○
P「もうダメだぁ……おしまいだぁ……」
心「なんだなんだ面白い顔しやがって☆」
早苗「どれどれ……あ、本当に一目見たらクスッとしちゃうくらいには面白いわね」
瑞樹「ただ爆笑は取れないわよねー、インパクトが足りないわ」
P「人が落ち込んでるときにマウントとるのやめてもらえますか?こういう時は優しく慰めるもんでしょうが!」
早苗「慰められるだけの価値が貴様にあればいいけどな」
P「唐突に辛辣」
早苗「担当と会えなくて寂しいって愚痴をもう4日連続で聞かされてるみになってみろやコラ」
P「ヒェッ……マジで切れてるやつじゃないですか……うう、やはりこの世に救いなんかないんだぁ……もうだめだよぉ……誰か僕を慰めてくれよぉ……」
早苗「およそ成人男性が口にしていい文字列ではないと思うのだけど」
瑞樹「いやいや早苗ちゃんわかんないわよー。最近は年下の子にまで母性を求める男って多くなってるみたいだから。最近よく桃華ちゃんにかまってるでしょ、この男」
早苗「ああ、そういう……」
P「違わい!人を勝手にロリコンにしないでくれます!?」
心「どっちかっていうとマザコン疑われてんだと思うぞ☆」
P「もうダメだぁ……おしまいだぁ……」
心「なんだなんだ面白い顔しやがって☆」
早苗「どれどれ……あ、本当に一目見たらクスッとしちゃうくらいには面白いわね」
瑞樹「ただ爆笑は取れないわよねー、インパクトが足りないわ」
P「人が落ち込んでるときにマウントとるのやめてもらえますか?こういう時は優しく慰めるもんでしょうが!」
早苗「慰められるだけの価値が貴様にあればいいけどな」
P「唐突に辛辣」
早苗「担当と会えなくて寂しいって愚痴をもう4日連続で聞かされてるみになってみろやコラ」
P「ヒェッ……マジで切れてるやつじゃないですか……うう、やはりこの世に救いなんかないんだぁ……もうだめだよぉ……誰か僕を慰めてくれよぉ……」
早苗「およそ成人男性が口にしていい文字列ではないと思うのだけど」
瑞樹「いやいや早苗ちゃんわかんないわよー。最近は年下の子にまで母性を求める男って多くなってるみたいだから。最近よく桃華ちゃんにかまってるでしょ、この男」
早苗「ああ、そういう……」
P「違わい!人を勝手にロリコンにしないでくれます!?」
心「どっちかっていうとマザコン疑われてんだと思うぞ☆」
引用元: ・前川被害者事件簿 その2
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3: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:41:28 ID:cJn
P「それも違いますって……いいじゃないですか、少しくらい誰かに甘えてみたって。」
瑞樹「相手が悪いわよ。なんで私たちなのよ」
早苗「そうそう、甘えたいならそれこそ美優ちゃんとか菜々ちゃんとかにすればいいじゃない。人選がおかしいわ。」
心「まあその美優ちゃんに会えないからこんな状態になってんだろうけどな☆」
P「ああ……撮影のためとはいえ一週間のスペイン出張に行ってしまうなんて……美優さん……会いたいよぉ……」
心「最近こいつ感情を自重しなくなってきたな」
瑞樹「まぁずっとつかず離れずイチャイチャ見せられるよりまだマシよ。この二人まだ付き合ってないのよ。いい加減にしなさいよ。」
早苗「そんで今日はなんなのよ。流石に4日連続だと話すネタももうないわよ、こっちも」
P「えーーーなんかあるでしょ?人生にドラマはつきものですよ?」
早苗「お前に付き合わされてるおかげでせっかくのドラマがふいになってるんだが?」
瑞樹「ドラマを求めにここではないどこかに行こうかしら」
心「川島のねーさん、蘭子ちゃん達が好きそうな表現っすね」
瑞樹「大人だっていつになっても厨二心はあんのよ。……とはいってもまぁ乗りかかった船だから最後まで付き合ってあげるけど。」
P「やったぁ!川島さん大好き!」
ピッ
心「今の発言録音できたぞ☆」
早苗「美優ちゃんにメールしなさいよ」
P「ヤメロォ!?」
