NARUTOに異物が紛れ込みました Part.3 

6: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 21:43:03.69 ID:9n4ARJs2o
前スレラスト


チョウズメ「……」

ヒアシ「……」

前回の戦いの焼き回しが始まった

チョウズメの仙術による組手の範囲拡張にヒアシは苦戦しながらも、致命的な攻撃を受けずになんとかチョウズメに攻撃を当てようとする

だがチョウズメは前回の戦いと仙人モードの危機感知でヒアシの腕を弾かずに綺麗に避ける

チョウズメ有利の打撃の応酬が行われていたが、ヒアシの目がまるで光ったかのように、完璧にチョウズメの攻撃を見きった

たまたまだったのか分からないが、自然エネルギーによる範囲拡張も含めて綺麗にヒアシは受け止め


ヒアシ「八卦掌回天!」

チョウズメは超高速でチャクラをも放出しながら回る回天を受けて、道場の壁に吹き飛ばされた

引用元: ・NARUTOに異物が紛れ込みました Part.4 



BORUTO―ボルト― 7 ―NARUTO NEXT GENERATIONS― (ジャンプコミックス)
池本 幹雄 小太刀 右京
集英社 (2019-02-04)
売り上げランキング: 5,439
11: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 21:55:42.57 ID:9n4ARJs2o
だが今回のチョウズメは違った

回天で吹き飛ばされたが、前回のような勢いはなく、木の葉が舞い落ちるような軽い動きで壁に着地し、迎撃に来たヒアシを迎え撃つ

ヒアシ「八卦空壁掌!」

両手の掌底からチャクラの真空の衝撃波を放ち、狙撃する日向の遠距離技

前回はここでやられてチョウズメは負けたが、その衝撃波も紙一重で躱す

ヒアシ「やるようになったではないか」

ヒアシにとってチョウズメは娘を取ろうとする憎き男だが、若者の急成長を垣間見ることが出来、笑顔になる

だがヒアシは負けるわけには行かない


チョウズメは地面に着地して、危険感知と範囲拡張によって少しずつヒアシの体力を削っていく

12: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 21:57:21.57 ID:9n4ARJs2o
ヒアシ「このままでは駄目だな。八卦百二十八掌」

ヒアシはわざとチョウズメに腕を弾かれる位置に持っていき、狙い通り弾かれた

そしてその勢いのまま、ヒアシは日向宗家の口伝必殺を発動しようとした


蛙組手と猿組手の大きな違い

猿は木を登る際に足も器用に使う

そう、蛙組手は腕での組手だが

チョウズメ「そこ!」

ヒアシ「はっけ、」

猿組手は足も使う

今まで一度も使ってこなかったが故に、ヒアシは足による攻撃が来ないと思い込んでしまった

そしてチョウズメの攻撃の勢いを使おうと、完全に腰より上に視線が向いた時に、チョウズメの蹴りが炸裂

ヒアシは頭を思いっきり蹴り飛ばされ、壁に激突した

チョウズメは起き攻めができるギリギリの位置で構えていたが

ヒアシ「わ、わた、わたしの、私の負けだ!!」

三半規管を思いっきり揺さぶられたのか、うまく立ち上がれないヒアシは、物凄く悔しそうにしながら自ら負けを認めた

それに対して

ハナビ「やったあ!やった! チョウズメさん良かったあああ」

一番喜んでいるのは戦いを真剣に見ていたハナビだった

13: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 22:07:23.52 ID:9n4ARJs2o
そのあとチョウズメはリビングに通された

そこでは日向の宗家や分家、今は跡取りが二人しかいないことなど色々と話を聞いた

チョウズメ「僕はもう自分の気持ちを偽るのをやめました。二人とも好きなのに、どちらかを選ぶなんて事は僕はできません。二人を愛しているのに、そこだけは嘘をつけません」

ヒアシの言葉に対して、こんな風に反応する度に殴られていたが、チョウズメは全てを受けた

その日、何だかんだチョウズメはハナビとヒアシと夜飯を共にした

ヒアシがチョウズメが男なのに料理の腕がうまいことに本日一番驚いていた

19: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 22:23:04.67 ID:9n4ARJs2o
イベント【うちはイタチ】



サスケ「お前の女達がナルトを狙って襲ってきた暁に巻き込まれるかもしれないが、いいのか?」

チョウズメ「影分身を数体置いてきたから大丈夫。イタチさんとサスケが戦うことになっても
出来るだけ見ていたい。でも僕の彼女たちが襲われたら、そっちに行くよ?」

サスケ「ああ。分かっている」

チョウズメは前日に別れた場所に来ると、既にサスケたちがいた

サスケはチョウズメが押し付けた木の葉の額当てを額にしている

香燐「というか、なんでこの男は何しれっと仲間面してるんだ?」

サスケ「チョウズメは、仲間だ」

香燐「私も今そう言おうと思ってたんだよ。よろしく」

サスケの言葉で意見が180度変わった香燐とチョウズメは握手をした

その流れで水月と重吾ともチョウズメは握手した

サスケ「重吾が動物の言葉を聞いて、暁のアジトらしき場所をいくつか見つけた。その場所を巡ろうと思っている」

チョウズメ「黄泉比良坂で飛ぶよ」

サスケ「任せた」

チョウズメは怪しいポイントの書いてある巻物を受け取って、黄泉比良坂でその場所の近くに空間の穴を繋げた

23: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 22:48:12.32 ID:9n4ARJs2o
チョウズメたちはいくつかのアジトに行ったが、もぬけの殻だったり、トラップが大量に設置されていたりした程度で何も無かった

そして次のアジト候補地に飛んだ


チョウズメ「なんであの三人を置いてくるのさ。さっきから思ってたけど」

サスケ「うちはイタチとの因縁をお前なら見届けてもいいが、あいつらは一切関わっていない部外者だ」

チョウズメ「あとは入口を守ってもらうとかいう意味もあるのかな?」

サスケ「まあ、そうだ……」

チョウズメとサスケは洞窟に入り、少しすると大部屋に続いている道があった

その中から人の気配がするのが仙人モードのチョウズメにはわかる

チョウズメ「……」

サスケ「……」

チョウズメ「……コクリ」

昔に忍者ごっこで作った手合図でタイミングを図り、同時に中に入った

???「来たか」

サスケ「誰だ」

イタチ「俺だ、サスケ……そうか、君も来たのかチョウズメくん」

そこには肩にカラスを乗せたうちはイタチがいた

24: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 22:58:11.57 ID:9n4ARJs2o
イタチ「サスケは少し背が伸びたか? チョウズメくんはスリムになった」

サスケ「あんたは変わらないな……その冷たい目も」

チョウズメ「サスケ!」

サスケ「……すー、はー。分かっている」

チョウズメはサスケの肩を叩き、力んでいた力を抜かせた

イタチ「……」

チョウズメ「イタチさん。僕達はあの事件の真実を聞きに来ました」

イタチ「あの事件は、」

チョウズメ「今の僕には嘘は通じませんよ」

チョウズメは仙人モードの強化された知覚能力に、忍宗も使い、イタチの言葉の真実を完全に見抜ける

対話に関してならチョウズメは誰にも負けないと自負している

サスケ「俺はお前に問い掛ける。あの事件の前後関係、そしてお前が何を思い、あんなことをしたのかを全て話せ。さもなくば殺す」

イタチ「昔のように大声でガムシャラに突っ込んでこないか」

サスケ「俺がもしチョウズメを殺していたら、きっとそうなっていただろう。だが、俺は負けた。だからこそ俺は更に強くなった」

イタチ「そうか。これで二敗……うちはのアジトに来い。本体でサスケと会ってやる」

それだけ言うと、目の前のイタチは解けて、カラスとなって消えた

どうやらカラスを使った実体のある分身だったようだ

サスケ「とべ、チョウズメ」

チョウズメ「外のサスケの仲間を連れてきたらね。近くにいてもらった方が何かあった時やりやすいし」

サスケ「……ああ」

チョウズメたちは水月たちと合流したあと、サスケの示したうちはのアジトの近くに飛んだ

25: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 23:24:02.76 ID:9n4ARJs2o
鬼鮫「君もやはり大変な運命に巻き込まれていたんですねぇ」

チョウズメ「こんにちは鬼鮫さん」

チョウズメは今回も鬼鮫が何もする気がないようなので、普通に挨拶をした

その事に鬼鮫はにやりと笑う

鬼鮫「きちんと挨拶をされたのはいつぶりでしょうね。ここから先はサスケ君、それにチョウズメくんだけが通っていいとイタチさんは仰っていましたよ」

香燐がこの言葉に抵抗したが、サスケが一刀両断し、チョウズメと二人で内部に入っていった



イタチ「その写輪眼でお前は俺以外のものも見えているのか」

狐と書かれた壁画の前の石の椅子に座って、イタチが待っていた

サスケ「前までは見えなかった。だが、今の俺には見えている」

イタチ「……そうか。まさか本当にこんな風になるとは、あの時戯れに君を鍛えてみてよかった」

チョウズメ「……うっぷ。ごめんなさい、ちょっと待って。あの時のことを思い出すと、うっぷ」

トラウマをイタチが無理やり思い出させようとしたせいで、チョウズメは吐き気を催すが、何とかこらえた

サスケ「真実を話せ」

イタチ「サスケ、お前は俺が自分の糧にする為に、うちはを滅ぼしたと語ったことを覚えていないのか?」

サスケ「覚えている。だが、チョウズメに何度も言われて思い出したこともある」

サスケはチョウズメを一目見てから、イタチの目を見た

サスケ「あんたはあの時泣いていた」

サスケに月読で絶望するために見せた幻術

そしてサスケを置いて、一人木の葉を去る時、サスケはイタチが涙を一筋流していたのを見ていた

それをサスケは先程やっと思い出していた

イタチ「……」

イタチは喜んでいいのか、やはり厳しく当たるべきか苦悩していた

チョウズメ「……とりあえずいきなり戦いにならないなら、場所を変えませんか? 邪魔者もいますし」

イタチ「そうだな。だが何処に行く? 鼠はどこにでも現れるぞ」

チョウズメの仙人モードの知覚によって、少し離れた地面の中に何かがいることがわかった

イタチもゼツによる監視がされているであろう事を理解していたので、すぐに対応する

チョウズメ「二人とも、僕がやることに抵抗しないでくださいね? サスケもイタチさんも」

チョウズメは忍具の基本、煙玉を部屋に焚き、見えなくなっているうちに黄泉比良坂にて始球世界への穴を開け、二人の手を取って空間の穴に飛び込んだ

26: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 23:33:46.80 ID:9n4ARJs2o
チョウズメ「はい、イタチさんはこっち。サスケはこっちに座る!」

サスケ「待て、流石にこれはおかしい!」

イタチ「抵抗しないと言う言葉に先程お前は頷いていただろ」

サスケ「チッ、チョウズメ、煎餅」

チョウズメ「ちょっと待ってて」

チョウズメは始球世界に作った彼女たちとよく使う家ではない、別の木遁の家に飛んできた

流石にあの家に親友だからって連れていくのはなんか嫌だったので、急遽新しい家を作っておいた

そこに作っておいた四人掛けのテーブルの対面にイタチとサスケを座らせた

イタチ「……」

サスケ「……」

チョウズメがモノを取りに行ったため、二人きりになってしまい、無言が2人の間を支配する

チョウズメ「……ふふ」

イタチがとても気まずいと思っていることが忍宗から伝わってくる

皆がこの力を持っていたらと思わないでもないが、きっと無理なのだろうと思い直す



おかかのおむすびと冷やしトマトをサスケ用に、こんぶのおむすびと塩キャベツをイタチ用に、そして煎餅や団子を持ち、二人のいる机に持っていく

コポポポ

湯のみにお茶を入れる音だけが響き渡る

チョウズメ「とりあえず軽食を食べて? サスケはトマトとおかかが好きだったよね? イタチさんは昆布とキャベツ。お腹を満たしてから話そう」

サスケ「ふんっ」

イタチ「……頂く」

チョウズメ「頂きます!」

サスケは何も言わずにおむすびを食べ始め、イタチは手を合わせてから食し始めた

30: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 23:48:56.55 ID:9n4ARJs2o
二人は軽食を食べ終わり、サスケは煎餅、イタチは団子に手をつけ始めた

それから少しして、サスケが話すために口を開いた

サスケ「……うちはイタチ。俺はチョウズメを立てて一度だけお前の話を聞いてやる。どんな話だったとしてと、一度ならしっかり聞いてやる。話せ」

イタチ「……待て、団子を食べている」

だがイタチはまだ食べるために口を開きたいようだ

サスケ「……」

チョウズメ「落ち着いて」

サスケ「分かっている! 煎餅お代わり!」

チョウズメ「うん」

イタチは持ってきていた団子を全て食べきってから話し始めた

イタチ「本当は団子の甘さなら好きなのに、格好を付けるために団子も含めて甘いものが嫌いというのはどうかと思うぞ」

チョウズメ「サスケ団子好きだったの!?」

サスケ「いいから話せぇ!」

サスケがガチギレしたからか、それとも本当にただそれを言いたかっただけなのか、イタチは真面目な顔になって話し始めた

31: ◆.5dCvMNp2o 2018/03/31(土) 23:50:23.23 ID:9n4ARJs2o
イタチ「サスケ、この話をするために俺はチョウズメくんに言いたいことがある。少しだけ待ってくれ」

サスケ「ああ、いいだろう」

イタチ「君が居なければ俺は戦うことでしか、サスケを守ってやることが出来なかったかもしれない。本当に感謝している」

イタチは暁の服を脱ぎ、指輪を外してから頭を下げた

チョウズメ「僕が勝手にやっただけです」

イタチ「あと謝らないといけないこともあった。アカデミー生の頃、君を強くするために月読で数千もの半殺しを行ってしまって済まない。鬼鮫にやり過ぎだと咎められた」

サスケ(……は? なにやってんのこの人)

サスケは話を聞く前に殺した方がいいのではないか? と一瞬思った

チョウズメ「……だ、大丈夫です、よ? そ、そのおかげで、つ、強く、なれましたから」

チョウズメは震える口に力を入れて、イタチの謝罪を受け入れる

イタチ「本題に入る。詳しく話すから早とちりしないように。まず俺が何故うちはを壊滅させたのか。それは任務だったからだ」

サスケ「……は? 任務? うちはを皆殺しにするのが任務だって言うのか!」

イタチ「落ち着け。全てを話す」

イタチはやっと真実を語り出した

32: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 00:17:10.36 ID:9Qf3Gvp/o
イタチ「なぜうちはがうちは区画などという場所に強制的に住まわされていたかわかるか?」

サスケ「木の葉警護部隊は犯罪者に恨まれる役職だから、固まっていた方がいいと父さんが言っていたはずだ」

イタチ「二代目火影扉間が与えた役職であり、うちはを政治から遠ざけ、ひとまとめにうちはを監視するための処置だ」

サスケ「は?」

サスケの思い出す過去と大きくズレていた

うちははその強さと功績で地位を確保していたと語られていたからだ

イタチ「これは致し方ない部分でもある。木の葉の歴史を遡れば、里が出来てすぐにうちはマダラが離反し、彼一人、九尾を操って木の葉を襲撃したからだ。それから二代目火影は更に強くうちはを監視しなければという思いに駆られたのだろう」

チョウズメ(あの時の戦いかな?)

チョウズメは柱間とマダラの戦いを柱間の細胞より読み解いている

あの戦いで柱間は陸が荒れるから海で戦わねばと思っていた

それは近くに里があり、里の周りを荒廃させたくなかったからなのだろう


イタチはそのあと別に木の葉を責めている訳では無いという言葉を置いて話を続ける

16年前の九尾の襲撃があり、九尾を操れるのはうちはの瞳力のみ

故に軋轢がまして行き

イタチ「うちは一族はクーデターを企てた」

サスケ「うちはが、クーデター……」

33: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 00:34:56.32 ID:9Qf3Gvp/o
イタチ「そんな時期にシスイは死んだ」

シスイのことを一旦置いておいて、イタチは続ける

うちはがクーデターを起こせば里が荒れ、その隙に他里が攻めてきてとまた戦争になる可能性があった

イタチ「そのあと俺にある任務を受けるかどうかを問われた」

サスケ「それがうちはの皆殺し……ならばなぜ俺を殺さなかった!」

イタチ「俺はお前を殺せなかった」

チョウズメ「ダウト」

チョウズメはイタチの言葉に何かを偽ろうとする思いがあったので、嘘だと断じた

35: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 00:38:30.54 ID:9Qf3Gvp/o
イタチ「……君は本当に厳しいな。志村ダンゾウ、木の葉の根のトップに言われたんだ。うちはと共に戦い、木の葉を荒らして皆殺しにされるか。それとも自らの意思で皆殺しにして、未来があり、うちはに染まりきっていないサスケだけを救うか。そういう選択を迫られた」

チョウズメ「……」

サスケ「……」

サスケは愕然としていた

イタチが恨ませようとしていたのは、サスケが生き残るために強くなってもらうため

イタチが皆殺しにしたのは、うちはが戦争をしようとしたため

イタチがサスケだけを殺さなかったのは、何も知らない無垢な子供だからこそ、生かしてもらっていただけだったことに

イタチ「俺が中忍試験あとになぜ現れたかわかるか?」

チョウズメ「今の話の流れなら、イタチさんがまだ生きていて、サスケを排除させないように脅しをかけたってことですか?」

イタチ「そんなところだ。あの件がなければダンゾウはサスケを殺そうとしただろうからな。三代目様が消えたから、真実を知っているのは過激派のダンゾウに御意見番の二人だけになっていた」

サスケ「……俺を強くしたかったのは分かる。だけど、なぜ兄さんを恨むように仕向けたんだ! 俺はチョウズメに止められなければ兄さんを殺しに来ていた」

サスケは無意識に兄の呼び方が戻っていた

イタチはその事に泣きそうなほど嬉しくなるが、それを堪えて話すと決めた全てを口にする

イタチ「俺はお前に殺されることによって、うちは一族の敵を討った木の葉の英雄にサスケを仕立て上げようとした」

サスケ「……ぐっ」

サスケは泣いた

サスケは愛されていたが故に、イタチにあんな仕打ちをされていたのだ

全てはイタチがサスケを愛するが故に

36: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 00:50:33.55 ID:9Qf3Gvp/o
>>34
ダンゾウは根本的にうちはがいると駄目だ的なことを言ってから、だからその目は私が使うとか言ってましたね

37: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 01:00:47.12 ID:9Qf3Gvp/o
イタチ「話を戻す。お前には全てを話すと言った。だから次はうちはシスイについて話す」

サスケ「シスイさんは確か兄さんに殺されたと」

イタチ「俺が最後の介錯をした」

イタチはシスイについても語る


シスイとイタチはうちはのクーデターを止めようとしていた

だがうちははある意味結束が固すぎる

故に止めることは出来なかった

だからこそ、シスイの別天神でうちは全てに幻術をかけようとした

イタチ「だが、ダンゾウに邪魔をされた」

サスケ「……なぜだ!」

イタチは全てを話せば、きっと少なくない人にサスケが怒りを向けると思っている

だがもう全てを話す以外に道がない

チョウズメが全てをのぞき込む目で見てきているため、偽ることもすり替えることも出来ない

イタチ「それでは根本的な解決にはならないからだ。その時に幻術で止めたとしても、次にまたうちはがクーデターを企てるかもしれない。そう思ってシスイの目を奪い、殺そうとした」

だがシスイはなんとか逃げ延び、イタチにこのことを伝えて、イタチに負けないために力を手に入れさせるために、イタチに介錯をさせた

サスケ「木の葉のシステムがうちはに圧力を与え、その不満が貯まればうちはが悪いと言うのか!」

イタチはそれに答えずに話を変える

イタチ「サスケ。俺はシスイの願いを叶えられなかった」

イタチはサスケの肩に手を乗せた

サスケ「……その願いとは?」

イタチ「シスイは俺に、シスイは俺が道を外れることなく、木の葉の忍びと進んでくれると強く信じている。そう願いを込めた。だが、俺はそれを遂げることが出来なかった。だからこそ、サスケがもし何かがあり、木の葉を抜けてしまったとしても、大罪人である俺を殺したという免罪符によって、木の葉に戻れるようにした」

サスケ「兄さんとシスイさんが全てを背負っていたのに、俺は!」

サスケが何も知らなかった自分を恨むように、視線を下に向けた

38: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 01:05:44.63 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメ「イタ、ぐはっ!」

チョウズメはイタチのことを見ていたからわかった

イタチが懐からカラスを呼び出し、何かをしようとした

それについて口を挟もうとしたが、イタチにチョウズメは蹴り飛ばされた


【【

サスケ「……!? 兄さん、なにを」

イタチ「……という作り話だ」

イタチににやりと頬を持ち上げ、サスケの両足を切り飛ばした

サスケ「ぐあああああ! 待ってくれ、兄さん。待って、え? もしかして、俺やチョウズメを騙したのか? 今までの話しは全て!!」

イタチ「お前の隙を作るための嘘だ」

サスケが震える手でイタチの足に手を伸ばしたが、その腕も切り飛ばされたあと、もう片方の手も斬り付けられた

サスケ「ふざけるなああああああ!!」

39: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 01:10:45.52 ID:9Qf3Gvp/o
イタチ「俺は完全な万華鏡写輪眼を手に入れるためにあえて生き残らせただけだ。俺はお前に万華鏡写輪眼を開眼してもらい、その目を貰う。そうすることによって、永遠の万華鏡写輪眼となる」

