1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:06:27.25 ID:82gBrIh6O
今更鉄血を見始めました。まだ3話までしか見終わってませんがダラダラと。

抜けがあるであろう選択可能な勢力一覧


ギャラルホルン(セブンスターズ)
ギャラルホルン(実働部隊)
CGS(後の鉄華団)
CGS(一軍)
テイワズ(JPTトラスト(ジャスレイ派閥))
テイワズ(タービンズ(名瀬派閥))
テイワズ(新派閥)
その他(PMCや警備会社、運送事業など上記の選択肢以外なら何でも)


人種一覧


普通の人間
ヒューマンデブリ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1569920787

引用元: ・機動戦士ガンダム--鉄血のオルフェンズ--【安価&コンマ進行】 



2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:07:26.52 ID:82gBrIh6O
使えるガンダム・フレームは今までに存在が判明した機体以外です。使う時が来るか分かりませんが。

判明しているガンダム・フレーム


ASW-A

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:12:15.73 ID:82gBrIh6O
何(誤送信)やってんだ。
判明しているガンダム・フレーム


ASW-G-01 ガンダム・バエル
ASW-G-08 ガンダム・バルバトス
ASW-G-11 ガンダム・グシオン
ASW-G-29 ガンダム・アスタロト
ASW-G-47 ガンダム・ウヴァル
ASW-G-56 ガンダム・グレモリー
ASW-G-64 ガンダム・フラウロス
ASW-G-66 ガンダム・キマリス
ASW-G-70 ガンダム・セーレ
ASW-G-71 ガンダム・ダンタリオン

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:17:27.95 ID:XoVWOmhn0
あえて一軍

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:23:25.61 ID:7yQICRlyO
一軍

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:24:21.77 ID:qYS6Upoi0
乗った、一軍

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:29:43.55 ID:82gBrIh6O
次は人種です。こちらも3票入った方で、先程の多数決に参加した方ももう一度参加して構いません。

普通の人間のメリット

ヘンケンされない(当社比)。どこに行こうと最低限の信頼等は得られる。
知識に多少の補正が掛かる。

デメリット

実力にバフが付かない。


ヒューマンデブリのメリット

阿頼耶識システムが無条件で使える。本数はコンマで決定。
MS戦関係に補正が掛かる。

デメリット

扱いが基本クソ。

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:32:59.68 ID:qYS6Upoi0
普通の人間

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:38:08.95 ID:uhCXNF+F0
普通の人間

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:39:57.35 ID:+/VrjBv1O
普通の人間

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:48:23.03 ID:82gBrIh6O
一軍だからまあ当然なのでしょうかね。
次は実力と知識を判定します。下1、2コンマで判定で、下2の方には20の補正が掛かります。

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:48:58.81 ID:RpzJn1XT0
a

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:50:28.84 ID:XoVWOmhn0
それ

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 18:53:19.66 ID:82gBrIh6O
なんでこの人CGSで燻ってんの…。
お次はキャラの設定を固めていきます。彼(彼女)がどんな性格とか外見とか来歴があるかを下3まで。
一番コンマが高いものを適用します。

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 19:05:02.04 ID:82gBrIh6O
女…で良いよね。男でスタイルおばけってシュワちゃんじゃあるまいし。
名前を下2まで募集で高い方適用です。

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 19:07:28.65 ID:XoVWOmhn0
紫陽・レンネル(しよう・れんねる)

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 19:23:49.89 ID:82gBrIh6O
CGS本部 社長室


マルバ・アーケイ「…というわけだ。お前には、参番組の監視をしてもらう」

紫陽・レンネル「え、私が…?なんで私がやるんですか」

ハエダ・グンネル「なんでもクソもねぇ。お前にはお似合いの仕事だろ、紫陽」

紫陽「私一軍なのにー…」

どういうわけか、私は面倒な仕事をすぐ押し付けられる。

いつも手柄を立てているのは私なのに、良くもまあ上から目線で物を言える。

まあ、どうこう言おうとやらされることには変わらない。なら、大人しく従った方が良いかなぁ。

紫陽「…分かりましたよ。お嬢様の護衛、きっちり済ませます」

…なんてね。こんな怪しい仕事、素直に受けるもんですか。

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 19:32:30.07 ID:82gBrIh6O
紫陽「………」

食堂の片隅で一人寂しくお食事。嫌いな時間じゃないけど、ちょっとつまらない。

男連中…特に一軍の奴らは事あるごとに"交渉"してくるから、それが嫌で逃げてる私には当然の仕打ち、なのかも。

ユージン・セブンスターク「取れるっ!取れるって!!」

参番組の方が何やら騒がしいなぁ。喧嘩でもしてるのかな。

紫陽「…なんだ、大したことないじゃん」

男同士で馬鹿をやっているだけ、か。でも、少し羨ましいかな。

CGS、女性が全くいないから。

…そういえば、今度のお仕事参番組とやるんだっけ。嫌な予感しかしないけど、何も言わないわけにはいかないのかな?

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 19:33:31.69 ID:82gBrIh6O
下2です。選択肢を選んでください。


1:とりあえず声を掛けてみよう。
2:関わる必要は無いかな。

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 19:35:58.54 ID:+/VrjBv1O
1

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 19:48:19.72 ID:82gBrIh6O
ここで嫌われて、袋叩きにされちゃ敵わないからね。声を掛けておこう。

…既に手遅れの可能性もあるけど、それはそれだ。

紫陽「仲良しで良いねぇ。君たちは」

オルガ・イツカ「あんたは…。一軍の紫陽サンじゃねぇか。どうかしましたか?」

紫陽「いや、ね。今度のクーデリアお嬢様の護衛、私も同行することになってるからさ。よろしく、ってね」

ユージン「…紫陽さんも来んの?参番組の仕事に?」

紫陽「そう社長に言われたんだよ。…私が参加する予定なんて無かったよ」

三日月・オーガス「でも、一軍の中でも腕利きのあんたが加わる理由、無いよね?」

紫陽「…無いね、まっっっっったく。だから、怪しいんだよ」

オルガ「怪しい?」

紫陽「…腹、括っておいた方が良いよ」

紫陽「じゃ、そういうことで」

…少し、高圧的過ぎたかな。

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 19:52:58.26 ID:82gBrIh6O
超ざっくりとした実力表


100:アグニカ・カイエル
95:マクギリス・ファリド(終盤)、ガエリオ・ボードウィン(終盤)
90:三日月・オーガス(終盤)
80~89:ハシュマル級
79以下は割とガバガバ。三日月(最初期)で65くらい。
01:イオク・クジャン

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:01:29.57 ID:82gBrIh6O
参番組に警告をした数日後、クーデリア・藍那・バーンスタインお嬢がCGSにやって来た。

やっぱり、私みたいな底辺の人間と比べたら、服装とかも全然レベルが違うなぁ。

…なんて巫山戯たこと言ってないで、準備しとかないと。

ナディ・雪之丞・カッサパ「…そんな弾薬詰め込んで、戦争でもおっ始める気ですかい」

紫陽「モビルワーカーの整備をしてるだけ。…ちょっと一波乱ありそうだから」

雪之丞「一波乱?」

紫陽「思い過ごし…じゃない。絶対、起きることですよ」

雪之丞「…要領を得ませんな」

紫陽「なんてことはないですよ。…ただ、ここが戦場になるだけです」

独立運動に関わってるお嬢様を、参番組如きに任せる。

そんなの、裏があるに決まってるでしょ。

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:11:06.94 ID:82gBrIh6O
慌ただしく夜逃げの準備を進める一軍。やっぱり、参番組は捨て駒だったみたい。

今は参番組が総出で、攻撃している敵軍を食い止めている。けど、それもいつまで保つかな。

エイハブ・ウェーブが観測されたってことは、モビルスーツを出しているわけでしょ。そんなものを扱える組織といったら、あれしかない。

…ギャラルホルン。本当、下衆い人たちだね。

紫陽「さてさて、私はどうしようかな」

今取れる選択肢は二つ。一つは、私自身も夜逃げに同行すること。まあ、参番組のことだから、何か仕込んでる。これは悪手かな。

もう一つは、私もギャラルホルンの連中を迎え撃つことだけど。モビルワーカーじゃ少し厳しいかな…。

動力室のあれを起動出来れば良いけど、コックピットは確か、抜き取られてたはず。

…うん、嫌ーーーな二択だね。

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:13:55.87 ID:82gBrIh6O
下2です。選択肢を選んでください。

1:逃げるが勝ち。(原作ルート)
2:戦うしかないね。(一定ターン耐えれば強制勝利です。ダンジ生存の可能性あり)
3:モビルスーツ、使えるか?(一定ターン以内に起動出来なければ敗北)

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:14:45.51 ID:U8/TcsTCO
2

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:20:51.21 ID:82gBrIh6O
紫陽「…はぁ。しょうがない」

ここで逃げるのは、人としての矜持が許さない。仮にもCGSのエース様と持て囃されてるなら、乗ってやろうじゃない。

紫陽「…感謝してよ、参番組!」

私の本気、見せてあげるわ。

46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:26:02.14 ID:82gBrIh6O
オルガ「…やっぱ、分が悪いな。同じモビルワーカーでもギャラルホルンの奴らと俺らとじゃ、地力が違うか」

オルガ「それに、モビルスーツもスタンバイときた。まともに戦り合ったら負ける」

ユージン『どうすんだよ!?このままじゃ皆殺されるぞ!』

オルガ「わーってるよ。…だから、こっちも賭けてんだ。ミカ」

三日月「どうしたの?」

オルガ「…お前に頼みたいことがある」

三日月「分かった」

こんなところで、俺たちは死ねない。こんなところじゃ終われねぇ。

そうだろ?ミカ。

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:39:32.07 ID:82gBrIh6O
建物ぶち破って出たは良いけど、いやはや。凄いものだね。大量のモビルワーカーに、奥で待ち構えてるモビルスーツ。グレイズ、だったかな。

良いねぇ、羨ましいねぇ。私もあれに乗れれば、好き放題やれそうなのに。…まあ、そんなことを考えてる暇があるなら。

弾を撃て。敵を殺せ。紫陽・レンネルッ!!!

紫陽「参番組!バラけて戦うのはやめといた方が良いよっ!」

モビルワーカーを疾らせ、鈍色の弾丸をぶちかます。モビルスーツじゃないなら、弾さえ当たれば墜ちるでしょ?

紫陽「まずは三機…っと。オルガ・イツカ!聞こえてる!?」

オルガ『聞こえてますよ。しかし、驚きましたね。まさか一軍のあんたが」

紫陽「無駄口は叩くな!君の考えは解ってる。けど、少し手荒だよ」

紫陽「時間稼ぎに、余計な犠牲を出すことはない。ヒットアンドアウェイを繰り返して」

オルガ『簡単に言いますね』

紫陽「簡単でしょ。私がいるんだからさぁ!」

オルガ『ハハッ、確かに。あんたがいれば、こっちは楽だ』

…ったく。モビルスーツが出てくるってのに良く言うよ。

まあ、仕方ない。ここは大人として、囮になってやろうじゃない。

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:45:25.95 ID:82gBrIh6O
下1でコンマ判定です。


ガンダム・バルバトス起動まで残り3ターン

00:Perfect。
99:Excellent。
96~98:Great。
81~95:Good。
26~80:Normal。
01~25:Bad。

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:45:55.24 ID:FQJnVJKoO
ほいにゃ

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 20:59:41.30 ID:82gBrIh6O
グレイズに弾を当てても、あの装甲にはダメージなんか入らない。だというのに、あちらの攻撃は一つ一つが即死級。

狡いったらありゃしない。

紫陽「っち!」

危なっ。あと少し反応が遅れてたら死んでた。容赦無いね本当に。

まあ、商売なんだから当たり前か!

紫陽「こっちを見なさいよ…!」

注意を引くべく、態と被弾しやすいように単調なパターンで動く。けど、目の前のグレイズはこちらを見やしない。

グレイズの視線の先にいたのは。

紫陽「馬鹿、近付き過ぎだよ!!!」

ダンジ「えっ…」

参番組の、モビルワーカーだった。

紫陽「無茶なんてするから…!」

グレイズに蹴飛ばされ、無残に潰れるモビルワーカー。間違いなく、パイロットは死んだ。

紫陽「子供を利用して生き延びるってのは、気分が悪いんだよ…!」

落とし前、あんたの命できっちり付けてもらいましょう。

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:01:29.00 ID:82gBrIh6O
下1でコンマ判定です。


ガンダム・バルバトス起動まで残り2ターン

00:Perfect。
99:Excellent。
96~98:Great。
86~95:Good。
31~85:Normal。
06~30:Bad。
01~05:Very Bad。

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:01:51.76 ID:RpzJn1XT0
アッ

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:14:48.80 ID:82gBrIh6O
オーリス・ステンジャ「この…虫ケラがぁ!」

何故だ。何故、当たらない。たかがモビルワーカー。たかが、虫ケラの集まり。烏合の集に過ぎないのに。

何故、当たらないのだ!

紫陽「遅いよ鈍間ぁ!」

股を通り抜けた、だと!?遊ばれているというのか!?

オーリス「おのれぇ…ちょこまかちょこまかと…!」

クランク・ゼント「焦り過ぎだ。…少し、冷静になれ」

オーリス「…冷静だぁっ!!!」

絶対に、あのモビルワーカーは叩き潰す!あの、薄気味悪い真っ黒なモビルワーカーを!

63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:15:28.46 ID:82gBrIh6O
下1でコンマ判定です。


ガンダム・バルバトス起動まで残り1ターン

00:Perfect。
99:Excellent。
96~98:Great。
81~95:Good。
26~80:Normal。
01~25:Bad。

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:15:41.22 ID:uPW1+qYUo
止まるんじゃねぇぞ…

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:21:32.06 ID:82gBrIh6O
ゾロ目ボーナスは判定を99、00を除いたものの中で最大まで引き上げます。少々お待ちください。

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:32:22.84 ID:82gBrIh6O
紫陽「さて、と。そろそろかな」

周りを駆け回るモビルワーカーに四苦八苦するモビルワーカーに銃口を向け、トリガーを引く。

紫陽「アッハハ…。ビンゴ」

装甲がどれだけ硬かろうが、中身が、パイロットが同じくらいタフとは限らない。

だから、狙う。上手くいけば、グレイズが手に入るからね。

何発も何発も当てて、コックピットをシェイクすれば、流石に意識くらいは飛ぶでしょ。

紫陽「グレイズ一機沈黙。さあ、後は宜しくね」

役目は終わった。もう、私が出る幕はない。

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:41:40.54 ID:82gBrIh6O
ああ、任された。

三日月「ふっ…!」

地面の中から、バルバトスで強襲。うん、悪くない。

メイスを叩きつけ、コックピットを潰す。…あんたは、元から生かすつもりはなかったよ。

モビルスーツが銃口を向けてきた、なら。潰さないと。

アイン・ダルトン「『卑怯な…!』

三日月「これなら、撃ちにくいでしょ」

…卑怯、か。夜に襲撃してきたくせに良く言うよ。

あんたらの方が、よっぽど卑怯でしょ。

アイン『ぐうう…っ!!』

近付いて、殴る。距離を取ったなら、メイスを投げる。こっちは阿頼耶識だ。こういうやり方だって出来るよ。

三日月「っと、ガス欠…か…!?」

あれ、意識、が。

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:50:13.88 ID:82gBrIh6O
ギャラルホルンは、尻尾を巻いて逃げていったようだ。いやぁ、良かった良かった。

…まあ、こっちもかなり損害が出たみたいだけどね。一軍連中はどこに逃げたのやら。

紫陽「…おぉう…」

と思ったら、大手を振って帰ってきた。どれだけ面の皮が厚いの…。

紫陽「あ、こいつのコックピット、それに移して」

タカキ・ウノ「は、はい!」

紫陽「………」

うわぁ、凄い苛立ってる。これ、オルガは何発殴られるかな。

紫陽「…どうでもいいか。最悪は越えられたんだから」

モビルスーツも手に入ったし、悲観することはない、かな。

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:57:25.11 ID:82gBrIh6O
…流石に、可哀想かもしれない。

オルガ「………」

一軍連中に殴られ続けたオルガは、地面に倒れている。参番組の人たちも、それを眺めているだけだ。

一軍の奴らがいたら、下手に手は出せないから仕方ないのかもしれない。

…いやいや、今もそうしてるってことは、私も同じように見られてるってこと?あ、告げ口されると思ってるのか。

紫陽「………」

え、待って気まずい。なんでそんな目でこっち見るの。はぁ、せっかく良いところを見せたのに。

…何かしないと駄目?駄目だよねぇ。

75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 21:58:44.58 ID:82gBrIh6O
下2です。選択肢を選んでください。