瑞樹「あんた気をつけなさいよホント。美優ちゃんのこと好きなクセに他の子にも好き好き言ってるでしょ。下手しなくてもセクハラで訴えられたら負けるわよ」
P「あっハラスメント関係は最近マジで厳しいんで、肝に命じます……ごめんなさい……」
瑞樹「…………あーーーなんか酔いたくなっちゃった。すいません、日本酒のこれ、熱燗で」
早苗「瑞樹ちゃん顔赤いわよ。飲んでないのにどうしたの?」
心「瑞樹さん年下のダメンズとか好きですもんね☆『ごめんなさい……』がキュンと来たんじゃね?」
P「あーわかるわー。川島さん、ホントそういうとこ気をつけた方がいいっすよ」
瑞樹「お前はどの立場で会話に参加してんじゃい!」
瑞樹「相手が悪いわよ。なんで私たちなのよ」
早苗「そうそう、甘えたいならそれこそ美優ちゃんとか菜々ちゃんとかにすればいいじゃない。人選がおかしいわ。」
心「まあその美優ちゃんに会えないからこんな状態になってんだろうけどな☆」
P「ああ……撮影のためとはいえ一週間のスペイン出張に行ってしまうなんて……美優さん……会いたいよぉ……」
心「最近こいつ感情を自重しなくなってきたな」
瑞樹「まぁずっとつかず離れずイチャイチャ見せられるよりまだマシよ。この二人まだ付き合ってないのよ。いい加減にしなさいよ。」
早苗「そんで今日はなんなのよ。流石に4日連続だと話すネタももうないわよ、こっちも」
P「えーーーなんかあるでしょ?人生にドラマはつきものですよ?」
早苗「お前に付き合わされてるおかげでせっかくのドラマがふいになってるんだが?」
瑞樹「ドラマを求めにここではないどこかに行こうかしら」
心「川島のねーさん、蘭子ちゃん達が好きそうな表現っすね」
瑞樹「大人だっていつになっても厨二心はあんのよ。……とはいってもまぁ乗りかかった船だから最後まで付き合ってあげるけど。」
P「やったぁ!川島さん大好き!」
ピッ
心「今の発言録音できたぞ☆」
早苗「美優ちゃんにメールしなさいよ」
P「ヤメロォ!?」
瑞樹「あんた気をつけなさいよホント。美優ちゃんのこと好きなクセに他の子にも好き好き言ってるでしょ。下手しなくてもセクハラで訴えられたら負けるわよ」
P「あっハラスメント関係は最近マジで厳しいんで、肝に命じます……ごめんなさい……」
瑞樹「…………あーーーなんか酔いたくなっちゃった。すいません、日本酒のこれ、熱燗で」
早苗「瑞樹ちゃん顔赤いわよ。飲んでないのにどうしたの?」
心「瑞樹さん年下のダメンズとか好きですもんね☆『ごめんなさい……』がキュンと来たんじゃね?」
P「あーわかるわー。川島さん、ホントそういうとこ気をつけた方がいいっすよ」
瑞樹「お前はどの立場で会話に参加してんじゃい!」
4: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:42:41 ID:cJn
○
早苗「とはいっても本当に話題なんかないわよこっちは」
P「トランプでもしますか?いつでも遊べるように胸ポケットに常備してるんですよ!」
心「うんわかった、とりあえず一回しまえ。それについて話す。」
瑞樹「なんで常にトランプ持ち歩いてんのよ……」
P「あっしまった……UNOの方が好みでしたか?」
瑞樹「カードゲームの種類の話はしてねぇなぁ」
早苗「てかあんた本当によくそれで仕事やってこれてるわよね」
P「それなりに、えーす、ですよ。エッヘン。」
早苗「エッヘンとか口に出しちゃうあたりのそこはかとない気持ち悪さ」
心「酒飲んだ時のキモい男ムーブで普段の評価はだいたい台無しだな☆あとトランプはマジでない。」
P「そんなですか!?」
瑞樹・早苗・心「そんなだよ」
早苗「とはいっても本当に話題なんかないわよこっちは」
P「トランプでもしますか?いつでも遊べるように胸ポケットに常備してるんですよ!」
心「うんわかった、とりあえず一回しまえ。それについて話す。」
瑞樹「なんで常にトランプ持ち歩いてんのよ……」
P「あっしまった……UNOの方が好みでしたか?」
瑞樹「カードゲームの種類の話はしてねぇなぁ」
早苗「てかあんた本当によくそれで仕事やってこれてるわよね」
