前回 主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】

1: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:24:30.06 ID:q4byoQJBO
富・名声・力



かつて、この世の全てを手に入れた男、〝海賊王〟ゴールド・ロジャー



彼の死に際に放った一言は、全世界の人々を海へ駆り立てた



「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやるぜ……」



「探してみろ。この世の全てをそこに置いてきた」



世は、大海賊時代を迎える─────





◆このスレは、漫画『ONE PIECE』の世界観を基にした安価スレです。原作のネタバレがあります。

◆キャラクターを作成し、その中で主人公を決定して、海賊王を目指すのがスレの目的となります。

◆基本的に、原作の展開に準拠していきます。なので島や用語などは原作と同じものが多くなります。

◆原作と矛盾するのを避けるため、このスレではパラレルワールド設定を採用しています。なので原作キャラはほぼ出ません。

◆原作とは違い、仲間の数が多くなる可能性があります。また、大怪我・死亡による離脱の可能性もあります。

◆当然の如くオリキャラばかりとなります。

◆物語が進むにつれ展開は原作からかけ離れていきます。

◆>>1は単行本派。
 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1552530270

引用元: ・【2スレ目】主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】 




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2: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:31:11.85 ID:q4byoQJBO
[スタイル]

1:格闘(己の肉体で戦うスタイル。拳を振るったり足技を繰り出したり魚人空手を嗜んだり、と種類はさまざま)

2:斬撃(主に刀や剣で戦うスタイルを指す。刀の使い手が多いかもしれない)

3:刺突(杖や棍、ナイフなど。『斬撃』の少ない剣も入るだろう)
4:射撃(ピストルやバズーカなど。もちろんパチンコも入る)

5:強化(身体や武器を強めて戦うスタイル。『格闘』の肉体以外も使うバージョンという感じ。〝武装色の覇気〟の使い手も含まれる)

6:策略(頭脳プレイで相手を追い詰める。自分は戦闘しないで勝とうとする事もある)

7:支援(戦うというよりは仲間の手助けに力を発揮するタイプ。非戦闘員が多い?)

8:悪魔(悪魔の実の力をフルに使って戦うスタイル。純粋に悪魔の実の能力を極めている人物が多い。このスタイルだとほぼ確実に悪魔の実の能力者となる)

9:複合(1~8のスタイルのどれかを2つ以上獲得している。いくつ獲得しているかはタイプによる)

0:自由(自由安価で募集したスタイル。二字熟語なら大抵何でも良い)





[タイプ]

1、2:力(力こそ全て。脳筋が多く、力でゴリ押ししていく)

3、4:速(スピード特化型。攻撃の重さよりも手数の多さで勝負する。せっかちかもしれない)

5、6:技(技巧的に戦う事に長けている。自分の技に絶対の自信を持っている感じ)

7、8:知(頭の回転や知識量を活かして戦う事に長けている。冷静だったりする)

9:心(主要キャラ補正のようなもの。追い詰められた時などにとてつもない力を発揮する?)

0:全(上記の属性全てを獲得している。ありとあらゆる事に長けている)

3: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:33:08.59 ID:q4byoQJBO
[あらすじ]

『冒険の始まり編』

17歳になったモーガンは、海賊王を目指してフーシャ村を旅立つ。直後に遭難してしまったモーガンは、流れ着いた島でマエスティーア海賊団の雑用係をしていたシルバーフレームと出会う。彼はとある目的のために海賊になっていた。目的を達成するためにはモーガンの下にいた方が得だと考えたシルバーフレームは、海賊団を抜けてモーガンについてく事を決める。マエスティーア海賊団船長・〝突剣のカピタン〟を倒したモーガン達は、マエスティーア海賊団の船で東の海(イーストブルー)を進んで行く。



『オレンジの町編』

食糧難に陥ったモーガン達。そこでモーガンは巨大な鳥を捕まえようとしたが、逆に連れ去られてしまう。町の上空で砲撃されたモーガンは、半魚人の船医・イナチに助けられる。その後、〝偉大なる航路(グランドライン)〟の海図を手に入れるため、道中出会ったオレンジの町の町長・シバの〝宝物〟を守るため、町を支配していたマンハンター海賊団船長・〝人狩りのエレガン〟と対峙する。町民の援護やシルバーフレームの援護(?)もあり、エレガンを倒す事ができた。〝偉大なる航路(グランドライン)〟の海図を手に入れたモーガンは、彼の夢や姿勢に共感したイナチを仲間に加え、置いてけぼりとなった悪魔の実を〝食べた〟鞭・ピポを連れて行く事となった。

5: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:35:02.85 ID:q4byoQJBO
『シロップ村編』

〝偉大なる航路(グランドライン)〟に行く前にきちんとした船を手に入れるため、モーガン達はシロップ村を訪れる。そこでノア・ルイスという盗賊に出会ったモーガン達は、王下十三武海の一人・〝海賊狩りのサーシャ〟が村にいる事を知る。十三武海になるため戦いを挑みに行ったモーガンだったが、何故か意気投合、サーシャから船を貰える事になった。そこに、村を燃やす事を生きがいとする〝放火のフレイ〟率いるファイヤー海賊団が現れ、シロップ村が襲撃されそうになる。友達の村を守ろうとするモーガンを筆頭に戦い、ファイヤー海賊団を追い返す事ができた。夜、流浪の占い師・マギの言う〝災い〟がやってきたものの、サーシャ海賊団によってそれは阻止された。



『黄金の島編』

サーシャ達が船を作っている間、暇になったモーガン達は〝黄金の島〟と呼ばれる謎の島に宝探しへ行く事にした。道中、ロマン溢れる男・ロウマンに出会ったところで、彼らは大嵐に巻き込まれてバラバラになってしまう。モーガンはイナチと共に、島に住む少年・クーリと出会い、彼に連れられて島の守り神・海王龍と知り合う。一方その頃、森を軽く焼いたシルバーフレーム達は、小さな龍を連れた謎の少女・サナから「島のドラゴンが狙われている」と聞く。島に潜入していた海軍本部少佐・スネイルが海王龍を狙っていたのだ。モーガン達の健闘によってスネイルの配下であったハラペコ海賊団は退けたものの、海王龍は連れ去られてしまう。



『ロストアイランド編』

海王龍を救うため、千年竜を用いた研究が行われていた島・ロストアイランドに向かったモーガン達。各々が敵とぶつかる中、遂にモーガンがスネイルと対決する。

6: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:38:58.72 ID:q4byoQJBO
[モーガン海賊団(仮)]※海賊団名は変わる可能性があります

【リザード・D・モーガン】

本スレの主人公。モーガン海賊団船長。顔に蜥蜴の刺青をした、身長の高い男。ツナギを着て、黒色の帽子を被っている。17歳。普段は好青年だが、自分のモノを奪われると逆上して相手を叩きのめすという一面もある。夢は「海賊王になる事」だが、取り敢えずは『王下十三武海』の一員になろうと考えている。理由は「何となくカッコイイから」。

スタイルは『刺突』でタイプは『力』。超人系悪魔の実「ガムガムの実」の能力者。身体がガムになっている「全身ガム人間」。身体の伸縮と粘着が可能で、ちぎれても元通りになる特殊な超人系。ガムを作り出す事もできるが、甘すぎるため本人は食べない。物理攻撃への耐性は強いが、極度の寒さや熱には弱い。

スネイルによって悪魔の実の能力を封じられたため、現在は海王龍の住処にあった海楼石の十手を武器としている。


<技一覧>

・『ガムガムの棘(ニードル)』
……腕から四方に棘のような硬い棒を突き出し、相手を吹き飛ばす。

・『ガムガムの双棘(ツイン・ニードル)』
……左右の腕から四方に棘のような硬い棒を突き出し、相手を吹き飛ばす。

・『ガムガムの拳(ナックル)』
……腕を伸ばし、相手を殴りつける。

・『ガムガムの鞭(ウィップ)』
……腕を伸ばして相手を縛り上げる。そのまま締め続けたり、投げたりする事ができる。

・『ガムガム一本釣り』
……伸ばした腕で相手を掴み、思いっ切り背負い投げをする。

・『ガムガムの大蛇(パイソン)』
……腕を巨大な蛇の形に変え、相手を飲み込む。

・『ガムガムの大砲(キャノン)』
……腕を大砲の形に変え、硬化させたガムの塊などを発射する。

・『ガムガム硬化』
……身体を噛む前のガムのように硬化させる。

・『ガムガムの発条(スプリング)』
……足をバネのように変え、高い跳躍力を獲得する。

・『ガムガムの十手』
……海楼石の十手で攻撃する。

※リザード・D・モーガン……主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>8
※ガムガムの実……主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>12



【グラスアイ・シルバーフレーム】

モーガン海賊団副船長(仮)。七三分けの髪に眼鏡を掛けた男。ビジネススーツを着ている。15歳。慇懃無礼なところがあり、何事にもビジネスライクな付き合い方を好む……のだが、何だかんだと困っている人は放っておけないタイプ。

『冒険の始まり編』にて初登場。元々はとある目的のためにマエスティーア海賊団の雑用係をしていたが、モーガンと組む方が得だと考えて仲間になった。本人は仲間ではなく、あくまで利害関係が一致しているだけだと主張している。最近、勢いあまって相手にぶつかって吹っ飛ばしてしまう事が多い。

『ロストアイランド編』にてゲオルグと交戦。サナを守ったため、戦線から離脱した。

スタイルは『強化』でタイプは『力』。眼鏡好きで、掛ける眼鏡の種類によって強さが変わる。色々なタイプの眼鏡をスーツの裏側に所持している。


<技一覧>

・『対人用眼鏡(コミュニケーションズ・アイ)』
……普段掛けている眼鏡。

・『対動物用眼鏡(ブリーダーズ・アイ)』
……動物と会話し、飼いならす事ができる。

・『走行用眼鏡(ランニングズ・アイ)』
……脚力が強化され、素早く走る事ができる。

・『水中用眼鏡(スイミングズ・アイ)』
……度の入ったゴーグルを付ける事で、魚人族並みの泳力を獲得する。

・『火吹き用眼鏡(ファイアズ・アイ)』
……赤縁眼鏡を掛ける事で、火吹きなどができるようになる。

・『投擲用眼鏡(ピッチャーズ・アイ)』
……腕の力が増し、投げる際のコントロールも格段に良くなる。

・『拳闘用眼鏡(ボクサーズ・アイ)』
……熱い性格に変わり、ボクシングが得意になる。必殺技は『銀色の右ストレート』。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>6

7: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:40:06.71 ID:q4byoQJBO
【ピポ】

モーガン海賊団マスコット。動物系悪魔の実「カバカバの実」を食べた鞭。カバに変身する事ができる「カバ鞭」。(自我が芽生えてから数えて)5歳。高い防御力と優れた走力を獲得し、大きな口による攻撃が可能になる。動物系の中でも戦闘力が高い悪魔の実。

『オレンジの町編』にてエレガンの武器として初登場。オレンジの町でエレガンがモーガンに負ける時、グンリグの発言に傷ついていたため町に置いていかれた。行く当ても無いため取り敢えずモーガン達についていく事にしたらしい。どういう経緯でエレガンのものになったのかは覚えていない

スネイルの能力で封印されているため、今のところ『黄金の島編』以降は出番が無い。

※主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>688



【イナチ】

モーガン海賊団船医。ドクターフィッシュの半魚人の女。基本的に見た目は普通の人間だが、顔と腕にヒレがある。17歳。血が染み付いて赤黒くなった白衣を着ている。長身でショートカットの茶髪を持ち、落ち着いた雰囲気を醸し出している。胸は無い。誰にでも優しいが、バカをやって怪我をするような人間には鬼のように怒る。

4年前にマンハンター海賊団に捕まり奴隷となったが、3年前に脱出した。その際に子供達を守れなかった事を悔やんでおり、〝どんな病気や怪我でも治す事のできる医者〟を志している。

『オレンジの町編』にて初登場。マンハンター海賊団の砲弾によって傷ついたモーガンを介抱した。モーガンからの誘いを一度断り、〝偉大なる航路(グランドライン)〟の海図を用いてオレンジの町からマンハンター海賊団を退けようとしたが失敗、危うくエレガンに倒されるところをモーガンに救われる。その後、モーガンがエレガンを倒す一部始終を見て、モーガンの生き方に惚れ込んで彼の夢を手助けする事に決めた。

スタイルは『策略』でタイプは『全』。


<技一覧>

・『癒しのキス』
……相手の怪我している部分にキスをして吸い出し、怪我を治す。ただし、大怪我だと効果が薄い。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>68



【ノア・ルイス】

モーガン海賊団航海士。ツンツンした銀髪を持つ、身長の高い碧眼の男。クールな性格で、落ち着いた雰囲気を持つ。18歳。オーシャン海賊団の音楽家であるノア・ピゾッメの息子。

小さい頃からサーシャと共に、村の要らない物を盗んで隣町の貧しい子供達に分け与えるという活動を繰り返していた。サーシャが海賊になった現在は一人でその活動を続けている。村の人々に自分の意図が伝わっている事は薄々察している。

『シロップ村編』にてシロップ村の盗賊として初登場。村を狙うファイヤー海賊団と、モーガンと共に交戦。海賊団の一人・〝愛の歌い手〟ラムゼスを倒した。最初は警戒していたものの、ファイヤー海賊団との戦いを通じてモーガンの事を気に入った。

『黄金の島編』にて自分がモーガン海賊団に入りたいと思っていた事を認識し、正式に仲間となった。

スタイルは『刺突』でタイプは『技』。武器は日本刀。敵の攻撃を捌きながら、チャンスを見つけて突っ込むという戦い方を取る。また、相手の気配などを〝音〟で感じ取る事が可能。


<技一覧>

・『練習曲(エチュード)・連斬』
……刀を縦横無尽に素早く振る。

・『前奏曲(プレリュード)・武器折り』
……相手の武器を攻撃し、破壊する。

・『前奏曲(プレリュード)・兜割り』
……相手の装甲を攻撃し、破壊する。

・『小夜曲(セレナード)・刀楼流し』
……刀で相手の攻撃を受け流す。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>39

8: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:41:36.73 ID:q4byoQJBO
[主な登場人物]※ほぼ登場順

【カピタン】

元マエスティーア海賊団船長。異名は〝突剣のカピタン〟。懸賞金890万ベリー。スペイン貴族風の格好をした中背の男。顔は白塗り。没落貴族マエスティーア家の元当主で、今でもその時の気質が残っており、一般市民からあらゆるものを搾取しても良いと考えている悪党。家の没落の原因は彼の浪費で、その悪癖は今もなお変わらない。

『冒険の始まり編』にて初登場。良い暮らしと海賊としての悪名を手に入れるために海軍基地を襲撃しようとしたが、シルバーフレームが連れてきたモーガンによって一撃で倒された。

スタイルは『支援』でタイプは『力』。

※主人公「改めて、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>84



【シバ】

オレンジの町の町長。年寄りだが愛嬌があり、町の女性達からそれなりに人気がある。かつて住んでいた町を海賊に滅ぼされたが、奮起してただの荒れ地だった土地を町民達と42年間掛けて現在の立派な港町に発展させた。

『オレンジの町編』にて初登場。町をエレガン海賊団に襲撃されている事に我慢できず単身乗り込もうとしていたところ、モーガンがグンリグを倒している場面に出くわした。その後、モーガンがエレガンを倒すと、自分達を救ってくれた事に感謝の意を表しモーガン達の船出を見送った。

スタイルは『策略』でタイプは『心』。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>150



【エレガン】

マンハンター海賊団船長。異名は〝人狩りのエレガン〟。茶髪にカール髭が特徴の中年男性。宝石を散りばめた悪趣味なアクセサリーや洋服を身につけている。自分のする事に絶対の自信を持ち、否定する人間には鞭で容赦なく痛ぶるという悪辣な性格。

偉大なる航路(グランドライン)から東の海(イーストブルー)に帰ってきた奴隷商人。彼にとって奴隷となった人間は「商品」であり、決して人間扱いをする事はない。

『オレンジの町編』にて初登場。町で略奪行為を繰り返していたところ、モーガンと町の人々の連携プレーにより船を破壊された。その後、悪魔の実の能力者ではない事を見破られてモーガンにふっ飛ばされた。

スタイルは『捕縛』でタイプは『技』。動物系悪魔の実「カバカバの実」を食べた鞭(ピポ)を所持していたが、ふっ飛ばされた事で町に置いてきてしまった。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>104



【グンリグ】

元マンハンター海賊団副船長。〝投げナイフのグンリグ〟という異名を持つ男。

『オレンジの町編』にて初登場。ナイフの扱いに関しては一流で自信も持っていたが、モーガンに負けた事でその自信を喪失した。さらに、憧れていたエレガンが能力者でない事を知り、失意の中でシルバーフレームに(誤って)吹っ飛ばされた。

スタイルは『刺突』でタイプは『技』。投げナイフを中心としたナイフ術の使い手。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>119

9: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:43:17.71 ID:q4byoQJBO
【サーシャ】

王下十三武海の一人。サーシャ大船団大頭。異名は〝海賊狩りのサーシャ〟。元懸賞金1億ベリー。緑色の長い髪を持つ、スタイルの良い美少女。23歳。好きなものは海。
温厚な性格。海賊でありながら、商船などの民間船を守る護衛業、町や船などを襲う海賊達の討伐、奪取した積み荷などで行う貿易業で生計を立てている。料理好きでもあり、特に東の海(イーストブルー)の料理のレシピを好んで集めている。

ルイスとは幼馴染みで、彼と共に村の要らない物を盗んで隣町の貧しい子供達に分け与えるという活動を繰り返していた。昔からの夢だった海賊になるとすぐに頭角を現し、王下十三武海になった。

『フーシャ村編』にて初登場。故郷のフーシャ村が〝災い〟に襲われるという情報を得て、屋敷で機を伺っていた。モーガンに好感を持ち、モーガン達のために船をあげる事に決めた。

『サーシャの華麗なる週末編』では主人公。

スタイルは『強化』でタイプは『速』。

※主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>191



【カリツォー】

サーシャ大船団部隊総長。「サーシャの騎士」として常にサーシャの隣に控えている。異名は〝海賊騎士〟。サーシャの事を敬愛しており、そのあまりサーシャから窘められる事もしばしば。船大工でもあり、サーシャ大船団の船大工達を統率している。

筋骨隆々で大柄な白髪の老人。実直で質実剛健、温厚な性格。海が好きで、美味しい料理を仲間や知人と食べながら海について語り合う事を至上の喜びとする。

『フーシャ村編』 の最後にて初登場。フーシャ村に襲いかかる〝災い〟をサーシャと共に退けた。

スタイルは『格闘』でタイプは『心』。背中の大きな槍で戦う。

※主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>298



【ナグリス】

サーシャ大船団見張り番。異名は〝鬼棍棒のナグリス〟。全身黒ずくめの服を着て、サングラスを掛けた長身の男。余計な事を喋らない寡黙な性格で、常に船長の命令通りに行動する。仕事人間で、見張り番という職務を全うする事を生きがいとしている。何故かいつもお金が無い。

『サーシャの華麗なる週末編』にて初登場。

スタイルは『策略』でタイプは『心』。武器は大きめの棍棒。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>317



【ジュド・オーシャン】

オーシャン海賊団船長。異名は〝冒険王〟。栗毛の髪を持つ、優しげだが精悍な中年男性。優しくて礼儀正しく勇敢で、好奇心が強い。モーガンと親交があり、ロウマンの憧れの人物。

少年の頃から数多くの冒険を繰り広げており、行く先々で国や人々を救ってきた。一つの場所に留まる事が無く、周りからは「冒険バカ」と呼ばれる。彼の冒険譚『オーシャン航海記』(現在全部で91巻)は書籍化されており、多くの人に読まれている。モーガンが7歳の頃によくフーシャ村に停泊しており、実はモーガンの事も本には書いてある。

『黄金の島編』にて名前だけ登場。

スタイルは『探知』でタイプは『力』。腰に剣を差している。

※主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>426



【ノア・ピゾッメ】

オーシャン海賊団音楽家。海水でボロけた礼服を着た、胡散くさい中年男性。異名は〝黒鍵のピゾッメ〟。ルイスの父親。鍵盤のある楽器を好み、海賊をしている時の方が曲のインスピレーションが湧くという理由から多数の海賊船を渡り歩いていた変わり者。

航海の途中で出会ったオーシャンを気に入り、現在はオーシャン海賊団に身を落ち着けている。船上ではアコーディオンを弾いている事が多い。よくモーガンにルイスの話を(強制的に)聞かせていた。

『黄金の島編』にて名前だけ登場。

スタイルは『幸運』でタイプは『速』。ピアノの速弾きが得意。

※主人公「改めて、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>306

10: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:46:05.28 ID:q4byoQJBO
【ブーバー・フレイ】

ファイヤー海賊団船長。異名は〝放火のフレイ〟。赤髪にゴーグルを付け、ロングコートを着た男。何かを燃やさないと気が済まない性格。テンションは高いが、面倒くさがりな部分もある。仲間に対しては優しい。笑い声は「メラメラメラ」。

『シロップ村編』にて初登場。シロップ村を自分の快楽のために焼き払おうと企んでいたが、モーガン達により阻止された。一応〝引き分け〟という形で撤退したため、モーガンとの再戦を誓っている。

スタイルは『複合(射撃+強化)』でタイプは『技』。背負った火炎放射器であらゆるものを焼き払い、焼き切れなかったものは腰に装着した手榴弾で爆破する。


<技一覧>

・『ダブル・ファイヤー』
……二丁の火炎放射器で相手を焼く。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>96



【リーベルト・ラムゼス】

ファイヤー海賊団吟遊詩人。異名は〝愛の歌い手〟。派手な格好でギターを背負った、長髪で美形な青年。ナルシストな性格で、美しいものをこよなく愛している。とりわけ美しい女性には目が無いが、別に男嫌いというわけでは無く、男同士の友情もまた美しいものだと考えている。

『シロップ村編』にて初登場。フレイの部下としてルイスと敵対。ルイスに「ギターを弾いている時のみ催眠術が使える事」に気づかれ敗北した。

スタイルは『斬撃』でタイプは『速』。ギターは仕込み刀になっている。超人系悪魔の実「サイサイの実」の能力者。100%成功する催眠術を使う事ができる「催眠人間」。催眠術にかかった相手は催眠にかかっている事すら分からなくなってしまう。能力を使う時はギターをかき鳴らしている必要がある。

※リーベルト・ラムゼス……主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>66
※サイサイの実……主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>143



【チャウチャウ】

ファイヤー海賊団戦闘員。犬のような顔をした男。どことなく犬っぽい性格。好きな食べ物は骨。

『シロップ村編』にて初登場。シロップ村が「フレイにとって燃やし甲斐のある場所」であると進言した。モーガンがフレイと戦っている間に村を焼こうとしたが、シルバーフレームによって吹っ飛ばされた。

スタイルは『刺突』でタイプは『技』。犬のように歯が鋭く、戦う時は相手に噛み付く事が多い。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>151



【マギ】

〝風読み〟という異名を持つ、神出鬼没な占い師の男。紫のローブを羽織っているため顔は見えない。胡散臭い言動が多い。

『シロップ村編』にて初登場。イナチに〝災い〟について予言を伝えて、姿を消した。シロップ村が〝災い〟に滅ぼされるという占いが覆った事から、モーガンに注目している。

スタイルは『予知』でタイプは『力』。自然系悪魔の実「ゴウゴウの実」の能力者。身体を風に変化させる事ができる「風人間」。〝偉大なる航路(グランドライン)〟のサイクロンを起こす事も可能。

※マギ……主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>62
※ゴウゴウの実……主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>10



【スリップ・ナイン】

黒の長髪を持つ、中性的な容姿の情報屋。異名は〝全知のナイン〟。世界中のありとあらゆる情報に精通しているが面倒くさがり屋で、自身の出す課題にクリアしないと情報を教えないという厄介な男。好きなものは昼寝。海軍上層部や世界政府にコネがあるらしい。

『シロップ村編』にて異名だけ登場。サーシャに〝災い〟の詳細を知らせていた。

スタイルは『策略』でタイプは『力』。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>384

11: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:47:31.06 ID:q4byoQJBO
【ロウマン】

冒険家のような一張羅を着ている男。ゴーグル付きのキャップを被っている。16歳。お人好しの人情家であり、困っている人を放っておけないタイプ。ロマンの求道者で、様々なロマンを追い求めている。ジュド・オーシャンに憧れている。出身地はミラーボール島(アイランド)。

『黄金の島編』にて初登場。〝黄金の大海賊〟が隠した黄金を求めて海に出た。連れ去られた海王龍を助けるため、モーガン達と共にロストアイランドに向かう。

スタイルは『複合(格闘+策略)』でタイプは『知』。護身術を嗜んでいるため、そこそこ戦える。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>5



【クーリ】

〝黄金の島〟に住む少年。10歳。島の守り神・海王龍を操る事ができる選ばれし人間であり、そのため〝黄金の大海賊〟と同じ名前を授けられている。外の世界に興味を持っている。余所者であるモーガン達を海王龍に会わせるほど気に入っている。モーガンから貰った事で、好物がガムになった。

元々は島の住人ではなく、流れ着いた船の唯一の生き残りだった。延命するために海王龍が力を与えたため、〝クーリ〟の役割を受け継ぐ事になった。力を上手く使う事ができず、その事をかなり気にしている。

『黄金の島編』にて初登場。海王龍を守れなかった事に責任を感じており、サナの案内でロストアイランドに向かう。

スタイルは『復活』でタイプは『技』。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>527



【海王龍】

絶滅したと言われる龍。大きさは150メートルほど。年齢的には「まだまだ子供」らしい。見た目は水色の神龍(シェンロン)。好物は海楼石。

「見ると幸運になる」「肉を食べると病気や傷が一瞬で完治する」「血を浴びれば不老不死になる」「六皇さえ傷をつける事はできなかった」などの様々な噂を持つ。見た目を変化させる事が可能で、人になる事もできる。凪の帯(カームベルト)さえも嵐にするほどの天候操作能力も持つ。基本は大人しい性格で人間に友好的だが、一度怒らせると手に負えない。

『黄金の島編』にて初登場。〝黄金の島〟の守り神として100年以上暮らしてきた。島の範囲内であればある程度何が起こっているかを把握する事ができる。どこかにいる自分の仲間を探そうと考えているが、自身の強大すぎる力が制御できない可能性を恐れ、未だ探しには行けていない。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>436



【長老】
〝黄金の島〟の長老。クーリの事を気にかけている。そろそろ他の島とも交流しなければならないと考えている。

12: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:48:41.99 ID:q4byoQJBO
【ロナルド・フック】

三角帽子とジャケットを身につけたオスのペンギン。海賊でもあり、役職は料理人。目がくりくりしており、葉巻を好む。人情に溢れた性格で、女子供に優しい。何故か人間の言葉を喋る事ができるようで、渋い声で話す。

遭難していたところを〝黄金の島〟の人々に助けられた事をキッカケに、島に外界の情報を届けるようになった。

『黄金の島編』にて初登場。いつもの通りに外界の情報を届けに来たところで騒動に巻き込まれた。

『ロストアイランド編』ではモーガン達にはついていかず、ハラペコ海賊団の船員を海軍に引き渡しに行った。

スタイルは『格闘』でタイプは『速』。

※ 主人公「改めて、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>6



【サナ】

〝龍飼いの巫女〟という異名を持つ流浪人。黒髪を一つ結びにして、護身用の薙刀を背負っている。献身的な性格で、料理を作る事が好き。イドラ(黄色)とヴトラ(灰色)という手の平に乗るほどの大きさの龍を飼っており、喧嘩する2匹をいつも宥めている。自分に危害を加えられるよりも龍達に危害を加えられる事を嫌う。

5年ほど前、ロストアイランドにある研究所で被験体として捕らえられていた。計画が中止になった後もロストアイランドで暮らしていたが、スネイルが海王龍を利用した計画を立てている事を知り、海王龍を助けるために海へ出た。

『黄金の島編』にて初登場。〝黄金の島〟に辿り着いたものの、侵入者として捕らえられていた。

『ロストアイランド編』ではモーガン達をロストアイランドへ案内した。

スタイルは『支援』でタイプは『力』。数々の実験により、イドラとウドラの特殊な能力を操る力を得た。自ら薙刀で戦闘する事もできる。

数々の実験により、イドラとウドラの特殊な能力を操る力を得た。自ら薙刀で戦闘する事もできる。


<技一覧>

・『イドラの能力』
……相手に幻覚を見せるガスを拡散する事ができる。

・『ノヴム・オルガヌム』
……イドラの力を解放し、巨大なドラゴンの幻影を見せる。「我らに活路を拓くため、この場にて幻龍の力を解放せん」という口上を言う事がある。

・『コノヴム・オルガヌム』
……イドラの力を少しだけ解放し、相手に小規模な幻覚を見せる。

・『ウドラの能力』
……身体に仕込まれた小型の銃火器を自在に使う事ができる。

・『ガンズ・ドラゴ』
……口から小型の機関銃を発射する。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>69

