リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」 中編

659 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/14(月) 22:24:02 yYHwnNyo

【叶える】


ハンジ「何かあったのかい?」

リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「来れば分かる」スタスタ

ハンジ「どこに行くんだよ」

リヴァイ「上だ。急げ」




660 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/14(月) 22:24:32 yYHwnNyo

ハンジ「上?」

リヴァイ「屋根の上だ」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「観たいんだろう?」

ハンジ「――――リヴァイ……」

リヴァイ「来い」グイッ

ハンジ「うん」




661 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/14(月) 22:25:24 yYHwnNyo

【嬉しくて】


ヒュルルル…ドーンッ!!

ハンジ「おおー!! 見える!」

リヴァイ「立つな。騒ぐな」

ハンジ「ちょっと遠いけどちゃんと見えるよ! リヴァイ!」

リヴァイ「ああ、そうだな。とりあえず座れ」

ハンジ「今年はもう無理だって諦めてたよ」

リヴァイ「でけぇ花火なんだ。そこそこ高いところにいきゃ少しは見えんだろ」

ハンジ「うん、そうだね」

ヒュルルル…

リヴァイ「……おい、ハンジ、いい加減座……」

ドーンッ!!


662 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/14(月) 22:26:11 yYHwnNyo


ハンジ「…………」
リヴァイ「――――っ」


ハンジ「っ……ありがとう、リヴァイ」

リヴァイ「……」

ハンジ「本当に嬉しいよ」ニッコリ

リヴァイ「…………あぁ。とにかく座れ」


ハンジ「うん!」ポスッ ←引っ付いて座った
リヴァイ「……」


ヒュルルル…ドーンッ!!


ハンジ「綺麗だねぇ」
リヴァイ「……ああ」






664 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 22:54:24 eprVuIlI

【当然のこと】


ハンジ「あー、終わった終わった」

リヴァイ「なら風呂だな」

ハンジ「風呂魔神が現れた!」

リヴァイ「さっさと入って寝ろ」

ハンジ「はいはい……あ! やばい」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「パンツの替えが無い。リヴァイ、パンツ貸して」

リヴァイ「何を当たり前のように言ってやがる」




665 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 22:55:51 eprVuIlI

【これも】


ハンジ「なんだ。ちゃんと洗濯してあったんだね。ありがとう」ゴシゴシ

リヴァイ「洗濯をサボるな」

ハンジ「だって時間が無くてさー」ザバー

リヴァイ「……」ハァー

ハンジ「はい、リヴァイ」ズイッ

リヴァイ「……あ?」

ハンジ「頭だよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「ほら、早く洗ってよ」

リヴァイ「だから何を当たり前のように言ってやがる」




666 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 22:57:11 eprVuIlI

【反省中】


リヴァイ「……」フゥム…

エルヴィン「何を思い悩んでいるんだ?」

リヴァイ「エルヴィンか……いや」

エルヴィン「なんだ?」

リヴァイ「……最近、俺は世話をし過ぎているのかと……」

エルヴィン「…………ハンジか」

リヴァイ「……」


667 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 22:58:07 eprVuIlI

エルヴィン「何か思うところがあるのならばそうなんだろう」

リヴァイ「……そうか」

エルヴィン「まぁ、ただ甘えているだけだと思うがな」

リヴァイ「……」

エルヴィン「普段も同じように甘えているのか?」

リヴァイ「いや、普段は全て自分でやっているな」

エルヴィン「なら問題無いだろう」

リヴァイ「掃除以外は」

エルヴィン「……それは……仕方ないだろう」




668 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 22:58:38 eprVuIlI

【距離感】


ハンジ「うっひょおぉぉぉ! もうすぐ壁外調査だよぉ!!」←徹夜明け

リヴァイ「おい、いい加減落ち着けクソメガネ」ガシッ、グイッ


――ザワッ

調査兵1「おい、近くないか?」

調査兵2「ちょっと近いよな……」


669 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 22:59:11 eprVuIlI


ハンジ「だって巨人にもうすぐ会えるんだよ!? 落ち着けないよ!」

リヴァイ「この奇行種が! 唾が飛んでんだろうが!」ガッ!

ハンジ「ぐえっ! いきなり頭押さえつけるなよ!」


調査兵3「……なぁ、もしかして、もしかしてだけどよ」

調査兵4「いやいや……だってあの人達だぞ?」


ハンジ「ちょっとくらいはしゃいだっていいだろ!?」

リヴァイ「よくねぇよ。とにかくお前は休め」




670 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 22:59:46 eprVuIlI

【真実】


――数日後――


リヴァイ「まだ終わってなかったのか」

ハンジ「あー、ちょっとだけ残ってたんだ。すぐ終わるよ」カリカリ

リヴァイ「早くしろ」

ハンジ「せっかちだなぁ」

リヴァイ「約束の時間がとっくに過ぎてるからだ」

ハンジ「そういえばさ」カリカリ

リヴァイ「?」

ハンジ「最近私たち噂になってるみたいよ」カリカリ

リヴァイ「!」


671 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 23:00:22 eprVuIlI

ハンジ「隠してるけど聞かれたらやっぱり嘘つく?」カリカリ

リヴァイ「……仕方ねぇだろ」

ハンジ「だよねぇ」カリカリ

リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「聞かれたらちゃんと言っておくよ。“リヴァイとは一番の仲良しで親友だよ!”って」カリカリ

リヴァイ「……ハンジ」ギッ ←机に手をついた

ハンジ「うん?」カリカリ

リヴァイ「もう書類は終わってるな」

ハンジ「……」

リヴァイ「俺の部屋に来る予定だろう?」

ハンジ「うん」


672 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/18(金) 23:01:13 eprVuIlI

リヴァイ「……言えないってのはキツいこともあるな」

ハンジ「お互いにってことでいいのかな?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ふふっ、そうだね」クルッ

リヴァイ「……」


ハンジ「でも秘密のお付き合いってのも滾るよ」ギュッ
リヴァイ「そんなもんか」ポンッ


ハンジ「うん……」ギュゥ
リヴァイ「……そうだな」ギュッ




675 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:29:17 f4DzjCyk

【口喧嘩】


ハンジ「大体リヴァイは!」

リヴァイ「うるせぇクソメガネ」

ハンジ「クソ以外に言うことないのかよ!
散らかってるのは確かによくないんだろうけど大体の位置は把握してんだよ!」

リヴァイ「だから」

ハンジ「片付けてくれるのはありがたいけど大きく移動されると分からなくなるだろ!」

リヴァイ「おい」

ハンジ「分かってる、分かってるよ! 私が散らかさなければ問題ないって言うんだろ!?
それができるならやってるよ!」


676 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:29:47 f4DzjCyk

リヴァイ「……」

ハンジ「でも研究に没頭してたらほんの少しの時間も惜しくて!」

リヴァイ「…………」

ハンジ「今やってるやつが落ち着いてからにしてくれよ! 途中で片付けられたら――」

ガシッ!


ハンジ「分からな――んん!?」
リヴァイ「――――」ヌルッ…


ハンジ「ふ!? んん!!」
リヴァイ「……」ヌチュッ


ハンジ「ん…………」
リヴァイ「……」


677 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:30:17 f4DzjCyk

ハンジ「…………んぐ」ベシッ
リヴァイ「……」


ハンジ「んぐぐぐぐ!!」ガッ!
リヴァイ「…………チッ」


ハンジ「ぶはぁっ!! はぁー! はぁー!!」ゼーゼー

リヴァイ「……」

ハンジ「な、何しやがんだ! こんなんで誤魔化されないからね!」

リヴァイ「誤魔化しじゃねぇ。うるせぇ口を塞いで酸欠させて気絶させようとした」

ハンジ「予想以上に酷かった!!」ガーン!!




678 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:31:00 f4DzjCyk

【大喧嘩】


ハンジ「だーかーらー!!」

リヴァイ「黙れ」

モブリット「もうやめてください二人共!!」

ハンジリヴァイ「「モブリットは黙ってろ!!」」

モブリット「ああぁ、もう!」

エルヴィン「随分派手にやってるな」

モブリット「団長!!」

エルヴィン「何が原因だ?」

モブリット「たわいないことでヒートアップしてしまったようで……ハンジ分隊長は徹夜明けなので余計に」

エルヴィン「片付けや風呂か」

モブリット「はい。いつもならすぐ終わるんですが」


679 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:31:35 f4DzjCyk

エルヴィン「鬱憤でも溜まっていたか……しかし、これでは示しがつかないな」スゥ…

モブリット「!?」ビクッ

モブリット(ふ、雰囲気が変わった!? なんだかピリッとする……)

ハンジ「リヴァイが悪い!」

リヴァイ「何故そうなる?」

エルヴィン「ハンジ! リヴァイ!」

ハンジリヴァイ「「!?」」ピタッ

エルヴィン「いい加減にしないか」ゴゴゴゴ

ハンジ「エ、エルヴィン」

リヴァイ「……」

モブリット(あ、あっという間に止まった……)




680 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:32:24 f4DzjCyk

【隠れてました】


ハンジ「あ、あの、エルヴィンこれはだね」アセッ

リヴァイ「……」

エルヴィン「二人共、私と一緒に執務室まで来い。モブリット」

モブリット「は、はい!」

エルヴィン「少し早いが今日はもう片付けて上がっていい」

モブリット「はい……」

ハンジ「モブリット……見苦しいところ見せちゃってすまないね」

リヴァイ「…………悪い」

モブリット「い、いいえ!」


681 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:33:02 f4DzjCyk

ハンジ「申し訳ないけどあとは頼むよ」

モブリット「はい! お任せください!」

ハンジ「じゃあね」ヒラヒラ

リヴァイ「……」

スタスタスタスタ…

モブリット「……」

ニファ「大丈夫なんですかね?」ヒョコッ

ケイジ「もっと昔は結構あったことだからな」ヒョコッ

ゴーグル「大丈夫だと思うぞ」ヒョコッ

モブリット「お前達……今更出てきやがって」




682 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:33:33 f4DzjCyk

【叱られる】


――エルヴィン執務室――


ハンジ「あのさ、エルヴィン、その、ちょっとした行き違いでさ」

エルヴィン「何が原因かはどうでもいい。幹部である君達が部下の前で何をしていたんだ?」

ハンジ「えっと、その、だって……」

リヴァイ「…………」

エルヴィン「なんだ?」

ハンジ「……」ショボンッ

リヴァイ「…………」


683 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:34:16 f4DzjCyk

エルヴィン「……特に申し開きは無いと言うことでいいんだな?」

ハンジ「う……」ションボリ

リヴァイ「……」

エルヴィン「はぁ……お前達は暫く離れていろ」

ハンジ「えっ?」

エルヴィン「ハンジがどうにかなったらミケとナナバに出てもらう」

リヴァイ「……」

ハンジ「エ、エルヴィン……」

エルヴィン「少し頭を冷やせ」




684 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/21(月) 22:35:06 f4DzjCyk

【俺が私が】


エルヴィン「全く、お前達は。時折子供じみた真似をする」ハァー

ハンジ「……」ションボリ

リヴァイ「……」

エルヴィン「正直、どちらかを懲罰房にぶち込んでもいいんだが」

リヴァイ「それならば俺だろうな」

ハンジ「ええ!? ダメだよ!
人類最強だなんて言われちゃってるあなたがそんな所に入ったら余計に示しがつかないよ! 入るなら私だ!」

エルヴィン「……」

リヴァイ「馬鹿か、研究が滞るだろうが。俺を入れろ」

ハンジ「エルヴィン、私だろ!?」

エルヴィン「……君達は仲が良いんだか悪いんだか時々分からなくなるな」



688 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:42:04 RVWyEt02

【おあずけ】


エルヴィン「とりあえず、懲罰房にいれる気はない。暫く離れて冷静になれ」

ハンジ「……」チラッ

リヴァイ「……」

エルヴィン「いいな?」

ハンジ「……分かったよ」

リヴァイ「了解した」

エルヴィン「では、話は終わりだ」

ハンジ「エルヴィン、その、いつまで……?」

エルヴィン「そうだな……俺がいいと言うまでだ」


689 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:43:11 RVWyEt02

リヴァイ「!?」

ハンジ「ええっ!?」

エルヴィン「安心しろ。お前が大人しくしていればすぐに解除してやる」

ハンジ「でも、期限が曖昧なのはキツいよ」

リヴァイ「……」

エルヴィン「キツくなければ罰にはならん。まぁ、長くとも次の壁外調査の何日か前までには解いてやる」

ハンジ「1ヶ月も先じゃないか!」

リヴァイ「…………」

エルヴィン「早く解除されるかはお前達の頑張り次第だ」

ハンジ「うぅ……」

リヴァイ「……」




690 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:43:54 RVWyEt02

【贅沢】


ナナバ「どうだい? ちゃんと休んでる?」

ハンジ「今日はナナバなんだね。ちゃんと休んでるよ」

ナナバ「昨日まではミケだったからね」

ハンジ「……リヴァイはどうしてる?」

ナナバ「普通に業務をこなしてるよ」

ハンジ「そっか」

ナナバ「……寂しい?」

ハンジ「……別に」

ナナバ「寂しいくせに。でも会議とか仕事では会ってるんだろ?」

ハンジ「うん。会ってるけど……」

ナナバ「けど?」


691 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:44:39 RVWyEt02

ハンジ「いつの間にか贅沢になっちゃってたんだなーって感じてる」

ナナバ「贅沢?」

ハンジ「……私だけのリヴァイに会えない」

ナナバ「へぇ」

ハンジ「ああぁぁー!!」ガシガシ!!

ナナバ「うわっ、びっくりした。いきなりどうしたの」

ハンジ「情けない」ゴンッ ←机に頭を

ナナバ「そんなことないでしょ。当たり前の感覚だろうに」

ハンジ「当たり前……かなぁ?」

ナナバ「恋人に二人きりで会えなくて寂しいのは当たり前でしょ」

ハンジ「……当たり前、かぁ」




692 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:45:20 RVWyEt02

【不安と不満】


ナナバ「ほら、納得したならいつまでも机にひっついてないで顔上げな」

ハンジ「……」ウヌゥ

ナナバ「何? どうしたの?」

ハンジ「……リヴァイは平気そうだった」ムスッ

ナナバ「――ふっ、あはははははは!」

ハンジ「な、何?」ビックリ

ナナバ「はーはー、いや、くくっ、あっちも寂しがってるに決まってるよ」クスクス

ハンジ「そうは思えないけどな」


693 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:45:51 RVWyEt02

ナナバ「リヴァイ翻訳機壊れてるんじゃない?」

ハンジ「だって、仕事であっても普通だったし」

ナナバ「仕事中だからね」

ハンジ「そうだけど」

ナナバ「自分ばっかり求めてるみたいで悔しいって感じかい?」

ハンジ「……」ムゥ

ナナバ「安心しなよ、平気じゃないって」

ハンジ「そう……だといいな」




694 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:46:24 RVWyEt02

【報告待ち】


リヴァイ「……」カリカリ

――コンコンッ

リヴァイ「開いてる」

ミケ「邪魔するぞ」ガチャッ

リヴァイ「ミケか。なんだ?」

ミケ「書類の追加だ」パサッ

リヴァイ「……」シワー

ミケ「俺に持ってこさせておいてなんだ」

リヴァイ「頼んでねぇ」


695 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:46:58 RVWyEt02

ミケ「随分な言い種だな。持って帰るぞ」

リヴァイ「……助かってはいる」

ミケ「素直でいい。じゃあな」

リヴァイ「ミケ」

ミケ「今日はナナバが当番だ」

リヴァイ「!」

リヴァイ「……チッ」

ミケ「後でここに寄ると言っていたぞ。じゃあな」パタンッ

リヴァイ「…………」




696 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:47:45 RVWyEt02

【経過報告】


ナナバ「リヴァイ、お待たせ」

リヴァイ「待ってねぇ」

ナナバ「えぇー? 本当に?」ニヤニヤ

リヴァイ「……摘まみ出すぞ」

ナナバ「いいの?」

リヴァイ「…………」シワー

ナナバ「あっはははは! ごめん。滅多にない状況だからつい」クスクス

リヴァイ「……チッ!」

ナナバ「今日も元気でちゃんと休んでたよ」


697 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/25(金) 22:48:20 RVWyEt02

