなのに

サスケの動きを完全に見切られ、押し込まれ始めた

サスケ「お前は写輪眼もないのになぜそんなに見切れる!」

チョウズメ「自然エネルギーとは言葉通り、自然の力だよ。その力を体内に取り込み、自然と一体になる。ただそれだけで知覚能力も身体能力も跳ね上がる。あとはサスケを殴るだけ!」

サスケは宣言通りチョウズメに殴られて吹き飛んだ

サスケ「チッ! 自然と一体? ならばその自然ごと燃えろ、火遁・豪龍火の術!」

サスケは龍を象った炎をいくつもチョウズメに向けて放つ

鳳仙花のような連射力に威力は豪火球を遥かに凌ぐ

チョウズメ「仙法・蒼龍暴風雪!!」

だがそのいくつもの炎の龍は自然の力を混ぜ込まれた蒼い氷龍による暴風によって全てが吹き飛び

サスケ「なん……だと!?」

サスケは半身を氷漬けにされながらその場でひざまづいた





耐久 チョウズメ5(+5)  サスケ5

呪印状態2+白蛇の力 VS 氷遁+仙人モード 補正+10


コンマ下1
81~  優勢(サスケ2ダメ)
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 有利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

909: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 03:01:55.07 ID:9n4ARJs2o
戦闘ではゾロ目をやめた方がいい気がするけど、それで主人公負けると判定やり直しとかになりそうだしこのままでいいか
もっとほかスレみたいに描写を簡略化しちゃえばやり直しも楽なんだけど出来ない……


前回も前々回もゾロ目は敵に3ダメ与えてますね

910: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 03:18:08.37 ID:9n4ARJs2o
ゾロ目
チョウズメ5(+5)  サスケ5→2


サスケ「……なぜだ、チョウズメ! 俺は木の葉を捨て、甘さを捨て、大蛇丸の元で修行をしてきた! なのに、なぜこれほどの差がある!」

チョウズメ「愛じゃないかな」

チョウズメの戦う原動力は好きな人達や好きな友達を守りたいという愛から来ている

サスケ「愛……?」

チョウズメ「サスケは復讐心で強くなろうとした結果。僕はまあ特殊だったけど、それでもずっと愛が行動原理だったからね」

サスケ「そんなもの認められるか!! 」

サスケは叫んだ後、空に向けて手を挙げた

いつの間にか辺りには雨が降っていて、空は真っ黒な雲に覆われている

元々曇空だったこの場所でサスケは火遁を連打していた

その結果さらに雲は大きく育ち、今にも落雷が落ちそうだ


チョウズメ(やばい!)

仙人モード、自然の力を感じ取れる状態だったからこそ、サスケが何をしようとしているのかがわかった

自然の雷を利用した術を発動しようとしているのが、仙人モードで拡張された知覚能力で理解出来た

ならばそれを迎撃できるほどの術を使うしかない


サスケ「麒麟!!」

チョウズメ「仙法・双龍暴風雪!!」


空から降臨した自然の雷の化身、麒麟

自然エネルギーを混ぜ込まれた二匹の巨大な氷の龍


麒麟は一匹の氷の龍を焼き溶かしていく

氷が無理やり溶けさせられる音が氷の龍が泣いているようにも聞こえる

だがこの場には龍はもう一匹いた


その龍は麒麟を潰し込むべく、麒麟の体に巻きついた

奇しくもマダラが操る九尾、その九尾を抑え込む木龍と似たような光景が出来上がった

そしてマダラと柱間の戦いで勝ったのは柱間であり

サスケ「麒麟が、負けた?」

麒麟は二匹の氷の龍に敗れ去った

空高く舞い上がった龍は上空にある雲を冷やし、雪が降り始めた




耐久 チョウズメ5(+5)  サスケ2

呪印状態2 VS 氷遁+仙人モード 補正+10


コンマ下1
81~  勝利
61~80 有利(サスケ1ダメ)
41~60 有利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

914: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 08:39:09.04 ID:9n4ARJs2o
すみません寝落ちしました
続き行きます

915: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 08:56:19.62 ID:9n4ARJs2o
有利
耐久 チョウズメ5(+5)  サスケ2→1


