カルタ「アンカレッジには、テイワズの現地法人が保有する鉄道がある…。週に一度、定期貨物便が、エドモントンまで運行しているわ！」

マクギリス「正解だ。しかも、この路線は都心部を外れている。モビルスーツの輸送も容易に出来る、ということだ」

カルタ「…なら、その路線で網を張れば…！」

マクギリス「私の持ち得る情報は以上だ。カルタ…君に似合わない屈辱、晴らせることを心から祈っているよ」

カルタ「ええ。今度こそ、応えてみせましょう」

カルタ「…あっ。そういえば、二人はネネ・エリオンを知ってるかしら？」

マクギリス「ラスタル様の養子で、シャルロッテの姉だろう？確か、テロ組織殲滅作戦で妹を庇い死亡したはずだが…」

ガエリオ「彼女がどうした？」

カルタ「…ネネ、鉄華団で生きていたみたいなの。顔は見てないけど、声は間違いなくそう。同じ女だから、解る」

ガエリオ「…え？鉄華団の女といったら…」

マクギリス「…なるほど…。何か事情があったのではないかな？」

カルタ「かもしれないわね…」

シャルロッテめ、俺には生きていることしか伝えてなかったのは、そちらで利用するためか。

だが、いい。目的は同じなのだ。モンタークとしての活動、ガエリオに知られたのは予想外だったが、彼女には最初から伝えている。問題は無い。

ガエリオ「…マクギリス。少し、いいか？」

マクギリス「構わないよ。すまないカルタ。席を外す」

カルタ「ん」

さて、何か用かな？ガエリオ・ボードウィン。

ボードウィン邸 私室


アルミリア・ボードウィン「じゃあマッキー！お兄様と早くお話しを終わらせてねっ！」

ガエリオ「お前なぁ…」

アルミリア「いーっだ！仕事で留守にしてばっかりのお兄様には、紅茶なんて淹れませんよーっ！」

ガエリオ「お、俺はちゃんとした紅茶が飲みたいからな、うん！」

マクギリス「やれやれ…相変わらず、仲良しなことだ」

ガエリオ「む…」

ガエリオ「………」

何を押し黙っているガエリオ・ボードウィン！真意を問うのだろう？そう、決めたのだろう！？

ガエリオ「…マクギリス。嘘を言わないと、約束してくれるか？」

マクギリス「急にどうした？君らしくもない」

いつもと変わらぬ、余裕綽々な雰囲気。だが、やはり引っかかる。

マクギリス…。お前は、モンタークなどと名乗って、何を成そうというのだ…？

とりあえずQ＆Aから。


Q：紫陽さんの過去って今後鉄華団のメンバーに明らかになる場面あるの？

A：紫陽がネネ・レンネルとして生きる覚悟を決めた時、問い詰められて自供しないといけなくなった時に鉄華団団員に向けて打ち明けます。

Q：23歳以下らしいがいくつなの？

A：22歳です。また、戦闘年数は8年です。

Q：ガンダムフレーム拾えたとしても操縦できるの？

A：コックピットブロックを換装すれば可能です。バルバトスだって、抜き取られたブロックをモビルワーカーので代用しましたから。

Q：紫陽さんはラスタルの養子なら、シャルロッテは？

A：二人がラスタルをどう呼称しているか、お互いをどう呼称しているか、を照らし合わせたら、どういう関係か分かるかな、と。別に隠すことでもないんですが、一応秘密ということで。


ガンダム・フレームはアンカレッジに着いてから受領します。モンターク商会様々ですね。

ガエリオ「マクギリス…。お前、一体何が目的だ？」

マクギリス「何が、とは？具体的に言ってもらわねば困る」

ガエリオ「鉄華団、クーデリア・藍那・バーンスタインを利用して、改革を成したいという考えは解った。だが、解せんのだ」

ガエリオ「…何故、鉄華団に支援している？」

マクギリス「君が答えを言っているだろう、ガエリオ」

ガエリオ「そこではないっ。…態々、内部から捜索を妨害しておきながら、何故、アンカレッジにいると伝えた？」

ガエリオ「改革を成すなら、彼女をエドモントンに向かわせ、演説させるだけで良いだろうに」

マクギリス「ふっ…はは…！なるほど、確かに」

ガエリオ「惚けるな。…何が目的なのだ、マクギリスッ！？」

マクギリスに近寄り、胸ぐらを掴む。碧眼が冷たく、俺を射抜く。

だが、退けん。怪しい動きを見せてばかりのマクギリスを、放置するわけにはいかない。

無論、踊らされている節のあるカルタも、だ。

ガエリオ「お前と俺は、同じ目標に向けて進んでいると思っていた。…だが、結果は違った」

ガエリオ「お前の目に、何が映っている？お前に、俺たちは見えているのか？」

答えろ、マクギリス・ファリド。その穏和な仮面の下、見せてみろ。

ガリガリとマッキーの判定を順番に行います。まずはマッキーから。下1コンマで判定です。


00：アグニカ症候群から脱却。
91～99：…君になら、打ち明けよう。俺の友、ガエリオ・ボードウィン。
71～90：自分で考えてみたまえ。俺のことなど何も知らぬお坊ちゃまが…。
01～70：今も昔も変わらんさ。私は、ギャラルホルンを正しき方向に向かわせるだけだ。

まっきー☆

胸ぐらを掴んでいる手を、マクギリスは握り締める。何だ、これは。痛い…っ！？

ガエリオ「………っ！？」

マクギリス「偶には自分で考えたまえよ、ガエリオ」

涼しげな表情で襟を正すマクギリス。だが、その瞳だけは違った。

マクギリス「…俺のことなど何も知らぬ、生温い環境で育ってきたお坊ちゃまが…」

ガエリオ「………っ」

その瞳は、怒りに染まっていた。…これが、マクギリスの本質、なのか？

だとしたら、俺たちと過ごしていた日々は。アルミリアと談笑していた日々は全て、偽りだったとでもいうのか？

次はガリガリの判定です。下1でコンマ判定です。


00：俺を見ろ～！
91～99：ヴィダール仮面、インストールッ！
71～90：そうやって、偽ってばかりなのか？お前は。
31～70：…奴の真意は分からない。だが、諦めるものか。
01～30：アスランレベルが上昇しました。

あ

…そんな。そんなことがあるものか…。あの笑顔も、幼い頃に馬鹿をやったのも、全て。虚飾に過ぎなかったとでもいうのか。

その偽りの存在に、憧れていた俺は。そんな俺は一体何なのだ…！？

これでは、まるで道化じゃないか…！踊らされているばかりの、哀れなピエロじゃないか…！

あの日々は…信じ続けていた俺は…！？

ガエリオ「マクギリス…ッ！お前は…お前は…！何を求めているのだ…！」

ガエリオ「アルミリアのことを幸せにすると言ったのは…嘘…だったのか…！？」

ガエリオ「どうすれば…いい…。アルミリア…紫陽…父上…俺は、どうすればいいんだ…！？」

…もう、何を信じればいいのか、解らなくなった。

この世界は、偽りだらけだ…。

太平洋 艦内


アイン「………」

どこを見てもネズミ。ネズミ。ネズミばかりだ。年端もいかない子供もいるが皆、阿頼耶識を付けている。

三日月「………」

誰だ、この子供は。

三日月「火星ヤシ、食べる？」

…罪を重ねているとはいえ、子供の厚意を無下にするわけにはいかないか。

アイン「頂こう」

三日月「ん。偶に外れがあるから気を付けてね」

アイン「………？」

外れ？果物にそのような物があるの…っ！？！？？

アイン「………！？？？！？！！？！！」

三日月「あ、外れか。運が無かったね」

…やはり、罪深い存在であることには変わりないか。

下2です。選択肢から選んでください。自由行動はアンカレッジに到着するまでの3ターンです。


１：交流(好きなキャラクターと交流します)
２：その他(上記以外の行動を行えます)

三日月

三日月「………」

上半身裸の三日月は、窓から空を眺めていた。背中の阿頼耶識コネクタが、自分はそういう存在だと主張している。

紫陽「風邪引くわよ？今から向かうところは雪降ってるんだから」

三日月「そんなこと言ってるけど。紫陽さんだって薄着だよ？」

紫陽「そういやそうだ。アッハハ」

乾いた笑い声を上げ、月明かりに照らされる椅子に座る。三日月は興味なさげにこちらを一瞥し、また空を眺めた。

三日月「月、綺麗だね。火星とは違って見える」

紫陽「…月が綺麗ってのは、好きな人の前で言うものさ」

三日月「どうして？」

紫陽「んぐ…。それは、物知りな人に訊きなさいな」

三日月「紫陽さんは物知りでしょ？」

紫陽「う…」

おかしい。何故かペースに乗せられてるぞ。

紫陽「…『月が綺麗』ってのは、昔の人が『貴方のことが好きです』っていうのを伝えるために使った言葉なのさ」

三日月「へぇ」

紫陽「で、それを受け入れる…応える側は『死んでもいい』とか、そんな感じの言葉で返す。…まぁ、告白みたいなもんだね」

三日月「嫌いじゃないよ、紫陽さんのこと」

紫陽「…どーも」

…子供の相手は、やり辛いね。

三日月と何を話すかを下2に。

オルガの事について

紫陽「三日月くんってさ。オルガとずっと一緒だよね」

三日月「え？…うん。俺はオルガのお陰で生きてる。だから、俺の命はオルガのために使うって決めてるんだ」

愚直なのか、妄執なのか。そこに迷いはないだろうから、前者なのだろうが。

その割には、オルガに対する当たりが強い。というより、必要以上に選択を迫っている感が否めない。

自分の全てを託すとプレッシャーを与え、自身はオルガの悩みを聴き、解決しようとはしない。

ただ、命令に従い動くだけ。

そういうの、家族って言えるのかな？対等な存在だと、言えるのかな？

紫陽「…君にとって、オルガは大切な人なんだろう。でもなきゃ、一緒になんているはずがない」

三日月「それが、何？」

紫陽「…君、オルガの力になれてるかい？オルガに責任を押し付けてばっかりで、自分はその重荷を背負うのを、手伝おうとしていないんじゃないかい？」

三日月「…俺は頭が良いわけじゃない。それに、オルガはいつも正しい選択をしてきた。だから、委ねているんだ」

紫陽「正しい選択ぅ？アッハハ！馬鹿馬鹿しい」

三日月「オルガを馬鹿にするのは、あんたでも許さないよ」

腕でも極めようとしたのか、三日月は接近する。…生憎、こっちもそれなりに鍛えてるんだ。子供には負けないよ。

三日月「………っ」

体重を乗せ、地面に固める。もう、動けないはずだ。

紫陽「君は知らないだろうけどね。今回のビスケットの負傷。あれは、防げるはずの事故だったんだよ」

紫陽「指揮官のオルガが、相手の手を読み切っていなかったから、対応が後手に回った」

紫陽「それだけじゃない。私が医者を雇ってなかったら、ビスケットは間違いなく死んでいた。私が提案するまで、頭の片隅にも入ってなかったんだよ？」

三日月「………っ。う…」

紫陽「…思考停止して従ってないで、偶には自分で考えたら？でないと、君も破滅に向かうだけだ」

三日月「………」

警告はした。あとは君次第。

特殊判定です。下1でコンマ判定です。


00：エーコ「海底に何かあるってー」
21～99：何もない。
01～20：ヤベーイ。

だぶるおー

下2です。選択肢から選んでください。自由行動はあと2ターンです。


１：交流(好きなキャラクターと交流します)
２：その他(上記以外の行動を行えます)

アイン

海底にあったのはガンダム・フレームかMA(ハシュマルより強い)です。


アイン「………」

紫陽「おいおいおーい。入水自殺とかやめなさいよー」

アイン「その、つもりは…」

そのつもりはない。ただ、どんな構造をしているのか把握したかっただけだ。

クランク二尉の仇を取るのを諦め、死ぬことは出来ない。死ぬつもりはない。

だが…。

アイン「…クランク二尉は、何故、誰に殺された？」

紫陽「それを知ってどうする？」

アイン「罪を償ってもらう」

紫陽「…んなこと言うけどさ。あのおじさんがやってたことは自己満足でしかないよ」

アイン「あのお方がっ！？そんなことをするわけがなモゴッ」

紫陽「あんたは盲目的過ぎるよ。一旦落ち着きたまえ」

…何なんだ、この女性は。

紫陽「あの人はね。こっちの事情なんて考えてもなかったの。結局は、恵まれてる側の人間だから。恵まれない人の気持ちなんて、理解出来ないのさ」

紫陽「その最たる例が、死の間際の言葉だよ。子供たちに戦ってほしくない、手を汚してほしくないと言っておきながら、自身の介錯を要求した」

紫陽「矛盾してないかい？戦ってほしくないくせに決闘を挑んで、手を汚してほしくないくせに自分を殺すように頼んで。…ああ、立場とかは考慮してないから、そのつもりで」

アイン「………」

紫陽「…彼は、自分と相手で状況も、環境も。何もかもが違うことを理解出来てなかったんだ。善人なのは認めるよ。けど…」

紫陽「だからといって、殺しに来てるのをはいそうですかと大手を振って受け入れるわけないでしょ」

何も、言い返せない。…クランク二尉。自分は、独善的なのでしょうか…。

アインと何を話すかを下2に。

あんたがネズミって見下してるここのガキ共もクランク二尉も戦争になれば相手のことなんて考えてないさ、そういうもんだよ

紫陽「私さぁ。たぶんあんたより数年長く殺し合ってるから、一つアドバイスしとくよ」

アイン「…何か？」

紫陽「あんたがネズミと見下してる鉄華団の団員も、あんたの尊敬してるクランク二尉とやらも。戦争になれば、相手のことなんて考えてないよ。…考える余裕なんて、あるはずがないんだよ」

アイン「クランク二尉を侮辱するのか…！？」

紫陽「殺さなきゃ殺されるのに、そんなこと考える？あんたはそうしてきたの？」

アイン「うぁ………っ！？」

紫陽「人間ってさ、よく出来てるものでね。戦争とか、そういう厳しい環境に置かれると、慣れるのさ」

紫陽「『こうなっても仕方ない』、『こうなったのはお前が悪い』と、責任から逃れようとすんのよ。何でか解る？」

アイン「…分から…ない…」

紫陽「…そうでもしなきゃ、壊れるのさ。自責の念に駆られて、自身を罰して。それでも、足りなくて。遂には、心を殺して贖罪を完了するのさ」

アイン「………」

紫陽「世界や人間って、そんなに簡単に解るものでもないけどさ。意外と、根幹にあるものはシンプルだったりするんだよ」

紫陽「…じゃ、いい夢を見られることを祈ってるよ」

クランク二尉。貴方も、彼女の言っているような想いを抱いていたのですか？

だとしたら、自分は。俺は…。俺も…罪深きネズミだと思うことで、自身の罪から。弱さから逃げているのでしょうか…。

教えてください、クランク二尉。

下2です。選択肢から選んでください。自由行動はラストです。


１：交流(好きなキャラクターと交流します)
２：その他(上記以外の行動を行えます)

2 勉強でも教えてやる？

艦内 医務室


ビスケット「………」

ビスケットの様子を見に来たのだが、目が悪くなったかな。書類の山と格闘しているようにしか見えない。

紫陽「何やってんの。…何やってんの…？」

ビスケット「えっ？あぁ、これはアンカレッジで補給する物資の要請書です。僕はもう前線に出られませんから」

ビスケット「元は団長のオルガがやってましたけど。それじゃ負担が多すぎるから、何も出来ない僕が担当してるんです」

紫陽「…本当、馬鹿しかいないね。そんな身体になったばかりだっていうのに…」

ビスケット「…後悔はしてませんよ。俺はあの時、死んだものだと思ってましたから」

ビスケット「生きてるだけでも、運が良い方でしょう。…医者を登用してくれて、ありがとうございました」

紫陽「………」

誰も彼も、自己犠牲の精神に染まっている。…冗談じゃない。

これは、ビジネスなんだ。私は…君たちのために命を懸けるってのは、無理だ。…無理、なんだよ。

妹もいる、帰る場所もあるから無理だけはしてはいけないのでは？

私に拾われた命なら私の言うことが聞けるでしょ？→安価上

紫陽「…私に救われた命だっていうなら、私の言うことは聞けるわよね？」

ビスケット「あはは…。お手柔らかにお願いします…」

紫陽「…妹たちもいて、帰る場所もあるなら。無理だけはしちゃいけないと思うのだけど」

ビスケット「…お言葉ですが。鉄華団が存在しなければ、そのどちらも守れません」

ビスケット「桜農園は、鉄華団の資金援助を受けているから成り立ってますし、その鉄華団もオルガがいるから、何とか纏まっています」

ビスケット「…オルガがいなければ、鉄華団は分解しますから。俺が死んでも、資金援助は続きますから。…だから、何としても、オルガだけは守らなくちゃいけないんです」

ビスケット「それに、妹がいるから無理するなって…。それ、三日月たちは無理をしろって言っているのと同じだと思うんです」

ビスケット「鉄華団にいる以上、覚悟はしてます。だから、その命令だけは聞けません。…ごめんなさい」

紫陽「…頑固な子だ」

席を立ち、医務室を出る。何、言ってるんだ、私は。

家族を殺めた私が、家族の心配をする。…滑稽すぎやしないか？

紫陽「アッハハ…アッハハハハハハッ…！」

もう、笑ってしまうくらいに、自分が滑稽に見えた。

アラスカ アンカレッジ


昌弘「これが、雪…」

デルマ「冷たいなぁ～。コート脱いだら死にそうだぜ」

ライド「おりゃー！」

エンビ「やったなライド兄ちゃん！」

オルガ「モビルスーツは積み込め！モビルワーカーもだ！あと…」

オルガ「…ん？モンターク商会から追加の救援物資？ビスケットが申請してくれたやつか」

オルガ「随分とデカいコンテナだが…。ありゃあモビルスーツか。よく調達出来たもんだ」

ビスケット「あれ？俺はモビルスーツなんて頼んでないよ…」

オルガ「…は？じゃあ、あの中身は一体…？」

まだ出てないガンダム一覧


ASW-G-02 ガンダム・アガレス
ASW-G-03 ガンダム・ヴァサーゴ(ウァサゴ)
ASW-G-04 ガンダム・ガミジン
ASW-G-05 ガンダム・マルバス
ASW-G-06 ガンダム・ウァレフォル
ASW-G-07 ガンダム・アモン
ASW-G-09 ガンダム・パイモン
ASW-G-10 ガンダム・ブエル
ASW-G-12 ガンダム・シトリー
ASW-G-13 ガンダム・ベレト
ASW-G-14 ガンダム・レラジェ
ASW-G-15 ガンダム・エリゴス
ASW-G-16 ガンダム・ゼパル
ASW-G-17 ガンダム・ボティス
ASW-G-18 ガンダム・バティン
ASW-G-19 ガンダム・サレオス
ASW-G-20 ガンダム・プルソン
ASW-G-21 ガンダム・マラカス
ASW-G-22 ガンダム・イポス
ASW-G-23 ガンダム・アイム
ASW-G-24 ガンダム・ナベリウス
ASW-G-25 ガンダム・グラシャラボラス
ASW-G-26 ガンダム・ブネ
ASW-G-27 ガンダム・ロノウェ
ASW-G-28 ガンダム・ベリト
ASW-G-30 ガンダム・フォルネウス
ASW-G-31 ガンダム・フォラス
ASW-G-32 ガンダム・アスモデウス
ASW-G-33 ガンダム・ガープ
ASW-G-34 ガンダム・フルフル(フールフール)
ASW-G-35 ガンダム・マルコシアス(ウルズハントの端白星がこのガンダムの疑いあり)
ASW-G-36 ガンダム・ストラス
ASW-G-37 ガンダム・フェネクス(フェニックス)
ASW-G-38 ガンダム・ハルファス
ASW-G-39 ガンダム・マルファス
ASW-G-40 ガンダム・ラウム
ASW-G-41 ガンダム・フォロカル
ASW-G-42 ガンダム・ウェパル
ASW-G-43 ガンダム・サブナック
ASW-G-44 ガンダム・シャックス
ASW-G-45 ガンダム・ヴィネ
ASW-G-46 ガンダム・ビフロンス
ASW-G-48 ガンダム・ハーゲンティ
ASW-G-49 ガンダム・クロケル
ASW-G-50 ガンダム・フルカス
ASW-G-51 ガンダム・バラム
ASW-G-52 ガンダム・アロケル
ASW-G-53 ガンダム・カイム
ASW-G-54 ガンダム・ムルムル
ASW-G-55 ガンダム・オロバス
ASW-G-57 ガンダム・オセ
ASW-G-58 ガンダム・アミー
ASW-G-59 ガンダム・オリアス
ASW-G-60 ガンダム・ヴァプラ
ASW-G-61 ガンダム・ザガン
ASW-G-62 ガンダム・ウァラク
ASW-G-63 ガンダム・アンドラス
ASW-G-65 ガンダム・アンドレアルフス
ASW-G-67 ガンダム・アムドゥスキアス
ASW-G-68 ガンダム・ベリアル
ASW-G-69 ガンダム・デカラビア
ASW-G-72 ガンダム・アンドロマリウス

専用武装ってバエル・ソードやバルバトスとメイスのようなニュアンスで書いたんですが…まぁいっか。

それでは、多数決に入ります。3票入ったものです。


１：ASW-G-28 ガンダム・ベリト
２：ASW-G-37 ガンダム・フェネクス
３：ASW-G-51 ガンダム・バハムート(旧名：ガンダム・バラム)
４：ASW-G-33 ガンダム・ガープ
５：ASW-G-68 ガンダム・ベリアル

