ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」 中編

664 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/11(火) 22:38:17 w4o4ZmAc

【白くて柔い】


リヴァイ「ハンジ、今日は10月10日だ」

ハンジ「うん? そうだね?」

リヴァイ「おもちの日だ」

ハンジ「……なんだね、あなたの口から“おもち”って言葉が出るのは不思議だね」

リヴァイ「そんなことはどうでもいい」

ハンジ「どうでもいいんだ。いや、私にとってはどうでもいいことでもないけども」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「分かってる分かってる。用意するよ」

リヴァイ「……また来る」

ハンジ「あ、うん。またね」

スタスタスタスタスタ……

ハンジ「……また餅つきかなぁ」





665 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/11(火) 22:38:56 w4o4ZmAc

【突っつく】


ハンジ「やっぱりつきたてはおいしいね」モグモグ

リヴァイ「……」モグモグ

ミケ「餅つきってまだ先でいいんじゃないのか?」

エルヴィン「まぁ、いいじゃないか」

リヴァイ「……」モグモグ

ナナバ「ご相伴にあずかってるから文句はないけどさ」


666 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/11(火) 22:39:25 w4o4ZmAc

リヴァイ「……」モグモグ

ハンジ「……」ツンッ

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「ほっぺたが膨らんでるなーって」ツンツンップニプニ

リヴァイ「やめろ」

エルヴィン「見てる方が腹一杯になるな」モグモグ

ナナバ「本当、ごちそうさまだよ」




667 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/11(火) 22:39:54 w4o4ZmAc

【食べ物で遊ばない】


ハンジ「そういや目って温めると疲れがとれるんだよね」

ナナバ「なんで餅を見ながら言うの」

ハンジ「餅温かいなーと思ったら思い出した」

リヴァイ「餅を目に乗せる気か」

ハンジ「すっげぇベタつきそうだね」

ミケ「濡らした布に巻けばいいんじゃないか?」

エルヴィン「餅が冷えてしまったらどうするんだ?」

ハンジ「焼けば食べられるんじゃない?」

ナナバ「餅を道具として扱うのやめなよ」



670 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:10:39 gX4eXeBI

【頓着】


ハンジ「もうすぐエルヴィンの誕生日だね。どうしようか」

リヴァイ「どうしようか、とは?」

ハンジ「前結構いいもの貰ったからさぁ」

リヴァイ「あぁ、宿か」

ハンジ「そう。あ、エルヴィン、自分の誕生日覚えてるかな」

リヴァイ「さぁな。無頓着そうだがな」

ハンジ「そういうあなたも自分の誕生日には無頓着でしょうに」クスッ

リヴァイ「……お前とこうなってからはそれなりに意識はしている」

ハンジ「――っ!? そ、そう、なんだ。ふぅん」ニヤニヤ

リヴァイ「顔がだらしねぇぞ」

ハンジ「失礼だな!!」




671 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:11:19 gX4eXeBI

【みんなで】


ハンジ「迷った結果、一日団長代理をすることにしました!」

エルヴィン「……そうか。しかし、大丈夫か?」

ハンジ「前にもやったことあるだろ? 任せて!」エッヘン!

リヴァイ「今はふんぞり返って偉ぶる程の仕事もないからやれるだろ」

ハンジ「嫌味か!」

ミケ「俺たちもいる」

エルヴィン「……ありがたく受け取るよ。頼んだ」


672 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:11:57 gX4eXeBI

ハンジ「頼まれたよ! あ、でも夜は飲むから戻ってきてね」

エルヴィン「ああ、分かった」フッ

エルヴィン(ほぼ丸一日暇、か)

エルヴィン(さしてすることがないな……)

エルヴィン(流石に朝っぱらからナイルを誘うわけにもいかん)

エルヴィン(以前仕事中に呼び出して叱られたからな)

エルヴィン(一日寝るも良し、昼間から酒を飲むも良し……)

エルヴィン(……街をぶらつくか)




673 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:12:31 gX4eXeBI

【予定のない日】


――街――


エルヴィン(……やはりやることがないな)

エルヴィン(だがまぁ、たまにはのんびりするのもいい。風が心地好いな)

エルヴィン(こうして見ると壁の中は平和で何事もないように見える)

エルヴィン(……それがほんの些細なことで平和ではなくなる)

エルヴィン(些細……些細なことだっただろうか……)

エルヴィン(俺が、あの日、憲兵に……)


「お父さん!!」


エルヴィン「――っ」ビクッ


674 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:12:56 gX4eXeBI


男「迎えに来てくれたのか」

子「だって今日は早く帰るって言ってたから!」

男「ははは、待ちきれなかったのか?」

子「早く帰って遊ぼうよ!」グイグイ

男「分かったから引っ張らないでくれ」クスクス

アハハハハ……


エルヴィン「……」

エルヴィン「もうこんな時間か」

エルヴィン「約束の刻限に戻らねばハンジが怒るな」

エルヴィン「“帰る”とするか」




675 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:13:26 gX4eXeBI

【我が家】


ハンジ「おっかえりー! エルヴィン!」

ミケ「おめでとう、エルヴィン」

ナナバ「エルヴィン、席こっちだよ」

リヴァイ「メガネがうるせぇから早く座れ」

ハンジ「うるさくしてないだろ!」

リヴァイ「うるさくなる」

ハンジ「なってから言えよ!」

ミケ「お前らがうるさい」

エルヴィン「……」フッ


676 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:13:56 gX4eXeBI

リヴァイ「何笑ってやがる」

エルヴィン「いや、いつも通りだと思ってな」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「エルヴィン、座った座った! 乾杯するよ!」

エルヴィン「団長代理はどうだった?」

ハンジ「万事問題なく終了したよ。さ、飲むよ!!」

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「よし、リヴァイを潰す!」

リヴァイ「やれるもんならやってみやがれ」

ミケ「だからお前らがうるさい」

エルヴィン「くっ……ははっ。本当に騒がしいな。お前らは」




677 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:14:29 gX4eXeBI

【改めて礼を】


ナナバ「エルヴィン、これからもっと騒がしくなるよ。集まってくるしね」

エルヴィン「集まるのか」

ハンジ「そりゃ団長の誕生日だからね」

リヴァイ「飲みたい奴らが集まる」

エルヴィン「おや、祝ってもらえないのか」

ハンジ「祝うよ、祝ってるよ。エルヴィンおめでとう!」

ナナバ「おめでとう」

ミケ「俺はさっき言った」チラッ↓

リヴァイ「……また老けたな」

ハンジ「リヴァイ風の“おめでとう”らしいよ」

エルヴィン「そうか……」クッ

ハンジ「あ、みんなそろったみたい」


678 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:15:04 gX4eXeBI

エルヴィン「……お前達」

ハンジ「ん?」

ナナバ「なんだい?」

ミケ「?」スンッ

リヴァイ「?」

エルヴィン「ありがとう」ニコッ

リヴァイ「……なんか悪いもんでも食ったか?」

ミケ「なにかあったのか?」

ナナバ「大丈夫?」

ハンジ「熱あんの?」

エルヴィン「……礼くらいまともに受け取ったらどうだ? お前達」

ハンジ「冗談だよ! どういたしましてー!!」アハハ!

ミケ「すまん、少し遊んだ」

ナナバ「乗ってみた」


679 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/14(金) 22:15:33 gX4eXeBI

リヴァイ「……」

エルヴィン「お前達…………リヴァイ、お前本気だったな?」

リヴァイ「いや」

エルヴィン「……」

リヴァイ「……」

エルヴィン「……まぁいい」

ハンジ「はいはーい! 乾杯するよー!! かんぱーい!!」

リヴァイ「おい、早ぇよ」

ハンジ「もう飲む。みんなも飲みたがってたし!」

リヴァイ「忙しねぇな」

エルヴィン「ははっ、いいさ。乾杯」

リヴァイ「ああ」

エルヴィン(……本当に、ありがたいな)フッ




682 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:48:35 wU4cnu96

【ストレス】


モブリット「本当に中央の奴らは!」

ハンジ「そうだね、最悪だった」

モブリット「わざわざ呼んでおいてあれはないですよ!」

ハンジ「ああ、最低だ」

モブリット「……ハンジ分隊長、大丈夫ですか?」

ハンジ「ん? 大丈夫だよ。いつものことだ」

モブリット「ですが今回はかなりしつこくされましたし……」

ハンジ「そうだね、嫌な気分になっただろう? 報告は終わったし今日はもう休んで」

モブリット「ハンジ分隊長は?」

ハンジ「私も休むよ。休まないとやってられないよ」

モブリット「そうですね……ゆっくり休まれてください」

ハンジ「うん、モブリットもね」




683 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:49:32 wU4cnu96

【癒し】


コンコンッ

リヴァイ「……ハンジか。入れ」

ガチャッ

ハンジ「……」

リヴァイ「どうし――っ!」ドンッ


ハンジ「……」ギュッ
リヴァイ「……大丈夫か?」


ハンジ「……あいつら」
リヴァイ「……」スッ


ハンジ「本っっ当に、腹立つ!!!」
リヴァイ「……」←耳塞いでる


684 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:50:14 wU4cnu96


ハンジ「毎回毎回いちいちねちねちぐちぐち言いやがって!! 聞く気がねぇならはなっから呼ぶんじゃねぇよ!!!!」
リヴァイ「……」


ハンジ「リヴァイ!」
リヴァイ「……なんだ」スッ ←耳から手を離した


ハンジ「……はーらーたーつーよー!!」グリグリ
リヴァイ「……」ポンポンッ


ハンジ「リヴァイぃー」ギュー、グリグリ
リヴァイ「……」ナデナデ


ハンジ「うー」グリグリ
リヴァイ「中央はいつもどおりか」ナデナデ


ハンジ「……うん、いつもどおり。ムカつく連中だった」ギュッ
リヴァイ「……疲れただろ、紅茶淹れてやる」ポンポンッ


685 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:51:36 wU4cnu96


ハンジ「ん」スリッ
リヴァイ「猫か、お前は」


ハンジ「リヴァイを堪能しないとやってらんないよ」スッ

リヴァイ「夜にでも堪能させてやる」カチャカチャッ

ハンジ「そればっかかよ」

リヴァイ「嫌か?」

ハンジ「……嫌じゃないけども」

リヴァイ「ふっ、今紅茶を淹れる。おとなしく待ってろよ」

ハンジ「うん」




686 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:52:10 wU4cnu96

【みんなで囲む】


ハンジ「もうちょっとかなー」ツンツン

リヴァイ「……」

ナナバ「あんまり弄ってると焼けないよ」

ミケ「……まだ焼けていない」スンッ

ハンジ「おっ、ミケの鼻は役に立つねぇ」

エルヴィン「皆で何をしているんだ?」

ハンジ「落ち葉集めたから芋焼いてるの」

リヴァイ「集めたのは俺だ」


687 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:52:42 wU4cnu96

エルヴィン「なんだ、俺は仲間はずれか?

ミケ「焼けたら呼ぼうかと思っていたんだが」

エルヴィン「そうか……団長室から集まっているのが見えて何事かと思ったぞ」

ナナバ「わざわざ確認に来たの?」

エルヴィン「手が空いたからな」

ハンジ「ミケー、もういい?」

ミケ「……」スンスンッ

ミケ「もういい」

ハンジ「うっしゃあ!」

エルヴィン「相変わらず凄い鼻だな……」




688 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:53:28 wU4cnu96

【団欒】


ハンジ「さて、食べるよ!」

リヴァイ「慌てて火傷するなよ」

ハンジ「大丈夫大丈夫。あちち!」

リヴァイ「言ったそばからか」

ミケ「ほら」

エルヴィン「ああ、ありがとう」

リヴァイ「お前らも気を付けろよ」

ナナバ「はいはい分かってるよ。リヴァイお母さん」フーフー

リヴァイ「誰がお母さんだ」


689 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:53:52 wU4cnu96

ハンジ「あっははは!! お母さんだよねぇ! リヴァイマジお母さん!!」

リヴァイ「……せめて父親にしてくれ」

ミケ「芋のために落ち葉を集めたり準備をするところは父親の役目かもしれん」

エルヴィン「お父さんでありお母さんなのか。便利だな」

リヴァイ「そんなわけの分からねぇものに仕立てあげるな」

ハンジ「じゃあ、私達はリヴァイの子供なの?」

ナナバ「お母さんとは言ったけどこんな目付きの悪い母親は嫌だなぁ」

リヴァイ「俺もお前らの親なんざごめんだ」

ハンジ「あちち!」

リヴァイ「またか。口回りに付きまくってんぞ、クソメガネ」フキフキ

ハンジ「あー、ありがとう」


690 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:54:26 wU4cnu96

ミケ「親と子にしか見えんな」

エルヴィン「あれで一応微笑ましい夫婦だ」

ナナバ「いつの間に籍入れたの」

リヴァイ「適当なことばっかほざいてんじゃねぇよ」

ハンジ「リヴァイ、大変だ。手もベタベタだ」

リヴァイ「ああ? もう少し気をつけろ」フキフキ

ナナバ「……適当ねぇ」

ミケ「……夫婦?」

エルヴィン「あれで夫婦だ」ウンウン

ナナバ「エルヴィンは適当だったわ」




691 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:55:06 wU4cnu96

【ごしごし】


ハンジ「あ、アライグマ」

リヴァイ「あ?」

ザザザザザッ

ハンジ「あー、逃げちゃった」

リヴァイ「尾がシマシマだったな」

ハンジ「ああ見えて結構狂暴なんだよね」

リヴァイ「そうなのか」

ハンジ「あと名前のとおり洗うんだ」


692 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/18(火) 22:55:46 wU4cnu96

リヴァイ「何をだ?」

ハンジ「食べ物。水で洗ってから食べるんだ。リヴァイと気が合うかもよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「まぁ、彼らは食べられるものかそうじゃないか洗って確認してるとも言われてるね。諸説あるみたいだけど」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「一生懸命洗ってる姿はリヴァイっぽいよ」ケラケラ

リヴァイ「洗うだけ何日も薄汚れたままのお前より高尚だな」

ハンジ「どうかな? 水で崩れてしまうものも洗っちゃって残らないなんてこともあるよ」

リヴァイ「……所詮は畜生か」



696 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 22:56:18 qplaHsig

【流行り】


ハンジ「ボス、来たよ」

エルヴィン「……ボス?」

リヴァイ「……」

ハンジ「はい、立案書」

エルヴィン「ああ。……ふむ」

ハンジ「……」ジー

エルヴィン「……いいだろう。これでいこう」

ハンジ「やった!!」

エルヴィン「ではハンジ、頼んだぞ」

ハンジ「了解だよ、ボス」


697 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 22:57:07 qplaHsig

エルヴィン「……」

ミケ「ボス、書類終わったぞ」

エルヴィン「何故二人とも私をボスと呼ぶんだ?」

リヴァイ「ボスの日というのがあるらしくてな」

エルヴィン「うん?」

リヴァイ「ハンジがそれを話したら今日一日そう呼ぼうとなったらしい」

エルヴィン「なんだそれは」

ミケ「ただの遊びだ。ボス、他に手伝うことは?」

エルヴィン「ああ、これを。まぁ理由が分かって良かったよ」

リヴァイ「そうか。これに判子を頼む、ボス」

エルヴィン「お前も参加してるのか」




698 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 22:58:00 qplaHsig

【髪】


リヴァイ「ほら、髪切り終わったぞ」

ハンジ「あーありがとう。さっぱりした」

エルヴィン「……リヴァイが切っているのか?」

ハンジ「やあ、エルヴィン。そうだよ、リヴァイに切ってもらう方が早いし金もかからない」

エルヴィン「そういうものか?」

ハンジ「そういうもん、そういうもん。リヴァイは自分で切ってるし」

エルヴィン「確かに楽でいいだろうが」

リヴァイ「ハンジ、掃除する。退け」


699 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 22:58:25 qplaHsig

ハンジ「はいはい。うわぁ結構あるね。なんか勿体ない」

リヴァイ「ただのゴミだ」

ハンジ「何かに使えないかなぁ……」チラッ

エルヴィン「ん?」

ハンジ「カツラの材料とか!」

エルヴィン「……」

リヴァイ「カツラに使えるほど長くねぇ」

ハンジ「そっかぁ、残念だね」

エルヴィン「ハンジ、何か私に対してとてつもなく失礼なことを思わなかったか?」


700 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 22:58:50 qplaHsig

ハンジ「いやいや」

エルヴィン「一体いつからこのような風評が広まっているのか」ハァー

ハンジ「えーっと、多分エルヴィンの金髪が凄く綺麗だからだと思うよ。何て言うか作ったようなというか、ね?」チラッ

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ、乗ってきてよ。一人にしないで」

リヴァイ「俺は始めから何も言及していない」

ハンジ「孤立無援!!」

エルヴィン「とりあえず二人で話をしようか、ハンジ?」ニッコリ

ハンジ「すみませんでしたー!!!」




701 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 22:59:25 qplaHsig

【良い気はしない】


ハンジ「うあー、エルヴィン怖ぇ」

エルヴィン「冗談だというのに」

ハンジ「いーや、目が本気だったね」

リヴァイ「お前が悪いんだろうが」

ハンジ「……それは確かに。お詫びに巨人の」

エルヴィン「ハンジ、それはお詫びではないぞ」

ハンジ「えぇー」

リヴァイ「えぇ、じゃねぇよ」

ハンジ「よし、じゃあエルヴィンを褒めまくる」

エルヴィン「ん?」

ハンジ「きゃーエルヴィンカッコイイー(棒)綺麗な金髪が素敵っ! 頭脳明晰で惚れ惚れしちゃうー(裏声)」

エルヴィン「……」

リヴァイ「……」


702 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 23:00:17 qplaHsig

ハンジ「さすが調査兵団団長! よっ! 色男!(野太い声) 巨人捕獲の案に快く許可してくれるいい男!!」

エルヴィン「最後はハンジの願望か。あまり俺を褒めるとリヴァイの機嫌が悪くなるぞ」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイはこんなことで機嫌悪くなったりしないよ。ね?」

