1: ◆ClNPZYBz1RLp 2019/07/01(月) 13:20:49.73 ID:kaEZSAEm0
頑張れじじい!負けるなじじい!

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引用元: それゆけ! おじいちゃん提督! 



艦隊これくしょん -艦これ- 今宵もサルーテ!(1) (角川コミックス・エース)
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2: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 13:21:31.90 ID:354qC5p1O
守府 執務室前


Colorado「ここが今日から配属される鎮守府ね!!」

Colorado(ふふん! Big7の私がきたからにはこの鎮守府で大活躍しちゃうんだから!)

Colorado「がんばるわ!」


コンコン


<どうぞ


Colorado「失礼するわ!」ガチャ

4: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 13:22:34.91 ID:354qC5p1O
同時刻
執務室


おじいちゃん提督「ん、よく来たな ワシがこの鎮守府の提督の――」

佐渡「あっ!司令! あぶねえ!」

おじいちゃん提督「え」


ボコン!


おじいちゃん提督「あて」

深雪「あっ」

佐渡「や、やべえボール当てた!」

大東「にげろー!」タッタッタッ

おじいちゃん提督「コラあああ!! ガキどもーーー!!」タッタッタッ

朝霜「げっ!? 速え!」タッタッタッ



<コラー!

<ぎゃー!



Colorado「... 来るところ間違えたようね」

Comandant Teste「ごめんなさい、驚かせてしまって」

Colorado「あなたは?」

Comandant Teste「私、この鎮守府の秘書艦を務めさせて頂いてます、Comandant Testeです どうぞよろしくお願いします」

Colorado「私はBig7のColoradoよ、てっきりここは託児所かと思ったわ」

Comandant Teste「みんな、元気いっぱいなんです あ、戻ってきましたね」

5: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 13:23:04.65 ID:354qC5p1O
おじいちゃん提督「全くボール遊びは外でやれと言っとるだろ!」

深雪「ごめんなさい...」

朝霜「悪かったよ...」

佐渡「だってそと雨降ってんだぜー?」

大東「ぶーぶー」

おじいちゃん提督「言い訳するんじゃないバカモン!」

佐渡「いて!」ゴチン

大東「ぎゃー!」ゴチン

おじいちゃん提督「ボールは没収! 来週まで預かる!」

佐渡「んな!?」

大東「そんなー!」

おじいちゃん提督「しばらく反省せい! ...と挨拶が遅れたな、わしがこの鎮守府の提督の石橋大五郎じゃ、よろしく頼む」

Colorado「よろしく頼むわ、私はBig7のColoradoよ」

おじいちゃん提督「そうじゃな、せっかくだから戦艦のみんなにも挨拶に――」



バタン!


清霜「ねえ司令官! 戦艦の人がきたんだって!?」

6: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 13:23:33.79 ID:354qC5p1O
おじいちゃん提督「ん、清霜か おおそうだこの子が戦艦のColoradoじゃ」

Colorado「私がBig7のColoradoよ!」フフン

清霜「すごーい! 戦艦だー!」

Colorado「私をお手本にしていいのよ?」

清霜「わああ...!」キラキラ

Comandant Teste「よかったですね清霜ちゃん」

清霜「あ、そうだ司令官!」

おじいちゃん提督「戸棚の中にあるぞ」

清霜「やったー! ありがとう!」

Colorado「?」

Comandant Teste「ああ、カステラが戸棚の中にあるんです 」

Colorado「へえ...」

Comandant Teste「長崎旅行のお土産なんですけど、駆逐や海防艦の子達の分しか用意できなかったのでこうしてちょっとずつ分けてるんです」

おじいちゃん提督「一切れだけじゃぞ」

清霜「はーい」

Colorado「平和そうね、ここは」

Comandant Teste「ええ、とっても」

7: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 13:23:59.57 ID:354qC5p1O
『タピオカのたまご』


執務室

おじいちゃん提督「そういえば最近間宮で新しい甘味が出たそうじゃな」

Comandant Teste「Oui! タピオカミルクティーですね!」

おじいちゃん提督「たぴおか?」

Comandant Teste「ええ、ミルクティーにタピオカと言って黒くてモチモチしたものを入れてるんです」

おじいちゃん提督「美味しいのかのう」

Comandant Teste「召し上がってみますか?」

おじいちゃん提督「せっかくだし行ってみるか」


8: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 13:24:28.39 ID:354qC5p1O
甘味処 間宮




