――ラビットカフェ

ココア「うんうん！そういうことなら大賛成だよ！！」

甜花「わわっ、いいのかな……」

チノ「ちょうどその日は夜の仕事が休みの日ですし……問題ありません」

甘奈「ありがとう……本当に……」

リゼ「あー、本人のスケジュールもあるから……」

千雪「そうね。スイーツファイブにしてフランメ･ルージュの一員ですから、誕生パーティとかもするでしょうし……」

ココア「とりあえず連絡してみるね」

ﾋﾟﾎﾟﾊﾟﾎﾟ

――346プロ

かな子「困りました……」

愛梨「困りましたね……」

法子「今年に限って、志保さんの誕生会が開けないなんて……」

光「いや、諦めるな。必ず道はあるはず！」



杏「いったいどうしたのさ？」

智絵里「総選挙の中間発表が色々あって……」

杏「あー、スネークがウチに忍び込んで票操作したって噂ね。りあむの順位はそれで高いとかなんとか」

♪ｸｰﾛｼｰｵｳｽﾞﾏｰｸｴﾝｼｭｰﾅｰﾀﾞｰﾆｰ

かな子「あれ？珍しいとこから電話です」

愛梨「えっと……」

かな子「もしもし、ココアちゃん？」

光「ココアって誰だ？」

杏「あー、前にクリスマスやハロウィンとかでウチの一部の人がお邪魔したラビットカフェとかなんとかな喫茶店だね」



かな子「えー！本当！？大丈夫なの？うんうん、それならまた折り返すね。じゃあ……」

智絵里「どうしたんでしょうか……」



かな子「あのね、そのね……」

杏「落ち着いて。それじゃあ通行留めの旗を持つキャラになっちゃうよ」

かな子「ラビットハウスで……」

――ラビットハウス

そら「うぇるかむかもーん！！」

かな子「というわけで」

愛梨「よろしくお願いします」

甘奈「わ、私の方がこの間は……」

甜花「お誕生日を……その……お祝いしてもらってるし……」

ココア「とりあえずみんなで分担してとりかかろうよ！」

チノ「では調理班とケーキ班と飾り付け班とに別れましょう」

杏「じゃあ、杏は仮眠をとるね」

ココア「いきなりおサボりさん？！」

かな子「なんでやねん！」

ﾋﾞｼｯ

杏「あぅ……わかった。わかったからさぁ……」

甜花「な、なら、甜花達と……」

千雪「飾り付けをしましょうね」

そら「れっつ☆ろーる！！」

（当然ながら志保。それから菜々さんには内緒になってます）

志保「最近、甘い香りがよく漂うけど、誰か何かやってるのかな？」

伊吹「えっと……あかりちゃん達が今度のテレビに出るために何かやってるみたいで……」

アヤ「そうそう。だから志保は気にしなくていいからな」

志保「ふーん……でもたしかカレー対決じゃなかったかな？」

伊吹「え……えっと……カレーを食べた後のデザートとかかな？」ｼﾄﾞﾛﾓﾄﾞﾛ

アヤ「う、うん。きっとそうさ」



志保「……怪しい」

…………
……

志保「というわけなんですけど、菜々さんは何かご存知ないですか？」

菜々「えっと……菜々も何も聞いていないんですけど？」

志保「おっかしいなぁ……それに総選挙の真っ最中なのに、27日のスケジュールに空白が多いですし」

菜々「27日……たしか……あ！」

志保「何かありましたか？」

菜々「いやぁ……ミリラジ公録か何かの日ってのはわかりましたけど」

（危ない危ない……聖來ちゃんも誕生日だから、口にも出せませんよ……）



志保「うーん？」

――27日当日

愛梨「志保ちゃんのことだから、パフェも山盛りあった方がいいよね」

かな子「でもケーキとかも食べてもらいたいですから……」

ココア「なら、この超おっきなガラスの容器でみんなでシェアするのはどうかな？」

ﾄﾞｶｯ

チノ「わわっ……どこからこんなモノを……」

リゼ「というかデカいな……私の頭ぐらいあるぞ」

甜花「で、でも、これならみんなでいっぱい食べられるね」

千雪「なら、ぎりぎりまで冷やして来る寸前に作らないとね」

甘奈「じゃあ、急がないとね」

