【4月第二週】



紅茶にゴールデンルールがあるように、何かしらの物事には王道というものがある。

それは、そのルールに従っておけば先ず間違いないというものだ。

今、片手に紫煙を燻らす葉巻もまさしく、それだ。

杉の板切れを燃やし、そして先ず葉巻を炙ることから葉巻を吸うための準備は始まる。

先ずこうして葉巻の内部を暖めるために熱を通すのだ。

熱は下から上へと上がっていく。

そんな炙る作業を終えるタイミングは軽く先が炭化したくらいでいいだろう。

そして遠火で、ゆっくりと息を吸い込むのだ。


「そう、まさしくこれが提督というものヴぇっへげっは!?」

卯月「しれーかん、似合ってないっぴょん」

「黙りたまえ卯月くん。これは私の溢れ出るダンディズムをさらに高めるための相棒なのだ」

卯月「うーちゃんから見て提督はだんでぃずむってのとは違うと思うぴょん、むしろ無理して不良ぶる中学生みたいだぴょん」

「ははは何を言うか無理してデビューしたての中学生というのは末っ子のことを言うのだおーい聞いてるか末っ子ー?
 最近半泣きで工廠に篭ってると聞いてるが資材を無駄に浪費してるんじゃないか末っ子ー?」

木曾「うるせえええええ横分け小僧ぉぉぉぉおおお!!!」

「なんだ居たのか、なら返事をさっさとしたまえ末っ子」

木曾「何で俺はこんなのにイチャモンつけられてるんだよ……!」

卯月「木曾ちゃん、ファイトっぴょん」




・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(86)↓2
木曾(21)↓3
伊勢(10)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(73)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

引用元: ・【艦これ】提督「艦娘とケッコンカッコカリしないで…」瑞鶴【5航戦、出撃よ!】 



艦隊これくしょん -艦これ- 涼月 両面フルグラフィックTシャツ Lサイズ
コスパ(COSPA) (2019-12-15)
売り上げランキング: 165,964
92: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 20:02:25.00 ID:62r381ggo
55(ぞろ目)
50
87
92
38
67


☆長門(06) Lv9
瑞鶴(86) Lv4
木曾(21) Lv9
伊勢(10) Lv7 MVP!
卯月(80) Lv4
鬼怒(73) Lv8

96: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 20:30:01.96 ID:62r381ggo

      ●

      ●

      ●



「伊勢君、君は航空戦艦とかいうのに改修できるそうだな?」

伊勢「ええ、まぁ。そういう改修をされた過去の私の影響ですね」

「しかし解せないことがある」

伊勢「何です?」

「それだ、君の腰に佩いているものだ」


指差す先には刀。

造形的に過去に量産された軍刀の一種だろうが、戦艦の腰に佩くにしては妙に存在感がある。

というか、艦娘には何故か近接装備を持っている奴が居る。

末っ子末っ子と呼ばれる眼帯のもう一人の方、確実にこちらの艦隊に居たら彼女がいじられていただろう。

伊勢はそんなことは知ってか知らずか、片方の手を刀の柄に添えて口を開いた。


伊勢「私たち…ああ、妹の日向にも刀は装備にあるんですけど、艤装の一部ってだけですね」

「ほう、実際には使わないと」

伊勢「いえ、ちゃんと抜けますし、殺傷能力もあります。まぁ、私たちがこの形に納まったのは地名の関係かも知れませんね」

「地名…?伊勢と日向、となれば伊勢千子村正と名物日向正宗とやらがあったがそれか」


そんなもので艦娘というのは大よそが決まるのか。

そうは思うが、木曾の姉たちも似たようなものだったな、と思いなおす。

そんなことを考えながら伊勢を見る。

何故か、驚いていた。


伊勢「ず、随分と直ぐに出ますね…刀のことなんて」

「当然だ、私は君たちのことは調べれる範囲で全て調べている。
 でなければ枕を高くして眠れない、安心できない、快眠できない、ナイナイナイの無い尽くしだ。
 そもそもそんなので影響されるようなよく分からんのが相手なんだぞ?非力な人間にとって情報が唯一で最強の武器だ」


伊勢ははぁーと声を漏らす。

なんだこいつは、何でそんな感心したような目を向けるのだ。





伊勢さん直後コンマ÷10

98: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 20:33:06.10 ID:62r381ggo
66→7

☆長門(06) Lv9
瑞鶴(86) Lv4
木曾(21) Lv9
伊勢(10→17) Lv7 MVP!
卯月(80) Lv4
鬼怒(73) Lv8

109: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 20:58:42.96 ID:62r381ggo


