1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 20:50:57 ID:E7Jrwkps
伊達(学ラン)「『清澄高校麻雀部』……」
伊達「そうだようちの高校の麻雀部なー。インターハイで優勝したんだよなー」
伊達「いいよなー麻雀部。オレもかわいい女の子たちと麻雀打ちたいよなー」
伊達「……おっ、『新入部員募集中』って書いてある。まだ募集してんのか、興奮してきたな」
伊達「よし入ってみるか。コンコン ガチャッ すみませーん」
富澤「あらいらっしゃーい。須賀くーん、新しい雑用係来たわよー」
伊達「ちょちょちょまっ! なんすかなんすかちょっと!」
富澤「?」
伊達「そうだようちの高校の麻雀部なー。インターハイで優勝したんだよなー」
伊達「いいよなー麻雀部。オレもかわいい女の子たちと麻雀打ちたいよなー」
伊達「……おっ、『新入部員募集中』って書いてある。まだ募集してんのか、興奮してきたな」
伊達「よし入ってみるか。コンコン ガチャッ すみませーん」
富澤「あらいらっしゃーい。須賀くーん、新しい雑用係来たわよー」
伊達「ちょちょちょまっ! なんすかなんすかちょっと!」
富澤「?」
引用元: ・伊達「清澄高校麻雀部か。興奮してきたな、入ってみるか」
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 20:52:34 ID:E7Jrwkps
伊達「なんすかいきなり! びっくりしたー」
富澤「何か?」
伊達「いや、ええ!? 何か気持ち悪ぃオネエ出てきたけどなんなんすかあなた!」
富澤「私? ここの部長だけど?」
伊達「部長!? えっ麻雀部の!?」
富澤「ええ」
伊達「えぇーなんかきもっちわりぃ! 女子の制服でおさげのヅラつけたオッサン出てきた!!」
富澤「何か?」
伊達「いや、ええ!? 何か気持ち悪ぃオネエ出てきたけどなんなんすかあなた!」
富澤「私? ここの部長だけど?」
伊達「部長!? えっ麻雀部の!?」
富澤「ええ」
伊達「えぇーなんかきもっちわりぃ! 女子の制服でおさげのヅラつけたオッサン出てきた!!」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 20:55:51 ID:E7Jrwkps
伊達「えっ待って麻雀部の部長さんってさあ、もっとすっげぇきれいな女の人じゃないの?」
富澤「そうよ?」
伊達「でしょ!? だからあなたじゃないでしょ?」
富澤「なに言ってるのよ、私よ」
伊達「いや全然違うじゃないっすか! そのおさげと三年女子の制服は一緒だけど!」
富澤「まあ、正確に言えば部長じゃないわ。もう元がつきますからね」
伊達「ああーまあね、三年生はインターハイ終わって引退ですよね」
富澤「ブフッwwwインターハイでいんたーいってwwwオヤジギャグwwwwww」
伊達「面白くねえよ別に! いいっすよそういうのは!!」
富澤「そうよ?」
伊達「でしょ!? だからあなたじゃないでしょ?」
富澤「なに言ってるのよ、私よ」
伊達「いや全然違うじゃないっすか! そのおさげと三年女子の制服は一緒だけど!」
富澤「まあ、正確に言えば部長じゃないわ。もう元がつきますからね」
伊達「ああーまあね、三年生はインターハイ終わって引退ですよね」
富澤「ブフッwwwインターハイでいんたーいってwwwオヤジギャグwwwwww」
伊達「面白くねえよ別に! いいっすよそういうのは!!」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 20:58:45 ID:E7Jrwkps
伊達「えっ、本当にあなたが部長さんなんすか!?」
富澤「ええ」
伊達「えぇー思ってたのと全然違うよ……」
富澤「そうかしら?」