鈴谷「ちーっす提督じゃん!」

おじいちゃん提督「おう鈴谷か、ああ手に持ってるそれが噂の...」

鈴谷「お、提督知ってんの? タピオカだよー」

Comandant Teste「今日はそれをのみにきたんです」

鈴谷「へえー提督も流行に敏感になったかー」

択捉「あ! 司令! おはようございます」

松輪「お、おはようございます」

おじいちゃん提督「ん、おはよう」

択捉「間宮さん! タピオカミルクティーください!」

松輪「わ、私もください...」

間宮「はーい! ちょっと待っててね!」

おじいちゃん提督「お前たちものみにきたのか ワシもお願いしたい」

Comandant Teste「わたくしもお願いします」

間宮「はーい! 少々お待ちを!」

おじいちゃん提督「しかしそんな流行ってるとは、どんな飲み物なんじゃ?」

Comandant Teste「ちょっと前にも流行ってたんですけど、最近また火がついたみたいなんです」

択捉「すごい楽しみです!」

松輪「楽しみ...!」

間宮「はい! おまたせ!」

択捉「ありがとうございます!」

Comandant Teste「じゃあ、飲んでみましょう!」


ゴクゴクゴク

モチモチモチ


択捉「美味しいです!」

おじいちゃん提督「おおこれは...」

松輪「あっ飲み込んじゃった...」

Comandant Teste「ふふ、慌てすぎですよ」

鈴谷「...」

鈴谷(ちょっといたずらしちゃお)

9: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 13:25:05.03 ID:354qC5p1O
鈴谷「あ、ねえねえ択ちゃん松ちゃんこんな話知ってる?」

択捉「なんですか?」

松輪「?」

鈴谷「タピオカってね、実はタピオカって生き物の卵なんだって」

択捉「えっ!?」

松輪「へ!?」

鈴谷「しかもね、子供がそのまま飲むとお腹の中でタピオカの子供が生まれておへそから出てきちゃうんだって...!」

松輪「え、ええっ!? さ、さっき飲んじゃいました!!」

択捉「ど、どうしよう... ! 私も少し...」

鈴谷「あ、じゃあもう明日には...」

松輪「ふえええん!!」

択捉「ど、どうしましょう...」

鈴谷「(と、そろそろネタばらし)あーなんてね実は――」

熊野「あら、鈴谷その話ご存知でしたの? 知らずに飲んでいるとばかり」

鈴谷「へ?」

明石「鈴谷さんの場合孵化してるはずなので早く工廠で処置受けてくださいね」

鈴谷「え え」

熊野「わたくしも昨日受けたばっかりですわ」

鈴谷「え あの...」

鈴谷「え?」

10: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 13:25:35.93 ID:354qC5p1O

熊野「お腹を切り開いて... 今も傷が...」

明石「じゃ、あとで来てくださいね」

鈴谷「え? ね、ねえ嘘でしょ熊野? 嘘でしょ?」

熊野「...」

鈴谷「て、提督う...」

おじいちゃん提督「残念じゃが...」

鈴谷「う...」

鈴谷「うわあああん! まだ鈴谷やりたい事たくさんあるのにーー!!」ピューン!

熊野「あ、工廠に行きましたわ」

明石「あー... 追っかけてきます」

熊野「ご苦労様」

択捉「あ、あの... さっきの話って」

熊野「嘘に決まってますわあんなの」

松輪「へ」

熊野「全く、子供相手にくだらない嘘を... だからたまたま通りかかってその場にいた明石とお灸を据えてやろうと思いましたの」

択捉「そ、そうだったんですか...」

松輪「よかったあ...」

おじいちゃん提督「ワシ一瞬騙されかけたぞい」

Comandant Teste「すごい演技でしたね」

熊野「そもそもタピオカはお芋が原料ですわ」

おじいちゃん提督「そうだったのか」

熊野「卵な訳ありませんわ」

おじいちゃん提督「じゃ、改めて... ゆっくり味わうとするか」

択捉「はい!」







鈴谷「明石さん助けて~~!!」

明石「だからあれは嘘ですって!!」

15: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 21:34:04.31 ID:kaEZSAEm0
『提督ロボ 西へ』