1:大丈夫かと声を掛ける。
2:とりあえず立ち去る。
3:その他。自由にどうぞ。

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 22:01:11.90 ID:uPW1+qYUo
踏み台

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 22:17:44.99 ID:82gBrIh6O
紫陽「酷いボコられ様だったけど、大丈夫?」

オルガ「…俺は平気ですよ。これくらい、なんてことはありません」

紫陽「なら良いんだけど」

本人が問題無いって言ってるなら、いいか。

ビスケット・グリフォン「…紫陽さん、一軍らしくない、ですよね」

紫陽「どういう意味さ」

ビスケット「いえ…。何というか、我関せずって感じで」

紫陽「…一軍の奴らには、良い思い出が無いだけだよ。あんな馬鹿どもには、付き合ってられないのさ」

ユージン「馬鹿ども、っすか」

紫陽「あれを馬鹿と言わずに何と言うんだい?実働隊は君たち参番組と、私でしょ」

紫陽「後ろで偉そうに言ってる癖に、少し危険な目に遭ったら我先にと逃げ出して、馬鹿どころの騒ぎじゃないさ」

ノルバ・シノ「た、確かに…」

ビスケット「…オルガ」

オルガ「…ああ。そうだな」

何がそうなの。

82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 22:24:55.10 ID:82gBrIh6O
オルガ「紫陽サン。あんたのことを信用して、言っておきたいことがある」

紫陽「…そういう言い方、狡いよ。裏切られたらどうするのさ」

オルガ「あんたが裏切るとは思えねえなぁ」

紫陽「はぁ。用件は何?」

オルガ「…CGSはこのままじゃ、潰れるでしょう」

紫陽「だろうね。あの馬鹿に会社の運営なんて出来るわけない」

オルガ「俺たちも、使い潰されて終わるでしょう。大人しくくたばるつもりは、俺たちにはありません」

ビスケット「だから、その。理解(わか)らせる必要があるんです。一軍に」

紫陽「…クーデターでもする気かな」

オルガ「そこまで馬鹿じゃありませんよ。でもまあ、タネは伝えておかないと」

ビスケット「---、です。決行は、今日の夕食」

紫陽「…うわぁ。また、面倒なことに…」

ビスケット「紫陽さんの答え、聞いておきたいんです。恩がありますから、あなたの意向に沿いたく思います」

どうしてこうなるかな。私はただ、普通に生きたいだけなのに。

83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 22:27:06.57 ID:82gBrIh6O
1:お金はたっぷりと頂戴ね?(鉄華団加入ルート)
2:普通に生きたいから無理かなぁ。(職場探しルート)
3:ハエダに密告しよう。(CGS継続ルート)
4:その他。自由にどうぞ。

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 22:27:43.40 ID:AM1Rh/TeO
多数決?
1で

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 22:29:02.95 ID:7yQICRlyO
1

88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 22:50:41.54 ID:82gBrIh6O
…いや、待てよ。ここで首を縦に振れば、それなりの待遇を受けられて食い扶持も貰えるじゃないか。

危ない危ない。ビジネスチャンスを失うところだった。

紫陽「…良いよ。君たちの作戦、乗った」

ノルバ「やったぜ!」

紫陽「でも、給料はたっぷりと頂戴ね?」

オルガ「ええ、いいでしょう。あんたのお陰で、こっちもモビルスーツが増えた。その時点で、かなりの借りが出来てる」

紫陽「その前に囮をやったんだけどなぁ。だれかさんの口車に乗せられて」

オルガ「そんなことしましたっけねぇ」

紫陽「ははは、良く言うよ」

…まあ、こういうのも悪くないのかね。

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 22:59:27.55 ID:82gBrIh6O
結局、一軍の馬鹿二人を始末して元一軍の奴らは離散した。

デクスターはともかく、どうしてトドが残ったのかな。碌な人間じゃないでしょ。

紫陽「それを言えば、私もそうか。アッハハハハ」

なんて柄にもなく笑っていたら、一機のグレイズが接近してくる。肩に付けた赤いマントは、何かで見たことがある。

紫陽「…ああ、決闘の申し入れか」

厄祭戦の前の話だったと思うけど。古風というか、何というか。態々、こんな組織に向かって申し入れをするとは、律儀な人だね。

紫陽「で、どーするの?団長さん。誰があれ殺すの?」

紫陽「お相手さんは、三日月くんをご所望らしいけど」

三日月『俺はいつでもいけるよ』

既に乗ってるもんね。

オルガ「………」

考える余地あるかな、普通に三日月くん出せば良いと思うんだけど。

90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 23:01:42.28 ID:82gBrIh6O
下1でコンマ判定です。


99、00:まさかのクランクニー投降。
71~98:紫陽出撃。(状況によってはクランクニー捕獲可能)
01~70:三日月出撃。(勝利確定ルート)

91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/01(火) 23:02:20.60 ID:rCV00lg3O
にい!

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 00:26:16.96 ID:XVq63RX3O
>>62でフルネーム書いてますからね、流石に分かってます。


グレイズのパイロットは、三日月が射殺した。生かしたところで利点なんかないから、当然か。

紫陽「お嬢様がいる限り、ギャラルホルンから狙われる。なら、ここで戦力を削いだのは正解なのかも」

またモビルスーツが手に入ったし。これで、バルバトスとグレイズ三機、四機のモビルスーツが鉄華団にあることになる。

一民兵組織としては、充分な戦力。

紫陽「けど、ねぇ。パイプの無さが弱点だわ…」

リーダーが変わり、実質リセットされたのと何ら変わらない。その上で、クーデリアという爆弾(資金を提供してくれる鉱脈でもある)を抱えている。

ちょっと、大変になりそう。

95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 00:33:30.07 ID:XVq63RX3O
雪之丞「しかしよぉ…モビルワーカー専門の奴に、急にモビルスーツを任せるかよ…」

紫陽「モビルワーカーの戦力なんて、たかが知れてるでしょうに。企業としてやっていくなら、結局はモビルスーツ関連の整備技術も必要になりますよ」

雪之丞「それはまあ、そうだな。…やるしかないかぁ」

紫陽「私が鹵獲したグレイズは、目立った損傷は無いですし、すぐに稼働したでしょう。それのデータがフィードバック出来れば、労力は減りますよ」

雪之丞「三日月が手に入れたグレイズは、指揮官用に調整されていたが…。基本は同じ、やれないことはないか」

紫陽「そういうことです。ファイトファイト」

雪之丞「簡単に言ってくれる。…で、何色に塗るのか決めたのか?」

紫陽「まあ、一応?」

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 00:34:28.06 ID:XVq63RX3O
紫陽専用グレイズ(仮称)のカラーリングを変更します。
下2に何色に塗装するかを記入してください。

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 00:50:41.26 ID:keVGtkYEo
紫7:白3位のバランスで

100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 01:11:49.27 ID:XVq63RX3O
雪之丞「紫を基調として、白で細部を塗装…だな。了解した」

紫陽「頼みますよ。鉄華団に箔を付けるためなんですから」

雪之丞「…意外と自己犠牲的なんだな」

紫陽「死ぬ気なんてさらさら無いですよ。ただ、やれることをやるだけです」

ガンダム・フレームが増えればそれだけで威圧することが出来るが、それが望めない以上、カラーリングを変更したりして特別だと印象付けるしかない。

ビスケット「紫陽さーん!」

紫陽「ビスケットくんか。どうしたの?」

ビスケット「仕事についての会議があるので、参加してください」

紫陽「あーはいはい。年長者として、話は聞いておかないとね。…いや、まだ二十歳くらいなんだけど」

ビスケット「この中では最年長みたいなものですね」

…老けてないからね。ぴちぴちだからね。

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 01:28:36.56 ID:XVq63RX3O
ビスケット「地球に向かうルートですが、まずは低軌道ステーションに移動して、そこから静止軌道の船に乗ります」

オルガ「その後は、地球に向かって進むだけだが、ちと問題があってな。まあ、お嬢さんのことだ」

紫陽「地球行きのルートは全て、ギャラルホルンが管理している。なら、そのギャラルホルンに追われているクーデリアお嬢様を抱えた私たちが、そのルートを通れるわけがない」

オルガ「紫陽サンの言う通りだ。だから、所謂裏ルートを通る必要があるんだが…」

ビスケット「そんな伝手、現段階ではありません…。鉄華団は今、新興企業のようなものなので」

オルガ「それに、裏ルートは民間企業の縄張りが仰山ある。迂闊には手を出せねぇ…」

トド・ミルコネン「あー、あー。裏ルートの案内役なら、安心と実績のオルクス商会が一番だ。会長のオルクスさんとは、昔馴染みだからすぐに連絡が取れるぜ」

紫陽「馬鹿言うんじゃないわよ。裏なのに安心も何もないでしょ」

紫陽「…それに、地球に向かうってことは、自らギャラルホルンの縄張りに突っ込むのと同義よ。それをみすみす見逃すような連中じゃない」

紫陽「間違いなく網を張ってくる。裏ルートを通ることも想定して、企業と取引ないし買収くらいはしてくるはずよ」

トド「………」

ビスケット「確かに、ギャラルホルンは異常と言えるまでにクーデリアさんに執着しています」

オルガ「この仕事を果たすには、二手三手先を読むか、策ごとぶち破るか、そのどちらかってことだな」

紫陽「パイプが無い、それが、鉄華団の最大の弱点よ。損得勘定抜きで味方をしてくれる存在が無いのは、あまりにも痛い」

厳しい物言いだが、これが現実だ。鉄華団は企業としてはあまりにも非力で、小さく、脆い。

オルガ「んー…。でも、ここでのんびりするわけにもいかねぇからなぁ…」

鉄華団の維持費や、団員の給料が必要な上、ここに留まっていたら、ギャラルホルンからの襲撃を受ける可能性も高い。

紫陽「…危ない橋、渡るしかないのかな?」

ビスケット「かもしれないですね…」

…少し、調べてみるかな。

102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 01:35:00.27 ID:XVq63RX3O
紫陽「とは言ったけれど、どこから手を付けるか」

時間が無い割に、欲しい情報が盛りだくさん。贅沢な悩み、とは到底言えないね。凄いしんどい。

紫陽「現実的なのはトドの提案を呑むこと。だけど、ハエダの腰巾着してた奴だし、何か仕込んでくる」

最悪、トドの手引きした者たちとギャラルホルンの挟撃を受ける可能性も考えないといけないなぁ。

三日月「紫陽、さん。悩み事でもあるの?」

紫陽「三日月くんか、大当たり」

三日月「大変だね」

大人ってのは大変なものなのだよ。力もあれば責任もある。あの馬鹿どもとは違ってね。ね!

紫陽「ふーむ…。どーしたらいいのかなぁ」

三日月「…紫陽さん。俺、今日用事があるんだけど」

紫陽「それはそれは。君も大変だねぇ」

三日月「紫陽さんが良ければ、一緒に来ない?」

…これはこれは。まさかのナンパ、デートのお誘いですか。

103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 01:36:44.64 ID:XVq63RX3O
下2です。選択肢から選んでください。


1:では、デートと洒落込みましょう。(桜ちゃんたちの元へ)
2:遠慮させてもらうよ。(自由行動にシフト)
3:その他。自由にどうぞ。

105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 01:40:17.65 ID:mrJf6iZF0
1

107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 01:46:45.34 ID:XVq63RX3O
紫陽「…まあ、偶には気分転換しとかないとね。オーケー」

三日月「分かった。昼飯終わったら、俺のモビルワーカーのところまで来て」

紫陽「食べる物なんて無いんだけどねぇ。私、ダイエット中なので。…嘘だけど」

三日月「ダイエット…見たところ、そんなに太ってなさそうだけど」

紫陽「こう見えて、お肉は結構あるよ。女だから。…太ってるわけじゃない、はず」

お腹にお肉は付いてないから大丈夫なはず。…ダイエットするほど太ってないし。たぶん。

紫陽「…まあいいや。昼食後にモビルワーカーね、了解」

三日月「忘れたら置いていくよ」

紫陽「そんなヘマはしないさ」

108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 01:59:42.97 ID:XVq63RX3O
三日月に連れてこられたのは、自治区の少し都市部から離れた場所にある農園だった。

紫陽「『桜農園』…ね。バイオ燃料用トウモロコシの栽培をしてるのかぁ」

クーデリア・藍那・バーンスタイン「広大な農場ですね…」

アトラ・ミクスタ「…三日月が女の人いっぱい連れてる」

紫陽「おや、ヤキモチとは」

アトラ「ややヤキモチじゃありませんっ!」

紫陽「ははは、可愛い反応だこと」

私にもこんな時期あったかな。無かったな。ずっと戦ってたし。

紫陽「…おや?」

三日月と話をしているのは、老人の女性と双子の子供。子供の方は見たことがあるよーな。

三日月「えっと。紫陽さんは確か面識無かったよね。紹介するよ。この二人がビスケットの妹のクラッカとクッキー」

クラッカ・グリフォン「クラッカ!」

クッキー・グリフォン「クッキー!」

三日月「それで、この人は桜ちゃん」

桜・プレッツェル「随分と大きな子供だ」

紫陽「大人です」

桜「じゃ、人数もいることだし始めるよ」

三日月「うん」

…しまった。肉体労働に駆り出されただけじゃないか。

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 02:00:34.28 ID:XVq63RX3O
下2に誰とどんな会話をするのかを記入してください。
ガリマッキーはこれが終わったら出ます。

111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 05:33:12.29 ID:OCW9t5EU0
三日月に「農業とか興味あるの?」

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 07:39:40.17 ID:XVq63RX3O
重機でトウモロコシの木を伐採し、落ちたトウモロコシの実を回収する。しゃがんで立ってと腰にくるねぇ。

紫陽「ぷはっ。こういう仕事は初めてだ…」

三日月「今日はありがとう。桜ちゃんも人手が増えて助かったって」

紫陽「良く言うよー。こっちはこんなことするなんて知らなかったってのに」

三日月「言ってなかったっけ」

紫陽「言ってなかったよ」

抗議のつもりで、頬を指で押してみる。三日月はぽりぽりと頭を掻いた。

紫陽「しかし、君が農業のお手伝いとはね」

三日月「ああ、収穫の時期は参番組の皆で手伝ってたんだ。ビスケットの家族だから、俺たちも何かやろうってね」

紫陽「本当にそれだけ?実は、農業に興味があったりするんじゃないの?」

三日月「…どうなんだろ。でも、こうやって皆と収穫作業をするのは、楽しいよ」

紫陽「楽しい、ね。最近はそう感じたことは全く無いよ」

空っぽだなぁ、私。

三日月「………っ!」

紫陽「双子の悲鳴?」

突然聞こえた双子の悲鳴と、ブレーキ音。さっきまで遊んでいた二人がいないってことは。

紫陽「あ、ちょっ、三日月くん?」

悲鳴を聞くや否や、弾かれたように三日月は走り出す。

おいおい、面倒事を増やすのは勘弁しておくれよ…。

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:01:12.42 ID:XVq63RX3O
ガエリオ・ボードウィン「お、おい…。お前たち、大丈ぶぇ!?」

三日月「………!」

紫陽「はいストップ。いきなり首を絞めるとか蛮族じゃないんだから」

紫陽「双子ちゃんは怪我してないよ。ブレーキ痕と二人のことを考えたら、二人が飛び出したのに反応して避けたんだろう」

三日月「…そうなの?」

ガエリオ「そうだから…は…離せ…死ぬ…」

三日月「…すみません、でした」

ガエリオ「すみませんで済むか!?こっちは死にかけたんだぞ!」

紫髪のストレートを、軽々と避ける三日月。

マクギリス・ファリド「落ち着け、ガエリオ。こちらも不注意だった、謝罪しよう」

金髪はクッキーとクラッカに詫びを入れ、チョコレートを渡している。なんで常備してるの。

…それよりも、気になるのは車の紋章だ。これ、ギャラルホルンのものだよ。

マクギリス「私の名は『マクギリス・ファリド』。何かあれば、ギャラルホルン火星支部に連絡をくれたまえ」

マクギリス…『ファリド』。『セブンスターズ』のファリドの男か。となれば、さっきの紫髪はボードウィン家の男だね。

確か、ファリド家とボードウィン家のご子息が大層仲が良かったはずだ。それが、この二人か。

マクギリス「…ところで、一つ訊きたいことがあるのだが。最近、この辺りで戦闘があったと聞いている」

マクギリス「何か、気づいたことはないか?」

…ギャラルホルン内の、それも火星支部のやったことを、現地の人間に訊く、のか。

まさか、あの戦闘は誰かの独断だというのかな。だとすると、あの戦力を出せる地位の人間は限られる、けど。

生憎、ギャラルホルンの内部事情には明るくない。所詮、推測の域を出ない。

それよりも、だ。どう返答するべきかな。

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:04:06.68 ID:XVq63RX3O
下1です。選択肢から選んでください。


1:そういえば、何日か前にそんな話が。
2:ギャラルホルンの行動なのに、なんで貴方が知らないんですか?
3:何も知りません。
4:その他。自由にどうぞ。

115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:04:58.79 ID:ak0eFoBYo
1

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:13:23.11 ID:XVq63RX3O
ここは、無難に返しておこう。阿頼耶識のことを知っているから、こっちも民兵組織だということはバレてる。

でも、どこに所属しているか、までは分からないはずだ。こういう奴らは溢れるほどいるからね。

紫陽「そういえば、数日前にドンパチやってる音が聞こえたって話がありましたねぇ」

紫陽「あ、でも近くに民兵組織があるから、そこの訓練かもしれません。…ねぇ?」

ビスケット「そ、そうですね!」

三日月「うん」

マクギリス「…ありがとう。ご協力、感謝する」

それから、ファリド家のご子息は三日月に色々言っていた。『良い戦士になれる』か。

良い戦士と悪い戦士、その基準は一体何なの?