P「それなりに、えーす、ですよ。エッヘン。」
早苗「エッヘンとか口に出しちゃうあたりのそこはかとない気持ち悪さ」
心「酒飲んだ時のキモい男ムーブで普段の評価はだいたい台無しだな☆あとトランプはマジでない。」
P「そんなですか!?」
瑞樹・早苗・心「そんなだよ」
5: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:43:13 ID:cJn
瑞樹「普段からトランプ持ち歩いてる男にどんな好意的な感情を抱けばいいのよ?」
心「てかなんでトランプ持ってんのマジで?」
P「えっトランプで遊ぶの楽しいじゃないですか……」
早苗「うーんピュアのベクトルが平行だがマイナスに振り切っている」
P「それに、デートの時なんかスッとトランプ取り出してマジック!とかカッコよくないですか?」
心「ねえよ、ねえ。」
早苗「デートの時にトランプを胸ポケットから取り出すシチュエーションがありえると思ってんのも痛いし、それで女がときめくと思っちゃってんのも痛い」
瑞樹「どういう生活してたらそんなことを思えるようになるのか逆に知りたいわ。ってか常に持ってるってことは素面の時から用意してるってわけ!?」
P「そんなわけあるわけないじゃないですか。そもそも常にトランプなんてもってませんよ。」
瑞樹「まぁ流石にね」
P「飲み会とかデートの前は、毎回コンビニで新調するんですよ」
早苗「どうしよう想像を超えるまずさだ」
心「手遅れでは?もうこういう男だと思って諦めね?」
瑞樹「それはいけないわ。私たちの同僚が飲み会の前に毎回トランプをウキウキで新調するやつだと仕事先に知られてみなさいよ。かけてほしくない優しさを頂戴するに決まってるでしょ。」
P「想像以上にボコボコで逆に笑える」
早苗「断言しておくが、飲み会やらデートやらの時にトランプで遊び出そうとするやつの評価が上がることは決してない」
P「そんなぁ……美優さんはトランプマジックで喜んでくれたのにぃ……」
心「こいつ結構やらかしてんな☆」
早苗「いや、たぶん本気で喜んでたやつじゃない、これ……前の飲み会で『プロデューサーさんがサプライズをしてくれて……遊び心があって、本当に素敵です』とかいってたやつでしょ」
瑞樹「まぁ美優ちゃんは感覚が個性的というか、あばたもえくぼというか……」
心「てかなんでトランプ持ってんのマジで?」
P「えっトランプで遊ぶの楽しいじゃないですか……」
早苗「うーんピュアのベクトルが平行だがマイナスに振り切っている」
P「それに、デートの時なんかスッとトランプ取り出してマジック!とかカッコよくないですか?」
心「ねえよ、ねえ。」
早苗「デートの時にトランプを胸ポケットから取り出すシチュエーションがありえると思ってんのも痛いし、それで女がときめくと思っちゃってんのも痛い」
瑞樹「どういう生活してたらそんなことを思えるようになるのか逆に知りたいわ。ってか常に持ってるってことは素面の時から用意してるってわけ!?」
P「そんなわけあるわけないじゃないですか。そもそも常にトランプなんてもってませんよ。」
瑞樹「まぁ流石にね」
P「飲み会とかデートの前は、毎回コンビニで新調するんですよ」
早苗「どうしよう想像を超えるまずさだ」
心「手遅れでは?もうこういう男だと思って諦めね?」
瑞樹「それはいけないわ。私たちの同僚が飲み会の前に毎回トランプをウキウキで新調するやつだと仕事先に知られてみなさいよ。かけてほしくない優しさを頂戴するに決まってるでしょ。」
P「想像以上にボコボコで逆に笑える」
早苗「断言しておくが、飲み会やらデートやらの時にトランプで遊び出そうとするやつの評価が上がることは決してない」
P「そんなぁ……美優さんはトランプマジックで喜んでくれたのにぃ……」
心「こいつ結構やらかしてんな☆」
早苗「いや、たぶん本気で喜んでたやつじゃない、これ……前の飲み会で『プロデューサーさんがサプライズをしてくれて……遊び心があって、本当に素敵です』とかいってたやつでしょ」