13: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:52:59.43 ID:q4byoQJBO
【ゴンベン】

ハラペコ海賊団船長。異名は〝腹減りのゴンベン〟。赤い服に青のズボンを履いた小柄な男。大食漢のため太っているが、足は速い。何よりも食べ物を最優先とし、略奪行為においても食べ物から奪っていく。食べ物を取られるとメチャクチャ怒る。元海軍本部曹長でスネイルの部下だったが、食料庫の襲撃を繰り返したため解雇された。

『黄金の島編』にて初登場。スネイルから連絡を受け、〝黄金の島〟を襲撃しにやって来た。途中でモーガンと交戦、敗れて海の彼方へ投げ飛ばされた。

スタイルは『強化』でタイプは『速』。動物系悪魔の実「ゲコゲコの実 モデル〝ウシガエル〟」の能力者。ウシガエルに変身する事ができる「ウシガエル人間」。跳躍力と聴力、視力が異常なまでに発達する。口に入るものであればどんなものでも食べられるようになる。ゲコゲコの実の中でも戦闘力の高い実。


<技一覧>

・『フロッグ突っ張り』
……とてつもない力で張り手をする。

・『蛙の独唱(フロッグ・デスボイス)』
……口から爆音を出す。音波で木がへし折れるほどの攻撃力を誇る。

※ゴンベン……主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>93
※ゲコゲコの実 モデル〝ウシガエル〟……主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】>>160



【ハルト】

ハラペコ海賊団戦闘員。異名は〝黒弓のハルト〟。黒く、大きな弓を扱う男。

『黄金の島編』にて初登場。スネイルから連絡を受け、〝黄金の島〟を襲撃しにやって来た。シルバーフレームと交戦、敗れた。現在は消息不明。

スタイルは『格闘』でタイプは『力』。頑丈な弓で、鉄製の矢を放つ。


<技一覧>

・『黒の矢』
……鉄製の矢を放つ。

・『黒炎の矢』
……爆発する鉄製の矢を放つ。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>118



【クマー】

ハラペコ海賊団戦闘員兼マスコット。異名は〝着ぐるみのクマー〟。紫色の熊の着ぐるみを身につけた男。本人曰く「ぼくは熊なんだクマ!」。船長のゴンベンですら着ぐるみの中は見た事が無い。着ぐるみはまるで鎧のように硬く、相手を切り裂く爪がついている。かなりの怪力。声がとても高く可愛い子ぶっているが、いつも女性をナンパしている。

『黄金の島編』にて登場。スネイルから連絡を受け、〝黄金の島〟を襲撃しにやって来た。ルイスと交戦、敗れた。

その後は消息不明だったが、『ロストアイランド編』にてスネイルの部下として再登場。海王龍の力で強化されているが、暴走状態にある。

スタイルは『支援』でタイプは『力』。普段はあまり戦わないが、いざ戦闘となるとかなり強い。


<技一覧>

・『クマーハンマー』
……腕を叩きつける。

・『クマーウォーハンマー』
……両腕を叩きつける。

・『クマーアッパー』
……腕で下から上に向かって殴りつける。

・『クマー十字架裂き(クロス)』
……鋭い爪で相手を十文字に切り裂く。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>319



【スネイル】

海軍本部少佐。異名は〝寝耳の昼行灯〟。常に眠そうな半眼の男。24歳。常にだらだらとした雰囲気を醸し出しているが、実際は策略家。本人曰く「果報は寝ながら待つもの」。

『黄金の島編』にて、島の浜辺でゴロゴロしていたドラゴンの着ぐるみとして初登場。打ち切られた千年竜の研究を完成させるために海王龍を狙っており、ハラペコ海賊団を利用して海王龍を連れ去ろうとしていた。モーガン達の妨害を受けたものの、最終的に海王龍を手中に収めた。

『ロストアイランド編』では、海王龍を用いて軽い実験を始めていた。クマーはその実験の被験体。本格的な実験に移ろうとしたところで、モーガンと交戦する。

スタイルは『刺突』でタイプは『心』。超人系悪魔の実「フウフウの実」の能力者。相手の能力を封印する事ができる「封印人間」。封印できるものは悪魔の実の能力や〝覇気〟などの特別な力のみであり、視覚などの通常の身体機能を封じる事はできない。

※スネイル……主人公「改めて、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>43
※フウフウの実……主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>208

14: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:54:16.28 ID:q4byoQJBO
【マナビ】

スネイルの部下。スネイルに忠誠を誓っている男。いやに丁寧なところがあり、常に敬語。

『黄金の島編』の最後にて初登場。『ロストアイランド編』ではロウマンと交戦する。

スタイルは『斬撃』でタイプは『速』。相手の動きを覚えて使用者の攻撃を補正する剣・『学習ソード』というものを使う。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>528



【サクヤ】

〝神の手〟という異名を持つ鍛治職人。『ロストテクノロジー』に詳しく、それを活かしたものを作る事が得意。オーバーオールのみを着用した年若い女。スタイルがいいため、男性陣には目の毒。黒の長髪を適当に流し、口にいつも爪楊枝を咥えている。常に眠そうだが、頼まれた仕事はキッチリと済ませる。義理堅く、他人を売るような行為を最も嫌う。

『ロストアイランド編』にて初登場。イナチとクイズで対決する。

スタイルは『支援』でタイプは『知』。

※主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>814



【ジョーイン・ゲオルグ】

海軍本部スネイル隊臨時司令官。異名は〝守護騎士〟。長い茶髪に白装束姿の、堅苦しい雰囲気を持つ男の剣士。部下思いで、部下が無駄に傷つく事を良しとしない。作戦を深く練った結果、その作戦で自ら囮になる事が勝利のためであるなら躊躇いなく実行する。そのため、勇敢さと思慮の深さを兼ね備えた理想的な上司として慕われている。

『ロストアイランド編』にて初登場。シルバーフレームを倒し、現在はサナと交戦中。

スタイルは『射撃』にタイプは『心』。武器はドラゴンを殺すたびに力を増す聖剣『龍殺し』。元はボロボロだったが、サクヤの技術と千年竜の虐殺によって本来の姿を取り戻した。その力はマックスに近く、刃の部分から破壊光線を放つ事ができる。


<技一覧>


・『龍殺破』
……剣からオレンジ色の極太ビームを放つ。

・『龍殺斬』
……刃にビームと同じ力を帯びさせ、相手を斬る。

※主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>474

15: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/14(木) 11:55:59.15 ID:q4byoQJBO
長くなりましたが、以上でテンプレは終わりです。


3回もやり直しているスレに参加してくださって、本当にありがとうございます。更新は不定期ですが、きちんと続けていきますのでよろしくお願いします。


おそらくこのスレが終わるまでには〝偉大なる航路(グランドライン)〟に行けると思います。多分。そうすれば、もっとキャラクターや悪魔の実を出す事ができるので、気長にお待ちください。


本編はまた後ほど。

19: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 15:33:48.98 ID:g+tM5BKsO
【短期集中表紙連載風SS 『サーシャの華麗なる週末』 vol.3】



※前スレ>>967選択:サーシャが圧勝


サーシャ「ふむ……。得物は槍で良いか」パキッ……

パキパキッ……!!!

サーシャのかざした右手の前に、透明の巨大な槍が形作られていく……!!

サーシャ「『ガラスの槍』」パキィン……!!!

村人1「な、何だァ!!?」

サーシャ「おや、悪魔の実の能力を見るのは初めてか?」

村人2「悪魔の実……!?」

サーシャ「私はガラガラの実の〝ガラス人間〟。色々なガラス細工を自在に生み出す事ができる」

オクタレックス「ズズズ……!!!」

ナグリス「…………来ます」

サーシャ「待て待て、そう焦るな」

サーシャ「よっ…………」ぐぐっ……

サーシャ「せいっ!!!」ブンッ!!!

大槍は、勢い良くオクタレックスに向かって飛んで行き……

ドドドッ!!!

オクタレックス「!!?」

八本の足をまとめて串刺しにしたッ!!!

オクタレックス「ズ……!!!」ジタバタ……!!!

サーシャ「足を一つにまとめた。これでヤツは動けないだろう」ドン……!

村人3「あ、あのバケモノを一瞬で無力化した……!!?」

村人1「と、とんでもねェお人だ……!!!」

ナグリス「…………トドメは?」

サーシャ「そうだな…………」



【オクタレックスを仕留めました。どうする?】

1.食べる
2.逃がす
3.ペットにする

↓1

21: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 15:44:55.16 ID:g+tM5BKsO
3選択で『サーシャの華麗なる週末編』はここまで。サーシャは前のスレで頂いた〝ガラガラの実〟の能力者でした。以下詳細。

【ガラガラの実】
超人系悪魔の実。自身の身体と服を透明な強化ガラスに変える事ができる「ガラス人間」になる。槍やマキビシなどのガラス細工を生み出す事もできる。
※主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>339


それでは本編を始めます。ルイス vs 強化版クマーからです。

22: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 16:00:01.44 ID:g+tM5BKsO
※前スレ>>995:3.ルイス vs 強化版クマー



クマー「グ…………」ググッ……

ルイス「来るか……!!」チャキ……

クマー「グマ゛ァァァァァァ───!!!」ブゥン!!!

ルイス「……!!」


ドゴォン!!!


メキメキメキ!!!


ルイス「おいおい……」

ルイス「パンチで床が砕けやがったぞ……!? どういうパワーだ……!!?」

ルイス「モロに食らったらマズそうだな……!!」

ルイス「さて、どうするか…………」



【ルイスの行動を選択してください。】

1.攻撃する(コンマ二桁判定。コンマ60以上で成功)
2.広い場所に移動する(コンマ二桁判定。コンマ30以上で成功)
3.話しかけて正気を取り戻させる(コンマ二桁判定。コンマ50以上で1段階進行。全3段階)

↓1

24: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 16:41:12.31 ID:g+tM5BKsO
※>>23選択:2.広い場所に移動する→コンマ39のため、成功



ルイス「ここじゃ危ねェ……!! 外に出るか……!!!」ダッ!!!

クマー「!」

クマー「グマ゛ァ…………」ザッ、ザッ、ザッ……


/////


[研究所跡にできた広場]

ルイス「……ここなら良さそうだ」ザッ……

クマー「グ……グマ゛ァ……!!」バキ、ボキ……!!

ルイス「安心しろ、早めに終わらせてやる……!!!」チャキ……!!!



【コンマ二桁判定。コンマ60以上でダメージが通ります。】

↓1

26: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 16:54:54.69 ID:g+tM5BKsO
※>>25選択:コンマ14のため、ダメージは通りません



ルイス「『前奏曲(プレリュード)……!!!」スッ……

ルイス「兜割り』ッ!!!」ガキィン!!!

ルイス「!!?」

クマー「…………」ギギギ……!!!

ルイス「まさか、両腕で刀を止められるとはな……!!」

ルイス「流石に同じ技は食らわねェか……!!!」



ガシッ

ルイス「……!!」

クマー「…………」ぐぐっ……!!

ルイス「お……おい、ちょっと待て……!!!」

ルイス「その構えは……!!!」



クマー「グマ゛ァ゛!!!」ブゥン!!!


ルイス「うわァ──────っ!!?」



【クマーの馬鹿力によって、ルイスはぶん投げられました。どのくらい飛ぶ?】

【コンマ一桁判定です。大きいほど遠くに飛びます。】

↓1

28: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 17:03:14.74 ID:g+tM5BKsO
※>>27選択:コンマ一桁0のため、入口の海岸まで戻されます



ひゅううう~~~…………!!!


ルイス「…………参ったな」


ひゅううう~~~…………!!!


ルイス「一体どこまで飛んでいくんだ…………」


ひゅううう~~~…………!!!


ルイス「クマーめ……殴りもせず裂きもせず、まさか投げてくるとは思っていなかったな…………」


ひゅううう~~~…………!!!


ルイス「…………そろそろ落ちそうだな」





ドォン!!!



【場面を選択してください。】

1.サナ vs ゲオルグ
2.ロウマン vs マナビ
3.イナチ vs サクヤ
4.モーガン vs スネイル

↓2

31: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 17:29:15.41 ID:g+tM5BKsO
>>30選択:3.イナチ vs サクヤ



サクヤ「この世界には本当に、ドラゴンという生き物が存在するでしょうか?」

イナチ「!!?」

イナチ「それは…………」

イナチ(……どういう質問なの? 内容も、意図も分からないわね…………)

サクヤ「そんなに深く考えないでよ。世間話みたいなものだから」

イナチ「……その世間話に命がかかっているのだけど?」

サクヤ「そうとも言うねー」

サクヤ「……じゃ、最初だから大ヒント出しちゃおうかな」

イナチ「……?」

サクヤ「これから出すクイズは、何もマルかバツかで答えろってわけじゃないよ。好きに答えちゃって」

イナチ「……あなたの考えが全然分からないわね」

サクヤ「…………」

イナチ(……さっさと答えろって感じね)

イナチ「……ドラゴンは…………」



【選択してください。】

1.いる
2.いない
3.いるともいないとも言えない
4.…………(黙っている)

↓2

35: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 18:38:11.34 ID:g+tM5BKsO
※>>33選択:3.いるともいないとも言えない



イナチ「いるともいないとも言えないわ」

サクヤ「…………」

サクヤ「……正解!! ぱちぱちぱちー」パチパチパチ

イナチ「…………緊張感の無い人ね」

サクヤ「よく分かったねー」

イナチ「……だって、あなた完全に、マルかバツ以外の答えを求めていたじゃない」

サクヤ「あれ、そう見えた?」

イナチ「それはともかく…………」

イナチ「どういう事? いるともいないとも言えない、そんなフワフワとした答えが正解だなんて」



サクヤ「『古代兵器』」

イナチ「えっ……?」

サクヤ「この世界には『古代兵器』と呼ばれる兵器がある。一説には世界を滅ぼしうる力を持つと言われている」

サクヤ「あたしはその『古代兵器』が存在していた時代の技術───『オーバーテクノロジー』を研究しているんだ」

イナチ「…………一体、何の事?」

サクヤ「その研究のうちに、あたしはとある事実を知った」





サクヤ「千年竜や海王龍などの〝ドラゴン〟は、『オーバーテクノロジー』を用いて創られた生体兵器なんだ」どん!!

イナチ「!!!?」

36: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 18:42:04.37 ID:g+tM5BKsO
イナチ「そ、それは……確かなの……!?」

サクヤ「あたしの研究結果では、だけどねー。間違いが無いとは言わないよ」

サクヤ「でも、ほぼ間違いない。ドラゴンは生体式の兵器なんだ」

イナチ「ちょ、ちょっと待って!! だとしたら……!!!」

イナチ「昔の人々は〝ドラゴン〟を生み出すほどの技術力を持っていたというの……!!?」

サクヤ「第2問!!!」

イナチ「いきなり!!?」ガーン!!

サクヤ「『昔の人々は〝ドラゴン〟を生み出すほどの技術力を持っていた』という証拠になり得るものを、あなたは知っている。さて、それはな~んだ?」

イナチ「……!!?」



【自由解答です。『昔の人々は〝ドラゴン〟を生み出すほどの技術力を持っていた』という証拠になり得ると思うものを解答してください。】

【解答が間違っていても、下3までに50以上のコンマがあれば正解とします。】

↓2

39: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/16(土) 19:08:46.79 ID:g+tM5BKsO
コンマ69が出たため正解となったところで今回はここまで。お疲れ様でした。ちなみに〝黄金の島〟だとちょっと弱いです。正解はまた別のもの。


今日はキャラクター安価。科学者や研究者のキャラクターをお願いします。何を専門にしているかを明記してください。

名前:
性別:
種族:
役職:科学者や研究者、学者など
異名:
容姿:
性格:
キーワード:

↓10ぐらいまで。上記のテンプレをご利用ください

55: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 15:21:24.47 ID:l9A/DCdpO
【短期集中表紙連載風SS 『サーシャの華麗なる週末』 vol.4】



※>>20選択:3.ペットにする


サーシャ「ペットにしよう」どーん

全員「「「え…………」」」

全員「「「えええええ───っ!!?」」」ガガーン!!!

ナグリス「…………マジっすか」

サーシャ「大マジだ」

サーシャ「ちょっと待ていたまえ」パキッ……!!

サーシャ「『ガラスの橋』」パキパキィ!!!

サーシャが手をかざすと、海岸からオクタレックスに繋がるガラス製の橋が出現した。

グラグラ……

サーシャ「ふむ、即席の物だと安定感に欠けるな。急ぐとしよう」タッタッタッ


サーシャ「よしっ、着いた」

サーシャ「そこの君」

オクタレックス「!!!」ビクッ!!!

サーシャ「そう怯えるな。君を飼おうという提案をしに来ただけだ」ガシッ

サーシャ「もし断るなら……」

ズッ……!!!

オクタレックス「!!?」

サーシャ「残念だが……今、引き抜いた槍で君の身体を貫かなければならないが」

サーシャ「どうする?」ゴゴゴ……!!!

オクタレックス「ズ……」

オクタレックス「ズズズ……!!!」ガタガタ

サーシャ「うんうん、ペットになってくれるんだね。ありがとう」

サーシャ「そうだ、名前…………」



【オクタレックスに名前を付けてあげましょう。どんな名前? 安価してください。】

↓1

57: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 15:31:52.52 ID:l9A/DCdpO
>>56選択で『サーシャの華麗なる週末』はここまで。オクタレックスにどこかイカっぽい名前がつきました。


それでは本編を始めます。

58: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 15:39:31.27 ID:l9A/DCdpO
※コンマ50以上が出たため正解扱いとなります



イナチ「『昔の人々は〝ドラゴン〟を生み出すほどの技術力を持っていた』という証拠になり得るもの……?」

イナチ(私が確実に知っていて……なおかつ証拠になり得そうなもの…………)

イナチ「……!!!」

イナチ「…………〝黄金の島〟の事かしら?」

イナチ「あの場所の海王龍の棲家には謎の石版があったわ。アレに〝ドラゴン〟についての記述がある……そういう事ね」

イナチ「私がその石版を知っている事はスネイルから報告を受けているハズ。だから私がその証拠について知っていると断言できた」

イナチ「…………違う?」

サクヤ「…………」

サクヤ「……それじゃあ、ちょっと弱いかな」

イナチ「弱い……!?」

サクヤ「だって、あなたその石読めてないんでしょ? じゃあ何書いてあるか分かんないじゃん。証拠というには不安定だよー」

イナチ「うっ……!!!」

サクヤ「それに、この情報は知らないかもしれないけど……あの石版は誰も読めないんだ」

サクヤ「石版に刻まれている古代文字の事はどの文献にも伝えられていないんだよねー」

イナチ(つまり……この答えは間違い……!!!)



サクヤ「あー……そんなにキンチョーしないで」

サクヤ「大丈夫大丈夫、スイッチは押さないよ」

イナチ「…………何故かしら? 私は間違ったハズよ」

サクヤ「んー、あながち間違いってわけじゃないんだよね」

サクヤ「それに、これってケッコー意地悪な問題だし……まァその答えならギリギリオッケーかなって」

イナチ「……どういう事?」

59: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 15:44:35.85 ID:l9A/DCdpO
サクヤ「あの石には確かに海王龍についての記述があると思う。でも、それはあくまで推論。ここで言う〝証拠〟にはなり得ない」

サクヤ「要は、〝ドラゴン〟みたいな謎の技術で作られたものは他にありますかーっていう問題なワケ」

サクヤ「さっき〝ドラゴン〟は生体兵器だって言ったでしょ? 生体兵器っていうのは別に〝動物だけ〟とは限らないんだ」

サクヤ「あなただったら……他の『生体兵器』も思いつくんじゃない?」

イナチ「……………………」

イナチ「……!! まさか…………!!!」





イナチ「『悪魔の実』……!!?」ドン……!

60: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 15:46:33.74 ID:l9A/DCdpO
サクヤ「何百年も前の文献にも、悪魔の実についての記述は存在する」

サクヤ「〝ドラゴン〟と同じく悪魔の実が『生体兵器』である可能性は高いよ」

イナチ「そ……それって……本当なの!!?」

イナチ「だとしたらスゴイ発見よ!!! きっとあなたの名前が歴史に刻まれるわ!!!」

イナチ「すぐにでもその事実を公表した方が───」

サクヤ「第3問!!!」

イナチ「……!!?」

サクヤ「私は悪魔の実に関する考察を公表した事がある。だけど、それは揉み消された」

サクヤ「さて、一体誰に……どこに揉み消されたでしょ~か!?」



【自由安価です。サクヤの「悪魔の実に関する考察」を揉み消したのは何でしょうか? 解答してください。】

【間違っていても下3までに70以上のコンマがあれば正解となります。】

↓2

63: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 16:55:04.01 ID:l9A/DCdpO
※>>62選択:正解!! なお、モーガン達はまだ『天竜人』の事を知りません



イナチ「まさか…………世界政府?」

サクヤ「…………」

サクヤ「……正解」

イナチ「それは……世界があなたの考えを〝無かった事〟にしようとしているという事なの……!!?」

サクヤ「…………さァね。あたしにはそこまでは分からない」

サクヤ「でも、嗅ぎ回られると困る事だったんじゃないかな」

サクヤ「その後、海軍があたしを捕まえに来たからねー」

イナチ「!!」

サクヤ「その時にやってきたのがスネイルだった……」

サクヤ「アイツは、あたしを捕まえたフリをして自分のためにあたしを利用しているの」

イナチ「……どうして?」

サクヤ「ん?」

イナチ「どうして……こんな事を私に言うの? あなたにとって、何のメリットも無いわよね……?」

サクヤ「んー……時間稼ぎっていう目的はあるよ。あなた達の一人をあたしが抑えられるなら、あたし達が有利になるし」

サクヤ「後は……」



サクヤ「…………最後だから、誰かに話を聞いてほしかった、とかかな」

イナチ「……!? 何を…………!!!」

サクヤ「あたしは、この施設を爆破する事にしたんだ。このまま研究を進めたら、もっと多くの犠牲者が出る。その前に止めなきゃいけない」

サクヤ「あなた達が来るのは想定外だったけどね……」

サクヤ「大丈夫。あなたには被害は及ばないようにするから」カチッ


ガコンッ!!


イナチ「なっ……!!?」

イナチ(床が……抜けた……!!?)

サクヤ「その下の水の流れに乗っていけば、海に出る。死ぬ事は無いよ」

サクヤ「───話を聞いてくれて、ありがとね」

イナチ「……!!!」



【コンマ二桁判定です。下1では「イナチが落ちてしまうかどうか」、下2では「施設が爆発するかどうか」を判定します。】

↓1……コンマ50以下でイナチは落ちます
↓2……コンマ60以上で爆発は防がれます

67: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 17:22:17.37 ID:l9A/DCdpO
※>>64-65選択:イナチは落ちるし、研究施設も爆発します



ザブンッ……!!

イナチ「くっ……!!!」

イナチ(流れが速い……!! 逆らえない……!!!)

イナチ(サクヤ……!!!)

ザバァ……!!!

イナチ「!!!」



ゴボゴボゴボ…………


/////


サクヤ「…………」

サクヤ「ふう……無事流れてったか」

サクヤ「…………覚悟はできてる。後は他の人達がちゃんと逃げればいいんだけど……」

サクヤ「…………よし」



カチッ……





ドゴォォォン!!!!



【場面を選択してください。】

1.サナ vs ゲオルグ
2.ロウマン vs マナビ
3.モーガン vs スネイル

↓2

70: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 18:03:29.65 ID:l9A/DCdpO
>>69選択:3.モーガン vs スネイル



スネイル「てめェなんかにおれがやられるかよ!!! 叩き潰してやる!!!」

モーガン「それはこっちのセリフだ!!!」カチャ……!!

スネイル「十手……? 海賊風情が大層な物持ってんじゃねェか……!!」

スネイル「なら……おれはこれでやるか」カチャ!!

モーガン「薙刀……? サナと同じヤツだ!!」

スネイル「元々この薙刀は海軍に支給されているヤツだ」

スネイル「その一つをあの女が勝手に持っていきやがったのさ……」

スネイル「まァ、そんな事はどうでもいい」

スネイル「行くぞ!!!」ゴオ……!!!

モーガン「!!!」





ドッゴォォォン!!!!



全員「「「!!!?」」」

モーガン「何だァ!?」

スネイル「爆発だと……!!? どういう事だ!!?」

スネイル「てめェらか……!!?」ギロッ!!!

モーガン「違うと思うけどなァ」

スネイル「まァ……やったのは誰だっていい」

スネイル「とにかく爆発から研究材料を守らなきゃいけねェ……!!」

モーガン「待て……!! 逃がさねェぞ……!!!」

スネイル「…………チッ、仕方ねェ」

スネイル「てめェをぶっ殺してから行くしかねェみたいだな……!!!」ドン!



【コンマ二桁判定です。コンマの大きい方の攻撃が優勢。】

↓1……モーガン
↓2……スネイル

73: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 18:31:55.15 ID:l9A/DCdpO
※>>71-72選択:モーガンの方が若干優勢



モーガン「『ガムガムの十手』!!!」ブン!!!

スネイル「フン……!!!」カチャ……!!!


ガキィン……!!!


ギギギギギ……!!!


スネイル「ほう……振りがなってねェと思ったが、力はあるみてェだな」

スネイル「気を緩めたら押し負けそうだ……」

モーガン「当たり前だ……!! お前になんか負けねェ……!!!」

スネイル「ハハハ……だが、やっぱりなってねェ……」スッ……

モーガン「うわっ!!?」フラッ!!

スネイル「力ってのは入れるだけじゃねェ、抜くものでもあるんだ。覚えたか?」

スネイル「ほら、ふらついたら背中がガラ空きだぜェ!!!」ブン!!!

モーガン「くっ……!!!」スッ……!!

スネイル「なに……!?」

スネイル(避けられただと……!!?)

モーガン「せいっ!!!」ビュン!!!

スネイル「ぐっ……!!!」

スネイル(突きが掠った……!!!)

スネイル「……驚いた。あんなに素早く態勢を立て直せるとはな…………」

スネイル「少し舐めていた。ここからは本気だ…………!!!」



クーリ「は、始まった……!!」

クーリ「な、なんか爆発も起きてヤベェけど……とにかくおれはカイオーを助けねェと……!!!」



【コンマ二桁判定です。コンマの大きい方の攻撃が優勢。】

【クーリの行動にもコンマ二桁判定。コンマ90以上、またはゾロ目で海王龍の元に辿り着きます。】

↓1……モーガン
↓2……スネイル
↓3……クーリの行動

77: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/22(金) 18:41:52.74 ID:l9A/DCdpO
こんな感じで本日はここまで。お疲れ様でした。

悪魔の実や歴史の本文(ポーネグリフ)に関しては原作と設定が大幅に変わる可能性があります。このスレのオリジナルという事でご了承ください。


今日はキャラクター安価。賞金稼ぎのキャラクターをお願いします。

名前:
性別:
種族:
役職:
異名:
容姿:
性格:
キーワード:

↓10ぐらいまで。上記のテンプレをご利用ください

90: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 14:35:58.76 ID:6mhDYeOxO
【短期集中表紙連載風SS 『サーシャの華麗なる週末』 vol.5】



※>>56選択


/////


サーシャ「───と、言うわけで……」

サーシャ「こちらが今日から私のペットになったオクタレックスの〝よっちゃん〟だ。仲良くしてくれよ!!」

オクタレックス→よっちゃん「ズ……ズズッ!!」

全員「「「ほんとにペットにしてきたァ───っ!!!」」」ガガーン!!!

村人1「だ……大丈夫なのか!? こんなに近づいても……!!!」

サーシャ「問題あるまい。よっちゃんはオクタレックスの中でも優しい方だからな」

村人2「そうなのか……?」

サーシャ「しかし君達を怖がらせてしまったのは事実だ。そこで、彼にはお詫びをしてもらおうと思ってね」

よっちゃん「ズズズ……!!!」ドスーン……!!!

村人3「うわァ!! 何だァ!!?」

村人4「お、大ダコの足が……!! 砂浜に……!!!」

村人5「……ん? なんか、ちょっと変じゃないか?」

村人5「足の先っぽが地面に水平になってて……七本は等間隔で並んでるのに一本だけ少し離れてて……」

サーシャ「そう、これは……」


サーシャ「滑り台だ!!」どーん!