執務室

佐渡「しれえーー!! 遊ぼうぜーー!」

皐月「遊びに来たよ!」

おじいちゃん提督「まだ執務中だからダメじゃ」

皐月「えー」

佐渡「なんだよー! この前もそう言ってたじゃんかー!」

Comandant Teste「提督、今日は私が仕事をやっておきますよ」

おじいちゃん提督「いやいや、仕事くらいは...」

Comandant Teste「遊んであげるのも、仕事ですよ」

おじいちゃん提督「むう...」

Comandant Teste「さ、私がやっておきますから」

皐月「遊んでくれるの!?」

おじいちゃん提督「ああ、ちゃんとコマさんにお礼言うんだぞ」

皐月「うん! ありがとう!」

佐渡「ありがとな!」

Comandant Teste「どういたしまして」

16: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 21:34:33.71 ID:kaEZSAEm0
おじいちゃん提督「で、何して遊ぶんじゃ」

皐月「ふっふーん! ここになんとてーとくリモコンがあります!(ダンボール製)」

おじいちゃん提督「はあ」

佐渡「アンテナつけるぜ!」ぺたり

おじいちゃん提督「あ、はい」

佐渡「さらに肩ぐるましてもらうぜ!」

おじいちゃん提督「よっこいしょ」

皐月「わくわく」

佐渡「いくぜー! てーとくロボ! はっしーん!」

おじいちゃん提督「ういーん がしゃんがしゃん」

佐渡「やったー! 動いたー!」

皐月「いいなー! 次ボクね!」

17: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 21:35:00.56 ID:kaEZSAEm0
おじいちゃん提督「ういーん がしゃーん」

皐月「わあ! すごい高い!」

佐渡「いけいけー!」


<わーわー


時津風「ねーねーあれ何かな?」

雪風「皐月ちゃんがしれえに肩車してもらってます!」

時津風「行ってみよー」

雪風「いきましょう!」

18: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 21:35:41.27 ID:kaEZSAEm0


おじいちゃん提督「ぶおおおおん」

皐月「わーい!」

時津風「しれーなにしてんの?」

おじいちゃん提督「ワタシハロボットデス」

時津風「!?」

佐渡「へへっ! 今司令はロボットなんだぜ!」

雪風「そうなんですか!?」

おじいちゃん提督「リモコンヲ ツカウノジャ」

雪風「えっと... じゃあこの『12cm単装砲ボタン』!」ポチ

おじいちゃん提督「(なんじゃそのボタン!?) ういーん どっかーん」

雪風「すごいです!」キラキラ

時津風「次あたしねー えっと...『12cm30連装噴進砲改二ボタン』」ポチッ

おじいちゃん提督「(ワシ増設されたのか!?)ボボボボボボーーン」

皐月「すごい! 航空戦でダメージ0にできそう!」

19: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/01(月) 21:36:29.08 ID:kaEZSAEm0
佐渡「よーし! じゃこのまま海に出るぜ!」

おじいちゃん提督「えっ」

皐月「ゴーゴー!」

時津風「そこからならちょうど坂になってて進水出来るからしれーでもいけるねー」

雪風「しれえ! 海の上も行けるんですか!?」

おじいちゃん提督「えっ えっ」

雪風「さすがしれえです!」←期待の眼差し

時津風「じー」←まあできないとわかっててわざとニコニコしてる

皐月「おー...」←マジでやるの? という目

佐渡「いひひ!」←無茶振りに応えてくれると信じている

おじいちゃん提督「(むうう... いや! やるしかない!)」

おじいちゃん提督「テートクロボ 水上モードオン!」

皐月「まじか」

おじいちゃん提督「ウオオオオオ!!」ダッダッダッ

佐渡「いけー!」

おじいちゃん提督「ゴボゴボゴボg」

時津風「やっぱダメか」

雪風「しれえが沈んでます!」

佐渡「やべえ助けろ!」








おじいちゃん提督「へーくしょい!!」

Comandant Teste「もう! 無茶しすぎです」

おじいちゃん提督「一瞬でもいけると思ったワシがバカだった」

佐渡「年寄りの冷や水」

おじいちゃん提督「やかましい!!」

佐渡「いでえ!!」ゴチン

23: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/17(水) 00:23:24.66 ID:bnIg2ysn0
『札付きのワル』


執務室


おじいちゃん提督「ふむ、とりあえ図休憩にするか」

Commandant Teste「今日は何にしますか?」

おじいちゃん提督「うむ、コーヒーで 砂糖は...」

Commandant Teste「ひとつ、ミルクはなし」

おじいちゃん提督「言うまでもなかったな」

Commandant Teste「淹れてきますね」


ドタドタドタ...


