1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:11:41 ID:ZoJv5M9s
初春「佐天さん!能力が開花したってホントですか!?」
佐天「そうなんだよ~、私もついに能力者!」
初春「で、レベルはいくつですか?」
佐天「レベル1だよ~」
初春「そうなんですかぁ~、努力しがいがありますね!」
BEACH QUEENS とある科学の超電磁砲S[レールガン] 佐天 涙子 1/10スケール PVC製 塗装済み完成品フィギュア
posted with amazlet at 19.06.20
ウェーブ(Wave) (2015-03-14)
売り上げランキング: 365,175
売り上げランキング: 365,175
2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:15:32 ID:ZoJv5M9s
初春「...あれ?でも確か風を操ってたような...」
佐天「ああ、あれ?ゲッター線の渦だったらしいよ」
初春「何ですかそれ?」
佐天「『ゲッターサイクロン』っていうらしいよ」
初春「ますます分かりませんよ...」
御坂「佐天さーん」ノシ
佐天「あっ!御坂さん!」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:20:22 ID:ZoJv5M9s
黒子「私もいますのよ」
佐天「あっ、白井さんまで!」
御坂「能力開花おめでとう」
佐天「ありがとうございます!」
黒子「レベルはいくつですの?」
佐天「レベル1です!」
御坂「とりあえずここじゃなんだからファミレス行きましょ」
黒子「賛成ですの」
初春「やったー!!!」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:24:52 ID:ZoJv5M9s
ファミレス店内
御坂「で、そのゲッター線っていうのはなんなの?」
黒子「聞いたことがありませんの」
佐天「実は何故か知ってるんですよね~」
初春「どうふぃうこふぉでふか?」モグモグ
黒子「初春ェ...」
佐天「いやぁ、説明するの難しいなぁ...」
御坂「誰かに教えられたってことじゃ無いの?」
佐天「はい、そうなんですよ~」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:30:21 ID:ZoJv5M9s
黒子「むぅ...ますます気になりますの...」
御坂「そういえば佐天さん、風を操ってたよね」
佐天「はい」
御坂「他には何かできるの?」
佐天「レベルが上がれば出来ることが増えたりするそうです」
初春「今のも既に知っていたこと何ですか?」
佐天「そうだよ、なんか不思議だね」
御坂「まあ、何かあったら言ってね」
黒子「協力しますの」
佐天「ありがとうございます!」ペコ
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:36:47 ID:ZoJv5M9s
御坂「じゃあね~」
佐天「今日はありがとうございました~」ノシ
ー
佐天「よし、ちょっと調べてみるかな~」
初春「ゲッター線ですか?」
佐天「うん、なんか気になるし」
初春「じゃあ、私は風紀委員があるので失礼します」
佐天「そっか、じゃあ明日学校でね~」
ー
?「裏道は..っ....ない..」
佐天「へ?」
?「裏道は通ってはいけない」
佐天「な、なに?声?」
佐天「...」
佐天「...え?あれ?」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:44:51 ID:ZoJv5M9s
佐天「...聞こえなくなった...」
佐天「裏道?」
佐天「そっか!裏道を通れば早く家に着く!」
佐天「なんか便利な能力ぅ~」テクテク
?「まったく...」
佐天「え?」
スキルアウト「おっ!可愛い娘発見!」
スキルアウト「ねえねえ、俺たちと遊ばなぁい?」
佐天「うっ...や、ヤバイかも...」
スキルアウト「あぁ?なんだって?」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:49:52 ID:ZoJv5M9s
佐天「い、いえ、私用事があるんで...」
スキルアウト「いやぁ、そんなこと言わずにさぁ?」ガシッ
佐天「え、ちょっと...」
スキルアウト「へへっ、捕まえたぜ~」
佐天(そうだ、能力!)
佐天「えいっ!」ヒュウウウウウウ
スキルアウト「....はっ?」
佐天「え?」
スキルアウト「やべぇ、クッソ弱ぇぞこいつwww」
スキルアウト「チョロ過ぎフイタwww」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 00:58:36 ID:ZoJv5M9s
スキルアウト「さあさあこっち来いよ!」グイ
佐天(初春!!ピンチだよぉ!!!)
............ンジ
.........チェンジだ....
佐天「ひょ?」
.........その速さは....
........光を超える....
佐天(....なんだろう....この感覚....)
スキルアウト「おいテメェ!聞こえてんのか!」
佐天「......ンジ....」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 01:03:17 ID:ZoJv5M9s
スキルアウト「はぁ?」
佐天(なんか分からないけど...)
