【6月第四週】
最近瑞鶴とは会わない。
驚くくらいに会わない。
というのも、木曾が上手いこと逃がしてくれるからだ。
伊勢が上手いこと相手をしてくれているからだ。
つまり、助けられている。
その事実が今ここにはある。
「……ふん、余計なお世話だ」
木曾「なんだ、じゃあやめようか」
「誰がやめろと言った」
やめたら私が危険だろう。
そんな意味合いを込めて、木曾を見る。
木曾は不敵に笑った。
木曾「長門の姉さん、伊勢の姉さんらも協力してくれているし、卯月も以外とだが鬼怒が抑えてたりするんだぜ?」
「そこまでしなければ運営できないこの艦隊が私は不安だ」
木曾「そこはお前の腕の見せ所だな」
ほう、腕というか。
それは愚問というものだ。
「その点で、私にはそれすら見せ所ではない。忽ち、私は勝利を運び込むからな」
木曾「ふっ……そうだな」
・レベリング
☆長門(14)↓1
瑞鶴(100)↓2
木曾(23)↓3
伊勢(25)↓4
卯月(89)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
引用元: ・艦これ】提督「艦娘とケッコンカッコカリしないで」長門「6奥の奴は何処に…」
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38: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 00:00:37.36 ID:GQ7RlTHyo
90(偶数)
30
07
82
78
37
☆長門(14) Lv44 MVP!
瑞鶴(100) Lv34
木曾(23) Lv38
伊勢(25) Lv32
卯月(89) Lv27
鬼怒(76) Lv29
ビッグ7の誇り
30
07
82
78
37
☆長門(14) Lv44 MVP!
瑞鶴(100) Lv34
木曾(23) Lv38
伊勢(25) Lv32
卯月(89) Lv27
鬼怒(76) Lv29
ビッグ7の誇り
102: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 22:11:06.44 ID:Ctw9zwoho
●
●
●
戦艦長門。
そりゃもう有名である。
少なくとも後世において空飛ぶ宇宙戦艦アニメで有名になるある戦艦が出る以前なら筆頭として出てくるほどだ。
過去、連合艦隊旗艦を務め、また災害時にはその全性能を賭して被災地に向かった。
言うならば、海軍の顔である。
そも、過去…1960年代から始まりを告げた航空機による貨客輸送の走り。
それ以前は他国に渡る術とは船、つまりは外航船だ。
そして、その中でも軍隊…海軍ともなれば、真っ先に他国に国力を見せ付ける指標となる。
平時の海軍は外交官、有事の海軍は一番槍というわけだ。
そして、長門は41センチ砲を持っている。
当時、その41センチ砲を持っている艦は世界に7隻であり、故に世界のビッグ7と呼ばれた。
ヤ マ ト
ちなみにだが、某有名な大食らいさんの持つ46cm砲。
あれは国外の41cm砲搭載艦の射程外から一方的に撃破するという構想から生まれたものだ。
当時、アメリカではヨーロッパ、太平洋と北・南アメリカという大陸が遮断していた中で海軍を輸送する必要がある。
そのため、パナマ運河を通れるサイズの艦で大よそを構成しなければならなかったのだ。
そして、そのパナマ運河を通れる艦に搭載できる砲は41cmが限度である、と当時の軍は知っていた。
だから、大和という戦艦は海軍の顔として、敵を打倒するため、生まれたのだ。
まぁ、それは後々に自らが誇る一航戦、ニ航戦といった航空部隊によって、無用の長物と化したのだが……。
クウボ
「その瑞鶴がおおっぴらに使えない今、我が艦隊の要は君だよ長門くん」
長門「ああ……まぁ、この体の私は今では46cm砲なのだがな」
コンコン、と長門は艤装を叩く。
当然だ、私の艦隊は常に最高でなければならないのだ。
武装も、電探、魚雷も、艦載機も常に最高のものだ。
強者である提督の下に装備は集まる、まさしくそれだろう。
長門「だが一時期、甲標的でなーい!と叫んでなかったか?」
「うるさーい黙れ!」
長門「木曾の奴が持ってきた時、お前凄く褒めてたじゃないか」
「あーあー聞こえない聞こえない、いいから演習消費してきたまえビッグ7」
きーこえないきーこえない。
長門さんコンマ÷10
106: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 22:14:15.79 ID:Ctw9zwoho
☆長門(14→20) Lv44 MVP!