全員「「「滑り台ィ!!?」」」

サーシャ「君達に少しでもよっちゃんに慣れてもらおうと思ってな。楽しい滑り台になってもらう事にした」

サーシャ「あの離れている一本から上っていくんだ。滑るところが6つもあるから回転率も良いぞ」

村人1「い……いやいや、それは……」

村人2「このタコに乗るってのは……ちょっとな……」



子供達「「「わ───いっ!! た───のし───っ!!!」」」すいっー!!

村人3「お、お前達!! 危ないぞ!!!」

サーシャ「うんうん、やっぱり子供は無邪気で良いものだ」

サーシャ「大人も楽しんでいいんだぞ?」

村人4「ぐっ…………」

村人5「お……おれ、乗ってみようかな」

村人1「何っ!?」

村人1「じゃ、じゃあおれも乗るぞ!!」

村人2「そ、そういうわけなら…………」



村人達「「「わ───いっ!! た───のし───っ!!!」」」すいっー!!

サーシャ「アッハッハッハッ!! みんな楽しそうで何よりだ!!!」

91: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 14:41:33.98 ID:6mhDYeOxO
ナグリス「…………船長」

サーシャ「……彼らに今日の事をイヤな思い出にしてほしくなくてな。よっちゃんには滑り台になってもらった」

サーシャ「ナグリスもやってきたらどうだ?」

ナグリス「……いえ、そうではなく…………」

サーシャ「分かっている」

サーシャ「───客人かな? そんなにコソコソせずに堂々と現れたらどうだ」

???「…………」



【客人の正体は? 選択してください。】

1.〝虹蛇〟
2.〝蒼鶴〟
3.〝白狐〟

↓1

93: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 14:50:11.69 ID:6mhDYeOxO
1選択で『サーシャの華麗なる週末』はここまで。それでは本編を始めます。

94: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 15:09:35.86 ID:6mhDYeOxO
※>>74-76選択:スネイルの優勢、よって今のところ1勝1敗でイーブンです。クーリはまだ辿り着けません



スネイル「ハハハハ……!! どうしたどうした、さっきまでの勢いはよォ!!!」キィン!! キィン!!!

スネイル「無理もねェ、薙刀と十手じゃリーチが違うからなァ……!!!」キィン!! キィン!!!

モーガン「くっ……!!!」バッ!!!

スネイル「ほう、距離を取ったか。選択としては悪くねェ」バチ……

スネイル「だが……てめェはおれの〝真のフウフウの能力〟をまだ知らねェからな……!!!」バチバチ……!!!



スネイル「『竜の鞭』!!!」



びよーんっ!!



モーガン「!!?」

モーガン「薙刀が……伸びたァ!!?」

スネイル「そおらっ!!!」ヒュン!!!

鞭のようにしなる薙刀が、モーガンを壁に叩きつけるッ!!

ドゴォン!!!

モーガン「ガハッ……!!!」

95: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 15:18:34.30 ID:6mhDYeOxO
スネイル「……フウフウの実で封印した力は、少しだけだが自由に使う事ができるのさ」

スネイル「まだ研究段階で制限はあるが……てめェを倒すには充分さ……!!!」

モーガン「このヤロウ……!!」

モーガン「それ、もしかしなくてもおれの力だろ!!?」

スネイル「正解だ。ガムガムの力は使い勝手がいいな」

モーガン「クッソォ……!!! 絶対倒す!!!」



クーリ(こ、こいつらの戦い怖ェ───っ!!!)

クーリ(……そ、そんな事言ってる場合じゃねェな!! 早くしないと!!!)



【コンマ二桁判定です。コンマの大きい方の攻撃が優勢。】

【クーリの行動にもコンマ二桁判定。コンマ60以上、またはゾロ目で海王龍の元に辿り着きます。】

↓1……モーガン
↓2……スネイル
↓3……クーリの行動

99: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 16:35:12.64 ID:6mhDYeOxO
>>96-98選択:せっかくのゾロ目ボーナスですが、今回はスネイルにボーナスが付いてしまいます。クーリは海王龍のもとに辿り着きました!



スネイル「せっかくだ……てめェのお仲間の力を使わせてもらうか……!!!」バチバチバチ……!!!

スネイル「知ってるか……?」ビキ……!!

スネイル「カバってのは獰猛でな……自分の縄張りに入ったものは許さねェんだぜ……!!?」ビキビキ……ビキ……!!!

クーリ(スネイルの身体が……!!! どんどん筋肉質になってる……!!?)

スネイル「フゥー…………」ビキ……!!!

スネイル「さて……準備はできた。後はてめェを倒すだけだな…………!!!」

スネイル「『竜の逆鱗』!!!!」ゴオオオオ!!!


バキッ!!

ドゴッ!!!

バキバキッ!!!

バキャァッ!!!

メキメキッ……!!!


ピポの〝カバカバの実〟の力によって肉体強化したスネイルが、モーガンを蹂躙するッ……!!

モーガン「……!!!」

あまりに圧倒的な力に、モーガンは抵抗する事ができないッ!!!

スネイル「オラァ!!! 吹っ飛べェ!!!」ブゥン!!!!



ボッゴオオオン!!!



ドッギュン……!!!



モーガンは施設の壁を壊し、外に吹っ飛んでしまったッ……!!!

100: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 16:37:06.91 ID:6mhDYeOxO
クーリ「も、モーガン……!!!」

クーリ「クソッ……!!!」ダッ!!!

クーリ「カイオー!! おい、カイオー!!! 起きてくれよ!!! 大変なんだよ!!!」ガンガン!!

海王龍『……………………』ゴボゴボ……

スネイル「チッ……辿り着いたか……」

スネイル「だが、無駄だ!!! ソイツを眠らせるためにどれだけの麻酔をぶち込んだと思っている!!! 自力で目覚める事は不可能だ!!!」

クーリ「だったら……おれが起こす!!!」

スネイル「ハッハッハッハッ!!! てめェに何ができる!!? 〝落ちこぼれ〟のくせによォ!!!」


クーリ「〝できる〟〝できない〟じゃねェ!!! 〝やる〟んだ!!!」どん!!


スネイル「……!!」

クーリ「カイオー……!!! 頼む、起きてくれ……!!!」



【コンマ二桁判定。コンマが偶数の時、海王龍が目覚めます。ゾロ目は無効、ただしゾロ目ボーナスはストックします。】

↓1

103: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 17:02:23.62 ID:6mhDYeOxO
※>>101選択:コンマ89……奇数のため、眠ったままです…………



海王龍『……………………』ゴボゴボ……

クーリ「ッ…………!!!」

クーリ「……クソォ!! 起きねェ!!!」

スネイル「ハッ……!!」

スネイル「威勢がいいのは評価するが、結果が出ねェんじゃ意味がねェ!!!」

スネイル「遊びは終わりだ……!! 死ねェ!!!」ブン……!!!

クーリ「う……うわァ──────っ!!!」



【コンマ二桁判定です。クーリは助かるのかどうか。】

コンマ偶数:殴られて倒れてしまう
コンマ奇数:ギリギリで助けが来る
コンマゾロ目:海王龍が目覚める

↓1

108: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 17:26:29.89 ID:6mhDYeOxO
※>>104選択:コンマ02……偶数のため、倒されてしまいます。モーガンもクーリも倒れただけなので、まだ復活の可能性はあります



バキッ!!!

クーリ「がっ……!!!」

バタン……!!

スネイル「ククク……!! これで障害は無くなったな……!!!」


ドゴォン!!!


スネイル「……!!!」

スネイル「チッ、そろそろマズイか……。早く研究材料を移動しないとな……」

スネイル「行こうぜ、海王龍さんよ……おれの栄光に向かって…………!!!」どん!



【場面を選択してください。】

1.サナ vs ゲオルグ
2.ロウマン vs マナビ

↓1

110: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 17:39:02.46 ID:6mhDYeOxO
※>>109選択:1.サナ vs ゲオルグ



サナ「…………」ゴゴ……

ゲオルグ「…………」

ゲオルグ(怒らせてしまったか……だが、それでもおれの敵ではない)

ゲオルグ(悪いが、一瞬で終わらせる……!!)ジャキン!!

サナ「イドラ。ウドラ。私の指示をよく聞いて」

イドラ「キュウ!!!」

ウドラ「ギャア!!」



【自由安価です。ゲオルグを倒す作戦や戦闘方法、技をお願いします。現在、サナ・イドラ・ウドラが行動可能。】

【同時にコンマ二桁判定。高いほどサナ達に有利。】

↓3まで募集。その中から一つ採用

114: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/23(土) 18:02:56.06 ID:6mhDYeOxO
>>113選択で今日はここまで。お疲れ様でした。

モーガン達が次々と離脱していますが、安価とコンマで巻き返す事は可能です。スネイルに負けちゃうのは避けたいですねぇ。


今日は悪魔の実の安価。今回は動物系悪魔の実をお願いします。

実の名前:
種類:
能力の詳細:
備考:

↓10ぐらいまで。上記のテンプレをご利用ください

128: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 11:30:15.81 ID:mTtWH+cXO
※>>113選択:コンマ54……サナが思ったよりもやるので、ゲオルグも本腰を入れて戦うようになります



サナ「───行くよ!!!」

サナ「『ガンズ・ドラゴ』!!!」

ウドラ「ギャアアアアア!!!」ズガガガッ!!!

ゲオルグ「弾丸の乱射か……。その程度でおれを倒せるとでも───」


バキュン!!!


ゲオルグ「ぐっ……!?」

ゲオルグ(弾が掠った……!!?)

ゲオルグ「…………まさか!!?」バッ!!!

イドラ「キュウ……!!」シュー…………

ゲオルグ「ヤツの幻覚で……弾の一部を見えないようにしているというのか!!!」


バキュン!!! バキュン!!!


ゲオルグ「くっ……!!!」

ゲオルグ(手元と膝狙いか……!!! ならば……!!!)

ゲオルグ「『龍殺壁』……!!!」ブゥン……!!!

ガガッ……!!!

剣から発せられるオーラが壁のように変形し、ウドラの銃弾を防ぐッ!!

サナ「くっ……!!!」

サナ「何でもアリなの!? あの剣!!!」

ゲオルグ(……そういうわけでもない。出力を上げすぎるとオーバーヒートしてタダの剣に成り下がるからな)

ウドラ「ゼー……ゼー……」

ゲオルグ(そんな事を教える義理は無いが……!!)ジャキン!!!

ゲオルグ「銃撃は止んだな……次はこちらの番だ!!!」

サナ「!!!」



【自由安価です。ゲオルグを倒す作戦や戦闘方法、技をお願いします。現在、サナ・イドラ・ウドラが行動可能。】

【同時にコンマ二桁判定。コンマ50以下でゲオルグの攻撃が成功してしまいます。】

↓1

130: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 12:17:35.79 ID:mTtWH+cXO
※>>129選択:コンマ56……サナの攻撃、成功



サナ「イドラ!!!」

イドラ「キュウ!!!」

サナ「『オルガヌム・モルガーナ』!!!」

イドラ「キュキュ───ウ!!!」シュ───!!!

ゲオルグ「何を…………!!!」

ゲオルグ「……!? これは……!!?」


\約10人のサナ/どーん!


ゲオルグ「分身だと……!!?」

ゲオルグ「……どうせ幻覚だ、本体は1つだろう…………!!!」

サナ1「そうだね、私はたった一人だよ」

サナ2「攻撃も10分の1……避けれるでしょ?」

サナ3「いくよ……!!」ブン!!!

ゲオルグ「……!!!」



【コンマ一桁判定。コンマが高いほど、ダメージが大きい。0は10扱いです。】

↓1

132: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 12:51:32.81 ID:mTtWH+cXO
※>>131選択:コンマ3……あんまり効いていない



ゲオルグ「…………そこだッ!!」


キィン!!!


サナ「えっ……!? 防がれた……!!?」

ゲオルグ「おれも剣士だ……気配くらい察知できる」

ゲオルグ「『龍殺破』!!!」バシュン!!!

サナ「わわっ!!」

サナ「あ、危ないなァ!!」

ゲオルグ「そろそろ観念しろ……!!!」

サナ「そういうわけにはいかないよ……!!!」



【自由安価です。ゲオルグを倒す作戦や戦闘方法、技をお願いします。現在、サナ・イドラ・ウドラが行動可能。】

【同時にコンマ二桁判定。高いほどサナ達に有利。】

↓1

134: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 13:46:57.64 ID:mTtWH+cXO
>>133選択:コンマ42:効いていないわけではありませんが、イマイチ有効打に欠けます



サナ「イドラ……!!!」

イドラ「キュウ!!!」

サナ「行くよウドラ!!!」スーッ……!!

ウドラ「ギャウ!!!」スーッ……!!

ゲオルグ「またか……!!!」

ゲオルグ(今度は〝巫女〟と灰色のドラゴンが消えた……。どこだ……!?)



ウドラ「ギャアアアアア!!!」ズガガガッ!!!

ゲオルグ「!!?」

ゲオルグ「危ないな……!!!」ジャキン!!!

ゲオルグ「『龍殺破』!!!」バシュン!!!

ウドラ「ギャウ!!!」スーッ……!!

ゲオルグ「くっ……!! また消えた……!!!」



サナ(今だ……!! 相手の後ろはガラ空き……!!!)

サナ(これで決める───っ!!!)ブゥン!!!



ガシッ!!!

サナ「!!!?」

サナ「つ、掴まれ……!!?」

ゲオルグ「……そんなに大振りでは捉えられるものも捉えられんぞ」

ゲオルグ「……これで終わりだ」ブゥン……!!

サナ「…………ッ!!」



【コンマ一桁判定です。】

1、2:サナ、重傷を負う
3~5:突如、爆発と共に地震が起こる
6、7:???が助けに来る
8、9:???が助けに来る
0:サナの力が〝覚醒〟する

↓1

136: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 14:52:33.44 ID:mTtWH+cXO
※>>135選択:コンマ4……突如、爆発と共に地震が起こる



ゲオルグ「…………すまない」ボソッ

サナ「えっ…………」

ゲオルグ「せめて一瞬で逝ってもらおう……!!!」ブン!!!

サナ「……!!!」





ドッゴォォォン!!!!



ゲオルグ「んなっ……!!? 爆発だと……!!?」スカッ……

ゲオルグ「しまった……!!! 空振りを……!!!」

サナ「ていっ!!!」バシッ!!!

ゲオルグ「ぐっ!!!」

サナ(この程度で倒れるわけない……!! ここは、退避だ……!!!)

サナ「ウドラ!!!」

ウドラ「エッキシッ!!!」ボゥン!!!

ゲオルグ「……!!!」

ゲオルグ「煙幕か……!!!」

ゲオルグ「…………」

ゲオルグ「いや……今はヤツを追うより、爆発の原因を調べる方が先か」

ゲオルグ「あの場所は……研究所だ……!! 一体何があった……!!?」

ゲオルグ「…………あいつら全員無事だろうな!!!」ダッ!!!

137: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 14:56:51.04 ID:mTtWH+cXO
サナ「……………………」

サナ「……行ったみたいだね」

サナ「イドラ、ウドラ、怪我は無い?」

イドラ「キュウ!!!」

サナ「それなら良かった…………」

ウドラ「ゲキャア……」ハァ……

サナ「…………うん。そうだね」

サナ「私達…………勝てなかった……!!!」ギリッ……!!!

サナ「頑張らなきゃ、シルバーの仇を討たなきゃって思ってたのに……!!!」



シルバーフレーム「生きているんだから、良いじゃありませんか」



サナ「!!?」

サナ「し、シルバー……!? 身体は大丈夫なの!!?」

シルバーフレーム「少し痛みますが、まァ動くのに支障はありませんよ」

シルバーフレーム「それより……サナさんが生きていて良かった」

サナ「でも……私…………」

シルバーフレーム「生きていればリベンジは可能です。そんなに落ち込む事も無いですよ」

シルバーフレーム「ぼく達の目的はスネイルを倒す事。それが達成できれば、他の事はいいんです」

サナ「シルバー…………」

シルバーフレーム「そんな事より……一体何が起こっているんですか?」

シルバーフレーム「とんでもない爆発で、思わず目覚めてしまいましたが」

サナ「わ、分かんない……………………あっ」

シルバーフレーム「?」

サナ「し、シルバー……上! 上!!」

シルバーフレーム「上?」



ひゅううう~~~…………!!!



ルイス「…………そろそろ落ちそうだな」



ドォン!!!

138: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 15:02:39.42 ID:mTtWH+cXO
ルイス「くっ……!!!」

ルイス「…………思ったより痛くなかったな。何か、下にクッションが……?」

シルバーフレーム「」ピクピク……

ルイス「何だ、シルバーか」

シルバーフレーム「何だって何ですか何だって!!! 人をクッションにしておいてその態度ですか!!?」

ルイス「悪かった悪かった。それよりも、だ」

シルバーフレーム「〝それよりも、だ〟じゃないですよ!!!」

ルイス「おれは先程暴走したクマーと交戦したんだが、見ての通り投げ飛ばされてな」

サナ「見ての通り……?」

シルバーフレーム「む、無視ですか……?」

ルイス「悪いがまだ倒せていないんだ……。お前らは?」

シルバーフレーム「ぼく達もまだ倒せていません。あの男、思ったより強くて」

ルイス「生きているだけ僥倖だな。他のヤツらは?」

サナ「全然分かんない……」

ルイス「そうか……」

ルイス「取り敢えず、進もう。この先でロウマンが戦っているハズだ」

シルバーフレーム「ロウマン……大丈夫でしょうか?」

ルイス「…………お前こそ大丈夫か?」

シルバーフレーム「半分くらいはあなたのせいですよ……!!!」


/////


マナビ「行きますよ!!!」

マナビ「せいっ!! やあっ!! とおっ!!!」ブンッ!!!

ロウマン「うわわっ!!!」ズバッ……!!!

ロウマン「くっ……!! ちょっと斬られた……!!!」

ロウマン(確かに、長引いたらマズイかも……!!)

ロウマン(何とかしないと……!!!)



【自由安価です。マナビを倒す作戦や戦闘方法、技をお願いします。】

【同時にコンマ二桁判定。高いほどロウマンに有利。】

↓1

142: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 17:58:10.41 ID:mTtWH+cXO
※>>139選択:コンマ25……思ったより上手くいきませんでした
※少し席を外していました。再開します。



ロウマン「ここは……とっておきの〝アレ〟を使おう!!!」ゴソゴソ

ロウマン「『超! 目と鼻が痛くなる刺激物空気玉』!!!」ばーん!

マナビ「!?」

ロウマン「まずはガスマスクを付けて……」カチャ

ロウマン「これを……きみに向かって投擲だァ───っ!!!」ブンッ!!

スポッ

ロウマン「えっ」

マナビ「玉がすっぽ抜けたでありますな!!」

コロン、コロン、コロコロコロ…………

マナビ「あ、その穴は…………」

ヒュー…………

パリィン!!

海兵達「「「ぎゃああああああ──────っ!!!?」」」

マナビ「おのれ……!! 自分を攻撃すると見せかけて同胞を手に掛けるとは!!!」

マナビ「流石は海賊!! 外道でありますな!!!」

ロウマン「事故だよっ!!」ガーン!!

マナビ「問答無用!! 『マナビスラッシュ』!!!」

ロウマン「うわっ!!」ズバッ!!!

マナビ「今はまだ避けられるようですが……時間の問題でありますよ」

マナビ「あと少しで、あなたの動きを全て〝学習〟するであります!!!」

ロウマン「ぐぬぬ……!!!」



【自由安価です。マナビを倒す作戦や戦闘方法、技をお願いします。】

【同時にコンマ二桁判定。高いほどロウマンに有利。】

【『学習ソード』がロウマンの動きを覚えるまで、あと4回安価があります。また、コンマ44を出した場合はすぐに〝学習〟してしまいます。】

↓3まで募集。その中から1つを採用

147: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 18:54:43.74 ID:mTtWH+cXO
※>>144選択:コンマ60……そこそこ効きました!! もう一発くらいで決まるかも…………!?



ロウマン「ここは…………!!!」

ロウマン「逃げるが勝ちだァ!!!」ドヒュン!!!

マナビ「えええ───っ!!?」ガーン!!

マナビ「ま……待つであります!!!」ダッ!!!

ロウマン「ふふふ……と見せかけて……!!!」

ロウマン「浪漫道具(ロマン・グッズ)の一つ、『自貘(ジバク)装置』!!!」ばーん!

ロウマン「ほおら、行っておいで」

自貘装置「テクテク」

マナビ「うわっ……!?」

マナビ「……? オモチャでありますか?」

ロウマン「うん。ネジを巻くと、ある程度は自律して動くんだー」

マナビ「へェ…………」

ロウマン「で、ネジが回り終わると爆発します」

マナビ「へェ…………」



マナビ「ええええェ──────っ!!?」ガーン!!!


ドゴォン!!!


マナビ「うぎゃあああ──────っ!!!」バタンッ!!



ロウマン「よしっ、ここで決める……!!!」



【戦闘に関する安価です。マナビを倒すための、柔道や空手、その他諸々の格闘技の技でお願いします。】

【同時にコンマ二桁判定。コンマ60以上でロウマンの勝利です!】

【『学習ソード』がロウマンの動きを覚えるまで、あと3回安価があります。また、コンマ44を出した場合はすぐに〝学習〟してしまいます。】

↓2

152: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 19:21:46.63 ID:mTtWH+cXO
※>>149選択:コンマ54……ダメージは与えましたが、惜しくも倒せませんでした



ロウマン(剣を持っているのは右手……!! そっちを狙う……!!!)

ロウマン「きみには悪いけど……折らせてもらう!!! 関節技(サブミッション)だッ!!!」ガシッ!!!

マナビ「!!!」ミシミシ……!!!

マナビ「ぐっ……おおおおお───っ!!!」ブンッ!!!

ロウマン「うわっ……!!!」

ロウマン「くっ、払われた……!!!」

マナビ「うっ……!!」ビキ……!!!

マナビ(参ったでありますね……!!! このままだと腕がイカれてしまうであります……!!!)

マナビ「……速攻で決めるであります!!!」ゴオオオ!!!

ロウマン「……ここは、肉弾戦でやるしか無さそうだね!!!」ゴオオオ!!!



【コンマ二桁判定。コンマ30以上でロウマンの勝利です!】

【『学習ソード』がロウマンの動きを覚えるまで、あと2回安価があります。また、コンマ44を出した場合はすぐに〝学習〟してしまいます。】

↓2

157: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 20:41:03.57 ID:mTtWH+cXO
※>>154選択:コンマ13……マナビが全力でかかってきたため、決着は長引きます



マナビ「そろそろあなたの動きを完全に覚えるでありますよ……!!!」

マナビ「『マナビスラッシュ』!!!」

ロウマン「ぐわァ!!!」ズバッ!!!

ロウマン(い、今までとは比べ物にならないくらい動きがいい……!! 本当にぼくの動きを学習してきてる……!!!)

ロウマン「……だけど!!! ぼくはモーガンの友達を助けに来たんだ!!!」

ロウマン「『正拳突き』!!!」

マナビ「甘いであります!!!」キィン!!!

ロウマン「!!? 防がれた……!!?」

マナビ「あなたの動きはもう筒抜けなんでありますよ……!!!」

ロウマン「ぐぐっ……!!!」



【自由安価です。マナビを倒す作戦や戦闘方法、技をお願いします。】

【同時にコンマ二桁判定。高いほどロウマンに有利。】

【『学習ソード』がロウマンの動きを覚えるまで、あと1回安価があります。また、コンマ44を出した場合はすぐに〝学習〟してしまいます。】

↓3まで募集。その中から1つを採用

162: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/03/27(水) 21:09:03.18 ID:mTtWH+cXO
>>158選択:コンマ99……特大のゾロ目ボーナス!! ロウマンは分身の術を会得していたらしいです



ロウマン「……仕方がない。すごく疲れて、この後が大変だから使いたくなかったけど…………」

ロウマン「とっておきのとっておき、お見せしよう……!!!」ザッ……!!!

マナビ「何をしても無駄であります!! もうあなたの動きはほとんど〝学習〟済みで……!!!」

ロウマン「果たして……どうかな?」ニヤリ

ロウマン「ニン、ニン、ニン…………ニン、ニン、ニン…………」クネクネ……

マナビ「……?」



ロウマン「『忍法・分身の術』!!!!」カッ!!!


ボゥン!!!


\たくさんのロウマン/どどーん!


マナビ「!!!?」ガガガーン!!!

マナビ「ど、どういう事でありますか!!? こ、こんなにたくさん!!!」

ロウマン達「「「「「ふっふっふっ……これがぼくのとっておき!!! 『忍法』さ!!!」」」」」

マナビ「『忍法』!!!?」

ロウマン達「「「「「流石にその剣も『忍法』は知らないんじゃないかな?」」」」」

ロウマン達「「「「「さあ、きみに四方八方から来る正拳突きを避けられるかな……!!?」」」ゴゴゴ……!!!

マナビ「う、うわァ──────っ!!!!」

ロウマン達「「「「「『正拳乱れ突き』!!!!」」」」」ドン!

ロウマン〝達〟の正拳突きが四方八方からマナビに襲いかかるッ!!!


ズガガガガガッ!!!


マナビ「ごふっ……!!!」ドサッ…………





ロウマン「ふう…………」

ロウマン「よっしゃあ──────っ!!! 勝ったァ──────っ!!!」どーん!



[ロウマン vs マナビ]

[勝者:〝忍者〟ロウマン]どどん!!

168: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 15:58:09.84 ID:D7Z8QIZfO
【短期集中表紙連載風SS 『サーシャの華麗なる週末』 vol.6】



>>92選択:1.〝虹蛇〟


???→コウライ「ハハ……流石は王下十三武海の一角を担うお方、もうワタクシに気づかれましたか」

サーシャ「おや、私にはワザと気配を出したように思えたけどね」

サーシャ「コウライ海軍本部中将の優しさじゃなかったのかな?」

コウライ「買い被りですよ……」ヘラヘラ


[海軍本部中将 〝虹蛇〟コウライ]どどん!


ナグリス「海軍本部……中将……!!?」ザッ……!!!

コウライ「おお、怖い怖い。そう警戒しないでくださいよ」

コウライ「今日はサーシャさんに伝言を伝えに来ただけなんですから……」

サーシャ「ほう……?」

サーシャ「私に伝言を伝えるためだけに、本部中将が出てきたというのか」

サーシャ「それはさぞかし重要な伝言なんだろうなァ……」



コウライ「───元帥殿が、王下十三武海全員を召集し会議を開くとの事です」

サーシャ「!!!」

169: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 16:18:25.74 ID:D7Z8QIZfO
サーシャ「それは……本気で言っているのか?」

コウライ「ワタクシにも分別はありますのでね。言っていい冗談とダメな冗談の区別くらいつきますよ」

コウライ「…………元帥は本気ですとも」

サーシャ「…………」ゴク……

ナグリス「……船長、何か問題が?」

サーシャ「……王下十三武海を全て集めて会議を開くなど、私が十三武海になってから───いや……十三武海という制度ができてから、一度も無いハズだ」

サーシャ「それだけの緊急事態が起こっていると言うのか……!?」

コウライ「……ワタクシも全てを把握しているわけではない。というより、全てを把握できている者がいるのかどうか…………」

コウライ「ただし、一つだけ分かっている事があります」


コウライ「これからの〝海〟は……荒れますよ」ドン……!


サーシャ「……………………」

コウライ「……で? 来てくれますよね?」

サーシャ「…………当然」

サーシャ「だが、少し待っていてくれ。友人からの依頼を受けたばかりなのでな」

コウライ「友人ねェ…………」

コウライ「……まァいいでしょう。ワタクシは当分この町にいますので、終わったら声を掛けてください」

コウライ「では……!!」ゴゴゴ……!!!

ナグリス「!!! 何をする気だ……!!?」

コウライ「決まっているでしょう……!!?」ゴゴゴ……!!!





コウライ「わ───いっ!! た───のし───っ!!!」すいっー!!

村人1「うわァ!! だ、誰だァ!!?」

村人2「まっ、誰だっていいか!! 一緒に楽しもうぜ!!!」

よっちゃん「ズズズ……!!!」


ワイワイ ガヤガヤ


ナグリス「…………何なんスか、アイツ」

サーシャ「……ああいう掴み所の無い人間の方が危険だ。気を抜くなよ」

サーシャ「───さて、これからどうしたものか」



【選択してください。】

1.シロップ村に戻り、材料を届ける
2.よっちゃんがどうやって偉大なる航路(グランドライン)から東の海(イーストブルー)に来たのか調べてみる
3.東の海(イーストブルー)にいる他の王下十三武海に会いに行ってみる

↓1

173: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 18:19:25.48 ID:D7Z8QIZfO
3選択で『サーシャの華麗なる週末』はここまで。〝虹蛇〟コウライは以前のスレで頂いたキャラクターでした。以下プロフィール。


【コウライ】
海軍本部中将。異名は〝虹蛇〟。掲げる正義は「ひらかれた正義」。糸目で、常に笑みを浮かべた面長の優男。慇懃でキザな性格。どんな相手でもズケズケとものを言う。一人称は「ワタクシ」。
スタイルは『隠密』でタイプは『力』。
※主人公「改めて、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>392


それでは本編を始めます。ロウマンがマナビを倒した続きからです。

174: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 18:21:10.42 ID:D7Z8QIZfO
ロウマン「勝てて良かった…………うっ!!」ピキッ!!

