ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」 中編

626 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/07(日) 22:39:21 i2aTqeBo

【のこるもの】


ハンジ「あ、リヴァイ」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「モブリットから絵を受け取った?」

リヴァイ「まあな」

ハンジ「今手にしてるヤツ? 見せてもらえる? あの子私に見せる前に行っちゃったものだから」

リヴァイ「構わねぇが。ほら」ペランッ

ハンジ「どれどれ……。――!?」

リヴァイ「“照れた顔はなかなか描けるものではないので”とかなんとか色々と言って渡された」

ハンジ「あ……あ……///」

リヴァイ「俺もその時に描かれた絵は見ていない。持ってるか?」

ハンジ「……っ///」スッ

リヴァイ「ハンジ?」

ハンジ「まだ……貰ってない……」




627 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/07(日) 22:39:49 i2aTqeBo

リヴァイ「そうか……絵を受け取った後、いきなり描き出してさっさといなくなったもんでな」

ハンジ「そ、そう……」

リヴァイ「……何故絵で顔を隠してる」

ハンジ「いや……これ処分しちゃいけない?」

リヴァイ「ダメに決まってんだろ。返せ」スッ

ハンジ「あ……うぅ///」

リヴァイ「あ? 何故泣きそうな顔を……」


モブリット「ハンジさん! 良かった見つかって」

ハンジ「モブリット! 貴方ねぇ!」

モブリット「はい、リヴァイ兵長の絵です」スッ

ハンジ「!?」

モブリット「それでは失礼致します」スタスタ

リヴァイ「なんだ、アイツ……」

ハンジ「……あの子凄い」ジー


628 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/07(日) 22:41:16 i2aTqeBo

リヴァイ「あ?」ヒョイッ

リヴァイ「!?」

ハンジ「微妙な笑顔しっかり描き止めてる。絵でも分かりづらいけど笑顔だよ」

リヴァイ「……処」

ハンジ「しないよ。リヴァイもしないんでしょ?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「うん、あの子見事だわ。文句も言えない」

リヴァイ「……チッ」




モブリット「お、お二方両方に渡しておけば大丈夫……の筈」ドキドキ

モブリット「……あんないい顔描き留めておかないと。お二方の為にも」




629 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/07(日) 22:42:04 i2aTqeBo

【手が動いてない】


リヴァイ「ミントが大量発生だ。抜くのを手伝え」

ハンジ「はいはい」

リヴァイ「抜いたところでまた生えてくるがな」ブチブチ

ハンジ「種子からだけでなく地下茎からも凄い勢いで増える上に地下茎は柔らかくて切れやすいから、ほら」ブチッ

リヴァイ「他の雑草と違って根っ子ごとずるりというわけにはいかねぇな」

ハンジ「ちょっと残っただけであっというまに増えるタフさ。
でもアップルミントの方が強くてペパーミントも勝てないんだよ」ブチブチ

リヴァイ「ほぅ」ブチブチ


630 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/07(日) 22:42:32 i2aTqeBo

ハンジ「薬にも使われているんだよ。つまりは毒性がある」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「人によって皮膚に対しての刺激が強すぎたりまた、過敏性反応もある。
喘息の悪化を引き起こしたこともあるらしいけど喘息に効くものでもある。ややこしいね」ペラペラ

リヴァイ「……」

ハンジ「人による、ということなんだろうか?
それからミントティーで幼児が中毒を起こしたこともあるらしいけど、それはペニーロイヤルミントによるもので――」ペラペラ

リヴァイ「……」ブチブチ

リヴァイ(今後コイツを手伝わすのはやめておこう)ブチブチ





635 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/10(水) 21:59:24 CVlo02v.

【しまったな】


ハンジ「リヴァイ、天然の露天風呂に興味ないかい?」

リヴァイ「ない」

ハンジ「訓練に使われてる山にあるらしいんだけど、今度2、3日休暇を取って行ってみない?」

リヴァイ「……」

ハンジ「使われていない日を狙うから人はいないと思うよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「二人で行こうよ」

リヴァイ「分かった」

ハンジ「やった! どうしても渋るなら色仕掛けでもしなきゃいけないかと」

リヴァイ「ほぅ? やってみせろ」

ハンジ「承諾を得たからやりませーん」

リヴァイ「……チッ」




636 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/10(水) 22:00:07 CVlo02v.

【お先に】


――山――


リヴァイ「入り組んだ所にあるんだな。訓練並みだ」

ハンジ「天然だしね。訓練並みだからこそ人もいない。でも動物とかはいるかも!」キラキラ

リヴァイ「獣と混浴なんぞしたくねぇな」

ハンジ「常に流れてるだろうから気にしないの。あ、着いたよ」

リヴァイ「思ったより広いな」

ハンジ「そうだね。みっちり詰めれば1000人くらい入れるかな?」

リヴァイ「そこまで入るか分からんがそんな風呂は嫌だな」


637 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/10(水) 22:00:32 CVlo02v.

ハンジ「早速入ろうか!」ヌギヌギ

リヴァイ「……お前、本当に恥じらいが無くなったな」

ハンジ「リヴァイから色々と恥ずかしい目にあわされてるからね」ポイッ

リヴァイ「散らかすな」スッ

ハンジ「それに水着着てるし」

リヴァイ「……脱いだ服くらい責めて岩に乗せておけ」

ハンジ「あれぇ? 期待しちゃった?」ニヨニヨ

リヴァイ「してねぇ」

ハンジ「あ、そう。じゃ、お先にー」パシャッ

リヴァイ「片付けてから入れ、クソメガネが」ガサゴソ




638 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/10(水) 22:01:17 CVlo02v.

【脅かした結果】


ハンジ「あー、露天風呂気持ちいいねぇ」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「でもちょっと雲行きが怪しいね」

リヴァイ「いざとなれば山小屋がある」

ハンジ「訓練用のやつだね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「でもできれば街の宿がいいな」

リヴァイ「確かに」

ハンジ「よし、こんだけ広いし泳いでくる!」バシャバシャ

リヴァイ「脈絡ねぇな。のぼせるぞ」

ハンジ「大丈夫だよ」バシャバシャ


639 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/10(水) 22:01:55 CVlo02v.

リヴァイ「ガキか。あまり奥に行くな。戻ってこい」

シーン……

リヴァイ「? ハンジ?」

リヴァイ「おい、ハン……!!」

ザバァッ!

リヴァイ「!?」

ハンジ「ぶはぁ! あはははは! すげぇ驚いてる!!」

リヴァイ「潜水してやがったのか」

ハンジ「脅かそうと思って。大成功!」

リヴァイ「くだらねぇ事しやがって」グイッ

ハンジ「おわっ!」


リヴァイ「仕置きだ」スルッ
ハンジ「ぎゃっ!!/// 馬鹿! 水着捲るなよ!」バシャッ!


 

641 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/10(水) 22:03:30 CVlo02v.

【責任の所在】


ハンジ「馬鹿リヴァイ。のぼせたじゃないか」デローン ←岩の上で冷まし中

リヴァイ「いつまで岩にへばりついてる。干物になりてぇのか、帰るぞ」

ハンジ「誰の所為だ」

リヴァイ「さあな。ほら、着替えろ。雨が降りそうだ」

ハンジ「ああ、まずいね。街まで持ちこたえるかな」

リヴァイ「どうだろうな。だが途中で降られたらダラダラしてたお前の所為だ」

ハンジ「どう考えてもリヴァイの所為でしょうが!」




642 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/10(水) 22:04:01 CVlo02v.

【成功したようです】


ザー…ゴロゴロゴロ……


ハンジ「降られちゃったねぇ。雷まで鳴ってるよ」

リヴァイ「このままやまねぇなら山小屋泊決定だな」

ハンジ「まだ遠くで雷鳴ってるからやまないかもねぇ。まぁ、ここ色々置いてあるっちゃあるけどさ」

リヴァイ「そうだな」ゴシゴシ

ハンジ「あ、私にもタオル頂戴」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「色仕掛けしてみろ」

ハンジ「は?」

リヴァイ「そうしたら拭いてやる」


643 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/10(水) 22:05:00 CVlo02v.

ハンジ「タオル渡すんじゃないのかよ」

リヴァイ「やらないのか? 風邪引くぞ」

ハンジ「全く、余計な事言うんじゃなかった」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「ええっと……は、」スッ

リヴァイ「は?」

ハンジ「発情期の雌猫のポーズ!!」ニャー ←所謂女豹のポーズ

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「…………」

ハンジ「はいはい、どうせ色気なんてありませんよ。とにかくタオル貸せよ」スクッ ←半ギレ

リヴァイ「こっちに来い。拭いてやる」





 



655 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/13(土) 22:57:14 vrJzTCHk

【平気】


ハンジ「朝だねぇ。結局山小屋泊だったね」

リヴァイ「まぁ、夜まで降ってたからな」

ハンジ「気をつけて降りないとね」

リヴァイ「温泉入って帰るぞ」

ハンジ「そうだね、汗でベタベタになっちゃったしね」

リヴァイ「今日はしねぇからな」

ハンジ「私頼んでないからね! リヴァイが勝手に弄り出したんだからね!」

リヴァイ「そうだったか?」シレッ

ハンジ「このやろう、逆に弄ってやろうか」

リヴァイ「別に構わんが」

ハンジ「くっそぅ、仕返しにもならねぇ」




656 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/13(土) 22:57:58 vrJzTCHk

【背丈は勝ってるし】


――リヴァイ自室:早朝――


ハンジ「やっべ!!」ガバッ!

リヴァイ「……あ?」パチッ

ハンジ「今日は朝早くからやることあったんだよ! 忘れてた!」ゴソゴソ

リヴァイ「そうか」

ハンジ「バタバタしてごめんね! 行ってくる」ドタバタ

リヴァイ「ああ」

バタンッ

リヴァイ「……」


657 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/13(土) 22:58:26 vrJzTCHk

リヴァイ「ん?」

*ハンジのシャツ*

リヴァイ「アイツ俺のシャツ着ていきやがったな」


――――――――


ハンジ「あ、なんか丈が足りないと思ったらこれリヴァイのだ」

ハンジ「うーん、以外と前のボタンもちゃんと留まるんだなぁ。胸板厚いもんね」

ハンジ「……」

ハンジ「私の胸囲よりリヴァイの方があるんじゃ……」

ハンジ「仕事!! 仕事行こう!」←考える事を(ry




659 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:16:26 ev.qkjU2

【教えない】


ハンジ「そういうところが可愛いんだ! 分かるだろう!?」キラキラ


ミケ「ありゃなんだ?」

リヴァイ「新兵への巨人談義だ」

ミケ「あぁ……通過儀礼な」

リヴァイ「あれやらねぇとこっちにとばっちりがくる」

ミケ「生け贄にしたのか」

リヴァイ「馬鹿言え、何もしなかっただけだ」

ミケ「見殺しか」




660 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:16:55 ev.qkjU2

【無理しそう】


ハンジ「今年ももうあと半分だよ」

リヴァイ「半分もあるのか」

ハンジ「! いいねぇ、リヴァイは前向きだね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「大事なものの残りをどう捉えるかって事だよ」

リヴァイ「ほぅ?」

ハンジ「例えば、喉が乾いている時に飲んだ水の残りが半分だった。
これを“半分しかない”と思うのか“半分もある”と思うのか」


661 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:17:27 ev.qkjU2

ハンジ「前者であれば後ろ向きな思考、後者であれば前向きな思考という心理テストだね。遊びみたいなものだけど」

リヴァイ「とするとお前は後ろ向きだったのか?」

ハンジ「前提によって変わってはくるけどまぁ、後ろ向きな発言だね。少なくて残念という気持ちだったから」

リヴァイ「確かにいらねぇものならまだあるってのは後ろ向きだな」

ハンジ「そういうこと。でもリヴァイのお陰で目が覚めたよ。
新しい捕獲用の罠、年内中に作ってみせる! まだ半年もあるんだから!!」

リヴァイ「……あと半年しかねぇのか、身体壊すなよ」




662 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:17:56 ev.qkjU2

【継いでいくもの】


――壁外調査後――


リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ……」

リヴァイ「……」

ハンジ「どうしたの、ソファで項垂れて」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「……間に合わなかった」


663 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:18:20 ev.qkjU2

ハンジ「…………いくらあなたが強いといっても全員救うなんて無理だよ」

リヴァイ「……っ」

ハンジ「私達だって間に合わなかった。あなたが全てを背負い込まなければいけないわけじゃないんだよ?」

リヴァイ「……」

ハンジ「あなたに最期を託す人はそりゃ沢山いるだろうけど、彼等だって調査兵だ。覚悟はしていた筈だ」

リヴァイ「だが……」

ハンジ「あなたはちゃんと仇を討った」

リヴァイ「……」

ハンジ「それと、託された遺志をあなただけのものにするつもりかな?」


664 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:18:46 ev.qkjU2

リヴァイ「あ?」

ハンジ「それは私達調査兵団のものでしょう?」

リヴァイ「……」

ハンジ「独り占めしないでよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「私達みんなで継いでいくものだよ」

リヴァイ「……ああ、そうだな」

ハンジ「あなたは少し背負い込みすぎだ。‘すぎる’のは私の専売特許なんだから奪わないでくれ」

リヴァイ「はっ……クソメガネが」




665 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:19:17 ev.qkjU2

【無機物の勝利】


リヴァイ「……」ゴシゴシ

ハンジ「相も変わらずお掃除?」

リヴァイ「汚れたら綺麗にするのは当たり前だ」

ハンジ「あなたのは異常だと思うけど」

リヴァイ「うるせぇな、手伝え、お前の部屋だろうが」

ハンジ「つい先日したばかりなのに」

リヴァイ「毎日やれ」

ハンジ「いや、毎日は多くない?」


666 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:19:43 ev.qkjU2

リヴァイ「お前の部屋は毎日やっても間に合わん」

ハンジ「……善処はするよ。でも部屋に戻ったらあなたが掃除している最中ってのは中々に驚くからやめてよ」

リヴァイ「お前がいると掃除開始までに時間がかかる」

ハンジ「だからって……どんだけ掃除好きだ。しかも床にタワシかよ」

リヴァイ「こびりついていたものがあってな。雑巾の方が好みなんだが」

ハンジ「好みなんだ」

リヴァイ「道具の中で一番信頼している」

ハンジ「…………私より?」

リヴァイ「お前は道具じゃねぇが、敢えて掃除に関して言えばお前より、だな」

ハンジ「雑巾に負けた!?」ガーンlll




667 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:20:30 ev.qkjU2

【無機物に嫉妬】


ハンジ「……」ブッスゥー

リヴァイ「何ぶすくれてやがる」

ハンジ「恋人から雑巾の方が信頼できると言われて不機嫌にならない人はいないと思う」プイッ

リヴァイ「掃除に関しちゃ当たり前で仕方のない事だろ」

ハンジ「訂正しねぇし!」

リヴァイ「それにお前は道具なのか?」

ハンジ「……違うけど」


668 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/15(月) 23:21:04 ev.qkjU2

リヴァイ「雑巾は物言わぬ道具だぞ。何故比べる」

ハンジ「……なんか……道具のくせにって」ボソッ

リヴァイ「……」

ハンジ「私、何言ってんだろう?」ハァー

リヴァイ「相変わらず妙な方向にぶっ飛んでいくな、お前は」ワシャワシャ

ハンジ「うん、さすがに今回は自分でもおかしいと思ったよ」

リヴァイ「まぁ、いつもと変わらなくもある」ナデナデ

ハンジ「でもムカつくからこうしてくれる」ガシッ! ベシッ!!