瑞樹「まぁ美優ちゃんは感覚が個性的というか、あばたもえくぼというか……」
6: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:43:36 ID:cJn
P「ホラ!美優さんはやっぱり喜んでくれてたんじゃないですか!やっぱり飲み会とかデートとかでトランプってのはいい概念ですよ!」
早苗「頼むから統計の概念を学べ」
瑞樹「サンプル数が1で正しい結果が出るはずないし、標準偏差から外れた反応を見せるとっておきのサンプルだけしか見てないじゃない」
P「むー、もう怒った!じゃあいいですよ、いろんな人に聞いて回るんで」
瑞樹「それだけはやめて」
早苗「恥の上塗り」
心「プロダクションの面汚し」
P「どうしろっていうんですか、俺に……」
早苗「トランプやめろっていってんのよ」
P「国際問題ですよ」
瑞樹「大ごとにすな」
早苗「頼むから統計の概念を学べ」
瑞樹「サンプル数が1で正しい結果が出るはずないし、標準偏差から外れた反応を見せるとっておきのサンプルだけしか見てないじゃない」
P「むー、もう怒った!じゃあいいですよ、いろんな人に聞いて回るんで」
瑞樹「それだけはやめて」
早苗「恥の上塗り」
心「プロダクションの面汚し」
P「どうしろっていうんですか、俺に……」
早苗「トランプやめろっていってんのよ」
P「国際問題ですよ」
瑞樹「大ごとにすな」
7: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:45:28 ID:cJn
○
早苗「まあわかったわ、Pくんの話をすればいいじゃない。さっきのトランプも盛り上がることは盛り上がったし」
瑞樹「まぁ話半分で聞いてお酒飲んでればいいかしらね……ラジオ感覚というか」
心「よしP、じゃあ美優ちゃんについてなんか語れよ☆」
P「90分授業15回分になりますがよろしいですか?」
瑞樹「2単位か」
P「演習もつけたいと思ってるので合計3単位です」
心「手短に話せ☆てか最近一緒に遊びに行った?あんまり美優ちゃんから話聞いてないんだけど。」
早苗「まあわかったわ、Pくんの話をすればいいじゃない。さっきのトランプも盛り上がることは盛り上がったし」
瑞樹「まぁ話半分で聞いてお酒飲んでればいいかしらね……ラジオ感覚というか」
心「よしP、じゃあ美優ちゃんについてなんか語れよ☆」
P「90分授業15回分になりますがよろしいですか?」
瑞樹「2単位か」
P「演習もつけたいと思ってるので合計3単位です」
心「手短に話せ☆てか最近一緒に遊びに行った?あんまり美優ちゃんから話聞いてないんだけど。」
8: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:45:56 ID:cJn
P「そうですねぇ……あっ夏祭りには一緒に行きましたね。とはいっても、お仕事の終わりに一緒に回ったってだけですが。」
早苗「あらいいじゃない。あのグラビアすごく可愛かったわよ。」
P「美優さんが楽しかったなら良いんですけど……うーん。」
瑞樹「あら、そんなに楽しくなかったの?」
P「いえ、楽しかったは楽しかったんですが……」
美優『私……待ってたんです……あなたと並んで歩く、この瞬間を……』
P「……って言ってたのが、ああ、待たせてしまって申し訳無かったなぁと。」
心「お?」
早苗「おお?」
瑞樹「おおお!?なんか進展したの!?」
P「?何言ってんですか、僕が色々相手先に挨拶行ってて待ち合わせの時間にちょっと遅れちゃったんですよ。それが申し訳ないなぁと。」
瑞樹「…………ちょっとストップ。早苗ちゃん、心ちゃん、come here.」
心「いい発音っすね……はい。」
早苗「いい発音よね……ね、これはやっぱり。」
瑞樹・早苗・心「気づいていない」
早苗「こいつ自分から攻めるときはクソ寒ポエム丸出しで攻めるくせにいざ攻められたら気づかないとかラノベの主人公かよ」
心「現実でいたらタチ悪いんだろうなーとか話思ってたけど、まさこんな身近に現実にいるとは……そして想像通りタチが悪い」