117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:20:20.19 ID:ho42KzxsO
紫陽さん中盤くらいで貧乏くじ引いたって言いながらも誰か庇って死亡して、
もし彼女が最後までいたら…って議論されるポジションっぽくない?

118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:26:01.02 ID:XVq63RX3O
鉄華団のマークが決まり、クーデリアの地球護送はオルクス商会の支援を受けることが決まった。

その橋渡しをしたのがトドだから、オルクス商会がクーデリアの身柄を要求することはほぼ確実だろう。今までの言動、忘れてないからね。

それから、オルガとオルクス商会の会談に同席し、今はその帰路についている。

オルガ「紫陽サン。あんた、奴をどう思う?」

紫陽「信用が売り物とか、そんな馬鹿げたことをよく言えるな、と」

ギャラルホルンに輸送航路を管理されていて、そこにトドの手引きがあった。その時点で、こちらは信用なんかしていない。

だから、ガチムチマンを派遣しているわけだし。先手は打っておかないとね。

オルガ「商会だけなら、何とか振り切れるだろうが。それだけでは終わると思うか?」

紫陽「十中八九、ギャラルホルンも出てくるよ。何でか知りたい?」

オルガ「そりゃあ知りたいな。どうしてだ?」

紫陽「私なら、そうするから」

小さな組織と腰巾着一人で利益が出るなら、安いものだ。痛む良心なんか無いんだよ。

119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:30:28.31 ID:XVq63RX3O
下2です。選択肢から選んでください。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:登用(新しい人材を入手します。現時点ではヒューマンデブリの購入のみ可能です)
5:その他(上記以外の行動を行えます)

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:33:39.15 ID:ak0eFoBYo
3クーデリア嬢

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:44:36.09 ID:XVq63RX3O
鉄華団本部 見張り棟


紫陽「子供はお寝んねの時間だよ。ほら、どいたどいた」

三日月「後はお願い。じゃ、また明日」

クーデリア「あ、はい」

紫陽「お嬢様はまだ寝ないのかな?」

クーデリア「明日には出発だと思うと、その。…いえ、弱気では駄目ですね」

紫陽「まだ子供なんだから仕方ない。…隣、座るね」

クーデリア「どうぞ。えっと、紫陽さん」

クーデリア「…静かですね」

紫陽「静かで、何も起きないまま朝が来れば良いけどね。前みたいに襲撃されるのは御免だよ」

今なら、それなりに戦力があるから対処出来るだろうけど。前回が厳しすぎただけだ。

クーデリア「…紫陽さんは、ずっとここで働いていたんですか?」

紫陽「数年程度だよ。それより前は、PMCをふらふら移ってた」

紫陽「だからもう、慣れたものだよ。人を殺すのも、子供が嬲られるのを見るのもね」

クーデリア「………」

人間ってのは、環境にすぐ慣れるのさ。

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:49:32.06 ID:XVq63RX3O
鉄華団本部 整備エリア


オルガ「おやっさん、どうだ?」

雪之丞「壊れてたモビルスーツは全て直した。明日にも使えるだろうよ」

オルガ「そうか。バルバトス用のライフルは調達出来たか?」

雪之丞「滑腔砲が一つ、な。グレイズの方までは手が回らなかった」

雪之丞「紫陽の分だけでも確保しておきたかったが、うだうだ言っても仕方ねえな」

オルガ「いや、上出来だ。助かるよ」

雪之丞「…おっと、お客様だぞオルガ。俺は寝る」

オルガ「お客様?」

紫陽「よっ。夜更かしとは感心しないよ」

オルガ「…あんたが言うなよ」

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:51:25.21 ID:XVq63RX3O
>>117、なお現時点ではスペックが高すぎて中々死なない模様。ガンダム・フレームを入手出来たらバランスが割と崩壊しかねません。
オルガと何を話すかを下1に。

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 08:55:13.93 ID:tumRFTF0O
オルガが考える理想を聞く

128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 09:05:00.68 ID:XVq63RX3O
紫陽「オルガは若くして沢山の団員を率いるリーダーになったわけだけど、君は何を理想としているの?」

オルガ「急になんです」

紫陽「目的も定まっていないリーダーについて行くのは、狂信者か馬鹿しかいないって話だよ。…何もビジョンが見えてない人に、私は命を預けられないね」

それが、鉄華団に与した理由でもある。何も考えず破滅に向かう奴よりも、我武者羅に生きようとする奴の方がマシだから。

オルガ「理想…と言われてもな。まだ鉄華団は立ち上がったばかりだからなぁ…」

オルガ「鉄華団が軌道に乗るまでは、そういうのはあまり考えないようにしてる。足元を掬われたら、一瞬で終わっちまう」

オルガ「…でもまあ、一貫してることはあるさ。団員は、何があっても護る」

オルガ「それが、団長の仕事だろ?」

紫陽「さて、ね。私は一団員だから、難しいことは分からないさ」

オルガ「おいおい…。俺やビスケットよりよっぽど頭良いじゃねぇか」

オルガ「あ、いや…。ビスケットも俺より頭は良いんだけどな。あんたは規格外だよ」

紫陽「アッハハ。褒められてる気はしないねぇ」

まあ、今はそれだけでも充分さ。まだ団長になって日は浅いんだから。

紫陽「…とりあえず、私からの警告は一つだけ」

一人で抱え込んで、潰れないでよ?団長さん。

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 09:05:55.10 ID:XVq63RX3O
下2です。選択肢から選んでください。これが終わると、宇宙に向かいます。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:登用(新しい人材を入手します。現時点ではヒューマンデブリの購入のみ可能です)
5:その他(上記以外の行動を行えます)

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 09:09:20.13 ID:OCW9t5EU0
1

135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 09:32:46.25 ID:XVq63RX3O
ユージン「チッ…なんで俺が訓練しなきゃならねぇんだ」

三日月「ごちゃごちゃうるさいよ。やっておいて損は無いんだから」

ユージン「疲れるんだっつの!」

紫陽「ほう。善意で鍛えてあげようってのに、そんな酷いこと言うのね」

ユージン「あ…いえ…その…。言葉の綾っす」

間違ってないかな、それ。疲れるから嫌とか、どんな受け取り方しても意味変わらないよ。

紫陽「はぁ、しょうがないな。…身体を売るみたいでやりたくないんだけど、もし私に勝てたら一揉みさせてあげよう」

シノ「いーなー!三日月とユージンに●●●●チャンスとか羨ましいなー!」

ユージン「え?どう見ても壁じゃないっすか」

紫陽「…こんなだぼだぼな服着てたら気付かないか。ほれ」

ユージン「…ウッソだろぉ!?」

上着を脱いでインナーだけになると、ユージンはこの世の終わりみたいな顔をする。

シノ「…デカい」

三日月「大きい」

ユージン「え、これを触れるの。マジで?ならちょっと本気でやろうかな」

そう簡単に勝てると思うなよぉ。雛鳥たち。

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 09:37:50.07 ID:XVq63RX3O
下1で三日月、下2でユージンのコンマ判定を行います。

三日月Ver

01~40:完膚無きまでにフルボッコ。(実力+1)
41~70:善戦したがやっぱ勝てない。(実力+2)
71~95:あと一歩だったが届かない。(実力+3)
96~98:何とか勝てた。(実力+4)


ユージンVer

01~60:完膚無きまでにフルボッコ。(実力+1)
61~85:善戦したがやっぱ勝てない。(実力+2)
86~99:あと一歩だったが届かない。(実力+3)
00:何とか勝てた。(実力+4)

137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 09:41:39.18 ID:1JHKyLLD0
それ

138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 09:41:52.31 ID:MFpNlw1+O
すげぇよミカ

139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 09:50:28.89 ID:XVq63RX3O
三日月「阿頼耶識とか付いてないのに、何で当たらないんだろ」

ユージン「………(気絶中)」

紫陽「…誘ってたの、分からなかったかな」

三日月「…あー。態と当たりやすい状況を作って、攻撃させたのか。その時に狙われるのは分かってるから、簡単に避けられるってこと…かな」

紫陽「まあ正解、かな。後は、その間に相手の癖とかを分析したり色々してる」

三日月「凄いや、俺はどう殺すかしか考えてないから」

紫陽「回避技術は覚えておいた方が良いよ。ナノラミネートアーマーがあると言っても、剥がれたら攻撃は通るんだから」

三日月「頭に入れとく」

紫陽「さて。気絶しちゃったユージンくんは、寝室日陰にでも連れて行ってあげなさい」

三日月「分かった」

そう言って三日月はユージンを抱えた。本当、男ってムキムキだよね。

143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:14:02.50 ID:XVq63RX3O
火星 低軌道宙域


クーデリア「これからは、ええと…」

ビスケット「この後は低軌道ステーションでオルクス商会の低軌道輸送船に拾ってもらって…」

タカキ「あっ!あれがオルクスの船じゃないですか?」

ビスケット「ん?」

トド「クックック…」

オルガ「予定より、少し早いな…」

ビスケット「ギャラルホルンのモビルスーツ…!」

ここまでは、完全に紫陽サンの読み通り、か。まあ、トドが信用ならないのは元からだ。

問題はこの後。どうやって切り抜けるか…だ。そこは、モビルスーツ隊に任せるしかねぇか。

オルガ「ビスケット、やれ」

ビスケット「了解。行くよ三日月、紫陽さん」

頼んだぜ、鉄華団のツートップ。

144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:20:37.73 ID:XVq63RX3O
紫陽「じゃ、上の敵は宜しくね」

三日月『うん』

ハッチが開かれ、煙幕が撒かれる。三日月の駆るバルバトスの滑腔砲が、グレイズのコックピットに向けられる。

そのまま、躊躇い無くコックピットをぶち抜く。状況が状況なだけに、鹵獲出来ないのが惜しいね。

三日月『俺が敵を誘き寄せる。紫陽さんはオルガたちの護衛をお願い』

紫陽「誰に命令してるんだい?」

場数はこっちの方が踏んでる。三日月に対しても、ギャラルホルンに対しても。

こっちが、鉄華団が負ける道理なんて、ないんだよ。

145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:29:27.58 ID:XVq63RX3O
三日月「よっと」

滑腔砲で適度に弾を撒きつつ、陽動を行う。船は紫陽さんが守ってるなら、問題ないはず。

三日月「そうだ、こっちに来い」

複数のグレイズが、餌に群がる獣のように追尾する。今のところ、作戦は順調に進んでる。

俺の役目は陽動と殲滅。可能な限り船から離して、戦力を削ぎ落とす。

三日月「やるぞ、バルバトス。皆を守るために」

鉄華団は、オルガは、皆は。絶対にやらせない。

146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:31:02.78 ID:XVq63RX3O
下1でコンマ判定です。


三日月Side

00:Perfect。
99:Excellent。
86~98:Great。
71~85:Good。
16~70:Normal。
01~15:Bad。

147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:33:34.03 ID:WDYYk+3pO
さあ、このコンマでクソデカため息を吐け。

149: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:38:27.23 ID:3uKfjab70
火星出た後だからガエリオとマクギリスのシュバルベ・グレイズ戦だっけ?

151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:48:48.86 ID:XVq63RX3O
>>149、そうです。第5話の部分です。


アイン『クランク二尉の仇ぃぃぃ!!』

グレイズの大振りを、さっき仕留めた機体の斧で防ぐ。メイスが持ち込めなかったのが、やっぱり痛い。

あれだけ大きいと荷物になるから、仕方なかったんだけど。っていうか、そもそも入らない。

三日月「しつっこいなぁ…!」何度往なしても、執拗に、執拗に打撃を続けるグレイズ。

一瞬だけ、周りに向けていた注意が全て、目の前のグレイズに持って行かれた。

三日月「ぐぅ!」

グレイズの横薙ぎを防ぐと同時に、コックピット付近に被弾。全身が揺れる。

アイン『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』

そこに、グレイズの一撃が決まった。バルバトスの左腕が吹き飛び、体勢が崩れる。

三日月「ま…ずい!」

滑腔砲で斧を弾き、後退する。陽動をやれとは言われたけど、死んでこいとは言われていない。

だからまだ、俺は死ねない。死ぬ気でやって、生き延びる。

153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:54:05.23 ID:XVq63RX3O
接近する二隻の敵艦。片方はギャラルホルンとは、隠す気は毛頭無いね。

紫陽「イサリビと合流するまであと何分?」

オルガ『もう少しだ。…チッ!ミカがやべぇ!』

ビスケット『バルバトスに損傷!左腕をやられたよ!』

紫陽「三日月くん!?ったく、何で最初は躓くかな!」

艦にライフルを撃ち込んでも、効果は薄い。接近して仕留めるしかないけど。

今は、それをやる余裕が無い!イサリビに格納するまでは、一撃でも貰われたら皆が死ぬ。

紫陽「持ち堪えてよ三日月くん…。君ならやれるでしょ!」

こっちを終わらせたら、すぐに向かうから。だから。死ぬんじゃないわよ。

154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:55:47.92 ID:XVq63RX3O
下1でコンマ判定です。


紫陽Side

00:Perfect。
99:Excellent。
76~98:Great。
61~75:Good。
06~60:Normal。
01~05:Bad。

155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 10:57:12.41 ID:mrJf6iZF0

156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:04:03.16 ID:XVq63RX3O
オルガ達に指示を出し、敵艦の斉射から逃れる。距離が離れているから、そこだけは助かる。

オルガ『イサリビが見えた!奴らの上から撃ってくれる!』

ビスケット『こっちは大丈夫!三日月の援護に向かえますか!?』

アトラ『三日月を助けてください!お願いしますっ!』

紫陽「分かってるから慌てない!チャチャっと済ませてきますよっ!!」

機体を反転させ、バルバトスの舞う宙域に向かう。数が数だからか、苦戦しているようだ。

目の前で死なれるのは、気分が悪いから。

紫陽「だから、あと少し耐えなさいな!」

君なら出来るはず。三日月・オーガス。

157: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:05:04.50 ID:XVq63RX3O
下1でコンマ判定です。


三日月Side

00:Perfect。
99:Excellent。
91~98:Great。
81~90:Good。
26~80:Normal。
01~25:Bad。

158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:05:18.26 ID:WDYYk+3pO
ふんす

159: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:12:49.22 ID:XVq63RX3O
避けるには心許ないけど、滑腔砲を重心移動に利用して、不規則な回避パターンを作る。

三日月「まだ、来るか」

さっき突撃したのと同じグレイズが、馬鹿の一つ覚えのように同じように接近する。もう、その攻撃は見た。

アイン『何…っ!?』

三日月「…だから、それはもう当たらないよ」

機体を捻って背中を取り、滑腔砲で脚部を撃ち抜く。機動力を削れば、楽になるはず。

三日月「おっと…」

もう一機のグレイズに反応し、宙返り。鉄の斧が宙を斬った。

そして、その瞬間を紫陽さんのグレイズが狙い撃った。

三日月「紫陽さん、ごめん…。役目、果たせなかった」

紫陽「君は充分働いた。オルガ達は無事だから、イサリビに入って。これ、落としてた腕」

三日月「…任せても大丈夫?」

紫陽「CGSのエースを嘗めないで」

三日月「…分かった。後は、お願い」

任せたよ、紫陽さん。

160: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:15:40.41 ID:XVq63RX3O
下1でコンマ判定です。


紫陽Side

00:Perfect。
99:Excellent。
71~98:Great。
56~70:Good。
08~55:Normal。
01~07:Bad。

161: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:18:23.85 ID:ak0eFoBYo
はい

162: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:38:24.73 ID:XVq63RX3O
コーラル・コンラッド『何だ、あのカラーリングのグレイズは…!エースでも気取っているのか!』

アイン『コーラル三佐、援護します!』

紫陽「たかがグレイズと嘗めないでいただきたいね」

こちとら十年近く実戦経験を積んでるのよ。操縦系統も、モビルワーカーと合わせている。

あんたらギャラルホルンの連中に負けるほど、やわじゃないのよ!