リヴァイ「……雑巾を床に叩きつけるな」





673 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:30:51 Gn/WbrmA

【一番は誰?】


リヴァイ「雑巾に八つ当たりするのはやめろ」

ハンジ「雑巾を庇うの?」

リヴァイ「馬鹿か」ポンッ

ハンジ「冗談だよ。でも私は人としては一番信頼されてるんだよね?」

リヴァイ「……」ピタッ

ハンジ「……何故固まる」

リヴァイ「いや……」

ハンジ「……今、エルヴィンが頭に浮かんだだろう?」

リヴァイ「……いや」

ハンジ「嘘つくな、コノヤロウ」

リヴァイ「……兵士として団長に信頼を置いていないのはどうかと思うんだが」


674 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:31:17 Gn/WbrmA

ハンジ「そりゃそうだけどー」

リヴァイ「私生活に置いてはお前が一番だ」

ハンジ「! むむ……リヴァイってば口が上手くなってきたね」

リヴァイ「本当の事しか言ってねぇんだがな」

ハンジ「まぁ、仕方ないよ。兵士としてなら。私もそうだしね」

リヴァイ「……」ピクッ

ハンジ「勿論、私生活じゃリヴァイが一番だよ」ニコー

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「今、一瞬眉間に凄いシワが寄ったね」

リヴァイ「寄ってねぇ」

ハンジ「無意識?」グリグリ

リヴァイ「ぐりぐりするな」ペシッ




675 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:31:56 Gn/WbrmA

【違うだろ】


ハンジ「今日は一年の丁度真ん中の日!!」

リヴァイ「ハッピーニューイヤーは関係ねぇからな」

ハンジ「えっ? 何を言ってるの? リヴァイ」

リヴァイ「以前お前が言ったんだ」

ハンジ「そうだったっけ?」

リヴァイ「お前な」

ハンジ「あ! もうすぐ正午だ! 5、4、3……」

リヴァイ「……」

ハンジ「0! 明けましておめでとう!!」

リヴァイ「だから」




676 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:32:38 Gn/WbrmA

【集中】


ハンジ「今日はあっついなー川行こうよ川」

リヴァイ「これが終わったらな」カリカリ

ハンジ「よっしゃ! 準備しておこう」ヌギヌギ

リヴァイ「……」カリカリ

ハンジ「ほれ、ビキニだよー」

リヴァイ「ああ」カリカリ ←見てない


677 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:33:04 Gn/WbrmA

ハンジ「……慣れたらこれだからっ」ハァー

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ビキニを来ただけでほいほい鼻の下伸ばして食い付いてきたリヴァイはどこにいったのか」

リヴァイ「とんでもねぇ捏造かますな。お前の頭の中で俺はどうなってやがる」

ハンジ「えっ? いつでも盛ってる猫?」

リヴァイ「……躾てやる。そこに直れ」ゴゴゴゴ

ハンジ「あ、これあっちじゃない、痛みによる躾だ」




678 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:33:46 Gn/WbrmA

【印を】


ハンジ「リヴァイ、今度の休みなんだけど、友人と食事会に行くことになったんだ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「友人の懐妊祝いでね。昼に集まるから夕方には戻るよ」

リヴァイ「街に出るのか」

ハンジ「そうだよ。ほら、よくリヴァイと行く店があるだろ? あの本屋の角の」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「あそこで軽く食事会するんだよ」

リヴァイ「そうか。まぁ俺は仕事だがな」

ハンジ「あれ? そうだったっけ?」

リヴァイ「その次の休みだろ? 俺と同じなのは」

ハンジ「あー、そうだった。報告しなくてもよかったね」

リヴァイ「……」


679 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:34:14 Gn/WbrmA


――当日――


ハンジ「よっし、行くか」

リヴァイ「待て」

ハンジ「えっ、何? 忘れ物だーとか言ってキスするとか?」アハハ

グイッ

ハンジ「へ? ――つっ!」

リヴァイ「……よし」

ハンジ「なっ!? なんってことしやがる! リヴァイ!!///」

リヴァイ「ちゃんとボタン止めてりゃ見えねぇだろ」

ハンジ「だからって!! もう!!///」←鎖骨下辺りにキスマーク

リヴァイ「報告はあってよかった」フム

ハンジ「こんなことする為に!?」




680 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:34:41 Gn/WbrmA

【大切な人】


――街――


店員「ありやしたー」


ハンジ「そうかー、貴方も婚約中なのか」スタスタ

男1「ああ」

女「貴女はどうなの?」

ハンジ「いやぁ、それどころじゃないよね」アハハ

女「あ……ごめんなさい」

ハンジ「いやいや、謝られることじゃないよ」


681 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:35:35 Gn/WbrmA

男2「まぁそれでなくとも貰ってくれる奴なんかいないんじゃないか?」

ハンジ「しっつれいな奴だな。生憎と私を欲しいと言うヤツもいるんだよ」

男2「……どんな奴だよ」

ハンジ「そりゃ……」

ハンジ(名前を言うわけにはいかないよな……有名人だし)

男2「本当はいないんだろ」

ハンジ「いるさ! 私がこの世で一番いい男だと自信を持って公言できるヤツだよ」

女「へぇ、ハンジがそういう風に思うくらいなんだ」

ハンジ「ま、まあね! ああ、でも内緒にしててくれよ? 色々とあるからね」


682 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/18(木) 22:36:02 Gn/WbrmA

ハンジ(しかし……言い過ぎただろうか)

女「……その人の事、愛してるんだね」

ハンジ「あ!? いや、その、えっと、まあ……ねぇ?」

女「ふふっ、いいじゃないそこは隠さなくても」

ハンジ「ああもう! むず痒いから私の話はおしまい!! メインは貴女でしょうが」

女「私の話はさっき終わったもの」

ハンジ「まだ色々あるよ!」



壁|「……」





688 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:05:55 JIfgmdjw

【牽制】


ハンジ「じゃあ、元気に産まれることを祈ってるよ」

女「ふふっ、ありがとう」

男2「な、なぁ、ハンジ」

「ハンジ」

ハンジ「ぬあっ!? リ、リヴァイ?」

リヴァイ「奇遇だな」

ハンジ「なんでここに?」

リヴァイ「奇遇だと言っただろ」


689 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:06:32 JIfgmdjw

ハンジ「……仕事は?」

リヴァイ「終わってる。紅茶を切らしたから買いにきただけだ」

ハンジ「……ふぅん」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「別に?」フフッ

リヴァイ「……」

ハンジ「じゃあ、みんな、またね」

女「うん、またね」

男1「お、おう、またな」

男2「……またな」


690 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:07:05 JIfgmdjw

リヴァイ「……」

ハンジ「んじゃ、ついでだから一緒に帰ろっか?」

リヴァイ「ああ」スタスタ


男2「……」チラッ

男2(嬉しそうな顔してるな……やっぱダメか、ちぇっ)

男1「残念」

男2「うっせ!」



リヴァイ「……」




691 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:07:41 JIfgmdjw

【スキが多い】


ハンジ「んふふー」

リヴァイ「なんだ、気色悪い」

ハンジ「いやぁ、迎えに来てくれて嬉しいなぁって」ニヨニヨ

リヴァイ「そんなことを言った覚えはない」

ハンジ「リヴァイってば照れ屋だなぁー」

リヴァイ「……チッ」シワー

ハンジ「眉間がシワシワー」プスッ

リヴァイ「やめろ」ペシッ

ハンジ「つれない男だねぇ。素直になればいいのに」

リヴァイ「……お前も素直になれ」

ハンジ「は?」


692 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:08:16 JIfgmdjw

リヴァイ「“この世で一番いい男だと自信を持って公言できるヤツ”とやらに」

ハンジ「――!?///」

リヴァイ「はっ……」

ハンジ「ちょっと、あなた! いつからいたんだよ!?」

リヴァイ「さあな」

ハンジ「隠れて聞いてるなんて!!」

リヴァイ「たまたまだ。帰るぞ」

ハンジ「ちょっと!」

リヴァイ「……迎えにきておいて良かった」ボソッ

ハンジ「えっ? 何?」

リヴァイ「何も。行くぞ」スタスタ

ハンジ「あ、待ってよ!」




693 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:08:53 JIfgmdjw

【扇情的】


――ハンジ自室――


リヴァイ「ハンジ……」

ハンジ「あ、リヴァイ。まだ終わってないんだ、ごめんね」カリカリ

リヴァイ「ひとつに結んでるのか」

ハンジ「うん、暑くてね」カリカリ

リヴァイ「……」

ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「……」スッ

カプッ


694 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:09:22 JIfgmdjw

ハンジ「ひゃうっ!?」ビクンッ

リヴァイ「……」レロッ…

ハンジ「ひぁっ!/// な、何すんの!?」バッ

リヴァイ「なんとなく」

ハンジ「なんとなくで人のうなじに噛みつかないでよ」

リヴァイ「悪かった。それいつ終わる?」

ハンジ「え? あと少しだけど」

リヴァイ「分かった。待ってる」

ハンジ「……」

ハンジ(これ朝までコースかな……?)




695 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:09:55 JIfgmdjw

【どーこだ】


リヴァイ「ん?」クンッ

ハンジ「何?」

リヴァイ「あれつけてるのか」

ハンジ「あ、分かった? 前に貰った香水だよ」

リヴァイ「ほぅ」グイッ

ハンジ「おわっ!?」ドサッ

リヴァイ「この辺りか?」クンッ


696 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:10:34 JIfgmdjw

ハンジ「ちょっと」

リヴァイ「腰じゃねぇな。あとはどこだったか……」

ハンジ「別にどこだっていいでしょ! 離せ!」

リヴァイ「足首、膝の裏、あとは内ももだったか?」

ハンジ「ぜ、全部確かめるつもり?」

リヴァイ「望みとあらば?」

ハンジ「望んでねぇよ! 内もも! 内ももにつけたの!!」

リヴァイ「バラすんじゃねぇよ」

ハンジ「そんなゲームでもお誘いでもないからね!!」




697 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/21(日) 22:11:23 JIfgmdjw

【こっちです】


ハンジ「来ました、川!!」

リヴァイ「……」

ハンジ「この前は結局リヴァイの仕事が終わらず来れなかった!!」

リヴァイ「お前が邪魔をしたからだ」

ハンジ「リヴァイの執務室でビキニになっただけだった!! 単なる変態!!」

リヴァイ「ビキニのまま正座は間抜けだったな」

ハンジ「今日はリヴァイを沈めてくれる!!」ビシッ!

リヴァイ「殺人予告か。憲兵でも呼ぶか」




704 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:34:24 /VH93a2g

【させるか】


ハンジ「はい、短冊」

リヴァイ「……またやるのか」

ハンジ「やるよ」

リヴァイ「巨人のオーナメントはやめろよ」

ハンジ「あれ不評だったからしないよ」

リヴァイ「ならいいが」

ハンジ「だだ、今回は笹を巨人の人形にしてみた!!」

*巨人人形約3メートル*デーン

リヴァイ「ふんっ!」ゲシッ!!

ドシーンッ!!

ハンジ「ぎゃあぁぁ!! 巨人人形がぁぁ!」

リヴァイ「笹だな、笹を採ってくりゃいいんだな?」スタスタ




705 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:35:07 /VH93a2g

【悪癖と譲歩】


*笹&短冊*


ハンジ「チッ、普通の笹だなんてクソつまらない」

エルヴィン「リヴァイの悪癖が移ってるな、ハンジ」

リヴァイ「そいつは元から悪癖だらけだ。ひとつふたつ増えたところで構わんだろ」

ナナバ「なるほど、自分色に染めたいと」

ミケ「いい趣味だな」

リヴァイ「お前らの悪癖どうにかしろ。不愉快極まりねぇ」

ハンジ「ほらみんなちゃんと書いた?」

エルヴィン「ああ、もう結んだ」

ナナバ「ハンジの奇行が少しでも収まりますようにって書いた」

ミケ「ハンジがなるべく風呂に自ら入りますようにと書いた」


706 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:35:37 /VH93a2g

リヴァイ「ハンジよ、周りに迷惑をかける回数を減らせと書いた」

ハンジ「みんな私についてかよ!! つかリヴァイ! それ願い事じゃない!!」

エルヴィン「みんな譲歩が見られるな」

リヴァイ「迷惑をかけないというのは無理だと判断した」

ナナバ「多少でも収まればなって」

ミケ「たまにはリヴァイや部下に言われる前に入ったらいいと」

エルヴィン「願い事、叶えてあげるといい」

ハンジ「じょ、譲歩するよ」

ミケ「エルヴィンはなんと書いたんだ?」

エルヴィン「ん? んーさてな」

ハンジ「何? もしかしてエルヴィンまで私の事?」

エルヴィン「そうともいうかもな」


707 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:36:07 /VH93a2g

ハンジ「なんだよ! 結局全員私についてかよっ!!」

ナナバ「まあまあ、そんだけ愛されてるってことじゃない」

ハンジ「むぅー」

リヴァイ「迷惑かけられてるの間違いだろ」

ハンジ「おっしゃ、その喧嘩買った!!」

ナナバ「ちょっとハンジ」

リヴァイ「本当の事だろうが」

ミケ「お前達、よせ」

ハンジ「問答無用!!」

ギャーギャー!!

エルヴィン「……願うまでもなかったか?」


*喧嘩は仲良く エルヴィン・スミス*




708 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:36:56 /VH93a2g

【談義メイン】


ハンジ「お兄さんお兄さん、私とお茶しながら巨人談義しなーい?」

リヴァイ「……」ヌーン

ハンジ「いい感じの呆れ顔だね!!」キランッ+

リヴァイ「お茶はしてやるが巨人談義はしねぇ」

ハンジ「ええー、けちぃー」

リヴァイ「ケチじゃねぇよ。お茶どころじゃなくなるじゃねぇか」

ハンジ「じゃあ、ご飯も用意しとく?」

リヴァイ「談義はしねぇと言ってるだろうが」




709 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:37:28 /VH93a2g

【リヴァイの勝利……か?】


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「自分の手を見つめて何してる」

ハンジ「いやさ、馬呼ぶとき指笛吹くじゃない?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「あれって私の指でできる?」

リヴァイ「あ? いつも吹いてるだろ」

ハンジ「違う違う。私の指で、リヴァイが」

リヴァイ「……また素っ頓狂な。人の指で鳴らせるものか?

ハンジ「だから試してみないと。やってみて」スッ

リヴァイ「……」

パクッ

ハンジ「指の形はいい筈だよ。吹いて吹いて」ワクワク

リヴァイ「……」


710 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:37:57 /VH93a2g

ピィー

ハンジ「おぉ! 鳴ったねぇ、鳴るもんだね」

リヴァイ「……」

ハンジ「……えっと、リヴァイ? もう指離して?」

リヴァイ「……」レロッ

ハンジ「ちょっ!?///」ビクッ!

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「はぁ? 音出たじゃん。形が悪いってなんだよ」

リヴァイ「……」ヌルッ

ハンジ「――っ! あ、そういう形ね。リヴァイこうやって吹いてるんだ」

リヴァイ「……」

ピュイィー!!

ハンジ「おっ!? さっきより高くて響くね。なるほどねぇ」

リヴァイ「……」ツッ…

ハンジ「――っ、ちょっと、もういいでしょ?」


711 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:38:36 /VH93a2g

リヴァイ「……」ツー…

ハンジ「うっ……///」ゾクッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「うぐっ……!/// ――っおっしまーい!!」スポーンッ!!