智絵里「でもこれならキャッツカフェのおっきなパフェができそうだね」

そら「きゃっつ……」

杏「それじゃあ、ユッキの応援している球団だよ」

甜花「え、ええと…………うわわ、おっきい……」

甘奈「どれどれ……わぁ……ケーキとかまで乗ってるよ」

かな子「ケーキ……」ﾋﾟｺｰﾝ

愛梨「なるほどそういう方法がありましたか」

法子「ドーナツも入れないと！」

ココア「パンも入れるよ！」

ありす「……そーっと」

智絵里「はい、ありすちゃんは飲物班ね」

ありす「まだ何もしてませんが……」

智絵里「イチゴ『だけ』ならいいけどね」

ありす「……はい！」

『こちら拉致班。いかがせらるや』

『こちらHQ。かかれ。繰り返す、かかれ！』



千枝「というわけで」

芳乃「志保殿と菜々殿はお覚悟をー」

志保「え？ちょ、ちょっと？！」

菜々「あれ？菜々も巻き込まれるのですか？聖來ちゃんじゃなくて？」

芳乃「聖來殿ならー」

千枝「既に拉致済みですっ！」

菜々「あ、そうなんですか？」

志保「い、一体何がr」



ﾘｯﾌﾟ

ﾊﾞﾝ

ｳｨﾝｸﾙｴﾌｪｸﾄ

――ラビットハウス

聖來「それじゃあ行くよ」

智絵里「誕生日が同じだからって……」

杏「しょうがないじゃん。同じ日なんだから」



「っと……床が白く光って……」



千枝、芳乃「とーちゃーく（でしてー）」

志保「わわわっ、一体？」

そら「せーの」



『志保さん（ちゃん）お誕生日おめでとう！！』

ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾝﾊﾟｰﾝ

志保「わぁ……そういうことだったのね……」



甜花「そ、その……ごめんなさい……」

甘奈「甘奈、誕生日をお祝いしてもらったことが嬉しくて……」

志保「…………ん、ありがとう。嬉しいよ」

かな子「ではみんなから誕生日プレゼントですよ」

愛梨「とりあえず、特製うるとらすーぱーどれっどのーとぽすとわしんとん級パフェですよ」

光「ユニコーンガンダムか！？」
菜々「フルアーマーダブルゼータですか！？」

ココア「なんのこと？？」

菜々「き、気にしないでください！！」

志保「食べていいの？！」ｷﾗｷﾗ

チノ「というより、早く食べないとアイスが……」

志保「いただきまーす！」

ﾊﾟｸﾊﾟｸﾑｼｬﾑｼｬｶﾞﾂｶﾞﾂﾓｸﾞﾓｸﾞ

チノ「す、すごい……」

ありす「ああいうデカ盛りのセオリーを無視して食べているのに……」

そら「もう、はーふさいずだよ……」

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

志保「ごちそーさま。じゃあ、ケーキもいただきますね」

ココア「……もしかして、かな子ちゃん以上なねかな？」

愛梨「うん……パフェ限定ならかな子以上だと思うよ」

法子「ドーナツ限定なら誰にも負けないよ！」

チノ「そういう問題じゃ……」





志保「うーん、おいしー！」

HAPPY BIRTHDAY ～SIHO MAKIHARA～

ちなみに大崎姉妹の誕生日の下りは

【モバマス】千枝「今夜の夜食は」ネネ「食べ過ぎ注意ですよ」

こちら参照

おまけ

かな子「美味しいから大丈夫だよ」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

愛梨「えへへ……もう一個食べちゃおっと」ﾊﾟｸｯ

法子「♪甘い甘いドーナツ～」ﾊﾟｸﾊﾟｸ



ココア「また……今日は……すごい勢いで……」

チノ「冷蔵庫のストックが……」

甜花「て、甜花、もうダメ……なーちゃんに託した」ｶﾞｸﾘ

甘奈「甜花ちゃーん！……うぅ……仇は取るから……」ﾜｰﾝ

杏「あー、やめとけやめとけ。明日体重計に乗るのが恐くなるからさ」

甘奈「うん、わかった」ｹﾛﾘ





――なお、志保とかな子は[ﾋﾟｰ]kg太り、マストレさんのお世話になりましたとさ