リヴァイ「……散らかり具合は」

ナナバ「通常かな?」

リヴァイ「ならモブリットで充分だな」

ナナバ「モブリットの扱いなんなの」

リヴァイ「あいつは信用に足る」

ナナバ「リヴァイのモブリットへの株が高いな」

リヴァイ「飯は食ってんのか?」

ナナバ「大丈夫だったよ」

リヴァイ「そうか」フゥ…

ナナバ「……」

ナナバ(恋人っていうか保護者だな、こりゃ)





700 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:00:01 s93tVdts

【同じ気持ち】


――廊下――


ハンジ「あ」

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「やぁ」ヘヘッ

リヴァイ「なんだ。変な笑い方しやがって」

ハンジ「いやぁ、なんか照れるね」

リヴァイ「なんでだ」

ハンジ「よく分からないけどさ」ヘヘッ

リヴァイ「相変わらず妙な奴だな」

ハンジ「酷いなぁ」ハハッ

リヴァイ「……もう行くぞ」スッ


701 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:01:15 s93tVdts

ハンジ「あ」

リヴァイ「!」クンッ))

ハンジ「あ……」パッ ←摘まんだ指を離した

リヴァイ「……」

ハンジ「あはっ、あははは……」

リヴァイ「まだ……何か用でもあるのか?」

ハンジ「えっ、あ、いや、」

リヴァイ「……できるだけ離れていれば解除も早ぇんじゃねぇか?」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「じゃあな」

スタスタスタスタ…

ハンジ「――――」ポカンッ

ハンジ「……ははっ、なんだ。あっはははは! なぁんだ! なんだよ!」アハハハ




702 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:02:54 s93tVdts

【勘違い?】


――数日後:エルヴィン執務室――


エルヴィン「やぁ、二人揃っているのは久しぶりかな?」

ハンジ「まぁね」

リヴァイ「……」

エルヴィン「大人しくしているようだからハンジの世話を解禁する」

ハンジ「やったー! ってなんかおかしい。世話って禁止されるものなの?」

リヴァイ「…………」

エルヴィン「俺も世話を禁じたのは初めてだ。また暴れたら業務中は禁止するからな。程々にしろ」

ハンジ「……業務中“は”?」

リヴァイ「?」


703 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:04:14 s93tVdts

エルヴィン「? 業務中、ちゃんと離れていたんだろ?」

ハンジ「えっ、業務外は?」

エルヴィン「業務外? プライベートを制限するわけにはいかんだろう?」

ハンジ「えっ」

リヴァイ「あ?」

エルヴィン「……その様子だと業務外でも離れていたのか?」

ハンジ「だ、だってエルヴィンが」

エルヴィン「俺はプライベートで会うなとは言ってないぞ」

ハンジ「――――」

リヴァイ「――――」

ハンジリヴァイ「「エルヴィン!!」」

エルヴィン「俺に怒るな。お前達が勘違いしたんだろうに」




704 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:05:12 s93tVdts

【久しぶりだから】


――リヴァイ自室――


ハンジ「なんだよ……何なんだよ、なっっっんだよ!!」バンッ!

リヴァイ「うるせぇよ」

ハンジ「だって無駄に離れてたんだよ!? なんだよって言いたくなるだろ!?」

リヴァイ「そりゃ……まぁそうだが」

ハンジ「あー……もう……」ペショッ

リヴァイ「……」

ハンジ「はぁー。リヴァイー」スッ つ


705 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:05:57 s93tVdts

リヴァイ「なんだ」グッ
§
ハンジ「何でもないよ」ギュッ

リヴァイ「なら机と仲良くしてんじゃねぇよ」
§
ハンジ「んー? それは“机と仲良くしてねぇで俺と仲良くしろ”ってことかな?」

リヴァイ「ち…………」←違うと言いたいがそう違わないと気づいた
§
ハンジ「ん?」

リヴァイ「…………いいから机から離れろ」
§
ハンジ「ふふっ、分かったよ」クスクス

リヴァイ「…………チッ」シワー
§
ハンジ「ふふふっ」




706 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:07:30 s93tVdts

【腐った床】


――雨の日――


ハンジ「うわぁー」

リヴァイ「どうした」

ハンジ「ああ、リヴァイ。見てくれよ」

ピチョンッ、ピチョンッ

リヴァイ「雨漏りか」

ハンジ「資料移動させないと。でもこのままだと腐れちゃうな」

リヴァイ「そういや昔住んでいた所の二階の床が腐りかけてたことがあったな」

ハンジ「直したの?」

リヴァイ「直す前にイザベルの奴がアンカーでぶち抜いた」

ハンジ「は?」


707 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:09:18 s93tVdts

リヴァイ「もう少しで俺に当たるところだった」

ハンジ「はぁぁ?」

リヴァイ「すぐ下がイザベルの部屋でな、シミがお化けか何かに見えたんだと」

ハンジ「お化けをアンカーでぶち抜いたのか」

リヴァイ「落ちてきた俺をも攻撃しかけたがな」

ハンジ「ぶはっ! リヴァイ落ちたのかよ! あははは!」

リヴァイ「床が抜けたんだ、落ちるだろ」

ハンジ「あははは……はぁー……しかしここも抜ける前に修理しないと……リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「今、立体機動でぱぱっと直してくる?」

リヴァイ「馬鹿か。俺がずぶ濡れになるだろうが」

ハンジ「濡れなきゃいいのか」




708 : ◆uSEt4QqJNo :2017/08/29(火) 23:09:50 s93tVdts

【この後】


ハンジ「……」ムゥー

リヴァイ「……仕方ねぇだろ。捕獲はまた今度だ」

ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「私は今とても機嫌が悪い」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「なのでハグを要求する!」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「さぁ、来い!」ンバッ!

リヴァイ「お前が迎え入れる側なのか」




711 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/02(土) 22:17:55 7mIQOMXs

【おねがい】


リヴァイ「……」

ハンジ「おや? 調子が悪そうだね」

リヴァイ「悪くない」

ハンジ「いつもならその言葉は良い方の言葉だけど今回は誤魔化しだ」

リヴァイ「……放っときゃ治る」

ハンジ「やっぱり具合が良くないんだね。どれどれ」ペトッ

リヴァイ「……手、冷てぇな」フゥー

ハンジ「リヴァイ、熱あるよ、熱」


712 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/02(土) 22:18:44 7mIQOMXs

リヴァイ「そうか、放っておけ」

ハンジ「おけるか。こじらせたらどうするの。ほらほら、部屋に戻って」

リヴァイ「ああ? そんなわけには――」

ハンジ「行くの」

リヴァイ「……っ」

ハンジ「仕事は気にしなくていいよ。私やミケで賄うから」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「……お願いだからさ、休んで?」

リヴァイ「…………分かった」シブシブ




713 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/02(土) 22:19:23 7mIQOMXs

【必要なこと】


――コンコンッ

ハンジ「エルヴィン、リヴァイ病欠だから仕事回してー」ガチャッ

エルヴィン「もう少し返事を待ってもいいんじゃないか?」

ハンジ「急ぎなんだよ。リヴァイが熱出しちゃって」

エルヴィン「何?」

ハンジ「あぁ、そこまで重篤(じゅうとく)ではないよ。でも休んだ方が良いかなって症状」

エルヴィン「……そうか」ホッ

ハンジ「仕事が滞るとあの人、気にするから……振り分けてもらっていいかな?」


714 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/02(土) 22:20:06 7mIQOMXs

エルヴィン「ああ、分かった。ミケ達にも手伝ってもらおう」

ハンジ「助かるよ」

エルヴィン「看病できるくらいの量でいいか?」

ハンジ「そんな配慮されるわけにはいかないよ。普通に分けてくれ」

エルヴィン「君達はストイックだな」フゥー

ハンジ「当たり前のことだと思うけど」キョトンッ

エルヴィン「……まぁな。だが、君には看病を命じる」

ハンジ「エルヴィン」

エルヴィン「勿論仕事もしてもらうがな」

ハンジ「……了解だ。エルヴィン」




715 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/02(土) 22:20:47 7mIQOMXs

【期待】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「大したことないんだが……」

ハンジ『……お願いだからさ、休んで?』

リヴァイ「……」

リヴァイ(あんな顔されたらな……)

リヴァイ「……心配性か」ハァー

リヴァイ「……」チラッ

*部屋の扉*

リヴァイ「…………」

リヴァイ「一先ず、寝るか」




716 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/02(土) 22:21:34 7mIQOMXs

【仕方ない仕方ない】


カチャッ…キィー…

ハンジ「リヴァイ……寝てるかな?」ソーッ

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「おわぁっ!?」ビクッ!

リヴァイ「脅かしにでも来たのか?」

ハンジ「違うよ! 寝てたら起こすのは悪いかと思って……ちゃんと休んでる?」

リヴァイ「一応ベッドに寝転がってみたが……」

ハンジ「あぁ、落ち着かなかったんだね」

リヴァイ「ああ」


717 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/02(土) 22:22:26 7mIQOMXs

ハンジ「もっと酷けりゃ沈んでたんだろうけど」

リヴァイ「重い方が良かったか?」

ハンジ「そんなわけないだろ」

リヴァイ「冗談だ」

ハンジ「分かりにくい」ムゥー

リヴァイ「で、何しに来たんだ?」

ハンジ「団長命令でね。仕事しながら看病しろ、とさ」

リヴァイ「団長命令か」

ハンジ「そう」

リヴァイ「……なら仕方ねぇな」

ハンジ「そうそう。仕方ない仕方ない」




718 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/02(土) 22:23:13 7mIQOMXs

【お断りします】


ハンジ「そういやさ、この間良い薬草を手に入れてね? 医療班とあーでもないこーでもないと色々やったんだけど」

リヴァイ「既に嫌な予感しかしねぇが」

ハンジ「良ーい煎じ薬が出来たんだよ! これ」つ∪

*煎じ薬*モワーン

リヴァイ「……これは」

ハンジ「特製薬草汁!」

リヴァイ「ネーミングが悪い、出直せ」

ハンジ「ええっ!?」




721 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:05:58 OP7/7x5M

【味わえ】


リヴァイ「そんなもの飲めるか」

ハンジ「すんごい不味いけど効き目は確かだよ?」

リヴァイ「すげぇ不味いんじゃねぇか」

ハンジ「良薬は口に苦しって言うだろ?」

リヴァイ「知らん」

ハンジ「そんなわけあるか! これ飲んだら治りが早いから」ズイッつ∪

リヴァイ「…………」

ハンジ「ほらほら」つ∪


722 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:06:36 OP7/7x5M

リヴァイ「……」シブシブつ∪

ハンジ「飲んで飲んで」

リヴァイ「……」グビッ

リヴァイ「――っ!?」ガッ! つ

ハンジ「へっ?」))≡≡З グイッ!


リヴァイ「――――」ググッ
ハンジ「~~~~っ!?」ジタバタ!


リヴァイ「――っ、不味い」ゴシッ

ハンジ「~~~~っ!! 不っ味いっ!」ウエー




723 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:07:11 OP7/7x5M

【ストックもあります】


リヴァイ「まぁ、効き目はありそうだが」カチャッ、ゴクゴク

ハンジ「うぇぇ、あ、一人だけ水飲んでやがる! 寄越せよ!」

リヴァイ「ほらよ」つ∪

ハンジ「うー」ゴクゴク

リヴァイ「口に苦いのも限度があるだろ。どうにかならねぇのか」

ハンジ「ぷはー! 要課題だね。また医療班と検討してみるよ」

リヴァイ「そうしろ」

ハンジ「で、なんで飲ませたよ」

リヴァイ「俺だけというのは不公平だろ」

ハンジ「あなたが具合悪いからでしょうが!」

リヴァイ「マシなもん持って来い」


724 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:07:49 OP7/7x5M

ハンジ「一番効き目のあるもの持ってきたんだよ。あなた早く復帰したいだろうし」

リヴァイ「……」

ハンジ「でもこれは確かに不味い……飲めたもんじゃない」シワ

リヴァイ「味見しなかったのか?」

ハンジ「したけど」

リヴァイ「けど?」

ハンジ「みんな徹夜明けで」

リヴァイ「まともじゃなかったわけか」ハァー

ハンジ「いやーここまで不味いとは思わなかったよ」アハハー

リヴァイ「……まぁ、気持ちだけもらっておく」

ハンジ「ええっ? まだあるのに」つ∪チャプッ

リヴァイ「……てめぇが飲み干せ」




725 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:08:24 OP7/7x5M

【その後逃走】


ナナバ「リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ニファ「もうすぐハンジさんの誕生日です」

リヴァイ「そうだな」

ナナバ「んで、去年のあんたの誕生日にさ、ハンジをあげたじゃない?」

リヴァイ「……ああ。それがどうした」

ミケ「分からないか?」

リヴァイ「ミケ? なんだ、お前まで」

ナナバ「察しが悪いなぁ。それとも分からないふりかい」シュルッ

リヴァイ「…………その縄でどうするつもりだ」


726 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:08:54 OP7/7x5M

ナナバ「分かってるだろうに」ニヤニヤ

リヴァイ「お前ら正気か?」

ナナバ「ミケがここにいるのはどうして?」

リヴァイ「…………本気か」

ミケ「すまんな」

リヴァイ「縄で縛らんでも従ってやる。だからそれは捨てろ」ハァー

ニファ「本当ですか!?」ズイッ

リヴァイ「? ああ」

ナナバ「言ったね?」

ミケ「……俺は知らんぞ」

リヴァイ「??」




727 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:09:30 OP7/7x5M

【プレゼント仕様】


――誕生日前日――


コンコンッ

ハンジ「はーい、誰だい?」

ナナバ『私。ナナバだ。早く開けて』

「――――!!」ドタンッ
「~~?」バタンッ
「~~!!」

ハンジ「?? 何を暴れてるの?」ガチャッ

ナナバ「はい、あげる。誕生日プレゼント」ドンッ!


728 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:10:31 OP7/7x5M

ハンジ「おわっ!?」ドサッ ←尻餅着いた

ナナバ「じゃ、ごゆっくりー」

ニファ「バタバタですみません。また明日に。おやすみなさい」

ミケ「ふぅーー、骨が折れた」

ハンジ「えっ、ちょっ、何?」

バタンッ

ハンジ「何これ重……ってリヴァイ!?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「髪後ろにやってるから分かりづらかった。乗っかってないでどいてくれよ」

リヴァイ「……動けねぇんだよ」


729 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:11:03 OP7/7x5M

ハンジ「えっ? なんで……なんで縛られてんの?」

リヴァイ「……」

ハンジ「とりあえず、縛られてるのは手だけみたいだから起き上がったら動けるよね」ググッ

リヴァイ「無理するな、少し手を貸してもらえれば起き上がれる」

ハンジ「分かった。よいしょ」グイッ

リヴァイ「……っ」ドサッ ←床に座った

ハンジ「何とか起きたね…………ぶはっ!!」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「あははははは!! なんだい? その格好! あはははは!」

リヴァイ「チッ!」←胸元にリボン




730 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:12:45 OP7/7x5M

【嫌な予感】


ハンジ「あははは……! そうか、プレゼントか」ハーハー ←笑いすぎて酸欠

リヴァイ「早く解け」

ハンジ「尊大なプレゼントだなー。暫くそのままでいてよ」

リヴァイ「ああ?」シワー

ハンジ「はいはい、シワ寄せない。よく見たらちょっとお洒落にされてるね。髪も後ろに流されてる」

リヴァイ「……よく分からん」

ハンジ「似合ってるよ」フフッ

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「リボンも」クスッ

リヴァイ「早く解け」

ハンジ「はいはい」シュルッ

リヴァイ「……」


731 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/05(火) 22:13:47 OP7/7x5M

チッ…チッ…チッ……カチッ

ハンジ「あ」グイッ

リヴァイ「!」))


ハンジ「ん……」
リヴァイ「――――」


ハンジ「……っ」

リヴァイ「……なんだ、いきなり」

ハンジ「明日になったからだよ」ニッコリ

リヴァイ「あぁ……。ハンジ、手も解け」

ハンジ「それはダメ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「私の誕生日プレゼントだろ? 好きにさせてくれよ」ニヤリッ

リヴァイ「……」





734 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/09(土) 22:05:34 ov0u9KSU

【滾る】


ハンジ「床ってのもなんだからベッドに行こう」グイッ

リヴァイ「おい」

ハンジ「はい、座ってー」

リヴァイ「……」ポスッ

ハンジ「ふふふふ、縛られて自由の利かないリヴァイ。滾るねぇ」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「どうしてくれようかなー」

リヴァイ「楽しそうだな」

ハンジ「楽しいよ。最っ高のプレゼントだよ」ムフー!