ロウマン「き、来た……!!!」ピキピキピキッ!!!

ロウマン「筋肉痛だ……!!!」バタン……!!

ロウマン「イテテ……まだ半人前だから『忍法』使うと身体が動かなくなるんだよね……」

ロウマン「こんな醜態見せたら〝師匠〟に怒られそうだなー」

ロウマン「……いないよね」キョロキョロ

ロウマン「イテテテテ!! 首が痛い!!!」ピキッ!!

ロウマン「このまま地べたに寝そべっていわけにはいかないよなァ。動かないと…………」



ドッゴォォォン!!!!



ロウマン「!!!?」ビクッ!!!

ロウマン「な、何!!? 爆発!!?」

ロウマン「あっちは……研究所の方角だ……!!」

ロウマン「モーガン達に何かあったのかも……!! 早く行かなきゃ……!!」

ロウマン「…………動けない!!!」ガーン!!

175: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 18:23:11.00 ID:D7Z8QIZfO
海兵1「お、おい!! 何ださっきの爆発!!?」ヨジヨジ

海兵2「研究所の方じゃねェか……!!?」ヨジヨジ

ロウマン「あ、海兵の皆さん。登ってきたんだ」

海兵3「うわァ───っ!!! マナビさ───ん!!!」ガガーン!!

海兵4「ま、まさかマナビさんが負けたってのか……!!?」

海兵5「チクショウ……!! 悔しいけど、今はそんな事気にしてる場合じゃねェ!!!」

海兵5「おい!! マナビさんを担いで研究所に向かうぞ!!! スネイル少佐に何かあったら困る!!!」

海兵6「よし、担いだぞォ!!!」

ロウマン「ねえ、ぼくも動けないんだ!! 担いでよ!!!」


海兵達「「「担いでたまるかァ!!!」」」ガーン!!!


海兵1「お前、おれ達の事罠に嵌めたろ!!? そんなヤツ助けてたまるかよ!!!」

海兵2「つーかお前海賊だろ!!! 海賊なんか助けるわけねェだろ!!!」

海兵3「おい、急ぐぞ!!! あの爆発の影響がどれほどか分からねェんだ、ここも危ねェかもしれん……!!!」

海兵4「そうだな……!!!」

ダッダッダッ……!!!

ロウマン「あっ、ちょ、ちょっと!!!」

ロウマン「…………行っちゃった」

176: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 18:25:03.22 ID:D7Z8QIZfO
ロウマン「むー……『モグラ型全自動穴掘り機』は、落ちた人の安全面を考慮して下の地面をフカフカにする優しい機械なんだよ!!」

ロウマン「もう少し感謝してもいいと思うんだけどなあ」プンプン

ロウマン「……このままモゾモゾしてても意味ないや。どうせモゾモゾするなら研究所に向かわなきゃ……!!!」モゾモゾ……!!!

ロウマン「モーガン……!! みんな……!! 無事でいてくれよ……!!!」モゾモゾ……!!!


/////


[島の外れ:岩場]


モーガン「ゲホ……ゲホゲホッ!!」

モーガン「ハァ…………ハァ…………」

モーガン「クソ…………かなり飛ばされたな…………」ミシッ……

モーガン「ぐっ……!!」

モーガン「こりゃ何本がイッてんな……骨折るなんて久しぶりだ…………」

モーガン「……スネイル!!!」



モーガン「まだ……おれは戦えるぞ!!!」どん!!

177: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 18:26:01.46 ID:D7Z8QIZfO
/////


[ロストアイランドの地下水路]


ゴゴゴゴゴ……!!!

イナチ(な、何て激流なの……!!! 泳げない……!!!)

イナチ(どこか、どこか掴めるところは……!!!)



【コンマ一桁判定です。掴めるところはあるのか。】

1~4:掴めるところは無く、沖まで流される
5~8:掴めるところはあったが、サクヤのいた場所には戻れない
9、0:何者かに救われる

↓1

180: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 18:38:10.66 ID:D7Z8QIZfO
※>>178選択:コンマ一桁2のため、沖まで流されます。なお、ここはコンマ一桁判定のため、ゾロ目ボーナスはストックしておきます



イナチ(……ダメね…………どこにも掴める場所が無い…………!!!)

イナチ(ぶつからないようにするのが精一杯だわ……!!!)

イナチ(早く……早くしないと……!! サクヤも……モーガンも……みんなが……!!!)

イナチ(くっ……!! 意識が……!!!)ゴボッ……!!!


ゴゴゴゴゴ……!!!


/////


[研究施設近く:東部の港]


スネイル「チッ、あのアホ共……どこに行きやがった」

スネイル「このおれに力仕事をさせるなんてよォ…………よっこらせっ!!」ドスン!!

スネイル「こんなもんかな……そろそろ危ねェしな……」

スネイル「後は……海王龍だけか」

スネイル「…………」ピクッ……

スネイル「……誰だ?」



【コンマ一桁判定です。誰がやって来るのか。】

1、2:ゲオルグ
3、4:クーリ
5、6:モーガン
7、8:フック
9、0:海王龍が目覚める

↓1

182: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 18:48:58.77 ID:D7Z8QIZfO
※>>181選択:コンマ一桁8より、ロナルド・フックが合流します。ヒーローは遅れてやって来る……!!



フック「…………おいおい、こいつァどうなってんだ?」フゥー……

フック「先に来たハズのアイツらはいねェし、カイオーはまだ捕まってるし、おまけに大爆発まで起きていやがる」

フック「なァ……どうなんだ、海兵さんよォ…………」フゥー……

スネイル「てめェは……島にいたペンギン……!?」

スネイル「……流暢に人間様の言葉喋りやがって。ヒトヒトの実でも食ったか?」

フック「ハッ、ンなもの食わなくても人間の言葉なんざ簡単に喋れるさ」フゥー……

フック「おっと……そうだ。もう一つ聞きてェ事があったんだ」

スネイル「あ……?」



ゴオオオ!!!


フック「『ペンギンシュ───ト』っ!!!」ドゴォッ!!!

スネイル「ぐほォ!!!」

スネイル「てめ……!!! 鳩尾を……!!!」ガハッ……!!!



フック「おれが、てめェをブチのめしても構わねェんだよな?」どどん!!

183: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/01(月) 18:53:17.79 ID:D7Z8QIZfO
本日はここまで。お疲れ様でした。場合によってはフックがスネイルを倒してしまうかもしれません。


今日はキャラクター安価。皆様が今まで安価したキャラクターと関係性のあるキャラクターをお願いします。役職は何でも構いません。

名前:
性別:
種族:
役職:
異名:
容姿:
性格:
キーワード:

↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください

199: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 18:08:40.83 ID:oBsEBcV4O
【短期集中表紙連載風SS 『サーシャの華麗なる週末』 vol.7】


>>170選択:3.東の海(イーストブルー)にいる他の王下十三武海に会いに行ってみる


サーシャ「……よし」

サーシャ「ナグリス、材料の件を一任しても良いな?」

ナグリス「…………」コク……

ナグリス「……船長は、何を?」

サーシャ「少々気になる事があるのでな、他の十三武海に会いに行ってくる」

ナグリス「そ、それは……危険では……」

サーシャ「大丈夫さ、それなりに親交のあるヤツだからね」

サーシャ「それじゃ、頼んだよ。ナグリス」ザッザッザッ……

ナグリス「…………」

ナグリス「…………あ」

ナグリス「……おれだけで、このタコ扱いきれっかな…………」

よっちゃん「?」



【サーシャは東の海(イーストブルー)にいる他の十三武海に会いに行きます。誰でしょう? 選択してください。】

1.〝剣鬼〟
2.〝魅惑〟
3.〝銀の双腕〟

↓1

201: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 18:18:17.16 ID:oBsEBcV4O
1選択で『サーシャの華麗なる週末』はここまで。それでは本編をやっていきます。フックvsスネイルからです。

203: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 18:32:11.85 ID:oBsEBcV4O
スネイル「おれをブチのめすだと……!?」

スネイル「鳥畜生の分際でデケェ口叩いてんじゃねェぞ……!!」

フック「…………」フゥー……

フック「そういうのは……勝ってから言うモンだぜ、海兵さんよォ…………」

スネイル「ハッ……上等だァ……!!」チャキ……!!



【コンマ二桁判定です。高いほど相手にダメージを与えます。ゾロ目が出た場合、出た方にとって良い結果が出ます。】

↓1……フック
↓2……スネイル

207: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 19:00:56.67 ID:oBsEBcV4O
※>>204-205選択:コンマ判定はスネイルの勝ち。スネイルの方が一枚上手です



フック「さて…………」フゥー……

フック「行くぞ」ヒュン!!!

スネイル「!!!」

スネイル(速い!!!)

フック「『ペンギンシュ───ト』!!!」ドゴッ……!!!

フック「……!?」

フック(何だ? さっきと手応えが……)

スネイル「同じ技を食らうわけねェだろうが」ニヤリ……

スネイル「おれは今『竜の逆鱗』を発動している。ちょっとやそっとの攻撃じゃあ、おれには勝てねェぞ」

フック「……!!」

フック「肉体強化か……!!!」

スネイル「お返しだ……!!!」

スネイル「『竜の一振り』!!!」ブゥン!!!

ドゴォッ!!!

フック「がっ……!!!」

凄まじいスピードで振られた薙刀が、フックの横っ腹を打ち飛ばすッ!!

ガシャァン!!!

フック「ちっ……!! モロに食らっちまったぜ……!!!」

スネイル「おいおい、頑丈なペンギンだなァ。まだ立てんのか」

フック「あたりめェだ。勝負はこれからだろう……?」



【コンマ二桁判定です。高いほど相手にダメージを与えます。ゾロ目が出た場合、出た方にとって良い結果が出ます。】

↓1……フック
↓2……スネイル

210: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 20:21:31.04 ID:oBsEBcV4O
※>>208-209選択:コンマ判定はフックの勝利。フックも負けていません



フック「『ペンギンシュ───ト』!!!」ドゴッ!!!

スネイル「おいおい……!!」ガキン!!!

スネイル「バカの一つ覚えじゃねェかよ……!!!」

フック「そう焦るな……」フゥー……

フッ……!!

スネイル「!!? 消えた……!!?」

フック「下だぜ……!!!」

スネイル「……!!!」

フック「『シュート』!!! 『シュート』!!! 『シュ──────ト』!!!」ドゴッ!!! ドゴドゴッ!!!

スネイル「ぐっ……!!!」

フック「フゥー…………」

フック「『フンボルト・パワーシュ───ト』!!!」ドゴォン!!!

スネイル「がっ……!!?」ガハッ……!!!

スネイル「バカな……『竜の逆鱗』で強化したおれの身体が……!!?」

フック「さあ、決めていこうじゃねェか……!!!」



【コンマ二桁判定です。高いほど相手にダメージを与えます。ゾロ目が出た場合、出た方にとって良い結果が出ます。】

↓1……フック
↓2……スネイル

214: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 20:51:48.72 ID:oBsEBcV4O
※>>211-212選択:ギリギリでスネイルの勝利



スネイル「チィ……!!! 調子に乗るなよ……!!!」ゴゴゴ……!!!

フック「それはコッチの台詞だな……!!!」ゴゴゴ……!!!


ガキィン……!!!


フックの蹴りとスネイルの薙刀が、交差するッ!!!


互いに一切譲らない、がッ……!!!


スネイル「くっ……!!!」ググッ……!!!

スネイル「『竜の鞭』……!!!」ビュン!!!

フック「何ィ……!!?」

フック「薙刀が、伸びたァ……!!?」

スネイル「うらァ!!!」

フック「ぐっ……!!!」バキッ!!!

フック「そんなんアリか……!!?」



【コンマ二桁判定です。高いほど相手にダメージを与えます。ゾロ目が出た場合、出た方にとって良い結果が出ます。そろそろ決着がつくかも。】

↓1……フック
↓2……スネイル

218: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 21:25:29.68 ID:oBsEBcV4O
※>>215-216選択:ゾロ目のため、フックの勝利となります



スネイル「ハァ……ハァ……」

スネイル「……今のは効いただろ。そろそろ諦めたらどうだ?」

フック「……バカ言ってんじゃねェよ」フゥー……

フック「諦める? まだ勝負はついてねェぞ……!!!」

スネイル「そこまでして……海王龍を助けるメリットがあんのか? てめェじゃ海王龍の力を使いこなす事もできねェってのに……」

フック「…………おめェには一生分かんねェだろうな」

フック「友達(ダチ)を助けるのにメリットもクソもねェんだよ!!!」どん!!

スネイル「……戯言だな。次で終わりだ」

スネイル「死ね……!!!」ブン!!!





バキンッ……!!!


スネイル「!!?」

スネイル「薙刀が……折られた……!!?」

フック「おれの蹴りを甘く見過ぎたな……」フゥー……

スネイル「くっ……!! 足技で折りやがったのか……!!?」

フック「……じゃあ、さっきの言葉をお返ししようか」

フック「次で終わりだ……!!!」ゴゴ……!!!

スネイル「!!!」



【コンマ二桁判定。コンマ70以上、またはゾロ目でスネイルに(取り敢えず)勝利します。44が出た場合は思わぬ乱入者が。】

↓1

221: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 21:58:59.10 ID:oBsEBcV4O
※>>219選択……コンマ18のため、まだ勝利ならず。



フック「『ジェンツー・……!!!」

フック「スピードシュ───ト』ッ!!!」

フックの目にも止まらぬ素早い蹴りが、スネイルの身体にッ……!!!



ガッ……!!!

フック「なっ……!!?」

フック(足を、素手で掴まれた、だと……!?)

スネイル「伊達に本部少佐やってねェんでな……!!!」グググ……!!!

スネイル「武器なんか無くとも戦えるんだよ……!!!」グググ……!!!

スネイル「う───らァ!!!」ブゥン!!!

フック「うおっ……!!?」ビタァン!!!

足を掴まれたフックは、そのままブン投げられて壁に叩きつけられたッ!!!

フック「ぐふっ……!!!」


ドゴォン!!! ボゴォン!!!


スネイル「チッ、そろそろ本格的にマズイな……爆発がヒドくなってきやがった……」

スネイル「おいペンギン、さっさと決着つけるぞ。まさか……もう終わりか?」

フック「…………そんなわけねェだろ……」ムク……

フック「…………」シュボッ!!

フック「フゥー…………」

フック「……続きだ、海兵」

スネイル「ハッ、まだ足りねェか……!!」



【コンマ二桁判定。出たコンマに応じて要素が追加されます。例えばコンマ50が出れば、コンマ20、40の要素を採用する、という感じです。】

コンマ20以上:ゲオルグが来る
コンマ40以上:モーガンが来る
コンマ60以上:クーリが来る
コンマ80以上:大爆発が起こる
コンマゾロ目:海王龍が目覚める

↓2

225: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/08(月) 22:09:51.33 ID:oBsEBcV4O
本日はここまで。お疲れ様でした。次回、「ゲオルグ・モーガン・クーリが来る」「海王龍が目覚める」の展開を採用します。

主人公も来るしキーとなる海王龍も目覚めるので、次回は結構進む……かな?


今日はキャラクター安価。悪役のキャラクターをお願いします。役職は何でも構いません。海賊でも海軍でもその他でも。

名前:
性別:
種族:
役職:
異名:
容姿:
性格:
キーワード:

↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください

243: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 14:48:10.50 ID:jCuUV0L/O
【短期集中表紙連載風SS 『サーシャの華麗なる週末』 vol.8】


>>200選択:1.〝剣鬼〟


/////


[シロップ村から少し離れた野原:ぽつんと建つ小屋]

サーシャ「おー……あったあった」

サーシャ「久しぶりだね、元気だったかな?」

眼帯をつけた男「…………貴様、何故ここが……」

サーシャ「ナインが教えてくれたんだ」

サーシャ「教えてくれたというか……伝言を頼まれたのだがね」

眼帯をつけた男「……伝言?」

サーシャ「『まだ報酬を貰っていない』……との事だ」

眼帯をつけた男「フン…………きちんと〝支払った〟ハズだがな」

サーシャ「アイツは昔から面倒な男だからなァ……」

眼帯をつけた男「…………機会があれば向かおう。奴に会ったらそう言っておけ」

サーシャ「はは……きみも変わらないね、グラディウス」

眼帯をつけた男→グラディウス「…………」

グラディウス「……それで? お前は何の用だ」


[王下十三武海 〝剣鬼〟 スパーダ・グラディウス]どどん!


サーシャ「会議の件、聞いたかい?」

グラディウス「…………ああ」

サーシャ「───どう思う?」

グラディウス「……………………」

グラディウス「…………不穏だ」

サーシャ「やっぱりか…………」

グラディウス「今の〝偉大なる航路(グランドライン)〟には危険分子が多い」

グラディウス「誰かがそいつらに触れれば……たちまち世界中は巻き込まれるだろう」

サーシャ「参ったね……これは我々『王下十三武海』の出番かな?」

グラディウス「…………さァな。おれはあまり興味が無い」

グラディウス「…………それを言うためにわざわざここまで来たのか」

サーシャ「いいや、もう少し情報を共有するつもりさ」

サーシャ「東の海(イーストブルー)にはまだいるのかな?」

グラディウス「……そろそろ〝偉大なる航路(グランドライン)〟に戻るつもりだ」

グラディウス「暇つぶしで来てみたが、やはり東の海(イーストブルー)に強い者は──────」



【コンマ二桁判定です。コンマ10以上でグラディウスがとある気配を察知します。】

↓1

245: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 14:54:27.55 ID:jCuUV0L/O
コンマ40が出たところで『サーシャの華麗なる週末』はここまで。

グラディウスは以前のスレで頂いたキャラクターで、そのスレでも王下七武海のポジションでした。以下プロフィール。

【スパーダ・グラディウス】
王下十三武海の一人。眼帯をつけた男。異名は〝剣鬼〟〝刀狩〟。寡黙な性格。
スタイルは『刺突』でタイプは『知』。身の丈ほどある異常に細長い刀を帯刀している。
※主人公「安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>423



では、本編を始めます。主人公やら何やらが集合するところから。

今日は大事なコンマ判定がいくつかあるので、コンマの準備をお願いします。

248: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:07:19.93 ID:jCuUV0L/O
※>>222選択:コンマ77より、ゲオルグ・モーガン・クーリが来て、海王龍が目覚めます



/////


海王龍『…………』

海王龍『……………………』

海王龍『……………………』ゴボ……

海王龍『…………む……?』ゴボゴボ……

海王龍『ここは…………』

海王龍『……そうか。ワガハイとした事が、気絶していたのか…………』


ボゴォン!!!


海王龍『……爆発?』

海王龍『一体どういう状況で……………………』

海王龍『…………むっ?』



クーリ「…………」グッタリ……

海王龍『クーリ……!!?』ゴボッ……!!

海王龍『クーリ!!! クーリ!!! 大丈夫か!!?』

クーリ「…………」

海王龍『……クーリ…………』


海王龍『……こんな事をしたのは…………!!』ビキッ……


海王龍『…………スネイル───ッ!!!!』ビキビキビキッ……!!!

249: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:09:28.79 ID:jCuUV0L/O
/////


フック「行くぞ……!!!」

スネイル「返り討ちにしてやる……!!!」



メキッ……



スネイル「……?」



メキメキメキ……!!!



フック「壁に、ヒビが……」



ボゴォン!!!





モーガン「スネイル───っ!!! どこだァ───っ!!!」どん!!

250: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:14:57.34 ID:jCuUV0L/O
フック「ぬおっ!!?」ビクッ!!!

スネイル「な……て、てめェは……!!!」

スネイル「くたばってなかったのか……!!!」

モーガン「当たり前だ!!」

モーガン「おれはお前を倒すためにここに来たんだ!!! それまで倒れねェぞ!!!」

モーガン「……あれ? お前…………」

モーガン「…………名前なんだっけ?」

フック「…………フックだ。ロナルド・フック」

モーガン「ああ、そうそう」

モーガン「……で、フックは何でいるんだ?」

フック「…………お前と同じさ。カイオーを助けに来たんだよ」

フック「……島でそう言ったハズだがな」

モーガン「そうだっけ?」

フック「……まァ、何でもいい」フゥー……

フック「意気揚々と現れたところ悪いが、コイツはおれが倒すぜ」

モーガン「何ィ!!?」ガガーン!!!

モーガン「ふざけんな!! おれが倒すんだぞ!!!」

フック「そう言うな、こっちも真剣勝負の途中なんでな……!!」

フック「『ペンギンシュ───ト』っ!!!」ゴオオ……!!!

スネイル「!!!」





ゲオルグ「『龍殺壁』!!!」ガキィン!!!

251: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:20:33.10 ID:jCuUV0L/O
フック「な……何だと!!? 急に壁が……!!?」

ゲオルグ「スネイル少佐……!! お怪我はありませんか……!?」

スネイル「……問題ねェ。そっちは終わったのか?」

ゲオルグ「……はい。もう追っては来ないでしょう」

ゲオルグ「残念ながら……マナビは負けてしまったようですが」

スネイル「何だと……? 本当か?」

ゲオルグ「先程部下とすれ違いまして、その時に確認済みです」

スネイル「…………まァいい。おれの目的が達成できれば細かい事は関係ねェ。要は海王龍さえ無事でありゃ何でもいいんだ」

ゲオルグ「…………ヤツのいる水槽、おれが持ってきましょうか」

スネイル「ダメだ。てめェだと殺しちまうだろ。千年竜の時みたいによォ……」

ゲオルグ「……!!!」

スネイル「おれが海王龍のところに向かう。てめェはそいつらを──────」



バキッ



モーガン「うおっ!?」

フック「……とんでもねェ音がしたな」

スネイル「チッ、そろそろマズイか……早いとこ脱出するべきだな……」



バキバキッ



バキッバキッ……バキッ……



バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキッ!!!



ゲオルグ「……!!?」

スネイル「何だこのバカでけェ破壊音は!!! どこから───」

252: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:21:51.18 ID:jCuUV0L/O





ボッゴォン!!!





海王龍『GYAAAAAAAAAAAAAA!!!!』ドン!!



全員「「「!!!?」」」






253: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:27:52.64 ID:jCuUV0L/O
モーガン「お……おっさん……!!?」

フック「おい……カイオーってこんなにデカかったか……!!?」

フック「……300mぐらいはあるんじゃねェのか…………!!?」

スネイル「ば……バカな!!!」

スネイル「海王龍はフウフウの能力で力を封印しているんだぞ!!? 何で力が使えるんだよォ!!!?」


/////


ロウマン「うわァ────っ!!?」ガガーン!!!

ロウマン「あ……あれって海王龍、だよね!!? なにあのサイズ!!!」

ロウマン「もしかして、あの場所にモーガン達がいるのかな……!! 早く行かないと……!!!」

ロウマン「くう……!!! さっきよりは良くなったけど、まだ筋肉痛が……!!!」ズキズキ……

ロウマン「……あれ?」

サクヤ「…………うう……」

ロウマン「だ、誰か倒れてる!!!」

ロウマン「大丈夫ですかァ───っ!!!」ダッ!!!

ロウマン「ぐわァ──────っ!!!」ズキズキィ!!!

サクヤ「…………!?」ビクッ

ロウマン「き、筋肉痛があ…………!!!」ズキズキ……!!

ロウマン「だ、大丈夫ですかァ…………」ガックリ……

サクヤ「……そ、そっちが大丈夫?」

254: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:28:26.63 ID:jCuUV0L/O
サクヤ「…………あたし、無事だったんだ」

ロウマン「?」

サクヤ「……ううん、何でもない」

ロウマン「と、とにかくここを離れよう!! 何だかマズイ事になってるんだ!!!」

サクヤ「えっ……?」

サクヤ「……!!! あれは…………!!?」

サクヤ「海王龍の力が、暴走している……!!?」

ロウマン「力が……!?」

ロウマン「あれ、でも……海王龍ってスネイルの悪魔の実の能力で力を封印されてるんじゃなかったっけ……」

サクヤ「……海楼石…………」

ロウマン「??」

サクヤ「海王龍の身体は……海楼石とほぼ同等のエネルギーを有していた…………」

ロウマン「海楼石って……………………あっ!」


~~~~~~~~~~


モーガン「クッソォ~……!! 頭に来た!!!」

モーガン「この海楼石の十手でボコボコにしてやる!!!」ヒョイ

クーリ「あっ!! それ、カイオーのだろ!!?」

モーガン「おう、そこら辺に置いてあったぞ」

クーリ「やめとけって!! それはカイオーが大事に取っておいたオヤツなんだぞ!!!」

ロウマン「え、海楼石を食べるの!?」ガガーン!!!

イナチ「流石はドラゴン、規格外ね……」


~~~~~~~~~~


ロウマン「確か海王龍って……海楼石を食べるんだっけ」

サクヤ「……!!! それだよ…………!!!」

サクヤ「だから……海王龍は、『悪魔の実』の力を跳ね除ける事ができる……!!?」

ロウマン「か、海王龍って……スゴイね!!!」キラキラ

サクヤ「……でも、今の海王龍は暴走状態にある…………あのままじゃ…………!!」

サクヤ「この島ごと無くなっちゃう……!!!」

ロウマン「えええ───っ!!?」ガーン!!!

255: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:36:58.09 ID:jCuUV0L/O
/////


海王龍『GYAAAAAAAAAAAAAAA……!!!!』ビキビキビキッ……!!!

フック「か、カイオー……!!!」

モーガン「な……何にせよ、おっさんが目覚めたのは良い事だよ…………な?」

フック「……そう見えるか?」

モーガン「…………呼びかけてみるか」

フック「やめとけ……!!!」

モーガン「お───いっ!!! ドラゴンのおっさァ───ん!!!」

海王龍『…………』ゴゴゴ……

フック「…………お?」

モーガン「おれ達の事は分かっているみてェだな!」



海王龍『GYAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』

モーガン・フック「「うわァ───っ!!!?」」ビクゥ!!!

フック「ダメじゃねェか!!!」スパァン!!!

モーガン「んな事言われても困るぞ!!?」

256: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:43:46.66 ID:jCuUV0L/O
海王龍『GYAAAAAAAAA…………!!!!』ビキビキビキッ……!!!

モーガン「……なァ、心なしかデカくなってねェか?」

フック「…………ああ、なってるな」

フック「まさか、際限なくデカくなっていくってのか……!!?」

ゲオルグ「……!!!」ジャキン!!!

ゲオルグ「『龍殺破』!!!」バシュン!!!

ジュ……!!

ゲオルグ「!!? 効いていない……!!?」

ゲオルグ「クソッ、あの巨体にこの光線では歯が立たない……!!!」

ゲオルグ「仕方ない、出力を上げて……!!!」

スネイル「やめろ!!!」ガッ!!!

ゲオルグ「少佐……!! 何故止めるんです!!?」

ゲオルグ「このままでは我々の命が……!!!」

スネイル「うるせェ!!! 海王龍は貴重なサンプルだ!!! 死なせるわけにはいかねェんだよ!!!」

ゲオルグ「ドラゴンに生きている価値など無い!!!」

ゲオルグ「ドラゴンが生きている限り、またあの〝悲劇〟が繰り返される……!!!」

ゲオルグ「やはり、海王龍はここで討伐しておくべきです!!!」

スネイル「てめェ……!!!」

スネイル「千年竜だけでなく、海王龍まで殺す気か!!? てめェのせいで研究がどれだけ遅れたと思っていやがる!!!」

スネイル「てめェのその剣があったからまだ利用価値があると生かしておいたんだ……!! これ以上邪魔するなら、命はねェぞ!!!」

ゲオルグ「くっ……!!! しかし……!!!」

スネイル「黙れ!!! 知らねェとでも思ってんのか……!!?」

スネイル「てめェが千年竜を殺す事でワザと計画を潰した事をよォ……!!!」

ゲオルグ「……!!?」

257: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 15:51:44.04 ID:jCuUV0L/O
スネイル「それに目ェ瞑ってやって、お前がやった証拠を隠してやって、そしておれの部下にしてやったんだ……!!!」

スネイル「今さらここで反旗を翻すってか!!? ああ!!?」ゴゴゴ……!!!