【4月第三週】



「間宮さん、このポトフ最高です」

間宮「実は以前、フランス海軍で修行していた時期がありまして」

長門「間宮さん、貴方は何者なんだ……」


長門と席を共にする食事だが、華があるだけでも良いものだ。

勿論、良いもの、というだけで実際には願い下げだ。

むしろ艦娘という存在を忌避すべきなのだ。

そう思うと同時に笑いが出る。

提督が、艦娘を率いる人間が、誰より艦娘を恐れる。

話にもならない、笑える話だ。

いや、むしろ失笑されることこそが一番の結果になるだろう。

木曾は良い感じに振り回されてくれる。

長門を秘書艦にしたのは彼女が何処までも平等の視点を持つ、大人だからだ。

伊勢くんは航空戦艦として将来的には卯月や鬼怒を纏めてくれる。

一番の敵は、直接的な関係者が居ない奴だ。


「瑞鶴め……」


忌々しい名だ。

そして、あいつは俺の恐怖を知っている。

故に、敵だ。

あいつは完全に敵と見ている。

だからこそ、奴を撃ち抜く弾丸を手に入れる必要がある。

それは、チキンレースのようなものだった。




・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(86)↓2
木曾(21)↓3
伊勢(17)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(73)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

132: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 21:03:49.78 ID:62r381ggo
32(偶数)
79
10
47
06
20

☆長門(06) Lv12
瑞鶴(86) Lv8 MVP!
木曾(21) Lv10
伊勢(17) Lv9
卯月(80) Lv5
鬼怒(73) Lv9


フラグだったな提督

147: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 21:25:44.19 ID:62r381ggo

      ●

      ●

      ●



奴を撃ち抜く弾丸は何だ?

忌々しいことに、あの小娘は何もかも分かっている。

私がこうして相手を煽るような言動を取るのはそれによって支配するということをだ。

人というのは目の前にある物事が瞬時に移り変わればそれを理解するのに時間を要する。

ならば、相手が理解する前にこちらの言で相手を呑んでしまえばいいのだ。

だが、それが瑞鶴には通用しない。

本来ならばこれは、私がこういったものを使う、と知っていても何かと巻き込まれる、そんなもののはずだ。


「差込方を変えるか…?」


今は木曾の奴を使ってはいるが、瑞鶴の奴は何も巻き込まれやしない。

つまり、ボロを出さないのだ。

伊勢か、長門か。

順当に考えれば伊勢だろう。

彼女は瑞鶴と多少の縁がある。

しかし伊勢はこちらのペースで飲み込もうとも派手なアクションは期待できない。

長門も同様だ。

ならば鬼怒か、卯月か……いや駄目だ。

己の嗅覚が、危険を告げていた。

溜息、というよりかは荒く息を吐き出す。

ストレスが溜まってしょうがなかった。


「ええぃ……厄介な」

瑞鶴「何がかしら?」

「!!」ガタッ


声に咄嗟に立ち上がる。

瑞鶴が居た。

私は気配には敏感だ……故に、彼女は気配を消して入ってきたことになる。

それは、私がやっていることを分かっている、ということだ。


瑞鶴「あら、そんなに睨まれると思わなかったわ」

「何の用だ」

瑞鶴「私の提督に会うのに理由が必要?」

「ああ必要だ、必要だとも。上司に会うというのに書類も何も無くただただ会いたいという理由だけで来るのは組織として問題だ。
 不必要な接触だ、私に用事があるというのなら君に課した職務を言え、私は君に何も指示していない」

瑞鶴「……ホント、何でそんなに嫌うのかしら?」



瑞鶴直後コンマ÷10

189: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 21:36:32.31 ID:62r381ggo
100→10 ファッ!?





瑞鶴「─────私は、提督のこと好きなんだけどなァ」



音が、消える。

思わず瑞鶴と目が合った。

ああ、そうか。

こいつは、恐らく艦娘の中でも、だいぶぶっ壊れてるらしい。

天使のように笑う瑞鶴。

はっと、自分も笑った。


「悪魔め、銀の弾丸に撃ち抜かれる準備をしておけ」

瑞鶴「提督に抱かれる準備をしておくわ」


はっはっは。

くすくすくす。

揃って笑う。

笑う。

牙を剥くように笑った。

こいつは絶対に打ちのめすと誓おう。

この一ヶ月が、まさしく勝負駆けだ。





☆長門(06) Lv12
瑞鶴(86→96) Lv8
木曾(21) Lv10
伊勢(17) Lv9
卯月(80) Lv5
鬼怒(73) Lv9
※執着度96が出ました、MVPで監査ですよー