サスケ「……まさか! やめろ!!」

サスケはこの場面で自分がどうやって万華鏡写輪眼に開眼するのかを考え、すぐに結論が出た

親しい者の死

サスケは達摩になりながらも、必死になってチョウズメの元へと行こうとするが、四肢がなくては動けない

サスケ「チョウズメ! 起きろ! 起きてくれえぇぇ!」

イタチ「チョウズメ、お前は犠牲になるのだ。俺がより高みへと向かうための犠牲にな」

イタチが気絶しているチョウズメを持ち上げ、サスケの目の前でその首を斬り落とした

サスケ「ああああああああああああ!!!!」


】】

40: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 01:20:53.55 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメ「痛っ……イタチさん! 今サスケに何をしたんですか!」

チョウズメはいきなり蹴り飛ばされてあと、すぐに起き上がりイタチに詰め寄る

イタチの前の席に座っているサスケは地面に倒れて、悲鳴をあげている

イタチ「俺がサスケで殺されなければ、サスケが万華鏡写輪眼を開眼するには、君、もしくは別の親しき人の死を体験しないといけなくなる」

チョウズメ「だから?」

イタチ「シスイの目を使って、強制的に目覚めてもらう。例え幻術だとしても、幻術を幻術だと認識させないシスイの別天神ならば、サスケはあのあと俺に君が殺される場面が本当にあった事だと思い込める。その時の深い悲しみや憎しみという感情が発生さえすれば、その想いが脳を圧迫し、万華鏡写輪眼へと至る」

本来なら自分が死んだ後にサスケを木の葉に戻すために使う気だった別天神だが、イタチが生きているのならその使い方をする必要は無い

イタチはそれならばと弟を殺させないために強くするため、別天神を使うことにしていた

チョウズメ「無理矢理が過ぎます!」

イタチ「確かにそうだ。だが、俺たちがこれから戦わないといけない相手、うちはマダラと戦うのならば、サスケが万華鏡写輪眼で居てもらわければならない。ただの写輪眼では戦いの舞台に立つことすらできない」

チョウズメ「……」

チョウズメは何も言えなかった

チョウズメがサスケとの戦いで初めから木遁を使っていたら完封できただろう

だが、そんな戦いをしたくなかったからチョウズメは少しずつ力を入れた


しかしこれから戦うことになるであろう敵はうちはマダラなのだ

あのマダラに勝つには確かにただの写輪眼ではサスケが足でまといになってしまう

そんな風に迷っているうちに、サスケが悲鳴をあげなくなり気絶した

チョウズメ「サスケに本気で謝ってください」

イタチ「……一緒に謝ってくれないか?」

チョウズメ「駄目です」

イタチ「だよな」

41: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 01:31:39.40 ID:9Qf3Gvp/o
サスケ「……」

イタチ「済まなかった」

サスケ「……許さない」

イタチ「本当に済まなかった」

サスケ「許すわけがない」

イタチ「本当にとても済まなかった」


イタチは布団に寝かせられ、やっと起きたサスケの横で土下座をして謝っていた

サスケが起きてすぐ、イタチと生きているチョウズメが視界に入り、サスケがたっぷり数十秒ほど動きが止まった

そのあと自分が幻術に掛かったことに気が付き、サスケは不貞寝している

チョウズメ「僕が殺されて万華鏡写輪眼に目覚めた?」

チョウズメはちょっとだけ気になり質問した

サスケ「……わかっていることを聞くな。兄さんは絶対に許さない」

イタチ「……すまない」


その日はイタチはずっとサスケの横で謝り続けた

42: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 01:34:09.43 ID:9Qf3Gvp/o
鬼鮫「お遊びで水月と戦っていましたけど、向こうはまだ戦いが始まらないんですかね?」

水月「やっぱりまだ戦ってないよね静かすぎるし。香燐」

香燐「気安く呼んでんじゃねえ。あれ? サスケもイタチもチョウズメとかいう奴はもいないんだけど」

香燐は感知能力で内部を探ったが、うちはのアジト内部には人が誰もいないという感知結果が出た

重吾「彼が別の世界に連れていったのだろう。俺たちは待つしかない」


鬼鮫と蛇の三人はこのあと一日以上待たされた

44: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 01:46:12.90 ID:9Qf3Gvp/o
サスケ「……」

イタチ「そうだ、まだ話していないことがもうひとつあった」

チョウズメ「なんですか?」

次の日の朝食時、未だに機嫌の治らないサスケにイタチは声をかけた

サスケの機嫌を治すためにチョウズメも協力する

イタチ「俺は本来なら、病魔に犯されていた。ストレスやその他様々な要因で、不治の病によって俺の体は限界を迎えていた」

サスケは流石に先程までの態度から一転、イタチの方を向いた

サスケ「チョウズメ」

チョウズメ「イタチさんは嘘をついてないよ。ちゃんと真実」

サスケ「ならなぜ平然としている」

イタチ「俺はサスケに殺されるならばそのままでも良かった。だが、俺はサスケと共に生きられる機会を手に入れた。なら治すしかない」

サスケ「……? 不治の病ではないのか?」

イタチ「万華鏡写輪眼には失明する代わりに使える力がふたつある。ひとつは運命を変える瞳術 イザナギ。もうひとつが運命を決める瞳力イザナミ。この2つの力がある」

イザナギとは不都合な現実を幻とし、自分に有利な幻を現実に置き換える力

イザナミはイザナミで驕り高ぶるうちはを止めるための力

イタチ「俺はイザナギを使って、病魔に掛かった体が病魔を乗り越えたという幻を現実に置き換えた」

45: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 02:03:26.45 ID:9Qf3Gvp/o
サスケ「……兄さんの目は失明しているようには見えない」

イタチはその両目でしっかりと世界を見通している

イタチ「この目を俺は使った」

イタチはポケットから二つの眼球の入ったケースを取り出した

サスケ「それは?」

イタチ「親殺しの息子に向けた、父親の最後の手向けだ」

サスケ「父さんの目なのか、それは」

イタチは昨日の補足をするように語る

サスケたちの父親はうちはのトップであり、無血クーデターをイタチとなら出来ると思っていた

だがそれではもう里もうちはも止められないとイタチがそれを拒否しなくてはならなく

そしてうちはを皆殺しにした

イタチ「父さんは万華鏡写輪眼に開眼していた。だがそれをうちはに伝えれば、九尾を操り木の葉を乗っ取るべきだと驕る結果になっていたと予想していた。だから父さんは万華鏡写輪眼であることを隠していた」

サスケ「その目を兄さんに託して……」

イタチ「俺が父さんを殺す時、必要になるかもしれないから持っていけと言われた。苦労を掛けさせた分、これで現実に打ち勝てと」

うちはフガクはサスケがうちはじゃない里の子供と遊んでいるのを見て、イタチはそういうことをさせられていなかったに気がついた

そしてフガクは死ぬ前に、子に不幸ばかりを背負わせた詫び、そして強く生きるためのお守りとして、万華鏡写輪眼を渡していた

イタチ「俺たちの家の周りがうちは皆殺しの時に燃えていたのは覚えているな? あれは俺が父さんから万華鏡写輪眼を受け取ったことを、うちはマダラに気が付かれないようにするために仕方なくやった。その事も済まなかった」

本来ならする必要のない放火をイタチがしたのは、それを隠すためだった(part1の442)

イタチ「俺は殺してしまった父さんの目によって、生き延びることが出来た。そう、俺が殺したのに……少し席を外す」

イタチはそれだけ言うと、朝食を取っていた部屋から出ていった

チョウズメ「行ってきたら?」

サスケ「行ってくる」

サスケはイタチを追った

46: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 02:10:36.31 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメはサスケたちを待っている間に蛇の三人と鬼鮫のことを思い出し、この場所に連れてきた

サスケ「はぁ!」

イタチ「攻めを焦るな! お前の今の目ならギリギリまで待てるはずだ!」

サスケ「まだこの目に慣れない」

イタチ「それに慣れるための鍛錬だ!」



鬼鮫「……殺し合いをしていたのでは? なぜ仲睦まじく、組み手なぞやっているのですかねぇ?」

香燐「サスケが笑ってるぞ! すっげえレアじゃねえか! ここにはカメラはないのか!」

水月「……なんか馬鹿馬鹿にしくなるわ」

重吾「よかったな、サスケ」

皆を連れてくると、何故かサスケとイタチは万華鏡写輪眼を使って組手をしていた

イタチの許せサスケまた今度だの言葉の今度を消化するように、二人が倒れるまでその組手は続いていた

チョウズメが一度木の葉に戻るのは、その日から数日後だった

60: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 21:26:59.13 ID:9Qf3Gvp/o

チョウズメ「ねえ、僕もう帰ってもいい? 一度顔を合わせないとフウとかヒナタが凄く心配するんだけど」

サスケやイタチとの関係も大事だが、チョウズメにとって彼女たちの方が大事だ

サスケとイタチがギクシャクしていたから帰らなかったが、もうある程度会話もスムーズにできるようになったので、帰ろうとしていたのだが止められて一泊した

サスケ「……帰る前に確認したいことがある」

イタチ「……」

チョウズメ「なに?」

今うちは二人と蛇三人、鬼鮫とチョウズメがちゃぶ台を囲っている

サスケ「俺は木の葉に復讐したい」

イタチ「駄目だ」

チョウズメ「怒るよ?」

サスケ「イタチ兄さんにあのような苦行を押し付けて、のうのうと生きている木の葉が許せるのか!」

チョウズメ「僕だって彼女たち四人作ってるんですけど」

サスケ「お前はやる事やっていただろ。それを知っていてなお笑顔で平和を享受しているもの。何も知らずのうのうと笑っているもの。それらを俺は許せない」

鬼鮫「国家転覆ですか? お手伝いしますよ?」

水月「面白そうだね。どさくさに紛れて鬼鮫先輩を殺して鮫肌盗みたいな」

鬼鮫「やりますか?」

水月「今すぐでもいいよ?」

チョウズメ「や、め、て? 木遁でキレるよ?」

鬼鮫「……」

水月「……」

こんな感じで毎回話が逸れるせいでチョウズメは顔を出しに行くことすら出来ない

62: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 21:40:26.54 ID:9Qf3Gvp/o
サスケ「……チョウズメと兄さんの顔を立てて、一般人は殺さないとしても、志村ダンゾウだけは許せない。なぜシスイさんを殺す必要があったんだ? あのやり方が許容できなかったとしても、イタチ兄さんの言葉を聞く限り、シスイさんの別天神を阻止したかったんじゃなくて、別天神が欲しかっただけだ!」

イタチ「……それについては反論はない」

チョウズメ「僕の重婚を推してくれてる人なんだけどな。でもうちはの一時的でも平和的な方法を無理矢理奪ったのは……うーん」

もしダンゾウが重婚許可を出しておらず、チョウズメと関わってなければ即OKを出したかもしれない

だが恩恵に預かってしまってる時点でチョウズメは少しだけ悩む

チョウズメ「とりあえず綱手様に相談してもいい?」

鬼鮫「暗部のダンゾウは私よりもよっぽどお尋ね者になってもいいほどの事をしているのですがねぇ」

イタチ「……ダンゾウに手を出せば、サスケは里に帰れなくなってしまう」

サスケ「それでもだ!」

イタチ「だがな」



この場での方針 

時間を指定して多数決安価を取ろうと思っています
下以外にこの方法はどう?というものがありましたらレスをお願いします
50分まで意見を募集し55分から多数決を取ります

1 サスケを無理やり納得させる(チョウズメが目を離すとレボスケになる可能性あり)

2 木の葉からダンゾウが出て、機会があったら(物語の流れによっては出ないので、ダンゾウ殺すべし)

3 綱手を経由して正規のルートで何とかする(忍界大戦くらいまでに何とかしないとダンゾウ殺すべし)

67: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 21:52:21.96 ID:9Qf3Gvp/o
【21時55分】より
下5までの多数決

1 サスケを無理やり納得させる(チョウズメが目を離すとレボスケになる可能性あり)

2 木の葉からダンゾウが出て、機会があったら(物語の流れによっては出ないので、ダンゾウ殺すべし)

3 綱手を経由して正規のルートで何とかする(忍界大戦くらいまでに何とかしないとダンゾウ殺すべし)


サスケからしたらシスイの目を奪いたいから殺したと思えてしまうダンゾウが最優先であり、御意見番はあとから考えるくらいです

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 21:56:07.37 ID:HVpRahKr0
1……ダンゾウみたいなダーティーなおじ様すき(小声)

80: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 22:13:34.71 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメ「お願い、この件は一旦僕に任せてほしい」

サスケ「……今の火影と交渉するとして、暗部のダンゾウを殺せないだろ」

サスケはチョウズメが仲良くできる火影なら、きっと三代目のような人なのだろうと思っている

チョウズメ「僕の重婚を推してくれた人だから色々調べたんだ、ダンゾウって人のこと」

サスケ「それで?」

チョウズメ「まず木ノ葉崩しの時に暗部の忍びってほとんど表に出てきてなかったみたいなんだよ。しかも木ノ葉崩しの時に全然数が減ってないの。表の忍びはたくさん死んで、大蛇丸に攫われたと思われていたサスケの奪還にすら力を向けられないくらい。大名に人気なうちはだよ?」

暗部は根の忍びであり、ほぼダンゾウの私兵だが、所属忍び数やその他の項目は火影の権限で見ることが出来る

表と裏の均衡を取っていないと、もし裏の忍びが変なことを企てた時に対処ができないからだ

ヒルゼンとダンゾウの時は仲が互いにあまり良くなかったため、秘匿事項が多かったが、ある程度オープンにしないとダンゾウは色々と疑われてしまう

まあ、確実に数はごかましているだろうが、綱手やシズネはほぼ減っていないという結論を出していた

サスケ「……ダンゾウが大蛇丸と繋がっていたとでも言うのか?」

サスケがイタチを見る

イタチ「……俺は知らない。鬼鮫はそれらしきことを知らないか?」

鬼鮫「知りませんね。ダンゾウは裏でこそこそと色々やるのが好みみたいですので、私みたいな表で暴れる人には理解出来ませんし」

チョウズメ「なんかやってるのかもしれない。それを綱手さんと調べてみるよ」

サスケ「……少しの間は待ってやる」

ダンゾウの件は綱手に相談するということで話が決まり、サスケたちは木の葉に近い、波の国で時間を潰しながら修行をしていることになった



イタチ「鬼鮫、お前はどうする?」

鬼鮫「私は割とイタチさんを気に入っているんですよ。お供させて頂きます」

もし鬼鮫がトビのマスクの下を既に知っていたら、暁に戻ったかもしれないが、トビは一足遅かった

いやイタチたちが一足早かったと言うべきだろうか

86: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 22:26:59.78 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメは木の葉、自分の家に帰ってきた

チョウズメ「毎日帰って来れなくてごめんね」

紅「おかえりなさい……」

木の葉はまだ昼前で、家には紅しかいなかった 

フウは滝の仕事、ヒナタは中忍としての仕事や日向関係、ハナビはアカデミーだろう

そして家にいた紅は少しだけ落ち込んでいた

チョウズメ「何かあったの?」

紅「あの自来也様が戦死したそうよ」

チョウズメ「……え? ナルトの師匠で三忍の?」

紅「ええ。うちはイタチはどうだったの?」

チョウズメ「サスケと和解したよ。しかも色々と新事実がわかった」

紅「そう」

紅はチョウズメに近づいて、チョウズメを優しく抱きしめた

紅「あなたは強いわ。でもね、強さだけじゃ勝てないこともあるの。無理だけはしないで」

チョウズメ「うん、ありがとう。紅さ、紅」

チョウズメは紅とキスをしてから、綱手の元へ向かう

88: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 22:31:55.73 ID:9Qf3Gvp/o
精神年齢は15歳じゃないですからね
マダラァ!とかのせいで
それにイタチも18歳で(戦争を経験したからだけど)達観してましたし

要望がありそうだったからイベント化させてみる

コンマ
下1
67~  廊下で泣いている綱手がいた
34~66 涙の跡のある綱手が執務室にいた
  ~33 いつもの綱手が執務室にいた

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 22:34:09.17 ID:NrGeNC6k0

93: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 22:48:30.93 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメは火影の執務室へと向かった

綱手「入っていいぞ」

チョウズメはいつも通りの声の綱手が入室の許可を出したので、中に入る

綱手「帰ってきたということは決着が着いたのか。どうだった?」

チョウズメ「……」

チョウズメは忍宗を最近は意図的に使うようになり、色々とルールがわかってきた

知らない人とでも個々を繋げて分かり合える力ではあるが、親しければ親しいほどその繋がりは強固になる

親しい人なら忍宗がなくたって何となく考えがわかるように、忍宗を使えば詳しくわかるようになる

そしてチョウズメにとって綱手は割と親しい部類の人だ


チョウズメは綱手が昔の自分のようだと思った

昔の紅に抱きしめられたあの時のような、悲しみを無理やり背負い込んでいる、そう思えた

綱手「……おい、どうした?」

チョウズメ「シズネさんは?」

綱手「今解析を行っている」

チョウズメ「サスケはイタチさんと和解しました。そしてイタチさんはダンゾウによる命令でうちはを殺したことがわかりました。うちはシスイを殺したのもダンゾウたちだそうです」

綱手「……そうか、あとで詳しく教えてくれ。詳細は紙に纏めるなよ?」

チョウズメ「はい!」

綱手「今は忙しいからもう出ていってくれ」

チョウズメ「……」



安価
下1
1 このまま立ち去る
2 綱手と交流をする(更に安価)
3 ナルトと交流をする(更に安価)

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 22:49:38.07 ID:JNunvhuY0

95: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 22:57:27.05 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメはナルトも師匠が死んでしまい、落ち込んでいるだろうと思った

しかしナルトには他にもたくさん声を掛けてくれる人はいるが、火影に気安く声をかける馬鹿などいない

チョウズメは火影をさん付けで呼ぶ馬鹿なので、部屋から出なかった

チョウズメ「綱手さん、ちゃんと泣きました?」

綱手「……はぁ? ああ、自来也のことか。悲しいが、忍びならいつかはある事だからな」

チョウズメ「綱手さん、僕に嘘を通じないんですよ」

綱手「何を言っているんだお前は」

綱手は何とか怪訝そうな顔を作ってチョウズメに目を向ける



安価
下1
1 チョウズメは忍宗のことを伝える
2 忍宗のことを言わずに話を続ける

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 22:59:32.68 ID:HVpRahKr0
2忍宗関係なく解りそう

97: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 23:23:31.91 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメ「綱手さんは泣きたがっている。ですが、火影の立場があるから毅然としていなければならない」

綱手のその毅然としていようとしている強き心が弱まっていく

綱手「大人をからかうなってジジイに教えてもらわなかったのか?」

綱手はきつく睨みつけてくるが、チョウズメにはその目には力が入っていないことがわかる

チョウズメ「僕にとってのシノ、もしくはナルトやサスケが自来也様なんだと思います。もし僕なら耐えられない。でも、綱手さんの立場だったとしたら、きっと歯を食いしばって元気な火影を見せないといけないと思います」

綱手は肘を机に立て、結んだ手で額を支えて下を向く

綱手「やめろ」

チョウズメ「綱手さんはお酒で辛いことを忘れることを良くすると言ってましたが、今回のことはお酒ですらどうにもならない」

綱手「……やめろ」

チョウズメは綱手の横まで歩いていく

綱手が目を合わせてくれないため忍宗の感度も悪くなるが、それでももう分かる

特別な力を使わなくてもわかってしまう

チョウズメ「暗部からの様々な嫌がらせ、火影としての責務、他国に弱ったところを見せずに強い火影でいるために、決して泣くことは出来ない」

綱手「……もう、やめてくれ」




こいつに精神攻撃やらせたらオビト本当に闇堕ちしそう
安価
下1、下2
どうやって綱手を慰める?(言わせたいセリフがあるなら書いてくれれば使います。なければこちらで考えます)

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 23:29:12.65 ID:JNunvhuY0
綱手さんの気持ちは僕にはわかりません、でも弟弟子の前でくらい弱さをみせてください

99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 23:41:45.96 ID:uX4Kv0S9O
強く抱き締めながら慰める

101: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/01(日) 23:52:19.69 ID:9Qf3Gvp/o
チョウズメは綱手を必死に堪えている綱手を強く抱きしめる

綱手「……」

チョウズメは抱きしめながら綱手と無理やり目線を合わせて言う

綱手「綱手さんの気持ちは僕にはわかりません。だって僕がなくしたことのある人は師匠だけですから。僕達は同じ師という繋がりがあります。弟弟子の前でくらい弱さを見せてください」

綱手「……うぐっ、お前なぁ、そういうのを傷心の女に言うのば、やめろっで」

綱手「大丈夫ですよ。綱手さん。駄目にもバレません。結界だって張りました。昔ある人に僕は耐えきれなくなった時に抱きしめてもらったんです。今度はその時のように、僕が綱手さんを受け入れます。泣きましょう」

その言葉に綱手はもう我慢ができなくなった

こんな優しい言葉をかけられなければ綱手だって毅然に振る舞えていた

だがチョウズメは様々な形はあれど、愛によって人は繋がれば世界は平和になるという信条の持ち主だ

ヒナタがナルトの忍道に共感を得たのと同じく、チョウズメはフウの目標に共感を得ている

師弟愛やその他の愛によってチョウズメは綱手を優しく包み込んだ

綱手「なんで勝手に逝っちまうんだよ! 私は危なくなったら逃げろって言ったじゃないか! なんで私を置いて皆逝っちゃうんだよ! なんで私の手の届かない、医療が届かない所で死んじまうんだよおおおお!!」

綱手は大声をあげて泣き続けた

103: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 00:07:19.37 ID:DsHcYNRHo
綱手「な、なるほど」