佐天(叫びたい!これを...お腹の底からっ!)
佐天「チェエエエエンジゲッタァアアアアアー」
スキルアウト「!?」
佐天「ツゥウウウウー!!!!」
スキルアウト「!?」
スキルアウト「なんだ...こいつ!」
スキルアウト「.....光ってやがる....」
カッ!!
........
スキルアウト「ううっ......何っ!?」
スキルアウト「いない...だとぉ?」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 01:07:13 ID:ZoJv5M9s
スキルアウト「クソっ!なんだあいつ!」
スキルアウト「ちっ!結構いけそうだったのによぉ!」
ー
....
佐天「ハァハァ...」
佐天「す...すごい...」
佐天「あんなスピードで走れるなんて...」
佐天「これが...私の...」
佐天「.....力....ゲッター....」
佐天「...」
ー
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 01:11:17 ID:ZoJv5M9s
翌日
初春「佐天さぁああん!」タッタッタ
佐天「あっ!初春~」
初春「昨日は大丈夫だったんですか!?」
佐天「平気平気~」
初春「良かったです....運がいいですね、佐天さん」
佐天「いやいや初春、私の能力だよぉ~」
初春「え!?まさか戦ったんですか!?」
佐天「いやいやまさかぁ~」
初春「で、ですよね~」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 01:15:30 ID:ZoJv5M9s
初春「で、逃げてきたんですか?」
佐天「そうだよ」
初春「でもどんな能力の使い方したんですか?」
佐天「どんなって?」
初春「だってレベル1ですし...簡単には逃げられないような...」
佐天「あぁ、それだけど、私、レベル2になったから」
初春「」
初春「え?」
佐天「え?」
初春「....だって早すぎません?」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 20:20:50 ID:ZoJv5M9s
佐天「いやぁ、自分でもびっくりしたからさ、測り直したんだ~」
初春「...それで、たった一日でレベルアップですか...」
佐天「えへへ...」
初春「ま、まあ能力の使い方には気をつけて下さいよ」
佐天「分かってるってば!....そ、れ、よ、り♪」
初春「え?」
佐天「てぇえええい!」ブワサッ
初春「ぬっふぇぇえええ!?」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 20:24:25 ID:ZoJv5M9s
佐天「へぇ~今日は真っ白なんだぁ~」
初春「佐天さぁああああああん!!!」ポカポカ
佐天「まあまあ初春落ち着いて」
初春「それをどの口が言いますか!」
佐天「あっ、授業始まるよ~」
初春「うぅ...」
ー
24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 20:30:28 ID:ZoJv5M9s
..................
...鳴った...
...また鳴った...
...戦いの...
...ゴングがっ!!...
佐天「!?」ガタッ
教師「ど、どうした佐天?」
佐天「...へ?」
教師「...はぁ...じゃあ寝ぼけてた佐天、問4を解いてみろ」
佐天「え、あ、はい...ええっと...」
佐天(ふぅ...なんだろう今の...)
佐天「分かりません」ドワォ
教師「ハァ.....」
ー
25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 20:39:08 ID:ZoJv5M9s
...
佐天「まったく...追加の宿題なんて先生は酷いな~」
初春「それ100%佐天さんが悪いですよね~」
佐天「なにおう!?」クワッ
初春「ひぇええ~..パ、パンツだけは~!」
佐天「悪い初春にはおしおきd...
...実験開始...
...時間が無..い...
...力に..溺れた...
...孤...高..の..
佐天「!?」
初春「ひょ?」
佐天「まただ...」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 20:44:17 ID:ZoJv5M9s
佐天「さっきからずっとこんな感じだ...」
佐天「意味不明な筈なのに私の使命のような...」
初春「さ、佐天さん...?」
佐天「さっきから異様なペースで声が聞こえるんだよ...」
初春「...いい耳鼻科知ってますよ?」
佐天「ドワォ」
初春「な、殴りましたね!?」ウルウル
佐天「...!」
初春「え?」
佐天「...こっちなの?」タッタッタ
初春「え、ちょ...佐天さぁん!!」タッタッタ
ー
27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 20:50:33 ID:ZoJv5M9s
....
佐天「」
初春「ハァハァ...ちょっと佐天さん....?」
佐天「なに...これ...」
初春「え......血?」
佐天「うっ...」
初春「ちょ、佐天さん!?」
初春「お、応援呼びますね!」
佐天「ダメ!!」ガシッ
初春「な、何ですか!?」
佐天「い、いいから...」ブルブル
初春(さ....佐天さん?)