瑞鶴(100) Lv34
木曾(23) Lv38
伊勢(25) Lv32
卯月(89) Lv27
鬼怒(76) Lv29
シュウチャクド
好感度が6上がると死ぬ可能性が1パーセント上がっていくスタイル
瑞鶴(100) Lv34
木曾(23) Lv38
伊勢(25) Lv32
卯月(89) Lv27
鬼怒(76) Lv29
シュウチャクド
好感度が6上がると死ぬ可能性が1パーセント上がっていくスタイル
111: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 22:31:13.65 ID:Ctw9zwoho
【7月第一週】
伊勢「いやー凄いね、これ……」
「当然だ私の艦隊に弱卒は存在しない」
伊勢は試作晴嵐を見てそう呟いた。
試作晴嵐。
伊400型に搭載された特別攻撃機である。
その性能の高さとコストの高さは折り紙つきだ。
まぁ、用途が用途なだけに安物というわけにはいかなかったのだろう。
本来ならば晴嵐はお馴染みパナマ運河の門を破壊するための戦闘機なのだから。
まぁ、そんな、現行では珍兵器だが航空戦艦に搭載できるとなれば話は別だ。
その性能の高さは、文字通り力に直結する。
問題は、だ。
レ シ ピ
伊勢「こんなの、何処から仕入れたんです?まだ開発用コードは機密じゃ…」
「世の中には知らないでいいこともある、そう思わないかね」
伊勢「何やったんですか貴方……」
にやり。
そう笑い返すと伊勢は頬をひくつかせる。
いーや、べっつにー?
ただちょーっと、ちょーっとお願いしただけだよー?
一枚の写真と引き換えにねー?
いやぁ親切な上官も居たものだなはははははー。
伊勢「何時か裁かれますよ」
「やってみろ、上層部一同道連れだ」
最近、瑞鶴のお陰で嫌な方向に覚悟が決まったのだ。
やられたらやり返す、100万倍返しだ。
・レベリング
☆長門(20)↓1
瑞鶴(100)↓2
木曾(23)↓3
伊勢(25)↓4
卯月(89)↓5
鬼怒(76)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
123: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 22:36:16.42 ID:Ctw9zwoho
02(偶数)
36
61
61
64
80
☆長門(20) Lv46
瑞鶴(100) Lv36
木曾(23) Lv41
伊勢(25) Lv35
卯月(89) Lv30
鬼怒(76) Lv33 MVP!
つよい(確信)
36
61
61
64
80
☆長門(20) Lv46
瑞鶴(100) Lv36
木曾(23) Lv41
伊勢(25) Lv35
卯月(89) Lv30
鬼怒(76) Lv33 MVP!
つよい(確信)
130: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 22:47:20.10 ID:Ctw9zwoho
●
●
●
「む、鬼怒くんではないか、何をしている?」
鬼怒「あ、提督ー!ちょっと知り合いにね!」
『あ、そちらさんの司令官さんも来ちゃいましたね!じゃあ、私はこれで~』
カメラを持った艦娘が隣を通り過ぎて去っていく。
鬼怒と何を話していたんだろうか?