綱手は一しきり泣いたあと、50のババアがなに15の子供に泣きついているんだと恥ずかしくなり、チョウズメを投げ飛ばした

強く抱きつかれていたため、怪力を使ってぶん投げたが、チョウズメはすぐに立ち上がっていた

そのあと落ち着いた綱手はチョウズメからイタチに関する全てを聞いた



綱手はヒルゼンからの伝言の内容は

イタチがダンゾウの命令でうちはを滅ぼしたこと

そして16年前の九尾襲撃は前人柱力のうずまきクシナの出産の時に封印が弱まり、そこを襲撃者に襲われた結果であること

そしてヒルゼンがある準備をしていたこと

その三つをしか知らなかった


そして綱手はイタチの情報とヒルゼンの情報、そして16年前からうちはに対しての様々な圧力、これらを総合的に考えると

104: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 00:10:07.91 ID:DsHcYNRHo
綱手(どう考えても、ダンゾウがうちはに対してあえて圧力を強め、不満を募らせるような方法を取っている。ヒルゼンのジジイならうちはに対してこんな方法は取らない。柱間の爺さんはうちはを大切にするように言っていたしな)

綱手「ダンゾウは九尾が襲撃された時から……いや、下手したらもっと前からうちはに対して強い拒絶感を抱き、排除する策を練っていたのかもしれない」

チョウズメ「……木ノ葉崩しの件はどうですか?」

綱手「明らかに暗部の死体の量が少ない件か。ないと思うが、自ら火影になるために大蛇丸と繋がっていた可能性は否定は出来ない。だが、表立ってこの事は」

チョウズメ「分かってます。そんな事をして僕が襲われるならいいですけど、親しい人達が殺されたら僕は許せなくなるので」

綱手「ああ。この件は私が進めておく。あとサスケとイタチの事も私に任せろ。ヒルゼンのジジイが色々と用意をしていたらしいから、それを活用してみようじゃないか」

チョウズメ「一人で溜め込まないでくださいね?」

綱手「うるさい! もう出でけ!」

チョウズメは綱手が本気で嫌がっているのが表情を見ただけでわかるので、頭を下げてから部屋を出た

綱手「ダンゾウは確かに木の葉のことを考えているが、扉間の爺さんとは違って私利私欲があまりにも強すぎる感じがするな。とりあえずヤマトを使おう」

二代目にわたってヤマトは二重スパイに近いことをやらされるヤマトであった

105: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 00:24:31.63 ID:DsHcYNRHo
チョウズメ「最近はなんか色々忙しかった気がする」

ヒナタ「サスケくんとかサスケくんのお兄さんのことで飛び回ってたからね。くすぐったいよチョウズメくん」

ヒナタは日向の修行の時間までチョウズメの家に来ていた

そしてヒナタは今、ヒナタを膝枕している

前にハナビにしていたのを何処からか見ていたようで、それについてヒナタに言われたことがあったので、ヒナタにもしている

チョウズメ「忙しかった分、色々と発展したからいいけどね。サスケとも仲直り出来たし」

ヒナタ「もう少しこうしてたいな」

チョウズメ「また今度してあげるから」

ヒナタ「……もう少し、もう少ししたら引っ越してくるからね?」

チョウズメ「楽しみに待ってるよ」

チョウズメはヒナタを玄関までお見送りをしてから、ヒナタは日向の家に駆けて行った

チョウズメ「修行は寝る前に影分身を使って圧縮してやってるから今やるのもなー。誰か暇な人いるかな?」



(???襲撃まで1/1)
安価(番号が多いので名前でもいいですよ)
下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
3 サスケに会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(中難易度判定)
9 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
10 綱手に会いにいく(低難易度判定)
11 アスマに会いにいく(中難易度判定)
12 フウに会いにいく(低難易度判定)
13 イタチに会いにいく(低難易度判定)
14 自由安価(人物によってはコンマ判定)

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 00:31:11.66 ID:nj8xd8NW0
12

108: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 00:35:41.14 ID:DsHcYNRHo
交流キャラ選択の時はゾロ目の恩恵はない……



フウが忙しくて会えない可能性
下1
5以下で会えない(ゾロ目まで±1以内ならゾロ目として扱うが、00への近づけはなし)

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 00:37:21.01 ID:aFAHtUQ+O

117: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 01:06:11.73 ID:DsHcYNRHo

チョウズメは木の葉にある滝隠れの里の事務所に来ていた

フウはこのくらいの時間に仕事が終わると言っていたので来たところ、ちょうどフウと出会えた

チョウズメ「フウとデートがしたい」

フウ「お風呂がいいっす」

チョウズメ「昼間っからはちょっとやめない?
多分紅とかハナビに怒られるよ?」

フウの誘惑を断ち切り、別の案を求めた結果、木の葉には影分身を残して、ある場所へとフウと共に黄泉比良坂で飛んだ

118: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 01:13:22.75 ID:DsHcYNRHo
チョウズメ「終末の谷の滝は石像があるから綺麗とは思えないけど、ここは本当に綺麗だね」

フウ「自慢の滝っすからね。うちの里、滝隠れの自慢のひとつっす」

チョウズメとフウは滝隠れの里の近くに来ていた

フウ「滝は木の葉みたいに場所をオープンにしてないっすから、今から通る入口は言っちゃダメっすよ?」

自慢とは言っているが、木の葉とは違い、本当に滝隠れは隠れ里のようだ

チョウズメ「フウの故郷を壊すようなことはしないよ」

フウ「知ってたっすよ。でもお約束だから」

フウはチョウズメの手を取って、滝の裏にある洞窟に入っていった


その洞窟は綺麗な鍾乳洞で、緑の澄んだ水の池がいくつも点在している

フウ「あの池の中に入って、複雑に入り組んだ水路を通ることによって、里へと行ける仕組みなんだ」

チョウズメ「もしかして水路が定期的に変わったりするの?」

フウ「土遁で変えてるみたいっすね。あっしは何となく感覚でわかるっすから覚えてないっすけど」

チョウズメ「……え?」

フウ「ということで、レッツゴー!」

フウはチョウズメの手を握ったまま、水の中に飛び込んだ

119: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 01:21:32.20 ID:DsHcYNRHo
フウ「ね? 感覚で行けたでしょ?」

チョウズメ「パターンがあるのはフウの行き方でわかったけど、迷ったよね? 何回か」

フウ「あはははは」

水路を抜けると大樹を囲む広大な地底湖

その周りに周りに家屋が立ち並ぶ場所にやってきていた

地底湖のはずなのに太陽光が入ってきているのは何かしらの光を取り入れる仕組みがあるのだろう

ここが滝隠れの里の居住区画なのだろう

フウ「あの大樹とこの巨大な湖、そしてさっきの滝をチョウズメに見て欲しかったんっすよね。前に顔岩からの景色とか色々見せてもらったっすから」

チョウズメ「……うん、とっても素敵なところだね」

フウ「行こう」

チョウズメ「うん、よいしょ」

フウ「ひゃい!?……チョウズメがやりたいならいいっすけどね。あっちに行くっすよ!!」

チョウズメが風景を堪能している時、家屋やその周りにいた人たちが、遠巻きからこちらを覗いてきていた

その中にはあまり気分の良くない目でフウを見る人もいたので、チョウズメはフウを抱き上げて、フウの会わせたい人の元へと向かう

抱き上げたあとのフウは先程ちらっと見せた悲しげな顔から一転、とても明るく騒ぐいつものフウに戻っていた

120: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 01:36:08.61 ID:DsHcYNRHo
シブキ「彼が例の」

フウ「あっしのだんな様っすよ!」

シブキ「……え! もう結婚したの?!」

フウ「まだっすよ。あっしらやっと15を超えたばかりだよ?」

シブキ「それは分かっているんだがね。遅れて済まない、私は滝隠れの里の長、シブキだ。フウの親のようなことをやっている」

チョウズメは今、フウの友100人で平和になるという思想の持ち主と会っている

フウの性格の根底にあるのがこの人なのだろう

ヒルゼンや綱手に比べて微妙に情けなさげだが、親しみ安さがあり、この人は好かれている里長なのだろうと簡単によみとれる

チョウズメ「お義父さん?初めまして、フウさんと結婚を前提にお付き合いをさせて頂いているチョウズメです」

シブキ「ああ、うん。堅苦しいのはいいよ。俺は苦手だからねそういうの。君が複数と付き合っていることは知っている。でもフウがいいのならそれでいい」

シブキはごく簡単にチョウズメとフウの関係を認めた

チョウズメ「……あの、フウは人柱力ですよね? 言い方が悪いですが、尾獣の力を借りられる人柱力は戦力としてはとても貴重です」

シブキ「そんなことは分かっているよ」

チョウズメ「それなのに木の葉の忍びと婚姻を結び、木の葉で暮らさせてもいいんですか?」

人柱力とはそんなに簡単にはいどうぞできるほどのものではない

だからこそ暁が狙ったりしているわけで

シブキ「僕が友達を作れってフウに言ったんだ。いつか異性の友達が出来て、その人と恋に落ち、結ばれたいと思う時が来ると覚悟をしていたからね。確かにフウは人柱力だけど、一人の娘でもある。これはしょうがない事さ」

長としては絶対にしてはいけない判断だとチョウズメは思うが、親としてはすごく羨ましいと思ってしまう

シブキ「……っていう思いもあるんだけどね、フウを暁っていうビンゴブックS級の裏の忍びたちから守る戦力が滝にはないんだよ。だから木の葉にいてもらった方が色々と楽なんだ」

フウ「……知ってたっす」

チョウズメ「……えぇ」

シブキ「でもさっきの言葉は本心だからね! ただ人柱力の力を使わないフウと戦っても勝てて、今では人柱力の力を使ったとしても勝てるとフウは手紙に書いてくれていた。詳細は知らないけど、それなら君に任せた方がきっとフウは幸せでいられるし、安全に暮らしていける。まあたまには帰ってきてほしいけどね」

フウ「それは分かってるっすよ。ここはあっしの故郷っすから」


そのあとチョウズメとフウとシブキは共に食事を取り、フウはシブキと今まであった色々な話をして、チョウズメはシブキにいろんな話を教えて貰い、夜が深くなる前に黄泉比良坂で帰った

121: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 01:45:31.43 ID:DsHcYNRHo
ゾロ目が出て安全が確定したので滝に挨拶に行ってもらいました
シブキはヘタレシブキとフウの回想でしか見たことない


本日の更新は少ないですがこれまでです
次回からイベント【ペイン襲撃】が進行します


ラストの判定
コンマ
下1
90以上で原作で殺された伝言の蛙がダンゾウに殺されなかった(ナルトの到着が早まる)

122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 01:48:46.87 ID:ITJI3hJh0

129: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 21:31:03.13 ID:DsHcYNRHo

その日はガイ班が木の葉にはおらず、ヒアシとハナビが他流試合のため里から出ていた

チョウズメたちはヒナタも含めて、家で雑談に講じていた

そんなある日



木の葉は地中と上空を含めた球体の結界が張られている

正規ルート以外から里に入ると、侵入者として木の葉にはその存在がバレてしまう結界だ

正規ルートには巡回の忍びがいるので、まず侵入者は正規のルートで入ることが出来ないだろう

ペイン「これより世界に痛みを」

暁の実質的なトップであるペインによる木の葉襲撃が始まった

130: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 21:40:06.04 ID:DsHcYNRHo
結界で里を守っている術者はペインの侵入を感知した

術者「目標は一人。西口イのB地点」

だが、その侵入者であるペインは仲間を口寄せすることで、一人から六人に増加していた

ペイン「散!」

天道のペインの声によって、ペインはバラバラに散らばった




コンマ
下1
30以上でペインがチョウズメ、フウ、紅、ヒナタに感知された

コンマ
下2
上が30以上だった場合

90~  地獄道
76~90 地獄道以外の好きなペイン(さらに安価)
61~75 天道
46~60 餓鬼道
31~45 人間道
16~30 畜生道
~15  修羅道

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 21:42:20.63 ID:nj8xd8NW0

132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 21:42:21.78 ID:4g4EGvey0
ほい

135: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 21:48:03.18 ID:DsHcYNRHo
地獄道が死んでたらナルトが長門と対話できなかったという割と危険なコンマでした



安価
下5までの多数決(5まででバラけたらそれ以降で1抜けたペインが犠牲者(確定))

1 天道(斥力)
2 修羅道(からくり)
3 畜生道(口寄せ)
4 人間道(記憶読み取り)
5 餓鬼道(術吸収)

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 21:49:13.59 ID:nj8xd8NW0

143: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 22:07:21.77 ID:DsHcYNRHo
ペインは六道輪廻の六つの道の力を持ったペインが6体いる

そのうちの一体、修羅道は体がからくりで出来ており、ミサイルやノコギリなどがあり、ロボットと言った方が近いものである

その修羅道はチョウズメの家の近くに着地し、チョウズメの住んでいる家の方へとミサイルを打ち出していた


紅「みんな」

チョウズメ「口寄せの術」

ヒナタ「白眼! 暁の外套を来ている人が近くに……目がうずまき模様?」

フウ「きっと人柱力を求めて来たんすね。あっしじゃないかもしれないっすけど、あっしも存在がバレたら襲われるよね?」

チョウズメ「そんなことはさせない。猿魔、金剛如意。もし攻撃出来るタイミングがあったら動いていいから」

猿魔「わってるよ。変化・金剛如意!」

チョウズメが猿魔を金剛如意にするまでの間に、四人は戦闘服へと着替え終えた

チョウズメ「……皆、特にフウは絶対に離れないように。紅は幻術でサポート。駄目なら忍具や指示をお願いします。ヒナタは白眼で索敵をしながら俺と攻めて。フウは空から強襲」

日向、木の葉一の幻術使い(うちはは除く)、七尾の人柱力、バグ忍者が家の壁をミサイルで壊されたのにキレながら、修羅道を襲撃するべく家を飛び出した

146: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 22:24:31.56 ID:DsHcYNRHo
紅「魔幻・樹縛殺……駄目そうね。フウは煙の中でのみ飛ぶこと。ヒナタとチョウズメはフウの攻撃まで接近戦! 氷は最初は様子を見て!」

紅は修羅道を見た時、うちはイタチに感じた嫌な予感がしたが、一応幻術を掛けてみたが、まるで手応えがなかった

そのあとすぐに煙玉を広範囲に投げて、自分は煙玉全域が見える範囲の場所まで後退した

紅は煙を見ながら、周りの一般人を避難させる

ヒナタ「機械の不思議な体に変な杭があるよ」

チョウズメ「先制」

ヒナタ「八卦空掌!」

ヒナタはチョウズメの一言で、煙の中にいる修羅道に向けて遠距離の衝撃波を放った

敵はそれをギリギリで避けたので、その特徴的な目は白眼的な能力はないようだ

チョウズメ「火拳!」

ヒナタよりも更に動きの早いチョウズメはヒナタの攻撃を避けた修羅道の目の前まで来ていた

今までは煙玉の中では知覚できる能力がなく見えなかったが、仙人モードでの知覚能力なら大体わかる

チョウズメは炎を腕に纏わせて、敵を思いっきりアッパーで殴りあげた

フウ「トドメの滝の旋風!!」

フウだけなら煙の中で行動出ないが、重明という尾獣の感知能力は人間の比ではない

フウは重明のいう場所に向けて、煙の中で飛行速度をあげてから、上から落下蹴りをチョウズメによって打ち上げられた修羅道にぶち当てた

147: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 22:36:15.46 ID:DsHcYNRHo
チョウズメ「あれ?暁なのに弱い」

煙が晴れると、スクラップになった修羅道が地面に倒れていた

フウも暁が相手だったので本気で蹴りを入れた結果、スクラップにしてしまった

フウ「感知能力がないなら、煙の中でのぼこぼこにされたら普通はこうなるっすけどね」

ヒナタ「木の葉の里のほか何ヶ所かで襲撃が起きてるみたい」

ヒナタは白眼で周りを見ると、ほかの所でも襲撃が行われているのが分かった

チョウズメ「同時襲撃……ヒナタに僕の影分身を付けるから、紅と一緒に住人の避難をしてあげて。白眼が安全なルートを選んで顔岩まで行くこと。多分あそこまで行けば安全なはずだから」

ヒナタ「無理はしないでね?」

ヒナタはチョウズメを一度抱きしめてから、紅の元へとチョウズメの影分身と共に行った

チョウズメ「とりあえずこの死にかけは氷の世界に投げておくかな」

フウ「人様の里に襲撃しかけたんすから死んだらそれはそれでしょうがないっすよ」

チョウズメは黄泉比良坂で空間に穴を開けて、修羅道を氷の世界にぶん投げた

フウ「どうするっすか? どこかの助っ人? 九尾の子は確かに秘境に行ってるんすよね? あっ、火影様も危なくないっすか?」

チョウズメ「確かシズネさんがなにかの解析をしてた気がする」




(神羅天征まで2/2)
安価
下1 どこへ行く?
1 火影である綱手の場所へ
2 解析をしているらしいシズネの場所へ
3 別の戦場へ(更に安価)

148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 22:38:34.45 ID:nj8xd8NW0
2

149: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 22:48:36.08 ID:DsHcYNRHo
チョウズメ「シズネさん!」

シズネ「チョウズメくんにフウさん、どうして!」

シズネがちょうど火影の執務室を出て少し行った場所でチョウズメは合流した

チョウズメ「もしかして今の襲撃者のことについて解析してませんでした? こんな棒がついてる奴なんですけど」

チョウズメは先程倒した修羅道から引き抜いておいた棒を見せる

シズネ「してたわ!」

それからチョウズメはその棒が受信機としての性能があることがわかった

シズネ「これだけじゃ分からないから捉えた敵から情報を取ってるいのいちさんの元へ言っているのよ」

チョウズメ「分かりました。護衛します」

シズネ「それは助かるわ」

チョウズメはシズネと共にいのいちの元へと向かった

150: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 22:56:03.69 ID:DsHcYNRHo
シズネ「お邪魔します!」

シズネはチョウズメとフウ、暗部一人に守られながらいのいちの元へ着いた

チョウズメ(こんな時なのに暗部の仮面をつけた人がとっても少ない)

チョウズメは木の葉崩しの時のように暗部が有事なのに少なすぎることが気にかかった


そんな風にチョウズメは考えていると



コンマ
下1
50以上で畜生道と人間道の先制攻撃前に存在に気がつく(原作で口寄せサイが部屋を攻撃する前にチョウズメが動く)

151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 22:56:17.90 ID:wyfqjkMNo
あい

152: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 23:01:08.93 ID:DsHcYNRHo
チョウズメは別のことを考えていたが、仙人モードによる拡張された知覚によって、敵が建物の前にいることに気がついた

チョウズメ「土拳、部分倍加の術!!」

土遁による硬化を加えて、怪力を発揮しながら壁に向けて拳を振り抜いた

いの「えええ!?」

気がついていないものからしたら、いきなりチョウズメが壁に向けて腕をでかくして殴りかかったようにしか見えない

だが

チョウズメが壁を壊す瞬間、壁の向こうからサイが突撃してきた




コンマ
下1
80以上でサイの口の中にいる畜生道ごと潰す

153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 23:01:54.68 ID:WrHGCXuqo
はい

157: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 23:07:58.90 ID:DsHcYNRHo
ゾロ目以上なら人間道さんまで潰れていました




チョウズメ「くっ!」

チョウズメはサイを後ろに下がらせることは出来たが、そのまま振り抜くには力を貯める時間が足りなかった

畜生道「まさか気が付かれていたとは」

チョウズメ「また同じ目の人?」

畜生道「……貴様は氷遁に仙術木遁使いで角都と飛段を倒したやつか」

チョウズメ「……はぁ?」

シズネ「えええええ!?」

フウ「あああああああ!」

いのいち「木遁!?」

いの「……氷遁? 木遁? チョウズメが? そんなまさか。だってチョウズメは秋道だものね?」

いのは長年の異性の友達が血継限界なわけが無いと思い、チョウズメの方を振り向くと

チョウズメ「……黙っててくださいね?」

そっぽを向いて、白状していた



チョウズメが木の葉で氷遁を割と自由に使えるようになりました(知られたので)
ただし木遁は流石に自重します(危険じゃなければ)

158: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 23:17:26.23 ID:DsHcYNRHo
畜生道「作戦を変更する。口寄せの術」

畜生道は口寄せで嘴の大きな鳥を呼び出して、退却していった

チョウズメ「待て! 邪魔しないでよ! 氷遁・絶対零度」

チョウズメは畜生道を追いかけようとしたが、サイがまた突撃してきた

もうバレたのならいいやという気持ちで、サイを部分倍加で大きくした両腕で受け止め、触れているサイ自体を氷漬けにする

綱手に相談した時に開発した周辺や対象を無理やり凍りつかせる術を喰らい続けているサイは腕の接触点から結構な勢いで凍りつき、十秒もすればカチコチのオブジェクトになった





ペインを瞬殺できなかったため、ペインが行動を早めました

神羅天征まで1/2 → 神羅天征まで0/2

159: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 23:33:33.02 ID:DsHcYNRHo
逃げ出した畜生道のペインは里の外に出ると、天道以外のペインを口寄せした

天道「痛みを知らぬものに本当の平和はわからん」

綱手と問答をしていた天道はそう告げると、空へと舞い上がって行った


天道は木の葉の里の空に上がり、手を空へと掲げる

天道「ここより世界に痛みを」



その少し前チョウズメはシズネといのいちによるペインの考察を聞いていた

ペインはどうやら死体を黒い棒によって遠隔操作をしている存在らしいというのがわかった所で

仙人モードの危険感知が最大級の警告を鳴らし始めた





チョウズメがカグヤ吸収や忍宗理解した時にゾロ目が出てフラグを手に入れていた

『ゾロ目で最終盤に覚える可能性のある術がピンチの時に唐突に会得する』

のピンチの条件が満たされました

このピンチは仲間や恋人、里や師匠のピンチの時にも適応されます(遠隔地にいる時はさすがに無理)



コンマ
下1
30以上でこの場限りとりあえず覚醒した
90以上でそのやり方をチョウズメは理解した

160: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 23:36:14.89 ID:sTzUtN/P0
ほい

163: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 23:40:08.04 ID:DsHcYNRHo
原作が完全に壊れるところだった
既にもう色々ひどいけど



あとついでに神羅天征による何人かの死傷判定

多分天道と他の奴らにボコボコにされたであろうカカシ、チョウジ、チョウザ(動きが早まったため、チョウザの治療が満足にできていないと仮定)


コンマ下1
50以下でカカシは神羅天征で完全に死んだ

コンマ下2
50以下でチョウザは完全に死んだ

コンマ下3
30以下でチョウジが完全に死んだ

164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 23:40:43.23 ID:wyfqjkMNo
ぬう

165: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 23:41:46.43 ID:0xli/rIeO
はい

166: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/02(月) 23:42:14.67 ID:TmTcTRYSO
悟空ーーーーーッ!

