1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:17:56 ID:.W9ZT8vA
〈二人の部屋〉
初春「やりましたね、佐天さん! これで佐天さんも能力者に」
佐天「はぁ……」
初春「佐天さん? どうしてため息なんて」
佐天「いやいや初春くん、考えてもみたまえ。竹だよ竹……竹限定で操れる能力って役に立つの?」
初春「そ、それは……。あ、パンダとか飼うときに便利じゃないですか」
佐天「いやパンダとか飼えないでしょ法律的に」
初春「えっと、あ、タケノコとかたくさん作れるじゃないですか。毎日タケノコごはんが食べれますよ」
佐天「いや、三日くらいで飽きるっしょ」
初春「やりましたね、佐天さん! これで佐天さんも能力者に」
佐天「はぁ……」
初春「佐天さん? どうしてため息なんて」
佐天「いやいや初春くん、考えてもみたまえ。竹だよ竹……竹限定で操れる能力って役に立つの?」
初春「そ、それは……。あ、パンダとか飼うときに便利じゃないですか」
佐天「いやパンダとか飼えないでしょ法律的に」
初春「えっと、あ、タケノコとかたくさん作れるじゃないですか。毎日タケノコごはんが食べれますよ」
佐天「いや、三日くらいで飽きるっしょ」
転載元:佐天「竹の生命力を操る能力かぁ」
トイズワークスコレクション にいてんご とある科学の超電磁砲S 【7.佐天涙子 スカートめくりVer.】(単品)
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2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:19:03 ID:.W9ZT8vA
初春「ほ、ほかにもいろいろ……えっと……」
佐天「あ、うんもういいよ初春。どうせなら御坂さんや白井さんみたいにカッコいい能力が欲しかったけど」
佐天「それでも……自分の能力を手にすることができたっていうのは凄く嬉しいんだ」
初春「佐天さん……」
佐天「というわけで、ここに竹の苗を何本か用意しているわけ」
初春「わぁ、竹の苗って案外ちっちゃいんですね。これを成長させられるんですか?」
佐天「フフフ……見てなよ初春~といいたいところだけど。今から御坂さんと白井さんと待ち合わせでしょ」
初春「あ、二人にはまだ能力のこと話してないんですよね」
佐天「あ、うんもういいよ初春。どうせなら御坂さんや白井さんみたいにカッコいい能力が欲しかったけど」
佐天「それでも……自分の能力を手にすることができたっていうのは凄く嬉しいんだ」
初春「佐天さん……」
佐天「というわけで、ここに竹の苗を何本か用意しているわけ」
初春「わぁ、竹の苗って案外ちっちゃいんですね。これを成長させられるんですか?」
佐天「フフフ……見てなよ初春~といいたいところだけど。今から御坂さんと白井さんと待ち合わせでしょ」
初春「あ、二人にはまだ能力のこと話してないんですよね」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:19:56 ID:.W9ZT8vA
佐天「私の能力の披露は二人に会ってからのお楽しみということで!」
初春「えー、じらしますねぇ佐天さん」
佐天「まあでも、最初に能力のこと話したかったのは初春だから。はい、これ記念に1本初春の頭に植えよう」ブスッ
初春「わっ、ちょっと何するんですか~? 竹なんて頭に挿してたら目立って恥ずかしいですよ///」
佐天「君、その格好でそれをいうか?」
初春「どういう意味ですかー?」
佐天「さあ、行こうか!」
初春「あ、ちょっと待ってくださいよ~」
初春「えー、じらしますねぇ佐天さん」
佐天「まあでも、最初に能力のこと話したかったのは初春だから。はい、これ記念に1本初春の頭に植えよう」ブスッ
初春「わっ、ちょっと何するんですか~? 竹なんて頭に挿してたら目立って恥ずかしいですよ///」
佐天「君、その格好でそれをいうか?」
初春「どういう意味ですかー?」
佐天「さあ、行こうか!」
初春「あ、ちょっと待ってくださいよ~」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:20:32 ID:.W9ZT8vA
(路上)
佐天「御坂さんたち、今どこにいるんだっけ」
初春「緑地公園の中で、イベントが開かれてるとかで。学園都市外からも観光客が来ているそうですよ」
佐天「おおー、面白そう」
「銀行強盗だ!」
「あのバイクで逃げているぞ!」
佐天「強盗!?」
初春「あれ! こっちのほうに向かってきます!」
佐天「御坂さんたち、今どこにいるんだっけ」
初春「緑地公園の中で、イベントが開かれてるとかで。学園都市外からも観光客が来ているそうですよ」
佐天「おおー、面白そう」
「銀行強盗だ!」
「あのバイクで逃げているぞ!」
佐天「強盗!?」
初春「あれ! こっちのほうに向かってきます!」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:21:41 ID:.W9ZT8vA
強盗「どけどけどけェ!!」
初春「きゃっ!!」
佐天「危ないっ!」スッ
ニョキニョキニョキニョキッ
強盗「なにィ!?」
ドガッ ガシャーンッ
初春「きゃっ!!」
佐天「危ないっ!」スッ
ニョキニョキニョキニョキッ
強盗「なにィ!?」
ドガッ ガシャーンッ
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:22:11 ID:.W9ZT8vA
佐天「ふぅ……苗をカバンに入れておいてよかったよ」
初春「……な、なにが」パチ
初春「!! た、竹がたくさん生えて! まるで防御壁のように!」
初春「強盗が急ブレーキをかけたけど間に合わなくて転んじゃったんですね!」
強盗「チッ……邪魔をするな! 撃つぞ!」チャカ
初春「……な、なにが」パチ
初春「!! た、竹がたくさん生えて! まるで防御壁のように!」
初春「強盗が急ブレーキをかけたけど間に合わなくて転んじゃったんですね!」
強盗「チッ……邪魔をするな! 撃つぞ!」チャカ
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:23:46 ID:.W9ZT8vA
初春「拳銃を持ってます!」
佐天「竹の盾って結構頑丈で、戦国時代とかには火縄銃の攻撃を防ぐ防具として使われたらしいですよ」
佐天「弾をはじいて反射しちゃうこともあるみたいですけど――それでも撃ちますか?」
強盗「……ッ」ダッ
佐天「竹の盾って結構頑丈で、戦国時代とかには火縄銃の攻撃を防ぐ防具として使われたらしいですよ」
佐天「弾をはじいて反射しちゃうこともあるみたいですけど――それでも撃ちますか?」
強盗「……ッ」ダッ
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:24:33 ID:.W9ZT8vA
初春「走って逃げて! 今すぐ警備員に連絡を!」
佐天「大丈夫だよ、初春」
初春「佐天さん?」
佐天「ここが土の地面でよかったよ。コンクリートだったら、さすがに『根を張る』のは大変だったろうし」スッ
佐天「大丈夫だよ、初春」
初春「佐天さん?」
佐天「ここが土の地面でよかったよ。コンクリートだったら、さすがに『根を張る』のは大変だったろうし」スッ
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:25:15 ID:.W9ZT8vA
強盗(あいつら追って来ないな。ここまで来れば!)
