仮面ライダー京! 前回の三つの出来事!


1つ! 京太郎は白水哩、仮面ライダーWに案内されて地下道路に身を隠す!

2つ! 覚悟を決めた須賀京太郎に、鴻上光生からすべてのメダルが受け渡される!

3つ! 花田煌を追った京太郎たちは、ミュージアムのテラー・ドーパントと接触する!

引用元: ・【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 8クール目【仮面ライダー】 



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525: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/02(土) 21:24:04.99 ID:lZsYJGEpo

カウント・ザ・メダルズ、現在オーズが使えるメダルは?

『タカ』×1、『クジャク』×1、『コンドル』×1、『クワガタ』×1、『バッタ』×1、『トラ』×1、『チーター』×1
『シャチ』×1、『ウナギ』×1、『タコ』×1、『サイ』×1、『ゴリラ』×1、『ゾウ』×1
『プテラノドン』×2、『トリケラトプス』×2、『ティラノザウルス』×1、『パンダ』×1、『カンガルー』×1



526: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/02(土) 21:43:16.19 ID:lZsYJGEpo

南浦「……」


 ぞぶる、と。
 テラー・ドーパントの周囲にコールタールのようなものが展開される。
 この世から有毒さを抽出して煮詰めた――かのごとき、暗黒色のプール。

 なんだ、と。京太郎も踏みとどまる。
 同じく、エンジンブレードを構えたセーラも怪訝そうにしている。

 隣のWを見る。
 彼女たちはテラー・ドーパントに対する情報を持っているはずなのだ。
 悔しそうに二人とも、やはり二の足を踏んでいた。


哩「テラー・フィールド……あれに飲まれるな」

姫子『耐性が無い人間が喰らったら、アウトですけん』

京太郎「……どうなるんです」

哩「……心が折れる」

姫子『Wの片方の人も、それで戦えなくなったとです』

姫子『話し声に怯えて、風の音に怯えて、服の擦れる音に怯えて……』

哩「気ィ狂ったも同然になりよる」

哩「戦うどころじゃなか……そのまま、あらゆるものへの恐怖のショックで気が狂って死にかねん」

京太郎「……恐怖」


 クレイドールを避けるようにして広がる、テラー・フィールド=暗黒の沼。

 つまり、あれに浸されてしまったらアウト。
 そういうことだろう。


京太郎「こういう時、飛べて良かった――と思うな」


 地面に片腕を突き入れて、メダガブリューを引き抜く。
 どうにも向こうもまだ隠し玉を持っているだろうが。

 それでも、こいつはここで倒さないとならない。


528: 1 ◆snCxp/qsdeZL 2013/03/02(土) 21:52:23.22 ID:lZsYJGEpo
【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎                          【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)
技能:47                                             技能:55(37)
HP:50/50                                           HP:42/42
スタミナ:49/49                          VS            スタミナ:42/42
気力:72/72                                          気力:45/45
ATK:55                                             ATK:40
DEF:55                                             DEF:40

  &                                                 &

【W サイクロンジョーカー】 白水哩&鶴田姫子
技能:40                                             【クレイドール・ドーパント】 花田煌
HP:50/50                                           技能:39(15)
スタミナ:50/50                                         HP:48/48
気力:70/70                                           スタミナ:46/46
ATK:35                                             気力:70/70
DEF:35                                             ATK:30
                                                   DEF:45
  &

【アクセル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:55/55
気力:70/70
ATK:40
DEF:40



>オーズとテラーの距離は【中距離】、オーズとクレイドールの距離は【中距離】です
>Wとテラーの距離は【中距離】、Wとクレイドールの距離は【中距離】です
>アクセルとテラーの距離は【中距離】、アクセルとクレイドールの距離は【中距離】です


>オーズの戦闘方針は【通常方針】です
>Wの戦闘方針は【通常方針】です
>アクセルの戦闘方針は【通常方針】です

 オーズ:47+下3コンマ+15+?         テラー:???or《55+GMコンマ+?》-5-15
 W:40+下1コンマ+15+?        VS
 アクセル:45+下2コンマ+5+?         クレイドール:39+下4コンマ+?-5


>↓3 須賀京太郎及び白水哩&鶴田姫子と江口セーラの戦闘方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします


※オーズ:  W:  アクセル: の形で
※哩&姫子のコンマは下1にて判定
※セーラのコンマは下2にて判定
※京太郎のコンマは下3にて判定
※互いに、対するキャラクターすべてに判定勝利できない限り、攻撃できません


 
537: 1 ◆snCxp/qsdeZL 2013/03/02(土) 22:20:15.27 ID:lZsYJGEpo
>#テラー集中20、クレイドール集中35
>テラー集中20通常、クレイドール集中35通常

オーズ:47+57+15+20=139
W:40+100+5+20=165
アクセル:45+42+10+5=102
クレイドール:39+55+35-5=124

テラー(対オーズ):(47+57+15+14)+20-5-15=133にて通常値で判定
テラー(対W):(40+100+15+12)-5-15+20=167にてW敗北
テラー(通常値):55+22+20-5-15=77


>よって、オーズのみの勝利!
>距離を詰める方針の為、ダメージはありません


>オーズはスタミナを3消費! 気力を20消費!
>Wはスタミナを5消費! 気力を20消費!
>アクセルはスタミナを4消費! 気力を10消費!

>テラーはスタミナを10消費! 気力を20消費!
>クレイドールはスタミナを5消費! 気力を35消費!


 
538: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/02(土) 22:21:38.71 ID:lZsYJGEpo
 


【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎                          【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)
技能:47                                             技能:55(37)
HP:50/50                                           HP:42/42
スタミナ:46/49                          VS            スタミナ:32/42
気力:52/72                                          気力:25/45
ATK:55                                             ATK:40
DEF:55                                             DEF:40

  &                                                 &

【W サイクロンメタル】 白水哩&鶴田姫子
技能:40                                             【クレイドール・ドーパント】 花田煌
HP:50/50                                           技能:39(15)
スタミナ:45/50                                         HP:48/48
気力:50/70                                           スタミナ:41/46
ATK:35                                             気力:35/70
DEF:45                                             ATK:30
                                                   DEF:45
  &

【アクセル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:55155
気力:60/70
ATK:40
DEF:40



>オーズとテラーの距離は【至近距離】、オーズとクレイドールの距離は【至近距離】です
>Wとテラーの距離は【中距離】、Wとクレイドールの距離は【中距離】です
>アクセルとテラーの距離は【中距離】、アクセルとクレイドールの距離は【中距離】です

>オーズの戦闘方針は【温存方針】です
>Wの戦闘方針は【温存方針】です
>アクセルの戦闘方針は【温存方針】です

546: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/02(土) 22:37:48.34 ID:lZsYJGEpo

京太郎「うおおおおおおお――――ッ!」


 プテラヘッドから翼を展開。
 叫びを上げて、上空へと飛びあがる。
 テラーフィールドはテラーの周囲を囲うように展開されている。
 それならば、上空から攻撃してしまえばいいだけ――だ。


南浦「……アレが一番やっかいだな」

南浦「撃ち落とせ、重力弾で」

煌「了解です――っと!?」


 ――《STEAM》!


 オーズを撃ち落とすべく、重力エネルギー弾を蓄えた左腕を構えるクレイドール。
 しかしその行動は、突然の蒸気によって阻まれた。
 エンジンブレードを構えたアクセル。不敵に笑う。


セーラ「そう、やすやすと攻撃なんかさせんわ。ドアホ」

セーラ「むしろ、固まってるそっちが的やな」

煌「――ッ。実にすばらくないっ!」


 ――《JET》!


 歯噛みするクレイドールに立て続けに襲い掛かるエネルギー弾。
 セーラ自身、距離を詰めようと考えていたが。
 どうにもそれは、クレイドールからの反撃の苛烈さの前には難しいらしい。

 ――仕方ない。

 そう割り切って、それよりもここは援護に徹すると、エンジンブレードの引き金を弾き続ける。


南浦「……」


 隣のクレイドールがアクセルへの対応を余儀なくされた。
 その事に、テラードーパントは己自身が攻撃せざるを余儀なくされる。
 だが――しかし、だ。


哩「テラァァァァァァァアアアアア――――ッ!」


 一匹――否、二匹の修羅がそれを阻む。
 ジョーカーメモリを換装したサイクロンメタル。
 その形態を以って、Wが苛烈に攻め立ててくるのだ。

 やむを得ず、そちらの対処にテラー・ドーパントは追われる事となる。 

547: 1 ◆eudF3iUq4PCj 2013/03/02(土) 22:41:39.73 ID:lZsYJGEpo
【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎                          【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)
技能:47                                             技能:55(37)
HP:50/50                                           HP:42/42
スタミナ:46/49                          VS            スタミナ:32/42
気力:52/72                                          気力:25/45
ATK:55                                             ATK:40
DEF:55                                             DEF:40

  &                                                 &

【W サイクロンメタル】 白水哩&鶴田姫子
技能:40                                             【クレイドール・ドーパント】 花田煌
HP:50/50                                           技能:39(15)
スタミナ:45/50                                         HP:48/48
気力:50/70                                           スタミナ:41/46
ATK:35                                             気力:35/70
DEF:45                                             ATK:30
                                                   DEF:45
  &

【アクセル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:51/55
気力:60/70
ATK:40
DEF:40



>オーズとテラーの距離は【至近距離】、オーズとクレイドールの距離は【至近距離】です
>Wとテラーの距離は【中距離】、Wとクレイドールの距離は【中距離】です
>アクセルとテラーの距離は【中距離】、アクセルとクレイドールの距離は【中距離】です

>オーズの戦闘方針は【温存方針】です
>Wの戦闘方針は【温存方針】です
>アクセルの戦闘方針は【温存方針】です

 オーズ:47+下3コンマ+15+?         テラー:???or《55+GMコンマ+?》-5-15
 W:40+下1コンマ+15+?        VS
 アクセル:45+下2コンマ+5+?         クレイドール:39+下4コンマ+?-5


>↓3 須賀京太郎及び白水哩&鶴田姫子と江口セーラの戦闘方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします


※オーズ:  W:  アクセル: の形で
※哩&姫子のコンマは下1にて判定
※セーラのコンマは下2にて判定
※京太郎のコンマは下3にて判定
※互いに、対するキャラクターすべてに判定勝利できない限り、攻撃できません

555: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/02(土) 23:00:05.82 ID:wx2EPTsxo
>>548の判定:22 >>549の判定:44 >>550の判定:95 >>551の判定:20
>#テラー温存爆発、クレイドール温存集中20
>テラー温存爆発、クレイドール温存集中20


オーズ:47+100(95)+15=167
W:40+44+5=89
アクセル:45+22+40+5=112
クレイドール:39+20+20-5=74

テラー(対オーズ):(47+100+15+14)-5-15=156にてオーズ勝利
テラー(対W):(40+44+15+12)-5-15=91にてW敗北
テラー(通常値):55+73+20-5-15=128


>オーズのみが判定に勝利!

ダメージ:(2+3)+3+(167-128)/5+55-40=31のダメージ!

>更にメダジャリバーの効果により+2!
>温存方針にて半減! テラー・フィールドにて半減!
>最終的にテラーに8のダメージ!


>オーズはスタミナを9消費! 気力を20回復!
>Wはスタミナを4消費! 気力を20回復!
>アクセルはスタミナを1消費! 気力を40消費!

>テラーはスタミナを9消費! 気力を20回復!
>クレイドールはスタミナを1消費! 気力を20消費!

>電気ウナギ・カンドロイドの効果が切れました!



【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎                          【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)
技能:47                                             技能:55(37)
HP:50/50                                           HP:34/42
スタミナ:37/49                          VS            スタミナ:23/42
気力:72/72                                          気力:45/45
ATK:55                                             ATK:40
DEF:55                                             DEF:40

  &                                                 &

【W サイクロンメタル】 白水哩&鶴田姫子
技能:40                                             【クレイドール・ドーパント】 花田煌
HP:50/50                                           技能:39(15)
スタミナ:41/50                                         HP:48/48
気力:70/70                                           スタミナ:40/46
ATK:35                                             気力:15/70
DEF:45                                             ATK:30
                                                   DEF:45
  &

【アクセル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:50/55
気力:20/70
ATK:40
DEF:40


>オーズとテラーの距離は【至近距離】、オーズとクレイドールの距離は【至近距離】です
>Wとテラーの距離は【中距離】、Wとクレイドールの距離は【中距離】です
>アクセルとテラーの距離は【中距離】、アクセルとクレイドールの距離は【中距離】です

>オーズの戦闘方針は【温存方針】です
>Wの戦闘方針は【温存方針】です
>アクセルの戦闘方針は【温存方針】です

566: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/02(土) 23:21:20.06 ID:wx2EPTsxo

 上昇からの急激な水平飛行への転換。
 遠心力によって後頭部に集中しようとしていた血液を、半回転と身体を翻す事によって眼球に移動。
 地面に背を向け――さらにそのままもう半回転、体勢を戻す。
 レッドアイと化そうとしていたものが、無理やりに引き戻された。
 