サスケ「あはは、女と○○○あってた奴にすら、俺は勝てないのか」

サスケは自分に対して怒りが湧いてくる

なぜもっと大蛇丸から力を吸収しなかったのか

もっと力の根源まで理解し、扱えていれば、チョウズメが使う仙人モードのような力が使えたのかもしれない

麒麟だって自然エネルギーというのを理解していれば、もっと強い術になったかもしれない

サスケは強さというものが分からなくなりつつあった

チョウズメ「……サスケは優しい子なのに、イタチさんが何を考えたのか分からないけど、サスケを復讐者にした。その復讐者って本当にサスケが望んでること?」

チョウズメは半身が氷に包まれ、膝をつき、絶望しかけてるサスケにさらに追い打ちをかける

サスケ「望んでなければここまで強くなることは無かった! 今の俺すら否定する気かチョウズメ!!」

チョウズメ「望んだ力なら、その力を疑っちゃ駄目じゃないかな?」

サスケはチョウズメの目を改めて見た

その目は昔に何度かあった全てを見透かしているような目

写輪眼や白眼とは違う、根本的に理屈が違うような気がするもの

サスケ「知ったような口で語るな!! 千鳥!!」

サスケはその目に何度も助けられたが、その分その理解しすぎる力に恐怖を抱いたことだってある

チョウズメ「語って欲しくないなら、泣きそうな顔をしないでよ。いつものカッコイイサスケでいてよ!」

サスケ「ガハッ!」

サスケが自ら火遁で体を燃やし、氷遁の凍結から抜け出した

そのあと千鳥を発動させてチョウズメの元へと駆けてきたが、力に疑問を持ってしまったサスケの攻撃はチョウズメには届かなかった

サスケはチョウズメに殴り飛ばされた




氷遁+仙人モード 補正+20


コンマ下1
81~  勝利
61~80 勝利
41~60 勝利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)


922: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 09:14:30.89 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ5(+5)→4(+5)  サスケ1




サスケはチョウズメに殴り飛ばされ、もうチャクラコントロールをして水に立ってるこそすら出来なくなっていた

チャクラは問題ない、だが心が折れかけていた

サスケ(……木の葉を離れ、いつ体を奪われるのか恐怖をしながら、それでも強くなったこの力は無意味だった?)

サスケは自問自答しながら、自分の元に近づいてくるチョウズメを見た

サスケは一瞬、チョウズメが白い髪が長く、角の生えた女に見えた

そして幻視したその存在の額には写輪眼が存在し、その写輪眼を見た時、サスケはあのイタチに見せられた親の殺される光景を思い出す

チョウズメ「起きたら僕とちゃんと話してね?」

サスケ「……させるかああああ!!」

サスケは思い出した怒りのまま、大蛇丸の力である白蛇をチョウズメに向けて放つ

チョウズメ「もうボロボロだから寝て!」

チョウズメは蛇に噛まれながらも、サスケに近づいてくる




耐久 チョウズメ4(+5)  サスケ1

氷遁+仙人モード 補正+20


コンマ下1
81~  勝利
61~80 勝利
41~60 拮抗(サスケが倒れる寸前のため不利にはならない)
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

925: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 09:21:26.72 ID:9n4ARJs2o
勝利
耐久 チョウズメ4(+5)  サスケ1→0(殺す気がないため気絶)


チョウズメはサスケの最後の攻撃をその身に受け、そしてサスケの目の前にたつ

サスケ「なぜだ! なぜこうも届かない!」

チョウズメ「昔、忍者ごっこをした時、どこが駄目だったか、どこが上手かったのか話したよね? それをこのあとしようよ。とりあえずもう寝て!」

チョウズメは怪力を抜いて、水の上に何とか浮いているサスケの顔面に向けて、拳を振り下ろした

手加減自体はしたが、その拳は的確にサスケの顎を殴り飛ばし、サスケは気絶した




耐久 チョウズメ4(+5)  ???5

不意打ちだが、猿魔がいるため 補正-20→-10


コンマ下1
81~  優勢(敵2ダメ)
61~80 有利(敵に1ダメ)
41~60 有利(敵に1ダメ)
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

928: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 09:38:12.17 ID:9n4ARJs2o
劣勢
耐久 チョウズメ4(+5)→2(+5)  ???5
(次のターンから木遁が使用されます)
(チョウズメの宿敵が現れたため、チョウズメは本気を出します)(角都の時よりもガチ)


八岐大蛇丸「シャアアアアア!」

チョウズメ「な、」

チョウズメはサスケを回収しようと、サスケに近づいた時だった

サスケの体からいきなり白い巨大な八岐大蛇が現れ、チョウズメを滝の岩場に向けて吹き飛ばした

チョウズメはサスケとの戦いの疲れからか、反応が遅れてガードすら取れなかった

その八岐大蛇の顔のひとつが上を向き、その口の中からある男がぬるりと現れた

大蛇丸「アハハっ! ヒルゼンのくそ弟子のおかげでサスケくんの私を抑えていたチャクラが消えてくれたわ! 感謝してあげるわ、ヒルゼンの愚かな弟子! そして死になさい!」

八岐大蛇の口から大蛇丸が出てきて、その大蛇丸は口から草薙剣を取り出した

大蛇の口から飛ぶように草薙剣を持って、チョウズメを殺すべく大蛇丸は突撃する





強さの差があるためコンマ表が特殊コマン表になります

耐久 チョウズメ2(+5)  大蛇丸5

八岐大蛇+大蛇丸 VS ガチギレ+氷遁+仙術+木遁(対尾獣レベル) 補正+30

コンマ下1
81~  優勢(敵2ダメ)
61~80 優勢(敵に2ダメ)
41~60 優勢(敵に2ダメ)
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

932: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 09:50:16.62 ID:9n4ARJs2o
優勢
耐久 チョウズメ2(+5)  大蛇丸5→3