瑞樹「絶対一緒に回れることを心待ちにしてたって意味なのにねぇ……美優ちゃんも不憫だわ……」
早苗「あらいいじゃない。あのグラビアすごく可愛かったわよ。」
P「美優さんが楽しかったなら良いんですけど……うーん。」
瑞樹「あら、そんなに楽しくなかったの?」
P「いえ、楽しかったは楽しかったんですが……」
美優『私……待ってたんです……あなたと並んで歩く、この瞬間を……』
P「……って言ってたのが、ああ、待たせてしまって申し訳無かったなぁと。」
心「お?」
早苗「おお?」
瑞樹「おおお!?なんか進展したの!?」
P「?何言ってんですか、僕が色々相手先に挨拶行ってて待ち合わせの時間にちょっと遅れちゃったんですよ。それが申し訳ないなぁと。」
瑞樹「…………ちょっとストップ。早苗ちゃん、心ちゃん、come here.」
心「いい発音っすね……はい。」
早苗「いい発音よね……ね、これはやっぱり。」
瑞樹・早苗・心「気づいていない」
早苗「こいつ自分から攻めるときはクソ寒ポエム丸出しで攻めるくせにいざ攻められたら気づかないとかラノベの主人公かよ」
心「現実でいたらタチ悪いんだろうなーとか話思ってたけど、まさこんな身近に現実にいるとは……そして想像通りタチが悪い」
瑞樹「絶対一緒に回れることを心待ちにしてたって意味なのにねぇ……美優ちゃんも不憫だわ……」
9: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:47:18 ID:cJn
P「あのー?」
瑞樹「まあこの男はもうしょうがないわよ。……それで?他になんか面白い話ないの?」
P「俺の与り知らないところで諦められている……?面白い話ですか、うーん………あっ」
早苗「お、なんか思いついた?」
P「いやまぁ。今美優さんスペイン出張じゃないですか。その時にお土産何がいいかって聞かれたんですよね。」
心「ああ、それ私も聞かれたぞ☆せっかくだから美味しいワインって頼んだんだけど」
P「僕も同じです。ワインって頼んだんですけど……」
美優『とっておきの一杯は、もう用意しているんです……でも、どんなお酒でも、あなたと飲めたら、とっておきになってしまいます……ね。』
P「……って言ってたんで、代わりにパエリア鍋を頼みました。パエリア鍋っすよ。面白くないすか」
瑞樹「まあこの男はもうしょうがないわよ。……それで?他になんか面白い話ないの?」
P「俺の与り知らないところで諦められている……?面白い話ですか、うーん………あっ」
早苗「お、なんか思いついた?」
P「いやまぁ。今美優さんスペイン出張じゃないですか。その時にお土産何がいいかって聞かれたんですよね。」
心「ああ、それ私も聞かれたぞ☆せっかくだから美味しいワインって頼んだんだけど」
P「僕も同じです。ワインって頼んだんですけど……」
美優『とっておきの一杯は、もう用意しているんです……でも、どんなお酒でも、あなたと飲めたら、とっておきになってしまいます……ね。』
P「……って言ってたんで、代わりにパエリア鍋を頼みました。パエリア鍋っすよ。面白くないすか」
10: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:47:33 ID:cJn
瑞樹「…………ちょっとストップ。早苗ちゃん、心ちゃん、come here, again.」
心「聞くたびにいい発音っすね……はい。」
早苗「耳が喜ぶいい発音よね……ね、これはやっぱり。」
瑞樹・早苗・心「気づいていない」
早苗「完全に『帰ってきたら一緒に飲みましょう』のお誘いじゃない。何を考えてんのこのあんぽんたんは」
心「しかも頼んだのがパエリア鍋って……確かに美優ちゃんが一生懸命鍋を運んでる姿を想像するとちょっと面白いけど」
瑞樹「面白い話をしろって言ったけど面白さを履き違えてるわね。美優ちゃんは本当この男のどこに引かれたのかしら?」
P「そこそこキツ目な悪口を言われていませんか?俺の話どうですか?面白かったでしょ?」
瑞樹「むしろ不愉快な部類に入るほど寒い話だったわ」