 そんなインメルマンターンから――急下降。
 片手にメダジャリバー。もう片手にメダガブリュー。
 音速を凌駕する飛行速度を以って、テラーの衝撃波を躱す。

 樽の内側を転がるような回転――バレルロールでの回避。
 そのまますれ違いざまに、テラーの身体に斬撃を咥える。


京太郎「浅いか……ッ!」

南浦「……ほう」


 最後の最後、寸前で現れたテラーフィールドに斬撃を阻まれたが。
 尋常ならざる飛行速度に、重力加速を咥えたのだ。
 多少なりとも、衝撃は通ったはずである。

 近くに居たクレイドールが、衝撃でよろけていた。


京太郎「まだ、まだ――――ッ!」

南浦「……」


 一方のWとは言えば。
 こちらは、テラーフィールドの瘴気によって妨害を受けている。

 トリガーか、或いはルナに転換するか。
 哩は――それも考えたが。
 何より、この手で、至近距離から、直接一撃を叩き込まねば気が済まないのだ。


煌「……っと、しつこいですね!」


 江口セーラ=アクセルは。
 ひたすらに、援護に集中。クレイドールの出鼻を挫き、出足を潰す。

 自分とも無関係とは言えない相手であるが。
 見たところ復讐に燃えるWがいる。更に、この場で主戦力になるだろう京太郎がいる。
 ならば、自分が無理に攻める必要はない。

 この場での役割――というものを考えて、エンジンブレードでの援護を行う。

 もっとも――


セーラ「しつこい?」

セーラ「そんなら、諦めればええやろ? メモリブレイクして、それで終いにしたるわ」


 ――隙があったのならばすぐさまに叩き潰してやるつもりではいるが。

 多くのドーパント犯罪を見てきた。
 目を覆うような悍ましいものから、不幸なすれ違いの悲劇まで。
 それを引き起こしたものがこの場に居るのなら――。

 叩き潰して止めない理由など、ない筈がなかった。

568: 1 ◆5JQ41ofJ7.ox 2013/03/02(土) 23:28:00.65 ID:wx2EPTsxo

【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎                          【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)
技能:47                                             技能:55(37)
HP:50/50                                           HP:34/42
スタミナ:37/49                          VS            スタミナ:23/42
気力:72/72                                          気力:45/45
ATK:55                                             ATK:40
DEF:55                                             DEF:40

  &                                                 &

【W サイクロンメタル】 白水哩&鶴田姫子
技能:40                                             【クレイドール・ドーパント】 花田煌
HP:50/50                                           技能:39(15)
スタミナ:41/50                                         HP:48/48
気力:70/70                                           スタミナ:40/46
ATK:35                                             気力:15/70
DEF:45                                             ATK:30
                                                   DEF:45
  &

【アクセル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:50/55
気力:20/70
ATK:40
DEF:40


>オーズとテラーの距離は【至近距離】、オーズとクレイドールの距離は【至近距離】です
>Wとテラーの距離は【中距離】、Wとクレイドールの距離は【中距離】です
>アクセルとテラーの距離は【中距離】、アクセルとクレイドールの距離は【中距離】です

>オーズの戦闘方針は【温存方針】です
>Wの戦闘方針は【温存方針】です
>アクセルの戦闘方針は【温存方針】です

 オーズ:47+下3コンマ+15+?         テラー:???or《55+GMコンマ+?》-5
 W:40+下1コンマ+15+?        VS
 アクセル:45+下2コンマ+5+?         クレイドール:39+下4コンマ+?-5


>↓3 須賀京太郎及び白水哩&鶴田姫子と江口セーラの戦闘方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします


※オーズ:  W:  アクセル: の形で
※哩&姫子のコンマは下1にて判定
※セーラのコンマは下2にて判定
※京太郎のコンマは下3にて判定
※煌のコンマは下4にて判定
※互いに、対するキャラクターすべてに判定勝利できない限り、攻撃できません

573: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/02(土) 23:44:16.54 ID:wx2EPTsxo
>>569の判定:87 >>570の判定:46 >>571の判定:90 >>572の判定:62
>#テラー撤退方針集中44、クレイドール温存爆発
>テラー撤退方針集中44、クレイドール温存爆発


オーズ:47+90+15=152
W:40+87+5+60=192
アクセル:45+46+5=96
クレイドール:39+62-5=96

テラー(対オーズ):(47+90+15+14)-5+45=206にてテラー勝利
テラー(対W):(40+87+15+12)-5+44=193にてテラー勝利
テラー(通常値):55+65+44-5=159


>黒い靄がテラーの身体を鎮めていく
>テラーはにげだした

>テラー・フィールドの効果が発動
>判定勝利にて、テラー&クレイドールはその場から撤退しました


>オーズはスタミナを5消費! セルメダルを15消費!
>Wはスタミナを4消費! 気力を60消費!
>アクセルはスタミナを4消費! 気力を20回復!

>テラーはスタミナを9消費! 気力を44消費!
>クレイドールはスタミナを6消費! 気力が20回復!



【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎                          【テラー・ドーパント】 南浦琉兵衛(南浦プロ)
技能:47                                             技能:55(37)
HP:50/50                                           HP:34/42
スタミナ:37/49                          VS            スタミナ:14/42
気力:72/72                                          気力:1/45
ATK:55                                             ATK:40
DEF:55                                             DEF:40

  &                                                 &

【W サイクロンメタル】 白水哩&鶴田姫子
技能:40                                             【クレイドール・ドーパント】 花田煌
HP:50/50                                           技能:39(15)
スタミナ:41/50                                         HP:48/48
気力:10/70                                           スタミナ:6/46
ATK:35                                             気力:35/70
DEF:45                                             ATK:30
                                                   DEF:45
  &

【アクセル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:46/55
気力:40/70
ATK:40
DEF:40



>テラーは逃げ出した

586: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/02(土) 23:58:43.77 ID:S/6lB8Qio

 テラーの動きを遮っていた、電気ウナギカンドロイドが全て破壊されてしまった。
 あれがあって、ようやく対等といったところ。
 カンドロイドへの防御の為に、テラーフィールドが余計なエネルギーを使用しているからこそ何とか戦えるのだ。

 このまま闘うのは――マズイ。

 そう判断した京太郎は地上に降りて、手近な販売機を見つける。
 ここでアンクかカザリがいたのならば、彼らに購入して貰えたのだが……そうもいかない。


京太郎「セーラさん、哩さん! ちょっとフォローお願いします!」

セーラ「ん、りょーかいっ!」


 アクセルドライバーを腰から放すセーラは――それと同時に、バイクへと変形。
 京太郎に代わって、高速での連続攻撃を繰り出す。
 テラーフィールドの防護壁に激突。弾かれる。


セーラ「硬……ッ」

南浦「……!?」

セーラ「ま、そんならブッ壊れるまで攻撃するまでやな!」

煌「そうさせるとお思いですかっ!」


 驚愕するテラー。そして、気合を入れるクレイドール。
 弾き飛ばされたセーラは、タイヤから白煙を上げて、さらなる突撃を繰り返す。


セーラ「させる……? 違うな」

セーラ「俺が、するゆーたらするんや。お前に意見は求めてへんわ」


 再度突貫。
 クレイドールからの重力弾を巧みに回避しながら。
 何度も何度も、テラーの防護壁に激突する。


南浦「……耐性持ちか」


 合点が行ったとばかりに頷くテラー。
 そして、一際大きなテラーフィールドを作成し――自分自身とクレイドールを、その中に沈ませていく。

 意外と思えば、意外だ。
 まさかここで逃げるなどと……思わなかった。

 激しい攻撃の果てに追い詰められたウヴァのような、命からがらの逃走ではない。
 こちらの戦力を図った、或いはもっと何かしらの目的があった。
 そう言えるような、戦略的撤退だ。

593: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 00:11:15.52 ID:3TCSscOmo

 しかし――


哩「テ、ラァァァア――――――――;ッ!」


 そんな事を、肯んずる訳がない人物がこの場に居た。
 己の仇が目の前に居て。
 それがやすやすと逃げる――などと言われて。
 果たして、見逃せるだろうか。

 そんな筈がない。出来るわけがない。

 出来るわけがない。出来るわけがない。出来るわけがない。


 自分たちと仲間を浚い、苛烈なまでの実験と身体調整改造を行い、
 施設から逃走して、助かったと思ったところで襲い掛かり、
 救ってくれた恩人の一人を、テラー・フィールドにて廃人にし、
 挙句己の仲間を、走狗として使用している。

 そんな行為が――許せるはずがなかった。


哩「お前は、ここで死ねッ! 首ば折れて、死ねッ!」

哩「首置いてけ! なあ、その首置いてけ――――ッ!」


 ――《METAL》! 《MAXIMUM DRIVE》!


 気合と共に、フィールドに沈むテラーへと飛びかかる。
 風を纏ったメタルシャフトが、テラーの身体に突き刺さらんとし――。


煌「生憎ですが、出資先を潰す訳にもいきませんね!」


 それを庇った、クレイドールのボディに叩き込まれた。
 陶器の如く、コナゴナになるクレイドール。


哩「……ぁ」

姫子『花田ぁ!』


 Wからの追撃の手が、緩む。
 その瞬間を見逃さず――テラーは、その破片ごと漆黒の沼に沈んでいった。

 残されたのは……。


セーラ「逃げられたなァ……」


 機会を見逃した、ライダー3人と。
 購入したはいいものの、開けるタイミングがつかめず未開封になったウナギカンドロイドだけだ。

598: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 00:18:09.61 ID:3TCSscOmo
>プトティラコンボ使用により、グリード化が進行します

>今回は戦闘にてダメージを受けていないので、HP分による上昇はありません。


>↓3   コンマの十の位と一の位の合計にて判定

604: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 00:27:22.97 ID:3TCSscOmo
>>602の判定:2+9=11上昇


京太郎「……まさか逃げる、なんて」

セーラ「ここでやり合いたくない理由か」

セーラ「まあ、単純に自分の不利を悟ったんちゃうん?」

セーラ「ま、良くわからん沼があってウザいっちゅーんは分かったわ」


 京太郎は、タカカンドロイドとバッタカンドロイドであたりを見回す。
 どうやら、監視者はいないらしい。
 それを確認して、京太郎も変身を解除する。

 ここで潰しておきたかったが。
 それも出来なくなってしまったらしい。
 逃亡生活はしばらく続く事になるか――まあ、或いは。

 いっその事ある程度、恐竜のコアがあると割り切ってしまっても良いのかもしれないが。


 しかし……だ。
 どうにも引っかかるものがあった気がするんだが。

 一体、何だろうか……。


哩「テ、ラー……!」

姫子『……部長』


 Wは、メタルシャフトを抑えて、その場に立ち尽くしていた。

 あの一撃が届けば逃げられず。
 花田煌を開放できて。
 そして、自分たちの本懐が遂げられた――というのに。

 肝心のそれを、花田煌に阻まれてしまった。
 そして彼女が、テラーの代わりにコナゴナに砕け散ったのだ。

 言いようのない思いが、哩の身体を包んでいた。


606: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 00:29:26.22 ID:3TCSscOmo
1:「大丈夫です、花田先輩はきっと死んでませんよ」
2:「……先輩たちを攫ったのって、本当にテラーなんですかね?」
3:「……逃がして悔しいのは、俺も同じっすよ」
4:「とりあえず、場所を移しませんか?」

↓4

620: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 01:07:14.28 ID:fGN0UFSjo
>>610の選択:4

京太郎「とりあえず、場所を移しませんか?」


 哩にそう問いかける。

 このまま、ここに留まるのは危険だ。
 あれほどの戦闘を行ったというのもあるし、テラーに逃げられているのだ。
 そのまま、あの訳の分からない瞬間移動で追っ手が来ないとも限らない。

 負傷こそないものの、戦闘したばかりで体力を消費している。
 そこに――今度は逆に数にものを言わせて襲い掛かってこられたら、堪らない。


哩「……」

姫子『ぶちょー、そうしましょう』

姫子『アクセルとも、ここは協力した方がよかと思いますよ』

哩「……分かった」




 小さく頷くと変身を解除する白水哩。
 髪を持ち上げると――後れ毛が眩しい――ヘルメットを被って、バイクに跨った。

 それを見て、セーラもエンジンブレードを肩に担ぎながら。
 自分のバイクの元へ向かった。


 さて、困ったのは京太郎だ。

 電気ウナギ缶の購入に、手持ちのセルメダルを使い切ってしまった。
 ジャリバーもガブリューも使えないし、何よりこれではバイクにも乗れない。

 つまり、挟み撃ち……ではなく、二人乗りの形になるわけだが。


京太郎(……どっちに頼もうか)


 という、問題である。


621: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 01:07:41.17 ID:fGN0UFSjo
1:セーラに頼む
2:哩に頼む


↓4

629: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 01:11:32.56 ID:fGN0UFSjo
>>625の判定:2

好感度に基づいた内容変化


1~20:凄い嫌そう
21~40:しぶしぶ
41~70:別に構わない
71~99:普通に自分の方に乗ってくと思ってヘルメットまで用意してた

ゾロ目:おや、哩さんの様子が……?


↓4

660: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 01:27:06.44 ID:fGN0UFSjo
で、セーラさん。どうなんですかね?


1~20:別の事を考えている
21~40:何も考えてない
41~70:仲間ってええなーって思ってる
71~99:ちょっと面白くない

ゾロ目:別の事を考えつつ、やっぱり何か面白くないぞ……?