チョウズメ「猿魔、今から僕は本気で戦う。自然エネルギーをお願い」

猿魔「ああ! ぶっ殺してやれ!!」

岩場に突撃する前、背中に背負っていた猿魔が変化を一度解き、チョウズメを何とかキャッチすることで激突は免れた

猿魔は普段ならこんなことを言ったチョウズメを止めるかもしれない

だが、敵は前の契約者、ヒルゼンを殺した憎き敵

猿魔は怒りでどうにかなりそうな自分を押さえつけて、チョウズメの背中に金剛如意の姿に戻る


チョウズメ「仙法・樹海降誕!!」

大蛇丸「なに!? サスケくんとの戦いでそんなもの、まずどうやって木遁を!?」

チョウズメ「うるさい。お前だけは、お前だけは絶対に許さない!! お前は僕が本気で殺す!」

大蛇丸はいきなり出てきた樹海に八岐大蛇も、その体の延長させて蛇のようにチョウズメに近づいていた本体も、樹海に絡め取られた

チョウズメ「仙法・氷結樹海」

チョウズメは現れた樹海に触れながら、術を発動させた

大蛇丸「このままでは不味い!」

大蛇丸を絡め取っていた樹海も、八岐大蛇を拘束していた樹海も、その全ての樹木が凍りつき、そこに存在していたものを永遠の凍氷に変えた

大蛇丸はその術が発動した瞬間、マトリョーシカのように、大蛇丸の口から大蛇丸が這い出て、樹海の拘束から抜け出し、永久凍結より逃げ延びた




強さの差があるためコンマ表が特殊【コンマ】表になります

耐久 チョウズメ2(+5)  大蛇丸3

八岐大蛇+大蛇丸 VS ガチギレ+氷遁+仙術+木遁(対尾獣レベル) 補正+30

コンマ下1
81~  優勢(敵2ダメ)
61~80 優勢(敵に2ダメ)
41~60 優勢(敵に2ダメ)
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)

935: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 10:04:14.33 ID:9n4ARJs2o
優勢
耐久 チョウズメ2(+5)  大蛇丸3→1



大蛇丸は恐怖していた

イタチに勝てないことを悟った時やサスケに封印された時よりも圧倒的な恐怖

大蛇丸「なぜ貴様みたいな餓鬼が木遁や氷遁が使える! 貴様は一体なんなんだぁ!!」

先程の変わり身は消耗が激しいので、大蛇丸もここぞと時しか使わない切り札のひとつだ

それを初手から使わされ、そしてその敵がこちらに歩いてきている

チョウズメ「僕はヒルゼン師匠の弟子。サスケの親友だよ。お前とは対話なんて手段は取らない。良くないことだとはわかる。憎しみの連鎖は続いてしまう。だが、お前を殺したところでお前の死を悲しみ、憎しみの連鎖を引き起こす奴なんて居ないだろ? なら死ねよ」

チョウズメはそれから大蛇丸の草薙剣を叩き折り、殴りまくり、したすら大蛇丸を痛めつけた

4行で炙り、溺れさせ、切り刻み、潰す

氷遁で体の端から凍らせる

木遁で徐々にチャクラを吸われ、大蛇丸は死に体になった

大蛇丸「うちはよりも更に優れた個体……あはははははは、最後の最後で見つけたぞ! まだ私は死ねない!」

大蛇丸は既に体に力がはいらないはずなのに、更なる転生を望みながら、その目には恐怖ではなく希望が映っている




強さの差があるためコンマ表が特殊【コンマ】表になります

耐久 チョウズメ2(+5)  大蛇丸1

八岐大蛇+大蛇丸 VS ガチギレ+氷遁+仙術+木遁(対尾獣レベル) 補正+30

コンマ下1
81~  勝利
61~80 勝利
41~60 勝利
21~40 不利(チョウズメ1ダメ)
 ~20 劣勢(チョウズメ2ダメ)


コンマ下2
90以上で耐久があと2以上減った時に起こる覚醒が一瞬だけ発動

938: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 10:14:40.37 ID:9n4ARJs2o
勝利
耐久 チョウズメ2(+5)  大蛇丸1→0
(大蛇丸は抹殺対象なため死にます)




大蛇丸には何かが見えていた

それはチョウズメの恨みで拳を振るう闇に落ちる姿か

それとも白い髪の女がチョウズメに重なって見えたか

だがひとつ言える

大蛇丸はチョウズメの怒りによる、完全な私怨による殺人を行わせたと(なお侵食判定はない)


チョウズメ「氷拳、超部分倍加の術!!」

大蛇丸はチョウズメの超巨大な拳をその身に受け、まだなんとか原型を保っていた大きな石像のマダラごと、大蛇丸はその存在を凍りつかされ、拳の圧力で砕け散った

途中で分離した白蛇も、近くにあったチョウズメの拳から漏れ出る凍気によって凍りついて砕けた

チョウズメ「……師匠、仇は取りました」

こうしてサスケとチョウズメの戦いは終わった

942: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 10:31:44.03 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ「うぐっ、うっぷ。仙人モードを併用したからって、無茶し過ぎたかも」