リヴァイ「……そうか」

リヴァイ(実験体の気分だな)




735 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/09(土) 22:06:13 ov0u9KSU

【イケナイコト】


ハンジ「さて、まーずーはー」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「なんかリヴァイを監禁してるみたいだな、と思って」

リヴァイ「違わねぇだろ」

ハンジ「そうだね。しかも後ろ手に縛られたまんまとかイケナイ感じだね」


736 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/09(土) 22:07:09 ov0u9KSU

リヴァイ「そうだな。解け」

ハンジ「だが断る」

リヴァイ「チッ」

ハンジ「眼鏡はちょっと置いといて」カチャッ

リヴァイ「何するつもりだ」

ハンジ「ふふふふふ」ワキワキ

リヴァイ「手の動きが気持ち悪ぃ」

ハンジ「覚悟!」

リヴァイ「……っ」




737 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/09(土) 22:08:00 ov0u9KSU

【好き放題】



ハンジ「てい」ポフッ
リヴァイ「…………?」


ハンジ「むふふー」グリグリ
リヴァイ「……何をしている」


ハンジ「リヴァイの大胸筋に顔くっつけてグリグリしてる」グリグリ
リヴァイ「……」


ハンジ「そんで、ぎゅーして」ギュー
リヴァイ「……」


ハンジ「頭を撫でる」ワシワシ
リヴァイ「……」ボサボサ


738 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/09(土) 22:09:01 ov0u9KSU


ハンジ「んで、ぎゅー」ギュー
リヴァイ「俺はペットか何かか」


ハンジ「んー、リヴァイは良い匂いがするねー」クンクンッ
リヴァイ「嗅ぐな」モゾモゾ


ハンジ「もぞもぞ動かないで」ツンッ ←髪を軽く
リヴァイ「チッ……」モゾッ


ハンジ「リヴァイー」スリスリ
リヴァイ「本気でペットか」


ハンジ「無抵抗なリヴァイなんてかなりレアじゃないか。好き放題しておかないと!」
リヴァイ「普段から結構好き放題していると思うがな」フゥー





739 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/09(土) 22:09:48 ov0u9KSU

【されるがまま】


ハンジ「よいしょっと」ノシッ

リヴァイ「膝に乗って何するつもりだ」

ハンジ「さて? あー、髪せっかく整えられてたのにぐしゃぐしゃになっちゃったね」

リヴァイ「お前がしたんだがな」ボサボサ

ハンジ「礼服もちょっと乱れちゃった。どっちも直せるかな?」ナオシナオシ

リヴァイ「……」パラッ

ハンジ「服はいいけど髪はダメだ。リヴァイの髪真っ直ぐだねー」ナデナデ

リヴァイ「そうか」

ハンジ「ふふっ」クイッ

リヴァイ「……」


ハンジ「ん……」
リヴァイ「……」


740 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/09(土) 22:10:44 ov0u9KSU

ハンジ「ふ……」

リヴァイ「っ……」

ハンジ「……本当にイケナイコトしてるみたいだね」クスクス

リヴァイ「そうじゃねぇのか?」

ハンジ「うーん、イケナイコトかもね」

リヴァイ「いい加減縄を解け」

ハンジ「ダーメ」チョンッ ←鼻先に指

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「シワ寄せないの」グリグリ

リヴァイ「グリグリするな」フリフリ

ハンジ「イヤイヤしてるみたいでかわいいね」

リヴァイ「削ぐぞ、クソメガネ」




747 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/13(水) 22:19:04 Rt2O404w

【総員かかれ!】


ハンジ「しかしあなたとあろう者がよく捕まったね。逃げなかったの?」ナデ…

リヴァイ「普通に従うつもりだったがリボンなんてふざけたものを持ち出しやがったから本気で逃げた」

ハンジ「逃げたんだ。ミケに捕まった?」クスッ

リヴァイ「ああ……それにお前の班員とネスとマレーネと最終的にエルヴィンが参加した」

ハンジ「……私達の事を知ってる人の総動員だね」

リヴァイ「薄々感づいているだろう連中も面白がって参加しやがった。後で躾る」


748 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/13(水) 22:19:43 Rt2O404w

ハンジ「うわぁ……そういや、この礼服も着替えさせられたのかい? 縛られたままって難易度高くない?」

リヴァイ「これは自分で着替えた」

ハンジ「そうなの?」

リヴァイ「お前もあの時着飾られてたからな。それは覚悟していた」

ハンジ「んで、最後にリボン出されて逃走したのか」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「あははははは! 私も参加したかったなぁ! リヴァイ捕獲作戦!」

リヴァイ「やめろ」シワー




749 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/13(水) 22:20:15 Rt2O404w

【それは事実】


ハンジ「しっかし、せっかく着飾ってるのに脱がしちゃうのは勿体ないなぁ」ツー…

リヴァイ「どのみちこのまま寝るわけにはいかねぇだろ」

ハンジ「確かに。では遠慮無く」プチプチ

リヴァイ「……」

ハンジ「今、“余計なことを言った”と思っただろ?」プチプチ

リヴァイ「いや」

ハンジ「ほんとかなー?」フフッ

リヴァイ「楽しそうだな」

ハンジ「楽しいよ」ニッコリ

リヴァイ「……」


750 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/13(水) 22:20:50 Rt2O404w

ハンジ「本当に良い筋肉してるよね」ナデ…

リヴァイ「……っ」

ハンジ「……きれい」

リヴァイ「……何がだ」

ハンジ「筋肉がだよ。凄いよね」

リヴァイ「今更……」

ハンジ「改めて見るとやっぱり凄いなーって思ったんだよ。腹筋も凄いね」ツー…

リヴァイ「……っ」

ハンジ「なんか、リヴァイを襲ってる気分だ」

リヴァイ「……気分じゃねぇだろ」




751 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/13(水) 22:21:25 Rt2O404w

【プレゼントですから】



ハンジ「ん……」
リヴァイ「……」


ハンジ「は……」ペロッ、ツー…

リヴァイ「……っ」ピクッ

ハンジ「リヴァイって首に痕つけてもあんまり意味ないんだよね」

リヴァイ「ああ、そうだな」

ハンジ「スカーフで隠れちゃうし」ツー

リヴァイ「……っ」

ハンジ「でも、あちこち付けちゃおう」チュッ


752 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/13(水) 22:21:59 Rt2O404w

リヴァイ「っ……ほどほどにしろよ」

ハンジ「リヴァイが言うかね」

リヴァイ「…………」

ハンジ「しばらく共同の風呂にみんなと入れなくしてやる」チュッ

リヴァイ「っ……好きにしろ」ハァー

ハンジ「! 珍しいね」

リヴァイ「……誕生日だからな」

ハンジ「……ふはっ!」

リヴァイ「なんだ」シワー

ハンジ「いやいや、律儀だなぁと思って」フフッ

リヴァイ「……」シワー




753 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/13(水) 22:23:08 Rt2O404w

【焦れる】


リヴァイ「おい」

ハンジ「なぁに?」

リヴァイ「お前も脱げ」

ハンジ「プレゼントが命令かい?」

リヴァイ「こっちからは脱がすことも触ることもできねぇんだ。せめて見せろ」

ハンジ「本当に尊大なプレゼントだ。いいよ、リヴァイが脱いでる分だけ脱いであげる」プチプチ

リヴァイ「はだける程度じゃねぇか」

ハンジ「私だけ素っ裸だったらそれはそれでおかしいだろ。はい、ここまで」

リヴァイ「チッ……」グッ


754 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/13(水) 22:23:46 Rt2O404w

ハンジ「! やっ」

リヴァイ「……」チュッ…

ハンジ「――っ! ちょっと」グイッ

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「なんだじゃないよってあー……痕付けられた」

リヴァイ「……」フンッ

ハンジ「全くもう、自由が利かないはずなのに」

リヴァイ「まだるっこしい」

ハンジ「我慢が利かなすぎじゃない?」

リヴァイ「お前がとろすぎる」


〆∬


783 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/20(水) 22:20:28 BEnc8Xj6

【見守る】


ハンジ「クソメガネで締めることないのに」クスクス

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「シワ寄せないの。ねぇ私からの、嬉しくなかった?」ナデ… ←頬を

リヴァイ「……いや」スッ ←手を重ねた

ハンジ「ふふっ、なら良かった」

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「おめでとう」

ハンジ「――――」


784 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/20(水) 22:20:58 BEnc8Xj6

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「おっそいよ」クスクス

リヴァイ「そうでもねぇだろ」

ハンジ「そうだけど、そうでもあるよ」

リヴァイ「どっちだ」

ハンジ「どっちも」

リヴァイ「どういうことだ」

ハンジ「もっと早く言えただろうに」クスクス

リヴァイ「……時機を逃した」

ハンジ「まぁ、仕方ないね。許してやろう」

リヴァイ「随分と上からだな」


785 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/20(水) 22:21:36 BEnc8Xj6

ハンジ「今日は誕生日だからね」

リヴァイ「便利な言葉だ」ポスッ、ゴロンッ

ハンジ「まぁね……」トロンッ

リヴァイ「眠いだろ」

ハンジ「ん」


リヴァイ「寝ろ……」
ハンジ「ん……」


リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「」…スースー

リヴァイ「…………」




788 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 22:51:45 /EHGYI6g

【優しい朝】


――朝――


ハンジ「ん……」パチッ

ハンジ「……ん?」

ハンジ「……リヴァイが、いない」ボー

ガチャッ

リヴァイ「起きたか」

ハンジ「いた」

リヴァイ「よく寝てたな」ギシッ

ハンジ「うん。よく寝た。今何時?」

リヴァイ「10時頃だな」ナデ…


789 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 22:52:21 /EHGYI6g

ハンジ「マジでよく寝てたな」

リヴァイ「疲れてたんだろう。飯食うか?」ポンッ

ハンジ「そだねー、遅い朝食といこうか」

リヴァイ「昼は食えなさそうだな」

ハンジ「昼食兼用にして、あとでおやつでも食べようや」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「って、リヴァイも食べてないの?」

リヴァイ「少しは摘まんだ」

ハンジ「……待ってなくて良かったのに」

リヴァイ「……誕生日だからな」

ハンジ「便利な言葉だね」クスッ

リヴァイ「そうだな」




790 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 22:52:54 /EHGYI6g

【ガールズトーク】


――飲み会――


ナナバ「てっきり潰されるかと思ったんだけど」

ハンジ「主役の私が出てこれないような真似しないでしょ」

ナナバ「どうだかね」グビッ

ハンジ「リヴァイを何だと思ってんの」

ナナバ「……野獣?」

ハンジ「おい」


791 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 22:53:53 /EHGYI6g

ナナバ「間違ってる?」

ハンジ「…………普段は違うから」グビッ

ナナバ「半分当たりか」

マレーネ「あんたら他の奴等に聞かれたらまずい話を堂々と」

ナナバ「周りにいないしみんな潰れてるじゃない」

ハンジ「一応小声だし」

マレーネ「まぁ、あんたが来る前から飲み始めちゃってたからね」

ハンジ「祝う気ないよねー」アハハー

ナナバ「基本的に誰かの誕生日は飲む口実だからね」

マレーネ「まぁね」




792 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 22:54:28 /EHGYI6g

【誰とは言わないが】


マレーネ「で、今日一日何してたの?」

ハンジ「んー? 特にこれってのはないなー。のんびり過ごしたよ」

ナナバ「あれ? リヴァイ仕事だったっけ?」

ハンジ「いや? 一緒にいたよ」

マレーネ「一緒にのんびりしてたの?」

ハンジ「うん。ちょっと街に出掛けて、ぶらぶらーっとしてお茶して帰ってきた」

ナナバ「本当にのんびりだね」

マレーネ「……まぁ、そういうのもいいかもねぇ」

ナナバ「そうだねぇ……」

ハンジ「しみじみしてるね」


793 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 22:55:03 /EHGYI6g

マレーネ「のんびりしてくれる男が欲しい!」

ナナバ「いいね。何をしなくても横に居てくれるだけでホッとする人とかね」

マレーネ「えぇーナナバにはさー」ニヤニヤ

ナナバ「何さ」

マレーネ「ねぇ?」グフフ

ハンジ「あーそうだねぇ」

ナナバ「何なの、二人して」

マレーネ「いやいや、いいんだ。うんうん」グビッ

ハンジ「うんうん」グビッ

ナナバ「……酔っ払い共め」グビッ




794 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 22:56:15 /EHGYI6g

【グビグビゴクゴク】


リヴァイ「おい、飲み過ぎてねぇだろうな」

ハンジ「あーりばーい」ヒック

マレーネ「色男が来たゾー」ヒック

ナナバ「思いっきり飲み過ぎてるけど何か?」

リヴァイ「遅かったか……」

ナナバ「ハンジ、明日は仕事だっけ?」

リヴァイ「ああ。二日も休めねぇ」

ナナバ「幹部は忙しいね」

リヴァイ「他の奴等もそう変わらねぇだろ」

ナナバ「そう……かねぇ?」


795 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 22:56:49 /EHGYI6g

ハンジ「ふたりが仲良い」ムスッ

マレーネ「これは浮気だね」

ハンジ「ええっ!? リヴァイに限ってそんな!」

マレーネ「誰々に限ってなんてないよ、ないない」ノシ

ハンジ「ひどいうらぎりだぁ~」

マレーネ「おーよしよし、可哀想に」ナデナデ


ハンジ「マレーネェ~」ヒシッ
マレーネ「よーしよしよしよし」ナデナデナデナデ


リヴァイ「……こいつらは大丈夫か」

ナナバ「大丈夫じゃないね」




796 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 23:00:49 /EHGYI6g

【未来の話】


ハンジ「ん……? おや?」

リヴァイ「なんだ、目が覚めたか」

ハンジ「リヴァイ……飲み会は?」

リヴァイ「お開きになったから部屋に運んだところだ。水飲め」ズイッ

ハンジ「うん」コクッ

リヴァイ「明日は仕事だろう? 飲み過ぎてんじゃねぇ」

ハンジ「んー、なんか楽しくなっちゃってついつい」ヘヘッ

リヴァイ「馬鹿が。水、飲んだならコップ寄越せ」

ハンジ「うん…………ふふっ」

リヴァイ「なんだ」コトッ

ハンジ「リヴァイが優しいなぁって」ニコニコ

リヴァイ「……普通だ」


797 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/24(日) 23:01:47 /EHGYI6g

ハンジ「普通が優しいねぇ」

リヴァイ「何企んでやがる」シワー

ハンジ「ただ誉めただけなのに」

リヴァイ「もう寝ろ」

ハンジ「昨日も言われたな」

リヴァイ「あぁ、もう昨日か」

ハンジ「誕生日終わっちゃった」

リヴァイ「また来年な」

ハンジ「…………」

リヴァイ「来年だ」ポンッ、クシャッ

ハンジ「……うん」フッ

リヴァイ「……」ナデナデ




800 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:49:51 h731Eyqs

【備えあれば】


ハンジ「よぅし! 捕獲機の点検は終わったな!」

モブリット「ええ、問題なく完了しました」

ハンジ「他に不備はないか?」

リヴァイ「ひとつ、あるな」

モブリット「リヴァイ兵長!」

ハンジ「リヴァイ、不備ってのは?」

リヴァイ「お前だ」

ハンジ「は?」

リヴァイ「準備に何日か掛かったがその間まともに休んでねぇだろ。不備じゃねぇか。今日はもう休め」

ハンジ「悪いがリヴァイ、この捕獲機を仕舞うところまでが仕事なんだ」


801 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:50:21 h731Eyqs

モブリット「それは私がきちんと仕舞っておきますのでハンジ分隊長は休まれてください」

リヴァイ「だとよ」

ハンジ「まだ目を通しておきたい資料が……」

モブリット「今回必要なものは全て目を通しています。問題ありません。
今ある問題はハンジ分隊長が休まれていないことです」

リヴァイ「だ、そうだ。行くぞ」ガッ

ハンジ「ちょっ、首根っこ掴むな! まだ資料見たいーー!!」

リヴァイ「捕獲には万全な体調で臨め。それも仕事の内だ」ズルズル

ハンジ「う……うー、分かったよ……」ヘンニャリ

ズルズルズルズル…

モブリット「これで最後の憂いが無くなった」ヤレヤレ




802 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:51:18 h731Eyqs

【彼らの為なら!】


――風呂場――


ハンジ「てっきり部屋に戻されるかと思ったら」

リヴァイ「風呂が先に決まってんだろうが。何日入ってやがらねぇと思ってんだ」

ハンジ「うーん、2日?」

リヴァイ「4日だ」

ハンジ「あー、どうりで痒いと思った」ポリポリ

リヴァイ「掻くんじゃねぇ。とっとと入れ」


803 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:51:53 h731Eyqs

ハンジ「はーい」

リヴァイ「……やけに素直だな」

ハンジ「そりゃね。巨人捕獲の為だもの!」ムフー!!