1

オルガ「どうだ？動かせたか？」

三日月「えっと…。阿頼耶識に対応してないから…これか？」

ボタンを押し、モビルスーツを起動させる。コンソールに、文字が映された。

三日月「『GUNDAM FRAME TYPE《BERITH》ASW-G-28』…だって」

ビスケット「ガンダム・フレーム…！？こんなの、どこで拾ったんだ！？」

三日月「…あ。なんか手紙がある。…し…シヨウ…レンネル…？で合ってるよね？」

オルガ「どれどれ…。…宛先は紫陽さんだな。差出人はモンタークか」

三日月「チョコの人が、紫陽さんに？」

オルガ「何にせよ、こういうのは本人が確かめるべきだからな。ちょっと待ってろ」

オルガ「紫陽さん。モンタークからの手紙だ。確認を」

紫陽「どうも。どれどれ…」

手紙の封蝋を破り、中身を取り出す。丁寧に折り畳まれていた紙を広げ、目を通す。

『ミレニアム島で戦闘したことについては、報告を受けた。こちらも、シドニーの厄祭戦跡地でガンダム・フレームを発掘したので、破損箇所を修復して提供する。君用に調整を施している。是非、使いこなしてもらいたいものだ。それと、ロスヴァイセはエドモントンに戻ったら、一度返却していただきたい。少々、手を加えたいのでな。では、エドモントンに無事に到着出来るよう、健闘を祈ろう』

紫陽「ガンダム・フレーム…か。…この写真のやつ？」

同梱されていた写真を取り出す。紫と白に塗装されたガンダムは、どことなくキマリスに似ていた。

紫陽「…やな奴…」

舌打ちをし、その手紙と写真を破り捨てた。

雪之丞「列車が動いたら、もう当分モビルスーツの調整は出来ねえ」

オルガ「ってわけだ。何か弄っておきたいところはあるか？」

三日月「俺は今のままでいい」

昭弘「右に同じく」

シノ「俺もこのまま！カッチョいい流星号は、今のままが一番でな！」

昌弘「俺もいいかな…」

紫陽「………」

さて、どうするかな。

ロスヴァイセ、ベリトのどちらに手を加えるか多数決です。手を加えた方に搭乗します。ニ票入ったものです。

ベリト

では、募集を始めます。14:35から先着順に三つです。

１：リペイント。(機体のカラーリングを変更します)
２：アタッチメント。(機体の武装の追加、変更をします)
３：カスタマイズ。(機体そのものに改良を施します。例えば、スラスターの増設やサブアームの取り付け、装甲追加などがあります)
４：リネーム。(必要があれば、名前の変更が出来ます)

2ロスヴァイセの武装(ランスとか)全部乗せ替えよう

２：ロスヴァイセの大型盾槍砲とブレードを装備
３：各種システムの紫陽に合わせた微調整

投げて良いなら

3:ロスヴァイセの起動システムに思いつく限りのロックをかける

雪之丞「ロスヴァイセの武装は全部かっぱらえ。あん？レールガンが邪魔…か。滑腔砲の展開機構を流用すりゃ、バックパックに付けられるだろ」

タカキ「紫陽さーん。反応速度はどうですか？」

紫陽「ちょっと鈍い。0.1コンマ速くして」

タカキ「はーい。ヤマギ、頼んだ」

ヤマギ「分かった」

換装作業で大忙しの輸送コンテナ。そこを出て、ロスヴァイセに移る。

あの男が、純粋な厚意で改造するわけがない。片っ端からプロテクト掛けてやる。

紫陽「リアクター起動するのも、各部駆動系起動するのも。武器と接続するのもぜーんぶ鍵掛けてやるわ…」

あぁ、苦々しい表情のマクギリスが目に浮かぶわぁ。

フェアバンクス周辺 路線上


カルタ「私たちにはもう、退路はない。でも、敗北は有り得ない。そうよね？」

コーリス・ステンジャ「はっ。…貨物列車を確認しました。あと100セコンドで接触します」

カルタ「この窮地こそが、我々糧になってくれる。…どんな時でも、決して誇りを忘れてはいけないわ。いいわねっ！？」

コーリス「はっ！」

ガエリオ「………」

カルタ「…ちょっとガエリオ！何上の空になっているの！？」

ガエリオ「…えっ！？あ、ああ、すまない…」

カルタ「…マクギリスと話をしてから、様子がおかしいわよ？」

ガエリオ「何でもない…大丈夫だ」

カルタ「なら、良いのだけれど」

フミタン「エイハブ・ウェーブを確認。列車を停止します」

ビスケット「わわっ！か、数は！？」

フミタン「3です」

オルガ「…このルートを、こんなに早く突き止めるか」

オルガ「…内通者がいるな。となると…あの仮面野郎か」

オルガ「紫陽さんとミカは出撃準備を！…って、おいおい…！あれってよぉ…」

アイン「ん…？あれは、カルタ一佐のグレイズリッター…！？」

カルタ『私は、ギャラルホルン地球本部所属地球外縁軌道統制統合艦隊司令官、カルタ・イシュー！鉄華団に対し、モビルスーツ3機同士による決闘を申し込みに来た！』

ビスケット「…火星のあれだね」

オルガ「…正気かよ」

紫陽「おっ。なになに、決闘ぅっ！この状況でそれを挑むか…！」

オルガ『モビルスーツはグレイズ二機と、ガンダムが一機だ、前にいた奴だ』

紫陽「ガエリオか…。また迷ってるのかしら？」

システムを立ち上げ、ベリトを出撃可能な状態にする。三日月も同じく、バルバトスを用意した。

昭弘『こっちも出れるぞ』

オルガ『ちょっと待ってろ。奴らの狙いを知るまでは待機だ』

三日月『了解』

カルタの演説を掻い摘むと、ギャラルホルンが勝利したら、要人二人とアインの引き渡しに応じなければならない上、鉄華団は全面降伏する必要がある。

こちらが勝てば、好きに通って良いとのことだ。メリットとデメリットが釣り合ってませんよ？

カルタ『セッティングに必要な時間を考慮し、30分待つ！』

三日月『………』

ヤバい。三日月が出たがってる。

決闘に応じるか応じないかを多数決です。二票入ったものです。


応じるメリット

心証が良くなる。

応じるデメリット

アドバンテージが無くなる。


応じないメリット

先手必勝フルボッコ！！！

応じないデメリット

心証が悪くなる。

応じる

アイン返却しても、他の友軍がいないので雪の中にぼっちになっちゃいます。


オルガ『…くだらないことに付き合う暇はねぇ。やれミ…』

紫陽「郷に入っては郷に従え、だよ。彼女の心意気を汲んでやりなさい。…変な言い訳されて、更にギャラルホルンから睨まれちゃ堪らないでしょ？」

オルガ『…一理ある。ミカ、少しの間だけ待ってくれるか？』

三日月『…オルガがそう言うなら』

オルガ『ああ、分かった！その決闘引き受けようじゃねぇか！』

カルタ『………っ！感謝するわ！』

さて、完膚無きまでに叩き潰して、心へし折ってやりますか。

心証が良くなると、生き残った時に色々と便宜を図ってくれたりします。


紫陽「じゃ、やりましょ」

カルタ『………』

カルタ『…あれ…？ネネ、前は別の機体に乗ってなかったかしら…。今の機体って、まるで…』

ガエリオ『…俺のキマリスの兄弟機、だな…』

三日月『…ガリガリ。敵になるなら、手加減はしないよ？』

ガエリオ『…今の俺は、ギャラルホルンのガエリオ・ボードウィン特務三佐だ。情に流されるわけには、いかない…』

カルタ『ちょ、ガエリオ！？なんだか覇気が感じられないけど！？』

ガエリオ『俺は…俺は何故…彼らに刃を向けねばならん…！？』

カルタ『ガエリオー！？』

…これ、勝ちなのでは？

決闘ですが判定はいつもと大して変わらないので、普通に捕まえられます。っていうか、今回はぬるぬるです。
アスラン補正でギャラルホルン組はかなり弱体化されてます。


00：Perfect。
81～99：Excellent。
46～80：Great。
01～45：Normal。

あん

エクセレントに引き上げられるので、カルタかガエリオのどちらかは捕獲できます。どちらを捕まえるか下2に。
もう片方はまだ次のコンマ判定でチャンスがあるかも。

ガエリ

ガエリオ『また同じシステムを…！？』

紫陽「遅いわよぉっ！！！」

トルーパーモードのまま、二回斬り抜ける。どちらの攻撃も、盾に弾かれた。

ガエリオ『ミサイルで牽制！？くうっ！』

放たれたミサイルを、ランスの機銃で撃ち落とす。だが、これは団体戦。私だけじゃないのよ。

三日月『こっちは片付いたよ。…ガリガリが来てる。ならっ！』

ガエリオ『三日月・オーガス…！』

グレイズリッターを文字通りミンチにした三日月が、レンチメイスを片手に飛び上がる。

大口を開けたメイスは、キマリスの槍に噛み付いた。

ガエリオ『うおおおおぉぉぉぉ！！？！』

紫陽「アッハハ。また宜しくねガエリオッ！」

ガエリオ『わーっ！！！』

一瞬の隙を見逃さず、銃槍を肩に押し付ける。鋼の杭が打ち込まれ、腕がどっかに飛んだ。

昭弘『俺と遊んでた間に、お仲間はやられたみたいだなぁ？』

カルタ『ガエリオ…ッ！？』

カルタ『…このまま、惨めなまま…終われない…！？』

…じゃあ、ここで死ねば？

勝ち確定なので、捕獲チャンスに移ります。下1でコンマ判定です。


00：颯爽と現れる謎のモンターク仮面。
51～99：姫騎士ルート。
01～50：グレイズ・カルタ！

ガエリオぉ！

昭弘『オラァッ！！』

カルタ『かはっ…！』

ハルバードを受け損ね、機体が浮く。そこに、バルバトスの殴打が入る。

紫陽「…やっぱ気が変わった。セブンスターズなら、殺さず手駒にすりゃいいじゃない…！」

二発、三発とパイルバンカーを打ち込む。四肢をもがれ、胴体だけになったグレイズリッターが、無惨に転がっている。

カルタ『つっ…うぅ…』

紫陽「カルタ、出て。ここで死ぬならそれでもいいけど。マクギリスはそれを良しとはしないはずよ」

紫陽「好きな人に会えず死ぬのは嫌でしょ、あんたも」

カルタ『………っ！？！？！？！！』

カルタ『なななななななな何でそれを…！？』

紫陽「何でって…ねぇ？」

…あれで隠せてると思ってたのなら、流石に呆れるわ。

貨物列車


カルタ「うぅ～…なんたる屈辱…」

ガエリオ「…久しぶりだな。あれから食事はどうだった？」

アトラ「ガエリオさんのご飯食べたいって子供がいっぱいいますよっ！」

ガエリオ「ふっ…なら、また腕を振るわせてもらおう」

アイン「特務三佐…？」

ガエリオ「アイン、ここの生活には慣れたか？彼らも、戦闘に関わってなければ悪い奴ではないだろう？」

アイン「あっ…その…」

ガエリオ「…まだ答えが出ないなら、焦ることはない」

カルタ「そっ、それより！ネネは何で生きてたなら言ってくれなかったのよ！？」

紫陽「私、カルタと面識なんて全然無いけど」

カルタ「歳の近い人を心配しないわけないでしょ！？」

ガエリオ「…あーっ！！そうだ、紫陽っ！お前はネネ・エリオンなのかっ！？」

紫陽「ナンノコトカワカリマセーン」

カルタ＆ガエリオ「「惚けるなっ！！」」

ホント…やめて…。詮索しないで…。

紫陽「…えーと。私はネネ・エリオンじゃないけど、彼女のこと知ってるなら言ってみて」

カルタ「セブンスターズの一家門『エリオン家』に、養子として迎えられた姉妹の姉でしょう」

ガエリオ「テロ組織殲滅作戦で殉職した、と聞いていたがな…まさか…」

カルタ「ギャラルホルンの士官学校でも首席だったじゃない。妹も首席卒業してるわよ」

紫陽「そ、そう。それは嬉しいわね」

知ってる。さも当然と言わんばかりに自慢されたから。

ガエリオ「…せめて、ラスタル様かシャルロッテには言ってやるべきだと思うが…」

紫陽「それは無理」

それだけは、絶対無理なの。

オルガ「いまいち話が解らねぇが、あんたたちが言うには、紫陽さんはギャラルホルンにいたってことか？」

ガエリオ「そうなる」

カルタ「わね」

三日月「………」

こっち見ないで。銃向けないで。

オルガ「…まさかあんた、最初からスパイやってたのか？」

紫陽「は？ギャラルホルンなんぞに与するわけないでしょ。仇なのに」

カルタ「………」

ガエリオ「………」

カルタ＆ガエリオ「「えっ」」

紫陽「アッハハ。そこまでは流石に分かんなかったか」

紫陽「…いいよ。全部話してあげる」

私、紫陽・レンネルもとい、ネネ・エリオンもとい、ネネ・ピストリカは、妹シャルロッテ・ピストリカ、そして両親とともに、火星の小さな町に住んでいた。

父は町長、母は銀行員として、精力的に活動していた。が、それが仇となった。

ある日、大規模なデモ活動は暴徒を生み、私たちの家を襲撃した。『金持ちなのはギャラルホルンと組んでいるから』。そんな噂に踊らされて、団欒とした時を無慈悲に破壊していった。

無論、そのような事実は無かった。寧ろ、どちらかといえば、町民たちのために東奔西走していた。のに、裏切られた。

ネネ『………！』

暴徒を、引き出し内の銃で撃ち殺す。…11歳の頃、私は人殺しになった。

父親『ネネ…シャルロッテ…良かった…無事で…』

シャルロッテ『パパ…パパ…ッ！』

父親『ネネ…君には酷な頼みだが…聴いてくれないか…？』

ネネ『…言って、パパ』

青ざめた表情で微笑む父は、笑顔で言うには、あまりにも残酷な願いを口にした。

ネネ『…ええ。解ったわ』

父親『ありがとう…これで、母さんの元に逝ける…』

父親『ネネ…シャルロッテ…二人は…助け合って…生き延びてくれ…！』

ネネ『…ええ。善処します』

…そして、私は親殺しの罪を背負った。

マッキーが養子なの、皆知ってたような気がします。二人だって、あんなばっちい姿見てますから。
あと、マッキーは草葉の陰で泣いてます。何せ、アグニカ出来なくなりますからね。阿頼耶識のデータが足りないっ！！！


両親の葬式の最中。獣のような鋭い目付きの男性が、哀しみに暮れる私たちの元にやってきた。

男性『…両親が亡くなって間もない、辛い時間に失礼する』

彼の名は『ラスタル・エリオン』。月外縁軌道統合艦隊『アリアンロッド』の司令官だ。

ラスタル『実は、私の遠い親戚に君たちの母親がいた。私と君たちはいわば、血縁者なのだ』

ラスタル『君たちのような子供には、この火星で生きるのは難しいだろう。君たちが良ければ、私の家に来ないか？』

彼は、遠戚に私たちの母がいたと告げ、天涯孤独になった私たちを受け入れる、とも言った。

ネネ『…謹んでお受けいたします。ラスタル様』

シャルロッテ『…ラスタル…様…』

ラスタル『お義父さん、とでも呼べばいい』

ネネ『では、お義父様で』

まだ、穢れを知らなかった私たちは、その手を取ることに何も違和感を感じることはなかった。

ラスタル家に養子に入って三年後に、私は飛び級で士官学校を卒業した。そしてその翌年に、妹のシャルロッテも卒業した。

事務作業や、定期的な哨戒任務を遂行すること一年。ある日、武装勢力の排除を命じられ、出撃することになる。

…それが、その戦闘が。『ネネ・エリオン』の死んだ日。

ネネ『はぁ。モビルワーカーじゃ、ゲイレールには勝てないでしょ…』

ネネ『…ん。あと一人、か。悪いけど、死んでもらうわよ。平和のためにね』

無数の残骸に隠れるように逃げる男性。ライフルの銃口を向けると、堪らず尻餅を突いた。

男性『なっ何でだっ！？あの時のことは何も言ってねぇよ！』

その男性の顔には、見覚えがあった。確か、彼は。

男性『おいおいおい…！利用したらポイかよ…！俺の雇い主を殺させといて、価値が無くなったらゴミ屑みたいに捨てるのかよぉ！？ギャラルホルンさんよぉっ！！』

ネネ『………ぁっ！？』

思い出した。彼は、使用人だ。町に家族と住んでいた時に、父が雇っていた。

利用した？両親を殺すために？誰が？ギャラルホルンが？

そんな、あり得ない。だって、ギャラルホルンは。平和を維持するために戦う、素晴らしい組織なのに。

ネネ『………』

そうか、遠戚とはいえ、馴れ馴れしくお義父様が声を掛けてきた理由はそれか。

真実を知られないように、管理下に置いて。あわよくば、後継者に仕立て上げようとしていたのか。

信じていたのに。なのに、私は裏切られた。

ネネ『う…わあぁぁぁぁぁっっっっ！！！』

銃声と同時に、ネネ・エリオンは命を落とした。

シャルロッテ『殲滅完了。さて、お姉様は…』

お姉様の乗るゲイレールが、ピクリとも動いていない。頃合いを見計らって逃走するモビルワーカーにすら、反応していない。

シャルロッテ『お姉様っ！？』

私は、モビルワーカーに向けて射撃をしつつ、ゲイレールに向かう。お姉様は、茫然自失としていた。

ネネ『嘘よ。嘘よ…嘘嘘嘘嘘嘘嘘…そんなの、あんまりよ…』

シャルロッテ『お姉様…！？何が、あったのですか…！？』

そこで、私はあの日の真実を知った。

ネネ『…もう、私はギャラルホルンにいられないわ。こんなの…嫌よ…』

シャルロッテ『…では、お姉様は殉職したということにしましょう。ですが、協力の対価を支払っていただきます』

ネネ『…何？』

シャルロッテ『いえ、ね。これを逆手に取れば、ギャラルホルンをひっくり返すことが出来る、と思いまして。そのお手伝いをしていただきたく』

ネネ『…出来る限りはやる。でも、情報は定期的に貰うわよ』

シャルロッテ『構いません。私は私のために。お姉様はお姉様のために、お互いを利用するのです』

ネネ『…上等…っ！』

その日結ばれた密約は、今も二人を繋げていた。

それからは、紫陽・レンネルを名乗り、数々のPMCを渡り歩いた。当てもなく、ふらふらと彷徨っていた。

その最中に名瀬と出会い、その放浪の果てに、CGSに流れ着いた。このまま無為に過ごすのだと、そう思っていた。

…そんな時に、ギャラルホルンが現れた。また、私の居場所を壊そうとした。

そんなの、許せるわけないでしょ？

紫陽「…だから、モビルワーカーに乗って、ギャラルホルンと撃ち合った。これが全てよ」

カルタ「…何なの。ギャラルホルンはそんな、卑劣な真似をしていたというのっ！？」

ガエリオ「…それが真実ならば。俺はギャラルホルンに留まれん…父上に背くのは、御免なのだが…」

アイン「罪深いのは…ギャラルホルンそのもの、だったのか…」

紫陽「…もうすぐ廃駅よ。ギャラルホルンも包囲網を敷いてる。対策しないと」

オルガ「あ、ああ…」

三日月「…紫陽さんは味方でいいの？」

紫陽「…味方として見てくれるなら、それに越したことはないけれど」

三日月「そっか。じゃあ、この仕事を早く終わらせようか」

何を言おうと、これで大仕事が終わる。これがきっかけになって、あの人を引き摺り下ろせれば。

そうなれば、私の6年も報われる。

ソロモン72柱のことは先日のガンダム・フレームの時に軽く調べたのですが、ベリトとバエルはバルベリトとかいう神様かなんかと同一視されてるみたいですね。
これはもはや運命ですね。


エドモントン スイーツバイキング


モンターク「…そうか。ガエリオとカルタは鉄華団に捕縛された、と。ならば、二人は殉職したと伝えておこう」

モンターク「ガエリオめ。また捕まるとはな。…だが、手元にいるのは好都合だ。これで、多少はやりやすくなった」

セブンスターズを抑え、ギャラルホルンの全権を掌握するには、改革派が穏健派を上回る必要がある。

構成する家門は『ファリド家』、『ボードウィン家』、『エリオン家』、『クジャン家』、『イシュー家』、『バクラザン家』、そして、『ファルク家』だ。

ファリド家は、父イズナリオが当主となっている。が、鉄華団が役目を果たせば、引き摺り下ろすのは容易だ。

イシュー家は、カルタが義父上の代理を務めている。然るべき時が来れば、利用すれば良い。

問題は、ボードウィン家だ。ガエリオが死んだ今、俺が娘婿となってボードウィン家に組み込まれた後、ガルス氏…義父上から当主の座を譲ってもらわねばならない。

クジャン家はあの男が当主だ。役に立たんから、放置でいいだろう。勝手に自滅するかもしれんしな。

エリオン家は…シャルロッテの手際に期待する他ないだろう。上手くやって、ラスタルを放逐しろよ。

モンターク「順調だ…このまま行けば、俺も…」

俺の大望が。革命が。果たされる日が近づいている。惜しむらくは、阿頼耶識の研究が進まないことか。

バエルを使えないのは非常に残念だが、この際仕方あるまい。

…さて、ガエリオ。お前は俺を討つのか？それとも、手を貸してくれるのか？

…見せてくれ、ガエリオ。お前の信じていた友情とやらを、俺に。それを否定し、俺の方が正しいことを証明してみせよう。

エドモントン近郊 廃駅


オルガ「さて、いよいよ最後の大勝負だが…」

ビスケット「前も後ろも、がっちり固められてる…。後ろを抑えながら、街に入らないと駄目だ」

カルタ「だけど、エイハブ・リアクターの影響で、街の機能は停止する。モビルスーツはある程度しか近づけないわよ」

オルガ「そこで、こいつらの出番だ」

ガエリオ「モビルワーカー…そうか！モビルワーカーなら、街に入ろうが機能停止は起きない」

オルガ「モビルスーツ隊でエドモントンの防衛部隊を蹴散らし、俺らが街に入る。そうすりゃ、あとはこっちのもんだ」

紫陽「河の水位も下がってるから、私たちを囮にすればそのルートも行けるわね」

アイン「…彼らは、この状況でも打開策を見つけようと足掻くのですね」

オルガ「当たり前だろ？何もせずに終わるなんてよ…」

そんなの、ミカが許さねぇ。

防衛と侵攻、どちらに参加するかを選んでください。二票入ったものです。


侵攻側メンバー

三日月・オーガス、ノルバ・シノ、その他モビルワーカー隊


防衛側メンバー

昭弘・アルトランド、昌弘・アルトランド、ラフタ・フランクランド、アジー・グルミン

紫陽「…ふぅー。凄い数ね、これ」

三日月『でも、こいつらをやらなきゃいけないんでしょ。なら、やるだけだ』

シノ『そうそう！これで無事に届けられたら、俺たち英雄だぜっ！』

英雄だとか、救世主だとか。そんな称号に興味はない。

でも、良いわね。それだけ大層な名前を付けられたら、余計なちょっかいを掛ける馬鹿はいなくなるかもしれない。

三日月『撃ってきた。俺は左に行く』

シノ『じゃあ、俺は右！』

紫陽「私は真ん中。一番敵が多いけど、まぁやれるはず」

さあ、そろそろ全てを終わらせましょう。

二期をどうするかは、とりあえずエドモントン戦が終わってから考えます。
言い方は悪いですが、害悪無能七星男はマクギリスとシャルロッテが勝手に処理します。
マクギリスも、シャルロッテが暴走しないように制御します。(彼女も彼女なりの信念のもと動いてる)
サウナ爺は…うん。テイワズと組んでハーフメタルの利権を貰えるから、その状態を維持する限り安全だとは思ってます。