28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 20:54:25 ID:ZoJv5M9s
初春「で、でも何かの事件っぽいですし...」
佐天「これは知っちゃいけない気がする...」
初春「な、何でですか!?」
佐天「...........ゲッター.......」
初春「!?」
佐天「....もっと....残酷な運命が....」
初春「しっかりしてください!!」ガシッ
佐天「!?」
初春「と、とにかく広いところへ...」
ー
29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 20:57:03 ID:ZoJv5M9s
..........
御坂「....」
御坂「....」
御坂「こ、これで....」
御坂「終わったのね....」
ー
30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 21:03:09 ID:ZoJv5M9s
ー
佐天「...」
初春「佐天さん?大丈夫ですか?」
佐天「う、うん...」
初春「...一応一安心...ですね...」
佐天「初春、さっきの話...」
初春「言いませんよ」
佐天「え?」
初春「私は佐天さんの親友です、親友の頼みは聞きますよ♪」
佐天「う、初春....」
初春「佐天さん...」
佐天「あ、ありがとう...」
初春「えへへ...いいんですよ」
31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 21:08:20 ID:ZoJv5M9s
初春「そのかわりに...」
佐天「スカートめくり禁止は無しでね」
初春「もう!そんなんじゃないですよ!!」
佐天「あはは...冗談冗談...」
初春「...何かあったら、気にせず相談してくださいね?」
佐天「...」
佐天「...ありがとう...初春....」
32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/21(金) 21:11:45 ID:ZoJv5M9s
ー
佐天「じゃあね、初春~」
初春「また明日学校で!」
佐天「うん!」
.............
........
..
佐天「........」
佐天「.....声の方向は確か....」
佐天「......こっちか....」タッタッタ
ー
35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 13:01:22 ID:lXh5YplE
ー
?「...」クチャクチャ
?「...」クチャクチャ
?「...」
?「...チッ」
?「...やっぱ不味いなァ...」
?「...あァ?」ピクッ
?「...」
?「...キヒッ」
ー
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 18:43:29 ID:lXh5YplE
ー
佐天「ハァハァ...」タッタッタ
佐天「!」タッ
佐天「...」
佐天「...また...血だ...」
?「はぁ~あ~い~」
佐天「!?」バッ
?「何ですかァ?一般人ですかァ?」
佐天(な、なに...この人...)
?「...あァ?もしかして誰?...とか思っちゃってるんじゃないんですかァ?」キヒ
佐天「...!」
佐天「だ...第一位っ!?」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:14:44 ID:lXh5YplE
一方「...オマエ...」
佐天「...」
一方「面白ェなァ」キヒ
一方「考えてみれば、"ココ"を知ってたみてェだなァ?」
佐天「...っ!」
一方「"裏"の奴じゃァ無さそうだしなァ?」
佐天(第一位...顔も名前も知らない筈なのにっ..!)
佐天(なんで私には分かるの...!?)
佐天(この人が...この人が...)
一方「あァ?放心状態ですかァ?」
40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:20:07 ID:lXh5YplE
一方「あ~あァ~、おしゃべりがすぎたなァ...」
一方「"実験"を知ってる一般人は消さないとなァ...」
佐天「...え?」
一方「...残酷な運命ってヤツかァ?キヒッ..」
佐天(...殺される...殺されるっ!!)
一方「......んじゃ、そーゆーことォで」
佐天「!?」
41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:24:45 ID:lXh5YplE
一方「じゃあなァ」ギュィイイイン!!
佐天(コ、コンクリートが...)
ドワォォオオオオオオン!!!
一方「...やっぱ一般人じゃァ退屈しのぎになんねぇなァ...」
一方「...」
一方「...ケッ..」スタスタ
ー
...
..
.
42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:27:27 ID:lXh5YplE
佐天(.......)
佐天(.......)
佐天(.....うっ...)
佐天(....わ、私は....)
佐天(...ここは..?)
佐天(...私は...?)
佐天(...!)
佐天(...あなた...)
佐天(...誰?)
ドワッ!
43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:32:11 ID:lXh5YplE
......ん...
.....さん...
.............
初春「佐天さんっ!!」
佐天「のわっ!?」
初春「よ、よかったぁ~!!」
佐天「...初春?」
初春「佐天さん!佐天さぁ~ん!!」
佐天「う、初春っ!」
初春「へっ?」
佐天「ど、どうしてここに!?」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:37:26 ID:lXh5YplE
初春「通報を受けて駆けつけたんですよ!」
佐天(...裏路地だったから気づかれないと思ったけど...運いいな...私...)