草不可避

229: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:16:07.25 ID:62r381ggo


【4月第四週】


「私だ憲兵隊にコネクションのある上役と会談を設けたい……うむ、緊急連絡だ」

鬼怒「いきなり何やってるんですか、提督」

「うるさい私は今生存戦略の真っ最中なのだ。
 文句があるなら君のそのダブルバイセプスをボディビル界に魅せてくるといい。
 きっと肌が小麦色にテカって帰ってくることになるだろう、そのまま南方送りにしてやる」

鬼怒「ひどい!?」

「うるさい、川に流すぞ」


なんだかんだ、鬼怒も危険な空気を持っているんだ。

思春期の女子中学生か。

発情期とも言ってやろう。

ここには敵しかいない。

まさしく孤立無援の窮地なのだ。

上司の死因の3割が味方に撃たれてというが、何でそんなことを考えなきゃいけないのだ。

私が上に上がった暁には艦娘どもを容赦なく教育してやろう。



・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(96)↓2
木曾(21)↓3
伊勢(17)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(73)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

255: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:19:27.56 ID:62r381ggo
28(偶数)
41
92
46
73
96

 

257: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:20:40.79 ID:62r381ggo
☆長門(06) Lv14
瑞鶴(96) Lv10
木曾(21) Lv15
伊勢(17) Lv11
卯月(80) Lv8
鬼怒(73) Lv14 MVP!

 

267: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:34:55.90 ID:62r381ggo

      ●

      ●

      ●



「頭が痛い……間宮さん、頭痛薬を」

間宮「はい、畏まりました」

鬼怒「提督、大丈夫?」

「頭痛がさらに酷くなった」


近寄るな近寄るな。

片手で鬼怒をしっしと払う。

そもそも、この頭痛とて瑞鶴を初めとする3人のことを考え寝不足から来ているものだ。

毎回思う。

艦娘はこのように雑に、というよりも無視されてもそれを屁とも思わない。

メンタルが強すぎるというより、提督に向けられる感情操作が異常なのだ。

3年前、“総旗艦”大和らとその提督による反逆後からの艦娘に多く見られる特徴だ。

私は知っていた。

父親が所謂“上”に座する人間であるからこそ、その知られざる現実を。

今、隣に居る鬼怒は偽者であり、本物であるということを。


鬼怒「て、提督?」

「何でもないから静かにしていたまえ、もしくは訓練をしていろ、長門と組み手でもするといい」

鬼怒「む、無理無理無理です!長門さんマジパナイんですって!?」

「知らん、興味が無い、だからこてんぱんにされてこい、命令だ」

鬼怒「ひぃぃ…!?」





鬼怒さん直後コンマ÷10

273: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:36:45.19 ID:62r381ggo
 
32→3

☆長門(06) Lv14
瑞鶴(96) Lv10
木曾(21) Lv15
伊勢(17) Lv11
卯月(80) Lv8
鬼怒(73→76) Lv14

281: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:46:25.41 ID:62r381ggo



【5月第一週】



「末っ子、お前に聞きたいことがある」

木曾「末っ子って……まぁ、良いぜ、俺とお前の仲じゃないか」

「気持ち悪いことを言うな、やめろ、耳が腐る。やっぱりいい、戻れ末っ子」

木曾「いい加減にしろ」


怒りマークを浮かべる木曾。

なるほど、こいつが安牌というのは分かりやすい。

瑞鶴はもうストレートにこちらに感情をぶつけるので、分かるとか分からないとかの問題ではない。

現状、この艦隊で考えが読めないのは、卯月だろう。

何事も人をからかうような、そんな含みある言葉使いだ。


「末っ子、お前は暫くあの兎を見張っておけ」

木曾「兎?……ああ、卯月か。アイツ、何かしたのか」

「何もしないようにするために見張る必要がある、私の天才的な頭脳を以ってしてもああいった輩の思考は想像できん」

木曾「はぁ……?」


木曾は顔をしかめる。

だが、事実だ。

あんな薄く狂気を見せるような奴の思考を考えるなど、汚染されるようなものだ。

はっきり言うと、あの性悪兎からは、泥のような何かを感じていた。




・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(96)↓2
木曾(21)↓3
伊勢(17)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

299: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:48:53.95 ID:62r381ggo
35
84
38
27
59
75

☆長門(06) Lv16
瑞鶴(96) Lv14 MVP!
木曾(21) Lv17
伊勢(17) Lv12
卯月(80) Lv11
鬼怒(76) Lv17


33-4

326: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:55:48.14 ID:62r381ggo
6人の合計296÷6=49.333333…

よって
49~01:アウト
51~100:セーフ
となります


直後で

341: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 22:57:06.59 ID:62r381ggo
セーフ




ここでアウトになってたらまだ死なずにすんだかもry

362: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 23:06:05.53 ID:62r381ggo