リヴァイ「……チッ」ゴシッ

ハンジ「チッ、じゃねぇよ!! べったべたになったじゃないか! もう!!」ネッチョオォ

リヴァイ「……俺の指でもやってみるか?」

ハンジ「……嫌な予感しかしないのでやめとく」

リヴァイ「……チッ」ゴソッ

ハンジ「だからチッじゃねぇよ」ゴシゴシ

リヴァイ「!! テメェ、俺のスカーフで!」

ハンジ「リヴァイから分泌されたものなんだからリヴァイがどうにかしないと」

リヴァイ「ハンカチ出そうとしてただろうが、クソメガネがっ」シュルッ




712 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:39:03 /VH93a2g

【穏やかな日】


――休日――


ハンジ「……」ゴロゴロ ←ベッドの上で読書

リヴァイ「……」←同じく

ハンジ「……ん?」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「背もたれもないのに座ったまま……器用だね」ムクッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」ジー


713 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/23(火) 22:39:37 /VH93a2g

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……ふふっ。そーっと」スッ

リヴァイ「」グラッ

ハンジ「おっと」

リヴァイ「」ポフンッ

ハンジ「よし、うまく寝転がせられた」フゥー

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……一緒に寝ちゃえ」ゴロンッ


リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「んふふ」





721 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:12:21 nT6CIjdQ

【我慢してんだ】


――リヴァイ自室:夜――


ハンジ「リヴァイ、今日泊まっていい?」

リヴァイ「ヤるのか?」

ハンジ「ヤらない。一緒に寝たいだけ」

リヴァイ「どうした」

ハンジ「いやぁ、モブリットが新しい怪談を仕入れててさー」

リヴァイ「帰れ」

ハンジ「ひどっ!」

リヴァイ「くまはどうした」

ハンジ「本人いるなら本人の方がいいじゃん。効果覿面(こうかてきめん)」

リヴァイ「俺は虫除けか何かか」


722 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:12:46 nT6CIjdQ

ハンジ「魔除けだよ、魔除け」

リヴァイ「帰れ」

ハンジ「つれなすぎるだろ! いいじゃん、添い寝だけだから」

リヴァイ「……」

ハンジ「何?」

リヴァイ「明日が演習でなければな……」ハァー

ハンジ「ぶっは! ヤりたかったんだね。以外と立体機動に影響するもんね。あなた一回で済まさないから」

リヴァイ「まあ、いい。来い」

ハンジ「おっ邪魔ー」ボフンッ

リヴァイ「……」ギュッ

ハンジ「なんだかんだ許してくれるよね。リヴァイってば優しいなぁ」アハハ

リヴァイ「……黙って寝ろ」ナデナデ




723 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:13:31 nT6CIjdQ

【ノラ】


ハンジ「おっ、ヒマワリ」

リヴァイ「またでけぇな」

ハンジ「ヒマワリの種って美味しいよね」

リヴァイ「ちまちま食うのが面倒臭ぇ」

ハンジ「ちまちま食べるのがいいのに」

リヴァイ「そうか?」


724 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:13:58 nT6CIjdQ

ハンジ「いっぺんに剥いて一気に食べたら気持ち悪くなりそう」

リヴァイ「……そうかもな」

ハンジ「収穫時期が楽しみだなぁ」

リヴァイ「お前勝手に収穫する気だな?」

ハンジ「野良ヒマワリだからいいじゃないか」

リヴァイ「今、野良犬みてぇな意味で使ったな」

ハンジ「動かないけどねー。元気に育てよー」ペシペシ




725 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:15:02 nT6CIjdQ

【月虹】


――夜――


ハンジ「こっちこっち」

リヴァイ「また夜に湖に行くのか?」

ハンジ「うん。もしかしたら今回は見れるかもしれない」

リヴァイ「? 何をだ?」

ハンジ「行ってからのお楽しみ。ないかもだけど」

リヴァイ「?」

ハンジ「着いた……うっしゃ、出てる!!」

リヴァイ「あ? !」


726 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:15:28 nT6CIjdQ

*月虹*

ハンジ「綺麗だねぇ」

リヴァイ「……そうだな」

ハンジ「この虹は月虹(げっこう)や白虹(はっこう)と呼ばれてて、見た人には‘幸せが訪れる’って言われているんだ」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「リヴァイと見たくてね」

リヴァイ「……そうか」フッ

ハンジ「! あはは!」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「いや、私が幸せ貰っちゃったなって」

リヴァイ「?」




727 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:16:01 nT6CIjdQ

【隠す仕草はよかった】


ハンジ「世の中には彼シャツなるものがあるようです」

リヴァイ「で?」

ハンジ「着てみました」

リヴァイ「……下丸出しだな」

ハンジ「ちょっとは隠れてるよ。って丸出しって言うな。下着つけてるでしょ」

リヴァイ「何がしたい」

ハンジ「彼シャツなるものはね、見えそうで見えないみたいなのがいいらしい」

リヴァイ「……丸見えだな」

ハンジ「リヴァイが悪いんだよ!」

リヴァイ「とんだ濡れ衣だ」


728 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:16:28 nT6CIjdQ

ハンジ「これ結構恥ずかしいな」グイグイ

リヴァイ「やめろ、伸びる」

ハンジ「伸ばすなら足りない袖伸ばすよ」

リヴァイ「俺のシャツをいじめんじゃねぇ」

ハンジ「……これダメだった?」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「裾……」

ハンジ「?」

リヴァイ「……なんでもねぇ」

ハンジ「??」




729 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:17:19 nT6CIjdQ

【リヴァイの圧勝】


――川――


ハンジ「どっちが長く潜れるか勝ー負!!」ビシィッ!

リヴァイ「断る」

ハンジ「早いよ、リヴァイ!」

リヴァイ「何故そんなガキみてぇなことをしなきゃならねぇんだ」

ハンジ「遊びだから」

リヴァイ「ひとりでやってろ」

ハンジ「いいじゃんやろうよ。負けた方が一枚ずつ脱ぐとか」

リヴァイ「俺は一発で終わりじゃねぇか」

ハンジ「リヴァイは沈みやすいからいいじゃないか」

リヴァイ「理屈に合わねぇよ。脱ぎてぇなら勝手に脱いでろ」

ハンジ「脱ぐって言ったら食いつくかなって思って言ってみただけだよ」


730 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:17:46 nT6CIjdQ

リヴァイ「……前も思ったが、お前の頭の中じゃ俺は変態らしいな」

ハンジ「あはは! だって……えっ? ちょっと待って、目付きがおかしいよ?」

リヴァイ「……」ザブザブ

ハンジ「む、無言で近づいて来ないでよ。冗談! 冗談だから!
リヴァイがそんな人だとは思ってないよ! ねぇ、ちょっと待ってよ!!」ザブザブ

リヴァイ「……」ザブザブ

ハンジ「ちょっ、怖い! 怖ぇよ!!」ザブザブ

ガシィッ!!

ハンジ「ひぃぃ!」

リヴァイ「そんなに脱がされてぇか?」

ハンジ「脱がされたくない! 脱がされたくない!!」ブンブン

リヴァイ「遠慮するな」スッ

ハンジ「遠慮じゃなーい!!」

グイッ!


731 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/26(金) 22:18:12 nT6CIjdQ

ハンジ「あ」グラッ

ザパーンッ!!

リヴァイ「……ふん」

ハンジ「げほっげほっ! い、いきなり、投げ飛ばす、なんて、げほっ!」

リヴァイ「軽く横に放っただけだ」

ハンジ「溺れたらどうするんだよ」

リヴァイ「俺が助けられないとでも?」

ハンジ「……あの世からでも引きずりだされそうだね」

リヴァイ「あまりくだらん事ばかり言ってると本当にひっぺがすからな」

ハンジ「やっぱり脱がすの好きじゃないか」ボソッ

リヴァイ「何か言ったか?」

ハンジ「いいえ、何も」





738 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:05:53 gP/nOP3E

【考える事は同じ】


ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「まだやってるのか」

ハンジ「! あ、もう終わるよ」

リヴァイ「程々で切り上げろよ」

ハンジ「了解了解。すぐ戻るよ。おやすみ」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「……」

ハンジ「もしもの時の手紙って言ったら怒ったかな?」クスッ

ハンジ(念の為、壁外調査の前に毎回書いてるんだけど)


739 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:06:28 gP/nOP3E

ハンジ(いくら覚悟しても、想像していてもつらいものはつらいから……)

ハンジ「少しくらい和らぐといいんだけど」

ハンジ「……」

ハンジ(……リヴァイも書いててくれたりしない……よな、うん)


――リヴァイ自室――


リヴァイ「……」

*[ハンジへ]と書かれた手紙*

リヴァイ「……」ガタッ ←机の引き出しに

リヴァイ「……」パタンッ




740 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:07:09 gP/nOP3E

【自業自得】


ハンジ「リヴァイ、一緒に寝よう」

リヴァイ「またか」

ハンジ「モブリットがさー」

リヴァイ「聞かなきゃいいだろうが」

ハンジ「いや、だって」

リヴァイ「あいつも何故わざわざ怪談話をするんだ」

ハンジ「あ、私が新しいの仕入れたら教えてくれって言ったんだ」

リヴァイ「……テメェの部屋に帰れ、クソメガネ」




741 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:07:50 gP/nOP3E

【許可が出たなら】


――旧調査兵団――


ハンジ「またスイカの差し入れだよー」

エレン「ありがとうございます。ハンジ分隊長」

ハンジ「スイカ割りしようぜ、スイカ割り」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「たまには遊び入れてもいいでしょ? 息抜きだよ」


742 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:08:21 gP/nOP3E

リヴァイ「……好きにしろ」

ハンジ「承諾得た! みんな、やるぞ!!」

ペトラ「敷物持ってきますね!」

オルオ「綺麗な棒です!」

グンタ「目隠し用の布です」

エルド「スイカ、持ちますよ」

ハンジ「ありがとう」スッ

リヴァイ「……お前らもノリノリか」




743 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:10:13 gP/nOP3E

【想像できない】


ハンジ「そいじゃ、エレンからねー」

エレン「は、はい」

オルオ「ふっ、どこまでやれるか見てやる」

ペトラ「本当に舌噛み切らない?」

エルド「そのままそのままー」

グンタ「ちょい右ー」

エレン「ここかな? えいっ!!」ベシッ!

エルド「ああー、ちょっとずれたな」

グンタ「惜しかったな」

ハンジ「次はー」

オルオ「お」

ペトラ「リヴァイ兵長はいかがですか?」


744 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:10:46 gP/nOP3E

エレン「あ、お願いしたいです」シュルッ

ハンジ「リヴァイだけはダメだ……」

グンタ「どうしてです?」

リヴァイ「仲間はずれか?」

ハンジ「あなたがやると一発じゃないか! つまらない!!」

エレン「そ、そうなんですか?」

ハンジ「目隠ししてんのに指示なしで真っ直ぐスイカに向かってスッパーン! って」

エルド「マジですか……」

エレン(すげぇ)

ハンジ「そんなわけでリヴァイは仲間はずれだ!」

リヴァイ「仲間はずれか」

リヴァイ班エレン「「「「「……」」」」」

リヴァイ班エレン(((((リヴァイ兵長ってスイカ割りしたことあるんだ)))))




745 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:11:14 gP/nOP3E

【また来た】


――夕方――


ハンジ「やあ、リヴァイ、リヴァイ班、エレン」

リヴァイ「また来やがった」

ペトラ「こんな時間に今日はどうされたんですか?」

ハンジ「うん、実は君達とやりたいことがあって」


746 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/28(日) 22:11:43 gP/nOP3E

リヴァイ「即刻帰れ」

ハンジ「とりあえずみんな外に来てくれる?」

リヴァイ「……」

エレン「何をされるんですか?」

ハンジ「ふふふ……それはもう……最っ高に滾るヤツをだよ!」ンフー!!

エレン「い゙っ」ビクッ!

リヴァイ「……」





751 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:52:05 SYFu/c62

【肝試し】


ハンジ「てな訳で肝試し!」

ハンジ「ルール! 城の中にポイントがつある! そこに置いてある物を持って最終ポイント、食堂で待つ。
灯りは持っていくランプひとつ」

リヴァイ「誰がやると言った!」

ハンジ「さぁーくじ引いてー」

リヴァイ「……」

エルド「このメンバーでやって楽しいですか?」


752 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:52:40 SYFu/c62

ハンジ「エルド、楽しいか楽しくないかじゃないんだよ。これは訓練だ」

グンタ「訓練……ですか?」

ハンジ「そうだ。暗闇でも冷静に対処出来るようにね」

オルオ「な、なるほど……」

リヴァイ「……本当は?」

ハンジ「夏と言えば肝試しじゃん?」エッヘー

ペトラ「遊びですか……」

リヴァイ「今すぐ帰れ」




753 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:53:27 SYFu/c62

【微妙なペア】


エレン「あれ? くじ6本ですか?」

ハンジ「ペアで行ってもらうからね」

リヴァイ「なら俺が留守番だな」ヒョイッ

ハンジ「あ! ちょっと!!」

リヴァイ「引け」

ハンジ「なんでだよ! 私が仕掛人なのに!!」

リヴァイ「なあ、ハンジよ。俺とお前、どちらの役職が上だ?」ゴゴゴゴ

ハンジ「リ、リヴァイ……です……」

リヴァイ「なら命令だ。引け」

ハンジ「くっ! こんな時だけ権力振りかざしやがって! 分かったよ!!」シュッ

リヴァイ班&エレン(((((従うんだ……)))))


754 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:53:59 SYFu/c62


ハンジ「ほら、みんなも引いて」

――シュッ、シュシュシュシュ


――結果――


グンタ&オルオ

エルド&エレン

ハンジ&ペトラ


エルドグンタオルオエレン「「「「…………」」」」

ペトラ「ハンジさんと一緒なら心強いです!」ホッ

ハンジ「うん……」

リヴァイ「……」




755 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:55:29 SYFu/c62

【配慮】


オルオ「くじ引き、やり直しましょうよ!!」

ペトラ「なんでよ」

オルオ「なんで男共で肝試しなんぞやらなきゃなんねぇんだ!!」

エルド「まぁ、オルオの言い分は分かる」

グンタ「何が楽しいんだと言いたくなるよな」

リヴァイ「ハンジ曰く訓練らしいからな。諦めろ」

ハンジ「ぬぅぅ……」

エレン「ハンジさん、どうしました?」

ハンジ「い、いや。なんでもないよ」

リヴァイ「……始めはハンジ・ペトラペアからだ」

ハンジ&ペトラ「「えっ!?」」


756 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:56:15 SYFu/c62

リヴァイ「さっさと行け」

ハンジ「は、始めが女ペアってのはどうかなぁ?」アセッ

リヴァイ「早く終わらせたいだろ? 時間差で次を行かせる」

ペトラ「確かに早く終わらせたいですが……」

ハンジ「……」

リヴァイ「ひとりよりましだと思うが?」ボソッ

ハンジ「!」

リヴァイ「……早く行け」

ペトラ「は、はい。行きましょう。ハンジさん」

ハンジ「う、う、うん」

ペトラ「?」

リヴァイ「……」




757 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:56:53 SYFu/c62

【必死のオルオ】


ハンジ「じゃ、行ってくるよ」

ペトラ「いってきます」

リヴァイ「ああ」

スタスタスタスタ……

エルド「……リヴァイ兵長、次はどちらが行きますか?」

リヴァイ「お前とエレンだ」

エルド「分かりました」

リヴァイ「……オルオ、ちょっといいか」

オルオ「はい!」


758 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:57:21 SYFu/c62


―――
――


グンタ「俺らが最後だな……あれ? 兵長は?」

オルオ「あ!? あ、ああ、先に行ってそ、掃除するって言ってた」

グンタ「そうなのか。……オルオ、びびってるのか?」ニヤニヤ

オルオ「ち、違ぇよ!! 行くぞ!」スタスタスタ

グンタ「あ、おい、待てよ」


759 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:57:47 SYFu/c62


――旧調査兵団本部内――


オルオ「ここだ、ここが最後のポイントだ」

グンタ「……何故毎回入り口に巨人のオーナメントが……いや、ある意味怖いが」

オルオ「き、気にすんな。ほら、最後の」スッ

グンタ「何故花輪。他も三角のパーティー帽子や
‘あんたが大将’と書いてあるタスキだし、しかも全てに巨人のオーナメントが」

オルオ「うっ、ハンジさんのやることだからな」

グンタ「まぁそうだが、何か変だな」

オルオ「行くぞ!」スタスタスタ

グンタ「おい」




760 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:58:45 SYFu/c62

【グンタ】


――食堂――


ハンジ「オルオ、大丈夫かな」

リヴァイ「大丈夫だろ」

ペトラ「心配です」

ハンジ「くじだけはガチで作っちゃったからなぁ」

エルド「大丈夫だと思いますよ」

エレン「何故です?」

エルド「待ってる間のオルオ見ただろ? あれは肝試しに怯えているようにしか見えない」クックックッ

エレン「あぁ……」

ペトラ「あ、来ましたよ!」

ハンジ「よし」


761 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:59:17 SYFu/c62



オルオ「先に行けよ」

グンタ「? 別に構わないけどな」ガチャッ

「「「「誕生日おめでとうー!!!」」」」

グンタ「おわっ!?」ビックゥ!!