リヴァイ「……」

ハンジ「じゃ、隅々磨いてくるよ!」

リヴァイ「ああ」

バタンッ

リヴァイ「……」

リヴァイ「…………」←巨人に負けた気分




804 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:52:25 h731Eyqs

【傍にいる】


――ハンジ自室――


ハンジ「はぁー! ご飯も食べたし、やっと寝れる!」ボフッ

リヴァイ「ベッドに飛び込むんじゃねぇ。埃が舞うだろうが」

ハンジ「飛び込むと気持ちいいこともあるんだよ」

リヴァイ「……ちゃんとベッドに上がって寝ろ」

ハンジ「ふーい」モソモソ

リヴァイ「……」


805 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:53:17 h731Eyqs

ハンジ「ん? もしかしてあれかな? 私が眠るまで見張るのかな?」

リヴァイ「油断ならねぇからな」

ハンジ「あはは! 流石に眠いからちゃんと寝るよ」

リヴァイ「どうだかな」ポンッ

ハンジ「本当なのにー」

リヴァイ「いいから目を瞑れ」ナデナデ

ハンジ「うん。眠るまで、ね」

リヴァイ「……ああ」ナデナデ




806 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:53:47 h731Eyqs

【ゴリ押し】


ハンジ「少し肌寒くなってきたね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「良い季節だ」

リヴァイ「?」

ハンジ「運動するにはもってこいだし、立体機動も捗るし、読書もしやすい」

リヴァイ「あぁ……紅茶も美味くなる」

ハンジ「そうそう、温かいものがより美味しくなるよね」

リヴァイ「身体には気をつけろよ」

ハンジ「季節の変わり目は身体壊しやすいからねぇ。そんなときには!」

リヴァイ「なんだ?」


807 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:55:04 h731Eyqs


ハンジ「温かいリヴァイが大活躍!」ヒシッ
リヴァイ「モノ扱いはやめろ」


ハンジ「リヴァイにひっついても暑苦しいと嫌がられない季節だ」ギュー
リヴァイ「そんなに邪険にした覚えはねぇが」


ハンジ「温かい温かい、良い季節だ」スリスリ
リヴァイ「……運動するにはもってこいで温かいモノが美味くなる季節だな」スルッ


ハンジ「!?」ビクッ
リヴァイ「なぁ、ハンジよ?」ナデ…


808 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:56:00 h731Eyqs


ハンジ「そ、そういう意味で捉えないでよ……って、お尻撫でないで!」ペシッ
リヴァイ「そういう意味でも良い季節だな」


ハンジ「もう、なんでそっちに行くんだよ」
リヴァイ「いきなり抱きついてモノ扱いしやがる奴に言われたくねぇな」


ハンジ「モノじゃないし。リヴァイにひっつきやすいなーって」
リヴァイ「俺が言ったこととそんなに変わらねぇだろ」


ハンジ「そ…………そう、か、な?」
リヴァイ「そうだ」ギュッ





809 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:57:22 h731Eyqs

【のんびり】


――休日――


ハンジ「…………」…ペラッ ←ソファーで本読んでる
 リヴァイ「……」


ハンジ「…………ねぇ」
  リヴァイ「……あ?」


ハンジ「退屈じゃない?」
 リヴァイ「いや? 休んでる」


ハンジ「私の膝枕で休める?」
 リヴァイ「休めるから寝ている」


810 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:57:55 h731Eyqs


ハンジ「そう……ならいいけど」
 リヴァイ「こうやって下から見るのも悪くねぇ」


ハンジ「下から見るなんていつもじゃないか」
 リヴァイ「シメられてぇのかクソメガネ」


ハンジ「シメられたくないよ。休めるならゆっくり休んでくれ」ナデ…
 リヴァイ「ああ、そのつもりだ」


ハンジ「…………」ナデ…
 リヴァイ「……」


ハンジ「…………」
  リヴァイ「……何ニヤニヤしてやがる」


811 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/28(木) 21:58:27 h731Eyqs


ハンジ「なんか嬉しいなーと思って」
 リヴァイ「あ?」


ハンジ「こういうの。まったりとした時間を過ごしてる事とかね」
 リヴァイ「……そうか」


ハンジ「うん」ニコニコ
 リヴァイ「……」スッ


 ハンジ「ん? んぅ……」
 リヴァイ「――――」


ハンジ「……っ、ふふっ」
 リヴァイ「…………」ナデ…






814 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:36:29 X2xKtzUI

【憂(うれ)える】


子供「きゃーははははは!!」ドタバタ

調査兵士「こら! 待ちなさい!!」ガシッ

子供「やー!!」ジタバタ

女「あなた、ごめんなさい」オロオロ

調査兵士「いや、お前が悪いわけじゃないだろ。この、イタズラ坊主め」

子供「ぶー」


815 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:37:03 X2xKtzUI



リヴァイ「なんだありゃ」

エルヴィン「ああ、遠方の兵士の家族が顔を見に来たんだ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「長く帰れない時もあるからね」



調査兵士「なんだその顔は」クックックッ

子供「むー」ブスー

女「むくれちゃって」クスクス


816 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:38:33 X2xKtzUI



エルヴィン「……」

ハンジ「どうかした?」

エルヴィン「ふと、万が一お前達に子供ができて、お前達に似たら恐ろしく大変だろうと思ってな」

ハンジ「なんだか失礼だね」

リヴァイ「……」

エルヴィン「リヴァイに似て、ハンジに似るんだぞ?」

ハンジ「別に普通じゃないの? 両親に似るなんて」

エルヴィン「人類最強の奇行種……手がつけられん」フゥム

リヴァイ「真剣に悩むな。そして勝手に想像して悪い方に似せるんじゃねぇよ」




817 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:39:12 X2xKtzUI

【喧嘩するほど】


リヴァイ「なんだ、この散らかり具合は」

ハンジ「自然現象だよ」キッパリ

リヴァイ「犯人はお前だろうが」

ハンジ「人間も自然の一部だろ」

リヴァイ「また屁理屈捏ねやがって」

ナナバ「仲良いねー」

ミケ「相変わらずな」


818 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:39:50 X2xKtzUI

ハンジ「絶賛喧嘩中なんだけど」

リヴァイ「目が腐ってんじゃねぇのか」

ナナバ「どう見ても仲が良いようにしか見えないんだよね、あんたらの場合」

ミケ「確かに」

リヴァイ「仲が良いで構わねぇから手伝え」

ナナバ「しまった。声かけるんじゃなかった」

ミケ「ミスったな……」




819 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:40:22 X2xKtzUI

【これでもか】


ナナバ「もう、これどんだけ散らかしてんの!」

ミケ「これは酷い」

リヴァイ「俺が言っていたことはじゃれ合いだったか?」

ナナバ「じゃれ合いだ、と言いたいところだけど……」

ハンジ「えー? これでも片付いてる方だけどな」

ミケ「どこがだ」

リヴァイ「まだマシな方だ」

ナナバ「マジか」


820 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:41:40 X2xKtzUI

ハンジ「どこに何があるかそれなりに分かるんだけどなー」

リヴァイ「それなりでこんだけ散らかすな」ペシッ

ハンジ「いてっ」

リヴァイ「さっさと片付けるぞ」

ハンジ「はいはい……あ、これ探してたんだー」ペラッ

リヴァイ「開くな」

ナナバ「……やっぱり仲は良いね」

ミケ「それはそうだろう」フッ




821 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:42:32 X2xKtzUI

【どうぞお入りください】


エルヴィン「なんでも皆総出でハンジの部屋を掃除したそうだな」

ナナバ「扉開けっ放しで騒いでたから声かけたら巻き込まれたよ」

ミケ「埃っぽかった」ムー

リヴァイ「毎回手伝ってくれると助かるんだがな」

ハンジ「そんなに手伝いいるかなー?」

ナナバミケリヴァイ「「「いるだろ」」」

ハンジ「おお、みんなお揃いで」

エルヴィン「ははっ、皆仲が良いな」

ナナバ「……」

ミケ「……」スンッ


822 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:43:02 X2xKtzUI

リヴァイ「……」

ハンジ「……エルヴィン」

エルヴィン「? なんだ?」

ナナバ「寂しいならそう言えばいいのに」

ミケ「仲間はずれは嫌だったか」

リヴァイ「次は手伝え」

ハンジ「えっ、次ある前提?」

ナナバ「無いわけ無いでしょ」

ミケ「次はエルヴィンも一緒か」

ナナバ「何事かと思われそうだね」

エルヴィン「寂しくはない。勝手に参加させるな」




823 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:43:36 X2xKtzUI

【ご機嫌】


ゴオォォォォォ…

ハンジ「うわぁ、天気荒れてるねぇ」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「まぁ、今日は書類仕事ばかりだから支障はそうないけどなんだか気が滅入るね」

リヴァイ「薄暗ぇしな」

ハンジ「こういう日って巨人達はどうしているんだろうね」

リヴァイ「その辺をうろついてるだろ」

ハンジ「巨大樹の森に避難して嵐が去るのを待ってるとか」

リヴァイ「そんな知恵があるとは思えねぇが」

ハンジ「ちっさい巨人はでっかい巨人を盾にしてたりして」

リヴァイ「ちっさい巨人に矛盾を感じるな」


824 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:44:09 X2xKtzUI

ハンジ「3m級とかだよ」

リヴァイ「分かってる」

ハンジ「あぁ、ちっさい巨人は飛ばされたりしたないのだろうか?」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「観察したい!」

リヴァイ「駄目だ」

ハンジ「却下が早い!!」

リヴァイ「この天気で巨人だと? ふざけるにしてもありえねぇだろ」

ハンジ「ほら、壁の上からでも!」

リヴァイ「てめぇは見づらいからと、飛び出すに決まっている」

ハンジ「ぐっ」

リヴァイ「言い返さねぇのか……」ハァー


825 : ◆uSEt4QqJNo :2017/09/30(土) 22:44:53 X2xKtzUI

ハンジ「だって近くで見たいじゃないか!!」

リヴァイ「開き直るな」

ハンジ「なんだよー余計に気が滅入るよー」ブーブー

リヴァイ「飛び出すくらいなら気が滅入ってた方がマシだ」

ハンジ「ぶーぶーぶー」

リヴァイ「うるせぇブタだな。紅茶を入れてやるから仕事しろ」

ハンジ「むー」

リヴァイ「……茶菓子もつけてやる」

ハンジ「よっしゃ、手を打とう」

リヴァイ「なんの妥協だ」

ハンジ「お茶待ってるよ。リヴァイ大好きー」

リヴァイ「……現金な奴め」




827 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:46:51 bHBmBWOc

【絡みに来ました!】


――飲み会――


ハンジ「リーヴァーイー!!」ガシッ

リヴァイ「……」

ハンジ「無反応かよ!」

リヴァイ「鬱陶しい」

ハンジ「あ! リヴァイの空じゃん! 飲めー」ダバー

リヴァイ「おい、零(こぼ)すんじゃねぇ」

ハンジ「うははははは! 零れてやんのー!!」ケラケラ

リヴァイ「クソ酔っ払いが」フキフキ


828 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:47:28 bHBmBWOc

ナナバ「ハンジー、またリヴァイに絡んでるの?」

ハンジ「うん、絡んでるー」ケタケタ

リヴァイ「何がおもしれぇんだ」

ミケ「酔ってるからな」

リヴァイ「飲ませすぎだ」

ナナバ「あちこちに顔出してたからね。その度に飲んだんじゃない?」

リヴァイ「気をつけろと言っているんだがな」ハァー

ナナバ「無理でしょー。ハンジ顔広いしハンジだし」

ミケ「ハンジだしな」

リヴァイ「お前らも酔ってるな」フゥー




829 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:48:11 bHBmBWOc

【寄って集(たか)る】


ハンジ「ねぇねぇリヴァイー」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「眉間のシワで返事したー!」ゲラゲラ

リヴァイ「うるせぇ」

ナナバ「酔ったハンジはこんなもんじゃない」

エルヴィン「楽しそうだな」

ミケ「あぁ、ハンジがな」

ハンジ「うわっ、何ここの席。気づいたら古参だらけじゃーん」

リヴァイ「嫌なら別のところに行け。あっちにお前の班が集まってるぞ」

ハンジ「あー、あっちにはさっき行ったよ。モブリットの小言タイムになったから逃げてきたんだよ」

リヴァイ「ここは避難所か」

ハンジ「ここじゃないよ。リヴァイの所に来たんだよ」


830 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:48:53 bHBmBWOc

リヴァイ「……俺が避難所か」

ハンジ「さすがにここまで愚痴を言いに来ないでしょ?」フフーン

ナナバ「卑怯だねぇ」

ミケ「エルヴィンも来ているから益々他の奴等が寄ってこれないな」スンッ

エルヴィン「ん? 邪魔か?」

リヴァイ「いい、居ろ」

ハンジ「リヴァイが寂しいってさ」

リヴァイ「違ぇ」

エルヴィン「リヴァイが寂しいのなら仕方ないな」

ナナバ「そうだね。仕方ないね」

ミケ「ふむ」ススンッ

ハンジ「全く、リヴァイは寂しがり屋だなー」

リヴァイ「お前ら……」




831 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:50:38 bHBmBWOc

【余興】


ハンジ「リヴァイはエルヴィンを信頼しまくってるよねー」

リヴァイ「いきなりなんだ。それにそりゃお前の事だろうが」

ナナバ「何? 痴話喧嘩? ここでやるのはマズいんじゃないの?」

リヴァイ「痴話じゃねぇ」

ミケ「痴話だと思うが」

エルヴィン「間に挟まれて照れるな」hahaha

リヴァイ「嘘こけ」

ハンジ「ねぇ、リヴァイ。私の事はどう思ってるんだい?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ねぇ、リヴァイ?」クスクス


832 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:51:22 bHBmBWOc

リヴァイ「……」

リヴァイ(コイツ、酔って箍(たが)が外れてやがるのか? それとも……?)