リヴァイ「……そうだな」

エルヴィン「………………クッ」

リヴァイ「……」ジロリッ

エルヴィン「……と、詫びは受け入れたよ、ハンジ」

ハンジ「あー良かった。じゃあ巨人捕獲の立案を」

エルヴィン「快く許可するかは案によるからな」

ハンジ「流されてくれないっ」

エルヴィン「当たり前だろう」




703 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 23:00:51 qplaHsig

【向き】


ピチョンッ

ハンジ「はっ」

リヴァイ「起きたか」←後ろから抱き抱えてる

ハンジ「風呂……」チャプッ

リヴァイ「ああ」

ハンジ「眼鏡は」

リヴァイ「はずしたに決まってんだろ」

ハンジ「眼鏡ないと見えないよ」


704 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 23:01:31 qplaHsig

リヴァイ「風呂場で眼鏡は役に立たんだろ」

ハンジ「リヴァイが見えない」

リヴァイ「近づきゃ見えるだろ」

ハンジ「近いけど後ろにいるから見えない」

リヴァイ「……」グッ

ハンジ「うおっ」

リヴァイ「これなら見えるだろ」

ハンジ「顔だけ後ろ向いたら首がどうにかなるよ」ウググ

リヴァイ「……チッ」グイッ

ハンジ「おわあぁ!」


705 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 23:02:23 qplaHsig

リヴァイ「これならいいだろ」

ハンジ「び、びっくりした。対面か。確かに苦しくないけど」

リヴァイ「こっちだといい眺めだな」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「……」ジー↑ジッ↓

ハンジ「わあぁぁ!!/// じっくり見るなバカ!!」ギュッ

リヴァイ「……」

ハンジ「全くもう……///」ギュー

リヴァイ(これはこれで……)




706 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 23:03:20 qplaHsig

【やっぱりこっち】


リヴァイ「ん」コトッ

ハンジ「リヴァイの紅茶だー! ありがとう」カチャッ

リヴァイ「……」カチャッ

ハンジ「うっは! 眼鏡曇った!」ケラケラ

リヴァイ「気を付けろよ」

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……なんだ」ズズズズ

ハンジ「そのまま、そのまま」ガタッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「あ、紅茶は置いて」

リヴァイ「?」カチャンッ


707 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 23:04:22 qplaHsig

ハンジ「よし」グイッ

リヴァイ「! お……っ」


ハンジ「――――」
 リヴァイ「……」


ハンジ「っ……いつも私がやられてるからね。後ろから顔上げさせられたら苦しいでしょ?」

リヴァイ「……そうでもねぇ」

ハンジ「ぬ、ならば」グイッ

リヴァイ「……」


ハンジ「ん……」ヌルッ
 リヴァイ「……」


ハンジ「ふ……」ヌチュッ
 リヴァイ「……っ」


708 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/21(金) 23:04:43 qplaHsig


ハンジ「んん……」ヌチュッ
 リヴァイ「……ん」


ハンジ「は……ど?」ハァ

リヴァイ「少しな」ハァ

ハンジ「でっしょー? ああでもリヴァイがこれやりたがるのちょっと分かったかも」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「晒された喉とか上から被さる感じとかいいよね」ニヒッ

リヴァイ「……」

ハンジ「でも正面からの方が長くできるからそっちがいいな」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「うん」ギュッ




713 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:17:38 wrSRUsZU

【交代】


リヴァイ「……」


ハンジ「」スピー
*リヴァイくま*


リヴァイ「今日は来ると言っていたんだが……待ちくたびれて寝たか」グッ

*リヴァイくま*グニョッ

リヴァイ「……」ズルッつ*リヴァイくま*

ハンジ「んー」つ))ポフポフ

リヴァイ「……」ギシッ

ハンジ「!」つガシッ


リヴァイ「……」
ハンジ「ん」ギュッ


714 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:18:09 wrSRUsZU


リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「…………かたい」


リヴァイ「……そりゃ悪かったな」
ハンジ「んぁ?」パチッ


リヴァイ「起きたか」
ハンジ「りばい……リヴァイ」パチクリ


リヴァイ「遅くなった」
ハンジ「あー寝ちゃってたか」ボー


リヴァイ「寝てていい」
ハンジ「んー……あったかい」スリスリ


リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「」スヤァ





715 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:18:52 wrSRUsZU

【崩壊】


ハンジ「あとこれを書いてしまえば……!」カリカリ

ニファ「もう少しです! もう少しですよ!!」

モブリット「頑張ってください!」

ハンジ「か、書き終わったぞ!」ガタッ

ケイジ「あとは乗せるだけです!!」

ゴーグル「慎重に! ハンジ分隊長、慎重にですよ!」

ハンジ「ああ、分かってる」プルプル

ハンジ班「「「「……」」」」ゴクリッ

ハンジ「これを……乗せてしまえば……」ソッ


716 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:19:44 wrSRUsZU

*物凄い高さの書類*

ハンジ班「「「「の、乗ったぁぁ!!」」」」

ハンジ「うおぉぉ!! 新記録じゃないか!?」

モブリット「この高さは初めてのはずです!」

ニファ「新記録ー!!」

ケイジ「やりましたね! ハンジ分隊長!」

ゴーグル「さすがですっ!!」


ミケ「……全員徹夜明けのようだな」スンッ

リヴァイ「…………お前らもう寝ろ」




717 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:20:26 wrSRUsZU

【また髪の……】


リヴァイ「ハンジ、お前、前の団長に憧れてたらしいな」

ハンジ「えっ、だ、誰に聞いたのさ」

リヴァイ「マレーネ」

ハンジ「あいつっ」

リヴァイ「で?」

ハンジ「うん? んー……まぁ、昔ね。大昔だよ」ハァー

リヴァイ「……髪」

ハンジ「ん?」


718 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:20:55 wrSRUsZU

リヴァイ「俺がいたときからヤバかったが」

ハンジ「待った!!! 違う!! ハゲが好きなんじゃない!!
っていうか私が憧れてた時もちゃんと髪生えてたから!!!」

リヴァイ「……そうか」

マレーネ「……あのさ、シャーディス元団長に失礼じゃない? あんたら」

ハンジ「マレーネ! あんたが余計なこと吹き込むからでしょうが!」

マレーネ「面白そうだったから」

ハンジ「あーもう! ナナバみたいなこと言いやがって!!」ガシガシ

リヴァイ「禿げるぞ」

ハンジ「やかましい!!」




719 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:22:35 wrSRUsZU

【ツルッとな】


ハンジ「全く、なんでハゲ好きだと思ったんだよ」

リヴァイ「そういうわけじゃねぇが」

マレーネ「髪薄いのが好みなのかも、とか言ってみただけだよ。将来ハゲそうな人選びそうって」

ハンジ「マレーネ……。大体それだけで選ぶならリヴァイ選んでないよ。ハゲそうにないじゃん」ハァー

リヴァイ「おい」

ハンジ「えっ、あっ!!?」

マレーネ「……ほうほう。詳しく聞かせてもらおうかな? ハンジ?」ニヤリッ

ハンジ「……口が滑った」クゥッ

リヴァイ「バカメガネが」チッ




720 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:23:20 wrSRUsZU

【古参の目】


ハンジ「はぁ、マレーネにまでバレた」

リヴァイ「お前の所為でな」

ハンジ「これで結構な人数にバレたなぁ」

マレーネ「結構な人数というか古参はほとんど知ってんじゃないの?」

ハンジ「は?」

リヴァイ「あ?」

マレーネ「まぁ、薄々ではっきりと知ってるわけじゃないだろうけどね。私もなんとなーくそうだろうなって感じだし」

ハンジ「そ、そんなにバレバレ?」


721 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/25(火) 23:24:05 wrSRUsZU

マレーネ「そういうわけじゃないけど……本当なんとなくだよ」

ハンジ「えぇ……対策しようがないじゃないか」

マレーネ「別にいいじゃない。古参くらいにならバレたって。あんたらと近しい奴等以外は分かってないみたいだし」

ハンジ「う、うーん……」

マレーネ「わざわざ言いふらせとは言わないけどね」

ハンジ「言わないけどさ」

マレーネ「あ、もう行かないと。今度詳しく聞かせてよ。そいじゃ仲良くね」スタスタ

ハンジ「……そんなにだだ漏れかなぁ」

リヴァイ「……そんな覚えはねぇが」




724 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:30:26 kml3rbMo

【宣言】


エルヴィン「そういえば」

ハンジ「ん?」

エルヴィン「以前リヴァイが甘えてくれないと言っていたがどうなんだ?」

ハンジ「どうなんだも何も甘えているじゃないかと言ったのは貴方じゃないか」

エルヴィン「いや、分りやすく甘えているのかと思ってな」

ハンジ「……まぁ、分りやすくというか分かるようになったというか」

エルヴィン「よければ聞かせてもらえないか?」ニッコリ

ハンジ「……」

エルヴィン「……」ニコニコ


725 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:30:47 kml3rbMo

ハンジ「……やめとく。なんか嫌な予感しかしない」

エルヴィン「酷いな。ちゃんと甘えられているのか知りたいだけだ」

ハンジ「嘘だね。リヴァイの弱み握ろうとしてるだろ」

エルヴィン「そこまでではないがからかいのネタにはなるかと、な」

ハンジ「そんな材料は渡さないよーだ」

エルヴィン「それは残念だ」

ハンジ「……それに」

エルヴィン「?」

ハンジ「そういうのは私の特権だ。誰にも教えない。私のだ」

エルヴィン「……それはそれは。熱烈だな」ニコニコ




726 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:31:34 kml3rbMo

【偶然】


ハンジ「そういうわけだから教えないよ」ガチャッ


リヴァイ「……」


ハンジ「……」

エルヴィン「やあ、リヴァイ」

リヴァイ「……」

ハンジ「……――うっぎゃああぁぁぁぁ!!!///」

リヴァイ「うるせぇ」

エルヴィン「聞いていたのか?」

リヴァイ「……大体は」


727 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:33:20 kml3rbMo

ハンジ「は、謀ったなぁぁ!!」

エルヴィン「本当に冤罪だよ、ハンジ。お前にわざわざ“自分のもの”と宣言させるためではないよ」

ハンジ「いちいち繰り返すなぁぁ!!///」
エルヴィン「いやぁ、熱烈であてられてしまった」HAHAHA

ハンジ「~~っ!/// もう知らないっ!!」バンッ!!!

リヴァイ「……あまりからかうな」

エルヴィン「いや、すまない。可愛かったものでな」クスクス

リヴァイ「あ゙?」ジロッ

エルヴィン「そう睨むな。普通に可愛らしいと思っただけだ。了見の狭い男は嫌われるぞ」ククッ

リヴァイ「……チッ、早く書類にサインしやがれ」




728 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:49:21 kml3rbMo

【ちょっと心配】


ハンジ「……リヴァイって本当、吸血鬼の格好似合うよね」

吸血鬼リヴァイ「あ?」

ハンジ「今日の夜会、仮装パーティーとかなんなんだろうね」

吸血鬼リヴァイ「貴族共は暇だからな」

ハンジ「なんやかやと考えつくもんだ」

吸血鬼リヴァイ「お前も早く準備しろ」


729 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:49:51 kml3rbMo

魔女ハンジ「はいはーい」スポッ ←帽子被った

吸血鬼リヴァイ「……露出は少なめだな」

魔女ハンジ「当たり前だよ。何? 布少ないほうが良かった?」

吸血鬼リヴァイ「馬鹿か。行くぞ」

魔女ハンジ「はーい」

吸血鬼リヴァイ「……」スタスタ

魔女ハンジ「……」

ハンジ(似合いすぎて人が寄ってきそうだ……変な色気出てるし)




730 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:50:21 kml3rbMo

【機嫌が悪い】


――夜会後――


ハンジ「はー終わったねー」

リヴァイ「いつもより疲れた」

ハンジ「なんかきゃーきゃー盛り上がってたね」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「凄い不機嫌だね」


731 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:51:20 kml3rbMo

リヴァイ「血を吸われたいとか気持ちの悪ぃことを言われた」シワシワー

ハンジ「ぶははは!!!」ゲラゲラ

リヴァイ「……」チッ!

ハンジ「ふはは、た、多分リップサービスみたいなもんだよ。ぶはっ!」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「あーほら、機嫌直して」プスッ

リヴァイ「眉間に指を刺すな」ペシッ




732 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:52:39 kml3rbMo

【気分が悪い】


ハンジ「あんなにきゃーきゃー言われてたのって首噛んだりしたの? 首差し出されてただろ?」

リヴァイ「……するか、そんな真似」

ハンジ「ちょっとふりをするだけでももっと盛り上がっただろうに」

リヴァイ「知るか。鬱陶しいから途中でエルヴィンに丸投げした」

ハンジ「盛り上がってたのってエルヴィンのお陰か」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「エルヴィンは悪魔の扮装してたね」

リヴァイ「以前に憲兵から悪魔と呼ばれたことがあるらしい」

ハンジ「自分たちのほうがよっぽど悪魔のくせに。あ、低級悪魔だから名乗れないのか」

リヴァイ「そいつが今日の夜会に来ていたらしい」

ハンジ「来るの知ってたんだろうねぇ」

リヴァイ「ああ。そいつに胡散臭ぇ笑顔で話しかけてたな」


733 : ◆uSEt4QqJNo :2016/10/28(金) 23:56:37 kml3rbMo

ハンジ「ははっ! 目に浮かぶようだよ」ケラケラ

リヴァイ「ハンジ」グイッ

ハンジ「わっ、何?」

リヴァイ「首を差し出していたと知っているということは俺が囲まれていたのをずっと見てたな?」

ハンジ「……」

リヴァイ「気分が悪かったか、ハンジ」ペロッ

ハンジ「ひゃっ!? く、首舐めないでくれよ」

リヴァイ「今日は噛めばいいのか?」

ハンジ「……気持ち悪いんじゃなかったのかよ」

リヴァイ「お前なら悪くない」チュッ

ハンジ「っ、痕つけちゃダメだよ」

リヴァイ「噛み痕は?」

ハンジ「ダメに決まってるだろ……ばか」




736 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 22:58:55 6HbJFHCk

【見えない場所】


リヴァイ「……チッ」グイッ

ミケ「リヴァイ、どうした? クラバットが気になるのか?」

リヴァイ「……いや」スッ

ミケ「……」スンッ

リヴァイ「……」シワー

ミケ「微かだが血の匂いがする」

リヴァイ「……噛まれた」

ミケ「は?」


737 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 22:59:58 6HbJFHCk

リヴァイ「首を」

ミケ「……ハンジ、か?」

リヴァイ「……」コクリッ

ミケ「……血が出るほどか。激しいな」

リヴァイ「違う。からかってやったら逆に噛まれた。血は滲んでいる程度だ」

ミケ「なるほど……」

リヴァイ「まぁ、お返しはしておいたがな……」



ハンジ「うぅ……胸が痛い(物理的に)……」




738 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:00:35 6HbJFHCk

【さわさわ】


リヴァイ「ハンジ、もう寝るぞ」

ハンジ「もちょっとだけー。先にベッドで寝ててー」ペラッ ←本読んでる

リヴァイ「……チッ」ゴロンッ

ハンジ「……よしっと」パタンッ

ハンジ「リヴァーイ!」ボフッ

リヴァイ「ぐ……いきなり乗るな、クソメガネ」

ハンジ「ふへへー」ギュー


739 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:01:07 6HbJFHCk

リヴァイ「ちゃんと寝ろ」

ハンジ「ふふ……」サワッ

リヴァイ「! おい」

ハンジ「ふふふーリヴァイの筋肉ー」サワサワッ

リヴァイ「何しやがる、この 女が」

ハンジ「失礼だなぁ。リヴァイだっていきなり触ってくるくせに」

リヴァイ「俺はいい」

ハンジ「理不尽!」




740 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:01:41 6HbJFHCk

【ひっくり返す】


ハンジ「ね、仰向けになって」

リヴァイ「……」ゴロッ

ハンジ「よっしゃ」ノシッ

リヴァイ「……」サワッ

ハンジ「ん……腰撫でないで」ピクッ

リヴァイ「こっちも触らせろ」サワサワッ

ハンジ「もう」


741 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:03:30 6HbJFHCk

リヴァイ「……随分と奔放になったもんだな」

ハンジ「まっさらな私をそうしたのは誰だよ」ムニー ←両頬を引っ張ってる

リヴァイ「ああ、ほれは……」グイッ ←引っ張ってる手をどけた

リヴァイ「それは俺だが」

ハンジ「責任取って触られてろ」

リヴァイ「触るだけなら触られておいてやる。その後は分からんが」

ハンジ「全く、可愛くない奴」




742 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:04:19 6HbJFHCk

【掠めとる】


ハンジ「肌寒いねぇ。空気も乾燥してる」

リヴァイ「風邪ひくなよ」

ハンジ「はーい……っ」

リヴァイ「どうした」

ハンジ「んー……唇切れそう。リップ塗っとかないと」ヌリヌリ

リヴァイ「気をつけろよ。そろそろ行く」

ハンジ「あ、リヴァイもこれ塗っていきなよ。乾燥してるでしょ?」


743 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:05:12 6HbJFHCk

リヴァイ「時間がない。後でいい」

ハンジ「ちょっとの時間じゃないか。ほら」


リヴァイ「……ならお前でいい」グイッ
ハンジ「は? んぅ!?」


リヴァイ「……これでいいだろ。じゃあな」

スタスタスタスタ……

ハンジ「……横着、だなぁ」ポカンッ




744 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:06:05 6HbJFHCk

【前後不覚】


エルヴィン「急な出張に付き合ってもらって悪かったな」

ミケ「いや、仕事だからな」

エルヴィン「俺はあと少しやることがある。すぐに行くから先に食堂に行っててくれ」

ミケ「分かった」

―――
――

ミケ「!」スンッ

ミケ(酒の匂い……もう飲んでる奴がいるのか)ガチャッ


745 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:06:36 6HbJFHCk

ハンジ「あー!! ミケ来たよ! ミケ!!」

リヴァイ「やっとか」

ナナバ「出張お疲れー」

ハンジ「はい、みんなーせーの!!」


「「「「誕生日おめでとう(ございます)!!」」」」


ミケ「……ああ」

ハンジ「反応薄いよー」

ミケ「まさか出来上がった状態で祝われるとは思わなかったからな」

ナナバ「今日戻るかも分からなかったし、戻っても遅くなると思ってたから始めちゃったんだ。悪いね」


746 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/01(火) 23:08:31 6HbJFHCk