サナ「ホント、に……!!?」

ゲオルグ「……!!! お前…………!!!」

スネイル「ああ……よく来たな、被験体37番」

サナ「!!!」ゾクッ……!!!

スネイル「研究所で見た顔だとは思ったんだがな、番号が思い出せなくてよ……帰ってきてから調べたんだ」

スネイル「どうだ? 久しぶりに番号で呼ばれる気分は」ニヤリ……

サナ「……!!」ガタガタ……!!!

シルバーフレーム「サナさん……!!! 大丈夫ですか……!!?」

スネイル「サナ……?」

スネイル「…………なるほど、37(サナ)か!!! 考えたもんだな!!!」

スネイル「てめェに名前はねェ……かと言って番号で呼ばれるのも癪……」

スネイル「だから番号をもじった名前を自分で考えた……ってところか?」

サナ「くっ……!!! そ、そんな事より……!!!」ガタガタ……!!!

サナ「ゲオルグが計画を終わらせるために、って……どういう事!!?」

スネイル「うるせェ女だ……!! 今はそういう状況じゃねェだろうが……!!!」バチ……!!!

258: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:04:21.33 ID:jCuUV0L/O
スネイル「ふざけんなよ……海王龍ッ!!!」バチバチバチ……!!!

海王龍『GYAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』ビキビキビキッ……!!!

スネイル「てめェはおれに〝封印〟されてんだ……!!! おれに逆らうんじゃねェ……!!!」バチバチバチ……!!!

海王龍『GYAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』ビキビキビキッ……!!!

海王龍『GYAAAAAAA……!!!!』コオオオオオ……!!!

ルイス「……おい、様子がおかしいぞ…………!!?」

海王龍『GYAAAAAAA……!!!!』コオオオオオ!!!



カッ……!!



海王龍の口が青白く光ったかと思うと……!!!



ピュン!!!



ドッ───ゴオォン!!!!



鉄骨のような太さの光線が海に向かって放たれ、その周辺を一瞬にして消し飛ばしたッ!!!





全員「「「うわァ──────っ!!!?」」」ビクゥーッ!!!

259: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:05:59.17 ID:jCuUV0L/O
モーガン「ど……」

モーガン「ドラゴンのおっさん、スッゲェ───っ!!!」キラキラキラキラ

シルバーフレーム「言ってる場合かァ!!!」バシィ!!!

ルイス「規格外なのは分かっていたつもりだが……!!! あまりにもバケモノすぎるだろ……!!!」

サナ「ちょ、ちょっとルイス!! ドラゴンはバケモノなんかじゃないよ!!!」

イドラ「キシャア!!!」

ウドラ「ギャア!!!」

フック「んな事言ってる場合か……!!? そんな余裕ねェぞ……!!!」

フック「……おっ、葉巻が吹き飛んじまった。ライター、ライター…………」

全員「「「お前が一番余裕あるじゃねェか!!!」」」ビシィ!!!

261: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:16:30.57 ID:jCuUV0L/O
スネイル「ぐっ……!!!」ビリ……ビリ……

スネイル「身体が痺れる……!! おれの能力が効かねェのか……!!?」

モーガン「おいスネイル!!! お前が封印なんかしてっからおっさんがあんな事になってんじゃねェか!!? 能力を解除してやれよ!!!」

スネイル「バカ言うな!!!」

スネイル「アイツは今暴走してんだぞ!!? こんな状況で能力解除したら何が起こるか分からねェだろうが!!!」


海王龍『GYAAAAAAA……!!!!』コオオオオオ……!!!


ルイス「!!! また光線を撃つ気だぞ……!!!」


海王龍『GYAAAAAAA……!!!!』ギギギッ……!!!


シルバーフレーム「…………気のせいですかね、こっち向いてません?」

フック「…………気のせいなんかじゃねェ。ガッツリ向いてるぞ」

モーガン「おれ達の事、狙ってんのか」

全員「「「……………………」」」



全員「「「うわァ──────っ!!!! 死ぬゥ──────っ!!!!」」」

262: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:24:47.29 ID:jCuUV0L/O
シルバーフレーム「ど、どどどどどうしましょう!!? どうしましょうか!!?」

ルイス「お、落ち着けシルバー……!!!」

シルバーフレーム「これが落ち着いていられますか!!? このままじゃぼく達死にますよ!!?」

サナ「イドラ……ウドラ……私、あなた達に会えて本当に良かった…………」ウルウル

イドラ「キュウ……!!!」ウルウル

ウドラ「ギャウ……!!!」ウルウル

シルバーフレーム「涙のお別れしている場合ですか!!?」ガーン!!!

フック「やれやれ……これが最後の一本か……」フゥー…………

モーガン「なァ、スネイルゥー」

モーガン「ガムガムの能力使える状態で死にてェから、封印解いてくんねェか?」

スネイル「てめェ何をフランクに頼んでいやがる!!? 敵だろうが!!!」

モーガン「今はそういう状況じゃねェからいいだろ!!?」

スネイル「いいわけあるか!!!」

ゲオルグ「…………能力を解除する意味あるのか?」

モーガン「こだわりだ!!!」

海王龍『GYAAAAAAAAAA!!!!』コオオオオオ!!!

全員「「「うわァ──────っ!!!!」」」







クーリ「待ってくれカイオー!!!」どん!!




263: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:28:18.28 ID:jCuUV0L/O
モーガン「クーリ!!!」

スネイル「てめェ……!! 無事だったのか……!!?」

クーリ「あ……あたりめェだろ!!! おめェのパンチなんか屁でもねェよ!!!」

クーリ(ホントはメチャクチャ痛ェけど……!! い、今は我慢……!!!)

クーリ「カイオー……!!! 落ち着いてくれ……!!! おれの声は聞こえてるだろ!!?」

クーリ「おれは……〝クーリ〟だから!!! 落ちこぼれだけど、〝クーリ〟の役割を貰ったのはおれだから!!!」

クーリ「おれが……おれがお前を止める!!! おれは、カイオーを助けに来たんだ!!!」どどん!!

海王龍『……………………』コオオオオオ!!!

モーガン「クーリ……!!!」



【コンマ二桁判定です。現在は海王龍は意識を失い暴走状態にあります。コンマ30以上を出すと海王龍は意識を取り戻します。】

↓1

266: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:39:25.37 ID:jCuUV0L/O
※>>264選択:コンマ35……何とか意識を取り戻しました! しばしクーリと海王龍のターンです。



海王龍『GYAAAAAAAAAA!!!!』コオオオオオ!!!

海王龍『GYAAAAA…………!!!!』コオオオオオ!!!

海王龍『……………………』コオオオオオ!!!

海王龍『……………………』コオオオオオ!!!

海王龍『……………………』コオオオオオ!!!

クーリ「カイオー……!!!」

海王龍『……………………』コオオオオオ!!!

海王龍『……………………』コオオオオオ!!!

海王龍『(……………………)』

海王龍『(……………………リ…………)』

クーリ「……!!!」

海王龍『(……………………クーリ…………)』

海王龍『(…………クーリ……か……………………?)』

クーリ「(…………!!!)」

クーリ「(カイオー……!!! 目が覚めたんだな!!!)」

267: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:43:27.41 ID:jCuUV0L/O
海王龍『(…………ここは…………ワガハイは……)』

海王龍『(……そうか…………ワガハイは…………力を制御できずに…………)』

海王龍『(ワガハイは……これを恐れていたのだ…………)』

海王龍『(ワガハ……イは……怒りで我を忘れてしまう事が…………ある…………)』

海王龍『(ワガハイのせいで……おぬしらが危険な目に…………)』

クーリ「(そ、そんな……カイオーは悪くねェよ……!!!)」

クーリ「(ワリィのはおれだ……カイオーの力を止められねェおれがワリィんだ…………)」

クーリ「(おれは……〝クーリ〟なのに……)」

海王龍『(…………クククッ……)』

クーリ「(な……何だよ……!!?)」

海王龍『(力を止められない落ちこぼれ……自分の事をそう思っているのだろう…………?)』

海王龍『(懐かしいのお…………〝クーリ〟もそうじゃった…………)』

クーリ「(えっ…………)」

海王龍『(大人の状態でワガハイの力を与えられたのだ……当然であろう…………)』

海王龍『(クーリの言葉で言うなら…………〝クーリ〟もまた、落ちこぼれじゃあ…………)』

クーリ「(そう、なのか…………)」

クーリ「(……あれ?)」

クーリ「(そう言えばカイオー…………おれの事、いつもはジュニアって…………)」

海王龍『(もう……おぬしはジュニアなどでは無い……)』

海王龍『(おぬしはワガハイを助けに来てくれた…………)』

海王龍『(もう、立派な男である…………!)』

クーリ「(か、カイオー……!!!)」

海王龍『(……だが、残念な事に…………時間が無い…………)』

クーリ「(えっ……!?)」

268: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:54:41.90 ID:jCuUV0L/O
海王龍『(ワガハイは正気を取り戻したが…………この光線は止める事はできぬ…………)』

クーリ「(そ、そんな……!!!)」

海王龍『(…………安心せい。おぬしらに危害は加えぬ……………………!!!)』

クーリ「(……!!? 何するつもりだ…………!!?)」

海王龍『(ワガハイは……ワガハイの力を持ってして、ワガハイの力を止める…………!!!)』どん!



海王龍『……………………』コオオオオオ!!!

モーガン「……?」

モーガン「カイオーの様子が…………変わったな」

海王龍『GYAAAAAAAAAA!!!!』コオオオオオ!!!

モーガン「うわァ───っ!!!」ビクゥ!!!

シルバーフレーム「全然変わってないじゃないですかァ!!!」

モーガン「あれェ!?」



海王龍『GYAAAAAAAAAA!!!!』コオオオオオ……!!!



海王龍『GYAAAAAAA…………!!!!』バクンッ!!!



サナ「!!! 口を……閉じた……!!?」


海王龍『(おぬしらは……ワガハイが守る!!!)』


海王龍『(ワガハイは……海王龍であるぞ!!!)』


クーリ「カイオー──────っ!!!!」





カッ……!!!



ドッ──────!!!




269: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 16:59:42.02 ID:jCuUV0L/O
青白い大きな光が、ロストアイランドを包み込んだ。



破壊力は無かったが、衝撃は豪風を生み、その風は圧倒的な威圧感を孕んでいた。



島にいた人々は立っていられず、皆倒れていった……



海王龍は、徐々に消えていく。



まるで砂の城が波にさらわれるように、サラサラと消え……



そして、島で意識のある者は──────





【コンマ判定です。誰が意識のある状態なのか。モーガン・スネイルは自動成功、クーリは自動失敗となります。】

【下5までのコンマ判定となります。コンマなので人がいない場合は連投も可能です。】

↓1……シルバーフレーム。コンマ90以上、またはゾロ目で成功
↓2……ルイス。コンマ85以上、またはゾロ目で成功
↓3……サナ。コンマ90以上、またはゾロ目で成功
↓4……フック。コンマ60以上、またはゾロ目で成功
↓5……ゲオルグ。コンマ60以上、またはゾロ目で成功

277: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 17:15:11.57 ID:jCuUV0L/O
※>>270-274選択:まさかのゾロ目2つ。シルバーフレームとゲオルグも倒れませんでした!



/////


クマー「…………」

クマー「…………」

クマー「……………………」

黒弓のハルト「おい、クマー」ベシベシ

黒弓のハルト「おい起きろ。寝てる場合じゃねェぞ」ベシベシ

クマー「クマァ…………?」

クマー「……クマ? ここはどこクマ?」

クマー「ええっと…………確か…………島で負けて…………そして…………」

クマー「…………あっ!!」

クマー「ハルトお前……そういやぼくを見捨てたクマね!?」

クマー「研究材料にされそうになった時、ぼくを盾にして逃げたクマ!!!」

黒弓のハルト「どっちも捕まるよりは良いだろ。くだらねェ事おぼえてんじゃねェよ」ガタガタ……

クマー「クマァ……!!?」

クマー「……あれ? そう言えば、どうしてぼくは無事なんだクマ?」

黒弓のハルト「んな事より……早く逃げるぞ。今がチャンスなんだ」ガタガタ……

クマー「……何で震えてるクマ?」

黒弓のハルト「…………世界には、とんでもねェのがいるんだな……」ガタガタ……

クマー「?」


/////


イナチ「いたた……」

イナチ「身体を打ちつけたわね……傷は無さそうだけど…………」

イナチ「あんなに大きかった海王龍が……消えていった…………あれは、大丈夫って事なのかしら?」

イナチ「取り敢えずの脅威は去ったようだけど……さっきの豪風のおかげで爆発も止まったみたいだし……」

イナチ「何はともあれ、早くあの場所に向かわないとね。きっとモーガン達もいるでしょう」


ピカッ……


イナチ「…………あら?」

イナチ「これは……何かしら?」

イナチ「光る…………球体?」

278: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 17:25:20.51 ID:jCuUV0L/O
/////


ボッ……


ボゴォン!!



スネイル「……まさか、生きているとはな…………」どん!

スネイル「あの野郎、自爆しておれ達を殺すつもりだと思ったが……そういうわけじゃねェのか?」

スネイル「まァいい。生存している可能性があるなら探す必要がある。さっさと準備して───」

スネイル「…………チッ」

スネイル「てめェらも生きていたか……」



モーガン「当たり前だ!!」どどん!

シルバーフレーム「やれやれ……髪の毛が乱れてしまいましたね……」どん!

ゲオルグ「流石に……死を覚悟したな」どん!!

モーガン「おれはお前を倒しに来たんだ。こんなところで倒れているわけにはいかねェ……!!」

モーガン「決着をつけようぜ、スネイル」

スネイル「上等だ……!!」

ゲオルグ「待て貴様……!!!」

シルバーフレーム「いいんですか?」

ゲオルグ「何……!!?」

シルバーフレーム「本当に……スネイルの味方で、いいんですか?」

ゲオルグ「……………………」

スネイル「ハッ……もうてめェに期待なんざしてねェよ」

スネイル「刺青ヤローをぶっ倒したら次はてめェだ……!! 待っていろ……!!!」

スネイル「あいにくだが武器がねェんで、拳で行くぞ……!!」

モーガン「なら、おれも素手だ……!!!」ポイッ



モーガン・スネイル「「いざ、勝負!!!」」どどん!!



モーガン・スネイル「「うおおおおお──────っ!!!」」ゴオオオオ!!!



【コンマ二桁判定。コンマ50以上、またはゾロ目でモーガンの勝利です。】

【本当はシルバーフレームとゲオルグのゾロ目ボーナスにより補正が入るハズでしたが、シルバーフレームが44を出したため特に補正がつきません。】

↓1

281: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 17:33:16.23 ID:jCuUV0L/O
うおおおお、惜しい…………。

ストックしてあるゾロ目ボーナスを使う事で再判定ができます。どうしますか? なお、モーガンが敗れた事でバッドエンドになったりはしません。

1.使う
2.使わない

↓先に3票集まった方を採用。決まらない場合は下5で一番コンマの高いものを採用

290: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 18:09:10.44 ID:jCuUV0L/O
※>>288選択:コンマ67……コンマ30以上のため、モーガンの勝利です!



スネイル「うおおおおお──────っ!!!」ゴオオオオ!!!

モーガン「うおおおおお──────っ!!!」ゴオオオオ!!!


ズガン!!!


モーガンの拳がスネイルの頰に、そしてスネイルの拳がモーガンの頰にめり込むッ!!



スネイル「ぐっ……!!!」ガクッ……


膝をついたのは、スネイル……!!!


スネイル「ち…………くしょ……う……」

スネイル「てめェなんかに……負けるとは……な…………」

スネイル「次は……おれが勝つ……!!」

スネイル「おれは…………絶対に諦めねェぞ……!!!」

モーガン「いつでもかかって来い!! 返り討ちにしてやる!!!」

スネイル「……ハッ…………」


バタンッ……!!!



モーガン「よっしゃあ───っ!!」

モーガン「この勝負、おれの勝ち…………だ…………」フラッ……

シルバーフレーム「モーガンさん!!!」ガシッ!!

シルバーフレーム「……ボロボロじゃないですか。まったく、ムチャするんだから…………」


ゲオルグ(……ドラゴンは………死んだのか?)


バチ……バチバチ…………


ゲオルグ「!!! 何だ……!!?」





ピポ「…………ピポ?」ムックリ

ゲオルグ「!?」

ピポ「ぴ……ピポ?」キョロキョロ

ゲオルグ「…………何だお前」

ピポ「…………ピポォ?」キョトーン

291: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/14(日) 18:12:53.35 ID:jCuUV0L/O
本日はここまで。お疲れ様でした。まだ東の海(イーストブルー)なのにスケールが〝新世界〟みたいな感じになりました。古代兵器が暴れてたわけだからね、仕方ないね。

あと2回ほどで『ロストアイランド編』は終了する予定です。なにとぞ。


それでは、今日は悪魔の実の安価です。超人系または自然系で、攻撃的な悪魔の実をお願いします。原作で言えばボムボムの実やスパスパの実、トゲトゲの実など。

実の名前:
種類:
能力の詳細:
備考:

↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください

314: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 09:51:31.45 ID:VSiwAU5lO
【短期集中表紙連載風SS 『サーシャの華麗なる週末』 vol.9】



>>244選択:コンマ40のため、グラディウスが何かに気づく


グラディウス「───!!!?」ゾクッ!!!

サーシャ「……? どうした?」

グラディウス「……〝海賊狩り〟。船はあるか?」

サーシャ「え? あー……すぐに欲しいのか?」

グラディウス「すぐにだ。なるべく機動力のあるものがいい」

サーシャ(…………よっちゃんに乗せてみるか……)

サーシャ「船は無いが、それに近いものなら」

グラディウス「それで構わない。乗せてくれ」

グラディウス「……海に出るぞ」

サーシャ「どうしたんだ、突然……」

グラディウス「…………東の方角に、いるんだよ」

グラディウス「とてつもなく強い存在が……!!!」ゴゴゴ……!!!

グラディウス「急げ〝海賊狩り〟……!!」ダッ!!!

サーシャ「あっ」


サーシャ「……やれやれ」


サーシャ「仕方がない、ついていってあげるとしよう」


サーシャ「もう少し羽を伸ばしたかったが…………」


サーシャ「……まっ、これはこれで楽しい週末だったな」どん!!

315: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 09:53:02.65 ID:VSiwAU5lO
というわけで『サーシャの華麗なる週末編』は今回で最後です。ありがとうございました。


次の短期集中表紙連載風SSはしばしお待ちを。まずは『ロストアイランド編』を終わらせてからですね。


それでは本編を始めます。スネイルを倒してから数時間後の話です。

316: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 09:58:40.77 ID:VSiwAU5lO
[数時間後:ロストアイランド:研究所跡地]



モーガン「…………」

モーガン「……………………」

モーガン「……………………はっ!!!」ガバッ!!!

シルバーフレーム「うわっ!」

シルバーフレーム「急に起きないでくださいよ……ビックリするじゃないですか」

モーガン「あれ……?」

モーガン「……スネイルは!? おれ、勝ったよな…………!!?」

ルイス「……安心しろ、お前は勝ったよ」

モーガン「そうか……良かったァ…………」ホッ……

モーガン「って事は……」びよーんっ!

モーガン「おおっ!! 戻った!!! 能力が戻ったぞ!!!」

ピポ「ピポォ!!!」フッカツゥ!!!

モーガン「おー!! ピポも戻ったかァ!!!」

シルバーフレーム「何だか、すごく久しぶりな気がしますね……」

317: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 10:16:13.83 ID:VSiwAU5lO
イナチ「はいはい、喜ぶのは後でね。今は治療の続きをするから寝てなさい」

モーガン「うおっ」ドサッ……

モーガン「お、イナチ。どこ行ってたんだ?」

イナチ「色々あって流されていたの」

サナ「モーガン……!!」

サナ「スネイルを倒してくれてありがとう……!!! すごいよ、モーガンは……!!!」

モーガン「いや……ダメだ」

サナ「えっ……」

モーガン「おれが勝てたのは、ドラゴンのおっさんのおかげだ。おっさんがいなかったら、おれはスネイルに勝ってねェ」

モーガン「おれはまだまだだな……」

シルバーフレーム「自分に厳しいですね……」

ルイス「…………」


~~~~~~~~~~


クマー「グマ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」

ルイス「……そう慌てるな」

ルイス「おれがしっかりお前を元に戻してやる……!!!」


~~~~~~~~~~


ルイス(……おれも、まだまだだな)

ルイス(クマーは…………大丈夫だろうか)

ロウマン「る、ルイスも難しい顔してる……」

イナチ「……思うところがあるんでしょう」

318: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 10:36:06.28 ID:VSiwAU5lO
モーガン「そうだ、おっさんは?」

ロウマン「そ、それが…………」

イドラ「キュウ…………」



ゲオルグ「…………ヤツは死んだ」



サナ「ゲオルグ……!!! そんな言い方……!!!」

ゲオルグ「……事実だろう。濁したところで意味が無い」

シルバーフレーム「……まァ、同感ですね」

フック「……カイオーは、おれ達を守って散っていったのさ…………」

フック「さっきの衝撃でクーリはまだ起きねェが……起きた時になんて言ってやればいいのか……」

モーガン「クーリ……」

ルイス「…………クーリ」

海王龍『クーリ…………』




全員「「「…………」」」





全員「「「うわァ──────っ!!!?」」」ビクゥ!!!

319: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 10:57:11.99 ID:VSiwAU5lO
海王龍『ぬおっ!!?』

ルイス「何で生きてんだ……!!?」

海王龍『い、生きてちゃ悪いのか!!?』

フック「目が覚めたらいなかったから、てっきり死んだと思ったぜ……!!」

シルバーフレーム「……あの、何か、さっきに比べて小さくありませんか?」

イナチ「……私の半分くらいしか無いわね」

シルバーフレーム「あと、どことなく透けているような……」

ロウマン「すごく透明だね!!」

海王龍『ふむ……何と説明したら良いか……』

海王龍『確かにあの爆発でワガハイの肉体は滅びた。ワガハイが生きているのは、クーリのおかげなのだ』

イナチ「クーリの……?」

海王龍『左様。ワガハイがクーリにいくらかの力を与えている事は知っておるな?』

モーガン「そうなのか?」

シルバーフレーム「何でモーガンさんが知らないんですか?」

海王龍『身体が滅びる前に、ワガハイは意識を己の力の元へ……すなわちクーリの身体に移したのだ』

ルイス「つまり……クーリの身体の中で生きているって事か」

モーガン「寄生虫みてェだ」

海王龍『もっとマシな言い方はできんのかァ!!!』グワァ!!!

320: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:09:21.13 ID:VSiwAU5lO
サナ「でも良かった…………生きててくれて…………」

海王龍『…………おぬしらには礼を言わねばならぬな』

海王龍『ワガハイを助けてくれて───』スゥー…………

フック「!!? おい、カイオー……!!?」

海王龍『おおお……いかんな。そろそろ時間のようだ……』

シルバーフレーム「時間……!?」

海王龍『ワガハイは確かに生きているが、それも辛うじて……。このように実体化できる時間も短い』

海王龍『基本はクーリの中で微睡んでいる事になるであろう……』

海王龍『……モーガンよ』

モーガン「何だ? 礼ならクーリに言えよ。おれはスネイルをぶっ飛ばしただけだからな」

モーガン「礼を言うのはこっちだ。おっさんのおかげでおれは勝てたんだからな」

海王龍『フン……一丁前に悔しがっているのか。若造め』

モーガン「なんだとォ!!?」

海王龍『…………おぬしがいなければクーリは動かなかった。おぬしのおかげじゃよ』

海王龍『この程度で落ち込むでない、〝未来の海賊王〟よ』

モーガン「……!!!」

モーガン「……安心しろ、少し反省しただけだ」

モーガン「次の敵はおれが徹底的にぶっ飛ばしてやるさ!!!」

海王龍『威勢の良い事だ…………』スゥー…………

サナ「!!! 身体が……!!!」

海王龍『お別れだな』

モーガン「……また会えるんだろ?」

海王龍『当然。ワガハイは海王龍であるぞ!! このまま朽ちる存在ではない!!!』


海王龍『……〝復活〟にはクーリの力を借りる事になるであろうがな』


海王龍『皆の衆…………感謝しているぞ…………』


海王龍『では…………また会おう…………』




スゥー……!!

321: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:24:33.23 ID:VSiwAU5lO
モーガン「……消えちまった」

シルバーフレーム「……海王龍さんの言葉を信じるなら、クーリさんの中で生きていますよ」

サクヤ「…………これが、〝ドラゴン〟……」

クーリ「…………ううっ……」

クーリ「…………ここは……………………」

イナチ「クーリ……!! 目が覚めたのね」

クーリ「……そうか、おれ…………」

ロウマン「え、えっと…………実は…………」

フック「おい、起きたばかりだ。まだ言わねェ方がいい……」

クーリ「…………大丈夫だ。全部分かってる」

ロウマン「え?」

クーリ「カイオーが説明してくれた……ような気がする」

クーリ「分かるんだ、何となく。おれの中にカイオーがいるって……」

モーガン「クーリ……」

ピポ「ピポ……」

クーリ「うわァ───っ!!?」ビクゥ!!!

クーリ「な、何だコレ!? 何だこの生物!!?」

モーガン「ん? ああ、ピポか? これがカバだ!!」

クーリ「スゲェ───っ!! コレがカバかァ───っ!!」

シルバーフレーム「元気ですね……」

ルイス「…………塞ぎ込んでいるよりは良いだろう」

322: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:28:26.20 ID:VSiwAU5lO



ゲオルグ「…………話は終わったか?」

サナ「……!!!」

ルイス「……やる気か?」チャキ……

ゲオルグ「……そう身構えるな。戦う気は無い」

ゲオルグ「おれがお前らを狙ったのはスネイル少佐…………」

ゲオルグ「……スネイルの指示があったからだ」

ゲオルグ「奴が倒れた以上、お前らを倒す意味は無いからな。このまま消えるさ」

ロウマン「スネイルに忠誠を誓っていたわけではないんだね」

ゲオルグ「……おれはマナビとは違う。おれがスネイルの元にいたのは…………」

ゲオルグ「…………まァ、罪滅ぼしのようなものだ」

モーガン「そういやスネイルは?」

シルバーフレーム「縛り上げて施設付近に放置しています。仲間も同様です」

シルバーフレーム「気絶しているので逃げ出す事は無いでしょう」

モーガン「ふーん……」



サナ「ね、ねえ!!!」

ゲオルグ「…………何だ」

サナ「スネイルの言葉の意味を……教えてほしい」

ゲオルグ「…………何の話だ」

サナ「とぼけないで!!! 千年竜の事だよ……!!!」


~~~~~~~~~~


スネイル「黙れ!!! 知らねェとでも思ってんのか……!!?」

スネイル「てめェが千年竜を殺す事でワザと計画を潰した事をよォ……!!!」

ゲオルグ「……!!?」


~~~~~~~~~~


ゲオルグ「……………………」

ゲオルグ「……お前には関係の無い話だ」

サナ「そんな事……!!!」

サクヤ「……ゲオルグ。話してあげたら?」

ゲオルグ「……サクヤ…………しかし…………」

サクヤ「あたしは結構話しちゃったしー、ゲオルグだけ話さないのは不公平じゃない?」

ゲオルグ「いや、それはおれには関係ないだろ……」

サクヤ「……そうやって思いを抱え込んで言わないの、良くないとこだよ」

サクヤ「彼女は被験者の一人だったわけだし、知る権利はあるんじゃないかなー」

ゲオルグ「ぐっ…………」

ゲオルグ「…………ハァ」

ゲオルグ「……大した話じゃない」



ゲオルグ「おれの故郷が、ドラゴンに滅ぼされたというだけだ」

ほぼ全員「「「!!!」」」

323: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:44:32.48 ID:VSiwAU5lO
ゲオルグ「だからドラゴンを憎み、ドラゴンによる〝悲劇〟をこの世から無くそうと思った」

ゲオルグ「そう考えているうちにこの島に辿り着いた……それだけだ」

シルバーフレーム「……なるほど、あのドラゴンへの憎しみはそういうわけでしたか」

サナ「そう、だったんだ………」

ゲオルグ「…………同情する事は無い。過去がどうあれ、おれが千年竜を殺したという事実は消えない」

ゲオルグ「確かにあの腐った計画を潰す算段もあったが…………あの時、おれはドラゴンに対する憎悪しか無かった」

ゲオルグ「…………海王龍のように、意思疎通ができたかもしれんのにな」

サナ「ゲオルグ…………」




ピカッ……!!



イナチ「あら……?」

ロウマン「えっ」

モーガン「お? 何だ?」

ルイス「イナチ……何を持っている?」

イナチ「これは……さっき拾った光る玉ね」

イナチ「こんなに光っていなかったけれど……」


ピカァ……!!!


