1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 18:08:15 ID:Fg9/B3xg
夜 宿舎

エレン「おいジャン、起きろ」

ジャン「ん.....何だ?エレンか?」

エレン「遊びに行くぞ!」 



2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 18:15:10 ID:Fg9/B3xg
ジャン「はぁ?馬鹿かお前、 明日もキツイ訓練があんだぞ」

エレン「午前中の対人格闘の時にこっそり寝ればいいじゃねーか」

ジャン「チッ......こんな時間に何して遊ぶんだよ?」

エレン「あぁ!ウォールローゼの門を開けてみようぜ!」

ジャン「本当に馬鹿かお前?」 

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 18:52:37 ID:Fg9/B3xg
エレン「まぁ一種の度胸試しってやつだな...やるだろ?」

エレン「今の所コニーとサシャが参加するんだ」

ジャン「ふざけんな! 俺は寝るぞ」ゴロ

エレン「つまんねーの....じゃあ3人でやるとするかぁ...」テクテク

ジャン「...」

ジャン「(.......マジでやるのかアイツ...)」 

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 18:58:51 ID:Fg9/B3xg
エレン「よし、行くか!」

コニー「これは勝負だからな!」

サシャ「優勝者が明日のパンを貰えるんですよね!」

ジャン「ま...待て、俺も行く...」

エレン「へっ ジャンも本当はやりたいんじゃねーかw」

ジャン「お前らがバカしねーように見張るだけだ...」 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 19:06:59 ID:Fg9/B3xg
門の操作室

コニー「駐屯兵団の先輩はぐっすり寝てるな....」

エレン「調査兵団以外は志が低い奴ばっかだからな」

ジャン「おい門付近に巨人はいるか?」

サシャ「4mくらいのが一体いるぐらいですね...」

エレン「夜だし大丈夫だろ.......よし!最初に俺が開ける」

   ゴロゴロ...... 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 19:13:16 ID:Fg9/B3xg
巨人「!」ドスンドスン

ジャン「おいおいおい!入ってくるぞ!閉めろぉー!!」

エレン「やべーっやべっ」ゴロゴロゴロ.....ガタン...

........シン.....

コニー「..........っぶねぇーwwwwww」

エレン「スリルやべぇwwwwwwwwww」

ジャン「」ドキンドキン.. 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 19:21:37 ID:Fg9/B3xg
ジャン「.....おい、一回門開けたからいいだろ...帰ろう...」

エレン「何言ってんだジャン、次はお前の番だろ?」

ジャン「はぁ!?」

サシャ「より高く、より長い時間開けた人が優勝なんですよ!」

ジャン「(死に急ぎ野郎....)」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 19:33:41 ID:Fg9/B3xg
ジャン「やるわけねーだろ!巨人が入ってきたらどーすんだよ!?」

エレン「おいおい、 そんな事でビビッてたら憲兵団になれねーぞ!」

コニー「そーだぞジャン!」

ジャン「うるせぇー!俺は絶対開けねーからな!」 


11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 19:56:31 ID:Fg9/B3xg
エレン「この前俺見たんだけどさ、お前ミカサのぬいぐるみ作ってたよな」

ジャン「なっ!?」

エレン「しかもそれと一緒に寝てるよな」

ジャン「ぐっ...///」

エレン「ミカサに言うぞ..........」

ジャン「.....わかったよ...ちょっとだけな.....開けるぞ」ゴロ...ガタン

コニー「おいおいおいおいおいwwww」

エレン「それだけかよwwwwww」 


17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 20:16:45 ID:Fg9/B3xg
ジャン「....これで終わりだ、これ以上市民の命を脅かすことは...」

サシャ「次は私ですね!」ゴロゴロゴロゴロゴロ

ジャン「おい!開けすぎだ!!」

巨人「ニヤァ」ドダドタドタッ

ジャン「バカ!閉めろ....閉めろぉおおおおおおおおおおお!」

ゴロゴロゴロゴロ ガタァン!


エレン「..た...助かった....」

ジャン「.....あと数秒遅かったら...」ゾクッ 

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 20:20:34 ID:Fg9/B3xg
コニー「wwwwwやべっwww楽しいこれwww」

エレン「なぁこれ[進撃の巨人]って名前のゲームにして流行らそうぜ!」


ジャン「やめようぜおい.....もうやめてくれ.....」ブルブル

コニー「うしっ!最後は俺だな....」 


21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/27(月) 20:28:06 ID:Fg9/B3xg
コニー「1位は朝食のパンと立体起動訓練の的を全部譲ってもらえんだよな」

エレン「あぁ!二言はねぇぜ...」

コニー「よし!行っけぇえええ!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロダァン!

ジャン「全開じゃねえかやめろーーーーー!」顔面蒼白

コニー「よしっそろそろ閉め........あ.....」


巨人「ニコッ」ゴールイン 


27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 19:09:46 ID:plZj9Ka6
エレン「.................入ってきた.......」

コニー「.............」

サシャ「いまいち現実味がわきませんね.....」

エレン「.....あぁ...その....[進撃の巨人]はもうやめにしよう...............」 

28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 19:15:27 ID:plZj9Ka6
ジャン「.....(今、どうするべきか...)」

ジャン「お前ら!まずこれ以上巨人を入れないために門を閉めるぞ!」

ジャン「まだ4m級が一体入っただけだ!」ゴロゴロゴロ...