↓4

668: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 01:35:35.42 ID:ENYRXq0Wo

京太郎「……白水先輩、ご一緒しても?」

哩「……は?」

京太郎「いや、俺バイク持ってないんですよ。今、使えないし……」

哩「……分かった」


 しぶしぶといった様子で、京太郎を乗せる哩。
 片方ノーヘル二人乗り、無免許高校生。学校はサボった。
 とても致死的な香りがする。
 この街、全部私有地だから道交法関係なくて無免でも問題ないんだけど。

 そう思うと、自然と腰に回す手に力が入る。
 ここで電柱さんと衝突しそうになって、プトティラが暴走とか洒落にならん。


哩「……握るの、強か」
 
京太郎「あ、すみません」

哩「……そんな弱くしてどうする。コケて首ば折りたいんか?」

京太郎「いや、そんなつもりは……」


 調整が難しいな。
 あまり密着しすぎると嫌がられるし、却って力が弱くてもならない。
 二人乗り、どうにも面倒そうだ。


セーラ(んー……なんやろ)

セーラ(ちょっと、こう……もやもやするっちゅーか)

セーラ(なんやろ、面白くないわ……)

セーラ(てっきりこっち乗るかと思ったから、ヘルメット用意したのに……)

セーラ(……んー)

セーラ(ならまあ、ヘルメットだけは渡しといた方がええな)

セーラ(うっかりこけたら大変やもんな)

セーラ「京太郎、これ使いー」

京太郎「あっ、ありがとうございます。セーラさん」

セーラ「ええって、ええって。一々礼を言われるほどの事でもないわ」

670: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 01:49:04.43 ID:ENYRXq0Wo
【昼】

 大体今、学校なら昼あたりだろうか。
 あれから、バイクでも入れる通路まで移動。
 その後、とりあえずは京太郎の仮住まいまで向かう事となった。

 白水哩はそのあたりの事を嫌がりそう――あまり事情を打ち明けたくない――タイプかと思っていたが。
 先ほどのテラーとの戦いで何か感じるところがあったのか。
 鶴田姫子からの説得もあって、セーラを案内する事に落ち着いた。


セーラ「……なんや、殺風景やなぁ」

セーラ「それなら、俺ん家来ればいいのに」

京太郎「いやー、こっちの方が移動が便利ってのがありますからね」

セーラ「そんなもんかなぁ」


 とりあえず。
 お茶の一つも出せないので、ペットボトルを何本かとる。
 賞味期限は大丈夫かと吟味した後、皆の前に置いた。


京太郎「さて……と」

京太郎「とりあえず、お二人に紹介を……」

京太郎「えーっと、こちらは江口セーラさん」

京太郎「アクセルメモリを使って、仮面ライダーアクセルとしてドーパントと戦ってます」

セーラ「江口セーラ。不死身のアクセルや」

セーラ「そう言う訳で、よろしくな!」

セーラ「あと、警察の外部協力者――って形になっとる」

哩「……」

京太郎「で、こちらは白水哩さん」

京太郎「ダブルドライバーを使って、仮面ライダーWとして戦ってます」

哩「……白水哩。仮面ライダーW」

哩「私の目的は、ミュージアムば潰す事ぞ」

哩「くれぐれも、邪魔はすんな」

セーラ「りょーかい」

セーラ「ま、ドーパント作ってるミュージアムは俺にとっても敵やしな」

セーラ「特に、邪魔はせんし――」

哩「『せんし』?」

セーラ「京太郎と協力して戦ってたやろ? なら、俺とも協力できるはずやで」

671: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 01:54:45.26 ID:ENYRXq0Wo
1:「花田先輩、死んでないと思いますよ?」
2:「先輩たちが助けられた日の話――もう少し詳しく教えて貰えますか?」
3:「思うんですが、先輩たちを攫ったのはミュージアムではないんじゃ……」
4:「あのテラー、具体的にどんな能力を持ってるんですか?」

↓4

678: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 02:23:26.90 ID:j96llo0mo
>>675の選択:4

京太郎「思うんですが、先輩たちを攫ったのはミュージアムではないんじゃ……」

哩「……どういう事ぞ」


 がたりと、ペットボトルを机に叩きつけて。
 喰いかかるように、京太郎を睨み付けながら身を乗り出す哩。

 ひょっとして、ミュージアムへの復讐を止めさせようとしている。
 そんな風に誤解されたのかもしれないが……。


京太郎「……落ち着いて下さい。話を最後まで聞いて」

京太郎「俺、先輩たちが来る前にあの二人の会話を聞いてたんですよ……」

京太郎「そのとき、花田先輩は――こう言ってた」

京太郎「『ガイアインパクトを進める為に、財団Xから派遣』された、と」

京太郎「勿論、これだけじゃ根拠としては薄い」

京太郎「嫌な言い方になりますが、ミュージアムが財団Xとやらに花田先輩を差し出した」

京太郎「そして、財団Xの所属だったのが――出向してきたというのはあり得る」

京太郎「テラーとは初対面なら、これが一番あり得る可能性ですね」

京太郎「そこで……先輩たちに訊きたいんですが」

京太郎「ミュージアムに於いて、テラーはどの程度の地位なんですか?」

京太郎「ガイアインパクト――内容は分からないけど、ミュージアムの目的も知っている」

京太郎「そして、《地球の本棚》――数絵という女性についても」

京太郎「少なくとも、幹部相当には思えるんすけど……」


 流石に末端の方にまで、余計な情報は喋らないだろう。
 まさに白水哩と鶴田姫子がそうしているように、重要な情報というのは基本的に隠匿される。
 余計なところまで知らせていたら、外部に露見する危険があるからだ。

 加えて、その件の財団X。
 花田の言葉を借りるのならば、ミュージアムへの出資元なのだろう。
 いわばスポンサーに当たるのだが……。
 それと会う。或いは出迎えるのなら、まさか末端の構成員を使用はすまい。

 で、そんなスポンサーに対してああまでな強気な態度。

 そして――あのガイアメモリの強力さ。
 まるでこちらの攻撃が通らず、気力を振り絞って戦わなければ、折れてしまいそうな恐怖。
 さらにあの謎の移動に、人間を廃人にするほどの精神攻撃。

 かなりの地位であると推測するには――堅い。


679: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 02:34:07.34 ID:J5vSsJFFo

哩「……テラーは」

哩「あの、ミュージアムの首領ぞ」

京太郎「首領――!?」


 なるほど。
 道理で、あの強さ。

 並みの人間ならば、抗う事もできずに敗北するだろう。
 まさに恐怖の帝王だ。
 こうしている京太郎も、少し気を抜けば――あの人間とは戦いたくないと思うほどに。
 無意識のうちに避けたくなるほどの、心理的圧迫感。

 ライダー3人がかりではないと、碌な勝負にすらならないだろう。


京太郎「なるほど……だったら、ますます知らない筈がない」

京太郎「貴方たちを攫って――それだけじゃ直ぐに忘れてしまう事かもしれないけど」

京太郎「その後、仮面ライダーと戦ったのなら……覚えておくべき記憶にはなる」

京太郎「……」

哩「……根拠は、それだけか」

京太郎「……いえ、もう一つ」

京太郎「あの老人――俺がオーズに変身した時」

京太郎「本当に……今思えば、ってレベルなんですけど」

京太郎「驚いたんですよ、わずかながらに」


 京太郎が仮面ライダーオーズに変身するというのは既に、花田煌に露見していた。
 勿論。
 細かくそんな誰がどれかとは覚えていないにしても。
 自分たちの計画を邪魔するライダーについての資料なら、目位通しておくはずだ。

 ましてや、ああして外で会うのなら。
 そのライダーが、自分を襲いに来る可能性……ぐらいは考えて、注意はしておくだろう。

 余程メモリに自信があって、細かい事に拘らない。
 そんな可能性とて存在するが――これは、確実ではないが、否定できる。

 あの状況で。
 自らの不利や何かを自覚して、決定打を受けていないのに撤退したのだ。
 どちらかと言えば、慎重なタイプ。


 それなら、京太郎――ミュージアムにとってイレギュラーなライダー、オーズぐらいは覚えている。
 そんな風に思える。

 なのに、まるであれは京太郎を知らなかった。
 という事は――。

681: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 02:53:33.74 ID:+EGpg720o

京太郎「俺の事を調査していたのも、財団X」

京太郎「先輩たちを攫ったのも、財団X」

京太郎「……そんな風に思えて、ならないんですよ」

哩「……やけど」

哩「テラーが、来たんやぞ」

京太郎「……そこなんですけど」

京太郎「さっきの話じゃ、財団Xはミュージアムの出資者だ」

京太郎「Wというライダーに、出資者が狙われたんなら……そのフォローに来てもおかしくないし」

京太郎「《地球の本棚》はミュージアムにとっても必要」

京太郎「だったら、それが変身しているWを狙って出てきても不思議は、ない」

哩「……」

哩「……そいが結局、どんな話になる?」


京太郎「いや、結局のところミュージアムをブッ潰す事には変わらねーっすけど」

京太郎「残りの人を助けるんなら、ミュージアムじゃなくて財団Xを叩いた方がいいって事になる」

京太郎「正直、財団Xがなんなのかとか」

京太郎「そこらへん、全く分からないんすけど……方針の転換が必要になりますよね?」

京太郎「というかそれは、先輩自身分かってるんじゃ……」

哩「……」

哩「つまり、仇が二つに増えただけ……か」

哩「財団Xとミュージアム……どっちも仇である事には変わりなか」

京太郎「そうっすね」

京太郎「『財団Xを潰す』『ミュージアムを潰す』――両方やらなくちゃあならないのが辛いところっすけど」

京太郎「俺は、覚悟できてますよ」

京太郎「白水先輩、鶴田先輩に付き合うって覚悟が」

京太郎「それにもともと、ミュージアム相手はセーラさんとも約束してましたしね」

セーラ「そうやなー」

セーラ「ま、俺ん生まれたとこやなくても、ここまで来たら何かの縁や」

セーラ「ミュージアムも、イマジンも、グリードも、財団Xも」

セーラ「全部まとめて、相手したるわ。俺もな!」

682: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 03:04:44.53 ID:+EGpg720o

哩「……そうか」

哩「スマン――助かる」

京太郎「いいんですって。復讐したい気持ち、分かりますから」


 ……と、ここまで話して。

 自分の論を通す事に集中していて、
 よく考えたらこの場に、江口セーラがいる事を忘れていた。

 京太郎にこそ打ち明けてくれたものの、
 果たして、セーラにも事情を説明してしまうのは――どうなのだろうか。


哩「……構わん」

哩「どのみち、私らだけじゃあのテラーは倒せん」

哩「他のライダーが――特にそのアクセルが」

哩「そん協力がいるとこやった」

セーラ「ん? 俺?」

セーラ「そら、俺も相当に強い自信あるけど……京太郎の方が強いんやないんか?」

哩「……そう思っとったけど」

哩「須賀――お前、あのテラーばどう思っとる?」

京太郎「……正直に言わせてもらうなら」

京太郎「絶対に倒す――俺が砕いてやるって、そう、自分に呼びかけないと」

京太郎「出来る事なら、二度と会いたくないと……思っちまいます」

哩「……そうか」

哩「江口さんは、どう?」

セーラ「ん? ああ、俺の事はセーラでええよ」

セーラ「そりゃあ……強いとは思ったけど、別に戦いたくないくらい怖いとは思ってへんよ?」

セーラ「それが、どうかしたんか?」

哩「……」

哩「……セーラは、ガイアメモリの精神攻撃に耐性ば持っとる」

哩「そういう事に、なるか」

京太郎「……耐性?」

セーラ「いや、特に予防注射とかした覚えはないけど……」

哩「ガイアメモリの持つ、精神的な影響力ば緩和・あるいは無効化する――そんな体質って事や」

687: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 03:25:20.59 ID:+EGpg720o

セーラ「んー、それは確かにあった方が楽やけど」

セーラ「別に、京太郎のあの力でも……乗り切れるんちゃうの?」

哩「……無理ぞ」

哩「今回のテラーは、花田がいるから制限しとった」

哩「こっちが、人数揃っとるんもあった」

哩「テラー一人だったら、周囲の領域にあのフィールドを流し続ける」

哩「本来なら近くにいるだけで、フィールドに足を入れてるだけでどんどんと心ば削られていく……なんもせんでも」

哩「至近距離に近付いたら、どうにもならん」

哩「……そいの所為で、前のWはテラーにやられた」

セーラ「……それって、飛んで攻撃すれば大丈夫なんやないのか?」

セーラ「ああ、あとは遠くからひたすら撃つとか」

哩「……」


哩「アイツは、あのフィールドを取って瞬間的に移動ができる」

哩「こっちが遠くから攻撃しとってん、気ぃ抜けばすぐに近寄ってくる」

哩「ひたすら手数で押し切れん限り――集中ば続けてられん限り」

哩「あいつに、遠くから攻撃すんのは難しい。あのフィールドは盾にもなるけん」

哩「あと……飛ぶんもよか」

哩「ただ、やろうと思えばフィールドば上にも出す事も考えられんくはない」

哩「一人でやるんなら、飛んでても――そいでんひたすら押し切らん限り……近寄ったら危なか」

京太郎「……マジっすか」

京太郎「ビビらせて、こっちの攻め手が鈍る――そんで近寄ったら心が削られ続ける」

京太郎「遠くから撃ってても集中が切れたらアウト」

京太郎「厄介すぎるぜ、テラー」

哩「……やけん」

哩「アイツの攻撃が通じない、江口セーラ」

哩「お前の力が必要なんや」

セーラ「……」

セーラ「ま、言われんでも協力するって決めとるわ」

セーラ「そういうもんやろ? ライダーなんやから」

691: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 03:42:34.73 ID:OzhoErhSo

セーラ(……それに)

セーラ(俺がアクセルに選ばれたんは、多分そういう事やったんや)

セーラ(聞いて思ったけど……あのスカルも、テラーの攻撃を受けとる)

セーラ(ライダーを続けられんくなった理由ってのは、それや)

セーラ(やから……俺が選ばれた。テラーに戦えるものとして)

セーラ(……そやけど)

セーラ(さっき、あのクレイドールに邪魔されたっちゅーのはあっても、俺の攻撃はまるで通じんかった)

セーラ(……このままで、勝てるんかな)

セーラ(負ける気はない。ドでかいの決めて、ブッ飛ばしたるって気持ちもあるけど)