サナ「これは……!!! もしかして……!!!」

サナ「ちょ、ちょっと貸して!!!」

イナチ「? いいわよ」




ポロッ……

全員「「「あっ」」」

324: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:46:54.12 ID:VSiwAU5lO





パシッ

ゲオルグ「……危ないな。落とすところだったぞ」



パキッ



ゲオルグ「……!?」

パキパキパキッ……!!!

ゲオルグ「な、何だ……!? 玉が割れて……!!?」











ドラゴンの赤ちゃん「キュー……!!」どーん!!



サクヤ「こ、これは……!!!」

サクヤ「もしかして、ドラゴンの赤ん坊……!!?」

イナチ「何ですって……!!?」

イナチ「つまりこれは……ただの玉ではなく、ドラゴンの卵だったと言うの……!!?」

サナ「この赤ちゃん……千年竜だ……!!!」

クーリ「えっ!!? マジか!!!」

フック「まだ生き残りがいたって事か……」

325: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:48:40.94 ID:VSiwAU5lO
ドラゴンの赤ちゃん「…………」ジー……

ゲオルグ「…………何故、おれをそんなに見るんだ」

サナ「多分……ゲオルグの事をお母さんだと思ってるんじゃないかな」

ゲオルグ「何だと……!!?」ガーン……!!!

シルバーフレーム「最初に見たものを親と認識する動物は多いですからね」

モーガン「ゲオルグ、ママになったのか」

ルイス「ゲオルグママか……」

ロウマン「ゲオルグママだね……」

ゲオルグ「誰がママだ……!!!」

ゲオルグ「おれは育てないぞ……!! 誰が好き好んでドラゴンなんかを……!!!」

ドラゴンの赤ちゃん「…………」ジー……!!!

ゲオルグ「ぐっ……!!!」

326: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:52:18.72 ID:VSiwAU5lO
サナ「……ねえ、ゲオルグ」

サナ「…………育ててあげてくれないかな、その子を」

ゲオルグ「……!!? しかし…………おれは千年竜を殺した、言わばコイツの仇みたいなもので……!!!」

サクヤ「育てればいーんじゃない?」

ゲオルグ「サクヤ……お前まで……」

サクヤ「ゲオルグ、今でもかなり千年竜の事引きずってるでしょ? その子を育てる事で、少しは償いになるんじゃないの?」

サクヤ「…………あたしも手伝うし、さ」

イナチ「サクヤ……あなた……」

サクヤ「せっかく救われた命だし、もう死のうとはしないって」

サクヤ「どうするかは決めかねてるけど……まっ、そのうち何かやる事見つかるでしょ」

サクヤ「と、いうわけで……あたしがパパで、ゲオルグはママという事で」

ゲオルグ「何故だ……!!?」

ドラゴンの赤ちゃん「…………キュ」

ゲオルグ「!!」

ドラゴンの赤ちゃん「キュウ……」ウルウル

ゲオルグ「ぐっ……!!!」

ゲオルグ「……………………」

ゲオルグ「…………くっ!!」ダッダッダッ!!

ロウマン「あっ、ゲオルグ!? どこ行くの!!?」

ゲオルグ「……施設跡だ。まだドラゴンについての文献などが残っているかもしれないだろう」

ゲオルグ「…………育てるのであれば、しっかりとやらなければならないからな」

サナ「ゲオルグ……!!」

ゲオルグ「サクヤ、お前も早く来い。おれだけではコイツに何をしでかすか分からん」

サクヤ「はいはーい」

327: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:52:53.95 ID:VSiwAU5lO
ゲオルグ「…………クーリ、と言ったか」

クーリ「えっ、あ、うん」

ゲオルグ「……海王龍は、まだ生きているんだったな?」

クーリ「うん」

ゲオルグ「…………守れて、良かったな」

クーリ「……!!!」

クーリ「…………おう!!! みんなのおかげだ!!!」

ゲオルグ「……そうか」

ゲオルグ「…………敵だったおれが言うのも何だが、達者でな」

サクヤ「みんな元気でねー」テヲヒラヒラ

サクヤ「ふわあああ……ひと段落したら眠くなってきた……」

ゲオルグ「お前な…………」



タッタッタッ…………

328: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 11:56:11.42 ID:VSiwAU5lO
モーガン「んー……あいつって意外といい奴なんだな!!」

サナ「……そう、だね。施設の人間の中では一番優しかったかも」

モーガン「だったら最初からおっさん助けてくれりゃいいのになー」

シルバーフレーム「野暮ですよ、モーガンさん。彼にも立場とか過去とか……色々なものがあるんですから」

シルバーフレーム「ぼく達のアプローチによっては、彼との関係もまた違ったかもしれませんね」

モーガン「そうなのか?」

シルバーフレーム「…………」

シルバーフレーム「いや、分かりませんけど」

モーガン「分かんねェのかよ!!」ガーン!!

ルイス「……サナ、本当にゲオルグに赤ん坊を預けて良かったのか?」

ルイス「あいつも言っていたが、千年竜を殺したという過去は消えないぞ?」

サナ「……不安が無いとは言わない。けど、私は彼を信じるよ」

サナ「だって、あの赤ちゃん……ゲオルグの事を親だって認識してたから」

ルイス「!!」

サナ「そんな赤ちゃんを……ゲオルグから引き剥がす事なんてできないよ」

モーガン「やっぱりゲオルグママか……」

シルバーフレーム「母親にしては殺伐としていますよね……」

イナチ「それよりも、私はサクヤパパの方に問題があると思うわ。あんな格好、子供に悪影響よ」

クーリ「? 何かマズイのか?」

ロウマン「イヤーナニガマズインダロウネ、サッパリワカラナイナー」

フック「お前ら何の話をしているんだ……?」

329: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 12:00:02.55 ID:VSiwAU5lO
モーガン「よしっ!! ドラゴンのおっさんも助けたし、スネイルもぶっ飛ばしたし……帰るか!!!」

シルバーフレーム「そうですね、長居する必要も無いですし」

ルイス「しかし、船も壊れてしまったな……」

イナチ「泳いで帰る?」クスクス

ロウマン「島まで!?」ガーン

フック「おれァ構わねェぞ」フゥー……

サナ「イカダとか作る? 瓦礫はたくさんあるし」

クーリ「…………ん?」

モーガン「お、どうしたクーリ」

クーリ「いや……なんか見えるから…………なんだあれ」


よっちゃん「ズズズ……」どーん!


クーリ「うわァ───っ!!? 8匹のドラゴンだァ───っ!!!」

ロウマン「カッコイイ───っ!!!」キラキラ

シルバーフレーム「言ってる場合ですか!? 敵かもしれませんよ!!!」

サナ「ど、ドラゴンは敵なんかじゃないよ!!!」

ルイス「……それは何とも言えねェが、少なくともあいつは敵じゃねェな」

イナチ「あら、どうして?」

ルイス「……よく見てみろ」



サーシャ「お───いっ!!! みんなァ───っ!!!」どーん!!



モーガン「サーシャ!!? 何でここにいるんだァ!!?」

ルイス「……さァな。だが、あいつのおかげで帰るのには困らなそうだ」

シルバーフレーム「……えっ、アレに乗るんですか?」

よっちゃん「ズズズ……!!!」ザッパァン!!!

クーリ「!!? あ、あれはドラゴンじゃない!!! タコだ!!!」

ロウマン「えええ───っ!!? じゃあ、足の部分がドラゴンみたいになってるって事!!?」

ロウマン「カッコイイ───っ!!!」キラキラ

フック「…………カッコイイのか?」





モーガン「それじゃあ……早速帰るぞ!!! 野郎ども!!!」

全員「「「おおおおお──────っ!!!!」」」

330: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/28(日) 12:04:29.09 ID:VSiwAU5lO
[〝偉大なる航路(グランドライン)〟:海軍本部]



電伝虫「プルプルプル」

電伝虫「プルプルプル」

ミラー「……誰かしら」



[海軍本部大佐 〝銀姫〟 レイク・ミラー]どん!



電伝虫「ガチャ」

ジンジャー『あー、あー、もしもし? もしもしですジャー?』

ミラー「……オサカベ・ジンジャー准尉、どうかした?」

ミラー「そう、用が無いなら切るわね」

ジンジャー『わ───っ!! あります!! ありますジャ!!! まだ何も言っていないのですジャー!!!』

ミラー「そうだったかしら?」

ジンジャー『まったく……久しぶりに連絡取ったのだから、もう少しワシを懐かしんでくれてもいいのジャー』

ミラー「切るわ」

ジンジャー『わ───っ!! わ───っ!! ちゃ、ちゃんとやる!! ちゃんと報告するのジャー!!!』

ミラー「……報告?」

ジンジャー『そうなのジャー。耳に入れておきたい海賊の情報があるのですジャー』

ジンジャー『……名前はリザード・D・モーガン。先日、ロストアイランドについて知ってしまったのですジャー』

ミラー「……!!!」

ミラー「…………危険ね」

ジンジャー『どうしますジャー?』

ミラー「……あなたの方で手を回しておいて。そういうのは得意でしょう?」

ジンジャー『了解ですジャ!!』

ジンジャー『それと、これは私的な話になr』

ミラー「切るわ」

電伝虫「ガチャ」

ミラー「……………………」

ミラー「…………『D』、か」

337: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/29(月) 23:20:57.80 ID:1bYRFBpKO
[〝黄金の島〟]



サーシャの助けにより、無事ロストアイランドから帰還したモーガン達。

身体を失ってしまったものの、海王龍が生きて帰って来た事に島民達は喜び、クーリを称え、モーガン達に感謝した。


海王龍の無事を祝うため、祭りが行われた。

モーガン達はもちろん、関係の無いサーシャやナグリス、グラディウスまでも祭りに参加する事ができ、各々楽しんでいた。





シルバーフレーム「」ズーン……



…………ただ一人を除いて。

338: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/29(月) 23:28:00.37 ID:1bYRFBpKO
モーガン「よっ!!」

シルバーフレーム「モーガンさん……」

モーガン「元気ねェな。肉、食うか?」

シルバーフレーム「……いただきます」

シルバーフレーム「そりゃ元気もありませんって……」モグモグ

シルバーフレーム「皆が楽しそうに祭りをしている中、ぼくだけ仲間外れなんですから……」モグモグ

モーガン「お前……意外とそういうの気にするんだな」

シルバーフレーム「気にするというか……ぼくだけ楽しめていないので、皆ズルイなァ……と」

モーガン「そういう理由かよ」

モーガン「でも、仕方ねェよ。フクブクロウの森を焼いちまったんだもんなー」

シルバーフレーム「いやー……誤魔化せたと思ったんですけどねー……」


~~~~~~~~~~


シルバーフレーム「帰ってきましたね……」

クーリ「なんか、スッゲェいなかった感じするな」

フクブクロウ達「「「フクブクロー!!!」」」ババッ!!!

イナチ「あら、フクブクロウ達のお出迎えかしら」

フック「そのようだな……」フゥー……

フクブクロウ達「「「…………」」」ジー…………

ルイス「……おい、シルバー。見られているぞ」

ロウマン「というか……睨まれてない?」

フクブクロウ達「「「…………」」」ジー…………

フクブクロウ達「「「ブクロー!!!」」」ガバァッ!!!

シルバーフレーム「うわァ───っ!!?」


~~~~~~~~~~


シルバーフレーム「気を抜いていました……帰ってきた途端にバレるとは……」

モーガン「っていうか、何で森焼いたんだ?」

シルバーフレーム「苦肉の策です」

339: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/29(月) 23:32:19.76 ID:1bYRFBpKO
サーシャ「おや、きみ達こんなところにいたのか」

ナグリス「…………」モグモグモグモグ

サーシャ「……ナグリス、そんなに急いで食べなくとも肉は逃げないぞ」

ナグリス「…………金欠なので、食い溜めを」

モーガン「おー、サーシャ!! 送ってくれてありがとうな!!!」

サーシャ「いやいや、私に礼を言う必要は無いよ。私だけではあの島に辿り着けなかったからね」

モーガン「そうなのか?」

サーシャ「私が島に来たのは…………ほら、コイツ、グラディウスが強者の気配を感じ取ったからだ」

グラディウス「…………指を指すな」

シルバーフレーム「この方は……」

サーシャ「王下十三武海が一人、スパーダ・グラディウスだ」

モーガン「!!! お前も……十三武海……!!!」

モーガン「どおりで強そうなわけだ……」

グラディウス「コイツが……お前の言っていた『王下十三武海になりたい男』か」

サーシャ「そうだ。グラディウスから見て、モーガンはどうかな?」

グラディウス「…………さァな。おれは剣士にしか興味ねェから何とも言えん」

グラディウス(……悪くは無さそうだが)

340: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/29(月) 23:40:37.56 ID:1bYRFBpKO
モーガン「剣士って言ったら……ウチにはルイスしかいねェな」

ルイス「……呼んだか?」

モーガン「お、ルイス。祭りはいいのか?」

ルイス「ちょっとばかし飲みすぎたんでな……酔い覚ましだ」

ルイス「お前が……世界最強の剣士、スパーダ・グラディウスか」

サーシャ「おや、知っているのか」

ルイス「当然だ……剣士を志していれば何度も聞く名だからな」

ルイス「こんなところで会えるとは……!!」

グラディウス「…………やる気か?」スッ……

ルイス「…………」

ルイス「……いや、そんなつもりは無い。勝てるわけが無いからな」

グラディウス「…………賢明な判断だ」

ルイス「……だが」

グラディウス「!!」


ルイス「強くなって、いつかは戦わせてもらう」どん……!


グラディウス「……………………」ジッ……

グラディウス「…………惜しいな」

ルイス「……何?」



グラディウス「この刀……」カチャ

ルイス「!!!」

ルイス(いつの間に懐に……!!!)

グラディウス「……手入れは悪くないが、モノが悪い」

グラディウス「これで貴様の実力を完全には発揮できないだろう。早急に上物を買うべきだ」

グラディウス「…………そうすれば、おれを倒す可能性が少しは出てくるかもしれんな」

ルイス「……!!!」

ルイス「…………助言、感謝する」

サーシャ(へえ…………)

サーシャ(珍しいな、グラディウスが他人を褒めるなんて…………)

ナグリス「…………」モグモグモグモグ

341: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/29(月) 23:44:51.38 ID:1bYRFBpKO
サーシャ「……話を戻そう」

サーシャ「私達が来たのは、グラディウスがロストアイランドの方角にとてつもない強者の気配を感じ取ったからだ」

グラディウス「……話を聞くに、その気配はおそらく海王龍のものだろう」

シルバーフレーム「確かにとんでもない迫力でしたからね……」

グラディウス「……できれば、手合わせ願いたいところだったな。この剣で両断したものを…………」



クーリ「こ、怖ェ事言うなよ!!」ガガーン

モーガン「お、クーリも来たのか」

イナチ「みんなで来たのよ」

ピポ「ピホォ!!」

ロウマン「そろそろ宴もたけなわって感じだったからねー」

フック「祭りは楽しいが、子供達の前では葉巻が吸いにくくてしょうがねェや」シュボッ!!

サナ「あれ、クーリは良いの?」

フック「…………」フゥー……

クーリ「や、やめろ!! 煙を吹きかけるな!!!」

342: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/29(月) 23:54:17.60 ID:1bYRFBpKO
イナチ「そう言えば……クーリは海王龍と意思疎通はできるのかしら?」

クーリ「んー……微妙だな。ずっと寝てる感じだからなァ……」

クーリ「なんか聞きたい事あんのか?」

イナチ「海王龍の住処にあった石碑が少し気になっていたのよ」

イナチ「まァ、是が非でも知りたいってわけじゃないけれど」

クーリ「あー、あの古代文字とか言うヤツで書かれてるものか」

フック「そういやカイオーからどんなものなのか聞いてなかったな」

サナ「……? 古代文字って、歴史の本文(ポーネグリフ)とかに書かれている文字の事?」





サナ「私、あれ読めるよ?」

全員「「「!!!?」」」

343: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/30(火) 00:00:41.58 ID:vPiC/KFVO
イナチ「よ、読めるの!!?」

サナ「えっ……う、うん」

サナ「私、一応巫女をやってるんだけどね?」

クーリ「〝みこ〟?」

シルバーフレーム「基本的には神に仕える女性の事ですね」

サナ「私はちょっとだけ違くて……亡くなったドラゴンの慰霊をしているんだ」

クーリ「〝いれい〟?」

シルバーフレーム「亡くなった人間や動物などの霊を鎮め、慰める事です」

ロウマン「シルバー、先生みたいだね……」

サナ「その旅をいくつかしていた時に見つけた石碑は全部その古代文字で書いてあるんだ。だから、読めなくちゃいけなくて」

サナ「イドラとウドラに手伝ってもらって習得したんだ!!」エッヘン!!

イドラ「キュウ!!!」

ウドラ「ギャウ!!!」

サナ「まあ、時間はかかるんだけどね」

フック「つまり……ドラゴンに関する石碑が結構あるって事か……」

ルイス「……そんなにあるものなんだな、石碑」

イナチ「サクヤが知ったら喜びそうだわ……」

イナチ「じゃあ、後で読んでもらってもいいかしら?」

サナ「うん、分かった。今からでもいいよ?」



クーリ「待ってくれ!!!」

モーガン「うおっ、どうしたクーリ」

クーリ「……おれはこの機会に一つ、ハラに決めた事がある!!!」

モーガン「?」



【クーリ・ロウマン・サナ(+イドラとウドラ)を仲間にする事ができます。誰も仲間にするのか。仲間にしたいキャラクターを選択してください。】

【各キャラクターができることは以下です。】

・クーリ……海王龍の力の一部が使える。成長すれば海王龍の力をより解放できる。魚人族なみに泳ぐ事ができる。子供である事が有利になる……かもしれない。

・ロウマン……浪漫道具(ロマン・グッズ)という不思議な道具や忍法を使える。ワノ国に関する話に参加できるようになるかも。

・サナ……イドラとウドラの力や薙刀術を使える。歴史の本文(ポーネグリフ)を読む事ができる。

【なお、フックも仲間になる可能性がありますが、ここではなりません。また今度です。】

↓5まで募集し、3票以上集まったキャラクターが仲間となります。キャラクターは複数選択可能。「全員」と安価する事もできます

350: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/30(火) 13:04:12.32 ID:vPiC/KFVO
>>344-348選択:多数決により、ロウマンが仲間になりました!

>>349
大丈夫です。コンマ判定ではない時は、基本的にはいくら低いコンマを出しても問題ありません。



クーリ「おれは……海に出る!!!」どーん!

モーガン「なっ…………」

フック「なん…………!!」



長老「何じゃと───っ!!?」ガガーン!!!

ロウマン「うわっ!! ビックリした!!」

フック「長老、いつの間に……」

長老「主役のクーリもモーガン殿もいなくなったから探しておったのじゃ!!!」

長老「そ、それよりクーリ……そ、それは……」

クーリ「おれは本気だ!!!」

クーリ「……おれはカイオーを復活させてェ。でも、ここにいるだけじゃ絶対ダメだ」

クーリ「強くなって、世界も知って、カイオーの力を使いこなせるようにならねェと」

クーリ「だから、おれは海に出る!!!」

クーリ「まァ……すぐには出ねェけどな」

シルバーフレーム「あれ、そうなんですか」

クーリ「この島は、何だかんだ言ってカイオーが守っていてくれた場所だからさ。急に守り神がいなくなるのはマズイと思うんだ」

クーリ「どうすればいいのかは分からねェけど、ちゃんと島の平和を保てるようにしてからじゃねェと」

クーリ「おれは〝クーリ〟の名を貰った男だから、な」

長老「クーリ……!!」

ロウマン「……クーリって10歳だよね?」

サーシャ「しっかりしているなァ……」

351: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/30(火) 13:06:51.35 ID:vPiC/KFVO
モーガン「そっか。じゃあ、取り敢えずはお別れだな」

クーリ「……ありがとな、モーガン」

クーリ「お前が来てくれなかったら……おれ、何もできなかった」

モーガン「気にすんなって。おれなんかいなくても、お前は強い男さ」

モーガン「腕っぷしはまだまだだけどな!! それはこれから強くなればいい!!」

クーリ「…………おうっ!!!」


サーシャ「……どうやら、そろそろ帰る感じかな?」

モーガン「ああ。海賊が長居するわけにもいかねェからな」

長老「そ、そんな……!! ワシらはまだまだ礼ができておらぬぞ……!!!」

モーガン「いいって。おれ達は海賊なんだ、感謝されるようなモンじゃねェよ」

イナチ「シロップ村に帰るのね……何だかすごく旅に出ていた気分だわ」

シルバーフレーム「…………そう言えば、宝探しに来たのに何もゲットできませんでしたね」

ルイス「お前……まだそんな事言ってるのか……」

シルバーフレーム「せ、せっかく来たんだから何か欲しいじゃないですか!!」

フクブクロウ達「「「…………」」」ジー……

シルバーフレーム「あっ」

シルバーフレーム「……い、いやー、何だか大人しく帰りたくなってきたなー」

フック「お前な…………」

1羽のフクブクロウ「ブクロー」ピョコピョコ

1羽のフクブクロウ「フクブクロー!!」ババッ!!!

モーガン「ん? 何だ?」



【フクブクロウ達が宝石を1つ、モーガンにあげるようです。どんな宝石? コンマ二桁判定です。】

【コンマが小さい時はただの宝石ですが、大きいと特別な力を持つ宝石となります。】

↓1

353: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/30(火) 13:18:26.29 ID:vPiC/KFVO
※>>352選択……コンマ7:コンマが低いため、タダの宝石です。もちろん価値のある物ですが。



モーガン「これ……宝石か? くれるのか?」

1羽のフクブクロウ「ブクロッ!!」

クーリ「ふ、フクブクロウが宝石をあげた……!!?」

長老「何と……!!!」

長老(こやつ…………もしや、タダ者ではないのか…………!!?)

ルイス「これは……トパーズか。上質な物だ」

イナチ「あら、詳しいのね」

ルイス「……一応、元盗賊なんでな。金目の物の知識はある程度仕入れている」

モーガン「ふーん……キレイだな!!」

モーガン「ありがとう、大事にするよ」

フクブクロウ達「「「フクブクロォー!!!」」」


モーガン「サナ、お前はどうする?」

サナ「えっ?」

モーガン「おれ達と一緒に冒険しないか?」

サナ「モーガン…………」

サナ「……ううん、すごく嬉しいけど、やめとく」

サナ「海王龍を助けて、ロストアイランドも無くなって……何だか今、すっごくスッキリしてるの」

サナ「だから……イドラとウドラと、これからどうするか相談してみる。私が、これから何をすればいいのか」

モーガン「……そっか」

サナ「あっ、でも、石碑はちゃんと読んでおくよ。電伝虫とかで伝えればいいのかな」

フック「……おれが伝えよう」

イナチ「あら、フックが?」

フック「ああ。おめェらは一度村に戻って、それから航海を始めんだろ?」

フック「だったら、途中でここに寄ってほしい」ピッ

シルバーフレーム「海図……ですか。この場所は……?」





フック「海上レストラン、『バラティエ』だ」どん!!

全員「「「海上レストラン!!?」」」

フック「おれの働いているところだ。その村からなら2、3日船を進めれば着くはずだぜ」

ロウマン「フックって料理人だったんだ……」

フック「まっ、一応な。まだ端くれみてェなもんさ」

フック「ただ……来るときには気をつけろよ。あそこはもう〝偉大なる航路(グランドライン)〟のそばだ。やべェ奴らの出入りもある」

フック「おれはここでサナの伝言を受け取る。おめェらはバラティエに来て、おれに会ってくれればいい」フゥー……

ルイス「なるほどな……」

モーガン「よしっ、次の目的地はメシ!!!」

モーガン「…………じゃなくて海上レストランだ!!!」

シルバーフレーム「……まァ、メシっていうのもあながち間違ってはいない気もしますけど」

354: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/30(火) 13:20:23.78 ID:vPiC/KFVO
サーシャ「……さて、じゃあそろそろ帰る感じかな?」

グラディウス「…………さっさと帰るぞ」

ナグリス「…………」モグモグモグモグ

サーシャ「ナグリス、まだ食べていたのか……?」

ロウマン「じゃあ……ぼくも出航の準備をしようかな」

ロウマン「みんな……元気でね!!! また会おうね!!!」



モーガン「は? 何言ってんだお前」


ロウマン「えっ」


ルイス「……早くこのタコに乗れ」


モーガン「おれ達、もう仲間だろ?」


ロウマン「!!!!」


ロウマン「や…………」


ロウマン「やったァ───っ!!! お世話になりま───すっ!!!」どん!



イナチ「ふふ、シルバーもこれくらい素直だったらね」

シルバーフレーム「どういう意味ですかそれ」

ピポ「ピポ……ピポピポ」ヤレヤレ

シルバーフレーム「『対動物用眼鏡(ブリーダーズ・アイ)』を掛けていませんが、呆れてるのは何となく分かりますよ……!!?」

355: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/30(火) 13:25:01.87 ID:vPiC/KFVO
モーガン「よ───しっ、行けェ!!! タコォ!!!」


よっちゃん「ズズズ……!!!」


クーリ「モ───ガァン!!! みんなァ───!!!」


クーリ「また会おうなァ──────っ!!!」


サナ「元気でねェ──────っ!!!」


モーガン「お前らもなァ──────っ!!!」ブンブンブン!!!



フック「…………ん? 煙が……」


フック「……この風、あいつらにとっては追い風が…………」


長老「海王龍様が……祝福してくださっているのかもしれんのォ……」


フック「…………」フゥー……


フック「不思議な男だぜ…………」

356: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/30(火) 13:27:41.33 ID:vPiC/KFVO
/////


[東の海(イーストブルー):とある海上]



マナビ「だ……大丈夫でありますか!!?」

スネイル「うるせェな……大丈夫だ。黙っていろ…………」

マナビ「や、やっぱり、まだ島にいた方が…………」

スネイル「ダメだ」

スネイル「あの場所にいつまでもいてみろ、おれ達は処罰される……」

スネイル「それじゃあ……おれの成り上がり計画は遂行できねェだろうが……」

スネイル「…………クククッ、待っていろ海賊共め」



スネイル「必ず、おれは再起してみせる……!!!」どどん!!

357: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/04/30(火) 13:31:38.96 ID:vPiC/KFVO
本日はここまで。お疲れ様でした。寝てしまったので時間が空きました、申し訳ない。

ちなみに、クーリのスタイルが『復活』なのは海王龍の力を蘇らせようとしているからだったりします。


次回から別のチャプターとなりますが、色々な事を考慮した結果、『バラティエ&アーロンパーク編』となります。

アーロンパーク編と言いながら実はアーロンパークが出てこないのですが、まぁそれは後々。次回からもよろしくお願いします。


今日は安価があります。キャラクター安価です。魚人族また人魚族のキャラクターをお願いします。

役職は何でも構いませんが、海賊の場合はどの海賊団に所属しているかは明記しないようにお願いします。

名前:
性別:
種族:
役職:
異名:
容姿:
性格:
キーワード:

↓10くらいまで。上記のテンプレをお使いください。こんな時間なのでゆるく募集します

372: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 17:24:02.81 ID:IxbMnrUAO
/////


ロウマンを仲間に加えたモーガン達は、サーシャのペット・よっちゃんに乗ってシロップ村へと帰ってきた。

カリツォー率いる船大工部隊の迅速な働きにより船はほとんど完成しており、後はモーガン達の要望を聞いて調整する程度であった。

〝黄金の島〟から帰ってから3日後、遂にモーガン達の海賊船が完成する───



【船に関する安価です。まずは、船の名前とモチーフをお願いします。】

【例:名前……ゴーイングメリー号 モチーフ……羊】

【また、同時にコンマ二桁判定。コンマが大きいほど船も大きくなります。ゾロ目だとさらに大きく。】

↓3~5まで募集。一番モーガン達っぽいものを採用。この場で選ばれなかった船もそのうち出てきます

380: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:16:47.83 ID:IxbMnrUAO
※>>377選択:コンマ92……かなりデカイ。サウザンドサニー号よりも大きい



サーシャ「カリツォー、連れてきたぞ」

カリツォー「おお……来ましたな!! 船員となる者達が!!!」

モーガン「? お前誰だ?」

カリツォー「わしはカリツォー! サーシャ様に仕えさせて頂いている者である!!」

カリツォー「船大工でもあり、そこの伸びている奴らを統括しておった!!」

海賊達「「「おれ達は船大工で───す…………」」」グッタリィ…………

イナチ「疲れているわね……」

ロウマン「それだけ頑張ってくれたって事だね!!」

サーシャ「それじゃ……早速お披露目だ!!!」バッ!!!