173: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/02(月) 23:57:23.44 ID:DsHcYNRHo
少しだけ時間が巻き戻る



天道とカカシが戦っている時、チョウザとチョウジが助太刀に来た

その助太刀が来た時、天道にも地獄道が助太刀にきた

カカシ「また増えたよ」

チョウザ「やつの能力は分かるか?」

カカシ「引力と斥力を操ってるんじゃないかな? インターバルは5秒もないくらい」

チョウザ「それなら俺たちがそれを受けるから、カカシは雷切でトドメを。俺たちなら一度くらいなら行けるはずだ」

カカシ「OK」

カカシは影分身を使い、そいつに土遁・心中斬首の術(地面にもぐり、敵を引きずり込む)の動きを使って、天道のペインに強襲した

天道はそのカカシを斥力で吹き飛ばし、無効化したが、天道がさらに動き出す前に

チョウジ/チョウザ「「肉弾針戦車!」」

二人は左右から天道のペインを押しつぶすために攻撃に移行した

なぜかもう一人の地獄道は少し離れたところで動かないのが少しだけ気がかりだが、チャンスを見逃すわけにはいかない



天道「インターバルが5秒だとなぜバレるように戦っていたかすら考えぬか」

ペインは6体操っていて、その負荷故に弱い斥力引力だとしても、インターバルが5秒発生していた

だが今ペインの地獄道の制御を完全に放棄し、余力を全て天道に回していた


天道のペイン二人分の余力による斥力による攻撃が、チョウジ、チョウザ、そしてチョウザの後ろから追走していてカカシへと襲いかかる

174: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 00:07:08.60 ID:Ob5kKNgCo


チョウジはその強烈な斥力による圧を喰らい、街中へと運良く吹き飛ばされた

だが、カカシとチョウザは天道と戦っていた場所の端に吹き飛ばされ、瓦礫の山にぶつかった

天道「連携を始めた途端にはたけカカシは弱くなったな。まあいい」

地獄道「……答えろ。うずまきナルトはどこにいる?」

ギリギリ意識のあるチョウザとカカシの腕が至近距離からの斥力によって、天道に折られた

そのあと地獄道に二人は首を絞められながら問いかけられた

チョウザ「九尾の餓鬼なんて知るかよ!」

カカシ「教えると思うか?」

地獄道「そうか、ならば判決を下す」

二人は地獄道の後ろにへんな顔だけの化け物が見えた

そしてそこに自分の口から何かが出て、その顔だけの化け物の舌に絡め取られた

カカシだけ自分の口から出た何かが引き抜かれ

カカシ「……」

はたけカカシは死んだ

地獄道「こいつは本当に知らないようだ」

天道「邪魔になるから殺しておくぞ」

チョウザ「や、やめ」

地獄道の横に釘を数個持って立ってた天道が、チョウザに釘を向けて、斥力を発動した

ぐしゃっ

釘は高速でチョウザに突き刺さり、突き破り、秋道チョウザは死んだ

177: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 00:17:58.26 ID:Ob5kKNgCo
そして時は戻り、チョウズメが仙人モードで危険感知が最大級の警鐘を鳴らしていた時に戻る


チョウズメはこのままでは自分やフウだけなら黄泉比良坂で逃げられる

だが目の前にいるいのやシズネ、いのいちやその他の様々な忍び

他にも外にいるであろうチョウズメの友人やこの木の葉がなくなってしまう気がした


チョウズメ(絶対にそんなことはさせない!!)


チョウズメが今よりももっともっと強力な力を求めた

チョウズメの白くなった片目が疼く

チョウズメの白髪の部分が広がるのが感じる

だがこれは力であることをチョウズメは理解した

まだやり方までは理解できないこの力に身を委ねてから(本来なら侵食判定……)、術を発動させた


チョウズメ「天之御中(アメノミナカ)」

チョウズメは自分の周りにいる人達ごと、始球世界に強制移動させた

178: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 00:30:45.68 ID:Ob5kKNgCo
いの「え、おっとと、チョウズメ?」

チョウズメ「いの大丈夫? フウは大丈夫だよね」

フウ「……なんすかそれ?」

片腕でフウを抱きしめていた所に、強制転移による反動でコケそうになっていたいのをチョウズメは抱きしめて止める

チョウズメ「……僕が中にいた存在の力を完全に解放した姿? 何故かできた。忍祖モード、輝夜モードって名ずけるべきかな?」

チョウズメの片目は白眼になっていて、額には輪廻写輪眼

頭にはあのカグヤのような白い角が生えていて、白いチャクラの着物をチョウズメは上着のように着ている

髪は完全に真っ白になっており、もしカグヤの第三の子供が今のチョウズメを見たらカグヤと見間違えてしまうかもしれない

仙人モード特有の隈取りがなければだが

いの「……」

チョウズメ「いのに見つめられちゃうと困っちゃうな」

いの「そ、そんなことないから!」

いのはまるでおとぎ話に出てくる王子様ではなく、お姫様のような雰囲気を醸し出しているチョウズメをうっとりと見つめてしまった

チョウズメ「シズネさん。さっき分かったことを今から綱手さんに教えてきますね。皆さんはここに居てください。ここは僕の所有している世界ですので。あそこにある家で時間を潰しておいてください。フウ、お願いね」

シズネ「え、まずここはどこなんですか!」

フウ「……本当は行きたいっすけど、ここは安全っすからね、あっしが説明しておくので、いってらっしゃい」

フウは見た目が大幅に変わってしまっているチョウズメに気後れせずに、いってらっしゃいのキスをした

チョウズメ「行ってきます」

チョウズメは黄泉比良坂で木の葉に戻る

179: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 00:38:09.08 ID:Ob5kKNgCo
チョウズメは里に戻ったあと、このモードから感じる万能感、今なら全ての人間をひれ伏すことが出来るような思いが湧いてくるが、無理やりねじ伏せる

チョウズメ「みんな無事みたいだね。あれ? 綱手さんが死にかけてる」

チョウズメは黄泉比良坂で綱手の元へと飛んだ

綱手「誰だおま、もしかしてチョウズメか?」

チョウズメ「はい。姿については説明が上手くできませんが、今から綱手さんにチャクラを与えます。今の僕のチャクラは本来のチャクラに一番近いので、特に拒絶感とかはないはずですし」

綱手「ちょっと待て、何をする気だ!」

チョウズメ「愛があれば何でもできます。今から綱手さんに愛を渡します」

普段のチョウズメでは絶対にしないような、達観した目で綱手を見ている



コンマ
下1
67~  キスでチャクラを譲渡(なんか色々元気になった綱手)
34~66 ハグをしてチャクラを譲渡(五影会談があれば出れるくらい)
~33  手を握ってチャクラを譲渡(このあと昏睡しないくらいのチャクラ)

180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/03(火) 00:38:42.99 ID:LVIfSFiKO
はい

186: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 00:47:36.36 ID:Ob5kKNgCo
フウは一人だけ安全な場所に置いておかれるのが嫌だったので一緒にいましたが、あの場面ならしょうがないので引き下がります


そして覚醒してる状態でゾロ目はまずいな


カグヤの力を持ちながら思考はアシュラの「愛」があればなんでも出来るって感じですので、キス以上の愛? 忍宗を本気で使っていて、相互理解が解禁されている状態で愛





綱手はどうなった?(もし愛が選ばれても、チョウズメがそれを受け入れるかは物語次第です)
安価
下5まで多数決
1 チョウズメを愛した
2 綱手はカグヤチャクラの衣を纏ってやばい
3 綱手は千手、千手は木遁(習得フラグ)
4 綱手は千手、千手は仙術(習得した)

189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/03(火) 00:50:32.92 ID:0H77h7490
4
木遁と仙術で悩んだけど医療に転用できるこっちのほうがいいや

194: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 00:55:24.19 ID:Ob5kKNgCo
下5までなら同数だけどその下は4が多い


安価
下1
1 事前に決めてなかったんだから1と4にしろ
2 4だけでいいから早く書け

195: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/03(火) 00:55:34.66 ID:LVIfSFiKO
2

198: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 01:08:34.38 ID:Ob5kKNgCo
幼女化は紅先生がやってくれるし?




チョウズメは頭の印がなくなり、苦しそうにしている綱手を抱き上げた

綱手「なにを、する」

チョウズメ「チャクラをもっとも効率よく譲渡できる方法です」

綱手「なん、んんっ!? や、んっ!」

チョウズメは綱手に大人なキスをしながら、チャクラをどんどん渡していく

粘膜接触によるこの行為が一番効率がいいかはわからないが、愛を与えるにはこの方法が一番いいことを紅より学んでいる

綱手「……はぁー、はぁー。は?」

綱手はいきなりキスをされたことよりも、自分の知覚や力の強さ、そして根本的に今まで感じたことのなかった力をそこらじゅうから感じる

チョウズメ(あっ、無意識に仙術チャクラにしたのを渡しちゃってた。めちゃくちゃ危なかったけど、綱手さんが仙人モードになってる。柱間がなれたみたいだし、才能があったのかな?)

今のチョウズメは忍宗によって他と極限まで繋がれているので、チョウズメの仙人モードの感覚を綱手が感じたのだろう

綱手「これはなんだ?」

チョウズメ「それが仙人モードですよ」

綱手「これが……これなら、ギリギリの者達を救える! 感謝するチョウズメ! カツユ!私からもっとチャクラを持っていけ! ありったけ持っていっていいぞ!」

いつもよりもう少し若くなった綱手は、先程のキスよりも、力を手に入れたことによって救える命が増えたことに喜び、さっそく動き出した


チョウズメ「これで里の人は大丈夫だね」

チョウズメはこの場所をこんな風にした存在のもとへと黄泉比良坂で飛んだ

199: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 01:16:49.93 ID:Ob5kKNgCo
天道「貴様はチョウズメ。なんだその姿は! なぜ貴様が輪廻、写輪眼との複合瞳だと?」

チョウズメ「綱手と繋がったからお前の目的は綱手から教えて貰えた。お前のそのやり方は間違っている。まずチャクラで忍術を使っているから貴様らは争ってしまうんだ」

天道越しから見ている長門に直接チョウズメは語りかけている

チョウズメは別にそんなことをしている気は無いが、天道に忍宗というものを理解させるために、忍宗にて教えこもうとした結果、長門とも繋がっていた

天道「チャクラの忍術以外の、他者と理解し合うための利用法だと?」

長門はチョウズメが嘘偽りなく、本当にそれがあり、自分がそれでチョウズメの言っていることを理解しているのだと分かる

だから長門は痛みすら他者に与えず、わかり会えるかもしれない力の持ち主と対話をしようとしたが


トビ「貴様は何者だ!」

突然現れた強烈な憎悪に一瞬意識が眩み、トビの時空間忍術にチョウズメは飲み込まれた

200: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 01:33:38.27 ID:Ob5kKNgCo
チョウズメが消えてすぐにナルトが現れた

ナルトは仙人モードを会得していて、ペインに有利に戦っていたが

フカサクとシマが一瞬の隙を突かれて殺された


ペインの本体、長門はチョウズメの言葉に動揺していたが、トビの出現により気持ちを持ち直し、甘い考えとの決別のために二人のガマを殺した

そのあとナルトは棒で腕を封じられ、語り合いが始まった

ペイン「……憎しみの連鎖が始まる」

大国だけが平和を謳歌していて、小国はその痛みを押し付けられているのが平和なのか?

正義は倒される悪を生み、そしてその悪が正義を恨み、憎しみの連鎖が続いてしまう

ペイン「人は決して理解し合い事の出来ない生き物だと悟らざるを得ない」

先程のチョウズメとのやり取りを斬り捨てるようにペインは言い切った

そのあとペインはナルトに尋ねた

その憎しみをどうやって取り除くのか

それに対してナルトは「わからない」と答えた

それに対してペインは本当の痛みを知ってもらい、抑止力による恐怖によって平和を求めるという

ペイン「恒久的な平和は無理でも、一時的な平和はそれで確かに生まれる」

ナルトは問答でも負けてしまい、身体中に急所を外して黒い棒を刺された

ペイン「そろそろお前を連れていく」

ペインがナルトを木の葉から連れ去ろうとした、その時、ある人がペインに襲いかかった

201: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 01:44:13.95 ID:Ob5kKNgCo
ある人、ではなくある人達が正確だろう

ヒナタ「ナルトくんにはもう手を出させない」

チョウジ「そうだ! 今度は僕達が守る!」

シカマル「なんで出てきちゃったかねぇ」

シノ「そんなこと分かりきっているではないか。なぜなら俺たちは友だからだ」

サクラ「ナルトにばっかりもう押し付けられるわけないわ!」

木ノ葉丸「弟子である俺が兄ちゃんを助けるのは当たり前なんだなコレ!」

ペインは複数人の強襲を受け、一度退避したが、取るに足らない増援だと理解する

ナルト「なんでお前ら来ちまったんだよ! 早く逃げろ!お前達じゃ」

サクラ「これは私たちの意思よ! いくらナルトだからって曲げられないのよ」

ヒナタ「私たちは私たちの忍道に従って、ナルトくんを助けに来たの。だって私たち友達だもん」

ナルトの友はペインに向けて襲いかかる

影真似を、螺旋丸を、怪力を、柔拳を、寄壊蟲を、自らの拳を使って、ナルトを守るべく立ち向かう


ペイン「だが、無意味だ」

ペインの斥力に吹き飛ばされ、一人ずつ殺されていく

ナルト「やめろ! やめろおおおおお!!!」

そして最後にサクラが殺された時、ナルトは憎しみに飲み込まれ、

ナルト「ギオオオオオオオ!!」

九尾のチャクラをその身にまとい、怒りのまま襲いかかった

203: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 01:52:19.39 ID:Ob5kKNgCo
ヒナタはチョウズメがどこかに連れていかれて、そしてナルトが戦っているのを見ていた

チョウズメが本気を出した時と同じように、自分たちでは邪魔になると分かっていたから、ヒナタは見ていたが、ナルトが少しずつ劣勢になっていった時動き出した

ヒナタ「サクラさん! ナルトくんを助けないと!」

サクラ「助けたいわよ……でも、あの戦いには」

ヒナタ「チョウズメくんは言ってた。強くなりすぎるとその人を孤独になるって。でも共にいる、あなたを見ているって教えてあげるだけで、心が暖かくなるって! 私は助けに行くね!」

ヒナタはナルトよりも論外な力の持ち主ととても親しい

人柱力という強大な力を制御できる人とも仲が良い

その人たちが少し前にこぼした強者故の孤独

ヒナタはきっとナルトもそれに陥り、1人だけで解決しないといけないと思っているだろうことが、二人の考えを想像すれば理解出来た

だが一人ではすぐに殺されるだろう

ならばみんなで行けばいい

チョウジ「僕も行くよ。チョウズメの代わりにナルトを助けるんだ!」

シカマル「ちょ、チョウジ本気で言ってるのかよ」

チョウジ「シカマル」

シカマル「はぁ、友達だしな」


そんな風にナルトと親しい人が集まり、ナルトを助けに行った

結果は上記になってしまったが

207: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 02:09:58.90 ID:Ob5kKNgCo
ナルトは九尾に怒りで飲み込まれ、九尾の封印を解放しそうになった

ナルトの尻尾が8本になり、9本が出現しそうになった時、いきなりナルトは九尾のチャクラを体に戻して安定した


ナルトの精神世界で何があったのかはペインにはわからないが

ペイン「安定している。迷いが消えたか」

仙人モードのナルトがペインを睨んで、相対した



そのあとは天道のペインとナルトによる忍者らしい騙し合いの戦いが行われた

ナルトは影分身で様々なものに変化させておき、わなを仕掛け、最後はど根性でペインを倒した

ナルトはその戦いが終わったあと、一人でペインの本体の元へと行こうとカツユに願い出ていた




オビト「貴様はなんだ! 四行を操り
氷遁を使い、木遁をデメリットなしに使い、仙術を使い、そしてその姿。輪廻写輪眼に白眼! なんなんだそれは!」

チョウズメが時空間忍術で吸い込まれてすぐ、仮面の男、イタチからはマダラと聞いていた人間が声を大にして叫んでいた

チョウズメ「あなたはマダラではない。声が違うから」

オビト「マダラと声が違うだと? 声帯すら変えられているのに声が違うだと! 貴様はそこまで理解している貴様はなんなんだ!」

オビトとチョウズメの戦いも始まろうとしていた

209: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 02:13:54.27 ID:Ob5kKNgCo
尽く邪魔されているせいでオビトがキレた所で本日はここまでです

ナルトはあとはほとんど一緒なので、その微妙に違う部分を描写したいと思います

もちろんオビトとの対話か戦いも書きます

作品内で書けないのでここで書きますが、ペインが木の葉をナルトやほかの人柱力目当て襲った時、木遁の使い手が邪魔をしてきたらオビトがこんな感じに浚うシナリオでした
ですがその相手がいきなり長門を懐柔し始め、色々邪魔されたストレスでマッハになりキレました


218: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 18:47:42.31 ID:pwOw/2GbO
チョウズメ「あの輪廻眼とかいう目をした人が僕のこと知ってたんですから、僕のことをあなたも知っていますよね?」

オビト「貴様が秋道の子であり、秋道の名を捨て、飛騨と角都を氷遁と木遁で瞬殺するくらい扱えることなら知っているわ! そういう事じゃない! 貴様はなんだ! マダラがいたのだから、貴様は柱間の継承者か!?」

オビトはチョウズメが淡々と答えることに更に怒りが込み上げる

怒りのあまりマダラのことを言っていたり、自分のトビとしてのキャラも忘れていたり、オビトの素になっているが、それも仕方が無いだろう


オビトはうちは皆殺しの時に写輪眼をストックしようとしたが、イタチに多くの目を燃やされた

そのイタチがチョウズメを気にしていてたが無視をしていたのがいけなかったとオビトは今でも思ってる

木ノ葉崩しの時は確かに守鶴と我愛羅は仲が悪かったようなのに、デイダラとサソリが襲いに行ったら殺された

どうやら綱手によるリークで暁が人柱力を集めているのがバレていて、なぜか守鶴と我愛羅が無傷で殺したのだ

それだけならいいが、次はゾンビコンビが理不尽な木遁に殺された、飛段の重要な体のパーツがないので復活させられない

七尾らしい存在と常にチョウズメは共にいて、滝の人柱力なのに滝に帰らない

長年かけて誘導したサスケとイタチもいつの間にか仲が戻っていた

監視のゼツ曰く、煙玉が晴れたら消えていたと

そんなことをイタチは出来ないし、サスケも出来ないので同行者のチョウズメだけだとオビトは考えていた

しかも鬼鮫は戻ってこないし、ペインは本気で懐柔されそうだった

あまりにも計画が引っ掻き回され、リンとの本当の世界が遠のくのを感じてキレていた

219: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 19:02:42.62 ID:pwOw/2GbO
チョウズメ「……? 僕は一応柱間の使ってた木遁は一通り使えますけど、別に継承者ってわけじゃないですし」

オビト「……もういい死ね」

オビトは一周回って頭が冴え渡り、木遁・挿し木の術の長細い枝を作り出し、近くで頭をひねっているチョウズメに投げ刺そうとした

チョウズメ「神羅天征」

オビト「ぐはっ!」

チョウズメ「……やっぱり額にあるのは輪廻眼なのかな? でも写輪眼っぽい感じもするよね?」

カグヤの知識にあった斥力操作の術でオビトを吹き飛ばしたあと、チョウズメは鏡を取り出して額を見始めた

チョウズメ「あの、すみません帰ってもいいですか? あなたは話しているのに、僕と対話をする気は無いですよね?」

チョウズメはあのペインという暁は、里をぐちゃぐちゃにしたので許す気は無いが、でも対話は一応可能かもしれないと思っている

なのでチョウズメは黄泉比良坂で帰ろうとするのだが、

オビト「火遁・豪火球の術!」

チョウズメ「水遁・水龍弾の術!」

黄泉比良坂を発動しようとした時、オビトが豪火球を放ってきたので、チョウズメは対抗の術を放つ

オビト「なぜ貴様は」

オビトはキレているが、今チョウズメを行かせたらペインまで裏切る可能性があり、そうすると輪廻眼の回収が物凄く難易度が上がる

なので先程チョウズメが言っていた対話をして時間を稼ぐことにした

あのチャクラを纏っている姿はオビトにとっても理外後からであることは一当てしてわかった

221: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 19:24:20.13 ID:pwOw/2GbO
オビト「なぜ貴様はそんなにも強大な力を持っているのに、この偽りの世界で満足している」