セーラ(……)


 とりあえず、白水哩から聞いたテラーの能力については以下。

 ・衝撃波を使った攻撃
 ・《テラー・フィールド》を用いた防護壁、また瞬間移動
 ・《テラー・フィールド》を展開して、そこに存在する――或いは触れただけで精神を破壊していく
 ・これにはガイアメモリへの精神耐性特質が必要。所持は現在江口セーラのみ
 ・テラーへの恐怖から、攻撃が思ったようにはいかなくなってしまう


京太郎「……他に、どうにかする事は出来ないんですか?」

哩「……分からん」

哩「《地球の本棚》は――ミュージアム関連についてロックがかかっとった」

哩「やけん、ミュージアムば攻める事が今の今までできなかった」

京太郎「……なるほど」

京太郎「とりあえず、やるにしたらひたすらカンドロイド使わないとな……」

京太郎「無機物なら、恐怖とかは感じないから……そのまま妨害してくれるはずだ」

哩「……他には」

哩「生身で居るとこふんじばって、骨ば折って」

哩「そいで、テラーのメモリば粉砕してやれば……よか」


 それもまあ、視野に入れておこうか。
 馬鹿正直に、相手が準備を整えるまで待たなくても良いのだし。

 まあ、生身相手にライダーの力を使うのもどうかと思う。
 あとあと、心によくないものが残りそうだし――そのラインを一度超えたら、戻ってくるのが難しそうだ。


京太郎「とりあえず……まあ。それじゃあ、これからも協力してきましょうって事で」

693: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 03:56:30.74 ID:l34JtDQeo

 その他、花田煌が生きている可能性が高い事。
 テラー対策については、一人では戦わない事を誓った。

 花田煌が生きている理由としては――だ。

 あれは前に京太郎と戦った時に、恐怖していた。
 己が傷付く事、ともすれば殺されるかもしれない状況に対して。
 或いはあれから更に改造を重ねられてしまって恐怖が麻痺しているのかもしれないが――。

 そうでないなら、やはり死ぬ事を嫌がっているという事になる。

 つまり逆説的に、花田煌は殺されれば死ぬ。
 然るに、そんな恐怖を感じずに盾になったあたり――なんらか、破壊に対しての備えがあると考えた方がいい。


 前回それで何故京太郎に恐怖したのか、合点が行かなくなるが。

 さらなる改造かメモリの力を引き出した事でそうなった――と、思おう。
 別にそれを忘れさせるぐらい、ひたすらに脅した……って事はないはずだ。
 そりゃあ、生身で襲われてかなりむかっ腹立ったが。


哩「それじゃあ、セーラ」

哩「相方は今度紹介するけん――ここは私だけ改めて」

哩「仮面ライダーW、白水哩。元は新道寺女子高校で麻雀部の部長ばしとった」

哩「これからも――よろしく頼む」

セーラ「……こっちこそ」

セーラ「江口セーラ。元・千里山高校の三年生。一応の大エースや」

セーラ「仮面ライダーアクセル。不死身のライダーや、よろしくな!」


 まあ。

 あの復讐に燃えていた白水哩がこうして、他のライダーと手を取ってくれる。
 その事はなんとも、感慨深いものだった。


京太郎「それじゃあ俺は、仮面ライダーオーズ」

京太郎「清澄高校麻雀部の……新入部員で雑用で――」

哩「――お前の事は知っとる」

セーラ「――今更自己紹介する仲でもないやろ」

セーラ「つーか、京太郎、二人ともに知り合いやん。猶更自己紹介ん必要ないやろ」

京太郎「……いや、その、ノリで」

京太郎「仲間外れにされた感じだったし……」

セーラ「アホか」

696: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 04:08:29.27 ID:l34JtDQeo

【須賀京太郎の技能が1上昇しました! 現在48!】
【須賀京太郎のグリード化数値が11上昇しました! 現在11!】
【白水哩と江口セーラが協力関係になりました】

【白水哩から、真のテラーについての情報を得ました!】
【テラーの戦闘情報が更新されます!】


698: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 04:13:19.88 ID:l34JtDQeo
【放課後】

 セーラはセーラで、調査をすると言って。
 哩は哩で、財団Xについて調べると言って。

 二人は京太郎の仮住まいから出て行った。


 それにしても、テラーか。厄介なドーパントも居たものだ。
 あれこそ、まさに首領というような強さだ。


京太郎「……さて、と」


 テラーに関する警告ついでに誰かに連絡を取るか。
 それともあの白スーツにつけていたカンドロイドを辿るか。
 街に出て、時間が起きていないか探すか……。
 或いは消費メダル分(未開封分は貰えないだろう)を貰いに鴻上会長のところに行くか。

 どうしようか。


 ああ、そういえばその前に――タカ・カンドロイドとバッタカンドロイド、何か情報集めてないかな。




699: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 04:15:29.04 ID:l34JtDQeo

1~20:追跡中に破壊されていた
21~40:見失っていた
41~70:男が向かった先が分かった
71~99:男が誰かと接触しているところが映っていた

ゾロ目:男が変身したのが分かった


↓4


704: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 04:33:39.86 ID:l34JtDQeo
>>703の判定:89

 バッタカンが齎した映像を再生する――。

 あの男はどうやらあれから誰かとも顔を合わせていたらしい。
 眼鏡の少年――京太郎よりもやや年上か。
 スマートブレイン学園生だ。


 ……いや、違う。

 そうじゃない。自分はこいつを、知っている。
 あれは清澄高校に居た時だ。
 そう、あの頃の上級生だった。それで、生徒会役員。

 こちらでも、生徒会に属しているはずだ。

 名前は確か――。


加頭「どうもわざわざ……内木一太さん」

一太「……どうも、加頭さん」

加頭「それとも――ミュージアムの処刑人、仮面ライダーナスカと呼んだ方がよろしいですか?」

一太「僕の事は……好きによんでください」

一太「ただ、ひとつだけ言っておくとすると――仮面ライダーなんかじゃない」

一太「ただの――ナスカだ」

加頭「そうですか」

加頭「それで、こうしてこの場に来てくれたという事は……」

加頭「私の提案に、乗っていただける――そういう事で、よろしいでしょうか?」

一太「……」

一太「その前に言わせて下さい」

一太「僕は……ミュージアムを裏切るつもりはない」

一太「あくまでも、ミュージアムからの協力者という形になる」

一太「そして――――約束してくれますか?」

加頭「なんでしょうか?」

一太「仮面ライダーW……本来の《地球の本棚》が戻るのなら」

一太「その時は、うちの生徒を解放してくれると」

加頭「はい、約束します」

一太「……」

一太「……それならば、分かりました」

707: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 04:42:13.57 ID:l34JtDQeo

一太「ミュージアムの邪魔をする――全てのライダーを倒して」

一太「捕えたのなら、そんな仮面ライダーを貴方に渡します」

一太「これでいいですか?」

加頭「はい、十分です」

一太「……約束、守ってくださいよ」

加頭「ええ」

加頭「《地球の本棚》が戻ったのなら、無理に代わりを作る必要はなくなりますから」

加頭「彼女たちは……不要になる」

一太「……」

一太「その言葉に、もし嘘があるのならば」

一太「僕は――ミュージアムの処刑人ではなく、あの学園の副会長として」

一太「生徒に手を出した、あんたを殺す」

一太「いいか……絶対に忘れないでくれ」

加頭「……」

加頭「……私は死にませんし、約束も守ります」

一太「……」

一太「……それじゃあ、失礼します」


 内木一太――否、処刑人ナスカが。
 あのダブルドライバーを片側だけのスロットにしたようなドライバーを、腰に装着する。

 テラーとはまた異なるが、ドライバーを使用しているようだ。


  ――《NAZCA》!


 そして、少年はナスカに変身すると。
 まさに目にもとまらぬ――という速度で、その場から消えた。


709: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 04:51:32.95 ID:l34JtDQeo

京太郎「……」

京太郎「ナスカも、うちの学園生か……」


 あの分ではきっと、悪い人間ではないだろう。
 学園生に対する気持ちが窺えるのだ。

 だが――同時に。

 そんな状況でも、学園生に手を出された事を知りながらも、
 ミュージアムを裏切る気配はなく、あの男――財団Xからの使者に攻撃するさまも見せていない。
 つまりは、だ。
 余程強固な意思か何かで、ミュージアムに所属しているという事だ。

 説得は難しい。
 そう考えても、いいだろう。


 それにしても、自分と同じ清澄出身の人間がライダーで。
 それもこちらはあずかり知らず、相手がミュージアムに属している。

 そう思うと、なんだか奇妙な気持ちを覚えた。


京太郎「……テラーの件と含めて、報告しといた方がいいかもな」

京太郎「でもな、なんか向こうにも……事情がありそうだし」


 敵対したのなら、戦って倒す自信はある。そのつもりだ。
 だが現状、彼が本当に悪なのかが分からない。

 ひょっとしたらミュージアムに誰か、学園生を人質に取られているかもしれないのだ。

 あの様子では、それに屈して働いているというのもあり得る。
 どうしたものか……考えどころだ。

 明確に敵対し、己の目の前に現れたのならば京太郎は刃を振り下ろす。
 そんな覚悟がある側の人間だ。
 だが、だからと言って――何の落としどころも見つけずに、いきなり殺すというのは避けたい。

 哩に話したら……生身の彼に襲い掛かる事だって、やらなくはないだろう。
 そう考えるとどうにも悩ましい。


 さて……と。

 何をしようか。

710: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 04:55:31.35 ID:l34JtDQeo


1:誰かに連絡を取る(神代小蒔・江口セーラ・新子憧・白水哩&鶴田姫子)
2:鴻上会長の元にメダルを貰いに行く(既に消費してしまった10枚を補充)
3:自宅に戻ってみる
4:カンドロイドを購入する ※現在不可能
5:街をうろつく (出会う人間についてもお書きください。書かなくても可)


↓4

&判定
1~20:事件ポイント+3
21~40:事件ポイント+2
41~70:事件ポイント+1
71~99:事件ポイント+0

奇数ゾロ目:特殊イベント
偶数ゾロ目:事件ポイント-2


※現在の事件ポイントは+11 です

727: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 21:06:00.06 ID:PUJsKZPFo
>>714の選択:3 判定:18(事件ポイント:+14)

1~20:対人地雷&《MASQUERADE》&《VIOLENCE》
21~40:《MASQUERADE》&《VIOLENCE》
41~70:《MASQUERADE》
71~99:何もないよ

奇数ゾロ目:「なんで……お前がここに……?」
偶数ゾロ目:特殊イベント


↓4

732: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 21:09:41.75 ID:PUJsKZPFo




     第12話「彼女と笑いと???」



                            A-Part 開始


733: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 21:44:38.59 ID:PUJsKZPFo
>>731の判定:37

 ここらで一度、自宅に帰っておいた方がよさそうだ。
 そろそろ衣服が足りなくなってきていた。思えばもうあれから10日近く家に帰っていないのだ。
 適当な衣料品を購入しているとはいえ、そろそろ限界だ。

 そして加えて、確かめる必要があった。
 ミュージアム――ではなく、あの財団Xがどれほど京太郎の事を把握しているのか。

 顔は割れている。
 だが……名前は、住所は、経歴は……。
 そのあたりが露見しているか露見していないかによって、また対応が変わってくるのだ。


 そう思って、自宅に向かう。

 或いは爆弾などを仕掛けられているかもしれないが。
 向こうはそれよりもよほど、隠密且つ確実に人を殺傷せしめる手段を所持しているのだ。
 日本での入手が難しい近代兵器などよりも、ガイアメモリを用いるはずだ。

 また、加えて言うのならば。
 あの白スーツ――加頭と。ナスカ――内木一太の会話を鑑みるのならば、
 奴らは財団Xとミュージアムはライダーの捕獲を考えている。

 こちらを完全に殺してしまうほどの、兵器は用いないはずである。
 両手両足を負ったり、或いは吹き飛ばしての拘束程度ならばあり得るにしても。
 それ以上の、生命にかかわるほどの損壊は与えないはずだ。

 そう思っていたが……。


「お、やっとお出ましか」


 こちらを見て、広角を釣り上げる男。
 筋肉質の巨漢で、それは笑いと言うにはあまりにも獰猛すぎる。
 普通の人間ならば、ここで己に迫る危機を理解して身震いするだろう。

 だが……。


京太郎「あ、どうも……わざわざ、こんな場所までありがとうございます」

京太郎「いや、ホント……マジに感謝してもし足りねーっすよ」

京太郎「のこのこ、ブッ潰されに出てきてくれたんだからさ」


 京太郎の浮かべる笑みは、それよりも更に獰猛で凶悪だ。
 己自身の恐怖を噛み殺すための動作であるが。
 既に幾度となく、生死を懸けた戦いをした彼のそれは、より猛獣的だ。

 京太郎は男を見た――恐らく殺人の経験はある。
 独特の、粘りつくような気配を感じるのだ。

 しかし――だ。
 生身で襲われる事もなければ、己よりも格上と戦った経験はなさそうだ。
 勿論、戦闘に敗北したり、死にかける事も。

 ならば。より、自分の方が命のラインに近いと――静かに息を絞り出す。

737: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 21:56:34.11 ID:PUJsKZPFo

「あ? 何言ってんだ、このガキ」


 男が不快そうに眉を吊り上げたのが見える。
 その左手に、ガイアメモリ。

 周囲の気配を探る――。

 どうやら、他にも何人か控えているらしい。
 息遣いが聞こえた。衣擦れの音も。


京太郎(……よし)

京太郎(やっぱり怖いが、今まで会った敵ほどでもない)

京太郎(ちゃんと周りの事が分かる。その余裕がある)

京太郎(頭は落ち着いてて、恐怖に飲まれてない)


 深呼吸を一つ。
 膝の力を緩めて、腰をゆらゆらと動かす。

 相変わらず、首のあたりを包むような焦燥感はあるが。

 視野は狭まっておらず、音もしっかりと聞こえる。
 己の身体のどこが緊張しているかも把握できる。


「生意気な面しやがって……腕の二・三本は覚悟しとけよ、糞ガキ」


 ――《VIOLENCE》!