「今のはなんだ、君の関係者か」
鬼怒「あ、はい!昔ちょっと曳航した中といいますか…」
「いや、いい。あまり興味が無い」
鬼怒「がーん!?」
というか、大よその来歴は知っている。
だからこそ興味が無いというだけだ。
しかし、鬼怒としてはショックだったのだろうか。
ずーん、と落ち込む。
めんどくさい奴だなこいつは。
「ふん、私には過去の諸君がどうであったかなど関係ない。重要なのは今の結果だ、戦果だ、勝利だ」
鬼怒「うぐっ、木曾に大よそMVP取られてる私への当て付け!?」
「知らん、対潜で頑張りたまえ」
鬼怒「じゃあもっと潜水艦任務回してくださいよー!」
「嫌だ、どうせならもっと派手に勝利したい」
勝利など、目に見えて派手な方がいい。
地味な潜水艦など、水雷屋に任せてしまえばいいのだ。
キヌ直後÷10で
137: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 22:50:31.51 ID:Ctw9zwoho
29→3
☆長門(20) Lv46
瑞鶴(100) Lv36
木曾(23) Lv41
伊勢(25) Lv35
卯月(89) Lv30
鬼怒(76→79) Lv33
致死率0.5上昇
☆長門(20) Lv46
瑞鶴(100) Lv36
木曾(23) Lv41
伊勢(25) Lv35
卯月(89) Lv30
鬼怒(76→79) Lv33
致死率0.5上昇
144: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:02:23.55 ID:Ctw9zwoho
【7月第二週】
木曾「……」
卯月「……」
「なんだ、この状況は」
むすっとした卯月。
頬杖をついて足を組む木曾。
それを両者の間に立つように見る私。
「なんだこの状況は」
木曾「なに、悪戯が過ぎる卯月にちょっとな」
卯月「……ぷっぷくぷー」
なるほど、悪戯する時に捕まった。
そういうことだろう。
しかし、このニヤニヤとした木曾とすねる卯月が説明できない。
木曾は叱る、というよりは遊んでいる。
そんな感じがある。
「で、何があった」
木曾「そいつだけは言えないねぇ」
卯月「言えないぴょん」
「おいどういうことだ」
何があったんだ、こいつらに。
嫌な予感はしないが、面倒な予感はあるぞ。
・レベリング
☆長門(20)↓1
瑞鶴(100)↓2
木曾(23)↓3
伊勢(25)↓4
卯月(89)↓5
鬼怒(79)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
161: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:09:56.10 ID:Ctw9zwoho
94(偶数)
90
39
91
55(ぞろ目)
30
☆長門(20) Lv52 MVP!
瑞鶴(100) Lv40
木曾(23) Lv43
伊勢(25) Lv40
卯月(89) Lv34
鬼怒(79) Lv34
これはビッグ7
90
39
91
55(ぞろ目)
30
☆長門(20) Lv52 MVP!
瑞鶴(100) Lv40
木曾(23) Lv43
伊勢(25) Lv40
卯月(89) Lv34
鬼怒(79) Lv34
これはビッグ7
166: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:21:36.05 ID:Ctw9zwoho
●
●
●
長門「提督!また上官から強請ったと聞いたぞ!?」
「強請ったのではなーい!譲って貰ったのだ!!」
長門「震電改を譲って貰ったで済ますなー!!!」
「お前は私の母親か!人を指すな人をー!!!」
長門は不正を嫌う。
嫌というほどに誇り高い。
それはこの軍では弱者の性質だ。
喰われるしかない、そんな人間だ。
長門「貴様も海軍軍人ならば規律を以って堂々とし誇り高き──」
「うるさい朝ドラぁー!!貴様の言う海軍軍人精神とやらで勝てるのならなー!!」
長門「朝ド…おいお前な!」
「うるさいうるさーい聞きたくもない」
新聞を広げる。
ふむ、北方海域で活発的な動きが始まりつつあり、か。
木曾あたりにでも偵察任務をさせるべきか。
アイツは確かあっちの専門だったはずだ。
長門「お前な……!」
「ん?なんだまだ居たのか、帰っていいぞ」
長門「……」プルプル
直後ながもんコンマ÷10
176: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:24:23.76 ID:Ctw9zwoho
06→1
☆長門(20→21) Lv52 MVP!
瑞鶴(100) Lv40
木曾(23) Lv43
伊勢(25) Lv40
卯月(89) Lv34
鬼怒(79) Lv34
☆長門(20→21) Lv52 MVP!