ミケ「いなくても酒盛りか。まぁ、いいが」

リヴァイ「とりあえず飲め」ズイッ

ミケ「空きっ腹にキツいな」フッ


ハンジ「あ、エルヴィン来たー! おめでとう!!」

エルヴィン「ハンジ、俺は今日じゃないぞ」


ミケ「……ハンジはもう酔ってるのか」

リヴァイ「回収してくる」ガタッ

ナナバ「いってらー」フリフリ

ミケ「ナナバも酔ってるな」クッ





749 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:21:55 ooiSYX6c

【へべれけ】


ハンジ「リヴァイはねーリヴァイなんだよ」

リヴァイ「どういうことだ」

ハンジ「リヴァイだからー!」ゲラゲラ

リヴァイ「酔っ払いとは会話ができねぇな」シワー

ミケ「部屋まで運ばないのか?」

リヴァイ「お前が来てまだ数分だ」

ハンジ「ちゃんと祝えてないだろって言ってんだよぉー」ヘラヘラ

ナナバ「よっ! さすがリヴァイ翻訳家!」

ハンジ「うぇっへっへっへ! それほどでもー」


750 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:22:15 ooiSYX6c

エルヴィン「二人ともすっかり出来上がっているな」クスッ

リヴァイ「主役(ミケ)がいねぇから盛り上げると言って飲みまくっていたからな」

ミケ「それなら俺が帰るまで待つか、後日開いてほしかったな」

リヴァイ「今日中に帰らなければ後日開く予定だったらしいぞ」

ミケ「まぁ、飲めれば理由はなんでもいいというのはよくあるが」

ハンジ「当日も祝いたいし、本人に対しても祝いたいんだよー」

ナナバ「そうだそうだー!!」

ハンジナナバ「「ねー♪」」

エルヴィン「これは相当酔っているな」クスクス




751 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:23:18 ooiSYX6c

【穏やかに眺める】


ハンジ「うーん」ナデナデ

リヴァイ「やめろ」ペシッ

ハンジ「やーだー」ナデナデ

リヴァイ「酔いすぎだクソメガネ」ガシッ

ハンジ「リヴァイがまだリヴァイだからだよー。リヴァイになりなよー」

リヴァイ「ああ?」

ナナバ「あ! 分かったー! 兵長じゃなくてただのリヴァイになれってことかぁー」

ハンジ「それ! ナナバさっすがぁ!」

ナナバ「ハンジ翻訳家だからぁー」

ハンジナナバ「「あははははは!!」」ゲラゲラ

リヴァイ「……少しは気を緩めている」

ハンジ「そう?」コテンッ


752 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:23:52 ooiSYX6c

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ならいっかぁ」ニコォ

リヴァイ「……」

ミケ「……そろそろ連れ帰ったらどうだ?」

エルヴィン「いつキス魔になるかも分からんしな」

リヴァイ「……なりかけたら連れ帰る」

ミケ「いいのか?」

リヴァイ「楽しそうだからな」

ハンジ「ふへへへー」ニコニコ

リヴァイ「……」ジッ

ミケ「……」

エルヴィン「……」

ミケエルヴィン((今は本当にただのリヴァイだな))フッ




753 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:24:34 ooiSYX6c

【ではあっちは】


「わんっ」

ハンジ「おお、犬だ」

リヴァイ「あ?」

茶犬「わん」パタパタ

ハンジ「かわいいねぇ。人懐っこい」ナデナデ

茶犬「わふわふっ♪」

リヴァイ「あっちにもいるぞ」

黒犬「……」

ハンジ「警戒してるのかな? 寄ってこないね。リヴァイみたい」

リヴァイ「なんで俺だ」


754 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:25:04 ooiSYX6c

ハンジ「警戒心強くて愛想がないところ」

リヴァイ「……前は猫で今度は犬か。黒ければ全部俺なのか」

ハンジ「そういうわけじゃないけど」

茶犬「わふわふっ!」パタパタ

ハンジ「もっと撫でてほしいのかな?」ナデナデ

茶犬「くぅーん♪」

リヴァイ「茶色は誰にでも懐くみたいだな。お前みたいに」

ハンジ「誰にでもじゃないよ」

茶犬「わんっ」

ハンジ「ほら、ハンジ犬も違うって」

リヴァイ「勝手に変な犬種名をつけるな」




755 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:25:49 ooiSYX6c

【しつけ】


ハンジ「ほーれほれほれ」グリグリナデナデ

茶犬「わふわふっ♪」

リヴァイ「いつまで構ってる。行くぞ」

ハンジ「首輪してるから野良犬じゃないみたいだけど飼い主はどこいったんだろ?」

リヴァイ「おい」

ハンジ「分かった分かった。触らせてくれたお礼にさっき買ったパン少しあげようかな。食べる?」スッ

茶犬「……」スンスンッ

ハンジ「どうぞ」


756 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:26:17 ooiSYX6c

茶犬「……」

ハンジ「? 食べないの?」

リヴァイ「パンは食わねぇんじゃねぇか?」

ハンジ「そっかぁ。他にあげられるものないんだよねぇ」

黒犬「! ワンッ!」

茶犬「!! わんわんっ!!」ダッ!!

ハンジ「うおっ!?」


飼い主「よしよし、待ったか?」ナデナデ

茶犬「わふっ♪」パタパタ

黒犬「ワンッ」パタパタ


757 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:26:44 ooiSYX6c


リヴァイ「飼い主か」

ハンジ「あれ?」


飼い主「ほら」スッ

茶犬「わんっ」パクッ、モグモグ

黒犬「……」モグモグ


リヴァイ「パン、食べてるな」

ハンジ「飼い主からじゃないと食べないのか……」

リヴァイ「どうするんだ? そのパン」

ハンジ「仕方ないから飼い主に頼んであげてもらうよ」




758 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:27:19 ooiSYX6c

【二度はよくない】


ハンジ「紅茶淹れるよ! 今日はティーバッグだ!」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「勢いよく水を入れて空気を含ませてからお湯を沸かす」

ハンジ「沸騰したらお湯を少しカップに入れて温める」

ハンジ「ヤカンはまた火にかけて親指大の泡が立つまで温める」

ハンジ「カップの湯を捨て、沸騰したてのお湯を入れてから
ティーバッグが浮かび上がらないように縁から滑らせるようにゆっくり投入」


759 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/04(金) 23:28:03 ooiSYX6c

ハンジ「そしてカップに蓋をする。蓋はソーサーでもいい」

ハンジ「蒸らし時間は……これは1分から1分半」

ハンジ「時間になったらティーバッグを軽く振り、取り出す。この時ティーバッグを強く振ったり搾ったりしないこと」

ハンジ「はい、どうだ!」カチャッ

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「……」ジー

リヴァイ「……悪くない」

ハンジ「うっしゃあ!! 二杯目作ろっと」

リヴァイ「待てお前、同じティーバッグ使う気か」




764 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:26:37 KSO8RyvE

【犯罪】


リヴァイ「もう一杯淹れる。お前もいるだろう?」ガタッ

ハンジ「うん」

リヴァイ「……」カタッ

ハンジ「……」ソロー

リヴァイ「……」カチャッ


ハンジ「リーヴァイ」ピトッ
リヴァイ「……危ねぇだろうが、離れろ」


765 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:27:08 YIxsGY5.


ハンジ「ちょっとだけちょっとだけ」サワッ
リヴァイ「おい」


ハンジ「台所に立ってるところに後ろからイタズラしてみたかったんだよね」サワサワ
リヴァイ「……男女逆じゃねぇか?」


ハンジ「どっちがやってもいいと思うんだ」キリッ
リヴァイ「何を真面目に……おいっ、それ以上はやめろ」ガシッ


ハンジ「えぇー」
リヴァイ「えぇー、じゃねぇよテメェ。どこまで触るつもりだ」


ハンジ「いけるところまで」
リヴァイ「……お前がやってんのはイタズラじゃなくて痴漢だ。変態が」





766 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:28:06 Jml/Xbf.

【本当に?】


リヴァイ「……」カチャッ

ハンジ「もー、ちょっとした可愛いイタズラじゃないかぁ。怒らないでくれよ」

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「おーい」

リヴァイ「……」カチャンッ

ハンジ「リヴァイー?」

リヴァイ「……」


767 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:29:49 IohLjQnE

ハンジ「リヴァイくーん?」ヒラヒラ

リヴァイ「……」カチャッ

ハンジ「リヴァイちゃーん」

リヴァイ「……その呼び方はやめろ」シワー

ハンジ「うははは! 答えた答えた!!」

リヴァイ「……」チッ

ハンジ「ほら、次はリヴァイがやっていいから機嫌直して」

リヴァイ「……やらねぇよ」ズズズズ




768 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:30:33 SiJ8Nrnc

【お茶会】


ハンジ「この前リヴァイに痴漢したら怒られた」

マレーネ「ごふっ!? あ、当たり前でしょうが」ガチャンッ

ナナバ「何やってんの、あんた」

ハンジ「いやー、私から触りにいくと面白くてさー」

マレーネ「何が?」

ハンジ「おとなしく触られてることが」

ナナバ「あー、昔は蹴飛ばされてたりしてたねぇ」


769 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:31:11 Jml/Xbf.

マレーネ「あぁ、あれはしつっこく追いかけ回されてるリヴァイが可哀想だった」

ハンジ「あのリヴァイが今じゃいきなり触っても怒らないんだよ。感慨深いね」

ナナバ「そりゃ関係が変わればそうなるだろうけど」

ハンジ「でもやりすぎると怒られる」

マレーネ「だから当たり前でしょうが」

ハンジ「あっちは無視してやりすぎるくせにさー」ブー

マレーネ「よし、その辺詳しく」

ナナバ「マレーネ」アキレ




770 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:31:50 T9sC.huc

【好き放題】



ハンジ「寒くなってきたよねぇ」ノッシリ
 リヴァイ「そうだな、退け」


ハンジ「つれないねぇ」モフッ
 リヴァイ「頭に顔を突っ込むな」


ハンジ「寒いー」グリグリ
 リヴァイ「おい」ボサボサ


771 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:32:43 YIxsGY5.


ハンジ「リヴァイ、良い香りー」クンクン
 リヴァイ「やめろ」


ハンジ「癒される」ギュッ
 リヴァイ「……」ハァー


ハンジ「すっごい寒いってわけじゃないけど寒いよねぇ」パッ

リヴァイ「……」ボサボサ

ハンジ「もうすぐ冬だね」ナデナデ ←髪を整えてあげてる

リヴァイ「……そうだな」




772 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:34:23 sNItAlfA

【習慣】


ピッチョーンッ

ハンジ「何故お風呂なのだろうか?」

リヴァイ「寒いと言っていただろ」

ハンジ「いや、紅茶でもよかったんだけど」


リヴァイ「このほうが全部温まる」ギュッ ←後ろから
ハンジ「まぁ、そうだけど」


リヴァイ「ちゃんと浸かっておけよ」
ハンジ「はーい」


ハンジ「…………」Σハッ!?


773 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/08(火) 22:35:23 IohLjQnE

ハンジ(いつのまにかリヴァイと一緒に入るのが当たり前になっているっ)


リヴァイ「……」チュッ
ハンジ「うひゃっ!?」ビクッ


リヴァイ「何考えてる」
ハンジ「別に何も。っていうかいきなり肩にキスしないでよ、ビックリした」


リヴァイ「……がら空きだった」
ハンジ「意味が分からないよ」アハハ!


リヴァイ「おとなしく浸かってろ」ギュッ
ハンジ「はいはい」フフッ

ハンジ(ま、一緒のほうが楽しいか)




776 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:01:59 J6XW8.vY

【下手すると危険】


ハンジ「あーさっむ。この時期の立体機動は身にくるね」

リヴァイ「風を切るからな」

ハンジ「よりスピードを出すあなたは更に寒そうだね」

リヴァイ「それなりにな」

ハンジ「もっと寒くなったら鼻水出そうだよね」

リヴァイ「……出ねぇよ」


777 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:03:16 J6XW8.vY

ハンジ「立体機動中に鼻水出たら大変だ」

リヴァイ「……」

ハンジ「くるくるーって巨人削ぐときに鼻水がくるくるーって顔中に」

リヴァイ「出ねぇっつってんだろうが」

ハンジ「風邪気味なときは気をつけないとね」

リヴァイ「お前は人の話を聞け」

ハンジ「髪にまで付いちゃうことあるしね。横に流れたり縦に流れてゴーグルに付いたり大変だよ、あれは」

リヴァイ「……体験談なのか」




778 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:04:41 J6XW8.vY

【困った】


ハンジ「あー……」

リヴァイ「どうした」

ハンジ「リヴァイ……どうしようね?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「これ見て」スッ

リヴァイ「見合いの釣り書き? 会わずに突っ返して断りゃいいだろう」ペラッ

ハンジ「中身見てもそう言える?」

リヴァイ「こりゃあ……」

ハンジ「調査兵団へ多額の出資をしてくれている商家のひとつだよ。しかもそれなりに私を知ってる人なんだよね」


779 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:06:16 J6XW8.vY

リヴァイ「……」

ハンジ「私の変人っぷりを知った上でこれだ。困ったもんだよ」

ハンジ「ああ、言っておくけど一度直接言われたときにすぐにお断りしてるからね? それでも来たの」

リヴァイ「直接言われた?」

ハンジ「夜会でね。最初は冗談かと思ったんだけど本気だと言われて真剣にお断りしたんだよ。
納得してくれたと思ってたんだけど……」ガシガシ

リヴァイ「……それは聞いてねぇな」

ハンジ「……ごめん。すぐ断ったし済んだことだと思ってたから……」

リヴァイ「……下手に突っ返して断ったりすると出資に影響するかもしれねぇから一度は会わないといけねぇのか」

ハンジ「うん……なんとか幻滅させたいんだよ。多分この人、変な幻想を抱いてると思うんだ。
それをぶち壊しつつ失礼のないようにしないと……ああ! 面倒臭いっ!!」ガシガシッ!!


780 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:07:00 J6XW8.vY

リヴァイ「……」

ハンジ「必ず断るよ。エルヴィンにも、出資を見直されるかもしれないと伝えてある」

リヴァイ「……分かった」

ハンジ「……ごめんね」

リヴァイ「何がだ」

ハンジ「嫌な気分にはなるだろうから」

リヴァイ「……お前の所為じゃない」

ハンジ「うん……」

リヴァイ「とっとと行ってさっさと断ってこい」

ハンジ「うん」




781 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:08:28 J6XW8.vY

【呆れる】


ハンジ「んじゃ、ちょいと行ってくるよ」

ナナバ「二人だけで会うって変な見合いだね……大丈夫なの?」

ハンジ「うん……でも会う場所は人気の多い所だから大丈夫だと思うよ」

ミケ「まぁ、気をつけるに越したことはない」

エルヴィン「いざとなったら此方のことは気にせずに対処しろ。後は何とかする」

ハンジ「ははっ、エルヴィン……ありがとう」

エルヴィン「いや、私も君にいなくなられては困るからな」

ナナバ「相手はハンジの変人ぶりは知ってても巨人と相対してるときの変態っぷりは知らないんだから
それ見せちゃえばあっちから断るって」

ハンジ「それどうやって見せるのさ」

ナナバ「今日一日巨人の話をしてあげれば根をあげると思うよ?」

ハンジ「あはは! いいかもしれないね!」


782 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:09:03 J6XW8.vY

ナナバ「あれ? そういやリヴァイは?」

エルヴィン「……用事があるらしくてな」

ミケ「あいつも忙しいようだ」

ハンジ「そっか」

ナナバ「……呆れた」

ハンジ「仕方ないよ。正直こんな見合いごときでお見送りされてるのも変なんだしさ。じゃ、いってきます」

ナナバ「……いってらっしゃい」

エルヴィン「……」プルプル

ミケ「……」プルプル

ナナバ「リヴァイの奴、見合いの場に行ったんでしょう? 呆れた」

エルヴィン「そう言うな、焚き付けたのは俺達だ」クックックッ

ミケ「何か間違いがあったら困るだろう?」ニヤニヤ

ナナバ「あんた達ってば……」




783 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:11:24 J6XW8.vY

【良い人】


ハンジ(うーむ)

男「……なんですよ」ニコニコ

ハンジ「そうなんですね」ニッコリ

ハンジ(悪い人ではないけどやっぱりちょっと幻想抱いてるなー)

ハンジ(ちゃんと話せば分かってくれそうな人だけど、どうやって切り出そうか)ズキッ

ハンジ(っ……慣れないヒールが痛い。そろそろ切り上げないと)

男「……ハンジさん」

ハンジ「はい」

男「すみません」

ハンジ「はい?」

男「父が勝手に釣り書きを送ってしまったんです。私はもう断られていたので諦めていたのですが……」


784 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:12:03 J6XW8.vY

ハンジ「そう、ですか」

ハンジ(あっちから切り出してくれた。助かった)