伊達「だって生徒会長さんでしょ? オレだって生徒だから遠目に見たことくらいあったもん」
富澤「ふむ」
伊達「えぇー近くで見たらこんなんだったの……? なんだよすっげぇがっかりだよ……」
富澤「ええ」
伊達「えぇー思ってたのと全然違うよ……」
富澤「そうかしら?」
伊達「だって生徒会長さんでしょ? オレだって生徒だから遠目に見たことくらいあったもん」
富澤「ふむ」
伊達「えぇー近くで見たらこんなんだったの……? なんだよすっげぇがっかりだよ……」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:02:20 ID:E7Jrwkps
富澤「んーそうね、まずひとついいかしら?」
伊達「?」
富澤「生徒会じゃなくて学生議会よ!!」
伊達「いいよそこどうでも! 見てる人に分かりやすく言ったんだよ!」
富澤「見てる人……?」
伊達「いいってばそこ引っかかんなくてよ! 流せ!」
富澤「長瀬……? 長瀬さんが、どこで見てるの……?」キョロキョロ
伊達「ちげぇよだから!! 長瀬さんじゃなくて流せ!! 探さなくていいよもう誰だよ長瀬さん!!」
伊達「?」
富澤「生徒会じゃなくて学生議会よ!!」
伊達「いいよそこどうでも! 見てる人に分かりやすく言ったんだよ!」
富澤「見てる人……?」
伊達「いいってばそこ引っかかんなくてよ! 流せ!」
富澤「長瀬……? 長瀬さんが、どこで見てるの……?」キョロキョロ
伊達「ちげぇよだから!! 長瀬さんじゃなくて流せ!! 探さなくていいよもう誰だよ長瀬さん!!」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:05:21 ID:E7Jrwkps
富澤「わかったわ、それじゃ長瀬くん」
伊達「誰がだよ! 長瀬くんはオレじゃなくて見てる人! じゃねえしいねえよ見てる人も長瀬くんも最初から!!」
富澤「城島くん?」
伊達「リーダーでもねえよ! この腹まわりのどこがTOKIOに見えたんだよ!」
富澤「そうなるともう誰が誰やら……」
伊達「なんでそうなんだよ! オレ伊達です! 1年C組伊達みきお!」
富澤「一遍死んでろ伊達みきお」
伊達「言ってねえよ! 謝れ全国の1年C組に! あとオレに!!」
伊達「誰がだよ! 長瀬くんはオレじゃなくて見てる人! じゃねえしいねえよ見てる人も長瀬くんも最初から!!」
富澤「城島くん?」
伊達「リーダーでもねえよ! この腹まわりのどこがTOKIOに見えたんだよ!」
富澤「そうなるともう誰が誰やら……」
伊達「なんでそうなんだよ! オレ伊達です! 1年C組伊達みきお!」
富澤「一遍死んでろ伊達みきお」
伊達「言ってねえよ! 謝れ全国の1年C組に! あとオレに!!」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:08:31 ID:E7Jrwkps
富澤「それで、何のご用かしら?」
伊達「あ、いや麻雀部入りたいと思ってさあ。見てたよインターハイ凄かったじゃないすか!」
富澤「あらーありがとう」
伊達「あんな全国優勝する部がうちの高校にあるって知らなかったもん!」
富澤「あーそうねー」
伊達「でさあ、部員もみんなすっげーかわいいじゃん!? オレもあんな女の子たちと麻雀してーなって」
富澤「ええーうんうん!」
伊達「それに男子は少ねえって聞いたし! よーしオレもかわいい子たちに囲まれて活躍しちゃうぜ! ってさ、ハハッ」
富澤「アハッハッハッハハッ」
ハッハッハッハッ
富澤「ちょっと何言ってるかわかんないわね」
伊達「なんで何言ってるかわかんねんだよ! 麻雀部入りたいの!!」
伊達「あ、いや麻雀部入りたいと思ってさあ。見てたよインターハイ凄かったじゃないすか!」
富澤「あらーありがとう」
伊達「あんな全国優勝する部がうちの高校にあるって知らなかったもん!」