瑞鶴(100) Lv40
木曾(23) Lv43
伊勢(25) Lv40
卯月(89) Lv34
鬼怒(79) Lv34
182: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:37:44.48 ID:Ctw9zwoho
【7月第三週】
「………」ガタガタガタガタ
瑞鶴「へぇー来週憲兵の監査かー」
「………」ガタガタガタガタ
瑞鶴「……」
「………」ガタガタガタガタ
瑞鶴「………」ペロリ
「ひぃ!なっがとさーん!?」
避けてたのに。
避けてたのに。
避けてたのに!
「何でお前と会う瑞鶴」
瑞鶴「んー?そりゃ、会おうと思ったからよ」
「私が何も対策をしてないと思ったか、それすら突破したのか」
瑞鶴「ああ、あの良く私に絡んできてた憲兵?」
にやりと。
瑞鶴は笑った。
彼女がはい、と私に放り投げる。
それは、憲兵の、腕章だ。
「─────」
瑞鶴「ま、そういうことよ」
じゃね、提督。
そう言って去っていく瑞鶴。
閉じるドアの音が、空しく響く。
・レベリング
☆長門(21)↓1
瑞鶴(100)↓2
木曾(23)↓3
伊勢(25)↓4
卯月(89)↓5
鬼怒(79)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
205: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:42:27.08 ID:Ctw9zwoho
39
94
05
88
26
12
☆長門(21) Lv54
瑞鶴(100) Lv45 MVP!
木曾(23) Lv44
伊勢(25) Lv46
卯月(89) Lv35
鬼怒(79) Lv35
アカーン
94
05
88
26
12
☆長門(21) Lv54
瑞鶴(100) Lv45 MVP!
木曾(23) Lv44
伊勢(25) Lv46
卯月(89) Lv35
鬼怒(79) Lv35
アカーン
215: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:44:20.69 ID:Ctw9zwoho
先に判定しよっか、うん
合計337
よって平均56.16666667
ので、
01~56:アウト
57~00:セーフ
直後
合計337
よって平均56.16666667
ので、
01~56:アウト
57~00:セーフ
直後
224: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:45:03.43 ID:Ctw9zwoho
46:セーフ
だが来週もう一回だ
だが来週もう一回だ
252: ◆tMJaISdc8w 2014/05/17(土) 23:55:19.27 ID:Ctw9zwoho
●
●
●
瑞鶴「はぁ……素敵ねぇ」
「私は気分最悪だ」
夜の横須賀。
その港。
私は瑞鶴とそこにいた。
……正確には、他の皆が夜出撃の任務を緊急で当てられたからだ。
木曾の不安そうな顔が過ぎる。
ああ言ってはなんだが、木曾よ。
君は、良い部下だった。
誇りに思うとしよう。
瑞鶴「……」ギュゥ
「抱きつくな匂いを嗅ぐなまさぐるな首にキスするなァー!!?」
瑞鶴「ん……だって、久しぶりなんだもん……」
───提督の味。
その言葉に、一気に冷や汗が吹き出る。
おい、私はヤンデレは趣味ではないぞ。
だが、逆らうのは危険だ。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
こいつは、既に一人処理している。
瑞鶴はそれを分かっているのだろう。
故に。
瑞鶴「────あはっ」
彼女の凶行は、誰も止めることが出来なかった。
.
305: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 00:15:19.85 ID:s1WpFGuIo
憲兵隊はその姿をどう見ただろうか。
夜の堤防での情事?
提督と艦娘の禁断の愛?