      ●

      ●

      ●



瑞鶴「なーにそんな不貞腐れてるの?」

「不貞腐れてなどいない」

瑞鶴「さっきからこっち見ないじゃない」

「目が汚れる」

瑞鶴「そんなくらいじゃきっと誰も提督を嫌いにならないわよ」


何故だ。

何故私がこいつと買物に出ているのだろうか。

大本と言えば、自分の買物のために出たくらいだ。

そこに任務……もとい提督の護衛を受けた瑞鶴が合流したのだ。

余計なお世話だ。

帰ってほしい。


「と言うか帰れ、今すぐ帰りたまえ、主に私の精神衛生のためにだ」

瑞鶴「すいませーん、任務放棄は出来ないんでー」

「腕を取るな胸を当てるな絡むな引っ付くな距離を置け私の髪を触るな髪型を弄るな」

瑞鶴「面白いくらいきっちりね、横分け」

「助けてながとさーん!!!」


叫ぶ。

叫ぶしかなかった。

なんだこいつは、何ごとにも反応しない。

極端に、単純に言えばマイペースだ。

恐ろしい、という枕詞が付く。

この恐ろしいというのは、驚愕を意味するものではない。

まさしく、恐れだ。

怖いのだ。

己の武器が通用しない。

それは人に恐怖を感じさせる。

この感情は、その恐れだった。

未知を恐れることは、今この時ばかりが恥ではない。

身の程というものを弁えている人間を指していた。





直後、瑞鶴さんコンマ÷10

366: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 23:07:55.54 ID:62r381ggo
19→2


☆長門(06) Lv16
瑞鶴(96→98) Lv14 MVP!
木曾(21) Lv17
伊勢(17) Lv12
卯月(80) Lv11
鬼怒(76) Lv17

駄目みたいですね…(諦め)

377: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 23:35:52.42 ID:62r381ggo



【5月第二週】


卯月「ぷっぷくぷぅ~♪」

「うるさいぞ脳内ハッピー兎、そんなにぷっぷくしたいのなら●ワイシャツになって石油のアルカナでも呼ぶといい。
 いい感じにカオスになってそのキャラも薄れてくるだろう」

卯月「もうドラム缶なら持ってるっぴょん」


人が執務をする中で人の周りをうろちょろする卯月。

それにイライラとしつつ、しかし言葉は選ばない。

言いたいことは言う、それが私の美徳だ。

それ故に強い言葉が出るが、これも正直者が故。

しかし、卯月は気にすらしていない。

というよりも、彼女なりの何かを見つけていたらしく、出て行こうともしなかった。

ええい、木曾の奴は何をやっているんだ。

こういう時のために、アイツを監視に置いたというのに。


卯月「木曾ちゃんなら来ないっぴょん」

「……何のことかな」

卯月「ふーん……ま、いいぴょん」

「何がまあいいだ、それは妥協の言葉だがお前が何に妥協したか今すぐ答えなさい」

卯月「……ぷっぷくぷー」




・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(98)↓2
木曾(21)↓3
伊勢(17)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

409: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 23:44:01.94 ID:62r381ggo
56(偶数)
84
60
45
10
28

☆長門(06) Lv20
瑞鶴(98) Lv18 MVP!
木曾(21) Lv20
伊勢(17) Lv14
卯月(80) Lv12
鬼怒(76) Lv18

駄目みたいですね…(2回目)

413: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 23:47:02.34 ID:62r381ggo
先に判定
合計298÷6=49.66666…

よって
01~50:アウト
51~00:セーフ

直後、よよいのよい

421: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 23:47:49.90 ID:62r381ggo
64…セーフ!

439: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 23:51:31.57 ID:62r381ggo
じゃ、脱ごうか(棒)

先に瑞鶴さん執着度判定
コンマ÷10直後で

449: ◆tMJaISdc8w 2014/05/14(水) 23:53:24.49 ID:62r381ggo
41→4


☆長門(06) Lv20
瑞鶴(98→100) Lv18 MVP!
木曾(21) Lv20
伊勢(17) Lv14
卯月(80) Lv12
鬼怒(76) Lv18


まずいですよ!