グラグラグラ
強盗「! なんだ、地面が小刻みに揺れて」
ニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキ
強盗「う、うわああああああああっ」
ニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキ
グラグラグラ
強盗「! なんだ、地面が小刻みに揺れて」
ニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキ
強盗「う、うわああああああああっ」
ニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキニョキ
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:26:04 ID:.W9ZT8vA
初春「……」
佐天「よし。竹の檻のできあがり」
初春「佐天さん、凄いじゃないですか!」
黒子「初春!」タッ
御坂「二人とも無事!?」タッ
初春「白井さん、御坂さん」
黒子「近くで強盗被害が発生したとの情報がありまして。万一、二人が鉢合わせしてはいけないと思って駆けつけましたの」
初春「その犯人ならちょうど今確保しましたよ。あの中にいます」
黒子「本当ですの! ってあれは!?」
御坂「え、なにあれ竹林!?」
佐天「よし。竹の檻のできあがり」
初春「佐天さん、凄いじゃないですか!」
黒子「初春!」タッ
御坂「二人とも無事!?」タッ
初春「白井さん、御坂さん」
黒子「近くで強盗被害が発生したとの情報がありまして。万一、二人が鉢合わせしてはいけないと思って駆けつけましたの」
初春「その犯人ならちょうど今確保しましたよ。あの中にいます」
黒子「本当ですの! ってあれは!?」
御坂「え、なにあれ竹林!?」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:26:50 ID:.W9ZT8vA
初春「佐天さんの能力なんです。竹の生命力を操って、もう凄かったんですよ~」
黒子「竹の生命力……」
御坂「植物使いってこと……」
初春「お手柄ですよ、佐天さん。とてもカッコよかったですし」
佐天「……」
初春「佐天さん?」
佐天「初春……うぅ……強盗怖かったよぉ~っ」ポロポロ
黒子「竹の生命力……」
御坂「植物使いってこと……」
初春「お手柄ですよ、佐天さん。とてもカッコよかったですし」
佐天「……」
初春「佐天さん?」
佐天「初春……うぅ……強盗怖かったよぉ~っ」ポロポロ
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:27:31 ID:.W9ZT8vA
〈二人の部屋〉
佐天「いや~今日はいろいろあって疲れたや」
初春「でも凄かったですよ、佐天さんの能力。竹の性質とかにも詳しかったんですね」
佐天「まあ、ちゃんと勉強しないと能力使いこなせないしね。今日はたまたま上手くいったけど、能力を制御できないときもあるし」
初春「そうなんですか。でもレベルが上がったらいろいろ応用できるんじゃないですか」
佐天「だったらいいけど。ふぁ~あ、そろそろ寝ようか」
初春「そうですね。電気消しますよ」
佐天「いいよ。それじゃ、おやすみ」
初春「おやすみなさい」
佐天「いや~今日はいろいろあって疲れたや」
初春「でも凄かったですよ、佐天さんの能力。竹の性質とかにも詳しかったんですね」
佐天「まあ、ちゃんと勉強しないと能力使いこなせないしね。今日はたまたま上手くいったけど、能力を制御できないときもあるし」
初春「そうなんですか。でもレベルが上がったらいろいろ応用できるんじゃないですか」
佐天「だったらいいけど。ふぁ~あ、そろそろ寝ようか」
初春「そうですね。電気消しますよ」
佐天「いいよ。それじゃ、おやすみ」
初春「おやすみなさい」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/08/12(月) 19:28:35 ID:.W9ZT8vA
〈翌日〉
初春「……」バーン
美琴「なんだか……おめでたいわね」
白井「で、一晩寝たら初春の頭が……ぷっ……門松みたいに……なって」
初春「もーっ! 笑いごとじゃないですよっ」
佐天「何か竹が初春の頭とくっついちゃって取れなくて」ハハ
美琴(パラ●クト?)
初春産のタケノコはタケノコごはんにしておいしくいただきました
おわり
初春「……」バーン
美琴「なんだか……おめでたいわね」
白井「で、一晩寝たら初春の頭が……ぷっ……門松みたいに……なって」
初春「もーっ! 笑いごとじゃないですよっ」
佐天「何か竹が初春の頭とくっついちゃって取れなくて」ハハ
美琴(パラ●クト?)
初春産のタケノコはタケノコごはんにしておいしくいただきました
おわり
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