というわけでぼちぼち進めます。下1でコンマ判定です。今回はちょっと仕様が変わります。


侵攻Side


00：敵陣を突破！
99：敵部隊を半壊させた。
91～98：25%殲滅。
61～90：15%殲滅。
21～60：10%殲滅。
01～20：自軍に損害発生。

イオク様はお下がりください

シノ『っし！墜とした！そっちはどうだ！？』

三日月『二機仕留めたよ』

紫陽「私も。…しかし、数が多い。迂闊に近寄ったら、集中砲火でお陀仏だ」

ナノラミネートアーマーがあろうと、何十回も被弾すれば、塗装は剥がれてしまう。そうなれば、おしまいだ。

シノ『っへへ…！』

三日月『ふぅー…。もっと遠くから狙える武器にしとけば…』

阿頼耶識組は無意識のうちに、その防御力に頼る。そのため、被弾率が比較的高い。

紫陽「バルバトスと流星号は適宜後退して、塗装し直して。私はまだやれる」

三日月『じゃあ、シノが先に行って。バルバトスはまだやれるって』

シノ『おうよ！直してる間に死ぬなよな！』

紫陽「言ってろ雛鳥…！」

左バックパックのレールガンを展開、照準を定める。そして、バルバトスと共に射撃を行う。

モビルワーカーは戦力としては下の下。なら、私たちが頑張るしかないでしょ…！

下1でコンマ判定です。


防衛Side


00：ギャラルホルンの侵攻部隊を全滅させちゃった。
99：ギャラルホルンの侵攻部隊がビビった。
61～98：完全にシャットアウト。
41～60：僅かに撃ち漏らしたが問題ない。
01～40：自軍に損害発生。

一

昭弘『づっ…！クソ、数が多すぎる…！』

ラフタ『アジー！そっちは！？』

アジー『厳しいね…！これだけの数を動かせるなんて、余程上の奴が指揮を…あぁっ！』

昌弘『アジーさんっ！』

アジー『悪い、助かった！』

昭弘『アジーさん！昌弘！』

昌弘『兄貴っ！』

漏影の被弾を昌弘がカバーし、後退する。そして、昭弘のグシオンが盾になる。

その間に体制を整えるが、数の暴力は圧倒的。詰め将棋のように、少しずつ敵の有利に持ち込まれる。

ラフタ『アジーと昌弘は下がってっ！………っ！？』

ギャラルホルン兵『貰ったぁ！』

ラフタ『ダーリン以外の男が寄るんじゃないわよぉぉ！！！』

隊列が、崩された。

下1でコンマ判定です。


56～99：舞い降りる仮面。
46～55：グシオンにダメージ。
26～45：漏影(アジー機)小破。
16～25：漏影(ラフタ機)中破。
01～15：マン・ロディ大破。

どりゃ！

アジー『ラフタはやらせないっ！』

ラフタ『アジー！？』

大振りの斧を、左腕で受け止める。装甲にめり込み固定された斧は、グレイズの手を離れた。

ラフタ『………っ。このぉ！』

ギャラルホルン兵『ぐわぁ！』

アジーの漏影が屈み、ラフタの漏影が上段の振り下ろしを行う。

重力で加速したヘビークラブが、頭部諸共コックピットを叩き潰した。

ラフタ『あぁ、ごめんアジー！私が気を取られてなかったら…！』

アジー『反省は後だよ。…少し私は下がるべきか…？』

アジー『…いや、数で負けてる以上、ここで抜けたらギャラルホルンの思う壺だ。まだ戦うよ』

ラフタ『でも、片手だけじゃ…』

アジー『無理はしない。名瀬とさよならを言ってないのに、死ねるものか…！』

状況は不利。でも、だからこそ。諦めてはいけない。引き下がってはいけない。

覚悟でも負けてしまえば、全てを奪われる。だから、心だけは強く持たなければならない。

下1でコンマ判定です。


侵攻Side 殲滅率10%


00：敵陣を突破！
99：敵部隊を半壊させた。
91～98：25%殲滅。
61～90：15%殲滅。
21～60：10%殲滅。
01～20：自軍に損害発生。

貴様に00は拝ませねえ！

紫陽「まだ、来るのぉ？」

ギャラルホルン兵１『ひぃ…！』

何機目かのグレイズを処理し、ゆらりと身体を起こすベリト。その横で、残骸からメイスを持ち上げるバルバトス。

三日月『…これはもう使えないか』

取手がへし折れ、皹が入った、目覚めた時から使い続けてきた、相棒とも言えるメイスを、目の前のグレイズに投擲する。

グレイズを仰け反らせて、それは砕け散った。

三日月『…シノが来るみたいだから、俺は一旦下がるね』

紫陽『了解』

ベリトのシステムを起動し、トルーパーモードに移行する。すると、周囲のグレイズの様子が変わった。

ギャラルホルン兵２『なっ…えっ…！？急に姿が…』

ギャラルホルン兵３『何言ってんだよ！？目の前にいるだろが！！』

ギャラルホルン兵２『見えねぇよ！うっ…ウボァァァ！！？』

電子機器で観測出来なくなったベリトは、縦横無尽に戦場を駆ける。

紫陽「殺して、殺して…殺し切って…！その先に私たちは進む…！」

だから、あんたたちはここで死ねっ！！

下1でコンマ判定です。侵攻側が頑張ったので少しだけ判定緩和です。


防衛Side


00：ギャラルホルンの侵攻部隊を全滅させちゃった。
99：ギャラルホルンの侵攻部隊がビビった。
56～98：完全にシャットアウト。
36～55：僅かに撃ち漏らしたが問題ない。
01～35：自軍に損害発生。

時

昭弘『はぁっ…はぁっ…』

アジー『………っ！』

ラフタ『流石に…集中力切れちゃうなぁ…！』

昌弘『攻撃隊はまだ…突破しないのか…』

昭弘『25%殲滅…だと。まだ耐えなきゃなんねぇな…』

ラフタ『うへー…』

幾ら退けても、ワラワラとゴキブリみたいに沸いてくる敵モビルスーツに、嫌気が差してくる。

昭弘『………っ！？ぐっ…！』

ラフタ『昭弘っ！？あんた、鼻血出てるよ…！？』

昭弘『阿頼耶識の…負担か…！だが、まだやれるぅ…！』

昌弘『…兄貴は下がってくれ。俺が、兄貴の分も頑張る』

昭弘『馬鹿言うな…！俺が休めるのは、ギャラルホルンをぶっ潰した後だ…！』

昌弘『っはは…そっかぁ…っ！？』

砲撃が止んだと思ったのも束の間。降り注ぐ炎の雨。

アジー『ナパーム弾…！？いよいよ、形振り構わなくなってきた…！』

昭弘『不味い…！これじゃナノラミネートアーマーが…！』

最悪はもう、すぐそこに。

下1でコンマ判定です。


56～99：舞い降りる仮面。
46～55：グシオンにダメージ。
21～45：漏影(アジー機)大破。
11～20：漏影(ラフタ機)中破。
01～10：マン・ロディ大破。