483: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 00:17:19.59 ID:5FA+5P0do


      ●

      ●

      ●




銀の銃弾は手に入らなかった。

結果としては、その一言だろう。

瑞鶴という魔物を[ピーーー]、破邪の銀。

人間の末路は、もはや語る必要はないだろう。


「………」

瑞鶴「………」


無言を貫く。

会話は無かった。

互いに裸身であり、男女としての接触を持ち、だからこそ問題となる。

気付けば、吐き捨てていた。


「これで満足か、ああ満足だろう、そうだろうなぁ瑞鶴。これで私は近い内極刑だ、大よそ避けれぬ運命だろう。
 嬉しいか?この私を嵌め、地獄に叩き落したんだ、誇り喜ぶといいさ」

瑞鶴「……」

「そもそも船は女だったか、ああ確かに女だろうさ。船には高い金がかかり、塗装という化粧を必要とし、多くの水夫が
 群がる、まさしく海の男を魅了する女なのだろうさ。
 だが瑞鶴、今のお前はまさしく伝承におけるローレライか、セイレーンか、まぁどちらでもいい」

瑞鶴「……」

「君が何をしようが、どう思おうが、私の意志じゃなかろうが、もはや過ぎたことだ。
 服を着て出て行け、私は遺書を残すことにする」

瑞鶴「────提督」

「なん…ぐっ!?」


一瞬。

ふわりとした浮翌遊感と共にベッドに背中から叩きつけられる。

息が詰まる。

酸素を得ようと、呼気を荒く吐き出し、吸い込む。

その瞬間だった。

瑞鶴の手が、首へと伸びた。

彼女は、馬乗りになって笑っていた。


瑞鶴「駄目よ駄目だめダメダメ駄目だめダメだめ駄目だめ───」


絞まる。

艦娘とはいえ、その力は、常人のそれではない。

体の内から、嫌な音を聞いた。



.

505: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 00:26:32.57 ID:5FA+5P0do


「ごッ…ガ……!」

瑞鶴「駄目よ駄目よ駄目だめだめだめだめだめだめだめだめだめ────」

瑞鶴「私と提督は永遠なの永遠になるのだから死なないのずっと一緒なのねぇ聞いてるねぇねぇねぇねぇねぇ!!」


額と額がぶつかる。

彼女と私。

その目と目が向かい合う。

睨んだ。

笑った。

ああ、そうか。

ここまで見抜けなかった、私が悪いのか。

徐々に白んでくる意識、かすれていく声。

弛緩した四肢を彼女は抑えた。

だが、体だけは反応する。

故に、少女は喘ぐ。

暴力的に、力でもって手にした“アイ”を貪るように。

少女は、笑った。

笑い続けた。





.

549: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 00:43:11.37 ID:5FA+5P0do
草加
異形の花
マリはマリアなのか

639: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 22:05:47.16 ID:CmLHL7Zlo



【5月第三週】



「………」

「………」

「………」サスサス

「………」

「………」

「………」サスサスサス

「………」

「………」

「………」クビニテガタ










「……僕やられた!?
何で僕が瑞鶴なんかにヤられなきゃいけないんだー!?
これは夢だー!悪夢だー!あいつのせいだーっ!!」

瑞鶴「提督、おはよ♪」

「ひぃぃぃぃ!?なっがとさーん!?」



・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(98)↓2
木曾(21)↓3
伊勢(17)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

656: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 22:17:16.79 ID:CmLHL7Zlo
76(偶数)
18
44(ぞろ目)
84
68
49

☆長門(06) Lv25
瑞鶴(100) Lv19
木曾(21) Lv24
伊勢(17) Lv18 MVP!
卯月(80) Lv15
鬼怒(76) Lv20

665: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 22:39:27.45 ID:CmLHL7Zlo


      ●

      ●

      ●



「………」

伊勢「提督、もうお部屋に戻られた方が…」

「うるさい、同情するなら憲兵を排除しろ」

伊勢「無茶苦茶ですね!?」


誰か私を助けてくれ。

そう願うくらいには参っているんだ。

瑞鶴の奴め、一発かましたら人の女気取りだ。

地雷だ地雷だと思っていたが、文字通りこちらを[ピーーー]地雷だったわけだ。


「おしまいだー私の今後はおしまいだーけんぺーさんに殺されるー」

伊勢「殺されるって……まぁ、皆察してましたけど」

「なら止めろ何故止めなかった何故瑞鶴を放置した私をいじめて楽しいのか」

伊勢「楽しくは無いですけど……」


そう、我が艦隊は先日の件を知っている。

巧妙に、まさしく巧妙に不意を突かれた結果があれだ。

だが、もうそれには文句は言わない。

問題は、もう時間が無いということだ。


伊勢「私たちは喋るつもりはありませんが……」

「誰が言ったか、憲兵からは逃げられない、とな…」


溜息を吐くしかない。

吐くしかなかった。






直後伊勢コンマ÷10

677: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 22:55:45.52 ID:CmLHL7Zlo
83→8

☆長門(06) Lv25
瑞鶴(100) Lv19
木曾(21) Lv24
伊勢(17→25) Lv18 MVP!
卯月(80) Lv15
鬼怒(76) Lv20

678: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 22:56:22.14 ID:CmLHL7Zlo