ガチャ!


電「し、しれーかんさん! 大変なのです!」

龍田「大変よ~」

おじいちゃん提督「ん、どうかしたか」

龍田「それがね~ 天龍ちゃんが~」

電「てててて天龍さんが! 不良になっちゃったのです!」

おじいちゃん提督「」ブッ

Commandant Teste「まあ」

龍田「そうなのよ~」

おじいちゃん提督「どう言うことじゃ一体...」

24: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/17(水) 00:23:52.90 ID:bnIg2ysn0
龍田「この前作戦(イベント)があったじゃない? それで出撃した艦娘には出撃札が貼られるでしょ?」

おじいちゃん提督「ふむふむ」

龍田「それで天龍ちゃん...」



天龍『これで俺も札付きのワルになっちまったぜ!』



龍田「とか言って」

おじいちゃん提督「アホくさ」

電「これからいろんな悪いことするって言ってたのです!」

Commandant Teste「例えばどんなのですか?」

龍田「えーっと... 明石さんの工廠のネジを全部インチ規格に変えたり~」

おじいちゃん提督「思ったよりえげつない」

電「あとはこれから烈風改二とF6F-5NとTBM-3Dとかのロックを外すとも言ってたのです」

おじいちゃん提督「やったら半年おやつ抜きじゃ」

電「と、とにかく! 止めないと大変なのです!」

おじいちゃん提督「わかった、すぐに行こう」

25: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/17(水) 00:24:18.74 ID:bnIg2ysn0
天龍「よーし! 俺たちで悪いことしてやろーぜ!」

朝霜「いえー!」

佐渡「いしし!」

天龍「まずはそうだな... おやつをいつもの倍食べちまう!」

佐渡「おおー!」

朝霜「悪いねー!」

天龍「じゃあ間宮さんとこ行くぜ!」

朝霜「おー!」



間宮さんの食堂



天龍「こ、この量は...」

朝霜「アタイも堪えたぜ...」

佐渡「戦艦パフェ2個はダメだったな...」

26: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/17(水) 00:24:45.01 ID:bnIg2ysn0
工廠裏

天龍「さて、次なにすっかな」

朝霜「なあなあ! 不良って言ったらタバコだろ! 吸ってみよーぜ!」

佐渡「いいねー!」

天龍「おい! タバコは体に悪いからダメだぞ!」

朝霜「えー!」

佐渡「なんだよー!」

天龍「ナットキングコールだってタバコの吸いすぎで45歳で死んでんだぜ! ぜってー吸っちゃダメだぞ!」

佐渡「はーい」

朝霜「はーい」




27: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/17(水) 00:25:27.65 ID:bnIg2ysn0
執務室前

天龍「さて... いよいよここからだ 提督に悪戯だ!」

佐渡「なにするんだ?」

朝霜「額に提って書いてやろーぜ!」

天龍「ちゃんと水性で書くんだぞ」



執務室

バアン


佐渡「しれー! 覚悟ー!」

朝霜「おらー!」

天龍「いけチビども!」

おじいちゃん提督「げっ! きおった!」

Commandant Teste「まあ!」

電「はわわ!」

朝霜「くらえー!」

おじいちゃん提督「なんか書こうとしてるな! そうはいかんぞ!」サッ!

佐渡「すげえ! 動きが忍者みてえ!」

おじいちゃん提督「はあはあはあ...」←息切れ

朝霜「あ、ごめん」

天龍「なかなか上手くいかねえな! じゃあ俺が...」

龍田「天龍ちゃーん?」

天龍「おうなんだよ龍田、いまいいとこ...」

龍田「お い た は ダ メ よ」

天龍「」

朝霜「」

佐渡「」

28: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/17(水) 00:25:56.30 ID:bnIg2ysn0
ーーーーーーーー
ーーーーーーーー





