1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:19:57 ID:B455fYN2
アルミン「」
エレン「なあ、お前もそう思うだろ?」
アルミン(何言ってんだコイツ)
進撃の巨人 スペシャルファンブック 調査兵団特製付録 アラーム機能つき ミッションタイマー (講談社 MOOK)
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3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:21:33 ID:B455fYN2
エレン「そうと決まったらさっそく行ってくる!」
アルミン「ちょちょちょちょ!!待って!」
エレン「何でだよ!駆逐すんぞ!」
アルミン「今行ったらどうなると思う?」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:23:31 ID:B455fYN2
エレン「んー・・・」
アルミン「今、アニの隣には数人の女子がいるよね?」
エレン「おう」
アルミン「そんな状態でエレンがさあ・・・」
エレン『なあ!パーカーのフードの匂い嗅がせてくれ!』
アルミン「なんて言ったら」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:25:10 ID:B455fYN2
エレン「え?おかしいか?」
アルミン「おかしいのは君だよエレン・・・」
エレン「わからねえよ!俺はお前がわからねえ!」
アルミン「完全にこっちのセリフ、それ」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:28:13 ID:B455fYN2
アルミン「・・・そこまで嗅ぎたいなら」
エレン「なにか考えがあるのか!?」
アルミン「いや!そういうことじゃなく、シンプルにさ」
エレン「シンプルに?」
アルミン「会話やスキンシップを通し、自然な流れでそれを切り出すんだ」
エレン「おー!なんかワクワクしてきた!」
アルミン「まず第一関門はアニの心を開くことだね・・・」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:31:48 ID:B455fYN2
~食堂~
ワイワイガヤガヤ
ミカサ「エレン、一緒に食べよう」
エレン「すまん!今日は用事があって・・・」
ミカサ「何の用事?」
エレン「えーっとだな・・・」
アルミン「アニに伝言預かっててさ!!それ伝えにいくんだ!!」
エレン(ナイスアルミン!)
ミカサ「・・・そう」
エレン「じゃあ行ってくるわ!」
タッタッタッ・・・
ミカサ「怪しい・・・」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:33:38 ID:B455fYN2
エレン「おっす」
アニ「・・・何?」
エレン「一緒に食べようかな、とか思ってさ」
アニ「珍しいね、アンタがそんなこと言い出すなんて」
エレン「隣、いいか?」
アニ「・・・フン、別にいいよ」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:35:31 ID:B455fYN2
エレン「~~~」
アニ「~~~」
ミカサ「・・・」
アルミン(ミカサがエレンを怪しんでる・・・これは不味いな・・・)
ミカサ「ねえ、アルミン」
アルミン「ん?何?」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:38:45 ID:B455fYN2
ミカサ「あんなこと、前にもあった?」
アルミン「??」
ミカサ「エレンと、あの女狐・・・コホン、アニのこと」
アルミン「今日は伝言がどうのこうの言ってたけどなあ・・・」
ミカサ「・・・」
アルミン(うう、胃が、胃がぁ・・・)
ミカサ「確かに、エレンに限ってそんなことは・・・」ブツブツ
アルミン「さ!食べようよ!」
ミカサ「・・・」コクン
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:41:52 ID:B455fYN2
エレン「お前っていっつもそのパーカーじゃねえか?」
アニ「結構気に入っててさ、同じの2,3着あるんだけど」
エレン「へえ、そうなのか」
アニ「・・・」
エレン「ん?」
アニ「・・・・あ・・るか?」
エレン「ん?」
アニ「似合ってるか?///」
エレン「まあいつも通りって感じだな!」
エレン「痛え!」
17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:44:58 ID:B455fYN2
エレン「・・・でさあ、あいつ蹴ってきやがってよぉ」
アルミン「うん」
エレン「なんで蹴られたんだ?」
アルミン「・・・うん」
エレン「アニ、俺のこと嫌いになっちまったかなぁ」
アルミン(ハッキリ言って今すぐにでもOK貰える感じだよそれ!!!)