【5月第四週】


「………」ガタガタガタガタガタガタ

卯月「司令官、足が震えすぎっぴょん」

「何を言うこれは武者震いというものだそうとも私の溢れ出る強者のオーラがまさしく震え、高ぶっている。
 そうとも、今の私は剣を握ればかの新撰組の剣豪。
 ある時は戦闘機の操縦桿を握れば異星人あたりをバンバン撃ち落す超エースパイロット。
 またある時は仏のような優しさと事件解決に尽力する熱血漢。
 またある時は超やり手の正しい人間に手を貸すことを正義と見る銀行マン。
 そしてそしてある時は今の私のように全戦常勝の無敵の弁護士だ。
 この甘いマスク、蕩けるようなスウィートボイス、ちょっと横目流せば女も れに れるダンディズム。
 その私が、震える?
 は!分かってないな卯月くん、改めて言うが、これは武者震いだ故にそれ以上でもそれ以下でも無いわかったな」

卯月「あ、憲兵さんだぴょん」

「うわぁー!僕は何もしてません許して憲兵さーん!!!」

卯月「うっそぴょーん」

「兎鍋にしてやる」


キャー♪

ガルルルルルル。

追いかけっこ、というか割とガチな鬼ごっこだ。

卯月は卯月で楽しそうに笑い、こっちの顔は無表情。

ははは、何故逃げるんだ卯月くん。

ちょっと皮を剥ぐだけだ。

鍋にするだけだから。


「はっはっはっは♪」

卯月「ぷっぷくぷー♪」





・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(100)↓2
木曾(21)↓3
伊勢(25)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

691: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 23:05:44.07 ID:CmLHL7Zlo
60(偶数)
68
97
92
28
25

☆長門(06) Lv29
瑞鶴(100) Lv22
木曾(21) Lv29 MVP!
伊勢(25) Lv23
卯月(80) Lv16
鬼怒(76) Lv21

694: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 23:16:08.31 ID:CmLHL7Zlo


      ●

      ●

      ●




「憲兵は嫌だ憲兵は嫌だ憲兵は嫌だ憲兵は嫌だ憲兵は嫌だ憲兵は嫌だ憲兵は嫌だ憲兵は」

木曾「おい、どうした?」

「スリザリィィィィィィン!?」


肩に手を置かれ、思わず叫んでしまった。

しかし、気付く。


「……なんだ、末っ子か」

木曾「何だとは何だよ、心配してるってのに」

「うるさい、キソるぞ」


キソる!?

そんな叫び声が聞こえるが無視だ無視。

こいつに私の問題が解決できるとは思えん。

しかし、末っ子は末っ子で察しがいい奴だ。

少し目を細め、私を見た。


木曾「何を悩んでいるかは知らんが……俺はお前の味方のつもりだぜ?」

「ならば今すぐ憲兵から私を連れ去ってくれ、速やかにだ」

木曾「つまり、軍を敵に回せって言うのか?」


呆れたような木曾。

だろう、それが普通の反応だ。

故に期待など「いいぜ」……何?


木曾「アンタは無茶苦茶だが、悪い奴じゃないからな……いいぜ、及ばないかも知れないけど、力になるぜ」

「……無意味だ」

木曾「やってみなくちゃ、分かんないぜ」

「無理だろう、たかが艦娘一人ではな」

木曾「一人じゃない、俺たちはお前の味方だぜ?」


木曾の言葉。

それにもう頷けないのが、今の己だ。

ただ、それだけが、残酷な現実だった。






木曾コンマ÷10直後

703: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 23:21:28.55 ID:CmLHL7Zlo
03→0


サンキューキッソ





あの場で出せたらなあああああああああああ!!!

709: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 23:29:12.18 ID:CmLHL7Zlo
では憲兵=サンです
合計308

平均して51.333333

よって
01~51:アウト!
52~00:セーフ

直後だフォイ

733: ◆tMJaISdc8w 2014/05/15(木) 23:33:34.86 ID:CmLHL7Zlo
76

無事憲兵監査を突破したフォイ

842: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 21:35:20.02 ID:yQkzv0NOo


【6月第一週】



「カーッカッカッカッカ!!」

長門「随分ご機嫌だな…」ヒソヒソ

伊勢「この間の憲兵のあれ、突破したらしいからね…」ヒソヒソ


心晴れやかとはこのことか!