猿魔「当たり前だ! 木遁と氷遁を無理やり混ぜるなんて危険なことをしてんじゃねえ! 猿山に逆口寄せする。待ってろ」

猿魔は金剛如意の姿から、猿の姿に戻り、チョウズメを支える

チョウズメ「待って。それならもっといい所があるから。とりあえずサスケの仲間を呼んできてくれない?」

猿魔「ああ、待ってろ」

チョウズメは沈みかけていたサスケを持ち上げ、痛む体で岸まで歩いた

猿魔はチョウズメの言う通り、サスケの仲間を呼びに行く

チョウズメ「黄泉比良坂! つっら。チャクラもそろそろ尽きてきたし、一番安全な場所で休息を取らないと」

チョウズメは黄泉比良坂で空間に穴を開け、始球世界へとサスケを持ち上げて入っていく

穴はそのままだったため、猿魔が仲間を引き連れて中に入ってきた

943: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 10:43:28.61 ID:9n4ARJs2o
香燐「おいおいどこだよここ。空間の気配からしてさっきまでの場所と違うじゃないか」

重吾「チャクラの回復速度が早い?」

水月「そんなことよりもサスケを治したよ」

香燐「んなこと分かってるわ!」

始球世界の木遁で作った大きな一軒家には、何故か家具が置かれていて、布団もいくつか置かれている

どうやらこの世界は何度も都合のいいやり部屋ならぬ、ヤリ世界として使われているようだ


猿魔は三人を信用していないので、チョウズメの近くで三人を睨んでいる

猿魔「敵になり得るのに良かったのか?」

チョウズメ「サスケの仲間でしょ? それなら呼ばないとね。ごめん、少しだけ寝るね」

猿魔「ああ、ゆっくり休め」

チョウズメは気絶しているサスケのすぐ近くで、意識を落とした


チョウズメが眠りについたあと、重吾は猿魔に話しかけた

重吾「……サスケは彼に負けたのか?」

猿魔「ああそうだ。そしてサスケが封印していた大蛇丸も死んだ」

香燐「……そうか」

水月「ざまあ無いね。死んで当然のやつだし。ここにいる女もだけど」

香燐「うっせえ黙ってろ!」


水月がサスケが起きるまでつまらないとかで、この家を探索し、食い物を勝手に漁ったりして時間を潰していた

947: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 16:24:56.86 ID:9n4ARJs2o
ちょっと整理
ペイン、小南はオビトの命令がない限り雨から動かない
イタチ鬼鮫は考えた
ゼツうざい
トビは裏で工作、サスケ欲しい

生存は一尾、七尾、八尾、九尾

我愛羅がつおい

948: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 16:38:12.85 ID:9n4ARJs2o
猿魔「ここはお前の精神の中にいた別の存在が所有していたと言っていたな?」

チョウズメ「そうだよ。猿魔も来るのは初めてだったね。ヒナタとフウと紅さ、紅は来てるよ」

猿魔「●●にか」

チョウズメ「うん」

チョウズメは料理をしていた

水道はないが水遁がある、ガスはないが火遁がある、電気がなくて冷蔵できないが氷遁がある

チョウズメは最悪木の葉が壊されたとしても、大切な人達や親しい人を匿うために色々と準備をしている

マダラと木の葉の近くで戦ったら、どうせ里は消えるので、猿山のフウとの修行から帰ってきてから準備を進めていた

猿魔「それは一体誰だ? こんな世界を持っているなぞ普通ではないぞ」

チョウズメ「うーん?チャクラの祖とか言ってたし、実際にチャクラを人類が取得したきっかけはその人みたいだよ?」

猿魔「……お前それをサラリと」

チョウズメは自然エネルギーやその他諸々を使って、割と早く傷を癒せた

まだ完全に治ってないが、気まずい部屋から出て料理を作る程度には元気になっていた

チャクラもこの始球世界にいるおかげで回復が早い

香燐「サスケが起きたぞ!」

チョウズメ「あんまりほかの人を威嚇しないでね?」

猿魔「チョウズメが動ける今、そのようなことはせんよ」

チョウズメと猿魔は料理を持ってサスケの元へ行く

949: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 16:50:10.11 ID:9n4ARJs2o
サスケ「……」