チョウズメ「偽りの世界?」

オビト「そうだ。この世界は真の平和な世界へ行くための踏み台となる世界だ」

チョウズメ「……」

チョウズメはイマイチ何を言っているか分からなかったが、暁が十尾を復活させようとしていることを思い出した

だがこいつらにとってカグヤを復活させるメリットが皆無のはずなので、十尾を使った無限月読の方かと推察を立てた

チョウズメ「もしかして無限月読をしようとしています?」

その言葉に口の部分が消え去った仮面の、口の部分だけでも分かるほど、驚きの表情を表していた

オビト「正直驚きだ。そんな所まで貴様は知っているのか。いや、柱間の継承者ならばマダラの意図を読んでいる可能性はあるか」

チョウズメ「……」

オビトは老いていたがそれでもマダラの強さは認めている

そのマダラを瀕死まで何度も追い込んだ柱間も、マダラの話によって強さを認識している

マダラが立てたこの計画が尽く防がれているのも、マダラがオビトを育てたように、柱間がチョウズメを育てたと思えば少しは納得がいっていた


勝手に柱間の弟子になっているチョウズメは否定をしても無意味であることがわかったので、無視することにした

222: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 19:33:15.77 ID:pwOw/2GbO
オビト「ならば分かるだろう。無限月読は人々に永遠の夢の世界に誘いこむことで争いを無くす平和な術だ。その世界ではあらゆる存在が平和に暮らすことが出来る」

チョウズメ「……?なんで? 白き兵へと時間を掛けて変化させる術でしょ? もしくは眠った人達からチャクラを回収する術じゃないの?」

オビト「……は?」

チョウズメ「なにか違いました?」

チョウズメはカグヤを吸収して得た記憶の中に、カグヤがそうやって使っていた記憶がある

だからそれをいったのだが、どうやら理解されていないようだ

出会ってすぐの強烈な憎しみを感じたくないから、チョウズメは忍宗を切っているせいでイマイチオビトを理解しきれていない

オビト「なるほど。だから貴様は必死になって暁を止めるわけだ。柱間も子供が小さい時から洗脳教育をし、自分に都合のいい存在を作り出したと見える」

チョウズメ「違いますから。僕を育てたのは、柱間じゃないですから」

オビト「師でもないのに、木の葉の忍びが初代火影の柱間を呼び捨てにするか?」

チョウズメ「だって僕が柱間だった時の記憶がありますから」

チョウズメは口にして思った

こんなの信じてもらえないわと

だが

オビト「俺がマダラを演じないといけないのと同じように、貴様は柱間を演じねばいけぬのか。可哀想に」

何故か同情を帯びた声が帰ってきた

226: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 19:49:39.86 ID:pwOw/2GbO
チョウズメ「別に演じてないですから!」

オビト「洗脳されている人間は皆そう言うことはアカデミーで習っただろ」

チョウズメ「洗脳されてないのに……なんかイタチさんとかサスケみたい」

オビト「やはり貴様があの二人の仲を取り持ったか」

チョウズメ「……悪いですか?」

オビト「当たり前だろ。俺がどれだけ苦労したことか。柱間が蘇ったら確実に殺し尽くしてやる」

チョウズメ「……」

チョウズメは理解した

うちははこういう種族なのだと言うことを

233: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 21:03:43.07 ID:Ob5kKNgCo
チョウズメは無視して黄泉比良坂でこの場所から抜けようとした

だが、オビトが時空間忍術の気配を出して邪魔をしてくるのだ

オビト「貴様が先程からこの空間から時空間忍術で逃げ出そうとしていることはわかっている。だが、時空間忍術使いは空間操作が重複した時に飛べないのは俺自身がそうであり、貴様の戸惑いから見ても正解のようだな」

開けた空間の穴に時空間忍術を使われたらどうなるのか分からないからだ

下手したら座標がズレて、地面の中に埋まってしまうかもしれない

それだけならいいが、人間の中に出てしまったら大変なことになる

チョウズメ「邪魔しないでください」

オビト「行かせると思ったか?」

チョウズメ「……」

オビト「時空間忍術を連続発動しようとしているようだが、無駄だ」

チョウズメ「部分倍加の術!」

オビト「そんなもの無意味だ」

チョウズメは白いチャクラの衣を纏ったまま、オビトに殴り掛かるが、オビトを透過してしまう


チョウズメはあらゆる手段を試している時に、簡単に抜けられる方法を思いついた

このオビトが無駄に対話をするくせに意味の無いことばかり言うせいで意識してしまっていたから考えが及ばなかったのだろう

チョウズメ「影分身の術」

今のカグヤモードのチャクラをフル活用して、大量の影分身を作り出した

影分身「「「「「「「「黄泉比良坂!」」」」」」」」

オビトが対応出来ないほどの時空間忍術を発動して、オビトが反応出来なかった空間の穴に飛び込んだ

オビト「……結局あいつは柱間のなんだったんだ?」

オビトが稼ぎたい時間も稼ぎ終わったので、その場で座り込み考え始めた


コンマ下1
20以下でヒナタたちがまだ死んでいる場面を見てしまった

234: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/03(火) 21:04:19.97 ID:Ra3HGZly0
あら

238: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 22:44:44.32 ID:Ob5kKNgCo
チョウズメは木の葉に帰ってきた

しかしチョウズメはその光景が理解出来なかった

何故か皆が生き返っていた

ペインの襲撃で結構な数が死んだはずなのに、チョウズメは木の葉でペイン襲撃前にかんじていたくらいの生命の量を検知した

ここまではいい

だが皆がナルトを賞賛しているのだ

オビトの所から逃げ出したことによってチョウズメは忍宗をオンにしていたのも悪かった

「おかえりーー!」「ナルトォーーー!!」「お前は英雄だ!」「ありがとう!」「おかえりーーー!」

人は変わることが出来る

それが人のいいところでもあり、悪いところでもある

チョウズメ(あの八百屋の人はナルトがいると客が入らなくなるって言っていて、最近はナルトが来なくて(変化で買ってたから)せいせいするとか最近まで言っていた)

友が虐げられているのに、それを見過ごすしかなかったチョウズメはその積極的に虐げていた奴らを覚えている

その全てがナルトを賞賛し、笑顔で迎えている

チョウズメ(表面だけは。さほどナルトに対する印象は変わってないけど、友達や仲間が生き返ったから今はそう言っているだけじゃん。なんでそんなに笑顔で笑えるの?)

チョウズメ「うげっ」

チョウズメは黄泉比良坂で木の葉から離れた場所に飛んでから吐いた

239: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 22:49:28.86 ID:Ob5kKNgCo
チョウズメ「……」

カグヤモードになったことによる感知能力のさらなる拡大も悪い点だったので、すぐさま今の力を無効化した

そして仙人モードもすぐにやめた

猿魔「どうした」

チョウズメ「……そっか、いたんだっけ。なんでもないよ」

猿魔「……そうか。お前の雌を抱いてから今日は寝ろ。その前に始球世界に木の葉の人間を置きっぱなしなのだから、黄泉比良坂で繋げて木の葉に帰らせろよ?」

チョウズメ「うん、ありがとう。もう帰っていいよ」

猿魔「今よりも辛い、メスを抱いても変わらないなら儂を呼べ」

そう言って猿魔は逆口寄せで帰った


そのあと猿魔に言われた通り、いのいちやいの、シズネ、そしてフウを始球世界に迎えに行った

240: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 22:59:06.12 ID:Ob5kKNgCo
その頃木の葉の重鎮や大名が招集されていた

この戦いで綱手がカツユを大量展開した時点でダンゾウは綱手が無茶をしすぎていることが分かった

ならばきっとまともに動けないババアになると推測を立て、動けない火影を蹴散らすための話の場にするはずだった……のだが


綱手「なぜダンゾウは根の忍びの大半を地下に隠していた! 一大事だったのに、何故だ!」

ダンゾウ「そのような事実はない」

綱手「騙せると思ってるのか? 私は仙術を覚えた。その力で地下にいたヤツらのチャクラも全て覚えているぞ? 全てリスト化して、あの場で各暗部の面を見た者がいるかアンケートを取るか? あ?」

ダンゾウ「……木の葉復旧をしなければならない時に、そのような無駄なことをやるべきではないと思うがな」

綱手「そうだ。だが、あの場で私は木の葉のモノも、そうじゃないモノにも全ての人にカツユを付けた。だが、その中に暗部はほとんどいなかったが、何をしていたんだ? 復旧をする必要はある。それは既に行っているが、まさか襲撃されていたのに自らの身が危ういからと雲隠れしていたのか?」

ダンゾウ「……」

241: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 23:01:59.83 ID:Ob5kKNgCo
綱手「ダンゾウ、お前は確かに暗部で裏から里を守ってくれている。だがな、これまで一大事に二度も動かない暗部は必要なのか?」

大名「二度とな?」

綱手の隈取りが面白いのか、それを眺めていた大名がうまく合いの手を打ってくれた

綱手「大蛇丸が木ノ葉崩しと称したあの事件。あの時も暗部はほとんど動いていなかったとデータが出ています」

ダンゾウ「言いがかりも甚だしいな」

綱手「証拠はあるが? いいのかこの場で見せても」

ダンゾウ「……」

ダンゾウはなぜ自分が押されているのかがわからなかった

まず綱手の百豪の術の印がなぜ三つもあるのか

暁が襲撃してきて戦っていたと思ったら何故か綱手が仙術を覚え、そしてチャクラ自体の総量も大幅に上がっていた

ダンゾウはもっと暗部を出して綱手に付けて、情報を集めるべきだったかと少し後悔している

244: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 23:07:20.15 ID:Ob5kKNgCo
大名「綱手よ、質問は良いか?」

綱手「何でしょう」

大名「そなたが木の葉でやった中忍試験で大立ち回りをした男と戦場でまぐあっていたと聞くが、それは本当かえ?」

綱手「ぶっふー! だ、誰が一体!?」

シカク「……」

あの綱手姫がとても弱っている時に戦場のど真ん中で喘ぎながらやり、それが終わると急激に元気になったのだ

そりゃ噂も一気に広まるだろとシカクは思っているが口に出さない

結構な噂になっているのになぜダンゾウが知らないのか?

不確定であり、別段忙しいこの時に報告をしなくていい案件だったので暗部は報告を控えた

そしてダンゾウは噂話をする友人は御意見番しかいないし、その御意見番は他とは噂話をする人がいないので、知らなかった

245: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 23:14:30.21 ID:Ob5kKNgCo
ダンゾウ「ババアの若者食いの話などどうでも良いわ! うちはサスケが里を抜け、うちはイタチがうちはを皆殺しにした。そして今回の襲撃は自来也、三代目の教えを受けた者共による犯行」

綱手「は? ダンゾウ、私はうちはの皆殺しの事件に関する詳細は既に知っているが、いいのか? 言うぞ?」

大名「おや? あのうちはが死んだのには何かしらの裏があったのかえ?」

綱手「ええ。そうです。うちはイタチは」

綱手がダンゾウを見ながら本気で話始めようとした

ダンゾウは本当に綱手は知っていて、自分の政策から下手したら大蛇丸と繋がっていたことまで言われると思った

ダンゾウ「よい。火影は綱手の娘で。儂はこれより木の葉の復旧に暗部を動かさねばなりません。席を外しますがよろしいですか?」

大名「良い。それでうちはの話は?」

綱手「それはまた今度ということで」

大名「……楽しみは多少取っておいた方が面白いものであるからな。良い、許す。それで綱手が若者とまぐわっていたことについても知り」

綱手「それは結構です」

大名「そうか」

そのあと何事もなく火影は五代目のままで、綱手が続行することになった

そして何故か特例で認められているチョウズメが次は綱手に手を掛けようとしていると噂が広まった

251: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 23:33:15.37 ID:Ob5kKNgCo
サスケ「そうか、兄さん。あと暁にはどれくらいの戦力が残っているんだ?」

イタチ「ペインが死んだ今小南は抜けるだろう。そうすると、ゼツとトビだけだな。だがそのトビはうちはマダラを名乗っている」

木の葉が壊滅して、一夜明けた日の朝、チョウズメは波の国に来ていた

早朝からサスケとイタチは鍛錬をしていて、水月は鬼鮫に扱かれていた

チョウズメ「そのうちはマダラは偽物でしたよ」

鬼鮫「興味深い話をしていますね。チョウズメくんはマダラを見たことがあるんですか?」

チョウズメ「見たことあるし、戦ったこともありますよ。そのおかげ? せい?で木遁を覚えたからね」

鬼鮫「ほほぅ。あのマダラと戦って死ななかったのですか。それは、君と一度でいいから戦ってみたいですねぇ」

チョウズメ「僕も鬼鮫さんと戦ってみたい。鬼鮫さんは戦いあった方が仲良くなれる気がするし」

鬼鮫はチョウズメを見ながら舌なめずりしたが、チョウズメと鬼鮫の間にサスケが入った

サスケ「殺されたいのか?」

鬼鮫「おお、怖い怖い。水月、休憩は終わりです。削りますよ」

水月「ちょっとまじきついから」

香燐「朝飯作ってきてやったぞ! サスケのついでにな!」

こちらは割と平和を謳歌していた




ガチギレトビさんによる八尾討伐
コンマ
下1
70以上でタコ足分身で逃げた
69以下で普通に負けた

252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/03(火) 23:36:41.92 ID:zyMrkTDh0
暁の新人トビが本当に下っ端仕事をww

256: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 23:47:54.52 ID:Ob5kKNgCo
八尾『てめぇ、いい策だって言ってみれば、俺の足を何本犠牲にすれば気が済むんだ!?』

ビー「あいつの木遁ちょーやばかったからな。てかあんなに強いのが暁とかヤバすぎるだろ、ばかやろうこのやろう」

八尾『時空間忍術に木遁によるゴリ押し。あんなにつれえものだったとは。なぜか焦っててタコ足の擬態に気が付かなかったが』

ビー「相手がガチギレ超ラッキー、でももう来るなよばかやろうこのやろう」

八尾とビーはいきなり暁の仮面をつけた男、トビに襲撃をされた

トビ「もう貴様ら獣を野放しにしておくわけにはいかん。手始めに蛸牛をぶっ潰す」

神威による転移からの木遁・挿し木の術でいきなりピンチに陥ったビーだったが、尾獣化をして無理やりそのピンチを突破した

相手が更なる奥の手を使いそうだったので、いい感じのところでタコ足擬態分身と代わり、今は湖のそこで沈んでいる

ビー「あれ?もしかして俺様って逃走してもバレない系のヤツ? 八っつぁんに愛に行けるぜウィィィィイ!!」

ある程度時間が経ったあと、ビーは自分は暁に囚われたと思われていると気が付き、演歌忍びの八っつぁんに会いに木葉へと向かった

257: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/03(火) 23:51:53.14 ID:Ob5kKNgCo
雷影「何ィ!? ビーが暁に攫われただと!? 許さんぞぉ暁ぃぃぃぃ!! 今すぐ五影会談の招集をしろ! 今すぐだ!」

雲隠れの里では、ちょうどビーが仮面をつけた暁にやられて、誘拐されたことが報告されていた

それを聞いた雷影は即、五影を召集することに決め、即断即決、すぐに部下達を各里へと向かわせた

258: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 00:01:24.48 ID:ULAWTOf2o
ゼツ「こう人数が少ないと時間がかかるね」

ゼツ「うるさい、黙って仕事をしろ」

トビ「……」

現在、暁のある拠点に外道魔像を呼び出して、トビが捉えてきた八尾の人柱力を像に封印していた

トビ「お前らが実質的に戦闘ができないから、俺自ら行ってやっているんだ。口を動かさず術行使に力を入れろ」

もう暁はゼツとトビ(オビト)しかいない

そして直接的な戦力になるのはトビのみであるため、先程急いで八尾のもとへ行き、倒してきた

だが

ゼツ「あははは、タコ足だ! オビト間違ってるじゃん!」

ゼツ「笑い事ではない」

ゼツ「でもさ、俺自ら行っているんだキリッ、って言ってたのに」

トビ「あのくそ牛がああああ!! ゼツ、次笑ったら殺すぞ」

トビは今なら怒りで仮面が割れるのではないか?と自分で思った

266: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 00:17:38.91 ID:ULAWTOf2o
ダンゾウ「はぁ……、ヤマト、ヤマトはいないのか!」

ダンゾウは綱手に押し切られた事に年をかんじていた

そろそろ出来たのでは?と思い、ヤマトを呼んだのだがこない

暗部「隊長なら現在復旧作業を行っており」

ダンゾウ「呼べ」

暗部「はっ」

ヤマトは休憩中に無理やり呼び出された

ダンゾウ「氷遁は増えたか?」

ヤマト「またそれですか。えっとですね、夕日紅が妊娠したそうです」

ダンゾウ「おお!」

ヤマト「そして」



コンマ(フウは人柱力であり、狙われているので●●)
下1
67~  ヒナタとハナビと次の安価の人が妊娠していた
34~66 ヒナタとハナビ
~33  ヒナタも

267: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/04(水) 00:18:33.13 ID:mayxFytoo
はい

270: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 00:25:48.00 ID:ULAWTOf2o
ヤマト「日向の長女、日向ヒナタも妊娠が確認が確認出来たそうです」

ダンゾウ「おおおお!! 氷遁が広まる日も近いのう」

ヤマト(……あなたはチョウズメくんのおじいさんか!)

ヤマト「良かったですね」

ダンゾウ「あと二人いたであろう? まだか」

ヤマト「それはまだみたいですね」

ダンゾウ「もっと氷遁を増やすために、あやつを誘惑させて●●を絞った方が良いのではないか? どう思う」

ヤマト「彼は聡いのでやめた方がいいかと」

ダンゾウ「そうか」

ダンゾウがチョウズメに女を差し向けないように監視もしないと綱手に怒られるので、また胃が痛くなる隊長さんだった



ヒナタが妊娠したためイベント発生
(ハナビはまだ正式に付き合っていないため、もし妊娠してたらハナビが寝込みを襲っていたことになってました)

272: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 00:36:28.83 ID:ULAWTOf2o
ヒアシ様のコンマ
コンマ下1
70~  前回負けたので
30~69 安価で説得する方法
~29  絶対に許さない

273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/04(水) 00:37:31.54 ID:EUtdi+UU0

274: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 00:44:25.30 ID:ULAWTOf2o
チョウズメはヒナタと共に日向の屋敷の敷居を跨いでいた

ヒナタはあの戦いでチョウズメが消えたあと【少しだけ怪我をした】ため、綱手が一応検査をしてくれたそうだ

本当はほぼ死んでいたのだが、それを言うとチョウズメが何をするかわからないので、火影の名の元に綱手が秘匿とした

その時に妊娠が発覚し、綱手は嫌な予感がしたのでほかの人も(ハナビも含む)見てみたら、紅も懐妊していた

紅はその場で正式に結婚することになり、式などは暁との戦いが終わってからということになった

紅は大人であり、親も催促をする程度だったが、ヒナタは違う

ヒアシ「……」

チョウズメ「……なので、これを機に正式に籍を入れたいと思っております。御許可を頂けないでしょうか」

チョウズメは何度もヒアシの元へと足を運んでいるが、毎回駄目だった

だが前回やっとチョウズメはヒアシに勝ったからか、ヒアシは無言で悩んでいる

チョウズメ(あともう一息かな?)