P「川島さん大阪出身ですから笑いのハードル高いんですよ」
早苗「私も面白く無かったわ」
心「端的につまらない」
P「おっと総攻撃か?俺の何がそんなにあなた達を駆り立てるんです?」
瑞樹「一言で言うと魂かしら。」
心「やっぱりちょっと熊本弁の様相が……!?」
P「えーでも面白い話なんてそうないですよ……」
早苗「こいつ飲み会冒頭で『人生にドラマはつきもの』とかのたまってたわよね」
心「もうこの際なんでもいいから美優ちゃんとの思い出を喋れよ☆」
心「聞くたびにいい発音っすね……はい。」
早苗「耳が喜ぶいい発音よね……ね、これはやっぱり。」
瑞樹・早苗・心「気づいていない」
早苗「完全に『帰ってきたら一緒に飲みましょう』のお誘いじゃない。何を考えてんのこのあんぽんたんは」
心「しかも頼んだのがパエリア鍋って……確かに美優ちゃんが一生懸命鍋を運んでる姿を想像するとちょっと面白いけど」
瑞樹「面白い話をしろって言ったけど面白さを履き違えてるわね。美優ちゃんは本当この男のどこに引かれたのかしら?」
P「そこそこキツ目な悪口を言われていませんか?俺の話どうですか?面白かったでしょ?」
瑞樹「むしろ不愉快な部類に入るほど寒い話だったわ」
P「川島さん大阪出身ですから笑いのハードル高いんですよ」
早苗「私も面白く無かったわ」
心「端的につまらない」
P「おっと総攻撃か?俺の何がそんなにあなた達を駆り立てるんです?」
瑞樹「一言で言うと魂かしら。」
心「やっぱりちょっと熊本弁の様相が……!?」
P「えーでも面白い話なんてそうないですよ……」
早苗「こいつ飲み会冒頭で『人生にドラマはつきもの』とかのたまってたわよね」
心「もうこの際なんでもいいから美優ちゃんとの思い出を喋れよ☆」
11: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:47:50 ID:cJn
P「えー美優さんとの思い出……?そんなの数え切れないほどあって、その一つ一つが輝きを放っているから選ぶに選び切れないんですけど……」
早苗「出たわねクソ寒ポエム」
P「うーん……あっ……でもあれは……」
瑞樹「おっなんか思いついた?」
P「一応あるにはあるんですが……言っていいものかと、少し……」
早苗「えっなになに?ロマンス的な話!?」
心「えっえっマジでか☆!?」
P「まあロマンスって言えばそうかもしれませんが……美優さん、前のライブで Last Kiss を歌ったじゃないですか。」
早苗「ああ、そうだったわね」
瑞樹「すごく良かったわよねアレ……鬼気迫ると言うか。それでそれで?」
P「その後なんですけど……」
早苗「出たわねクソ寒ポエム」
P「うーん……あっ……でもあれは……」
瑞樹「おっなんか思いついた?」
P「一応あるにはあるんですが……言っていいものかと、少し……」
早苗「えっなになに?ロマンス的な話!?」
心「えっえっマジでか☆!?」
P「まあロマンスって言えばそうかもしれませんが……美優さん、前のライブで Last Kiss を歌ったじゃないですか。」
早苗「ああ、そうだったわね」
瑞樹「すごく良かったわよねアレ……鬼気迫ると言うか。それでそれで?」
P「その後なんですけど……」
12: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:48:11 ID:cJn
●
P『美優さん、お疲れ様です。今まで見た中でも最高のパフォーマンスでした。』
美優『はい、私もそう思います……今回は、この歌に込める感情を変えましたので……』
P『へー、そうなんですか。どんな感情を込めたか、聞いても……』
美優『……はい。プロデューサーさんに、なら。』
●
P『美優さん、お疲れ様です。今まで見た中でも最高のパフォーマンスでした。』
美優『はい、私もそう思います……今回は、この歌に込める感情を変えましたので……』
P『へー、そうなんですか。どんな感情を込めたか、聞いても……』
美優『……はい。プロデューサーさんに、なら。』
●