初春「"橋の上で倒れてる人がいる"って聞いたので、監視カメラを見たら...」
初春「佐天さんだったものですから...」
佐天「えっ....」
佐天「ここ....」
佐天「...橋?」
45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:41:35 ID:lXh5YplE
初春「いやぁ、でもよかったです...」グスン
佐天「...初春...」
初春「ん?何ですか?」グスッ
佐天「...私...」
初春「?」
佐天「...いや、やっぱなんでもない...」
初春「...」
初春「...佐天さん?」
佐天「...」
初春「佐天さん」
佐天「な、何?初春?」
46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:51:30 ID:lXh5YplE
初春「もう忘れたんですか?」
佐天「な、何を?」
初春「『何かあったら、気にせず相談してください』って...」
佐天「..!」
初春「佐天さんが悩むのはやっぱり放っておけません」
佐天「初春...」
初春「役に立てるかは分かりませんが...」
初春「じっとしているだけというのも、ダメだと思うんです...」
佐天「...」
初春「今すぐにとは言いませんが、いつか言って下さいね」
佐天「...」
佐天「...分かったよ...初春...」
初春「ふふ...絶対ですよ!」
佐天「...うん」
47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 20:55:25 ID:lXh5YplE
ー
.....
佐天「...」
佐天(事情聴取は初春がなんとかしてくれたけど...)
佐天(...この真実はどうすれば...)
佐天(...御坂さん...)
佐天(...それにしても...)
佐天(...瞬間移動...?)
佐天(...白井さんの能力でもないのに...)
佐天(...もう考えたくない...)
佐天(頭がパンクしそう...)
佐天「....はぁ....」
48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 21:02:17 ID:lXh5YplE
...10017...
佐天「!」ビクッ
佐天「な、なに...」
佐天「...しかも...この感じ...」
佐天「また...御坂さん...?」
佐天「な...なんで...?」ガクガク
佐天「...こんな能力...」
佐天「...もう嫌だ...」
佐天「...知りたくない...見たくない...」
佐天「...おかしくなりそう...」
佐天「もう...いらない...」
.......友が悲しんでも?
佐天「え?」
49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 21:08:26 ID:lXh5YplE
急げ...時間が無い...
佐天「うわっ!?」ドワッ
佐天「えっ...浮いてる!?」
...ゲッターウイング...
...急げ...
佐天「これ...私の...力...?」
...ゲッターウイング...
佐天「...」
佐天「ええいっ!!」
佐天「ゲッタァアアアアアアアアア」
佐天「ウイングッ!!!!」ドワッ
50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 21:16:09 ID:lXh5YplE
ー
初春「...ハァハァ...」
スキルアウト「おぉい待てよ」ヘヘッ
初春「きゃあっ!」
スキルアウト「風紀委員狩りってのはやめられねぇなぁ...」
初春「やめて下さい!お、応援を...」
スキルアウト「あぁ?」ガッ
初春「うっ!....」ガクッ
スキルアウト「おいおいwやりすぎだっつーのw」
スキルアウト「いいんだよこれくらいで」
スキルアウト「あぁ~スッキリするわぁ~」
ダァンッ!!!!!!
一同「!?」
佐天「...」
51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 21:22:03 ID:lXh5YplE
佐天「...久しぶりですね...」
佐天「初春に手を出しましたね...」
佐天「今度こそ...」
佐天「引導を渡してあげますよ」
スキルアウト「お前あの時の!?」
スキルアウト「ちょうどいいぜ!おらっ!!」ダッ
佐天「...」ヒュン
スキルアウト「!?」
スキルアウト「クソっ!テレポーターかっ!」
佐天「オープンゲット...」
スキルアウト「あぁ!?」
佐天「チェンジ...」
スキルアウト「!」
スキルアウト「なんか来るぞ!!」
52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 21:30:05 ID:lXh5YplE
佐天「ゲッタァアアアアアアアアア」
佐天「ゥワン!!」ドワッ
スキルアウト「!?」
スキルアウト「なんかヤバそうだぞっ!」
佐天「ゲッタァーウイングッ!」バッ
スキルアウト「っ!?」
佐天「てぇえええい!!」ガッ
スキルアウト「うっ...」
スキルアウト「う、うわぁ!!!」ダッ
佐天「逃がさないよ...」
佐天「トマホォークッ!!」
スキルアウト「ひ、ひぃっ!!!」ダッ
佐天「ブゥーメラ...
ガシィッ!!