安価
下1
ヒアシをどうやって説得する?
言葉や行動などでお願いします(他を切り捨てるとかハナビはしないとかはなしで)

275: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/04(水) 00:46:23.51 ID:EUtdi+UU0
僕は命をかけて娘さんを守ります。
どうか、結婚を許してくだはい

ありがちだがシンプルな方がいいかな

278: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 01:01:15.30 ID:ULAWTOf2o
チョウズメはなにか策を考えようとしたが、ここは本心で語った方がいい気がする

忍宗という方法を使わずに、ただ思ったことを口にすることにした


チョウズメ「僕は命を懸けて娘さんを、そして子供を守ります。どうか、結婚を許してください! お願いします」

チョウズメはヒアシの前で頭をもう一度下げた

ヒアシ「……」

ヒアシが動かないのにヒナタも焦れたのか、ヒナタも頭を下げた

ヒナタ「お願いしますお父様」

ハナビ「私のこともお願いします」

ハナビがなんか言っていることが違うことで参戦した

ヒアシ「ハナビはまだ子供なのだからなしだ!」

ヒアシはハナビの頭を軽く叩いてからチョウズメの元へ向かう

そしてチョウズメの胸ぐらを掴み、持ち上げてから壁に叩きつけた

279: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 01:03:27.12 ID:ULAWTOf2o
チョウズメ「ぐっ」

ヒアシ「いいか! 父親が居なくなるということは子にとって、そして残された者にとって、とても深い傷を残す! ヒナタが欲しいのなら、自分の命を賭けるなど言うな! 生きて守り通せ! いいか!!」

ヒアシは数滴の涙を流しながら、チョウズメに顔を近づけてそう叫んだ

自分のせいでネジは父親を失った

ネジの悲痛の叫びをヒアシは何度も聞いた

あんなことはもう決して起こってはならない

そんな気持ちからヒアシはそう助言していた

チョウズメ「はい! 僕は皆を絶対に守り、そしてヒナタや子供、皆とともに生きていきたいです。どうか娘さんとの結婚をお許しください!」

ヒアシ「……嫌だ!!」

ハナビ「えぇ……」

最後は駄々をこね始めたヒアシをネジが無理やり連れていく

ネジ「ヒアシ様はもうお前を認めてくださっている。書類だって全て書き終えて、書斎に置かれていたのだ。これがその書類だ」

チョウズメ「ありがとうございますネジさん」

ネジ「これからは兄弟になるのだから呼び捨てでいい。だが、本当にハナビ様も娶るのか?」

チョウズメ「ハナビがアカデミーを卒業しても僕を好きでいてくれていたら、僕が告白する」

ネジ「……複雑だ」

ネジは気絶させたヒアシを担いで、どこかへと連れていった

281: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 01:08:24.25 ID:ULAWTOf2o
時空間忍術で拉致られたから多少はね?
死んだとしても何がなんでも蘇らせそうですが


コンマ
下1
80以上で小南VSオビトの戦いが変化する

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/04(水) 01:09:12.19 ID:xxaPfXkpO

285: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 01:32:19.81 ID:ULAWTOf2o
小南は想定していたよりも早いタイミングでマダラ(オビト)に襲われた

もっとオビトは遅くに来ると思ったが、焦っているようだ


策を使い戦うが、オビトの腕を1本持っていくだけで限界だった

だが小南はただオビトを近くで見てきたわけじゃない

オビトの物質すり抜けは5分以上行うことが出来ない

故に

小南「アナタを殺すために用意したこの6千億枚近くの起爆札、10分間起爆し続ける」

小南は起爆札で満たされた谷にオビトを落とし、起爆札を着火した


小南「はぁ、はぁ。これでマダラは確実に」

オビト「死んだかな?」

オビトはストックしておいた写輪眼で真のイザナギを発動し、死をなかったことにすることで攻撃を防いでいた

その事をオビトは自慢げに語りながら、そのあとも六道仙人についても語った

オビト「幻術をかけ終わった時お前は終わる。そして輪廻眼の居場所を吐いてもらう」

オビトは自爆しようとした小南を押さえつけ、写輪眼によって幻術を見せることで情報を引き出した




コンマ
下1
95以上で……

286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/04(水) 01:34:26.88 ID:kb3HtUf00
今のオビトを[ピーーー]こと

289: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 01:46:58.65 ID:ULAWTOf2o
4/6でゾロ目とか怖い
本来なら察知しただけで行動には移しません


チョウズメ「これでヒナタの引越しも完了したね」

ヒナタ「ありがとうチョウズメくん」

チョウズメ「力だけはあるしね僕」

ヒナタ「……力だけ?」

チョウズメ「あははは」

ヒナタとも正式に籍を入れ、ついでとばかりにフウも籍を入れたい

フウは人柱力で狙われているため、しっかり出来ないようにしているため出来ていないが、同じタイミングですることになった

チョウズメが部分倍加の術でヒナタの必要なものを全て運び終えて、リビングで話している時、チョウズメは唐突に何かを感じ取った

チョウズメ「……」

ヒナタ「それでね……どうしたの?」

チョウズメ「……ごめんねヒナタ。少し出る」

ヒナタ「危ないことはしちゃダメだよ?」

チョウズメ「うん」

チョウズメは今さっき、誰かの助けを呼ぶ声が聞こえた

その声は聞いたことがない声だったはずなので、考え込んだところ、ペインと忍宗で繋がった時に流れてきた想いの中にいた人物の声だったような気がする

ペインには大切な二人の人がいて、一人が死んだ時にペインのあの考え方に変わったというのは話している時に感じ取った

流れてきたイメージの中のもう一人の女と、今聞こえた声は何となく印象が似ていた


チョウズメ「愛が砕かれて、それでも助けを呼んでいた気がする。僕がペインとちゃんと話せていたら、もっと変わった気がする……いこう」



コンマ
下1
80~  小南が死ぬ前に到着
30~79 マダラに輪廻眼を持ち去られたあとの墓場に到着
~29  マダラと小南の戦闘があった場所に到着

290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/04(水) 01:51:15.98 ID:l3s7DrdZ0
へーい

292: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 02:02:22.34 ID:ULAWTOf2o
うちはが絡むと荒ぶるコンマ




オビト「……輪廻眼の居場所を吐かせてからだがな」

小南「……」

オビトは今回は多少損耗させられたが、何とか計画通りに輪廻眼の居場所を小南から吐かせられた

オビト「さて、もう貴様は用済みだ。死ね」

オビトはさっさと用の済んだ小南を殺そうと、心臓を貫こうとした時

チョウズメ「その人はちょっと待って」

オビト「ぐはっ!」

急に現れたチョウズメによって、顔面を殴られて吹き飛ばされた

チョウズメ「ペインとは対話が出来なかったけど、代わりにこの人にペインについて聞こうかな。強い力を持っていたのに、なぜ恐怖による平和なんていう考えに至ったのか。知っておかないとまずい気がするし」

チョウズメは死にかけの小南を空中でキャッチした

オビト「また貴様かああああああ!! チョウズメえぇぇぇぇぇぇ!!」

情報を吐かせたが、知られたくない情報をたくさん知っている小南をまた、チョウズメというイレギュラーによって奪われた

オビトは再び……前回よりも更に過激にブチ切れた

301: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 22:00:07.65 ID:ULAWTOf2o
コンマ
下1
90以上でオビトは正常な判断ができずチョウズメと戦う(片目は盲目で右腕なくて小南と戦ってチャクラも少なめ)

302: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/04(水) 22:01:10.31 ID:5KAE/noEO

303: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 22:07:24.52 ID:ULAWTOf2o
オビトは頭に血が上り、今の状態を顧みずに襲いかかろうとした

だが、チョウズメは自分なのだ

柱間に洗脳されて無限月読が悪と言われているチョウズメは、マダラに育てられた自分みたいなものである

そしてその自分(チョウズメ)が女の子を抱きしめている

その構図、自分(オビト)が女の子(リン)を抱きしめている光景が一瞬だけ頭をよぎった

オビト「リン、ありがとう」

オビトは怒りながらも冷静さを取り戻した

305: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 22:15:21.57 ID:ULAWTOf2o
オビト「……お前は無限月読まで分かっているのだから、小南を連れていかれたとしても、さほど価値はないだろう」

ペインは十尾が完成すれば世界に痛みを与える術が完成すると思っている

ペイン、長門よりもチョウズメの方が真実に近いので、もう小南には価値がないとオビトは判断した

ここで今の状態で木遁や仙術と戦って自分が勝てるか少し怪しいので、無理をする必要も無いだろう

チョウズメ「この人小南って言うんだ」

オビト「ははは。名すら知らないのに助けるか。やはりお前は世界を平和にするこちら側の人間だ」

オビトはだからこそ惜しいと思った

柱間の呪縛を自分が解くことはきっと不可能だろうと思うからだ

チョウズメ「……無限月読は嫌です」

オビト「哀れなり柱間に作られし子よ。俺は行かせてもらうが、戦うか? 戦えば小南は出血多量やその他諸々で死ぬが」

チョウズメはオビトが指さす小南を見てみると、心臓の横から血液が流れ、今すぐにでも治さないと死んでしまうかもしれない

チョウズメ「ペインを理解したいからこの子は生かしたい。あなたはいつでも倒せるから帰ってどうぞ」

オビト「柱間はマダラを倒す存在だ。だが、俺はマダラを名乗るがマダラではない。お前と同じようにな。故に俺はお前には負けないが、今回は引いてやる」

オビトは見た目は割と満身創痍な感じだが、マダラと名乗っている意地か、柱間を名乗るチョウズメに負けないと宣言してから時空間忍術で消えた

チョウズメ「あの人なんで僕のことをそんなに柱間にしたいんだろう?」

チョウズメは少しだけ忍宗でマダラを名乗る者(オビト)と繋がったが、自分を見ているようで、やはり見ていないので意思の疎通自体が出来ていない

なのでまず理解する段階になっていないので、マダラの考えが全然わからなかった

チョウズメは自分の部屋に直接黄泉比良坂で帰った

306: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 22:25:17.47 ID:ULAWTOf2o
チョウズメ「紅いますか?」

チョウズメは部屋から階下へと叫ぶと、走る音がしてすぐに紅が来た

紅「……もしかして新しい女?」

血だらけの女をチョウズメが連れてきて、紅が第一に思ったのが、また美人を連れてきただった

チョウズメ「違います」

紅「って、この人暁じゃない!?」

チョウズメ「暁のリーダーになったかもしれないうちはマダラ(を名乗る人)がこの子を殺そうとしてたから助けてきた」

紅「……この人って木の葉の里を襲ったのよ?」

チョウズメ「僕見てないし。この人にはペインについて聞きたいから生かしたです。紅お願い」

紅はため息をついて、自分の旦那、旦那のお願いを聞くことにした

紅「私だけじゃダメだから、綱手様を呼んできて。綱手様が来るまでの維持ならできるわ」

チョウズメ「影分身にもう行かせてるよ。紅がもし襲われたらぶん殴らないと」

ペインを知りたいが、紅が傷つく方が嫌だ

チョウズメの影分身が綱手を連れてきて、仙術によるブーストを受けながらすぐに治した

308: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 22:34:56.75 ID:ULAWTOf2o
綱手「お前はなんて時期になんて奴を連れてくるんだ!」

チョウズメ「ごめんなさい。ですが助けを呼ぶ声が聞こえたから行ったら、マダラを名乗る偽物に殺されかけてたので」

綱手「数日前に言っていたな。暁の中でトビと名乗り、イタチにはマダラと名乗っていた奴か」

チョウズメ「はい。なぜか僕は柱間らしいですけど」

綱手「は?」

綱手がアホみたいな顔をしているので、やはり自分は柱間じゃないとチョウズメは再認識した

綱手「……訳分からんことはいいとして、こいつはどうするんだ? 木の葉には流石において置けんぞ。まずなぜ私は木の葉に襲撃をかけてきた相手を生かす前提なのか」

チョウズメ「綱手さんが優しいからですよ。まあそれはいいとして、僕が所有する世界で寝ていてもらいます」

綱手「……そういえばお前は世界を持っているんだったな」

綱手はそれが当たり前であり、特段驚くことではないと思ってしまった自分に驚いた

綱手は元々この場所に来たのは呼ばれたからってのもあるが、もうひとつ用事があったので今それを消化してしまおうと思った

綱手「コホン……チョウズメ、結婚したばかりで悪いが、お前にはA級、下手をしたらS級になる任務を行ってもらう」

チョウズメ「それはいったい?」

綱手「火影の護衛だ」

310: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 22:50:03.85 ID:ULAWTOf2o
綱手はチョウズメに雲隠れの人柱力が仮面の暁、トビに襲われ行方を眩ませたらしい

それを受けて雷影は即座に五影会談を開催することを勝手に決定し、侍の国に招集をかけてきたそうだ

チョウズメ「よく人柱力が攫われたのにそれを公表できましたね」

綱手「人柱力抜きでも最強だと思っているんだろ。それはいい。まず今の木の葉の状況は分かるな?」

チョウズメ「復興作業が始まったばかりですね」

チョウズメは既に家が直っている。夜遅くに結界を張って、チョウズメは自分の家や周りの家を木遁で生やした

そして次の日にヤマトのおかげということにした

チョウズメの家の周りは復興が進んでいるが、木の葉全体はまだまだ時間が足りない

綱手「そうだ。今の木の葉には私の意思を体現する奴がいないといけない。今の私の正式な弟子はシズネ、サクラ、紅。それに私よりも事務ができ、一応弟子のチョウズメ。この中で私の代わりができるのはシズネとお前だ」

チョウズメ「そして残すのはシズネさんって事ですか?」

綱手「ああ。シズネも戦闘能力は悪くないが、チョウズメがいれば何かがあればすぐに帰って来れるからな」

戦力は言わずもがな

黄泉比良坂があるので何かがあれば即帰って来れるのもチョウズメを連れていく魅力のひとつだと綱手は語る

311: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 22:58:42.05 ID:ULAWTOf2o
チョウズメ「……期間はどうなんですか? フウや皆の近くをできるだけ離れたくないんですけど。下手したら偽物マダラが襲ってくるので」

綱手「移動抜きにすると、大体1週間ほどじゃないか? 流石にいきなり侍の国にチョウズメの時空間忍術で行くのは良くない。だから国境までは飛んだとしてもそこからは歩きになる」

綱手は当たり前のようにチョウズメの黄泉比良坂を念頭に考えているが、チョウズメは別段出し渋る気がないのを知っているからだ

チョウズメ「一週間ですか……それならフウとか紅には始球世界に居てもらってもいいかもですね」

紅「今の私は戦闘自体をしたくないから、あの何も無い場所だけどしょうがないわね……はぁ、お酒飲みたい」

紅は妊娠がわかった時から1番の趣味である晩酌などを全て控えている

ヒナタは今は日向の訓練を休み、柔拳による新術開発を行っている

チョウズメ「暇にならないように、それに護衛としてサスケとイタチさんと鬼鮫さんも始球世界に放り込みますね」

綱手「……どこかの国と戦争でもするのか?」

チョウズメにイタチに鬼鮫、チョウズメ曰く強くなっているサスケ、七尾の人柱力に白眼の使い手

木の葉だってきっと落とすことが出来るだろう

312: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/04(水) 23:32:52.98 ID:ULAWTOf2o
そのあと数日が経ち、チョウズメはフウなどを説得した

サクラ「……えっとご結婚おめでとうございます。三人でしたっけ?」

サクラは特例で最近三人と結婚したらしいチョウズメに祝福?の挨拶をした

チョウズメ「ありがとう。そうだよ」

綱手「それじゃあ行くか!」

シズネ「チョウズメくん。終わったらすぐに帰ってきていいですからね。綱手様が少し遊んだ行きたいとか言っても、容赦なく連れて帰ってきてください」

チョウズメ「はい!」

綱手「お前は私の保護者か! 行くぞ」

シズネに木の葉を一旦預けて、三人は黄泉比良坂で木の葉の国境近くまで飛んだ

始球世界ではハナビも含めたチョウズメの女と、サスケ、イタチ、鬼鮫、蛇の三人が初遭遇していた

336: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/05(木) 21:15:53.22 ID:+RmcMftRo
チョウズメと綱手とサクラは三狼と呼ばれる三つの山からなる国、その山の前に来ていた

気候は寒冷で猛吹雪が激しく、サクラは重装備をしている

サクラ「……綱手様とチョウズメさんはなんで普通の格好なんですか? 凍傷で怪我をしますよ?」

綱手「仙人モードの訓練だ」

チョウズメ「一緒にやれって」

綱手の肩には小さいカツユが乗っていて、チョウズメの背中には金剛如意になっている猿魔を背負っている

猿魔「自然と一体となるのが仙人モードだ。自然に逆らわず、それに身を任せれば寒さなんてなんとでもなる」

カツユ「そうです。綱手様がいきなり仙人モードになって驚きましたが、なれる様になったのですから、修行をしませんと」

カツユは先の戦いで、チョウズメの房中術によるチャクラ回復がなければ綱手は意識不明の重体であったであろうことは簡単に予想がついていた

それでも綱手が皆を守りたいと言ったので、本気で皆を守った

カツユは綱手を気に入っているし、だからこそまたあんな無理をしたとしても、仙人モードで緩和出来るようにするべく、厳しく綱手を教育している

337: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/05(木) 21:29:55.45 ID:+RmcMftRo
三狼の山の境目に設置されている関所を正規手続きして、三人は鉄の国に入った

サクラ「さ、寒い……」

綱手「止まると動けなくなるぞ! まずチョウズメ。雷影が喧嘩を売ったとしても手を出すなよ?」

チョウズメ「……僕は雷影が嫌いです」

綱手「知っている」

チョウズメがネジを一時的に嫌っていたのを綱手は知っている

日向宗家と分家の色々があり、ヒナタがネジにボコボコにされた

中忍試験で語ったネジの父親が犠牲になったという事件

だがそのネジ以上にチョウズメが何度も嫌いだと言っているのが四代目雷影だ


四代目雷影が白眼を狙って、同盟締結式を利用して、ヒナタを誘拐しようとした事件をチョウズメは知ってしまっている

チョウズメは身内を傷つける人、傷つけた人を絶対に許さないと分かっているからこそ、綱手はヒナタが一度死んだことを隠している

チョウズメがもし絶望して壊れてしまったら、木の葉の里が消えてしまうだろうと綱手は思っている

そんな危険な相手がいるのにチョウズメを連れてきたのは、チョウズメがいれば本当に対話だけで平和への道しるべができるのではないか?と思ったからだ

338: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/05(木) 21:37:01.78 ID:+RmcMftRo
チョウズメ「でも今回の五影会談は雷影の招集ですし、話し合いをする気があるのなら……相手が何もしない限りは僕は怒ったりしませんよ? ヒナタにも駄目って怒られてますし」

綱手「そうか、ならよかった。チョウズメとサクラを連れてきたのは、こういう大きな場での立ち回りを覚えてもらうためだ。シズネは何だかんだ修羅場をくぐり抜けているが、お前達はこういう交渉による修羅場を体験したことがない」

サクラ「はい」

綱手「チョウズメは出来るかもしれないが、キレたら手が付けられないという欠点がある。それを今回は抑えろ。サクラは単純に経験を積んでほしい」

チョウズメ「分かりました」

サクラ「頑張ります!」

サクラは精一杯頷いたが、風が首を撫で、体をすぐに縮こませた

サクラ(なんで綱手様もチョウズメさんもいつもの格好に一枚外套を羽織ってるだけなのよ。仙人モード……理解できない!)

綱手がいつもの服装で胸元をさらけ出しているのに、寒そうな感じを一切受けない

サクラは医療や人体、科学的、チャクラ的に理解できないことに頭を回していた

339: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/05(木) 21:50:17.03 ID:+RmcMftRo
三人とも肉体活性を使う忍びであり、驚異的な速度で会談の場となっている鉄の国の首都についた

ミフネ「お待ちしていたでござる火影殿。それがしこの鉄の国の大将、ミフネと申す……そのような格好で寒くはないのですかな?」

綱手「鍛えてますから」

ミフネ「お若くて宜しいですなぁ。私も昔ならそういった格好で走り回っていたのですが」

侍「ミフネ様」

包帯を頭に巻いた髭の長い男がチョウズメたちを迎え入れた

どうやらこの人がこの鉄の国のトップのようだ

ミフネ「そうであったな。既に風影殿、土影殿、水影殿が来ておられる。雷影殿が訪れて、少しの休息の後、会談を始める所存でござる」

綱手「了解した。会談前にほかの影と話すのはいいですか?」

ミフネ「よろしいかと」

綱手「分かりま……会談ではどうせ素になるから敬語はいらんな。助かる」

ミフネは三人を迎え入れ、会談が行われるであろう場所へと続く廊下を歩いていく

340: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/05(木) 21:51:22.15 ID:+RmcMftRo
この建物の五方向に各里の部屋を用意しているそうだ

各里の部屋へと続く廊下の前には侍が立っていて、もし他の影や忍びに会いに行くのなら一言かけて欲しいとの事

襲撃対策で大部屋を三人で使うことにして、チョウズメは衝立で部屋を区切った

綱手「今から他の影に挨拶に行く。失礼の内容に、だが舐められないようにすること!」

サクラ/チョウズメ「はい!」

綱手たちは部屋を出た



前スレの1000(赤黒ツチ)及び999(水影)は選択しなくてもイベントは発生させます。選ばれたらイベントをさらに進行させます)


(五影会談まで2/2)
コンマ
下1
1 風影のいる部屋へ
2 水影のいる部屋へ
3 土影のいる部屋へ

341: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/05(木) 21:56:28.77 ID:cB+gF8/60

345: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/05(木) 22:10:51.30 ID:+RmcMftRo
安価を重視するべきだけど黒を望んでいるみたいですし土が選ばれたあとに安価しますよ



水影たちとの交流。確実に会えるため
コンマ
下1
ゾロ目イベントが来るかどうか(±1のズレならゾロ目に寄せる)

351: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 00:07:30.78 ID:UHOPgz3Ao


チョウズメたちは侍に水影への面会を願い出ると、すぐに許可を貰え、その部屋までやってきた

もちろんこの建物に入った時点で、猿魔もカツユも送還している

メイ「初めましてよね? 五代目火影。照美メイよ。以後を見知りおきを」

綱手「ありがとう、五代目水影。私は千手綱手だ。よろしくたのむ」

長い茶髪で右目を隠したセクシーな女性、どうやらスタイルのいいくノ一は胸元を大きく出すのがお約束なのかもしれない

同じく胸筋を開いている綱手が一歩前に出て、メイと握手をした

チョウズメはその後ろにいる二人の男性を確認する

一人は細身でぬぼっとしているが、背中には巨大な何かを背負っている

もう一人は右目を物理的に隠して、いかにも堅物というような人のように感じる

気配からして人柱力や鬼鮫のような論外なチャクラの持ち主ではないこともわかる

チョウズメ「……?」

青「……」

チョウズメは目を隠している男がなんとなく気になる

352: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 00:16:40.20 ID:UHOPgz3Ao
そのあと影に付き添っている人も交えて自己紹介をした

目を隠しているのが青、見た目通り気弱そうなのが長十郎というらしい

メイ「……」




メイは若い男似合う度に評価をしていた(我愛羅サスケ)
コンマ
下1
64~  素敵な男
34~66 いい男
~33  まあまあね

353: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 00:17:13.34 ID:GnIatVaL0

355: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 00:26:05.23 ID:UHOPgz3Ao
サスケと同評価


互いに対面するように席に座っていたが、いきなりメイの視線が綱手から離れてチョウズメの方を向く

メイ「あなたいい男ね」

綱手「は?」

綱手は理解した

この女はチョウズメと出会わせたら面倒な類だと

チョウズメ「ありがとうございます。五代目水影様」

メイ「メイでいいわよ」

青「水影様、そのような」

メイ「黙りなさい青。私的な出会いまでお前は邪魔をする気か」

メイは血霧の里の改革に力を注いでいたせいで、婚期を逃していて割と焦っている

だが、青はそこら辺が全く理解出来ていない……霧のブレインなのだが、そこだけは理解出来ていない

青「……」(……これ公的な会談なのですが)

どうやら青はメイに頭が上がらないらしい

チョウズメ「よろしくお願いしますメイさん」

メイ「ええ、よろしくお願いするわ、チョウズメくん」

二人は握手をした

356: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 00:38:39.90 ID:UHOPgz3Ao
そのあとは綱手とメイが基本的に話していた