ギャラルホルン兵1『ぐっ!?一発でスラスターを…!』

ギャラルホルン兵2『はや…ぎゃああああっ!!!』

右手のライフルでスラスターを狙撃し、付近のグレイズに近付いて辻斬り。

接近して至近距離で潰すのは、モビルワーカー時代からの十八番なのよ。ごめんなさいね。

コーラル『チィッ…。接近する、アイン!援護しろ!』

アイン『了解!』

援護射撃を行うグレイズを無視して、接近するグレイズと斬り結ぶ。腕は良いみたいだけど、残念。

近距離で、私に簡単に勝てるとは思わないでね?

アイン『コーラル…三佐…!』

左脚を蹴り、体勢を崩してライフルを接射。そのまま逆手持ちのバトルアックスでコックピットを斬り裂いた。

紫陽「次は…そこのグレイズね!」

戦場で棒立ちなんて、馬鹿のすることよ。仲間が死んでも、足は動かしなさいな。

163: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:40:01.20 ID:XVq63RX3O
アイン昇天判定です。下1コンマで、ゾロ目ボーナスはありません。

91~00:さらばアイン!
81~90:阿頼耶識コース。
01~80:生きてます。

164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 11:42:33.29 ID:MFpNlw1+O
ショッギョムッジョ

165: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 12:09:12.93 ID:XVq63RX3O
紫陽「そぉれっ!」

アイン『ぐううううう!!?!』

接近して斧で攻撃するが、思ったよりも防御が硬い。ギリギリのところで攻撃を防ぎ、致命傷だけは避けている。

紫陽「エイハブ・ウェーブ…!新手ね!」

別方向から接近するエイハブ・ウェーブを観測し、周波数を照合する。出てきたのはシュヴァルべ・グレイズというモビルスーツだった。

ガエリオ『我々を出し抜こうとした割に、コーラルめ。たかが一機のグレイズに悉く墜とされるとはな』

ガエリオ『中々やるようだが、惜しいな。お前がギャラルホルンにいれば、さぞかし良い戦果を挙げられただろうに!』

紫陽「カラーリング、ちょっと被ってるじゃない!」

ランスとアックスが鬩ぎ合い、優劣を決めようとする。性能で優っているのはシュヴァルべの方だが、巧みに機体を操って、その差を埋める。

ガエリオ『そ、その声。火星の…!』

紫陽「あらぁ?そういうあんたは、セブンスターズのガエリオ様じゃない」

ガエリオ『お前…!ただの火星人ではないな!』

紫陽「さあ、どうでしょうね?」

私が誰かなんて、今はどうでもいいでしょう。

今はただ、殺し合うだけ。

166: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 12:11:15.69 ID:XVq63RX3O
下1でコンマ判定です。


紫陽Side

00:Perfect。
99:Excellent。
86~98:Great。
66~85:Good。
11~65:Normal。
01~10:Bad。

167: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 12:17:22.94 ID:WDYYk+3pO
ぶるぁ!

168: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 12:45:53.88 ID:XVq63RX3O
ガエリオ『馬鹿…な…!』

ランスの突撃を躱し、銃撃を避け、挑発する。プライドが高い男だからか、簡単に挑発に乗った。

感情が昂ぶり、動きが単調になる。その瞬間を狙って、斬り込んだ。

頸部を断ち、頭部カメラを破壊する。視界を失ったシュヴァルべは、滅多矢鱈に射撃を行う。

マクギリス『ガエリオ、厳しいか?』

ガエリオ『何だあの女は…!火星人の癖して、技量が半端なものじゃないぞ!』

マクギリス『後退しろ。このままでは危険だ。そのグレイズではもう戦えまい』

ガエリオ『解っている!だが、逃げられんのだ…!この女、悉く邪魔をしてくれる…!』

退路を塞ぐように置かれた射撃に、遊ばれるように弾かれる。

このままでは不味いと解っていながらも、逃げられない。掌の上で弄ばれているのを感じ、屈辱に顔を歪める。

それでも、状況は変わらないのに。解っているのに。

169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 12:49:15.38 ID:XVq63RX3O
ガリガリをガリガリするチャンスです。下1コンマ判定で条件はアインと同じです。


96~00:葬式。
86~95:ガリガリグレイズを捕まえた。
81~85:あまりにも早すぎるヴィダール化。
01~80:頑張ったチョコレートの隣の人。

170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 12:52:17.95 ID:4yvSIwj0O
せいや

177: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 18:11:04.61 ID:XVq63RX3O
紫陽「トドメッ!」

渾身の一撃をコックピットに叩き込む。ランスの干渉はあったが、それなりの衝撃は与えられたはず。

ガエリオ『すまない…マクギリス…』

マクギリス『ガエリオォッ!!!』

ガエリオ『アルミリアのことは…お前に任せた…。どうか、幸せにして…』

マクギリス『………ッ!』

そこで、通信が途切れた。ブリッジのモニターには、シュヴァルべ・グレイズを運搬するグレイズが映っている。

マクギリス『何故、お前が負ける…!何故、俺は出撃しなかった…!』

エイハブ・ウェーブの解析を優先して、親友(とも)を喪ってしまった。

マクギリス『…ガエリオ。お前は、俺にとって…』

そこから先の言葉は、紡げなかった。俺の目的のために、然るべき時にガエリオを屠るつもりだったから。

親友を喪ったこと。未来への布石を打てなくなったこと。そのどちらもが、俺の心を押し潰していった。

178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 18:22:24.82 ID:XVq63RX3O
敵艦との追いかけっこは、こちら側の不利に傾いていた。一時的に後ろを取ったが、理詰めでやられては辛い。

ビスケット「オルガ!紫陽さんがギャラルホルンの大将機を鹵獲したよ!」

ユージン「ウッソだろ!?あの人化け物すぎねぇか!!?」

オルガ「良し。チャド、回線を開けるか?」

チャド・チャダーン「分かった。…いいぞ、オルガ」

オルガ「ギャラルホルンの連中、聞こえるか?こちらは、お前らの大将…誰だったかな」

紫陽『ガエリオ・ボードウィン特務三佐』

オルガ「おおそうだ。ガエリオ・ボードウィン特務三佐の身柄を拘束してる。俺たちを攻撃するなら、命の保証は出来ねぇな」

オルガ「だが、一切攻撃をしなかったなら。その時は、必ずギャラルホルンに返還することを約束する。勿論、マトモな状態でな」

モビルスーツを返す、とは言ってねぇけどな。あんな上等な機体は、返すわけにはいかない。

人間と違って、モビルスーツは作り放題だ。別にいいだろ?

ビスケット「敵が、引いていく…」

とりあえず、ピンチは乗り越えた。寧ろ、お釣りが来たな。

オルガ「…ありがとうよ、紫陽サン」

あんたがいてくれて、本当に良かったよ。ミカも助けてくれて、サンキューな。

179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 18:31:47.12 ID:XVq63RX3O
イサリビ 格納庫


ガエリオ「うう…」

三日月「起きて、ガリガリ」

ガエリオ「誰がガリガリだっ!…クソ生意気なガキ…!?」

ガエリオ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!宇宙ネズミがいっぱいいるだと!??!」

三日月「うるさいよガリガリ。あんた、状況解ってるよね?」

ガエリオ「…解っているさ。あのグレイズのパイロットはどこにいる?」

紫陽「後ろ」

ガエリオ「………っ!」

こっちを見るなり驚かないでよ。傷付くじゃない。

ガエリオ「…お前、阿頼耶識はしていないようだな」

紫陽「してないわよ」

ガエリオ「…ふぅ。素晴らしい実力だったよ。素直に賞賛させていただこう」

紫陽「はぁ?」

ガエリオ「…あそこまで完璧に敗北したのは、初めてのことでな。今なら、仕方ないと割り切れる」

ガエリオ「あれほどの操縦技術があるなら、俺では勝てなくて当然だった。己の腕を過信していたようだ」

何勝手に自己分析してるの。状況本当に解ってるの?

180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 18:39:19.21 ID:XVq63RX3O
ガエリオ「それで、俺をどうするつもりだ?殺すのは、お勧めしないぞ」

三日月「………」

紫陽「はい三日月くんストップ。彼を殺すのは本当に不味いんだよ。すっっっごいお偉いさんだから」

ガエリオ「………」

紫陽「彼はガエリオ・ボードウィン。ギャラルホルンを統括する『セブンスターズ』が一人、ガルス・ボードウィンの息子だよ」

紫陽「ちなみに、彼には妹と親友がいて、親友が同じくセブンスターズが一人、イズナリオ・ファリドの息子、マクギリス・ファリドだよ」

紫陽「妹の名前はアルミリア・ボードウィン。なんと九歳にして、マクギリスの許嫁なんだよ。あ、許嫁ってのは未来のお嫁さんとでも思って」

ガエリオ「情報通すぎやしないか!???」

まあ、色々あったからね。

オルガ「…というわけで、あの坊ちゃんの処遇を決めないといけねぇ」

ビスケット「返還するにしても、すぐには出来ないね。当面の安全を確保出来ない限り、手放しちゃ駄目だ」

オルガ「まぁ、腕は立つ方だからな。それまで働いてもらうってのもありかもしれねぇ」

オルガ「が、その辺の決定権は紫陽サンに委ねる。あんたがいなかったら、こんな勝ち方出来なかったからな」

紫陽「えー」

責任を押し付けるの、やめてほしいなぁ。

181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 18:42:25.05 ID:XVq63RX3O
多数決で二票入ったものとなります。


1:独房にぶち込んで、時が来たら釈放で良くない?
2:暫く共同生活をしてみよう。
3:こんな坊ちゃんの面倒なんて見切れないから釈放。
4:今から鉄華団下っ端ガエリオ・ボードウィンと名乗りなさい。
5:酸素が無くなるまでの命だよ。
6:その他。自由にどうぞ。

184: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 18:45:10.81 ID:Pmp2CVzDO

185: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 18:46:02.12 ID:A43sRbMJO
2

186: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 18:46:34.33 ID:1JHKyLLD0
2

というか紫陽さん絶対ギャラホ側にいたよね

193: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:13:46.76 ID:XVq63RX3O
個人のイメージとしては、アイドルマスター(シンデレラガールズ)の鷺沢文香イメージです。


紫陽「んーと。今はまだ、ガエリオ様個人の利用価値は分からないから、下手に利用するのはやめた方が良いね」

ボードウィン家と特務三佐、二つのネームバリューがあるから、今は生かされているだけだ。

前のグレイズパイロットのような凡人だったなら、鉛弾をプレゼントしてゴミ捨て場行きは免れない。

紫陽「様子見しようか。モビルスーツに乗れないならただの人間。下手なことは出来ないよ」

ビスケット「脱走のために工作したりとかは…?」

紫陽「あんな坊ちゃんに出来ないよ。ああいう手合いは、戦うことしか取り柄が無いのさ」

ガエリオ「聞こえてるぞ!!!」

オルガ「じゃ、当分雑用係として働いてもらうか。タダ飯食らいは駄目だからなぁ。ミカ」

三日月「うん。アトラに一人分多目に作るように言っとくね」

オルガ「奴用の弁当も持ってきてくれ。俺の分は良いからよ」

ユージン「リーダーが食わねえでどうするんだよ…」

オルガ「最初はユージンのを当てがうつもりだったんだが」

ユージン「はぁ!?」

オルガ「…まぁ、俺も部下に怒られたくないからな。良いとこ見せとかねぇと」

ユージン「…ったく、しょうがねぇな」

ユージン「シノ、三日月、ビスケット。ちょっぴりで良いから、オルガに飯分けてあげようぜ」

オルガ「良いって。そんなに気を遣わなくても」

ユージン「大人しく受け取っとけ!!」

194: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:19:54.03 ID:XVq63RX3O
ガエリオ「…何故、俺が炊事係などしなければならない」

アトラ「あーっ!ガエリオさん油汚れは洗剤使わないと取れませんよ!」

ガエリオ「何ぃっ!?よ、汚れが他の食器に流れてしまった…」

アトラ「こっちはまだ汚れ残ってるし…。むー。ガエリオさんは休んでてください」

ガエリオ「いいや、もう一度やらせてもらおう。今度は失敗しな…あっ」

アトラ「言ってる側から食器割ってるじゃないですか」

ガエリオ「…すまない。ムキになりすぎたようだ」

アトラ「ほんとですよぅ…。お仕事いっぱい増えちゃった」

こんな子供にも出来ることを、俺は出来ないのか。

…情け無い話だ。こんなことを知れば、マクギリスは鼻で笑うだろうな。

196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:29:35.38 ID:XVq63RX3O
雪之丞「…楽させてくれないな、今回も」

三日月「ごめんおやっさん。ちょっとドシしちゃった」

雪之丞「…いや、まだバルバトスの損傷はマシな方だ。見てみろ」

三日月「真っ二つ、だね」

雪之丞「どこ見てんだ。ここだここ。衝撃で破損したんじゃねぇ。衝撃で抜けたんだよ。俺たちが脱臼するように、すっぽりとな」

雪之丞「お陰様で、修理は嵌め込むくらいのもんだ。何箇所か再塗装しなきゃならんが、部品を直すよりよっぽど楽だ」

タカキ「おやっさん!搬送終わりました!」

雪之丞「おう。データ収集に移ってくれ」

タカキ「はいっす!」

雪之丞「…問題はこいつだ。シュヴァルべ・グレイズ、だったか。紫陽の戦利品だ」

雪之丞「コックピット付近の損傷がひでぇ。三日月が前にやったほど、ぐちゃぐちゃにはなってないけどな」

雪之丞「あれは結局、ニコイチして売り物用にストックしてるからな。使える状態になっただけマシだが」

三日月「…俺も、戦い方変えた方が良いのかな」

雪之丞「お前はそのままで良い。今でも死なないなら、それで良いだろ」

三日月「ん…。少し、考えてみるよ」

197: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:35:24.08 ID:XVq63RX3O
ガエリオ「整備員たち、昼食の時間だぞ」

三日月「ガリガリ、弁当持ってきたんだね」

タカキ「ガリガリさんだぁ!お金持ちの!」

ガエリオ「ガエリオ・ボードウィンだ!まったく…一々変な名前で呼ぶんじゃない」

三日月「クソガキとか言ってるよね」

ガエリオ「うぐ…!…分かった、これからは名前で呼ばせてもらう」

ガエリオ「…三日月・オーガス。これでいいか?」

三日月「うん。まぁ少しの愛だけどよろしくね、ガリガリ」

ガエリオ「だから…もういい、好きに呼べ」

ガエリオ「ああ押すな!全員分あるから順番に受け取れ!髪を引っ張るんじゃない!!!」

三日月「人気者じゃん。良かったね、ガリガリ」

ガエリオ「…ふん。まあ確かに、邪険に扱われるよりは余程良い」

198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:44:59.12 ID:XVq63RX3O
イサリビ ブリッジ