いいや、そんなものでは断じてない。
それはまさしく、捕食だった。
彼女の口は牙剥き、提督という肉を喰らっている。
そのあまりにも酷すぎる生々しさに、まだ若かったのだろう。
憲兵の一人が口を押さえていた。
その艦娘は、異常だった。
憲兵「空母瑞鶴、憲兵殺害の容疑が貴艦に掛かっている……大人しくして───」
瑞鶴「邪魔」
キュボ。
そんな短い音が響いて、それ以上憲兵隊長が言葉を発することは無くなる。
発するための、口が無いのだから。
頭が、無いのだから。
『ひっ───』
それは誰の悲鳴だったか。
誰の叫び声だったか。
少なくとも、複数人が上げた悲鳴の叫びだ。
瑞鶴はふらりと、スロー再生のように立ち上がる。
肌蹴た服を直し、その股座を濡らしたまま、哂った。
彼女の震電、彗星十二甲、流星改による破壊。
憲兵隊の構える銃、艤装、艦載機。
一触即発。
お互いが動けない、動くことは許されない。
動けば、両者に損害が生じる。
だからこそ。
瑞鶴「───」ニタァ
狂人は、迷わず引き金を引いた。
7月第三週の、ある夜。
憲兵隊一個中隊戦死と一個艦隊の艦娘全中破という、壮絶な戦闘が行われる夜。
一人の少女が笑って沈んだ夜だった。
.
436: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 00:27:07.81 ID:s1WpFGuIo
飛龍(78)
伊19(55)
3人目下7
伊19(55)
3人目下7
650: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 00:32:59.78 ID:s1WpFGuIo
飛龍(78)
伊19(55)
伊401(06)
扶桑(15)
川内(89)
ラスト直後
伊19(55)
伊401(06)
扶桑(15)
川内(89)
ラスト直後
682: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 00:33:44.99 ID:s1WpFGuIo
飛龍(78)
伊19(55)
伊401(06)
扶桑(15)
川内(89)
不知火(37)
艦隊が決定しました
伊19(55)
伊401(06)
扶桑(15)
川内(89)
不知火(37)
艦隊が決定しました
755: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 00:48:34.53 ID:s1WpFGuIo
☆伊401(06)
飛龍(78)
伊19(55)
扶桑(15)
川内(89)
不知火(37)
LOに決定しました
814: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 01:37:27.20 ID:s1WpFGuIo
木曾に馬乗り状態で真っ赤になって「お前を俺の嫁にする」とか言われたい
903: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 21:08:42.23 ID:0Upm90qqo
●
●
●
【エピローグ:タウイタウイ泊地】
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
カンタイガキトウシマシタ!
長門「艦隊が戻ったぞ提督、お土産のココナッツだ」
「またココナッツか」
カンタイガキトウシマシタ!
木曾「艦隊が戻ったぜ、提督。ほら、お土産のバナナだ」
「またバナナか」
木曾「また、とはなんだまたとは」
長門「そうだ、好きだろう?ココナッツ」
「コ コ ナ ッ ツ と バ ナ ナ し か な い じ ゃ な い か ! ! !」
フィリピン南西。
そこに位置するタウイタウイ泊地は、人材の墓場だ。
出世争い、失態を犯した中でも軍に残ることを許された提督が送られる南方戦線。
その中でも有数の辺境であり、激戦区。
その5人の艦娘を率いる提督は所属していた。
「うわー横須賀に帰りたーいマラリアの心配したくなーいそうだ私には都内の五つ星ホテルのスウィートと
そのディナーが似合う男なんだ。
そして最高級のシャンパンあたりに対面に座る美女なんかの瞳を写しちゃって“君の瞳に乾杯”を許される人間だぞ?
恐らくその女は私のセクシーさに当てられゴロニャンゴロニャン言ってくるだろう。
彼女をベッドに連れ込むまでに通りすがるメス猫も失禁する」
長門「それで瑞鶴の奴がそうなったんだろう」
「その名前を出すな、腹を下す」
.