13: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:48:23 ID:cJn
瑞樹「おっと!いい感じじゃない!」
心「これ期待大だぞ☆」
早苗「しっ!二人とも、静かに」
瑞樹・心「は、はい……(そういえば早苗ちゃん(さん)、少女漫画大好きだったな……)」
早苗「……そ、それで?続きは?」
P「はい……」
心「これ期待大だぞ☆」
早苗「しっ!二人とも、静かに」
瑞樹・心「は、はい……(そういえば早苗ちゃん(さん)、少女漫画大好きだったな……)」
早苗「……そ、それで?続きは?」
P「はい……」
14: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:48:34 ID:cJn
●
P『僕のことを思って……ですか?』
美優『はい……この歌の中の誰か、ではなく。私自身の感情を歌いたいと。そう思った時に、私の中で浮かんできた人は、プロデューサーさんだったんです……』
P『僕、が……?』
美優『はい……私の……』
美優『最後の、キスの、相手になるように。』
●
P『僕のことを思って……ですか?』
美優『はい……この歌の中の誰か、ではなく。私自身の感情を歌いたいと。そう思った時に、私の中で浮かんできた人は、プロデューサーさんだったんです……』
P『僕、が……?』
美優『はい……私の……』
美優『最後の、キスの、相手になるように。』
●
15: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:48:46 ID:cJn
瑞樹・早苗・心「キャーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
瑞樹「なになに青春じゃない!美優ちゃん頑張ったわねぇ!!!」
早苗「うわぁ……うわぁ……美優ちゃん、すごい……うわぁ……」
心「ようやく、ようやくここまで……はぁと達が見守り続けて幾星霜。ようやくたどりついたぜよ……」
P「なんで土佐弁なんですか。でも、だからちょっとショックだったなぁ。」
瑞樹「なになに青春じゃない!美優ちゃん頑張ったわねぇ!!!」
早苗「うわぁ……うわぁ……美優ちゃん、すごい……うわぁ……」
心「ようやく、ようやくここまで……はぁと達が見守り続けて幾星霜。ようやくたどりついたぜよ……」
P「なんで土佐弁なんですか。でも、だからちょっとショックだったなぁ。」
16: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:49:00 ID:cJn
瑞樹・早苗・心「は?」
17: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:49:12 ID:cJn
P「え?」
18: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:49:26 ID:cJn
瑞樹・早苗・心「は?」
19: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:49:43 ID:cJn
P「え、何怖い怖い」
瑞樹「プロデューサーくん、それ一体どう言う意味……??」
P「え、だってそうじゃないですか。Last Kiss って。」
P「───あれ、失恋の歌ですよ?」
P「そこで僕が思い浮かぶってことは、そういうことじゃないですか。」
瑞樹・早苗・心「………………………………」
P「ああ、やっぱり僕の思いは叶わないのかなぁ……きっとそうなんだろうなぁ……」
瑞樹・早苗・心「………………………………」
P「……うん、でも人に話したらちょっと楽になりました。3人とも、ありがとうございます。」
P「ここのお会計は僕が持ちますんで、是非好きなだけ飲み食いしてください……あっ僕ちょっとお手洗いに行ってきますね。失礼します……」
瑞樹・早苗・心「………………………………」
瑞樹・早苗・心「………………………………」