オルガ「紫陽サンの読み通り、オルクス商会とトドは役に立たなかった。だが、顔パスにも使えるガエリオを入手出来たのは僥倖だ」

ユージン「すぐに手放したりはしないだろ?最低でも、地球に運んでから準備を整えるまでは飼っておく…よな?」

オルガ「ああ。暫くの間だが、ギャラルホルンからの追撃は回避出来る。奴らはカードを持ってねぇからな」

ビスケット「…鉄華団本部の人たちには、フミタンさんがやってくれた。制圧されたりはしないはず」

シノ「ガエリオバリアが効いてる間に、何かしらの対策をしねぇとな…」

オルガ「…紫陽サンが言ってた言葉、思いっきりぶっ刺さるな。パイプ…繋がりや後ろ盾が無いから、何をしようにも不自由だ」

紫陽「新興企業共通の弱点だから仕方ないけどね。…特に、鉄華団は子供が多いから」

シノ「大人たちに嘗められる、と。舐められるなら姉ちゃんの方が良いぜ」

オルガ「シノ、今はふざけるなよ。…俺たちを庇護出来る、マトモな後ろ盾といったら、あれしかない」

ユージン「テイワズ、か。だがよぉ、こんなちっぽけな組織を囲おうと思うか?」

オルガ「そこがネックになるんだよなぁ…」

…やっぱり、地力が無いから色々なやりくりが大変だね。もし大人がいなかったら、どうなってるのやら。

199: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:48:42.32 ID:XVq63RX3O
多数決で二票入ったものとなります。


1:それでも後ろ盾は必要でしょ?
2:堂々と進める今こそ、地球に進むべきよ。
3:その他。自由にどうぞ。

200: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:49:51.52 ID:M6l25vnM0
1

201: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:50:25.77 ID:OSBVoozk0
1

203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 19:57:09.08 ID:XVq63RX3O
紫陽「それでも、後ろ盾は必要でしょ?」

オルガ「…ああ」

紫陽「保険も無しに好き勝手出来るのは、それが許される力を持った者か、失う物の無い者だけ」

紫陽「でも、私たちは失いたくない物がある。よね?」

オルガ「鉄華団の連中やその家族。それを護るために動いてるんだからな」

紫陽「…なら、多少無理してでも交渉しましょう。何かしなければ、何も変わらない」

紫陽「どうせ死ぬなら、精一杯足掻いて死にましょう?」

ユージン「縁起でもねぇこと言うなよな…」

紫陽「なーにか言った?ユージンくん」

ユージン「●●●●デカいなって思っただけですっ!!!」

紫陽「グレイズのライフルに詰めて撃つわよ」

ユージン「すいませぇん!!!」

205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:08:53.41 ID:XVq63RX3O
下2です。選択肢から選んでください。三回行動すると、ストーリーが進みます。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:その他(上記以外の行動を行えます)

207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:14:43.53 ID:keVGtkYEo
1

208: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:17:14.21 ID:XVq63RX3O
鍛えるキャラクターを二人まで選択可能です。下2に鍛えたいキャラクターを記入してください。
また、紫陽は今の段階では実力が上がりません。
ガリガリも選択出来ますが、場合によっては敵に塩を送ることになるのをご了承ください。

210: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:20:12.22 ID:ak0eFoBYo
ミカとシノ

213: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:34:41.03 ID:XVq63RX3O
本来ガリガリ戦でミカがいたら、昭弘もグレイズ改乗ってたんですよ。全ておじゃんになりましたが。だから皆イサリビにいます。


三日月「今日も訓練?」

紫陽「前の戦闘で、三日月くんがかなり痛い被弾をしたのは事実だからね。それでも、あの状態で良く健闘したと讃えたいよ」

シノ「今日は俺かぁ!●●●●チャレンジはありますか!?」

紫陽「お、ハンデ無しのタイマンに勝てたら考えてあげなくもないよ?」

シノ「…無理なんで遠慮します!」

ガエリオ「シミュレータか。俺も訓練生時代は良く扱ったものだ」

三日月「ガリガリはどれくらいだったの?」

ガエリオ「成績は上位を取っていた。が、マクギリスには僅差で負けていたな…」

三日月「チョコの人、凄いんだね」

ガエリオ「ああ。凄い奴さ。…面と向かっては言えないがな」

シノ「俺、三日月に勝ったこと無いんだよなぁ」

三日月「やらなきゃ勝つも何も無いよ」

シノ「分かってる。男は度胸!ノルバ・シノ!行きまーす!」

ガエリオ「…いつも、こうなのか?」

三日月「シノはいつでも元気だよ。ガリガリも見習ったら?」

ガエリオ「品性を犠牲にするのは御免だ…」

214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:37:04.12 ID:XVq63RX3O
下1で三日月、下2でシノのコンマ判定を行います。

三日月Ver

01~40:途中から文字の読み書き練習を始めた。(実力+1)
41~70:多少は足しになった。(実力+2)
71~95:良い訓練になった。(実力+3)
96~98:めっちゃ役に立った。(実力+4)


シノVer

01~60:飽きた。(実力+1)
61~85:多少は足しになった。(実力+2)
86~99:良い訓練になった。(実力+3)
00:めっちゃ役に立った。(実力+4)

215: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:39:00.12 ID:OSBVoozk0

217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:47:12.81 ID:XVq63RX3O
三日月「………」

シノ「だー!また負けた!」

ガエリオ「ふむ…。やはり、回避パターンが全く違う。これが阿頼耶識の齎す力、というわけか」

三日月「吐かないんだね。前は阿頼耶識のこと聞いて車の陰に逃げたのに」

ガエリオ「…ここに数日いれば、嫌でも適応する」

三日月「シノ、俺はもう辞めるよ」

シノ「なー!?俺まだ一発も当ててないんだぞ!」

三日月「ガリガリ、相手よろしく」

ガエリオ「…仕方ない。暇つぶしにはなるだろう」

シノ「げっ、男。紫陽さんとやりたいなぁ俺」

ガエリオ「お前じゃ勝てんよ。あの女、普通ではない」

シノ「それは今までの戦果見りゃ分かるけど」

ガエリオ「…やはり、お前たちの組織でも活躍していたのか」

シノ「そりゃあもう。エースといえばこの人ってレベルで持て囃されてた。けど…扱いはあまり良くなかったな」

ガエリオ「上層部の意向、か。その辺りは、大してこちらと変わらんな」

218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:49:11.67 ID:XVq63RX3O
三日月の実力 68(前回戦闘の負傷健闘補正)
シノの実力 47


下2です。選択肢から選んでください。あと二回行動すると、ストーリーが進みます。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:その他(上記以外の行動を行えます)

220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:52:40.33 ID:Z3pObu/w0
3

221: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:55:34.80 ID:XVq63RX3O
誰と交流するかを下2に記入してください。

222: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 20:56:02.29 ID:ib7F1G3AO
ガリガリさん

227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:08:04.48 ID:XVq63RX3O
ガエリオ「………」

紫陽「おや、睡眠時間だったかな」

ガエリオ「違う…。もしそうだとしたら、お前のやっていることはたちが悪いぞ…」

紫陽「どうして?」

ガエリオ「寝ている人に声を掛けるか普通…。安眠しているなら、そっとしてやるのが道理だ」

紫陽「確かに、失念していたよ」

ガエリオ「はぁ。お前と会話していると、子供たちとは違ったベクトルで調子が狂う」

ガエリオ「…言っておくと、机に突っ伏していたのは疲れたからだぞ。最近漸く、食器洗いが板についてきたところでな…。定期的に仕事を貰っている」

紫陽「…仲良く出来ているみたいで何よりだ」

ガエリオ「ふん…」

おやおや、満更でも無いご様子で。まあ、ボードウィン家は昔からお人好しの一家だから、彼も例外ではないんだろうね。

ガエリオ「それで、何用だ?ただ煽りに来ただけなら、俺は休憩に戻るが」

228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:08:49.57 ID:XVq63RX3O
ガエリオと何を話すかを下2に。

230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:23:27.83 ID:tq3F9nn80
鉄華団についてどう思うか

231: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:29:30.79 ID:XVq63RX3O
紫陽「まーまーまー。つれないことは言いなさんな。ちょっと訊きたいことがあるだけだからさ」

ガエリオ「…何だ?」

紫陽「鉄華団のこと、ここ数日共同生活をしてどう思った?」

ガエリオ「そんなことを訊くために、態々来たのか」

紫陽「そんなこととは酷い言い様だね。君の処遇を決める質問なのに」

ガエリオ「なっ…!?」

紫陽「なんてね。純粋に興味が湧いたのさ。ガエリオ・ボードウィン特務三佐ではない、ガエリオ・ボードウィンとして、何を思っているか」

紫陽「別にすぐ取って喰おうってわけじゃない。本心を語ってくれれば、それで良いさ」

ガエリオ「ふん、生殺与奪の権利を握っておいて、そんな台詞が良く吐けるものだ」

…私、ナチュラルに女性として見られてないね。殆どの人に。

232: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:38:53.16 ID:XVq63RX3O
ガエリオ「…不快感を抱かせるかもしれないが、そこはご了承いただきたい」

紫陽「聞いてるのは私だけだ。大目に見て進ぜよう」

ガエリオ「ふっ…」

ガエリオ「…最初の間は、所詮宇宙ネズミ、火星人の集まりだと軽蔑していたさ。今でも、それは俺の奥底で生きているかもしれんがな」

ガエリオ「だがまあ、数日も共に暮らせば、嫌でも理解する。…お前たちも、人間だ。俺と同じくな」

ガエリオ「楽しいことがあれば笑い、嫌なことがあれば泣く。それは、俺も鉄華団の奴らも変わらん。火星人もそうなのだろう」

ガエリオ「…今は、まだ考えが纏まってはいないが。とりあえずははっきり言えることがある」

紫陽「それは?」

ガエリオ「…俺の思っている以上に、お前たち鉄華団には好意的な印象を持っている、ということだ」

紫陽「へえ。ギャラルホルンの方が、そんなことを、ねぇ」

これはこれは、傑作だよ。旧き時代の思想に染められていると思ったら、たった数日で少しでも変化が生じるとはね。

まあ、変わる人はすぐに変わるし、変わらない人は一生変わらないと聞く。彼は前者なだけ、なんだろう。

紫陽「…オーケー。質問は終わったから、ごゆっくり」

ガエリオ「言われなくても、そうさせてもらう…。結構身体を酷使するんだ、食器洗いは…」

お坊ちゃんには辛いでしょうね。

233: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:39:30.65 ID:XVq63RX3O
下2です。選択肢から選んでください。この行動が終わると、ストーリーが進みます。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:その他(上記以外の行動を行えます)

235: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:44:24.77 ID:4yvSIwj0O
1

236: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:45:53.77 ID:XVq63RX3O
鍛えるキャラクターを二人まで選択可能です。下2に鍛えたいキャラクターを記入してください。
また、紫陽は今の段階では実力が上がりません。
ガリガリも選択出来ますが、場合によっては敵に塩を送ることになるのをご了承ください。

238: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 21:48:47.09 ID:OSBVoozk0
ミカ、オルガ

239: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:10:15.27 ID:XVq63RX3O
オルガ「何で俺は呼ばれたんだ?」

三日月「モビルスーツ操縦の訓練、らしいけど」

紫陽「オルガだって、絶対に戦わないって断言出来ないでしょ?戦う力は付けておくべきよ」

オルガ「紫陽サンが言うなら、まあやるけどよ」

オルガが出撃する事態など、最悪でしかない。だけど、その最悪に備えていないと、あっという間に崩される。

まだまだ土台が出来てないから、しっかり固めないと。強固な建物を作るのに一番重要なのは、素材じゃなくて土台だから。

紫陽「三日月は元々やる方だから、少し戦い方について口添えするわね」

三日月「うん、分かった」

紫陽「オルガは…とりあえずシミュレータでも使ってて」

オルガ「おう」

三日月「…そういえば、オルガは呼び捨てなのに俺やユージンはくん付けなの、なんで?」

紫陽「………」

…なんとなく?

240: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:12:04.96 ID:XVq63RX3O
下1で三日月、下2でオルガのコンマ判定を行います。

三日月Ver

01~40:筋トレに向かった。(実力+1)
41~70:多少は足しになった。(実力+2)
71~95:良い訓練になった。(実力+3)
96~98:めっちゃ役に立った。(実力+4)


オルガVer

01~60:疲れたから辞退。(実力+1)
61~85:多少は足しになった。(実力+2)
86~99:良い訓練になった。(実力+3)
00:めっちゃ役に立った。(実力+4)

241: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:14:08.99 ID:/YaaI+hNO
ぶるぁぁぁぁ!

242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:14:43.52 ID:0ZTEhD1D0

245: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:16:51.09 ID:XVq63RX3O
訓練時の99ボーナスは、特別経験値チャンスです。
下1コンマ一桁の二倍実力が上がります。6未満になる場合は、5まで強制繰り上げされます。

246: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:18:34.38 ID:mrJf6iZF0

250: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:29:25.05 ID:XVq63RX3O
紫陽「つまり、速度が速いほど、軌道は直線的になるの。スピードに対応出来れば、遅い機体よりも相手は楽よ」

三日月「言われてみればそうだよね。スピードが出てるってことは、別の方向に動こうとしたら身体が重くなるんだから」

紫陽「無理に曲がればGで中身がハンバーグになるからね。基本、モビルスーツの中には人間がいるってことを頭に入れておいて」

紫陽「阿頼耶識を付けてようが付けてなかろうが、タフさはそこまで変わらない、弱い存在のままだから」

三日月「うん…。無理に狙いを付けるんじゃなく、通るであろう場所に弾を置く、か」

オルガ「…ミカ、いつもこんなのを操縦してんのか」

三日月「うん。だけど、阿頼耶識を使ってない紫陽さんの方がずっと凄いよ」

紫陽「褒められたら照れるなぁ」

オルガ「確かに、俺たちと違って複雑なシステムしてるからな。…本当にすげぇ人だ」

紫陽「おいおい、褒め殺す気かい?」

三日月「そんなつもりはないけど」

オルガ「…事実を言ってるだけだからなぁ」

紫陽「…大人をあまり揶揄うんじゃないよ」

252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:32:56.04 ID:XVq63RX3O
三日月の実力 84
オルガの実力 41
紫陽の実力 85(三日月99ボーナス補正)

補正の内訳としては、99ボーナスで16入手→指導者に一部がキャッシュバック(1/4)→実力4上昇って感じです。

255: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:46:33.07 ID:XVq63RX3O
テイワズと交渉するための木星行脚、その道中。デブリ帯の中で、停船信号をキャッチする。

オルガ「信号の発信位置は?」

フミタン「不明です」

ユージン「ギャラルホルンはあり得ねぇ。ってことは…マジで誰だ!?」

ビスケット「今は何とも言えない…けど、どこから発信してるんだ?」

ビスケットの困惑に応えるように、ブリッジのモニターに見知った顔が映される。あんた、生きてたのね。

マルバ『ガキどもぉ!よくも俺の船を使いやがって!!返せクソども!!!』

紫陽「やあ社長。いつぞやはお世話になりましたね」

マルバ『し、紫陽!?なんで貴様がガキどもに同行してるんだ!?』

紫陽「金払いが良いもので。どこかの誰かさんと違って、ね」

オルガ「………」

ユージン「とっとと逃げ出した腰抜けが何ほざいてんだ。紫陽さんを見習えよ」

ビスケット「…アドモスさん。解析はどうですか?」

フミタン「済みました。モニターに映します」

信号の発信位置は、ちょうどイサリビと同じ速度で動いている。完全に、追われている形だ。

ガエリオ「停船信号だと?ギャラルホルンのものか?」

紫陽「ハズレ」

ガエリオ「違うのか。…火星から随分と離れているから、当然か」

ギャラルホルンの救出は期待出来ないと思うけどね。君の命が懸ってるんだから。

256: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:49:22.84 ID:XVq63RX3O
女性名を下2まで募集します。たぶんどちらも話の中で使うと思います。

258: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 22:54:39.57 ID:OSBVoozk0
イサナ・タチバナ

259: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 23:10:51.35 ID:XVq63RX3O
くだらない言い争いが少しの間続き、モニターの顔が変わる。おや、見たことある顔だね。