富澤「あーそうねー」
伊達「でさあ、部員もみんなすっげーかわいいじゃん!? オレもあんな女の子たちと麻雀してーなって」
富澤「ええーうんうん!」
伊達「それに男子は少ねえって聞いたし! よーしオレもかわいい子たちに囲まれて活躍しちゃうぜ! ってさ、ハハッ」
富澤「アハッハッハッハハッ」
ハッハッハッハッ
富澤「ちょっと何言ってるかわかんないわね」
伊達「なんで何言ってるかわかんねんだよ! 麻雀部入りたいの!!」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:14:24 ID:E7Jrwkps
富澤「それはそれは、わざわざ遠いとこから悪いわねー」
伊達「同じ学校だっつんだよ! 遠いとこじゃあねえよ!!」
富澤「じゃあ、まずアンケートに答えてもらおうかしら」
伊達「アンケート?」
富澤「これであなたの扱いが決まるから。しっかり答えてね」
伊達「扱い?」
富澤「あんまり初心者の人だったら、まずはやり方覚えたりとか……」
伊達「ああそういう? 扱いってやだよなんか怖いよ、そういうののことね!」
伊達「同じ学校だっつんだよ! 遠いとこじゃあねえよ!!」
富澤「じゃあ、まずアンケートに答えてもらおうかしら」
伊達「アンケート?」
富澤「これであなたの扱いが決まるから。しっかり答えてね」
伊達「扱い?」
富澤「あんまり初心者の人だったら、まずはやり方覚えたりとか……」
伊達「ああそういう? 扱いってやだよなんか怖いよ、そういうののことね!」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:19:13 ID:E7Jrwkps
富澤「そうね、まあ男子だったら下は終身奴隷から上は一般部員まで」
伊達「終身奴隷!? 終身奴隷なんてあんだ!?」
富澤「そちらの希望の方で……?」
伊達「してないっすよそんな希望! どこの世界に終身奴隷希望で部活入る奴いんだよ!」
富澤「喜んでやってる子もいるんですけどね?」
伊達「いねえだろそんなの! そんでその割に一番上が一般部員なんだ。低くないすかね!?」
伊達「終身奴隷!? 終身奴隷なんてあんだ!?」
富澤「そちらの希望の方で……?」
伊達「してないっすよそんな希望! どこの世界に終身奴隷希望で部活入る奴いんだよ!」
富澤「喜んでやってる子もいるんですけどね?」
伊達「いねえだろそんなの! そんでその割に一番上が一般部員なんだ。低くないすかね!?」
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:23:10 ID:E7Jrwkps
富澤「では第一問、あなたの腕前はどのくらいですか」
伊達「ああ腕前? オレ麻雀は結構自信あんだよなー。大体10年くらいかな、麻雀歴」
富澤「いえ、TACOSづくりの腕前は」
伊達「何すかタコスづくりって。麻雀に関係ないでしょタコスなんて?」
富澤「いや、タコスじゃなくてTACOSね」
伊達「なんでいい声で言ったんすか。その低い声絶対女子じゃねえだろうがコラ」
伊達「ああ腕前? オレ麻雀は結構自信あんだよなー。大体10年くらいかな、麻雀歴」
富澤「いえ、TACOSづくりの腕前は」
伊達「何すかタコスづくりって。麻雀に関係ないでしょタコスなんて?」
富澤「いや、タコスじゃなくてTACOSね」
伊達「なんでいい声で言ったんすか。その低い声絶対女子じゃねえだろうがコラ」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:26:46 ID:E7Jrwkps
伊達「そんで何、タコス作んの!? なんだよこの部!?」
富澤「ええ、男子部員は作ってるわよ」
伊達「麻雀関係ねえじゃん! なんなんだよ!!」
富澤「うちの子がTACOS大好きだからねえ。これも大事な仕事よ?」