 ――《MASQUERADE》!


 複数のガイアウィスパーが聞こえる。
 いよいよ戦闘態勢、という事だ。

 京太郎は周囲を確認する。
 他に巻き込まれそうな人間は――少なくとも見当たらない。

 だが、いつ現れるとも限らない。直ぐに片を付けるべきだろう。


京太郎「……はは、腕は三本もねーって」

京太郎「それに、覚悟するのはあんたの方だ」

京太郎「腕を折りに来るって事は、覚悟してるんだよな?」

京太郎「逆にその自信と鼻っ柱と心を折られる覚悟をよォォォ――」


 素早く、オーズドライバーを装着し、コアメダルを取り出す。
 構う必要はない。
 こいつらは、倒してしまっても構わないのだ。

739: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 21:59:28.21 ID:PUJsKZPFo
【バイオレンス・ドーパント】
汚染値:58
適合値:45
技能:40(29)
HP:42/42
スタミナ:42/42
気力:35/35
ATK:37
DEF:32

(レンジ:至近距離)
・暴力の記憶:与ダメージを+3する
・暴力の記憶:バイオンスボールへと変形。ATK-5。DEF+5。攻撃と共に2レンジまでの距離を詰める/距離を取る事が可能
・【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる (+2)
・【適合値】:適合値/5を技能に追加する  (+9)


【マスカレイド・ドーパント】×10
技能:40
HP:40/40
スタミナ:40/40
気力:30/30
ATK:10
DEF:10

(レンジ:至近距離)
・仮面舞踏会の記憶:汚染値と適合値による技能の上昇はしない。技能を40に、HPを40に、スタミナを40に変更する
・仮面舞踏会の記憶:『マスカレイド・ドーパントの数×+1』、与ダメージの量を変更する
・仮面舞踏会の記憶:マスカレイド・ドーパント以外の味方すべての被ダメージに、『マスカレイド・ドーパントの数×-1』を加える

※マスカレイド・ドーパントに対するダメージが40を超える場合、複数体にダメージを及ばせる
※元来的に全体攻撃手段を備えている場合、すべてのマスカレイド・ドーパントにダメージを与える

741: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 22:02:48.37 ID:PUJsKZPFo
【オーズ タトバコンボ】  須賀京太郎
技能:48
HP:50/50
スタミナ:49/49
気力:72/72
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離~近距離)
・タトバコンボ:タトバコンボ時、スタミナ消費半減。
・欲望の王:戦闘ダメージゾロ目にて、グリードよりコアメダルを奪取
・メダジャリバー:レンジを近距離に変更。DEFが40以下の相手に対する与ダメージ+2
・メダガブリュー:『至近距離~近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
★カンドロイド:カンドロイドの使用が可能。複数のカンドロイドを同時に使用する事も
★オーズバッシュ:使用時の判定成功にて、レンジを『~超遠距離』に変更したうえで敵すべてに固定HPダメージ20。DEFを無視する。セルメダルを3枚消費
★王を統べる力:戦闘時【王を統べる力】を選択にて戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10。コンボ以外でのメダルを使用
           また、持つメダルによって、レンジも変更される。(至近~遠距離)
★コンボチェンジ:使用宣言時、次ターンより発動。
           メダルが揃っているとき、以下のコンボを使用可能。コンボチェンジの度にスタミナを固有値10消費
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。
                判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定-10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1~4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能

《シャウタコンボ》
 ATK:45 DEF:45
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近~中距離
・水棲の王:戦闘判定+10。10以下の戦闘ダメージを無効化
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+10+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《サゴーゾコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近~超遠距離
・重量の王:戦闘判定+5。相手及び自身の追撃・撤退判定-15。相手の【飛行】を打ち消す
・重量の王:与えるダメージが8以下の場合、8として扱う
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+5+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《タジャドルコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近~遠距離
・大空の王:戦闘判定+15。飛行を得る
★タジャスピナー:使用時の戦闘判定-15。判定成功にて手持ちのコンボ中の最大値のATK分固定HPダメージを与える。DEFによる減衰が不可能
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《プトティラコンボ》
 ATK:55 DEF:55
・レンジ:至近~遠距離
・恐竜の王:戦闘判定+15。飛行を得る
・欲望の破壊者:コンマゾロ目時、またはダメージゾロ目時に相手のコアメダルを破壊する
・メダガブリュー:与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする
★ストレインドゥーム:使用時の戦闘判定-10。判定成功にて90の固定HPダメージを相手に与える。DEFによる減衰が可能
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

※現在の所持メダル タカ×1、クジャク×1、コンドル×1、クワガタ×1、バッタ×1、トラ×1、チーター×1
              サイ×1、ゴリラ×1、ゾウ×1、シャチ×1、ウナギ×1、タコ×1、
              プテラノドン×2、トリケラトプス×2、ティラノザウルス×1、パンダ×1、カンガルー×1
※詳細については>>7 >>28 >>33
※タトバ以外からでもスタートできます

742: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 22:03:42.74 ID:PUJsKZPFo
距離判定

1~3:至近距離
4~6:近距離
7~9:中距離
0:遠距離

↓4

748: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 22:07:16.71 ID:PUJsKZPFo
>>746の判定:5

>よって近距離からのスタート



【オーズ タトバコンボ】  須賀京太郎               【バイオレンス・ドーパント】
技能:48                                 技能:41(30)
HP:50/50                               HP:42/42
スタミナ:49/49                   VS       スタミナ:42/42
気力:72/72                              気力:35/35
ATK:40                                ATK:37
DEF:40                                DEF:32

                                        &

                                      【マスカレイド・ドーパント】×10
                                      技能:40
                                      HP:40/40
                                      スタミナ:40/40
                                      気力:30/30
                                      ATK:10
                                      DEF:10


>オーズとバイオレンスの距離は【近距離】、オーズとマスカレイドの距離は【近距離】です
>現在の方針は【通常方針】です


>↓3 須賀京太郎のスタートフォームを設定してください

753: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 22:25:02.65 ID:xPlFxweeo

「この、ガキが……!」


 鉄仮面の頭部に、引ん剥かれた歯。
 そして、所々露出した筋肉が目立つブルーのボディには釘や鉄板などが突き刺さっている。
 まさに暴力の記憶――と言わんばかりの、左手の鉄球には注意が必要だろう。

 他には。
 黒いスーツを纏った戦闘員が10体ほど。
 見た目だけなら、ただの人間とさして変わらない。
 だが、マスカレイド――仮面舞踏会の記憶を表したのか、
 その頭部には脊椎を思わせる意匠のマスクが被されている。

 バイオレンス・ドーパントとマスカレイド・ドーパント――計、11体。
 それがすっかりと、京太郎を取り囲んだ。


京太郎「……どうせなら、おもちがすばらな女の子に囲まれたかった」


 バイオレンスの胸筋は中々に凄まじいが……。
 京太郎自身そちらの趣味はないために、怪物的なフォルムと合わさって、ただただ悍ましいばかりだ。

 心臓の鼓動が加速していくのを感じつつ。
 素早く、ドライバーにメダルをセットする。

 が、相手は京太郎の変身を待たない。
 そのまま京太郎へと、飛びかかって来た――。


京太郎「――っと」

京太郎「空気ぐらい、読めっての……!」


 迫り来たマスカレイド・ドーパントの顔面にハイキックを一撃。
 腰に纏わりついた二人目の両耳――に当たる部分――に掌底を叩き入れ、鼓膜を破壊する。
 そのまま米噛みに肘を叩き入れ蹴り飛ばすと、背後のマスカレイドにフック。

 “く”の字に曲がるそいつの後頭部を掴み、人中に掌底。
 若干狙いを誤って口に当たる部分にヒットしてしまったが……呻いたので結果オーライ。
 オースキャナーをベルトにスライドさせる。

 
京太郎「……変、身」


 ――シャチ! ――クジャク! ――コンドル!


 京太郎の身体が、オーズへと変化。
 飛びかかろうとしたドーパントたちが、
 発生した余剰エネルギーのヴィジョンに阻まれ、弾き飛ばされた。


京太郎(……結構、頭に来てるみたいだし)

京太郎(あのバイオレンス・ドーパントは――攻めの姿勢で来そうだ)

755: 1 ◆Imwy3Be2GBNM 2013/03/03(日) 22:31:17.93 ID:xPlFxweeo

【オーズ シャジャドル】  須賀京太郎              【バイオレンス・ドーパント】
技能:48                                 技能:41(30)
HP:50/50                               HP:42/42
スタミナ:49/49                   VS       スタミナ:42/42
気力:72/72                              気力:35/35
ATK:40                                ATK:37
DEF:40                                DEF:32

                                        &

                                      【マスカレイド・ドーパント】×10
                                      技能:40
                                      HP:40/40
                                      スタミナ:40/40
                                      気力:30/30
                                      ATK:10
                                      DEF:10


>オーズとバイオレンスの距離は【近距離】、オーズとマスカレイドの距離は【近距離】です
>現在の方針は【通常方針】です

 オーズ:48+10+下3コンマ+?    VS    バイオレンス:41+GMコンマ+?
                                 マスカレイド:40+下1コンマ+?


>↓3 須賀京太郎の戦闘方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします

※マスカレイドのコンマは下1にて判定
※オーズは、対するキャラクターすべてに判定勝利できない限り、攻撃できません(数的不利)


759: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 22:40:39.93 ID:xPlFxweeo
>>756の判定:20 >>758の判定:92
>#バイオレンス攻撃方針、マスカレイド通常方針気力+10

オーズ:48+10+92=150
バイオレンス:41+93=134
マスカレイド:40+20+10=70

>距離を取る方針の為、ダメージはありません!

>オーズはスタミナを5消費!
>バイオレンスはスタミナを18消費!
>マスカレイドはスタミナを2消費! 気力を10消費!


【オーズ シャジャドル】  須賀京太郎              【バイオレンス・ドーパント】
技能:48                                 技能:41(30)
HP:50/50                               HP:42/42
スタミナ:44/49                   VS       スタミナ:24/42
気力:72/72                              気力:35/35
ATK:40                                ATK:37
DEF:40                                DEF:32

                                        &

                                      【マスカレイド・ドーパント】×10
                                      技能:40
                                      HP:40/40
                                      スタミナ:32/40
                                      気力:20/30
                                      ATK:10
                                      DEF:10


>オーズとバイオレンスの距離は【中距離】、オーズとマスカレイドの距離は【中距離】です
>現在の方針は【温存方針】です




765: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 22:51:08.53 ID:IgsgRT63o

バイオレンス「このガキ、腕と脚圧し折ってやるぜ――!」


 激昂と共に向かってくる、バイオレンス・ドーパント。
 京太郎を逃がさぬように取り囲む、マスカレイド・ドーパント。
 それらを眺めながら――京太郎が考えていたのは、別の事だった。


 ――クリック音という言葉がある。

 頭部の、メロン体という脂肪を凝縮して発する音波。
 シャチのほか、いくつかの水棲生物が発生させるものである。
 彼らはこれを用いて、エコーロケーション――潜水艦のソナーの如き反響定位というものを行っている。

 京太郎にこんな機関は存在しないが。
 それでも彼は今、シャチの頭部を用いて、反響定位を行っていた。

 理由は――元来のシャチが行うそれではない。

 
 周りに巻き込まれる人がいないか。
 それを、考えていたのであった。

 自宅近くのマンション。
 そろそろ学校も終了して、帰路に就く人も多い。

 それを――こんな異形同士の戦いに巻き込む訳にはいかない。

 故に京太郎はシャチの頭部によって、己の視覚外の情報を収集する。
 そして、跳んだ。


 このまま戦いが続けば、いつ他の人間が来るかもしれない。
 ならば、より人気がない方へと向かうべきであった。
 建物などに損害を出しても、不味いのである。


バイオレンス「逃げ――!?」

バイオレンス「てめえ、威勢のいい事言っといてそれかよッ!」

バイオレンス「逃がすか、糞ガキィ!」


京太郎(……そうだ、追って来い)

766: 1 ◆RZc73LWhDueF 2013/03/03(日) 22:52:28.61 ID:IgsgRT63o

【オーズ シャジャドル】  須賀京太郎              【バイオレンス・ドーパント】
技能:48                                 技能:41(30)
HP:50/50                               HP:42/42
スタミナ:44/49                   VS       スタミナ:24/42
気力:72/72                              気力:35/35
ATK:40                                ATK:37
DEF:40                                DEF:32

                                        &

                                      【マスカレイド・ドーパント】×10
                                      技能:40
                                      HP:40/40
                                      スタミナ:32/40
                                      気力:20/30
                                      ATK:10
                                      DEF:10


>オーズとバイオレンスの距離は【中距離】、オーズとマスカレイドの距離は【中距離】です
>現在の方針は【温存方針】です

 オーズ:48+10+下3コンマ+?    VS    バイオレンス:41+GMコンマ+?
                                 マスカレイド:40+下1コンマ+?