佐天「っ!?」
53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 21:36:13 ID:lXh5YplE
初春「佐天さん!!!!」
佐天「う、初春..」
初春「やめて下さい!!もう...もういいじゃないですか...」
佐天「っ...」
初春「最近おかしすぎますよ佐天さん!」
佐天「う、初春?」
初春「能力が開花してから、人が変わっちゃいましたよ!!」
佐天「初春...」
初春「私はそんな佐天さんより、前の佐天さんの方が良かったです!!」
佐天「っ!」
初春「レベル0でも、明るくて...純粋で...!」
初春「あの頃の佐天さんどこに行っちゃったんですか!!」
55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 06:55:47 ID:i0tJIki6
佐天「...」
初春「...」
佐天「...分かったよ...初春...」
佐天「...全部...全部、話すよ...」
初春「は、はい...」
初春「ど、どぉーんと来てくださいっ!」グッ
佐天「わ、私の能力は...」
............
........
....
.
―
56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 07:08:15 ID:i0tJIki6
..
.....
.........
初春「...」
佐天「...というわけなの...」
初春「そ...そんな...み....御坂さんが.....」ガクッ
佐天(やっぱり重かったかな...)
初春「ご...ごめんなさい...」
佐天「いいんだよ...初春が謝らなくても...」
初春「いえ...相談して下さいなんて言っておいて、何にも力になれない挙句...」
初春「思考まで停止してしまって...」
初春「ははっ....風紀委員としても親友としてもダメですね...」
佐天「...!」
佐天(...そうか...これは私の問題...)
佐天(初春なんか巻き込んじゃダメだったんだ...)
佐天(...私は........逃げただけなのかな...)
57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 07:14:07 ID:i0tJIki6
佐天「と、とりあえず戻ろう...」
初春「は、はい...」
―
佐天「あれから4日くらい経って...」
佐天「初春がメールをくれる...」
『危ない真似はしないでくださいね』
『何かあったらすぐ連絡下さい』
『今度また、5人でお買い物しましょうね』
佐天「初春にこんなに心配させちゃった...」
58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 07:32:11 ID:i0tJIki6
佐天「私...能力持ってから変わっちゃったのかな...」
佐天「いや...能力のせいじゃない...」
佐天「私がダメなんだな...きっと...」
...友よ...我が名を呼べ
佐天「うっ...」ビクッ
佐天「き、来たっ!?」
...何をしている...我が名を...ゲッターを...
佐天「まって!!」
佐天「なぜ私だったの!!ゲッターってなんなの!?」
......
佐天「誰かは知らないけど答えてよ!!」
.....いずれ....わかる...
62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 20:34:21 ID:i0tJIki6
佐天「...いずれって.....」
......名を呼べ......ゲッターを.....
......自分を......信じろ.....
佐天「......」
佐天「....分かったよ....」
佐天「....もう....」
佐天「....逃げない....逃げたりしない....」
佐天「来いっ!!!」
佐天「ゲッタァアアアアアアアアア!!」
ドワッ
63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 20:38:44 ID:i0tJIki6
佐天(もう考えたくない...)
佐天(能力のことなんて忘れたい...)
佐天(聞こえてくるものなんて無視したい...)
佐天(...でも...)
佐天(そのせいで友達に迷惑をかけるなら...)
佐天(...やってやる...)
佐天(...親友として...)
佐天(...!)
佐天(...ゲッターとしてっ!)
―
64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 20:47:59 ID:i0tJIki6
ー
一方「...おいおい、さっさと始めよォぜ」
御坂妹「実験開始まであと1分と42秒05です、とミサカは残り時間を提示します」
一方「あ~あァ~、なんでそんなに律儀なンですかァ?」
妹「...実験の予定を狂わせないためです、とミサカは説明します」
一方「..はァ...たりィなァ...」
妹「...」
一方「おい、もういいだろうなァ?」
妹「あと15秒3..
ドワォォオオオオオオオン!!!!!