血霧と呼ばれてしまっていた時代は終わり、新たに生まれ変わったということをメイや青は遠回しに語っていた

水の国は現在はナルト大橋によって賑わい始めた波の国、そして大半が木の葉と接している

だが今までの血霧の評判があるせいで、木の葉との国交や商人たちの出入りが極端に少ない

いくら里や国が安定し始めたとしても、人の出入りがない限りは発展することは無い

霧の里からしたら自らが足を運び、友好を深めたいのが木の葉だった

綱手「まだ私は霧は昔の霧というイメージを払拭しきれていない。だが、そこまで言うのであれば、いくつかの小隊を送り、昔のような里や国ではないか見てみたいと思うが、よろしいか?水影」

メイ「ええ、お願いするわ。木の葉は影響力が大きいですし、お隣さんですもの」

チョウズメは会話を書記しながら、会話に合わせて契約書を作っていく

一通り話し合いが終わり、解散のムードが流れ出す

綱手「こんな感じか?…………これで間違いは?」

メイ「ないわね。青も確認しなさい」

青「……問題ないです」

綱手「今回の会談はとても有意義だった。五影会談が終わり次第、人を送ろう」

メイ「助かるわ」

綱手とメイは再度握手をした

メイ「それで、あなたとは個人的にも会って話したいと思っているわ。どうかしら?」

綱手「すまない水影。こいつはこんな見た目で年齢だが、所帯持ちだ」



コンマ
下1
50以下でそんなことは知っている

357: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 00:42:01.50 ID:M8u6mI0AO
へい

360: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 00:47:25.19 ID:UHOPgz3Ao
メイ「そんなことは知っているわ」

綱手「知っていて個人的に興味があると言っているということか?」

メイ「ええ。だってその子は重婚出来るのよね?」

綱手「……」

どうやらチョウズメのことに関する噂は結構広まっているようだ

チョウズメは中忍試験で大立ち回りをしてから一気に名が知られ、プロフェッサーの弟子として他里も情報を集める対象になるくらいにはなっていた

そしてチョウズメが少し前に三人と結婚したことは割と木の葉では広まっている

人の口に戸は立てられない

仕事などで木の葉に来て、偶然噂を聞いたり、情報収集をしている時に耳に入る程度には少し騒がれたのかもしれない

メイ「私はあなたに興味があるわ。もし話したいことがあるなら、私の部屋を訪ねてね」

チョウズメ「……は、はい」

初対面からグイグイ来るのはハナビで慣れているはずだったが、なぜかメイからは執念のようなものを感じた

チョウズメは心の中で少しだけ身構えながら頷いた

362: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 00:55:14.46 ID:UHOPgz3Ao
霧隠れの里の部屋から木の葉に宛てがわれた部屋に戻ってきた

綱手「いいか、行くな」

チョウズメ「はい」

綱手「あんなババアと話がしたいなら、私がしてやる。だから行くな」

チョウズメ「はい、あの痛いです」

綱手はチョウズメの肩を思いっきり握って笑顔で忠告をしていた

綱手は知っている

チョウズメを本気で愛し、それをチョウズメに伝え続ければ、チョウズメもその相手に惚れてしまうというのを

俗に言うチョロ甘である事は、紅やヒナタから聞いているし、ハナビの件を聞けば理解出来る

チョウズメは来る者拒まず、愛してくれる人には相応の愛をという人間であるので、行かせたらズブズブ●●●●になり、きっと面倒になるとわかる

サクラはこういう時は関わらない方が楽なのを知っているので、黙って休憩している


綱手のお説教?が行われていると、扉がノックされて、侍が伝言を伝えてきた

侍「雷影様が到着しましたので、○○時より五影会談を行います。それまでに先程通りました中央会議室までよろしくお願いします」

サクラ「了解しました」

その侍のおかげでチョウズメは開放された

364: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 00:59:59.84 ID:UHOPgz3Ao
残念、あと里単位の一交流



綱手「……さて、会談前にもう1箇所ほど行っておくか」

サクラ「既に準備は出来ています」

チョウズメ「……先程の書類は火影の執務室に置いておけばいいんですよね?」

綱手「ああ、それで頼む……よし行くぞ」

チョウズメは水と交わした契約書を全て黄泉比良坂によって木の葉に飛ばした

サクラはもうそういう事で驚かないことにしているので、思考を停止して綱手について行く



(五影会談まで1/2)
コンマ
下1
1 風影のいる部屋へ
3 土影のいる部屋へ

チョウズメが雷影くっそ嫌いなため、綱手は雲の元へ行く選択がないです

365: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 01:00:51.13 ID:wTvh2MwxO
3

369: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 01:10:08.57 ID:UHOPgz3Ao
綱手は次に暁を積極的に利用していると噂の立っている土影の元へ行くことにした

風にも行くべきだが、風とは暁が襲撃をかけてきてから密に連絡を取っているので、後回しにした

オオノキ「何をしに来た綱手の娘っ子」

綱手「今の私は火影なのだから、ある程度は敬ってもらおうか」

オオノキ「ふん、知らんじゃぜ」

オオノキの木の葉への好感度は血霧よりは高いが、基本的に嫌いの部類だ

オオノキはまだ若い頃、マダラにボコボコにされ、しかも奪う程度の命ではないして生きながらえてしまった

その時からオオノキは少し変わった

オオノキ「その娘と餓鬼が火影の連れ添いか。遠足にでもきおったのか?」

オオノキはチョウズメを見た


うちはの絡まった運命
コンマ
下1
60以下でオオノキになぜか嫌われる

370: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 01:11:50.00 ID:51kqKpBmo
あい

383: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 01:29:35.51 ID:UHOPgz3Ao
オオノキ「……」

チョウズメ「……」

チョウズメは忍宗で相手の考えを得るのではなく、相手に自分の考えが伝わりやすい、ようは送信の方の力だけを少しだけ使っていた

そしてたまたまオオノキとの相性がよかったのか、オオノキはチョウズメの考えを話してもいないのに理解出来た



オオノキはこのある意味純粋な少年を見て思った

自分の捨てたものをより強く求めた結果、この目の前の少年がいると

オオノキはマダラに負けてから甘さなどの忍びに不要な自分を捨てた

だがチョウズメと目を合わせ、何故か通じ合い、そしてオオノキはその捨てたものの価値を教えられた


秋道チョウズメ、中忍試験でプロフェッサーの弟子である事が大々的に術構成的に広まり、一気に注目された忍びだ

だがそのあとすぐに数年消息不明になったが、木の葉に出現してすぐに重婚できないはずの木の葉で重婚をした特殊な存在

オオノキは十中八九、チョウズメが血継限界を先祖返りし、それを増やすために重婚を許可されたと推測していた

だが目の前に立ち、見て見ればわかる

この少年には愛が集まるのだろう

自分が捨て去ったそれらをかき集め、それを強さにしているそんな存在だとわかった

385: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 01:41:16.46 ID:UHOPgz3Ao
オオノキ「……君は確かチョウズメと言ったかな?」

チョウズメ「はい。初めまして土影様」

オオノキの目が先程よりも相当優しくなった

チョウジを見るチョウザ、木ノ葉丸を見るヒルゼンよりも優しげな目になっている

オオノキ「おお、よいよい。オオノキかじじいとでも呼びなさい」

赤ツチ「……どういうことだに!?」

黒ツチ「とうとうボケたかじじい!」

赤ツチも黒ツチもいきなり、ものすごく優しげな声になり、チョウズメにそんなことを言ったオオノキに驚いた

すぐに幻術や催眠術の類かどうかを確認したが、オオノキはそんなものにかかっていない

チョウズメ「えっとオオノキさん?」

オオノキ「オオノキおじいちゃん」

チョウズメ「オオノキおじいちゃん」

チョウズメは釣られるようにそう呼んだ

オオノキ「素直な良いことじゃぜぇ」

オオノキは空を飛び、チョウズメの頭を優しく撫でた

綱手「あっ、やば」

綱手はやっと理解した

チョウズメは女にだけたらしなのではない、人間たらしだということを

よく考えれば弟子を取ることがなくなったヒルゼンが弟子を取り、イタチが危険なはずなのに強さをつけてあげ情報を大量に流していた

サスケの恨みは相当だとカカシが言っていたのに、サスケはもう改心している

チョウズメは天然女たらしなのではなく、天然人間たらしなのだろうと理解した

387: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 01:50:39.45 ID:UHOPgz3Ao
オオノキ「綱手姫。いや火影。ワシら土は木の葉と今よりも更に強固な同盟を結んでもよいじゃぜぇ」

黒ツチ「……」

赤ツチ「……」

二人は自分たちの知るオオノキではない何かに見えてしまい、動きが止まってしまった

綱手「……何が狙いだ?」

オオノキ「いやいや、そんなものはない。チョウズメくんによって、昔ワシが失くしたものを思い出しただけじゃぜぇ」

本来なら我愛羅によって拾おうとしていたものを、既にオオノキは手に入れていた

綱手「……」

綱手はチョウズメの体を借りて、泣きつき、そのあと慰めてもらったことを思い出す

あれよりも更に重症になっていないか?と綱手ははんば諦めていた

オオノキ「いや、ほしい人はおる。土にチョウズメくんをくれんかのう?」

綱手「断る!!」

オオノキ「そうじゃぜぇ。これで渡してきたら殺していたところじゃぜぇ」

綱手(めんどうくせぇ)

オオノキは椅子にゆっくりと座って、自ら今結んでいる木の葉との同盟よりも更なる友好的な条件を書いていく

オオノキ「ほれ、これでどうじゃ」

綱手「なになに……おい、なんだこれは!」

オオノキ「チョウズメくんは重婚できると聞いているじゃぜぇ。うちの黒ツチと婚約してくれるのであれば、土と木の葉の平和は叶うじゃぜえ」

たしかにオオノキの言う通り、同盟内容は滝や波と結んでいる条件と相当近いものだ

だが最後の一文で待ったがかかる

黒ツチ「……なんでアタイが今日あったばかりの奴と婚約を結ばないといけねえんだよ!」

そこには黒ツチとの婚約が絶対条件になっていた

392: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 02:00:17.41 ID:UHOPgz3Ao
サクラ(水影様が個人的に仲良くしたいと言っていて、土影様は自分の孫娘を宛てがいたい……チョウズメさんって何者なの?)

サクラは訳が分からなくなっているが、綱手からチョウズメの事については深く考えるなと言われているのでまた思考を放棄した


オオノキ「頼むじゃぜぇ!」

綱手「土影が頭を簡単に下げるな!」

オオノキは痛む腰を気にせず、その場で頭を下げた

綱手は軽く断って逃げようとしたが、土影が頭を下げてしまったので簡単には逃げられなくなった

黒ツチ「……え?まじでアタイは婚約するの? いや、政略結婚は有り得ることは分かってたけど、え?まじなの?」

オオノキ「チョウズメくんはいい子じゃ。土のガキどもよりも何十倍もいい子じゃぜぇ。ワシは彼を気に入った。お前の幸せを祈っているからこそ、彼と婚約をさせたいのじゃぜぇ」

黒ツチ「あったばかりじゃねえかよ!」

オオノキ「ワシは昔、マダラに殺されかけたことがある。あの時一目見てわかった。あやつは闇であると。それと同じじゃ。この子は光であり愛じゃぜぇ」

黒ツチ「愛とかいきなり語ってんじゃねえよ。合理主義者だっただろじじい!」

赤ツチ「仮にその条件で同盟を結んでも、里が許さないだにぃ」

オオノキ「ワシが本気を出せば納得させられるわ!」

オオノキは無駄に迫力を増して凄んだ

396: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 02:12:15.47 ID:UHOPgz3Ao
そのあとどれだけ言ってもオオノキはその考えを変えなかった

オオノキは特に頑固者で有名だ

それを遺憾なく発揮し、チョウズメは訳が分からず、サクラは思考停止し、綱手は口撃で何とか戦うが、年の功で力及ばず負けた

ミフネ「まさか五影会談が行われる前に、平和への第一歩を歩まれるとは。それがし感動致しましたぞ」

我愛羅「その、大変だなお前も」

チョウズメ「まだ全然知らない人と僕婚約しないといけないの?」

チョウズメにとって結婚とは愛で通じあった人とのみするものであり、まだ愛を抱けるか分からない相手とするものでは無いと思っている

だがもう状況がそれを許してくれない

我愛羅「好きな人と複数結婚したと聞いている。それのツケなのかもしれない」

チョウズメ「……うーん」

黒ツチ「うーん」

チョウズメは黒ツチと隣り合わせで座らされ、雷影以外が部屋に呼ばれている

オオノキが呼び出して、同盟強化と婚約の契約の見届け人として呼んでいた

我愛羅がチョウズメの肩を叩いていたりしている

メイ「同盟強化の条件として……婚約!?」



>>346 97
>>353 34
99-97+50-34=18 +50=68

1000レス(ズレ999)ボーナス-10

メイは名案を閃いた
コンマ
下1
58以上でメイは名案を閃く

397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 02:12:44.29 ID:KxAJbYSB0
なんか、もう戦闘には関係ない人たらしなんていうスキルがつきそうなほどコンマに愛されてるw

403: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 02:21:39.63 ID:UHOPgz3Ao
式消し忘れた
99と50と0の近い値と計算して切り上げ切り捨てとかして色々やってるんですが気にしないでください

名案は浮かんだけど……



メイ「ほか、」

火影とメイは言おうとした

霧が安定し次第、水影を別のものに継がせて、同盟向上の条件として自らが嫁ごうとした

だが

綱手「絶対に駄目だ!!!」

仙人モードで軽くキレている綱手を自分では説得できそうにないとメイは項垂れた

チョウズメ「あの」

メイ「慰めてちゃうだい」

綱手「お前は離れろ!」

メイは条件による婚約は諦め、チョウズメをたらしこもうとしたが、綱手に阻まれる

これ以上チョウズメ関係で他里と色々あるとその調整やその他もろもろで綱手は過労で死んでしまう(なおその事務処理をするのはチョウズメ本人である)

メイ「火影が人の恋路を邪魔するなんて何様のつもりですか!」

綱手「火影様だ!」

メイ「火影は先程からなぜそんなにも彼との接触を止めるのですか? もしかして……」


さらなるカオス
コンマ
下1
40以上で綱手は色々と思い出してしまう

404: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 02:22:32.03 ID:Wdjy36nDO
混沌よきたれい!

410: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 02:36:28.64 ID:UHOPgz3Ao
ゾロ目とか00出るだけで壊れるから個人交流できる全員の好感度高いイベント(他里はそこまで考えてない)は考えているんですけどね猿渡さん




綱手「なんの事だ?」

綱手は年下に泣きついたあと強く慰められたり、ディープな接触を既にしているがそれをおクビに出さずにメイに答えた

チョウズメはこの場で友である我愛羅、なぜかいきなり好かれたオオノキは除いて、ダントツに綱手からの好意を感じている

まあ姉弟子であり、結構な時間をともにしているのだから、高くなくてはチョウズメは凹んでしまうが

その感情を感じながら、チョウズメは黒ツチを見てみるが、やはりまだ何も知らないのでわからない

メイ「ぐぬぬぬぬ」

綱手「なにがぐぬぬぬだ」

メイ「私は諦めませんからね!」

青「お待ちください水影様!」

長十郎「失礼します」

メイはハンカチを口で噛みながら、部屋から出ていった

そのメイを追いかけて水のほか2人も出ていった

ミフネ「このミフネが土と木の葉の同盟条件変更を見届けさせていただきます」

オオノキ「帰ったらお祝いじゃぜぇ。チョウズメくんも土に遊びに来なさい。もてなすぞ」

綱手「……ハアアアアアア」

紅よりも若い見た目にまで若返っているのに、まるでよぼよぼのババアのように綱手はどっと老いが来た気がした



チョウズメに黒ツチと婚約した
チョウズメは黒ツチ、オオノキ、メイ(さっき書き忘れた)と交流ができるようになった
木の葉(チョウズメ)は風、土、(滝)と超友好的な関係を結んでいる
木の葉は水と友好的な関係を結んでいる
雲は先程起きた事から省かれているため、その事を知らない

424: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 21:56:02.28 ID:UHOPgz3Ao
エー(雷影)「……他の影はまだ来ないのかああああ!!」

シー(幻術の奴)「雷影様! 他の影が来る前に会場を壊すのは不味いです!」

エー「ふぅぅぅぅ。まずミフネすら遅れるとは何をやっているんだあああああー!」

エー達雲隠れしか中央会議室に来ていなかった

少し前まで土影と木の葉の同盟強化をミフネと風影に見届けてもらい、そのあともオオノキがオオノキとは思えない感じになっていたため、他の影も遅れていた

見届けから逃げた水影はどうやればうまく同盟条件にごり押せるのか、青を使って考えていたため時間を見逃していた


そして少し遅れて全ての影が揃った

これにて五影会談が始まろうとしていた

425: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/06(金) 22:02:51.50 ID:UHOPgz3Ao
ミフネ「五影の笠を前へ……雷影殿の呼び掛けにより、今ここに五影が集まった。この場を預かるミフネと申す。これより五影会談を始める」

ミフネの宣言により五影会談が始まった

半円の席に五影が座り、ミフネはその五人に対面するような席で見守っている

各影の後ろにはその里の名が書かれた垂れ幕があり、その後にチョウズメたちはいた

我愛羅「俺から話す、聞け」

オオノキ「風影殿よ、思ってなくてもこういう場では礼儀を見せるのが里の長じゃぜぇ。次からは気をつけよ」

我愛羅「ああ、すまない。気をつけよう」

エー(オオノキのじじいが助言をした!?)

エーは驚いていた

土影、オオノキとは自国を有利にするためなら暁だって使いまくるほどの合理主義者であり、頑固じじいのはずだ

それなのに他里のトップに助言をする?

エーはオオノキが偽物かもしれないと考えた

433: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 07:50:14.08 ID:eaTJ9Ct8o
チョウズメが小南の助けの声を聞く少し前、ナルトやその同期たち(チョウズメ除く)、あとはカカシなども火影の執務室に呼び出されていた

ナルト「綱手のばあちゃん! サスケの事で新しいことがわかったってなんだってばよ!」

ナルトたちは綱手からそう言われて呼び出された

綱手「焦るな。少し前にサスケ捜索をやってもらったな」

カカシ「ええ。薬師カブトが接触してきたくらいで特に何もありませんでしたが」

綱手「そうだな。まずサスケ捜索はもうやめろ」

ナルト「なんでだよばあちゃん! もしかして!」

ナルトは最悪のことを考えてしまう

綱手「だから焦るなと。サスケに関してはこちらが情報を掴んだ。サスケは無事だ」

ナルト「もっと詳しく教えてくれ!」

サクラ「ナルト落ち着いてって」

ナルト「これが落ち着いてられるか!」

ナルトはやっと見つけたサスケ情報に何がなんでも食らいつく気でいた


チョウズメがナルトたちにサスケの事を秘密にしていたのは、サスケが黙ってろと言っていたからだ

サスケの自尊心よりもナルトたちの心配を緩和させる方が優先だと思ったチョウズメだったが、イタチにも月読で説得()されたため言うのをやめていた

434: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 07:57:32.65 ID:eaTJ9Ct8o
綱手「サスケを木の葉に戻すのには、色々と手続きがいる。サスケも木の葉に帰ることも渋々ながら了承している」

その事に皆が安堵の息、ナルトは少しだけムッとした顔をしている

その中でも木の葉の規律についてよく知っている方なサクラが声を上げる

サクラ「その、サスケくんは抜け忍扱いだと思うんですけど、帰里できるんですか?」

綱手「サスケに関しては……大蛇丸という木ノ葉崩しの元凶の討伐任務ということになっている」

大蛇丸という言葉を発する時に、この場の誰にも気が付かれないように、少しだけ綱手は力が入る

もう三忍も一人になってしまったことを思い出したのだろう

サスケは大蛇丸にあえて攫われた(公的資料)あと、そこで自らのみを危険に晒しながらスパイとして数年潜伏し、先日大蛇丸を殺したということになっている

無駄な殺生を行わず、他里に喧嘩も売らず、暁にも入っていない故にできた荒業だった

シカマル「待ってください火影様。サスケは確か、実の兄への復讐心がありましたよね? それに関しては?」

綱手「もう終わったとだけ伝えておく。詳しいことはサスケが帰ってきてから本人に聞け。私が言っていいことでもないだろう?」

シカマル「了解です」

この中にいる皆が、サスケは実の兄を殺したのだろうと思った

まさか仲良くなっていて、兄さん!と笑顔で呼んでいるとは誰も思っていない

435: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 08:09:19.79 ID:eaTJ9Ct8o
綱手「サスケが抜けたことは他の隠れ里にも広まってしまっている。だからこそ、サスケの真実の公表は五影会談の時にする予定だ。お前達、特にナルトは勝手に捜索に行かないように!」

ナルト「本当に、本当にサスケは帰ってくるんだよな?」

綱手「ああ。ちゃんと帰ってくる」

ナルト「そっかー、そうなのか」

ナルトはなんとも言えない顔をしてから、少しずつ笑顔になっていく

綱手「この事は私自身が公開するまで極秘とする!」

このあとサクラは一人だけ帰らないように言われ、五影会談に連れていくことを告げられた



サイ「……との事です。うちはサスケの殺害はどうしましょう」

チョウズメがいる事によって、我愛羅が守鶴と心を通わせた結果、サクラがサソリと戦わず、その時にカブトとの約束の話が聞けなかった

そしてナルトとサクラとヤマトとサイで行く任務がなかったので、未だサイは暗部側の人間だった

ダンゾウ「手を出すな」

ダンゾウは怒りを隠すことなくサイに命令した

サイ「失礼ですが、その理由を聞いてもよろしいですか?」

ダンゾウ「良い。サスケはイタチを殺してはおらん。綱手曰く、和解したと言っていた。もし本当に和解していた場合、サスケを殺すと木の葉が終わる」

イタチは木の葉の闇に関する様々な情報を持っている

その情報を持っていたからこそ、ダンゾウたちはサスケに手を出すことが出来なかった

そしてもし和解したのなら、サスケにこちらが手を出せば、確実に闇の情報を広められてしまうだろう

サイ「わかりました」

ダンゾウ「うずまきナルトの近くで情報収集を続けよ。おってまた連絡する」

サイ「はい!」

ダンゾウは木の葉の地下でため息をついていた

445: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 13:57:20.26 ID:eaTJ9Ct8o
>>425と同じ

ミフネ「五影の笠を前へ……雷影殿の呼び掛けにより、今ここに五影が集まった。この場を預かるミフネと申す。これより五影会談を始める」

ミフネの宣言により五影会談が始まった

半円の席に五影が座り、ミフネはその五人に対面するような席で見守っている

各影の後ろにはその里の名が書かれた垂れ幕があり、その後にチョウズメたちはいた

我愛羅「俺から話す、聞け」

オオノキ「風影殿よ、思ってなくてもこういう場では礼儀を見せるのが里の長じゃぜぇ。次からは気をつけよ」

我愛羅「ああ、すまない。気をつけよう」

エー(オオノキのじじいが助言をした!?)