>↓3 須賀京太郎の戦闘方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします

※マスカレイドのコンマは下1にて判定
※オーズは、対するキャラクターすべてに判定勝利できない限り、攻撃できません(数的不利)

770: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 22:58:39.94 ID:IgsgRT63o
>>767の判定:06 >>769の判定:12
>#温存バイオレンス、マスカレイド通常10
>バイオレンス温存方針、マスカレイド通常方針集中10

オーズ:48+10+12=72
バイオレンス:41+61=102
マスカレイド:40+6+10=56

>自動的に距離を詰める選択となり、ダメージは発生しません!

 

772: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 23:04:07.16 ID:IgsgRT63o
 

>オーズはスタミナを2消費!
>バイオレンスはスタミナを3消費!
>マスカレイドはスタミナを1消費! 気力を10消費!



【オーズ シャジャドル】  須賀京太郎              【バイオレンス・ドーパント】
技能:48                                 技能:41(30)
HP:50/50                               HP:42/42
スタミナ:42/49                   VS       スタミナ:21/42
気力:72/72                              気力:35/35
ATK:40                                ATK:37
DEF:40                                DEF:32

                                        &

                                      【マスカレイド・ドーパント】×10
                                      技能:40
                                      HP:40/40
                                      スタミナ:31/40
                                      気力:10/30
                                      ATK:10
                                      DEF:10


>オーズとバイオレンスの距離は【近距離】、オーズとマスカレイドの距離は【中距離】です
>現在の方針は【攻撃方針】です

773: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 23:05:13.02 ID:IgsgRT63o

 京太郎が向かった先は、袋小路であった。
 人通りがなく、そして一方だけの警戒をすればいい、そんな場所。

 ここでよいかと、脚を止める。


バイオレンス「はは……なにを考えてたのか知らないが」

バイオレンス「これでてめえは追い詰めた――逃げられないぜ!」


 マスカレイドより一足先に京太郎に追いついたバイオレンスが、そう笑みをこぼした。
 そして、逃げ場がない――躱す場所がない事を確認したのだろう。
 その形態が、ボール状に変化していく。

 奇妙な球体から、左腕と鉄球だけが生えた――。

 そんな、ボール状になったバイオレンス。
 そしてようやく京太郎に追いついたマスカレイド・ドーパント。


 これで、周囲の危険を考えずに戦える。

 京太郎はゆっくりとメダジャリバーを構え、それからメダガブリューを取り出した。

 ここでならば問題なく戦える。
 気兼ねなく、怪人に一撃を叩き込めるのだ。


京太郎(――っ、ふぅ)

京太郎(結構怒らせたし……次は、結構本気で来る感じか?)

京太郎(面白ェ……!)



774: 1 ◆OIgW8iNc3oXj 2013/03/03(日) 23:06:14.44 ID:IgsgRT63o
【オーズ シャジャドル】  須賀京太郎              【バイオレンス・ドーパント】
技能:48                                 技能:41(30)
HP:50/50                               HP:42/42
スタミナ:42/49                   VS       スタミナ:21/42
気力:72/72                              気力:35/35
ATK:40                                ATK:37
DEF:40                                DEF:32

                                        &

                                      【マスカレイド・ドーパント】×10
                                      技能:40
                                      HP:40/40
                                      スタミナ:31/40
                                      気力:10/30
                                      ATK:10
                                      DEF:10


>オーズとバイオレンスの距離は【近距離】、オーズとマスカレイドの距離は【中距離】です
>現在の方針は【攻撃方針】です

 オーズ:48+10+下3コンマ+?    VS    バイオレンス:41+GMコンマ+?
                                 マスカレイド:40+下1コンマ+?


>↓3 須賀京太郎の戦闘方針・行動コマンド・精神コマンドをお願いします

※マスカレイドのコンマは下1にて判定
※オーズは、対するキャラクターすべてに判定勝利できない限り、攻撃できません(数的不利)

780: 1 ◆OIgW8iNc3oXj 2013/03/03(日) 23:16:03.08 ID:IgsgRT63o
>>774の判定:44 >>775の判定:15 >>777の判定:66
>#バイオレンス攻撃20、マスカレイド温存爆発
>バイオレンス攻撃方針集中20 マスカレイド温存方針爆発

オーズ:48+10+66+25=144
バイオレンス:41+44+20=105
マスカレイド:40+15=65


>オーズの全体攻撃!

ダメージ:(2+8)+8+79/5+40-10=68
ダメージ:(2+8)+8+39/5+40-37=29

>マスカレイドに68×2+2=140のダメージ!
>バイオレンスに29×4=116のダメージ!


>オーズはスタミナを12消費! 気力を25消費!
>マスカレイドはスタミナを3消費! 気力を20回復!
>バイオレンスはスタミナを8消費! 気力を20消費!


【オーズ シャジャドル】  須賀京太郎              【バイオレンス・ドーパント】
技能:48                                 技能:41(30)
HP:50/50                               HP:0/42
スタミナ:30/49                   VS       スタミナ:13/42
気力:47/72                              気力:15/35
ATK:40                                ATK:37
DEF:40                                DEF:32

                                        &

                                      【マスカレイド・ドーパント】×0
                                      技能:40
                                      HP:0/40
                                      スタミナ:28/40
                                      気力:30/30
                                      ATK:10
                                      DEF:10


>オーズは戦闘に勝利しました!


791: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 23:29:12.73 ID:jgYvMOxdo

京太郎「逃げられない――か」

京太郎「……逆だよ」

京太郎「逃げられないのは、テメーらの方だ」


 オーズの背後に、虹色のクジャクの羽が輝く。
 その一本一本が全てが――オーズの爪であり、牙であり、刃。

 京太郎の言葉の意味を考える時間は、彼らになどなかった。

 まさに――巨大なロック鳥が羽ばたきを起こす如く。
 暴風じみた虹色の刃は、マスカレイドの身体を両断し、貪りしつくした。

 時間にして、ゼロコンマ1000分の1秒。
 つまりは、1万分の1秒での、早業である


 そして――この時死亡できたマスカレイド・ドーパントたちは幸せであった。
 この後、強大なプレッシャー。
 決して逃げられない、決して倒せない、決して刃向かえない。

 王を統べる――まさに魔王のような。

 須賀京太郎の殺気と怒気を、目の当たりにせずに済んだのだから。


バイオレンス「……ぐ、はっ?」

バイオレンス「今、何が……?」


 オーズへと飛びかかると同時に、
 全身を強かにクジャクの羽で叩きのめされて――。

 バイオレンス・ボールが解除されて転がるバイオレンスは、初めは理解できなかった。

 己は、オーズ目掛けて飛びかかっていたはずだ。
 それが何故こうして地面に転がり……。
 そして、先ほどまで周囲にいたマスカレイド・ドーパントの影も形もなくなっているのか。

 混乱する彼に、両手に武器を携えたオーズの声がかかる。


京太郎「ハッ……“威勢のいい事言っといてそれかよ”」

京太郎「ついでに――“逃がすか”ってのお返しするぜ、なあ?」


 煌くシャチの黄色い複眼が。
 己をまさに飲み込まんとする、巨大な猛獣の眼光だと思えた。

 バイオレンスは、震えあがる。

 元々彼は、喧嘩に負けた覚えがない。
 チャチな技術などなくても、その己の体躯だけで全てが解決していたのだ。
 まさに彼自身、暴力の化身と呼ばれるべき男であった。

 それが――どうして、こうなる。

793: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 23:41:20.62 ID:jgYvMOxdo

 それからガイアメモリを手に入れて、さらなる自信を得た。
 正に自分は無双で――刃向かうものなど存在しない、と。

 あの、白いスーツの男から仕事を頼まれたときも軽い気持ちだった。

 己なら負けない。勝てる。
 相手が恐怖に歪む顔を見ながら、屈辱と絶望に染まるのを眺めて。
 そしてふんじばって、あとは引き渡して終わり。

 それで金がもらえるなら、なんてツイているのだろう……と。


 あの時は……そう考えていた。

 だが最早、後悔しても遅い。
 目の前のこれに触れてしまったのは――間違いだったのだ。

 果たして、猛獣に勝てる人間がいるだろうか。
 果たして、恐竜に勝てる人間がいるだろうか。

 自分とこれとの違いは、そこまでだ。


 身に纏った漆黒の殺意。
 嗜虐心などなく、純粋な決意のまま彼の心を折りに来る言葉。
 その全身に漲るのは、圧倒的なまでの脅威だ。


京太郎「……俺は、腕も折らないし、脚も折らない」

京太郎「けど――なぁ」

京太郎「言ったよな、『その自信と鼻っ柱と心を折られる覚悟をしてるのか』って」

京太郎「お前、ここまでの時間で……覚悟は済ませたか?」


 それから、両手に剣と斧を携えて。
 仮面の異形が、一歩一歩。地を踏みしめるかの如く、歩み寄る。

 全身の毛穴が開いた。
 ドーパントになっていなければ、失禁していた。
 この世には触れてはならないものがあると、今彼は身を以って知った。

 恐怖をする時間はあっても。
 覚悟を決める時間などは、なかった。


バイオレンス「……う」

バイオレンス「ああああああああああああああ――――――ッ!」


 絶叫。

 恥も外聞もなく、迫り来るオーズに背を向けてその場からの逃走を図る。

 こいつには勝てない。
 こいつは危ない。
 こいつには刃向かってはならない。

 そんな思いと共に、全力で駆け出すが――。


京太郎「逃がすわけ、ねーだろ」


 投擲された剣が背中に突き刺さり。
 更に釘を叩き込むかの如く、その剣目掛けて振り下ろされる斧。

 それを最後に。
 彼の姿はただの人間に戻り――。

 そして、失禁した。

797: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/03(日) 23:52:49.54 ID:WIjw807Zo

京太郎「……で」

京太郎「ちょっと、やりすぎたか……これ」


 この男は京太郎に襲い掛かった。
 そして――それはともかく、明らかに過去に殺人を済ましているような。
 そんな気配があった。

 故に京太郎は――これまでの、己の恐怖を掻き消すための鼓舞を含めた言葉ではなく。
 明確に、バイオレンスドーパントの心を折る言葉を投げかけた。

 ただ倒すだけでは駄目だ。

 二度と、暴力など振るわないように。
 京太郎自身に向かわないようにも、或いは他者に攻撃を加えないようにも。
 警察に突き出したときに、その罪科の裁断が容易なようにも。

 嗜虐心の欠片もなく。
 極めて冷静なまま、彼の心を折る事を選択した。


 結果。

 失禁して震えあがる、巨躯の男性。
 これではまるで、テラーの攻撃を受けたのも同然である。

 しかし、だ。

 害意を以って京太郎の元を訪れたのだ。
 今まで恐らくは快楽の元、殺人を犯していたのだ。
 殺されずに済んだだけ、むしろ慈悲深い。

 ひとまずはそう考える事にする。

 心を砕いて、情報を引き出すのを容易にさせるつもりもあった。


京太郎「おい、素直に話してくれよ」

京太郎「お前の雇い主は――財団Xか? それとも、ミュージアムか?」

京太郎「話せば、警察に連れてってやる」


 話さなければどうなるか。

 実際のところどうする事もできないのだが――まあ。
 そこには敢えて触れない。

 これまでの京太郎の態度を見れば、勝手に想像するように。


巨躯「あ……あ、あ……」

京太郎「あ、じゃねーっすよ」

京太郎「それとも、まさか“あ”って奴に雇われたって――そういう意味っすかね?」

800: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 00:08:08.54 ID:1pBNWg09o

巨躯「ち、ちが……ちが、違います」

京太郎「……違うんだったらさ」

京太郎「さっさと話してくれないか。時間が勿体ないんだ」

巨躯「は、はい……っ!」

巨躯「だから、こ、殺さないでくれ……!」

京太郎「……」

京太郎「……余計な事を言ってる暇があったら、さっさと話せ」

巨躯「あ、ああ……」


 それから男の言葉を聞いたが。

 元々は暴力団の下級構成員。
 自分より腕っぷしが弱い人間が先に地位が上がった事に気に食わず、殺害を決意。
 それから、組の金を持ち出しガイアメモリを購入。

 そのまま殺人を犯したあとは気ままに生活。

 その過程で、白いスーツの男と出会って。
 そして京太郎の顔写真を渡されて、連れてくる事を頼まれたらしい。

 あの、マスカレイドとは――その白スーツが連れてきたドーパント。
 人の強さを一定までに強化するもの、だそうだ。


京太郎(……外れ、っぽいな)

京太郎(なんつーか、やれやれって感じだ)


 それからセーラに連絡。
 手錠はないので、とりあえず絞め落としてから鎖で縛っておいた。

 万が一誰かが通りがかっても困るので、パトカーが来るまで見張っては置いたが。
 京太郎からは、既に男への興味は失せていた。


 とりあえず――だ。

 あの白スーツは実に余計な事をしてくれたらしい。
 ひょっとしたら懸賞金でもかけられているかも知れない。
 そう思うとますます、さっさと潰さなければと思う。

 或いは他に、何か手段があるならいいが――。


京太郎「……」

801: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 00:10:47.65 ID:1pBNWg09o


【須賀京太郎の技能が1上昇しました! 現在49!】


806: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 00:21:05.00 ID:Qv/6AHoSo
【夜】

京太郎「……なんていうか」

京太郎「段々、戦いに慣れつつあるのが恐ろしいな」


 終わった後の震えもなければ、吐き気もない。

 恐怖は未だに感じるものの。
 その恐怖を冷静に受け止めながら、戦うだけの気概は存在している。

 そう考えると……。
 自分はあの日に比べて、格段に成長したのだろう。


 命のやり取りは人の成長を促す――という訳ではないが。
 害意を感じ、殺気を受けて、暴力に相対する。
 そんな中で、確かに自分自身が変質しつつあるのが理解できる。

 一か月前の自分とは違う。

 朝晩トレーニングしてあるというのもある。
 その日の事を反芻し、どうすればより効率的に破壊せしめるのか。
 また、己のした行動の中でも、上手くいったものを体に定着させる。