名瀬・タービン「ちっとも会話が進んでねぇから、ちと変わるぜ」

紫陽「おやおやおやおや??気のせいかな、初対面の気がしないね」

名瀬「…声と名前が一致しねぇと思ったら。お前、イサナじゃねぇか」

紫陽「紫陽・レンネルと言ってほしいなぁ」

名瀬「偽名使ってるのか。道理で、行方が分からなかったわけだ」

紫陽「早合点は良くないわよぉ。もしかしたらイサナの方が偽名かもよ」

名瀬「それを言い出したらキリがねぇ。その件は後ほど訊くとして、だ」

名瀬「俺はマルバと親交があってな。手助けをする代わりに、CGSの資産を預かるって話だったんだが」

名瀬「どういうわけかCGSは倒産、鉄華団に資産は全部引き継がれたって話じゃねぇか」

オルガ「…つまり、マルバから取り損ねた代金を俺たちから頂こう、と」

名瀬「そう構えなさんな。ギャラルホルンとの戦闘は見させてもらった」

名瀬「ガキどもにしてはやると思ったが、イサナがいるなら寧ろ当然だと納得したよ」

ガエリオ「ぐ…」

遠回しに馬鹿にされてるからね、イラッとするのも理解出来るよ。うん。

それからも会話は続き、交渉は決裂。戦闘が始まることになった。

オルガ「俺たちにも、通さなきゃならねぇ筋がある。悪いが、あんたらの要求は呑めねぇなぁ」

名瀬「…生意気の代償、高く付くぞ」

紫陽「あ、私も言っとくね」

名瀬「どうした?イサナ」

紫陽「私たちとやるなら、遺書を書くのをお勧めするよ」

名瀬「…ほざいてろ…!」

…なんでこうなったんだろ。

261: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/02(水) 23:19:36.53 ID:XVq63RX3O
雪之丞「バルバトスと紫陽のグレイズを発進させる!お前ら、手際良くやれよ!」

タカキ「はいっ!」

紫陽「あーもうなんでまた戦闘になるかな。…なんで啖呵を切った私」

ガエリオ「オルガ・イツカ、紫陽・レンネル。少しいいか?」

オルガ『どうした?』

ガエリオ「お前たちが良ければ、俺も出撃しよう。戦力は少しでも欲しいだろう?」

オルガ『あんたが逃げ出さないって保証は?』

ガエリオ「曲がりなりにも、今の俺はお前たちに養ってもらっている。その義理を返すだけだ」

紫陽「っていうか、グレイズに乗って逃げ出しても、ギャラルホルンに拾ってもらえる可能性低いから。その前にたぶん酸欠で死ぬよ」

ガエリオ「…それもあるが、義理を返したいというのは本音だ。良いか?」

オルガ『あぁ。前のあんたの言葉、ちゃんと聞いてるからな。分かった」』

ガエリオ「…おい、紫陽・レンネル!何告げ口しているんだお前っ!」

紫陽「告げ口なんてしてないし、聞いてたのは私だけってのは本当だよ」

その時点で聞いてるのは私だけって話だけど。どうやら盗聴器付けられてたみたいなんだよねぇ。

ガエリオ「くぅ…っ!今に見ていろ!」

ガエリオがグレイズに乗ったのを見て、私も自分のグレイズに乗る。

さてさて、せいぜい足掻かせてもらいますかね。

263: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:05:43.32 ID:iSzPSJHEO
チャド『敵艦は加速して距離を詰めてくる。逃げ続けるのは難しいぞ』

オルガ『ブリッジ収納!180度回頭、砲撃戦の用意をしろよ』

オルガ『ミカ、昭弘、紫陽サン、ガエリオ。敵艦から出たモビルスーツは二機だ。数は有利、一機ずつ潰していけぇ!』

三日月『分かった』

昭弘『おう』

ガエリオ『いいだろう』

紫陽「りょーかい」

確か、テイワズのモビルスーツはギャラルホルンのとは別のフレームを使っていたはずだ。

紫陽「テイワズ・フレーム、だったかしら。自作出来るって、余程技術力が無いと無理よねぇ」

その性能差を、実力で埋めなければならない。…いつものことか。

紫陽「ガエリオ?こんな戦闘で死ぬのはやめてよ?」

ガエリオ『俺の心配をする暇があれば、自分の命の心配をしたらどうだ?』

ムキになると思ったら、逆に煽り返された。少し悔しい。

三日月『バルバトス。三日月・オーガス。出る』

昭弘『昭弘・アルトランド。グレイズ改、出る!』

ガエリオ『ガエリオ・ボードウィン。シュヴァルべ・グレイズ。出撃するっ!』

皆、名乗りを上げて出撃しちゃった。ここは大人として、乗ってあげますか。

紫陽『グレイズ、紫陽・レンネル。行くよ!』

264: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:09:52.78 ID:iSzPSJHEO
どちらの百錬と交戦するかを下2に。


1:アジー機
2:アミダ機

266: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:13:07.68 ID:lBSXeLNQ0
1

268: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:20:50.13 ID:iSzPSJHEO
紫陽「三日月くんと昭弘くんはピンクのモビルスーツを。私とガエリオは、もう一機に向かうわ」

三日月『了解。気をつけてね』

紫陽『そっちこそ。またやらかさないでよ?』

三日月『うん』

二手に分かれ、ターゲットのモビルスーツを砲撃する。狙い通り、相手も二手に分かれた。

紫陽「私は接近戦メインで行くから、ガエリオは援護宜しく!」

ガエリオ『命令されるまでもない!俺が合わせるから、好きにやれっ!』

シュヴァルべの援護を受けながら、敵のモビルスーツに接近する。

さあ、遊びましょう。名瀬のお嫁さんたち!

269: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:22:06.09 ID:iSzPSJHEO
下1でコンマ判定です。


紫陽&ガエリオSide

00:Perfect。
99:Excellent。
81~98:Great。
61~80:Good。
06~60:Normal。
01~05:Bad。

270: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:23:59.61 ID:l4J6bA6qO

271: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:39:23.25 ID:iSzPSJHEO
アジー・グルミン『速い…。くっ!』

変則軌道からの一太刀は、冷静に対処された。だけど、張り付くことには成功した。あとは、こちらのペースに持ち込むだけ。

紫陽「名瀬!代償、高く付くんでしょ?」

数回攻撃を浴びせたら、一時後退して二人で射撃を行う。そして、また体勢が崩れたら接近戦に移行する。

即席のコンビネーションだけど、意外と上手くいっている。

紫陽「払わせられるものなら、払わせてみなさいなっ!」

アジー『しまった…!』

ブレードを斧で押さえ込み、一度手を離す。ふわりとバトルアックスは宙を舞い、敵モビルスーツの背後に移動した。

手離すと同時に、グレイズを踊るように操作。敵モビルスーツの脇をすり抜け、後ろに回り込む。

ガエリオ『はぁぁぁぁぁっ!』

そして、前後から迫る凶器。どちらもコックピット狙いの、必殺の一撃。

しかしそれを、モビルスーツは脚を犠牲にして生きながらえる。即死コースだったはずなんだけど、流石に手練れか。

ガエリオ『悪い、少し遅れた』

紫陽「こっちもごめんなさい。狙いがズレてたわ」

アジー『………』

今度は、距離を置いての射撃戦。危険は犯さないと言っているようなものだ。

紫陽「ガエリオ。…ちょっと、付き合ってもらえない?」

ガエリオ『この期に及んで巫山戯るのなら、付き合うつもりはないぞ』

巫山戯る、わけじゃないけど。見方によっては、そう見えるかな。

272: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:40:45.64 ID:iSzPSJHEO
下1でコンマ判定です。


三日月&昭弘Side

00:Perfect。
99:Excellent。
71~98:Great。
11~70:Normal。
01~10:Bad。

273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:42:10.89 ID:91fO3l+Yo
ほい

275: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:52:10.35 ID:iSzPSJHEO
三日月「昭弘、調子はどう?」

昭弘『漸く慣れた。これならやれる!』

滑腔砲とライフルを、ピンクのモビルスーツはひらひら避ける。すばしっこい、けど。

アミダ『馬鹿な!?あの距離で当てる!?』

紫陽さんがやってた回避方法。あれを逆に利用すれば、当てられる。態と避けられる弾を撒いて、本命の場所に誘導させれば。

三日月「流石に、避けるのは難しいでしょ」

メイスのパイルバンカーを起動し、メインカメラに撃ち込む。優先するべきなのは無力化だから、下手な手は打てない。

三日月「だから、手足全部もぎ取るよ」

昭弘『へっ…。俺の出番はなさそうだな』

三日月「そうでもないみたいだよ」

新しいエイハブ・ウェーブを観測した。この速度、紫陽さんに教えてもらったのが使える。

三日月「それの見張り、頼んだ」

昭弘『…ああ。引き受けた!』

276: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 00:56:05.41 ID:iSzPSJHEO
名瀬「アジーが被弾した!?数の差はあるが、こんなに早くか…」

名瀬「ラフタを出せ。速攻で大将首を取るまでだ」

ハッチを開け、百里を出撃させる。それと同時に、更なる通信が入った。

名瀬「アミダも、だと…!アジーの方はイサナがいるからしょうがないとして、あのアミダが…!?」

レーダーでは、百里の出撃に反応したモビルスーツが一機、追撃に向かった。

これは、ちと不味いか。

277: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 01:05:52.26 ID:iSzPSJHEO
ラフタ・フランクランド「海老っぽいからって硬さまで再現しなくても…って、ちょっ!?アジー、アミダ、大丈夫なの!?」

ほんの数分しか経っていないのに、二人の百錬はボロボロになっていた。幸いにも、コックピット付近に損傷は無い。

ラフタ「アラート!」

警告音を受け、機体の進行方向を変える。その直後、弾丸が元いた位置を貫いた。

三日月『俺たちの船に、勝手に手を出すな!』

ラフタ「生意気…っ!?」

今、弾丸が、機体を掠めた?まさか、この速度に当てられるわけ。

ラフタ「うぐぅ…っ!?」

嘘でしょ…!?百里の推進力に追いつくわけない!

ラフタ「あぁぁぁぁぁっ!!」

三日月『良く当たるなぁ。紫陽さんに教えてもらってよかった』

こいつ、私で試してるの!?授業で学んだ手順を、実習で試すのと同じ扱いしてるの!?

ラフタ「冗談じゃない…!私は、ダーリンのためにも負けられないの…!こんな、子供なんかに…!」

三日月『子供なんかに…何?』

ラフタ「ひぃ…っ!」

私の目の前に、悪魔がいた。

278: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 01:18:35.32 ID:iSzPSJHEO
紫陽「あら、もう終わりなのね」

ガエリオ『俺が出るまでもなかったか?…これでは、義理を返したことにはならんな』

紫陽「義理堅い男は好かれるわよ」

ガエリオ『…揶揄うのはよせ、紫陽』

ちょっと前まではフルネームだったのに。気に入られたのかしら。

オルガ『…ちょっと、やりすぎたかもしれねぇな。パイロットは無事か?』

昭弘『マニピュレータを破壊しただけだ。問題ない』

紫陽「こっちは達磨にしたけど、一応殺さないようにしたわよ」

ガエリオ『…殺す気しか、感じられなかったが…』

敵を騙すには何とやらって言いますし。…まぁ、半分くらいは殺意混じりだったかな?

何はともあれ、鉄華団は認められた。その方法は、褒められたものじゃないかもしれないけど。

紫陽「一歩、踏み出せた」

今は、気にしなくていいわよね。

279: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 01:40:00.36 ID:iSzPSJHEO
紫陽「家族…ねぇ」

ガエリオ「どうかしたのか?」

紫陽「いえね、名瀬とオルガが話をして、鉄華団の団員は全員家族だろーとか言われたらしくて」

ガエリオ「別に悪い話ではないだろう。それだけの繋がりがあるということは、良いことじゃないか?」

紫陽「耳が痛いのよ。家族って言葉は」

紫陽「…家族なんて、誰もいない。私には、必要ない」

私は、一人だ。これからも、ずっと。

それでいいの。それこそが。

私の、償い。

280: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 01:43:25.20 ID:iSzPSJHEO
歳星に到着するまでの間(計5ターン)、自由行動となります。交流出来るのは、タービンズと鉄華団のメンバーです。
下2です。選択肢から選んでください。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:その他(上記以外の行動を行えます)

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 01:48:55.65 ID:2CtnORoHO
3

284: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 01:55:19.76 ID:iSzPSJHEO
誰と交流するかを下2に記入してください。

286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 02:15:55.93 ID:fx2iP/9DO
名瀬

288: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 09:57:38.19 ID:iSzPSJHEO
ハンマーヘッド 応接室


紫陽「か弱い乙女を一人で呼び出すなんて、乱暴されそうで怖いわぁ」

名瀬「女には決して手を上げないさ。それに、イサナに手を出すなんて何されるか分からねぇ」

紫陽「人を危険人物みたいに言わないでよ」

名瀬「おっとすまねぇな。…で、随分と機嫌が悪いようだが?」

顔に出しているつもりはなかったけど…。まぁ、彼に隠し事をすることもない、か。

紫陽「名瀬…あんた、オルガに向けて『鉄華団の皆はお前にとっての家族』とか、そんな感じのこと言ったでしょ?」

名瀬「言ったなぁ。あれだけ強く心が繋がってるなら、家族以外の相応しい言葉は無いだろ?」

紫陽「…その『家族』に、私が入っていると思うかしら?」

名瀬「なんだよ急に。…まぁ、お前は性格がちと悪いが、出来る女だ。オルガや三日月たちも、よくイサナを頼ってることは本人から聞いてる」

名瀬「なら、家族に含まれているんだろうな。ガキたちにとって、お前は大切な家族なんだよ、イサナ」

紫陽「…不満…!勝手に家族として計上しないでもらいたいわ…!あくまで、これはビジネスなのに…」

名瀬「家族が増えるのが、不満かい?俺は、どれだけ増えても大歓迎なんだが」

紫陽「嫌なのよ。家族だなんだっていうのは、しがらみになるから。目には見えない鎖で、心まで縛られて」

紫陽「そして、堕ちていく。解けば命は助かるのに、鎖を受け入れ、死にゆく…」

紫陽「…私の得意なこと、知ってるわよね?」

名瀬「接近戦と、あと…なんだったかな」

紫陽「奪うこと、よ。武器を奪い、機体を奪い、命を奪い」

紫陽「家族の命さえ奪った私は…もう二度と、家族の輪に入ってはいけないの」

背負った十字架を投げ出し、自由に生きる勇気はない。だけど、罪と向き合う覚悟もない。

私に出来るのは、拒むこと。その温もりを拒絶し、戒めること。赦される日が来るとしたら、それは。

私が誰かに恋をした時、かしら?