香燐がサスケの横でやたらと騒いでいる

水月はどこかに保存しておいたジュースを勝手に飲みながらチラチラ心配している

重吾は少し離れたところで座り、こちらを一応警戒している

チョウズメ「おはようサスケ」

サスケ「……ここは?」

チョウズメ「僕の持ってる世界の一つ。時空間忍術で飛んできた」

サスケ「ふふ、そうか。俺はお前の全力を出し切らせることすら出来なかったか」

チョウズメ「これで黒星二個だね」

サスケ「ふははははははは」

サスケはいきなり笑いだした

香燐の特殊な力によって、サスケの傷は既に治っている

サスケはほんの少しだけ思ってしまった

大蛇丸の方に行かずに、チョウズメを無視せずに、共に切磋琢磨していれば、この領域にも届いたのではないかと

そう、だがまだ遅くはない

今から切磋琢磨すればいいのだ

サスケ「……チョウズメ、もう一度だ」

チョウズメ「い、や、だ。もうサスケと殺し合いをしないって言ったでしょ!」

サスケ「なら殺し合いじゃなくていい」

サスケは立ち上がり、チョウズメに詰め寄る

チョウズメ「それも嫌だ。疲れるし」

サスケ「昔にやった忍者ごっこだと思えばいいだろ」

サスケはチョウズメの持っている料理を奪い取り、テーブルの上に置いた

そして千鳥を出しながら詰め寄ってくる

チョウズメ「嫌だ。大蛇丸との戦いで疲れたから嫌だ」

チョウズメのその言葉を聞くと、サスケは自分の首元を覗き込んだ

サスケ「……白蛇の力は少し残っているが、たしかに大蛇丸がいない。俺と戦ったあとに、大蛇丸とも戦ったのか?」

チョウズメ「うん」

サスケ「わかった。俺と戦え」

チョウズメ「嫌だ」

サスケ「戦え」

チョウズメ「嫌だ嫌だ」

サスケ「戦え。チョウズメだって楽しいだろ。俺たちの遊びは忍びごっこばかりだったはずだ」

チョウズメ「いっつも正義のイタチさんと悪の忍びで僕が悪だったじゃん!」

サスケ「いいから」

チョウズメ「いーやーだ!」

サスケとチョウズメはこの始球世界で追いかけっこを始めた

重吾「……元気になったみたいだな。俺たちの分も食事も用意してくれたみたいだ。先に食べていよう。俺は小魚定食定食にしよう」

水月「ヨーグルトとかも用意してるじゃん」 

香燐「男に……負けた!? やけ食いしよ」

952: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 17:04:49.54 ID:9n4ARJs2o
サスケ「なぜチョウズメが木遁を使える! それは初代火影の術だろ!」

チョウズメ「勝手に柱間細胞が僕と融合してたの! 僕だってなぜ使えるようになったのかなんて詳しくはわからないよ」

チョウズメはサスケのクナイを自分の持つクナイで防ぐ

サスケ「お前はいつもそうだ! 俺の知らない先に勝手に行く」

チョウズメ「サスケが僕を無視して大蛇丸の方に行ったんでしょ!」

サスケ「二人に劣等感を煽られたあの時の俺にチョウズメが謝れ」

チョウズメ「なんだよそれ!」

やっとチョウズメはサスケの持つ最後の忍具を吹き飛ばせた

チョウズメ「本当に疲れてるの! もう終わり!」

サスケ「そうか」

チョウズメが地面に横たわったので、サスケも同じように寝っ転がった

少し無言の間が続き、チョウズメが話しかけた

チョウズメ「ねえ、僕もイタチさんの所に行く時に行くからね」

サスケ「……いいだろう、あいつに真実を聞く。だが、そこでうちはイタチが俺の言った通りの事を言った場合、俺はうちはイタチを殺す」

チョウズメ「……嫌だけど、その時は僕は手を出さないよ」

サスケ「なら好きにしろ」

サスケとチョウズメは先程の戦いに、今行った戦いの疲れが来たのか、二人は幼い日のように並んで眠りについた

956: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 17:16:55.47 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ「……ということがあったよ」

フウ「親友と仲直りできて良かったっすね。でもあっしよりも前に親友がいたんすね」

チョウズメ「……いや違うよ? 男と女の子の親友って本当に色々違うし」

紅「……頭痛い。これどうやって綱手様に報告する気? しないのは駄目よ」

チョウズメ「うーん。ありのまま? サスケと戦って、うちはイタチに会いに行くって」

ヒナタ「でも良かったね。サスケくんとまたお話出来て」

チョウズメ「うん」

あのあとサスケ達は黄泉比良坂で繋げた始球世界で少しの間休息を取るという事で、チョウズメは置いてきた

そしてイタチの元へ自分も行くと言ったが、チョウズメは普通に木の葉の家にも帰ってきてもいた

サスケも大事だが、今は彼女たちの方が大事だからだ


そして今現在、ナルトたちはサスケの捜索をするために木の葉の里を出ているのだが、チョウズメ達はその事を情報封鎖されていて知らない

サスケは抜けたとは言え、未だに犯罪という犯罪を犯していない

ただ大蛇丸に攫われて(自らの意思だが)、その大蛇丸を殺しただけだ

抜ける事自体いけない事だが、木ノ葉崩しをされたあと、ろくに救出に戦力を出せなかったのも事実なので、何とかできるはずだとチョウズメは思っている

959: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 17:29:37.53 ID:9n4ARJs2o
な、ナルトも大蛇丸のところに行く原因のひとりだから……



綱手「ぶっふー。なにー!? ちょっと待て、シズネ! 結界を張れ!」

チョウズメ「もう張ってます」

チョウズメは次の日、綱手の元に来て、昨日あったことを話していた

チョウズメが結界を張ったのは、綱手やシズネのことは接して信用出来ると思っている

だが誰がイタチに関する事件に絡んでいるのかわからないので、先に張っていた

綱手「……そ、そうか。なんだ、無駄足になったな」

チョウズメ「無駄足ってなんですか?」

チョウズメは綱手と話しているが、チョウズメの影分身たちは書類仕事をしている

どうやら綱手とシズネだけではもう書類仕事が回らなくなってしまったようだ

綱手「今暗部一人を入れたカカシ班とヤマト、それにシノ、ネジ、キバの探索に特化した奴らがサスケを探す手がかりを見つけるために、イタチを探している」

チョウズメ「またそうやって仲間はずれにするんですか」

綱手「お前が出張ったら色々大変なことになるんだぞ。しかもお前、終末の谷を壊したそうじゃないか! どうするんだ! あそこは柱間のジジイが維持しろって遺書にも書いてあるんだぞ! また作り直しじゃないか」