今正に、暗雲立ち込める中に希望という光は降り注いだと言っていい。

あくまで、目先は、だが。

しかし、諦めからの希望は誰とて活力となる。

正しく、今の私のようにだ。


「間宮さん、ワインを!」

間宮「はいここに、御祝いとのことでボルドーの良いところを仕入れておきました」

「さすがです、間宮さん」

間宮「以前、パリでソムリエをしていた時期がありまして」

木曾「間宮さん、フランスに何かあるのかアンタ…?」

「そんなことはどうでもいい!飲め飲め諸君!祝い酒だ!カーッカッカッカッカ!」





・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(100)↓2
木曾(21)↓3
伊勢(25)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

851: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 21:38:15.08 ID:yQkzv0NOo
65
54
97
70
13
06

☆長門(06) Lv32
瑞鶴(100) Lv24
木曾(21) Lv34 MVP!
伊勢(25) Lv26
卯月(80) Lv17
鬼怒(76) Lv22

俺とお前の仲じゃないか

869: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 21:57:09.21 ID:yQkzv0NOo
      ●

      ●

      ●



木曾「よう、提督、これ今回の陸軍の検査内容な」

木曾「提督、ちょいと気になったから憲兵の会話聞いたんだけどさ」

木曾「提督!抜き打ち検査が始まるらしい!!」

木曾「提督、瑞鶴がお前を探してたから逃げた方がいいぜ?」








「何で君はそんな優秀になってるんだ末っ子」

木曾「言ったろ、俺はお前の味方だってな」


なんだこいつ、どういう神経してるんだ。

最近の木曾の働きは凄まじい。

まるゆ、とかいう陸軍艦娘からさりげなく情報を聞き出す。

姉とのネットワークを使い憲兵の情報を共有する。

他etcetc。

ちょっと怖いくらいだ。


「……君に裏は無いだろうな?」

木曾「なんだ、まだ不安なのか?」

「当たり前だ、そもそも私は君たち艦娘を信頼なぞしていない。
 信頼とはそもそもお互いに利害が一致し、共通の目的を達成する者の間に芽生える。
 金、権力、政治、様々な欲望が重ならなければ他人なぞ信用とて出来ない、信頼は言わずもがなだ。
 私と君たちにはその欲望、望み、願いが重ならない、だから信頼できないのだ。
 一方的な君たちの信頼など、私は何も感じない」


木曾は呆れたように溜息をつく。

なんだ、それは。

まるで我侭を言う子供を見るような目だな、うん?


木曾「大丈夫だ、俺を信じろ」

「だからそれが信用できないと」

木曾「俺の信じる、有能な指揮官を信じろと言ってる。俺が信じるお前を信じている、お前は自分が無能と思うのか?」


違うだろ?と木曾。


木曾「なら、俺とお前は信頼関係が築ける。何せお前の理論なら、私とお前が望むものは、一緒だ」

ツネニカツ
強くあろうとする、その一点は。






木曾さん直後なのねコンマ÷10

872: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 21:59:46.35 ID:yQkzv0NOo
17→2


☆長門(06) Lv32
瑞鶴(100) Lv24
木曾(21→23) Lv34 MVP!
伊勢(25) Lv26
卯月(80) Lv17
鬼怒(76) Lv22

サンキューキッソ

882: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 22:13:24.70 ID:yQkzv0NOo


【6月第二週】



鬼怒「うへぇ、雨だぁ……」

「うっとおしいな、鬼怒くん晴らしてきたまえ」

鬼怒「自然現象をどうしろとー!?」

「うるさい酢豚に入れるぞ」

卯月「うーちゃんは酢豚のパイナップルは嫌いだぴょん」


梅雨ともなると雨が降る。

べらぼうに降る。

嫌になるくらい降る。

まるで私の心のようだ。


「しかしこういう雨こそ私の溢れるダンディズムを似合わせる。
 あー歌っちゃおうかなー!私の美声ならCDミリオンも可能だろう。
 徳永○明のレ○ニーブルーあたりでも歌えばそれはどんな堅物でも私の虜に」

卯月「司令官、だめっぴょん」

「む?何をするんだ卯月くん、私の邪魔を」

卯月「だめぴょん」

「私に命令」

卯月「だめぴょん」

「……」

卯月「駄目」





・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(100)↓2
木曾(23)↓3
伊勢(25)↓4
卯月(80)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

899: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 22:17:14.22 ID:yQkzv0NOo
71
66(ぞろ目)
35
16
94
35

☆長門(06) Lv35
瑞鶴(100) Lv29
木曾(23) Lv36
伊勢(25) Lv27
卯月(80) Lv22 MVP!
鬼怒(76) Lv24

やっぱり週始まりで出た子が妙にMVP取ってるような

908: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 22:31:34.56 ID:yQkzv0NOo

      ●

      ●

      ●



卯月「しれーかぁん……今日は一段とステキ~」

「………」

卯月「……」

「………」

卯月「………」


おい、「うっそぴょーん」はどうした。

卯月との睨みあい、もとい見つめあいに発展した現状でそう叫ぶ。

こいつ、危険だ危険だと思ってはいたが、朝あたりに覚醒したような気がする。


卯月「……うーちゃん、くすぐりは得意の分野だぴょん」

「………」

卯月「………」ジリ

「……」ジリジリ


後ずさる。

卯月が前進する。

わきわき。

卯月の手が、妖しく動いた。


卯月「……ウサギは、年中発情期っぴょん」

「………助けろ末っ子ぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」ダッ!