伊達「タコスってあれだろ、なんかトウモロコシの粉焼いて鶏肉とか包むやつでしょ?」
富澤「ええ、死んで間もない鶏とか死んで間もない魚介類とかを」
伊達「死んで間もないって言うなよ! 新鮮な食材だろよ」
富澤「死んで結構経った鶏のほうがお好みだったかしら?」
伊達「関係ねえよ死んでからの時間は! 結構経ってたらもう腐ってんだろそれ!」
富澤「鶏を腐らせる程度の腕前」
伊達「言ってねえよ! ないっす! 腕前も何も作ったことないですタコス!」
富澤「ええ、男子部員は作ってるわよ」
伊達「麻雀関係ねえじゃん! なんなんだよ!!」
富澤「うちの子がTACOS大好きだからねえ。これも大事な仕事よ?」
伊達「タコスってあれだろ、なんかトウモロコシの粉焼いて鶏肉とか包むやつでしょ?」
富澤「ええ、死んで間もない鶏とか死んで間もない魚介類とかを」
伊達「死んで間もないって言うなよ! 新鮮な食材だろよ」
富澤「死んで結構経った鶏のほうがお好みだったかしら?」
伊達「関係ねえよ死んでからの時間は! 結構経ってたらもう腐ってんだろそれ!」
富澤「鶏を腐らせる程度の腕前」
伊達「言ってねえよ! ないっす! 腕前も何も作ったことないですタコス!」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:29:45 ID:E7Jrwkps
富澤「じゃあ第二問、トウモロコシを作ったことはありますか。Yesか農家で答えてください」
伊達「おかしいよねその二択ねえ! どっちにしろ作ってんじゃねえかよトウモロコシ!」
富澤「TACOS作るならトウモロコシ作るところからよね」
伊達「どっから始めてんだよ! えっ自家製なのトウモロコシから!?」
富澤「そうよ?」
伊達「そうなのかよ! いやトウモロコシなんて作ったことねえし!」
富澤「んー、Yesじゃないなら農家で?」
伊達「農家じゃねえっつの! なんだよその二択どっちにしろ畑仕事じゃねえかよ!」
富澤「いやでもっwww城島くんともあろう人がwwwトウモロコシ作ったことないとかご冗談をwwwwww」
伊達「城島くんじゃねえっつってんだろ! いつまでTOKIO引っ張るんだよ! リーダーなら普通に作ってそうだけど!」
伊達「おかしいよねその二択ねえ! どっちにしろ作ってんじゃねえかよトウモロコシ!」
富澤「TACOS作るならトウモロコシ作るところからよね」
伊達「どっから始めてんだよ! えっ自家製なのトウモロコシから!?」
富澤「そうよ?」
伊達「そうなのかよ! いやトウモロコシなんて作ったことねえし!」
富澤「んー、Yesじゃないなら農家で?」
伊達「農家じゃねえっつの! なんだよその二択どっちにしろ畑仕事じゃねえかよ!」
富澤「いやでもっwww城島くんともあろう人がwwwトウモロコシ作ったことないとかご冗談をwwwwww」
伊達「城島くんじゃねえっつってんだろ! いつまでTOKIO引っ張るんだよ! リーダーなら普通に作ってそうだけど!」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:33:33 ID:E7Jrwkps
富澤「まあそしたら、レタスとかトマトとかでもいいわよ?」
伊達「畑から離れろよ! 他もなんも作ったことなんかないっすよ!」
富澤「うーん、じゃあ鶏を育てるとか卵を採るとか」
伊達「食い物から離れろっつってんすよ! 他にないんすか聞くこと!」
富澤「あとはそうね、死んで間もない豚肉もよく使うけど……、あ、食材希望の方?」
伊達「誰が豚なんだようるっせえよ」
富澤「でもそのおなか……」
伊達「うるっせえな! ただの太ってるだけだよこの腹は!!」
伊達「畑から離れろよ! 他もなんも作ったことなんかないっすよ!」
富澤「うーん、じゃあ鶏を育てるとか卵を採るとか」