エルド「驚いたか?」ニヤニヤ

グンタ「な、何して……」

ペトラ「ハンジさん、成功ですよ!」

ハンジ「良かったよー、リヴァイからくじ奪われた時はどうしようかと……準備とか」

リヴァイ「だから始めにしてやっただろうが。それにひとりで暗い道を行って食堂にいるよかましだろ」

オルオ「リヴァイ兵長! 任務完了しました!!」

リヴァイ「ああ、よくやった、オルオ」


762 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 22:59:58 SYFu/c62

オルオ「――っ! い、いいえ!」ジーン

ペトラ「むぅ……いいなぁ」

オルオ「ふふん」

ペトラ「ムカつく」

エレン「グンタさん、おめでとうございます」

グンタ「エレン、ありがとう。みんなも」

リヴァイ「ほら」スッ

グンタ「! ありがとうございます!」

ハンジ「何あげたの?」

リヴァイ「紅茶」

ハンジ「あはは! まあ、リヴァイと言えばだね」


763 : ◆uSEt4QqJNo :2015/06/30(火) 23:00:33 SYFu/c62

グンタ「ハンジ分隊長、ありがとうございます」

ハンジ「いいえー」

オルオ「肩の荷が下りた! 食う!」

ペトラ「あ、こら! グンタが主役でしょうが! オルオ!!」

グンタ「ははっ、いいよ。祝ってくれただけで……凄くありがたい」

ペトラ「それとこれとは違うの!」

ギャイギャイ!!

リヴァイ「うるせぇ奴等だな」

ハンジ「ふふっ、楽しいくせに」

リヴァイ「……」チッ





769 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:08:00 HgA3vcYY

【貧乏くじ】


リヴァイ「おい、お前いい加減寝ろ」

ハンジ「あとこれだけ読みたい」

リヴァイ「それを許したら朝まで読み耽るだろうが」

ハンジ「でも」

リヴァイ「でも、じゃねぇ。読みすぎだ。これは没収する」スッ

ハンジ「あー!」


770 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:08:32 HgA3vcYY

リヴァイ「寝ろ」

ハンジ「……たまにリヴァイってモブリットっぽいよね」

リヴァイ「何がだ?」

ハンジ「~すぎるって言うところ」

リヴァイ「それでモブリットならお前の周りはモブリットだらけだ」

ハンジ「モブリットがいっぱい……やべっ、役立つ!」

リヴァイ「……俺はモブリットが不憫でならねぇよ」




771 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:09:44 HgA3vcYY

【お邪魔】


リヴァイ「……」ザバァ

リヴァイ「ふぅ……」ポタポタ

ハンジ「おや、水被ってるなんて、訓練か何かしてたの?」

リヴァイ「ああ、色々な」

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「……」スッ

リヴァイ「?」

ハンジ「男も女も関係なく、濡れた髪って色気あるよね」ツー

リヴァイ「……髪、引っ張るなよ」

ハンジ「弄ぶだけだよ」クスッ

リヴァイ「……」ジッ


772 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:10:26 HgA3vcYY

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……――」スッ

リヴァイヘイチョウー!

リヴァイ「……」

ハンジ「おっと、残念」クスクス

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「早く行ってあげなよ。待ってるよ」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「分かってる。今夜行くから」

リヴァイ「没頭して忘れるなよ」

ハンジ「その時は迎えに来てよ」

リヴァイ「クソメガネが」ザッ




773 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:11:40 HgA3vcYY

【職権濫用】


ヒュルルル……ドォン!!


ハンジ「ひゃっほー! さすが壁からだとよく見えるねぇ!!」

リヴァイ「お前、これは職権濫用じゃねぇか」

ハンジ「ちゃんと壁の警備という仕事だよ。たまたま花火やってる日だったってだけ」

リヴァイ「俺とお前でか」

ハンジ「そうだよ。この日の警備って人気でさ。勝ち取るの大変なんだよ」

リヴァイ「……」←呆れてる


774 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:12:16 HgA3vcYY

ハンジ「それにね、ここはローゼだ。つまり花火が終わったあと……」クルッ


巨人「おぉぉ」


ハンジ「巨人も見学できるってわけだよぉ!!」キラキラ

リヴァイ「……完全な職権濫用だな」ゲンナリ


ヒュルルル……ドォン!!


リヴァイ「……」

ハンジ「ひゃっほーい!!」

リヴァイ「……まぁ、いいか」




775 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:12:54 HgA3vcYY

【絡んできた】


――食堂にて飲み会――


ゲルガー「っとによー!」ガンッ

ヘニング「飲みすぎだぞ、ゲルガー」

ゲルガー「飲まずにいられるか!」

リーネ「またフラれたの?」

ゲルガー「うるせぇー」

モブリット「悪酔いしてますね」

リヴァイ「近づくな、絡まれるぞ」

ハンジ「絡まれたことあるの?」

リヴァイ「ある。面倒だ」


776 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:13:28 HgA3vcYY

ゴーグル「ゲルガー勇気あるな」ボソッ

ケイジ「酒入ってたんだろ」ボソッ

ゲルガー「俺の何が悪いってんだ」

リーネ「あんたの欠点あげつらったら自殺しちゃいそうだから聞かない方がいいんじゃない?」

ゲルガー「ちくしょう!!」

ヘニング「リーネ……」

リーネ「ごめん」

ゲルガー「リヴァイ兵長!!」

リヴァイ「……」

ケイジ「げっ、マジで絡んできた」

ヘニング「ミケさんとナナバはまだなのか?」ヒソッ


777 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:13:57 HgA3vcYY

リーネ「団長と話があってちょっとかかるって言ってた。あの二人ならうまく止められるんだけど……」ヒソッ

ゲルガー「どうしたらリヴァイ兵長みたいにモテるんスか!?」

リヴァイ「……そんな覚えがない」

ゲルガー「嘘ですよ!! 女兵士キャーキャー言ってますよ!」

リーネ「ゲルガー、やめな!!」

ゲルガー「なんだよ! お前も気にならねぇのか!? 選り取りみどりなのに噂のひとつもねぇんだぞ!?」

ゴーグル「話がずれたぞ」

ゲルガー「そう! なんで女作らないんスか!? リヴァイ兵長!!」

みんな((((うわぁ……))))

モブリット「……」

ハンジ「…………」




778 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:14:57 HgA3vcYY

【命知らずの酔っ払い】


ゲルガー「ねぇー、リヴァイ兵長ー、なんでなんスか?」

リヴァイ「……お前には関係ない」

ゲルガー「関係ありますよ! リヴァイ兵長に特定の女がいたら俺にもチャンスが!!」

リーネ「ないから安心しなよ。ゲルガー、飲みすぎ」ヒョイッ

ゲルガー「あ、おい、返せよ」

ハンジ「もうやめた方がいい。ぶっ飛ばされる前にね。ほら水」スッ

ゲルガー「ハンジ分隊長ありがとうございます。ハンジさんって結構いい女ッスよね」

モブリット「……っ」ダラダラ

リヴァイ「……」グビッ


779 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:15:25 HgA3vcYY

ハンジ「あはは! 相当酔ってるね、ゲルガー」

ゲルガー「いやいや、密かにいますよ? ハンジ分隊長いいなーって言ってる男兵士と女兵士」

ハンジ「待って。女兵士って」

ゲルガー「どっちにもキャーキャー言われてますよ」

ハンジ「男にキャーキャー言われたくないよ」

ゲルガー「あ、そっち系ッスか」

ハンジ「違うよ!」

ゲルガー「そういや一時期噂がありましたよね?」

ハンジ「えっ?」

モブリット「!」

ゲルガー「ハンジさんとリヴァイ兵長ができてるって」


780 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:15:57 HgA3vcYY

みんな((((地雷踏みやがったぁぁ!!!))))

ゲルガー「実際どうなんスか?」

ハンジ「あ……」

リヴァイ「誰がこんな男か女かも分からねぇ奇行種クソメガネを」

ハンジ「! 誰がこんな横柄で口の悪いチビを?」

モブリット(あ……)

リヴァイハンジ「「ねぇよ」」

モブリット(あーあ……)

ゲルガー「えー? そうなんスか? 結構おにあむがっ」

リーネ「いい加減にしな!!」

ヘニング「こいつ部屋に連れていきますんで」


781 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/03(金) 22:16:31 HgA3vcYY

リヴァイ「ああ」

ハンジ「そうした方がいいだろうね」

ゲルガー「まだミケさんとナナバが来てねぇよ! そういやあの二人だって」

リーネ「ああもう!!」ゴッ!!

ゲルガー「」グッタリ

ヘニング「リーネ、お前……」

リーネ「始めからこうしてればよかった」

ヘニング「まあ……それしかないよな、この命知らずには」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「……」ムゥー

モブリット(……空気が……)






788 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:13:13 9jyKy6Ds

【モブリットの苦悩】


――食堂――


ミケ「ん? ゲルガー達がいないな」

リーネ「ああ、色々ありまして。ヘニングとケイジが部屋に運んでます。二人は戻ってくると思いますよ」

ナナバ「ふぅん」チラッ

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

モブリット「……」ジー ←助けてという目

ナナバ(なんか面倒臭そう)

エルヴィン「モブリット、どうしたんだ?」

モブリット「だ、団長!」


789 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:13:52 9jyKy6Ds

エルヴィン「ちょっとだけ混ぜてもらおうかと思ってな」

モブリット「そ、そうでしたか」

エルヴィン「で、どうしたんだ? あの二人は」ヒソッ

モブリット「実はカクカクシカジカ……」

エルヴィン「なるほど、犬も食わないってやつだな」

モブリット「ですが……」

エルヴィン「仕方ないな、またハンジを襲うか」

モブリット「えっ!?」

エルヴィン「冗談だ。放っておいても大丈夫だろう。仲直りするさ」

モブリット「は、はぁ」

モブリット(冗談……でも“また”って“また”ってなんですか!?)




790 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:14:37 9jyKy6Ds

【喧嘩以下】


――酒盛り終了後:リヴァイ自室――


リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……なんだ?」

ハンジ「リヴァイこそ」

リヴァイ「横柄で悪かったな」

ハンジ「男だか女だか分からなくて悪かったね」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」


791 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:15:06 9jyKy6Ds

リヴァイ「口に出してみると今更だな」

ハンジ「確かに」

リヴァイ「ああいう時は今回みたいのでいいか?」

ハンジ「えー? ちょっとカチンとくるよ?」

リヴァイ「そうか……そうだな」

ハンジ「‘それはないわー’くらいじゃない?」

リヴァイ「そのくらいか」

ハンジ「悪口言う必要ないからね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「あれ? クソメガネって悪口?」

リヴァイ「あだ名だな」




792 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:15:53 9jyKy6Ds

【無駄な嫉妬はしたくない】


リヴァイ「……お前、キャーキャー言われてんのか」

ハンジ「リヴァイの口からキャーキャーなんて言葉が聞けるとは思わなかったよ」

リヴァイ「茶化すな」

ハンジ「身に覚えがないよ。別の意味でのキャーキャーならよく聞くけどね」

リヴァイ「ああ、モブリットとか……モブリットとかのか」

ハンジ「まさかのモブリットonly。いや、他の兵士にもドン引かれてるけどね。
それよりあなたも黄色い声援が飛んでるみたいだけど?」

リヴァイ「それ系統では覚えがねぇ」

ハンジ「それは嘘だよ」

リヴァイ「嘘じゃねぇよ」


793 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:16:20 9jyKy6Ds

ハンジ「……想いを告げられたことは?」

リヴァイ「……」

ハンジ「ほら」

リヴァイ「黄色い声援でもねぇだろ。お前こそ……」

ハンジ「私は……」

リヴァイ「いい。聞きたいわけじゃねぇ」

ハンジ「始めに聞いてきたくせに」クスッ

リヴァイ「うるせぇな、話題を間違えた」

ハンジ「あはは、私達らしくない話題だったね」

リヴァイ「……そうだな」




794 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:17:05 9jyKy6Ds

【お返し】


リヴァイ「風呂にでも入るか」ゴソゴソ

リヴァイ「!」

リヴァイ「なんだ、これは」ズルッ

*ブーメランパンツ*

リヴァイ「……アイツか」

―――
――

ハンジ「リヴァイ、おはよー!」

リヴァイ「……」

ハンジ「その様子だとちゃんと気づいたんだね?」ニヨニヨ

リヴァイ「くだらねぇことしやがって」


795 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:17:48 9jyKy6Ds

ハンジ「履き心地どうよ?」

リヴァイ「履いてねぇよ」

ハンジ「せっかくプレゼントしたのにー」

リヴァイ「……これはお前に返す」ズボッ

ハンジ「え、ちょっ、胸ポケットに何入れた!?」

リヴァイ「今出すと恥かくぞ」

ハンジ「あ、返すって……もしかしてパンツ!? ポケットにパンツ入れた!?」

リヴァイ「でけぇ声で言うな」

ハンジ「今から会議なんだけど!」

リヴァイ「置きに戻る暇はねぇな」

ハンジ「このまま会議に出ろと?」

リヴァイ「間違っても出すなよ?」




796 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:18:39 9jyKy6Ds

【この後カミナリ】


――会議中――


ハンジ(胸ポケットのパンツが気になる)

ハンジ(というかペンが胸ポケットにあるんだけど……慎重に取り出さないと)ソー

エルヴィン「――で、ハンジはどう思う?」

ハンジ「ひょえ!?」スッポーン!

パサッ

リヴァイ「!」

*机の真ん中にブーメランパンツ*


797 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:19:14 9jyKy6Ds

ハンジ「――――」

シーン……

エルヴィン「……」

「おい、あれ」ヒソッ

「男物だよな」ヒソヒソッ

「ハンジのか?」ヒソヒソッ

リヴァイ「……」プルプル

「おい、リヴァイ兵長が下向いて震えてるぞ」

「怒りを抑えてんのかな?」

ハンジ(あのやろう!! 笑い堪えてやがる!!)


798 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/05(日) 21:19:44 9jyKy6Ds

エルヴィン「……ハンジ」

ハンジ「はい!!」ビクッ!!

エルヴィン「会議終了後、残りなさい」

ハンジ「はい……」

エルヴィン「それは回収しておけ」

ハンジ「はい……」ズルッ

エルヴィン「……」チラッ

リヴァイ「……」フイッ

エルヴィン(お前もだからな、リヴァイ)




811 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/08(水) 21:31:46 1LYVFW9E

【変態○○】


ハンジ「しこたま怒られた」グッタリ

リヴァイ「とばっちりだ」

ハンジ「リヴァイの所為でしょうが」

リヴァイ「お前が取り出さなければよかったんだ」

ハンジ「事故だよ」

リヴァイ「で、アレはどうした?」

ハンジ「あるよ。はい」スポッ

リヴァイ「!?」

ハンジ「あはははははは!! パンツ被ってやんの! へんたーい!!」ゲラゲラ


812 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/08(水) 21:32:32 1LYVFW9E

リヴァイ「テメェが被れ!」スポッ!!