ほい

防衛側の勝利が確定したところでお仕事行ってきます。謎の仮面男が二人乱入して、バッタバッタと薙ぎ倒していきます。

ラフタ『ねぇ、ナパーム弾って地上じゃ使用禁止じゃないの！？』

アジー『それだけ、危機感を覚えてるってことだ…っ！？』

昌弘『アジーさん！』

ナパーム弾でナノラミネートアーマーを焼き払い、バズーカ、ライフルでの掃射で一網打尽にする。単純だが強力な戦法。

装甲の防御力は期待出来ないため、盾で凌ぐしかなかった。が、それも、長くは保たなかった。

昭弘『なっ…！？』

盾が砕け、防御手段を失った機体が露出する。万事休すか、と両腕でダメージを抑えようとする。

昭弘『ラフタ…ッ！？』

ラフタ『…あんたは死んだら駄目、でしょ…？』

ヘビークラブを片手に、ラフタの駆る漏影が前に出る。

やめろ。俺のために、ヒューマンデブリのために死ぬことはねぇんだ。

ラフタ『…ははっ…。流石に、ちょっと怖いね…』

一機のグレイズが持つバズーカの銃口が、漏影に向けられる。無意識のうちに、ラフタは目を閉じ、死を受け入れた。

ラフタ『…ごめんダーリン。私、還れないや…』

そして、懺悔の言葉を漏らした。

エドモントン近郊


モンターク「…なるほど。ナパーム弾を使ったか。ふっ…義父上め、余程余裕が無いと見える。鉄華団の戦力、見誤っていたな」

モンターク「だが、ここまで必死なら、手を貸さないわけにはいくまい。僅かに敗北の可能性があるなら、潰さねば」

モンターク「…はは…。心が躍る…！味方の窮地を救うには、些か役不足ではあるが、仕方ない。今回はグリムゲルデでも良いだろう」

グリムゲルデのコックピットに入り、システムを立ち上げる。ギャラルホルンは数十機のモビルスーツを展開している。

相手にとって不足は無い。これこそが、俺の望んだ状況。

この状況を力で捩じ伏せれば、その正しさは証明される。

さて、ガエリオ。お前はどうする？俺の知っているお前なら…。

モンターク「モンターク、グリムゲルデ。出撃(で)るぞ！」

お前なら、絶対に出てくるだろう。心優しいお前なら。

エドモントン近郊 廃駅


ガエリオ「キマリスはやはり出せないか…」

雪之丞「ここまでこっ酷くやられちゃな。応急修理をしようが、動かすことすら出来ん」

ガエリオ「くっ…。味方の窮地に、助けに向かえんとは…！」

目の前で命を懸けている仲間がいる。なのに俺は、こんなところで…！

アイン「ボードウィン特務三佐…」

カルタ「今のギャラルホルンには、誇りも、正義も、何も無い…。気持ちは分かる…」

ガエリオ「………っ！そうだ、紫陽のグレイズがあるっ！」

雪之丞「お、おい！？それは紫陽専用に調整されてるから、お前じゃ…」

ガエリオ「御託は良い！俺はこいつで出るっ！」

ガエリオ「おいエンビ！エルガー！例の物、また使わせてもらうっ！」

エンビ＆エルガー「「頑張れよガリガリー！」」

何を信じるべきか。それはまだ、定まっていないが。

ならば俺は、正義の見えない、正しさなど存在しない、堕落を貪り続け、未来を浪費するギャラルホルンよりも。

敵である俺を受け入れ、直向きに明日を掴もうと足掻く鉄華団のために戦うっ！

ヴィダール「ヴィダール、グレイズ・フルバスター！出撃するっ！！！」

もう、俺はギャラルホルンには与しない。…俺は、鉄華団の団員として、戦い抜いてみせる！！！

訪れるはずの死は、一向に訪れない。恐る恐る目を開いてみると、そこには。

ラフタ『モビル…スーツ…！？』

紅蓮を思わせる赤いモビルスーツと、紫を基調としたグレイズがいた。

モンターク『…戦力の私的運用だけには飽き足らず、禁止兵器を用いるとは…！』

ヴィダール『最早、ギャラルホルンに正義は無い！ならば、我々がその偽りの正義を断罪する！！！』

モンターク『行け、革命の乙女の守護者たちよ！ここは我らが引き受けた！！』

ヴィダール『希望を紡げ！未来を手にしろ！その勇気が、覚悟が！お前たちの明日を拓く！！』

モンターク『行くぞヴィダール！』

ヴィダール『ああ、行こう！モンターク！』

モンターク＆ヴィダール『『真なる正義を示すために！！！』』

お前のこと、まだ俺には分からないが。だが、腐ってギャラルホルンを正そうとする心。

それは、変わらないよな？マクギリス…。

俺の求めた変革は、もうすぐそこにある。お前がそれを妨げる敵か。共に成そうとする味方か。

それは、今に分かるだろう。ガエリオ。

モンターク『はははっ！大人にはなりきれないものだな！これほど心が躍るとはっ！』

何機目かのグレイズを破壊し、それを足場に跳躍する。銃撃をブレードで弾き、肉薄しては急所を穿つ。

そして、こちらを狙う敵は友軍のグレイズが撃ち抜く。良い腕だ、ガエリオ。

ヴィダール『悔しいが…！やはり俺たちは息が合うようだな！』

接近するグレイズをアックスで斬り払い、グレネードランチャーとランチャーを叩き込む。

後ろから迫るグレイズは、グリムゲルデが斬り伏せ、蹴散らした。

ヴィダール『俺は前面の敵に砲撃を仕掛ける！撹乱を頼めるか！？』

モンターク『良いだろう！務めは果たせよヴィダール！』

ヴィダール『言われなくてもやってやろうモンターク！！』

まさか、お互いに偽りながら協力するとはな。

だが、お前と共に戦えること。それは、嬉しいぞ？

フミタン『後方の敵部隊を、謎のモビルスーツとグレイズ・フルバスターが襲撃。七割以上を撃破しました』

オルガ『何だとっ！？…いや、状況が好転するならそれでも今は良い。前はどうなってる？』

フミタン『友軍壊滅の報を受けたのか、急速に撃墜数が増加。半数が撃墜されました』

オルガ『…よし！そろそろ俺たちもエドモントンに乗り込むぞぉ！』

オルガ『フミタンはクーデリアをトラックで運べ！モビルスーツ隊が囮になってる今なら、容易に入れるはずだ！！』

フミタン『承知しました。…お嬢様、こちらへ』

クーデリア『はい。…これで、全てが変わる。未来が創られる…！』

クーデリア『クーデリア・藍那・バーンスタイン、参ります！』

オルガ『じゃあ、こっちも行くぞ。タカキ！ライド！ひとっ走り行こうかぁ！！！』

タカキ『はいっ！』

ライド『っしゃー！！！』

フミタン『

終盤でガバるとか恥ずかしくないんですか？最後のあれは消し忘れなので忘れてください。


紫陽「…あと、八機か」

ギャラルホルン兵『あ…ああ…！？』

包囲網を敷いていたのに、たった一機のモビルスーツに掻き乱され、台無しにされた。

今はもう、無数にいた友軍は骸と成り果てた。

驚くほどに正確に。恐怖を感じる暇もないほどに無慈悲に。それは命を刈り尽くした。

次は自分の番だと、死神が耳元で囁く。

ああ。心が理解した。ギャラルホルンの伝説。アグニカ・カイエルとは。

数多のモビルアーマーを、二刀だけで討ち滅ぼした英雄は。敵からすれば、目の前の悪魔と変わらない。

彼こそが。彼女こそが。アグニカ・カイエルの再来。

ならばもう。一介の兵士に勝てる道理は存在しない。

紫陽「次ぃ！！」

その日、アグニカ・カイエルが、エドモントンに再誕した。

モンターク『やはり、突き崩されれば脆いものだな…』

ヴィダール「これで、終わりか…」

最後の一機にブレードを突き立て、戦いは終わった。鉄屑で満ちた戦場に、二人の巨人が佇む。

ガエリオ「…もう、自分を偽る必要はあるまい」

マクギリス『そうだな。では、お前に問おうか。ガエリオ』

マクギリス『鉄華団がエドモントンに入れば、俺の義父上はセブンスターズの座を追われる。今までの不正の証拠がある以上、それは確実だ』

ガエリオ「…ああ」

マクギリス『そして、カルタ、お前の二人も、殉職したことで通る。イシュー家は断絶となるだろう』

ガエリオ「…ああ」

マクギリス『…エリオン家も、シャルロッテの手引きによって、ラスタルはセブンスターズの座を降りるだろう』

マクギリス『…ここに、革命は成る。全ては変わるのだ。力が全てを成立させる、真実の世界が築かれる！』

マクギリス『お前は、その世界を良しとするか？それとも、拒むか？』

ガエリオ「…愚問だな…」

そんなもの、答えは疾うに決まっている。

ガエリオ「力だけしか目に映らない、お前のその革命は！絶対に成すことは出来ないっ！」

ガエリオ「目の前にあるものから目を背けるお前が！そんな世界に手を伸ばして、届くものかぁっ！！！」

マクギリス『拒むか…！ならば、新たな世界の礎となれ！我が友、ガエリオォォォッ！！！』

お前の過ち…俺が正す！俺の信じるものが、お前の信じる力を否定するっ！！！

下1でガエリオ、下2でマクギリスのコンマ判定です。

貴様の死にコンマはここだぁぁぁぁ！

マッキーなんて嫌い

ガエリオ「だぁぁぁぁぁぁ！！！」

マクギリス『遅いっ！』

グレイズとヴァルキュリア・フレームでは、機動力は完全に相手の方が上だ。だが、そんなことは百も承知。

相手の方が速いのなら、先を読んで動くしかない。マクギリスが相手なら、それは出来る！

マクギリス『何…！？』

ガエリオ「何年…共にいたと思っている？マクギリス…！」

士官学校で、戦場で。幾百と見た動作を。俺は忘れていない。追いつき、越えようと目標にしていたお前の動きは、今と変わらない！

ガエリオ「お前の目に、俺は見えない！お前には、俺の言葉は届かない！」

マクギリス『そうだ…！俺は、生温い世界で生きたお前のことなど…！』

ガエリオ「ならばっ！笑い合った時も、喧嘩をした時も、俺は見えていなかったのか！？違うだろう！」

マクギリス『………っ！？』

ガエリオ「現実から目を背けているだけだ！見えていながら、誤魔化しているだけだっ！」

ガエリオ「お前が否定した、他者を信じる心がっ！！お前を倒す力になるっ！！！」

ガエリオ「俺を見ろマクギリスゥ！俺とお前の間にある、その確かな繋がりから目を背けるなぁっ！！！」

マクギリス『…何も知らない男がぁぁぁぁぁぁ！！！』

ああ、知らない。教えてもらっていないのに、分かるわけがない。

だから、教えてくれ。お前の友であるために。お前の力になるために。

マクギリス。お前はいつだって、俺の憧れだった。

だかもう、憧れるのはやめよう。これからは。

ガエリオ「俺を…見ろぉぉぉぉぉ！！！！」

肩を並べ、共に進もう。

下1でガエリオ、下2でマクギリスのコンマ判定です。ガエリオが勝てば戦いは終わります。

あ

ほい

アスランは覚悟決めたら凄いですよね。よく世話になった船にグレートブースターアタックできたなおい。


マクギリス『が…ぁ…っ…！』

ガエリオ「はぁっ…はぁっ…！」

グリムゲルデに届いた一撃。それは、俺の言葉が届いたことを表しているのだろうか。

上段をモロに受けたグリムゲルデは、ゆっくりと倒れ臥す。動けるはずなのだが、ぴくりとも動かない。

ガエリオ「マクギリス…！大丈夫か…？」

装甲がひしゃげた右マニピュレータで、コックピットを外そうとする。すると、内部操作で勝手に開かれた。

マクギリス『………っ』

傾いたコックピットの中で、マクギリスは泣いていた。腕で目を隠し、涙を流していた。

マクギリス『俺は…否定しなければならなかった…。俺の心にあったのは…怒りだけだった…』

マクギリス『お前たちに出会ってからだ…。その怒りが消えていったのは…。尊い感情を知ってしまったのは…』

ガエリオ「マクギリス…」

マクギリス『…俺は。それの尊き感情を否定しなければ、今までの俺の費やした時間が。怒りが。全てが無駄になると。そう…思っていた…』

ガエリオ「…だから、目を背けた、のか？」

マクギリス『ああ…。だが、間違っていたのだろう…。機体性能では、こちらの方が圧倒的に上だというのに。お前に、負けたのだ』

ガエリオ「…俺も。お前のことを理解出来ていなかった。俺が、追い掛けるだけではなく、共に進もうと。もっと早く決断していれば…！」

マクギリス『過ぎたこと…だ。気にするな…』

マクギリス『…手を、貸してもらえるか…？俺の…やるべきこと…。まだ…それがある…』

ガエリオ「ああ…。俺の手で良ければ、いつでも貸そう」

マクギリス『…ありがとう…ガエリオ…。お前と友になれて、俺は…』

ガエリオ「ふっ…言うなよ、マクギリス。俺も同じことを言いたいのだからな」

…同じだと思っていた道は、違えていた。だが、それはもう終わった。

共に征こう、マクギリス。真に分かり合えた俺たちならば。きっと。

エドモントン 議会会場


クーデリア『私はクーデリア・藍那・バーンスタイン。火星から、アーブラウ前代表である蒔苗氏との交渉のためにやってきました』

クーデリア『その蒔苗氏に時間を戴き、私は今にいます。そして、ここに辿り着くまでの間に、数多の苦難がありました』

演説が始まった。俺たちも、契約通りに奴は届けた。これで、終わったんだな。

オルガ「…終わったぜ、ミカ。ビスケット」

三日月「俺はここに残っていい？あいつの、クーデリアの演説、聴きたいんだ」

オルガ「ああ、いいぜ。気の済むまで聴いてこい」

オルガ「…悪いビスケット。俺のせいで、お前の足は…」

ビスケット「…大丈夫だよオルガ。オルガは立派だった」

ビスケット「足はおやっさんと同じように、義足を作ってもらうことになってるんだ。劉霞さんと凪沙さんが、伝手に当たってみるって」

オルガ「…俺、ちゃんとやれてたか…？間違いとか、してないよな…」

ビスケット「自信を持ちなよオルガ。この仕事は皆の頑張った結果。だけど、一番頑張ったのはオルガだってことは…」

オルガ「…ぐ…ぅ…！」

皆、知ってるから。

ガエリオ「…俺はギャラルホルンには、セブンスターズには戻れない。あれほどヘマをしたからな」

マクギリス「分かっている。義父上には、伝えておこう。…カルタとアイン・ダルトン三尉は、運良く生存していたと報告する」

ガエリオ「頼む。…二人は無関係だ。あまり、荒事に関わってほしくはない」

マクギリス「…では、俺は決着を付けに行こう。気をつけろよ、ヴィダール」

ヴィダール「ああ…。鉄華団炊事係として、お前の力になろう。マクギリス」

マクギリス「ふっ…結婚式を挙げる時は、全員を招待させてもらおうかな」

ヴィダール「やめろよ…ったく。別れ際に言うことじゃないぞ」

マクギリス「…死ぬなよ」

ヴィダール「お前こそ、な」

表立って手伝うことは出来ない。だが、鉄華団とモンターク商会が繋がっている限り。

俺は、お前の元に飛んで行こう。

…その変革に、幸あらんことを！

ヴィーンゴールヴ


ラスタル・エリオン「…そうか。エドモントンの部隊は壊滅、と。これでは、イズナリオの更迭は免れまい…」

シャルロッテ『お義父様、入っても宜しいでしょうか？』

ラスタル「…シャルロッテか。入れ」

シャルロッテ「失礼いたします」

華麗に一礼をしたシャルロッテは、不敵に笑った。…まさか、お前もなのか。

シャルロッテ「エドモントンでの一件、耳に入りましたか？」

ラスタル「…ああ。ギャラルホルンの部隊が鉄華団とやらに壊滅的打撃を被った…。そして、その部隊を動かしたのはイズナリオ・ファリド。だろう？」

シャルロッテ「ええ。部隊の私的運用と、禁止兵器の使用。そして、議員との癒着。これだけ証拠があれば、セブンスターズの座を降ろされるのは確実でしょう」

シャルロッテ「ところで、お義父様はお覚えでしょうか？ドルトコロニーの作戦と、11年前に火星のある町で起きたデモ活動、その鎮圧作戦を」

ラスタル「…それがどうかしたか？」

シャルロッテ「ドルトコロニーの一件で、アリアンロッドの信用は地の底まで落ちました。その作戦を立案したのはどちら様でしょう？」

ラスタル「私だな。その咎は今も受けている最中だが」

シャルロッテ「…私たちの両親を奪ったデモ活動。その影にいたのも貴方様でしょう」

ラスタル「…さて、何のことかな」

シャルロッテ「ふふっ。似た手口を使っているのですもの。解るに決まってますわ」

シャルロッテ「お姉様の情報もありますし。ノブリス・ゴルドンとの密談をしていなければ、ドルト2の物資に武器なんて仕込めませんわよねぇ？」

ラスタル「…くく。誰がお前をそのような悪女に育てたのだろうな」

シャルロッテ「お義父様しかおりませんよ？」

ラスタル「…確かに」

ラスタル「ネネが生きていたことは、まあいい。喜ばしいことだからな」

ラスタル「それで、そのような証拠を持ってきて、何をするつもりだ？私もセブンスターズから放逐すると？」

シャルロッテ「そんなこと、するわけがありません。私も、自分の立場は理解しております」

シャルロッテ「急に頭がすげ替わったら、混乱するのは確実。私はまだ16です。どうしようもない若造なことは自覚してますわ」

シャルロッテ「だから、お義父様には継続してセブンスターズにいてもらわなければなりません」

ラスタル「ふ…つまり、私には傀儡になってもらおうと」

シャルロッテ「いえ？」

ラスタル「………？」

シャルロッテ「アッハハ！その顔が見たかったのです。…ああ、愉快ですわ…」

理解出来ない、という表情を見て、シャルロッテはくつくつと笑う。

シャルロッテ「理解の及ばない結果になった気分はどうですか？その顔を見るのが好きなのです。…完全に裏をかかれ、思考が纏まらない表情こそ、その人の"素"が見えると思っております」

シャルロッテ「…話が逸れました。私の目的は、お義父様に一泡吹かせたかった。ただそれだけです。お姉様は何も考えておりません。そのような気力は、持ち合わせておりません」

シャルロッテ「革命などというのはそのついで。マクギリスも、利用出来るから利用したまでです」

シャルロッテ「まあ、ギャラルホルンの腐敗は目に余りましたから。ちょっと大きな火種を使って、膿を出し切ろう、とは思いました」

シャルロッテ「…ですが、まだ足りません。私もマクギリスも、力が及びません」

ラスタル「…そこで、私の出番ということか」

シャルロッテ「ええ。化かし合いはお義父様から学びましたが、腹の探り合いはまだ不得手で。お義父様のお力添えを頂きたく思いました」

ラスタル「…とりあえず、状況を把握してからだな。資料はあるか？」

シャルロッテ「こちらに」

ラスタル「…ふむ。これなら、内部の問題はかなり穏便に済みそうだ。マクギリスが暴走しなければ、な」

シャルロッテ「紛争、戦争等のみを介入対象とする方針転換には、不満が各所から噴出するでしょうが。内政にまで干渉し、また腐敗するよりは宜しいかと」

ラスタル「あくまで、各国の自治に委ねる、と。…いや、弾圧等も介入対象になるのか。これではまるで、正義のヒーロー気取りだな」

シャルロッテ「気取りだろうと、外部から監視する必要があります。負担はあれど、手を抜くわけにはいきません」

シャルロッテ「私たちギャラルホルンの役目は、平和を維持することです。火種は全て、消し去らねば」

ラスタル「…良いだろう。引き受けた。私も、腐敗を正す必要はあると常々思っていた」

それが、早まっただけだ。

エドモントン ホテル


紫陽「あー疲れた…。流石にしんどかったわ」

ヴィダール「…すまない。そちらの援護には向かえなかった」

紫陽「あ、別に良かったわよ。一人でどうにかなったし」

紫陽「で、マクギリスとは和解出来た？」

ヴィダール「…ああ」

紫陽「じゃ、それで全部丸く収まったわね」

ヴィダール「…その。あ、いや…」

紫陽「…何？そんなしどろもどろして」

ヴィダール「…そ、その。俺と…だな…」

紫陽「はっきり言いなさい」

ヴィダール「俺と、結婚を前提としてお付き合いしていただきたい！！」

紫陽「………」

紫陽「は？」

何でそうなるの。…えっ。告白…？

ヤバい、柄にもなく顔が熱くなってきた…。こんなどストレートな告白初めてだし…！

頭たわけはラスタルの腰巾着みたいなものなので、放置されることになります。
イズナリオとマッキーの対談は完全に本編と同じなのでスキップします。

ガリガリの告白を受けるか否かの多数決です。受ける場合は、一期エピローグに新しいルートが開通します。

告白を受けよう

紫陽「え、ええと…その…」

男性経験なんて、全く無い。殺すことばかりで、色恋沙汰とは無縁だったから。

悪い奴じゃないのは分かってるけど、そんな目で見たことはない。でも、ガエリオがこんな真面目に言うなら、冗談の類ではない。

助けてシャルロッテ。と思ったら、何か通信が入っていた。

シャルロッテ『私も遂に伯母さんですか。まだ二十歳になっていないのですが…よよよ…』

紫陽「あー！！！シャルロッテェ！」

人の気も知らないで！！！

ヴィダール「ぃ！？きゅ、急に叫ばれたら驚くだろう！？」

紫陽「え、あ、ごめん」

紫陽「…その。私、恋愛したことないけど。それでも良い？」

ヴィダール「構わない」

紫陽「その。いっぱい人殺してきたけど大丈夫？」

ヴィダール「生きるためだろう？ならば、仕方ないはずだ」

紫陽「うぅ…。狼みたいに襲ったりしない？」

ヴィダール「するわけないだろう！？」

紫陽「…だったら、その。まずはお友達からで…」

ヴィダール「………！あ、ああ！よよよろしく頼む！！」

こうして、お姉ちゃんはお付き合いすることになりました。

数日後 ヴィーンゴールヴ ボードウィン邸


ガルス・ボードウィン「…つまり、ガエリオは無事、なのだな…？」

マクギリス「はい。ですが、彼は鉄華団と共に歩むことを決めました。このまま死んだことにしておいた方が、ボードウィン家のためになるかと」

マクギリス「偽名を既に使っておりますので、コンタクトを取ることは容易です。気にすることはありません」

アルミリア「…マッキー。お兄様が生きてるって。ホント？」

マクギリス「ああ、アルミリア。私が嘘を言ったことはあるかな？」

アルミリア「…ううん、信じる」

マクギリス「…では、義父上。ガエリオの身を案じるなら、私たちと共に。ラスタル様も賛同しました故」

ガルス「…分かった」

マクギリス「ありがとうございます」

…バエルを駆る夢も。革命を起こし、純粋な力のみが成立させる真実の世界を築くことも、叶わなかった。

だが、それでいい。かけがえのないものを、俺は知ることが出来た。それで、充分だ。

エピローグのラストを多数決です。三票入ったものです。


１：いやー二年も経てば子供出来るよねー。(三日月ファーム始めましたルート)
２：鉄華団の快進撃はこれからだ！(モビルアーマーや他の企業との潰し合いルート)
３：子供の生きる未来のために！(海賊殲滅戦ルート)

３

ギャラルホルンの体制が変わり、各国が武力を持つことを許可される。時を同じくして、鉄華団はアーブラウの軍事顧問に任命された。

オルガの采配を紫陽、ビスケット、三日月等が諌め、何十回もの大喧嘩を経て。

地球にはタカキやメリビット、ライドたち年少組が、火星にはその他の鉄華団が配属された。

そして、火星組の中でも、昭弘たち元ヒューマンデブリはタービンズのハンマーヘッドに乗船し、物資輸送に従事する。

火星組の三日月は、桜農園の手伝いをしつつ、ビスケットの元で経理、農業の勉強に注力していた。

各々の見つめる未来のため、奮闘を続ける鉄華団。…それは私たちも例外ではなく、未来のために、モビルスーツを駆っていた。

ハーフビーク級 ブリッジ


アイン「ガンダム・ヴィダール。着艦準備よし」

任務を終えたガンダムが、母艦に帰投する。藍色のボディには、傷一つなかった。

アイン「お疲れ様です。ヴィダール二佐」

ヴィダール『そこまで手強くはなかったが。やはりと言うべきか、相手はヒューマンデブリを出してきたな』

アイン「…ヴィダール二佐は休憩を。次は、自分が哨戒をしてきます」

紫陽「じゃ、百里の出撃準備を。何かあったらすぐ撤退して」

アイン「了解」

紫陽「お疲れ様。ガンダムに乗れるのが羨ましいわ…」

ヴィダール『ベリトはテイワズで改修中だからな。…厄祭戦当時の姿を取り戻す、か。その熱意には頭が下がるよ』

紫陽「キマリスを偽装するのも、中々酔狂な気がするけど。あれだけぶっ壊したのに。…私が」

ヴィダール『あの時は正直、殺されるかと思ったが。紫陽が相手で良かった』

紫陽「三日月なら殺してたでしょうね」

出撃したアインの百里から、モビルスーツの信号が。数は六機。

紫陽「ちょっくら出てきますか」

ヴィダール『補給が終わり次第向かう』

紫陽「アッハハ。それより先に終わらせるわよ」

海賊と殺し合ってばかりだけど、まぁ悪く無い。やっぱり、私は戦場でしか生きられないみたいだ。

紫陽「紫陽・レンネル。グレイズ、出るよ！」

さて、未来の子供たちが安心して暮らせるように。頑張りましょうかねっ！


鉄血のオルフェンズ To be continued…？

ラスタルとはこのルートだと敵対してない(寧ろ、海賊殲滅のために協力してる)ので、ジュリエッタは味方として出てきます。
ジャスレイはタービンズに恨み辛みを勝手に募らせて、クソムーヴをかましてきますが、言ってしまうと元も子もないですがイオク等とコミュニケーションを取れない(ギャラルホルン側のメリットが存在しない)ためコンマが死なない限り、勝手にジャスレイはメイスをぶち込まれます。

鉄華団の経営方針も、ビスケットや紫陽がいたので非常に真っ当なものになってます。(だがハシュマルは発掘される)
カルタは正直言うと、書いて忘れてることに気づきました。イシュー家はカルタが奇跡の帰還を果たしたことになってるので断絶してません。
また、アリアンロッドは月～火星圏、地球外縁軌道統制統合艦隊は地球圏の武力監視に注力しております。(特別な理由が無ければ、その領域にはお互いに不干渉)

見たところ候補は以下の三つですかね。要望がありましたので、他のルートも書いていきます。11時くらいまで質問がありましたらどうぞ。


１：新キャラで最初から。
２：紫陽のまま二期へ。
３：新キャラでこのルートの二期を進む。

ルートA 三日月ファーム始めました。


ギャラルホルンの体制が変わり、各国が武力を持つことを許可される。時を同じくして、鉄華団はアーブラウの軍事顧問に任命された。

オルガの采配を紫陽、ビスケット、三日月等が諌め、何十回もの大喧嘩を経て。

地球にはタカキやメリビット、ライドたち年少組が、火星にはその他の鉄華団が配属された。

そして、火星組の中でも、昭弘たち元ヒューマンデブリはタービンズのハンマーヘッドに乗船し、物資輸送に従事する。

クリュセ自治区に存在する桜農園では、ビスケット・グリフォンとその家族が、鉄華団の手助けを受けながら運営をしていた。

クリュセ自治区郊外 桜農園


ビスケット「今年のトウモロコシは豊作か…。ええと、サトウキビの方は…うぅん。やっぱり火星の環境じゃ中々育たないな」

クッキー「ただいまお兄ちゃん」

クラッカ「おにいただいまー！」

ビスケット「ああお帰り、クッキー、クラッカ」

帳簿の記入を止め、義足を取り付けて迎えに行く。制服に身を包んだ双子の妹がそこに立っていた。

クラッカ「あーおにい！わざわざ来なくて大丈夫って言ったのにー！」

ビスケット「あはは、ごめん。でも、出迎えくらいはしたくてさ。リハビリにもなるから」

クッキー「お兄ちゃん、ちょっと顔が怖いよ？」

ビスケット「へっ？…あー、顔に出ちゃってたか。ちょっと考え事してて…」

ビスケット「トウモロコシは水が少なくても育つんだけど、サトウキビは水が沢山必要だから、中々育たないんだ」

ビスケット「火星だと、砂糖は輸入に頼ってばかりの貴重品だからね。上手く自作出来れば、桜農園も収入が増えると思ったんだけど…」

クラッカ「むむ、難しくて分かんない」

ビスケット「こっちの話だからね…」

三日月「ビスケット、いる？」

ビスケット「あ、三日月。どうしたの？」

三日月「ちょっと話があるんだ」

三日月が最近話があると言うなら、話題は一つしかない。

三日月「オルガとビスケットのアドバイスを受けて、農地の場所とか機械の入荷とか、色々考えたんだ。これ計画書」

ビスケット「どれどれ…。うーん、ここじゃ水源の確保が出来ないね。面積も広いから、管理はかなり手間だよ」

三日月「じゃあ、ここをこうして…」

ビスケット「…うん。これなら、三日月でも何とかなると思うよ。俺たちも手伝える時は手伝うし」

三日月「…あとさ。余った乾燥トウモロコシとかあったら、俺が買ってもいい？」

ビスケット「どうして？」

三日月「紫陽さんに『畜産するのも手だよ』ってアドバイス貰って。豚なら、トウモロコシを肥料に使えるから」

三日月「やっぱさ。皆で肉食べたいよね、合成じゃない本物を。火星に居残りした人は食べられなかったから」

ビスケット「なるほどね…。よし、一度来季の分と三日月に渡す分で計算してみる」

三日月「ありがと」

戦ってばかりの三日月も、オルガとの大喧嘩で変わったみたいだ。

ハシュマルは無数に存在するモビルアーマーの一部なので、運が悪ければ更に強いモビルアーマーも発掘出来ますよ。


鉄華団本部


紫陽「いやー。何だかんだで男は獣なのねー」

赤ちゃん「んゅ？」

ヴィダール「獣って何だ獣って…。配慮はしていたぞ、俺は」

紫陽「…めっっっっっちゃ痛かった」

ヴィダール「それは…不可抗力というものだろう」

オルガ「　繰り合うのは他所でやってくれ…」

ビスケット「オルガ、地球への輸送分は持ってきたよ」

オルガ「おお、分かった。…って、何だ。ミカも一緒か」

三日月「うん。ビスケットに色々教えてもらってたんだ。修正した計画書、目を通してくれる？」

オルガ「どれどれ…。んー、俺は農業のことなんか分からないけどよ。これなら良いと思うぜ」

三日月「じゃ、これで申請するよ」

紫陽「これで三日月も農家だねー」

ビスケット「これで、夢が叶うね。三日月」

三日月「うん。嬉しいよ」

ビスケット「…あ。今、赤ちゃんは何ヶ月ですか？」

ヴィダール「半年だ。すぐ泣いたりするが、まぁそこも可愛らしい」

紫陽「ガエリオったら親馬鹿なのよ。ちょっと泣くだけで慌てて慌てて」

ヴィダール「おいっ！？」

ガエリオの反応とともに、オルガの端末に連絡が入る。

オルガ「俺だ、どうした？…何？ハーフメタル採掘場で謎の兵器が出土した？画像はあるか？」

オルガ「………っ」

オルガ「俺には判別出来ねぇが、これはヤベェ代物だな。ギャラルホルンにも伝えてくれ」

オルガ「…これ、紫陽さんはどう思う？」

紫陽「…モビルアーマーじゃん。厄祭戦で使われたっていうあの…」

紫陽「…しょうがない。一仕事やりますかね」

ヴィダール「俺も出よう。…妻を一人で行かせられるか」

紫陽「あら、俺に全て任せろとは言わないのね」

ヴィダール「力量差を知っていてそれを言えると…？」

紫陽「…まぁ、私もまだ死ねないのよね。式挙げてないし、アルミリアちゃんの式も見てないし」

紫陽「とりあえず、モビルアーマーの習性が当時と変わらないなら、エイハブ・リアクターを近づかせるのは絶対に駄目。モビルワーカーを借りるわ」

オルガ「ミカのがある。それを使ってくれ」

三日月「俺も出るよ。こんなとこで邪魔されるのは嫌だ」

オルガ「へっ…鉄華団のエース三人のお出まし、か」

オルガ「こりゃ俺も椅子に座って待つわけにはいかねぇな。俺も行くぞ」

各々はモビルワーカーに乗り、目標ポイントに向かう。

自分の見つけた道を進む彼らを祝福するように、太陽は照らしていた。


鉄血のオルフェンズ IFルート FIN

ギャラルホルンの体制が変わり、各国が武力を持つことを許可される。時を同じくして、鉄華団はアーブラウの軍事顧問に任命された。

オルガの采配を紫陽、ビスケット、三日月等が諌め、何十回もの大喧嘩を経て。

地球にはタカキやメリビット、ライドたち年少組が、火星にはその他の鉄華団が配属された。

そして、火星組の中でも、昭弘たち元ヒューマンデブリはタービンズのハンマーヘッドに乗船し、物資輸送に従事する。

ハーフメタル利権が民間にも解放され、混沌とした火星。そこでは、戦いが繰り広げられている。

紫陽「まだ終わりじゃないわよねぇ？」

借り物のガンダムを駆り、七機目を撃墜する。踵の刃で、コックピットをかち割った。

二刀を振るい、銃を駆使し、数にものを言わせる傭兵団を撃滅するその姿は、まさに修羅の如く。

恐怖に怯え逃げ出す者も。全てを慈悲なき刃で貫いた。

三日月『…あれ。もう、全滅したの』

紫陽「張り合いがないわねぇ。へっぽこばかりで飽き飽きしちゃう」

少し本気を出すだけで、並の傭兵団やPMCなら、瞬く間に壊滅出来る。それほどまでに、二人の技量は成熟していた。

三日月『じゃ、帰ろうか。紫陽さん。アトラの飯が待ってる』

紫陽「食欲旺盛なことで。まぁ、私も食べさせていただくけど」

子供ばかりと侮られ、喧嘩を売られるのは日常茶飯事の鉄華団。だが、それを守る二人の悪魔。

彼らがいる限り、鉄華団が滅びることは無いだろう。

地獄を生き抜くために、少年らは銃を取る。家族を守るために、少年らは鉄の巨人を駆る。

その先に何があるのか。それは、誰も知らない。


鉄血のオルフェンズ IFルート FIN

子供の名前は未定です。性別すらも決めてません。
時間になりましたので多数決です。三票入ったものです。


１：新キャラで最初から。
２：紫陽のまま二期へ。
３：新キャラでこのルートの二期を進む。

1

ちょっとだけアップデートしました。


ギャラルホルン(セブンスターズ)
ギャラルホルン(アリアンロッド)
ギャラルホルン(火星支部)
ギャラルホルン(地球外縁軌道統制統合艦隊)
CGS(後の鉄華団)
CGS(一軍)
モンターク商会
ブルワーズ
テイワズ(JPTトラスト(ジャスレイ派閥))
テイワズ(タービンズ(名瀬派閥))
テイワズ(新派閥)
その他(PMCや警備会社、運送事業や海賊など上記の選択肢以外なら何でも)