ハンジ「リヴァイ、答えてくれないのかい?」ニヤニヤ

リヴァイ「……チッ」

リヴァイ(両方か。言えねぇのを分かってやってやがる。このクソメガネが)

ナナバ「へーぇ、リヴァイがハンジをどう思ってるのか気になるねぇ」ニヤニヤ

ミケ「……どう答えるのか気になるな」

エルヴィン「酒の席だ。周りもさして気にしないだろう」

リヴァイ「……」シワー

リヴァイ(こいつら煽りやがって。表向きのものでも、くさしても大袈裟に騒ぐ気だな)

ハンジナナバミケエルヴィン「「「「ふふふふ」」」」ニヤニヤニヤニヤ




833 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:52:04 bHBmBWOc

【ひっそり】


ハンジ「ふふっ、ねぇねぇねぇリヴァイー」

ミケ「もう観念してなにかしら言ってやれ」

ナナバ「そうそう」

ハンジ「ほら、みんなもこう言ってるよー?」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「?」

ガシッ

ハンジ「は?」


リヴァイ「うるせぇクソメガネ」ガッ
 ハンジ「ぐぇ! く、苦しい! チョークスリーパーはやめろー!」ジタバタ


834 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:52:44 bHBmBWOc


ミケ「スリーパーホールドじゃないか?」

ナナバ「どっちにしろ首絞められてるけどね」


リヴァイ「暴れるんじゃねぇ」グイッ
 ハンジ「ぬがっ!?」グルンッ


エルヴィン「程々にしておけよ」

ナナバ「あっち向いちゃって顔は見えないけど赤くなってきてるね。そろそろマズいんじゃない?」

エルヴィン「まぁ、落ちたら落ちたで対処するだろうがな」グビッ

ミケ「今はまだ本気で絞めていないようだしな」グビッ


リヴァイ「……」
 ハンジ「あはっ、あはは! リヴァイ苦しいからぁー」バタバタ


835 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:53:41 bHBmBWOc


リヴァイ「……ハンジ」ボソッ
 ハンジ「?」


リヴァイ「ーーー」ヒソッ…
 ハンジ「!?」ビクッ


ナナバ「おや?」


リヴァイ「……」
 ハンジ「……」グッタリ


ミケ「なんだ、結局落としたのか」

ナナバ「あーあ、全身真っ赤になっちゃって苦しそう」

エルヴィン「まぁ、こうなるか」




836 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:55:00 bHBmBWOc

【密かな夜】



リヴァイ「コイツは部屋に転がしておく」スクッ
ハンジ「」グッタリ


エルヴィン「ちゃんと処置をしておけよ」


リヴァイ「分かっている。お前らも程々にな」
ハンジ「」グッタリ


スタスタスタスタ…

ナナバ「珍しく横抱きだったね」

ミケ「酔った時はできるだけ肩に担ぐのは止めたらしいぞ」

ナナバ「何で?」

エルヴィン「酔って腹を圧迫されるとどうなるか……分かるだろう?」

ナナバ「…………あぁ」


837 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:56:27 bHBmBWOc

―――
――

リヴァイ「……おい」スタスタ
 ハンジ「……」


リヴァイ「起きてるだろう?」
 ハンジ「…………絞められてないからね」ギュッ


リヴァイ「……」
 ハンジ「ねぇ、横抱き珍しいね」


リヴァイ「覚えてねぇのか」
 ハンジ「何を?」


リヴァイ「肩に担いだら吐いただろ」
 ハンジ「……覚えてない」


838 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/04(水) 21:57:37 bHBmBWOc


リヴァイ「そうか」
 ハンジ「……あんなところであんなこと言うのも珍しいね」


リヴァイ「……まぁな」
 ハンジ「思わずして良い事聞けたからいいけどさ」クスクス


リヴァイ「どう思っているのかと訊いたのはお前だ」
 ハンジ「そうだった。ねぇ、私があなたをどう思ってるのか気にならないかい?」


リヴァイ「知って……いや、そうだな。気になるな」
 ハンジ「ふふっ、私も好きだよ」クスクス


リヴァイ「そうか」フッ
 ハンジ「そうだよ」フフッ





841 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 21:56:59 R3KCVIUc

【青い空に惹かれて】


ピチュッチチチチ…

ハンジ「……空、きれいだなー」

ハンジ「良い天気……」


リヴァイ「こんなところで何してる」ガシャッ


ハンジ「おや? リヴァイ。こんなところにようこそ」

リヴァイ「屋根の上で寝転んで何サボってやがんだ」

ハンジ「休憩中だよ。ご覧よ、空が綺麗だよ。
雲はまばらで抜けるような青い空。風は涼やかで休むには持ってこいの季節だ」


842 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 21:57:38 R3KCVIUc

リヴァイ「……確かに過ごしやすい天気だが」

ハンジ「何か心配事でも?」

リヴァイ「お前の部下が書類の決裁が出来ないと探しまくってたぞ」

ハンジ「!? それを早く言えよ!!」ガバッ!!

リヴァイ「慌てて落ちるなよ」

ハンジ「うわー!! モブリット、みんなごめーん!!」バタバタ

リヴァイ「…………騒がしい」

ハンジ「あ、リヴァイ!」ヒョコッ

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「探しに来てくれてありがとう! じゃね!」ノシ

リヴァイ「………………ああ」




843 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 21:58:19 R3KCVIUc

【優しさ】


モブリット「ハンジ分隊長!!」

ハンジ「ごめんよ、モブリット。決裁書は?」

モブリット「あ、はい! こちらです!」サッ

ハンジ「どれどれ」サラサラッ

ニファ「決裁書残っていたこと思い出されたんですね。良かった」

ハンジ「うんにゃ? 君達が頼んだんじゃないのかい?」

モブリット「頼んだ?」

ハンジ「探しに来られたんだけど」

ニファ「見かけたら教えてくれとはいろんな人に言ってはいましたけど……」


844 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 21:58:53 R3KCVIUc

モブリット「直接捜索を頼んだ人はいませんが……見かねて探してくださったのかもしれませんね」

ニファ「えっ? 誰がです?」

モブリット「“誰か”が、だよ」フッ

ニファ「??」

ハンジ「……相変わらず分かりづらい」クスッ

―――
――

リヴァイ「…………」

ピチュピチュッチチチチチ…




845 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 21:59:46 R3KCVIUc

【生物】


リヴァイ「また部屋に籠りやがって換気くらいしろ」ガチャッ

ハンジ「あー、忘れてた」

リヴァイ「!」

ハンジ「どうしたの? お、猫達だ。久しぶりだなぁ。なかなか見かけないよね」

リヴァイ「縄張りが広いんだろう」

ハンジ「そういえばこの間見た文献ではまねき猫ってのがあったな」

リヴァイ「まねきねこ?」

ハンジ「置物なんだけど、こう片手を上げて座ってる猫。稀に両手上がってる」


846 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 22:00:37 R3KCVIUc

リヴァイ「置物か」

ハンジ「置いてると福を招くと言われていたらしいよ。色や上げてる手なんかで招くものが違ったとか」

リヴァイ「ほう」

ハンジ「ちなみに黒猫は魔除けや厄除け……」

リヴァイ「招いてねぇな」

ハンジ「魔や厄を弾いて幸福を呼ぶんだよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「あの黒猫も招いてくれるかなー?」

リヴァイ「あれは置物じゃねぇぞ」




847 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 22:01:15 R3KCVIUc

【お疲れのようなので】


リヴァイ「……」フゥー

リヴァイ(憲兵の奴等、わざわざこんなところにまで嫌味を言いに来るたぁ、暇なのか)

リヴァイ「…………疲れた」

カサッ

リヴァイ「!」

黒猫「ニァ」

リヴァイ「お前か」

黒猫「……」

リヴァイ「元気か?」ナデナデ

黒猫「ニァ」

リヴァイ「……」ポンッ


848 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 22:02:00 R3KCVIUc

黒猫「ニャッ」

リヴァイ「……」フゥー

黒猫「…………」

黒猫「!」タッ

リヴァイ「……行ったか」

リヴァイ「……」

黒猫「ニァ」

リヴァイ「! お前、どこかに行ったんじゃ……」

ハンジ「あれ? リヴァイじゃないか。こんな裏手でどうしたのさ」

リヴァイ「ハンジ?」

黒猫「……」

リヴァイ「お前、か?」

黒猫「ニァッ」




849 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 22:03:05 R3KCVIUc

【喜んでくれた】


ハンジ「じっと見つめてくるから撫でようとしたら離れて、またじっと見てくるんだよ」ナデナデ

黒猫「ニァ」

リヴァイ「……」

ハンジ「また誰か……いずれかの猫が怪我でもしたのかなと思って来たらリヴァイがいたんだよ」ナデナデ…コショコショ

黒猫「……」ゴロゴロ

リヴァイ「……怪我してねぇよ」

黒猫「……」ゴロゴロ

ハンジ「でもなんか疲れてるね? ……まぁ、何故かは想像できるけど」

リヴァイ「……」


850 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/08(日) 22:05:01 R3KCVIUc

ハンジ「リヴァイも撫でてやろう」ワシャッ

リヴァイ「猫撫でた手で触るんじゃねぇ」ペシッ

ハンジ「えぇ? 猫撫でるのに撫でた手はダメなの?」

リヴァイ「それとこれとは違ぇだろ」

ハンジ「……違うかなぁ?」

リヴァイ「違う。全く……」ナデ…

黒猫「!」

リヴァイ「お前、余計なもん招いてきやがったな」フッ

黒猫「ニァ」




853 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:46:26 7uSCOMgY

【ごく自然に】


ハンジ「や、リヴァイ」

リヴァイ「……相変わらず化けるのが上手いな」

ハンジ「とても美しく着飾ったねと言いたいんだね?」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「はいはい、シワ寄せないの」グリグリ

リヴァイ「やめろ」ペシッ

ハンジ「そろそろ時間だよ。行こうか」

リヴァイ「ああ、そうだな」スッ ←手を差し出した

ハンジ「! うん!」スッ




854 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:47:04 7uSCOMgY

【てっきりからかいかと】


ハンジ「んふふー♪」

リヴァイ「……なんだ。馬鹿みてぇな顔しやがって」

ハンジ「いやいや、成長したなーって」ニコニコ

リヴァイ「あ゙?」

ハンジ「最初はエスコートも出来なかったのになぁって。照れて」

リヴァイ「照れてじゃねぇよ」


855 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:47:43 7uSCOMgY

ハンジ「えー? じゃあなんで?」

リヴァイ「うるせぇな……戸惑っただけだ」

ハンジ「ほうほう?」

リヴァイ「……チッ」ギリッ

ハンジ「あいたたた!! ちょっ、力入れすぎ!!」

リヴァイ「わざとだからな」

ハンジ「せっかく褒めたのに!」

リヴァイ「褒め言葉だったのか」




856 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:48:18 7uSCOMgY

【受難】


男「これはこれはお美しいですな! 兵士など勿体ない程だ」

ハンジ「……いえ、そんな」フフッ…


女「兵士長様は……」

リヴァイ「…………」


ミケ「二人とも別々に捕まってるな」

エルヴィン「そつなくこなしてはいるようだが」

ミケ「あれはイライラが溜まってると思うぞ」


857 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:48:51 7uSCOMgY

エルヴィン「二人とも相手が悪いな」

ミケ「そんなに無下には出来ない人物達か」

エルヴィン「それなりにあしらってくれれば後はどうにかするが……」

ミケ「ハンジはまぁ大丈夫だろう。リヴァイの手助けをしてくる」

エルヴィン「ああ。頼む。ハンジは一応見ておくよ」

ミケ「ああ」スタスタ

エルヴィン「…………」

エルヴィン「大丈夫、か」

エルヴィン「むしろ軽くあしらい、尚且つこちらへ投資してくれるよう誘導出来るくらいになってくれるといいが」




858 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:49:41 7uSCOMgY

【癒し癒され】


――夜会後:リヴァイ自室――


ハンジ「リヴァイ! いるか!?」バンッ!

リヴァイ「……お前、着替えに部屋に戻ったんじゃねぇのか」

ハンジ「着替えてから来ようと思ったけど我慢できなかった」ツカツカ

リヴァイ「あ?」

ドンッ!!

リヴァイ「!?」


 ハンジ「う~~!!」ギュー!!
リヴァイ「…………唸るな」ポンッ


 ハンジ「う~~」グリグリ
リヴァイ「……」ギュッ


859 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:50:16 7uSCOMgY


 ハンジ「……疲れたよ」ギュッ
リヴァイ「そうだな」ナデナデ


 ハンジ「でもあれくらいこなさないとね……」
リヴァイ「……そうだな」


ハンジ「ふはっ!」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「今、こなせなさそうって思っただろ?」クスクス

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「ほら、眉間」グリグリ

リヴァイ「やめろ」ガシッ

ハンジ「……お疲れ様」フッ
§
リヴァイ「……お前もな」ギュッ





861 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:50:46 7uSCOMgY

【人の執務室で】


ハンジ「いやー、本当にこの間の夜会は疲れたねぇ」

リヴァイ「確かにな」

ハンジ「また行ってしつこくされたらどうしようか?」

リヴァイ「…………別の方法で俺が何とかするか?」

ハンジ「えっ、何それ怖い」

リヴァイ「……エルヴィンに何とかしてもらう方がいいか?」

ハンジ「何それもっと怖い」

エルヴィン「……」


862 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/12(木) 22:51:16 7uSCOMgY

リヴァイ「もっとか」

ハンジ「エルヴィンが何とかってなんだか得たいの知れない怖さがないかい?」

リヴァイ「…………まぁ」

エルヴィン「……」

ハンジ「なんというか止めようがない……いや、止める前に終わってるような……」

リヴァイ「あぁ……なんか分かるな」

エルヴィン「そんなに俺は得たいが知れないか?」

リヴァイハンジ「「知れない」」

エルヴィン「……間髪をいれずだったな」




864 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/14(土) 22:01:41 70pQeffs

【ハモる】


エルヴィン「ところでお前達は何しに来たんだ。俺を得たいの知れないもの宣言しに来たのか?」

ハンジ「違う違う。今日はあなたの誕生日じゃないか」

エルヴィン「職務中だが」

ハンジ「もちろん、飲み会は夜だよ。でも先に言っておかないと仕事入れちゃいそうだし」

エルヴィン「そこまで仕事狂いに見えるか」

ハンジリヴァイ「「見える」」

エルヴィン「……お前達仲良いな」




865 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/14(土) 22:02:18 70pQeffs

【基本主役は置いてけぼり】


――夜:飲み会――


ハンジ「あ、エルヴィンだ! おめでとーう!!」

ネス「お、来たか」

ナナバ「先にやってるよ」

エルヴィン「……主役置き去りで出来上がってるな」

ハンジ「遅いからだよ。何してたの?」

エルヴィン「仕事だよ」

ミケ「ハンジも酔ってるな」クスツ

エルヴィン「全く」クスツ




866 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/14(土) 22:03:09 70pQeffs

【絡まれる】


ハンジ「エルヴィン呑んでるかー?」ヒック

エルヴィン「ああ」

ハンジ「そうかー」

マレーネ「のめのめー」ダバダバ

エルヴィン「注ぎすぎだ」

ナナバ「誕生日なんだから呑まないと!」

エルヴィン「ナナバもか……」

ネス「おぉ、ハーレムだな!」グハハハ


867 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/14(土) 22:03:45 70pQeffs

エルヴィン「羨ましいなら代わるが」

ネス「いやいや、エルヴィンの誕生日だからな」

ハンジ「エルヴィン呑めー!」

マレーネナナバ「「のめー!」」

エルヴィン「……リヴァイ」

リヴァイ「……なんだ」グビッ

エルヴィン「そこで一人静観してないで混ざらないか?」

リヴァイ「断る」

エルヴィン「……どうにかしてくれ」

リヴァイ「知らん」グビッ




868 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/14(土) 22:04:25 70pQeffs

【酔っ払いは馬耳東風】


リヴァイ「ミケはどこに行った」

エルヴィン「とっくの昔に別の輪に加わりに行ったよ」

リヴァイ「見捨てられたのか」

エルヴィン「だろうな、すまんと一言置いていったしな」

ハンジ「えるゔぃんのめー」

マレーネ「のめー」

ナナバ「のめー」


869 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/14(土) 22:05:04 70pQeffs

リヴァイ「うるせぇな。同じ事しか言えねぇのか」

ハンジマレーネナナバ「「「……」」」フゥム

リヴァイ「?」

ハンジ「酒を摂取しろー!」

ナナバマレーネ「「せっしゅしろー」」

リヴァイ「……言い方変えただけじゃねぇか」




870 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/14(土) 22:06:12 70pQeffs

【ノってみました】


リヴァイ「手がつけられねぇな」

エルヴィン「なんだかんだ助けてくれて助かるよ」

Σリヴァイ「…………」←助けてる事に今気づいた

ミケ「凄い事になってるな」

エルヴィン「戻ってきてくれたか親友」

ミケ「皮肉はやめろ」


871 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/14(土) 22:07:29 70pQeffs

リヴァイ「真っ先に逃げた親友か」

ミケ「酷くなったところに戻って来たんだぞ? 大親友だろ」

ハンジ「みけが来たゾー」

マレーネ「のませろーいや、せっしゅさせろー」

ナナバ「一杯くらい呑まないとターゲットになりっぱなしになるよ。はい」つ酒

リヴァイ「こいつ……」

エルヴィン「ナナバはシラフだったのか……」

ミケ「??」




877 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/22(日) 22:39:11 68G08mgw

【休憩しろ】


リヴァイ「おい、ハンジ……」ガチャッ

ハンジ「やぁ、リヴァイ」ショボショボ

リヴァイ「クソみてぇな顔だな」

ハンジ「そりゃ一体どんな顔だい?」

リヴァイ「……」カチャッ

ハンジ「あ! ちょっと、眼鏡……」

リヴァイ「うるせぇ」ポフッ

ハンジ「!」ホカホカ

リヴァイ「少し上を向け」クイッ


878 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/22(日) 22:39:45 68G08mgw