Commandant Teste「とりあえずはまあ...」

朝霜「ごめんなさい...」

佐渡「うう...」

天龍「悪かったよ...」

おじいちゃん提督「全くお前たちは...」

龍田「天龍ちゃん? これに懲りたらもうダメよ?」

おじいちゃん提督「不良に憧れるのはわかるがやったらいかん! 悪戯は程々にせい!」

Commandant Teste「ちなみに他にはなにやるおつもりだったんですか?」

天龍「星の付いてないおにぎりを廃棄」

おじいちゃん提督「ばかもーん!!」



39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/20(土) 05:32:10.95 ID:mg7iWLV+o
ゆきかじぇ 「ゲロッパ♪xxxx・マシーン♪ ゲラッパ♪xxxx・マシーン♪」

おじいちゃん「???」

ゆきかじぇ 「ゲロッパ♪ジェームス・ブラウン♪」

おじいちゃん「……何故にジェームス・ブラウン?」

ゆきかじぇ 「ゆきかじぇは、げっぱ類ですからね(フンス 」

おじいちゃん (げっ歯類の事かの?)

ゆきかじぇ 「ゲロッパ♪ ゲラッパ♪ゲッパゲッパxxxx・マシーン♪」

おじいちゃん (わけがわからんのぉ)


いたずら書き失礼。JB聞いてたら突然思いついてしまったので

45: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/24(水) 23:02:58.15 ID:IofAfu2n0
『女の子は誰でも』




おじいちゃん提督「ふうむ今日の予定は...」

Commandant Teste「遠征の報告書のまとめですね」

おじいちゃん提督「よし、取り掛かろう」

Commandant Teste「はい」


ドタドタドタ...

ガチャ!


巻雲「司令官様~!! 大変です!!」

おじいちゃん提督「どうしたんじゃ」

巻雲「ゆ、夕雲姉様が...」

巻雲「誰かに恋をしてるんです!!!!」



おじいちゃん提督「あ、そう コマさん資料くれんかの」

Commandant Teste「はい」

巻雲「な、なんでそんな冷静なんですか! 一大事ですよ!」

おじいちゃん提督「そりゃ恋の一つや二つはするもんじゃろ」

巻雲「むうー! どう見たって一大事じゃないですか! 司令官様のお孫さんくらいの子ですよ!」

おじいちゃん提督「そうはいってもなあ...」

巻雲「その恋してる対象が同じくらいの年代の子ならまだしもですよ! 夕雲姉様昨日...」




46: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/24(水) 23:03:24.25 ID:IofAfu2n0
ーーーーーーーー
ーーーーーーーー


夕雲「あら巻雲さん、おかえりなさい」

巻雲「ただいま戻りました~! 夕雲姉様~ 巻雲今日も活躍できたんですよ~! 」

夕雲「それは良かったわ、誇らしいことね」

巻雲「ふふん! ところで夕雲姉様は何をお読みになってるんですか?」

夕雲「これ? ふふ、内緒よ」

巻雲「じー... ってこれって...!」


ーーーーーーーー
ーーーーーーーー

47: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/24(水) 23:03:53.23 ID:IofAfu2n0
巻雲「見てたのがどう見てもおじさま向けのファッション雑誌だったんです!!」

おじいちゃん提督「ぶっ」

Commandant Teste「まあ」

巻雲「何をプレゼントしようかな... って目で! あの顔は女の子はいつでも今が初恋って顔でした!」

Commandant Teste「...」

Commandant Teste(Je vois)

おじいちゃん提督「それはなかなか危ないのう...」

巻雲「年の差の恋愛です! 惚れたあなただけには魔法使いも形無しってなっちゃうんですきっと!」

おじいちゃん提督「椎名林檎好きか?」

巻雲「司令官様! さっき夕雲姉様が私服で街に出かけようとしてたんです! 追いかけましょう!」

おじいちゃん提督「むう...」

Commandant Teste「提督、ここは私が行きましょう」

おじいちゃん提督「コマさん、そんな何も...」

Commandant Teste「いいですから、お任せください ね?」

おじいちゃん提督「まあいいじゃろ...」

Commandant Teste「じゃあ巻雲さん、いっしょに見にいってみましょう」

巻雲「はい!」

48: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/24(水) 23:04:32.60 ID:IofAfu2n0
街中

Commandant Teste「随分遠くまで来ましたね」

巻雲「夕雲姉様何を... あっ! お店に入りました!」

Commandant Teste「あれは...紳士服の店ですね」

巻雲「やっぱり! 年上のおじさまとの禁断の恋なんです!」

Commandant Teste(ちゃんといいもの選んでくれるかしら)





夕雲「うーん何がいいかしら...」

Commandant Teste「...」じー

巻雲「...」じー

夕雲「この象さんのネクタイ...」

Commandant Teste(Non! それは似合わない!)