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:49:10 ID:B455fYN2
ミカサ「何、喋ってるの?」
エレン・アルミン「」
エレン「アニと少し口論になってよお・・・ハハハ」
ミカサ「アニは今どこ?」
エレン「いや、わかんねーけど」
アルミン「ミカサ?な、何しようとしてるの?」
ミカサ「肉を削ぐ準備」
アルミン「アウトォー!!!」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:53:36 ID:B455fYN2
~宿舎~
エレン「今日は大変だったなぁ」
アルミン「こっちのセリフだよ・・・」
エレン「ミカサのやつ、下手したら教官、いや巨人より怖かったぞ・・・」
アルミン「ま、まあバレないように気長にいこうよ・・・」
コニー「何話してんだ?」
エレン・アルミン「!!」
エレン(ア、アルミン、助けてくれ!)チラッ
アルミン「ね、ねえコニー」
コニー「なんだよ」
アルミン「野球しよ」
コニー「はあ??」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 22:58:25 ID:B455fYN2
~翌日~
エレン「なあアルミン!」
アルミン「なに?」
エレン「すげえこと思いついた!」
アルミン(嫌な予感が・・・)
エレン「今日の訓練、アニと組むよう頼むだろ?」
アルミン「う、うん」
エレン「そんとき嗅がせてくれって言ってみる!」
アルミン「」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:01:57 ID:B455fYN2
~訓練~
エレン「なぁアニ」
アニ「?」
エレン「今日、組もうぜ」
アニ「別にいいけど」
エレン(よしっ)
アニ「アンタの家族とやらは、怒らないのかい?」
エレン「家族?ミカサとアルミンのことか?」
アニ「どっちかって言うと、ミカサの方だけど」
エレン「なんでだよ」
アニ「こっちのセリフだよ・・・」
エレン「アルミンにもよく言われるけどよぉ、それ流行ってんのか?」
アニ「アンタねぇ・・・」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:08:24 ID:B455fYN2
~訓練後~
エレン「ふうー」
アルミン「ねえエレン」
エレン「ん?」
アルミン「まさかとは思うけど、嗅がせてとか頼んでないよ、ね?」
エレン「おう、訓練に必死だったからな」
アルミン(ふう、少し安心・・・)
エレン「少しずつ間は詰めてってる感じなんだけどな」
アルミン「だからって、明日にでも頼んでみる!とか言わないでよ!」
エレン「おう!」
アニ「・・・」
24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:12:50 ID:B455fYN2
~宿舎~
ミカサ「最近エレンが冷たい・・・」
クリスタ「ほんとぉ~?いつも淡々としてるから、そう思っただけとか?」
サシャ「ですね!パァン下さい!って頼んでも、なかなかくれませんもん!」
ユミル「黙ってろ」
アニ(エレンは、私の匂いに夢中なんだよっ!///)
27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:22:14 ID:B455fYN2
アニ(・・・そんなわけ、ないだろ)
アニ(何を調子に乗ってるんだ私は・・・)
アニ「少し、外の空気吸ってくるよ」
クリスタ「う、うんっ」
ミカサ「・・・」
アニ(やっぱりアイツの隣には、ミカサが適任だよ)
ガチャッ
クリスタ「どうしたんだろ、アニ・・・」
ユミル(マジ天使)
29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:34:09 ID:B455fYN2
~宿舎~
ジャン「マジミカサたんクンカクンカしたいうわああ」
ライナー「そこはクリスタだろ」
ベルリン「同意!」
マルコ「良い匂いしそうだよね~」
ライナー「ゆるふわピンクな感じだろうな、きっと」
フランツ「ハンナはねえー」
ベルト「黙れ」
30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:40:06 ID:B455fYN2
ジャン「サシャの芋臭さは異常www」
一同「www」
マルコ「以外とアニとか エレン「えっ!?」
ライナー「どうしたエレン?」
エレン「い、いやあ何でも!」
べル「・・・なんかあるなぁ~?」
エレン「なっ、何でもねーよ!」
ジャン「顔赤ぇーぞ!はっはっはっ!」
エレン「うるせぇ!・・・っ、ちょっと草むしって来る!」
ジャン「なんで草」
ガチャ
アルミン(ご、ごめんエレン、フォローできなかった・・・)
32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:44:47 ID:B455fYN2
~宿舎・外~
エレン(はぁ~、ったく、なんであそこで反応しちまうかな・・・)
エレン「やっぱ、意識しちゃってんだな・・・」
アニ「なにが?」
エレン「うおっ!」ビクッ
アニ「そんなに驚いたかい?」
エレン「いや、偶然だな~と思ってよ」
アニ「本当、奇遇だね」
エレン「少し喋ろうぜ」
アニ「・・・いいけど」
エレン「って、なんでそっち向いてんだ?」
アニ(ニヤニヤが止まんないんだよ!この鈍感馬鹿!)