男「でも会わずとも済んだのに会うことにしたのは私です」

ハンジ「は……」

男「申し訳ありません。最後に二人でお会いしたかったんです」

ハンジ「……」

男「私の家のことで会わないわけにはいかなかったということを承知していた上で、です。すみません」

ハンジ「……いいえ」

男「今回のことはこちらから断ったと父に伝えますのでご安心ください」

ハンジ「……申し訳ありません」

男「いいんです。分かっていたことですから。会ってくださって嬉しかったです。ありがとうございます」

ハンジ(誠実で、話の分かる人で良かったよ)ホッ




785 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:13:10 J6XW8.vY

【手を離さない】


男「帰りましょう。馬車までお送りします」

ハンジ「はい……あっ」ガッ

男「!」ガシッ

ハンジ「わっ、す、すみません!」

男「いえ……」

グイッ

ハンジ「ひょえっ!?」

男「!?」

リヴァイ「……何よろよろしてやがる、クソメガネ」グッ ←腰抱き

ハンジ「リ、リヴァイ!? なんでここに!?」

リヴァイ「なんででもいい。迷惑をかけるな」

ハンジ「いやいや、今のは不可抗力だからね!?」


786 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:14:07 J6XW8.vY

男「……」ポカンッ

リヴァイ「……うちの者が迷惑をかけた」

男「あ……いいえ。それよりもまたお会いできて光栄です、リヴァイ兵士長」ニコッ

ハンジ「あれ? 会ったことありました?」

男「ええ、夜会で」

ハンジ「あぁ、そうか」

リヴァイ「……コイツは立体機動中に鼻水を撒き散らすような女だ。やめておいた方がいい」

ハンジ「いきなり何を言い出すんだよ!?」

男「……ふふっ」

ハンジ「あ、あの、その……もう! リヴァイ!!」

男「ああ、すみません。それに笑ったわけではないんです……いえ、少しおかしかったですが」クスクス

ハンジ「うっ///」ジロッ

リヴァイ「……」シレッ


787 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/12(土) 23:14:33 J6XW8.vY

男「お迎えが来られたようですから私はもう行きますね」

ハンジ「す、すみませんでした」

男「いえ」

リヴァイ「……」

男「……ご安心ください、リヴァイ兵士長。彼女は自由です」ニッコリ

リヴァイ「!」

男「ハンジさん、今日は楽しかったです。ありがとうございました」

ハンジ「こ、こちらこそ」

男「それでは失礼いたします」

スタスタスタスタ…

ハンジ「……はぁ、無事(?)に終わって良かった」

リヴァイ「……」




790 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:00:21 AbF87FXw

【念の為】


ハンジ「もう、リヴァイ! 最後の最後で失礼なことしちゃったじゃないか!」

リヴァイ「お前がよろけるからだ」

ハンジ「だからそれは不可抗力だっての! ってかもう腰から手を離せよ」

リヴァイ「……断ったのか」スッ

ハンジ「ん? というかただ会いたかっただけみたい。前に断ったのはちゃんと分かってたってさ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「ところであなたなんでここにいるの?」

リヴァイ「…………買い物だ」


791 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:01:24 AbF87FXw

ハンジ「買い物? こんな遠くまで? そりゃ調査兵団本部から然程離れてはいないけど買い物ならここまで来なくても……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……もしかして、だけど」

リヴァイ「……」

ハンジ「わざわざぶち壊しに来たとか?」

リヴァイ「……そんな必要はないだろう」

ハンジ「確かに。お断り前提だからね」

リヴァイ「帰るぞ」

ハンジ「あ、ちょっと待ってよ!」




792 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:02:05 AbF87FXw

【ちょっと気に入らない】


ハンジ「ねぇ、リヴァイ」スタスタ

リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「なんか怒ってる?」

リヴァイ「……いいや」

ハンジ「うーん……」

ハンジ(機嫌が悪いだけ? 理由はなんだろう?)フーム

リヴァイ「……」チラッ

ハンジ「ん?」


793 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:02:53 AbF87FXw

リヴァイ「無駄に小綺麗な格好だな」

ハンジ「そりゃ兵装で行くわけにはいかないからね。朝からバタバタだったよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「普段何もしないから疲れるったらないね」

リヴァイ「……」

ハンジ「あ! 分かった!!」

リヴァイ「? なんだ?」

ハンジ「めかし込んでるのが嫌なんだろう?」

リヴァイ「……」

ハンジ「分かるよー私もそういう気持ちになるから」ウンウン


794 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:03:23 AbF87FXw

リヴァイ「……お前も?」

ハンジ「たまに呼ばれるだろ? お嬢様方に」

リヴァイ「……」

ハンジ「よし、このままデートして帰ろう!」スルッ ←腕をからめた

リヴァイ「あ?」

ハンジ「だからこの格好はあなたの為にした格好だ」

リヴァイ「……」

ハンジ「さ、行こう?」ニコッ

リヴァイ「……クソメガネ」フッ




795 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:04:47 AbF87FXw

【つるすべ】


ハンジ「じゃ、じゃーん!」ツヤッ+

リヴァイ「……何がだ」

ハンジ「えー? 分っかんない? ニファがボディオイルやらでお肌の手入れしてくれたんだよ」

リヴァイ「ほう」

ハンジ「艶ぷるだよー。触りたい?」ニヒッ

リヴァイ「どうだろうな」

ハンジ「なんだよ、その態度。触らせてやらないからな!」ブー

リヴァイ「勝手に触る」スルッ

ハンジ「あ、ずるい!」


796 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:06:03 AbF87FXw

リヴァイ「……ほう」サワサワ

ハンジ「ね? 触り心地いいだろ? なんかすげぇスベスベなんだよ」

リヴァイ「悪くない」ナデナデ

ハンジ「どうだろうなとか言ってたくせにめちゃくちゃ触ってくるな」クスクス

リヴァイ「勝手に触ってるからな」スベスベ

ハンジ「あはは、くすぐったい」

リヴァイ「……」スルッ…

ハンジ「あっ……」ピクッ

リヴァイ「……ハンジ」サワッ…

ハンジ「ん……ふふっ、あなたずるいよねぇ」クスクス

リヴァイ「まぁな」




797 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:06:33 AbF87FXw

【安心して】


――ハンジ研究室――


リヴァイ「……」

ハンジ「ブツブツ……」

リヴァイ「薄汚ぇな」スタスタ

リヴァイ「空気がこもってんじゃねぇか」バンッ ←窓開けた

ヒョオォォ……

ハンジ「ブツブツ……ふはっ!? さっぶぅ!!」

リヴァイ「あぁ、正気に戻ったか、クソメガネ」


798 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/16(水) 23:08:11 AbF87FXw

ハンジ「えっ? あ、リヴァイ。今日寒くね?」

リヴァイ「そうだな。モブリット達が心配してたぞ」

ハンジ「あれ? そんなに経った?」

リヴァイ「ああ、それなりの日にちが経ったな」

ハンジ「そっかぁ……」トロンッ

リヴァイ「おい?」

ハンジ「なんかリヴァイが来たら眠くなった。寝る。おやすみ」パタリッ

リヴァイ「おい……」

ハンジ「」スヤァ

リヴァイ「……部屋の片付けはモブリット達に任せるか」



804 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:12:01 A3j7g9G2

【難解】


――隠れ家――


ハンジ「やぁ、みんな――」

ジャン「ハンジさん! いいところに!!」

ハンジ「おぉう!?」

アルミン「ハンジ分隊長、助けてください」

ハンジ「何なに? どうしたの?」

エレン「その、兵長とミカサが……」

ハンジ「えっ!? 一触即発な状況? それとももう始まっちゃってる? 賭けの親は誰にする?」

ジャン「賭けはしません! そうじゃないんです」


805 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:12:44 A3j7g9G2

アルミン「えっと、兵長が独特な言い回しをされてて、それにミカサがまた独特な言い回しで返していて……」

エレン「何を言っているのかわかりません」スパッ

ジャン「エレン! お前ちょっと黙ってろ!!」

ハンジ「あー……」

コニー「話が噛み合ってるのかもよくわかんねぇよな」

サシャ「もう掃除でもしてましょうよ」

ハンジ「まーまー、ちょっと待ってて」スタスタ

ジャン「……話しかけずに聞いてるな」

アルミン「なんか頷いてるね。ひとしきり聞いて話し始めたよ」

エレン「あ、戻ってきた」


806 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:13:21 A3j7g9G2

ハンジ「みんな、解決したよ。鈍らないための訓練と掃除どっちを先にするかって話だった。
ミカサは恐らく、理解できなくて質問してたみたいだよ。意思疏通できてたかは不明だけど」

ジャン「そ、そうですか」

ジャン『“弱ぇ奴は死ぬぞ”は訓練しろって意味なのか?』ヒソヒソ

アルミン『さ、さぁ? 多分そうなんじゃないかな?』ヒソヒソ

ジャン『“私は死にません”は質問なのか?』ヒソヒソ

アルミン『あ、それは“自分はちゃんと鍛えている”ってことじゃないかな。話の流れ上』ヒソヒソ

ジャン「……お前すげぇな」

アルミン「えっ?」




807 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:14:18 A3j7g9G2

【無用の長物】


ハンジ「井戸を掘るときってダウジングで水脈を探ることがあるんだよ」

リヴァイ「それとその枝に何の関係がある」

ハンジ「これもダウジングだよ。Y型の枝で反応を見るの」

リヴァイ「井戸を掘るつもりか」

ハンジ「本当に水が出るか試してみたいじゃないか」

リヴァイ「井戸の周りでやってりゃ世話ねぇだろ。そんな近くに2個も井戸はいらねぇよ」

ハンジ「そうだね。じゃ、訓練用の森の奥に」

リヴァイ「誰が使うんだ」




808 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:16:59 A3j7g9G2

【協力】


――ハンジ研究室――


リヴァイ「……忙しそうだな」

モブリット「あ、リヴァイ兵長。ええ、今大詰めで。今日には終わるかと思います」

リヴァイ「そうか。この書類を渡しておいてくれ」

モブリット「はい」

リヴァイ「提出は明日でいい」

モブリット「分かりました」

リヴァイ「邪魔したな」


809 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:18:00 A3j7g9G2

モブリット「いえ」

スタスタスタスタ……

ニファ「あれ? 今、兵長いらっしゃいませんでした?」

モブリット「うん。書類を持ってこられた」

ニファ「……ハンジ分隊長に会わなくてよかったんですかね」

モブリット「様子だけ見に来られたみたいだよ。邪魔したくないんじゃないかな」

ニファ「かれこれ2週間くらいまともに会われていないんじゃ……それに一段落してもまた……」

モブリット「まぁ……お二人とも大人だから。とはいえ、なるべく早く終われるよう尽力しようか」

ニファ「はい!」




810 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:18:29 A3j7g9G2

【こっちもそうする】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「……ふぅ」ドサッ

ガチャッ

ハンジ「リヴァイいー、た!」

リヴァイ「ハンジか」

ハンジ「なんだかお疲れかい?」

リヴァイ「普通だ。それより引きこもりは終わりか?」

ハンジ「引きこもってたわけじゃないよ。外にも出てたよ。実験用の植物採取とか」

リヴァイ「終わったのか?」

ハンジ「終わったよ。久しぶりって言うべき?」

リヴァイ「まあまあな」


811 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:19:28 A3j7g9G2

ハンジ「はは、ごめんね。なかなか二人きりでは会えなくて」

リヴァイ「……」チョイチョイ ←指まねき

ハンジ「ん? 何?」スタスタ

グイッ


ハンジ「おわっ」
リヴァイ「……」ギュッ


ハンジ「……何? 寂しかった?」クスクス
リヴァイ「うるせぇ」


ハンジ「でもまた忙しくなるんだよねぇ」フゥー
リヴァイ「……」


ハンジ「今のうちにリヴァイを堪能しておかないとね」ギュゥ
リヴァイ「……思う存分しておけ」





812 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:20:31 A3j7g9G2

【オジャマ虫】


――人気のない廊下――


ハンジ「……次はあれをやって」ブツブツ

――グイッ

ハンジ「!? なっ、だ」

「――ハンジ」

ハンジ「リ――んぅ」


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん……」


813 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:21:04 A3j7g9G2


リヴァイ「っ……ちゃんと食ってるか?」ナデ…

ハンジ「はぁ……食べてるよ。いきなり物陰に引きずり込むなんて……びっくりしたじゃないか」

リヴァイ「廊下のど真ん中がよかったか?」

ハンジ「そりゃ困るけど。なぁに? また忙しくなったから我慢できなかったの?」クスッ

リヴァイ「さぁな」

…ザワザワ

ハンジ「と、誰か来る。行こう」

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「……」チラリッ

ハンジ(ふはっ、不満顔だ)




814 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:21:43 A3j7g9G2

【あまのじゃく】


ハンジ「リヴァイー、やっと暇できたよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「これでゆっくり二人で過ごせるね」ノシッ ←対面で膝乗り

リヴァイ「そうだな」


ハンジ「ん」
リヴァイ「……」


ハンジ「んん……」ヌルッ
リヴァイ「――――」ヌチュッ


ハンジ「! ふ……」
リヴァイ「……」クチュッ


815 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/20(日) 22:23:03 A3j7g9G2


ハンジ「――っは、ふふっ」

リヴァイ「っ……なんだ」

ハンジ「二人で過ごせるのが嬉しいだけだよ。リヴァイもだろ?」

リヴァイ「……普通だ」

ハンジ「なんだよ。寂しすぎてひねくれちゃったのかい?」クスクス


リヴァイ「黙れ……」グイッ
ハンジ「んん……」ドサッ


リヴァイ「っ……お前を早く抱きたかっただけだ」

ハンジ「! それ……寂しかったってことじゃないの?」クスッ

リヴァイ「さぁな」




818 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:10:39 bT8w13D6

【怒れなくなる】


ハンジ「はぁー! 終わったぁ! みんなお疲れー!!」

ハンジ班「「「「お疲れ様です!」」」」

ハンジ「みんなもう帰っていいよー。片付けは明日だ。休んじゃって」

モブリット「ハンジさんは?」

ハンジ「私ももう限界だよ。おとなしく休む。みんなありがとうね。さ、帰った帰った」

ニファ「えっと、はい。お疲れ様です」ペコッ

ケイジ「お疲れです」フワァァ

ゴーグル「お疲れ様でした」

ハンジ「はーい。ゆっくりしてね」

モブリット「……リヴァイ兵長をお呼びしなくて大丈夫ですか?」


819 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:11:41 bT8w13D6

ハンジ「ふはっ! なんでだよ。大丈夫大丈夫」アハハ

モブリット「廊下の真ん中で寝ないでくださいよ?」

ハンジ「端っこならいいの?」

モブリット「ハンジさん」シワ

ハンジ「ごめん、リヴァイみたいにシワ寄せて怒んないでよ。廊下で寝ないから」

モブリット「お風呂は――」

ハンジ「入る。入って寝る」

モブリット「絶対ですよ?」

ハンジ「分かったってば。全く、リヴァイに似てきたね」

モブリット「ハンジさんの所為でしょう? ちゃんと休んでくださいよ?」

ハンジ「分かってる。……いつもありがとう、モブリット」ニコッ

モブリット「……そういうところ、狡いですよね」ハァ




820 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:12:24 bT8w13D6

【ここが安眠の場所】


――リヴァイ自室――


コンコンッ

リヴァイ「! 誰――」

コンコンコンコンココンコンコンココココココンッ

リヴァイ「うるせぇ! クソメガネ!」

ガチャッ

ハンジ「こーんばーんはー」

リヴァイ「夜中にコンコンうるせぇ。なんだ」

ハンジ「んやー、お風呂入ったらすんげー眠くなっちゃって」フラフラ


821 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:13:16 bT8w13D6

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ちゃんとベッドで休まないとなって思って」フラフラ

リヴァイ「おい……」

ハンジ「おやすみぃ」ボフッ

リヴァイ「何勝手に人のベッドで……」

ハンジ「」スヤァ

リヴァイ「……」

ハンジ「」スヤスヤ

リヴァイ「……部屋は片付けてやってただろうが」ポンッ、ナデナデ

ハンジ「……ん」スヨスヨ




822 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:14:19 bT8w13D6

【なんってことだ】


――朝――


ハンジ「……」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(……何故リヴァイが隣で添い寝……?)