289: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 10:03:03.80 ID:iSzPSJHEO
名瀬「…過去に何があったとかは、俺は知らない。そもそも、本音なのかも分からない。偽りだらけのお前の言葉、鵜呑みには出来ないからな」

紫陽「それが良いわ。嘘吐きの戯言を真に受ける必要は無いの」

名瀬「だがよぉ、鉄華団の奴らと暮らして、楽しいと思ったことはあるんじゃないか?なら、少しは受容してやればいい」

名瀬「それともあれか?子供の純粋な言葉が、胸に刺さって苦しいとか、そういうことか?」

紫陽「…さあねー。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。だけど、はっきり名瀬には言っておくわ」

私にもう、家族はいらない。

290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 10:04:09.61 ID:iSzPSJHEO
名瀬と何を話すかを下2に。

292: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 10:09:53.15 ID:v7QSjlHX0
ガエリオについてギャラルホルンの動向とかわかりますか

293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 10:26:03.96 ID:iSzPSJHEO
名瀬「…まぁ、なんだ。まだ提携したわけじゃないが、前と同じようにこれから宜しく頼むよ」

紫陽「今後とも鉄華団をご贔屓に~」

名瀬「そういや、あの紫のグレイズに乗ってるのはイサナだよな」

紫陽「リペイントしたやつならそうだけど」

名瀬「火星での戦闘、見学させてもらった。いやぁ、相変わらずの化け物っぷりだな」

名瀬「グレイズ五機と交戦し、内四機を撃墜、残りの一機は大破。で、出撃したガエリオ・ボードウィン特務三佐を完封し、鹵獲、と」

名瀬「今回のお遊び、お前一人でも勝てたんじゃないか?実力を分析した上での推測だ。アミダたちを貶してはいねぇよ?」

名瀬「寧ろ、実力を理解しているからこそ、お前の異常性が際立つのさ。三日月もそうだ。あいつ、火星にいた時はあそこまでやれなかった」

名瀬「…全てはイサナがきっかけだ。お前が関わり、皆が変わった」

名瀬「その変化、いい方向に向けてやれよ」

紫陽「考えておくわ」

294: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:12:38.42 ID:iSzPSJHEO
紫陽「あ、そうそう。さっき話題にほんのちょっぴり出たガリガリくん関係のことなんだけど」

名瀬「ん?」

紫陽「ギャラルホルンの動き、何か分からないかしら?」

名瀬「ギャラルホルン?ああ、ガエリオ・ボードウィンを積んでるからな。何か行動を起こすかもしれない、と」

紫陽「彼はセブンスターズのガルス氏の嫡男。ギャラルホルンからしても、どうにかして救出したいはずよ」

名瀬「でも、迂闊には手出し出来ないことは承知してるはずだ。救出作戦を敢行して、自棄になった連中に道連れにされちゃ敵わんだろ」

紫陽「オルガが通信で言ってたけど、取引日時や場所はまだ、一切していないわ。つまり、返還するのは100年先になっても取引上問題はない」

名瀬「その頃には、皆寿命でお陀仏だがなぁ」

名瀬「…イサナの懸念は尤もだ。ギャラルホルンの行動をコントロール出来るわけじゃないからな。あくまでガエリオは、一時的な安全を保証する印籠代わりなだけだ」

名瀬「少し時間をくれ。アリアドネを解析して、行方を追ってみる」

紫陽「助かるよ」

295: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:14:37.22 ID:iSzPSJHEO
下2です。選択肢から選んでください。 自由行動は残り四回。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:その他(上記以外の行動を行えます)

297: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:21:56.82 ID:juSd7pGMO
1

298: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:26:07.95 ID:iSzPSJHEO
鍛えるキャラクターを二人まで選択可能です。下2に鍛えたいキャラクターを記入してください。
紫陽の実力は、三日月がメンバーにいる場合のみ上昇します。
ガリガリも選択出来ますが、場合によっては敵に塩を送ることになるのをご了承ください。
また、タービンズメンバーも選択可能です。

300: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:28:06.42 ID:LOEndDFcO
昭弘、シノ

301: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:36:11.30 ID:iSzPSJHEO
ハンマーヘッド 格納庫


紫陽「百錬のシミュレータ、使わせてもらえるみたいだからそれを使いましょう」

シノ「おう!」

昭弘「………」

紫陽「まずは三番勝負。先に二勝した方に、アトラちゃんが作ったご飯をプレゼントするわ」

シノ「それ以外にご褒美はありますか!?」

紫陽「前から言ってるけど、私に触りたいなら頑張って勝ってよ?」

シノ「無謀なのは分かってるから遠慮します!」

昭弘「…今の三日月くらい腕が無いと、あんたには勝てないか?」

紫陽「さて、どうだか。今の三日月くんと戦ったことがないから、何とも言えないわね」

302: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:40:09.13 ID:iSzPSJHEO
下1コンマでシノ、下2コンマで昭弘の判定をします。

シノの実力 47
昭弘の実力 55

シノVer


01~45:実力+1
46~70:実力+2
71~90:実力+3
91~99:実力+4


昭弘Ver

01~40:実力+1
41~65:実力+2
66~85:実力+3
86~98:実力+4

303: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:40:23.75 ID:Dvyq6SnMO
うぇい

304: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:42:53.24 ID:ngGF0EsZO
ムキッ

305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:52:41.55 ID:iSzPSJHEO
シノ「うおおおおっ!!」

昭弘「ぬぅぅぅぅん!!!」

紫陽「はいそこまで。一本目はシノくんの勝ちね。はいご飯」

シノ「よっしゃー!昭弘に勝ったぁぁ!!」

昭弘「はぁ…はぁ…。動きが読めねぇ…」

紫陽「あ、ご飯とは別に食べ放題のレーションがあるから、そっちもどうぞ」

シノ「しっかし、阿頼耶識が使えないと操縦に苦労するなー。昭弘はもう慣れたんだっけか?」

昭弘「ああ。だが、歳星に着いたらメンテをしてもらえるって聞いた。そん時に操縦システムを阿頼耶識に変えられるかもな」

シノ「ってことは、急場しのぎの手段ってわけか。必死こいて覚える必要は無いなぁ」

紫陽「私は阿頼耶識無いから、全部そっちに変えられたら詰むけどね」

シノ「手術、しなかったんすね」

紫陽「ここに入った時には適齢期過ぎてたから。そもそも、CGSに入ったのは特別推薦だし」

紫陽「別の組織で挙げた戦果を売り込んだのよ。それくらいしないと、女は雇わないCGSには入れない」

シノ「大変なんすね」

306: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 12:53:19.41 ID:iSzPSJHEO
下2です。選択肢から選んでください。 自由行動は残り三回。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:その他(上記以外の行動を行えます)

308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 13:00:44.80 ID:lnOVigfpo
2

309: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 13:21:43.29 ID:iSzPSJHEO
イサリビ 格納庫


雪之丞「バルバトスのリアクター調整、モーター類の整備は終わった…。これで漸く楽できらぁ…」

タカキ「このシュヴァルべ・グレイズってガリガリさんの専用機なんですよね。やっぱり、返すんですか?」

雪之丞「そこはオルガたちが考えることだ。だがまぁ、機体データは頂いてもいいだろ。…既に全部吸い上げたがな」

タカキ「もし手に入ったら、紫陽さんの物になるんですかね?」

雪之丞「だろうなぁ。あの若造が鉄華団に入るなら、話は別だけどよ」

タカキ「ガリガリさん、結構いい人ですもんね。今では子供たちの面倒も見てますし、食器洗いも担当してますし」

雪之丞「根は良い奴だったんだろ。それが、ギャラルホルンの思想とかで少し歪んでただけで。ここに来てガキどもと戯れて、それが矯正されたのかもな」

雪之丞「そういや、ビスケットの妹の…クッキーとクラッカだったか。二人が車に轢かれそうになった時、真っ先に心配してたそうだな」

タカキ「へぇ~」

雪之丞「まぁ、勘違いした三日月に首極められて死ぬとこだったらしいが」

タカキ「うへぇー…」

紫陽「雪之丞さん、ちょっといいですか?」

雪之丞「どうした?」

紫陽「モビルスーツの改造のことで色々と」

雪之丞「ちょっと待ってろ」

310: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 13:27:57.62 ID:iSzPSJHEO
改造は幾つかの種類があり、それらを纏めて実行します。工程は以下の通りです。こちらは後ほどシンキングタイムなどを設けます。

1:リペイント。(機体のカラーリングを変更します)
2:アタッチメント。(機体の武装の追加、変更をします)
3:カスタマイズ。(機体そのものに改良を施します。例えば、スラスターの増設やサブアームの取り付け、装甲追加などがあります)
4:リネーム。(必要があれば、名前の変更が出来ます)


物資として存在するのは、グレイズのライフル、バトルアックス、百里、百錬の各種装備、シュヴァルべ・グレイズの各種装備(ガエリオ機のもののみ存在)、バルバトスのメイス、汎用装備である滑腔砲です。


下2に改造するモビルスーツを。候補は以下の通りです。


1:ガンダム・バルバトス
2:グレイズ(紫陽機)
3:グレイズ改
4:シュヴァルべ・グレイズ(ガエリオ機)

312: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 13:38:38.84 ID:LOEndDFcO
2

325: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 16:11:33.13 ID:iSzPSJHEO
氷魔法使いそうなグレイズが一つありますね。
では、多数決に入ります。二票入った改造を行います。


1:グレイズ・フルバスター
2:武装増設
3:ハイドランジア

326: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 16:14:53.57 ID:tHsuqNIC0
1で

329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 16:25:22.65 ID:L8/j5RI2O
1

330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 16:59:19.28 ID:iSzPSJHEO
雪之丞「改造したいのは、お前のグレイズだな。弄りたい部分を具体的に言え」

紫陽「私が得意なのは接近戦だけど、まぁ自慢じゃないけどそこらのパイロット以上に射撃は上手くてね」

紫陽「殴り合いはバトルアックス一本で充分やれるから、射撃能力を高めたいの」

雪之丞「じゃ、バルバトスみたいに武装を付けにゃならんな。つっても、この船には滑腔砲とグレイズの武器の予備しかねぇぞ」

紫陽「ハンマーヘッドに積んでる予備パーツが使えるでしょ?百錬の装備を取り付ければいい」

雪之丞「簡単に言ってくれる…。…お前の要望は分かった。最善を尽くすが、機動力の低下は免れないぞ?」

紫陽「大型火器を三種も追加装備して、装甲も増やすんだから、そのあたりは割り切ってるわよ」

雪之丞「名前も多少変更するのか。ついでにデータも書き換えるか」

紫陽「頼んだよー」

331: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 16:59:47.25 ID:iSzPSJHEO
下2です。選択肢から選んでください。 自由行動は残り二回。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:その他(上記以外の行動を行えます)

333: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 17:01:55.95 ID:zukQsPIaO
3

335: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 20:07:24.25 ID:iSzPSJHEO
誰と交流するかを下2に。

337: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 20:08:42.63 ID:zyPLo9qU0
クーデリア

338: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 20:28:09.92 ID:iSzPSJHEO
イサリビ 食堂


紫陽「………」

クーデリア「隣、よろしいですか?」

紫陽「どうぞ」

クーデリア嬢はご丁寧に一礼をし、私の隣に座る。何かあったのだろう。浮かない表情をしていた。

紫陽「三日月くんに何か言われたかい?」

クーデリア「いえ…そういうわけではございません。ただ…その…」

紫陽「同性同士、言い淀むことがあるかな?」

クーデリア「…鉄華団の子供たち。小さな子にまで、阿頼耶識の施術がされていますよね」

紫陽「だね」

クーデリア「…その、何も思わないのですか?」

紫陽「だって私、阿頼耶識だなんだってのには無関係だから。上にいいようにこき使われて、貧乏くじを引かされる兵士だったから」

紫陽「そもそも、PMCってそういう場所だから。良心が痛むとか、そんなレベルの話をしていたら笑われるよ」

クーデリア「………」

紫陽「産まれなんて選べないからね。阿頼耶識の手術をさせられた子供たちは不幸だったのかもしれない。けど、ここにいる人は運が良い方よ」

紫陽「オルガたち『家族』に恵まれているわけだから、ね」

クーデリア「…そう、ですね。皆さんも、悲観せず前向きに考えてます。団長や三日月たちが、皆さんを大切に思っているから、なのでしょうか」

紫陽「…言葉を並べても、結局クーデリア嬢は『持つ者』。『持たざる者』のことを理解し受け入れても、理解され、受け入れられるとは限らない」

紫陽「それは、頭に入れなさい。あなた、楽観的すぎるわよ」

クーデリア「…はい…」

立場上、辛いことがあるのは分かってる。だけど、それを理由にして、逃げていいわけじゃないの。

…って、人のこと言えないか。アッハハ。

339: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 20:28:52.55 ID:iSzPSJHEO
クーデリアと何を話すかを下2に。

340: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 20:33:58.16 ID:VcyMKt1W0
貴女のやりたい事や目標はなに?

342: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 21:07:27.07 ID:iSzPSJHEO
紫陽「ねぇ、クーデリア嬢」

クーデリア「何でしょうか?」

紫陽「あなた、何がしたいの?」

クーデリア「…火星の人たちは、不当に虐げられています。その原因は、厄祭戦後に締結された不平等条約です」

クーデリア「私は、火星の人たちの未来を守りたいのです。だから、その歪んだ関係を解消しなければなりません」

紫陽「それはそれは、素晴らしい目標ね。…でも、そう上手くいくかしら?」

クーデリア「それは、どういう…?」

紫陽「不当とはいえ、今の火星の産業は、その関係を前提として成り立っているわ。それは、解るわよね」

クーデリア「はい」

紫陽「あなたが頑張って、関係を改善出来たとしましょう。そうしたら、火星の産業はどうなるかしら?」

クーデリア「………っ!」

紫陽「…漸く察したか。そういうこと。関係を改善したら、仕組みが変わる。地球の政府たちのいいように分配されていた利権がフリーになる」

紫陽「それを放置する企業様はいないわ。莫大な利権を手にしようと躍起になる奴らが、挙って環境が変わって不安定な火星押し寄せるでしょう」

紫陽「…そして、それから始まるのは地獄よ。今の環境が生温く感じるほどの、潰し合いが始まる」

紫陽「あなたがやろうとしていることは、それだけ大事なの。やり遂げられるの?」

紫陽「…おそらくこれは、歳星に到着したら問われることだから。考えておきなさい」

クーデリア「…はい。ありがとうございます、紫陽さん」

紫陽「アドバイス料、鉄華団の報酬に上乗せしてね。いや、やっぱしなくていいわ」

343: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 21:08:07.96 ID:iSzPSJHEO
下2です。選択肢から選んでください。 自由行動はラストです。

1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:その他(上記以外の行動を行えます)

345: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 21:11:01.43 ID:u+ia+gmgO
3

347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 21:15:21.47 ID:iSzPSJHEO
誰と交流するかを下2に記入してください。

349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 21:18:14.79 ID:wxWQz6eBO
ksk
安価ならガリガリ

353: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 21:32:09.31 ID:iSzPSJHEO
ガエリオ「歳星に到着したら、テイワズ代表『マクマード・バリストン』氏と義兄弟の儀についての話をするんだったか」

紫陽「ええ。もし認められたなら、正式に鉄華団はテイワズに編入…正確に言えば、タービンズ傘下に加わるわ」

ガエリオ「…そうなれば、子供たちの生活もマシになるのか?」

紫陽「給料面では安定するし、テイワズの支援を受けられるから、安全面も良くなるでしょうね」

ガエリオ「なら、喜ばしいことだ」

紫陽「あら?素直に喜ぶのね、敵なのに」

ガエリオ「…妹を養うために働いている者たちと、雑談をしたのでな。俺も、アルミリアには手を焼かされているから、親近感が湧いたのだ」

紫陽「ビスケットくんとタカキくんね。随分と打ち解けたご様子で」

ガエリオ「ふっ…。案外、悪くはないかもしれないな。俺も、ギャラルホルンの腐敗に飽き飽きしていた頃だ」

紫陽「設立から三百年も経てば、腐るでしょうね」

354: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 21:32:55.80 ID:iSzPSJHEO
ガリガリと何を話すかを下2に記入してください。

356: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 21:38:46.03 ID:XHDZzmLT0
ギャラルホルンの改革、その具体的な案について

358: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:20:04.56 ID:iSzPSJHEO
紫陽「じゃあ、ガエリオはその腐敗を正す…改革をしたいってこと?」

ガエリオ「当たり前だろう?何のために監査官を務めていると思っている」

ガエリオ「…今回のクーデリア・藍那・バーンスタインの件も、その腐敗が一端を担っていてな」

ガエリオ「ギャラルホルン火星支部の支部長『コーラル・コンラッド』。奴は、クーデリアの父『ノーマン・バーンスタイン』及びオルクス商会と取引をしていた」

紫陽「あら、クーデリア嬢は父親に売られたのね。可哀想」

ガエリオ「…俺とマクギリスが態々赴き、調査を進めたが。ご丁寧に情報を隠そうとしていたよ。まぁ、マクギリスがあっさりと暴いたわけだが」

ガエリオ「俺もマクギリスも、その腐敗を良しとはしていない。とはいえ、セブンスターズの座は父が占めている。これでは、影響力など微々たるものだ」

紫陽「改革しようにも、セブンスターズの席に座れないとどうしようないわね。あと10年程度は待つ必要がありそうね」

ガエリオ「…マクギリスなら、もっと短期に済ませられる手段を用意しているかもしれないがな、俺はまだ模索中だよ」

紫陽「…腐敗を正そうと躍起になって、暗殺されないように、ね?」

ガエリオ「よせよ…縁起の悪い…」

紫陽「ふふっ」

359: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:28:13.41 ID:iSzPSJHEO
大型惑星巡航船『歳星』 テイワズ代表邸宅


マクマード・バリストン「名瀬が男を認めることは滅多に無い。ということは、お前たち鉄華団に何かを見出したってことだ」

マクマード「ふっ、良いだろう。俺の下で義兄弟の盃を交わすといい。それで晴れて、タービンズと鉄華団は兄弟分だ」

オルガ「タービンズと俺らが…兄弟分…!」

交渉に時間を要すると思ったが、恙無くすんなりと話が纏まってしまった。

ガエリオ「…一悶着あると予想していたが」

もしあるとしたら、君の存在が原因になるよ。

360: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:29:26.53 ID:iSzPSJHEO
下1でコンマ判定です。


91~99:マクマードに話があると言われた。
71~90:マクマードに話があると言われた。
01~70:何も起こらない。

361: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:29:39.17 ID:91fO3l+Yo
くる?