ハンジ「うおっと。あはは……目が温かーい」ホカホカ

リヴァイ「そうか」ギュッ

ハンジ「蒸しタオルだね」

リヴァイ「疲れた目に良いと以前言っていただろう」

ハンジ「うん。ふふっ、後ろから抱き締めてくれてるから後ろも温かい」

リヴァイ「……椅子の背もたれがあるがな」

ハンジ「ソファに移動したいなー」

リヴァイ「扱き使うんじゃねぇよ」グイッ ←横抱き

ハンジ「わっ! あはは! そう言いながら使われてくれるんだから」ギュッ

リヴァイ「……チッ」スタスタ




879 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/22(日) 22:40:28 68G08mgw

【お疲れ】


ハンジ「ソファでリヴァイを枕に休憩なんて贅沢だね」

リヴァイ「全くだな」←ひざ枕中

ハンジ「酷く頭が痛かったから助かったよ」

リヴァイ「そりゃ良かったな」

ハンジ「……あー! くそっ!」

リヴァイ「いきなりなんだ」

ハンジ「これで捕獲の許可が出てたら最っっ高だったのになぁ!」

リヴァイ「またそれか」

ハンジ「またって言うな!」


880 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/22(日) 22:41:00 68G08mgw

リヴァイ「仕方ねぇだろ」

ハンジ「分かってるけどさー」

リヴァイ「くさるな」ポンッワシワシ

ハンジ「んー…………」

リヴァイ「…………ハンジ?」

ハンジ「」スヤァ

リヴァイ「……」

ハンジ「」スヨスヨ

リヴァイ「……」ナデナデ




881 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/22(日) 22:41:46 68G08mgw

【かもすぞー】


ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「断る」

ハンジ「早いよ! まだ何も言ってないじゃないか!」

リヴァイ「そのトーンは碌(ろく)な事じゃねぇ」

ハンジ「ちっ、鋭いな。野生のカンか」

リヴァイ「あ゙?」

ハンジ「いやいやリヴァイさん。ちょっーーとばかしお手をお借りしたくですね」

リヴァイ「妙にへりくだった物言いしやがって……本気で碌な事じゃねぇな」

ハンジ「その、お部屋にですね」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「…………キノコガ」

リヴァイ「またか……」シワシワー




882 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/22(日) 22:43:00 68G08mgw

【汚し放題】


お掃除リヴァイ「てめぇは本当にどうやったらここまで汚せるんだ」

ハンジ「それはだね」

お掃除リヴァイ「皮肉だ。説明を求めてるわけじゃねぇ!」ダンッ! ←ホウキを床に

ハンジ「はい! ソウデスネ!」ビクッ

モブリット「いっそ才能ですね」

ニファ「汚す才能……いらないです」

ハンジ「物凄い遠い目をしているね、二人とも」

お掃除リヴァイ「遠い目にもなるだろ。ひでぇ部屋だな」


883 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/22(日) 22:43:30 68G08mgw

ハンジ「じ、実験用の物を持ち込んだりしてたらいつの間にか……」アハハ…

モブリット「部屋に持ち込むのはやめてください」

ニファ「そしてちゃんと戻してください」

ハンジ「ゴメンナサイ」シュンッ

お掃除リヴァイ「とにかくやるぞ」

モブリットニファ「「はい!」」

ハンジ「頑張れー!!」

お掃除リヴァイ「お前もだ! クソメガネ!!」ベシッ!

ハンジ「いてっ!!」




884 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/22(日) 22:44:10 68G08mgw

【見張りが必要】


モブリット「ふぅ、終わったー」

ニファ「終わって良かったー」

ハンジ「……」フゥムつキノコ

リヴァイ「おい、何してやがる」

ハンジ「この収穫したキノコなんだけど」

リヴァイ「収穫してねぇ。廃棄物だ」

ハンジ「食べられると思う?」

リヴァイ「お前はいつかくだらねぇ理由で死にそうだな」




886 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:03:00 iL5cb0go

【よくねぇ】


――食堂――


ハンジ「おや、リヴァイ」

リヴァイ「今日はちゃんと食う日か」

ハンジ「そこまでしょっちゅう籠(こも)ってるかなー?」

リヴァイ「籠っている日が多いと思わされるくらいにはな」

ハンジ「まぁ、そんなことはいいじゃないか」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「ほらほら、眉間にシワ寄せないで食べなよ」

リヴァイ「お前はいつも食べろ」




887 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:03:42 iL5cb0go

【うるせぇ】


ハンジ「ん? どうしたんだい ?さっきから手をつけてないじゃないか」

リヴァイ「……」

ハンジ「あれ? もしかして食欲ない? 体調不良? 風邪?」

リヴァイ「違う。特に食べたいと思わないだけだ」

ハンジ「ちゃんと食べないと体に悪いよ? 朝食は体の資本だよ」

リヴァイ「いつも疎かにしてる奴に言われたかねぇな」

ハンジ「それはそれ、これはこれ。今日は食べてるし」

リヴァイ「棚に上げるな」

ハンジ「いいから食べなよ」


888 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:04:27 iL5cb0go

リヴァイ「少しは食った。昼食はちゃんと食う」

ハンジ「残したら勿体ないだろ」

リヴァイ「……」

ハンジ「ほら、食べた食べ」

スボッ!

ハンジ「ふごっ!?」

リヴァイ「お前にやる」

ハンジ「ぶほっ! いきなり口に突っ込むなよ! びっくりした!」

リヴァイ「残さず食えよ」

ハンジ「食うけどさ!」




889 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:05:11 iL5cb0go

【肯定しようとした】


ナナバ「朝から騒がしいと思ったらあんた達か」

ハンジ「あ、おはよー、ナナバ」

リヴァイ「騒がしいのはコイツだけだ」

ナナバ「おはよ、ハンジ。リヴァイが相手してるから騒がしいんでしょ」

リヴァイ「知るか」

ナナバ「一体なんで騒いでたのさ」

ハンジ「リヴァイがパン食べないから食えって言ったらパンを口に突っ込まれた」

ナナバ「……騒がしい元を作ったのリヴァイじゃないか」

リヴァイ「食え食えうるせぇから塞いだだけだ」

ハンジ「口封じだったの?」

ナナバ「あんたら似ていないようで似た者ふ……同士だよね。お似合いだわ」


890 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:05:46 iL5cb0go

リヴァイ「あ?」

ハンジ「あり……ん?」

リヴァイハンジナナバ「「「…………」」」

リヴァイ「こんな奇行種に似てたまるか」

ハンジ「リヴァイに似ちゃったら自分の部屋に帰れなくなっちゃうよ」

リヴァイ「また汚してやがるのか」

ハンジ「散らかってるんだよ」

リヴァイ「同じだ」

ハンジ「違うよ!」

ナナバ「……」

ナナバ(こいつら一瞬ここが食堂ってこと忘れてたな)




891 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:06:39 iL5cb0go

【日常】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「……」ペラッ←ソファで本を読んでる

ハンジ「リヴァーイ!!」バターンッ!!

リヴァイ「うるせぇし埃が舞う。静かに開けろ閉めろ」

ハンジ「リヴァ~イ」ヘニョー

リヴァイ「なんだ」ヒョイッ ←本を上にあげた

ハンジ「なんか疲れた」ポフンッ ←膝に

リヴァイ「そうか」スッ ←下げた

ハンジ「ちょっと休憩」

リヴァイ「ああ」


892 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:07:17 iL5cb0go

ハンジ「ふぅー」

リヴァイ「……」ペラッ

ハンジ「……リヴァーイ」

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「んー」

リヴァイ「……」ペラッ

ハンジ「……んー」

リヴァイ「……」ポンポン

ハンジ「……んー↓」

リヴァイ「……」ペラッ

ハンジ「」スヤァ

リヴァイ「……」ペラッ




893 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:08:05 iL5cb0go

【あなた達の所為です】


――訓練中――


ハンジ「……」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「ああ、リヴァイ」

リヴァイ「どんな様子だ?」

ハンジ「んー……巨人に似てる子はいないね」キリッ

リヴァイ「……そんなことは聞いてねぇ」

ハンジ「冗談だよ。問題なく訓練は進んでるよ。そっちは?」


894 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:08:41 iL5cb0go

リヴァイ「まぁまぁだ」

ハンジ「まぁまぁね。あ、あの子ちょっとモブリットに似てない?」

リヴァイ「……どれだ?」

ハンジ「えー? 分っかんないかなー? 茶髪だけどのほーんとした感じが似てるんだけど」

リヴァイ「分からねぇよ」

ハンジ「あ、あの子とかエルヴィンに似てない?」

リヴァイ「似てねぇよ」

ハンジ「金髪なところが似てる」

リヴァイ「髪の色だけじゃねぇか」


895 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/26(木) 23:09:12 iL5cb0go


調査兵1「おい、リヴァイ兵長とハンジ分隊長がこっち見て真剣に話してるぞ」

調査兵2「な、何を話してるんだろうな? おい、俺変な事してねぇよな?」

調査兵3「うわー、俺さっき仕損じたんだよな……俺の事かな……」

調査兵1「仕損じはやべぇな」

ザワザワ……

ハンジ「ん? なんかざわついてるね」

リヴァイ「気が揺るんでやがるのか?」

ハンジ「そりゃ引き締めないと」

リヴァイ「全くだな」




898 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:44:52 rIYOQz.g

【いつも以上にしつこい】


ハンジ「リヴァーイ! トリック オア」

リヴァイ「トリートだ。持っていけ」ボスッ ←顔に

ハンジ「んぶっ!?」

リヴァイ「さっさと別の所へ行け」シッシッ

ハンジ「ぷはっ! 何だよ! 邪魔者扱いして!」

リヴァイ「事実邪魔だからな」

ハンジ「酷いや!」

リヴァイ「ハンジ、俺は今何をしている?」

ハンジ「…………」キョロキョロ

リヴァイ「……」


899 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:45:31 rIYOQz.g

ハンジ「書類が山積みだね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「では、トリック オア」

リヴァイ「てめぇの頭は腐ってやがるのか?」

ハンジ「書類溜めてるリヴァイが悪いんじゃん」

リヴァイ「……だからと言ってお前に付き合わなきゃならねぇ理由はねぇ」

ハンジ「えええええええ!!」

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「付ーきー合ーえーよー!!」

リヴァイ「だからうるせぇ」




900 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:46:20 rIYOQz.g

【お目付け役】


ハンジ「ねぇねぇ、リヴァイー」

リヴァイ「……」

ハンジ「付き合わないなら今ここで脱ぐ!!」

リヴァイ「何故そうなる」

ハンジ「リーヴァーイー」

リヴァイ「……チッ、夜には終わる」

ハンジ「今がいい!!」

リヴァイ「クソメガネ」

モブリット「リヴァイ兵長って結構ハンジ分隊長に甘いですよね」


901 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:47:51 rIYOQz.g

リヴァイ「…………やっと来たか。お前がいながらなんだこのクソメガネは……」

モブリット「すみません、徹夜明けなんです」ヌボー

リヴァイ「……目の隈がひでぇぞ」

モブリット「はい。終わった瞬間に思い付いたようでいきなり飛び出して行かれまして……止められませんでした」

リヴァイ「そうか……ご苦労だったな」

モブリット「いえ。ほら、ハンジさん、戻りますよ」

ハンジ「いやだ! リヴァイと遊ぶ!」

リヴァイ「遊ばねぇよ。戻れ」

モブリット「ハンジさん、夜には遊んでくれるそうですから今は戻りましょう?」

ハンジ「今がいーいー!!」

リヴァイ「ガキか」


902 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:48:29 rIYOQz.g

モブリット「ハンジさん、お願いですから……」クラッ

リヴァイ「おい!」ガシッ

モブリット「あぁ、すみません。少し目眩が」

リヴァイ「……もういい。休め。クソメガネはどうにかする」

モブリット「リヴァイ兵長……。ですが」

リヴァイ「お前はよくやった。後の事は心配するな」

モブリット「リヴァイ兵長……!!」ブワッ

ハンジ「感動的なようで感動的じゃないね」

リヴァイ「お前は覚えてろよ」シワー




903 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:49:08 rIYOQz.g

【一応本音】


モブリット「それじゃあ、申し訳ないですが」

リヴァイ「気にするな」

ハンジ「モブリット、ごめんね」

モブリット「いいですよ。ハンジさんの気持ち、分からないではないですから」

リヴァイ「?」

ハンジ「ーーっ!? な、なんの事かな?」


904 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:49:40 rIYOQz.g

モブリット「徹夜で疲れ果てて、休みたくて癒されたいと思った時、会いたいと思」

ハンジ「さぁー!! モブリットはお疲れだ!! 早く休みなよ! 
労いの甘いものを用意してあるよ! 休んだ後でもいいから食堂で受け取ってね! さぁ、戻った戻った!!」

リヴァイ「……」

モブリット「甘いもの……いつもありがとうございます」

ハンジ「うんうん、こんなに付いてきてくれる可愛く、信頼のおける部下なんだもの。当然だよ」

モブリット「ハンジ分隊長……」ホロリ

リヴァイ「絆されるな」



906 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:50:11 rIYOQz.g

【前もっての忠告】


モブリット「いいですか? ハンジさん、あまり邪魔をしてはいけませんよ?」

ハンジ「分かってる分かってる。おやすみー」

バタンッ

ハンジ「ふぅー。よし、じゃあ、遊ぼうか!」

リヴァイ「遊ばねぇよ」

ハンジ「えええええええ!? 嘘つきーー!」

リヴァイ「お菓子やっただろうが」

ハンジ「ああ、これね。準備してたんだ?」

リヴァイ「邪魔されねぇようにな」


907 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:50:49 rIYOQz.g

ハンジ「覚えてたんだねぇ」

リヴァイ「ミケがな」

ハンジ「ミケ?」

リヴァイ「来るんじゃねぇかとよ」

ハンジ「もう! ミケめ! サプライズ台無しじゃないか!」

リヴァイ「いらん。そんなものは。第一

ハンジ「ん?」

リヴァイ「兵服じゃねぇか」

ハンジ「兵士という仮装」

リヴァイ「仮装じゃねぇだろ」




908 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:52:09 rIYOQz.g

【傍で寝かせて】


リヴァイ「着替える時間も惜しかったのか?」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「会いたかったんだろう? 俺に」カツッ

ハンジ「わ、悪い顔になってるよ」ズザッ

リヴァイ「悪いな。生まれつきだ」カツッ

ハンジ「いやいや。普段はそんな悪い顔でもないよ、うん」ジリジリ

リヴァイ「ハンジよ」スッ

ハンジ「な、何かな?」トンッ||壁

リヴァイ「“徹夜で疲れ果てて、休みたくて癒されたいと思った時、会いたい”と思ったんだろう?」

ハンジ「あ、いや、それは、その」

リヴァイ「ただで来るのはなんだと、理由を思い付いてすぐ実行したのか」


909 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:52:40 rIYOQz.g

ハンジ「う……」

リヴァイ「……あまり周りに迷惑をかけるな」

ハンジ「…………ごめん」

リヴァイ「徹夜で頭がバカになっているんだろう。休め」

ハンジ「でも」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「トリック オア トリート」

リヴァイ「……拘るな。お菓子はもうねぇよ」

ハンジ「なら……」スルッ

リヴァイ「ハンジ?」

ハンジ「……イタズラして…………」


リヴァイ「っ…………」グッ
ハンジ「ん」


910 : ◆uSEt4QqJNo :2017/10/29(日) 22:53:18 rIYOQz.g


リヴァイ「――――」
ハンジ「……ん……」


リヴァイ「…………」
ハンジ「――……」


リヴァイ「っ……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……寝たか」

ハンジ「」スヨスヨ

リヴァイ「イタズラするのはお前のほうじゃねぇのか」ヒョイッ ←抱えた

ハンジ「ん……」スヤスヤ

リヴァイ「…………下手な甘え方しやがって」




913 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/01(水) 23:05:30 6A9zdmsU