33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:53:01 ID:B455fYN2
エレン「~~・・・でよお、本当笑ったよ」
アニ「ふうん」くすっ
エレン「あ」
アニ「?」
エレン「お前の笑ったとこ、初めて見たかも」
アニ「ッ・・・悪かったね、氷の女で」
エレン「可愛いな、やっぱ」
アニ「えっ?」
エレン「あっ、いやあの~、何でもなくて、その」アセアセ
エレン「きっ、昨日さ・・・ アニ「ねえ、アンタってさ」
エレン「お、おう」
アニ「私の匂い、嗅ぎたいと思ったこと、ある?」
34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:56:11 ID:B455fYN2
エレン「えっ!」
アニ「・・・」じーっ
エレン「あ、あう・・・」
アニ「ある?」
エレン「そ、そのだな」
アニ「・・・別にいいよ」
エレン「!」
35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/22(土) 23:59:34 ID:B455fYN2
エレン「今なんて・・・」
アニ「いいよ、って言った」
エレン「・・・いつバレた?」
アニ「何が?」
エレン「俺がそのー・・・お前の匂い嗅ぎたいっ、てさ」
アニ「アンタとアルミンが喋ってんの、聞いたんだよ」
エレン(バレてたのか・・・)
エレン「引いたろ、正直」
アニ「・・・」
37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:06:53 ID:w2O/Xd6c
アニ「それこそ、引くかもしんないけどさ」
エレン「おう」
アニ「・・・高揚した」
エレン「っ!」
アニ「本当に私?って思ったけど、そうだとしたらって考えたら」
エレン「・・・」
アニ「高揚というより・・・興奮、かもね」
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:12:03 ID:w2O/Xd6c
エレン「じゃあ・・・いい、のか?本当に」
アニ「いいって言ってるだろう?・・・好きにしなよ」
エレン「ちょっと、ここじゃあし難いな・・・」
アニ「あっちの方、小屋あるけど」
エレン「じゃ、行くか」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:15:49 ID:w2O/Xd6c
~小屋~
エレン「へえ、こんなとこあったんだな」
アニ「割と小奇麗だね」
エレン「誰に教えてもらったんだ?」
アニ「ハンナ」
エレン「何に使うんだ?こんなとこ」
アニ(情報元がハンナの時点で察しろよ)
41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:19:21 ID:w2O/Xd6c
アニ「じゃあ、いいよ」
エレン「・・・おう」ゴクッ
アニ「服、脱ぐよ」
エレン「えっ」
アニ「えっ」
エレン「むしろそっちのがメインっつうか、あの」
アニ「・・・ふふっ」
エレン「そ、そのスマン」
アニ「なんか・・・アンタらしいね、服だったとは」
42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:25:40 ID:w2O/Xd6c
エレン「じゃあ、失礼しますっ」ぎゅっ
アニ「っ・・・」
エレン(念願のフード・・・)
アニ(まさか、こんな日が来るとはね・・・)
エレン「すーっ、はーっ」
アニ「ん、ふっ・・・くすぐったいね、これ・・・」
エレン「・・・」
アニ「あ、く、臭かった?」
アニ(うう、最悪だ・・・)
エレン「めっちゃ良い匂いだ・・・」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:31:38 ID:w2O/Xd6c