 そんなものも相俟って。
 心なしか、体つきも顔つきも変化してきつつあった。


京太郎(……)

京太郎(咲とか優希が今の俺を見たら、どう思うんだろうな)


 逞しくなったと褒められるよりも。
 恐ろしくなったと怯えられる方が――あり得そうだ。

 やはり、メズールとガメルを殺害せしめる意思を固めたときから。

 鏡を見ても、己の顔はどことなく……具体的にどことは言えないが、
 若干ながら、変化があるようにも思える。


京太郎(……まあ、考えてもしかたないよな)

京太郎(今は、ミュージアムと財団X。イマジン、ヤミー……それからカザリたちの事を考えよう)

京太郎(勿論、この力に飲まれない事を考えなくちゃな)

京太郎(オーズの力は、俺の心持ち次第だ)

京太郎(この力に酔う事だけは、避けないと……。今のまま冷静に対処しないと)


 自宅から私物をかき集めて。
 父と母の移った写真立てを倒して。
 それから――仮初の住まいに戻った。

 そうして毛布に包まれて。京太郎は、眠りについた――。

807: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 00:30:20.68 ID:Qv/6AHoSo
須賀京太郎の交友関係】
①カザリ (←裏切られた・裏切ったら殴って連れ戻すからな・どうにもならないなら殺す)
「……」 (→造反・オーズとして要警戒・何様のつもりなのかな……人間なのに、さ……)

②神代小蒔 (←一緒に戦う仲間・心の恩人で姉のような人・凄いボリュームだったな……)
「……分かりました。気を付けます」 (→異性として意識・肩を並べたい・もうちょっと余裕を持ちましょうね)

③ウヴァ (←敵・必要とあらば殺す)
「その欲望、解放しろ……!」 (→許さない・怒り)

④江口セーラ (←仲間・恩人であり師匠・ありがとうございます……)
「このままで……俺はええんやろか」 (→親愛・庇護対象・お前の事俺が褒めてやるわ)

⑤大星淡  (←命の恩人の心地よいバカ・無自覚の好意・お前がやりたいなら、それでさ)
「……わかった。きょーたろーこそ気を付けてよ」 (→愛情・京太郎が生きててくれればそれで……・これ以上背負わせない)

⑥新子憧 (←協力関係・ま、俺に任せとけって)
「テラー、ね……分かった。ありがとう」  (→協力関係・いい奴なのかな……?)

⑦白水哩&鶴田姫子 (←協力関係・面白い人だなぁ・同情)
「……清澄、か」
「……」        (→協力関係・それなりに信用してる・同情)

⑧アンク (←裏切られた・裏切ったら殴って連れ戻すからな・どうにもならないなら殺す)
「……さて、と」 (→造反・紫のコアに警戒・……)

⑨その他/ライダー関係者
 ・石戸霞  (←なんかお母さんっぽい)
 ・滝見春  (←黒糖の人)
 ・狩宿巴  (←眼鏡の人)
 ・薄墨初美 (← 女?)
 ・モモタロス (←明るいなぁ)
 ・ウラタロス (←そこらへん、詳しく……)
 ・キンタロス (←悪いな、修行できなくて)
 ・リュウタロス (←なんか、弟みたいだな)
 ・鴻上光生  (←協力関係)
 ・伊達明  (←何で校医の人が……?)
 ・デネブ  (←なんて言うか、おかんっぽいよな)
 ・末原恭子  (←よし、間に合った!)

⑩連絡先を知らない/ライダー関係者でない
 ・鷺森灼   (←あまり、近づかないようにしてくれ)
 ・小走やえ  (←あれでいいんだ)
 ・戒能良子  (←通じてない電話に、話しかけるなんて……)
 ・佐々野いちご  (←杞憂ならそれで……いいよな)
 ・宮永照  (←俺に……近寄らないでくれ……!)
 ・松実宥  (←無事でよかった!)


【カザリから800年前の話を聞きました】
【カザリとスマートフォンを購入しました】
【この学園での麻雀部の事情についての情報を得ました】
【カザリから、仮面ライダーとドーパントの噂について聞きました Level.3】
【神代小蒔から、電王とデンライナーとイマジンに関する情報を得ました】
【江口セーラから、ガイアメモリとドーパント、ミュージアムと処刑人に関する情報を得ました】
【カザリから、舞姫と仮面ライダーとドーパントの噂を聞きました Level.3】
【戒能良子の一人芝居(?)を聞きました】
【鴻上会長とセルメダルに関して取り決めた契約を変更しました!】
【末原恭子は京太郎に好意を向けています!】
【神代小蒔との戦いで、必殺技が使用可能です!】
【江口セーラが京太郎の歪みに気付きました!】
【大星淡は、ゼロノスカードを4枚消費しました!】
【須賀京太郎がグリードの真実について知りました!】
【カザリとアンクが離反しました!】
【ミュージアムの目的と白水哩&鶴田姫子のビギンズナイトについて知りました!】
【京太郎が地下道について暗記しました!】
【いざとなればコアメダルを砕く覚悟を決めました!】
【江口セーラからアクセルのビギンズナイトを聞きました!】
【須賀京太郎は、大星淡に自分が戦う理由を告げました!】
【須賀京太郎は、大星淡からゼロノスとして戦う理由を聞きました!】
【白水哩と江口セーラが協力関係になりました!】
【ナスカの正体について知りました!】
【須賀京太郎の欲望値:28】
【須賀京太郎の恐怖耐性値86】
【須賀京太郎のグリード化数値11】
【技能の経験+3】
【セルメダル――合計、0枚】
【現在、タカ×2・バッタ×1・タコ×5・ウナギ×10・クジャク×5・ゴリラ×5】

 
 
819: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 00:57:12.55 ID:Qv/6AHoSo
【朝】

京太郎(……ッ)

京太郎(良く考えたら、まだ完治してないんだよな)


 寝返りを打ったその時に、痛みで目が覚めた。

 傷を負ってからまだ10日と少し。
 全治にはまだまだ遠いのだ。
 戦っている最中はドーパミンやエンドルフィンの働きで無視できるし、腹部の傷は塞がってはいるが。

 一応、と包帯を取り換える。
 圧迫をされて傷口が開放してしまわぬように。

 どちらかと言えばこれでは、包帯ではなくまるで晒しだ。
 いっその事呉服屋にでも行って購入してもいいかもしれない。


京太郎(傷、増えたな……)


 己の身体をタオルで拭いながら。
 いくつも刻まれた傷跡を謎ってみる。
 僅かにこそばゆいそれは、ここまでの京太郎の戦いの証であった。


京太郎「……さて、と」

京太郎「今日も1日、頑張りますか――」



820: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 00:58:33.45 ID:Qv/6AHoSo

1:誰かに連絡を取る(神代小蒔・江口セーラ・新子憧・大星淡・白水哩&鶴田姫子)
2:鴻上会長の元にメダルを貰いに行く(既に消費してしまった10枚を補充)
3:自宅に戻ってみる
4:カンドロイドを購入する ※現在不可能
5:街をうろつく (出会う人間についてもお書きください。書かなくても可。敵の場合は判定あり)


↓4

&判定
1~20:事件ポイント+3
21~40:事件ポイント+2
41~70:事件ポイント+1
71~99:事件ポイント+0

奇数ゾロ目:特殊イベント
偶数ゾロ目:事件ポイント-2


※現在の事件ポイントは+14 です

833: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 01:06:10.42 ID:Qv/6AHoSo




【事件ポイントが15ポイントに達しました!】
【判定内容が変化します!】
【敵戦力が強化され、内容が激化します!】




837: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 01:10:48.44 ID:Qv/6AHoSo
>>824の選択:5(灼)

1~20:鷺森灼を攫うカザリ
21~40:鷺森灼に接触する内木一太
41~70:鷺森灼と会話する少女
71~99:何事もなく


奇数ゾロ目:瀕死の鷺森灼
偶数ゾロ目:鷺森灼に道を尋ねる女性

↓4

849: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 01:29:17.02 ID:Qv/6AHoSo
>>841の判定:52

 カザリとアンクと別れて、数日。
 彼らがその気ならばそろそろ、ヤミーの一つでも作っていておかしくない。

 そう考えた京太郎は、街に出ていた。

 アンクやカザリのようにヤミーの探知はできないが。
 それでも――だ。
 最近何故だかわからないが。それが、出来る気がする。

 ひょっとしたら、体内の紫色のメダルが齎しているのかもしれない。


 そんな事を考えていた、ときだった。

 京太郎の目線の先には、あの時の少女。鷺森灼。
 あれ以来、一度として会っていない。
 鴻上光生に念のための警護というのも頼んでおいたが……。

 財団Xが京太郎の事を、ただ調べ上げたのであれば。
 彼女に危険が及ぶ事は――あの白スーツの目撃者として狙われる事は――ないだろう。

 かといって、だ。
 それならば、尚の事接触する理由がなくなるのだが。

 むしろ、今の京太郎が近づいた方が害にしかならない。
 彼女が何者かに尾行されていないのであれば、或いはヤミーの親になっていないのであれば。
 彼女に過度に接触する理由は存在しない。

 遠巻きに様子を確認しようとしていた――その時だった。


 彼女に話しかける、一人の少女。
 ただ、道を聞いているだけか――とも思えるが。

 何とも、灼は怪訝な顔をしている。
 怪訝と言うか、困っているというか……。
 どうやら、あの少女が俯き加減で――ひょっとしたら声が聞き取り辛いのかもしれない。


京太郎(……すごい格好だな)


 少女趣味を思わせる、ひらひらとした衣装。
 あれはまるで、着せ替え人形だ。
 左目をリボンで隠して――なんというか、色々と凄まじい。

 あれでは流石に――財団Xや、ミュージアム関連とは思えない。

 なんというか、いくらなんでも目立つだろう。
 それで尾行や追跡を行うのだとしたら、正気を疑う。


 ……と、木の陰から様子を窺う京太郎へと。

 不意に、その少女が片目だけの目線を向けて――口を開いた。

 距離が、距離である。
 聞き取れるはずがないというのに――この時は、何故だか彼女が言った言葉が、はっきりと理解できた。

851: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 01:31:18.77 ID:Qv/6AHoSo







「“ご機嫌いかが(ハロー)”――――“怪物さん(モンスター)”」










856: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 01:36:14.04 ID:Qv/6AHoSo
対木もこ精神判定

1~20:あなたとわたしだけで世界の終末を見ましょう?
21~40:同類として恋する乙女
41~70:もう一人の虚無として興味深々
71~99:もう一人の紫メダル所持者として興味

ゾロ目:病み度+3、害意+3

↓4

874: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 01:39:24.01 ID:Qv/6AHoSo
病んだね(ニッコリ


対木もこ(愛情独占/思い込み/強襲/破滅/排除/愛縛)

言うなればこんな感じやな

907: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 02:05:17.50 ID:XEjEy2PAo
>>860の判定:77(彼こそが運命の人。自分と唯一の同類。二人で世界の終焉を見たい)

 或いはそれは、京太郎の錯覚だったのかもしれない。
 不審な人物を見つけて、何か呟いただけというのが一番あり得る。
 この距離、聞こえる筈がないのだ。

 だからきっと――幻聴だと。

 そう思い込もうとするが……。
 それは、無理だった。


 絡み付くような視線。
 あれは、不審者に向けるそれではない。
 彼女ははっきりと、須賀京太郎という――その人物を捉えて認識していた。

 京太郎の人格を、人間を認めた上で。

 それでいて、何事か発したのである。
 こちらは、出会った事がないというのに――親愛の情のような目を向けた。

 その事に、怖気が奔った。


 あの目は京太郎を見ている。捉えている。分かっている。
 いやむしろ、京太郎以外の何も見ようとしてはいない。
 それ以外すべてのものが、須らく無価値で無意味で無関係だと言わんばかりに。

 でも、だというのに。

 その視線は――闇だ。空虚で伽藍洞な虚無だ。
 京太郎だけを見ていながらその実、何も見ていない。
 何も理解しようとしていない。


 あの白スーツの男――加頭を発見したときにも思った。
 そのあまりの気配のなさ。感情の少なさに……。

 こいつは果たして、人間なのだろうか――。

 そんな印象を覚えたのだ。
 今回も、それと似ている。
 京太郎は彼女を、人かどうか判断しかねた。

 ただし、加頭のそれとは違う。

 こちらは、何もかもの色を混ぜ合わせたような黒であり。
 同時に、全てを破壊して破綻させて破滅させたような黒。


 暗闇に居る時人は、恐怖を覚える。
 そこに何もないという恐怖と、その中で何かが蠢いているような戦慄と、目の前に壁があるかのような圧迫。

 こいつは、それと同じだった。

 京太郎に、圧倒的な闇の錯覚を齎せる、狂気的/狂喜的な瞳。
 思わず狼狽えて、その場で踏鞴を踏んだ。


京太郎(なんだ――あれ)

909: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 02:08:49.37 ID:XEjEy2PAo
1~20:隠れられず、灼も京太郎を認識
21~40:灼の元を離れて、京太郎のところへ
41~70:思わず隠れる京太郎
71~99:今日は、顔合わせだけ

