2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:21:37.38 ID:9nnzrF8R0
モバP「一般的に顔に手を当てているときは、心が落ち着かず、

   相手に表情を見られたくない心理が働いていると言われる。」


モバP「日菜子の場合、妄想している時にその仕草が多く見られるんだ。」


日菜子「言われてみれば・・・そうかもしれませんねぇ。」


モバP「妄想するなとは言わない。むしろ、してくれた方がいい表情の時もあるからな。」


モバP「でもな、時々収録中にも妄想に浸っている時がある。」


モバP「アイドルとして仕事が増えて、大御所の人たちと共演する機会もこれからあるだろう。」


モバP「そんな時まで妄想してたら、問題が起きるかもしれん。」


モバP「だからコントロールする訓練だと思ってくれ。」

引用元: 日菜子「顔を手で触るのを控えろですかぁ?」 


3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:22:41.96 ID:9nnzrF8R0
日菜子「はぁ、お話は分かりましたぁ。」


モバP「無理しない程度でいいからな。」





ー10分後ー


日菜子「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


モバP(すごい真顔で本を読んでるな・・・・・・)


日菜子「・・・・・・・・・・・・むふ♪」ニヤッ


モバP(あ・・・頬に手が・・・・・・)


日菜子「・・・・・・・・・・・・・」プルプル


モバP(おぉ、止まった!震えながら我慢してる。頑張れ!)

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:24:49.22 ID:9nnzrF8R0
日菜子「・・・・・・むふふ♪」


モバP(あぁ、ダメだったか。まだ初日だから仕方ないか。)


日菜子「むふ~♪」


モバP(しかし、幸せそうな顔してるな・・・ちょっと無理なことを言ってしまったか?)







それからも練習は続き、日に日に顔に手をそえる時間は減っていった・・・

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:27:05.66 ID:9nnzrF8R0
ー車の中ー




モバP「今日の収録も良かったぞ。最近は収録中に妄想することも少なくなってきたな。」


日菜子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


モバP「日菜子?」


日菜子「はぁ・・・はぁ・・・」


モバP「!?」


モバP「大丈夫か!気分でも悪いのか!外の空気でも吸うか!今、車を止めて・・・」


日菜子「プロ・・・はぁ・・・デューサー・・・さん」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:28:19.13 ID:9nnzrF8R0
モバP「いや、急いで病院に・・・・」


日菜子「日菜子・・・はぁ・・・頑張りました・・・よね・・・」


モバP「あぁ!だから待っていろ。すぐに病院に連れて行くからな。」


日菜子「お願いが・・・あるんです。」


モバP「なんだ!俺にできることならなんでも・・・」


日菜子「日菜子の・・・頬を・・・はぁ・・・手で・・・はぁ・・・触れて・・・くれませんか?」


日菜子「ずっと・・・はぁ・・・我慢・・・してたんです・・・」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:28:46.25 ID:9nnzrF8R0
モバP「そんなことでよければ・・・・・・」サワッ


モバP「って熱っ!熱があるじゃないか!」


日菜子「妄想熱・・・ですから・・・ご心配なく・・・」


日菜子「むふ・・・冷たくて気持ちいいです・・・」スリスリ


日菜子「はぁ・・・はぁ・・・大きい・・・手・・・はぁ。」スリスリ


モバP「本当にこんなことでいいのか?」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:41:40.73 ID:9nnzrF8R0
日菜子「はぁ・・・王子様が・・・お姫様の頬に手をそえて・・・はぁ・・・」


モバP「日菜子?」


モバP(熱のせいか赤くなった顔、目は涙で潤み、とろけるような視線が俺に向けられてる・・・)


日菜子「そのまま・・・はぁ・・・二人は・・・んっ♡」チュッ


モバP「!?」


モバP(え・・・キス?)


日菜子「妄想・・・ですよね・・・だから・・・はぁ・・・もう一回・・・」チュッ


日菜子「んっ・・・ちゅ・・・んんっ・・・ぷはぁ・・・ちゅ・・・」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:42:11.48 ID:9nnzrF8R0
モバP「お、落ち着け!ん!?」


日菜子「もっと・・・はぁ・・・はぁ・・・ちゅううう・・・」


日菜子「好きぃ・・・・・・♡ちゅ・・・・・好きですぅ・・・・・・んんっ・・・」


モバP「ぷはっ。日菜子!これ以上はマズイ・・・・・・・って、え?」


日菜子「むふふ~♪」


モバP「・・・・・・気絶してる。」




その後、病院で診てもらったが、仕事の疲れが出ただけだろうと診断され、

点滴をしてもらったあと、寮まで送り届けたのだった。

その後・・・・・・

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:42:56.95 ID:9nnzrF8R0
日菜子「う~ん・・・」


モバP「日菜子、もう大丈夫なのか?」


日菜子「はい♪日菜子、よく覚えていないんですけどぉ・・・プロデューサーさんにはご心配おかけしましたぁ。」


モバP「い、いや、無事ならそれでいいんだ。ははは・・・・・・」


モバP「それより、何か悩んでいるみたいだったが、どうしたんだ?」


日菜子「はい・・・いつもみたいに王子様の妄想していたんですけど・・・楽しくないんです。」


モバP「えっ!」


日菜子「なんだか~、物足りないといいますかぁ・・・胸が苦しくなって・・・」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 21:43:34.90 ID:9nnzrF8R0
日菜子「どうしてでしょう。むふ。」


モバP「さ、さぁ・・・・・・」


モバP「あ、そうだ。日菜子」


日菜子「なんでしょうか。」


モバP「もう顔を触るの、我慢しなくてもいいぞ。好きにしてくれ。」


日菜子「どうしてですかぁ?」


モバP「また妄想が爆発されたら、たまらんからな。」


日菜子「???」




おしまい