チョウズメ「なら僕が土遁で」

綱手「雇用を潰そうとするな!……はぁ、書類をやらなくていい代わりに、お前で寿命が何年縮まったことか」

綱手は咳払いをして、真面目な話に切り替える

960: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 17:46:11.81 ID:9n4ARJs2o
綱手「お前はイタチがうちは事件を自らの意思でやっていないと何度も私に言っているから、お前の執着もわかる。いいか、黄泉比良坂だったか? もしイタチと遭遇し、交戦することになったらすぐにその時空間忍術で逃げること。いいか、お前はもうすぐ三人の女の夫になる。女を置いていこうとするなよ?」

チョウズメ「はい!」

綱手は暗部にバレないようにこっそりと時空間忍術で里から出るのならいいと言った

そして危険ならすぐに逃げることという約束をして、チョウズメのイタチ捜索を許した


許さなくても絶対にチョウズメは行ってしまうので、綱手は妥協して約束事を取り付けたのだ

チョウズメ「あっ、綱手さんに次にあったら猿魔が話したいから呼べって言ってました。置いていきますね」

綱手「ああ、わかった」

チョウズメは猿魔を置いて、火影の執務室から出ていった




そのあとチョウズメが居なくなって、猿魔の影分身がチョウズメが帰宅したのを確認してから話し始めた

猿魔「ヒルゼンからの伝言だ。これはイタチ絡みの何かが起きた場合、儂の判断で次の火影が信用出来るなら言えと言われていた。そして儂は今、綱手の娘になら言うべきだと思った」

綱手「……それはチョウズメには聞かせられないことか?」

猿魔はチョウズメを偉く気に入っているのに、大事なことであろう今この場にいない

そしてもし知っているのならチョウズメもこの場にいただろう

猿魔「ああ。あやつが闇堕ちしかねん話だ。16年前の九尾襲撃の真実と、うちはイタチがうちはを滅ぼすまでの話だ」

綱手「な、なに!?」

チョウズメやサスケがいない所で、猿魔は綱手に真実を語った

962: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 18:16:45.46 ID:9n4ARJs2o
猿魔は綱手に16年前の九尾襲撃は自然発生ではなく、襲撃者によって行われたこと

そしてイタチが里のためにやった事だということを語っている時迷っていた

猿魔(……チョウズメにも事前に伝えるべきか?)

後者のことを伝えて、もしチョウズメが木の葉に憎しみを抱いてしまった場合、取り返しのつかない事になる

猿魔はその事でヒルゼンをチョウズメが恨むとは思えないが、裏のトップと木の葉の重鎮二人にもし殺意を抱き殺したら、チョウズメは木の葉では暮らせなくなる

猿魔はチョウズメを強くしてはいるし、強くなったチョウズメを倒して、再び猿山トップに返り咲く気でいる

だがチョウズメの平穏と平和を祈っていないかと言ったらそんな事は無い

だから迷った末、綱手に話し、猿魔はどうするべきか意見を訪ねた

綱手「放っておけ」

猿魔「それがどういう意味か分かっておるのか?」

綱手「お前は接しすぎているから分からなくなっているみたいだが、チョウズメは大丈夫だ。憎しみのまま、問答無用で殺すことは無い……はずだ」

猿魔「ヒルゼンを殺した大蛇丸を虐殺したのだぞ? それならチョウズメが仲の良かったらしいうちはサスケの家族を実質的に殺した、ダンゾウやヒルゼンの同僚二人が対象になるかもしれん」

綱手「ならないさ。チョウズメを甘く見すぎだ」

猿魔「……そうか。儂はまだチョウズメを子供扱いしていたか」

綱手「あいつら立派な男になっている。信じてみろ。もしイタチが嘘をつき、歪めた真実を伝えようとしたら、その時は訂正してやればいい」

猿魔「そうだな、世話になった」

猿魔はそれだけ言うと逆口寄せで帰っていった

綱手「やばい、チョウズメが本気でキレたら木の葉が消える……あいつの嫁共が怒りを無理やり押さえ込んでくれればいいが」

綱手はあんなことを言っていたが、やはり不安なようだ

963: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 18:29:31.38 ID:9n4ARJs2o
そのあと綱手の元に自来也が来て、綱手は飲みに行ったりしていた



ナルトたちは少し前に探索に出た時、大蛇丸に侵食されたカブトに会ったりしたが、それ以外今のところ収穫がない

カカシ「確かにキバの言う通りだね。サスケの臭いはここで途切れている」

カカシたちはキバが見つけたサスケの匂いを追ってきたところ、崩壊している終末の谷でその匂いが終わっていた

カカシ(キバは気が付かないか、嗅いだことがないみたいだけど、ここで戦っていたであろうもう一人の臭いは……)