ハンジ(昨日、仕事終わって、部下を帰して、お風呂に入って……眠くて……)

ハンジ(えーっと、なんか足元がふわふわしてて、部屋に向かって扉を叩いて……叩いて?)…ブツブツ

ハンジ(叩くってことは自分の部屋じゃない……しかし、私が関係のない人物の所へ突入はしないはず)ブツブツ

ハンジ(つまりここは……リヴァイの部屋じゃないか!」

リヴァイ「……考えていることが漏れてるぞ」




823 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:15:01 bT8w13D6

【帰る場所】


ハンジ「起こしてしまったかい?」

リヴァイ「寝かけたところでお前がブツブツ言い始めたからな」

ハンジ「ああ、すまない。つい」

リヴァイ「いや、いい。それより、お前の部屋は掃除してあったろう」

ハンジ「そうだったっけ?」

リヴァイ「てめぇ……」ゴゴ…


824 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:15:34 bT8w13D6

ハンジ「ごめん! 本当にごめん!! ほぼ無意識でここに来たからさ!」

リヴァイ「……」

ハンジ「寝なきゃと思ったらここにいたんだ。今起きてびっくりしたよ」ケラケラ

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「あー……他の人の部屋に乱入したりはしないよ? リヴァイのベッドに行かなきゃと思ったんだから」

リヴァイ「……てめぇのベッドに行け」

ハンジ「ええー、だって寒いじゃん。リヴァイがいれば温かいじゃん」

リヴァイ「また湯たんぽ代わりか」




825 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:16:35 bT8w13D6

【お昼寝】


ハンジ「で、これは何かな?」

リヴァイ「罰だな」

ハンジ「膝枕が?」

リヴァイ「足痺れろ」

ハンジ「なんだよ、そのささやかな罰」

リヴァイ「ガッツリが好みか、そうか」サワッ

ハンジ「わぁあ!! これでいい!! いや、これがいいよ! こら! 手を引っ込めろ!!」ペチッ

リヴァイ「チッ」

ハンジ「朝っぱらから何、盛(さか)ってんだよ」

リヴァイ「お前が要求するからだろ」


826 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/23(水) 23:17:17 bT8w13D6

ハンジ「してねぇよ」

リヴァイ「ちょっと顔寄越せ」グッ


ハンジ「寄越せって……ん」
リヴァイ「――――」


ハンジ「――っちょっと」

リヴァイ「少し寝る」

ハンジ「えっ? あ」

リヴァイ「」スゥ…

ハンジ「……さっきの体勢、ちょっときつかったなぁ」ナデ…

リヴァイ「」スゥスゥ




829 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:08:25 nqsO5QYI

【若い】


ハンジ「リヴァイってさー、童顔だよねぇ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「眉間にシワ寄せてて、ちょっと怖い顔(ハンジ比)だからあんまり言われないだろうけどさ」

リヴァイ「……」

ハンジ「私より歳上なのに三十路なのに」

リヴァイ「うるせぇな」

ハンジ「丸顔だからかな? 眉間にシワあるけど他はあまりないから? いや、目元はあるよなぁ」

リヴァイ「……」

ハンジ「あ、ちっちゃいから?」

リヴァイ「削ぐぞクソメガネ」




830 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:09:36 nqsO5QYI

【知りたい】


ハンジ「不摂生(睡眠不足)してるわりに本当若く見えるよね」

リヴァイ「まだ言うのか」

ハンジ「若く見えるのと若いは違うからねぇ」

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「でも若く見える所為で不摂生してるのが目の隈からしか分からないね」

リヴァイ「……」

ハンジ「もうちょっと分かりやすくならないかなぁ」


831 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:10:40 nqsO5QYI

リヴァイ「……分からねぇほうがいい」

ハンジ「……」

リヴァイ「お前は分かるだろ」

ハンジ「どうかな? あなた隠すの上手そうだし」

リヴァイ「分かれ」

ハンジ「なら聞いたら素直に答えなよ?」

リヴァイ「…………分かった」

ハンジ「本当に分かってるかなぁ」




832 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:11:28 nqsO5QYI

【いただきっ】


ハンジ「リヴァイ、口の中に何入れてるの?」

リヴァイ「飴」

ハンジ「いいなぁ、もうないの?」

リヴァイ「ない」

ハンジ「そっかぁ」

リヴァイ「……」コロコロ


833 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:12:00 nqsO5QYI

ハンジ「いいなぁ」

リヴァイ「うるせぇ」


ハンジ「うーん……もーらいっ」グイッ
リヴァイ「あ? ――っ!?」


ハンジ「ん……」
リヴァイ「……」


ハンジ「は……ふふっ、奪っちゃったー♪」コロコロ

リヴァイ「……意地汚ぇな」




834 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:14:43 nqsO5QYI

【急ぐ】


――壁外:拠点――


エルヴィン「ハンジ班はまだか?」

ミケ「そろそろだと思うが」

リヴァイ「何やってんだ、クソメガネ」

ミケ「! 来たぞ」スンッ

モブリット「すみません! 医療班を!」

ハンジ「モブリット、落ち着けよ。ちょーっと下半身を巨人に握られただけだから」

モブリット「それが大変なことでしょうが!!」


835 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:15:46 nqsO5QYI

リヴァイ「何してやがるんだテメェは」

ハンジ「ははっ、少しばかり失敗しちゃった」

リヴァイ「馬から降りて歩けるのか?」

ハンジ「大丈夫だよ」ザッ、スタッ

ハンジ「――つっ!」ズキンッ

モブリット「ハンジさん!?」

ハンジ「だ、大丈夫だいじょ」

ヒョイッ

ハンジ「!?」


836 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:16:54 nqsO5QYI

リヴァイ「面倒臭ぇな」←横抱きしてる

ハンジ「ちょっ! 降ろせリヴァっいたっ!!」ズキッ

リヴァイ「おとなしくしてろ」スタスタ

ハンジ「いたた……歩けるってば!」

リヴァイ「まだるっこしい」スタスタ

ギャーギャーギャーギャー…

ミケ「……」

モブリット「……」

エルヴィン「大丈夫そうだな」フム




837 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:17:48 nqsO5QYI

【心配した】


――壁内:医療室――


リヴァイ「どうだ?」

ハンジ「骨にヒビくらいだってさ」

リヴァイ「お前は相変わらず丈夫だな」

ハンジ「まぁね」フフン

リヴァイ「威張ることじゃねぇ」

ハンジ「ふへへ」

リヴァイ「……クソが」

ハンジ「ごめんね」


838 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/26(土) 23:18:34 nqsO5QYI

リヴァイ「……」

ハンジ「心配かけたね」

リヴァイ「……」トンッ ←肩に頭を

ハンジ「……」

リヴァイ「……」ハァー

ハンジ「……」ナデ…

リヴァイ「怪我……するな」

ハンジ「……約束は、できないなぁ」

リヴァイ「チッ……分かってる」

ハンジ「そっか」フフッ




841 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:47:48 8DJYx5ME

【温もり】


――中庭――


ハンジ「気分転換に散歩はいいけど外寒いな」

ハンジ「……」キョロキョロ

ハンジ「いないなぁ」

ハンジ「寒っ」ブルッ

ハンジ「こんな時にいてくれればいいのに」

リヴァイ「何がだ?」


842 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:48:19 8DJYx5ME

ハンジ「おお、リヴァイ」

リヴァイ「キョロキョロと何してる」

ハンジ「猫達いないかなーと思って」

リヴァイ「……いねぇな」

ハンジ「寒い時ってあの猫達の温もりがほしくなるよ」

リヴァイ「やめろ、毛だらけになる」

ハンジ「この際リヴァイでいいや。はい、おいで」

リヴァイ「行かねぇよ」




843 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:48:50 8DJYx5ME

【重い物】


ハンジ「はあー買った買った」

リヴァイ「また本か」

ハンジ「置いておかなくていいものは読んだあと泣く泣く売ってるよ」

リヴァイ「泣く泣くか」

ハンジ「できれば手元に残しておきたいんだけど置場所無くなるからね」

リヴァイ「すでにねぇだろ」

ハンジ「まだ床は埋め尽くされていない」

リヴァイ「埋め尽くされるまで溜めるな」グイッ

ハンジ「あ、ちょっと、自分で持つよ」

リヴァイ「行くぞ」スタスタ

ハンジ「……ありがとう」フフッ




844 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:49:25 8DJYx5ME

【ひっそりいちゃいちゃ】


――リヴァイ執務室――


ハンジ「ここなんだけどさー」ノッシー ←後ろから
リヴァイ「ああ」カリカリ


ハンジ「この辺りに罠を張って……」
リヴァイ「こっちが良くねぇか?」ピタッ


――コンコンッ


ハンジ「誰か来た。はーいー」スタスタ

ガチャッ

ハンジ「誰かなー?」

オルオ「ハンジ分隊長! あれ? ここってリヴァイ兵長の……」

ハンジ「あはは、間違ってないよ。リヴァイと話をしていたんだ。どうぞ」キィ…

リヴァイ「お前が招くな」


845 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:49:59 8DJYx5ME

ハンジ「別に構わないだろ。オルオ、何か用事があるんだろう?」

オルオ「はっ!! エルヴィン団長より“団長室へ来りゃれ”……“来られたし”とのことです!!」

リヴァイ「……急ぎか?」

オルオ「いえ、手が空き次第で良いと」

リヴァイ「分かった。下がれ」

オルオ「はっ!! 失礼いたします!!」

パタンッ

ハンジ「緊張してたねぇ」スタスタ

リヴァイ「これが終わったら行く」カリカリ


ハンジ「さっきこっちがって言ってたけどここデカい木があってさ」ノッシー
リヴァイ「おい、それは後にしろ」


ハンジ「えぇー? 私が先なのに」
リヴァイ「団長命令が上だろうが」カリカリ


846 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:50:46 8DJYx5ME


ハンジ「ぶーぶー」
リヴァイ「うるせぇ、ブタ隊長が」


ハンジ「ブタになった覚えはないよ」
リヴァイ「終わった」ガタッ


ハンジ「おわっ! いきなり立たないでよ」
リヴァイ「知るか」スタスタ


ハンジ「そうだ、ついでにエルヴィンに助言をもらおう」ズルズル
リヴァイ「勝手にしろ」ガチャッ


ハンジ「勝手にするよ」パッ

リヴァイ「……先に話始めるなよ」

ハンジ「勝手にするからどうだろうねぇ」

リヴァイ「クソメガネが」




847 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:51:39 8DJYx5ME

【癒し】


ハンジ「今日は立体機動の指導ばっかりで疲れたでしょ」

リヴァイ「いや」

ハンジ「まーまー、こっちに来てうつ伏せになってよ」

リヴァイ「……何をするつもりだ」

ハンジ「警戒しないでよ。疲れを解そうと思ってさ。ほら寝て寝て」ポンポン

リヴァイ「……」ギシッ

ハンジ「まだ警戒してやがるな、こんにゃろう」グッ

リヴァイ「――っ、お前は時々突拍子もねぇことをしやがるからな」

ハンジ「……言い返せないな」グッグッ


848 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:52:18 8DJYx5ME

リヴァイ「……言い返せるようになれ」

ハンジ「そりゃ難しいなぁ」ググッ

リヴァイ「……」

ハンジ「疲れ溜まってるねぇ」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「お疲れ、リヴァイ」フフッ




849 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:53:31 8DJYx5ME

【真面目じゃない】


エルヴィン「立案書の問題点は改善できそうか?」

ハンジ「解決策を模索中」

ミケ「唸りながら考えてるようだ」

リヴァイ「代案を出してやるんだが却下してきやがる」

エルヴィン「……類例があったな」

ハンジ「無くはないけど今回は使えない」

ミケ「いい案が出ればいいが」

リヴァイ「……我意が強すぎるんだろ」


850 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:54:53 8DJYx5ME

エルヴィン「録な案が出ないからな」

ナナバ「何してるんだい?」

ハンジ「良いところに!」

ミケ「逃げたほうがいい」

リヴァイ「……いい加減やめねぇか?」

ナナバ「?」

エルヴィン「可愛い遊びだよ」

ハンジ「よくあるしりとりさ」

ナナバ「さっきからちょっとおかしな会話してると思ったらそんなことしてたのか」


851 : ◆uSEt4QqJNo :2016/11/29(火) 23:56:26 8DJYx5ME

ミケ「変わった会話で気分転換をしたかったんだと」

リヴァイ「とばっちりを受けた」

エルヴィン「ただ、始めたはいいが終わりどころがわからない」

ハンジ「いいじゃないか、やれるところまでやろう」

リヴァイ「うるせぇな、俺は抜ける」

ハンジ「あ、リヴァイ順番飛ばしたー! リヴァイの負けー」

リヴァイ「順番ならとっくにナナバがごちゃごちゃにしてただろうが」

ハンジ「ナナバは特別枠だから」

ナナバ「大の大人が四人で何してるんだよ」アキレ




855 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:23:16 isAgqAAM

【多忙】


リヴァイ「エルヴィン、入るぞ」ガチャッ

ハンジ「シィー……」

リヴァイ「ハンジ?」

エルヴィン「」クゥクゥ

リヴァイ「寝てやがるのか」ヒソッ

ハンジ「そ。うたた寝してたからそのままにしてあげてるの」カリカリ

リヴァイ「で、お前が書類を処理してるのか」スタスタ


856 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:23:38 isAgqAAM

ハンジ「やれるやつだけだけどね」カリカリ

リヴァイ「お前も暇じゃねぇだろ」ポスッ ←隣に座った

ハンジ「ちょっとだけさ」カリカリ

リヴァイ「……チッ」スッ

ハンジ「あ」

リヴァイ「ちょっとだけだ」カリカリ

ハンジ「……ふふっ。うん、ちょっとだけね」

エルヴィン「」スヤスヤ




857 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:24:39 isAgqAAM

【お誘い】


――街――


ハンジ「おや、リヴァイ」

リヴァイ「お前達か」

ハンジ班「「「「リヴァイ兵長」」」」

ハンジ「みんなで買い出しに来てたんだ。リヴァイは?」

リヴァイ「紅茶が切れた」

ハンジ「買い物か。お昼まだ? 一緒に食べない?」

リヴァイ「邪魔だろう」


858 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:25:15 isAgqAAM

ニファ「そんなことないですよ!」

ケイジ「食べにいきましょうよ」

ハンジ「大丈夫だってさ。最近オープンした店なんだ。行こうよ」

リヴァイ「……分かった」

ゴーグル「そこの店、まだ少ししか経ってませんが評判いいんですよ」

モブリット「そこそこ安いのに美味しいみたいですよ」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「混むかもしれないから早めに行こう。ほら、早く!」ダッ

リヴァイ「走るな、クソメガネ」




859 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:27:07 isAgqAAM

【油断】


――店――


モブリット「評判通り美味しいですね」

ニファ「お店の雰囲気もいいですよ」

ハンジ「うん、おいふいね!」モグモグ

リヴァイ「口に物入れたまましゃべるんじゃねぇ」

ゴーグル「デザートとかもあるみたいですね」

ケイジ「頼んでみます?」

ハンジ「いいね! 頼もうか!」

リヴァイ「おい、口に付いてるぞ」ヒョイッパクッ


860 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:27:35 isAgqAAM

ハンジ班「「「「!!?」」」」

ハンジ「あ、ごめーん」

リヴァイ「ガキじゃねぇんだ」

ハンジ「美味しかったから頬張りすぎたよ」ヘヘッ

リヴァイ「気をつけろ」

ゴーグル「なぁ」ヒソッ

ケイジ「ああ」ヒソッ

ゴーグル「あれで付き合ってないとか言われたら“そりゃねぇわ”って言ってしまう自信があるぞ」ヒソヒソ

ケイジ「俺もそう思う」ヒソヒソ

ニファ(お二人共、隠しきれてません)ウウッ

モブリット(外だし、俺とニファにバレてるから油断してますね)モグモグ




861 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:29:02 isAgqAAM

【漏れてます】


――まだ店――


ハンジ「あ、これ美味っ! ほらリヴァイ」スッ

リヴァイ「ん」パクッ

ハンジ班「「「「!!!!?」」」」

リヴァイ「……美味いな」モグモグ

ハンジ「ね、美味いよね」ニコー

モブリット「隠す気ゼロですね」

ニファ「完全に忘れてますよね」

ハンジ「? 何の話――」ハッ!?


862 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:31:09 isAgqAAM

ケイジ「……」ジッ

ゴーグル「……」ジッ

ハンジ「――っリヴァイ!」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「モブリットとニファ以外には知らせていない」

リヴァイ「? 何をだ?」

ハンジ「だから……ヒソヒソ」

リヴァイ「! 確かに言ってないが、何故今バラすんだ?」

ハンジ「え? ……それもそうだね」

ニファ(えぇー? あからさまな恋人同士の空気だったじゃないですか)

モブリット(あれがお二人の日常なんだろうか……今度注意しておいたほうがいいかな)モグモグ




863 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:32:21 isAgqAAM

【二人の責任】


ハンジ「でもさリヴァイ、気づかれたっぽいんだよ」

リヴァイ「?」

ケイジ「あー……気づきました」

ゴーグル「同じくです」

リヴァイ「……」

ハンジ「なんで気づいたの?」

ケイジ「……結構あからさまでしたよ」

ゴーグル「まあ、前から薄々分かってましたけどね」

ハンジ「そ、そうなの?」

ケイジ「はい」


864 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/03(土) 23:35:08 isAgqAAM

ゴーグル「モブリットとニファは知ってたのか」

モブリット「まぁ……」

ニファ「うん……」

リヴァイ「……大っぴらにはしてねぇ」

ハンジ「一応内緒にしてるからよろしくって」

ゴーグル「大丈夫ですよ。言い触らしたりしませんから」ハハッ

ハンジ「ありがとう。なんか分かりやすいことしちゃってたかな?」

モブリット「まぁ、結構してましたね。今後のためにあとで分かりやすい行動をまとめましょうか?」

ハンジ「頼むよ。漏れまくるのは問題だしね。外だしモブリット達がいたからちょっとリラックスしすぎたかな」アハハッ

リヴァイ「……油断しやがって」

ハンジ班((((いや、貴方もですからっ!!) っていうかむしろ貴方が!!)))