伊達「食い物から離れろっつってんすよ! 他にないんすか聞くこと!」
富澤「あとはそうね、死んで間もない豚肉もよく使うけど……、あ、食材希望の方?」
伊達「誰が豚なんだようるっせえよ」
富澤「でもそのおなか……」
伊達「うるっせえな! ただの太ってるだけだよこの腹は!!」
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:38:18 ID:E7Jrwkps
伊達「大体なあ、オレの腹ん中なんて脂肪しか入ってねえよ! 食うとこなんかねえって!」
富澤「この豚は脂身ばっかり」
伊達「だから豚じゃねえっつってんだよ! お前も似たような体型だからな言っとくけど!」
富澤「でもそれなら尚更、雑用やって減量した方がいいんじゃないかしら?」
伊達「いやいいっすて! 雑用とかいいから麻雀打ちたいんだって!」
富澤「でもうちの部に入ったらまた太るわよ?」
伊達「んーまあ運動部じゃないってのはわかるけどさ」
富澤「まあでもだいたい脂肪って手癖で増えるわよね」
伊達「増えねえよ! そんなわけねえだろが手癖で脂肪増やしてんじゃねえよクソが馬鹿野郎」
富澤「この豚は脂身ばっかり」
伊達「だから豚じゃねえっつってんだよ! お前も似たような体型だからな言っとくけど!」
富澤「でもそれなら尚更、雑用やって減量した方がいいんじゃないかしら?」
伊達「いやいいっすて! 雑用とかいいから麻雀打ちたいんだって!」
富澤「でもうちの部に入ったらまた太るわよ?」
伊達「んーまあ運動部じゃないってのはわかるけどさ」
富澤「まあでもだいたい脂肪って手癖で増えるわよね」
伊達「増えねえよ! そんなわけねえだろが手癖で脂肪増やしてんじゃねえよクソが馬鹿野郎」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:42:32 ID:E7Jrwkps
富澤「第三問、麻雀の応援は得意ですか」
伊達「応援!?」
富澤「これもよくやることになると思うけど……。でもあなた得意分野よね?」
伊達「言われたことねえよそんなの! 何っすか麻雀の応援が得意って!」
富澤「じゃあちょっと拍手してみて?」
伊達「拍手? …………」パチパチパチパチ
富澤「そうそうもっと胸張って尊大な感じでほらいいじゃない」
パチパチパチ……
パチパチ……
伊達「北の偉い人じゃねえかよ」
伊達「応援!?」
富澤「これもよくやることになると思うけど……。でもあなた得意分野よね?」
伊達「言われたことねえよそんなの! 何っすか麻雀の応援が得意って!」
富澤「じゃあちょっと拍手してみて?」
伊達「拍手? …………」パチパチパチパチ
富澤「そうそうもっと胸張って尊大な感じでほらいいじゃない」
パチパチパチ……
パチパチ……
伊達「北の偉い人じゃねえかよ」
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:45:31 ID:E7Jrwkps
伊達「北の偉い人じゃねえかこれどう見ても! ちょうど学ランがあの人みたいな感じなってるし!」
富澤「いいと思ったんだけどねえ」
伊達「どこにいいと思う要素があったんだよ」
富澤「まあ気がふれたらやってみてちょうだい」
伊達「気が向いたらだろ! 確かに客席でこんなんやってたら気がふれたみたいだけどさあ!」
富澤「あ、でもやった後は私たちに近づかないでちょうだいね」
伊達「駄目じゃねえかよ! なんなんすかもう!」
富澤「いいと思ったんだけどねえ」
伊達「どこにいいと思う要素があったんだよ」
富澤「まあ気がふれたらやってみてちょうだい」
伊達「気が向いたらだろ! 確かに客席でこんなんやってたら気がふれたみたいだけどさあ!」
富澤「あ、でもやった後は私たちに近づかないでちょうだいね」