【お知らせ】


ハンジ「あ、いたいた! ミケ!」

ミケ「?」

ハンジ「今日、誕生日!」

ミケ「?」

ハンジ「だーかーらー! た、ん、じょ、う、び!!」

ミケ「!」

ハンジ「あ、分かったみたい。で! 今夜なんだけど!」

リヴァイ「三階から遠くにいるミケと話をするな。うるせぇ」

ハンジ「見つけたときに言わないとどっか行っちゃうし」

リヴァイ「……後で言っといてやる。用件はなんだ」

ハンジ「今夜、誕生日パーティーするから仮装しておいでって」

リヴァイ「何故だ」




914 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/01(水) 23:06:13 6A9zdmsU

【せっかく来たのに】


ハンジ「誕生日パーティーいつもしてるだろ?」

リヴァイ「そっちじゃねぇ。仮装だ」

ハンジ「ハロウィンを兼ねて」

リヴァイ「終わっただろうが」

ハンジ「結局遊んでくれなかっただろ」

リヴァイ「お前が寝てたからだろうが」

ハンジ「起こせよ!」

リヴァイ「起こせるか」


915 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/01(水) 23:07:53 6A9zdmsU

ハンジ「なんでさ!」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「なんだよ」

リヴァイ「……お前、徹夜の後だっただろうが」ハァー

ハンジ「……あ、あぁ。その、それはありがとう」

リヴァイ「……」

ハンジ「しかし! それはそれ、これはこれ」

リヴァイ「クソか」

ミケ「話を聞きに来たんだが惚気を聞かされたな」スンッ




916 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/01(水) 23:08:38 6A9zdmsU

【おいてけぼり】


ミケ「仮装……」

ハンジ「楽しそうだろ?」

リヴァイ「以前やっただろ。犬耳だったか?」

ハンジ「あれは……誕生日の時はミケだけだったから」

リヴァイ「巻き込むな。ミケだけにしておけ」

ミケ「おい」

ハンジ「ミケだけだなんてずる……じゃない、おかしいだろ。それにみんなでやった方が楽しいし」

リヴァイ「ミケを祝う気があるのか」

ハンジ「あるに決まってるだろ」

リヴァイ「ずるいと言おうとしただろうが」

ハンジ「そ、それは」

ミケ「俺を挟んで痴話喧嘩はやめてくれないか?」




917 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/01(水) 23:09:09 6A9zdmsU

【寛大】


――ミケ誕生日(仮装)パーティー ――


魔女ハンジ「ミケ、おめでとーう!! あはははは!!」

リヴァイ「……」シワー

犬耳ミケ「人の誕生日会で眉間にシワか」

リヴァイ「自分の誕生日会がこれで嬉しいのか」

犬耳ミケ「まぁ、みんなが楽しんでくれているならいい」

リヴァイ「お人好しか」


918 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/01(水) 23:09:51 6A9zdmsU

犬耳ミケ「お前程じゃない」グビッ

リヴァイ「どういう意味だ」

犬耳ミケ「そのままの意味だが」

魔女ハンジ「リヴァイ! 主役を一人占めするなよ!」

リヴァイ「してねぇ。ただ話してただけだ」

ハンジ「エルヴィンが遅れてるからって一人占めして!」

リヴァイ「酔っ払いに何を言っても無駄か……」グビッ




919 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/01(水) 23:10:29 6A9zdmsU

【交渉はトップギアから】


犬耳ミケ「結局お前は仮装しなかったのか」

リヴァイ「犬耳をつけられたがすぐ捨てた」

犬耳ミケ「なるほど」

リヴァイ「次に裏地が赤のマントを着せられそうになったがハンジに被せた」

犬耳ミケ「あぁ、あのマントは本来ならお前が着ていたのか」

魔女ハンジ「そう。全部返してくるんだよ。全く」

リヴァイ「強制ではなく任意だろうが」

魔女ハンジ「ひとつくらいやってくれてもいいのに牙も返されたし」

犬耳ミケ「牙……難易度が上がっていってるな。無理矢理つけるにしても難易度を上から下に下げねば」

エルヴィン「なんの話だ?」

魔女ハンジ「あー! エルヴィン来たー! じゃあ牙から」

リヴァイ「よせ」




922 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:01:15 pBXef5Gk

【椅子で寝るにも限界がある】


ヒョオオオオ……ガタガタ

リヴァイ「……風が強いな」

ヒョオオオオ……

リヴァイ「……」

リヴァイ「寝るか」ギシッ

リヴァイ「……」

ヒョオオオオ……ガタガタ…

リヴァイ「……」

リヴァイ「……寒ぃな」

リヴァイ「…………」

リヴァイ「……」ガタッ

スタスタスタスタ……ガチャッ、バタンッ、カチッ




923 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:01:48 pBXef5Gk

【忍び足】


――ハンジ自室――


カチッ、キィー……パタンッ

ハンジ「」スースー

スタ…スタ…スタ……スタ……

ハンジ「」スヤスヤ

「……」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」


924 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:02:20 pBXef5Gk

ハンジ「ううーん……」スースー

リヴァイ「……」モソモソ

ハンジ「むにゃむにゃ」スースー

リヴァイ「……」モゾッ


ハンジ「ん……? んー……」ギュッ、スースー
リヴァイ「……」


ハンジ「」スースー
リヴァイ「……」ウトウト


ハンジ「」スヤスヤ
リヴァイ「」スゥ…




925 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:02:55 pBXef5Gk

【せめてもの救い】


チュンチュンッ

ハンジ「ん……」パチッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「――――」

リヴァイ「」スゥスゥ、モゾッ

ハンジ「ほわっ!?」ガバッ!

リヴァイ「…………あ?」

ハンジ「リ、リヴァ、リヴァイ?」ドッドッドッ

リヴァイ「……朝か」

ハンジ「……朝か、じゃねぇよ! いつの間にいたの? びっくりするだろうが!」ドキドキドキ


926 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:03:34 pBXef5Gk

リヴァイ「……昨夜は寒かった」

ハンジ「確かに寒かったけど……暖房扱いかっ」

リヴァイ「お前もよく俺を暖房扱いするだろう」

ハンジ「するけど! 音も気配も無く忍び込まないよ!」

リヴァイ「馬鹿言え。音は少しした」

ハンジ「気づかない程度だろ? ゴロツキスキル発揮させんな! 心臓止まるかと思ったよ!」

リヴァイ「……よく寝ていたから起こすのは、と思ったんだが」

ハンジ「あぁ、気遣いの結果か。にしてもびっくりしたー」

リヴァイ「……悪い」

ハンジ「はぁ、もういいよ。よく寝れた?」

リヴァイ「……そうだな」

ハンジ「なら良かったよ」フゥー




927 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:04:14 pBXef5Gk

【目論見は外れたが】


ハンジ「…………」フム

カチッ、キィー……パタンッ

ハンジ「……」スタスタ

リヴァイ「何の用だ?」

ハンジ「チッ、起きてるし」

リヴァイ「寝てた」

ハンジ「また椅子かい?」

リヴァイ「……何しに……寝に来たのか」

ハンジ「そーそー、暖を取りにね。びっくりさせたかったのに気配に敏感なんだから」スタスタ

リヴァイ「……」


928 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:04:45 pBXef5Gk

ハンジ「よいしょ」ボフッ

リヴァイ「埃が舞う」

ハンジ「さ、おいで」カモーン!

リヴァイ「あ?」

ハンジ「寝るの。リヴァイが一緒にいなきゃここに来た意味無いじゃないか。さ」ポンポンッ

リヴァイ「……」…モソモソ


ハンジ「よしよし。おやすみー」ギュッ
リヴァイ「……」


ハンジ「」スヤァ
リヴァイ「……早ぇな」





929 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:05:37 pBXef5Gk

【消毒しておいで】


――壁外調査後――


ハンジ「…………!」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「……お前か」

ハンジ「! どうしたんだい? それ」

リヴァイ「? あぁ……巨人が吹っ飛ばした木っ端がかすっただけだ。舐めとき治る」

ハンジ「ほっぺた舐めるの無理じゃない?」

リヴァイ「……」

ハンジ「誰かに舐めさせるの? エルヴィン? ミケ?」

リヴァイ「なんでそいつらだ。放っておけば治る」


930 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/05(日) 21:06:16 pBXef5Gk

ハンジ「あ!」

リヴァイ「なんだ」ゲンナリ

ハンジ「巨人に舐めさせるって手も!」

リヴァイ「一番ねぇよ」シワー

ハンジ「じゃあ、私が舐める?」

リヴァイ「……消毒くらいは後でする」

ハンジ「破傷風怖いからねー」

リヴァイ「遠回し過ぎるだろうが」

ハンジ「遠回し?」

リヴァイ「本気だったのか」

ハンジ「いやいや、冗談さ。巨人は捨てがたいけど」

リヴァイ「捨てがたくねぇよ」





932 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:04:07 wWnZcs9M

【倒れた!?】


――会議室――


リヴァイ「……」

ミケ「遅いな」

エルヴィン「リヴァイ、ハンジはどうした」

リヴァイ「俺に聞くな」

エルヴィン「ハンジはお前を親友だと言っているからな。知っているかと」

リヴァイ「アイツが勝手に言っているだけだろうが」

ミケ「くだらん喧嘩はよせ。探してくるか?」

エルヴィン「そうだな……たいした会議ではないから後で報告するというのでも構わんのだが」

リヴァイ「出ねぇってのはダメだろう。仕事だぞ」

エルヴィン「確かにそうだが。定例会議だからな」

モブリット「遅れてすみません!!」バンッ!!

ケイジ「す、すみません」


933 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:04:42 wWnZcs9M

ミケ「モブリット、ケイジ。ハンジは?」

モブリット「申し訳ありません。過労で倒れてしまったので休んでもらってます」

リヴァイ「!?」

エルヴィン「倒れた?」

モブリット「あ、ああ! 倒れたと言ってもその、寝落ちたというか、4日ほど徹夜を……」

リヴァイ「クソメガネ」

モブリット「おっしゃる通りで。無理矢理こちらへ行こうとされていたのですがなんせふらっふらで……」

ケイジ「一応医者に診てもらったんですが寝ないと知らないぞと言われまして」

エルヴィン「分かった。会議には君達が?」

モブリット「はい。私はいつも補佐で出席していましたが一人ではと思いケイジを」

エルヴィン「なるほど。では会議を始めようか」

ざわざわガタガタ……

リヴァイ「……」




934 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:05:14 wWnZcs9M

【行く末見守る】


ざわざわざわざわ……

ケイジ「終わった……」ハァー

モブリット「お疲れさま。さ、戻ろうか」

ケイジ「ハンジ分隊長どうする?」

モブリット「昼食くらいは食べられるかなぁ? 昼に様子を見に行こう」

ケイジ「そうだな」

リヴァイ「……」

ミケ「見舞いに行かないのか?」

リヴァイ「寝ているだけだろう」

ミケ「過労でな」

リヴァイ「不摂生クソメガネが」


935 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:05:45 wWnZcs9M

ミケ「……」

ミケ(お前もそう変わらんと思うがな)

エルヴィン「少し見に行くくらいなら構わんだろ」

リヴァイ「次は演習だ。もう行く」スタスタ

ミケ「……」

エルヴィン「……」

ミケ「なんというか……」

エルヴィン「きっちりしている奴だな」

ミケ「まぁ、昼には行くだろ」

エルヴィン「何故俺達が気にかけているんだろうな?」

ミケ「……性分……だろうか?」

エルヴィン「さてな」




936 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:06:25 wWnZcs9M

【遠くからの目】


――立体機動演習――


リヴァイ「そのまま行けばぶつかる! 右にアンカーを打て!」

エルド「今日の兵長、何か違わないか?」

ペトラ「そう? 別に変わったところはないみたいだけど」

オルオ「ふっ、お前らには分からねぇかもしれねぇがな。兵長は俺達に様々なことを教えるために厳し」

グンタ「指導はいつもどおりだが。なんか気になるのか?」

エルド「うーん……なんとなく違う気がするってだけなんだが……気のせいかな」


937 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:06:58 wWnZcs9M

オルオ「分からないのはお前たちが俺の領域に」

ペトラ「オルオうるさい」


リヴァイ「…………」

リヴァイ「……」


ミケ「あれは少しそわそわしているな」

エルヴィン「演習に没頭して自分を戒めようとしているな」

ナナバ「……リヴァイを観察して楽しい?」




938 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:07:28 wWnZcs9M

【行きたくとも】


リヴァイ「……」カリカリ

コンコンコンッ

リヴァイ「入れ」

ガチャッ

ナナバ「やぁ、午後は書類仕事かい?」

リヴァイ「ナナバか。なんだ」カリカリ

ナナバ「書類のお届け」ドサッ

リヴァイ「……」チッ


939 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:08:11 wWnZcs9M

ナナバ「一人休みだから多いんだよ」

リヴァイ「!」

ナナバ「ハンジは昼食も食べずに寝てるってさ。徹夜中食べさせてたからその辺は問題ないそうだよ」

リヴァイ「……そうか」

ナナバ「昼も部下に付き合って見舞いに行けなかったんだろ?」

リヴァイ「寝ているだけだ。行く必要もねぇだろ」

ナナバ「仕事、それで終わりだから。夕方には終わるでしょ?」

リヴァイ「あ?」

ナナバ「ハンジに夕食持っていってあげてね。部屋に移動させたから」

リヴァイ「移動? 飯は食ってねぇのにか?」


940 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:09:13 wWnZcs9M

ナナバ「部屋で寝るって言うから連れていったんだよ。食べる気力までは無かったみたい」

リヴァイ「そうか……」

ナナバ「その夕飯がリヴァイの今日の最後の仕事だからきっちりお願いね」

リヴァイ「…………」

ナナバ「じゃあねー」

バタンッ

リヴァイ「…………余計な」

リヴァイ「……」

――――――――――――

ナナバ「面倒臭い奴」クスッ




941 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:09:50 wWnZcs9M

【夢の中】


――ハンジ自室――


リヴァイ「……」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……クソメガネが」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「ん……」スースー

リヴァイ「……いい加減寝過ぎだろうが」ナデ…

ハンジ「」スースー

リヴァイ「…………」


942 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/09(木) 22:10:35 wWnZcs9M

ハンジ「」スースー

リヴァイ「いつも」

ハンジ「うーん……」スースー

リヴァイ「限界を見誤るなと言っていたはずなんだがな」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……馬鹿な奴だ」ナデ…

ハンジ「」ムニャムニャ

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「んー……リヴァ……」ヘラッ

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「んー……」ニヘラー




945 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/12(日) 23:59:49 WiuEtKSc

【ただの睡眠です】


ハンジ「んー……」パチ…

リヴァイ「起きたか」

ハンジ「……リヴァイ……?」

リヴァイ「ああ。起きて飯を食え。そしてまた寝ろ」

ハンジ「ふ、ははっ。すぐ寝たら胃にもたれちゃうよ」

リヴァイ「なら少ししてから寝ろ」

ハンジ「そうするよ。心配かけたね。ごめん」


946 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:00:37 DM5xTY0o

リヴァイ「別に、普通だ」

ハンジ「そう? ならいいのだけれど」

リヴァイ「……倒れるな」

ハンジ「倒れたって報告したのかな? モブリットは」

リヴァイ「……」

ハンジ「大袈裟だなぁ」クスクス

リヴァイ「実際今の今まで寝こけてやがっただろうが。倒れたと言う以外に何がある」

ハンジ「そのものズバリ、寝た」

リヴァイ「いきなり意識を失うのは寝たとは言わねぇよ」




947 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:01:15 DM5xTY0o

【大丈夫だと?】


ハンジ「いやぁ、もう大丈夫。大丈夫だよ」

リヴァイ「…………いつものことだ。心配なんざ」

グイッ


リヴァイ「!?」
ハンジ「はー、リヴァイあったかーい」ギュッ


リヴァイ「……」
ハンジ「……本当に倒れた訳じゃないんだ。医療室も自分で歩いて行ったし」


948 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:01:54 DM5xTY0o


リヴァイ「……」
ハンジ「ただまぁ、会議に出なかったのは悪かった。気をつける」


リヴァイ「お前はいつもそう言う」
ハンジ「……」


リヴァイ「そしてまた」
ハンジ「ごめん。多分治らない」


リヴァイ「……分かっている」ハァー
ハンジ「ごめん」


リヴァイ「もういい。とにかく食え」グイッ

ハンジ「あ」


949 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:02:26 DM5xTY0o

リヴァイ「ベッドの上でものを食うのを今だけ許可してやる」カチャッ

ハンジ「……ありがとう」クスッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「…………食べ終わるまでじっと見てるつもりだね」