巻雲「なんかすごく変なの手にとってます!」

夕雲「...はないわね」

Commandant Teste「ほっ」

夕雲「この金色に輝くジャケット...」

Commandant Teste「NON!!!!!!!!!!」

巻雲「な、なんてものを」

夕雲「ありえない」

Commandant Teste「随分とへんなお店ですね」

巻雲「なんか心配になってきました...」



49: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/24(水) 23:05:00.55 ID:IofAfu2n0
店員「なにかお探しですか?」

夕雲「あ、ええ」

店員「なにかプレゼントとか?」

夕雲「はい、その... 大切な人に... プレゼントを」

店員「でしたらお帽子なんていかがでしょう、こちらにありますよ」

夕雲「見させてもらうわ」



店員「こちらなんていかがでしょう」

夕雲「これ、すごくいいですね!」

Commandant Teste(よかったまともだわ)

巻雲「いい帽子ですね! 司令官様にも似合いそうです!」

Commandant Teste「ふふ、その通りね きっと喜ぶわ」

巻雲「?」

50: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/24(水) 23:06:46.51 ID:IofAfu2n0
次の日 鎮守府


おじいちゃん提督「ふむそろそろ休憩にするか」

Commandant Teste「そうですね」

おじいちゃん提督「今日は...」

Commandant Teste「紅茶、砂糖は一個、ミルクは少し」

おじいちゃん提督「うちのかみさん思い出すよ」

Commandant Teste「もう何年もいっしょですから」


ガチャ


夕雲「提督? お時間あるかしら?」

おじいちゃん提督「ん? 夕雲か、今ちょうどあいたところだ」

夕雲「あの... これ、受け取っていただけますか?」

Commandant Teste「まあ!」

おじいちゃん提督「?」

おじいちゃん提督「これは!」

夕雲「今日は提督が着任した日よ、お祝いしたくて」

おじいちゃん提督「おおこれは嬉しいのう! どれ、鏡でも...」

Commandant Teste「お似合いですよ、提督」

夕雲「よりかっこよくなったわ」

おじいちゃん提督「ふむ! 向こうにいるかみさんに見せたらきっと驚くな」

夕雲「...提督」

おじいちゃん提督「なんじゃ?」

夕雲「私じゃダメかしら」

おじいちゃん提督「?」

夕雲「着任した時... 奥様が亡くなって提督がひどく落ち込んでるのをみて... 私何故だかあなたのそばにいてあげたいって思ったの」

夕雲「今でも時折あなたは暗い影を見せてる気がするの」

夕雲「一人で考えたわ、この気持ちはなんだろう ずっと一緒に居たいし居てあげたい...」

おじいちゃん提督「...」

夕雲「お願い」

夕雲「今すぐ私にキスして」

おじいちゃん提督「...夕雲」

夕雲「!!」

おじいちゃん提督「ワシにとってはな、カミさん以上にいい女はこの世にいないと思ってる」

夕雲「...」

おじいちゃん提督「ワシの中じゃ、愛する人はただ1人なんじゃ」

おじいちゃん提督「だからその気持ちは受け取れん」

夕雲「そうね... やっぱりそうだと思ったわ...」

おじいちゃん提督「...」

夕雲(それに...)

Commandant Teste「...」

おじいちゃん提督「...」

夕雲(コマさんにも勝てないもの...)


51: ◆0rjCWOlcd8we 2019/07/24(水) 23:07:32.37 ID:IofAfu2n0
次の日

おじいちゃん提督「じゃあ行ってくるぞ」

Commandant Teste「はい、行ってらっしゃい! あら、その帽子...」

おじいちゃん提督「ああ、これがなかなか良くての 出かけるときはかぶることにしてる」

Commandant Teste「とってもお似合いですよ」

おじいちゃん提督「ありがとう、じゃあ!」

Commandant Teste「行ってらっしゃい」

Commandant Teste「...」

Commandant Teste(提督は随分泣かせる人ね...)

Commandant Teste(一体奥様はどんな人だったのかしら)


おしまい