妹「!?」
一方「あァ?」
妹「予定にない状況です、とミサカは冷静に判断します...」
一方「....」
一方「...!」
65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 20:54:23 ID:i0tJIki6
一方「...キヒッ...」
一方「退屈してる俺へのプレゼントですかァ?」
一方「なァ?」
一方「佐天さんよォ!!」
佐天「....」
佐天「調査済み...ですか...」
一方「そォだ...久々に面白ェ奴だと思ったからよォ...」
一方「そしたらなんだァ?」
一方「レベル2の分際でケンカふっかけてくるなンてよォ...」
一方「オマエ...最高なアホだなァ!!」キヒ
66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:03:20 ID:i0tJIki6
一方「んなわけで殺すわ」ギュィイイイン
佐天「オープンゲット!」ドワッ
一方「チッ...前回で死ななかったのは、この回避能力のお陰ってかァ?」ギュィイイイン
佐天「チェンジゲッター2!!」
佐天「ドリルッハリケェーン!!」
一方「!?」
佐天「なっ!跳ね返ってっ...!」ドッ
佐天「くっ..!」ドサッ
一方「...オマエ...何者だァ?」
佐天「...?」
一方「多重能力者...いやバカな...」ボソッ
一方「.....まァでも...」
一方「最っ高に面白ェ奴だぜ!!」キヒ
妹「一方通行」
一方「あァ?」
67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:09:32 ID:i0tJIki6
妹「今更ですが計画に沿わない状況です、とミサカは注意します」
一方「ンなこたァ馬鹿でもわかるっつゥの」
一方「それよりなンだァ?そんなに早く殺されたいかァ?マゾですかァ?」
妹「...」
一方「あァ~あ、シラケちまうぜ...」
一方「...」スッ
シュルシュルシュル!!!!
ガッ!!!
佐天「!」サッ
ドォオオオオン!!
68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:15:28 ID:i0tJIki6
一方「...ったくよォ...」
佐天「その子に手を出さないで...」
一方「オマエ...とことん面白ェ奴だぜ」
佐天「...」
一方「楽しみは最後までとっておけねェよなァ?」
妹(...分かりません...)
妹(なぜあのお方はそこまでして私を守ろうとするのでしょうか...)
妹(...とミサカは.......ミサカは.....)
一方「ンじゃ行くぜェ」ガッ
69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:22:40 ID:i0tJIki6
佐天「!」サッ
ドォオオオオン!!
佐天「コ....コンテナが....」
一方「おいおい、コンテナ消したくらいで焦ンなよ」
一方「この方が見晴らしもいいしなァ」ガッ
佐天「くっ!オープンゲット!」シュン!
一方「...チッ...」
佐天「チェンジゲッター3!!」
一方「...!」
佐天「うぉおおおおお!!」ドワォオオン!!
一方「おいおい、オマエ本当にレベル2かァ?」
一方「コンテナ持ち上げるなんてよォ...」
一方「やっぱ最高だぜオマエ!!!」
佐天「うぉおおおおお!!!」
70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:26:53 ID:i0tJIki6
ドォオオオオン!!!!!!!!!!
佐天「ハァハァ...」
....
一方「休ンでる暇なンかねェぞ?サ、テ、ン、サ、ン?」
佐天「うっ!?」ゾク
一方「キヘッ...」ガッ
佐天「オープンゲット!」ドッ
一方「キヒッ」
佐天「!?」
一方「つかまえたァ」ニヤッ
ドガッ!
佐天「くはっ...!」ドッ
71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:30:48 ID:i0tJIki6
佐天「ゲホッげほッ...」
一方「どうやら連続回避はできねェみてェだなァ?」ガッ
佐天「うっ!」ガッ
一方「なんだァ?終わりかァ?」
佐天「かはっ...」
一方「....チッ....」
一方「...期待し過ぎたかなァ?」
一方「...」
一方「...ンじゃ、そーゆーことでェ」スッ
72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:36:52 ID:i0tJIki6
佐天「...あなたは...」
一方「あァ?」
佐天「そんなに"無敵"がいいの?」
一方「...あァ?」
佐天「..けほっ...あなたも逃げてるだけじゃない...」
一方「...なンだァ?説教かァ?」
佐天「...独り...ぼっちは...寂しかったでしょ?」
一方「俺のことを知ってたよォな言い草だなァ?」
佐天「唯一の理解者だと思った親に捨てられ...」
一方「...あァ...?」
73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:42:49 ID:i0tJIki6
佐天「考えることをやめたんでしょ?」
一方「オイ」
佐天「周りの人間が怖くなったんでしょ?」
一方「...」
一方「」ガン
佐天「うっ!」ガッ
一方「キヒッ...こんなに不愉快になったのは"その日"以来だなァ....あァ!?」
佐天「....」
一方「あァ~もういいわ、カタチが残ンねェほど粉々にしてやンよォ」
佐天「...勝機は....」
佐天「...勝機は....?」
74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 21:45:28 ID:i0tJIki6
佐天「何か...」
一方「じゃァなァ」
佐天「物理攻撃は全くダメ...」
佐天「...」
佐天「...初春...」
佐天「...ごめんね...」
一方「...」スッ
グチャッ
75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/24(月) 18:29:51 ID:IBKek4LY
一方「...!」
佐天「...」
一方「なン...だとォ?」
佐天「...え?」
妹「うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」
佐天「...御坂...さん...!?」
妹「い...いいえ...わ、私はお姉さまの...クローンです...と」
妹「ミサカは....懇切..丁寧に...ミサk....