\リュウオー号/どどーん!!



モーガン「おおっ!!! これが……おれ達の海賊船!!!」

ロウマン「カッコイ───イっ!!!」キラキラキラキラ

シルバーフレーム「こんなに立派なものだとは……」

ルイス「…………流石だな」

イナチ「これなら今後の航海も安心ね」

イナチ「……むしろ5人だけで扱えるかしら?」

ピポ「ピポ!! ピポピポ!!!」プンプン

イナチ「あ……ふふ、ごめんなさい。6人だったわね」

ピポ「ピポピポ」ウンウン

381: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:20:27.88 ID:IxbMnrUAO
カリツォー「船長がトカゲの刺青がしていると聞いてな。それをモチーフに作ってみたのだ」

モーガン「カッコいいドラゴンだな───っ!!!」

カリツォー「えっ」

ロウマン「そうだね!!! これは……海王龍をモチーフにしてるのかな?」

ルイス「……なるほど、そういう事だったのか」

カリツォー「…………まァ、気に入ってくれたなら何でもいいわい」

モーガン「じゃあ名前は……ドラゴンのおっさん号だな!!!」

シルバーフレーム「長っ!!! そして、ダサっ!!!」ガーン

ルイス「……海王龍号じゃダメなのか?」

イナチ「うーん、それだとちょっと堅苦しいんじゃないかしら? カイオー号はどう?」

ロウマン「それだとまんまな気もするなァ…………」

モーガン「…………!!!」ハッ!!!

モーガン「リュウオー号!!! リュウオー号にしよう!!!」

ルイス「リュウオー号……?」

シルバーフレーム「ほお……モーガンさんにしてはマシなセンスですね」

モーガン「褒めてないだろそれ!!!」

ロウマン「うん、リュウオー号……いいんじゃないかな!!!」

ピポ「ピポピポォ!!!」

イナチ「ピポも気に入ったみたいね」


モーガン「よしっ!! じゃあお前の名前は『リュウオー号』だ!!! これからよろしくな!!!」


サーシャ「名前が決まって何よりだ」

サーシャ「それはそうと、この船はガレオン船に近い種類なんだが……操縦の仕方は分かるかい?」

モーガン「…………???」

シルバーフレーム「ああ、そこら辺はぼくに教えてください。どうせモーガンさんでは理解できないでしょうから」

モーガン「バカにしてるなお前!!? 確かに分かんねェけどさ!!!」

382: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:22:56.88 ID:IxbMnrUAO
カリツォー「航海に要りそうなものは全て積んでおいたぞ」

モーガン「ありがとう!! ふんだりけったりだな!!」

ルイス「……それを言うなら至れり尽くせりだ」

ロウマン「この船から……ぼく達の冒険は始まっていくんだね……!!!」ワクワク……!!

モーガン「ああ……これでやっと〝偉大なる航路(グランドライン)〟に入れるな!!!」

ロウマン「えっ……」

ロウマン「ぐ、〝偉大なる航路(グランドライン)〟!!? モーガンって〝偉大なる航路(グランドライン)〟目指してたの!!?」

モーガン「あれ、言ってなかったか?」

モーガン「おれはさ、海賊王を目指してるんだ!!!」

ロウマン「えええええ──────っ!!!?」ビックリィ!!!

ロウマン「海賊王っていうのは、この世の全てを手に入れた者の称号だよ!!?」

ロウマン「つまり……富と名声と力の〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟を目指すって事だよね!!?」

モーガン「そうだなァ」

ロウマン「カッコイイ──────っ!!!」キラキラキラキラ!!!

ルイス「……新鮮な反応だな」

イナチ「ふふ、頼もしいじゃない」

383: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:25:25.35 ID:IxbMnrUAO
サーシャ「驚いたな…………」

サーシャ「モーガン、きみは海賊王を目指していたのか」

モーガン「ああ」

サーシャ「王下十三武海にも海賊王にもなりたいなんて……欲張りな男だ」

モーガン「海賊ってのは欲深いもんだろ?」

サーシャ「フフフッ……違いない」

シルバーフレーム「……よしっ、操縦は大丈夫だ」

シルバーフレーム「こちらは準備できました。皆さん、そろそろ行きましょう」

モーガン「そうだな。出航しよう」

モーガン「ありがとなお前ら!! このお礼は〝宝払い〟でするからな!!!」

ルイス「…………〝宝払い〟? 何だそれは」

モーガン「お宝見つけたら、それで金を払うんだ」

シルバーフレーム「サギでは?」

モーガン「違う!! ちゃんと払うぞ!!」

サーシャ「フフフ……ハッハッハッハッ!!! 期待して待っているぞ」

384: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:26:05.56 ID:IxbMnrUAO



ザザーン……!!



モーガン「よーし…………」すっー……!!



モーガン「野郎共───っ!!! 出航だァ──────っ!!!!」どん!!



「「「おおおおお──────っ!!!!」」」




386: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:27:56.85 ID:IxbMnrUAO
サーシャ「……行ってしまったな」

カリツォー「まったく……まさか本当に料金を取らないとは。お人好しが過ぎますぞ」

サーシャ「ハハッ、何を言う。そのうち払ってくれるさ」

カリツォー「信じておるのですか、あんな言葉を……」

ナグリス「…………」

サーシャ「? どうしたナグリス」

ナグリス「…………スパーダ・グラディウスの気配が無くなりました。さっきまであそこにいたんですが……」

サーシャ「あいつもシャイだよなァ……普通に見送ってやればいいのに……」

サーシャ「さて、そろそろ私達も〝偉大なる航路(グランドライン)〟に帰るとしよう」

サーシャ「のんびりしていたらモーガンに王下十三武海の座を奪われてしまうかもしれないしな!! ハッハッハッハッ!!!」



サーシャ「モーガン……ルイス……そして皆……」



サーシャ「次会う時は、さらに立派な海賊になっている事を期待しているぞ」ドン……!

387: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:41:42.17 ID:IxbMnrUAO
/////


モーガン達を乗せて船は行く。


航路は北、目指すは海上レストラン───


道中、モーガン達は〝偉大なる航路(グランドライン)〟に思いを馳せていた。



モーガン「〝偉大なる航路(グランドライン)〟かァ……一体どんなところなんだろうなァ……!!!」

シルバーフレーム「ロウマンさんは何か知っているんじゃないですか? 『オーシャン航海記』になら〝偉大なる航路(グランドライン)〟の事が載っているでしょう?」

ロウマン「うーん、載ってるは載ってるんだけど……〝偉大なる航路(グランドライン)〟の詳しい説明は書いてないんだよね」

ロウマン「あくまで〝偉大なる航路(グランドライン)〟での冒険の事しか書いてないからさ」

ルイス「…………これが〝偉大なる航路(グランドライン)〟の海図か」ピラッ……

イナチ「ええ、そうよ」

モーガン「エレ何とかってヤツから奪ってきたんだよ。あいつ今何してんのかなー」

ロウマン「奪ってきたの!? いいの!!?」

イナチ「……ソイツは悪人だから、何の問題も無いわよ」

ロウマン「そ、それならいいんだけど……」

ロウマン「で…………どれが〝偉大なる航路(グランドライン)〟なの?」

モーガン「さあ……ロウマンは知らねェのか?」

ロウマン「ぼく、海図はさっぱりなんだ!!」

モーガン「なんだそうか!! おれもだ!!!」

モーガン・ロウマン「「はっはっはっはっ!!!」」」

イナチ「海賊達の会話じゃないわね……」

シルバーフレーム「まったくです……」

388: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:44:29.53 ID:IxbMnrUAO
シルバーフレーム「いいですか?」カイズヲパンッ

シルバーフレーム「『レッドライン』は知っていますよね、流石に」

ロウマン「うん。海を割る大陸の名前だよね」

モーガン(知らないけど黙ってよう……)

シルバーフレーム「そう、この世界に海は『2つ』あるんです」

シルバーフレーム「そして、その世界の海を真っ二つに両断する巨大な大陸を〝赤い土の大陸(レッドライン)〟と呼ぶのです」

シルバーフレーム「その中心と言われる町から〝赤い土の大陸(レッドライン)〟に対して直角に世界を一周する航路、それこそが〝偉大なる航路(グランドライン)〟!!」

イナチ「史上にもそれも制したのは〝海賊王〟ゴールド・ロジャーただ1人。最も危険な航路だと言われているわ」

モーガン「要するにそのラインのどっかに必ず〝ワンピース〟はあるんだから……世界一周旅行って事だな」

ルイス「バカを言うな……そんなに容易い場所じゃねェ」

ルイス「少なくとも〝海賊の墓場〟って異名はホントらしいからな……」

モーガン「ふーん…………」

モーガン「まァ、行ってみりゃ分かるか!!」

シルバーフレーム「危機感がまるでありませんね!? 墓場って言われてるんですよ、墓場!!!」

モーガン「そん時はそん時だ!!!」ニッコリ!!

ルイス「……肝が据わっているな」

イナチ「ただ呑気なだけじゃないかしら?」

389: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:46:48.48 ID:IxbMnrUAO
ピポ「……ピポ?」

ピポ「ピポピポ!! ピポポ!!!」

モーガン「どうしたんだピポ」

ロウマン「何か見つけたの?」

ロウマン「……って、ああっ!!? あれは!!?」



\漂流者/どーん


ロウマン「だ、誰か漂流してるよ!!?」

モーガン「何ィ!!?」

モーガン「待ってろ、今おれが助けてやるからな!!!」ピョーン!!!

シルバーフレーム「は?」

ザブーン!!!


ブクブクブクブク…………


ブクブク…………


ブ…………


ロウマン「う、浮いてこない!!!」ガガーン

シルバーフレーム「そりゃそうですよ!!! モーガンは能力者でしょう!!?」

シルバーフレーム「イナチさん!! 漂流してる方をお願いします!!! ぼくはモーガンさんを!!!」ピョン!!!

ザブーン!!!

イナチ「あら、お願いされちゃったわ」

イナチ「じゃあ、ちょっと行ってくるわね……!!」ザブン!!!



【漂流者は助けられました。誰が漂流していた? 選択してください。】

1.眼鏡を掛けた、白髪の小柄な男
2.額にゴーグルをつけた、筋肉質な男
3.バンダナを巻いた、黒髪の男

↓2

392: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:56:33.89 ID:IxbMnrUAO
※>>391選択:3の正体は〝韋駄天のレジー〟です



イナチ「ふう…………」ザパァ……!!

ロウマン「い、イナチ!! 大丈夫だった!!?」

イナチ「ええ、私は問題ないわ」

ルイス「……そいつは、意識が無いようだな」

イナチ「ええ、でも気絶しているだけね。おそらく空腹によるものでしょう」

ザパァ!!!

シルバーフレーム「まったく……どうしてあなたはこう後先考えないんですか……!?」

モーガン「め゛ん゛ぼぐな゛い゛」ゲホッ、ゲホッ!!!

イナチ「シルバー、あなたって料理できる?」

シルバーフレーム「何ですか突然……」

シルバーフレーム「しかしまァ、愚問ですね。それくらい造作もありませんよ」

シルバーフレーム「この『料理用眼鏡(クッキンクズ・アイ)』があればね!!!」カチャ!!!

ロウマン「やっぱり眼鏡変えるんだ……」

ピポ「ピポォ……」

シルバーフレーム「……と言っても簡単なものしか作れませんがね。その人に作ればいいんですよね?」

イナチ「ええ、お願い」

モーガン「…………料理か……」

モーガン「そういや……フックの料理って、うめェのかなァ…………」

393: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 18:58:50.67 ID:IxbMnrUAO
/////


[海上レストラン『バラティエ』]



フック「やれやれ、思ったよりも長居しちまったぜ」ザパァ!!

フック「……しかし、まさかあの石碑に、あんな事が書いてあるとはな…………」シュボ!!

フック「あいつら、果たしてどう思うのかねェ……」フゥー……



料理人1「あっ……!!!」

料理人1「ふ、副料理長!!! フック副料理長!!!」バタバタ

フック「……おれの事を副料理長と呼ぶなっつってんだろ? おれはタダのしがないコックだぜ…………」フゥー……



[喋るペンギン 改め 海上レストラン『バラティエ』副料理長 ロナルド・フック]どどん!!



料理人2「た、大変なんだよ!!! 大変なんだ!!!」




料理人3「料理長が……海賊にさらわれちまったんだよォ!!!!」



フック「な……何ィ!!!?」

394: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/02(木) 19:09:58.14 ID:IxbMnrUAO
というわけで本日はここまで。お疲れ様でした。次回で物語の舞台が紹介できると思います。


では、今日はキャラクター安価。下の5つの海賊団のいずれかに所属する海賊をお願いします。

・サーシャ海賊団
・ダーティー海賊団
・カジノ海賊団
・朱剣海賊団
・鉱掘海賊団


なお、どんなキャラクターを安価してくださってもいいのですが(>>1は安価していただけるだけで嬉しいので)、物語の後半に出てくるようなキーワードを入れてしまうと、そのキャラクターの登場はどうして遅くなってしまいます。そこだけ留意しておいてください。


名前:
性別:
種族:
役職:
異名:
容姿:
性格:
キーワード:

↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください

421: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 18:45:41.55 ID:0d3IoWOVO
1時間経ったので締め切ります。コンマが一番高い>>419を採用。次の短期集中表紙連載風SSは『男グンリグ、涙の一人旅』となります。


それでは、本編を始めていきます。安価は少ないです。

422: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 18:48:04.66 ID:0d3IoWOVO
/////


レジー「バクバクバクバク!!」

レジー「ゴックン!!!」

レジー「ごちそうさまでした!! サンドイッチ、美味かったぞ!!!」プハー

レジー「助けてもらった上にご飯も食わせてもらうなんて……本当にありがとうな!!!」

モーガン「いいって事よ!!」

ルイス「……お前は何もしてないよな?」

レジー「おれはレジーだ!!! よろしく!!!」



[漂流の海賊 レジー]どどん!!



モーガン「おれはモーガン!!! 海賊だ!!!」

シルバーフレーム「また……モーガンさんはすぐ海賊と名乗って……!!」

レジー「そうなのか? おれも海賊だ!!」

シルバーフレーム「…………」

イナチ「あら……今回も大丈夫だったわね」

シルバーフレーム「…………何故なんだ……」

レジー「おれは船に乗ってたんだが、嵐に遭って投げ出されちまってさァ……」

レジー「おれ、悪魔の実の能力者だから泳げなくてよォ。いやァ、参ったね」

ロウマン「……あれ? でも、海に浮かんでなかったっけ?」

シルバーフレーム「能力者は沈むハズですよね。モーガンさんのように」ジー……

モーガン「わ、悪かったって!!」

レジー「フッフッフッ……それはコイツのおかげさ!!!」バーン

ルイス「……下駄?」

レジー「コイツは『クウイゴス』っつー高い浮力を持つ木で作られていてさ。そのおかげで何とか漂流できてたってワケよ」

ロウマン「へえ……!! 世界には色んなものがあるんだなァ……!!!」キラキラ

423: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 18:54:43.54 ID:0d3IoWOVO
レジー「よしっ……じゃあ、また縁があったら会おうな!!!」

モーガン「えっ、もう行くのか?」

レジー「ああ、おれには行かなきゃいけねェところがあるんだ」

レジー「じゃあな!!!」



イナチ「待ちなさい」ガシッ

レジー「へぶー!!!」バーン!!

レジー「い、痛ェな!!? 床に叩きつけられたぞ!!?」

イナチ「まだ完全には回復していないでしょう。休んでいきなさい」

イナチ「ほら、鼻から血を流しているじゃない」

レジー「それはお前のせいだろ!!?」

レジー「こんなところで休んでるわけにはいかねェんだよ!!! おれァ人を待たせてんだ!!!」

モーガン「まァまァ、落ち着けよ」

モーガン「おれ達が今向かってるところで用事が終わったら、レジーの行きたいところに連れていくからさ」

レジー「え、いいのか?」

モーガン「ああ。だから、それまでゆっくりしていけよ」

レジー「いや、でもそれだと時間がな…………」

ルイス「……そうこうしているうちに、着いたみたいだな」

モーガン「お?」



\海上レストラン『バラティエ』/どーん!



ロウマン「うわ───っ!!」キラキラキラキラ

モーガン「でっけー魚っ!!」

シルバーフレーム「ずいぶんとファンキーですねェ……」

424: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 18:57:52.52 ID:0d3IoWOVO


ザワザワザワザワ…………


ロウマン「なんかザワザワしてるね」

ルイス「…………何かあったのか?」

シルバーフレーム「コック達が集まって話し合っていますけど……」

モーガン「んー……フックに聞けば分かんだろ。行ってみるか」

モーガン「お───いっ!!! フックゥ───っ!!!」ダダダッ!!

シルバーフレーム「あ、ちょっとモーガンさん!!!」

ルイス「……おれ達も行くか」

イナチ「そうね」

イナチ「ピポちゃん、レジーの事を見張っておいてね」

ピポ「ピポォ!!」ケイレイ!!!

レジー「えっ」

イナチ「だって、逃げようとするでしょう?」

イナチ「治療が完了するまで逃がさないわよ……!!」ゴゴゴ……!!!

レジー「ヒィ!!!」

レジー「ふ、フン!! こんなカバ野郎なんかにおれを止められるわけねェだろ!!!」

レジー「おれは行くぜ!!! あばよ!!!」

ピポ「!!!」

ピポ「ピポォ!!!」シュルルル!!!

レジー「え」ガシィ!!!

レジー「うわァ───っ!!? 鞭!!? いやカバ!!? 何だこれ!!!?」

レジー「に、逃げられねェ!!!」ジタバタジタバタ

イナチ「頼りになるわ。そのまま連れてきてね」

ピポ「ピポピポォ!!!」

レジー「は───な───せ───!!!」ジタバタジタバタ

425: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:01:21.78 ID:0d3IoWOVO
/////


[海上レストラン『バラティエ』入口]


モーガン「よっ!! フック!!!」

フック「ん?」

フック「ああ……おめェらか」

料理人1「副料理長……こいつらは?」

フック「安心しな、おれの知り合いさ。ここに来るようにおれが言ったんだ」

フック「本当はおめェらの事を歓迎したかったんだが……そうも言っていられねェ事態が起こっちまってな」フゥー……

モーガン「何があったんだ?」

フック「それは…………」

料理人2「…………副料理長」

フック「……大丈夫だ、コイツらは信用できる連中だ」

フック「それに、コイツらは事件に関わってもいねェ。情報が漏れる事もねェさ」

料理人2「……分かりました」

料理人3「…………まァ、副料理長が言うならいいか……」

ルイス「……信用されているんだな」

シルバーフレーム「というか、フックさんって副料理長の立場だったんですか」

フック「…………まァ、一応な」

フック「……そんな事はどうでもいい。実はな…………」

フック「バラティエの料理長が……海賊にさらわれちまったんだ……!!!」ギリッ……!!!

ロウマン「え……」

ロウマン「えええええっ!!?」

シルバーフレーム「な、何だって……!!?」

イナチ「さらわれ…………目的は分かっているの?」

フック「……残念ながらサッパリだ。見当もつかねェ」

フック「コック共が言うには、その海賊は海から突然現れたらしい。あまりに突然だったんで対応できなかったそうだ」

料理人1「ああ……ありゃあ突然だった……」

料理人2「つっても、そんなのは言い訳にはならねェけどな……」

料理人3「クソッ……!! おれ達にもっと力があれば……!!!」

モーガン「……フック」

フック「……何だ?」

モーガン「そいつがどこに行ったかは分かるか?」

フック「まァな…………」

フック「だが……名前が分かるだけで、その場所がどこなのか分からねェんだ」

フック「その海賊が言うにはその場所の名前は…………」





フック「…………『テキーラウルフ』」どん!

全員「「「!!!!」」」

426: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:04:55.82 ID:0d3IoWOVO
ロウマン「テキーラウルフ……!!?」

ロウマン「…………って、どこ?」

シルバーフレーム「名前だけはどこかで聞いたような……」

ルイス「…………確か、東の海(イーストブルー)にあるハズだ」ゴソゴソ

モーガン「? 何してんだ?」

ルイス「…………あった。これだ」ピラッ

イナチ「これは……海図? ずいぶん古いわね」

ロウマン「……あっ!! ここに『テキーラウルフ』って書いてある!!」

料理人1「何? ホントか?」

料理人1「おれ達が海図調べても無かったんだけどな……」

ルイス「……無理もない。この『テキーラウルフ』という文字は、最近の海図からは消されているんだ」

ロウマン「!!! それって…………」

イナチ「……キナ臭いわね」

ルイス「ああ…………」

イナチ「……モーガン? どうするの?」

モーガン「決まってんだろ?」ニヤッ……

シルバーフレーム「やれやれ……連続で曰く付きのものに関わりたくないんですが……」

シルバーフレーム「どうせぼくらが止めても、モーガンさんは勝手に行きますからね……」ハァ……

フック「……!? お前ら、まさか…………!!!」



モーガン「おれ達が、その料理長を助ける!!!」どん!!

427: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:08:08.78 ID:0d3IoWOVO
料理人2「な……何だと!!?」

料理人3「ほ、ホントか!? で、でも何でお前達が……!!?」

モーガン「何でって……そりゃ、友達が困ってんの見過ごせないだろ?」

フック「!!!」

ルイス「……海図から消された場所にも興味があるしな」

ロウマン「困ってる人は見過ごせないよね!!!」

フック「……まったく…………」

フック「…………海賊のくせに甘いヤツらだぜ、おめェらは」

フック「もちろん、おれも連れていくんだろうな?」フゥー……

モーガン「ああ、お前が行かねェわけないもんな。だったらおれの船に乗れよ」

料理人1「じゃ、じゃあおれも!! おれも連れて行ってくれ!!!」

料理人2「おれも!! おれもだ!!!」

料理人3「お前らの船、デカイからおれたち全員乗っても大丈夫だろ!!?」


フック「やかましいっ!!!」ゴオッ!!!


料理人達「「「!!?」」」ビクッ!!!

フック「おめェらは来るな。バラティエは通常通りに営業しろ」

料理人1「そ、そんな……!! おれ達だって料理長を助けたいですよ!!!」

料理人2「ああ!! こんなところで料理してる場合じゃねェよ!!!」

フック「バカ野郎!!! それでも『海のコック』か!!?」

フック「おれ達のメシが食いたくてやって来る客がどれだけいると思ってる!!?」

フック「そいつらを食わせてやらねェで料理長を助けても、〝あの人〟は喜ばねェ!!! それくらいおめェらにも分かんだろうが!!!」

料理人達「「「!!!」」」

フック「……おれは、コイツらに義理立てるためについていくが…………おめェらはしっかりバラティエを営業しろ」

フック「安心しろ。おれがしっかり料理長を助けてやるからよ」フゥー…………

料理人達「「「…………はいっ!!! フック副料理長!!!!」」」

フック「……だから、おれを副料理長って呼ぶな」

ロウマン「フックは信頼されてるんだなァ……」ウンウン

428: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:12:09.18 ID:0d3IoWOVO
ルイス「…………そう言えば、レジーはどうなってる?」

レジー「……!!! ……!!?」ジタバタジタバタ

イナチ「……ピポちゃん。口を押さえたらレジーが喋れないでしょう?」

ピポ「!!!」

ピポ「ピポォ……」シュルル……

レジー「ゲホッ!! ゲホゲホッ!!!」

モーガン「あー……わりィなレジー。ちょっと寄り道する事になっちまった」

レジー「…………ふ、ふーん?」

レジー「いや、別に、全然いいけど? うん、おれ、急いでねェし。うん、大丈夫だけど?」

シルバーフレーム「…………さっきと言ってる事が違いますけど」

レジー「いや? ずっとこんな感じだけど?」

ルイス「…………お前、テキーラウルフについて何か知っているのか?」

レジー「!!!」

レジー「し、知らねェ!!! 何!? 何それ!!? 怖ッ!!!」

ロウマン「いや、怖くはないよ……」

モーガン「まァ、レジーがいいなら何でもいいや。早く行こうぜ!!!」

モーガン「『クレープケバブ』に!!!」

シルバーフレーム「『テキーラウルフ』だよ!!!」


/////


金髪の美少女「…………」

金髪の美少女「うっ…………」

金髪の美少女「…………ここは……」

スキンヘッドの男「やーっと気づいたかよ、女」

金髪の美少女「…………貴方は? それに、私はどうしてここに……」

スキンヘッドの男「あー? 何にも覚えてねェのか?」

スキンヘッドの男「てめェはオレに誘拐されたんだぜ?」

金髪の美少女「…………!!!」

金髪の美少女「そう……だったね」

スキンヘッドの男「……何だよ、やけに落ち着いてるじゃねェか」

金髪の美少女「……ジタバタしても仕方ないもの」

スキンヘッドの男「チッ……!! 気にくわねェな……!!!」パキポキ……!!

金髪の美少女「……!!!」

429: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:19:44.37 ID:0d3IoWOVO
???「やめろ、エース」

スキンヘッドの男→エース「!!! てめェは……!!!」

???「ソイツを殺すのは後だ。そのように〝依頼〟したハズだがな」

???「キサマは黙っておれの指示に従っていろ。ここではそういうルールだ」

エース「んだとォ……!!?」

???「……文句があるのか?」ギロッ!!

エース「……ケッ!!」

エース「ありません、ありませんよーだ!!!」

???「……ならば、さっさと任務をこなせ。〝金鎧のエース〟」

???「キサマの船長が何か頼みたいそうだ。早く行け」

エース「はいはい、分かったっつってんだろ!!!」ドス、ドス、ドス!!!

???「…………短気なヤロウだ」

金髪の美少女「……貴方は…………」

???「……何だ」

金髪の美少女「貴方…………海兵、よね…………!?」

???「…………フン」

???「ああ、そうだ……。だが、キサマに文句を言われる筋合いは無い。『海賊』エリーゼ・シルフォニア」

金髪の美少女→シルフォニア「…………!!!」

???「……まァ、自己紹介をしないのは礼儀に反するか」

???→クラウド「おれの名はクラウド。海軍本部大佐、マシラ・クラウドだ」



[海軍本部大佐 〝冷徹のクラウド〟]どどん!



クラウド「キサマに聞きたい事は色々あるが……あいにく仕事があるのでな。時間がある時にまた来る」

クラウド「逃げようとはするなよ。キサマがここで死ぬのは決まっているんだからな……」

シルフォニア「……!!」

クラウド「…………では、おれは仕事に戻る。大人しくしていろよ」タッタッタッ……

シルフォニア「…………」

シルフォニア「……フック…………」

430: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:21:02.90 ID:0d3IoWOVO
/////


[テキーラウルフ]


監視員1「おらァ!! もっとキビキビ動けェ!!!」

監視員2「てめェらは奴隷だ!!! 休んでじゃねェぞ!!!」

監視員3「おいそこ!!! 何倒れてんだ!!! 懲罰房に行きてェのか!!?」



ウラァ!!! チャントハタラケェ!!! グスグズスルナァ!!!





エレガン「だ───れが『奴隷』だ、このクソ野郎共め!!!」ケッ!!!

エレガン「このおれ様を奴隷呼ばわりするとは良い度胸だぜ……!!!」

エレガン「……怖ェからちゃんと働くけどよォ…………」



[元マンハンター海賊団船長 エレガン(絶賛奴隷中)]どーん



エレガン「くっそォ……服も宝石も取られたし……ピポは置いてきちまうし……」

エレガン「まさか、飛ばされた先で海軍に捕まるとは思わねェよなァ……」

エレガン「逃げてェけど……こんな海の真ん中じゃあどうやって逃げりゃあいいのか……」

エレガン「……つーか、こんなどデカイ橋、何のために作ってるのかね?」

エレガン「なァ、どう思うよ?」



【コンマ一桁判定。コンマが大きいほど、キャラクターが(奴隷として)登場します。】

1、2:1人
3、4:2人
5、6:3人
7、8:4人
9、0:5人

↓1

434: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:38:57.37 ID:0d3IoWOVO
※>>431選択……コンマ一桁4のため、2人キャラクターが登場します。



エーエム「…………さァな」

エーエム「そんな事より……作業をしろ。お前だけあまり進んでいないぞ」



[軍人風の大男 ジー・エーエム]どどん!!



エレガン「へっ、こんなくだらねェ事やってられっかよ!!」

エレガン「何が楽しくて橋なんざ作らなきゃなんねェんだ!!!」

サーマイ「ちょ、ちょっとエレガンさん……。声が大きいですよ」

サーマイ「監視員にバレたらどうするんですか……!!」



[元海兵の爆弾魔 〝起爆のサーマイ〟]どどん!!