362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:37:24.63 ID:iSzPSJHEO
歳星 ショッピングモール バー


紫陽「ビスケットくん。鹵獲品で得た資金、遊び代分だけ抜いておいてるから、安心して」

ビスケット「ありがとうございます。…でも、こんなに目出度い事があったから、少しくらいは良いのかもしれませんね」

紫陽「まぁ、そうね」

肩の荷が降りたからか、オルガは妙にハイペースで酒を飲んでいる。おいおい、それじゃ潰れやしないかい?

ガエリオ「俺も何故か宴に同行させられるとはな」

紫陽「ぼっち飯よりはマシじゃない?」

ガエリオ「…一応、敵ではあるのだ。彼らの都合が悪くなることもあるだろう」

紫陽「儀に参加する癖に良く言うわ」

ガエリオ「そ、それはギャラルホルンの『ガエリオ・ボードウィン特務三佐』ではなく、ガエリオ・ボードウィンとしてだな…」

紫陽「あーはいはい。屁理屈は聞き飽きたわ」

ガエリオ「ぐぅ…。やはり紫陽、少し性格が悪いぞ…」

紫陽「その髪全部引っこ抜くわよ」

ガエリオ「やめろ」

363: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:40:27.99 ID:iSzPSJHEO
下2です。選択肢から選んでください。自由行動は計5回です。
歳星のドックが解放されました。高度な改造が可能です。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:登用(新しい人材を入手します。現時点ではテイワズ所属の人材のみ入手出来ます)
5:その他(上記以外の行動を行えます)

365: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:45:09.87 ID:VcyMKt1W0
1

367: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:50:08.33 ID:iSzPSJHEO
鍛えるキャラクターを二人まで選択可能です。下2に鍛えたいキャラクターを記入してください。
紫陽の実力は、三日月がメンバーにいる場合のみ上昇します。
ガリガリも選択出来ますが、場合によっては敵に塩を送ることになるのをご了承ください。
また、タービンズメンバーも選択可能です。

369: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 22:52:25.68 ID:ngGF0EsZO
歳星いる間に機体改造、特にカスタマイズしない?
1期だと大改造できそうなのココくらいじゃない?

371: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:01:33.10 ID:iSzPSJHEO
ハンマーヘッド 格納庫


紫陽「酔っ払ったオルガはどうしたの?」

三日月「食堂で寝てるよ。一応、俺のジャケットを掛けてる」

ガエリオ「ベッドで寝かせてやればいいものを」

三日月「もし吐いたら不味いでしょ、ガリガリ」

ガエリオ「…一理ある。それと、ガリガリと言うなと前に言ったはずだが?三日月・オーガス」

三日月「ガリガリって言う方が、俺としてはしっくりくるんだ」

ガエリオ「…しょうがない。鉄華団に捕まっている間だけは、大目に見てやる」

三日月「やっぱり、ギャラルホルンに帰るんだ」

ガエリオ「…当たり前だ。俺にも、やるべきことと仲間がいる」

いるのだが。他の道もあるのではないかと、迷い始めている自分もいる。

マクギリス。俺は、どうするべきなのだろうな。

372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:07:14.96 ID:iSzPSJHEO
下1で三日月、下2でガエリオのコンマ判定を行います。
紫陽の実力は、三日月と同じ数値が上昇します。

三日月の実力 84
ガエリオの実力 65
紫陽の実力 85

三日月Side


01~70:実力+1
71~85:実力+2
86~95:実力+3
95~99:実力+4

ガエリオSide


01~50:実力+1
51~80:実力+2
81~95:実力+3
96~98:実力+4

373: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:07:32.86 ID:u+ia+gmgO
ふーむ

374: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:07:47.13 ID:BVHhv3d50
とりゃ

375: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:15:52.29 ID:iSzPSJHEO
ガエリオ「クソッ!三日月・オーガス!お前、火星の時より格段に強くなっていないか?」

三日月「訓練頑張ってるからね。紫陽さんも付き合ってくれてありがとう」

紫陽「私が誘ってる側なんだけど」

紫陽「…そういえば、三日月くん。文字の読み書き練習はどう?」

三日月「まだまだ、かな。自分の名前を書くのも一苦労」

ガエリオ「んん?お前、文字が書けないのか?」

三日月「うん。読むことも全然出来ないよ」

ガエリオ「それでは苦労するぞ。仕方ない、俺も教授してやるか」

三日月「ありがとうガリガリ。皆も喜ぶよ」

ガエリオ「…皆、か。同じような者ばかり、なのだな」

三日月「ビスケットやオルガ、おやっさんが特別に読めるってだけで、基本は皆勉強出来ない環境にいたからね」

ガエリオ「…待て。ということは、紫陽。お前は何故そんなに知識があるんだ?」

三日月「そういえばそうだ。紫陽さん、何でも知ってるよね。ギャラルホルンのことも…」

紫陽「…女ってのは秘密を一つや二つ持っているものさ」

376: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:19:12.76 ID:iSzPSJHEO
三日月の実力 87
ガエリオの実力 66
紫陽の実力 88

下2です。選択肢から選んでください。自由行動は計5回です。
歳星のドックが解放されております。高度な改造が可能です。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:登用(新しい人材を入手します。現時点ではテイワズ所属の人材のみ入手出来ます)
5:その他(上記以外の行動を行えます)

378: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:21:02.07 ID:BVHhv3d50
2

379: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:26:18.27 ID:iSzPSJHEO
歳星 大型ドック


紫陽「いや、すみませんね。無理言ってしまって」

整備長「いえいえ!ガンダム・フレームを予算上限なしで整備出来ているんですから、構いませんよ!」

整備長「尤も、代金は頂きますがね。そこは商売なので」

紫陽「分かってますよ。とりあえず、私の口座からこれくらい引き落とす予定なんですけど」

整備長「ふむふむ…。これだけあれば、大規模な改造が出来るでしょう」

紫陽「じゃ、よろしく頼みますよ」

整備長「ええ!バルバトス共々、生まれ変わらせてみせましょう!」

380: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:28:16.67 ID:iSzPSJHEO
物資として存在するのは、グレイズのライフル、バトルアックス、百里、百錬の各種装備、シュヴァルべ・グレイズの各種装備(ガエリオ機のもののみ存在)、バルバトスのメイス、その他多数の汎用装備です。


下2に改造するモビルスーツを。候補は以下の通りです。 今回は歳星の設備を利用するため、二機まで同時選択可能です。


1:グレイズ(紫陽機)
2:グレイズ改
3:シュヴァルべ・グレイズ(ガエリオ機)

382: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/03(木) 23:31:19.13 ID:JtBCoSRQ0
1.3

389: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 07:01:24.94 ID:bMsBaDYbO
では、多数決に入ります。二票入った改造を行います。
グレイズ・フルバスターとシュヴァルべ・グレイズ別々に数字を記入してください。

1:>>386
2:>>387

391: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 07:06:07.62 ID:00oklUczO
紫陽1
ガエリオ1

392: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 07:18:34.26 ID:Knl2PcGmO
紫陽1
ガエリオ1

393: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 07:19:17.24 ID:bMsBaDYbO
歳星 会場


紫陽「あ、そうそう。ガエリオのグレイズ、こっちで改造してるから」

ガエリオ「なぁ!?お前、人の物を勝手に弄るなんて…。…いや、俺は捕虜だからな。何も言える立場ではない…か」

紫陽「あんたはギャラルホルンに返すけど、グレイズを返すとは言ってないから。そのつもりで」

ガエリオ「…その時は、また新造してもらう」

ラフタ「ほい!ガエリオさんの着替えはこれで終わりだよ」

ガエリオ「すまない、助かった。…ふむ。俺が美丈夫だからか、様になっているな」

三日月「ガリガリ、背が高いから似合ってるね。前髪が変だけど」

ガエリオ「一言多い」

シノ「紫陽さんは着替えないのか?」

紫陽「女のおめかしは時間が掛かるの。順番的にはクーデリア嬢の次よ」

アミダ「紫陽。部屋、空いたよ」

紫陽「はーい」

394: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 07:32:34.65 ID:bMsBaDYbO
アジー「姐さん。紫陽はドレスで良かったですよね」

アミダ「ええ。ラフタ、コルセット持ってきて」

ラフタ「らーじゃ」

アミダ「服、脱ぎな。女同士、恥ずかしがることはないわ」

紫陽「はいはい」

ラフタ「…え゛っ!?!姐さんよりおっきい!!!」

アミダ「我儘な身体だねぇ。何食べたらこうなるんだい」

アジー「…よくもまあ、ここまで隠せるものだね」

紫陽「ディス成分の方が多いね…」

アジー「こっちだって戸惑ってるよ…。これほどの身体は初めて見たからね」

紫陽「いいものじゃないよ?重くて重くて敵わない。肩も凝るし」

ラフタ「あ、それちょっとだけ分かる」

アミダ「はいはいはい。お喋りはそこまでにして、早いとこ着替え終わらせましょう」

395: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 07:39:57.12 ID:bMsBaDYbO
ユージン「いやあ…昨日は凄かったな…」

シノ「昨日まで女を知らなかったユージンくんには、ちょっと刺激が強かったかな!?」

ユージン「ばっ…お前シノ!そんな大声で言うなって!」

三日月「女を知ったって、何?」

ユージン「三日月にはまだ早いかな?うん」

シノ「今度時間があったら、教えてやるぜー」

三日月「え?…うん。気が向いたら聞くよ」

紫陽「おまたせ諸君。私が最後だったみたいだね」

シノ「………」

ユージン「…あの、すんません。誰ですか?」

三日月「紫陽さん。結構変わったね」

紫陽「おお?すぐに気付くとは良い男だねぇ」

三日月「………?良い、男?」

ユージン「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?!?」

シノ「やっぱデケェェェェェェ!!!!!」

紫陽「…本気で訓練してやろうかな」

ガエリオ「…その声、紫陽か?」

紫陽「おやガエリオ。感想はどうかな?」

ガエリオ「…その。随分と、雰囲気が変わったな」

紫陽「…もうちょい、気が利いた言葉を投げ掛けてもらいたかったね」

396: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 07:49:08.69 ID:bMsBaDYbO
紫陽「『御留我・威都華』に『名瀬・蛇亜瓶』、それとついでに『三日月・王我主』ねぇ」

紫陽「私のも書いてみてよ?」

名瀬「んぉ?うーんと…」

名瀬「…よし、書いてやるか」

名瀬「ほれ」

紫陽「『維沙那・橘』…。今の名前の方で書いてよ」

名瀬「紫陽・レンネルだったか。ちょっと待て」

名瀬「…こんなもんかな」

紫陽「『紫陽・恋音瑠』…。恋って、嫌味かしら?」

名瀬「なんだ?まだしたことないのか」

紫陽「…これからもしないでしょうね」

名瀬「もったいねぇなぁ」

397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 07:51:04.20 ID:bMsBaDYbO
下2です。選択肢から選んでください。自由行動はあと三回です。
歳星のドックが解放されております。高度な改造が可能です。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:登用(新しい人材を入手します。現時点ではテイワズ所属の人材のみ入手出来ます)
5:その他(上記以外の行動を行えます)

399: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:08:56.24 ID:Pxlus0Ef0
3

400: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:14:29.98 ID:bMsBaDYbO
誰と交流するかを下2に記入してください。

402: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:17:46.39 ID:00oklUczO
ガエリオ

404: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:28:05.15 ID:bMsBaDYbO
ガエリオ「俺も名前を書いてもらったのか?」

紫陽「ええ。こんな感じ」

ガエリオ「『我襟尾・板勝』。…大喜利じゃないんだぞ!」

紫陽「良い名前じゃない。似合う似合う」

ガエリオ「お前な…」

紫陽「…あら?指、絆創膏してるのね」

ガエリオ「ええ?…ああ。少し、不注意で怪我をしてな」

紫陽「気をつけなさいよ?お坊ちゃん」

ガエリオ「…成果が出るまでは、仕方がないと割り切るさ」

紫陽「………?」

成果って何よ。

405: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:28:47.51 ID:bMsBaDYbO
ガエリオと何を話すかを下2に記入してください。

407: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:30:47.39 ID:Knl2PcGmO
マクギリスについて

408: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:42:46.67 ID:bMsBaDYbO
紫陽「ガエリオって、マクギリス・ファリドのこと大好きよね」

ガエリオ「言い方に語弊があるぞ!?親友なだけだっ!」

紫陽「口を開けばマクギリス~マクギリス~。恋人じゃあるまいし」

ガエリオ「幼い頃から友人だったのだ!カルタも友人なのだがな!」

紫陽「カルタ・イシューね。まあそれは置いといて。マクギリスってどんな人なのよ」

ガエリオ「…マクギリスは。昔は無愛想だったが、今では随分と明るい奴になったよ」

ガエリオ「仕事ぶりも優秀で、パイロットとしての腕も一級品。完璧な存在、とも言えるかもな」

紫陽「でもロリコンよね。9歳の女の子と婚約してるなんて」

ガエリオ「親が決めたものだ。本人の意思は関わっていない。…子供の世話など大変だろうに…」

ガエリオ「…結婚自体を否定しているわけではない。アルミリアも、マクギリスも。それで幸せになるなら何よりだからな」

ガエリオ「ただ、心配なのだ。要らぬ気遣いをさせてはいないか、望んでいないことをさせてはいないか、とな」

紫陽「…大切な人なのね。マクギリスは」

ガエリオ「ああ。…俺にとって、最も大切な、親友だ」

ガエリオの言葉に、胸がチクリと痛んだ。そんな心、失くしたと思っていたけど。

…私らしくない、か。

409: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:43:38.32 ID:bMsBaDYbO
下2です。選択肢から選んでください。自由行動はあと二回です。
歳星のドックが解放されております。高度な改造が可能です。


1:訓練(自分や仲間を鍛えます)
2:MS(所有機体の改造が行えます)
3:交流(好きなキャラクターと交流します)
4:登用(新しい人材を入手します。現時点ではテイワズ所属の人材のみ入手出来ます)
5:その他(上記以外の行動を行えます)

411: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:47:05.67 ID:hUxZrdcF0
1

412: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 08:55:06.51 ID:bMsBaDYbO
鍛えるキャラクターを二人まで選択可能です。下2に鍛えたいキャラクターを記入してください。
紫陽の実力は、三日月がメンバーにいる場合のみ上昇します。
ガリガリも選択出来ますが、場合によっては敵に塩を送ることになるのをご了承ください。
また、タービンズメンバーも選択可能です。

414: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 09:00:14.85 ID:00oklUczO
ガエリオと明宏

415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 09:07:48.82 ID:bMsBaDYbO
ハンマーヘッド 格納庫


アジー「また来たのかい」

紫陽「悪いねー。二人を鍛えなきゃいけないからさ」

ラフタ「なんか、使いすぎで百錬が壊れちゃいそうだね」

ガエリオ「モールでアルミリアや鉄華団の子供たちに土産を買いたかったのだが…」

紫陽「後にしなさい」

ガエリオ「訓練こそいつでも出来るだろう…!?」

昭弘「あんたと戦り合える機会は滅多にねぇ。悪いが付き合ってくれ」

ガエリオ「…しょうがないな」

416: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 09:13:30.16 ID:bMsBaDYbO
下1で昭弘、下2でガエリオのコンマ判定を行います。

昭弘の実力 56
ガエリオの実力 66

昭弘Ver


01~40:実力+1
41~65:実力+2
66~85:実力+3
86~98:実力+4


ガエリオSide


01~50:実力+1
51~80:実力+2
81~95:実力+3
96~98:実力+4

417: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 09:13:53.84 ID:fnZOkAVTO
土下座してでも生き延びるのか!

418: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 09:15:14.30 ID:HkZZLM3EO
どうだ

419: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/04(金) 09:23:45.97 ID:bMsBaDYbO
昭弘「もう…一回…」

ガエリオ「もう無理だ…。飲み物を…くれ…」

紫陽「バテるの早いわよーガエリオ。昭弘くんを見習いなさいな」

アジー「飲み物持ってきたよ」

ラフタ「キンッキンに冷えてるけど、別に良いよねっ。はい、ガチムチとガリガリ」

昭弘「すまん、助かる」

ガエリオ「火照った身体を冷やすには…ちょうどいいものだ…」

二人を相手してた私はちっとも疲れちゃいないのに。昭弘はまだやれるみたいだけど、ガエリオ?

君だらしなくない?大人でしょ。もっと頑張ってほら。

昭弘「ふぅ…。もう一戦、良いですか?」

紫陽「良いですとも!これで終わったら不完全燃焼だからねぇ。楽しませてもらうよ」

昭弘「…うす!」

ガエリオ「化け物どもめぇ…」