佐天「...な...なんで...」
佐天「...なんで...」
佐天「...」
一方「...ケッ...」
一方「こんなクローンに涙しちゃってよォ...」
一方「自分の心配はしなくていいンですかァ?」
76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/24(月) 18:35:39 ID:IBKek4LY
一方「しっかし驚いたなァ...」
一方「こいつらに感情が芽生えたってことかァ?」
一方「腹ァ抱えて笑いたくなっちまうぜ」キヒッ
佐天「...」
一方「ンじゃ次、オマエな...」
佐天「...なんかを...」
一方「あァ?」
佐天「...私なんかを...また逃げかけた私を...」
一方「...」
一方「言いたいことはそれだけかァ?」
77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/24(月) 18:41:15 ID:IBKek4LY
佐天「...」
...己の非力を悔いているのか?
...否
...お前はまだやりきっていない
...燃やし尽くしていない...
命を燃やせ...
怒りを燃やせ...
今が...
その時だ
佐天「」カッ!
78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/24(月) 18:46:57 ID:IBKek4LY
一方「あばよ三s....!?」
佐天「」ゴォオオオオオオオ
一方「なんだァ?これは...」
一方「なんだァ?この光はっ!?」
佐天「うぉおおおおおお!!」ダンッ
一方「!」ギュイイイン
佐天「...」スタッ
一方「...キヒ...最後の悪あがきってかァ?」
一方「...面白ェ...」
一方「イイねイイねェ!最っ高だねェ!!」
79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/24(月) 18:53:02 ID:IBKek4LY
一方「殺りがいがあって楽しいぜェ!!」ギュイイイン
佐天「...」サッ!
一方「いオラオラ、逃げてばっかじゃつまンねェぞォ!!」
佐天「...ゲッター...」
...ああ、友よ...
...奴に物理は効かない...
佐天「...確かにそうだね...」
...ああ、奴は強い...
佐天「.....それなら.....」
80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/24(月) 19:00:53 ID:IBKek4LY
一方「キヒッ」ガッ
佐天「...チェンジ」サッ
佐天「...ゲッター」
佐天「ゥワン...」
一方「かくぎくけこかきぐけこかきく...」
佐天「!?」
佐天「な、何っ!?」
一方「キヒッ...圧縮圧縮ゥ...空気を圧縮ゥ!!」
...今だ...
佐天「何っ!?無茶なッ!?」
...信じろ...
...己を....ゲッターをっ!!!
佐天「よしっ!やってやる!!」ダッ
一方「キヒッ...渦に向かって来るとはいい度胸だなァ?」
一方「跡形もなく消し飛ばしてやンよォ!」
81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/24(月) 19:04:58 ID:IBKek4LY
佐天「うぉおおおおおお!!!」
一方「かくぎくけこかきぐけこかきく...」
佐天「くっ!」ザッ!
一方「どォしたァ?怖くなったかァ!?」
佐天「すぅ.....」
...行け...
...お前の全てを...
...命を...怒りを...
....粒子と化して!!
佐天「喰らえぇえええええええええええええええ!!!!」
86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:05:09 ID:i/RbJXSM
一方(なにィ!?)
一方(ビーム砲まで持ってやがったか...)
一方(だが...キヒッ...)
一方「おらァ!!」ゴォオオオオオオオ
佐天「圧縮された空気を...!?」
一方「キヒッ...残念だったな...」
...信じろ...お前なら出来る...
佐天「くっ...クソぉおおおおおおお!!!」ドワォオオオ
ゴォオオオオオオオオオ!!
一方「チッ...なんてェ馬鹿力だァ...」
佐天「うぁりゃああああああああ!!!」ドワォオオオ
87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:10:49 ID:i/RbJXSM
...ゲッター線...
...それはただのエネルギーではない...
...意志を持て...
...お前は何を望む...?
ゴォオオオオオオオオオ...
(.....物理は効かない.....)
一方「チッ...しぶてェなァ...」
佐天「...」
佐天「...見つけた...」
佐天「なんだ...」
佐天「簡単なほど難しいものもあるんだ...」
佐天「...友情みたいに...」
88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:16:00 ID:i/RbJXSM
佐天「物理は効かない」
佐天「...なら...」
佐天「物理法則を消してしまおう...」
...戻れないが...いいのか?
佐天「私は逃げない...何があっても...」
.....