866 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:27:34 Wyjync0k

【壊れた奴等】


ハンジ「ふははははは! モブリット、甘いな!!」

モブリット「くっ、ちくしょう……あ」

リヴァイ「お前ら何をし」

モブリット「最終兵……リヴァイ兵長!!」

リヴァイ「……お前、今」

モブリット「助けてくださいぃぃ!! もう二日は徹夜してるのにハンジ分隊長が休んでくれないんですぅぅ!!!」


867 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:28:17 Wyjync0k

リヴァイ「あ?」

ハンジ「卑怯だぞ! モブリット!! 最終兵器を持ち出すなんて!! そして徹夜は三日だ!!」

モブリット「貴女がいけないんですよ!! 言うことを聞いてくれれば最終兵器を発動させなくても良かったんです!!」

リヴァイ「……おい」

ハンジ「まだキリもよくないのに休んでられっかぁぁ!!!」

モブリット「そうはさせるかぁぁ!!!」

リヴァイ「…………お前らもう寝ろ」




868 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:29:04 Wyjync0k

【男女関係なく】


――食堂――


ハンジ「やぁ、みんな。仲良しだね」

リヴァイ班「「「「ハンジ分隊長」」」」

ハンジ「ご一緒してもいいかな?」

エルド「もちろんですよ」

グンタ「どうぞ」

ハンジ「ありがとう。いやぁ、寒くなってきたねぇ」

ペトラ「もう12月ですからねぇ」

オルオ「……そういやもうすぐだな」

ペトラ「? 何が?」


869 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:29:31 Wyjync0k

オルオ「ほ、ほら、お前の」

ハンジ「あー! 誕生日だね! ペトラの」

グンタ「そういやそうだな。今年はどうするんだ? 家に帰るのか?」

ペトラ「んーん。こっちにいるけど」

エルド「それじゃみんなで祝うか」

ペトラ「ありがとう!」

オルオ「……なんか欲しいものとかあるのか?」

ペトラ「欲しいものかぁ……あ」

オルオ「な、なんだ?」

ペトラ「あ、あの……ハンジ分隊長」オズッ

ハンジ「なんだい?」

ペトラ「こんなこと頼むのは失礼だとは思うのですが、その……」


870 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:30:38 Wyjync0k

ハンジ「やれることなら構わないよ。とりあえず言ってごらん」

ペトラ「も、もし、もしもですよ? もしもリヴァイ兵長が祝ってくださるとおっしゃったら……」

ハンジ「おっしゃったら?」

ペトラ「訓練を望んでいたとお伝えしてもらえないでしょうか!?」

ハンジ「くんれん?」

ペトラ「グンタにしたアレです!!」

エルド「あぁ、あれか」

グンタ「……アレ、めちゃくちゃ厳しかったな」ボソッ

オルオ「……」

ハンジ「ペトラもか。まぁ伝えておくよ」

ペトラ「本当ですか!? ありがとうございます!」


871 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:31:10 Wyjync0k

ハンジ「ああ」チラッ

オルオ「……」

ハンジ「えっと、オルオ?」

オルオ「……ずるい」

ハンジ「ん?」

オルオ「ずりぃじゃねぇか! グンタに続きペトラもだと!?」

ペトラ「誕生日だもの!」

オルオ「俺だって訓練してもらいてぇよ! とりあえず訓練は見に行くからな!」

エルド「お前も誕生日に頼んでみたらどうだ」

オルオ「!! そうだな! そうする!」

ハンジ「……リヴァイはモテるねぇ」




872 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:32:05 Wyjync0k

【照れ隠し】


ハンジ「もうすぐペトラの誕生日だよ」

リヴァイ「あぁ、そうだったか」

ハンジ「プレゼントは訓練がいいんだって」

リヴァイ「なんだそりゃ」

ハンジ「あはは! きっとオルオにも頼まれるよ。覚悟しておいたほうがいい」クスクス

リヴァイ「物好きな連中だな」

ハンジ「本当にねぇ。でもそれだけ慕われてるってことだよ」


873 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:32:41 Wyjync0k

リヴァイ「……」チッ

ハンジ(おっ、照れてるな)ニヤニヤ

リヴァイ「……何にやにやしてやがる」ジロッ

ハンジ「別にぃぃ」ニヨニヨ

リヴァイ「……」ガッ、グイッ

ハンジ「お?」

リヴァイ「気に入らねぇ」ギリギリ

ハンジ「いだだだだ!! ヘッドロックはやめてぇぇ」




874 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:33:16 Wyjync0k

【ちょっともやっと】


ハンジ「おや。リヴァイ達だ」

モブリット「立体機動の訓練ですか」

ハンジ「うん、ペトラだけね」

モブリット「えっ? 他に三人いますけど」

ハンジ「三人は見学だろうね。あれ誕生日プレゼントなんだよ」

モブリット「……プレゼントに訓練……ですか」

ハンジ「うーん、あの子達ちょっと変わってるよね」

モブリット「ハンジ分隊長には言われたくないでしょうけどね」

ハンジ「うるさいよ」

モブリット「……しかし一応二人ってことですよね?」


875 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:34:10 Wyjync0k

ハンジ「うん」

モブリット「気になったりしないんですか?」

ハンジ「えっ? 何が?」

モブリット「女性と二人ですよ?」

ハンジ「……あっははははは! 何言ってるんだよ。訓練だよ?」

モブリット「まぁ、そうですね」

ハンジ「なんだい? 君は訓練中にそんなこと考えてるのかい?」

モブリット「ち、違います」

ハンジ「あはは! さ、くだらないこと言ってないで行くよ」

モブリット「あ、はい」

ハンジ「……」




876 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:35:57 Wyjync0k

【癒し癒され】


ハンジ「リヴァイ、誕生日訓練お疲れー」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「どうだった?」

リヴァイ「まあまあだな。周りがうるさかった」

ハンジ「ふはは!」

リヴァイ「ペトラは補佐が主だからな。
どこを削げば効果的に体勢を崩せるか、どう攪乱(かくらん)させるかといったものが多かったが」

ハンジ「あぁ、そうだったね」

リヴァイ「一人で討伐させるには少し不安が残る。とはいえそっちも蔑ろにするわけにもいかねぇしな」


877 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/06(火) 23:36:37 Wyjync0k

ハンジ「ふむ……うちでいうニファみたいなものか。長所は伸ばすべきだけどね」

リヴァイ「まぁな。グンタの時もそうだが一日やそこらではそいつの特徴を見るくらいしかできねぇな」

ハンジ「んで、今後の訓練に組み込むんでしょう?」

リヴァイ「……」

ハンジ「それだけでも彼らにとって凄く良いことだと思うよ」

リヴァイ「……ならいいが」

ハンジ「いいんだよ。ほらおいでよ、疲れを癒してあげよう」


リヴァイ「そこまで疲れてねぇよ」ポフッ
ハンジ「でも来たじゃないか」クスクス


リヴァイ「疲れとは関係ない」ギュッ
ハンジ「ふふっ、そっかぁ」ギュゥ





881 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:46:59 tktEZFWY

【のっしり】



ハンジ「はぁー」ノシッ
リヴァイ「重い」


ハンジ「そっかぁ、重いかぁ」ノッシー
リヴァイ「余計にのし掛かるな」


ハンジ「ふはぁぁ」
リヴァイ「……どうかしたのか?」


ハンジ「なーんにもない。なんとなく乗っかりたいだけだよ」
リヴァイ「なんだそれは」


882 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:47:26 tktEZFWY


ハンジ「引っ付いてたいだけー」ノッシー
リヴァイ「……そうか。まぁ好きにしろ」


ハンジ「するー」デローン
リヴァイ「……重い」


ハンジ「……」
リヴァイ「……」


ハンジ「」…スー
リヴァイ「ハンジ?」


ハンジ「」スースー
リヴァイ「……その体勢でよく眠れるな」





883 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:48:26 tktEZFWY

【向いたら】


ハンジ「リヴァイ……と」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「また椅子で寝て」フゥー

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「眉間にシワ寄ってるし」ヒョイッ ←覗き込んだ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「リヴァイ……」ボソッ

リヴァイ「……」スゥスゥ

ハンジ「……好きだよ」

リヴァイ「分かってる」


884 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:50:00 tktEZFWY

ハンジ「おわっ!?」ビクッ

リヴァイ「いつ来た」パチッ

ハンジ「さっきだけど。起きてるなら起きてるって言えよ」グリグリ

リヴァイ「眉間を抉るな」ペシッ

ハンジ「嘘寝するからだよ」ムゥ

リヴァイ「途中まで寝ていた」

ハンジ「……ベッドで寝なよ」

リヴァイ「気が向いたらな。それより」

ハンジ「なんだよ」

リヴァイ「もう言わないのか?」

ハンジ「ぐっ/// 流してくれてたと思ったのに。もう! 分かってるならいいだろ。むしろそっちが言えよ」

リヴァイ「気が向いたらな」

ハンジ「今向けよ!」




885 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:51:14 tktEZFWY

【一抹の不安】


ハンジ「でさ、言わせようとしたくせに自分は言わないでやんの」

ナナバ「ふぅん」

ハンジ「よく考えたらそんなに言わないんだよ。私はそこそこ言ってるのに」ムー

ナナバ「へー」

ハンジ「“好き”くらい言ってくれたっていいじゃんね?」

ナナバ「そうだね。でもリヴァイじゃないか」

ハンジ「まぁねぇ、リヴァイだけど」

ナナバ「逆に言いまくるリヴァイとか嫌なんだけど」


886 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:51:43 tktEZFWY

ハンジ「…………」←想像中

ハンジ「……」ゾワッ

ハンジ「本当だ。嫌だ」

ナナバ「ならこのままでいいんじゃないの」

ハンジ「気が向くまで待つのかー。でもあの人いきなり不意打ちで言ってくるからなぁ」

ナナバ「そうなんだ?」

ハンジ「うん。何でもない時とか何気無い日常とかに不意に言う。心臓に悪い」

ナナバ「へぇぇ。って言われてるじゃない」

ハンジ「まぁねぇ……態度で示してくれることがほとんどだけどさ」

ナナバ(……おや?)


887 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:52:25 tktEZFWY

ハンジ「なんかねぇ、突然抱き締めてくれたりねぇ」フニャッ

ナナバ(これは……)

ハンジ「凄く柔らかい表情したりさぁ」ニヘッ

ナナバ(惚気られてるっ!)

ハンジ「滅多に見られないんだけどね」ニコォ

ナナバ(これ相談じゃなくて惚気だったね。はじめから惚気だった)ウンウン

ハンジ「分かりづらくて困るよ」ヘヘッ

ナナバ(あんまり言う機会もないからね……幸せそうで何よりだ)ニコニコ

ハンジ「それでさ……」

ナナバ(……でも、まさかだけど朝まで聞かされるとかないよね?)




888 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:53:03 tktEZFWY

【邪魔だ】


リヴァイ「今日の立体機動の訓練だが」

エルド「はい」

リヴァイ「今日は」

ハンジ「リヴァイーー!!!」

リヴァイ「……」

ハンジ「聞いてくれよ! また捕獲作戦を却下されて」

リヴァイ「今日は数人でチームを作って行う」

ハンジ「一体何が悪かったのかさっぱりなんだよ」ガシッ


889 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:53:31 tktEZFWY

リヴァイ「三人ずつでいい」

エルド「は、はい」チラッ

ハンジ「今回はイケると思ったのにさぁ」ノシッ

リヴァイ「二人は補佐で一人は討伐をさせるが臨機応変に」

ハンジ「捕獲しなけりゃいろいろ調べられないってのに」

エルド「あの……」

リヴァイ「あぁ、ちょっと待て」

エルド「はい」

ガシッ


890 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:53:57 tktEZFWY

ハンジ「へっ?」

エルド「えっ?」

リヴァイ「少し静かにしていろ」キュッ

ハンジ「」ガクッ

リヴァイ「よし」ヒョイッ ←肩に乗せた

エルド「えっ」

リヴァイ「それで、編成だが」

エルド「えっ、ちょっ、ハンジ分隊長、白目向いてましたけど!?」

ハンジ「」キュゥー




891 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/10(土) 22:55:19 tktEZFWY

【見守る】


――リヴァイ自室――


ハンジ「全く、いきなり意識失わされるとは思わなかったよ」

リヴァイ「業務連絡の邪魔をするからだ」

ハンジ「それは悪かったけど」

リヴァイ「少しくらいは聞いてやる。話せ」カチャカチャッ

ハンジ「うん!」

リヴァイ「ほら」カチャッ

ハンジ「紅茶だぁ。ありがとう、リヴァイ」

リヴァイ「それで?」

ハンジ「うん、うまくいくと思っていたんだけど」ペラペラ

リヴァイ「……」ジッ




895 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:28:52 kEf/Pcko

【モヤモヤ】


――シガンシナ奪還作戦前日:夜――


リヴァイ「……」キィ…パタンッ

ハンジ「おかえり。遅かったね」

リヴァイ「ハンジ……」

ハンジ「てっきり先に帰ってるのかと思ってたんだけど」

リヴァイ「ちょっとな」

ハンジ「あなたエレンとジャンに八つ当たりしたでしょう?」ニンマリ

リヴァイ「……騒いでやがったから躾ただけだ」

ハンジ「それもあるだろうけどさ。で、エルヴィンは説得できた?」

リヴァイ「……」

ハンジ「まぁ……そうだろうね」


896 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:30:34 kEf/Pcko

リヴァイ「……チッ、聞き耳でも立ててやがったのか」

ハンジ「いいや。あの場はすぐ去ったし、始めはなんで残ったのか分からなかったよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「……片腕だからね。残ってもらいたい気持ちも分かるよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「兵士として、長くいた者程分かってるはずだよ。片腕で壁外に行くことがどういうことか」

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「……それでも……エルヴィンに指揮をとってほしいと思ってしまったんだ」

ハンジ「だから私達は何も言わなかった……リヴァイ、あなたに背負わせてしまってすまない」

リヴァイ「あいつの勝手な願望だ」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「……チッ、あいつが決めたことだ」




897 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:31:04 kEf/Pcko

【微妙な気分】


リヴァイ「……」フイッ

ハンジ「あ、リヴァイ……」

リヴァイ「……お前ももう休め」

ハンジ「……万が一」

リヴァイ「……」

ハンジ「万が一の時は」

リヴァイ「分かっている。エレンとエルヴィンを逃がす」

ハンジ「あなたもだよ」

リヴァイ「俺は」


898 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:31:41 kEf/Pcko

ハンジ「ダメなときだってある。それは分かっている。だがもし撤退しなければならない状況なら優先順位があるだろ」

リヴァイ「……俺は奴らを逃がす役割だ」

ハンジ「囮は私だ」

リヴァイ「ハッ、次代団長が何言ってやがる」

ハンジ「エルヴィンがいるなら問題ない。それに私でなくとも次はいる」

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「見す見す命を投げ捨てるわけではないよ。だだの事実だ。それに……」

リヴァイ「……」

ハンジ「こき使って悪いけど、エルヴィンにはもう少し団長でいてもらいたい。できることなら、この作戦が終わっても」

リヴァイ「片腕だけの野郎をどこまで使う気だ」


899 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:33:19 kEf/Pcko

ハンジ「使えるだけかな?」

リヴァイ「とんだ悪魔だな」

ハンジ「そうかもね。それだけ彼は大事な人なんだよ」

リヴァイ「……」ピクッ

ハンジ「兵団にとっても、私達にとってもね」

リヴァイ「……まあな」

ハンジ「……なんか変な顔してるね?」

リヴァイ「普通だ」

ハンジ「そうかなぁ? 複雑そうな顔してるよ?」

リヴァイ「気のせいだ」




900 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:34:58 kEf/Pcko

【えっへん】


――ハンジ研究室――


リヴァイ「おい、メガネ」

ハンジ「やあ、リヴァイ。どうしたの?」

リヴァイ「これお前のところのだろ」パサッ

ハンジ「ありゃ。書類、リヴァイのところに混ざってたのか」

リヴァイ「俺のがこっちに来てないか?」


901 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:35:28 kEf/Pcko

ハンジ「待って、聞いてみる。モブリット!」

モブリット「はい! 探しますんで少々お待ちを!」バサバサッ

ハンジ「だって」

リヴァイ「ああ、分かっ」

モブリット「ありました! どうぞ」スッ

リヴァイ「……早いな」

ハンジ「うちのモブリットだからね!」フフンッ

リヴァイ「お前が偉ぶるな。片付けろ」




902 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:36:00 kEf/Pcko

【んー?】


――食堂――


ハンジ「この前トラ猫が小鳥捕まえてるの見たよ」モグモグ

リヴァイ「ほう」カチャッ

ハンジ「何回か失敗しててさ、失敗する度に誤魔化すように顔洗ったりしてて面白かったよ」ケラケラ

リヴァイ「誤魔化すのか」

ハンジ「うん。逃がした後ちょっと間固まって顔洗ったり毛繕いとかするの。恥ずかしいんだろうね」

リヴァイ「恥という感情があるのか」


903 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:36:27 kEf/Pcko

ハンジ「あるみたいだよ」

リヴァイ「おい、口の端についてるぞ」

ハンジ「ん? あ、本当だ」フキッ

リヴァイ「袖で拭くんじゃねぇ。汚ぇな」スッつハンカチ

ハンジ「ありがとう」フキフキ

ニファ「……」

モブリット「ニファ、どうかした?」

ニファ「いえ……」




904 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:37:14 kEf/Pcko

【ニファ観察日記】


壁|ニファ「……」ジー


ハンジ「あ、リヴァイ見て。黒猫」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「獲物を見つけたみたいだね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「失敗したら恥じてるところ見れるかもよ?」

リヴァイ「失敗を望むのは可哀想だろうが」

ハンジ「そりゃそうか」


壁|ニファ「……いつもだったらもうちょっとスキンシップがある気がするんだけどな」

モブリット「ニファ、何してるの」

ニファ「あ、モブリット副長。なんか最近ハンジ分隊長とリヴァイ兵長の様子がおかしいようなそうでないような気がして」


905 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/15(木) 22:38:51 kEf/Pcko

モブリット「そう?」

ニファ「もうちょっと近い感じじゃなかったかなと。食事中とかほっぺに付いたの直接拭ったりしてたのに」

モブリット「あ、それ注意事項で挙げたやつだ」

ニファ「注意事項?」

モブリット「ほらこの前ケイジ達にバレただろ?
その時バレそうな行動を教えてほしいって言われたから書き出して渡したんだよ」

ニファ「!?」

モブリット「なるべく抱きついたりしないようにとか、すぐ頬に触れたりしないようにとか」

ニファ「えっ」

モブリット「無意識なのは難しいって言ってたけど……そうかぁ、参考にしてくださってるんだな」ウンウン

ニファ「わ、私の楽しみが……」ガックリ

モブリット「ん?」




908 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:07:59 565rOwyw

【今更だけど】


ピッチョーンッ


ハンジ「はぁー、いい湯加減だ」

ハンジ「なんだか一人で入るなんて久しぶりな気がする」

ハンジ「そんなしょっちゅうリヴァイと入ってるわけでも、ニファ達に洗われてるわけでもないはずだけど」バシャッ ←顔に

ハンジ「ふぃー」プハッ

ハンジ「……」

ハンジ「傷……結構あるな」ナデ…

ハンジ「これとかもう消えないだろうな」

ハンジ「……リヴァイはよくこれに 情できるもんだね」


909 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:08:41 565rOwyw

リヴァイ「悪いか」

ハンジ「おっわあぁ!?」バシャッ!!