エレン「なんかシャンプーの匂いとか甘い匂いとか色々混ざって・・・」
アニ「説明しなくていいから、その、恥ずかしい・・・///」
エレン「続けるぞっ」
アニ「耳元でっ、囁くなぁ・・・」
エレン「すーっ」
アニ「ふくっ、うっ、あ・・・」
エレン「はぁっ、はぁっ」
アニ「くすぐったっ、はっ、んっ」
エレン「そ、その」
アニ「あえっ、何?」
エレン「やっぱり、そのー・・・」
アニ「・・・?」
エレン「服、脱がしていいか?」
45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:35:51 ID:w2O/Xd6c
アニ「もう、こんなとこ見られたんだから、好きにしなよ・・・」
エレン「おう・・・脱がすぞ」ぐいっ
アニ「地味に恥ずかしいもんだね」すぽっ
エレン「それにしても良い匂いだな・・・」
アニ「もう、分かったからっ・・・///」
アニ(これ以上惚れさせないでよっ・・・)
47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:40:49 ID:w2O/Xd6c
エレン「はぁっ、はぁ」
アニ「髪っ、嗅ぐなあ・・・」
エレン「すーっ、はっ」
アニ「あ、脇は駄目だって・・・」
エレン「全然変な匂いしねえからっ」
アニ「そういうことじゃ、ないんだけどっ・・・」
エレン「・・・」
アニ「・・・どうしたんだい?」
エレン「・・・俺って、こんな変態だったのか・・・」
アニ「ふんっ・・・今更、何言ってんだい」
エレン「アニっ!」がばっ
アニ「言っとくけど、私以外にやったら、殺すからっ・・・」
49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:44:19 ID:w2O/Xd6c
~暫くして~
エレン「はーっ、今日はありがとな」
アニ「まさかアンタがこんな嗜好を持ってたとは知らなかったよ」
エレン「なんかスマン」
アニ「いいよ、むしろ私も・・・」
ミカサ「ねえ」
52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:53:43 ID:w2O/Xd6c
エレン「!!」
アニ「・・・何?」
ミカサ「私のエレンに何してるの?」
エレン「私のって何・・・ ミカサ「黙ってて」
アニ「アンタとエレンが絶対にし得ないことだけど?」
ミカサ「・・・」イラッ
エレン「何でそんな喧嘩腰・・・ アニ「黙ってて」
53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 00:58:24 ID:w2O/Xd6c
ミカサ「とにかく私は今、すごくイライラしてるので、これ以上、怒らせない方がいい」
アニ「エレン」
エレン「えっ?」くるっ
アニ「ん」ちゅっ
ミカサ「」
55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 01:02:58 ID:w2O/Xd6c
アニ「・・・こういうことだよ」
エレン「」ぽけー
ミカサ「っ・・・!!」
エレン「」ぽけー
ミカサ「行こう、エレン」
エレン「」ぽけー
ミカサ「・・・今度は許さない」エレングイッ
エレン「」ぽけー
アニ「ふんっ」
57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/23(日) 01:08:10 ID:w2O/Xd6c
タッタッタッ・・・
アニ「っていうか、これどうすんだよ・・・」
アニ「替えのパンツとか持ってきてないし・・・」
アニ「びっしょ●●じゃん・・・」
アニ「あ~あ・・・」
アニ「エレン嗅ぎ回したい・・・」
END
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