人種一覧


普通の人間
人間(阿頼耶識あり)
ヒューマンデブリ

セブンスターズ

12:15分より多数決です。三票入ったものです。


セブンスターズ一覧


ボードウィン家
ファリド家
エリオン家
イシュー家
クジャン家
バクラザン家
ファルク家

バクラザン

本編で全く出てこなかった気がするバクラザン家に決まりました。人種を12:25から多数決です。今回は二票入ったものです。
安価スレなので阿頼耶識付いててもいいんじゃないかな。


人種一覧


普通の人間
人間(阿頼耶識あり)
ヒューマンデブリ

普通

次は実力と知識を判定します。下1と下2でコンマ判定で、下2の方は+20補正です。

あ

ほい

彼(彼女)がどんな性格とか外見とか来歴があるかを12:40から三つ募集です。最大コンマのものを適用します。

銀髪碧眼。メガネがトレードマークの知的な男性。
趣味はチェス、よくラスタルやマクギリスと1局うっており、常に持ち運び用チェスボードと詰めチェスの電子書籍を持ち歩いている。
慇懃無礼で毒舌、目上の人間にも臆する事なく意見を言える。
イオクと同い年で幼なじみの為タメ口で話す。
イオクが馬鹿な発言をするたびに「この戯けが！」と蹴りを入れて理論武装で悉く論破するブレーキ役。

名前を13:05から三つ募集です。最大コンマを適用します、
自分は用事なのでしばらく中断です。

エイリーク・バクラザン

刃（やいば）

アルマ

月宙域 ハーフビーク級 ブリッジ


ラスタル「来たか。クジャン家とバクラザン家の御曹司よ」

オズマ・バクラザン「ラスタル様の招集とあれば、馳せ参じるのは当然のことです」

イオク・クジャン「して、此度は何用で招集したのですか？」

ラスタル「用命など特に無い。ただ、お前と一局指したかっただけだ。オズマ」

オズマ「畏まりました。すぐにご用意いたしましょう」

数分後…。

オズマ「…今回は私の敗北ですね」

ラスタル「遊んでいたのかは知らんが、ぶっつけ本番で巫山戯た戦術を使われたらな。その程度の戦術くらい、私でも見抜ける」

オズマ「これはこれは、手厳しいことです」

イオク「………？？？オズマ、今何をしていたのだ？」

オズマ「戯けが。この程度も理解出来ないとはお前の脳は飾りか？豆腐でも入っているのか？」

イオク「なっ…！」

オズマ「その短慮無遠慮無鉄砲にどれだけ俺が困らせられたと思っている。もう少し思考する癖を付けろ戯けの王」

イオク「お、俺を侮辱するか！？」

オズマ「ほう？静止した的にすら満足に射撃を当てられぬ奴がよくほざく。実技では下位だった俺でも出来たのだぞ」

イオク「ぐぐぐぐぐ…！」

ラスタル「…仲のいいことだな」

好きでこいつとつるむわけありません。放っておいたら、ギャラルホルンに損害を与えるから監視しているのです。

イオク「お、お前っ！ラスタル様の前であれほど毒を吐くことはないだろうっ！？」

オズマ「なら今、思う存分吐いてやろうか？二時間くらいならノンストップでお聞かせ出来るが」

イオク「…今日はいい天気だな！うん！」

オズマ「戯けが…。宇宙に天候があると思っているのか」

イオク「…その毒を何年も浴び続けた俺を褒めたい気分だ」

オズマ「確かに、賞賛に値するな。一向に成長が見られないその不可思議な脳の構造には、な」

イオク「無限に毒が湧いてくるのは何故なのだ！？」

オズマ「自分に聞け戯け」

下2です。選択肢から選んでください。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：任務(ギャラルホルンから下される任務を遂行します)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

1

今交流出来るギャラルホルン組はイオクだけなので、そのまま進行します。


イオク「オズマ！シミュレータで勝負をしようではないか！」

オズマ「そんなことする暇があるならマニュアルに目を通せこのた」

イオク「戯けは聞き飽きたっ！」

オズマ「………」

この大馬鹿野郎に先手を取られるとは。俺もまだまだのようだな。

オズマ「…良いだろう。俺が勝ったら、その目障りな髪全部虹色に染めてやる。さぞかし似合うだろう」

イオク「やめろぉ！意味不明な色に変えるのは絶対にやめろよお前！」

オズマ「意味不明か？頭のネジが数本飛んでフィーバー状態のイオクにはぴったりだと思ったのだが…」

イオク「…真面目なトーンで言われたら尚更傷付くぞ…」

下1でオズマ、下2でイオクの判定です。


オズマの実力 20
イオクの実力 01


オズマVer


01～50：戯けが相手では練習にもならん…(実力+1)
51～80：むっ…。予想よりも二厘くらい上手いじゃないか。(実力+2)
81～98：たかが訓練で喧しいぞイオク。おいこの戯け！(実力+3)
99：おままごとよりはマシか(実力+4)

イオクVer


01～70：基本知らねぇんだから無理に決まってるだろ戯け(実力+1)
71～99：なんでロックオンする前に弾を撃つ？(実力+2)
00：お前何か薬でもやったか？(実力+10)

貴様に俺と戦うコンマはねえ！

たわけレインボー

イオク『うおおおおお！！』

などと気迫を感じさせる咆哮を上げるが、何故だ？何故、棒立ちのグレイズに掠めもしない？

イオク『くっ…やはり手強いなオズマ！』

オズマ「…おい戯け。シミュレータ内の映像を見せろ」

イオク『………？ああ、了解した』

転送された映像を見て、俺は目を疑った。頭おかしいんじゃないのか。

オズマ「…おい。何故、照準を合わせる前に射撃しているんだ？」

イオク『………？言っている意味が分からないのだが…』

オズマ「この戯けがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！」

オズマの怒号は、ハーフビーク級の隅まで響き渡った。

モビルドール自身、クソみたいに高性能ですからね。普通のパイロットの数倍強いよあいつら…。

下2です。選択肢から選んでください。本編第一話が始まるのは後4ターン後です。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：任務(ギャラルホルンから下される任務を遂行します)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

優秀なモビルスーツパイロット

下1でコンマ判定です。


01～30：弾除けにはなるだろうと阿頼耶識施術済みヒューマンデブリを数人購入。
31～60：一人お眼鏡に叶った。
61～90：二人お眼鏡に叶った。
91～99：？？？「バルバトスって売れますかね？」
00：？？？「バエルはいかがかな？」

の

実力を下1、知識を下2でコンマ判定です。実力には20の補正が付きます。

どうだ

へい

紫陽は本編終了時点で100でした。19:05から三つキャラを募集です。最高コンマを適用します。

男性34歳。長身で細身だが筋肉質な体つき。
白人。短く刈り上げた金髪。メガネで狐目。狙撃が得意。
飄々とした性格。
家事は意外とできる。

24歳、三尉
実直で未だ理想に燃える男
地球で反抗組織を制圧するなど活躍していたが、その性格、圧倒的な戦果から上司に疎まれ、現在は閑職に追いやられている

飛鳥（あすか）・イーストブルー

18歳、黒髪ロング、赤目の美少女。
士官学校を実技主席で卒業。
ぶ格闘・射撃・高速機動の3点において特に優秀。
しかし、知識不足から突撃癖があるほか、口数が少ないためコミュニケーションに難あり。
元々は東洋地域出身であり、『太刀』が得意なのだが、ギャラルホルンにはないので特注の巨大ブレードを使用している。

オズマ「………」

ギャラルホルンの人事課に頼み、今すぐ異動出来るパイロットがいるか捜すが。

困ったことに、要望に応えられる人物はいないようだ。

望んでいる要素はたった二つ。並みの者より強く、頭の弱い者。変に頭が良いと、上からの命令要らん疑問を抱いてしまう。

オズマ「…とは言っても。戯けほどに頭が悪かったらそれはそれで問題だがな」

前世でどのような業を背負えば、こんな苦行を強いられるのか。

オズマ「…ふむ。彼女は…要望に沿っている…か…」

一枚の書類を抜き出し、サインを記入する。これで、戦力が補充出来れば良いが。

知識は地頭の良さを示しているので、上がることはありません。


ハーフビーク級 オズマ執務室


飛鳥・イーストブルー「『飛鳥・イーストブルー三尉』、本日付で本艦に着任します」

オズマ「…これより、貴殿の指揮は私が執る。その腕を見込んで、編入させたんだ。戦果を期待している」

飛鳥「はい」

専用装備を携えたグレイズを支給されている少女『飛鳥・イーストブルー』。その実力は折り紙付きらしいが…。

飛鳥「………」

飛鳥「…あの。下がってもよろしいですか？」

オズマ「ああ。好きにすると良い」

飛鳥「失礼します」

…感情が読めん。これなら、単純なことこの上ない戯けの方がマシかもしれないな。

…いや、いつも意味の分からないミスをやる戯けよりはマシ…か…？

下2です。選択肢から選んでください。本編第一話が始まるのは後3ターン後です。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：任務(ギャラルホルンから下される任務を遂行します)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

2

下1でコンマ判定です。


01～40：デブリ帯の捜索。(高難度)
41～90：デブリ帯の捜索。
91～99：クーデリア・藍那・バーンスタインの確保。
00：モビルアーマーの調査。

はい

イオク「圏外圏のデブリ帯調査、だと？」

オズマ「ああ。アリアンロッドの管轄外のはずだがな。命令を下されたなら、従う他ない」

イオク「良いではないか！我らの力を示すにはちょうどいい！」

オズマ「この戯けがぁ！！」

イオク「ヤッダァバァ！」

良いではないかの部分で既に助走を付け、言い終わると同時にドロップキック。こいつ何も解ってないな。

オズマ「いいか戯けっ！いくらアリアンロッドの士気が高かろうと、圏外圏はギャラルホルンそのものの練度が低い！」

オズマ「そして、それをいいことに海賊が跋扈しているのだ！ここまで言ったから自分で理解しろ！！」

イオク「解らん！！！」

オズマ「好き放題暴れているから、地理的にも戦力的にもアドバンテージが海賊側にあるんだよ！！！」

イオク「ペプシッ！？」

もう一撃かます。それも、渾身の鉄山靠を。この馬鹿はいつになれば治るのだ。

下2です。選択肢から選んでください。任務終了後に第一話が終了します。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

1

オズマ含めて三人しかいないので、面子は固定です。
どちらにも足りないものがある、というのは事実ですね。イオクには冷静な頭脳、オズマには熱意的なものが足りません。


イオク「新入りに、俺の実力を知らしめておかなければな」

飛鳥「………」

飛鳥「…あの。イオク様は雑兵以下だと聞いております」

イオク「なっ…！？誰がそのようなことを…！？」

オズマ「俺だ戯け。お前のようなへなちょこには誇張など必要あるまい」

イオク「俺はクジャン家の男として、誇れる人間であらねばならんのに…！」

オズマ「なら、それに相応しい実力と知恵を身につけろ」

イオク「正論の一斉掃射はやめろ」

飛鳥「………」

下1でオズマ、下2でイオクの判定です。飛鳥は実力差がとんでもないので絶対に上がりません。


オズマの実力 21
イオクの実力 03


オズマVer


01～40：戯けが相手では練習にもならん…(実力+1)
41～70：むっ…。予想よりも二厘くらい上手いじゃないか。(実力+2)
71～98：たかが訓練で喧しいぞイオク。おいこの戯け！(実力+3)
99：おままごとよりはマシか(実力+4)

イオクVer


01～60：基本知らねぇんだから無理に決まってるだろ戯け(実力+1)
61～99：なんでロックオンする前に弾を撃つ？(実力+2)
00：お前何か薬でもやったか？(実力+10)

紫陽さーん

オズマ「…おいイオク。前にも言ったことを忘れたか？」

イオク「前…？はて、何と言われたか記憶に無いな」

オズマ「トリ頭かこの戯けめが！？射撃より先に照準を合わせろとあれほど言っただろうが！！！」

イオク「………？」

オズマ「ええい、少し待て！今そっちに行く！」

飛鳥「…あの。訓練…」

イオク「だぁー！狭いぞオズマ！」

オズマ「お前のやらかしが無ければな…！このようなことしないで済むのにな！」

飛鳥「…もう、いいです」

…結局、戯けの面倒を見ていたら訓練が終わってしまった…。

圏外圏デブリ帯 ハーフビーク級 ブリッジ


イオク「ふーむ。何故、このようなところに突然デブリ帯があるのだ」

オズマ「エイハブ・リアクターの性質を考えろ戯け。…リアクターが発生させる重力が、周囲のデブリやリアクターを捕まえて肥大したんだよ」

イオク「なるほど…？」

オズマ「解っちゃいないな…まったく…」

チェスの駒を進める。が、イオクは一切手を動かさない。仕方ないので一人遊びに興じているが、つまらない。

オズマ「この宙域は…ブルワーズだったか。そんな名前の海賊がいたはずだ」

出てこなければ、それに越したことはない。もし、出てきたなら。

その時は、潰す他ないだろう。

下1でコンマ判定です。


01～40：クダル「ギャラルホルン？そんなの倒してしまえばいいのよ！」
41～80：反応ありません！
81～99：不自然なリアクター反応を確認。解析します。
00：(どこからともなく飛んでくるビーム)

ほい

困惑させるのはやめーや…。今回の99に旨味がないので、99変換権としてストックされます。
これで、コンテチケットと77、99チケットが一枚ずつありますね。

リアクターの内訳はガンダム・フレームです。数を判定します。


01～80：一機
81～99：二機
00：まるでガンダム・フレームの墓場や～！

指定忘れ。下1でコンマ判定です。

宝の山か

というわけでガンダム・フレームが二機出土します。
ガンダム・フレーム一覧は>>87とその周辺です。シンキングタイムを0時まで設けます。条件は前回と同じです。

それでは、多数決に入ります。3票入ったものを二つ採用します。
また、鉄血の世界観に合わせて、一部武装の仕様変更や削除等をさせていただきます。ご了承ください。


１：ASW-G-09 ガンダム・パイモン(無線誘導兵器は現時点では存在していないため、ワイヤーを用いた有線式に。また、阿頼耶識システムでないと操作出来ないため、実戦運用する際はファングのみ武装解除される)
２：ASW-G-16 ガンダム・ゼパル
３：ASW-G-14 ガンダム・レラージュ(旧名：ガンダム・レラジェ)
４：ASW-G-03 ガンダム・ウァサゴ
５：ASW-G-30 ガンダム・フォルネウス

1

じゃあ4も

オペレーター「………！エイハブ・リアクターの反応がありました！データベースに存在するものです！」

オズマ「照合を。過去にギャラルホルンが喪失したモビルスーツのものかもしれない」

オペレーター「………。これは、ガンダム・パイモン…？それと、ウァサゴ…ですか？」

オズマ「ガンダム？…厄祭戦の遺産が、ここまで流れ着いていたのか。座標は？」

オペレーター「モニターに映します」

モニターに映された座標は、船から然程離れていないデブリの表面。これなら、モビルスーツを出せば回収出来るだろう。

オズマ「ガンダム・フレームは貴重品だ。是非とも回収したいものだな。…モビルスーツを四機ほど出すように」

オペレーター「了解」

イオク「ガンダム・フレームとは、これほどまでにボロっちいのだな」

オズマ「お前、本当に厄祭戦のことを何も知らないのだな。これは三百年前の機体だぞ。良く保ってる方だ」

イオク「なんと…」

真空状態とはいえ、無数の宇宙塵に晒されたモビルスーツの状態は酷いものだった。

武装の半数以上を喪失し、装甲も原型を留めないほどに破損している。

せめてもの救いは、フレームに問題が見られないことか。

オズマ「これでは、戦闘に出すことも出来まい。一度帰投して、整備班に修復してもらわねばな」

…思いがけない拾い物だが、悪くない。

パイモンくんはモビルアーマーの戦闘データが無ければ、ただ鞭を持っただけの高出力な機体です。
自律行動する機械とか本編だとハシュマルとプルーマくらいしか出てない…よね？


ヴィーンゴールヴ 工廠


整備員「…では、確かに受け取りました。可能な限り再現しますが、期待はしないでいただきたい」

オズマ「ロストテクノロジーばかりなことは解りきっている。ハードルは下げておきますよ」

イオク「俺のグレイズはガンダムに取り替えるとするか…」

オズマ「戯けが。戦果を碌に挙げられそうにないお前に渡すか。もっとマトモな奴に手配するに決まってるだろう」

イオク「むむむ…」

…とは言ったものの。誰に手配するべきか。

パイモンとウァサゴを誰に充てがうかを多数決です。二票入ったキャラが乗ることになります。
別々に一つのレスに記載してください。

すまん逆だった
ヴァサゴにオズマ
パイモンに飛鳥だった

ハードはともかく、ソフトの方は流石に野晒しだとデータがイカれちゃうと思うんですよ。リアクターの発生させる重力にも好き放題されてますし。
それと、所有してるモビルスーツの数が限られてる以上、効果が不確かな機能のためにグレイズを使い捨てするかな、とも思いました。


ヴィーンゴールヴ バクラザン邸 私室


イオク「聞いたか！？火星のギャラルホルン隊が撃退されたらしい！」

オズマ「勝手に俺の部屋に入るな戯け。せめてノックくらいはしろ…」

イオク「それよりも！何故俺にガンダムを充てがわなかった！？」

オズマ「俺に勝ってから言え」

イオク「それは無理だな。俺では勝てん！！！」

オズマ「自信満々で言うことではない」

バクラザン家のガンダムは存在しないんですよね。本編でも何故かハッチが開いていて、空っぽになってました。


下2です。選択肢から選んでください。3ターン経過後に第二話が終了します。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：任務(統制局から下される任務を遂行します)
４：MS(所有機体の改造が行えます)
５：交流(好きなキャラクターと交流します)
６：登用(新しい人材を入手します)
７：その他(上記以外の行動を行えます)

5

誰と交流するかを下2に。ガエリオ、マクギリスとも可能ですが、火星にいるため2ターン消費します。

マッキー

火星静止軌道基地 ギャラルホルン火星支部『アーレス』


オズマ「仕事はいかがですか？マクギリス・ファリド特務三佐殿」

マクギリス「順調だよ、オズマ・バラクザン三佐。だからこうして、君とチェスを嗜んでいる」

オズマ「それもそうですね」

なるほど。そう来たか。ならば、俺はこう手を打つか。

マクギリス「…ふむ」

オズマ「チェック」

キングをあと一歩で取れるところまでは進めたが、なかなかどうして守りが固い。

その一歩を詰めるのが、苦労するものだ。

マクギリス「…参ったな。今回も負けてしまったよ」

オズマ「のらりくらりと躱された時点で、俺の負けのようなものですが」

マクギリス「はは。そう言ってもらえると、こちらも知恵を絞った甲斐があるよ」

マクギリスと何を話すかを下2に。

火星支部の鉄華団とクーデリアへの行いについて

ギャラルホルンを撃退して、その後ゴタゴタがあって漸く鉄華団成立ですね。今はまだ第二話の頭の辺りです。


オズマ「ギャラルホルンを撃退したというCGS。彼らは一体何者ですか？」

マクギリス「今は何とも言えないな。まさか、モビルスーツを出してくるとは夢にも思うまいよ…」

オズマ「情け無い話だ…。大量のモビルワーカーを動員し、モビルスーツを持ち出すまでして敗走するとは」

オズマ「目的はクーデリア・藍那・バーンスタインの確保でしょう。彼女にどれほどの価値があるのやら」

マクギリス「火星の独立運動を支える神輿として担がれている彼女は、ギャラルホルンにとっては目の上のタンコブなのだろう」

オズマ「やれやれ。厄祭戦が終わって三百年が経過して、当時とは情勢も変わったというのに。旧き風習に囚われて、問題が噴出する現状から目を背けるとは」

マクギリス「世界は今、変革の節目に立っている。彼女の一挙一動が、世界を変える狼煙となる」

オズマ「…随分と評価していらっしゃる」

マクギリス「…それだけ、今の世界は不安定ということさ」

…一理ある。

マクギリス「…して、君の意見をまだ聞いていないな」

オズマ「俺の見解に何か意味がありますか？」

マクギリス「ふふ…。何も感じない者に、セブンスターズの責務は務まらないだろう」

マクギリス「クジャン家の男は兎も角、それをフォローする君の考え。それを知りたいのさ」

やはり、あの戯けへの認識は一様に厳しいか。まぁ、当然のことだ。

…しかし、急にこのようなことを言われてもな。見定めているのか？俺を。

クーデリアやCGSに対する認識などを下2に。黙秘を貫くのもありです。

彼らを語るには情報が少なすぎるが、盤上に置かれたただのポーンに過ぎない。今のところは気にする必要はないかと。
が、どういう変化をするか、楽しみではあります。

情報が少ない以上、ノーコメントを貫きたいが。マクギリスはそれを良しとはしないはずだ。

ならば、真面目に答えるのが道理というものだろう。

オズマ「彼らを語るには情報が少なすぎますが、所詮は盤上に置かれたポーンに過ぎません。今すぐにどうこうする必要はないかと」

オズマ「ですが、ポーンは時としてキングすらも喰らい、場合によってはビショップやクイーンへと姿を変える」

オズマ「一介のポーンがどういう変化をするか。どのように動き、世界を、ギャラルホルンを翻弄するか。楽しみではあります」

マクギリス「なるほど。つまり君個人としては、静観したいということか」

オズマ「ええ。下手に突いて、獅子を怒らせたら堪ったものではありません。まだ何に成るか分からないのに、手は出しませんよ」

マクギリス「…ははは。そうか。君のことは何となくだが分かった気がするよ。私の質問に真摯に向き合ってくれたこと、感謝しよう」

オズマ「いえ。では、俺はこれで」

嫌われたか？まぁ、他人に持たれる印象など、俺は気にしないがな。

下2です。選択肢から選んでください。この行動が終わると、第二話が終了します。
また、整備班に預けたガンダムの修理が完了します。機体情報はその時に開示します。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：任務(統制局から下される任務を遂行します)
４：MS(所有機体の改造が行えます)
５：交流(好きなキャラクターと交流します)
６：登用(新しい人材を入手します)
７：その他(上記以外の行動を行えます)