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「うるせぇじゃないよ! 何勝手に入ってきてんのさ!!」

リヴァイ「ちゃんと洗ってるか確認しにきた」

ハンジ「洗ってるし、出てきてから確認しなよ!」

リヴァイ「……徹夜明けで一人で入るな」

ハンジ「! ……大丈夫だよ。一日だったし」

リヴァイ「大丈夫じゃねぇ」

ハンジ「ふふっ、気をつけるよ」

リヴァイ「クソメガネが」チッ




910 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:10:07 565rOwyw

【傷】


リヴァイ「……」ツッ

ハンジ「うおっ!? なんだい?」

リヴァイ「これは部下を庇った時の傷だ」

ハンジ「……」

リヴァイ「これは囮の時、これは……知らねぇな」

ハンジ「訓練中の時だね。ヘマしたやつだ」

リヴァイ「そうか。これがあるから間抜けな失敗も減ったんだろう」ナデ…

ハンジ「……」

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「!? ちょっ、何脱いでるの」


911 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:10:44 565rOwyw

リヴァイ「……」パサッ

ハンジ「無言でストリップかよ」

リヴァイ「ここは風呂場だ」

ハンジ「私を洗うときは服着てることもあるじゃないか」

リヴァイ「うるせぇな、見ろ」

ハンジ「え゙? 露出魔だったりする?」

リヴァイ「違ぇ。上しか脱いでねぇだろうが。傷だ」

ハンジ「……」

リヴァイ「俺の方が多いだろうが」

ハンジ「……」ツッ

リヴァイ「気にすることでもねぇよ」

ハンジ「……痛かった?」


912 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:11:10 565rOwyw

リヴァイ「……」

ハンジ「大人になってからの傷は少ないんじゃない?」

リヴァイ「……さあな。一々覚えちゃいない」

ハンジ「そっか」ナデ…

リヴァイ「……」

ハンジ「ね、一緒に入ろ」

リヴァイ「……身体を洗ってからな。ちょっと待ってろ」

ハンジ「別にいいのに」

リヴァイ「俺が嫌だ」

ハンジ「じゃ、身体洗うリヴァイでも観察してようっと」フフッ

リヴァイ「好きにしてろ」




913 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:11:43 565rOwyw

【休まる】


リヴァイ「……」カリカリ

リヴァイ「……」フゥー

ハンジ「やあ、リヴァイ。捗ってる?」ガチャッ

リヴァイ「そこそこな。ノックくらいしろ」

ハンジ「まあまあ。少し休憩したら?」

リヴァイ「……そうだな。おい、そこに座れ」

ハンジ「ソファに? いいけど」ポフッ

リヴァイ「お前も休憩中か?」ガタッ、スタスタ

ハンジ「そうだよ」


914 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:12:23 565rOwyw

リヴァイ「……そうか」ボスッ

ハンジ「何? 何なの?」

リヴァイ「少し休む」トンッ

ハンジ「あ、ちょっと」

リヴァイ「」スゥ…

ハンジ「……座ったまま腕組みの肩枕でよく寝れるね」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「全く、ちょっとだからね」ナデ…

リヴァイ「」スゥスゥ




915 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:12:51 565rOwyw

【役割】


ハンジ「うーん」カリカリ

リヴァイ「早くしろ」

ハンジ「あとちょっとだから」カリカリ

プーン

ハンジ「あ、ハエだ。寒いのに」

リヴァイ「チッ、なんか腐らせやがったのか?」

ハンジ「そんなものないよ。さっき窓空けたからその時入ってきたんじゃないかな」ウーン

リヴァイ「何してる」


916 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:13:18 565rOwyw

ハンジ「照準合わせてる」

リヴァイ「照準……おい、やめ――」

ハンジ「ていっ!!」ヒュッ!

カッ! グチャッ

ハンジ「おおー!! すげぇ、当たった!!」ヒャッホォー!!

リヴァイ「てめぇ、ふざけんな。誰が片付けると思ってやがる」

ハンジ「いやぁ、まさか当たるとは」

ニファ「……リヴァイ兵長が片付けると決まってるんですね」

モブリット「ハンジ分隊長だしね……」




917 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:13:59 565rOwyw

【本日のカイロ】


ヒョオォォォォ…

リヴァイ「……」

ハンジ「今日は風が強くて寒いね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「これからどんどん寒くなっていくねぇ」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「ん? 何?」スタスタ


918 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/17(土) 23:14:30 565rOwyw

――グイッ


ハンジ「おぉ?」
リヴァイ「……」ギュッ


ハンジ「何? 私で暖を取ってるの?」クスッ
リヴァイ「お前に取られる前にな」


ハンジ「いつも私だけが取ってるみたいに」
リヴァイ「取ってるだろ」


ハンジ「まぁ、たまには取られておきますか」ギュッ
リヴァイ「……そうしておけ」





922 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:41:32 SuljO04s

【複雑】


ハンジ「ほほう!」ペラッ

リヴァイ「?」

ハンジ「ほうほう」カリカリ

リヴァイ「……」

ハンジ「これは良いな!」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「あ、リヴァイ。これ、新しい手帳なんだ。凄く使いやすい!」

リヴァイ「ほう」

ハンジ「ほら、この前知り合ったブンヤがいただろ? ピュレって子」

リヴァイ「いた……か?」


923 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:41:56 SuljO04s

ハンジ「まぁ、リヴァイはあんまり関わってなかったからねぇ。
そのピュレがいい手帳使ってたから“いいね”って言ったらどこの手帳か教えてくれてね」

リヴァイ「ほう」

ハンジ「んで、それを世間話としてフレーゲルに話したら手配してくれてさ。
ちょっと良いものだけどそこまでする程の物じゃなかったんだけどね」

リヴァイ「……」

ハンジ「でも探す手間が省けて良かったよ。書きやすい手帳用のペンまで探してくれたんだ!」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「いやー本当に助かったよ」ニコニコ

リヴァイ「……」




924 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:42:28 SuljO04s

【請い求める】


エルヴィン「――話は以上だ」

ハンジ「じゃあ、これで終わりだね」

リヴァイ「そうだな」

ミケ「……」スンッ

窓|←エルヴィン「ところで」クルリッ

ハンジ「ん?」

窓|エルヴィン「そろそろ……ミカンの季節だな」フッ ←遠い目

リヴァイ「そういえばそうだったか」フイッ ←窓を見る

ミケ「美味しい季節だな」スンッ ←目を瞑りながら


925 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:42:53 SuljO04s

ハンジ「……」

窓|エルヴィン「雪もじきに降るだろう」

リヴァイ「ああ、寒くなった」

ミケ「冬の香りだ」スンスンッ

ハンジ「…………」

エルヴィン「こんなときには“アレ”が一番だと思うんだがどう思う?」クルリッ ←ハンジを見る

リヴァイ「同意だ」スッ ←同上

ミケ「同じく」スッ ←同上

ハンジ「はっきり炬燵が欲しいといいやがれ! 回りくどい!!」




926 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:43:50 SuljO04s

【突然の悪ふざけ】


エルヴィン「やはり炬燵は良い」ヌクヌク

リヴァイ「ああ、良いものだ」ヌクヌク

ミケ「……」ウンウン

ハンジ「ほら、ミカンも用意したよ」

エルヴィン「あぁ、ありがとう、ハンジ」

リヴァイ「用意がいいな」

ミケ「助かる」

ハンジ「全く、困った男共だ」ヌクヌク

エルヴィン「いやしかし、ハンジは案外いい奥さんになりそうだな」ムキムキ、モグモグ

リヴァイ「……」モグモグ…ピクッ

ミケ「そうかもしれんな」ヒョイッパク、モグモグ

ハンジ「えー? そうかなぁ」ヘヘッ


927 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:44:55 SuljO04s

リヴァイ「……掃除ができねぇだろ」ボソッ

エルヴィン「しかし料理なんかは上手いだろう?」

ミケ「そこそこの腕だ」

ハンジ「そこそこってなんか微妙だな」

リヴァイ「…………やらんぞ」ボソッ

エルヴィン「ん? 何か言ったか?」

ミケ「さあな、聞こえなかった」

ハンジ「……」←うつむいてる

リヴァイ「……」

エルヴィン「なあ、リヴァイ。なんと言ったんだ?」

ミケ「もう少し大きな声で言ってくれ」

ハンジ「……っ///」プルプル

リヴァイ「……てめぇらまとめて八つ裂きにするぞ」ゴゴゴゴ




928 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:45:36 SuljO04s

【これは一体……】


カーン コーン カーン…

リヴァイ「なんの音だ?」


ハンジ「ふん! ふん!」カーンコーン

リヴァイ「何してやがる」

ハンジ「ああ、リヴァイ。見て分からないかい?」

リヴァイ「分かるが分からん」

ハンジ「あはは! 不思議なことを言うねぇ。巨人だよ。巨人像だ!」

リヴァイ「それは分かっている。何故そんなものを作ってやがる」


929 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:48:18 SuljO04s

ハンジ「ツリーの変わりだよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「完成したらこれを装飾して……」ウフフフ…

リヴァイ「寝てないのか……いや、寝てねぇな」

ハンジ「え? ちゃんと寝たけ――」

リヴァイ「寝てねぇからこんな気色の悪い物を作りやがるんだ。寝ろ」ゴゴゴゴ

ハンジ「は!? ちょっ、待、リヴァ――」

ゴンッ!!

リヴァイ「……チッ、寝惚けやがって。こいつは廃棄だな。見る奴の気分が悪くなる」

ハンジ「」キュゥー




930 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:49:11 SuljO04s

【それはやめて!】


リヴァイ「一度大掃除をするか」

ハンジ「まだ早いだろー」ケタケタ

リヴァイ「遅ぇくらいだ」

ハンジ「なんでだよ」アハハ!

リヴァイ「本来なら毎日綺麗にしていてほしいんだがな」

ハンジ「ん? リヴァイの部屋、毎日綺麗じゃないか」

リヴァイ「溜めて溜めまくりがって」シワー


931 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/21(水) 23:51:42 SuljO04s

ハンジ「あー……もしかして私の部屋だったりする?」

リヴァイ「違う。いや、それもある」

ハンジ「? じゃどこのこと?」

リヴァイ「お前自身だ。クソメガネ。薄汚ぇ、覚悟しやがれ」

ハンジ「待、待て。話せば分かる! 薄汚れてるのにはわけがあるんだ!
確かに2日入っていないが多くは古い文献を出そうとした時の埃が!!」

リヴァイ「2日入ってねぇじゃねぇか。その上埃だと? 尚更さっさと風呂に入れ」シワー

ハンジ「いやぁ、後でもいいかなって」テヘッ

リヴァイ「今から削ぐ」イラッ




934 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:07:04 Ua6E3uk.

【ふと】


ケニー「街が無駄に白いな」

トラウテ「あぁ……雪が降ってますからね」


子供1「きゃーはははは!!」

子供2「くらえー!!」ヒュッ

子供1「うわっ! 冷てぇ!!」


ケニー「ガキ共が浮かれてやがるな」

トラウテ「子供ですからね。浮かれるんじゃないですか?」

ケニー「……ふん」

ケニー(そういやぁ、あのチビが生まれた日はこんくらいの時期とか言ってたか?)


935 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:07:50 Ua6E3uk.

ケニー(……詳しい日付は覚えてねぇな)

トラウテ「浮かれているんですか?」

ケニー「……一体どう見たらそう見えんだ」

トラウテ「何やらぼんやりしていたので。ボケるには早いかと」

ケニー「お前さん、結構口悪ぃよな」

トラウテ「さあ? それよりもう戻らないと」

ケニー「へーへー。ああ、そうだ」

トラウテ「なんです?」

ケニー「戻ったら紅茶でも淹れてくれ」

トラウテ「構いませんが」

ケニー「んじゃまーとっとと戻るか」




936 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:08:21 Ua6E3uk.

【じっと見る】


ニファ「結構悩みますよね」

ナナバ「まぁねぇ。酒が無難だけどね」

ニファ「いつもお世話になっているので少し値が張るものにしますか……」

ナナバ「みんなで買うならそれがいいかもね」

ニファ「んー、でもちょっと凝りたいなぁとか思っちゃうんですよね」

ナナバ「毎回凝るのは難しいよ」

ニファ「あはは、そうですね」

ハンジ「あ゙ー、疲れた。ニファ、お茶あるー?」ボサボサ

ニファ「ありますよ。ありますけど……今日お休みでしたよね?」

ハンジ「朝、図書室行ったらそのままハマっちゃって……お腹すいた」ペチョッ

ナナバ「もう夜なんだけど」

ニファ「なにか食べる物もお持ちしますね」


937 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:08:46 Ua6E3uk.

ハンジ「頼むよー」ヒラヒラ

ナナバ「あんた埃まみれだよ」シワ

ハンジ「古い本探して読んでたからね」

ナナバ「あいつに知られたら風呂に叩き込まれるよ」

ハンジ「今日は中央にいるから大丈夫ー」

ナナバ「全く……あ」

ハンジ「何?」

ナナバ「ううん、なんでもないよ」

ハンジ「?」

ニファ「お待たせしました」

ハンジ「あー! ありがとう、ニファ!! 助かるー!!」

ナナバ「……」




938 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:09:12 Ua6E3uk.

【計画実行】


――リヴァイ誕生日前日――


ナナバ「ハンジ、あんたまた埃被ってるじゃないか」

ハンジ「あーちょっと倉庫で探し物をね」

ナナバ「もう終わりだろ? お風呂一緒に行こう」

ハンジ「えぇ」

ナナバ「ニファ」

ニファ「はい」


939 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:09:41 Ua6E3uk.

ハンジ「うおっ!? ニファ」

ナナバ「じゃ、行こうか」ガシッ

ハンジ「えっ」

ニファ「行きましょう」ガシッ

ハンジ「えっ?」

ナナバ「全く、少しはキレイにしなさいよ」グイグイ

ニファ「色々用意してますからね」グイグイ

ハンジ「な、何を? 何考えてるの? 二人共」ズルズル




940 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:10:46 Ua6E3uk.

【どうぞー】


――リヴァイ誕生日前日:夜――


コンコンッ

リヴァイ「? なんだこんな遅くに」


ナナバ『すまないね、リヴァイ。ちょっといいかい?』


リヴァイ「ナナバ?」ガチャッ

ナナバ「はい、リヴァイプレゼントー!!」グイッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「あぁぁ!!/// あんたら何考えてんだー!!」←縛られてリボンかけられてる

ナナバ「さ、貰って」


941 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:11:10 Ua6E3uk.

リヴァイ「……」

ハンジ「リ、リヴァイ?」

リヴァイ「いつも貰っている」

ハンジ「!?///」

ナナバ「あー、やっぱりかー。でも特別製だからちゃんと中身も剥いて見てね。じゃ」

ハンジ「え、あ、わあぁぁ!! せめて縄解いていけー!!」

ナナバ「あ、そうそう。私とニファからのプレゼントだから、ソレ」

ハンジ「ソレって言うな!!」

リヴァイ「ありがたく貰っておく」

ハンジ「ありがたがるなぁぁ!!」ウゴウゴ




942 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:12:43 Ua6E3uk.

【特別】


リヴァイ「見事に包装されてるな」

ハンジ「縛られて胸にでかいリボン付けられてるだけだよ」ムスッ

リヴァイ「せっかく着飾ってんだ。不貞腐れるな」シュルッ

ハンジ「自由を奪われてたらそりゃ不貞腐れるよ」

リヴァイ「今、解いてやったろう?」

ハンジ「ありがと。もう! あの二人は!!」

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「わっ! な、何?」

リヴァイ「ふむ、相変わらず腕がいいな。肌触りが違う」ナデ…

ハンジ「人のほっぺたを布みたいな扱いしないでよ」

リヴァイ「中身も気になるな」

ハンジ「うっ///」


943 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:13:26 Ua6E3uk.

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「…………別に」

リヴァイ「ほぅ……」

ハンジ「何?」

リヴァイ「余程の物らしいな」

ハンジ「うわっ、すげぇ楽しそう。部下がその顔見たら幻滅するかもね」

リヴァイ「させておけ」シュルッ

ハンジ「あ」

リヴァイ「黒か」

ハンジ「し、下着の色とかいちいち言わなくていいから///」

リヴァイ「移動するぞ」ヒョイッ

ハンジ「お、わっ! 中途半端に脱がして運ばないでよ」

リヴァイ「寒いだろ」スタスタ

ハンジ「そりゃそうだけど」


944 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/25(日) 22:14:08 Ua6E3uk.