カカシはある事実に気がついたが、その人物は綱手より絶対に里から出さないと言われている人物だ

カカシ(帰ったら火影様に聞いてみよう)

ナルト「……サスケェ」

時空間忍術で飛んでしまったため、ナルトたちの捜索はやり直しになっていた

964: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 18:36:57.29 ID:9n4ARJs2o
(イベント【うちはイタチ】まで1/1)



チョウズメは木の葉の里から少し離したところにサスケたちが始球世界から出る空間の穴を作り出した

サスケ「俺たちはイタチの手がかりを探してくる。お前はこれから一日後にまたここに戻ってこい」

チョウズメ「僕も探索手伝うよ」

サスケ「お前にはお前の新たな繋がりが出来たのなら、俺ばかりに構ってないで、そいつらとも話せ。いくぞお前達」

サスケは邪魔だから明日また来いとだけ言って、イタチ探索に向かっていった

チョウズメ「……これはサスケなりの気遣いだよね? うん、きっとそうだ」


チョウズメはサスケの言う通り、サスケ以外の繋がりとの交流をすることにした




現在、カカシ、ヤマト、ナルト、サクラ、サイ、シノ、ネジ、キバは木の葉にいません
現在、サスケ、水月、重吾、香燐は捜索中のため交流ができません

安価
下1
1 紅に会いにいく(判定なし)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
11 綱手に会いにいく(判定なし)
12 アスマに会いにいく(中難易度判定)
13 自由安価(人物によってはコンマ判定)
14 フウに会いにいく(低難易度判定)

967: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 18:46:36.10 ID:9n4ARJs2o
ハナビが特訓している可能性
コンマ下1
5以下で会えない


乙女の愛は月をも超えている
コンマ下2
70以上でいつでも目覚めることが出来る(上で会えて尚且つこのコンマが成功すると、イベントが進行)


972: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 18:53:41.19 ID:9n4ARJs2o
フラグは建っているので、【乙女の愛は月をも超えている】は次回の判定が緩くなります


何かしらの話に絡めて通常イベントを行おうとしたんですけど、シチュエーションが思いつかない



コンマ
下1、下2
ゾロ目じゃないので、過激すぎない程度で、ハナビとどんな交流をさせたいですか?

979: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 19:09:32.55 ID:9n4ARJs2o
チョウズメは最近、白眼でハナビが見ている時、ハナビが何を思っているのか何となく分かるようになってきた

これも愛ゆえか、忍宗の力の精度が上がったためか

ハナビが来てほしいと思っているようなので、チョウズメは骨を折られた時振りに、日向の敷居をまたいだ

ハナビ「想いが通じたんですね!」

チョウズメ「最近ほかの人ばかりに構っててごめんね?」

ハナビ「しょうがないですよ。まだ私は付き合ってませんから。あと1年とちょっとですから、忘れないでね!」

チョウズメ「うん」

チョウズメはハナビに部屋に連れていかれ、ハナビが膝の上に座りながら話を続ける

ハナビ「暖かくて眠くなる」

チョウズメ「寝てもいいよ」

ハナビ「もっとお話をしたいから嫌です……そういえばチョウズメさんはまた新しい近接拳法を覚えたってお姉様に聞きました」

チョウズメ「猿組手の事かな? 猿山のボス猿、僕の口寄せの相棒猿魔にしごいてもらったんだ」

チョウズメはそんな風に話していると、ハナビの目がキラキラしていることに気がついた

ハナビはオシャレや料理なんかが好きみたいだが、それよりも修行をして強くなること自体が好きなのをチョウズメは理解している

チョウズメ「少し組手組んでみる? 知らない戦い方だし、ハナビの修行になるかもよ?」

ハナビ「やる!!」

ハナビが本日一番の笑顔を見せたのがこの時である

983: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 19:28:10.53 ID:9n4ARJs2o
ハナビがヒアシは当分帰ってこないと言うので、場所を変えずに日向の道場で組手を組むことになった

ハナビ「……なんかあまり普通の体術と変わりませんね」

ハナビが最初に手合わせした時はそんな感想だった

チョウズメは影分身の術をして、影分身の方に説明をさせる

その間に本体は自然エネルギーの吸収を開始する

チョウズメ「今のは自然エネルギーっていう力を使わない、猿組手の動きに似せた何かだからね。まず猿組手、仙術系組手というのは……」

チョウズメはハナビに説明を始めた

984: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 19:28:37.35 ID:9n4ARJs2o
仙人モードでの組手は仙人モードじゃない時と比べて大きく変わる点がいくつかある