3

下1でコンマ判定です。


01～30：テイワズの動向調査。
31～70：デブリのお掃除。
71～99：輸送ルートの監視。
00：厄祭戦跡地の探索。

テロ

イオク「今度はデブリ排除か。俺たちを便利屋と勘違いしていないか？」

オズマ「便利屋でも、斡旋される仕事があるだけマシだ。タダ飯食らいなど我慢ならん」

イオク「ふむ。流石、俺の友だ。その真面目さは好ましい」

オズマ「お前のその愚直さも、尊敬に値する」

イオク「…今、馬鹿にされた気がするな」

オズマ「気のせいだ。俺が言ったのは『その真っ直ぐな気持ちは尊敬する』ということだからな」

イオク「なるほど」

…馬鹿。

下2です。これは任務直前の準備期間となります。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

4
飛鳥さんと交流しときたい

ハーフビーク級 格納庫


飛鳥「………」

毎日毎日よくもまあ、飽きないものだ。シミュレータに潜って、就寝時間が来るまでずっと訓練を続けている。

俺も似たようなものと言われればそれまでだが。あの戯けじゃ満足に書類整理も出来ないので、ほぼ全ての雑務は担当している。

まぁ、数字とにらめっこするのは嫌いではないから、別に気にしてはいない。とはいえ、もう少し仕事を出来るようになってほしいものだ。

飛鳥「オズマ…様。どうかしましたか？」

オズマ「良くシミュレータに籠っていられると思ってな」

飛鳥「…私は、頭が良くないので。戦う以外のことは考えられません」

何ともまぁ、哀しい女だ。

飛鳥と何を話すかを下2に。

来歴を詳しく聞く

飛鳥「来歴…ですか？」

オズマ「ああ。書類に載っているものがあまりにもテンプレートなものでな。何かあったのではないか、と考えたまでだ」

オズマ「はっきり言わせてもらうと、お前の頭ではあり得ない進路を辿っている。失礼な言い方だが」

飛鳥「………」

図星だったのか、それとも気に障ったのか。飛鳥の表情が歪む。

そして、シミュレータを出た飛鳥は逃げるように飛んでいく。

飛鳥「…人の過去を詮索するのはおやめください」

そんな言葉を残して、姿を消した。

ハーフビーク級 カタパルト


イオク『遂に出撃の時が来たか！』

オズマ「この戯け。たかがデブリの排除に何熱くなっている」

オズマ「どうするべきか解っているな？」

イオク『当たり前だ。モビルスーツの装甲やフレーム、エイハブ・リアクターは回収して、岩石類は全部破砕するのだろう？』

正解。…まさか、きちんと記憶していたとは。

飛鳥『飛鳥・イーストブルー。グレイズ、出ます』

イオク『イオク・クジャン！グレイズ、出撃するっ！』

オズマ「オズマ・バクラザン。グレイズ、出る』

…たかがデブリ排除。海賊は出てこない…よな？

下1でコンマ判定です。


01～20：アンノウンの装甲艦二隻が接近。
21～90：恙無く終わった。(イオク機大破)
91～99：またガンダム・フレームかよ。
00：はしゅまる「拾ってください」

あふん

何だこれはたまげたなぁ…。77チケットか99チケットを使えば回避出来ますがどうしますか？
ぶっちゃけると、飛鳥が頑張っても結構な確率で七星組は死にます。

77チケットを消費して結果を書き換えます。


飛鳥『………』

オズマ「岩石ばかりだな。バズーカで纏めて焼き払う」

浮遊するデブリを排除して、何もない空間を取り戻す。航路上にデブリが残っているのは好ましくないのだ。

イオク『ぐっ！？このデブリ、俺を墜とすつもりかっ！？』

オズマ「戯け。デブリが勝手に動くか。…待て、何ライフルを構えている？」

イオク『イオク・クジャンの裁きを受けろぉっ！！！』

オズマ「おい、それはエイハブ・リアクターだ…！」

警告するも、時すでに遅し。リアクターに弾かれた弾丸は周囲の岩石やリアクターに弾き返され。

イオク『あべし！？！！！』

オズマ「この戯けがぁぁぁぁぁぁ！！！！？」

全弾がイオクのグレイズに直撃した。

イオク「世界が俺を排除しようとしていた…」

オズマ「リアクターは厄祭戦の兵器でも破壊出来ないのだぞ。グレイズの火器で傷一つ付くものか…」

オズマ「というより、リアクターとデブリの区別もつかんのかこの戯けっ！」

イオク「判らん」

オズマ「…何故レーダーを見ない。エイハブ・ウェーブを観測しながら作業に当たれば、そのような初歩的なミスなどしない」

初歩的ですらないが。マトモな人間なら、絶対に犯さない失態だぞ、これは。

イオク「難しいものだな」

オズマ「…頭を機械に挿げ替えた方が優秀だろこいつ」

天元突破した馬鹿さ加減にはもうわ付き合ってられん。

…俺がいなければ秒で死ぬだろうから、介護を辞められないのが辛いものだ。

エイズナリオ、アナルホルン(動詞)などの蔑称を生み出したイズナリオの罪は重い。
確か、イオクの前代がもの凄く有能だったらしいですね。いつかはそうなってくれると期待されてたのか…？

賛成意見が多いので一枠だけ募集します。双子とか何かセットじゃないといけないなら複数人出しても大丈夫です。(最高三人まで)
9:00から三つで、最高コンマを適用します。名前と性格等(来歴は無し)をお願いします。名前が無いレスは除外します。

ベクトラ・ハーネス
女性19歳。侍女。
身長175cm。白人。ウェーブのかかった長い金髪。メガネ。たれ目。たゆんたゆん。
理知的に見えるが天然ボケであり、オズマから戯けと言われることもある。

スペクトラ・ハーネス
女性24歳。侍女。
身長140cm。白人。ショートボブの金髪。儚げな雰囲気。ローティーンにしか見えないほどの童顔。
ベクトラの姉。庇護欲を誘う外見とは裏腹にかなりの腹黒でドS。

ヴィーンゴールヴ 工廠


オズマ「ガンダム・フレームの修復状況は？」

整備員「完了しましたが、厳しいという他ありませんね。厄祭戦時の技術など、とうの昔に喪われております」

整備員「当時のデータがあれば、まだ違ったのでしょうが。今の段階ではここまでしか修復出来ませんね」

手渡されたレポートには、修復完了時点でのモビルスーツの武装類の所見が記載されている。

オズマ「…これでは、グレイズを使った方がまだマシですね」

整備員「最新鋭機ですからね。我々のグレイズは」

…ここからブラッシュアップしなければならない、か。

修復後のガンダム・フレームのデータを開示します。


ASW-G-09 ガンダム・パイモン(修復後)??
武装?
ヒートロッド
ウイルス感染端末×6→ウイルス感染端末×2

?特殊装備?
MP(モビルパペット)システム(劣化)??

備考
MPシステムのデータ破損を現代技術で修復したが、そもそもがロストテクノロジーのため性能低下。
本システムで操作されるモビルスーツは単純な行動しか出来ない上、その技術はあまりにも拙く『イオク様が働いた方が役立つ』との評価が下された。
また、感染端末は阿頼耶識システムを使用しないと実戦では運用不可能である。

ASW-G-03 ガンダム・ウァサゴ(修復後)

武装
背部大型レールガン(喪失)→汎用レールガン?

特殊装備
腕部折り畳み式クロー(劣化)

備考
クロー部分は、厄祭戦時に一部の機体に用いられた特殊超硬合金製だったが、劣化が激しかったためフレーム材の高硬度レアアロイで代用。

ヴィーンゴールヴ バラクザン邸


オズマ「………」

メイドたち「「「お帰りなさいませ、オズマ様」」」

オズマ「…ああ」

月に一、二回程度帰宅しているが、毎回これだ。律儀に待っているのは、礼儀としては良いのかもしれないが。

いつ帰るとも知れない人を待つなど、効率が悪くないだろうか。…どうせ、あの二人がその頃合を連絡しているんだろうがな。

スペクトラ・ハーネス「お帰りなさいませ～」

ベクトラ・ハーネス「お帰りなさいませ。食事をご所望ですか？入浴をご所望ですか？」

ベクトラ「それとも、慰安をご所望ですか？」

オズマ「戯け。新婚の夫婦みたいな会話をするな」

彼女らは、10年ほど前から付き従う侍女。ちんちくりんの方が姉で、大柄な方が妹だ。

5歳ほど歳も離れているというのに、外見だけでは完全に立場が逆とは。人間の不思議さを実感させてくれる。

スペクトラ「疲れてるなら私が肩揉んであげますよぉ？」

オズマ「…不必要に苦痛を与えてくる奴には頼まん」

スペクトラ「あららぁ」

…どっちもどっちで、問題ばかりの侍女ではあるが、仕事だけは手際よく済ませるから性質(たち)が悪い。

下2です。選択肢から選んでください。ヴィーンゴールヴでの活動(休暇)は3ターンです。
休暇が終わると、第五話が終了します。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

３

ヴィーンゴールヴ 工廠


オズマ「急ではありますが、頼みたいことが」

整備員「モビルスーツの改造ですね。解りました」

畏まった雰囲気で赴けば、働き詰めの人には解るか。

整備員「…ところで、後ろの淑女は一体…」

ベクトラ「モビルスーツがいっぱい。売ったらどれほど儲かるでしょう」

スペクトラ「二機くらい貰っても良いわよねぇ。いつも働いてるんだから」

オズマ「…ただの戯けです。お気になさらず」

…帰ったら説教だな。

下2に改造するモビルスーツを。候補は以下の通りです。


１：グレイズ(オズマ機)
２：ガンダム・ウァサゴ

2

工程をもう一度書いておきます。質問等もシンキングタイム中は受け付けます。


１：リペイント。(機体のカラーリングを変更します)
２：アタッチメント。(機体の武装の追加、変更をします)
３：カスタマイズ。(機体そのものに改良を施します。例えば、スラスターの増設やサブアームの取り付け、装甲追加などがあります)
４：リネーム。(必要があれば、名前の変更が出来ます)

 
１：リペイント。(機体のカラーリングを変更します)
２：アタッチメント。(機体の武装の追加、変更をします)
３：カスタマイズ。(機体そのものに改良を施します。例えば、スラスターの増設やサブアームの取り付け、装甲追加などがあります)
４：リバイブ。(嘗て装備していたが損壊したものを再現します。本来の姿を再現することも可能ですが、現時点ではこちらは不可能です)
５：リネーム。(必要があれば、名前の変更が出来ます)

再現は確定で出来るとは限らず、特殊な技術が使われているほど、再現までに時間を要します。書き忘れていたので追記です。

22:35から改造案を三つ募集します。その後、多数決です。

4
レールガンの研究

整備員「喪失した武装の再現…ですか。やれるかは解りませんが、試してみましょう」

整備員「あくまで、現行の技術で再現するだけです。厄祭戦当時の性能は保証出来ませんよ」

オズマ「厄祭戦のデータがあれば、多少は変わるのでしょうかね」

整備員「まあ、おそらくは。たらればを言っても仕方ないのですがね」

厄祭戦のデータ、か。ギャラルホルンも少なからず所有しているはずだが、三百年以上前となれば、幾つか紛失しているのかもしれないな。

今のギャラルホルンは一枚岩ではない。情報共有が上手く出来ていない現状があること、理解しておかなければ。

スペクトラ「このグレイズ三機貰っていいですかぁ？」

整備員「これは予備機です。損耗した戦力を補充するために置いているので、無断使用は禁止ですよ」

スペクトラ「オズマ様ぁ。頼みますよ、ね？」

オズマ「戯け。お前たちに持たせたところで碌なことにならん」

スペクトラ「ご奉仕しますから～」

オズマ「必要ない。却下だ」

スペクトラ「…ケッ」

聞こえているからな。

下2です。選択肢から選んでください。ヴィーンゴールヴでの活動(休暇)は2ターンです。
休暇が終わると、第五話が終了します。下1で開発率のコンマ判定を行います。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

5

どんな人材を入手するか、下2に記入してください。ヒューマンデブリも購入可能です。

優秀なモビルスーツ乗り
ヒューマン[ピザ]リであっても構わないからとにかくオズマの護衛ができる戦力が欲しい

飛鳥ちゃん強いけどさっきの書き換え時みたくどうにもならない時を可能な限り減らしたい

下1でコンマ判定です。


01～30：弾除けにはなるだろうと阿頼耶識施術済みヒューマンデブリを数人購入。
31～60：一人お眼鏡に叶った。
61～90：二人お眼鏡に叶った。
91～99：？？？「鉄華団、戦力としてどうだ？」
00：？？？「バエルはいかがかな？」

k

実力を下1、3、知識を下2、4でコンマ判定です。実力には+20の補正が掛かります。下1、2が一人目、下3、4が二人目です。

ゴツゴツしてる

高コンマこいにゃす

命は投げ捨てるモノ

ほ

実力100、知識47のキャラ(A)と実力62、知識43のキャラ(B)に分かれました。
9:00から別々に二つずつ募集で、コンマが高い方を適用します。投下時はどちらかだけを記載してください。
実力、知識共に、補正が掛かっても99、00が出なかった場合は100で打ち止めとなります。アグニカを超えるのは至難の業…。
今日は終わりです。次で鉄華団のテイワズ絡みまで進めばなぁ。

キャラA
ロイ・セシル
23歳
茶髪短髪の男
不真面目だが、仕事はしっかり出来て人を色眼鏡で見ない
問題行為を起し腫れ物扱いされている札付きの問題児と言われているのだが
実際は実力を妬み、昇進を恐れた同期と上官に嵌められたが真相だが本人は気にしていない
オールラウンダーだがどちらかと言うと射撃が得意

キャラB

クルト・クルス　21歳

茶髪碧眼の青年
至って平凡な家系出身で、平凡な成績で士官学校を卒業し、平凡な部隊で過ごしてきた『平凡』を体現するような男
よく言えば万能、悪く言えば器用貧乏な質で、何事もそつなくこなす
だがコミュ力が高く、誰とでも分け隔てなく接することができる精神性を持つ

ヴィーンゴールヴ バラクザン邸 私室


オズマ「…はい。転送した書類のパイロットを二人。私のハーフビーク級に編入してください」

オズマ「ありがとうございます、お父様」

セブンスターズの当主であれば、個人の裁量で自由に動かせるのだろうが。

今の俺は、次期当主に過ぎない。好き勝手にするにしても限度というものがある。

オズマ「…まぁ、やりようはある。出来る限りの手は尽くすさ」

歪んでいようと、平和は平和。それを維持するために、動くだけだ。

下2です。選択肢から選んでください。ヴィーンゴールヴでの活動(休暇)は1ターンです。
休暇が終わると、第五話が終了します。下1で開発率のコンマ判定を行います。(現在68%完成)


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

4

誰と交流するかを下2に。ヴィーンゴールヴにいるキャラ(イオク様や侍女、セブンスターズのお偉い様)限定です。

イオク「はっはっは！短い休暇だというのに、俺の元に来るとは！」

オズマ「喧しいぞ戯け。セブンスターズとして慎みを持つんだな」

イオク「まさか、悪口を言うためだけに来たのではあるまいな！？」

オズマ「そんなわけあるか。そのような下らないことをするくらいなら、もっと有意義に時間を使うわ戯け」

イオク「ごもっとも過ぎて言い返せん」

…まったく。先代クジャン公は優秀だったのに、何があってこいつのような人間が産まれたのか。

イオク「…失礼なことを考えているのは、俺でも解るぞ」

オズマ「ほう」

僅かに成長したな戯けぇ！！

イオク様と何を話すかを下2に。

そう言えばお前の家ってガンダム・フレーム残っていたっけ？

イオク「ガンダム・フレーム？？？何でクジャン家にそれがあるという話になる？？？？？？？」

オズマ「戯けぇっ！！！厄祭戦を終結させたのが、我々セブンスターズの先祖様だろうが！！！」

イオク「なんだってー！？！！！？？？」

アルゼンチンバックブリーカーを極めつつ、ざっくりと説明をする。あまりにもお粗末過ぎるぞ戯け神。

イオク「な、何ということだ…。セブンスターズのそれぞれの家門に、ガンダム・フレームがあるとは…」

オズマ「ここヴィーンゴールヴの地下深くにある『バエルの祭壇』に、計八機安置されているんだよ」

イオク「セブンスターズだから七機では？」

オズマ「…ガンダム・バエル。ギャラルホルン創設者にして、厄祭戦を終わらせた英雄『アグニカ・カイエル』の魂が宿っている、とされる機体が眠っている」

オズマ「謂わば、ギャラルホルンの象徴だ。どの家門が保有しているとか、そういう次元ではない」

イオク「なるほど。では、それを観に行こう！！」

オズマ「戯け。直接観に行くのは、特別な場合のみ許される。総務局で確認するぞ」

イオク「相分かった！」

返事だけは良いな。

下1でコンマ判定です。


01～20：盗まれました！！！
21～00：ありまぁす！

ほい

ちょくちょくバクラザンとバラクザンを間違えてますね。何やってんだ。


ヴィーンゴールヴ 総務局


局員「えーと。クジャン家のガンダム・フレームは格納されてますね」

イオク「ならば、大至急取り出して」

オズマ「必要ない。戯けはグレイズをマトモに操縦出来るようになってから言え」

局員「…それと、バクラザン家のガンダム・フレームはありませんね。ハッチが開放されてます…」

オズマ「…そうか」

バクラザン家のガンダムだけ無い？一体何があったのだろうか。

逆ですかね？姉(スペクトラ)が腹黒ちんちくりんで、妹(ベクトラ)がおとぼけたゆんたゆんだとばかり。


ギャラルホルン 地球軌道基地 グラズヘイム2


イオク「ガエリオとマクギリスが敗走した！？」

オズマ「ああ。CGS改め鉄華団にこっ酷くやられたそうだ」

オズマ「特にガエリオは、乗機のグレイズを中破して、本人も怪我をしたらしい」

イオク「なんたるザマだ…」

オズマ「お前が言うな戯け。イオクなら、部下全滅した上でノコノコ生き残ってしまうのが落ちだ」

イオク「お前はどうなのだオズマッ！？」

オズマ「俺はそもそも前線に出ない。おかしいんだよお前たちが」

オズマ「『ロイ・セシル』三尉と『クルト・クルス二尉』で合っているな？」

ロイ・セシル「あ、はい。俺がロイ・セシル三尉っすよ、オズマさん」

クルト・クルス「クルト・クルス二尉であります」

ロイ「命令してくれればやるんで、俺もう退席していいっすか？」

クルト「セシル三尉、口の利き方に気を付けてくださいっ！」

オズマ「構わん。戦力として使えるなら、それ以外には求めていないからな」

ロイ「じゃ、失礼しまーす」

欠伸をしながら退席するロイ。問題児と言われているが、今のところは人畜無害だ。

クルト「では、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いしますっ！」

…俺としては、彼のように畏まった人の方が苦手だな。

さて、お手並み拝見といこう。…チェスでな。

下2です。選択肢から選んでください。この行動が終わると、ガエリオたちが立ち寄ります。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

3

グラズヘイム2 工廠


整備員「熱心な方ですね。モビルスーツの調整など、部下に任せればいいでしょうに…」

オズマ「命を預ける機体だ。自分でやらねば意味は無い」

搬入されるガンダム・ウァサゴ。そのバックパックには、大型のレールガンが装備されていた。

武装の再現は果たしたそうだが、まだ本来の姿に戻ることは出来ていないらしい。

厄祭戦当時に、どのように運用されていたか知る由も無いが。これほど大型のレールガンを搭載しているなら。

オズマ「ダインスレイヴでも使ってたのだろうな…」

そんな予感が、した。

下2に改造するモビルスーツを。候補は以下の通りです。


１：グレイズ(オズマ機)
２：ガンダム・ウァサゴ
３：グレイズ(イオク機)
４：ガンダム・パイモン
５：グレイズ(ロイ機)
６：グレイズ(クルト機)