エレガン「うるっせェなァ……分かってるよ!!」

エーエム「…………先程の……」

エレガン「あ?」

エーエム「先程の答えだが……おそらく、誰も知らないぞ」

エーエム「おれはだいぶ前からここにいるが…………ここで働いている監視員や海兵でさえ、橋を作る目的を知らない風だった」

エレガン「マジで? どういう事だよ……」

サーマイ「……意味も分からずに橋を作っていると、だんだんおかしくなりそうですよね…………」

エーエム「……そういう刑罰なんだろう。実際におかしくなったヤツは数え切れん」

エレガン「チックショウ…………何とか抜け出せねェのかよ……」

エレガン「ああ……誰でもいいから、この橋をブッ壊してくれねェかなァ…………」

435: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:43:12.04 ID:0d3IoWOVO
/////


モーガン「ヘェッ……クション!!!」

ロウマン「うわっ!! 大丈夫!!?」

モーガン「お、おう」ズビ……

モーガン「誰か噂してんのかなァ……」

ピポ「ピポ?」

ロウマン「誰かが噂をすると、その人はクシャミをしちゃうっていう迷信があるんだよ」

ピポ「ピポピポ」フムフム

フック「……そういや、あいつらはどこに行った?」

モーガン「えっ?」

フック「シルバーフレームにルイス、イナチ……それと、レジーとかいうヤロウもいねェが」

モーガン「さあ……どこかにはいるだろ」

フック「…………まァ、この船はデケェからな……」フゥー……



/////



???「…………はい。分かっています」



???「必ず、必ず──────」



???「…………リザード・D・モーガンを、この手で殺します……!!!」ドン……!!

436: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/08(水) 19:46:47.15 ID:0d3IoWOVO
そんなわけで本日はここまで。お疲れ様でした。テキーラウルフを舞台に、モーガン達が安価とコンマで大暴れをする予定です。


〝起爆のサーマイ〟は、前のスレで頂いたキャラクターでした。以下プロフィール。

【サーマイ】
○○海賊団戦闘員。爆弾防護服を着た男。異名は〝起爆のサーマイ〟。顔や身体は火傷の痕だらけだが、それでも端正な顔立ちをしている。爆弾が好きで、様々な用途の爆弾を作ってはセンスの無い名前を付けて愛でている。

元は海兵だったが、誤って海軍の火薬庫を吹き飛ばしてしまったため脱走、そのまま賞金首になってしまった。世間からは「サイコ野郎」のイメージを持たれているが、本性は優しく仲間思いな常識人。周りからのイメージに密かに落ち込んでいる。

スタイルは『支援』でタイプは『知』。基本的には前線に出ず、爆弾で仲間をサポートする。

※主人公「改めて、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】の>>149


今日は安価があります。久しぶりの島安価です。ONE PIECEに出てきそうな島をお願いします。

島の名前:
島の特徴:
備考:

↓5くらいまで。上記のテンプレをご利用ください

450: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 18:14:14.19 ID:ZlajhQyeO
【短期集中表紙連載風SS 『男グンリグ、涙の一人旅』 vol.1】



時を遡り、オレンジの町にて───

グンリグ「いってェ……」ズキズキ……

謎の眼鏡男に蹴られて吹き飛ばされたグンリグは、町の外れで息を潜めていた。仲間達が住民に捕らえられていたからだ。

グンリグ「…………ハァ……」ズーン……

そして、マンハンター海賊団副船長・〝投げナイフのグンリグ〟は落ち込んでいた。

グンリグ「どこぞの馬の骨とも分からねェ男に簡単に負け……船長からも裏切られ……仲間達は捕まっちまった…………」

グンリグ「おれ、これからどうすりゃいいんだよ……」

グンリグ(エレガン船長みたいには、もうなりたくねェし…………)

グンリグ(だけど、今さら海賊辞めてやりてェ事もねェよなァ…………)

グンリグ「うーん…………」



シバ「むっ!!」

シバ「皆!! 海賊を発見したぞ!!!」

グンリグ「げっ!!!」

町民1「シバ町長が海賊を見つけた!! 残党だ、捕まえるぞ!!!」

町民2「絶対に逃がすな!!! 皆で捕まえるんだ!!!」

グンリグ「クソッ……!!!」ダッ!!

グンリグ(何だよ……おれ達が襲った時は、こんなに反撃してこなかったじゃねェか……!!!)

グンリグ(これも、あの刺青ヤローの影響なのか……!!?)

グンリグ「!!!」

グンリグ「港に小舟が……!!!」

グンリグ(あれに乗れれば……!!!)



【コンマ二桁判定です。グンリグの行き先について。】

コンマ偶数……ミラーボール島(アイランド)
コンマ奇数……ローグタウン
コンマゾロ目……無人島・シクシス
コンマ44のみ……シバ達に捕まる

↓1

452: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 18:22:25.50 ID:ZlajhQyeO
コンマ偶数のため、グンリグがミラーボール島(アイランド)に行く事が決まったところで今日はここまで。


では、本編を始めていきます。ゆっくりやっていきます。

453: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 18:26:55.37 ID:ZlajhQyeO
/////


バラティエを出発してから、24時間経つか経たないかという時刻───

モーガン「ここが……テキーラウルフか……」


\巨大な橋/どん!!


モーガン「でっけー橋!!!」

シルバーフレーム「大きすぎて……始まりも終わりも見えませんね……」

イナチ「一体何のためにこんな橋を……?」

ルイス「……よし、あの橋脚の近くに停泊しよう」

ロウマン「分かった、舵は任せて!!」ギギ……!!

モーガン「やっぱり海賊船って言ったら、このグルグル回る舵だよな!!」

ロウマン「うんうん!! そうだよね!!!」グルグル!!

フック「……おい、おめェら…………どこに敵がいるか分からねェんだ。ちったァ緊張感を持ってくれ」

イナチ「…………でも、取り敢えずこの周辺にはいないんじゃないかしら? 人の気配がしないわ」

ルイス「…………確かにそうだな」

レジー「…………」ジッ……

モーガン「? どうしたレジー。あっちになんかあんのか?」

レジー「い、いや……何でもねェ……」

シルバーフレーム「……明らかに怪しいですよね」ヒソヒソ

イナチ「……またピポちゃんに捕まえてもらう?」ヒソヒソ

ピポ「ピポ……!?」ヒソヒソ

ルイス「……疑いの段階でそこまでするのもな」ヒソヒソ

レジー「お、お前ら、おれを見て何をヒソヒソしてんだ……!!?」

454: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 18:31:12.73 ID:ZlajhQyeO
ルイス「……さて、これからどうする」

モーガン「上陸だァ───っ!!!」ひゃっほーう!!

シルバーフレーム「待て待て待て!! 闇雲に上陸してどうするんですか!!!」

モーガン「でも、上陸しない事には料理長捜せねェぞ」

モーガン「名前何だっけ…………シルバニア?」

フック「…………シルファニアだ。エリーゼ・シルファニア」

フック「おめェの言ってる事は正しいが……見たところ、この橋はかなり大きい」

フック「手当たり次第に捜しても見つかる確率は低いんじゃねェか?」

イナチ「それじゃあ……チームを分けましょうか」

イナチ「この橋は北側と南側の二方向に伸びているから……2つのチームに分ければいいのね」

ルイス「……いや、この船を守るチームが必要だ」

ルイス「貰ったばかりで壊されるなんて事があってはならないからな……」

シルバーフレーム「まっ、何かが襲ってくるという事も無いでしょうし……ここにいるのは1人くらいでいいんじゃないですかね」

モーガン「よーし、じゃあ……!!」



【モーガンは北側に捜索へ向かいます。モーガンと共に探索するキャラクターを2人決めます。】

【シルバーフレーム、ルイス、イナチ、ロウマン、ピポ、フックから1人選択してください。なお、レジーは船に残ります。】

↓2人決まるまで。下1から順番に選択します。被った場合は安価下を選択

457: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 19:26:20.09 ID:ZlajhQyeO
※>>455-456選択:橋の北側をモーガン・フック・ルイスで探索します



イナチ「───決まったわね」

イナチ「橋の北側には、モーガンとフック、ルイスが」

イナチ「橋の南側には私とピポちゃん、それにシルバーが行くわ」

ピポ「ピポピポォ!!」

ロウマン「ぼくはレジーとお留守番だね!! レジーはそれでいい?」

レジー「お、おう。別にいいぜ」

シルバーフレーム「……ロウマン、レジーには少し気をつけてくださいよ」ヒソヒソ

ロウマン「え? あ、うん。分かった」ヒソヒソ

ロウマン「大丈夫だと思うけどなー……」ヒソヒソ

ルイス「……さて、行くか」

フック「待ってろよ、料理長……!!」

シルバーフレーム「やれやれ、どうなる事やら……」

モーガン「うっしゃあ!! 行くぞ───っ!!!」



【場面を選択してください。】

1.北側探索チーム(モーガン・フック・ルイス)
2.南側探索チーム(イナチ・ピポ・シルバーフレーム)
3.船を守ろうチーム(ロウマン・レジー)

↓2

460: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 19:55:05.30 ID:ZlajhQyeO
※>>459選択:南側探索チーム(イナチ・ピポ・シルバーフレーム)



/////


シルバーフレーム「探すのはいいんですが……まったく人の気配がありませんね」

イナチ「そうね…………」

ピポ「ピポ……!!」クンクン

シルバーフレーム「……ピポは何してるんですか?」

ピポ「ピポ!! ピポピポ!!」

シルバーフレーム「……なるほど、人の匂いを探しているんですか。カバというより犬みたいですね…………」カチャ……

シルバーフレーム「……というか、ここは橋のハズですよね?」

シルバーフレーム「何でこんなに街のようになっているんでしょうか…………」

シルバーフレーム「テキーラウルフって橋だけで構成されている場所なんですかねえ……」

イナチ「さあ……どうかしらね」

イナチ「でも……やっぱり何かありそうね、テキーラウルフには」

ピポ「……!!」クンクン

シルバーフレーム「? どうしました?」


ガサガサ……


シルバーフレーム「!!!」

シルバーフレーム「……誰か、いるんでしょうか」

イナチ「……料理長をさらった海賊じゃないといいけど」

イナチ「どうする?」

シルバーフレーム「そうですね……」



【人の気配があります。どう行動する? 選択してください。】

1.声を掛けてみる
2.バレないようにゆっくりと近づく
3.その他自由安価。不可能なものは安価下

↓2。同時にコンマ二桁判定

463: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 20:32:09.25 ID:ZlajhQyeO
※>>462選択:コンマ75……コンマ50を超えているため…………



シルバーフレーム「……どういう人物か分かりませんからね、バレないようにゆっくりと近づきましょう」

イナチ「…………ええ、分かったわ」

イナチ「ピポちゃん、一度鞭になってくれる?」

ピポ「ピポォ!!」シュルルル……

シルバーフレーム「…………よし、では行きますか」

シルバーフレーム(慎重に…………慎重に…………)ソローリ……

シルバーフレーム(あの瓦礫の向こうに誰かがいるハズなんですが……)ソローリ……



タコの魚人族「ニュ~? ここら辺にいると思ったんだけどな~」

シルバーフレーム(!!?)

シルバーフレーム(魚人族の男……!!?)

シルバーフレーム(……まさか、海から突然出てきた海賊とは魚人の事なんでしょうか? だとしたら敵ですよね…………)

シルバーフレーム(まだどんな人物は判断しかねますね。ここは声を掛けずにやり過ごしましょう)

シルバーフレーム「イナチさん───」





プス



シルバーフレーム「えっ?」グラァ……

バタン!!!

シルバーフレーム(なっ……!!? か、身体が……動かない……!!!)

464: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 20:37:31.32 ID:ZlajhQyeO








イナチ「───無駄よ。それは、麻酔の中でも強力な物。じき動けなくなるわ」

シルバーフレーム「イナチ、さん…………?」

タコの魚人族「ニュ……!? 何奴……!!?」

シルバーフレーム(マズイ……!! バレた……!!!)





タコの魚人族「なァんだ。イナチじゃないか!! ひっさしぶりだなァ!!」

シルバーフレーム「!!?」

イナチ「…………やっぱりオクトだったのね。まだ出てくるのは早いわよ?」

タコの魚人族→オクト「ニュニュ? そうだっけ?」

イナチ「相変わらず間が抜けているわね……」

シルバーフレーム「どういう、事、ですか……?」

イナチ「…………ごめんなさいね。私はあなた達を捕まえなければいけないの。それが〝仕事〟だから」

オクト「んーと……コイツを捕まえればいいのか?」

イナチ「そうね。ターゲットでは無いけれど、一応捕まえておく必要はあるでしょう」

シルバーフレーム「くっ……!!! ピポ……!!!」

イナチ「だから、無駄よ。ピポちゃんにも眠ってもらっているもの」

シルバーフレーム「一体これは……!!!」

イナチ「…………簡単に言うと、そうね……」

イナチ「私は、あなた達を売ったのよ」ドン……!!

シルバーフレーム「!!?」

イナチ「あなた達……つまりモーガン率いる海賊団を捕らえたい人がいてね」

オクト「ニュ~……今回の依頼主はまたお偉いさんでなァ……」

イナチ「オクト、口が軽いわよ」

オクト「!! す、すまねェ……」

465: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/11(土) 20:38:52.16 ID:ZlajhQyeO
シルバーフレーム「本当に……ぼくらを、裏切ったんですか?」カチャ……

イナチ「結果的には……そういう形になるわね」

シルバーフレーム「そう、ですか…………」

シルバーフレーム「…………仕方、ありませんね。もう、抵抗のしようが、無い……」

イナチ「そうよ、仕方がないの。だから大人しく…………」





シルバーフレーム「これしか、方法がありませんね……!!!」ダンッ……!!!



イナチ「!!? と、飛んだ……!!?」

オクト「バカな……!! 下は海だ、麻酔の効いた状態じゃあ死んじまうぞ!!!」

シルバーフレーム「イナチさん」



シルバーフレーム「───海賊団を辞める時は、船長にその旨を言うのが礼儀ですよ」

イナチ「!!!」


ドボンッ……!!!


イナチ「シルバー……!!!」

オクト「やめとけイナチ。アイツは助からねェ」

オクト「それより、他のターゲットを捕まえる方が先だ。行くぞ!!」

イナチ「……ええ、分かっているわ」

イナチ「……………………」

488: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/19(日) 17:13:16.46 ID:XEeueaGUO
【短期集中表紙連載風SS 『男グンリグ、涙の一人旅』 vol.2】



>>451選択:コンマ偶数のため、ミラーボール島(アイランド)


グンリグ「よし……!! 乗れた……!!!」

グンリグ「後は漕ぎゃいいだけだ……!!!」ギギ……!!



町民1「くっ!! 逃げられた!!」

町民2「おれ達も船で……!!!」

シバ「待つんじゃ!!」

シバ「……そこまで深追いする必要は無い」

町民3「し、しかし……!!」

シバ「ヤツを追ってわしらが傷ついては本末転倒じゃ……せっかく町を取り戻せたんだからのォ」

町民1「……確かに、町長の言う通りかもな…………」

シバ「……ヤツは逃してしまったが、他の海賊は捕らえる事ができたんじゃ。まずは、ヤツらを海軍に引き渡すぞ!!」

町民達「「「おおおおお───っ!!!」」」

シバ(……海賊共を捕らえた事で住民達にも覇気が戻ったわい)

シバ(これも……あの小僧のおかげじゃのう……)

シバ「モーガンよ……いつか絶対、また町に来るんじゃぞ……!!!」


/////


3日後───


グンリグ「……クソッ…………」

グンリグ「慌てて出たから…………水も食料も持たずに来ちまった…………」

グンリグ「……!!」

グンリグ「あれは……島…………か…………?」

グンリグ「ヤベェな…………意識、が…………」ガクッ……

グンリグ「……………………」



【コンマ一桁判定です。グンリグを助けてくれたのは?】

1、2:クラウジス・レル
3、4:ミスリル・ナイブ
5、6:ブルーノ・オーファン
7、8:クーリン・ドナルド
9:ファイヤー海賊団
0:自力で上陸

↓1

490: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/19(日) 17:24:06.31 ID:XEeueaGUO
お、ゾロ目だ。このゾロ目ボーナスはストックしておきます。


コンマ一桁6のためブルーノ・オーファンがグンリグを助ける事が決まったところで今日はここまで。では、本編を始めます。

492: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/19(日) 17:47:18.19 ID:XEeueaGUO
/////


[北側探索チーム:モーガン、フック、ルイス]


モーガン「……!!!」ゾクッ……

ルイス「……どうした?」

モーガン「いや……なんかイヤな気配っつーか、予感がして……」

モーガン「んー……気のせいかなー……」

フック「……あながち間違いじゃねェかもな」フゥー……

フック「今までおれ達が通ってきたところは廃墟ばかりだったが……見てみろ」



監視員1「…………」ズン……!!

監視員2「…………」ズズン……!!



ルイス「検問所……か?」

ルイス「……どちらも武装しているな…………」

モーガン「話しかけてみるか?」

フック「やめとけ。あまり歓迎してくれる感じでは無さそうだしな……」

ルイス「……だが、警備は甘そうだ。この廃墟の裏から回れば奴らに気づかれない」

ルイス「……おそらく、ここに人が来る事を想定していないんだろうな」

モーガン「地図から消されてたわけだもんなー」

ルイス「ああ……だとしたら、一体誰がこんなところに…………」

フック「……!! 止まれ…………!!!」

モーガン「ど、どうした……!?」

フック「…………見ろ」

493: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/19(日) 17:51:43.28 ID:XEeueaGUO



奴隷1「くっ…………いってェ…………」

奴隷2「おい……お前、大丈夫か……?」

監視員3「そこ!! 私語は慎め!!!」

監視員4「キビキビ動けェ!! 作業が遅れたらどうする気だァ!!」

海兵1「番号の早い順に馬車に乗りなさい!!! 作業時間まであとわずかだぞ!!!」

奴隷3「ア…………アア…………」フラ……フラ……

監視員5「チッ……これはもう使えねェな」

海兵2「おい、こいつ牢にブチ込んでおけ」

海兵3「了解です」

海兵3「おらっ、こっちだ!!」

奴隷3「ヒッ……!!!」





モーガン「何だこりゃ……!!?」

ルイス「…………奴隷、か」

フック「ムナクソわりィ光景だぜ……」

フック「海軍が奴隷を容認してるって事かよ? 笑えねェな……」フゥー……!!

ルイス「……ここは奴隷が住んでいる街のようなものらしいな」

ルイス「作業とやらに行く時は監視員に連れられて作業場に向かうようだが…………」

ルイス「おれ達にとって問題なのは、エリーゼ・シルファニアがここにいるのかどうかだ」

モーガン「まずはこの街から探すしか……ねェよな?」

フック「そうだな…………」

フック「とにかく……手当たり次第に探すしかねェな」フゥー……



【コンマ二桁判定です。今後の展開について。】

01~34:監視員や海兵に見つかってしまう
35~64:捕まっている魚人を見つける
65~98:変な花を見つける
ゾロ目:エリーゼ・シルファニアを発見!
ゾロ目44のみ:ん? 何だアイツ……?

↓1

497: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/19(日) 18:22:20.49 ID:XEeueaGUO
※>>494選択:コンマ67……変な花を見つける



モーガン「手当たり次第って言ってもなァ……どこから探せばいいのか……」キョロキョロ

モゾモゾ……

モーガン「…………ん?」

ルイス「……どうした」

モーガン「いや、今なんか動いたんだけど……」

モゾモゾモゾモゾ……

モーガン「やっぱり……!! アレだ!!」タタッ!!

モーガン「これ!! これが動いてたんだよ!!!」


\変な花/どーん


ルイス「…………これが?」

変な花「モゾモゾ……」

ルイス「うおっ……!? 動いた……!!」

モーガン「何だろうなーこれ」

フック「確かに気になるが……それよりシルファニアを探さねェと……」

変な花「モゾ……!!」

変な花「モゾモゾモゾモゾ……!!」タタタッ……!!!

モーガン「あっ!! 逃げるぞ!! 花!!!」

ルイス「あの花、走れるのか……」

モーガン「追っかけてみようぜ!!!」ワクワク!!

フック「だからな……!! シルファニアを探してくれっつってんだろ……!!?」



【選択してください。】

1.皆で変な花を追っかける(同時にコンマ二桁判定。コンマ70以上で監視員達に見つかる)
2.モーガン、ルイスで変な花を追っかける。フックは一人で料理長を探す(同時にコンマ二桁判定。コンマ70以上でモーガン、ルイスが監視員達に見つかる)
3.変な花は諦めて料理長を探す(同時にコンマ二桁判定。コンマが高いほどモーガン達にとって良い結果に)

↓2

500: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/19(日) 18:47:51.47 ID:XEeueaGUO
※>>499選択:コンマ56のため、監視員達には見つかりません



モーガン「……そうだよな。おれ達は、シルバニアを探しにここに来たんだ…………」

フック「あ、ああ……そうさ、おれ達は…………」

モーガン「…………だけど、我慢できねェ!!!」

フック「えっ」

モーガン「うおお───っ!! 待てェ───っ!!! 花ァ───っ!!!」ダダダッ!!!

変な花「!?」

変な花「モゾモゾ!!」ダダダッ!!!

フック「あっ、おい!!!」

フック「まったく……あのヤロウ…………」

ルイス「……悪い、おれも花を追う」

フック「な、何だと……!!」

ルイス「この広い場所であいつを見失うのはマズイからな。花の件が解決したらすぐに合流する」

ルイス「待て、モーガン……!!!」ダダダッ!!!

フック「…………やれやれ、参ったな」

フック「おれ一人で探すってのか……」フゥー……


/////


[リュウオー号(モーガン達の海賊船):甲板上]


ロウマン「いい天気だなァ……」ホノボノ

ロウマン「こういう時は……『浪漫道具(ロマン・グッズ)』の手入れに限るよね!!」

ロウマン「船大工の人達がぼく専用の工房を用意してくれて、それはすごくありがたいんだけど……」

ロウマン「こうやって日の光を浴びながら作業するってのもまたイイもんだよね!!」

ロウマン「…………」

ロウマン「ちょ、ちょっとレジー……いくらなんでもガン無視は寂し……」クルッ



\誰もいない/ぼーん!



ロウマン「え…………」

ロウマン「えええええ────っ!!?」ガガーン!!

ロウマン「レジー!? レジーどこに行ったの!!? いつの間に!!?」

ロウマン「ど、どうしよう……!! やっぱり探しに行った方がいいかな……!!?」

ロウマン「い、いやでも……船から離れるわけにはいかないよね……」

ロウマン「こ……困ったなァ!!!」



【場面を選択してください。選んだ順番によっては展開が変わる……かもしれません。】

1.モーガン・フック・ルイス
2.イナチ
3.ピポ(同時にコンマ二桁判定。コンマ50以下だとまだ眠っているため、安価下となります)
4.海に沈んでいるシルバーフレーム
5.レジー(同時にコンマ二桁判定。コンマ70以下で場面がロウマンに変更されます)
6.エレガン・エーエム・サーマイ

↓2

523: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/21(火) 13:46:43.02 ID:ox1n//hWO
【短期集中表紙連載風SS 『男グンリグ、涙の一人旅』 vol.3】


>>489選択:コンマ一桁6……ブルーノ・オーファン


/////


[海沿いの岩場]

グンリグ「…………うっ……」

グンリグ「…………ここは……………………」

オーファン「お、目が覚めたか」

グンリグ「……あんたは…………」

オーファン「ぼくの名前はブルーノ・オーファン。しがない海洋学者だ」


[〝海の子〟 ブルーノ・オーファン]どどん!


グンリグ「……オーファン…………」

オーファン「お前は遭難していたんだよ。そこら辺の記憶はあるか?」

グンリグ「…………ああ、大丈夫だ。分かってる」

グンリグ(おれは、何とか島に辿り着けたのか……)

オーファン「まァ取り敢えず……ほら」ヒョイ

グンリグ「えっ……?」

オーファン「腹減ってるだろ? 魚を焼いたヤツしかないけど、食べなよ」

グンリグ「あ、ありがとう…………」

グンリグ「…………」モグ……

グンリグ「!!!」

グンリグ「う、うめェ……!!!」モグモグモグモグ

グンリグ「うめェ、うめェよ……こんなにうめェの食べた事ねェ……!!」グスッ……

グンリグ「ううっ……ありがどなあ……」モグモグ

オーファン「泣くほど美味いのか……塩振っただけだけど……」

オーファン(そんなに食ってなかったんだなァ……)

オーファン「……ほら、もっと食えって」

グンリグ「ううっ…………うううっ…………」モグモグモグモグ

オーファン「落ち着いたらでいいから、お前が何者なのか話してくれるか?」

グンリグ「うううっ……」コクコク

524: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/21(火) 13:47:11.56 ID:ox1n//hWO


~~~~~~~~~~


オーファン「なるほど…………」

オーファン「色々あったんだな、グンリグにも」

グンリグ「……まァ、な」

グンリグ「…………これから、どうすっかな。この島で何か見つけられたらいいんだが」

オーファン「…………」

オーファン「……なァ、もし行くアテがないんなら…………ぼくの手助けをしてくれないか?」

グンリグ「えっ……で、でも、いいのか? おれ、一応海賊だぞ?」

オーファン「海賊にも色んなのがいるだろ。お前はそんなに悪いヤツには見えねェからな」

グンリグ「……分かった。あんたがいいなら、何でもするよ。何すりゃいいんだ?」

オーファン「それはな…………」



【選択してください。オーファンが一緒にやってほしい事とは?】

1.西の海(ウエスト・ブルー)に来てほしい
2.海賊団から持ち物を取り返してほしい
3.ミラーボール島(アイランド)で買い物に付き合ってほしい

↓1

526: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/21(火) 13:56:45.64 ID:ox1n//hWO
オーファンと一緒に西の海(ウエスト・ブルー)に行く事が決まったところで本日の短期集中表紙連載風SSはここまで。


このスレは連取り禁止というわけではないのですが(もちろん度を越している場合は安価下になります)、>>508さんがこう言ってくれているので安価下にしたいと思います。


なので、本編は海に沈んでいるシルバーフレームからです。

527: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/21(火) 14:02:14.19 ID:ox1n//hWO
※>>503選択:4.海に沈んでいるシルバーフレーム



シルバーフレーム(ぐっ……!! 本当に、身体が動かない……!!!)

シルバーフレーム(せめて、眼鏡を『水中用(スイミングズ』に……!!!)

シルバーフレーム(……!!!)ゴボッ……!!

シルバーフレーム(ダメだ、呼吸が……!!!)



ゴ…………



シルバーフレーム(…………ん?)

シルバーフレーム(海底に、何かが……? 一体あれは…………)



【コンマ一桁判定です。】

1~3:トビウオ
4~6:イカ
7~9:オニカマス
0:クラゲ

↓1

529: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/21(火) 14:25:10.18 ID:ox1n//hWO
※>>525選択:コンマ一桁3……トビウオ



ゴゴ…………


シルバーフレーム(……!?)

シルバーフレーム(あれは……トビウオ!!?)

シルバーフレーム(いや、違う……!!!)


ゴゴゴ…………!!


シルバーフレーム(あれは魚人だ……!!!)



ビュン!!!


トビウオの魚人「!!!」


ドゴフッ!!!


凄まじいスピードで海底から現れたトビウオの魚人の腕が、シルバーフレームの腹に思い切りめり込んだッ……!!


シルバーフレーム(!!!?)ゴハァッ!!!

530: ◆WlXBYBXWS3zL 2019/05/21(火) 14:27:19.23 ID:ox1n//hWO


……ザッパァン!!!


トビウオの魚人「いやはや、ゴメンゴメン。まさかあんなところに人がいると思わないからさ」

トビウオの魚人「……おや?」

シルバーフレーム「」ゴーン

トビウオの魚人「ありゃりゃ……気絶してる」

トビウオの魚人「うーむ、死んではなさそうだから……放っておいてもいいかな」

トビウオの魚人「えっと……子電伝虫、子電伝虫…………」カチッ

トビウオの魚人→トビ「あー、こちら革命軍トビ、革命軍トビ」

トビ「地点B-26に到着、迎えに来てください。急いでね」


[革命軍幹部 トビ(トビウオの魚人族)]どん!!


トビ「これでよし……」

トビ「さてさて、ぼくを呼んだって事は……彼女の覚悟は決まったのかな?」



【場面を選択してください。選んだ順番によっては展開が変わる……かもしれません。】

1.モーガン・ルイス
2.フック
3.イナチ
4.ピポ
5.レジー(同時にコンマ二桁判定。コンマ70以下で場面がロウマンに変更されます)
6.エレガン・エーエム・サーマイ

↓2



次回 【2スレ目】主人公「今度こそ、安価とコンマで海賊王になる」【ONE PIECE】 後編