1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 16:55:17 UE6OOkow



ジャン「会いたかったぜマルコオォォォ!!!」ダッ


マルロ「誰だよお前!?俺はマルロだ!!」 


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3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 16:58:06 UE6OOkow
ジャン「……ん?」ピタ

マルロ「やっと気づいたか……」ハア

ジャン「マルコお前……髪型変わってないか?イメチェンか?」

マルロ「だからマルコじゃねえよ」 



6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:03:42 UE6OOkow
ジャン「真ん中分けはやめたのかよ。憲兵団に入って色気付いたのか?このこの~」ゲシゲシ

マルロ(うぜええええ)

ジャン「オレは前の方が好きだったけどなー」グイッ

マルロ「ヤメロ前髪引っ張んな」 


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:08:50 UE6OOkow
ジャン「大体何なのそのおかっぱ。憲兵団ではそんなヘアーが流行ってんの?」プププ

マルロ「うっせ!喧嘩売ってんのか!?」

ジャン「カリカリすんなよ。お前はもっと温厚だっただろ?」

マルロ「俺マルコじゃないから分かんないわ」

ジャン「それよりお前……」

マルロ「人の話聞けよ」 


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:15:21 UE6OOkow
ジャン「そばかすは……どうした……?」

マルロ「ねえよ。マルロだから」

ジャン「おい嘘だろ……?そんなとこまで憲兵団仕様かよ……?」ワナワナ

ジャン「そばかすはお前のトレードマークじゃなかったのかよ!?」ガッ

マルロ「マルコにとってはそうなんじゃないか!?知らねえけど!!」 


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:18:16 UE6OOkow
ジャン「そばかすのないマルコなんてマルコじゃねえ!!」

マルロ「酷い言われようだなマルコ!」

ジャン「こうなったら……」グッ 


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:20:30 UE6OOkow
マルロ「!? その手に持ってるものはなんだ!?」

ジャン「無理やりにでも……!」つ油性ペン

マルロ「おい止めろっ……ヤメロォォォォオォ!!!」 


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:23:07 UE6OOkow
そばかすを描かれたマルロ「……(今日は厄日だな……)」

ジャン「おおマルコ!マルコだ!」

マルロ「もう訂正するの疲れた」 


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:26:53 UE6OOkow
ジャン「……なあマルコ。聞いてくれよ」

マルロ「なんだよもう……帰りたい……」

ジャン「最近コニーとかによく言われんだよ」

ジャン「『ジャンは丸くなった』って」

ジャン「……お前のおかげだ」ニッ

マルロ「はあ」 


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:32:13 UE6OOkow
ジャン「お前は覚えてるか?」

ジャン「いつぞやの立体機動訓練の時にお前が言った言葉」

ジャン「あの時は意味が分からなかったが、今なら少し分かるぜ」

ジャン「今……何をするべきか……」

マルロ「……」

マルロ(あれ?なんか重い話されてる?俺マルコじゃないのに?) 


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:39:25 UE6OOkow
ジャン「調査兵団に入ったことは後悔してない」

ジャン「でもな、やっぱりたまに思うんだよ」

ジャン「お前と一緒に憲兵団に入りたかったな、って」

マルロ「……新兵にマルコという名前の奴はいない」

マルロ「お前の言っているマルコは……その……」

ジャン「ああ。死んだよ」 


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:50:33 BWJFTdC2
ジャン「お前マルロって言うんだよな?」

マルロ(知ってたのかよ)

ジャン「団長の付き添いでここに来た時に、誰かがお前のこと話してるのを聞いてな」

ジャン「そいつらは『この腐った組織を変えるとか言い出す馬鹿な奴だ』と言っていた」

ジャン「それを聞いてお前に会いたくなったんだ」

マルロ「……何で」

ジャン「あいつ……マルコがもし憲兵団に入ったとしても、同じことを言いそうだからな」

ジャン「名前も似てるし、一回顔が見たくなった」クス 


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:56:45 BWJFTdC2
ジャン「あいつは馬鹿みたいに真っ直ぐな奴だった」

ジャン「憲兵団に入って王に仕えることがあいつの夢だったんだ」

ジャン「でもあいつもきっと、この憲兵団の内情を知ったらがっかりするだろうなあ」

マルロ「……そうだな。この組織は腐りきってる」

マルロ「俺が何とかしてやる……変えてやる」 


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 17:57:56 BWJFTdC2
ジャン「ああ。頑張れよ。マルコの分まで」

マルロ「……お前もな!」 




19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 18:01:20 BWJFTdC2

ヒッチ「マルロあんたなにしてたのよ~」

マルロ「ああちょっと、友人と話を

ヒッチ「ってっぶはっっwwwwww」

マルロ「……ん?」

ヒッチ「あんたwwww顔wwwwww」 


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/14(日) 18:02:50 BWJFTdC2
ヒッチ「鏡wwwwwww見なさいよwwwwwwwww」

マルロ「……?」

マルロ「あああああああああああああああああああああ!!!!!」


終わり