伊達「駄目じゃねえかよ! なんなんすかもう!」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:51:04 ID:E7Jrwkps
伊達「もうだから雑用とか応援とかじゃなくてさあ! 麻雀打たしてくれよ」
富澤「いやでもうちの子たち相当強いわよー、ついていけないんじゃないかしら?」
伊達「だから一回打ったらわかるだろうが勝負させろよ。オレだって自信あんだから一番強い奴出してこいよ」
富澤「うちで一番強い子って言ったらあのプラマイゼロの子よ? 勝てないと思うわよー」
伊達「だーいじょうぶだっつの。どんだけプラマイゼロか知んないけどこっちはカロリープラマイゼロだっつんだよ」
富澤「ならないわよカロリープラマイゼロなんて」
富澤「いやでもうちの子たち相当強いわよー、ついていけないんじゃないかしら?」
伊達「だから一回打ったらわかるだろうが勝負させろよ。オレだって自信あんだから一番強い奴出してこいよ」
富澤「うちで一番強い子って言ったらあのプラマイゼロの子よ? 勝てないと思うわよー」
伊達「だーいじょうぶだっつの。どんだけプラマイゼロか知んないけどこっちはカロリープラマイゼロだっつんだよ」
富澤「ならないわよカロリープラマイゼロなんて」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:54:27 ID:E7Jrwkps
伊達「なるっつーの。大体麻雀なんかほぼカロリーゼロなんだからよ」
富澤「何言ってんのよ」
伊達「索子は竹だろ? 植物なんだからゼロカロリーだろが。筒子なんて見ろよゼロの形してるじゃねえかよ」
富澤「そんなこと言ってるから成人病まっしぐらなのよ?」
伊達「大丈夫だって大体お豆腐とか食ってりゃいいでしょうが。麻雀にだってお豆腐あるだろ」
富澤「何言ってんのよ本当に」
富澤「何言ってんのよ」
伊達「索子は竹だろ? 植物なんだからゼロカロリーだろが。筒子なんて見ろよゼロの形してるじゃねえかよ」
富澤「そんなこと言ってるから成人病まっしぐらなのよ?」
伊達「大丈夫だって大体お豆腐とか食ってりゃいいでしょうが。麻雀にだってお豆腐あるだろ」
富澤「何言ってんのよ本当に」
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 21:59:07 ID:E7Jrwkps
富澤「じゃあ打つ用意してあげるわ、待っててちょうだい」
伊達「ちゃんとしろよ?」
富澤「…………」(麻雀卓準備中)
伊達「…………」
伊達「…………」
伊達「…………待ってるの暇だな」キョロキョロ
伊達「……うわー、麻雀部すげえな……。いろいろ置いてある……」キョロキョロ
伊達「あれっ、なんかでっかい箱みたいなのがいっぱい……。なんだあれ……」
ゴトッ ゴトゴトッ
伊達「うわ何これ麻雀牌だ! 抱えて持つくらいでっかい麻雀牌あった!」
伊達「ちゃんとしろよ?」
富澤「…………」(麻雀卓準備中)
伊達「…………」
伊達「…………」
伊達「…………待ってるの暇だな」キョロキョロ
伊達「……うわー、麻雀部すげえな……。いろいろ置いてある……」キョロキョロ
伊達「あれっ、なんかでっかい箱みたいなのがいっぱい……。なんだあれ……」
ゴトッ ゴトゴトッ
伊達「うわ何これ麻雀牌だ! 抱えて持つくらいでっかい麻雀牌あった!」
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 22:03:05 ID:E7Jrwkps
富澤「ああそれ、男子用の牌ね」
伊達「男子用!?」
富澤「男子の麻雀はこれでやるのよね?」
伊達「やらねえよ! これお前、ワールド男杯本選第一種目『闘蛮雀(とうばんじゃん)』じゃねえかよ」
富澤「ええ、男の麻雀の」
伊達「『暁!!男塾 ―青年よ大死を抱け―』のワールド男杯で剣獅子丸と明石十蔵がやった本気でバトルして一回ダウンごとに一回ツモができるっていう闘蛮雀じゃねえかよ」