奇数ゾロ目:「わたしと一緒なら――いらないよね?」
偶数ゾロ目:恋する乙女は京太郎をデートに誘う


↓4

925: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 02:23:43.28 ID:otWzpTyRo
圭jア   ,ィ劣圭才´                 .以圭Ⅳ                      Ⅵ|伐      Ⅵ圭圭圭
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      .            / / : : : : l| : :Ⅵ八ト、{      /ヽ,    _|_   ! lノ |// `    ,.x'圭ア    `゙ミ圭圭圭
                ' /(: : : : :从 : 爪庁抃`ー‐‐/_  |/   ノ   |   /    イ紗'"           寸圭
                 / ⌒ヽ : \| 乂ソ  / 个=='  γ'´ ___ l    |   .x'紗'"             寸
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               /           `ー{\    `ー==、,_   | ヽ   ,イ  ヽノ       ,.x'ア ̄`¨“''守     
        ____,. /          人'ヘ`=- 人    ,  -= '"ヽ   ,イノ       '"        ㍉、   
       ´      ,.イ     _, イ/ /、ノ  ̄≦_,  ‐=   \ ヽヽ < 〕/___                    寸x  
          -= '       /⌒ ノ(/(     /      ヽ    イ´ /γ  /                    ヽli、
      `>´   .,___/(      У    〔         Ⅵイ 、L∠⌒(_   /i__   :‐:ュ。.,_              `㍉
         ∠⌒      )  ノ/     ノ`ー __ -=ニノ    ー=''"⌒〕_/ ' /  、.`“'气≧。.         
       _.乂     /   |  /       /   ) 〕 /\`ー      ノ-‐ 7__ 寸x   寸会         
         /`ーァァ乂_.ノ '"⌒⌒ヽL∠|ん'⌒ ⌒∨、   \_γ⌒~´  `゛y′/` Ⅷト、  寸掛。        ヽ
       /    /      ,′   八  |  人  ⌒ヽ、 」ノ  \     〈⌒´    Ⅵl|圭ア      ,..。x≦圭紗" 
   ヘ_ _<     /      /    /  \ /γ´ヽ   \     ヽ   ノ-= "   炸|ア´  ,.。x≦圭圭圭:少"  
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     .為llll}                      為lll心                   |圭圭圭圭圭圭刃’      ,.x
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931: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 02:36:31.76 ID:otWzpTyRo

 こちらに別れを告げるように手を振ると。
 少女は微笑みを浮かべて、京太郎に背を向けた。

 その笑みからは――特に狂気的なものは感じられなかった。

 極めて一般的な、少女のそれという奴だ。
 先ほど受けた感覚は、錯覚だったのだろうか……。


京太郎(……俺の事、知ってるのか?)


 そのまま、彼女が去るまでしばし木の陰に身を潜める。

 出会った瞬間の、あの飲み込まれるような感覚。
 その正体は、ただの錯覚だったのであろうか。

 感じたのは、一瞬に過ぎない。
 まるで白昼夢にでもあっていたのではないかと思えるような。

 腹の傷が心理的な圧迫を齎したか、或いは何か別の事がフラッシュバックしたのであろうか。
 あまりの現実感のなさには、そうとまで思える。
 だが彼女は、京太郎を認識していた。
 その上で、別れ際に手を振った――これは確かだ。


京太郎(ほかに監視者は――いないよな)


 やけに鋭敏になった神経で、あたりを見回す。
 財団からの監視者がいるかいないかを確認。

 居たのならば、鷺森灼は勿論。
 あの、京太郎に手を振った少女すらも巻き添えとなる。

 確認を済ませるが……おそらくは、存在しないだろう。
 それなら――手短に、用件だけを済ませる。


京太郎「……鷺森先輩」

灼「あ、久しぶ……」

京太郎「今の人、誰ですか? 知り合いとか?」

灼「いや、道を聞かれただけだけど……」

灼「……あの」

京太郎「……」

京太郎「すみません、久しぶりだってのにゆっくり話もできないで」

京太郎「とりあえず、なるべく一人にならないようにしてください」

京太郎「さっきの人ともう一度会うようなら連絡をお願いします」

京太郎「それじゃあ、俺はこれで……失礼します」

936: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 02:43:59.69 ID:7NRcj58So

 灼に、自分に近付かないように呼びかけた後、すぐにその場を離れる。
 なるべく、京太郎の知り合いであると思われる接触は避けるべきだ。

 ましてやあの、謎の少女。

 目的は不明だ。その正体も。
 何故京太郎を知っているのか、疑問が尽きない。


 そして、鷺森灼に接触したのは偶然だろうか。
 警告の意味で在ったりはしないだろうか。

 もしも、彼女が財団Xの一員であるのならば。
 そこまで調査が及んでしまっている――と考えてよさそうだが。


京太郎(……いや、だったら人質にするはずだ)

京太郎(そこまで――俺の事を調べているのならば)

京太郎(交友関係までが調査されてしまっているのならば)

京太郎(無意味な警告などせずに――誘拐して、俺を脅迫する)

京太郎(……いや、でも)

京太郎(鴻上ファウンデーションのガードがあったから、そうはしていないってのも……)

京太郎(……だけど、それならば)

京太郎(今あの瞬間に、人質にしてもよかったはずだ。あの距離まで近づけたのなら)

京太郎(……クソッ、色々と考えが出てきてまとまらない)

京太郎(なんだったんだ……あれは)


 混乱した頭を掻き毟る。
 手のひらに浮かんだ汗に、髪が房になるのも気にせずに。

 何事か、分からない。
 何者か、分からない。

 せめて――財団の手の者でなければいいが。


 ……と、そこまで考えて。

 それならば、カンドロイドを追跡に出せばよかったと後悔する。
 思わず隠れるだけで見送ってしまったのだ。
 今更だが、ここは追跡を行っておくべきだっただろう。

 それほどまでに京太郎は狼狽していたのだ。


京太郎(……本当に)

京太郎(なんだったんだ、今の)

937: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 02:46:17.79 ID:7NRcj58So



【対木もこに捕捉されました】
【対木もこは、須賀京太郎に対して偏執的な愛情を抱いています】
【対木もこからの好感度が、最大になります!】




951: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 02:58:57.96 ID:IWatfcw0o

 今日は良い日だ。
 ますます世界が輝いて見える。

 ――もう一人の虚無に出会った。

 もう一人は、彼だった。
 自分が焦がれてやまない、あの災害から生み出された虚無。
 言わば、半身。


 彼の眼。
 あれは、失ったものの眼だ。捨て去ったものの眼だ。
 奪ったものの眼だ。踏みにじったものの眼だ。
 自分の中の大切なものを投げ捨てて、虚無に投じられるものの瞳だ。

 きっと、誰かを殺しでもしたのだろう。

 殺しは未経験だ。
 彼に一体、どんな事があったのだろう。
 その事について問いかけたい。

 何を思って人を殺したのか。
 その時、どんな事を思ったのか。

 自分と同じならば――きっとこれから自分がやろうとしている事への回答となる。

 その事を話したい。
 経験をこちらにも伝えてほしい。
 自分とならば共有できるはずだ。

 だって――同じものなのだから。


 ああ、彼もこちらに気付いてくれただろうか。
 彼はこちらの事を、どう思ってくれたのだろうか。

 その声が聞きたい。
 その手を取りたい。
 その瞳を深く覗き込みたい。

 彼とつながったまま、世界の終末を迎えたい。

 喜んでくれるはずだ。悲しんでくれるはずだ。
 笑ってくれるはずだ。怒ってくれるはずだ。
 楽しんでくれるはずだ。苦しんでくれるはずだ。

 被虐的で嗜虐的な快感を、自分と共にしてくれるはずだ。


 彼はグリードを飼っていたそうだ。
 なら最終的に、この世界の破滅を望んでいる。
 愛と友情を積み重ねたうえで、それを粉々に崩す事を希っているのだ。

 今日は顔合わせだけ。
 次はお茶でも飲みながら。

 睦み事のような親密さで、まぐあい事のような濃密さで――指を絡めあって語り合いたい。

959: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 03:11:58.95 ID:IWatfcw0o

 どんな声なのだろう。どんな喋り方なのだろう。
 砂糖はいくついれるのだろう。ミルクは使うのだろうか。
 紅茶が好きなのか、珈琲が好きなのか、緑茶が好きなのだろうか。

 それとも男子らしく炭酸系が好きなのだろうか。
 自分は好みではないが、彼が求めるのならそうしてもいい。

 喜んだ顔が見たい。怒った顔が見たい。哀しんだ顔が見たい。楽しんだ顔が見たい。
 彼のあらゆる表情を、つぶさに観察したい。


 猫が好きなのだろうか。犬が好きなのだろうか。
 飼うなら犬だと思っているが、彼は猫科のグリードを手懐けていたし、猫派なのかもしれない。
 でもそれならそれでいい。
 彼が好むのならば、それもまた十分に受け入れられるだろう。

 好きな食べ物はなんなのか。嫌いな食べ物はなんなのか。
 美術品は好むのだろうか。音楽はどうなのだろうか。映画はどんなのが好みなのか。

 どんな異性が好みなのだろうか。結婚はどれぐらいの年齢でしたいのか。
 子供は何人欲しいのか。どんな家族構成が良いのか。


 ああ、知りたい。
 彼の事を、知りたい。


 意見が対立したっていい。考えが合わなくったっていい。喧嘩したっていい。
 暴力を振るわれるのには慣れてる。言葉で罵倒されるのも一緒。疎まれるのもそう。

 だけれども、気にしない。

 だって――最終的なところで彼は自分と同じなのだから。
 欲望の塊、オーズの器でありながら。
 彼は虚無的な欲求を抱えている。全ての欲望を無に帰したいと思っている。
 積み上げた何もかもを踏みにじって、昏い悦びを感じたがっている。

 だから争っても、それは表面的なものだ。だから構わない。

 彼の心の奥底は知っている。
 未だに燻り続ける炎も、心にへばりついた闇も、消しきれない無の衝動も。破滅の意志も。
 きっと、自分と同じなのだ。

 深いところで繋がっている。
 この世に存在する、もう一人の虚無。自分との同類。


 ああ、彼と出会って思い出を重ねる事はなんて甘美なのだろうか。
 想像しただけで、胸が満たされる。
 結ばれたのならば、天にも昇る気持ちになるだろう。

 そして――それが絶頂に達したところで。
 何もかもを破壊して、昏い悦びに身を任せる。破滅に身を竦める。絶望に身を投じる。


 その時は二人とも――かつてないほどの、虚無的な快楽に身を震わせるだろう。
 ああ、だから最高に待ち遠しい。 

964: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 03:22:07.96 ID:IWatfcw0o

 ああ、カンドロイドの開発を頑張らなければ。

 それが彼の助けになる。
 それが彼の力になる。
 それが彼を喜ばせる。

 そして――そして。

 その果てに、何もかもを破滅させよう。
 絶対に楽しい。きっと楽しい。


 ああ、彼とすべてを共有したい。

 ああ、彼に何もかもを差し出したい。

 ああ、彼のどんなものも得たい。


 ああ、ああ――。


 彼の持つ一切を奪って、踏みにじりたい。


 楽しみだ。
 幸せだ。

 苦しい。
 嬉しい。
 悲しい。
 恐ろしい。
 苛立たしい。
 心嬉しい。
 煩わしい。
 喜ばしい。
 厭わしい。
 思わしい。
 訝しい。
 憎々しい。
 愛々しい
 晴々しい。
 空々しい。


 ああ――なんて素敵なんだろう。

 ハロー、モンスター。


969: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 03:30:12.74 ID:IWatfcw0o

 狂おしいほどの愛情を以って、対木もこは祈る。

 彼の幸福を――不幸を。
 彼の喜悦を――悲哀を。
 彼の愛情を――憎悪を。
 彼の慈悲を――侮蔑を。
 彼の栄光を――破滅を。
 彼の絶頂を――転落を。
 彼の誕生を――終焉を。


 その瞳はまさに――。

 仲間を見つけた孤狼であり。
 好敵手を見つけた狩人であり。
 飼い主に抱かれた飼い犬であり。
 飼い犬を踏みにじる飼い主であり。

 そして――恋する乙女と同一であった。



970: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 03:32:24.35 ID:IWatfcw0o


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984: 1 ◆B6xkwd67zxGJ 2013/03/04(月) 04:15:35.26 ID:jtpR6fjjo

カザリ「言い訳とかさせちゃダメっしょ。稼いできた分は全額きっちり貢がせないと」

カザリ「憧って馬鹿だからさ。ちょっと金持たせとくとすぐ、くっだらねぇことに使っちまうからねぇ」

京太郎「いや~ほんと憧は人間扱いしちゃダメっすねぇ。ウヴァかなんかだと思って躾けないとね」

京太郎「アイツもそれで喜んでる訳だし、ガブリュー叩き込むぞって言えば、まず大抵はメダル掃出しますもんね」

カザリ「けっ、ちょっと油断するとすぐ付け上がってメダル欲しいとか言いだすからさぁ甘やかすの禁物よ 」

カザリ「ったくテメーみてーな半端モンが10年後も同じメダル稼げるかってーの」

カザリ「身の程わきまえろってーんだ。なぁ?」

京太郎「貰う時もさぁホントウザいっすよね。その辺カザリさん巧いから羨ましいっすよ。俺も見習わないと。お?」

淡(大)「ねぇ・・今の話もっと聞かせてよ」

京太郎「お姉さん大学生? 夜遊びはよくないぞっ」

淡(大)「「その人、誰かの為に戦うの事が好きで、人を守るために頑張ってたんでしょ?」

淡(大)「あんたにもそれが分かってたんでしょ?」

淡(大)「なのにウヴァと同じなの? ありがとうって言わないの? 役に立たなきゃ捨てちゃうの?」

カザリ「何コイツ?知り合い?」

京太郎「い、いや・・・」

ウヴァ「ぎゃー」


次回 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 9クール目【仮面ライダー】