ハンジ「ぬあっ!? か、顔に被せるのはないよ!!」

リヴァイ「ど変態だな……」ドンビキ

ハンジ「自分でやっといて!!」スポンッ

リヴァイ「それ捨てておけよ」

ハンジ「もったいない、使いなよ」

リヴァイ「使わねぇよ」

ハンジ「じゃあ、私が使おうかな」

リヴァイ「……あ?」




813 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/08(水) 21:33:27 1LYVFW9E

【  パンライフ?】


ハンジ「というわけで履いてみました」ドヤッ

リヴァイ「……見せるな」

ハンジ「これぴっちりだよね。男の人痛くないのかな?」

リヴァイ「サイズがあってりゃ問題ねぇだろ」

ハンジ「そんなものか」

リヴァイ「しかしそれ細ぇな」

ハンジ「うん、細いの買ってみた」

リヴァイ「……俺に履かせるつもりだったんだよな?」

ハンジ「うん」

リヴァイ「何考えてんだ」

ハンジ「リヴァイにどうにかパンツ履かせようと考えてんだよ」

リヴァイ「いつも履いてねぇみてぇに言うんじゃねぇ」




814 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/08(水) 21:35:06 1LYVFW9E

【諸共】


ハンジ「見て見て! 高級蜂蜜手に入れたよ!!」

リヴァイ「どうした、それ」

ハンジ「エルヴィンから頂戴してきた」

リヴァイ「……ちゃんとエルヴィンから渡されたんだよな?」

ハンジ「なんだかんだ贈り物をしてくれる方々っていてくれるよね。ありがたいねぇ」

リヴァイ「おい、質問に答えろ」

ハンジ「紅茶に入れると美味しいよね?」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……準備する」ガタッ

ハンジ「共犯者確保ー」




815 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/08(水) 21:36:00 1LYVFW9E

【蜂蜜から】


ハンジ「はぁー、蜂蜜入り紅茶美味しいね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「働き蜂って全て雌なんだよ。生殖能力はないけど」

リヴァイ「ん?」

ハンジ「アリも同じで雌が働くんだ。アリは羽がないだけで蜂の仲間なんだよ。アリにも毒針を持つ種類もいるんだ」

リヴァイ(始まったか)ズズズズ

ハンジ「スズメバチから見て蜜蜂よりもアリの方が近縁なんだ。
そうそう、アリって足跡フェロモンってのがあってそれを辿って列を作るんだけど、
これを円形にしてしまうとどうなるかわかるかい?」

リヴァイ「……ぐるぐる回るのか?」


816 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/08(水) 21:36:32 1LYVFW9E

ハンジ「その通り! 延々と力尽きるまで回り続けることもあるんだよ」

リヴァイ「間抜けだな」

ハンジ「習性はなかなか変えられないってことだね。アリを利用して傷を縫う、なんてこともあったらしい」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「傷口を合わせてそこをアリに噛ませたと同時に胴を切り離すんだ。
そうすると噛みついたまま固定される。幾度も繰り返せば縫合完了ってわけだ」

リヴァイ「ぞっとしねぇな」

ハンジ「手元に何もない状態で大きなアリがいるなら使えるかもね」

リヴァイ「そんな状況はほとんどねぇだろうな」

ハンジ「まあね。針があって髪が長いならそっち使った方がいいよね。……なんでアリの話になったの?」

リヴァイ「お前が始めたんだ」




817 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/08(水) 21:38:01 1LYVFW9E

【カッチカチ】


ハンジ「あー、ビールうめぇー」

リヴァイ「おっさんくせぇな」

ハンジ「溜まった書類がさっぱりと片付いた!! おっさん臭くビールも飲みたくなるってもんだよ」

リヴァイ「酔いすぎるなよ」

ハンジ「……リヴァイってザルだよねぇ。ねぇ、なんであなた酔わないの?」

リヴァイ「酔わねぇわけじゃねぇよ」

ハンジ「相当強いよね。肝臓? 肝臓が人類最強なの?」グリグリ

リヴァイ「いてぇな、腹をぐりぐりするんじゃねぇ」

ハンジ「あれ? こんなカチカチのお腹なのに痛みを感じるの?」

リヴァイ「痛みを感じるのに腹筋は関係ねぇ」

ハンジ「うん、まぁ、関係ないね」グリグリ

リヴァイ「だからぐりぐりするな」





824 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:42:31 VYpGOGWU

【箱入り】


ハンジ「リヴァイ! すげぇ大きな箱だよ!」

リヴァイ「……なんで中に入る」

ハンジ「入りたくならない?」

リヴァイ「ならねぇよ」

ハンジ「リヴァイの方が猫っぽいから入りたがりそうなのに」

リヴァイ「……ちゃんと入れ」


825 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:43:01 VYpGOGWU

ハンジ「ん? こう?」ゴソゴソ

パタンッ

ハンジ「!? おい!」

シュルッ、シュルシュルッ、キュッ!

ハンジ「!!? ちょっと! リヴァイ、何してやがる!!」

リヴァイ「箱が好きなら思う存分入ってろ。掃除が捗る」ザッザッ

ハンジ「開けやがれ!! 馬鹿リヴァイ!!」ドンドンッ!!




826 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:44:06 VYpGOGWU

【モブリットの苦労】


モブリット「ハンジ分隊長……」

モブリット「!!?!?」

ハンジ「やぁ、モブリット」

お掃除リヴァイ「モブリットか」

モブリット「な、何してるんですか?」

箱入りハンジ「何って、箱に閉じ込められたから頑張って出ようとしたら上の一部だけ破壊しちゃってね。
とりあえず頭を出してみてるんだ」

モブリット「……」

お掃除リヴァイ「うるせぇことに変わりはねぇが動き回らねぇ分埃が舞わなくてすむ」ゴシゴシ


827 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:44:48 VYpGOGWU

箱入りハンジ「あ、そこの机の下辺りにペンない? この前なくしちゃってさ。多分その辺りだと思うんだけど」

お掃除リヴァイ「ペンくらいちゃんとしておけ」

箱入りハンジ「いやぁ、寝惚けながらやってるとついね」アハハー

モブリット「……」

モブリット「仕事にならないので出してもよろしいですか?」

お掃除リヴァイ「チッ、仕方ねぇな」

箱入りハンジ「結構気に入ってるんだけどな」

お掃除リヴァイ「なら手足も出るように穴空けるか?」

箱入りハンジ「いいね!!」

モブリット「ふざけてないで出てください」




828 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:45:34 VYpGOGWU

【一石二鳥じゃん】


ハンジ「雨だね」

リヴァイ「雨だな」

ハンジ「尋常じゃないどしゃ降りだね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「突然だけど詰めて四日目なんだ」

リヴァイ「だから風呂に入れるために俺は来たんだ」

ハンジ「今外に出たらついでに洗濯ができると思わない?」

リヴァイ「思わねぇよ。いいから早く風呂入って寝ろ」




829 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:46:16 VYpGOGWU

【いってくる!】


リヴァイ(またどしゃ降りか)

ガチャッ

リヴァイ「おい、ハンジ」

モブリット「リヴァイ兵長!! ハンジさんが!!」

リヴァイ「どうした?」

モブリット「“三日目だし雨降ってるから洗濯しつつ汚れも流してくる”と言って飛び出しました!」

リヴァイ「……」

モブリット「ニファが追いかけてて、私は兵長を探そうと」

リヴァイ「諦めきれなかったのか」チッ

モブリット「へ?」




830 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:47:11 VYpGOGWU

【脱走防止でもある】


ザアァァァ!!


ハンジ「うははははは!!」←中庭の真ん中にいる

ニファ「ハンジ分隊長! 戻ってください! 風邪引きますよ!!」←兵舎から

ハンジ「大丈夫だよ。あとでちゃんとお風呂に入るから」

リヴァイ「そういう問題じゃねぇよ、クソメガネ」

ハンジ「やべっ、リヴァイだ!」

モブリット「ハンジ分隊長! もういいでしょう!? 戻ってください!」

ハンジ「もうちょっとー!」

モブリット「ハンジさん! ああもう、また徹夜でおかしくなってる!」

リヴァイ「言っても無駄だ」バシャッ


831 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:47:39 VYpGOGWU

ニファ「兵長!?」

リヴァイ「クソメガネ」バシャバシャッ

ハンジ「おや、リヴァイが来た」

リヴァイ「逃げねぇのか」

ハンジ「そろそろ暖かいお湯が恋しくなってきたからね」

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「ふふっ、リヴァイもびしょ濡れだね」

リヴァイ「……仕事は終わったんだな?」

ハンジ「うん。だから汚れを落としてるんだよ」

リヴァイ「ふざけるな。さっさと戻れ」

ハンジ「はーい」

バシャバシャッ


832 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/11(土) 22:48:15 VYpGOGWU

ニファ「ああ、良かった」

モブリット「ハンジ分隊長、これきりにしてくださいね」

ハンジ「ごめんね」

リヴァイ「このまま風呂に入れて寝かせる」

モブリット「わかりました。人払いしておきます」

リヴァイ「……悪いな」

モブリット「いいえ。こちらも助かりますし。
どのみち、この時間なら誰も使わないと思うので念の為にですから大したことないですよ」

リヴァイ「頼む」

モブリット「かしこまりました」

ニファ「ハンジ分隊長、なんですか? 何してるんです?」

ハンジ「ニファは何も聞かなーい、聞こえなーい」ギュッ ←耳塞いでる





854 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:08:07 5Ap1CPe2

【想像】


――街――


ハンジ「いい匂いがする」クンクン

リヴァイ「ん?」

ハンジ「あ、リヴァイ、チョコバナナだって。くださーい」

リヴァイ「おい」

ハンジ「はい」スッ

リヴァイ「……」

ハンジ「あ、チョコが緩い! 流れちゃう」レロッ

リヴァイ「!」


855 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:08:32 5Ap1CPe2

ハンジ「ん、んん……」レロッチュルッ

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「あーもう、さっさと食べちゃおう」ハムッ

リヴァイ「………………」

ハンジ「ん」ムシリッ!

リヴァイ「!!」ビクッ!

ハンジ「んまい」モグモグ

リヴァイ「……」モグモグ

ハンジ「ん? どうしたの? なんかちょっとしょんぼりして見えるけど」

リヴァイ「別に……なんでもねぇ」




856 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:09:02 5Ap1CPe2

【夢中だと忘れる】


*蝶*ヒラヒラ


ハンジ「おー、このくっそ暑い中外で蝶々が飛んでる」パタパタ

リヴァイ「クソ暑いのはわかるがだらしねぇ格好はするな」

ハンジ「いいじゃないか。今、リヴァイしかいないし」パタパタ ←ボタン数個はずし

リヴァイ「今他の連中は少し出ているだけだろう? いつ戻るかわからねぇだろうが」

ハンジ「足音したらボタンとめるよ。蝶々って暑くないのかなぁ」

リヴァイ「さあな」


857 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:09:26 5Ap1CPe2

ハンジ「こっちは溶けそうなのに。ミント風呂にでも入ろうかな」

リヴァイ「! ミントを大量に入れられたくなければ今すぐボタンをとめろ」ギロリッ

ハンジ「んー、わかったよ。そんなに睨まないでくれよ」プチプチ


「ただいま戻りましたー!」


リヴァイ「……」

ハンジ「あれ? 話してたら気づかなかった」

リヴァイ「一人でいてもちゃんとしておけよ」ジロリ

ハンジ「……わかったよ」




858 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:09:52 5Ap1CPe2

【どうしようもない事】


――壁外:旧市街地――


ギュイイイ、ガチャンッ!

ハンジ「……」シュウゥゥ

ニファ「ハンジ分隊長!」ガチャンッ!

ハンジ「ニファ、彼は?」

ニファ「……間に合いませんでした」

ハンジ「そうか……倒すのが遅かったな」

ニファ「……」グッ


859 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:10:18 5Ap1CPe2

ハンジ「! 合図だ。戻るぞ!」

ニファ「はっ!」

―――
――

ハンジ「……」ガチャガチャ

リヴァイ「ひでぇツラしてやがるな」

ハンジ「リヴァイ……そうかい? 自分では結構気に入ってるんだよ、これでも」ヘラッ

リヴァイ「気色の悪い顔はやめろ」

ハンジ「ひっでぇ!」ケラケラ


860 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:10:42 5Ap1CPe2

リヴァイ「……大丈夫か?」

ハンジ「大丈夫だよ……ありがとう」

リヴァイ「……」

ガシッ!

ハンジ「おわっ!?」

リヴァイ「……」ワシワシ

ハンジ「……ふふっ、あははは!」

リヴァイ「何笑ってんだ。エルヴィンが呼んでる、行け」ペシッ

ハンジ「いてっ! あはは、いってくるよ。ありがとう、リヴァイ」

リヴァイ「ああ」




861 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:11:22 5Ap1CPe2

【遊ぶ】


リヴァイ「! うすらヒゲ」

ナイル「……ナイルだ」

リヴァイ「エルヴィンが用があると」

ナイル「わかった。お前は使いっぱしりか?」

リヴァイ「見かけただけだ。うすらヒゲ」

ナイル「薄くない」

リヴァイ「薄いだろ」

ナイル「ちゃんと生えてるだろ」


862 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:12:03 5Ap1CPe2

リヴァイ「薄くな」

ナイル「薄くない。整えているだけだ」

エルヴィン「なんの言い合いだ」

リヴァイ「エルヴィン」

ナイル「ちゃんと教育しておけ、エルヴィン」

エルヴィン「した」

ナイル「してこれか」

エルヴィン「人の昔のあだ名をほじくるからだ」

ナイル「お前が言わせてたのかよ!」


863 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:12:33 5Ap1CPe2

エルヴィン「冗談に決まっているだろう? それより次の会議の話なんだが……」

ナイル「ぬぅ……」


リヴァイ「……」

ハンジ「ナイル師団長に何してるんだよ」

リヴァイ「あいつは中々面白いな」

ハンジ「全く、二人して」

リヴァイ「二人?」

ハンジ「エルヴィン」

リヴァイ「あぁ」




864 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:13:09 5Ap1CPe2

【ハグ】


ハンジ「リヴァイ、今日はハグの日らしい」

リヴァイ「だから、なんだ」ジリッ

ハンジ「いやだなぁ、わかっているだろ?」ジリッ

リヴァイ「暑苦しいから寄るな」ジリジリ

ハンジ「酷いなぁ。純粋にハグしたいだけなのに」ニタァ

リヴァイ「純粋な奴はそんな笑い方はしねぇよ」


865 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/14(火) 22:13:55 5Ap1CPe2

ハンジ「おとなしく抱かれろぉー!」ダッ

リヴァイ「語弊が生じる言い方するんじゃねぇ、クソメガネ!!」ダッ

ドドドドドド……


ミケ「走る方が暑苦しいだろうに」

エルヴィン「暑さにやられているのかもな」

ナナバ「見てるこっちも暑苦しいよ」ハァー




871 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:12:11 f13wNqy2

【構って】


――リヴァイ自室――


ハンジ「ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「んー?」←本読んでる

ハンジ「あの実験中の捕獲機なんだけどね」

リヴァイ「……んー(↓)」ペラッ

ハンジ「杭は抜けないよう返しをつけてて……」

リヴァイ「んー(→)」

ハンジ「関節を狙って撃つんだけど……って聞いてる?」


872 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:12:46 f13wNqy2

リヴァイ「聞いてねぇ」ペラッ

ハンジ「ちゃんと聞けよ!」

リヴァイ「昨日聞いた。二度聞くもんじゃねぇ」

ハンジ「何度でも! 聞けっ!」

リヴァイ「断る」

ハンジ「なんだよー」ブンブン ←リヴァイの肩を掴んでる

リヴァイ「休日にそんなもん聞かせるな」グラグラ

ハンジ「……悪かったよ」

リヴァイ「…………散歩にでも行くか?」パタンッ

ハンジ「行く!」




873 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:13:15 f13wNqy2

【そういう問題か】


リヴァイ「ハンジ、帽子」スッ

ハンジ「ああ、ありがとう。頭が暑くなるところだった」

リヴァイ「被っていても暑いがな」

ハンジ「直射日光浴びるよりましなんだよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「特にリヴァイは真っ黒な髪だからね。熱集めちゃう」

リヴァイ「あぁ……」


874 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:13:49 f13wNqy2

ハンジ「……綺麗な黒髪だよね。さらさらしてて真っ直ぐで……真っ直ぐで……」

リヴァイ「お前がまともに手入れしねぇからだ」

ハンジ「何も言ってない!」

リヴァイ「それくらいは分かる」

ハンジ「ぐっ……い、いいんだよ! 真っ直ぐすぎると輪ゴムで結んでもスルッと落ちちゃうから!」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「ちょっとうねってべったべたな髪の方がまとまりやすくていい!」フフンッ

リヴァイ「うねりはともかく、べとつきは全く良くねぇよ。洗え」




875 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:14:24 f13wNqy2

【セミ】


ハンジ「蝉の声が凄いねぇ。どしゃ降りのようだよ」

リヴァイ「うるせぇな」

ハンジ「まぁ、短い間に繁殖相手を見つけなきゃいけないから必死なんだよ」

リヴァイ「繁殖相手な」

ハンジ「身体にとまられないようにしないとね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「樹と間違えて刺されることがあるらしいよ」

リヴァイ「……痛そうだな」

ハンジ「痛いだろうねぇ。なにせ固い樹にさっくり刺せるわけだし」

リヴァイ「樹も大変だな」

ハンジ「大量発生しちゃうと若木なんか枯れちゃうこともあるからね」

リヴァイ「……ぞっとしねぇな」




876 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:15:05 f13wNqy2

【生殺し】


――ハンジ自室――


ハンジ「リヴァイ、終わったよ……」クルッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「寝てた」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「待たせちゃったな……」ナデ…

リヴァイ「ん……」

ハンジ「リヴァイ、ごめんね。終わったよ」

リヴァイ「ハンジ……」ボー

ハンジ「ん?」


877 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:15:31 f13wNqy2

リヴァイ「……」グイッ

ハンジ「おわっ」


 リヴァイ「……」ギュッ
ハンジ「リヴァイ?」


 リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「……寝るんかい」


 リヴァイ「」スリスリ
ハンジ「ひゃっ! くすぐったい!」


 リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「……」

ハンジ(無意識で甘えてるのか……?)