4

モビルスーツのパイロットを変更したりするのは、選択肢の申請に含まれてます。
そちらで新しいモビルスーツを手配したり、乗機の変更を行います。


14:30から三票改造案を募集します。例によって一時中断です。

2: グレイズ用のショートライフル(マガジンはライフル用の物をライフルの左右に)をヒートロッドの逆の手に
グレイズ用のバトルソードをスカートに装着

4: MPシステムの復元作業

整備員「武装の取り替えなどはまだしも、システムの復元は無理がありますよ…」

整備員「これを復元するなら、ヴィーンゴールヴの専門設備を使わないとどうしようもないかと」

オズマ「………」

匙を投げるくらいに面倒だということか。困ったものだ。

整備員「…解析はしてみますが、期待なさらないでください。ここの設備じゃ大したことは出来ません」

オズマ「取り組んでもらえるだけありがたい」

俺にはその手の知識が無いからな。専門的なことは、プロフェッショナルに任せるさ。

ガエリオ「痛たた…酷い目に遭ったな、マクギリス」

マクギリス「鉄華団のこと、侮っていたな。…いや、阿頼耶識システムの性能を把握していなかったのも悪いか」

イオク「情けないぞ二人とも！少年兵相手に負けるとはっ！？」

オズマ「…阿頼耶識のことを知らない戯けは黙れ。災難でしたね、マクギリス殿」

マクギリス「敬語は要らんよ。私たちは皆同じ立場だろう」

イオク「お、俺は当主だが！？」

オズマ「だから黙れ。…それで、阿頼耶識、か。少年兵ということは、他にも大勢いるのだろうな」

マクギリス「おそらく。あの動きに対応するのは苦労するぞ。ガエリオは追いつけず、やられてしまったからな」

ガエリオ「おいマクギリス。二人には言うなと言っただろう…！」

マクギリス「それは失礼した、お兄様」

ガエリオ「茶化すな！」

随分と仲良しなことだ。…俺ももしや、戯けとそういう関係として見られているのかもしれないな。

こっちは介護し続けて精神が磨り減っているのだが、な。

マクギリス「では、我々はヴィーンゴールヴに戻るよ。今回の監査報告と、パーティーがあるのでな」

ガエリオ「お前たちも、都合が合うなら来るか？アリアンロッドの出撃命令など、このご時世では滅多にあるまい」

オズマ「パーティーか。久しいな…」

アルミリア嬢とマクギリスの婚約記念だったか。…歳の差はあれど、目出度い事なら祝福するよ。俺はな。

イオク「俺は当主だから出られないがな。あまり他所に干渉するなと言われている…」

あくまで、ボードウィン家とファリド家の催しだからな。

次期当主、今はまだ後継人に過ぎない俺ならまだしも、仮にも当主のイオクでは理由(わけ)が違う。

よく解ってるじゃないか。感心したぞ。

ヴィーンゴールヴに戻るかを下2に。戻る場合はイベントを除くとドルトコロニー戦まで短縮、残る場合は自由行動3ターンとなります。

戻ろう
今は干渉しようもない

ヴィーンゴールヴ ボードウィン邸


オズマ「何故俺を迎え入れた…」

ガエリオ「ヴィーンゴールヴに戻って独りぼっちというのも寂しいだろう？気を利かせてやったのさ」

マクギリス「イオクという手間のかかる奴がいなければ、君も退屈だと思うがな」

オズマ「否定は出来ん…」

そう答えながら、俺は机にチェスを広げる。

ガエリオ「おっ、対局か？俺はあまり細々としたものは好きではないがな…」

アルミリア「そんなことを言いながら、ウキウキしてるではありませんか。お兄様…」

ガエリオ「そういうのは思っても口に出したら駄目だぞ！レディならな！！！」

アルミリア「マッキー、そうなの？」

マクギリス「間違ってはいないよ。だが、君は紛れもなくレディであることは保証しよう」

アルミリア「マッキー…！」

オズマ「…お熱いことで」

ガエリオ「ま、まぁ…。本人がそれでいいなら、俺は応援するよ。うん」

政略結婚であることは明白だが、二人が愛し合っているなら、詮無きこと、か。

ボードウィン邸での寛ぎタイムは3ターンです。その間、マクギリス、ガエリオ、アルミリア、ガルス、ベクトラ、スペクトラ、ネモ・バクラザンと交流出来ます。

誰とどのような内容でお話しするかを下2に。セットでなければ除外します。

スペクトラ
スペクトラにいい男はいるのかどうか

スペクトラ「私にいい男がいるかどうかなんて、オズマ様に関係ありますかぁ？」

オズマ「関係ないな。忘れろ」

スペクトラ「…そんな態度されたら眼中に無いみたいで苛つくわね」

オズマ「…俺以外と話す時は本音と建前は使い分けろよ」

スペクトラ「かしこまりましたぁっ☆」

その変わり身の速さは参考になるかもしれんな。

下1でコンマ判定です。


01～20：私みたいな超絶美少女に男がいないわけないでしょ☆
21～35：イオク様って良くないですかぁ？
36～50：ガエリオ様ってモテそうですよね。
51～70：そんな気分じゃないのです☆
71～99：人の気を知らないで。
00：今度赤ちゃん見せてあげます。

はい

スペクトラ「イオク様って良くないですかぁ？」

オズマ「………」

オズマ「………」

オズマ「は？」

今何と言った？イオクが、良い？気でも狂ってるのかお前。

オズマ「悪いことは言わん。あの戯けはやめておけ」

スペクトラ「何ですか？自分に靡いていないから嫉妬してるんですか？？？」

オズマ「あの戯けの面倒を見れるわけないだろが！！！何年尻拭いしてきたと思っている！？」

スペクトラ「誰を好きになるかは個人の自由でしょ！？オズマ様には従うんでほっとけーーー！！！」

…嘘だろ？

ボードウィン邸での寛ぎタイムは残り2ターンです。その間、マクギリス、ガエリオ、アルミリア、ガルス、ベクトラ、スペクトラ、ネモ・バクラザンと交流出来ます。

誰とどのような内容でお話しするかを下2に。セットでなければ除外します。

ベクトラ
お前はあの戯けに好意などは……？（震え声）

ベクトラ「勝ち取りたい物もない～」

ベクトラ「無欲な馬鹿にはなれない～」

ベクトラ「それでオズマ様は良いんです～」

歌なのかよく分からないものを口遊むベクトラ。俺は欲とかに従って生きてるわけじゃないぞ。

…もしや、こいつも姉と同じようにダメンズをラブしてたりするんじゃないのか。

オズマ「…おい、ベクトラ」

ベクトラ「どうしました？なでなでされたいのですか？」

オズマ「戯け」

誰がいつそんなことを頼んだ。

オズマ「…よもや、お前まであの戯けに好意を抱いてはおるまいな？」

ベクトラ「戯け？私のことでしょうか」

オズマ「自分好意を抱く奴がいるか。…いるか。ではなくて、イオクのことだ」

ベクトラ「ああ、なるほど」

下1でコンマ判定です。


01～20：私には既にダーリンがいますので。
21～35：誰かを好きになるのに理由が必要ですか？というわけでイオク様が良いかなとは思ってます。
36～50：ガエリオ様ってウブそうですよね。玉の輿に乗りたいです。
51～70：誰かを好きになるにはどうすれば？
71～99：私が愛しているのは目の前の殿方だけです。
00：今度式にご招待致します。

ほい

ベクトラ「お言葉ですが、私は他人を愛する、ということを理解出来ません」

ベクトラ「姉に対する感情は、殿方に抱く愛とやらとは違うでしょう」

オズマ「………」

ベクトラ「オズマ様。誰かを好きになるにはどうすればよろしいのですか？」

オズマ「俺に聞くな。俺が誰かを好きになったことがあると思うのか？」

ベクトラ「無いと思われます」

即答か。いや、弁明する気など無いのだが。

オズマ「…そういうことだ。自分で見つけるんだな」

ベクトラ「はてさて、どうしましょう」

…俺はどう答えれば良かったんだろうな。

ボードウィン邸での寛ぎタイムは残り1ターンです。その間、マクギリス、ガエリオ、アルミリア、ガルス、ベクトラ、スペクトラ、ネモ・バクラザンと交流出来ます。

誰とどのような内容でお話しするかを下2に。セットでなければ除外します。
今日はもう寝ます…。

ネモ・バクラザン
クーデリアに纏わる一連の騒動について

インフルエンザかと思ったら風邪でした。たぶん大丈夫。


ヴィーンゴールヴ バクラザン邸


ネモ・バクラザン「おお、帰って来たか」

オズマ「父上、少しお話し出来ますでしょうか？」

ネモ「構わんよ。私に何か用かな？」

オズマ「お訊ねしたいことがありまして。スペクトラ、茶を一杯ずつ」

スペクトラ「かしこまりました、オズマ様っ☆」

スペクトラが用意している間に、話を切り出す。後々まで持ち越しても意味はあるまい。

オズマ「父上は火星の独立運動に関わっている『クーデリア・藍那・バーンスタイン』が発端となっている騒動のことをどう思っておりますか？」

ネモ「クーデリア…ああ、クリュセ自治区の。なるほどな」

ネモ「ギャラルホルンが彼女の確保に当たり、失敗に終わったことは知っておる。これは由々しき事態だろうな」

オズマ「つまり、父上はクーデリア確保賛成側、と」

ネモ「彼女が騒乱の火種とならないのなら、その活動を私は黙認する。が、火種となるのなら。摘み取らねばならないだろう」

ネモ「ギャラルホルンは、世界平和の維持を絶対的な理念として掲げておる。例え、その平和が虐げられる人々の上に成り立つものだとしても、平和であることには変わりない」

ネモ「守らねばならんのだ。我々ギャラルホルンは、歪な平和でも、それを守り続けなければならん」

ネモ「また戦争が起きれば、今とは比べものにならない死者が出る…。もし、また厄祭戦が起きれば。人類は消え失せるだろう」

ネモ「…これでいいか？オズマ」

オズマ「…はい。ありがとうございます、父上」

戦争が起きなければ、その犠牲は気にしない、と。日和見主義の父上らしい。

ヴィーンゴールヴ パーティー会場


マクギリス「随分と人が集まったな」

ガエリオ「人が増えれば、程度の低い者も紛れるか。…気にするなよマクギリス」

マクギリス「気遣い感謝するよ。…おや」

女性「マクギリス様っ。お話ししてもよろしいですかっ！？」

ガエリオ「独り身でいられるのもあと少しだ。目を瞑ってやるから、な？」

マクギリス「ふっ…」

オズマ「俺は何も見ていない。さて、俺たちお邪魔虫は退散しよう」

ガエリオ「だな」

マクギリス「…やれやれ」

パーティータイムが3ターン経過後、ドルトコロニーに向かいます。選択肢から選んでください。下2です。


１：交流(ガエリオ、マクギリス、アルミリアと交流します。内容と対象を併記です)
２：応対(声を掛けてくる女性たちに応対します。場合によっては手駒になるかも)

2

下1でコンマ判定です。


01～30：ティンとくる人はいなかった。
31～70：一人ティンと来た。
71～99：二人ティンと来た。
00：タービンズがなんでここにいるんですか。

貴様らは俺の最高のコンマだったぜぇ。

女性１「私、オズマ様のような理知的な方が好きなんです！」

女性２「あっ、ずるーい！」

オズマ「そうですか」

見ず知らずの女性に好みだ何だと言われてもな。その前には、赤の他人の身の上話を聴かされている。

興味のない、面識のない人の自慢話など心底どうでもいいものだ。…程度が知れる。

オズマ「おっと、そろそろ私は失礼致します」

女性２「またお会いしましょうねー！」

オズマ「ええ」

そんな日、二度と来ないだろうがな。

あと2ターン経過後に、ドルトコロニーに向かいます。選択肢から選んでください。下2です。


１：交流(ガエリオ、マクギリス、アルミリアと交流します。内容と対象を併記です)
２：応対(声を掛けてくる女性たちに応対します。場合によっては手駒になるかも)

1

下1でコンマ判定です。


01～30：ティンとくる人はいなかった。
31～70：一人ティンと来た。
71～99：二人ティンと来た。
00：タービンズがなんでここにいるんですか。

ほい

パーティー会場 トイレ


オズマ「………」

ガエリオ「…どうした？羅刹の如き表情をしているぞ？」

オズマ「…浅薄な女が多すぎて、吐き気がしただけだ」

ガエリオ「相当怒っているな」

オズマ「馬鹿の一つ覚えのように、露骨に胸部や脚部を強調して、誘うような仕草をして。戯けばかりだ、クソ…」

ガエリオ「お前は浮いた話一つ無いからなぁ。お見合いすら受けてないと聞く」

オズマ「職務を理由に逃げている男に言われたくはないな」

ガエリオ「ぐぅ」

オズマ「…あのような手合いの相手など慣れている。それを念頭に入れないで、自分ならやれる、玉の輿に乗れると根拠のない自信に駆られる戯けの相手など、うんざりだ」

…祝福する場であるはずなのに。どうして俺は、苛立っているんだろうな。

あと1ターン経過後に、ドルトコロニーに向かいます。選択肢から選んでください。下2です。


１：交流(ガエリオ、マクギリス、アルミリアと交流します。内容と対象を併記です)
２：応対(声を掛けてくる女性たちに応対します。場合によっては手駒になるかも)

やはり顔の良いショタじゃないとダメなのか

2

下1でコンマ判定です。


01～30：ティンとくる人はいなかった。
31～70：一人ティンと来た。
71～99：二人ティンと来た。
00：タービンズがなんでここにいるんですか。

ピン

13:30から三つ募集で、最高コンマを適用します。名前と性格(来歴NG、○○で働いている、くらいならOK)などがセットでないと除外となります。

イメリア・フォーゲル
27歳女性。
大柄で筋肉質な体格。長い銀髪。目付きは鋭く、寝不足なのかうっすらと隈が見える。
何物にも臆さない剛胆な性格だが面倒見は良い。
こんななりだが交渉人である。

オズマ「…そろそろダンスの時間だが」

ガエリオ「俺たちには誰もいないな」

オズマ「男二人で踊るか？俺は別に構わんが」

ガエリオ「変な噂が立っては堪らない…。誰か手頃な人を捜すか、見物すれば良い」

オズマ「そうだな。セブンスターズだからと踊る義務があるわけでもなし。主役はあの二人だ」

オズマ「尤も、王子様たちは別の場所で踊っているようだがな」

開放された窓をちらりと見やり、シャンパンを飲む。

すると、一人の女性が歩み寄って来た。ドレスではなく、スーツに身を包んで。

女性「相手がいないなら、私と一曲如何かな？」

オズマ「…俺か？」

ガエリオ「視線を見る限りは」

視線を集めているこの状況で、誘いを断るわけにはいかないか。

オズマ「いいでしょう。名前は？」

イメリア・フォーゲル「『イメリア・フォーゲル』。お見知り置きを、ムッシュ」

オズマ「…では、お手柔らかに、マドモアゼル」

腹を探り合うダンスが、始まった。

オズマ「何故、私にコンタクトを取った？」

優雅にステップをしつつ問う。眉一つ動かさず、余裕を見せながら女性は返答する。

イメリア「こう見えて、私は交渉人でね。貴方に雇って貰いたく」

オズマ「私の立場を知っていて、か？反乱分子の撃滅を掲げるアリアンロッドに必要だとお思いで？」

くるりとターンし、腰に手を回す。それにしても、体格が良いな。俺の身体では苦労する。

イメリア「だからこそ、さ。何もかもを武力で捻じ伏せれば、不満は高まる。偶には穏便に済ませることも必要だろう？」

オズマ「それが出来る状況ならな。生憎、俺たちが動けるのはそのような手段に出ざるを得ない時のみだ」

イメリア「ふっ…。何も、私をアリアンロッドに入れろとは頼んでいない。貴方の手駒として扱えと言っているんだ」

イメリア「こう見えて、私は目利きが良くてね。セブンスターズの中では、貴方が一番マトモで、理性的に判断出来ると思った。ただ、それだけさ」

イメリア「如何かな？貴方の期待に応えられらだけの働きは出来るが」

オズマ「………」

手駒、か。確かに、アリアンロッドに、ギャラルホルンに関与しない、独自に行動を取れる手駒は欲しかったが。

交渉人か…。ふむ、使えそうではあるが…。

イメリア・フォーゲルを雇うかの多数決です。二票入った方です。

雇う

オズマ「…それだけ大口を叩くなら、いいだろう。乗ってやる」

イメリア「ふっ。では、これからよろしく頼むよ。オーナー」

オズマ「前金は幾ら欲しい？」

イメリア「その件は後ほど。今はただ、流れに身を任せようじゃないか」

音楽もヒートアップし、最高潮に達する。

オズマ「俺はあまり踊り慣れていないからな。エスコートは任せた」

イメリア「完璧に踊れているのに良く言うよ」

オズマ「ふん…。お前のような人と踊るのは、割と多かったものでな」

あの戯けがマトモに踊れるようになるまで、どれほど苦心したか。

…思い出すだけで、身体中の節々が痛む。

シャトル VIPルーム


オズマ「………」

イメリアとの契約は結んだ。後は、指示を出すだけだが。…あの戯けツインズは何かしたりしないだろうな。

オズマ「…はぁ」

駄目だ、心配する要素が多すぎる。手元にいない状態で指示を出すのは、不安でしょうがない。

オズマ「…ドルトコロニーの暴動鎮圧、か」

ラスタル様が組み上げた作戦、容易に破綻するものではないだろうが。鉄華団とやらが関わるとすれば、もしや。

現地での最高責任者は自分になる。…務めは果たすさ。

ガエリオ「ふぅ。また宇宙に戻るとはな」

オズマ「…ガエリオ」

ガエリオ「ドルトコロニーの作戦、俺も入ることになるだろう。その時は、任せたぞ」

オズマ「…ああ」

これは、一波乱ありそうだな。

下1から、先着順でイメリア、スペクトラ、ベクトラに指示を出します。
誰にどういう指示を出すかを併記してください。待機させても構いません。

スペクトラ
現在の鉄華団の戦力調査

別のシャトル


スペクトラ「………」

ベクトラ「姉様、どうしました？そんなぷりぷりして」

スペクトラ「仕事替われ！お姉ちゃん命令よ！」

ベクトラ「オズマ様の命令なので無理です」

スペクトラ「うぅ～！なんでベクトラがイオク様の護衛なのよぅ！」

イメリア「貴女のようなちびっ子には、面倒を見切ることは不可能だろう？」

スペクトラ「何つったゴラァ！？」

ベクトラ「駄目ですよ。姉様がチビなのが事実だとしても、おちょくったら怒っちゃいます」

スペクトラ「…一回シメなきゃ分からないのかしら」

ベクトラ「姉様には負けませんよ。私の方がビッグなので」

スペクトラ「悔しい…！事実だから尚更悔しい…！」

イメリア「…ちゃんと仕事はしてくれよ？」

ハーフビーク級 ブリッジ


オズマ「…というわけだ。イオクに付いてくれ」

ベクトラ「かしこまりました」

イオク「俺がそんなに心配か…？」

オズマ「当たり前だ戯け」

艦隊を率い、ドルトコロニー群へ向かう。その間に、情報は入るはずだ。

…今なら、俺もドルトコロニーに入ることは可能か。それをやる必要性は感じられないが。

それに、いない間に戦闘が始まれば、その手の知識が無いガエリオか、あの戯けに任せる他なくなる。

それだけは勘弁したいが…。

下2にドルトコロニーに潜入するか否かを。潜入しない場合は、3回自由行動をしてからイメリア達の連絡を受け、戦闘に入ります。

潜入して巻き込まれて死んだらかなわん、しない

オズマ「態々危険を冒す必要は無い。このままでいいか」

イオク「？？？」

イオク「何の話だ？」

オズマ「こっちの話だ」

お前に言っても解るまい。…そろそろ、理解出来るくらいには成長してくれ。

俺だって、四六時中フォロー出来るわけじゃない。…俺が死ぬことだってあり得るんだからな。

その時、お前が自分の力で何も出来なかったら。その時は、クジャン家断絶になるのだぞ。

下2です。選択肢から選んでください。三回行動が可能です。


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します。ギャラルホルンの人材は雇えません)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

６　イオクに登用させる、って駄目だろうか？　先代の威光によらぬ新たな部下を見つけてはどうかと助言する感じで、イオクに直属の有能を生やしたい。

６は特殊な行動全てを行う際の選択肢ですので、可能です。


イオク「俺に新しい部下、か？」

オズマ「ああ。はっきり言わせてもらうが、お前はへっぽこだ。戦闘も駄目、座学も駄目、厄祭戦に関する知識も皆無」

イオク「事実を淡々と並べられたら辛いな！？」

オズマ「そんなお前に、優秀な部下が付き従うのは何故だと思う？」

イオク「俺の…何だ？人柄か？」

オズマ「それもある。が、結局は期待されているんだよ。先代クジャン公のような傑物になると。そう信じて従っているんだ」

オズマ「つまりだな。お前自身について行こうと考えている奴はいない」

イオク「………」

オズマ「…何も、お前を罵倒するためだけに言ってはいない。提案をするための話だ」

オズマ「イオク。お前は、直属の部下を雇ってはどうだ？自身が直接命令を下す部下がいれば、先代クジャン公に近付けるだろう」

イオク「………」

下1でコンマ判定です。


01～10：オズマの馬鹿ー！
11～30：ううむ、少し考えさせてくれ…。
31～99：やってやろうではないか！この戯け！
00：突然流れるメインテーマ

せいや

イオク「…罵倒して焚き付ければ、行動に移すと思ったかこの戯けっ！？」

イオク「良いだろうっ！お前の言葉に乗ってやろうではないか！！」

オズマ「ふっ…お前ならやると思っていた」

オズマ「…待て、戯け？この俺が、お前にそのようなことを言われる？」

オズマ「………」

オズマ「巫山戯ているのかーーーっ！！！」

イオク「なんじゃとてーーーっ！？？！」

ドロップキックで戯けを吹き飛ばし、後ろに回り込んでもう一回蹴り飛ばす。

お前にだけは言われたくないぞ…！

というわけでイオク様の部下を雇います。下1でコンマ判定です。


01～30：ヒューマンデブリ？クジャン家には相応しくないからないない！
31～90：ふむ、一人くらいなら良いだろう！
91～99：二人とは、俺の人望が厚すぎて恐ろしい！
00：？？？？？「イオク様の部下にならねば(使命感)」

はい

17:30から三つ募集で、最高コンマを適用します。名前と性格(来歴NG、○○で働いている、くらいならOK)などがセットでないと除外となります。
今までに募集したけど採用されなかったキャラを使っても構いません。これは、これからも同じです。