リヴァイ「監視だ」

ハンジ「信用無いなぁ。睡眠はともかくご飯は食べるよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「あ、いや、没頭すると忘れることもあるけど今は大丈夫だよ」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「……いただきます」




950 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:03:10 DM5xTY0o

【お茶はいかが?】


――数日後――


ハンジ「リヴァイ!」ガチャッ

リヴァイ「……ノックくらい…………なんだ」

ハンジ「お茶しないかなって」カチャカチャッ

リヴァイ「……」

ハンジ「いーい紅茶手に入れたんだ」ニヒッ

リヴァイ「そうか」

ハンジ「待っててね」カチャッカチャッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「~♪~~♪」

リヴァイ「……」ガタッ


951 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:03:52 DM5xTY0o

ハンジ「ふんふーん♪」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「別に怒ってねぇ」

ハンジ「……」

リヴァイ「ただ…………」

ハンジ「うん。なんとなく分かるよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「ごめんね」

リヴァイ「怒ってねぇ」

ハンジ「あはは! そうだった!」




952 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:04:23 DM5xTY0o

【諦め】


ハンジ「二人でまったりとお茶したいってのも本当なんだよ」カチャッ

リヴァイ「そうか」ズズズズ

リヴァイ「!」

ハンジ「美味しいでしょ?」ニコニコ

リヴァイ「ああ」

ハンジ「んふふー」

リヴァイ「……」ズズズズ


953 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:04:55 DM5xTY0o

ハンジ「……私がやってることを理解してくれてるから咎められない止められないって思ってるんだよね」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ありがとう」

リヴァイ「……」

ハンジ「でもごめんね? 前も言ったけどきっとまたやる」

リヴァイ「開き直りか」

ハンジ「だって無理だもの」

リヴァイ「……だろうな」




954 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:05:30 DM5xTY0o

【最大のごめんなさい】


リヴァイ「……どういう状況だ」


ハンジ「どういうってリヴァイの機嫌を直してるんだよ」ベッタァー ←後ろから
リヴァイ「鬱陶しい」


ハンジ「酷いなぁ」ナデナデ
リヴァイ「撫でるな」ペシッ


ハンジ「だって他に方法が思いつかなくて」
リヴァイ「重い」


ハンジ「失礼な」
リヴァイ「もういいからどけ」


955 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:06:12 DM5xTY0o


ハンジ「やだ」ベッタァー
リヴァイ「お前、俺の機嫌とってねぇだろ」


ハンジ「そんなことないよー」ギュー
リヴァイ「……もうなんとも思っていない」


ハンジ「えっ」スルッ

リヴァイ「…………違う」

ハンジ「あぁ! 私の事がどうでもいいんじゃなくて機嫌直ってるってことね。びっくりしたぁー」フゥー

リヴァイ「どういう誤解だ」


ハンジ「いやいや、ドキッとするからね」ギュウ
リヴァイ「悪かった」


ハンジ「んーん、私の方が悪いからね」スリスリ
リヴァイ「……」グイッ


956 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/13(月) 00:11:16 DM5xTY0o


ハンジ「ん? ん……」
リヴァイ「――――」


ハンジ「……っ」
リヴァイ「……やりづれぇ」


ハンジ「ふふっ、じゃあ正面に回るよ」スッ

リヴァイ「……ああ」


ハンジ「リヴァイ……」ギュッ
リヴァイ「……始めから機嫌は悪くねぇよ」


ハンジ「うん」ナデナデナデナデ
リヴァイ「撫でんじゃねぇ」ボサボサ


ハンジ「機嫌悪くなった……」ションボリ
リヴァイ「お前の所為じゃねぇか」ボッサボサ





958 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 22:58:50 WCqh.QZc

【相談】


ハンジ「はあぁぁー……」

モブリット「なんですか、わざとらしい」

ハンジ「リヴァイと微妙に喧嘩したっぽい」

モブリット「微妙ってなんですか。しかもっぽいって」

ハンジ「んー……なんだろうね。あれは」

モブリット「知りませんよ」

ハンジ「何て言うか微妙な空気なんだよ。……ぶっ倒れて寝たこと前にもあったよね?」


959 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 22:59:28 WCqh.QZc

モブリット「そんなに多くはないですが……心配されているのでは?」

ハンジ「うん。心配はしてくれているんだとは分かってるんだけど」

モブリット「……」フム

ハンジ「何か分からないかい? 同じ男として」

モブリット「同じ男と称されると気後れしますが、そうですねぇ」

ハンジ「何なに?」

モブリット「呆れているのでは?」

ハンジ「そんなのとっくの昔に呆れ果ててるだろ」

モブリット「認めた上に偉そうに言わないでください」




960 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:00:06 WCqh.QZc

【人ですから】


ハンジ「はぁー! 分からーん! 男心分からーん!!」ベチョッ

モブリット「机にへばりつかないでください」

ハンジ「……やっぱり呆れられたのかなぁ」

モブリット「……ご自身でも言われていましたけど今更でしょう」

ハンジ「……うん」

モブリット「どんな様子だったんです? リヴァイ兵長は」

ハンジ「うーん……微妙な空気をかもし出してた」

モブリット「それじゃ分かりませんよ」

ハンジ「怒ってはいないんだよ。んで、なんとなく気持ち分かる気もするんだけど……」


961 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:00:37 WCqh.QZc

モブリット「……」

ハンジ「あーもう!! 何て言えばいいんだ!」バンッ

モブリット「!?」ビクッ!

ハンジ「うー」

モブリット「……本当は分かっていらっしゃるんじゃないんですか?」

ハンジ「…………」

モブリット「ハンジ分隊長?」

ハンジ「……以前、済ませた道のはずだ」

モブリット「人は同じことで迷うこともありますよ」

ハンジ「…………」




962 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:01:11 WCqh.QZc

【てきぱき】


モブリット「それで、ハンジ分隊長はどういう理由だと?」

ハンジ「…………失うかもしれない恐怖」

モブリット「……なるほど」

ハンジ「でも本当今更……」

モブリット「正直、私がリヴァイ兵長の立場なら何度もそれに迷って胃に穴空けてます」

ハンジ「なんでだよ」

モブリット「……本気で分からないわけじゃないですよね?」ジト

ハンジ「う」

モブリット「今の私の立場でも恐怖がつきまといますよ」ハァー

ハンジ「……」ムー

モブリット「壁外ではなく壁内で、しかも日常的に。
今までほぼ迷わずに貴女の傍にいらっしゃる兵長はさすがとしか言いようがないです」


963 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:01:51 WCqh.QZc

ハンジ「……」ウヌヌ

モブリット「それも……止められないことですし、理解もされているからどうにもならない」

ハンジ「……」

モブリット「……少し、不安が溜まってしまったのではないですか?」

ハンジ「…………うん」

モブリット「どうすればいいのか、私には分かりませんがたまには羽を伸ばすのもいいかもしれませんよ」

ハンジ「はね……」

モブリット「一区切りついてますし、お休みを申請されたらいいんじゃないですか?」

ハンジ「うーん」

モブリット「申請しておきますね。リヴァイ兵長にもお伺いしておきましょう」カリカリ

ハンジ「早いよ!? 返事もしてないのに!」

モブリット「申請書はできましたんで、リヴァイ兵長の所へ行ってきます」テキパキ

ハンジ「だから早ぇし!!」




964 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:02:59 WCqh.QZc

【笑顔】


――街――


ハンジ「お! リヴァイ! あそこになんか変なのあるよ!」

リヴァイ「勝手にうろちょろするな。迷子になるぞ」

ハンジ「子供じゃあるまいし」

リヴァイ「ほう?」

ハンジ「……はい」つ スッ


リヴァイ「ガキが」スッ
§
ハンジ「ガキじゃねぇし。あ!」グイッ


リヴァイ「おい」))
§
ハンジ「あそこ! 紅茶の売り出ししてるよ!」グイグイ


965 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:03:37 WCqh.QZc


リヴァイ「……それは悪くねぇな」
§
ハンジ「でしょ~? たまには役立つでしょ? 私のうろちょろも」


リヴァイ「……ああ、たまに、稀に、ごく稀にな」
§
ハンジ「そこまで珍しいことにしなくてもいいでしょうが!」


リヴァイ「大概ろくなことにならねぇ」
§
ハンジ「そんなことはないだろ!」ブンブン


リヴァイ「腕を振り回すな」
§ブンブン
ハンジ「そこそこ役に立ってる! ……ハズ」


リヴァイ「自分でも自信がねぇんじゃねぇか」
§
ハンジ「ほら! 着いたから!」


966 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:04:29 WCqh.QZc


リヴァイ「ほう……」ジッ
§
ハンジ「結構安いね。どれどれ」キョロキョロ


リヴァイ「おい、だから」
§
ハンジ「あ、ほら。これリヴァイが好きなやつじゃない?」つ□


リヴァイ「ああ、そうだな」
§
ハンジ「ほら、役に立った!」フンゾリ


リヴァイ「…………そうだな」フッ
§
ハンジ「! ……ふへへー」




967 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:05:43 WCqh.QZc

【一番大変な人】


――夕方――


ハンジ「さーて、そろそろ帰らないとね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「ん?」

ハンジ「私も怖いよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「でも、少し麻痺してるかもしれない」

リヴァイ「違ぇだろ」

ハンジ「?」


968 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:06:46 WCqh.QZc

リヴァイ「見ねぇようにしているだけだ。だが必要なことだ。それで身動きが取れなくなれば命取りだからな」

ハンジ「そうだね。でもだからといって大切な人に不安ばかり抱かせているというのは良くはないね」

リヴァイ「不安なんぞあるか。ただ………………」シワー

ハンジ「眉間にシワ」プスッ

リヴァイ「指を刺すな」ペシッ

ハンジ「“道に迷っただけ”」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ちょろっと横の小道に入り込んだだけかな?」

リヴァイ「……」

ハンジ「ここ最近、ゆっくりとした時間取れなかったしね」

リヴァイ「……そうだな」

ハンジ「私が迷ったらその時はよろしくね」


969 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/16(木) 23:07:22 WCqh.QZc

リヴァイ「お前が迷うか」

ハンジ「おや? 心外だな。あなたも大概人に心配かけるからね?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「なんでも一人で背負い込んじゃうし」

リヴァイ「そんなことは……」

ハンジ「自分の食事には無頓着だし、椅子で寝るし睡眠時間少ないし浅いし」

リヴァイ「……」

ハンジ「二人合わせて不摂生ラヴァーズ」

リヴァイ「やめろ」

ハンジ「モブリットの胃が心配だ」

リヴァイ「あいつは…………苦労性だな」




972 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 22:56:25 TjqMhkv.

【相談相手】


リヴァイ「モブリットのやつは俺まで胃痛の対象なのか」

ハンジ「そうみたい。まぁ、私があなたのことを話すからかもしれないけど」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「今回も私の話を聞いて休暇届を出してくれたんだよ」

リヴァイ「……何を話したんだ」

ハンジ「リヴァイと微妙な空気になったって」

リヴァイ「…………」

ハンジ「不安の森に迷ったのかもーって話になったんだけど、自分がリヴァイだったら迷いまくってるとか言ってたよ」

リヴァイ「……お前、部下に何を話してやがるんだ」

ハンジ「いやぁ、つい」

リヴァイ「クソメガネ」




973 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 22:57:01 TjqMhkv.

【すまんモブリット】


リヴァイ「お前、あまりモブリットにそういう話を振るな」

ハンジ「いやぁ」

リヴァイ「おい」

ハンジ「いや、あの子察しがいいと言うかよく見てると言うか……」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「分かったよ。私からはあの子に相談しない」

リヴァイ「……まて、それはあっちが聞いてきたら答えると言うことか?」

ハンジ「リヴァイも察しがいいな」チッ

リヴァイ「お前な」


974 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 22:57:38 TjqMhkv.

ハンジ「分かったって。今度からは真っ先にエルヴィンに相談するよ」

リヴァイ「………………ナナ……ミケに……いや…………」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……撤回する。好きにしろ」

ハンジ「それは“モブリットにしておけ”ってことかな?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……」

リヴァイ「……酒でも土産に買うか」

ハンジ「良いね。胃痛薬も買っとく?」

リヴァイ「何かあったらできるだけ俺に直接言え」




975 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 22:58:16 TjqMhkv.

【詫びの品】


リヴァイ「モブリット」

モブリット「リヴァイ兵長。ハンジ分隊長でしたら今、団長室に……」

リヴァイ「いや、お前にこれをと思ってな」スッ

モブリット「うわぁ! これ凄く良いお酒じゃないですか! いいんですか?」

リヴァイ「ああ。いつも迷惑をかけているようだからな」

モブリット「? リヴァイ兵長からご迷惑だなん……あ、ああ。気にしないでください」


976 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 22:58:46 TjqMhkv.

リヴァイ「……」ジッ

モブリット「?? なんでしょう?」

リヴァイ「いや。用はそれだけだ」クルッ

モブリット「あ、ありがとうございます!」

リヴァイ「……」スタスタ

モブリット「…………」

モブリット「なんだか申し訳なさそうに見えたけど気の所為かな……?」




977 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 22:59:23 TjqMhkv.

【一人じゃちょっと】


ハンジ「寒くなってきたねぇ」

ニファ「そうですね。冬も近いですね」

ハンジ「そういや衣替えとか放置してるなぁ」

モブリット「まだ替えてないんですか? だいぶ寒いですよ」

ハンジ「そうなんだけどさー。そろそろ夏のやつまとめて洗濯しないとなー」

ゴーグル「夏のって」

ケイジ「秋がもうすぐ終わるのに」

ハンジ「ちょっと動いたら暑かったりしたじゃない? それでついねー」


978 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 22:59:58 TjqMhkv.

モブリット「早く替えてください。風邪引きますよ」

ハンジ「んーでも…………面倒臭ぇ」

ニファ「ハンジ分隊長」ハァー

ハンジ「あ、リヴァイは衣替え済みかなぁ? 一緒にやったら捗(はかど)りそうなんだけど」

ゴーグル「とっくの昔に済んでると思いますよ」

ケイジ「それ兵長に手伝ってもらうつもりでしょう?」

ハンジ「いやいやまっさかー! そんなわけないじゃないかー(棒)」

モブリット「物凄い棒読みですよ」

ニファ「手伝ってもらうつもりだったんですね……」




979 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 23:00:30 TjqMhkv.

【結局淹れるのでしょう】


リヴァイ「ハンジはいるか?」

ハンジ「リヴァイ! 丁度いいところに!」ガタッ

リヴァイ「……書類を持ってきただけだ。すぐ戻る」

ハンジ「いやいやいやいやいやいや、ちょーーーっとばかし雑談しようや」ガシッ

リヴァイ「忙しい」

ハンジ「ちょっとだけだよ。今度の休暇なんだけど暇? 暇だよね?」

リヴァイ「忙しい」

ハンジ「そっか。じゃあ、一緒に夏服洗おう」

リヴァイ「何故今夏服だ」

ハンジ「不思議なことに冬服出てないんだよ」


980 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 23:01:01 TjqMhkv.

リヴァイ「てめぇがサボってやがるからだろうが」

ハンジ「一人じゃなかなか大変そうでさー。そこでリヴァイですよ」

リヴァイ「ふざけるな」

ハンジ「真面目も真面目、大真面目だよ」キリッ

リヴァイ「クソメガネ」

ハンジ「クソメガネでもビチグソメガネでも構わないから手伝ってぇぇぇ!!」ガッシィ!

リヴァイ「そこまで言ってねぇ」

ハンジ「お願い」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「このとおり!!」バッ ←直角

リヴァイ「………………」

ハンジ「……………………」


981 : ◆uSEt4QqJNo :2017/11/19(日) 23:01:31 TjqMhkv.

リヴァイ「…………分かった」ハァー

ハンジ「!? さっすがリヴァイ!!」

リヴァイ「手伝うだけだからな」

ハンジ「分かってますって! ありがとう! リヴァイ!」

ハンジ班「……………………」

ゴーグル「……甘いな」

ケイジ「ああ、甘いな」

ニファ「甘いですね」

モブリット「ふふっ。まぁ、いいんじゃないかな」

ハンジ「終わったらリヴァイの紅茶飲みたいなー」

リヴァイ「調子に乗るな、クソメガネ」