878 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:16:07 f13wNqy2


 リヴァイ「ん……」スゥスゥ
ハンジ「――かっ……!」

ハンジ(かわいいっっ!!)

ハンジ(いや、待て、落ち着けハンジ・ゾエ! おっさんだ。相手は目付きの悪いおっさんだ!!)


 リヴァイ「ハン……ジ?」モゾッ
ハンジ「……ああ、リヴァイ、起きた?」


 リヴァイ「……」ジッ
ハンジ「どうしたの?」


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん……」


879 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:16:51 f13wNqy2


 リヴァイ「ん……」モゾモゾ…ギュッ
ハンジ「っ……リヴァ……」


 リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「……」

ハンジ(何これかわいい。寝惚けリヴァイかわいい。マジかわいい襲いたい。でも……)


 リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「……」ナデ…

ハンジ(……疲れてるみたいだ。起こさない方がいいかな?)

ハンジ(――っあークソッ! 生殺しってこういうことだな!!)クゥッ


リヴァイ「」スヤスヤ




880 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:17:21 f13wNqy2

【その何倍も味わった】



ハンジ「リヴァイー」ノッシリ ←背中に乗った
リヴァイ「なんだ?」


ハンジ「なんでもないよー」ギュッ
リヴァイ「?」


ハンジ「んふふー」スリスリ
リヴァイ「誘ってるのか?」


ハンジ「誘ってない。この前生殺しを味わったのでリヴァイにも味わってもらおうかと」パッ

リヴァイ「……ほう?」


881 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/16(木) 22:17:57 f13wNqy2

ハンジ「ん?」

リヴァイ「お前、もう忘れたのか」クルリッ

ハンジ「何を?」

リヴァイ「俺が散々お前にお預け食らってたことだ」ガシッ

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「なるほど、忘れているらしい」

ハンジ「うっ?」

リヴァイ「躾が必要だな」ギラリッ

ハンジ「え、あ、ちょっ、ごめん! ごめん、リヴァ――――!!!」





889 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:45:33 nOX0l78.

【最大級の照れ隠し】


リヴァイ「それで」

ハンジ「あ゙ー……?」グッタリ ←躾後

リヴァイ「生殺しってのはなんだ? 俺は何かしたか?」

ハンジ「んー……覚えてないんだね。この前寝惚けてちょっとね」モゾモゾ ←うつ伏せで顔をリヴァイに向けた

リヴァイ「何をした?」

ハンジ「ぎゅっと抱きついてきてー、胸に顔を埋めてー、すりすりしながら……寝てた。……ふわぁー」トロンッ

リヴァイ「……」

ハンジ「はぁ、ちょっと起きたかと思ったら上目づかいで見てきて、キスして、また胸にもぞもぞ戻ってきて寝た」ショボショボ

リヴァイ「………………」

ハンジ「んふふ、かわいかったよー……」ウトウト

ガシッ、ボフッ!

ハンジ「ふんがっ!?」


890 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:45:58 nOX0l78.

リヴァイ「……」ギュー

ハンジ「ちょっ、枕に押し付けないで! 息できなくなっちゃう!!」ジタバタ

リヴァイ「…………」

ハンジ「!! もしかして照れ隠し!? 照れ隠しなの!?」

リヴァイ「うるせぇ」ギュッ

ハンジ「もがっ!! 照れ隠しで殺る気だ! この人照れ隠しで殺る気だよ! も、マジやめて!! リヴァイ!!」ジタバタ!!

リヴァイ「……チッ」スッ

ハンジ「ぶはぁ!! あーもう、苦しかったー! 眠気が覚めたよ……」ハァー

リヴァイ「そうか、そりゃ良かった」ギシッ

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「記憶……飛ばす」

ハンジ「理不尽! 理不尽だよ!! もう無理! もうむりぃーー!!」

リヴァイ「黙れ」グイッ




891 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:47:22 nOX0l78.

【目で】


――夜会――


リヴァイ「夜会というのは、何故出なければならねぇんだろうな」グッタリ

ハンジ「まあ、出資者を募ったり増額の為?」

リヴァイ「俺は必要か?」

ハンジ「んー……」

リヴァイ「すまん、わかっている。見世物だ」

ハンジ「あー……」

リヴァイ「早く帰りてぇ」ハァー

ハンジ「……挨拶回りは大体済んだから帰れると思うよ? エルヴィンに許可もらってくる」スッ


892 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:47:46 nOX0l78.

リヴァイ「待て、ハンジ。一人で動くな」

ハンジ「えー?」

リヴァイ「無駄にダンスに誘われるぞ」

ハンジ「そりゃ嫌だわ」

リヴァイ「それに……」チラッ


エルヴィン「!」


リヴァイ「……」ジッ


エルヴィン「……」コクッ


リヴァイ「今、許可をもらった。帰るぞ」

ハンジ「えっ? どうやって?」




893 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:48:27 nOX0l78.

【宣言したも同然】


――宿――


リヴァイ「ふー」ドサッ

ハンジ「ははっ、お疲れだね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ところでさ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「当然の如く同じ部屋?」

リヴァイ「嫌か?」

ハンジ「嫌じゃないけど」

リヴァイ「お前と同じ部屋でなければ行かないと言った」

ハンジ「はぁ!?///」


894 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:48:58 nOX0l78.

リヴァイ「いいだろ、それくらい」

ハンジ「い、いや、それエルヴィンに言ったの……?///」

リヴァイ「? でなければ誰に言うんだ」

ハンジ「……あー、うん。ソウダネ」

リヴァイ「風呂に入ってくる」

ハンジ「んー、ごゆっくり」ヒラヒラ

リヴァイ「……寝るなよ?」

ハンジ「あはは、わかってる」

パタンッ

ハンジ「……」

ハンジ「~~っ!///」

ハンジ(アイツの無意識? 天然? たまに怖いっ!!///)ジタバタ




895 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:49:50 nOX0l78.

【がんばっ!】


ハンジ「あれ? リヴァイ、どこ行くの?」

リヴァイ「便所」

ハンジ「へぇ、リヴァイもトイレに行くんだ」

リヴァイ「当たり前だろうが」

ハンジ「いやまぁ、わかってるけどなんとなくね。ところで大? 小?」

リヴァイ「そんなもん聞いてどうする」

ハンジ「大なら扉の外で応援してあげようかと」

リヴァイ「いらん世話を焼くな」

ハンジ「焼く……やけく」

リヴァイ「くだらん駄洒落もいらん」

ハンジ「いや、いつもクソクソ言ってるから」

リヴァイ「……いいからどけ」




896 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:50:46 nOX0l78.

【忙しい日】


ハンジ「リヴァーイ、大丈夫?」

リヴァイ「ああ?」ジロッ

ハンジ「機嫌悪いねぇ」

リヴァイ「なんだ、ハンジか」カリカリ

ハンジ「いつもと逆だね」

リヴァイ「風呂に行く暇もねぇ」カリカリ

ハンジ「こっち終わったから手伝うよ」


897 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/19(日) 21:51:15 nOX0l78.

リヴァイ「助かる……が、ちゃんと休んだのか?」カリカリ

ハンジ「大丈夫だよ」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「……あなたに早く終わってもらわないと寂しいでしょう?」

リヴァイ「煽るな、クソが」カリカリ

ハンジ「そんなつもりはないんだけどなぁ」クスクス

リヴァイ「とっとと終わらせる」カリカリ

ハンジ「了解」カリカリ





901 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:25:03 E0B6OAm.

【へぇぇ】


ハンジ「はぁー、書類終わったねー」

リヴァイ「風呂入る」ガタッ

ハンジ「すぐそれか」

リヴァイ「当たり前だ」

ハンジ「ちょっとくらい、時間くれたっていいじゃないか」

リヴァイ「……」

ハンジ「こんな時間だし、誰も来ないでしょ?」


リヴァイ「……」スッ
ハンジ「ん……」ナデ…ジョリッ

ハンジ(ジョリッ?)


ハンジ「は……あれ? あれれ?」ナデナデ


902 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:25:30 E0B6OAm.

リヴァイ「何、人の顔を撫でまくってやがる」シワー

ハンジ「あ、ヒゲだ」ジョリッ

リヴァイ「……そりゃ生えるだろ」

ハンジ「へぇ、へぇぇ、生えるんだぁー」ナデナデナデナデ

リヴァイ「……」

ハンジ「なんかリヴァイって生えないのかと思ってた」ナデナデ

リヴァイ「ちゃんと処理しているだけだ」

ハンジ「ほおぉぉ」ナデナデナデナデナデナデ

リヴァイ「いい加減にしろ」ガシッ

ハンジ「あ、だって珍しいからさー」

リヴァイ「朝いつも処理してるんだがな」

ハンジ「一緒にいても大体私の方が起きるの遅いしなぁ。今度先に起きたら確かめよう」


903 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:26:14 E0B6OAm.

リヴァイ「もういいか? 風呂に行きたい」

ハンジ「私も入る」

リヴァイ「……」

ハンジ「怪訝な顔しないでよ。一緒にいたいなぁって思ってるだけだよ?」

リヴァイ「……ああ、ヒゲ剃ってるところを見たいのか」

ハンジ「一切信用されなかった」

リヴァイ「訳しただけだ。言っておくが剃るのは朝だ」

ハンジ「えぇー。じゃあいいや」

リヴァイ「風呂には入れ」

ハンジ「明日でいいよ」

リヴァイ「……はぁー、分かった、今剃る。行くぞ」

ハンジ「やった! はーい」




904 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:26:57 E0B6OAm.

【おぉ……】


リヴァイ「……」ショリッ

ハンジ「……」ジー

リヴァイ「……」ショリショリッ

ハンジ「……」ジーーー

リヴァイ「口、開きっぱなしだぞ」

ハンジ「はっ!? 夢中になってた」

リヴァイ「何が楽しいんだ」パシャッ

ハンジ「いやぁ、なんとなく。大人の男の人だなぁって」

リヴァイ「あ? 今までその眼鏡で何が見えてたんだ」


905 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:27:29 E0B6OAm.

ハンジ「指紋がなけりゃ視界良好だけどね。なんか改めてそう思ったんだよ」

リヴァイ「……俺も湯船に入る。少しずれろ」

ハンジ「はいはい」チャプンッ

リヴァイ「……」ザブッ

ハンジ「おぉ、ツルツルだ」ナデナデ

リヴァイ「やめろ」

ハンジ「ビフォー、アフターを知らないと終われない」ナデナデ

リヴァイ「研究か」

ハンジ「そうだよー、私は一生涯巨人研究家であり、リヴァイ研究家なんだよ」ナデナデ

リヴァイ「…………だから巨人と一緒にするんじゃねぇ」




906 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:28:11 E0B6OAm.

【その痕】


リヴァイ「……チッ」

ハンジ「どうしたの?」

リヴァイ「蚊に食われた」ポリポリ

ハンジ「腕? 訓練後の水浴びの時?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「吸い出そうか?」

リヴァイ「なんでだ」

ハンジ「だって蚊のくせにリヴァイに痕つけるとか」

リヴァイ「何を言ってる」


907 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:28:47 E0B6OAm.

ハンジ「冗談だよ。でも毒素吸い出したら治り早いかもよ?」

リヴァイ「ほっときゃ治る」

ハンジ「いやいやー」

リヴァイ「……お前、痕つける気だろ」

ハンジ「まさかー」ジリッ

リヴァイ「目立つ場所につけようとするな」ガシッ

ハンジ「腕なんて目立たないよ」

リヴァイ「明日も訓練がある」ワシャワシャ

ハンジ「あはは! じゃあみんなリヴァイが蚊に食われてるの見れるのか。勘違いされないといいね」

リヴァイ「……大丈夫だろ」




908 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:29:30 E0B6OAm.

【勘違いされた】


リヴァイ「……」

エルド「……」ジッ

グンタ「……」ジッ

リヴァイ「なんだ」

エルド「いや、その」

グンタ「な、なんでもないです」

オルオ「タオル持ってきましたー!」

リヴァイ「ああ」

エルド「オルオ、ありがとう」

グンタ「助かる」

オルオ「あ、リヴァイ兵長どうしたんですか? 腕」


909 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:29:57 E0B6OAm.

エルド「バカ、オルオ!」

グンタ「お前!」

オルオ「?」

リヴァイ「蚊に食われた」

エルド「えっ?」

グンタ「へ?」

オルオ「膨れてますね……リヴァイ兵長って蚊に食われるんですね」

リヴァイ「……お前らは俺をなんだと思ってる」

オルオ「お前“ら”?」

エルド「い、いや……なぁ?」アセッ

グンタ「か、痒そうだなと……」アセッ

リヴァイ「……」ハァー




910 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:30:39 E0B6OAm.

【灯台もと暗し】


ハンジ「あはは! やっぱり勘違いされたんだ」

リヴァイ「腕だというのにな」

ハンジ「蚊よけに除虫菊でも植えようか?」

リヴァイ「除虫菊?」

ハンジ「白花虫除菊(シロバナムシヨケギク)ともいってね、殺虫剤の元みたいなものだよ」

リヴァイ「ほう?」

ハンジ「見た目はマーガレットに似てる。花が開いたら採集して乾燥させるんだ」

リヴァイ「どれくらい乾燥させるんだ?」

ハンジ「半年」

リヴァイ「……」


911 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/22(水) 21:31:09 E0B6OAm.