一方「チッ...埒があかねェぜ...」ゴォオオオオオオオ
一方「キッ...」
一方「ヴァアアアアアアアアアアアアア!!!」ギュイイイン
佐天「...」ゴォオオオオオオオ
一方「!?」ゴォオオオオオオオ
一方「え、演算は間違っちゃねェぞォ!?」
一方「なんだこれはァ!!」
89 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:20:13 ID:i/RbJXSM
一方「確かに相殺されるように演算を組ンだはずだァ!?」
佐天「...」ゴォオオオオオオオ
一方「て、テメェ!?」
...トドメだ...
佐天「うぉおおおおおお!!!」カッ
佐天「最大出力だぁぁあああああああ!!!」ゴォオオオオオオオオオオ
一方「なにィ!?」カッ!
90 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:27:22 ID:i/RbJXSM
一方(クソっ...完全に崩しちまった...)
一方(演算が狂っちまったのかァ!?)
一方(クソっ...反射は...キヒッ...)
一方(反射は使えそうだなァ...)キヒヒ
一方「ったく...ハッタリかましてンじゃねェよ!!」
佐天「うぁああああああああ!!!!」カッ
一方「...!?」
一方「反....射......g..
ドワォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
佐天「..くっ!!!」
佐天「うわぁああああああ!?」ドワォ!
91 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:33:19 ID:i/RbJXSM
ー
............
..........
ドォオオオオオオン!!!!!
イマアッチカラ、スゴイオトシタジャン?
コンテナノホウカラデスネ
イッテミルジャン?
イ、イマカラデスカ!?
シゴトジャンヨ?
ハ、ハイ...
ー
...
..
.
92 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:36:16 ID:i/RbJXSM
...
ナニ!?
!?
ナンニモナイジャンヨ...
アトカタモナイデスネ...
トリアエズ、オウエンヲヨブジャン
ハ、ハイ!
...
..
.
ー
94 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:42:44 ID:i/RbJXSM
ー
佐天(....)
佐天(...ん...)
佐天(...ここは...?)
佐天(...そうか...私...)
...そうだ...
...ホントならあの衝撃で死んでいた...
...だが、物理法則を消してしまったからな...
...お前は一応生きている...
佐天(...一応...か...)
...だがもう戻れない...
佐天(...分かってる...)
佐天(浴び過ぎたんでしょ?ゲッター線を...)
佐天(なんか分かるんだ...)
佐天(なんでかな...)
95 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 20:48:02 ID:i/RbJXSM
...お前のような無茶な奴はヤツ以来だな...
...もっともヤツよりよっぽどかわいいものだが...
佐天(...ふふ...そんな人居るんだ...)
佐天(........ねえ?)
佐天(あの時ゲッタービーム以外だったら、戻れたかな...)
...過程が問題では無い...
...言葉にはできないが...
...お前は悟ってしまう...
...その事実は変えられない...
96 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 21:00:17 ID:i/RbJXSM
佐天(...そっか...)
佐天(...残酷ってこういうことか...)
...いずれ...分かる...
...お前はまだ若い...
佐天(...もう年とか関係ないけどね...)
...佐天涙子?
...また鳴ったぞ?
...闘いの...
...否...
...とらえ方は人それぞれか...
...さあ行け...
佐天(...)
97 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 21:03:30 ID:i/RbJXSM
佐天(...これが運命なら...)
佐天(...それを創った馬鹿な神の顔を見てみたいな...)
佐天(...)
...次のゴングが鳴る前に...
佐天(...終わらせる...)
佐天「ゲッタァアアアアアアアアアアア!!!」
ー
98 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 21:09:09 ID:i/RbJXSM
~
佐天「ふぇ!?」
初春「え?」
黒子「...ど、どうしました?」
佐天「え?えっと...いやぁ...えへへ...」
初春「...変な佐天さん」
御坂「ちょろっと三人とも~!」
御坂「早くしないと売り切れちゃうよ~」
初春「...ゲコ太って売り切れたりするんですかね...?」
黒子「シッ!ですの!」
99 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 21:14:43 ID:i/RbJXSM
佐天「...ふふっ...」
佐天「今行きますよ~!!」
黒子「初春、行きますよ」
初春「は、はい~って走るんですかぁ!?」
佐天「早くぅ~!!」
御坂「早くぅ~!!!」
佐天「...」
佐天「これも、ひとつの世界...かな?」
終
...これは一種の世界であって実在するかは誰も知らない
100 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 22:21:47 ID:i/RbJXSM
一応終幕です
付き合ってくださったドワォ病の方、ありがとうございました
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。