エーは驚いていた

土影、オオノキとは自国を有利にするためなら暁だって使いまくるほどの合理主義者であり、頑固じじいのはずだ

それなのに他里のトップに助言をする?

エーはオオノキが偽物かもしれないと考えた

446: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 14:07:02.73 ID:eaTJ9Ct8o
我愛羅「俺は最近暁に襲われた。俺がたまたま一尾と心を通わせられていたから撃退できたが、もしただの人柱力であり、ただの風影ならばきっと殺されていただろう」

我愛羅は咳払いをしてから話を続ける

我愛羅「俺は何度も五影に協力を求めたが無視された。現火影以外には」

オオノキ「しょうがないじゃぜぇ。人柱力に宿る尾獣とはその国の強大な軍事力のひとつ。それがないと知られれば、示しがつかぬし、下手をすれば戦争を仕掛けられる。体裁、面目、影とはめんどうなものなのじゃぜぇ」

オオノキは我愛羅という若き忍びに教えるように事情を説明する

我愛羅「俺はそこら辺がまだ疎いからわからない。だが今回のこの会談ならきっと良い結果に繋がると思っている」

我愛羅は変わったらしいオオノキを見ながらそう答えた

だがその変化の理由を全く知らない影が暴力を示す

エー「……貴様は一体誰だあああああ!!」

雷影たるエーが声を荒らげながら、机を思いっきりぶん殴った

450: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 14:16:20.54 ID:eaTJ9Ct8o
その暴挙に各影の護衛が前に出て、エーから守るべく手を向けている

チョウズメは綱手の後ろに立ち、さっきまで瞑想して吸収した自然エネルギーを渡し、綱手がいつでも仙人モードになれるようした

だがしょうがないのだ

オオノキとは暁を使ったり、裏で色々やり土の里を他里に負けないようにどんな手でも使う人間だったはずなのだ




綱手「土影のオオノキだろ?」

メイ「土影のオオノキ様では?」

我愛羅「土影のオオノキ以外の何に見える」

オオノキ「もしや両天秤のオオノキを忘れたか雷影」

ミフネ「雷影殿、この場は話し合いの場でござる。そのような暴力に訴えることはやめて頂きたい」

頑固者のオオノキが変わった事情を知っている綱手

同盟強化の条件として婚約という素敵な方法を示した土影の名を言う水影

初めてあった時は既にチョウズメスキーになっていたため、こういう奴だと思っている我愛羅

雷影の頭を本当に心配するオオノキ

エー「……はぁ?!」

そしてそんな反応が来るとは思っていなかった雷影エーは訳が分からない

453: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 14:31:23.19 ID:eaTJ9Ct8o
エーは訳が分からないが話を続ける

エー「ワシは貴様らを信用していない。暁とはお前らの里の抜け忍によって構成されておる」

オオノキ「たしかにそうじゃぜぇ。だが雲だって抜け忍を出したことが無いわけではあるまい」

エー「ええ、黙れ! その優しげな顔をやめんか!」

オオノキの見たこともない優しい顔を向けられ、エーは気色悪くなり顔を向けないように言う

エー「抜け忍が暁に入ってしまう時点でクソだが、特に土影! 貴様らはどれだけ暁を利用した!?」

オオノキ「割とじゃぜぇ」

我愛羅「暁を利用?」

エー「風影なのにそんなことも知らんのか!」

エーは説明する

暁を戦闘傭兵集団として土影以外も利用していたことを

そして雲はそんなことを一切していないことを

エー「だからワシはお前らを信用しておらん。話し合いすらする気はなかった!」

綱手「自分のとこの人柱力がやられたからっていけしゃあしゃあと呼び出したがな」

エー「大蛇丸にうちはイタチを排出した木の葉もワシは信用していない!」

綱手「……なら話し合いをしなくていいな? 信用されていないのなら、どうせ日向の時と同じことが起こる」

エー「はぁ?」

綱手はこの場で雲だけまだ信用して良いのかが分かっていない

だからこそ少し脅すことにした

454: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 14:48:50.33 ID:eaTJ9Ct8o
綱手「どうやら雷影は我々を欠片も信用する気がないようだ。信用していないのに協力ができるか? そんな状態で手を結んだら、その後に起こるのは同盟締結後の日向拉致事件のような悲惨なものが起きるだろう。今は内輪でもめるわけにはいかない。故に私はこれより四影会談を開催することを宣言する!」

綱手は仙人モードになって、声を張り上げて宣言した

オオノキ「さすがのワシも同盟式に送った忍頭を誘拐に使うことはせんのう。ワシは四影会談開催を支持するじゃぜぇ」

いくら優しくなっても、会談の場で晒しあげを喰らったら優しくする気も失せるというもの

土影は火影の言葉に同意した

メイ「霧は今まで外交をしていないから怪しまれるのも仕方ないことです。現に、先代の四代目水影は何者かに操られていたのではないかという疑いがあります。マイナスイメージを払拭するのには時間がかかります。それでも私は影同士で協力したい。でも全く信用されていない相手とは手を結ぶのもまた違うと思います。私も四影会談を支持します」

メイは綱手にウインクをして、これを借りにする気のようだ

綱手「貸しにはならないぞ」

メイ「いえいえ、里間の親交を深めるためにも」

綱手「駄目だ」

メイ「……一応賛成します」

どうやらそんなに上手くいかないようだ

我愛羅「俺は木の葉を信用している。そして今の土影なら信用出来ると思う。水影は……わからん。例え過去に過ちがあったとしても、人は変わることが出来る…俺のようにな。俺も四影会談を支持する」

暁を利用していたなど許されることではない

だが今のオオノキを見て、それでも信用出来ないかと言われればそんなことは無い

なぜなら昔の我愛羅のように、人は変わることが出来るからだ

ミフネ「……信用し合い、その果てに会談を行うのであれば、それがしはそちらの場を預かろうと思う」

雷影「え?」

そして雷影以外の四影及び、その護衛は部屋から出ていった

雷影「え?」

459: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 15:05:08.66 ID:eaTJ9Ct8o
(四影?会談まで2/2)


サクラ「よかったんですか?」

綱手「雷影はあのまま自分有利の何かを取り付けさせる気だったからな。本当に四影会談になったとしても別にいいだろう。あの場で言ったことは本心だしな」

チョウズメ「同盟締結後にヒナタを攫うとかしてましたからね」

綱手はチョウズメを軽く叩き、一々殺気を出すのを抑えさせる

綱手「これまで暁を利用していないからと言って、私たちを招集している間に暁を利用する可能性はゼロではない。まずあの男は好かん」

サクラ「……それが本心では?」

チョウズメ「同じくあんまり」

サクラ(感情で動きそうな、現に動いてる二人が交渉役で大丈夫なのかな?)

サクラは不安になっていた


一度五影会談が終わり、四影?会談にするために休み時間を取ることになった

綱手「我愛羅は友達だったろ。会ってきたらどうだ? 私はこの部屋で休んでいる」

綱手はそう言ってチョウズメに自由な時間を与えた

チョウズメ「我愛羅以外にも部屋に呼ばれてたりしたよね? 誰のところに行こう」



(四影?会談まで2/2)
安価
下1
1 我愛羅に会いにいく
2 メイに会いにいく
3 青に会いにいく
4 綱手に会いにいく
5 サクラに会いにいく
6 オオノキに会いにいく
7 黒ツチに会いにいく
0 自由安価(この場にいる人(雲以外))

460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 15:06:06.66 ID:WIulJiIVO

461: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 15:09:22.02 ID:eaTJ9Ct8o
我愛羅と会えない可能性
下1
1未満で我愛羅と会えない(±1の範囲にゾロ目があればゾロ目判定)

462: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 15:10:33.82 ID:HmBzRSy20

469: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 17:01:37.33 ID:eaTJ9Ct8o
チョウズメは我愛羅の元に訪れた

チョウズメ「久しぶりだね我愛羅」

我愛羅「ああ。数年ぶりだ。チョウズメは砂の中忍試験に来なかったからな」

チョウズメと我愛羅は握手をした

我愛羅「チョウズメ。昔はお前のことを信じることが出来なかった。だが、今ならきっとできる」

チョウズメ「……わかった」

チョウズメは手を握ったまま、忍宗で我愛羅と繋がり、個と個の境界を弱めていく

すると、チョウズメはそのまま気絶した

470: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 17:11:45.72 ID:eaTJ9Ct8o
我愛羅「やはり入ってこれたか」

守鶴「こいつが例のガキか!」

チョウズメ「……あれ?廊下じゃない」

チョウズメは地面が砂のような場所についた

そこには中忍試験のあとに見た一尾、守鶴がいて、その頭の上には我愛羅がいた

今までは人柱力抜きで他の尾獣に会っていたが、普通はこうなのだろう

守鶴「糞九尾みたいな面倒なことはしねえ! それでお前は結局なんだ?」

守鶴はいきなり周りの砂を操り、チョウズメを砂で拘束した

忍術名を言わなかったが、砂縛柩だろう

我愛羅「やめてくれ守鶴!」

守鶴「……我愛羅は黙ってろ」

守鶴はそのまま少しずつ砂でチョウズメを圧迫していく

チョウズメ「うぐっ、やめてください!」

守鶴「いいや死ね」

チョウズメ「やめ……」

いきなりの守鶴の襲撃により、チョウズメは印すら結べない

我愛羅「守鶴!! やめろ!!」

守鶴「い、や、だ」

そのまま砂縛柩はどんどん力が入り、そのまま潰れた

472: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 17:21:45.16 ID:eaTJ9Ct8o
チョウズメ「いきなり何をするんですか!」

守鶴「……なるほど、お前は六道のじじいかと思ったが、更にその上だったのか。すまねえな。それでお前は結局何者だ?」

我愛羅「チョウズメ……なのか?」

潰れた砂縛柩の横に、チョウズメは天之御中でテレポートして出てきた

そのチョウズメの姿は髪が白くなり、角が生え、額には輪廻写輪眼、片目は白眼

忍祖モード、もしくは輝夜モードになっていた

チョウズメ「僕はチョウズメです。カグヤではありませんよ。そういう事ですよね?」

守鶴「ああ、そういう事だ。他の奴ら、七尾なんかは六道のじじいだと思っていたようだし、糞狐も同じくそうだろう。だが、俺はもうひとつの可能性であるんじゃねえかって思って試した」

チョウズメ「それで?」

守鶴「お前は確かに殺さないといけない存在だったが、既に制御されている。だから済まなかった」

守鶴は暁が十尾を復活させて何をする気なのか考えた

その結果月を破壊する気なのではないか?と思った

十尾は制御できるものでは無いが、十尾が復活したら確実にカグヤからチャクラを取り戻すためにカグヤを狙うからだ

月を破壊して何になるかはわからないが、六道仙人がやっとの事で封印したカグヤを出してはいけないと思った守鶴は無理やり試した

473: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 17:33:25.81 ID:eaTJ9Ct8o
チョウズメのピンチだったので輝夜モードになりました



どうやら守鶴にはチョウズメはカグヤの先兵かカグヤの意思写しか何かだと思われていたようだ

忍宗によってそれが分かり、守鶴が我愛羅が殺されないために先手を打ったのだとわかり、許すことにした

チョウズメ「今後はやめてくださいね? もしそれでもやったら怒りますから」

守鶴「分かってるよ」

チョウズメ「それで我愛羅に説明だけど、この姿は十尾と融合することが出来たカグヤという初めてチャクラを手に入れた女性の力が使える姿かな?」

我愛羅「初めてチャクラを?」

チョウズメの我愛羅への説明だったが

守鶴「……はぁああああ!? 待て待て待て。カグヤは神樹が変化した十尾に言われていただろ!?」

チョウズメ「いえ。息子たちにチャクラという力が渡ってしまったのに嫉妬し、息子たちからチャクラを回収するために十尾を使ったんですよ?」

守鶴「はああああああ!? それならあれか?六道のじじいは間違ったことを知っているってことか? 待て、てことは十尾を復活させるのはかぐやを復活させるためか!?」

守鶴はあの図体でズッコケながら驚いた

六道仙人の言っていた事実とチョウズメの言うことが全然違ったからだ

ならチョウズメを信じないのでは?と思うかもしれないが、守鶴はチョウズメの忍宗を受けている

チョウズメが嘘偽りなく、完璧な真実だということを理解していることを理解出来た

そういえば重明とはこれ関係の話をしていないなとチョウズメは思い出していた

474: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 17:45:20.47 ID:eaTJ9Ct8o
チョウズメ「いえいえ、あんな狂ってしまった人を……あれ?」

チョウズメは見落としを思い出した

確かカグヤが産み落とした第三の存在がいることに

チョウズメ「あの黒いヤツが裏にいるのかな? いやでも暁はマダラの組織だし……」

カグヤは封印される寸前に三人目の子を作り出し、そいつには封印を解くように言い聞かせていた

だがギリギリで生み出し、尚且つ力をあまり与えなかったから、そいつは全然強くないはずだ

マダラとその生み出された黒いヤツを頭の中で比べた

チョウズメ(マダラは仮面を育てたみたいだし、きっと復活とかをするんだよね? それならあの黒いのはマダラには勝てないだろうし、うん、無視でいいや)

能力のわからない黒い三人目をマダラを評価するあまり、軽視してしまった

チョウズメ「暁は無限月読で兵隊を作る気ですから多分違いますよ」

守鶴「……ほんとか?」

チョウズメ「多分。敵の自称マダラが言っていましたから」

我愛羅「マダラだと!……自称?」

チョウズメ「うん。マダラほど強くない写輪眼の人。暁ではトビって言われてるんだったかな?」


そのあとチョウズメは我愛羅と情報を交換し、仮面の戦い方や地面などに同化できるゼツの力を我愛羅は知った

チョウズメは守鶴と腕を合わせ、友好を結んだ




チョウズメは尾獣二匹目と友好を結んだ

475: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 17:57:00.94 ID:eaTJ9Ct8o
(四?影会談まで1/2)


オオノキ「ほれフルハウス」

メイ「同じくフルハウスです」

ミフネ「それがしも同じく」

綱手「ぶ、豚だ」

チョウズメ「綱手さん?」

綱手「ひいいいい!? 違うぞ! これは他の影に誘われたからな?」

チョウズメは我愛羅と会ったあと、一度木の葉の宛てがわれている部屋に戻った

すると、オオノキとメイとミフネと綱手がカードで賭けをして遊んでいた

ミフネ「花札ばかりですからなぁ。それがしもなかなかに楽しませていただいていたでござる」

オオノキ「そうじゃぜぇ。だがワシらはお暇しようかのう」

メイ「そうですね。綱手様、またあとで」

綱手「待ってくれ! 私を置いていくな!」

綱手以外は部屋からすぐに退出していった

決して怒っているチョウズメから逃げた訳では無いはずだ

476: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 17:59:14.35 ID:eaTJ9Ct8o
チョウズメ「未だに僕に賭けで勝てていなかったはずです。そして僕に勝たない限り、お金を掛けたギャンブルはしないと」 

綱手「あははは。これは同盟のための致し方ないものであってだな」

チョウズメ「木の葉の火の意志に誓いましたよね? 例え何があっても破らないと」

綱手「……ギャンブルが、やりたかったんだ」

チョウズメ「あとでシズネさんや御意見番に言いますから」

綱手「頼む! そんなことをしたら私は本当に金を差し押さえられちまう!」

綱手はギャンブルという遊びにハマっていた

そして火影がクソザコナメクジであり、借金をまた遊びで増やすわけには行かず、綱手は禁止されていた

木の葉の決まり事でギャンブルが出来るようになる条件として、何故チョウズメに勝てばできるようになるのか?

チョウズメ(忍宗あり)が強いからだ

チョウズメ「駄目です」

綱手「あぁ……」

綱手は寝込んだ



(四影?会談まで1/2)
安価
下1
2 メイに会いにいく
3 青に会いにいく
4 綱手に会いにいく
5 サクラに会いにいく
6 オオノキに会いにいく
7 黒ツチに会いにいく
0 自由安価(この場にいる人(雲以外))

477: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 18:08:27.66 ID:cTwcP0FX0
7

478: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 18:17:13.98 ID:eaTJ9Ct8o
黒ツチと会えない可能性
下1
1未満で我愛羅と会えない(±1の範囲にゾロ目があればゾロ目判定)

479: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 18:18:01.26 ID:n3QeUa5G0
ほい

483: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 18:34:53.27 ID:eaTJ9Ct8o
性格把握した(多分)

コンマ
下1
99に近い程しおらしく
1に近いほどやんのかこら!

484: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 18:36:42.06 ID:CdOx9aPs0
雌顔にしてやんよ

487: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 18:50:31.59 ID:eaTJ9Ct8o
チョウズメはオオノキに会いに来たのだが

オオノキ「おっとワシと赤ツチには用事があったじゃぜぇ。黒ツチと少し話しているといい! 行くぞ赤ツチ」

赤ツチ「予定なんて」

オオノキ「行くぞ!!」

赤ツチ「はいだに」

黒ツチ「おいじじい待て……」

チョウズメは座ってお茶が出されたあと、オオノキは何かを思い出したような風を装い、黒ツチを置いて部屋から出ていった

チョウズメ「……」

黒ツチ「……」

チョウズメは元来人見知りだ

一度でも話せばフレンドリーになれるが、まずその会話を何をすればいいかわからない

そして黒ツチは頬を引くつかせていた

黒ツチ「……何、勝手にアタイと婚約してんだあ!!」

チョウズメ「げふっ!」

チョウズメはいきなり顔面を殴られ、壁に激突した

488: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 18:58:02.00 ID:eaTJ9Ct8o
ダンゾウ「会談で幻術使うとかさいてー」



チョウズメが起き上がる前に胴に黒ツチが乗り、マウントを取りながら胸ぐらを掴んできた

黒ツチ「てめえがじじいに幻術かなんかを掛けただろ! おかしいだろ! あの頑固ジジイが「今まで迷惑をかけた、すまぬ」とか謝ってきたんだぞ! てめえだけは許さねえ!」

黒ツチと赤ツチはあのあとオオノキに幻術が掛けられた痕跡がないことを調べた

だが自分たちの理解できない幻術があるという方が、オオノキが何かを悟り優しくなるというよりも可能性があると思っていた

チョウズメ「なんもしてません!」

黒ツチ「ほら、アタイにも掛けてみろよ!」

チョウズメ「だからそんな事してないですから!」

チョウズメはしょうがないので忍宗を使って、自分の思いを理解してもらう

黒ツチは何度かチョウズメを殴ったが、すぐにその拳を下げた

黒ツチ「……本当なんだな?」

チョウズメ「本当です」

黒ツチ「ならすまん」

チョウズメ「いいですよ」

殴られてたが途中で仙人モードになったのでさほどダメージはなかった

黒ツチはチョウズメが本当にやってないという思いを理解したので、すぐに退いて謝った

489: ◆.5dCvMNp2o 2018/04/07(土) 19:10:07.25 ID:eaTJ9Ct8o
黒ツチ「……」

チョウズメ「……」

そしてまた気まずくなる空気

チョウズメは好きだから嫁が三人いて、ハナビとも特に仲良くしている

だが婚約、好きとか全くわからない相手と家族になる契約を無理やり結ばされた

チョウズメ(わかんない)

チョウズメが悩んでいる時、黒ツチが再び立ち上がった

黒ツチ「お前が暁二人を倒したって言うのはさっき火影から聞いた! だが、アタイはまだアンタを認めていない! いいか、アタイはアタイよりも弱くてデイダラ兄よりも雑魚と結婚したって、指一本だって触らせない! 力を示せ!」

チョウズメ「この場で戦うんですか?」

黒ツチ「なんだ文句があるのか?」

チョウズメ「……いえ。とりあえず戦えばいいんですよね?」

黒ツチが戦えば相手の真意がわかるとか考えているのがチョウズメにはわかった

どうせあの婚約は破棄できないくさいので、それなら仲良くするためにも自分の真意を知ってもらい、戦いの中で仲良くなろうとチョウズメも立った

黒ツチ「殺さない程度には手加減してやる。こい!」

チョウズメ「僕が怪我をしない程度に手加減してあげます。来ていいですよ?」

黒ツチ「アタイを舐めんじゃねえ!」

そうしてチョウズメと黒ツチの戦いが始まっ……


コンマ
力差が圧倒的なので勝利確定
下1
70~  雌顔
50~69 圧倒的な強さに惚れた
20~49 好意的になった
~20  認めてあげた

490: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 19:10:56.43 ID:cTwcP0FX0
やあ


次回 NARUTOに異物が紛れ込みました Part.4 後編