瑞樹・早苗・心「…………んーーー…………」
瑞樹・早苗・心「………………限界!!!!」
瑞樹「プロデューサーくん、それ一体どう言う意味……??」
P「え、だってそうじゃないですか。Last Kiss って。」
P「───あれ、失恋の歌ですよ?」
P「そこで僕が思い浮かぶってことは、そういうことじゃないですか。」
瑞樹・早苗・心「………………………………」
P「ああ、やっぱり僕の思いは叶わないのかなぁ……きっとそうなんだろうなぁ……」
瑞樹・早苗・心「………………………………」
P「……うん、でも人に話したらちょっと楽になりました。3人とも、ありがとうございます。」
P「ここのお会計は僕が持ちますんで、是非好きなだけ飲み食いしてください……あっ僕ちょっとお手洗いに行ってきますね。失礼します……」
瑞樹・早苗・心「………………………………」
瑞樹・早苗・心「………………………………」
瑞樹・早苗・心「…………んーーー…………」
瑞樹・早苗・心「………………限界!!!!」
20: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:50:09 ID:cJn
○
A short time ago in a country far far away...
美優「……ということなんです。やっぱり私のこの想いは、届かないんでしょうか……」
みく「そんなことない、そんなことないにゃ。でもとりあえずパエリア鍋は先に荷物として送っといたほうがいいと思うにゃ。ね?それ運ぶの大変だし、隣で歩くのもちょっと恥ずかしいにゃ。美優チャン。いい子だから、ね?」
美優「うう……でも、プロデューサーさんの願ったお土産だから、私が全部やり遂げたいんです……」
みく「あーあーあーあー、わかったにゃ。だから、ね?泣かないで……持ってっていい、持ってっていいから……とりあえず今日はもう寝ようにゃ。はい、頑張るにゃ美優チャン。いい子、いい子……」
美優「うう……みくちゃん、ありがとうございます。では、おやしゅみなさい……」
みく「はーい、おやすみ…………パエリア鍋抱えて泥酔してる美優チャンのお世話……ノロケ話もたっぷり聞かされたし……だからなんでこれがみくの仕事なのにゃーーー!!」
A short time ago in a country far far away...
美優「……ということなんです。やっぱり私のこの想いは、届かないんでしょうか……」
みく「そんなことない、そんなことないにゃ。でもとりあえずパエリア鍋は先に荷物として送っといたほうがいいと思うにゃ。ね?それ運ぶの大変だし、隣で歩くのもちょっと恥ずかしいにゃ。美優チャン。いい子だから、ね?」
美優「うう……でも、プロデューサーさんの願ったお土産だから、私が全部やり遂げたいんです……」
みく「あーあーあーあー、わかったにゃ。だから、ね?泣かないで……持ってっていい、持ってっていいから……とりあえず今日はもう寝ようにゃ。はい、頑張るにゃ美優チャン。いい子、いい子……」
美優「うう……みくちゃん、ありがとうございます。では、おやしゅみなさい……」
みく「はーい、おやすみ…………パエリア鍋抱えて泥酔してる美優チャンのお世話……ノロケ話もたっぷり聞かされたし……だからなんでこれがみくの仕事なのにゃーーー!!」
21: 名無しさん@おーぷん 19/07/13(土)13:53:16 ID:cJn
以上です。はーーー憑き物が落ちたようです。次からはもっと真面目なやつ書きます。
他には最近こんなものを書いていました(最近の3つです)。
これらも含め、過去作もよろしければぜひ。
よろしくお願いします。
【シャニマス】Perturbation 【甘奈】
他には最近こんなものを書いていました(最近の3つです)。
これらも含め、過去作もよろしければぜひ。
よろしくお願いします。
【シャニマス】Perturbation 【甘奈】
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