富澤「そうよ?」
伊達「そうなのかよ! いややらないっすよ麻雀こんなんで!」
伊達「男子用!?」
富澤「男子の麻雀はこれでやるのよね?」
伊達「やらねえよ! これお前、ワールド男杯本選第一種目『闘蛮雀(とうばんじゃん)』じゃねえかよ」
富澤「ええ、男の麻雀の」
伊達「『暁!!男塾 ―青年よ大死を抱け―』のワールド男杯で剣獅子丸と明石十蔵がやった本気でバトルして一回ダウンごとに一回ツモができるっていう闘蛮雀じゃねえかよ」
富澤「そうよ?」
伊達「そうなのかよ! いややらないっすよ麻雀こんなんで!」
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 22:06:45 ID:E7Jrwkps
富澤「まあでも、そういう形でやったらいいんじゃないかしら」
伊達「そういう形で!? オレ闘蛮雀やんないといけないの!?」
富澤「がんばれ男の子っ☆」
伊達「かわいく言ってんじゃねえよ! バトルとかやだよ普通の麻雀やらせろよ!」
富澤「ああそっち系の方?」
伊達「そっち系じゃねえし! 麻雀にそっち系もこっち系もねえよ!」
富澤「やれやれ注文の多い子ね」
伊達「なんでオレのほうがワガママ言ってるみたいになってんの!?」
伊達「そういう形で!? オレ闘蛮雀やんないといけないの!?」
富澤「がんばれ男の子っ☆」
伊達「かわいく言ってんじゃねえよ! バトルとかやだよ普通の麻雀やらせろよ!」
富澤「ああそっち系の方?」
伊達「そっち系じゃねえし! 麻雀にそっち系もこっち系もねえよ!」
富澤「やれやれ注文の多い子ね」
伊達「なんでオレのほうがワガママ言ってるみたいになってんの!?」
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 22:09:42 ID:E7Jrwkps
伊達「もういいから! 普通の麻雀!!」
富澤「しょうがないわね、じゃあ女子用で」
伊達「いや普通だから! 女子用とかねえからマジで!」
富澤「はい、この卓よ」
ガタガタッ
伊達「あ、はい……。やっとマトモなの出てきたよ」
富澤「二人打ちでいいわよね。今私しかいないから」
伊達「ええまあ……普通に打てりゃいいっすよ」
富澤「はいじゃあ座って」
伊達「はい! お願いします!」
富澤「しょうがないわね、じゃあ女子用で」
伊達「いや普通だから! 女子用とかねえからマジで!」
富澤「はい、この卓よ」
ガタガタッ
伊達「あ、はい……。やっとマトモなの出てきたよ」
富澤「二人打ちでいいわよね。今私しかいないから」
伊達「ええまあ……普通に打てりゃいいっすよ」
富澤「はいじゃあ座って」
伊達「はい! お願いします!」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 22:13:23 ID:E7Jrwkps
富澤「じゃあ始めるわよ、この自動卓はボタンひとつで山を積んでくれます」ピッ
ウィーン
伊達「わっ、すげぇ! オレ自動卓って初めてなんだよなー」
富澤「しかも目の前に配牌まで自動でしてくれるの」
伊達「すげえすげえ! 最近のやつってそこまでできんだー!」
富澤「そしてうちの卓はさらにその上を行く新機能!」
伊達「へえ?」
富澤「和了りまで自動でやってくれるのよ。はいツモ、天和」
伊達「何やってんだよ!!」
ウィーン
伊達「わっ、すげぇ! オレ自動卓って初めてなんだよなー」
富澤「しかも目の前に配牌まで自動でしてくれるの」
伊達「すげえすげえ! 最近のやつってそこまでできんだー!」
富澤「そしてうちの卓はさらにその上を行く新機能!」
伊達「へえ?」
富澤「和了りまで自動でやってくれるのよ。はいツモ、天和」