924: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 21:28:07.68 ID:0Upm90qqo
顔を強張らせ、腹に手をやる。
2年前のトラウマは未だに存在していたらしい。
長門と木曾が諦めたように溜息をつくと、これまた呆れたような声が聞こえた。
卯月「うーちゃん、瑞鶴と同じ扱いだったのが未だ不満だっぴょん」
鬼怒「私もだよ~何?危険な匂いって」
「黙れ、鬼怒くんはまだいい。だが卯月お前は駄目だ、今までで何回私の寝室に侵入した?」
卯月「うーちゃん、寂しいのは嫌いっぴょん」
「暑苦しい、伊勢くんのとこに行きたまえ」
伊勢「卯月ちゃん、勝手に抜け出すんですよ」
「保護者なら面倒を見ろ」
伊勢「私たちの保護者は提督でしょうに」
伊勢が篭に野菜を積んで入ってくる。
木で組まれた船小屋のようなここが、タウイタウイでの彼の部屋だ。
そもそも、泊地であるため大よその者は船上で過ごすような土地だ。
しかし、この辺りに船は無い。
船をぽつんと置いておくと、深海棲艦に即座に沈められるのだ。
故に、生活空間である小屋。
そして作戦司令部である地下塹壕基地。
タウイタウイの現状は、これだ。
まだマラッカあたりはシンガポールが近いこともあり、設備は揃っている。
戦線の端も端だからこその、この侘しさだった。
「覚えていろ上層部め、私に与えた屈辱は倍返しなんてものではない。
必ず返り咲き、あの老害どもを畳み臭い老人ホームに叩き込んでやろう」
長門「上官に逆らうな……と言いたいが、その意気だな提督」
木曾「ああ、俺たちはお前の味方だからな」
鬼怒「ですね!」
伊勢「あはは、まぁ提督らしいですし」
卯月「だぴょん♪」
提督の叫びに、5人の艦娘が左手を胸に上げて答える。
……そこには、きらめく銀色が5つあった。
「そも、レベル上限突破をケッコンカッコカリと名付けた理由が不透明だ。
私が長官の地位に座した暁にはケッコンカッコカリではなく上限突破と名前を変えてやろう」
木曾「それはやめた方がいいぞ」
長門「ああ、艦娘とはいえ女なんだからな、夢を壊してやるな」
「知らん、そしてさも当然のように私の両隣を占拠するな末っ子とへそ出し」
.
953: ◆tMJaISdc8w 2014/05/18(日) 21:53:05.94 ID:0Upm90qqo
伊勢「まぁ、ウチの筆頭戦力なんだからいいんじゃないですか?」
鬼怒「長門さんは秘書艦だし、木曾ちゃんは一番最初に提督に手を貸してたし?」
卯月「うーちゃん成長しないからこのロリぷにのまんまだぴょん、司令官の趣向が変わればきっとだぴょん」
木曾「ああ、趣向変わっても無理だな」
長門「うむ、あの一件以来口では女好きの発言をするが実は起たないと医務官に相談している」
「おいやめろ」
爆弾発言が飛び出し、溜息をつく。
というよりも、諦めの声が漏れ出た。
こいつらに、常識は通用しない。
だが、しかし、それでも。
私が生きるのに、恐らく一生彼女たちは必要なのだろう。
奴を、滅ぼすまでは。
長門「……来たか」
木曾「またか」
卯月「しつこいっぴょん」
伊勢「いやーモテモテですねー提督」
鬼怒「マジパナイねー」
「うるさーい!良いから迎撃に出たまえ、また私の勝利と戦果になって貰う」
警報が鳴る。
それを分かっていたかのように、5人の艦娘は立ち上がった。
警報が意味するのは、エリアボスの侵攻。
フラグシップ級。
その、侵攻だ。
「また例のヲ級だろうな」
ふん、と提督は不敵に笑った。
上等ではないか、見覚えあるリボンをしたヲ級。
もはや大よその正体はつかめてはいる……だからこそ、勝つことは決定事項だ。
「私に土つけたのだ……お前にも同じように土をつけねば私の勝率100%は挽回されん」
故に。
「元に戻ってもらおうか、瑞鶴。教育の時間だ」
フラヲ改「───」ニタァ
その衝突は、必然であった。
【ENDNo4:エンドレスワルツ】
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