1 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 22:29:59 ID:ui8zL86M
雪ノ下「まさか相手を籠絡して戻って来るなんて……」 



4 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 22:32:54 ID:ui8zL86M

姉が一人暮らしをする、と言いだした頃に、

妙に比企谷君が学校を休むようになったことを由比ヶ浜さんから聞いた。

不思議には思っていたものの、不審には思う事は無かった。

まさか姉が比企谷君を呼び出し、籠絡、所謂●●ろうとしているなんて、


その時の私には思ってもいない事だった。 



5 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 22:35:29 ID:ui8zL86M

二週間、インフルエンザで休んでいたという比企谷君が戻ってきたという事で、

私らしくも無く、妙に緊張していた。

この部室には、既に比企谷君は居るのだろうか……。

そう思うと、顔が赤面する、どう接したらいいだろう?

また悪口を言わないようにしなきゃ……

いい加減に嫌われても文句が言えないと思う。

そう思っていると、扉の奥から、何か音が聞こえる、会話音ではないような。


そう、何かが何かを叩くような、そんな音が聞こえてきた。 

9 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 22:47:50 ID:ui8zL86M

平塚「うぅ、んっ!ん!!」

それは、平塚先生が腹筋している音であった。

憎たらしい程に大きな●を揺らしながら、腹筋をしている彼女は、

とても●●的なのだった。

10 :最後までやりますよ、やればいいんでしょう:2013/06/16(日) 22:50:55 ID:ui8zL86M


勿論不審に思った、私の部活動にはそんなに活発的な活動をしでかす人はいない。

比企谷君は勿論、由比ヶ浜さんだって……平塚先生ならあり得るかも…………。

復帰したばかりの比企谷君が平塚先生に鉄拳制裁を食らっていると思うと、少し笑えて来た……。

緩んでいる頬を引き締め、一つ、深呼吸をする。

こんなところを由比ヶ浜さんに見られたら、また茶化されてしまう。

眼の前の扉を開ける……私の眼の前に現れたのは、比企谷君と、私の姉、雪ノ下陽乃だった。 

11 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 22:56:52 ID:ui8zL86M

さっきまで赤面していたのはなんだったのか、顔が青ざめて行くのが手に取るようにわかる。

一体どうして、私の姉と、比企谷君が一緒に居るのか。

一体どうして、私の姉が、比企谷君に膝枕されているのか。

一体どうして、私の姉は、お尻を打たれて悦んでいるのか。

考え出すと眩暈がする、何も考えていたくない、私の背中に悪寒が走る。 

13 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 23:05:29 ID:ui8zL86M

陽乃「ぁあああっぁっっ!!」

一際大きな声と共に、私の身体が震える、しかし息は荒く、顔は青ざめたままだ。

どうやら思考停止は避けられたようだが、精神的にはいまだ回復していないらしい。

こんな風に自己分析できるほどに、冴えている自分の頭が少しばかり憎らしくもある。

我に返った私は、教室に入り、扉を閉める。

これは外に漏らしてはいけない、一刻も早く少しでもボリュームを下げるべきだと考えた。

それ以上に、もっと間近で見たいという好奇心と少しばかりの●●に駆られた。 

14 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 23:16:57 ID:ui8zL86M

固唾を飲み込む、自分にも喉の音が聞こえるほどに、集中している。

姉の●ぎ●、部屋に響く肉と肉がぶつかる音、比企谷君の冷徹な豚を見るような目が、

……駄目だ、この教室の雰囲気に完全にあてられてしまっている。 

15 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 23:29:58 ID:ui8zL86M

まさか自分にマゾヒストの気があるとは思わなかった。

ゆっくりと、自分で近くに向かっていくのが分かる。

それに気付いたのか比企谷君が、チラリと横目に、私を見た。

比企谷「……よう。雪ノ下、この姉ちゃん、どうにかしてくんない?」

一つ大きなため息を吐いたかと思えば、そんな事を言ってくれる、

しかし挙動がいつもとは違う、

右手が既に赤くなったお尻を形が変わるまで●●●抱き、左手で背中をさすっている。

眼は相変わらず腐った眼をしているが、それも普段とは異なっているような気がする。 

16 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 23:34:30 ID:ui8zL86M

陽乃「ゆ、雪乃ちゃん?……」

息を切らせながら今迄で見たことも無い表情の姉が話しかけてくるが、その話も半分も聞けない。

ごめんね、という言葉だけが、ハッキリと聞こえる。

陽乃「ごめんね、雪乃ちゃん。●●ろうとしたんだけど……お姉ちゃん負けちゃったよ」

比企谷君と指を絡ませている光景が、私には信じられなかった。

夢現としていながら、ハッキリと意識だけがあるという気持ちの悪い状況。 

17 :お団子 ◆bZ4I4TB4eY:2013/06/16(日) 23:37:28 ID:ui8zL86M

陽乃「お姉ちゃん、●●られちゃったよ……」

キスが眼の前で行われ、私はその場に経つ事も困難となり、

その場に崩れる、由比ヶ浜さんが来るのはもう時間の問題、わたしがどうにかしなくてはいけない。

そんなことはわかっている、けれど、


わたしは、ひとのさがに、ひとのとがにかてなかった。




―――True End…………?