ハンジ「ちなみに花の見頃は5月~7月」

リヴァイ「再来年用か」

ハンジ「まあ、街でもそれを練り込んだお香が売ってるから買ってもいいけど毎回焚くのは面倒だね」

リヴァイ「他にないのか」

ハンジ「他の植物だけど虫除けとして身体に塗る方法なんかもある。その植物は……」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「なんとペパーミントやアップルミント。スーッとするし一石二鳥」

リヴァイ「……奴等か」

ハンジ「物凄い効果があるってわけじゃないだろうけどね」

リヴァイ「あいつらはそこら中にいる。植えるまでもねぇ」




914 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:11:07 l536BGAE

【納涼】


――街:噴水前――


ハンジ「あー、噴水近くって涼しいよね」

リヴァイ「日差しはきついがな」

ハンジ「もうこの噴水に飛び込みたい」

リヴァイ「そんな真似しやがったらどうなるか分かってんだろうな?」

ハンジ「冗談だよ。ああ、ここから離れたくない」

リヴァイ「いつまでもいるわけにもいかねぇだろ。帰るぞ」

ハンジ「名残惜しい……そうだ!!」

リヴァイ「また碌でもねぇ」

ハンジ「まだ何も言ってないだろ!」

リヴァイ「聞かなくてもわかる」

ハンジ「調査兵団本部内に噴水を作ろう!!」

リヴァイ「ほらな」


915 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:11:38 l536BGAE

ハンジ「きっと涼しいよー」

リヴァイ「そんなことに金も人員も割けねぇぞ? お前ひとりで作るってんならいいだろうが」

ハンジ「うっ」

リヴァイ「もしくは巨人捕獲の予算を回すか?」

ハンジ「それは絶対ダメ!!」

リヴァイ「なら諦めろ」

ハンジ「夏の憩いの場になると思ったのに」

リヴァイ「なるかもしれんが維持費もかかる」

ハンジ「確かにねぇ」

リヴァイ「練兵場にある川で我慢しろ」

ハンジ「じゃあ、今から」

リヴァイ「行かねぇよ」




916 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:12:32 l536BGAE

【先に見える未来】


ハンジ「リヴァイって隙があまりないよねぇ」

モブリット「なんですか? いきなり」

ハンジ「普段そんなに感情を乱すことがないのがつまらないなぁと」

モブリット(あー、これはなんかまた妙な事考えてるな……)

ハンジ「ねぇ、モブリット」

モブリット「私は何も言いませんよ」

ハンジ「非協力的だなぁ」

モブリット「プライベートにまで巻き込まないでください。しかも兵長関係で。ひとりで怒られてくださいよ」

ハンジ「なんで怒られる事前提なんだよ」

モブリット「なんで怒られないと思うんですか」

ハンジ「だってリヴァイだよ?」

モブリット「リヴァイ兵長ですよ?」




917 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:13:01 l536BGAE

【とりあえず行こう】


ハンジ「チッ、結局モブリットの協力得られなかった」

ハンジ(たまには慌てるリヴァイを見たいと思っただけなんだけどな)

ハンジ(どうすれば動揺させられるかなぁ)

ハンジ(うーん、こっちから攻めた時なんかは少しいつもと違うんだよね)

ハンジ(その方法が一番動揺させられるかな?)

リヴァイ「……何唸ってやがる」

ハンジ「うぉっひょい!!?」

リヴァイ「なんだ、その奇声は」


918 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:13:35 l536BGAE

ハンジ「いつのまに背後に!?」

リヴァイ「また捕獲の事でも考えてたのか?」

ハンジ「う、うん、まぁね」

リヴァイ「早く寝ろよ」スタスタ

ハンジ「あ、今日、リヴァイの部屋に行っていい?」

リヴァイ「明日は大丈夫なのか?」

ハンジ「急ぎの仕事はないから大丈夫」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「そうと決まれば戻ろうか」

リヴァイ「……ああ」




919 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:14:18 l536BGAE

【作戦1】


――リヴァイ自室――


ハンジ「リーヴァイ!」

リヴァイ「あ……んん!?」


ハンジ「――――」
リヴァイ「……」

ハンジ(ふはは、いきなりだから驚いた。でもすぐ戻った、つまんないな。もっと攻めるか)


ハンジ「ん……」ヌルッ
リヴァイ「……」

ハンジ(あ、余裕っぽい。ムカつく。もっとだな)


ハンジ「んん……」ヌチュッ
リヴァイ「……」グッ

ハンジ(おや?)


920 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:14:47 l536BGAE


ハンジ「んぅっ!?」
リヴァイ「……」ヌチュッ


ハンジ「んんん!!」
リヴァイ「――――」


ハンジ「んー! んー!」バンバンッ
リヴァイ「――――」


ハンジ「っはぁ……」

リヴァイ「はっ……」

ハンジ「クッソ、負けた!」

リヴァイ「……何がしたいんだ」




921 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:15:39 l536BGAE

【作戦2】


ハンジ「リヴァイ、飲もうぜ!」ドンッ

リヴァイ「……珍しい酒だな」

ハンジ「ハンジさんの取っておきだよ!」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「さ、どうぞー」トポトポ

ハンジ(アルコール度数がかなり高めの取っておきさ!)

リヴァイ「……」グビッ

ハンジ「飲んで飲んでー」トポトポ

リヴァイ「……何を考えてる?」

ハンジ「えっ?」ギクッ

リヴァイ「……」ジッ


922 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:16:14 l536BGAE

ハンジ「いやだなぁ、リヴァイと飲みたいだけだよ」

リヴァイ「……」ジー

ハンジ「飲もうぜ!」グビッ

ハンジ「!?」

リヴァイ「?」

ハンジ「かっは! きつっ!? 何これノドクッソ熱い!!」ゴホッゴホッ

リヴァイ「ああ、そうだな。お前は水で割って飲め」

ハンジ「なんで平気……? 強すぎでしょうよ」ゴホッ

リヴァイ「知らん。体質だろ」

ハンジ「くっ」

ハンジ(これも負ける気がするっ!)




923 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/25(土) 22:17:15 l536BGAE
レスありがとうございます


8月21日、噴水の日・パーフェクトの日(本当はボーリングの)&
8月24日、愛酒の日(続く)


次は月曜か火曜に。ではまたーノシ


924 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/26(日) 08:38:08 80KF5M5A
あげ


925 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/26(日) 15:06:41 2ZUuPmw6
おつ
是非、ハンジさんに勝ってほしい!続きが楽しみだ!


926 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/27(月) 17:48:31 DsbEDGEE
おむ!
ハンジ頑張れ!リヴァイに勝つんだ!!


927 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:17:39 V36yveQw

【ドロー】


ハンジ「そんじゃ、私は水割りー。リヴァイはストレート」トポトポ

リヴァイ「……お前はあまり飲むなよ。キツいだろ」

ハンジ「!」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「リヴァイ優しいー」ウルッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「うおぉぉ……ごめんねぇー。あなたが動揺してるところっていうかいつもと違うところ見たいとか思ってぇぇ」

リヴァイ「……もう酔ったか、早ぇな。しかし、くだらねぇこと考えてるな」


928 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:18:03 V36yveQw

ハンジ「くだらなくないよぉー。なんかいつもピシッとしてるからさぁ、ちょっとくらい乱れるところ見たいなぁって」

リヴァイ「お前はよく見てると思うがな」

ハンジ「えぇ? いつ?」

リヴァイ「寝る時」

ハンジ「眼鏡はずされちゃうとよく見えないし、こっちも必死だからなぁ。乱れるの意味も違う気がする」

リヴァイ「まぁ、あまりしっかり見られたいものでもないが」


ハンジ「ずーるーいー」ガシッ
リヴァイ「抱きつくな、暑苦しい」


ハンジ「ひーどーいー」ケラケラ
リヴァイ「笑ってんじゃねぇか」


929 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:18:31 V36yveQw


ハンジ「……リーヴァーイー」
リヴァイ「なんだ」


ハンジ「大好きぃー」ニコー
リヴァイ「――っ」


ハンジ「ふへへへへへぇー///」ギュー
リヴァイ「…………充分乱されてると思うがな」ハァー


ハンジ「なぁにぃー?」フヘヘー
リヴァイ「笑い方が気色悪い」


ハンジ「あひゃひゃひゃ! ひっでぇ!」ゲラゲラ
リヴァイ「……クソが」グビッ





930 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:19:01 V36yveQw

【止める者がいなくなった】



ハンジ「うえへへへへへへ」ギュー
リヴァイ「……」グビッ…


ハンジ「リーヴァイー」ナデナデ
リヴァイ「……ハンジ」


ハンジ「んー?」ヒック
リヴァイ「膝」


ハンジ「あー、はいはい。膝枕ねー。どうぞー」スッ
 リヴァイ「ん」ポスッ


ハンジ「リヴァイは膝枕好きだねー」ナデナデ
 リヴァイ「ん」モソモソ


931 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:19:28 V36yveQw


ハンジ「私はリヴァイが好きだよー」エヘヘー
 リヴァイ「……ん」ギュッ


ハンジ「そっかそっかリヴァイもかー」ニコー
 リヴァイ「ん」


ハンジ「そっかそっかー」ナデナデ
 リヴァイ「好きだ」


ハンジ「!?」
 リヴァイ「……」ギュー


ハンジ「うへっ、うへへへへへへ///」
 リヴァイ「……」ウトウト


ハンジ「嬉しい……なぁ……」…スー
 リヴァイ「」スゥスゥ





932 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:19:57 V36yveQw

【実は勝利?】


――翌朝――


ハンジ「……」
 リヴァイ「……なぁ、ハンジよ」


ハンジ「うん」
 リヴァイ「これはどういう状況だ」


ハンジ「いや、私にもわからないよ。二日酔いで頭痛いし」ズキズキ
 リヴァイ「………………」←実はそこそこ覚えてる


ハンジ「リヴァイを膝枕させたまま寝ちゃったみたいだね。身体も痛いわー」コキコキ

リヴァイ「飲みすぎたようだな」ムクッ

ハンジ「だねぇ」

リヴァイ「何も、覚えていないんだな?」


933 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:20:25 V36yveQw

ハンジ「うーん、そうだね……」

リヴァイ「覚えてないよな?」ズイッ

ハンジ「う、うん。覚えてないよ」

リヴァイ「よし」

ハンジ「?」

ハンジ(なんか焦ってる感じだな……)

ハンジ「はっ!?」

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「いや、なんでも」

ハンジ(これは恐らくリヴァイを乱したってことだ! なんってことだ! 覚えていないなんてっ!!)クゥッ!

ハンジ(私が酒に溺れてどうするんだっ! ちくしょう!!)ガシガシ

リヴァイ「……」フゥー




934 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:20:58 V36yveQw

【森の奥】


――夜:中庭付近――


ハンジ「うあー、外は涼しいねぇ」

リヴァイ「だからってここで寝るなよ」

ハンジ「さすがにそれはねー、でも暑いと外で寝たくなるよね」

リヴァイ「……ここから」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「練兵用の森が少し見えるだろ?」

ハンジ「うん、見えるね。涼しそう」

リヴァイ「……夜には真っ暗になって誰にも見られねぇから入り込む奴がいるらしい」

ハンジ「あんな所に?」

リヴァイ「ああ。朝には首吊った状態で見つかるがな」

ハンジ「――――」

リヴァイ「いい迷惑だ。たが借金を苦にだとか色々噂が出るが理由が分からないことが多いらしい」


935 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:21:43 V36yveQw

ハンジ「……」

リヴァイ「不思議な事にロープではなく太い蔓に引っ掛かっている事が多いんだと。
どうやってそこまで行ったのか、それも分からない」

ハンジ「……」

リヴァイ「……夜になるとな、静かな森の奥から人の声が聞こえるそうだ」

ハンジ「……」ゴクリッ

リヴァイ「‘こんな筈じゃなかった’、‘そんなことの為に来たんじゃない’、‘誰かいないか’」

ハンジ「……」

リヴァイ「それに声をかけても返事はない。しばらくそうやって森に関心を向けていると……」

ハンジ「……向けていると?」

リヴァイ「不意に背後から声がする。――‘こっちにおいで’」

ハンジ「っ……」ゾワッ

リヴァイ「そして背を押されるそうだ。暗い森の方へ……」トンッ

ハンジ「うっひょう!!?」ビックゥ!!

リヴァイ「……なんてな」


936 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:22:13 V36yveQw

ハンジ「えっ? 嘘? 嘘なの!?」

リヴァイ「信じたのか」

ハンジ「リヴァイが怖い話を創作するとは思わないでしょ!? なんなの、もう!!」

リヴァイ「はっ……」

ハンジ「私がその手の話が苦手って知ってるクセに!
今日はリヴァイの部屋に泊めろ! 暑苦しくべったりくっついて寝てやる!」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「はっ!? 始めからそのつもり!? 嫌な誘い方しないでよ!!」

リヴァイ「森に行きかねないと思っただけだ」

ハンジ「私、“あんな所”って言ったよね? 行かないよ!」

リヴァイ「そろそろ戻るか」スタスタ

ハンジ「あ、ちょっと待って! 置いていくな!! リヴァイ!!」ダッ!



*森*ザワザワ…




937 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:22:57 V36yveQw

【言っても無駄】



ハンジ「……」ギュー
リヴァイ「……暑苦しい」


ハンジ「自業自得」
リヴァイ「お前、暑くねぇのか?」


ハンジ「あっついよ?」ダラダラ
リヴァイ「汗だらけじゃねぇか。ちょっと離れろ」モゾッ


ハンジ「酷い」
リヴァイ「拭いてやるってんだ」


ハンジ「あ、なんだ」パッ

リヴァイ「全く」ゴソゴソ

ハンジ「いや、あの流れだと汗だらけだから離れろってことかと思うじゃん」


938 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/27(月) 22:23:27 V36yveQw

リヴァイ「それもある」スッ

ハンジ「やっぱひでぇ」

リヴァイ「ほら、脱げ」

ハンジ「無体な」

リヴァイ「いいから早くしろ」ガシッ

ハンジ「ぬあっ! マジ無体! いいよ、自分でやるよ!」ジタバタ

リヴァイ「ほう? ならばそれをじっくり見てるがいいのか?」

ハンジ「何その二択!? 究極に近いよ!?」

リヴァイ「お前は雑だからな」

ハンジ「あーもー、分かった! 好きにしろ!!」デーンッ! ←大の字

リヴァイ「好きにする」ズイッ



943 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:23:02 qbJNPeYE

【甘やかし】


ハンジ「……」

リヴァイ「……」ゴシゴシ

ハンジ「……む」モゾッ

リヴァイ「動くな」ゴシゴシ

ハンジ「むむぅ……」

リヴァイ「……」ゴシゴシ

ハンジ「うー……」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「人に身体拭かれるとかなんか変」

リヴァイ「風邪引いた時拭いただろ」

ハンジ「元気な時や意識がはっきりしてる時はないからさー。なんかくすぐったい」フフッ


944 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:23:33 qbJNPeYE

リヴァイ「……まだ服は着たままだが」

ハンジ「出ている部分だけでよろしいかと」

リヴァイ「俺の気がすまない」

ハンジ「知らないよ! もういいじゃん、抱きつかせてよ!」

リヴァイ「まぁ、着たままでいいか。抱きつきたいなら我慢しろ」スルッ、ゴシッ

ハンジ「!? ちょっと、そこは……」

リヴァイ「……」ゴシゴシ

ハンジ「あっ、やっ」ビクッ

リヴァイ「……」ゴシゴシ

ハンジ「うはっ! わきばらだめ! あはははははは!! くすぐったい! あはははははは!!」ジタバタ

リヴァイ「暴れるな」

ハンジ「あはははは! むーりー!!」ジタバタ

リヴァイ「チッ、おとなしくしろ。背中拭くぞ」


945 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:24:07 qbJNPeYE

ハンジ「あはは、余計に汗かきそう」

リヴァイ「違う意味でかかせてもいいが」ゴシゴシ

ハンジ「ごめん、誘われといてなんだけど今日は勘弁して。明日の訓練キツいし」

リヴァイ「分かっている。ほら、終わった」

ハンジ「あー、ありがとう。スッキリした」

リヴァイ「少しの間だが涼しいだろ。今のうちに寝ろ」


ハンジ「んー」ギュッ
リヴァイ「……抱きついたら意味がねぇんだがな」


ハンジ「抱きつきたいって言ってただろ」
リヴァイ「まあいい、寝ろ」ポンポン


ハンジ「ん、おやすみ」
リヴァイ「……ああ」





946 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:24:37 qbJNPeYE

【いつもより暑い日】


――立体機動訓練中――


ゲルガー「うっへぇ、煮詰められてるみてぇな暑さだな」

グンタ「こんな中の訓練はキツいな」

エルド「確かに」ハァー


――ギュルルッ! ザシュッ!!