リヴァイ「なら黙ってろ」ポフッ

ハンジ「はいはい。あっ、0時」

リヴァイ「?」

ハンジ「誕生日おめでとう、リヴァイ」

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「一番始めに言えて良かったよ」ニコッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ナナバには言わないでいてもらったんだ。前日だったからあんまり関係ないんだけど」ヘヘッ

リヴァイ「……」

ハンジ「あっ、ごめん。つまんないこだわりだよ。忘れて忘れて」

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「ん? あれ? なんか目付きがおかしくない? あ、ちょ、ちょっと、リヴァイ、あっ」




948 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:26:51 0A3ai6Sw

【天井知らず】


――飲み会――


「「「「「誕生日おめでとうございます! リヴァイ兵長!!」」」」」

リヴァイ「……ああ」

ミケ「機嫌が良さそうだな」

リヴァイ「普通だ」

エルヴィン「今日は休みを取っていたがどこかに出掛けたのか?」

リヴァイ「いや……」

エルヴィン「出掛けなかったのか。何してたんだ?」

リヴァイ「……別に」

ミケ「そういえばハンジがいないな」キョロッ

リヴァイ「メガネは寝てる」


949 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:27:21 0A3ai6Sw

エルヴィン「? ハンジも今日、休みじゃなかったか?」

リヴァイ「……」

ミケ「あぁ……」グビッ

エルヴィン「……元気だな」グビッ

リヴァイ「うるせぇ」


ニファ「ナ、ナナバさん。あ、あの、あの、その、も、もしかして……」

ナナバ「ハンジのやつ、潰されたっぽいね」

ニファ「――っ/// 私達の所為でしょうか?」

ナナバ「リヴァイの所為でしょ。しかし夜まで出てこれないってことは……うわぁ」ドンビキ

ニファ「えっ!? ま、まさか?」サーlll

ナナバ「……化け物かよ」グビッ

ニファ「こ、怖い……」ガクガクブルブル)))




950 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:27:54 0A3ai6Sw

【きっと君は来ない】


エルヴィン「ハンジに持っていかなくていいのか?」

リヴァイ「飯は食わせた」

ミケ「酒を飲めなかったと文句言われないか?」

リヴァイ「……あとで用意する」

エルヴィン「ならコレを持っていけ」スッ

リヴァイ「こりゃあ……」

エルヴィン「プレゼントだ。二人で飲め」

リヴァイ「ああ……」

ミケ「良い酒だな」スンッ


951 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:28:30 0A3ai6Sw

リヴァイ「……」

ミケ「どうした?」

リヴァイ「少し様子を見てくる」ガタッ

ミケ「そうか」

エルヴィン「ハンジによろしくな」

リヴァイ「ああ」スタスタ…

ミケ「……」

エルヴィン「……さて、戻ってくると思うか?」

ミケ「さぁな」

エルヴィン「賭けるか?」

ミケ「勝負にならん」スンッ




952 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:28:53 0A3ai6Sw

【心配してた】


――リヴァイ自室――


ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」ギシッ

ハンジ「ん……」スースー

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「んー」モゾッ

リヴァイ「……すまん」

ハンジ「……ん? りばい?」ボー

リヴァイ「起こしたか……すまん」ナデ…


953 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:29:26 0A3ai6Sw

ハンジ「んーん」

リヴァイ「悪かったな。身体大丈夫か?」

ハンジ「大丈夫……ではないよね」

リヴァイ「……すまん」

ハンジ「休憩入れてくれたとはいえまさか深夜から昼にかけてまでヤられるとは」

リヴァイ「……」

ハンジ「別に怒ってはいないよ。甲斐甲斐しく世話してくれたしね」クスッ

リヴァイ「もう少し気をつける」

ハンジ「まぁ、ここしばらく私が忙しかったのもあるしね。多少手加減があったのは分かってるから」

リヴァイ「……エルヴィンから酒を貰った。今度飲もう」スッ

ハンジ「おお! 良い酒じゃん! エルヴィン太っ腹!」スッ


リヴァイ「そうだな」ヒョイッ
ハンジ「……んぅ」


954 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:29:51 0A3ai6Sw


リヴァイ「っ……もう少し休め」

ハンジ「……うん、そうする。リヴァイは戻るの?」

リヴァイ「……いや」ギシッ

ハンジ「ん?」


リヴァイ「寝る」ギュッ
ハンジ「いいの? 抜け出してきたんだろ?」


リヴァイ「もう充分だろ。俺も疲れてる」
ハンジ「そりゃまぁ、あんだけ運動すりゃあね」


リヴァイ「……寝ろ」
ハンジ「はーい、リヴァイおやすみー」


リヴァイ「ああ」
ハンジ「ふふっ」ギュッ





955 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:31:29 0A3ai6Sw

【罪悪感】


ハンジ「おはよー」

ニファ「おはようございます」

ハンジ「今日も頑張ろうね」

ニファ「はい! ……あの」

ハンジ「? なんだい?」

ニファ「その、なんかすみません」

ハンジ「何が?」

ニファ「いえ、気にしないでください。ちょっと自己満足な謝罪なんです」

ハンジ「??」

ニファ「今日も元気に頑張りましょう! 色々申しつけてください!」

ハンジ「う、うん、分かったよ」




956 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:33:04 0A3ai6Sw

【釣る】


お掃除リヴァイ「……」

ハンジ「……朝っぱらからいらっしゃい、リヴァイ」

お掃除リヴァイ「少し経っただけで散らかり放題だな」

ハンジ「そうかなー? そうでもないと思うけどなー」

お掃除リヴァイ「本が床に山積みだが」

ハンジ「いやぁ、本棚には入りきらなくて。その内倉庫か資料室にでも移動させるよ」

お掃除リヴァイ「その内じゃねぇ。今やれ。紙屑がそこらにバラ撒かれているが?」

ハンジ「あ、いや、それは」

お掃除リヴァイ「服が床に転がっていても片付いていると?」

ハンジ「……スミマセンデシタ」

お掃除リヴァイ「お前は倉庫に置く本を選別しておけ」


957 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/26(月) 23:33:52 0A3ai6Sw

ハンジ「はい……」

お掃除リヴァイ「言っておくが読み始めるなよ? 表紙だけで選別しろ」

ハンジ「うぐっ、しかしそれでは必要なものかどうかが……!」

お掃除リヴァイ「読み込んでいるにも関わらず表紙で必要か分からねぇなら必要じゃねぇってこった」

ハンジ「ぐぬぅ」

お掃除リヴァイ「捨てるわけじゃねぇんだ。とっとと選べ」

ハンジ「分かったよ」

お掃除リヴァイ「掃除が終わったら紅茶を淹れてやる。菓子付きだ」

ハンジ「マジで!? やる!! 頑張るよ!!」

お掃除リヴァイ「本棚だけじゃなく掃除もやれよ」

ハンジ「了解だよ! よっしゃー! やるぞぉー!!」

お掃除リヴァイ「……現金な奴だ」フッ





963 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:12:07 hS95ZN4k

【嘘は吐けない】


ハンジ「大掃除、終わったねぇ」フィー

リヴァイ「本の片付けと本棚整理程度で達成感を味わうな」

ハンジ「いやぁ清々しいねぇ」

リヴァイ「ちゃんとこの状態を保てよ」

ハンジ「……いやぁ綺麗だ!!!」

リヴァイ「おい、今のはなんの間だ」

ハンジ「さっすがリヴァイだよね! リヴァイにしか出せないピカピカ加減だよ!!」

リヴァイ「また酷くとっ散らかしてやがったら覚えてろよ」ゴゴゴゴ

ハンジ「き、綺麗だよねー」ダラダラ




964 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:12:54 hS95ZN4k

【溜まる】


リヴァイ「おい、エルヴィン。これはどういうことだ」

エルヴィン「見ての通りだが」

リヴァイ「いつもならもう終わってるものだろうが」

ミケ「この間、エルヴィンが貴族に呼ばれたろう? 覚えてないか?」

リヴァイ「ああ? そういやそうだったか?」

ミケ「あれでこうなったようだ」

*書類の山*


965 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:13:23 hS95ZN4k

リヴァイ「……俺らでやれるやつは先に回せば良かっただろうが」

エルヴィン「急な呼び出しだったものでな。それにまだその時はお前達も忙しい時期だったしな」

ハンジ「うんざりするのは分かるけど早く取りかかろうか。でなきゃ減らない」

リヴァイ「……そうだな」ハァァ

ミケ「年末の飲み会に間に合うようにせねばな」スンッ

ハンジ「あぁーそれには間に合わせないと! みんなの暴れっぷり見るのも楽しいんだよねぇ」

リヴァイ「酒にはありつきてぇな」

エルヴィン「同じくだ。取りかかるぞ」

ミケリヴァイハンジ「「「了解」」」




966 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:14:37 hS95ZN4k

【ばたばた】


ハンジ「――~~おっっっわったぁぁ!!!」

エルヴィン「なんとか年内に終わったな」

ミケ「充分酒にはありつける時間だ」

リヴァイ「このまま直行か」

ハンジ「あー、今年は計画さえ立てられなかったなぁ」

エルヴィン「計画?」

ハンジ「リヴァイ捕獲計画」

リヴァイ「捕獲されんでも飲みに行く」


967 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:15:13 hS95ZN4k

ハンジ「それを敢えて捕獲するんじゃん」

リヴァイ「年末に嫌がらせはやめろ」

ハンジ「嫌がらせじゃないよ。娯楽だよ」

リヴァイ「俺は疲れるだけだ」

ハンジ「いっそ年始の行事にしようかな」

リヴァイ「やめろ」

エルヴィン「お前達、置いていくぞ」

ミケ「酒は残さんぞ」スンッ

ハンジ「あ、待って待ってー!」ガタタッ

リヴァイ「慌てるな、埃が舞う」




968 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:15:53 hS95ZN4k

【泥酔】


ハンジ「いんや~間に合ったぁ!! かんぱーい!!」

「「「「かんぱーい!!」」」」

ミケ「エルヴィン、音頭をとられたぞ」

エルヴィン「何、構わんさ」

リヴァイ「すでに始まってたしな」

ミケ「あれは何度目の音頭だったんだろうな」

ハンジ「今日は呑むぜぇぇ!!」

「いよっ! 分隊長! かっこいい!!」

ハンジ「おー! 誉めろ誉めろー!!」


ミケ「もう酔ってるのか、ハンジは」

エルヴィン「ピッチが早いな。いいのか? リヴァイ」

リヴァイ「あの様子なら例の癖が出る前に潰れるだろ」


969 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:17:22 hS95ZN4k


「いい飲みっぷり!! サイコーっす!」

ハンジ「いいね! いいね!」

モブリット「ちゃんと誉められたいなら徹夜は控えてください!」

ハンジ「おー! その調子……って誉めてねぇ!!!」

モブリット「お風呂も自主的に入ってくださいよ」ヒック

ハンジ「おや? モブリット、目が据わってないかい?」

モブリット「ハンジさんは! 誉められるべき所はもちろんたくさんありますけど! まずは命大事にですよ!」フラフラ

ハンジ「う、うん」

モブリット「わかってますか!?」ビシッ→

ハンジ「えっと、モブリット、それ私じゃない。酒瓶だよ……」

モブリット「俺はですねぇ、いつもハラハラしていて……」ウダウダクドクド

ハンジ「あっちゃぁ、すげぇ酔ってる」

ケイジ「すみません、ハンジさん。俺らが面倒見るんで」


970 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:18:21 hS95ZN4k

ゴーグル「みんなが調子に乗せて飲ませたんですよ」

ハンジ「大丈夫なのかい?」

ニファ「モブリット副長、お水ですよ」スッ

モブリット「ん……ありがとう、ニファ」

ハンジ「あ、ちょっとおとなしくなったね」

ケイジ「ここは大丈夫ですから」

ゴーグル「ささ、あっちへ」

ハンジ「うん……よろしくね」

「「「任せてください」」」

スタスタスタスタスタ……

ケイジ「ふぅ、ハンジさんがいない方がおとなしいんだよな」

ゴーグル「今のうちに宥めるぞ」




971 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:18:57 hS95ZN4k

【瞬間覚醒】



ハンジ「うはははは!」ノッシリ
リヴァイ「……」グビッ


ミケ「リヴァイ、背中に何かいるぞ」


ハンジ「まだ飲むよー!!」
リヴァイ「俺を背もたれにしている奇行種だ」


エルヴィン「退けないのか」


ハンジ「お酒おいふぃねぇ」
リヴァイ「退かしても無駄だからな」


ミケ「まぁそうだろうな」グビッ


972 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:19:48 hS95ZN4k


ハンジ「」ズシッ
リヴァイ「っクソメガネ、重ぇ」


ハンジ「」
リヴァイ「? おい、ハンジ」


エルヴィン「寝てる、な」


ハンジ「」クカー
リヴァイ「……この体勢でか……」


ミケ「ちょっと身じろぎしただけで危ないな」


ハンジ「」スヤスヤ
リヴァイ「おい、エルヴィン。ハンジを支えろ」


エルヴィン「こうか?」スッ ←頭を支えた


973 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:22:40 hS95ZN4k

リヴァイ「待ってろ」スルッ、クルクル

ミケ「上着を枕にするのか」

リヴァイ「板張りにそのまま寝かせるよりマシだろ。エルヴィン、いいぞ」

エルヴィン「ああ」ソッ

ハンジ「」スヤスヤ

リヴァイ「……クソメガネだな」

ミケ「どうするんだ?」カチャッ ←ハンジの酒を片づけてる

リヴァイ「しばらく寝かせておく」

エルヴィン「しばらく、な」スルッ、パサッ ←上着をハンジに掛けた

リヴァイ「明けたら連れていく」

ミケ「寝たまま年越しか」


974 : ◆uSEt4QqJNo :2016/12/31(土) 22:23:31 hS95ZN4k

「「「「A happy new year!!」」」」

エルヴィン「お、明けたな」

ミケ「ハンジはぎりぎり惜しかったな」

ハンジ「はっ!?」カッ!

リヴァイ「!?」

ハンジ「おめでとう、リヴァイ! おめでとう、みんな!!」

リヴァイ「起きたのか」

ハンジ「」スヤァ

リヴァイ「ハンジ?」

ミケ「寝てるな」

エルヴィン「一瞬だったな」

リヴァイ「……やはりクソメガネだな」クッ



977 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:35:55 z.KT1tEA

【めでたさ×2】


ハンジ「あー、年明け寝てたよー。おはよう」

リヴァイ「もうすぐ昼だが」

ハンジ「疲れてた上にお酒飲みまくったからなぁ。頭ちょっと痛いし」

リヴァイ「羽目をはずしすぎだ」スッ

ハンジ「あ、二日酔いの薬。持ってきてくれたんだ、ありがとう」

リヴァイ「痛みで騒がれるとうるせぇからな」

ハンジ「ふふっ、心配ありがとう」

リヴァイ「……」チッ

ハンジ「明けましておめでとう、リヴァイ」

リヴァイ「二度目か」

ハンジ「?」




978 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:36:17 z.KT1tEA

【年始から……】


ハンジ「あ、そうだ!! ――っつぅ」ズキッ

リヴァイ「頭いてぇくせに大声を出すからだ」

ハンジ「あー、つい」ズキズキ

リヴァイ「で、どうした」

ハンジ「いや、年始の行事にしようかと思ったリヴァイとの追いかけっこの計画立て忘れてたこと思い出してさ」

リヴァイ「そのまま一生忘れてろ」

ハンジ「年末の書類ぎりぎりだったからなぁ」


979 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:36:40 z.KT1tEA

リヴァイ「忘れろ」

ハンジ「仕事始めの立体起動でリヴァイを全員で追いかけるとかどう?」

リヴァイ「だから忘れろっつってんだろうが」

ハンジ「えぇー、リヴァイで遊びたいぃー」

リヴァイ「ふざけるな、クソメガネ」

ハンジ「至って真面目だよ」キリッ

リヴァイ「ドブメガネがっ」

ハンジ「クソとどっちがマシか分からないね」




980 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:37:12 z.KT1tEA

【空気】


――食堂――


エルヴィン「やぁ、おめでとう」

ハンジ「おめでとう!」

リヴァイ「ああ」

エルヴィン「さすがに人が少ないな」

ハンジ「そりゃね」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「あ、紅茶もう一杯ね」


981 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:37:35 z.KT1tEA

リヴァイ「ん」

ハンジ「エルヴィンもいる?」

エルヴィン「ああ、貰えるか?」

ハンジ「うん、ちょっと待ってて」

リヴァイ「今日はのんびりだな」

エルヴィン「年末がばたばただったからな。年始くらいゆっくりしようかと思ってな」

ハンジ「お待たせ」

リヴァイ「ん」

エルヴィン「ありがとう」

ハンジ「寒いから温かい紅茶がより美味しいねぇ」


982 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:38:06 z.KT1tEA

リヴァイ「そうだな」ズズズズ

エルヴィン「……」

ハンジ「何? どうしたの?」

エルヴィン「いや、明日からはのんびりしていられないなと思っただけだ」

ハンジ「あー、挨拶回りとかあるよね」

リヴァイ「面倒臭ぇな」

ハンジ「まーこれもお仕事だからね」

エルヴィン「……」

エルヴィン(なんだか夫婦の家に招かれた気分だ、とは言わない方がいいのだろうな)




983 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:38:49 z.KT1tEA

【すっとぼけ】


ミケ「なんだ、みんなで随分まったりとしてるな」

ハンジ「やぁ、ミケ。ミケも飲む? リヴァイが経費で落とした紅茶」

リヴァイ「おい」

エルヴィン「あぁ、これそうだったのか」カチャッ

ミケ「貰おうか。リヴァイが経費で落とした紅茶を」

リヴァイ「……」

ハンジ「了ー解」

リヴァイ「チッ、お前らだって少しくらい私物を経費で落としてやがるくせに」

エルヴィン「なんのことだか」

ミケ「さっぱりわからんな」

リヴァイ「お前ら」




984 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:39:19 z.KT1tEA

【否定しない】


ハンジ「やっぱりこれを身に付けると気が引き締まるね」ガチャッ

リヴァイ「そうだな」ガチャッ

ハンジ「抜き打ちみたいなもんだからみんな慌てるかな」ウシシ

リヴァイ「いつでも使えるように手入れをしてねぇ奴は仕置き決定だ」

ハンジ「うわぁ、リヴァイの仕置きとか可哀想に」

リヴァイ「長期休暇であろうと立体機動の整備を怠る奴には当たり前の処置だろ」

ハンジ「確かにね。さて、みんなの驚く姿が楽しみだ」クスッ

リヴァイ「悪趣味だな」

ハンジ「リヴァイだって楽しそうじゃないか」

リヴァイ「……久しぶりの立体機動だからな」

ハンジ「あぁ、そうだね。私も楽しみだよ。だけど私と同じ意味でも楽しみのくせにぃ」ウシシ

リヴァイ「うるせぇよ」


985 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:40:12 z.KT1tEA

ハンジ「みんなでワイワイしてるの好きだよね」

リヴァイ「……」

ハンジ「私も好きだよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「リヴァイのことも好きだよ」

リヴァイ「…………ついでの様に言うんじゃねぇ」

ハンジ「ついでだったけど本気だよ。……リヴァイはどうなのかなー?」

リヴァイ「……行くぞ」スタスタ

ハンジ「あ、こら逃げるな」

リヴァイ「……」ピタッ

ハンジ「おわっ、あぶなっ」

――グイッ


986 : ◆uSEt4QqJNo :2017/01/01(日) 22:40:50 z.KT1tEA


ハンジ「へ? んぅ!」
リヴァイ「――――」


ハンジ「――っは、えっ?」ポカンッ

リヴァイ「間抜け面だな」

ハンジ「……ここ、廊下」

リヴァイ「そうだな。置いていくぞ」スタスタ

ハンジ「あ、待ってよ」タッ

リヴァイ「早く来い」

ハンジ「全く、本当にあなたは突然だな」

リヴァイ「お前が悪い」

ハンジ「またそれだ。あなただって悪いんだからね」

リヴァイ「そうかもな」

ハンジ「……困った人だ」クスッ