伊達「何やってんだよ!!」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 22:17:42 ID:E7Jrwkps
伊達「なんなんすかこれ! なんなんすか天和って役満じゃないっすか!」
富澤「ええ、親の役満ツモはよんまんはっせーん☆」
伊達「こんなの昔のゲーセンの脱衣麻雀じゃないすか! 100円入れて天和和了られるのを見るゲームって言われてた!」
富澤「あら、トビ終了かしら? 惜しかったわねーあと少しだったのに」
伊達「聞けよ人の話! 惜しくもなんともねえよオレなんにもしてねえじゃん!」
富澤「じゃあ清算ね、もう計算面倒だから負けた点数分の額をお支払いでいいわよね」
伊達「えっ清算って何っすか」
富澤「今日のところは1000点10円でいいわ」
伊達「えっお金賭けるの!? まずいんじゃないっすかそれ!?」
富澤「ええ、親の役満ツモはよんまんはっせーん☆」
伊達「こんなの昔のゲーセンの脱衣麻雀じゃないすか! 100円入れて天和和了られるのを見るゲームって言われてた!」
富澤「あら、トビ終了かしら? 惜しかったわねーあと少しだったのに」
伊達「聞けよ人の話! 惜しくもなんともねえよオレなんにもしてねえじゃん!」
富澤「じゃあ清算ね、もう計算面倒だから負けた点数分の額をお支払いでいいわよね」
伊達「えっ清算って何っすか」
富澤「今日のところは1000点10円でいいわ」
伊達「えっお金賭けるの!? まずいんじゃないっすかそれ!?」
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 22:21:38 ID:E7Jrwkps
富澤「大丈夫大丈夫。あなたからしか取らないから」
伊達「全然大丈夫じゃねえよ!! なんなんだよそれ!!」
富澤「部費のうちってことでなんとかなるわよ。それじゃ、48000点は480円ね」
伊達「ふざけんなよまだ入部もしてねえのにやだよ!」
富澤「あら、払わないなら借金踏み倒しで強制地下労働かしら?」(低い声)
伊達「怖ぇなーもうわかったよ払うよ……。……はい、480円ちょうど」
富澤「はいじゃあ80円のお釣りね」
伊達「480円じゃねえじゃん! あなた好きねこのくだり!!」
伊達「全然大丈夫じゃねえよ!! なんなんだよそれ!!」
富澤「部費のうちってことでなんとかなるわよ。それじゃ、48000点は480円ね」
伊達「ふざけんなよまだ入部もしてねえのにやだよ!」
富澤「あら、払わないなら借金踏み倒しで強制地下労働かしら?」(低い声)
伊達「怖ぇなーもうわかったよ払うよ……。……はい、480円ちょうど」
富澤「はいじゃあ80円のお釣りね」
伊達「480円じゃねえじゃん! あなた好きねこのくだり!!」
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/27(土) 22:25:44 ID:E7Jrwkps
富澤「じゃ、次いくわよー。もーいっかいっ☆」
伊達「いやもういいよ! 帰りますもうオレ!」
富澤「あらそう? プラマイゼロにしなくていいの?」
伊達「もういいって! こんなんじゃマイナスにしかなんねえじゃんか!!」
富澤「そうかしら? 今もうすっごいプラスになってると思うけど?」
伊達「なってねえよ! どこがなんだよ!!」
富澤「腹まわり」
伊達「うるっせえよ! もういいぜ」
カン
伊達「いやもういいよ! 帰りますもうオレ!」
富澤「あらそう? プラマイゼロにしなくていいの?」
伊達「もういいって! こんなんじゃマイナスにしかなんねえじゃんか!!」
富澤「そうかしら? 今もうすっごいプラスになってると思うけど?」
伊達「なってねえよ! どこがなんだよ!!」
富澤「腹まわり」
伊達「うるっせえよ! もういいぜ」
カン
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