オルオ「リヴァイ兵長だ!」

ペトラ「訓練中だったんだ」


リヴァイ「……」ザッ

リヴァイ(今日は暑いな……汗が気持ち悪ぃ)ゴシッ

リヴァイ(水……)ゴクッゴクッ


オルオ「リヴァイ兵長!」


947 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:25:05 qbJNPeYE

リヴァイ「……オルオか、なんだ」

オルオ「あ、あの、よければ訓練見てもらえないですか?」

リヴァイ「構わねぇが」

ペトラ「わ、私もいいですか?」

リヴァイ「ああ」

エルド「あの……俺もいいですか?」

ゲルガー「じゃ、俺も」

グンタ「便乗か。いや、でも……」

リヴァイ「見てほしい奴は見てやる。準備しろ」

「「「ありがとうございます!!」」」

リヴァイ「……」

リヴァイ(水、無くなったか。まぁ、休憩はこれの後でも問題ないだろう)ツー…ポタッ…




948 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:25:54 qbJNPeYE

【いつも通り?】


――立体機動訓練中――


リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「おや、部下の指導中?」

リヴァイ「ああ……見てほしいと頼まれた」

ハンジ「へぇ……」

リヴァイ「……」ジー

ハンジ「何人に頼まれたの?」

リヴァイ「何人だったか……5、6人か?」

ハンジ「ふぅん」ペタッ

リヴァイ「なんだ」スッ

ハンジ「いや、クッソ暑いのに汗かいてないなーって」


949 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:26:23 qbJNPeYE

リヴァイ「そうか? 引いたんだろ」

ハンジ「……その前は自主練習してた?」

リヴァイ「ああ」

オルオ「兵長! どうでしたか!?」タタッ

ハンジ「……」スタスタ…

リヴァイ「オルオ、お前は少しガスを噴かしすぎだ。ペトラ、お前は射出する場所を見極めろ」

ペトラ「は、はい」

リヴァイ「お前は――」キビキビ

ハンジ「……」…スタスタ

「「「ありがとうございました!!」」」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「……」チャプンッ




950 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:26:52 qbJNPeYE

【ハンジeye】


オルオ「! ハンジ分隊長、何を持って……」

ザバー!!

リヴァイ「!?」

「「「!?」」」

ハンジ「……」

リヴァイ「っ……テメェ、何しやがる」ポタポタ

ハンジ「すぐに木陰に入って休んで」

リヴァイ「あ?」


951 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:27:29 qbJNPeYE

ハンジ「早く」グイッ

リヴァイ「おい……っ」クラッ

ハンジ「この暑い中、汗はかいていないのに身体は熱いまま。
あなたにしては珍しいけど熱中症になりかけてるよ。脱水もしかけてる」グッ

リヴァイ「……」ドサッ

ハンジ「はい、水。塩と砂糖が入ってるから不味いだろうけど飲んで、ゆっくりね」

リヴァイ「……」ゴクッ

ハンジ「熱心なのはいいけど暑い時は注意して。また水かけるから……」

リヴァイ「せめて一声かけろ」


952 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:27:58 qbJNPeYE

ハンジ「あ、そうか。ごめん、一刻も争うくらいだと思ってつい……」ザパー

リヴァイ「……まぁいい。助かった」ポタポタ

ハンジ「うん、我慢することに慣れてるんだろうけど訓練中は気をつけてね。特に今日はいつもより暑いから」

リヴァイ「ああ」

エルド「よくわかりましたね、ハンジ分隊長」

ハンジ「ん? だって具合悪そうだったでしょ?」

エルド「えっ?」

グンタ「そう見えたか?」ヒソッ

ゲルガー「いや、全然」




953 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:28:37 qbJNPeYE

【心配した】


――訓練中:木陰――


ハンジ「あなたも熱中症にかかるんだね」

リヴァイ「どういう意味だ」

ハンジ「体調管理が完璧そうだから」

リヴァイ「……今回は見誤った」ゴクッ

ハンジ「水だけってのもよくないね。夏の訓練や調査には始めから塩と砂糖を入れておくようにしよう」

リヴァイ「妙な味のはずなんだが……飲めるな」

ハンジ「脱水症状を起こしてるとすんなり飲めたり美味しく感じるらしいよ。果汁入れられればもっと美味しいんだけど」


954 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/30(木) 22:29:03 qbJNPeYE

リヴァイ「塩と砂糖だけか」

ハンジ「水1リットルに塩3gに砂糖40gだよ」

リヴァイ「わざわざ量ったのか?」

ハンジ「今回は急を要したので塩ひとつまみに砂糖を軽く一握り」

リヴァイ「目分量か」

ハンジ「ちびちび飲んでね、1時間くらいかけて。でないと吐いちゃうかもしれないから」

リヴァイ「……分かった」ゴクッ

ハンジ「気づけてよかったよ」

リヴァイ「今の俺が言うのもなんだがお前も気を付けろよ」

ハンジ「……うん」





960 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:48:38 1QalnBow

【憂さ晴らし】


ハンジ「だからここはこれでいいんだって!!」

リヴァイ「いいわけあるか! そうやって放置するから部屋が散らかるんだろうが!」

ハンジ「これは散らかってるわけじゃないんだよ! 私にはどこに何の資料があるか分かってる!
それを勝手に移動させられたら分からなくなるだろ!!」

リヴァイ「何が“分かってる”だ、クソメガネが!
つい最近も必要な資料がどこにあるか分からず探しまくってやがったくせに!」

ハンジ「ぐっ、それは前に使っていた資料でその時考えていた事には必要なかったからだよ!」

リヴァイ「なら必要なくなった時点で片付けろ!」


961 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:49:07 1QalnBow

ハンジ「あーもう! いちいちうるさい!! リヴァイは私のお母さんかっ!!」バンッ!!

リヴァイ「お前は反抗期のガキか!」

ハンジ「はぁー、はぁー……」

リヴァイ「……」フンッ

ハンジ「……あー、疲れた。リヴァイ、紅茶飲む?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ちょっと待って……」

――――――――

ハンジ「はい、お待たせ」カチャッ


962 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:49:52 1QalnBow

リヴァイ「ん」ズズズズ

ハンジ「はぁー……落ち着くねぇ」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「続きやる?」

リヴァイ「まだ片付けねぇつもりか」

ハンジ「いや、これはさすがにまずいね。片付けるよ」

リヴァイ「手伝う」

ハンジ「うん、ごめんね。ありがとう」

リヴァイ「いや、いつもの事だ」




963 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:50:30 1QalnBow

【公的私的】


ハンジ「リヴァイ! 今度の索敵の位置なんだけど……」

リヴァイ「ああ、それか」


ナナバ「……」


ハンジ「ここ、これでいいと思うかい?」

リヴァイ「いや、ここは……」

ハンジ「やっぱりそう思うか。エルヴィンに言ってみるよ。ありがとう」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「あ、モブリット! あの書類だけど……」


ナナバ「……」

ミケ「何を見ているんだ?」


964 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:50:55 1QalnBow

ナナバ「ん? んー……なんとなく観察」

ミケ「?」


――リヴァイ自室――


ハンジ「リヴァーイ、あれエルヴィンが許可してくれたよー。よく気がついたなってさ」

リヴァイ「そうか」


ハンジ「リヴァイのお陰だよ。確信がもてたし」ギュッ
リヴァイ「俺はお前に言われて気がついただけだ」


ハンジ「リヴァイの一声があったからだよ」スリスリ
リヴァイ「まぁ、役に立ったのならいい」ナデナデ


ハンジ「うん、ありがとう」
リヴァイ「ああ」





965 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:51:21 1QalnBow

【公的私的2】


――またあくる日――


リヴァイ「おい、ハンジ」

ハンジ「はい?」

リヴァイ「お前また書類を止めてるだろう?」

ハンジ「あ、しまった、ごめん」

リヴァイ「全く、さっさと寄越せ。それだろ」

ハンジ「はい」ペラッ


ナナバ「……」


966 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:51:47 1QalnBow


――リヴァイ自室――


 リヴァイ「没頭するのは分かるが皆に回す書類は優先しろと言ってるだろう」ペラッ ←本読み
ハンジ「悪かったよ。でも罰が膝枕?」クスッ


 リヴァイ「足を痺れさせるのが目的だ」
ハンジ「えー? 困るなぁ」


 リヴァイ「困れ」
ハンジ「あはは! でも本、読みにくくない?」


 リヴァイ「少し」
ハンジ「じゃあ、私を背もたれにしたら?」


 リヴァイ「お前がのしかかってくるだけだろうが」
ハンジ「バレたかー」アハハー





967 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:52:32 1QalnBow

【ナナバの心配】


――食堂――


ナナバ「ねぇ、ハンジ」

ハンジ「何?」

ナナバ「リヴァイとは上手くいってるの?」

ハンジ「へ? 相変わらずだけどなんで?」

ナナバ「いや、前ほど引っ付いてる感じがしないから」


968 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:52:59 1QalnBow

ハンジ「そうかなぁ?」

ナナバ「前はお礼言うのに抱きついたりすることもあったし、リヴァイがハンジを叱る時近すぎることもあったのにさ」

ハンジ「そう? そうだったかな?」

ナナバ「だから噂が立ったんだけど。無自覚は怖いね」

ハンジ「分からないな。私達はそんなに変わってないと思うけどなぁ」

ナナバ「ま、リヴァイとちゃんと恋人してるならいいんだよ」

ハンジ「してるしてる。ちゃんとしてるよ」

ナナバ「ならいいけど……」




969 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:53:49 1QalnBow

【ナナバの杞憂】


ナナバ(本当に大丈夫かな。まあ、元気そうだけど)


リヴァイ「ハンジ」


ハンジ「おや、リヴァイ」

リヴァイ「……」ツカツカ

ハンジ「えっ? 何?」

ガシッ

リヴァイ「……」グイッ
ハンジ「へ?」


ナナバ「――――」


970 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:54:15 1QalnBow


――ガッ!!

ハンジ「――いってぇぇ!! 頭割れるぅぅ!!!」ジタバタ ←頭突きされた

リヴァイ「てめぇ、前にも言っただろうが! 皆に回す書類は優先しろと! 部屋も片付けろ!」

ハンジ「あ、ご、ごめん」

リヴァイ「……書類を探すのに苦労した」

ハンジ「ごめんなさい」

リヴァイ「このクソメガネが」スタスタスタ

ナナバ「……」

ハンジ「あーいってぇ」ナデナデ

ナナバ「本当に私の心配しすぎだったみたいだね。仲良くやってるじゃないか」

ハンジ「今のどこでそう思ったの!?」




971 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:57:09 1QalnBow

【鉢合わせ】


――「……きです」


壁|ハンジ「!」サッ

壁|ハンジ(やっべぇ、告白現場に遭遇した。ここ通ると中庭から丸見えだよなぁ……二階から行こうかな)


「悪いが……」


壁|ハンジ(!? リヴァイ!?)


「……いえ、お伝えしたかっただけですので……失礼します」タッ!


壁|ハンジ(うおっ!!)ササッ↓

タタタタタタタ……

壁|ハンジ(ふぅー、見つからなかった)

リヴァイ「いい趣味だな」


972 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:58:15 1QalnBow

ハンジ「うっひょう!!」ビクッ

リヴァイ「覗きか?」

ハンジ「たまたま通りがかっただけだよ」スクッ

リヴァイ「そうか」

ハンジ「……可愛い子だったね」

リヴァイ「さあな」

ハンジ「……」

リヴァイ「……お前以外に興味はない」

ハンジ「!?」

リヴァイ「行くぞ」スタスタ

ハンジ「うん」タッ




973 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:59:29 1QalnBow

【そういやそうだ】


――リヴァイ自室――


ハンジ(今日はたまたま見かけたわけだけど……)チラッ

リヴァイ「……」ペラッ ←資料を見てる

ハンジ(あれが初めてってことはないよな……)ゴロンッ

ハンジ(人類最強だし……)ゴロゴロ

ハンジ「……リヴァイ」


974 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 21:59:54 1QalnBow

リヴァイ「? どうかしたか?」

ハンジ「浮気はよくないよね」

リヴァイ「してねぇし、しねぇよ」

ハンジ「掃除に浮気してるじゃん」

リヴァイ「お前は巨人に浮気してるだろうが」

ハンジ「……浮気ってよくないよねぇ」フイッ

リヴァイ「目を逸らすんじゃねぇ」




975 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 22:00:23 1QalnBow

【可愛いな】


リヴァイ「なんだ、昼間のを気にしてるのか」

ハンジ「んー……いや、あれはちゃんと断ってたし、いい言葉も聞けたから別に」

リヴァイ「ならなんだ」

ハンジ「うーん……別に?」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「う……」

リヴァイ「……」ジッ


976 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 22:00:48 1QalnBow

ハンジ「…………」モジモジ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「…………見たくなかっただけだよ、なんとなく」フイッ

リヴァイ「お前……っ」

ハンジ「何?」

リヴァイ「いや……」ナデナデ

ハンジ「なんで撫でるの?」

リヴァイ「なんとなくだ」ナデナデ

ハンジ「?」




977 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 22:01:17 1QalnBow

【以前やらかした】


ハンジ「リヴァイ、たまには掃除手伝うよ」ヒョコッ

リヴァイ「いや……」

ハンジ「終わったら出掛けるでしょ? 二人でやれば早く終わるだろうし」

リヴァイ「それはどうだろうな」

ハンジ「おい」

リヴァイ「約束の時間はまだ先だろう?」


978 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 22:01:58 1QalnBow

ハンジ「暇ができたから手伝いにきたんだよ」

リヴァイ「……まあいい。あとは床拭きをやれ」

ハンジ「やるやる」

リヴァイ「ゆっくりやれ。周りの物にぶつかって散らかしたり破壊したりするなよ」

ハンジ「誰がそんな……」

リヴァイ「……」ジロリ

ハンジ「……はーい」




979 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 22:02:39 1QalnBow

【さぁ行こう】


ハンジ「はぁー、綺麗になったね!」

リヴァイ「ああ、そうだな。お前にしちゃ真面目にやってたな」

ハンジ「ふふっ、そりゃあね」

リヴァイ「?」

ハンジ「これでリヴァイと長く出掛けられるし」

リヴァイ「……」

ハンジ「しばらく忙しくて掃除になかなか時間かけられなかったでしょ?
でもそれを潰してまで時間を奪うのは悪いかなって思って」ヘヘッ


980 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 22:03:05 1QalnBow

リヴァイ「別に……俺は構わんが」

ハンジ「ほら、そうやって優先しちゃうと思ったんだ」

リヴァイ「……」

ハンジ「あなたは優しいからね」

リヴァイ「掃除を優先することもある」

ハンジ「そりゃそうだけど、気兼ねなく掃除してほしかったからね。でも」

リヴァイ「?」

ハンジ「少しでも長く二人で出掛けたかったから折衷案として手伝いにきたんだ」アハハ
リヴァイ「……そうか」フッ

ハンジ「! うん」


981 : ◆uSEt4QqJNo :2015/07/31(金) 22:03:35 1QalnBow

リヴァイ「お陰で早く終わった。ありがとう」

ハンジ「いやぁ、自分の為でもあるからね」

リヴァイ「俺の為でもある」

ハンジ「そ、そう?」

リヴァイ「そうだ」

ハンジ「へへっ、そっか。手伝った甲斐があったよ」

リヴァイ「助かった」

ハンジ「うん。そんじゃリヴァイ、行こうか」ニコッ

リヴァイ「……ああ」