まず単純に自然の力を取り入れたことによる身体能力や知覚能力などの向上

そして大自然の力を取り込んだことにより、より一層危機感知能力がアップする

この危機感知能力を最大限利用している戦い方が仙術組手だ

知覚や危機感知に大幅なブーストが掛かっていることによって出来る、反撃やカウンターを主軸とした戦い方の事を○組手と言っている

故に同じ動きをしたとしても仙人モードじゃなければ動きを生かしきれない

ハナビ「なら仙人モードでやってみて下さい!」

チョウズメ「わかったけど、気をつけてね。仙術系組手の強い点がもうひとつあるんだけど」

仙人モードによる仙術チャクラを使った組手は、用いている仙術チャクラが大気にある自然エネルギーと反応し、攻撃範囲を勝手に拡張してくれる

故に腕の拳を避けただけでは攻撃を食らってしまうなんて言うことになる

ハナビ「その範囲を拡大させるのは調整出来ないの?」

チョウズメ「出来るけど、ハナビが本気で戦って、その調整ができないくらい僕が追い込まれたら、すぐに言うからそしたらやめてね? ハナビが怪我しちゃうし」

ハナビ「わかった! よろしくお願いします!」

チョウズメ「よろしくお願いします」

チョウズメは影分身を還元して、説明のあいだに溜まった自然エネルギーで仙人モードとなり、範囲拡張を0に調整しながらハナビの修行のための組手を始めた

988: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 21:06:49.80 ID:9n4ARJs2o
チョウズメはハナビと戦っていて思う

組手としての柔拳なら未だにヒナタよりも強いかもと

ヒナタがチョウズメやほかの人との触れ合いで強くなったが、ヒナタを大きく引き離す才能を持つハナビはここ数年で更にヒナタを引き離すほど強くなっていた

だが、多分班として動く場合は無言で連携の取れるヒナタの方がずっとうまく動くだろう


ハナビはアカデミーで筆記も好成績、忍術に関してはチョウズメやヒナタ、ヒアシやネジが教えているし、体術は言わずもがな

ハナビがテストでいい点数を取る度にチョウズメは褒めて褒めて褒めまくっているが、自分が父親に褒められなかった反動なのかもしれない

何だかんだ優等生なハナビだが、達観しすぎて周りとの協調性があまり良くないらしいことをイルカから聞いている

やろうと思えばできるはずなので、時々注意をしているが、あまり効果が出ていない

ハナビ「ぐはっ……柔拳のチャクラの大きさを変えたりしてるのに、ギリギリで避けられているのは危険感知によるもの?」

チョウズメ「そうだよ」

ハナビ「見えてないはずの攻撃に対しても感知するなんて、仙人モードって凄いね!」


二人は真剣にされど楽しく戦っていた

しかしここがどこであり、警戒すべき相手が本当にこの家に近づいていないかの警戒を怠ってしまっていた

そしてチョウズメが感じた危険感知では時すでに遅し


ヒアシ「やあ、チョウズメくん。私とも組手をやって頂けないかな?」

全力の格好をしたヒアシがいた

989: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 21:17:18.20 ID:9n4ARJs2o
チョウズメはヒアシとの組手を受け入れ、少しの休憩時間をもらった

ハナビ「お父様は結構本気でやってくると思うから、チョウズメさんも手を抜かないでね?」

チョウズメ「……」

ハナビ「娘さんをとか言ってもいいんだよ?きゃあああー!」

チョウズメ「……」

ハナビ「……本当に自然エネルギーを溜めている時は微動だにしないんだね」

チョウズメ「……まあね。それじゃあ、頑張りますか」

ハナビ「参考にさせてもらいます」

チョウズメ「うん」

チョウズメはヒアシと戦う事になり、短時間の戦闘の間全力で仙人モードを維持出来るほどの自然エネルギーを貯めた

もし氷遁や木遁が使えれば完封できるだろうが、組手となればまた別だ

本気で戦わないと、下手したら死ぬかもしれない


ヒアシ「準備が出来たようだな。それが仙術、仙人モード。自来也様が会得していると風の噂で聞く仙人の力。君が並大抵という言葉で表せないほどの努力をしてきたのは、君の立ち振る舞いでわかる。だが、私は言おう」

ヒアシは一呼吸置いて宣言した

ヒアシ「娘が欲しければ、私を超えてけ!」

チョウズメ「分かりました。頑張ります」

ヒアシ「私も頑張ろう」

チョウズメとヒアシはある程度距離が離れたところで立ち止まる

距離自体は離れているが、この二人なら瞬きする間にその間がつまり、戦い出すだろう


ハナビ「審判は私がやります。相手を殺めるような過剰な攻撃は禁止です。これはあくまで組手ですから。それでは、開始してください」

ハナビが離れた瞬間、二人は動き出した


木の葉にて日向は最強(ガチ) VS 仙人モード

コンマ
下1
55以上でチョウズメの勝ち
54以下でヒアシの勝ち

998: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 21:30:43.66 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ「……」

ヒアシ「……」

前回の戦いの焼き回しが始まった

チョウズメの仙術による組手の範囲拡張にヒアシは苦戦しながらも、致命的な攻撃を受けずになんとかチョウズメに攻撃を当てようとする

だがチョウズメは前回の戦いと仙人モードの危機感知でヒアシの腕を弾かずに綺麗に避ける

チョウズメ有利の打撃の応酬が行われていたが、ヒアシの目がまるで光ったかのように、完璧にチョウズメの攻撃を見きった

たまたまだったのか分からないが、自然エネルギーによる範囲拡張も含めて綺麗にヒアシは受け止め


ヒアシ「八卦掌回天!」

チョウズメは超高速でチャクラをも放出しながら回る回天を受けて、道場の壁に吹き飛ばされた



次回 NARUTOに異物が紛れ込みました Part.4