ジェラルド・ブルーム 28歳
大柄なオールバックの青年。ワイルドな雰囲気のある美丈夫
見た目通りに勇猛、型破り、漁色家、バトルマニア

ロズウェル・ロプト
26歳
気取った態度が鼻につく甘いマスクの美青年。出世欲の強い俗物で根は小心。
小物だが愚物ではなく、話術と目端は大したもの。リスクとリターンを常に考慮し、ハイリスクな行動は慎重に、ローリスクな行動は大胆に行う。
イオク・クジャンのうつけ具合に関しては見積もりが甘い。

クリム・ペプラー 男性
29歳だが、40代にしか見えないほどに渋い外見
落ち着き払った性格で、オズマとは対照的に冷静に助言を行う…というか親が子どもを諭しているように見えるレベル

オズマ「…よし。一人良さそうな人が見つかった。別艦から向かうそうだ」

イオク「そうか、見つかったか…」

オズマ「俺がやるのがそもそもおかしいがな。俺はお前の母親ではない…」

イオク「感謝しているぞ、オズマ」

オズマ「今更すぎる。今まで何度俺がフォローしたか…」

イオク「これからも頼むぞ！俺一人ではどうしようもない気しかしないっ！！！」

オズマ「自信満々で言うな戯けぇ！！！」

下2です。選択肢から選んでください。三回行動が可能です。MPシステムの再現度は18%です。(毎ターン3%進行)


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを祭壇から出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します。ギャラルホルンの人材は雇えません)
６：その他(上記以外の行動を行えます)


現時点でのモビルスーツ分配は以下の通りです。変更したい場合は２をお選びください。


オズマ：ガンダム・ウァサゴ
イオク：グレイズ(イオク機)
飛鳥：ガンダム・パイモン
ロイ：グレイズ(ロイ機)
クルト：グレイズ(クルト機)

ロイ

ロイ「んー？何かあったんすか？オズマさん」

オズマ「暇潰しだ。少し付き合え」

ロイ「チェス…まぁいいっすよ」

一瞬苦い顔をするロイだが、すぐさま普段のヘラヘラとした表情に戻った。

オズマ「ルールは分かるか？」

ロイ「実は全く。将棋とかオセロの方がまだやれるっすね」

オズマ「…なら、まずはそこから教えよう」

ロイ「世話になります」

ロイと話したいことを下2にお願いします。

クーデリアの印象

オズマ「…流石に、ズブの素人相手だと面白みが無かったな」

ロイ「ハハハ、さーせん。俺馬鹿なんで」

チェスの駒を回収しつつ口を動かす。何か適当な話題を出そうと、頭を働かせる。

オズマ「お前はクーデリア・藍那・バーンスタインのことをどう思っている？」、

ロイ「クーデリア？…あー、なんかそんな人いたっすね」

ロイ「正直、どうでもいいです。俺は命令に従って戦うだけっすから。他人のことに意識を向けるつもりは無いんで」

ロイ「要人の利用価値とかそういうのは、お偉いさんの考えることっしょ？俺たち末端の兵士には関係ないっす」

オズマ「なるほど」

彼の言うことは一理ある。確かに、相手がどういう存在だとかは、兵士が気にするようなことではない、か。

…そういう考え方をするなら、扱いやすいことこの上ない。

下2です。選択肢から選んでください。三回行動が可能です。MPシステムの再現度は18%です。(毎ターン3%進行)


１：訓練(自分や仲間を鍛えます)
２：申請(モビルスーツの手配をします。現時点ではガンダムを祭壇から出すことは出来ません)
３：MS(所有機体の改造が行えます)
４：交流(好きなキャラクターと交流します)
５：登用(新しい人材を入手します。ギャラルホルンの人材は雇えません)
６：その他(上記以外の行動を行えます)

5

再現度はこの行動が終わると27%になります。
どんな人材を入手するか下2に記入してください。ヒューマンデブリだけが欲しい場合はその旨を記入してください。(ヒューマンデブリは腐るほどいるので100%入手可能だが、私兵に分類される)

下1でコンマ判定です。


01～30：誰もいなかったので仕方なく阿頼耶識施術済みヒューマンデブリを数人購入。
31～60：一人お眼鏡に叶った。
61～90：二人お眼鏡に叶った。
91～99：？？「タービンズ、利用価値があるとは思わないかい？」
00：？？？「火星ヤシ安いよ。一袋買う？」

うぃ

実力を下1、3、知識を下2、4でコンマ判定です。知識には+20の補正が掛かります。下1、2が一人目、下3、4が二人目です。

(何故か実力の方が高くなる予感)

まかせろ

頭いい

天才

一人目(A)は実力02、知識72、二人目(B)は実力85、知識89です。それぞれを23:30から二人ずつ募集で、コンマの高い方を適用します。
名前、性格等の特徴(例によって来歴NG、ギャラルホルンに現在進行形で所属しているのもNGでそれ以外なら職業を決めてもOK)、AかBどちらのキャラか明記していないと除外となります。ご了承ください。

B
アンナ・クラーク

女性19歳
美人系の顔立ち
腰まである金髪を普段はストレート、 スポーツや仕事などの際は一つ結びにしてる
目の色は青色
身長は平均的でさらしなどで締め付けても服の上からでもわかるくらいに胸が大きい

明るくて優しい性格で正義感も強いが柔軟な考え方も持っており物事に対して柔軟に対応できる

Aディール・シーカー
32歳。
亡霊のように生気の無い顔色をした長身痩躯の男。
いかなる時も冷静なリアリストだが皮肉屋。
外見からくる第一印象の悪さと物言いの悪さで周囲にあまり馴染まない質の人間だが、本人は気にしていない。

では、以降は高コンマを採用させていただきます。MPシステムの再現率は27%ですね。


オズマ「…調子はどうだ？」

イメリア『鉄華団はドルト2に入港したよ。物資輸送で来たらしいが、貨物は不明』

イメリア『可能な限りは情報を洗うけど、過度な期待はしないでいただきたい。私は交渉人だからね』

オズマ「解っている。クーデリアは？」

イメリア『ドルト3の方に向かったよ』

オズマ「…そうか。追加の仕事を頼みたいが、いいか？」

イメリア『内容による』

オズマ「頭の回る奴を何人か雇ってほしい。給料は弾むぞ」

イメリア『了解。暫く時間が掛かるよ』

オズマ「ああ、頼んだ」

無能な奴らを雇ってはくれるなよ。

下1でコンマ判定です。


01～30：何の成果も得られませんでした！！！
31～70：ガンダムがいるとかなんとか。
71～99：戦力は全て丸裸でさぁ。

スペクトラ『鉄華団の保有戦力ですけどぉ。ガンダム…ば…バルバ何とかトスってのがいるらしいですよ』

オズマ「ガンダム・バルバトスだ。…ふむ。ガエリオの提出した交戦記録と合致しているな。他には？」

スペクトラ『子供は立ち入り厳禁だって追い出されました。あの餓鬼ども…私より背が高いからって調子乗らないでよね…』

オズマ「…もう下がっていいぞ」

スペクトラ『はぁ～い。ご褒美はイオク様の側近でお願いします☆』

オズマ「却下」

…確か、鉄華団はクランク・ゼント二尉のグレイズを持っていたか。

一度木星圏に逃げたなら…何機か増えていてもおかしくないな。

ドルト3で起きたデモは過熱し、他のコロニーでの抵抗運動を呼び起こした。トレーラーが突っ込み、銃火器の火花が散る。

血が流れ、命が消える。長年に渡り積み重なった憎悪が噴出し、惨劇を繰り広げていた。

オペレーター「ドルト2、4、5より、多数のランチとモビルスーツが出撃しました」

オペレーター「何れも、工具ではなく火器を搭載している模様」

オズマ「武装しているなら、平和的解決は望めまい。迎撃部隊を出し、殲滅に当たれ」

オペレーター「了解。各員に通達。モビルスーツ隊は出撃し、デモ隊のモビルスーツ、ランチの撃墜に当たれ」

オペレーターの連絡を受けたグレイズが、我こそはと出撃する。

飛び交う戦火の殆どが、アリアンロッド側のもの。労働者側のモビルスーツは、動作不良なのか銃やミサイルを撃ってはこない。

イオク「…虐殺、だな…」

オズマ「そういう作戦だ。平和を維持するためだから、仕方のないことさ」

下2に、出撃させるキャラクターを選択してください。複数選択可能で、誰も出さないのも可能です。


１：オズマ・バクラザン
２：イオク・クジャン
３：ガエリオ・ボードウィン
４：アイン・ダルトン
５：飛鳥・イーストブルー
６：ロイ・セシル
７：クルト・クルス

6,7

オズマ「まずは様子見だ。セシル三尉、クルス二尉、出撃を」

ロイ『りょーかい』

クルト『了解であります！』

ロイ『ロイ・セシル。グレイズ、行きます』

クルト『クルト・クルス。グレイズ、発進します！』

二機のグレイズがハーフビーク級から飛び立ち、戦場に向かう。なす術もなく墜ちるモビルスーツの数が増した。

オズマ「もし、奴が生きているなら。…出てくるはずだ、鉄華団」

イオク「鉄華団…ガエリオたちを打ち倒した者たちだな」

オズマ「ああ。クーデリアを連れているなら、この機会を逃すはずがない」

アリアンロッドを、ギャラルホルンを糾弾する絶好のチャンス。出てくるに決まっている。

それまでに、この戦いが終わらなければいいがな。

下1でコンマ判定です。


01～20：なぜか敵が墜ちない。
21～85：バルバトス、流星号出撃。
86～99：労働者隊全滅。
00：鉄華団降伏。

さて

コンマ判定の結果によって、鉄華団の編成が変わりました。


ロイ『あん？んー、なんか硬いな』

クルト『スピナ・ロディじゃ…ない…？』

オズマ「撃墜数が増えていない…。最大望遠でモビルスーツを映せ」

オペレーター「は、はいっ！」

モニターに映し出されたのは、民間に支給されているモビルスーツとは違った、ずんぐりむっくりなモビルスーツだった。

クダル・カデル『さぁガキども！きっちり仕事を果たすんだよぉ！！！』

デルマ『お前が指図すんな！』

アストン『行くぞー！俺たち元ブルワーズの力、見せつけてやるんだ！！！』

昌弘『ああ！』

ビトー『おう！』

ペドロ『うぉぉぉぉ！！！』

オズマ「…海賊の機体？こんなところになぜいる？…まさか、鉄華団…！」

オペレーター「新しいモビルスーツが出現！ガンダム・フレームです！」

続けて現れるは、ガンダム・バルバトスとグレイズ。

エトランゼの登場に、戦場は慌ただしく動き始めた。

下2に、出撃させるキャラクターを選択してください。複数選択可能で、誰も出さないのも可能です。


１：オズマ・バクラザン
２：イオク・クジャン
３：ガエリオ・ボードウィン
４：アイン・ダルトン
５：飛鳥・イーストブルー

３

ブルワーズは名瀬兄貴の口車に乗せられて、鉄華団に合併吸収されました。


オズマ「ガエリオ、行けるか？」

ガエリオ『漸く俺の出番…って…なんだこれは…。敵側の戦力が以前の四倍になっているぞ…』

ガエリオ『んん…まぁいい。ガエリオ・ボードウィン、ガンダム・キマリス、出撃する！！！」

更に出撃するガンダム・キマリス。だが、後悔が一つあった。

オズマ「戦力の逐次投入は、失策かもしれんな…」

現時点でも、圧倒的だった戦力差が覆されかけている。

…ならば、全力でそれを抑えるのが道理のはずだ。

オズマ「…俺も、戯けウィルスに感染したのか？」

…だとしたら、凹む。

下1でコンマ判定です。


クーデリア・藍那・バーンスタインの演説まで残り2ターン
ガンダム・グシオンリベイク出撃まで残り1ターン


01～20：Bad。
21～95：Normal。
96～98：Great。
99：Excellent。
00：Perfect。

v

昌弘『がっ！？このモビルスーツ、射撃が正確過ぎる…っ！』

ロイ『なるほど、やっぱ関節やメインカメラは脆いなぁ』

クダル『被弾したガキは邪魔だから下がんなぁ！』

ロイ『へへっ！』

チョッパーとアックスがかち合い、宙を斬る。ひらりひらりと斬撃を避け、グレイズは距離を取った。

クダル『今だ！決めちまいな！！！』

デルマ『だから指図すんなー！』

ロイ『おぉっと』

死角からのライフル連射も躱し、お礼の銃弾をプレゼントする。

メインカメラにそれは吸い込まれ、小さな爆発が起こった。

デルマ『くぅっ！？』

クダル『チッ…！時間は稼いだ！後退するよガキども』

ロイ『…オズマさんの命令は、労働者が扱う機体の撃墜だ。あいつらは放っとくか』

踵を返し、グレイズは別の戦場に飛翔した。

三日月『っ！？新手か…！』

クルト『この機体…ボードウィン特務三佐っ！』

ガエリオ『援護するぞ。…久しぶりだな、クソ生意気なガキ！』

三日月『チョコレートの隣の人かっ！』

キマリスの突撃をメイスで往なし、滑腔砲を撃つ。それは虚空に消え、別方向から射撃が入った。

三日月『邪魔…だ…！』

クルト『自分を無視されては困る！』

牽制射撃を避け、バルバトスは弧を描くようにスラスターを吹かす。それを追い、グレイズとキマリスが移動する。

クルト『ここだぁ！』

三日月『っと！』

射線から出たバルバトスに、グレイズが斬りかかる。メイスで防ぎ、カウンターの太刀を構えるが。

ガエリオ『これで終わりだぁっ！！！』

真後ろから接近したキマリスのランスが接近する。それには、バルバトスは反応出来なかった。

ガエリオ『んなぁっ！？』

直撃するはずだった突きが、突如現れたモビルスーツによって防がれる。そして、お返しと言わんばかりの右ストレートが炸裂した。

三日月『昭弘、助かった』

昭弘『待たせたな三日月…！シノも出たし、ランチはイサリビに入ったぜ』

三日月『ベロトカゲは？』

昭弘『昌弘たちが被弾したから、一度退がった』

三日月『ん。相手、結構やるから気を付けて』

昭弘『お前もな！』

ガエリオ『新手のガンダム・フレーム！？バーゲンセールじゃないんだぞ！？』

クルト『数は互角なら、後は気合の問題…！』

ガンダム同士で踊るワルツは、白熱していた。

下2に、出撃させるキャラクターを選択してください。複数選択可能で、誰も出さないのも可能です。今回で戦力投入は終了します。


１：オズマ・バクラザン
２：イオク・クジャン
３：飛鳥・イーストブルー

3

…後手に回ってしまったが、仕方ない。そうなった以上、その状況に対応せねば。

オズマ「飛鳥・イーストブルー三尉、最後の詰めだ。あのガンダムを墜とせ」

オズマ「その機体での出撃は初めてになるが、行けるな？」

飛鳥『はい』

コックピット内の飛鳥は、タブレッツを一粒口に入れて頷く。

飛鳥『飛鳥・イーストブルー、ガンダム・パイモン。出ます』

黒いガンダムが、暗黒の空に飛び立った。

忘れてた…。アインを出すかを下2に。

出す

オズマ「アイン・ダルトン三尉。ガエリオ特務三佐のグレイズはどうだ？」

アイン『問題ありません。行けます！』

オズマ「では、ガエリオ特務三佐のサポートに回ってほしい。ガンダム・フレームとはいえ、同型機二機を相手するのは辛いだろう」

アイン『はっ！』

カタパルトにシュヴァルべ・グレイズを乗せる。オペレーターの指示に従い、アインが操作をする。

アイン『アイン・ダルトン、シュヴァルべ・グレイズ。出撃します！』

藍色の燕が、翼を広げた。

下1でコンマ判定です。


クーデリア・藍那・バーンスタインの演説まで残り2ターン


01～10：Bad。
11～85：Normal。
86～98：Great。
99：Excellent。
00：Perfect。

そい

コピペしたので変更を忘れてますね。あと1ターンです。
Badを引いたので、三日月の実力が75、昭弘の実力が65に上がりました。
下1で追加のコンマ判定です。更に判定が増えます。


01～20：ガエリオの死亡判定。
21～40：アインの死亡判定。
41～70：クルトの死亡判定。
71～85：飛鳥の死亡判定。
86～99：ロイの死亡判定。
00：なんとか危険回避。

ぎゃー

飛鳥の死亡判定です。下1でコンマ判定です。


01～05：死亡。ガンダム・パイモンを奪われる。
06～15：大破。飛鳥病院送り。
16～35：中破。飛鳥負傷。
36～60：小破。問題無し。
61～99：回避。
00：カウンターでバルバトスかグシオンをとっ捕まえる。

審判の時だ…

イオク様はケジメの刻まで01でのみ死亡です。代わりに他の判定で身内が大量に死にます。実力が付けば解消されますけどね。


飛鳥『使いづらい…！』

既存の機体に無いヒートロッドが、本人に合わないのか。独特の間合いを飛鳥自身も把握出来ておらず、赤熱化した鞭は空振りする。

三日月『強いな…こいつ…』

だが、それでも、彼女の実力は折り紙付き。阿頼耶識の補助があり、卓越した技術を持つ三日月、昭弘も、苦戦を強いられていた。

メイスの一振りを剣で弾き、迫り来るハルバードを躱し、無数の射撃をあざ笑うように避ける。

だが、こちらも一歩及ばない。間合いに踏み込むも、ガンダム二機の連携に防がれる。

ガエリオ『おい、出過ぎだ！』

飛鳥『………！』

ガエリオの制止を無視し、接近、牽制を繰り返す。それに鉄華団の宇宙ネズミも対応し、時間だけが過ぎていく。

そして、戦いは突然終わりを迎えた。

ハーフビーク級 ブリッジ


イオク「なんだこの女！？」

オズマ「クーデリア…！やはり出てきたか！」

回線に割り込み、全世界に発信するクーデリア。背景からして、どこかの船に乗っているようだが。

オペレーター「発信源は…あの装甲艦です！」

オズマ「チッ！攻撃を止めさせて、直ちに引き上げさせろ！これ以上戦闘を長引かせるのは、心象が悪くなる！」

オペレーター「りょ、了解…！」

この鎮圧活動を逆手に取り、ギャラルホルンを糾弾するとは…。

やってくれるな、鉄華団。

イオク「どどどどどどうするオズマママママママママ」

オズマ「これから戦後処理とクレーム対応だ。忙しくなるぞ」

イオク「ぐおおおお…！」

…歪んだ平和の維持。旧き体制の継続。それがついに裏目に出、ツケを払う時が来たか。

クダルはマン・ロディに乗ってます。吸収合併の時にグシオンを奪われたので、ガキの機体を奪いました。


ガエリオ「…良いようにやられたな、クソ」

アイン「特務三佐…」

オズマ「こればかりは仕方ない。奴らの行動は完全にイレギュラーだった」

クーデリアを届けるのが目的なら、とっとと逃げておけばギャラルホルンの目から逃れることも出来ただろうに。

その、楽な選択を捨て、危険な博打に出るとは。俺なら絶対にしない。

オズマ「…随分と豪胆な奴が、鉄華団のリーダーをしているようだな」

その度胸、戯けにも分けてくれ。

ガエリオ「…鉄華団が地球に向かうなら、俺たちはあいつを頼る他ないか。背に腹は代えられない…な…」

オズマ「カルタ・イシューか」

ガエリオ「…ああ」

まだ苦手意識を持っているのか。そこまで苦々しい顔をしたら、彼女が泣くぞ。

鉄華団追討部隊に付くか否かの多数決です。二票入った方です。
アリアンロッドに残留する場合、暫くの間自由行動をしたら、自動的に二期に入ります。

どちらを選んだらどうなるか書いておいた方が良かったですね。ごめんなさい。もっと具体的に書かせていただきます。
割と重要そうな選択肢をシンキングタイム無しでやった自分のミスです。ごめんなさい。
22:00までシンキングタイムです。その間に質問等ありましたらどうぞ。


追討部隊に編入したらどうなるの？

ガエリオたちと一緒にカルタに付きます。一人だけ同行させることが可能です。
また、カルタの温情でグレイズリッターが手配されます。


残留したらどうなるの？

10ターン前後の自由行動が解放されます。その間なら、ヴィーンゴールヴとハーフビーク級をノータイムで往復可能です。
ただし、ガエリオたち本編組には干渉出来ません。

追討部隊に参加します

では、次に同行させるキャラを決めます。
22:15からアイン、ガエリオ以外で二票入ったキャラです。

飛鳥

飛鳥

…ここまでやられて、諦めないその意地は評価に値するが。既に鉄華団はプロモーションを終えている。これからもするやもしれない。

なら、正直言って心配だな。こんなことで、セブンスターズの跡取りを喪っては敵わん。

オズマ「俺も同行する。…そうだな、飛鳥・イーストブルー三尉も同行を」

飛鳥「了解」

オズマ「ベクトラ。戯けの面倒を見るのは任せた」

ベクトラ「合点承知の助でございます」

ガエリオ「…いいのか？アリアンロッドには今、苦情が殺到していると聞く」

オズマ「一時的に、俺の所属部隊を変更する。後始末は戯けに任せるさ」

イオク「おい！？」

オズマ「これも勉強になるだろう。帰ってくるまでに、雑務は熟せるようになれよ。…あと、直属の部下とも仲良くしろ」

イオク「う…うむ」

…何故、そんな複雑な顔をする。

次スレです。
残りは雑談や質問などお好きにどうぞ。
>>1000でコンマ判定です。


機動戦士ガンダム－－鉄血のオルフェンズ－－【安価＆コンマ進行】三柱目
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1572361830/


00：ハシュマルくん
81～99：コンテチケット＆ガンダム・フレーム
61～80：コンテチケット
01～60：何もなし

お