卯月「ぷっぷくぷー」


窓から飛び降りる。

衝撃を逃がすように転がり着地。

ふはははは!こういう時のためにフリーランを鍛えた甲斐があったというものだ!


卯月「あははは~待つっぴょーん♪」

「ぎゃああああああああ?!」


しかし、それを軽々追いつく艦娘。

この追いかけっこは、偶然居合わせた長門が来るまで続くのだった。






うーちゃん直後コンマ÷10

927: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 22:36:29.76 ID:yQkzv0NOo
94→9

☆長門(06) Lv35
瑞鶴(100) Lv29
木曾(23) Lv36
伊勢(25) Lv27
卯月(80→89) Lv22 MVP!
鬼怒(76) Lv24

ぷっぷくぷー(白目)

936: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 22:48:42.39 ID:yQkzv0NOo


【6月第三週】




長門「………」スゥー

「おい」

長門「……ん…」

「起きろ、長門君」

長門「─────提督?」

「珍しいじゃないか、君が昼寝とはねぇ」


にやり。

そう笑う提督。

しかし長門はいかんとも反応が鈍かった。

それに少し顔をしかめる。

艦娘を信頼していないとは言うが、少なくとも、有用だと思うことはある。

長門はそんな筆頭だった。

普段なら、「すまない」と一言二言を発するはずなのだが。


長門「……少し、夢を見ていた」

「なんだと?」

長門「酒匂、プリンツ・オイゲン、ネバダ、アーカンソー……多くの艦たちが、あの光に……」


ぼうっと、遠くを見る長門。

ネバダ、アーカンソー、酒匂、プリンツ・オイゲン。

それは長門と同じ作戦の経験者だ。

艦の記憶、という奴なのだろう。

噂じゃ、アメリカの艦娘の中で“そういった扱い”を受けた者は未だに艦娘化してないという。

それほどに、彼女の言う光が強烈だったのだろう。


「……顔を洗ってきて、意識を切り替えたまえ」


今言えるのは、それだけだった。





・レベリング
☆長門(06)↓1
瑞鶴(100)↓2
木曾(23)↓3
伊勢(25)↓4
卯月(89)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ

959: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 23:08:55.14 ID:yQkzv0NOo
68(偶数)
44(ぞろ目)
09
06
06
67

☆長門(06) Lv39 MVP!
瑞鶴(100) Lv33
木曾(23) Lv37
伊勢(25) Lv28
卯月(89) Lv23
鬼怒(76) Lv27

960: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 23:21:30.22 ID:yQkzv0NOo

      ●

      ●

      ●




長門「さて、我が艦隊を取り巻く問題だが……」

「ふざけたクソ   とクソウサギだ、それ以外に何も問題はない」

長門「瑞鶴と卯月か……まさかあの二人が暴走するとはな」


長門が呆れたように溜息を吐いた。

それはこちらが言いたい。

というか、だ。


「長門くぅーん?君はこの艦隊の、なんだね?」

長門「旗艦だが?」

「なら旗艦らしい仕事をしろ!!」

長門「な?!してるだろう!!」

「うるさいバーカ!末っ子の方が役立っておるわ!!」

長門「バ…!?」


ガタッと長門が立ち上がる。

目に見えて、怒っていた。


長門「馬鹿とはなんだ馬鹿とは!!」

「事実だー!働かないで喰う燃料は美味いか?」

長門「言わせておけば…!」


ぷるぷると、長門の拳が震える。

しかし、それが降ろされた。

溜息と共に、長門の表情が変わる。

それはもういっそ、慈悲すら感じるほどにだ。


長門「いや、すまない……大人げなかった」

「……君が謝ると私が子供みたいなんだが?」

長門「迷惑をかけた、すまない、君の言う通り私もしっかりとするよ」

「やめろ!その生暖かい視線をやめろ!!」





ながもんコンマ÷10直後

972: ◆tMJaISdc8w 2014/05/16(金) 23:31:36.82 ID:yQkzv0NOo
76→8

☆長門(06→14) Lv39 MVP!
瑞鶴(100) Lv33
木曾(23) Lv37
伊勢(25) Lv28
卯月(89) Lv23
鬼怒(76) Lv27

続きは次スレで


次回 艦これ】提督「艦娘とケッコンカッコカリしないで」長門「6奥の奴は何処に…」