ジャン「俺達だけで始末すれば...あれ」ゴロゴロゴロゴロ...


シン.... 


30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 19:21:38 ID:plZj9Ka6
ジャン「に...逃げやがったぁいつらあああぁあ!!??」ゴロゴロガタン

先輩「.....チッ....なんだよ寝てたのにっ.....!?」

先輩「...誰だお前!そこで何をしている!?」

ジャン「.......」ギュッ

ジャン「(....痛えぇ...夢じゃねぇ...)」 

31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 19:32:25 ID:plZj9Ka6
翌朝 朝礼

キール「貴様等に重大な話がある!昨夜一体巨人が侵入した!」

104期生「!?!?」ザワザワ

キール「駐屯兵がすぐに討伐してくれたおかげで、幸い犠牲者は出なかったが..」

アルミン「ど..どうやって巨人は侵入したんですか!?」

キール「残念なことに104期生の一人がふざけて門を開けたようだ..」

エレン「な!?信じられねぇぜ!」 

32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 19:43:09 ID:plZj9Ka6
数時間後 審議所

ダリス「なるほど、貴様は自分が無罪だと言うんだな...」

ジャン「はい!全ては同期のバカトリオがやったことです!」

ナイル「証人を連れてきました.....入れ」


バカトリオ「失礼します!」ガチャ

ジャン「お前ら.....来てくれたのか!」 

33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 20:00:23 ID:plZj9Ka6
エレン「第104期訓練兵のエレン・イェーガーです。」

エレン「私は昨夜ジャンと共に行動してました。 そしたら...」

コニー「ジャンが「門開けようぜ!」とかいいだして...」

サシャ「私達は止めたのですがジャンは無理矢理開け始めて」

ジャン「意義あり!!!」

ダリス「ジャン・キルシュタイン、静粛に」

ジャン「....(あいつ等ぁ)」ビキッ 

36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 20:04:52 ID:plZj9Ka6
エレン「....それで巨人が入ってきて」

ダリス「ふむ..」

エレン「私達はどうすればいいのかわからくなって...」

ダリス「なるほど....」

コニー「逃げ出したことは俺達にもは責任があります!」

ジャン「」 



38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 20:13:58 ID:plZj9Ka6
ダリス「ジャン・キルシュタイン、彼らはああ言ってるが...」

ジャン「.....証拠....証拠はあるんですか!?」

ダリス「そんなものはない、ただ事実なのは...」

ダリス「巨人が侵入したこと、駐屯兵が君を門の機関室で目撃したことだ!」

ジャン「ぐぅ...(これじゃ俺の負け確定じゃねーかちくしょう..)」

ジャン「(あの時...無理にでも止めとけばこんなことには...)」グスッ 

39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 20:23:07 ID:plZj9Ka6
ナイル「お待ちください、証拠ならあります」スッ

ダリス「ん..何だそれは?」

ナイル「技術班と共同で作った録音機と言うものです」

ダリス「録音機?」

ナイル「駐屯兵団の任務を監視するために作ったものですが...
まぁ極端に言えば音や声を記録する物です」

エレン「なっ!?」 

40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 20:33:19 ID:plZj9Ka6
コニー「音を記録できるわけねーだろ!」

サシャ「信用できません!」

エレン「こんな物証拠にする必要性はありません!」

ダリス「それは私が決めることが...君達は何を焦ってるんだ?」ギロ

バカトリオ「.......」シュン

ダリス「ナイル、聞かせてくれないか?」 

41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 20:51:37 ID:plZj9Ka6
ナイル「ハッ!まだ試験段階で質が悪いですが、充分証拠になるでしょう」ポチ

録音機『ザザッ..ザ..(ジャン)一回門開け...ザザザッ..いいだろっ..ザザ..
(エレン)何言ってんだ...ザ...(コニー)そーだぞジャン..ザァッ.........ザザ..
(ジャン)うるせー!俺は絶対開け...ザザ..ザッ...開けるぞ...ゴロゴロ.......』 



44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 21:01:34 ID:plZj9Ka6
録音機『ザザ...(コニー)やべっ...あ...ザザザ...エレン(エレン..)...入ってきた
...ザッ..(サシャ)..現実味が....ザザ..(ジャン)まだ4m級が一体..ザ......だけだ!』

プツン.......

ダリス「.........なるほどな」 


46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 23:20:56 ID:plZj9Ka6
ダリス「ジャン・キルシュタイン、貴様のしたことは死罪に値する」

ジャン「(俺が何をしたってんだ....)くそったれぇ!」ダッ!


ニゲタゾー!トラエロォー!

エレン「ジャンは奇跡的に脱出に成功した....」

エレン「あれからジャンを見たものは誰もいない......」 

47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/28(火) 23:29:36 ID:plZj9Ka6
事件から時は過ぎ.....

先輩「巨人多数接近!事実上ウォールローゼは突破された!」

先輩「疑ってすまない、104期生の中に巨人はいなかった....」

ライナー「(ベルトルト....まさかお前!?)」コソコソ

ベルトル「(違う.....僕じゃない....)」コソコソ



壁付近

???「俺の反撃はここからだ」

完